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秋田県 鹿角市

平成18年第3回定例会(第3号 6月14日)




平成18年第3回定例会(第3号 6月14日)





 
 平成18年6月14日(水)午前10時開議


 開議


第1 一般質問


    質問


    答弁


 散会


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本日の会議に付した事件


 1 一般質問


    吉 村 ア イ 君


    ? 舘 一 郎 君


 2 日程追加


    議案及び請願・陳情の追加付託


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出席議員(19名)


      1番  倉 岡   誠 君     2番  吉 村 ア イ 君


      3番  浅 石 昌 敏 君     4番  海 沼 信 義 君


      5番  中 西 日出男 君     6番  宮 野 和 秀 君


      7番  福 島 壽 榮 君     8番  阿 部 博 文 君


      9番  石 川   徹 君    10番  黒 澤 一 夫 君


     11番  ? 舘 一 郎 君    12番  ? 杉 正 美 君


     13番  田 村 富 男 君    15番  勝 又 幹 雄 君


     16番  阿 部 佐太郎 君    18番  米 田 健 一 君


     19番  村 木 繁 夫 君    20番  児 玉 政 芳 君


     21番  大 里 恭 司 君


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欠席議員( 2名)


     14番  豊 田 重 美 君    17番  石 川 幸 美 君


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事務局出席職員


事務局長  奈 良 勝 哉 君    次長  廣 林   剛 君


主  査  大 里 宏 昭 君    主任  田 原 智 明 君


主  事  木 村 幸 樹 君


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説明のため出席した者の職氏名


市長           児 玉   一 君 助役           松 浦 春 男 君


教育長          織 田 育 生 君 総務部長         松 岡   昇 君


市民部長         高 田 幸 良 君 産業建設部長       二ツ森   要 君


教育次長         米 田 公 正 君 国体事務局長       馬 淵 晴 彦 君


市民部次長        小田島 秀 夫 君 産業建設部次長      豊 下   茂 君


産業建設部次長      成 田 喜代美 君 農業委員会事務局長    佐 藤 光 正 君


総務部付次長待遇     齊 藤 寛 樹 君 総務企画課長       鎌 田 邦 夫 君


財政課長         中 山 一 男 君 監査委員事務局長     内 藤 庸 夫 君


選挙管理委員会事務局長  中 村 成 男 君





    午前10時00分 開議


○議長(中西日出男君) 直ちに、本日の会議を開きます。


 本日の会議は議事日程第3号により進めてまりいます。


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    日程第1 一般質問


○議長(中西日出男君) 日程第1、昨日に引き続き、これより一般質問を行います。


 順位4番、吉村アイ君の発言を認めます。吉村君。


    (2番 吉村アイ君 登壇)


○2番(吉村アイ君) おはようございます。


 一般質問をさせていただく前に一言申し上げたいことがあります。


 昨年の6月議会を思い出してみますと、佐藤市長が退陣表明をしております。2期目にしてこれからというときの退陣でありました。私達議会運営に携わる者は佐藤市長が教えたくださった健康であることが何よりもまして大事なことであるということを肝に銘じたいと思います。ちなみに本日14日は月命日となっております。(訂正ありP189)


 平成18年6月の定例会に当たりまして、市民を代表して一般質問をさせていただきます。


 昨年6月議会の初登壇から1年、鹿角市初の女性議員として2回目の一般質問となります。この1年間、先輩議員の方々のご指導のもと、日々経験を重ねながら市民の代弁者であること、市民の立場に立って考えることをモットーに議員活動をしてまいりました。


 私は地域おこし特別委員会に所属できたことで、会派を超えた仲間づくりができたことは大変幸運だったと思っております。今6月議会での一般質問を行う5名のうち4名までが地域おこし特別委員会の委員であり、昨日も活発に発言しております。


 この1年間を振り返ってみますと、1日1日があっと言う間に過ぎ去った感がありますが、新たな経験をさせていただき、日々充実してあったと思います。ことしは議員生活2年目に当たり、市民にとってより身近な議員であり続けたいと思っております。


 それでは、前置きはこれくらいにいたしまして、次の3項目について質問させていただきます。


 まず、一つ目は、道州制についてであります。


 私は平成9年、30年と8カ月勤めたNTT東日本社を退職した次の年から北東北広域連携推進委員の職務を受けて活動しております。県の職員の方に委員に推薦していただいたとき、即引き受けたのは、秋田、岩手、青森3県の知事が北東北3県連携構想を打ち出したことを新聞等のマスコミで見聞きしていたので、3県の真ん中、即ち中心に立地している鹿角の時代が必ずや来ることを確信したからです。


 私がNTT社員時代、十和田湖と八幡平の観光地でテレホンカードを販売をしておりました。そこに来た観光客の方は一様に十和田湖は青森県、八幡平は岩手県と言うのです。そう言われるたびに、ここは秋田県の十和田湖、秋田県の八幡平と言い続けたのですが、観光客にとって、3県の地理的なことはどうでもいいことだったのです。観光客には秋田、岩手、青森の県にこだわることなく、北東北の真ん中、鹿角の十和田湖と八幡平と言った方がわかりやすいようでした。


 私たち県境に住む住民は病院医療や障害者の施設、老人施設等を県境を超えて利用する場合、県の事務処理の違いに翻弄され、大変難儀をしております。三県が同一の事務処理をしてくれることを県境に住む住民は望んでいるのです。


 その北東北三県連携構想案が出されてから、ことしは7年目となりますが、2年前から官主導から民主導の活動に移行し、現在は当初出された10年計画のラストスパートととらえて活動しております。そして、道州制移行へと準備が進められていると私は考えております。


 ことしの2月、第28次地方制度調査会は内閣総理大臣に対し、道州制のあり方に関する答申を提出しました。その中の区域例3の、皆さんのお手元にありますけれども、見ていただきたいと思います。13道州に北東北三県の区割りがあったことは、北東北三県連携活動に早くから取り組んでいたことを国に評価されたと判断してもいいと思います。


 現在、銀行間では秋田、岩手、青森銀行の連携活動、大学では、秋田、岩手、弘前大学の連携活動、そして、観光の面では九州福岡の三県のアンテナショップ開発と、目に見える成果を挙げております。


 この北東北三県連携活動は全国的にも先駆的な活動とされております。去る5月10日、鹿角地域振興局主催で道州制タウンミーテイングが開催されました。その中で、鹿角市の出席者から三県の真ん中に位置する鹿角では道州制は余り抵抗ないとの意見も出ております。もとは南部藩であった鹿角市民は広域的に物事を考えることができるDNAを持ち合わせていると思います。


 県庁の分権改革推進室の担当者が言うには、県南地域ではそういう意見が出ないし、道州制について理解度が低く抵抗があるとのことです。そのことから、鹿角では既に道州制について考える基盤は整っていると思います。そこで、小坂町と連携して、やる気のある市と町の職員と市民で構成する道州制をテーマとしたワークショップを立ち上げ、北東北州の州庁を鹿角市に誘致する計画書を作成し、県と国へ提出することを提案いたします。


 市民の中には市の職員に対して大変厳しい見方をしている方もおりますが、私は言い方が失礼に当たるかもしれませんが、市役所は優秀な人材の宝庫であると思っております。それは、鹿角市男女共同参画計画を作成する過程を見ていただければわかることです。県内5番目に作成した男女共同参画計画書は鹿角市が早くから取り組んでいた共動の理念を全面に出し、市民と一緒に考え、作成したことと、その内容がわかやすい表現であることから、専門の先生からも高く評価され、その後に作成した秋田県内の市町村の手本になっております。


 その活動が発展し、男女共同参画の標語、「男だけの色なしカレー、女だけの味なしカレー、男女で作るうまカレー」の標語を生み、知事にも褒められ、昨年の「うまカレーコンテスト」のイベントで鹿角をアピールし、その実績から助成金をいただいて、ことしも開催する予定となっております。9月に開催する予定です。


 このような事例から、鹿角市では道州制のワークショップを立ち上げ、まとめることができる人材は豊富であると思いますので、早急に取り組めると判断します。


 広域連携と道州制について市当局の考え方をお伺いすると同時に、ワークショップを立ち上げることができるかどうか、回答を求めます。


 次に、数年後に来ると言われている地域振興局の統廃合について、市当局はどのような対策を立てているかお伺いします。


 昨年地域おこし特別委員会で、鹿角地域振興局長の講演を受講したとき、秋田県内の地域振興局が県北、県南、中央の3局に統廃合する計画があると聞きました。現在、鹿角市には約150人の県の職員とその家族が在住しております。その方々は地域の中において、大変重要な役割を果たしております。地域の経済を潤しているだけでなく、地域活動のリーダーとして多方面にわたり活動しております。


 6年前子育てサークル第1号である「キッツザウルス」を立ち上げたのも県の職員の奥様たちでした。私はその当時主任児童委員の役割を承っておりましたので、若いお母さんたちが中心になって活発にサークル活動をしているのを目の当たりにし、頼もしく思ったものです。


 現在、子育てサークルは市内全域に広まり、児童センターの支援を受けて活発に活動をしております。その方々が鹿角市を移転するとなると、経済の面だけでなく、地域活動にも大打撃を受けることは必至です。


 昨年、大館市では、県北地区の地域振興局は大館市にと各種報道を通してアピールしました。鹿角市は小坂町も含めると高速道路の三つのインターを有し、東北新幹線にも近く、その地理的な有利性は大館市の比ではなく、県も国も納得させられるくらいの素材があるのですから、その取り組みをすることは今からでも決して遅くありません。


 私達鹿角市民は以上のことを認識し、地域振興局を鹿角に残すことを自信を持ってアピールするべきだと思うのですが、明快な回答をお願いします。


 三つ目は、昨年の一般質問でも質問させていただいた、街中観光についてお伺いします。


 今、全国の町や村では、日本の古い景観を復活させて、観光に生かそうという動きが顕著であります。その最たるものが東京の日本橋の上にかかる首都高速道路を移設して、江戸時代の景観を取り戻そうという動きです。


 鹿角市花輪の六日町でも、民間の力で旧関善酒店と向かいの小田島家、そしてひまわり荘、細谷精肉店、おせど、簡易郵便局と7軒の建物が並び、明治の町並みを復活させました。現在、その場所は、花輪の市日と裏の方にある二つの寺院とともに一つの観光スポットになりつつあります。ちなみに5月の旧関善酒店見学者は600人を超えております。


 民間の力でこれだけにぎわいを取り戻したのですから、鹿角市も市の文化財である旧鹿角郡公会堂を修復して復活させ、花輪地区の旧武家屋敷通りと桜山公園を六日町に続くもう一つの観光スポットにすることが、市が進めている共動の理念にかなうことだと思います。


 古い建物の復活劇は物語をつくり、市民に話題を提供し、マスコミを動かし、その物語は全国の鹿角市出身の方々だけでなく必ず観光客を街の中に呼び込むことができるものとなります。最近の観光客は訪れる街に物語性を求めて旅をし、その街の人たちとの触れ合いを求めております。


 鹿角市には江戸、明治、大正、昭和時代の景観が市内随所に残っていることは市当局も認識していることです。それらを市民と共動で整備し、磨きをかけて観光客を呼び込む景観をつくることが物語を生み、十和田八幡平だけでない鹿角をアピールすることができると思いますが、いかがでしょうか。


 市当局の民間に負けない夢のある物語がつくれる取り組みを回答願います。


    (2番 吉村アイ君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) おはようございます。


 吉村アイ議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに道州制についてでありますが、人口減少、超高齢化社会の到来やグローバル化の進展など、時代の潮流に適切に対応し、将来に向けた創造的発展が可能なシステムの構築に向け、内閣総理大臣の諮問機関である地方制度調査会において議論され、本年2月に答申が発表されております。その中で、国と地方の適切な役割分担と、地域における行政は、地方が自主的かつ総合的に担うという、地方分権の視点が不可欠であると指摘をされております。


 いわゆる「平成の大合併」により全国の市町村数は、平成18年3月末には約1,800となり、平成10年度末と比較すると約1,400減少いたしました。これは基礎的自治体である市町村の規模が拡大したことを意味するものであり、地方分権の進展とあわせ、その果たすべき役割も大きくなってきております。


 秋田県の場合、平成16年度当初には69市町村でしたが、平成17年度末で25市町村となり、市の数も9から13となりました。市町村合併の進展は、都道府県から市町村への大幅な権限移譲を可能にするものであり、同時に、都道府県の役割や位置づけの再検討を迫ることでもあります。


 道州制の導入は、市町村の規模と権限の拡大とあわせ、国と市町村の間に位置する都道府県のあり方も見直すことにより、国と地方のあり方を再構築しようとするものであり、その導入は地方分権を加速させ、国家としての機能を強化し、国と地方を通じた力強く効率的な政府を実現するための、有効な方策となる可能性を有しているとされております。


 環境問題や交通基盤整備、観光振興等の課題に対応するために、複数の都道府県で対応する取り組みも多く見られ、秋田・青森・岩手の北東北三県においても人事交流や、札幌・大阪・名古屋・ソウルの合同事務所の設置など、積極的な取り組みが行われております。八幡平山頂レストハウスも秋田・岩手両県の協力のもと整備が行われたことは記憶に新しいところでございます。


 道州の区域例としては3パターン挙げられておりますが、秋田県に関しては、東北六県と北東北三県の二つの枠組みが例示されております。仮に後者のパターンが実現した場合、北東北三県の中心に位置する本市の果たすべき役割は大変大きいものになると推測されます。


 本市は、その地理的条件に加え、古くから鉱山が栄え、各地との交流が盛んに行われていた歴史的背景から、県内の他市町村に比べ、青森県・岩手県とのかかわりも深く、鹿角市民は広域的にものを考える思考を持っているということは、吉村議員と同感であり、本市が北東北州の州都として発展していく姿を想像することは、大変胸躍る、夢のあるお話だと思います。


 しかし、これまで明治の廃藩置県以来120年以上も続いてきた都道府県を廃し、道州を設置することは、将来の日本の圏域構造のあり方を、相当長期にわたり方向づけるとともに、国民生活に大きな影響を及ぼすことから、道州制の導入は、広範にわたる問題に関する国民的な議論の動向を踏まえて行われるべきとされており、まずは、国民的な議論が求められている段階であります。


 全国的にも連携が進んでいると言われている北東北三県においても、道州制が導入され、各道州の権限が高まれば、大都市部と地方の財政力格差が広がるのではないかという懸念も指摘されており、道州制への移行についてはなお慎重な意見が大勢を占めているのが現状であると認識をしております。


 三県の県民の道州制への関心もまだまだ低く、地方自治体のあり方として、自分たちの政府をつくるという意識が醸成されなければ、住民自治の内実が伴わないという指摘もあります。道州制は、分権型社会の構築という、明治維新にも匹敵する国家システムの大転換と言えるものであり、市民生活にどのような影響があるかという観点から、道州制の論議には関心を寄せておりますが、「三位一体の改革」による地方財政の逼迫等により、自治体の存立が危ぶまれかねないという状況下で市政を預かるものとしては、地方分権の流れの中で、いかにして市民福祉の向上を図るかが最大の職責と考えております。


 道州制について国民的議論が求められている中、昨年、鹿角青年会議所の中で、道州制が話題となり、市の若手職員も参加したと聞いております。今後の日本の未来を担う若者が大いに論議することは大変大事なことであり、こうした興味のある職員の積極的な研究については、職員の自主的なグループ研究活動への支援制度の中で大いに奨励してまいりたいというふうに考えております。


 おっしゃるとおり、市の職員は、男女共同参画基本計画の策定のほか、鹿角市行財政運営基本方針等の各種ワーキンググループでその能力を遺憾なく発揮し、素晴らしいアイデアを提示してくれております。職員はもちろん、市民の方々と一緒に、自由な発想で、北東北の州都としての鹿角市と、北東北全体の発展を描くグランドデザインをご提案いただくことを期待しております。


 次に、地域振興局の統廃合についてでありますが、県では、平成15年3月に地域振興局構想を策定し、地域行政の方向として、地域振興局の役割を、総合的な行政の推進、地域を起点とした地域づくり、県民に身近で頼りがいのある行政の展開と定め、現在の8振興局の企画・総合調整機能、情報収集・発信機能を強化し、地域づくりの拠点と位置づけるなど体制を整備しました。


 また、同時に市町村合併の進展と市町村への事務・権限移譲、現地即決機能の強化が図られた振興局への発展を想定し、3振興局への統合を構想をしております。


 そして、その後の地方分権のさらなる進展と、三位一体改革の推進、社会経済情勢の変化に対応するために、平成17年2月に策定された、県の新行財政改革推進プログラムにおいては、市町村、民間とのネットワークの強化、民間活力を引き出し、地域活性化につながる規制緩和や市町村の主体性を高めるための権限移譲の推進を図るほか、必要なサービスを着実に提供するための徹底したコスト削減、厳しい状況に耐えうるスリムで効率的な行財政システムの構築を目指しております。


 また、市町村の自立的・主体的行政への促進を図るための事務・権限移譲と業務委託の推進、新たな政策課題に対応する組織体制づくり、地方機関整備として事務事業の3局集約化に向けた地域振興局の強化を図り、市町村合併の進展などに伴う市町村のサポート体制を順次整えるとしております。


 このような地方分権に呼応した行財政改革の潮流が強まる中で、本市においても行財政運営基本方針を策定し、共動による市民との新たな役割分担を構築している最中でありますが、あわせて、国、県との役割分担の見直しも進めていかなくてはなりません。


 県が推進する事務、権限移譲と業務委託についても、市民サービスの利便性の維持や迅速性の向上などに繋がるものにつきましては、積極的な対応を図っておりますし、今後の本市と県北地区の地域事情を考慮しながら、引き続き、市と県、お互いのメリットを認識した上で、地域行政の役割を担っていかなければならないものと考えております。


 大館市では、大館商工会議所が18年度の重点項目に「地域振興局の誘致」を掲げたということでありますが、そのことを紹介した魁新聞の記事の中に、「かつての誘致運動は、大館出身の石田博英代議士が、『地方事務所を移転することは現在の鷹巣町にとっては復興を阻害されるもので云々』と移転に否定的な談話を出したこともあって鎮静化した」とあり、私も県や他市町村の状況を顧みず、我田引水的に地域振興局の誘致合戦に名乗りをあげることは好ましいことではないというふうに考えております。


 しかしながら、地域振興局の統廃合については、地域経済と市民生活への影響も大きいと予想されることから、十分な議論のもとに進められるべきと考えており、市民に不便をきたし、市民サービスの後退につながることのないよう、具体的内容はどうなるのか、その動向に留意し、対応をしてまいります。


 次に、鹿角の街中の景観についてでありますが、平成16年12月「景観法」が施行されておりますが、この法律は、良好な景観を「国民共通の資産」として位置づけた初の基本法であり、これまで自治体が条例等で独自に規制を設けてきた景観に関する規定に、基本理念や規制等に法的根拠を与える包括的な基本法であります。


 この「景観法」では、景観形成における住民参加がより明確に制度化され、市は「景観計画」を策定し、「景観地区」を指定することができますが、策定過程での公聴会の開催や住民や街づくりNPOが直接「景観計画」の素案や変更案を提案できることが明文化されております。


 法律に基づく行政計画を、住民やNPOが直接提案する道筋ができたことは、本市が掲げる共動の理念によるまちづくりの方針を後押しするものであり、よい景観をつくるための手法として都市計画面、緑地面、野外広告面、建築面等を総合的に規定することにとどまらず、景観に対する価値観を「昔ながらの美しい建物や風景」から、「地域そのものがはぐくんできた各種資源の総合体としての風土」と捉え直し、その土地のもつ、風土を活かした地域づくりへの転換を促す、ターニングポイントとなり得るものであります。


 本市においては平成12年に策定した「第3次鹿角市国土利用計画」で、毛馬内・錦木地域の一部、末広・花輪・尾去沢からなる中央部の土地利用の方向性を「高度な都市機能と歴史の香りをあわせ持つ市街地ゾーン」として位置づけ、歴史を感じることのできるまちづくりを図ることとしております。


 平成17年度で完了した都市計画街路花輪通線と同時施行した商店街近代化事業では、新町、大町、谷地田町地区の景観を高める目的で建物、用途、壁面位置、外壁の色彩、2階の窓の高さなどを地域住民合意の上、都市計画法による地区計画として定め、景観に優れた活力と潤いのある商店街を形成してまいりました。


 また、現在策定中の「鹿角市都市計画マスタープラン」においても、景観形成の基本方針として、生活で目にする美しい景観を守り活かすことや、地域のシンボルとなる景観づくりの必要性、住民みずからが景観形成に積極的に取り組む必要性を踏まえ、「身近な景観を住民みずから保全に努めていく」ことを目標に、「身近な美しい景観づくりを進めていく」、「地域性が感じられる景観づくりを進めていく」、「住民みずからが動き始める機運を大切にする」ということを基本方針としております。


 今後の整備方針としては、都市の美しさ、自然の美しさの景観づくりとともに、こもせ通りや造り酒屋など、城下町の趣を残す町並みや伝統的な建造物、遺跡や由緒ある神社仏閣など、今もなお残る歴史の重みを感じる要素を活かし、ふるさとの歴史を守り伝えていく景観づくりを促進することとしております。


 さらに、景観形成を総合的・計画的に進めるための計画や、具体的に建築物等の形態や色彩などをつくるための決まりや仕組みづくりを、住民参加の共動で進めていくこととしております。


 都市マスタープランの策定にあたり実施したアンケート調査では、まちづくりに対し「機会があれば参加したい」と回答した方が一般で70.4%、高校生で62.1%と高い比率を示しており、まちづくりに対する積極的な姿勢と期待感がうかがえます。まちづくりルールに関しては、一般の60.5%が必要であると回答し、そのうち「歴史保全のルール」について必要性を感じている方は12.7%となっており、ルールの必要性と歴史保全の必要性についての認識も高いものと判断しております。


 六日町の街並みは、本市における先駆的な取り組みとして、吉村議員をはじめ、市民の方々が尽力され、明治の面影を今に伝える素晴らしい景観をつくりあげ、今や本市の貴重な観光スポットとなっております。


 優れた自然風景、街並みなどの良好な景観は、観光をはじめ、その他の地域間の交流の促進に大きな役割を担うものであり、共動の理念のもとに地域資源、観光素材として保存、整備し、本市独自の風土としての景観づくりを進めていくことが町の魅力となり、観光客の増加にも資することから、今年度策定する(仮称)鹿角市観光振興計画においても、景観の観点を重要な要素の一つとして取り上げてまいりたいというふうに考えております。


 また、景観を守り育てるとともに、観光資源として活かしていくためには、地域固有の歴史を語り継ぐ人材の育成が不可欠であることから、十和田八幡平観光物産協会や「まちの案内人協議会」とも連携しながら、人材育成に努めてまいります。


 街中観光に対する具体的な取り組みといたしましては、JR東日本主催の「駅からハイキング」というウォーキングイベントに、「花輪ばやしの里の町歩き」と題して、鹿角花輪駅から図書館通り、桜山公園、大堰、長年寺、恩徳寺、関善、あんとらあを巡るコースを提案し、11月に開催する予定となっております。


 さらに、市民総ガイド運動と絡めてまちの魅力を再発見し、埋もれた資源を掘り起こしながらルート化を図る試みとして、「鹿角まるごとトレッキングバスツアー」を今年度10回計画をしております。


 このツアーは案内人付のバスツアーで、市の代表的な観光資源である十和田八幡平、観光施設、温泉等を中心にしながらも、街中の観光スポットになり得る素材を組み合わせたコースも設定しており、現在まで2回実施をいたしております。


 いずれも定員を超える申し込みがあり、参加した方々からも好評をいただいておりますので、今後十和田八幡平を訪れる観光客に、その間にある本市市街地に目を向けていただくためにも、このツアー実施後の評価に基づき、魅力ある観光ルートを設定し、総合プロデュース機関による商品化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。


 なお、吉村議員の教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁をいたします。


    (市長 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長。


    (教育長 織田育生君 登壇)


○教育長(織田育生君) 私から、吉村アイ議員の教育関係のご質問にお答えいたします。


 民族資料室については、築89年を経過して老朽化が進んでおり、引き続き活用を続けるためには、大規模な修復作業が必要となるため、民族資料の利活用とともに、図書館の建設とあわせ総合的に検討することとしております。


    (教育長 織田育生君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) 最後の民族資料館のことについてからお尋ねします。


 たった何行かのご回答で大変残念に思います。私がこの中で申したのは、民間でいろいろなことをやっている団体があると。それに対して鹿角市では、市の文化財である民族資料室を考える人たちはいないのか。少なくとも鹿角市の文化財であります。国の特別史跡のストーンサークルに関してはいろいろ手だてをしてもらって、大変ありがたいのですけれども、その一部でも、そちらとこちらとは違うというふうな考え方があると思います。いろいろ支援の、予算のつけ方とかは、出るところが違うというふうなお話もありますけれども。市民の立場からしますと、何か片手落ちのような気がするんですけれども、そこのところはどうでしょうか。


○議長(中西日出男君) 教育次長。


○教育次長(米田公正君) 今、吉村議員のご質問の内容については、考える人いないかということでなくて、それは市民なり文化財保護関係にたずさわる人方については、やっぱり保護すべきだというふうなご意見はいただいてございます。ただ、予算的に非常に厳しい財政の中ですので、修復等も含めて、利活用も含めて総合的に検討していかなければならないということを、我々の方で思っていますので、図書館建設とあせて総合的に検討してまいりたいというご回答をいたしたのでよろしくお願いいたします。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) 昨年の一般質問でも申し上げましたけれども、一度にやるとかでなくて、例えば文化財保護協会とか芸文協とか、いろいろそういうふうな文化財のことに関して大変興味をお持ちの方のサークルとか会があります。そのような会に例えば委託するとか、そちらの方に予算をつけていただくとか、少しずつ修復するとか、市民運動に盛り上がるような、そのような支援ができないかということは考えないでしょうか。


○議長(中西日出男君) 教育次長。


○教育次長(米田公正君) おっしゃることはごもっともに感じます。しかしながら、一応補修なりそういうふうな修復という、文化財的な修復となりますと、やっぱり根本的なことからやっていかなければならないというふうに認識をしておりますので、大変失礼な言い方ですけれども、その都度ちょこちょことやっても大した効果が上がらないというふうに考えていますので、何度もくどいようですけれども、その時期にあわせて総合的にそういう方向づけをしていきたいというふうに考えていますので、ご理解いただきます。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) もう一つだけ済みません。


 やはり古いものとかいろいろなもの、あるものを修繕したり復活させるというところに物語ができるわけです。先ほども一般質問の中にもそのことを盛り込みましたけれども、その物語が人を呼ぶということを考えると、私は十分な素材であるというふうに考えます。隣町の小坂町では、それを何年も前から取り組んで、ことしの「アカシヤまつり」の2日目のフォーラムのときも、観光フォーラムということで、私はたまたまその日は参加できなかったんですけれども、新聞等で見聞きいたしまして、やはり物語をつくるということが大切だということを随分話ししておりす。


 これはそのフォーラムだけでなくて、やはり観光客を呼び込むには、ただこういうものがあるというだけだと呼び込めないと。そこの町にやはり語るだけのストーリーがある、物語があるというのが観光客を呼べるということなので、ぜひ、ただ予算がないからできないでなくて、そういうふうな考え方の方がいるかどうかという語りかける、募集するだけでも、そういう取り組みだけでもしてもらえないものでしょうか。


○議長(中西日出男君) 教育次長。


○教育次長(米田公正君) この取り組みにつきましていろいろ議論があると思いますけれども、やはりまちづくりの観点、観光の観点、それから、今の資料館は今の町並みに溶け込んでいるということで、我々も十分認識しております。したがいまして、今後の活用についても、その市民なりそういうような意見についての意見を取り入れるということについては、これから勉強をさせていただいて、対応していきたいというふうに考えています。


○議長(中西日出男君) 吉村君。


○2番(吉村アイ君) それでは、道州制の方で再質問をさせていただきます。


 先ほど市長の答弁で、昨年グループ、いろいろ青年会議所とか、それから、鹿角市の市の職員の人たちで道州制についてのいろいろな勉強会をしているというふうなお話がありましたけれども、そのような立ち上げたものに対して、支援をしていくというご回答であったと思います。私は市を挙げて取り組んでほしいと思います。


 というのは、何年、5年以上前になりますけれども、国で男女共同参画について橋本首相の、当時ですけれども、そのような共同参画の話が出たときに、青森市が男女共同参画立市ということで全国に発信いたしました。そのことで日本女性会議というのを青森市は開催しております。全国から女性が集まりまして、その前に北京の国際会議がありましたけれども、その後に青森市で私も参加させてもらいましたが、そのような大会を開催しております。


 私は今から準備いたしまして、道州制は鹿角市で語るという、鹿角市道州制のフォーラムというものを立ち上げる計画を立てるためには、やはり市の職員と民間と一緒になってやっていただかないとできないと思います。それは、大変鹿角市が北東北三県に大変アピールすることだと思いますので、そのような考えはないでしょうか。


○議長(中西日出男君) 総務部長。


○総務部長(松岡 昇君) 道州制の問題につきましては、国の根幹にかかわる問題でございます。回答にもありました、答弁にもあれしたんですけれども、中央制度調査会、こういうものでいろいろ議論されておりますし、全国知事会の道州制特別委員会なんかでも議論されております。その中で、やはり今合併が進んで、やはり地域が広範になっていると。それで、既存の都道府県では対応できない事態になっている。また、国もそういう形の中でいろいろ財政はか、また権限とか、そういう形の中でやはりもう対応がリミットだと、こういう考え方がありまして、全国知事会の特別委員会ではやはり都道府県の今の制度では限界があると、こういうことを言われております。そういう中で、やはり道州制、これは必要であると、こういう結論内容でございます。


 道州制につきましては、いろいろなパターンがありまして、まず道州制というのは必要だと。それから、下の市町村、基礎的な団体である市町村、これの整備も進めなければならない。また、それに伴いましていろいろな権限、これの移譲も進めなければならない。国家的な大きな事件ということになると思うんです。その中での議論でございますので、一つ鹿角市だけでというわけにはいかないもんですけれども。ただ、東北の北東北三県ですか、これは全国的に随分進んだ議論がなされておると思います。あと、ある部分で実施されておる部分もありますし、あと、北海道の方もかなり議論が進んでおると聞いております。


 そういう中で、今のご提案、北東北三県ではちょうど鹿角市が真ん中だと、こういうことで機械的には真ん中ではございますけれども、例えば県都とか州都とか、そういうものの要件とか、そういうものもあるわけでございまして、例えば産官学の社会資本が充実しておるとか、交通の至便な場所とかいろいろあります。単に中央だけだという、そういう発想だけでは州都を持ってくると、そういうこともいかがなものかという考え方もありますけれども、ただ、これはかなり先の話ですから。今から、そういう例えば、鹿角市がそういうマイナスの面、誘致するのにマイナスの面があるということであれば、それらを皆さんで議論していただいて、そのマイナス面カバーしていただくとか、そういう議論、国民的な議論をこれからしていただきたい、またしなければならない、そう思っています。


 ただ、この議論につきましては、国の内外ではまだもうちょっと成熟した議論には至っていないということで、もうちょっと国内の動向を見ながら対応したいと思っております。したがいまして、先ほどフォーラムの開催とか、そういうものも提唱されて、先んずれば人も制すと、こういうことですけれども、大変いいことです。そういうマイナス面をクリアするためにも今から皆さんで議論をしていただいて、市の若い職員も大いに議論に加えていただいて、いろいろご提案いただきながら、議論を進めてもらいたいと思っています。


 ご提案のフォーラムにつきましては、そういう期が熟したころであれば、またそういうお話を盛り上げて皆でやるのも一つのアピールのための事案かと思っております。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) その期が熟してからというお話でしたけれども、鹿角市は秋田県内では早い時期から市町村合併いたしまして33年になります。私は鹿角市に住んでおりまして、いろいろな点で鹿角市は今まで先進的なことをいろいろやってきたと思っております。秋田県内では今市町村合併が終わったばかりで道州制の問題は早すぎるとか時期尚早だという意見が随分ありますけれども、そういうふうな意見があったとしても、鹿角市は30何年も前にもう合併しているんでないか。今回小坂町との合併はできませんでしたけれども、将来的に小坂とも見据えて、広域的にはいろいろ事業しているわけですので、30年も前に合併した鹿角市が道州制が今来たときに、なぜそれを期が熟してからというふうな考え方になるかというの私は大変解せないんですけれども、そこはどうでしょうか。


○議長(中西日出男君) 助役。


○助役(松浦春男君) ただいまのフォーラムの件でございますが、その前に道州制のことについて少し説明した上でお答えしたいと思います。


 道州制そのものは、これまでの国、県、市町村、3層構造になっております国の統治の仕組み、根本的な国を治める仕組みを変えようと、こういう大きな話でございます。単に市町村合併と違う話でございまして、そもそも国が担っている仕事をそのほとんどを道州が担い、そして、住民、近いところはほとんど市町村が担うと、こういう役割分担、大胆な役割分担をして初めて道州制が実現すると、こういう大きな制度の仕組みでございます。


 そういった意味で、今道州制に対する、実は県民の方々の理解は大変少のうございまして、アンケート調査でもよくわからない、あるいはピンと来ないという方が大多数でございます。当然だと思います。市町村合併は身近なことでわかりやすいんですが、どうしても例えば北東北三県が一緒になる、あるいは福島まで含めて同じ県になる、こういったことにどうも実感がないというのが、私は正直な気持ちでないかなと、こう思います。


 そういう意味で、道州制というものが一体どういうものなのか。道州制を導入することによって、どういうメリットがあり、どういうデメリットがあり、そして、それに対して市としてどういう対応をすべきかと。まず、この議論をしっかりとしていくことが大事なことだ思います。


 ですから、今の段階はフォーラムということよりもむしろ道州制そのものに対して理解を深めていく、そういう段階だと、このように思っていますので、それが期を熟し、そして、鹿角市民が道州制を積極的に進めていくと、こういう全体の流れができた時点で、フォーラムでありますとか、あるいは議会、行政、市民挙げて取り組んでいくと、そういう流れになっていくんでないかなと、こう思っていますので、現時点では、まず道州制をしっかり勉強し、そして、これに対して、それぞれが勉強をし、そして、これにどう対応していくか、これを考える時期というふうに考えております。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) どうもありがとうございました。


 市民と、それから当局と一緒に共動で十分議論して、鹿角市が北東北の真ん中であるということをもっとアピールするような活動につながるようにお願いいたしたいと思います。どうもありがとうございました。


 ちょっと、5分ぐらい時間がありますので、一つだけお願いいたします。


 先ほど市役所には大変人材が豊富だということを、私は話しさせていただきましたけれども、例えば市民センターの問題で、市民センターのことでいろいろ説明会を開催しておりました。それから、自治会長の会議等も市長みずから出てきていただいて、いろいろ市民と一緒に共動でいろいろやろうということで話し合いをされて、私も何度か市民センターの説明会では参加させていただいておりますが、その中で、いろいろ改革が始まるときに、その矢面に立った市の職員が大変難儀しているということを強く感じております。


 その方々が難儀していることが、当局の全体の認識があるかどうか大変少し疑問に思う点があります。やはり、新しいことを始めるときに、その担当者がいかに苦労しているかということを、上司なり市長なり助役がどれくらい認識しているか、最後にお尋ねしたいと思います。


○議長(中西日出男君) 助役。


○助役(松浦春男君) 改革というのは、これまでにない前例を新たにするとういことであります。そういう意味で、これまでの経験が役に立たない、そういうこともございますので、大変難儀はします。難儀はしますけれども、それが市民のため、そして、結果的には市のため、そして、みんなのためと、こういうことにつながっているわけですから、その意識をまず第一に持っていただきたいとういことを、常に市長も私も、部下に対してお話をしております。難儀することが大きな成果を生むということをしっかり伝え、そして、その努力をいとわないような、そういう環境づくりにも対応してまいりたいと、こう思っております。


○議長(中西日出男君) 吉村君。


○2番(吉村アイ君) どうもありがとうございました。


 私の経験からNTTが会社になるときに、実は大変難儀しました。というのは、ほとんど官公庁的な会社であったもんですから、その改革、民営化するときに矢面に立ったものは、大変難儀するものです。そのときに、その職員が何が一番職員の士気を高揚させるかというと、やはり同じ職場の同僚なり先輩が、どのくらい自分がやっていることを理解してくれているかということですので、そちらの方は、ご理解いただきたいということをお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


○議長(中西日出男君) 以上で、吉村アイ君の質問を終わります。


 次に、順位5番、?舘一郎君の発言を認めます。?舘君。


    (11番 ?舘一郎君 登壇)


○11番(?舘一郎君) 最後となりましたが、90分おつきあい願いたいと思います。


 30年ぶりの大豪雪に見舞われ、市民生活にも多大の影響を来した今年の冬でありましたが、心配された農作業への影響も思いのほか大したこともなく、平年比で2日、3日のおくれで田植えやら葉たばこの移植作業も終了し、まずまずのスタートを切ることができ、ほっとしているところであります。


 ただ、心配されますのは、果樹での枝折れや幹折れの折損木による被害が、秋の収穫時になってどれほどの収入減へとつながるのか懸念されますが、その被害が最小限に食いとめられるよう願うものであります。


 さて、国内の景気に目を向けてみますと、今の日本国の景気は、昭和40年から45年まで続いた消費主導型のイザナギ景気を抜いて、戦後最長の記録を達成したということであります。世界屈指のトヨタ自動車1社の売上高が21兆円を突破し、純利益も1兆3,000億円を超え、ほんの数年前までは、倒産の憂き目を見た銀行業界や証券業界も息を吹き返し、史上最大の利益を上げ、三菱UFJ銀行もその利益が1兆円を超え、トヨタ自動車のそれに迫る勢いだとの発表がありました。政府関係機関の正式発表でございますから、まさにそのとおりなのでありましょう。


 しかしながら、ホリエモン神話が崩れ去り、何かにつけて注目されたあの村上ファンドさえ、今やその実態を暴かれ逮捕されてしまいました。果たして何が真実なのか、何を目標に頑張ったらいいのか、真面目にこつこつと働いている国民にとっては、何とも虚しい気がしてならないのではないでしょうか。


 あなたのお子さんはどちらに就職されました。「いや、何、トヨタ自動車ですよ。お宅は」「うちは三菱UFJ銀行ですよ。」「ほう、大したものですね。」間違いなくそんな会話が全国各地で交わされておるに違いありません。そのトヨタ自動車の反映が日本の300万農民の犠牲の上に成り立ち、三菱UFJ銀行の大好況が一般庶民の虎の子を無利子で預かり、経営に四苦八苦している中小企業に高利子で貸付をしている上で成り立っていると考えると、まともに生きることが、真面目に生きることが、果たして正しいことなのかとつい思ってみたりもします。こう考えるのは私のひねくれている考えでしょうか。多少はそうなのかもしれませんが、そうだ、そのとおりだと共感してくれる方もいるだろうことを予想し、鹿明会を代表して一般質問をさせていただきます。


 まず初めに、市長の政治手法についてお伺いをいたします。


 私は平成13年3月の選挙で当選させていただき、ことしで2期6年目であり、きょうが6回目の一般質問でございます。最初の年に、私は産業建設常任委員会に所属いたしました。そのとき市長さんは産経の次長をされておりました。なかなか頭の切れる次長さんだなと記憶をしております。2年目は産経の部長さんでした。3年目は総務部長をされ、4年目には前佐藤市長のたっての願いで佐藤市政2期目の助役になられました。そして、5年目の昨年、任期半ばで病に倒れられた佐藤市政を引き継ぎ児玉市長が誕生いたしました。


 その経緯、経過を見て、人は、市長さんは強運の星の下に産まれたとか、あるいは、平成鹿角のシンデレラボーイだと言われる方もおります。しかし、私は全然そんな見方はしておりません。当然生まれるべくして生まれた市長だと思っております。病に倒れた佐藤市長が、病床にありながらまだ元気なころ、市政の停滞は許されない。市民に迷惑はかけられないと、後任をだれに託すかと思いを巡らしていたとき、たまたまお見舞いに伺いました。


 そのとき、市長、後釜はだれか考えておられますかとの私の問いに、一郎お前はどう思うと逆に問い返され、私のレベルでは到底答えられるはずもなく、返答に窮しておりました。ほどなく、「児玉助役しかいねべしゃ」ということでありました。先ほどの吉村議員の発言にもありましたが、きょうが佐藤前市長の命日でございます。(訂正ありP189)当時、その発言をいたしましたら、大変問題になったかと思うわけでございますが、今となってはそれも許されるだろうと思い、披露させていただきました。


 そこで、お伺いをいたします。事務方のトップとしての職員を束ね、市民の負託におこたえすべく職務に精励された方が、今度は市政のトップとして鹿角丸の船長になられたわけでございますが、与えられた役割、果たすべきことがおのずと違ってくると思いますが、それはそれとして、市長の市民を見る目は変わったでしょうか。


 よく言われますのは、市民の目線でとか、市民に合わせてとか言われることがあります。もちろんそうしたことも大事なこととは思いますが、市民から多少の疑問を投げかけられても、10年後、20年後に評価される、理解されるという政治手法も必要かと思いますが、いかがでしょうか。ちなみに、市民が市長を見る目は確実に変わってきていると思います。


 また、市長は五つの選挙公約を掲げ、圧倒的多数の指示を受け当選されたわけですが、市長就任後約1年が経過し、達成されつつある公約もありますが、任期中にどの程度達成できそうかお伺いをするものであります。大体どれくらいの達成率でみずから合格点を与えるのか、あわせてお尋ねをいたします。


 次に、隣の小坂町には32億円を投じて建設されたアカシア大橋があります。しかしながら、その先がどうなるのか今のところ定かではありません。また、大館市から小坂までの日本海沿岸東北自動車道も1,400億円の巨費を投じて建設されようとしております。この建設は市民、町民の負担はなく、逆に用地の買収費が市民、町民の懐を潤し、建設業が活気づき、雇用もふえるということで大変結構なことと思うわけでございますが、この事業の費用対効果はどうなのか。また、こうした事業が日本全国で展開された結果が、国、地方を合わせて1,000兆円を超える借金をつくったのではないかと思うのであります。


 大館市、小坂町に限らず、我が鹿角市にとっても、もっと生活に密着した必要欠くべからざる、やってあげなければならない、やらなければいけないことがあるのではないでしょうか。いわば、市民が暖をとるためのマッチを求め、雨風をしのぐためのひさしを求めたとき、市長はマッチやひさしをつくって与えるのか、それとも、もっと大きな家を建ててあげるから、それとももう少し待ってくれというのかお伺いをするものであります。


 次に、道州制についてお伺いをいたします。


 道州制については20年以上も前から議論がされてきております。しかし、この制度については、国民的議論とか秋田県民参加の議論とかが行われてきたという認識は私は持っておりません。ただ、ある一部の学者、一部の団体での議論はなされてきております。そうした中において、寺田秋田県知事の独断専行が目立ち、あたかもその方向が正しく、その方向に行くのだ、10年後には東北六県、少なくとも北東北三県は道州制に移行するのだという感を強く受けますが、道州制にはそれぞれメリット、デメリットがあると思いますが、この点については、市町村の合併問題とも関連があると思いますので、市長の率直なお考えをお聞きしたいと思います。


 次に、鹿角市民の所得の二重構造についてお伺いをいたします。


 国の構造を変える、自民党をぶっ壊すと声高に宣言し、小泉政権が誕生してから5年が経過し、間もなく9月で終焉を迎えようとしております。その間、銀行、証券会社の統廃合がなされ、道路公団の民営化がなされ、郵便局の民営化がなされました。さらに、国政の政治形態が大きく変わりました。それ以上に大きく変わったと思われるのが、勝ち組と負け組の差が大幅に大きくなったということであります。もちろん、このことは国民レベルの話ではありますが、我が鹿角市民においても、格差は確実に広がったように思うのですが、実際のところはどうなっているのか、鹿角市民の所得構造はどうなっているのかお伺いをいたします。


 また、国民レベルにおいては、一介のサラリーマンが20億円、30億円の所得を上げ、個人所得においては大企業の社長、株、土地成金長者を押しのけて、所得番付のトップにもなる時代となりました。いわゆる一般サラリーマンにおいては数百倍の格差であります。


 これは極端な例といたしましても、我が鹿角市においては、その実態はどうでしょうか。鹿角では羨望の的の一般公務員、団体職員、一般会社員、臨時社員、パート社員などの所得はどうなっているのか、その内容についてお伺いをいたしたいと思います。


 次に、住みよいまち鹿角、住ませたいまち鹿角を前政権からの引き継いでいる児玉市政であると思われますが、それを実践するための最も大切なことの一つが、所得格差の是正であると認識するわけですが、そのための方策をどのようにお考えになっているのか。あればそのお考えをお聞きしたいと思います。


 次に、由緒ある大湯温泉駅舎の復活についてお伺いをいたします。


 私が産まれたのは昭和29年11月、ここより北東約10キロの草木という全くの純農村地帯であります。今でこそ町場の人たちとやや同じくらいの生活をしておりますが、当時小学生のころは大変な生活でした。質素・倹約を旨として、というわけでは決してなかったとは思うのですが、ぜいたくは許されませんでした。極端な話、春夏秋冬、朝昼晩、ご飯のおかずはハタハタがほとんどでございました。


 あしたが運動会だという日の前の晩、一郎、これ食ってあした頑張れと言って食べさせられたのが、スタミナ源の鶏の卵でございました。今日のようなドリンク強壮剤でもあるまいに、次の日に効果が出るとも思われませんでしたが、不思議と運動会の日には力が発揮され、6年間1位で通しました。


 夏休みに入ると間もなく大湯温泉祭りが開催されます。私はこの大湯温泉祭りに行くのが唯一の楽しみでありました。なぜかと申しますと、お祭りに行くと、バナナかパイナップルを買ってもらえたからであります。最初はパイナップルの食べ方がわからなく、あのひだひだを1枚1枚むいて食べるのか、それともリンゴのように丸かじりすることができるのか大いに迷ったものであります。


 当時の大湯温泉祭りはたくさんの出店と大勢の人でにぎわい、映画館があり、劇場があり、大湯温泉駅があり、ビリヤードを備えた大変大きな大湯温泉ヘルスセンターまでありました。しかし、これは今は昔のお話でございます。つい最近ではスキー場さえ消えてなくなりました。最盛期には10数件を数えた旅館も今ではホテル鹿角を含め、わずか7軒が営業をするにとどまっております。


 大湯温泉は、住家が密集する市民の居住地でありながら、観光地であり、中央を国道103号線が走り、さらに四つの整備された公衆浴場がある、全国有数の温泉地でもあります。それなのに、大湯温泉を通り過ぎ、中滝に着いた観光客が、大湯温泉はまだですかと聞いたという笑うに笑えない話が確かに存在し、老人、子どもが、あるいは観光客がちょっと気軽に立ち寄るトイレもなく、雨、露、風雪をしのぐひさしもなく、数人が腰をおろして憩うところもなくて何が観光地か、どこが温泉地か、地区住民も、外来者も観光客も大いに疑問を持つ地区でございます。


 本当に本気になって住みたいまち鹿角、住ませたいまち鹿角、癒しの里鹿角を目指すのであるならば、地域住民、特に生活弱者と呼ばれる高齢者や子ども、あるいは体に障害を持つ方々にとっては、絶対に必要な施設でございます。物事にはすべてキャッチフレーズなりシンボル、目指すもの、目標となるものが必要と思われます。観光立市「鹿角」を標榜し、全国に誘客運動を展開するのであれば、そうして来てくれた観光客に対し、最低限失礼のない施設をそろえるのが礼儀かと思われますが、いかがでしょうか。


 どうか大湯温泉の復活が、鹿角の活性化に大いに寄与する可能性があることを確信し、大湯温泉駅舎の建設をお願いするものであります。建設に当たっては、確かにいろいろな問題はあるでしょう。鹿角市の財政事情、要望する場所がJR東日本の土地であること、さらには、その場所を駐車場として地区住民に貸し出していること。しかし、これらの問題はやる気があれば簡単に解決すると思われますので、どうか地域住民のささやかなお願いを、お聞き入れくださるよう切にお願い申し上げる次第でございます。


 次に、農業問題についてお伺いをいたします。


 つい先日、作家の渡辺淳一氏の書かれた雑誌を何とはなしに読んでいたら、その1文に「今やすっかりと廃れてしまった日本の農業」というのが目に入りました。その雑誌は何も農業関連の本ではございません。あのような有名な作家が日本の農業のどの部分を見てそう思ったのか、あるいはまた、農業全体を見てそう感じたのか、ご本人に確かめてみたい気持ちでいっぱいであります。もしかして、国民全体、いわんや農家自身、農業関連関係の方々もそう思っているかもしれません。


 そうした状況の中にあって、いよいよ来年から担い手経営安定対策が実施されます。鹿角市では年明け早々から農協職員や県振興局の職員たちと集落説明会を実施し、要望のあった集落に対しては再度伺って説明会を実施したと伺っております。そうした努力が実を結び、今では農家自身もこの対策の内容を徐々に把握し、この対策の目指すところもおぼろげながらだんだんと見えてきたのではないかと思われます。


 そこで、お伺いをいたします。鹿角市では最近担い手になると思われる農家に対し、アンケート調査を実施されおりますが、本市において担い手となれる農家はどれくらいいるのか。また、その担い手でカバーできる面積は、全体のどれくらいなのかをお伺いしたいと思います。


 また、先月5月27日に大湯温泉の黒森山で実施された秋田県植樹祭の前日、多忙にもかかわらず寺田秋田県知事が数カ所の集落を訪問し、集落営農や法人化について意見交換をし、この施策にかける寺田知事の熱い思いを語っただろうことを予想はいたしますが、その実はどうだったのか。参加された農家の理解及び反応はどうであったのかをお伺いいたします。


 かつて、小畑知事時代に我が秋田県にも、集落営農らしき集団農場を推進した時期がありましたが、全く定着しませんでした。また、隣国中国においては100%国営農場であったのが、今ではその効率性や実効性の問題から、農地を農家個人に開放している実情にあります。そうした中において、何で今さら集落営農なのかという疑問でいっぱいであります。


 政府はこの対策で担い手になった場合、前年の所得を基準にその減収分の9割を補償してくれるみたいに言っており、すばらしい政策に思えますが、そんな甘い政策が実施されるわけはありませんし、続くはずもございません。前年の売り上げの9割を補償してくれるだけであります。9割の補償が10年続けば限りなくゼロに近づいてまいります。私の考え、理解が違っているのであれば、もしそうだとしたならばその間違っている部分を、ご指摘していただきたいと思います。


 自由貿易協定、いわゆるFTAが進めば進むほど、日本農業は間違いなく崩壊してしまいます。地方から県、地方から国へ直訴する必要性を今私は感じております。市長のお考えをお伺いいたします。


 次に、教育現場の安全・信頼についてお伺いをいたします。


 近年、子どもには何の罪もない、或いは全く防ぎようのない事件が発生するようになりました。不審者及び防犯対策としてグループ送迎をしている母親が、そのグループの子どもをあやめる、塾の先生が生徒をあやめる、仲良し同士のお母さんが相手の子どもをあやめる、大変な時代になったものだとつくづく感じております。


 そして、それはよその、あるいは都会の話なのだとの思いが強く、まさかすぐ近くの藤里町で米山豪憲君の事件が起きるなどとは予想もしておりませんでした。豪憲君に対しては本当に心からご冥福をお祈りいたしたいと、こう思います。


 そこで、当市ではそのようなことに対して、どのような姿勢で臨んでおるのかをお伺いいたします。


 また、鹿角市では、専決処分をしてまで、市内の小中学校に不審者防止のために防犯カメラを設置したわけでございますが、その設置前と設置後の違い、効果をお知らせしていただきたいと思います。


 子ども・児童・生徒に対する不審者対策、防犯対策として、地域住民とはどのような連携をとっておるのか。また、それらに対して学校内及び学校と教育委員会、あるいは教育委員会内部ではどのような連携プレーで臨んでいるのかをお伺いをいたします。


 米山豪憲君の事件でもそうでございましたが、問題が起こるごとに、あるいはまた犯罪が起こるごとに、学校長なり教育長なりが感想を求められたり、あるいはまた謝罪させられたりする姿をテレビ等で拝見いたします。そこまではする必要ないだろう、そこまでは学校長として、ましてや教育長として守れないだろうと思うことがしばしばあります。立場上そうなるのかもしれませんが、難儀なことだとご推察申し上げるものであります。


 そこで、お伺いをいたしますが、子どもを不審者、あるいは犯罪から守るため、教育長として常日ごろ心にとめておられるのは何なのかをお伺いをいたしたいと思います。


 また、先般、小野寺 清秋田県教育長が2年の任期を残して辞任されました。辞任の理由については、小野寺氏は第5次高校総合整備計画を立て、秋田教育新時代創生プログラムも完成した。区切りがついた段階で新しい人に引き継ぐのがいいと考えた」と説明をしており、在任中に起きた教職員の不祥事や、秋田市上北手に建設予定の、南が丘ニュータウンへの県こども総合支援エリア構想に対する対応のまずさが、辞任の引き金になったわけではない。人心の一新、新しい血を入れたいと考えた。寺田知事には前々から辞任をお願いしてきたが、ようやくOKをもらったとも言っております。


 1県民として潔いと言えば潔いとも思えますが、後任の教育長には56歳の根岸 均氏が就任したものの、無責任だと思えばそのようにも思えます。任期を全うすれば退職金ももっともらえただろうと思えば男らしく潔いのかもしれません。この点教育長としては小野寺教育長の任期途中の辞任をどのように評価されておるのかお伺いをいたしたいと思います。


 最後に、福祉政策についてお伺いをいたします。


 「住みたいまち鹿角」「住ませたいまち鹿角」「癒しの里鹿角」を構築するためには、少子化対策から高齢化対策及び生活弱者対策が必要と思われます。いわゆる福祉政策の充実が求められてまいります。


 かつて、鷹巣町が日本一の福祉の充実を掲げ、一世を風靡した時期がありましたが、今となってはそれを維持するだけの財政事情になく、福祉の後退を余儀なくされたと伺っております。人間という動物は欲張りなもので、同じ金を出しても人よりおいしいものを食べたがるし、少ない金で同じものを要求するきらいがあります。福祉に関しても同じような傾向にあると思いますが、そこでお伺いをいたします。


 我が鹿角市において、福祉の充実度は市民の負担額に比して県内外の市町村と同じ程度にあるのかどうか。あるいはまた、今現在はともかくとして、今後将来において、低負担で同じ程度の福祉の恩恵にあずかることができるのかどうか。はたまた、高負担でなければ同じ程度の福祉が受けられない見通しなのか、その点をお伺いして、私の質問を終わらせていただきます。


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長。


    (市長 児玉 一君 登壇)


○市長(児玉 一君) ?舘一郎議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに、私の政治手法についてでありますが、事務方のトップから市長になって、市民を見る目は変わったかにつきましては、昨年7月より市政を担わせていただいてから、間もなく1年になろうとしておりますが、?舘議員には強運な市長のように映っておるようですけれども、選挙においては、行政マンとして35年間培った経験と、「市民との共動によるまちづくり」を市政の基本に据える私の政治姿勢、選挙公約に多くの市民から賛同を得たものと受けとめております。


 全体の奉仕者として職務遂行に当たるという姿勢は、市長となった今も変わるものではありません。ましてや、市政のかじ取り役として決断しなければならない立場にあっては、「市民の声を出発点に市政を進めていく」、「市政の主役は市民」という私の思いは、むしろ職員時代よりもさらに強くなっているところでございます。


 地方分権が実践段階に入り、市民が主役となるまちづくりの動きが一層求められる中、限られた財源を有効に活用するため、共動の理念に基づき、市民にも応分の役割分担をお願いしなけばならない点もございますが、あらゆる機会を通じ、市民のニーズや満足度の把握に努めるとともに、4月からスタートさせた「第5次市総合計画後期基本計画」の着実な推進により、地域活力を最大限引き出しながら、私の政策が将来にわたり評価いただけるよう、市民の期待と信頼にこたえてまいりたいというふうに考えております。


 五つの公約が任期中にどの程度達成できそうか、また合格点は、何点ぐらいと見るかにつきましては、私は、就任以来、市民の期待と信頼にこたえるため五つの公約を掲げ、私が目指すまちづくりのテーマを「強い鹿角 やさしい鹿角」の創造とし、その実現に向けて邁進してまいりました。


 この間、市民との共動を提唱し、簡素で効率的な行財政運営を基本としながら、地域活力を引き出す産業振興施策を中心に、新たな活力の創出を進めるとともに、市民福祉の向上に努め、市民センターにおける市民との共動や企業誘致など、公約実現に向けた基盤固めができたと考えております。


 今後とも、市政運営の指針となる後期基本計画に基づく施策の積極的な展開により、任期中での公約の達成に向け、市民から合格点をいただけますよう、厳しい社会情勢にも、常に前向きの姿勢で対処する決意でございます。


 市民が困っていることへの対応の優先度につきましては、三位一体の改革が進められる中、市の財政も厳しい状況でありますが、政策の達成に向けた事業の推進に当たっては、必要性と緊急性、有効性の視点から各事業の優先度を判断した上で実施し、限られた財源の中でも事業の規模や費用の大小だけにとらわれることなく、市民にとって真に必要かつ有益な事業を、いかに資源を有効に活用するかなど、知恵を絞り、工夫しながら効果的に進めてまいりたいというふうに考えております。


 道州制の認識につきましては、これは明治維新にも匹敵するような国家システムの大改革であり、将来の日本のあり方を長期にわたり方向づけるものとして、大いに関心を寄せております。道州制の導入は、国と地方の枠組み、役割を大きく変えるものであり、基礎的自治体である市町村のみならず、国民生活にも大きな影響が出ることが予想され、さらなる国民的な議論が必要な段階であると認識をしております。


 こうしたことから、市政運営においては、道州制を初めとした地方分権の流れを意識しつつ、簡素で効率的な組織機構と、市民との共動による自立可能な行財政運営システムの構築を図るとともに、いかにして市民福祉の向上を図っていくかが最も重要であると考えております。


 次に、所得の二段構造についてでありますが、近年小泉内閣が掲げる構造改革路線のもとで、民間活力の増大と小さな政府の実現を目標として、規制緩和の拡大や、官から民への権限移譲など、さまざまな改革が進められてきました。


 また、平成14年以降続いている景気拡大の期間は50カ月を超え、戦後最長を記録した「いざなぎ景気」に迫っていると言われております。その一方で所得格差が拡大し、「勝ち組」や「負け組」の言葉に表現されるような、富裕層と低所得層の二極化が進み、さらには、その階層の固定化が進んでいるとの指摘がなされ、その是非について盛んに議論が交わされています。


 しかし、景気の回復が都市部を中心に進んでいる一方で、中小企業の多い地方には波及しておらず、実感に乏しいのが実情であります。本市も同様であり、長引いた不況による停滞から、依然として脱しきれていないと言わざるを得ないと考えております。


 このような状況のもと、企業の中で比較的高い給与を得ている正社員に対しても、賃金の抑制が図られておりますし、本市職員についても、給与削減と諸手当の見直しを進めているところであります。こうしたことからも、市内においては一般に取りざたされるような、ごく一部の富裕層と大多数の低所得層への二極化という現象は、生じていないものととらえております。


 ただ、さきに述べましたように、市内経済の回復がおくれていることから、都市部との格差の拡大が懸念されることは確かであり、経済活性化を通じた市民活力の創出と所得向上を実現することが、市民の暮らしの安定と、ひいては定住志向の形成につながるものととらえ、以前より市民所得の向上を目標に掲げ、農業における担い手育成と複合経営基盤の強化、商工業における企業誘致や開店・立地支援、観光業における誘客活動支援や受入れ態勢の向上など、産業経済全般にわたる振興策を実施してまいりました。


 今後も、これら施策の拡充を進めるとともに、交通・情報関連のインフラ整備など、円滑な経済活動に資する関連施策をあわせて展開し、市民所得の全体的な底上げを図ってまいります。


 一方で、経済振興策の恩恵を受けにくい高齢者など、経済的に弱い立場にある人々への施策も生活格差を防ぐ上で欠かすことはできません。生活保護制度や低所得者に対する各種の負担減免といった経済的な支援のほか、社会福祉、保健衛生を含めた総合的な社会保障を通じて、市場経済だけでは実現が難しい、生活の安心と安全の確保を図ってまいります。


 積極的な経済振興策により、地域間の経済的な格差の解消を図ること、そして、これからの超高齢化社会への不安が増す中で、暮らしの安心を保障し生活格差の拡大を防ぐことは、住みよい鹿角の実現の基礎を築く、重要な取り組みであるというふうに考えており、これからも関連施策の着実な推進に努めてまいります。


 次に、大湯駅舎復活についてでありますが、駅舎につきましては、平成16年度時点では、新設という判断に至ることはできませんでしたが、観光客並びに市民を意識した公衆トイレ機能につきましては、近くの大湯温泉総合振興プラザを代替施設として利用していただくこととしております。また、地区からの要望を受け、県に対し、バス待合所の設置を働きかけておりましたが、国道改良事業の一環として、大和橋、プラザ前及び旧駅舎前のバス停に簡易待合施設が設置されることとなり、お盆前の完成を目指していると伺っております。


 観光地、温泉地としての大湯温泉郷の活性化につきましては、現在、観光客を意識した施設としては、観光案内機能と公衆トイレ機能をあわせもった、大湯温泉総合振興プラザを位置づけておりますが、こけし展示コーナーを除いては、観光客の集客力としては今ひとつという認識を持っており、プラザに大湯温泉郷の活性化を託すのは、荷が重いことも事実であります。


 しかし、開湯800年という由緒ある大湯温泉郷を、魅力あるまちとして復興する必要性については十分認識しており、幸い、国道改良事業とあわせ、街灯や歩道の整備が進み、散策できる温泉街へと変わる大きなチャンスが訪れておりますことから、これを機に、地元におかれましては、平成11年に策定されております「縄文まほろばの大湯温泉」構想などの具現化に向け、観光関係者のみならず、住民みずからがアイディアを出し合い、大湯温泉郷の活性化につなげていただきたいと考えております。


 市といたしましても、今後、こうした構想を再検証し、大湯温泉地区が十和田湖への単なる通過点ではなく目的地となるような観光施策を充実していくとともに、?舘議員からの提言を真摯に受けとめ、大湯温泉の復活を象徴化する機能・施設のあり方や具現化の方策について、市民とともに検討をしてまいりたいというふうに考えております。


 次に、担い手及び集落営農についてでありますが、19年産からスタートする国の経営安定対策について、担い手はどのくらい予想されるかにつきましては、品目横断的経営安定対策は、農家を幅広く一律に支援するのではなく、中核となる担い手に支援するものであり、具体的には、4ヘクタール以上の認定農業者と20ヘクタール以上の集落営農組織が支援対象となっております。


 この経営安定対策に対応するため、市では一定の基準に基づき、認定農業者等、個別経営体及び集落営農等組織経営体のリストアップを行ったところであり、3ヘクタール以上の経営規模を有する個別経営体319、集落営農では重点7集落を選定をしております。


 この319個別経営体のうち、認定農業者で4ヘクタール以上の経営規模の要件を満たしているのは約24%に当たる78経営体、水田経営面積にすると386ヘクタール、集落営農では、ほ場整備実施地区集落と、ほ場整備事業の採択に向け組織化による農地の利用集積を検討中の2集落で、水田経営面積では88ヘクタールであり、加入時点での担い手としては合わせて80経営体、474ヘクタールとなり、総水田面積に占める集積率としては12.6%になるものと見込んでおります。


 このことから、19年度からの、経営安定対策に乗れない経営体が相当数予想されますので、農地流動化を促進するとともに、認定志向農家への誘導を働きかけるなど、早い機会に対策に乗れるよう指導、支援をしてまいります。


 あぜ道ミーティングに参加された農家の理解及び反応につきましては、このミーティングは、県知事が県内の集落に入り、認定農業者や集落営農の必要性を農家の方々へ直接訴えることや、担い手農家を激励することを目的に行われましたが、鹿角地域振興局管内においては、去る5月26日午後に、小坂町1カ所のほか鹿角市内5カ所の集落や直売施設などを巡回されております。


 巡回された集落のうち、高屋・二本柳は、基盤整備実施地区や計画中の集落で、組織化については前向きなこともあり、集落の現状や今後の地域農業のあり方について活発な意見交換が行われ、1地区約20分程度の時間的な制約もございましたが、知事は、新対策への理解を求めながら農家の生の声に耳を傾け、適切なアドバイスをされておりました。


 他の地区でも同様の傾向で、新対策に対する必要性の認識は高まったものと思います。市としましても、昨年度末、全集落を対象に集落説明会を開催し、周知に努めてまいりましたが、その後の状況は、集落内の話し合いが進んでいる集落もありますが、関心度の低い集落もあり、周知の徹底や集落の方向性について合意形成が図られるよう、随時説明会を開催しております。


 また、今月には「集落の農地は集落で守る」ことを基本に、集落内の農地や農作物、機械利用、担い手などの具体的な目標となる、集落ビジョンを策定していくための方策や、話し合いの大切さ、経営体別のモデル試算を示したPR用パンフレットを全農家に配布しております。


 また、経営面積が少なく、水田が散在している町部集落や山間地の条件不利地を抱える集落などは、隣接集落との広域的な担い手づくりを模索するなど、集落の実情に即した形で方向性を出してもらうよう指導をしてまいります。


 特に、集落営農組織は、集落の農家が一つにまとまり、農業経営に取り組むことで、担い手不在や遊休農地の解消が図られるとともに、農地を集積することで、転作団地を形成することが可能になるメリットがあるものの、意志統一を図るのに時間がかかることや、リーダーとなる農家が少ないなど、短期間での立ち上げは難しいと考えられることから、農家の理解が得られるよう、関係機関一体となった指導をしてまいります。


 集落営農の必要性につきましては、昨年10月に「経営所得安定対策等大綱」が示され、「品目横断的経営安定対策」や「農地・水・環境保全向上対策」などの創設が盛り込まれましたが、この経営安定対策の背景には、農業従事者の急速な減少や、高齢化、後継者不足、耕作放棄地の増大など、農業集落を取り巻く環境がますます厳しく、担い手の育成・確保が緊急の課題となっていることがあります。


 また、対外的には、貿易の自由化を進めるWTO、世界貿易機関農業交渉に基づく国際ルールの強化により、保護政策の見直しが検討されていることなどもあります。


 農業の生産活動とあわせて、集落の維持、環境保全の面からも、5年・10年先を見据えた場合、これまでどおり個々の農家で集落内の農業用施設の維持管理をすることは難しいものと考えられます。こうした中で、集落の全員参加型の集落営農組織が望ましい姿ではありますが、集落の形態によっては、認定農業者への農地の集積や、組織体を立ち上げた機械の共同利用、草刈りの共同作業や、女性の労働力を活かした転作への取り組みも考えられ、多様な担い手の育成・確保が必要であると認識をしております。


 また、今回の対策は、国内外の農業変革の中で示されたもので、食料基盤である農業の構造改革は必要と考えておりますが、土地利用型作物である大豆・麦など全国画一的な作物は、中山間に位置する本市にとって、気象条件等から転作作物として栽培が難しい状況にあることから、地域に適した作物も対象にするなど「特色ある地域農業」の確立に向けた取り組みができるような、柔軟な対応も必要ではないかと考えております。


 次に、福祉施策についてでありますが、第5次総合計画において、少子高齢化や過疎化が進む本市の将来を明るいものとするため、地域全体が児童や高齢者、障害者などの生活弱者を支える環境づくりを推進し、子どもたちが健やかに育ち、高齢者や障害者が安心し社会参加できるような、やさしいまちづくり「福祉・夢社会」の実現を目指しております。


 本市の福祉施策としましては、各種市単独事業として実施している施策もございますが、基本となるところは、国の制度に準じて実施されて、それにかかわる費用についても、国・県からの相応の負担が行われております。


 したがって、福祉の充実度については、いろいろな見方があろうかと思われますが、本市の財政状況から見た場合、16年度一般会計決算額において、歳出における民生費の割合は、県内各市の平均より4.8%多い27.7%となっており、市民一人当たりの民生費においても、同じく1万3,695円多い11万8,683円となっておりますことから、県内他市と比較して、遜色のない福祉サービスの提供が図られているものと考えております。


 一方、介護保険事業では、保険者が各市町村となっていることから、同一のサービスを行った場合でも、被保険者の所得や年齢構成など地域の特性により、その負担額が市町村ごとに異なることとなります。


 本市の保険料は、県内の中では最も高い負担額ですが、介護施設や事業所の数においては高水準に位置し、サービスの供給体制が整備されておりますことから、負担相応のサービスが提供されているものと考えております。


 今後の負担の程度については、ただいま、国の社会保障制度改革の中で議論されており、まだまだ不透明な部分がありますが、一般論として、少子高齢化が進展する中で、現状のサービスを維持するためには相応の負担増は避けられないものと考えられます。


 しかし、この点については、本市の財政事情を基本に、福祉以外の他の施策とのバランス等を考慮しながら、検討していかなければならないものと考えております。


 なお、?舘一郎議員の教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁をいたします。


    (市長 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長。


○教育長(織田育生君) 私から?舘一郎議員の教育関係のご質問にお答えいたします。


 初めに、子どもを取り巻く事件への対策についてでありますが、かつての交通事故などから子どもを守る対応だけでは済まない状況にあることが誠に残念なことであり、強い憤りを感じております。


 各学校で年2回ほど実施されている避難訓練も、不審者を想定した訓練に様変わりするなど、「自分の命は自分で守る」という意識づけがより強調されてきております。「危険箇所・不審者には近づかない。」「見知らぬ人からの声かけには応じない。」「万が一の場合には大声を出して助けを求め、近くの家に助けを求める。」「防犯ベルを鳴らす。」など、万が一のことを想定した指導については、各学校に対し日常の指導事項として、継続して指導するよう指示しているところであります。


 また、各学校に「子ども安全ボランティア子ども見守り隊」という腕章と「学校安全パトロール中」という大型のステッカーを街頭指導や地域巡視に活用していただくよう配布しております。


 先般、毛馬内地域開発懇談会による「毛馬内地区子ども見守り隊」が結成、既に組織されている「八幡平小学校見守り隊」の活動強化、防犯協会による見回りへの協力、各学校における教職員とPTAが交替で登下校の見回りなどの活動が始められております。


 さらに、各学校に既に防犯カメラを設置しており、現在は安全マップを早期作成することで、学校、家庭、地域で情報の共有を図りながら、児童・生徒の安全確保、安全指導について引き続き連携が図られるよう努めてまいります。


 次に、不審者侵入防止のための防犯カメラ設置前と設置後の違い、効果についてでありますが、昨年広島県、栃木県で起きた小学生女子児童が被害者となった痛ましい事件を重く受けとめ、それまでは不審者等に対する警備員配置による常時監視などの対応ではなく、避難訓練や防犯訓練による指導を中心に取り組んできましたが、学校地内の安全対策の一環として、市内全小中学校に防犯カメラを設置し、同時に通学路における外灯の新設や照度改善の対策もあわせて講じていくこととしたものであります。


 防犯カメラが役割を果たした具体的な事例としては、去る3月十和田中学校で侵入者を感知し、校内の教職員が不審者を発見し、警察に引き渡した事件が1件あります。また、文部科学省が平成16年9月にまとめた「学校施設の防犯対策に関する調査研究報告」において、防犯カメラの有効性を述べると同時に、導入に関するガイドラインも設けておりますし、防犯対策の専門家の意見でも、「犯罪の抑止と捜査支援を狙ったもので、犯罪者からは“見られている”という状態は居心地が悪く、一定の効果がある」と述べており、避難訓練や防犯訓練とともに、防犯カメラが犯罪にに対する抑止力機能として有効であると考えております。


 次に、不審者対策として市民とはどんな連携をとっているかということについてでありますが、児童生徒や青少年の健全育成のための活動をしている地域生研や青少協及び警察などとの連携を図りながら、情報の発信や共有に努めてきております。また、子ども110番とか子ども連絡所という組織を活用して、児童生徒の安全確保にご協力いただいております。さらに、小学校低学年が帰宅する時間帯に、子どもを見守る活動を行いたいという要請がありましたので、市民部と共同して手続きの仕方や育成の方法について調整をしているところであります。


 教育委員会としては、「不審者侵入避難訓練対応マニュアル」を作成し、各学校で実施している災害時や不審者に対応する避難訓練において、合同訓練を行っております。課内で関係機関への連絡について役割を分担し、それぞれの学校からの模擬通報に対し、迅速に対応できるよう努めております。


 また、学校では、校長会議において、各学校から出された防犯対策について、児童生徒の登下校の安全確保などの事例を相互に役立てております。今後も、迅速かつ適切な対応に心がけてまいります。


 次に、子どもを犯罪から守るため、教育長として最小限心がけなければいけないことは何であるかということについてでありますが、学校生活において子どもの生命を守るということは教育の第一義と考えております。子どもの生命を守るために教育委員会としては、危機管理の徹底指導と環境整備に最大限の努力をしていかなければならないものであり、その考えを各校長にも伝えております。


 数年前までは、自然災害に対応する避難訓練でありましたが、大阪の池田小学校事件が起きてからは、不審者対策の避難訓練が行われるようになり、現在では市内すべての学校で実施しており、春は自然災害に対応する避難訓練、そして、秋には不審者に対応する避難訓練を励行しております。


 最近の事故、事件のように、人為的な災害には対応の難しさがありますが、これまでの避難訓練や指導をさらに徹底、充実させ、学校教育が地域・保護者・学校と一体となってと言われるように、力の弱い子どもを犯罪から守るための教育現場での最善の取り組みを常に心がけ、あわせて地域の力を挙げて取り組む環境づくりにも努めてまいりたいと考えております。


 次に、小野寺教育長の任期途中での辞任についてでありますが、小野寺氏は社会や経済の仕組みが大きく変わりつつある中で、これからの時代をたくましく生き抜く子どもたちを育成するために、多様な施策を講じ、その一つとして「あきた教育新時代創成プログラム」の策定に携わり、力を発揮していただいたものと考えております。


 人心の一新、新しい風を入れたいという考えの中に小野寺氏の教育に対する熱い思いを感じます。


    (教育長 織田育生君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。?舘一郎君。


○11番(?舘一郎君) それでは、まず順を追って質問を申し上げたいと、こう思います。


 最初に市長の政治手法についてでございますが、市長の前向きの答弁と言いますか、真摯な答弁を受けまして非常に安心しております。我々というか私はそうなんですが、意外とお金ない人が急にお金持ったり、地位のない人がいきなり重要な地位につくと、我を忘れるというのがよくあるわけです。結局宝くじ買って長者になった方もおるんですが、聞くと大概が前よりも悪い生活をしているというお話を伺っております。


 しかしながら、事務方のトップとして35年間行政マンとして生きてきて、今度は鹿角丸のトップとしてそれ以上に市民に視線を向けたやり方で、私はやっていきたいということで、非常にすばらしいなとこう思っております。


 そこでお伺いしたいわけですが、JAの山本組合長は組合長になられて3年になるわけですが、常に毎年集落座談会というのをやっていまして、年に100カ所の集落座談会をやります。しかしながら、一人でそれをこなすのは到底無理で、我々3人ぐらい、4人ぐらいで手分けしてやるんですが、3年間たった今もその都度私が山本組合長でございますと、初めましてというようなお話するわけです。市長の場合は1年間経過したわけで、私の認識としては、幼稚園以下はたしかそういう市長さんだったかな、児玉さんという人かな、一さんという人かなということはわかるわからないという感じで、小学生以上は、ほとんどおわかりになるという感じがしてございます。


 そのためには、いろいろな集会なりお招きなり行事があった場合には市長が行ける限りは行っているということで、市長の4万弱市民がおるわけなんですが、どの程度の方が市長のお名前と顔が一致しているようにお感じになっておられますか。ちょっと大雑把な質問で恐縮なんですが。どの程度認知されておるか、みずからお伺いしたいと思います。


○議長(中西日出男君) 市長。


○市長(児玉 一君) いろいろ調査したわけではないですので、大変難しい質問ですが、どの程度と言われても数字ではあらわせないというふうに思っています。ただ、いろいろな機会を通じて、自治会長会議だけではなくて、例えばある集落については一緒に地域の振興策を考えてもらいたいと、あるいはまた市政の報告を開いてもらいたと、そういう自治会にはちょくちょく顔を出しておりますので、できるだけいろいろな形で地域に足を運んでいきたいというふうな気持ちは今も変わりございませんので、数字的にはちょっと出せないですが、いろいろな会合には出席したいなと思っております。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○11番(?舘一郎君) 私の認識としては、ほとんどの方が児玉市長さんのことは存じあげておるというふうに思っております。ということは、それだけ認知度がアップしたということでございまして、さらにご精進いただきたいと思います。


 それと、2番の所得の二段構造についてなんですが、もうちょっと詳しくお聞きしたいと思っていたんです。いわゆる、よく福祉を、例えば保護世帯、何か大体100万円を基準に、例えば専業主婦なんかもそうなんですが、詳しい数字はともかくとして、100万円を超えると旦那との所得の関係でうまくないということで、100万円を基準にそれ以上働かないようにすると。ある一方、いろいろな例えば母子家庭なんかでも100万円、いろいろな水準があるとは思うんですが、むしろ何といいますか、100万円以上稼ぎたくとも稼げばその分だけもらうお金が少なくなるというような感じで、100万円かそれくらいを目安に福祉のお世話になったり、あるいはまた自分で稼いでいるという話も聞こえます。実際200万円というと非常に低いような金額を受けるんですが、1日1万円で200日就労して200万円です。非常に低いと思うんですが、鹿角市の労働者レベルでいいますと、今現在です、正社員はともかくとして、日当8,000円と伺っております。これはボーナスもございません。いわゆる日給、月給みたいな感じで、8,000円でももらえればありがたいなと。1万円もらったら本当のプロです。


 草木の方でも、ほ場整備やっているんですが、プロで1万円だそうです。でも200日働いて200万円です。ところがそうでない方もいっぱいおるわけです。その辺をちょっとお伺いしたかったんですが、日本全国、秋田県も鹿角市もそうなんですが、人口の大体半分が労働者です。そうすると、大雑把に言って1万9,000人から1万8,000人の所得者が鹿角市にも存在しておるわけなんですが、大体100万円クラス、200万円クラス、500万円クラスとなった場合、どの階層にどれくらいの市民がおるのか。意外と我々わからないです。市民1人当たり幾らというような話はします。それが、秋田県においてはどれくらいのレベルだというんですが、私は意外と平均レベルというのは一切感知しないことしているんです。何でかというと、例えば貯蓄においても、例えば10人の平均が800万円だといたします。1人が5,000万円持っていると、後の9人で3,000万円持っていると、そうすると平均で幾らと言っても何も意味がないわけです。


 ですから、例えば鹿角市でも所得高層に応じたパーセントいうのは出していないわけです。いわゆる市民所得1人幾らとこう出しています。それが県下どれくらいの水準があるのかというのは出しているんですが、その辺は把握してございませんか。例えばどの階層が一番多いのか。


○議長(中西日出男君) 総務部長。


○総務部長(松岡 昇君) どの階層がというより、二重構造というそういう観点からのお尋ねかと思います。これにつきましては、私どもは一応福祉の方の保護世帯とか、そういうものは従前からあるわけで、そういう意味での推移というのはそんなに変わらない、そう思っていますけれども、今の不景気がずっと続いたということで、そういう意味での所得の低下ですか、また失業がふえたということで、そういう意味での二重構造。従来から勤めたおった方はそのままで来ておって、また賃金のちょっとの下げなんかあるわけですけれども、全くはその失業した方、これとの格差というのはやはりあるとこう思っております。


 それが、今も失業の状況は余り中央のようには改善されていないわけですけれども、その部分が最近50カ月ですか景気回復が続いていると、こういうことで、景気的には上がっておるというふうな言い方をされていますけれども、まだここら辺には波及した効果は出ていないと、こう思っています。そういう意味では、やはり私らが感じる、また議員が感じるような二重構造、それはあるのではないかと、こう思っておりますけれども、実際には、従前からのそういう所得構造は、そんなに変わっていないというふうに私どもは感じております。


 今の所得推計が出ておるんですけれども、そこら辺の階層、これが一番多いということで、数字的にはちょっと把握してませんので、そういう認識だということでご紹介させていただきます。


○議長(中西日出男君) ?舘君。


○11番(?舘一郎君) 2月の末から3月にかけて、それぞれ確定申告するわけでございますが、後で結構でございます。その確定申告されている方々、1万数千人おると思うんですが、その申告所得額が例えば100万円台は何人、200万円台は幾らと、300万円台は幾らと、1,000万円以上は何人と、500万円以上は何人というデータがありましたら後で結構でございます、ご説明していただきたいと、こう思います。


 それと、3番目の大湯駅舎復活についてでございますが、私なりに市長の答弁は前向きに対応しているというふうに受けとめておきたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げたいと、こう思います。


 と申しますのは、意外とすばらしい財産を持っていても、隣の人は一切気づかないんです。ちなみに、市長、助役、部長、どなたでも結構ですが、全国3,000幾らの温泉地があるわけなんですが、そうした中において、四つ以上の公衆浴場があるというのをご存じでしたらちょっと教えてください。大湯温泉には、ちなみに四つの整備された公衆浴場があるんです。全国、あそこには五つも六つもあるよと、そういうところがもしありましたら教えていただきたいと、こう思います。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 下呂温泉にあるのではないかなというふうに思います。


○議長(中西日出男君) ?舘君。


○11番(?舘一郎君) 多分下呂温泉の箇所としてはあります。ああいうふうに整備された温泉というのは下呂にありません。あの湯布院さえありません。草津温泉さえもありません。お風呂はありますよ、1カ所、2カ所、人もいないし、もしよかったら入ってくださいというふうな感じです。私行ったのは、10年とか15年、それ以上前なんですが、それ以上整備されたというお話もありませんし、多分ないと思います。それくらい素晴らしい浴場がある温泉地なんです。


 ですから、本当は地元の人、あるいはたまたま寄った観光客に、あれ以上人は来てほしくないと思っています。こんなすばらしいところ、そんなに荒らされたら困るということなんですが、それは決して地元のためにはならない。ましてや鹿角市の復興のためにはならないので、あえて多少騒音とか、いろいろなそのための何といいますか、不利益も多少はあろうかと思うんですが、いい場所は全国各地にやっぱり開放して浸っていただきたいと、こう思いますので、どうか大湯温泉の活性化が、鹿角市の活性化につながるということを、私本当に確信しておりますので、どうか今一度足を運んでいただいて、どのような施策を講じたら大湯温泉、あるいは鹿角市の復活がなるのか、検討していただきたいと、こう思います。しかしながら、前向きなご答弁をいただきまして、まことにありがとうございました。


 次に、担い手及び集落営農についてなんですが、私この政策については、なるほどなという感はあります。しかしながら、この政策がいつまで続くのかと。ともすればこれで集落が救われる、あるいは担い手農家が救われるという認識があるような錯覚するんです。実際は、本当にこの政策について、どの程度これが集落を救うのか、農家を救うのか、担い手を救うのか、今一度お答えしていただきたい。本当に救えると思うのかお伺いを、政府は政府、県は県としていいんですが、もしかすれば、寺田知事そのものも、この認識に対しては大した思いはないと、はっきり言って。それは道州制しかり、市町村合併にしかり、それほど深い考えもなく私は走っているような感じがするんですよ、大変失礼なんですが。それは県の話であって、実際国も県も関係ないんです。問題は、その集落なり担い手を抱える市町村が大事なんです。その辺はいかがですか。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 今回の国の政策につきましては、全国一斉にその対応に追われておるわけですけれども、私の方も当初非常に事業の内容について理解するのに大変苦労しております。しかしながら、現状のままでの農業が本当にこれでよくなるのかということで、打ち出された政策というふうに伺っておりますので、まさに国の政策へ同調しながら、進めていかなければいけないのかなというとらえ方で進んでおります。


 正直なところ、市町村での考え方ということになりますと、厳しい面もあれば、またプラスの面もあるなというところがありますので、これはいいのか悪いのかというところの判断が難しいのではないかなというふうに感じております。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○11番(?舘一郎君) いずれ本市にとっては観光立市、農業立市とはいったものの、もう農業立市ではいかないのかなと。確かに畜産、特に養豚であればこれは世界的に、日本といわず世界規模のレベルですから、あれは企業です。農業を超えた企業というような感じで農業振興とはまた違う観点からして頑張ってもらいたいわけなんですが、どうかその辺は、我々も一生懸命勉強しますし、市当局におかれましても、国がこう言っている、県がこう言っている、だからそうするのだというんじゃなくて、ある程度文句言うくらいの姿勢でもって対応していただきたいと、こう思います。


 次に、教育現場の安全と信頼についてお伺いいたしたいと思います。


 教育委員会は、教育長さん初め大変これには前向きに取り組んでおるということで、非常に評価をしたいとこう思っております。


 ところがきのうから気になっておったんですが、教育長さんのその腕章は何てお書きになっているんですか、ちょっと見えなくて恐縮ですが。


○議長(中西日出男君) 教育長。


○教育長(織田育生君) これは、「子ども見守りたい鹿角市教育委員会」(「済みません、マイク使ってご答弁ください。」の声あり)学校安全ボランティア子ども見守り隊鹿角市教育委員会とこういうことです。


○議長(中西日出男君) ?舘君。


○11番(?舘一郎君) ありがとうございました。ちょっと見えなかったもんですから。ただ、教育長さんだけやっておられるので。次長さんはどうしてやっておられないんですか。


○議長(中西日出男君) 次長。


○教育次長(米田公正君) 議会にはつけてきておりません。


○議長(中西日出男君) ?舘君。


○11番(?舘一郎君) どういう意味で教育長さんおつけになって、PRなりアピールされておられる。次長さんは議会にはつけてきていない。では庁内ではつけておるんですか。


○議長(中西日出男君) 教育次長。


○教育次長(米田公正君) うちの方でつけております。(「うちというと」の声あり)うちへ帰ってからつけて、ときたま巡回しております。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○11番(?舘一郎君) では、参考までに教育委員会の内部ではどなたかつけておられますか。


○議長(中西日出男君) 教育次長。


○教育次長(米田公正君) この腕章は全職員に配付して、見回りするようにということで配付しております。ただ、現場では、庁内ではつけておらない状況です。自主的にうちの方に帰ってからつけていると思っております。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○11番(?舘一郎君) 私は、私の質問にあるわけなんですが、いわゆるこの防犯に限らずなんですが、これに関して部落とどういう連携をとっているかと、地域住民と。あるいは学校と教育委員会、あるいは教育委員会の内部とどのような連携をとっておられるかということに対しては、ご答弁いただいていませんでした。後ろの方でどなたかわからない、なんか失笑されているという感じで、その辺がなんで教育長さんだけ、私はすばらしいと思います。これくらいこうやって頑張っているんだと。できれば我々も、本当はそうやって対応していいのかなという感じしてございます。


 例えば、先ほどうちの同僚の吉村議員、あるいはきのうの倉岡議員、あるいはまた、海沼議員とか、または、その前に3月にはうちの方の会長の大里議員、あるいは12月に私の一般質問、そして、その前は決算特別委員会、その後の第5次総の今後どうするかという全体協議会において、私、教育長さんすごく評価いたします。大変人柄がいいわけですし、ただ防犯、ただ防犯というのは言ったように、結局教育長が幾らしっかりしたって、学校長が幾らしっかりしたって、その身内がやっているわけでしょう。防ぎきれないでしょう。これむしろ責める方がかわいそうだ。だどもやっぱりこれでいいのかなという感じはするわけです。


 そうすれば、せめてお金出して防犯カメラ設置したって何の役にもたたない。例えば今回の件ですが、いわゆる米山豪憲君の件もそうでしたが、あるいはまた違う、いろいろな事件ありますよ。結局お互いの信頼関係とか、心が通うような教育、そうして、お金あるなしにかかわらず、心豊かな生徒、子どもさんが育つことによって、そういった方々が母親になる、お父さんになる、おじいちゃん、おばあちゃんになるということですばらしい社会が成就されていくのかなという感じするわけです。


 ただ、今までも従来指摘をしてきたはずなんですが、どうも教育の面に関してはいま一弱いのかなと。これはお金がなくたってできますので、例えば今回の答弁でもそうです。私の質問に対しては抜けているところは抜けているんですが、それなりの評価はしたいと思います。ところがその腕章一つとっても、何か教育長さんだけが全責任をかぶって、おれはこうやってやるんだと、ほかの職員はそれは確かに自主的なお考えに任せるということなんでしょうが、それでは連携はとれてないと、とられても仕方がないという感じするわけです。その辺はいかがですか。非常に残念だと思います、その辺は。


○議長(中西日出男君) 教育長。


○教育長(織田育生君) これは委員会挙げて子どもの安全だけでなくて、日常の教育活動についても、子どものそいう議員さんおっしゃるように、心の教育といいますか、心の安定、そして安心して学校に通えると、そういうようなことのために全員挙げて頑張っていると、そういうようなところでございます。


 単に腕章つけているからどうこうというようなことでもございません。みんな心に秘めて地域の学校に協力してくれていると、そのように思っております。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○11番(?舘一郎君) これは人それぞれでございますから何とも言えないわけですが、私が例えば息子なり、あるいは生徒であると、あるいは何とかの、市の職員であれは班長であるというんであれば、その上司がそれなりの運動機関に、緑の羽募金とか、あるいはいろいろなあれありますよね。自分の上司がつけていれば、当然自分もそれに従わないといけないのかなと。つけるんであれば個人の勝手ですからと。別にそこまで規制する何物もないし、ただ、自分がそういう立場にあればつけたいし。自分仮にいろいろな面の、親父として、あるいは地域の代表として、自分がそうやって例えばステッカー張ってでもいいです、車にステッカー張って皆さんで守ろうと思った場合に、やっぱり自分の周り、最低下の者、下という言い方大変失礼なんですが、そういった方にもつけてほしいと思います。次長さんだってそう思うでしょう。どうですか。


 だから、まずその辺はやっぱり人それぞれとは言ったもの、一体感でそれは取り組んでいるんだという姿勢を、お示ししていただきたいと思います。これは今後で結構でございます。


 それともう一つ。時間ありますから、せっかくですから。


 去年私も海外にはいろいろな機会で、過去いろいろと出かけてはおるんですが、去年たまたま運良く議長さんの名代といいますか、名代にはならないわけなんですが、教育長さんとショプロンに1週間ほど各種方々研修させていただました。当時すごくタイミングいいというか悪いというか、ちょうど市長選があったときでして、非常に混雑してあったときでした。


 でも、帰り際市長さんからはお出迎えを、盛岡駅で、これから新しい市長さんほやほやになったと思うんですが、東京の方に陳情するということで、その短い時間を割いて、お出迎えを、ご苦労さんということでしていただきました。感激いたしたものであります。


 その帰り、ずっと1週間寝食をともにいたしまして、前市長さん、あるいは現市長さんというようなお話されました。お互いこれはどうするもんだべなということで、当然教育長さんは佐藤前市長さんの2期目の教育長さんということで、任命され、我々議会としても承認させていただきました。そのまま途中で病に倒れたということで、どうしたらいいもんだべかなというようなご相談を受けてあったんですが、ご相談受けたというか会話の中でそういったお話あった、当然そういったお話出てあったんですが、当然そうすればどうしたらいいもんだか、お伺いするべきだろうというようなお話であったんですが、その後はどうされたか参考までにお知らせください。


○議長(中西日出男君) 教育長。


○教育長(織田育生君) 特別にそういうようなお話はしてございません。


○議長(中西日出男君) ?舘一郎君。


○11番(?舘一郎君) 特別にそういったお話はないということで、わかりました。


 それでは、質問は次に移らせていただきます。


 最後に福祉についてでございます。


 私も本市の福祉に対しては不満も満足度もありません。というのは、自分がそんなにお世話になっていないし、身内もそういう方がいないと。ただ、大湯温泉、あるいは周りを見ていますと、大変すばらしい施設ができておるなと。もしかすれば、鹿角市は先ほど答弁の中において、県内市町村で一番負担が多いというようなお話もあったかと思うんですが、でもこれくらいの福祉がされているんであれば当然なのかなと。多少はお金を出してもやっぱり老後は、第二の人生はやっぱり健やかに送りたいとういのがやっぱり私の願いでもあります。市民の皆さんもそう思います。


 ただ、それがこのまま、まだまだああいった施設を充実させてやっていけるのか。当然そうすると市民の負担もふえるわけです。先ほどの答弁の中において、民生費においては各市町村よりも平均でしたか4.7%も多いんだということで、これはすばらしいことなんですが、逆を言うと、その分どこか削っているわけです。まさか教育から当然引いているとは思いません。すばらしい環境設備にあるわけですから。ですから、一概にそれもああそうなのかなという気もしないですが、そうはいったものの福祉の充実は限りなくやっていただきたいと、こう思うんですが、一つだけ。


 やっぱりこれからは幾ら頑張ってもこれくらいの福祉はすると。他市町村に誇れるような福祉政策に持っていきたいというようなお考えはあるんでしょうか。なくても結構なんですよ。ただ、どうなのかなとこういうことです。


○議長(中西日出男君) 市民部長。


○市民部長(高田幸良君) 確かにいろいろ財政的な制約もあると思いますけれども、いずれ福祉の面においても、今行っている施策、そういったものをどの分野を重点的に、そして優先的に行うかということを皆常に見直しをしていかなければならないと思っています。そして、また、現在の例えば介護サービスなんかもかなりの負担をいただいているわけですが、そうした負担についても、負担に相応したより質の高いサービスを提供できるように、民間の事業者方のそうした人材の能力を高めることもあわせながら、民間と一体となってサービスの維持、そして質を高めていくということに努めていきたいと思っています。


○議長(中西日出男君) 総務部長。


○総務部長(松岡 昇君) 先ほど議員からご質問あった、所得階層ごとの統計はないかと、こういうお話でしたんですけれども、これは課税標準額の段階なんですけれども、17年の数字ですが、200万円以下です、これが1万662人で、納税義務者がです、83.2%、それから200万円から700万円、これが2,018人で15.8、それから700万円を超えるということですが、129人で、トータルで1万2,809といふうになっております。


 それから、先ほど私、所得格差があるかのような、そういうような言い方をしたように感じますけれども、これは中央のことですので、私ら鹿角の方ではないと、こういうふうに感じております。以上です。


○議長(中西日出男君) 以上で?舘一郎君の質問を終わります。


 暫時休憩いたします。


    午後0時31分 休憩


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    午後0時31分 再開


○議長(中西日出男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 お諮りいたします。


 お手元に配付いたしておりますように陳情1件が提出されております。


 これを本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


    (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中西日出男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。


 これより陳情の付託を行います。


 本日提出されました陳情1件につきましては、お手元の議案及び請願陳情付託表のとおり、所管の常任委員会に付託し、審査をお願いいたします。


 以上をもちまして、本日の議事日程はすべて終了いたしました。


 ただいまの時刻をもって散会いたします。


    午後0時31分 散会








             平成18年 第3回鹿角市議会定例会


         議案及び請願・陳情追加付託表


                            (平成18年6月14日提出)


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┃委員会名 │      付託内容                         ┃


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┃総務財政 │18請願第9号 住民の暮らしを守り、公共サービス拡充を求める陳情    ┃


┃常任委員会│                                   ┃


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