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秋田県 仙北市

平成23年  3月 定例会 03月04日−02号




平成23年  3月 定例会 − 03月04日−02号







平成23年  3月 定例会



          平成23年第2回仙北市議会定例会会議録

議事日程(第2号)

平成23年3月4日(金曜日)午前10時開議

第1 一般質問

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出席議員(20名)

      1番 高橋 豪君       2番 熊谷一夫君

      3番 門脇民夫君       4番 平岡裕子君

      5番 狐崎捷琅君       6番 田口寿宜君

      7番 阿部則比古君      8番 佐藤直樹君

      9番 黒沢龍己君      11番 荒木田俊一君

     12番 安藤 武君      13番 小林幸悦君

     14番 伊藤邦彦君      16番 八柳良太郎君

     17番 田口喜義君      18番 藤原助一君

     19番 高久昭二君      20番 稲田 修君

     21番 佐々木 章君     22番 佐藤峯夫君

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欠席議員(2名)

     10番 小田嶋 忠君     15番 青柳宗五郎君

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長      門脇光浩君     副市長     石山 修君

  教育長     熊谷 徹君     総務部長    佐藤秀夫君

  市民福祉部長  下総芳則君     観光商工部長  大山 誠君

  農林部長    倉橋典夫君     建設部長    雲雀芳幸君

  会計管理者兼

          高橋正市君     教育次長    橋本 勲君

  会計課長

                    角館総合病院

  企業局長    高田秀市君             高田紀市君

                    事務長

  田沢湖病院             監査委員会

          熊谷直人君             高橋新子君

  事務長               事務局長

  選挙管理委員会           農業委員会

          高橋俊一君             藤原一良君

  事務局長              事務局長

  田沢湖地域             角館地域

          茂木正道君             小木田 隆君

  センター所長            センター所長

  西木地域

          田口正明君     総務部次長   藤村好正君

  センター所長

  福祉事務所長  黒沢隆悦君     総務課長    羽川茂幸君

  財政課長    田中宣男君

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事務局職員出席者

  議会事務局長  田口総一君     書記      三浦清人君

  書記      藤岡 純君

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△開議の宣告



○議長(佐藤峯夫君) ただいまの出席議員は20名で、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 欠席届は10番、小田嶋忠君、15番、青柳宗五郎君であります。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。

 広報の写真撮影及び報道関係者のテレビカメラによる撮影を許可いたします。

                             (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、一般質問を行います。

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△伊藤邦彦君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 14番、伊藤邦彦君。



◆14番(伊藤邦彦君) おはようございます。

 それでは、私今回の定例会には6点の質問を申し入れてありますので、順序に従って一般質問させていただきます。よろしくお願いしたいと思います。

 まず、議員報酬と職員の給与についてお伺いいたしたいと思いますが、議員の報酬の引き下げについては、昨年9月定例会になりますけれども、私ども会派の狐崎議員が一般質問をしております。その中で当局からは財政的には大変ありがたいけれども、議会のことだから議会でよく議論をしていただきたいと、こういう旨の御答弁をいただいております。

 その後私ども会派は、今なぜなのかと、そういうデータをそろえながら資料をつくり、議員各位にお配りをして、御議論をいただいておるところでございます。なかなか御承知のように大変厳しい状況が続いております。私ども市民の先に立つ者として、まず我が身を削って市民の皆さんに御負担を求める、そういうところにいきませんと、御理解をいただけないのではないかと思っておるところでございます。

 しかし、今までの状況を考えますと、なかなかハードルが高いと感じておりますが、私どももこれ以上先に先にと先送りしますと、期待する多くの市民の皆さん、あるいは私ども会派の意にも合いませんので、6月の定例では何とかこの条例案を提出したいと思っております。それまでに議員各位とは真摯に議論を重ねながら、全会一致をもって思いをなし遂げたいと思っております。どうか議員各位の皆さんにはよろしくお願いを申し上げたいと思います。これに関しては当局からの御答弁は要りません。

 このあとの職員の給与に関係ありますので、議員の報酬もちょっと今触れさせていただきましたけれども、次に職員の給与についてでありますが、これも今申し上げましたように、仙北市、仙北市に限ったことではありませんけれども、大変厳しい状況の中にあります。特に、一般市民の皆さんは、今までかつて経験したことのない農業であれ、工業であれ、さまざまな分野で厳しい状況の中にあります。そうした納税者の皆さんから給料あるいは報酬をいただいておる当局、あるいは私どももそうですけれども、その市民が傷み苦しんでいるときに、そこから報酬をいただいている私どもが横向きの姿勢でいいのか、そういう思いをいたします。職員の皆さんそれぞれに御事情はあろうかと思います。大学に入れておったり、あるいはおじいちゃんおばあちゃんを施設に入れておったりと、そういった一生懸命あるいはいっぱいいっぱいの職員の皆さんもおられると思いますが、ここは少しずつ力を出し合って生きていく、助け合っていく、これが人間社会だと私は思います。おのれよければそれでよし、そうなりますと、子供がちょっと抜きませんが、弱肉強食のけだものの世界だと、そういうふうにも私は思います。いろいろその事情はお察ししますが、ここは納税者の皆さんの気持ちを酌んで、少しずつ力を出し合うべきだと、そういうふうに考えるものであります。

 ラスパイレス指数とありますが、これは仙北市は非常に低い位置にあります。資料によりますと89%という大変厳しい数字のところにおるわけでありますけれども、今申し上げましたように、一般の市民の皆さんをそのラスパイレス指数にもし計算できるとすれば30なり40、そこの水準ではないかというふうに思います。

 いろいろな問題があろうかと思いますが、全市民が一体となってこの危機を乗り越えるんだと、そういう思いの上で当局では職員組合と皆さんと向き合う意思があるのかどうか、そこをお伺いをいたしたいと思います。

 ほかの5点については、議席のほうから質問させていただきます。よろしくお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) おはようございます。

 伊藤議員の一般質問にお答えをいたします。

 職員間での一体感をつくることが、市民サービスの向上に直結するものというふうに考えています。仙北市は合併して5年が経過しましたけれども、まだまだこの一体感の情勢が完全ではないというふうに考えています。職員間の良好な関係をつくりながら、職員個々の資質の高めあいを今こそ進めなければいけないというふうに考えています。

 一方で職員と市民の関係ですが、意識の上で距離感があるように感じます。大切なことは仙北市が行政体として、信頼性を確保すること、まずこの点に尽きるかと思いますけれども、職員には市民の気持ちを十分に考えて、その方の立場に立って対応してほしいという旨、お話をいつもさせていただいています。少しでも人の苦しみがわかる市役所になれるよう職員と一緒に努力を続けたいというふうに思います。

 御質問の職員給与の削減についてですが、議員御提案の給与引き下げで生まれた財源で医師確保などに充てる考え方や、給与減額分を労働時間の減少で調整する考え方があることを認識しています。給与削減は職員の仕事をする意欲、地域経済状況等、慎重な対応が必要だというふうに感じます。イベント等による代休の取得ができていない状況や、年次休暇取得率が低い状況であること、権限移譲により業務が増加している現状であること、行政改革により職員のスリム化が進んでいる現状にあること、また給与については民間給与に基づく人事院勧告等をもとに決定されていることなどを考慮すると、現時点では給与の削減は難しいのではないかというふうに考えています。

 ただし、財政事情を勘案した中で大規模事業、例えば病院の建設等でありますが、これらに取り組む場合等やむを得ないと判断される場合は職員の方々、職員組合の方々と協議をし、理解をいただければ検討に着手したいというふうに考えています。今後の財政事情の推移を見た上で検討することとなります。

 参考数値ですが、先ほど伊藤議員も触れておられましたけれども、平成22年のラスパイレス指数は89.8で県内の市の中では最も低い数値であります。全県25市町村中でも下から4番目という現状にあることを申し添えたいと思います。

 以下の点については、また後ほどお話しをしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 今の市長の答弁によりますと、これからの財政を見て協議に入りたいというような旨の御答弁がありましたけれども、仙北市は今公債費比率が20%を超えている、そしてまた職員の数、これは合併のときに3町村が適正の人数に絞って合併すればよかったんでしょうけれども、そういうこともやめてくださいとも言えないし、やめるとも言う人がおらなかったと思いますから、それをそのままそっくり持ち込んだのですから職員は多いということはこれまたやむを得ないと思いますが、逆に一般の企業からすれば一つの仕事を大人数でやっている、いわば楽をしているというふうにとられかねません。その分をじゃどうするのか、やはり市民のために身を削る、そして今市長も答弁にありましたけれども、私も通告しましたけれども、労働時間の減額分を労働時間の減少なり、あるいは週休3日制になりローテーションを組んで、そうしたことも可能になっていくものではないかと思いますし、そうしないとだめでないかなと思います。職員数は人口千人当たり仙北市は14人、男鹿なんかでは9.6人、鹿角では6.8人という千人当たりその人数で賄っているというようなデータもありますし、市長のトップとしての苦しさはわかりますけれども、職員みずからがそこに気がつかないとだめだというふうに私思いますので、そこら辺、総務部長どう思いますか。総務部長お願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 佐藤総務部長。



◎総務部長(佐藤秀夫君) 確かに伊藤議員の御質問の趣旨というものは、十分私どもとしては理解をしているつもりでございます。今職員の給与削減という具体的な項目について今の時点でこうするああするということは表現できませんけれども、その趣旨というのは十分先ほど申し上げましたように理解しているという観点から、例えば組合との交渉に必ずそういう時代が来るからねと私どもはそういうふうに申し上げております。どういうふうな例えば個々に、これは水準の交渉ということでなくてどういう形であれば職員の方々が理解をしてくれるのかということも含めて、総務部長の個々の考え方として申し上げたりしております。したがって、いつどれぐらいのベースでということは今の段階では申し上げることできませんけれども、いずれはそういう形になるだろうと思いますし、このあとの市の事業の展開等考えてみますと、避けて通れない問題であろう。したがって私どもとしては、そういう問題を一つ一つ環境整備をしていきたいというふうに現段階としては考えております。ぜひ御理解を願いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 単純に仙北市900人弱の職員がおられますし、それに60億円ぐらいの人件費が費やされている。これを仮に10%協力をもらえるとすれば4億円、5億円ぐらいの財源はすぐに出るわけですから、それを一般の住民のサービスに使えるというふうに単純に思うわけですが、私ども議会も当局もよくそうしたものを決めるに当たっては類似団体、人口が同じぐらい財政が同じぐらい、そうしたことを基準にしてよく考えるわけですけれども、私はやはり仙北市は仙北市の自立した自治体でありますから、仙北市がどうなのかということを考えて、みんなで協議して耐え忍んでいかなければならないものだというふうに私は思いますが、そこら辺市長どうでしょう。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 前提として人件費の抑制ということは大変重要でありますし、その抑制になった部分を政策的経費に回すということが今後の仙北市の発展に直結できるというふうな試算もしております。しておりますけれども、現時点では個々個別の事象に対してという考え方よりも、財政状況を勘案して進めていかなければいけないということがあるということも御理解いただきたいと思います。

 それから、公務員法に基づく、要するに運用をしているわけですから、例えば職員数が多いからといって、先ほど伊藤議員がお話ししたように首を切ると、適正な理由のない限り首を切るということは基本的には身分保障がありますからできません。ただし市のほうでは何をやっているかというと、ワークシェアであったりさまざまな事務移譲であったりということを民間の方々にお願いできないかということを進めているということがありまして、先般から行われている各福祉施設の民間移譲などというのはその流れになったものというふうに考えています。

 大きな視点でいくと仙北市の人口と職員の数というのは、大変職員の数のほうが類似団体からすると大きいわけです。先ほどお話したとおり、鹿角、男鹿と比べると本当に大きいという状況は理解をしています。この人事の関係ですけれども、定員適正化計画よりもかなり加速度的に職員が退職しているという事象もあるということも申し添えたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) トップとしての大変部下を思わなければならない、あるいはそうしたことに踏み込む厳しさというものはよく私も理解しますけれども、そのバックには多くの市民がいるということもぜひ御理解をしていると思いますけれども、さらに認識を深めていただきたいというふうに思います。

 1つの提案でもありますけれども、例えば職員の通勤費、これはどれぐらい総額で払っているかわかりませんけれども、合併してから例えば西木から田沢湖へ、角館から西木へと遠距離を通わせてそれに対して通勤費が払われる。私はこういう財政事情の中では、その合併のしがらみをなくすために全部まぜなければならないというその方向性もわかりますけれども、難儀させて通わせてお金を払って油をたくさん使っている、しかも役所に行った人の話を聞きますと少数意見かもわかりませんが、だれも覚えた人はいない、だれもあいさつしてくれない、今までならばどこに用がある、こっちだこっちだとか言ってそういう優しさがあったけれども、合併したらそういうことはなくなった、そういう声が大変多く聞こえますので、通勤費を辛抱する、あるいは住民サービスを向上させる、そうしたことから考えますと、余り移動しないで3地区で職員の異動は、通勤は差し控えたほうが市民の皆さんも喜んでくれるのではないかと、財政的にもプラスになるんではないかなと思いますけれども、市長お願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今まさに議員が御指摘の内容は、先般から議論をさせていただいている市民サポートセンターの考え方に基づくものであります。地域センター等についても同様であります。地域に明るい職員をその地域に配備することで信頼関係を構築できたり、またスムーズな業務遂行ができたりという利点がありますし、当然今お話されたような経費削減にも資するものというふうに考えています。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 最後にもう1点だけお伺いしますが、合併前に合併協議が進んでいる中で、私当時のトップにこういう質問をしたんですよ。角館はちょっと財政が厳しくてその立て直しのために職員も給与を下げた、そうすると合併したあと、西木と田沢湖と差があってはこれは気の毒だから、それは並べて合併しなければならないものではないですか、そういうお話をしたところ、そのトップの方はそのとおりだと、ところが角館さんがその資料を出してくれないんだよと、そういうお話がありました。私にうそついたかそれはわかりませんけれども、聞いたままに今お話をしましたけれども、それがまた当時の方々が大変こうかわってしまいましたからわからないと思いますけれども、合併したら田沢湖、西木の職員よりも下がっていたはずの角館の職員の給料が上がっておったと、そういうことをお話する方もおられますが、それはまた事実ですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今私の認識では給与表は基本的には統一性が保たれておりますので、給与に関することに対してのアンバランス感はないというふうに思います。ただ、それまでの職員の職歴であったり、キャリアであったりすることで違いが出てくるものという事象はあるというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 当然スポーツもそうですし、チームワークがないとこれは勝てない。行政も同じだと思いますが、何とかそこら辺をチームワークがよくなるように、当然そこにもらえるもののバランスがとれておらないと、やはり不協和音が起きてくる、頑張ろうという気持ちが起きてこない、そういうふうにいくと思いますので、ご難儀はわかりますけれども、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 もう一度、今は大体そろえてきたという市長の答弁ですけれども、就任前のことであれですけれども、合併した当時はやはりそういうふうに私に入る情報のように差があったんでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 私今現在の認識ではそのような認識を持っていません。というのは、その当時の状況を把握できていないという、申しわけないんですけれども、把握できていないことからの答弁であります。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 繰り返しになりますが、どうか職員が一体となって仕事に取り組めるように、チームワークがよくなるように御努力をお願いしたいと思います。

 1つの例でありますけれども、破産した北海道の夕張市は市民がその税負担に耐え切れなくて1万4,000人ぐらいの市民が2年間で1割も市を飛び出して行ってしまったというようなことも聞いております。職員のラスパイレスも仙北市よりもはるかに低い70以下に下げざるを得なかったというようなことも聞いておりますし、仙北市も剣が峰に立っている、何かその気になっておらないような、これは私個人の考えですけれども、そういうような思いがしてなりません。もう土俵際で弓なりになって耐えているような状況だと思いますので、みんなで知恵を出し合って、我慢しながら乗り越えていかなければならないものだろうというように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 次の質問に移らさせていただきます。

 仙北市の危機管理についてでありますが、昨年7月の豪雨、被害はもう皆さんもまだまだ記憶に新しいところでありますが、仙北市は豪雪地帯にもあり、深く険しい山があり、加えて今なお活火山である駒ケ岳もある、あるいは隣国からテポドンが飛んで来たり、ミサイル砲が飛んで来たりと、大変危機が多い市でもあるというように思います。そうした中に、私どもとしてはなかなかこうしたことはその場にならないと認識しない。今の霧島連山の火山もそうでありますけれども、いざそうなったときに、やはり人の命にかかわる、財産ももちろんですけれども、命にかかわることでもありますし、市のほうではマニュアルをつくって今それを進めている中なわけですけれども、さらにそれを進めるために職員も、あるいは市民の皆さんにも危機管理、危機意識を高めていくために、専門の指導員と言いますか、講習なりを受けた指導員なりを置いて、意識の高揚を図っていく必要があるというように思いますが、市長に答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 議員御指摘のとおり、危機災害の発生時に的確に対処できる能力、機能を持っているかという質問に対しては、現時点では私自身も実は危惧しています。だからこそ、制度を構築し、また体制を整えていきたいというふうに思い、議員の方々と御議論させていただいているという状況があるということです。

 先ほどから議員がお話したとおり、異常とも言える気象条件下で突発的に局地的な豪雨や豪雪等が各地で、しかも比較的規模の大きい状況で自然災害が発生しているというのが、近年の現状です。

 昨年夏、本市を襲ったゲリラ豪雨による災害も記憶に新しいところですし、その対策に追われたというのも議員の皆様もよく御承知のとおりだと思います。この災害を教訓に現在危機管理体制、初動体制の構築を行い、組織体制の強化と職員個々の役割を整えているという状況にあります。

 有事の際の速やかな伝達方法を確立したいという思いで、防災行政無線の調査を昨年から始めていまして、具体的な調査の終了が見え次第、総合的な整備を考えているという状況にあります。

 防災の基本は、住民一人一人が自分の命は自分で守るという自助、地域住民が連携し地域の安全はみんなで守ろうという共助、また行政が災害に強い地域の基盤整備を進める公助の3つが大切だというふうに考えています。これがうまく機能を果たすことで、防災対策は効果を発現できるものというふうに言われていますし、私もそのように思っています。

 このために地域防災力を高める必要性をすべて洗いつぶしているという状況にあります。

 市では市内29地域で構成されている自主防災組織を主体に、育成指導研修会などを実施し、市民の方々と一緒になって防災意識の高揚に努めている最中であります。

 現在、国やほかの各自治体、NPO法人や各企業及び団体、13の機関と災害時における応援、支援協定を締結しています。

 国土交通省の秋田河川国道事務所と災害時における情報の共有化と応援体制の強化を目指して、市の災害対策本部に対し現地情報連絡員の派遣をしてくださるという新たな協定締結に向け、協議を進めています。

 また、秋田地方気象台との連携で、例えば前回もありましたけれども、避難勧告の判断などに気象予測の提供やアドバイスをいただける仕組みもつくることができました。

 御指摘のとおり防災指導専門職員を配置するということは、防災関係機関との連携強化、市職員の防災知識の向上を図るとともに、市民の危機に対する意識高揚のためには、有効な手段だというふうに考えます。当市でも一度検討させていただいたことがありますが、今は職員の防災意識を高めること、専門職の配置については今のところ白紙という状況だということでお話を申し上げたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 今のところ白紙という御答弁をいただきましたけれども、1つのポストを設けるとなれば、また先ほどからのお話でありませんが、財源が必要としますから、余っているとは言いませんけれども、職員数が相当多いらしいですから、その中から2人なり3人なりを専門職員として、そういうことがあるかどうか私知識がありませんけれども、県なり国なりに行って指導を受けてきて、それを持ち帰って市民に伝えて、訓練をして危機感を高めていくと、そういう方法はいかがなものでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 仙北市危機管理計画に基づいて来年度から、23年度から選任する危機管理官、新しく選任しますけれども、危機管理官を中心に具体的な危機発生を想定した訓練の実施を検討しようと思っていますし、危機管理官は危機管理官としての職務を全うするためのさまざまな学習であったり、知識の吸収であったりという場にはぜひ出席していただきたいというふうにも考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 今の危機管理官という方は、その外部から入れるんですか。それとも職員の方ですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 職員の中からお願いしたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) わかりました。大いに期待をしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、移らせていただきますが、佐竹知事が、我々仙北市の出身でありますし、大変心強く思っているわけですけれども、この機会を言葉は悪いんですが、活用、利用して仙北市を少しでも前に進めたい、そういう思いから質問させていただくわけですが、合併のときは観光産業を生かした北東北の拠点都市づくり、そういうことをスローガンにして合併したわけですけれども、あの当時は500万人、600万人の観光客が仙北市に訪れておったんですが、1,000万人を目指すということだったんですが、逆に今は世の中の世相のせいでもありましょうが、減少になっている。その分が商店街を初め、農産物の消費度にもすべてにマイナス動いているわけで、何としてもこれだけのすばらしい観光資源のあるところはなかなかないと思いますので、それにどうお客さんを誘致するかということにかかっていると思います。いや今は国も財政難でそういうインフラなんかとんでもない話だと言われると思いますけれども、やはり声を出さないと、何も進んでいかないわけで、105号なり46号なりの道路の改良、46にしては雫石まで4車線できておりますし、13号線も大分こっちのほうへ4車線で進んできております。そうしたことをぜひこれだけの観光地へお客さんがたくさん来るから優先してやってくれよと、地元出身の知事よと、そういうことを呼びかけていかなければ、だめだろうの姿勢では一歩も半歩も進まないと思いますので、そうした運動を強めていただきたいというように思います。

 それと、新幹線なんですが、この前も私めったに乗ることはないんですが、ふるさと会に行かせていただきました。そのときに新幹線で行ったんですが、1番列車と最終列車の新幹線が角館、田沢湖両駅にとまらないんですね、あれもとまってくれれば東京にいる時間がもう2時間も延びるんではないか、あるいは逆にこっちに来てくださった観光客の皆さんが長く滞在できるんではないか、難しい面があると思いますけれども、これも先ほどと同じように、何とかならないかということを願う必要はないのかどうか。

 新幹線にありながら、よく列車待ち合わせのために少々お待ちくださいとか、盛岡まで着くに2回もとまったりするそういう新幹線は私聞いたことがありません。これも単線だからそうだと思いますし、そうした点もダイヤを何とかするとか、複線化をするとか、そうしたことを今の知事のうちに、何とか手をつけてもらうということが必要ではないかなというふうに思います。

 それと、もう1点、職場づくり、これもやはり職場があれば若者定住もすべての問題が私は解決できると思います。仕事がないから学校へ入れたり、大学に入れたりして手間暇かけて育てた子供たちを東京に、あるいは向こうのほうに出してやらなければならない、行く本人も何も好んでああいうコンクリート砂漠の中に行きたいとは思っておらないはずです。職場さえあれば親元におって、あるいは友達とみんなと幼なじみの人たちとみんなとここで暮らしたいと思っているはずですから、何とかその職場をこれも知事に無理やり頼んで頑張っていただきたいと思います。

 これもまた1つの例ですけれども、職場がないとすればみずからでつくる、そういう意図で市長も総合産業研究所を立ち上げて、それにも大きな期待を持てるわけですけれども、例えばの話ですが、これからはリサイクル、資源を大事にという時代でもありますから、携帯電話なんかは今全部小坂町に運ばれてあそこでリサイクルされておる。わざわざ峠を越えてあそこの遠くまで行かなければならないのか、そうしたものもここでストップされて、県南のほうは私のほうでやりますというようなそういうようなことができないのかどうか、いろいろ難しいと思いますけれども、前向きに半歩でも一歩でも行こうという姿勢が必要だと思いますけれども、そこら辺の考えをお聞かせください。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 佐竹知事が、知事でいるうちに仙北市を一歩も半歩も二歩も前進する糸口をつかめというエールだというふうにお聞きをしました。

 佐竹知事が着任されて以降の現状を私なりに分析をしてみたわけで、それを少しお話させていただきたいと思います。

 県内の市町村では多くの場面で、県と共同作業が加速しているというふうに見ています。これは知事が選挙時から提唱してきた、県と市町村の機能合体という公約によるものだという受けとめ方ができるというふうに思います。

 また、知事は御承知のとおり仙北市の出身でありますから、故郷への思いは人一倍強い方だと私はお見受けをしています。機能合体が要因なのか、故郷への思いが要因なのか、これはさまざまな見方があるかと思いますけれども、私が着任させていただいた以降のこととを思い出すだけでも、例えば21年11月の駒ケ岳遭難に対する自衛隊出動、または仙北市TICは職員の派遣も含め、県内初の機能連携組織、総合産業研究所所長も県立大から御協力いただくことができたということがあります。昨年はゲリラ豪雨による災害が市内各地で発生しましたけれども、知事には即時の視察と県単独災害復帰事業への着手をいただいたものであります。

 年末のクニマス発見では報道の翌日にクニマス里帰りプロジェクトを市と県の関係機関の立ち上げ、角館南高校の体育館改修、田沢湖スポーツセンターグラウンド改修に係る関連予算、またEV車の山間寒冷地での走行実験など、こちらから要望させていただいた案件にはかなりな部分で対応をいただいているというふうに認識しています。

 先ほど議員がお話をいただいた、例えば鉄道の関係であります、こまちの各駅停車、またこまちのトンネルの改修、また仙岩トンネルの改修、このようなことにも常日ごろから知事とお話をさせていただいているという実情があります。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) いずれにしましても、今市長の答弁のように佐竹知事もふるさとへの思いは強いと思いますので、ほかのほうから知事が出られないうちに、ぜひ熱い思いで知事にお願いを続けていただきたいと思います。

 観光客を仙北市に呼び込むためには、仙北市をPRする、余り経費をかけないでPRするためには、私は角館高校の野球部を甲子園へやれば全国ネットで広がりますし、あるいはNHKのど自慢、これも同じ考え方です。のど自慢に関しては去年の6月に羽後町でやっております。潟上市でもたしか去年やったかな。羽後町でちょっと聞きましたら、「経費はどれぐらいかかるんですか。」「400万円ぐらいかかりました。ただ私のほうは立派な建物がないから、学校の体育館でやったからステージも広げなくていけないし、それでかかったけれどもそんなに経費はかかりませんよ」というようなお話でありました。我が市には田沢湖に立派な市民会館がありますし、ああいったところを利用して全国へ、角館、田沢湖、西木、仙北市をPRする絶対的なPR効果を望めるものだというふうに思いますし、そこら辺も御検討を願いたいと思います。

 それでスキー人口が減っておりますけれども、あれだけの立派な田沢湖スキー場、私スキーはうまくできませんけれども、田沢湖スキー場はいろいろな大会を呼ぶにはジャンプ台がなくてだめなんだ、だから鹿角花輪スキー場にみんな持っていかれるんだというようなお話をされる方もあります。誘致することによって、それこそ観光PR、田沢湖高原にもにぎわいが来るでありましょうし、経費はかかると思いますけれども、プラスマイナスを考えて、ぜひそうしたことにも踏み込んでいただきたいと思いますが、この2つ、のど自慢とスキー場の件をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 私もそうですし、伊藤議員もそうだと思いますし、皆様議員の方々もそうだと思いますけれども、出身地だからといって事業の必要性であったり、費用対効果であったり、全体計画との整合性などを甘く精査するということはしないと思います。

 さきに御答弁させていただいた例示は、例えば人命、財産保護の見地に立った災害時の緊急対応であったり、または秋田県の観光戦略上で仙北市が果たす役割など、適切な議論を経て実現した取り組みだというふうに認識をしています。ジャンプ台の新設は国体開催の大きな要因と私も考えています。設置を期待する一人であります。

 また、先ほどお話しになった角館高校の甲子園出場という件ですけれども、県が進めているスポーツ立県は高校野球の強化戦略の中で対応をいただけるものというふうに考えています。でも、もちろんそれは市民の方々の強力なバックアップ体制がなければ不可欠であるというふうにも考えています。これらの取り組みについては検討も含めて、佐竹知事及び県には、このあともお力添えをいただきたいというふうに考えています。

 なお、NHKののど自慢の開催は、議員もお話のとおり市が主催すべきものであります。以前私も大変興味を持っておりましてので、NHKのほうと内々の情報の交換等もさせていただいた経緯がありますが、議員がお話のとおり開催の市町村負担額が発生します。単発で開催するということよりは、何か記念行事的なものとして開催するということのほうが、市民の方々には理解を得られやすいでしょうし、参加をいただける機会もふえてくるのではないかというふうにも思っております。開催の時期、それから財源の捻出等については検討を要しなければいけないというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) もう1点、この知事が知事であるうちの中で、今市長からも答弁をちょっといただきましたけれども、角館高校の野球部を甲子園へというこの部分ですけれども、やはり小学校のスポ少から少年野球、中学校、ここから力を入れていかないとなかなかその道は閉ざされてしまうというふうに思います。スポ少も会社勤めを終わってから指導者になって鍛えてくれている、大変難儀をしておりますし、市のほうでも何かの御支援をいただければ、スポ少の皆さんも大変励みになるのではないかというふうに思います。

 また中学校には私思うに、角館高校の野球部のOB、先生が何人いるかわかりませんけれども、その先生を各中学校に張りつける、そしてとにかく地元だと、ただちょっと声がかかれば秋田市にやったりしないで、向こうへ行って成功する人もいますけれども、ほとんどがつぶされてしまう、やはり地元の学校にいて地元のために汗を流すんだ、そういう指導も必要だと思いますし、ぜひ学校の先生方をそちらのほうに導いてお話をして進めていただきたいと思いますが、そうした点、教育長にちょっとお伺いしますけれども、もしわかっておったらそのOBでの先生は何人ぐらいおられますか。わかりましたら、角館高校の野球部のOBで教員資格を持っている人。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 議員の突然の御質問でありますが、まずOBは今、教員採用というのはもちろん県で一本でやっているわけです。それから県の人事異動ももちろんやはり県で一本であります。もちろん教育事務所が南中央北のほうにありますので、そのでやっているわけなんですが、やはり全県的な視野に立って行っている、それから今非常に傾向としては、その少子化のために先生方が要するに余っていると言えば言葉はあれなんですが、特に県南が非常に余っていて、北のほうが先生方がちょっと足りない、講師で充当しているという形で、今南のほうから北のほうへの異動ということで、広域交流という言葉を使っておりますが、非常に先生方が全県規模で動いているわけであります。

 ですから、議員のおっしゃるとおりに、OBの方をやはりこの仙北市の中学校になりに配置をしたいと、私も本当にそう思います。これはスポ少の指導者であれ、中学校の指導者であれ、特に部活野球ですね、やはりそのやってこられた方、情熱もふるさとも愛し、情熱もある方に部を持っていただきたいんですが、やはりそれがなかなかできない現状であるというふうなことです。

 それから、新しい方々にしても教員採用試験が、例えば中学校の場合は今平均の30倍でございます。30倍でありますので、野球もなおかつ教科の面でも力のある方というのはなかなか採用できないというふうな難しい複雑な面もあるわけで、まず何とか私たちもそういうふうな方々、情熱もあり教科指導もできる、野球の指導もできるというような優秀な先生方を何とか、地元のうちのほうには5中学校ありますが、5中学校に配置し、高校にもそういうふうな高校教育課にもお願いしてやっていきたいと、そういう面ではまずやっておるところであります。

 だた、いずれ来年度議会のほうにもお願いしておりますが、教育委員会内にスポーツ振興課も何とか新設させていただいて、スポーツ振興、スポ少、部活、それから高校のそういうふうな野球も含めた部活振興をぜひ図っていきたい。そしてそれがいずれ国体のほうのそういうふうなジャンプ場の誘致にも大きくつながっていく、地域の活性化につながっていくものでありますので、そういうふうな人事面も含めて、まずいろいろな場所に、主に県のほうにですが、お願いして優秀な教員を配置するようにやってまいりたい、そういうふうには考えておるところでございます。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 指導者の件については、教育長がお話のとおりですけれども、せっかくの機会ですので、スポーツ少年団の考え方、自分が考えている考え方についてお話ししたいと思います。

 もちろん自分も角館高校の野球部が甲子園に出場してほしいという思いは同じです。だけれども、スポーツ少年団時代から子供たちは、自分はスポーツ少年団というのはより多くの種目に接していただけるという機会の提供だというふうに考えています。野球少年がそのまま高校に行って野球をするということが大変望ましいんですけれども、バスケットボールであったり、水泳だったり、テニスだったりたくさんの種目があるわけですから、そちらのほうにも頑張ってほしいという旨のエールもぜひ伊藤議員からはお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 今市長の御答弁に反論するわけではありませんけれども、PR効果はやはりバスケもみんなで頑張っていますから、それはすばらしいことですけれども、テレビに映るんですよね、甲子園へ行くと。それを私、だから甲子園へ、生徒の頑張りもたたえたいし、行かせたいという思いもあるわけです。やはりスポ少と教育上ですけれども、スポ少と小学校とレールを敷かないと、なかなかそういう夢は遠のいてしまうと思いますので、どうかその優秀な先生を無理やり、仙北市に引っ張ってくるように、どうか御努力をお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) お言葉を返すようですけれども、テレビに映るからPRになるという考え方は私としてはそうだというふうに言うことはできないというふうに思います。テレビに映らなくても、一生懸命汗を流している子供たちがたくさんいます。その子供たちにもぜひエールをお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) よくわかっております。

 それでは次に、ちょっと時間がなくなりましたので、御答弁のほうも簡単にはしょってお願いしたいと思いますが、国会議員と知事、県議、組合長この合同会議を開催できないかという質問ですが、さっき申し上げたように、知事もJAの組合長もここ仙北市の出身でありますし、みんなで当局と議会とが一体となって願うことは願う、あるいはこういったことをなぜできないんだということを、いわゆるその人方を動かすために、黙っていては何も進まないわけで、動かすためにそういう直接に顔と顔を向き合ってお話しする機会を持てないかという、合同会議なんていう立派なものでなくてもいいんですから、そういう必要性があると思いますけれども、市長、無駄なことなのかな、ちょっと御答弁を簡単にお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 伊藤議員の御提案は、行政だけでなくて議会と行政が一堂に会しての円卓会議みたいなものを想定したというふうに思います。おのおの場から意見を出し合う、よりよい解決策を生み出すという場面創出の提案だというふうに受けとめています。

 自分の浅い経験で大変恐縮ですけれども、議員にはそれぞれ譲れない信条があります。それが会派であったり、政党であったりというグループの成立の前提だというふうに自分は感じています。当然打ち出す政策、施策も違います。それら違いをお互いが理解し合う学習の場として、合同会議は有効だと思いますけれども、この会議を現状打破の共通施策を生み出す場と考えると、その作業は信条の違いを乗り越えて相当な時間と難問を克服しなければいけないという覚悟が必要というふうに思います。国政を語り、県政を語り、農政を議論することは大変に重要な行為であります。

 ただ、自分はこれらの議論を含め、まずは市政課題についてもっともっと市議会の皆様と議論を交わすことが大切ではないかというふうに思っています。合同会議よりも市議会の皆様と自由闊達な意見のやりとりを日常的に実現したいというのが、私の正直な気持ちです。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) どうか開催に向けてなお熟慮願いますようにお願いしたいと思います。

 次に、移りますが、クニマスが発見されて大変全国的に喜んだわけですけれども、田沢湖に里帰りさせるためには、いろいろな課題があろうと思います。その課題を克服するための行動をとりながら、とりあえずと言いますか、桧木内の垂天池沼には非常に水もきれいで、わき水で冷たくて、深さはちょっと十三、四メートルしかないらしいんですが、そこだと住めるんではないかと、またそこにも観光客が呼べるんではないか、そういうふうに思いますけれども、簡単にどうかお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 伊藤議員の御提案で、クニマスを垂天池沼に放流できないかという御提案ですが、中坊教授の話だと深さは余り関係ないみたいです。温度が、水温が問題だということで4度から5度ぐらいの温度であれば生息し産卵できるのでないかというふうな論文の発表になっています。垂天池沼も自然豊かな体系の中にある沼でありまして、昔から2メートル以上の大ゴイが住んでいるというふうに伝説もあります。ただ、放流するとなると、その自然体系を崩すことになりかねない。その沼からすると、垂天池沼からするとクニマスは外来種というふうになります。ぜひこの辺の調査はきっちりとやってから判断が必要ではないかというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 調査をよろしくお願いしたいと思います。酸性水を浄化する、それはちょっと私わかりませんけれども、十和田湖が大変ヘドロで、落ち葉が流れ込んだりしてヘドロで汚れたときに、バイオを使って浄化させたという、そういう実例があるらしいんですけれども、そうしたことも酸性水に当たるのか、効果があるのか試してみる必要がありませんか、市長。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 青森県内でさまざまな実証実験が行われています。十和田湖の例もありますが、八郎湖での導入などもうわさとしては聞いています。有効な施策であるという判断の前に、事象を確認していきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) ありがとうございます。

 最後の質問に移らせていただきますが、さまざま市から民間に移る事業があるわけですけれども、そのときにいろいろ工事から物品納入から、そうしたものが発生するわけですけれども、ぜひこれだけの経済が沈み込んでいるときでありますから、地元発注を心がけていただきたいというふうに思います。清眺苑も移りましたけれども、あれは10億円の事業で地元の人方にやってもらったら大変よかったろうなというような思いもありますけれども、そういうことを契約の段階で市内業者に限るとか、そういう私法律的なことは知りませんけれども、そういうことができないのかどうか、最後の御答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 清眺苑のお話をいただきましたけれども、大規模な改修が必要であったものでありますが、改修については事業主体である法人の方針によるものというふうに理解することができます。

 市としては、財政的な支援を行わない状況で市内発注を強く要求することはできないというふうな立場もあります。

 しかしながら、市内発注条例の趣旨を理解いただきながら、可能な限り市内発注をお願いしてきた経緯もありますし、今後もそのような事例があればお願いをしていきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) たくさん御答弁いただきました。ありがとうございます。



○議長(佐藤峯夫君) 以上をもって、14番、伊藤邦彦君の一般質問を終わります。

 11時10分まで休憩いたします。

                             (午前10時58分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                             (午前11時10分)

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△田口寿宜君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 6番、田口寿宜君。



◆6番(田口寿宜君) おはようございます。

 久しぶりにこの場でおはようございますというあいさつをさせていただきました。定番に戻ってまいりました田口寿宜でございます。

 今回は3つのテーマにつきまして、大きいテーマのもと6つの項目で御質問のほうを通告させていただきました。早速、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 まず、1点目といたしまして、人口減少というテーマで質問するわけではございますけれども、国勢調査の速報値が公表されました。全国の人口の状況を見てみますと、東京、神奈川など9都県が増加、残りの38道府県は減少となっており、秋田県では人口減少率5.2%と2000年、2005年の調査に続いて最も大きい減少率となってしまいました。この人口減少問題は、日本全体の問題として真剣になって対策を講じていかなければならないと強く思うところではありますが、今回は仙北市の状況や対策についてお伺いしてまいります。

 合併当初、3万1,000人以上おりました市民が、昨年実施されました国勢調査の速報値から2万9,567人と、ついに3万人を切る事態となりました。原因はさまざまでありますが、市の予測よりも速いペースで人口減少が進んでいるものと思われます。

 仙北市総合計画基本構想第3章には、将来人口という項目がございますけれども、ここで、人口減少に歯どめをかけ、定住人口の増加を図るため、本計画において子育て支援を初めとする少子化対策や雇用環境の改善等の定住化対策を強力に進めるとともに、農林業の振興等に第1次産業の従事者の確保対策、企業誘致の促進や観光産業の振興策による雇用の場の拡充、市街地活性化対策による商業振興等に取り組み、定住人口3万人の維持を目標に、施策の展開を図りますと記されております。

 また、市長マニフェストではこれらのことを具現化するための項目が多くあります。しかし、いずれの施策も手はつけるのではありますが、大変申しわけございませんけれども、中途半端な状況に進めているような気がしてなりません。このままではあっという間に2万人を切るのではないかと、私自身そして市民の皆様も大変危機的な意識を持っておられます。

 将来を担う世代が、ほかの土地で暮らさず、ずっと仙北市で暮らせるような環境を中途半端にではなく、しっかりとつくっていかなければなりません。そのためには、まず仙北市でしっかりと仕事ができる環境を整備しなければなりません。

 その大きな柱になるのが、現在制定に向けて作業が進められております、仮称産業振興基本条例であると私は考えます。

 この条例の必要性ということにつきましては、昨年6月定例会の一般質問の際にお話しをさせていただきましたが、やはり市内全事業所の状況を実際に歩いて把握し、市独自の産業振興に関する施策を展開しなければ、せっかく条例を制定し施策を展開したとしても、中途半端な施策になってしまい、職を求めてこの地から離れていく方々が多くなってしまう可能性があると私は思います。昨年の広報に、事業所回りに関するお知らせがありましたが、回られたでしょうか。

 そして、少子高齢化対策にも力を入れなければなりません。少子化対策につきましては、昨年の2月定例会、6月定例会の一般質問においてお話しをさせていただきました。また、この件についての質問はたびたび各議員から質問が出されております。人口減少という大きな問題に結びつくからこそ、強い危機的意識をお持ちになり質問されるのだと私は考えます。中途半端な施策の展開は許されないのです。

 高齢化対策でも徳島県上勝町のお年寄りのように生きがいを持って生活できるようなシステムを構築しなければならないと考えます。そこには総合産業研究所の役割も大きくなってくるものと私は考えます。

 また、子供たちが大学等へ行っても、この仙北市に必ず帰って暮らすよう、家族の大切さを家族と学校で一緒になって考え、教え、学校、家庭、地域が一体となって地域愛、郷土愛をはぐくむ教育を行うことも重要であると考えます。学力だけではなく、道徳的な心の教育も必要です。

 人口減少問題解決には、地域住民の知恵や創意工夫がますます求められておりますことから、地域運営体の存在、役割も欠かせないものと考えます。

 いずれにしましても、目標とする定住人口を設定し、さまざまな課題に危機的意識を持ってしっかりと取り組み、解決していくことが、人口減少に歯どめをかける解決策であると考えるものでありますが、市が目標としている定住人口は何人なのか、また人口減少問題の解決策をしっかり考え、実行されておられるのか、お伺いいたします。

 次に、文化という大きいテーマであります。

 一言で文化と申しましても、幾つかの定義があり、多くの種類があります。私たちが何気に使っているこの言葉の意味を改めて辞書を開いて調べてみました。そこには次のことが記されておりました。1つには、人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げた有形無形の成果の総体。それぞれの民族、地域、社会に固有の文化があり、学習によって伝授されるとともに、相互の交流によって発展してきた。2つには、さきに述べましたことのうち、特に哲学、芸術、科学、宗教など精神的活動及びその所産。物質的所産は文明と呼び、文化と区分されるといったような意味が記されておりました。

 要するに、文化とは民族や社会の風習、伝統、指向方法、価値観などの総称で、世代を通じて伝承されていくものを意味しております。このことを踏まえまして、次の2点についてお伺いしてまいります。

 1点目は、今後の文化的な施策についてであります。

 仙北市には生保内節を初めとする民謡、角館のお祭りを初め各地域に根差した多種多様な祭り、郷土芸能、伝統芸能、歴史的なもの等々、多くの貴重な文化が存在しております。しかし、少子化やさまざまなことが要因し、それぞれの文化的な事柄の伝承が難しくなってきているのが実情です。

 これらの文化を後世に受け継ぐためには、学校、地域と連携をとりながら、各地域に伝わる文化を伝承する取り組みが必要であると考えます。

 今定例会におきまして、仙北市北浦教育文化研究所の設置条例案が提案されております。この研究所の意義、役割は非常に大きいものであり、文化行政の発展に大きく寄与するものと私自身大いに期待するところであります。

 また、若者に対しましても、その土地に伝わる伝統、文化を伝えていくことも重要であります。幾つかの地域運営体におかれまして、地域文化の伝承、継承ということでいろいろな取り組みが行われておるようであります。文化は希薄になりがちな人と人とのつながりやコミュニティーの再生には大変重要な要素であります。地域の元気再生、創造のためにも、そして地域に根づく文化を守り育てていくためにも、芸術文化協会や関係する諸団体、機関と連携しながら、文化的な施策に対してもしっかりとした取り組みが必要であると考えるものでありますが、マニフェストに掲げております芸術文化産業の育成についても含めまして、当局の御所見を伺いいたします。

 2点目といたしまして、国民文化祭についてであります。

 2014年に秋田県において、文化の国体ともいわれ、多くの文化的事業が開催されます。国民文化祭の開催が決定いたしました。関係者の喜びは爆発しております。1986年に始まったこの国民文化祭は国民一般の文化芸術活動を全国規模で発表、共演、交流する場と提供することにより、文化活動への参加意欲を喚起し、新たな芸能文化の創造を促すとともに、地域固有の文化の全国発信等を通じて、地域の活性化、発展に寄与し、国民生活のより一層の充実にすることを目的として実施される国内最大の文化の祭典であります。

 東北では岩手県、山形県に次いで、本県は3番目に開催されるということであります。

 昨年は岡山県で開催され、合唱や文芸、ジャズなど計68事業が実施され、約195万6,000人が訪れ、約129億円の経済波及効果があったようであります。ことしは京都で開催されることになっておりまして、70事業の開催が予定されておるということであります。

 秋田県の2014年までの流れを見てみますと、2011年は市町村文化団体に説明会を開催し、2012年には県実行委員会と市町村実行委員会が組織され、2013年にはプレイベントを実施し、2014年の本番を迎える形になっておるようであります。

 秋田県の中でも屈指の文化的素材が集結している当市でも、文化的交流の促進や交流人口の増加を図るためにも多くの事業を招致するべきであると考えるものであります。あらゆる面で最大のチャンスが到来しております。しっかりと体制を整えて、国民文化祭の開催、そして成功へ向けて、今から取り組んでいくべきと考えるものでありますが、当局の御所見をお伺いいたします。

 3番目といたしまして、観光という大きなテーマのもと、この項目では3点のことについてお伺いしてまいります。

 1点目は、食についてであります。旅行したときの楽しみの一つに食べるという行動があります。訪れた土地の素材を使用した食を味わうことにより、その土地のさまざまな情景が目に浮かんでくるものでありますが、仙北市で食べるという行動を考えた場合、現状では余りそうした情景が目に浮かんでこないのが実情ではないのかと感じているところであります。

 地元の素材を使用した食を提供しているホテル、旅館、飲食施設等、あることはあるのですが、まだまだ足りていないような気がしてなりません。ちょっと四囲を気にしてみましても、県外、市外の業者さんが野菜等を各種観光施設に納入している光景を目にすることがよくあります。価格や季節、いろいろな事情でそのような情景になっていることと察するところでありますが、こんなにいろいろな素材が豊富にある仙北市でなぜそうしたことが起こっているのか、私は不思議でなりません。もっと地場のものを使用する環境ができないものかと感ずるものであります。

 地産地消を語るとき、フードマイレージという言葉を耳にします。このフードマイレージとは、食料の輸送距離という意味があり、食料と輸送距離を定量的に把握することを目的とした指標ないし考え方であります。食料の輸送に伴い、排出される二酸化炭素が地球環境の負荷に着目したものでありまして、食品の生産地と消費地が近ければフードマイレージが小さくなり、遠くから運んでくると大きくなります。地場の素材を使用することは、地球環境を守る観点からも非常に大切なことであります。

 地産地消関係につきましては、将来ビジョン策定委員会におかれましても深い議論がされておったように私は記憶しております。外への販路拡大も大切なことではありますが、まずは地域内経済が活性化するよう、各種観光施設において生産者の顔が見える安全・安心な地場の物を使用する環境づくりに、総合産業研究所を中心に関係する方々と連携を図りながら取り組んでいくべきと考えるものでありますが、いかがでしょうか。

 2点目といたしましては、施政方針の観光振興の部分で、デスティネーションキャンペーンについて触れられておりました。秋田県はJRグループが自治体と共同で実施するデスティネーションキャンペーンにJRと連携してエントリーしているとのことです。2013年にこのキャンペーンが実現するよう、県では今から猛烈に頑張っているような情報もあります。

 当市では、これを機に観光戦略会議からいただいた提言を幾つかでも形にかえ、観光産業で活力あふれる町をつくるチャンスが、今まさに到来しているような、そんな感じでおります。

 また、平成23年度は秋田県がミニデスティネーションキャンペーンの指定を受けました。10月から3カ月間、県、市町村、観光関係団体、民間事業者が一体となり、オール秋田体制で大型観光キャンペーンを実施する運びとなっております。今まではそれぞれが目的別にばらばらに行われてきました観光キャンペーンではありますが、今回はオール秋田でいくということで、県の本気度が伝わってきます。

 そのような中で、当市におきましても、統一観光ブランド田沢湖・角館を前面に打ち出し、さまざまな分野に力を入れていくようでもありますし、平成23年度には仮称田沢湖角館観光連盟が立ち上がるということであり、以前よりも本気度が増してきているような雰囲気であります。

 これからは、市、観光連盟、民間事業者、それぞれがおんぶにだっこの状態ではなく、それぞれ対等な立場で、対等な責任のもとコラボレーションしていかなければならないと私は考えます。そうした状況になって初めてオール秋田の体制の中に入っていけるものと考えます。容易なことではありませんが、観光に対して本気度が増してきている今ならできるものと私は信じております。

 ミニデスティネーションキャンペーン、そしてデスティネーションキャンペーンはさまざまな面で絶大な効果を発揮するものであります。当市も本気度100%で県を初め関係機関と強力にコラボレーションできる環境を整え、積極的な取り組みを展開すべきと考えるものでありますが、具体的な動きはあるのか、お伺いいたします。

 3点目といたしまして、観光産業拠点特別区観光戦略会議の提言書の中で、田沢湖畔拠点特別区分科会におきまして、国際型レイクリゾートを目指し、日本ではまだ認められていないカジノを誘致するための調査という提言がありました。

 このカジノはいろいろな方面で議論されることが多く、賛否両論さまざまな意見があるわけではありますが、秋田県内でもカジノの誘致に関する動きがありました。

 2001年に民間のカジノ誘致運動が起こり、イーストべガス推進協議会が設立されました。この協議会では秋田市内の秋田空港南方3キロメートルの雄物川沿岸に約2平方キロメートルを第1候補地とし、カジノホテルやアミューズメント施設、ショッピングモール、コンベンションセンター、カルチャー施設などを誘致しようという計画を提案したのであります。

 2009年には、カジノの公益性を研究し、政策に役立てるため県内の行政、民間観光担当者を中心に秋田カジノエンターテイメント研究会が発足されました。

 日本国内におきましても、秋田を含みます11都道県が新しい観光産業の一種として、観光客の増加や雇用の確保、そして税収アップを図るため上でも、健全なカジノの誘致を目指しておるようであります。

 また、国会のほうでもカジノを合法的かつ健全な産業、価値ある産業に育成しようと、カジノ法案の提出の動きはあったようではありますが、現在の状況から提出できない状況になっているようであります。

 いずれにしましても、国際的な観光戦略を持っております当市にとりましては、大変興味深い提言であると考えるものでありますが、このカジノ構想につきましての提言を当局はどのように受けとめておられるのか、お伺いいたします。

 以上で、この場からの質問は終わります。あとは自席にて行わせていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 田口議員の一般質問にお答えをいたします。

 人口減少問題についてでありますが、仙北市総合計画では計画期間となっている平成27年度までは定住人口3万人の維持を目標に掲げ、市町村合併後以降さまざまな施策を講じてきております。しかし、昨年実施の国勢調査の速報数値、これは実は平成22年12月27日の速報値を訂正して、23年2月25日5人増になっておりまして、2万9,572人という結果になっております。御指摘のとおり、市の予測よりも速いペースで人口減少が進んでいる状況にあります。

 人口減少の要因は、いろいろと考えることができます。世界経済に直結している国内産業の低迷、農林業など1次産業の衰退、加工産業の国外シフト化などはすぐに思いつく理由です。

 これらの改善手法は、経済との連動や外交交渉などでしょうが、仙北市が一自治体で解決できる問題ではないことも御承知のことと思います。人口減少対策を論じることは、国家の姿を論じることと認識をしています。

 それでも、市でできることだってあるはずだという思いで、積極的に取り組んでいるというのが私の信条であります。

 人口の減少に歯どめをかける方法は、社会的要因の減少と自然的要因の減少をいかに抑えるかにかかっていますし、出生率を高めたり、職場づくりを進めることで社会的要因の減少をある程度抑制できるのではないかというふうにも考えています。さらに、健康づくりや生きがい対策で自然的要因の減少を少しでも食いとめたいというふうにも思っています。

 私は、定住の循環という、自分で呼んでいますけれども、定住の循環という考え方を持っています。農林畜水産業の高付加価値化またはものづくりや観光産業分野などで、行政や市民がともに汗を流して働く場を創出し、自宅の近くで就業を可能にすること、そこで男女が知り合い、お互いの理解にも役立つ文化やレクリエーション、ボランティア活動に参画をいただき、子供に恵まれた際には安心して子育てができる環境づくりを進め、教育力の向上を徹底して行う、一方、市民生活と健康を守れるまちづくりを具体化するために、医療とか福祉とかを充実していく、高齢者が生きがいを感じて人生を楽しめる仙北市になること、このように各世代、各年代でさまざまな取り組みを複合的に行うことで、循環をつくり出し、その循環が結果として少子化対策であったり、定住化対策になるものだというふうに自分は考えています。

 先ほど議員が御指摘をされた産業振興条例、基本条例の制定に向けて今作業を進めていまして、今のところ100以上の個人や事業所を訪問し、さまざまな御意見を伺っているという状況があります。先ごろは委員会を立ち上げて、この振興に加速をしたいという思いで、皆様にお願いをしている状況にあります。

 議員はそのほかにも、総合産業研究所であったり、地域運営体の活動は非常にこれから重要になってくるという御指摘もいただいておりますけれども、私もそのように思っています。

 ただ、何かしら中途半端に感じるという御指摘は大変重く受けとめたいと思います。私は、中途半端に終わらせるつもりはありませんし、今の現状を打破するための政策の遂行は命がけで行っていきたいというふうに覚悟を決めています。

 ただ、少し戸惑うのは以前からの議会の御指摘では、急ぎ過ぎだという御指摘がある、一方で、今議員が御指摘のように急げというお話もあります。多少戸惑っております。

 2点目の仙北市の文化の考え方についてでありますけれども、私の基本的な考え方は、文化・教育というものこそが、国を生かし、国を守り、国を発展させる原動力だというふうに考えています。ですので、文化・教育には本当にこれから皆様の御努力、御尽力をいただきながら、多くの時間と労力、そして事業費用をかけていくべきものだというふうにも考えています。これが基本であります。

 昨年10月16日、市民会館駐車場わきに、民謡碑が有志の方々の御尽力で建立をされています。碑文には生保内節、長者の山、生保内田植踊り発祥の地と刻まれています。民謡の宝庫としての誇りと自信に満ちあふれた式典でありました。

 このほかにも仙北市には多様な文化的、歴史的な年中行事が多数息づいています。この地に生まれ、この地で育ち、そして今行政の責任者として仕事をさせていただいていることに、大変誇りもありますし、責任感も感じています。

 改めて言うまでもありませんけれども、ここ仙北市田沢湖、民謡の宝庫、秋田の中でもとりわけ集積が多いというふうに考えています。土地が豊かで、人々の生活も豊かなことを物語っていたのかなというふうにも思います。時代とともに風土の情景が変化を遂げていくのは世の常ではありますけれども、歌を通して豊かな時代と土地に生きた歴史を共有していけたらいいなというふうにも考えています。

 昨年の生保内節全国大会の小山審査委員長の講評の中で、全国の民謡の中でも風を歌ったものは大変まれであり、宿場として栄えた生保内の名物東風としてぜひとも歌い伝えていくべき貴重な文化だというふうな講評もいただいています。

 議員が御指摘のとおり、ここには多くの民謡、郷土芸能、伝統芸能があり、それぞれが人々の営みの中ではぐくまれた歴史があります。希薄となった人と人のつながりや、コミュニケーションの再生、さらには地域の元気創造に向け、積極的にこれらの郷土の文化を活用した施策を問う内容でありますが、現状としてはこれらに触れあう場がなかなかありません。民謡の宝庫でありながら、民謡を聞ける場所も歌える場所もない、自分は民謡酒場があったらいいなというような話も地域の方々にはさせていただいています。

 新年度から教育委員会に新たな教育機関として北浦教育文化研究所を設置する予定でいます。この地域の民謡、郷土芸能など貴重な伝統文化を掘り起こし伝承の手段や活用方法などを関係団体、演奏者の皆さんと検討を重ねて子供たちや多くの人々が触れ合ったり、口ずさんだりでき、さらに大きな手拍子になって広がっていければ、元気な地域の回復と発展につながるものと考えています。こういう理由もあって、新しい研究所の活躍には大変大きな期待を寄せています。

 また、新年度の取り組みとしては、仙北アートプロジェクトの活動も文化のネットワークを広め、地域の魅力発信や継続的なにぎわいの創造を目指すものと期待をしています。

 私の夢として、これらのプロジェクトが国民文化祭などをきっかけにして、芸術、文化の持つ創造性を福祉、教育、観光を初め産業等に領域横断的に活用があって、文化ボランティアやアートNPO等の市民団体、地域の民間企業等が協働し、地域課題の解決に取り組む先駆的な田園都市型文化芸術創造都市を仙北市が実現できればと思っていますし、今後の文化的施策として、意義深い取り組みだというふうに考えています。

 国民文化祭への取り組みについてでありますけれども、去る2月2日、2014年の第29回国民文化祭の開催地が本県に決まったという報道がありました。テレビや新聞で佐竹知事の喜びの声も聞きました。秋田の元気回復の起爆剤としての期待の大きさがひしひしと伝わっています。私自身も身震いを感じました。

 県の県民文化政策課の発表では、議員がお話しのとおり、昨年の岡山大会での観客延べ人数195万人、129億円の経済波及効果があったと聞きます。当然ながらこれは、これほどまでの数字に至るには、しっかりした基本構想がつくられ、関係団体はもとより、県民を上げての受け入れ態勢や対応が図られたものと想像できます。

 県では、新年度から基本構想の策定や関連団体の支援強化に着手するとともに、民族文化財や伝統芸能など、地域文化を継承する若手アーティストの育成や支援で秋田の元気創造を図るとしています。仙北市の仙北アートプロジェクトの活動もこれらを前提とした内容と取り組みにしていけたらいいなというふうに考えていて、新年度予算に支援にかかる予算をお願いしております。

 一昨日、県民文化政策課に伺いましたところ、新年度において基本構想策定と並行して市町村文化団体等への説明を行っていきたい、4月、5月をめどに市町村の担当者へ説明会を開催したい、予定したいということの話を聞きました。

 今現在は、県内の全市町村が伝統芸能やアート展など何らかの形で参加できるようにしたいということだけで、各団体などの具体的なかかわりがどのようになるのか判断がなかなか難しいところですけれども、県の方向性を探りながら仙北市らしさをどのようにアピールすべきか、実行委員会という形になろうかと思いますが、各団体や関係者からの意見やアイデアを持ち寄り、広いテーブルの設定で準備を進めていきたいというふうに考えています。

 さらに、多くのお客様に感動を与えることができるよう魅力ある内容に練り上げるとともに、子供たちからお年寄りまで仙北市民すべてがおもてなしの演奏者としてかかわり、自分たちの文化の再発見であったり、地域や人々の交流といった新たな文化交流の祭典につなげていければいいというふうに考えています。

 観光について、1点目の食についてでありますけれども、地域経済を取り巻く環境がさらに厳しさを増す中で、主力産業である農業の生産物の販売拡大は、極めて重要な課題というふうに考えています。

 主たる販売は経済団体であるJAが担うわけですが、それ以外での販路を確保することも生産者の所得確保の上から大事なことと考えています。

 総合産業研究所では、農産物を主体とした販売や商品開発を進めていますが、物販においては1年間で16回の販売イベントを開催し、農産物を中心におよそ1,600万円の売り上げがありました。

 また、NPO法人との協力により、本郷、浅草、御徒町の3カ所にアンテナショップをオープンさせ、板橋区や大和市に展開しているとれたて村と合わせて首都圏での販路の拡大を進めています。

 商品開発については、仙北市産の米粉を100%使用した麺恋こまちの商品化や、仙北市産の米を無洗米加工し、真空パックでお土産として販売しています。

 このほか、すべて仙北市産の原材料を使用して仙北市の製麺工場で加工したオール仙北のめんの開発に取り組んでいて、3月15日に新商品の発表会を予定しています。販売については小麦の収穫後の8月以降を予定しています。

 県内随一の観光地といわれる本市にあって、ホテル、飲食店等に地場産物をできるだけ多く使用していただくための営業も強力にしています。あわせて地元納入業者への農産物等の情報提供も販路拡大の一つの方法と考えています。

 このため、観光施設やホテル、飲食店等において観光客向けに地場産物を使用したメニューを提供していただき、案内パンフレット等に取扱店の明示をできないか、関係機関と検討をしています。

 さらに、地場産農産物を取り扱っている飲食店等に、仙北市農産物提供の店等、仮称です、認定制度を創設し、のぼりや看板の設置、広報でのPRなど応援体制もできないかということを検討しています。

 学校給食への地元食材の提供では、22年の仙北市農産物使用率はホウレンソウが53.5%、大根が43.8%、長ネギが41.1%、キャベツ32.2%、白菜28.9%等になっているほか、お米については平成22年産米から100%が仙北市産を使用していただいています。現在、食育推進会議を中心に学校給食での地産地消の推進について具体的な議論を進めている途中でありますので、御期待いただきたいというふうに思います。

 2点目のデスティネーションキャンペーンについてであります。

 デスティネーションキャンペーンは、JRグループ、旅客全6社と指定された自治体、地元の観光業者等が協働で実施する大型観光キャンペーンのことで、秋田県では平成25年度、平成9年度以来の地域指定に向けエントリーをしている話は、先ほど議員御指摘のとおりであります。

 これに先駆け、平成23年度は10月から12月までの3カ月間実施されるJR東日本の重点販売地域、通称ミニDCと呼んでいるそうでありますに指定されました。秋田ミニDCでは、秋田県や県観光連盟、JR東日本が秋田の食の魅力をテーマに実施することとなっていて、首都圏集中キャンペーンのほか、目玉事業としては県と秋田市において、秋田の食を一堂に集めたフェア食のにぎわい博覧会、これも仮称であります等が10月に企画されています。

 県ではこの指定にあわせ、2月14日に開催されたあきた食彩まるごと商談会において観光商談会もあわせて開催し、食・農・観一体となったPRを行ったところであり、仙北市でもこれに参加して観光ロゴマークを初め、仙北市観光のPRを行ってきました。

 また、来年度設立が予定されている田沢湖角館観光連盟、これも仮称でありますと連携しながら、ミニDCに向けた仙北市独自の事業を展開してまいります。

 秋田県が平成25年度のデスティネーションキャンペーン実施地域に指定された場合には、新たに官民が一体となった協議会を設立し、前後合わせた3カ年間をDCキャンペーン期間、プレ、本番、アフターです。と位置づけて各種事業を展開することにしています。

 平成9年度のデスティネーションキャンペーンでは、秋田新幹線や秋田自動車道の開通とあわせて秋田花まるっ大型観光キャンペーンとして、平成7年度から5年間全国に向けて積極的な誘客宣伝を実施するとともに、観光客の受け入れ態勢整備の強化に努めてきました。

 その結果、全国的には観光客が伸び悩んだ中で、平成9年の秋田県観光客数は増加しています。しかしながら、キャンペーンが全県画一的で総花的にとどまったとの指摘や、地域間での取り組みの温度差があったということも反省点としてあります。

 市としてはこのキャンペーンが一過性とならないよう、観光誘客推進体制の整備と、持続可能な地域活性化の仕組みを構築していきたいというふうに考えています。また、県との連携を密にしていくために、県観光課へのキャンペーン担当職員の派遣について、県と協議をしている途中であります。

 国際レイクリゾートカジノ構想についてであります。

 観光産業拠点特別区観光戦略会議から、12月13日付で提言書が提出され、田沢湖畔拠点特別区分科会から国際型上級レイクリゾートを目指して、日本ではまだ認められていないカジノを誘致するための調査について提言がありました。

 カジノ構想につきましては、2002年東京都の石原知事が海外からの誘客を目的として、お台場カジノ構想を発表して以来、全国の自治体でも財政への貢献ということでカジノ構想を検討しているということがあるようです。

 また、最近では大阪府の橋下知事が大阪カジノ構想に意欲を示しているという情報もお聞きしています。

 2010年4月には、超党派の国際観光産業振興議員連盟、これは超党派カジノ議連というふうにいっていますけれども、が発足するなど国際観光の推進等を目的として、国会の各政党内でも検討がなされており、特定複合観光施設区域整備法、これがカジノ法案でありますが、早ければ今年の臨時国会、あるいは来年の通常国会に上程されるという情報もあるようです。

 秋田県内では、民間組織が中心となり、NPO法人イーストべガス推進協議会が設立され、秋田を活性化するまちづくり、魅力ある秋田の創造等イーストべガス構想の実現のため、研究、提言などの活動を行っています。

 仙北市としてもインバウンドを視野に入れたとき、カジノを滞在型観光と、地域経済の振興を図るための手段として効果が大きく注目すべきものというふうに感じています。

 一方で、経済効果だけがクローズアップされ、リスクを過小評価し過ぎているとか、具体的な治安対策が示されていない等の疑問、問題点も指摘されています。住民の合意形成や不安の解消など多くの課題もあります。

 今後国による法制化の動向を見守りたいというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) まず、若干ちょっと人口減少のほうに触れておきますけれども、急ぎ過ぎるのか急ぐのが、というちょっとお話がございました。私自身もそのお言葉を昨年の12月定例会の委員会の際に市長にお話しした者の一人なんですけれども、その急ぎ過ぎているという部分は、焦っているのが強過ぎるのが出るようになったんですよ。つまり、急いでもいいんですけれども、余りにも焦り過ぎていてこれはまずいんではないかというところを指摘したことでありまして、その急ぐと焦るは違うよということを話をさせていただいたところでありますので、その辺は御留意願いたいと思います。

 人口減少につきましては、また後ほど触れますけれども、文化の部分につきましてです。

 いろいろなそういう取り組みをなさるということではございますけれども、やはりその前からもございました、その子供たちにそういったお祭りとか、ささらでも何でもそういうふうなことを体験と言うか、その地域にぜひ来てほしいというようなことで、実は地元の若い人方は学校なり何なりに行ってお願いなりしているわけではございますけれども、スポ少とかの関係で協力できないとか、参加できないとかという大きい問題があって、実は自分もその地域でぼんでんというお祭りをやっているんですけれども、小学生の参加がゼロということもあるんです。実際小学生が十何人いる中でゼロ。これはどういうことかというふうな感じもするんですけれども、地域にそういうものを残していく、受けつないでいくためには、そのスポーツ少年団なり、そういった方々の御協力もなければ、やはり残るものも残らなくなってしまうという状況ができると思うんですよ。やはりそこら辺もちょっと行政サイドとしても考えていただきたいところかなというところがあるんですけれども、そこの話を市長と教育長からお2人から何とかお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 焦りと急ぎの違いについてちょっとお話ししたいと思いますけれども、焦っているというふうに御認識いただいていることに対して、大変申しわけないと思いますが、現状を一刻も早く改善しなければいけないという思いが、自分の行動をそういうふうに見せているのだというふうに御理解いただきたいというふうに思います。

 それから、地域の祭りに子供たちに参加してほしいということで、田口議員がいろいろなところで子供たちを交えた活動を私もよく見させてもらっていますし、大変重要な取り組みだというふうにも思っています。

 地域の伝統や文化を継承していくのは間違いなく子供たちですから、その子供たちの参加をしていただくということはとても重要です。学校行事等との関係で、なかなかその行事に参画いただけないという今の御指摘ではなかったかと思いますけれども、私から答弁としては、学校は地域行事を大変重要に思っているというふうに思いますし、これまではもしかしたら子供たちの取り巻く環境がそのような形にならないでいるということがあったかもしれませんけれども、このあとは教育長が答弁しますけれども、できるだけ地域活動に参画させるというのが、基本的な学校の運営方針というようなお話があるのかなというふうに思っておりますので、教育長のほうに答弁をいただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 田口議員がおっしゃいましたとおり、私も生保内節盆踊り大会に行ったときに、生保内小の子供たち出てきていないけれども、何だろうこれと思いました。本当にそうです。やはり地域行事に、生保内幼稚園、保育園の子供たち来ていましたが、やはり地域と一体とした教育というのはこれから本当に求められているわけであります。やはり私は学校教育の中で、今学力とかいろいろな不登校の問題とかいろいろな生徒・児童の問題なんかがありますけれども、ふるさとを愛し誇りに思うもの、そういう心を育てていくことがこれからの学校教育の一番の眼目ではないか、それと同時に、そういうものを育てていく中で、学力とか心を育てていくとか、たくましい心身をつくられていく、そういうものが一緒にいくものではないかなというふうなことで、私はぜひ議員おっしゃったように地域行事にはこれから大いに参加させていただきたい。

 それから、今回提案させていただきました北浦教育文化研究所でありますが、本当に御存じのように私たちのこの北浦地域にはすばらしい文化が、先ほどお祭りのこと、民謡のこと、いろいろございましたが、本当にもう文献上でも千年以上の歴史があるわけですよね。何と言ったらいいでしょうか、他町村では垂涎一つであっても、いいなというぐらいの地域文化がすばらしいものがあるわけです。武家文化であれ、町人文化であれ、農村文化であれ、それらをきちんとした形で整理しながら、学校教育の中に取り入れていく、その取り入れていく中で地域行事の中にも子供たちも逆に入っていってもらう、先生方にも入っていってもらうと、そういうことがやはりこれからの学校の活性化であるし、子供たちはそういうものを通して何かこのふるさとのよさ、仙北市というのはこんなにすばらしいんだと、民謡だってここはもう断トツですよね。もうすごい数なわけです。秋田県のシェアの何十%と占めているんではないかと、すばらしいものがあるわけです。

 そういうものをやはり子供たちを通して、お祭りであれ、何であれ、クニマスだってそうですよね。丸木舟だろうが、たくさん腐るほどなんて言えばあれなんですが、あるわけですね。そういう素材を、地域素材を何とか学校教育に取り入れて、その子供たちにふるさとはいいと、やはりふるさとを愛し誇りに思う、たとえここから出て行っても、ふるさとを誇りに思えるような子供、できたらここに戻って来てまたここに定住して、ふるさと発展のために尽くすような子供たちを育てていきたい、私はそういう意味でまずこのような研究所、北浦教育文化なんてつけてちょっと仰々しいんですが、例えば大仙であれば大仙教育研究所です。横手も横手市教育研究所です。そうでなく、やはり地域文化というところにこだわってこのようなネーミングをさせていただいたわけなんですが、まずはそういうことでどうか御可決というか御承認いただければ、本当にありがたいと思いながら提案させていただいているところでございます。

 以上でございます。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) 先ほどの市長の答弁の焦り、急ぎの部分は十分理解はしましたけれども、焦ってもいいです、急いでもいいです。落ち着いていきましょう。それを一言申し添えたいと思います。落ち着きましょう。

 それで、この文化の件についてですけれども、市長なり教育長なりの熱い気持ちは大変よくわかるわけでございます。ただ水を差すというか、大変失礼というかあれですけれども、実際現場を見てみれば、その小学校の場合スポーツ少年団という活動が主です。部活とは全く別個の活動をしている、文化のところからそういう話になっていくのも大変恐縮でございますけれども、ということは、学校サイドになんぼお願いをしに行っても、スポーツ少年団サイドで「この日は大会だからだめだ」という指示が出れば来れない、出ないという状況になっているのが実は今の現状の姿なんです。

 つまりは、スポーツ少年団にかかわっている方々には大変申しわけないこと言うかもしれませんけれども、ある意味、今スポ少の理念、考え方というのはかけ離れたところにいっちゃっているんではないかなという危機感を持っている方々も実際います。

 そういったところをもう一回、スポーツ少年団って何なのと、勝つための軍団なのか、それとも生涯にわたってやっていくための軍団なのか、二面性を持っているんですけれども、果たしてどっちを有利にしてやっていくのかというところをもう一回再度確認してもらわないと、文化の伝承というのは、それこそ難しくなってくるんではないかなと思うんです。

 学校サイドで、学校の行事として学校で一緒にやりましょうよということは、これはできるんです。ただ、スポーツ少年団と一緒にやりましょうよとなった場合、本当に難しいんですよ、お願いしに行っても。というところをちょっと頭の片隅に入れておいていただければなと思います。これは答弁は要りません、考えてみてください。お願いします。

 それで、文化のところはこれでいいんですけれども、人口減少のところにいきます。

 いろいろ施策を考えてやっておられるようでありますけれども、実はついこの間、うちの嫁と老後のことについて語り合ったんです。お先真っ暗だったんです。何となるんだと、ということは、今の子供たちも自分は将来どうなるんだというのが全く見えない状況だと思うんです。ということは、やはりいろいろな言葉で申されましたけれども、人口減らさないために絶対これとこれはやっていくんだというのをもっと明確に示して、中途半端でなく突き進んでいかなければいけないのかなと思うんですけれども、そこをもう一回市長からお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 自分の小さいときのことを考えても、将来のことが見えなかったです。田口議員も小学校、中学校、小さいときに自分の将来が見えていたのか、それは田口議員の心の中にあると思いますけれども、問題は将来を描くために、自分は何ができるかということに気がつくことだというふうに思います。だから、教育が重要だというふうに自分は思っているのです。自分がこの地域で暮らす覚悟を決めるときには、自分はここで過ごすためにはこれができるからだ、これをやりたいからだという強烈な動機づけがあることが、定住への大きな要因になるというふうに自分は考えております。

 そういう方々をできるだけたくさん生みはぐくむ、育てるということが大切で、行政はそれを応援するしかないというふうに思っています。ですから、子供たちが今漠然と将来に対して、何もイメージを持てないということは、自分もそうだったと思いますけれども、それに気がつくような教育環境をつくっていく、徹底してつくっていくということが重要だというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) 全くそのとおりだと思いますので、そういった環境をぜひ今後つくっていくようなスタイル、流れにしていただければなというふうに思います。定住人口目標が計画のとおり3万人を目標にしているということで理解していいのですかね。

           (「27年度まで」と言う人あり)



◆6番(田口寿宜君) 27年度まで。ということは、今2万9,000人ですから、とりあえずは最低はこの人数よりは下らない、減らないような形でこれからも頑張っていくということで理解してよろしいのでしょうか。さらに、将来推計人口というのは私資料もらって読んだのですけれども、それはずっと1万9,000人まで下がるという、負のマイナスイメージしかないのですけれども、その負のイメージでなくて、この人口を維持していきますよということで理解していいんですかね。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今の時点で、計画年度の27年度までは3万人を目標とするということについては、これは定まっている状況、目標ですので、これを動かすということは今のところは考えておりません。ただ、仙北市の産業だったり、それから福祉水準であったり、定住の必要条件、さまざまなことを勘案していって、さらに将来的に観光産業を活性化させていく、それから農林畜水産業を付加価値化していこうというようなことを考えたときに、一体どれくらいの人口が適切なのかという、この適正人口という考え方については、その適正人口に基づいた3万人だったのかどうかということを自分は承知しておりません。ですので、27年度以降、どのような定住人口に対する適正人口をはじき出すかというのは、今お答えすることはなかなか難しいというふうな状況です。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) 適正人口を本当にできないかもしれませんけれども、しっかり算出した中でやはり進めていかなければなと思うところであります。時間も時間ですので、本当に中途半端なことをしてしまえば、絶対中途半端に終わって、人口も減って、この仙北市もなくなるということは確実に見えてくると思うんで、本当に中途半端なことだけはやめましょう。みんなで一生懸命になって一緒に進んでいきましょうよという覚悟を持ってぜひやっていきただきたいと思うんですけれども、もう一回その覚悟の上を聞かせていただいて終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 正直なところ、何を中途半端と言っているのかが今私の中では、どの項目でどの対応、対策が半端なのかということを今この場ではなくて、また後ほどお聞きしたいと思います。中途半端で物事を終わるという気持ちは毛頭ありませんし、さっき言ったとおり仙北市を命がけで元気なまちにしていくという気持ちは、田口議員と共通だと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 以上で、6番、田口寿宜君の一般質問を終わります。

 昼食のため、13時10分まで休憩いたします。

                              (午後0時10分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後1時10分)

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△高橋豪君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により、発言を許します。

 1番、高橋豪君。



◆1番(高橋豪君) お疲れさまです。

 本日、最後の一般質問を勤めさせていただきます。1番、新星会、高橋豪でございます。

 本年度最後の一般質問でございますけれども、市議会改選後、平成22年度の4回の定例会すべてにおいて、質問の機会を与えていただきましたことに心から感謝を申し上げます。

 さて、新聞やテレビ等でも報道されまして、大変な問題となっております平成15年、16年、17年度の旧角館町においての確定申告に関する事案につきましては、市民を初め多くの関係各所に多大なる影響を及ぼし、本市議会においても先日開催した全員協議会を初めとし、そのことについて議論している次第でございます。

 2月18日の毎日新聞のトップページには、「秋田旧角館町本人に無断で確定申告」という見出しで記事が掲載されているのは、皆様も御存じのとおりでありますけれども、本日通告してあります質問のうち、特に地域ブランド戦略に関して言えば、このように新聞紙上に悪い意味での角館が掲載されてしまったことは、これまで築き上げられてきた1つのブランドイメージを失墜しかねない事態であり、憂慮にたえません。また、このことが市民と市役所の信頼関係、並びに国・県と市役所の信頼関係を大きく損なう結果を招いていることにつきましても、私といたしまして大変残念に思いますし、また当局におかれましては、一刻も早い全容解明と信頼回復に向けた取り組みに全力を上げていただくことをお願いして、質問に入らせていただきます。

 初めに、平成23年度における地域ブランド戦略につきましてお伺いをいたします。

 平成22年9月の定例会におきましても、この件について御質問をさせていただきましたけれども、その際、本市におきましては田沢湖・角館ブランドロゴマークに関する予算が計上されまして、その後ロゴマークが作成されたという経緯がございます。一般質問の中では、門脇市長より地域ブランド戦略に対する考え方を伺いまして、その後の展開について議論したわけでございますけれども、その際市長からはブランド戦略は途についたばかりで、今後に向けて細部を詰めながら、タイムリーで多様なコンテンツを有機的に構築していきたいという、こういったお話を伺っております。

 さて、田沢湖・角館ブランドロゴマークも完成してから早いもので3カ月が経過し、その効果も期待されているところではございますけれども、今後はこうしたロゴマークにとどまらず、恒久的な地域ブランドを確立していくために、さらなる戦略の展開が不可欠であると考えております。

 そこで、まず1点目にお伺いしたいのは、平成22年度1年間を振り返ったとき、これまで行ってきた地域ブランド戦略について、どのように分析されているのかということです。どのような成果があり、結果はどうだったか、また今後の課題なども含めてお答えください。

 次に、2点目といたしましては、こうした結果や課題を踏まえ、平成23年度はどのように戦略を展開するのかについて伺います。

 先ほども申し上げましたけれども、ロゴマーク等にとどまることなく、新たな戦略を展開していくことが不可欠であることから、平成23年度においては、どのようなお考えであるのかをお示しください。

 3点目といたしましては、9月定例会の一般質問でも触れました市名を変更することについてでございます。

 門脇市長が角館、それと田沢湖を統一ブランドとして売り込むことを決意され、ロゴマークを初めその他さまざまな手法を用いて、営業活動を展開していく上で、最もインパクトがあり、そして効果的な手法というのは、仙北市を丸ごとブランド化してしまう、すなわち市名を変更することが将来にわたり、安定した地域ブランド確立への近道ではないかということで申し上げました。

 門脇市長からは、市名は市民のものであり、町村合併当時の経緯や、その当時からの市民感情など、これを取り巻く環境は非常にデリケートであり、直接的な市名の議論を近々に始めるのは難しいと、こういう答弁がございました。

 市名は市民のものである、まさに御指摘のとおりでございます。しかしながら、その市民のものである市名について、その後一部市民や各種団体等から少しずつではありますけれども、市名変更の声が上がっていることについては、門脇市長も耳にしているものと存じます。

 こうした状況の変化、機運の高まりというのは、恐らく先ほどお話ししたように、これまで合併時の経緯などを考えた際、市名変更などはできるわけがないと、またはこうした議論はしてはいけないと市名の議論を暗黙にタブー視していた多くの人々が、本当は心の中で本当に仙北市という名前でいいのだろうか、これまで築き上げてきたブランドを捨てて、将来的に本当に大丈夫なんですかといった不安や疑問を抱いていたからこそ、今徐々にそれが表に出始めているのではないかというふうに考えます。

 現に、門脇市長も仙北市ではなく角館、田沢湖をフラッグシップとするというふうにおっしゃられております。このことの裏を返せば、仙北市という名前では勝負できないと、こういうふうに言っているようなものです。

 こういう議論をしている私自身もこれまでだれも触れなかった事案でもありますし、相当覚悟を決めているわけでございますけれども、市長からはなおさら言いにくいことであるのかもしれません。しかし、だれかが切り込まなければ議論が進まないというふうに考えまして、私も思い切ってこの議論をしているわけでございます。

 そこで、門脇市長にお伺いいたしますけれども、こうした市民間での機運の高まりを受けまして、その後の考えに変化はあるのか、それから、変化があるものとすれば、今後どのような形で市名について議論されるのかということで、御答弁願いたいと思います。

 続いてのテーマですけれども、平成23年度における子育ての支援ということであります。

 次世代を担う子供たちや、その親である若者世代に対する支援については、これまでも数多く議論されてまいりましたけれども、市長公約においても、安心して子供を産み、そして育てられる、こういった環境づくりを行うこととされておりますし、現状の問題、課題をできるだけ速やかに克服し、そうした環境整備に積極的に取り組むことが求められております。

 つい先日の門脇市長のブログを拝見しました。その中には、タイトルとして「仙北市の子育て環境は最悪」ということで、少子化対策についての会議の様子が掲載されておりました。その内容からも市長御自身も子育て環境の整備については、かなりの危機感をお持ちであると察しておりますけれども、1点目の質問といたしましては、これまでの本市における子育ての支援について、どのような課題を認識されているのかについてお伺いをいたします。

 また、中でも大きな課題として挙げられるのは、これまでも幾度となく論じられております保育所の待機児童問題であります。

 門脇市長は、先ほどのお話の中でも、田口議員の一般質問の中でも、定住の循環という言葉で御説明されておりましたが、以前から少子化対策を考えるときには、雇用対策、それから所得対策が重要なんだ、そして若い世代がここに住んで安心した暮らしが送れる、その結果やがては少子化に歯どめをかけることにつながっていくということを、前々からいろいろな場面でお話しをされております。

 しかしながら、この待機児童問題がある限り、就労意欲のある若い世代も働きたくても働けない、こういった状況に陥り、結局は雇用、それから所得の両面でマイナスとなり、さらに少子化が進んでいくといった負のスパイラルを繰り返すことになります。

 そもそも親の就労の有無によって、入所の優先度が定められている、このこと自体に問題があると思いますけれども、それを解決するべく、国で議論されている2013年度を目標とした子供・子育て新システム、これも財源の問題やそれから仕組みの変更に対する反発、予算をめぐる関係省庁の調整、こういったいろいろなことによって、相当難航している模様でございます。

 こうした国の支援策を待ってそれを見極めるということも大切なことではありますけれども、毎年待機児童が出ている現状を市としても指をくわえて見ているわけにはいかないというふうに思うわけでございます。

 昨年6月の定例会の一般質問においても、これら課題について議論をいたしましたけれども、その際、市長からは、この原因の1つとしてはパートという労働条件のための保育士不足、これが原因なんだよというお話がありました。市の財政状況も大変厳しいものでありますけれども、そうかと言ってこのままでは問題を先送りしてしまうことになり、いつまでたっても解決しません。

 そこで、2点目としてお伺いをいたします。

 現在、来年度の保育所入所手続が今行われている最中ではございますけれども、待機児童に関する現状をお知らせいただくとともに、平成23年度においてはこうした課題も含め、保育所の待機児童問題を改善するために、どのような対策を打ち出されているのかをお伺いいたします。また、平成23年度のみならず今後のお考えもあわせてお示しくださいますよう、お願いいたします。

 次に、3点目といたしましては、こうした子育て支援に関することや、それから若者定住政策等については、近隣自治体とのサービスの差が極めて大きいということで、以前にも指摘させていただき、市長も御存じのとおりかと思います。例えば、これも以前に言いましたけれども、子供の福祉医療費の助成については、お隣大仙市では小学校を卒業するまでこれが受けられるわけですけれども、本市においては小学校入学前ということで、その差というのが6年間あるわけです。それから、またこの時期冬季期間でいいますと、大仙市内では小中学生に対し、市内スキー場のシーズン券を無料で配布していたりするわけです。そうすると、家庭の経済状況なんかに左右されずに子供たちは平等にスポーツのチャンスが与えられるわけであります。

 本市の財政事情もありますが、こうした近隣自治体とのサービスの差によって、若者の人口移動が起こっているのもまた現実であります。以前議論をした際には、この分野についても注力していく旨の御答弁がございました。平成23年度につきましては、こうした課題にどのように取り組まれるのかについてお伺いをいたします。また、23年度に限らずその後の展開についてもあわせてお示しくださいますよう、お願いいたします。

 続いて3つ目のテーマに移ります。

 赤川都市下水路の改良についてということで通告いたしました。

 角館町上菅沢国道105号線沿いから、ずっと来まして岩瀬西下タ野地区、そして玉川までということで赤川都市下水路があるわけですが、その計画排水量を上回る水量により、近年では豪雨の際に何度もはんらんを繰り返しており、昨年の7月、8月の集中豪雨の際も水路周辺の市街地では浸水被害に見舞われております。

 赤川都市下水路は、角館地域の主要市街地における雨水等排除において、極めて重要な水路でありますが、近年菅沢ニュータウンを初めとした多くの住宅が建設され、また大型店舗なども出店するなど、こうした市街地の発展とともに、その排水量が既に限界であることは御承知のとおりでございます。この都市下水路が、常習的に浸水被害をもたらす事態を一刻も早く解決しなければ、水路周辺住民の安心と安全を担保することはできないと、こういう視点に立ってお伺いいたしますけれども、赤川都市下水路についての問題点や、それから改良等の必要性について、どのように認識されているのかについて、お答えいただくとともに、仮に改良していくものとすれば、今後どのように行っていくものかについても、お示しくださいますよう、お願いいたします。

 質問は大きく分けて、以上3点でございますので、御答弁をよろしくお願いいたします。ここでの質問はこれで終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。

 冒頭、議員御指摘の確定申告所得税に関する事案については、議員初め市民の皆様に大きな不信感を抱かせてしまい、まことに申しわけないと思っております。調査委員会を立ち上げましたので、徹底究明する覚悟で臨みます。どうかよろしくお願いを申し上げます。

 1点目の地域ブランド戦略について、御答弁いたします。

 まず第1のこれまでのブランド戦略の効果等についてということでありますが、これまで仙北市の観光情報の発信においては、特に戦略的なブランドを持たずに展開してきたというふうに思っています。この危機感があって、昨年の8月観光産業拠点特別区観光戦略会議から発信力の強い、仙北ブランドを早期に確立すべく、田沢湖・角館を新観光ブランドと決定し、ロゴマークの作成とその統一使用の実施について緊急提案があったものと受けとめています。

 ロゴマークの作成では全国214点の応募の中から、兵庫県の田中利夫さんのデザインに決定し、12月24日には県庁記者クラブでプレス発表を行いました。デザイン発表後、職員の名刺等での使用のほか、市内の観光関連分野からイベント等での数件の使用許可申請が出されるなど、各方面においてロゴマークを使用した広報宣伝に努めている現状です。

 また、2月14日には、東京都内のホテルで開催されたあきた第2回食彩まるごと商談会において、ロゴマークを活用した観光宣伝を行っています。会場内ではロゴマークの斬新なデザインが話題を呼び、好印象を与えたと感じました。あわせて3月7日、8日にはJR上野駅構内で行われる春の仙北地域観光キャラバンにおいても、ロゴマークを交えた観光宣伝を展開することにしています。

 ロゴマークについては、戦略展開後間もないということもあって、まだこれといった効果等がもたらされているという実感のある状況ではないという検証をしています。今後は本市が発行するポスターや各種パンフレット、封筒等に使用するほか、関連団体や事業者の方々にも積極的に活用いただいて、本市観光のイメージアップを図っていくことにしています。

 また、この2月にスタートした秋田次世代自動車実証実験における電気自動車、EV車ですけれども、このEV車のラッピングデザインにもロゴマークを使用していただきました。本事業は、田沢湖、角館エリアにおける低酸素観光の可能性を検討しながら、関連産業への波及を目指すというもので、本市観光のイメージアップにもつながるものと大いに期待をしています。

 ロゴマークは、本市へ興味を持っていただくためのアイテムの1つと考えています。あらゆる機会、場所等で効果的な広報宣伝を行いながら、さらなる本市観光への呼びかけ、永続的な活用をしていただきますよう、今後とも各方面へ協力をお願いしながら、PRに努めていきたいというふうに思っています。

 2点目の23年度における新たな戦略の展開についてでありますが、平成23年度は、仙北市観光ブランドを効果的に広報宣伝するため、次により取り組んでいきたいというふうに思っております。

 まず、着地型観光メニューの開発及び商品化についてですが、仙北市の地の利を生かした新たな資源の調査発掘を行い、旅行者ニーズを的確にとらえ、周遊型の観光メニューの造成に取り組み、仙北市ツーリストインフォメーションセンターを窓口として宣伝販売を行っていきます。

 仙北市観光情報発信力を強力に推し進めるために、来年度設立が予定をされている田沢湖角館観光連盟、仮称であります、とともに東北新幹線青森延伸によって、北東北に注目がおかれていることから、ミニDC、デスティネーションキャンペーンのPRも兼ね、首都圏キャンペーン等一体となった本市観光宣伝を展開することにしています。

 インバウンドの関係ですけれども、経済成長が著しい東アジア方面からのさらなる誘客を図るため、引き続き台湾、韓国での観光キャンペーンや商談会に参加して誘客に努めるとともに、特に台湾、韓国、中国の観光客は、スキー、温泉に興味を示している方が多いことから、観光客数が減少する冬季観光の誘客のためにも、外国人向けのモデルコースづくりを推進していきます。

 地域ブランド戦略の一環として、これまで複数の窓口で対応していた農業体験であったり、学習旅行体験であったりについては、農林部内に農山村体験デザイン室を設置し、一元的に対応することにしたいと思っています。

 このほか、都内地下鉄の電車内に「田沢湖・角館」ロゴマークステッカーを張り出し、本市観光宣伝に努めながら、ウエブサイトを活用し、本市のリスティング広告を配信してアクセス数をふやすことで、本市への誘客を図るなど、23年度は仙北市観光ブランドを有機的かつ効果的に広報宣伝を展開したいというふうに思っています。

 それで、3点目の9月定例会でお話のあった件について、その後の動向の変化はないかというお話でありますけれども、名称決定までの経緯等については、仙北市の名称の決定の経過については、9月定例会で高橋議員の一般質問で答弁していますけれども、仙北市が市名として決定されるまでには、1年以上に及ぶ長い協議の経緯があります。

 9月定例会の中で私は、田沢湖、角館は全国的にも知名度があり、市名の変更は観光戦略上、有効な選択肢の1つとは考えますが、田沢湖・角館を連ねた市名は合併協議の中でも決定できなかったことなど、紆余曲折を経て仙北市は誕生しており、間もなく合併5周年を迎えますが、市民感情などを考慮すると慎重な対応が必要と考えます。市名は市民の皆様のものであり、議員の方々や市民の皆様の意見を伺わなければなりませんが、総合的に検討する必要があり、しばらく市名の議論をすることは難しいと考えています。当面、田沢湖・角館を観光戦略のフラッグシップとして市名仙北市をPRしたいと考えていますというふうに答弁をしたわけであります。

 市名の変更は観光のイメージアップを図り、地域の魅力を効果的に情報発信するためには有効な手段で、市民や一部団体の方々から名称変更の声はあるようですが、これまでの経緯や市民感情を考慮すると、まだ市名の変更について議論するまでには至っていないというふうに感じています。

 定例会終了後には、毎回私はまちづくり懇談会というものを各地で開催をさせていただいておりますけれども、この場で市民の声をこのあと聞いていきたいというふうに考えています。当面は全国的に有名な観光ブランド「田沢湖・角館」のロゴマーク等を前面に掲げて、観光イメージアップを図り、市民の皆様方の機運の高まりを見守りながら、慎重に対応したいと思います。

 参考までにということで御勘弁いただきたいんですけれども、名称変更を仮にするとして手続的にはどうかというと、「地方公共団体の名称の変更については、地方自治法第3条3号に都道府県以外の地方公共団体が名称を変更するときは、この法律に特別な定めのあるものを除くほか、条例でこれを定める」と規定されています。また、第4号に「地方団体の長は前項の規定により当該地方公共団体の名称を変更しようとするときは都道府県知事に協議しなければいけない」と規定されています。したがって、市議会で名称の変更が可決後に秋田県知事の許可があれば、名称の変更は可能となります。そのあと、官報で名称変更の告示がなされ、新しい市の名称が決定するというような流れになっております。参考までにお話しました。

 大きな2点目の平成23年度における子育て支援についてであります。

 認識を問う御質問でありました。少子化が進んでいる中で、市民が安心して子供を産み育て、あすの仙北をつくる子供たちが元気に育っていくために、子育て支援は大変重要な施策という認識をまず持っています。これは高橋議員と多分共有できる共通の部分だと思います。

 かつての子育てというのは、家族、親戚や地域の中で行われていましたけれども、共稼ぎ家庭の増加とか、核家族化が進む中で、保育に欠ける子供たちのための保育園を希望する家庭がふえてきていて、保育園に対する期待も大きくなっているという状況です。

 また、母親のみがかかわる家庭での子育てでは、子育てへの不安、悩みの解消から子育て支援策への期待が大きくなっているというのも、実感として持っています。

 このような中で、保育に欠ける子供を最大限に受け入れる体制づくりや、臨時保育士が安定した身分で保育に従事できる体制づくりが大きな課題となっていて、子育て支援を行っている団体とのネットワークづくり、子育て支援センターの機能強化、療育訓練事業の充実、一人親家庭の支援、家庭児童相談事業の充実も課題だと認識しています。

 また、読書環境の整備、家庭教育への支援、市立幼稚園の3歳児入園、放課後児童クラブの充実も課題だというふうに認識をしています。

 保留児童の点ですが、昨年すべての園で、保育園訪問と保護者との意見交換会を行わせてもらいました。施設訪問では、まず今やらなければいけないことが保育環境の改善であること、意見交換会では、今まで気づかなかった保護者の視点からの意見を大変重要な意見をいただいています。

 これらを踏まえて、角館西、中川、白岩小百合保育園にエアコンの設置、角館西保育園の遊戯室の床張りかえ工事、中川保育園の下足棚作成取りつけ工事、神代保育園の外部木部塗装工事、生保内保育園の防犯灯工事をきめ細かな交付金事業として1,658万6,000円の予算を承認いただきまして、早急に実施したいというふうに考えています。

 なお、23年度当初予算では、カーテン、加湿器、対面式散歩カーなど備品を前年度より増額してお願いし、保育環境の整備に努めたいというふうに考えています。

 子育ての不安や悩みを抱えている家庭への支援として、子育て支援窓口の一元化や、保育士、保健師からの情報提供、きめ細やかな相談対応を行うとともに、地域で子育てを支援する、子育て支援サポーターを育成するための予算もお願いをしています。

 平成23年度の保留児童の解消については、昨年増員した保育士を継続採用するとともに、新卒保育士を3人採用する予定でいます。昨年保留児童が発生した3歳児未満の受け入れ態勢について、入園希望者の年齢構成に応じて部屋の配置がえや、保育士の配置を見直すことにより、昨年4月と比較して24人の増員とすることができます。

 23年度の4月1日での保留児童はゼロ歳児で1人、1歳児で7人、2歳児で5人の計13人の保留児童が発生しますが、継続して保育士の募集を行い、解消を図っていきたいというふうに思います。

 23年度の取り組みにかかわらず、中長期的な考え方についてもというお話でしたので、少し御答弁させていただきたいと思いますが、子供の出生数が年々減少している中で、保育園を希望する保護者が増加していますが、保育に欠けるかの状況により変わってくることから、今後の保育園希望者の予測は困難な状況だというふうに思います。

 また、面積要件からの受け入れ限度の課題がありますが、建築後30年前後の保育園もあることから、安全対策なども含め検討課題としてとらえ、23年度に市立保育園のあり方を検討する会議の中で議論をしていくことにしています。

 なお、親子での交流の場や気軽に相談できる地域子育ての支援拠点として保育園5カ所に地域子育て支援センターを設置していますが、情報が御家庭などに十分届いていないという反省もあります。そんなこともありまして、NPO団体と連携し、地域に出向いた活動ができるよう、再度の見直しを行います。同時に子育て支援のNPO法人、民間ボランティア団体等による市の遊休施設を活用した一時保育所の開設についても、積極的に推進をしていきたいというふうに思います。

 こども園の議論も盛んに行われております。この制度に私は期待を寄せています。

 子育て支援も含めて、3点目の近隣自治体との差の話でありますが、高橋議員が御指摘なった近隣自治体とのサービスの差について、定住対策、それから子育て支援として大変重要な、例えば先ほども議員から例示のありました福祉医療費について比較してみると、大仙市ではゼロ歳児から小学校6年生までの児童を対象していて、仙北市の場合は小学校就学前までというサービスですので、仙北市とか美郷もそうですが、この差は大きいということを認識しています。

 実は、福祉医療費のサービス、対象の年齢の拡大を昨年検討をした経緯があります。対象者を大仙市と同等程度とすればどうなるんだろうということでありましたが、一般財源の確保からいうと、今現在は23年度の当初予算でも福祉医療費を2,600万円ほどお願いしておりますけれども、その約倍の金額が必要になるという試算を得ています。

 それでもという思いで実は保健師との意見交換会でこの点を話題にしたことがあったわけですけれども、保健師からは肯定的な意見をいただくことができなかったんです。これは軽微な病気の症状であっても、すぐに医師の診断を受けるという、いい場面もありますけれども、そこで医療費が増大していくというまた側面もありまして、そういう習慣性を懸念したのかなというふうな意見ではなかったというふうに受けとめました。福祉医療費を対象年齢を拡大するというよりも、もっと疾病予防事業を充実したり、子育て教室の回数をふやしたりということのほうが有効だというような意見もいただきました。

 このほかの子育て政策について言えば、先ほどいただいた、例えばスキー場での子供の無料化というお話も先ほど聞きましたけれども、実際に市内の関係者からもそのような声も聞いております。十分検討に値するというふうに思っております。

 それ以外のさまざまな子育て政策というのは、実は国や県の財源が伴っているメニューが多くて、共通基準のもとで実施されている実態がありまして、例えば仙北市であったり、大仙市であったり、美郷町であったりというこの3市町間に大きな差はないというふうに見ています。

 しかしながら、先ほど議員も御指摘いただきましたけれども、先日市内で開催された少子化対策ラウンドテーブル、これに参加をさせていただいて、市外から嫁いでこられたお母さん方であったり、転入してきたお母さん方であったり、さまざまな方々と意見交換をさせていただきましたけれども、その方々からは仙北市の子育て環境は劣悪だという御指摘をいただいております。

 子育ての相談に対応する市の職員の態度から、制度自体に関することまで、23年度は実態を明らかにしながら、そうざらいをしたいというふうに思っています。待機保留児童の解消が大変重要な課題ということは先ほどからお話しをしております。

 マンパワーの確保と施設の改修は積極的に取り組んでいる状況です。23年度からは先ほど話をした市の遊休施設を活用した一時保育の開設についても進めていきたいというふうに思っています。

 市独自の定住化対策ということでは、午前の田口議員の一般質問でお答えした定住の循環を具体化、具現化していきたいというふうに思います。総合産業研究所や、仙北市TICがフル稼働することも大変重要な要因だというふうに思います。また、空き家情報バンク、定住促進奨励金、産業プラットホーム事業や首都圏PR事業、各農林業支援事業などは本市の特徴を生かした定住対策ではないかというふうにも思っています。

 赤川都市下水路の改良についてということであります。

 問題点、改良の必要性についてどんな認識があるのかという御質問であります。赤川都市下水路の問題点については、市街地の急速な発展で集水量の増加、農業水路への分岐水門施設2基ですけれども、並びに流化を阻害する施設等が考えられています。

 現在、豪雨時においては、水門開放による溢水対策を行っていて、その効果については大きなものがあると思います。

 赤川都市下水路流域については、平成21年度に周辺調査を実施しています。治水対策としては、本線改良、流下能力を阻害している部分の改修、流入量の分散化等が解消対策と考えられますが、平成22年度においては、閉鎖されている水路の復活、水門の開閉などを行って対応をしており、改修については多額の経費を要することから、今後検討していきたいというふうに考えています。まずは、できることから順番に進めていくという姿勢であります。

 今後の改修ということですが、流下能力を阻害しているというふうに思われる水路内に設置されている流雪溝用のポンプの移設について、平成23年度当初予算にお願いをしています。流下能力機能の復活を図ると同時に流入水の分散化については、皆様の御協力を得ながら検討していきたいというふうに考えていますので、どうかよろしく御指導をお願い申し上げたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) ただいま御答弁いただきました。

 まず1点目の市名のことについてなんですけれども、いろいろロゴマークをつくって、いろいろなところで宣伝の活動をされているということであります。ただ、いろいろ聞いていてやはり思うこととしては、じゃどうしてあの宣伝するのに仙北市って宣伝しないのかなと、やはり田沢湖と角館というふうに宣伝しなければ、なかなか対外的には効果が薄いんでないかと、そう御判断されているのかなというふうに思うわけです。

 先ほど田口議員の一般質問の中でも、ミニDCとかそういったものでも、恐らくこういうものを前面に出しながらやるものかと思うんですが、さっき中途半端というお話が出たと思うんですけれども、やはり私はこのロゴマークだけで終わるということは、非常にそれこそ中途半端になってしまうんではないかなと考えているわけであります。やはり完結させるためには、大きく市名を変えるんだと、そういう私も腹を割って話をしているんで、市長も本当はそう思っているんではないかというふうに思うわけです。だからこういうことをやっているんだということです。そういうのは特に、現場の責任者であります大山部長さんなんかはどう思っているのかなということで、一番その辺市民の声とか、現場の声というのを感じている方ではないかなと思うので、そのあたりをちょっと御答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 大山観光商工部長。



◎観光商工部長(大山誠君) 大変重い質問ですけれども、さまざまな合併協議会以来携わってきました。観光という面に関しては、田沢湖・角館というブランドは非常に他地域においても刺激を与えたように感じております。また、デスティネーションキャンペーンなんかでも、しょせん田沢湖・角館のためのキャンペーンだろうとかというふうに、他の地域からはやゆされておりますけれども、だからと言ってすぐ市名というふうには私の立場ではちょっとお答えしかねるということで、何とか御勘弁ください。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) ありがとうございます。本当はそう多分そう思っているかと思うんですが、いま一度、市長も先ほど私も言いましたけれども、なかなかこういう議論というのは非常に難しくて、しずらいということもあるのですが、先ほどこの議会が終わったあとに、市民の皆さんとの懇談会においても、そういう話について聞き取っていきたいということでありましたので、ちょっと改めて聞きますけれども、そういう中でさらに市民の方々、それからいろいろな関係者とか団体の方々の機運が高まってきたときに、果たしてそれが議論の俎上にのせていただけるのかどうなのか、ちょっとその1点お伺いをいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) まず、先にお話をしたいと思うのは、「田沢湖・角館」という統一観光ブランドの必要性についてです。以前からもお話しをしているので、繰り返しになるかもしれませんけれども、自分の市政公約でも今後の観光振興を図る上では、地域ブランドの確立が必要で、そこには「田沢湖・角館」という新ブランドが何よりも望ましいというふうに書かせていただいております。そのあと観光産業拠点特別区のほうからも提案がありました。なぜ、「田沢湖・角館」かというと、田沢湖にあるけれども角館にはないもの、角館にはあるけれども田沢湖にはないもの、お互いにあるけれどもないものを出しっこしましょうと、そういうことで地域内で対流交流人口をふやしていくことが、経済活動に大きなファクターとなるだろうという考え方に基づくものであります。ですので、前提としては仙北市の名称変更のイントロダクションとして、「田沢湖・角館」という観光ブランドを考えていたわけではないということを、まず一つはっきりと申し上げておきたいと思います。

 2点目のこのあと「田沢湖・角館」の観光ブランドのアピールも含めて、このあと例えばさまざま場所で、団体の方々と意見交換を行います。先ほど話したとおり、このブランドの意義はこういうところにあるということを話をしながら、その上でも参加いただいた方々、もしくは届いた声がじゃ市の名前も「田沢湖・角館」ということにしてはどうかというような声が大きくなることになれば、それは当然検討を要することになると思います。真実は市民の中にあるというのが、自分の政治的な信条でありますので、市民の方々の声をつぶさに聞くということは怠らないというふうにお話をしておきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) 市民の方の声が一番重要だということ思いますので、ぜひいろいろ……その後また検討をしていただければと思います。それから、合併時の経緯ということで、以前から市長もお話がありますけれども、今合併して5年がたったわけで、こうやってこれからまたさらに力を合わせて頑張っていかないといけないという場面でございますけれども、実は正直申し上げると、私ぐらいの世代なんかだと、合併時の経緯なんてはっきり言って関係ないですよね。ましてや特に子供たちとか、しかもこれから生まれてくる子供たちなんかにとってはもっと関係ない話だと思うんです。

 それよりも大事なのは、じゃその人たちに、その子供たちとかにどういう大切なものを私たちは残していけるのかと、そういうところが一番ではないかなと思うので、市の名前というのは、やはりこれまでの長い長い間積み重なってきた歴史であったりとか文化であったりとか、そういうものを象徴するのが市の名前でありますから、こういう大切なものを今ここでなくしていけないんだと、そういう思いがありますので、私はこのお話をしているわけであります。その点、これは私の個人的な考えですけれども、一つ市長にも聞いていてもらえればなと思います。

 あと、それでは次のところにいきますけれども、子育ての支援ということで、いろいろと御答弁ありました。来年度というか、今現在のその待機児童13名ですか、13名いらっしゃるということで確認いたしました。昨年よりも少しは減っているのかなという感じを受けるわけですけれども、まだ13人いらっしゃるのと、それから最初からあきらめて申し込んでないという方々もいらっしゃるみたいでございます。

 それで、やはり速やかにできるだけ早くこういった問題は、仙北市だけの話でないんですけれども、とにかくなくしていかなければいけないなというふうに考えておるところでございますけれども、先ほど答弁の中に、民間の託児サービスをされているボランティア団体の方と協力していきたいということで、公的施設をそういうところに開放してやらせてあげたいという旨のお話があったと思うんですが、これは意外とすぐできることではないかなというふうに思うんですが、前に少しお話をこの件に関して市長とも個人的にしたことがあるんですけれども、そのときになかなか、例えば空き施設でふと思い当るところでいけば、今使っていない西長野小学校であったりとか、旧角館東小学校だったりとか、そういうところの教室とかが結構あいていて、今は例えば公民館として使ってもらってたりとか、そういうことをするわけで、意外と簡単にできるんでないですかねと言ったら、なかなかそれがいろいろ制約があって難しいというようなお話もちょっと聞いたことがあるんですが、そのあたりはどうなんですかね。すぐにでもできるものであれば、これはすぐに行ったほうがいいと思うわけですが、ちょっとそのあたり答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 法的ないろいろな制約がある話を私今手持ちに資料がなくて、関係の部長のほうにもお話をお聞きしたいと思いますけれども、例えば施設の改修等が必要な部分があるというふうに考えます。例えば、ゼロ歳児、1歳児、2歳児とか小さな子供たちであれば、そんなに運動量は多いということはありませんけれども、それ以上になるとなかなか運動量があって、危険なコンクリートの表面打ちというのは危ないという話があったりということがあるようです。

 なぜ今までできなかったかというと、10年ぐらい前に子育てサポーター育成講座というのがあって、そこを受講して卒業された方々が、今実は保育サポーターの団体をつくっていただいています。ピッカブであったり、はっぴい・マムであったりするんですけれども、その方々からの話を聞くと、もちろん無料でお預かりするというわけにはいかないということがあって、有償でお預かりするというのが前提になるわけですけれども、以前の判断では有償のボランティアということであれば、市の公共施設、遊休施設を活用していただくというところに何らかの問題があったというようなお話でした。ただ、現在考えると、ボランティアというのは基本的な有償ボランティアというのは今もうかなり世の中では一般的ですので、しかも営利を目的とするものでもないというものもはっきりしていますので、要求にこたえていくためには法的な制約がない限りは、遊休施設を使っていただきたいというような話をさせていただいていて、具体的な提案がいただければ、いただく前にこちらのほうで何が必要なのかということを精査したいとふうに考えている状況です。



○議長(佐藤峯夫君) 下総市民福祉部長。



◎市民福祉部長(下総芳則君) 御質問がありました遊休施設の活用については、条件が整えばすぐできるということになっております。ただし、保留児童の件で若干申し述べますと、待機児童ではないということで、第1次希望の園に入れない方々ということで13名ということでございますので、そこら辺については何とぞよろしくお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) 私あえて待機児童という言葉を使わせていただいていて、保留というのは、恐らく役所のほうから見れば、こっちもあるけれどもこっちに入れないから保留しているんだという話なんでしょうけれども、でも申し込んでいる人はここにしか入れないからとか、ここじゃなければ入りたくないからというか、まず基本的に考えれば家の近くの保育園に行くというのがまず前提でありますので、例えば、私聞いた例でいくと、生保内の方が西木のにこにこ保育園に行っているという、そういう例もあるわけですね。あれなんでという話になるんですけれども、それを保留すると保留児童だという話になるんですけれども、それは私からすれば待機している状態であるというふうに考えるわけであります。だから、保留児童という言い方自体どうなのかなと常日ごろちょっとこれまで感じてきたところであります。

 それで、さっきの公的施設のことなんですけれども、ぜひそういった法的な縛りとか、そういうものがなければ、すぐにでも実行していただければ、皆さんがそういった活動されている方々も非常に助かるし、実際それを利用されている方々も非常に喜ばしいことではないかなというふうに思います。

 それと、あと以前市長のほうから保育園の民営化ということで、市議会の中でも触れてきたことがあるんですけれども、この点については今どのような議論というか、どの段階まできているかということについて、1つお尋ねをします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 以前、保育園の民営化について、そのような方向性を持ちたいという話だったと思いますけれども、民営化をするしないという、その前提の前に、仙北市にとって一番有用な、家庭の方々、お母さん、お父さん方、おじいちゃん、おばあちゃん方が一番必要とする保育環境をつくるためにどうしようかという話を、22年度までやってきましたけれども、23年度からは正式に委員の方々を御委嘱させていただいて、議論を本格的に進めていきたいというふうに考えています。自分のイメージの中では、あくまでも自分のイメージということでお聞きください。建物自体を民営化していくという考え方も一つであるかもしれませんけれども、もう一方では、今臨時の保育士さん方の身分が保障されなければ意味がありませんので、そうやって安定した就労環境を確保することで新たに新規に手を挙げてくださる保育士さん方の職場にもなり得ますから、その職員となるならないは抜きにしても、安定的な職場としての身分保障ができるという組織体を模索することが何よりも肝心ではないかなというふうに考えているということです。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) それから、先ほど福祉医療費の助成についてということで、大仙市と差についてのお話がありましたけれども、保健師さんからは余りいい返答でなかったというのは、病院にかかって医療費がかさむんではないかというようなお話があったということだと思うのですけれども、私これをやると何億円もすごい金額がかかるものなのかなというふうに感じていたんですが、先ほどのお話ですと、今の倍ということでプラス2,600万円ということですか。そう考えると、全くその実現性のないことではないのだなというような気がします。それで、いろいろなことを考えても、これは疾病予防とかそういうのと一緒にやれば、要するに保健師さんが心配していることと同時にやればこれはいいのではないかなと、両方やるということも考えられると思うんですが、その辺はいかがですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 福祉医療費の23年度分は約2,600万円で、年齢が大体幅が同じですので、そのままごそっと2倍にすれば小学校6年まで対象にできるという大ざっぱな試算ということで、まずお含みおきください。そうすると、その話を保健師さんにするとそんな話だったのという話ですけれども、自分の感触としては、そうやって予算を計上させていただいて、そして御家庭の方々の安心感を増すということには多分効果があるだろう、だけれども私も含めてそうなんですが、市民の方々にはできる限りお医者さんにかからない健康な生活を維持するための仕組みを提供するのも行政の仕事だというふうな一方の立場もありますので、保健師さんの方々のお話はなるほどなと思ったところであります。決して誤解なさらないでいただきたいんですけれども、そこに金をつぎ込むのはもったいないという話ではなくて、さっき議員が言ったとおり、それもそうだけれども、疾病予防とか子育ての支援充実をするということが抜けてはいけないというような御指摘だったというふうに受けとめています。それはそのとおりだと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) そういうことですね、両方大事だよということだと思います。

 時間も時間なんで、3番目の赤川都市下水路ということで、お伺いしたいと思います。先ほどの答弁の中で、ゲートの開閉に関することもいろいろ課題だよというようなお話があったんですが、以前ゲート開閉について業者にお願いして、例えば夜間とかでも大雨の際には、調整して開けてくれたり閉めてくれたり、そういうことを業者委託していたという例が旧角館町時代はあるようでございます。今現在は、どのような体制になっているのかということと、もしそのゲート開閉について課題があるものであれば、もし今やっていないとすればこういうことも再度検討してみる必要があるんではないかというふうに思うわけですけれども、建設部長どうですか。



○議長(佐藤峯夫君) 雲雀建設部長。



◎建設部長(雲雀芳幸君) ゲートの開閉の委託云々ということですが、それは去年も行ってございます。ことしもその分の予算はお願いしてございます。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) やっているものとすれば、それをしっかりやっていただくということと、あとは毎回大雨のたびに、いろいろな、あふれる場所というのは大体決まっているとは思うんですが、先ほど市長の答弁の中で、急速に市街地が発達してきているというようなお話もあったんですが、それはそのとおりで大変いいことだなと思うわけです。だからいろいろ考えても仕方がないんだということではないと思いますし、それも踏まえて例えば住宅でも何でも建設の許可を与えているのは役所のほうでもあるわけですから、その点も踏まえれば、やはりそれと同時にこうした問題もセットで解決できるように、いろいろ策を練るべきだと思うわけです。何と申しますか、私は新しい水路をもう1本だとか、それから、できればその問題のある箇所をどのように改良するかとか、そういうお話を聞きたいところだったんですが、なかなかまだそこまでいっていないということでしたので、ぜひ今後御検討いただけるようにお願いをしたいんですが、ちょっとその点だけもう1点お願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 原因はさっき言ったとおり、市街地が急速に立て込んできた話と、それから昔供用できていた田んぼがなくなっていくということで涵養性が低くなったことと、それから向こう側というか大威徳山というか、向こう側から流れてくる水量も相当なもので、その水量をさばくという考え方も一つ方法だなということがあったりで、十分検討させていただいているというふうに御理解いただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 1番、高橋豪君の一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 本日の日程は、以上をもって全部終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

                              (午後2時10分)