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宮城県 大崎市

平成24年  民生常任委員会 07月27日−01号




平成24年  民生常任委員会 − 07月27日−01号







平成24年  民生常任委員会



          民生常任委員会会議録

1 会議日時

      平成24年7月27日(金)

      午前10時00分開議〜午前11時03分散会

2 場所

 委員会室2

3 調査事件

 (1)市民病院陰圧室の不具合について

4 出席委員(8名)

     横山悦子君        大友文司君

     相澤久義君        加藤善市君

     後藤錦信君        豊嶋正人君

     小沢和悦君        大山 巖君

5 欠席委員(1名)

     木村和彦君

6 説明員

                     病院経営管理局

                     病院経営管理部

   病院経営管理局           参事兼医事課長

   病院経営     鈴木昭芳君             横山光孝君

   管理部長              兼大崎市民病院

                     診療支援部

                     診療支援室長

                     大崎市民病院

                     臨床検査技術部

                     本院臨床検査室

   病院経営管理局           主任臨床検査

   病院経営管理部  佐藤貞二君             大石貴幸君

   人事厚生課長            技師兼中央病床

                     ・感染管理部

                     感染管理室主任

                     臨床検査技師

7 議会事務局出席職員

   主査       佐藤昌紀君

          午前10時00分 開議



○委員長(横山悦子君) 出席委員定足数に達しておりますので、委員会は成立いたしました。

 これから民生常任委員会を開きます。

 本日、欠席する旨の届け出がありましたのは木村和彦委員、また遅刻する旨の届け出がありましたのは、加藤善市委員、相澤久義委員ですので御報告いたします。

 この際、お諮りいたします。

 本常任委員会の傍聴について、委員長としては許可いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○委員長(横山悦子君) 御異議なしと認めます。

 よって、傍聴を許可することといたします。

 本日の調査事件は、市民病院陰圧室の不具合についてであります。

    また、本日の説明員として、お手元に配付のとおり出席を願っております。

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            委員会出席者名簿

                               平成24年7月27日

                     病院経営管理局

                     病院経営管理部

   病院経営管理局           参事兼医事課長

   病院経営     鈴木昭芳君             横山光孝君

   管理部長              兼大崎市民病院

                     診療支援部

                     診療支援室長

                     大崎市民病院

                     臨床検査技術部

                     本院臨床検査室

   病院経営管理局           主任臨床検査

   病院経営管理部  佐藤貞二君             大石貴幸君

   人事厚生課長            技師兼中央病床

                     ・感染管理部

                     感染管理室主任

                     臨床検査技師

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○委員長(横山悦子君) 本日の会議の進め方についてお諮りいたします。

 本日の進め方につきましては、まず初めに説明をいただき、その後に一括して質疑をしてまいりたいと思いますが、そのような進め方でよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○委員長(横山悦子君) 御異議なしと認めます。

 それでは、そのように進めさせていただきます。

 それでは、病院事業所管部分について説明をお願いいたします。

 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) それでは、改めまして皆さんおはようございます。

 病院事業に関しましては、これまでいろいろとお騒がせ、そして御心配をおかけしておりますこと、大変申しわけなく思っております。

 それでは、早速、私のほうから今回の22日報道されました件について御説明を申し上げたいと思います。座って御説明させていただきますので、お許し願いたいと思います。

 7月22日付の河北新報に掲載されました陰圧室のふぐあいに係る経緯と経過、並びに今後の病院としての対応について御説明を申し上げたいと思います。

 新聞の写しについては、皆さんのほうにお手元に差し上げてあるものでございます。資料といたしましては、本日、平面図1枚と、あと空気清浄器のパンフレットの写し2枚、資料としてお手元にお渡ししておりますので、御参照しながら説明を聞いていただければというふうに思います。

 まず、陰圧室について申し上げます。お手元にお配りいたしました資料の平面図をごらん願います。この平面図は本院南病棟3階の平面図でございます。赤いマーカーで囲っている部分が旧結核病棟でございます。陰圧室はその一角の321から323号室の3室で、平成15年度にSARS対策、SARSがちょっと話題になりましたけれども、その対策の一環として国の補助金を受け、別添の高機能空気清浄器をその3つの部屋に設置したものでございます。それで、機械を設置したことによって、陰圧室として平成16年1月1日から供用を開始しております。

 それで、これまでの経緯と経過でございますけれども、その陰圧室設置後、4年余り経過した平成20年7月には、市民病院としては結核に係る診療を休止いたしておりますとともに、結核病棟も廃止してございます。ただ、陰圧室は機械そのもの、機能がございますので、結核の疑いがある患者さんがお見えになった場合には、一時的に入院させるような形で、その陰圧室をこれまで利用してきております。

 そういった中で、本年4月、診療報酬の改定がございましたが、その際に、陰圧室の状態検査というものが義務づけられたところでございます。それで、一時的な活用とはいえ、設備として病院にはございますので、規定に基づいた検査を実施したわけでございますが、その結果、入口のドアを全開にした場合に限ってでございますが、部屋の中と外との気圧の差が確保されないということが判明いたしました。それで、これまでその陰圧室を含めて南3階病棟は適正に管理してきているところでございますが、今回のふぐあいが原因で来院者や医療従事者に結核が感染するとは考えられないところなのですけれども、万が一を考えまして、在職する職員で南3階病棟勤務経験者を対象に血液検査を実施したところでございます。その結果、新聞報道にもございますように、検査した72名中5名に陽性反応が認められたということでございます。しかし、どなたも発症には至っていないという状況でございました。また、陽性率6.9%、報道にもございますけれども、文献といたしましては、医療従事者としては標準的な数値というふうにされておりまして、病院といたしましては、この問題についての集団感染はないという判断と、そしてこれによってその影響はなかったというふうに判断しているところでございます。

 それで、今後の対応でございますけれども、陰圧室の扉を全開にしたときに、そういう状態になるということは好ましいことではございませんので、今後早急に部屋の内側に簡易ではありますが扉を設置して、空気圧の適正化を図ってまいりたいというふうに思っております。

 また、今回の報道を受けまして、実は職員の中でも、退職者かつ南病棟勤務経験者の方から問い合わせがございましたので、退職者についても希望者には検査を実施してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上が、今回の報道に係る経緯と経過でございますけれども、市民病院は合併前から院内感染防止対策には殊のほか力を注いできております。そのおかげで、今では感染防止対策加算というものをいただけるまでになってきております。今回の問題でも、陰圧室のドアを全開にして使用するようなことはあり得ないのですけれども、念のためということで検査したものでございます。何よりも病院としては職員の健康、それから安全・安心なくして患者さんの安心・安全は守れないという、そういう考えのもと実施した検査でございますので、御理解を願えればというふうに思います。

 以上、私からの説明といたします。ありがとうございました。



○委員長(横山悦子君) ありがとうございました。

 説明がありましたことについて、質疑等がございましたらお出し願います。

 小沢委員。



◆小沢和悦委員 2003年ですか、平成15年にこの陰圧室の装置を国の補助もらってつけたと、こういうことのようですけれども、そのふぐあいというのはいつから生じたということになるのでしょうか。初めからそうだったということなのでしょうか。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 判明したのは、今回の診療報酬改定で検査しなさいということがきっかけで検査してわかったわけなのですが、これは想定ですけれども、設置したその当時からそういう状態であったろうというふうに考えてございます。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 何らかの装置を設置した場合には、工事があって竣工検査もあるのだと思うのです。そして、しっかり作動するというのだか何というのだか、それを確認して、いいと、完成と、こういうことになるのだと思うのです。その確認はしなかったのでしょうか。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 先ほど申し上げましたように、これは国の補助金で設置しましたので、当然、竣工検査なりというものは実施してございます。その時点では問題ないというもとで補助金の交付も決定されましたし、これまで来ているものというふうに私どもは認識しております。ただ、今回のような検査、当時、今回のような検査を実施したのかどうかは、そこは現在では明確にお答えできないというふうに思っております。

 以上です。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 その保証期間というのは、これはあるのですか、ないのですか。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 保証期間というのは、ちょっとメーカーのあれを見てきていませんのでわからないのですが、実質この装置は機械装置でございますので、耐用年数というものはきちっとあるわけです。ですから、せいぜい5年もしくは10年というレベルの耐用年数だというふうに認識しております。保証という部分については、ちょっと一般的に言えば2年とか3年というふうになろうかと思いますが、ちょっと確認できませんので、その辺は御容赦願えればというふうに思います。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 これ設置するとき金何ぼかかったの。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 済みません。

 当時の書類をコピーして机の上にまで届いていたのですが、きょう持ってきていませんでしたので、申しわけございません。後ほど、それについては御答弁申し上げたいと思います。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 陽性率6.9%は標準的な数値だということのようなのですが、これ、もしも感染が明らかとなったという場合は、これいろいろ大変なことになったのだろうと思うのです。そのおそれはないと、もしあった場合はどういうふうな対応なのですか。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) この検査をやろうという判断する時点では、当然、万が一そういう事態になれば、病院としてきちっと責任をとって検査をして、なおかつ治療まで病院の責任でやらなくちゃいけないだろうというところまでの腹構えというのですか、気構えって、そういうものを持ちながらこの検査を実施してきております。

 以上でございます。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 まだ、不確定な部分というのがあるのだと思うのです。だから、もしかして感染患者が出ないかもしれないし出るかもしれないと、その場合に、設置の段階でもしも検査が終わったとはいえ、今の今回のように気圧差がないというような状況だったとすれば、これは設置した国の基準なり調査基準なりというのが問題になってくるような気がするのです。その点をやっぱりはっきりさせておいたほうがよろしいのでないかと。つまり、原因が病院の不手際、チェックしていなかったと、落ち度だということを簡単に認めていいのだか、それともそれ以外の原因もあり得るということであるならば、それはしっかり見きわめないとだめだと思うのです。今後も出てくる可能性あるから、これ、その辺どうですか。



○委員長(横山悦子君) 横山病院経営管理部参事。



◎病院経営管理局病院経営管理部参事兼医事課長兼大崎市民病院診療支援部診療支援室長(横山光孝君) 今のお尋ねなのですが、大崎市民病院は第二種感染症の指定医療機関であります。第二種感染症の設備基準としては、陰圧要件というのは実はございません。これが第一種になりますと、当然のことながら、その陰圧を保ちなさいというような国の基準があるのですが、大崎市民病院は二類感染症を収容する病院であるということになります。二類感染症の中には、そのうち結核も当然あるのでありますけれども、そういう設備上のいわゆる問題というのはなかったというふうに認識をしております。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 今の説明だと、気圧差がどうのこうの関係ないということですか。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) ただいま横山参事が申し上げましたのは、結核については陰圧室を整備しなさいという、そういう条件はないのです。陰圧室がなくとも、きちっと密閉されたような部屋を宛てがっておれば、なおかつ、ほかのいわゆる医療従事者を含め見舞客なりほかの患者さんに感染しないような対策をとっていれば問題はないということなのです。したがって、旧古川市民病院時代には結核病棟として、そこを隔離するような形でとっておりました。たまたま、SARSで補助金がついたということで、その機械を結核病棟の部屋に設置したということなのです。したがって、その結核を扱う病室、病棟としては、陰圧室は別に義務づけられているものでも何でもなくて、ただいまの委員さんからあったような、病院としての不手際とか、それから国の責任という部分においても、きちっとした検査のもとに適正な整備、設備をしたということが確認されているわけでございますので、この責任の問題を追及することは非常に難しいのかなというふうに考えております。

 以上です。



○委員長(横山悦子君) いいですか。

 大友委員。



◆大友文司委員 殊のほか病院のことを心配している大友でございますが、二、三お伺いいたします。

 今、前段の委員からの説明で大方はわかりました。基本的にその3室を陰圧室として使用していて、そして現場の人も、いわゆるこの現場にかかわらない人も、何かあった場合には、そういう患者さんが発生した場合は、一時的にせよ、治療終わるまでにせよ、ここに、この病室に入れておけば周りに感染しないのだという安心感は医療スタッフにあったと思うのです。それが、私はどうも今回のこの件で崩れたように思うのです。

 もう一つ、南病棟の5階には無菌室もあります、無菌室。御存じだと思います。(「4階です」と呼ぶ者あり)4階ですか、無菌室あるのです。これもクラス何ぼという一つの厳重な基準があって、それが常時管理されていれば、医療スタッフも入っている患者さんも安心してそこで治療を受け、そして一定の治療効果の中で、今度は一般病棟に移るなりなんなりするわけですが、こういうことが出ると、ほかのシステムも皆疑ってみなければならないということが考えられます。まず、私思っているのは、病院に従事しているお医者さんも看護師さんも、それから大石さんは臨床検査技師なようですが、そういう方も含めて安心して病院の中で働ける環境というもの、それから見舞いに来た人も安心してお見舞いをできるという環境、これが大事だと思います。ですから、今回の場合はテーベーの中でその基準はないというものの、こういうシステムがある以上、安心しているわけです。これはSARSが当時大変問題になったので、SARSを軸にしてやったと思います、それ間違いなく。だけれども、SARSが一旦こうやって下火になり、またいずれそういうものがもくもくと出てきたときに、おらほうは安心だといっても、いざ使うときにいわゆるその制度が管理されていないものを使うと、やはりこれ問題ですから、私は常々に病院の場としては、そういうシステムを何であれ管理する責任はあると思うのです。それをこれからどういうふうにしようと思っているのか、お伺いをいたします。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 大友委員さんのお話のとおりでございまして、今後、今回のこの問題が出たことによって、職員のみならず市民の方々に対しても、その病院のいわゆる不安といいますか、病院に行くこと自体不安に思うような、そういった思いがこの報道で広がったのかなというふうに思っております。それを解消、当然していかなければならないのですが、これまでの管理の部分については確かにふぐあいはあったものの、その陰圧室を含めた全体のものとしては、きちっと感染しないような、そういった対策は、そういう管理はきちっとしてきているわけなのです。

 というのは、先ほど申し上げましたけれども、大石を中心とした院内の感染防止対策というものを、その都度何か起きれば改善するような、そういった手だてをきちっとこれまでもとってきておりますので、たとえ今回の全開にしたことによってその陰圧が保たれなかったということがあったにしろ、全開にするような使用方法は今までやってきておりませんので、なおかつそこに患者さん、例えば疑いのある患者さんを入れたにしても、そこには、そこから感染するような周辺の病棟は全部閉めまして、ほかの患者さんなり医療従事者にはうつらないような対策はとってきておりますが、でも今回の問題では、間違いなく不安が市民の方々お一人お一人に広がったものだというふうに考えております。それで、先ほど前段、今後の対応については申し上げましたけれども、まずは今回の陰圧室を全開にしても陰圧が下がらないような、そういう対策をきちっととるということ、それから今後の安全・安心の問題につきましては、病院自体が職員一丸となってその感染防止対策をきちっとやっているというものを、何かの機会を捉えて皆さんに周知を図っていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○委員長(横山悦子君) 大友副委員長。



◆大友文司委員 その構えは伺いまして理解をさせていただきました。ぜひ、その構えで進んでもらいたいし、事この陰圧室だけでなくて、先ほど言った無菌室もあるし、それから感染の中には緑濃菌の感染だったりさまざまな感染が、その部屋とは関係なく使っている手袋だとか、それから付着した予防衣、白衣に対しての管理も含めてのトータルのやっぱり感染でございます。それらを大石技師さんは真剣になってやっているのだと思うのですが、せっかく来たのですから、大石技師さんに少し話を聞かせていただきたいのです。



○委員長(横山悦子君) 大石主任臨床検査技師。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) 当院としましては、先ほどお話があったとおり、感染対策に非常に力を入れております。先ほどの無菌室のお話ですけれども、無菌室に限っては法律的な規制がありますので、毎年必ず業者さんを呼びまして点検を行っておりまして、特に問題はなく運用されていると思います。

 今回の陰圧室に関しましては、国が明確な基準を設けていない、定期的な点検をしなさいという指導もありませんので、どうしてもこういう病院設備というのは感染管理室というよりは病院施設のほうで管理するものでありますので、本来は。ですので、そちらがわかっている事実だとは思っていたのですけれども、そちらもやはり国としての規制がないということで、無菌室はやっていますが、陰圧室のほうまではちょっと見ていなかったというところがありました。

 感染管理室としましては、陰圧状態が保たれているであろうということでずっと動いてきましたが、そこはちょっと落ち度だとは思うのですけれども、日本全体のお話をしますと、明確な陰圧室の規定がない以上は、どこの病院でも第一種感染症以外の二種のところは、このような検査をしているところはほとんど今までなかったと、厚生労働省もその辺を認めていまして、今年度より初めてその陰圧の状態をチェックするようにという規定がなされたところであります。その規定も、あくまでも診療報酬の改定です。努力義務というか、陰圧室が保たれているのであれば、1病室当てに200点の加算が得られるというところでありまして、やらない場合はその加算がないだけでありまして、やらなくても病院としては問題ないというところになっています。これは法律上、陰圧室の規定がない以上は、このような厚生労働省の指導になるかしかないのかなと思われます。厳密に陰圧室を確保するにはいろいろな規定がありまして、それにはやはりアメリカ的なことをやりますとすごくコストがかかるということで、厚生労働省のほうも現状はこのままでいくという方針のようでございます。

 加えまして、感染対策、ほかの部分の感染対策に関してですが、先ほど委員さんもおっしゃられたように、手袋とかマスクあるいはガウンとかエプロン、このようなものを当院ではディスポーザブル、1回使い捨てのようにして、患者さんごとにつけては交換つけては交換というような対策もやっておりますし、耐性菌の検出率も、私が感染管理室に赴任してから毎月の検出データが以前よりは10分の1ぐらいに激減しておる事実もありますので、その辺はかなり全国的に見ても低い検出率になっておりまして、万全を期しているつもりではありますが、まれにこのような事態を発生する可能性がありますので、それに抜かれないように、今後はいろいろなところに学会等でどのようなことが話題になっているのか、あるいは感染制御の先進国であるアメリカの情報も入れつつ、当院としては万全な体制をしいていきたいなと考えております。



○委員長(横山悦子君) 大友副委員長。



◆大友文司委員 非常に明確なお話を伺いました。今の話の中で感染対策加算として200点……(「100点です」と呼ぶ者あり)100点ですか。(「感染対策加算は100点で、陰圧室は200点」と呼ぶ者あり)陰圧室が200点。それがあったがために、国のほうでも管理を徹底しなさいという、基準ではないけれども目安を示していたということですね。それに基づいてやった結果こういうことが出たのだということですが、先ほど病院経営管理部長から適正に管理をこれからしていくのだということでありますので、これに限らずさまざまな部分で、その適正の管理というものを、院内で問題を共有しながらしていくべきだと思いますが、特にこの問題に関して、院内ではどのような会議を設けてこれからの防止対策を検討したのか、それからこれからどうするのかということをもう一度お聞かせいただきたいと思います。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) この問題につきましては、当初、一番最初は院内感染防止対策委員会でこの問題が提起されまして、これについて、ではどう対策をとっていくかというような議論されまして、第一義的には先ほど前段申し上げましたように、これの心配はないけれども、念のために検査してどういう状況にあるのか、まずもってそれを把握しようということが委員会で話し合われまして、それが経営会議なりの意思決定の決定機関のほうに上げられてゴーサインをいただいたと、それでこまでやってきたわけなのですけれども、今後の院内のいわゆる共通認識のお話につきましては、院内のグループウエアなり、そういったものを通じて既にもう周知を図ってございますし、これからの対策については担当部署に既に見積もり等をとらせてございまして、材料が入り次第、改善を行うというような、そういう段取りになってございます。

 あと、先ほどの前段の御説明で申し上げました退職者の方については、既に20日にこういう状況もありましたということで、全員で100名ほどでしたか、対象となった方々に既に文書を発送しております。希望する方は御連絡をいただいて病院のほうで検査をしていただくというような形に、今、体制をとっているところでございます。

 以上です。



○委員長(横山悦子君) よろしいですか。

 豊嶋委員。



◆豊嶋正人委員 素人なものですから、余り専門的なことはわかんないので、初歩的なことでお伺いしますけれども、このいわゆる機械を設置したことによって、微生物殺菌あるいは保守という形での状態で、その病室から屋外に排出するという、こういう機械なのですが、実際この機械でもって完全にその結核菌だとか、こういうものは除菌といいますか、除去される、そういう効果というのは実際検証されているのでしょうか。



○委員長(横山悦子君) 大石主任臨床検査技師。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) その機械には、HEPAフィルターという高集積能力があるフィルターがついております。そのフィルターを通すことによって、結核菌の99.99%は除去されるという文献はもう大分前から出ておりまして、それが搭載されております。そこにあります紫外線なのですけれども、それに関しては特にいいデータもありますし悪いデータもあるのですが、念のためにつけているということで、基本的にそれはなくてもいい装置です。HEPAフィルターというのがあれば、基本的にはクリーンな空気が出てくるという認識で行っております。



○委員長(横山悦子君) 豊嶋委員。



◆豊嶋正人委員 そうしますと、今後の改善策ということで、結局、陰圧室と言われている3つの病室については扉の問題が一番、出入りしたり全開という話があったのですが、全開でなくても、ある程度空気の流れがこの機械によって廊下なり、そういう部分に出なくて、全て強制的に除菌しながら屋外に排気ということになれば、そういうような危険性というか、危険は避けられると思うのですが、さっきちょっと聞き逃したので、今後のいわゆる対策として、もう一度、ここにはダクト工事とか扉交換とか前室設置とかとあるのですが、実際この現状を見ますと、すぐ扉をあければ廊下だという状況なのですが、その辺のことをもう一回、済みませんがお伺いしたいと思います。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) いわゆる陰圧室の改善の話でよろしいのですね。設置当初は結核病棟でございましたので、皆さんにお渡ししているそのパンフレットには前室を設置するような形になってございますが、結核病棟そのものが前室を通らないと入れない病棟でございましたので、設置する当時も現在もそうなのですけれども、設置する必要がなかったわけなのです。ただ、現在は陰圧室に入るときの前室の設備はない状態でございます。それがゆえに、扉を全開にしたときに気圧の差がなくなってしまったのですけれども、今回は、その部屋、個々に扉を二重にするような形で、要は一番最初の扉をあけて入って閉めて、次またあけるというような、そういう手順でないとその部屋に入れないような、そういう整備をこれからやっていくということでございます。そうすることによって、全開状態というのは決してあり得ないという状況、そういうものに改善をしていくということでございます。

 以上です。これでよろしいのですか。



○委員長(横山悦子君) 豊嶋委員。



◆豊嶋正人委員 そういうことになれば、間違いなくいいんでしょう。結局、この平面図見ますと、320号室の前に前室ということがあって、今回はこの3室についてそういう対策をするということなのですが、以前の状態ですとここにあるからいいのですが、この右側の320号のところには前室があるのですが、逆に左側のほうの315号室のところは別にオープンの特別前室というものがないのですが、以前いわゆる結核病棟という位置づけであれば、当然この辺も、何かここを見ると開放状態みたいな半分開いているような、常時そういう状態なのですが、この点についてはどうなのでしょう。左側のほう、脱衣室と315号の間、ナースステーションの。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 320号の左側にあるやつ、前室については、これ結核病棟に入る際の前室でございます。これからつけようとするのは321、322、323のそれぞれトイレとか流しがあるのですけれども、そこのところに大体1メーターまでないですか、そこのところに扉をつけるということです、内側に、病室の内側に。ですから、各部屋ごとに前室というのではないのですけれども、前室状態の形になるということです。扉をつけてそのように、とにかく2回扉をあけないとその部屋には入れないような状態をつくるという、そういう改善を図ろうというふうに考えてございます。



○委員長(横山悦子君) 豊嶋委員。



◆豊嶋正人委員 通常ですと、排気だけでなくて、吸気口があって排気口がある。やっぱり、ある程度空気循環しないと排気だけではだめだと思うので、いわゆる空気の流れというのはどういう形で、前室というか、二重に入口扉をやってしまうと、密閉状態になれば空気が循環するような状態というか、そういう対策というのは、やっぱりこの中で可能なのでしょうか。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 陰圧室は、そもそもほかの外気よりも圧力を下げないと意味がないです。したがって、循環をさせながら気圧を保ちながら余計な分は排出しますが、その気圧差を保つための空気はそれ以上は逃さない。逃しっ放しだとどんどん気圧が下がってきますので、中にいる患者さんは死亡してしまいますので、ですからその辺のバランスをとりながら、一定の気圧差を保ちながら中の空気を浄化していくというのが、この機械の性能になってございます。ですから、そういうことでお答えになっているかどうかわかりませんけれども、そういう形で保つということでございます。

 以上です。



○委員長(横山悦子君) よろしいですか。

 ほかの委員、大山委員。



◆大山巖委員 今までの感染者、結局、約10人になったのでしょう。そこには何か検査したのは73名の中に5名の方が陽性反応出たと、ただ退職になったのをこれからやろうとすると、今、話をお聞きしましたけれども、結局、今まで亡くなった方も多分いると思うのですけれども、やっぱりそういう場合はどんなことになるのですか。あるいは、結核に感染して亡くなったという方もなきにしもあらず、これから多分調べると思うのですけれども、そこまでどれだけの補償、そんなことは補償か何かやる予定なのですか、どこまでどういう考えでいるのですか。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) ただいまの病院従事者の中で結核……(「看護師もそう」と呼ぶ者あり)ですよね。病院勤務者もしくは経験者で、結核で亡くなった方ということですか。それはまだ調べてはおりませんが、そもそも感染はあり得ないという前提のもとに私ども調べておりますので。というのは、きちっと管理していてやってきたのだけれども、これが出たので念のため検査するという話でございますので、今、委員さんからお話受けて、そこはちょっと盲点だったなというふうに思いますけれども、なおそういう現実があるかどうかはちょっと調査をしてみたいというふうに思います。そういうものがないとは言えないのでしょうけれども、現時点では、これが原因で集団感染は起きておりませんので、陽性者が出ただけの話でございますので、その損害賠償とか、そういったものは、その検査結果をもとにして判断すれば、考えていないということでございます。



○委員長(横山悦子君) よろしいですか。



◆大山巖委員 はい、よろしいです。



○委員長(横山悦子君) ほかの委員はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 小沢委員。



◆小沢和悦委員 感染症の患者さんの、ここ何年間かの入院の状況です、数字としてわかれば教えていただきたいと思います。



○委員長(横山悦子君) 横山病院経営管理部参事。



◎病院経営管理局病院経営管理部参事兼医事課長兼大崎市民病院診療支援部診療支援室長(横山光孝君) ちょうど今、手持ちにあります資料は当該病室321から323までの中に入った患者さんということで、ちょっと集計はとってきたものがございます。時期的には平成20年7月、これは結核病床を廃止した以降に一般病床として使ってきたわけなのですが、平成20年7月から平成24年6月までということで数字を申し上げたいと思います。いわゆる実人員で、そこの病床に入院した患者様は457名ということになります。

 それともう一つは、これはそこの当該病床ということではないのですが、現在のデータが平成19年度からしかちょっと算定できなくて、その間における、いわゆる結核として届け出を要した、届け出をした患者数、それは把握してまいりました。平成19年度から現在の24年度6月までの数字ということで、95名の方が結核患者として届け出を出したということであります。

 以上です。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 20年7月から24年6月までの457というのは、これは延べですか。



○委員長(横山悦子君) 横山経営管理部参事。



◎病院経営管理局病院経営管理部参事兼医事課長兼大崎市民病院診療支援部診療支援室長(横山光孝君) 実で。その中には同じ患者様が再度入院してくるケースもございますので、そこの部分は重複してカウントをいたしております。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 457人もいるのですか。人数はもっと少なくて、1回入院した人、5回入院した人とかというのは、いろいろあるのだと思うのだけれども、それ。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 済みません、もう一度再度御説明させていただきます。

 これまでの19年から24年までの届け出を要した患者さんが……(「結核」と呼ぶ者あり)届け出患者、結核、そうです、それが95名。それから、483という数字は……(「457」と呼ぶ者あり)457、これは3つの陰圧室に入った患者さんです。その患者さん全てが疑いのある患者さんではなくて、その他の一般の病気で入院した方もカウントしておりますので、その部屋を利用した方ということでの457です。ちょっと、説明が不足で申しわけありません。結核患者は95名ということでございます。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 そうしますと、陰圧室に入院された感染症患者さんは、19年から24年6月までは95名ということですね。



○委員長(横山悦子君) 横山病院経営管理部参事。



◎病院経営管理局病院経営管理部参事兼医事課長兼大崎市民病院診療支援部診療支援室長(横山光孝君) 先ほどの95名は、保健所のほうに届け出を行った患者というふうなことで捉えました。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 つまり、感染症、結核だけでないのだと思うのだけれども、その患者さんがそこにお入りになったと、つまり陰圧室をつくってから、15年からか……(「16年4月」と呼ぶ者あり)16年4月でしたか、今の話は19年度から24年6月まで保健所に届けていた人は95、届けてない人もいるの。



○委員長(横山悦子君) 横山病院経営管理部参事。



◎病院経営管理局病院経営管理部参事兼医事課長兼大崎市民病院診療支援部診療支援室長(横山光孝君) 保健所に届ける要件については、おおむね3つほどありまして、まず結核患者であると確定した方、それから無症状であって病原体の保有者の方も届け出義務がございます。それからあと、いわゆる疑似患者さんというのでしょうか、そういう方も届け出が必要でありまして、それらに該当した方について届けているということでございます。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 いずれ、95人の方々がわかっている範囲でいらっしゃると、それでこの検査の関係ですと、72人というのは、この95人の方々とは別に勤務したことのある先生とか看護師さんとか、こういうことがあるのだと思うのです。この95人の一般の入院患者さんについては、この検査は必要ないのでしょうか。

 もう一つ、ついでですが、大石先生のほうから、つまりこの検査規定がこれまでなかったと、今回の診療報酬の改定の中で、つまり100点加算とか200点加算と、検査をやって規定をクリアした施設を持っているというだけで加算されるのだと、だからそうした検査やっていないところも中には全国の医療機関にはあるかもしれないけれども、そういう類のものだということをさっきお聞かせいただいたわけだけれども、そうしますといずれ検査をしていれば安心なわけです。安心でなかった期間のこの患者さん、入院されたことのある方は放っておいても大丈夫なのですか。



○委員長(横山悦子君) 大石主任臨床検査技師。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) 今の御質問です。患者さんに関しては、95名の患者さんは結核を発症した患者さんでありますので、それはそれなりの結核の検査もしていて、確定診断が下った方なので、QFTの検査をわざわざする必要はないと思います。その周辺に入院していた患者さんのお話だと思うのですけれども、医療従事者が今回72名検査しまして、5名検出で6.9%ということで、これはいろいろな文献があるのですが、日本の東京で行われた1,559名を対象とした一般の方々の検診においてQFTの検査したところ、7.1%の陽性率だったということがありまして、それよりも低いと、当院の場合は。医療従事者のほうが実は一般の患者さんよりも結核の患者さんと触れ合う可能性が高いので、リスクが高い職種なのです。それでも低いということは、まずこの陰圧室のふぐあいが原因となって感染したことは、まず当院では考えられないという結論に達しております。であるならば、医療従事者がこの数値であるならば、一般の患者さんにそれがうつるという可能性は、ほぼ天文学的数字ではないのかなと思っておりますので、今回ほかの一般の患者さんを対象にQFTの検査とか広げる予定は今のところはございません。

 もう一つ、ちょっとつけ加えてよろしいですか。当院としましては、この陰圧室だけに感染を防御させるために頼っているわけではなくて、特殊な結核の対策としてN95マスクというものがありまして、これは95%以上、0.5マイクロの粒子を吸収する特殊なマスクなのですが、それをつけて必ず診療等に当たって、看護等に当たっていただきますので、その効果も含めますと、やはり当院としては感染率はかなり低いのではないかと、6.9%というのは。ということで、院内での感染である確率は非常に低いということに考えております。



○委員長(横山悦子君) 小沢委員。



◆小沢和悦委員 結核病棟をなくしたのは、これをつける前でしたか、つけた後ですか。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) 結核病棟を廃止したのは、つけてからです。廃止したのは20年7月です。ですから、4年くらいは陰圧室を利用した形で、結核病棟のままでいたということです。20年7月です、廃止は。



○委員長(横山悦子君) よろしいですか。



◆小沢和悦委員 はい、いいです。



○委員長(横山悦子君) ほかに質疑ございませんか。

 ちょっと、私のほうから一点だけ。

 72名中この5人が陽性ということで、ただ陽性率が6.9%で、そんなに高くないという数値ですけれども、この5人の、大体これは勤続年数によるものか、そういうのをどのように分析されているのか。

 大石主任臨床検査技師。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) 5名中の勤務状態ですが、うち2名は今年度の4月から赴任した方です。6月にQFTの検査をしていますので、ほぼ当院で感染というか、結核が入って保菌状態になったかどうかというのが、確率的には低いと思います。うち1名は昨年の12月から今年度の1月、ことしの1月まで2カ月間勤務していた研修医でありまして、こちらも恐らく当院で感染したということはかなり低いと考えられます。残る2名なのですが、こちらは看護師でありまして、1人はこの病棟に5年ぐらい勤務していた方です。1人は5年3カ月、もう一人は1年11カ月勤務していた者です。2人とも50代の女性ですので、年齢を重ねるごとにQFTの陽性率は上がっていきます。これも東京で行われた1,559名のQFTの検査のデータなのですけれども、40歳から50歳で3.1%、50歳から59歳で5.9%、60歳から69歳で9.8%ということで、この2人は50から59歳に当てはまるので、一般の人でも5.9%ぐらいの感染率があると言われておりますので、それを差し引きましても、かなり当院としては低い状態ではあるのかなと。



○委員長(横山悦子君) あと、それからいいですか、もう一点だけ。

 今回は病院従事者、それから退職者ということで検査するわけですけれども、検査は1回だけで済むわけなのですか、それとも何年か経過後にもう一度検査するとか、何かそういうのがあるのでしょうか。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) 実は、QFTの検査に関しましては、陽性と陰性と、あと判定保留と判定不能というものがありまして、判定保留の方に関しては、大体1回目の検査から二、三カ月後にもう一度やるというのが一般的になっております。これも国の法律ではなくて、医学的な一般的なところでありまして、それもやる予定ではいます、判定不能の方に関しましては。

 その次、また判定保留とかなると、その検査の精度の問題になってくるのです。どうしても、検査の精度というのは100%検出できるわけではありませんので、そういう方に限りましては半年ごとにレントゲン検査とか、あるいはQFTの検査を継続して行って、発症したかどうかの確認をしていく予定であります。

 判定不能の患者さんというのは、実はこのQFTの検査というのは、リンパ球を刺激して過去に結核の結核菌が体内に入ったかどうかというのを確認する間接的な検査でございまして、リンパ球が正常に動いていない限りは正しいデータを得られないということがありまして、その方に限りましてはQFTの検査ではちょっと負えないことになりますので、レントゲン及びCTなどの補助的な診断方法を用いて、ずっと経過観察をしていくということになるのかなと思っております。



○委員長(横山悦子君) ついでですので、もう一点だけ、なかなか聞けませんので。

 この陰圧室のこのフィルターで、大体除菌が99.9%されるということでしたけれども、このフィルターは、交換時期というのはどういうようなサイクルになっているのでしょうか。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) フィルターというものは、基本的に空気を吸っているので目詰まりするものです。それで、直接フィルター、そのHEPAフィルターをやると、HEPAフィルターがあっという間に目詰まりしますので、その前にプレフィルターという前もって空気の汚いものを除去するフィルターがついています。ある程度大きい粒子はカットした上で入ってくるものですので、大体寿命が5年ぐらいと言われています、HEPAフィルターは。そのプレフィルターに関しては半年から1年ごとの交換となっておりますので、そのプレフィルターの交換に関しましては、この陰圧のふぐあいとはいえ毎年行っておりました。

 今回のふぐあいは、先ほど部長のほうからお話あったとおり、循環する過程においてどうも漏れているというところがありましたので、その気流の流れを今回塞ぐという対策をしているということで、フィルターに関しては特に問題はないとは認識しております。



○委員長(横山悦子君) それで、そのフィルターは、除去したやつというのは、大体耐用5年のやつと2種類あるみたいですけれども、その菌の検査というのは毎回やっているのですか、その交換時期には。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) 菌の検査というものの交換時期には特にやる規定とか、やっている医療機関というのは、世界でほぼ皆無だと思います。そういうことをやるというのは常識的ではありません。これはなぜかというと、結核というのは意外と弱い菌でして、そういう人体じゃないところに数日いると、もう死んでしまうということがありまして、特に問題ありません。昔は結核の病棟というのは窓を全開にして診療を行っていたのです、そういう陰圧室とかないとき。結核というのは、外に出て紫外線を浴びると一瞬で死んでしまうという特性もありますので、特に人体に入ってきたときが問題ありまして、空気中に浮遊しているのは、数日たつともういなくなってしまうというのが結核の特徴だと思われます。



○委員長(横山悦子君) ほかに質疑ございませんでしょうか。

 大山委員。



◆大山巖委員 我々も毎年検診やっているのですけれども、今、5年と1年と何ぼかになった方がいたと、そういう場合にも、今度はこういう陰圧室が云々の事態が出たから検査したのだか、それとも前にこの方も我々と同じに1年に一回ずつの検査をして、5年ですか、5年間勤めた方も、これ検査して、その前には陰性だとかなんとか出なかったのですか、そういうのをちょっとお聞きしたいのですが。



○委員長(横山悦子君) 大石主任臨床検査技師。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) 5年という数字はフィルターの寿命の年数でございます。



○委員長(横山悦子君) 勤務した5年の……(「5年間勤めた、1年間勤めた方なんかは、その中で毎年我々のように検診やっていれば。看護師さんが模範を示さなきゃだめですと、毎年検診やっていると思いますけれども、そのときはそういう陽性は出なかったのかということ、それ聞きたいんです」と呼ぶ者あり)。

 大石主任臨床検査技師。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) 検診の項目にこのQFT検査というのは盛り込まれておりません。これは病院が判断することなのですが、全国の病院で職員の健康診断でQFTを行っているというところは、かなりレアなケースであります。当院といたしましては、昨年度よりそのQFTの検査を職員にもしたほうがいいということは、院内感染防止対策委員会や職員の健康診断の委員会でも私から申し上げておりまして、既に検討に入っておりました。来年度より実施する予定で実はあったのです。来年度からはちょっと、毎年やる必要はないのですが、5年に一回とか、そのような期間を設けましてやろうかなとは思っております。



○委員長(横山悦子君) 鈴木病院経営管理部長。



◎病院経営管理局病院経営管理部長(鈴木昭芳君) あと、ちょっと補足させていただきますが、結核病棟時代は、そこに勤務する職員は年2回でしたか。(「そうです」と呼ぶ者あり)そうです、年2回その検査を実施してきております。今でもやっているそうでございます。南3階は今でも年2回検査をしているということでございます。

 以上です。



○委員長(横山悦子君) 大石主任臨床検査技師。



◎大崎市民病院臨床検査技術部本院臨床検査室主任臨床検査技師兼中央病床・感染管理部感染管理室主任臨床検査技師(大石貴幸君) 結核に罹患する可能性が高いのは、今、部長さん言われましたとおり、この結核病棟の方と、あと臨床検査技師も検査する検体を扱うときに結核菌がちょっと飛散するということで、臨床検査技師と、その南3階に勤めるドクターと看護師、これを対象に年2回レントゲン検査を行っておりまして、その辺の検診のことはやっておりますが、QFTまではやってないということになります。



○委員長(横山悦子君) よろしいでしょうか。



◆大山巖委員 はい。



○委員長(横山悦子君) それでは、ありがとうございました。

 それでは、まだまだ質疑したいところではありますが、時間の都合もありますので、この辺にとどめたいと思います。

 説明員の方々には、本日お忙しいところ御出席していただきましてありがとうございました。

 以上で、民生常任委員会を散会いたします。

          午前11時03分 散会

大崎市議会委員会条例第29条第1項の規定によりここに署名する。

 平成24年7月27日

   委員長  横山悦子