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秋田県 鹿角市

平成19年第3回定例会(第3号 6月13日)




平成19年第3回定例会(第3号 6月13日)





 
 平成19年6月13日(水)午前10時開会


 開議


第1 一般質問


    質問、答弁


 散会


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本日の会議に付した事件


 1 一般質問


    吉 村 ア イ 君


    海 沼 信 義 君


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出席議員(20名)


      1番  中 西 日出男 君     2番  倉 岡   誠 君


      3番  吉 村 ア イ 君     4番  浅 石 昌 敏 君


      5番  海 沼 信 義 君     6番  宮 野 和 秀 君


      7番  福 島 壽 榮 君     8番  ? 舘 一 郎 君


      9番  阿 部 博 文 君    10番  石 川   徹 君


     11番  黒 澤 一 夫 君    12番  ? 杉 正 美 君


     13番  田 村 富 男 君    15番  勝 又 幹 雄 君


     16番  阿 部 佐太郎 君    17番  石 川 幸 美 君


     18番  米 田 健 一 君    19番  村 木 繁 夫 君


     20番  児 玉 政 芳 君    21番  大 里 恭 司 君


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欠席議員(なし)


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説明のため出席した者の職氏名


市長           児 玉   一 君 副市長          大 野 佑 司 君


教育長          吉 成 博 雄 君 総務部長         松 岡   昇 君


市民部長         高 田 幸 良 君 産業建設部長       二ツ森   要 君


教育次長         小田島 秀 夫 君 総務部次長兼監査委員事務局長


                                    鎌 田 邦 夫 君


市民部次長        中 山 一 男 君 産業建設部次長      小田嶋 義 幸 君


産業建設部次長      関   道 男 君 農業委員会事務局長    内 藤 庸 夫 君


総務部付次長待遇     田 中 孝 夫 君 会計管理者        佐 藤 隆 夫 君


財政課長         安 保 一 雄 君 選挙管理委員会事務局長  中 村 成 男 君


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事務局出席職員


事務局長         廣 林   剛 君 次長           菅 原   勤 君


主査           大 里 宏 昭 君 主任           田 原 智 明 君


主事           木 村 幸 樹 君





    午前10時00分 開議


○議長(中西日出男君) 直ちに、本日の会議を開きます。


 本日の会議は、議事日程第3号により進めてまいります。


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    日程第1 一般質問


○議長(中西日出男君) 日程第1、昨日に引き続き、これより一般質問を行います。


 順位4番、吉村アイ君の発言を認めます。吉村君。


    (3番 吉村アイ君 登壇)


○3番(吉村アイ君) おはようございます。


 それでは、平成19年6月の定例会に当たりまして、鹿角市民を代表して一般質問をさせていただきます。


 本日はお忙しい中、傍聴に来ていただきましてありがとうございます。


 それでは最初に、八幡平の山開きから始まった鹿角の観光シーズンも花の季節から雨上がりの新緑が目にまぶしい季節となりました。田植えも終わり、田んぼに根づいた苗が風にそよぐ風景にほっとすると同時に、休耕田が目立つようになったのが気がかりなところです。


 ことしの6月議会から、市民の皆様に議会をより身近に感じていただくために、本会議のライブ中継がスタートしております。4日の本会議初日には、各地区の市民センターで見てくださった方々の反響もよく、インターネットのアクセス数も予想以上と地元の新聞が報じておりました。


 議会に対して市民の関心の高さを感じることから、改めて市民の代表として、また、市民の代弁者として、今まで以上の緊張感を持って質問をさせていただきます。


 まず最初に、市民センターについてお伺いします。


 私は、4月に開催された十和田地区、花輪地区、尾去沢地区、八幡平地区の市内4地区の地域づくり協議会の総会を傍聴させていただきました。現在の市民センターの業務は、段階的に各地域の地域づくり協議会に全面委託されることになっております。そのため、平成19年度の総会は、平成20年度の地域づくり協議会の自立へ向けての意義ある総会だったと思います。総会当日は、副市長を初めとする市の担当職員も参加しておりましたので、その内容についてはご存じのことと思います。


 鹿角市は、市民との共動を最重要課題とし、広く市民にその理念を理解してもらうために、共動推進課の職員を中心に、各種集会での話し合いを重ねて精力的に活動してきました。そのことは、市民に評価されていると思いますが、地域づくり協議会と鹿角市との間で共動の理念はどれくらい理解され、認識されたと思っているのでしょうか。


 また、ことし4月の市の職員の人事異動で、共動推進課の職員数人がかわったのは、共動の理念が市民に浸透したからと考えてのことなのでしょうか。以上2点についてお伺いいたします。


 次に、4地区全体の総会で多く出た意見の中から次の五つの事項についてお伺いいたします。


 一つ目は、協議会職員の待遇改善についてです。


 市当局の地域づくり協議会への指導では、時間外手当の出ないような仕事の仕方をするようにとのことですが、職務の実情と合わない状況なので、「今のままでいいのか」との意見が多く出ておりました。市長の行政報告の中で、平成20年度に向けて検討していくとのことですが、平成18年度の実績をかんがみて、時間外手当などできる範囲で早急に対処すべきだと思いますが、いかがでしょうか。


 二つ目は、花輪地区の地域づくり協議会の監査委員の意見の中から、共通する事務の一元化についてでございます。


 財務事務など、四つのセンター共通の事務については、市の担当で一元化して事務処理を図ることによって、合理的に処理ができると思います。事務処理のプロフェッショナルの市の職員と、ボランティア精神で頑張る地域づくり協議会との共動が成立すると思います。


 三つ目は、市民センターの施設管理についてでございます。


 市民センターが平成20年度に指定管理者制度に移行するに当たり、老朽化している施設の管理をすることに不安を感じている意見も出ております。施設の現状を的確に把握し、計画的な保守管理体制をつくって、きちっと地域づくり協議会に引き継ぐことを要望します。


 四つ目は、「だんぶり塾」の復活についてです。


 八幡平市民センター主催の「だんぶり塾」は、市内外から会員を募り、伝統芸能を復活させるなどの成果を上げ、大日堂での各種コンサートも好評で、活発に活動し発展させておりました。その「だんぶり塾」が予算との兼ね合いで取りやめになるのは大変残念なことだと思います。


 継続は力なりとよく申しますが、鹿角市全体の取り組みとしてとらえ、復活してほしいとの意見が多くありますので、よろしくお願いいたします。


 五つ目は、市民センター懇談会の開催についてです。


 四つのセンターそれぞれが独自性のある事業を展開し、新しい事業にも積極的に取り組んでいることは、市民の中でも評価されていると思います。特に、花輪地区のインターネットラジオの事業は、時代に合った新しい発想の事業で、若い人を市民センター活動に取り込むよい方法だと思います。


 ただ、センター間の横のつながりが希薄になり、合併前の状況になりつつあるのではないかとの意見もあることから、共通の認識を持ち続けて活動することが肝心だと思います。そのために、市の担当者と協議会役員と職員が各センター持ち回りで懇談会を開催し、交流を深め連携を強めていくことを提案いたします。


 以上が市民センターに対する質問です。


 次に、鹿角市の定期市場についてお伺いいたします。


 鹿角市では、今年度から花輪の定期市場の整備事業に取りかかり、施設改修だけでなく、利用展望も踏まえて調査するとのことですが、実施計画の段階で、市場関係者だけでなく、広く市民の意見を取り入れてほしいと思います。


 例えば、市場を利用しているお客様で、特に年配の方々、将来出店者となり得るJA女性部の方、若いお母さんの趣味のグループ、観光客の方など、さまざまな分野の方々の意見を聞き、その方々と市場のにぎわい創出に巻き込んでいただきたいと思います。


 花輪の市場は3と8のつく日、毛馬内は2と7のつく日、大湯は4と9のつく日と鹿角市内で1カ月に18回も市場が開催されています。どの市場も出店者の高齢化や消費者ニーズの多様化で、出店者と来場者の減少の問題を抱えながらも、中心市街地のにぎわいを取り戻すために頑張っております。


 市場は、高齢化の憩いの場であり、コミュニケーションをとる場でもあり、出店者と来場者の生きがいの場でもあるのです。市場の開催が鹿角市のイベントと考えたとき、今ある市場の再生は、中心市街地の活性化につながり、観光客と団塊の世代を呼び込む目玉となると思います。


 そこで、市場を入れた観光コースの例を提案いたします。


 毛馬内の市場で買い物し、先人顕彰館、錦木塚などを見学し、花輪に泊まり、次の日は花輪の市場で買い物し、市場周辺の関善、寺院、民俗資料室などを見学し、ストーンサークルを見学して大湯温泉に泊まり、大湯の朝市で買い物をして帰る2泊3日の市場めぐりコースです。この中に、各地域の祭りとグリーン・ツーリズムを盛り込むと、もっと魅力ある観光コースになると思いますが、いかがでしょうか。


 以上のことから、市場の整備は花輪だけでなく、毛馬内と大湯も合わせて整備するべきと思うのですが、市当局のご答弁をお願いいたします。


 次に、鹿角市の人事異動についてお伺いいたします。


 4月の人事異動で福祉事務所長がかわりました。過去において、この部署は所長や担当職員などが1年で交代することもあり、福祉にかかわる方々から、在任期間が短いのではないかとの意見がありました。


 今、障害者自立支援法、介護保険、障害者通所作業所の法人化など、福祉に関する法律や条例が社会の動向により目まぐるしく変わってきています。鹿角市では、2年前から、市民の利便性を考慮して、福祉事務所を社会福祉協議会と同じ建物に移転しました。そのことに対して、市民は便利になったと喜んでいる方が多いと思いますが、その部署の特異性を考慮していただき、所長や担当職員などの在任一、二年ということのないようにお願いいたします。


 最後になりますが、年金相談窓口についてお伺いいたします。


 今、日本国民最大の関心事は、社会保険庁の年金記録不備問題です。市では、現在も国民年金に対する相談窓口はあります。そのほかに、1カ月3回は市役所内で鷹巣社会保険事務所による年金相談窓口が開催されておりますが、市民の利便性を考えて、各支所に1カ月1回の相談窓口を増開設するように、市当局から社会保険事務所に要望できないものでしょうか。ご答弁ください。


 以上をもちまして壇上からの質問を終わります。市当局の前向きなご答弁を期待します。


    (3番 吉村アイ君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) おはようございます。


 吉村アイ議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに、市民センターについてでありますが、地域づくり協議会と鹿角市との「共動」の理念がどれくらい認識されているかにつきましては、本市では、景気の低迷や三位一体の改革等により、財政状況が厳しくなる中、高齢社会の到来、情報化の進展、地方分権の推進に対応し、複雑多様化する市民ニーズにこたえていくため、「行財政運営基本方針」を策定し、「共動」の理念のもと、市民とのパートナーシップによるまちづくりを進めており、このことにつきましては、既に市民の皆様から十分ご理解をいただいているものと考えております。


 昨年度には、市民との「共動」の一層の推進を図るための体制として、共動推進課を新たに設置し、「鹿角市共動指針」を市民と一緒に策定するなど、さまざまな施策を講じてまいりましたが、特に、市民センターにおける市と協議会との共動は、本市の「共動」の理念の先導的な取り組みとして進めているものであり、行財政運営の効率化にばかり目を奪われがちですが、機能が弱体化しつつある地域コミュニティの再生の核となる機能を持った施設への転換をねらいとするものでございます。


 センターの運営につきましては、昨年度から地域づくり協議会等へ事務局職員の人件費のほか、事務費にかかわる分について委託しておりますが、市職員と事務局職員が一体となって事務事業に取り組み、計画した事業を順調に実施できましたことは、地域づくり協議会等の役員を中心とした地域の皆様のご理解とご支援によるところが大きいものと考えております。


 また、平成19年度の事業計画及び予算編成におきましては、各協議会の運営委員等が中心となって、積極的に各地域の特色ある計画を立てていただき、事業実施に至っており、各地域づくり協議会等の皆様には、こうした市民センターにおける市と協議会との共動の意義をご理解いただき、頑張ってくださっておりますので、共動の理念については十分浸透しているものと認識しております。


 共動推進課職員の配置がえにつきましては、年度当初の定期人事異動の一環として行ったものでありますが、人事異動は、組織を構成する職員全体の年齢や地位のバランスを初め、多くの要素を総合的に判断し、職員の能力と、組織のレベルアップ及び活性化を図るために行うものであり、市が進める重要プロジェクトのほか、職員個々の意欲や能力、適正、さらには組織の現状と課題等を考慮しながら実施しております。


 共動の推進は、本市の重要プロジェクトであり、指針に示してありますように、全職員が対等性や相互理解、情報共有といった共動の原則を踏まえ、単に適正に事務を行うばかりでなく、市民が共動への意欲を持ち行動できるよう配慮しながら事務を進め、共動により行うことが望ましい市の事業に、積極的に市民の自発的活動を取り入れていくこととしております。


 共動推進課においては、共動の推進に係る枠組みの立案のほか、市民センターにおける地域づくり協議会との共動等の事業を所管しておりますが、そのほかの事業については、共動パートナー制度や市民共動市道維持事業など、それぞれの所管部署において事業を展開しております。


 さきに決定した平成19年度実行計画においても、これまでの取り組みに加え、福祉保健センターの介護ボランティア育成事業や、観光商工課の市民観光サポーター事業など、市民との共動による新たな事業を盛り込むとともに、共動の視点に立った全庁的な取り組みの推進を通知したところであり、共動推進課のみの業務とはとらえておりませんので、この点についてご理解をいただきたいと思います。


 今回の共動に関する部署の異動については、市民共動班だけに注目すると、5名のうち2名だけが残った形になっておりますが、共動推進課と各市民センターを合わせた職員の異動の状況を申し上げますと、今年度、課長以下、市民共動班、各市民センター合わせて18名の職員のうち、昨年度も市民共動班もしくは市民センターに配属されていた者は14名となっております。


 これは、平成20年度からの協議会への全面委託に向けた大事な1年になるものと認識し、共動を熟知する取りまとめ役をそれぞれの部署へ配置し、機能も含め体制強化を図ったものであり、共動の推進という重要プロジェクトの継続性に配慮した配置を行ったところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。


 次に、地域づくり協議会等の総会での意見に関するご質問でございますが、協議会等事務局職員の待遇改善につきましては、それぞれの協議会から待遇改善等についての意見が出されておりますが、各協議会のご意見を伺いながら、実態を踏まえた委託費算定の検討を行い、来年度の指定管理者制度の導入とあわせて処遇の改善を図ってまいりたいと考えております。


 各市民センター共通の財務事務等の一元化につきましては、今年度は市民センターの財務事務について、人件費、事務費に加え、事業費にかかわる分についても協議会等へ委託していることから、昨年度に比べ委託料が増加しておりますが、市といたしましても、これら事務に対応するため、事務局職員へ1人1台のパソコンを配置し、事務等の迅速処理に努めているところであります。


 また、会計処理につきましては、現在システムが導入されておりませんので、簡単に処理できるものがないか検討しているところであります。なお、昨年度まで各市民センターにおいて処理していた施設管理費のうち、各市民センター共通の保守管理の部分や維持補修にかかわる部分については、今年度から共動推進課が一元的に処理しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。


 施設の保守管理体制につきましては、市民センターは市の施設でありますので、指定管理者制度に移行した場合であっても、センターの維持、整備に関する最終的な責任は市にございますが、平成20年度の指定管理者制度への移行に向け、各施設において老朽化による修繕が必要な場合は、各市民センターからの的確な情報により、優先順位を検討の上、年次計画により整備してまいります。


 八幡平市民センター主催の「だんぶり塾」復活につきましては、この事業は、平成13年度から平成17年度までの5年間、1公民館1特色事業の一環で、「かづの地域文化創造講座」として実施してきた事業であり、住民参加による地域文化の掘り起こしと創造を図ることをねらいに、かつて住民のにぎわいの場であった集落の神社や施設等を利用しながら、さまざまな分野の公演や、地域郷土芸能と他市町村の特色ある郷土芸能との共演など、これまで18回の公演を開催してきたものであります。


 この事業については、昨年度は、市民センターの地域づくり推進事業として継続実施したものでありますが、八幡平地域づくり協議会内から、限られた予算内において実施すべき事業がほかにもあり、なおかつ地域で実施する地域づくり事業にはなじまず、市全体に係る事業として実施すべきであるとの意見が多々あったことから、今年度の予算要求に際し、協議会において種々検討した結果、取りやめたものであります。


 市といたしましては、市域全体に係る社会教育については、引き続き教育委員会が所管しておりますが、この事業については、地域特色事業として地域有志が中心となって実施されてきた事業であり、復活を望む声が寄せられているとのことでありますので、地域有志の主体的な活動を期待したいと思います。


 各市民センター持ち回りの懇談会の開催につきましては、各協議会において、運営委員会及び部会等が開催される際には、市民センター及び共動推進課の職員も同席の上協議に入っており、各市民センターとの情報の共有を図っております。


 昨年度は、そのほかに2回、各協議会役員も含めた4地区連絡会議を持ち、各市民センター及び地域づくり協議会の情報を交換し、共通の認識を持って運営できる体制をとっており、今年度においても、総会で出された意見・問題や課題等について整理し、定期的に情報交換の場を持ちながら、地域の特性が生かされるような運営ができるよう支援をしてまいりたいと考えております。


 次に、定期市場についてでありますが、現在の定期市場は、地場産品及び生鮮食料品等の適正な販売を図る施設として、昭和59年に開設し、市民生活を支えるとともに、観光客等市外の方も訪れるなど、集客施設、交流の場としての機能も果たしてきております。


 6月の利用許可数は、区割り数69に対して51となっておりますが、臨時出店ゾーンも設けてあり、主に利用されるのは女性農家の店でありますが、4月と5月の2カ月で16件出店している状況となっております。


 この定期市場は、築後20年以上経過し、施設の老朽化が進み、出店への影響も出ていることなどにより、新たな整備を行う必要があることから、市総合計画へ定期市場等整備事業として登載しておりますが、整備に当たっては、近隣の農産物販売所など、周辺施設とのすみ分けを図ることも必要となりますので、関係者と連携をとりながら進めてまいりたいと考えております。


 また、定期市場は、商店街への誘客とにぎわいを創出するという重要な要素も持っていることから、中心市街地の活性化にもつながるものであり、整備に当たっては、まちづくり3法改正に伴う新たな中心市街地活性化の方向性を検証・議論する過程の中で、女性も交え、市日会、商業者、商店街振興組合、消費者など、広く意見を取り入れながら進めていかなければならないものと考えております。


 大湯、毛馬内の市場もあわせて整備することにつきましては、現在、市内では3日間続けて定期市場が開催されており、鹿角ならではの食に期待する客層をターゲットにし、購入した農産物等を近場ですぐに食べることができるサービスや、各市場の魅力を向上することにより、観光客にも利用され、滞在型観光へつながることも考えられます。


 また、定期市場は、知人と触れ合うコミュニケーションの場ともなっており、農産物や山菜をその場で試食できる、また鹿角ならではのゆったりとした雰囲気に触れることができるなど、市日ならではの魅力があるものと感じておりますが、いずれの市日も出店者の高齢化、後継者不足、来場者の減少などの問題を抱えながら出店をしているのが現状であり、市日会では、来場者の増加対策として、商店街等と協力しながらイベントなどを開催しているものの、継続的な来場者の増加にはつながっていないのが現状であります。


 現在、毛馬内と大湯の市日は、市日会の方々が管理運営しており、毛馬内の市日は42店舗、大湯の市日は18店舗が出店されておりますが、こうした定期市場の現状から、市場の整備につきましては、当面、観光市場として市が整備した市場の整備、活用に重点を置き、両地区の市場については、引き続き民間サイドでの取り組みにゆだねたいと考えております。


 次に、人事異動についてでありますが、共動推進課職員の配置がえのご質問でも若干申し上げましたが、人事異動は、退職、採用による人の出入りに伴い、組織内の年齢的、地位的アンバランスを解消するために、組織を構成する職員を配置し直すものであり、組織を運営する上で必要不可欠なものであります。


 本市においても、他の自治体と同様、年度当初に定期人事異動を行いますが、異動に際しては、職員の適正や能力などを把握した上で、各課の現状と課題や重点施策、推進すべきプロジェクト、異動者のバランスなどを総合的に判断して配置を行っております。


 人事異動は、個々の職員の能力開発、勤務意欲の向上及び人心の刷新などに効果があり、長期在職の弊害である業務のマンネリ化や後進育成の停滞を予防、回避し、組織を活性化していくために重点な手段となるものであると考えておりますことから、これを適切に行うことで高度化・多様化する市民ニーズに的確に対応できる組織づくりを進めてまいりたいと考えております。


 福祉保健センターの人事異動に関し、所長の交代で不安を感じているとのことについては、法律や制度が目まぐるしく変わってきているのは福祉ばかりではないほか、市の業務は特定の職員だけが行うのではなく、班や課といった組織で行っているものであり、さらに、福祉保健センターにおいては、所長のほか、課長待遇職を配置し、2人の管理職体制で業務を行っておりますので、安心してご相談いただきたいと思います。


 次に、年金相談窓口についてでありますが、鷹巣社会保険事務所による年金相談は、毎月第2・第3・第4水曜日の3回、3名の相談員により、市役所会議室を会場として実施されておりますが、平均して1回あたり約30名、毎月約100名の相談者が利用している状況にあります。


 また、社会保険庁の年金番号の未統合、未処理問題などに関係して、市の窓口への市民からの問い合わせがふえており、市では、保管してある記録の確認、さらには鷹巣社会保険事務所への確認によりお答えしているところであります。


 現在、国において社会保険庁の改革が行われておりますが、改革の内容としては、主に組織改革と業務改革が掲げられており、組織改革においては、業務の効率化、組織のスリム化が図られようとしていることから、大幅な人員の削減が見込まれております。また、業務改革においては、業務の存続の必要性の有無を含めた、社会保険庁のあり方に関しての全般的な検討が行われようとしております。


 特に、地方組織の抜本的見直しが進められようとしておりますので、こうした状況にあっては、業務の拡大はおろか現状維持も難しいものと考えられ、鷹巣社会保険事務所による各支所での年金相談窓口の開設につきましては、極めて困難であると考えております。


 このため、市といたしましては、当面、市民サービスが低下しないように、鷹巣社会保険事務所による市役所での年金相談については、今後も継続を強く要望してまいります。


    (市長 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。吉村アイ君。


○3番(吉村アイ君) ご答弁ありがとうございました。


 それでは、最初から順を追って再質問をさせていただきます。


 今の答弁で、市と協議会との共動の理念は十分浸透しているというようなお答えでございましたが、きのうの倉岡議員の質問にもありましたけれども、市民の協議会の方々は、違う意味で共動でなくて、自立というか、各市民センターの協議会の方々といろいろお話ししますと、市のいろいろな状況はわかっていると。ですから、自分たちは今までやったいろいろな活動を一生懸命やっていく。市に余りそんなに世話にならなくてもやっていけるという自信のほどが大変伺われました。私はいろいろな話、総会の中やふだんの話の中から、協議会の方々はいろいろな不安なことばかりあるのではないかなと思ったのですけれども、大変感心したのは、自分たちでやっていくんだという、そういう意気込みが大変感じられまして、すごくいいことだと思いました。


 ただ、共動ということに関しては、その理念がどこかで何かしっくりしていない部分があるというのは、共動を進めてそんなに何年もたっていないので仕方のない部分だと思いますけれども、私が思うに、地域づくり協議会とかいろいろな市民グループの方々が一生懸命やっている部分のところを、行政の方々がどういうふうに思っているかということの言葉が足りないのでないかと思います。いろいろな場面で、いろいろな事業をしたときに、いろいろ声をかけていただくとか、それから、その行事の中に参加していただくとか、そういうことが少ないのでないかと思うのですけれども、このことはどういうふうに考えているのかお答えいただきたいと思います。


○議長(中西日出男君) 市民部長。


○市民部長(高田幸良君) 地域づくり協議会の運営委員会、それから総会、各部会などについては、できるだけ担当職員も今は出席するようにしております。これまで活動を見ますと、各地域づくり協議会の会長さん初め、運営委員の方、それから各部会の役員の方には地域のためにボランティアとして、夜の会議にもかかわらず精力的に取り組んでいただいていることに対しては、大変私も担当部長として感謝をしております。


 先月でありましたか、そうした地域づくり協議会の会長さんに対するインタビューの記事がシリーズに載っていましたが、その記事を見て私も感じたことでありますが、非常に行政からの押しつけというものが最初感じられたようにも受け取っておりまして、今は自分たちでしっかりと地域を見つめ、自分たちの地域をよくしていこうという気持ちが強く感じられました。こうした地域の取り組みを、行政としてもしっかり応援をしていかなければならないという気持ちを持っております。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○3番(吉村アイ君) ありがとうございました。


 次に、協議会職員の待遇改善についてですが、市長の行政報告と同じような答弁だったと思うのですけれども、私は十和田市民センターの総会に出た方が、何回もそのことを、労働基準法という言葉は言わないけれども、そういうところに触れないものかということが何回も市民の方からあったものですから。それで、地域づくり協議会によっては、そういうものの範囲内で仕事をすればいいのではないかという意見もありました。でも、その範囲内でやってそれでいいのだというのと、少し枠を外しても一生懸命やりたいという意気込みがあるのとどちらがいいのかと、私はどっちも言えないのですけれども、その意気込みを買っていただきたいというか、そういう部分で、何とか、先ほどの一般質問でも言いましたけれども、時間外等でできないものでしょうか。


○議長(中西日出男君) 市民部長。


○市民部長(高田幸良君) 現在、市民センターの運営につきましては、市の職員と一緒に業務に当たっていただいておりますので、平成18年度、19年度の2カ年については、まずセンターの事業運営の習熟・習得を図っていただきたいという期間と思っております。確かにそうした時間が、休みがとれない、大分会議が遅くにもあるというようなことで伺っております。当初は、そうしたことも想定しながら、本人の勤務時間とか、そうしたものを全体の職員の中で調整しながら対応していただきたいということでお願いをしております。そうした職員の勤務の状況、それから市長が申しました待遇改善についても、来年度に向けて、今これからそのことを検討していくということにしておりますので、指定管理者制度に向けてしっかり対応してまいりたいと思っていますので、ご理解をお願いいたします。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○3番(吉村アイ君) それでは、次の再質問をさせていただきます。


 だんぶり塾の復活ですが、例えば花輪の市民センターの総会の話ですけれども、かるたに関しては、生涯学習課の方でやるというような話を聞いたのですけれども、そのような形でだんぶり塾を再開できないかと思いますけれども、いかがなものでしょうか。


○議長(中西日出男君) 市民部長。


○市民部長(高田幸良君) だんぶり塾の活動につきましては、地域のそうした伝統芸能の掘り起こし、あるいはそればかりでない、いろいろなジャンルまで取り組んで八幡平地域を越えた大きな広がりとなった事業であります。そうしたことからも、行政だけではない、市民の方々からの参画を得ました組織でその事業を運営してきたという経緯もあります。そして、事業が大きく成長してきたことから、今地域づくりで、地域で行う事業には、やはりもう枠を越えているくらいまで大きくなっていることから、地域づくり協議会としては、これはできたら市全体の事業なり、そうした角度でとらえていただきたいということで、地域づくり協議会からはその事業は一応除かれたという経緯にあります。このことについては、そうした意見、意向については、私方共動推進課と教育委員会と一緒にその中で会議を持ちまして、できたら教育委員会の方で、全市的な社会教育の立場からそうした事業に対応していただきたいというような検討をお願いしたこともありますが、その結果については、あと教育委員会の判断かと思っております。


○議長(中西日出男君) 教育長。


○教育長(吉成博雄君) 今のだんぶり塾の残念な事情ということでありますけれども、まず教育委員会として一番大切にしたいのは、各市民センターの行事はそういう対応をしていきますけれども、市の社会教育、生涯学習の中心的なものは、教育委員会の生涯学習課でしっかり見通しを持っていきたいと思っております。これからも全市的な面での推進のために、継続していきたいものは共動推進課の方とも協議して、市民センターの方とも協議して進めていきたいと思っております。


○議長(中西日出男君) 市長。


○市長(児玉 一君) この件については私からも回答させていただきたいと思います。


 だんぶり塾のみならず、みのり塾もございました。これらはそれぞれ目的があってやっておりますけれども、大概立ち上がり支援と、5年ほどで立ち上がり支援ということで支援しておりますので、その後は皆さんの力でいろいろやっていただきたいと。ただし、参加するには行政も支援はしますということできていますので、その辺はご理解いただきたいと思います。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○3番(吉村アイ君) 教育長の方からも、何か希望的な意見もあったということで私は理解させていただきたいと思います。それで、なぜこのだんぶり塾やかるたなどにこだわるかといいますと、先ほどの一般質問でも上げさせていただきましたが、各地域づくり協議会が頑張れば頑張るほど、何か各地域ごとに離れていってしまうという、そういう危機感というか、鹿角は一つだという気持ちが薄らいでいくのでないかという、不安感が市民の間に何かあったものですから、前に中央公民館がありまして、中央公民館が全部の公民館を仕切って連携を深めてやろうという、そういうことが以前あったその経緯を考えたときに、何か進めれば進めるほど鹿角は一つというのが薄らいでいくのでないかという懸念もありまして、だんぶり塾やかるたなど、そういうことでつながっていければとそのために何回も質問させていただきました。


 それでは、このことは終わりにいたしまして、次、鹿角市の定期市場についてですけれども、花輪や、そのほか大湯、毛馬内もいろいろ取り組みを続けた割には、継続的な来場者につながっていないというご答弁がありましたけれども、それは私も、特に冬場は農家の方々や、出店者が少ないものですから、大変難しいと思うのですけれども、大湯、毛馬内、花輪地区の市日に行くごとに、車を押してくるお年寄りの方々が、1カ月6回の市日を楽しみにしているという、そういう意味で生きがいの場というか、いろいろなコミュニティの場を求めて来ているというのは、これは本当に行き場をなくされないと。まして本当に市日というのは、この地域の文化でありますし、それから、今観光客の方々は、やはり市民との接点を求めて来ている方が多いということから考えますと、本当に灯が消えそうになっているのを何とか灯をともしてもらいたいというときには、やはり市民だけの力では大変容易でないという条件もありますので、ぜひもう少し力を入れていただきたいと思うのですけれども、どういうものでしょうか。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 定期市場の関係につきましては、花輪の市場に尽きましては、現段階での計画でありますが、平成19年度、今年度が調査の時期ということで、平成20年度に基本設計、実施設計という段取りで、平成21年度には工事に着工ということで、その整備につきましては、以前から広く関係する人方と話し合いをしながら、よりよいものにしたいということで、思いは市長の答弁のとおりであります。


 最近の3地区の市日の状況でありますけれども、確かに市場を利用する人方は減ってきております。何とかしなければならないという気持ちもあるわけですが、非常に難しい問題だと思います。私も以前十和田公民館に勤務したときには、その市日ごとにまちの方へ出て状況を見ておりました。ただ、人は少なくなったとはいいながらも、そこへ来る、店を出す人方の気持ちとしては全然来ていないわけでない。確かに減っているけれども来ている、私たちもそれがまた一つの生活していくための気持ちとしては楽しみにしているのだという思いで来ているということで、全国の市場、市日関係を見ておりましても、花輪のような市場になりますと、例えば大きいのですと青森の市場、ああいうものが想像されます。


 ただ、市場というのは、鹿角市の場合は毛馬内、大湯、花輪もそうですけれども、いわゆる旧南部藩領の時代からの、来満街道や鹿角街道の主要な区域であったということから、それが残っているのが毛馬内にある、ああいうまちのりに出している市、これは有名な全国の市日でも同じような状況で開かれている。逆に言えば、そういう歴史というものはひとつ大事に見守っていきたい。そしてまた、利用する人方がもう少しそちらの方に足を向けられるような雰囲気といいますか、建物がよくなったから行くというのではなく、その中身に対して行ってほしいという思いが非常に強いわけです。


 ただ、毛馬内の場合でも大湯の場合でも、大型のスーパー等が近隣に出てきておりまして、非常に誘客の問題に対しては行政で頑張っていってもなかなか追いつけない、やはり地域の方々は近いところを利用していただくということも、これからまたひとつ運動の中に入れていかなければならないのかという思いで、花輪の方はそういう整備の仕方をしたい。ただ、毛馬内と大湯については、市場の南部領時代からの歴史が営々と続いているわけですので、そういった意味での雰囲気がまたひとつ花輪の市場と違う雰囲気で非常に私も楽しみな時期が、非常に近くにいてあったものですから、そういう思いであります。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○3番(吉村アイ君) どうもありがとうございました。


 最後になりますけれども、私も市場に関してはどの方からお話を聞いても、町の方から聞いても、だめだなとか、いや、いろいろ若い人も少ないし、これ以上どうもならないという言葉は随分聞きます。実際に商店街で、毛馬内などの商店街の方とも話しして、大湯もかくら荘の方などでいろいろ話をしたときに、それでもだめだでなく、何か一つ希望を持てるような灯をつけてもらいたいという意味で、鹿角市全体で何か衰退していくのが一つあると、だめだと。これがなくなって、あれもなくなったというときに、何もない鹿角市とならないように、廃れかけたのを復活させるというのが市民の意識が上がるという意味でお願いしたいということです。


 つい最近、関善に来た弘南観光の年配ガイドさんも言っていました。古いものとか廃れてきたものを復活させているところに今観光客が来るのだ。私はこのとおり年配の年いったガイドだけれども、年いったのが味が出るのだという話を私にしてくれました。私はそれが冗談というか、笑える話だったんですけれども、それこそすごくうれしかったのです。これからは古いものを大事にしよう。確かに少子高齢化、私方の団塊の世代は、特に10年後は年寄りだけになりますけれども、年寄りだけでもいいのではないか、古いものにいいものがあるのだという、そういう夢や希望を持った鹿角市という灯をつけてもらいたいというのをお願いして、これはつい最近も大変容易でないけれども、頑張りたいという何人かの話も聞いていますし、灯をつけてもらいたいという、それで私の質問を終わります。


○議長(中西日出男君) 答弁は要らないですか。産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 5月ですか、市日会というのがありまして、小坂町も含めた鹿角の市日会の総会に私出席した折に、皆さんご苦労さんですという話をした中で、やはり高齢化でいつどうなるのかという不安でやっているそうです。ただ、みんなの話を聞きますと、みんながお互いに、いや、おれも頑張るから頑張れという雰囲気を非常に感じてきました。私もその中では、市でもまず何か支援できるのがあれば支援はしますけれども、やはり地域の人方にいろいろな市日のときには出ていけるようなPRといいますか、そういう形の支援しかできないかもしれないけれども、何でもいいからやってくれという話でした。その辺については、まずできる限りみんなで頑張っていこうということで、総会の折には話ししておりましたので、まずできるところはそういう支援の仕方でも頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


○議長(中西日出男君) 以上で吉村アイ君の質問を終わります。


 次に、順位5番、海沼信義君の発言を認めます。海沼君。


    (5番 海沼信義君 登壇)


○5番(海沼信義君) 一般質問も2日目最後の質問者となりました。同じような質問の繰り返しがあろうかと思います。皆さんお疲れのこととは思いますが、よろしくお願いをいたします。


 それでは、通告に従い、鹿明会を代表して一般質問を行います。


 国においては、景気拡大が続いているとされておりますが、本市においては、いまだ景気の回復を実感することはできません。都市と地方の地域、あるいは所得の格差など、さまざまな格差が生じ、増大しているのが現状ではないでしょうか。


 本市においては、少子高齢化が進み、人口の減少に歯どめがかからず、個人所得においても、県平均を下回っているのが実態であります。ここ数年の農業を初めとした各産業の販売額、あるいは売上額についてもほとんどが下降気味といった現状でもあります。


 人口の増加、雇用の確保、所得の向上といった観点から、各施策について質問を進めてまいりたいと思います。


 各産業の振興策、振興計画が策定をされ、総合計画を軸に、計画目標に向けて事業展開がなされているところでありますが、各産業振興策、所得向上に向けた施策の現状と対策についてお尋ねをいたします。


 まず、農業振興についてでありますが、ここ数年の米価の低迷などにより、販売額は下降の一途をたどっております。農業従事者の高齢化が進み、後継者不足、地域コミュニティの希薄化など、取り巻く環境の悪化は、将来の地域づくりに向けましても大きな不安材料であります。今年度からは国の農業政策が大きく変わってまいりました。農業の担い手には支援策を講ずるという品目横断的経営安定対策事業、付随した農地・水・環境整備事業であります。


 また、国の進めております。バイオマス構想、あるいは東北管内で力を入れておりますえさ米の導入などは、担い手農家、集落営農組織の事業展開には大きな力となり得るものと思います。また、農地・水・環境整備事業の活動にとりましても心強い環境整備になっていくものと思います。


 私自身も地元地域におきまして、農地・水・環境整備事業、あるいは集落営農の組織を立ち上げまして、今奮闘している最中であります。農地・水・環境整備事業につきましては、地域内の老人クラブ、各組織があるわけですが、例えば老人クラブには交差点の草刈りや、地域内の清掃活動をお願いをしております。婦人会組織には地域内の景観形成といいますか、環境美化活動に力を入れてもらっている。青年会や子ども会には通学路の交通事故対策として草刈り、あるいは清掃活動、あるいは生物の育成調査、これなどにはやはり学校の指導・協力も必要なのかなと思っております。この環境整備事業につきましては、取り組んでよかったと思っております。といいますのは、やはりそういう会議、コミュニケーションの場がふえた。ある意味地域の活性化につながっている、さらにつながっていくだろうと思っております。


 また、集落営農の組織、現在、加入申請に向けては事務処理いろいろ進めている最中であります。八幡平地域におきましては、7集落を集めまして、集落営農組織連絡協議会を立ち上げまして、それぞれ情報交換、いろいろな愚痴の言い合いをしながら、それぞれの地域に合った特徴ある組織体を目指して、今頑張っている最中であります。


 集落営農を進めておりますと、やはり国・県・市・農協それぞれの動き、活動が見えてまいります。国におきましては、ご存じのように、柔軟性がないといいますか、もうかたくな姿勢がそのままであります。県におきましては、立場上といいますか、スタンスはあいまいといいますか、そういう状況であります。JA農協におきましては、その弱さ、非力、力不足は感じているところであります。逆に、市におきましては、特に若手の職員が懸命に頑張ってくれております。将来に向けてすごく心強く、市長を初め、先輩職員方はこの若い優秀な人材をどうかすばらしい人間に育てていただきたいと思っております。


 この二つの組織とも目指すところは、私は後継者の育成、人材の育成だろうと考えて、今やっている最中であります。いずれにしましても、今始まったばかりの事業であります。国を初めとした関係機関の皆様には、さらなるご指導をいただきたいものと考えております。


 品目横断的経営安定対策事業・バイオマス構想など、これらの事業に対する取り組みと今後の見通しについてお尋ねをいたします。


 次に、商工業振興について3点お尋ねをいたします。


 まず、都市マスタープランによる道路の整備、あるいは鹿角組合総合病院、市営住宅の建設等々、コンパクトシティを目指す計画がなされようとはしておりますが、まちの空洞化、空き店舗の解消策が今ひとつ実効性に欠けるように思えてなりません。現場の声、アイデアなどをくみ上げる施策も必要なのではないでしょうか。まちづくり3法への取り組みと商店街の活性化対策についてお尋ねをいたします。


 二つ目は、企業誘致と人口増加対策であります。


 さきの一般質問でも企業誘致育成課の設置を求め、市民ニーズ、または仕事があれば地元に帰りたいという子どもたちの声など、強く提案をしてまいりました。人口増加対策につきましては、空き家の活用、宅地の提供など、さまざまな方策はあると思います。全国的にも人口増加に向けた成功例は多々あります。マスコミにおいてもさまざまな形で報道をされております。また、今年度からは交流居住事業も本稼働してまいります。


 この企業誘致、人口増加対策が図られれば、本市が抱えているほとんどの問題が解決の方向へ向かうと言っても過言ではないだろうと思います。本市の将来にわたる最重要課題と考えます。市長におかれましては、リーダーシップをいかんなく発揮された対策、事業展開を強く求めるものであります。その取り組みについてお尋ねをいたします。


 三つ目は、各市町村においても力を入れ、活動を展開しております道の駅、あるいは産直センター建設についてであります。


 本市においても、看板的施設でもあります「あんとらあ」の施設整備と内容の充実を図り、市内外のお客様の利用しやすい施設への改修、変革が必要と考えます。また、農業団体を軸とした農産物、加工食料品等の流通販売促進センターの建設であります。昨年も同じ質問をいたしましたが、「あんとらあ」の利活用をという答弁でございました。市内における組織団体を結集し、食の鹿角を全国に発信できる拠点が必要と思いますが、どのようにお考えでしょうか。


 次に、観光振興についてであります。


 国においては、景観法、あるいは外国人観光客の増加を目指す法の整備がなされているわけであります。本市においては、基幹産業と位置づけをし、さまざまな施策・取り組みがなされてきたわけでありますが、現状は年々苦戦をしているのが実態ではないでしょうか。鹿角観光ふるさと館における観光プロデュース事業の現状はどのようになっているのでしょうか。


 観光産業は、業種も多岐にわたり、その実績も施策の効果も見えにくい部分がありますが、貴重な観光資源を抱えております本市にとりましては、観光振興、観光産業の活性化は、各産業の牽引役となり得るものと考えます。各産業との連携を図り、ひと味もふた味も変わった特色ある施策、市民挙げての取り組みが急務と考えます。現状と今後の戦略についてお尋ねをいたします。


 以上、各産業の振興策について質問をいたしました。それぞれ計画目標があるわけですから、中身のある、実効性の高い事業展開をし、人口の増加を図り、雇用の創出、個人所得の向上を目指し、税の確保、そして効率運用を強く求めるものであります。


 次に、鹿角組合総合病院の医療体制の充実を図っていただきたいということであります。


 高齢化社会を迎え、医療体制の充実は、さらにその重要性を増していると考えます。市民の健康・安全、そして、現在治療されております方々の利便性等を考えますと、診療科目の充実、医療体制の整備は近々の課題と考えます。鹿角組合総合病院は、鹿角郡市はもとより、県境を越えた広域の中核病院でもあります。当地域においても悲しい事案が後を絶ちません。間もなく新病院の建設が始まろうとしておりますが、医師確保に向けた市長の戦略についてお尋ねをいたします。


 次に、教育関係についてお尋ねをいたします。


 初めに、戦後の目ざましい日本の経済発展、利益第一主義的な社会風潮の流れの中で、心の教育、道徳・情操教育、社会規範教育など失われつつ、あるいは希薄になっていった部分は多々あると思います。そして、その流れはとまっているようにも見えません。痛ましい残虐な事件・犯罪を起こさない人間づくりをするためには、どのような取り組みが必要なのでしょうか。どうしたら親を敬い、先輩を尊敬し、仲間を思いやり、協調性を持って社会生活を営める人間、ふるさとを愛し、社会貢献ができる人間性の構築ができるのでしょうか。今、地方自治体教育委員会に求められているのは、自主性、独自性だろうと思います。鹿角子どもたちをどう育てるのか、どう育ってほしいのか、そのビジョンについてお尋ねをいたします。


 次に、スキーのまち・駅伝のまち鹿角を目玉にしたスポーツ振興策についてであります。


 鹿角市体育協会を初めとし、各競技団体・組織がありますが、組織の活性化、組織の強化についてどのような取り組みがなされているのでしょうか。また、指定管理者との連携は良好に図られているのでしょうか。現状と取り組みについてお尋ねをいたします。


 スキーのまち・駅伝のまちづくりについては、指導体制の整備、施設の効率運用、各種大会の誘致、市民の盛り上がり等々ありますが、具体的な構想、ビジョンについてお尋ねをいたします。


 生涯スポーツの推進の中で、総合型地域スポーツクラブの設立を上げておりますが、この事案につきましては、2年間取り上げてまいりました。昨年は、今年中に設立をしますという答弁までいただきましたが、その現状と見通しについてお尋ねをいたします。


 次に、国のスポーツ拠点づくり推進事業への取り組みについてお尋ねをし、壇上からの質問を終わります。


    (5番 海沼信義君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) 海沼信義議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに、所得の向上対策についてでありますが、農業振興につきましては、品目横断的経営安定対策事業に対する取り組みで、現在、要件を充足すると思われる約100名の個別経営体のほか、法人組織を含めて12組織経営体の加入手続を進めているほか、集落営農組織に対して、組織運営や法人化の準備資金等を目的とした助成や、飼料用米の販売及び団地化助成などを産地づくりのメニューに加え、農業所得向上に結びつける取り組みを展開しております。


 今後は、集落営農組合の法人化支援、新規担い手の育成・確保を図ることが重要課題であり、推進集落として19集落を位置づけながら、積極的に集落に出向き、担い手への農地集積や認定農業者への誘導、集落営農の組織化を推進してまいります。


 バイオマス構想の取り組みについては、循環型農業を構築する注目すべきテーマであり、新たな産業創出による雇用効果や企業、農業の活性化に結びつくというメリットがある一方で、精製所や発電施設など、高額な設備投資を要し、地域を巻き込んだ協力体制が不可欠であることから、住民の意識啓発が重要であり、これらの克服しなければならない課題も多く、関係機関との連携を図り、情報収集に努め、今後の方向性を模索してまいります。


 商工業振興につきましては、まちの空洞化抑制・空き店舗解消対策は、行政単独で企画・実施するものではなく、広く一般市民や商業関係者の意見、アイデアを結集し、民間と行政が同じ方向性で進まなければならないものと認識いたしております。


 市としましては、中心市街地活性化基本計画により、商工会等と連携し、取り組むべき方向性を探っているところであり、今年度は新3法の趣旨を学ぶセミナーを開催するとともに、中心市街地の現状分析・対策について商業関係者等との協議を行い、年度内に一定の方向性を打ち出してまいりたいと考えております。


 商店街の活性化については、空き店舗の利活用者に対して助成する商業活性化総合支援事業を実施しており、商業環境の充実に努めていくほか、今年度新たに商店街活性化のためのイベント事業や、調査研究に関する事業などを支援する「いきいき商店街支援事業」を創設し、対象事業を募集したところ、1事業の応募があり、支援を行ったところであります。今後着手する事業については、現在、改めて募集しており、商店街の活性化につなげてまいりと考えております。


 企業誘致と人口増加対策については、企業誘致は、市民所得の向上や市内経済の活性化につながることはもとより、定住の前提となる雇用の確保の点で大きな役割を果たすものであり、私も機会をとらえては企業を訪問し、またさまざまな会合等の機会に情報の収集を行っております。


 また、組織的にも今年度から観光商工課に雇用創出班を置き、重点な取り組みを進めており、手法として企業立地推進員を委嘱し、その人脈・縁故を活用した誘致活動と、誘致済企業や地場企業が有する製造・加工技術、知的財産のデータベース化などにより、市内産業の内発的発展を促す効果の高い業種を絞り込んだ誘致活動の二つを戦略の大きな柱としております。


 そのほか、今年度から経営革新セミナーの開催、創業支援補助金、起業家修業体験制度を創設し、地域提案型雇用創造事業を核とした一つの体系として、総合的に雇用機会の創出を図ってまいります。


 また、本市では、交流人口の拡大を図るため、交流居住の推進に取り組んでおり、昨年度に策定した「鹿角de“ふるさとライフ”推進プログラム」をもとに、今年度から政策企画課に政策推進班を置き、取り組みを進めており、総務省のポータルサイト「交流居住のススメ〜全国田舎暮らしガイド」に参加し、情報発信を目的としたデータベースの構築や、いやしと健康の創造をキーワードとした長期滞在型メニューの柱である森林セラピー基地の認識に向け、生理実験等の準備を進め、受け入れ体制の整備を図っております。


 交流居住の推進に当たっては、さまざまな分野で市民・企業・行政が連携し、一体的に取り組むことが必要であり、各分野の代表や関連団体で構成する交流居住促進協議会や、森林セラピー基地推進協議会を設置するとともに、仕組みづくりや受け入れ体制の研究・実践活動を行うための研究会の開催など、魅力ある交流居住メニューの構築を図ってまいります。


 産直センターの建設については、本市の観光拠点施設の一つである鹿角観光ふるさと館は、鹿角市観光振興計画に基づき、「道の駅かづの魅力向上事業」などを実施することとしており、今後は、観光物産プラザやレストランなどの内容を見直し、アンテナショップやチャレンジショップなど、情報の受発信機能や新商品開発の拠点としての機能強化を図ってまいります。


 また、鹿角観光ふるさと館が、観光客や市民に一層親しまれるためのイベントなどの実施について協議することを目的に、「道の駅かづの活性化委員会」が昨年度設立され、定期的なイベント開催などの活動を行っております。


 ご提案の流通販売促進センターは、地域内の農産物や加工食料品などの流通の活性化が図られ、農業者などの所得向上が期待できる手法として注目されておりますが、市内では、農業者グループなどで組織・運営する直売所や加工所が既に19カ所整備されているほか、スーパーマーケットでも産直コーナーが開設されており、それぞれ活発な活動を展開しているほか、農産物や農産加工品などの品ぞろえや数量の確保などの課題も多く、現段階においては難しいものと考えております。


 今後は、既存の直売所の魅力向上へ向け、ソフト面での支援策を引き続き実施し、鹿角観光ふるさと館などとの連携を深め、全国への情報発信ができるよう努めてまいります。


 観光振興につきましては、株式会社鹿角観光ふるさと館の観光プロデュース機関としての現状は、昨年7月、旅行業第2種を取得し、10月より「旅行事業部」として事業展開をしており、昨年度は、県から委託のモニターツアーなどの活動を行っております。加えて、今年度からは、さきに実施した韓国旅行エージェントモニターツアーのほか、オリジナルの手配旅行などを計画しておりますが、今後、鹿角観光のプロデュース機関を担うにふさわしい組織態勢等について関係機関と協議を行ってまいります。


 鹿角観光の現状については、総合計画の評価指標であります「宿泊者数」「主要観光施設入込み数」とも漸減しており、厳しい状況にございます。原因はさまざまですが、自然や温泉に頼った施策のみではニーズにこたえることが難しいという認識のもと、農業体験の組み入れなどにより、付加価値を加えたメニューの開発を進めているところであります。


 また、昨年度策定した「鹿角市観光振興計画」において、当面の重点施策として掲げた五つの項目について優先的に取り組むこととし、今年度、ホスピタリティ向上に向けた市民観光サポーター制度の創設や、外国人観光客誘客のための受け入れ態勢整備事業などを実施し、鹿角観光の振興につなげたいと考えております。


 次に、鹿角組合総合病院の医療体制の充実についてでありますが、新病院は、地域の中核病院として最新の高度で特殊な医療機器の導入による最先端の医療の提供と、快適で安心感のある居住性を重視した患者療養環境の充実などを目指しており、早期の完成、オープンを期待しているところであります。


 懸案となっている精神科の医師確保につきましては、昨年度は、秋田県、小坂町と連携をとりながら、医師派遣に係る要望活動を行ってまいりましたが、今年度も、秋田県知事に対して実情を訴え、岩手医科大学や近隣大学医学部への医師派遣の働きかけをお願いしてきたところであり、引き続き要望活動を行ってまいります。


 また、市民も交えた県、医師会、関係者で組織する地域医療環境の充実に関する事項等を協議する、仮称でありますが「鹿角地域医療環境整備懇談会」を今月中に立ち上げ、地域医療の充実に努めてまいります。


 なお、海沼信義議員の教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。


    (市長 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長。


    (教育長 吉成博雄君 登壇)


○教育長(吉成博雄君) 私から、海沼信義議員の教育関係のご質問にお答えいたします。


 初めに、本市の学校教育の基本方針についてでありますが、今日の我が国の特徴的な問題として、規範意識や道徳心の低下が取り上げられておりますが、この状況の中、学校・家庭・地域社会が一体となって同じ視点に立ち、社会総ぐるみで取り組む教育の再生により、子どもたちの健やかな成長のために努めていかなければならないものと考えております。


 このことから、「幼児・児童・生徒一人ひとりの個性と能力を伸ばし、心豊かで自主・自律の態度を養うための実践に努める。」とした学校教育の基本方針のもとに、教育課程や指導方法の改善と基礎・基本の習得の徹底、支援を必要とする児童に対するサポートと、カウンセラー等による支援のほか、子どもたちが自主的に地域を学ぼうとする特色ある取り組みを支援し、未来を考え積極的に地域づくりに参画する人材の育成を目指しております。


 きょうも鹿角の子どもたちは一生懸命頑張っております。子ども一人ひとりの夢や目標が多少の困難があっても、実現させようとする強い意思を育ててまいりたいと考えており、このことは、必ずや望ましい人間形成につながるものと考えております。


 また、教育環境づくりも重要であることから、学校施設の整備を計画的に進めるとともに、「生涯学習・社会教育の振興」、「スポーツの振興」など、総合的に施策を実施し、本市の未来を担う子どもたちの健全な育成に努めてまいります。


 次に、各競技団体組織の整備についてでありますが、本市のスポーツ関係の組織としては、体育協会やその加盟団体である各競技団体のほか、ニュースポーツにかかわる団体がありますが、特に、市のスポーツ振興を担う体育協会の役割は重要であり、市民のニーズを踏まえ、弾力的、機動的に事業を推進し、各競技団体の上部組織としての機能が発揮できる体育協会の体制づくりが必要と考えております。


 このことから、体育協会では、各競技団体の育成と充実を図るため、強く、動ける体育協会を構築する検討をし、体育協会の総会に当たる評議委員会で承認を得た後、本格的に動き出すこととしており、これまで以上に体育協会との連携を密にし、体制強化を図ってまいります。


 体育施設指定管理者との連携につきましては、独自で実施するスポーツに関する自主事業や、関係する競技団体との連携による事業を実施しており、今後も、これまで実施している知名度を生かした市事業のPRなどでの連携に加え、指定管理者がみずから考えて行動するため、内部組織の再編などを実施することとしており、各競技団体との連携がこれまで以上に図れるものと考えております。


 次に、スキーのまち・駅伝のまち鹿角の実現に向けての取り組みについてでありますが、本年3月に策定した「鹿角市スポーツ振興基本計画」では、スポーツ人口の底辺拡大と競技力向上を図ることを目的とし、スキーのまち・駅伝のまち鹿角を本市のスポーツ振興の目玉として掲げております。


 スキーでのまちづくりにつきましては、「スポーツ拠点づくり推進事業」を契機に、ジュニアのスキー人口拡大とスポーツに親しむ機会をふやすことを目的に、全国ジュニアサマーノルディックスキー大会を開催するなど、継続的に全国規模の大会を開催するために、誘致事業を実施しながら、地域の活性化につなげていきたいと考えております。


 また、駅伝のまちづくりにつきましては、各地区で行われている駅伝大会や、十和田八幡平駅伝競争全国大会の開催など、本市における駅伝での交流人口の拡大に努めるとともに、小・中学生を対象とした浅利純子杯争奪鹿角駅伝大会を開催し、育成を図ってまいります。


 いずれにしましても、次代を担うジュニア期の育成が重要であり、スポーツ少年団や学校の部活動を通じ、ジュニア育成を図ると同時に、事業推進の課題である指導者体制の確立及び施設の効率的な運用を、市民及び関係団体と一体となって進めてまいりたいと考えております。


 次に、本市における総合型地域スポーツクラブについてでありますが、総合型地域スポーツクラブの設立は、国のスポーツ振興基本計画において、スポーツ実施率向上の手段として、平成22年度までにクラブの設立が義務づけられております。クラブの運営基本は、地域住民による自主財源の確保、自主企画、自主運営となっているため、市としては、一昨年から設立に向けて啓発活動を実施しております。


 現在、市内のラージボール卓球に取り組んでいる方々が中心となり、鹿角総合型スポーツクラブの設立検討委員会を立ち上げており、来年3月の設立総会に向け、クラブの組織体系づくりなどに取り組むこととしております。


 総合型地域スポーツクラブは、生涯を通してスポーツに親しみ、健康で明るい地域社会を築くために重要なものと考えておりますので、今後においても、設立に向けた指導や新規クラブの醸成とあわせ、支援についても検討してまいります。


 次に、スポーツ拠点づくり推進事業についてでありますが、スポーツ拠点づくりの推進は、サマーノルディックスキーの拠点としての地位確立と、ジュニアのスポーツ人口の減少傾向に歯どめをかけるため、ジュニアの育成と、交流人口の拡大、地域の活性化を図ることを目的として、今年度から10年間実施する事業であります。


 事業実施には、先月、サマーノルディックスキーまちづくり推進委員会の発足と、事務局体制を整備し、11月の大会開催に向けて業務内容を明確にし、大会の成功に向け本格的に準備作業に取りかかることとしております。


 事業実施に当たっては、ジュニア育成のため、これまでの全国大会等のノウハウを十分に生かし、参加選手が気持ちよくレースできる環境の提供と、保護者や関係者を含む交流人口の拡大や、地場産品の消費拡大など、地域活性化面においても「出逢い賑わい夢をかなえるまち・鹿角」の実現にも役立てるよう努めてまいりたいと考えております。


    (教育長 吉成博雄君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。海沼信義君。


○5番(海沼信義君) 各産業振興策についてお尋ねをいたしました。


 市民ニーズにこたえ、繰り返しになりますが、中身のある実効性の高い事業展開を強く求めます。


 さて、国においては市町村合併が強く打ち出され、最近はトーンが下がったように感じますが、いろいろな事業展開、活動の中で、現場において、本市においては、小坂町さんとはともにいろいろパートナーシップといいますか、一緒に活動しているところであります。


 市長におかれましては、現時点での小坂町さんとの合併についてはどのように考えておられるのかお聞きをしたいと思います。


○議長(中西日出男君) 市長。


○市長(児玉 一君) 隣の小坂町さんとは広域行政組合を組織していろいろな事業に取り組んでいるわけですけれども、町も市も自立の道を目指して進んでいるところでございます。ですから、現段階では合併については全く考えておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。


○議長(中西日出男君) 海沼君。


○5番(海沼信義君) それでは、企業誘致、雇用創出に関連してお尋ねをいたします。


 市内における企業からの情報収集、本市の管内の企業におきましても、全国ネットワークといいますか、全国の各企業との連携をしながら企業活動をされている企業が多々あります。そういった部分の情報収集がどの程度年間行われているのか。あるいはまた、雇用の創出、これは特に高卒、大卒の新卒者の雇用依頼、各企業に対するアプローチ、そういう動きがどの程度なされているのかお聞きをいたします。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 現在、市で立地済みの企業、それから地場企業の訪問を実施しておりますけれども、企業の増設、また関連企業の誘致情報、また企業間の受発注の促進と市の産業の内発的な発展を促すための情報としまして、市内製造業関係ですけれども、50社ほどを対象にしながら、計画的に訪問をし、そういった情報を得ていく計画にしております。


 今年度につきましては6社、ドリック鹿角、それからリンテック、前田電子、新化食品、アイデックス、鹿角ラピアスを訪問が終わっております。これまでは県からの依頼に基づいた、いわゆる不定期、定期的でない不定期なフォローアップによって実施しておりましたけれども、今年度からは、こうした活動を定期的に行うことによりまして、業界の動向、それから主要な取引先、特殊技術、設備機械等について情報を収集しながら、データベース化を進め、市内産業の内発的な発展を促し、効果の高い業種を絞り込んだ誘導活動につなげてまいりたいということで進めております。


 また、昨年度から市内誘致企業の情報交流の場として懇談会を開催しながら、情報交換をしておりますが、今後ともそういった情報収集については続けてまいりたいと考えております。


 また、新規の学卒者の雇用につきましては、雇用開発協会、商工会、ハローワーク等との合同で、年に1回ですけれども、雇用の確保のお願いをしておりますが、定期的な企業の訪問をしている際には、そういった働きかけもしていきたいと考えております。


○議長(中西日出男君) 海沼信義君。


○5番(海沼信義君) 人口増加対策について再質問をいたします。


 先ほども言いましたけれども、全国的にはそうした取り組みを積極的にやられている市町村、あるいはいろいろマスコミ等で紹介されている市町村があります。具体的にそうした情報は収集されているのか、あるいはそういう研修をもう既に実施されているのか。また、これは数字がとらえにくいと思うのですが、例えば年齢はともかく、四、五人の家族が鹿角市に来ていただいたと、そうした場合の経済的な相乗効果はどれくらいになるのか、わかる範囲内でお願いします。


○議長(中西日出男君) 総務部長。


○総務部長(松岡 昇君) 人口増加対策ということに関連してということで、企画の立場という形でお答えさせていただきたいと思います。


 ことし企業誘致と、それからうちの方で団塊世代対策ということで、目玉にして取り組んでおりますけれども、企画の方で団塊世代対策ということで、今取り組んでおります。これにつきまして、全国の自治体が取り組んでいるのですけれども、今アイデア合戦というような状況になっておりまして、これを勝ち抜くためには、やはり議員がおっしゃるように情報収集、これが一番大事だと思っております。そういう意味で、企画の方にことしの4月から専門の部署を設けたのですけれども、そこの部署ではいろいろな手段を講じまして情報収集に努めておりますけれども、インターネットを初め、そういう情報を収集している状況でございます。


 それで、4月に担当部署ができたということですけれども、やはり現場を見ないとよくわからないということで、先進事例がある場所を視察に行っております。同じような状況下にあるという町村をピックアップしまして行っておりますけれども、一つは長野県の信濃町、それから新潟県の妙高市、それから去年は農林課の方で長野県の飯山市に行っていろいろ勉強しております。


 この中で、長野県の信濃町、これはうちの方でも取り組みます森林セラピーに関しての視察をしておりまして、その先駆的な活動なんかを勉強してまいったということでございます。それから、新潟県の妙高市ですが、これはクラインガルテンなど、そういうものを中心にした定住政策の研修をしております。それから長野県の飯山市では、体験型農業の振興、こういうものを主体に視察をしてまいりましたけれども、いずれも有意義でありまして、参考になる事例がありまして、今後の施策推進に反映したいと思っております。


 このほかに、田舎暮らしの全国ネットワークでありますふるさと回帰支援センター、これに加入しております。今後、森林セラピー基地の全国ネットワーク会議というのがありますけれども、これにも加入しまして情報収集、また逆に、鹿角市の情報も発信していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。


 あと、どれくらいの波及効果ということ、私ども今の団塊世代、できるだけこっちに定住していただければということで取り組んでおりますし、企業誘致もそうですけれども、例えば1人の世帯が鹿角市に定住した場合、これは例えば団塊世代ということで、1世帯60歳の定年から20年ぐらい頑張れると思うのですけれども、それをちょっと試算したもの、県の出したものがあるのですけれども、これにつきましては、月の消費額が20万円くらいでないかということで算定しております。それで、20年間で大体4,800万円くらいの経済波及効果があると、県では試算しておりますけれども、できるだけ多くの方に来ていただきまして、こういう波及効果が隅々まで浸透するようにひとつ頑張りたいと思いますので、よろしくご協力をお願いしたいと思います。


○議長(中西日出男君) 海沼信義君。


○5番(海沼信義君) 次に、教育関係、スポーツ関係、新しい教育長には物すごく期待をしております。これは市民もそうだろうと思います。本市はスポーツのまちづくりを目指しております。スポーツをやっていればいい精神といいますか、そういう子どもたちが育っていくのかと思っております。先ほどは、特に鹿角市体協を挙げましたけれども、いろいろな組織があるわけで、このスポーツのまちづくりの基礎、そういう屋台骨の部分では各組織の人材の育成、活性化が特に重要だろうと思います。教育長は本市のリーダーでもあります。そういう部分では、本当にそのリーダーシップを発揮されまして、その構想、ビジョンを現場に具体的に実践をしていっていただきたいと思うわけです。こうして見ますと、特に、抵抗勢力も余りないのかなと思っております。特に教育長におかれましては、個性、独自性を発揮されまして、全体を引っ張っていただきたいと思うわけです。


 スポーツ、スキーのまちづくりを目指しておりますが、学校におきましては、スキー授業とかそういう具体的には、先ほどの組織の強化とあわせて、そういう前提になる基礎部分についてどのように取り組んでいかれるのか、再度お聞きをしたいと思います。


○議長(中西日出男君) 教育長。


○教育長(吉成博雄君) 今のご質問を重く受けとめております。具体的に学校におけるスキー授業についての最後のご質問にお答えしなければいけないと思っておりますが、確かに大湯スキー場等の閉鎖がありましたけれども、各学校では、1年生から校庭で土手を利用したりして基礎スキーに取り組んでいっております。すべての子どもがスキー等の大会に出るわけではありませんけれども、喜んで子どもたちが取り組んでおりますので、何せ雪国であります。やはり雪に鍛えて冬を明るくということは絶対鹿角にとっては必要でありますので、それを絶やさないようにして進めていきたいと思っております。ただ、今のところ残念なのは、だんだんスキー大会への参加者が少なくなっておりますので、その辺、ほかの競技とあわせて、そんなに難しく考えないで、子どもたちの取り組む機会を多くするようにさせていきたいと思っております。


 以上です。(「終わります。」の声あり)


○議長(中西日出男君) 以上で海沼信義君の質問を終わります。


 暫時休憩いたします。


    午前11時54分 休憩


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    午前11時55分 再開


○議長(中西日出男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


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     日程追加 議案及び請願・陳情の追加付託


○議長(中西日出男君) お諮りいたします。お手元に配付しておりますように、陳情3件が提出されております。これを本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


    (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中西日出男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定します。


 これより陳情の付託を行います。


 本日提出されました陳情3件につきましては、お手元の議案及び請願・陳情追加付託表のとおり所管の常任委員会に付託し、審査をお願いいたします。


 以上をもちまして本日の議事日程はすべて終了いたしました。


 ただいまの時刻をもって散会いたします。


    午前11時56分 散会


             平成19年 第3回鹿角市議会定例会


             議案及び請願・陳情追加付託表


                            (平成19年6月13日提出)


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┃委員会名 │      付託内容                         ┃


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┃総務財政 │19陳情第6号 「非核日本宣言」を求める意見書の採択を求める陳情   ┃


┃常任委員会│19陳情第8号 県に「子育て新税」を導入しないために意見書の提出を求め┃


┃     │        る陳情                        ┃


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┃教育民生 │                                   ┃


┃     │19陳情第7号 原爆症認定制度の抜本的改善を求める陳情        ┃


┃常任委員会│                                   ┃


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