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秋田県 仙北市

平成23年  6月 定例会 06月16日−02号




平成23年  6月 定例会 − 06月16日−02号







平成23年  6月 定例会



          平成23年第4回仙北市議会定例会会議録

議事日程(第2号)

                 平成23年6月16日(木曜日)午前10時開議

第1 一般質問

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出席議員(22名)

      1番 高橋 豪君       2番 熊谷一夫君

      3番 門脇民夫君       4番 平岡裕子君

      5番 狐崎捷琅君       6番 田口寿宜君

      7番 阿部則比古君      8番 佐藤直樹君

      9番 黒沢龍己君      10番 小田嶋 忠君

     11番 荒木田俊一君     12番 安藤 武君

     13番 小林幸悦君      14番 伊藤邦彦君

     15番 青柳宗五郎君     16番 八柳良太郎君

     17番 田口喜義君      18番 藤原助一君

     19番 高久昭二君      20番 稲田 修君

     21番 佐々木 章君     22番 佐藤峯夫君

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欠席議員(なし)

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長      門脇光浩君     副市長     石山 修君

  教育長     熊谷 徹君     総務部長    倉橋典夫君

  市民生活部長  高橋俊一君     福祉保健部長  高田紀市君

  観光商工部長  太田和彦君     農林部長    高田秀市君

                    会計管理者兼

  建設部長    佐藤秋夫君             黒沢隆悦君

                    会計課長

  教育部長    橋本 勲君     医療局長    佐藤秀夫君

                    総合産業研究

  企業局長    下総芳則君             高橋新子君

                    所長

  監査委員会             選挙管理委員会

          布谷毅久雄君            熊谷直人君

  事務局長              事務局長

  農業委員会             所得税還付等

          藤原一良君             佐々木幹男君

  事務局長              調査局長

  総務部次長兼            総務部次長兼

          田中宣男君             伊藤 寛君

  財政課長              政策推進課長

  市民生活部次長

          羽川茂幸君

  兼市民課長

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事務局職員出席者

  議会事務局長  藤村好正君     書記      三浦清人君

  書記      藤岡 純君

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△開議の宣告



○副議長(青柳宗五郎君) ただいま出席議員21名で会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 議長、公務のため午後より出席いたしますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。

 そして、広報及び報道関係者の撮影を許可いたします。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。

                             (午前10時00分)

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△一般質問



○副議長(青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。

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△佐藤直樹君



○副議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。

 8番、佐藤直樹君。



◆8番(佐藤直樹君) 質問の前に、改めて東日本大震災でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。そして、被災地、被災者の方々にお見舞いを申し上げたいと思います。

 3月11日の大震災からもう既に100日がたとうとしております。今でも毎日のように余震と思われる地震、また、そうでないと思われる地震、これは震源地が県の内陸南部というふうな地震が、どんという不気味な音を立てて1日に何回も来るときがあります。断層があるというふうにわかっている、特に私の家も断層のすぐ前に住んでおりますので、夜中とか朝方にどんと来る、私はそうでもないんですけれども、うちの女房とかおふくろなんかは本当におびえ切っているふうな状態がここのところ続いております。

 1896年、明治29年ですが、8月31日、陸羽地震が発生したと聞いております。今回のような太平洋沖の大きな地震の数カ月後にマグニチュード7.2、震度6強ぐらいの地震が起きて、相当な被害が起きたというふうな歴史が物語っているわけですが、今回の東日本大震災に学ぶべきことは何かというふうなことでテーマを上げましたが、たくさんのことがあると思います。その中で、私は人命第一、市民・住民の命を守るという観点から一つの内水池、津波じゃないダム湖とか用水とか、そういう内水の面で非常に不安を感じておりますので、そこら辺を市長初め当局の方々に確認という意味も含めて、どういう危険度なのかということを含めてお尋ねしていきたいと思います。

 1つは、仙北市の中には大きな4つのダム湖があります。神代、夏瀬ダム、鎧畑、玉川ダム。もちろん建築の当時からの耐震の設計は十分かとは思いますが、やっぱり実際問題なかなか我々に知り得る情報が、ふだん余り気にしていないせいもあって入ってくることが少ないんですけれども、大体貯水されている量はそれぞれどれくらいあるのか、そして建設に当たっての耐震性は当初どういうふうな設計でつくられているのか、そういうことをもしわかる範囲でありましたら教えていただければと思います。

 そのほかに、実はちょっと新聞の記事を紹介したいと思いますが、これは5月2日の朝日新聞の記事でございます。ちょっと抜粋して読ませていただきたいと思います。福島県の須賀川市でございます。郡山のちょっと南方のところですが、須賀川市長沼地区にある藤沼湖は1949年農業用のため池としてつくられ、高さ18メートル、幅約33メートルのダムが水をせきとめる構造になっているということです。このダム湖が3月11日の震災の折に決壊しまして、ダム湖から流れた約150万トンの水が一気に下流の集落に押し寄せたということです。これによって14歳から89歳の男女7名が犠牲になり、1歳の男の子が行方不明になっているところです。住宅の全壊が19戸、床上・床下浸水が55戸。

 なかなか本当に恐らく考えられない、想定外のことだというふうな感じがしますが、今回の震災で「想定外」という言葉自体が使われなくなったというふうに思っております。想定外のことが起こるのが大災害だというふうな認識を持つべきだというふうに思います。

 実は、この記事を読んでからすぐに現地に調査に行こうかなというふうに思いましたが、須賀川市の庁舎も地震で相当な被害を受けているということで、なかなかそういう状態にならないということで、まだ実は実現しておりませんが、いずれしっかり調査していきたいなというふうに思っております。

 その中で、仙北市がさらに震源地になった場合、想定される被害ということで2つ目の丸に書いてありますが、なかなか想定しにくいとは思いますが、実はそのダム湖のほかにため池、貯水湖みたいなのがあります。

 1つは、私もきのう、おとといとかちょっと見に行ってきたんですけれども、大仙市と仙北市のちょうど境のところに旧中仙町の「ふれあいの森」というのがあるんですよ。これは平成9年に旧中仙町が森林空間総合整備事業というので「ふれあいの森」というのをつくって、その中に小滝ダムというのがあるんです。ちょうどみずほロードのこっちから上がっていくと白岩を越えたすぐ左手のところに、ちょっと道路からは見えにくいんですけれどもちょうどダム湖がありまして、もしこれが崩壊しますと豊岡を通って真っすぐ白岩のほうに来るような地形になっております。高いところから来るものですから水の勢いが物すごいと思います。

 大仙市の友人に、そういうのはどういうふうになっているとちょっと聞きましたら、まだ具体的には何も決まってないけれども、今県のほうでもそういう調査を立ち上げたということで、ただ数年かかるみたいな話なので、それではだめだということで早急に調査をしたいというふうな話をしておりました。県のほうでも改めて津波のこともありますし、地震被害想定をみなす会というふうな委員会を立ち上げたというふうに聞いております。これは日本海沖ばかりでなくて内陸の空白区域なども想定地震を検討するというふうな会だそうです。もう既に開かれていて、次は7月に開くようですが、仙北市でもやっぱり独自で調べるというのは非常に困難だと思います、規模が規模ですので。

 ただ、ある程度市民・住民にそういうことの知識をいち早くあれしておかないと、最悪のときにどうしようもないような状態になると思います。その辺何とか、マップの見直しといいますか、そういうことも含めて、すぐにできないと思いますが、ただ危険箇所のチェック、そういうことの周知徹底をどうか頑張ってやっていただきたいなというふうに思います。

 特に、このマップに載ってないのが、活断層があるということが明らかにわかっているわけです。そのラインがないんですね。

 私の家の真後ろで活断層が、すぐ目視できるような状態にはなっておりませんが、つい数年前まではここだというふうなラインがずっとありました。実は、そのすぐ真上に仙北土地改良区の用水がある。その用水は大曲仙北のほとんどの農業用水を網羅するように物すごい量なんです。毎秒2万4,000立米というふうにあの碑には書いてありましたけれども、もしそれが活断層で上下したり、または山からの落石でせきとめられた場合、ちょっと想像を絶するような被害が想定されます。

 さらにその上に田沢疎水の第1と第2があるんです。これも、今田沢第2は国営事業で補強修理、補修するような予算に今年からなっているそうですけれども、10年ぐらいかかるというようなことで、その取り入れ口が全部玉川なわけです。

 玉川の取水口は、たしか一応自動になっていると思います。何かあればすぐとめられるような体制にはなっていると思いますが、そういうふうな大きな地震ですと当然停電が想定されます。そうすると、それもきかないわけです。今回の福島の原発で停電ということの意味合いが本当に再確認されたと思いますが、いろいろ飛んでしゃべっておりますが、1番のことについて市のほうではどういう考えを持っているか、ひとつ御答弁をいただきたいというふうに思います。

 2番については自席でやらせてもらいますので、よろしくお願いします。



○副議長(青柳宗五郎君) 答弁。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) おはようございます。

 佐藤直樹議員の一般質問にお答えをいたします。

 初めに、1番ということで東日本大震災に学ぶことは何か、その中項目に、仙北市が震源地の場合想定される内容、被害は、対応策はということと、防災マップの見直しということであります。

 大項目の学ぶことは何かということについて少しお話をさせていただきたいと思います。

 観測史上最大規模のマグニチュード9.0の巨大地震が発生をし、大津波が東日本の太平洋沿岸を襲い、福島原子力発電所での事故と相まってまさに未曾有の大災害となりました。

 議員が先ほどお話しのように想定外が起こるのが天災であります。まさに想定外という内容でありましたけれども、世界最大規模の防波堤が倒壊し、絶対安全と言われてきた日本の原子力発電所が炉心融解の事故を起こすなど、人間が築き上げてきた英知や文明が大自然の前にはいかにもろいものであるか、如実にあらわす災害だったと思います。

 その一方で、避難所生活を送る被災者の皆さんの忍耐力や協調性などについては、世界中から驚嘆の声が上げられています。防波堤などない小集落で日ごろの防災訓練など、地域の連携、連帯が多くの住民の命を救うなど、私たちの祖先が営々と築き上げてきた地域社会のきずなが改めて見直される機会にもなったと感じています。

 政府機関や電力会社の対応が後手に回っている印象が否めない反面、住民に最も身近な市町村が担っている役割の重要性がますます際立って見えたことも、被災地に立ってみてひしひしと実感したことであります。人間が築いてきた科学力や文明は自然を凌駕するものではなく、自然に生かされているという謙虚な姿勢で向かい合い、共生を目指していくことが重要な視点ではないかと改めて考えさせられました。この場では、仙北市が被災された皆さんを物心両面で全力でお支えする決意を新たにしたいと思います。

 この大震災は、直接的な被災地とならなかった仙北市もさまざまな形で大きな影響を受けていることは、議員各位も御承知のとおりです。現状は、今を何とかしのぐための経済対策を厳しい財政状況の中でやっと講じているというのが実態です。

 しかし、もう少し時間が経過すれば、さらに多くの課題を抱えることになると思います。これまでの国土の局部的発展の反省、一方で地方都市、例えば仙北市が担う役割や未来像、エネルギー政策の転換などなど、もろもろを見直す必要性に直面するはずです。既にしているという考え方もできます。これまで当たり前だと思っていた豊かさ、行き過ぎた個人主義、人生の価値、本質的なあり方を見つめ直すことを始めなければいけないと思います。

 死者1万5,429人、行方不明者7,781人、避難者8万3,951人の大震災です。言葉にならない声の数々に耳を傾けることが、大震災に直面した時代を生きるはらからの責務と考えています。

 それで、仙北市が震源地の場合、想定される被害は、対応策はということでありますけれども、東日本大震災が発生してから6月2日まで、秋田県内陸南部を震源地とする震度1以上の地震は仙北地区管内で80件あります。そのうち仙北市では32件が観測されています。もしも大規模な地震に見舞われたとき、仙北市は津波の心配はありませんけれども、地震被害想定における被害の想定項目は、地盤、建物、人的被害、道路・鉄道などの交通網、ダム・貯水池、電力、通信、上下水道などのライフラインが挙げられると思います。

 この中でも、仙北市として特徴的な施設に玉川ダム、鎧畑ダム、夏瀬ダム、神代ダムの4カ所のダムが心配をされるところと思います。ダムの地震時の安全性については、河川管理施設等構造令施行規則により、玉川ダム、鎧畑ダム、夏瀬ダム、神代ダムの4カ所のダムは重力式コンクリート式で、地震計数は0.12以上の値で構造計算をされているとお聞きしました。

 例をとってお話ししますと、玉川ダムは設計地震計数は0.12で、震度階としては5相当ということであります。しかし、ダム全体の安全率や導水圧力などを含めて考えると、全体の強度は震度7以上のレベルにあるとのことでした。万が一、ダム堤体に異状が発見されたときは適時放流するので、一度に決壊して一気に水が流れてくるという状況はないというふうな話もお聞きしています。しかし、万が一に備え仙北地域防災計画にある避難場所が適切か否か、再度検討が必要と考えています。

 また、先ほどお話のあった4つのダムの貯水量については、玉川ダム22万9,000立方メートル、鎧畑ダム4万3,000立方メートル、神代ダム2,777立方メートル、全部千単位です。229.000千立方メートル、鎧畑ダムが43.000千立方メートル、神代が2.777千立方メートル、夏瀬ダムが1.735千立方メートルという状況であります。

 ため池・貯水池についての議員の御質問もありましたけれども、ふれあいの森・小滝ダムについては、まずは、先ほどお話しのとおり関係機関と現状の把握から始めたいというふうに思います。

 2点目の丸の、地震防災マップの見直しをすべきと思うがどうかという御質問でありますが、これはちょっと経緯がありますので、少しその経緯をお話ししたいと思います。

 平成7年発生の阪神・淡路大震災、平成16年の新潟県中越地震など大地震が頻発し、日本国内で大地震はいつどこで発生してもおかしくない状況にあると認識をしています。国民の生命・身体及び財産の保護を目的とし、建物等の耐震改修を円滑に推進するために、建築物の耐震改修の促進に関する法律が平成7年12月から施行されています。住宅建物建築物の耐震化を促進するためには、まず建築物の所有者おのおのが地域防災対策をみずからの問題、地域の問題として意識して取り組むことが不可欠だという前提があります。

 このようなことから、耐震診断及び耐震改修工事を普及していくため、自分が住んでいる地域の地震に対する危険性を十分に認識していただくことを目的に、仙北市地域防災計画の地震編を抽出して図化したのが地震防災マップという位置づけです。

 地震防災マップは、国の支援をいただき、地震が発生したときの避難場所や発生時の心得などを記載したもので、ことしの2月に作成し市内全戸に配布いたしました。これは、秋田県が過去に県内で発生した地震の記録をもとに5つの地震モデルを作成した際、当市が、先ほど議員が御指摘の1896年に発生したマグニチュード7.2の陸羽地震モデル内に含まれていたことから、市内の揺れやすさ、ぐらぐらっとくる地盤の揺れやすさを階級別に色分けをしているという図面であります。

 ことし3月に発生した東日本大震災では、建物等について多くの被害が生じ、多数の貴重な人命が失われるというすさまじい自然の破壊力を見せつけられています。今後、被害想定という枠を取り払って、これまでに作成した資料を改めて分析し、御指摘の活断層の表記も含め検討を加えながら、震災での教訓、情報などを共有する、随時安全対策に取り組むことができるような避難所の見直しも同時に行いたいというふうに考えています。

 以上であります。



○副議長(青柳宗五郎君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) この防災マップは、よく見るとよくできているなと実は自分も改めてよく検証しました。ただ、避難場所とか避難所は全部公共施設なんですね。こういうのでいいのかなと。もっと民間の施設とか、もっと丈夫なところとか、もっと安全なところがあるんじゃないかという、単純に自分の周りのことを見てもそういうふうに思いました。

 ですから、避難するのはその地域の住民なんです。住民と一緒になって考えるべき問題じゃないかというふうに思うんですね。こういうことは、今の地域運営体の単位よりも、もっと細かく地域方にこっちから出向いて、そういうことをやってくれと、お互いに一緒に真剣に考えましょうというふうな態度で行政側がやらないと、なかなか海端と違って自主的にというのは難しいと思いますので、何とか行政側が住民と一緒に踏まえて新しい避難の仕方、避難場所とかの再確認をしたほうがいいと思います。民間の力もかりて、民間の施設のほうが安全な場合もたくさんあります。そういうことをよく考えてやってほしいなというふうに思います。

 それと、今の市長の答弁で用水路の答弁がございませんでした。抽象的な質問をした関係でもありますけれども、用水路の頭首工を持っているという観点から、もしものときの取り入れ口の封鎖の仕方ですね、電源が遮断された場合に自家発電になっているのか、なっていないのか、そういうことも含めて再度検討してほしいですね。各土地改良区なりのところに、どういうふうにこれからするのかということをぜひ指導して、強烈にあれしてほしいなというふうに思います。

 実は、もう一つ避難施設について、この間ちょこっと見に行ったんですが、中川地区の寺沢地区にある農業用水のダム湖といいますか貯水池といいますか、去年の集中豪雨でオーバーフローして下流域にちょっと御迷惑をかけたようなところがあったと思いますけれども、この間の7月の市長の報告にもありましたけれども、5月の白岩岳付近の震源地で起きた地震の後に、恐らくそこも調査に行ったと思いますが、要は、逆に言うとそれくらい危険なわけですね。ところが、避難所がその下流域にある児童館とか保育園になっているわけです。これはおかしい。

 全市の中でそういうおかしい箇所が何カ所かあるかもしれませんので、何とかそういうことも含めてこれの見直しというよりも、またこれに別刷りするというわけにはいかないかもしれませんが、訂正版でも修正版でも危険箇所版でも、そういうのを追加で配布してすぐに周知するということが一番大事だと思います。そういうことも含めてやっていってもらいたいなというふうに思います。それについて、当局側の答弁をよろしくお願いします。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 用水路について、実は去年もそうだったんですけれども、大雨が降って、どこから水があふれ出るかということを実はきちんと把握できていなかったという反省がありました。その直後に土地改良区の方々とお話をさせていただいて、どこで放流してどこで止めるんだというようなことで、例えば、一番田んぼとかに冠水しない状況をつくる、もしくは全く別に、あそこの田んぼを冠水させることで家屋の床下・床上を防ぐことができるとかいうような、総合的な水の調整についてこれから検討しましょうということで、お話だけはしております。その後、なかなかその進捗状況が芳しくないので、再度今回、議員の御指摘のとおり取り組みたいというふうに思います。

 それから、避難所については、あくまでもこれは地盤の、どこが揺れて、どこがこれくらいの揺れがあると想定されるよというような色分けの図面でありまして、お話のとおり、公共施設しか災害発生時の避難所にという表記になっていません。それも含めて、この後実際に、例えば地域運営体の方々が防災活動を大変盛んに今年度も行うという、各地区のお話を聞きますので、一緒にできることを始めていきたいなというふうに思いますし、皆さんが一番地元の方々とお話をお聞きすることが現実的な避難活動の設定につながるというふうに思いますので、その活動には当たらせていただきたいというふうに思っております。



○副議長(青柳宗五郎君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) いずれにしても、最悪の事態を備えたシミュレーションをきちんと市のほうで把握し、市民・住民に周知するということが一番大事なことだと思います。できるだけ早くそういうことをしていただくようにお願いして、次の質問に移ります。

 2つ目は、この間3月ですか、仙北市みんなの庁舎検討委員会から市庁舎のあり方についての提言書が3月に提出されました。それを受けて、市長の考え方がなかなか我々に伝わってこないというのが2カ月以上過ぎてそういうふうに思ったわけです。合併特例債を使う期日も限られているというふうに思っております。しかも、先に病院というふうなことを市長が掲げたものですから、庁舎はやらないのかなと、そういうふうな思いも持っている市民の方もいるようです。

 改めて、今後どういう手順で決めていくのか、まずやるかやらないかが先決ですけれども、そこら辺、市長の率直な御意見をお聞きしたい。まずそこから1つ御質問します。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 順を追って少しお話をさせていただきたいと思います。

 自分のマニフェストで、市役所建設の凍結再検討を市民の皆様にお約束をしているということがまず1点あります。分庁舎方式の市役所業務の非効率性の解消は早期に必要と私も考えています。市役所は市民のものという考え方で、ゼロベースから市民との協働により課題解決に向けて取り組むために、市役所の望ましいあり方について調査検討を行う市民会議、これが先ほど議員からお話をいただいた仙北市みんなの庁舎検討委員会でありますけれども、設置し、3月31日に市庁舎のあり方についての提言書をいただいております。皆様のほうにも配布をさせていただきました。

 昨年7月から5回にわたって熱心な議論をいただき、市民目線で庁舎の役割であったり、庁舎に求められる機能であったり、庁舎の位置について提言書をまとめていただいております。

 検討委員会では、新庁舎の建設や既存施設の増改築等かなりの財政支出を伴うことが予想されますから、財政的な問題を抜きにして議論できないわけではありますけれども、財政面を考慮した場合、さまざまな制約を受けて、本来の庁舎の役割や機能という根本の話し合いの自由度が極端に狭くなるということは好ましくないということで、財政面の議論は今回の委員会の中では議論されていないということがあります。

 少しお話ししたいと思いますけれども、提言書は6つの視点からなっております。1つは庁舎の現状と問題点、2つ目は仙北市における行政機能のとらえ方、3つ目が一体型庁舎の必要性について、4つ目が庁舎の役割、5つ目が庁舎に求められる機能、6つ目が庁舎の位置についてということであります。これらさまざまな観点から議論がなされ、ふさわしい市庁舎の位置は、この提言書では田沢湖神代地区の国道46号線バイパス付近ということになっております。

 ところで、再三申し上げておりますけれども、私もその一体型庁舎の必要性は強く認識をしています。東日本大震災の後、余震と思われる、もしくは余震ではないという御議論もありますが、地震がたびたび発生していますので、各庁舎の老朽化、特に建築後50年を経過している角館庁舎を大変心配しております。市民の命を守るという観点から、市立角館総合病院の改築が優先されるべきという考え方で作業を進めておりますが、仮に新たに庁舎を建設した場合には、病院建設とはできるだけ時期が重ならないようにすることが適策ではないかと考えております。

 しかしながら、庁舎建設等に当たっては合併特例債は大変有利な財源でありますので、その発行可能な期限についても十二分に考慮する必要があるというふうに認識をしております。病院建設と庁舎の建設年度が重なることも、場合によってはあり得るものと思います。

 市民サポートセンターの今準備を進めさせていただいておりますけれども、この塾度、それから必要とされる職員配置、業務内容に大変大きな影響がありますので、庁舎の規模等も踏まえ、現在総務部内でみんなの庁舎検討委員会からの提案書並びに平成21年度に実施された庁舎整備調査ワーキンググループ報告書をもとに、既に検討作業の準備に入っております。

 今後、庁内会議を設け、行政改革の取り組み、財政事情の推移とあわせ、基本構想の策定に向け取り組み、議員の皆様には12月議会を目途に今後の作業スケジュールをお示しできるものと考えています。市の将来にかかわる大変重要な案件であります。市民会議からいただいた提言等をすべてそのまま政策に反映できるものでもなく、庁内での検討を踏まえた後、さらに市民の皆様、議員の皆様と重層的に協議を重ねていきたいと考えています。

 以上です。



○副議長(青柳宗五郎君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 市長の、ある面では新しい考え方、要は病院と並行してもやるというふうなお言葉がありました。どうかは別としても、例えば私なんかよく思うには場所的に病院も市庁舎も市民が一番使うべきところで、逆に言うと場所的には一緒でも決して構わないんじゃないかというふうな思いも実はあるんですね。それだけ広大な場所も必要になってくる可能性もありますが、共有できるいろいろな施設のこともできると思います。そういう考えはお持ちでしょうか。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) まさに、これから議論の中核に値する提案だというふうにも思います。



○副議長(青柳宗五郎君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) なかなか想像がつかないということもあるんですけれども、例えば今回の病院の場所の選定委員がありましたよね。ほとんど病院関係のお医者さんが多いわけですが、当然病院の場合は経営も考えなきゃいけないし、仙北市全体のことも考えなきゃいけない、そういう難しい問題がある中で、何かかけ離れたような市長の今の答弁だと実は思うんですけれども、そこら辺はどういうふうな調整の仕方をしていくというふうな考えを持っているんでしょうかね。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今からこのような形というものを枠をはめないということが、これからの庁舎建築にとっては、新しく新築するのか増改築するのかという話は抜きにしても一体型庁舎を考える上では、スタート時点では保たなければいけないスタンスだという意味で、さまざまな御議論はこれから当然していかなければいけないし、それを最初から排除する考え方ではないということをお話ししたつもりであります。



○副議長(青柳宗五郎君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 私も随分前に、石黒市長時代のときに庁舎の問題で一般質問させていただきました。合併して、新市計画の中に一番最後のほうの予定にありましたが、何とか前倒しで早くやるべきだというふうなことを強く主張していました。

 その際に建設方法として今いろいろな建設方法があるわけです。PFI方式というふうなことで、それを一度提言したことがあります。それから研修に行っていろいろ勉強してきたんですけれども、なかなか難しい面もあるなというふうに思いながら、もし病院と庁舎と同時進行で同じような敷地の中でやる場合に、非常に有効な方式ではないかというふうに思うんですけれども、そういう方式に関しては秋田県でも何カ所かやられているところがあるんですけれども、市長はどういう考えをお持ちですか。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) すみません、何回も同じ話で、いろいろな提案をここで否定も肯定もしないというスタンスが、これからの議論にとっては正常なあり方を導き出す立場ではないかというふうに思います。

 一体型庁舎の必要性は皆さんお感じになっていることだと思います。この機をできるだけ逃さないと、議論を厚くしていくという意味で今回このような発言をさせていただきましたけれども、自分の心の中には、職員の方々、もちろん庁舎は市民のためのものであります、市民の家でありますから、そこをどれだけ市民の方々の意を酌んでつくることができるかということが重要な視点だと思います。

 一方で、その市民の方々の幸福度を高めていくという日常的な仕事をするのは職員の皆さんであります。現在大変自分では個々の高い能力をお持ちの方々がチームとして、組織として行政サービスの質を高いものにするということがなかなかできていないという、これは分庁舎方式ということもありますし、さまざまな地理的条件もあるということがありますけれども、この部分を早く改善することで、建物という話は抜きにしても市民の方々に安定した良質な行政サービスを提供できる一つの手法ではないかという考え方も持っているという思いで、できるだけ早い時期の庁舎の一体化は必要ではないかというような話をさせていただきました。



○副議長(青柳宗五郎君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 必要性に関しては同じ認識だと思いますので、いかに早くよいものをつくるか期待するところであります。

 最後に、通告してございませんのであれですけれども、今の国政について市長はどのようなお考え、要望、御感想を持っているか、もし差し支えなかったら御参考までに市長の御意見を拝聴したいと思いますが、よろしくお願いします。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 私は議員を経験させていただいておりますけれども、そのときも無所属という、政党政治等の団体に、後援会は抜きにしてですけれども、政治というものに対して一定の距離を実は自分では保ってきた。逆に言うと、それはどの政党に対しても同じ距離で接していたい、それが1人区の県議としての適切な立ち位置じゃないかという考え方があります。

 一方、その後、市長という職を皆様から預けていただきましたけれども、市長職が政治を語るということには2つの論がありまして、大変際どい内容になる可能性もありますけれども、国民として、それから市の行政の責任者として、現在の国のあり方には大いなる疑問を抱かざるを得ないというふうに思います。

 それは、1つは震災の対策に対して国の強力なリーダーシップという話はありますけれども、国のそのリーダーシップいかんを問わず、国のあり方自体に対して大きな疑問を持っているということです。

 前に広報で少し書かせていただきましたけれども、例えばこんなことがあったんです。前にもお話ししましたけれども、被災地から避難してくる避難者の方々を、その各県ではさまざまな約束をつくって仙北市へスムーズに避難をしていただける、こちらのほうでは態勢を整えておりましたけれども、なかなか出てくるに出てきにくいという状況があったのも事実であります。

 そういうことを、あれだけの震災があった県がばらばらの動き方をして、一番苦労を強いられたのは県民、市民、住民であります。今こそ国は大きな決意を持って、この緊急事態であるからこそ、東北6県ありますけれども、その東北の各県の枠を取り払うぐらいの気持ちで強力に復興に向かうというような、先ほど話をしたリーダーシップをとるとすれば、そのようなリーダーシップをとっていただいて、東北人の魂を喚起させて、これまで以上の新東北をつくるんだというような大きな看板を掲げて、東北全体のそれから日本全体の皆さんの気持ちを一つにするというようなことをしなければいけないというふうに思っています。

 それがなかなか見えてこないということに大変大いなる疑問を抱いているという、発言の趣旨はそういうものです。

 以上です。



○副議長(青柳宗五郎君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 終わります。



○副議長(青柳宗五郎君) 8番、佐藤直樹君の一般質問を終わります。

 10時55分まで暫時休憩をいたします。

                             (午前10時44分)

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○副議長(青柳宗五郎君) 休憩以前に引き続き会議を開きます。

                             (午前10時55分)

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△佐々木章君



○副議長(青柳宗五郎君) 通告により、発言を許します。

 21番、佐々木章君。



◆21番(佐々木章君) おはようございます。

 3月11日の大震災から3カ月過ぎたところですけれども、この大震災で亡くなられた皆様にお悔やみを申し上げますとともに、今なお約8,000名近い行方不明の方がおられるということは、我々にとって非常に悲しい出来事であります。しかしながら、被災地におかれましては国の対応によって一日も早く復旧、復興がなされることをお祈りする次第でございます。

 一般質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。

 私は、新星会ということで所属している会派の中でお話ししました中で、今回の一般質問の題名であります市名変更「田沢湖角館市」への道筋ということで、お伺いをしたいと思います。

 実は、前段お話ししておきたいことですけれども、私自体、平成15年以降合併するまでの間、合併協議会の委員をしておりましたので、市名決定の経過、あるいはもろもろの合併協議の中身を私自身決定にかかわったこともありましたので、若干この質問についてもと思っておる部分もあったわけですし、しかしながら、新しい仙北市議会という形の中になって同じ会派に属する高橋議員が観光ブランド、あるいはロゴマーク、そしてさらには一歩進めた市名変更、仙北市から田沢湖角館市へという命題を提起されまして、市長の御答弁等を伺っておりますし、私自身も市内のいろいろな会合あるいはいろいろな人方との交流の中で、本当に仙北市でこれから先成り立っていくのか、あるいは対外的に、あるいは市内のいろいろな状況を考えてみても、本当に仙北市ということでこの後、仙北市が売り込める、あるいは対外的に注目を浴びていくのかという疑問を投げかけられたことが多々あります。

 そういうことで、合併協議会当時のお話につきましては一定の責任はもちろん持っておりますし、それに続いての仙北市の誕生ということも目の当たりにしておりますけれども、その後、合併を経まして今年度で丸7年度目に入るという時点でありますので、あえて今回の命題について一般質問をいたしたいということで、取り上げさせていただいたところであります。

 その経過等につきましては、市長がこれまでの議会の1番議員さんに対する答弁でるる述べておられますとおりですし、また、市名の決定についての説明もそのとおりでございますし、これに私は異を唱えるものでもないですけれども、今後の仙北市のありよう、ありていというものを考えたときに、本当に仙北市という名称が、市名が、この後どうなのかということを感じましたので質問をさせていただきたいと思います。

 これまで、1番議員さんの質問に対して市長から答弁をいただいておりますけれども、9月議会の一般質問、あるいは2月議会の一般質問の折に御答弁のありました、市民への説明あるいは市民との懇談等についてどのような形で対応なされておるのか。また、逆に市民からどのような声が、今回の観光ブランド、そしてロゴマーク制定があったのか。(イ)(ロ)、これは関連づけたことになると思いますけれども、本当に私自身も、合併の目指すべきところは、行政的には行財政改革、あるいは効率的な行財政ということの柱であったわけですけれども、目指すべき仙北市といいますか、合併協議の中での姿は何かと言いますと、やはり観光産業を生かした北東北の交流拠点都市、いわば対外的な、人との人的な交流はもちろんですけれども物的な交流、いろいろなものを通してこの地域がもっともっと大きくなっていく、あるいはもっともっと誇れる地域になるんだと。

 ただ単にこの地域の行政が改革される、あるいは効率化されるということだけではなくて、この地域の特性を、あるいは歴史・文化等も生かした上で一つの行政体としてもっと発展するということが最も大きな主眼ではなかったかなと、そう思っておりまして、そこのところの論議が、正直言いまして合併協議会の折にも徹底した論議がなされておったのかどうか、そうした中で市名を決定したのは、先ほどもお話ししましたけれども、最終的には合併を外すわけにはいかないということで、ある意味ではいろいろな形でその経過がございました。

 私どもが最初に市名について論議した大きな点は、当初提案をされました田沢湖と角館を連ねる市という、一つの大きな形で提示されて、またいろいろ議論をしたわけですけれども、これについても合併協議会の中での決定を見ることもできなかったわけで、その後、市民からの公募ということでいろいろな形で対応したわけですけれども、このことも実現、それを踏まえた上での市名の決定には至らなかったという経過もありました。

 それで最終的には、市名としては途中で一応見送られた「仙北市」ということになったわけですけれども、その後、仙北市発足以来本当に観光産業といいますか、観光を生かした北東北の交流拠点都市ということについての実現性を目指すならば、本当にそれでいいのかどうかということが、私自身若干疑問を感じるようになりましたし、また、民間の方々といろいろなお話をする中で、団体の方もおります、また一個人の方もおります、いろいろな形で、仙北市のままでは埋没していくのではないか。

 反面、私自身この前の任期の折に副議長という要職を皆様方から与えられて、いろいろな行政視察等も対応しましたけれども、その折にやはり各地から見えられた議会の方々にも、本当にすばらしい財産である田沢湖・角館、この行政名がなくなったのはどうしてなんだと、再三いろいろな形でお伺いもされまして、合併協議の模様等あるいはその結論に至るまでのお話をしましたけれども、やはり外から来られた方にとりましても、田沢湖・角館という名前を捨ててまで合併しなければならなかった事情はあるんだろうけれども、もう一つ市名については考えるべきではなかったかなという御意見も伺っております。

 今から2年前、あるいは3年前ということになりますけれども、本当にこれでいいのかどうか、今でもこのことをやはり議論をして一つの方向性を出していきたいと思いますし、市長は市民の方々の盛り上がりといいますか、人気といいますか、そういうことが必要でもあるし、それが一つの基盤となってやっていけるのであればということのようですけれども、この間、昨年の9月議会以降、1番議員が2度にわたって観光ブランド、あるいはロゴマークの制定、これについては市長もそれぞれの施策としてなされたわけですけれども、さらに1番さんが提案しました市名の変更、田沢湖角館市については慎重にお考えになっているようであるということはわかりますけれども、ぜひひとつ、その後の定例会の後と、あるいは昨今のいろいろな形の中でどのような議論があって、また市長の耳にはどういうお話が届いているのか、そこのところをお伺いをいたしたいと思います。

 きょうはこの1点だけの一般質問ですので、また市長とのやりとりはこの後またあると思いますけれども、とりあえず(イ)と(ロ)にわたった中で一たんお伺いをしました上で、さらに再質問といいますか、議論を尽くしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。



○副議長(青柳宗五郎君) 答弁。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 佐々木議員の一般質問にお答えをいたします。

 まず、(イ)の部分でありますけれども、2月定例会後の市政懇談会等における市民の声はということでありますが、市名の変更に関して、昨年の9月定例会及び前回の2月定例会において高橋豪議員の一般質問で取り上げられています。そのときに少しお話ししたことの内容にまた重複するかもしれませんけれども、まずは、当面は田沢湖・角館とした観光面でのブランド化を図っていく、仙北市はその田沢湖・角館という大きなブランドを擁したまちであるということのPRをしたいというふうに考えています。

 市名の変更については、合併協議の際の市名決定までの議論があった話を佐々木議員からお話を先ほどもお伺いしました。その市名決定の議論の中に、自分は外野から見守っていた立場の人間でありまして、その当時の議員の皆様のどのような状況下での議論であったかとか、どのようなお気持ちでの発言であったかとかいうことを直接体験しておらないということがあって、答弁に力不足の部分があるかと思いますけれども、その経緯の中で私が感じているということでお話しをさせていただくしかないというふうに思っております。

 市民の声がどうかというお話もありました。実は、東日本大震災の発生があって、毎定例会ごとの後に基本的に3カ所を設定して開催しているまちづくり懇談会を今回延期をさせていただいております。災害対応が第一だという判断で、そのような形にさせてもらいました。ただ、日常的なさまざまな方々とのお話し合いであったり、各種団体の、ちょうど総会の時期にも重なりますので、そういうところではいろいろな話を積極的に聞こうというふうに思って問いかけています。そのときに、その話題を出すことに少しちゅうちょしている自分に気がつくこともあります。

 お話をしたときには、お相手の方々は大変戸惑われた表情を示す方と、乗り出してお話に参加する方と、やっぱり半々ぐらいではないかというふうに感じています。まだまだ市民の方々にはこの議論の外にもしかしたらいるという認識なのかなという距離感を感じていますので、この距離感をまず埋めることで議論を高めていくという、その時期が必要ではないかというふうに考えています。

 それから、(ロ)の全国的に有名なブランド、田沢湖・角館のロゴマーク制定後の市名変更についての市民の方々の機運の高まりということは、先ほどのお話とほぼ同じようになってしまいますけれども、ロゴマークについてお話をさせていただくと、田沢湖・角館のロゴマークについては、市役所関係では封筒とか名刺とか、パンフレットとかポスターとかのぼり、はんてん、ジャンパーなどに使用しているほか、電気自動車の車体にもペイントをしています。

 また、秋田岩手広域観光推進協議会や大曲仙北広域の観光パンフレットに使用をしていただいているほか、民間団体等からの使用申請がこれまで16件ありまして、田沢湖・角館という統一したコンセプトが浸透途中であるというふうに認識をしています。

 このことが市名の変更につながっていくかどうか、性急な判断は避けなければいけないのかなというふうに思っていて、前の答弁と同じようになってしまって恐縮ですけれども、やはりその機運の盛り上がりであったり、もしくはもっと丁寧な説明であったりという時間は必要ではないかなというふうに考えております。

 この場からの答弁はここで終了したいと思います。

 以上です。



○副議長(青柳宗五郎君) 21番。



◆21番(佐々木章君) 市長から2月定例会後の様子等をお伺いしましたけれども、まだ市民の機運の盛り上がりはフィフティー・フィフティーぐらいのとらえ方だということでありますけれども、私は、確かに観光産業特別区会議ですか、ここからの提案につきましては市名変更までのことはなかったのかもしれませんけれども、逆に私ども議員は、外で聞いている範囲内では、究極行き着くところは仙北市では、観光のみならずだと思いますけれども、なかなか売り切れないといいますか、目を向けていただけない部分がたくさんあって、そのことも観光業のダウンに多少なりとも響いているのではないかという御意見等も伺っております。

 それで、一つ市長にお伺いしたいことは、内面的にはそういうふうな感じ方をなさっておる方が、とりわけ観光産業、観光にかかわる方々から多くの声があることは、私は市長も同じような認識があるんじゃないかなと思いますし、そういう意味で、民間からの声が大きくなってきているのではないかなと、そう思うところです。

 それから、対外的には、広くグローバルにいえば世界的なことという話を、私はよくわかりませんけれども、日本国内的に考えてみましても、市長自身がいろいろな形であちこち会議、あるいは訪問する土地があると思いますけれども、そこのところ、どういうお話を受けて、市長自身が仙北市のままでいいのか、どう考えておるのか、そこを受けとめ方としてお伺いをしたいと思います。

 というのは、いつぞやのホームページだったかどうかちょっと今記憶にありませんけれども、市長自身が関西に参ったときに仙北市ということでどれほど、まだまだ仙北市の存在というのが浸透してない、それは市名のみならず、私はいろいろなものの考え方の中で、その事案について市長が考えていることはそうでしょうけれども、じゃ仙北市ということになるといかにとらえられているかということを見ますと、どうも薄いのではないかなと。

 それから、いろいろ端的に言いますと、樺細工関係の方々ともお話をしますけれども、やはり商圏の中で関東圏は樺細工にしてもそれなりにあれだけれども、やはり大阪、関西圏あるいは九州圏、向こうへ行くと仙北市というのは全然理解されてないというか、売り込まれていないというか、そういう話も聞きますし、もっと観光ブランドのみならず市名そのものをブランドとしてもっと理解していただいて、いろいろな部分で取り上げていただければもう少し違うのではないかなというお話も伺います。

 ぜひひとつそこら辺、私どもが感じている部分と市長が自分自身で足を運んだ市、あるいは地域でどういうふうな感覚といいますか、受け取っておられるのか、観光ブランド、ロゴマークについては一歩踏み込んだ形をとったんだなと思いますし、そうは言いながらも、もう一つ仙北市では売り切れないといいますか、浸透できないというジレンマも市民の方々、とりわけ観光産業にかかわっている方々にはあるやに伺っておりますし、私自身もそういうふうに感じることがあるので、市長自身が外へ出た場合にどういうふうな受けとめ方をされておるのか、まずちょっとお伺いしたいと思います。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 全国的な認知度がいま一つで、そういう仙北市の市長として全国さまざまな場所で会議に参加をさせていただいている、その所感を少しお話ししたいと思いますけれども、佐々木議員がお話しされたとおり、仙北市という市名の認知度というのはかなり低いというふうに受けとめています。

 関西のときのお話は今議員がしていただいたので、仙台ですら、同じ東北の中ですら、仙北市というと仙台の北でしょうかという話をされる方もいらっしゃるほどですから、全国規模で考えると仙北市というものは大変認知度が低いということは、自分の経験則からはまさに正解ではないかというふうに思います。

 そのブランドを前面に打ち出すことで観光戦略は進みますけれども、実は、観光戦略だけではなくて、「名は体をあらわす」という言葉どおり、現在仙北市という体が、姿が見えにくいという状況だとすれば、仙北市で生産されたさまざまな農産物であったり林産物であったり、または加工品、工芸品であったりということも、姿が見えないというようなことになりはしないかという心配はしています。

 そのほか、例えば首都圏で行われる立地セミナー、大阪、名古屋で行われる同じく立地セミナーに参加をする際は、仙北市という市名の紹介の後に私自身も必ず「田沢湖です、角館です」というふうにお話を追加しています。やっとそこで具体的な姿、イメージが見えてくるという経験も何回もしています。

 そのような状況ですので、企業誘致という面に関してもインパクトはなかなか仙北市という名前では伝わりにくいということも、私の経験からそのように感じているということはあります。

 ただ、先ほどのお話のとおり、震災の後に東北の観光のあり方とか経済の考え方とか、そういうものは確実に変わらなければならないというふうにも思っています。これは3月11日に起きた災害の後にとってつけた話だろうというふうに思われるかもしれませんけれども、本質的に人間が幸せをどう感じることができるかということを考えたときに、やはりふるさとへの思いということが大きな実は視点になるのではないかと思います。

 というのは、震災後に被災地に行って、仙北市に休みに来たらいいじゃないですかという話をしても、地元ふるさとでとにかく頑張りたいという方々をたくさん目にするので、ふるさとに対する思いはとても強いということを感じました。それは、宮古であれ大槌であれ山田であれ、そこに生きるという覚悟をした方々の言葉だと思います。そこにはもちろん市という、町ということに誇りを持っているわけですし、その一つのパーツにはやはり市の名前というものも当然価値としてはあると思います。

 そういうことから考えると、この後さまざまな議論をしなければいけないということも十分承知できますし、皆様がむしろ市民の方々とより多く頻繁に接しているわけですから、自分の肌感覚ではないところで高まりがあるということもあるのかもしれません。そのような状況を一つずつ検証しながら議論を進めていくということが、丁寧に議論を進めていくということが必要ではないかというふうに思います。

 以上です。



○副議長(青柳宗五郎君) 21番。



◆21番(佐々木章君) 今、市長のほうからはいろいろな各地での市長の受けとめ方、まさしく「名は体をあらわす」ということであるとするならば、何が最も市名として、合併後何年かたった後で、そのときの経過は別にしまして、やはりもう一度この市名について十分に考え直す時期に来ているのではないかなと私は思いますし、市長も決してそれを否定しているものだと私は思いませんけれども、やはりこれだけ民間の中で市名に対する、私は期待度が逆に大きくなっていると思います。仙北市ということなみならずということよりも、田沢湖角館市という観光ブランド、あるいはロゴマークということを、市が積極的に進めたことに対して、逆に期待が大きくなっているんじゃないかなと。それを市名として、冠として、名は体をあらわすということで期待が大きくなっているんじゃないかと、そう思います。

 それでは、北東北の交流拠点都市ということの実現のためには、今の市名のことも含めて切り口を若干変えていって、もう一つ先に伸ばすようなことを大いに、私は市民の皆さん方とも議論してやっていかなければだめだと思いますし、また、そうしなければ今観光客が、角館もそうですけれども田沢湖も正直言いましてここ何年かの間で激減しておるということは論を待たないところでありますし、この地域経済が本当に成り立っていけるのか。やはり観光産業というのは、私は合併協議で感じていた以上に、いかに観光産業がこの地域のいろいろな産業を網羅した一つの集約的なことにもなるのではないかなと思っておりますし、その観光を売り出す一つのポイントとしましてブランド化、そして市名を田沢湖角館市という形で全国にもう一度売り出すポイントになってきたのではないかなと、そう思うのであります。

 市長は、市民の機運の盛り上がりということをお話しなさっておるようですけれども、私どもがこのことを取り上げておることは、やはりそういう市民の考え方の中に、行政で取り上げた市名という問題以上に自分たちの身の回りにあることが日常生活的にも、あるいはいろいろな面で田沢湖角館市という市名に変更すべきではないかということが根底にあるので、私どももそういう声が大きいわけで、ここのところをひとつ、議会を通して市民の皆様方に語りかけると同時に市当局にも考えていただきたいということで、昨年の9月から同じ会派の高橋議員が取り上げておるのもそういうことではないかなと。

 ぜひひとつ、そこら辺を切り口を変えるという意味も含めて、田沢湖角館市の市名変更についていま一度、同じような答弁になると思いますけれども、市長の心意気を一応お伺いをいたしたいと思います。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) これまでと違った切り口で方向性を探る時期に来ているのではないかという御指摘でありますし、市名変更についてさらなる促進推進の機運づくりは、むしろ行政も一緒に行うべきではないかというような御指摘ではなかったかというふうにとらえました。

 観光産業は仙北市の、確かに確実に主要産業だと思います。ただ、例えば旅館・ホテル、旅行業、お土産屋さん、商店、そういう方々だけがこの産業に携わっているのではないという認識を一つきちんと確認しなければいけない。農家の方々、林家の方々、水産業、内水面の方々、工業の方々、皆さん市民の方々が自分たちのなりわいは、生活はすべてお客様をお迎えするおもてなしを高めていく、喜んでいただくということに大きく貢献をしていると。だから、自分も仙北市の観光産業の一翼を担っている市民だという思いを、ぜひ市民の方々は高く広く持っていただかなければ、仮に名前を田沢湖角館市としても、現状と大きく発展するというイメージをなかなか持てないということも、実は私の中にはあります。

 そういうことがあって、この後震災後の観光は、先ほども話したとおり大きく変わる、仙北市の観光の役割は大きく変わっていくというふうに思いますけれども、こういうときに合併からの懸案だった3つの観光協会が観光連盟として新たに発足をしていただくということが、流れがもうできておりまして、その観光連盟の設立ということを契機に新たな観光政策、観光振興、そして市民の方々に対する、観光に携わっている一員ですよという啓発の活動の盛り上がりが何よりも大切ではないかというふうに思っています。

 田沢湖角館のブランドをより強力にプレゼンをしていきます、していきますけれども、このことは名称、市名の変更の前に相当な役割を担わなければいけないというふうにも思っていますし、大きな期待をしているという気持ちが正直なところであります。

 以上です。



○副議長(青柳宗五郎君) 21番。



◆21番(佐々木章君) 今、市長からるるお話があったわけですけれども、私も何も観光産業は産業としてというつもりはございません。先ほども申し上げましたけれども、農業にしろ、あるいは内水面にしろ水産業にしろ、あるいはもろもろの工業にしろ、いろいろなことがそこに集約されてやはり観光というものと関連が全部あって、そこがこの市のなりわいの大きなもとになっている、ですから、それについて振興を図るということは当然私どもも意識をしなきゃだめなことですし、当局の皆さん方もそうだと思います。

 その中で、やはり外に売り出す、市長の言わんとする意味はそういう内的なものの充実が一歩先にあって、さらにそういうことが達成できたならば、今の観光ブランドをもう一つ進めて市名変更も議論の対象になるのではないかなというふうに私は受けとめたわけですけれども、それは一つの考え方だと私は思いますけれども、やはりそれを起爆としてどうしようという、今の機運の一端にあるものが消えないうちに、やはりこの議論をせざるを得ないのではないかなと。内発的なそういう事実を当然するのは行政としても、私ども議会にかかわる人間としてもそのとおりだと思いますけれども、一方において、民間においてやはりそういう機運が芽生えてきたということ自体もこれを否定するということはないと思いますけれども、やはり大きく前向きにとらえていかなければと、そう思うわけです。

 そういう意味で、いろいろな日常のなりわい的なものを集約した中で、この市を外に売り出す、買ってもらえる、あるいは認識してもらえる、そういうフラッグといいますか、旗というべきかどうか私よくわかりませんけれども、いずれ一つのよりどころとして、市民のよりどころとしての市名が今のままの仙北市でいいのかどうか、これは明日にどうのこうのという話にはならないと思いますけれども、でもいつまでも時間をかけてこの論議をしているだけが、逆に言うと先送り先送りになって本当に田沢湖・角館ということで売ろうとしたときには、もう時既に遅かったと。

 要するに、地域間格差がそこで生れてくるということが、逆の意味で仙北市にとってマイナスになるということでは大変じゃないかなと、そう思うわけで、ひとつこの政策を、日常的なものを進めながらも仙北市で本当に対外的な、大綱ではないでしょうけれども、一緒になってこの市を育てていくことができるのか、そこのところをもう一度、同じような話をして恐縮なんですけれども、市長の考えているところをもう一度お聞かせ願いたいと思います。

 決して、市長の言っていることを私は否定するつもりはありません。根本的に農業というもの、あるいはいろいろなかかわる産業というものが相まって観光産業というふうに、成り立っていくんだということを踏まえた上での話ですので、どっちがどうのこうのという話じゃなくて、やはり今ここに盛り上がってきた一つの機運というのは、私は助長されていくのではないかと思いますし、それが今ようやく芽生えてきたといいますか、仙北市という市名決定の段階の中で論議したこととは、合併をして何年かたった現実の問題と、やはりもっと昇華されたものが出てきたのではないかなと、そういうふうに思います。

 合併協議会の折にも話したんですけれども、柱になる観光産業に関しては北東北の交流拠点都市、その母体になるのがやはり観光だとするならば、行政が観光を担うんじゃなくて民間の、例えば観光協会ですね、主にそういうところのアシストといいますか、連携したものがなければ、観光観光と言っても難しいのではないかという話をした記憶もございます。

 そして今、市長が言われましたとおりに、その当時はそれぞれに角館町観光協会、田沢湖町観光協会、あるいは西木村観光協会、それなりの3観光協会が一つの支えとしてあったんですけれども、それをさらにもっと大きくしようということで、たしか市政報告にあったと思いますけれども6月25日に田沢湖角館観光連盟という、田沢湖・角館を冠とした観光連盟を今立ち上げようと。そして、一体になってやっていこうとしている折ですし、ここら辺も十分に加味したことを考えていかなければだめなんではないかなと、私はそう思いますので、どうかひとつそこら辺、市長に誤解を与えるような私もし発言をしたとしたら、そうではなくて、日常のなりわい的なことは当然観光産業だけがすべてだというふうには思っていませんで、それを取り巻くいろいろななりわい、産業にしろ何にしろあるということはそのとおりでありますし、その上で今まさに田沢湖角館という観光連盟が立ち上がるのを契機にしまして、もう一歩進めた中での市名の変更についての考え方ができないのか。

 できないのかという言い方はちょっと失礼な言い方かもしれませんけれども、市長自身の持っているイメージと若干、私ども議会の一員としている中でのギャップといいますか、外で受け取る声というものに対する反応といいますか、違うのかなと思いたくはないんですけれども、何とはなしにもう一歩突っ込んだ市長の考え方が出てこないかなということで、今日あえてまた質問させてもらいましたが、そこら辺、だれが主導をとるか、どうするんだという論もあるかもしれませんけれども、これは行政であって、あるいは議会を含めた行政であって、あるいは民間のいろいろな方々の協力のもと、要するに一体になった形じゃないと進めないということは私も十分にそれはわかります。わかりますけれども、市名に係る部分の主導権といいますか、それはやはり行政にかかわる我々が責任を持った形で、市民の皆さん方の財産をきっちり保持し、将来につなげていくことは必要ではないかなと思います。

 高橋議員も若い議員で次世代のことを考えて、次世代に何を残すかと、それは市民にとって財産は何かということの中にも市名というお話もこの前、3月議会だったか、どっちの議会だったか今ちょっとど忘れましたけれども、話していたのではないかなと思いますので、この後の仙北市のあえて今仙北市ですので、仙北市の将来を見据えた上で、十分にこのことについての考え方を、もう一度市長のほうからお伺いしたいと思います。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 合併の理念で、観光産業を生かした北東北の交流拠点都市という理念があります。自分は正直申し上げまして当時の議論のそれは是非ではなくて、例えば、1,000万人のお客様を迎えるまちになろうという数値目標に疑問を持ったことは確かです。

 どういうことかというと、交流拠点都市はすばらしいですし、交流こそ文化であり文化がなければ未来はないという思いでありますので、すばらしいんですけれども、設定目標で1,000万人という数値の意味は何なんだろうということで、自分の中では答えを導き出すことができませんでした。

 本当に必要なのは、仙北市で幾らお客様をお迎えしたことで、これは大変下品な話で失礼ですけれども、どれだけ物が売れるか、どれだけ外貨を獲得できるか、そこに目標設定することが必要で、お客様の数、もちろんそれは連動する場合もありますので否定はしませんけれども、幾ら所得を確保するまちづくりができるかという思いがあったわけで、それで所得を高めたいというマニフェストになったということがあります。

 今回まで、今日も佐々木議員からいろいろ御指導いただいておりますけれども、田沢湖角館というビックネーム、まさにビックネームでありまして、このビックネームに恥ずかしくない内実を持った、経済力を持った、生産力を持った、市民力を持った市民、まちという実像を、できるだけ早くつくらなければいけないというふうに思います。そうでなければ、名は体をあらわすの「名」に恥じるまちになってしまうということも、もしかしたらあるかもしれない。今はとにかく内実を充実させると、内容を充実させるということのために、観光ブランドの設立とそのPRということを一つの手法として行っているという状況にあるということを御理解いただきたいと思います。

 佐々木議員の先ほどからのお話も私も全く否定するものではありません。



○副議長(青柳宗五郎君) 21番。



◆21番(佐々木章君) 若干そこに、私も市長の考え方を否定するものではないですけれども、市長も市長の立場でのいろいろなお話があったやに思いますけれども、ぜひひとつそこら辺を私どもはできるだけ早く進めるべきではないかと。市長は、内実の伴ったものでなければ売り出すにしてもということです。そのことも私にもわかります。しかし、市名そのものによる対外的な面は非常にやはり小さいといいますか、影響力が薄いということも、これも特に外とのいろいろなつながりを持っている方々には危惧している面が多々あるように思います。

 ですから、何を尺度にして何をどうすればというものではないと私は思いますけれども、ひとつもう一歩踏み込んだ形で、せっかくの機会ですし、どうなのかなと思います。

 それと、ことしはミニデスティネーションキャンペーンですけれども、来年、再来年の秋には全国規模のデスティネーションキャンペーンが、この北東北を対象にした中で行われるようですので、非常にタイミング的には、ことしから来年にかけてもう一度仙北市の観光の再興といいますか、このことが合っているかどうかわかりませんけれども、外に対するアピール度、あるいは切り口を変えるとするならば、田沢湖・角館というものをもって売り出す一つのいい機会ではないかなと、そう思うんです。

 JR各社がそれぞれに努力をなさって、この地域を、震災前からの話ですので震災とは関係ないと思いますけれども、ましてや震災との関連になると余計にそういうふうな思いがあるので、その中でこの地域、仙北市がどういう形でもう一度売り込みを図って、この地域のいろいろな産業にかかわる部分、とりわけ観光という話になるかも、またもとに戻るかもしれませんけれども、やっていくとするならば、この際一つの英断をもって考えていくことも必要ではないかなと、そう思うんですけれども、もしかして見解の相違だと言われると若干あれですすけれども、私はそう思いますので、市長自身が市民に対して市名をどう持つべきかということを、もっと積極的に私は語りかけてもいいのではないかなと。それぞれ折々いろいろな話をなさっておるようで、さっき市長が話していましたけれどもフィフティー・フィフティーだと。そのことに関心のある人はぐっと身を乗り出すし、若干まだそこら辺までの考え方のない人は何でだべなと思うようなお話をしていましたけれども、私は全体的にいきまして、そういう声が市民の方々の中にあるということも、これも現実の姿ではないかなと、そう思いますので、もう一歩市長の突っ込んだ考え方といいますか、同じような答弁が出てくるのは私も十分にわかっていた上で何とか前へ進めていただきたいと。

 そして、現在の仙北市がもっともっと住民の、市民の方々の生活の安定あるいは安全につながっていけるような市になっていけるためには、やはり手前みその財源だけではできないので、やはり外からの外貨を稼ぐということがこれからの大きな要素になるんじゃないか、そういう意味でも、やはりこの仙北市に多くの方々に交流人口として参っていただいて、この地域経済の盛り上がりにも役立ってもらえる、役立つという言い方はちょっと失礼かもしれませんけれども、ぜひ必要ではないかなということで思いますので、そこら辺のあえて答弁をいただいても先ほどと同じ答弁となると思いますのであれですけれども、その部分の答弁は結構です、同じ答弁になると思いますので。ただ、願いとしてそういうことなんだというふうなことをお耳に届けておきたいと思います。

 それともう1点、この前、1番議員さんには参考までというお話をしていましたけれども、地方自治法との関係でお話をしておりましたので、私はあえてあくまでも参考までという話だったので、市長は何を考えているのかなと思ったんですが、市長にもその気があるのかなという判断をしました、正直言いまして。そして、その分野には市長が条例の改正を議会でできてあれした後には知事とも十分に協議したいということなので、これは大分前に進んだ話で考えておるのかなと思っていましたし、手続的にはたしかそういうことだと思います、自治法上のことで言いますと。あえてあの場で本当に参考の話ですよという話でしたので、とは言いながらも議会の公式の場で市長がそういう発言をなさったということは、市長にもそれなりの覚悟あるいは、この後の進め方について考え方が十分にあるのかなと思っていましたので、そこのところだけもう1点だけちょっとお伺いしておきたいと思います。



○副議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 市名変更の議論、検討を広くしましょうという気持ちでの発言だったと私は思っています。なお、先ほど前段のほうで佐々木議員が、同じ答弁になるからいいという話をいただきましたけれども、自分の心の中にある何重かの扉の一つは、今の佐々木議員とのやりとりで一つドアがあいたなという気持ちはあります。

 以上です。



○副議長(青柳宗五郎君) 21番、いいですか。



◆21番(佐々木章君) いいです。



○副議長(青柳宗五郎君) 21番、佐々木章君の一般質問を終わります。

 昼食のため13時まで休憩をいたします。

                             (午前11時49分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後0時59分)

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△阿部則比古君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 7番、阿部則比古君。



◆7番(阿部則比古君) 仙北市議会行財政改革特別推進会派、民政会議の阿部則比古でございます。私のほうからは7点の通告を申し上げておるわけでございますが、大変失礼ですが、4点目の角館高校と角館南高校の統合に関する基本構想説明会の部分を、諸般の事情によりまして削除したいと思いますので、どうかひとつよろしくお願い申し上げます。

 質問項目がただ多ければいいというわけではございませんが、随分多くなってしまいまして、1つ減らしても6点になりますので、これは途中でしり切れトンボになるおそれが非常に高いと思いますので、答弁に当たってはどうかひとつ簡潔明瞭に、イエス・オア・ノーぐらいで結構ですので、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。

 質問に入る前に私ごとみたいになるわけでございますけれども、最近同僚議員の皆さんからよく「阿部さん、与党議員んだどごだか野党議員んだどごだか」という質問を結構受けますので、この際スタンスをひとはっきりさせておきたいと思いますけれども、市長は与野党を形成したくないというようなことでございますので、そういう点は結構だと思いますけれども、与党・野党という立場から申しますと私は与党中の与党議員でございまして、門脇市政が長く続くことを願っておるわけでございますけれども、ただ私はイエスマンでないものですから、時々厳しいことを申し上げるので、皆さんがおまえ野党だかと、いうことだろうと思いますので、そういうことでないのでひとつ、市長もお含みおきをいただきたいと思います。

 それでは、第1問目の質問に入らせていただきます。

 先ほど、8番の佐藤直樹さんからも話がございましたけれども、本当に忌まわしい3・11からもう既に、早いもので3カ月以上過ぎたわけでございますけれども、まことに傷跡も生々しいと申しますか痛々しいわけでございまして、とりわけ福島原発に関しましてはまだ現在進行形という形で続いておるわけでございまして、また時間がたてばたつほど非常に深刻な状態のようでございまして、これまで聞きなれないメルトスルーという状態のようでございまして、1号炉、2号炉、3号炉がいつになったら収束宣言が出されるのか全くわからないような状態でございますけれども、そうした中で、海外から日本を見てみますというと、あたかも日本じゅうが放射能の汚染をされているというようなイメージなようでございまして、まさに日本じゅうが風評被害というような感じのわけでございますけれども、なかんずく東北に関しましては、これは放射能下の、まさに渦の中にいるようなイメージだそうでございまして、あの日以来、東北地方からは観光客は、海外の皆さん方は潮が引くようにいなくなってしまったわけでございますが、海外のみならず国内の皆さん方もいなくなってしまったわけでございまして、そうした中で、私ども仙北市は、先ほどからも話が出ておりますけれども、北東北の観光拠点交流都市ですか、これを目指してこれまでさまざまな施策も講じながら誘客に努めてきたわけでございますけれども、それだけに私どもの被害と申しますか、現状というものは大変なわけでございまして、市内の観光業者全般に、どの方も大変なわけでございますけれども、とりわけ観光の中でも宿泊関係が大変なようでございまして、中でも田沢高原の宿泊業の皆さん方は地元依存が低いと申しますか、その分中央の旅行業者に依存する部分が非常に大きいわけでございまして、今中央の観光業者は地震の後、チャーターしたバスを福島県を通らせるといことに非常に難色を示しておるそうでございまして、何かあったらだれが責任をとるのということだろうと思いますけれども、もう一つは、やはり企画してもなかなか集客がままならないというようなことだろうと思いますけれども、このままにしておきますと田沢高原の業者の皆さんは大変な心境でおられますようで、私、自分のことではないんですけれども、本当に考えると何か胸がしめつけられるような思いもいたします。この方々に何とか手を打てないものかということでございます。

 しかし、翻って目を転じてみますと、決して先行きが真っ暗だというわけではないだろうと思います。むしろ考え方によっては、この地方では珍しいぐらいの先行きに明るい兆しがあるのではないかなというふうにも考えております。

 と申しますのは、あれほどの津波による大災害、大惨劇の中で、愛する家族を亡くし住むべき家を失っても、本当に悲嘆にくれて涙を流しながらも残された者同士で助け合い、あるいは支え合っていこうとするあの姿、それから、あれほどの大混乱の中でも特別略奪もなければ暴動もなかったわけでございまして、しかも不当な物品の値上げや買い占めも、多少はあったようでございますけれども、まず基本的には終束されてなかったというような形になっておりますので、そして、さらには一段落しますと全国から救援物資が集まり、多額の義援金が集められ、そして全国からボランティアが駆けつけて復旧にああいう形で努力しているという、こういう非常に諸外国では考えられないような日本の美しい面が、諸外国の特派員やメディアを通じて世界に配信された結果、今大変な勢いで日本、そうした国民と申しますか、そういう美しい日本、文化・教育というもの、あるいはそうした人々に触れ合ってみたいという、日本教の信者ともいうべき方々が非常な勢いでふえているそうでございまして、あの原発の問題さえなければそういう方々がとっくに押し寄せて、こんな心配なんかしなくていいわけでございますけれども、いずれ何とか原発の収束宣言が出されて、イギリスとフランスがオーケーと言わなければ何ともならないかもしれませんが、いずれそうした安定した日が来ると思いますので、そうしたときには非常にそうした質のいい観光客が世界じゅうから愛を携えてこの地に来て、メッカは東北でございますから、聖地を目指してそういう方々が集まってきてくださって、大変ここが祝福されたいい土地になるのでないかなというふうに期待をしております。

 ですから、今困っている方たちは、そういう希望を胸に抱いていただきたいということと同時に、市としても口だけでは何ともならないわけですから、支援の手を今までもいろいろやってきましたけれども、さらにもう一段、中央のこうした業者の方々に市として営業をしてもらえないものかなということで質問をしているわけでございますが、どういうふうな営業をするかということはいろいろあると思いますけれども、まず一つは、本市の宿泊施設に宿泊していただいたら市としてプレミアムをつけて、旅行業者にそういう形で、幾らにしたらいいのかというのは業者と折衝してみなければわからないと思いますけれども、そういう形で一つ営業できないものかということを、まずお伺いしたいと思います。

 何とかして持ちこたえていただかなければ今度は、先ほどもちょっとお話が出ましたけれども、デスティネーションキャンペーンなんていうのも待っておりますので、次々と続いていけるものだと思いますので、そこら辺のことをひとつお伺いしたいと思います。市長にお伺いします。

 以下は自席から質問させていただきますので、よろしくお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 阿部議員の一般質問にお答えいたします。

 東日本大震災以降、4月29日までは市内宿泊施設ともお客様がいない状況で、震災後3カ月間では前年の6割減となっています。また、財団法人秋田経済研究所の花見期間中の経済効果の報告についても同様の数値が報告をされております。鉄道運輸、一般小売、飲食などの多くの業種においても5割減という状況でありますが、私自身の肌感覚ではさらに厳しい状況で、7割減ぐらいではないかというふうに感じています。

 宿泊施設の6月から8月の予約状況も昨年より6割減と厳しい状況で、各方面における社会情勢が好転の兆しを見せない限り、こういった状況が一定期間続くものと予想されております。

 そこで、御提案の件でありますけれども、これまで仙北市では2,000円の宿泊クーポン券、第1弾500組、これはもう結果が出ておりまして、同伴者を含めると約85%の利用率というふうに考えることができます。実際は同伴1人ですので半々ですけれども、これをきっかけにしてということで、まず85%ぐらいの効果があったと。第2弾も行っております。今回予算をお願いしております第3弾については、2人以上のファミリー券5,000円を500組という状況で、何とか御審議をお願いしたいというふうに思っています。

 また、そのほかにも農山村デザイン室で実施する教育旅行サポート事業での宿泊補助費、それから、教育委員会で提案の市内小中学校の宿泊体験活動での宿泊補助費など、緊急対策費として経済対策として集中的に展開をしたいと考えています。

 内需拡大策としてこれまででありますが、温泉入浴券の無料配布、それから仙北市商工会から提案された仙北市元気商品券は、6月8日の発売開始から2日で8割方売り上げ、5日ほどで完売となりました。市内商店などへの波及効果を期待しています。

 御指摘のエージェントの対応については、去る5月25日、日本旅行業協会主催という形で、関東・関西主要エージェント14社の商品企画担当者をお招きして、男鹿・角館・田沢湖地区の実情を視察いただきました。その後、プラザホテル山麓荘を会場に、行政を初め観光関係者からのプレゼンと意見交換を実施しております。6月以降の早い時期での商品販売をいただくようお願いをしております。

 この中で、秋田県から提案された大都市圏及び東北地方から県内での宿泊を行う旅行商品の造成及び販売に対し、旅行会社の送客実績に応じての助成制度や、団体バスツアー再行のバス代補助などの支援策が示されております。エージェントの皆様からは、大変興味深く、ぜひ検討したいといった好印象を持っていただきましたので、この後PRをしながら県と協力し、仙北市への集客を図っていきたいと考えています。

 また、7月2日には、同協会東京支部副支部長で東京角館会の太田幹事長のお取り計らいをいただき、本市田沢湖・角館の商品開発のための事前視察という形で、都内主要エージェント20社程度の皆様を現地にお連れいただくことになりました。さきの県の支援策などとあわせてPRしていくこととしております。10月から12月までの3カ月間実施される予定の、JR東日本ミニデスティネーションキャンペーンの首都圏集中キャンペーン等につなげていければというふうに考えております。

 エージェント対応はまだありまして、仙北市乳頭温泉郷組合、仙北地域振興局が共同で実施していて、5月16日から18日に名古屋・大阪でのエージェント訪問、ラジオ等出演によるPR、6月2日から7日には長崎県大村市での姉妹都市提携記念物産展、また大村・長崎・福岡市内エージェント訪問、6月10日から11日には仙台圏での物産販売等を通じた仙北市観光ブースの設置、観光宣伝PRを実施しています。この後も6月23日から25日は関西圏へ、6月24日から25日は仙台圏へと、物産販売を中心にした観光宣伝PR活動を行う予定であります。

 エージェントへプレミアムをつける宿泊プランについては、まずは宿泊施設の関係者で内容や料金など検討をいただくことが重要と考えております。そういった模索の中から、効果的な誘客営業プランを提案いただきたいというふうに考えています。市として、今後もエージェントへ積極的にアプローチを続ける一方で、新たな展開も必要と考えています。

 大震災を機に、先ほども申し上げましたけれども東北の観光のあり方や役割は大きく変わるものと予想しています。どのように変わるのかの議論はまたいずれかの機会といたしましても、仙北市観光が、これまでのあり方ではニーズに対応できなくなるのではないかということを心配しています。重要なターニングポイントが訪れていることは確かだと感じています。

 旅行形態の大まかな分析では、個人旅行者や小グループ旅行者が100%に対して約80%、団体旅行者が20%程度と一般的には言われています。多数の客室を有しているホテルなどは団体旅行者がターゲットでした。これからは、個人旅行者、小グループ旅行者の引き込みが課題になります。これまでのエージェントへのアプローチ以外の、不特定多数に訴えることが可能な媒体を活用したPRを急がなければいけないと考えています。

 一方で、仙北市にゆかりのある方々、団体、会社などへ働きかけも積極的に行う必要があります。新しく発足する田沢湖角館観光連盟関係者のお話では、この8月のお盆期間を見据えた地元出身者、関係者へのダイレクトメール事業なども検討していると伺っております。東京角館会、東京田沢湖会、西木ふるさと会、東京若杉会、東京こまくさ会など首都圏の親睦団体や観光大使などへ直接情報を発信し、お盆の帰省、その際の市内宿泊施設の利用、地元商店での買い物など、経済活動への参画をお願いする事業と伺っています。

 また、国ではこの夏に節電対策としても推奨している「ロングステイ東北へ行こう」の掛け声で、多くの皆さんが夏期休暇を活用して東北に滞在することが予想されています。魅力的なメニューの造成を急がなければなりません。

 これらの施策の実施を目指す新観光連盟の瞬発力、実践力に大いに期待をしています。地域経済力の再生に資する公共性が高いと判断できる場合は、市として最大限の支援を行いたいと考えています。

 これまで議会から御承認をいただいたさまざまな政策で、緊急経済対策、内需拡大対策は一定の効果は発現がきていますが、今後も第4弾、第5弾の対策はぜひとも必要と考えます。事業内容の精査や制度設計が終わり次第、議会の皆様にお諮りをしたいと考えております。

 この場からの答弁は以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(阿部則比古君) ありがとうございました。

 市長には、今話がありましたけれども、商工会側からも感謝をさせていただきたいと思いますが、制度資金に対する金利の補てん、あるいは今回のプレミアム商品券の発売に関しましては特段の御高配を賜りまして本当にありがとうございました。なかなか商売や事業の経験のない首長さん方というのは、なかなかこういうものは理解していただくのが本当に難しいというのが現状のようでございますが、門脇市長に関しては本当に、待って、ましたとばかりに御英断をいただきまして本当にありがたく感謝を申し上げます。

 それから、今いろいろ説明をいただきました。大変細やかにやっていただいているなという印象でございます。今は大手の旅行社、大手ばかりに限ったことではないわけですが、この東北地方も非常に高速道路網が充実しまして、中央からお客さんを乗せて来ると、例えば男鹿をスタートすると次に角館、そして岩手県内を2カ所ばかり回って、泊まりは浅虫温泉だなんていうことがざらだそうでございまして、何とかそういう大手の旅行社から田沢高原というところをターゲットと申しますか、宿泊地に選んでいただきますと、1回来ていただくと相当効果が上がると思いますので、どういうふうにしたらいいのかまだ私もよくわかりませんけれども、例えば、確たる線ではございませんが、田沢高原あたりに私どもが泊まりに行きますと1泊1万4,000円だとか、そういう金額なわけでございますが、ああいう大手の旅行社、ツーリスト会社のお客さんでございますと6,000円前後とかいうような金額だという話も聞いております。

 そうした中で、例えば2,000円とか2,500円とかいうプレミアムがつけられるとすれば、これは旅行社にとっても非常にメリット、1円でも安くなければなかなか来てもらえないということでございますので、そういう魅力のある商品を組めると思いますので、そこら辺いま一つ力を入れて押していただきたいなということでございます。これはこれで結構でございます。

 次の質問に移らせていただきたいと思います。

 この前、実は総務委員会でちょっと触れましたけれども、先ほども隣の佐藤直樹議員のほうからいろいろ話がございまして大変参考になりましたけれども、庁舎の問題でございますけれども、市長は以前、合併して私どもの市が間もなく平成27年度で10年になるのかな、そこで合併特例債の使用期限が来てしまうわけでございまして、庁舎を急がないと特例債を使えないとすると全く1円も補助金も使えないということでございますので、これまで何とかしないと、あとは建設というのは不可能になるというような、私はそういう思いでおりましたが、市長はそうでもなさそうだというような、延長するような向きもあるような話でしたので、私も淡い期待は持っておりましたんですが、こういう状況ですと私は全くそれはなくなってしまったものだろうというふうに考えております。

 私どもこの前総務常任委員会でもいろいろ話が出ましたけれども、この地方自治体にとどまらず行政全体に今最も強く求められていることは、無駄なぜい肉をそぎ落としたスリムでコンパクトな、非常にフットワークの軽い、いわば牛若丸のような自治体になれればいいわけですけれども、それはちょっと無理ですが、そうした中で、どうも私たちはいまだに戦後のどんどん膨張する、人口もふえる、活気あふれる、そうした膨れていく膨張していくような社会と申しますか、それしか経験がなかったわけでございますから、そこに長く身を置いたせいで、どこかまだそういうものを引きずっているような、私ばかりでなく皆様方もどこかにそういう思いがあるのではないかと思いますけれども、実際そういう近隣を見てみますと大変厳しい、この前12日付の魁新聞の一面に、秋田県における高齢化や限界集落の記事が載っておりましたですが、たしか北秋田市が27、仙北市が23集落というような記事でございましたが、そういう数字からいけば2番目なんですが、実際の人口比からいけばもうちょっと上のようでございますが、いずれにしても大変深刻な状況が突きつけられておるわけでございまして、日本というのは世界の中でも最高の高齢化率なわけでございまして、その日本の中でも島根県と秋田県がワースト2で、どっちがトップかという状況なわけでございます。

 そうした中でのワースト争いなわけでございまして、今後の地方行政のあり方という、特に仙北市に限って申し上げさせていただければ、今までのような考え方、横並びのような考え方ではやっていけない日がすぐに来るということは、よく考えてみますとだれでもわかるわけでございまして、だからあっちがやったからうちはこうする、こっちがやったからこうせねばということではなくて、先々を見越して先進的な手を打っていかなければ立ち行かなくなるというのはこれは自明の理でございまして、そこら辺で市長にもいろいろ、余りポピュリズムに走ることなく、ひとつ熟慮断行型の、余り申し上げませんが、ひとつそいう形でやっていただきたいと思うわけでございます。

 この庁舎でございますけれども、恐らく建てると、合併当時のいろいろ協議の中では36億円ぐらいだったという先ほどうちの代表からも聞きましたけれども、いずれ36億とか40億とか、そういう金額がかかると思いますが、先ほども話がありましたけれども、本来は病院の建設よりも庁舎の建設というのがずっと優先されるべきものだと思いますけれども、こういう状況でございますので、特に、病院の躯体に非常に不安があるので優先させたということでございますけれども、門脇市長に課せられた最大の課題というのはこれに尽きるだろうと思います。

 門脇市長は今後もおやりになられるわけだと思いますけれども、もしこれでやめたにしても次に引き継いだ人はできないこと、無理なわけでございますから、これは後世の批判を仰ぐというような形で、何とか断行していただけないのかなというふうな思いなわけでございます。財源がない、当然あるわけない、病院にどれぐらいかかるものだかまだはっきりわかっておらないんだろうと思います。

 そうした中で、私が最初から申し上げておりますが、職員の皆さんから5%ぐらい何とかお願いできないものだろうかということですが、余り職員の皆さんに受けはよくないんいですが、中でも「わかった、やっぱりおまえの言うとおりだって仕方ないんではないか、周りがこうだからな、我々だって感謝もしているし、多少割を切っても」というような方もいらっしゃることも事実なわけでございまして、とられるという形になるとこれはうまくないわけでございましてみんなで出し合ってひとつこの庁舎を、今全体の給与支払い総額が70億前後だそうでございますが、これが5%ということになると3億5,000万円ぐらい何とか年間捻出できるわけでございまして、70億の5%だから3億ほど。

 ずっとそういうだということではうまくないわけでございまして、5年ぐらいということで私は十分可能なものだろうと思います。5年たたなくても、例えば危機的なラインを脱したらもとに戻すということでも結構だと思いますので、何とかそれをひとつ、今すぐ結論を出せとは言いませんけれども、何とかひとつこれを、今回今できてしまわないともう永久にできないものだというふうに思いますので、そこら辺のひとつ市長の考えをお伺いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今議会じゃなくて前の議会、前々回の議会の答弁と若干少し温度が違うなというふうに思ったかもしれません。これはやはり東日本大震災を境にさまざまな財源調達の手法が大変混迷をし、さらに見込みがなかなか立たないという状況に今あるということを、自分なりに精査させていただいた結果だというふうにとらえていただきたいと思いますけれども、震災前は、合併特例債のさらなる制度的な延伸というものも一部で実はお話があったわけで、それに少しの期待をしておりましたけれども、震災以降かなりの財源が震災対策に向かうということになると、なかなかこちらのほうに回ってくるという可能性は低いのではないかというような判断をせざるを得ない状況の変化があります。

 そういうこともありまして、先ほど午前の佐藤議員にもお話を申し上げましたけれども、病院はこれはやはり命の問題ですので、病院を建てる、できるだけ早い時期に建てる、26年秋までには建てたいという、このスケジュールには変更をできるだけ出さないようにしたいと思っていますが、阿部議員がおっしゃるとおり、この機をとらえなければ優良な財源を確保できないということも事実でありまして、そうすると、先ほどは確かに病院と、例えばですけれども、建築年度が重複するというのは適策ではないだろうという考え方だけれども、場合によっては重なることもあり得るかもしれないということもお話をさせていただいております。

 いずれ、以前からお話をさせていただいた市民サポートセンターのあり方とか、さまざまな職員の方々の配置とかということの関係が大変多うございますので、それを精査して、できるだけ早い時期というふうに考えましたけれども、もう既に総務部内ではみんなの庁舎検討委員会から提言書だったり、これまで行ってきたワーキンググループの報告書をもとに既に検討作業の準備に入っているという状況にあります。この後、できるだけ作業を早く進めさせていただきながら、議員の皆様には12月議会を目途に今後の作業スケジュールをお示ししたいというふうに考えております。

 財源の話に戻りますけれども、職員の方々から一定の財源の確保をお願いできないかということでありますが、確かに、深刻な景気低迷等で市民と職員との置かれている状況に開きがあるということを強く感じます。職員には、市民の気持ちを十分に考えて、その立場になって対応してほしい旨、日ごろから話をしていますし、少しでも人の苦しみがわかる市役所になれるよう、自分も含めて職員と一緒に努力しているということであります。

 職員の仕事に対する意欲とか地域の経済状況等を慎重に対応が必要でありまして、年次休暇取得率も低くて権限移譲で業務がふえて、さらに定員適正化計画で職員の数自体が減っていくという状況があって、さらに自分は行政サービスの質的向上を要求しているわけですから、言われたほうの職員は大変だという状況にはあります。

 給与については、民間給与に基づく人事院勧告等をもとに決定されていることを考慮すると、現時点では給与の削減というのは難しいと考えています。現在、国家公務員の給与削減が協議されていることもあって、今後の動向を注視したいというふうに思っています。

 財政事情を勘案した上で大規模な事業、例えば病院であったり、例えば庁舎建設等であったりに取り組む場合、やむを得ないと判断された場合は、職員組合の方々との協議を行い、理解をいただきながら検討を進めていくべきだというふうに考えています。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(阿部則比古君) 私はこの3分庁舎方式というのは合併の一つの妥協の産物なわけでございまして非常に効率が悪い、物理的に申し上げましても、例えば判こを一つもらうたってあちこち走って歩かなければいけないわけでございまして、いろいろな、例えば1フロア、2フロアですべて各課を網羅すれば、すぐ横の連絡もできるわけですけれども、特に部課の横の連絡というのは分庁舎だと大変なことなわけでございまして、物理的にも大変なわけでございますけれども、それ以上に、職員の皆さんの士気が上がってないのではないかなという思いが非常に強いわけです。

 この前もある職員と話をいたしましたけれども、「おれは市長なんて見たことない」と、見たことないと言っても全然会ったことがないわけではないんですが、しばらくお会いしたことがない、見かけたことがないという職員がおられましたので、恐らく1人2人じゃなくてあちこちにそういう方がおるんだろうと思います。ここにいらっしゃる職員の皆さんは皆さん幹部級で立派な方たちですからそういうことはないと思いますけれども、私などどちらかといえば水が高目から低目に流れるがごとく、黙っておれば楽をしようと考えるのが大体人間の常でございまして、やはりきちっとした、この辺な言葉で言えば見とどりしてやらないとなかなか士気が上がらないものだろうと思います。

 何と申しますか、論功行賞、あるいは信賞必罰という言葉が昔からありますけれども、やはりいいことをしたら褒める、うまくないことをしたら怒るというふうな、こういうことをきちっと人事に反映させていかないと、市長が自分で走り回って歩いて仕事をすると言っても何ともならないわけでございますから、いかに部下をうまく使うかということですから、各部課長の皆さんももちろんそういうことですけれども、自分に頼まれたことを走り回ってやっても何ともならないわけでございまして、いい部下を育てるというのが使命なわけでございますから、首長はそのトップにいるわけですから、自分で走り回って歩くんでなくて、やっぱりいい部下をきちっと育てるということにもうちょっと心血を注いでいただきたいなという、お願いなわけでございます。

 余り論功行賞、信賞必罰がえげつないとすれば、多少そこに市長の哲学なりも加味しながらやっていただければいいわけでございますけれども、そうしたことも、この3分庁舎方式では何ともならないわけでございまして、私は、これはもう本当に喫緊の問題だろうというふうに思いますので、そこら辺の答弁をもう1回お願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 確かに全くそのとおりで、職員の方々同士の一体感もなかなか醸成できないし、幹部だったり私たち特別職の人間とも距離感があるということで、実はそれが毎日の悩みの幾つかになっているというのも正直なところであります。

 見たことがないと言われる職員の方がおいでだということで、大変残念に思います。同じ話を家族にも言われているので大変つらい思いがあります。この状況は何とか早く改善しなければいけないですし、それが市民の方々の行政サービスに必ずはね返ってくると思いますので、一刻も早くという思いは議員の方々、阿部議員とも共有できるものだというふうに思っております。できるだけスケジュール調整も合わせて、早い時期に実現するということが可能かどうかというところもあわせて、この後議会の方々ともいろいろ御協議していきたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(阿部則比古君) 何とかよろしくお願いを申し上げたいと思います。

 先を急ぎますので次の質問に移らせていただきますが、バイオマス発電のことでございますが、今般月島機械のほうで基本設計を書いて、1炉3エンジンだったものを2炉3エンジンに変えるということだそうでございますが、そのほかに今まで電力の供給も熱供給も全く評価に値するような実績がなかったわけでございまして大変残念なわけでございますが、今度はそういうものを解消しようということだそうでございますが、熱供給に関してはチップボイラーを増設しまして、バイオマスから上がってきた水をブーストアップして送るということだそうでございます。

 いずれにしても、私、ここの仙北市のバイオマスの電力変換効率あるいは熱エネルギー変換効率がよくわかりませんが、一般論としまして、ああいう木質をガス化してエンジンで発電するということになりますと、大体電力で40%から、最大で45%程度のエネルギー効率、換算率があるそうでございまして、それにコージェネレーションということでございますので、廃熱を十分利用するということになりますと80%近い、実験室のレベルかもしれませんが、70から80程度の熱効率があるということだそうでございますが、そういうことからしても、当然ボイラーでは、今までは全部廃熱を利用しようという部分をチップボイラーでもってそれをブーストアップするということですから、それはそっちのブーストアップした分に関しては当然熱効率というのは相当落ちるわけでございまして、どのぐらい落ちるのかよくわかりませんけれども、先般安藤武議員のほうからも大変鋭い質問がございまして、私は安藤議員を常々敬愛申し上げておるんですが、本当に鳥肌が立つような大変すばらしい一般質問でございまして、ますます敬愛の度を深めておりますが、ブッコレ機械にはちょっと驚きましたけれども、こういう話はどこかにあるなと思ったんですが、高い値段でブッコレ機械を預けられて、発電すればするほど赤字になるし、やめればやめたで多額の補助金を返済しなければならないということになりますと、これはタコ部屋にでも入れられたようなものでございまして、本当に納得いかない部分がいっぱいあるわけでございます。しかし、とりかかってしまったわけですからやめるわけにもいかないので、できるだけ月島機械からはしっかりした状態に直してもらわないといけないわけでございますが。

 そこでお聞きしたいわけですけれども、月島機械から建設計画書というものをきちんと出させるのは当然でございますが、それから工程表も当然でございますが、そのほかに2ガス化炉が立ち上がってきて運転する、そしてチップボイラーのほうもちゃんと稼働するというような条件で、そのチップに対する熱効率と申しますか、どのぐらいのランニングコストがかかっていくものか、どういう運転でどのぐらいの赤字が例えば年間積算するものなのか、そうしたたたき台というのをもう1回新たに構築して、月島機械に出させて、こちらのほうで十分に検討して今後どういうふうな対策をとったらいいものかということを考えなければならないわけでございまして、余りいい言葉でないかもしれませんけれども、どうも月島機械の言うことを、一企業の言うことを唯々諾々と聞いて、はいわかりました、はいお願いしますというような、こういうような行政のあり方というのは私は納得いかないわけでございまして、これは皆さん方も自分で買った機械だったら激怒するんでないかと思いますが、随分皆さん気が長いなという思いがするわけでございますが、この点について、ひとつ答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) この事業は木質チップをガス化炉で可燃性ガスを発生させ、そのガスで発電のためのエンジンを駆動させ、それから得られる熱と電気を施設に供給するということで、これは阿部議員の専門分野でもありますし、私どものほうから説明するまでもないわけでありますけれども、22年度において運転した結果、チップの水分含有量が予想を超えていたために、出力不足とガスクリーナーに付着するタールの目詰まりにより出力が低下し、当初の成果が得られておりません。

 この状況を踏まえて、ことし2月16日には月島機械本社代表社員から市に対し、システムの改修案について提案がなされ協議を進めてきました。この前提になっているのは、このような状況ではだめだということで、かなり強いこちらのほうからの要請、それから指摘をさせていただいたというふうに私自身は思っております。

 今回の改修工事の概要は、ガス化炉1基、ガスクリーナー1基を追加して、ガス化炉2基、ガスクリーナー4基としてチップボイラーを増設するものです。改修工事に向けて、当初計画の成果が得られなかった原因を総括すると、この事業を計画するに当たり熱電力の供給先であるにしき園とクリオンの季節別、時間帯別の熱・電力の需要量が詳細に把握し切れていなかったため、各施設の需要に応じた適正なエネルギーが供給できなかったこと、このシステムのガス化炉とガスクリーナーの想定された性能が発揮されていなかったことなどだというふうに考えています。計画時点のデータ収集と分析が不十分であったことを反省をしています。計画どおりの運転ができなかったことに対しては、改めておわびを申し上げたいと思います。

 このため、1年間運転して得られたデータ結果から、熱量の生産量を改善することでこのシステムの正常運転が見込まれると判断し、ボイラーを設置して熱の安定供給を図るとともにチップ乾燥にも利用できるもので、基本的なバイオマス事業には変更はありません。

 今やらなければいけないことは、10年先までも継続して稼働できる状況にしなければならないことだと考えています。施設が順調な稼働に至った場合には、森林資源の有効活用というものも示せると思いますし、バイオ施設の大きな目的であった地球温暖化対策という点からも、時代の流れや要求に沿ったものだと考えています。事業そのものについては、決して後ろ向きのものではなかったというふうに受けとめています。

 現在進めている協議の中での改修工事のスケジュールは、8月に着手し、試運転を12月から運転開始としています。震災前は5月連休後に着手する予定でしたが、震災復興の影響により資材調達に時間を要することなどから数カ月のおくれが見込まれています。工期短縮を含め早期に運転を開始できるよう強く、これも要望します。

 御指摘の中であったことで、改造後のライニングコストについては、熱と電力のエネルギーバランスが変更になるので、これに合わせた運転計画並びに収支について見直しを行います。また、運転開始までの稼働休止に伴うかかり増し費用の負担についても、何らかの形でこれを求めていきます。

 いずれこの改修計画は月島機械が持ち得る最善の方法と受けとめ、不退転の覚悟で臨んでいると思っています。改修後の性能を見きわめた上で、万が一目的の性能を確保できない場合は重大な判断をせざるを得ないというふうに考えています。御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(阿部則比古君) 大変力強い発言をいただきました。何とかひとつ、その際そうしたときにはそういう対応をしていただくしかないわけでございますので、市長からそういう発言が聞けたことは大変よかったと思います。

 もう一つ、気になることがあるわけですが、こういうプラントメーカーというのは入札のときにたたき合いになったら赤字を出してもとれと、こういうのが大体業界の常識になっているそうでございまして、なぜかというと、ほかの業者が手を出せないわけですから、例を挙げて言えば、今回の石川島播磨の例の焼却炉ですが、あの値段が不当だとかいうわけではございませんけれども、炉に穴があいたから直してほしいという相談をしたら、うちではもうこういう炉はつくってないし、これじゃ何ともならない、これも取りかえなければだめだ、あれも取りかえなきゃだめだ、制御するコンピューターも取りかえないとだめ、そうすると配電盤も取りかえなきゃだめだと、費用は何ぼかかるのかと言ったら、4億、5億と簡単に出てくるわけでございまして、もう建設時に赤字を出した分というのはメンテナンスあるいは保守で取ればいいんだというのが常識だそうでございまして、それが実際に建設に十分な利益を上がっていてもそういうやり方だそうでございまして、だから、今後非常に気をつけてやらなければだめなわけでございまして、そういう点で高久議員が何度も、瑕疵担保期間を長くしないと何ともならないという、大変適切な発言だと思います。やっぱり瑕疵担保期間はできるだけ長くしていただかないとその後が大変なことになりますので、そこら辺もよく考えていただきたいと思います。今後の発注に関しても、よくそこら辺を吟味して、これに限ったことではございませんので、今後いろいろあると思いますので、お願いをしたいと思います。

 それから、もっと心配なのは、この月島機械という会社は結構大きい会社だそうでございまして、資本金が60億程度で売り上げが700億、社員も630人という非常に内容の、財務内容もいいし純資産の保有高も相当あるようでありますして大変にいい会社のようでございますが、事業部制で、もともと水処理と化学プラント、あるいは化学機械というものの二本柱で来た会社だそうでございますが、新しい事業部をバイオマス事業部というのを立ち上げてかかったんだろうと思っておったんですが、そうではないそうで、水処理部門の一部門ということだそうでございまして、そうなればそうなったでますます心配になるわけでございます。

 今回、うちのほうのバイオマスの設計に関して1炉にしたということに、非常に私は、現実設計をされた方は夜寝られないほど悔やんだろうと思います。これ2ガス化炉からにしておけば、連続運転できたろうと思いますが、今日本全国から、聞くところによりますと560ほどの自治体から木質バイオマスの引き合いというか、よいものだったらうちでもやりたいという自治体があるそうでございまして、月島でももちろんそういう先行きを見越して取りかかったことだろうと思いますが、のっけからこういうふうにつまずいてしまったものですから、社内の中でこれに携わった技術屋の皆さんの立場というのは相当悪くなっておるんではないかというふうに心配するわけですが、でなければ、これほど対応が遅いということもない。

 つまり、私ども仙北市の当局と月島機械といろいろ話をしても、月島機械のこっちに来る技術者や責任ある立場の人たちが社内で非常に立場が悪い状態にいるのじゃないかなという、そういう気がしてならないわけですが、こういう状態ですので、こんな会社の恥さらしみたいなことをしてやめてしまえということになって、今後木質バイオマスの事業が月島機械の内部で切られてしまうと、今後うちのほうのバイオマス発電を維持管理していくということが大変な状態になるのではないかなと、私は全く月島機械の内部はわかりませんので憶測にすぎないわけでございますが、そういうおそれがないものかということを、ひとつ。

 それから、おそれがないものにしても、そういうことはないですよということをくれぐれも念を押していただきたいと思うわけですが、そこら辺についてひとつ答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 東日本大震災の後に自然エネルギーの利活用ということが、またさらに社会の趨勢になっていくことで、バイオマスのエネルギーを生活の中に取り込むという流れは、これから加速していくものというふうに思っております。

 月島機械は、日本の中でも本当に優秀な技術をまず持っているというようなことで、さまざまな事業を行ってきた会社であって、この社会のニーズにはこの後もこたえていくという使命があるというふうに私は考えています。社内のこの部門の方々の立場というのはなかなか私も聞いたことがないのでお話しできませんけれども、またいずれお会いしたときには会社の内容等についてというか、事業についてのこの後の展開の方法、ビジョンなんかもお聞きして議会の方々にも御報告できればというふうに思っております。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(阿部則比古君) 何とかそこら辺をひとつ、くぎを刺しておいていただきたいと思います。やめられるとすると大変なことになるわけでございまして。

 時間がございませんので、次の質問に移らせていただきます。

 本年度からスポーツ振興課が教育委員会の中に新設されたわけでございまして、非常に市内の老齢化、高齢化が進んでおりまして、大変時宜にかなった決断だったなというふうに喜んでおるわけでございますが、このことについてちょっと質問したいと思いますけれども、特にこれまで教育委員会が体育指導委員を育てたというと語弊があるかもしれませんが、公費をかけて資格を取らせたり費用弁償したりしながら各地に配置してきたわけでございますが、どうも体育指導委員を活用するつもりがあるのかなとちょっと疑問がございましたので、教育長に伺ってみたいと思いますけれども、これは今後、まず一つこの体育指導委員をどうするつもりかということをお伺いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 阿部議員の質問にお答えさせていただきます。

 私ども教育委員会では、現在20名の体育指導委員を委嘱いたしまして、地域のスポーツリーダーとして中心的な役割を担っていただくために各種指導研修会に参加していただきまして、資質・技術の向上を図りながら地域住民へのスポーツ活動の推進役といたしまして、協力をいただいているところであります。

 主な活動といたしましては、ニュースポーツの指導や普及、体力測定のサポート、駅伝大会、田沢湖マラソン、100キロチャレンジマラソン、各種スキー大会、それから今回のチャレンジデーなど、各種大会のスタッフまたは役員などとして活動していただいております。

 また、体育指導委員がかかわりまして高齢者が親しめるスポーツの普及に努めてきたソフトバレーボールであります、軽いやつですね、あれもこのほどクラブ組織が結成されまして、仙北市の体育協会のほうにも加入して活発な動きがなされております。

 先月の5月25日の例のチャレンジデーでありますが、仙北市は初挑戦させていただきまして、本当に市民の皆様の積極的な御協力のおかげで45%、銀メダルというふうにさせていただいたんですが、この際も体育指導委員が何回も会合を開きまして、市民の皆様にこのイベントの趣旨を御理解いただくための啓発活動、これをやっております。そして、非常にあちこち奔走されまして、市民のスポーツを通した健康づくりというふうなことに非常に意識を高める役目をしたのではないかと、私はそう思っているところでございます。

 今後も8月のインターハイ、9月には田沢湖マラソン、それから今年度の新しい取り組みでありますが高齢者と小学生のスポーツ交流とか、そういうふうな会にも大いに頑張っていただきたいと思っておりますが、議員の御指摘のとおり若干、20人の中でも非常に頑張っておられる方、いろいろ取り組みにも温度差といいますかがありますので、まず皆さんに本当に市の生涯スポーツ振興のために頑張っていただくように御協力をお願いしてまいりたいと思いますので、どうか御理解のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(阿部則比古君) 余り無理な運動はいけない場合もありますけれども、適度なスポーツを通じて地域を活性化させる、あるいは交流というものを促進させるという、さらには私どもが非常に頭を悩めております国保会計の改善にも、ひいてはつながるものだというふうに考えておりますので、大いに結構なことですので、今おられる体育指導委員の中でもさまざまなことをおっしゃる方がおられるそうでございまして、何とか今後、ひとつまず活用して盛り立ててやっていただきたいというふうにお願い申し上げたいと思います。

 議長、次の質問は時間切れですので、取り下げたいと思いますが。



○議長(佐藤峯夫君) 1時間は持ち時間ですので、1時間が過ぎれば議長のほうから発言をいたします。



◆7番(阿部則比古君) わかりました。

 これまで本市の光ブロードバンド敷設計画の概要を伺ってきたわけでございますが、私、実は昨年の5月から花ねっとの理事長を仰せつかっておりまして、市内にインターネットを配信する責任ある立場になりましたので、ちょっと詳しくお伺いしたいと思ったわけでございますが、省略してお話し申し上げますが、ことしの春、正月明けにNTT秋田支店長と市長が話をした結果、急転直下、採算がとれる部分と採算がとれない部分ということで分けて、採算のとれない部分は市で敷設するということになったわけですが、今田沢高原は間もなくそれが、この9月からに発注するという段取りなわけでございますけれども、そのほかの部分ですね、例えば下桧木内、生保内の周辺部、あるいは神代地区、ここはNTTがやるからいいんですが、下桧木内、上桧木内、田沢の敷設計画について予算との兼ね合いがあるわけですから、そこら辺も当初のとおりに何とかやるという、市長が意気込みでかかるものか、それとも財政があれだからちょっとわからないということなのか、そこら辺をちょっとお伺いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 阿部議員お話しのとおり、通信事業者の方々とお話をしていて、採算がとれない地区については市のほうで自主的に事業を行うということで、すみ分けをしました。

 その中で、田沢地区、桧木内地区、上桧木内地区については、できるだけ早期に着手をしたいということでお話をしております。現在、通信事業者が行っている事業の中では、震災の関係で光ケーブル自体がなかなか入手が難しくなっているという状況があるみたいで、一、二年ぐらい、今回の田沢湖高原地区の事業はこれは7月に発注を予定しております。できれば雪が降る前に工事を終えたいというふうに思っておりますけれども、そのほかの部分、例えば生保内地区の周辺部だったり、角館地区も一部あるんですけれども、そういうところをまず手当てしてもらうということを通信事業者がやります。

 さらに、神代地区、田沢湖畔地区、これも通信事業者の方々のほうにやっていただくというふうになっております。これがやっぱり一、二年、もしかしたらそれくらいかかるかもしれないということで、最初は24年度中を目途にしたいという話でしたけれども、1年ぐらいもしかしたらずれるかもしれないという話がありました。私の今の自分の中のスケジュールとしては、通信事業者がその事業を終えるまでには、今お話をいただいた田沢地区、下桧木内地区、上桧木内地区については、やはりこのときと同時ぐらいまでにきちっと敷設ができていないといけないと思いますし、それが公共の仕事だというふうに思っております。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 7番、阿部則比古議員には、今後与えられた1時間の持ち時間を有効活用をされることを助言いたしまして、一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 本日の日程は以上をもって全部終了いたしました。

 よって、本日はこれにて散会いたします。

                              (午後2時00分)