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秋田県 鹿角市

平成19年第1回定例会(第4号 3月14日)




平成19年第1回定例会(第4号 3月14日)





 
 平成19年3月14日(水)午前10時開会


 開議


第1 一般質問


    質問、答弁


第2 秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙


 散会


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本日の会議に付した事件


 1 一般質問


    吉 村 ア イ 君


    倉 岡   誠 君


 2 秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙


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出席議員(16名)


      1番  倉 岡   誠 君     2番  吉 村 ア イ 君


      3番  浅 石 昌 敏 君     4番  海 沼 信 義 君


      5番  中 西 日出男 君     6番  宮 野 和 秀 君


      7番  福 島 壽 榮 君     8番  阿 部 博 文 君


     10番  黒 澤 一 夫 君    11番  ? 舘 一 郎 君


     12番  ? 杉 正 美 君    13番  田 村 富 男 君


     15番  勝 又 幹 雄 君    18番  米 田 健 一 君


     20番  児 玉 政 芳 君    21番  大 里 恭 司 君


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欠席議員(4名)


       9番  石 川   徹 君


      16番  阿 部 佐太郎 君


      17番  石 川 幸 美 君


      19番  村 木 繁 夫 君


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説明のため出席した者の職氏名


市長           児 玉   一 君 助役           松 浦 春 男 君


総務部長         松 岡   昇 君 市民部長         高 田 幸 良 君


産業建設部長       二ツ森   要 君 教育長職務代理者     米 田 公 正 君


国体事務局長       馬 淵 晴 彦 君 市民部次長        小田島 秀 夫 君


産業建設部次長      豊 下   茂 君 産業建設部次長      成 田 喜代美 君


農業委員会事務局長    佐 藤 光 正 君 総務部付次長待遇     齊 藤 寛 樹 君


総務企画課長       鎌 田 邦 夫 君 財政課長         中 山 一 男 君


監査委員事務局長     内 藤 庸 夫 君 選挙管理委員会事務局長  中 村 成 男 君


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事務局出席職員


事務局長         奈 良 勝 哉 君 次長           廣 林   剛 君


主査           大 里 宏 昭 君 主任           田 原 智 明 君


主事           木 村 幸 樹 君





    午前10時00分 開議


○議長(中西日出男君) 直ちに、本日の会議を開きます。


 本日の会議は、議事日程第4号により進めてまいります。


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    日程第1 一般質問


○議長(中西日出男君) 日程第1、昨日に引き続き、これより一般質問を行います。


 順位4番、吉村アイ君の発言を認めます。吉村アイ君。


         (2番 吉村アイ君 登壇)


○2番(吉村アイ君) 平成19年3月の定例会に当たりまして、鹿角市民を代表して一般質問をさせていただきます。


 平成19年は、雪のない新年を迎え、暖冬のまま春が来るかと思えば、彼岸を前にして西高東低の冬型の気圧配置となり、連日雪が降り積もり真冬日が続いております。


 雪と寒さはもうたくさんと思う反面、1月、2月の雪のない天候のままで春になったらどうしようと心配していた面もありましたので、吹雪になってもどこかほっとした気持ちになっているのは私だけではないと思います。


 私事ですが、思い起こせば2年前の3月13日は、市議会議員選挙の投票日でした。「鹿角に新しい風を」が私の立候補のキャッチフレーズでした。そして、一つ、福祉の推進。二番目に中心商店街の活性化。そして3番目に男女共同参画社会の推進のその三つが私の鹿角市民に対する約束でした。


 それから2年経過し、常に市民の目線で物事をとらえ、市民の立場で物事を考える気持ちを忘れないように活動してまいりましたが、三つの約束が実現しているかと言われると、いささか心もとない気持ちがしております。


 市民の方々からは、活動状況が見えない、忙しく動き回って行事をこなしているだけに見える、市民が困っているのが本当にわかっているのかなど、いろいろと厳しいご意見をいただいております。


 今年議員生活3年目を迎えるに当たりまして、まだまだ勉強不足ではありますが、これからも市民に対する三つの約束を果たすため努力したいと思っております。


 さて、前置きが大変長くなりました。それでは、ここで本題に入らせていただきます。


 まず最初に、子育て支援と教育に充てる県の新たな税負担構想、いわゆる「子育て支援・教育税」についてでございます。


 税導入について、県に対する鹿角市の対応をお伺いいたします。


 寺田県知事は、2月定例県議会総括質疑において、税導入方針を撤回する可能性の有無を問われたのに対して、導入を前提に理解を求めていく方針を強調しました。


 県議会では、税導入に対して再検討を求める声が続出しました。秋田市の佐竹市長は、「県市長会、県町村会とも連携を図りながら、慎重な対応をするように県に申し入れたい」と述べております。これは新聞紙上でのことでございます。


 今年に入り、鹿角市内でもこの税に関して市民の関心は高く、税負担に対しての不安と不満の声が上がっております。鹿角市として市民の関心の高いこの税に対しての意思を、いつどのような形で示すのかご答弁願います。


 次に、鹿角市職員の2007年問題、いわゆる世に言う団塊の世代の退職後の対策についてお伺いいたします。


 平成18年度中に、18人の鹿角市職員が退職する予定とのことですが、その後、二、三年中の退職予定者は何人くらいと予測しているのでしょうか。退職者の人員数に対して新規採用の人員数を少なく抑えているのは、ここ数年の間に市職員の定数を現在より50人減らす計画上のことと思いますが、ベテラン職員が大幅に退職することによって、業務に支障を来すことが予測されます。そのことにより、市民サービスの低下が懸念されます。


 全国的に見ても、行政職員のみならず、企業の中でもベテラン職員のリストラ、退職でサービスが低下したり、事故が起きたりする事象が続出しております。市民の中でもその問題に対して不安に思っている人が多いことから、市当局の今後の対策をご答弁願います。


 また、2月県議会で県知事は、県の一般職員の給料を5%削減する方針を表明しました。鹿角市では、今後、職員の定数を削減したほかに、職員の士気が下がることが懸念される給料を下げる計画があるのでしょうか。あわせてご答弁願います。


 次に、鹿角市では、鹿角組合総合病院に常勤の精神科医師がいない現状を重く受けとめていることは、平成19年度の新事業として、医師確保対策事業を立ち上げて取り組むことを計画し、予算を計上したことで理解しております。


 昨年、鹿角市では、自殺予防対策として「心の健康づくり調査」を行った結果、うつ的状態が中等度以上の人が22.5%と高い数値を示していると聞いております。うつ病だけが自殺に結びつく原因だとは言えませんが、何らかの因果関係があることは統計上あらわれていることはご承知のことと思います。うつ病は、治療することによって治ることから、自殺予防の観点から考えると、精神科医師不足は深刻な問題だと考えます。


 10年連続自殺率全国1位の秋田県です。「豊かな自然に囲まれながら、なぜ自殺率が高いのか」と全国紙に記載されたのです。大変心が痛みます。秋田県知事は、数年前から、「自殺をタブー視しない」と決め、県内にモデル地区を指定して、重点的な自殺要望対策を推し進めており、現に藤里町では、町全体で取り組み、効果が上がっております。


 去る2月22日に開催した「こころの健康づくり・自殺予防研修会」は、うつ病の正しい知識を広める活動として大変効果的な研修会でした。研修会活動も大切ですが、常勤の精神科医師がいないことが自殺予防対策の取り組みに与える影響をどのようにとらえているかご答弁願います。


 また、医師不足を解決する一環として、「鹿角の医療と福祉を考える市民・町民の会」と、それから鹿角市議会議員、小坂町会議員のメンバーが構成する(仮称)「医師確保対策協議会」を立ち上げて活動することをご提案申し上げます。


 個々で活動している団体が連携して一緒に活動することにより、よりよい解決策が生まれると思うのですが、そのお考えはないでしょうか。


 次に、鹿角市の文化財である民俗資料室に保管している貴重な民俗資料の品々の保管状態についてお伺いいたします。


 民俗資料室の建物の老朽化から、保管状態が余りよくないように思います。それと、展示方法に工夫がなく、民俗資料が生かされていないと思うのですが、どうでしょうか。


 ここ一、二年、関善を見学する小グループの観光客の中に、民俗資料室のような展示会場の見学を望む方がふえてきております。1月7日の秋田魁新報社の社説にも、「歴史的建造物を保存・活用しようという動きは、今や全国的な潮流になっている。街の再生に活用しよう」と記載されております。


 民俗資料室の建物も貴重な文化遺産であり、それに加えて民俗資料の品々は、必ずや観光客の心をとらえると思います。古い物を大切にする鹿角市をアピールし、観光鹿角の目玉として民俗資料の活用に力を入れていただきたいと思います。


 また、花輪小学校の児童クラブの移転を予定している旧花輪第一保育園の建物に保管している資料はどこに移転するのか、あわせてご答弁願います。


 次に、商店街の活性化と、最近ふえつつある街中観光についてご提案申し上げます。


 花輪の商店街では、TMO花の輪、かづの花通り商店街振興組合、NPO関善賑わい屋敷、花輪の朝市組合など、民間の団体が商店街を活性化するために、それぞれの分野で頑張っていることから、少しずつですが、にぎわいを取り戻しつつあると思います。それぞれの団体の活動が点であるとすれば、線でつながり面ができると、よりよい活動となるのですが、今の段階ではまだそこまでいっていない状況だと考えます。


 昨年から今年にかけて、花輪朝市と関善は、新聞・ラジオ・テレビでも取り上げられることが多くなったので、市外からのお客様がふえてきています。観光客の中で、バスツアーのお客様は問題ありませんが、小グループのお客さまで、車・JRで来る方は、国道沿いに看板が少ないことから、通りすぎたり、迷ってしまう方が多いのです。


 花輪の商店街とその裏通りには、関善、小田島家、恩徳寺の仏像、長年寺の戊辰戦争戦没者の墓、専正寺の門、民俗資料室など、市の文化財指定の建物も多く、散策コースとして最適だと思われますが、歴史的建物を表示する看板と案内用の看板がないので、初めて鹿角の花輪に来た方は迷ってしまいます。最近の観光客のニーズにこたえるためにも、また街中観光を充実させ、商店街の活性化のためにも、県道・国道・観光名所の要所に看板を立てることをご提案申し上げます。


 最後になりますが、今年開設予定のパークゴルフ場を市民にどのような方法でPRする計画なのかお伺いします。


 二、三年前から地元新聞、広報等でパークゴルフ場についての記事を目にしますが、市民の中では、そのプレーやゴルフ場の場所についての認知度が大変低いように思われます。一言で言ってPR不足だと思います。


 そして、完成後の具体的な活用計画は示されておらず、活用方法が見えてきません。全国規模の大会を開催する予定とのことですが、それよりもまず最初に、一人でも多くの市民がパークゴルフ場に足を運ぶ方法を考える方が先だと思います。


 東山運動公園エリアは、市民のスポーツ振興の拠点として、今以上に活用しなければならない場所と考えます。新しい施設パークゴルフ場と、そのプレーを広く市民にPRし、プレーする人口をふやして、より多くの市民を巻き込む取り組みが必要だと思います。市当局の強力なPR計画をお示しください。


 以上で一般質問を終わります。市当局の一歩踏み込んだご答弁をお願いいたします。


    (2番 吉村アイ君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) おはようございます。


 吉村アイ議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに、子育て税についてでありますが、県の子育て税構想に対する本市の対応につきましては、県では、未来を切り開いていく原動力は「人づくり」にあるとの考えのもと、その基盤となる子育て支援と教育を充実するため、「子育て支援と教育充実を推進する将来ビジョン」を今県議会に提案し、議論が交わされているところでございます。


 「子育て支援と教育充実を推進する将来ビジョン」の具体的な内容は、子育て支援の分野においては、現在実施している「すこやか子育て支援事業」、「乳幼児福祉医療事業」の所得制限の緩和と、「すこやか奨学金貸与事業」の継続実施と、新拡充事業として「在宅育児支援バウチャー事業」、「妊婦健康診査助成事業」などとなっております。


 教育の拡充の分野においては、現在実施している「少人数学習」、「障害児サポート職員配置」、「日本語指導サポート職員配置」の継続実施と、充実強化事業として「小学校の専科指導、生徒指導の充実」が挙げられております。


 これに対し、昨年12月22日、本市で開催された「子育て支援と教育充実を推進する将来ビジョン」のたたき台に対する県民との意見交換会において、出席者からは「企業誘致が定住促進、生活安定、子育て支援につながっていく」との意見や、「お金をかけない支援、例えば団塊の世代を活用した子育て支援・教育支援も考えてみてはいかがか」との提言も出されております。


 このような内容を踏まえ、本市からは、「県民から出された意見等を反映していただき、今後新たな県民負担を求めなければならないとすれば、広く県民から理解をしていただくことが大変重要」との考え方を県側へ伝えております。


 子育て税構想につきましては、地方公共団体の財源が減少していく中で、子育てに対するサービス水準をどのようにしていくのか。また、他の施策、事業との調整など、幅広く議論の上、県民の合意のもとで実施されるべきものであり、今まさに県議会において論議のスタート台に立ったばかりであります。また、市長会においても今後議論されることと思いますので、本市といたしましては、その動向を慎重に見きわめた上で対応してまいりたいというふうに考えております。


 次に、鹿角市の2007年問題についてでありますが、団塊の世代の一斉退職に伴い発生する問題につきましては、いろいろな方面で話題となっておりますが、本市においてもこの団塊の世代の職員が今後定年を迎えることになります。


 ここ二、三年での退職予定者数につきましては、平成19年度は12名、平成20年度では14名、平成21年度では22名となっております。


 退職者数に対する新規採用者数の減少による業務への影響と対策につきましては、新規採用職員は毎年2名から3名を予定しており、退職者数に比べ大幅に少なくなっておりますが、これは、平成16年度に策定した鹿角市定員適正化推進計画に基づき、平成16年度当初に354人でありました職員数を、平成21年度当初までに297人に削減するものであります。


 定員適正化推進計画に基づく職員数の削減は、少子高齢化による人口減少時代を目前に控え、国・地方を通じた厳しい財政状況の中で、地方公共団体に求められている行財政改革とともに進めるものであり、国の新地方行革指針に沿い、着実に実行していかなければならない行革の1項目であります。


 本市では、このような状況の中で、市民サービスの維持、向上を図っていくため、さきに策定した鹿角市行財政運営基本方針に基づき、市と市民との役割分担の再構築、アウトソーシングや共動パートナー制度の導入など、事務事業の見直しを進め、総事業量の低減を図るとともに、簡素で効率的な行政組織機構の構築や、職員研修の実施により、創造性と経営感覚にすぐれた人材を育成し、職員の政策立案能力と行政経営能力を高めるなど、組織内部の改革に努めてまいりました。


 今後におきましても、人事評価制度の導入により、勤務実績、業績を適正に評価することで組織の活性化を図るなど、適正規模の職員による行政運営を実現するための行財政改革に取り組み、効果的で質の高いサービスを最小の経費で効率的に提供するよう努めてまいります。


 一般職員の給料の削減計画につきましては、先ごろ、県では行財政改革の一環として、一般職の給料を今年7月から2年間5%削減する方針を決めたとの報道がなされておりますが、本市においては、行財政改革を推進する中で、さまざまな行政経費に検討を加え、無理、むだを省くことが最も重要と考えており、人件費の削減については、当面適正規模の定員の実現によって図るものとしております。給料削減については、他市町村の動向や地域内でのバランス、特別職等のバランスの中で総体的に検討を加えるべきものであり、現時点では考えておりません。


 次に、鹿角組合総合病院の医師不足についてでありますが、常勤の精神科の医師がいない現状が自殺予防対策に与える影響につきましては、本市では、平成18年度の秋田県自殺予防対策モデル事業として、秋田大学の協力をいただき、市民の心の健康に関する意識調査を行っており、その分析の結果については、昨年末に各地区において報告会を開催するとともに、「うつ病」に対する理解を得るため、講演会を開催いたしておりますが、自殺予防対策は、自殺を個人的な問題としてのみとらえるべきものでなく、その背景にさまざまな要因があることを踏まえ、社会的取り組みとして実施することが必要であります。


 このため、市といたしましては、心の健康を保つための健康の3要素である「栄養・食生活」、「適度な運動」、「休養や十分な睡眠」と上手にストレスを解消する方法を周知するため、集落巡回健康講座など各種講座を実施するとともに、心の相談窓口を設置し、その啓蒙と早期対応を図るため、地域ネットワークの構築により、地域に密着した自殺予防対策を推進してまいりたいと考えております。


 自殺予防対策における精神科医の役割としては、自殺と深いかかわりのあると言われるうつ病患者の早期治療とケアが重要であるとされており、福祉施設及び関係者からも「現在の週2回の診療体制に不安感がある」との意見もあり、先般、岩手医科大学に出向き、理事長に常勤医師の派遣について強く要望してきたところであります。


 なお、ケアについては、精神科医以外でも可能であり、鹿角組合総合病院及び民間医療機関においては、精神科医以外の医師が福祉施設を訪問し、相談を受けるなどの活動をしているところであります。


 精神科医の確保については、今後も岩手医科大学を初め、近隣の大学への要望活動を行うとともに、公的病院に勤務する精神科医師の確保対策について、鹿角組合総合病院と協議し、市として可能な支援策があるのか検討しながら、医師確保に向け、県の医師確保対策とあわせて積極的に対応をしてまいります。


 また、厚生連では、研修医制度等の影響により、精神科医が不足する状況ではあるものの、新病院建設時に常勤化に最大限努力するとの意向でありますので、本市としても一体となった取り組みをしてまいります。


 医師確保対策協議会の設置につきましては、市民が安心して暮らせるために、質の高い保健・医療サービスを安定的に受けられる環境や、質の高い医療を提供できる体制の整備が必要でありますので、精神科医の確保のみならず、市内の医療のあり方を協議する組織として、新年度に市民・行政・医師会のほか、各分野の関係団体で構成する機関を設置したいと考えております。


 次に、商店街の活性化と街中観光についてでありますが、すぐれた自然風景、街並み等の良好な景観は、観光その他の地域間の交流の促進に大きな役割を担うものであり、観光振興計画においても、計画期間前期において優先的に取り組む事項の一つとして、旅行者を街中へ誘導するための仕掛けづくりを掲げております。


 市街地にも旧家や歴史ある寺社などが点在するとともに、少し小路へそれると、まだ歴史を感じさせる小道も残っており、こうしたスポットをつなぎ散策コースとして磨き上げることにより、休憩、飲食、買い物等の場として商店街への立ち寄りもふえるものと考えられます。


 一方、訪れた人を受け入れる商店街の側においても、受け入れ体制を整備し、魅力の向上を図ることによって、相乗効果を高めるなど、創意工夫による特色ある活性化策に主体的に取り組んでいただく必要があります。


 市といたしましても、新年度において新たに「いきいき商店街支援事業」を創設し、商店街における積極的な取り組みを支援することとしておりますが、この事業は、観光客を呼び込む先駆的な取り組みを支援する「観光ベンチャープラン支援事業」との抱き合わせを可能としております。


 国道・県道沿いへの看板設置につきましては、車を利用する人に対する誘導効果はあるものの、街中観光のねらいはまちを歩いていただくことであり、歩く人に向けた看板という視点で、その設置場所、内容等を十分精査する必要があるものと考えます。


 そのため、看板の設置も含めて、市と商店街関係者との適切な役割分担を踏まえ、街中観光と商店街活性化を進める上で、何が必要で、どうすることが効果的かを十分に議論した上で、「いきいき商店街支援事業」と「観光ベンチャープラン支援事業」を積極的に活用し、魅力ある商店街づくりに取り組んでいただきたいと考えております。


 次に、パークゴルフ場のPRについてでありますが、パークゴルフ場開設に向けての市民に対するPR計画につきましては、このパークゴルフ場は、東山スポーツレクリエーションエリア利活用推進事業の一環として、ふれあいパーク、スケートボードパークとともに整備を実施しているもので、計画の段階から各施設とも市民を交えたワークショップを開催し、市民と行政との共動による公園づくりを行ってきたものであります。


 また、計画段階から、マスコミ等を通じ情報公開を行ってきたものであり、パークゴルフ場の建設そのものについては、市民向けに十分PRできているものと考えております。しかしながら、パークゴルフがどういう遊びなのか、どういうスポーツなのかについては、愛好者以外にはまだ余り知られていないと思いますので、今後はホームページや広報などを通じ、広く周知・宣伝を図ってまいります。


 パークゴルフ場完成後の具体的な活用方法につきましては、市内のパークゴルフ愛好者により、「鹿角市パークゴルフ協会」が発足に向けて準備を進めていると伺っておりますので、オープン後は、同協会の協力を得ながら、パークゴルフ教室などを開催し、普及と指導に努めていきたいと考えております。


 また、国際パークゴルフ協会公認コースを取得することにより、国際パークゴルフ協会の機関紙にコースが紹介され、全国のパークゴルフ愛好者約100万人へのPRになるとともに、公認の大会が開催できることになりますので、公認大会の誘致にも努めてまいりたいと考えております。


 さらに、観光あるいは旅行業界との連携により、パークゴルフ体験と温泉を組み合わせたツアー等を企画・商品化することも可能となり、宿泊など地域への経済波及効果が期待できますので、積極的にPRに努めてまいります。


 スポーツ振興の拠点として、より多くの市民を巻き込む取り組みにつきましては、今回のパークゴルフ場の整備により、従来のスポーツ施設だけでなく、市民の憩いと交流の場となアミューズメント施設としての機能が加わり、エリア全体の機能の多様化が図られたと考えております。今後は、子どもから高齢者までだれでも楽しむことができる生涯スポーツとしての教育効果や、適度な運動による健康増進、リハビリやストレス解消など、パークゴルフによるさまざまな効果を広く市民に理解していただくために、ホームページや広報、マスコミなどを通じPRに努めてまいります。


 なお、吉村アイ議員の教育関係のご質問につきましては、教育長職務代理者が答弁をいたします。


    (市長 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長職務代理者。


    (教育長職務代理者 米田公正君 登壇)


○教育長職務代理者(米田公正君) 私から、吉村アイ議員の教育関係のご質問にお答えいたします。


 鹿角の民俗資料室の資料保管についてでありますが、保管されている資料としては、古くからの酒造りの道具、脱穀機や箕のなどの農具のほか、お膳やはんじょうなどの食器類など、生活に関連する資料ですが、鹿角の近代史を知る上で大変貴重な資料と思っております。


 これらの資料の保管につきましては、木製品が多いことから、通気性を確保し、害虫の発生などにも注意を払いながら管理しておりますが、引き続き保管に万全を期してまいります。


 また、民俗資料室の資料の活用につきましては、小・中学校の郷土学習や、市民の郷土文化の研究にも活用されておりますが、さらに、学習教材やイベントのオブジェとして貸し出しを行うなど、鹿角の民俗文化を紹介する資料として積極的な活用を図ってまいります。


 旧保育所に保管している民俗資料につきましては、鹿角市史編さんに当たり収集した歴史資料が多くなったことから、その整理のため一時的に移動したものです。これらについては、花輪小学校児童クラブ移転に当たり、民俗資料室に戻し適切に保管してまいります。


    (教育長職務代理者 米田公正君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) それでは、最初にですけれども、組合病院の医師不足について再質問させていただきます。


 つい最近なんですけれども、岩手県の遠野市で、こちらの方は産婦人科の医師がいないということで、医師不足解消策として、助産師医院を市で開設したというニュースを聞きました。鹿角市でも精神科医以外の医者をいろいろな場面で医師の活用とか、それから心の相談室の窓口とか、いろいろ地域ネットワークなんかをつくりましていろいろ対策をしているということなのですけれども、例えば精神科のクリニックのような、相談員みたいな、そのようなものを、医師確保のために一生懸命これからも頑張ってくださるという市長のご答弁でしたけれども、そのような診療所みたいな感じのものを遠野市のように建てるような計画とかはどういうものでしょうか。まず、その1点ご答弁お願いします。


○議長(中西日出男君) 市民部次長。


○市民部次長(小田島秀夫君) 民間によるクリニックというお話でありますけれども、個人的に民間としてクリニックしたいということの要望があるのかどうかを含めて、今承知しておりません。ただ、鹿角組合総合病院における精神科医の存在というのは、先ほど市長が答弁したとおり、週2回体制では大変不安感があるということで、今後とも岩手医科大学に対して常勤医になるようにやっていかなければならないという認識ではおりますので、これまで以上の要請活動をしていきたいと考えております。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) ぜひ強力に推し進めていただきたいと思います。


 あと2月22日の研修会に私も参加させていただいたのですけれども、こころの健康対策フォーラム、研修会なのですけれども、これは保健協力員の方の研修だったと思いますがこの研修会の先生のお話、大変よかったので大分たくさんの方が受講されていました。でも、フォーラムの研修会で、ただその場で1回お話聞いて終わりでなくて、今後このような研修会をどんどん開くと思いますけれども、ぜひその後に集まった人たちみんなで、ワークショップのような話し合いをする時間、30分でもいいので設けていただければと思います。


 私もいろいろな研修に参加させてもらっていますけれども、集まった人たちがその場で話し合うことは大変大事ではないのかと思われますので、これは要望です。今後、またこのようなこころの健康フォーラムを開催すると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


 あと次に、パークゴルフ場の関係ですけれども、これから積極的にPR活動をしていくということですので、よろしくお願いしたいと思います。というのは、やはり地元の人たちが熱心に取り組んでいないと、ほかからお客さんを呼べないのではないかと、私はいつも常々そのような考えを持っていますので、まず地元の人たちに理解していただくことに力を入れていただきたいと思います。


 それで、パークゴルフ場は、当初直営で経営するというお話しだったと思いますけれども、直営で二、三年経営するということにした経緯をお知らせいただきたいと思います。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) パークゴルフ場の直営につきましては、平成19年度に管理棟の建設工事があります。それから、ゴルフ場内にあずまやの設置も計画しております。このような事業がまだもう1年ちょっと続くものですから、そのような施設が事業として続いていること、それから、実際にどれぐらいの経費的な負担が出てくるのか、例えばそのような施設の管理費、それから人的部分で、私たちが想定している経費で済むのか、実際に動いてみないとその実態がつかめないと、また利用状況についても一時的に来るのか、また安定して来るのか、そのような利用推進を図るとしましても、そのような実態がつかめた段階で指定管理者の方に移行していきたいと考えております。直営から指定管理者に移行するためには、その経費の委託分が出てくるわけですけれども、その経費の負担がこれでお任せできるという状況にならないと指定するにしても、少しは双方に運営上の問題が出てくるような気がしますので、その辺を考慮しながら二、三年は直営でやって、そして、これでお任せできるという時点で指定管理者に移行していきたいと考えております。


 このパークゴルフ場の協会の方々が地区におりますけれども、この地区の方々もいずれ市一本のパークゴルフ協会を設立したいということでおります。そういった指導も含めながら、いわゆる指定管理者になり得る対象者もふやしながら、指定管理に移行していけたらと考えております。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) どうもありがとうございました。


 次に、鹿角市の民俗資料室のことで再質問をお願いいたします。


 一昨年の6月にぜひ修復をということで、市民と一緒になって修復することによってこのストーリーをつくってお客さんを、観光客を呼びましょうということだったんですけれども、図書館と一緒に改修するかどうか決めますというご答弁でした。それで、私は最近ちょっと考え方変えまして、あれはあれでぼろぼろな感じでもいいのではないかと考えております。雨漏りをしない程度で、外壁だけでもこれからもいろいろ修繕していただきたいということをお願いしたいということと、第一保育園の跡地に花輪小学校の児童クラブをということですけれども、実はあそこに児童クラブを持ってくるとすれば、条件的には大変いいと思います。あそこに図書館があればいいなと考え方は今でも持っておりますけれども、仕方がないことだと思いますけれども、実は、民俗資料室に入る真正面の石段が随分ぼろぼろで、子どもたちが、花輪小学校児童クラブであそこの周辺で遊んだりしたときに、多分あの周辺も遊ぶようなことになると思います。幼稚園の子どもでないので、小学生ですから、あそこら周辺遊ぶときに大変危険だと考えておりますが、あの石段とか時計とか、あそこら辺の修繕をする予定はないものでしょうかお尋ねします。


○議長(中西日出男君) 教育長職務代理者。


○教育長職務代理者(米田公正君) 今のご質問ですけれども、地形を利用した形で建物を建てております。したがいまして、ある程度の擁壁とか、そういうことで、少し坂道になっていると考えてございます。したがいまして、調べましてもし危険だというのであれば予算化して補修なり、修復を図りたいと考えております。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) 私真正面の石段のことをお話ししたつもりなんで、そのことですか。


○議長(中西日出男君) 教育長職務代理者。


○教育長職務代理者(米田公正君) 現場を見まして、必要であれば修復いたします。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) よろしくお願いいたします。


 それから、きのうの福島議員の商店街の活性化のところで、市長の方から、「掘り起こしと磨きをかける」という大変うれしいご答弁をいただきまして、私もすごくうれしく思いました。結局、今あるものを活用したいということと私は理解したのですけれども、磨きをかけるというのは、お金をかけないで磨きをかける方法とか、先ほども言いましたけれども、民俗資料室をあのままの状態で、団塊の世代の方が見たときに、ああ、こんなにぼろぼろになったんだと、いい意味で感慨深く見ていただくのもいいかなと思っておりますので、お金をかけない磨き方を考えていただきたいと思います。


 それで、最近の観光客の傾向なのですけれども、このきょうの一般質問でも話しさせていただきましたが、やはり花輪の街並みを見たときに、去年の花輪ばやしのときには、花輪ばやしが土日だったものですから、特に観光客の方が随分街の中を歩きました、花輪ばやし前後に。そのときに、一様にして話をするのは、なぜこのような盆地のまちにこのような大きい建物が残っているんだということ、これがまた花輪のまちの中に1キロ四方があるという話をすると、なぜだという話が随分ありました。結局、尾去沢鉱山の文化遺産だと、近代化遺産だと、小坂鉱山も含めてそういうお話を私してきましたけれども、そういうお客さんが本当にふえてきています。ですから、そういう方々がやはりさっき看板とか案内板の話をしましたけれども、もう商店街自体ももう少し取り組めればいいんですけれども、なかなかそこが難しいなと。いろいろな団体は頑張っているけれどもつながりがないと。それをつなげるところはどこかなと思ったら、やはり行政の担当者の方とか、それから商工会でないかなと私は考えますけれども、そこはどのようにお考えかお願いいたします。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 街中観光につきましては、新しい事業として「いきいき商店街支援事業」だとか、これまでの「観光ベンチャープラン支援事業」等がありますけれども、こういった事業を活用していただければ大変ありがたいわけですけれども、それを実施するような組織が非常に少ないというお話のようですけれども、いわゆるまちの人方がみんなで何とかしようやという話し合いが出てきていただければ、私たちもそれには相談に乗っていきますけれども、それをできないから市や商工会でやってくれないかなという考え方になりますと、いつまでも双方の隔たりが埋まっていかないと。こちらの方でも声はかけますけれども、やはりみんなが一緒にやっていこうという気持ちになれないと、なかなかうまく進まないのではないかなという思いもあります。これはすべての事業そうなんですけれども、そういった意味で、いろいろな研修会なり商工会の方でやっていますけれども、そういう中で行政の方とそういう話をする機会がたくさんあると思いますので、こちらの方ではいつでも相談に乗りますし、また市民の方々も相談に来ていただければ一緒に進めていきたいと思います。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) 今の部長の答弁で大変痛いところを突かれたなという感じがしております。各団体は、大変個人的にグループは頑張っていると思います。ただ、そこをつなぐところがなかなか見えないという、そこをだれがつなぐかというときに、そこが議論になるというか、だれがやるかとか、だれがつなぐかという、そんなところで大変議論になっていると思います。やはりお互いに歩み寄るという気持ちが、いつでも私たちはこたえてくれるという大変力強くご答弁いただきましたので、私も微力ながらいろいろな団体の方と協力して、これからも街中観光を頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたしたいと思います。あとは、産業建設委員会の方でいろいろ具体的な話をしたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。


 ちょっと時間早いですけれども、これで終わらせていただきます。


○議長(中西日出男君) 以上で吉村アイ君の質問を終わります。


 次に、順位5番、倉岡 誠君の発言を認めます。倉岡 誠君。


    (1番 倉岡 誠君 登壇)


○1番(倉岡 誠君) 皆さんおはようございます。


 一般質問最後のトリを務めさせていただきます。


 きょうは2日目でございますが、本定例会では誠心会は2人目であります。この際、質問の機会を与えていただきまして本当にありがとうございます。誠心会の一員として、通告に従いまして、質問をしてまいります。


 私は、大まかに五つの点について質問をさせていただきます。


 初めに、共動の推進についてでありますが、市長は、前市長の理念・施策を継承しながら、政治姿勢について五つの公約を掲げられました。その一つに、「共動の理念が息づくまちづくり」を挙げられ、今まさにその施策を実現されんがために、職員・市民と日夜ご奮闘されております。そのことに一定の評価を呈したいと思います。


 さて、その実現のためには、市民の理解が深められて初めて進むものであると思います。このことは皆さんも周知のとおりだと思います。しかし、行政側と市民との間で共動の理念についての認識は一致されているのでしょうか。


 市民が行政に参画できるこのシステムについては、多くの市民が期待と希望を寄せております。行政の企画立案は、物事を進める上で必要不可欠でありますが、それが強要・押しつけであってはいかがなものかと危惧を呈したいと思います。計画ありきで進められることに、受けとめる側は疑問を抱いているのが現実であります。そこで伺います。


 このような状況をどのように認識されているのか。共動に関する認識のずれをどのように解消され、積極的な行動につなげられていくのかお答えをいただきたいと思います。


 次に、公民館、附属施設事業は、社会教育・生涯学習など、市民に一番見える市民サービス、地域づくりの拠点であったはずであります。協議会は、行政の指導があるがままに何とかしなければならないと、手探りの状態で日々悩んでおられるのが実情であります。将来的には地域づくり協議会による自主運営を目指し、段階的に進められておりますが、見方を変えれば、経費節減を理由に協議会へと住民に対しての公共サービスの重要な場面を押しつける手法には、今一度一考を求めるものであります。


 あわせて、協議会に自主性を求めるのであれば、予算ありきではなく、協議会が企画立案した事業の実現のため、資金面でもフレキシブルな対応が求められると思いますが、いかがお考えですかお伺いいたします。


 次に、共動の推進は、行政に市民参画をと唱えておられますが、行政が本来携わっていかなければならない分野であって、市民センター・体育館・運動広場など、社教施設・コミュニティ施設管理・運用まで協議会へ丸投げするのはいかがなものかお伺いいたします。協議会は指定管理者ではないと思っておりますので、そのお考えをお伺いいたします。


 ただ、ただ職員の人減らしという声もございます。こうしたことから、共動は将来的に何を目指しているのか、全体像が見えてこないのが実態ではないでしょうか。この共動は将来どのようになるのかビジョンを示していただきたいと思います。


 あわせて、行政が勝手に進めているという意見も聞かれます。推進に当たっては、計画よりも先伸びになっても急ぐべきではないと私は考えます。担当職員を将来にわたってきっちり配置をするべきと考えますが、いかがお考えですかお答えいただきたいと思います。


 次に、2番目に水晶山住宅についてでありますが、この改築問題は、十数年来の課題でありました。市のご英断によりこのたび改築されることになりました。地域住民が待たれていたことの喜びが多くあろうかと思います。しかし、喜びもつかの間、まだ正式に決定したわけではなく、計画立案中にもかかわらず、種々のうわさが飛び交い、不安を抱えている実態があります。とりわけ、将来を夢見て市営住宅周辺に、これまでの地域交流を大切にしながら、生涯を過ごすために一生に一度の大きな買い物をして住まわれている方々は、一喜一憂の状態にあります。もし、その地域が空洞化される事態を招くとすれば、共動の理念である地域社会の構築から離脱するものと思いますが、いかがお考えですか。また、その方々の今後の行く末にどのような指針を示されるのかお伺いをいたします。


 次に、水晶山住宅は、5次総合計画には建てかえ事業として掲載されておりますが、ここに来て建てかえではなく、行政執行上新たな住宅建設であるとのうわさも聞いております。尾去沢地域は、これまでベッドタウンを促進する方向で進められてきているはずであります。もし他の地域にとのお考えがあるとすれば、過疎化が予想以上に進むものと推測されます。当局はその対策をいかがお考えかお伺いをいたします。


 建設予定地についてでありますが、どのような手順で進められるのか。私は、地域住民と十分な話し合いの中で、場所の選定なり、その決定事項に対しての説明をするべきと考えますが、どのような施策があるのかお伺いいたします。


 次に、現在の居住者は、約80%が高齢者であり、年金生活者であることから、居住条件が変わることに非常に憂慮されております。単純に住居先を変えるだけでは済まないと考えます。あわせて、就学児童のおられる居住者においては、単なる学区変更で済まされない事態もあることをどのようにお考えかお聞かせいただきたい。


 居を構えてそこで生活をするということは、その人の人生をそこで形成することであり、何人もそれを決定づけることはできないのであります。そのことも考慮に入れてお答えください。


 次に、三つ目の「スキーのまち・駅伝のまち鹿角」についてでありますが、5次総合計画でスキーを中心に、スポーツの拠点として全国に定着するようにとしております。教育方針にも触れられておりますが、これまで市民健康マラソンや、それを発展させたタートルマラソンなどのイベントでまちおこしをされておりますが、どれをとっても一過性のことばかりで、例えば北秋田市において100キロマラソンの取りやめの事例もあり、難しさはあると思います。新年度には、サマーコンバインドを初めとし、全国レベルの大会を誘致されているようでありますが、こうした大会のみではなく、鹿角を訪れた方々が夏冬通してスキーは鹿角と心にとめていただき、リピーターとして鹿角を訪れていただくために、スキーのまち鹿角を売り込む必要があろうかと考えます。経年、継続性のあるイベント開催も含め、その施策・体制づくりが必要であると考えますが、いかがお考えですか。


 次に、この鹿角を拠点に開催されております十八駅伝は、箱根駅伝に匹敵する大会であると思いますが、なぜマスコミ放映は地方局だけなのでしょうか。全国に発信できないのでしょうか。また、ここ鹿角には世界的・全国的にも名をはせたアスリートの方々がおられます。そのアスリートの方々の協力をいただきながら、強化合宿のようなイベント開催をするような施策は考えられないのでしょうか。


 あわせて、鹿角の特性が生かされている十八駅伝コースを利用した鹿角独自のイベントは考えられないか。こうした施策を進めることで、近隣地域はもとより、全県・全国に鹿角を知らしめることができるし、新たな交流拠点づくりにもつながるものと考えます。当局はいかがお考えかお伺いいたします。


 次に、四つ目でございますが、鹿角市の平均年収についてであります。


 既に皆様もご案内のように、日本経済はいざなぎ景気を超え、戦後最長の好景気を続け、記録を更新中であります。しかし、国民総生産の56%を占める個人消費が停滞し、景気の先行きは心もとない、不安を拡大いたしております。それは何に起因するかといえば、やはり現金給与総額の伸び悩み、個人所得の停滞が大きいと言わざるを得ません。企業収益が適切な労働分配をせず、個人所得につながっていないのであります。加えて、雇用が伸び悩み、企業がパート・派遣社員など、賃金の低い非正規労働者をふやし、正規労働者を減らす、そのことが賃金についても抑制する企業がふえてきているということの実態であります。非正規労働者と正規労働者の割合は、2対1となって、同比率で今現在ふえ続けております。国税庁の調べでは、ここ10年間で年収200万円以下の労働者が4%も増加しているとなっております。


 当市の平均市民所得は、数年の状況も含め、近年低下の一途をたどって、現在200万円を切るまでになっております。花輪のある商店では、時給400円で使用しているところもあると聞いています。また、ある経営者は、従業員の賃金をどのようにすれば下げられるか悩んでおられました。市長は、地域経済活性化の観点から、雇用の創出・企業誘致を積極的かつ粘り強く取り組むとされておられますが、具体的にどのような施策があるのかお伺いいたします。


 次に、こうした状況から目を背けるわけにはいかないと考えます。そこで、まず行政みずから労働者の賃金を底支えするべく、ここで公契約条例の制定を求めるものであります。これは、ILOの94号条約で、「自治体など公機関が事業を委託する場合、その地域の同種の労働者の労働条件を調査し、委託先の労働者の賃金など、労働条件が調査基準を上回るように契約をしなくてはならない」と定めております。


 今、なぜ私が取り上げたかと申しますと、現在、地域の中小建設業界をめぐる情勢は極めて厳しくなっております。長期の不況による仕事不足、財政難に伴う自治体の公共工事の減少、これらは受注競争を激化させ、末端労働者の賃金など、労働条件は極めて深刻な状態を招いております。そして、公共工事の品質の低下を招いていると思わざるを得ません。こと建設業のみならず、あらゆる行政の入札に適用されなければなりません。これらを解決するためには、公契約条例の制定が求められております。自治体は、地域経済の維持・発展に対して特別な責任を負っております。市長の所見を伺うものであります。


 最後になりますが、鹿角市は、昭和47年に花輪・尾去沢・八幡平・十和田の4町村が合併し誕生いたしました。以来、34年の月日がたち現在に至りますが、この間、市の発展のため、広範な施策のもと、数々の問題を抱える中、それぞれの地域に気配りをしながら、全体的に発展を遂げられるよう事業の展開をされてきました。5次総合計画も鹿角は一つだとしながらも、置かれている実態から、4地区の特性を生かしながら事業の推進をされることで計画をされております。


 しかし、34年もたった今、いまだにそれぞれの地域を発展させなければ鹿角の発展はないという風潮があります。私事でありますけれども、3年前上京の折に、新幹線に乗り、隣席の方と旅行談義に花を咲かせておりました。その際に、こちらから「どこへ観光に行ってこられましたか」と尋ねたところ、十和田八幡平・大湯ストーンサークル・マインランド尾去沢など回られたと聞いてうれしく思ったのもつかの間、私の所在を尋ねられ、私は胸を張って「鹿角です」と答えたのでありますが、「え、鹿角市、どこにあるんですか」と問われ、非常にショックを覚えたことを今でも忘れません。このことは何を示唆しているのでしょうか。このことからも、鹿角は言葉だけがひとり歩きをして、実質的に一つになっていないと受けとめることができるのではないでしょうか。


 地域の方々に今すぐそれを求めるのではなく、私たちも含め、行政に携わる者からその範を示し、地域の方々からも鹿角は一つであるという意識づけをしていくことが大切であると考えます。市長の所見を伺います。


 あわせて、今一定の間はいいと思いますが、次世代を担う人材を今後どのように育成していくのかあわせて伺います。


 以上、壇上からの質問を終わります。当局の真摯な答弁をお願いいたします。ありがとうございました。


    (1番 倉岡 誠君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) 倉岡 誠議員のご質問にお答えいたします。


 初めに、共動の推進についてでありますが、共動の意味やねらい、共動を進めていくための基本的な考え方や具体的な取り組みなどをわかりやすく整理し、市民と行政が共動を正しく共有できるようにするため、昨年12月、「鹿角市共動指針」を策定いたしました。


 この指針でお示ししたように、共動を進めるための施策については、「共動の意識を高める」、「情報を共有する」、「市民活動を活性化する」、「市との共動に関する仕組みをつくる」、「共動を進行管理する」といった五つの項目に整理して展開していくこととしております。


 市民の理解を深めるための施策につきましては、特に「共動の意識を高める」とした項目が重要であると考えており、これまで自治会や市民団体などの要請に応じて開催していた講座など、今後は、例えば市民センターで行われる事業、サークル等の会合へ積極的に足を運び、事例紹介やチラシ配布など、いろいろな機会をとらえ、共動の啓発に努めてまいります。これらの施策に関する具体的な計画については、毎年度実施計画を定めることとしております。


 行政改革と共動の関係につきましては、共動を進める背景には、財政的な問題も要因の一つではありますが、財政が厳しいから共動を進めるものではありません。


 市民センターは、市民活動の重要な拠点であり、その改革が市民に与える影響も大きいものと承知しております。それだけに市民センター事業に関心の高い方々も多く、住民参加の仕組みの工夫次第で、住民の力が最も発揮され得る施設であると考えております。


 共動を進めるということは、住民の参画を高めるということであり、住民主体の地域づくりへ向けたステップであると考えており、決して行政から市民への押しつけではございませんので、ご理解をいただきますようお願いをいたします。


 市民センターの新年度の事業については、各協議会に、みずから取り組む事業を考え実行していただくように、計画づくりに主体的にかかわっていただきました。これまでの事業の検証も含め、地域の特色を生かした多くのアイデアや工夫が盛り込まれた事業が計画され、4地区合わせると21の新規事業も予定されております。市といたしましても、地域の活性化に資するものについては、今後も積極的に予算化していきたいと考えております。


 共動を推進することによる将来ビジョンにつきましては、共動はあくまでも手段であり、共動すること自体が目的ではありません。第5次総合計画に掲げる将来都市像の実現に向けた過程など、さまざまな場面において共動という手法を用いていくものでございます。


 共動の取り組みを進めることによって、従来の画一的な行政サービスではなく、地域の課題や実情に合ったサービスの提供が可能となり、共動によって目指す社会は、「一人ひとりが生き生きと暮らす自立と連携の地域社会」であります。共動の理念のもと、自発的に人と人、団体と団体の結びつきが生まれ、市民がこのネットワークを生かして、身の回りの課題を主体的に解決しながら、生き生きと暮らす自立的な地域社会を目指すものであります。


 なお、担当職員を将来にわたって配置すべきとのご指摘でありますが、市民センターの運営を地域づくり協議会に全面的に委託する場合においても、市職員を地域アドバイザーとして配置することとしておりますので、ご理解を願いたいと思います。


 次に、水晶山住宅についてでありますが、水晶山住宅周辺の居住者の将来についてのご懸念につきましては、仮に現在地から住宅が移転することになりますと、世帯数が減少し、現在の自治会組織の維持・運営が困難になることが予想されます。市といたしましては、世帯数が少なくとも1自治会としての活動を支援してまいりますし、あるいは隣接する自治会との統合も考えられますので、住民の意向に沿った形で活動に支障がないよう支援をしてまいります。また、アクセス幹線道路や生活道路の維持管理、除雪や上下水道の整備など、日常生活に密着した行政サービスはこれまでと同様に続けてまいります。


 尾去沢全体の過疎化が進むのではというご懸念につきましては、少子高齢化や人口流出が続く中、居住地周辺の世帯数が減少したり、高齢者世帯がふえる現象は、近年市内各所で見られるようになっており、これは尾去沢地区だけの問題ではなく、市全体、ひいては国全体の問題であり、全市民が一体となって、大局的に鹿角市の将来を見据え、問題を解決していくことが重要であると考えております。


 水晶山住宅の建設予定地の選定及び決定方法につきましては、これまで70数戸の住宅団地を建設するために、必要と思われる2ヘクタール前後の一団の土地について、現在地を含む数カ所を候補地として抽出し、その立地条件、事業化のための条件等について調査を進めてまいりました。


 理想とする住環境は、年齢や世代・家族構成等によってさまざまでありますが、可能な限り多様な世帯が入居できるよう配慮し、立地条件の有利な場所を選択することを方針としております。


 また、公営住宅は、現在の居住者だけではなく、将来に渡って入居希望者を受け入れる市民共有の財産であることから、全市的な視点から公益性の高い場所を選定したいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。


 現在の入居者の処遇につきましては、公営住宅建設事業では、既に建てかえ対象住宅に入居している方は、新たに建設された住宅、もしくは他の公営住宅への再入居が法により保障されております。


 現在の水晶山住宅は、住戸面積が比較的狭く、築後の経過年数も古いもので築48年にも達しており、他の市営住宅に比べても小額な家賃となっております。入居者の大半は、新築住宅へ移ることにより、現在の家賃よりは高くなりますが、公営住宅の家賃は、民間賃貸住宅に比べて低額に設定されているほか、支払い能力が加味されていますので、低廉な家賃で入居できることになっております。


 さらに、移転することによって、一気に家賃が高くなり、生活に支障を来すことを避けるため、公営住宅法及び市営住宅条例により、家賃の激変緩和措置が定められております。


 この措置は、本来支払われるべき家賃に達するまで5年間をかけて段階的に引き上げるというもので、最近の例では、平成13年度に建設した高井田住宅の正規家賃が約2万円でありますが、転居者の従前の家賃が1月約2,000円でしたので、これと正規家賃の差額分を6等分し、入居初年度は5,000円、2年目は8,000円というように、1年ごとに約3,000円ずつ引き上げ、6年目からは正規家賃になるというものであります。


 ほとんどの方はその措置により転居が可能だと考えておりますが、それでも何らかの事情で別の市営住宅に転居する場合でも、この措置は受けることができます。


 新住宅への転居が不可能な場合でも、次の転居先を新堀住宅に限定するものではなく、できるだけ入居者の意向に沿えるよう、選択肢を広く設定したいと考えており、建てかえ事業と平行して入居者の不安解消に努めてまいります。


 次に、市労働者の年収アップについてでありますが、市民所得の向上につきましては、市長就任以来、公約に掲げております「強い産業と雇用の創出」に積極的に取り組んでまいりましたが、これまでに5社の企業立地を実現し、74人の新規雇用が創出されたことは、市民所得の向上に寄与するものと考えております。


 しかしながら、市民の納税義務者のうち、給与所得者の1人当たりの総所得金額を見てみますと、平成16年が239万6,000円、平成17年度が237万7,000円となっており、金額にして1万9,000円、0.79%減少している状況にあります。このことは、市内の経済状況がいまだ回復基調に至っていないことから、労働者の賃金を抑制していることや、人件費を抑えるため、正規雇用から非正規雇用への転換が進んでいることなどが影響しているものと考えております。


 このことから、新年度では、市民所得の向上を図るため、さらなる企業誘致の促進や既存企業の育成、小規模な創業、異業種転換や新分野進出への支援、商店街の空き店舗対策等の継続事業とあわせ、新規事業も積極的に進めながら、より一層の市民所得の向上につなげてまいります。


 公契約条例の制定につきましては、公共工事においては、「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」や「建設業法」などの関係法令及び本市の建設工事入札制度に基づき、施工体制の適正化や、これを請け負う建設業の健全な発展を図るとともに、低入札価格調査制度の運用により、工事の品質確保に努めております。


 本市議会におかれましても、昨年12月、「公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する陳情」が採択され、国に対し意見書を提出されておりますが、今後の国における統一的な制度としての法制定への取り組みや動向を注視しつつ、労働者の所得向上に配慮しながら対応してまいりたいと考えております。


 また、新年度において、入札制度改革を検討することとしておりますので、その中で、総合評価方式の導入も含め検討してまいります。


 次に、理想のまちづくりについてでありますが、合併により本市が誕生してから30年余りが経過しておりますが、この間、広く市民と力を合わせてまちづくりを進めることによって、市としての一体感を高めるよう努めるとともに、地域の文化や伝統を誇りにするよい意味での地域意識を醸成してまいりました。その結果、地域間の協調の妨げとなるような地域エゴのようなものはほぼ解消されているものととらえております。


 本市が提唱する共動そして鹿角学につきましても、市民の幅広い参画による一体感のあるまちづくりと、地域のすぐれた素材をいかした特色あるまちづくりを進めようとするものであり、市民の持つ地域意識をさらによい方向に導くものであると考えております。また、国土利用計画や都市計画マスタープランといった市土の利用、開発に関する計画を見ましても、長期的・全体的な視点に基づいた地域の整備を図るとともに、地区の特性を配慮した地区別計画によって、特色ある地域形成を促す内容となっております。


 これらのことからも、市の基本的な姿勢として、市全体の調和と、地域間のバランスのとれた発展を重視しながら、政策を展開していることをご理解いただけるものと考えております。


 なお、鹿角市の知名度と鹿角市民の一体感については、余り関連性がないのではないかと思っております。今後もいろいろな面で鹿角市の人材育成基本方針方針に基づき、新しい時代に対応できる人材の育成に努めてまいりたいと考えております。


 なお、倉岡 誠議員の教育関係のご質問につきましては、教育長職務代理者が答弁をいたします。


    (市長 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長職務代理者。


    (教育長職務代理者 米田公正君 登壇)


○教育長職務代理者(米田公正君) 私から、倉岡 誠議員の教育関係のご質問にお答えいたします。


 初めに、「スキーのまち・駅伝のまち鹿角」についてでありますが、今年度策定したスポーツ振興基本計画の基本目標の一つとして、本市のスポーツ環境を生かしたスポーツによる特色あるまちづくりを進めることにしております。


 その中で、基本施策に位置づけている「スポーツ拠点づくり推進事業」は、国が支援する全国の青少年があこがれるような大会を開催し、スポーツ拠点の形成を目的としているもので、本市においては、小・中・高校生を対象としたサマーノルディックスキー全国大会を、平成19年度から平成28年度までの10年間にわたり実施するものであります。


 その内容は、サマージャンプ、ローラースキーや、ノルディックコンバインドなどの競技を、花輪スキー場と花輪商店街特設コースで実施することとしており、高校野球は甲子園と言われるように、サマーノルディックと言えば鹿角と言われる拠点形成を目指すとともに、国の支援終了後も恒久的に継続できるよう推進してまいります。


 事業実施に当たっては、多くの市民の協力を得ながら一体となって取り組み、通年においてスキー鹿角をアピールし、リピーターの拡大につなげることにより、地域活性化に貢献できるものと考えております。


 次に、駅伝でありますが、山口市が全国中学校駅伝大会を、また高校駅伝は京都で行われており、全国規模の大会誘致は予定しておりませんが、第60回を迎える十和田八幡平駅伝競争全国大会は、毎年全国の有力事業団チームを初め、約30チームの参加があり、市単独による長期にわたる大会は全国的にも珍しいことから、今後もさらに大会を充実させるとともにPRに努めてまいります。


 マスコミを活用した放映による全国への発信については、県内のテレビ局を通じ、録画により北海道から九州までの20局でテレビ放映しております。


 また、市における事業として、平成19年度から市内の駅伝競技力向上を目指す鹿角ジュニア駅伝を開催し、将来的には全県、東北大会規模に発展するよう努めるとともに、地元競技経験者を活用した事業を推進してまいります。


    (教育長職務代理者 米田公正君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。倉岡 誠君。


○1番(倉岡 誠君) 私の質問に対して当局から大変細部にわたりましてご答弁をいただきましてありがとうございます。


 順を追って再質問をさせていただきます。


 まず、1番の共動の推進についてでございますが、市長の答弁では、一定の市民の理解をいただきながら進められているという答弁がありまして、確かに地域づくり協議会としても新たな新規事業21の事業があるという答弁もございます。その中で、いろいろ協議中の話ではあろうかと思いますけれども、一定の企画立案の中で、その関係については予算がないから実行できないとかという、そのやりとりが二、三あったと聞いておりますので、そういう観点から私は質問をさせていただきます。


 私の質問の内容に関しては、従来の事業を例えば継続するのみではなく、従来の事業を見直しして、逆に新規事業を生かしていく。そのためには、一定の予算が必要になる場合には、きっちりその事業を生かすための予算措置をしていただきたい、私はそういう意味でご質問を申し上げたつもりでございますが、その辺はいかがですか。


○議長(中西日出男君) 市民部長。


○市民部長(高田幸良君) 地域づくり協議会につきましては、平成18年度から事業運営に携わっていただいておりますが、来年度を見込んで、さらに今年度においてはそういった予算、事業なりを企画・計画してもらっておりますが、その過程においては、何度となく今までの市民センターでやってきた事業の見直し・検証、そうしたものを踏まえながら、自分たちの独自な、それから地域の特性を生かした事業を展開していこうと努力しております。


 今回、来年の事業の予算にも既に乗っておりますが、今までの地区市民センターの事業費よりもさらに上積みした予算になっております。これは、市としてもそうした地域づくりの皆さんの取り組みに報いるというような形で対応しております。それは今後についても同じだと思います。


 それから、ただそれが予算がどんどん膨らんでいくかといいますと、やはり地域づくり協議会に取り組むものにもたくさんいろいろなものがあると思います。それは、今まで従来市民センターとして生涯教育の分野でやってきた学習とか講座もありますが、地域づくり協議会としては地域の課題、そういったものに今は取り組んでいこうとして考えております。その中では、そういった課題の中には、もっと広い取り組みもあるでしょうし、それらを整理しながら地域づくり協議会で取り組めるもの、あるいはそれをさらに、行政の各分野で吸い上げながら予算で対応していく、実行にこたえていくと、そういったいろいろな仕組みをさらに考えていかなければならないと思っております。


○議長(中西日出男君) 倉岡 誠君。


○1番(倉岡 誠君) そのことについては理解を示すところでございます。今一つ、私疑念に思っておるのは、公民館事業の中で、これまで公民館事業を進める上で、地域の方々の一定の知識高揚を含めて、公民館の中に社会教育の資格を持たれた方が在席し、その方々が地域に対していろいろな施策を講じながら、地域づくりの手助けをしてきた。それが、今は地域づくり協議会に移ることによって、そういうよき指導者といいますか、そういう方々がどういう形で地域づくりに携わっていくのか。そして、意識の高揚を含めて図られていくのか、その辺が私ちょっと不安に思っている部分がありますので、もしよろしければお答えをいただければありがたいと思います。


○議長(中西日出男君) 市民部長。


○市民部長(高田幸良君) 今、地区市民センターで行っている従来の事業について、市の職員と、それから地域づくり協議会の職員と一緒になって事業の検証を行って進んでおります。それから、各4地区の市民センターのそうした体制をできるだけ、地域のそれぞれの特性を生かしていただきたいわけですが、それぞれのやはり抱えているいろいろな課題なり、取り組んでいるものがありますので、それらを各4地区の連絡協議会を持ちながら、いろいろな意見交換をしながら進んでおります。それはその協議会で抱えているいろいろな課題もあると思いますが、そういったものを整理しながら、そういった不安をできるだけ自信につなげていきたいというような会議の位置づけとして、市の方の担当も一緒に入りながら、会議に鋭意取り組んでいるところであります。


 それから、協議会の事務局職員につきましては、優秀な職員が採用されております。ただ、これに満足することなく、そうした協議会職員も合わせた研修も含めて、これからその職員方に対しての研修の機会をこちらでとらえていきたいと思っております。


○議長(中西日出男君) 倉岡 誠君。


○1番(倉岡 誠君) それでは、今度ちょっと市の市民センターなり、その他施設運営の関係ですが、その運営管理に当たりましては、いずれ地域づくり協議会がそれを担うと聞いておりますけれども、本当にこの行政の施設を地域の方々に任せていいのかどうか。


 それから、地域づくり協議会、今共動の推進が、市長の答弁では、将来的に共動という言葉はなくなる、そのことの理解の仕方として、そうすれば、地域づくり協議会を中心としてこの行政の一端を市民が担って、一定の考え方を行政に反映させていく、そういうとらえ方でいいのか、この2点をちょっとお伺いします。


○議長(中西日出男君) 市民部長。


○市民部長(高田幸良君) 地区市民センターにおける生涯学習の一分野については、教育委員会の方から一部委託を受けております。そのために、その地区市民センターの運営に当たっては、どういう運営が望ましいかということは、市の市長部局においても担当が市民部でありますが、担当において望ましい市民センターの運営のあり方というものを、運営方針を定めて、そして、その運営方針に配慮しながら、各地区の市民センターの活動方針を定めて実施していただく、このような形をとっております。


 そういったことからも、各市民センターにおいては地区の社会教育、生涯教育というものを担っていただくことになりますが、市としても地域アドバイザーとしてそこに一緒に、その事業等に携わっていくことになると思いますので、それから全般的な4地区合同の連絡会議のようなものについては、教育委員会からも一緒に入っていただきながら、そうした地区の事業を検証していくというような体制をとっております。


○議長(中西日出男君) 倉岡 誠君。


○1番(倉岡 誠君) 私が今聞いているのは、建物なり施設を協議会が管理するのかということを聞いているんですよ。運営その他については、先ほどから聞いておりますので、理解を示したいと思いますけれども、私の質問に的確に答えてください。


○議長(中西日出男君) 市民部長。


○市民部長(高田幸良君) 施設の管理につきましては、現在は大きな施設の修繕等については市民部の方で担当しておりますが、予算的にも一応市民部の方で取りまとめておりますが、そういった現場の小破修理等については、市民センターの方の意見を聞きながら対応しております。


 管理運営についても、市民部の方で担当しております。


○議長(中西日出男君) 助役。


○助役(松浦春男君) ただいまのご質問は、市民センターの管理を将来地域づくり協議会がこれを担っていくのかと、こういうご質問というふうに承りました。私どもといたしましては、基本的な考え方としては、活動の拠点である施設と活動の内容が一体的にするべきものと考えておりまして、そういう観点からすれば、管理についてもお任せした方がむしろより柔軟な施設の利用、あるいは柔軟な施策の企画が可能だろうということで考えております。


 しかしながら、現実の問題として、協議会がその受け皿として十分な管理能力、あるいは企画能力がまだ十分でないとすれば、その時点でまた個別に考えていくことも、当然視野に入れて対応していかなければならないと考えてございます。


 もう1点目の、将来市民がさまざまな課題に対応し、その結果について行政に反映していくのかという、言ってみれば将来の共動と行政のかかわり方のあり方のご質問だというふうに承りました。これにつきましては、おっしゃるとおりと思ってございまして、各地域が地域の課題、あるいは地域のさまざまな問題について、自分たちでできることをやっていこうと、これが共動でございますが、しかしながら、地域ではできないこともございます。あるいは行政がやらなければいけないこともございます。そういう意味で、お互いのできることを十分重ねながら、それでもできないことについて役割分担をしっかりし、その結果、地域が自分たちのやりたいことをいずれ行政に反映して、お互いが協力して地域の振興につなげていくという姿が望ましいと考えてございますし、その基本的なプロセス、あるいは考え方については、これまでご議論いただきました基本方針において勉強させていただいているところでございますので、方針に従って、これからも着実に進めていきたいと思います。


○議長(中西日出男君) 倉岡 誠君。


○1番(倉岡 誠君) 今の助役の答弁で大体共動の理念なり、これから先進む状況が少し見えてきたのかというふうに思います。


 次に、水晶山住宅の関係についてですけれども、市長の答弁については理解を示すところでございますが、いずれ地域住民、そこに住まわれている方々も含めて、不安を払拭しながら、ただ行政としての考えを押しつけるのではなく、十分理解をいただきながら計画を進めていただきたい。


 3点目の「スキーのまち・駅伝のまち鹿角」については、非常に今の計画、それから大会の誘致などを含めて、恒久的にやられるというご答弁がございました。私はすごくうれしく思っているところでございます。可能なのであれば、なぜかということは、スキーの関係についてはよろしいんですが、駅伝の関係について十八駅伝がこの60回を迎えて頓挫するという話をちらっと聞いたものですから、ちょっとそれはいかがなものかなということで、今回質問をさせていただきました。


 やはりこの十八駅伝は、この鹿角にとっては非常に地域おこしの一つにつながっているものと思いますし、実際、その波及効果は、この地域に一定の効果をあらわしているやに私は理解をしてございます。この鹿角活性化につながるそうした大きなイベントをなくするのはいかがなものかなという不安のもとで質問をさせていただきました。きょうのご答弁の中で継続されるということを聞き安心しているところでございます。


 それに付随して、なぜ質問の中で箱根駅伝というふうに乗せたのかというのは、大学駅伝の誘致ができないのかどうか。あえて夏・冬というふうに触れさせてもらいましたけれども、夏についてはこの鹿角十八駅伝を売り物にしながら、大学駅伝誘致することによって、この鹿角に一定の効果が生まれるのではないかなと、そういう思いで提案をしたところでございます。いろいろそういう大会を実施することによって、一定の経費がかかろうかと思いますけれども、それはことこの行政のみで負担するということには一定の限界があろうかと思います。その大会の、やはり性質によっては、民間の方々に一定の浄財を求めながらでも、この鹿角の活性化につなげていく必要があろうかと思いますので、これは提案ですので、答弁は要りません。


 それから、次の4番目の市労働者の年収アップについてということで、1点目は、市長を含め、行政として、今企業誘致の関係については、新たな部門を設けて一定の行動を図られるという答弁がなされております。そういう中で、提案ですが、きのうの答弁の中にもございましたけれども、関東圏、それから関西圏含めて、鹿角出身者が多くおられると思います。その中で、いろいろな企業に従事されて、一定の立場の方々もおられるやに聞いております。ただ単に、その新たな部署でむやみやたらにというのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、会議などにだけ歩くのではなく、やはり一定の企業をここに誘致するとすれば、セールスに徹するのが一番いいのかと。


 そういう意味では、鹿角出身のそういう各企業の有力者になられている方々のリストアップをまず前段でするべきではないのかなと。そして、それこそ非常に乱暴な言葉でありますけれども、数撃ちゃ当たるという、昔からのことわざがありますけれども、とにかく鹿角出身者の方々のところに足をこまめに働く、その中から道が見えてくる可能性があろうかというふうに思います。ぜひその部分については実施をいただければと思います。


 もう1点、公契約条例の制定についてでございますが、2005年の12月19日に皆様のご高配をいただいて、私が紹介をいたしました請願については採択をしていただき、意見書を提出していただいたところでございます。国ではまだこの条例の制定については言及はされておりませんが、いずれ日本全体31都道府県の中で、この種請願の採択をされている場面は350数市町村ございます。


 そういう中で、その中に鹿角も入っているわけでございますが、いずれこの公契約条例については、私の今記憶しているところでは、東京圏、関西圏を中心に約30数市町村が検討会に入ってございます。私この制定については、非常に難しい問題を抱えてございますので、いきなり制定ということにはならないという理解は自分なりに持っているつもりでございます。ここでお願いをしたいのは、この鹿角市にも公契約条例の制定に向けた検討委員会の設置を求めるものでありますが、いかがですか。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 公契約について市といたしましては、各地区のいろいろな自治体の動きを見ながら、そしてまた、上位機関であります国がこの法制度をどのように進めていくのか、その辺のところを見きわめながら、国・県の指導に基づいて検討はしなければいけないと考えておりますが、なかなか難しい問題ですので、そういった事例がもしあれば、そういう事例の中で国・県の指導を受けながら進めていくという考え方でおります。


○議長(中西日出男君) 倉岡 誠君。


○1番(倉岡 誠君) 時間がちょっとないのですが、ちょっとオーバーするかもしれませんが、議長よろしいですか。議長のご配慮をいただきたいです。


○議長(中西日出男君) 時間内にまずやってください。


○1番(倉岡 誠君) いずれ今ご答弁をいただきましたけれども、まずこの条例の制定については、国・県の指導は必要ありません。それぞれの自治体の中で判断すべきものと私は理解をしてございます。もう一つ、今通常国会で公契約条例とは関係ありませんが、労働契約条例が議論になるはずでございます。それも含めて、いずれこの鹿角市には公契約条例の検討委員会をぜひとも設置するべきというのが私の意見でございます。それについて、いずれ時間がありませんので、今後別の形でもよろしいのでご答弁をいただければありがたいと思います。


 それでは、私の一般質問をこれで終わらせていただきます。以上です。ありがとうございました。


○議長(中西日出男君) 以上で倉岡 誠君の質問を終わります。


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    日程第2 秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙


○議長(中西日出男君) 日程第2、これより平成19年2月5日告示されました秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙、市議会議員区分にかかわる本市議会における投票並びに開票を行います。


 投票準備のため、暫時休憩いたします。


    午前11時52分 休憩


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    午前11時53分 再開


○議長(中西日出男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 これより投票を行います。


 議場の閉鎖を命じます。


    (議場の閉鎖)


○議長(中西日出男君) ただいまの在席議員数は16名であります。


 投票用紙を配付いたします。


    (投票用紙配付)


○議長(中西日出男君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。


    (「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中西日出男君) 配付漏れはないものと認めます。


 投票箱の点検をいたします。


    (投票箱点検)


○議長(中西日出男君) 異状はないものと認めます。


 それでは、投票を開始いたします。


 念のために申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に立候補者の氏名を記載の上、議席1番議員から順次投票願います。


    (投 票)


○議長(中西日出男君) 投票漏れはございませんか。


    (「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中西日出男君) 投票漏れはないものと認めます。よって、投票を終了いたします。


 議場の閉鎖を解きます。


    (議場閉鎖解除)


○議長(中西日出男君) これより開票を行います。


 会議規則第31条第2項の規定による開票立会人として、12番?杉正美君、8番阿部博文君、7番福島壽榮君を指名いたします。開票立会人は直ちに立ち会いをお願いいたします。


    (開 票)


○議長(中西日出男君) 開票が終了いたしました。


 投票・開票の結果について、事務局長をして報告いたします。


○事務局長(奈良勝哉君) ただいま行われました秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙、市議会議員区分にかかわる本市議会における投・開票の結果について報告いたします。


 投票総数16票、これは先ほどの在席議員数と符号いたしております。


 そのうち、有効投票 16票


      無効投票  0票


 有効投票中


      秋田市議会議長赤坂光一 16票


 以上のとおりであります。


○議長(中西日出男君) 投票・開票結果の報告を終わります。


 なお、本市議会における秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙につきましては、投票・開票結果の報告までとなっており、当選人は、選挙を管理する後期高齢者医療広域連合事務局において、県内全国市町村議会における選挙得票数を集計し、決定となります。


 以上をもちまして、秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙、市議会議員区分にかかわる本市議会における投・開票を終了いたします。


 以上をもちまして、本日の議事はすべて終了いたしました。


 ただいまの時刻をもって散会いたします。


    午後0時03分 散会