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秋田県 仙北市

平成20年  6月 定例会 06月16日−02号




平成20年  6月 定例会 − 06月16日−02号







平成20年  6月 定例会



          平成20年第3回仙北市議会定例会会議録

議事日程(第2号)

                 平成20年6月16日(月曜日)午前10時開議

第1 一般質問

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出席議員(23名)

      1番 田口寿宜君       2番 佐藤直樹君

      3番 黒沢龍己君       4番 小田嶋 忠君

      5番 大石温基君       6番 安藤 武君

      8番 浦山敏雄君       9番 小林幸悦君

     10番 青柳宗五郎君     11番 八柳良太郎君

     12番 真崎寿浩君      13番 田口喜義君

     14番 藤原助一君      15番 澤田信男君

     16番 浅利則夫君      17番 佐藤宗善君

     18番 高久昭二君      19番 藤原万正君

     20番 田口勝次君      21番 佐々木 章君

     22番 平岡 均君      23番 戸澤 清君

     24番 佐藤峯夫君

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欠席議員(1名)

      7番 門脇健郎君

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長      石黒直次君     副市長      浦山清悦君

  教育委員長   佐久間健一君    教育長      小林一雄君

  総務部長    藤川 実君     市民福祉部長   中村清三郎君

  産業観光部長  野中秀人君     建設部長     田口陽一君

  田沢湖地域             角館地域

          田口威徳君              大楽 進君

  センター長             センター長

  西木地域              角館総合病院

          加藤義規君              佐藤秀夫君

  センター長             事務長

  企業局長    雲雀芳幸君     教育次長     倉橋典夫君

  総務部次長兼            市民福祉部次長

          高橋正市君              下総芳則君

  総務課長              兼福祉事務所長

                    田沢湖病院

  財政課長    黒沢隆悦君              高藤久晴君

                    事務長心得

  代表監査委員  三浦一平君

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事務局職員出席者

  議会事務局長  大山 誠君     係長       三浦清人君

  書記      高橋精一君

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△開議の宣告



○議長(佐藤峯夫君) おはようございます。

 ただいまの出席議員は22名で会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 欠席届は7番、門脇健郎君であります。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。

 本日、説明のためにさらに出席を求めた者は、下総市民福祉部次長兼福祉事務所長であります。

                             (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、一般質問を行います。

 4名の予定でありましたが、3名の通告となっております。

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△田口寿宜君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により、発言を許します。

 1番、田口寿宜君。



◆1番(田口寿宜君) おはようございます。

 それでは、通告に従いまして一般質問をいたします。

 今回、私は3つのテーマで質問してまいりますが、どれも簡潔に質問をまとめておりますので、御答弁のほうも、ひとつ明確によろしくお願いいたします。

 それでは、早速質問に入らせていただきます。

 まず、1点目といたしまして、財政についてという部分でお伺いしてまいります。

 仙北市の財政状況も「厳しい」から「危機的」へと表現が変わり、極めて深刻な状況になってきたと受けとめております。このような状況になったのも、さまざまな理由、原因があるかと思います。改革に対するスピードが求められておりますが、いま一度、なぜこうなったのかという理由を、どんな小さなことでもリストアップし、それを解決するためには何が必要かということを考えなければならないのではないでしょうか。

 そして、そこから具体的なアクションを起こしていくことが、今、まさに求められているのではないかと感じるものであります。そういったことも含めまして、この状況から脱却するためには、行財政改革の具現化が重要であると考えるものであります。

 国では、自治体財政健全化策として、自治体財政健全化法に基づきまして、2009年秋にまとまります、2008年度決算から、財政悪化をチェックする仕組みが開始されます。

 ここで出されました数値は、市民や議会にも情報開示されますが、メディアにおいても、各市町村の財政状況を発信することと思います。市民が、そこから得た情報、もしくはうわさや世間話等で情報を得て、大変な状況になる前に、なぜ危機的状況になったのかを、今のうちにきっちりと説明しなければならないのではと思います。

 広報及びゼロ予算事業で行っております出前講座を有効に活用し、現状をわかりやすく正確に示し、この状況から脱却するために、市で取り組んでいることを示していくべきではないでしょうか。

 そうしたことを通じて、市民と意識、情報を共有し、理解と協力を求め、仙北市一丸となって、危機的状況から抜け出す道を進むべきと考えるものでありますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、仙北市の活性化についてということで、まずその中の1つ目としまして、協定を結んでおります大学との連携ということでお伺いしてまいるわけでありますが、仙北市では、法政大学と事業協力に関する協定書を結び、地域づくり事業を行っております。

 また、ノースアジア大学とは、観光に関する連携協定書を結び、観光に関するアンケート調査を行ったわけであります。

 この2つの大学以外にも、国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学、それぞれの大学が、仙北市のさまざまな分野について、調査、研究を行っており、中には、いろいろな形で提言をしている大学もあります。

 法政大学、ノースアジア大学も含めまして、より深く調査、研究をする際には、ベースとなる施設が必要になってまいります。仙北市内でそういったことを行う場合、空き校舎等を利活用していただくのも1つの方法でもあり、また、各大学のサークル及びゼミ等の合宿の受け入れも可能なものと考え、多くの学生に、この仙北市に集っていただきたいものと思うものであります。

 この2つのケースとも、何らかの形で、地域住民との交流が行われるものと考え、そういったことが継続されることにより、地域と大学、学生との交流が盛んになり、いろいろな形で地域が元気になってくるのではと考えるものであります。

 協定を結んでおります2つの大学について話を戻しますが、協定を結んだ目的で共通している部分は、地域の発展ということではないでしょうか。

 この目的を共有し、積極的に事業展開していくことが、仙北市の活性化につながる1つの要素であると考え、大学側も、市のほうからもっとアプローチをしてほしいという気持ちを持っていると同時に、それを待っているものと考えます。

 こうした事業にかかわっております先生方は、仙北市の発展を真剣に考え、さまざまなアイデアを持ち、実行したいという強い気持ちであります。市のほうもそういった気持ちを受け入れ、協定を結んだ真の目的、そして意義を再認識し、真剣に取り組まなければならないのではないかと、強く思うものであります。

 市では、総合計画、そして、その中には重点プロジェクトを掲げ、活性化に向けて取り組んでおりますが、そうした施策を絡ませながら、大学との連携を積極的に活用していくべきと考えるものでありますが、市長のお考えをお伺いいたします。あわせて、今後、各大学からさまざまな提言が出されるものと思いますが、その提言をどのように活用していくのかもお伺いいたします。

 次に、このテーマ2つ目といたしまして、重点プロジェクトの現在の状況と、今後の進め方についてお伺いしてまいるわけでありますが、県では、1月28日に2005年度の市町村民経済計算を発表いたしました。

 それを見てみますと、仙北市の状況は、市町村内総生産の実額が964億3,300万円で、人口1人当たりの総生産は302万6,000円、経済成長率がマイナス2.6%でありました。産業別市町村内総生産の実額を見てみますと、第1次産業が44億9,100万円、前年度比4.7%、第2次産業が174億6,700万円で、前年度比マイナス13.8%であります。第3次産業が774億8,600万円で、前年度比マイナス0.2%となっており、合計額は994億4,400万円でありました。市町村内総生産の実額と産業別市町村内総生産の実額の合計は合いませんが、これは、帰属利子等控除前のためであります。

 仙北市1人当たりの所得を見てみますと176万9,000円で、県内13市の中では一番下、25市町村の中では、下から4番目というものでありました。

 これらのことからもわかりますように、市の沈滞ムード、これを打破するためには、経済成長率をプラスにし、市民所得の向上を目指さなければならないのではないでしょうか。その施策としていろいろありますが、第1次産業から第3次産業までのすべてが含まれております、3つの重点プロジェクトこそが大変重要なものであると考えるものであります。

 秋田県の県民性について、改善すべき余地の多い点の1つに、本気度が足りないという御指摘がございます。今まさに、重点プロジェクトの取り組みに対する本気度が問われているのではないでしょうか。今年度も各プロジェクト目標達成に向け、動き出しているわけでありますが、大いに奮闘していただきたいものであります。

 そこで、重点プロジェクトの現在の状況と、今後の進め方についてお伺いいたします。

 次に、田沢湖の景観についてということでお伺いしてまいるわけでありますが、私は、4月17日に、春山地区の皆様と田沢湖畔業者組合の合同によりますクリーンアップに参加してまいりました。田沢湖周辺のごみを拾うものでありましたが、私はごみの種類に驚きと怒りを感じたものでありました。空き缶やたばこのポイ捨て以外にも、この神聖なる議場でお話しするのもどうかと悩んだのでありましてが、皆様に現実を知っていただくために、あえてお話しさせていただきますが、使用済みの大人用の紙おむつが2袋満杯の状態で、道端に捨てられてあったのです。

 また、砂浜では、バーベキューをした炭や残飯がそのままの状態で埋められているという事実もありました。そして、これは昨年、この清掃活動を行った際、実際に捨てられていたということでお話を伺ったのですが、テレビや電子レンジ、冷蔵庫までもが捨てられていたという、これでは、観光地ではなく最終処分場のようなものであります。モラルの問題を通り越し、不法投棄という完全なる犯罪ではないでしょうか。

 また、古いボート等、大きな物もあり、地域住民では何ともすることができず、どう対処したらいいのか大変悩んでおられました。

 生活排水についても考えなければならないのではないでしょうか。いろいろと整備されている箇所もありますが、まだ田沢湖に流れ込む排水はあります。湖面を見ておりましても、生活排水だとすぐにわかります。財政的な部分も絡んでくるわけではありますが、何らかの対策を講じなければならないのでは考えるものであります。

 使用されていない建物及び廃墟もあります。地域住民、そして観光客の方々からも、そういったものは何とかならないものかというお話をよく聞きます。建物を所有されている方々との十分な協議も必要でありますが、観光スポットとしての景観という観点からも見てみますと、処分も含め、何らかの形で対応しなければならないのではないでしょうか。

 田沢湖は、仙北市の観光スポットの1つであり、顔でもあります。その顔が、こういった形で汚されているのはいかがなものでしょうか。この顔の汚れを1つずつ、着実に、市民の皆さんと協力しながら取り除いていくことにより、観光スポットとしての魅力が、より一層深まるものと考えるものであります。

 こうした問題について、市ではどのような対策を考えておられるのかお伺いいたします。

 以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) ただいまの、1番、田口議員の一般質問にお答えをいたします。

 最初に、今、財政についてということでの御質問、また、現在の状況に対する御心配、御指摘ございました。

 1つだけ前もって申し上げたいというふうに思いますが、仙北市の財政状況、これについては、私も表現として厳しい状況という中から、平成20年度の予算編成、そして施政方針の中で、危機的状況という表現をさせていただきました。その理由は、3月定例会でも申し上げましたけれども、職員並びに市民が、状況に対してより現実味を持って、厳しく認識するために表現を変えさせていただいたということであります。

 さらに、さかのぼって申し上げますと、平成18年に発行させていただきました行政改革大綱の中でも、危機的状況という言葉は既に使っております。

 仙北市の財政状況、これは、財政に限らず、人・物・金、すべて危機的な状況であるという認識での行政改革のスタートに立っておるわけであります。

 したがって、厳しい状況から危機的な状況に悪化したというふうには、私はとらえておりません。財政の状況、これを市民の皆さんに説明する責任、知っていただいて、そして、市民もともに仙北市をつくり上げていくということについては、議員御指摘のとおり、積極的に、また正しく、それを行っていく必要があるというふうに思っております。

 仙北市としては現在、6月、そして12月、さらには1月の広報せんぼくで、市民の皆さんに市の財政状況、6月につきましては、前年度の下期の決算状況、そして当期の予算、12月には上期の決算状況、そして1月には、12月議会の中で、議会の皆さんに決算認定をしていただいた、その最終決算結果を発表しております。

 その中で、予算及び決算状況であるとか、途中途中での執行状況、さらには財産の状況であるとか、主な財政指標、こういったことも、極力皆さんに理解していただきたいということで、平成20年、ことしの1月号の広報せんぼくを見ていただければわかりますが、財政指標につきましても、例えば、経常収支比率というのは、どういう意味合いを持った指数で、それが現在幾らであるかというような、若干の解説も含めながらお伝えしているところであります。

 仙北市の財政状況について、厳しい、そして危機的な状況にあることについては、現状も変わりはないわけでありますが、しかしながら、皆さんの理解と努力の結果で、少しずつ、回復というほどの好転ではないわけでありますが、例えば、地方債の残高、こういったものも期ごとに少しずつ減ってきております。合併直後の平成17年度末の、一般会計ベースの地方債は283億ぐらいあったわけでありますが、これは、20年度末の現在高見込みとして270億ぐらいまで減る予定であります。

 一般会計、特別会計の合計についても同様、少しずつではありますが、改善の方向に向かっております。しかしながら、実質公債費比率、こういう債務を返済していくための公債費、これの金額はまだ高い状態が数年続くということは、皆様にもお伝えしてきたところでありまして、現在20.2というレベルにあるわけですが、平成22年、23年、こういったあたりで、20.4をピークに、その後は低下をし、平成27年、合併後10年の時点では18%近くまで下がるであろうと、そういう立てている推定に沿って、今動いており、ピークである20.4につきましても、今のところ20.3も可能ではないかというところで、努力の結果、決して厳しい状況から悪化をして、危機的状況になったのではないということだけは御理解いただきたいというふうに思います。

 しかしながら、厳しい状況、これについては、議会並びに市民の皆さんには、正しく理解をしていただき、そして、さまざまな事業についても、ゼロ予算事業の必要性、そして、市民と行政の協働による進め方、こういったことについての御理解を、今後とも得ていかなければいけないというふうに思っております。

 次に、大学との協定の件でございますが、先ほど田口議員からお話がありましたように、ノースアジア大学との協定が昨年5月28日、約1年前でありますけれども、そして、ことしに入りましてから、法政大学との協定を結んでおります。その他の大学とも、議員からも御紹介ありましたように、幾つかの大学機関との連携を持ちながら、今進めているところであります。

 大学との連携の中で、我々が期待するところは、我々が地域の活性化、地域おこし、これが市としての課題ではあるわけですが、私どもが取り組む中で、やはり国・県からの、ある意味では一方的な情報、偏った情報、狭い情報に頼りがちな中で、大学研究機関、こういったところは同じ課題に対して、広い地域での情報を収集し、そして体系的な考察を加えた中での判断、情報、こういったものを持っていると。私ども、自治体側としては、そういった広い考え方、情報というものを、地域の活性化の判断の中に加えていきたいと。そして、人づくりにそれを生かしていきたいということがねらいであり、大学側は、生の実情データ、そういったものをつかむことによって、研究の1つの材料を得たいということではないかというふうに思っております。

 そういった意味で、ノースアジア大の場合も、法政大学の場合も、それに沿って進めているところでありますが、1年ないしは約半年経過した中で、大きな成果としては、まだ出るには至っておりませんが、ノースアジア大学につきましては、協定後、大学の学部の部長に当たる教授の方に、私ども仙北市の観光振興計画の策定、これの委員をお願いし、そして、振興計画の策定に大きく寄与していただいております。

 また、学生には、観光アンケート調査、こういったことへの協力依頼、また大学祭のときに、仙北市のPR、伝統行事の紹介、こういったこともしていただいています。さらには、人材育成につながることではありますが、協定自治体であるということで、大学の学生募集の中で、特別枠を設けていただいておりますが、枠いっぱいには満たなかったわけですが、この春、観光学科の中に1名、角館南高校から入学をして、観光のプロを目指す、そういった子供も出てきております。

 一方、法政大学のほうにつきましては、まずは地域のことについて興味を持つということでの体験コース、そして、そこでそれを感じた方、そこを終えた方、こういった方を対象にして、広く、仙北市以外の法政大学と協定を結んでいる飛騨市、そして白山市、こういったところとの情報交換もしながら、そこで学習をしていくというコース、そしてその後に、また地域づくりの応用コース、応用プログラムというような段階を経ながら進んでいくコースの中で、平成19年度中3月末までに体験プログラム、そして学習プログラム、こういったことも終えております。平成20年度もこういったことをさらに繰り返し、そして、そこを終了した人たちの中で、応用プログラムとして専門家の育成であるとか、中小企業、商店、そういった経営者の育成、こういったものにつながるような形で、大学との連携を生かしていきたいというふうに思っているところであります。

 言いわけ的になりますが、まだまだスタートしたところで、我々も協定のよさを十分に生かし切っていないところがあろうかと思います。今後とも、そういったところを十分に生かしながら、大学を活用し、そして大学にも満足していただける、そういった協定関係を継続していきたいと思いますので、こういったプログラムには、参加していただいている議員の方たちもおられることですので、またお気づきの点であるとか、改善すべき点、そして、既に協定を結んでいる大学以外の大学との連携の中で、こういったところとのつき合いもいいんではないかという御提言等いただければありがたいというふうに思います。

 さらには、御質問の前段でありました、1つの活動拠点というお話がありましたけれども、仙北市内の空き校舎、これに対して活動拠点としたいという意向を示す大学もございます。現在、そことの具体的な実現方について、今検討を進めておるところでありますので、これが、もう少し具体化をしてきましたら、皆さんにもお諮りをしていきたいというふうに思います。

 また、重点プロジェクトについての御質問がございました。

 重点プロジェクトにつきましては、確かにこれをすることによって、地域の活力が生まれ、市民所得も上がり、活性化が図られるということにつながるものでありますので、そういった意味で、重点的に取り組んでおるわけでありますが、やはり、地域に定住する人口を減らしてはいけない、その趣旨から定住プロジェクト、定住促進プロジェクトということで、空き家対策等、昨年来取り組んでまいりました。

 空き家情報を、現在12件登録中でありますけれども、4月現在、問い合わせが12件ほどございます。うれしいことではありますが、そのうち1件成約をいたしました。6月末ごろから、こちらに来られ、入居するという話で、今最後の詰め交渉をしている方もございます。北海道の方でありますけれども、物件につきましては、上桧木内地区の空き家住宅ということで、今話が進んでいるということをお知らせしたいと思います。

 さらに、別に4件、実際交渉中であるというものもございます。これをさらに進め、そして、空き家プラス空き店舗、こういったこともぜひ活用を図っていきたいなというふうに思っております。

 当初予算の説明のときにも申し上げましたけれども、この関連で、モニターツアーであるとか、この重点プロジェクトを展開する上での予算等もいただいておりますので、当初の目的どおり、その効果を出すように取り組んでまいりたいというふうに思っております。

 一方、交流人口をもっとふやしたいということにつきましては、目標が、10年後1,000万人という非常に高いハードルではありますが、これに向けて、観光2次アクセスの改善であるとか、さらには魅力の掘り起こし、そしてそれの紹介、こういったことも含めながら、地道にはなりますが、観光客、交流人口の増加につなげていきたいというふうに思っております。

 今回提案をしております男鹿和雄展等につきましても、教育委員会の施設を使った事業でありますが、仙北市への交流人口をふやすという意味で、あえてテンミリオン計画関連プロジェクトとして提案をしているところであります。

 また、産業連携プロジェクトの関係につきましては、首都圏のアンテナショップ上板橋につきまして、途中まで御報告は申し上げておりますが、具体的に今年度からスタートしたいということで、今進めているところでありまして、昨日、東京田沢湖会がございましたけれども、副市長以下職員が参加をしております。そして、その折、副市長も上板橋の商店街のほうにも出向き、ごあいさつをしてきたところでありますが、毎月第1日曜日には朝市が開かれますが、この7月を仙北市のアンテナショップのスタートとして、仙北市の物産を上板橋の商店街のほうに送り込む手はずになり、今準備を進めているところであります。

 個々について、それぞれ取り組みはしておりますが、別件でも御質問あったように、やはり、単に項目として挙げているということだけではなく、この目標を達成するように、まずはプロジェクト推進室、ここを中心に、しかしながら、各現業課がそれぞれ別の意味でかかわっていることですので、全員が、また全市民が当事者意識を持って、こういったことに取り組むようなムードづくり、そして働きかけ、こういったことも進めていかなければいけないと思います。

 特に、テンミリオン計画については、年度ごと、またある節目節目の目標数値、こういったこともきっちり立てて取り組むようにということを、つい先日指示をし直したところであります。

 最後の3点目、田沢湖の景観についてでありますが、田口議員初め、皆さんが田沢湖周辺の浄化、景観整備に非常に御尽力されているということに敬意を表したいというふうに思います。

 田沢湖は、お話にあったように、やはり仙北市の顔であるというふうに思います。田沢湖というものをもって、仙北市に観光誘致を図り、誘客を図りたいということです。それは、何かといいますと、やはり来ていただいて、そこで仙北市に経済効果を見出したい、そういったことがつながっていくことであるわけでありますが、田沢湖に限らず、仙北市の各地域のそういった魅力、これを一番深く理解しているのはその地域の人であり、そして、経済効果も含め、一番恩恵に深くあずかるのは地域の人であるというふうに、私は原則的にはそうではないかというふうに思います。

 そういった中で、やはりそういった魅力、顔、これをきっちりと整備しないことには、外部の人は来ていただけないというふうに思うわけでありますが、まず、ごみ、そして生活排水についてもそうでありますけれども、ごみについては、ごみを捨てないということが最大の美化のスタートポイントである。当たり前のことのようでありますが、汚さなければ汚くはならないというところしか、私は、対策というか考え方はないのではないかと。そのためには、ごみを捨てさせない、もう一つは、捨ててあったごみは長い間放置しない、いつでもきれいになっているというような地域であって初めて、人だれしも良心を持った中で、きれいなところにはごみは捨てにくい、そういう状況が生まれると思います。

 日ごろの、田口議員を初め先ほどお話のあったグループの、湖畔をきれいにする、そういう方たちもおりますし、ほかにもたくさん田沢湖をきれいに保ちたいということで活動されている方もおられると思います。または、ほかの観光スポットについても、毎日のように頑張っておられる方もおります。そういった方たちのおかげといいますか、そういったことが長く続けば、私はきれいになると。しかしながら、一たん大きく汚れた状態、これをきれいな状態にし、その後は市民の皆さん、地域住民の皆さんの協力によって維持をしていくということでありますが、残念ながら、既に汚れてしまったものについては、住民、そして行政、その浄化の時期、方法について打ち合わせの上、少なくとも一度はそういうものをやって、きれいな状態から、その後の維持を住民にゆだねるというような考え方でやっていくべきだというふうに思います。そういった意味で、田沢湖について、また田沢湖のそういったグループの皆さんと一度お話をした上で進めていきたいなというふうに思っております。

 例えば、角館桧木内川桜まつりの前に、河川敷の一斉清掃を行政、住民一緒にやります。そして、その後は、草刈り以外については、私の見る限り、最近のごみの散乱とか、そういったことは、5年前、10年前に比べると非常によくなっているというふうに思っております。各地、やはり何かのときに、一度大きくそこの清掃をし、そしてその後の維持については、ぜひ住民の方を交え、みんなでそれを守っていければというふうに思っております。

 ただし、外部から来て不法投棄をする、こういった人もあるわけでありまして、そういった意味で、現在市といたしましては、9名の廃棄物不法投棄監視員を委嘱して監視に当たらせております。原則としては、土地の所有者、こういった方が警察へ通報して、廃棄物の所有者が見当たれば、当然それを撤去してもらうということでありますが、なかなか特定できない、そういう状況であるというふうに聞いております。

 また、自然公園管理員として県のほうから4名の委嘱された方もおりまして、そういった方たちの情報、または監視、指導ということをお願いしておるわけでありますが、四六時中、そして全区域にわたって、常に目を光らせているというわけにもいきませんので、地域の皆さんからの情報、また指導、こういったことも必要だと思いますし、また、捨てにくい環境づくり、常にきれいになっていると、そういう状況をつくるということについても御協力をいただかなければいけないというふうに思っております。

 市として、こういった委嘱している監視員のほかに、やはりナビや広報を通して、みなさんに不法投棄の根絶に向けた啓発活動、こういったものも、当然折を見て、繰り返し行ってまいりたいというふうには思っております。

 生活排水のほうについては、例えば、白浜地区については特定環境保全公共下水道、こういったものを整備しておるわけですが、中にはまだ未加入の方もおります。御座石地区につきましては、林業集落排水、これについても民家の方で、まだくみ取り単独槽の方がおります。さらに、大沢田子の木地区、こちらについては、19年度から市町村型設置合併処理浄化槽、これを導入しておりますが、設置する民家の方はふえてはおりますけれども、まだ未設置の方が見られる状況であります。いずれにつきましても、未設置の解消に向けて努力をし、そして、仙北市の顔である田沢湖をみんなで汚さないという、それぞれが当事者意識を持って、こうやって人が来てくれるのは、いつもきれいなんだからだということを保てるような、そういう仙北市にしていきたいというふうに思っております。

 以上で、答弁を終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) 丁寧なお答えでありがとうございました。

 財政のところで、1点だけちょっとお伺いしますけれども、危機的意識というところを皆さんに、市長は発信しているというふうに、私とらえました。危機的意識というところを、市民の皆さん、そしてここにいる皆さんと意識を共有しながら、かつ情報を共有してこの状況を脱却していくという方向で、やっぱり進んでいくべきと思いまして、広報で1月、12月、6月と財政状況なり、いろいろ出されておるのは、私もいつも読んでおりましてわかるわけですけれども、ただ、あれを見ていますと、ちょっと一般の市民の方にはわかりづらい面、すごく難しく書いているんですよ、我々が読むような資料のように。もうちょっと簡単にいった方が市民の方々もわかるだろうし、市民の方々も、せばこういう状況なんだというのを、やっとはっきりわかって、かつそうなったときに意識というのも共有できると思うんですよ。そういったところを、もうちょっと気配りしていただくことによって、協働のまちづくりという方向に向かっていくんではないかと、私思うんですけれども、その点いかがでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 情報の発信の仕方については、まだまだ工夫、努力すべき点が多いかと思います。さらに、工夫を重ねまして、表現の方法、そして皆さんにお伝えの仕方、これにつきましても検討をしてまいりたいというふうに思っております。

 昨年まで、地域ごとの市政懇談会を行ってまいりました。その中でも、財政等についての説明もしてきたわけでありますが、やはり、関心のない方、なかなかお集まりいただけないというようなこともあります。そこをどうするかという中で、今年度については、ひとつ出前講座という名前をつけさせていただきましたが、例えば、財政についてより詳しい説明を聞きたいという地域がございましたら、申し出いただければ、担当の職員を中心として、今御質問ありましたような、よりかみ砕いた、わかっていただけるような説明もできるんではないかというふうに考えておりますので、議員の皆様からも、地域の住民の方たちに、そういったことが方法としてあるよということを伝えていただければありがたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(田口寿宜君) ぜひそういうふうな形にしていただきたいと思います。

 最後ですね、1点だけお伺いするわけですけれども、活性化のところでございまして、活性化、つまりは地域をつくっていくということは人づくりだと思うんですよ。人づくりを一生懸命やっていくことによって地域の発展、そして地域の活性化ということに向かっていくのではないかなと、私はそう考えるんですけれども、市長にとって、人づくりというのは何ぞや、どんなもんだ、ちょっと難しいですけれども、それをお伺いしまして、私の質問、終わらせていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 非常に難しい御質問をいただきましたけれども、やはり地域の活性化というよりも、地域が活動するのは人であるというふうに思っております。

 そして、自分たちが住むその地域が、元気であり住みやすい町であるというためには、それぞれが何をしなければいけないか、経済的にも、そして福祉、医療、また教育についても、そういったことを人から与えられるという形で、そこで生活する考えではなく、みずからがそういったことについて役割分担をしながら、自分のできることは、またしなければいけないことは何かということに努力をする、そういう考えの人たちの集まり、そういった地域にするのが、私は人づくりということではないかというふうに思っております。非常に広範囲にわたる難しいことではありますが、そういった意識づけのために、大学のさまざまなコース、プログラムに参加していただくとか、市でみずから企画をした研修会、講習会、また、市民とのトーク、こういったことも積み重ねながら、今言ったような形に持っていければというふうに思っております。



○議長(佐藤峯夫君) 以上で1番、田口寿宜君の一般質問を終わります。

 11時5分まで休憩いたします。

                             (午前10時56分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                             (午前11時06分)

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△真崎寿浩君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により、発言を許します。

 12番、真崎寿浩君。



◆12番(真崎寿浩君) それでは、通告に従いまして一般質問させていただきたいと思います。

 発言通告書の要旨?として、観光地としてふさわしい交通体系とは、ソフト面、ハード面、その具体的な中身としては、秋田内陸縦貫鉄道の存在意義について、もう一点、観光拠点を結ぶ道路網の整備についてと、大きなタイトルの?として、新エネルギービジョンを生かした地域づくりをということでの木質バイオマスに関すること、どの項目も前回、前々回、私の一般質問においてお聞きをした内容と重複しておりますが、あえて再度考え方、方向性などをお聞きしたいと思い、質問をさせていただきたいと思います。

 まず1点目として、観光地としてふさわしい交通体系とはどういうものなのかということで、交流の手段として重要視されなければならない手段の1つとして、鉄道というものがありますが、その役割は大きいものがあると私は考えております。

 現在、秋田新幹線こまち、上り下りとも15本の列車が、田沢湖、角館両駅に停車をし、多くの観光客を運んでおります。現在、6両編成で運行されているこまち、数年後には7両に増結になると、そのようにお聞きをしております。そのための各駅、各施設の改良、それに向けた準備が、ことしから行われている、測量などが行われていると聞いております。このことは、仙北市にとって、本当に観光客の増加につながる喜ばしいことと受けとめております。

 その反面、第三セクター、秋田内陸縦貫鉄道、この存続のため、現在多くの努力が求められております。発言の要旨の中で、あえて存在意義についてということで、存続に向けた取り組みについて、その考え方をお聞きしたいと思います。

 寺田知事は、9月までには方向づけをすると明言しております。4月25日に行われました内陸線の車内、また角館の交流センターなどを会場にして行われました知事との対話集会、これに西木地区の議員の皆様とともに、私も参加をさせていただきました。

 市長初め、企画政策課の職員の方も一緒に乗車をされておりましたので、御存じのことと思いますが、内容については、広報のほうに掲載されているとおりでありますけれども、知事は、北秋田市と仙北市の鉄道に対する明確な姿勢が見えていないと厳しくおっしゃっておりました。そのことを裏づけることとして、自分なりにそんな中で感じさせられたことは、自分自身も含めてでありますけれども、仙北市民における存在に対する熱意の温度差ということでありました。

 内陸線の列車への乗車は、南側、こちら側だけでありましたけれども、その日の午前中の県北地区、そちらでもかなり議論がなされたとお聞きしておりますが、仙北市のこととして、熱意の温度差、仕方ないことかもしれませんが、日常の足として考え、そのような場合には、西木地区のことだとか、ほかの地域からすれば人ごとのように考えてしまうと。合併して誕生した仙北市において、観光産業を生かした北東北の交流拠点都市を目指す仙北市として、その中の問題だと、私はそう考えております。

 5月12日の寺田知事の定例記者会見、このときの発言の中でも、知事はできれば残したい、しかし、残す手法を見つけられないでいると発言されておりました。4月25日以降、存続に向けての仙北市の取り組みとしては、先般、職員の時差出勤制度を7月から導入することが、大きく新聞紙面において報道がなされたところでありますが、その新聞報道のもっと大きな見出し、コピーがありますけれども、初の50万人割れ、スクールバス転換が響くと、前年度の乗車人員50万人割れというような見出しが大きく載っておりました。このことについて受けとめるイメージ、やっぱり大きい見出しのほうのイメージが強く印象づけられてしまったと私は受けとめておりますが、そのことのせいかどうかは知りませんけれども、北秋田市のほうでは、スクールバスに一度転換した部分、ある一部をまた見直しをしたとも聞いております。

 また、この報道関係、この内陸線の取締役会が行われた日の後に、とある秋田県内の鉄道のニュースを扱うホームページ、そちらを見てみますと、見出しのところに「50万人を切って、廃止論に拍車か」というような見出しも載っておりました。時差出勤制度の導入のほかにも、守る会主催の各企画に対し、側面からの支援、また沿線地域が中心となって行う企画などに対して、協力をするようなことを考えているようでありますけれども、もっともっと存続に向けた強固な運動を展開すべきと私は思います。

 市民全体にとって、マイレールの意識を高揚させる、そのことを促すような取り組みをすべきと私は考えますけれども、市長の考え方をお伺いしたいと思います。

 ?の次の項目、観光拠点を結ぶ道路網の整備についてというところに入っていきますけれども、訪れる人にとって優しい(親切な)道なのか、安全な道なのかということであります。

 ふだん、何げなく通っている道路、こんなもんかなと思っている道路ですけれども、地元の住民が気づかなくても、ほかの地域から来られた方にしてみれば、いやあ、あそこのカーブだば、急で冬だばおっかねえなとか、穴だらけだな、あそこの道路とか、いろいろ言われております。たまたまの機会に、そのような道路を通っただけで、そのように感じたり、そういうふうな思いをしたとかということで言われるのも、少しはしゃくにも感じたりしますけれども、返答するには、まあそうなんもんだよというふうな返答をしてごまかしております、私の場合は。

 そういうふうなことを聞いて、それぞれの現場を見てみますと、実際問題、標識が1つあるだけで危険回避ができるとか、ガードレールがあるだけで、ドライバーにとって安心感が増すとか、そのようなところが多数見受けられます。何か起きたら責任問題となる、そのようなことを考えると、市道の管理者は仙北市ということでありますので、市道の危険箇所の再点検をする考えはないのかをお伺いいたします。本来であれば、大まかな総体的な部分での質問だけにとどめておく予定でありましたが、具体的な特定箇所の部分には触れない予定で質問を考えておりましたけれども、おとといの地震、14日の甚大な被害をもたらした地震、実は、その日は私の誕生日でありまして、記憶に残る46歳の誕生日となってしまったところでありますけれども、岩手・宮城内陸地震において被災されました方々にお見舞いを申し上げたいと思います。

 その地震の報道の中で、山岳部を通る道路の壊滅的な状態を見ると、うわあという思い物すごく強く持ちました。この仙北市も山岳部を抱えております。そういう中で思い出したことが1つありました。

 具体的には、神代地域にあります夏瀬温泉への道路のことであります。

 昨年末、12月の上旬でしたけれども、たまたま行く機会がありまして、帰りは送ってきてもらいましたけれども、私の乗ったその旅館の送迎の車が走っているその前に、道路の真ん中に大きな落石が転がっていたこと、そのことを思い出しました。その送迎の車の運転手さんは、いつものことのように平然と道端にその石を寄せて、その場を通っていったと、そのようなことがありました。

 確かに、関係者以外通行どめの看板は立っておりましたけれども、ダムの維持管理のための関係車両、また、旅館への観光客の送迎のための車両、関係者にしてみれば、大げさに言えば、命がけで通行している、何か事故があってからでは、観光地としてのイメージダウンは免れない、そのように感じたところでありましたので、あえてこの部分についても、この部分みたいな危険箇所の総点検をすべきと思いますが、また、できれば改良もすべきと思いますけれども、そのような部分での市長の考えもあわせてお伺いをしたいと思います。

 ?番、新エネルギービジョンを生かした地域づくりをという項目の中の、木質バイオマス発電地域システム化の実現に向けてということで、質問する内容は、事業を実施する考えはあるのかと、簡単なことでありました。

 この項につきましては、前回の一般質問の中で、具体的な数値、または皆様よりいただいた資料などをもとに質問させていただいて、そのときの市長の答弁といたしましては、初期投資の4億2,000万円の部分をクリアし取り組んでいきたいと、そのような答弁がなされていたと記憶しております。

 今年度、事業化に向けて、これに関する予算、わずかながらでありますけれども、予算は計上されているようでありますけれども、昨今の原油高騰の中、事業における効果も増加していると考えられますので、ぜひとも、早急に事業実施をすべきと私は考えますが、今後、この事業実施に向けて、いつの年度に、具体的にはどのような取り組みをしていくのかを、あえて再度お伺いしたいと思います。

 本当に簡単な質問でありますが、内陸線の問題は、待ったなしの状態での、そういう中での質問でありますので、明確にお願いをしたいと思います。

 よろしくお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 12番、真崎議員の御質問にお答えします。

 まず、観光地としてふさわしい交通体系ということについての1点目、内陸縦貫鉄道の件であります。

 内陸縦貫鉄道については、その都度報告をさせていただいているつもりでありますけれども、再生計画、5年間の計画の中のちょうど中間点に現在あります。残念ながら、乗車人員、そして経常収支、両方とも計画数値に対して未達の状況であります。その中で、平成19年度の数値として、乗車人員44万人という数字が発表されたわけであります。50万人割れということで、大きく報道されたところであります。

 内陸縦貫鉄道の役割ということについてでありますけれども、仙北市角館を南の拠点として、そして、北は北秋田市の鷹巣まで94キロを結ぶ鉄道であります。地方鉄道の中では、長いほうの鉄道でありますけれども、この線路名、そして会社名にあらわされているように、秋田内陸縦貫、つまりは秋田県の内陸部を縦貫する、そして内陸部の地域振興、これになくてはならない、さらには、それによって活性化を図ろうという鉄道だというふうに、私は認識しております。これは、建設当初からその考えがあって、そのような鉄道名になり、県も38%という最大出資をして、県を挙げて、この鉄道に取り組み、完成をさせたというふうにとらえております。

 しかしながら、平成元年スタートから20年たったわけでありますが、スタート時点をピークとして、乗車人員は100万人から徐々に減少の一途をたどり、現在50万人を割るというところまできておるわけであります。

 そういった中で、会社が成り立たなければやめてもいい鉄道かということになれば、私は、もともとの目的が、それを1つの引き金にして内陸の活性化を図ろうという目的がどこまで達成されたかということ、それから、もう一点は、この鉄道を頼りにし、この鉄道なくしては生活が難しいという沿線の住民が、少なからずいるという中にあって、私は、現在ある鉄道であるから、存続することに最大の努力をすべきだという考え方で取り組んできております。

 先ほど御紹介ありましたように、4月25日の知事が来られての、北秋田市、仙北市両地域での乗車、車内トーク、そして、地上での討論会、意見交換会ございました。その中で、知事は、9月には結論を出さなければいけない、そして沿線地域の取り組みが非常に認識が甘いと、地域が乗らない鉄道は残す意味がないというような御発言をされましたが、私は先ほど申し上げましたような考え方の中で、やはり少ない人数であっても、それを必要とする人たちのためにも、鉄道を走らせる、走らせるためには会社が存続しなければいけない。そのためには、沿線の人だけが乗って会社が成り立つかどうかということは、この20年間の推移の中で、それに頼ることがもしできるとすれば、既にできていたはずだと。やはり、そこは外部からこの鉄道に魅力を感じ、乗ってもらうような地域おこしをしなければ、存続は難しいのではないかということで、観光客比率を上げるということで、そちらにも力を入れてきたつもりであります。絶対数的には、まだ少ないわけでありますが、観光客の比率は大幅に伸びております。これにさらに期待をかけたいというふうに思っているところであります。幸い、昨年来、また4月25日のトークのときにも、沿線住民の意欲次第であるとかということで言われておりましたが、最近の県のほうの姿勢、知事の御発言をお聞きしますと、両地域に加えて、県としても全力を挙げてということで、県内の各地域振興局にも、内陸線の利用等について呼びかけをしたり、アイデアを募ったりしておられるようであります。

 また、知事の6月に入ってからの記者会見の中でも、仙北市も頑張っておられるけれどもという発言をされたように聞いております。やっと両沿線地域の熱意次第だということのみではなくて、県も一緒になってもうひと踏ん張りしようというふうに、今考えられているのではないかということで、私は希望を持っているところであります。

 仙北市として、県が一生懸命になればそれでいいということではなく、やはり、地元としてやるべきこととして、例えば、利用できる可能性のある職員には乗っていただく、そのための環境づくりとして、勤務時間を調整してこれに対応できれば、そういったことも考えたいということで、7月から実施する考えをお話ししたところであります。

 そのほかにも、過去においても、地域の保育園、老人クラブ、そして職場、いろんなところにも働きかけ、沿線の方には乗っていただく働きかけをしております。これは、今後も継続はいたしますが、さらには、やはり外部の方がより利用しやすい2次アクセス、これにつきましては、昨年、一昨年からと言ってもいいかもしれませんが、松葉駅から田沢湖畔までのアクセス、これについても整備をいたしました。タクシー会社との共同ということになるわけでありますが。さらに沿線の温泉、また保養施設、そういったところへの最寄りの駅からの送迎、こういったことについても、今までも取り組んできた内容ではありますが、そのような利便性についても、皆さんにお知らせをしながら、温泉に入りながら、例えば、くま牧場に行ってみようとか、いうようなことがよりやりやすくなるということを呼びかけていきたいというふうに思っております。

 9月に結論を出すということについては、知事として、今のままでは、なかなか5年の計画とは言いながら、5年ずるずる行ったんでは負担を積み重ねるだけだよという警鐘だというふうに私は受け取るわけでありますが、沿線両市、そして上小阿仁村もかかわっておるわけでありますが、それに加えて、やはり県にも、さらに一緒に加わっていただいて、今までも検討には加わっていただいてきたわけでありますが、実際の乗車運動、こういったことについての加わり方については、ここ一、二カ月で変わってきたように私はとらえております。こういった機運を継続させながら、乗車促進、そして会社の収支改善に努めていきたいというふうに思っております。

 さらに、再生計画の目標は、乗車人員と会社の収支ということで申し上げましたが、最終の計画数値というのは、あくまでも会社の経営収支であると、乗車人員は、私は手段であるというふうに思っております。あるいは、議会でもその旨お話ししたことがあるかもしれませんが、乗車人員をふやすことは、収支改善の一助にはなるわけであり、大きな要素ではあるわけでありますが、そのほかにも、日常経費の削減であるとか、他事業によって鉄道経営を助けるというような方法も含めて、最終的には、会社としてこれを決めていくべきことであって、県も会社の最大出資者であり、知事も会社の取締役のお一人でありますので、県の考え方を会社の中で十分議論をし、把握をして、会社として、存続についてどのような方向でやっていくかということについて、結論を出していきたいというふうに思っております。

 次に、道路でありますけれども、道路については、国・県、そして市の管轄する道路があるわけですが、主に市道についてのお話でありましたけれども、いずれにしても合併後の各合併3町村からの引き継ぎの道路整備要望については、御存じのように数多くあるわけですが、その中で優先順位、重要性、こういったことを判断して進めてきておりましたけれども、この考え方については今後も変わらないということになります。

 それともう一つは、手がけた工事については、できるだけ区切りをつけていくと、仕上げて次に移るということを基本にしたい。これは、国の事業についても、例えば、国道46号の角館バイパスについても、要望はたくさんあるわけでありますが、まずは、角館バイパスを全線供用できるような形にするということを最重点にしたいと思いますし、県管轄の部分についても同じ考えであります。

 市のものについても、重要性、そして緊急度ということになるわけでありますが、周りの状況が変わることによって、その判断は変えていかなければいけない、そういったものも生ずるわけなので、その都度適正な判断をして進めてまいりたいというふうに思います。

 例として挙げられました夏瀬の道路につきましては、もともと市道とはなっておりますけれども、冬場の交通については現在も禁止している、しかしながら、その奥で通年営業をするというときに、旧田沢湖町時代、その認可に当たって、送迎については、営業者のほうで責任を持って送迎をするのであればといいますか、その分について、市の整備は、冬場についても夏場と同じような安全確保は難しいということでお話をしてきたというふうに、私は引き継いでおります。それは、今も変わらないわけですが、状況の変化ということについては、そこで活動しておられる、その活動結果が変わってくる、つまりは、たくさんのお客さんがそこに冬場も行かれるようになり、夏場と同じような整備が必要だという判断もいずれしなければいけなくなってくるであろうというふうに思います。従来の改善すべき道路との優先順位を、そういったあたりも加えた見直しをして、整備に取り組んでいきたいというふうに思っております。

 次に、木質バイオマス発電地域システム化についてでありますけれども、これについては、事業として取り組むということでやっております。

 それで、流れといたしましては、平成21年度の事業として申請したいということで、これは以前からそのような計画で進めてきております。そのために、本年度の中で、これは、強い林業、木材産業づくり交付金事業、こういった中で、補助としては2分の1、しかし、残りの2分の1が一般財源しか道がないのかということで、今より有利な補助制度、支援制度を模索しているという状況であります。過疎債が対象にならないかということについては、調査をし、問い合わせをしましたけれども、これについては適用不能であると、過疎債は対応しないということになりましたので、それ以外の方法について、なお検討したいというふうに思っております。

 現在の原油高の中で、油が高騰し、従来の発電、売電ということ、これに対してバイオ等、自家発でエネルギーを供給することの優位性が増している状況でありますから、時期としては、非常に、今有利な状況でありますので、ぜひそういったことも訴えかけながら、このエネルギー危機の中で、このような事業をするのでということもつけ加えながら、補助探しをしたいというふうに思っております。

 来年度の事業のためには、平成21年1月には、県ヒアリングの後、林野庁へ計画書の提出という必要があるわけですが、その前に、6月中、ないしは、遅くとも8月には、最終決定、必要な資料の収集とか、事業費をどう割り振るかというようなこと、そういう計画のつくり上げが必要になってくるわけですので、今そういうスケジュールの中で進めておりまして、御質問ありましたように、事業として取り組むつもりがあるのかないのかということについて言えば、取り組むつもりで、今進めているということになります。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 12番。



◆12番(真崎寿浩君) 丁寧な答弁ありがとうございます。

 ゆうべから徹夜をしながら原稿書きをしておりまして、原稿を書いている間も、地震を受けたりなかなか、そういう中で、このチラシと申しますか、新聞と申しますか、秋田県議会のほうの秋田内陸縦貫鉄道研究会というところのほうで出されたものが、タイミングよく届きました。

 鉄道の役割、そして可能性という、大きな見出し、市長もごらんになっているかと思いますけれども、そういう中で、鉄道がある意義というものにつきましては、先ほど、ちょっと表現なかなか難しくて、市全体の中の温度差というような表現をさせていただきましたけれども、やっぱり仙北市全体の中の問題だという意識をみんなに持ってもらうような考え方で取り組んでいかなければ、なかなかこの姿勢、仙北市の姿勢、6月9日の知事の定例会見の中でも、仙北市も頑張っているという発言、確かにされておりましたけれども、もっともっと全体的な部分だというところをアピールする必要が私はあると思います。議会も含めての話になるかと思いますけれども、今、本当に待ったなしの状態のところにきている内陸線の問題については、例えば、きのうでしたか、東京田沢湖会とかが行われた、先ほどお聞きしたら、何か内陸線のこと話題とかになったのかなと聞いたら、話題ならなかったかなというふうに、ちょっとお聞きをしましたけれども、御存じかと思いますけれども、秋田県人会のほうでも、署名活動を行ったりしているというようなことも、私承っておりましたので、やっぱりその意識を仙北市全員に持ってもらうということがもっともっと重要なのかなと、私はそう思います。そのような形での取り組みということで、まだまだやれることがあるのではないのかなというふうに私は思いますので、その辺の考え方についても、再度御答弁をお願いしたいと思います。

 本当に守る会のほうでも、モデルツアーとかいろいろやられておりますけれども、側面的な対応ばかりではなく、本当にアピールする部分がもっと必要かなとも思いますので、そういう点についての考え方についてもお願いをしたいと思います。

 2点目の道路のことについてでありますけれども、括弧して、ソフト面、ハード面2通り書いたわけでありましたが、ちょっと表現の仕方が悪くて申しわけなかったんですけれども、例えば、市道同士が交わる十字路、お互いが舗装になっている十字路、そういう中で「とまれ」の標識がない、私の近所にもありまして、数年前には、事故が起きたりもしておりました。結局、そういうふうにして事故を起こす方というのは、ほかのところから来られた方、前にもこのことについてはお話ししたことありましたけれども、そういう点で、観光の部分だけにかかわらず、訪れる人にとってやさしい道なのかなと。

 もう一つの、私経験したのが、丁字路でとまるほう、とまらないで行く運転手のマナーというか、モラルというか、そっちの問題かもしれませんが、何度か他県ナンバーの車がそのような形でやっていくと、看板1つ立てれば済むことなのかなと、そのようにも思ったりしたことがありました。そういう点で、ソフト面という部分で、もし何かしらの考えがありましたら、再度お聞かせいただきたいと思います。

 ?番の木質バイオマスの件、この件につきましては、実は、前回質問した段階で、前向きに検討して行うということはお聞きしておりましたが、たまたま私勉強不足で、20年度の当初予算に、あれ、どこさその予算あるのかなという部分で、私の早とちりというような部分がありまして、わずかながら予算が盛られていたと、今答弁の中にありましたように、そういう中での質問事項でありました。はっきりと取り組むという言葉、再度お聞きをしましたので、大いに期待をしているものであります。

 そういう点では、この?については答弁は要りませんけれども、差し当たって、まず前段のほうの部分で、再度答弁をお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) まず、道路のほうからお答えしますけれども、総点検といいますか、常に危険箇所が残っていないかということについては見出す必要もあって、それに対して、市単独でやるもの、県、また交通安全協会さんなり、交通安全団体、共同でこういったことは進めていかなければいけないというふうに思っております。

 市としては、前も議会でも御指摘いただきました、神代第1幹線の変則の危険箇所、出っ張りがあるということについては、土地所有者とのお話も進んで、これについても解消する方向で改善が図られることになりました。

 また、梅岡線の極度の曲がりがあり、そして日陰による冬季凍結での事故多発というようなところについても、ここも用地を取得いたしまして、曲がりの解消、こういったことにも努めております。危険と思われる箇所については、逐次、そういう形で改善に努めてまいりたいと思いますので、具体的に御指摘いただければ、より取り組みやすいかと思いますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。

 それから、内陸線についての全市挙げての一体的な取り組み、これが必要ではないかということでございますが、これは、御意見のようにそうすべきであり、今までもそれに努めてきたつもりでありますが、なかなか全体の意思を集約し、統一するということの難しさを感じているところであります。これには、受け取る側の方たちの意識ということもかかわってくるので、もっともっと必要性、また内陸線問題の本質のところを、皆さんにもお伝えしていかなければいけないというふうに思っておるところであります。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 12番。



◆12番(真崎寿浩君) 本当に内陸線の問題は待ったなしという状況であるということ、私も認識しております。問題意識を全市民が持てるような取り組みに期待をしております。

 また、知事もおっしゃっておりましたけれども、新たにつくる100キロの鉄道は400億から500億かかると、それくらいかかると。今あるものは、価値のある財産だという表現を、定例会見の中でされておりました。また、時を同じ、その会見のときにも、先ほど市長が申し上げたとおり、どちらか1つ抜けても維持できないということにつながる、仙北市も頑張っている、北秋田市も頑張っているというような表現もなされております。

 価値のある財産と、それを守るという部分では、ローカル線を維持していくということは、地域を支える力だというふうに、私考えますので、活性化につながるものだと考えますので、さらなる取り組みを期待したいと思います。

 観光振興計画の中、この中にも書いてあるとおり、きめ細やかな交通環境の整備という点でも、仙北市が北東北の交流拠点都市を目指すということに、活性化のためにつながっていく必要不可欠なものとも考えますので、そういうことも踏まえながら取り組みをしていただくことを御期待申し上げまして、一般質問を終わりたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 12番、真崎寿浩君の一般質問を終わります。

 13時まで休憩いたします。

                             (午前11時53分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後0時59分)

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△田口勝次君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により、発言を許します。

 20番、田口勝次君。



◆20番(田口勝次君) それでは、御質問申し上げます。

 石黒市長の市政方針に関する基本的な考え方について、御質問を申し上げます。

 市長におかれましては、就任以来仙北市総合計画を初め、数々の計画や政策立案に取り組んできたところであります。特に、いろんな計画を策定するに当たりましては、アンケート調査をしたり、あるいは審議会を設置するなど、その手法につきましては、御案内のとおり、慎重なことや、あるいは丁寧さが特徴であり、住民の意思を尊重するなど、非常に手がたい取り組みと理解をいたしております。

 市長に就任して2年8カ月の時間でありますけれども、策定された計画そのものにつきましては、まだ審議過程のものもあり、成果につきましてはこれからという段階かというふうに存じております。

 4年の任期は長いようで短い、私たち市議会議員も既に2年を経過し、折り返し地点を通過しました。市長の任期も余すところ16カ月であり、ゴールに向け、そろそろスパートをかける時期に差しかかってきたと思います。

 そこで、石黒市長の仙北市政運営にかかわる基本的なとらえ方をお伺いしたいと思います。現状における認識で結構でありますので、真摯な御答弁を希望するものであります。

 1つは、市長の考えるまちづくりということでありますが、次の点についてお伺いをいたします。

 市役所の行政サービスにかかわる体制についてであります。

 新庁舎の建設につきましては、業務の効率性や住民サービスの向上に必要であることは、既に議論済みであります。

 これまで、調査費を措置して部内検討などを進めてきましたが、そろそろどこにどのようにどのように建設するか、その概要について、議会や市民に公表する時期ではないかと思いますけれども、その点いかがでしょうか。

 また、現在取り組みをいたしております、都市計画マスタープランに、市役所等の公的な施設の建設計画が示されるのかどうか、その予定についてもお聞かせを願いたいというふうに思います。

 さらに、市長におきましては、日ごろから地域バランスを大事にしておるわけでありますけれども、田沢湖、角館、西木、それぞれの地域サービスに今後対応すべき組織体制や、必要と考える施策は何であるのか、この点についてお考えをお聞かせください。

 12日に、岩手・宮城地震が起きました。報道される被害状況は、時間がたつにつれ驚くほどであります。しかし、奥州市や栗原市、一関市など、その災害に対する対応は非常に素早かったように、私は報道を見てとらえております。30年間前の宮城県沖地震が、一つの経験になっているというふうに思いますけれども、仙北市も震度4で、激しい揺れがあったわけでありますが、幸い大きな被害は免れましたが、震度5強あるいは6の地震で大きな被害が出たらと思うと、ぞっとするところであります。

 災害対応マニュアルやシステムが整っていない現在、市民の安全・安心を確保するに、どのようにすればいいのか、そういう不安を市民は抱えていると思います。身近で、地震が起きたから、このことを痛切に特に感じます。この点、大丈夫なのかどうかということについて、市長の見解をお聞かせ願いたいというふうに思います。

 次に、仙北市の財政についてであります。

 先ほど、1番議員さんへとの答弁の中で、表現の問題というふうなとらえ方の答弁がなされております。

 私も、この議論につきましは、これまで数回となく市長との質疑応答を繰り返してきたところでありますけれども、角館町議会時代も、同じようなことをお話ししてきました。しかし、結果的には、財政は好転どころか悪化した経緯を持っております。時の首長さんがかわると、特に財政担当者から、実はあのときという本音が語られることがよくあります。財政論議はしたけれども、結果は、財政健全化に至らなかったという苦い経験を持っているわけでありますので、このたび、石黒市長の仙北市の財政健全化施策の基本的な考えを、市長自身の言葉で、特に力を入れる点は何なのかを含め、お聞かせを願いたいというふうに思います。

 次に、これも既に方向づけがなされているというふうに伺いますが、遊休施設及び用地の処分など、公的価値の薄い財産の処理であります。

 財政健全化に一役買うことになるわけでありますけれども、施設解体あるいは用地売却、用地あるいは建物の賃貸契約及び契約の解除などなど、いろんな処理方法があると思います。具体的にどのように進めるのかをお伺いいたします。

 さらに、花葉館、クリオンなど第三セクター運営も、仙北市の財政にかかわってくる問題であります。これらの施設の整理・統合をどう図るか、この大きな課題をどう処理する気か、市長の考え方をお聞かせ願います。

 次に、元気不足の産業についてであります。

 私は、市議会議員に立候補するときに、元気な仙北市をつくることを命題に掲げました。理想とするのは、田沢湖、角館、西木の連携による観光であります。文化と歴史、山と湖、そして、温泉の連携を基本として、いわゆる人を多く集める、そのことにより商いを起こし、元気と活気をつくり出していくことでありました。合併仙北市の生きる道は、これしかないと考えたものであります。

 現状は、第1次産業の農林業につきましては後退を続けております。商工業は、依然として停滞ぎみであります。建設業におきましては、公共事業の削減により、業者数が大幅に減るなど、不景気真っただ中というところであります。サービス業の従事者は、ふえ続けていますけれども、季節によってアンバランスがあります。最も充実してほしい製造業については経営にばらつきがあるように思われます。

 それでも、仙北市は他市町村に比較すると、まだよいほうであるとの評価がなされております。それは、観光客が減っているとはいえ、依然、頼りは多く訪れているからであります。

 しかし、観光業者から事業者から元気を感じ取ることが、いまいちできない状況であります。

 市長は、仙北市の産業振興をどのように受けとめ、また、どのようなことを基本として今後進めるのか、簡単明瞭に説明をいただきたいというふうに思います。

 次に、企業誘致についてであります。

 条件づくりを徹底しなければならないというふうに思います。特に、誘致場所の選定と優良労働者の育成が必要であります。その施策に対する市長の基本的な考え方をお聞かせ願います。

 次に、負担に苦しむ高齢化社会の福祉と医療についてであります。

 仙北市の高齢者福祉に対する施設、あるいは在宅介護の方向づけにつきましては、私の所属する行革特別委員会での議論があり、ある程度理解をいたしております。基本は、在宅介護の充実を今後どのように方向づけしていくかということだろうというふうに思います。

 しかしながら、高齢者福祉には、複数の具体的な施策が必要だろうというふうに思います。市長は、どのような形を考えているか、その点お聞かせを願いたいというふうに思います。

 それから、幼稚園あるいは保育園の運営についてでありますが、方向づけは民営化というふうになっております。現在、一部を社会福祉協議会に業務委託しておりますけれども、今後さらに、これを継続するならば、社会福祉協議会内に管理監督できる体制が必要というふうに思いますが、また保母として同じような業務に当たる人の労働条件が直営と違うということについて、何ら市長は疑義を感じないものなのか、その点についてお聞かせを願いたいというふうに思います。

 それから、仙北市立角館総合病院の改築に取り組むことになると思いますけれども、厚生連仙北組合病院の建設も方向づけられた中で、角館総合病院の改築をどうするか、開設者とし、市長の具体的な考えについてお考えを伺いたい。

 また、厚生連仙北組合病院の改築に当たり、仙北市の負担はどの程度なのか、その内容について、もし御承知であればお話を願いたいというふうに思います。

 次に、先ほど真崎議員から質問のありました内陸線と、県立高校問題についてであります。

 内陸線の存続、廃止につきましては、沿線の取り組みから全県下に変わりつつあります。だが、問題は一時的な支援策ではなく、永続的な対策の可否が基本になるというふうに考えられます。

 特に、沿線におけるまちづくりを秋田県と一体となって、どのような内容で取り組むかが、存続、廃止の分かれ目になるような気がいたします。

 仙北市でいえば、西木町地域の振興策がかぎになるというふうに考えられます。沿線にある神代地域を初め、西明寺、桧木内、上桧木内の西木3ブロック構想が必要と思いますけれども、市長の考えはどうなのか、その点お聞かせを願いたいと思います。

 次に、市民団体が掲げる県立高校並立存続も、秋田県教育委員会の年次計画と真っ向から対立している1つであります。市議会も特別委員会を設置して、県立高校統合問題調査特別委員会を設置して取り組んでいますけれども、市議会としての結論は、打ち出さなければならない時期にあるかというふうに思います。

 並立存続を提唱する団体と秋田県教育庁のはざまで苦しみ悩んでいるのが、私ども委員会の実情でもあります。

 その理由の1つに、仙北市教育委員会と市長の決断が示されていないことが1つの要因というふうに考えられます。

 特に、市長としてこの問題に対する基本姿勢が、1校よりは2校というまちづくり論ではなく、理路整然とした教育論として明示をしていただきたいというふうに思いますが、この点についての御答弁をお願いしたいと思います。

 それから、最後に、秋田国体馬術競技場の跡地利用計画についてでありますけれども、跡地利用計画の時期など、その内容について、現状におけるお考えをお示しいただきたいというふうに思います。

 大きい2番として、平成17年の市長選挙において、幾つかの公約を市長は打ち出したと思います。それぞれの公約に対する反省点を含め、今後取り組むべき課題が、もしあればお伺いをしたいということであります。

 今、申し上げました大きな1番、2番の諸課題、これは私のとらえ方の諸課題でありまして、市長としては課題でないかもしれませんが、しかし、最後の3番目にお聞かせ願いたいのは、そういう諸課題を抱えて、今後どうするかという問題であります。

 最後に、来週、平成21年秋予定の仙北市の市長選挙でありますけれども、そろそろ市民の間で話題の中心に移りつつあります。石黒さん、何とするか、ほかに出る人いるべかという、市民の間でも話されるようになってきました。何といっても、これだけは現職の去就が焦点となるわけで、いろんな人がいろんな心づもりがあるように思い、このような時期にあっても、市長の考えを問いただす必要があると思っての質問であります。現時点での答えは、任期中は、まず精いっぱい責任を果たしますというお答えがあるような気がしますけれども、私の一般質問に対する答弁によって、私なりに、その意思があるやなしの判断ができるというふうに考えたものであり、御質問をいたしているところでありますので、御理解の上、真摯な御答弁をお願いしたいというふうに思います。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 20番、田口勝次議員から非常に広範な範囲で御質問をいただきました。答弁をさせていただきます。

 まず、まちづくりの関係で、市役所の行政サービスにかかわる組織体制ということでございましたけれども、特に庁舎のお話がございました。

 庁舎に対しましては、昨年中間報告を出しておりますけれども、それに基づいて、本年中に庁舎問題の方向性、結論を出すということで、今取り組んでおります。したがって、現時点でこうだということは申し上げるところまでいっておりません。なお、スケジュールについては、議会の皆さんにもことし中に結論を出すということで取り組むという話はしたというふうに思っておりましたので、極力、まず急いで結論を出すようにいたしますけれども、いましばらくお待ちいただければというふうに思います。

 考え方としては、既存の建物の再利用も含め、市民の窓口としてのサービスをどうするかということもあわせ、本庁舎、これは議員御指摘のように、分庁舎方式のデメリットといいますか、不便さというものもクローズアップされていますので、本庁舎という方向の中で、どこにどういう規模の、そして新築なのか、既設のものの改造、改良なのか、そういったことの結論を出していきたいというふうに思っております。

 いずれにしても、そのときに、本庁舎のところだけが便利であればいいということではなく、この広大な仙北市の各地域の行政サービス、これが不便のないようにということも考慮に入れなければいけないというふうに思っております。

 現在のところは、3地区の地域センター、これを中心に、市民サービスに努めておるところでありますが、当然、本庁舎方式になったときには、その担当する範囲なり、やり方については変更というものが加わってくるというふうに考えております。

 次に、財政の問題でありますけれども、午前中、田口寿宜議員にお答えしたとおりでありますけれども、特に健全化の施策ということについてのお尋ねでありましたけれども、一口に言って、やはり厳しいとも、危機的とも言われる、そのような財政状況の中でスタートした仙北市にとって、やはり限られた財源を有効に使うということに、ここ当面は尽きるというふうに思います。厳選された事業、これについて、我々も説明責任を果たし、そして市民の皆さんにも御理解をいただきながら、ある意味では、我慢の期間が続くということについて御理解をいただかなければいけないというのが、私の健全化に対する1つの基本的な考えであります。

 合併以来、新市スタート以来2年半を経過しておるわけですが、3年近いわけですが、その間、この方針の中で、午前中も申し上げましたように、幾らかでも、改善というほどの改善ではないにしても、悪化はしていない改善の方向にあるということで、この方針で自信を持って進んで、さらに思い切った施策がとれるような状態に早く持っていきたいというふうに思っております。

 遊休施設の処分であるとか、第三セクターの問題については、今までも取り組んできたところでありますが、具体的な進め方という御質問でありましたけれども、個々の件についてどうするということを決めていく必要があろうかというふうに思っております。

 第三セクターにつきましては、市が抱えている出資比率50%以上の第三セクターについて、類似の役割を果たしている施設もありますので、こういったものの統合、こういったことについては、ようやく議論に入ったところでありますので、もう少し詰めた段階で、議会の皆様の御意見もお聞きしたいというふうに思っております。

 連携による活性化、仙北市の生きる道はこれだというお話でありますが、私も全くそのとおりだというふうに思っております。

 農林業につきましては、御承知のような状況でありますけれども、特に農業につきましては、米中心のこの地区の農業から、やはり米以外の農産物の比率をふやし、そして、その応用、活用、こういったものについても取り組んでいかなければいけないということを、かねてから申し上げてきましたが、米価の下落であるとか、減反の国の施策、そういった中で、まさにその道をとらざるを得ないということは、はっきりしてきておるわけであります。

 仙北市内におきましても、米粉パンであるとか、また米粉のめんであるとか、そういったものについてもトライをし、実際、企業として起こしている方も出てまいりました。その後の状況をお聞きしますと、まずまずの繁盛をしているというふうに聞いておりますが、珍しさのみのにぎわいではなく、これが定着した、この地域の1つの特徴ある特産物として、製品として進展していくというふうになればいいなと思いますし、そのための行政の支援ということについては、力を入れてやっていきたいというふうに思っております。

 林業については、林産物の活用ということについて、昨年、国の企業集積、県でとっている、県北を中心としたグループの中に、仙北市も一緒になって申請をし、そして、その中で林業の発展にもつながっていくようなことをしたいということで、今考えております。

 また、午前中に御質問ありましたバイオマス発電、こういったことも含めて、木材の活用の範囲、種類というものも広げていきたいと思っておりますが、まだ、実際効果を出すまでには至っていない。

 商業も含め、製造業も含め、確かに議員がおっしゃるように、元気の見えない、そういう状況かと思いますが、ここは、やはりみずからのこととして、携わる人たちも含め、この打開策を求めていかなければいけないというふうに思っております。

 企業誘致については、従来どおり力は入れてまいりますが、我々の願いとしては、従業員を多く雇用してくれ、そして、この地域の原料なり、そういったものが使われるような、そういった産業であればなおいいという気持ちは持っておるわけでありますが、進出する側の企業として、この地を選んでいただくというところまでは、なかなかいっていないのが実情であります。企業誘致の工場用地候補地として、昨年度末に調査、整理をいたしました。こういったところを提示をしながら、この仙北市を1つの対象として考えていただけるような企業誘致の働きかけを、今後もしていきたいというふうに思っております。

 基本的な取り組み方はどうかということでありますが、今までと同様、継続的に粘り強くしていくということではないかと私は考えており、仙北市が特徴を持って売り出せるような、何々産業と、何々関連産業ということで、業種ねらい撃ちという、そういうテーマといいますか、分野を見つけ出せないでいるのが現状であります。

 それから、福祉医療関係でありますが、今後においては、在宅介護が大切な時代になるのではないかというお話でありますけれども、私もそれについては同感であります。

 医療について、現在、介護の対応能力不足もあって、医療の延長で病院に長期入院するというような傾向もあります。その結果として、医療の受け入れを阻害している部分もあります。また、病院からいえば医師不足、そして医師の過重労働ということで悪循環が繰り返されているというような部分もございます。

 したがって、今後においては、病院の問題もあわせてお答えいたしますけれども、仙北市内の2つの病院、そして診療所も含めた連携、ネットワーク、こういったものをきっちりしていく必要があると。現在その作業中ではありますけれども、基本的な方向としては、仙北市の医療関係は、組織的にも運営的にも一本化をして、そして、病院並びに診療所を運営していくと、したがって、どの病院を廃止し、どの病院を残すとか、そういう考え方ではなく、各地域に医療施設としては配置は必要であると、そして、その中での役割ということをきっちりしていくということが必要かと思っております。その中で、通院医療ということと、訪問医療ということが、結果として出てくるのではないかということで、この点も、今議論に入っているところであります。

 それと同様、介護のほうについても、施設入所の介護と、それから在宅介護というこの両面が出てきて、限られた施設、そして、それに対応する医師も含めて、一言で言えば限られた人材、こういったあたりを有効に使って、医療、そして介護ができるような連携を、今模索しているというところであります。

 また、幼稚園、保育園の民営化の話でありますが、この4月から、福祉施設等民営化推進室を設けました。この中での検討課題として挙げておりますが、現在のところ、老人福祉施設、こちらを優先的に取り組んでおり、そして、その後といいますか、完全に終わった後ではないわけでありますが、幼稚園、そして保育園の民営化ということについても、具体的に取り組んでいきたいというふうに思っております。

 現在、行っている社協への民営化、委託の方式が全くそれでいいのかということについても、問題点もないわけではありませんので、この辺の民営化の方法、やり方も含めまして、幼稚園、保育園の民営化を検討していきたいというふうに思っております。

 内陸線については、午前中お答えしたような状況で進んでおりますが、これに関連して、ただいま、田口勝次議員から、西木3ブロック構想という表現でのお話であったかと思いますが、ちょっと私にはその内容が理解できなかったものですから、恐れ入りますが、再度別の形で御質問をしていただければというふうに思います。

 それから、角館地区の県立高校の統合問題でありますけれども、市長の基本姿勢が見えないというふうにおっしゃっておりますが、私自身は、県の示された5地区の統合案の中で、仙北市角館地区にある高校の統合については、他の4地区は3校以上の複数校の統合であって、統合後も2校以上の複数校が残る、その中にあって、仙北市角館地区のみ、2校の統合ということは、1校の高校にするということであって、中学卒業生の選択肢として、この地域に1校だけでいいのか、また、保護者の経済的な負担、高校が全県1区になって、自分の進みたい高校、どこでも行ってもいいよということではありますが、保護者、家庭の経済的な負担はどうあってもいいのか、そして、生徒の選択肢の中にあって、いわゆる普通高校と、それから専門的なことを身につけたい、大きく分ければこの2つがある中で、1校の中でそういったことができないわけではないにしても、選択肢として2校以上あったほうが、よりよいのではないかというようなこと等も踏まえまして、この北仙北の高校としては、県立高校2校を存続すべきあるということで、かねてから県にもお話をして来、現在もその気持ちは変わりなく、並立存続を進める会の皆さん、また両校の同窓会の皆さんにもそういうお話はしてきているところでありますので、今言ったような課題に対して、方向性が見えるまで、さらに検討を続けていくべきだという考えが、私の基本的な姿勢であります。

 最後に、馬場の跡地の利用計画でありますけれども、これについては、議会でもいろいろな御要望、御意見もありました。仙北市として、当局として、馬場跡を、広場整備をしたあの地形を活用できるような用途、こういったことで、多目的広場として残したいということで、基本的な方針は決めております。

 それに基づきまして、昨年12月末までの河川占用許可をいただいておりましたけれども、それは一たん期限は切れました。しかしながら、こちらの活用計画を、素案を持って、県の河川の占用許可を出す部署との折衝を何度かしております。

 現在は、5月2日に協議を行った際、指摘をもらった事項を、今、追加資料等を作成中で、この完成次第、再度協議を行う予定にしておりまして、先ほど申しましたように、多目的広場ということで、グラウンドゴルフやサッカー等ができるような形、広さとしては1万1,400平方メートル、この広さのものを、この範囲を使わせてもらいたい。整備については、逐次少しずつ整備をしていくということで、今現在、6年の整備期間ということを予定しております。

 次に、大きい2点目の公約ということでありますが、御質問の中で、市長立候補時の公約というお話でありましたが、私は、仙北市が合併してスタートする時代にあって、確かにお約束といいますか、こういうまちづくりをしたいというお話はいたしました。

 それは、どなたが新市を引き継いでも、私は同じような内容、同じような項目であったであろうというふうに思っております。その中で、産業のこと、それから福祉医療のこと、教育のこと、全般にわたって5項目にまとめた形でお話をしております。

 また、市政の進め方としては、わかりやすい、透明な市政運営を目指したいということでお話をし、そういったことに基づいて進めてきたつもりであります。

 要約をすれば、合併後の市でありますので、私は、何事も基本になるのは、合併に参加した市民、地域含めて、融和ということが1つ、そして個性。融和と個性ということを強調させていただきました。

 お互いに、各地域、各市民、各職員が理解をし合えば、今まで蓄積されたものが生かされていき、そして、効果も早く出ると、そして、特徴ある個性という表現もあります。特徴という表現をしたこともありますが、やはり外部から注目してもらえる地域であって、活性化が図られるという考えのもとに、特徴ある地域づくり、個性を生かした地域づくり、これが、観光にも産業にも、すべて言えることだということで、合併以来、議会の中でもそこを強調させてもらってきたと思っております。

 したがって、私が市長立候補のときに申し上げたこと、個々についてどうというよりも、そういった信念といいますか、基本的な考えのもとに進めているということで答弁とさせていただきたいというふうに思います。

 3点目に、市長の任期もあと1年半といいますか、16カ月ですか、その後どうするのかという御質問でありますけれども、議員が御推察のとおり、私としては、現在任期の中で、粛々と最善を尽くすということに尽きると思います。これは、任期が切れた後どうなるかということについては、1年半もある、まだ今の中で推測し、どうこうするということではなく、合併後の市をさらに引き続いてよくするには、市民挙げてどうするかという中で、心ある人は、やはりそういったことに参加をしていただきたいと思いますし、そのときの進捗状況なり市民の意識の向上のあり方、そういった状況判断の中で、私も含め個々の人が決断をしていくと、それは、そのときにならなければ出てこないことであって、あと何カ月であるからということで表明をしたり、決めるべきことではないと、私は思っております。

 したがって、この先、仮に同じような御質問があったとしても、同じような答弁になろうかと思いますので、その点もひとつ御理解をいただきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 20番。



◆20番(田口勝次君) 15分しかございませんので、一問一答という形で再質問したいと思います。

 1つは、庁舎の問題ですけれども、そろそろ発表してもいい時期ではないかというふうに思いますが、いまだ検討が必要であるという内容なので、では、今年度中といっても、来年の3月まであるわけで、大体何月議会あたりに意思表示をすることができるのかどうか、その点だけお聞かせを願いたい。

 それから、もう一つ、地震のことについてお伺いしましたけれども、ということは、災害対応のマニュアルというのは、まだ私は議会には示されていないというふうに思っています。このことについて、例えば、避難場所がどこにあるのか、そういうような具体的な内容について、市民の方々は全く理解していないのではないかというふうに思うわけですので、そういう意味で、安心とか安全とかということを考えた場合に、災害時にはこういう対応をということを、はっきり市民にわかるように説明をしていただきたいという点であります。その点、いかがですかということ。

 それから、財政についてですけれども、先ほど、危機的状況というのは表現上の問題だということでありますが、前に、私が一般質問したときに、平成19年度の予算編成をするときに、財政の見通しとして、いわば収入、支出にアンバランスが生じて、極めて厳しい見通しであるという中で、特に多額の財政調整基金を取り崩す危機的な状況にあるという表現を市長がしていました。

 そういう意味から申し上げますと、財政調整基金を取り崩して予算を編成しなければならないという、今日、なおそういう状況であるということは、やっぱり危機的な財政状況にあるというふうに認識するものでありますけれども、先ほどの1番さんの答弁に対しては、何か表現的に職員や市民に訴えるために、危機的という字句を使ったように、私は受けとめましたけれども、決してそうではないのではないかと、本当に厳しいのではないかということ。

 それから、先ほど申し上げましたけれども、角館町時代に、財政担当の方から、いや、実はあのときこう答えなければならなかったんだけれども、財政については、実は本当に苦しかったんですよというお話を伺ったことが、私はあります。そういうことがないでしょうねということです。大丈夫ですか、本当に大丈夫ですかということを私は聞きたいわけです、今の段階で。

 大丈夫なように、市長は、それなりに手がたく慎重にやっていると思いますけれども、特に公債費比率が、合併後10年の中で18%台に戻していくという目標はわかります。

 しかし、特例債についても、あるいは、これから合併後10年間、合併協時点でお話し合いのあった、例えば総合計画にある建設計画など、そういうものを含めていった場合に、本当に現状で大丈夫なのかと。そのためには、市長がこれまで財政論議で言ってきた、例えば人件費の削減等については、こういうような状況になって変わっていくのだということが基本になって、そして、人件費が削減されることによって、財政はこういう形で好転されていくという方向づけはわかりますけれども、市長として、これから市長を続けていく過程の中で、いわゆる合併特例債の生かし方、そして新生仙北市の基礎的なシステムといいますか、姿勢の基本的な部分について、当然執行していかなければならないわけで、そういう総体的な課題の中で、財政は本当に大丈夫なのかということを私は心配するものでありますので、例えば、特例債といえども借金であるから、できるだけそれを使わないようにしていくのだと、そして、あくまでも公債費比率を1つのターゲットにして、努力をしていくという市長の基本的な考え方を、もう一回お聞かせ願いたいというふうに思います。

 それから、企業誘致ですけれども、やっぱり、優良な企業を迎えるという体制が必要だというふうに思うんですけれども、そこら辺が、市長と私のとらえ方、あるいは議会のとらえ方ではかみ合っていないような気がしますけれども、市長としては、例えば企業団地をつくって、きっちりした誘致企業対策を整えていくということではなくて、例えば、今ある未利用地とか、そういうものを考えながら、例えば田沢湖のどこそこ、角館のどこそこ、西木のどこそこという感じの、企業単発的な誘致を考えるのか、あるいはまとまった形で、末広がりするような構想で進めていくのか、その点をちょっとお聞かせ願いたい。

 それから、もう一つは、企業誘致と簡単に言いますけれども、そこに働く、いい企業を呼ぶとすれば、呼ぼうとするほど、優良な労働者がいなければ、やっぱり企業は来てくれないと思います。そういう意味で、優良な労働者を育成していくという体制をどう考えているのか、そこら辺、市長の考えをお聞かせいただきたいということであります。

 それから、病院の関係ですけれども、組合病院が建設されるという見通しのようでありますけれども、仙北市にどの程度の負担というのが来るか、それちょっとお聞かせを願いたいというふうに思います。

 それから、市長から、逆に御質問されましたけれども、3ブロック構想とかいう話というのは何だかということですけれども、私が言いたいのは、一時的に、例えば支援対策を講じても、それはやがて尽きる話であります。

 そういう意味では、基本的には、北秋田市の場合はそれなりの体制というのが整っているように思いますけれども、特に仙北市の場合、神代も含まれますけれども、西木という1つの地域が、どのように今後基礎的な内陸線に貢献できるか、あるいは内陸線の利用が必要な、あるいは住民の足として何としても存続させなければならないという政策をどのように描いているのか。例えば、沿線にどういう形で定着させていくかという基本的な政策がなければならないのではないかというふうに思います。

 先ほど、寺田知事との話し合いの中で、仙北市も、今度は時差出勤をして、それに協力をしていくというお話がなされていますけれども、対象は16人、現在使っている人は3人というふうに表明されています。知事が言っていることは、少なくとも北秋田市も仙北市も、職員の3分の1ぐらいは利用する体制というものを考えたらどうかというお話をされています。

 そういう意味からいうと、仙北市の市役所の組織機構等についても、当然その沿線上、例えば極端な話をすれば、西木庁舎をどう活用していくかと、それに結びつけていくかということが1つの焦点になってくると思います。そういう意味で、総体的に西木に対して、例えば企業誘致にしても、あるいはいろんなことに、施策として、仙北市として基本的なことを考えていかなければ、将来、やっぱり永続存続させるということにはならないのではないかというふうに思いますので、そういう意味での、西木に対してどういうふうにするかという、西木ブロックという名前をただ使っただけですけれども、そういう政策をどうするのかということの問いかけであります。

 それから、大きな2番の、市長の公約については、公約というほどのものではないと。だけれども、受けとめる市民は市長が言ったことは公約だというふうに思っています。そういう意味で、お話ししたということでもいいですけれども、市長から見ておおむね何点つけられるということなのか、私の言ったこと、やってきたことの経過を振り返れば、大体このぐらいは、私は満足している、このぐらいはやったつもりでいるというふうに感じているのか、そのことをお聞かせ願いたい。

 それから、やっぱり3つ目の再挑戦するのかどうかということについては、なかなか言いにくいことだろうというふうに思いますけれども、私は、私の考えですけれども、これだけの課題を挙げて、そして、こういうまちづくりをするという方向で、いろんな組織、あるいは審議会を含めてつくってきて、そして自分で手がけてきたのも、やっぱりそれに対する責任をもし持つとすれば、最低でも3期ぐらいの、12年ぐらいの任期は、やっぱり必要なんではないかと私は思っています。そういう意味で、1期でやめることはないというふうに思いますけれども、答えにくいとは思いますが、私なりに解釈したいというふうに思いますが、今後、もし出るか出ないかという意思表示はできないということではなくて、やっぱりいろいろ考えている人もいると思いますので、そういう意味からいっても、もし引くのであれば早く意思表示して、引かないのであれば、やっぱり、どこまでも私は自分の課題に対して責任を持っていくという立場で、取り組んでもらいたいという要望を申し上げておきます。



○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。



◎市長(石黒直次君) 庁舎の問題でありますけれども、何月ごろに話ができるのかということについては、申しわけありませんけれども、今現在については、ちょっとそこまで詰めておりません。再度申し上げますけれども、本年度中に結論を出すということで、常任委員会なりを通して、その辺決まり次第、議会のほうにも、スケジュール的なものをお知らせをしていきたいというふうに思います。

 それから、災害マニュアルといいますか、地震が起きたときの態勢等についてでありますけれども、委員会のほうに概要版をお渡ししてあるということですが、昨年度でまとめる予定でありましたが、県の関係もありまして、新年度に入ってから、最終版をまとめる段階に来ておりますので、これもまた議会のほうにもお示しをし、市民にも内容等について、周知をしていきたいというふうに思っております。

 それから、財政の問題でありますけれども、先ほど午前中にも申し上げましたが、言葉の問題であるということではなくて、前回、田口勝次議員の、3月議会のときの御質問に対しては、そのようにお答えをしましたけれども、18年度に作成しております行政改革大綱にも、既に危機的状況ということは言葉としてもあらわしており、人・物・金、すべてについて危機的な仙北市の状況であるということを申し上げているということを言ったことであります。

 現状の認識でありますが、言葉であるからどうこうではなくて、現実に財調を8億ぐらい取り崩すという、そういう状況が、ここ合併以来続いておりますので、危機的な状況であり、厳しい状況であることには変わりはございません。したがって、それを職員も市民の皆さんにも理解していただく必要があるということを申し上げたつもりでありますが、私の表現力不足で、言葉だけの違いだと、何にも心配していないということでは決してありませんので、ひとつよろしく御理解いただきたいと思います。

 したがって、本当に大丈夫なのかなということではなくて、大丈夫でないからこそ、各項目として挙げた人件費の削減、それから民営化、施設の統合、それから補助金の見直し、さまざまな項目一つ一つについては、今までも申し上げてきていますので、そういったことを続けてやっていきたいというふうに思います。

 それから、企業誘致の問題でありますけれども、団地をつくって誘致をするという考えは、今のところありません。

 これについては、前にも議会で申し上げましたけれども、例えば、横手市が第2工業団地をつくって、もう十数年になりますけれども、秋田道に近い、あのような立地条件のいいところでさえ、団地をつくってもなかなか来てもらえないという状況の中で、まず団地をつくって、来てくださいということは、ちょっと無理であろうというふうに思っております。

 働きかけは、ふるさとサポーターであるとか、いろんなところを通じて、個別に企業に対して、こちらのよさをPRして誘致に努めたいというふうに思っております。

 それから、病院についてでありますけれども、仙北組合病院、これについては、県は特別の支援をするということで発表をしておりますが、現段階において、仙北組合病院の建築については、まだ全く白紙の状況であります。厚生連の経営状態に対して、農水省のほうで懸念を示しておりまして、そこを説得し切れない、そういう状況の中であります。

 建つ場合の仙北市の財政的負担等についても、全く、今決まっているわけではありません。

 それから、内陸線でありますけれども、確かに地域によって温度差もありますが、それによる恩恵の深さというものもあるわけで、今、仙北市としては、桧木内地区の内陸線を守る会の民間団体が中心になって、ひとつ取り組んでおり、行政も当然のことながら、それに対して施策を労している。

 そして、職員の乗車に関しましては、これは必ずしも、数で七十数人という北秋田市と対抗しようと、またそこまでできるというふうには考えておりません。姿勢としてということと、内陸線、鉄道のみならず、バスも同じように公共交通機関というものが、経営の悪化の中でなくなろうとしている、その中で、エネルギー関係も含めて、公共交通機関を再度使おうという1つの試みの施策として、まず内陸線について、勤務システムを変えることによって、そういったあたりに、1人でも2人でも参加できる部分が出てくれば、それをもっと伸ばすためにはどうしようかということにつなげていきたいということで考えていることであります。

 あと、公約等については、何点とかいうことを、自分で点数をつけるということは控えたいと思いますし、自分としては精いっぱいやっておるつもりですので、それをもって点数としたいというふうに思います。

 また、この後の都合のある人もいるのでという話もありますが、それぞれ、やっぱり仙北市の将来について、こうしたいと、こうすべきだということがあるとすれば、その人なりに考えていただければいいことでありますし、だれがリーダーであろうと、仙北市の進むべき道として、一つの基本路線があるとすれば、それにのっとって、行政は継続していくと、私は思っております。そこに、そのときのリーダーの多少の特徴、人の特徴というものが当然出てくることであろうと思いますが、大きくそこで変わるということは、私はないものだというふうに思っております。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 20番、田口勝次君の一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 本日の日程は、以上をもって全部終了いたしました。

 本日はこれをもって散会いたします。

                              (午後2時04分)