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秋田県 鹿角市

平成17年第4回定例会(第3号 6月15日)




平成17年第4回定例会(第3号 6月15日)





 
 平成17年6月15日(水)午前10時開議


 開議


第1 一般質問


    質問


    答弁


 散会


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本日の会議に付した事件


 1 一般質問


    吉 村 ア イ 君


    海 沼 信 義 君


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出席議員(21名)


      1番  倉 岡   誠 君     2番  吉 村 ア イ 君


      3番  浅 石 昌 敏 君     4番  海 沼 信 義 君


      5番  中 西 日出男 君     6番  宮 野 和 秀 君


      7番  福 島 壽 榮 君     8番  阿 部 博 文 君


      9番  石 川   徹 君    10番  黒 澤 一 夫 君


     11番  ? 舘 一 郎 君    12番  ? 杉 正 美 君


     13番  田 村 富 男 君    14番  豊 田 重 美 君


     15番  勝 又 幹 雄 君    16番  阿 部 佐太郎 君


     17番  石 川 幸 美 君    18番  米 田 健 一 君


     19番  村 木 繁 夫 君    20番  児 玉 政 芳 君


     21番  大 里 恭 司 君


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欠席議員(なし)


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事務局出席職員


事務局長  奈 良 勝 哉 君    班長  今 泉   修 君


主  査  大 里 宏 昭 君    主任  田 原 智 明 君


主  事  本 舘   匠 君


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説明のため出席した者の職氏名


助役           児 玉   一 君 教育長       織 田 育 生 君


総務部長         高 田 幸 良 君 市民部長      金 澤 文 好 君


産業建設部長       二ツ森   要 君 教育次長      米 田 公 正 君


国体準備事務局長     馬 淵 晴 彦 君 市民部次長     小田島 秀 夫 君


産業建設部次長      松 岡   昇 君 農業委員会事務局長 佐 藤 光 正 君


総務部付次長待遇     齊 藤 寛 樹 君 総務企画課長    鎌 田 邦 夫 君


財政課長         中 山 一 男 君 監査委員事務局長  内 藤 庸 夫 君


選挙管理委員会事務局長  中 村 成 男 君





    午前10時00分 開議


○議長(中西日出男君) 直ちに本日の会議を開きます。


 本日の会議は、議事日程第3号により進めてまいります。


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    日程第1 一般質問


○議長(中西日出男君) 日程第1、昨日に引き続き、これより一般質問を行います。


 順位4番、吉村アイ君の発言を認めます。吉村アイ君。


    (2番 吉村アイ君 登壇)


○2番(吉村アイ君) 2番吉村アイ、平成17年6月の定例会に当たりまして、初めての一般質問をさせていただきます。


 ことしの冬は、近年まれに見る豪雪で、4月になっても寒さが続き、桜も梅も桃も、そしてリンゴの花も1週間から10日もおくれて咲きました。特に、リンゴの花は、中心花が咲き始めたときに、平年では3月ごろの寒さが続き、リンゴの話はつぼみのままで三、四日じっと寒さに耐えているような状況でした。


 そのような気象状況だったので、ことしのリンゴの摘果作業はおくれるとたかをくくっていたのですが、寒さにじっと耐えていた花は、四、五日続いた暖かさに一気に咲き出し実を結び、6月に入ると、その実は昨年と同じくらいの大きさになりおくれを取り戻したのです。そのことから、私は植物の自然環境に対する適応する力に驚かされ、毎年のことながらリンゴの木に教えられております。


 私は、ややもすると自分の少ない経験や知識だけで物事を判断しがちですが、固定観念にとらわれず、広く多面的に物事を考えなければならないと痛感しております。


 特に、ここ数年異常気象が続き、日本はもとより世界各国で天災が相次ぐ状況で、いつ、どこで、どんなことが起きても対処できる心構えが必要と日々考えております。


 さて、前段が大変長くなりましたが、新人議員として、また鹿角市初の女性議員として一般質問に登壇させていただくに当たり、大変緊張しておりますが、私を応援してくださり、議会に押し上げてくださった市民の皆様の代表として、また代弁者として、次の5項目について質問させていただきます。


 質問内容の全体のテーマは中心商店街の活性化についてです。今回、このテーマを選んだのは、市内各地域の商店街を元気にしてほしいという要望が大変多かったからです。


 それでは、まず一つ目ですけれども、花輪図書館の建設についてお伺いいたします。


 図書館の建設構想については、過去数回一般質問に出されております。今回も、昨日私のほかに黒澤、倉岡両議員が質問しております。


 現在、建物はとうに耐久年数を過ぎており、老朽化が著しく大変危険な状態です。10数年前から図書館建設について運動を続けている市民グループの代表の方も、一日も早く現在の場所からの移転を望んでおります。待ちに待ってぎりぎり限界に来ていると私は感じております。昨日の答弁で、平成21年に13億円の予算でとのお答えでありましたが、それまで待てない状況なのです。


 そこで、私は、以前から建設予定地であった向かいの旧第一保育園の建物を修繕し、トイレを直し、書棚を取りつけて移転することを提案いたします。新築していただくのが最適ですが、財政難の折、応急処置的案ではありますが、それほど建物の状況が悪いということを考慮していただきたいと思います。この案で今年度中の実現ができるかどうかお伺いいたします。図書館の新築場所については、多くの市民は第一保育園の跡地を望んでいると私は考えております。


 次に、民俗資料室の修復保存活用について伺います。


 話はかわりますが、私は、先月鹿角市で行われた秋田県知事との懇談会を傍聴させていただきました。その会で、冒頭、知事は「鹿角でなければならないもの、鹿角らしいものは何かを見つけて経済活動をしてほしい」と話しました。私は、以前から鹿角は明治のころから鉱山で繁栄したまちであり、近代化遺産が多いところと思っておりました。明治、大正、昭和の建物が各所にあり、観光名所になっております。


 民俗資料室については、平成5年と昨年9月の一般質問に出されておりますので、その建物の価値については割愛させていただきます。私がNPO関善賑わい屋敷の活動でお世話になっている元秋田県立大学教授の鈴木 有先生も大変価値のある建物だと評価しております。


 平成5年の一般質問の答弁で、修繕保存を約束し、修繕はされていると聞きましたが、修復はされていない状況です。昨年の一般質問の答弁では、図書館建設事業とあわせて検討するとのことですが、日に日に老朽化していくのを見るにつけ、鹿角市の文化財としては大変寂しい限りだと思います。昨年は尾去沢鉱山倶楽部の建物を失い、市民にとって思い出深い建物であったので大変残念に思っております。


 以前の記録から、平成5年当時の民俗資料室の修復工事費用が6,300万円とのことですが、バブル時代の見積もりなので、現在の工事設定費用だとほぼ同額ぐらいだと聞いております。そして、どこまで修復するかによってその額は流動的だと考えられます。私は少しずつできるところから始めて3カ年計画で修復することを提案します。財政難の折、できる予算の範囲内で修復をお願いいたします。


 民俗資料室は、鹿角市民にとって思い出深い建物であり、鹿角の文化的歴史の証人と言える建物だというのは市民共通の認識であり、この建物の今後を心配する方は多いのです。なぜ今この大正時代の建物にこだわっているといいますと、私は3年前から明治の建物、旧関善酒店の保存活用にかかわり、現在も活動を続けております。鹿角には明治、大正のすばらしい建物があることを大変誇りに思っております。大切な文化遺産を広く市内外の人たちに公開し、鹿角の先人のすばらしい仕事を伝えることが私たちNPO関善賑わい屋敷のメンバーの役割と考えております。


 おかげさまで、私たちの活動が新聞、テレビに取り上げられることにより、関善の向かいで開催されている花輪朝市、市日も大変にぎわってきております。ことしに入り、各種展示会やコンサートの申し込みもふえ、4月末からは毎日開館しております。


 花輪の町通りの中で、この上の地域にはおせど、恩徳寺と長年寺のお寺、小田島家と関善と一つの観光スポットができつつあります。下の地域には近代化された商店街がありますが、そこを観光客に歩いてもらうためにはもう一つの観光スポットが必要なのです。それが旧武家屋敷通りにある民俗資料室と桜山公園、専正寺等のお寺だと思います。


 鹿角市では毎年歳祝い行事に郷里に帰る人たちがいます。ことしの花輪地区六十二歳寿会の会員で市外から参加した50数名の方々に、思い出の景観についてのアンケートをお願いしました。その中で、コミセ、公会堂、関善、おせど等についての回答が多く、同じ思いだということを確信しました。


 最近の新聞報道で、観光の活性化を考えるとき、2年後から全国に約700万人から800万人いると言われている団塊の世代が退職の時期を迎え、その動向が旅行業者に格好のターゲットになるとありました。私も団塊の世代の一人ですので、鹿角に住んでいる者として私たちの同年生が帰ってきてよかったと思えるような郷里の景観を守る義務があると思っております。そのためにも、民俗資料室を修復し、観光スポットとして、また郷里に帰る人たちの思い出の場所として活用していただきたいと思います。


 次に、それに関連したことですが、中心商店街の活性化のために町の裏通りの整備についてお願いいたします。


 鹿角の観光といえばどちらも県境にある十和田湖と八幡平と言われており、ポスター、チラシ、パンフレットはそれを中心に作成されており、それのみに力を入れているような気がいたします。市内にはたくさんの観光スポットが点在しております。湯瀬温泉と湯瀬渓谷、大日堂と湯瀬渓谷、八幡平石鳥谷の渡部家、マインランド、あんとらあ周辺、関善と小田島家と恩徳寺、民俗資料室と桜山公園、先人顕彰館と武家屋敷通り、大湯温泉と滝めぐり、ストーンサークル、康楽館と鉱山事務所と数え上げれば切りがありません。十和田湖と八幡平の真ん中に観光名所がたくさんあるのです。街中観光に力を入れてPRすることにより、街の中に観光客が来て商店街が活気づくと思います。今までの十和田湖と八幡平にかけていた広告に関する予算をもっと身近な観光名所にかけていただくことができないものでしょうか。


 現代の国内旅行は、温泉と食がキーワードと言われており、団体旅行から個人旅行に一気に切りかわっております。鹿角はその観光客のニーズにぴったり合っているところだと私は考えております。


 特に、その中で花輪地区には近代化された商店街の裏通りに多くの見どころがあります。歴史ある大堰の通りを歩いてみると、古い蔵や昭和の面影を残す建物など、見どころがたくさんあります。その橋や花壇を整備することにより、より魅力的な散策路になると思います。数年前に行われた大堰美化運動を復活継続できないでしょうか。裏通りは通称おやふこう通りと言われている飲食街もあります。鹿角の食文化の発信地でもあります。


 次に、商店街の駐車場についてお伺いいたします。


 花輪地区商店街の駐車場不足は常に話題に上っております。特に、花輪の市日の日は路上駐車が多くなります。店の前で車をとめて買い物ができればお客様がふえるし、街の中を歩く観光客もふえます。路上駐車の実現はできないものでしょうか。


 最後になりますが、街中観光と商店街の活性化をより図るために観光ポスターとか看板を作成し、十和田湖と八幡平の観光拠点にそれを掲示しPRしていただきたいと思います。特に、道の駅あんとらあには看板を建て、一人でも多くの観光客が街の中に来ていただくようにPRしていただきたいと思います。


 私はあんとらあに行くたびに思うのですが、個人とか数人のグループで来てくれた観光客の方を街の中に誘導することについてです。最近の観光客は、私たちがふだん何とも思っていないような景観を見て感動するのです。私が民俗資料室の修復を考えたのも、関善に来るお客様に「あと見る物がありませんか」とかよく言われていることです。古い建物を見て「すてきな建物ね」とか、「ここにこんなすごい建物があるんなんてすごい」という人がふえているのです。


 市民の中には「何もない鹿角」とか「どこそこより小規模だ」とか「小さい」とかいう人もたくさんいますが、私はそうは思っていません。市民一人ひとりが鹿角に誇りを持てるような意識改革が必要だと思っております。まず、市民が自分の住んでいる鹿角に誇りと愛情を持っているような対策を立ててほしいと思います。


 それには、まず市の職員の方一人ひとりが1カ月に一、二回でいいので街の中を歩いてほしいと思います。現在の市職員の観光鹿角の認知度がどれくらいだと思いますか、お知らせいただきたいと思います。


 話が雑駁で前後いたしましたが、私の一般質問をここで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。


    (2番 吉村アイ君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長職務代理者助役。


    (助役 児玉 一君 登壇)


○助役(児玉 一君) 吉村アイ議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに、中心商店街の活性化のための街の裏通りの整備についてでありますが、平成13年度に市が策定しました中心市街地活性化基本計画では、中心市街地を3地区にゾーニングし、市が主体となる市街地の整備改善事業及び民間が主体となる商業等の活性化事業に官民一体となって取り組むこととしております。


 この中で、谷地田町・六日町地区は、観光核として位置づけられており、歴史的、文化的施設である寺院、古くから市民生活を支えてきた「おせど」、さらには、市日、酒蔵等は観光スポットとしての要素を有しているほか、観光拠点施設「あんとらあ」と隣接している重要な地区にあると認識をしております。また、地域の生活道路となっていることから、側溝工事等の整備を実施してきたところであります。


 こうした名所を観光スポットとして位置づけ集客を図ることができれば、相乗効果が期待でき、中心市街地の活性化につながるものと思いますので、中心市街地活性化基本計画に盛られた事業について、今後も商店街、観光事業者等関係者と強調して実現に向け努めてまいります。


 また、これらの施設は、鹿角市の財産であるとともに地域の財産でもあります。地域でできるものは地域で保存、活用等について創意工夫していくことが地域、商店街の活性化につながるものと考えます。例えば、黒石市では、文化や歴史あるものを残したいという意識のもと、国の重要文化財で藩政時代の木造アーケード「こみせ」を利用して、喫茶店や「こみせ駅」などを運営し、中心商店街活性化の拠点となるよう地域住民によるまちづくりを展開していると伺っております。


 商店街の裏通りの環境整備につきましても、地域住民の共通認識に立った取り組みが重要であり、その結果、商店、地域住民の環境整備に対する機運が高まってくれば、役割分担の上、官民一体となって取り組むことにつながると考えます。


 「団塊の世代のリタイア」を旅行業者がターゲットにしているお話ですが、もう一歩踏み込んで、工場誘致にかわる地域活性化策として、定年退職者を呼び込んで定住人口や長期滞在者をふやし、雇用や新産業の創出につなげる事業に取り組み始めた一部の自治体もあります。これらの事業は、民間主導で始め、市は規制緩和や枠組みづくりで支援する方法がとられております。


 総務省の家計調査によりますと、50代は現役世代で最も消費性向が高く、貯蓄から負債を差し引いた純貯蓄額も多いとしております。


 豊かな老後を過ごそうとする場としては、沖縄など国内リゾート地や海外での長期滞在も有力な選択肢ととらえられておりますが、治安・生活に不安のある海外より国内の地方都市に安心感を覚える人も多いとのことであります。


 しかしながら、自然の豊かさや住みやすさに加え、レジャーや健康サービス等の提供も定住や長期滞在には重要な要件であります。したがいまして、本市におきましても、市民はもとより生活の質に敏感な都市OBが満足できる環境の提供や、基盤づくりを継続していくことが観光振興にも大きく貢献するものと考えます。


 なお、大堰につきましては、転落防止等の安全対策を講ずるとともに、しゅんせつ作業や市民一斉クリーンアップを通した環境美化と景観保全に今後も一層努めてまいります。


 次に、商店街の駐車場についてでありますが、中心市街地である花輪地区は、尾去沢鉱山の繁栄を背景に、商業、行政等各種機能が集積し、鹿角市の経済、文化や伝統をはぐくんできた、言わば「まちの顔」というべきところでありますが、近年の地域内の居住人口の減少、モータリゼーションの進展、各種施設の郊外移転、大型店の郊外展開等により、特に商店街における空き店舗の出現など、まちの顔としての役割や機能が変化をしてきております。こうした状況は、人口の大小を問わず全国的な問題となっており、市としても商店街の活性化を重要課題として取り組んでおります。


 また、中心市街地活性化のためには、商業者、商店街自身の努力も必要であり、これまでも各商店街が独自の事業を展開しておりますが、今後においても、地元商業者を主体としたまちづくり組織の活動やイベント等への支援を行い、活性化に努めてまいります。


 商店街の駐車場は、なるべく利用する商店の近くにあることが消費者へのサービスの一つであるとともに、商店前の路上駐車は、集客を図る意味では有効な方法ではあると思いますが、その反面、商品の搬出搬入、隣接商店への支障、あるいは通行の障害など、商店街にとってはマイナス要素もあります。


 特に、交通安全の面では、万一駐車車両を避けてセンターラインをはみ出した車と対向車が正面衝突したり、駐車車両の陰から出てきた歩行者との接触事故が起きた場合、最近の判例では加害者車両に加えて、路上駐車していた車両の共同責任になるケースがふえており、路上駐車を取り巻く環境は厳しさを増しております。さらに、市日の日などは人通りも通過車両もふえ、事故に結びつく危険性が高まりますので、歩行者の安全確保はもちろんでありますが、対向車と無理なくすれ違うことができるような交通規制等の条件整備が必要であると思われます。


 他市の例を申し上げますと、ある市では地域の取り組みとして商店街のにぎわいと、街の活性化を図るため、利用者に対し片側駐車帯を確保し、利便性の確保を図りたいと道路管理者及び公安委員会へ要望活動を行い、実施しております。


 しかし、現実は駐車帯に駐車中の車の間からの飛び出しによる事故、商店に出入りする運搬業者の作業スペース不足による混雑、そのことが起因しての事故など、マイナス要因が多く、商店へにぎわいを求めるはずが、商店への利用ではなく単なる駐車場利用へと変わり、結果的に駐車帯の解除を行っていると伺っております。


 商店街全体の売り上げを押し上げるという観点からは、本来いかに商店街での消費者の滞留時間を伸ばし、消費活動につなげるかという取り組みがなされなければならないと思われますが、路上駐車を解禁することはこれに逆行しかねない面もあり、滞留時間をますます短くする可能性も考えられます。そのため、路上駐車により特定の商店等でのみ用を足すという消費形態から、駐車場に車をとめて商店街全体を歩いて見てもらう形態へ移行させるための取り組みが必要であると思われます。


 TMO並びに各商店街振興組合では、花の植栽による景観美化、各種イベント等に力を入れ、一定の成果を上げておりますが、個々の商店等の魅力向上のための努力なしには、商店街全体の集客力を向上させることは難しいと思われますので、魅力ある商店等をふやし、個々の商店等が集客力を高めることで、商店街全体の回遊性を高めることにつなげる必要があるものと考えます。


 以上のように、路上駐車の解禁は、新たな消費者を吸引する可能性は秘めているものの、解決すべき問題も多いことから、実施の可否については商店街の意向を含め、多方面からの検討が必要であると考えております。


 次に、道の駅と十和田八幡平からの街中観光へのお客様誘致についてでありますが、花輪地区の中心部は図書館、旧公会堂、桜山公園、神社・仏閣などが点在する閑静な地域と歴史の面影を色濃く残す大堰に沿った通りが新町、大町、谷地田町、六日町の商店街を挟む形となっております。


 また、大湯地区は、日本の歩きたくなる道500選に選定された大湯温泉総合振興プラザを拠点に、黒又山、草木、大湯ストーンサークルをめぐる「縄文文化と伝説のみち」、毛馬内地区は、本町通りにほど近いところに先人顕彰館、武家屋敷通りが、八幡平地区は大日堂がJR八幡平駅からすぐのところにあり、湯瀬渓谷を散策する場合には、JR湯瀬温泉駅と八幡平駅がその拠点となります。


 このような環境にあって、各地域の中心部に人を呼び込むためには、中心部付近にある資源の魅力を高め、これらを有機的に結びつけ、訪れる人が回遊性に富んだルートを選択できるようにすることが必要であります。


 旅行形態が団体から個人へと変化、多様化する中で、訪れる人が街を歩き、その土地の人情に触れながら、その街の歴史、文化、自然をゆったりと堪能しようという需要も生まれてきております。


 その意味では、商店街や温泉街のロケーションは、大型ショッピングセンターに対して優位にあるととらえることもでき、商店街や温泉街を回遊ルート上での休息、飲食、買い物等の場として位置づけることは、その活性化という観点から大きな可能性を秘めているものと考えます。


 これまでもルート設定では十和田八幡平観光物産協会における街の案内人制度やJRの「駅からハイキング」、街中心部への誘導では「あんとらあ」でのレンタサイクル活用などの取り組みが行われておりますが、中心商店街との連携が十分に図られていないように受けとめております。


 街中観光は、これからの旅行需要にこたえながら、中心市街地の活性化に資するものと考えますが、現状では地域一体の取り組みとはなっておらず、ポスターやパンフレットを作成する前に、こうした施策に取り組もうとする関係者の意識の高まりがなければ十分な成果を得ることはできないものと考えております。


 市といたしましては、街の魅力を再発見し、埋もれた資源を掘り起こしながら、ルート化が図られ、観光事業者、中心商店街が一体となって取り組みがなされるような体制づくりを支援するとともに、魅力ある散策ルートを提案しながら、その商品化が図られるよう旅行関係業者に働きかけを行ってまいりたいと考えております。


 なお、吉村アイ議員の教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。


    (助役 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長。


    (教育長 織田育生君 登壇)


○教育長(織田育生君) 私から吉村アイ議員の教育関係のご質問にお答えします。


 初めに、旧花輪第一保育園の建物を修復し移転することについてでありますが、図書館建設につきましては、市図書館行政基本計画に基づいて建設することとし、議論を重ねてまいりました。


 花輪図書館は、昭和25年花輪保健所として県が建築した建物です。昭和43年、保健所が六月田に移転新築したことにより、花輪町が公民館として払い下げを受け利用してきました。その後、花輪公民館が柳田に新築移転したことにより、図書館として利用していますが、屋根の補修や一部2階部分の窓の取りかえ、床の補修、トイレの水洗化など、補修が必要な部分についてはその都度対応してまいりました。


 新しい図書館に対する市民の願いは十分承知しており、子どもの教育的環境も視野に入れ、旧花輪第一保育園跡地も候補地の一つとして考えられますが、保育園を修復し、一時的にとはいえ図書館として利用することについては、基本的には建物等の調査をしてみなければなりませんが、この施設も築36年を経過しており、給排水設備やトイレの改修はもちろんのこと、蔵書の重量等から床・建材の強度確認等が必要となり、天井の高さ等も含め全面的な改修が見込まれます。


 また、花輪図書館の蔵書数は約6万3,000冊ですが、新しい図書館の建設に向けインターネットによる図書の検索や貸出予約を初め、レファレンスサービスなどができるシステムの導入を視野に、データベース化を進めております。既に、十和田図書館の3万冊を含め、7万冊のデータ化が終了しており、郷土資料のデータ化にも取り組んでおるところであります。仮に移転となりますと、こうした郷土資料のデータ化作業と貴重図書の保管方法なども検討しなければなりません。


 現在、民俗資料室の資料の効果的な展示のため、既に旧第一保育園の空いている部屋には重複している民俗資料を移し、資料保管室として使用しております。したがいまして、ご提案のあった利活用等については、現時点では考えておりません。


 次に、旧鹿角郡公会堂を鹿角市は修復し活用する義務があると思うがどうかとのご質問についてでありますが、公会堂は、大正5年に建設された木造平家建て、床面積542平方メートル、かつては屋根は柾ぶきの鹿角では珍しい洋風建築でありました。県内でも数少ない木造洋風建築物であることから、平成3年には市の有形文化財に指定されております。


 鹿角郡公会堂は、郡内文化の殿堂として各種の行事や催し物会場として使用されてきましたが、戦後は花輪公民館のホールとして、地域の教育文化活動の中心施設としてその役割を果たしてまいりました。


 その後、昭和57年からは花輪図書館民俗資料室として収蔵展示に努めてまいりました。開館当時1,338点であった資料も、現在2,000点弱まで増加しております。これらの資料の中には、茜染・紫紺染や藍染の型紙などの市指定文化財に指定されているものや、昔の農作業や山仕事を知ることができる道具、酒屋、商家の様子がわかる資料などがあり、小学生の歴史や社会科の勉強のために役立っております。また、民俗資料室として利用されているホール以外は、史料調査室、図書館の書庫として活用されております。


 このように活用されている公会堂ですが、築89年を経過し、老朽化がかなり進んでいることも事実であります。引き続き活用を続けるためには、その活用の方法にもよりますが、最低土台、柱、床、外壁などの修復が必要であり、かなりの費用を要するものと推定されます。また、中に展示している民俗資料、歴史資料、鹿角市史史料などをどこに展示、収蔵するかを検討する必要もあります。


 このため、旧公会堂のあり方につきましては、民俗資料の利活用とともに、図書館建設事業とあわせて検討してまいりたいと考えているところであります。


 以上です。


    (教育長 織田育生君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) どうもありがとうございました。


 まず最初に、駐車場の件ですが、いろいろ事故があるとかそういう点でとても難しいという話がありましたが、実は私がお願いしたいのは、谷地田町地域と六日町地域でございます。実は谷地田町、六日町地域はアーケードもありませんし、それから交通量はさして多くないと判断しております。それで、そちらの谷地田町、六日町の地域の方々にそこの家の前に駐車してもいいという方がありましたらお願いしたなというふうに私は考えております。


 それから、路上駐車が無理だった場合は、ぜひ市日以外に鹿角市の市日用の駐車場を開放していただけないかとご提案申し上げます。


 それから、民俗資料室と、それから図書館の件でございますが、答弁大変残念に思います。昨年の答弁と大して変わりないんでないかなというふうに思いました。大変ことしの冬も越せないんでないかなというふうな、そういう大変危機感を持っております。私は何度か図書館の方に出向いておりますが、本当に待てない状態だということです。それから、昨日、倉岡議員も言いましたけれども、13億円をかける必要があるかということも考えております。鹿角市の予算に合った、身の丈に合った新しい図書館を、平成21年とは言わず2年後ぐらいにぜひ、2年ぐらいだと市民は待っていられると思いますけれども、4年待てというのは大変酷だと思います。いかがでしょうか。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 最初の駐車場の件でありますけれども、今助役が答弁したとおりでありますが、今質問の個人の家をお借りするというふうなことで、個人のところですと個人がそれを了解すればいいわけですけれども、それを地域の方々でいろいろ全体的に、六日町、谷地田町の商店街の方々全体的にそういった話し合いをしながら、路上の方も含めてその方向性を検討していただければ、その部分で市として支援できる分についてはいろいろ検討していかなければいけないというふうに思います。


 ただ、先ほどの助役の答弁のとおり、非常にやはり路上というのは危険性があるというふうなことは大変危惧される部分であります。これについては他市の例もありますけれども、非常に、最終的には何か通常の駐車場みたいな感じになってしまって、その商店街の用件以外の駐車が多くなってしまうというふうなことが見られて、結局やめてしまっているというふうな状況のようです。この駐車場の件につきましては、そういった関係者みんなで話し合いをしながら、どういう管理がいいのか、どういう方法がいいのか、そういったところで定めていかなければいけない。その中でどうしても例えば片側路上でもやりたいというふうな話になりますと、当然公安委員会なり道路管理者との協議が出てまいります。これ法的には絶対できないということはありませんけれども、できれば安全性のことを考えて、最後の方に駐車場の確保ということを言われておりましたけれども、私たちも市場の関係については駐車場が非常に混雑しているというふうな状況でとらえております。


 特に、そこへ来ている業者の方々がどんどん駐車場に置いてしまっている。ですから、そういった方々については物の搬入を終わったら、従来例えば第二保育園の跡地なんかはなかったわけですけれども、今駐車場にしておりますけれども、そういった場所にそういう業者の方々がとめている、一般の人がとめられなくなる、そういうイタチごっこになっておりますけれども、そういった市日の管理の中で駐車場というふうなものについては、一般の方々が利用しやすいような、そういう駐車場のあり方を検討しなければいけないのかなというふうに思います。


 最近は何かあんとらあの方でレンタル自転車ですか、ああいうふうなものを利用して観光客、それから玉川のお客さん方が市日に自転車を利用して足を運んでいる。その延長線で街の中に買い物に行っているというふうな、あんとらあからの情報でありますけれども、その辺を生かしながら、いわゆる街中の活性化に少しでもつなげていければというふうに思います。


○議長(中西日出男君) 教育次長。


○教育次長(米田公正君) 図書館の建設でございますけれども、吉村議員が言うように我々も非常に老朽化なり、緊急的に整備しなければならないとは十分認識しております。ただ、前の議員方のご質問に答えているとおり、今現在で教育委員会としては財政も非常に厳しいわけですけれども、今花輪小学校に取り組んでございますので、ひとつそこら辺を酌んでご理解いただきたいというふうに思っております。


○議長(中西日出男君) 吉村君。


○2番(吉村アイ君) 先ほど市日の駐車場の市日以外の開放のことはどうでしょうか。市日の日以外の開放、市日の駐車場ありますけれども、ふだんは閉まっていますよね、あそこ。


○議長(中西日出男君) 産業建設部長。


○産業建設部長(二ツ森 要君) 現段階では市日のための開放ということで、それが常設になってしまいますと、特権みたいな形でもう駐車されてしまうというふうなこともありますので、その辺については検討を少しさせていただきたいというふうに思います。


○議長(中西日出男君) 吉村アイ君。


○2番(吉村アイ君) 実は、あんとらあの方に聞いたのですけれども、私の最初の案はあんとらあから街の中にお客様を歩いてきてもらいたいということなんですけれども、あんとらあからでも街に来るときに車で来るお客様が多いという話を聞きました。それで、観光客に限りあそこに駐車できるような方法、今路上駐車はとても無理だということになりますと、やはりどこか駐車場を確保しなければ街中観光を活性化することはできないかと思いますので、ぜひそのようにできるようにご検討いただきたいと思います。


 あともう一つですけれども、図書館の件はぜひ4年と言わず2年後ぐらいに考えていただければ再度申しますけれども、お願いいたします。


 それから、民俗資料室に関してですが、大変お金のかかることは私も聞いております。ここをぜひ直していただきたいということは、その年に大体このくらいの予算でということで、かけられるくらいの予算を計上していただいて、その分で直していただきたいというふうに先ほど申しましたけれども、今の時代は古い物を大事にする街、街の人が自分の住んでいる街を誇りに思っている街が私は栄えていると思います。それを20年前から実行しているのが隣の小坂町であり、それから角館、それから先ほど助役の話からも出ましたけれども、黒石のこみせだと思います。


 鹿角市は少々おくれて取り組んだというふうな感がありますが、私はまだまだ大丈夫だと思います。夢を持ち、市民と行政が共動で知恵を出し合い頑張ると、きっと冒頭に申したようにリンゴの花のように追いつくと思います。花輪弁で言いますと、かっつくことができると私は確信しております。


 鹿角市は最近「北限のもも」ということで頑張っておりますが、昨年九州大学の徳野先生という方を関善にお呼びして、その方の講演を聞いたとき、「北限のもも」のことを「おくれてきた桃娘」と言っていました。おくれてきても輝いていれば必ず私は追いつくと思いますので、ぜひ夢のあるプランを出していただきますようお願いいたします。


 それから、最後になりますが、先ほど質問をちょっと追加させていただいたんですけれども、鹿角市の職員が鹿角の街にこれほどすばらしいものかあるかということをどれくらいの方が認識しているかどうかということを、大体でよろしいですので、ご答弁いただきたいと思います。


 それで、もしそちらの方が余り認識度が低いということがわかりましたら、1カ月に1回でも2回でもいいですので、街の中の観光スポットを歩いていただきたいと思います。歩くことによって私は鹿角市の中にいろいろいいところがあることをわかっていただけると思います。まず、行政の職員の方から街の中のいいところを探していただきたいと思います。


○議長(中西日出男君) 総務部長。


○総務部長(高田幸良君) 吉村議員さんのお話しするとおり、やはり街中を歩いて街のよさを実際自分の目で見るということは大事なことだと思っております。鹿角市の場合に、職員の採用についてもいろんなそういった鹿角市にどれくらいの考えを持っているのかを当然お聞きしておりますが、現在のところ、そういう鹿角の観光なり、鹿角に誇れるものをそれぞれみんなが自覚を持って仕事をしたいという人方を採用しておりますので、私はほとんどの方がそういった自分の鹿角、郷土を誇りに思って仕事をしている人が多いと、こう思っております。これは全くの親睦団体ですが、例えば管理職の方々で年に1回には地域の主要国道の道路の整備をしたり、缶拾いをしております。これもやはり街をよくしたい、あるいは観光客によい鹿角を見ていただきたいというようなことからですが、去年は湯瀬渓谷の一部を刈り払いと清掃を行ったりしております。こういったことでも、職員みんなが自分の街に誇りを持てるように、あるいは少しでも観光資源をより輝けるようにしたい、こういう気持ちを持って取り組んでおりますので、私はほとんどの職員がそういう気持ちを持っていると思います。


○議長(中西日出男君) 吉村君。


○2番(吉村アイ君) どうもありがとうございました。今高田部長のお話を聞いて安心しました。実は市民の中では職員の中でそういう人は少ないんでないかというご意見も多々ありますので、こういうことをやっているということをぜひ市民にPRしていただきたいと思います。


 これで私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。


○議長(中西日出男君) 以上で吉村アイ君の質問を終わります。


 次に、順位5番、海沼信義君の発言を認めます。海沼信義君。


    (4番 海沼信義君 登壇)


○4番(海沼信義君) 鹿明会を代表いたしまして一般質問をいたします。


 初めに、今月6日付で退任されました佐藤前市長におかれましては、本当に長きにわたり本市発展のため、市民の福祉向上のためにご尽力いただきましたことに衷心より厚く感謝を申し上げるものであります。このたびの退任のご英断に対しましても心からの敬意を表するものであります。今後は、お体をご自愛されまして、さらに市民のためにご指導を賜りますことを心からご祈念を申し上げます。


 それでは、通告により質問に入らせていただきます。


 最後の質問者になっておりますので、重複する部分はその旨を言っていただければ省略していただいて結構であります。


 まず最初に、小坂町との合併協議が失敗に終わったことにつきまして、今後の対応も含めてお伺いをいたします。


 合併特例措置による収入の増は、お互いに最大の関心事として協議がなされたものと思います。合併に向け積極的に説明会を実施し、情報公開をし、その結果、市民の多くは合併やむなし、または、小坂町と合併するんだなと思ったんではないでしょうか。合併失敗の原因は何であったのか具体的に総括をしていただきたいし、また、そのことによる責任の意識、今後の小坂町との取り組みについてお尋ねをいたします。


 次に、バブル崩壊後の長期にわたる経済の低迷、企業の倒産、地場産業の低迷等による税の減収、さらには、国の三位一体改革による交付金の減額など、財政改革は待ったなしの状況にあると思います。そんな中で、第5次総合計画、第6次行財政改革が計画され、また進行中であります。全国にあっても少子高齢化が顕著な本市であり、市内の企業を回りますと、仕事がない、大変だの連発であります。ハローワークには若者がひっきりなしに相談に訪れ、将来の見通しに明るさを感じ得ない状況にあります。


 個人所得の格差がどんどん進んでいる中で、住みたいまちづくり、思いやりのある行政を目指しているわけですから、その計画が色あせたり、絵にかいたもちにならないように現状を直視し、対応を図っていかなければならないと考えます。


 行財政改革の進め方につきましても、急激な改革・変化が行政サービスの低下、市民への思いやりの低下、また、組織・団体の育成の阻害要因となってはなりません。事案によっては2年、3年の経過期間が必要かと思われます。共動の理念のもと、もっと市民との対話が必要と考えます。


 財政改革待ったなしという状況にあって、経費の削減、コスト削減は当然のことでありますが、貴重な税金を運用するわけですから、ビジョンをしっかり持ち、今何をすべきか、また、将来に生かす財政運営とは何か、知恵を出し合い、しっかりとした信念、目標を持って資金投下を図っていくべきだろうと考えます。自主財源の確保、産業の育成、雇用の維持拡大の観点から質問を進めてまいりたいと思います。


 本市の二つの基幹産業の農林業についてでありますが、米、野菜と林業について、所得向上に向けた具体的な施策、またその成果、今後の見通しについて、それぞれについてお尋ねをいたします。


 次に、二つ目の基幹産業の観光関連産業でありますが、幸いにして観光地に恵まれ、高速道路のインターチェンジが二つ、温泉郷が3カ所、こうしたすばらしい立地条件、財産を私たちは本当に生かし切っているんでしょうか。


 宿泊施設一つとっても、外貨を稼ぎ出し、雇用を確保し、農産物、加工食料品、飲料関係等の消費、関連会社の事業展開を含めますと、鹿角経済に大きな影響を与えております。関連して次のことをお尋ねいたします。


 観光PR、広報宣伝活動を展開してきていると思いますが、実態と今後の計画について。


 歓迎塔、観光案内板等の整備、改修・改築状況について。


 接客マナー、応対等の講習会の実施、また、研修会の助成等取り組まれていると思いますが、その成果と今後の課題について。


 観光地、特に、十和田八幡平でありますが、道路沿いの景観の美化を計画的・積極的に進めるべきと考えますが、その計画について。


 さらには、湯瀬、小豆沢のJRの駅のトイレについては、公衆トイレ化をし、改修・改築すべきと考えますが、その計画について。


 質問が細かくなりましたが、以上のようなことを着実に進めていただければ、市民への強烈なメッセージとなり、活力の源となると思います。


 市内におけるあんとらあを含め、ホテル・旅館等の年間の米の消費量、あわせて観光産業の経済波及効果の規模についてそれぞれお尋ねをいたします。


 また、入湯税の滞納の要因は何か。その対策について、あわせて税の使途についてそれぞれお尋ねをいたします。


 以上関連質問のまとめといたしまして、次の二つの提案をし、対する考えをお伺いしたいと思います。


 一つには、農産物、加工食料品等の流通販売促進拠点センター、これは仮称でありますが、この建設構想についてであります。鹿角から全国各地へ向けて小売りから卸までを取り扱い、鹿角経済に活力を与える拠点の建設であります。


 二つ目には、現状の縦割り行政、縦割り機構の中では、それぞれのポジションで頑張っていてもなかなか総合力が発揮できません。経費の削減、節約が求められ、一方では結果としてのむだ遣いがどんどん発生しているように思われます。今こそ総合力を発揮し、資金の有効活用が求められているのではないでしょうか。観光事業は広範多岐にわたり、その実態・実績の把握が困難な面もありますが、鹿角の未来のために勇気を持って知恵を出し合い、事業展開をすべきときと考えます。


 観光振興と地域業種間との産業振興、観光と農林業の産業振興、地域商業地イベントを集約した観光振興、以上のような産業振興を集約し、総合的な情報発信とまちづくりをする総合型観光振興をプロデュースするプロジェクト、または機関の設置であります。


 次に、住みたいまちづくりの中で進めていかなければならないのが住宅地、集落内道路の拡幅・拡張工事であります。除雪作業と密接な関係にあり、また住民の生命、財産を守る救急車両の通行確保の観点からも計画的に進めていただきたいと思います。


 昨年度はまれに見る豪雪の年でありまして、担当部署におかれましては大変難儀をされたことだろうと思います。除雪作業の時期に入りますと、よく聞かれますことは除雪がうまいとか下手だとか、業者を取りかえてくれないかとか、業者の認識の格差への不満であります。住民からの苦情、自治会からの要望などをよく整理をし、また指導を徹底し、今年度の対応に当たっていただきたいと思います。


 関連してお尋ねをいたします。住民からの要望の強い流雪溝、融雪道路の計画についてお尋ねをいたします。また、豪雪による土砂崩れ、道路の崩壊などさまざまな被害があったと思います。市民生活、生産活動に支障を来さないためにも、復旧、改修工事が急がれます。その実態と進捗状況についてお尋ねをいたします。


 次に、上下水道事業についてであります。計画的に工事は進められているわけですが、個々における接続工事の実態について、さらには農業集落排水事業の今後の見通しについてお尋ねをいたします。


 次に、ニュースポーツ、生涯スポーツなど、市民の健康増進への意識の高まり、スポーツを通じて仲間と元気に暮らしたい。そんな機運の高まりつつある今日であります。一方では、各種競技大会へ向けての選手の育成強化が叫ばれております。スポーツクラブ、組織、団体の育成・強化をどのように図っていくのか。本市のスポーツ振興策についてお尋ねをいたします。あわせて、本市のスポーツの中心的施設でありますスポーツセンター、アルパスの活用方針についてお伺いいたします。


 また、生涯スポーツ振興の一環として求められております総合型地域スポーツクラブへの取り組みについてお尋ねをいたします。


 以上で壇上での質問を終わります。


    (4番 海沼信義君 降壇)


○議長(中西日出男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。市長職務代理者助役。


    (助役 児玉 一君 登壇)


○助役(児玉 一君) 海沼信義議員のご質問にお答えをいたします。


 初めに、小坂町との合併協議についてでありますが、平成15年7月に1市1町で設置した任意合併協議会は、小坂町の自立選択によって同年12月に解散に至ったわけでありますが、任意合併協議会による協議自体は順調に進められていたと考えており、本市にとっては大変残念な結果となっております。


 国においては、平成17年4月に施行した新市町村合併特例法に基づき、平成17年3月末までに合併が決まらなかった地域を対象に、引き続き合併を推進するための基本指針を策定していることもあり、国・県の動向を注視しながら、鹿角地域の発展のため、より一層の信頼関係と連携を深めていかなければならないと考えております。


 次に、農林業の育成振興についてでありますが、水稲については、消費者・市場ニーズを重視した「売れる米づくり」に重点を置き、高品質、良食味米の生産を目指した減農薬栽培への取り組みなどにより、消費者へ安全でおいしい米の提供を進めております。


 野菜については、夢プラン応援事業を活用したパイプハウスや省力化機械の導入、栽培ほ場の団地化の推進、さらに、資源循環型農業への取り組みを行っております。これにより、省力化・低コスト化が図られるとともに、BM栽培などの有機、特別栽培面積も徐々に拡大し、産地ブランド化が進められております。


 果樹については、「リンゴ」と「桃」栽培を組み合わせた樹種複合経営の推進に取り組んでおり、平成13年度から桃の苗木購入に対する2分の1助成を行ってきたことにより、「北限のもも」の栽培面積は約38ヘクタールと順調に拡大し、生産量・販売額とも年々増加しております。


 畜産については、高品質の肉用牛、肉豚、原乳の生産を進め、安定した畜産経営の確立を図るとともに、低コスト生産につながる稲わら収集機の購入助成などを行っております。これにより、堆肥の有効利用や、稲わらの畜産への活用など、耕畜連携の取り組みを進めてまいります。


 これらの施策をもとに、「鹿角型複合農業」を推進するためには、農業の担い手の育成・確保が重要であり、今後も認定農業者や農業生産グループ、女性起業グループの育成を進めながら、農家の所得向上を目指した収益性の高い複合経営の確立に努めてまいります。


 林業については、鹿角市森林整備計画の基本方針に基づき、緊急間伐団地モデル事業にいち早く取り組むとともに、通常の補助金にかさ上げをして、最高で90%の補助率としたことから、33団地1,875ヘクタールの団地が形成され、目標とする平成22年度の間伐実施率80%に向けて鋭意取り組んでおります。また、各種事業を組み合わせながら、総合的な森林の整備に努め、良質で均整のとれた素材としての産地形成を図り、付加価値の高い原木生産地を目指してまいります。


 次に、観光振興についてでありますが、観光PRの実態と今後の計画につきましては、十和田八幡平観光物産協会と連携しながら、首都圏・仙台などで開催されるイベントへの参画、観光物産展の開催を通じ、祭り等のイベント、自然や温泉、冬季の取り組みなどを中心に紹介しております。


 また、主に北海道の中学校を対象に修学旅行の誘致活動を行っており、札幌地区を中心に毎年200校以上が鹿角を訪れています。さらに、旅行雑誌への取材協力、タイアップ記事の掲載などによる宣伝も行っております。


 なお、昨年度、観光宣伝ビデオを制作し、鹿角の魅力を映像にしてまとめており、今年度からキャンペーン等で活用をしております。また、今年度新たな取り組みとして民間有志が設立を予定しているフィルムコミッションの活動を支援し、ロケ候補地としての情報発信を行ってまいります。


 観光案内板等の整備につきましては、誘導案内板の整備状況が受け入れ態勢の充実度を図る目安の一つとなりますので、観光地への主要アクセス道路を中心に設置しております。主な設置場所につきましては、国道敷に大型サイズの案内看板を7基、県道敷に中型サイズの案内看板を37基のほか、駅前や観光施設には市内の観光マップを設置しております。


 接客マナー等の講習会の成果と今後の課題につきましては、ホスピタリティのよしあしが観光地を選ぶ判断基準といっても過言ではない現在、接遇などの受け入れ態勢の充実が重要と考えております。このため、十和田八幡平観光物産協会が実施しております受け入れ対策事業に支援し、接客マナーの向上を図っているところでありますが、もてなしの概念が丁寧な接客にとどまらず、郷土芸能など地域特有の文化の案内、紹介も含まれるようになってきており、こうしたニーズにも対応できるよう、従業員を対象とした郷土芸能の研修会なども実施しております。今後も国体などビッグイベントを控えていることから、接遇の向上を重要課題と位置づけ、取り組んでまいります。


 十和田湖八幡平間のアクセス道路沿いの景観美化計画につきましては、道路沿いに花が植えられている光景は心いやされるものがあり、観光客を呼び込む要因になると考えております。現在、市内においてある程度の規模で花の植栽を行っているのは、八幡平婦人会が行っている谷内バイパスがありますが、その他各自治会や学校、個人など大小合わせるとかなりの数に上ると思われます。


 なお、昨年、健康ロードに水仙を植栽してことし初めて花を咲かせましたが、1.5キロに及ぶ水仙の帯は、利用される市民の方々はもとより観光客にも喜ばれております。健康ロードの花の植栽は、今後も延伸したいと考えており、市民の方々が地道に続けられている花壇整備とあわせて、今後も花の植栽による景観の美化に努めてまいりたいと考えております。


 湯瀬、小豆沢のJR駅のトイレにつきましては、市内の公衆トイレは、公園など公共施設に附帯した公衆トイレや人の往来が多い街部に設置しているもの、主要道路沿線の主に観光客の利便を図るために設置しているものがあり、利用状況や利用形態などを踏まえ計画的に整備しているところであります。


 八幡平駅前公衆トイレにつきましては、老朽化とともに農業集落排水事業の完成に係る水洗化などの課題があり、改修等の必要に迫られておりますが、利用状況などを十分に検討する必要があると考えております。湯瀬温泉駅のトイレにつきましては、JRの施設であり、改修等に当たってはJRとの協議が必要となります。


 ホテル・旅館等の米の消費量につきましては、統計はとっていないことから、概算の数字となりますが、昨年、平成16年の年間消費量は約110トンとなっております。


 また、観光産業の経済波及効果については、農業や商業からタクシー、ガソリンスタンドなど、観光に関連する産業は幅広くその把握が難しいことから、波及効果の推計は行っておりませんが、平成16年度の観光消費額は約97億円と推計しております。


 農産物、加工食品等の流通販売促進センター建設構想につきましては、現在、市内には女性起業者が主体となって営業する直売施設が12カ所あるほか、一昨年、鹿角観光ふるさと館「あんとらあ」に地産地消を基本に新鮮な地場農産物を、観光客を含めた消費者に提供し、あわせて「あんとらあ」への誘客に結びつけることを目的に常設の直売所を整備しておりますが、市が土地を取得し建設することは、近隣の直売所との関係、販売品目及び数量の確保等のクリアすべき課題も多く、現段階では新たな流通販売促進センター建設は想定していないところであります。


 総合型観光振興をプロデュースする機関の設置計画につきましては、全国各地で地域振興を観光産業に求め、地域間競争が激化している中において、他との差別化や特色ある観光振興策を打ち出すには、従来の観光産業従事者だけの努力では限界に来ており、農業、教育、福祉、医療、スポーツなどあらゆる分野が協力して知恵を出し合い、ほかにはない鹿角ならではの施策を展開することが必要であります。したがって、こうしたコラボレーションを演出し、新たな観光施策をつくり出すプロ集団である専門機関がリーダーシップを発揮し、鹿角らしさを演出することにより新たなビジネスチャンスが生まれる可能性もあると考えております。


 こうした専門機関の設置につきましては、市主導によるものは考えておりませんが、本市の観光拠点鹿角観光ふるさと館「あんとらあ」を中心に、総合的観光施策を展開することにより、「あんとらあ」の業績向上のみならず、観光産業ひいては市全体の経済活性化につながるものと考えており、今後予定しております指定管理者制度導入に合わせて、既存団体を活用する方法も含め、こうした機能を持つ団体への委託を検討してまいります。


 入湯税の滞納の要因につきましては、現在、入湯税が滞納となっているのは特定の事業所であり、景気低迷による宿泊者等の減少や関連会社の倒産など、経営の行き詰まりが要因の一つではないかと考えられます。


 滞納解消の対策につきましては、経営者から入湯税は入湯客からの預かり金であることを再度強く認識してもらうとともに、滞納解消が進まない場合は、差押え等の滞納処分を厳格に執行してまいります。


 また、入湯税の使途については、「観光施設管理事業」、「観光宣伝推進事業」、「観光団体・観光イベント等育成強化事業」、「消防機器材整備事業」など、税の目的に即した事業の財源に充てております。


 次に、雪国対策についてでありますが、市道では7路線、8カ所について路面融雪を実施し、急坂、踏切等での安全な通行を確保するようにしております。施設総延長は、歩道386メートル、車道1,089メートルであります。融雪の熱源については、実施箇所ごとに温泉排湯等、運転経費の安価なものと選択しておりますが、商用電力を主体とせざるを得ない箇所もあり、年間に950万円ほどの電気料等の維持管理費を要しております。


 また、鹿角市過疎地域自立促進計画においては、積雪期の円滑で安全な交通を確保するため、集落内の急勾配路線を消融雪道路として整備するとして、雪みち対策事業、消融雪工事が計画されております。


 流雪溝については、花輪地区において延長3,022メートルを供用しております。これらは地元自治会等で組織された連絡協議会、県、市の三者において流雪溝利用に関する協定を結び、運営されているものであります。流雪溝の整備については、水利権、水量の確保等が難しいこともあり、地元の自主運営が第一の要件となっておりますが、現在のところ、他の地区での計画はない状況であります。


 次に、復旧工事についてでありますが、4月7日から8日にかけて発生した融雪災害は、農地及び農業用施設並びに林地・林道施設合わせて54件の被害報告がありました。農地及び農業施設については、補助災害事業に該当しないことから、原材料支給で応急手当したのが15件、重機の借り上げが7件、自力復旧が29件となっております。


 宅地に隣接した林地崩落2件については、県の局所防災事業で取り組みができるように作業を進めております。また、林道につきましては、1路線3カ所が被害を受けましたが、補助災害事業に該当することから、6月21日に現地で災害査定を受ける予定となっております。


 また、市の管理河川、市道の災害でありますが、河川、道路合わせて79件の被災報告・通報がありました。このうち、河川15カ所、道路5カ所については、公共土木施設災害として復旧事業に向けての取り組みを行っており、7月下旬までに国の査定が行われる見込みであります。これ以外の小規模な被災箇所や維持修繕的な箇所については、市単独事業で応急対応、復旧を行っております。


 次に、上下水道事業についてでありますが、普及状況等につきましては、上水道事業では、計画給水人口3万120人に対し、平成16年度末現在の給水人口は2万8,962人で96.2%の普及率となっております。また、公共下水道事業につきましては、昭和63年度に事業着手、平成7年度から一部供用を開始しておりますが、平成17年4月1日の供用開始面積は、全体計画面積1,100ヘクタールのうち約385ヘクタール、処理人口で1万776人が供用を開始しております。


 水洗化状況でありますが、平成16年度末の水洗化人口は2,341世帯6,015人となっており、平成16年4月1日供用開始区域の年度末人口9,970人に対する水洗化率は約61%であり、目標とする70%に向けて工事説明会等での啓蒙活動を進めてまいります。


 農業集落排水事業の今後の見通しにつきましては、平成13年度に事業を完了した小豆沢地区と、平成15年度に事業着手し、平成20年度の事業完了予定の谷内・永田地区を含め、11地区の整備を計画しております。


 平成16年2月に、9地区の自治会長を対象に、「農業集落排水事業研修会」を開催いたしましたが、30人以上の参加があり、関心の高さを示しております。


 今後、整備を進めるに当たっては、このような研修会等を通じ協議を重ね、地域特性を十分考慮して順次整備したいと考えております。


 なお、海沼信義議員の教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁をいたします。


    (助役 児玉 一君 降壇)


○議長(中西日出男君) 教育長。


    (教育長 織田育生君 登壇)


○教育長(織田育生君) 私から、海沼信義議員の教育関係のご質問にお答えします。


 初めに、スポーツ振興策としてのスポーツセンター、アルパスの活用方針についてでありますが、今年度から、市民がスポーツ及びトレーニング並びに各種スポーツ大会を通じて交流を図りつつ、心身の健全な育成、健康保持及び増進と、スポーツ振興を図るとともに、施設の管理運営を効率的かつ効果的に行うことを目的に指定管理者制度を導入しております。


 スポーツは、ご承知のように健康維持、体力づくりやストレス解消にも大きな効果をもらたし、市民生活の中においても必要不可欠なものとなっており、今年度の重点目標でもあります、いつでも、どこでも、いつまでも親しむことができるよう、施設の機能充実を図っていくべきものと認識をしております。また、スポーツ関係団体の育成強化につきましては、市体育協会を中心に進めていかなければならないものと考えております。


 課題となっている自主財源の確保による運営基盤強化、独自事業の実施による組織の充実を目指し、現在、体育協会内に設置した検討委員会を中心に具体的に方向性を見出す作業に取り組んでおり、市としても各関係団体の自立化に向けて指導を強化してまいります。


 特に、花輪スキー場、総合運動公園を中心とする東山地区は、教育方針の中でも申し上げておりますが、スポーツレクリエーションエリアと位置づけ、市民各層が日常的に親しむことができる本市のスポーツ拠点として、各種事業の開催及び市内外の合宿等の受け入れをより一層図り、市民との交流を推進するとともに、市民が気軽に活用できる環境づくりに努め、施設の利活用に支障を来すことのないように進めてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。


 次に、総合型地域スポーツクラブへの取り組みについてでありますが、総合型地区スポーツクラブは、地域において子どもから高齢者までさまざまな年齢層でスポーツを愛好する人が加入できるスポーツクラブであります。


 具体的には、地域の方々がクラブ会員となり、有資格指導者による健康づくりなどの生涯スポーツや、一貫指導による競技力のアップを目指す競技スポーツ、趣味的活動を行う文化活動など、地域住民による自主的運営で、総合的に地域のコミュニティづくりを目指すものであります。


 平成12年に文部省が示したスポーツ振興基本計画の中で、生涯スポーツの振興目標として、20歳以上の成人の週1回以上のスポーツ実施率が2人に1人、つまり50%にするための基盤として、この総合型地域スポーツクラブの創設を掲げ、平成22年までに全国の市町村に一つ以上創設しなければならないものであります。


 現在、国では日本体育協会に委託し、スポーツクラブ創設に向けて全国的に活動を展開しており、県内では24地域で創設され、活動をしていると伺っております。


 本市におきましては、地域づくりやコミュニティづくりにおけるスポーツ活動の果たす役割は大きいものがあると認識しており、現在、本市体育団体の統括組織であります体育協会及びスポーツ少年団、体育指導委員などを中心にスポーツクラブの必要性などを周知するなど、関係機関、団体等と連携して、創設に向けての調査研究を行い、国が目標としております平成22年までの早い時期に創設できるよう鋭意努力してまいりたいと考えております。


 以上です。


    (教育長 織田育生君 降壇)


○議長(中西日出男君) 再質問ございますか。海沼信義君。


○4番(海沼信義君) 市町村合併についてでありますが、市民も市町村合併に高い関心を持って見守ってきた経緯にあります。全国の市町村合併が一応の結果を出し、新しい自治体が発足して稼働しております。今年度からスタートした市町村の合併の特例等に関する法律は、合併に至らなかった本市のような自治体に対し、今後どのように影響がなされるのかお伺いしたいと思います。


○議長(中西日出男君) 総務部長。


○総務部長(高田幸良君) 今回の市町村の再編、合併でありますが、全国で約3,200の市町村が平成18年4月で1,822というような再編になる見込みでありますが、その中に人口1万人の市町村が1,500あったものが約489ということで、3分の1がまだ人口1万人として残る見込みであります。そうしたことから、市町村の平均人口が、従前は3万6,000人でありましたのが約6万5,000人に規模が大きくなっておりますので、末端の市町村とそういったある程度の一定の財政規模を持った市町村との格差が生じております。


 そうしたことから、今後も国においては引き続き新しい視点に立って行政の効率化を進めていくなどから、こういった市町村の再編をさらに進めることとして、今回市町村の合併特例をさらに進める新しい法律が4月から施行されております。その内容としては、国が基本的な指針を示して、県が合併を推進する必要があると認められる町村については、構想対象市町村の構想を定めるとありますが、これは県知事が合併協議会の勧告、あるいはあっせんなどができるとされておりますが、そうした県の姿勢がまだ明らかにされておりません。ただ、その対象となる市町村につきましては、生活圏域を踏まえた行政区域の形成を図ることが望ましい地域、あるいはおおむね人口がまだ1万人未満の小規模な町村がそういった対象となっておりますので、秋田県内にもまだそういった町村が対象となることが考えられております。


 そうしたことから、この合併の特例法では、合併特例債というものは廃止になりますが、交付税の算定特例やら、議員の在任特例などは続けられることになっておりますが、ただ、従前の合併の法律の10年という期間でなくて、新法は5年間の時限立法になっております。そうしたことからも、国、県の合併の推進の取り組みを見ながら、そのために県内の関係する自治体の新たな取り組みが生じてきた場合には、議会、市民とも協議しながら適切な判断をしてまいりたいと、こう考えております。


○議長(中西日出男君) 海沼君。


○4番(海沼信義君) 次に、スポーツ振興策についてでありますが、きのう、きょうと指定管理者制度の問題、また市民センターの運営等、さらには、組織団体の育成に関しましてもトータル的な枠組みが必要と思われます。このスポーツ振興策が早急に策定されませんと、いろいろな問題に波及していくことかなと思います。いつごろまでに策定が可能なのかお尋ねをいたします。


○議長(中西日出男君) 教育次長。


○教育次長(米田公正君) このスポーツ振興策につきましては、現在、素案ということで今進めてございます。この内容につきましては、大体10年間程度をめどにした計画にしたいと思っていますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。今年度中に策定したいと思いますのでよろしくお願いします。


○議長(中西日出男君) 海沼君。


○4番(海沼信義君) 答弁の中で再三のように述べられておりますが、行財政改革の中で人材育成という課題があります。この改革が成功するか失敗するかは、大きなポイントはまさに人材育成だろうと思います。人づくりだろうと考えます。現在のように、例えば交通事故、交通違反が多発しているような状況にあっては大変まずいわけであります。当然違反をする者が悪いわけでありますが、これからは監督する者、指導する者が問われていくものと考えます。


 丁寧にご答弁をいただきまして大変ありがとうございました。中身といたしましては、少しさみしい思いがありますが、これが本市の実態であり、レベルなのかなと再認識をしております。答弁いただいたことがスタートラインの前提条件であります。後退することなく進めていただきたいと思います。要望して終わります。


○議長(中西日出男君) 以上で海沼信義君の質問を終わります。


 以上をもちまして、本日予定いたしました議事日程はすべて終了いたしました。


 ただいまの時刻をもって散会いたします。


    午前11時43分 散会