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宮城県 気仙沼市

平成20年第16回定例会(第4日) 本文




2008年06月24日:平成20年第16回定例会(第4日) 本文

     午前10時00分  開 議
◎議長(村上俊一君) ただいまの出席議員数は30名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の欠席届け出議員及び遅参届け出議員はございません。
 以上のとおりでありますので、御報告いたします。


◎議長(村上俊一君) 次に、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、15番臼井真人君、16番尾形 健君を指名いたします。


◎議長(村上俊一君) 次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めましたところ、お手元に配付の名簿のとおりでございますので、御報告いたします。


◎議長(村上俊一君) 次に、報道機関から写真撮影の申し出があり、議長はこれを許可しておりますので、御報告いたします。


◎議長(村上俊一君) これより日程に従いまして一般質問を行います。
 順次質問を許可いたします。
 まず、「消防の広域化について」ほか1カ件、24番戸羽芳文君の質問を行います。24番戸羽芳文君。


◎24番(戸羽芳文君) 通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。
 質問の第1点は、消防の広域化についてでございます。
 昭和23年、戦後間もなく消防組織法が施行され、消防は市町村がその責任において管理する自治体消防へと移行し、現在の消防組織の体制ができ上がりました。
 消防組織法は時代とともに改正を重ね、昭和46年にすべての市に消防本部・署を設置することが義務づけられたことを契機に、宮城県では町村においても消防本部・署を設置しようという機運が高まり、県内の消防の体制が整っていきました。
 その過程で、人口規模が小さく、財政力の弱い市町村は共同で一部事務組合を組織、設立いたしました。私ども気仙沼・本吉地方におきましても、気仙沼市を中心に一市五町による一部事務組合が設置され、その後の自治体合併により現在は、一市二町による人口9万5,375人をカバーする広域体制が確立されております。
 宮城県全体としましては、市町村合併を経て、現在5市が単独で、そして31市町村が共同で七つの一部事務組合を設置し、消防業務を行っております。5市及び七つの一部事務組合にはそれぞれ消防本部が設置され、消防本部は管轄区域内の消防署や分署、出張所、派出所、分遺署などの署所を統括しており、県内に合計で104の署所があります。
 このような時代の変遷を経て、平成18年6月に消防組織法が改正され、その中に市町村消防の広域化に関する条項が新たに設けられました。また、この法改正を受けて、同年7月12日に消防庁長官から市町村の消防の広域化に関する基本方針が告示をされました。この基本方針では、平成24年度をめどに、現在の消防本部の管轄区域を広域化するよう示されております。また、基本方針では、広域化の規模は、消防本部の管轄区域の人口が30万人以上を目標とすることとされています。なお、消防団は従来どおり各市町村ごとに設置し、広域化の対象にしないこととされました。
 これを受けまして県は、去る5月26日、消防広域化検討会議を開き、現行の12消防本部、そのうち仙台市は消防局でございますが、を2012年度、平成24年度までに、1から5本部に統合する三つの計画を発表しました。広域化により、大規模災害に素早く対応できる体制づくりや、消防救急無線デジタル化の経費削減などを図ることが、その眼目とのことであります。
 計画案では12本部を統合し、県北、県東、県中、仙台、県南の五つの本部とする第1案、さらに、第1案の中で県北と県東、そして県中と仙台をそれぞれ統合して、全体で三つの本部とする第2案、そして、全県1本部とする第3案が示されました。
 第1案の県内5本部とする計画においては、現在の私ども気仙沼・本吉地域、人口9万5,375人は、登米市8万8,254人、そして石巻地区21万9,632人と一緒になり、総人口40万3,261人の県東、県の東地区として位置づけられることになります。
 県は、広域化で管理部門の人員を削減し、その分現場要員をふやせると説明しており、さらに2016年5月までに実施期限が定められている消防無線のデジタル化においても、統合により、24ないし39億円の経費節減ができると見込んでおります。全国では既に、青森、秋田、山形など30の都道府県が計画を策定済みであり、宮城県としてもこの8月下旬までに案を絞り込み計画をまとめる模様であります。
 今回、公表された消防の広域化計画案に対し、検討会議では、1)消防力強化はよいが、全県一本化した場合、どのような形態で消防事務を行うのか具体的に検討する必要がある、2)2012年度までという期限にこだわり過ぎると、拙速な広域化になってしまうのではないか、などの指摘が出されたようであります。
 一方、広域化方針に関し、県が実施した全市町村長からの意見聴取では、36人の首長のうち15人が「反対」や「さらに検討する必要がある」と回答されたようであります。現場の市町村には、地域事情に配慮した計画とは思えないとの懸念が根強いようであり、この考え方には私も全く同感であります。
 人口30万人以上を統合基準とした国の方針は、まさに都会の論理であり、本部が統合され、地域の実情や地理を十分に知らない人が指揮命令をとることになっていいのか。全く不安だらけの改正案に、当市としてはどう対応していくのでしょうか。
 このことに関し、心配をされる下記の数点につき、御回答を願いたいと思います。
 1点は、広域化の方針に関し、県が実施した意見聴取に対して、市長はどのように回答されたのでしょうか。
 2点目は、消防の広域化の流れはとめられないのか。そのスケジュールの確認でございます。
 3点目は、市町村広域化消防運営計画の策定が平成20年度からとされておりますが、これに当市としてはどう対応するのか。本吉町、南三陸町との協議はどのように進めていくのかということであります。
 4点目は、宮城県沖地震と大規模津波災害への対応に支障を来すおそれはないのか。広域化することによって支障を来すことはないのかということであります。
 5点目は、県際、岩手県との県際に位置する当市として、現在、岩手県南自治体と交わしている相互防災応援協定への影響が出るのではないか、それが懸念されるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 六つ目は、市町村防災・国民保護担当部局との良好な関係が維持されてきたわけですが、それが確保できるのだろうかということであります。
 以上、6点について、考え方を伺いたいと思っております。
 次、大きな2点目でございます。持続可能な食料産業の構築について、お伺いいたします。
 日本の食文化を守るために、今、気仙沼市がなすべきことについてお尋ねをいたしたいと思います。
 一つ目は、安全・安心の食料生産体制の確立についてであります。
 我が国において、今ほど食の安全・安心について国民の関心が集められているときはないと思います。この春の三陸ワカメの高値取引は、中国で生産された食品に対する安全・安心の崩壊から端を発したものであり、消費者は今、食に対する不安を抱えたまま日々の食生活に対応しているという状況にございます。
 我が国においては、食料の安全保障の観点からしても、もうこれ以上食料の自給率を低下させるわけにはいかない、重大な局面に立たされていることを全国民が認識をし、抜本的な対策を立てなければなりません。食品の安全・安心の確立が求められる今だからこそ、間違いのない本物の食料を生産し提供する持続可能な食料産業の構築と、その実現のための行動計画を定めるときであると考えます。
 気仙沼市は、古くから「魚食健康都市宣言」や「スローフード都市宣言」を通し、いち早く安全・安心の食料生産拠点としての位置づけと役割を自他ともに認識し、内外にアピールしてまいりました。今こそ全国に先駆け、気仙沼市がリーダーシップをとって、持続可能な食料産業の構築について、国や県に訴えていかなければならないと思います。市の基本姿勢を伺います。
 2点目は、情報の収発信についてでございます。
 最近のテレビのバラエティー番組やグルメ番組で、気仙沼の「食」に関する話題がたびたび取り上げられております。過日も、「フカヒレ日本一のまち」として市内の多くの食事どころがテレビに登場するなど、気仙沼は今や、魚食の聖地・メッカとなっています。世はまさに情報化時代であり、この波に乗らない手はないと感じます。新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネット等など、あらゆるメディアを活用し、本物を売り込むための情報の収発信についてどのような戦略を持っているのかお伺いいたします。
 3点目は、歴史と交流の活用について伺います。
 本物を売り込むための情報の収発信として、有効な手段の一つが歴史と交流の活用であります。新市のシンボルとして定められたカツオを例にして言えば、現在11年間連続水揚げ日本一を誇る気仙沼の魚食の代表選手である、このカツオを切り口としたまちづくりを積極的に推進していく必要があろうかと思います。
 今から333年前、和歌山県三輪崎港の漁師により、旧唐桑町の鮪立港に伝えられたカツオの溜釣り漁により、当地方の水産業は飛躍的な発展を遂げ現在に至っているものであり、三輪崎港の位置する和歌山県新宮市とは、熊野信仰との関連もあって深いつながりが確認されております。三陸地方のあらゆる港において排斥された紀州のカツオ船が、なぜ鮪立港では受け入れられたのか、地元漁民を説き伏せた鈴木勘右衛門の決断は先見の明を得たものであり、まさにNHKテレビの「その時歴史は動いた」に値する感動的な出来事でありました。
 このような歴史的事実にスポットを当て、戻りガツオの品質のよさに加え、心ときめく歴史物語の付加価値をつけたブランドの確立という大いなる可能性が秘められていると思いますが、いかがでしょうか。
 四つ目は、食料産業クラスターの形成についてであります。
 危機感こそが人を動かし、人を結束させると言います。食料産業クラスターとは、地域の食材、人材、技術等の資源を有効に結びつけ、新たな製品、新たな販路、新たな地域ブランド等を創出することを目的とした集団のことを言います。この食料産業クラスターの形成を推進することにより、地域の食料産業と農林水産業との連携の促進、ひいては我が国の食料自給率の向上等、食料の安定供給を図ることが期待されます。
 食料産業クラスターの推進には、推進役となるコーディネーターの配置、地域の食料産業クラスター協議会を中心とした緩やかな枠組みの構築が必要です。枠組みには、食料製造業のほか、生産者、一次加工業者、流通・小売業者及び関連業者の参集と大学等の研究機関、行政機関のサポートが必要です。
 東北地方の中では、岩手県と山形県の取り組みが目立っており、特に岩手県においては県南部、とりわけ一関市が先進的な動きを見せております。かつて、当市と一関市との間には、室根村、千厩町、川崎村の3自治体が存在しており、イメージ的に離れた存在と思われておりましたが、自治体合併により今や一関市は隣町として切っても切れない大切な関係になっております。この機会に先進地に学び、当市としても食料産業の新たなる活路を見出すための方策として、食料産業クラスター形成につき前向きに取り組んでいくべきではないでしょうか。
 五つ目は、燃油高騰対策についてお伺いをいたします。
 日本の1次産業は今、求められる生産性の向上と近代化の流れの中で、いやが応にも機械化をされ、燃油を使わずには何一つ生産できない状況にさせられてまいりました。先ほど来訴え続けている持続可能な食料産業の構築に向けて、燃油高騰は何としても乗り越えなければならない喫緊の課題だと、私は強く受けとめております。
 今回の燃油高騰は、日本経済にこれまでにない大きな影を落としております。とりわけ、食料生産やその流通に関しては、燃油価格の動向が経営収支に大きな影響を与える構造となっていることから、それらの産業に依存する当地域の経済は未曾有の被害をこうむっております。
 特に、漁船漁業については、売上原価に占める燃油の割合が突出して高いことから、現在の価格では早晩、船を出せない事態になることは、火を見るより明らかであります。
 去る6月8日及び15日、この窮状を打開すべく、気仙沼市や気仙沼市議会、そして市内の各漁業関係団体連署による要望書が地元国会議員に提出をされました。要望文書は、既に皆様にも配付でありますので朗読は省略させていただきますが、その趣旨は御承知のとおり、「漁業用燃油購入に対し、直接補助をする緊急措置を講ずること」の一本でございます。
 市長が要望の代表者でありますことから御承知のとおり、当日出席された漁業関係団体の各代表者からは口々に悲痛な思いが告げられました。漁船漁業の基地として発展してきた我が気仙沼市としましては、この窮状を打開すべく、引き続き業界と一緒に一体となり行動していくことは至極当然のことであります。しかしながら、待ったなしの状態に追い込まれた漁業界の現状にあって、今すぐにでも行動を起こさなければ、そして結果を出さなければならないと痛感した次第であります。
 そこで、自治体独自の何らかの支援策が考えられないものでしょうか。市の財政も厳しいとは重々承知しておりますが、何らかの支援策を考え、気仙沼方式として全国にアピールし、この運動の先導役となるべき使命と責任が気仙沼市にはあるのではないでしょうか。
 このことに関し、その後の動向と今後の対応策について伺わせていただきたいと思います。
 再質問ある場合は、自席よりさせていただきます。


◎議長(村上俊一君) 蒸し暑いようですから、どうぞ、上着を脱いで結構ですので、その上で拝聴をお願いしたいと思います。(「議長、議事進行」の声あり)はい。齋藤 司君。


◎28番(齋藤 司君) 今、戸羽議員さんの方の一般質問あったんですが、大分勉強した内容の踏み込んだ質問が、1番の大きな表題でありましたが、答弁のいかんによっては、広域行政事務組合の議会の方に踏み込んだ形になるのかなというのが想像されます。過去にも衛生処理組合、または広域とかですね、今は病院は気仙沼市になったんですが、そういう中でその他の議会、またはその独立したものに踏み込んだ議論はしないということになっておりますので、そこら辺を配慮した議会運営にしていただきたいなという要望をしたいと思いますが、議長の見解をお伺いいたします。


◎議長(村上俊一君) 今、齋藤議員さんからそういう要望がありましたが、やっぱり過去にもそういう例がありましたので、質問は質問としても、当局はそういう一部事務組合等に配慮した答弁をしていただきたいと、そういうふうに要望をしておきたいと思います。よろしいでしょうか。(「はい」の声あり)
 それでは、24番戸羽芳文君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長鈴木 昇君。


◎市長(鈴木 昇君) 戸羽議員さんの御質問にお答えをいたします。
 初めに、消防の広域化についてでありますが、県の意見聴取につきましては、将来を見据え、広域化による効果への期待とあわせ、県全域を管轄する1ブロック化について、賛成する旨の回答をしております。
 消防広域化の流れ、スケジュールについてでありますが、県において広域化推進計画案の調整が行われており、市町村や消防本部及び広域化検討会議からの意見聴取の後、8月末に策定される予定であります。
 市町村広域消防運営計画についてでありますが、県の広域化推進計画の策定を見据え、検討することになります。
 宮城県沖地震、大規模津波災害への対応についてでありますが、地域特性などに応じた広域的な消防体制の整備に期待しております。
 県際相互防災協定への影響についてでありますが、同協定は市・町が締結しているものであり、今後の推移を見据え、検討することになります。
 市町村防災・国民保護担当部局との関係についてでありますが、広域化においても緊密な連携が確保されるものと考えます。
 次に、持続可能な食料産業の構築についてお答えいたします。
 安全・安心の食料生産体制の確立についてでありますが、水産加工業においては、これまでも、水産加工業振興協議会が事業主体である気仙沼地域HACCPの取り組みを県とともに支援し、一定の成果を上げてきたものと考えております。今後とも消費者等に、気仙沼の物産品は安全・安心であるという支持が得られるよう、関係機関・団体等と連携しながら指導や研修会等を通じ、衛生管理等の徹底に努めます。
 次に、情報の発信につきましては、これまで水産加工品に関する各種ホームページや求評見本市などを通じ努めております。なお、テレビ番組においても、本市の食材について多く取り上げられており、今後ともより効果的な情報発信に努めてまいります。
 次に、歴史と交流の活用についてですが、先日、唐桑地域の崎浜大漁唄込保存会の皆様が、カツオ漁のルーツである和歌山県新宮市を訪れ、交流を深められたことは、まことに喜ばしい限りであり、カツオが本市の主要な水揚げ魚種として市の魚になっていることに改めて感謝の念を抱くものであります。
 現在、本市に水揚げされる戻りカツオは、水産加工業振興協議会において、品質と衛生管理を主眼としたブランド商品として認証し、販売しており、歴史物語の活用について、当協議会と話し合ってまいります。
 次に、食料産業クラスター形成についてでありますが、水産物に関しましては、昨年、地元食材を活用した統一ブランドの酒のさかなを開発するクラスター事業の構築に取り組んでまいりました。また、農産物については、八瀬そばで成果を上げていることから、今年度も大島地区のブルーベリーや唐桑地域の大唐桑を核とした地域活性化に取り組んでまいります。
 今後とも、安全・安心はもとより、これまで以上に付加価値を高めた製品開発と販売促進が重要となることから、クラスター形成の手法を重視し、多くの関連産業が連携して取り組む体制づくりに努めてまいります。
 次に、燃油高騰対策についてでありますが、6月11日に宮城県知事に国への働きかけを強く訴え、20日には県知事に同行し、国に速やかに対策を講じられるよう要望しました。
 また、市議会におかれましても、このことに賛同を賜り、その代表として戸羽議員さんには御多忙のところ、要望活動に参加いただけましたことに感謝申し上げます。
 本市といたしましては、今後ともあらゆる機会をとらえ、各種団体等と連携しながら、積極的に要望等を行ってまいります。市独自の対策につきましては、現在の財政事情等から大変厳しい状況にありますが、なお検討してまいります。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君。


◎24番(戸羽芳文君) 御答弁いただきましてありがとうございます。
 聞き足りなかった部分について、この場から再質問をさせていただきます。
 私も、消防の広域化というテーマについてですね、各自治体で議論すべきなのか、あるいは一部事務組合の方で議論すべきなのかという部分については、最初どうなのかなというふうなことで迷ったんですが、中にですね、そのスケジュールの流れの中で、平成20年度に広域対象市町村の定める広域消防運営計画はそれぞれの自治体で策定をするという流れになっているというふうになっておりましたので、我々一つ一つの自治体がどのような考え方を持っているのか、それを基本としながら広域の中で議論するんだなというふうなことを確認できましたので、あえてこの場で質問をさせていただくことになったということであります。いろいろと皆さんから議事運営の御配慮をいただきまして、ありがたく思っております。
 それで、きのうのテレビを見ますと、内陸地震の捜索に当たっていた自衛隊が、本来業務の期間は過ぎたということで撤収をすることになったと。後は警察と消防が捜索を行うんだというふうなことであります。実際、警察と消防といっても、捜索活動を行うのは消防の方々が主体になっているということからして、改めてその消防の役割というのは大きいんだなということを痛感したわけでございます。
 そういう中で、消防の広域化ということについて、あるいは消防の必要性ということについては、常に我々認識をし直さなければならないわけなんでありますが、余り大きくなってしまうことによって、きめ細やかな対応ができなくなるんじゃないのかなということを私は常に心配しておりました。合併をしたことによって、その中心部についてはいろいろな組織、そして設備等が集中するわけでありますけれども、周辺部がおろそかになってしまうというふうな、そういう実態を目の当たりにしておりますことから、広域化というものについてはやっぱり慎重に対応すべきでないのかなというふうな思いをしておりました。
 警察のことを例にとりますと、うそのような話なんですけれども、110番通報が仙台の県警本部に一本化になった際なんですが、私が唐桑トンネルを抜けてヘアピンカーブに差しかかったところ、トレーラーが横転した事故があったんですね。すぐに携帯で連絡したんですけれども、仙台の本部の方につながって、「ここは唐桑トンネルの北側の出口ですよ」って場所の確認を最初にしたんですけれども、その方は「唐桑トンネルの北側は、それじゃあ岩手県ですね」と言うんですね。それで私は、「いや、宮城県本吉郡唐桑町で宮城県内なんですよ。だから、おたくにつながったんでしょう」というふうに言っても、なかなかその地理関係、位置関係をその警察の担当の方が理解してもらえなかった。私は、すぐにパトカーに来て処理してほしいという意味で電話かけたんだけれども、ここの場所が岩手県なのか、宮城県なのかを理解してもらうためにかなり時間かかったというね、そういう思いがありますけれども、消防の場合もそれに匹敵する、あるいはそれ以上に緊急を要する、その場合に位置関係すらなかなか把握できないということになってしまったんでは、これは大変だよという意味から、広域化ということについては慎重に対応する必要があるんだなというふうなことから聞いたわけなんですが、36人の首長さんのうち15人が慎重な意見を回答したというふうなことだったんで、当然、気仙沼市の市長も、「いやいや、それは困るよ」と、慎重に対応してほしいというふうな御回答をしたんだろうなというふうに思うので今お聞きしたならば、いやいや、将来を見据えてその広域の、要するにスケールメリットを有効に生かす意味で1ブロック化に賛成するというようなお話で、いやいや、これは私のイメージとはかけ離れているなというふうに思ったわけですが、わけですけれども、先ほどのスケジュールからして、今までの流れからしてですね、この動きというのはなかなか我々、それぞれ一つの自治体の中でいかに反対しようともとめることはできない流れなのかなと。そのことを受けとめて市長は、だったらば、それは私たちとしては本当に、もろ手を挙げて賛成ではないんだけれども、だったらば、その三つのブロックとか五つのブロックよりも一つのブロックの方がいいんだよというふうな比較対象の中でそういうふうな方向性を出したんだと思うけれども、しからば、なぜ三つだの五つでなくて1ブロックに賛成したのかという、その理由もしっかり私、受けとめさせていただきたいと思いますので、後ほど御回答いただければというふうに思います。
 それで、心配されるのは、その広域化に流れが進めていくことによって、さっき語った末端の出張所等々が撤廃をさせられたり、あるいは人員が削減されて出張所があっても機能しなくなったりということが心配されるので、その辺のことが不安がないのかと。私はあると思うんで、あるから聞いているんですけれどもね、この辺がどうなのかということなんです。
 今回の内陸地震で見てわかるとおり、局所的に被害を受ければ応援が、それぞれその場所に駆けつけて対応できると。広域化はそういう面ではメリットはあるんですけれどもね、県内の中で大きく何カ所かが被害を受けた、だからそこにみんなで行って応援しようという場合はメリットがあるんですけれども、例えばこの地域で想定される三陸沖地震に伴う津波災害というのは、局所じゃなくて全体に被害が及ぶわけですから、その場合は広域化によって逆にマイナス効果になるんじゃないかと。それぞれの地区の中で身近な防災体制を整えていた方がいいんじゃないかなというふうに思うわけなんですよね。
 それから、そういう意味で県際の関係なんですけれども、気仙沼市が岩手県と接しているがゆえに相互応援協定を結んで対応しているんですけれども、実際行政が協定を結んだとしても、動くのは広域消防を初めとする現場の方々なんですよね。そういう意味で気仙沼と、あるいは陸前高田、一関市と結んでいるこの関係というのは、維持されるんだろうけれども実態が伴わなくなってしまうのではないかなというふうなことを懸念しているものでありますから、その辺の中身についてどのように対応していくのか、改めて伺いたいと思っております。
 次、食料産業の関係でございます。
 きのうもテレビでね、テレビ報道で将来、将来って、もう食料危機が始まっているよと。食料もね、原油と同じように金融商品になる危険性もあるんだよと。こういうことではいけないというふうなことを言っているんだけれども、危険性はかなりあると私は思っております。
 この前、町村官房長官が、きのうも出たんだけれども減反の問題で、米の減反を見直ししたらどうかというような発言があって、まあ、勇み足だったということだったんでしょうけれども、そういうふうな国の重要なポストの方が、減反見直しというようなことを口滑らせてしまうぐらい、食料についてはもう危機の状態になってきているんだということであります。
 市長がこの間の中央陳情の際に、自民党の政策についてコメントしておりました。新聞にもそれが載っておりましたけれども、唯一の自民党のマイナス点は1次産業への支援を怠ったんだというようなことをお話しされておりましたけれども、食料自給率を高めていくというのは、本当にこれは国民共通の課題だろうというふうに私は思っております。
 そういった意味で、気仙沼市がいろいろな面でこのリーダーシップをとっていかなければならないんですけれども、ただ、具体的にこうなんだよという部分を示して具現化をしていかなければならないです。掛け声だけではならないと。だから、どういうふうにしていったらいいかということをやっぱり議論しながら、実践活動に結びつけていく必要があるなというふうに思っております。本物を売り込んでいくというような共通認識はいいんだけれども、売り込んでいくための本物がとれなくなってしまったならば、売り込む意味がなくなってしまうわけなんで、何とかその生産が持続されるように、ひとつみんなで知恵を絞っていきたいなというふうに思っています。
 先ほどの歴史と交流の活用についても、市長からも評価をいただいたわけでありますけれども、この活動の歴史に関しては、加藤宣夫議員さんが今までもさまざまな形でこのアピールをしていただいた関係で、私もそれからヒントを得て崎浜の大漁唄込の活動に、交流活動につながっていったわけなんですけれども、その品質のよさに加えて物語を付加価値としてつけていくというふうな、そういう戦略が必要なんじゃないかというふうに思っておりますので、この部分については、カツオが市のシンボルになったというこの機会をとらえて、ひとつ何らかのこのアクションを起こしていく必要があるんだなというふうに思っています。
 サンマについては、「目黒のサンマ」の関係でかなりPRができたと思っております。カツオをどのような形で売り込んでいくかということについて、やっぱりことし、この平成20年度からスタートさせていく大きな課題だろうというふうに受けております。もう少しね、踏み込んだ、ひとつ考え方をいただきたいと思っております。
 食料クラスターについても、実際に動きがあるんだということを今の答弁で改めて確認をさせていただきました。このような動きをもっともっと加速させていただきたいなというふうに思っております。
 一関市の例を見ますと、桑のね、桑の葉っぱのクラスターが既にでき上がっているんだそうですね。旧花泉町、一関市含めてですね。唐桑については、先ほどお話しあったように大唐桑をまちおこしの材料として使ってきて、いろいろな製品もできているんですけれども、まだまだこれから研究しなければならないというところで、一関市のその桑クラスターと連携を図っていく必要があるのかなというふうに思っておりますので、この辺について行政サイドからのいろいろなバックアップをいただければというふうに思います。
 燃油高騰に関してでございますけれども、6月20日に私も議長の代理ということで同行させていただきました。オール宮城で、知事を先頭に35人の各界の代表者が参加したわけなんであります。既に、畜産関係には700億円の支援が、そして林業対策にも700億円が手当されているのに、水産業には100億円程度しかなっていないということで、最低でも1,000億円の緊急支援を、直接補てんをというふうなことでお願いをしたわけなんでありますけれども、農林水産省の今村副大臣、佐賀県出身の方は、当然、佐賀も漁業の振興策として要望があるんで、十分承知をしていると、対策を講じたいというふうなことだったんですけれども、肝心かなめの水産庁長官がですね、出席することに予定になっていたのに出席されていなかったというふうなことで、業界の方々は「ふざけるなよ」と。我々の意見を吸い上げて、そして施策として反映する立場の水産庁長官が、何でここに同席しないんだというふうなことで憤慨をしておりました。私も全くそのとおりだと思っています。それほどの、政治に携わる……、政治家と要するに役人とのギャップが、はっきり言ってあるなというふうに受けとめています。したがって、「お金を出せ」というふうに言った場合に、政治家の人たちは「全くそのとおりだ」というふうに応援してくれるんだけれども、役人が、お金を持っている役人が、「いや、財政が厳しいからなかなか難しいよ」というふうな図式があるのかなというふうに私は受けとめていますので、より強い運動が必要なのかなというふうにも思いました。
 自民党の本部では、細田幹事長代理、島根県出身でありますけれども、「あんたたちに言われるまでもなく、私の方がこいつ、痛感しているんで、私に言わせろ」と。「これは、燃油高騰というのは、激甚災害にも値する。これに対しては、緊急避難の対策を講じないということにはいかないので、超党派で対応していく」というふうなですね、しかも「真水の支援が必要だ」と。真水というのは、即飲める、即息をつける、その支援が必要なんだというふうな言葉をいただいたわけなんです。それで午後には、宮城県選出の国会議員さんは全部回ってきたんですけれども、皆さんに「支援しますから頑張ってください」というふうなお言葉をいただいてまいりました。ところが、最後に回った民主党の櫻井 充代議士のところに、ちょうど財務省の役人の方がいたんですけれども、「真水の支援をお願いします」というふうなお話をした際に、「いや、真水と言われても困る」と。「今、国会が終わるのにね、補正予算も立てられないのに、現実どうなのや」というふうなシビアな意見も聞かれました。だから、ギャップは確かにあると。政治家の方と役人との間にはギャップがあるんで、これは波状的に攻めていく必要があるのかなというふうに思いますし、その呼び水としてやっぱり気仙沼市自身もね、大変なんだけれどもこれだけのことを考えていますよと、気仙沼方式で何らかの支援を考えていますよという具体案を出してね、そして全国にのろしを上げていく必要があるんじゃないのかなとつくづく感じてきたわけでありますけれども、その辺の考えを伺いたいというふうに思います。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君の再質問に対し、当局の答弁を求めます。市長鈴木 昇君。


◎市長(鈴木 昇君) 私の方から、2点についてお答えをします。
 まず、この消防の件でございますが、ただいま御指摘があったように、私は県内で一つの系統、命令系統があっていいと、こういうことを申し上げました。いろいろな方々が、半数ぐらいの方々までが批判的、それから後退的な発言であったというふうに伺っておりますが、これは気仙沼市議会並びにいろいろな方々の多くの意見が当然あっていいし、また伺いたいと、今後ですね。そんなふうにも思うところでございますが、私の意図するところは、この喫緊の課題、災害という中で、津波と地震対策を考えているんですね。これは当然、地震といっても津波が大ごとだと思うんですが、この沿岸域、石巻からずっと宮城県、岩手県まで及ぶというふうに考えられます。明治29年のあの程度の恐らく災害というか、津波が来るだろうというような予想の中で、ブロック化して、そして対応するということが必要ではあるが、それだけでは到底対応し切れないというふうに私は思っているんですね。それで、やっぱりちょうどこの間、栗原市、平泉町、一関市に、議会もそうでございますが、お見舞いにお伺いしました。そのときにも、何か気仙沼市としてできることがあればというお願いというか、申し出をしたんですが、向こうではとてもそんなところでないんですね。もう自分のところ精いっぱいでございまして、そういうことを考えたときに、やっぱり宮城県全体を上空から一括して見ているような、そういう管理体制が必要だというふうにつくづく思いました。
 したがいまして、県の出先の統廃合の問題があったときもそうでございましたが、そんなその石巻ブロック、登米ブロック、県南ブロックなんていう、そういうややこしい垣根をつくるよりも、県内一つにまとめて、そしてそういう体制をつくったらどうかという、そのときもそんな話をしたんですが、特に災害ということを考えれば、災害には自治体の境界もないし、県の境界もないわけでございまして、そういう高い視野での一本化ということが特に必要だろうと私は考えまして、首長の中で私一人なようでございますが、そういう主張をした次第でございます。
 それから、燃油高騰の問題でございますが、気仙沼市単独として何か先験的な、そういう取り組みが必要ではないかということは、私も同感ですね。同感なんですが、なかなかその……、どのような方向がいいのか。今、模索はしていますが、宮城県に話しました。県の方でひとつ、宮城県方式を考えてもらえないかと。当然、その中で市の役割が出てくるんですね。そうしますと、村井知事が先頭に立って今頑張っていますので、宮城県と連携しながら宮城県方式・気仙沼方式のドッキングを考えながらいってもいいんじゃないかというふうに思っているんですね。
 私は、漁港協会の会長をやっているんですが、漁港のその予算が宮城県全体で年間400億円ほどあるんだそうですね。それは、国と県と市町村という負担でございますが、その部分の県の負担、市町村の負担というものを何年か使わないでこっちに回すと。そういうふうな方法も宮城県方式として考えてもらうわけにはいかないかという話を議長に話しました。皆さんの前でございますが。その中で当然、市の負担も入ってくるわけですね、漁港の予算ですから。ですから、そういうドッキング方式も一つの方式ではないかというようことを話したんですが、今後ですね、議会の皆様方の御意見を踏まえながら、またいろいろなその動きがあるだろうと思いますので、それらを加味しながらこれも慎重に考えて決断をしていきたいと、そのように思っておりますので、戸羽議員さんにはなお、御指導と御鞭撻をよろしくお願いしたいと思います。


◎議長(村上俊一君) 総務部長千葉敏朗君。


◎総務部長(千葉敏朗君) 私からは、消防の広域化のうちで、2点についてお答え申し上げます。
 まず、末端の方への対応はどうなっていくのかということの懸念の分でございますが、これにつきまして、先ほど市長からも申し上げましたように、今後市町村、それから消防本部等の意見を聞きながら県の方でもまとめるということで、この点については、いかに今後のネットワーク化を進めるかというふうなことが重要になってこようかと思います。
 また、この件については、広域化は平成24年度までということで若干の時間があるわけでございますので、それに向けて我々自治体の方からもその意見は述べていくということで進めてまいりたいというふうに思います。
 それから、もう1点でございますが、相互応援協定については心配はないのかということでございますが、この広域化につきましては、同様に岩手県の方でも進めるわけでございますので、今後の取り組みの中で、岩手県側との現在の応援協定を結んでいる自治体の方とも連携をしながら、その点は誤りのないように対応してまいりたいというふうに考えております。以上です。


◎議長(村上俊一君) 産業部長小山邦良君。


◎産業部長(小山邦良君) 私の方からは、3点、お答え申し上げます。
 まず、食料に関しての問題でございますが、自給率アップをする必要があるということについてでございますけれども、私も1次産業に関係する担当をしておりまして、まさに食料産業というのは一番重要なといいますか、大切なものというふうに認識しておりまして、1次産業が維持できるようにといいますか、さらには自給率をアップできればというふうに常々思っております。したがいまして、東北農政局さんとかがおいでになったりですね、そういうときに「自給率がこんなに低いということでいいんでしょうか」というふうなことで、例えば米に関しても、単なる御飯として食べるだけではなくて、今、玄米パンであるとか、あるいは米粉の活用とか、そういうことについても、もっともっと拡大できないかというふうなことでもこの前もお話ししておりますし、国としてもそういうふうなこともいろいろ進めているよというふうな話でございました。
 ただ、いずれにしても御承知のように、自給率はやはり日本の場合は低いものですから、もっと自給率をやはり上げる対策というのは、国策として私も必要だなというふうに思っております。できるだけ機会をとらえながら、そういうのを話してまいりたいというふうに思っております。
 市としてどうかという部分については、やはり農業にしても、漁業にしても、この地域に合ったといいますか、そういう農作物、あるいは漁業の振興といいますか、そういうところをやはり継続的に進めていくことが大切だなというふうに考えております。
 それから、2点目でございますが、カツオのルーツに関しまして、その物語を商品販売とかに生かしていったらいいんじゃないかということにつきましては、市長からも御答弁申し上げましたとおり、カツオのブランド化を観光振興協議会が中心となりまして進めてきております。その観光振興協議会とよく話し合って、生かせないかということで進めてまいりたいなと、検討してまいりたいというふうに思います。
 それから、食料クラスターの件でございますけれども、御承知のように、唐桑地域におきましては大唐桑の葉っぱを使った商品開発、これまで成功してきております。今度は、その葉っぱもでございますけれども、大唐桑の実を使って、マルベリーというふうに言っているそうでございますけれども、それも商品開発に結びつけたいということで、ことし取り組みたいということになっております。これに関しましては、大唐桑栽培愛好会とよく連携して、よい方向にというふうに進めてまいりたいというふうに思っております。
 以上、私から3点でございます。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君。


◎24番(戸羽芳文君) 詳細な御回答をいただき、ありがとうございます。
 市長の考え方は理解をいたしました。何回も言うとおり、大きな流れが国・県を通じて下がってきて、市町村が幾ら抵抗しようにも抵抗し切れないというふうな状況になってきていると。しからば、いつまでも「反対だ」「困る」だけではなくて、もう前向きにですね、自分にとってプラスになる方向を見出していこうというふうなことでの1ブロック化への賛同ということだと受けとめております。私も、ただ単に「反対だ」「困る」だけではない、その対応を頭の中を整理して考えていく必要があるだろうと考えております。
 仮に、3ブロック、5ブロックになったときに、気仙沼が本部になる可能性というのは100%ないということになれば、1ブロック化で仙台を中心にしながら各地区の力を活用するという意味で、気仙沼の位置づけは3、5ブロック化よりも1ブロック化の方が高まるだろうというふうに、私もそのように判断をいたしております。
 その中で問題は、末端の出張所等が撤廃をされるというような憂き目にだけは遭わせないでくださいよと。これだけは最低の条件として確認をする必要があるというふうに思っています。現実、現実ですね、広域化して、効率化して、その財源は現場の消防力、現場要員をふやすんだというふうな考え方が示されておりますけれども、我々の地域を見ますと14人退職して、4人しかあと補充できないというふうな、現実にあるわけですよね。既にもう、その機能低下は始まっているわけなので、これを見据えながらね、これ以上現場の能力が下がるというふうなことにならないように、ひとつ働きかけをお願いしたいなというふうに思っています。
 それから、燃油に関して市長からも何らかの、気仙沼方式について考えて、模索中だということの御回答をいただきました。ありがたく思っています。ただし、理念だけではどうしようもない。やっぱり具体的に動き出さなければならないというふうに思います。宮城県方式を待って、それに連動するということであれば、我々としても助かるんだけれども、県が動いてくるのにどれだけ時間かかるか。もう時間、待っていられないわけであります。
 そして、具体的に市長からは漁港建設の予算を、その負担金を別な形に回すというふうな具体案も出されましたけれども、まあ、いいことだと、私も基本的には賛意を示しております。大変な問題、あると思います。その大変な問題というのは、コンセンサスを得るということですね。それでいいという人と、困るという人が出てくるわけだ。コンセンサスには時間がかかる。時間がない中で効果があるのは、気仙沼市からやっぱりのろしを上げていくということだというふうに私は思っています。
 この間の懇談会で気仙沼漁協の組合長が、「キロ1,000円でもいいから気仙沼市が直接補助すれば、それが呼び水になるんじゃないかな」というふうなことをいみじくもおっしゃられましたけれども、何千万円の金額になってしまうので市としても大変なんだろうけれども、これを乗り切った後には必ずね、食料産業というものが非常に重要視されて必ず未来が開けてくるというふうに私は思いますので、その1点だけですね、市長としての具体的な対応策としての考え方を示していただきたいというふうに思っています。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君の再々質問に対し、当局の答弁を求めます。市長鈴木 昇君。


◎市長(鈴木 昇君) 非常にこの、現時点では何と言ったらいいか、難しい答弁になるわけですが、今、五典代議士、菅野代議士からの報告、連絡によりますと、国の方でもかなりの速度で動いているという情報が入ってきております。したがいまして、そういうことを含めながら、県との連動をしながら、また地元としても、という立場の中で考えてまいりたいと思います。


◎議長(村上俊一君) これにて24番戸羽芳文君の質問を終わります。
 次に、「母子保健・子育て支援について」ほか4カ件、8番昆野牧恵さんの質問を行います。8番昆野牧恵さん。


◎8番(昆野牧恵君) おはようございます。
 ニュービジョン21の昆野です。
 初めに、岩手・宮城内陸地震におきまして亡くなられました方々に心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害を受けられた多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。
 先日、栗原市荒砥沢ダムに行き、私も被害の様子を目の当たりにして、改めて災害の怖さを実感させられました。
 幸い、気仙沼市は大きな被害もなく、去る8日に消防やボランティアの皆様による防災訓練も行われ、市民の方々も防災への備え、意識の高まりも見られますが、これからなお一層、大切な命を守るために力を合わせていかなければと、深く思ったところであります。
 議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして、順次質問させていただきます。
 初めに、母子保健・子育て支援についてであります。
 1カ件目、子育て支援センターについて。
 私は、2年前の選挙のときの公約の第1に子育て支援を掲げました。少子高齢化が進み、人口が減り、若者の雇用状況も厳しい社会状況でありますが、だれもが安心して子どもを産み育てられる子育てに優しいまちに、との強い思いがあったからです。
 気仙沼市では、次世代育成支援行動計画の中で、その計画の目的として、少子化の進行は、将来における労働力の低下をもたらすともに、少子高齢化における現役世代の社会保障の負担につながり、社会経済に大きな影響を及ぼすことが懸念されており、子供の成長の上でも地域とのかかわりや仲間同士での触れ合いの機会が必要であるとしています。
 地域における子育ての支援、子育てを支援するサービスの充実の中で、平成21年までの計画目標として、既存施設を含め保育所や児童館への併設として11カ所程度としておりますが、現在の子育て支援センターの取り組み、また今後の取り組みもお伺いいたします。
 次に、乳幼児医療費助成についてでありますか
 本市の乳幼児医療制度は、ゼロ歳から3歳の誕生日の末日までに外来、入院が無料となり、入院のみは3歳から満6歳の年度末の3月31日までを無料とし、所得によっては助成を受けられないこともあります。
 平成19年から平成20年までの助成件数は1万3,270件で、総額3,498万5,477円となり、入院は平成20年4月1日現在で2,311人、内訳は3歳1,042人、3歳から6歳1,269人で、総児童数3,166人、72.9%となっております。
 燃油の高騰により、ガソリンを初め食料品などなども値上げになり、家計を圧迫している現在、若い子育て世代に係る乳幼児医療費などの軽減を図り、経済的負担を軽くし、安心して子育てのできる地域づくりをすることが必要と考えますが、市長さんのお考えを伺います。
 3カ件目、妊婦健診について。
 このことについては、去る12月議会での一般質問、2月議会でニュービジョン21の会長による代表質問でも取り上げさせていただきましたが、再度このことについて質問させていただきます。
 気仙沼市では、これまで2回だった公費負担が、今年度から3回になりました。厚生労働省での調査によりますと、妊婦が医療機関で受ける健診の費用を自治体で負担している回数が、ことし4月現在、全国の市町村の平均で5.5回になり、昨年8月の調査の2.8回から大きく改善されたとのことでありますが、172市町村では助成が4回以下で、厚労省は公費負担を充実するよう改めて通知をしたとの報道がありました。里帰り先での健診の費用についても、仙台市など1,158の市町村が何らかの形で取り組んでいるとのことであります。気仙沼市として再度拡充するお考えはないか伺います。
 次に、産業振興について。
 仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに向けての取り組みについて伺います。
 いよいよ、仙台・宮城デスティネーションキャンペーンが10月から始まります。各自治体、さまざまな工夫をし、独自のカラーを出しながら意欲的に取り組んでいる様子が連日報道されております。気仙沼市も前年度の80万円から203万5,000円と大幅に予算を計上し、市長さんも成功に導いて次のステップにしたいと述べられ、意気込みを感じたところであります。
 そこでお伺いいたします。このキャンペーンは、市民の方々にきちんと周知されているでしょうか。デスティネーションキャンペーンを知らない人が、まだ多いのではないでしょうか。昨年のプレDCのイベントの折に、地元の人が会場を見て、初めてわかったとの声を聞くにつけ、DCへの周知が浸透していないのではないかと思いました。首都圏や各地からの観光客に対してはもちろんですが、地元市民へのアピールをもっとすべきだと考えます。
 また、せっかく気仙沼まで来てくださる方々に対しての案内の看板などなど、見えにくかったり、古くなったりする看板があるように見受けられますが、その点はどのように取り組んでいかれるのか伺います。
 地元紙によりますと、今回の地震による風評被害と思われるホテルのキャンセルや問い合わせが相次いでいるとのことですが、なお一層の宣伝、広報、また地元の盛り上がりが不可欠と思われますが、どのように取り組んでいくのかお伺いいたします。
 元気なまちづくりへの取り組みについて。
 港町の心意気をあらわす大漁旗がはためくまちに、店や企業に大漁旗を上げ、漁業のまち・気仙沼を活気づけられるようにと計画しているとの報道をうれしく心強く読ませていただきました。燃油高騰などにより、水産業界を初めとして気仙沼市は大変厳しい状況にあります。厳しい財政状況の中、何とか気仙沼を元気にしようと、若者たちを中心に市民団体が頑張っております。
 また、産業振興を図るには、若者の働く場、雇用の場が不可欠であり、市として積極的な企業誘致や頑張っている市民団体への支援などが必要と考えますが、その辺への取り組みはどのようになっているでしょうか。
 次に、地球温暖化防止について。
 マイバッグ運動の推進についてであります。
 温暖化対策が最大のテーマになる7月の主要国首脳会議が北海道・洞爺湖で開催されるに当たり、「福田ビジョン」で温室効果ガス排出削減の長期目標について検討されるなど、国として地球温暖化防止に力を入れていることが連日の報道で示されています。
 このままの状態が続いていくとすると、21世紀末に地球の平均温度が最大6.4度も上昇し、異常気象による洪水や干ばつなどの人の生死にかかわる現象が起こり得ると警告もされています。ストップ・ザ・温暖化は、私たちだけの問題ではなく、次の世代、また次の世代にかかわる大きな問題です。レジ袋に使われている原油量は、輸入されている原油の0.1%にすぎないと言われていますが、私たちが意識を変え、自分にできる小さなことから始めることが大事なことであります。気仙沼市では、来年度からレジ袋の認定マークを廃止すると示されました。市民団体においても、傘や古着などを再利用してマイバッグ作成や啓発に力を注いでおりますが、まだまだ浸透していない現状です。市としても、環境基本計画の中で示しておりますが、マイバッグ推進に対する取り組みをお伺いいたします。
 6月は環境月間であります。1日には一斉清掃の日であり、公園の草取り、花壇への花植えなど、それぞれの地域で行われました。道路や公園など、至るところにおいてポイ捨てされた空き缶やたばこの吸殻、また犬のふんの放置が見受けられました。
 気仙沼市では、市、市民、事業者が一体となって、清潔で美しいまちづくりを目指し、快適な生活環境を確保し、安心・安全できれいなまちづくりの推進に資することを目的に、ごみの散乱防止条例を制定しています。公園や河川などに「犬のふんは持ち帰りましょう」の看板も立てられていますが、まだまだ徹底されていないようです。この条例があることを市民がどれだけ認識しているでしょうか。
 観光客も多く訪れる気仙沼市です。「ごみゼロ」を目指したいものです。市として、より積極的に条例への理解と協力を求めるべく、周知に取り組むべきと考えますが、お考えを伺います。
 次に、教育の充実と施設の耐震化についてであります。
 1カ件目、学校の耐震化について。
 中国・四川大地震での多くの学校の崩壊された報道はとても衝撃的で、犠牲となった多くの子供たちの冥福を祈るとともに、大切なお子様を亡くされた御家族の方々の心中察すると、本当に胸が痛みます。
 今回の岩手・宮城内陸地震では、土曜日の朝ということで学校での被災者がいなかったことは幸いだったと思います。
 阪神大震災で15棟の学校が全壊したことにより、学校耐震化へのかけ声は高まったとのことですが、気仙沼市の公立学校施設の耐震化率は平成20年4月で47.1%、県内ワースト2、耐震基準が強化される昭和56年以前の建築に係る耐震化率が、確認されるのはわずか11.9%で、県内で下から2番目であります。大切な命を預かり、教育する学校施設であり、避難場所にもなるところでもあります。現在の各学校の状況、また今後どのような計画で耐震化、進められていくのか伺います。
 心豊かな人づくり教育について。
 目を覆い、耳をふさぎたくなるような想像もできない事件が続いているこの社会に、これから時代を担っていく子供たちの将来はどうなるのかと、不安に思うのは私だけではないと思います。ゆとり教育が見直され、学力向上にと方向もまた変化してきました。学力格差などさまざまな問題が取りざたされていますが、心豊かな人づくりの真の教育に今こそ力を入れるべきだと考えますが、新教育長さんのお考えをお伺いいたします。
 気仙沼市総合体育館のプレイルーム充実についてであります。
 ケー・ウエーブは、市体育協会の指定管理のもと運営され、さまざまな大会や多くの方々が利用する施設であります。駐車場も広く、静かな環境にもあり、子供たちの遊び場として最適なところであります。雨の日でも利用できるということで、小さいお子さんを連れての利用も多いようですが、プレイルームにはトランポリンと若干の遊具があるだけであります。遊具をふやすなど、利用促進の点からも充実させる考えはないか伺います。
 市立病院の施設整備について。
 5月13日の新聞報道により、市立病院の移転先が赤岩杉ノ沢に決まり、庁内、病院内にそれぞれ検討組織が立ち上げられ、よりよい病院を目指した細部調整に入り、新病院の開業時期は七、八年後が見込まれるとのことです。建物の老朽化、駐車場不足、そして何よりも中核病院として大きな役割を担う市立病院の新築移転は、市民の願いでもあると思います。
 そこで、お伺いいたします。現在の病院は待合室が狭く、特に小児科は2階の階段のすぐのところであり、区切ったスペースもなく危険であります。小児科は、外来のみならず健診もあり、早急に対処すべきものと思いますが、その予定はないかお伺いいたします。
 次に、喫煙室であります。
 厚労省研究班の調査によると、自分はたばこを吸わないのに、夫が吸う女性が肺腺がんになる危険性は2倍になるという結果が出、さらに肺がんの女性の約70%は非喫煙者とのデータも別の調査で判明しているとのことであります。
 受動喫煙の問題が指摘され、学校、ホールなど公共施設の多くが全面禁煙になっている現状でありますが、市立病院においてはまだ病院内にありますが、移動するなどお考えはないか伺います。
 以上で、私の質問は終わりますが、意のある御答弁をよろしくお願いいたします。


◎議長(村上俊一君) 8番昆野牧恵さんの質問に対し、当局の答弁を求めます。市長鈴木 昇君。


◎市長(鈴木 昇君) 昆野牧恵議員さんの御質問にお答えいたします。
 初めに、子育て支援センターについてでありますが、現在、本市では、児童館事業の中で地域や関係機関と連携しながら、子育て相談や育児サークル活動の支援等を行っております。
 今後の取り組みにつきましては、現在策定を進めております児童福祉施設等再編整備計画の中で検討してまいります。
 次に、乳幼児医療費助成についてでありますが、市独自での対象範囲の拡大は多額な財政負担を伴うことから大変難しい状況にあり、今後とも宮城県乳幼児医療費助成事業補助金交付要綱に準じて行ってまいります。
 次に、妊婦健診の公費負担回数についてでありますが、本年度より3回とし、胎児並びに母体の健康管理の充実を図っているところであります。さらなる公費負担回数の拡大につきましては、国の方針に近づけるよう努力します。
 次に、仙台・宮城デスティネーションキャンペーンについてでありますが、市民に向けた周知につきましては、昨年からテレビ広報や市広報紙を活用し周知に努めているほか、各種イベントでの啓発に取り組み、機運の醸成を図っているところであります。
 DC本番を迎えることしは、市民を対象としたおもてなし講習会も開催するなど、あらゆる機会をとらえ周知に努めます。
 また、案内看板につきましては、DC気仙沼推進協議会のワーキンググループや、仙台・宮城DC庁内推進本部において検討してまいります。
 岩手・宮城内陸地震の発生に伴う市内ホテル等の宿泊取り消し等への対策ですが、市と観光コンベンション協会のホームページに被害がなかった旨を掲載しており、今後も適切な情報発信に努め、誘客促進に取り組みます。
 次に、元気なまちづくりへの取り組みについてお答えいたします。
 水産と観光を柱に、市民の方々と一体となって各種施策や活動を展開しており、生鮮カツオ漁獲高11年連続日本一やフカヒレ、気仙沼ホルモンなどグルメのまちとしても名をはせ、観光入り込み客も、この厳しい時代にあって大いに健闘しているものと認識をいたしております。これもひとえに、気仙沼漁業協同組合や気仙沼観光コンベンション協会、企業、団体、そして市民の方々のアイデアや行動が功を奏しており、今後とも連携を密にしながら、さらに元気なまちづくりを推進してまいります。
 企業誘致につきましては、企業立地奨励制度に加え、県及び商工会議所と連携し、立地の可能性のある企業情報の共有や企業訪問等を行っているところでございます。
 なお、市民活動団体等の課題解決については、おのおの異なる対応が必要と考えますので、支援制度の周知や情報の提供を行ってまいります。
 次に、地球温暖化防止についてですが、市環境基本計画に基づき、市民との協働により、地球環境の保全に向けた取り組みを総合的かつ計画的に推進していくこととしております。
 マイバッグ運動については、本計画における行動指針においても、市民が主体的に取り組む行動として位置づけております。この取り組みは、市民一人一人が実行できる最も身近な活動であり、ごみ減量や資源の有効利用に資することから、関係団体等と連携し、エコフェスタ等のイベントを通じてマイバッグ利用の普及啓発に努めます。
 次に、環境美化についてでございますが、ごみの散乱や犬のふん害は地域の景観を損ねることから、これまで広報掲載や衛生組合連合会活動を通じて、不法投棄防止や犬の飼育について、機会あるごとに周知してまいりました。今後も関係機関や住民と一体となって、きれいで住みよいまちづくりのため、啓発活動やパトロールを強化いたします。
 次に、市立病院の待合室の整備についてですが、これまでも増改築の際に改善に努めてまいりましたが、外来患者が1日1,300人を超え、待合室は狭隘となっており、小児科の待合スペースにつきましても種々検討いたしましたが、現施設では困難であります。
 なお、子供さんの休息スペースといたしましては、3階医事課前にあかちゃんコーナーを設置しております。
 次に、院内喫煙室についてでありますが、患者さんの嗜好もございますことから、当面、分煙の強化を図りながら検討してまいります。
 教育関係については、教育長より答弁をいたします。


◎議長(村上俊一君) 教育委員会教育長白幡勝美君。


◎教育長(白幡勝美君) 昆野牧恵議員さんの御質問にお答えいたします。
 初めに、学校施設の耐震化の状況についてでありますが、これまでに耐震診断を実施した学校は6校11棟であり、このうち4校5棟の耐震化が図られております。
 なお、耐震診断が必要な学校につきましては、今後計画的に実施してまいりたいと考えております。
 次に、心豊かな人づくり教育についてお答えいたします。
 学校は、児童生徒が学ぶところであり、何より学習成果を大切にしなければならないところでありますが、同時に豊かな心や、みずみずしい感性や創造性をはぐくむ、まさに人間性の陶冶の場であります。豊かな心のはぐくみに十分に取り組まなければ、児童生徒の教室での落ち着きも得られず、また、教師と児童生徒の間の親密感が薄れてしまい、学習成果も上がらないことは、これまでの教育現場が経験してきたことであります。
 時流に流されることなく、一人一人の児童生徒の心をとらえた授業や学校行事のあり方をこれまで以上に大切にしてまいりたいと思います。
 次に、気仙沼市総合体育館のプレイルームの充実についてお答えいたします。
 同施設のプレイルームにつきましては、大会等開催時に子供連れの利用者が安心してスポーツを楽しめるように整備した施設であり、年間5,800人を超える利用がありますが、年々体育館利用者でなく、プレイルームのみの利用を目的とする来館者の方々が増加する傾向にあります。
 総合体育館は、気仙沼市体育協会を指定管理者とする施設でありますことから、御提言の趣旨を踏まえ、指定管理者と協議を行ってまいります。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 8番昆野牧恵さん。


◎8番(昆野牧恵君) 御答弁ありがとうございました。
 それでは、再質問をさせていただきます。
 まず、子育て支援センターについてであります。
 私は前に、子育て支援センターは複合施設のようなものをまちの中央に、できれば欲しいというようなことを一般質問で申し上げたことがございますが、大型ビル、そのようなところはどうなのかという質問をした折にも、「耐震化が心配なので、そこはできない」という答弁をいただきました。
 この再編計画によって、子育て支援センターをつくっていくということは、今ある保育所、この支援計画にもありますけれども、今ある保育所、児童館を子育て支援センターにするというお考えなのかどうか。そうすると、耐震化ということは大丈夫なのかということがとても不安になるんですが、このごろ地震も多いですし、子供たちの命を預かる保育所、児童館でございますので、その辺はどうなのかお伺いしたいと思います。
 今、若いお母さんたちは、子育てに悩んで、相談することもできずにいる人たちがいることを知っております。お母さんたちの触れ合いの場、集まって一緒に話したり、遊んだりする、そういう場所がやはり必要なのではないかと思いますので、子育て支援センター、もう一度お考えをお示しいただきたいと思います。
 乳幼児医療についてであります。
 このことについても、もう何度も質問させていただきました。「莫大な予算が伴うので、市としては対応できない」、そういう答えをいつもいただいております。
 今、若い夫婦、厳しい所得条件の中で子供を育てていくわけです。先ほどの質問の折にも申しましたが、このところの燃油の高騰で、新聞報道によれば、1家庭4万6,000円ほどのアップになるということで、そういう現状であります。その中で、何とか何かを切り詰めながらみんな生活していくわけです。そういう人たちに安心して、子供が病気になったときに病院に連れて行ける。また、これから子供を産もうと思う人が安心して産むことができる。そういうまちにする。そういう助成の制度がある。それは大事なことだと思うのです。
 2月に、ニュービジョン21の会派研修で奈良県の生駒市に行ってまいりました。そこで、乳幼児医療費のことを研修したわけですが、生駒市は前の市長さんがとても子育てに熱い思いを持っていらっしゃる方で、国がまだゼロ歳のときに3歳まで、また、国が3歳までになったときにもう6歳まで、とにかく先なんだ、子育ては大事なんだ、そういう考えで、しかも所得制限なしで医療費の助成を行っているとのことでした。
 どの自治体も厳しい財政状況の中にあって、いろいろな工面をしながらも、子供たちは宝でありますから、子育てに力を入れ、みんなが安心して子供を産んで育てられるまちにしよう、そういう思いで、ほかの自治体では厳しい予算状況の中から医療費の助成の無料化を拡大しているわけです。市長さんにそういう熱い思いがないかどうか、お伺いいたします。
 妊婦健診についてであります。
 妊婦健診は、きのうの一般質問で山崎議員が熱い思いを持って、けさの地元紙にも載っていましたが、10回に。私は、せめて5回にと思ったんですが、山崎議員はもう、10回にという、本当に力強い思いをきのう、訴えられておりました。
 お腹にいるときから、もう子育ては始まっている。子育ては人づくり、人づくりはまちづくりになる。まずは人をつくる。安心して産み、何度も言いますが、産み育てられる、これが大事なことなんです。妊婦健診、どのまちも、乳幼児医療費の無料と同じくどのまちも厳しい中、この4月から回数をふやした自治体、多かったです。気仙沼市も2回から3回にはなりましたが、厚労省の再度の通知もございますので、もう一度拡充するお考えはないか、再度お伺いいたします。
 デスティネーションキャンペーンについてであります。
 私、看板のことを申し上げましたが、実際私たちがどこかに行ったときにも、本当に看板が頼りであります。看板を見ながら、「ああ、この道を行くんだ」「ああ、あそこはここにあるんだ」ということをわかるわけですが、気仙沼市のはどうもわかりづらいところがあるのではないかと。そのことについて、ワーキンググループなどで検討していくということではありますが、なお市としても、例えば曙橋のところから来て信号にぶつかると、右に魚市場って書いてあります。右に曲がって信号にぶつかると、今度は左に、と書いてあるので左に行くんですが、左に行ってずっとずっと走ってもなかなか魚市場という看板が出てこなくて、どこに行ったら出てくるのかなと思ったら南駅のところでやっと魚市場という標識が出て、それでそこを右に曲がりなさいということなんですが、例えばですよ、例えばそういうところでも「えっ」、何か地元を知っていると、「えっ、ここをこう行って魚市場の表示なの」という感じがするんですが、そういうところであるとか、あとは唐桑半島、只越のところの陸中国立公園という木でできた、何ですか、看板ですか、あるんですが、あれももう古くなって随分見苦しくなっているなと思っているんですが、その辺、これから観光客が多く訪れる気仙沼市でありますので、観光協会やそちらの方に任せるだけでなく、市としてもできることをやっていただきたいと思いますが、その辺のお考えをお聞かせください。
 元気なまちづくりであります。
 とにかく、本当に若者がいるということがまちを元気にするのかな。雇用の場、また頑張っている市民団体にいろいろ支援をしてくださる、また、企業誘致も積極的にするという今の答弁でございますので、それに御期待申し上げたいと思います。
 マイバッグは、市民一人一人ができる運動ということでございますので、ぜひ、職員の皆さんも市民でございますので、職員の皆様もぜひマイバッグを持って、積極的に地球温暖化防止に協力というんですか、してくださるように、これは要望にいたします。
 環境美化は、まちの中はきれいなんですけれども、例えば海の近くであるとか、あとは川土手であるとか、何か観光客の方がいらっしゃるようなところ、商港の方であるとか、その辺のごみの散乱が目立つようでありますので、市としてその辺のパトロールの強化をぜひお願いしたいと思います。これも要望ですね。
 耐震化についてであります。
 この間、南小学校の耐震化の、市長さんと一緒に見させていただきました。やっと気仙沼も本腰を入れるようになったんだなという感じを受け、御期待申し上げるところなんですが、学校の建物は耐震化の診断をしたり、耐震化率を図るということなんですが、体育館の方は後なんだというふうに伺ったんですけれども、避難する場所になっているんですよね、体育館は。このように地震であるとか、災害のときに避難する場所、南小さんは何か地区ごとにクラスが書いてあるので、南小さんに限っては体育館というよりは、その地区ごとのクラスに入るようになるのかなと思うんですが、ほかの学校はほとんど体育館が避難場所になると思うんですが、体育館も並行して、むしろ一緒にその耐震化を診断するということができないのかどうかということをお伺いしたいと思います。
 体育館のプレイルーム。指定管理者のところではございますが、気仙沼には雨の日に遊ぶ場所がないということの不満が大きいんですね。それで、これ、何でここの教育の充実に入れさせていただいたかというと、今は何か外遊びをする子供が少なくなって、触れ合うといったり、体を動かしたりという、そういうことが足りないということがある意味、人づくりのマイナス部分になっているところもあるのかなと思って、一緒に遊ぶ、そういう経験をする、そういう場が教育というか、子供の教育につながっていくんだろうということで、この教育の充実のところにプレイルームの整備ということを挙げさせていただいたので、もう一度どうぞ、指定管理者の方々と話し合っていただいて、そういう要望が強いんだということをお話しいただきたいと思うんです。
 また、市として、市として指定管理ではあるけれども、何かかかわることができないのかということをお伺いしたいと思います。
 あとは、市立病院、県内で何番目かの外来患者数が多い病院でございますので、待合室、本当狭隘で困っているんだろうなと。私たちも困っているけれども、病院の方も困っているんだろうなと思うのですが、小児科は本当はそこの2階のまさに階段のところで、しかもほかの科のところとも一緒になるところでございますので、何ともできないという答弁ではちょっと納得ができませんので、何とか、どこか工夫してできないかどうか、もう一度伺いたいと思います。
 そして、おむつをかえるところのお部屋も見させていただきましたけれども、ちょっと離れていますし、あとは表示が足りないように思ったので、その辺も含めて取り組めるかどうか、お伺いしたいと思います。
 あと、喫煙コーナーであります。
 そこは何か人が通る、ちょうど1階の通るところでありますので、部屋はやにで黄色くなってね、いつも何人かがたばこを吸っていらっしゃるのを見るんですけれども、病院であります。今はどこも禁煙化、たばこを吸う方もいらっしゃるのであれなんですが、公共の施設は禁煙化、また、東北大なんかは受動喫煙ということに備えて、道路のところでもだめだよというようなことにしたという報道も見ました。その辺、もう一度何かお考えはないかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◎議長(村上俊一君) 8番昆野牧恵さんの再質問に対し、当局の答弁を求めます。保健福祉部長菅原光雄君。


◎保健福祉部長(菅原光雄君) それでは、私から2点についてお答えをいたしたいと思います。
 まず、1点目は、子育て支援センターについてでございますが、子育て支援センターについては、先ほども市長が答弁したように、保育施設等の再編、あるいは施設の機能の整備とあわせて計画していく必要があろうと考えております。したがって、現在取り組んでおります再編整備計画の中で検討したいということでございまして、それには当然、たくさんの親御さんたちが集まる場所でございますので、利用者の安全を十分考慮しながら検討していきたいというふうに考えております。
 それから、次に妊婦健診の件でございますが、確かにお話のとおり、6月の上旬に厚労省から再度通知がございまして、全国の平均は5.5回というふうになっておりますので、そのことも十分考慮しながら前向きに、その国の方針に近づけるよう努力してまいりたいと思います。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 市民生活部長山内 繁君。


◎市民生活部長(山内 繁君) 私からは、乳幼児医療費の助成の件についてお答え申し上げます。
 若い夫婦の低所得対策としても、この医療費の助成の拡大は考えられないのかというふうなお話でございますけれども、市長が答弁申し上げたことに尽きるわけでございますが、考え方といたしましては、いわゆる医療費の助成だけで低所得対策になるものではないと。あくまでも、それらの結果としてそうなるものだろうというふうに考えております。
 ただ、医療費の助成について、可能であれば拡大したいという考えがないわけではございません。市といたしましては、これは前にも答弁しておりますとおり、国が制度として保障すべきものだろうというふうに考えております。残念ながら現在は、県の一応単独事業という形をとっておりまして、この事業を実施することによりまして、いわゆる医療費に対する波及効果ということで国保等の医療に対する国の調整交付金が減額されるというふうな状況、厳しい状況の中での選択という形になっているわけでございます。
 したがいまして、市長会等を通じまして、この減額措置の停止と、それから国の助成制度として、この乳幼児医療費の助成を制度化するようにと、総合的な子育て支援の施策の中で、国の制度として位置づけるようにというふうな要望を既に平成13年度から行っているところでございます。今年度も宮城県市長会、東北市長会を通じて全国市長会にお願いし、全国市長会の方から国に対して要望しているというふうなことでございます。私どももそういう形で、なお国に訴えかけてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◎議長(村上俊一君) 産業部長小山邦良君。


◎産業部長(小山邦良君) 私の方からは、案内看板の件についてお答え申し上げます。
 御承知のように、案内看板につきましては、やはり不適切なところもあるのかなというふうにも思っております。
 さきに、市長から答弁申し上げたとおりの内容でございますけれども、少し補足させていただきますと、DCの気仙沼推進協議会、これは市も入っておりますが、民間の方々ももちろん入って、そういう中でワーキングを立ち上げ、検討しようというふうなことになっております。それは、議員さん御承知のとおりでございます。
 そのワーキングとまた別に、先日、市の庁舎の中に、庁舎内関係課でもってDC庁内推進本部というのを設置いたしました。その推進本部の下に、関係部課でもってのその推進委員会というの、実はまたありますので、そこの中で公共サインの関係課でもっていろいろ検討しながら、この気仙沼の推進協議会と連携を図って、よりよい方向に検討してまいりたいというふうに思います。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 教育委員会教育次長小山謙一君。


◎教育次長(小山謙一君) それでは、避難場所となっている屋内運動場の耐震化のお話について、質問に対しましてお答えを申し上げたいと思います。
 昨日の質問でもありましたように、現在耐震が必要になっている施設については16校27棟ということで申し上げておりますけれども、その中には屋内運動場も含めてのですね、校舎、屋内運動場も含めての耐震化が必要となる数を申し上げております。それを含めて、できるだけ早く耐震化できるような形で進めてまいりたいと考えております。
 それから、2点目の総合体育館のプレイルームの関係でございますけれども、先ほど答弁申し上げましたように利用者がふえております。要望が強いということでありますので、改めまして指定管理者の方と協議を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◎議長(村上俊一君) 市立病院事務部長加賀秀和君。


◎市立病院事務部長(加賀秀和君) 初めに、小児科の待合室の改善の件でございます。
 この件につきましては、昆野議員さんからたびたびお話をいただいておりまして、実際、非常に熱心に、真剣にこの改善方法がないかということで院内で検討を行ったところでございます。いかんせん、これは物理的な問題でございますのでね、消防法の規制もございますし、それから患者、あるいは医療従事者の動線の障害、こういったものもございますことから、現時点での改善については望めないというふうに考えております。むしろ、昆野議員さんにお考えがあれば、そちらの方を後ほどお聞かせをいただきたいと、このように考えております。
 それから、喫煙室の件でございますけれども、この喫煙室につきましては、患者さんの嗜好ということでお話を申し上げました。どうお話をいたしましても、時流といたしましては議員さんお話しの内容でございますので、これについては先々検討はさせていただくことといたしますけれども、現時点では、これは分煙の強化を図ってまいりたいということで考えております。よろしくお願いします。


◎議長(村上俊一君) 8番昆野牧恵さん。


◎8番(昆野牧恵君) 再質問への答弁、ありがとうございました。
 まあ、大体わかりました。
 ただ、納得できないものも何点かございますので、それはこれからまた働きかけていきたいと思います。
 特に、乳幼児医療でありますとか妊婦健診、また市立病院の待合室の改善等々につきまして、また学校の教育の方、再質問しませんでしたけれども、教育の充実等々についても取り組めるようにやっていきたいと思います。その辺は、時間になりますので、わかりましたということで終わりたいと思います。終わります。


◎議長(村上俊一君) これにて、8番昆野牧恵さんの質問を終わります。
 暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
     午前11時57分  休 憩
───────────────────────────────────────────
     午後 1時00分  再 開


◎議長(村上俊一君) 再開いたします。
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、「DCに向け準備は整っているのか」ほか4カ件、9番菅原清喜君の質問を行います。9番菅原清喜君。


◎9番(菅原清喜君) ニュービジョン21に所属しております菅原でございます。
 議長のお許しを得ましたので、通告に基づき、DCに向け準備は整っているか、徳仙丈の今後は、九条田中地区の市道整備は、有害鳥獣の農作物被害は、市内公園等の遊具は安全か、以上5カ件についてお伺いいたします。
 初めに、デスティネーションキャンペーンに向け準備は整っているか。非常に大きな題目ではありますが、私なりに小さなことをお伺いいたします。
 商港岸壁から大島に向かうフェリー、あるいはエースポートから大島に向かう客船内のことであります。
 5月の連休中に、私も大島に4回ほど行きました。フェリーに2回、エースポートから2回、両船とも船内にはテレビが放映されておりました。映像は非常に悪く、到底見られるものではありませんでした。このテレビをだれ一人、観光客の方は見ていません。私は、このテレビをビデオ放映できないかと思ったのです。大島に向かう船上でのカモメと遊ぶ光景や、大島の見どころ等をデッキで音声、1階で放映したならば、さらなる楽しさがわき出るのではないでしょうか。
 また、浦の浜港におり立ったとき目につくのは、民宿の方々の予約で待っている旗だけでありました。予約のない観光客は一度立ちどまり、行き先を探し、目的に向かうようであります。おり立った目の前に大きな案内板、「小田の浜まで何キロ・徒歩で何分」「リフト乗り場まで何メートル・徒歩何分」等々あったならば、初めて大島に来た方々は戸惑うことなく、楽しく大島を満喫できるのではないでしょうか。
 帰路につく観光客は、また必ず船に乗ります。今度は、気仙沼の魅力たっぷりの映像を放映したらいかがでしょうか。往復のテレビでビデオ放映、大きな案内板、右や左のわからない観光客にとって必要であると思いますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
 また、国道等の案内標識でありますが、気仙沼に来るには南は本吉、西は一関、北は高田からであります。県境、地域境には気仙沼案内標識がありますが、見にくい場所にあったり、小さかったり、古くなってきたところもあります。大型バスのガイドさん、自家用車の運転手さん等が、見やすく気づきやすいような場所に改良する考えはありませんか、お伺いします。
 次に、徳仙丈の今後等についてお伺いいたします。
 昨年、徳仙丈の自然とつつじを守る会が、第30回つつじ祭りをもって解散いたしました。今後はどのようになるのか心配しておりましたが、本年新たに、地元有志の方々による徳仙丈のつつじを愛する会が結成され、ことしも無事小雨の中、つつじ祭りが開催されました。つつじを守る会の会長さんがことしお亡くなりになり、生前、徳仙丈のツツジは東北一であると村井県知事さんも絶賛されたことをよく話され、そして、徳仙丈に観光客を乗せた大型バスを迎え入れ、ツツジと海の観光を目指すのだと最後まで話されておりました。
 一昨年、羽田側の市道拡幅整備が行われ、大型バスの乗り入れが可能になりました。三、四年前の道路も、私も知っておりますが、一部を除いて見違えるほど立派な道路になりました。羽田側の舗装終了箇所より徳仙丈駐車場まで2.5キロメートルあり、ヘアピンカーブが8カ所、緩いカーブが6カ所あります。2.5キロメートルの距離のうち、400メートルが拡幅整備されておりません。徳仙丈山のツツジは、年を重ねるごとに知名度も上がり、たくさんの観光客が訪れます。それに伴い、今後ますます大型バスの乗り入れが多くなると思われます。駐車場から羽田側に400メートルを拡幅整備の必要があると思いますが、整備の予定があるかお伺いいたします。
 また、駐車場についても、整備する考えがあるか、あわせてお伺いをいたします。
 次に、九条田中地区の市道整備等についてお伺いいたします。
 田中百目木線であります。地区住民皆様の熱意と市当局の御理解のもと、9割方拡幅整備できました。小学生、中学生、高校生の通学児童・生徒は、安心して車両等とすれ違っております。何やら話をして歩いている姿を見れば、一目瞭然であります。残されたところも、地権者の方々の御理解を得て、全線の改良整備のお考えはおありですか、お伺いいたします。
 また、後九条九条2号線でありますが、毎年春から秋にかけて土ぼこりに悩まされておりました沿線の方々が、本当にほっとしております。後九条線との100メートルを残しての終了でしたが、今後100メートルの拡幅工事等どのように進めていくかお伺いいたします。
 次に、九条本線であります。本年度より不動の沢交差点から気仙沼高校付近まで拡幅工事に着手するとのこと、地域住民の方々も非常に喜んでおります。昨年の冬も、段差のある歩道で雪や氷に足をとられ、小学生や高校生が転んでおりました。歩道から工事を始めることはできませんか。本年度の計画はどうなっておりますか。また、来年度以降の年度別整備計画はどのようになっておりますか、お伺いいたします。
 次に、有害鳥獣の農作物被害等についてお伺いいたします。
 近年は、野生鳥獣による農作物への被害が深刻化しております。ニホンカモシカについては、食害が非常に多いものの、特別記念物であることから対策を講じることができないのは御存じのとおりであります。
 ニホンジカによる被害は、ここ数年で急激にふえております。特に、水稲への被害が大きく、田植え後から収穫間際まで、食害に悩まされている農家は、八瀬地区から鹿折地区、さらに唐桑地区まで広範囲にわたっているのであります。昨年、八瀬地区において、猟友会有害駆除隊員が初のニホンジカ駆除を試みましたが、成果がありませんでした。しかしながら、昨年度の狩猟期間中において12頭捕獲したとのことで、かなりの頭数が八瀬地区から鹿折地区に生息しているものと思われます。
 また、ここ二、三年ほどで非常に被害がふえる有害獣が出てきました。それは、ハクビシンであります。ハクビシンは、一度に二、三匹生まれ、年に2回ほど出産するようであります。活動は夕方から朝方にかけての夜行性で、これといった天敵もいなく、ふえる一方と思われます。スズメ、カラス、カルガモから始まって、農作物への被害を出す有害鳥獣はたくさんおりますが、ハクビシンによるナシやブドウの果樹、本市の特産のイチゴ、トマト等への被害、初めて被害に遭う作物も出てきました。
 また、市内中心部の屋根裏をねぐらにしているのでは、との情報も聞こえてきます。狩猟法、鳥獣保護法においては、スズメ1羽、タヌキ1匹、捕獲することはできません。仙台市は、ハクビシン対策として、ハクビシンに限っての捕獲できる旨の条例があるようであります。気仙沼市においては、ハクビシン対策、捕獲を目的とする対策がまだできておりません。今すぐ対策が必要であります。どこまで対策が進んでおるかお伺いいたします。
 次に、市内公園等の遊具についてお伺いいたします。
 市民の森の木造遊具は、建設して16年が過ぎました。木造遊具と鉄骨遊具を比べてみますと、できたての木造遊具は非常にきれいで、また木目、色、ほのかなやわらかささえ感じられます。木造は一つの欠点として、風雨にさらされると寿命が非常に短いということです。材質によっても異なりますが、一般的には10年ぐらいと見られます。市民の森の木造遊具は、材料の色が大分変わってまいりました。まだ安全ですが、今後どのように維持していきますか、お伺いいたします。
 また、大曲コミュニティセンターのミニ遊具であります。先々月ですが、田中のPTAの方から、「コミュニティセンターでイベントをしたいが、ミニ遊具はいつから使用できますか」と事務所に電話があったそうであります。日数はかかったものの、1週間ほど前に安全に向けての工事が完了し、子供が早速滑り台等で遊んでおりました。ことしの夏休みも親子で楽しんでいる姿が見られるでしょう。市内公園各所にある木造、鉄骨等でつくってある遊具は安全ですか。また、定期的点検はどうなっておりますか、お伺いいたします。
 これで、壇上での質問を終わります。


◎議長(村上俊一君) 9番菅原清喜君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長鈴木 昇君。


◎市長(鈴木 昇君) 菅原清喜議員さんの御質問にお答えをいたします。
 初めに、旅客船内におけるコマーシャル放送やカモメのえづけの工夫につきましては、大島汽船及び地元の観光協会等と協議してまいります。
 また、案内標識や説明看板の設置につきましては、DC気仙沼推進協議会のワーキンググループや仙台・宮城DC庁内推進本部において検討いたします。
 次に、徳仙丈の今後についてでございますが、徳仙丈山のヤマツツジは、日本最大級の群落と賞賛されるなど、山岳観光の貴重な資源でありますので、施設整備の必要性は十分に認識しております。このことから今年度、大型観光バスに対応する市道及び駐車場の整備に向け、現地調査を実施することとしております。今後とも、徳仙丈山の施設整備に鋭意努力してまいります。
 次に、九条・田中地区の市道整備についてですが、田中百目木線と後九条九条2号線の改良工事につきましては、平成19年度に完了しております。なお、一部未改良区間の整備については、今後、事業手法等を検討してまいります。
 また、九条本線歩道設置事業につきましては、本年度、詳細設計と一部用地買収を予定しており、事業期間は5カ年の予定であります。
 次に、有害鳥獣の農作物被害についてですが、本市の農作物への被害額につきましては、ことし3月の調査によりますと、ニホンカモシカとハクビシンはそれぞれ約260万円、タヌキは約150万円で、全体では約920万円となっております。
 このような状況から、本市ではことし5月、有害鳥獣による被害防止を推進するため、市鳥獣被害防止計画を策定し、宮城県に協議していたところ、このたび計画の承認を受けました。現在、ハクビシン等による被害者みずからが捕獲可能となるよう、市有害鳥獣捕獲許可事務取扱要領を検討中であります。
 次に、市民の森、大曲コミュニティセンターのミニ遊具等の整備についてでございますが、市民の森の木製遊具につきましては、毎年7月初旬に専門業者による点検を実施し、安全を確認した上で利用を開始しております。
 なお、安全確保のため、適切な維持管理に一層努めてまいります。
 大曲コミュニティセンターのミニ遊具につきましては、6月17日に修繕を完了しております。
 また、市内の各種公園における遊具については、定期的に職員及び専門業者による点検を行い、安全確保に努めております。


◎議長(村上俊一君) 9番菅原清喜君。


◎9番(菅原清喜君) 答弁ありがとうございます。
 今、私の質問した中では、すべて完了していただけるということで、非常にうれしい答弁であると、今感じておりますが、私ももう少し、さらに深めて御意見をお聞きしたいと思いまして、再質問をさせていただきます。
 フェリーと客船等のカモメと一緒に戯れる、そういう各面の方々と協議して決めるということでありますが、実は私もフェリーの事務所にお邪魔しまして、テレビ放映したらどうなんですかとお聞きしたんです。そうしたら、十数年前に放映されていたそうであります。また、館内放送もあったそうであります。いつの間にかなくなったというのが現実のようでありまして。
 カモメと遊ぶ子供を見ますと、実際当たり前のようですけれども、内陸の方から観光の方が来た場合は非常に興味を持つんですね。昨年の夏、埼玉からおじきが、孫を3人連れて来ました。それで、フェリーの券を買って乗ったんですが、忘れたと思って事務所に来まして、えびせんを買いました、3袋。おじきは、「大島に行って買うからいい」と言うんですが、目的が違うんですね、考えが。おじきは大島で孫に食べさせると思ったんです。私はカモメに食べさせるんですね。ですから、考えが違うわけです。でも、フェリーに乗っちゃうと、かっぱえびせんを買いたいって、売っていないんですね。
 それで、このこともね、実は事務所の方に聞いたんです。そうしたら、海の上、船の上ですから、その船によってはさびが早くて、どうも自動販売機は無理らしいということなんですね。非常に残念な考えを持ったんですが、子供がかっぱえびせんを食べさせているのを見て、カモメが食べているのを見て、子供がやってですよ、よそのえびせんを持っていない子供は非常にただ見ているんですよね。かわいそうな話です。ですからあれが、さらにそのよその子供、えびせんを持ってカモメにやったならば、さらにより一層子供は、大島に来たときのフェリーが非常に楽しいと思うと、そう思うのであります。ですから、カモメと遊ぶということは非常に大切に思います。
 道路標識であります。
 先ほど、午前中の昆野議員さんもお話ししているのですが、私は国道関係の方であります。何で必要かといいますのは、遠来から気仙沼に来る方々は、どの地区を通ってきても、「気仙沼に来ると遠いな」「疲れたな」ってほとんどの人が言います。自家用車の人に限っては、10人中10人が言うと思っています。
 ところが、大谷と階上のところに「ここから気仙沼ですよ」という看板があった場合、大きい看板、今もあるんですがね、大きい看板あった場合に、「気仙沼はまだか」と言う運転者さんは、「あっ、気仙沼に来た」という意識があるわけですよね。また、大型バスの観光客のガイドさんはね、気仙沼の参考書は持っているけれども、ここから気仙沼だっていう標識の参考書ってないんですよね。そうすると、ガイドさんが「気仙沼に入りました」と言ったならば、一緒に乗っている観光客の人、「ああ、気仙沼にやっと着いたか」と思うんですよ。これだけでも、大分いやされると思うんです。ですから、私は、見やすいところに、国道にもあったらなと思うのです。現在もありますよ、確かに。大谷にもありますしね、全然電柱の陰になって見えない、そこが。そういうところじゃなくて、皆さんも御存じのとおり、運転者さんは左カーブだったら左の方を見るわけですよ。右カーブだったら右の方を見るわけですよ、主に。それが、左に曲がるのに右カーブに看板があったら、全然意味がなさないということを言いたいんです。ですから、気仙沼が遠い、遠いという気持ちを少しでもいやすためには、そういうのも必要ではないかなと思って、あえて道路標識ということを話したわけであります。
 次、徳仙丈でありますが、議長さんも出席して、6月1日につつじ祭りがありました。小雨の中です。ところが、前日の5月31日の土曜日です。羽田の地元の方が草刈りしていたそうです、朝。朝って、10時ごろなんでしょうね。そうしたら1台のバスがとまりましてね、「このまま真っすぐ行ったら徳仙丈ですか」と、バスからおりてきたガイドさんが聞いたそうです。「はい、そうです」と言ったらね、それで地元の人が「きょうは、まあ、こんな天気で」と言ったら、2台を見たその地元の方は、「まあ、ここ真っすぐだから行きなさい」と言ったそうです。そうしたらそのガイドさんが、「後ろからもう8台、バスが来ます」と言ったそうです。全部で10台来たそうです、この日は、31日は。そしてさらにマイクロバスもあったそうです。そのバスは、仙台の緑のバスだそうですが、名前までは言いません。その10台が来て45人乗っていても、450人来たわけですよね、その1日の日に。そして、つつじを愛する会の新しい会長さんにお話も聞いたんですが、ほとんど毎日四、五台の大型バスが来ていたそうです。そうすると、この1週間、10日のうちに、私がちょっと暗算しただけでも2,200人以上の方が来ているんですよ。ちょっと考えられませんよね、この1週間、10日で2,200人も来る観光地なんて。私は、東北一のツツジと言ったんですが、市長さんは全国一と言われましたから、私も困ったなと思ったんですが、一瞬。本当にそれだけすごいんですね。「徳仙丈山」ってホームページを開いたならば、真っ赤な山が映っていますよ。やっぱりあれ見たら、行ってみたいと思いますもんね。
 今現在ですよ、今現在のことをお話しするんですが、現在では観光客、大型バスがどんどん入る整備がまだされていないという現状です。それで、上がっていきまして、左側の駐車場ですが、広いんです。でも、傾斜地なんです。あれじゃ大型バスはとめられません。そこにまた残念なことに、大きな石が五つもあるんです。あれでは乗用車もちょっと怖いですよね。ですから、駐車場の右側に大型バスは入るんですね。その駐車場も北側が傾斜地、下がっているために、入ったことはいいが、ぬかるみで上がれなくなったそうです、その大型バスが。それで、大型バスで引っ張ったそうです。私も見ましたが、その駐車場は山砂だったんですね。山砂というと、乾いているとすごくきれいなんですが、一回水分を含みますと泥化してしまって、もう車どころじゃないんですね。ですから、来年に向けては、もうどんどんさらにバスが来ると私は思うんです。ですから、早急に工事をしないと、駐車場の工事をしないと、また刺さってしまったり、タイヤが泥だらけになったり、今、自家用でも、大型バスでも、タイヤ泥だらけにして走っている車ありませんからね。そういうところを計画しないとだめだと思うんです。ですから、駐車場、今、市長さんは駐車場、道路も整備なさると言っておりますが、正直、ことしか、来年か、お聞きしたいと思います。
 市道田中、九条田中の整備でありますが、気仙沼高校も鼎ヶ浦と統合しまして、その当時入学した生徒が卒業しました。今回、教育長さんにおなりになった白幡校長先生が、当時初代の校長先生でありました。校長先生も、不動の沢の道路を早く改良してほしいとお願いした1人だったと思いますので、今、5カ年計画ということで示されました。5年ということは、いっときです。1年ずつやってもらえば、5年で終わるんですから。とにかく、この整備も早くお願いしたいのと、先ほど言いましたように、歩道からはできないのかなというのが正直なところです。
 次に、ハクビシンであります。ハクビシン、今までにない獣類ですね、これは。タヌキにしても、キツネにしても、針金1本横になっているところは歩きません。このハクビシンだけは特別です。針金1本の上を歩きます。昨年ですか、本吉で埼玉のハクビシンの研究員の方をお呼びしていろいろ勉強したんですが、自動カメラで夜間、ハクビシンの行動を撮ったのがあるんです。針金1本の上を歩いているんですね。すごいものです、これは。タヌキが来ないように、トウモロコシの畑に全部ビニールを回したと。そして、そのくいを押さえるために針金で押さえたと。どこ見てもビニールの下から入った様子がないと農家の人は言うんです。違うんです、針金伝わって中に入ったんです。そのぐらいすごいんです、ハクビシンは。
 そして、これはいたずらもします。志津川の青年農業者の人が語っておりましたが、この方は菊をつくっておるんですが、菊をつくって、菊が50センチぐらい伸びたそうです。それで、もちろん倒れないようにネットを張ってあるんですね。そのネットを片っ端から食べて切って歩いたそうです。そのネット、片側に引っ張られて菊がみんな、次の朝行ったら曲がってしまったそうです。それでこれ、1万本ぐらい、もう廃棄したそうです。要するに、こういういたずらもするんですね。食害だけではないんです。
 食害もね、すばらしいですよ、頭いいですよ、このハクビシン。イチゴの、階上の方々もイチゴ、かなり被害に遭っているようですが、青いのは食べないんですね。赤い熟したのだけ食べるんです。そして、イチゴのへたをのっこり、いっぱい置いておくんですね。それから、ことし初めて出たのがトマトです。鹿折のトマト栽培の方が、トマトのへただけ残っていたからどうしたんだと思ったら、ハウスの周りに穴があいていたそうです。10センチぐらいの穴だったそうですが、10センチあれば十分入りますからね。そうしたら、トマトの赤くなったのだけを食べていったそうです。それで、一晩に20個ぐらい、赤くなったのだけ。専門家ですから、農家のね。それで、北洋網をぐるっと巻いたそうです。そうしたら、その北洋網に引っかかったのが、ハクビシンだったそうです。それで、それを山に放しまして、ほっとしまして、二、三日はやっぱり来なかったそうです。そうしたら、また食べられたそうです。それで、今度はどこかと探したら、そのハクビシンは大型ハウスのサイドから上って、6メートルある頂上の天窓から、窓から入ったそうです。そしてまたトマトの赤いのだけを食べていったそうです。現在も被害に遭っているようです、これは。
 本当に大変なこのハクビシンの知恵というか、いたずらというか、対策はすぐにでもできるようですから、これも安心しました。とにかく、ハクビシンに関して今、農家は躍起となっています、専門農家は。これは早くにでもお願いしたいと思います。
 公園等の遊具、毎年4月初旬に点検しているということであります。市民の森の木造の遊具も、よく見たならば、柱が1本あるのにブランコがついているんじゃないですね。柱の間に縦に鉄板が入って、そしてそれにボルトをとめてブランコになっているんですね。見た目が木造、中身は鉄、なるほど、丈夫です。
 ただ、業者の方が心配していたのは、その木造で押さえているねじのところの木が腐れちゃったらもろいよと言われたんです。まあ、これも業者の方が点検しているということで、大丈夫だと思いますが、再質問、今何件かのことをお願いいたします。


◎議長(村上俊一君) 9番菅原清喜君の再質問に対し、当局の答弁を求めます。産業部長小山邦良君。


◎産業部長(小山邦良君) 私の方からお答え申し上げます。
 まず、汽船に、フェリーも含めてですね、汽船に乗っているときのカモメにかっぱえびせんをやるという点については、子供さんから見れば非常に楽しい思い出になるといいますか、そのように私も思います。
 ただ、正直言いまして、かっぱえびせんは人が食べるものですから、余り脂っこいものを自然の動物に差し上げるのは正直言いまして……、本来ですね、その本物のえさを開発できれば積極的にもできるんですけれども、まだそういうふうな部分もですね、自然動物を愛する方々から言われると余り大きくもできないのが正直なところです。
 ただ、販売方法というか、そういうところでもし改善といいますか、対応とかできることがあればやってほしいというふうにも思いますので、この件については大島汽船の方にお話をして、検討してみたいなというふうに思います。
 それから、案内看板でございますけれども、確かに観光客の方々、遠くからおいでになる場合に、運転者さんなんかも当然、距離的にはわかるんでしょうけれども、階上の方から来れば10キロぐらい、あと街中まで来るまでにあるわけでございますので、確かに議員さんお話のとおり、気仙沼に入ったところに「気仙沼に入った」という看板、明確に目につけば、「ああ、気仙沼に入ったんだな」というふうな思いになろうかと思います。確かにお話のとおり、あそこは左カーブで右側にございます。私も承知しておりますが、たしか当時、私担当ではございませんけれども、あのときも設置箇所とかいろいろ検討した結果、あの場所しか適切な場所といいますか、もっとよいところというのは見つからなかったというふうに記憶しております。
 なお、改善ができるのであれば改善したいなというふうに思いますが、全体的な標識関係とかにつきまして、前にもお話しした、市長からも答弁申し上げましたとおり、DCの気仙沼の推進協議会のワーキング、それから市の庁舎内のそういう推進本部、その下にある推進委員会というのがございますが、そういう中でここの問題について検討してまいりたいというふうに思います。
 それから、徳仙丈の駐車場の件でございますが、これにつきましても私も、大型バスがことし非常に多く来たというふうなことで伺っております。これは、まさに道路をよくしたせいだなというふうに思いますので、これはやはり道路と駐車場と、この件につきましては将来的にといいますか、できるだけ早くということだと思うんですけれども、整備が必要だというふうに思いますので、まずことしはその現地の調査をしたいというふうに思います。それで、これは今ですと、ちょっと葉っぱがいっぱい繁ったりしておる状況になってきていますので、葉っぱがおりたときに山に入って調査をしたいというふうに思っております。
 それから、ハクビシンの件でございますが、これにつきましては、現在、市長からも申し上げましたとおり、その要領を検討中でございまして、最後の段階に来ておりますので、もう少し時間をいただきたいなと。できるだけ早くできるように対応してまいりたいというふうに思います。
 それから、遊具の件でございますが、これも市長からも答弁申し上げたとおり、市の職員も点検はいたしますが、専門業者によってまた点検もしていただいている部分がございます。私たちだけの、職員だけではわからない部分は、もちろん専門業者にやっていただいておりますので、そういうふうな形で安全には万全を期していきたいというふうに思っております。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 建設部長梅津覚太郎君。


◎建設部長(梅津覚太郎君) まず、徳仙丈への道路整備、いわゆる市道羽田川上線でありますが、これまで局部的な改良を行って、大型バス等の安全確保に努めてきたところでありますが、御指摘の箇所付近の拡幅につきましては、一部保安林もかかっておりますことから解除も必要であるということで、先ほど産業部長申し上げましたとおり、現地調査を含めながら関係機関と調整を図ってまいりたいというふうに考えております。
 それから、九条本線の件でございますが、この事業につきましては、九条本線歩道設置事業ということで、歩道の設置が主体でございます。したがいまして、工事は当然、歩道の設置から入るという考えでございます。5年間の計画でございますが、今年度は詳細設計と用地買収を行います。工事は、早ければ平成22年度には工事に入りたいということで補償と、それと用地買収については2年ぐらいはかかるのではないかなということで考えておりますが、おおむね5年の計画で現時点は着手する予定でございます。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 9番菅原清喜君。


◎9番(菅原清喜君) ありがとうございます。
 さらに、お話をさせていただきます。質問させていただきます。
 今、部長さんが、カモメのことについてお話ししてくれましたけれども、私から見ると、カモメ、本当に大事なんですよね。何で大事かというとね、その大事さというのを自分で感じたんですが、6年ほど前、用事がありまして東京港から大島へフェリー、大きいのに乗ったんですが、そのパンフレットにもフェリーからカモメにえさをやっている姿が載っているんですよね。ええ。我々はね、今ここの気仙沼の街中にいます。あのカモメ、海が荒れますと室根まで、田んぼに行って休んでいます。えさをとっていますね。ですから、我々はある程度ではしょっちゅう見ているような鳥です。でも、内陸、観光客の方々は非常にね、楽しいんだと思いますよ、あれ。えさをやるということは。
 先ほど、5月の連休に大島へ行ったと言いましたが、実は5月に、連休に大島のおばが亡くなりましてね、気仙沼から黒装束15人ほど行ったら周りの観光客の人が変な目で見られまして、大変申しわけなかったんですが、そこの下の、下の窓にいた子供が外を見ながらね、カモメが行ったり下がったりしているわけ、上がったり下がったり。そして、お母さんとお父さんが脇にいて見ているんだけど、何でカモメが上から下にいるんだか、全然意味がわからないようなんです。あれを何とか案内して2階のデッキに上げたら、その子供は喜ぶでしょうね。だから、1回、行くとき、それわからなかったら帰りの船ではわからせてやるとか、すごい案だと思うんですが、ますますこのえさの成分というか、脂肪分というか、そういうのもあるようなんですね。その辺もさらに検討いたしまして、カモメをとにかく大事にしていただきたいと思います。
 それから、徳仙丈ですけれども、一昨年、道路を拡幅するために周りの大きな松の木を切ったわけですよね、拡幅するために。そのときはかなりね、切ったばかりのときも行ったんですけれども、何か山肌が荒れていましてね、削ったりしましたから。何か随分荒れているなという感じしたんですが、今行ってみますと、すごいきれいですよね。のり面も、芝生とまではいきませんけれども、この平地とは違って草も短いですしね、そういう木を切った跡なんかもう見えないんですね。ですから、工事、先ほどいつやるんですかと聞いたのは、実はそこにあるんでしてね、早目にやれば来年の観光客の方が来るときには、まだその土削ったところも、自然の修復ですか、そういうのでいいんじゃないかと思ったからお聞きしたわけであります。その2件、お願いします。


◎議長(村上俊一君) 9番菅原清喜君の再々質問に対し、当局の答弁を求めます。産業部長小山邦良君。


◎産業部長(小山邦良君) はい、お答えいたします。
 カモメ、それからウミネコ、これは気仙沼にとっては非常に多く飛んでおりまして、確かに観光客の方には大変喜ばれております。その辺については承知いたしておりますので、例えば、今、議員さんお話のとおり船内でですね、1階の方の中で、何、周りでやっているのかわからないというふうなことも今お聞きしましたので、例えば船内でのそういう、ビデオでそういうことを見せるとかやれば、なおわかりやすいのかなと、あるいは船内で放送するという手もあるのかなというふうな気もいたします。その辺も含めて、大島汽船さんとちょっと話してみたいというふうに思います。
 それから、徳仙丈の駐車場の整備の件でございますが、早くという議員さんのお話は、ことしやればというふうな思いで、今年度中というか、そういうふうな思いでお話しかもしれませんけれども、まず、どれぐらいその規模といいますか、場所によってできるものかとかそういうものも、あるいはどれぐらい整備費にかかるものとか、そういうこともやはり現地でもってある程度は調査しなければ何とも申し上げられませんので、まずは現地調査をよくした上でその辺を、規模とかも含めて検討してまいりたいというふうに思います。以上でございます。(「ありがとうございました」の声あり)


◎議長(村上俊一君) これにて、9番菅原清喜君の質問を終わります。
 次に、「新市建設計画における事業及び財政計画について」ほか3カ件、19番熊谷伸一君の質問を行います。19番熊谷伸一君。


◎19番(熊谷伸一君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い順次質問をしてまいります。
 これまでの質問内容と大分重複するものがありますので、通告しておりますが、御答弁の方をよろしくお願いをいたします。
 まず、大項目の1点目、新市建設計画における事業計画及び財政計画について質問をいたします。
 新気仙沼市が誕生して2年が経過し、旧気仙沼市と旧唐桑町の垣根が徐々に取り除かれ、一体感の醸成も着実に進行しているようであります。
 常々、市長が新市建設計画の確実な実行が最優先施策であると公言しておられるように、新市建設計画事業一覧において実施期間前期に盛り込まれたソフト・ハードの両面、特に唐桑小学校・鹿折小学校建設事業、漁業生産基盤整備事業、気仙沼魚市場南側整備事業や小鯖鮪立線道路改良事業などの具現化が大きく影響しているものと考えられますが、新市建設事業計画の進捗状況をどのようにとらえ、これからの着実な推進についてどのようにお考えでしょうか。まず、お伺いをいたします。
 次に、合併後の20年間について、歳入歳出の各項目ごとに過去の実績や経済情勢、人口推移などを勘案し、健全な財政運営を継続することを基本として作成された新市建設計画を裏づける財政計画についてお伺いをいたします。
 昨年発表された平成18年度集中改革プランの取り組み実績では、行政改革による財政効果額が、当初の計画を2,900万円上回る、およそ2億4,300万円となっており、平成19年度についても同様の取り組みがなされていることから、相当額の財政効果があると思われます。
 しかしながら、一方で、長引く不況や人口減など、本市を取り巻く経済環境は依然厳しい状況にあり、同様に国の財政状況も非常に厳しい状況下にあることから、合併時に作成された財政計画にも何からの影響が生じているものと考えられます。国・県の財政支援額、また財政シミュレーション推計手法に明記された市税、普通交付税、臨時財政対策債などの歳入、物件費、補助費等、繰出金などの歳出に用いられた推計内容について、見直し等も含めどのように考えているのかお示しください。
 また、この財政計画も、平成18年度から2年が経過していますが、当初計画された歳入歳出について、どのように検証され、その結果をどうとらえているのかお示しください。加えて、検証結果を踏まえ、平成20年度財政計画をどのように考え、実行しているのかお示しください。
 3点目として、来年9月に予定されている本吉町との2次合併での財政計画への本市の考え方をお示しください。
 大項目の2点目として、平成20年度地方財政計画等への対応についてお伺いをいたします。
 まず、1点目、予算に大きな影響を与える地方財政計画でありますが、本年1月に発表された平成20年度地方財政計画では、給与関係経費や投資的経費、一般行政経費が厳しく抑制される一方で、財政運営に必要な地方税や地方交付税等の一般財源の総額は確保されました。また、この計画の中で、新たに地方と都市の共生という考えのもと、法人事業税を中心とした都道府県間の地方税収の格差を是正することによって生じる財源を活用して、財政状況が厳しい自治体などに地方交付税として配分する地方再生対策費が特別枠として創設、総額で約4,000億円が交付措置されており、本市においても基準財政需要額に新たに算入されています。
 平成20年度の地方財政計画の総額は、対前年度比0.3%増と7年ぶりに増加に転じておりますが、地方再生対策費を除くと対前年度比0.2%の減と、7年連続で減少をしており、地域間格差の是正に一定の配慮がなされたとはいえ、まだまだ地方にとっては厳しい財政環境が続いています。新年度から2カ月が経過した現在、地方自治体の健全財政、安定的な財政運営に配慮したとするこの地方財政計画について、どのように評価をしているのか。また、市民生活への実効性をどのように考えているのかお伺いをいたします。
 今月6日、総務省から各都道府県知事あてに「平成20年度地方財政運営について」が示されました。地方交付税等の一部を改正する法律などの成立を受けて、平成20年度の地方財政計画の策定方針と、これに基づく地方税財政制度の改正及び地方団体がその年度の行財政運営を行うに当たって、留意すべき基本的事項について、地方団体に周知することを目的とするものであり、各市町村に対しても速やかな趣旨徹底が求められています。
 この中には、平成20年度の財政運営の基本的な考え方について、簡素で効率的な行政システムを確立するため、徹底した行政改革の推進と効率的で持続可能な財政への転換を図ることが急務としており、同時に、財政運営に当たっては、歳出について、その構造までに踏み込んで厳しく見直し、財政健全化について一層の努力を行う必要があると示されています。
 具体的に各項目にわたり対応を講じるよう求められていますが、以下に申し上げる点についての取り組みと対応策についてお伺いをいたします。
 一つ目として定員管理関係と給与関係について、二つ目として職員の人事評価システムについて、三つ目として財政の健全化の推進について、四つ目として公共工事の入札及び契約手続の適正化についてお示しをお願いいたします。
 大項目の3点目の質問に移ります。
 今月14日午前に発生した岩手・宮城内陸地震は、岩手県南部を震源とするもので、さきの中国・四川大地震と同じメカニズムによって大きな被害をもたらしました。一関市と同様、栗原市など本市とかかわりの深い地域が甚大な被害を受けており、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになられた皆様の御冥福をお祈りし、一日も早い復興を願うものであります。
 本市でも、宮城県沖地震に備えた防災対策にいち早く取り組み、津波被害への対応に加え、急傾斜地も多く存在することから、土砂災害等にも力を入れた防災行政に積極的に取り組んでいるところであり、防災マップの作成や自主防災組織づくりなど市民と一体となった施策展開を行っているところであります。
 国においても、阪神・淡路大震災において、防災拠点となる建築物に甚大な被害が生じ、災害対策に重大な支障をもたらしたことなどから、地方公共団体における災害対応能力の向上が大きな課題になっているとし、災害対策の拠点となる施設等の安全性を確保し、被害の軽減及び住民の安全を確保できるよう防災機能の向上を図るため、公共施設等耐震化事業により公共施設等の耐震化を推進するとしています。この事業は、3年ごとの期間であり、引き続き平成20年度からの3年度間に開始される事業を対象として財政措置されるものであります。
 本市でも、学校施設以外の公共施設の耐震について把握しているものと思われますが、この事業を活用した耐震化事業を行う必要があると考えますが、いかがでしょうか。
 次に、学校施設の耐震化についてお伺いします。
 平成20年度予算は、まさに学校施設の充実に充てた予算と言えるほど、気仙沼市の将来を担う子供たちの教育環境整備に力を入れたものであり、今定例会にも上程されている南気仙沼小学校、階上小学校の耐震化事業を予定するなど、厳しい財政状況の中で積極的な施策を行うことは、耐震化率の上昇と保護者や子供たちも安心して通学することができるようにするという当局の姿勢のあらわれであり、高く評価されるものと考えております。
 平成19年4月1日現在の宮城県の調査による公立学校施設の耐震改修状況調査結果を見ると、耐震診断実施率については、県内36市町村中24市町村が100%実施しており、耐震化率については8市町が100%となっています。しかしながら、本市を見ると、残念ながら上位には顔を出していない状況にあることから、さらなる取り組みの必要性が求められています。
 今月、地震防災対策特別措置法改正法が成立したことにより、13日付で文部科学大臣から「学校耐震化加速に関するお願い」とする要請が出されました。
 内容として、大規模地震により倒壊等の危険性の高い施設、Is値0.3未満の施設については、今後5年を目途に耐震化を図ることを政府の方針としておりますが、私はこれをさらに加速し、5年を待たずできるだけ早期に耐震化を図ることを提唱いたします。特段の事情がない限り、各市町村にも原則3年程度を目標に取り組んでいただきたいとするものであります。この改正法では、国の財政支援が大幅に拡充されており、国の補助のかさ上げを利用し、一層の耐震化を促進すべきと考えますが、いかがでしょうか。
 大項目4点目として、教育行政についてお伺いします。
 少子高齢化が進む社会環境の中、新気仙沼市の第1次総合計画が昨年12月に策定されました。この基本計画の中では、「学ぶことをとおして豊かさを実感できるまち」として、「ひとづくり・まちづくりを目指す生涯学習の推進」「生涯学習社会の実現」「豊かな心と社会に資する市民性を育成する学校教育の充実」などがうたわれています。
 生涯学習においては、多岐にわたる市民ニーズにこたえることや、地域の活性化を図るため、体制の整備が求められています。また、学校教育においても法律の改正、学校と教師、保護者や地域との関係など、諸問題が山積している中で、国はもとより他方面から教育改革が叫ばれています。
 気仙沼の将来、日本の未来を担うことができる、新しい時代をみずからの力で切り開く子供たちを育てていかなければなりません。新教育長に期待しながら、教育への思い、子供たちの安全、市の今後の施策等、これからの4年間について、生涯学習及び学校教育への基本的方針と抱負をお伺いいたします。
 また、現在の気仙沼市における学校教育及び生涯学習の現状をどのようにとらえているのか、御認識をお示しください。
 次に、教育政策を決定する合議制の教育委員会の重要性の認識についてお伺いをいたします。
 教育委員会は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づいて置かれ、本市の場合には、教育委員長、教育長を含め5人の委員で組織する合議制の執行機関であります。本市の教育政策のすべてを決めることになっていることから、一たび教育問題が起これば、責任者はこの教育委員会だということになります。しかしながら、教育委員は学識経験者ではあっても、教育行政の専門家ではありません。実際の教育行政は、教育委員会事務局が担うわけです。
 教育委員会は、教育行政の政治的中立性の確保、教育の機会均等の実現など、これまで一定の重要な役割を果たしてきました。しかし、教育委員会制度が発足して半世紀以上経過し、制度を取り巻く社会状況も大きく変わってきている中、学力低下、あるいは規範意識の低下、いじめ、不登校といった、発足当時と異なる課題も大きくなっています。こうした中、教育委員会が適正に機能していないのではないかという疑問や、首長による総合的な行政の推進、迅速な意思決定の必要性などの観点から、教育委員会に対する不要論などの指摘が近年取りざたされているようであります。
 このような状況のもと、法改正が行われ、教育委員会の責務、体制の充実、教育委員の任命を承認した議会についても問いかけられているところであります。このような観点から、教育委員会の重要性、教育政策の意思決定についてどのように認識し、委員会運営を行っていくのか、お伺いいたします。
 最後の質問になりますが、今月16日付、中央紙社会面に「小中校統廃合を促進。文部科学省35年ぶり基準改定へ」という記事が掲載されました。中央教育審議会の初等中等教育分科会に、具体的な検討を要請し、この中教審で異論が出なければ、公立校の規模に関する国の基準が見直されることになる、とのことであります。
 教育上、学校にはある程度の人数が必要であるとし、内容として具体的な規模の目安、地域が受け入れやすい統廃合のやり方、隣の学校が遠く統廃合が困難な地域では、一部の授業や学校行事を共同で行う方策などの検討を中教審に求めています。
 これまで、小規模校では教員の配置や施設の整備が難しいとの立場から、旧文部省では1956年、各自治体に公立小中学校の統廃合を進めるよう要請をしましたが、無理な統廃合を推進した結果、地域住民の間の争いや、通学が難しくなったことから、1973年に小規模校も容認する通知を出していたところであります。
 統廃合への取り組みは、少子化の著しい地方と人口集中により増加傾向にある都市部との地域差が大きく、一概に論ずることには無理があるものと思われますが、地域によっては、南三陸町のように統廃合を推進しているところもあります。今後、どのように審議されていくのか、注目していく必要がありますが、本市においても少子化の影響は少なからず生じております。中教審の答申とは別に、気仙沼市が今現在、統廃合に対しどのような見解を持っているのか、お伺いをいたします。
 以上で、質問を終わります。


◎議長(村上俊一君) 19番熊谷伸一君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長鈴木 昇君。


◎市長(鈴木 昇君) 熊谷伸一議員さんの御質問にお答えをいたします。
 初めに、新市建設計画の進捗状況ですが、ハード面において、前期に位置づけられた27事業のうち、昨年度末で19事業に着手しており、順調に事業が進んでいるととらえており、ソフト面においても、積極的に取り組んでおります。
 今後も、行財政改革を推進するとともに、国・県の財政支援の有効な活用を図りながら、建設計画の具現化に努めてまいります。
 次に、歳入歳出等財政シミュレーションの検証と結果、平成20年度の取り組みについてでありますが、平成18年度計画と実績の対比では、人件費などの削減が、国の三位一体改革による地方交付税の減額で相殺する結果となっております。特に、歳入面において、市税、地方交付税などの一般財源が計画値を下回っており、今後とも厳しい財政運営を強いられるものと考えております。
 なお、本年度の地方財政計画では、地方交付税の増額が見込まれますが、交付額が未確定であり、引き続き経費の節減と自主財源の確保に努めてまいります。
 次に、2次合併での財政計画ですが、国の地方財政計画を基本とし、的確な計画の策定に努めてまいります。
 次に、平成20年度地方財政計画等への対応ですが、地方再生対策費の創設による地方交付税の増額は評価されますが、本市財政の安定化のためには、地方交付税の増額など、さらなる財源確保が必要であると考えております。
 次に、定員管理及び給与関係についてでございますが、国の指針や市集中改革プランに基づき、今後も職員の削減や適正配置とあわせ、給与の適正化に努めてまいります。
 職員の人事評価システムについては、人材育成による市民サービスの向上を図るため、平成21年度の導入に向け、調査研究や職員研修などに取り組んでおります。
 次に、財政健全化の推進ですが、集中改革プランの実施により、自主財源の確保や経費の節減などに取り組んでいるところです。また、本年度においても、公的資金補償金免除制度の活用を予定しており、引き続き公債費の縮減に努めてまいります。
 次に、公共工事の入札及び契約手続の適正化についてですが、一般競争入札を原則としており、また透明性の確保及び不正行為の排除のため、工事発注の見通しや入札結果の公表、指名停止措置などを行っております。
 公共施設等耐震化事業の導入につきましては、当該耐震化事業計画の策定が前提となりますので、今後検討いたします。
 教育関係につきましては、教育長より答弁をいたします。


◎議長(村上俊一君) 教育委員会教育長白幡勝美君。


◎教育長(白幡勝美君) 熊谷伸一議員さんの御質問にお答えいたします。
 初めに、地震防災対策措置法改正についてでありますが、要綱の詳細が近く通知される予定となっており、その内容を精査し、対応してまいりたいと思っております。
 次に、学校教育の基本的方針についてでありますが、学力の一層の充実と健やかな心身の育成を目指す積極的な取り組みや、食育教育などの充実によって豊かな個性をはぐくみ、「生きる力」を身につけた、社会に資する市民となる児童生徒を育成することにあります。
 学校教育は、学校内において完結するものではなく、地域の市民が主体的に取り組む文化活動や生涯学習に必然的に結びつくものであります。生涯学習は、気仙沼市の文化をはぐくむ力となって学校教育を背後から支える機能を果たし、一方、学校教育は生涯学習に取り組む際の礎となるものでありますから、今後これらを一体のものとして取り組んでまいります。
 現状としては、学校教育は課題を抱えつつも、他地域に比べて見劣りしない内容・水準になっている一方、生涯学習については、今後の取り組みによって気仙沼が培ってきた文化にふさわしいものとなるよう期待されているものが多いものと思っております。
 次に、教育政策を決定する合議制の教育委員会の重要性の認識についてお答えいたします。
 教育委員会制度が抱える問題につきましては、熊谷議員さんの指摘されるとおりであります。市長が議会の承認をもって教育委員を任命することの意味は、一人一人の教育委員は市民の同意のもとに生まれるものであるということにほかなりません。この教育委員会の持つ重要性は、特定の立場や利害などからも離れ、常により広く、より偏りのない立場で市民サイドに立ち、市民の納得できる教育を、しかも先見性を持って安定した形で実施しているところにあるものと理解しております。したがいまして、教育界の抱える情報や課題を委員会に積極的に提案、もしくは解決のための方法を提案し、そこでの合意に基づき実施していくべきものと考えております。
 次に、小中学校の統廃合に対する考え方についてでありますが、本市におきましても、児童生徒数の減少傾向が続いております。子供たちにとってよりよい教育環境はどのようなものであるべきか、適正な学校規模はどうあるべきかを真剣に検討する時期が来ていると考えております。そこで、まず初めに、検討するために必要な基礎的な資料収集を開始したところであります。
 学校の統廃合は、地域の方々の御理解と御協力のもとに進めなければならないものであり、慎重に行わなければならないものと認識しております。文部科学省が開始しました小中学校統廃合の検討状況の推移も注視しながら対応してまいります。
 以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 19番熊谷伸一君。


◎19番(熊谷伸一君) 答弁ありがとうございました。
 訂正をお願いしたいと思いますが、議長、先ほど震源地、「一関市」と申しましたが、「岩手県南部」あるいは「奥州市付近」ということでございましたので、その辺の訂正をひとつお願いしたいと思いますが。よろしくお願いします。


◎議長(村上俊一君) はい、わかりました。


◎19番(熊谷伸一君) 項目に従いまして、再質問をさせていただきたいと思います。
 1番目の部分なんですけれども、答弁の中で、ハード面、ソフト面、順調に推移していると。私も全くそのとおりだと思っておりますので、今後も財政状況に配慮をされながら、積極的に推進していただきたいと思っております。
 そこでですね、気仙沼市の総合計画が出されまして、きょうも持ってきて見たんでありますが、基本構想並びに基本計画というのが示されておりまして、その中に書いてありますのが、「本計画は、旧市町の総合計画を基に、新市建設計画を尊重するという方針によって」というくだりがございまして、まさしくその建設計画は、事業に関して、ソフト面に関しては、実施計画なのかなというとらえ方を私はしております。もちろん気仙沼市、来年の9月に合併を計画しているわけでありますから、そのときでまた変わるのか、それともこのままこちらで行くのか、その辺は定かではございませんが、この総合計画の基本計画並びに新市の建設計画、これもつくられるものと思いますが、それがやはり市民のさまざまな意見要望にこたえていくものであると思っております。その辺の考え方をこの総合計画の実施計画が建設計画なのだというとらえ方でいいのかどうか、その辺を確認をしたいと思います。
 続きまして、その財政の部分でありますが、財政に関しては大変厳しいというお話をいただいたんですが、合併時に財政計画を出されまして、平成18年──決算が出ているのはそこだけなんですが、平成18年の計画ですと歳入歳出の合計がそれぞれ205億円ということで、決算は213億円となっている。中身的にも、地方税は若干減っておりますが、交付税、地方交付税、そういったところも減ってはいますが、平成18年度に関して言えば、繰入金であるとか繰越金、そういったものがありまして、若干余裕が出ているのかなという、個人的な判断でありますが、そういう判断をしています。19年度になりますとやはり、先ほどの御答弁にもありましたように、厳しい情勢になっているのかなというような気がいたしております。
 そこで、こういう計画に関しては、建設計画、財政計画、事業計画どちらもなんですが、短期のローリングというのが必要なんじゃないかなという私は考えがありまして、やっぱり20年という長いスパンで財政計画を組んでおります。それをずっと示しているわけでありますが、これは2年、あるいは3年というところで見直しというものをすべきではないのかなと。これは、平成20年度が終わってみて、来年9月に新市編入で規模はまた変わるわけですけれども、そういったところで合併した以降も、その財政計画を立てた場合には短いスパンでの見直しをぜひ考えるべきではないかなと。これはどのように変化していくかわかりませんし、さまざまな考え方があるとは思いますが、事業計画並びに財政計画というのは、やはり見直しを早目にしていくべきであるというところがありますので、その辺に関する回答がございましたらよろしくお願いしたいと思います。
 地方財政計画の部分でありますけれども、先ほども市長の答弁にございましたが、交付税の増額が必要なんだという話がございました。やはり国の政策として交付税というものがあるわけでありますから、暫定税率、あるいは自動車の、何でしたっけ……、そういったものをですね、税の抜本的な改革を待っていくという国の考え方はありますけれども、やはり地方からそういった交付税に対する増額というのは、やはり継続して続けていっていただければと思っております。
 それと、平成20年度地方財政運営についての中身についてでありますが、いろいろなお話を今お聞かせいただきまして、ありがとうございます。集中改革プランにも示されておりますとおり定員管理の問題、あるいは給与の関係については順調に進んでおるようであります。
 二つ目の職員の人事評価システムについては、平成21年度から導入ということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 三つ目として、その財政の健全化の推進でありますが、総務省が出したその財政健全化法の1番目の実質赤字比率がどうのという話があるんですが、私が計算したところによりますと、平成18年度は赤字ではなくて黒字でした。プラス4.1%ということで、この計算式が当たっているかどうか、いずれにしろ、私とすれば良好な形での財政だったのかなと思っております。平成19年度に関しましても、赤字というところがないわけでありますから、これもプラスの決算であったということで、実質収支比率はプラスの四、五%ぐらいであろうということであります。こういうことを考えますと、財政の健全化については非常に順調にいっているのではなかろうかと思っておりますので、今後も努力をお願いしたいと思います。
 もう一つは、公共工事の入札及び契約手続の適正化でありますが、この辺のところをちょっと調べてみていくうちに、いろいろな話が聞こえてまいりました。
 「公共工事の入札及び契約の適正化の推進について」というのが、平成20年3月31日に出されております。その前段となるものが、平成18年の5月に出された閣議決定であります。国は、公共工事に対する国民の信頼の確保と、これを請け負う建設業の健全な発達を図るため、公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針を定めたというものがあります。
 その中で、入札及び契約の適正化を図るための措置の中に、発注者が等級区分を定めた場合における区分の基準、予定価格及びその積算内容、低入札価格調査の基準価格及び最低制限価格を定めた場合における当該価格を公開しろと。努力目標でありますが、積極的に図ってほしいということが閣議決定をされたのは、平成18年度であります。ことしの3月にはそれを受けまして総合評価方式の導入、拡充を図りなさいと。それと、予定価格の適切な設定をしなさいよというものが示されておるわけであります。こういった点については、気仙沼市ではどのように考えて対応をしていくのかという部分をお聞きしたいと思います。
 総合評価方式においては、全国的に公共事業費が減少している中で、低価格競争の激化によって著しい低価格の入札が増加し、品質の低下や下請等へのしわ寄せが懸念されていると。適切な価格で、かつ、質の高い工事が施工できるような決定方法を整備することが急務であるということが言われております。その辺について御答弁をお願いしたいと思います。
 公共施設の部分でありますけれども、こちらに関しては、学校教育施設に関しましては、教育委員会さんがまとめているわけでありますが、学校施設以外の公共施設の耐震性というものは一元管理をされているのか、各部署で行われているのか、その辺をまずお聞きしたいと思いますし、後からこの学校施設との関連もあるんですけれども、工法がですね、耐震化の工法がいろいろ、私も調べていくうちに何件か出てきました。
 その中で一つ、目についたものがありますので、こちらの工法について考えられないかどうかというのをお聞きしたいと思いますが、SRF工法というもので、これは1999年に発表されまして、阪神・淡路大震災の教訓から、JR東海が全部の駅舎をこのSRF工法というので行われて、補強をしているようであります。大きなビルや学校、集合住宅、前橋市などの市庁舎でも採用されていると。これは、従来の大規模改修の10分の1程度で済む場合もあるというように、非常に耐力度等も実証された工法でありまして、こういったものもぜひ考えていけば、1カ所が2カ所、2カ所が3カ所ということも耐震化については可能であると思いますので、そういったものも、考え方導入も考えられないかどうかをお聞きしたいと思います。
 学校施設の耐震化については、これまでにもたくさんの議員さんが一般質問の中で行っておりますし、教育委員会としても取り組んでいくということでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 教育行政の新教育長さんの考え、十分に伝わりました。私とすれば、これまでの教育長さんが一般の方々、学識経験者、あるいは小中の校長先生経験者の方々ということから見れば、新白幡教育長は高校生、高校の、宮城県全体を通して教育を見てこられたということでありますから、できれば大所高所のところから気仙沼市というものをとらえた教育施策、あるいは手腕を発揮していただきたいなと思いますので、その辺を御答弁できれば、よろしくお願いしたいと思います。
 教育委員会の重要性についてでありますが、気仙沼市教育委員会教育長に対する事務委任規則というのがございまして、「教育委員会は、その権限に属する事務のうち、次に掲げるもの以外の事務を教育長に委任する」ということであって、そうすると次に掲げるものは教育委員会でやるんですよと、いわゆる5人の方々でやるんですよというものがありまして、教育に関する一般方針を定める、教育に関する予算その他議会の議決を経るべき議案について意見を申し出る、学校その他の教育機関を設置し、または廃止することなど、すべての教育にかかわる基本的なところは、やっぱり委員会の5人の方々で合議をして決定していくんだということがございます。その決定を受けて教育長は、事務局を統括していくという立場にあろうかと思われるわけであります。そういったところで、この教育委員会の考え方を尊重する、あるいは自由な議論を起こさせる、あるいは改革をするんだというものを、やっぱり教育長みずから、委員会の中で発揮すべきではないかなという思いがあります。
 これは、最後の質問にもありますように、統廃合の問題。これは、教育長さんのお話のとおり、避けては通れない議論ではないかと。これは、する、しない、そういった議論をやはり始めるべきではないかということで、今回、質問をさせていただいたわけであります。そういったものも含めて教育委員会の中での議論を活発にしていただいて、そこに我々市民、あるいは子供たち、地域、そういったものがいかに関係してくるか、その辺もやはり慎重に考えながらの議論をぜひ行っていただきたいという思いがありますので、質問をさせていただきました。
 以上、再質問を終わります。


◎議長(村上俊一君) 19番熊谷伸一君の再質問に対し、当局の答弁を求めます。企画部長大和田一彦君。


◎企画部長(大和田一彦君) 熊谷伸一議員さんにお答えいたします。
 まず、第1点目が、市の総合計画と新市建設計画、1市1町の新市建設計画についてでございますが、お話のとおり第1次……、失礼いたしました、新市建設計画の新市の将来像、「人と自然が輝く 食彩豊かなまち」、また、まちづくりの基本理念、これらについては総合計画について踏襲をしているわけでございます。この新市建設計画を基本といたしまして、住民懇談会やアンケート、それから策定委員会の方々から意見を徴取して、さらにソフト面でも将来を見据えた形で策定したのが第1次気仙沼市総合計画であるということで御理解をいただければと思います。
 それで、今後でございますが、合併で変わるのかということでございますが、この将来像や基本理念については、これを基本計画に位置づけをするということで理解を得ておりますので、これについては変わらないであろうと思っております。
 ただ、その後に載っております新市建設計画事業、これらについては当然今までの事業を、我々としてはそれを全部そのままのスタイルで移行したいと、こういうふうに思っております。
 ただし、その中でローリングも必要ではないかというお話でございますが、当然その各年度において、その事業の精査は毎年行っております。それで、その中でより有効、かつ、その金額の適切な運用という形で、可能な限りこの建設計画にのっとった形で、よりよい方向でこの事業を遂行していきたいというような考えでございますので、御理解をいただければと思います。
 それから、この新市建設計画については、やはりその財源の裏づけ、これがあって構築したものでございますので、合併特例債、それから国庫補助、県の交付金等を組み合わせた中で策定いたしておりますので、これについてはこの事業を最重視していきたいと、このような考えでございます。以上であります。


◎議長(村上俊一君) 財政課長小松三喜夫君。


◎財政課長(小松三喜夫君) それでは、私の方からは、入札等に係る再質問についてお答えを申し上げたいと思います。
 熊谷議員お話しの、国の閣議決定をされました公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針でございますが、この具体の中身は、いわゆる一つは、公正の競争の確保ということで、できる限り一般競争入札を拡大をするべきだというような内容と、それから透明性の確保ということからも予定価格などの公表を推進してはと、してほしいという内容で、そのほかにもございますけれども、大きくはそういうことになろうかと思います。
 そこで、本市といたしましては、これまでも適正化の促進に関する法律の施行令が国から出されてございますので、これは平成13年でございます。これに基づきまして、市建設工事競争入札に係る入札結果等の公表に関する事務取扱要綱という要綱を定めまして、これまでも入札後に結果と、それから予定価格につきましては、できる限りホームページの方を使いまして公表している状況でございます。
 それから、もう1カ件でございますが、総合評価方式というものがございまして、これに関しては、現在その方式を試行、試みの試行ということで、現在その検討に入りたいというふうに考えてございます。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 建設部長梅津覚太郎君。


◎建設部長(梅津覚太郎君) お答えいたします。
 建物の管理についてでございますが、建物につきましては、それぞれの部署で管理を行っておりますが、耐震につきましては技術的な課題もありますことから、現在、総務部と建設部が中心となりまして調査しているところでございます。
 それから、SRF工法についてでございます。これは、ポリエステル製のテープを柱に張りつけて補強する工法ではないかと思いますが、施工が容易であること、それから工事費が安価であることなど有効な耐震工法の一つであるとは認識しております。また、素材が鉄板、あるいは炭素繊維と違いありますが、橋梁や、それから新幹線の高架等でも同じような工法で実際耐震補強が行われている状況でございます。
 本市では、これまで建築物の耐震工法といたしましては耐震壁の設置、あるいは鉄骨製のブレスの設置で対応してきたところであります。このSRF工法につきましては、建物では一般的にはピロティーなどの大空間における独立した柱、それから外部の柱、あるいはその内部の柱でも耐震壁に接していない柱などについては施工等も有効ではないかと考えておりますことから、今後、建築あるいは土木も含めて研究してまいりたいと考えております。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 教育委員会教育長白幡勝美君。


◎教育長(白幡勝美君) お答えいたします。
 どうしても、「生きる力を身につけた」という言葉で学校教育のねらいを語ることが多くなっております。それは、文科省が打ち出している方針であるからそういうこともあるんですが、しかし、それではなかなかその中身が読めない、意図が何なのか読めないというようなお話だったのかなというようなことでお話しさせていただきます。
 「生きる力」というのは、さまざまな意味にとられるんですが、私自身は、心身が健康で、コミュニケーション力があって、人生を構築していく力、それがあるというふうに、そういう力であるというふうに理解しております。
 そのように、心身が健康で、コミュニケーション力があって、人生を構築していく力、それをやはり子供たちにつくっていくためにはどうするのかと、こういう課題なんでありますが、やはり教育関係者である以上、子供たちが未来に生きるのであれば、その未来をどのように我々が支えていくかということなのでありますから、我々自身がやはりその先をいかに読んで、見通していくかが非常に大事になってくるんではないかというふうに考えております。そういう意味では、努めて時代の流れとか、これからの世界の動きに教育委員会は敏感でありたいというふうに思っております。
 現在、それでは何を感じているのかと申しますと、やはり今の子供たちに必要な教育は、一つは言葉、文字、このようなものを大事にした教育であろうというふうに思います。話し合い、読書、そのような豊かな言葉の文化を子供たちにたくさん与える必要があると。それによって人間同士のコミュニケーション力を養い、また心を豊かにしていくことができるのではないか、そのように考えております。また、学力にとっても欠かすことはできないものであります。
 それから、やはりこれからのことを考えますと、今や気仙沼は気仙沼だけで終わる時代ではなくなってまいっておりますので、やはり海外との交流を考えれば英語力、これは非常に大事になってきて、今、小学校のレベルでも真剣に考えなければならないところに来ているというふうに理解しております。
 それから、今まで環境教育が大事だと言ってきましたが、それも含めてむしろもっと広く、地球市民としての教育が必要だというふうに考えております。それであって、初めて世界に行って話が通じるのではないかというふうに考えております。
 最後に、小中校の合併の話も出てまいりましたが、教育委員会としては決して避けているわけでも何でもなくて本当に既に、情報等は教育委員の方々にも既に提供してございまして、問題のあり方については周知いただいているものというふうに理解しておりますが、決して、大きな問題であるがために、こういう問題は時代の来るのを恐る恐る待っているのではなくて、むしろ時代を積極的に迎えてやるような、そういう覚悟と取り組みが必要なのではないかというふうに考えております。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 答弁漏れないですか。答弁漏れないですか。いいですか。
 19番熊谷伸一君。


◎19番(熊谷伸一君) ありがとうございました。
 まず、教育長の御答弁からの質問でありますけれども、教育長の思いというのも再度お聞きしまして、ぜひそういった方向でその思いを具現化していただきたいなと思いますし、教育委員会のあり方については、まさにおっしゃったとおりですね、何ですかね、教育委員会の置かれた立場というものを尊重して、その教育行政に反映することがやっぱり、何がいいのか優先順位をつけて、「こうしていただきたい」「ああしていただきたい」という意見がやっぱり活発に出るように、ぜひお願いしたいと思いますし、気仙沼市の学校教育に関しても、環境教育とかさまざまな面でユネスコとか国連とかに認められた部分もありますので、そういったところもぜひ継続して伸ばしていただきたいと思いますし、いろいろな新たな展開の施策もできると思いますので、よろしくお願いしたいと思いますので、頑張っていただきたいと思います。これはエールでございますので、よろしくお願いします。
 入札の件でちょっとお聞きをしたいんですが、先ほど言ったその閣議決定をされた部分と、ことしの3月に出された「公共工事の入札及び契約の適正化の推進について」の中で、やはり一番言っているのは、内容の透明性を確保しなさいということでありまして、公表を前提としたものの中に、やはり先ほども言いましたけれども設計価格とその内訳、最低制限価格を公表するということは、やはり国の方でも、二度も三度もこういった通達、あるいは連絡というものが出されているということは、国もやっぱり真剣にその部分に関しては取り組んでいただきたいという思いでこういうものが出されていると思うわけであります。
 これは、私、建設業界の味方でもありませんし、敵でもないんですけれども、こういったものがどんどん出てくるということは、やはり国でも大分この辺は気にしているんだろうと。入札ボンド制度を取り入れよとか、やっぱりそういったものは真剣に考えて、公共工事の入札及び契約の適正化の推進等は今後も推し進めていただきたいと。やはり県の方式に従うとか、そういったものも必要だと思いますので、ぜひこれは取り組んでいただきたいなと思いますので、答弁がございましたらよろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。


◎議長(村上俊一君) 19番熊谷伸一君の再々質問に対し、当局の答弁を求めます。財政課長小松三喜夫君。


◎財政課長(小松三喜夫君) お答え申し上げます。
 これまでも市の入札の結果につきましては、ホームページで公表してまいりました。過般、県内の状況なども確認したところ、仙台市を除くほかの市に関しましては、公表はしているものの事前公表というところまではまだ至っていない市の方が多いようでございます。それぞれ、これも過般の新聞によりますと、これまで事前に予定価格を公表した市であっても、その後見直ししたというのも、一部のその新聞報道されていた経過がございますので、そういう状況を見ながらですね、少し研究を深めながら、今後よく他市の状況などを調べながら考えてみたいというふうに思ってございます。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 教育長さん、ないですか。
 これにて、19番熊谷伸一君の質問を終わります。
 暫時休憩いたします。再開を午後3時といたします。
     午後 2時43分  休 憩
───────────────────────────────────────────
     午後 3時00分  再 開


◎議長(村上俊一君) 再開いたします。
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、「岩手・宮城内陸地震について」ほか4カ件、6番昆野幸裕君の質問を行います。6番昆野幸裕君。


◎6番(昆野幸裕君) 通告に従い質問をしてまいりますが、一般質問も2日目、11人目の質問となりますと、内容が重複しておることも多々ありますが、通告どおり質問してまいりますので、正対した意のある答弁をお願いいたします。
 1カ件目は、岩手・宮城内陸地震に伴う諸課題についてお伺いいたします。
 去る6月14日、午前8時43分に発生した岩手・宮城内陸地震により被災されました皆様方には、お見舞いを申し上げますとともに、犠牲になられました皆様の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
 さて、この地震により本市の市庁舎や学校校舎など、公共施設への被害の有無はいかがでしたでしょうか。あったとすれば、どの程度の被害を受けたのか、お尋ねいたします。
 当日、所用で一関に行っていた気仙沼市民の一人は、ここ30年以内に99%の確率で発生が予測されている宮城県沖地震がついに起きたと思ったそうでございます。今回の地震を対岸の火事とせず、他山の石とし、発生が予測されている宮城県沖地震に備えての明確な耐震化方針を示す必要があると考えますが、耐震強化策はどのようになっておられますか。また、その進捗状況についてお聞かせください。
 特に、災害時には市民の避難場所ともなりますし、また平素は生徒・児童を安心して預ける校舎は安全でなければなりません。小中学校の校舎、体育館の耐震診断の進捗をお示しください。また、耐震診断の結果を受けての耐震化方針はどのようになっておられますか、お尋ねいたします。
 あわせて、老朽化が心配されております市庁舎が、地震の被害を受け、使用不可能になった場合は、災害対策本部をどこに設置するのかお尋ねいたします。
 中国・四川省の巨大地震は、多くの犠牲者が出ましたが、その中で子供たちが犠牲になった数も多数に上ると報じられておりました。その中で、木造2階建ての校舎ながら、1人の犠牲者も出さずに生徒を避難させた中学校があったとテレビで報道されておりました。その中学校の女性の副校長先生は、日ごろから常に子供たちに避難訓練を行っていたと、インタビューに答えておりました。やはり備えあれば憂いなし、日ごろからの心がけと避難訓練が大切と考えますが、気仙沼市での市民参加の避難訓練実施はどうなっておりますか、お尋ねいたします。
 また、小中学校については、年に何回か避難訓練が実施されておりますが、その実施回数や実施状況をお聞かせください。
 岩手・宮城内陸地震発生に伴い、一関市、栗原市から、県際防災協定に基づき支援要請がありましたか。気仙沼市としてどのような支援を行っておりますか、お尋ねいたします。
 2カ件目は、農業振興についてお伺いいたします。
 初めに、米の生産調整の現状についてお尋ねいたします。
 5月30日付の地方紙の見出しに大きく「農家に反発と戸惑い 難航する気仙沼の生産調整」とありました。
 私たちの主食である米の消費は、全国的に少子高齢化が進むのとあわせて、減少傾向に歯どめがかからない状況となっております。
 平成20年産米の生産調整については、全国的な過剰作付が米の大幅な価格下落を招いたとの判断から、政府与党は全国100万ヘクタールに10万ヘクタールを加えた110万ヘクタールの転作強化を打ち出しました。当初の政策である農業者、農業者団体みずからの需要調整に加え、行政による積極的なかかわりを示し、関係機関と一体的な取り組みを求めております。
 気仙沼市におきましては、耕作面積平均の4反2畝と小規模で生産調整に不参加の割合が高く、生産調整目標達成に向け、地元行政や関係機関との連携による対応が必要と鋭意努力されたようですが、その結果はどのようになりましたか、お伺いいたします。
 また、気仙沼市の農業従事者は高齢化が大きく問題視され、加えて廃業農家の割合が徐々に増加していることから、早急な担い手対策が緊急の課題となっております。我々農家個々の対応だけでは課題解消は厳しく、集落や地域を単位とした取り組みや、行政を含めた関係機関との支援体制整備の強化が必要と考えますが、どのような支援策をお持ちなのかお尋ねいたします。
 3カ件目は、徳仙丈山の観光振興諸課題についてお伺いいたします。
 徳仙丈のツツジを30年間の長きにわたり守り育ててきた、先輩議員である佐々木梅吉さんが亡くなられて、徳仙丈のつつじを守る会が、その所期の目的を達成して解散するなど、ツツジの保護育成の後継に危ぶまれておりましたが、地域の若者有志が結束し、「徳仙丈のつつじを愛する会」を立ち上げました。先輩諸氏が慈しみ育ててきたツツジを守り、後世に残していくという若者たちの会が発足されましたことは、大いに歓迎すべきことと賛意を贈る次第であります。気仙沼市の山岳観光の発展に大いに寄与するものと期待されておりますが、これらを踏まえて3点についてお尋ねいたします。
 1点目は、道路・駐車場の整備についてお伺いいたします。
 一昨年、大型観光バスが通行できるようにと道路の改良、拡幅工事が行われ、整備されました。今年も県内外からツツジ見物のバスツアーが、期間中に1日当たり4台から5台の大型観光バスが訪れました。山岳部に入り、バスが他車とすれ違うとき避難場所がないため、すれ違う際には運転者さんには多大なる御苦労をおかけしました。
 日本一のツツジを誇る徳仙丈は、当市の山岳観光の目玉として十分にその期待にこたえられます。せっかくおいでいただいた観光客を迎えるに当たり、道路整備をしていただいたのにこのような状況では、気仙沼市の観光戦略であるおもてなしの心ある接待ができていないのではありませんか。これらの諸問題解決のため、施策をお示しください。
 また、大型バス駐車場についても狭隘で、四、五台駐車するとスペースがなくなり、その後に上ってきたバスは立ち往生している状況でした。乗用車も同様でした。狭隘な駐車場では、訪れるお客様に御不便と不快感を与えかねませんので、駐車場問題に早急に取り組んでいただきたいのですが、その手法についてお尋ねいたします。
 2点目は、手洗い場とトイレについてお伺いいたします。
 今年は、入り口付近に2台、仮設トイレを設置されましたが、普段はその数で足りると思われますが、シーズン中は行列ができ、皆様につらい思いをおかけしたと、愛する会のメンバーからお聞きしました。このような思いをかけないためには、少なくても今年の設置数に2台を加えた4台の設置が必要とのことですので、その設置をお願いいたします。そのお考えをお示しください。
 また、トイレ設置については、登り詰めた展望台付近にも必要ではありませんか。お客様を迎えるに当たり、気配りが肝要かと思われますので、今後の対応について、そのお考えをお尋ねいたします。
 徳仙丈の3点目、山岳観光の目玉として、徳仙丈から望む景色もすばらしいものですが、視点を変え海岸から、もしくは洋上から、真っ赤に山が燃えるがごとくの徳仙丈を望む風景も捨てがたいものがあります。この洋上からの光景のすばらしさは、気仙沼港に入港する漁船の船頭さんからの情報です。観光ツアーとして旅客船からの眺めを含めたコースを作成し、観光業者にアピールしてはいかがですか。気仙沼市の新しい観光名所の一つとして取り組んでみてはいかがですか。この考えをお尋ねいたします。
 4カ件目は、たばこ税と喫煙コーナーについてお尋ねいたします。
 毎年、徴収の手間も要らず、そして確実に気仙沼市に4億二、三千万円が入ってきておりましたたばこ税は、今年5月1日から導入された新しいたばこ自販機は、「taspo」というカードをつくらないとたばこが買えなくなりました。このため、たばこ小売店でのたばこ売上高は、平均して8割減になったと大変困惑しております。こうしますと、今年度分のたばこ税はこの売上金で試算しますと、3億円以上のたばこ税の歳入減となります。その歳入減について、当局はどのようにとらえておられますか、お伺いいたします。
 また、当地方において、コンビニ店のたばこの売上高は5割増と聞いております。このコンビニ店からのたばこ税は、確実に当市に入っておるのでしょうか、お尋ねいたします。「たばこは地元で、たばこ小売店で買いましょう運動」を展開すべきと考えますが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。
 次に、たばこの市庁舎等の喫煙コーナーについてですが、来客数の多い本庁舎玄関脇とワンテンビル入り口の喫煙コーナーは大変見苦しいので、喫煙室を設け、廃煙器の煙クリーナーなどを備えた見場のよい喫煙所を設置してはいかがですか。器機をリースで取り入れている自治体もあると聞いておりますので、お考えをお伺いいたします。
 市の全施設に設置すべきと考えますが、一度に実施すると多額の費用がかかりますので、年度計画を立てて設置してはいかがですか、お伺いいたします。
 最後の質問となります5カ件目は、公立病院の医療器具の使い回しについてお尋ねいたします。
 もとい、市立病院の医療器具の使い回しについてです。訂正します。
 全国各地で医療器具の使い回しが報道され、問題化しておりましたが、市立病院についてもそのようなことがなければよいがと案じておりました。先日、地元紙に、市立病院で医療採血のため使用する穿刺器具の不適切な使用が報道され、今後の対応は国・県の方針が決まり次第検討するとのことでございました。今回の医療器具使い回しについての経過説明を求めますとともに、今後の再発防止についてもお尋ねいたします。
 以上、通告いたしました5カ件を質問しましたが、誠意ある答弁をお願いいたしまして、終わります。
 御清聴ありがとうございました。


◎議長(村上俊一君) 6番昆野幸裕君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長鈴木 昇君。


◎市長(鈴木 昇君) 昆野幸裕議員さんの御質問にお答えをいたします。
 初めに、市施設の被害状況ですが、図書館において、モルタルの剥離など小規模な被害がありましたが、その他の施設については見られませんでした。
 市施設の耐震化につきましては、厳しい財政状況等を踏まえ、新市建設計画の具現化などに照らし、検討してまいります。
 なお、災害等により本庁舎への災害対策本部の設置が困難となった場合は、市地域防災計画に基づき、防災センターに設置することになります。
 また、避難訓練につきましては、市総合防災訓練のほか、それぞれの地域における自主防災組織や企業などが実施をいたしております。
 次に、防災協定による協力についてでありますが、一関市、栗原市などを見舞い、応援について申し入れておりますが、宮城県などからの要請に応じ、栗原市へガス水道部、下水道課、健康介護課の職員を派遣したところであります。その内容につきましては、給水業務、下水道施設の調査、健康相談などであります。
 次に、農業振興に関する米の生産調整につきましては、2年連続の未達成を踏まえ、ことしは未達成農家への個別訪問を実施するなど協力をお願いしてきたところでありますが、6月10日現在で約14ヘクタールの超過作付となっております。
 また、担い手対策につきましては、関係機関、団体と連携を図りながら、集落営農の推進や農地貸借のあっせん、資金の確保、栽培技術の指導など適切な支援に努めてまいります。
 次に、徳仙丈山の観光についてですが、徳仙丈山のヤマツツジは「日本最大級の群落」と賞賛されるなど、山岳観光の貴重な資源でありますので、施設整備の必要性は十分に認識をしております。このことから今年度、大型観光バスに対応する市道及び駐車場の整備に向け、現地調査を実施することとしております。今後とも、トイレを含めた徳仙丈山の施設整備に鋭意努力してまいります。
 なお、海からの光景の活用についてでありますが、観光関係者の方々と話し合ってまいります。
 次に、平成20年度のたばこ税減収対策についてでございますが、「taspo」が導入された5月期の申告販売本数を見ますと、前年同期と比較し、特に変わりはございません。
 なお、コンビニエンスストアなどで販売されるたばこに係る税は、本市の歳入となっております。
 また、地元消費の推進につきましては、気仙沼たばこ販売協同組合が取り組んでおりまして、本市も支援しております。
 本庁舎玄関脇等の喫煙コーナーについてでありますが、新たな喫煙設備の整備につきましては、庁舎スペースなどから難しいと考えております。
 次に、市立病院の医療器具共用の再発防止でございますが、当該医療器具は血糖値把握をするもので、平成3年ごろから使用し、6機種が該当いたしましたが、現在はいずれも使用いたしておりません。
 この器具は、穿刺するための針を1人に使用するごとに廃棄処分する型のものであり、針につきましては適正に使用しておりました。ただし、器具先端の針を覆っているキャップ部分は使い捨てではないことから、直接肌に接触する部分をアルコールで消毒し、使用したものであります。このことについて、平成18年5月に厚生労働省から宮城県を通じ、感染の予防的措置として安全キャップについても共用しないこととする注意喚起がなされたものであります。
 再発防止対策についてでありますが、市立病院では通知前の平成17年10月からキャップ部分も使い捨ての機種に変更しておりますので、御安心をいただきたいと思います。
 教育関係につきましては、教育長より答弁をいたします。


◎議長(村上俊一君) 教育委員会教育長白幡勝美君。


◎教育長(白幡勝美君) 昆野幸裕議員さんの御質問にお答えいたします。
 初めに、学校施設の耐震化についてでありますが、これまで耐震診断を実施した学校は6校11棟であり、このうち4校5棟の耐震化が図られております。教育委員会といたしましては、児童生徒の安全確保が第一との観点から学校施設の耐震化を優先して推進しているところであり、一日でも早く完了できるよう努力してまいります。
 次に、本市小中学校における避難訓練の実施回数についてお答えいたします。
 小学校におきましては、平成20年度に3回の実施を予定している学校が1校、4回が9校、5回が4校、6回が2校、そして毎月1回、年12回実施の予定をしている学校が1校であります。中学校におきましては、1回実施を予定している学校が1校、2回が6校、3回が3校となっております。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 6番昆野幸裕君。


◎6番(昆野幸裕君) それでは、二、三、再質問をさせていただきます。
 岩手・宮城内陸の地震で、気仙沼市でも起きた場合、どのように日ごろから対策というか、訓練などは。私が言いますのは、訓練すると大変なお金がかかりますので、当局におかれまして、市長を初め各部局の方々が図上訓練のようなことを考えていないのかどうか。日ごろ、突然に起きた場合の備えとして、そういう適切な素早い対応というのが必要でないかと思うんですけれども、もしそういうのが考えておれば、あるかどうかということで、関連としてお答え、もしできればしてほしいと思います。
 それから、学校の避難訓練の方は、各学校も適切にやっているということで、非常に安心いたしました。そういうことで。
 あと、栗原市との防災協定の協力で、本市の職員の方々が手伝いに行っておられたということで、行って働かれました職員の方々には大変御苦労さまであると、そのように思います。
 次に、農業振興については、水田調整が結果的には未達成になったとお聞きしました。その場合の対応がですね、未達成の場合の対応は今後どうするのかお伺いいたしたいと思います。
 3の徳仙丈の観光につきましては、道路、駐車場、トイレ等前向きに進めるということで、現地調査もやるということでありますので、どうか環境整備を含めて整備してほしいと思います。そして、いろいろなイベントなどにも市の支援が欲しいと思いますので、どうか頑張って支援してほしいと思いますので、希望いたします。
 たばこ税と喫煙コーナーについては、たばこ税は間違いなく入るということでございますので、安心しました。ただ、当局の答弁としましては、余り喫煙コーナーの改善というのを考えていないようなので、どうか温かい、喫煙コーナーの改善をしていただきたいと、そのように思います。
 あと、市立病院の器具の使い回しについては、市民の安心・安全のためにも細心の注意をして頑張っておられるということでございますので、今後ともよろしく間違いのないようにしていただきたいと思います。
 以上です。


◎議長(村上俊一君) 6番昆野幸裕君の再質問に対し、当局の答弁を求めます。総務部長千葉敏朗君。


◎総務部長(千葉敏朗君) それでは、私からの1点目、内陸地震に係る質問についてお答え申し上げたいと思います。
 市としての訓練ということでございますが、先ほど市長からもお話し申し上げたように、例年どおり6・12の総合防災訓練、これらによって実践をしているということでございますが、特に昨年度は国の機関、それから県等と大地震津波防災総合訓練なんかをしているところでございまして、今後とも関係機関等と、それから関係する団体の方々と連携をしながら、実践的な訓練に努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。


◎議長(村上俊一君) 産業部長小山邦良君。


◎産業部長(小山邦良君) それでは、私の方からも2点ほどお答え申し上げます。
 米の生産調整の関係でございますが、未達成の場合の対応はどのようにするのかという御質問かと思います。
 ことしは、2年未達成だったものですから、3年未達成というのはとにかく避けたいということで、市も一緒に努力してまいりました。ローラー作戦といいますか、各農家にも直接お願いをしたり、そういう形で進めてまいりましたが、現在のところ作付状況を見ますと、まだ14ヘクタールほどオーバーしているんじゃないかなというふうにとらえておりまして、今後も現地調査等を実施していきながら農家の協力をさらにお願いしてまいりますが、田植えが終了した現状での対応といいますと、現実的には青刈りをお願いするしか残りはないのかなというふうに思っております。
 なお、それでも未達成の場合ということもあろうかと思いますが、その場合には、また本市エリアの部分では未達成であれば、隣町の方で逆にオーバー、要するに減反オーバーしているというふうなことがあれば、そちらの方と協議していくという手も少し残っているのかなというふうにも思っております。
 まずは、できるだけ協力をお願いして、達成に向けてまず進めるという方向でありますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
 また、2点目の徳仙丈山の駐車場の件でございますけれども、その部分につきましては、ことし、とにかく現地を調査していきたいなと。いわゆるその地形上ある程度の、平坦とまではいかなくてもそれに近いような状況でないと、駐車場にはちょっとなかなか難しいのでありまして、現地を木の葉っぱが落ちた秋に調査して、どういうところにどれぐらいの駐車スペースがとれるか、そういうふうなところをよく調べて検討していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。以上であります。


◎議長(村上俊一君) 6番昆野幸裕君。


◎6番(昆野幸裕君) 生産調整でございますが、大変、私、今本文でも述べましたとおり、大変農家にとっては不評を買っております。どうかこの国の政策が変わってくれるように、私は本当にお祈りしているんですが、私も農業者団体の役員をしておりますので、進める立場に立っております。やはり今後は、気仙沼市の農業を考えますと、こういう青刈りをするというのは自分の子供をいじめるようなものでありまして、大変つらい思いをしております。
 そして、本市の農業が、希望に満ちて喜びあふれる農業、明るい農村をつくるためには、喜んでおいしい米をつくるような農業施策になってほしいと希望を申し上げまして、この苦しい心情を皆さんにお伝え、理解していただきたいと思います。
 あと、徳仙丈の方は、今後ともよろしくお願いいたします。以上です。


◎議長(村上俊一君) よろしいですか。
 これにて、6番昆野幸裕君の質問を終わります。
 次に、今議会初日に行われました市長の行政報告平成19年度気仙沼市各種会計出納閉鎖の状況についてに対する質問を行います。23番佐藤輝子さん。


◎23番(佐藤輝子君) 報告第1号の中で、今回、19年度気仙沼市一般会計繰越明許費の繰越計算書が出ております。(「行政報告です」の声あり)


◎議長(村上俊一君) 今の、行政報告に対する。


◎23番(佐藤輝子君) ああ、行政報告。そうすると、次の分ですね。わかりました、済みません。


◎議長(村上俊一君) よろしいですか。(「はい」の声あり)
 質問がないようですので、これにて行政報告に対する質問を終わります。


◎議長(村上俊一君) 次に、市長の報告に対する質問を行います。
 質問は、項目ごとに行います。
 初めに、報告第1号平成19年度気仙沼市一般会計繰越明許費繰越計算書に対する質問を行います。23番佐藤輝子さん。


◎23番(佐藤輝子君) 失礼しました。
 それでは、平成19年度気仙沼市一般会計繰越明許費繰越計算書に基づいて質問させていただきます。
 今回に当たりましては、それぞれ各款の分が出されておりますが、ここで全然、繰越明許が2月定例会でされて、その後全然仕事の部分が見えないところが1点あります。それは、民生費に係るところで、空間整備事業に対しまして1,500万円の部分で、これがまた繰越明許ということで、本来ならば今ごろはとっくに完成してくるんじゃないかなという予想で、2月定例議会では繰越明許を私たちは認めてまいりました。
 この事業者選定に当たって、気仙沼市としては問題はなかったのかどうか。場所的には、大変申しわけないんですが、面瀬地区の私たちのすぐど真ん中にあります。廃墟となった工場の跡地を利用したところで、かなり地域の活性化に、またいい意味での地域利用としてということで、地域では大いに期待をしておりました。まだ手つかずでそのまま、設計変更はあるとしても確認、設計……、建築確認に当たっては、かなり今難しいところもありますが、既に計画を立ててから、同じに予算を通した一事業者はとっくに2月に、もう開所しております。そういった中で、本当にこの事業所に対しての選定に当たっての問題はなかったのかどうか。
 それと、これからの計画については、総務部長からのこの報告の中では9月完成の予定とされておりますが、いまだに手をつかってないんですよ。そういった中で、どういうふうになっているのか。また、さらに事業者との折衝はどういうふうになっているのか。
 これは、国からの直接じゃなくて、気仙沼市を通したトンネル会計だから問題はないと思うかもしれませんが、そうじゃないんですね。この事業者選定に当たって、国に事業者が申請するに当たって、市としての市長のコメントが必ずあったはずです。その責任と、それを私たちが、この予算を認めてきた私たちの責任もあるわけです。そういったところを明確にしてほしいと思います。


◎議長(村上俊一君) 23番佐藤輝子さんの質問に対し、当局の答弁を求めます。保健福祉部長菅原光雄君。


◎保健福祉部長(菅原光雄君) お答えをいたしたいと思います。
 空間整備事業についてでございますけれども、議員さん御質問のとおり、まだ事業に着手していないという事情にございます。
 私も、4月にこちらに来ましてから、どうなっているんだということで、担当の方からいろいろ聞いたところでございますが、そこでいろいろ事業がおくれているというお話を聞きまして、4月のですね……、4月23日に事業者の担当者を呼びまして、その事業計画についていろいろとお話を、まず1回目のお話をいたしました。その結果、事業は継続……、継続というか、やりますというお話を受けたところでございます。そのときに、工事の工程書をもう一度出してくれということで出させましたところ、いろいろスケジュールがありますけれども、9月の末には工事を終わらせたいと。そして、10月には開業、開業といいますか開所をしたいということで報告を受けているところでございます。
 また、その後に、まだそのスケジュールどおりになっていないものですから、もう一度、今度は事業者の社長を呼んだところでございます。それが、6月12日でございました。そのときに、社長とお話をしました。この事業は本当にやる考えなのかどうか、改めて社長から問いただしたところ、「これはやります」と。計画どおりに9月末までには事業を完了させて、10月に開設したいというようなお話がございました。それを受けて……、受けて現在に至っているわけでございますけれども、我々としては、その会社としてはやるという意志を表示しておりますので、それ以上何とも言えませんけれども、とにかく事業着手に向けて早急に対応をお願いしたいということを改めて申し入れたところでございます。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 23番佐藤輝子さん。


◎23番(佐藤輝子君) 市が悪いんじゃないと言うけれども、やはりこれを選定してきた気仙沼市としての責任はあるわけですよね。
 それで、また、この空間整備事業で、ここができることによって、面瀬地区にとっては認知症、推進じゃないんですが、認知症を地域で支えるという、そういったモデル事業にも指定されているわけですよ。それは、もう一つ認知症のグループホームがあって、今回もできるということから今回、面瀬地区がモデル地区としての選定が、平成19年、20年度なんですよ。19年に既に……、19年度と言っても平成20年1月からなんですけれども、そういったことで、それでは空間整備事業の中で、あそこにもグループホームができるんだ、そうすればあの辺も明るくなるんだという思いはあったわけですよね。いまだに手をつかず、部長さんが4月に就任以来、二度にわたってのこの折衝の仕方をしていたことに感謝申し上げます。
 今、現状をおわかりですか。子供たちが通学する場所です。そういった中で、植え込みが生い茂って、そこに隠れても見えない状態です。フェンスは回ってありますけれども、その近くに車がとめられて、子供たちが登下校の際にちょっと嫌な思いをしているというところも昨年度はありました。そういった中で、やはり、もし事業にまだ着手していないのであれば、せめて環境整備ぐらいはしてほしいと思いますよ。
 それと今、面瀬地区で、このグループホームが2カ所あることによって、認知症の地域で支えるということに対してのモデル事業が今推進しているわけなんですけれども、それに対しても、やはり地元としても不信感がありますよ。そういった中をきちっと、やはりそのモデル指定をするに当たっての説明の中に、このグループホームに対する説明もあったわけですから、そういったところも踏まえて、地元に対してのもう少し配慮の仕方もあってもいいかと思いますし、それから、その事業者に対して、工事、本当に9月に、今のところは改修でグループホームが完成するようなんですが、特に基礎からの建設工事でないような変更だということを伺っておりますけれども、やはりそういったところの事業着手を早目にするということと、建築確認はおりたんでしょうね。そういったところも確認しているんでしょうか。建築確認はかなり厳しくなって、今、棚一つを変更するに当たっても、もう建築確認のおりたものに対しては変更できないというような方向もあります。そういったものの中から、建築確認もきちっととれた上で、この9月末の工事、完成を見ているという報告がされているのかどうか。それまで突っ込んだお話し合いと確認をしたのかどうか、もう1点お尋ねいたします。


◎議長(村上俊一君) 23番佐藤輝子さんの再質問に対し、当局の答弁を求めます。保健福祉部長菅原光雄君。


◎保健福祉部長(菅原光雄君) ただいまの件についてお答えをいたしたいと思います。
 先ほどお話しありました通学する場所、あるいは環境整備のお話もございましたが、この件につきましては、担当課長が現場を見ておりまして、それで、先ほどお話ししました6月12日の話し合いの中で、そういう環境整備についても、あるいは車の関係についてもお話をして、早急に対応してほしいということは申し述べております。
 また、その地元の説明ということもやっておりますので、そういうことも地元の人たちは期待を持っているというような話を含めながら、早急に着手に向けて進めてほしいという話はいたしております。
 また、その建築確認につきましては、実は入札をいたしたんですが、1回目の入札が不調に終わりまして、その設計見直しという話もされております。そういうことで、確認申請についてはまだ聞いておりませんが、そういうことで、2回目の入札を7月中にやりたいということで話は聞いておりますので、それに向けて確認申請の関係についても進むものというふうに受けとめているところでございます。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 23番佐藤輝子さん。


◎23番(佐藤輝子君) はい、わかりました。
 余りにもひどいですよね。こんなに延び延びになっているということ自体が。
 それと、今、入札かけて不調に終わったということだったんですが、この入札につきましては、今回こういった空間整備事業の中での取り入れることから、やはり地元業者を選定した中での入札という条件が入っていたのでしょうか。それであれば、全国的な企業との入札でなければ地元の、特定した地元の企業への工事入札という方法だったのかですね。
 それと、本当に向こう、今まで誘致企業だった部分が退去してから、あそこがやっと福祉の里づくりに着手してもらえるということで、地域としては特に三陸縦貫道の、今、測量が始まって、移転を余儀なくされる人たちも出てきます。そういった中で、あそこの周辺があのままの廃墟であれば、とてもじゃないけれどもあの辺に移るということはとてもできないと。できれば、同じ地内に移動はしたいんだけれども、あそこの整備事業はどういうふうになっていますか。私たちには特に、春にはできますという報告。それからその後、私が聞かれたときは、6月いっぱいには大体終わるんじゃないですか、7月ごろには開業するって言っていましたよということを申し上げてきた人たちです。そういった人たちいまだに、三陸縦貫道の測量も終わって、自分たちが移転先を選定するに当たっても、あんな廃墟の周りではとてもじゃないけれども怖くて行けないというようなこともあります。そういったものですから、かなりやっぱり地元に対しての不安感のないような形と、それからこれはやはり予算をここで持っているということは、市の事業ですからね。それぞれに民間がやると言っても、市の福祉施設計画の中での位置づけですよね。ですから、やっぱりそこのところをきちっと説明責任は果たしていただいて、なおチェックを、企業、事業者へのチェックを厳しくして、本当に7月中に入札、いつ行われるのか、それも含めてきちっとチェックをした、そういった体制を整えてほしいんですが、そのお考えをもう一度お尋ねいたします。


◎議長(村上俊一君) 23番佐藤輝子さんの再々質問に対し、当局の答弁を求めます。保健福祉部長菅原光雄君。


◎保健福祉部長(菅原光雄君) お答えを申し上げます。
 ただいま、るるいろいろとお話を受けました。そういうことを踏まえまして、今後さらに業者との話し合いを続けていきたいと思っております。以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君。


◎24番(戸羽芳文君) 私も同じ件でございます。
 私も、補正予算がですね、補正予算が6月に通ってございまして、松岩、階上に2カ所出るというふうなことで、たしか昨年の暮れあたりに、あの辺通ったついでに立ち寄ったわけです。階上の施設については建設が進んでおりまして、予定どおりに完了、そして稼働されたということで、よかったなと思っているわけですが、松岩の施設はたしかこの辺だと聞いたんだけれども、どこにも工事している様子がなかったということで、ずっと気にはしていたわけであります。
 当時振り返ってみると、たしか私の記憶でね、その既存の建物を利用する計画だったというようなことを耳に挟んでいるんですけれども、あの建物を利用するという部分について、当時は1社しか希望が、応募がなかったんで、そこに決めざるを得なかったと。サンメディックスに決めざるを得なかったということは、しようがなかったかなと思うんだけれども、当然それは計画書が出てきて審査をして、チェックをしてゴーサイン出したはずなんだろうけれども、仮に既存の建物を利用するという計画だったということであれば、その部分の行政のチェックというものがどうだったのか。甘さがあったんでないのかなというふうに思っております。
 それで、建築確認については、業者が決まらなければ作業が進まないということなんだろうけれども、このままで行ったってね、9月に完了するなんてことは、これはあり得ません。絶対ないです。だれがどう考えたって無理です。ということになると、私はこの地域介護福祉空間整備事業補助金のその条例、手元にないんだけれども、それに触れるんじゃないかと。要するに、補助対象者としての資格要件をもう既に失っているんじゃないかと私は思うんだけれども、その辺どうなんですか。さっき、23番さんもお話しあったように、この事業は地域介護福祉という部分で地域密着型の考え方があったんだけれども、要するにチェーン店のような形で遠くの業者が来てやられると。1社しかなかったということでしようがなかったって、また同じことを繰り返すんだけれども、それにしてもですね、やはりその選定の仕方に甘さがあったんじゃないのかと言われてもしようがないんじゃないかというふうに思います。その辺の事実関係、明確にしていただきたいというふうに思います。
 それから、もう一つは、このことによって、今回このことによってね、新たなる問題が出てきています。今回、3カ年計画の中で、平成18、19、20年の介護事業計画の中で、グループホームが気仙沼市に3カ所必要なんだよというふうな計画が立てられて、松岩、階上に1カ所ずつ、そして20年度には唐桑地区に1カ所ということでね、その業者選定も終わったやに聞いております。
 ところが、昨年は6月に補正になって、6月の補正でも遅いよというふうな話があった。何で当初にならないかと。それは、国との予算のやり取りの中で、6月補正にせざるを得ないんだと。それでやっと年度内の完成がなされるんだというふうなことだったんだけれども、今回、唐桑地区のやつは出てきていない。何で出てきていないんだべなというふうなことを心配していたときに、このような問題が起きた。影響があったんだと私は思いますよ。
 ところが、ところが、この問題はもっとあるんだけれども、何のために3カ所のグループホームが必要かというと、入所待機者がいっぱいいるからですよ。ニーズがあるからなんですよ。どのように把握しているんですか。待っているんですよ、出てくるのを。この建物が完成して、稼働されることを首を長くして待っているんですよ。だから、この3カ年の中に3カ所盛り込んだんでしょう。こういう問題がある。だから、もしできないんであれば即やめさせて、新しい人を選定すべきでないですか。そこまで事態は追い込まれているんでないかと思うんだけれども、どうなんでしょう。


◎議長(村上俊一君) 保健福祉部健康介護課長伊藤丈人君。


◎健康介護課長(伊藤丈人君) 戸羽議員さんにお答え申し上げます。
 1点目の資格要件の関係でございますけれども、この部分につきましては、資格要件というものはございませんので、大まかに言えば、今年度中に事業開始をするような形で事業を施行していただければというふうに思いますけれども、先ほどるる部長が御答弁申し上げておりますように、それらの提言を踏まえながら、市の計画でございますので、業者に対しましては強い指導をもって臨みたいというふうに考えてございます。
 それから、確かに平成18、19、20年の3カ年で3グループホームを、3カ所という関係でございますけれども、この部分、今回の今議会におきまして唐桑地区の部分が補正が出ていないということにつきましては、まだ、国の方の内示がちょっとおくれておりまして、今回補正予算として計上ができなかったということでございますので、御理解を願いたいというふうに思います。
 ただ、内々、県の方からの内々示におきましては、唐桑地区におけるグループホームの建設についてはゴーサインが出ているところでございますので、それもあわせて御報告を申し上げておきたいというふうに思います。私からは以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君。


◎24番(戸羽芳文君) あのね、19年度の事業なんですよ、課長ね。19年度の事業で補正予算通してね、20年度でいいということはあるんですか。繰り越しすればそんなことはいいっていう……、そうだったら、ほかの業者だって努力目標、年度内ということは言わないでしょう。19年度の補正立てた以上は19年度にやってもらわなきゃ困るんですよ。計画を何でそう立てたかというと、待機者がいるからなんですよ。待っているんですよ。それにこたえるために事業をやってから補正もしているのに、翌年度で構わないという感覚ではありません、これは。そんなの間違っていますよ。しかも、2月議会で繰越明許を認めたのに、またさらに認めてくださいなんて、そんなばかな話がどこにありますか。
 私が最初から心配していたのはね、あの既存の建物に関しての答弁なかったけれども、既存の建物を使うという中で、要するに古い建物を活用するという部分で、建築確認は果たしておりるのかなというところが一つ。
 それから、業者がね、その古い建物を利用するということは安上がりにいくかもしれないけれども、かえって業者がその施工が難しいということで、そこでの事業者と建築業者との折り合いが果たしてつくんだろうかなと。安くやりたいという思いは、その実施業者はあるかもしれないけれども、実際施工する立場からすれば新しく建てた方が建てやすいわけだから、なかなか歯車、かみ合わないんじゃないかなというふうに見ていましたよ、私は。経験上ね。そういった部分で、当時の審査に当たった行政のチェックというのが甘かったんじゃないかと私は言っているわけですよ。だったらば、もう9月というのは、私は物理的に無理だと思います。それに対してね、また延ばすということになるんですか。何回延ばせばいいの。それよりも、地元に意欲がある人がいたんであれば、それに変更手続をとっていくというふうな考え方の方が、私は現実的でないかというふうに思うんだけれども、その辺いかがなものなのか。
 大体、グループホームのそのニーズというのは、どのように把握しているの。かなりの待機者がいるはずですよ。みんな本当にね、認知症対応ということで、家族も大変、施設の職員も大変な状態の中で日々やっているわけだから、一日も早くその期待にこたえるというふうな、そういう姿を行政は見せるべきでないですか。その辺どうなのか、お答えください。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君の再質問に対し、当局の答弁を求めます。保健福祉部健康介護課長伊藤丈人君。


◎健康介護課長(伊藤丈人君) それでは、お答え申し上げます。
 その認知症グループホームについての入所ニーズにつきましては、私どもとしても十分理解はしてございます。先ほどから部長が答弁申し上げておりますように、業者と2回ほど面談を持ちまして、その業者の誠意と申しますか、やる気と申しますか、その辺を確認をしながら、るるこの事業を進めているところでございますけれども、私の答弁のまずさから議員には……、ちょっと答弁がまずかったものですから、あれですけど……、私が言いたいのはですね、グループホームのこの補助金につきましては平成20年度までいいんだということではなくて、これは県の方にもこういう事態になっておりますということを申し上げまして、県の方では「平成20年度に着手、完成できるんですね」というようなことで、「それではこのまま進めてください」というようなことでございましたので、この事業を進めているところでございます。
 なお、その業者選定につきまして、1社しか、当初1社しかなかった、このサンメディックスさんにつきまして、このまま、今、議員御提言のように業者を変更して地元のやりたい業者にやらせたらいいんでないのかというようなこともありますけれども、この部分につきましては2回ほど持ちまして、やりますというようなことを返事をいただいておりますことから、この部分につきましては私どもも、その業者が県内でもそういったサービス提供業者として推進をしているところでございますので、その誠意は酌みたいなというふうに思っております。
 なお、今後とも何回も折衝を持ちまして、早期に実現できるように頑張ってまいりたいなというふうに思いますので、ひとつ御理解をいただければというふうに思います。
 私からは以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君。


◎24番(戸羽芳文君) 理解はしたいんだしね、早期にやってほしいんだけれども、今の状況を見た中では、かなり厳しい状況でないのかなというふうに私は思います。
 最終的に入札が2回目も不調になりました、できませんとなったときは、だれがどうやって責任とるの。待機者の方々に何て言いわけするんですか。
 私は怖いのはね、やっぱりその全国展開している、あるいは広範囲に事業展開している方々の地域密着型事業に対する認識の仕方ですよ。地域密着というのは、自分たちの生活の中で困った人が目の前にいるよと。だから、それに手を差し伸べなければならないという考え方で、企業理念を持って取り組むのが地域密着型なんだけれども、全国展開をしている業者の方々は、その考え方が薄いんじゃないかなと。要するに、もうけないところには来ないよと。福祉の仕事を利益追求の方に考えてしまう傾向があるんじゃないのかなと。全部、全部ということでないんだけれども。
 そういう状況の中で、私は客観的に見たときに、かなりこれは厳しいような思いがいたします。そのときに、だれが最終的に、だめだった場合だれがどうやって責任とって、この3カ年計画を達成していけるの。いけなくなるんじゃないの。必要最小限の部分しか計画に盛り込まなかったはずですよ、これ。余計な分まで盛り込んだんじゃないんだから、いろいろなニーズがある中で、介護保険料との見合いということで、最小限しか盛り込みませんよということでやってきたのに、計画どおりにできなかったという福祉の後退ですよ。これは、大問題ですよ。地域福祉を高めていくという、市長初めね、演説ぶっているけれども、現実問題、逆行しているということになりますよ。最終的にその責任のこと、とり方についてもね、その段階でないと言えばそれまでかもしれないけれども、厳しく受けとめて対応していってもらいたいなというふうに思います。
 御答弁いただいて終わります。


◎議長(村上俊一君) 24番戸羽芳文君の再々質問に対し、当局の答弁を求めます。保健福祉部健康介護課長伊藤丈人君。


◎健康介護課長(伊藤丈人君) では、御答弁いたします。
 先ほど来から同じ答えで大変申しわけございませんけれども、この業者を信じながら、行政としてできる限り強力な指導のもとに事業遂行を、完成を見たいと思っておりますので、御理解をお願いしたいと思います。
 私からは以上でございます。


◎議長(村上俊一君) 28番齋藤 司君。


◎28番(齋藤 司君) 私も、この問題について、大変疑問に思っておりました。
 御存じのように、私もこの事業には首を突っ込んでおりますから、その業者という立場より議員という立場で、非常に疑問を感じていました。
 補助金が1,500万円だというふうなレベルで、前のマイクロテクノ社、あれだけの膨大な土地、そしてあの建物ですよ。あそこにぽつんと、多分1ユニットですから、はっきり言って、実際に携わっている人から見ればメリット的なものはないわけなんですね。まず、奉仕の精神でやらないと採算も事業運営もできないというのが、このグループホームという一つの事業なんですが、今回、去年の6月ですか、できて私も、村伝さんが1月からオープンしたということで、そちらはそちらでやったんですが、こちらが全く手つかずで、2月になっても、3月になっても手つかずでいたということで、何でだろうと。それは、何でだろうというのは、大体あれだけの面積とあの建物を整備してやるとなったら、相当規模のお金がかかると私は思うんですよね。もし、経営者であれば、あそこには首を突っ込まないんじゃないかなという基本的な考えがあります。あの土地、あの建物を整備をして、いわゆる今、戸羽議員さん話したように地域密着型、またそういう形で地域の皆さんと一緒になってこの福祉をやっていくという、そういう事業には、あれだけの膨大な土地と建物を整備して取り組んでいくには非常にリスクが高過ぎて、全く大変な事業になるんではないかと。もちろん、そのやる事業の方は大きい組織ですから、それを一つの核というか、一つのポイントにして新たな事業展開が構築されないと、あるいは存続できないんじゃないかなというふうな気持ちで私は見ておりました。
 そして、今の質疑を聞いておると、全く何か見通しが立っていないようですね。実際に今、きょう、建築確認がおりたとしてもですよ、9月といったら7、8、9と、たった2カ月や3カ月でこれはオープンできますか。私は、相当な準備とか何かをしていかないと、私はオープンできないと。もちろん、必ずもう一回繰越明許が、そういう形で出てくるのかなと思っているんですが、その確たるですね、あそこ、面瀬地区の皆さんからも、私も一生懸命説明して、「ここできるから、地域は地域の中でみんな連携して福祉というのはやるんだよ」ということを説明してるんですが、全くできない状況で、大変私も、「何だ、あんた言ったのうそでないか」ということを随分言われましたので、本当に当局のこの事業に対する認識というか、進め方が非常に私も不満で、何というか、不信を、もちろん部長さん、課長さん、今度がらっと変わりましたからね、4月からで、前の部長さん、課長さんじゃないから、その責任をとっているということで、私も少し遠慮しながらお話ししなければならないのかなと思いますが、本当にですね、もうここの議会で答弁した10月1日、もちろん9月に完成というのが物理的にできますか。今の答弁、「頑張ってやります」、私はできないと思いますよ。まだ、全くの手つかずなんですから、あそこは。そして、あの面積でやったら、建設する以上にその周辺整備の方のコストの方が高いんじゃないかなというふうに私も見ています。
 そこら辺ですね、しっかりもう一回、戸羽議員さんの質問を踏まえた形でしっかり答弁、ただ「頑張ります、頑張ります」じゃなくて、もうあしたからも厳しくその「やる」と言う業者にですね、何ていうかな、交渉というか話し合いを設けて、引っ込むならすぐ引っ込んでもらうとか、それぐらいの対応というのが私は必要じゃないかなと、私も全くそのように思いますが、もう1年ですよ、去年の6月の予算が1年過ぎてもできていないと。この辺について、しっかりした答弁、私も欲しいなと。
 あと、もう一つは、あれだけの先ほど申し上げた大きな土地、建物もいっぱいあります。周辺整備に相当な金額がかかると思うんですが、全体的なその工事の計画というのも出されているのかですね。ただ建物だけで、すぐ数字的に出てきますね、建物だけで見れば。まず、100坪前後で1ユニットはできますから、50万、45万っていったら5,000万円前後でできるというのが1ユニット、グループホームの、何ていうかな、標準的な経費というふうに私も思っておりますのでそこら辺はわかりますが、周辺に相当なお金がかかるということでその周辺の整備もしっかりしないと、あるいはグループホームとしては存立できないんじゃないかなと。ただあそこにあるだけの、何か残ったいろいろな建物の中にただぽつんとですね、何か認知症の人をただそこの脇に置いていたよというレベルの事業になるのではないかと思うので、全体的な、総合的なその計画というのが出されて、それも市の方で認めているのかですね、そこら辺、ちょっとお尋ねしたいと思います。


◎議長(村上俊一君) 28番齋藤 司君の質問に対し、当局の答弁を求めます。保健福祉部長菅原光雄君。


◎保健福祉部長(菅原光雄君) お答えをいたしたいと思います。
 ただいま、るるお話がございましたが、全体的な計画というのは、まだ示されておりません。正直に申し上げますと。示されているのは、工程表でございまして、その工程表に基づき、今いろいろとお話をしているところでございます。
 それで、いろいろと御提言、戸羽議員さん、佐藤議員さん、齋藤議員さんからいろいろとお話がございました。早速ですね、議会が終了いたしましたならば業者をもう一度呼びまして、そういう工程表のみならず、全体的な計画はどうなっているんだと。本当に10月に開所できるのか、そういうことをさらに詰めていきたいなというふうに考えますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。


◎議長(村上俊一君) 28番齋藤 司君。


◎28番(齋藤 司君) 今の部長答弁で了としたいと思いますが、そこをしっかりしないと、あそこにただ100坪の、多分100坪前後だと思うんですよ。グループホーム、1ユニットですから。それだけをぽつんとつくって、経費が5,000万円ですよと、補助が1,500万円ですよというのでは、はっきり言ってグループホームがグループホームとしての、何ていうかな、その目的というのが全く達成されない。やはり地域密着は地域のみんなが連携しながらやっていくもの、ただぽつんとあそこに配置を、あれだけの周辺見てみなさい、もう山と化して、こんな植木も何ももうぼうぼうですから、または扉とかいろいろな建物も、あれ、すかっと整備しないと、福祉の施設がそこにありましたと言えないレベルだと思いますので、その周辺整備ですね。いわゆる、あの土地の総合的な利用計画もしっかり踏まえて、その対応をしていただきますようにお願いをして終わります。


◎議長(村上俊一君) ほかに質問がないようですので、これにて平成19年度気仙沼市一般会計繰越明許費繰越計算書に対する質問を終わります。
 次に、報告第2号平成19年度気仙沼市魚市場特別会計継続費繰越計算書に対する質問を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて平成19年度気仙沼市魚市場特別会計継続費繰越計算書に対する質問を終わります。
 次に、報告第3号平成19年度気仙沼市魚市場特別会計繰越明許費繰越計算書に対する質問を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて平成19年度気仙沼市魚市場特別会計繰越明許費繰越計算書に対する質問を終わります。
 次に、報告第4号平成19年度気仙沼市公共下水道特別会計繰越明許費繰越計算書に対する質問を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて平成19年度気仙沼市公共下水道特別会計繰越明許費繰越計算書に対する質問を終わります。
 次に、報告第5号平成19・20年度気仙沼・本吉地区土地開発公社経営状況についてに対する質問を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて平成19・20年度気仙沼・本吉地区土地開発公社経営状況についてに対する質問を終わります。
 次に、報告第6号平成19年度社会福祉法人気仙沼市福祉事業団経営状況についてに対する質問を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて平成19年度社会福祉法人気仙沼市福祉事業団経営状況についてに対する質問を終わります。


◎議長(村上俊一君) 以上をもちまして本日は散会いたします。
 大変御苦労さまでした。
     午後 4時14分  散 会
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  上記会議の顛末を記録し、その正当なることを証するため署名する。
 平成20年6月24日

                   気仙沼市議会議長  村 上 俊 一

                   署 名 議 員   臼 井 真 人

                   署 名 議 員   尾 形   健