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秋田県 鹿角市

平成21年第6回定例会(第2号 9月 8日)




平成21年第6回定例会(第2号 9月 8日)





 
 平成21年9月8日(火)午前10時開会


 開議


第1 一般質問


    質問、答弁


 散会


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本日の会議に付した事件


 1 一般質問


    田 村 富 男 君


    ? 舘 一 郎 君


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出席議員(20名)


      1番  遠 藤 浩 二 君     2番  兎 澤 祐 一 君


      3番  栗 山 尚 記 君     4番  田 口   裕 君


      5番  和井内 貞 光 君     6番  児 玉 政 明 君


      7番  倉 岡   誠 君     8番  吉 村 ア イ 君


      9番  ? 舘 一 郎 君    10番  阿 部 博 文 君


     11番  浅 石 昌 敏 君    12番  ? 杉 正 美 君


     13番  宮 野 和 秀 君    14番  福 島 壽 榮 君


     15番  黒 澤 一 夫 君    16番  中 西 日出男 君


     18番  田 村 富 男 君    19番  米 田 健 一 君


     20番  大 里 恭 司 君


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欠席委員(1名)


     17番  阿 部 佐太郎 君


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説明のため出席した者の職氏名


市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君


教育長       吉 成 博 雄 君    総務部長      木 村 忠 好 君


市民部長      中 山 一 夫 君    産業建設部長    関   道 男 君


教育部長      青 山 武 夫 君    会計管理者     菅 原 祐 次 君


総務部付部長待遇  田 中 孝 夫 君    市民部次長     畠 山 義 孝 君


産業建設部次長   齊 藤 幸 平 君    教育次長      岩 根   務 君


総務課長      児 玉   晃 君    農業委員会事務局長 畠 山 行 雄 君


財政課長      阿 部   薫 君    監査委員事務局長  今 泉   修 君


選挙管理委員会事務局長


          熊 谷 純 二 君


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事務局出席職員


事務局長      似 鳥 忠 夷 君    班長        金 澤   修 君


主任        田 原 智 明 君    主事        木 村 幸 樹 君





    午前10時00分 開議


○議長(黒澤一夫君) 直ちに本日の会議を開きます。


 これより議事日程第2号により会議を進めてまいります。


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    日程第1 一般質問


○議長(黒澤一夫君) 日程第1、これより一般質問を行います。


 今定例会より一般質問を一問一答方式としておりますが、関係各位の円滑な議会運営へのご協力をお願いいたします。


 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を認めます。


 順位1番、田村富男君の発言を認めます。田村富男君。


    (18番 田村富男君 登壇)


○18番(田村富男君) 一問一答方式の導入により、このたび皆様におだてられトップバッターでやることになりましたけれども、やはり多少ぎこちないような感じがいたします。


 質問に入る前に市長に一言申し上げたいと思います。


 鹿角をより強く元気にとの思いが市民の選良により再び鹿角市のリーダーとしてスタートいたしました。本当にうれしく思います。こんな時代だからこそ市民一人一人の声に耳を傾け頑張っていっていただきたいと思います。我々も一生懸命頑張っていきますので、よろしくお願いします。


 それでは、鹿真会を代表いたしまして、一般質問に入っていきたいと思います。


 県が1市町村1工業団地構想の結果、平成18年度末、県及び市町村設置工業団地は128団地、おおよそ2,203ヘクタールが造成され、そのうち鹿角工業団地は21.8ヘクタールが造成されております。


 現在、立地工業工場数は3企業で、その分譲面積は13.4ヘクタールとなっておりますが、今後の見通しについてどのようにお考えでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) おはようございます。


 私の方も一問一答方式初めてでございますので、時間的にどぎまぎするかもしれません。よろしくその辺はご理解いただきたいなと思います。反問権がないということも一番残念ですが。(「次から出ます」の声あり)


 それでは、今の質問にお答えいたします。


 鹿角工業団地への企業誘致の見通しについてでありますが、鹿角工業団地は、県が昭和63年に総面積約21.8ヘクタールで分譲開始したもので、同年にアイデックス株式会社、平成元年に株式会社ツガワ鹿角工場、平成2年に株式会社佐藤ダンボールが立地しておりますが、その後、新たな企業の進出がないまま今日に至っており、1.9ヘクタールと3ヘクタールの2区画、合わせて4.9ヘクタールが未分譲となっております。


 一般的に、企業が地方に立地する場合、そのメリットとして考えるのは、安価な土地と労働力の確保という面が強かったわけでありますが、プラザ合意後の円高により、その優位性が低下して以降、国内工場の海外移転が増加し、特に、労働集約型の量産品を製造する企業については、その傾向が顕著であります。


 鹿角工業団地への立地が進まない理由としては、こうした経済のグローバル化を背景に比較的広い面積を必要とする企業の国内への進出が減少していることが挙げられると考えられております。また、これに加え、鹿角工業団地の分譲価格が高いことも理由の一つと考えております。


 管理者である県が定める鹿角工業団地の分譲価格は、現在、30%の軽減措置がとられているもの、軽減後の坪単価が約2万6,000円となっており、初期投資を抑えたい企業が求める価格とはまだまだ大きな開きがあるのが現実でありまして、市では、この価格差を解消するため、鹿角工業団地の所得経費の20%を助成する措置を講じているところであります。


 また、同団地の有効活用のため、未分譲地を市が取得し、産業振興の一環として貸し工場等を建設することが可能かどうか検討いたしましたが、県では、当該団地は普通財産であるものの、工業団地開発事業特別会計において管理しており、特別会計設置の目的から地方公共団体への譲渡・貸付は考慮していないとのことであり、効果的な対応策が見出せない状況であります。


 公約に掲げました300人以上の雇用拡大の実現と、その手だてとしてプロジェクトに掲げました企業誘致の促進を進めている上で、鹿角工業団地が進出企業に、より多くの魅力を与えるものとなることが必要と考えております。


 本市といたしましては、今後とも進出企業の意向を酌んだ柔軟な対応を基本とし、その活用方法について県との協議を継続するとともに、市内企業の支援による内発型工業振興策と市外企業の企業誘致の両面から、当該団地の企業立地に向けた取り組みを進めてまいります。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 県はさきに大王製紙誘致をもくろんだ臨海工業団地整備構想の破綻の記憶が覚めないまま、今度は大仙市に自動車関連工業団地として100ヘクタールの整備構想を立ち上げております。さきに申し上げました各団地での立地利用率はおおよそ76.2%の1,364ヘクタールで、当鹿角工業団地の立地利用状況もやや同様となっております。これを満足と考えるか、また、不足と思うかは別にして、市は今回の県の工業団地構想にどう対応していくか、そのお考えをお示しください。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 以前に県の方から企業誘致の立地場所について申請を出した経緯がございます。その場合には、鹿角市の場合は、花輪北小学校付近、あそこが100ヘクタールぐらいあります。それから、今の十和田インター付近、これが50ヘクタール、その向かい側も50ヘクタールありますが、この2カ所について工業団地用地として申請を出した経緯がございますが、向こうの選定の中で県南の方に決まったと伺っております。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 県がこうした工業団地等の誘致・立地に積極的でない理由の一つに、負の財産という感覚がないからと感じます。民間であれば、破産しても土地等に係る固定資産税の納付は義務づけされるのに対し、国、県有財産という名のもとでこれを免れているため、大した痛みを感じ取っていないと思われます。もとはと言えば我々の税金で造成されたものであり、地域格差が顕著になっている今日、県はこうした未利用団地を置き去りにして新たな税金を投入しようとしております。


 そこで、一つ確認したいと思いますが、現在の土地管理者はどこになっておりますでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 産業建設部長。


○産業建設部長(関 道男君) 現在の工業団地の管理でございますけれども、県の財産でありまして、緑地公園等につきましては、市の方に管理を委託させられて管理しております。市の方で管理しています。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) そこで、お尋ねいたします。


 現在、活用されていない県の工業団地及び他の遊休土地に対し、税の対象となる負の意識を持つことは考えられないものでしょうか。過去に供用されない高速道路敷地に対し、数年も放置しかつ公団という独自の会社に対し、非課税としているのはおかしいと物議を醸した地方の市長がおりましたが、その点はいかがでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 鹿角工業団地の未分譲地の管理につきましては、委託契約に基づいて市が県から管理を受託し、草刈りなどの環境整備を行っております。固定資産税につきましては、分譲済みのものについては、土地、建物等の資産を所有するそれぞれの企業に対して賦課しておりますが、未分譲地約4.9ヘクタールの所有者は秋田県でありますので、地方税法第348条の「都道府県に対しては固定資産税を課することができない」との規定により、非課税の取扱いとなっております。


 なお、未分譲地すべてに企業が立地した場合の土地に対する固定資産税額は年額で約130万円となります。また、雇用促進住宅に係る固定資産税につきましては、土地、家屋とも独立行政法人雇用能力開発機構が所有する資産でありますので、当該法人に対して固定資産税を賦課しております。平成21年度の税額は、土地、家屋合わせて約400万円となっております。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 工業団地は、地域の雇用につながってこそ我々の税金が生かされるものであって、遊休土地に対し非課税としているのは現実的ではないなという感じがいたします。今日の三位一体の改革では、地方が独自の財源確保ができるようになっておりますが、現在、誘致されていない工業団地等に民間並みに仮に賦課するとすれば、いかほどの税収が見込まれると思いますか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 先ほど未分譲地に係る固定資産税額は年額で約130万円と申し上げました。そのとおりです。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 済みません、聞き漏らした部分があったようでございます。


 次に、産地直売所及びインフラ整備についてお尋ねいたします。


 産地直売所の開発とインフラ整備についてですが、道路関連の広報紙や雑誌を見ますと、全国のさまざまな特産品が紹介されております。我が鹿角市はどうかと言えば、さまざまな農産品があるにもかかわらず、メディアに紹介されることが少なく大変残念に思っております。道路関連の雑誌ということで、道の駅やこれに併設される産地直売所として紹介される場合が多いのですが、昨今の不況や高速道路料金の値下げも相まって、自動車を利用した旅行がふえており、ロードサイドの産地直売所は地域の特産物をPRする格好の施設であると思います。市には道の駅としてあんとらあがあり、直売所も併設されていますが、中途半端な感があり、他の道の駅と比べると見劣りするのは否めません。


 そこで、以前にも提案いたしましたが、十和田インターチェンジ周辺に産地直売所を併設した道の駅、川の駅を再度俎上に上げて検討することはできないかお伺いいたします。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 十和田インターチェンジ周辺への道の駅等の設置についてでありますが、十和田インターチェンジは、昭和59年に開通して以来、十和田湖や秋田県北部へ通じる本市北側中継基地として、地元市民はもとより観光客、商工業関係者など多くの方に利用されております。


 道の駅については、24時間使用可能な駐車場とトイレ、休憩施設、道路情報サービスの提供が必要な機能とされておりますが、これらの施設のほか、所在市町村が観光情報の発信や地域特産物の販売機能を持つ地域振興施設をあわせて整備することで、当該地域のPR戦略において大きな意義を有する施設であると考えております。


 現在、秋田県内には27カ所設置されておりますが、来年度、隣接する小坂町の七滝地区に1カ所新設されるとの報道もなされております。


 市では、平成7年に観光拠点施設である鹿角観光ふるさと館あんとらあが道の駅として認定を受け、訪れた方への観光情報、交通情報の発信拠点としての役割を果たしてまいりましたが、平成13年度からは地場農産物の直売所を併設し、本市における観光と農業との連携拠点ともなっており、さらに、今年度からは観光拠点としての一層の魅力アップを図るべく、リニューアル事業に着手しているところであります。


 川の駅については、道の駅のような定義や登録制度が存在するものではなく、一般にNPO法人や民間団体等が中心となって地域のにぎわい活動の一環として、それぞれ任意に定義された拠点であり、川沿いにある既存の公共施設や民間施設を活用しながら、観光、健康増進、にぎわい等の拠点としての機能を有するほか、災害時には連絡協力拠点として整備されているもので、栃木県や茨城県を流れる那珂川の流域市町村が一体となった取り組みが代表的なところであります。


 また、農産物直売所については、現在、あんとらあを含め市内に14カ所設置されている状況にあり、それぞれ一定の顧客を確保し、順調に運営がなされていると認識しております。


 こうした中、十和田インターチェンジ周辺への直売所機能を持った道の駅や川の駅を整備することになりますと、用地や周辺環境などの条件もさることながら、地域での機運の高まりのほか、特徴ある地域資源の磨き上げにより既存施設との差別化を図り、採算性や費用対効果についても関係者と十分検証する必要があると考えております。


 既存の道の駅のリニューアルを推進中であることや、直売関係者の方々との話し合いの中で、新規直売所への出店等について慎重姿勢があることなどを踏まえますと、現時点での構想化は困難であると言わざるを得ず、今後の十和田インターチェンジ周辺の民間事業者による開発の動向も見ながら、慎重に検討してまいる必要があるものと考えております。


 なお、田代平における直売所開設の動きにつきましては、現時点では具体的なお話は伺っておりませんが、行政として支援が可能なものにつきましては、関係機関と協議しながら検討してまいります。


○議長(黒澤一夫君) 再質問ございますか。田村富男君。


○18番(田村富男君) 道の駅に関しては、大変厳しいというお答えでございましたけれども、公設だけではなく、他の団体、民間等でも共同設置をもって検討の対象として考えていってもいいのではないかと思っております。また、地域の高まりということではございますが、地域の高まりが出てくればそういう方向で考えていってくれるものでしょうか。そしてまた、それに必要な整備、例えば駐車場、トイレ、情報機器の設置等は行政の方で実施してくれるという考えはありますでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 先ほども申し上げましたが、14カ所今あるわけですけれども、それを一本化してというのは、先ほど申し上げたように課題もいろいろございます。それと、また出品物についても、今でも例えば重複して出している生産者もおりますので、その辺の課題も大変大きかろうと思います。いずれ全体的にやっぱり一本化すべきだという機運がありましたら、そういう機運が盛り上がってきましたら、市の方でもそれとあわせて考えていきたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) わかりました。それで、このインフラ整備に関連し、誘客を図るためには、十和田インターチェンジを中心として近く完成される日本海沿岸道路と八戸地域と大館西インターチェンジとの横断軸構想としての短絡路線の整備が急がれると思います。もちろんその中には懸案である御山橋の改修が含まれますが、現時点でこの橋の整備等についての具体的構想、計画を立ち上げる機運はないのかお伺いいたします。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) お答えいたします。


 十和田インターチェンジを中心とする日本海側と太平洋側を結ぶ横断軸の整備についてでありますが、ご提案のルートは、大規模な事業となりまして、新規事業化が非常に困難な状況でありますことから、市といたしましては、かねてより「八戸・能代間、北東北横断道路整備促進期成同盟会」で要望活動をしております大湯田子間のバイパスルートを含めた路線の整備を第一に関係市町村と連携を取りながら進めてまいりたいと考えております。


 御山橋の改修についてでありますが、御山橋は、県道雪沢十和田毛馬内線を構成する車道幅員4メートル、歩道幅員2メートル、橋長97.6メートルの橋りょうであります。当該県道は、瀬田石地区住民にとりまして、日常生活や経済活動に必要な重要性の高い路線でありますが、御山橋は、車道の幅員が狭い上、太鼓橋のように中央部が高い構造となっていることから、対向車の確認がしづらく、対面通行に支障を来している状況にあると認識をしております。


 このため、県には御山橋の整備を機会あるごとに要望しておりますが、県からは秋田県全体の橋りょう整備を考えた場合、優先順位が低いため、事業化の見通しが立たないとの回答がなされており、進展がない状況でありますが、今後も地域の実情を訴えながら、早期事業化に向けて粘り強く要望活動を続けてまいります。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 引き続きよろしくお願いいたします。


 また、高速交通体系の完備によって、これに連接する既存の国道、県道の見直しがあると思われますが、その際、当該県道を国道に昇格させ、横断軸の一環としてとらえる構想は無理があるでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 県道雪沢十和田毛馬内線の国道昇格につきましては、国道昇格は県からの申請に対し、国が審査を行い認定するものであり、全国的な国道間のネットワーク形成や国道としての必要性、機能性を有することが要件となっているほか、地方の幹線道路網は県道で構成することとされていることから、当該県道の国道昇格は非常に難しいものと説明は受けております。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) わかりました。


 もう一つ、直売所の関連でお尋ねいたします。


 先ほど市長の方から田代平の直売所の件でお話しありましたけれども、それに関して、昨今大湯滝めぐりツアーが人気を集め、多数の観光客が訪れていますが、滝めぐりとのコントラストを楽しむための田代の風力発電に足を伸ばす方がふえております。こうした観光客をターゲットとして、田代平地域の方がみずからつくった野菜や乳製品を販売したいという声があります。今後、こうしたルートを利用するお客さんがふえることを考えると、ルート上に直売所を設置することも効果ありと思いますが、設置についての支援は、市長の方で何らまだ聞いてないということでしたけれども、ただ、この場所、田代平について現在想定している場所が事業を休止した事業所跡地であり、破産管財人の管理と伺っています。地域住民が直接交渉するのも難しいと思いますので、まずは市が間に入って交渉のテーブルを設けるなどの応援ができないのかお伺いします。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 先ほど申し上げましたが、現時点では具体的なお話は伺っておりませんが、今後、行政として支援が可能なものについては、関係機関といろいろ協議しながらこれを検討してまいりたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) いずれ地域の方々が相談にみえられると思いますので、よろしくお願いいたします。


 次に、自治会管理施設の補修費の助成についてお尋ねいたします。


 地域における自治会館、集会所等は、現在、各自治会の管理のもと、その運営及び維持補修を行っております。これらの施設は、昭和52年施行された助成制度を活用して建設されたものや、従来からあった施設を地域集会所として改修等を行い、今日管理運営しているものがあると聞いております。また、一方では、自治会世帯数の減少により、地域祭事がままならない現状から、区域再編が必要と感じながらも、これに伴う自治会館、集会所等再改修等の捻出に苦慮しているところも見受けられます。


 こうした状況下、ここでお尋ねするのは、今日、過去に集会所等の建設の助成を受けて建設されながらも、既に20年以上経過し、補修を必要としている施設への助成制度の設置が望まれないかお伺いします。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) お答えいたします。


 自治会館の補修費の助成についてでありますが、本市は、自治会を市政運営の重要なパートナーと位置づけており、これまでも基礎的な活動を支援する自治会振興交付金や備品等の整備を助成するコミュニティ推進事業費補助金、自治会館の新築等を支援する集会施設建設費補助金等により、自主的なコミュニティ活動を進めやすいように支援を実施してきております。


 自治会館の状況につきましては、昨年12月に実施いたしました自治会アンケート調査の結果によると、192自治会のうち164自治会が所有または借用、共用等の形態で活動の拠点施設を有しており、そのうち市では、本年度交付予定としている狐平自治会を含め、これまでに103件について集会施設建設費補助金を交付してまいりました。


 この補助金の具体的な内容については、要綱で規定しており、その対象事業は、自治会等が事業主体となり、地域住民が集会及び地域の活性化事業に使用するための自治会館等の建設事業としております。また、主な交付対象を新築、改築、増築とし、補修費の助成については、「災害など真にやむを得ない事由で市長が特に必要と認めた場合」と規定しており、災害等によらない、年数の経過による損耗や劣化による補修を対象外として、限定的に適用してきております。


 これまでの補助金の交付状況などから、自治会館の建設整備は大分進んできたものと認識しておりますが、今後はこれまでの新築、改築、増築を中心とした補助制度を継続しつつ、現在ある自治会館をできるだけ長く、快適に使っていくことができるよう、災害等の要件に限定せずに、ある程度年数を経過した自治会館についても、計画的に補修が進められるように見直しの必要があると考えております。


 折しも自治会アンケート調査では、少子高齢化等の影響から、今後の自治会活動に不安を抱いている自治会長が多いことが明らかになっていることから、「地域が元気にならないと鹿角は元気にならない」との考えのもと、私が直接自治会を訪問して、自治会の要望や課題等を伺う座談会「市長と語ろう〜おらほの自治会〜」を今後4年間で192のすべての自治会で実施することとして、現在進めているところであります。


 自治会が自主性を持って元気に活動していただくためにも、活動拠点となる施設整備は、重要な位置づけとしてとらえておりますので、補修の補助対象の拡大について、現在の補助制度の見直しを検討してまいります。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 市からの助成も受けず今まで自治会が独自に整備しながら今日まで来たわけでございます。いずれ市長の答弁により、この助成制度を見直すということをはっきり申されましたので、今後このような方向でよろしくお願いしたいと思います。


 次に、個人住宅の解体における適正指導についてお尋ねいたします。


 県にあっては、平成22年度から公共施設の解体における処理、処分の適正化を図るとして、資格者を配置できる専門業者への分離発注を施行すると聞いております。市の方も当然そうした指導をしていくものと感じておりますが、現在どのような基準をもって公共施設解体にかかわる業者を指名しているかお知らせ願います。


 また、その有資格者配置の必要性についてもお知らせ願います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 本市における公共施設の解体工事についてでありますが、平成14年5月30日、建設工事を安全・確実に施工するだけではなく、工事に伴って廃棄されている木材やコンクリート、アスファルトなどの建設副産物を適正に処理するため、建設リサイクル法が全面施行されております。


 建設リサイクル法では、特定建設資材を使用する建築物に係る解体工事、または新築工事等にあって一定規模以上の建設工事については、分別解体及び再資源化を義務づけるものであり、これに違反した場合には、1年以下の懲役、または50万円以下の罰金に処することを規定されております。


 本市では、平成13年度から既に市が実施する解体工事の際には、一般土木及び建築業者のうち、解体工事施工技士の資格保有者を有している業者を指名しており、現在、市内では13業者が登録されております。また、工事発注の際には、適切な施工管理を確保するとともに、地元業者の受注機会の増大を図るため、本体工事と解体工事とを分離して発注しております。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 公共事業にあっては有資格者の配置を義務づけはされるわけですが、それでは、一般の住宅等を解体する業者、そうした有資格者の配置の必要はないのでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 個人住宅の解体における指導についてでありますが、民間で行う解体工事についても、建設リサイクル法に基づく登録業者や建設業法に基づき、許可を受けた業者が定められた方法により解体工事を行うことと義務づけられておりますが、個人住宅では、解体する建築物の規模が80平方メートル未満の小規模な場合には、登録や許可を受けてない業者、または個人でも解体工事を行うことが可能となっており、そうした個人住宅等を解体した業者や個人が自分の敷地内に廃材を放置したままになっているものもあると思われます。


 解体工事で発生した建設副産物につきましては、安全で適切な処理が求められていることから、建設リサイクル法の指導管理権限を有し、かつ建築確認審査業務の許可権者である県が適宜巡回指導を行っておりますが、市においても不適切な工事現場が確認された場合には、県に対し適切な指導を行うよう依頼しております。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 今の個人住宅に関しては、県が巡回、そして、市で発見した場合は県の方に上申するということでしたけれども、この解体した廃材の不法投棄と自家処分等に関してのチェックは市では行わないわけでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 産業建設部長。


○産業建設部長(関 道男君) 個人の住宅の解体につきましては、市でその投棄状況をチェックするということはいたしてございません。ただ、そのまま放置していて周辺から苦情があったとき等は現地を確認し、適切な指導をするように努めております。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) 何度かそういう現場確認したことはありますけれども、いずれ解体等の場合は、市の方でも十分なチェックをお願いしたいと思いますが、もしチェックするとすれば、これは担当はどちらの課になりますでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 産業建設部長。


○産業建設部長(関 道男君) 解体につきましては、都市整備の建築の方の担当技術師になりますが、不法投棄等ごみの処理につきましては、共動推進課の方になります。


○議長(黒澤一夫君) 田村富男君。


○18番(田村富男君) わかりました。かなり時間も余ったようですけれども、以上で終わります。


○議長(黒澤一夫君) 以上で田村富男君の質問を終わります。


 ここで11時10分まで休憩をとります。


    午前10時37分 休憩


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    午前11時10分 再開


○議長(黒澤一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 順位2番、?舘一郎君の発言を認めます。?舘一郎君。


    (9番 ?舘一郎君 登壇)


○9番(?舘一郎君) おはようございます。


 創風会を代表して一般質問をさせていただきます。


 今回、議会改革の一環ということで、従来の方式を変え一問一答方式を導入いたしました。私もこの一般質問においては、一問一答方式が我々の真意を伝えるためにも、あるいはまた、当局のお答えを引き出すためにもすごく有意義な方法であろうなということで期待してございましたが、何せ初めての経験でございます。私もせっかく年に1回与えられた機会でございますので、従来は60分といわず90分ということで、何とかその時間を自分なりには有効に使ってきたのかなと思ってございます。


 しかしながら、実際やってみますと、この90分を通すというのは大変だなと痛感してございますが、その辺は私も一生懸命頑張って有効に使いたいと思ってございますので、当局の答弁も懇切丁寧な実の込もったご答弁をご期待申し上げるものでございます。


 まず最初に、質問に先立ちまして、先般、6月に実施されました鹿角市市長選挙において、見事2選を果たされました児玉市長に対しては心から祝意を申し上げたいと思います。ついては、3万6,000人の市民の負託を受けて市政を担われるわけでございますので、どうか私ども議会とも一致協力して、切磋琢磨してよりよい鹿角市の未来を築くため頑張っていただくことをお願い申し上げ、順次一般質問をさせていただきます。


 ことしは鹿角市民にとりましても、大変重要な年であろうかと思ってございます。まず、しょっぱな3月には我々市議会の選挙がございました。そこで、新しく20名の議員が誕生されたわけでございますが、従来にない波がやはりこの鹿角市内においてもあったのかなと思ってございます。


 ご案内のとおり6人の新人議員が当選されまして、しかも、大変優秀な成績で当選されました。見事なまでに市民の民意を反映されたのかなと、そう解釈してございます。その後、開かれました5月定例会においての発言、一般質問、あるいはまた、その後の臨時議会におかれましても、新しい議員の皆さん方の発言力には驚かされるものがございます。我々もやはりこうしてはいられないなと。むしろ我々が範を示して頑張っていかなければならないなと、初心に返るつもりで臨んでございます。


 その後、4月、秋田県の知事選挙が実施されました。こちらの方は事実上の一騎討ちということで、佐竹県知事が誕生したわけでございますが、お伺いすると、佐竹知事さんは鹿角市にも大変ゆかりのある方だということで、一抹の不安はございましたが、半面安心感もございました。ただ、ちょっと寂しいのかなと思ったのは、隣町の町政において大変長い間トップに君臨して地域社会のために頑張ってこられた川口町長さんが落選されたと。しかしながら、あの善戦はやはりすごいなと率直にそう思ったわけでございます。


 そして、今度は先般行われました衆議院の選挙でございます。巷で言われてありましたのは、確かに自民党は容易でないな、民主党が圧倒的多数を占めるだろうというような報道が各関係機関、マスコミで報じられました。まさかとは思いながらも、見事なまでの結果でございます。民主党308議席、自民党119議席、この結果は何なんだろうと。民主党に期待するということはもちろんあるわけですが、50年間にわたって日本をリードしてきた自民党には、やはり金属疲労が出てきたのかなと。長い間主権者として政をやっているうちに、国民の目線で考えることができない、違った方向に行ったのが今日の結果をもたらしたものかなと思ってございます。


 そこで、通告にはなかったわけでございますが、この衆議院議員の選挙におかれましても、我が鹿角市から関係者が3人も出ております。鹿角市にも大変な人材がいるものだなと改めて関心をしたわけでございます。そして、見事といいますか、知事選では惜敗した川口 博さんが見事小差といいながら激戦を制して代議士の席を勝ち取ることができたわけでございます。私も我々鹿角地区の住民として、祝意は申し上げるものの、何ら非難することはないのかなと喜んでございます。そこで市長にお伺いいたします。


 今回、行われました知事選挙において佐竹知事さんが誕生された。今度の衆議院選挙においては当然秋田県政においても、鹿角市政においても従来は自民党を気にした目線で市政を運営してきたと思いますが、今後、今月16日に開かれます国会では、鳩山由紀夫内閣が誕生する見込みとなってございます。多少なりとも市政運営において支障ありやなしや、悪い方向に行くのかな、あるいは方向転換を余儀なくせざるを得ない状況になるのか、どのようにお感じになっているのかお伺いをしたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 先ほどからお話しございますが、大きな風が吹いたのかなと。そしてまた、与党がきついおきゅうを据えられたのかなと思っております。しかしながら、いろいろな意味で今までは自公が与党として今の景気雇用対策もやっていただきました。ですから、今後やはり大きな変化、影響がないとは言えないなと思っています。特に、マニフェストに実施するという予算の組み替えとか、そういうのは影響してくるのではないかなという心配はしております。ただ、向こうも生活重視と、地方を大事にすると言っていますので、その辺は期待をしているというところでございます。


 それから、異なりますが、私も2期目を担当させていただきました。議会と執行部は車の両輪です。市政発展のために一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) それでは、順次質問事項に従いまして質問をさせていただきます。


 まず最初は、見事2選を果たされたわけでございますが、その結果をどのように総括されておられますか。まず一つは、市長が獲得した1万1,199票をどのようにご認識されているのかをお伺いをしたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) お答えいたします。


 私が獲得した票についてでありますが、今回の市長選挙は、それぞれの候補者がマニフェストを示し、それをもとに市民の皆様に選択をいただくというものでありましたことから、市長選への市民の関心も高まり、過去2番目の低さとはいえ、投票率は71.39%と、前回平成17年の市長選挙より20%以上上昇したところであります。


 結果につきましては、立候補されましたそれぞれの候補者のマニフェストなり政治信条が支持されたところによるものと考えておりますが、私がちょうだいいたしました1万1,199票については、経済不況の克服という喫緊の課題に直面する中で、1期4年間の実績に対する評価と、市政の着実な推進を求める願いのあらわれととらえておりますとともに、各候補者が掲げたマニフェストの中で、鹿角の将来にどれだけ実効性のある明確なビジョンを示し、地域の活性化と市民福祉の向上につなげる政策を具体化できたかという点において、市民の皆様からのご支持と今後への期待を込めた得票であったと考えております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) ただいま市長のお話は、この票は自分が掲げましたマニフェストに対する市民の評価だろうということでございます。このマニフェストにつきましては、この後1項目ずつ順次質問させていただきます。


 私が思いますのは、当然当初は無風というのは予想はされませんでした。そこが先回と違う今回であったかと思います。そうした中において、我々の仲間の一人が事前に議員を辞職されてチャレンジしたということで、その辺はすごく立派だなと。我々ひっくるめて、市民に少なくともそういった勇気のあった方は、市長のほかは2人しかおらなかったということで、評価をするものでございます。


 ともすれば、人生生きる面においては、「長いものに巻かれろ」、「寄らば大樹の陰」ということを言われますが、なかなか強い者に立ち向かって長いものを排除していく、そういう生き方というのはなかなかできない。それに対して果敢に挑んだということは評価に値するのかな、そう思います。


 しかしながら、我々市民の中から20名を選ぶ選挙と違いまして、3万6,000人の市民の負託を受けた上での市長、首長ということであれば、おのずとその心構えが違ってくるのかなと思ってございます。そういった点、1期4年でやり残した点もあったことかと思います。それを2期目において市民の皆さんにお返しするんだという意気込みで立たれた、いわゆるマニフェストに掲げて2期目を目指して当選された市長には、先ほどと同じく評価をしたいと思ってございます。


 ただ、私思っていますのは、今の衆議院選挙を見ましても、果たしてこれが国会議員の選挙なんだろうかというような選挙運動が随所にかいま見ることができました。何でか、それなりの重要なポストにつき、大臣経験者は無論、新人とはいえ国会議員に立候補しようとしている方々が自転車に乗って支援をお願いする。しかも、自分のやりたいこと云々というよりも、党の指導のもとにあなた個人の意思、目的、目標、やりたいことは、そういうのはそっちのけにして自転車で自分の知名度、あるいはある党派の力をおかりして国会議員になると。そして、国民のあすを左右するような法案を審議、議論する。大変危うい感じがするわけでございます。


 しかしながら、それは都会だからできるのかなとも思ってございました。ご存じのとおり、やはり大変な負託、責任のもとに立候補されました児玉市長さんでございます。旧町村ごとにきちんとした後援会をつくり、さらには、それぞれその後援会を中心に自分の政策を訴えてきた、これは当然のことかと思います。片や他方は、皆さんも体験した方があるかどうかわかりませんが、自転車行脚をした。ああ、これで自分の政策なりを市民に浸透できたらすごいよな。都会じゃないからね。その辺が理解がされなくてそういう結果になったのかなと思ってございます。


 しかし、結果は結果で謙虚に受けとめるということでございます。市長さんにお伺いしたいのは、相手の獲得した9,589票、約1,600票の差が生じてございます。これを僅差と見るか、いや大差と見るか、それが一つ。


 もう一つは、この票を自分に対して信任を与えた1万1,199票と比べてどのようにとらえるかをお尋ねしたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 2人の相手候補のうち次点となられた候補が獲得した票についてでありますが、特に、連続3期市議会議員を務め、かつ常任委員会の委員長を初め要職を歴任されるなど、既に確固たる支持基盤をお持ちの方でもありますし、時に、地域経済の閉塞感から来る「変革に期待する風」というものも一つの要因であったと分析はいたしております。


 結果として接戦になったことにつきましては、そのまま批判票とは考えておりませんが、叱咤激励と真摯に受けとめ、今後の政策展開の中でしっかりと対応まいりたいと考えております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) この点につきましては、何か市長と私の認識が一致してあったのかなという感じしてございます。やはり素直に市長が獲得された点数は、市長の実績なりを認めて、あるいはまた、マニフェストを理解した上で今後も頑張ってほしいと、そういう票だと思います。


 次点になられた候補の票はどうなのかな。もしかすれば、多少の不満はあるよ、不安はあるよ、でも若さにかけてみたいかな、みてもいいのかな、この閉塞感を何とか打破したい。あわよくば現職の市長と手を携えてやっていければ一番いいでしょうが、選ぶのは1人だと。その差がこの投票結果なのかなという気がしてございます。


 そこで、市長のお話によりますと、推測するにこの選挙結果は予想どおりなのだと、僅差、小差はともかくとして、これくらいの獲得票といいますよりは、相手にも票は流れるだろうと、多少は自分に対する戒めもあるだろうととらえていると私は感じておりますが、市長はいかにこの結果思っていますか。予想どおりであったでしょうか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 質問の趣旨はちょっとご理解するに時間かかると思いますが、選挙の結果につきましては、今回は、平成16年以来となる候補者3名による争いでありました。ベテラン議員も含まれておりましたので、大変厳しい選挙戦となることは予測をしておりました。


 1,610票という得票差ですが、これは各候補者やその支持者がそれぞれに必勝を期して選挙戦に臨んだ結果と真摯に受けとめております。


 また、この差は市民の厳しい評価でもあったと認識もしておりますし、今後の市政運営については、こうした評価を改善の契機ということで、選挙期間中にちょうだいいたしましたさまざまなご意見、ご要望を踏まえ、マニフェストでお約束したことをしっかりと実行に移し、寄せられました信頼と期待にこたえてまいりたいと持っております。


 いずれにいたしましても、鹿角をより強く、元気にするために4年間全力で取り組んでいく決意をいたしておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) それでは、次に入らせていただきます。


 市長として1期4年間をどのように総括しているのかお伺いをいたします。


 まず最初に、この4年間の市政運営に当たりまして、一番の成果は何であったのか、そのことについてお伺いをしたいと思います。一番の成果でございます。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 1期目の成果についてでありますが、1期目は、「強い鹿角 やさしい鹿角」を実現するため、五つの公約を第5次総合計画後期基本計画に盛り込みながら、市政運営に当たってまいりました。


 「強い産業と雇用の創出」では、企業誘致に加え、地場企業の新分野進出や企業連携の取り組みを支援するため、雇用創出班を設置して、積極的な雇用創出に努めております。誘致企業5社、地場企業4社の雇用拡大につながりました。また、農業分野では、担い手の確保を図るため、担い手対策室を設置して、集落営農の組織化を支援し、法人で5団体、任意組織で14団体の設立が図られたほか、農作物のブランド化を進めるため、北限のももや淡雪こまちの作付拡大を推進した結果、今年度において、北限のももでは53.4ヘクタール、淡雪こまちでは29.7ヘクタールまで作付面積の拡大が図られております。


 市民が安心して暮らすことのできる福祉、医療環境の整った社会を目指すとした「みんなにやさしいまちづくり」では、コンパクトなまちづくりを進めるため、鹿角花輪駅の西側において公営住宅建設事業に着手したほか、合ノ野保育園の改築や放課後児童クラブの増設、ファミリーサポートセンターの開設など、多様な保育サービスを提供することにより、子育て支援の充実に取り組んでおります。また、養護老人ホーム和光園の改築支援により、高齢者福祉の向上を図るとともに、鹿角組合総合病院の移転改築を実現することにより、地域医療体制の強化を図っております。


 「もてなしの心が生きるふるさとづくり」では、優れた地域資源をより積極的に観光分野で活用するため、ガイド構築事業や修学旅行の誘致を目的とした「かづの学び旅創生事業」など、新しい観光ニーズへの対応を進めるとともに、海外においてトップセールスを行うなど外国人観光客の誘致にも努めております。また、従来から観光施策に「交流」という新しい視点を加えた交流居住施策にも積極的に取り組んでまいりました。


 「『共動の理念』が息づくまちづくり」では、平成18年に共動指針を策定し、市民と行政が同じ視点でともに活動を進めるという理念のもとに、各地区の地域づくり協議会等が主体性を持って地域づくりを行うことができる体制づくりを進めるとともに、市民がみずからの持っている知識や経験を生かし、行政サービスに参画していただく共動パートナー制度を導入するなど、市民参加型の行政活動が広く展開されるまちづくりを進めております。


 そして、「ふるさと愛をはぐくむ学習環境の充実」においては、伝統芸能や農作業体験など、地域の特色を生かしたふるさと学習を各校で進め、ふるさと鹿角に対する愛着をはぐくんできたほか、外国語指導助手や学習支援サポーターを配置することにより学習環境の充実にも取り組んでおります。


 こうした実績が1期目の成果と考えておりますが、とりわけ雇用の場の縮小による人口の流出と少子高齢化の進展が地方全体の課題となっていることを踏まえ、産業と雇用、そして、福祉・医療の充実を最重要課題としてとらえ、重点的に取り組んでまいったところであります。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 私の質問は、4年間の間で一番の成果と思われるのは何かという質問であったわけですが、今の市長の答弁を聞いていますと、すべてが成果だという感じにとらえることができるのかなという感じします。ちょっとそれというのは、我々もそうですし、市民の立場に立ってみた場合には、果たしてそうだろうかちょっと疑問に思うわけでございます。


 まずその第1点、ただいまの答弁でもございましたが、駅裏に、牛川原に市営住宅を建設する、そして、たしか市長はそこにまちなか人口の200人増を図ることができるということを言われました。果たしてそうでしょうか。何でか。じゃあ、その200人というのはどこから来た人なんだと。青森県、岩手県、小坂町でもいいです。あるいは大館市でもいい。鹿角市外から来る可能性のある、そういう施策なんだ。それがコンパクトシティ構想にも合致する。そして、まちなか人口200人増加が図られるんだというお話なのでしょうが、どうも私にはそうは思えない。その分、どこかで悲鳴を上げているところはないのかなと。はっきり言えば、住宅が上から下に来て、そっちの方が200人減るわけです。しかしながら、まちなか人口だけを考えれば、それは成果なのか。


 私は常日ごろから言っていました。これは国政、県政、鹿角市政においてもまちなか、欲しい部分だけ発展したって、いつかはつぶれますよと。すそ野を大事にしないような国政、県政、ましてや市政においては何をか言わんやだよ、今でもそう思っています。合併以来、今日まで鹿角市においては、ほとんど毎日1人ずつ人口が減っております。これは紛れもない事実でございます。必ずしもこれは市長さんの責任ということは言っていません、言いません。人口問題に関しては、一市町村、一都府県で解決できる問題ではございません。


 しかしながら、やれるところは鹿角市、地元からやらないでどうするんだと。国の方針がこうだから、県の方針がこうだからと、だから、鹿角市もしょうがないでしょうということではないと私は思うのです。最低鹿角市の中心街を発展させなくても、これ以上は衰退させないという観点でとらえるならば、すそ野を支えている地区、住民、部落、農山村を大事にしないと、いずれは今はよくても20年、30年先を考えた場合のまちなか、引いては市そのものの衰退につながると、これは私の持論でございますが、鹿角市も間違っているとは思いません。しかしながら、市民は市長さんが駅裏にそういった市営の住宅を持ってくることによって、まちなかの人口が200人ふえるんだと言えば、ああ、そうなのかなと。それは違うでしょう。その分泣いている地域があるのではないですかと言いたいんです。


 例えば、老人福祉の問題で、和光園の問題がありました。確かに立派な和光園です。私もよかったなと思っています。しかしながら、あの建設場所の設定の経緯については、議会についてもそう大した説明もありませんでした。もっとも建設母体が花輪ふくし会ということで、その建設場所においては、あるいは設定においては、鹿角市においてなかなか口出しできないということはあったかと思いますが、しかしながら、当初市長さんは、いや、隣接地を購入して建てるんだということを言われたのです。それがどういう問題があったのかは知りませんが、現在地に建ったと。


 それと、もう一つは、小坂町との調整においてもなかなか理解してもらえないということで、その後の報告がないからわかりませんが、本来であれば4億円の措置費でよかったものが4億5,000万円、それもいいだろうと。しかしながら、それもあるわけです。ですから、どうも市長のやり方にはちょっと強引さもあるのかなと。その牛川原の問題にしても、あそこに決まったわけですが、我々の認識はちょっと違ってあったんです。こだわっているわけではございません。ただ、私こうやって聞いていますのは、これから4年間の市長が市政を運営するにおいて、マニフェストをどういう手法で推進していくかと。そのためには、4年間を検証してみる必要があると。


 そうした場合には、例えば牛川原だって、あそこは当初いろいろな土地問題があって、本当は敬遠してあったところなのです。途中からあそこに決まった。何であそこにしたの。あの土地問題はどうしましたと言ったら、それは解決できましたと。それはよかったですね。じゃあ、いいのではないですか。結果的にはそれも当初心配されたとおり、地権者がまとまり切らなくて変則的な形でゴーになったと。もうちょっと考慮してもよかったのかなと、ちょっと強引さが目立つような感じしてあったんです。その辺は市長いかがお考えですか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 私は最後の決定はやはり議会を通して、議会の皆さんから賛同をいただいて今までも決定していたと思っています。決して強引にやったというふうには理解はしておりませんが。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) うちらは、例えば病院の建設にしろ、跡地問題にしろ、市営住宅の建設場所にしろ、やっぱりよりよい方向でやっていただきたいと思っているわけです。懸念されることを指摘しました。それに対して担当は、それは解決できましたよと、じゃあ、よかったね。じゃあ、頑張ってやってくれと。結果的にやはりできませんでした。状況が変わったというわけです。それは市長さんは確かに議会を通してやりましたよということなのですが、結局はいびつな形で開発することになったわけです。それっていいのかなという感じなのです。結局委員会においても、議長採択までいったわけです。だから、やはりちょっと、それはそれで市長の政治手法ですから、いや、今後もそういった手法でいかれるのかなということで、それはそれでよかろうと思いますが、今現在でもやはり牛川原の場所の選定については正しかったと、間違いはなかったと思われるわけですか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 何回も申し上げますけれども、皆さんのご同意を得ながら、あそこが最適地だということで、あそこに建設をすると。それで、予算も計上してご理解をいただいたとは思っています。市民の声も聞きましたし、パブリックコメントもしましたし、そういう意味では私は理解されたというものだと認識はしております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 市長がどうしてもそういうふうなことで答弁されるなら、それで結構です。ただ、私言っているのは、議会があそこでいいですよと言ったのは、当初の計画どおり開発できるならいいでしょうということだと思うのです。ところが、結果論として一番最初に懸念されてあったことが、結果的には何ら解決されなくて、心配されたとおりのいびつな形で開発されたと、それでもゴーサイン出して設定したということを言っているわけです。そういうことであればいいですよ。これからもそういった感じでやっていかれるのかなということで、我々がそのように認識すればいいわけです。それでいいですか。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) いびつなというのはちょっと理解できませんけれども、確かに用地については一地権者が絶対だめだということで、ああいう形にはなりましたけれども、あの事業すべてに対しての反対ということではありませんので、その辺はご理解いただきたいなと思います。


 いずれコンパクトシティを掲げたのは確かです。最終的には議会の了解を得られたということで予算計上していますので、何回も言いますが、それはご理解いただきたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) そういうことですので、いいでしょう。


 それでは、次に、何か議論がかみ合わないということはあるのですが、それでは、1期4年間で自分だからなし得たのだということがございましたら、ご紹介していただきたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 私の発想による事業は何かというご質問でありますが、私は、前回の市長選挙においては、志半ばで辞任された前市長や議員各位の後押しをいただき、前市政の継承を訴え、当選の栄に浴したものでありましたので、先ほど申し上げました成果の中に、佐藤市政において計画されたものが多く含まれますことは当然のことと考えております。


 計画は計画として、毎年度の総合計画の進行管理において、新たな行政課題や市民ニーズを踏まえ、必要な調整や指示を行い、これを着実な実施に結びつけてまいりましたことは、それ自体一つの成果と考えているところでございますが、これまでの取り組みの中から、とりわけ私の思いを込めた事業としてあえて選ぶといたしますと、森林セラピー基地の整備などの交流居住の取り組み、そしてまた、スキーと駅伝のまちづくりでございます。これらの事業展開は、本市の特性を生かしたこの地域ならではの施策で、私自身ぜひとも成功させたいと考えていた取り組みでありまして、市民の皆様からのご支援やご協力をいただきながら、順調に成果を上げてきているものと考えております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) それぞれやはり思いがあっての答弁でございますので、それはそれでよしとしたいと思います。


 それでは、この4年間で、ああ、やはりこの点は失敗したのかなという点がもしありましたら、ご紹介していただきたいと思います。なければ結構ですが。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 1期目の反省点についてでありますが、公約である「強い産業と雇用の創出」の実現に向け、雇用の創出や安定、それから、産業の活性化に取り組んでまいりましたが、「百年に一度の危機」と言われる世界的な経済情勢の大きな変化もございまして、所得向上など、主要な経済指標を押し上げるまでに至っておらず、引き続き対策を講じるべき重点課題と認識をしております。


 今後の4年間では、これまでの実績をさらにステップアップさせ、産業力、地域力、定住力の向上により、2期目の公約であります「ブランド・アップ鹿角」の実現に向け、行政課題の解決に邁進してまいる所存でございます。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 市長の4年間の成果、あるいは実績、あるいは反省点、今後に残された課題ということにつきましては、この後の今回示されましたマニフェストにおいてこちらの方から改めてお伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


 それでは、もう一つ、1期目の4年間において、県庁から2人の助役さんと副市長をお招きしてそれぞれ頑張っていただいたわけでございますが、県から優秀な職員を派遣していただいて、この点は非常に助かったな、あるいはまた、この点を考えればもうちょっと有効に使ってもよかったのかなという反省点等がございましたら、お答えいただきたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 助役、副市長の選任についてでありますが、私が市長に就任した平成17年7月は、平成の大合併が進められ、三位一体の改革により地方交付税の見直しが打ち出されるなど、地方自治体を取り巻く情勢が大変厳しく、先行きも不透明な時期でありました。


 折しも、本市では、自立に向けた行財政運営基本方針を策定し、行財政全般にわたって早急な改革に取り組み始めていたところでございます。こうした大きな転換期にあって、本市の山積する諸課題を解決していくためには、地方自治に精通した県職員を派遣いただき、県の先進的な取り組みなどを取り入れていくことが必要と判断したものでございます。


 松浦助役には、市民センターにおける共動の推進などの行政改革や市の重点方針に基づく予算編成などに取り組んでいただいたほか、大野副市長には、平成19年からの副市長制に際し、行政改革、行政評価、共動、情報化、収納対策の五つの施策の推進を委任し、事務の執行をリードしていただくとともに、試行段階にあった人事評価制度の構築にも能力を発揮していただきました。


 県ならではの視点は、職員にとっても大いに刺激となったものと考えており、助役、副市長として優秀な人材を得ることができましたことは、市政の推進に当たり有意義であったと考えております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 今のご答弁から当然でございますが、2人の県から派遣されました松浦助役さん、あるいは大野副市長さんにおいては、それぞれある能力を十二分に発揮されて、職員のトップに立って、内部を引き締めながら市政を担われたという認識は私も一緒でございます。願わくは、もうちょっとそれぞれ個性のあるお二人であったので、市長が従来お持ち合わせの資質を高めながらよりよい能力を発揮されればもっとよかったのかなと。そういった点で、まだまだ志半ばで、1期2年という約束があったかどうかはわかりませんが、志半ばで県庁に帰られたのかなということで、その辺に一抹の寂しさを禁じえないものでございます。


 しかしながら、それは当本人、あるいは県庁サイドのいろいろな慣例もございましたでしょう、あるいはまた、市長が言われましたように、内部にもうそういった人材が県庁から、外部から優秀な人材を派遣してもらわなくても、内部から育ってきたよというご認識があったのかなという気持ちでございます。


 そこで、次の質問に入らせていただくわけですが、そうした段階において、今回は庁舎の内部起用ということで、阿部副市長さんが誕生されました。別にどういう経緯でもって阿部副市長を指名されたのかそれは問いません。優秀な副市長と私も思ってございます。


 そこで、一つお伺いしたいのは、副市長さんは就任のインタビューで、今の市長さんは猪突猛進型だ、自分は調整型だ、だから、多分うまくやっていけるだろうと、いいコンビじゃないのかなという談話を発表されました。それについての市長のちょっと感想を、簡単で結構です。お聞かせいただきたいと。猪突猛進型ということなのですが。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 私は1期目の市政のときもやっぱり猪突猛進型と言われましたし、副市長とは職員時代から職場も同じであったし、気心が知れているということで、総合的な調整もできる立派な人物だなと思っていましたので、そういうことでお願いをしたということです。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 私そういうのを何で聞くかというと、今後4年間市政を担う上において、これは非常に大事な点だなということでお伺いしているわけです。だから、副市長の言われた市長に対する感想、なるほどなと言っていいのか、本当は迷うところなのです。私も余り算数は幾らかできるんですが、国語は余り不得手でございまして、広辞苑を調べてみました。


 「猪突猛進」というのは、イノシシのように向こう見ずに一直線に猛然と進むこと。これをどういうふうに解釈していいのか。あるいはもう一つ、猪突き勇というのも同じような感じであるんです。イノシシのように後先構わず突進すること。果たして調整型だけでできるだろうかと。多少不安があるわけです。そこで、お伺いしたいと思います。


 質問順位では5番になっているのですが、これを時間の関係がございますので、今させていただきたいと思います。


 いずれ通告してございますので、順序が変わっても何ら支障がないものと思います。いいですね、議長さん。


 そういうことで、いわゆる職員が働きやすい職場環境をつくってくださいということなんです。先般行われました、先般といいますのは、8月21日、産業建設常任委員会が開催されました。そこで報告があったわけでございますが、692件の給水装置工事に伴い発生する工事検査手数料の賦課徴収を怠っていたと。692件、その総額は152万6,300円であったと。大変申しわけないと冒頭に謝罪があったわけです。初めて聞く事件だったので、それは何ですかと問い返したら、過去5年間においてそういう事務処理について事務手続が滞ってあったということでありました。一時委員会を中断していろいろとご説明を受けたわけでございます。その内容はまず今は省きます。そして、次の日、地方紙にこの問題が出たわけです。市民はもちろんびっくりしたわけです。何ですか、この692件、どうなっているのですか。しかも、それぞれこういった事件、事故は去年もおととしもあったわけです。新聞紙上をにぎわした事故、事件でございます。


 ただ、問題なのは、事務的に間違ったのはしょうがないとは言いません。人間ですから。これはあろうかと思います。ただ、今回問題なのは、それが5年間にわたって、綿々と怠ってきた、事務処理がなされてなかったと。さらに、問題なのは、それを上司に相談したにもかかわらず、対応してもらえなかったと、受け入れてもらえなかったと。それって大変だよなということなのです。しかしながら、市長は、9月の今定例会冒頭において、諸般の報告の冒頭で3件の不適切な諸問題についておわびを申し上げました。一見それでいいのかなという感じ、普通はするのでしょうが、私はむしろこれは諸般の報告の市長報告の前に議長に発言の場をいただきながら、謝罪すべきでなかったのかなと思います。


 諸般の報告で諸般の事件があったからそれについて謝罪する、ちょっと緊張感が足りないのではないのかなと。あわせて20名の職員、3件の事件について処分されているのですが、これは認識の違いですよ。トップはではどういう、ただ処分くだしただけなのかなという感じしないわけではないと。それと副市長さん、自分は調整型だということで、大いに私も評価をしたいと。だとするならば、もっと早い段階において副市長の方からも謝罪の言葉があっていいのかなという感じしてございます。いや、もうおれはその1週間も前に謝罪しているよと多分おっしゃると思うのですが、8月25日の午後に開かれました会派の合同説明会において副市長みずからこの件についての謝罪はありました。


 しかしながら、その午前中に、10時に議会運営委員会が開かれてあったのです。当然その前に部長の方から産業建設常任委員会では、21日に報告を受けて、22日には一般市民の知るところとなったわけでございます。そうすれば、それなりの謝罪なり報告が市長、あるいは副市長、そちらの方からそれなりの動きがあるのかなと思ってあったのですが、それもなかったわけです。もしかすれば副市長さんは、いや、議会運営委員会でやらなくても、どうせ昼間から会派説明会があるわけだから、そのとき説明すれば、謝罪すればいいだろうというお考えだったのかもしれません。いわゆる緊張感が足りないと私はそう思うわけです。


 それと、この上水道の件についてちょっと調べてみました。意外と我々も市民の目線って厳しいので、特に、市役所の職員に対する目は厳しいものがあるのです。もちろん我々も厳しい目で見られています。職員は何やっているんだという目線で私もちょっと調べてみたのです。そうしたら、意外とこの件については、担当の職員は一生懸命やっている。手が回らなくてできなかったのだというのが業者の方から聞こえてきたのです。あれはちょっとかわいそうだよと。あれだったら職員もっとふやしてあげないと、容易でないのではないかなと。それはあなたが何かあるから言っているのではないのかなと思ってよそも当たってみたら、異口同音に職員を案じるような言葉しか出てこなかったのです。


 これって、では、機構の中に何か間違いがあるのではないのかなという認識が私はいたしました。その辺市長さんは、私のこれは認識ですよ。今までは職員をいじめるのではなくて、何やっているんだと、5年間もと。しかも、最初は40件、その年は市長さんが助役さんのときでしたよ。あるいは市長代理のとき。あとの4年間というのは全く市長さんになってからでしょう。それは毎年倍、倍となって昨年度は200件のうち8割が全然やってなかったと。うちらは最初、先ほど申しましたように、職員の怠慢かなと思ったら全然そうではない。むしろこれは組織というか、組織ではない、何というんでしょう、その部署のあり方、上下関係のあり方に問題があるのかなという認識はしてあったのです。これは私の思い入れでしょうか。市長でも部長でもいいですよ。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) これは何と言われても不適切な事務処理ということで、おわびしかないわけですけれども、いずれにしましても、私もついこの間まで全然報告は受けてなかったと。これは責任者としては責任は感じております。ただ、その職員についても、例えば今業者の方からお聞きしたら1人ではかわいそうだよと、要するに人数が少ない。そういうのであれば、そういうなりに管理職もおりますし、部長もおりますし、そういう中で、私どもはやはり組織で動いていますので、個人で動いているのでなくて組織で動いていますので、そういう方向で私の耳に入ってくるのかなということは思っていましたが、今回はちょっと遅かったと。これはやはりやってはいけないことをやったわけですけれども、今後の対応については、こういうことのないようにマニュアルをつくって、しっかりとこれを検証しながら対策について取り組みをしていきたいと思っております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) それで、私はこの地方の鹿角市議会において、与党も野党もないと思っているんです。与党といえどもやはりいいところはいい、悪いところは悪いとご指摘しながらよりよい社会をつくるというのが、首長である市長、議員である我々に課せられた使命だと思うわけです。


 しかしながら、もともとそうかもしれませんが、この小さい議会においても与党、野党というのが存在するのかなと、非常に残念、寂しい気がしているのです。その点市長はいかがですか。これからマニフェストについてお伺いしますが、今までも与党、野党というのはやっぱり存在しているし、これからも存在するだろうと、これはしょうがないというご認識かどうかお伺いしたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 与党、野党というのは、私が決めるというよりも皆さんがそういう理解をしているのであればそうでしょうけれども、我々は特にそういうのは考えていません。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 市長は、与党、野党というのは全然考えてないということでございますので、どうか、そういう考えで、問題は鹿角市民にとってよりよい生活環境を築くことが我々に課せられた使命なのです。その辺は全く一致しますので、どうか与党、野党というような考えはお持ちにならないで大きい気持ちで頑張っていただきたいと思います。


 ただ、この二、三年といいますか、そうでない、いわゆる今回の件もそうなのですが、上司に相談したけれども、受けてもらえなかったと。5年間もそれが続いたと、では、そういう雰囲気が職場に充満しているのかなという感じが前からちょっと思ってあったのです。ですから、それではうまくないなということで、その辺はぜひいい職場環境を築いていただきたいと思うわけでございます。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 職員と風通しのよい職場づくりということで、実は私就任してから、2期目に入ってから、ランチミーティング、お昼に職員と1時間半ぐらいお話をしながら昼食をとるというのを始めています。まず、今のところ主査クラスから始めていますが、これから主任、主事クラスにまで全職員とそういう方向で4年間で進めさせていただきたいと思っております。


 いずれにしても、忙しいところには臨時職員を採用するなり、そういう方向でできるだけ、そしてまた、「ホウレンソウ」と言っていますが、報告・連絡・相談がスムーズにできるような、そういう体制づくりをきちっと決めていきたいと思っています。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 私も今もうちょっとで55歳になるわけなのですが、小さいころからちょっと短腹なところがございまして、人に物を教える場合、口より先に手が出ると。面倒臭いわけです。何で2+2=4というのを何回教えてもわからないのだと。間違える人というのは同じような感じで間違えるのです、不思議なように。どうすればそういう答え出てくるの。でも、やはりそういったのでは子供は育たないということで、自分自身戒めるようにしてきたのです。でも、やはり持って生まれた性というのはなかなかとれない。まだ、それは反省の連続でございます。


 そうした中において、先般の市長選挙の立会演説会で市長さんの趣味は、最近読まれた本はという中において、鬼平犯科帳13巻か14巻、暇がない中において読破されたというようなことを言われたんですね。違いました。でも、あれは鬼平犯科帳じゃなかったですか。何でありますか、いわゆる時代物の歴史小説風なものと思ってあったのですが、ああ、それはそうだよなと。そういうのをやっぱり読んで市政に反映させる、そうはされなかったのですが、いいよな、すごいことだなと思っていました。


 私は、意外と歴史は好きなのですが、なかなか読書までいかなくて、たまにこういった小説を読むんです。これは小説すばるということで、3年前の7月、赤川次郎さん、この人の何かタッチが好きでよく読むんです。たまたま思い当たる文章があったよなというような感じで、ちょっと読ませていただきたい。その一節です。(持ち込んだ資料を朗読)


 「そのとき、ビルから駆け出してきた男がいた。「社長、大変です」慌てふためいている。


 「何だ、どうした」、「さっき経営工場から連絡があって、あそこでここ1カ月ほどの間につくったマヨネーズに卵の殻が」、「何だと」、「至急回収したいので許可をください」、「何をしているんだ。何とかごまかせないのか」、「消費者センターへ何件も苦情が来ているそうです」、「いつの話だ。1週間前からだそうです」、「なぜそのときに知らせない」、「それが現場で何とかしようとしていたらしくて」、「ばかものめ」、社長の国枝は真っ赤になって怒っていたが、疫病神である高杉ユリエの方を振り向いて、「これもお前のしわざか」、「違いますよ」と、その疫病神は言った。「どこでもそういう事故はあるでしょう。でも、それを隠そうとしたのは、社長さん、あなたが言いにくい雰囲気をつくっていたからです」、「やかましい」、国枝はビルの中へと大股に入っていく。」という取りつく島もないような状況なのですね。しかしながら、この疫病神のおかげで倒産の危機を免れたということなのです。やはり下の者は、現場を知っているわけですから、いろいろな問題が出てくるわけです。ただ、それを素直に上に上げる、吸い取ってもらえるような職場環境が絶対必要だと思うのです。ぜひともそれは市長、副市長、部長以下、手を携えて横の連絡、縦の連絡を密にして能力のある職員を導いていただきたいと思うわけでございます。


 そういうことで、次、市長2期目のマニフェストをどのように推進させるのかお伺いしたいと思います。


 まず最初に、4年間で300人の雇用増をするとうたってございますが、具体的にお示しをしていただきたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 300人の雇用増についてでありますが、新規就職による雇用増につきましては、ここ5年間の市内企業の新規学卒者の管内就職者数は、年間40人前後であり、引き続き市内企業の支援策を充実し、管内就職者数の維持・拡大を図りたいと考えております。全国的な景況は底を打ったとはいえ、市内企業はまだまだ厳しい受注環境にあり、休業手当相当額の一部を助成する中小企業緊急雇用安定助成事業により雇用を支え、また、経営安定資金保証料の助成をしながら資金繰りを支えるとともに、新規受注の開拓や新分野への参入を支援するビジネスマッチング支援事業、将来の企業の中核を担う人材育成への支援を継続してまいります。


 また、企業立地における雇用増につきましては、私の1期目における企業の新・増設は9社で、これに伴う雇用増は150人でありました。輸送機器や鉄鋼、ゲーム機など一部には回復が見られるものの、一般機械製造の伸びは鈍く、企業の設備投資は不確定であることから、企業誘致には厳しい環境にありますが、産業サポーターなど情報収集のネットワークは広がりつつあり、さらなる企業の新設・増設がかなうよう、県東京事務所を拠点とした積極的な活動を継続してまいります。


 さらに、現在実施しておりますふるさと雇用再生臨時対策基金事業への取り組みに加え、環境関連産業の育成、地域資源を活動した農商工連携の推進、介護・医療・福祉産業の成長も含めて300人の雇用を新たに創出してまいる計画としております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) ただいまのご答弁ですが、それは一般論でございまして、ただ、質問では具体的にいわゆる年度を追って示していただきたいということは言っていましたが、多分無理ですよね。というよりも、今の答弁でいいのかなという感じもします。というのは、先般の知事選挙において、川口さんが言ったマニフェストの一つ、秋田県内において4,000人の雇用増を図るということをうたったのです。むしろ現状維持でも大変なのに、マニフェストといったって本当にできるのかなと、大層なマニフェストだなと思ったのです。その後に出てきたのが市長さんの300人、人口規模、財政力規模からいっても秋田県と鹿角市では13倍のレベルじゃないわけです。13倍というのは300人の13倍が4,000人という意味です。秋田県の4,000人に対してもそんな大ふろしきと思ってあったのが、鹿角市において300人、これすごいことだなと。


 今、調べてみましたら、細かい数字はともかくとして、今現在、鹿角市には1,000人の求職者がいるわけです。人口が毎日1人ずつ減っている段階において、私は本当に市長さん頑張っていますよ。むしろ現状維持だけでもすごいのかなと。いわゆる現状維持ということは歯どめをかけるということですから。しかも、人口は減っているわけですよ。そうした中において300人の雇用を目指すということは、4年後には今約1,000人いる求職者が700人になれば300人の雇用増となるものな。考えようによってはそうです。あるいは、今現在サラリーをもらって稼いでいる人間が2万人います。それが2万300人になれば300人の雇用増となるわけです。


 しかしながら、今のご答弁ではそこまでのビジョンはないにしろ、4年間で頑張っていくということですから、確かにぜひとも、この件については、議会でも地域活性化対策特別委員会というのを立ち上げて頑張っていこうということをうたっていますので、どうか議会とタイアップしてこの雇用増については頑張っていただきたいと思います。


 次の二つ目、4年間で耕作放棄地、不作付地200ヘクタールの解消としているが、それを今度はマニフェストにうたっているわけですから、具体的にお示しをしていただきたいと思います。大変重要な課題であろうかと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 200ヘクタール耕作放棄地及び不作付地の解消についてでありますが、畑地での対策といたしましては、ソバの作付、これを中心に4年間で約50ヘクタールの解消を計画しております。また、転作田での対策としては、現在560ヘクタールほど存在する調整水田や自己保全等の不作付地のほかに、すぐに作物の作付に転換できるほ場がおよそ3分の1の180ヘクタールほどあると推測しておりますので、全農や民間企業との連携を図りながら、飼料用米の作付を中心に今後4年間で150ヘクタールを解消することを目標としております。


 しかしながら、現時点におきましては、政権交代に伴う農業施策の変更についてより正確に把握する必要があると考えており、国の動向を注視し、場合によっては、飼料用米にこだわることなく、農家所得を少しでも増加できる有利な作物の検討を行いながら、耕作放棄地及び不作付地の解消に取り組んでまいります。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) この件に関して、今農協、全農というようなお話しありました。まずこの不作付地、耕作放棄地の解消は、国の大命題でもあるわけです。なぜかというと、39%の食糧自給率を40%に上げる。最終的には50%に上げるんだということから始まっているわけです。しかしながら、今までの対応を見ていますと、国がそうだから、県がそうだから、じゃあ、市もそれに合わせてやりましょうかなというのが見え隠れしているのです。私は2年前のこの一般質問において、そんなふうではなくて鹿角市独自の、鹿角市が一つの国家なんだという認識でもってこの自給率向上については取り組んでほしいというようなことを申し上げたことがございます。


 それで、市長さんの方からこの4年間においてソバ40ヘクタールとか、あるいは水田の方の解消で230ほどですか、これを解消するということなのですが、どうも鹿角市としての色が見えてこない。どこでもやっているようなこと。本当にやるとするならば、ここなんだという目玉が何もないわけです。


 例えばソバの問題ですが、報告ではキロ200円、100キロで2万円になるだろうと、それにかさ上げ助成して2万5,000円というような報告は受けています。しかしながら、ことしは不作だということで、もしかすれば350円から400円まで上がる可能性があるということなのです。それが一つ。


 それと、今そのもの200円は上限ではない。多分これより下がることはそうないのではないのかなと。国産のソバは足りない。つくろうと思ってもつくる人がいない。だから、ソバは大丈夫だよというようなお話を伺いました。この情報元は市の方でもらっている情報源とほとんど同じかと思います。そこではまだまだ余裕がある。鹿角市がその気になればやれるということを言っているのです。だとすれば、国が提唱したから耕作放棄地を解消して、一番やりやすいからソバをつくるのだと。それで「そばの里」でいいやというのではなくて、やはり「そばの里」というのであるならば、すべてでなくてもその一部、3割、5割ぐらいはソバ粉はほかに委託して挽いてもいいですよ。それを消費するような場所も提供すると、そこまで支援をする、ひとり立ちするまでは。


 そのためには、4年、5年、10年スパンが必要かと思うのです。そういう意気込みを示していただきたい。すべて行政といったってこれは無理です。やはりやる本人、指導する農協、タイアップしてやらないといけないわけです。その辺の意気込みが伝わってこないのです。それは、市長の意気込みが足りないのか、担当職員の、いやどうせ変わればどうなることやらと、当面2年か3年大過なくやればいいよなと。いずれ4年後に耕作放棄地、不作付地200町歩解消されれば、そんな所得に関係なくいいのだよと。マニフェスト、公約の達成には違いないのだからというレベルでは大変残念だなと思うのですが、この辺いかがですか。意気込みが足りないという感じがしますが。


○議長(黒澤一夫君) 産業建設部長。


○産業建設部長(関 道男君) 確かに国の方針、あるいは県の方針ということで、耕作放棄地に対しましては、鹿角市といたしましては、県内で一番努力しているところではないかと私は自負してございます。と申し上げますのは、耕作放棄地の調査結果の面積そのものが、鹿角市だけで秋田県の2分の1あるという報道がなされました。この調査の過程は聞いてございませんが、結果だけでそのようなことになったわけでございますが、やはりその結果をとらえまして、これは大変なことだと。これはぜひ全市を挙げて取り組まなければならない課題だということで、「そばの里」ということで始めたわけでございます。ソバの選定につきましては、再三ご説明してございますので、ここでは割愛させていただきますが、やはり取りかかってから今おっしゃられたような苦難といいますか、障害といいますか、やってみてからやはりつくるだけではなくて粉にする、あるいは食べさせるというところまでいくということは、かなりの努力、あるいは投資が必要だというのが正直言って今実感しているところでございます。今、花が真っ盛りでございまして、これから収穫期に向かうこととなりますが、その収穫もやはり現場を見ておりますと、花の咲きの悪いところ、あるいはよいところ、かなりのばらつきもございます。そのようなこともありまして、まず収穫し、初年度でございますので、その結果も見据えながら、今後4年後、あるいは10年後を目指して、「そばの里」が確立できますように頑張ってまいりたいと思っています。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) ひとつここに「そばの里」鹿角ありと、そういうのを構築できるように頑張っていただきたいと思います。


 次に、市長は4年間で行政コスト5億円を削減し、産業の育成に投資するとしていますが、具体的にどのようなことをされるのかお伺いしたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) お答えします。


 行政コストの削減による産業育成への投資についてでありますが、平成17年度から5カ年の計画で取り組んでまいりました第6次行政改革大綱も今年度が最終年となり、共動パートナー制度の創設、指定管理者制度の導入など、事務事業の外部委託の推進と職員人件費の縮減を中心に、平成20年度までの4年間で約14億円の経費節減を実現しております。


 現在、平成22年度からの第7次大綱を策定中でありますが、これまでの市役所みずからの視点と判断に基づき発案してきました行政改革に加え、新大綱では、市の事務事業について、事業費や人件費といった費用内訳を公開しながら、市が直接実施するよりも、市民や企業、NPO法人等が実施することで、公共サービスの質の向上と効率化が見込まれる業務に関し、委託先や民営化の提案を広く募集する制度を創設するなど、民間提案型の業務改善手法も取り入れながらアウトソーシングを推進してまいりたいと考えております。


 職員数については、既に組織の相当な簡素効率化を図ってきたところでありますが、職員個々の意欲と能力を引き出しながら、さらに工夫を重ね、一層の効率的な行政運営に努めてまいります。


 これらの取り組みを進めることにより、人件費や施設の維持管理費等、今後4年間で約5億円のコスト削減を図り、公約に掲げております六つのプロジェクトに重点的に振り向けてまいる計画としております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 予想されたような答弁でございました。私は、何でも手当を下げればいいとは思ってございません。しかしながら、何か最近は議員の力を示すためには、みずからの経費、歳費を削減する、おれはそれをやるのだという感じで公約に掲げる首長さんも随分出てきました。秋田県内においても、市長の自分の給料は3割、5割削る。三役の給与もそうだと、退職金は返納する。なるほどそれは政策といえば政策でいいのかなという感じするのですか、単純に、例えば市長、特別職、副市長3割、議員2割、これは我々が決断すればできることなのです。では、もう一つ職員の皆さん大変頑張っているのですが、市民感情に言わせると、どうしてもやはり市の職員というのは高いなという感じはぬぐえないわけです。もうちょっと安くてもいいのではないか。ならば職員のご理解をいただいて1割、これだけで年間2億円、4年間で8億円、今市長いろいろなこと言われました。それはそのとおりやれば相当な経費削減にはなると思うのですが、市民目線に立ってみますと、それってそんなものという感じでぴんと来ないわけです。


 しかしながら、今言った市長が3割、特別職3割、議員2割、職員の理解いただいて1割、明確に年間約2億円、細かい数字は抜きにして、削減になるのですが、その辺についてはいかがですか。実際にそういうふうにやっているところもあるわけです。職員の給料はともかくとして。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 職員については、人事院勧告により毎年削減されてきております。当然私も手当等削減になっていますけれども、本市についてですけれども、特別職の報酬というのは、一般職と異なり生活給というよりは、その職責等において応じたものでございまして、特別職報酬等審議会の答申を踏まえた上で議会の議決を得て適正な報酬が決定されています。したがいまして、ご提案のような極端な削減となりますと、政策というよりもどちらかといえばパフォーマンスという受け取り方もあるのではないかなと思っています。今のところそういう削減は考えておりませんけれども、いずれにしましても、必要に応じて審議会に諮問し、その中で適正な報酬に努めてまいりたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) この件に関してはそんなに追及しようとは思っていませんが、ただ、昔はやはり公職選挙法が改正される前は、結構選挙にお金かかったわけです。特に、首長選挙なんていいますと、過去においてはおにぎりの中に何かお金が入ってあったとか、そういうのがあるわけです。ですから、認識としては、1期4年の退職金は次の選挙のための資金なんだよというような認識があったみたいです。最近は、市長本人も今回の選挙では340万円ぐらいしか使っていないわけです。じゃあ、やっぱり昔とは違ったのかなとなっているわけです。そういう点もありまして、お伺いいたしました。しかしながら、それはそれとして検討できる面は議会とも相談しながらやっていただきたいと思います。職員に関しては人事院勧告があるわけでございますが、それを超えた何かがあるはずなのです。その辺を必ずしも固執することなく、検討していただきたいなと思います。


 次に、4年間でごみの再資源化率20%を達成するということをうたっていますが、現在はどの程度の達成率なのか、果たしてこの20%というのがそれほどのことなのでしょうかという、ちょっと疑問があるんですが、簡潔にお答えください。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 20%という達成率を掲げましたが、これは平成19年が16.9%でした。ですから、20%にしたわけですが、実はそのときは平成20年度の数字は出ていませんでしたので、平成20年が今出ましたのを見ますと、19.8%なんですよ。ですから、もう20%には達成するということですが、いずれことしの3月に改定した市の環境基本計画では、平成22年度末までの目標を24.1%に変更しております。こういうことですので、この維持管理も含めまして増大を抑制するということで、一層の再資源化を図ってまいりたいなと思っております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) 実は私もやはり聞く限りにおいては調べるのです。もう20%といえば20%なのです、四捨五入して。それはマニフェストではない。でも、市民感覚から言わせると、今ゼロから20にいくのかなという感覚もあるわけです。しかし、それはそれでいいわけですから、20%を来年達成したとかと言われないで、25%、30%というのがあるわけですから、ぜひこのマニフェストに関しては20%ではなくて、30%とかという認識の上に頑張っていただきたい。やる気があれば50%は可能と思います。どうかそれは頑張っていただきたいと思います。


 一つ飛ばしました、ごめんなさい。4年間で観光・交流人口を10万人増としていますが、具体的にはどういうことなのか。では、今現在、交流人口というのはどれくらいいるのかお答えしていただきたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 観光・交流人口の10万人増でございますけれども、観光・交流人口とは、本市外の居住者が、観光を初め買い物やレジャー、スポーツなど、さまざまな目的で本市を訪れる方々であります。


 本市の観光客数は、平成15年の270万3,000人から減少を続け、平成20年の観光客数は211万2,000人となっております。こうした状況から、観光客の誘客はもとより、観光客以上の経済効果が見込まれる農業体験、スポーツ合宿などの交流人口の拡大にも取り組もうというものでございます。


 この拡大策としては、本市への修学旅行の誘致奨励金制度の創設による団体旅行の誘致や、大日堂舞楽及び大湯環状列石の活用による「世界文化遺産魅力アップ事業」、さらには、首都圏での本市の認知度を高める「まるごと鹿角PR戦略」を推進することとしております。また、交流人口の拡大策としては、「かづのde“ふるさとライフ”促進事業」や森林セラピー基地の推進に加え、スポーツ合宿の誘致奨励制度の創設など、各種関連施策を重点的に実施する計画であり、これにより、4年間で観光・交流人口の10万人増を目指すものであります。


 観光産業は、すそ野が広く運輸業、宿泊業はもとより小売業、飲食業、農業、サービス業など多様な業種に及び、「6次産業」とも称され、観光・交流人口の増加はさまざまな分野に多大な経済効果をもたらしております。農業分野での地域ブランド化や醸造特区、そばの里プロジェクトのほかに、まちなか観光や産業観光の推進など、観光客が市内に滞在する時間をふやし、観光消費に結びつける仕掛けを講じることにより、さまざまな分野に経済効果をもたらし、市民所得の向上につながるよう、市民の皆様との共動によりチャレンジをしてまいりたいと思っております。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) やはり市民は市長が掲げた七つのマニフェストぜひとも頑張っていただきたい、そう期待しているわけです。そうした中において、10万人の交流観光増を図るのだと、これはすごいなということなのですが、今のお話を伺うと、どうも毎年数万単位で観光客が減ってきていると。ぜひともこの10万人にこだわることなく、もとの300万人を回復するような意気込みで対応していただきたいと、これを要望しておきます。


 そして、最後に医療環境の充実をということで通告をしておりました。そういうことには事前に調査が必要だなと、鹿角組合総合病院の対応、お考えも必要だなということで、先般調査のためのお電話を差し上げました。そうしたら、何かそういう件については、秋田県の医師確保対策とか、鹿角市においても相当ご協力をいただいていると、だから、保健センターに行って聞いてくれと。いや、そうではなくて、我々は議会として、自分は議員として病院の対応、現状を知る必要がある。市と一体となって支援したいからということを言ったのですが、いや、それは保健センターの方に行って聞いてくれと。そうすれば、議会の方には要請とか要望というのはないのですかと聞いたら、議会には要望するつもりありませんと明快に言われたのです。


 だって、大変な財政事情下にありながら、それは市長の判断あったわけですが、議会の皆さん方のご理解ありながら助成して、さらには、それでも大変だということで追加支援もしているわけです。来年の6月の開院という段階になって、医師確保対策については、県とか市の方にも今やってもらっていますから、議会の方には要望しなくていいですよと。


 そうなのかなと。こちらは開院に向けていろいろな苦情なりがあるわけです、でも、押さえて押さえて何とかいい鹿角組合総合病院だなという感じで持っていきたいわけです、中核病院として。どうもそうでないということなので、この質問については取り下げをいたします。そういうことでございますので、市長さん、その辺はちょっと確認しておいてください。議会の方にはお願いする気はございませんと言われましたので。担当者ですから。大変申しわけございませんが、これは取り下げをさせていただきたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) 市長。


○市長(児玉 一君) 今?舘議員いろいろ話をしましたが、そういうことはないように私は理解していますが、いずれ鹿角組合総合病院の運営には、私と議長も入っていますので、まさかそういう話はないと思います。いずれそれはちょっと調査させていただきたいと思います。


○議長(黒澤一夫君) ?舘一郎君。


○9番(?舘一郎君) この件については、実は私も運営審議会の座長をやった過去もあるわけです。大変意外だったのですよ。その後、また電話しましたら、いや、電話でそのような重要な事件については、案件についてはお答えできませんということで、必要ないと言ったということだったのですね。それにしても違うでしょうということでございますので、果たしてこれからこういう態度であれば、ちょっとばかにしてないかという気がしてございますので、この辺は市長さんに対応をお願いしたいと思います。


 時間となりましたので、これで終わらせていただきますが、どうか、ただいまの件につきましては、慎重に対応していただきたいと思います。以上で終わります。ありがとうございました。


○議長(黒澤一夫君) 以上で?舘一郎君の質問を終わります。


 以上をもちまして、本日の議事日程はすべて終了いたしました。


 ただいまの時刻をもって散会いたします。


    午後0時40分 散会