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秋田県 仙北市

平成20年  9月 定例会 09月12日−03号




平成20年  9月 定例会 − 09月12日−03号







平成20年  9月 定例会



          平成20年第4回仙北市議会定例会会議録

議事日程(第3号)

                 平成20年9月12日(金曜日)午前10時開議

第1 一般質問

第2 議案第97号 仙北市立神代小学校改築工事請負契約の締結について

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出席議員(23名)

      1番 田口寿宜君       2番 佐藤直樹君

      3番 黒沢龍己君       4番 小田嶋 忠君

      5番 大石温基君       6番 安藤 武君

      7番 門脇健郎君       8番 浦山敏雄君

      9番 小林幸悦君      10番 青柳宗五郎君

     11番 八柳良太郎君     12番 真崎寿浩君

     13番 田口喜義君      14番 藤原助一君

     15番 澤田信男君      16番 浅利則夫君

     18番 高久昭二君      19番 藤原万正君

     20番 田口勝次君      21番 佐々木 章君

     22番 平岡 均君      23番 戸澤 清君

     24番 佐藤峯夫君

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欠席議員(1名)

     17番 佐藤宗善君

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長      石黒直次君     副市長     浦山清悦君

  教育委員長   佐久間健一君    教育長     小林一雄君

  総務部長    藤川 実君     市民福祉部長  中村清三郎君

  産業観光部長  野中秀人君     建設部長    田口陽一君

  田沢湖地域             西木地域

          田口威徳君             加藤義規君

  センター長             センター長

  角館総合病院

          佐藤秀夫君     企業局長    雲雀芳幸君

  事務長

                    総務部次長兼

  教育次長    倉橋典夫君             高橋正市君

                    総務課長

  総務部次長兼            財政課長

  病院経営改革  橋本 勲君             黒沢隆悦君

  推進室長              兼入札契約室長

  角館地域              田沢湖病院

  センター    清水 力君             高藤久晴君

  総合窓口課長            事務長心得

  教育総務課長  佐々木公雄君    代表監査委員  三浦一平君

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事務局職員出席者

  議会事務局長  大山 誠君     係長      三浦清人君

  書記      高橋精一君

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△開議の宣告



○議長(佐藤峯夫君) おはようございます。

 ただいまの出席議員は23名で、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 欠席届は17番、佐藤宗善君であります。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

 本日、説明のためさらに出席を求めた者は、橋本総務部次長兼病院経営改革推進室長並びに佐々木教育総務課長であります。

                             (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、一般質問を行います。

 本日の予定者は4名でしたが、通告者は3名であります。

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△佐々木章君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により順次発言を許します。

 21番、佐々木章君。



◆21番(佐々木章君) それでは、通告書に基づいて一般質問をさせていただきます。

 まず第1には、「市民と協働の町づくり」についてということでお伺いをいたしますけれども、石黒市長は、市政運営の大きな柱として市民と協働のまちづくりということを掲げておるわけですが、このことは、非常に市政運営の上で大きなポイントになるのではないかと思いますけれども、実際には市民の力をかりた市政というよりは、現時点では行政主導といいますか、ある部分では行政独走のまちづくりではないかなと思える部分があるわけですけれども、市民への情報提供不足ではないのだろうかと。真の住民参加型であれば、もっと市民から、市長の顔が見える市政という声が聞こえてくることが多いと思うんですけれども、昨今の市内での声を聞きますと、どうも市長の顔がよく見えない、いわば市政の方向性の見えないことがどうも多いのではないかと。こういう不満の声もありますし、大方、とりわけ私は角館地区におりますので、余計そうかもしれませんけれども、そういう市民感情といいますか、非常に大きいと思いますので、市政のかじ取り役の市長として、このような点をどのように感じておられるのかを、まずお伺いをいたしておきたいと思います。

 もっと市民の声、力が行政の中で生かされるのであれば、NPOの立ち上げ、あるいは活用が必要ではないのかなと私は思っております。行政主導の中でのことですので、できれば民間のそういう力をフルに使うということが必要ではないかと、そう思っております。行財政改革の一環としての市民との協働は、最近とみに全国的に大きい流れがあるし、また着実に伸びておるのではないかなと思っております。

 仙北市においても、NPOの実態はそれなりに見られるところもありますけれども、依然としてNPOの立ち上げ、あるいは行政とのかかわりというのがまだまだ不十分ではないか。これは何も仙北市に限らず秋田県内の実態を見ても、報道機関等によりますと、非常にそういう活動が鈍いのではないかという報道等もありますけれども、そのような状況の中で、依然として官主体の行政執行としか思えず、本当に市民の参加を行政が必要としているのかどうか、若干疑問に思える点もあるわけですけれども、このことについて、またどういうふうに受け取られておるのかもお伺いしておきたいと思います。

 もう一点、指定管理者についてですけれども、現状は市の出資会社である第三セクターが管理者である施設が多く見られますし、これではやはり官主体の行政管理の延長としか見えない部分もあるので、ある面では経営困難な第三セクターの救済策の一環とも思える部分もあり、本当に市民参加の行政を考えなければならないと思いますので、市が先頭に立って、市の行政目的にかなったNPOの立ち上げを働きかけることも必要であると思いますし、それに基づいての指定管理者制度に持っていって、本当に市民と協働の行政、あるいは市政を行っていくと。

 民間には、非常に大きな力が私はあると思っております。また、いろいろな団体、またいろいろな組織の中で活動している方もいっぱいおりますし、この方々の、また団体等の力をかりることは、仙北市にとって私は必要不可欠な問題だと思いますし、それは行政自体にとっても有効な一つの行政推進の力にならないかなと、そう思っております。その点について、どういうふうにお考えになっているのかお伺いをいたしたいと思います。

 もう一つは、市長も諮問委員会として、多くの委員会が存在するわけでありますが、その中でもとりわけ地域審議会について、若干お伺いをいたしたいと思います。

 これは、合併に向けての法定協議の中で最終的に地域審議会、それぞれの地区に立ち上げるということで現在の形になっておるわけですけれども、拡大する市政の中で、旧町村単位の住民の声が十分に市政に反映できるように、あるいは届くように設置があったわけですけれども、現実には、市長の諮問に対しての答申ということが審議会の性格と私も承知はしておりますけれども、諮問答申というだけでは従来の縦型の行政組織と、あるいは審議会ということであり、反面、こういう言い方をするときついかもしれませんけれども、これまでの委員の方々から私なりにお伺いした中では、委員みずからの提言、あるいは提案がその委員会の限りにおいて、その先の市長の耳にまで本当に届いておるのか、その後の委員会の審議会の報告書等を見させていただくと、何のための我々は時間を割いて審議しておるのかという不満もあったやに、私も二、三の方から伺っております。

 本来、地域の声がもっともっと市政に反映できるようにという本来の目的が、ある一定の段階で終わってしまって、市長の耳にまで届かなかったことも本当にあったのかどうか、あるいは提言等がそのときの市政運営に必ずしもということで取り上げられなかったのか、その間の経緯等について私はよくわかりませんけれども、いずれそういう声があったということですので、いずれ3年たって、審議会がこの9月から新たな第2次審議会といいますか、ということに変わっていって、メンバー等のこともあると思いますけれども、本当に市政の運営について、市民の声が真っ当に反映できるような審議会の運営、あるいは市当局のそういう指導ということが当たるかどうかわかりませんけれども、やはりそこら辺ももう少し考えなければならないのかなと、そう思っておるところでございます。

 少しきつい言い方かもしれませんけれども、本当に地域審議会が機能して、仙北市が市民の手による市政運営ができる、あるいは市民の考え方が非常に行政に市政に反映できるというような形にしてもらいたいと思いますし、はたまた単なる御用審議会に終わっていては、この先、しりすぼみの形になって、市当局と住民との乖離が始まるようなことになっては大変だと思いますので、その中における議会の役割というのも非常に大きいと私は認識はしておりますけれども、直接的に、やはりこういう審議会が十分に活用されることが必要ではないかなと、そう思っておりますので、そこら辺のことについて、市長初め当局のお考えを伺っておきたいと思います。

 次に、2番目の仙北市における観光課題についてということでありますけれども、合併をして3年たって、合併のメリットといいますか、これはなかなか目に見えないものもありますし、何がメリットであって、またどういうふうに考えるということですけれども、それ相当の合併の理念、あるいは考え方というものを打ち出して今の仙北市が誕生したわけですけれども、どうもすべてにわたってということではないんですけれども、デメリットのほうが各方面で見られると。そういう意味では、本当に柱にした観光産業をもとにした北東北の拠点都市づくりという点では、若干、現在の体制ではなかなかうまく進んでいないように私は思いますし、そのことが顕著にあらわれている面もあるんじゃないかなと思います。

 きのうからの一般質問では、農業の振興がままならず、また一方で製造業が非常に停滞しているという仙北市にとって、私は外貨を稼げる一つの産業といいますか、そういう形ではやはり観光産業、あるいは観光ということが持っている要素というのは、非常に大きいのではないかと、そう思っております。

 田沢湖・角館という全国的にも通った、あるいは名立たる観光ブランドといいますか、そういうことを持っている割には、同じ市にありながら現状では一体感を持った施策といいますか、要するに地域一体となった観光地としての魅力のアピール不足があるのではないかと。

 一生懸命頑張っておられるとは思いますけれども、まだまだ本当に生かし切れているかどうかというと、非常に残念ながらまだ足りないのではないかなと。とりわけ十和田・八幡平地域と比較をするつもりは毛頭ありませんけれども、この地域は市町村のみならず、隣県とのリンクをとりながら、一体的な観光形成がされているやに私は感じますけれども、そこら辺、仙北市内だけでもこれだけの観光ブランド、あるいは地域のすばらしいものがある割には、売り込みがあるいは生かされていないのではないかと。ここのところをどういうふうに感じられておるのか、あるいは考えておられるのか伺いたいと思います。

 若干、この先は提案みたいな形になるかもしれませんけれども、仙北市内にとっては北の玉川温泉から乳頭温泉、そして南の角館の武家屋敷、これらを主軸にしたものもあり、そしてそれを補う形として田沢湖高原あるいは田沢湖、西木地区の観光に資するもの、あるいは抱返り、そして角館の外町と、それぞれにリンクさせてアピールすることによって、もっともっと仙北市の売り出しといいますか、ことができるんではないかと思いますので、これは今までも話をされてきたことなので、今、新たな問題ではないんですけれども、もっと戦略的にどう組み立てていくのかをやっていかなければならない時期ではないかなと。どっちかというと今単独の観光施設あるいは観光地としての売り込みはそれなりにあると思いますけれども、もっともっと連関性をとったことが必要になっているのではないかなと思います。

 とりわけ、今年度は上期、観光業者といいますか、観光業そのものが大変な状況にあることは市長ももう御認識をなされておることと思います。角館の場合なんかも、桜の開花時期が大幅にずれて悲鳴を上げておったし、また内陸地震の風評被害、あるいはガソリン高等に原因するいろいろな局面が出ておりますし、また農業政策等においても米価の下落等もあって、この地域の経済には深刻な影響を与えているのは皆さん方御案内のとおりだと思います。反面、そのことが雇用の面でも影響が出ているのではないかなと、そう思っております。

 いよいよ9月になりましたので、これから仙北市にとって観光面としての大きな要素としては紅葉のシーズン、そして北から南にかけて八幡平、田沢湖、抱返り、角館、その周辺を含めて観光の動線というのがどう動いていくのかが非常にこれからのシーズンに向けては大変重要なものではないかなと、そう思っております。

 こういう中で、この機会をとらえて春から夏にかけての観光の落ち込み、あるいは観光客の落ち込み、そして地域経済に与えられた影響の、一部の復活でも目指すということであれば、もう一度田沢湖・角館という観光ブランドを大いに生かしていくことが必要ではないかなと。温泉と武家屋敷、田沢湖、角館、これはもう本当に全国ブランドと言ってほかに遜色のないものだと私は思っております。ですから、これをどういうふうに有機的につなげてやっていくかということが求められるのではないかなと思っておりますので、ここら辺のことについて、市当局のお考え等お伺いをしておきたいと思います。

 それともう一点、補助団体であります3地区の観光協会、このあり方等については、観光協会は観光協会で独自の施策といいますか、あるいは考え方をお持ちになっておるようですけれども、やはりもう3年もたちました。民間の団体、組織体はそれぞれ違う部分があるので、なかなか融合性というと難しいこともあると思いますけれども、やはりこれをその地区地区の観光協会という形ではなくて、話を伺うところによりますと連絡協議会的な、あるいは連盟的な話もあるようですけれども、やはり観光行政にかかわる大きな流れの中でその観光業界は動いておりますので、できたら今の観点からいきまして、田沢湖、角館あるいは西木、この観光業界の一体化というものが私は早急に求められておるのではないかなと。民間の団体ですので、民でできることは民でということもその部分にも入っておるのかもしれませけれども、私は行政の柱が観光ということであるとするならば、やはり一体感を持ってそれぞれが協力し合ってやっていく、あるいは統一性を持つということが必要な時期にきているのではないかなと、そう思います。

 私自身も同じ角館地区の観光協会の役員をやっておりますので、余りとやかく言える立場ではないんですけれども、やはり時期的には、もうそういう時期に来ているんじゃないかと思いますので、いろんな人と人とのかかわり等あるかもしれませんけれども、やはり行政がここで一肌脱いでやっていくことも必要ではないかなと、そう思っております。

 ぜひそこら辺を、これからの市の観光に向けての課題として考えていっていただきたいものだなと、そう思っております。その点について、市長なりお考えになっていることがありましたら、お伺いをしておきたいと思います。

 次に、市立の二病院についてということでお伺いいたしますけれども、田沢湖病院については昨日来、田口喜義議員あるいは浦山議員からの一般質問等で当局からもお考え等伺っておりますけれども、1つ私気になりますのは、田沢湖病院の診療所問題についてですけれども、昨日来の答弁では何といいますか、はっきりした、どうしてそうなのかと、またどういうことでそうしなければならないのかという答弁が聞こえてこないといいますか、私なりに考えますと、やはり自治体病院のあり方というガイドライン等を踏まえた上で、財政的な問題とか経営的な問題よりも、1つのポイントとしては、病院の病床利用率、あるいは稼働率といいますか、これがやはり1つの考え方の中にあるのではないかなと。そうした場合に、今、60床のうちの稼働率がということも要素が絡まってきているといいますか、そのことが大きいことになって診療所という問題も出てきているように認識しておりますけれども、もしそうでないとするならば、そうでないということで結構ですので、私なりに感じるのはそういうことですので、もしそこら辺、やはり何で診療所ということになるのかということを、経営が悪いからとか財政がどうのこうのということよりも、今の国の方針といいますか、厚生労働省の方針がそのようなことであって、そのガイドラインに従った場合に、今後の病院経営の問題についてということは住民の方々にもはっきり伝わっていないように、きのうまでの御答弁ではそこら辺どうもはっきりしないように思いますので、私が今お話ししたことがそうであるのかないのかも含めて、もう一回そこら辺のことをはっきりしていただきたいものだなと思います。

 それと、資金ショートによる一時借り入れが、きのうの一般質問等でも非常に大変な問題だということであります、話がされておるわけですけれども、田沢湖病院についての心配は、このことが常態化することによって―常態化というのは常にあると、年度年度、毎年あるんだというようなことになると、本当に大変な事態になるなと、危機的状態を迎えるのではないかと心配をする反面、角館総合病院も決して楽観視できる状態でないことも、もう皆さん方御存じだと思いますので、このことについて現状と将来の見通し、何とかそういう事態にならないように私どもも議会として十分に審議、あるいはやっていかなければとそう思っておりますので、医師不足という医療環境も厳しい状態、状況の中であり、また経営的にも累積赤字が角館病院も19年度の決算で約10億5,000万円ですか、それで今年度の見通しはといいますと、皆さん御存じのとおり医師の退職等がありまして、多分これまで以上の赤字が出るのは私は間違いないのではないかなと。こういう言い方をすると非常に失礼な言い方ですけれども、それほど簡単に解消できる赤字じゃない部分が見込まれるのではないかなと思いますので、そこら辺、決して角館総合病院も安定した経営じゃなくて、緩くない経営であることは間違いないと思います。

 今のところまだ不良債務等が発生していないようでありますので、キャッシュフローの形では心配ないかもしれませんけれども、ただ好転する兆しをどこで何を求めていくかというこの後の見通しをお知らせ願いたいと思います。

 その反面、2病院、両方の病院にとって一番心配なのは、やはり医師不足に伴って医師確保が喫緊の課題でありますけれども、その努力はなされておるわけですけれども、現実には思うように進んでいないのが実情であり、さて2つの病院が生き残る手段はあるのかということで考えて見ますと、2つの病院が一緒になってこのままで生き延びていくというのは非常に大変なことではないかなと、私はそう思います。

 そうした場合には、やはり両病院の経営統合といいますか、統合一体化といいますか、それに伴って人事交流、あるいは医療機材の低廉化等も図らなければと思います。とりわけ人事の面では非常にこれから先の病院経営をどうするのか、あるいは危うくなるのを防ぐためにどうするのかというようなことにもつながっていくのではないかなと思います。経営統合というのは非常に難しい面があるかもしれませんけれども、これはやはり開設者の市長の力というのは私は大きいと思うんです。やはり開設者の市長がどう決断するのかということも一つのポイントになるのかなと。ぜひそこら辺のことについて、市長はどのようなお考えを持っておるのか、このままの状態でいくと、2病院一緒にそれぞれに存立してやっていこうというのは、もう難しいということは目に見えているのではないかなと、私はそう思っております。

 何から手をつければいいかというと、やはり統合あるいは一体化することによって人事の交流等が、とりわけ医師の人事の交流は両病院のみならず診療所の先生方の御協力も得なければならないことではありますけれども、ここは開設者の市長がどれだけのリーダーシップをとって、あるいはどれだけの覚悟をしてやっていくかということも大きい要素になるのではないかなと、私はそう思います。

 どうかひとつ、私もこの地域医療がつぶれるようなことがあっては大変だという思いが強いわけで、両方とも生き延びて―生き延びてという言い方は非常に申しわけないんですけれども、生き延びて市民のために、あるいは住民のために貢献するといいますか、機能するということを望むわけですけれども、あのときにこうしておけばよかった、あるいは経営破綻が来てから何とかと言っても、それは無理だと思うんです。

 この問題については、田沢湖病院の診療所化ということは最も前面に出されておりますけれども、角館総合病院もこのままで行ったらどうなるのか、私よりも当事者の皆さんのほうがよくわかっているんじゃないかなと。本当に今までは単独の市町村の中での話でしたけれども、それでも病院同士が補完しながら地域医療を守ってきたんですけれども、それは、もうそれだけの話で終わる話じゃなくて、仙北市立の病院としてやっていくんだと、病院事業的には一体化になりますけれども、一つ、そういう思いは私自身もありますし、これまでにかかわってきた中で人の命がいかに守られるかということは、最も重要なことではないかなと、そう思っております。

 ですから、この先の方策をどうつないでいくのか、非常に大変だと思いますけれども、ぜひひとつ人的な問題、スタッフの交流というのは非常に、とりわけお医者さんの交流というのは難しい部分もあると思います。しかしながら、これを切り抜けてやっていかなければこの先は見えてこないんじゃないかなと。いずれ医師不足ということは、あるいは医師の確保というのは非常に重要な問題ですし、内的にできることは、体外的に働きかけをしてやることはもちろん必要ですし、しかしながら、反面、仙北市の中でできることは精いっぱいやってみて、もちろんできない部分も出てくると思います。しかしながら、それも乗り越えて行かなければ、市民の命あるいは医療を守るすべはないのではないかなと、そう思います。ですから、ここのところは泣いて馬謖を斬るということも必要ではないかなと、私は思います。そうしなければ、この先大変だというのは感じております。

 ぜひひとつ、お医者さん方も心を一つにしてやっていける両病院であってもらいたいし、それから、そうしなければこの先まだまだ困難なことがいっぱいある。ぜひひとつ市長には、そういう点からも踏まえて、何とか市民の皆さん方が安心してこの仙北市で暮らせるような体制をつくっていただきたいと思います。

 このことについて、市長のお考え等伺いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。また、答弁によって再質問等もあるかもしれませんけれども、どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 21番、佐々木章議員の御質問にお答えをいたします。

 最初に、市民との協働のまちづくり、これも仙北市の大きな柱、テーマであるけれども、現状まだまだ市民の力を有効に活用した協働と言えないんではないか、逆に依然として市主導ないしは市の先行の状態ではないかというふうな御指摘をいただきました。

 これにつきましては、お約束しておりますように、やはり協働のまちづくりということで、市民参加のいろいろな行政、市民でできることは極力市民にやっていただくと。そのスタート、根本としては、やはりコミュニティーのあり方としては、自分たちのできる範囲は自分たちでやってきたものが協働でやることによって初めて効率が上がる、そういったものについては協働でやろうと。しかしながら、それにかかわる経費、また人的な支援というんですか、自分のところでそれに対する労力提供と、いろんな負担を持ちながらやってくるというのが社会の形成の原点であると思います。

 ここ何年か、やはり税金を出しているからやってもらって当たり前と、極端に言えばそういった社会になってきた中で、全国的にではありますけれども、仙北市もここで市民でできることは市民でということを一つの大きな柱にしていかなければ、この先ますます苦しい状態が続いていくということで取り組んでいるテーマであります。

 そのようなことに気がついたから簡単にそれが直るかと言うと、決してそうではない。そういった点をとらえられて、まだまだという御指摘をいただいたことには、何も反論するものではありません。今後についてもNPOを初め、民間に力をかしていただく、また民間がみずから企画をし、そして行っていくという、そういう範囲を広げていきたいというふうに思っております。

 1つに、最近の動きといたしまして、御存じかとは思いますけれども、NPO団体、アート夢ネットあきたというものができております。これは、国土交通省の声かけで全国からモデル事業として応募し、秋田県では3つ採択されたうちの1つがこの仙北市の中で、先ほど申し上げましたアート夢ネットあきたということでありまして、内容的に言いますと、地域として高齢化をしたり、それから老人の町、ひとり暮らし、そういったことでの生活不安、これが実態であり、過疎化をしていくという中にあって、地縁とか血縁、これに頼った従来の社会形成が薄れてきていると。これを嘆いてだけいても解決できないという中で、今、ここのNPOで取り組もうとしておりますのは、大学の学生を含め若い世代をここに引き込み、農家民宿であるとか、それから民泊、そして温泉施設、そういったところに泊まっていただいて実態調査をし、そして除雪であるとか移動手段であるとか、ひとり暮らし高齢化また過疎、こういったことで生ずるその問題をどう悩んでいるのかという実態、これをとらえて解決する手段としてどうしたらいいかということを、このモデル事業で改善に結びつけていこうということでスタートをしております。これなんかもまさに市民の立ち上げたものでありまして、私自身は動きとしては急激ではないにしても、次第にそういう方向に向いているものというふうに思っております。

 また、市の事業として、この9月20日から行われます男鹿和雄展、これについても市の文化事業として従来どおり行うことはできます。しかしながら、地域出身の画家による地域を題材としたそういったものを、みずから地域の人たちが外部にもそれを紹介し、そしてそこに力を注ぎ、その地域を元気にしていこうという意味で、実行委員会は市も入りましたけれども、民間を主体に形成していただいていろいろな支援団体が新しく結成されたり、既存の団体の力をかりて今これを行おうとしております。

 そういったように、一つ一つこれから数え上げることはいたしませんけれども、動きとしてはNPO等を活用し、そしてNPOになっていなくても、民間の力をかりながら仙北市は動いているというふうに私は実感をしております。ただ、それで現状で満足せずに、さらにそういった動きが高まっていくように頑張っていきたいと、そういうふうに思っております。

 それから、指定管理の問題でありますけれども、指定管理者制度は議員の皆さん御存じのとおりでありますけれども、これもまた民間にゆだねることのできるものは民間にゆだねるという考えに基づいて、これまで行政の活動とされてきた分野を市民サービスの維持向上、それから地域経済の活性化、雇用等を配慮しながら指定管理者制度の導入とか、または民間委託、そういったところに移していって民間部門へ移管するという行政のスリム化を進めている一環であります。

 民間部門のさまざまな形態があるわけですが、そういった主体が協働して公共サービスを提供していく仕組み、これを構築する必要がございますが、そこの中にあって、やはり目的があって行政が行ってきた、そういったものに対する行政と民間との役割分担というものもまた明確にしていく必要があるというふうに思っております。

 指定管理者制度を初め民間委託していく中にあって、やはり我々考えなければいけないのは、行政として必要として目指した市民サービス、これに支障が生じないような調査・検討を十分行いながら、民間への委託を進めていかなければいけないということに力を注いでいきたいと思っております。

 指定管理のためのNPOを新しく立ち上げるというところまで、今踏み込んではおりませんが、これについてもよしあしがあろうかと思います。つまりは、それを目的にNPOを行政主導で立ち上げを働きかけていくということは、結論的に言えば、やはり行政主導ということにとられるといいますか、中身的にはそういう形になるわけでありますし、まずは既存の状態をベースにして、そしてこれだったら自分のところがもっとうまくできる、もっといいやり方ができる、そういった提案がどんどん出てくるような、そういう社会だとか、そういう前例を大きくとらえて、皆さんにも働きかけをしていきたいというふうに思っております。

 また、地域審議会の件でありますけれども、お話しありましたように、合併協議に基づき、合併前の田沢湖、西木、角館、各地域に地域審議会を置いております。第1期の任期の委員の方はこの3月末で終えまして、4月から新しい年度ということで、時期が若干ずれましたけれども、第2期の委員にもお願いしながら地域審議会をまた継続しております。

 地域審議会との意見がなかなか市政に反映されないというお話でありますけれども、第1期の地域審議会の進め方といたしましては、確かに市長からの諮問に基づいて答申をいただくということもございますが、その他各地域での問題点について、審議会みずから討議をし、そして問題提起をしていただくということも当初から申し上げております。

 しかしながら、なかなか初めてのことでもあったということもあろうかと思いますが、テーマを絞ってもらって、それについて審議していこうということで、第1期については1年目市の総合計画について、そして2年目については定住対策というようなことで審議をしていただいております。各地域の実情に沿った審議がなされ、地域審議会ごとに答申が出され、それをいただいたところでありますが、委員の皆さんの個々の意見が反映されるか、されないかということについては、まとめの中でどう取り上げていただいたかということにもかかわるかと思いますが、私自身もすべての審議会に直接出席しているわけではございませんので、答申をいただいた後、3つの審議会の全委員の人に案内を出し、合同で3つの審議会相互の意見交換という意味合いも含めて意見交換の場を持ったところであります。そういった機会をとらえて、表面に出てこない御意見、考え方、こういったものも吸い上げたいというふうに思っております。

 議員からの御指摘の内容が具体的にはどういうことなのかわかりませんが、委員の中にまだ御自分の意見が十分反映されていないといいますか、届いていないんじゃないかという御意見があるということは現実かと思いますので、今までとってきた手法、それに加えて、さらにそういった意見をいかに有効に、せっかくいただいた意見を有効に活用するにはどうしたらいいかということについて、担当課に十分検討してもらい、それを取り入れて進めていきたいというふうに思います。

 また、市民の声ということに関して言えば、地域審議会、地域特有のということで地域審議会を合併後10年をめどにということで置いておるわけですけれども、市議会の議員の皆さん、それぞれやはり地域の声を代表された方でありますので、ぜひそういったルートでも市民の直接の声を届けて、当局とともに市の方向性を正しい方向に行くように、御協力をこの場をおかりしてお願いをしたいというふうに思います。

 次に、観光でありますけれども、観光については佐々木議員がおっしゃいましたように、仙北市の一番大きな外貨を稼げる産業ということで、私もそれは異論はございません。以前にも申し上げましたけれども、観光産業というくくり方についてはそれが妥当であるか、要するに観光産業というのは総合した産業であり、それを観光産業の中身としては農業も製造業もサービス業もさまざまなものがあって観光産業ということで、言ってみれば仙北市のすべての生活、そういったものがこの観光産業にぶら下がっているというふうに言えるかというふうに思います。

 ここ数年の傾向を見ますと、仙北市内への観光、入り込み客数、そして宿泊数、こういったものについては、残念ながらここ数年にわたってまず入り込み客数で600万人台、そして19年については残念ながら600万人をわずかに下回っております。現状はそうであります。これは理由としては、原因を探れば気象の問題とかさまざまなことが出てくるわけですが、ただそこに言いわけを持っていっても仕方のないことでありまして、これをいかに現状よりもふやしていくかという努力をしなければいけないというふうに思っております。

 そのためには、議員がおっしゃいますように、観光協会と連携をとり、そして仙北市としての一体化した田沢湖・角館というブランド、それに加え西木も含め3つの地域、これの総合的な観光展開を図っていかなければいけないわけでありますが、首都圏における観光キャラバンキャンペーン、こういったものにも最近は必ずそういう角館・田沢湖ブランドの共通した動きをしておりますし、また田沢湖町で古くから始めておられました山の市という、東京というか、横浜の相模鉄道沿線での仙北市の物産、また観光の宣伝展開、こういったことには西木、角館からも一緒に参加をし、そして市内の誘客にもつながるような、そういうような展開もしております。

 まだまだしかし足りないということについては実感しておりますので、これからもその辺を意識して進めていかなければいけないと思いますが、3つの観光協会の連盟、または統合の問題でありますが、これについては、仙北市の観光協会連絡協議会というものを設置すべきだというところまで、3つの観光協会の事務局レベル、また幹部の皆さんとの話の中で詰めてまいりました。五、六回の会合を重ねた結果、そういった段階まできております。規約案的なものも含め詰めの段階で、3つの観光協会の中でその是非について再確認をしてもらうというところまできておりますが、現在2つの観光協会ではそれに合意をしていただいておりますが、1つの観光協会におきまして、はっきりした理由についてはこれから確認をしなければいけないと思っておりますが、もう少し待つべきではないかということで、まだ前に踏み出すというところまでいっていないという報告を聞いております。

 これは何も観光協会を1本にまとめるということではなく、それぞれの特性を生かした各地域の特徴を生かしたそれぞれの観光協会がお互いに連携をとって、そして総合力を出していこうということで、まさに佐々木議員が御指摘があったような、その必要性から進めておるわけで、ぜひこれをまとめ上げたいということで、今後もそういった説明、話し合い、そして理解を得られるそういう努力をして、私としては今年度内、できれば今年度上期にということで考えておりましたので、ぜひそれが実現できるように努力をしたいというふうに思います。

 また、やはり観光に関しましては、春から夏にかけて異常気象、天気がよ過ぎてといいますか、角館の桜について言えば、開花した直後に高温が続いて開花期間が短かったために入り込み客数の数が上がらなかったとか、また地震の問題、それから豪雨の問題、いろいろあるわけでありますが、こういったものを年間を通してという考えの中で、これから秋、冬にかけて何とかリカバリーをしたいというふうに思っておりますが、単発的な施策で簡単に回復できるとは思いませんが、今まで積み上げてきた施策、これを確実に生かしながら、仙北市の観光ということにつなげていきたいというふうに思っております。

 と同時に、やはり市民が仙北市のよさを実感して、市民全員が観光の宣伝ができる、その気になって動くということがなければいけないと私は思っております。先ほど申し上げました男鹿和雄展というのも地元のよさをかいてくれた人の絵を見て、地元がまだまだこういういいところがあって、それを感動する人も多いんだなということを実感していただきたいというのも1つの目的でありますけれども、市民が市内のよさを知るという意味から、市民の方を募って市内の他の地域を見学するという会を企画いたしております。

 これに、自分の地域については御遠慮願うということになろうかと思いますが、市のほうで募集をし、そして案内をしながら市内の他地域を知っていただく、そしてそれを観光振興、また仙北市の他の部門についても理解を深めるという動きをするということで進めておりますので、議会の皆さんにもぜひそういったことについて、御参加なり御指導をいただければありがたいというふうに思っております。

 3点目として、病院の件でありますが、昨日の一般質問でもお答え申し上げましたように、仙北市内の地域医療、これを持続的に保持するために、つまりは地域医療という面で市民サービスを継続していくためにどうしたらいいかということで検討委員会をつくり、そしてその中で市立病院等改革プランの策定を今進めているところであります。

 当然ながら、きのうも申し上げましたけれども、現状の従来の医療施設がそのままあってほしいというのは我々も同様であります。しかしながら、一方で経営的な問題の中で、行政として市立病院ということですから行政として財政的な負担、そしてその将来的な見通しの中で、このままでいいかという観点も含めて検討した結果、仙北市として病院の経営、運営は一体化をするべきであると。そして、各地域の医療サービスを行わないようにするにはどうしたらいいか、それについての方向性として、田沢湖病院について有床の診療所というそういう方向性が出てきておるわけであります。

 一体化の目的としては、両病院の経営の一体化にある効率化、これは議員からの御指摘の中にもありましたように人的な効率化、こういったものが非常に一番大きい要素でありますけれども、仮に公立病院としてそれぞれ独立して存在させるには、そこには医師、看護師、そして事務部門、それに付随する病院にかかわる部門の組織、こういったものは必要になってまいりますが、一体化することによって医師、看護師の医療資源的な人材、また事務的なものについては、もっと有効に相互活用して相互力を発揮してもらうことができると、そういう観点から一体化ということの必要性が出てきたわけであります。

 昨日も申し上げましたけれども、田沢湖病院については、病院という名前ではなくなりますけれども、外来診療、そして入院ということについては有床の診療所ということになりますので、そのような形で市民サービスを落とさないような、そういう配慮の中で総合的な仙北市の医療を行っていこうということで、現在方向性として要約をしておるところであります。

 まとめて申しますと、現在のままの形態で両病院を経営しても、経営の好転は見込めないという中にあって、病院経営そのものが危機に陥ることも懸念されますので、これを解消するためには経営管理の一元化、また経営形態の見直しが必要であると判断したものであります。

 佐々木議員が最後に申されました人的な交流を含め、そして現状だけでなく、将来的なもの、角館病院のことも含め総合的な判断として、市全体の判断として、今、方向性を出しているものであって、決して1地区の病院の問題ではないということを申し上げまして、長くなりましたけれども、答弁といたします。



○議長(佐藤峯夫君) 21番、佐々木章君の一般質問を終わります。

 暫時休憩いたします。

 11時10分まで。

                             (午前11時02分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                             (午前11時12分)

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△田口寿宜君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 1番、田口寿宜君。



◆1番(田口寿宜君) 仁政クラブの田口寿宜でございます。

 きょうは、ひとつよろしくお願いいたします。

 昨日来、この病院関係につきましては、3名の議員の皆様方が質問されておられます。若干重なる部分もあるかとは思いますが、私なりの視点からこの問題につきましてお伺いしてまいりますので、ひとつよろしくお願いいたします。

 まず、私は今回大きなテーマといたしまして、市立病院の今後の在り方・方向性についてということでお伺いしてまいるわけでございますが、まず1つ目といたしまして、現在までの病院経営に対する反省点はということからお伺いしてまいります。

 平成19年度病院事業会計決算が出されました。2つの市立病院の累積欠損金は、市立田沢湖病院が約4億2,000万円、市立角館総合病院が約10億5,000万円とそれぞれ増加しております。

 医師不足、医師の確保が困難な状況になっていると、さまざまな要因のもと、このような状況になったと考えるものでございますが、私は自治体病院、いわゆるこの2つの市立病院がどのような方向に進んでいくのか、方向性を見出せないまま現在まで病院経営をなされてきたことがこのような結果を招いている原因の一つではないのかと考えるものでございます。

 この状況を打破するためには、何が必要かと考えた場合、医師の確保も大変重要ではありますが、私はまず民間の医療機関との連携、そして診療所との連携をさらに密にし、2つの市立病院がどのような医療を行うべきかを再定義すべきではないのかと考えるものでございます。そして、病院に携わっておられます職員一人一人が、自分は何のために病院で働いているのかということを今一度原点に戻り思い出しまして、自分たちの病院は自分たちの努力で守るという当事者意識を持ち、自分は何ができるのかを絶えず考え、改善に取り組むことが必要であると考えるものでございます。

 そこで、このような結果を招いている原因を根底まで究明されておられるのか、またどのような改善努力をなされておられるのか、現在までの病院経営に対する反省点も含めましてお伺いいたします。

 2つ目といたしまして、市立田沢湖病院の診療所への規模縮小についてお伺いしてまいります。

 現在、市では総務省から出されました公立病院改革ガイドラインに沿って、市立病院等改革推進計画策定委員会を設置し、公立病院改革プランの策定を進められております。その中で、市立角館総合病院を基幹病院とし、市立田沢湖病院を診療所に規模縮小するという方針が出されました。このことについて市民からは、病院としての機能がなくなり、安全・安心にこのまちに住めなくなる、もうここには住みたくないといった声が多く聞かれております。私はこの言葉を聞きまして、非常に胸の痛む思いであります。

 また、田沢湖病院が2006年に救急指定病院の取り下げを行ってから今日まで、田沢湖病院が救急受け入れができていたなら、命が助かっていたのにという御家族からの悲痛な声が何件も寄せられ、実際に救急隊員からもそのような声が多く聞かれ、救急指定病院復活を望む声が多く出されております。

 これらのことからもわかりますように、市民は大変混乱し、各種分野においてさまざまな影響を及ぼすのではないかと、大変不安な日々を送っております。私は病院は人の命、健康を守るためのもの、市民及び患者のためのものと考えるものでございます。

 そこで、次の3点についてお伺いいたします。

 1点目といたしまして、なぜこのような方針を出されるまで市民に対して直接説明をなされなかったのでしょうか。市民は病床利用率が3年連続で70%を割っている、病院の赤字が4億円になってしまったから、その理由から診療所になってしまうのかと、その部分について疑問を抱いております。

 公立病院改革ガイドラインにつきましては、広報におきまして若干説明された部分がありましたけれども、それだけではなく、市民とひざを交え、しっかりと説明をしてからこの議論をスタートさせるべきではなかったのかと考えるものでございます。昨日の一般質問の御答弁にもございましたが、10月に市内5カ所で説明会を開催し、意見交換をし、またアンケート的なことも実施するという御答弁がございましたけれども、方針を出されてから、市民の意見は本当に反映されるのでしょうか。市民不在のままこの議論が進んでいるのではと私は考えるものでございますが、このことについて市長はどのようにお考えなのか、またどのような形で市民の意見は反映されるのかお伺いいたします。

 2点目といたしまして、診療所に規模縮小された場合、各種分野及び重点プロジェクトに及ぼす影響をどのように考えておられるのかお伺いするものでございます。私は今回、秋田大学の准教授の先生と、この田沢湖病院が診療所化された場合、田沢湖地区を中心とする仙北市に与える影響を5つの項目から調査いたしました。その調査結果をもとにお伺いしてまいります。

 1つ目の項目といたしまして、観光に与える影響についてでございます。

 救急指定病院として診療ができないことに加えまして、診療所化により医療面におけます安全・安心に懸念が生じ、田沢湖地区に訪れます県外観光客を仮に日帰り客で2,000人、宿泊客で5,000人減少したとしますと、田沢湖地区を中心とする仙北市経済へ与えます影響は、生産額が1億9,683万4,000円、付加価値額が1億710万5,000円、雇用者所得が5,575万3,000円、それぞれ減少すると試算されております。さらに企業の経済活動が停滞しまして、生産等が落ち込むことにより21人分の雇用が失われることとなり、大きな影響を及ぼすものと考えるものでございます。

 2つ目の項目といたしまして、病院経営の経済効果等についてでございます。

 これは、平成18年度仙北市病院事業会計決算をもとに調査いたしました。平成18年度田沢湖病院には入院患者は8,418人、外来患者は4万1,556人の利用がありまして、入院収益は2億1,280万8,103円、外来収益は4億7,919万120円でありました。これらの数値を前提にいたしまして、1人当たりの収益を計算しますと入院患者が2万5,280円、外来患者が1万1,531円となります。これは診療所化によりまして、患者がほかの病院に行く事態が発生した場合、入院患者1人の減少につき2万5,280円、外来患者1人の減少につき1万1,531円、病院の収益が減少することを意味しております。すなわち、診療所化によりまして患者の減少が進みますと、さらなる赤字の累積を伴う可能性があるものでございます。

 さらに、入院・外来患者及びその付き添いの方、またお見舞いの方による消費を考慮した場合、そうした消費活動が地域経済に与えている影響は、生産誘発額が2億2,865万3,000円、付加価値誘発額が1億2,388万1,000円、雇用者所得誘発額が3,500万7,000円、雇用の創出効果は16人と試算されます。したがって、入院・外来患者が減少するような施策は、こうした経済効果を低減させてしまうわけでございます。また、これは自明なことではありますが、病院は物品の購入等、経済活動を行っておりまして、そうした面でも地域経済に一定の貢献を行っていると考えるものでございます。

 今、病院の質が地域経済へ与えております影響を試算いたしますと、生産誘発額が3億9,789万1,000円、付加価値誘発額が2億3,402万5,000円、雇用者所得誘発額が1億757万7,000円、雇用の創出効果が38人と試算されるものでございます。

 なお、雇用の創出効果は病院が雇用します医師や職員を除いた効果でありまして、その経済効果は医師や職員等が行う消費活動の効果は含まれておりません。これらの方々の消費活動の効果を含めますと、病院が地域経済に与えております効果はもっと大きくなるわけであります。田沢湖病院の経営規模の縮小、それに伴います入院・外来患者の減少は、田沢湖病院の地域経済の下支え効果を低下させることとなり、地域経済のさらなる衰退と雇用の喪失をもたらすこととなるものでございます。

 3つ目の項目といたしまして、重点プロジェクトへの影響についてでございます。

 田沢湖病院の診療所化は、1つ目でも申しましたように、医療面におけます安全・安心に懸念を生じさせる可能性が高いと感ずるものでございます。その結果、観光客や定住希望者は、仙北市と競争関係にあります市町村におきまして、医療以外の面で条件が同等であるとしますと、当然、より充実した医療を提供する自治体・観光地を選考することとなるものでございます。

 また、団塊世代がこれから高齢化し、健康に対する不安も増大していくことから、より医療面を重視した選択を行うことは想像にかたくないものでございます。要するに、定住希望者及び観光客の誘致に悪影響を与えるため、重点プロジェクトの達成は困難になるものと考えるものでございます。

 4つ目の項目といたしまして、まちづくりへの影響についてでございます。

 医療は、地域住民の生活を支える社会的インフラの1つでありまして、提供されます医療水準の低下は、地域住民にとりまして大きなマイナス材料となるものと考えるものでございます。今後高齢化が進行していきますと、健康面に不安を抱えます住民はより質の高い医療を提供します自治体へ流出していくことが予想されるわけでございます。

 また、今後出産を希望します若者もほかの自治体へ流出してしまう可能性も高いわけでございます。その結果、田沢湖地区の人口は今まで以上のペースで減少していくことが考えられ、当然まちの衰退はより深刻になるものと考えることができます。

 5つ目の項目といたしまして、その他についてであります。

 田沢湖病院の診療所化が引き起こすであろう観光客の減少、地域住民の流出、経済活動の停滞は、当然、仙北市の税収にもマイナスの影響を与えるものと考えるものでございます。税収の減少は、行政が提供できますサービスの内容、質の低下につながってしまう懸念が高いものと思われます。提供できます行政サービスの減少は、さらなる人口減少等を引き起こし、田沢湖地区を中心とする仙北市が負のスパイラルに落ち込むこととなる可能性が高いものと考えるものでございます。

 以上、5つの項目も踏まえまして、市長はこの影響をどのように考えておられるのか、またこの影響を最小限にとどめるための方策は考えておられるのかお伺いするものでございます。

 3点目といたしまして、市民は病院として田沢湖病院を存続してほしいと強く願っております。病院として存続するにはいろいろな方法があると考えられます。その一つといたしまして、いろいろな方々とお話ししたものがございます。病院経営を一本化し、角館総合病院を基幹病院とするならば、田沢湖病院を救急も含みます病院としての機能を極力維持した形で、分院として経営する方法もあるものと考え、当田沢湖地区は玉川温泉を始め、乳頭温泉、高原温泉、水沢温泉と温泉施設が豊富にございます。温泉には観光で来られる方々はもちろん、病気やけがの治療に来られる方々もいらっしゃいます。

 田沢湖にあります病院を核としまして、そうした施設と連携をとり、新たな医療サービスを提供することも、こうしたことから可能ではないのかと考えるものでございます。また、こうしたことに診療所や民間病院等の連携も含め、地域住民、観光客の方々が安全・安心に仙北市にいられるよう、市独自の医療連携システムをこの議論より先に構築すべきではなかったのかと私は考えるものでございます。

 ほかにも公設民営化、広域化、地方公営企業法全部適用、地方独立行政法人化、あるいは民間譲渡等、病院機能を残していく方法はいろいろございますが、さまざまな角度から検討されておられるのかお伺いいたします。

 以上で、この場での質問は終わらせていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 1番、田口議員の御質問にお答えいたします。

 病院関係についての御質問でありますけれども、第1点目といたしまして、現在の病院の経営状態、これに対する反省点ということでありますけれども、現在の状況、こうなることについてはそれぞれの過去の時点においてさまざまな反省を踏まえながら来ておるわけで、しかしながら、現状があるということは振り返れば、こういうことをしておけばよかった、こういうことをした結果こうなんだなというようなことは多々あるかと思います。非常に漠然とした答弁になりますけれども、現状を踏まえて、これから先どうするかということで仙北市内の地域医療の医療形態、そして連携を図る、そのベストの方法を求めていくということで、今、努力をしているところであります。

 反省点の中で、職員の当事者意識の御指摘がございました。これについては御指摘のとおり、万全であるというふうには決して思いません。こういった点については、なお反省を深めながら現状をよりよい方向に改善するには、またさらなる悪化といいますか、好転が図られないままであっても歯どめをかけ、そしてベストの道を求める、そういったことについて職員各立場においてベストを尽くすということの意識づけは、さらに進めてまいりたいというふうに思います。

 次に、現在出されている方向性、これをまとめる前に市民の声を踏まえるべきであったんではないかということでありますけれども、昨日来申し上げておりますように、何のための医療であり、何のための行政サービスであるかということに振り返ってみますと、この病院、医療の件も福祉も産業振興もすべて市民のためのものであります。市民の声なくして物事は進められないというふうに思っております。

 しかしながら、現状をよく分析し、そしてこういう状態であるので案としてこのようにするのがベストであるというガイドライン、またはたたき台、方向性というものがなくして、市民にそれを提示してもゼロの状態から提示していただける声というのは、私は改善のまとめの方向に沿った声はなかなか出にくいものだというふうに思っております。

 きのうも申し上げましたように、今、行っておりますのは、策定委員会でさまざまな検討をし意見を集約した中で方向性として出していただいたもので、そしてそれを提示して皆さんの御意見をいただくということにしておりますので、議会の皆さんを初め、市民の皆様にも病院の置かれている、これは田沢湖病院ということだけを指して言っているのではなく、仙北市の病院、診療所も含めた医療形態、医療体制というものの置かれている実情を御理解いただき、その中で病院、また医療体制が仙北市でどうあるべきかという観点からの御意見をいただきたい。そして、その中で今まとめつつある方向性について改善の必要があったり、またよりよい方向性が出てくるとすれば、またそれを期待したいところでありますけれども、これを変えていくことについてはやぶさかでないということであります。そういったことが、やはり物事を進めていく1つの順序、手法であろうかと思います。

 したがって、この病院問題に限らず、例えば福祉をどうしたらいいですかと、今の福祉で満足ですかと、御意見くださいと言って福祉が改善されるとは私は思いません。福祉の中のこういった問題が現状こうなので、これについて、市としてはこのような方針で進みたいのでどうでしょうかということで提示をして、初めて御意見をいただけるのであって、今回の件に戻って言えば、これから皆さんに御意見をいただいたり、また説明会をするということは、私は順序として間違っていたというふうには決して思っていないところであります。

 また、田口議員から今回の方向性についての影響について、数字を挙げていろいろ御説明をいただきました。そういう試算につきましては前提があって、そしてその前提に基づけばお話になったようなつながり、数字が出てくるというふうに思います。それはそれで私も否定はいたしませんけれども、観光への影響にしても、また病院経営の影響、つまりは患者数が減って、その結果として幾ら幾らになるということについては、あくまでも予想、仮定の話であり、そこでの数字が大きく出てくるということは私は逆に、市民の皆さんの不安をあおることになるのではないかというふうに思っております。

 これについては先ほども言いましたように、考え方、また昨日もケースの試算、シミュレーションは行って、そしてベストの道を今選択しようとしていると。それについての提出も昨日求められて、皆さんにお出しする約束もしております。そういったものもぜひごらんいただいて、このような予想、仮定、こういったものが田口議員が考えておられるような影響というところにつながっていくのかということを再度検討していただければありがたいというふうに思います。

 どうしても病院の経営の試算の中には、病院主体のシミュレーションであることは間違いありません。地域の経済効果、そういったことについても我々も今後といいますか、当然そういったことも頭に入れながら進めていかなければいけないということは、今の御指摘の中で感じ取ったところでありますので、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。

 それと、こういった予想、仮定に基づく試算、その中では現状をよしとして、現状からのマイナス分、こういったことを指摘されておるわけですが、現状自身がこのままではさらにトータル的な経済面で言えばマイナスの結果を生んでいくということでの改善、それがこの病院の問題でありますので、もしこのまま続けるとすれば、こういう方法があると先ほど最後に言われました方策として御提案がございましたけれども、それについては、十分委員会の中で既に討議されたものもあろうかと思いますし、まだ検討していないものがあるとすれば、それは事務局なり委員会の中で再度検討してまいりたいと思いますが、現状のものを何とか残せないかということについては、私どもも全く同じ気持ちであります。その残す方法として、これが変われば、こんな不安が予想されるからということのみならず、このまま、じゃ残すにはこんな方法があるんじゃないかと、こっちのほうが提案された内容よりもより少ない影響で済むというような具体的な御提案をいただければ、非常にありがたいというふうに思います。

 以上で答弁を終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) 御答弁いただきました。一個ずつ順番にちょっとお伺いしてまいりたいと思っております。

 まず、最初の経営についてでございますが、御答弁、御理解というか、若干理解したわけですけれども、この反省なり何なりするということは大前提としてやっぱり失敗してしまったという、いろんな事業をやって改善策をやったんだけれども、どっかで失敗してしまった。その失敗をただ失敗として受けとめて、その時代が流れてしまったというところにも、こういう累積が増加してしまったという原因があると思うんですよ。

 やっぱり失敗したその本質というのをしっかり見きわめて、それを教訓として次、何だって結びつけていくかという、そういうところまでの作業をして経営改善なり赤字から脱却しようという、そういう意気込みを、考え方を当事者の方々がそういう意識を持ってやっていかなければいけないんではないかと、私はそう考えるんですけれども、その点どうお考えかお伺いします。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 反省点の件に関しまして、非常に具体性が欠けておりましたので、失礼をいたしました。反省点の大きなポイントといたしまして、まず全体に言えることは、昭和60年度から平成にかけて将来の人口構成、人口減、これがどう変わっていくかということについての見通し、また高齢化、こういったことに対する対応策、それが欠けておったのが1つの原因としてあるのではないかと。つまりは病院の形態、角館病院で言えば、現在の病床数がこの時代趨勢の中で、もっと早い時期にスリム化しておけば、かかる経費も少なかったんではないかというようなこととか、田沢湖病院について言えば、改築も含め妥当な施策であったのかというような、そういった反省点につながっていくということになろうかと思います。

 また、医師の不足ということがどれだけ予測できたかということもあるわけでありますけれども、現実に医師が確保できていない。これに対する見通しと、そして従来どおりの医師招聘ができない中で、どのような新しい手法が必要であるかということ、これは振り返れば反省としてしなければいけないことだというふうに思っております。

 また、診療報酬の引き下げが平成14年、16年、18年と引き続いて行われております。これによる病院の収入というものも落ちております。これに対する対応策、これをとらずして従来のままの医療行為をしておれば、そのままその率のマイナス要素になるわけでありまして、これに対する対応がおくれている面がやはりあったということであります。

 さらに言えば病院経営、これに適した人材職員、こういったものの配置が果たしてきっちり行われておったのかというようなことも反省として出てまいります。ほかにもあるわけでありますが、そのような反省点を今後の病院、仙北市の医療体系、病院経営という中に反映させていかなければいけないなと思っておりますし、現在できることは、見直しで方向性を変える以前の現状のままであっても、取り入れられることは入れていかなければいけないということで、両病院ともそういったことについては取り組んでいる点がございます。診療報酬が落ちたことに対する対策として施設基準、これをとることによって高いといいますか、そういう収入が得られると。

 患者1人当たりの看護師の数であるとか、つまりは7対1看護の基準であるとか、さまざまなそういう施設基準、こういったことの取得については、特に角館病院については平成16年から19年までの間で27項目とっております。これによる改善金額は、金額にいたしまして3億500万強の診療報酬の低下の穴埋めといいますか、そういったものができたかというふうには思っております。

 また、医師の確保に対しましても、管理型の研修医施設と研修病院としての指定を受け、研修医制度が始まったことによって中央の患者症例が多く、そして指導できる医師のおる病院に若いお医者さんが集まっていってしまって、地方から吸い上げられたという現状にあって、角館病院においても、そういった研修医を逆に受け入れられるようにするにはどうしたらいいかという中で、各診療科目の指導医師を配置し、足りないところは協力病院として県内の近隣の病院をグループに入れて、そして登録をとって、その結果はこれからことし2名の枠をもらいましたので、最大2名、少なくとも1名の研修医を受け入れ、そして研修すると同時に医師資格を持ったお医者さんでありますので、診療にも加わっていただくと、そのような改善につなげているということであります。

 最初の答弁が、やや雑駁であったことをおわび申し上げます。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) では、詳しい説明をいただきましたけれども、国の政策の流れであらゆる被害を被っているのが自治体病院、自治体であると、私はそう考えている部分もあるわけですけれども、ただその被害者意識を持ってやるじゃなくて、病院というのはまずある意味企業だと思っているんです、私は。その企業として被害者意識を捨て去って、じゃどうしていこうという、そういった本質的な部分をやっぱりしっかり見きわめてやっていくことが今求められていることじゃないかなと私は思うんですけれども、もう一回その点だけ市長のお考えといいますか、お言葉をいただければと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 市立病院公立病院という立場からすれば、その地域の住民市民の健康・命を預かるものとして行っていかなければいけない。つまりは、収支のみにこだわった純然たる企業としての考え方ではいけないというふうに思っております。したがって、それに伴う繰り出しであるとか、そういったものはこれは国との関連もありますけれども、市として病院に対して行っている部分があるわけです。

 先ほど田口議員が言われました被害者意識ということについては、これは必ずしも医師の不足が自治体病院のみにかぶさっていることではなく、全国的な状況であり、厚生連の病院であっても、または大学病院であっても、医師については5年前、3年前よりも非常に不足してやりくりがつかなくなっている現状であるということでありますので、すべてが被害者意識ということでは考えておりませんので、そういう立場に立っての仙北市の病院、また医療体制の方向性を新しく考えなければいかんという原点には、被害者意識は仙北市の場合は関係ない立場で、現状における状況をいかにして打破するか、そして市民の医療サービスを持続可能な形にするにはどうしたらいいかということで取り組んでいるところであります。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) わかりました。さらなる努力をなされることを強く要望いたしまして、この項は終わらせていただきます。

 次に、2点目です。市民に説明する箇所についてなんですけれども、市長の御答弁の内容もわかるわけではございますが、行政としては現状を分析してしっかりとした形でこの方針を説明していきたいということは理解します。

 ただ、市民の側に立ってみれば、そういうふうなことに方向性が出てしまったというよりも、決まってしまったという意識が強くなると思うんです。市民の皆さん、ごく一部ではですね。ごく一部といいますか、大体皆さんといいますか、いらっしゃいます。やっぱりその部分の溝を埋めていって、初めて理解し合ってやっていけるということができると思うんですよ。やっぱりその溝が物すごいあるからこそ、いろいろな形でいろいろな爆弾が爆発すると思うんですけれども、その溝を埋める御努力をぜひなさってほしいと思うんですが、そこら辺はどんなふうなお考えをお持ちなのかお伺いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) どう考えるかという御質問でありますけれども、当然のことながらやはり市民サービス、行政については、市民のためであり市民の理解が必要であるということなので、結論から言えば、そういう努力はしなければいけないということは十分認識しております。

 説明の手順等については、さまざまな考え方があろうかと思いますが、市として今この件を進めていることについては、市民への現在の進み方の状況の伝達については直接集まっていただいて説明する、そういう場面もあろうかと思います。また、他に広報、紙面を通してお伝えする状況もあろうかと思います。

 そして、このような検討をしているということについては、議会の皆様には議会の病院経営改革推進特別委員会というものもございまして、そういったところに今これが決定であるか、また検討中であるかということについては、お話をしてきていることでありますので、もし市民の方に今田口議員御指摘のように、決定であるかのように受け取っているという方がおるとすれば、いえ、これはこういう段階でこういうことをやっているんだということを、ぜひ議会の皆様にも市民との間に立って、行政として進めていることの現状の理解、把握について御協力というよりも、一緒になって進めていただきたい、そのようにお願いをしたいというふうに思います。

 伝える努力はしなければいけないということは重々認識しておりますので、足りない点はさらに改善をしていきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) わかりました。

 最後にお伺いしたいことが1点ございますけれども、私、大学の先生との調査結果をもとにお話させていただきました。なぜこれをしたかと言いますと、不安を与えるとかそういうことではなくて、実際こういうことが起きてしまってから、例えば診療所化になってしまった、だからこうなったということは避けたいんです。実際こういうことを予測した中で、じゃ、こうした場合、政策としてどういう政策を打ち出していけば市民の皆さんが混乱しないでいくか、このまちづくりどう進んでいくか、そういう部分を含めてこの調査結果をちょっとお話しさせていただいたんですけれども、本当に市民の皆さん、この診療所化になることへの不安というのは物すごい大きいんです。でも、それと当時にこうなったとき、じゃこのまちどうなるかというところも物すごい不安を持っているんです。その部分に対する心のケアといいますか、これは何とかしますという政策を明確に打ち出していきながら、この議論と同時進行にやっていかなくてはいけないんではないかと、私はそう思うんです。今、ただ単にこの地域間の争いとかそういう形でしか映っていない部分はあります。

 私、もしそれが本当にそうなっているんだったら、自分は本当に悔しいです、これ。何でこうなっているんだろうって。こうなってほしくないから、じゃ市はこういう政策を打ち出しますというのをきちっと早急に出してほしいんです、私。そこら辺何というふうに考えているのかお伺いして、私の質問終わらせていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) さまざまな不安、それの要因になる想定されること、こういったことは当然我々も考えながら進めなければいけないということで、先ほどの試算についてももし数値いただければ後でいただいて、検討の中に入れていきたいというふうに思います。

 きっちりした政策を打ち出してほしいということを最後に言われましたけれども、このことに関しては、先ほど来伺ってます政策決定をする前に、市民、議会との説明もなしに進めることについてはいかがなものかということと私は相反するような気がします。もしきっちりした政策を打ち出してほしいというその中身が私の受け取っているものと違うのであれば別ですが、そういったきっちりした政策を決めるために検討し、方向性を絞り、それをもとに市民議会との意見交換をして最終的な政策を決めていきたいというふうに思っておりますので、ぜひその点も御理解いただきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 1番、田口寿宜君の一般質問を終わります。

 昼食のため、13時まで休憩いたします。

                              (午後0時00分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後1時00分)

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△門脇健郎君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 7番、門脇健郎君。



◆7番(門脇健郎君) 一般質問も私が最後ということになりました。そろそろ飽きてきたところだと思いますけれども、しばしの間、おつき合いをお願いしたいと思います。

 2項目にわたって通告をいたしております。

 通告書に従って質問をいたしたいと思います。

 第1点目は、市有財産を精査し有効活用を考えるべきと思うが、所見を伺うということでございます。

 本市では、動産不動産を問わず、遊休資産、財産ともいうべき資産が数多いと推察するところであります。資産は有効に活用することにより価値が生じるが、遊休状態の資産は市民にとって弊害なことが多いし、また景観を損ねかねないものでもございます。そこで、市有財産で遊休財産ともいうべきものが数多いと思いますけれども、その内容と現状についてお聞かせをいただきたいと思います。

 それから次に、活用計画があったら箇所ごとの計画をお示しいただきたい。

 3つ目は、財政が非常に厳しい今日、売却も一策と思うがどうでしょうか。

 この3点を御答弁をお願いしたいと思います。

 次は、内陸線の存続は仙北市の振興に欠くべからざるもの、今一度市長の所見を伺うという表題で通告をいたしております。

 私は、内陸線の存続は北東北の観光都市を目指す仙北市の振興に、また地域住民の足として欠くべからざるものと思っております。今一度市長の所見をお伺いいたしたい。

 最近、内陸線に対する知事の考え方に以前と違いが見えてきました。以前には多額の赤字を理由に廃止も辞さないという姿勢をたびたび見せておりましたが、8月18日の北秋田市長、仙北市長と知事の3者協議では、沿線には高齢者ら交通弱者が多く―これは2007年度の数字ですが、年間40万人が活用しているのは事実として、存続に意欲を示しております。また、9月8日の定例記者会見では、沿線の高齢化で公共交通の重要性が増して、内陸線は仙北市、角館への観光客呼び込みにも役立つ、もう一度頑張ってみる価値があるというふうに申しておりますし、仙北市の乗車運動について積極性があらわれていると評価をいたしております。

 また、国の赤字ローカル線に対する考え方にも変化が出てきております。市長さんは既に御存じだと思いますけれども、国土交通省では、公共交通網の衰退に悩む地域を支援するため、公共交通支援情報センターを設置しております。赤字ローカル鉄道の生き残りや、「次世代型路面電車の導入等を支援する地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」も、昨年10月成立をいたしております。また、国土交通省では、高齢化社会や地球環境保全を見据え、過度に自動車に依存しない地域づくりを後押しすると言っております。また、軌道の近代化への補助率も5分の1から3分の1に上げたほか、老朽化した地方鉄道の安全対策事業に3分の1の補助を進出するなどが盛り込まれております。必要な予算は、平成21年度の財務省への概算要求に取りまとめをしているようでございます。

 またもう一方、総務省では、地域公共交通の課題解決に向けた市町村の取り組みに対し、地方債の発行に配慮すると。平成20年度から国交省の鉄道事業再構築事業では、鉄道会社が車両を購入する際、自治体の助成に要する経費を特別交付税に算入しているということであります。

 いろいろ申し延べましたが、財政負担については県でもさきの知事との懇談会の場所において、県の山田課長が申し上げたように、今までと変わらない負担をすると言っておりますし、国交省、総務省も赤字ローカル線に前向きに対処する姿勢が見えてきております。

 本市においては、地域住民の足を守るため、観光産業の振興のためにも内陸線を存続すべきだという観点から、国・県、国会への陳情、要望活動を積極的に行い、赤字ローカル鉄道支援をさらに強化されるよう運動すべきだと思います。また、乗車運動について、行政、議会、市民が一体となり、全国的な広がりになるような運動を展開することにより、財政負担の軽減にもつながるものと思います。

 市長の内陸線の本市観光の振興、産業の振興、住民の足としての位置づけと財政負担についての所見をお伺いいたします。

 以上、ここでの質問を終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 門脇議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、大きい1点目として、市の所有する遊休資産の件でありますけれども、私どもも市の資産については、当然ながら有効に利用・活用されるべきであるというふうに考えておりまして、管財課と行政改革推進室で連携をとりながら、公有財産の有効活用の観点から未利用財産の調査を行っておる段階であります。

 御質問の遊休財産と呼ばれる使途等について、はっきりと決まってないものにつきましては、土地用地で申しますと14件、面積にして2万9,854平米となっております。今後、さらに調査を進めて処分等の検討を進めていく計画にしておりますけれども、現在こういった中でどのような利用が考えられるかと。現段階での計画でありますけれども、14件中現在未利用で債務負担が終了後に処分可能なもの、これが1件、そして現在一部利用中でありますけれども、債務負担終了後に処分可能なものが2件、それから同じく一部現在利用中でありますけれども、今後処分可能なものが同じく2件、それから現在未利用でありまして、今後の利用計画があるもの、しかしながら現在は利用されていないというものが3件あります。それから現在未利用、遊休で方向性の協議中のもの、これが2件、最後に現在利用中であるけれども、方向性の協議中であるものが2件というような内容になっておりまして、まだ具体的にどこのどうしようというところまでいってはおりませんが、3点目に御質問もありました売却ということについても、市が市直接で使用、利用していくという必要性の将来ともないと判断されるものについては、現在市有地で特定のところに貸し付けをしているものも含めて購入意思のあるところについては、売却ということも積極的に進めていきたいというふうに思っております。

 次に、内陸線の件でありますけれども、内陸線につきましては沿線住民の悲願として開通した鉄道路線でありまして、高校生、それから高齢者など、交通弱者の交通手段であるのみならず、観光振興、それから商店街活性化等のまちづくりに加えて、環境面でも重要な役割を担っていることから、仙北市としても存続に向けて努力をしてきているところであります。

 9月2日に知事と仙北市議会との意見交換が行われまして、知事からは内陸線を存続する場合のあり方といたしまして、今後3年をめどに経常損失を2億円以内とすること、また安全対策工事に国の補助を受けるための公有民営方式の導入が必要なことなどが示されました。これに対して県は、これまでと同様の負担をするということでありましたけれども、損失額の圧縮につきまして、その可能性ある具体的な項目であるとか、その目標額が示されないままに経常損失額が目標値を上回った場合とか、公有民営方式導入の際の安全対策工事費の経費負担などについて意見交換が行われたわけでありますが、そのような負担、または総額が明確でない中で、当然のことながら市議会としてもそれに同意、または結論は出せない状態で9月2日の意見交換会は終わったというふうに受け取っております。

 こういった点は、当局といたしましても同様のスタンスで、県からの最近の提案についてやはり具体性のある、そして可能性のある改善策をもって経営改善、目標値の達成の可能性のある、その見通しが立つ段階であれば、市としても積極的に取り組む姿勢であるということで申し上げてまいりました。

 この9日、知事と北秋田市の市長、そして私、仙北市長の3者による協議が行われまして、内陸線の存続につきましては、私の考えを申し上げますと、現在、平成18年度から秋田内陸線再生支援協議会というものを開き、そしてその結論として22年度までの再生計画を策定し、5年間を目標期間として経営改善に進んできている、取り組んできている最中であると。途中段階での県が目標達成という面で期待される数値までは出ておりませんけれども、現在も存続に向けて、県も北秋田市も仙北市も頑張っている期間であると。その意味では、存続については反対の立場ではなく、合意をしている立場であるというふうに申し上げてまいりました。

 また、議会においても再生計画の期間における赤字補てんの負担金について、県、北秋田市、仙北市の負担割合をルールをつくって、そして年度ごとの予定された負担額を負担してまいりました。このものについては、そのとおりの支出について、決算についても御認定いただいておりますし、仙北市議会といたしましても、私は現在の段階において存続させるという方向では一致した考えを持っておられるものと考えております。

 このたびの知事との会談で、3年後、平成22年度をめどに2億円までの経常損失、そしてその後、24年度をめどに1億5,000万円とする5年間の継続努力をさらに続けるということでの合意をしたところであります。

 それは、このたびの3者会談の中で、県から具体的な損失圧縮のための努力項目、そして県が見込んだその目標金額、そういったものが提示され、22年度までの2億を目指した3年間、さらにその後の1億5,000円を目指した期間の可能性が今までよりも具体的になってきたということで、仙北市としても過去、現在よりも改善されるというふうに判断をいたしました。

 県から提示され、このたび合意をいたしました5年間、3年目までの2億円、そして最終1億5,000万円というのは、言いかえれば、平成18年度から22年度までの5年間で1億5,000万円まで圧縮しようという計画を2年半後ろにずらした、つまりは5年間の再生計画が今からスタートするという考えに立ったものと理解していいのではないかというふうに思います。

 努力の内容が今までと同じであれば、改善、また目標達成の可能性については明るさがないわけでありますが、この春以来、知事の発言等も効果を奏していると思いますが、県内、また県外を含めまして、内陸線の乗車促進について各団体、各組織が非常に活発に動き出しております。今年度に入りまして、4月から8月いっぱいまでの数値も昨年に比べて大きく増加をしております。こういった傾向の中で2年半を無駄に過ごしたということにはなりますけれども、今から5年間の計画を再スタートするということについては、沿線住民の存続に対する熱い要望、そして秋田県の内陸部、仙北市の沿線地域を含めた地域振興、こういったことのためにもぜひこの努力は続けるべきものだというふうに考えておるところであります。

 なお、計画期間中における経常損失額を超えた部分、この負担については、従来どおり基金から補てんをするということも合意をしてきております。

 また、会談後、クリオンにおいて秋田内陸地域公共交通連携協議会という法定協議会を設立いたしまして、自治体のほかに学識経験者、公共交通事業者、それから公安委員会、各関係団体の代表者23名に委嘱状を交付したところであります。

 法定協の設立に当たりましては、公有民営方式の導入を前提としたものではなく、秋田内陸地域の公共交通、今後の見通しも含め、どのようにしていくかということを全体で協議する場として設立したものであり、その中において、鉄道である内陸縦貫鉄道の安全対策工事等をどのようにしていくかということが協議をされ、現在一番優位な国の補助を得られる公有民営という方式も視野に入れながら、しかしながら、その負担方式、かかる総額、そして計画年度は、まだ一切協議されておらないわけなので、そういった意味において公有民営は合意されたものではなく、今後の内陸地域の公共交通、これは鉄道もバスもタクシーもそういったものも含めて、どのような交通形態を形成してくのがいいかということを協議する場として設立された交通連携協議会であるということを、議会の皆様にもぜひ御理解をいただきたいと思います。

 今までの経緯の中で、3者会談、また知事の記者発表等々におきまして、公有民営ありきの、そのように受け取られるような発言もあったように思います。これにつきましては、9月9日の3者会談におきまして、私のほうからも、知事が発言する際には公有民営に合意したという発言は避けていただきたいということを強く申し上げてまいりました。

 きょう、県議会が始まっておりますけれども、その冒頭におきまして、知事が県政報告されておりますが、その中において、内陸線について、今年度に入り沿線に市職員の通勤利用や地域振興局による県民乗車運動など、乗車促進に向けた取り組みが活発化し、現在のところ乗客数が前年同期を上回っております。今後もこうした取り組みにより、一定の乗客数を確保できるものと考えております。

 また、国において地方公共交通再生のための支援が強化されたところであり、公有民営方式については、会社の負担軽減が図られることとなりました。このような状況を踏まえ、先般、北秋田市、仙北市の市長及び両市議会と意見交換を行ったところであります。その結果、両市・県及び会社の一体となった経営努力により収支の改善が見込まれること、両市から今後一定の理解が得られることなどから、存続する方向で最終的な調整を行ってまいりたいと考えております、というような知事の説明があったということで伝わってまいっております。公有民営については1つの手法であり、これを採用することのこちら側としての有利性、こういったことについて十分検討した上で取り組んでまいりたいというふうに思っております。

 仙北市としては、内陸線については現状まで非常に苦しい経営状況ではありますけれども、一方では足として頼りにしている人があり、さらには地域振興のためには活用すれば生きてくる交通手段であるというふうに思っておりますので、ぜひそういったことを実現すべく今後も努力してまいりますが、その中にあって、一方的な先走った考えでの決定にならないように十分仙北市としての負担区分、そしてその割合、年数的な期間も含めまして十分に審議をし、納得のいく形で進めたいし、そういった新しい負担にかかわる件につきましては、当然のことながら議会のほうにも御相談をしながら進めていきたいというふうに思っております。

 以上で答弁を終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(門脇健郎君) 大変詳しい御答弁をいただきました。

 最初の質問でございますけれども、私だけではなしに議員の同僚もそういう遊休的な土地を常日ごろ見ておられることと思いますし、何とかしなくてはという気持ちをそれぞれ持っておられると思います。今、お聞きするところによると、相当なところまで調べ上げ、今後の活用に向けた検討を出されておるようでございますので、何とかそれを早く調べ上げまして利用計画をつくっていただいて、そして有効な財産として生かしていただく、あるいは処分するものは処分するというような決着をつけていただきたいと、こういうふうに思います。

 それから、内陸線の関係についてですが、私も内陸線の特別委員会の1人として委員会に出席させていただいていろいろ話し合いをしたんですが、我々話し合いをするには余りにも資料が足りなくて、会社の関係の資料もなし、それから今市長さんがおっしゃられて初めてわかったことが非常に多いわけでございまして、中の、例えば今言われた公有民営を前提としたものではないと言われたんですが、今まで発表したものを見るというと、公有民営をしないと金も何も出て来ないし、これを当然することを前提とした考え方でやっていかなくてはならないのではないのかというようなふうに私どもは考えていました。

 そういうことで、この間の新聞は、あたかも仙北市の議員の人方が賛成しないためにこれ決まらないというような書き方をしておられるようでございましたけれども、我々はそういう内陸線に反対とか賛成とかというような考えではなしに、公有民営化を前提としたものでなければならないというようなふうに私どもは思っていましたし、そのために県でこの内陸沿線の開発をどのような考え方でやってくれようとしているのかとか、いろいろなそういうことについて県の考えをただしたいというようなことで、この間、5項目か6項目の御質問をしたということですので、これから9月定例会で知事も態度をはっきりするというようなことを言っておりますし、我々も議長も新聞紙上を見ますというと、特別委員会の決定、あるいは協議会で話し合いをしなくてはならないということも言っているのでございますし、これから早速それが開かれるものだと思います。

 そうすると、我々の審議する場合、この公有民営化を前提としたものでなくていいという考え方で、それで内陸線を残すというような考え方の中で話し合いするべきだと思うというか、してもいいのでしょうか。そのあたりちょっとわかりかねます、今の市長さんのお話だけでは。

 我々に課されたのは、議会の態度を近日中に示さなければならないだろうというふうに私は思っていますし、どうかその辺をひとつ、公有民営化を前提とした考え方で話し合いをしなくても、ほかのやり方で話をするということになるでしょうが、そうすると何があるのかというと、赤字が現に出ているわけですけれども、その負担割合というようなことになると思いますけれども、そのあたりは市長さんは率直に私お聞きしますけれども、どんな考え方をお持ちなのか、そのあたりもちょっとお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 内陸線関係についてでありますけれども、公有民営、現時点でこれはそれを前提とした法定協議会ではないということは先ほど申し上げたとおりであります。ただ、内陸線、1つには経営上の経常損失がございます。これの経営改善をしないことには、毎年赤字を出しながら幾ら自治体の支援を受けたとしても限度があるという中で、ある目標値に圧縮する努力をしようということで、その中で自治体が負うべき負担は市として今後も負っていく必要があると思います。

 一方、鉄道施設として安全に運行するためには直すべきところは直していかなければいけない。これに関しては、平成18年に専門の調査期間を通じて調査していただき、約9億の安全対策工事が必要であるという結果が出、これも議会の皆様にもその時点で御報告は申し上げております。

 しかしながら、その後、その負担方法、それから事業計画年度、こういったことについては手つかずの状態で進んできております。その理由としては、経営改善があって継続して運営していく会社であって、多額の工事費用をかけても無駄にはならないということで最低の安全対策工事約3,000万から4,000万の金を毎年かけながら部分的に直しながらきているのが現状であります。

 しかしながら、いずれやはり早い機会に安全にかかわることですので、その工事費は生じてきて、これは仙北市としての負担が全くないということではなく、これは協議の結果、仙北市としてもそれなりの負担は生じてくるというふうに思っておりますが、これも皆様にも御提示する案をつくるというところまではいっていないということであります。

 先ほどの公有民営でありますけれども、この制度を導入すれば、国の3分の1の補助が得られる、つまりは沿線自治体だとか県とか会社の負担がその分軽くて済むということで、現在一番有利な方法であります。

 しかしながら、その中で地元の負担、これの総額の精査、さらには線路延長なり、それから地元の線路の状態なり、いろんな要素の中で仙北市がどの部分を幾ら負担といいますか、幾らが仙北市のもので、その管理を今後行っていくとかということについて、ルール、原則を決めて、その上で進めなければいけないという意味でありますので、ほかの公有民営でなければ、ほかの手段で工事費の負担ということが必要になってくるというのも事実であります。

 しかしながら、大前提としては、やはり毎年毎年の運営、経営が公共交通として必要な地元負担の中でおさまる、そういう状況になることが先だということで、そういうことに対してまず努力し、そして近い将来のその工事に向けての財源の1つの手法として当然公有民営の方式も念頭に入れながら、協議会の中でそれ以外の方法でやるとどうなるかというようなことも含めて進めていくということでありまして、公有民営は将来ともしなくてもいいということが決まったわけでもまたないわけです。

 したがって、時間的な流れで逆に言いますと、公有民営で3分の1の補助をもらうとすれば、その前に前提条件として地域全体をどうするかという協議会での連携計画というものがきっちりできていなければ、国としては認めないと。そのための連携計画を立てるというのが今回設立した法定協議会であると。今は、その法定協議会を立ち上げて連携計画を作成するという作業を今年着手すると。これは、その作成作業につきまして国からの全額補助が得られるということになっておりますので、9月に早速それに手を挙げ申請するという作業はしますけれども、繰り返して申しますが、それを申請したからといって公有民営を認容したということでは決してないということで御理解をいただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 7番。



◆7番(門脇健郎君) 私は、内陸線の沿線でございますので、当然沿線の市民ともどもそれが残ることを願っているわけでございます。

 今、知事も先ほど私が申し上げましたように考え方が非常に変わってきて、前は廃線も辞さないというような考え方でしたけれども、非常に前向きな考え方を示しておられるし、こういう機会でございますので、それが存続することになったら、あるいは現在でも同じだと思うんですが、県なり国なり国会議員なりの要望・陳情活動をもっともっと積極的に行うべきだと。幸いうちのほうの議会には国の総理候補と友人というくらいの議長を擁しておりますので、こういう方にうんと働いていただいて何とかこれを残していただくように、こう思っておるところでございます。

 私は、市民のというか、私の個人の意見でもありますが、沿線の人方の考え方を十分考えながら話ししているわけでございますので、何とか市長もこれから仙北市の発展は観光にしろ、産業にしろ、あるいは福祉、いろんな面からしてもこの内陸線の存続は必要だということを十分考えながら、ひとつ推進に当たっていただきたいということを心からお願い申し上げまして、私の質問を終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 7番、門脇健郎君の一般質問を終わります。

 これで、日程第1の一般質問を終わります。

 暫時休憩いたします。

 13時55分まで休憩です。

                              (午後1時40分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後1時55分)

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△議案第97号の質疑、討論、採決



○議長(佐藤峯夫君) 次に、日程第2、議案第97号 仙北市立神代小学校改築工事請負契約の締結についてを議題といたします。

 これより質疑を行います。

 通告により発言を許します。

 18番、高久昭二君。



◆18番(高久昭二君) 議案第97号は、9月4日の9月定例会の初日に議会運営委員会に提示されまして、本会議に上程されたわけでありますけれども、その日のうちに質疑、討論、採決という当局のほうでは段取りを考えておったようですが、私は神代小学校を建てることに決して反対するものでもなく、立派な学校をぜひつくっていただきたいというのが私の偽らざる心境でございます。

 なぜならば、角館統合小学校ができたからいいとかそういうふうな地域的なエゴではなくて、既に合併して3年以上になったわけですから、当然神代小学校も耐震問題がひっかかり、それをもって改築しなければならないということになったといういきさつ、経緯についても、私も神代の市民ではなくてもわかるわけであります。ですから、そういうふうな観点から、私は議会できちんと審議して、そういうのを省略したりするのではなく、やっぱり十分に審議して、そういう中からよりよい学校・校舎を建築していただくということは、おのずと建築受注業者にも反映されてくると思いますので、そういう観点から質問をさせていただきますので、どうか誤解のないようにひとつよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、まず第1に、今回出されました条件つき一般競争入札の具体的な要件について、またなぜ今回初めてこの条件つき一般競争入札が導入されたのかということをお聞きしたいと思います。この件につきましては、昨日、浦山敏雄議員が一般質問なさいまして、これに対することも質問で触れられております。この中で石黒市長の答弁の中に、この条件つき一般競争入札の要件の中には、営業所が仙北市内にあることというふうな答弁をなさいましたが、私はこの要綱を見ますと仙北、それから大仙、美郷と2市1町にあることというふうになっていますが、どちらが正しいのかなというふうに思いますので、その点も含めたひとつ答弁をお願いしたいと思います。

 それとあわせて、浦山敏雄議員の質問に答弁されておりましたが、今後、ことし6月から来年3月31日までは試行期間であると、この条件つき一般競争入札というのは。しかし、この工事は御承知のとおり2カ年にわたって平成21年12月20日までとなってございます。別にこれは工事と何ら影響はするものではもちろんありませんけれども、どうしてその試行期間というものを設けてやらなければならないのかという主な理由も、浦山議員も質問なさったと思いますけれども、再度、もう一回私もお聞きしたいと思います。

 質問の2つ目としましては、株式会社松橋設計に対して設計料や施工管理料、当然最初は現況測量なり、そのほかに基本設計、さらには実施設計というふうなことも当然お仕事なさったわけでございますけれども、どのくらいの予算を計上されてそれらに対する支払いをされるのか、その点も含めてお聞きしたいと思います。

 あと、3つ目には、教室などの建物の高さが角館統合小学校に比べて約30センチ低いというふうに言われたというお話を伺ってございますけれども、これによって結果的には角館統合小学校と比較してどのくらいの具体的に建築費用は安くなるのか、安いという言葉はちょっと語弊がある言い方ですが、少なくて済むのか、その点についての地元説明会もなさったようでありますので、ひとつお答え願いたいと思います。

 4つ目には、同校の改築工事の1階平面図を見ますと、校務員室が正面玄関付近や、または職員室の付近にはなく、校舎建物の裏側に配置したわけでございます。現在は、御承知のとおり神代小学校は警備保障会社に委託されておると思うわけでございますけれども、しかし、校務員さんのお仕事というのは、いろんな仕事が雑用も含めてたくさんあるわけでございますけれども、中にはやはり校内の見回りなり校外の見回りということも当然場合によっては出てくると思いますが、いずれやはり玄関近くにあったほうがよりいろんな面で私は便利ではないかなと思うんですが、その点はいかがなものでしょうか。

 それから、5つ目の質問でございます。

 ここ半年間、原油高騰や鉄骨機材、木材、建築用材や資材等の高騰によりまして、非常に建築業者の方々も困ってございます。それがために、ことし8月に入り早速秋田県がこれらの建築資材高騰を受けてスライド条項を適用するということが新聞でも報道され、発表されました。県内の建築建設業者が長引く不況と最近の資材高騰の中で、さらに経営が厳しくなっており、当然、仙北市としてもこれらに対する対応を迅速に的確に判断して実施されるべきではないでしょうか。

 この点に対する今回の公表された予定価格並びに低入札価格制度による調査、そして今回の入札額に反映されているのか、その点も含めてお聞きしたいと思います。

 それから、6番目、耐震度問題が発生したこの神代小学校の改築の建設用地でございますけれども、これに対する、当然やられたと思いますが、地盤調査並びに地質調査ボーリング等が行われた結果どうであったのか、この点に対してのお答えをひとつお願いしたいと思います。

 特に、今回議会に提示されております資料の番号2の1によれば、建築本体工事22工程の中に事業工事地盤改良一式とあるわけでございますので、これらも含めた具体的な説明をよろしくお願いしたいと思います。

 まず以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 藤川総務部長。



◎総務部長(藤川実君) それでは、入札関係のことにつきまして、御答弁申し上げたいと思います。

 この条件つき一般競争入札の具体的な要件といたしましては、5つほどあります。こうした中でお話ししますと、地方自治法施行令167条の4項に規定する該当しないものということでありまして、入札参加の資格を定めたものでございます。

 次には、特定建設業の許可を有していること、あるいは仙北市の競争入札参加資格名簿に登載されていること。

 次に、秋田県建設工事等級格付名簿に建築一式の工事がAであるということ、また指名停止を行われていないということ、それから営業所とかという問題を今言われましたけれども、今回の工事は10億円という大きな工事でありますので、大仙、美郷、仙北、この2市1町の区域を持って業者を選定するべきという審査会の意見のもとで、こういった事務所がこの2市1町の中に主たる事務所があるということでありまして、すべてがこのような形になっております。ただし、金額に応じまして、2市まで及ばない場合、1市でいい場合は、仙北市内に主たる事務所があるということが絶対条件であります。

 それから、この理由として申し上げますと、やはり公共工事の入札に関しては、手続の透明性、あるいは客観性、競争性を向上させる必要があることから、地方自治法上、一般指名競争入札が原則とされているわけでありますが、本6月19日から施行されている当市の入札に関しては、試行期間を設けながら本年度の3月まではこの形をとっていって、来年度からは条例化した上でこれを本施行という形じゃなくやっていきたいと、このように思っているところでございます。

 それから、もう一点目でございますが、スライド条項につきまして質問ございましたが、あくまでもスライドということにつきましては、鋼材あるいは燃料の変動額が請負代金の1%を超えるものを対象としているものでございまして、業者から申請があった場合は、資材価格の動向を踏まえまして暫定的な措置として適用を検討するという申し合わせはしておりますので、これを検討しているということでございます。

 私のほうからは、以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 倉橋教育次長。



◎教育次長(倉橋典夫君) 高久議員の御質問にお答えいたします。

 質問の2番目の設計業者に対する設計料及び施工管理料がどのぐらいの額になっているのかという御質問ですけれども、今回の神代小学校の改築工事は、株式会社松橋設計に設計業務を委託したものでございます。

 実施設計につきましては、平成19年度の事業で実施しておりまして、その請負金額は2,412万9,000円となっております。

 施工管理に要する経費でございますが、これは予算額で申し上げますと、設計管理料は2カ年の継続費で446万8,000円、工事管理料が同じく2カ年の継続費で1,152万円の合計1,598万8,000円を見込んでおります。今後、この請負契約を締結になりますと、この施工管理につきましても手続を進めたいと思っております。

 それから、3番目の御質問の教室と建物、天井の高さの問題でございます。角館小学校に比べて低いということでございますけれども、天井の高さが角館小学校は3メートル、今回神代小学校は2.8メートルですので、20センチ角館小学校よりは低くなっております。

 それで、経費の比較ということでございますけれども、角館小学校と施設の規模が違いますので、その比較はちょっとできませんけれども、仮に神代小学校を3メートルの高さで設計した場合の比較については、設計業者から概算で調べてもらったところ、その20センチの違いによりまして、約250万円ぐらい安くなっているということでございます。これは鉄筋とコンクリート、柱の高さが違ってくる部分の差だというふうに認識しております。

 それから、質問の4番目の校務員室の位置についての御質問でございましたけれども、改築の検討委員会とのいろいろな意見交換の中で、現在の校舎につきましては、職員室から児童の登下校が確認できないということから、今回の新しい校舎につきましては、職員室を正面玄関側に配置したということで児童の防犯・安全を図ってまいりたいということにしております。

 校務員室につきましては、常時そこに校務員さんが校務員室に入っているというものではなくて、職員室を中心に児童の安全を図っていくというふうに御理解しておりますので、職員室とは隣接しておりませんけれども、廊下を介して真向かいに配置しておりますが、防犯・安全上の問題はないというふうに判断しております。

 それから、6番目の御質問の建設用地の地盤地質調査の結果等につきましては、教育総務課長のほうから答弁いたしますので、よろしくお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 教育総務課長。



◎教育総務課長(佐々木公雄君) 教育総務課の佐々木でございます。

 質問の6点目について御説明いたします。

 耐震問題で神代小学校改築となったが、建築用地の地質地盤の調査はどのようにして実施したかというようなことでございます。実は今回の設計につきましては、プロポーザル方式で設計業者が決まったわけなんですけれども、その決まった業者から地質調査に必要な場所を定めていただきまして、19年度の地質調査業務を実施いたしました。内容につきましては、建設予定地内に3カ所の機械ボーリング並びに貫入試験、1カ所当たり10メーターから15メーターという深さの地盤支持力を測定いたしました。

 その結果ですけれども、うち2カ所で深さ6.15から8.15、2メーター間ですけれども、粘土層の部分がございまして、その支持力が必要なN値と言いますけれども、これが50あれば普通でオーケーなんですけれども、この50を欠ける部分が今のところの2カ所に存在したということが確認できました。

 設計業者とボーリング業者で検討させました。建築には特には支障はなかったんですけれども、さらなる安全を考慮して、今回事業工事といたしまして、ソイルセメント工法と言いまして、現在の地盤にペースト状のセメントを幅1.2メートルと1.5メートルのサイズがありますけれども、そちらのほうをボーリングしていく形でまぜるような形で一応地盤の補強を行うということで、これが基礎の部分ですべて約500本、これを施工していくということにいたしまして、地盤の弱い部分にも対応していきたいと。従来であれば、くいの、PCを打っていく工法なんですけれども、周りに余り公共施設がございますので、振動を避けたいということで今回ソイルセメントコラム工法ということで、一応実施したいというようなことでございます。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 18番。



◆18番(高久昭二君) 条件つき一般競争入札という方法が何もだめだというふうに頭から決めつけて、私、お聞きするわけではないんですけれども、従来行われていました例えば最近では角館統合小学校で実施されました指名競争入札と比較しましても、余り今説明をいただいている中では遜色はないなというふうに思います。

 なぜならば、指名競争入札業者も当然建築の利益を持っていなければならないし、格付、なおさら当然いろいろなそれを地方自治法に触れるようなことはあってはならないし、もちろん間違っても指名停止を食っている業者ではだめだとか、いろいろそういう大体同じじゃないですか、どこが違ってくるのか、私は担当委員会の委員でないもので、よくちょっとそこがのみ込めないんです、失礼ですけれども。

 それともう一つは、例えば8月4日に急遽民生常任委員会の協議会が開かれたようでございますけれども、その際に、なぜもう既に6月から施行されておりましたこれらの入札方法について説明をしなかったのかどうか。または、総務常任委員会の協議会なり総務委員会なりに、私はやはり当然これは説明する当局としての義務があると思うんですよ、幾ら試行期間であっても。先ほど、藤川総務課長がおっしゃったとおり、来年は条例化してそれを実施したいというための、ただ試しだという意味じゃなくて、来年度は実施したいというのをはっきり言われたわけでございますから、当然、担当常任委員会にはしかるべく説明なり、やっぱり意見を求めるというのが私は開かれた市政であり、開かれたお互いの車の両輪のごとくやっていくためには欠かせないことだと思いますが、なぜ担当委員会等に説明なり、そういうのは今まで怠ってきたのか、その点に対する説明をひとつ求めたいと思います。

 それから、2つ目には、先ほどの松橋設計さんに対するそういうふうな中身についてはよくわかりましたけれども、これは従来御承知のとおり、建設工事の約10%ぐらいを見ておったんではないかと、旧角館町で思うんですが、若干トータルすればそれより高いとは思うんですけれども、どういう形で、プロポーザル方式なわけですが、金額も一つ入った形になっておったのか、その点についてお知らせ願いたいと思います。

 それから、質問の3つ目は、高さを20センチメートル低くすることにより、私は相当の経費が浮いたのではないかなというふうに想像したんですけれども、結果的には250万足らずであるということであるとすれば、天井が低く見えるとか、または圧迫感を感じるということは恐らく生徒さん方にはないかもしれませんけれども、250万を浮かせなければならなかった何か理由があったんですか。合併した当時、ある議員の方が非常に強く、もっと天井を低くすれば経費が安くて済むんだということをかなり議会、委員会等で力説された方もございましたけれども、そういう影響を受けたんでしょうか。その点について、ひとつ御説明をお願いしたいと思います。もし問題ないとすれば、250万円足らずであるとすれば、生徒さん方にこれは10年足らずで使ってもらうんではなくて、かなりの年数をこれからの世代の子供さん方に使っていただくわけでございますので、できればこの点を、また何も競争するわけではありませんけれども、角館統合小学校と同じくらいの高さにやってあげるべきではないかなと思うんですが、その点いかがなものでしょうか。

 それから、8月11日に開かれました神代小学校の改築地元説明会においては、父兄の方々からはどういう御意見なり、御質問が出たのでしょうか。もし、主な点だけでも結構ですので、簡単で結構ですのでお知らせ願いたいと思います。

 実は、4つ目のところの校務員室の位置の件でございますけれども、私はもちろん素人でありますが、実は秋田の学校関係を見ますと、秋田の小学校、中学校もそうですけれども、例えば秋田市立四ツ小屋小学校を見ても警備員を配置しているんですよ。時間置きに回ったり、いろいろそういう点をやっているんです、きちんと。秋田市は都会だから危険だけれども、仙北市のこういう田舎ではそういう危険はないだろうというふうに今は予測はつかないような時代です、現代の社会は。いつ、どこで何があるかわからない、あすの日がわからない、極端に言えば。そういう時代でありまするから、なるべく校務員さんが黙って校務員室に座っているわけじゃないんですが、そういう先生方だって黙って教員室で座っておるわけじゃないでしょう。授業があり、部活あり、いろいろなことでまた外に出なければならない場合もあるので、なるべくだったら教員室に並んで正面玄関付近に配置されたほうが、何も裏口のほうに置かなくても私はよりベターではないかなと思うんですが、こだわるようですが、その点に対する答弁がございましたら、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 それから5つ目は、藤川総務部長さんに答弁していただいたとおり、受注業者の方々がやはりそういうふうなことで非常に高騰して大変だというふうな申し出があれば、それを受けるというふうに判断してよろしいんでしょうか。その点だけ確認しておきたいと思います。

 それから、最後の点でございます。

 建設予定地については、詳しく先ほど佐々木教育総務課長からも御答弁いただきまして、N値50を欠える箇所が2カ所あったと、粘土層ですね。それに対してパイル工法ではなく、ペスト状のソイルセメント工法によって、いわゆるかきまぜて地盤を強化するというふうなことなんでしょうけれども、神代の地区の古い方にちょっと私お聞きしましたら、大分昔にさかのぼれば、ここは才津川なりいろいろな川が暴れて入れまざったようなところがだんだんと断層、川の位置が変わって変化していろいろ非常にまざっているところだと。そういうふうな点で以前今の開発センター、JAで管理されている、市も関係していますけれども、開発センターを工事するときはボーリングなさったようでございますけれども−−就業センターです、失礼しました−−そういう点も参考になさったのかなと思いますが、このソイルセメント工法をやれば問題は全くないのかどうか、その点についてひとつお答え願いたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 藤川総務部長。



◎総務部長(藤川実君) 高久さんのほうから一般競争入札と余り変わりはないんではないかという御質問がございました。

 この条件つき一般競争入札というのは、一定の条件を付し、先ほど申しました条件を付しまして公告をすると。そして参加資格の申請書を提出して参加意欲のある業者で入札を施工するものでありますので、いわゆる何でも指名したという形だけじゃなくて、自分からこの条件に付して合致した人が自分から手を挙げてこの事業に参加するということが一つ違いますので、指名ということになれば、うちのほうから指名して何々業者というふうに指名するわけでございますが、これは条件を付した上でやりたい業者が手を挙げるということであります。

 それから、スライドについては、高久議員さんが申されたとおり、こっちのほうでは取り扱っていきたいと、かように考えているところでございます。

 それから、この施行について、なぜもっと前に知らせなかったかということに対しましては、これについては理由もなく、ただ8月26日の総務委員会のほうに報告したのみであります。これにつきましては深く反省し、今後このようなことのないように対応していきたいと、かように思っておるところでございますので、何とぞ御容赦願いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 倉橋教育次長。



◎教育次長(倉橋典夫君) 最初に、今、藤川部長から御答弁ありましたけれども、条件つき一般競争入札を今回の神代小学校の改築工事で行うということにつきまして、8月4日の教育民生常任委員会の協議会におきまして概要説明をした際、条件つき一般競争入札が施行されているということを委員の皆様承知していないというような御指摘を受けまして、その際、資料を配付させていただきまして、教育委員会のほうとして内容、概要だけを説明させていただいたという経緯がございます。

 それから、教室の天井の高さの問題でございます。

 これにつきまして、2.8メートルになったというのは、基本設計の段階で設計業者との協議の中で最終的に2.8メートルになったというものでございますけれども、御承知のように、平成17年度から2.7メートルまでが学校施設の天井の高さとして認められるようになったということであり、県内の高校においても2.7メートルで建設されている高校があるというようなことも業者のほうからお話があったそうでございます。

 それでこうなったというわけではございませんけれども、天井が低くなることによって暖房の効率性等は若干高まるものというふうに認識しておりまして、またこれによって児童・生徒の勉強、生活に支障はないというふうに判断して2.8メートルにしたものでございまして、御理解いただきたいと思います。

 それから、校務員の位置の関係で、8月11日の地元説明会でどのような質問が出たのかということでございます。残念ながら当日保護者の方は見えられませんで、地域の方、若干の方が御参加されまして、いろいろ御意見を伺いました。そこで出た主な意見としては、校舎の外構工事の関係で校舎の前に池が設置されて、そこがロータリーみたいな形になるという今の段階の構想になっておりますけれども、除雪等で邪魔になることはないのかということ、それから自転車置き場の位置でありますとか物置の倉庫の位置に車が入ることができるのかどうか、あと学校のわきに駐車場を設置しておりますけれども、その配列等について御意見、御提言を伺いました。

 本体については、発注を控えておりますので、大きな変更というのはなかなか難しいというふうに申し上げましたけれども、外構工事につきましては、まだ今後の発注、実施設計ということになりますので、まず住民の皆さん、それから学校等の意見を十分聞いて対応してまいりたいというふうにお答えしてきております。

 それで、校務員室の位置でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、防犯・安全上については、やはり職員室の位置が重要であるというふうに思っておりまして、この配置によって防犯・安全上の問題については問題ないというふうに判断しております。

 それから、設計の額の算出と地盤地質については、教育総務課長のほうから御答弁いたします。



○議長(佐藤峯夫君) 佐々木教育総務課長。



◎教育総務課長(佐々木公雄君) 私のほうから設計料のお話をさせていただきます。

 今回、先ほど言いましたようにプロポーザル方式と、プロポーザル方式の事業概要の中で総事業費15億、工事費12億5,000万の予定ということでは記載してございます。従来であれば、大体それについて4%、5%という設計費で一応予算要求してきたわけなんですけれども、今の時節柄そうはいかなくなりまして、実は秋田県の建設交通部の営繕課で作成しております設計等業務委託料算定基準というのがございます。これに従った形で今回積算した予算額でございます。

 続きまして、先ほど言いました地質調査の件ですけれども、御指摘になられたとおり、実はあそこら辺の地質については大変複雑なものがございます。神代中学校からの先のほう野中清水と言いまして、そこへすぐ地表からの段階でまもなく泥というか、粘土層が出てくる場所でございます。今回の場合は先ほども言いましたように、ボーリング調査を行いまして、最初は10メーターという予定でおりましたけれども、どうしても2メーター分の粘土層が出てくると、それ以降の分についてはどうかということで実際の話は深くしてございます。

 その結果に従いまして、先ほど言いましたように6.15メーターから8.15メーターの2メーター間において、あくまでも粘土層が出てくると。これは建物に対する過重との関係で直接の影響はないということで、ボーリング屋さんと設計屋さんでお話しした経緯はございますけれども、先ほど言いましたように、さらなる安全性を確保するためにソイルセメントコラム工法という、基礎の大きさが例えば4メーター角だとすれば、そこに6本とか8本とか9本と、1つの柱に対する基礎にそういうふうな1.2メートルから1.5メートルの深さ3メートルから4メートルのものを施工し、地盤の支持力を高めるという工法で、できるだけ不等沈下のないような形でしていきたいというようなことでございます。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 18番よろしいですか。

 では、どうぞ。



◆18番(高久昭二君) 2つだけ、これで終わります。簡単なことですので、ひとつよろしくお願いします。

 この条件つき一般競争入札、昨日も浦山議員が一般質問で御質問されましたけれども、これは県なり上部機関からの指導なり、そういう通達なりがあったんでしょうか。それをもって今回これを試みて、いずれは実施したいというふうに判断されたんでしょうか。具体的にいつ、どのような形で、どなたの判断でもってこれを実施に至ったのか、その点だけをひとつお答え願いたいと思います。

 2つ目は、先ほど佐々木教育総務課長からの御説明がございましたが、この資料の2の1にある3のところのPC緊張工事という1,411平米というのが、先ほど説明されたのに該当されるのか、その点ちょっとそのあたりの関係だけお答え願いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 藤川総務部長。



◎総務部長(藤川実君) 今、申されましたことにつきましては、担当課長のほうから説明していただきます。

 それと、先ほど条例化という話をしましたけれども、要綱を定めた上で実施していくということで訂正していただきたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 黒沢財政課長。



◎財政課長兼入札契約室長(黒沢隆悦君) 今回の条件つき一般競争入札につきましてお答えいたします。

 これは、地方自治法上も条件つきじゃなくて一般競争入札というのが通常原則とされているということでございましたけれども、これまで旧3町村ともいわゆる指名競争入札で実施してきたという経緯がございます。これは全く法に触れるわけではございませんけれども、今年の入札工事の事務等につきまして、総務省、自治行政局長より「公共工事の入札及び契約の適正化の推進について」ということにつきましては、一般競争入札を拡大して実施しなさいよという通達が毎年出されてございます。法では全く指名競争入札でも違法ではないわけですけれども、そういう状況等を踏まえまして、6月から施行しているということでございます。

 先ほど来より高久議員さんから、従来の指名競争入札と何ら変わらないのではないかというお話がございましたが、単純に極端に変わっているという状況ではございません。先ほど総務部長が説明したとおり、これまでにつきましては、対象業者を指名審査会において指名して通知を出すという形をとってございました。いわゆる参加意欲の有無に関係なく、こちらで一方的に指名通知を出して入札を行っていたという状況でしたけれども、いわゆる条件つき一般競争入札につきましては、手持ち工事等において今回の入札の参加を見送るという方につきましては、確認申請書が出されないということになってございます。いわゆる状況等を判断して参加意欲のある業者が参加してくるという形になってございます。基本的に先ほど申したように、指名競争入札と条件等について大きな差異はないものでございます。



○議長(佐藤峯夫君) 佐々木教育総務課長。



◎教育総務課長(佐々木公雄君) 先ほど質問がありましたソイルセメントコラム工法につきましては、資料2の1の建築本体工事の事業工事のほうの地盤改良工事、こちらのほうに含まれておりまして、PC緊張工事ではありません。



◆18番(高久昭二君) PC緊張工事とはどういうことですか。



◎教育総務課長(佐々木公雄君) PC工事というのは、できるだけ柱をなくして大断面で床面のスペースを確保するということで、一般的にはこのPCというのは橋なんかの場合に多く使われてございます。橋の土台と真ん中を飛ばすために、できるだけPCという基設でつくられましたけたを使います。今回の場合は図面のほうをちょっとごらんになっていただければよろしいでしょうか。お渡ししてあります図面の2枚目ですけれども、こちらのほうに多目的ホールというのがございます。この面積が約300平米ほどございますけれども、ここをできるだけ柱をなくすということで、はりをPC工法によって引っ張り、それで強度を高め、はり間をできるだけ長くするという工法でございます。それに伴った形で、PCの緊張に要する工事ということでございます。

 なお、コンクリート部材につきましては、現場打ちということでございます。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 18番、高久昭二君の質疑を終わります。

 次に、13番、田口喜義君。



◆13番(田口喜義君) 私は、この議案が提出されてから初めて見ましたので、この構造上のことについて若干質問させていただきたいと思います。

 角館統合小学校が改築されて、私あそこに2回行ってみました。そのいわば建設された問題点を多分この神代小学校には取り入れていると思っています。ですから、そういう面で質問。

 1つ目は、先ほどの天井の高さですけれども、角館統合小学校のときも天井の高さ、非常に議論されました。2メーター80にすれば、建築経費も安く済むのではないかと。でも、そのときに教育委員長、教育長は、いや伸び伸びとゆったりと教育させるというようなことで、多少経費がかかってもやはりこれは長い、50年以上の続いていくものだからというようなことで、あの天井が高くなった。ですから、この250万の予算を削るということで、これで2メーター80にしたのではないと思いますので。ここについて、もう一つ。

 それから、角館小学校に行ってみて一番気がついたのは、ガラス張りなんですよ、3階建てで。非常に、確かに冬場は暖房費の節約になると思います、暖かいから。でも、夏場はすごく暑いんです。エアコンはもちろんついていないし、子供方あの暑さで大丈夫なのかなと。先生方に聞いたら、いや、子供よりも先生方が大変だと。実際そうだと思います。その先生方の職員室もエアコンがついていましたけれども、狭くて大変だというようなことがありました。

 それから、バリアフリー教室というんですか、私、その言葉はよくわからないですけれども、あの間仕切り、戸も何もないんですね、今はやりだかもしれないですけれども。だから隣の教室で何か、“わー”と騒げばすぐ聞こえるんですよ。授業中に行ってみたんですけれども、子供方は自由に出入りするんですよ。私語も多いし、いや今の教育って、ああいう教育なのかなと不思議に感じられてきたんですけれども、果たしてこれからはああいうような建物がどんどん建てられていくのかなと、非常に疑問に思いました。

 疑問に思った点が2つ。そういう観点からすると、この建物で天窓がついていますけれども、確かに天窓がついていれば明かりはとれますけれども、これは何のための天窓だったのかということです。

 それから、この神代小学校もフリー教室というんですか、そういう中身の建物なのか、それからもう一つ角館統合小学校で気づいたのは、軒下ですが、ちょうど玉川からでも拾ってきた玉石をきれいに並べているんですよ。大した、見かけはいいんですよ。でもあれ、雪が降ったときに、例えば雪べらなって刺さって、石にひっかかって、除雪できないし、ダンプもできないし、もちろん機械もできないわけですね。だから、ああいうここは雪国ですので、そういういわば学校の管理をどのような形でやっていくのか、できればなるべく余り経費のかからない安全なほうが私はよかったんじゃないかなと思っています。

 それから、もう一点は、この学校のいわば国道……市道、カーブになっていますよね。カーブになっていて、一番カーブの視野の悪いところに自転車置き場があるんです。恐らくこの自転車置き場のところは、視界を遮る可能性が非常にあるのではないかなと思う。外構工事については設計変更ができるのか、そういう危険性はないのかということです。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 小林教育長。



◎教育長(小林一雄君) 天井の高さ、先ほどの高久議員もございましたが、各学校には特色といいますか、特性がございますが、角館の統合小学校建設に当たっては、各学校の角館東、西小学校で抱えているいろいろな課題を設計に反映させていただいていました。

 特に天井の高さにつきましては、やはり40人学級があのころ角館東、そして三十六、七人の学級が西小にもございまして、その難点なのが教室が狭いと、空間が圧迫感があるということがございました。特に使っている机が非常に大きな机、いすでありました関係で、40人入りますとほとんどすき間がないと。そのことによって子供たちが活動すると声も非常に反響して厳しいということから、容積を縮めるということはないように、広さをできればもっと広くしてほしいというくらいの要望がございましたが、それはできませんので、天井については従来の高さ3メートルというものを守りながら、さらには若干音を拡散できる方式という意味では開放型のものをお願いしたと、こういうことでございます。

 その点、神代小学校につきましては、幼・小ずっと同じ学習集団でございます。統合小学校のように幾つかの学校、幼稚園、保育園から集まってくる、あるいは小学校各地域から集まってくるという交流集団とはまた違うしっとり感がございます。そういう集団の特性もございまして、教室の中の問題が、今までの教室と同じような形でも問題はないといういふうな判断をしたところでございます。

 さらに先ほど佐々木課長からありましたように、天井の高さについて実験済みのそういう状況の提案があったということ、さらには神代小学校の場合は、教室はそうでありますけれども、全校が集まる多目的ホールというものを設定いたしました。毎日全校で給食活動が一緒にできるという空間を、そこは天井が2階吹き抜けという形の広い空間にして、全校でのいろんな活動に活用できると。そこは非常に天井が高くて、そういうことができると。こういうことで教室棟とそういうふうな意味では多様な活動ができる体制をとったということでございます。



○議長(佐藤峯夫君) 倉橋教育次長。



◎教育次長(倉橋典夫君) 天窓の件でございます。図面でおわかりのとおり、今回の神代小学校は天井のほうにトップライトを取り入れております。これにつきましては、教室の配置等をごらんになればおわかりのとおり、中廊下になっていますため、側面からの光が取り入れにくいということで、上部からトップライトによる自然光を入れて廊下を明るくすると。日中は照明をつけなくてもよいだろうということで、ランニングコストの削減にも若干は寄与するのではないかと。1階中廊下にも吹き抜けを通して、少しでも自然の光が入り込むという計画になっております。

 また、一番心配されますそれらによりまして屋根の積雪対策、あるいは結露対策でございますけれども、積雪対策につきましては、コンクリートで擁壁をつくりまして屋根面より1メートル程度高い位置に設置しております。また、結露対策についても複層ガラスとしたほか、断熱パッキン等により対応したいというふうに考えております。

 それから、施設の維持管理の経費につきましては、御指摘のとおり、できるだけ効率的に管理できるように対応してまいりたいと思います。

 それから、市道が、先ほど御指摘のとおりカーブになっております。自転車置き場の位置等も住民説明会の際も御提言をいただいております。

 外構工事につきましては、まだ確定したものではございませんので、十分そうした面を考慮してまいりたいと思います。また、児童の安全対策ということで、バスレーンを設けまして、バスで来られる児童の安全には配慮していきたいというような計画を持っております。

 私からは、以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 13番。



◆13番(田口喜義君) トップライトのことですけれども、旧田沢湖町でも学校建築がかなりあったんですが、どこの学校も雨漏れで大変困っておったそうです。最後は鉄板ふきにしたと。鉄板ふきにしなければ、雨がどこから漏れてきているかわからないという、恐らく屋根にこういうハイカラなものつければ、さっき非常に絶対に結露はしない、雪は大丈夫だと言うけれども、雨なんですよね。必ず雨漏りするんですよ。神代地区も特に雨漏りするんです。やはりやめれというわけにはいきませんでしょうから、雪、結露、雨、これも絶対に漏らないようにお願いをしたいと思います。

 それで、先ほど角館統合小学校の場合も、除雪をどうしたらいいかという、今、外構工事をやっていますけれども、やはり非常に除雪の問題が頭が痛いと言っていました。ですので、この外構工事については先ほど次長おっしゃったとおり、やはり地域の人方の意見を十分に聞いて、ハイカラにすれば本当はいいですけれども、やはり安全な効率的なそういう外構工事をしていただきたいと思います。

 その軒下のほうは大丈夫なんですか。これについてお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 佐々木教育総務課長。



◎教育総務課長(佐々木公雄君) 軒の関係のちょっとお話しをさせていただきます。

 今回の軒につきましては、柱しんから1メートル50出ております。これに対する雨の落ちぐあいについては、雨は今回は外側にはすべて落とさないで、中に敷いてありますドレーンを使った形で全部下のほうに落とすというような工法を採用してございまして、現在であれば建物の段階で建てた外構については、特に普通であれば犬走り等をつける予定ですけれども、現在のところでは、まだそこまでの計画は立てておりません。いずれ犬走りが必要だとすれば、今後外構工事の中で設置していくというようなお話で一応しております。

 ただ、今言われたような形で角館小学校の関係という部分も我々のほうも伺っておりますので、そこら辺の問題のないようにできるだけしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 13番、田口喜義君の質疑を終わります。

 次に、11番、八柳良太郎君。



◆11番(八柳良太郎君) 議案第97号について、若干の質問をさせていただきます。

 私も委員会ではありませんので、わかりませんことが多かったです。ただ、今いろいろほかの議員の方々が質問を聞いておりまして、かなりわかってまいりました。

 私は、数点についてお尋ねをいたしたいというふうに思います。

 まず、神代小学校の児童数について、1年から6年までどのぐらいの人数がいるのか、お願いをいたしたいというふうに思います。

 それから、第2点目でございますけれども、この契約の中の工事概要の中の3番、建築本体工事ということで、ここに概要が書かれてありますけれども、建築本体工事、電気工事並びに機械設備工事、昇降機の設備工事、それぞれの金額についてひとつお知らせをいただきたいというふうに思います。

 それから、3点目ですけれども、昨日8番議員さんの質問に答えまして市長のほうが品質低下を招くようなことではないようにということで、この低入札価格調査制度に基づいての条件つきの一般競争入札というふうな御説明がありました。つまり、前は最低制限価格というふうなものが何かあったような気がするわけですけれども、それとはこれ名称が違うので、それと同じではないと思いますけれども、例えばやはり今回の工事について、この金額よりも下回ると恐らくだめだよというものが設けられていると思うわけでですけれども、例えばそれについてのもうちょっと詳しい説明をいただけないかなと。いろいろ前は何か一括で最低制限価格でこの金額をオーバーすればだめだよと。しかし、今度については何か科目ごとに最低のラインを設けているというふうなことなようでございますので、その点についてちょっと詳しくお知らせいただければありがたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 倉橋教育次長。



◎教育次長(倉橋典夫君) 八柳議員の御質問にお答えいたします。

 神代小学校の児童数でございますけれども、5月1日現在の数字でございますけれども、1年生が40人、2年生が30人、3年生が28人、4年生36人、5年生が41人、6年生が30人の計205人であります。5年生だけが2クラスということで、クラス編成は普通クラスが7、特別支援学級が2の9クラスでございまして、この現在の児童数によりまして改築工事が行われるものでございます。

 なお、参考までに21年度は210人、22年度が204人、23年度が202人ということで、ほぼ現状の人数でここ数年は推移するというふうに見ております。

 それから、各工事の価格でございますけれども、これは実施設計の額と御理解いただきたいと思いますけれども、建築本体工事が7億6,681万7,000円、電気設備工事が7,550万7,000円、機械設備工事が1億3,788万7,000円、昇降機設備工事が989万4,000円となっておりまして、これを合算した額は9億9,010万5,000円ということで、これは諸経費、消費税等は含まれておりませんので、実施設計のままの数字でございます。



○議長(佐藤峯夫君) 財政課長。



◎財政課長兼入札契約室長(黒沢隆悦君) それでは、低入札価格調査制度についてお答えいたします。

 この制度につきましても、条件つき一般競争入札と同等に本年6月19日執行の入札から導入してございます。

 まず最初に、本市におきましては、今現在最低制限価格は設けてございません。それに準ずるといいますか、それにかわるものといたしまして低入札価格調査制度というものを設けてございます。

 この制度につきまして、調査基準価格というのがございます。この価格は設計上の直接工事費の額、それから共通仮設費の額、それから現場管理費の5分の1、いわゆるこの3つを足した合計額としてございます。ただ、上限と下限を設けてございまして、上限は入札比較価格に10分の8.5を乗じて出た額、いわゆる85%です。下限は、入札比較価格に3分の2を乗じて得た額としてございます。いわゆる入札価格が調査基準価格を下回った場合は、入札執行者及び事業担当課で調査を実施するというものでございます。

 それからもう一点は、失格判断基準というのを設けてございます。これは入札価格が設計上の純工事費を下回る価格で入札した場合であって、かつ次のいずれかということになってございまして、第1点が、まず入札価格が純工事費を下回る価格で入札した場合ということで、その次の第1点は、入札価格が低い順に5社の平均入札価格、これに10分の9を乗じて得た額を下回っているときとなってございます。いわゆる5社の平均よりも10%以上低い価格で入札した場合は、該当になるということでございます。

 それからもう一点ございまして、第2点につきましては、入札時に提出されました見積もり内訳書、これは業者さんの見積もり内訳書でございますけれども、その純工事費の額が設計上の純工事費の額に10分の7.5を乗じて得た額を下回っているとき、いわゆる業者さんが入札時に提出されました見積もり内訳書の純工事費の額が、設計上の純工事費の額の25%以上下回った場合につきましては、失格判断基準に該当するということの2段構えになってございます。この率等につきましては、県、またほかの市の導入状況を見まして算定してございます。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) ただいまの財政課長の答弁は、入札契約室長の資格で答弁させております。

 11番。



◆11番(八柳良太郎君) 神代小学校の一番最初の205人ということで、これから大体200人台の人数でいくと、こういうことでありました。その時々のいろいろな情勢があると思うわけですけれども、2年前の9月の角館の統合小学校のときについては17億と、こういうふうなことでそのときの工事契約になっております。

 実際、今回は10億ちょっととこういうことでありますけれども、別に人数だからその額の何割ということではありませんけれども、角館統合小学校にしますと大体神代小学校は4割ぐらいと。角館統合小学校の建築面積が4,617平米、延べ床面積が7,993平米ということで、今回神代小学校のものは延べ床面積では4,655平米、建築面積では3,085平米と、こういうことで大体6割前後、6割弱、6割強と、予算もそのぐらいになっているわけですけれども、これについては角館統合小学校のときに割安にできたのかもしれないんですが、この中でいろいろな最近の原油の高騰から関係しているそういうことで割安になっているのか、それともまた例えば教育条件上、この人数にはこれだけの例えば教室とか、これだけのゆとりのある面積を供給しなさいと、そういうふうなことでこれが割り増しになっているのか。前の金額が安かったとこういうことかもしれないんですが、この点についてちょっと見解をお聞かせいただければと思います。

 それから、2番目のほうの工事費でございますけれども、非常に日進月歩、建設の技術の進歩も著しいということで、鉄筋コンクリートづくりということで今やるわけですけれども、最近ではハイブリットRC工法ということで値段は安いと、しかし効果については耐震強度なんかも十分備えているというふうな工法もできているようであります。そういう意味で、こういう工事について、このRC工法よりもそういういいものがあるかないかというふうなことで調査研究をして検討してみたのかどうか、そういうのがあるかどうかということについてお知らせ願いたいと思います。

 それから、第3点目でありますけれども、やはり非常に安くて建てたものがあとで壊れるとまずいということで、今、いろいろ最低の、先ほどこういう価格であるということでちょっとよくわからなかったんですけれども、最低工事費でも25%ぐらい引かれるとこれはだめだよと、調査するよというふうな話であったわけですけれども、なかなか仙北市も財政危機というか、財政についてはゆゆしくない状態であります。

 そういう意味で、角館の統合小学校のときには指名競争入札で97%、今回の神代小学校については指名競争ということではなくて一般競争入札と、こういうことで前よりは私は安くなるのではないのかなと、こういうふうに思っていたわけですけれども、97.9%ということで高どまりになっております。

 そういう意味で、今回、ただ参加しているグループも前回4社、今回も4社で参加企業もほとんど9社ぐらいが同じ企業のグループをつけています。そういう意味で何かもうちょっと統合小学校のときの経験もあるでしょうし、もう少し下がってもいいんではないかなというふうに私は考えたわけですけれども、その点について市長はどういうふうに思われるのか、その点についてぜひひとつお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) まず、入札方式についての新しい施行をしているということはきのうも御説明をしておりますけれども、きょうも先ほどからお話をしております。

 業者を選ぶという方法について変えたということでありまして、選ばれた業者の工事に対するどれぐらいでできるかということについては、基本的には差はないものだというふうに思っておりますので、予定価格に対する入札価格率、これが方式を変えたから大幅に変わるものではないというふうに思っております。

 私に求められた答弁はこの件のみと思いましたが、よろしいでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 佐々木教育総務課長。



◎教育総務課長(佐々木公雄君) 先ほど御質問がありました面積要求の件だったとは思いますけれども、実は公立学校整備費補助金にかかわるところの校舎等の基準表がございまして、こちらのほうの算定により今回面積が算定になってございます。

 例えば、今回の場合ですと、神代小学校ですけれども、6から11学級までという範囲内でございまして、こちらの計算式がございまして、そのほかに特学加算、それから多目的加算、少人数加算、それから寒冷地補正を加えまして現在の計画面積というような形になってございます。

 それから、もう一点、工法の検討でございますけれども、私もちょっと申しわけございません、実際建築を主にやっているわけではないので、ハイブリットの工法ということで先ほど言われましたけれども、今回学校を建てるに当たりまして、最初の段階では木造か、RCか、あるいは鉄骨と、その3点での話だけで進んでおりましたので、ハイブリット工法についての検討は今回の場合はちょっと行いませんでしたので、どうかよろしくお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 11番。



◆11番(八柳良太郎君) 最後に1点だけお願いいたします。

 その下限のところなんですが、おおよそで結構ですけれども、例えば算定基準があって、恐らく実際に算定をすると出てくると思いますけれども、きちんとしたものではなくとも、例えば今回の場合、最低の下限については、例えば今入札では消費税抜きで10億ですけれども、例えばこの最低調査基準ということになりますと、おおよそ何億ぐらいのところになるのかについて、最後1点お知らせいただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 黒沢入札契約室長。



◎財政課長兼入札契約室長(黒沢隆悦君) この調査基準及び失格規準については公表はしてございません。申しわけありませんが、上限が入札比較価格の10分の8.5、下限が3分の2ということになってございますので、それだけをお答えしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) よろしいですか。



◆11番(八柳良太郎君) はい、わかりました。



○議長(佐藤峯夫君) 11番、八柳良太郎君の質疑を終わります。

 これで質疑を終わります。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております議案第97号については、会議規則第39条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

         (「異議なし」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) 異議なしと認め、議案第97号は委員会の付託を省略することに決定いたしました。

 これより討論を行います。

 議案第97号 仙北市立神代小学校改築工事請負契約の締結についての討論を行います。

 討論ありませんか。

 18番。



◆18番(高久昭二君) 先ほど来出ました……



○議長(佐藤峯夫君) 討論の場合は登壇してください。



◆18番(高久昭二君) 先ほど来出ました各議員の質疑、さらにはこれまでの8月11日に開かれました保護者の方は参加されておらないようですけれども、地域住民の方々のやはり御意見等を十分に組み入れながら、あとこれでもう固まってどうしようもないというふうな頭になっているかもしれませんけれども、当局のほうでは。そうではなくて、これから先50年は使っていくんだというふうな観点から、よりよいものをつくっていくんだというふうな方向で、まだ努力する必要は十分あると思いますので、その点のことを強く私は意見を述べさせていただきながら、この本案に賛成するものであります。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 他にありませんか。

         (「なし」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) これで討論を終わります。

 これより採決を行います。

 議案第97号 仙北市立神代小学校改築工事請負契約の締結についてを採決いたします。

 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。

         (「異議なし」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は原案のとおり可決されました。

 本日の日程は以上をもって全部終了いたしました……

         (「議事進行」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) 20番。



◆20番(田口勝次君) 入札について、試行期間ということで今取り組んだということで御報告があり、種々議論がありましたけれども、これについては浅利議員から本会議の一般質問で、具体的に一般競争入札にいつから入るのかということで、市長がそのことに対する答弁を時期も含めて答弁をしております。その時期というのは、時期から約1年が経過しています。そういう観点から今回施行に入ったその経緯を含めて、具体的な内容についてもう少しお知らせを願いたいというふうに思いますので、総務委員会でもし仮に文書配付なりしているとすれば、同様のものを全議員に配付するようにお願いしたいと思います。その取り扱いをお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) ただいまの議事進行については、総務常任委員会でこの問題等を取り上げ、善処してまいりたいと思いますので、よろしゅうございますか。

         (「異議なし」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) さように進めてまいります。

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△散会の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。

 本日はこれをもって散会いたします。

                              (午後3時07分)