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秋田県 鹿角市

平成20年第5回定例会(第3号 9月10日)




平成20年第5回定例会(第3号 9月10日)





 
 平成20年9月10日(水)午前10時開議


 開議


第1 一般質問


    質問、答弁


 散会


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本日の会議に付した事件


 1 一般質問


    ? 舘 一 郎 君


    浅 石 昌 敏 君


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出席議員(20名)


      1番  中 西 日出男 君     2番  倉 岡   誠 君


      3番  吉 村 ア イ 君     4番  浅 石 昌 敏 君


      5番  海 沼 信 義 君     6番  宮 野 和 秀 君


      7番  福 島 壽 榮 君     8番  ? 舘 一 郎 君


      9番  阿 部 博 文 君    10番  石 川   徹 君


     11番  黒 澤 一 夫 君    12番  ? 杉 正 美 君


     13番  田 村 富 男 君    15番  勝 又 幹 雄 君


     16番  阿 部 佐太郎 君    17番  石 川 幸 美 君


     18番  米 田 健 一 君    19番  村 木 繁 夫 君


     20番  児 玉 政 芳 君    21番  大 里 恭 司 君


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欠席議員(なし)


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説明のため出席した者の職氏名


市長        児 玉   一 君    副市長       大 野 佑 司 君


教育長       吉 成 博 雄 君    総務部長      小田島 秀 夫 君


市民部長      高 田 幸 良 君    産業建設部長    関   道 男 君


教育部長      中 山 一 男 君    会計管理者     佐 藤 隆 夫 君


総務部次長     木 村 忠 好 君    市民部次長     青 山 武 夫 君


産業建設部次長   小田嶋 義 幸 君    産業建設部次長   似 鳥 忠 夷 君


教育次長      奈 良   實 君    農業委員会事務局長 内 藤 庸 夫 君


総務部付次長待遇  田 中 孝 夫 君    財政課長      安 保 一 雄 君


監査委員事務局長  菅 原 祐 次 君    選挙管理委員会事務局長


                                 熊 谷 純 二 君


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事務局出席職員


事務局長      廣 林   剛 君    班長        佐 藤 洋 輔 君


副主幹       大 里 宏 昭 君    主任        田 原 智 明 君


主事        木 村 幸 樹 君





    午前10時00分 開議


○議長(中西日出男君) 直ちに、本日の会議を開きます。


 本日の会議は議事日程第3号により進めてまいります。


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    日程第1 一般質問


○議長(中西日出男君) 日程第1、昨日に引き続き、これより一般質問を行います。


 順位4番、?舘一郎君の発言を認めます。?舘一郎君。


   (8番 ?舘一郎君 登壇)


○8番(?舘一郎君) おはようございます。


 きょうはとてもさわやかな秋空でございます。それに誘われたということでもございませんが、つい先ほど中西議長、勝又副議長、阿部佐太郎議員、吉村アイ議員、それと私の5名で会派ななかまどを結成いたしました。ご存じのとおり、ななかまどは鹿角市の木でもあります。この木は7回かまどに入れても燃えない大変バッシングに強い、困難に耐えうる力を持っておる木でございます。また、7件のかまどを持てるという大変めでたい木でもございます。今のところまだ2人ほど余裕がございます。市役所の周りのななかまどもとても鮮やかな色彩を帯びてまいりました。それでは、結成間もないほやほやのななかまどを代表して一般質問をさせていただきます。


 いよいよ実りの秋を迎え、今のところ大した自然災害もなく、北限の桃も収穫最盛期を迎え、田んぼの稲穂もたわわに実ってまいりました。殊に喜ばしいことは、昨年9月の大豪雨災害で被災した田んぼにも実りの秋がやってきたことであります。願わくばこのまま大きな台風も来ず、早霜もなく、りんごの収穫まで無事迎えることができるよう願うばかりであります。


 また、先般行われました北京オリンピックでは、本市の松宮隆行選手が大変な注目を浴びました。5,000メートルでシューズが脱げるというアクシデントに見舞われながらも、レース後のインタビューで、「これが今の僕の力、シューズが脱げたのは関係ない。今度は100%の状態でスタートラインに立たないと」と、秋田県人らしい朴訥としたしゃべりでありましたが、そこに実にさわやかな印象を受けました。まさしく我が鹿角市の宝でございます。


 水泳の北島康介選手のオリンピックの2連覇、女子ソフトボールの上野由岐子投手の超人的な活躍にも大きな感動を受けましたが、それに勝るとも劣らない松宮選手の頑張り、さわやかなインタビューに敬意を表し、市民栄誉賞でも与えてあげたらいかがでしょうか。


 さて、2001年3月の選挙で市民の皆様から市議会議員の議席を与えていただき、第1回目の一般質問をさせていただいたのが、その年の9月11日のナイター議会でございました。緊張のうちに終わった初めての一般質問ではありましたが、大過なく終わり、家に帰りホッとしてビールを1杯飲んだそのときでありました。テレビではアメリカで起こったいわゆる9・11同時多発テロの実況生中継を行っておりました。世界貿易センタービルに旅客機が突っ込む瞬間を目にし、まさに衝撃の瞬間でありました。


 それから時が経過し、昨年9月の一般質問であります。私は2日目の12日に一般質問をしたわけでございますが、その中で、ときの安倍晋三総理を、いまだに政権にしがみついている、為政者はうそをついてはいけない。潔しを旨として政治に携わっていただきたいと批判をさせていただきました。質問を終わり、議会事務局に寄ると、何だかテレビの放送内容がおかしいなと思って見ておりましたら、何と安倍総理が辞任するということでありました。


 もちろん、そのとき安倍総理はこの議場におったわけでありませんし、ましてや市長室におったわけでもありません。私の一般質問が聞こえないところにおったのは確かでございます。ほんの少しの確率として、インターネットで鹿角市議会を見ていた可能性がないわけではありませんが、大変驚きました。そして、今回、一般質問の通告書を作成していた9月1日、午後9時、テレビのテロップに福田総理大臣9時30分より緊急記者会見とのこと。もしやと思っていたら案の定、辞任の記者会見でありました。


 そこで、それがどうしたということになるわけでありますが、多分に自分自身の思い入れもあるのでしょうが、節目節目に運命的な出会いを感ずるのであります。ここ1年で二人の総理大臣が政権を投げ出すという異常な状態において、日本国の総理大臣の顔が見えない、県政もままならない、するとやはり市民の期待は常に市長に接したい、身近に感じたい、市長の顔が見たい、市長の顔が見える市政を展開していただきたいということではないでしょうか。


 それでは、通告順に従い一般質問をさせていただきます。


 まず、最初に、為政者として顔の見える政治をということでありますが、私がなぜ顔の見える政治にこだわるかと申しますと、何十万人もいる市民でもあるまいし、国全体が何となく閉塞感にさいなまれている現状においては、市民のトップに鎮座する市長は、常に輝いて市中のどこからでも見えてほしいのであります。そこで、1期目の児玉市政を総括する年に当たり、この3年間の市長の政治姿勢を検証させていただきたいと思います。


 市長は、水晶山住宅の建設予定地の選定あるいはまた、住宅の設計内容についてどのようにみずからのお考えを盛り込まれたのでしょうか。


 建設予定地の牛川原は当初5番目の候補地でありましたし、さらに、川を越えない、橋を渡らないという合意があったと伺っております。その後、昨年の9月豪雨では堤防が決壊寸前まで行った場所を、なぜそれでもよしとしたのか。そこに市長の意思が反映されたのかお伺いをいたします。


 次に、和光園の建設地の変更、設計内容及び入札についてお伺いをいたします。


 当初は隣接地を取得して現在地に建設したいとのことでありましたが、どんな事情により変更されたのか。また、4億5,000万円もの助成をしているわけでありますから、設計内容に助言なり要望があってもよかったと思われますが、その点はいかがであったでしょうか。


 また、入札に際し、本市で採用している分割入札を申し入れ、市内の業者に落札させる環境はつくれなかったのか、また、そのような努力をなされたのかお伺いをいたします。


 次に、鹿角組合総合病院建設についてお伺いをいたします。


 着工決定延期、着工決定延期を繰り返しましたが、おかげさまで無事建設、着工にこぎ着けることができ、市民ともども喜びに浸っておるところでございます。そこで、市長は、その都度どんな対応をされたか、苦労話と今だからこそ言えることがありましたらご披露願いたいと思います。


 市郡内での着工決定の報告は、公の場としてはJAかづの組合長のJA青年部での総会の場であると認識しておりますが、それ以前に市長には報告がなかったのでしょうか。もしそうだとしたら、10億円もの助成金を予算措置したのに大変残念なことだと思いますが、いかがだったでしょうか。


 次に、合ノ野保育園の建設地及び設計内容について、どのような指導力を発揮されたかお伺いをいたします。


 さくら保育園や八幡平なかよしセンターに比べてどのような違いに工夫がなされておるのか。また、建設場所については父兄の理解は得られておったのか、また、ほかに比べて優れた立地条件は何だったのかお伺いをいたします。


 次に、行政のトップとして300人の職員の能力を十二分に引き出せるような体制をとっておるのかお伺いをいたします。


 3人寄れば文殊の知恵と申します。ましてや300人ですから、そこに大変な知恵の塊があるのであります。しかし、また金剛石も磨かずば単なる石ころでございます。そこで、お伺いをいたします。


 ミートホープの食肉偽装も白い恋人も、赤福も、吉兆も、比内鶏の偽装も、鹿角市の花輪小学校の不適切な会計処理もすべて内部告発による発覚であります。内部告発によらない体制はつくれないものか。自由闊達な意見を申し述べる職場環境をつくれないかお伺いをいたします。


 また、国家公務員、県職員に比べて緊張感や誠実さが足りないような感じを受けますが、気のせいでしょうか。市民からもよくそういう声は聞かれます。もし、市役所という職場が自由に物事を言えるような雰囲気でないとしたら、せめて目安箱等の設置も考えたらいかがでしょうか。


 次に、減反政策についてお伺いをいたします。


 昭和45年から実施された減反政策でありますが、この間約40年間の成果はどれほどだったのでしょうか。順次お伺いをいたします。


 まず、最初に、果樹等の永年転作はどのくらい定着したのか。また、カウントされている農業施設はどのくらいあるのか。


 さらに、今日まで定着したと思われる団地数とその面積はどれくらいか。また、その団地に投入された金額はどのくらいかお伺いをいたします。


 想像するに、相当の金額が投入されたにもかかわらず、転作が定着しないところに問題があるのですが、その課題解決のため今後の対応として、今現在、景観作物として奨励しているヒマワリや菜の花を所得増に結びつける対策は考えられないか。また、耕作放棄畑ともあわせた対策を検討すべきではないかお伺いをいたします。


 また、鹿角は風光明媚な自然をも観光立市として売り込んでおりますが、ヒマワリや菜の花のイエローと稲のグリーンのコントラストも立派な観光資源になり得ると思いますが、いかがでしょうか。また、このことは、今年度から全国発信している森林セラピー基地にも相通ずるものを持たせる効果があると思いますが、どうお考えでしょうか。


 次に、地球温暖化対策についてお伺いをいたします。


 今や世界を挙げて地球温暖化防止対策に取り組んでおりますが、市として温暖化防止にどのように取り組んできたか。また、今後どの程度の認識で取り組もうとしているのかお伺いをいたします。


 近年、山間、平場を問わず、杉皆伐後の放置林が目につきます。何かしらの対応策はないのでしょうか。また、対応策がもしないとなれば、今年度から推進している森林セラピー基地政策にも相反する事態と思いますが、いかがでしょうか。


 さらには、大湯財産区の管理者である鹿角市は、大湯財産区林の90年生の杉林を皆伐しようとしておりますが、民間ならいざ知らず、行政機関として、また管理者としていかがなものかお伺いをいたします。それより策がないのか、また、それが最善の策かお伺いをいたします。


 また、なぜ当初予算に組み込めなかったのか。それほどの緊急性があったのかお伺いをいたします。木は切るために植林をいたします。しかし、植林を想定しない伐採は単なる山林・自然の破壊であります。今一度賢明なご判断をお願いするものであります。


 さらに、このことは世界中で取り組んでいる地球温暖化防止活動に対する行政としては最も慎むべき背信行為と思うのでありますが、その辺の見解もあわせてお伺いをいたします。


 次に、「これでよいのか、まちづくり対策」についてお伺いをいたします。


 本市では水晶山住宅をJR鹿角花輪駅裏の牛川原地内に建設し、JR鹿角花輪駅を中心とした、コンパクトシティ構想があるようですが、それを成就させるためにも、過去を振り返りながら、現在抱えている諸問題を検証させていただきたいと思います。


 最初に、旧花輪営林署が廃止される段階において、鹿角市に何らかの打診はなかったのでしょうか。また、同じく旧鹿角警察署跡地についても打診なり相談がなかったものでしょうか。これら2カ所の土地は、商業地活性化のためには非常に重要な土地であり、有効活用が期待されたところであったと思うものであり、対応ができなかったことは非常に残念でなりません。


 また、旧かねだいを取得した株式会社花の輪についてでありますが、大規模テナントの撤退等々で開店が延び延びになり、いまだ開店のめどが立っていないようでありますが、大株主の鹿角市としてはどのような指導、あるいはかかわりをもっているのでしょうか、お伺いをいたします。


 次に、商業振興地区として整備済みのキララ新町から大町、六日町、谷地田町の振興対策についてお伺いをいたします。


 市は、この地区の活性化対策として、数々のイベントに利用していることは認めます。しかし、それらのイベントはいわばポンプの呼び水であり、それが単なる呼び水であっては本来の呼び水の役割は果たしていないことになります。確かにイベントのときには相当の人出があるのでありますが、イベントのないときには人通りが少なく閑散としております。何かほかの活性化策はお考えでしょうか、お伺いをいたします。


 そうした中において、新築着工が始まった鹿角組合総合病院の跡地に、図書館機能を含む複合施設を建てたいとしておるようですが、それはまことに妥当な、よりベストな選択であると思っているのかお伺いをいたします。


 そこで、私は鹿角地域振興局から花輪公民館エリアを再開発してはいかがか、いやすべきだとの考えのもとお伺いをいたします。


 秋田県は県内8カ所の地域振興局を三つの地域振興局と五つの行政センターに移行させようとしております。鹿角地域振興局については、現在の150人体制から50人体制へと約3分の1に縮小するとの計画と聞いております。経済的にも大変な影響があるのは言うまでもありません。そこで、私ども鹿角市議会といたしまして、本9月定例会冒頭で、鹿角地域振興局存続の要望書を満場一致で採択させていただきました。しかし、過去を振り返ってみますと、同じような陳情書なり要望書なりを花輪営林署の存続、十和田営林署の存続、鹿角保健所の存続、鹿角法務局の存続等とお願いし訴えてまいりましたが、ことごとく退けられてまいりました。


 だから、今回もというわけではございませんが、ほかの状況と照らし合わせても、やはり今回も状況はまことに芳しくありません。県は先般、その統廃合の内容を見直し、観光の専門職とか技術専門職を置いて、地域の要望にこたえるとか言っておりますが、所詮は小手先のまやかしに過ぎません。仮に行政センターに移行したとしても5年はもってもこの先、10年も存続するとは私には到底思えません。そこで、これからが私の提案でございます。


 首長の多選を批判し、みずから三選で勇退すると宣言し、そして、見事3選を果たした知事ではございますが、県内の総合庁舎をそれぞれ地域振興局と改名し、地域に相当な期待を抱かせました。いわゆる従来の県の決めた事柄を単に事務的に遂行するという受動的な単なる事務所から、地域の振興は県中央の指導に先んじて地方から改革・発信するという、まさに権限の委譲ともとれる画期的な政策であるとも感じたわけでございますが、任期切れ間もないこの時期において、統廃合とはまさに寺田県政12年の縮図を見る思いがいたします。


 多分寺田知事においては、県内全域の振興はなされたと思っておるのでしょう。しかし、これは感性の違いですから幾ら議論をしても先には進みません。そこで、私は市町村がそれぞれの改革において非常な痛みを感じておるわけですが、その痛みを県にも万分の1でも感じていただきたく提案するものであります。


 それは、花輪中央公民館は建設当初からその立地についていろいろ欠陥がございました。国道に近すぎて会議の内容が聞きにくい。舞台が中途半端な大きさだ。着がえる場所もない。駐車場がまるで狭いなどであります。築30年を経過し、そろそろ建てかえの声も出てくるでしょう。よって、この際、私は鹿角地域振興局から花輪中央公民館エリアを再開発するという構想であります。


 まず、手始めに鹿角地域振興局地内に県立の舞台付図書館を建てていただき、運営・管理・維持は市で行うということにしたらいかがでしょうか。ちょっと目には唐突な提案に見えますが、決してそんなことはありません。場合によっては、知事の4選支持と引き換えでも構わないと思いますがいかがでしょうか、お伺いをいたします。


 次に、鹿角市の財政は本当に健全であるのかお伺いをいたします。


 市長は鹿角市の財政に対し、他市に比べて経常収支比率や起債制限比率が低いとし、健全であるとしておりますが、その認識は正しいのかお伺いをいたします。


 市債のほとんど全てを地方交付税で賄っているという現実を考えるとき、市民に対して要らぬ誤解、要らぬ期待を与えかねないためにも、その認識、並びに表現方法は改める必要があると思いますが、いかがでしょうかお伺いをいたします。


 また、水晶山住宅の建設予定地については、いまだ市議会には報告がなされていないと思っておりますが、牛川原に決定したのか、あるいはまた、諸事情により他地区に変更される可能性もあるのかお尋ねをいたします。


 それと同時に、水晶山住宅の建設については、総事業費約20億円の6割、いわゆる12億円を市債で賄うとしておりますが、鹿角市の財政の身の丈に合っているのかお伺いをいたします。


 また、今現在、鹿角市の市債残高は約150億円でありますが、市債残高が今後どの程度で推移したら、健全であると認識されておるのかお伺いをいたします。


 最後に、学校教育のさらなる充実についてお伺いをいたします。


 今年度実施された全国学力テストにおいて、ことしも秋田県の小学生が、昨年よりより高いレベルで全国一を獲得し、まことに喜ばしい限りであります。そこで、そうした秋田県内において、我が鹿角市のレベルはどの位置にあるのかお伺いをいたします。


 また、鹿角市の教育指導方針で、県内他市町村に比べてどんな特徴があるのか、鹿角市独自の指導方針があるのかお伺いをいたします。


 次に、教育委員会と教育現場の親密度についてお伺いをいたします。


 今国政においても議論されておりますが、政治家と官僚の接近を制限するべきであると言われております。政治の世界ではそこに癒着や圧力等が生じ、正当な政策が実行できないということであります。しかし、教育においては全く逆のことが言えると思います。そこで、お伺いをいたします。


 教育長初め部長、次長、管理監はどの程度現場に出て、指導・交流をされておるのでしょうかお伺いをいたします。


 今日の全国トップの学力レベルを維持、さらなるアップを目指して、新たな指導、対応をお考えになっているのか、あわせてお伺いをいたします。それとも、従来どおりを踏襲していくのかもお伺いをいたします。


 以上をもちまして、壇上からの質問を終わらせていただきます。


    (8番 ?舘一郎君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) おはようございます。


 ?舘一郎議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに、為政者として顔の見える政治についてでありますが、水晶山住宅の建かえ事業については、昨年度居住者の利便性を最優先に候補地の選定を行い、入居者にとっての利便性が高く、また、周辺地域への波及効果が期待でき、コンパクトなまちづくりにも寄与するものであることを理由として、駅西地区を最も建設に適した場所と判断し、現居住者や地域住民、議会の方々と十分協議の上、事業を進めているところであります。


 住居形態については、世代間交流やコミュニティの形成に配慮し、若い世代から単身高齢者までさまざまな家族構成の入居が可能となるよう、一戸建てを主体としつつ、雪下ろしや除排雪が不要なエレベーター付の高層共同住宅も配置し、多様性を持たせております。


 和光園改築事業の建設用地については、当初現在地を活用しながら不足分を隣接地購入により補う計画で土地所有者との協議が進められておりましたが、価格面での折り合いがつかず、断念したものと伺っております。


 設計内容につきましては、社会福祉施設の整備基準に基づいて申請段階から助言、指導を行っており、また発注に先立ち花輪ふくし会には、地元業者への発注や地元木材等の使用についての申し入れのほか、入札等にかかる事務手続等の指導、助言を行っております。


 一括発注という方法は、工期の短縮と諸経費の削減といった観点から選択されたもので、地元企業による入札が2回も不落となった原因については、資材等の高騰によるものと伺っており、残念な結果ではありますが、市外業者への発注となったとのことであります。


 鹿角組合総合病院建設事業については、平成8年に関係機関による「鹿角組合総合病院建設推進連絡会議」設置し、移転改築についてさまざまな協議を開始して以来、厚生連会長や県知事に対し議長とともに再三にわたり早期建設に向けた要望活動を行い、議会に対しても逐次経緯を報告してきたところでございます。


 特に移転にかかわる環境整備として、平成12年から病院建設予定地周辺の市道改良と橋梁架けかえ、上水道等のインフラ整備を進めてきたほか、平成17年には病院建設に向けての市民の強い期待にこたえるべく、地元自治体の補助事業費負担率をそれまでの13%から20%にかさ上げする決断をしたことにより、早期建設に向けて大きく進展した経緯にございます。


 また、新病院の医師充足のため厚生連や県などと連携し、岩手医科大学を初め秋田大学医学部や弘前大学医学部、その他、関係機関に対して文書による要請のほか、機会あるごとに直接出向いて医師派遣の要望活動を行ってきているところであります。


 合ノ野保育園改築事業については、子どもが生き生きと活動でき、好きな遊び方を見つけ出せるような敷地と施設となることを基本とするよう指示しており、「花輪さくら保育園」や「八幡平なかよしセンター」と同様、保育園の設計に当たっては園舎の内装に木材を多く使用する構造とし、木の持つ温かみや優しさの感じられる環境になるよう、配慮いたしております。


 施設建設の候補地については、現在の合ノ野保育園が通園の安全確保や降雪により避難経路の確保の面などで課題があり、また、ゆとりある保育スペースを確保するためには、現在の敷地面積では狭いことから今回の建設地を最適であると判断したものであります。


 なお、建設地については、昨年7月に、保護者を対象に改築事業の説明を行った際、特に問題とする意見等もなかったことから、保護者のご理解は得られたものと認識をしております。


 職員の能力を引き出す体制につきましては、職員には全体の奉仕者であるということを常に自覚し、多様化する行政課題への的確な対応と施策を遂行するための優れた能力が求められており、「人材育成基本方針」に基づき職員一人一人の長所を伸ばしつつ、その持てる能力を十分に生かせるような取り組みとあわせて、一人一人の意見を吸い上げることができるよう、簡素で効率的な組織機構に適宜見直すとともに、職員間の議論を重ねていくことで、よりよい政策形成と組織の活力向上に努めております。


 また、職員には常日ごろから仕事に緊張感を持って当たり、市民の立場に立って誠実に対応するように喚起しておりますが、今年度から新たに職員の能力と意欲の向上を図るため、個々の能力と業績を評価する人事評価制度を試行しております。


 将来的にはこの評価結果を昇給、昇格等の人事管理に反映させることとしており、この制度により職員がより緊張感を持ち職務に当たることで、市民や組織から期待される行動と成果を残せる職員として育成が図られるものと期待しております。


 目安箱の設置については、職員の意見を吸い上げる仕組みとして、業務改善や市民サービス向上などの提案に対し、報賞制度とあわせて「提案ポスト」を設置しており、また、毎年主幹以下の全職員に対して行っている職務意識調査においても、職務上の希望や不満などをできるだけ把握し、組織運営に生かすよう努めております。


 次に、減反政策についてでありますが、永年性作物については、植栽初年度のみ産地づくり対策の交付対象となっており、2年目以降は生産調整の面積としてのみの取り扱いとなりますが、毎年微増傾向で、平成19年度実績は52.5ヘクタール、平成18年度と比較して1.7ヘクタールの増となっております。内訳は、果樹30.2ヘクタール、林地13.9ヘクタール、農業生産施設2.4ヘクタール、その他養魚水田などの6ヘクタールとなっております。


 団地数とその面積につきましては、現在、本市において地域的にまとまりをもって2年以上継続して転作団地に取り組んでいる地区は3地区あります。用野目地区は11.1ヘクタールで「枝豆」、永田地区は6.2ヘクタールで「トウモロコシ」、二本柳地区は1.8ヘクタールで複数の品目を栽培しております。


 産地づくり対策が始まった平成16年度当初では、用野目と永田の2地区、計10.2ヘクタールであったものが、平成19年度からは二本柳地区が加わり3地区合計で19.1ヘクタールとなっております。


 これらの地区に支払われた団地加算助成及び販売助成の合計は、平成16年度からの四年間で約3,200万円となっております。なお、生産された作物については、国が自給率向上のために転作田での作付を進めている大豆や麦と同様、収穫物の販売収入だけでは再生産への取り組みが大変厳しい状況にあり、今後も団地加算も含めた助成体系については、継続する方向で関係機関とも協議してまいります。


 景観形成作物につきましては、菜の花、ヒマワリ、レンゲ、コスモスの4品目を景観形成の助成対象として設定しており、菜の花については「菜種」として種子販売に結びつけるため、助成金額を他品目より5,000円高い1万5,000円としております。さらに、販売を行った場合、上乗せ助成として2万円が交付されます。


 ヒマワリについては、転作田での作付面積が増加していることもあり、今後の状況を見極めながら所得増につながる支援を検討してまいります。


 景観形成作物と観光施策との連携につきましては、八幡平水沢地区のコスモス、十和田箒畑地区の菜の花など、開花時には観光客の目を楽しませておりますが、国道沿いは個別経営が多く、景観形成作物を集中させたり、一大団地の形成を図るような誘導が難しい状況にありますので、水田に限らず畑地や遊休農地、また、耕作放棄地などの活用も視野に入れて支援策を講ずる方向で検討してまいります。


 次に、地球温暖化防止対策についてでありますが、本市では地球温暖化防止の取り組みとして、家庭から出される廃食用油の試験回収を市民、地域と協力しながら進めており、地球温暖化対策実行計画として、鹿角市役所エコ・オフィス計画を策定し、コピー用紙使用量の削減のほか、エコ通勤など事業所としての率先した環境対策に取り組んできたところでございます。


 温室効果ガスの排出抑制については、生活、事業活動における排出抑制対策が最も重要でありますので、今後も市民、事業者、市が相互に協力、連携しながら取り組みを進めてまいります。


 平場の切り放しの放置林対策については、国ではこの問題を重く受けとめ、放置林の発生抑制対策として、勧告や告発等の厳格な適用による無届伐採の撲滅と、森林所有者への的確な指導による伐採後の造林計画の着実な実施を目指しており、放置林の解消対策として各種森林整備事業等の積極的活用を促しております。


 本市においても、近年無届伐採や造林未済地が確認されており、その対策として、伐採届の提出について広報や地元説明会で周知するとともに、関係機関と情報交換を行いながら、無届伐採地の調査や無届者への指導を徹底してまいります。また、伐採後の状況把握に努め、造林未済地についても森林所有者に対し、造林事業の活用を働きかけながら指導を進めてまいります。


 大湯財産区有林の伐採については、財産区の森林は区域住民の福利増進を図ることを目的とする財産であり、今後の事業の財源として杉を売払い、その収入を財政調整基金に積み立てるのは本来の目的に沿うものであります。杉を売り払うことについては、平成18年度からの管理会の意向でありましたが、その実施については、昨年度決定したもので、今年度の当初予算にはこれを前提とした材積調査費を計上しております。今回の補正予算の売払い収入額はこの材積調査により見込んだ金額を計上したものであります。


 伐採を行う下折戸地区の杉は85年生から75年生で伐期を迎えており、財産区管理会の委員と職員が現地を確認し、ガニ腐れ等の被害が生じる可能性があることなどを考慮して伐採することとしたものであります。伐採後には、自然発生力を見ながら自然に育成しない場合は、管理会の中で提案のありました種をまく方法や、できるだけ経費をかけないで植栽する方法などを検討し、可能な限り資金を残す方法をとらなければならないと考えております。


 次に、まちづくり政策についてでありますが、国の方針により平成15年度をもって廃止された旧花輪営林署跡地については、市への譲渡を打診された経緯はあるものの、再開発事業の計画がなかったことに加え、提示された価格が高額だったことから取得することなく民間事業者へ売却されております。


 また、旧鹿角警察署跡地には、平成13年度の中心市街地活性化基本計画の策定段階で、民間主導の市街地再開発組合が取り組む駅前再開発事業を支援する用地として取得を検討した経緯がありますが、事業の核となる再開発組合の設立見通しが立たず、事業の実効性が確保されなかったこと、さらには、県有地の整理の時期を迎えたことから、県が売却手続を開始し、現在に至っております。


 株式会社花の輪への指導については、大型空き店舗に灯をともしたいという思いから、株式会社花の輪では、競売物件であった「旧かねだい」を昨年7月に取得しております。その後、「花の輪ビッグマート」として早期にオープンするべくテナント入居者との交渉を行っておりますが、サブテナント部分は入居の確約が得られるものの、核テナント部分の交渉がまとまらないという状況が続いております。


 本市からは同社に対し、本年1月9日に開催された臨時株主総会時、花の輪ビッグマート事業について入居交渉を進める場合には、仮契約書の締結など、リスク管理を万全とすること、テナント入居者の確保の見通しが確立された段階で、臨時主総会を招集し、確固たる収支見通し等を示し、株主の承認を得ること、重要案件は3分の2の株式を保有する市、かづの商工会への事前協議、説明を行うことなどを申し入れしております。また、事務レベルにおいても不動産取得前から適宜役員と面談し、現状確認並びに事業推進上の助言をなどを行っており、引き続きかづの商工会とも連携をとりながら、適切な指導を続けてまいりたいと考えております。


 新町から谷地田町までの商店街振興については、商店街の年間商品販売額、商店数、事業者数、歩行者通行量はいずれも減少しているものの、空き店舗を利用した出店はコンスタントに続いており、今年度も2件の空き店舗等利活用補助事業の新規申請を受けつけております。また、子どもフェアや花っこ市などのイベントも定着し、毎回多くの来場者を集めているほか、ハミングカード組合の「キララハミングカード」の発行枚数や売上額も伸びているとのことであります。さらに、新町商店街においては、「高齢者優遇カード発行事業」が評価され、平成18年度に経済産業省が募集した「がんばる商店街77選」に県内で唯一選出されるなど、中心商店街としての活力は決して失われていないものととらえております。


 また、昨年度からは、「いきいき商店街支援事業」を創設し、にぎわい創出に寄与する事業を支援しており、商店街を会場としたスポーツや男女共同参画関連イベントも開催されるなど、地元商店街への関心度も高まってきており、今後もこうした事業や活動を継続し、商店街への波及効果を高めることができるよう、各振興組合等と協力をしながら取り組んでまいりたいと考えております。


 鹿角組合総合病院の跡地利用については、第5次総合計画後期計画の策定会議を経て、市の中心部に位置する病院跡地は、全市的、日常的に公共サービスを提供でき、市街地における新たな求心力となるように、図書館と文化、あるいは交流といった機能をあわせ持つ複合施設の整備が最もよい選択であると考えておりますが、今後のまちづくりビジョンの策定の中で市民検討委員会やまちづくり懇話会の意見を伺い、市民需要をとらえながら最終的な利用方法を決定いたします。


 地域振興局廃止後の代替施設の建設要望については、本市では危機管理や産業、経済活動などの影響が生じる懸念から、関係機関と連名で県知事に対し、地域振興局の8局体制の堅持を要望しております。また、定例会初日の議員提案による「鹿角地域振興局の存続を求める決議」でも地域格差への懸念や地域住民へのサービス低下、産業振興上の影響など、これと同様の考えから決議されたものと認識しております。


 こうしたことから、現段階では行政センターの将来的な廃止を前提とした要望については考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。


 次に、本市の財政状況についてでありますが、本市の平成18年度決算における経常収支比率は92.2%、起債制限比率は9.8%で、県内13市の中では、それぞれ2番目、3番目に低い、良好な数値となっております。また、今定例会最終日に報告予定でありますが、自治体財政健全化法に基づき、新たに導入された健全化判断比率等においても、早期健全化基準を大きく下回る優良な数値となっております。


 これらの財政指標値が健全性の範囲内であることから、本市の財政状況は他市と比較するまでもなく、健全性を確保していると認識しております。


 借金の返済の大半が地方交付税で賄われるとのご指摘につきましては、地方債の中には、地方債計画等において地方交付税の算入が制度化されている事業があり、償還額の一定割合が普通交付税の基準財政需要額に算入されます。本年度の事業では、合ノ野保育園改築事業、和光園改築支援事業、道路橋梁整備事業等が過疎対策事業債として70%、花輪小学校改築事業が30〜70%、災害復旧事業95%などが交付税算入されることになります。先月決定された本年度の普通交付税の中には特別会計と一部事務組合分を含めて約14億円が公債費として算入されており、この分、交付税がふえたことになります。


 また、本市の一般会計の市債残高の約6割が交付税に算入されるとの試算がありますが、これまでの各種事業の実施において、交付税算入される有利な財政制度を活用してきたことの成果と考えております。


 水晶山住宅の建かえ用地の選定については、市民や議員の皆様と議論を重ね、おおむね合意が得られたことから、昨年の9月定例会の行政報告で牛川原地区で事業を進めさせていただく旨をご報告しております。また、その後、所管常任委員会、全員協議会において整備基本方針と充当配置計画についてご説明申し上げ、3月定例会では、事業化に向けた予算のご承認をいただいており、事業に対するご理解が得られているものと認識しております。


 住宅建設に伴う市債の借り入れについては、平成20年度から平成24年度までの総事業費約20億円の財源として、国庫補助金7億円、市債12億円を見込んでおります。各年度の市債の発行額については、償還元金を上回らないこととし、市債残高の減少に努めることを基本にしております。必要な事業を確実に実施していくため、年度によっては市債残高が増加する場合もありますが、実施計画に基づき、中期的な視点で公債費を管理しておりますので、本事業で借り入れを行っても、健全性は維持でき、適正であると認識をしております。


 今後の市債残高については、平成14年度から平成17年度までは155億円前後で推移し、平成18年度、19年度は145億円前後、平成20年度においては155億円を見込んでおります。前年度と比較しますと、合ノ野保育園や和光園の改築事業などにより10億円増加しておりますが、市債残高の増減の推移だけでは財政の健全性は判断できず、市債を確実に返済でき得る財政状況であることも重要であり、その年の一般財源の規模を示す、標準財政規模を考慮する必要があります。


 この標準財政規模に対する公債費の割合から求められる実質公債費比率は、平成18年度決算においては13.3%、平成19年度は13.1%となり、今後とも13%台で推移すると見込んでおります。この比率は18%以上になると市債の発行に国の許可が必要とされることから、本市においては健全性は確保されているものと考えております。


 今後ともこれら指標を活用し、財政状況を的確に把握しながら公債費の管理を行い、財政力に見合った適正な財政運営に努めてまいります。


 なお、?舘一郎議員の教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。


    (市長 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長。


    (教育長 吉成博雄君 登壇)


○教育長(吉成博雄君) 私から?舘一郎議員の教育関係のご質問にお答えいたします。


 学校教育のさらなる充実についてでありますが、平成20年度全国学力・学習状況調査の調査結果につきましては、昨年度に比べ、やや難しい内容となったことから、各教科とも平均正答率は低くなっております。その中で、秋田県は小・中学校とも全国トップクラスとなり新聞やテレビ等各メディアで大きく報じられたところであります。


 文部科学省では、各都道府県における状況は公表するものの、市町村別、学校別の結果を公表することで序列化や過度な競争につながり、本来の目的を果たすことができなくなると考えられることから、個別の公表はしないとしております。本市としても昨年度同様、文部科学省の方針のとおり数値での公表は考えておりませんが、いずれの教科も全国の平均正答率を上回っております。


 全国トップクラスとなった秋田県の平均正答率と比較した場合、小学校で若干下回りましたが、中学校で上回る結果となっております。調査対象が国語、算数・数学の2教科のみでありましたので、この結果が真の学力として一喜一憂することなく、さらにきめ細かい指導がなされるよう各校に指示しております。今後も市の指導主事訪問等での指導・支援、全国標準学力検査・結果分析報告会等の教員研修会の充実を通して、児童生徒の学力向上を図ってまいります。


 本市の教育方針の特徴につきましては、今年度は、学校教育の重点目標を「基礎学力の向上を図る学習指導の充実」「ふるさと教育の推進と心の教育の充実」など、7項目掲げて取り組んでおります。


 その中で、本市の特徴的な事項を二つ挙げさせていただきますと、一つは、基礎学力の向上についてであります。一人一人の児童生徒の学ぶ意欲を喚起するために、各校の実情に合わせた「わかる授業、楽しい授業」の創造を図るように指示指導しているところであります。各校では少人数学習やチームティーチングなど授業改善に努めておりますし、その効果は、諸検査等の結果に確実にあらわれてきておりますので、継続して取り組んでまいります。


 また、本市の児童生徒の学力の課題として、国語の力を向上させることが挙げられます。これを受けて、今年度から国語指導に卓越した指導力を持つ教育専門官を配置して国語指導に重点的に取り組んでおります。このことによる各校の先生方の指導方法の工夫改善が児童生徒の学力向上に結びつくものと期待しているところであります。


 二つ目は、ふるさと教育の推進についてであります。「鹿角に対する誇りと愛着心の醸成、未来を考え、主体的に地域づくりに参画する人材の育成」を第一に掲げて取り組んでおります。


 本市では、各小中学校のふるさと教育推進のために、平成13年度から「ふるさと生き生きネットワーク事業」を実施しております。その内容は、通常の学習の時間ではできないような、地域の人材の活用を図ったり、ふるさと鹿角の土に親しみ、稲作や果樹栽培等に取り組む農園活動、地域の歴史や伝統・文化についての調査体験活動等に取り組んでおります。現在は、他の市町村でも実施しておりますが、本市がいち早く取り組んでいる事業であり、ふるさと教育の推進に大きな成果を挙げております。


 私を始めとする教育委員会職員と学校現場との連携につきましては、定期的な訪問指導として、毎年10月までの期間に県教育委員会とともに、全学校を訪問し、各学校の経営計画の確認と個々の先生方の授業を参観しております。ここでは、学校経営全般に関する指導助言と先生方の授業に関する指導を行っております。また、昨年度から年2回、校長面談を実施しておりますが、面談の際には、こちらから全学校に出向き、校長以外の職員の状況を把握するとともに、必要な指導と交流を図っております。


 これらの訪問には部長以下の職員も必要に応じて同行しております。部長以下の職員は、各学校の施設設備の保守保全等に関する事項について、常に気を配り、必要に応じて巡回するとともに、児童生徒の安全にかかわることに対しては迅速な対応を図るよう努めております。さらには、具体的な学習指導に関しては、指導主事が計画的に訪問指導に当たり、学校からの指導の要請にも速やかに対応するようにしております。


 また、各種大会やコンクール等の活動の場に積極的に出向き、その場で子どもたちを励ましたり、引率の先生と交流することも重要なことだと考えておりますし、日常の子どもたちの登下校の様子を観察して、危険箇所等の情報交換をすることも重要な指導・交流でありますので、今後も現場に目を向け、できる限り訪問の機会を多くし、よりよい教育の推進が図られるよう努めてまいります。


 学力レベルの維持・向上を目指しての新たな指導、対応につきましては、学力の好成績を支えている要因として、何よりも普段の学習を始めもろもろの活動にひたむきに取り組む子どもたちの姿、それを支える保護者、地域のご理解とご支援、日々の授業改善に地道に取り組んできた先生方の努力が挙げられます。今後も児童生徒の学力の維持のため、今までと同じ姿勢で子どもたちと向き合っていくよう学校現場にお願いしているところであります。


 なお、調査結果から課題となった部分に関しては、詳しい分析を行い、分析結果を各学校に示すとともに、自校の学力向上に向けた具体的な取り組みが効果的に実施されるよう、市の指導主事訪問等で指導・支援していくこととしております。さらに、本市では平成2年度から、毎年全国標準学力検査を行い、8月には教員を対象とした全国学力標準検査・結果分析報告会を実施しております。これらの諸検査の結果も十分に活用して、今後とも児童生徒の学力向上を図ってまいります。


 また、平成23年度からの新学習指導要領の全面実施に向けて、授業時数の確保や小学校での外国語活動への対応、中学校の武道必修化への対応、道徳教育の充実と、新たな課題に向けた取り組みを行っていくこととしております。


 特に、道徳教育については、児童生徒が命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断などの規範意識等の道徳性を身につけることは、今日の社会状況から見ても大変重要なことであります。このことが新の学力に結びつくものと考えておりますし、これから社会人として生きていく上での土台をしっかり築く意味でも、道徳教育の充実に向けた取り組みをさらに推進したいと考えております。


    (教育長 吉成博雄君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。?舘一郎君。


○8番(?舘一郎君) それでは、通告順に従って再質問させていただきます。


 まず最初に、私は市長として顔の見える政治をというようなことを申し上げましたが、これは私の観念というか理念でございまして、市長そのものは果たしてそのような自分の顔が見えるような政治というのは肌に合っておるかおらないのか、自身のお考えをお聞きしたいと、こう思います。


 というのは、中にはやっぱり出しゃばるのはいやだというトップもおるわけです。見えないところで頑張るんだと、そういう方もおるんです。例えば安倍総理みたいな感じです。いかがですか。


○議長(中西日出男君) 市長。


○市長(児玉 一君) 大変難しい質問ですけれども、自然体で接している状況です。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○8番(?舘一郎君) 安倍総理と福田総理です、失礼しました。確かにそういう感じで過去3年間振り返ってみますと、その都度その都度そういう対応であったのかなと。それだけ職員を信頼して、職員が頑張ってきたというふうにとらえることもできるわけでございます。しかしながら、質問させてもらったように、やはり別に顔の見えるトップ、政治というのは必ずしもいいのかというのはこれはやっぱり疑問があります。もしかすれは、うそ偽りというのが表に出すぎるという嫌いもあるわけです。ですから、やっぱりこれは人それぞれなわけでございますが、しかし日本全体が、ある一部の企業が大変な活況を呈しておると。しかしながら、押しなべて国内は閉塞感があると。とりわけ田舎の地方はなおさら閉塞感があると。そうすると、当然北海道、東北、沖縄なんかもやっぱりそういった感じに見えるわけです。


 さらに、そうした東北の秋田県において、鹿角というと、なかなか所得そのものも決して高い方ではない。人口が少ない割には就職先もそうそう簡単には見つからない。それが、人口減にもつながっておると。そうすれば、そうした小さい地方自治体にとってはやっぱり何かきらりと光るものを要求するわけです。そうした場合に、やっぱりトップとして頑張っておられる市長さんとか、多少我々議員にも言えるのかもしれませんが、やっぱり市民が、「ああ、頑張っているな」というような姿勢、姿が見えた方が安心なわけです。できれば、そういうことも肝に銘じてやってほしいなと、これからもまだもう1年あるわけなので、頑張ってほしいなというのが願いですが、いかがですか。


○議長(中西日出男君) 市長。


○市長(児玉 一君) やはり観光、それから企業誘致、そういう面については前面に出て首都圏でもプレゼンテーションなりを通じていろいろ市を売り込んではきております。ただ、恐らく宮崎県知事のことを指して言っていると思いますけれども、できるだけ鹿角市はこういうところだよと、こういうふうにして頑張っているんだよということは市民はもとより市内外にも、私の考え方を、例えば冊子にしながらいろいろなところでご紹介しながら、鹿角をPRしているという状況ですので、今後もできるだけそういう機会を多くとりながら、市政運営をしていきたいなと思っています。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○8番(?舘一郎君) 誤解をしてほしくないのですが、私は東国原知事みたいなやり方はいやです。うそが多すぎます。その点はむしろ市長の方がいいと思いますよ。余り無理なさらないで、でも出るところには出るということで、それは結構かと思います。結局それは支えている職員を信頼しておるということなのでしょうが、ただ、ここで一言申し上げたいのは、市長さんは、たしか去年も言ったかと思うのですが、やっぱり職員のトップとして総務部長やられて、助役を拝命して、市長になられたということで、今現在も、いわゆる民間から出られた市長ではないので、部長以下職員の皆さんにしてみれば、先輩なわけです、しかも、各部署において大変な能力を発揮された方なので、それぞれの一番詳しいのは市長だというような感覚があると思うのです、多分。ですから、こんなこと言ったら「何、おれなんか覚えている、お前何言うか」というふうにはならないと思うのですが、もしかしたら部長さん方にも次長さんもそうなのですが、市長に対する遠慮がないんだろうかと思うわけです。民間から来たんであれば、それなりの立場が違うので、「いや、市長、そういったってそれは違うよ」と、申し述べる勇気も出てくるのですが、何せ市長はすべての部署を経験された上で助役さんということで、トップに来たと。非常に便りになるのですが、便りになるがゆえに、なかなか下の方からは意見を申し上げようとしても申し上げづらいという。なければいいのですが、あればやっぱりうまくないのです。その辺はないと思っていますか、市長。


○議長(中西日出男君) 市長。


○市長(児玉 一君) 職員出身の首長というのはたくさんございます。私は特に職員の気持ちは自分も職員でしたので十分理解はしていると思っていますが、完全ではないにしても、ほとんど知っているなという感じはしていますし、むしろ話しやすい立場におるのかなという感じはしています。ですから、今もオープンにコミュニケーション、ノミニケーションもときどきとりながら、いろいろ懇談しながら今後の市政、どういうふうにしようという相談もしながら、いろいろやっているところでございます。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○8番(?舘一郎君) それでは、お願いでございます。職員がどなたも部長以下すべてなのですが、もし何か答弁しなければならない、意見言わなければならないとき、さあ、だれが答弁するか。市長と目が合います。そうした場合、ぜひ市長じゃなくて、目が合った職員の方にご答弁をお願いしたいと。これは要望しておきます。


 そうして、当然市長はトップとして人事に関してなのですが、やっぱりこういった人事をしたら市民に対して公務員として責務を果たせるだろうということで、適材適所ということで人事配置すると思います。ただ、例えば、今私の冒頭には言ったのですが、職員頑張っていますよ。例えは市民サービス課ありますが、今すごくいい雰囲気だと思います。私が見る限りでは、多分いいと思います。ただ、そこに配置はしたんだけれども、途中で、自分は一生懸命頑張っていると、誤解しないでください。これは例えですから。例えば市民サービス課でああすごいなということで配置しました。ところが途中でなにがしかあって、どうも対応がまずいのではないかと、あの職員ねと。どうもいいと思って配置したんだけれども、市民受けがよくないなと。いやだけども年に1回の人事ですから、よっぽどのことがない限りは、途中でかえるのはまずいよと。多少はそういった不満があっても1年間は、来年の人事まで我慢してくれというふうに持っていくのか。やっぱりそういう声が余り多過ぎれば、途中なんだけれども、対応するというふうなお考えあるのか、いかがですか。


○議長(中西日出男君) 総務部長。


○総務部長(小田島秀夫君) 定期人事異動の基本的な考え方としては事務量とか、その年の重点施策の実施のために職員の配置をするわけであります。その中で、また同一部署に長期間いる職員というのはマンネリ化なり膠着化するということで、これらも一つの異動の方針として考えております。今ご質問のあった件については、原則的には1年でやるわけです。例えば中間でそういう好ましい状況でないという場合におきましても、やはり上司、あるいは同僚の指導により一時的な支障ができても、その後の対応をその職場内で解決していくというのが大前提にあろうかと思います。


 それから、どうしても事務を遂行する上で支障が生じるということがない限りは、1年間はその職で頑張っていただくと。職員もいろいろな部署を動いて、将来広範な知識を得るというのも、この定期人事異動の一つでもありますので、そういう意味では、1回きりということになるか、一時的ということになりますか、ちょっとわからないのですが、そういう不測の事態を生じた職員の対処を一つの事柄だけで判断することなく、頑張っていくように上司、同僚ともにその職場の環境をよくしながら、市民サービスに努めていくということが原則かというふうに考えております。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○8番(?舘一郎君) そうすれば、これまたお願いになるわけでございますが、ぜひとも、仮に、そういうのがありましたら知らないふりしないで、ぜひ上司は上司なり、同僚は同僚なりの指導できるような職場環境をつくっていただきたいと、こう思います。


 次に、減反政策についてお尋ねいたします。


 先ほど定着しておる団地、3カ所ということだったですが、それについて4年間ぐらいで、三千何百万の投資をしておると。補助をしておるということなのですが、減反政策を講じてもう40年なるんです。そうした場合に、やはり鹿角市にはどの程度定着したかということをお聞きしたいわけなんです。現状を考えてみますと、それは確かに39%の需給率が40%になりましたと。今後45%目指しますという方針はございます。それにしても、それはそれとして、鹿角市の減反がこれよりも緩和されるということがほとんどないと思うんです。そうすれば、当然減反を定着させる必要があるわけです。単純に言って、千二、三百町歩になるわけなのですが、それとあわせて、今までは常に減反、減反と言ってきたんですが、減反に定着した分、例えば永年転作で50町歩と言いました。その分、間違いなく畑の50町歩放棄がふえているという認識必要だと思うんです。確かに推奨作物として17品目、キュウリ、トマト等あるわけなんですが、それが定着したと言えるのは、本来畑の作物なんで、例えばトマトなりキュウリが50町歩、40年前にありました。今現在100町歩あります。その50町歩が転作田に植わっていますよというのであれば、50町歩の転作とこうなるわけです。定着となるわけです。


 ところがそうではないのです。いわゆる定着した分、畑の方の面積が減っておるということでございます。ですから、本腰を入れてこれからは何だかんだ言ったって、所得増に結びつける政策が必要なんです。そこで、例えばヒマワリとか菜種ということを言ったんですが、本格的に小坂町どうのこうのと言っているんじゃございません。鹿角市として、それらを本当に農業所得の向上に結びつけるという考えがどの程度あるのかお伺いしたいと思います。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(関 道男君) 今?舘議員さんは減反と言われていますけれども、私は転作という考え方でおります。これからの鹿角市の農業一番大切なのは、やはり転作の推進だと考えています。その次に力を入れて進めていかなければならないのは、いわゆる集落営農であり、また耕作放棄地の解消であると考えています。この三つの柱を進めていくことによって、いわゆる自給率の向上なり、所得の向上、あるいは担い手の育成、コストの削減と、このようにつながっていくものと考えています。


 その転作の推進でありますけれども、先ほどお答えいたしましたように、3地区で行っているわけですが、まだまだ、まだまだと言いますかやっとスタートしたばかりという感じに私はとらえております。でありますので、これからどのような作物が適しているのか、ヒマワリとかいわゆる景観のいいものもありますが、やはり所得につながるものを、いわゆる所得向上につながる転作物が一番何がいいのかというのも含めて、これからますます研究していかなければならないと、このように考えています。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○8番(?舘一郎君) 時間がなくなってまいりましたので、順序変わりますが、いわゆるまちづくり対策についてお伺いいたします。


 先ほど唐突とも言えるような振興局から花輪公民館エリアの再開発ですが、答弁は100%予想どおりの答弁です。本来であれば、今9月定例県議会でも議論されていると思うんですが、いわゆる振興局の統廃合です。実際本当は市長さんが言われるように、だれだってやっぱり県内全体で8局やっぱり維持してほしいと。それは絶対そうなんです。ただ、これは政治の先見性とは全然違うとは思うんですが、どう考えても8局維持は無理なのかなと。そうすれば、鹿角市はせめて5局にして残してほしい。雄勝と鹿角は残してほしい、これは我々の願いです。


 それをこの声が県議会なり知事さんに届けばいいんですが、そこがちょっと疑念あるわけです。そうした場合に、ぜひ隣に副市長さんおられます。最初の助役さんはやっぱり県の方からおいでいただきました。2代目の副市長さんも県の方からおいでいただきました。ここで、ぜひとも県の力を利用じゃないですよ、できないかと、こういうことなんです。市長さん始め前の佐藤市政では、管内の部長から助役に引き上げたわけです。三村さんも、現の市長さんもそうです。確かに県の方からお出でになったお二方の助役さん、副市長さん大変な能力をお持ちです。でも、市の職員でもそれに勝るとも劣らないくらいの職員がいるわけです、まず。でも、あえて県の方からおいでいただいたということで、ぜひ副市長さん、県の力をおかりしたいわけなんですが。


 例えば統廃合について、あるいは将来の、このままでもいいですよ。先般県との懇談会では、県の方針が示されました。鹿角は150人に対して50人にすると。それに対して副市長は、いや最低でも65人は要るんだというような答弁されたやに伺っております。それはそれで我々地方の、鹿角市をおもんばかっての発言だとは思っていたんですが、もうちょっと踏み込んで、対応できないでしょうか。


○議長(中西日出男君) 副市長。


○副市長(大野佑司君) 私も市民の気持ちを代弁して県の方にこれまで振興局を残していただきたいということで県の方には要望してまいりました。特に鹿角市の場合、県都秋田市から遠いということもございまして、なかなか県庁の目が鹿角市に向いていないということも市民から聞こえてきております。そのためにも、やはり鹿角市の振興を考えた場合に、やはり地域振興局は残すべきでありますし、また危機管理とか産業の振興を考えた場合、その分については手厚くしていただきたいということで、本庁の方にもこれまで継続して要望してまいりました。


 今度の9月県議会におきましても、鹿角市の特性を活かしながら、やはり現在115人ですか、職員がおるわけですけれども、それを40人とか50人ということじゃなくて、観光の面についても、例えば5人体制にする、これは10月1日からもうほぼ確定しておりますけれども、5人体制にすると。それはすぐやめるんでなくて、この後もずっと継続するという考えに立っているようでございます。そして、また農林の部分につきましても、現在の体制をほぼ維持できるように考えていきたいということを直接担当の方からも聞いておりますので、その面につきましても、我々の希望にある程度沿っていけるんじゃないかなということを現在考えているといいますか、私随分そう認識しているところでございます。


 やはり鹿角市全体を考えた場合、当初の案では行政センターとしてとりあえず5年間ということで、その後は廃止ということもございましたけれども、県議会の方でも現在の体制で5年間ということではなくて、5年後に改めて振興局のあり方についてもう一度議論し直すということで、当面は45人とか50人でなくて、ある程度厚みを持った振興局の体制、名称はちょっと今議論されている最中でそれは言えないんですけれども、そのように振興局そのものを全くなくすという議論は今全然ございませんので、その辺はご理解いただきたいと思います。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○8番(?舘一郎君) 今の副市長さんの答弁聞いていますと、振興局まるっきりなくするんだということではないということなんですが、それはそうですよね。行政センターに移行しても振興局らしいものであることは間違いないです。今現在調べましたら149名の臨時職員を含めた職員が頑張っておられます。それを、例えば今副市長さんが65人体制ぐらいがせいぜい持っていきたいということ自体まず認めていることになるんです。ただ、私も当然すごく当たり前の考えだと思うんです。だとしたならば、4年後、5年後行政センターで行った場合に、その後また改めて振興局というような機能をどういうふうにするかというようなお話なんですが、多分今よりよくなることはないわけです。だとしたらは、先手を打って、わかったと。じゃ5年後にいいでしょう、なくなったっていいですよと。市役所の1階あいていますので、もし関係職員はそちらに詰めていただいて、あそこはぜひとも鹿角地域振興のために痛みを伴ってくださいと。よって今建てようとしている図書館機能含めた複合施設を鹿角組合総合病院跡地に建てたいということを、市長がきのう明言されました。だったら、自主財源、市債を仰いでやるだけじゃなくて、県も鹿角振興のために県の力であそこの振興局跡地に建てると。そして、あとはいいと、我々も痛みは背負うということでやれないでしょうか。県も相当に痛みを味わってくださいということ、これは突飛でもない提案ですか、副市長。


○議長(中西日出男君) 副市長。


○副市長(大野佑司君) ?舘議員のご提案でございますが、今県でも行財政改革、非常に痛みを伴いながら進めております。県の財政規模今7,000億円程度でございますが、そのうち投資的経費に回せる部分は大体1,100億円程度でございます。これは昨年度から比較しますと200億円少なくなっております。それが、来年度はなお一層100億円削りながら行財政改革を進めると、そのような中で、新規事業非常に抑制されております。ほとんど認められないような状況でございます。そのような中で、県立の舞台装置付の図書館という発想も非常にユニークな提案ではございますけれども、実現の可能性としては非常に低いかとは思います。やはり、鹿角市としてまず要望すべきものは、やはり横丁の街路整備だとか、国道282号のバイパス建設とか、そのような優先順位の高いものから要望していくのがより現実的ではないかと思います。


○議長(中西日出男君) ?舘君。


○8番(?舘一郎君) これで最後にいたしますが、今私は伺ったのは、鹿角市の副市長という立場でお伺いいたしました。答弁は県庁の職員の答弁でした。やっぱりちょっと残念だと思います。以上をもちまして質問を終わります。


○議長(中西日出男君) 以上で?舘一郎君の質問を終わります。


 昼食のため、午後0時30分まで休憩いたします。


    午前11時29分 休憩


──────────────────────〇 ─────────────────────


    午後 0時30分 休憩


○議長(中西日出男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 順位5番、浅石昌敏君の発言を認めます。浅石昌敏君。


    (4番 浅石昌敏君 登壇)


○4番(浅石昌敏君) 鹿明会を代表して一般質問をさせていただきます。


 暑かった夏も終わり、過ごしやすい秋を迎えましたが、9月になれば思い出されますことに、昨年9月17日に起きました豪雨災害があります。約60年ぶりの大きな災害であり、大変甚大な被害が発生しましたが、行政の速やかな対応に、ことしの春の農作業も問題なく終了し、実りの秋を迎えられたことに行政に対して大変感謝申し上げております。また、昨年の災害を教訓として、今後の対応に一層努力したいということをお願いいたします。


 2008年北京オリンピックも盛会に終わり、鹿角市出身の松宮選手もアクシデントに耐え、頑張っていただきたくさんの感動を与えてくれました。9月2日にNHKプロフェッショナルの番組で偉業をなし遂げた水泳平泳ぎの北島康介選手のコーチである平井コーチの特集が組まれておりました。この番組の中で、平井コーチは、体力、泳ぎの技法も大切であるが、最も大事なことは精神の克己心であると言っておりました。克己心の意味を辞書で調べますと、自己の欲望に打ち勝つ心とあり、この言葉は私の約30年前の技能五輪強化訓練の日々を思い出させました。


 当時毎朝訓練に入る前に大きな声で「克己心の心、相手に勝とうと欲するなら、まず己に勝て」という勝負に向かう心構えの基本を読み上げておりました。競技の内容、種目こそは違いますが、同じ五輪を目指し、この鹿角からも毎年のように技能五輪地方大会に参加しております。今後機会あるごとに、克己心の心を選手に投げかけ、エールを送りたいと思います。


 北京オリンピックで見事メダルを獲得し、日の丸の国旗が上がるたびに、国民の一人として大変大きな喜びがありましたが、なぜかことしの自分には日の丸の真ん中の赤い部分が加工トマトに見えてなりませんでした。なお、農業問題は多くの議員の質問があり、今回は省略させていただきます。


 それでは、通告の順に従い質問させていただきます。


 初めに、「住環境整備について」をお尋ねをします。


 高齢者の一人暮らしの対応を見直しできないか。


 鹿角市の一人暮らしの高齢者数は過去4年間の推移を見ますと、平成17年に1,073人、18年に1,100人、19年に1,110人と年々増加傾向にあります。また、住民基本台帳から見る平成20年7月1日現在のデータでは、1,270人の独居老人がおり、その中には要支援1、2、要介護1から5の認定を受けている方が253名おられます。このような状況で、過去に火災で亡くなっている方や、救急隊が現場到着時に明らかに死亡と判断できる状態の「社会死」も多くあると伺っております。


 鹿角市の高齢者等生活支援事業の中で緊急通報システムがありますが、関係機関に聞き取り調査したところ、操作間違い、ペットのいたずら等で誤通報が多数発生しているとお聞きしました。


 鹿角市の平成20年度の緊急通報システム事業の予算額は102万8,000円で新規4件、再取りつけ8件でありますが、現状合計で何人の方が利用し、どのような効果があったのか。また、誤通報のほかに初期導入時の個人負担が多いと聞きましたが、その他の問題点はないのかお聞きします。


 ことし7月1日から3日まで、教育民生常任委員会にて石川県白山市の高齢者福祉についての行政視察をしてきました。たくさんのサービスの中で特にすばらしいと感じたサービスに、「緊急通報システム」と「はいかい高齢者等家族支援事業」がありました。


 「緊急通報システム」の内容は、セキュリティ会社と高齢者宅で契約を結び、高齢者宅には安否確認センサーを日常必ず通るトイレ・台所・居間等の3カ所に、その他火災警報機、無線押しボタン、緊急通報装置をリースしてとりつけます。


 セキュリティ会社は、相談センターを設けており、緊急・安否・火災通報を常に監視していて、確認がとれなければ電話にて確認を行い、本人確認ができない場合は、協力員が訪問確認を行い、異常があれば消防署へ連絡する有事に対応したシステムでありました。


 白山市は契約した高齢者宅の月のリース料4,000円の9割を補助し、本人負担は1割の400円負担であり、平成20年6月1日現在で175人の方が利用し、予算措置は640万円との説明がありました。


 白山市の年間の予算額は鹿角市の約6倍でありますが、最新システムであり、このような民間企業に委託するシステムを鹿角市においても見直しできないかお聞きします。


 もう一つの高齢者福祉施策である「はいかい高齢者等家族支援事業」でありますが、おおむね65歳以上の認知症高齢者・知的障害者・精神障害者に位置情報検索端末機を携帯させ、行方不明になったときその位置を確認できるシステムですが、鹿角市での本サービスの必要性についてどのように考えるかお尋ねします。


 また、鹿角市は一人暮らしの高齢者の対応について事件・事故が起きないよう緊急通報システム以外に何らかの施策並びに対策を講じているのか、あわせてお尋ねします。


 独居老人の中に、その子どもたちが仕事の都合上首都圏等で働いていて同居ができない方も多いと思います。高齢者福祉施策を充実させることは、今鹿角市で推し進めている「ふるさと納税」(ふるさと鹿角応援寄附事業)のPRになり、推進には大変役立つと思いますが、市長の所見を伺います。


 次に、以前存在してあった結婚相談員の役割と今後の対応をどうするか。


 鹿角市の大きな問題の一つとして、少子高齢化と人口減があります。平成9年度に「鹿角市児童育成計画」(かづのすこやか子育てプラン)を策定し、少子化対策の推進を図りつつ、「子どもや若者等が出会い、にぎわうまちづくり」という基本的な方向性を目標として、その施策の一つとして若者の出会いの場や機会の拡充を担うために、結婚相談員活動を実施しました。


 結婚相談員の活動は平成10年9月より開始され、平成16年末に廃止されました。廃止の理由は、「この間、婚姻件数は3件でありましたが、相談件数は年々減少し、特定の方からの相談となっていたことと、少子化対策を目標として実施したが、出生力に結びつかない年齢の方々の婚姻のみであり、また今後も若者から相談は見込めない」という理由からでありました。廃止した理由は現実問題から仕方ないと感じますが、根本的な問題解決にはなっておりません。


 結婚相談員活動の事業廃止後、少子化対策の推進、及び多くの若者が出会い、結婚につながる他の事業を計画し実施したかをお尋ねします。


 私が最近気になっていることに、「結婚してない30代の人が多くなった」ということがあります。30代の数人の男性になぜ結婚しないのかと聞いたところ、「女性と知り合う機会が少ない」と答える人が多くいました。また、ある人は「まだ早いから」と答える人もいました。以前には、結婚平均年齢は、男性で26歳、女性は24歳と聞き覚えがありましたので、もしかして最近の鹿角市は結婚平均年齢が上がっているのかと思い、当市の結婚平均年齢を市民課に聞きましたが、残念なことに「調べることができない、不可能だ」という回答でありました。少子化対策のため子育て支援も重要ですが、結婚につながる雰囲気づくり・イベント開催も大事な要素であると考えます。


 ことし6月宮崎県の東国原知事が特別企画として、宮崎−台北線の利用促進を図るとともに、少子化及び晩婚化対策のための出会いの場の提供として、県と各種団体と連携し、台湾訪問団の一環として、出会いの旅「東国原知事&日向男児と行く台北出会いの旅」を実施しました。なお、この特別企画として市町村から男性側に、県から女性側に6万2,000円の補助金が出ております。


 秋田県においても似たような境遇の秋田−ソウル便の利用客減少の問題があります。県市町村振興協会は運休の危機にあるソウル便に対して、ツアー商品の利用客1人に対して2万円の補助をしております。


 これを利用しながら、鹿角市も助成金を出し、少子化対策と出会いの場の提供に、宮崎県の実施した仮名ではありますが、「児玉一市長&鹿角男児と行くソウル出会いの旅」のような企画は考えられないか市長の所見をお尋ねします。


 次に、産業の振興についてお尋ねします。


 循環型社会の構築についての計画はあるのか。


 ことし3月25日、鹿角市廃食油リサイクル協議会を発足し、循環型社会の一歩を踏み出した鹿角市ですが、多くの人が感じているようにまだ決して満足の行く状況ではありません。この協議会も発足時は21自治会の参加でありましたが、現在では48自治会にふえ、このことは市民の関心の深さを感じます。BDFはCO2を排出しないクリーンなエネルギーであり、今後も積極的な取り組みを期待します。


 鹿角市の可燃物ごみの処理は、現在2基の焼却炉で焼却処分されていますが、この焼却炉は平成14年12月に導入され、耐用年数は20年と聞きます。今後仮にごみの資源化の機運が盛り上がり、ビニール・紙等が細かく分別された場合、生ゴミ等燃えにくいごみだけを焼却すれば、灯油を多く使用しなければならない状態になります。


 このことを考えれば、ごみの資源化は計画性を持って考えなければならず、行政の指導が大きく期待されます。ごみの資源化がうまく進めば、焼却炉の運転も2基から1基に減らすことができ、焼却炉の耐用年数も20年以上と期待が持てますが、現状のままだと15年で耐用年数が来てしまいます。


 焼却炉の問題一つ見ても莫大な資金が必要であり、将来循環型社会の構築は必ず必要とされます。多くの市民から、小坂町は循環型社会の構築に取り組んでいるのに、なぜ鹿角市は取り組まないのかと聞かれます。現在、循環型社会の構築について何らかの具体的な施策があるのか、並びに将来ビジョンがあるのかお聞きします。


 技能者表彰制度の創設はできないか。


 ことし5月に鹿角地区技能士会より、平成10年11月に秋田県技能士会並びに秋田県能力開発協会より鹿角市に対し陳情した件があり、その翌年の3月19日開催の本市議会において、趣旨採択された「技能尊重機運醸成のための施策の推進について」のその後の鹿角市の対応について問い合わせがあり、観光商工課に確認して回答をいただきました。


 その内容は、一つ目として、技能士優先活用のための条例・規定の制定について。二つ目、技能者育成、後継者育成について。三つ目、技能者表彰制度の創設に関してでありました。


 1の回答は、市独自の規定はないが、多方面において資格の有効性が認められ、活用しているとのことで、考慮していただいていると感じましたが、二つ目の回答は、「鹿角能力開発協会に補助金を出して育成については任せている」との内容でしたが、協会が望んでいることは、「鹿角市に対して積極的に関与していただきたい」ということであります。


 今後も今まで同様「補助金だけで内容はお任せする」の形態で対応するのかお尋ねします。


 三つ目は、「秋田市・由利本荘市・大仙市・横手市は表彰制度が実施されているが、大館市、能代市は表彰を実施しておらず、鹿角市も同様に実施しません」との残念な内容でした。技能者は日々精進し、技能の向上に努力しております。優秀技能士に選ばれ、市長から表彰を授与された技能者は、今後の技能向上にも大きな励みになるとともに、このような優秀な技能者がふえることは、企業誘致にも絶大な効果と大きなコマーシャルになると確信します。このような理由から、技能者表彰制度の創設を強く望みますが、市長の考えをお聞きします。


 次に、観光振興についてお尋ねします。


 修学旅行のニーズの変化を調査する必要性は。


 ことし北海道札幌市に行ったときに、札幌市で中学校の男性教師と知り合いになりました。お話をしているうちに、「以前は鹿角に毎年行っていたが、最近は行かなくなった」との内容でした。理由を尋ねると、「修学旅行での視察で鹿角に来ていたが、最近は岩手県、青森県が多くなった」とのことでした。


 大変気になり、鹿角から変えた理由をお聞きしました。この先生はとても親切な方で、札幌市のほかの学校の教師からも感想を聞いていただき、メールにて結果をお知らせくださいました。


 聞いていただいた内容は、鹿角(東北を含めて)への期待、希望。二つ目として、鹿角についての感想でした。その感想の一部を紹介します。


 一つ目については、修学旅行ではやはり体験型で、生徒が楽しめるようなもの。農業体験はおもしろいが、ただ農作業を体験しても飽きるし、おもしろくない。以前、他の地域での農作業のごく一部を体験したが、退屈で時間を持て余した。


 農業体験ではなくて、農村体験などがよい。東北を旅していて東北弁を聞く機会が少ない。ガイドさんの話ではなくて、その土地の人との交流、東北弁を生で聞く機会がほしい。


 二つ目については、各施設の感想でした。あんとらあの「きりたんぽ」体験は結構生徒が喜んでいた。(2008年発寒中学校)ただ天気がよすぎて外で食べるのはとても辛かったが、「きりたんぽ」づくりはまたやってもよい。マインランド尾去沢は、「坑道の散策はただ歩いて終わるだけで、生徒は何も見ていないし、歴史を語られてな興味を持たない。ただ歩くだけで、あるいは時間調整になってしまっている。砂金堀り体験はみんな喜んでいた。ただ、場所が殺風景というか、味気のない感じだった。本当の川でリアルな雰囲気が出されればもっといいのだが」との感想でした。


 また、先生の総評で、最近は修学旅行の体系が変化し、「自主研修」(班単位での行動)をするパターンが結構多く、それができる場所、例えば「盛岡」「弘前」などを決定して、それに合わせてその他を組み合わせていく場合もあり、ほかには体験学習をクラス単位で行い、クラスごとに行き先を決めるパターンもあって、自由がよりきくそうです。


 修学旅行の体系が変化した今、鹿角をメーンでというのは少し厳しく、最近では岩手県に行くパターンがふえていて、(盛岡自主研修、中尊寺での見学・体験、宮沢賢治関係、猊鼻渓など)


 鹿角に来てもらうことを考えれば、一つ目は、体験学習施設の充実で、マインランドの砂金堀は趣向を凝らしたり、「きりたんぽ」づくりを体験、二つ目は農村体験で、農村での暮らしを体験させ、地元の年寄りなどとの交流を図れれば、生徒にとってはいい体験になると思います。


 まとめとして、「十和田八幡平観光物産協会」のホームページの「教育旅行体験学習メニュー」を見ると、意外と知らないものがたくさんありました。「ストーンサークルでのペンダントづくり」や「砂金堀り」なんかは、他の先生からはあれはおもしろいよと今回初めて聞きました。もっとアピールする必要があると思います。(特に旅行業者の直接の担当者に対して)


 このメールから最近修学旅行客の数が減少している原因の一部を感じました。このことから、幾つかの質問をさせていただきます。


 修学旅行の体系が変化していることに対して、そのニーズの変化をより深く調査する必要性を感じますが、現状の行政の対応についてお伺いします。また、修学旅行客が5年前から減少してきていますが、その現状を把握していたか、あわせてお尋ねします。


 今回、貴重な生の声を耳にしましたが、このような意見をどのように分析し、関係機関と今後どのように対応していくのかお聞きします。


 なお、今回の件で聞き取り調査したところ、「修学旅行客の受け入れで施設・道具の老朽化が進んでいて、多数の人数に対応できないこと」と、「行政の対応が補助金だけで、行政関係者は問題点を見ていない」という厳しい声も聞かれました。今後、このような問題を速やかに解決し、アイデアを絞り込んだPR活動も必要とされますが、対応策についてお聞きします。


 大日堂舞楽のユネスコ無形文化遺産への第1回提案候補に決まった鹿角市の対応は。


 文化庁は7月30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産保護条約に基づき、来年9月に作成される国際的な無形文化財の代表リストの記載候補に、鹿角市の伝統芸能「大日堂舞楽」(国重要無形民俗文化財)など14件を提案すると発表しました。


 このニュースは新聞・テレビ・ラジオの報道機関に大きく取り上げられ、テレビのニュースでは、秋田県の財産と絶賛する声もありました。


 このことは、鹿角市の喜びであるとともに誇りであると感じます。後世に伝えるべき文化財としてリストに記載されれば、国際的に知名度が高まり、観光面などへ好影響が期待されます。


 しかしながら、本当の喜びは、来年リストに登録されたときであります。文化庁からユネスコに提案するとの発表を聞き、来年に向け鹿角市としてどのような対応をするのかお聞かせください。


 なお、大日堂舞楽に携わる一人として、大変心配なことが幾つかあります。


 一つ目として、トイレが旧式であり、見学者及び観光客をたくさん受け入れるにはふさわしくありません。


 二つ目、駐車場が狭く、多くの車をとめることができなく、駐車場の整備が必要とされます。


 三つ目、案内板等はすべて日本語であり、海外からの観光客に対応ができていません。


 四つ目、大日堂舞楽の奉納は、毎年正月2日の1日だけであり、その他の日に訪れた場合は、大日堂に備えつけているビデオで見られますが、海外からの見学者及び多くの観光客には対応ができない。


 五つ目、現状、祭器具の保管に大変苦慮しており、保管庫と過去に使用した祭器具等が見学できる、伝承館的建物が必要である。


 これらの問題について鹿角市として対応できるのかお尋ねします。また、鹿角市だけで対応できない場合、国・県に働きかけていただけるのかあわせてお聞きします。


 また、新聞のインタビューで、鹿角市教育委員会では「大変名誉なこと。舞楽の保存・伝承にこれまでどおり関係機関と協力してバックアップしていきたい」と答えておりますが、観光面などへの好影響が期待されることを考えれば、教育委員会と観光商工課との強い連携が必要と思いますが、対処が可能なのかお答え願います。


 以上で、壇上からの質問を終わります。


    (4番 浅石昌敏君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) 浅石昌敏議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに、住環境の整備についてでありますが、本市の一人暮らしの高齢者数は、平成20年7月1日現在で1,270人、人口比率で3.3%であり、近隣市町村においては、小坂町が332人で5.2%、大館市が3,090人で3.9%、北秋田市が2,097人で5.5%となっております。一人暮らし高齢者が増加傾向にあり、これに伴い独居老人の孤独死問題など社会的関心が高まっていることは確かであると認識をしております。


 一人暮らしの高齢者への本市の対応としましては、高齢者生活支援事業による緊急通報システムの設置のほか、民生委員による訪問や見守りなどの活動、社会福祉協議会に委託して行っている配食サービス事業により高齢者世帯の安否確認や食生活改善等を行っております。


 このうち、緊急通報システムについては、いざというときの通報手段として、一人暮らし高齢者や高齢者世帯を対象に昭和63年から事業を開始したもので、現在218機が設置されております。これまで、毎年3件ほどの救急出動要請を受けており、早期の救急対応がなされております。


 導入費用については、市がその9割を負担し、残りの1割を個人に負担いただく形となっており、システム利用に係る個人負担額は約8,000円となっております。


 これらのシステム機器は老朽化に伴い更新が必要な状況にありますが、これまでの運用実績を考慮しましても、システムの効率化、さらにはその必要性も含め、全体的な見直しを図る時期に来ていると考えており、今後方向性を決定してまいります。


 また、高齢者の位置情報検索システムの必要性につきましては、本市でも毎年数件ではありますが、認知症の高齢者や徘徊癖のある高齢者が保護されたり、行方不明者として捜索活動が行われるなどの事例が発生しておりますので、高齢者を見守る新たな手段として有効であると考えております。


 しかしながら、このような位置情報を知らせるシステムには専用の通報ボタン付探知機を所持させる方法や、携帯電話のGPS機能を活用した個人サービスを利用する方法などがあり、実際に高齢者の生活支援施策として取り入れている自治体の例を見ましても、システムの種類を始め、支援対象者や経費助成の範囲もさまざまでありますので、まずは、本市におけるニーズを把握し、費用面などを十分検討した上で、総合的に判断したいと考えております。


 少子化対策としての結婚相談員の役割と今後の対応につきましては、少子化の要因の一つとして未婚率や晩婚率の上昇が挙げられますが、その背景としては、個人の結婚意識や価値観の変化と合わせ、育児に対する経済的、精神的な負担感や仕事と子育ての両立への負担感が増大していることなどが指摘されております。


 本市では、少子化対策の視点から、結婚を希望しながらも出会いの場に恵まれない人たちに積極的な支援をするため、結婚相談員として5名の方を委嘱し、結婚仲介活動を行う事業を実施いたしましたが、十分な成果を上げられないまま廃止に至っております。その後、少子化対策としては、待機児童の解消を図るため、八幡平なかよしセンターを建設し、現在は合ノ野保育園の改築事業を進めているほか、保育料の減免措置や病後児保育の実施、さらに、地域の中で育児の援助を受けたい人と行いたい人が会員になって、育児について助け合う「かづのファミリーサポートセンター」の設立などの施策を通じて、保護者が安心して子どもを産み育てられる環境づくりに努めてまいりました。


 議員ご提案の多くの若者の出会いにつながる事業については、これまでも県や市、各種団体において独身男女を対象としたイベントやパーティーなどさまざまな形で実施され、出会いの場は数多く提供されてきたところでありますが、若い男女への交流機会の提供だけでは結婚には結びつかず、確たる成果が得られなかったのが実態であり、男女の出会いを目的としたイベントは動機づけにはなりますが、最終的には「人の縁」が大きく左右するものと考えております。


 次に、産業の振興についてでありますが、循環型社会の構築につきましては、秋田県は平成19年に「秋田県循環型社会形成推進基本計画」を策定しており、「3Rの推進及び適正処理」、「循環を基調としたライフスタイルと事業活動への転換」、「バイオマスの利活用の推進」、「循環型社会ビジネスの振興」の施策を掲げ、県民、地域団体、事業者、市町村などすべての主体が参加し、相互に連携協力しながら取り組むこととしております。


 本市では、平成14年に策定した「鹿角市環境基本計画」において、「ひと・まち・自然がいきいきとする鹿角」を目指すべき環境像とし、環境の分野を、自然環境、生活環境、文化環境、地球環境、交流環境の五つに区分しておりますが、このうち、循環型社会に関しましては、地球環境に関する施策体系の中で、「廃棄物の抑制・適正処理」、「循環資源の再使用・再利用」、「省資源・新エネルギーの利用推進」などの施策を掲げ、市民、自治会等と連携を図りながら取り組みを進めているところであります。


 廃棄物の抑制・適正処理については、一般廃棄物処理実施計画に基づき、「可燃ごみ」、「不燃ごみ」、「資源ごみ」、「ペットボトル」、「粗大ごみ」、「古紙類」、「廃乾電池」、「廃蛍光管」の8品目に分別して収集処理しておりますが、可燃ごみについては、鹿角広域行政組合のごみ処理場がごみの熱エネルギーを利用する溶融処理方式の焼却炉であり、効率的稼働を図るためには、ビニール類も含めた一定容量が必要であることから、これらも可燃ごみとして収集し、焼却処理しているものであります。


 一方、排出抑制に関しましては、ごみの排出量は年々減少しており、平成19年度実績は1万5,001トンで前年に比べ1,026トンの減量となっております。


 また、循環資源の再利用については、民間事業者や周辺市町村とも連携して進めているところであり、本市の平成19年度の資源化量は2,536トンで、リサイクル率は16.9%となっているほか、北部エコタウンエリアの市町村が参加して実施している、使用済み小型電子・電気機器の試験回収では、市内7カ所の収集拠点から合わせて856キログラムが回収されております。


 循環型社会に対する関心は、市民及び事業者の間でも高まっており、ことし5月に自治会と民間事業者の連携による廃食用油の回収と、回収した廃食用油から軽油の代替燃料となるバイオディーゼル燃料を生成する試みが始まっております。


 現在、実施主体となる「鹿角市廃食油リサイクル協議会」には48自治会、3,720世帯と4事業所が参加し、これまでに243リットルの配食用油が回収され、生成されたバイオディーゼル燃料によるごみ収集車の走行も始まっており、今月からは市の公用車両でも活用を始めております。


 この取り組みによる効果としましては、軽油1リットルをこのバイオディーゼル燃料に代替することで、二酸化炭素約2.64キログラムの軽減が見込まれており、二酸化炭素の排出抑制による温暖化防止に寄与するものと期待をしております。


 これらの取り組みに加え、今後は社会情勢や環境の変化に適切に対応するため、現在進めております環境基本計画の見直しの中で、循環型社会に向けた廃プラスチック等のリサイクルの拡大や、ごみのさらなる排出抑制など、中・長期的な目標を定め、その実行に向けた取り組みを進めてまいります。


 技能表彰制度の創設につきましては、技能者の育成については、鹿角地域では鹿角地方職業能力開発協会により、建築・加工等の分野の訓練課程が設けられ、長年にわたり地場企業の技術工場に大きな役割を果たしておりますが、産業構造と就業構造が急激に変化し、技能者像も変化しつつあることを踏まえ、今後どのような訓練内容が求められているのかについて各関係機関と話し合うとともに、鹿角地方職業能力開発協会に対し適切に要望、支援をしてまいりたいと考えております。


 また、いわゆる団塊世代の大量退職期を迎えている中で、企業の技能継承が課題となっているほか、一般的な職業訓練において対応することが難しい地域の伝統的な技能の継承も重要であり、これらをバックアップする人材育成のあり方についても検討していく必要があるものと考えております。


 ご提案の優秀技能者への表彰制度については、優れた技能を持ち、産業の各分野において活躍しておられる技能者の方々は本市の発展に欠かせない存在であり、技能水準の向上とともに技能を尊重する機運を高めることは重要な課題であるととらえております。


 しかし、技能関連の表彰制度の実施状況を見ると、関係団体において既に表彰制度が設けられている状況にあり、鹿角地方職業能力開発協会が独自の表彰を実施しているほか、県職業能力開発協会や県技能士会連合会による表彰も実施されております。さらには、県による優良技能者表彰も行われており、これに対しては、市からも技能者の推薦を行っております。


 このように、各種の表彰制度が存在する中で、新たに市による技能者表彰制度を設けても、十分な効果を上げることは難しいものと判断されることから、実施は困難であると考えております。


 次に、観光振興についてでありますが、修学旅行のニーズの変化への対応については、修学旅行や郊外学習などの教育旅行に限らず、個人旅行も含めて旅行形態が変化し、かつての物見遊山的なものから体験型や地元住民との交流など密度の濃い旅行内容が求められているものと考えております。


 一例として、農家民宿をした子どもがわずか1泊の交流にもかかわらず、農家の方たちの温かいおもてなしに感動し、別れ際に涙を流すという体験談などが評判を呼んで、農家民泊を取り入れる学校がふえているということも伺っております。


 また、クラス全体での団体行動だけでなく、小グループの自主研修はほとんどの学校で取り入れられており、都市機能がコンパクトに集中している中核的な都市を選択する例が多くなっております。さらには、高速交通網の充実や航空機利用の増加などにより、移動距離が伸びていることなど、今後も教育旅行を取り巻く情勢は大きく変化する可能性があります。


 本市を訪れる修学旅行生の数については、県内の観光客や宿泊者数などについて、毎年調査している観光統計に調査項目がなかったことから、これまで具体的な人数などは把握しておりませんでしたが、市独自で行った過去5年間の状況調査の結果からは、その年によって、また施設によって増減はあるものの、漸減傾向にあると判断をしております。


 このため、今後の教育旅行の誘致活動に向け、今年度、「鹿角まなび旅創生事業」により、教育旅行誘致のパンフレットを制作しながら、積極的なPR活動を展開することとしております。


 ご質問にありました教育旅行担当教諭の意見への対応については、本市では、鹿角・男鹿・田沢湖地域の観光関係者で構成する「あきた広域観光誘客推進協議会」に参画しながら、主に北海道を訪問先として教育旅行の誘致活動を毎年実施しておりますが、福島県など教育旅行誘致の先進地では、県単位で誘客活動を行っており、本県も今年度から県観光連盟内に教育旅行委員会が発足し、県一体となった活動が展開されているところであります。


 こうした活動から得られる旅行会社や学校等からの意見はこれまでも貴重な生の情報として誘客に役立てており、今後も引き続き宿泊施設や体験受け入れ団体などと協議を行いながら、さらなる誘客につなげてまいります。


 受け入れ態勢の整備については、教育旅行を受け入れている各観光関係施設等の自助努力にゆだねており、基本的に施設整備等に対する支援は行っておりませんが、県鹿角地域振興局が3年間のプロジェクト事業として実施している「癒しと体験の里プロジェクト」では、温泉、自然、農業、食べ物、歴史・文化等の観光資源の再構築、新たな体験型観光メニューの創出やコーディネート体制づくりなどを進めており、市もこれに参画しながら受け入れ態勢の充実を図ることとしているほか、体験メニューをまとめたパンフレットの作成などを計画し、積極的なPRを行う予定であります。


 また、現在、尾去沢鉱山開山1,300年を記念する「十和田八幡平黄金歴史街道観光キャンペーン」を展開中でありますが、このほか、県北部に多く立地するリサイクル産業や鉱山遺産と、十和田八幡平等の観光資源とを相互に関連づけた環境産業観光への取り組みも具体化しており、本市も参画する「北部エコタウン地域環境産業観光推進協議会」において、環境調和型社会について学ぶ新たな観光モデルの提示や、環境教育を取り入れた教育旅行プログラムの開発などを計画しながら、鉱山で栄えた鹿角地域の特色を生かした産業観光として、今後のPRに努めてまいります。


 なお、浅石昌敏議員の教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。


    (市長 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長。


    (教育長 吉成博雄君 登壇)


○教育長(吉成博雄君) 私から、浅石昌敏議員の教育関係のご質問にお答えいたします。


 大日堂舞楽のユネスコ無形文化遺産への第1回提案候補決定の対応についてでありますが、今回の決定は、市としても大変名誉なことであり、嬉しく思っております。この貴重な文化遺産を後世に正しく継承していくため、今後も保存団体の運営・支援に努めてまいります。


 1月2日の養老礼祭におけるトイレの対応につきましては、神社内のトイレ改修への行政による支援はできないことから、JR八幡平駅に隣接して市が設置している水洗式の公衆トイレを主に利用いただきたいと考えております。


 駐車場につきましては、これまで礼祭時に八幡平駅前の駐車場や八幡平市民センターの駐車場など3カ所の市有地を利用に供してまいりましたが、大勢の見学者により混雑が予想されますことから、主催者等が行う民有地の駐車スペースの確保について、市としてもできる限り協力してまいりたいと思います。


 外国人観光客等に対応した案内板等の整備につきましては、来年9月の無形文化遺産の正式決定により、ユネスコのホームページ紹介などをきっかけとして、海外からの見学者の増加も期待されるところであり、礼祭時以外の見学者向けに用意した英語版鑑賞ビデオを備えつけるとともに、保存団体とも協議しながら、案内板やリーフレット等の外国語併記を計画してまいります。


 収蔵庫を兼ねた伝承館的建物については、その内容、規模、国・県の補助制度の有無など、検討すべき点がありますので、保存団体等の意向を踏まえながら対応してまいりたいと考えております。


    (教育長 吉成博雄君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。浅石昌敏君。


○4番(浅石昌敏君) 誠意ある答弁ありがとうございました。


 何か全体的に私が質問したものに対して答えをいただいていない部分が多々あったように感じますが、まず、最後のユネスコの問題でありますが、トイレは直す計画はなく、八幡平駅前を使用のことというふうに答弁いただきましたが、遠くて大変だと思いますけれども、教育長はどのようにお考えですか。


○議長(中西日出男君) 教育部長。


○教育部長(中山一男君) トイレにつきましては、神社、あるいはそういう保存団体のものでございますので、市としては政教分離、いろいろな問題がございますけれども、そこに市の事業費を充てて改修するということはちょっと今不可能でございます。ただ、駅前の水洗トイレも改修しておりますし、八幡平市民センターの方においても市のトイレもございますので、できる限り、そういう公共的なものを利用させていただきながら、対応してまいるしか今のところは方法がないのかなと、考えております。


○議長(中西日出男君) 浅石君。


○4番(浅石昌敏君) 来年の9月にユネスコの方に登録されるということで、あと約1年間しかないわけなんでありますが、大変多くの方からめでたいという言葉を聞くのでありますが、今答弁してもらった答えが余りにもファジーでありまして、私には具体的に一体市は何をするのかというのが聞こえなかったのですけれども、簡単に言えばどういうことを計画されるということでしょうか。


○議長(中西日出男君) 教育部長。


○教育部長(中山一男君) いずれ浅石議員さんの方からは五つの心配な点ということで、いろいろご指摘いただいておりますけれども、いずれ、憲法上、どうしても政教の分離の点から申し上げて市ができること、そして、またそういう神社、あるいは保存団体がやるべきこと、これがしっかりと住み分けをしっかりとした中で、市ができるものは支援してまいりたいと、こういうふうに考えております。


○議長(中西日出男君) 浅石昌敏君。


○4番(浅石昌敏君) 今私頭悪くって、ちょっと何を言っているかわからないんですけれども、何をどういうふうに今までみたいに、援助とう言葉は変なんですけれども、バックアップしていくのかということは、いまいち見えず、私もこの携わる一人として、行政はこのような考えを持っていると胸を張って言いたいのですけれども、では、何をしてくださるのでしょうか。


○議長(中西日出男君) 教育部長。


○教育部長(中山一男君) いずれ、そういう神社、あるいは保存会等の意向もございます。そういうことで、例えば伝承館的なもの、これは保存的に必要であれば、当然そういう祭り器具を収蔵する保管庫は保存、伝承の観点からは必要だと考えております。そういう祭り器具等を観光客にも向けて展示できたらよいとも、そういふうに考えておりますけれども、この伝承館等に、例えば、神社、舞楽保存会等の意向の確認が必要でございますし、また整備費も多額になることも予想されます。そういうことで、国、県の助成の有無も検討していかなければならないと思いますし、また、規模、内容等も確認する必要がございます。また、その建設場所もいろいろとその神社境内には建設することはできませんので、そういうことも含めて、そういう保存団体等の意向を踏まえながら検討してまいりたいということでございます。


○議長(中西日出男君) 浅石昌敏君。


○4番(浅石昌敏君) はい、わかりましたと言いたいですけれども、何とかひとつバックアップの方よろしくお願いしたいと思います。


 同じ問題で市長にお尋ねします。


 市長は誘致活動で首都圏に行かれていると思いますが、私も東京にいたころ、秋田県の鹿角市といっても、じゃどこなのという人が多くいました。まして、東北の秋田県、岩手県、青森県はわかるんだけれども、位置関係がどこかわからないと。それだけ有名ではないと。今回、このユネスコに登録された場合に、大日堂舞楽が大きくPRされ、それが原因でかなり人がわかってくれる、承知してくれるものと私は期待をしております。そうした場合に、市長が誘致企業に招致に行った場合に、鹿角市はここにあるんだということの認識が多くの人になされた場合に、誘致企業も大変しやすくなるのではないかなということで、教育委員会、先ほどの私の最後の質問で、教育委員会と市長部局が協力連携してできないかといったのはその点にありましたので、市長はどのような考えを持っていますか。


○議長(中西日出男君) 市長。


○市長(児玉 一君) 浅石議員は一つ誤解している面があると思います。政教分離というのは、境内地には行政は入られないということですので、これは憲法上決まっていますから、ですから、例えば伝承館建てるものにしても、その周りに建てるとか、トイレも周りに建設するとか、そういう話し合いは保存会と一緒に話を進めていかなければならないのかなという答弁はしたと思います。それはご理解いだたきたいと思います。


 それから、鹿角市ということですけれども、北東北の3県の中央ということで、いろいろな形で鹿角市だよということは従来からもPRしてきております。これは行政ばかりではなく、議員の皆さんからもいろいろな立場でご説明をさせていただいておりますし、向こうの方でも、首都圏の方でも、いろいろな形で市出身の方々にもお願いし、PRをさせていただいております。


 ですから、その辺は確かにユネスコに登録になるともっともっと知名度が上がります。ただ、それをどういう形で利用するかは、これからもいろいろな形で保存会とも協議しながら進めてまいりますが、それと、今トイレとか、それから伝承館は別に考えていただきたいと思います。いずれ境内地には行政は入られないということですので、例えばその付近をいろいろ計画を建てて利活用を図るということは、これからも一緒に話し合いを進めていきたいと思っています。


○議長(中西日出男君) 浅石昌敏君。


○4番(浅石昌敏君) 次に、技能者表彰制度ということで、先ほど市長の答弁で各種団体からの表彰制度があって、市は特別やる必要がないのではないかという答弁でありましたが、一般市民は市長と出会う機会もお話しする機会もございません。職業能力開発協会、鹿角市ですけれども、ぜひ市長からお言葉をいただきたいと、そういう一念で、例えば総会に来ていただいて、200円か300円するかわかりませんけれども、賞状1枚でもいいから市長からの言葉を受けたいという願いを込めてやってほしいという意味でございましたけれども、こういったお願いも無理でございましょうか。


○議長(中西日出男君) 市長。


○市長(児玉 一君) そういう会議には職業訓練開発訓練校ですか、それにはできるだけ私は出席して皆さんとお話をしながら頑張ってくださいよということでお話はさせていただいています。ただ、そういう場で、市長賞といいますか、市長の表彰状というのはいかがなものかなと思います。というのは、技能者というのは、農業もありますし、そのほか、例えば床屋さんパーマ屋さん、いろいろな形であるんです。これだけではないと思うのです。浅石さんがおっしゃる技能者というのは、浅石さんが知っている範囲だけではなくて、広範囲にわたるということが前提にありますので、ですから、市からの表彰はやはり無理なのかなというのでお話をさせていただいております。


 いずれ、各訓練校なり県の段階では表彰制度はございまして、そちらには市の方で意見を付して推薦をしていますので、その辺はぜひご理解いただきたいと思います。


○議長(中西日出男君) 浅石君。


○4番(浅石昌敏君) まだ大丈夫でしょうか。最後の質問でございます。


○議長(中西日出男君) 簡略に。


○4番(浅石昌敏君) はい。


 結婚問題についですけれども、最近なぜ結婚しないのかということの理由として、ある人に何人かに聞きましたけれども、男が頼りない、女の人は炊事洗濯、そういったできる男を選んでいるというような回答が返ってきました。こういった問題で子孫繁栄させていく、子どもを育てて次の世代に送るということは人間として大事な要素だと思いますけれども、こういったことを教育現場で何とか教育できないものか、教育長にお伺いします。


○議長(中西日出男君) 簡略にお願いします。教育長。


○教育長(吉成博雄君) 何か今結婚と結びつけるわけではありませんが、何よりもやはりお互いに、男女であってもしっかり思いやりを持って、いろいろな形で支え合っていく、そういう気持ちを小学校、子どものときからしっかり育てていきたいと。それがやがて大人になって、成果となってあらわれてくるではないかと思います。お互いに頑張りたいものです。


(「どうもありがとうございました。」の声あり)


○議長(中西日出男君) 以上で、浅石昌敏君の質問を終わります。


    (4番 浅石昌敏君 降壇)


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    日程追加 議案及び請願・陳情の追加付託


○議長(中西日出男君) お諮りいたします。


 お手元に配布しておりますように、陳情1件が提出されております。


 これを本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


    (「異議なし」の声あり)


○議長(中西日出男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。


 これより陳情の付託を行います。


 本日提出されました陳情1件につきましては、会議規則第134条の規定により、お手元の議案及び請願・陳情追加付託表のとおり、所管の常任委員会に付託し、審査をお願いいたします。


 以上をもちまして、本日の議事はすべて終了いたしました。


 ただいまの時刻をもって散会いたします。


    午後1時31分 散会


             平成20年 第5回鹿角市議会定例会


             議案及び請願・陳情追加付託表


                              (平成20年9月10日提出)


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 ┃委員会名 │      付託内容                         ┃


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 ┃教育民生 │20陳情第10号 「地方消費者行政の抜本的拡充及び法制度の整備等を求める意┃


 ┃常任委員会│       見書」の採択等を求める陳情               ┃


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