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秋田県 仙北市

平成22年  2月 定例会 02月24日−02号




平成22年  2月 定例会 − 02月24日−02号







平成22年  2月 定例会



          平成22年第1回仙北市議会定例会会議録

議事日程(第2号)

                 平成22年2月24日(水曜日)午前10時開議

第1 一般質問

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出席議員(24名)

      1番 田口寿宜君       2番 佐藤直樹君

      3番 黒沢龍己君       4番 小田嶋 忠君

      5番 大石温基君       6番 安藤 武君

      7番 門脇健郎君       8番 浦山敏雄君

      9番 小林幸悦君      10番 青柳宗五郎君

     11番 八柳良太郎君     12番 真崎寿浩君

     13番 田口喜義君      14番 藤原助一君

     15番 澤田信男君      16番 浅利則夫君

     17番 狐崎捷琅君      18番 高久昭二君

     19番 藤原万正君      20番 田口勝次君

     21番 佐々木 章君     22番 平岡 均君

     23番 戸澤 清君      24番 佐藤峯夫君

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欠席議員(なし)

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長      門脇光浩君     副市長     石山 修君

  教育委員長   佐久間健一君    総務部長    佐藤秀夫君

  市民福祉部長  加藤義規君     産業観光部長  下総芳則君

                    会計管理者兼

  建設部長    雲雀芳幸君             高橋正市君

                    会計課長

                    角館総合病院

  企業局長    田口総一君             橋本 勲君

                    事務長

                    田沢湖地域

  教育次長    倉橋典夫君             茂木正道君

                    センター長

  角館地域              西木地域

          小木田 隆君            田口正明君

  センター長             センター長

  田沢湖病院

  事務長兼    高田紀市君     総務課長    黒沢隆悦君

  総務管理課長

  財政課長    田中宣男君     福祉事務所長  花脇栄一君

  市民課長    佐藤 強君     長寿子育て課長 高橋俊一君

  税務課長    藤井宏助君

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事務局職員出席者

  議会事務局長  大山 誠君     書記      高橋精一君

  書記      三浦清人君

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△開議の宣告



○議長(佐藤峯夫君) ただいまの出席議員22名で、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。

 本日、説明のためにさらに出席を求めた者は、花脇福祉事務所長、藤井税務課長、佐藤市民課長、高橋長寿子育て課長であります。三浦代表監査委員は欠席であります。

                             (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、一般質問を行います。

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△田口寿宜君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 1番、田口寿宜君。



◆1番(田口寿宜君) おはようございます。

 仁政クラブの田口寿宜でございます。今期最後の一般質問になります。そしてまた、門脇市長に対しましては最初の質問であります。いつもどおり、張り切って質問してまいりますのでよろしくお願いいたします。

 最初、1点目といたしまして、有害鳥獣による事故防止対策の強化と共存への取り組みについてお伺いいたします。

 近年、クマによります農作物や人への被害が急増しております。県では、適正な生息頭数を設定し、その維持に係る政策を展開していると伺っておりますが、残念ながら現状は最初に申し上げたような極めて憂慮すべき状況下にあります。

 なぜ、こうした被害がふえたのか原因を調べてみますと、まず人と動物とのすみ分けが消滅したことが挙げられます。古くは、山と人里と区別する牧場があり、春には一斉に野焼きをし、クマなどの猛獣が人里に出没することなどあり得ませんでした。しかし、現在は家畜の減少に伴う牧場の激減と杉拡大造林政策とが相まって、人里と奥山がつながった状態にあります。その結果、多くのクマが人里に出没し、人間が家の周りの畑や田んぼに出るにもクマよけの鈴が手放せなくなっております。

 また、適正生息頭数の議論とは別にして、駆除捕獲頭数の減少も影響していると思われます。西木、田沢湖、角館、それぞれ3地区の猟友会会員数は減少の一途をたどり、高齢化も大きな問題となっており、若い方の加入に至っては皆無と言ってよく、若い会員の確保に至急取り組まなければならないと考えます。

 観光立市を標榜する仙北市には、観光以外にもタケノコとりや各種山菜とりに大勢の方々がお見えになります。中でも、タケノコは「生保内たけのこ」として確立したブランド品でもあり、シーズンには多くの入山者が訪れてにぎわっておりますが、にぎわいとは裏腹にクマによる痛ましい被害も増加傾向にあります。資源や自然の豊かさが一転し、恐ろしいところだと思われず、入山者や地域住民が安心できる環境をつくるためにも、そして自然のサイクルの中でクマなどの有害鳥獣と共存していくためにも、次に提案いたしますことを参考にされ、早期打開策を講じられるよう望むものであります。

 1つ目といたしまして、猟獣、そして共存のため奥山放獣も行う目的で、わな及び麻酔の資格等の取得も対象とし、若者の狩猟免許取得者確保のため、自薦他薦を問わず市役所若手男子職員の中から選抜し、これらに係る費用、取得費用及び講習会費並びに服務免除等公費で支援をし、また市民の新たな狩猟免許取得希望者にも同様の支援措置を講ずることであります。

 2つ目といたしまして、市役所内の有資格者は市民から寄せられる有害鳥獣捕獲駆除及び被害予防に関して、迅速かつ冷静沈着に対応をすることであります。

 以上のことを踏まえ、この件についての市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、2つ目といたしまして、防災意識の向上策についてお伺いいたします。

 異常気象によりますゲリラ豪雨、そして地震や火山の噴火等、自然災害にはいろいろな形態があります。この仙北市におきましても、50年前の8月3日に15名のとうとい命を奪った田沢湖水害を初め、ここ数年のゲリラ豪雨による水害、田沢湖起震断層という活断層の存在、そして前回の噴火から40年の月日を数え、現在、噴火への警戒レベルが設けられております駒ヶ岳、私たちは常に自然災害と背中を合わせて生活をしております。

 このような災害から身を守るためには、地域防災力が大変重要であると考えます。この地域防災力は、市民の自助と共助、医療体制力や建設復興力が合わさって成り立つものでありますが、この中で特に市民の自助と共助、つまりは地域の人と人とのつながり、市民がお互いに助け合う常日ごろからの意識が大切であり、仙北市におきましてもさらなる地域コミュニティーの確立と再生、そしてきずなづくりに取り組まなければならないと考えます。

 各地で起こったさまざまな自然災害時の状況を見てみますと、救助隊の活躍もすばらしいものですが、市民みずからが互いに助け合って救助をし、隣近所のきずなが多くの命を救った例が多数ありました。市でも、各自然災害に関するハザードマップを作成し市民に配布しているようでありますが、そのハザードマップをもとに各集落や町内会等市が連携をし、ひとり暮らしを含むお年寄り世帯を確認しながら、各世代の交流も含め、子供と大人が一緒に危険箇所や避難経路を実際に見て回り、それぞれ独自のハザードマップを作成すること、そしてお年寄り世帯への声かけをすることなども地域コミュニティーのきずなを深める策の一つでもあり、地域防災力の向上にもつながっていくと考えます。

 こうしたことを踏まえ、行政、医療、市民、それぞれの立場や役割を明確にし、きっちりとした連携をとりながら安全・安心の見える化に取り組み、防災意識の向上に努めていくべきと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、3つ目といたしまして、少子化対策についてお伺いいたします。

 仙北市におきましても、年々子供の人数は減少傾向にあります。また、この少子化問題につきものなのが、出会いの場の創出、結婚であります。市内にも多くの独身男女の方々がおりまして、私もたくさんの方々から出会いの機会が欲しいというお話をちょうだいいたします。しかし、出会いというものは突然やってくるものであり、そうした偶発性をつくり出す環境が必要であると考えます。また、友人等の紹介を通じて自然な形での出会いを求める方法も考えなければなりません。偶発性と自然な形、この2つのキーワードを兼ね備えている出会いの場こそが飲食を中心とした出会いのパーティーであると私は考えます。

 出生動向調査によりますと、結婚相手と知り合ったきっかけのトップは、2000年以降、「職場や仕事で」から「友人、兄弟を通じて」へと変わったことが明らかになっております。厳しい社会情勢に加え、価値も多様化しており、行動範囲や交友範囲も広がり、職場結婚と恋愛結婚が直結していた時代とは違ってきたのは言うまでもありません。友人、兄弟を通じて、すなわち有縁を最大限活用する飲食を中心とした出会いのパーティーこそが現代の社会経済的事情にかなった形で創発した新たな出会いのシステムだと言え、この少子化の原因とされる非婚化、晩婚化の流れをとめる処方せんとして社会的な期待もかけられているものであると考えます。

 この飲食を中心とした出会いのパーティーに集まる目的は、純粋な男女の出会いであり、参加者全員がその目的を知っていなければなりません。また、同性とも異性とも協力して楽しい雰囲気をつくる共同作業でもあり、人と人が一つの場に居合わせたときに起こるさまざまな形でのコミュニケーション、すなわち社会的相互行為であると考えます。しかし、未婚、晩婚者の方々の中には、対人能力やコミュニケーション能力が欠如している場合も考えられ、その能力を高める必要があると考えます。また、いろいろな形、状況に合わせたバランスのとれた出会いの場を提供し、現在の生活レベルを保持できる結婚をなし遂げるために、出会うときの格差も是正しなければならないと考えます。

 これらのことを踏まえまして、市として出会いの場をどのように創出し提供したらよいのかを考えた場合、私は次のことを提案したいと思います。

 生涯学習で、独身男女を対象に男女別にいろいろな形でのコミュニケーション術、そして異性とのコミュニケーション術を学ぶ出会いのためのワンポイント講座を開催し、受講者とその友人を対象に、市内繁華街活性化のためにも市内の居酒屋さんで飲食を中心とした出会いのパーティーを開催することであります。これにあわせて、出会いの伝道師も育成していくことも必要であると考えます。これらのことは、行政のみならずいろいろな方と連携して行わなければと考えます。

 また、これと同時に安心して子育てができる環境づくりも大切であると考えます。核家族化が進む中、そして雇用環境等厳しい社会情勢の中、お父さん、お母さんたちは一生懸命に子育てに精を出しています。民主党政権のもと、子ども手当というお金でもって子育て支援を行っていくことになっております。この手当をもらうことも子育て世代としては大変ありがたいことではありますが、お金を支給するだけでは子育て支援にはならないと私は考えます。厳しい社会情勢であるからこそ、地域を挙げて仙北市の宝である子供を育てていこうという心のこもった子育て支援が必要ではないのでしょうか。

 何らかの事情で、子供さんが保育園等に入れない場合、お父さん、お母さんがどちらも休日や祝日に仕事がある場合、地域のおじいちゃん、おばあちゃん、またはシルバー人材センターとも協力をし子育て支援を行っていくシステムを構築できないものか考えるものであります。例えば、ボランティアの方々を募ってやるのも一つの手でもありましょうし、休日、祝日などは市内のどこかの施設を活用することも可能かと考えられます。

 子供が遠くへ行き、孫と触れ合う機会が限られているおじいちゃん、おばあちゃんが多い中、そうした方々の協力を得ることによりその方々が生きがいを感じるようになるでしょうし、小さい子供側にしてみればいろいろな知恵を授かるチャンスととらえることができます。

 県でも、出会いの場の創出や子育て支援等、少子化対策に力を入れてきています。また、市長もこの対策についてマニフェストでお話をしております。多くの方々と連携をとりながらこの少子化対策に取り組むべきと考えるものでありますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、観光振興についてお伺いいたします。

 韓国ドラマ「アイリス」が、昨年の10月から12月にかけて韓国で放送されてから、韓国からの観光客が急増しております。大韓航空秋田支店によりますと、同航空機を利用しました韓国人を主とした外国人乗客数は、昨年11月は同年同月比約2.6倍の1,744人、12月は同比約3.4倍の2,838人、ことし1月は同比約3.6倍の4,879人と増加傾向にあり、数字から見ましても大変注目をされていることがわかります。また、市内のロケ地を含みます観光スポットや宿泊施設等、昨年に比べてかなりのお客様が入っているというお話を伺っております。秋田のロケ地情報がインターネット上で出回っており、国内外のメディアもさまざまな形でロケ地情報を組み始めたり、そして今後、香港や台湾を初め、欧州、そして日本と、世界各国でこの「アイリス」が放送されることから、ツアー客や個人客等より多くの観光客が秋田県、そしてこの仙北市に訪れることが予想されます。四季を問わずに訪れていただくように力を入れていかなければなりませんが、ロケを行った季節が冬ということもあり、冬季の観光振興に苦しんでおりました当市にとりましてまさにビックチャンス到来と感じております。

 施政方針や予算案を見ましても、外国人観光客を含みます観光客の誘客に向けた取り組み姿勢や意気込みがうかがえ、本気度が伝わってきますが、一方では受け入れ態勢がまだ不十分ではないのかと感じているところもあります。

 県の観光課では、ロケ地マップを作成中とのことでありますが、ロケ地マップとリンクさせながら、例えばここでこのシーンを撮影しましたよとわかるような案内板を設置したり、ロケをした季節が冬でありますから、冬の間はそのシーンと同じような状況にしたり、またロケ地とあわせて市内の観光スポットを強力にアピールすることや、市民の皆様一人一人のお客様に対する笑顔とおもてなしの心を今まで以上に持っていただくことなど、小さいことから大きいことまで受け入れる側のいろいろな体制の強化が必要であると考えます。

 お隣、山形県では、日本映画「おくりびと」のロケ地となった庄内地方の自治体で、官民一体となってこの映画のロケ地と観光資源をあわせて活用した地域活性化に向けた取り組みをしているというお話を伺っております。市でも官民一体となった体制でこのビックチャンスを物にし、広域観光連携も視野に入れながら観光振興に取り組むべきと考え、リピーターのお客様の確保策にも力を入れるべきと考えます。

 1人のお客様から、よくも悪くも70人の方々へその旅行先の情報が伝わるというデータがあります。ツアーのお客様、個人で訪れるお客様、旅行形態は違えども1人の人がこの地を訪れているわけであります。一人一人のお客様に満足していただけるよう、しっかりとした意識と心を持って観光振興に取り組んでいかなければと考えます。このビックチャンスに対して、現在市で取り組んでいること、そしてリピーターのお客様をふやす方策についてお伺いいたします。

 以上で、この場からの質問を終わらせていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 市長、門脇光浩君。



◎市長(門脇光浩君) おはようございます。

 それでは、田口議員からの一般質問にお答えいたします。

 初めに、有害鳥獣による事故防止対策の強化、また共存への取り組みということについてお答えいたします。

 近年、クマによる農作物や人への被害が確認されていますが、ツキノワグマは保護動物にも指定されていて一概に駆除すればよいという考えではありません。古来から続いてきた人間と野生動物が共存できる基本的な対策が必要ではないかと考えています。

 クマが人里に出没する機会が多くなった原因として、生息地域にえさが不足しているとか、またクマが人間の食べ物の味を覚えたとかいろいろと言われておりますが、営林署の業務縮小による国有林の荒廃や木材価格の低迷等により、民有林の手入れが行き届いていないということなども原因の一つではないかと考えています。対策として、里山林の整備や針広混交林整備等によってクマの生息環境を整えてやることも検討すべきではないかというふうに考えています。

 しかしながら、クマが出没した場合に被害を出さない対策も必要ですので、人里に出た場合は関係機関と協力をいただきながら、広報車や防災無線による注意喚起、見回りなどを実施しています。また、山菜とりシーズンとクマの出没時期が重複するわけですが、入山者へのチラシ配布や注意看板の設置などで注意喚起をしています。危険と判断した場合は、どうしても猟友会の協力を得て駆除しなければいけない場面も出てきます。

 御指摘のとおり、猟友会会員の減少や高齢化が進んでいて、今後の有害鳥獣駆除にも支障が出てくるものと思われますので、新規会員の確保が必要ですが、新たに狩猟者になるには多くの時間、費用、厳しい資格審査をクリアしなければいけないなど、一朝一夕にはいきません。猟友会とお話し合いの場をしっかりと持ち、また御提案いただいた市役所の若手の男性職員の皆様などの参加なども含めて協力をいただくその仕組みづくりを、有効な手だてづくりを考えてまいります。

 2点目の防災意識の向上策についてお答えいたします。

 国内外を問わず、地球温暖化が原因と見られる異常気象による災害が発生しています。仙北市でもお話のとおり、今年度7月、8月に大雨の被害、また10月に台風18号の被害、11月には強風の被害が発生しています。御質問のとおり、私たち市民は災害と背中合わせで生活をしている現状であり、地域防災力が重要と考えています。10月に仙北市災害ハザードマップを仙北市全世帯に配布しましたので、大いに利用していただきたいというふうに思っています。

 現在、仙北市に381の町内会があります。この中で、自主防災組織を組織している町内会数は29であります。まだまだ足りないというふうに考えています。何としても、自主防災組織の育成が急務だと考えてもいます。今後は、自主防災組織のない地域に消防団の皆様などのお力もいただきながら、地域防災力を高めるために町内会などの会長さんに自主防災組織について説明し、町内会や団体の方々の皆さんの御協力をいただき、自主防災組織を組織していくよう啓発活動を進めていきます。今後、仙北市全市の防災無線も含めて、新たな情報の伝達システムの構築について検討を始めております。

 少子化対策について御答弁いたします。

 少子化対策が重要な課題となっている中で、子供を産み育てる環境の整備として、子育て支援を積極的に展開していますが、その前提となる結婚促進のためには、まずは若者が定住できる環境づくりが必要であると考えています。仙北市の豊富な資源を活用しながら所得を高める施策を講じ、若者が地域に誇りと自信を持って働き、定住する雇用の場の創出、そういうことを優先していきたいというふうに考えています。

 平成21年8月、県が実施した結婚観等に関する意識調査では、回答者の65%が出会いの機会は少ないと感じています。男女の出会いを目的とした交流イベントに参加したいと答えている方は63%という調査結果になっています。

 少子化の要因の1つに、晩婚化、未婚化が挙げられていますが、この意識調査結果にもあるとおり、独身男女の出会いの場が少ないことも理由の一つになっていることが考えられます。

 県では独身男女の出会いの場の創出を支援するために、県内各地で開催される男女の出会いの場となるイベント情報をホームページに掲載し、メールアドレスを登録した方にメールマガジンを配信するサービスを行っています。これは、自分が県議会議員当時、全国を回って男女の出会いの場をつくるシステムを勉強させていただいた折に、ある県で行われていた事例を県のほうに導入させていただいたものであります。また、去る2月14日に開催された市内の地域づくり団体、神代地域活性化推進協議会が企画実施した男女出会いの場となるイベントには、男女各15人が参加したと伺ってもおります。

 こうした出会い応援事業をさらに拡大していくため、メールマガジンによる情報の周知を徹底するほか、イベントの企画実施を行う団体や企業との連携を通じて、多様な出会いの機会を創出していきたいというふうに思っています。

 先ほど、田口議員がお話をしたとおり、男性と女性が出会う場をつくるということ、そして出会ったときのコミュニケーションを図るという能力、この点についても最近若い方々が随分お悩みということも聞きしています。

 ある県では、お話しのとおり、コミュニケーション講座というものを設置して、若い方々が自分のお気持ちを伝える術を学んでいるというそういう場もあります。この御提案についても大変参考となりますので、これからじっくりと検討させていただきたいというふうに思います。

 現在、策定作業を進めている仙北市次世代育成支援行動後期計画を策定するに当たり、アンケート調査等を行っています。その中で、子育てを取り巻く社会状況に対応するためには、仕事と育児が両立できる環境づくり、雇用形態や就業環境の改善を挙げる割合が高くなっています。そのため、子育て教育支援の充実など、安心して子供を産み育てることのできる環境づくりをトータルに取り組む体制づくりを行うために、平成22年度において組織再編を行い対応していきたいというふうに考えています。さらに、今年度末策定予定の同行動計画の基本的な考え方のもと、将来を担う世代の主体的な成長を支援するために、市民や保育・教育の従事者、行政が共同で取り組んでいく施策事業の方向性を明らかにしていくとともに、各種施策を講じていきたいと考えています。

 続いて、観光振興についてお話を申し上げます。

 仙北市のほか、男鹿市、秋田市、横手市、北秋田市の主要観光スポットでロケを行った「アイリス」が昨週から韓国で放映され、視聴率は40%にも上りました。これにより、秋田県や仙北市を訪れる韓国からの観光客は、昨年11月から急増する効果が出てきております。本年3月には、日本でも放映が決定されているほか、海外10カ国以上に放映されると聞いています。今後、放映後の反響次第ではまだ放映される国が拡大されることも予想しています。

 台湾、香港では春以降に放映される予定であるため、1月下旬に秋田県観光課、秋田県観光連盟、民間業者合同により旅行エージェント13社を訪問し、「アイリス」を絡めた商品づくりのお願いと、秋田県仙北市の観光宣伝に行ってまいりました。

 特に、台湾の旅行エージェントからは興味を示していただき、早速、旅行商品をつくりたいという好感触を得てまいりました。このほか、日本での放映権を取得したTBSに訪問した際には、秋田県のために「アイリス」に関する企画を考えているとのコメントもいただいております。

 これからは、この「アイリス」効果が出ている今が好機であるととらえ、国内はもとより、東アジアを中心とした地域の誘客に努めていきたいと考えています。また、観光宣伝、情報の発信と同時に、受け入れ態勢の整備も同時に進めていく必要があります。受け入れ態勢整備の1つとして、2月に韓国語講座を開催したところ、定員をかなりオーバーする多数の受講希望者があるなど、観光事業者等の方々も受け入れ態勢づくりに積極的な姿勢が見られることから、今後も観光事業者等に外国人受け入れに関してのさらなる支援を行ってまいります。

 一方、著作権等の関係で「アイリス」と名を打った商品の販売や表示はかなり制限されることから、商品を企画宣伝する際はこうしたことに注意をして、十分に「アイリス」の効果で仙北市を売ることができる仕組みづくりを、秋田県や仙北市、民間の方々と共同で考えていきます。

 田口議員のおっしゃるように、今がビックチャンスであるととらえ、この機を逃すことなく、2度、3度来ていただけるようなリピーターをふやす施策を展開してまいります。22年度も引き続き、県観光課や民間業者と合同の韓国、台湾の旅行エージェント訪問や外国語パンフレット印刷、3観光協会と共催で外国語セミナーを実施し、誘客や受け入れ態勢の整備、おもてなしの心をはぐくんでいきたいと思っています。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) 御丁寧な答弁をちょうだいいたしました。

 1点目のこの有害鳥獣関係でございますけれども、市長が申されるとおり、やはり自然の形、つまり昔の自然の状況というのはすごい大切なことであると思います。そういった森林関係の手入れ等々、これはもう予算につきましては莫大なものがかかるであろうと思うんですけれども、やっぱりそういうクマ、人間、自然、そのサイクルというものをもう1回もとに戻すためにもぜひ計画的に取り組んでいただきたいと考えるものでありますけれども、そのあたりについてもう一度市長のお言葉をちょうだいできればと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 私も実は旧職のときは林業係を拝命しておりまして、山に、または里にクマが出没した際の窓口をさせていただいたことがあります。その際も、非常に強く感じたことは、クマと、もしくはその野生動物と人間の共存が本当にできないのかというような思いで心が大変苦しんだ記憶があります。

 議員のおっしゃるとおり、地球には人類のほかにさまざまな生物がいて、その皆さんと一緒の地球号でありますので、ともに生きるという視点をまず持ちたいと思います。だけれども命を守る、そういう責任者としての立場で言うと、危害を加える可能性を発見した際は人命第一にその対処をしなければいけないというような職務も預かっております。そういうことで、その機その機を、その場その場を判断材料として対処に当たることはもちろんですが、先ほど話したとおり、それ以上未来にわたる構築、システムのあり方というものも一生懸命に考えていきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) 1点目については、以上で終わらせていただきます。

 2点目の防災意識の向上策についてでございますけれども、その381町内会で29の自主防災組織があると。非常に数字的には少ない数字であるなという実感を持ったところでありますけれども、消防団の皆さんの御協力を得ながらいろいろな形で展開していくというお考え、それはもう共感できるものでございます。

 ただ、やはり何て言うんですか、ただ災害が起こったときに、急に災害がやってくるわけですから、事前にやっぱりちゃんと皆さん町内会とか、そういうお隣、御近所で話し合っている機会というのは必要だと思いますし、また子供から大人までそういうお話をできる環境をつくってやるということは、現場を見ながらいくということは、やっぱりその情報の交流とか共有ができるという場がしっかりできると思うんです。やっぱり、行政の方々も地域に帰れば地域の人でありますから、そういった方々とか消防団の方々とか、我々も地域に帰れば地域の人間として住まわっているものですから、そういったすべてのオールの地域の皆さんで1回集まってみてそういうお話をする場を設けるということも必要ではないのかなと思うんですけれども、ちょっとそのあたりの市長の考え方をお聞かせください。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) ずっとこれまで、地域運営体の設立のお願いということで各地域を回らせていただいた際も、地域の安心・安全づくりが実はこの地域運営体には大きな役割を担っていただける可能性のあるものだというふうにお話をさせていただいています。その際も、各地域の方々からのお声をお聞きすると、例えば避難場所はあるんだけれども、そこに至るまでの誘導がなかなかわかりにくいとか、日ごろから地域防災に関する意識を高めなければいけないというような御指摘もいただいております。全くそのとおりだと思います。事あるたびに、また市職員というだけではなくて、警察、消防、それから福祉の関係の皆様、たくさんの方々の御支援もいただきながら、有事の際に備えて日常的に防災の目を育てていきたいというふうに思っています。そのためのさまざまな施策をこれから展開していこうとは思います。

 今、実は大変自分が心配しているのは、例えば各地域に一斉に災害が発生した際に情報を伝達する仕組みがなかなか整っていないということを大変危惧しています。もちろん、それは防災無線があるところはよろしいんでしょうけれども、ないところもあります。こういう不公平、安心に関する、安全に関する不公平な箇所をできるだけ早期に解消していくということが、命を守る、それから財産を守る行政の責任ではないかと思っていて、そのために皆様にすぐに瞬時に今の状況をお伝えするというシステムの新しい構築も検討しているというような答弁をさせていただいたというわけであります。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) 今、出されましたその新たな情報伝達システムに関して検討中ということでありますけれども、1つ御提案といいますか方法があるとすれば、今皆さん携帯電話というものを必ず持っていると思うんです。そういった携帯電話のメールシステムというんですか、それで一斉に配信するような形のシステムというのも情報伝達のシステムの一つではないのかなと考えるんですけれども、そのあたりについては何かお考え等あれば。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 大変有効な方法の一つであるかとは思います。この前、ある通信会社の方々とのお話のときには、やはり非常に有効な手段であるというようなお話もいただきました。ただ、その移動通信システムを持っている、携帯電話を持っている方と持っていない方という、そういう持っているか持っていないかということで伝達できなかったというようなことを想定したシステムの定着ということも、また一方では不公平感があるというふうな思いがありまして、その携帯の利活用も含めて新しいシステム構築をしていきたいというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) この項についてもう1点だけお伺いしていきますけれども、特に水害というものが大変身近な災害であると考えておりますけれども、先ほど若干触れました田沢湖水害、50年前の田沢湖水害、まずこの歴史と事実というのは、もうこれは何年たっても風化させてはいけないものだなと自分は考えております。そして、この水害から何かいろいろなことを学ぶためにも、市内にあります各小中学校の方々にその関係者の方が行って水害についてお話をして、その水害についての勉強、それからその意識づけ、防災に関する流れを学ぶような機会、そういったものを設けてみたらどうかなと思うんですけれども、そのあたりについていかがでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 生保内の水害は昭和35年、自分が生まれた年、私が生まれた日のわずか1週間後に発生したという非常に痛ましい災害でありました。これは、議員がおっしゃるとおり、風化させてはいけない教訓であると思います。NPOの皆様なども、一生懸命にその活動に当たられておりますことに感謝と敬意を表したいと思います。これまで以上に、地域の方々がその思いを共有できるような時間、機会をつくっていきたいというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) 次に出会いの場の創出というか少子化対策について再質問させていただきますけれども、全くそのとおりのことだと自分も思っております。そういった定住できるような環境、所得をふやすような環境、これをつくっていかなければいけないと、そういった中でこういったことも進めていくというのはまさにそのとおりだと思うんですけれども、やっぱり若い方々というのは仕事をしたいという意欲プラス出会いたい、結婚したいという意欲、どちらも兼ね備えていますけれども、いろいろな状況、感情によってそのバランスというんですか、感情と意欲のバランスというのは物すごい浮き沈みが激しいというふうに思うわけですけれども、そんな中で出会いたいというのがやはり強い思いであります。

 先ほど市長も申しました県のアンケートですけれども、この出会いの場のどんな目的、イベントがいいのかというところの調査結果をちょっと見た中で着目したところが、2位にありました女性の方はまず男性の方と一緒に料理をつくったり講習会的なもので出会いたいというふうなニーズでした。男性の場合は、スポーツとかそういったもの、例えばバスケでもバレーボールでもそういったスポーツの中で出会いたいというようなニーズが2位でありました。その2つの共通している部分というのは、やっぱり仙北市でも生涯学習とかそういったものでバレーとかバスケとかそういったことをしますし、お料理教室等も開催することも可能だと思います。そういった生涯学習を通じて、自然な形でかつ偶発的な形で出会える場というのが生涯学習ではないのかなというふうに1つ考えるんですけれども、その生涯学習を活用したこの出会いの場の創出について、市長はどのようにお考えでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 経験でお話をさせていただきたいと思いますが、若いときにずっと青年会の活動をしておりまして、あの当時は今から20年ぐらい前でしょうか、あの当時はこんなに実は仕事に勤務する時間の幅が広くなかったわけであります。通常は、8時から5時ぐらいまでお勤めをして、家に帰って田んぼの水を見て、そして夜は時間があくので、例えばバレーをやったりバスケットをやったり、または公民館に集まって女性と一緒に一杯飲む料理をつくって酒を飲むというのが青年会の活動として成り立っていた時代であると思いますが、最近はこの就業の形態が非常に多様化していて、夜昼なく仕事に向かっているという方々が非常に多くなっておりまして、団体での活動がなかなか厳しいという状況があります。この状況が、青年会活動や農業近代化ゼミナールの活動であったり、いろいろなサークル等の活動を大きく前進に向くことができない一つの原因になっているのかなというふうにも思いがあります。

 これを政策として、皆さん若い方々、特に結婚適齢期という幅の多い年齢層の方々が集まるということを考えたときに、政策としてはやはり誘導を試みなければいけないというふうに思います。それは、生涯学習であるかもしれませんし、もしくは地域づくり、もしくはコミュニティービジネスという展開が考えられます。以前は、まだこのようにぎすぎすした経済状況でない時代は、飯は食える、そして楽しみも自分の時間と金があるという時代があったわけですが、今はその一番最初の飯が食えない状況、社会になってしまっている。ですから、団体の活動を行う、例えばお楽しみ会だけで若い方々が集まるということに、最近の若い方々は足を向けることがなかなか少なくなってきています。食べることができないからです。

 今、考えるのは自分たちの地域を自分たちの力で持続可能な地域につくり変えていくと、ここで職場をつくって企業を起して、自分たちでその飯の糧をつくるという、そういう目的があれば若い方々が集まるということが傾向として見られるようです。生涯学習の分野だけにとどまらず、新しいまちづくりとか新しい企業興しとか職場づくりという視点で、たくさんの方々、若い方々の参加をいただけるような会をつくっていきたいというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) ぜひ、そういった形といいますか、企業とか雇用創出していくような方々とかも連携をとりながら、ぜひそういった場も含めてつくっていただければなと思いますし、またそれは自分たちも協力していいかなと思っております。この項については終わらせていただきます。

 最後に、観光振興について1点だけお伺いいたします。

 この観光振興ですけれども、いろいろな企業さん、団体さん、それぞれおのおの今頑張っている状況だと思うんです。どこかある部分は連携しているのかもしれませんけれども、全体的なつながり、つまり点を線でつながっている部分というのはまだ見えない状況であると思うんです。その線をしっかり結んでさらに進んでいくという、そういう環境をつくる、つまりサポートをしていくシステムをつくっていかなければいけないのではないかなと自分は思うんですけれども、そのあたりの市長のお考えをお聞かせいただければと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 点を線に結びつけていってさらに面とするという、そういう作業が今本当に急務だというふうに考えています。観光業界は、実は民間の方々のほうが観光行政よりも2歩も3歩も先を進んでいるという状況だと認識しています。であれば、観光行政はその皆様の新しい動きに対して一生懸命サポートしていくという、その業務をまず第一点に考えなければいけないし、もう一つは行政として民間の方々がなかなか手をつけることが難しいという視点にタッチをするというような機能も持ち合わせていなければいけないというふうに思います。

 観光協会さんに今回お願いしたことは、3つの観光協会の方々にぜひ共通の活動としてこれからの仙北市の観光振興をという視点を持っていただきたいというお願いをさせていただきました。そういう意味で、今回も予算に皆様にお願いをしている部分があります。その内容というのは、今まで点だったものを、旧町村の枠組みとかというのは本当にないわけでありまして、もしかしたら仙北市という枠組みだけにもおさまらないぐらいの急速な拡大をしている部分がありますので、それに対応できるように、どうか情報の収集と、そして導入をお願いしたという次第であります。

 これから、民間の方々のその活動をできる限りサポートし、また民間の方々の及ばない部分を行政が補完するというようなスタンスで、観光行政、そして人の心をつかんでいきたいというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) ぜひ、そういった流れ、スタイルを貫いていっていただきたいと思います。

 これで、私の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。



○議長(佐藤峯夫君) 1番、田口寿宜君の一般質問を終わります。

 11時5分まで休憩いたします。

                             (午前10時53分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                             (午前11時07分)

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△真崎寿浩君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 12番、真崎寿浩君。



◆12番(真崎寿浩君) それでは、通告に従いまして一般質問させていただきたいと思います。門脇市政になって初めて、ふだんもいろいろお話ししていますがこの場での質問は初めてでありますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 通告の一番最初に、ずっと暮らし続けたい、この言葉を載せてあります。この言葉は、何気ない言葉の中にも物すごく深い重みのある言葉と私は考えております。この地で生まれ育った私にとって、日常の生活はごく当たり前のことではありますが、ことし年男というせいもありまして人生の折り返し点なのかなというような年齢的な現状、そういうことを考えながら思いますと、当たり前のことが当たり前にできる喜び、裏を返せば当たり前のことが当たり前にやろうとするそのときの難しさなどひしひしと感じております。

 経済状況、また農業を取り巻く環境、さまざまな要素、物すごいスピードで変化をしております。ちょうど、内陸線20周年記念式典のときに市長があいさつの中で申されておりましたその言葉、「人と人とのかかわりが乾いている」というような表現をされておりましたが、その言葉に尽きると思います。地域が乾く、物すごく寂しい響きと思います。損得ではない善悪で物を判断する気持ち、そのことを強く持たなければならないと、そういうふうに現在私は考えております。そんなことを踏まえまして、観光行政のこと、その基本的なことについてを質問したいと思います。

 まず最初に、住民にとって観光のあり方とはということについてお聞きします。あわせて、住民の観光に対する意識改革について(おもてなしの気持ちは)ということもあわせてお聞きしますけれども、毎回、この観光のことについて質問をする場合、住んでいる住民が満足していない地域においでくださいと言えるのかと、このことは本当に強く思います。本当のおもてなしは、そういう考えのもとではできないと思います。

 地域の整備、そういうもの、また人間関係も含めてですけれども、今、合併した仙北市、現状はどうでしょうか。地域に対しての不平不満ばっかり漏らしているようなところに来てくださいと言えますかと、このことは行政が行うべき住民サービス、社会資本の整備も含みますけれども、現在のところ地域によってまだ格差がある、そういう部分での地域に対する思いのあらわれと思います。この地域に住む喜びやうれしさ、実感できないのかなと、そういうふうにも思います。

 特に、私の住む神代地区、確かに観光に携わっている人は少ないかもしれません。そんな中におきましても、神社仏閣を訪ねたり、歴史や文化に触れるために地域を訪れたりと、他県ナンバーの車が、おやこんなところにもという場面に何度も出くわすことがあります。こういう状況は、神代地区に限ったことではないと思います。

 仙北市を訪れる人にとっては、求めるものが違えばそれぞれ求めているもののある場所に行く、ただそれだけのことにすぎないわけでありますけれども、だからといってそういう場面、訪れてくださる方々との接し方、私は農家だからよくわからないとか、私勤め人だからその場所のよくわからないとかと、そういうふうな対応が現在あるものと私は考えております。

 合併当初の観光産業を生かした北東北の交流拠点都市、本当にいい響きで私は気に入っておりましたが、現在考えるに、物すごくかすんで見えております。ということは、先ほど1番議員の質問の答弁に、先に答弁をされてしまったような感じで申しわけないんですけれども、点を線で結ぶ、このことに尽きると思います。

 施政方針の中にあります地域力向上の推進は本当に必要なことと考えますけれども、市単独事業の角館・田沢湖畔・乳頭高原・玉川・水沢観光産業拠点特別区を設けるという、そういうふうなことを言われておりますけれども、先ほど申し上げたとおり点を線で結び、面を充実するという意味合いでは、先ほどの、おやこんなところに他県ナンバーがというときの対応のそのことにつながっていくと思います。あわせて、合併して4年たっております仙北市、旧町村ごとの歴史や文化、結びつき、それぞれの地域における相互理解、これもまだまだ必要だと考えております。

 住んでいる私たちが、ここはいいところだろう、そういう気持ちをきちっとあらわしていけるような観光行政でなければならないと私は考えます。すべての住民が仙北市内すべての地域を認識する、そういうことが重要なことと思いますが御所見を伺うところであります。

 次に、農業との結びつきということであります。

 確かに、観光観光と言いながらも農業に携わっている人間のほうが多い仙北市であります。そういう中におきましても、観光との結びつきを自己努力で頑張って結びつけて、自分のプラスになるように頑張っている方々もいらっしゃいます。そういう中においても、まだその点は仙北においては弱いものと思います。実感できるものがない。この結びつきを強化することによって、地域の受け入れる基本となる考え方は生まれてくるものとも考えます。

 例えば、現在、観光地それぞれ、あえて具体的には言いませんが、市内の観光地、お米一つとっても、いや本当にみんなおいしいと言ってくれているのかなと。この地域に食を求めてくる場合、やっぱり私でさえもいろいろなところへ勉強しに行く、そうすればそこの食べ物とかそういうものは求めていくと、都会と同じものがここにある必要はないというふうにも考えます。そういう点で、例えばすべての旅館、ホテル、御飯だけは本当に地元のお米を使っているんだよとか、そういうことなどをPRすることによって農業との結びつきをしっかりと保てるのではないかなと思います。それぐらい思い切った施策、例えばその差額については市で補助金出してもいいんじゃないかなとか、そこまでもちょっと考えましたので、そういうことの考え方についてをお伺いいたします。

 次に、抱返り周辺、夏瀬温泉も含む、今後の整備ということについてを質問いたします。

 家の近所の抱返り渓谷ということで、私自身にとっては本当に心のオアシスであります。いろいろなものに行き詰まったときとか、考えがまとまらないときとか、だれもいない抱返りの駐車場に行ってたばこを吹きながらいろいろなことを考える場面が多々あります。あるときは、パトカーのパトロールが来て、不審な車に見えたのかもしれませんが、何だおまえかと言われるような場面もあったのも事実ですけれども、やっぱりそういうときにいろいろなことを考えていく、そういう部分での心のオアシスという表現をさせていただきましたが、抱返りというところも仙北市にとっては点の一つかもしれません。

 そういう中で、前段の受け入れ態勢の部分についてのことも含みますけれども、また農業との結びつきのことについてもかかわってくる、例えば直売の話とかということも今までもいろいろありましたのでかかわってくることでありますけれども、実際問題、受け入れ態勢はどうなのかなと考えました。確かに、18年の事業として途中までは遊歩道を整備されております。確かに、安全の面ではそこまでは対応はなされたことと考えますけれども、実際問題、秋の紅葉まつりにおいても10万人以上の方がおいでをいただいている場所であります。年々増加をしております。

 そういう中におきましても、受け入れ態勢の整備はこれで十分なのかなというふうにも思います。十分ではないなというふうに思っております。

 今までも多くの方々から要望など出されておりましたアクセス道路の整備、具体的には何も進展もない状況であります。本当に危険な場面、特に紅葉まつりの時期、本当に短期集中、大型バス何十台というようなその道路わきを土地にふなれな方、ハイカーというんですか、歩いて向かわれるという方々が見受けられる。いや危険だなと思うことを本当にこの数年感じております。

 そういう部分も含めながら、その地域を整備すること、前段に申し上げたことともつながっていく、ここ観光地でよかったなという部分はやっぱり住民が思えばこそという部分もあります。自分の家の前の道路がよくなった、そういう気持ち、ここが観光地であってよかったなとか、やっぱりそういうふうに感じる部分もあるかと思います。現在、抱返り周辺の民家の空き地とかは、皆さん御協力のもと駐車させていただいたり、皆さん快く、いい、ここに置いて行けとかと言って、そこから歩いて抱返りの渓谷のほうに向かう方も数多くいるのも事実であります。

 そういう部分も含めながら、何か事件、事故が起きてからでは遅いという、そういう危機感というか風評被害というような部分もありますので、その対応、今後どのような整備とか考えていることがありましたらお聞かせをいただきたいと思います。

 そういう中においての遊歩道の18年に整備されたところより先のところの部分、そのことについて計画などありましたらお聞かせをいただきたいと思います。

 関連しまして、ちょうど抱返りに何を求めてくるかという部分において、秋だけじゃない時期の対応も具体的にできるものがあれば対応していかなければならないとも思いますが、その考えについてもあわせてお聞かせをいただきたいと思います。

 抱返り、ハイカーの方々はやっぱりさっき言ったとおり、整備されたその先の部分に行ってみたいなと、通行どめより先に行ってみたいなという声が多数あります。私、小さいころから抱返りになれ親しんでというか、よく小さいころ泳げない私があの堰堤の上で遊んだ記憶は今もしっかりと残っておりますけれども、行けないところがあれば行ってみたいというような気持ちが生まれるのも事実かと思いますが、先ほども申し上げたとおり安心・安全な観光地という部分においても、今後のその整備の内容について、県立自然公園でありますので県の部分もあることでありましょうが、仙北市の観光地の1つという観点からもその考え方についてお聞かせをいただきたいと思います。

 あわせまして、夏瀬温泉、この温泉の泉質は皆さん何かおわかりでしょうか。いいんですけれども、昔からの夏瀬温泉というもの、小さいころに行った記憶、近年二、三年前はまた行ったんですけれども、硫黄泉であります。割と意外なふうに思われる方が多いというふうにもお聞きをしております。日帰り入浴が現在500円だそうです。リニューアルされて経営者がかわってから、物すごく料金が高いと。高い理由は、皆さん御存じのとおり、理由づけをしっかりとされての営業というふうには認識はしておりますけれども、日帰り温泉500円、いやうちの近所の別の温泉よりは安いというふうにも感じながらいろいろなことを考えるわけですけれども、そうすれば、行きたくても行くための道路、二、三年前に行ったときのことは一般質問の中で披露させていただいたことがあります。繰り返し申し上げますけれども、送迎の車の運転手さんが道路に落ちている巨大な岩を寄せて、私を温泉まで連れていってくださいました。

 先ほどの安心・安全の観光地の定義という部分でも、いやこれで何か事故でも起きればというふうにも考えることがあります。そういう点での抱返りまでの道路を前回もいつでしたか、平成20年の一般質問のときもお聞きをしておりますけれども、今のままでは私は決してよくないと思いますので、その整備についてお考えがありましたらあわせてお伺いをしたいと思います。

 最後に、大きい見出しの市民分権の進め方についてであります。

 このことについては、前回の議会で佐藤直樹議員が質問されております。重複しますので、具体的な部分については、佐藤直樹議員もよくわかったとは言えないみたいなことを言っておりましたが、私自身もこの部分の重要性については本当に考えます。

 ちょうど合併に向かっているさなか、私は合併するということは昭和の合併の解体だと、そういう思いを強く持っている一人でありました。なぜ解体なのかという部分については、地域の個性が埋没してしまうからだと、その思いは本当に強く持っておりました。

 その内容については、門脇市長が選挙に向かっているさなか、お伝えしたことがあったわけでありますけれども、そういう部分を踏まえてのマニフェストの中のこの部分については、地域運営体の立ち上げという形で具体化はしてあるわけでありますけれども、前回の佐藤直樹議員の答弁の中ではこれからだという部分が多いのでと、その意味はわかりますけれども、やっぱりもうちょっと具体的な形、今どうやって地域力を引き出すのよというような部分がもうちょっと見えていればいいのかなというふうにも思いましたので、その点について、自分たちで自分たちの地域は責任を持つという部分が基本となると考えますので、その地域力を引き出す地域運営体の姿、具体的なもの、その考え方についてお聞かせをいただきたいと思います。

 この場での質問はここまでであります。よろしくお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 市長、門脇光浩君。



◎市長(門脇光浩君) 真崎議員からの御質問にお答えいたします。

 損得ではない、善悪で考えるという教えを肝に銘じ、行政運営に当たりたいと思います。貴重なお教え、ありがとうございました。

 ずっと暮らし続けたい、そんな地域をつくるためにという大きなテーマで、2点お話をさせていただきたいと思います。

 初めに、住民にとっての観光のあり方と住民の観光に対する意識改革についての御質問についてお答えをいたします。

 仙北市は県内最大の観光地であり、テレビ、映画、雑誌等マスメディアにも頻繁に取り上げられているため、仙北市が観光のまちであるということは市民は十分認識をしていると思います。ただ、多くの観光客が仙北市を訪れることによって、直接、観光客に接する宿泊施設、飲食施設、交通事業者だけでなく、農業などの他産業や雇用、さらには税収増にもつながるなど、大きな波及効果があるということを認識している市民の方々は、観光に携わる方々以外にはそう多くいないのではないかというふうにも思っています。

 このため、市民一人一人が仙北市を観光のまちとして認識し、自分たちも観光に携わり担うという意識を持っていただき、訪れてくださった観光客に対して温かくお迎え入れるおもてなしの気持ちを常に念頭に置いて観光客に接していただくことが、市民全体が豊かになる観光で潤うまちづくりにつながることを理解していただきたいと考えています。

 これには、私たちの住んでいる市や地域の自然、歴史、文化、食などなど、さまざまな宝物を学習し、市民一人一人が観光案内人となれるように努力していただくことも一つの方法であると思います。それは、子供たちの教育や学校でのプログラムの重要性も教えていただいていると思います。そのような機会や場づくりを、これからは一生懸命に進めていきたいというふうに思っています。

 農業との結びつきについて御答弁させていただきます。

 観光の形態が、見る観光から体験する観光に移行してきたと言われて久しい時代です。仙北市にはこうした体験型観光メニューが盛りだくさんで、20年度には首都圏も含め63校、4,700人の子供たちが体験学習を行っています。また、森林交流の作業体験では年に2回、延べ250人の方が枝打ち作業などで汗を流していただいております。特に、最近は都会に住む方たちから農業のよさに目が向けられ始めて、小学生を対象とした子ども農村プロジェクトによる農業体験を初め、たくさんの方々が仙北市を訪れ農業を体験していただくことにより、仙北市での人と人との触れ合い、景観のすばらしさを肌で感じ取っていただき好評を得ているところであります。今後も、体験をした方、予定される方々の御意見を重視した施策の展開により、多くの皆様に農業のすばらしさを知っていただきたいと考えています。

 このほか、これをきっかけに農業の魅力、仙北市の魅力をたくさんの方々に知っていただき、後継者不足の農家の経営者として仙北市の農業に携われることが望まれています。また、農産物を介した食の観光もますます重要になってきています。上板橋のとれたて村、山の楽市などの物産販売と同時に観光宣伝も行っています。

 重点プロジェクト推進室においては、産業連携プロジェクトとして地場産農産物の販路拡大及び地産地消の推進を目的として、各種のアンケート調査を実施しました。その結果として、市内飲食店、宿泊関係施設からは、いつ、どこで、何を販売しているのか情報を教えてほしいなど販売情報の提供に対する要望や、認定農業者からは農産物の販売に対し高い関心が見られたので、21年3月から市のホームページへリンクした農産物の販売情報データベースの運用を行い、市民はもとより、市内飲食店や宿泊施設、さらには全国の消費者へ農産物販売情報の発信を行っております。

 1月末現在で、データベースへの商品掲載数は、直売所6カ所、生産者17名、373アイテムとなっており、アクセス数は延べ3,989件であります。販売実績の把握については難しい状況となっていますが、各直売所へはデータベースを見たお客様からの問い合わせも来ていて、今後も新設される総合産業研究所が主体となり、季節ごとの特産品を随時掲載し、市民はもとより市内飲食店や宿泊施設、さらには全国の消費者へ農産物販売情報の発信を行い、市内農業者と観光業者、産業の連携、そして地産地消の推進を図ってまいります。

 また、3月10日には、市内飲食店、宿泊施設の関係者を対象に、田沢湖庖和会の斉藤会長を講師に、地場産の米粉めんや米粉を使用した米粉で新メニュー講座を開催し、地場産農産物を使用した創作メニューの可能性を探りたいと考えています。

 市内飲食店や宿泊施設にアンケート調査をしたところ、農産物を購入する際、「地元産を購入する」が回答者の約3割、また地産地消に関心があるかとの質問には約7割の人が関心があると答えていただいております。これは、大きな需要者の固まりだと考えています。強力に売り込みを進めていきたいと思います。

 農産物を通しての観光として、地元で食するだけではなく、生産地を訪れて仙北市民と触れ合い、よい景観をバックにしながら地場産物を堪能するすばらしさを強調したPR、また誘客に努めていきたいと思います。

 続いて、抱返り渓谷周辺の今後の整備について御答弁申し上げます。

 田沢湖抱返り県立自然公園の一角をなす抱返り渓谷は、秋田県が主体となり、公園の自然保護、管理をしていただいております。遊歩道は、秋田県が平成18年から19年の2カ年にかけ、抱返り第2駐車場から飯村少年殉難の碑までの1.4キロメートルを整備し、平成19年10月に一部通行可能となっています。

 訪れる観光客や地域の方々からは、全線開通を切望されており、未整備区間の早期着手について秋田県に懸命に働きかけをしているところですが、事業費が15億円程度にもなり、県の財政事情を考えると要望にはなかなかこたえられないという回答もいただております。しかし、新たな方策など、今後とも関係機関に働きかけをしていきたいと考えています。

 また、抱返り渓谷の名は以前にも増して県内外に知られてきており、日本人観光客はもとより外国人観光客の姿も目立ってふえてきている状況があります。こうした中、秋の紅葉時期には休日と紅葉の見ごろ、晴天が重なると多くの観光客が集中して、駐車場不足とこれによる交通渋滞が時折発生しています。しかし、これら観光客の車両を受け入れる駐車場として整備できる場所が付近にないことから、依然緩和ができていない状況であります。今後も公共交通機関の利用を促進することなどにより、渋滞の緩和を図り、来てよかったと思われる観光地づくりを推進していきたいと考えます。

 また、夏瀬温泉に通じる市道夏瀬線につきましては、その延長が5.7キロメートルであり、この路線を主に使用する方は、御存じのように、夏瀬ダムを管理する東北電力と温泉に来られる観光客とを含めて年間約1万人の皆さんであります。

 この道路改良を進めていくには、市道敷地の問題、これは現在、森林管理所からの借地でありますが、市道敷地の問題、そして多額の費用を要するために市単独事業では厳しいこと、また国の補助を受けるにも費用対効果が少ないことなどがあり、改良には大変厳しいこと、そういう状況もありますが、危険箇所についての局部改良を施しながら維持していくことが最優先との考えを持っております。この路線の維持管理については、今後も注視を怠らず進めていきたいと考えています。

 2番目の項目で、市民分権の進め方について御答弁申し上げたいと思います。

 地域力を引き出す地域運営体のあるべき姿という、大変難しい質問をいただいた思いであります。地域の身近な課題を、地域住民の自発的、主体的な活動で解決し、行政との共同で未来へつなぐ共生社会を目指し、魅力ある地域を市内に実現していくために地域運営体を今後設立していきたいと考えています。

 地域の範囲は、昭和の合併以前の旧町村を基本として、その地域住民を構成員とする地域を代表とする組織と考えています。行う事業、活動については、地域の特色を生かした農産物の栽培や加工、販売等、研究、研修など産業振興もあります。また、環境美化運動や安全・安心な地域環境を整備するなど、地域の自然環境の保全や生活環境の向上を図るということもあります。

 また、地域に伝わる伝統芸能文化を継承し伸ばしていくという機能も兼ね備えているものと思います。さらには、地域内の福祉、マンパワーの育成などなどが考えられています。

 以上のような事業、活動を通じて、地域内の交流を促進し、活発で元気ある地域を各市内に実現していきたいとの思いであります。

 あるべき姿だというのは非常に概念的なお話になって恐縮でありますが、参加する地域住民の熱意や知恵や互助の精神が地域全体に伝わって、地域が一体感を持ってあしたを切り開く気概に燃える、そんな集団、地域にみずから変革させる力を蓄積することが何もよりも大切ではないかと思っています。

 予算としてお願い申し上げる上限ですが、500万円、この金額を何に使うのかということを考えることではなく、これまでできなかったさまざまな地域での取り組み、将来に向けたセーフティネットづくりを全市民からいただいた税金を財源に使わせていただくという心持ちで、大切に、そして大きく育てる、そんな思いを地域運営体の一人一人が共有していただくことも大変重要だと考えています。

 今、既に、3月になるとモデル地区として田沢が地域運営体として名乗りを上げていただける予定と伺っております。この田沢地区をモデルとして、これからさまざまなことが起こるであろうと思いますけれども、まことに恐縮な話なんですが田沢地区をケーススタディーとさせていただいて、これからの各地域での地域運営体の設立に向けて準備を進めさせていただきたいと思っております。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 12番。



◆12番(真崎寿浩君) 中身のない質問の割に丁寧過ぎるぐらいの答弁、本当にありがとうございました。

 具体的に観光の部分につきましてのことについては、先ほどの1番議員の質問の中にほとんど網羅されておるように受けとめておりますので、あえてそういう中でお聞きをしたいと思います。

 先ほど、例を挙げて答弁なされておりましたが、1番議員のときに答弁なされておりまいたけれども、観光に携わる方々の積極的な姿勢が見えるという部分、観光業者の方々について積極的な姿勢が見られると、受け入れ態勢についてというふうな答弁がなされておりました。

 その部分のことについてでありますけれども、私が申し上げたいのは、携わらない、携わっていないというか、私みたいな観光素人の人でさえもやっぱりきちっと対応できるような体制、例えば2月に行われたハングルの講習会、私の記憶では観光の方々、業者の方々だけだったのかなというふうにちょっと認識をしておりましたのであえて申し上げますけれども、市長とも同席させていただいた台湾からのお客さんのときも、いや話せないということは、やっぱりコミュニケーションという部分では物すごくちょっとつらい思いをしたことも今思い出しましたので、住民全員がその受け入れる態勢が整うようなことについて、その部分についての考え方について再度お伺いをしたいと思います。

 もう1点、抱返りの件でありますけれども、本当に受け入れるべく、短期集中型の紅葉のシーズンということを踏まえながらの駐車場の問題、そのとおりであります。御紹介申し上げましたとおり、普通の心ある民家の方は自分の家の前にどうぞというような形で対応くださっている方々が多数いらっしゃるのも事実でありますが、そういう中においてのあの道路の歩道の整備のことについて、前にも紅葉まつり実行委員会のほうからだったと思いますけれども、御要望申し上げておったはずであります。その受け入れの部分についての何かあってからでは遅いという、そういう意識が強かったから、ちょっと何年か前か忘れましたけれども、要望は出しておったはずでありますが、その考え方については今後整備いただける、いただけないとかという部分、もし具体的な考えがあったらお示しをいただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今、御質問いただきました件2つについて、思うところをお話しさせていただきたいと思います。

 1点目の観光のさまざまなお仕事等に携わっていない方々にも、仙北市として、市民として皆様をお受け入れする心持ちを持つと、おもてなしの気持ちを持つということが大変重要であると私も思っております。ただ、私この前、ひなめぐりツアーに参加をさせていただいて改めて認識したことをちょっとお話ししたいと思いますけれども、この地に生まれて50年近くになっているのに、ひなめぐりツアーに参加させていただいて初めて角館の成り立ちやら今ある文化財の経過やらを知った思いになっております。大変、勉強不足で自分を恥じておりますけれども、歴史案内人の方々と一緒にまちを歩かせていただいて、蔵とか店舗のあり方とかをお話しいただき、たくさんの情報をいただいた思いであります。これはもしかしたら、自分だけではなくて仙北市に住んでいる方々、共通の驚きになるのではないかなというふうにも思っています。これだけ全国的に著名な観光地の中に住んでいて、その観光地の成り立ちとか重要性を認識するということがやはり何よりも一番先に必要なのではないか、そんなふうな思いに至ったわけであります。

 だとすると、今これからたくさんの施策を講じる準備は進めますが、まず今ある、例えば歴史案内人の方々のお話を聞く会であったり、昔話を聞く会であったり、そういうさまざまな機会が既にあるわけですので、その機会をもしかしたら毎日の忙しさにかまけて情報の収集ができていない方々もたくさんあろうかと思います。そういう方々にきっちりと情報をお伝えするということが、今一番先にできることではないかというふうにも考えています。こういう視点で、4月からは情報の発信能力を高めていきたい、そんな思いがあって、広報の月2回発行というような思いにも至ったということもお話をさせていただきたいというふうな思いでありました。

 それから、2点目の歩道の件についてでありますが、現在もう既にもしかしたらまとまっているという状況かもしれませんけれども、これまでに各地域やさまざまな団体から御要望をいただいているにもかかわらず形となっていない案件等の整理を進めておりまして、その中にあろうかと思います。

 私、大変先ほどから何回も申し上げて恥ずかしいんですけれども、勉強不足なことがありまして、歩道等の整備については今議員からの御指摘があって初めて気がついたようなわけでありまして、どうか少しお時間をいただいて、その経緯などについて勉強させていただきたいというふうに思いますので、御理解をお願い申し上げたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 12番。



◆12番(真崎寿浩君) ありがとうございます。

 先日、質問のまとめをしながらインターネットをいろいろ見ておりました。そんな中で、経団連が「観光産業は日本経済成長に重要、人材育成が急務」という見出しがぼんと載っておりました。中身はあえてお話ししませんけれども、その人材育成が急務と、私はこの理由づけというのが住んでいる住民全員なのではないのかな、それぞれの観光地の方々、そのように思います。そういうことがこの仙北市にも必要と考えますので、先ほど市長が言われた新年度からの部分、大いに期待申し上げたいと思います。

 また、抱返りの整備、あわせて夏瀬温泉の道路の話もさせていただきましたが、観光地がゆえに風評被害というか、そういう表現すると怒られますけれども、何か事故があってからでは必ずやその部分ではマイナスに働いてしまいます。安心・安全にこの地域に訪れていただくためにも、しっかりとした対応、局部改良はしていただけるというような話でありましたけれども、逆にそれはお願いしたいと思います。

 最後に、市民分権のお話でありますけれども、私も具体的なこと、まず大きなくくりの中の部分はわかりますけれども、そういえばどういうイメージが、こう何ていうのかな、わいてこないというか、そうすればそれぞれの地域のよさを引き出す、それはそのとおりだと思いますけれども、なかなか難しい部分もあるのかなというふうにも思います。

 先ほど言われた、すみません、書いたものがちょっと見えなくなりましたので、私が思うには、それぞれの地域運営体の中においては住んでいる人間がそれぞれ責任を持つ、それを強く押し出す、そういうことだと思っております。そう思いますので、その点についてはよろしくお願いをしたいと思います。

 あと、この地域を発信するということで先ほど答弁がございました。そういうこともあって広報を月2回にするということ、そのとおりだと、大変よいことだと思いますけれども、そういう部分において、住んでいる住民がこの地域を誤解のないような理解ができる、これは前々からも言っておりますが、何もできない部分が合併したせいだというふうなとらえ方をされながらのこの仙北市誕生だというふうにも私思っておりますので、そうではないんだよという部分をもっと強く出していただきたいなというふうに思っております。

 地域地域を知ることによって、しっかりとしたおもてなしの気持ちは生まれてくるものだなというふうに思いますので、先ほどひなめぐりの話の中にあったように、私自身もそうですけれども、解体することによって生まれるその地域運営体、それぞれが責任を持った中で光っていくこと、そういうふうにいっていただくことを要望申し上げ、また新年度の予算にそれが反映されることを御期待申し上げながら、質問を終わりたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 以上で、12番、真崎寿浩君の一般質問を終わります。

 13時まで休憩いたします。

                              (午後0時00分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後1時02分)

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△門脇健郎君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 7番、門脇健郎君。



◆7番(門脇健郎君) 通告に従って、一般質問をいたします。

 まず最初に、平成21年11月に募集した公の施設の指定管理者の指定についてということで御質問を申し上げたいと思います。

 この公の施設の指定管理につきましては、議会において入札の指名問題とともにたびたび議論されるところであります。

 このたびのかたまえ山の指定管理者の指定については、その募集のあり方、募集要項の内容の構成、応募をした者への対応の仕方について、観光立市を目指す仙北市の観光の現状、今、仙北市では観光協会が3地区にあるんですが、そういうことを踏まえた進め方とは全く思えない、こんなやり方で本当に地域とともにその地に根を張った、そしてそこから広がる広域観光を目指した観光立市を先導する行政のあり方と言えるのか。まず、このことについて市長の所見をお伺いしたいと思います。

 2つ目は、若者の定住についての施策について御質問します。

 人口が減少の一途をたどっている仙北市において、若者の定住はすべての施策の原点であります。農林商工、そして少子化問題、若者の定住なくしては論じることができません。しかし、今までこの仙北市において若者の定住等に関し、どれだけの施策を講じてきたのか疑問であります。仙北市に残り、何とか仙北市の発展をと夢を追い農業法人を起し頑張っている若者、豊富な観光資源の広域的視野に立ってその掘り起こしとPRに奔走する若者、観光と農林商工とをリンクすることが必要と頑張っている若者、これからこの若者たちがこの仙北市を担う人方であります。

 しかし、この若者たちが少しばかりの余暇を見つけ、同じ志を持った者同士が触れ合う施設、さっきも1番議員、その他も質問がありましたけれども、それからスポーツの場を要望していることも市長も御承知のところであります。

 以前に、前の市長とも会い、40名ばかりで要望申し上げたこともございました。そのときは前向きな姿勢を示してくれましたけれども、さっぱり前向きな施策が出てきません。こんなことでは、若い人たちの成長の芽を摘んでいるようなものではないでしょうか。この仙北市の発展を担い、同志を集い、頑張る若者の要望にこたえようとする思いやりが欠如していると思いませんか。市長の所見を伺いたいと思います。

 3つ目は、高齢者への生きがい対策についてお伺いいたします。

 高齢者の皆さんは仙北市の礎として活躍され、現在の仙北市があるわけであります。我々は、今後さらなる市の発展のため努力する責務を負っているわけですが、常に先人の業績の上に今あることにかんがみ、先人への敬意の念を忘れてはなりません。

 しかしながら、今の予算、事業計画を見ても、そのことを感じさせる政策は全く見当たらないと言っても過言ではありません。唯一、敬老祝い金予算が寂しく計上されているのみであります。高齢者の方々には、お元気で若者に負けないで家業いそしむ人、グラウンドゴルフ、ゲートボールとスポーツを楽しむ人、また体が弱く施設で暮らす人、家で過ごしている人、いろいろな人がおいでになるわけですが、市長はどんな手をこういう方々にそれぞれ伸べてやろうとしておられるのか、高齢者の生きがい政策としてあるべき姿と思っておられるのか、お伺いをいたしたいと思います。

 また、市長のマニフェストを見ると、高齢者対策については「高齢者や子供たちに優しい地域づくりを進めます」というだけしか書いてございません。もっと中身の深い思いを語っていただきたいと思います。

 次は、クリオンのプール工事の施行についてお伺いいたします。

 クリオンのプールは、仙北市唯一の温泉プールであり、四季を通じて泳げるスポーツ施設であります。合併前、プールが3階にあること、また診療所の先生が温泉医であることもあって、温泉治療に使いたいということで西明寺診療所の前に建設用地を取得し、その建設を進めてきたところであります。こういうこともあって、クリオンにあるプールは夏だけ使用し、以外は休止にしているところであります。合併前から、水泳団体ほかから早期完成の陳情が提出され、2回いずれも議会において採択されてきたところであります。しかし、いまだに工事未着工であり、市民からの陳情を2度採択してあり、調査費もついたこともございました。しかし、その後の経過を陳情者に何ら説明もなく事業の進捗がないのは、議会の議決と市民の意思をないがしろにする行為ではないかと私は思います。市長の所見を伺います。

 この場の質問は以上でございます。



○議長(佐藤峯夫君) 市長、門脇光浩君。



◎市長(門脇光浩君) 門脇議員の御質問にお答えをいたします。

 まず初めに、公の施設の指定管理者の指定についてお話をします。

 指定管理者候補者選定までの流れを、この時間をおかりしてお話しさせていただきたいと思います。

 市が設置する公の施設への指定管理者制度導入に当たっては、その手続の根拠を仙北市公の施設に係る指定管理者の指定の手続に関する条例におき、選定手続を含めた制度の適正な運用を確保するため、公の施設の指定管理者制度に係る運用方針で細目を定めているほか、公の施設指定管理候補者選定委員会を設置して対応しています。

 本年度の指定管理者選定を行った公の施設については、市民浴場、田沢湖デイサービスセンター、外町交流広場、かたまえ山森林公園、これは更新でありますが、西木山の幸資料館、これも更新であります、西木森林学習交流館、新規、の6施設ですべて公募により募集を行ってきました。なお、前の3施設につきましては、12月議会定例会において指定の議決をいただいておりますが、一括募集を行ったかたまえ山森林公園ほか2施設について応募者から取り下げ書が提出されたことから、再募集を行い、今議会において議案を提出させていただいたところであります。

 かたまえ山森林公園ほか2施設の再募集の経緯を少し御説明したいと思います。

 再募集の前には、平成21年6月10日に21年度指定管理者募集方針の策定を行い、そして平成21年7月15日、指定管理者募集記事をお知らせ・ナビのほうに掲載をしました。また、その後、平成21年8月1日の広報せんぼく8月号で同じく募集記事の掲載をしております。

 その後、平成21年10月15日、応募団体から取り下げ書が提出されております。

 10月19日、農林課と行革との打ち合わせ確認事項ということで、公募による再募集を行うこと、また参加資格を前の募集のときの市内ということから市外、県内に広めることなどを確認しております。

 10月22日、第2回選定委員会を開催しております。これは、取り下げにつき再公募を行う旨の報告の会であります。

 10月23日、再公募、再募集実施及び募集要項の市長決裁をしております。

 10月23日、同じくお知らせ・ナビの締め切り、これは11月1日号に掲載を依頼したという行為であります。掲載内容は、質問等の受付は11月16日から11月20日までの期間としますということ、現地説明会は11月18日に行うこと、申込書の提出は11月24日から11月30日までの期間とすること、参加資格は秋田県内に主たる事業所を有する法人、団体であることなどであります。

 11月2日、指定管理者再募集告知を行っております。

 11月6日、お知らせ・ナビの締め切り日でありました。11月15日に掲載を依頼しております。

 11月18日、先ほどお話をした現地説明会を開催しております。

 11月27日、指定管理者指定申請書を提出いただきました。これは、株式会社花葉館様のほうからいただいております。11月30日に、同じく田沢湖に生命を育む会、有限会社田沢湖自然体験センター、ALSOK秋田株式会社様からおのおの申込書をいただいております。

 12月9日、指定管理候補者選定委員会及び応募者によるプレゼンテーションの実施についての開催通知を出しております。

 12月21日、指定管理候補者選定委員会の開催であります。この際は、外部選定委員の方々、そして内部委員の方々という顔ぶれであります。4団体からのプレゼンテーションと質疑応答、審査票は12月25日までに申請書類と一緒に返却をするということであります。

 12月28日、審査結果に基づく候補者の決定について、市長へ報告がありました。

 22年1月6日、選定委員に指定管理候補者の選定結果報告書を送付しております。同じく22年1月12日、農林課から応募者あて選定結果通知を通知しております。

 以上、公募、再公募に係る一連の手続や業務内容等については適切に行われたと認識をしている次第であります。

 続いて、若者の定住促進についての施策はどうかという御質問についてお答えを申し上げたいと思います。

 初めに、私の気持ちとしては、若い方々の希望や夢をかなえるために行政はその持っている機能を全力発揮すべきであるというふうに考えています。これを1つ、この答弁の前に思いをお話しさせていただきたいと思っております。

 仙北市でも、若者を中心とした人口の流出、そして急速な高齢化の進行や少子化などにより人口が減少傾向にあり、これに歯どめをかけ定住人口の増加を図るため、平成19年度より定住対策として雇用環境の整備や企業誘致の促進、求人、求職情報の迅速な提供、雇用の場の確保や、若者やUターン希望者の受け入れ態勢の強化、子育て支援や保育体制の充実、子供を産み育てる環境整備など、幅広く各種施策に取り組んできたところでありますが、地元の高校を卒業した若者の多くが都会へ進学、そして就職をする、その地で生活基盤をつくり、仙北市にUターンして帰ってこないということが大変多い状況になっております。

 若者の定住を促進するために最も必要なことは、雇用の場を確保することだと考えています。平成21年12月現在の秋田県の有効求人倍率は0.34倍となっていて、全国平均の0.46倍と比較しても厳しい状況に置かれています。仙北市管内の状況を見ると、0.2倍前後で推移していて、雇用情勢の厳しい秋田県内でもさらに厳しい状況の地域であるということがわかります。

 こうした中、若者に市内企業への関心を高めてもらうため、就職を希望する高校生を対象にした事業所視察会や、広報による市内の元気企業情報の発信に取り組み、若者の市内での就職、定住者の増加に努めております。また、新たに市内企業の大部分を占める中小企業、地域産業振興を促進するため、今後は中小企業振興基本条例、仮称でありますが、を制定し、中小企業に対する市としてのスタンスを明示するとともに、市内企業と市外企業の連携を目指し、市内と市外を結ぶ産業プラットホーム事業を展開、雇用の場を確保し、若者の定住促進と若者が地域で働きたいと思えるような就職環境づくりや、仕事と生活の調和を目指し、仕事以外のスポーツや趣味、家族と過ごす時間を大切にするワークライフバランスに対する若者の意識を積極的に取り入れ、若者の定住対策としてどのような方法、手法がよいか検討しながら取り組んでいきたいと考えています。

 また、これまでの定住対策で空き家情報バンク制度やスローライフモニターツアー、定住促進奨励金制度を実施し、積極的に首都圏等でPRした結果、団塊世代では一定の成果を上げていますが、一層のPRに努め、移住をきっかけにした交流人口の増加につなげ、市外からの若者の定住も目指してまいりたいと考えています。

 3項目めの高齢者に関する御質問にお答えいたしたいと思います。

 激動の時代を生き、社会基盤を築き上げ、孫子の代の礎となってこられた高齢者の方たちを敬い尊敬することは、大変重要で大事なことだと思います。そのような気持ちや思いを形にあらわすことは、反面なかなか難しいことでもありますが、先人の足跡を広く検証し、また伝統や文化を後世に伝えることは住民に最も身近な市にとっても大事な役割と認識をしています。

 一方、高齢者の皆さんが日々生活している家庭や地域など、密着した生活空間の中でのかかわりも大変重要な部分であると考えています。敬老思想をより一層普及推進するための啓発事業をたくさんの場面で進めていくほか、田沢や神代など地域で自主的に企画運営をされている敬老会の取り組みなど、今後、各地域でも広がりを見せて育っていくことを期待するとともに、そういった活動と協調体制をとって、地域福祉や生涯学習など社会教育を初めとする関係機関とも連携を取り合って事業を進めていきたいと思っております。

 敬老の意を表し、敬老思想の普及を図ることを目的とした市の事業には、敬老祝い金事業があります。99歳、白寿になられた方に誕生日かその後にお宅などへお邪魔して、お祝いの花束を添え、お祝い金20万円ですが、これは施設入所の場合は10万円というふうな規定がありますがお渡しをしております。また、毎年9月15日までに88歳、米寿、80歳、傘寿になられた方にそれぞれお祝い金1万円または5,000円を民生児童委員などを通してお渡しをさせていただいている状況があります。

 安全・安心なまちづくりで、高齢者が散歩に出かけたくなるまちづくりというものを私は標榜しております。3つのテーマを自分に課しておりますけれども、その中の1つというふうに御理解いただきたいと思います。ちなみに、ほかの2つは、子供たちが川で水泳ぎができる、そんなまちづくりをしたいと思ったこともあります。それから、市全体が花で埋め尽くされるようなそんな美しいまちにしたいという思いもあります。その中で、もう一つは高齢者が散歩に出かけたくなるまちづくりをしたいというふうに思っています。

 この高齢者が散歩に出かけたくなるようなまちづくりをするということはどういうことかというと、実はたくさんいろいろな障害があります。まず第1には、高齢者の方々が健康でなければいけない。仮に体調を崩したときには、安全・安心を維持し、健康を回復するための医療機関がきっちりとしていなければいけない。そして、体調を崩した後の、例えば地域内で福祉のサービス提供を受けることができるような、地域内での小規模多機能な福祉施設もつくりたい。さらには、実際に散歩に出かけるとなると道路の段差があって危険だというところとか、それは解消しなければいけませんし、手すりがなければ上りおりが不便なところは手すりをつけなければいけない、そんなふうに、実は多くの対処をしなければいけない課題を具体的に頭の中に思い浮かべることができます。それを全部クリアして、初めて高齢者の方々がこの地域で生まれてきてよかった、住んでよかった、暮らせてよかったと思えるまちづくりが完結できるのではないかというふうに思っています。

 そんな夢を形に変えるために、道路の段差解消のための事業や、高齢者が居住する住宅のリフォーム事業や高齢者住宅整備資金貸付金などの事業もあわせて行っているという現状であります。

 4つ目のクリオンプールの工事施行について、これも時系列的にお話しし、御答弁をさせていただきたいというふうに思っております。

 最初にお話ししたいのは、議会の意思決定を、また市民の意思をないがしろにする行為があるのではないかという御質問に対しては、そのような思いは決して持ち得ていないということを先にお話をさせていただきたいと思います。

 クリオンのプールの経緯についてお話をします。

 クリオンプールは、平成2年11月にオープンしましたが、施設の老朽化と利用者の減少により、平成14年度末で閉鎖を決定しております。その後、たくさんの方々から陳情、要望等をいただいております。

 平成14年12月には、クリオンプール継続利用についての要望書、これはアクアスポーツ少年団育成会の皆様です。

 平成15年2月、クリオンプールの継続利用に関する請願書、きたうらアクアスポーツ少年団、この際は請願書は不採択となっております。

 平成16年11月、クリオンプール新規着工に関する請願書、これも同じくアクアスポーツ少年団からの請願書でありますが、議会は採択をしております。

 平成18年5月、クリオンプール新規着工に関する請願書、同じくきたうらアクアスポーツ少年団、生保内ドルフィンズ、仙北市角館地区体育協会、仙北市スポーツ少年団の方々からの請願書であります。これは、継続審査の後、採択となっております。

 平成19年11月、クリオンプール早期着工に関する陳情書、仙北市体育協会、NPO法人きたうらアクアスポーツクラブ、角館水泳会、仙北市スポーツ少年団、NPO角館総合型地域スポーツクラブの皆様からであります。この陳情書については採択をいただいております。

 仙北市民プール検討委員会の経緯についてもお話をしたいと思います。

 平成18年6月に、仙北市民プールの建設について検討をするため、仙北市民プール検討委員会を設置しております。これは、市内の社会体育関係者4人、そして実際にクリオンプールがあるということでクリオンの支配人、そして市民福祉部長、企画政策課職員1名、教育委員会生涯学習課職員1名、観光課1名の構成であります。

 平成18年6月から10月にかけて、4回開催し、検討を行っております。

 提言の内容は、?プールの規模と設備についてであります。

 若干、御説明しますと、屋内25メートル、6コースのプール、これは各種大会ができるような競技用としても使えるようなという配慮があると思います。幼児・子供用のプール、これは水に親しみ、安全性や危険性を学ぶという意味であります。健康増進用のプール、健康維持、予防リハビリ等、身体上の向上と体力の維持という側面も捨てられないという検討であります。そして、トレーニングルームという場合があります。

 ?建設場所について、ランニングコストを考えると、温泉も使えるクリオン周辺がよいのではないかという御意見があります。また、女性の立場から考えると、プール利用とあわせて買い物、食事等がいつでもできるにぎわいのある場所がいいという御意見もあったと聞きます。

 ?の利用の目的としては、水泳競技者には年じゅう使用できるプールとして利用したいという御意見、体力づくりや健康維持、健康増進としての利用、また通年での小中学校の水泳授業での利用も必要だという意見もありました。

 ?の建設前後の対応等についてお話ししたいと思います。

 指定管理者制度の導入が必要ではないかという御意見、インストラクターを常時配置した多種多様な教室の開催が必要ではないかという御意見、そのほかイベント等による集客、利用者へのバスの運行、設計の段階からの有識者の配置、プロポーザル方式の設計、PFI方式による建設も検討したい、国道46号線からのアクセスを考えなければいけない。

 ?維持管理等については、調査検討が必要だというような御意見をいただいております。

 こういう検討委員会からの提言を受け、平成18年11月に政策調整会議で検討した結果、プールの位置づけについて教育、健康づくりの視点から再調整を要するということになりました。

 その後、平成20年5月にクリオンプールを改修して使用できる可能性がないか調査検討してほしいという前市長からの指示があり、庁内プール検討委員会を設置しました。ここでも、3回ほど検討をしております。

 平成21年6月に検討委員会からの報告を受け、政策調整会議で検討もあわせて行っております。

 そして、政策調整会議の際には、クリオン側から、クリオンプールを改修して使用する場合には、プールだけではなく全体のリニューアルについて考えてほしいとの要望もありました。このため、クリオン全体の今後の方向性を前市長、前副市長、前教育長の3者で決定し、担当部署で再度協議するという経緯を経ております。

 この結果、1番、仙北市民プール建設に要する経費は、本体・外構工事を含め新規に建設をする際は、建設費用は大体5億1,000万円ほど必要ではないかというお話が出ております。その際のプールのランニングコストは、4,600万円程度必要ではないかという試算があります。もう一方、クリオンプール改修で行った場合、建築、3階改修及びエレベータ設置、外壁、クラック補修工事などを含めると、工事費は大体2億1,000万円程度ではないかという試算があります。また、クリオン全体をリニューアルした場合はという話は、全くその経費は別になります。

 今後の対応についてお話を申し上げます。

 プールの位置づけやクリオンの方向性、仙北市民プール検討委員会及び庁内プール検討委員会の提言、報告を考慮いたします。経緯を再確認し、いま一度プールの役割や位置づけを明確化しながら、平成22年度の早い時期に実現の方向性を示したいと考えております。

 私からは以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(門脇健郎君) 市長の御答弁をお聞きしますと、特別、質問しなくてもみんなうまくやってくれるように聞こえますが、実際、過去を振り返るとやっていなかったので質問したということでございます。

 そこで、かたまえ山の件でございますが、あそこは市長も御承知のように旧西木村を代表する観光地でございます。地元の人たちはもちろんのこと、多くの地権者の方々の協力、西木地区の観光協会、商工会、多くの団体の大きな力を結集してつくり上げてきた観光地であることは、市長が役場にいた当時のことでありますので、もしかすると私より詳しいのかもしれません。

 指定管理のこの募集についてでございますが、昨年、広報の8月号に仙北市広報に写真入りで広報1枚を使って募集してございました。あれはもうカラー写真入りでしたので、大変よく目につくものだったと思います。そのときは、私のほうからは、ここで地域感情を起こしたわけではないんですけれども、西木地区からは西木村総合公社という、それが応募したわけでございまして、あそこの総合公社は地域の人方ともよく結び、交流もあるし、よくわかっている方なので、そこが前も指定管理者になっていましたのでとってくれればそれでいいなと思っていましたんですが。実は、その西木村総合公社がこれを取り下げたということをその後の後に聞いたわけでございます。

 取り下げた理由というのは、これも市長は知っているのかどうかわかりませんが、あのかたまえの施設の保険のことなんですよ。前は、建物だとかそういうものを利用する人方のために何か事故があれば大変だということで保険を掛けてあったんです。ところが、そのときは大体任意で10万円かそこらでできたんです。ところが、今度は1年を通じて掛けなさいという指示だったようであります。

 あそこの営業期間というのは、5月1日から10月30日までなんですよね、営業期間は。10月30日を過ぎるというともう冬期に入るわけでございまして、だれも入っていかない時期に入るわけですが、雪が2メートルほど積もるわけなんですが、その時期も全部含めてその保険を掛けるというそういう話なんです。それも掛けなければいけないのですかというふうに公社のほうで聞いたそうですけれども、募集要項を見てあなたのほうで判断しなさいと、こういうことなんですよ、係が。名前を言ってもいいけれども、それはここで言うべきじゃないと思うから言わない。

 そういうことで、保険を掛けるというと年間60万円以上の保険金額が必要なんです。掛けなければいけないということになったわけです。そうするというと、ちょっとこれでは採算がとれないし損しなければいけない、損してまでやることないというふうなことで取り下げたというようなことでございました。

 もともとは市の施設なんです。それを、あなた募集要項を見て判断しなさいなんていう、たかが課の係がそういう、私からすると暴言と言わざるを得ない、そういう係がいるんです、実際。せんだって怒ってきた、その人を。そういうことで、西木村総合公社がそれを取り下げたということなんです。

 私は、その募集の仕方を、1回目はいいけれども、2回目からの募集の仕方をどうしてやったといったら、市長も長々と話をしたけれども、ホームページとお知らせ・ナビだかに載せたと、こういうことなんですよ。ところが、皆さんみたいな若い人方はホームページなども見やすい器械をよく常に使っているんだろうから見るかもしれませんけれども、我々の年になったらあんなものはもうほとんど見ることない。見るようも知らないような人方ばっかり。お知らせ・ナビだってそのとおり、あの数をずっと並んで真っ黒けのもの、あんなものだれがそんなものを見る人がいるか。そういう募集で、あの募集の誤りもありません、やることはやりましたなんて、そういう答弁の仕方でこれから物事をやっていかれないと思いますよ。

 それで、今度その人が言うのは、また募集しても仙北市では申し込み者がいないと大変なので、秋田県全県に募集するようなことのやり方でやったというんですよ。観光立市を掲げて一生懸命市で観光に力を入れて、それでいけるようにして今頑張っているときに。

 それから、この市には観光協会が3つあるんですよ。再三、一般質問で、観光協会を一本化したらどうだという質問を最低2回は一般質問したと思うんです。ところが、その観光協会は、地域地域のいろいろな今までつくってきた経緯があるから、その人方がやってきたことを今否定するわけにはいかないし、これから連絡協議会みたいなものをつくりながらやっていくのでしばらく待ってくれという、待ってくれというのかしばらくは統合しないという、今までの答弁はそうでした。

 そういう話をしておきながら、それならその県段階に広げる前に、西木だって観光協会がある。西木地区では一番、あそこをほかの町村から来て、町村あるいはほかの地域から来て管理するようになったら、西木の観光協会なんか何もやることなくなってしまう。そういうことを頭に入れないで、順序よく日にちを何かだらだら並べましたけれども、間違いなく順序を踏んでやったから私のほうの落ち度はありませんということを言われることなんですか。そこをもう一度聞きたい。

 それから、いろいろな委員会もそうであることがまことに不満なんです、私は。我々のだれも知らない、だれがどこの何の委員をやっているのかさっぱりわからない人が選ばれているんだ、病院の問題だって野球場の問題だって、これ。

 この指定管理者のあれでは、なぜ8月に載せたときみたいにちゃんと広報に載せられなかったのかということを聞いたら、日にちが間に合わないからだとこう言うんですよ、係が。何で、12月にほかのものはみんな一緒に載せたものはちゃんとやったんでしょう。そのとき、これを載せられなかったんでしょう。今、3月、2月の議会に、今議会に出すようだったら広報にだってちゃんと載せられるんじゃないんですか、写真入りでちゃんと大きく載せられるんじゃないですか。時間がないから、そしたら今度こう言うよ、委員の人方がなかなか集まれない人方でと、こう言う。西木村の新山、神代の伊藤、角館の千葉なんて、いつだって電話かければすぐ集まるんだ、そんなもの。そういうことが理由になるのか。そういうことを言って、私に答弁している。それから、西木村総合公社の代表者にもそういうことを言うということは、本当にこの仙北を観光立市で持っていこうとするその気持ちがあるのかどうか、まことに疑問でなりません。そのあたりを含めて、もう1回答弁をお願いします。

 それから、2番目の若者の定住対策についてですが、これはさっき私いろいろ質問しましたけれども、1つの例を申し上げたいと思います。

 西木地域には、皆さん御存じのとおり職場も余り少ないということですので、遠くに働きに出て、そして夕方に帰ってくるというような人方がかなり多いわけなんですが、ここにテニスを愛好するテニスクラブがあるんです。大体30人から40人、登録している人なら50人ぐらいあるかもしれません。職業は、農業から会社員、それから自営業、いろいろあるんですが、仕事が終わってから帰ってきて、そして中学校のテニス部の人方が終わった後、借りて何とか練習をしている。

 ところが、この人方は一生懸命努力をしている人方で、県の大会なんか行って入賞する、あるいは優勝するようになり、最近は国体選手まで出すくらいに伸びているんですよ。そのことで、前に1回陳情書を出したことがあるんですが、議会で不採択になってしまって、やられなくなった、そういうことがあったんです。

 でも、合併前の村民グラウンドの構想の中には、テニスコートというのはちゃんと載ってあるんですよ。それもやることになっていたんです。ところが、このテニスコートが載ってあったのをなくしたのも、その何とか委員会だのだれか先生とだれだかというの。何で、その陳情した人に何も経緯も説明しないで、どんどん外してなくしてしまう。ああいう人方なんか、我々代表者なんかと認めていないもの、大体。村民の人方は大体支援のない人方だから。そういうそのやり方が非常にまずいと思うんです。田沢湖病院だって同じじゃないですか、あれ。全然、関係のない人方ばっかり委員になっているんじゃないか。そんなやり方はだめだと思うんですよ、私は。私も、後、一般質問できないんだから少し力が入るけれども、そこら辺を踏まえて、もう1回御答弁をお願いします。

 それから、高齢者の問題なんですが、私は高齢者の方々は仙北市の生き字引だというふうに思います。さっき、市長も何かそういうことを言われましたけれども、まだこれから後継者に語り継がなければならない歴史的なこと、あるいは由来、それからいろいろな手づくり菓子だとか漬物、干物、煮物等食品加工の技術の数々、それからその他多くの事柄が一日も早い機会に後継者に受け継がれないと、そのせっかくの何ていうか、わざが消えてしまう、そういう危機的なときに瀕しているというふうに私は思います。

 市長のマニフェストには、何年度から何をやる、何をやるというふうにみんなマニフェストに書いてあるわけなんですが、今私が話をしたようなことは、もうあしたからでも早速取り組まなければならん問題だと私は思っています。これまで仙北市に貢献された高齢者の方々、まだまだこれから教えをいただかなければならないそういう方々に、何かの形で生きがいある施策があってしかるべきだと私は思うんです。その辺を市長はどう考えておられるのか。

 さっき、敬老会の話もされました。前は、敬老会あるいは金婚式をやって、そして次の世代の人方が敬意を表したということはよく知っていると思いますけれども、今ほかの町村はどうかは知りませんけれども、旧西木村のことを言うと、金がかかるのでほかの町村を見ながらやめたという、こういうことでやめたんだ。敬老式、金婚式も財政的な理由でやらないということになったと。高齢者から言わせると、これもおかしい話。自分の家のかまどと同じだけれども、そんな借金のついたかまどをおまえに渡したつもりはないと言うと思うよ、恐らく。私はやり方でできないことはない、やれる。必ず金をたくさんかけろというわけじゃないもの。いろいろなやり方がありますよ、神代あたりだってやっているじゃないですか、年寄りの人方が、高齢者の人がやっているじゃないですか。主催する人が大体高齢者というのはおかしいじゃないですか。老人を敬う会ということなんだから、あれはもう次の世代の人が主催するのが本当なんでしょう。それを考えるのが行政なんです。その辺を考えて、もう1回お願いします。

 それから、プールの問題は、市長のマニフェストにもある診療所の先生が温泉医というようなこともありますし、それから今私みたいな身体障害者の足の悪い、ひざの悪い人方がたくさんいるし、そういう人方を見ていて、やっぱりプールで歩いたりいろいろな運動をすることがリハビリになるのでぜひともつくってほしいというふうなことであれは計画されたんだ。ぜひともやるべきだと思うが、今のことを踏まえて、御答弁をお願いいたしたい。

 以上。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 門脇議員の再質問にお答えします。

 心情的には非常によく理解できますし、できることならばと思う気持ちもあります。まるで、おやじから諭されているような思いで聞きました。

 先ほどの話にもあったとおり、自分は役所の人間で、森林公園の管理をやらせていただきながら、あそこのコテージやバンガローの建築にも担当として携わっておりました。あそこに訪れてくれる観光客の方々にあの展望台から田沢湖を見せることが、自分では非常に誇らしい仕事でもありました。

 そういう旧西木村の本当に大切な観光資源があるということは、議員と同様に深く心に刻んでおります。ただ、今回、議員からも御指摘をいただきましたが、タイムスケジュールの都合で告知がうまくできなかったかとか、保険料のやりとりで担当の職員から適性に欠けるさまざまなやりとりがあったということに対しては、本当に心苦しく、おわびを申し上げたいと思います。

 行政は、今回この公募という形で指定管理者の指定選定を行っております。原則はあくまでも公開公募でありまして、地元とか、これは大変大事なことでありますけれども、西木が地元だとかという思いも私もまだまだ持っておりますけれども、議員がおっしゃるとおり、仙北市がこれから観光のまちづくりとして発展していくときには、地域だけではなく、その隣の地域も、またその隣の地域でも、たくさんの方々からの御助力をいただいて発展していく、そんな将来像が一番これからの仙北市の観光のまちづくりには力になることではないかなというふうにも思っております。事務的に話を進めていたことに対しては、本当に複雑な思いがありますが、公募公開型の指定管理候補者選定の手続についてはどうか御理解をいただきたいというふうに思います。

 また、若者の定住についてもお話を申し上げたいと思います。

 直接、テニスコートを実現しなければいけないというグループの皆さんとも数回お話をお聞かせいただく機会に恵まれております。そういうこともあって、私の意識の中でも大変重要な施策の1つではないかというふうに考えております。あわせて、野球の皆様が使い勝手のよいグラウンドという話もお聞きしております。皆さんの、若い方々の思いを形にしたいというのは、冒頭お話をさせていただいたことでありますけれども、なかなかそれが形にすることができない、さっき借金かまどを預けたわけではないというお話もいただきましたけれども、現実のところ大変厳しい財政状況であることには間違いがないわけであります。より効率的で、若い方々がここで住んでよかったと思えるまちづくりをするときには、その方々のお力添えもいただきながら我慢もいただかなければいけない部分もあろうかと思います。

 ただ、それが数が多いとか少ないとかではなく、なぜできなかったのかと、なぜこのようになったのかということをしっかりとお伝えするということだけは120%やらなければいけない、今の結論に至るまでの経過をお知らせすることを怠った行政は皆様の信頼を勝ち得る行政にはならないという反省のもとに、これからは皆さんと一緒になって情報の発信には最大限力を尽くしていきたいと思いますし、施策の形成段階から皆様へ情報の開示を行っていきたいというふうに思っております。

 高齢者の皆様に対する思いやりの気持ちは、私はだれにも負けないものを持っているのかなとも思っております。私事で恐縮ですが、家の祖母が亡くなるまでは施設でお世話になっておりましたけれども、たまに正気になるときには自宅にいたいという話をよくしましたし、川の音を聞きたいという話もしました。そういう環境をぜひつくっていきたい、福祉の施策の中心には地域で見守りをするというパワーと、それを受け入れる社会的な構造が必要ではないかというふうな思いがあります。そんな意味で、これからの高齢者福祉、社会づくりに対応していく仙北市になりたいというふうに思っておりますので、どうかこれからも御指導をよろしくお願い申し上げたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。もう2分あります。



◆7番(門脇健郎君) はい、わかりました。

 いろいろ興奮して話をしましたけれども、その気持ちはないというわけではないんでしょうから。とにかくきょうもここに何か思いを書いてくれという原稿用紙をもらったんですが、何かしら書いていかなければならんと思いますけれども。我慢してもらわなければならないという気持ちは、それは若い人方だって我慢しなければならないところは一生懸命我慢しているけれども、とにかく一生懸命ここに残って頑張っている我々の気持ちも酌みながら、そして仲間の気持ちも酌みながら、何とか工夫してそれを、我々の希望をかなえてくれないかという、そういう大きい要望なので、大きい要望というより小さい要望だ、それをやっぱり何とかかなえてもらいたいと思う。だから、私は前にも話をしたことがあるけれども、事業には優先順位というのを本当によく、事業、事業、予算をつくるときのその優先順位というものをよくよく把握しながらやっているのかどうかという、そのあたりをしっかりしてやってもらわなければ困ると思います。将来を担う人方、それから今までやってこられた人方をお粗末にしては、もうこれは行政は成り立ちません。その辺を、最後もう一つその決意を述べてもらって、私の質問を終わりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 門脇議員からいただいたお話と、それからその情熱と思いはきっちりと受けとめて、若い方々にここに住んでもらうという政策の優先性は非常に高いと思いますし、高齢者の方々の豊かな生涯を過ごしていただく施策づくりも同じく大変重要だと思っております。優先順位の選定については、この後も細心の注意を払いながら議会の方々と御相談を申し上げ、実現に向けて頑張っていきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。



◆7番(門脇健郎君) 以上、終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 以上で7番、門脇健郎君の一般質問を終わります。

 14時10分まで休憩いたします。

                              (午後2時01分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後2時12分)

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△八柳良太郎君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 11番、八柳良太郎君。



◆11番(八柳良太郎君) 創成会の八柳良太郎でございます。門脇市長には、初めての質問になるわけでございますけれども、よろしくお願いをいたしたいと思います。

 それでは、観光産業と支援についての中の緊急経済対策支援について、まずは質問をさせていただきます。

 華々しい宣伝が行われた合併から4年がたちました。市民の暮らしはどのようになっているのでしょうか。平成19年度には、アメリカのサブプライムローン問題を契機に、原油の高騰やリーマンショックなどアメリカ発の経済危機が全世界に広がり、世界的同時経済不況の波に飲み込まれました。仙北市民の暮らしは豊かになったのでしょうか。私なりに、地域はよくなったのかというアンケートを実施いたしました。その結果、暮らしが悪くなったとの回答が50%を超え、約60%に上りました。市民からよく言われるのは、何か仕事はありませんか、こういうことであります。さらに、昨年は3カ月分しか仕事をしていないとか、全く1年間仕事をしていない、また、さらにこの4年間何もいいことなかったなと、またあげくの果ては合併などしなければよかったと、こういうふうな声がよく聞こえてきます。仕事がない現実、雇用をどうするかのかぎは、私はやはり法人、会社の元気にあるというふうに私は思います。

 この間、公共事業の減少や自然災害、それに基づく風評被害や観光客の減少、100年に一度と言われる経済不況が仙北市にも大きく吹き荒れてしまいました。その結果、建設業を中心に倒産が結構発生いたしまして、地域経済に大きな影響を与えました。

 私がお聞きしました資料によりますと、仙北市内の法人数は19年度は687社、20年度は673社であります。前年対比、つまり前年と比べてみますと数で14社の減、率で約2%の減であります。また、19年度の法人市民税の現年課税分は1億2,082万円、20年度は1億1,884万円、ですから金額で398万円の減、率にして約3%の減であります。この決算数字を見ますと、何らそう景気が悪いなというふうには思われない、法人は健闘しているんではないか、会社は健闘しているんではないかというふうに見受けられます。

 しかしながら、本当にそうなのか。住民の声を聞いている限り、現実とは違うのではないかと思われます。

 それで、まずは19年度決算と20年度決算の固定資産税における滞納額を比較してみました。すると、19年度の収入未済額が約2億7,000万円から20年度は3億2,000万円と、前年よりおおよそ5,000万円ほどふえております。率にして、何と16%ほど増加しておるわけでございます。20年度の固定資産税の評価額は19億3,000万円ですから、決算時の滞納割はといいますと16.5%に上るわけであります。

 ちなみに同じ状態で、18年度、19年度を計算してみた場合、18年度は12.7%、19年度は14.4%であります。自主財源であります市税32億円の約6割を占める重要なこの財源である固定資産税の滞納額がこのように増加をしているということをみますと、実際には仙北市は真綿で首を絞めるようにじわりじわりと景気が悪化しているのではないかというふうに思います。

 まずは、現下の仙北市の暮らし、景気について、市長はどのように思われているのか、お聞かせ願いたいと思います。

 次に、中小商工業者と自主財源との関係、また支援策についてお尋ねをいたします。

 固定資産税は市税であります。固定資産税は、市税総額32億円の約半分の19億3,000万円以上に上っております。法人の固定資産税というのは、その19億の中の約50%でありまして、重要な財源と認識すべきであります。

 昨年、12月議会に提出されました20年度決算書、3億2,000万円の収入未済額というのは今月の2月15日時点で4,370万円の残に減っております。しかしながら、同様に19年度で見た場合、昨年の19年度の場合は2,200万円ですから、率で言えばほぼ前年対比の2倍の金額が納まっていないと、こういうことになります。

 その滞納額の内訳でありますけれども、法人より個人が多かったのが、20年度についてはその固定資産税の個人、法人のうち法人のほうがずっと多いということになり、ゆゆしき事態に私は立ち入ったと思っております。会社は頑張っているけれども、担税力がだんだん減少して将来社会がどうなるのか、不安が募る状態になってきております。

 なぜ、法人に手を差し伸べてほしいかというと、重要な自主財源を担うということもありますけれども、たくさんの人を雇用できる、その可能性があるからであります。しかし、その法人が今悲鳴を上げているのではないかと、こういうふうに思います。

 今後、会社がつぶれていくと、雇われていた人の固定資産税に影響が出ます。景気が悪い、売り上げが伸びない、資金繰りに苦慮している中小商工業者に救いの手を差し伸べるべきだと考えております。

 そのために、最近県議会で可決されました国の緊急経済対策の内容についてお伺いいたすわけでございます。12月県議会で可決されました400億円の事業、つまり経営安定化対策資金についてであります。どのような業種が対象なのか、どのような場合に適用になるのか、融資はどのような手順で受けられるのかについて、わかりやすく説明をお願いいたしたいと思います。

 次に、所得アップについてお伺いをいたします。

 マニフェストに、所得10%をふやしますと、こういうふうになっております。そのためには、観光客の入れ込みをふやすことが必要であるというふうに書いてあります。

 私が秋田県のホームページにアクセスをして、20年度の観光統計を見てみました。その結果、19年対比で観光客数が伸びたのは横手市の10%、にかほ市の40%であります。なぜ伸びたかはわかりませんけれども、とにかくお客のニーズをつかんだということだと思います。

 では、仙北市に来るお客のニーズは何なんでしょうか。仙北市との同一地域として一番観光客を引っ張っているのが角館町の伝建群一帯、つまり武家屋敷周辺であります。まずここでお客をふやし、経済効果を上げるということをやるべきだと考えます。

 ここに来る客数は、20年度統計でありますけれども、行催事観光のさくらまつりで116万人、施設観光で約60万人、計2つ合わせますと176万人であります。

 まず最初に、21年度、この観光客数の現状、前年対比の増減についてお知らせ願えればありがたいというふうに思います。

 次でございます。この地域に対するニーズについてでありますけれども、観光客のニーズというのは、車に気を取られることなく武家屋敷と樹木をゆっくり見て歩きたいということではないかと思います。車にぶつかりそうになりながらも歩く観光圏が多いというのは、これを証明しておるのではないかというふうに思います。つまり、歩行者天国にしてもらいたいという要望が多いのだと思うのであります。

 ずっと前にこの地域をゆっくり見るということに関して、例えば、ゆっくり見れるのだったら100円ぐらい出してもいいよというふうな観光客の御意見を聞いたことがございます。仮にもし、歩行者天国をふやすという取り組みをする際に、そのかぎを握るのは武家屋敷の住民の方々の意見ではないかというふうに思うわけであります。

 この点につきまして、こういう取り組みをするとしたらこの住民の声を聞くという点で、住民の方々の要望に沿うというふうなことで、もし住民の方々からいろいろなお考えを聞いているとしますれば、何とかひとつこういうふうな要望があると、こういうふうなことを改善すればいけるのでないかという点について、お考えがありましたらお聞かせを願いたいというふうに思います。

 それから次でございますけれども、伝承館前の公園というのは、たしかことし3月いっぱいで仙北郡の造園業協会との契約が切れると聞いております。全体計画等がもし決まっておるとしましたらお知らせを願いたいというふうに思います。

 次に、次世代育成について伺います。

 仙北市の人口は2035年、つまり25年後には2万人を割り込むというふうに推計されております。市も地域も立ち行かなくなる事態になり、地域経済が崩壊するんではないかと危惧されております。周りを見てみますと、仕事のない人がかなり多い時代になってきました。また、若くても結婚しない人が随分多いなと感じるようになってまいりました。

 先ほど1番さんからの次世代の育成についての質問に対し、市長からは、まずは若者が定住できるように所得の向上、雇用の創出に取り組むとの答弁がありました。わかりましたけれども、私のほうからは男女の出会いの場を市として提供する考えがないのかということについて、お聞かせを願いたいというふうに思います。

 次に、保育の充実について伺います。

 厚生労働省が先月まとめた調査によりますと、施設や職員数が国の基準を満たす認可保育所が満杯で入れない待機児童は、4月時点で2万5,384人、増加率は過去最大、不況や育児休業の普及で共働きがふえたことが背景にあるという報告が来ております。先般、仙北市の保育園の園児募集があったと聞いております。市内には8カ所の保育園がありますが、各施設の志願状況についてお聞かせをいただきたいというふうに思います。

 以上、この点についてまず御答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 八柳議員の御質問にお答えをいたします。

 まず初めに、観光産業等の支援ということで緊急経済対策支援、現下の仙北市の経済情勢、国の緊急経済対策の内容、農工商金融支援等についてということであります。

 まず、仙北市の経済情勢についてでありますが、12月の県内経済動向調査によりますと、県内経済は製造業で持ち直しの動きが見られるものの、総じて厳しい状況が続いており、建設業については、公共工事の減少などから先行き見通しが悪化という状況になっております。

 企業訪問による市内の経済状況は、製造業等で持ち直しの動きが見られるものの、各業種とも先行きが不透明で、14事業所が雇用調整を行っております。また、ハローワーク角館管内の12月の有効求人倍率は0.21倍、対前年比で0.02ポイントの減と、厳しい雇用情勢となっていて、今後もこうした状況が続くのではないかと予想をしております。12月の新規求職者数は174人、対前月比50人、26.0%の減であります。雇用保険加入事業所数は536社という状況になっています。

 こうした状況の中、業況の悪化している事業者等を対象としているセーフティーネット保証制度については、1月末現在認定件数で対前年比37%増の155件、金額で32%増の21億3,000万円となっております。

 先ほど八柳議員から、仙北市が誕生してからどうだったのかというお話をいただきました。議員の自主アンケート等によると、経済状況、生活の状況が悪くなったのではないかというお答えが60%ぐらいあったというお話を聞いて、大変ショックを覚えております。また、何か仕事がないかという声をよく聞くということに対しても、大変責任を感じている次第であります。何とかして、仙北市誕生後、経済の好転を目指してマニフェストにあるとおり、所得の向上、就業の場の確保等に取り組みを始めましたけれども、まだまだその先長い険しい道が続くものと思います。どうか議員の皆様、御指導をお願い申し上げたいと思います。

 国の融資保証制度として平成20年10月から実施されている緊急保証制度は、さらに6兆円の枠が積み増しをされ、平成22年2月15日から景気対応緊急保証制度として衣がえがされております。これにより適用業種条件が基本的に撤廃されて、ほとんどの業種が融資の対象として平成23年3月31日まで実施されることになりました。同制度は認定手続のスピード化や売り上げの比較に2年前基準を追加されるなど、中小企業者の使い勝手を高めた内容となっていることから、市としてもこうした趣旨を踏まえ、金融審査に当たっては経営実態を十分勘案し、円滑な融資が図られるよう金融機関に働きかけてまいります。

 国の緊急経済対策は、雇用、環境、景気を柱に生活の安全確保や地方支援等に取り組む内容になっていて、雇用面では、企業の休業手当の一部を補助する雇用調整助成金の緩和、厳しい求人情勢が見込まれる新卒者支援の強化などとなっています。

 市の雇用対策では、国の交付金事業である緊急雇用創出臨時対策基金事業、ふるさと雇用再生臨時対策基金事業を活用し、雇用の確保と雇用機会の創出に取り組むほか、事業主への雇用支援対策として、市内の事業所の新規雇用に対し助成金する緊急雇用助成金制度を実施し、雇用の拡大に取り組むことにしています。

 また、新たな支援策として国の中小企業緊急雇用安定助成金制度を活用し、従業員を休業させた場合に、市としても休業等に係る手当の一部を助成する緊急雇用維持支援事業費補助金制度を創設し、雇用の維持と解雇予防を図ることにしています。

 金融資金対策としては、市内の中小企業者が事業運営上必要とする資金の融資を図るため、仙北市中小企業振興資金融資規程等に基づき、金融機関に原資として預託して企業振興に努めるほか、中小企業振興資金貸付金利子補給、秋田県信用保証協会保証料補給等の対策を引き続き実施していくことにしております。

 一方、農林業関係では、認定農業者の農地購入や、機械設備整備等に活用される農業経営基盤強化資金の返済利子の一部助成、畜産、土地改良事業といった各種事業についても、その都度自己負担分の融資について利子助成を行っている状況にあります。

 若干、金額的なことをお話をさせていただきます。

 国の緊急経済対策臨時交付金事業を含む地域活性化関連事業については、これまで平成20年12月の緊急安心実現総合対策交付金事業、平成21年3月の生活対策臨時交付金事業、平成21年6月の緊急経済対策臨時交付金事業の3事業の予算を御可決いただいており、事業費総額は11億8,434万1,000円、うち交付金総額は9億8,504万4,000円となっております。このうちの緊急経済対策臨時交付金事業については、本議会に精算補正をお願いしているところであります。また、新たな地域活性化関連事業として、きめ細かな臨時交付金が国の平成21年度補正予算として予算化されたことに伴い、事業費2億8,567万7,000円、うち交付金2億4,625万3,000円の予算を一般会計補正予算として本議会に上程させていただいているところであります。

 公共投資臨時交付金についても若干御説明申し上げます。

 旧政権において、国の平成21年度補正予算として、緊急経済対策臨時交付金と合わせて予算措置された交付金であります。政権交代に伴い予算凍結がされておりましたが、交付される見込みとなったものであります。この交付金は平成21年度の公共事業の地方負担額に充当されるもので、当該事業といたしましては、平成21年度事業である市営住宅改修事業及び神代小学校建設事業が、またその配分額として1億6,900万円程度が見込まれております。本事業の予算化につきましては、専決処分で対応したいという考えでございますので、どうかよろしくお認めいただきたいと思います。

 続きまして、観光客誘客について御答弁申し上げます。

 観光客誘客についてでは、長引く景気の低迷、雇用情勢の悪化などの影響で、観光を取り巻く環境は一向に改善の兆しが見えておりません。全国的に観光客の伸びは低迷している状況にあると認識をしております。さらに、市の観光には冬期観光客が少ない、宿泊客の減少、受け入れ態勢が不十分等々の課題が山積しております。

 こうした中、最近外国人観光客が増加傾向にあるため、この機を逃さず外国人をふやす方策や、受け入れ態勢の整備を行う施策を強力に進めてまいりたいと思います。

 具体的な施策としては、観光産業拠点特別区の観光戦略会議を設置、角館、田沢湖畔、乳頭高原、玉川、水沢の3地区を拠点特別区とし、各方面からの御意見、御提言を伺い、これを生かして施策を23年度予算に盛り込みたいと考えています。

 戦略会議は、私がマニフェストに上げる以前、皆様からさまざまな御意見を伺いたいという思いもありまして、例えば角館であれば電線の埋設化が必要ではないかとか、温泉地域であれば看板の誘導が必要ではないかとか、さまざまな思いもありますが、まずは市民の皆様から直接そのお話を聞くことが先決と考え、戦略会議を設置したいとの思いに至ったわけであります。

 今後も市民、観光事業者、観光関係団体等の連携を基本に、市民に対して観光と農林業、商工業との連携による観光で潤うまちづくり、観光客には何度でも訪れたい、周りの人にも勧めたいと思っていただける、いつ訪れても感動を与えるまちづくりを念頭に、ほかにはまねのできない個性的な観光地づくりを推進していきたいと考えています。

 そこで、歩行者天国の拡大の件でありますが、毎年角館のさくらまつりでは、歩行者天国を行う期間、時間帯等を地域住民、仙北警察署、交通事業者などの関係する皆様と協議を行い、同意を得て、開催期間のうち8日間の10時から16時まで武家屋敷通りを歩行者天国として観光客に開放しているところであります。この8日間という期間は、地元の皆様と話し合いの上、やっと同意をいただいたものでありますから、ここ数年はこの日数が歩行者天国の期間として定着しているという現状であります。

 観光客や観光事業者等からは、もっと長い期間歩行者天国にしてはどうか、また、紅葉期間の観光客が多く訪れる数日でも歩行者天国にすれば、車両の往来を気にせずに観光ができるのではないかという御意見もちょうだいしております。

 一方で、武家屋敷通り周辺には、武家屋敷通りを生活圏、生活道路としているという一般の方が数多くいらっしゃいまして、この付近住民の御意向や御同意を優先的に考える必要もあります。今後も地元住民の御意向を伺いながら、地元住民、観光客、車での通行者がお互い安心できるよう、この点について警察署等関係機関と協議をしていきたいと思います。

 先ほど御質問のあった入り込み数のデータについては、後ほどお話しをしたいと思います。

 所得アップの伝承館前公園の利活用についてということにお話しを向けていきたいと思います。

 伝承館前公園の利活用については、22年度事業として講堂書院復元基本構想の策定について、所要の予算をお願いしているところであります。あわせて、重要伝統的建造物群保存地区の防災計画の策定について着手することにしております。伝承館前広場の用地については、おおよそ半分が伝建群に属しておりますが、今回の文化財的な利活用について具体的な計画がありませんので、今後文化財の側面からのアプローチを契機として庁内の部署でさまざまな利活用計画を調整したいと思います。

 御提案のありました大型バス等のロータリーとしての活用については、かつて観光バス等が伝承館前の駐車場から桜並木駐車場へ移転した経緯や、その後の伝建群の整備計画の見直し委員会等の意見を考慮しますと、その実施については非常に困難なものがあるのではないかと考えております。しかしながら、観光振興並びに伝建群の集客の面から、観光客の動静についてはなお検討の必要があるものと思っております。公共施設である小田野家、平福記念美術館、旧石黒(恵)家、樺細工伝承館等の有機的な連携を図るとともに、周辺の駐車場や幹線道路の整備等を考慮しながら、観光客の利便性の向上に今後とも努めてまいります。

 2点目の次世代育成について御答弁申し上げます。

 男女の出会いの場の創出についてであります。1番議員の田口議員と重複する部分がありますが、御了解いただきたいと思います。

 県では、結婚を考えているのに独身男女の出会いの場が少ないという県民の声を応援するホームページを立ち上げています。このホームページは秋田の出会い応援事業として行っているもので、男女が出会うためのイベント情報を掲載し、その情報を希望する方にメール配信をするものです。

 昨年7月31日からスタートしており、2月19日現在、800件の登録者があります。出会いの場を企画する企業や団体による応援隊は37団体が登録されています。残念ながら応援隊の登録団体には、仙北市内の企業や団体はまだない状況であります。ぜひ市内から登録をしてほしいというふうに思っております。また、応援隊による昨年8月以降のイベント開催件数は70件と伺っています。

 この登録による団体の方々の結婚応援というのは、このようなイメージであります。例えば男子方の会社と女子方の会社があって、なかなか出会いの機会に恵まれない、就業時間等の関係でなかなか顔を合わせることができないといった企業同士が、お互いのスタッフ、企業の社員等に一定の場所に集まっていただいて、お見合いパーティーのような、飲食を一緒にするというような機会を設けるというものであります。

 これも全国的に見ると九州地方に多い取り組みでありますが、秋田県でこのようなシステムを導入したことは大変ありがたいというふうに思っています。去る2月14日には市内の地域づくり団体によるイベントも開催されていて、30名程度の参加もあったと伺っております。

 また、昨年3月と9月には、内陸線を活用した男女出会いの場のイベントに115名の男女が参加をしているというふうに伺っております。

 こうしたイベント情報の周知を強化するとともに、団体等との連携を図りながら、多様な男女の出会いの場の創出に取り組んでいきたいと思います。これは仙北市もそうですし、仙北市内のたくさんの企業や団体、多くの個人の皆様の御協力もいただきながらそのような場づくりをしていきたいというふうな思いであります。

 また、昨年県が実施した結婚観等に関する意識調査では、出会いの機会へのニーズとしてお見合いや異性の紹介を受けたいと答える方が81%にも上っています。このようなことから、地域の事情等に精通した方々による結婚相談アドバイザーの養成も検討をしていきたいというふうに思っています。

 保育所の充実についてなどにお答えをしたいと思います。

 ここ数年、乳幼児数は年齢別におおよそ200人前後を推移しています。保育園などへの入所状況は、認可保育園では年度当初から定員715人を超えて受け入れている一方、幼稚園では公立、私立とも定員450人に満たない状況が続いています。この傾向は全国的なもののようであります。年齢別に見て、3歳児以上の保育園、幼稚園などへの入所状況は9割を超え、10割に近い現状となっていますが、少子化が進んでいる現在、3歳児以上の幼児はおおむね保育園や幼稚園ですべて受け入れ可能な状況であります。

 一方、ゼロ歳から2歳までのいわゆる未満児の保育園等の利用状況は、21年度当初でゼロ歳児が16.8%、1歳児が42.2%、2歳児が64.7%となっていて、4年前に比べて5%から10%ほどふえてきていますが、未満児用の保育施設は建設当時に現在のような需要を予測できていなかったことから、受け入れ可能な絶対数に限界があるというのが実情であります。このほか、民営化の検討、緩慢的なマンパワー不足や施設の拡充整備なども大きな課題となっています。

 現状の保育園施設の再点検などを行い、受け入れ園児数をふやす努力を重ねていますが、施設の拡充が難しい現状から、今後は保育園などでの集団保育以外の子育て支援のネットワークづくりや、個別保育の実施なども視野に入れて子育て支援策のメニューをふやす必要性を感じています。

 現在、計画策定に向け検討中の次世代育成行動支援計画後期計画の中に、今後5カ年間の放課後児童健全育成事業や一時保育事業などの具体的な項目と、数値目標を掲げて推進してまいりたいと考えております。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 下総産業観光部長。



◎産業観光部長(下総芳則君) お尋ねのありました秋田県の経営安定資金制度について、御説明申し上げたいと思います。

 県では急速な景気後退ということで、県内の中小企業の収益を圧迫等の影響が懸念されているということで、県経営安定資金に緊急経済対策枠というのを設けました。これを中小企業の皆様への資金繰りということで出すということです。追加要件に該当する方は、1年の保証料の負担の軽減、あるいは長期間、10年間での返済が可能。もう1つは、保証人は、法人は代表者、個人事業所は不要ということでございます。対象者は、県内に1年以上の事業を営む者、それと商工会議所もしくは秋田県商工会議所連合会または商工会の認定を受けた者、それと中小企業信用保険法第2条第4項、第5項、いわゆるセーフティーネット5号というものでございますけれども、この規定による要件を満たした者で市町村長から認定を受けた者というふうになっております。

 このセーフティーネットの関係でございますが、最近の3カ月の売上高が前年の同期の売上高と比較しまして3%以上減少しているという会社等でございます。そのほかにも、例えば製品原価のうちの20%を占める原油等の仕入れが上昇しているにもかかわらず、製品等の価格に転嫁できないもの、中小企業者とか、あるいは平均の売上総利益、または平均営業利益が前年同期比マイナス3%以上の中小企業者という対象となっておりまして、融資限度枠は2億円以内、ただし今まで借りているものは安定資金を含むとなっております。それと資金使途は運転及び設備資金、ただし今までお借りしている分の返済は認めないというものであります。それと貸付期間は10年間、据置期間は2年間ということでございます。金利は現行の1.95から1.75というふうになっております。それと保証料が現行の0.88から0.18、保証人は法人の場合は代表者、個人は不要というようなことになっております。実施期間は平成21年1月15日から本年3月31日というふうになっております。

 手続の流れといたしましては、利用希望をされる中小企業者の皆様は本店所在地の市町村の商工担当課等の窓口に申請をしていただいて、それを取引先、いわゆる希望先の金融機関、またはその所在地の信用保証協会にその認定書を持参して保証つきの融資を申し込むというふうな流れでございます。詳しい内容については、後で委員会でもう少し詳しく申し上げたいと思います。

 それと観光客の動向でございますけれども、平成19年度におきましては、市全体といたしましては596万7,000人ほどでございました。平成20年度は525万1,000人、約70万人ほど減っております。ちなみに角館地区でございますけれども、平成19年度は256万5,000人ほどで、平成20年度は223万8,000人ということで32万7,000人ほど減ってございます。ただし本年度につきましては、一昨年度に近く持ち直している現状でございます。まだ集計が終わっていませんので正確な数字は申し上げられませんが、かなり持ち直している現状だというふうに認識しております。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 加藤部長。



◎市民福祉部長(加藤義規君) 園児の募集につきましては、今取りまとめ中でございますけれども、先ほど答弁いたしましたように、マンパワーについてもなかなか集まらない状況でありまして、保育士さんについては1月から2月まで10名で募集したところ5名ということで、なかなか足りなくて3月中旬まで12名これから募集しているところでございます。



○議長(佐藤峯夫君) 11番。



◆11番(八柳良太郎君) 詳しい御答弁をいただきましてありがとうございました。幾つか再質問をさせていただきます。

 まず、金融関係、農工商金融支援について再質問をさせていただきます。

 先ほど産業観光部長から、建設部の部長のほうからどこにお金があって銀行へというふうなのがちょっと実は聞こえませんでした。

 実際、私が言いたいのはこういうことだけです。なかなか銀行へ行ってもすぐ貸してくれない。お金のある人には貸すんだけれども、我々なんかとにかく貸さないという状態だと。ほとんどあきらめ状態だ。中小業者にすると話を聞きますとほとんどあきらめ状態で行くということができないだろうと、申し込みにも行けないだろうというふうなのが非常に多いわけであります。

 今回の緊急経済支援のそういう内容につきましても、ますます景気が悪くなって、資金繰りも当然悪くなっているわけですので、何とかひとつその資金を受けるときに、もう少し中小商工業者が資金繰りに対してそういう融資を申し込みやすいような形でそういう金融機関に申し込みをしていただきたい。

 先ほど門脇市長から、金融機関に融資をできるように働きかけをしていくということで答弁をいただきましたけれども、なおひとつ、そういう中小業者がつぶれるということは仙北市が立ち行かなくなると、こういうことでございますので、何とかもうひとつ借りやすいように、また経営指導も当然必要なことでありますから、そのことも含めて何とか貸しやすいようにお願いするというふうなことをお願いいたしたいというふうに思います。

 それから2点目でございます。

 何か以心伝心で伝わったようでございますけれども、伝承館前の、実はロータリーの件でありますけれども、高齢者が伝承館、武家屋敷関係には非常に来られておるわけでございます。当初は伝承館前に駐車場があったわけで、そこへ戻って行けば、戻る時間というのは車が見えているわけですから何の心配もない。しかし、今駐車場が桜並木のほうに移りましたので、あそこら辺をぶらぶらしている観光客は、例えば40分ぐらいで帰ってください。平均が40分ぐらいだそうです、見る時間が。そうするとやはり40分で例えばここへ来てくださいとか、こうですよと言われた高齢者の方々は、駐車場が見えないものですから、とにかく早目早目に帰りの帰途に着くと。こういうことで5分10分前に帰ってしまうと、こういうことでなかなかお買い物のほうに時間が割かれない。そういう意味で乗りおりする場所が、例えば伝承館前の今身障者の乗り場があるわけですけれども、そこら近辺に車を駐車しなくても、例えばロータリーを置いてそこで乗りおりするということになると、そういう買い物の時間もふえて、近所の人方の売り上げが上がるんでないかと。所得アップということでしたので、そういうことの意見もありますので何とかひとつ今後考えていただけないかと、こういうことであります。

 それからあと出会いの場については、私が聞きたかったのは、市としてそういうものをやる考えはどうもないということのようなんですが、ないのでしょうかという確認をしたかったのでありますので、その点もう一回お願いしたいというふうに思います。

 それから、保育についてでございますけれども、小学校のほうの学童保育が全小学校で行われておりまして非常にいい状態になっている。最後はゼロ歳、1歳、2歳、やはりこういう景気ですから、預けても働きたいという方が多くなってきているというふうに思います。そういう点で、なかなか解消策というのはないかもしれませんけれども、どうかひとつ関係機関と英知を集めて何とかそれの解消のほうに向かって努力をしていただきたいということを要望としてお願いいたしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 金融機関への働きかけでありますけれども、八柳議員がおっしゃるとおり企業がなくなってしまうとそこの雇用の力、そしてそこからいただいてくる法人税等の減収などがあり、1つとしていいことがないということを私は感じておりますので、これまで以上に金融機関の皆様については融資等について精力的に、また積極的にお貸し出しいただくというような状況をつくれるよう要求、要望をしてまいりたいと思います。

 それから、伝承館前のロータリーですけれども、以前やはりそういう状況でさまざま取り組みがあったという話も聞いております。その反面、交通車両と歩行者との間に非常に危険な状況もまたあったというような側面も伺った経緯があります。そういうことで、今あそこのほうをどういうふうにするかということ、先ほどの話のとおり大きな意味でのプランニングをしたいというふうに考えておりますが、40分から45分程度しか実は滞在をしていただけていないという状況の大きな原因の中には、もちろんモータリゼーションの減少もあるんですけれども、商品として角館、田沢湖を売り込んでいただいている旅行エージェントの方々の時間の持ち方というのも、また1つの要因となっているということもお話をお伺いしております。できるだけ魅力ある観光施設、観光エリアをつくっていくことで滞在時間を延ばして、そこで消費活動をいただくというような循環をつくっていきたいと思いますので、あとしばらくさまざまな御提案のほどをよろしくお願い申し上げたいと思います。

 それから、3番目にお話をいただいた男女の出会いの場を市が率先して行わないのかという御指摘のようでありますけれども、実は赤い糸財団というのが広島県のほうにあったと思います。赤い糸財団というのは、広島県庁が当時、行政が非常にプライベートな分野であると言われている結婚問題にどれほどかかわることができるのかという議論があったさなかでございますけれども、その際に、県としては直接は携わらないけれども外部財団を立ち上げていただいて、そこを窓口にして赤い糸で結び合うという男女の場をつくりたいというような発想だったと思います。仙北市は直接男女の出会いをプロデュースするという立場というのも一つあるでしょうけれども、先ほど話したとおり、さまざまな団体の方々と一緒になって、共催もしくは後援等でその分野をとりあえずは進めていきたいというふうに考えているところであります。

 それから保育の環境につきましては、先ほど部長からもお話があったとおり、マンパワーの不足というのが実は大変大きな問題でもあります。その方々の就業の形態というのも大変問題になっておりますが、できるだけ早い時期に解決の糸口をつかみたいと思いまして、これから検討を重ねていくというふうな予定をしております。どうかよろしく御理解をお願い申し上げます。



○議長(佐藤峯夫君) 11番。



◆11番(八柳良太郎君) 終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 以上で11番、八柳良太郎君の一般質問を終わります。

 15時20分まで休憩いたします。

                              (午後3時08分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後3時21分)

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△浅利則夫君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 16番、浅利則夫君。



◆16番(浅利則夫君) 本日最後の一般質問であります。どうか皆様お疲れのこととは思いますが、簡潔に御質問申し上げますので、市長初め当局側、誠意ある御答弁いただければ早く終了いたしますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。

 それでは私、4項目につきまして質問通告をしておりますので、順番に御質問させていただきたいと思います。

 まず初めに、旧角館町国保会計における過小課税問題についてであります。

 この国保会計における過小課税問題については、新聞報道で明るみに出て以来、私先般6月の一般質問でも取り上げ、これまで会計検査院の判断と仙北市のこれへの対応について注視をしてまいりました。年度末を控えて、会計検査院の調査結果や厚労省の指導等、この問題についての何かこう終盤を迎えようとしているような様子でございますが、また、12月の議案の上程の際に説明をいただいたわけでありますけれども、よろしくお願いいたしたいと思います。

 この点につきましては、私はその説明を受けた中でも何か不明な点が多くあり、何か理解しがたいものであります。特に当時の担当職員及び関係者への聞き取り調査の報告、これは総務常任委員会のときの報告をいただきましたけれども、これの報告は、根拠は確認することができなかったというような、全く誠意あるというか、調査の報告ではなく、本当に調査したのか疑いたくなる内容でありました。より詳しくこの件での調査を実施しなければ市民は納得しない。本当に真剣にこの調査を実施するよう強く申し上げたいと思います。この問題での実態が解明されなければ、高い国保税の支払いにあえいでいる、またあえぎながらも多くの市民がしっかりと納税をして頑張っている、こうした納税者への信頼を失うことにもなり、ひいては仙北市国保特別会計への影響もはかり知れないものとなると私懸念をしているものでございます。早急に実態の解明を行い、市民納税者が納得できる対処方法を含めた報告を求めるものであります。市長の御所見をこの件について賜りたいと思います。

 また、今回の定例会に平成21年度国保特別会計予算に盛られた国、厚労省への返還金2,319万3,140円は、どう考えても私たち納税者が負担すべきものではないと考えるものであります。この過小課税問題は、これまでの報告や説明を私なりに解釈するに、また市民のいろいろな情報をもとにすれば、収納率92ないし93%を下回ると国からのペナルティーがかけられて交付金が削られる、これをクリアするためにデータを改ざんし、不正に交付金を受け取った犯罪にも当てはまるような行為が行われたのではないかと、こう思えて仕方がありません。この疑念を払拭するためにも、先ほどしっかりとした実態の解明を求めたわけですけれども、この国への返還金2,319万3,140円、これに加えて平成15年度、16年度の国保税の調定額の減額総額、これと合わせると2年分で1,118万4,475円、この2点合わせると3,437万7,615円、これは本当にどう考えても納税者が負担するべき金額ではない、このように思います。これは当局が職員たちと頑張って工面をして仙北市国保特別会計に補てんする、返還する、寄附をする、そうしたことが必要なものの金額ではないのかと私思うわけであります。これが間違っているのか、そうなのか、この考えが正しいのか正しくないかわかりませんけれども、市長の御所見はどのように思っているのか、そのことについてお伺いいたしたいと思います。

 次に、通告の第2項目、仙北市の消防団員の報酬についてであります。

 現在、市消防団員の報酬は、3町村合併のときに決められた報酬と調整をして設定された報酬と理解をしております。市消防団については、20年4月からは23分団体制から10分団体制に組織の改編は行われましたが、団員の報酬については改善されなかったと記憶しております。

 現在の年報酬は団長が7万5,000円、ずっときて副分団長、分団長、班長からきて団員が2万4,000円と段階的に定められておりますけれども、この年報酬が適正だと設定した根拠はどこにあるのか、まずは御答弁をいただきたいと思います。私から言うまでもなく、消防団員は強い消防精神、使命感に燃えて市民の生命、財産を守る活動をしていただいておりますが、その使命感、活動に対してしっかりと仙北市もこたえていかなければならないと思います。

 私の調べでは国、総務省では消防団員1人当たり年間3万6,500円の報酬費を各自治体に交付していると伺っております。私は現在のこの消防団員の年報酬費について、適正な報酬費に改定し、団員の活動に、そして消防精神にこたえていくべきと考えるものですがいかがでしょうか。特にこうしたものがもし本当に年間1人当たり3万6,000円も来ているものであるならば、今年度中に見直しを行って団員にこたえるべきではないのか、市長の御所見を賜りたいと思います。

 3点目に、西木町のにこにこ保育園の認定こども園移行についてであります。

 私は3年前の一般質問でもこのことを取り上げ、にこにこ保育園につきまして、認定こども園としていただくよう質問したわけですけれども、その際に答弁で当時の当局、小林教育長だったと思いますけれども、市内にたくさんある保育園の中で、にこにこ保育園は認定こども園に最も近い施設である、このような答弁をいただいております。最も近いということはもう二、三年で移行できる、すぐ検討が行われるのかなというような期待もありましたけれども、ここに至ってまだそういう動きが報告されておりません。

 西木村当時、にこにこ幼稚園がゼロ歳児保育の要望が強かったことと、また施設の老朽化が激しかったことから、施設整備を行い、その中で保育園という、1つの幼稚園を廃止して保育園一本にしたわけですけれども、その当時の制度的には幼保一体の施設建設がまだ認められておりませんでしたので、保育園として整備を行いました。近い将来、そのときに幼保一体型の保育が認められるようになる、その時代が本当に近々来ると、そのときには速やかに体制をとっていきたいとの当局の保護者への説明で、この保育園が建設された経緯があります。幼稚園児対象の子供たちにしっかりとした幼稚園児教育をしていただきたいとの保護者の強い思いは今も変わってはおりません。

 仙北市において、その後このことについてどのような検討が行われたのか、これまでの検討内容をまずはお伺いいたしたいと思います。それに加えて、今後、にこにこ保育園の認定こども園の移行についてはどのようなお考えなのか、取り組む姿勢について市長の御所見を賜りたいと思います。

 最後に、ことし4月に設置予定との説明を受けております総合産業研究所、この研究所と農家のかかわり方についてをお伺いいたしたいと思います。

 皆さん御承知のとおり、日本の食料自給率はたしか40%を割ったと記憶しております。国においても仙北市においても、農業の、また農政の見直しが必須の時代であります。特にここ数年前からは、県でも国でも大規模農家の育成のみ力を入れて、小規模農家、家族農業を営む農家は何か農業政策の外に置かれた感が否めません。小規模農家、あるいは家族農業が栄えてこそ、本当にできてこそ全体の農業政策になる。この小規模農家に手を差し伸べてこそ、特に中山間地域や山村地域にあっては地域も残るし、農業も残る、このようなことではないでしょうか。

 そういった意味では、門脇市長が今春4月からの設置を考えている総合産業研究所には大いに私期待をいたしているものでありますけれども、この研究所と農業、農家またさらには先ほど言ったように大規模農家と小規模農家を分けながらつなげていくのか、どのようにつながりを持っていくのか、御所見を賜りたいと思います。

 以上4点であります。どうかよろしくお願いをしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 市長、門脇光浩君。



◎市長(門脇光浩君) 浅利議員からの御質問にお答えいたします。

 最初に、旧角館町国保会計における過小課税問題についてでありますが、本件について議会の皆様、市民の皆様に御不安、御心配をおかけしておりますことを心からおわび申し上げます。

 まだまだ不明な点が多いわけですが、市としてはまず今回の事態の原因であります、あるべき書類がなく、その他の関係書類もすべて調査してもなお減額の根拠を示すことができなかった件について、適正な事務処理が行われておらず、また、体制が整えられていなかったことによるものと考えてもおります。

 今回の事態の把握から現在に至るまでの間に原因究明のため関係書類の確認や、当時の担当者、関係者の立ち会いのもとでの簿冊の確認、当時の状況についての聞き取り調査を行ってまいりました。

 現段階では根拠となる書類も確認することができず、聞き取り調査においても、このたびの事態が発生した原因であります調定額が減額された金額と国民健康保険税校正伺いとの相違している部分の解明には至りませんでしたが、平成20年11月17日に行われた会計検査院による会計実地検査以降につきましても継続して調査が行われており、結果報告までにはもうしばらく時間をいただきたいと思っております。

 市は今後の会計検査院の調査、市独自の検証を踏まえ、十分丁寧に説明し、御理解していただけるよう努めております。何よりも議会の皆様、市民の皆様の信頼がなければまちづくりを進めることができないという危機感から、しっかりと対応をさせていただくことを約束いたします。

 なお、合併後においても同様の処理が行われていないかについて、さきの会計実地検査時においては平成19年度分を調査し、今年度の秋田県の指導監査では平成20年度分の関係書類を調査していただいております。その結果、両年とも問題なく良好な事務処理が行われている旨の報告を受けております。

 次に、国への返還金2,319万3,140円は、納税者が負担すべきものではないとの件について御説明を申し上げます。

 市政報告でも申し上げましたが、会計検査院の検査は現在も引き続き行われております。しかし、国民健康保険普通調整交付金に係る権限につきましては、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律の規定により、交付決定省の長である厚生労働大臣と定められておりますので、決定の一部取り消しが行われる場合は期限を定めて返還を命じなければならないとされております。厚生労働省からは、平成21年5月18日に報告いたしました普通調整交付金修正計算表によって各年度の過大交付額を確定し、加算金を加えた金額について3月末までに納めていただくことになるとの連絡を受けております。ついては、期限内で、納期限であります3月31日までに厚生労働省へ返還いたしたく予算措置をお願いしているところであります。

 なお、今後の対応につきましては、現在も会計検査院、市の独自調査が継続して行われているところでありますので、明確なお答えをお示しいたすことができない状況ではあります。会計実地検査から1年以上も経過していることから、引き続き事実解明のために全力を挙げて取り組み、事態の早期解決に努めてまいりたいと考えております。また、今後は補助金の交付基準の正確な理解に努め、同じ過ちが繰り返されることがないよう、今回の事態についての重大性を常に意識し、適正に事務を遂行してまいりますので、御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。

 2点目の消防団員の報酬についてであります。

 お示しいただいた国の団員報酬単価については、普通交付税の消防費における基準財政需要額の単価と思われます。普通交付税の基準財政需要額は、人口10万人の標準団体を想定していて、非常備消防に係る人員及び設備等を定め、一般財源所要額を単位費用として算出した上で、仙北市の人口、人口密度等の地域差を補正し積算されるものであります。

 平成21年度の普通交付税では、団員1人当たり3万6,500円の462人分、1,686万3,000円の額となっております。仙北市の基準財政需要額は、各補正係数等により953万3,000円の算入額にとどまっており、団員1人当たり国の団員報酬単価がすべて普通交付税に算入されているものではありません。算出される額としては、標準の3万6,500円に対し2万2,326円となっております。

 また、県南3市及び美郷町の平均した金額と比較すると、報償費では平均より若干高くなっておりますが出動費で若干下回っておりますので、出動費について今後検討が必要かと考えております。

 参考までにお話を申し上げますと、例えば仙北市の団長の場合は7万5,000円、美郷町の場合は8万3,500円、湯沢市の場合は6万円、横手市の場合は7万3,100円、大仙市の場合は8万2,000円というような状況になっております。このように団長、副団長、分団長、副分団長、部長、第1班長、団員というような状況で報酬は区分されておりますけれども、先ほどお話した大仙市、横手市、湯沢市及び美郷町の皆様と比較対照をして見ると報償費では若干高くなっている。しかしながら災害出動手当については仙北市の場合は3,000円でありますが、平均では3,250円という単価になっているようであります。そういうわけで低目であるということを認識しております。今後出動費について改善の検討をしていきたいというふうに考えております。

 3点目の西木町のにこにこ保育園を認定こども園に移行するためにされたこれまでの検討内容と、今後認定こども園とする取り組みについて所見ということでございます。

 市では、保護者との話し合いの場を持ち、現状説明や情報交換を行ったほか、次世代育成に関するアンケート調査の中で認定こども園の希望調査を実施しております。制度導入へ向けて最初に保育園、幼稚園の担当窓口の一元化を進める必要があると考えています。認定こども園化を進める手順としては、

 その1、保育園、幼稚園に関する仙北市の担当窓口を一本化すること。

 その2、市の総合計画、実施計画などマスタープランの中に位置づけを行うこと。

 その3、市の保育教育全体の中に認定こども園整備計画を樹立すること。

 その4、年次計画に基づいて順次推進すること。

 という順番を踏んで進めて行かなければいけないかなと考えております。

 計画実施に当たって、にこにこ保育園は保護者の要望が高いことや、県の指導を受けて実施した幼保一体型指導計画の作成の研究事業の成果などから、認定こども園への移行しやすい環境にあると認識をしています。

 平成20年1月1日は、保護者会から認定こども園化に関する要望書が提出されております。平成20年6月23日には、保護者との話し合いを実施してあります。平成21年2月9日には、アンケート調査の実施をしております。このほか、教育委員会と数回にわたる事務担当者の打ち合わせを実施しているという状況があります。

 このような状況がありますので、可能な限り早期に認定こども園のにこにこ保育園への移行を実現したいと思っております。

 4番目の今春設置を予定している総合産業研究所のことについて御答弁申し上げます。

 総合産業研究所については、農産物のマーケティングを徹底的に行い、売れる農産物や消費者が求めている素材の把握に努めるとともに、仙北市における既存の農産物に関する情報収集を行いたいと思います。

 これらの農産物の流通に関しても、研究所が拠点となって新鮮さを売り物に消費者の多い秋田市や盛岡市、仙台市などで販路拡大をするなど、消費者へ届けるための仕掛けをつくりたいと思います。さらに首都圏消費地との提携関係の構築や新市場の開拓など仙北市の農産物を販売できる体制を整えたいと思います。スタッフは今盛んに調整をさせていただいております。

 今回提案をさせていただいております任期付職員の採用についてでありますが、主にこの総合産業研究所への所員の張りつけは、この任期付職員の採用というところで行いたいというふうに思っています。そのほか市職員の方々も同じ数くらいの皆様に研究所で活躍していただきたいというふうに考えております。総勢では8名前後ではないかというふうに思っております。

 農家の方々にはマーケティングで収集した情報をもとに、売れ筋の農産物や需要の多い農産物の作付や生産拡大などをお願いするとともに、研究所や関係機関と連携し、農産物を有機農法、減化学肥料、減農薬等に努めてもらい、ブランド化を目指し、安全で安心な農産物を生産していただきたいというふうに思っております。

 また、今まで規格外で利用できなくなっていた商品化も行いたいと思います。例えば野菜等を加工する処理施設であるとか、こういうことも考えていきたいというふうに思っています。ここでは食品加工の試作品や付加価値化を高めるなどをして研究所が食に関する話し合いの場となったり、農家の経営の中核となるような指導を行ったり、もしくは試験的な栽培を行うなど、農家が何でも気軽に相談できる場所になればと思っております。そのような話し合いの延長線上に市場の開拓ということを想定しております。

 市場開拓は、この産業研究所の職員が土日休むことなく全国を走り回るという中から、必ずやたくさんの市場開拓ができるものだというふうに思っております。

 研究所は基幹産業である農林畜水産業、さらには地域の商工業等、経済の活性化を目指すとともに、生産者と消費者との良好な連携関係の構築を図り、農家の所得アップに努めるものだというふうに位置づけられております。

 さきにお話を申し上げた総合産業研究所のイメージとして、今このような状況になっております。前に話した時点では、観光産業のほうにもたくさんのウイングを広げたいというふうに考えておりましたけれども、その部分はもちろん今もありますが、ここ数年くらいはできれば農林畜水産業分野で所得を向上させるための市場を開拓する専門スタッフと専門チームとしてぜひ活躍を期待しているというところがあります。この総合産業研究所と農家の有機的な結合が所得を生み出すものと確信をしております。

 私からは以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 16番。



◆16番(浅利則夫君) それでは、最初のほうから再質問をさせていただきたいと思います。

 国保の分の調査をしっかりとというふうな私の申し入れに対して、今後しっかりやっていくというふうな御答弁でしたけれども、どの程度までしっかりできるのか。この前、2月の総務常任委員会協議会のときに資料をいただきましたけれども、その中に当時の関係職員への聞き取り調査、これが内容も含めて私たちに資料として提示されました。これを見ると、答弁まで、回答まで書かれてありますけれども、これが本当に調査なのか、考えられない、指示があった記憶もないとか、システムから出力された資料が添付されていると思われるとか、全くこれは調査そのものではない、単なる聞き取りで、1回だけで済ませているというような、これではやはり実態の解明にはならないと思いますので、本当に何かこの場合は庁舎内だけでなく外部の、普通監査の場合は会計課、税理士とか、何か会計検査だっけ、司法書士だっけ、そういうのも入れながら会計検査をするというようなそういう仕組みもしている自治体もあるので、そういう外部のきちっとした人も入れながら調査しないと、これは何かもやもやとこうなってしまうような気がいたしますので、そこら辺を本当にしっかり取り組むという答弁はありがたいですけれども、どのようにしっかりと取り組むのか、庁内だけで済ますのか、そこら辺ひとつお願いしたいと思います。

 また2問目の、今回の国への返還金、これというはことしの6月このままずっと行くとこの金額が納税者へ税金となってはね返ってくる。私たちがこれを払わなければならない、これでは絶対市民の理解は得られないと思います。これってこのようになるものですか。これって私たちが払うお金なんですか。そこをきっちりと今答弁をしていただきたいと思います。

 私の本当の気持ちは、それまでに当局が一生懸命頑張って、この分は、迷惑をかけた分は市民、納税者に絶対迷惑をかけない、こういう体制で持っていってもらいたいと思いますけれども、ここの点、はっきりと御答弁をいただきたいと思います。

 あと、消防団員の報酬の国の交付単価につきまして、何か説明は受けましたけれども、これは私たちの国会議員の秋田出身の高橋千鶴子さんにちょっと照会して、総務省、消防庁に問い合わせをいたしました。そうすると、やはりこれは報酬は報酬で団員3万6,500円が基準ですよと、ほかの手当はちゃんと別の交付税の中に算入されているから、これが本当の国の分ですよというような回答がありました。

 さっきの市長の答弁はこれって国の方針と違うのだか、そこら辺、もしそれが私の情報があれだったら、消防庁とか総務省に問い合わせて、本当にこの3万6,500円が基準として団員に支払うべきものなのか、そこら辺しっかりと総務省に問い合わせて御返答いただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。

 あとのほかのほうの仕組みはちょっとわからないので、何かに合わせたとか、総務省がその中から削ってやるものなのか、この後の調査をしてからで結構ですのでそこら辺しっかりと調べて、後からで結構ですので御回答いただければありがたいと思います。それでそれが正しかったら、そのようにもしなるのだったら今年度中でも来年、計画を持ってその報酬の見直しをやっていただきたいと思います。ということで、これは私も私なりに今後調査しますので、お互いに調査しながらしっかりと団員にこたえていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。

 また、認定こども園の件については、しっかりと、質問以来部内で検討を始めてきているようで本当に安心しました。今回また新過疎法が成立すれば、したかな、今までハード面のみの事業がソフト面にも適用になると。これはたしかこういう、そうなればこの認定こども園のそういう運営費にもこれは適用になっていくものなのか。何かそういう情報もありますので、その関係をどうとらえているか、そうなれば市の負担が余り大きくならないでうまく移行できて、いい保育、幼児教育サービスができるのかなと思いますけれども、そこら辺、今の段階での情報を含めて御答弁いただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 1点目の庁内調査の制度のお話だったと思いますが、かなり一生懸命真剣に当たっているということをまず御理解いただきたいんですけれども、その上で、庁内でなかなか精査が難しいという場合は、今後も調査は継続しますが、外部調査ということも含めて検討していきたいというふうに思ってはおります。

 2点目でありますが、本当にそれを特別会計で負担することが適切なのかという御指摘だったと思いますが、そうするように皆様にはお願いしている状況がありますが、いずれまだ先ほどから何度もお話をしているとおり、内実がはっきりしていない状況にあります。内実をきっちりと精査することでその御理解をいただける部分もあろうかというふうに思いますが、今のところは何とも申し上げようのないという部分もありますので、どうかその辺を御勘案いただきたいというふうに思っております。

 3つ目の消防団の報酬についてでありますが、自分も若干交付税の担当をしたことがあるので、浅い知識ではあるんですけれども、標準団体というものを想定して、そこではどんな財政需要があるのかということを想定していますけれども、その基準的な考え方に3万6,500円という単価費用があるというふうに認識しております。ただそのほかに、例えばさまざまなその地域地域によっていろいろな条件が違いますので、補正係数がかけられてどんどんその3万6,500円という金額はばらけていくような状況になりますけれども、というふうな自分は理解をしている段階であります。ですので、もう一回精査しますけれども、このままの金額がさまざまな自治体のほうに交付税として算入されてきているものではないというふうに認識をしているところであります。

 それから4番目の過疎の件でありますけれども、自分も大変期待をしている部分もあります。できれば今までのようなハードだけではなくて、各ソフト事業、ソフトメニューにも充当できるというような枠の広い使い方を本当に全国の過疎指定となり得る地方公共団体からは要求をされていると思います。自分もその一人であります。ただ、まだちょっと実は状況が把握できていないという情報収集力のちょっと低さもありますけれども、内容のメニューの把握ができていない状況にありますので、これはわかり次第皆様に逐次お知らせしたいと思いますし、有効な活用方法も皆様に御提案させていただきたいというふうに思っております。



○議長(佐藤峯夫君) 16番。



◆16番(浅利則夫君) 終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 16番、浅利則夫君の一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 本日の日程は以上をもって全部終了いたしました。

 よって、本日はこれにて散会いたします。

                              (午後4時03分)