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秋田県 仙北市

平成22年  8月 臨時会 08月04日−01号




平成22年  8月 臨時会 − 08月04日−01号







平成22年  8月 臨時会



                              仙北市告示第97号

 次の事件を審議するため、平成22年第5回仙北市議会臨時会を平成22年8月4日仙北市役所田沢湖庁舎に招集する。

 平成22年7月27日

                          秋田県仙北市長 門脇光浩

                    記

付議事件

 1.議案第77号 仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について

 2.議案第78号 仙北市養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について

 3.議案第79号 仙北市老人短期入所施設条例を廃止する条例制定について

 4.議案第86号 市有財産の無償譲渡について

          平成22年第5回仙北市議会臨時会会議録

議事日程(第1号)

                  平成22年8月4日(水曜日)午前10時開会

第1 会議録署名議員の指名

第2 会期の決定

第3 諸般の報告

第4 議案第77号 仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について

第5 議案第78号 仙北市養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について

第6 議案第79号 仙北市老人短期入所施設条例を廃止する条例制定について

第7 議案第86号 市有財産の無償譲渡について

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出席議員(22名)

      1番 高橋 豪君       2番 熊谷一夫君

      3番 門脇民夫君       4番 平岡裕子君

      5番 狐崎捷琅君       6番 田口寿宜君

      7番 阿部則比古君      8番 佐藤直樹君

      9番 黒沢龍己君      10番 小田嶋 忠君

     11番 荒木田俊一君     12番 安藤 武君

     13番 小林幸悦君      14番 伊藤邦彦君

     15番 青柳宗五郎君     16番 八柳良太郎君

     17番 田口喜義君      18番 藤原助一君

     19番 高久昭二君      20番 稲田 修君

     21番 佐々木 章君     22番 佐藤峯夫君

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欠席議員(なし)

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長      門脇光浩君     副市長     石山 修君

  教育長     熊谷 徹君     総務部長    佐藤秀夫君

  市民福祉部長  下総芳則君     観光商工部長  大山 誠君

  農林部長    倉橋典夫君     建設部長    雲雀芳幸君

  会計管理者兼

          高橋正市君     教育次長    橋本 勲君

  会計課長

                    角館総合病院

  企業局長    高田秀市君             高田紀市君

                    事務長

  田沢湖病院             監査委員会

          熊谷直人君             高橋新子君

  事務長               事務局長

  選挙管理委員会           農業委員会

          高橋俊一君             藤原一良君

  事務局長              事務局長

  田沢湖地域             角館地域

          茂木正道君             小木田 隆君

  センター所長            センター所長

  西木地域

          田口正明君     総務部次長   藤村好正君

  センター所長

  福祉事務所長  黒沢隆悦君     総務課長    羽川茂幸君

  財政課長    田中宜男君

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事務局職員出席者

  議会事務局長  田口総一君     書記      三浦清人君

  書記      藤岡 純君

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△開会及び開議の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 平成22年7月27日付をもって招集の平成22年第5回仙北市議会臨時会は、ただいま出席議員22名で会議の定足数に達しておりますので、ただいまから開会いたします。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。

                             (午前10時00分)

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△会議録署名議員の指名



○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、9番、黒沢龍己君、10番、小田嶋忠君を指名いたします。

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△会期の決定



○議長(佐藤峯夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

 議会運営委員長の報告を求めます。

 17番、田口喜義君。



◆17番(田口喜義君) おはようございます。

 議会運営委員会の報告をいたします。平成22年第5回仙北市臨時会の会期日程協議のため、7月28日、議会運営委員会を開催しておりますので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 出席議員は6名、1名欠席であります。佐藤議長には職務出席、また青柳副議長には委員外議員として出席をいただき、オブザーバーとして熊谷議員が出席をいたしております。市当局からは参与として、門脇市長、石山副市長、佐藤総務部長、羽川総務課長が出席をいたしております。

 本臨時会に提案される案件は、7月27日に告知されました閉会中の継続審査となっている議案4件であります。議会運営委員会では、慎重に協議した結果、本臨時会の会期を本日1日と決定をいたしました。

 議会運営については、よろしく御協力をお願い申し上げまして、議会運営委員会の報告といたします。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) お諮りいたします。

 本臨時会の会期は、ただいま議会運営委員長報告のとおり、本日1日といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、会期は本日1日と決定いたしました。

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△緊急質問の申し出について



○議長(佐藤峯夫君) 19番、高久昭二君より本付託事件について緊急質問の申し出がありました。8月31日付をもって、緊急質問の申し入れがあります。

 会議規則に従い、かつ運用例に従い、議会運営委員会を開きますので、暫時休憩いたします。

 なお、議会運営委員会の方には、この緊急質問に対して、果たして19番、高久昭二君の申し入れが緊急に値するかどうか、かつまた付託事件に対する緊急質問を許可できるのかどうか、同意することができるのかどうか、こういう点をも含めて議会運営委員会で論じていただきたいということを要請しておきます。

                             (午前10時03分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                             (午前10時29分)

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△議会運営委員長の報告



○議長(佐藤峯夫君) 高久昭二君から提出されております緊急質問の取り扱いについて、議会運営委員長の報告を求めます。

 17番、田口喜義君。



◆17番(田口喜義君) それでは、本会議におきまして、議長から要請がありました緊急質問の取り扱いについて、先ほど議会運営委員会を開催いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 委員は全員であります。

 佐藤議長には職務出席、また青柳副議長には委員外議員として出席をいただき、熊谷議員はオブザーバーとして出席いたしております。

 議会運営委員会では、高久議員から通告がありました緊急質問は、仙北市議会会議規則により、議会の同意が必要とされている規定に基づき、緊急質問に同意するか否かを議決いただくために、本日の日程に追加することに決定いたしました。緊急質問の取り扱いについては、議会運営委員会では、委員会に付託された本臨時会の付託事件の質疑であり、議案質疑は既に終結していること、及び、会派制と委員会主義をとっている委員会審査のあり方にかんがみ、緊急質問までは至らないことを議会運営委員会では確認いたしました。

 よって、緊急質問は認めないことに決定いたしましたので、報告をさせていただきます。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) お諮りいたします。

 高久昭二君から通告された緊急質問の同意について、本日の議事日程に追加し、直ちに審議することに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、本日の議事日程に追加し、日程の順序を変更し、直ちに審議することに決定いたしました。

 よって、追加議事日程配付のため、暫時休憩いたします。

                             (午前10時31分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                             (午前10時33分)

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△緊急質問の同意についての上程、採決



○議長(佐藤峯夫君) 緊急質問の同意についてを議題といたします。

 議会運営委員長の報告は不同意であります。

 お諮りいたします。

 高久昭二君から通告された緊急質問に同意の上、発言を許すことに賛成の諸君の起立を求めます。

          (賛成者起立)



○議長(佐藤峯夫君) 起立少数であります。緊急質問に同意することは否決されました。

 よって、緊急質問に発言を許さないことに決定いたしました。

 日程はもとに戻ります。

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△諸般の報告



○議長(佐藤峯夫君) 日程第3、諸般の報告をいたします。

 地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めた者は、門脇市長、石山副市長、熊谷教育長、佐藤総務部長、下総市民福祉部長、大山観光商工部長、雲雀建設部長、橋本教育次長、高橋会計管理者、高田秀市企業局長、高田紀市角館総合病院事務長、倉橋農林部長、黒沢福祉事務所長、茂木田沢湖地域センター所長、小木田角館地域センター所長、田口西木地域センター所長、熊谷田沢湖病院事務長、藤村総務部次長、高橋新子監査委員会事務局長、高橋俊一選挙管理委員会事務局長、藤原農業委員会事務局長、羽川総務課長、田中財政課長であります。

 以外につきましては、必要に応じて参与を求めることといたします。

 会議の書記は、三浦、藤岡の2人を任命いたします。

 職務のための出席は、田口議会事務局長であります。

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△市政報告



○議長(佐藤峯夫君) 次に、市長報告に入ります。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) おはようございます。

 平成22年第5回仙北市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御出席を賜り、まことにありがとうございます。

 初めに、前回の定例会後の主なる事項・課題の現状など、順に御報告申し上げます。

 豪雨災害の被害状況等について御報告申し上げます。7月に2度にわたって大きな豪雨災害が発生しました。まず、7月3日午後2時30分ごろから3時50分ごろにかけて、角館地区で集中豪雨、1時間最大降雨量64.5ミリや落雷による被害が発生しています。被害状況については、住家・非住家浸水7棟、道路浸水2カ所、倒木4カ所となっています。落雷で停電が2地区に起こったほか、防災無線設備等にも被害を受けましたが、各関係機関及び関係者と連携し、早期復旧に努めました。

 次に、7月30日に発生した豪雨災害についてです。秋田地方気象台は当時、仙北市全域に大雨洪水警報を発令していました。仙北市では、29日深夜から30日未明にかけて、また、早朝にはゲリラ的な豪雨となったことから、30日8時30分に仙北市災害連絡室を設置。その後、1時間に約60ミリの大雨を観測し、市内各地では土砂崩れ、住宅浸水、道路・河川への被害が続出。被害規模が拡大する恐れが生じたことから、仙北市災害対策部を立ち上げました。午前10時30分から12時34分にかけ、角館町山根地区一帯を初め、田沢湖梅沢地区、角館町西長野古寺地区周辺、八割塩手沢地区に避難勧告を発令しました。

 避難勧告のうち、田沢湖梅沢、角館西長野古寺については、洪水警報の解除や現場状況の把握により、30日同日午後9時10分に解除しました。角館山根地区については、31日、現地調査を繰り返し、これ以上の崩落の進行はないと判断、午前9時30分に解除しました。八割塩手沢地区については、崩落の危険度が低くなったと判断されたことから、8月3日午前10時40分までに勧告を解除することができました。

 8月3日現在での民生部門の被害状況は、床上浸水が27棟、床下浸水が104棟、非住家冠水が183棟です。

 農林部関係は、8月2日現在で、農作物の被害が、水稲、大豆、野菜、花卉等で浸水、冠水、倒伏が1万5,255アール、農地農業用施設の被害では、水田の土砂堆積や畦畔欠損が39カ所、農道5カ所、ため池1カ所、頭首工4カ所、水路12カ所の計61カ所。林業関係では、林道被害が20路線26カ所、その他山腹崩壊等の治山施設被害が4カ所となっています。

 建設部関係では、道路冠水、側溝溢水、宅地冠水等が12地区10路線、土砂崩れ7路線、路肩崩れ・路面洗掘4路線、一時通行どめ7路線、河川のはんらん21河川、堤防の一部築堤崩れが1カ所、また、農道へ通じる橋が落ちるなど、多くの被害が発生しました。

 緊急的に生活道路確保の応急対策を急いだ結果、一部片側通行も残っていますが、現在は全線通行可能となっています。この後、復旧対策のための予算措置が必要になります。どうかよろしくお願いを申し上げます。

 また、県管理道路・河川については、仙北地域振興局建設部との現地立ち会い確認等により、被害箇所の早期復旧をお願いしています。

 これら住宅被害や道路・河川等の決壊・損壊に係る復旧工事は、各関係機関と連携し、早期復旧に全力で当たっています。31日には、国道46号角館バイパス開通式で来市していた佐竹知事、加藤県建設交通部長に被災地を視察いただき、直接要望も行いました。

 また、職員による復旧活動支援隊を組織、高齢者世帯等を中心に、お困りの方々の住家周辺清掃・消毒などを2日間にわたって実施をしました。

 現状では復旧支援が最優先課題ですが、これから対応が必要な多くの問題も見えています。県に避難勧告の連絡がおくれたことは、悔やまれてなりません。おわびを申し上げるとともに、日常的な危機管理意識のさらなる醸成が必要と強く感じています。

 災害時や緊急時の情報伝達体制の再構築について、現在の取り組み状況などを報告します。

 今回の災害では、市役所の電話が落雷で通信不能となりました。情報の受発信ができなくなったことで、市役所機能が著しく減退したことは、本当に残念な事実であります。市民の皆様に深くおわびを申し上げます。効率化と経費削減等で導入した集約型システムを見直し、一刻も早く、リスク分散による通信システムの再構築を模索します。このほか、災害時や緊急時の情報の連絡手法を複数検討し、一部については既に試験運用を始めました。一つは、職員が所持している個人の携帯電話メールを活用した伝達手法です。これは第1段階として管理職以上を対象にしました。災害発生時等の職員への情報共有が進むものと期待をしています。

 さらに一つは、移動通信事業者が開発した一斉送信サービスの導入です。例えば、仙北市など一定エリアに所在する携帯電話に、メールで災害警戒情報等を一斉送信できるシステムと聞きます。導入を視野に、検討を重ねたいと思います。

 また、停電時や屋外で特に効果を発揮するラジオにも着目をしています。コミュニティFM局の開設なども今後検討します。

 あらゆる手だてを講じ、市民への情報提供と安全確保に努めます。

 なお、災害に関連する経費については、原則として緊急性の高いものは予備費で対応をさせていただきたいと思います。被害についての調査、情報収集等を鋭意進めていますが、被害額・復旧費用等がまとまるまでは、相応の時間を要する状況にあります。予算としての執行緊急度が高いものは、必要に応じて専決処分での対応も考えていますので、どうか御理解をお願い申し上げます。

 まちづくり懇談会について御報告します。

 市民の皆様と話し合い、今後のまちづくりに御意見等をいただくまちづくり懇談会を、5月に引き続き、7月22日、23日、25日の3日間、3地区で開催しました。

 懇談会では、地域の課題や将来に向けた提言など、多岐にわたる意見交換を行っています。出席者は少ない状況ですが、まちづくり懇談会でお話をいただいた事項について、改善が目に見えるように行政を運営することで、懇談会自体の価値を高め、市民生活に役立つまちづくり懇談会としたいと思います。今後も時間を確保し、各地区で開催をします。

 広報編集委員会について。

 広報せんぼくを複眼視点で検証しながら、内容充実・向上を図るため、7月1日付でデザインや編集等に精通した民間委員3名を委嘱し、仙北市広報編集委員会を組織しました。

 委員の方々からは、編集や取材など、発行作業に係る助言・指導をいただいています。その成果が反映された広報が、間もなく発行できると思っています。今後も、市民に読んでいただける広報、読みたくなる広報づくり等に取り組みます。

 地域運営体の設置状況について。市民分権を進める主要政策と考える地域運営体の設立状況を報告します。

 田沢地域運営体は今年4月に設立をしていますが、7月6日、最初の事業として農村喫茶店がオープンしました。当面は田沢診療所の診療日に開店し、利用者の語らいの場としての活用を見守りたいと思います。

 白岩地域運営体は8月1日に設立総会が開催され、具体的な事業実施に向けて取り組みが始まりました。

 今後の予定としては、桧木内地域運営体が8月22日、神代地域運営体が9月5日、それぞれ設立総会を予定しています。

 また、西明寺地域運営体は、7月27日に最初の設立準備委員会が開催され、年内の設立に向けて協議を行っています。

 ほかの4地域、生保内、角館、中川、雲沢については、地域運営体の趣旨を説明しながら、設立準備委員会等の設置を働きかけています。

 みんなの庁舎検討委員会について。

 市役所のあり方について調査・検討する市民会議、みんなの庁舎検討委員会が、7月25日に最初の会議が開催されました。

 この市民会議は、庁舎の役割、庁舎に求められる機能、庁舎の位置などについて、総合的な見地から必要な事項を調査・検討し、今年度中に取りまとめることになっております。

 明日の県立高校を考える市民会議について。

 明日の県立高校を考える市民会議は、4月25日に最初の会議が開催され、7月25日の第6回市民会議で報告書がまとまり、翌7月27日に藤川浄之委員長から提出をいただきました。

 平成16年12月に、第5次秋田県高等学校総合整備計画後期計画の素案が公表されてから、5年半という長年の懸案事項であり、特に学校の統合等再編整備については、市民会議でも一致した意見とならず、複数案の併記となっています。

 この報告書や市民会議で交わされた意見、さらには平成21年2月25日の市議会県立高校統合問題調査特別委員会委員長報告、その他の諸状況を勘案し、高校のあり方を方向づけさせていただきました。

 仙北市としては、少子化に伴う両県立高校の小規模化を避け、子供たちみずからが人生を切り開いていく知性と行動力をはぐくんでいくために、豊富な出会いを提供し、多くの選択肢を最大限に準備できるとの視点から、角館高校・角館南高校を統合し、定時制独立校舎を有する1校2校舎の形態による角館地区統合高校の設置を、秋田県教育委員会に要望したいと考えています。

 市がイメージする統合高校は、例えば若杉キャンパスとこまくさキャンパスの2校舎であります。

 全日制課程は、仮称若杉キャンパスとします。1学年普通科7学級で、国公立大学・難関私立大学や看護系学校への進学コースと、ビジネス、ものづくり、語学、観光、芸能・芸術などの多様なコースを設定の上、3年履修後のより高度な専門性も学べる2年専攻科の複数専攻科の設置も要望します。

 定時制課程は、仮称こまくさキャンパスとします。この校舎を独立校舎として設置し、ひきこもりや不登校生徒に対応できるフリースクール的空間を備えた2部制、午後の部、夜間の部などと加えて、単位制の語学を履修するコースや社会人コースを設定するものであります。

 また、特別支援教育の県立大曲養護学校の児童・生徒が、通学のために長時間を費やしている現状を解消するため、こまくさキャンパスに小学部・中学部の分教室併設も要望したいと考えています。

 なお、耐震不足や老朽化した施設は、学習環境の悪化や子供たちの安心・安全にかかわることであります。長い間必要と言われていた冬季間の運動部練習施設などとあわせ、再編整備のスケジュールと切り離し、一刻も早く対策を講じるよう強く要望をします。

 医療局について。

 さきの6月定例議会でも述べた、市立病院事業における医療局の設置は、今年度中に実現すべく準備を進めています。

 医療局の機能・役割のイメージは、両病院をつなぐ潤滑油であり、医療環境や職場環境の整備充実をサポートしながら、医療事業経営、医師・看護師等の医療従事者確保、角館総合病院改築事業を担うものであります。

 先ごろ2日に、宮城県栗原市を訪問し、佐藤市長、小泉病院事業管理者、伊藤医療局長から、医療局設置のアドバイスや留意事項などを伺ってきました。

 栗原市は、栗原中央病院、若柳病院、栗駒病院の3つの市立病院を設置しています。また、市長部局で運営している5つの診療所についても、医療局が受託して運営をしていました。

 医療局では、先端医療機器の導入や維持・管理部門のアウトソーシング等のほか、医療環境の整備、院内保育所や看護師宿舎の設置など、職場環境の整備・充実を行い、医師や看護師等の医療従事者の確保や、経営の効率化・健全化の業務を担っています。

 今後、これらの事項を検証し、より実効性の高い医療局の設置を急ぎます。

 秋田内陸縦貫鉄道株式会社株主総会について。

 既に新聞等で報道がありましたが、平成21年度輸送人員については、JRと連携した東北ローカルパスの効果などで、前期より1万1,527人増の48万2,068人となりました。しかし、平成24年度までの経営改善計画に掲げている、経常損失額2億円以内とした目標には届かず、平成21年度の経常損益が2億5,090万円の赤字となる決算が、総会において承認をされています。

 こうした中にあって、関係機関が連携して取り組んでいる外国人誘客事業等により、年間を通じて内陸線を利用する台湾や韓国人観光客が増加傾向で推移するなど、関係者が一体となった取り組みが功を奏しているほか、沿線の活性化を目指す秋田内陸線沿線地域エコミュージアム会議が民間主導で設立されるなど、内陸線を軸とした地域振興につながる動きが、点の状況から面的な広がりを見せてきています。目標達成に向けた今後の事業効果に期待を寄せています。

 仙北市と地域振興局との行政懇談会について。

 秋田県地域振興局と行政課題等について意見交換を行う行政懇談会を、7月8日に開催しました。

 本市からは、医師確保に対する支援、夢プラン応援事業の継続、国道及び管内基幹県道の整備、県管理河川の整備促進、養護学校分教室の設置や複式学級の解消など、新規・継続を含め19項目についての要望を行い、事業の方向性や取り組み状況について率直な意見交換を行ったほか、本市の行政課題の一つである地域公共交通の再構築について、また、県からは市町村への権限移譲についてなど、相互が抱える行政課題の解消に向けた意見交換を行っています。

 山菜とりの遭難捜索について。

 山菜とりなどで、仙北警察署管内では9件の遭難が発生していますが、うち1件の遭難者については、残念ながら発見に至りませんでした。今後も引き続き、各関係機関等への情報提供をお願いしているところであります。

 消防訓練大会について。

 財団法人秋田県消防協会大仙市仙北市美郷町支部主催の消防訓練大会が、7月17日大仙市雄物川運動公園を会場に開催されました。大会には、小型ポンプ操法の部、規律訓練の部に、それぞれ3チームが本市代表として出場をしています。

 その結果、小型ポンプ操法の部では第4分団の優勝を初め、準優勝、6位入賞と、素晴らしい成績をおさめていただきました。また、規律訓練の部でも第8分団が3位に入賞するなど、今回の消防訓練大会は、本市消防団のレベルの高さを示すことができました。

 なお、9月2日に開催される秋田県消防操法大会では、小型ポンプ操法の部で出場される第4分団の健闘を期待しています。

 集団検診について。

 特定健診、一般健診、大腸がん検診など、集団検診を7月23日から実施しています。9月17日までの長丁場となりますが、市民の健康のために、多くの方々から受診していただきたいと願っています。大腸がんの研究事業も2年目に入り、現在大腸がん撲滅キャンペーンを実施していますので、議員の皆様も啓発に特段の御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。

 保育園・保育所の保留児童の解消について。

 さきの6月定例会でも御指摘をいただいた保留児童の解消に向け、臨時職員として保育士4名を採用。生保内、神代、角館の各保育園に配置をさせていただきました。これにより、新たにゼロ歳児8人、1歳児2人、2歳児2人が入園できます。また、9月からはゼロ歳児1人の追加を予定しています。

 この結果、13人の解消が図られますが、年度途中での入園希望もあることから、保留児童数は40人となっています。

 今後も、保留児童の解消については、保育士の確保はもとより、市内の民間保育園や事業所内保育園との連携を深め、一人でも多く入園できるよう努力をします。

 なお、保育園の今後のあり方については、これまで基礎的な検討を進めてきていますが、年度内に一定の方向性を導き出すため、具体的内容、さらに一歩踏み込んだ検討に入ることとしております。

 稲の生育状況について。

 春先の天候不順などで、稲の生育への影響が心配されましたが、6月は好天が続き、生育のおくれは取り戻しています。7月に入ってからは夜温が高く、日照時間が少ないこと等から、草丈が非常に長くなって、倒伏に注意が必要となっている状況であります。

 葉齢及び幼穂の生育からみた生育時期は、茎数が平年よりも少ないものの、ほぼ平年並みとなっています。また、稲の生育が軟弱徒長気味なことや、向こう1カ月の気温が平年並みかやや高く、降水量にもよりますが、今後、葉いもち病の多発も見込まれます。豪雨災害の発生などもあったことから、今後ともJA等の関係機関と防除活動の啓発に努めます。

 米戸別所得補償モデル対策について。

 本年度からスタートした戸別所得補償モデル対策について、6月30日をもって加入申請の受け付けが終了しましたが、7月末現在の加入状況は、対象となる農家2,195戸、法人7、集落営農組織15のうち、農家2,031戸、法人7、集落営農組織15の加入申請があり、全体では92.6%の加入率となっています。

 今後、作付状況や出荷状況を確認の上、米戸別所得補償モデル事業もしくは水田利活用持久力向上事業の対象となる場合は、各農家等に交付対象面積が通知された後、交付申請の提出を経て、12月から3月までの間に交付金が支払われることになります。

 仙北米のお土産販売について。

 総合産業研究所の商品開発により、7月29日から、市内のお土産店などを中心に、仙北市産米をお土産として販売をしています。これは、全国から訪れる観光客の皆さんに、仙北米のおいしさを知っていただき、ひいては仙北米ファンとなって継続的な消費者になってもらうことが目的です。

 商品の形態は、JA秋田おばこの全面的な協力をいただき、米は無洗米の処理をし、真空パック包装で、価格は特別栽培米が300グラム(2合入り)が350円。450グラム(3合入り)が450円。普通栽培米が300グラム280円、450グラム360円となっています。いずれもコンパクトで日もちがし、手軽に購入できる価格としました。

 新エネルギー関係について。

 新エネルギー関係への取り組みが、本市の将来にとって重要な分野・戦略であるという認識のもと、広く高くアンテナを張っています。先月は東京都墨田区と民間企業、大学などによる産学官連携での電気自動車製作事例を視察してきました。ある町工場の代表は、大手メーカーと電気自動車の開発や販売を競うものではなく、パーソナル需要にいかにこたえることができるか、それがまちづくりに有効かといった基準を大切にしていると言っていました。

 仙北市に置きかえると、障害者が安心して観光散策を行う1人乗りバッテリーカーの開発や、風光明媚な山岳地帯にゼロエミッションのエコカーを走らせるなど、人にも環境にも優しいまちづくりの夢を描くことができます。

 今後も、小規模・分散型エネルギー資源の持続的開発や、各種研究・調査、モデル事業の導入について、取り組みを継続したいと考えています。

 雇用状況について。

 仙北市における現在の雇用状況ですが、6月のハローワーク角館の有効求人倍率は0.31倍で、前月比0.05ポイント増、対前年比では0.13ポイントの増となりました。しかし、依然として水準は低く、厳しい雇用情勢だと認識しています。

 引き続き、緊急雇用創出対策基金事業の活用や、仙北市雇用創造推進協議会による就職支援のセミナーの実施など、求職者の支援に間断なく取り組んでいきます。

 また、中京地区や首都圏で開催される県の企業懇談会などへは積極的に出席し、企業誘致に関する情報交換や情報収集を行っています。また、独自ルートでの企業訪問も、引き続き展開をします。

 国道46号角館バイパスについて。

 国道46号角館バイパス第2期の開通式が、7月31日に関係各位の出席のもと、盛大に開催されました。

 この開通により角館中心部の通過時間が短縮され、さらには、渋滞緩和により県内を巡る観光客の利便性にも効果が大きいと考えられます。

 また、開通に先駆けて、7月24日には開通記念プレイベントとして角館バイパスを歩く会を主催しました。バイパスは自動車専用道路で、今後は歩行者や自転車などが通行することができないため、400人以上の市民が参加し、楽しんでいただくことができました。

 仙北市住宅リフォーム促進事業について。

 市民生活の向上と地域経済の活性化を図るため、本年度から実施している住宅リフォーム促進事業の利用状況は、7月末現在で申込件数が125件、補助総額が1,600万円に上がっております。

 また、地元への直接的な経済波及効果は3億4,000万円以上に上がっており、市内の工務店などの仕事や、雇用の創出につながっているものと考えています。

 また、施策目的の一つでもあります、下水道等加入率の向上にも寄与しています。

 市民からのこの事業への関心も高く好評であることから、今後も申し込みの増加が見込まれますが、利用状況の推移を見ながら期待にこたえていきたいと考えています。

 今後は、災害対策としてのリフォーム事業拡大も検討をします。

 医療関係の職員確保について。

 市立角館総合病院では、平成23年度職員募集として、平成22年6月1日から7月16日までの期間、臨床検査技師、作業療法士及び看護師の募集を行いました。

 その結果について御報告しますが、臨床検査技師及び看護師については、それぞれ新卒者4名を含む6名の応募があったものの、作業療法士については応募がありませんでした。

 しかしながら、昨今の医療従事者の動向を勘案すると、数年前までのような都市部における大規模病院等が医療従事者を抱え込むような状況は、幾分ですが改善傾向にあるものと推察されます。地域の中小規模病院への応募者が増加傾向にあることは、医療従事者の確保という観点からは望ましい傾向にあると考えています。

 今後も、医師を含めた医療従事者の確保を推進すべく、魅力ある病院づくりのため、病院現場とともに努力をしていきます。

 一方、市立田沢湖病院では、平成23年度田沢湖病院職員、看護師さんについて、平成22年6月14日から7月14日の期間、募集をしたところ、1名の方から応募があり、7月25日に作文と面接試験を行ったところであります。

 田沢湖病院では看護師不足が深刻化しており、入院患者の受け入れが進まない要因ともなっているので、この後も随時募集を行っていきます。

 以上、各課題解決に向けた取り組み状況、諸般の報告などを申し上げました。

 今議会で御審議をお願いする案件は、前回の第4回定例会において継続審査となりました、仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について、仙北市養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について、仙北市老人短期入所施設条例を廃止する条例制定について、市有財産の無償譲渡についての計4件であります。

 何とぞ、慎重審議の上、全議案につきまして、御可決を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 市長の市政報告を終わります。

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△教育行政報告



○議長(佐藤峯夫君) 次に、教育委員会の教育行政報告に入ります。

 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 平成22年第5回仙北市議会の開会に当たり、第4回定例会後の主な事項について御報告申し上げます。

 初めに、7月30日に発生した豪雨による教育施設への被害状況についてでございますが、角館中学校グラウンドの一部冠水、中川小学校プールへの泥水の流入の2件がございましたが、現在はほぼ完全に復旧しております。

 次に、教育委員会では、6月23日から7月9日にかけて、教育委員による学校訪問を実施し、市内の小・中学校及び幼稚園、給食センターの施設や授業等を視察するとともに、各学校の経営計画や諸課題等の説明を受け、教育現場の現状把握に努めております。

 また、就学指導に関する調査について、教育研究室を中心に進めており、これらの調査結果等を今後の就学指導や学校経営に生かしてまいりたいと考えております。

 次に、神代小学校改築工事に係る仮設校舎の解体工事につきましては、契約業者が業務を停止し、破産手続に入ったことを、さきの定例会において報告いたしておりますが、その後6月29日には、破産管財人が指定した代理人を初めとする関係者の立ち会いのもとに、最終の出来形検査を実施いたしております。その結果、工事の出来高は約96.3%と確定し、本年度において本市が支払うべき工事請負代金の額は、1,364万7,614円とされたところでございます。

 一方、契約不履行による違約金の額は、契約金額の10%に当たる835万2,120円とされるため、本市といたしましては、工事請負代金の支払いに当たり、違約金と対等額で相殺した残額を支払うこととしたい旨を破産管財人に申し出しておりましたところ、これが認められ、相殺残額の529万5,494円を破産管財人に対して支払うこととなりました。

 なお、残る工事につきましては、随意契約により工事を実施し、7月16日に完成いたしております。

 仮設校舎の解体完了を受けた旧管理棟及び旧体育館棟の解体工事につきましては、7月21日に入札を行い、9月末までの完成を予定しております。また、外構工事につきましては、8月下旬の発注を予定しており、本年中の完成を目指したいと考えております。

 神代小学校の関係者の皆さんには大変御心配をいただき、御不便をおかけいたしましたが、残る事業の安全かつ着実な実施に向けて、万全の体制で取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 次に、西明寺中学校野球場整備工事につきましては、6月定例会に契約締結議案を上程して御可決いただいたところでございますが、6月28日付で相手方の西宮・小林特定建設工事共同企業体と本契約を締結の上、工事に着手し、現在造成工事を実施しているところであります。

 次に、7月1日、生保内幼稚園が安全功労により内閣総理大臣表彰を受賞いたしております。受賞理由は、同園が園児の安全意識を培うために、保育の中でさまざまな体験を通した判断力の育成や安全指導の徹底に努めたことや、健康な体の基本は食べることにあるという観点から、野菜の栽培や調理など、安全な作業を通した食育を保育の中に位置づけたことなど、園児のみならず保護者の安全意識も高め、安全教育の推進に多大な貢献があったことが認められたものであります。同園の受賞は、3年前の文部科学省の学校安全表彰に続くものであり、このたびの受賞は全国の幼稚園で唯一という快挙となったところでございます。

 以上、平成22年第4回定例会後の教育行政に関する主たる事項について、その概要を御報告申し上げまして、教育行政報告とさせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(佐藤峯夫君) 教育長の教育行政報告を終わります。

 議会動静報告は別に配付のとおりであります。

 11時30分まで休憩いたします。

 21番、待たせて申し訳ないです。

                             (午前11時13分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                             (午前11時29分)

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△議案第77号〜議案第79及び議案第86号の上程、説明、質疑、討論、採決



○議長(佐藤峯夫君) 日程第4、議案第77号 仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定についてから、日程第7、議案第86号 市有財産の無償譲渡についてを議題といたします。

 教育民生常任委員長の報告を求めます。

 21番。



◆21番(佐々木章君) それでは、本会議から付託され継続審査となっておりました議案第77号 仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について、議案第78号 仙北市養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について、議案第79号 仙北市老人短期入所施設条例を廃止する条例制定について、議案第86号 市有財産の無償譲渡についての4議案につきまして、平成22年7月9日、仙北市田沢湖保健センター2階会議室、また、同じく7月20日、田沢湖庁舎第1会議室において、教育民生常任委員会を開催しましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。

 出席委員は、7月9日は平岡裕子副委員長、高橋豪委員、狐崎捷琅委員、佐藤直樹委員、藤原助一委員、稲田修委員と、私の7名であります。7月20日は8名全員の出席でした。

 説明のため参与として出席を求めた者は、門脇市長、石山副市長、下総市民福祉部長、藤村総務部次長兼政策推進課長、黒沢市民福祉部次長兼福祉事務所長、高藤長寿子育て課長、嶋村角館寿楽荘施設長、清水かくのだて桜苑施設長であります。

 会議の書記は、7月9日は議会事務局藤岡係長を任命し、7月20日は午前中藤岡係長、午後より三浦局長補佐を任命しました。

 それでは、審査の経過と結果について御報告いたします。

 本会議より付託された4議案については、関連があることから一括して当局より説明を受けました。

 その中で、委員より出された質疑、当局による答弁、または確認事項を精査し、さらに議論を深めた内容は、次の6点に集約されます。

 まず第1点目としまして、移譲先候補選定委員会について。

 委員から出されております質疑の主旨は、次のとおりでした。

 移譲先候補選定委員会に委員が8名いるが、その中に、今回候補者となった仙北市社会福祉協議会の副会長が委員となっている。選定にかかわる会議には出席していないとなっているが、2回目以降の候補選定委員会への参加状況は、選定するに当たって問題はなかったかとの問いに、移譲先候補選定委員会の設置要項により委員を構成した。個人に委嘱しないで団体へ依頼をし、推薦をいただいた。社会福祉協議会の委員については、要項上の福祉機関または福祉団体の関係者に当たるので、社会福祉協議会から選任をいただいた。

 同じく、設置要項の中に、委員で移譲先候補選定の申請者の中に、自己と利害関係を有する団体がある場合は、当該申請のあった福祉施設に関する審査に関することができないという規定になっており、社会福祉協議会が申請した後は、この会議に参加できないことになっている。1月に仙北市社会福祉協議会が応募した段階で、それ以降の3回目、4回目の選定委員会には、参加していないとの答弁がありました。

 また、応募した団体の中に募集の準備をした委員の団体が入っているのは、疑問を感じるがの問いには、応募要項を作成するに当たっては、さまざまな方々から意見を伺った。内容も点数の配分方法もすべて公表しており、特定の団体が有利になることには結びつかなかったと認識しているとの答弁があり、また、せめて第1回目の選定委員会のときに、社会福祉協議会に応募の意思があるか、確認が必要だったのではないか。意思があるとすれば、早い段階で委員から外れていただくべきであった。市内や周辺の団体は応募してくる可能性が高いので、事前に聞くことが必要だったと思うが、その辺の考えはどうかとの問いに、当時の考え方として、福祉機関・福祉団体について、市内の方の意見を聞く必要があるという思いがあった。市内にも数多く福祉機関はあるが、地域福祉を担っていて、地元に明るい社会福祉協議会を委員にして、地元で長年経験しているさまざまな実績を聞きたいとの思いであったとの答弁がありました。

 2点目、移譲先候補者の運営と財政的支援について、委員から出された質疑の主旨は、次のとおりでした。

 移譲先候補選定結果報告書の審査総評や、社会福祉協議会の議事録には、不安を抱いている委員や理事の内容が記載されているが、当局はそれをどう受けとめたかの問いに、仙北市社会福祉協議会を選んだ要点は、ほかの団体と比較して最高得点の集計であったこと。

 また、在宅介護を通じ、知識や情報集積が高いことにも注目し、在宅と施設との連携を図れる力が一番あるのが、仙北市社会福祉協議会であるという観点から提案をした。

 仙北市社会福祉協議会としても初めてのことなので、不安な部分がないわけではないが、理事の方々も、全面的にこの事業に向かって進んでいく意思の流れの内容の議事録と確認している。

 今までの実績と民間の経営理念を取り入れた事業に期待をしているとの答弁がありました。

 次に、仙北市社会福祉協議会の資金収支計画によると、従来の市から出ている運営助成金4,000万円は依然としてあるが、今後どのように推移していくのか。また、両施設を運営するための財政的支援はないと認識しているが、それでよいのかとの問いに、従来の運営費補助金は地域福祉の運営費で、いわば、市で行わなければならない事業を社会福祉協議会でやっていただいている。そのための補助金である。しかし、今後事業収益が生まれれば、補助金の削減も考えられる。

 また、桜苑や寿楽荘の運営にかかわる補助金については、社会福祉協議会の資金計画にもないし、市としても両施設を移譲するに当たっての財政的支援の支出は、一切考えていないとの答弁がありました。

 また、選定委員会の審査総評の中で、社会福祉協議会に対して、運営に対する市の財政的支援がない中で、目指すような経営が可能かどうかと書かれているが、このことは、社会福祉協議会の財務体質が問われた話なので、市側としては、どう受けとめて社会福祉協議会を候補者としたのかとの問いに、施設の運営経費に関して、寿楽荘は措置費で運営していて現状は黒字であるが、措置費が一般会計から支出されている関係で、黒字が見えない状況である。一方、桜苑は介護保険事業で、若干一般会計から繰り出しているが、職員給与の関係のものである。国指針の体制や法人ノウハウを利用すれば、経営的には無理はないと思われるとの答弁がありました。

 3点目といたしまして、角館寿楽荘の改築についてであります。

 委員から出された質疑の主旨は、次のとおりでした。

 応募するに当たって、寿楽荘の改築については移譲条件としないとしているが、市として改築を求める意思表示はなかったのかとの問いに、市の総合計画等に寿楽荘の改築は含まれていない状況で、市として改築を条件にすることはできないとの判断であった。改築をするしないの判断は、応募する側の考えに任せていた。また、応募する側で、改築の考えがある場合は、改築計画を挙げていただきたいと思っている。

 なお、昨年の清眺苑同様に、改築にかかわる市からの財政的支援は一切ないとの答弁がありました。

 寿楽荘の改築に充てる社会福祉協議会の自己資金1億1,200万円は、どのようにして確保されるのかの問いには、桜苑の事業収益のうち、3,000万円を寿楽荘の経理区分間繰入収入として繰り入れ、寿楽荘の事業収益と合わせた5,600万円を施設整備引当金として、23年、24年の両年度に積み立てて自己資金として、平成25年度に改築する予定である。

 利益が発生する根拠については、職員給与が主なもので、市職員が撤退することにより、介護保険収入から充てる給与を法定どおり支払うことが可能になり、人件費が抑えられ、利益が発生するものである。

 また、仙北市社会福祉協議会の21年度決算による、社会福祉基金808万1,000円、事業振興準備積立金6,656万6,000円があり、改築等にこの基金等を使うことには問題がないとの回答があったとの答弁がありました。

 次に、寿楽荘については、老朽化が進んでいるので一年でも早く改築したほうがよいと思うが、市として何らかの手だてをして、早く改築する方向性は考えられないかとの問いに、改築に当たっては県の補助金の関係があり、改築予定前年の8月までの申請が必要となる。移譲前に申請はできないので、最短で考えれば、23年に申請をして24年改築となるが、実際は、引き受けて申請するまで3カ月間しかないスケジュールであり、やれなくはないが、建設場所の選定から始まって、詳細なものが必要になるので難しいと思われる。平成25年の原案でも、最短に近いものであると思われるとの答弁がありました。

 次に4点目としまして、施設の改修と修繕について、委員からの質疑の主旨は、次のとおりでした。

 譲渡するに当たって、改修してから引き渡すものはあるのか。社会福祉協議会の計画には、23年、24年度に改修や修繕について記載されていない。特に、寿楽荘は2年間そのままでよいのかとの疑問があるとの問いに、その施設での入所者のサービスができなくなる恐れがあれば、改修は必要である。現時点での改修は必要であるが、民営化をするために新たな改修は考えていない。

 来年の3月まで、市運営中にふぐあいがあれば、市として修繕することになる。あくまでも、移譲する時点で引き渡すので、民営化を前提とした改修は考えていない。移譲後の収支計画の中に、改修や修繕の部分が社会福祉協議会の計画書に計上されていない件であるが、通常の維持補修については、移譲先の仙北市社会福祉協議会が、サービスする事業主として当然手をかけていくと思うとの答弁がありました。

 5点目としまして、桜苑の借地についてですが、委員から出された質疑の主旨は、次のとおりでした。

 敷地内には市で借り入れている土地があるが、移譲後の取り扱いについて、社会福祉協議会と協議しているのかとの問いには、社会福祉協議会と地権者にも伝えてある。来年の4月から社会福祉協議会で運営するとなれば、社会福祉協議会で借りる契約をすることになるとの答弁がありました。

 また、平成22年度は市で借地として契約していて、来年度以降の借地については、社会福祉協議会と地権者との協議で、市は一切かかわらないことでよいのかとの問いに、そのとおりであると。借地については、移譲のタイミングで、それまでは市で借地料を支払い、それ以降については社会福祉協議会と土地所有者との話し合いとなる。基本的には、貸し付けを考えているようであるとの答弁がありました。

 6点目、議案上程の時期については、委員から出された質疑の主旨は、次のとおりでした。

 6月定例会に、議案第86号 市有財産の無償譲渡についてを上程した根拠についての問いに、昨年の6月議会前の教育民生常任委員会協議会で、たざわこ清眺苑移譲についての検証を行った。その中で、清眺苑については12月議会で議決をいただいて、4月開始の間の3カ月で職員の確保・研修等を行い、移譲を受けたほうで大変忙しいスケジュールであった。そういうことから、早い時期に決定をして、受ける側の準備期間を十分にとる必要があるとの報告がありました。そういう流れの中で、前回は1年かけて行ったが、今回は2年かけてやっていると。

 さらに、今回は2つの施設であり、抱える職員も多いので、6月議会での提案としたと答弁があり、委員の中からも、職員の確保となると、大学や専門学校では10月から募集が開始する。募集のお知らせを含め、早く進めないと、地域の優秀な人材が外に出ていってしまう。早い時期なら、雇用の拡大にもつながるとの意見がありました。

 その後、討論に入りましたけれども、討論の内容について御報告いたします。

 まず、議案第86号 市有財産の無償譲渡については、5名の委員からの討論がありました。その中で、反対討論は1件であります。

 その意見は、移譲先候補選定委員の構成に疑問や不公平を感じ、質疑や議論をしてきたが、納得が得られない。当局は、選定委員会設置要項に沿って任命したと答弁しているが、候補者となった仙北市社会福祉協議会の副会長が選定委員に入っているのは問題である。

 早い段階で申請する旨を確認し、不公平にならないような選定委員の決定が必要であったと思う。移譲候補者の選定過程に疑問があり、議案第86号については反対であるとの意見であります。

 また、賛成討論としては4件ありましたけれども、1点目としては、移譲先候補選定委員会では2つの団体を選び、最終決定を市長にゆだね、移譲先候補を仙北市社会福祉協議会に決定したことは理解したと。市民のためにも、移譲先を社会福祉協議会にしたことは妥当である。また、社会福祉協議会が運営している例は少ないが、仙北市が成功するよう努力していただきたいとの意見を付し、議案第86号については賛成であると。

 次に、2社が選定委員会から上がってきて、市として社会福祉協議会を選んだ理由、選定委員会の総評の中に、社会福祉協議会の財政的不安が指摘されている中で、市としても大丈夫とした答弁であった。

 常任委員会でいろいろ審査した結果、社会福祉協議会が経営するに当たり、不安はあるが、ほかの福祉法人になっても不安は捨て去れないと思う。あくまでも、民営化の趣旨を忘れないでほしい。民営化の趣旨は、サービスの向上、経営の効率化、行政コストの削減であり、社会福祉協議会は補助金をもらっている団体との議論もあったが、両施設を効率のよい経営をすることで、社協に対する補助金を将来的には削減できるのではないかとの市長の答弁もあったので、可能であれば、そういう経営を目指していただきたい。

 民営化のスピードを落とさないために、また、民営化の趣旨を忘れないことを前提に、議案第86号に賛成をするとします。

 次に、同じく賛成の立場からの討論でありますけれども、行政改革を進めていく上で、これにストップをかけることで、さまざまな場面に影響が出ることを危惧する。この委員会審査で、いろいろな過程の中での問題が提起された。今後の民営化の推進については、委員会で議論した内容を重視して進めていただきたいとの意見のもとでの賛成討論でありました。

 同じく、賛成討論でありますけれども、仙北市社会福祉協議会がみずから努力して経営をし、利益を出し、さらに行政の負担を減らしていくとなれば、よいことであると思う。不安もあるが、社会福祉協議会へ任せてみたいとの賛成討論がありました。

 以上が反対討論・賛成討論であります。

 次に、採決に入りまして、その結果について御報告をいたします。

 議案第77号 仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について、本案については、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可とするべきものと決定いたしました。

 次に、議案第78号 仙北市養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について、本案につきましては、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可とすべきものと決定いたしました。

 次に、議案第79号 仙北市老人短期入所施設条例を廃止する条例制定について、本案につきましても、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可とすべきものと決定いたしました。

 次に、議案第86号 市有財産の無償譲渡について、本案についても、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可とすべきものと決定いたしました。

 以上をもちまして、閉会中、継続審査となっておりました4議案についての教育民生常任委員会の経過と結果の報告を終わります。



○議長(佐藤峯夫君) これより、教育民生常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。

 19番。

 質問者に申し上げます。議案番号を明確にしながら、委員長が報告しやすいようにお願いしておきます。



◆19番(高久昭二君) ただいま委員長報告での最終的な討論の場面、そして採決の場面がございましたが、それはやっぱりまとめて報告し、それに対するいろいろやってございますので、若干重複する点もあろうかと思いますが、できるだけ簡潔に短く御質問したいと思います。

 まず初めに、教育民生常任委員会そして委員長、委員の方々が、非常に長時間にわたり微に入り細にわたって、また非常に市民の立場に立って懇切丁寧な審査をしていただいたことに敬意を表するものであります。さらにその上に御質問するということは、何となく難癖をつけるというふうな誤解をするような方もいるかと思いますけれども、私はそういう気持ちは毛頭ございません。あくまでも、議会に出させていただいた以上は、議員の方々も同じでありますけれども、市民からのいろいろな疑問な問題点、そして最終的には、やはり社会福祉協議会に移譲してよかったと思っていただけるような方向に議会がやはり導いていく、やっぱり努力する責任があると思いますので、そういう観点から私は質問しますので、どうか御容赦いただけますよう、よろしくお願いしたいと思います。

 初めに、県南ふくし会についてでございますが、これは資料にもございますとおり、4法人が、社会福祉法人が候補として手を挙げた中に、県南ふくし会はこまくさ苑とともに、その場で候補から外されてございます。その場というのは、つまり選定過程の中でです。それは具体的にどういうことであったのか、つまり県南ふくし会は委員長報告にもございましたとおり、たざわこ清眺苑を移譲先として、仙北市で最高評価をいただいて移譲されたわけですよね。そして今日に至っておるわけです。それが一転して、その評価の数はおそらくAとかBとかでですから、どのランクか私はわかりませんけれども、今回評価のあれが、評価数が落ちたのかどうか、その評価する委員の方々の見方・見識も当然あろうかと思いますし、評価するその項目ですが、具体的にはどういう項目があったのか。例えば、施設を経営した経験があるかないかということも、かなりやっぱり評価としては、その経営のノウハウをやはり決めるには非常に重要なことではないかと思うのですが、その点について、もしかすれば休憩を挟んだりして、審議があったのかもしれませんので、それに対する委員会の審議または当局からの報告・説明等があったとすれば、一つお答え願いたいと思います。

 それからもう一つは、第2点は、土地の貸借関係でございますけれども、特別養護老人ホーム桜苑の約半分近くが、2,000ちょっと平米が借地でございます。これは資料も出ていますけれども、それに対しては、来年の3月末までは仙北市がやるけれども、その以降は移譲先である社会福祉協議会が相手方の地権者と話し合って協議して進めてもらいたいと。しかしながら、移譲する側の市としては、最低でも、1年更新されているようですが、来年も当然貸していただけるというふうな確約をとった上でないと移譲しないと、移譲を受けたと、では3月末そして4月からは社会福祉協議会がやるとなった段で、いやそれは貸さないとか待ってくれとか、地権者の中から気持ちが変わったり、または代がかわって、これからずっとやっていく中で、いや貸さないというふうなことがあったとすれば、市の道路から入り口の正面に当たる部分も多く含まれておるわけでございますので、これは旧角館町時代からでしたが、経営そのものが成り立たなくなるわけですよね、現実問題として。そういう不安は、最初からやっぱり取り除いていただく。その責任は移譲を受けた社協にも当然出てくるわけでございますけれども、最初の責任はやっぱり市にあると思うのですが、それに対する意見なり、または質問、そしてまたは市当局での説明等があったのかなかったのか、一つそれに対しておわかりであれば、お答え願いたいと思います。

 それから今回の寿楽荘、桜苑の基本協定の中にございます、第8条の仙北市職員の取り扱いでございますけれども、寿楽荘、桜苑に原則としては正職員は勤務させないわけでございますけれども、ただし乙、つまり社会福祉協議会が先ほどの寿楽荘、桜苑の甲の職員、市の職員の派遣を希望する場合は、甲は市職員の派遣に関し協議に応ずるものとすると、これはどういうことであったのか、それに対する質問や意見等が出たのかどうか、説明がですね、または当局からの。それに対しての内々の協議が、今現在も、今からされておるのかどうか、その点に対してのことをまずお聞きしたいと思います。

 それから資金計画でございますけれども、これについてはいろいろこれまでの積立金なり、そういうのも充てるということでございますが、議事録の中には、理事の中には非常に不安だと、そういうふうなお金、これまで積み立ててきたお金は寿楽荘を建てたいというふうなことでの善意のお金というふうに色をつけたわけでなく、あくまでも香典返し、それから寄付、その他町内または各世帯が、半ば強制と言うことはちょっと失礼に当たるわけですけれども、町内会費の中から出している町内もございますし、長年そういうのを積み立てて、旧田沢湖・角館・西木が積み上げてきたもので、それを直接充てるということになれば、それは市民にやはり問わなければならない場面も出てくると思うし、社協独自に理事会なりそういう幹部の人方だけで決めて、そういうのを財源にしていいのかどうかというふうな疑問の方も、角館市民の中には一部ございます。それにも私は答えなければならない立場にもあるので、あえてもしそのことが議論があったとすれば、一つお答え願いたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 教育民生常任委員長。



◆21番(佐々木章君) 1点目の県南ふくし会云々ということでしたけれども、今回私どもが審査した過程では、提案された議案の内容が、相手方が、移譲先が仙北市社会福祉協議会ということでありましたので、前年の清眺苑のこと等のお話がありましたけれども、その部分について県南ふくし会のことについた論議はしておりません。ですから、あくまでも今回提案になった相手方、移譲先についてどうなんだという論議をさせていただいております。

 それともう1点、移譲条件のことになると思いますけれども、経営実績といいますか、そういう、移譲先に経営実績があるかないかということが、今回の選定の基準にはなっておりませんので、その点は私ども委員の中から異論が出ましたけれども、そのことについての当局の考え方は、今回の選定基準の中には入れていないということでありました。

 それと、順序は後先になるかもしれませんけれども、社会福祉協議会の……、ちょっと待ってください。思い出しながらで申しわけないですけれども。

 借地の問題をまず先にお話ししますけれども、桜苑の借地に関しましては、委員会の中でもその議論が出ましたけれども、貸し付けあるいは譲渡を受けるということについて、委員会の一つの方向としては、市がかかわって進めるということは、すべきではないという意見を申し上げまして、当局側からも、そのことについて、借地のといいますか、いわば、市以外の所有地にかかわる問題にはタッチをしないということで、現在の契約であります23年3月末まで、これについては市が責任を持ってやるということで、それ以降につきましては、社会福祉協議会で責任を持って地権者との対応をしていくということであります。

 それと、高久さん、悪いですが、もう2つ、ちょっともう一回お願いします。

 議長、申し訳ないです。



○議長(佐藤峯夫君) 常任委員長、質問事項をメモしてください。



◆19番(高久昭二君) 第8条の基本協定書の中での市職員の取り扱いについて、つまり原則としては市職員は勤務させないわけです。逆に言えば引き揚げるわけですけれども、3月末をもって。ただし、乙、社会福祉協議会が寿楽荘、桜苑へ職員の派遣を希望するとした場合は、それは協議には応じるんだというふうなことをわざわざ書いておるんですけれども、これはどういうことを指しているのか、その辺について委員会の中で議論、または質疑、答弁等あったのどうか、そういうことをお聞きしたのです。

          (「もう1点、私、4つあったので、2つ今。申し訳ないです」と言う人あり)



◆19番(高久昭二君) もう一つは、社会福祉協議会のこれからの建設計画に当たって、自己資金が1億2,000万円ほど必要なわけですが、それについては委員長も報告された中でも触れておられますとおり、これまでの資金積み立て等もあわせて当然取り崩していくわけでしょうけれども、それらは本来長い間蓄積された、旧角館・田沢湖・西木の、言うなれば市民の方々の善意のお金であって、それを建設費に充てるということについては、一定のやっぱり見解が分かれるのではないかというふうなことが、一部ではありますけれども角館市民の中からも聞かれるので、それに対する委員会の中での質疑、討論等はなかったのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。

          (「わかりました。すみませんです」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) 常任委員長。



◆21番(佐々木章君) 今、改築にかかる自己資金のことにつきましては、私どもも社協の財政の中での論議をしましたけれども、市民の方々にどうのこうのということについては、議論をいたしておりません。

 それから、職員の派遣の問題について、協定書に基づくことについてのことは、特段議論をいたしておりません。



○議長(佐藤峯夫君) 19番。



◆19番(高久昭二君) 県南ふくし会に対する評価がどうであるかということは、それは審査委員会が決めるわけですので、我々議会がどうのこうのという立場では当然ないわけでありますけれども、経営実績があるかないかということが全然項目にないということは、これは最初から社会福祉協議会を意識した今回の選定項目を選んだのかどうか、それとも県南ふくし会を選定するときは、この経営実績なり、またはノウハウがあるかないかということは項目にあったのかなかったのかということを、資料かまたは何かの形で当局からの説明、または委員の中からの御質問等は、再度お聞きして失礼ですけれども、なかったかどうかということを、もう一回お伺いしたいと思います。

 それから、話が重複しますけれども、このように私有地が、6名の方がおられて、面積の約半分近くを占めているうちから、市の道路の入り口から、大威徳山の道路の、それを確かに理屈はそうかもしれませんけれども、本当に市が社協に委託したいのであれば、または決まったというのであれば、当然地権者にはお話し申し上げているでしょうし、または内々にしなければならないと思うわけでございます。それは常識だと思います。一般社会常識。急に社協に行かれて、今度私のほうで譲り受けることになりましたので貸してくれませんかというふうには簡単にはいかないと思います。当然、市がその間に今まで長年お借りしてきた実績もあるし、また、毎年年間契約でもって更新してきた実績もあるわけでございますので、市は全くそれに対してかかわらないということは、どうなのかということの議論は、当然私はあってしかるべきだと思ったのですが、それに対しては委員会では何もなかったのかどうか、あわせてもう一回、再度、くどいようですけれど。

 それから最後のところ、この基本協定のところの市職員の取り扱いですけれども、これは県南ふくし会の場合も、この市職員の条項があったのかどうかですね、協定書の中に。これをなぜ私聞くかとすれば、例えばですよ、施設長、副施設長、またはその施設の幹部職員を、市から仮に長年でなくても派遣したとすれば、これはもう第3セクターと同じくなるわけですね、簡単に言えば。また、そうなれば、派遣したことによって、本当に移譲した意味がなくなる危険性もあるし、非常に中途半端な形でやっぱり市におんぶにだっこするような危険性が出てくるのではないかと思うのです。社会福祉協議会そのものが、純然たる全くの民間の社会福祉法人ではないというふうに見るわけでございますので、そういう点に対してのこの第8条については、大変重要なことだと思うのですが、それに対する内々に市から派遣することについての打ち合わせといいますか、そういうことも含めて、あるのかないのか、その点を委員会であったのかなかったのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 常任委員長。



◆21番(佐々木章君) 1点目につきましては先ほども申し上げましたけれども、その社会法人の経営実績等は今回の選定の要件にはならないということが評価委員会での決定で、それに従った評価が出されたものだという説明を受けております。

 それから、借地の問題につきましては、従来ややもすると難しい問題を引きずるようなケースもなかったわけではないので、委員会の意向としては、やはり3月31日までは市が責任を持って、4月1日以降は今回の移譲先が責任を持ってやるということで、かかわるべきではないという意見も出ましたし、それについては当局側もそれを了とするという話であります。

 それから、職員の問題につきましては、特段第8条に基づいての議論はございませんし、特にそのことについて触れた質疑、議論はいたしておりません。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) いいですか、19番。



◆19番(高久昭二君) はい。



○議長(佐藤峯夫君) 他にありませんか。

          (「なし」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) 質疑なしと認めます。

 よって、これで質疑を終わります。

 暫時休憩いたします。

                              (午後0時10分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後0時10分)

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○議長(佐藤峯夫君) これより討論を行います。

 日程第4、議案第77号 仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定についての討論を行いますが、討論ありませんか。

 10番。



◆10番(小田嶋忠君) 議案第77号について、反対の立場から討論いたします。

 施設の民営化について、当局は入居者の家族等に対し、議会において決まっていることとして説明し、さらに、それによって理解を得たという主旨の説明をされました。しかし、私が直接耳にしている入居者等家族の意向は、やはり議会は民の代表であることには相違ないが、この問題はやはり一般市民の声を十分吸い上げて進めていってほしいということであります。入居者の家族は、施設に大変お世話になっていることから、非常に弱い立場にあります。当局の説明に対しても、なかなか本音の意見や要望は出せないものと考えるべきではないでしょうか。そうした状況のもとでの説明会で、理解を得たというのは少し早計に過ぎるのではないかと私は思います。にもかかわらず、当局はあくまでも議会が決めたことであるということに拘泥し、本事業を推進しているように思われます。小規模生活単位型すなわち個室ユニット型を前提に民営することは、もとより個人負担増を容認した上でのことでしょう。しかし、今仕事もなく、働き場所もないようなこの厳しい時期に、個人負担増を前提とする民営化には、市民に対しても十分納得いくような説明はできないと考え、反対いたします。



○議長(佐藤峯夫君) 他にありませんか。

 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 仁政クラブを代表しまして、議案第77号に反対の立場から討論させていただきます。

 これは、今回の86号議案と大きな関連があります。私ども86号に反対でありますので、77号については反対するものであります。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 他にありませんか。

 これで討論を終わります。

 日程第5、議案第78号 仙北市養護老人ホーム条例を廃止する条例制定についての討論を行いますが、討論ありませんか。

 19番。



◆19番(高久昭二君) 私は養護老人ホーム寿楽荘を今回民営化、移譲することに賛成する立場から、討論を一言させていただきます。ただし、それに対してはやはり、先に10番議員さんもおっしゃられましたとおり、移譲先である社会福祉協議会がやはり市民の方々の御意見もお伺いしながら、また入所者の方々の、長年ついの住みかとして、そこに一生を送るというふうなことを十分配慮しながら、今現在よりも資質向上、サービス向上、そして、これからの新しい改築に向けても、やはりガラス張りで明瞭な対応をするというふうなことを、また市民にも今後社会福祉協議会もお知らせしていく義務が生じてまいりますので、そういうことも仙北市が率先してアドバイスしながら、やはり移すから後はそちらでやってくれというやり方は、これはやっぱり言語道断だと思います。移譲する側も当然責任が生じてまいります。議会が認めたから、議会が言ったからということで、議会の名を語るだけでは、これはやはり市の行政の能力が問われるわけでございますので、そういう点を十分に加味しながら慎重に対応していくということの条件を付して、今回の議案に賛成いたすものでございます。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 反対討論ありませんか。

 これで討論を終わります。

 日程第6、議案第79号 仙北市老人短期入所施設条例を廃止する条例制定についての討論を行いますが、討論ありますか。

 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 議案第79号、先ほどと同様に議案第86号に反対するものであるために、議案第79号にも反対するものであります。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) これで討論を終わります。

 日程第7、議案第86号 市有財産の無償譲渡についての討論を行いますが、討論ありますか。

 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 議案第86号、反対の立場で討論をさせていただきます。

 私も、一年でも一日も早く民営化にして、安全・安心な施設に改築してほしいと思っておりますが、今回の無償譲渡に関しては、どうしても納得ができないところがあります。それは、当局が仙北市高齢者福祉施設移譲先候補選定委員会の委員に、間違いなく当事者になるであろう思われる仙北市社会福祉協議会に委嘱したことであります。当局の説明によれば、社協が応募したために、選定に関する会議には参加していないとのことでありますが、全部で4回開かれている選定委員会のうち、最初の2回は出席しております。1回目の主な協議内容は、養護老人ホームまたは特別養護老人ホームの運営実績は募集条件としない、また、現施設を移譲することにし、改築等は移譲条件にしないなどの条件を決めております。2回目の選定委員会では、募集要項、応募申請書、選定手順及び方法、そして選定基準及び選定基準採点表について協議してございます。これは、まさに条件を決め、いわばテストの範囲、採点基準を決める側に社協がいたということになるわけです。これは、著しく公平・公正性を欠くものだと思います。

 何億、何十億かする市民の財産であります。今回の当局においては、余りにも安易だったのではないかと思います。

 以上の理由で、議案第86号 市有財産の無償譲渡については、反対するものであります。



○議長(佐藤峯夫君) これで討論を終わります。

 これより採決を行います。日程第4、議案第77号 仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定についてを採決いたします。

 この採決は起立によって行います。

 本案は委員長報告のとおり、原案に賛成の諸君の起立を求めます。

          (賛成者起立)



○議長(佐藤峯夫君) 起立多数であります。

 よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。

 日程第5、議案第78号 仙北市養護老人ホーム条例を廃止する条例制定についてを採決いたします。

 採決は起立によって行います。

 本案は委員長報告のとおり、原案に賛成の諸君の起立を求めます。

          (賛成者起立)



○議長(佐藤峯夫君) 起立多数であります。

 よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。

 日程第6、議案第79号 仙北市老人短期入所施設条例を廃止する条例制定についてを採決いたします。

 採決は起立によって行います。

 本案は委員長報告のとおり、原案に賛成の諸君の起立を求めます。

          (賛成者起立)



○議長(佐藤峯夫君) 起立多数であります。

 よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。

 議案第86号 市有財産の無償譲渡についてを採決いたします。

 この採決も起立によって行います。

 本案は委員長報告のとおり、原案に賛成の諸君の起立を求めます。

          (賛成者起立)



○議長(佐藤峯夫君) 起立多数であります。

 よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。

 以上で本臨時会の日程は全部終了いたしました。

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△市長あいさつ



○議長(佐藤峯夫君) 市長から発言の要請があります。これを許可いたします。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 議案第77号、議案第78号、議案第79号、議案第86号について、御可決をいただきましたこと、まことに御礼申し上げます。どうもありがとうございます。

 さまざまな不安を払拭しながら、安定的で良質なサービスの提供がなされるよう、市・社会福祉協議会とともに、地域福祉力の向上・充実に努力を続けてまいりますので、どうか御指導よろしくお願い申し上げます。

 また、先ごろ発生した災害について、もう一言だけお話をさせていただきたいと思います。市の電話回線がダウンしたことで、市民の方々には本当に多大な不安を与えてしまいました。重ねておわびを申し上げたいと思います。

 議会の皆様も、災害情報、私どもも、執行部も一生懸命市民の方々の聞き取りも行っておりますけれども、議会の皆様にもたくさんの情報を寄せられていると思います。議会と一緒になって、一刻も早く日常的な生活に戻れるよう、災害復旧に当たる覚悟ですので、こちらもどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。

 どうもありがとうございました。

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△閉会の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 以上をもちまして、平成22年第5回仙北市議会臨時会を閉会いたします。

 暑いところ、お疲れさまでした。

                              (午後0時24分)

 以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。

     平成  年  月  日

            仙北市議会議長

            仙北市議会議員

            仙北市議会議員