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宮城県 石巻市

平成22年  市立病院健全経営検討特別委員会 01月26日−01号




平成22年  市立病院健全経営検討特別委員会 − 01月26日−01号







平成22年  市立病院健全経営検討特別委員会





               市立病院健全経営検討特別委員会記録

◇開会年月日  平成22年1月26日(火曜日)           午後 1時29分開会
                                  午後 3時10分閉会

◇開催の場所  議会委員会室

◇出席委員 8名
 松 川 惠 一  委  員  長         櫻 田 誠 子  副 委 員 長
 ? 橋 左 文  委     員         近 藤   孝  委     員
 長 倉 利 一  委     員         ? 橋 健 治  委     員
 大 槻 幹 夫  委     員         森 山 行 輝  委     員

◇欠席委員 1名
 石 森 市 雄  委     員

◇委員外出席議員 なし

◇説明のため出席した者の職氏名
 伊 勢 秀 雄  病 院 局 長 兼         菅 原 秀 幸  病  院  局
          病  院  局                  事 務 部 長 兼
          石 巻 市 立                  病  院  局
          病  院  長                  石 巻 市立病院
                                   事 務 部 門
                                   事  務  長

 松 川   正  病  院  局         庄 司 勝 彦  病 院 局事務部
          事 務 部次長兼                  病 院 管 理 課
          病 院 管理課長                  副 参 事 兼
          兼 病 院 局                  課 長 補 佐 兼
          石 巻 市立病院                  病  院  局
          事 務 部 門                  石 巻 市立病院
          事 務 次 長 兼                  事 務 部 門
          総 務 課 長                  総 務 課長補佐

 高 橋 正 博  病 院 局事務部         相 澤 隆 司  病 院 局事務部
          病院管理課主幹                  病院管理課主査
          兼 病 院 局                  兼 病 院 局
          石 巻 市立病院                  石 巻 市立病院
          事 務 部 門                  事 務 部 門
          総 務 課 主 幹                  総 務 課 主 査

 鷲 見 祐 一  病  院  局         渋 谷 仁 一  病  院  局
          石 巻 市立病院                  石 巻 市立病院
          事 務 部 門                  事 務 部 門
          病 院 長 室 長                  医 事 課 長
 佐 藤 文 明  病  院  局         安 藤 秀 徳  病  院  局
          石 巻 市立雄勝                  石 巻 市立牡鹿
          病 院 事 務 長                  病 院 参 事 兼
                                   事  務  長


◇協議事項
 (1)平成21年度の病院運営及び経営状況について
 (2)石巻市公立病院・診療所改革プランの進捗状況について
 (3)施設整備状況について
 (4)今後の委員会運営について







△午後 1時29分開会





○松川惠一委員長 ただいまから市立病院健全経営検討特別委員会を開会いたします。

 石森委員から欠席される旨の連絡がありましたので、御報告いたします。

 委員会撮影の申し出が今のところございませんが、申し出があった際には許可することとしてよろしいですか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○松川惠一委員長 それでは、そのようにいたします。

 昨年の6月の行政視察検証以来の委員会ですが、まず私から一言ごあいさつ申し上げます。

 本委員会は、石巻市の医療需給、医療を取り巻く環境を踏まえた市立病院の役割と市民の命を守る地域の病院として、市民が安心して暮らせる医療環境の確保を図るとともに、市立3病院の健全経営と再編整備についての必要な調査、検討を行うことを目的に設置されております。

 医療を取り巻く環境は御承知のとおり、依然と厳しいものとなっております。本市においては、平成21年2月に「石巻市公立病院・診療所改革プラン」を策定し、市立3病院及び5診療所がそれぞれの役割を明確にし、必要な医療を安定して提供し、あわせて経営の効率化を図ることを目標に掲げております。

 現在、病院の役割分担、連携が地域医療の分野でも欠かせない題目となっており、医療は地元でというのが地域住民の願いであります。地元で完結するためには、基幹病院を中心とした病院間の連携が必要であり、役割分担の明確化がより一層必要になっています。人口減少が続いている石巻地域を考えれば、定住に必要な要素の1つが医療の充実であると考えられます。地域医療の問題は、医療機関だけでなく、自治体の先導や住民自身の判断などのレベルアップが重要であると思います。

 依然と厳しい経済情勢でありますが、本委員会として、今後の検証検討の中で直面する問題を把握し、完結に向け努力してまいりたいと存じますので、皆様方におきましては御理解と御協力をお願いし、あいさつといたします。

 次に、病院局病院長、一言ごあいさつをお願いいたしたいと思います。



◎伊勢秀雄病院局長兼病院局石巻市立病院長 いつも市立病院の運営に御協力いただきましてありがとうございます。私どもも、今、委員長がお話になられたようなことで、地域医療の担い手として安全・安心で質の高い医療の提供というふうなことを日々心がけてやっております。その結果として、いろいろ収支というふうなものもあらわれてくるのかなというふうには思っておりますけれども、まず皆様方の御支援とともに、自分たち職員が一生懸命なすべきことをなすというふうな上で、病院の健全性というふうなものを保っていきたいというふうに思っております。また、いろいろほかのところのやりよう等のお話もあろうかと思いますけれども、私どももほかを見つつ、この石巻地域に根差した医療というふうなものを、今後ともに安定的に提供していきたいというふうな思いでおります。

 本日はよろしくお願いいたします。



○松川惠一委員長 ありがとうございます。

 それでは、次第に従いまして委員会を進めてまいります。

 今回は、事前に各委員の皆様に議題資料を配付しております。議題の(1)平成21年度の病院運営及び経営状況について、(2)石巻市公立病院・診療所改革プランの進捗状況について、(3)施設整備状況について、当局より一括して説明をいただき、質疑につきましては説明終了後に一括して行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○松川惠一委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。

 それでは、議題に入ります。

 (1)平成21年度の病院運営及び経営状況について、(2)石巻市公立病院・診療所改革プランの進捗状況について、(3)施設整備状況について、当局の説明をお願いいたします。



◎松川正病院局事務部次長兼病院管理課長兼病院局石巻市立病院事務部門事務次長兼総務課長 それでは、まず(1)の平成21年度の病院運営及び経営状況について、資料1により御説明を申し上げます。

 資料1をごらんいただきたいと思います。

 石巻市立病院局診療状況でございますが、この表につきましては市立3病院の平成21年4月から12月までの診療の実績を示したものであります。

 1ページをごらんいただきます。



○松川惠一委員長 次長、座ってお願いします。



◎松川正病院局事務部次長兼病院管理課長兼病院局石巻市立病院事務部門事務次長兼総務課長 すみません。

 表のつくりといたしましては、いずれも上段が平成20年度、中段が平成21年度、下段が比較というふうになっております。中段の平成21年度の4月から12月までの累計、中段の右端を中心に御説明を申し上げます。

 まず、1の外来患者延べ数につきましては、石巻市立病院が12月まで累計で5万5,212人となっております。雄勝病院は1万3,142人、牡鹿病院は2万2,711人、合計9万1,065人となっております。累計の比較におきましては、総体で1,786人の増加というふうになっております。

 次に、2の入院患者延べ数につきましては、石巻の一般が3万8,552人、雄勝の療養が9,687人、牡鹿の一般が3,971人、一般の合計が4万2,523人、療養が9,687人となっております。比較において、一般では976人が増加、療養が890人の減少となっております。病床の種別につきましては、米印に記載いたしておりますけれども、市立病院の病床が一般206床、雄勝病院は療養40床、牡鹿病院は一般40床というふうになっております。

 次に、2ページをごらんいただきます。

 3の外来患者数、1日当たりの平均の外来患者数でございます。市立病院の12月までの平均が303.4人、雄勝病院が72.2人、牡鹿病院が124.8人、合計で501.4人というふうになっております。比較の欄につきましては、これは削除していただきたいと思います。

 続きまして、4の入院患者数、1日当たりの平均の入院患者数ですが、市立病院の12月までの平均は140.2人、雄勝病院が35.2人、牡鹿病院が14.4人というふうになっておりまして、一般の合計では154.6人、療養が35.2人となっております。比較の欄は削除していただきたいと思います。

 次に、3ページをごらん願います。

 5の外来診療額につきましては、石巻の12月までの累計が6億304万3,000円、雄勝病院が1億2,403万8,000円、牡鹿病院が2億7,909万7,000円、合計10億617万8,000円というふうになっております。12月までの比較では、総体で1億2,663万5,000円の増加となっております。

 次に、6の入院診療額につきまして、石巻市立病院が12月までの累計で16億6,894万5,000円、雄勝病院が1億5,927万3,000円、牡鹿病院が9,056万6,000円、合計で19億1,878万4,000円となっております。12月までの比較の総体では、5,626万5,000円の増加となっております。

 次に、4ページをごらん願います。

 7の病床利用率でございます。表の右端が12月までの平均の数値であります。市立病院が68.1%となっております。雄勝病院は88.1%でございます。牡鹿病院が36.1%となっております。

 続きまして、8の平均在院日数についてでございまして、こちらも表の右端が12月までの平均日数であります。市立病院が13.8日、雄勝病院が103.1日、牡鹿病院が14.3日となっております。雄勝病院、牡鹿病院については在院日数が昨年と比較すると若干変動いたしております。

 以上が、市立3病院の診療の実績でございます。

 続きまして、資料の2をごらんいただきたいと思います。A3の1枚物でございます。

 石巻市病院事業平成21年度決算見込み調書でございます。

 資料1の12月までの診療実績をもとに、1月、3月分を推計し決算数値を見込んだ表でございます。平成20年度決算額と比較した表というふうになっております。

 まず、上段が収入の大宗をなす入院収益と外来収益を予測したものでございます。まず、入院につきましては、市立病院が病床利用率決算見込み68.7%、雄勝病院が89.2%、牡鹿病院が34.7%と見込んでおりまして、3病院合計欄でございますが、3病院の平均では66.8%となります。

 次に、患者数でございますけれども、こちらは3病院合計をいたしますと6万9,767人となります。

 次に、診療単価でございますが、市立病院が4万3,293円、雄勝病院が1万6,328円、牡鹿病院が2万2,806円、市立病院と牡鹿病院の増加が見受けられます。3病院計の平均では3万6,772円となります。

 最後に、診療額でございますけれども、こちらにつきましては3病院合計をいたしますと、25億6,549万円ほどとなりまして、昨年度と比較をいたしますと1億1,900万円ほど増加する見込みというふうになっております。

 次に、外来でございますが、1日平均患者数につきましては、市立病院が303.8人、雄勝病院が71.7人、牡鹿病院が125.1人、3病院を合計いたしますと498.5人となります。

 次に、外来の患者数ですけれども、外来の患者数は市立3病院を合計いたしますと12万1,125人となります。

 次に、診療単価でございますが、市立病院が1万935円、雄勝病院が9,453円、牡鹿病院が1万2,252円、3病院を平均いたしますと1万1,052円となります。

 診療額につきましては、3病院を合計いたしますと13億3,866万円ほどになります。前年度と比較いたしますと、1億4,870万円ほどの増加というふうになります。一番下の入院と外来の診療額の合計でございますが、こちらも3病院を合計いたしますと39億400万円ほどになりまして、前年度と比較いたしますと2億6,780万円ほどの増加見込みというふうになっております。これが入院と外来の診療額の予想でございます。

 次に、下段の表でございますけれども、この入院外来の収益を落とし込み、さらに決算の見込みの収支をあらわしたものでございます。

 医業収益が前年度より増加していることを反映いたしまして、ちょうど太字で書いてございますけれども、病院事業収益におきましては、市立病院が41億9,400万円ほど、それから雄勝病院が5億4,400万円、牡鹿病院が6億5,300万円ほどとなりまして、3病院の合計では53億9,200万円ほどとなります。前年度と比較をいたしますと、2億4,200万円ほどの増加というふうな予測というふうになっております。

 これに対します費用でございますけれども、こちらのほうも太字の一番下のほうになるのですけれども、病院事業費用合計、3病院計でございますが、市立病院が43億2,200万円ほど、それから雄勝病院につきましては5億6,400万円ほど、牡鹿病院につきましては6億6,700万円ほどとなりまして、3病院の合計におきましては55億5,400万円ほどとなります。前年度と比較をいたしますと、費用のほうも1億3,500万円ほど増加するといった見込みになります。

 それから、表の一番下になりますけれども、単年度現金収支、いわゆる減価償却前の減価償却費や資産減耗費については、外部に支出しない経費でございますので、それらを費用化しない前の収支というふうになります。そういった見込みでまいりますと、市立病院におきましては1億1,600万円ほどの現金収支ではプラスとなります。雄勝病院につきましては1,400万円ほどのマイナス、牡鹿病院につきましては1,000万円ほどマイナスとなりまして、総体におきましては9,179万円ほどのプラスというふうになります。これは、前年度と比較いたしますと、約2,000万円ほど改善されるというふうな見込みというふうになっております。

 以上が、病院運営及び経営状況でございます。

 続きまして、(2)の石巻市公立病院・診療所改革プランの進捗状況についてということで、こちらのほうは資料4をごらんいただきたいと思います。

 まず、この資料の見方について御説明いたします。

 資料2の決算見込みをもとに算出いたしました病院ごとの主な経営指標についてであります。

 1の経常収支比率につきましては、経常収益を経常費用で割った数値で、企業会計の場合は経営活動の成否が判断される数値となります。比率が高いほど経営が良好というふうに見られます。

 また、2の医業収支比率も同様に比率が高いほど良好となるもので、医業に係る収益を医業に係る費用で割った数値としてあらわされます。

 次に、3の職員給与比対医業収支比率につきましては、医業収益における職員給与比の割合を見たもので、全国平均では五十二、三%というふうになっております。

 4の病床利用率につきましては、年間の入院患者数を年間の病床数で割ったもので、比率が高いほど効率的に病床が稼働していることをあらわしています。

 次に、5の入院患者数、6の外来患者数、7の休日夜間救急患者取り扱い件数、8の訪問診療件数につきましては、いずれも高くなれば良好とするもので、健全経営の維持及び地域医療に貢献する指標として見ることができるかと思います。

 次に、9の臨床研修医受け入れ人数につきましては、市立病院だけの指標であります。常勤医師の診療に支障を来さない範囲で研修医を受け入れることが、将来の病院の発展、活性化につながるものとして受け入れ目標を定めております。ちなみに、平成21年度は6名の目標に対し4名の実績となっております。

 以下、表の見方といたしましては、平成21年度の計画の数値と平成21年度の決算見込みの数値を比較していただきたいというふうに考えております。

 大変申しわけございませんけれども、一つ一つの数値につきましては省略をさせていただきたいというふうに思います。なお、特にこの表で申し上げたいのは、牡鹿病院の平成21年度の病床利用率54%となっておりまして、米印というふうになっております。こちらのほうは下のほうにも書いてございますけれども、牡鹿病院の平成21年度の計画の病床数といたしましては25床というふうな算定をいたしておりますけれども、実際はまだ40床でございます。仮に、現実の40床といたしますと、計画の利用率については33.7%というふうな数値となりますので、それで置きかえていただければよろしいかと思います。

 以上で、(2)の説明につきまして終了をさせていただきます。

 続きまして、(3)施設整備状況についてでございます。資料3をごらんいただきたいと思います。

 病院事業につきましては、施設産業とも言われまして、いわゆる医療機器の更新等というのは懸案の事項でございまして、どうしても毎年度更新していかざるを得ないというふうな実態がございます。それに加えまして、建物の老朽化等も加わりまして、そういった改修事業が実は平成21年度にかなり多く行われたということでございます。特に、この(1)の地域活性化・生活対策等臨時交付金事業を活用いたしまして、いろいろな事業を実施させていただきました。表をごらんなっていただきまして、上段の生活対策ということで、平成20年度の繰り越し分、こちらのほうは市立病院の磁気共鳴断層撮影装置MRIの更新でございます。それから、もう一つは手術支援システム、患者監視装置、人工呼吸器の更新でございます。もう一つが、小腸内視鏡システムの新規設置でございます。合計いたしますと、総事業費は3億2,200万円でございました。

 それから、雄勝病院におきましては電子内視鏡システムの更新、牡鹿病院におきましては生化学自動分析装置の更新事業でございまして、これらを合計いたしますと、生活対策の平成20年度の繰り越し分の総事業費が3億4,000万円となっております。これに対しまして、その総事業費はちょうど表の真ん中ごろになりますけれども、3億3,432万円というふうになりました。

 次に、その下の生活対策基金事業でございまして、こちらのほうは平成21年度に予算のついた事業でございます。1つは、雄勝病院の耐震補強工事3,000万円でございます。予算3,000万円で、2,287万2,000円ということで実施をされております。その下が、石巻市立病院の屋上改修事業、屋上の防水工事と3階の光庭の改修工事でございます。設計も含んだ予算でございまして、予算が5,687万3,000円、実施が、まだ現在実施中でありますけれども契約額といたしましてはこちらに記載のとおり、合わせますと4,837万3,500円というふうになっております。

 それから、一番下の欄が平成21年度の8月補正でつけていただきました、こちらのほうは経済対策といたしまして、医療情報システムの更新でございます。総事業費4,000万円に対しまして、契約が3,885万円というふうになっております。

 それから、下の(2)に交付金事業以外の機器購入費ということで、こちらのほうが通年の機器等の更新部分ということでございます。石巻市立病院におきましては、9月、12月にも補正をいたしておりますけれども、予算額が2,934万5,000円、雄勝病院におきましては、こちらも12月補正分を加えますと718万8,000円、牡鹿病院につきましても12月補正分を加えますと611万2,000円の予算でございます。

 したがいまして、今回、平成21年度の事業といたしましては予算額を合わせますと、総額で5億951万8,000円というふうな高額な施設改修というふうになったところでございます。

 以上が、(1)、(2)、(3)につきまして、非常に簡単ではございましたけれども、以上、内容の説明とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



○松川惠一委員長 では、ただいまの説明に対して質疑はございませんか。



◆森山行輝委員 今、松川次長のほうから御説明をいただきました。数字を見させていただいて、大変、市立病院を初め、雄勝病院、牡鹿病院と健闘されて、数字は本当にいい形にどんどん向っているそういう状況を今説明を受けまして、大変喜んでいるわけです。

 それで、特に市立病院については、こういう形で外来も含め、いい数字が上げられた。やはり、先生方が不足していた分、小児科も含めて補充ができたということが原因としてはやっぱり大きかったのでしょうか、まずその辺から。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 おかげさまで、平成20年12月に整形外科に1人まいりまして、その後、研修医も含めまして、4月にさらに2名というふうなことで確保できました。

 今現在、残念ながら1名の整形外科の先生が沖縄のほうにまた赴任をされたということで、整形外科の先生がお2人なのですけれども、それ以前の病床稼働率等々、患者数を見ますと、やはり診療科がふえたということで伸びるというふうな傾向がございます。それと同時に、何ですか、私のほうでは一番そういう効果があったのかなと思っていますのは、昨年の7月に市立病院主催で石巻市医師会あるいは桃生郡医師会の先生方を対象に、市立病院でやっている手術の内容だったり、あるいはこういう先生がいらっしゃいますというふうなことでPRさせていただきました。

 その結果、これは7月の中旬に実施したわけですけれども、数字を見ますと、7月末には一般開業医の先生方からの紹介率というのがぐっと伸びたというような状況がございます。そういったことで、市立病院がどのような医療行為、どのような内容で治療を行っているかということのそのアピール性というものがやっぱりそこであらわれているなというふうに自覚しております。

 やっぱりそういった意味で、開業医の先生方からの紹介というのは非常に重要なことでございますので、実は2月3日に院長先生のお力添えもありまして、大学の消化器の下瀬川教授にいらしていただいて、講演も含めて、また同じような会を開こうと。そうすれば、なおさらそういった市立病院に対する一般の開業医の先生方の見方というのも変わってくるだろうというふうなことで期待をしているわけですけれども、やはり、今、委員おっしゃるとおり、お医者さんがふえれば患者さんもふえるというふうな傾向にあるというふうに思っております。



◆森山行輝委員 ありがとうございました。

 そういう形で、なかなか厳しい中でもあり、常勤医の足らない分の補充というのはこういう形で歴然と数字にあらわれるのかなという思いもしております。

 それで、当病院では、研修医の指定病院ということで、我々は昔、インターンと言ったのだけれども、そういう方々が今いらしております。計画としてもこれから8人ぐらい受け入れたいというようなことはあるのですが、やはりこの研修医の皆さんのそういう機会がある病院で、なおかつその人たちが研修が終わった後にそのまま病院に勤務していただくという可能性もあるわけなのですが、その辺はやはりかなりの割合で病院に残っていただくということになるのだか。それとも、ある程度研修期間が終わったらほかの病院に赴任されることが多いのか。その辺はどういうことに今なっていますか、研修医の関係。



◎伊勢秀雄病院局長兼病院局石巻市立病院長 研修医は、今年度から枠を決められまして、年間2人ということで減らされました。現状、1年次、2年次で2人ずつ4名の研修医がおりますけれども、今まで来た研修医は大部分が病院に残るというふうなことは残念ながらございませんで、ほかの施設、大学のほうに移って、それぞれ自分の専攻を新たに決めていっていると。うちの病院とすれば、消化器疾患が非常に得意であるというふうなことはうたい文句として研修時にも宣伝はしておるのですけれども、来る研修医は必ずしも、自分がこういうふうなことをやりたい、目指そうというふうな思いを決めている人間がさほど多くはないというのが実情なのです。それで、実際の研修の中で自分の進路を決めていくというふうなところがございますので、なかなか今まで来た研修医が、例えば消化器疾患に興味を持ってもう少し続けていくというふうなケースは、うちの病院では今のところはなかった。

 ただ、来春というのか、この4月に、逆にほかのところから二、三名、うちのほうに来るというふうな話も今あるところですので。要するに全国各地でそういうふうな動きがあって、やったところで必ずしもそのままいるというふうなのはよほど大きな病院とか、たくさんの研修医を抱えている病院というふうなところはあると思いますけれども。そうじゃなくて、自分がそれぞれの研修場所で研修をしていて、こういうふうなことをやりたい、そのときにどこか行ってたくさん経験でき、きちっとした格好で医師になれるような病院を彼らが今度は探している、全国的に探しているというふうなことで、その一環としてうちのほうもそういうふうな人たちの目にとまるようになり始めてきたのかなというふうには思っております。



◆森山行輝委員 委員長、あと二、三点。

 私も、今、初めてわかりました。私は、ある程度、研修医を受け取っている病院というのはみんな、うちの消化器を含めてそれぞれ得手があって、そういうものを求めて、その専門性を高めるために研修医が病院を選んできているものだと思っていたのね。だから、ここでそれだけの技術なり、それだけのことを教えられて、なおかつもっと勉強したいということで残ってくれるのかなという淡い期待があったのだけれども、今、院長先生のお話を聞いたら、いや、来るときはそういうことで来るのではなくて、来て、研修を受けて、その中で消化器に行くか、内科に行くか、外科に行くかというふうに決めるということを聞いて、それならなかなか厳しいかなと思いましたが、なおかつ研修医の期間が終わった後にできるだけ残っていただくような、そういう形の御努力をお願いしたいなと思います。

 それと、ちょっと思ったのは、うちの市立のほうの病床の利用率、これは毎回、院長先生にお伺いして、手術で入院されるそれらがいろいろな技術の発達で、今まで1カ月入院していたのが3日で退院するとかというふうなことがあるということもあったのですが、それでもなおかつ入院患者も多くなりつつあるのだけれども、病床の利用率というのがある程度70%いかない状況で出ています。これを70%を超す、あるいは限りになく80%に近いような稼働率ということを目指すとすれば、どういうことが考えられますか、稼働率を上げるとすれば。



◎伊勢秀雄病院局長兼病院局石巻市立病院長 まず1つは、入院患者数をふやすというふうなところですね。新規入院患者をふやすというふうなところが一番ですね。うちの規模で大体、今、290人ぐらいのところが毎月新規入院で、大体300人いくとそれなりにいい、優秀な数であるというふうには思っております。それに、今、相当限りになく近づいてきていると。

 もう一つは、在院日数です。1人の患者さんが入院してきて、例えば2日で帰るのを4日で帰れば、実は倍になっているというふうなことで、この在院日数が物すごく短くなってきているというふうなところです。これは、一般的な急性期医療をやっている施設は全体的にそうなのですけれども、在院日数をふやす科を抱えるというふうなことも1つの方策としてはあるわけです。治るまでに時間のかかる患者さんを置くというふうなことですね。そういうもののよく言われるのは、リハビリなんかをメーンとした、脳卒中後のリハビリというふうなところなのですけれども、それを担当するようないわゆる神経内科とか、そういうふうなところの医師の確保というふうなものと、あともう一つは病院のハード面ですね、うちの施設自体のキャパシティーの問題があるのです。リハビリはぎりぎりの格好でつくっているものですから、その施設的な余裕がなかなかないというふうなことで、そちら側の医師の問題と、あと設備の問題というふうな、施設の広さというふうなところで結構既定されているところはあります。

 ただ、今言ったように、通常の今までの診療プラス、このリハビリをやるような格好での受け入れができれば、例えば30人のリハビリの患者がいれば、うちはそれだけで15%上がるのです。75%プラス15%という、例えばの話、90%というのはほとんどベッドに余裕がない状況になりますので、逆に言うと収容ができなくなるというふうな事態が物すごく起き得る、一般的な今の通常診療の、ある意味、患者満足度が減るというのでしょうか、そういうふうな事態にもなりかねないというふうな心配があります。

 あと、もう一つは、例えば回復期リハビリテーションというふうなところに力を置いた場合に、病棟単位じゃないと保険点数上の優遇措置が受けられない。そうすると、50床とか40床というふうな格好をそこのところに当てはめますと、一般の急性期の治療をやっている病床が150床ぐらいになって、そちら側はもうパンク状態になるというふうなのが現状でございます。今、この年末年始があって、ベッド稼働率は減っているのですけれども、昨年の11月ぐらいから、また結構数字としては上がってきておりますので、そういう意味では、まず現状のうちの力を生かすような今のやりようを続けていったほうがいいのだろうというふうには思っております。

 あと、もう一つ、ベッドの稼働率を上げて現状と同じような治療をやっていると、看護師を初めとしたところ、医者もそうなのですけれども、労働負担が物すごく大きくなります。そのあたりも、単に数字をふやせばいいかというと、安全性の問題とか、そういうふうな何か医療の質の問題に今度ははね返ってくるというふうなところもありますので、余り過剰なベッドの稼働率というのは、急性期を中心にやっているところは。それをやるのであれば、人員を相当にふやすというふうなことをやらないと、かえって足をすくわれるかなというふうな感じがしております。



◆森山行輝委員 我々、どうしても数字だけの評価と申しますか、これを見て、いろいろ判断材料にしているわけで、今、院長先生のお話を聞いて、なるほどなというふうに理解をいたしました。

 それで、うちの病院もかなりそういう面ではいろいろ有名になってきたのでしょうね。先日、風邪のワクチン投与で院長先生がテレビに大きく出て、患者さんに注射されている部分、かなり長い時間。うちの病院も随分有名になったものだと思って喜んで見ていたのですが、そういう中でいろいろな形で患者さんがいらしていただく、ふえていただくということは市立病院含め、うちの3病院にとってもいいことだなと思っていました。

 それで、最後にもう1点なのですが、病院の機器等の更新ということから言えば、平成10年に開業してもう10年を過ぎまして、いろいろかえているものもあります。私どもの認識では、医療機器なんていうのは日進月歩している、もしくは秒進分歩というような形で早い、何ていうのかな、技術革新もすごいし各社いろいろないい機械を出していく。そういう中においては、やはりいろいろな機械の更新ということも当然入ってくるわけですね、もちろんお金かかるのだけれども。

 それで、前に私、何かで聞いた記憶があるのだけれども、例えば機器類、お金がかかるのは例えばリニアックであるとかレントゲンの機械であるとかというふうなものになるのでしょうが、こういうものについても一定の年限が来た場合については、その使用頻度の別なく更新していかなければならないものだというふうな認識があるのです、多少お金がかかっても。そういうことで、今10年超して12年というような年季が入るときに、これからもある程度そういう大きなお金のかかるような、やはり機械の更新ということは当然考えていかなければならないのか、またそういうふうなものがあるのかということでちょっとお伺いしたい。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 先ほど、次長から御説明申し上げました中で、今年度、MRIとそれから手術支援システムという、これを経済対策の関係で約3億4,000万円ということで更新をすることができました。

 建設当時、市立病院の備品購入が33億1,500万円ぐらい購入しています。これは、通常6年、7年ぐらいで医療機器というのは言ってみれば寿命が来るというふうなことが一般的な考え方ですね。これまでも、一般会計の支援を受けながら順次更新しておりますけれども、やはり、今、委員おっしゃったとおり、例えば検査機器等については、これは精度の問題、その方々の血液だったりいろいろな検体を検査するわけですから、その精度の問題で機械が老朽化してくることによって違う値を出したのではこれは問題になりますので、当然ある一定の年限が過ぎたときにこれらの更新も図っていかなければならないという部分がございます。

 おかげさまで、ことし3億4,000万円、来年度についてはまだ何とも申し上げられませんけれども、更新しなければならない、あるいは先ほどリニアックというふうな名前も出ましたけれども、リニアックについては私が考えるには、あの病院の中で一番高い備品なのだというふうに思います。これ、放射線治療機器ですけれども。これは、大学のほうで話を聞きましても、大体10年から15年ぐらいもたせていると、当時、買うときにそういうお話を聞きましたので、ある程度、患者数も最近若干減っていますので、これはもたせられるのかなと。ですから、今後の病院の方針としては、当然、患者さんの命に直接かかわりあるような部分をできるだけ早く更新をしていくという計画を立てながら進めていきたいというふうに思っております。



◎伊勢秀雄病院局長兼病院局石巻市立病院長 ちょっと補足をさせていただきますけれども、実はだましだまし使っているというのが実情で、修理に次ぐ修理というふうなことで回してきています。今、もう12年過ぎているわけですから。ところが、残念ながら部品がもうない状況になって、それでもう交換せざるを得ないというふうなところで物を交換し始めて、今回、この経済対策でわっと現金が来たものですから、これ幸いに大型機器を更新するというふうなことができましたけれども、実はしなければならないものはまだまだたくさん残っていると。購入のときの33億円というふうなことでございますけれども、その1割が今回やったと。では、今まででいって数億円分は今までやっておりますけれども、結局、健全経営というふうなことでの委員会ですから、持ち金がないものですから、結局リース対応にしているというふうなことで、今までCTとか血管撮影装置とか、そういうふうなものは全部リース対応でやってきております。不良債務がまだ残っておりますので、その起債というふうなものも立てられないというふうな格好で、どうしても一般会計のほうからの繰り入れで対応せざるを得ないと。それで無理なものはリース対応というふうなことで、今後ももう少しリースの部分でやらざるを得ないのだろうというふうには思っております。

 ただ、ともかく使っていくとどんどん、あるいは使わなくてもある年限が来るとだめになってしまうというふうなことで、長くて10年と、リニアックだけが特別頑丈で15年、そのほかは普通は5年から6年ですので、それをともかく倍は使うというふうなことではやってきて、もうそろそろ限界の部分が相当数出てきているというのが現状でございます。



○松川惠一委員長 ほかに質疑ございませんか。



◆近藤孝委員 関連で、今、院長が申されましたように、医療機器がリース対応というふうなことで、ちょっと私、決算の資料を持ち合わせてこなかったのですけれども、大変失礼しますけれども、大体当初三十数億円ぐらいの投資をしたというふうなことで、その間、10年間で更新した機械もあると思いますけれども、これから予測されるといいますか、見通しとしてその更新手続をしていけば、リース対応というふうなことになれば、大体これから年間どのぐらいのリースの費用というのを計上して、その経営を図っていかなければならないか、その概算の数字だけちょっと。医療機器によって若干違うと思いますけれども、またあるいは中期的に見ても今後更新していかなければならないというようなことも入ると、果たしてどのぐらいのリース料を年間に計上されるのかなというのが。ちょっと、決算資料を忘れて申しわけございません。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 今、どのぐらいのリース料というふうなお話ですけれども、毎年、総合計画のローリングの中で備品購入の更新の部分については予算要求というか、要求はしている。それが、財政当局に回りまして、当初で査定をされると。そして、その備品購入の更新、備品の更新をするというふうなことになる部分と、今、院長が話したように、どうしてもかえなければならないという部分が出てきたときには、それは院内で検討してリースをするというふうなことになろうかと思います。

 例えば、内視鏡のシステムについても契約時点で、決算で見ますと3,200万円の債務負担の契約をしたりですとか、それから血管造影も3億1,100万円と。全身用のCTが2億3,900万円とかという、相当の額になります。病院がリースをするに際しても、財政当局と今の経営状況からしてそのリース分を支払うことが可能なのか、繰り出しも含めて、そういったいわゆる全体のバランスを考えながらいかなくてはならないので、今後、病院単独でこれぐらいのリースをかけていきますというふうなことは、今ここではちょっと難しいのかなというふうに思います。

 ですから、今後できるだけ早い機会に更新をしませんと、当然、委員の皆様方御案内のとおり、医療機器を病院が苦しいから更新できないということで、各自治体病院でお医者さんが逃げていったという例は幾らでもあるわけです。ですから、お医者さんもそこにつかまえておくというのは変な表現ですけれども、そこにいていただくためには、やはり過酷な労働の軽減と、それからある種先進的な医療機器の更新というものは、これ絶対必要不可欠なことでございますので、その辺のバランスをとりながら、財政当局とも協議をしながら整備していくというふうなことにしかならないのだろうというふうに思います。



◆近藤孝委員 確かに、この文書の表紙は、質のいい医療とか安心して暮らせる地域と医療という観点にすれば、医療精度の大切さというのはわかりますよね。一般も全部理解すると思うのです。いざ、財政となるとそういう今の状況で、石巻市の財政と常に協議していかないと。

 そういう中で、これからやはり繰り出しとしての、我々も地域医療の質のいい医療を確保するというようなことにすれば、これは我々も常に繰り出しのほうである程度頭に入れなければならないのかなと。常にこういう経営ですと、どうしても効率と採算性を追求されますけれども、それはそれにしても当然でありますけれども、しかしながら、いかに石巻市としてこういった医療機関を皆さんの税金でどう補てんしていかなければならないなという、その課題は、やはり見えてくるのではないかと。これからもずっと、集中して議論は必要なのかなというふうに。

 それとあと、それはそれでまたいろいろ財政の問題ですから、コメントあればひとつお願いしますけれども、それからまずこれ改革プランですがまだ1年にならないのですよね。それで、なかなか進捗だってこれは難しいと思いますけれども、ただ先ほどいろいろ医師会との連携とか、市立病院のいい先生を紹介したら、こういう先生を紹介すれば患者の紹介がふえたということで、確かにいい傾向というふうなことで、これが1つの改革プランの進捗状況の一番かなめなのかなと思いますけれども、経営形態の見直しで平成24年度中に公営企業法を全部適用というようなことを一応目標とされておりますが、そういう公営企業法との関係と今1年間やってきて、果たしてそれに向かって着実に始めていけるのか、そこら辺の、1年だけのもので、ここにも2年になればローリングしてもっと改革プランも大きく改定しなければならないということは入っておりますけれども、その辺の公営企業法全部適用というふうなものの目標に対して、今の段階では大丈夫かというようなことも、ちょっとその辺含めてコメントを。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 今、1年経過しないわけですよね、計画を立てて。それで、こう見た場合、例えば市立病院ですけれども、平成21年度の決算見込みみたいに平成21年度の計画数値の差額というのを実は試算はしてみました。一人当たり患者数で見た場合、先ほど次長が説明したとおり、平成21年度決算では1日の入院患者数が141.6人という数字でございます。計画では、149.3人というふうに計画値を置いています。その差がマイナス7.7人ということでございます。

 実は、入院の入院収益で見た場合、計画に対しては8,014万5,000円のマイナスなのですね。ところが、外来ではプラス6,792万9,000円になっています。総体からすれば、約1,300万円ほどマイナスなのですが、これを逆に対前年で見てみますと、入院では1億900万円プラスになっていまして、外来でも7,200万円プラスということで、計画数値にはやはりどうしても届かないというのが今のところの現状です。

 しかしながら、先ほど説明した大きな資料、このA3の資料2でしたか、これを見ていただきますと、3病院合わせましても入院においては1億1,900万円、外来で1億4,800万円、合わせて2億6,700万円の入院プラス外来診療の収入額でプラスになっているというふうな状況ですので、私たちもここのところ病床稼働率の上昇というふうなことで、院内では月2回、先生方に対していろいろなお話というか、院長からその都度その都度、この病床稼働率の向上というものを計画、改革プランもありますので頑張ってほしいということで、口が酸っぱくなるくらいお話しされています。

 そういった結果、やはり先ほど言った医師会との連携の問題もありまして、徐々に上がってきているのです。しかし、今、近藤委員がおっしゃられるとおり、平成21年度の目標数値に対してどうなのかといったときには、これは残念ながら届きません、間違いなく届きません。来年以降、やはりお医者さんの採用というものも進めながら、そういったことも期待をしながら病床稼働率の向上というものを図っていって、できるだけこの改革プランに近づけた歳入を図っていきたいというふうには考えておりますけれども、具体的にはやはり我々サイドだけでこの改革が進むというものでもありませんので、やはり地域の医療事情あるいはドクターの数の問題、そういったものがすべて絡まってきますので、できるだけ絵にかいたもちというふうにならないように、その辺は事務方も含めて何とか頑張っていきたいなというふうに思います。



◆近藤孝委員 もう一つだけ。

 平成24年度に向けて、公営企業法の何ていいますか(「全部適用ですね」と呼ぶ者あり)ある程度の1つの可能性とは、目標を立てた以上はそれに向かってやるのでしょうけれども、今の平成21年度の12月までの状況などから分析してどうなのかなというふうなことで。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 今後の経営形態の検討については、平成23年度以降に検討するということで改革プランが作成されております。今どうなのかというふうなお話ですけれども、今お手元に改革プランをお持ちでしょうけれども、ここの103ページで、これです、ピンクのこれの103ページに、今後検討されるべき経営形態の内容が記されております。今、一番右側にあるとおり、地方公営企業法の一部適用ということで、管理者が市長です。全部適用になりますと、これが病院管理者というふうなものを置いて、人事権と予算権を持たせて、できるだけ瞬時に決定をするというふうに時間をかけないで決定をすると。ただし、一般会計からもらうお金についてはもちろん一般会計からのキョウギヨウが必要ですので、一般会計の親元がどういう財政状況にあるかによっても相当変わりますから、それによってはちょっとわからない部分がありますが、ただハヤモトは効くという内容ですね。

 今の状況から、全部適用をするというふうなことで、まず段階的には1段階として全部適用をやらなければならないのだろうというふうに思います。その結果いかんによっては、この左側にある地方独立行政法人あるいは指定管理者、それから民間譲渡というふうなことで、夕張病院が指定管理者というふうな形で村上先生のほうにやったという例がありますけれども、まずもって全部適用して、その結果を見ながら改善できるものは改善して、そのままいけるのか、あるいはそれ以降、その時点での判断によってこの左3つのほうに移行するのかというふうな経過をたどるのだというふうに思います。

 ただ、ただいま申し上げましたとおり、徐々にですけれども病院内部の経営の努力によって病床稼働率も上がってきていますし、それから来年度、診療報酬の改定もあります。その結果によっては、若干収入も上がるというふうな、そういう見込みの中でいろいろな角度から検討していかなければならないなというふうに思います。



○松川惠一委員長 ほかに質疑はございませんか。



◆近藤孝委員 院長が前からおっしゃっているように、今206床でしたよね、その中ではなかなか限界もあるというふうなことで、あとはハード的な面でリハビリ等のスペースを確保すればと、ある程度の可能性に近づくというふうなことでございました。そういう中で、やはりそういう1つの今の状況でなかなかいろいろベストを尽くしてもおのずから限界というのもあろうし、その1つの戦略としてハード面で施設の充実というようなことも掲げられると思うのですよね。それで、院長といろいろ戦略会議をしても、そのハード面でのいろいろな試算とか、そういうものの議論をされた経緯があれば、その辺の考えなどもひとつ参考的にお聞きしたいなと。

 あともう一つ、リハビリじゃなくて、もっとハード面だって投資をしていけば、ある程度の経営として、大きな黒字にならなくても、多少繰り出しをしながらも、ある程度いろいろな公的な資金との何ていうのでしょう、ヤンバイなその範囲内である程度病院経営ができるとなれば、そういう中での設備投資なんか病院のほうで持っている考えもあればいろいろお聞きして、今後も病院経営なり地域医療に我々も役に立てたいと思いますので、その辺、考えがありましたらひとつお聞きしたいと思います。



◎伊勢秀雄病院局長兼病院局石巻市立病院長 もともと今の病院は、南側に150床増床するというふうな格好でのつくり方をしている建物なのですね。海岸側に夜間急患センターの裏庭のところ、あそこのところに建屋を建てるというふうなことでつくった病院なので、壁もすぐ壊せて2つをつなげられるというふうな設計になっているというふうに聞いております。

 ただ、建物は相当の金額が必要で、現在、不良債務を持っているものですから、建物をつくるための起債が一切できないというふうなことで、では一般会計で建てられるかというと、やはりべらぼうな金額になってくるというふうなところが実は最大の問題点であるというふうに思います。

 あと、もう一つは例えば脳外科とかというふうなことを考えて、救急のときに脳外科とかというのは非常に重要な科になります、脳卒中、脳出血の患者さん。ところが、この地域としてでは非常に足らぬ状態かというと、赤十字病院、あと仙石病院というふうなことで、石巻医療圏としてはそれなりに十分対応できているというところだろうというふうに思います。そういうところに、新たに相当の投資をして、今ドクターを引っ張ってくる必要があるか、引っ張ってこられるかというふうなところもございますけれども、そのあたりで、やはり市立病院というふうな立場上、この医療圏全体の動静というふうなものを考えて行動したほうがいいのだろうというふうには思っています。

 それで、あともう一つ、実際上、増床というふうなこと自体がなかなか、設備、建物だけを大きくするというふうなことであればよろしいのですけれども、増床というのは今のベッドの規制からまず現状は無理だろうというふうに思います。すると、建物だけ建てて、それが収益に結びつくような格好での健全経営にいくかというとなかなか厳しい。だから、前提としてベッドはある程度ふやして、建物もふやして、全体のゆとりをつくるというふうなやりようであればそれなりの目算は出るのかなというふうには思いますけれども、そうじゃない限りは、なかなか単に建物を大きくするというふうなことだけでは無理があろうかというふうに思います。

 あと、うちの場合も実は75%ぐらいのベッドの稼働率となると、今の在院日数というふうなところから考えると、それなりの経営の安定化を図れるかなというふうには思っています。そうすると、現状の人的な条件も含めてあと10人、患者さんで毎日10人余計に入院させているというふうな方向性でむしろ進んだほうが安定的な健全な経営により近づける状況かなと。ただ、もうちょっとの努力でそういう方向になっていくのかなというふうに思っています。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 ちょっとだけ、今の関連で。

 今、病床の増床についてはこれは全く不可能です。宮城県が5年に1回、県の地域医療計画というのを立てます。この石巻医療圏については、病床の基準数が1,619に対して現在1,597ありまして、残というのは22しかないのですね。ですから、私のほうで22の病床を増床しても何の意味もございませんので、やはり1つの病棟単位というか、そういったものの40、50の病棟単位じゃないとちょっと意味もありませんし、多分、この数字では、22では許可そのものも出ないというふうに思います、県から。

 今、院長からもお話ししたとおり、病床稼働率をもう少し上げて、そして一般会計の繰出金の支援を受けながら、とにかく医療機器を毎年度幾らかずつ更新をして、市民の皆様に新しい医療と安全な医療を提供するという形で徐々に進めていかなくてはならないのかなと。石巻市立病院だけ見ても、現金収支では昨年決算で1億9,150万円プラスになっています。ことしの見込みですと、1億1,600万円ほどプラスになりますので、償却前収支ですとそれぐらいにはなりますので、取ったお金で払う分については間に合っていると、減価償却分が積み立てできないというのが現実ですから。ですから、こういった状況ですけれども、少しでも現金を残しながら運営できるのだろうというふうに思いますので、そういった方向でいきたいなというふうに思います。



○松川惠一委員長 ほかに質疑ございませんか。



◆?橋健治委員 今の日赤が新しくできまして稼働しているわけなのですけれども、何か市民の方々の評判を聞くと、日赤よりはやっぱり石巻市の市立病院のほうが非常に看護師さんも親切だし、お医者さんも非常に丁寧に診察してくれるというふうなことで、かなり評判がいいと。特に、私が住んでいる門脇地区の人なんかだと、日赤まで行くのに、老人の方ですと車がないので往復4時間もタクシー代がかかると。したがって、近くにある市立病院がもっともっとやっぱり充実してほしいというふうな要望というのがすごい強いのですよ。

 だから、そういう意味で今やっている診療科の問題もそうなのですけれども、常勤医師の充足率の問題とか看護師の充足率の今具体的にはどういうふうになっているのか、今後はどういうふうな計画なのか、その辺のあたりの充足率について計画があれば教えてほしいのですけれども。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 職員数ですけれども、今、看護師職、これ市立病院として内々の数字ですけれども、定数150人というふうに決めております。それに対して148人の看護師がいるということでございます。それから、医師ですけれども、御案内のとおり、病院については2名以上の医師ということなのですが、診療科があって、どのぐらいの患者に対応するのかということで特殊な計算方法がありますけれども、それは軽くクリアしていまして、今現在、医師については常勤医師が25名、それから研修医が4名というふうなことでございます。それで、合わせますと29名のドクターがいるということでございまして、何らその辺の数字的な問題はないというふうに理解をしております、充足率ということでは。



◆?橋健治委員 具体的には、では非常勤医師で賄っているという診療科目は今はないのですか。全部、常勤医師で十分賄っているということで。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 いえ、ございます。

 まず1つ、呼吸器は週3日、応援医師で対応しております。それから耳鼻咽喉科は週2日、それから乳腺外来は週1日ということで、応援診療科ということでお願いをしております。それから、そのほかにも週1日、例えば一般内科あるいは皮膚科、眼科、放射線科というふうな形で、週1日ないし2日、先生が大学のほうから応援に来ていただくというふうな内容のものもございます。しかしながら、常勤医師については、先ほど申し上げましたとおり、25名と研修医4名の29名というふうな形になっております。



◆?橋健治委員 すると、特に今の非常勤で応援をいただいている方々を常勤にさせなくても、十分、今の患者さんのいわゆる要求というかニーズにはこたえられているというふうな状況でいいというふうな、そういう意味ですか。



◎菅原秀幸病院局事務部長兼病院局石巻市立病院事務部門事務長 十分にこたえられているかということでございますが、同じ診療科で常勤の先生がいて、そこに常勤の先生がその日は検査に参りますとかというふうな部分を穴埋めする先生もいらっしゃいますし、それから全く呼吸器のように常勤医師がいなくて、週3日、大学等、それから県の循環器呼吸器センターからの応援で対応しているという部分もございまして、この週3日が十分に対応できているかといえば、これは常勤医がいることにこしたことはないわけです。私のほうでも、今、病院長室のほうで医師の招聘を一生懸命やっておりますけれども、呼吸器そのものは県内にも日本全国にも先生が足りないという現状ですので、これもなかなか難しいのかなというふうに思います。

 今、委員おっしゃられるとおり、本来ならば耳鼻咽喉科にしても呼吸器にしても常勤医が複数名いれば一番いいのですね。というのは、入院患者さんを抱えたときには、やっぱり外来をして当直して、次の日また外来をして、病棟の患者さんを診るというのは、これは1人診療科ではかなり厳しい状況になりますので、やはり複数の先生が常勤の医師としていれば一番いいのですけれども、なかなかそれもおぼつかないというのが現状でございます。



◆?橋健治委員 実際に、地域の住民の方から言わせると、結局、診療科によって非常勤医師のためにどうしてもやむを得ず日赤に行かざるを得ないというふうな患者さんもいらっしゃると。そうなってくると、今言った話があったように、わざわざ蛇田まで自分の車で運転できないのでタクシーで行くと、1日往復4,000円もかかってしまうと。そういうふうなことからすると、もっともっとやっぱり今の市立病院にそういう医療の充実といいますか、常勤医師さんがきちっと体制をとってどういう形ででも受けられるような、そういった状況というのはやっぱりつくっていくというのは、市民に対する満足度というか、そういうものに対してこたえていくというふうなことになるのではないかなというふうに思うのですけれども。

 今後もあれですか、呼吸器も含めて、いわゆる非常勤医師で対応せざるを得ないというふうな状況なのでしょうか。それとも、いずれそれらについては常勤医師で対応できるような時期が来るというふうな、そういう見方でよろしいのでしょうか。



◎伊勢秀雄病院局長兼病院局石巻市立病院長 何でもあればいいのは至極当然の話で、それがかなえられるような状況をつくりたいというふうには思っておりますけれども、病院として一番必要な機能は何かというと、私はやはり外来診療じゃなくて入院診療をする患者さんを受け入れるというふうなところが第一義的に病院としてしなければいけないというふうに思っております。

 今、呼吸器が宮城県内だけじゃなくて、日本どこでもいない。実は、青森県立中央病院、県立ですね、青森県で一番大きな病院、ここのところの呼吸器科医が私の同級生ですけれども、1人だけなのです。もう還暦ですね。それで、疲れ切ってこの3月でやめると。青森県立中央病院、県立中央病院ですからね、の呼吸器は閉鎖です、4月から。そういうふうなことが、県立中央病院というふうな物すごい冠をかぶったようなところでもそういうふうな実情でございます。

 それで、今、宮城県の場合で言うと、うちたまたま瀬峰の循環器病・呼吸器病センターですね、あそこは、という名前なのですけれども、瀬峰の県立病院は。そこから、今、呼吸器の先生2人応援にいただいていますけれども、実はあそこも呼吸器の先生が去年2人追加になって3人になったのですね。センターでやっとこ、11月1日から1人加わる。たしか4月から、その前に1人、1人だけのところに去年2人プラスになって、やっとこ3人になったというふうな状況で、実は本当に枯渇しているのです。

 この間も、呼吸器の教授のところに新年のあいさつに伺ったときに、やはりなり手がいないというふうなことで、医師がふえる見込みは現状はないと。そうすると、やはり医者をそれぞれ1人だとかいうふうな格好で分散させると、呼吸器患者は多いですから、もう疲弊してしまうというふうなことで、産婦人科と同様、地域1カ所にむしろ固めたいというふうなことをおっしゃっているのです。その1カ所がうちであればいいのですけれども、なかなか今までの歴史的な関係、病院間のつながりというふうなところもございまして、その1つがなかなかうちのほうに回ってこないというふうなことで、先ほど来申し上げますけれども、ともかくまず石巻医療圏として考えるというふうなことを第一義にしていかないと、多分10年間ぐらいはなかなか思うようにならないだろうというふうには思っています。

 今回、民主党政権になり、あるいは民主党の医療政策いろいろ言っていますけれども、その前の段階で自民党の福田・麻生内閣あたりから、舛添前厚生労働大臣がいろいろ今までの政策転換をして、その同じような軌道上に、今、民主党の政策もあるので、この医者の1.5倍あるいはGDPに対する医療費のアップ、9%ぐらいでしょうか、OECDの平均値ぐらいにまで持っていくというふうな政策をとりたいというふうなことを、今、民主党は掲げているわけです。この4月の薬価改正が、0.19%医療費がアップになりますけれども、実際は700億円ぐらいですから、あれ真水だと。ところが、薬価を下げて、病院の一般診療で4,400億円分プラスにすると、外来で400億円、病院には4,800億円プラスになるような改正をするというふうな話が今なされて、中央社会保険医療協議会で実際に行われているのですけれども、そういうふうな格好になって、ある程度病院が元気づけられる。ただ、元気づけられても、金銭的にはある程度アップしても医者のほうは速成栽培できませんので、やはりその数を確保するためには10年ぐらいすると随分状況が違ってくる。そのあたりまでは、やはりおらが病院よりはおらがまちでとにかく考えていただきたいというふうに思っております。



○松川惠一委員長 ほかに質疑ございませんか。

          〔発言する者なし〕



○松川惠一委員長 なければ、以上で質疑を終了したいと思います。

 それでは、当局の皆様には退席していただいて結構です。大変御苦労さまでした。

 暫時休憩いたします。



          午後 3時00分休憩

───────────────────────────────────────────────

          午後 3時08分再開





○松川惠一委員長 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。

 次に、(4)今後の委員会運営について協議をしたいと思います。

 今委員会の任期も満了に近づいており、これまで所管事務、重点事業について、石巻市公立病院・診療所改革プランの確認・協議、公立志津川病院の行政視察及び健全経営の検証・検討、京都府綾部市立病院の健全経営の取り組み及び滋賀県の公立高島総合病院の医師・看護師の不足解消策などの行政視察を実施し、結果検証を行ってまいりました。

 残り少ない期間でありますが、今後どのような運営をしていくかについて、各委員の御意見をお伺いしたいと思います。



◆森山行輝委員 運営ですね。



○松川惠一委員長 はい、今後のですね。



◆森山行輝委員 あと、任期も本当に次の議会で終わりみたいなものだから、やっぱり第1回定例会の間には委員会をしなければならないよね。そいつで一応まとめということで、あれでないかな、最終的に報告も委員長報告でいい。やっぱり、1回で済むか、2回で済むか、定例会のときに委員会を開いて、おまとめをして、最終的にうちのほうの特別委員会の成果というかまとめというか、委員長発表してというようなことでいいのでないか。ということで。



○松川惠一委員長 特に意見がなければ、正副委員長に一任ということでよろしいですか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○松川惠一委員長 異議なしと認め、そのようにいたします。

 以上で、本日の委員会を閉会いたします。

 櫻田副委員長、閉会のあいさつをお願いします。



○櫻田誠子副委員長 本日はお忙しいところ、委員会においでいただきましてありがとうございました。なお、皆さんから活発な御意見をいただきましてありがとうございました。時節柄、今の病院経営という話がありましたけれども、本当に風邪など引かれませんように、皆様、定例会を迎えていただければと思います。

 本日はありがとうございました。御苦労さまでした。





△午後3時10分閉会