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宮城県 石巻市

平成22年  議会運営委員会 01月22日−02号




平成22年  議会運営委員会 − 01月22日−02号







平成22年  議会運営委員会





               議会運営委員会記録

◇開会年月日  平成22年1月22日(金曜日)           午前10時00分開会
                                  午前11時52分閉会

◇開催の場所  議会委員会室

◇出席委員 8名
 後 藤 兼 位  委  員  長         石 森 市 雄  副 委 員 長
 今 村 正 誼  委     員         堀 川 禎 則  委     員
 渡 辺 拓 朗  委     員         阿 部 和 芳  委     員
 西 條 正 昭  委     員         庄 司 慈 明  委     員

◇欠席委員 1名
 阿 部 純 孝  委     員

◇委員外出席議員 2名
 黒 澤 和 雄  副  議  長         千 田 直 人  議     員

◇説明のため出席した者の職氏名
 新 妻 周 俊  議 会 事務局長         細 目 恵 寿  議 会 事 務 局
                                   次     長

 佐々木 恭 弘  議 会 事務局長         吉 本 貴 徳  議 会 事 務 局
          補     佐                  主     幹

 渡 邉 伸 彦  議 会 事 務 局
          主     幹


◇協議事項
1 協議事項
 (1)議会基本条例条文の検討について
2 次回議会運営委員会
3 その他







△午前10時00分開会





○後藤兼位委員長 皆さん、おはようございます。

ただいまから議会運営委員会を開会いたします。

 欠席委員は、阿部純孝委員であります。欠席の阿部純孝委員の代理として、千田議員が出席しておりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、議事運営協議事項に入りたいと思います。

 協議事項の(1)議会基本条例条文の検討についてでございます。

 初めに、条例の前文について協議してまいりたいと思います。

 1月15日に開催いたしました委員会におきまして、前文に盛り込むべき石巻市議会としての基本理念につきまして、一定の集約を見ることができました。その内容は、1として、議会(議員)の役割と責任では、積極的に政策提言する議会。2として、執行機関(首長)との関係では、独立・対等の立場を構築していく。3として、市民との関係では、市民参加と市民への情報発信、説明責任を果たす議会。4点目として、目指すべき議会像は、市民と協働し政策を先導する議会というものでありました。

 確認した基本理念に基づき、事務局におきまして前文のたたき台を再度作成いただき、各委員には事前に配付させていただいておりますので、本日は前文たたき台の内容について集約していきたいと思います。

 それでは、初めに前文たたき台の内容につきまして事務局から説明をいただき、その後、集約作業に入りたいと思います。

 それでは、事務局、説明をお願いします。



◎吉本貴徳議会事務局主幹 それでは、私のほうから、さきの委員会で確認いただきました基本理念に基づきまして、たたき台の新ということで資料をつくらせていただきました。お手元には、A3判横書きの資料で旧前文、それから新しい前文ということで記載した内容です。それから、解説ということで、こういった意図で書きましたということで記載させていただいております。

 初めに、ちょっと訂正いただきたいのですが、新しい前文のほうの一番最後、「この条例を制定する」の前、「すべき」となっておりますが「すべく」です。「き」を「く」に訂正いただきたいと思います。一番最後です。「明確にすべき」を「明確にすべく、この条例を制定する」ということですので、訂正をお願いしたいと思います。

 前文については、皆様もう十分内容は読んでいただきましたので、細かい中身については説明いたしませんけれども、特にこれまでとは違うところとして、実はたたき台ということもありましたので、事務局的に確認させていただいた部分というようなことでは、全部で5段で構成されておりますけれども、2番目の段で記載しておりますけれども、この中で背景という部分のことの記載になるのですけれども、「地方分権の推進による地方主権の時代」云々かんぬんから始まりまして、「議員が議会及び議員へ」、ここが「議員へ」ですが、ここ「は」です。すみません、ここも訂正お願いします。中段です。「今日」から始まるところの文章の一番最後のほうですね。「議会及び議員は」です。「へ」となっています、すみません。「議員は、みずから改革していかなければならない」と。この自己改革の部分を、ちょっとたたき台というふうなこともありましたので検討は特になかったのですけれども(「へでいいよ」と呼ぶ者あり)「へ」でいいのだ、「へ」でいいのですね。(「へ変わるのだから」と呼ぶ者あり)「へ変わる」ですね。そうです、すみません。(「そのままでいい」と呼ぶ者あり)すみませんでした。この部分のくだりはちょっと事前に協議ないまま入れた部分ですので、御了解いただきたいと思います。

 それで、ですから解説のほうをごらんいただくと、先ほど委員長からもございました4つの基本理念、独立・対等、それから市民参加云々、積極的な政策提言、それから市民協働と政策を先導する議会の部分については、一応網羅した上で、さらに制定に向けた背景と自己改革の部分を追加させていただいたということでございます。よろしくお願いいたします。

 それから、本日お手元のほうにはもう1枚、A4判の資料でお渡ししているものがございます。資料としてお配りしておりますけれども、こちらについては、実は前文としては結構長い前文になりましたので、要約をしてもうちょっと簡潔にというふうなこともありまして、参考までにそれ以降にちょっと用意した資料でございますので、長野参考人にお話を伺ったときにも、前文に書き切れない部分が仮にあったとすれば、それについては例えば逐条解説の中で表現することも可能だというふうなお話もございましたので、案としては、たたき台としてはこちらをお出しいたしましたけれども、簡単にまとめると、わかりやすくまとめようと思うと、こういった形の表現方法もございますので、こちらも参考にいただきながら、本日、検討を進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。



○後藤兼位委員長 ただいま、新しい前文につきまして説明をいただきました。

 それでは、内容につきまして皆様からの意見を伺いながら、集約作業を行いたいと思います。

 今回、事務局より示されました前文たたき台に対しまして、各委員の考え方を伺いたいと思います。御意見ございませんか。



◆今村正誼委員 では、うちのほうで19日に会派会議を開きまして、それで少し長いのではないかと、そういう中で縮めながら、もう少し明確にできないだろうかというふうなことで協議しましたので、一応その協議の内容をちょっと説明したいと思いますので、資料的にちょっと渡しておかないとわからないところがあると思いますので。

          〔資料配付〕



◆今村正誼委員 では、番号が振られていますけれども、実は1のほうはちょっと置いておいて、2から説明いたします。ということは、今までの流れからいいますと、いわゆる趣旨なり時代背景なり市長との関係なりが、なぜつくらなければいけないというのは一番最初に持ってきたと。だから、その議論の積み重ねからいきますと、石巻市議会はというふうなとらえ方でいきますと、どうもとにかくすっきりこないなという部分がありまして、実は2の「今日」というところから入るべきではないかと。「今日」と行きまして、ずっと行きまして「二元代表制の趣旨を踏まえ」といったところで3というところの、いわゆる上の半分以下です。「議会は、合議制の機関として」云々というふうなことで「図る共通の使命を有している」というところで、「今日」から始まって2と3というふうな順立てにすべきではないかと。

 そして、その次には、2のところの市長と相互の関係云々というふうなことは、これは改革云々というふうなこと、もともと改革なのでありまして、これは削除してもいいのではないかというところで、2、3と続きましたら、4番目の今度は議会は何をすべきかということで、この改革の云々というふうな最初のところを省きまして「議会は」と直接来て、4そのまま生きると。

 そして、5も「他方で」というふうなことじゃなくて「議員は」というところで、議員は何をすべきか。そして、最後に「よって、ここに石巻市議会は」というふうにこう入りますけれども、こういった流れの中で、どうしてもとにかく石巻市議会を最初に説明したり、市民を説明したりというふうなことが必要であるのかなというふうな場合には、一応上に持ってきて、「ともに市民の負託にこたえなければなければならない」という形にしたほうがすっきりするのかなというふうなことで、我々はそういった中で、協議の場に出していただけないかというふうなことで、きょうこういうふうな形で出しました。



○後藤兼位委員長 ほかに御意見。

 では、会派として、グローバル石巻。



◆阿部和芳委員 私どものほうも同じ19日に会派会議をさせていただいて、いろいろお話があって、ただいま今村委員のほうからもあったように、前文が長いのではないかという議論もありました。しかしながら、逐条で解説するよりも、長くてもわからせたほうがいいのかなというようなお話もあって、このたたき台をどうするかということで、最初の1行目の「石巻市市民は」ということで、これ「市」がダブっているからとったほうがいいのではないかという話になりました。

 そして、段落の3段目の「この自己変革に当たっては、議会は多様な市民の多様な意見を」ということで、「多様」が2度使われているので、後方のほうの「多様な」をとって、あと「これまで以上に公正」というところがあって、「議会運営を行うことはもちろんのこと」と、次の「市民に」を削除して、「開かれた議会づくりを推進し、また市民への」とあるのでこれもとって、「情報発信と」というふうに少しスリム化した案でまとまりました。

 よろしいでしょうか。ちょっとわかりづらかったようですが。



○後藤兼位委員長 もう1回、ちょっと。



◆阿部和芳委員 上のほうの「石巻市市民」の「市」がダブっているから……。



○後藤兼位委員長 文章の、例えばその字句のカットとか云々だと思うのですが。



◆阿部和芳委員 文章のカットが主なものでして、1段落目の1行目の「石巻市市民」の「市」が重複しているのでとる。あと、3段落目の「この自己変革」の「多様な市民の多様な」とまたなるので、「多様な市民の意見」ということで後方の「多様な」をとる。あと、「議会運営を行う」から「行う」の下の「ことはもちろんのこと」は削除。あと、次の句読点も削除して、「市民に」まで削除です。「行う、開かれた議会づくりを推進し」(「行い、それから市民の……」と呼ぶ者あり)「行い、開かれた議会づくりを推進し」、ここもまた「市民への」と重複するので「市民への」をとる、ということの。そこまでが削除の部分です。

 あと、第2段落目の「議会及び議員」、さっき「へ」とあったのですが、そこを「議員等」(発言する者あり)「議員等」(「などか」と呼ぶ者あり)「みずから改革していかなければならない」。(「そこのメモをとってきたほうがいいのではないか」と呼ぶ者あり)後で、ではコピーをあげます。



○後藤兼位委員長 では、今、グローバルだけれども、ここの会派については、例えば今2つの会派があったのですが、ニュー石巻のほうでは文章のこういう、こうすればいいのではないかとひとつ示されたのですが、示されないとなかなか見えないという今議論もあるのですが、そういう文があれば1回暫時休憩して、ちょっと今、資料を整理したいと思います。



          午前10時14分休憩

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          午前10時24分再開





○後藤兼位委員長 それでは、各資料が皆さんのお手元に行きましたので、委員会を再開したいと思います。

 改めて、グローバル石巻のほうから、お手元の資料に基づきまして、再度ちょっと御説明いただきたいと思います。



◆阿部和芳委員 それでは、1段落目の「石巻市市民」の「市」が2つになっているので1つとると。あと、段落の2の一番最後の「議員へ」というところを「議員等みずから改革しなければならない」ということで「等」に改めたい。あと、「議会は、多様な市民の多様な」とあるので、前後どちらか、ここでは後段の「多様な」を削っておりますが、これをとる。それから、その下の下、「議会を行い」にして、あと「開かれた議会づくりを推進し、情報発信と説明」ということで、「市民」が2回、3回出ているので、これをとるということでまとまりました。



○後藤兼位委員長 続きまして、共産党議員団。



◆庄司慈明委員 まず、旧たたき台と新たたき台を読んだときに、随分中身が分厚くなったなという感覚を持っています。多少長くなるのはやむを得ないのではないかという思いです。

 それを前提に、前文のワンセンテンス目の「それぞれ異なる特性を生かし」という部分は、それぞれの特性というのは、議事機関と執行機関という認識を持つ場合と、私たちはそこに明記すべきだと思っていますと。ただ、この全体の流れとしては、片方が合議制の機関であり、片方が独任制の機関という特徴をということなのかもしれませんが、やっぱり市民の方々には議事機関と執行機関、前にも書いてはありますが、しかし、それぞれが異なる役割を果たすのだということを鮮明にするということがよろしいのではないかと思います。

 2つ目のセンテンス、「今日」はよろしいのですが、「地方分権の推進による地方主権の時代を迎え」とあります。しかし、この「地方分権」という言葉は、市民権を得ている言葉だと思いますが、「地方主権」という言葉の概念を私たちが簡単に説明することができるかどうか。あるいは、市民の方々が通常に理解する言葉かどうかということには疑問を感じます。したがって、印字のように「地方自治の進展による地方分権の時代を迎え」と。「地方分権」あるいは「地方自治」という言葉それ自身は概念も明確になっている言葉ですので、それを使ったほうがよろしいのではないかと思います。

 せいぜいそういうところで、先ほどの「多様な市民の多様な意見」とか、そういう部分については議論の成り行きによって構いませんよということの思いです。

 なお、2ページ、3ページの太字のものは、私が御説明をするときに何か必要であればと思って、ただそこに添付していたものですから、お気になさらないでください。



○後藤兼位委員長 これは、それで2ページ目というところは、これでよろしいですか。



◆庄司慈明委員 地方自治における執行機関ということが2ページに書いてありますよね、真ん中に線でこう。ああ、そうか。はい、ごめんなさい。2ページ目、もう一つ抜かしました。大変に失礼いたしました。

 同じように、「地方主権時代」という言葉があります。基本条例という根幹の条例では、やっぱりこういういわば一種の市民権を得ない言葉あるいははやり言葉といいましょうか、そういう言葉は余り使わないほうがいいのではないかなということと、「先導できる議会を目指し」ということですが、決意としては「先導する議会を目指す」ということがよろしいのではないかという思いで、「できる議会」ではなくて「する議会を目指す」という表現にいたしました。

 なお、この新たたき台でも、結局のところ、地方分権時代を私たちが先導する議会という意味で言うと、ほかの議会に対していわば先導するという表現になると思いますので、それは私たちのいわば、他議会から見るとどう見えるかわからないけれども、他議会に対しての決意でもあるというように新たたき台を理解してのお話です。



○後藤兼位委員長 新世紀クラブ。



◆堀川禎則委員 うちのほうは、19日に検討を行いました。先ほど、グローバルさんのほうからあったのと余り変わらないのですけれども、段落の3つ目の「自己改革に当たっては」というところの「多様な市民の多様な意見」というところ、「多様な」というのが2つあるので、その辺を「多様な市民の多くの意見」とか「多くの市民の多様な意見」とかというふうな形でちょっと語句を変えたらいいのかなというところ。あと、一番最初の「市」が2つ重なっている部分、そこはこうしなければならないということでなくて、そういう意見としては出ました。あと、ほかの会派で長くてというふうなお話もございましたけれども、前の議会運営委員会の中で各会派から意見が出た中で、それを集約する形でこういった長くというか、こういった形にまとまったので、その部分についてはよしとしましょうということで、特に長くてとか短くてとかということで、長さについてのいいとか悪いとかということではなくて、意見の集約の結果でしょうということでまとまっております。



○後藤兼位委員長 続きまして、公明会。



◆渡辺拓朗委員 単語の重複の部分は皆さんと同じように考えます。強いて、2段目のところの「二元代表制の趣旨を踏まえ」と、この「趣旨を踏まえ」というその趣旨とは何なのかという意味は、ある意味では次の「市長の相互の抑制と均衡、協調」、意味は直接は当たらないかもしれませんが、そういったことを踏まえた二元代表制だよということに我が会派は考えますので、この二元代表制、先ほどもありましたように、わかりにくい言葉は使うべきではないなという思いもありまして、結論的に「議会及び議員がその責任や義務を果たしていくため、市長と相互の抑制と均衡、協調」、ここが一番重要であり、この辺に直接入っていって構わないのではないかなと。そして、また二元代表制の部分は、前文の第1段目の「市長、議員が市民から直接選挙で選ばれる」ということで説明もありますので、できるだけ難しい言葉は使わないようにという、それで削除と考えます。



○後藤兼位委員長 みらい石巻。



◎千田直人議員 19日に私どものほうもちょっと時間をとりまして話し合いをしましたが、この前文については字句を差しかえるといっても、求めるところいうのですか、そこが一緒でないのかというようなことで、おおむねこれでいいのではないのかというようなことでございました。



○後藤兼位委員長 今、いろいろ御意見伺いました。

 再度、今いろいろ御意見聞いて、委員の皆さんから御意見ありましたら。



◆庄司慈明委員 やっぱり、今、私たちがつくろうとしているのは議会の基本条例であるということを踏まえて、たたき台の条例の前文は構築していきたいという思いなのです。したがって、ちょっと恐縮ですが、この並びは基本的にこのままでよろしいのではないかと、私自身は考えます。つまり、議会というのは何なのかということはやっぱり最初に表現しないと、私たちがどういう立場なのだということが、どういういわば法的な位置づけなのだということを明らかにするいい機会でもあるという思いです。



○後藤兼位委員長 ほかに御意見ございますか。



◆阿部和芳委員 うちの会派も含めて、今、庄司委員が言ったように並びとしては私もこのままで、あと字句、語句の訂正と、あと法的にこれでいいのかというような協議をしていただければいいのかなというふうな感じがいたしました。よって、これを今の部分をすり合わせながらこのたたき台を生かしていただければなというふうに思います。



◆今村正誼委員 かなりの部分がこの文章の流れでいいということであれば、それはそれでいいと思います。ただ、ちょっと気になるのが、やはり段落の2番目の「今日」のところの下から3行目あたりの「二元代表制」からの3行と、それから前文の中の最初の段落のほうの「議会の合議制」から始まって、この3行、4行、何かちょっと似通っているなと、ダブってないだろうかという雰囲気があるのです。そこら辺の調整ができないのかなと。だから、私はちょっと入れかえながら、この段落の2つ目の「市長と相互」の関係というのは削除したほうがいいというふうな考え方だったのですけれども、どうもダブらないだろうかなという。明確にしながら、何かちょっと上のほうで「異なる特性を生かして、市の発展、市民と福祉」とこうなっているから、「相互の抑制と均衡」なんていうのはどうなのかな、難しい言葉を入れながら言っているけれども、どちらかに統一したほうがいいのではないかなと、そんな感じがしました。



◎吉本貴徳議会事務局主幹 確かに、内容的にはダブっている部分もあろうかと思います。確かにおっしゃるとおりかなと。独任制と合議制機関というのは、確かに違うのだよということですから、二元代表制の意味を説明している内容でございますけれども、渡辺委員からございました「二元代表制の趣旨を踏まえ」ということの以降の部分の「抑制と均衡、協調」、このあたりどうしても、この間の議会運営委員会の中でも公明会のほうから、協調というふうな言葉、独立・対等だけじゃなくて協調という部分も必要なのだよということがありましたので、その辺をぜひどこかに入れ込みたいということも実はございまして、ここの部分に入れさせていただいたというのが正直なところでございまして、それをやはり前文の一番最初の前段のところにまた、機関それぞれは対等で独立しているので別々の組織として市政発展を担う責任を持っているのだよ、使命を持っているのだよという部分に、そこに入れてしまうとちょっとその意味合いが薄くなってしまうので、ここには協調という言葉はなかなか入れられなかったものですから、どうしてもこの後ろのほうにちょっと入れさせていただく関係でここに持ってきたというのが、実は正直なところでして。内容的には、確かに同じことを言っているのではないのかなということはあるかもしれませんけれども、そういった事情もあってちょっとたたき台をつくるときにそのように考えたということでございます。



○後藤兼位委員長 今、吉本書記のほうからお話あったのですが、この間の議論、各委員で議論して、今の例えば協調とか1つのキーワードを入れていくと、どうしても最初の一番上の「石巻市議会(以下議会という)」から始まってこの1つの段落というのは、まず抽象的な1つの上段に構えて、あと「今日」というときから我々のこの間の議論を、そのいろいろな意見の議論をやっぱり集約して1つのその軸に、あるいは協調なら協調とかそういう部分に込められていけば、ちょっと繰り返しというかダブる部分は確かにあるのですけれども、市民に対してわかりやすくというか議会という部分での改めてその認識をしていただく、そしてその中から議会基本条例を制定していくという部分での議論をしていくと、確かにダブる部分あるのですけれども、そこは1つの意見、何ていうか、集約の1つのこの文になるのかなと私は思うのです。

 ただ、あと法制上の例えば字句の修正とか、これは確かにあるかと思いますが、そういう部分はあると思うのですけれども。



◆庄司慈明委員 やっぱりこの新たたき台は、非常に鮮明になっている部分は多数あると思います。全体として、この起承転結が明確になっているというのもいいところだと思うのです。

 先ほど、吉本書記がお話をいたしましたけれども、最初は議会の使命を明確にして、2つ目のところでは協調という言葉も組み入れながら、みずからその使命を果たすために変革をしていかなければならないと。なぜ、今、私たちは自己変革ということを意識しているのかというのが3番目であって、そして4番目結論という起承転結が非常に鮮明になっている文章という認識なのです。

 やっぱり、役割をお話しするときも独立・対等の立場云々ということと、だからこの議会はみずから改革していくのだということは文章の目的が違いますので、ニュアンスとしてダブっているという理解をされる方はいらっしゃるかもしれませんけれども、その説明としては必要だと思います。



○後藤兼位委員長 この解説の右枠のほう、例えば独立・対等の立場の関係、そして時代背景ですよね、地方主権の時代の到来というもの、自己改革の具体的な取り組みのための議会基本条例を制定するものだと。そして、3段目については、市民参加と市民への情報発信、説明責任を果たす議会と。そして、4段目については積極的に政策提言する議会を目指すと。そして、最後には、市民と協働し政策を先導する議会というふうな1つの骨格というか、その部分での前文という形はなると思うのです。ですから、どうしてもその前後云々でちょっとダブったり、文章的には、文章というか意味は少しダブる部分もあるかと思うのですが、基本的には解説の部分の基本軸という部分でこの議論を踏まえての前文となっているので、そこら辺、私は1つの、長いといえば長いのですけれども、ただ、具体的に市民にこういうことだという部分ではおおむねいいのかなとも感じるわけでございますが。皆さんの御意見いろいろ、さっき今村委員のほうからは、例えば文章のいろいろなここのあれもありましたけれども、ここら辺について改めて今村委員のほうから。



◆今村正誼委員 大体まとめに入っているわけだから、あるところではやっぱり会派のいろいろな部分の意向とか議論は積み重ねてきて、それらを踏まえてここまでやっぱりまとめに入るのが、私はいわゆる会派を代表して座っている身でありますので、方向は1つのこの文章の流れでいいだろうということであれば私はいいのです。ただ、今言ったいわゆるダブっているなという部分に関しては、例えば思い出すのでは、栗山町あたりだとここの第2の段落ところで、いわゆる今日的な課題というのか問題というのか、そういったものに対して何か説明をきちっとしているなというところがあって、そういうところでは経過、ここに背景もあるわけですから、それはそれでいいと。いいけれども、であればもう少し鮮明にならないのかなというふうな感じはしました。でも、皆さん方がそうであればそれでよいのかなと思います。



○後藤兼位委員長 これ今、今村委員のほうから、この2段目というか今日の時代背景というか、この部分をもう少しつけ加えるという形なのですか。



◆今村正誼委員 何かこの文体だと、上との関係が非常にダブり過ぎている感じがするので、今日的なところに関しては半分から下をもっと説明すべきなのか、あるいはこちらのほうの議会の取り組みのいわゆる姿勢というのか、そういうものを入れていくとかにすべきなのかなと、こう思いましたけれども、いいですよ。



○後藤兼位委員長 今、今村委員のほうからは全体的にはおおむねいいのではないかと。ただ、今日的な時代背景の部分で、栗山町などはもう少し背景的な部分はあったのではないかという御意見がございました。ここら辺について、今ちょっと意見をざっと出していただいたのですが、これについて皆さんの意見がございましたら。



◆石森市雄委員 私も皆さんがいいのであればあえて反対するわけではないのですけれども、この構文の起承転結から言えば、問題提起が先に来るのがいいのかなというものがあるのですよね。この第2段落の上に、第1段落目に来て問題提起をするというのがいいのかなという思いもあるのですけれども、どうでしょうか。



○後藤兼位委員長 今の石森副委員長のほうから、この前文の1段目の部分、さっきニュー石巻のほうからの最初の意見ということだったのですが、そこら辺の部分ですね。これについては、今そういう御意見ありましたが、ほかに。この前文の前文というか、その前段ですので、こいつは石巻市議会と、あと市民と首長との1つのフレーズというか、大前提をここで一応まずうたって、そして一番問題の「今日」とここから2段目からが、石巻市議会、我々の部分での集約なのかなと私はちょっとそういう部分で理解するのです。

 ですから、今村委員が言う、2段目の少し加筆するというかつけ加えるというか、そういう部分での議論というのがあればここにもう少し集約する部分との意見もあるし、あるいは意見の中でこういう形の集約でいいのかという部分もあるのですけれども、副委員長の部分はそういう意見、確かにね。



◆石森市雄委員 1段落目の問題、要するにどういうことをするのか、目的とか、そういうのを入れて。1段目と2段目を1つの文に、段落にすることができるのかなという思いもあるのだけれども。



○後藤兼位委員長 最初、そういう文章構成と、あとこの間の我々の議論から踏まえれば、さっきのこの資料の新たたき台の前文の右の解説、さっきのこの独立・対等の立場の関係、そして今日という時代背景、そしてこの間も渡辺拓朗委員なんかも今日的背景というか、時代背景も入れるという部分も必要じゃないかという部分がありましたけれども、そういう背景を上に持っていくと。そして、その市民参加と市民への情報発信、説明責任を果たす議会、そして積極的に政策提言する議会を目指すと、そして市民と協働し政策を先導する議会という部分での構成については、私はこの文でもいいのかなとは思うのですけれども、皆さんの意見としてどうでしょうか。今のそういう問題が提起されるのは。



◆庄司慈明委員 何度もお話を申し上げて恐縮ですが、やっぱり一番初めの部分はそもそもそういう部分がないと、ないとというよりもあってしかるべきでないかなという、これは語感とかにかかわる部分も大きいので、それは私の感覚といえば皆さんの感覚と同じですが、そういう意味ではそもそも議会というのはこういうものですよねと。ただ、今こうなのですよということがやっぱりあってしかるべきでないかなと思います。ですから、基本的にはこの流れでよろしいかと思います。



◆渡辺拓朗委員 副委員長のおっしゃることもよくわかるのですよね。その文章構成上というか、どこをクローズアップするかというところだと思うのですが、ただ何ですかね、やっぱり一番最初にこの市議会の使命と、生命、財産を守るとかはもとより、今日では市民の福祉向上ということがより明確な目的なので、ありきたりなことですが、その一番大切なところがやっぱり最初に、頭に来るということが必要なのかなと思います。



◆今村正誼委員 今までずっと議論してきた、いわゆる前文のたたき台というのは違うわけだったのですから。いわゆる「地方分権の」から始まっているわけですから。だから、そういったところでずっと議論してくるとどうも違和感というのはあったなというのが、私とか石森副委員長とかうちの会派でのやつで。ただ、それは今のこれまでの議論を聞いてやってくると、ずんずんやっぱり、ああ文章の流れがこうである場合はこれでいいのかとなれば、そんなにAかBか選ぶというので競争しているわけでもないし対立するわけではないので、これはこっちでいいだろうというところで理解してもらって結構です。



○後藤兼位委員長 では、おおむねというか、こういう前文の部分、あと法制上の、例えばさっきの「市民」とか「多様な」とか、どっちだっけとか、前に来るのか、後ろにか、そういう部分での1つの調整はあるにしても、この新しいたたき台の意見の集約でよろしいですか。



◆庄司慈明委員 私のほうの意見についてはいいのですね。どうなっているのでしたか。



◆今村正誼委員 地方主権がはやり言葉というふうな話もありましたし、まだ認知されていないのではないかというふうなこともありましたけれども、いわゆる主権と分権というふうなことで、やはり地方が自己責任とかそういったところで、これからやっぱり地方自治を発展させていく中で主権という言葉は案外明確な言葉になって、そういった言葉をやっぱり先導していくというふうなことでいくという、いわゆる先をとにかく走っていきましょうというふうな意気込みがあって私はいいと思いますよ。



○後藤兼位委員長 ほかに御意見ございますか。



◆庄司慈明委員 今、ネットで調べても地方主権という言葉がどう書かれているかというと、一部の政治家やなんかがそういう表現を使っているという規定しか出てこないのです。地方主権、主権という言葉は、国家主権に対しての言葉は国民主権ですから、あくまで国の事務の中での分権が進んでいくということが、そしてそこに地域の責任をその自治体が持つということが地方自治であり地方分権ですから、私はそういう現段階で、私の語感あるいはそれをネットで私が調べた範囲で言えばそうでしたので、みんなが納得できる言葉を使ったほうがよろしいのではないですかという意味なのです。



◆今村正誼委員 この前文には、「地方分権の推進による地方主権の時代を迎え」というふうなところがあります。こうなってくると、「地方主権の時代を迎え」ということは、今本当に地方主権のど真ん中にいるのかなというふうな印象がありますので。これ、前回のたたき台のときには、ちょっと資料がないですけれども、多分、「地方分権の推進によって地方主権という言葉を生み」と、それで地方の責任の範囲が急速に拡大する中でというふうな、多分そういうふうにしたと思うのです。だから、そういうふうなことでは、「時代を迎え」というふうな部分ではやっぱりちょっと走り過ぎかなというところで、そこら辺に関しては「の言葉を生み」とかで、近づいてきているぞと、自分たちで自己決定して、自己責任のある地方自治を目指していくというのが近づいてくるぞというイメージにしたほうがいいのではないかなと思います。



○後藤兼位委員長 ほかに御意見ございますか。今、この地方分権と、そして地方主権という部分でもございました。



◎吉本貴徳議会事務局主幹 地方主権の時代で、確かにそこまで求めているのかと言われるとそのとおりでございまして、ここ確かに庄司委員のおっしゃるとおり、そこまでまだ認知されていないというふうな言葉でもありますから、この辺の表現についてやはりもうちょっと事務局のほうでは、背景の部分でございますので、この辺はちょっと表現については、おおむね流れとしてはこれでよろしいというふうなことであれば、この表現についてはあと法制のほうとも協議もしながら、若干ちょっとやっぱり見直す必要があるのかなと、今、事務局でも感じているところでございますので、見させていただければなと。今、いい言葉が何かあるのかといえば、例えばすぐには出てこないのですけれども。



○後藤兼位委員長 「地方主権」を何もなくすことはないと思う。



◎新妻周俊議会事務局長 1つ、よろしいですか。

 一時、法制執務を担当した立場からなのですが、いわゆる地方主権というのが最近出てきた言葉なのですけれども、ただ説明して理解されるような表現はなるべく使わないようにしましょうというのが法制執務の基本的な考えでして、例えば地方分権というのは中央集権に対する地方の主体ということでオーソライズされていますけれども、地方主権というのは、確かに地方が主体となって、これと似たような表現として地方政府というふうな言い方もありますけれども、これはどういうことだというと説明しないと理解されないという状況にありますから、こういうような語句はなかなか法制執務のときはなるべく使わないようにしましょうというのが原則になっています。やはり、地方主権に対応する言葉というが何かというと、国家主権なのかというと、やっぱり主権は主権在民なので、この辺で違和感があるのかなと思います。ですから、なるべく説明して理解していただくような表現は、文言は使わないというのが法制執務の基本的な考え方です。



○後藤兼位委員長 暫時休憩いたします。

          午前10時58分休憩

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          午前11時18分再開





○後藤兼位委員長 それでは、委員会を再開いたします。

 それでは、石巻市議会基本条例たたき台の前文の全体の集約をしてまいりましたが、いろいろ地方分権の推進等々についていろいろな御意見がございました。そういう中で、各委員の皆さんの意見を集約してまいりますと、2段目の部分なのでございますが、「今日、地方分権の推進による地方主権の時代を迎え」という部分をいろいろ議論してまいりました。これを、皆さんの意見を集約し文章を、前文の2段目、「今日、地方分権の進展により真の地方自治の時代を迎え、地方公共団体の自己決定、自己責任の範囲が急速に拡大する中で」という前文に集約をしてまいりたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



◎吉本貴徳議会事務局主幹 それでは、おおむねこのたたき台の流れで了解いただいたと、今、確認いただいた内容については訂正をさせていただきまして、それから表現方法等でいろいろ各会派の皆さんから出ました内容については、あと法制執務のほうと協議をしながら、正しい、市民にわかりやすい表現方法に直す部分も出てまいると思いますので、その辺は御了解いただきたいと思います。

 ただ、最後に1点だけ。最後のまとめのところの「これらを実現するために、市民と協働し地方主権時代を先導する」、ここもありますので、この「地方主権時代」の部分についてはちょっとまだ、今、確認した内容が表現できる内容をちょっと考えて、もう時間がないので、それは後、次のときに(後藤兼位委員長「真の地方自治を先導できるというふうな」と呼ぶ)では、そのように。「真の地方自治を先導する」ですか、「できる」じゃなくて。先ほど、これは共産党議員団さんのほうからあったのですけれども、決意であれば「できる」じゃなくて「する」というふうな。



○後藤兼位委員長 「する」だな。「真の地方自治を先導する議会を目指し」ということでよろしいのですかね。



◎吉本貴徳議会事務局主幹 そうすると、後段に「市民自治の観点から、真の地方自治の実現に取り組む」とありますので、この表現が(「この語句だの何だのは、訂正してもらったらいいのではないのですか」と呼ぶ者あり)これで、いいですか。では、ここ表現ちょっと。皆様の御意見を踏まえた上で、それが表現できる内容にちょっと相談させていただきたいと思います。では、ここの部分を。



○後藤兼位委員長 今の部分は、あと法制上の語句の調整ということで、集約するということで御理解を賜りたいと思います。

 ただいま、皆様の活発な協議によりまして、議会基本条例の前文につきまして、議会運営委員会としまして集約することができました。ありがとうございました。

 今後、条例の条文につきまして個別に検討していくことになりますが、それら条文の検討をする際には、前文に規定されました基本理念に基づいて行っていくこととなりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 議会基本条例の前文が固まりましたので、続いて個別の条文について検討作業に入りたいと思います。その前に、本日、事務局におきまして資料を用意いただいておりますので、初めに資料の説明を事務局からお願いいたします。



◎吉本貴徳議会事務局主幹 本日、皆様のお手元にまず資料といたしまして、A3判でちょっと厚めのレジュメを用意させていただきました。こちらのほう、条文すべて載っているわけではございませんけれども、皆様、各会派から御意見等があった内容の条文についてはすべて載せております。これまでの検討内容、あるいは参考人の意見等を1枚に集約させていただきまして、今後、各条文の集約作業を行うときにこちらのほうの資料を参考にして進めていただければということで用意したものです。

 1ページ開いて、2ページ目をごらんいただくと、すべて網羅したページになっておりまして、例えば第3条であればたたき台の条文は左側にあるとおりです。この条文を判断するときに、前文に規定した基本方針、ビジョンのどれに該当するのかということで、例えばこの条文であれば積極的に政策提言をする議会を目指しましょうと、あるいは市民参加と市民への情報発信等が関係してくる。ですから、この条文を規定する上での解釈の判断基準としては、こういった基本理念に基づいて解釈をして判断していただければということになっています。

 それから、たたき台に対する会派の意見というのは、これは一番最初にたたき台を出したときの会派の皆様からの意見をそのまま載せております。ただ、正直なところ、その後、何度か協議も重ねておりますし、参考人の意見も聞いているということで、この部分の会派の意見というのは、会派によってはかなり変化してきている部分もあるのかなということもありますので、内容についてどこまでこの部分が参考になるのかなというのがちょっと考えるところではございます。

 それから、その下には参考人の意見ということで、長野先生の参考人の意見聴取のときに出された意見であったり提言のほうを載せております。

 それから、関連する条文というところではこの条文を規定する方向によっては、以下の関連する条文も当然そういった形で直さなければならないということで考えています。

 それから、論点の整理、検討の方向性というのは、事務局でこういったことで方向性あるいは検討をしていただいてはどうですかということの参考資料として載せております。

 それから、右端に先進議会の規定例というふうなことで、条文をそのまま掲載させていただいたということで、いろいろ協議を進めていく上で、あるいは会派等々で協議をする上でも、これ1枚あれば、これまでの経過については確認した上で協議いただくことができるのかなということで今回用意させていただきました。

 個別の中身については、後ほど簡単に説明するといたしまして、もう1枚、実はきょう資料をお配りしております。A3判で1ペーパーの一番最後にあると思います。表題が、「議会における政策提言に向けた政策形成サイクル(イメージ図)」ということで、資料を用意させていただきました。

 先ほど、集約いただきました前文の中でも、積極的に政策提言をする議会を目指すということでございます。当然、政策提言をするという言葉4文字では非常に、その言葉でもよろしいのですけれども、実際、政策提言をするということは、政策を議会がつくり上げて当局に提示をするということでございますので、まずは政策をつくるということは、その政策をつくるためのきちんとした形成サイクルをまず議会として、あるいは議員の皆さんの中で理解をしていただかないと、政策提言の方法はいろいろございますけれども、議会として、いわゆる二元代表制として、合議制機関として政策を提言すると。議会で政策提言をするという上では、この形成サイクルについてはきちんとある程度、一定の確立する方向性を考えておかないと先に進まないのかなということです。

 このお示ししたサイクルにつきましては、あくまでも議会としてということで考えた場合です。ですから、議員よっては個人で当然、議員個人にはそれぞれ議案提案権がございますので、議員が例えば条例案を出すとか、あるいは会派等で検討して条例を出す等々については、またそれは別でございまして、それを妨げるものでも縛りつけるものでもございません。あくまでも議会として考えた場合のイメージということで、御理解いただければと思います。

 まず、資料のほうをごらんいただいて、一番左のほう、政策形成サイクルという点線で囲んだ部分、これは別に議会にかかわらず、行政側においても新しい政策をつくるときには、当然にこういったサイクルで政策を形成しているはずでございます。問題を発見して、その中から課題を見つけて、その問題を分析した上で政策を立案して、政策決定をして、それを執行する。最終的には、その政策を評価する。評価の結果によっては、もう一度またその中の課題、問題を発見してということでぐるぐる回っていくと、それでよりよい政策をつくり上げていくということで、これは議会に限らず、行政側でも行っている作業です。

 いわゆる、このテーマ設定、インプット、アウトプット、アウトカムという、この流れを1つのサイクルを議会としても政策提言を進めていくのであれば、ある程度想定した中で考えていく必要があるだろうということで今回考えました。

 その右側のほうから以降は、あくまでもこれは事務局のほうで、事例として考えたものでございますので、必ずしもこうしなければならないというものではございませんので、御理解いただきたいと思います。

 この政策形成サイクルをつくっていく上で、石巻市議会の中でこの議会基本条例を検討していく作業の中で、ツール、道具としてどういったものが考えられるかということで挙げたものです。課題、問題の発見については、議会として何かあるかなとなれば意見交換会等を実施して、市民であったりとか、いわゆる業界、産業団体の方から意見を聞いて情報収集するということ。

 それから、基本的条例のたたき台では広報委員会というふうなことも規定で、たたき台として挙げていますけれども、これを例えば広報広聴委員会というふうな形にして、広聴事業も議会として積極的に行うということではどうかなということで考えました。具体的にはどういったことかというと、意見交換会等であれば、右のほうに行っていただいて、3つ例として挙げておりますけれども、議会報告会と意見交換会と視察報告会の実施と。

 議会報告会は当然、議会での審議経過の報告はもちろん行いますけれども、市民がいらっしゃいますので、その中での意見交換を行っていく中で、市政課題等、地域の課題になるかもわかりませんけれども、あるいは大きな市政課題に該当するような情報も収集することができるだろうと。これについては、条例たたき台の第7条で規定している内容を生かして実施していくと。

 それから、意見交換会の実施というのは、これとは別に条例で言うところの第6条第5項に「議会は市民と積極的な意見の交換の場を設け」というような規定がありますので、それをでは具体的にどうなのかということでなかなかイメージしづらかった部分を、例えばこの政策形成サイクルの中のツールの1つとして実施をすると。ですから、議会報告会というような形とは別に市民との意見交換の場を設けていきましょうと。具体的には、議会で行うことも可能、議会全体として行うことも可能でしょうし、あるいは委員会として実施することも可能であろうということで、そのツールの1つとしてこの条文を規定するということも考え方の1つにあるだろうと。

 それから、視察報告会の実施については、これは委員会でやったり、それから会派で行った視察結果を、たたき台の中では第14条第3項で規定しておりまして、会派の皆様の意見の中ではほとんどやらなくてもいいよという意見が実は多かった項目でございますけれども、参考人の意見の中にありまして、会派の視察の結果を今後の政策のためのシンクタンク等々に使うのであればその報告会は有効だよというような提言もございました。そういったことも含めまして、例えば視察報告をどこで行うかというのは、条例のたたき台の中では政策研究会で行うということにしているのですが、その中で議員対象だけではなくて、当局あるいは市民を対象に報告会を行って、その中での質疑等々の中から、例えば当局との対応、やりとりであれば、ほかでやっているけれども当局では何でできないのかねという話の中で、問題点、課題点が見つかるかもしれませんし、市民との意見交換の中では見てきたことをではどう実現するのだということで、市民から要求をされる可能性もあるということもありますので、これは1つのいわゆるテーマ設定のための課題、ソースを見つけるための作業の1つの手段にはなり得るだろうということで考えたところです。

 それから、広報広聴部門ではこれはまだやるやらないは決定しておりませんけれども、仮に広聴事業もやろうと思えば、広聴事業として挙げられるのは、この間見てきました四日市市の議会モニター制度であったりとか、議会市民アンケート、市民アンケートは市でも行っておりますけれども、あくまであれば市のアンケートでございますので、条例の前文では独立・対等だというふうなこともある程度明記するわけですから、これは議会として、議会の広聴事業として独自に、経費もかかるかもわかりませんけれども、アンケート調査を行っていきましょうということもできるのかなと。この部分については、そういった委員会を設置しないとなかなか厳しい部分がございますので、この委員会の設置についての条例については、たたき台の第8条に規定されておりますので、そういったことも含めながら第8条の検討もまたさらに加えていただければと、実は考えたところです。

 次が、政策形成サイクルで言うところの課題の設定ということで、ここは石巻市の市議会のツールとしては、議員政策研究会を使ってはどうかなということで事務局で考えました。議員政策研究会、たたき台をつくったときには、大村市とか四日市市の事例を参考にしましたということで言いましたけれども、なかなか具体的なイメージができなかったのかなということもございまして、いわゆる議員政策研究会での仕事というのが何かというと、いろいろ意見交換とか広聴事業で集められてきた市民からの要望等やいろいろな情報等を整理して、その個別の課題を一般化するということでまず作業してはどうかと。

 例えば、意見交換会等、市民と直接接すると、家の前の道路の側溝を直してくれとか、排水路、下水道が壊れているから直してくれとか、本当に細かい要望事項になってしまって、それに一つ一つすべて対応するというのは正直難しい部分もございますので、そういった細かい課題を大きな課題として一般化する作業を議員政策研究会で行っていただく。例えば、大きくくくれば議会に関することであれば議会に関すること、道路に関すること、福祉に関することとかということで、ある程度テーマを1つの一般化して大きなテーマにくくっていただいて、そのテーマの中からさらにこれは研究をして、さらに次のステップに進まなければならないような重要な課題かもしれないのでということに分類された課題については、その研究会から所管の常任委員会等に送っていただいて、所管事務調査等で研究してくださいと。あるいは、2つ以上の所管にまたがるような状況であれば、政策研究会自体でその課題を研究するということも可能かと思います。そういった形で行う組織として議員政策研究会を位置づけて、その課題の割り振り等行ってはどうかなと。この議員政策研究会についての規定は、たたき台の第17条に規定されておりますので、そういったことも含めて今後検討いただければなと考えたところです。

 実際、今度その振られた問題をどう分析するかということで、その分析する場面でございますけれども、これは通常はその所管の常任委員会で行っていただくということで、矢印で来ていただいて、基本条例のたたき台の第14条第1項では、委員会も政策提言を行っていくという、実はたたき台の規定になっておりますので、当然に委員会でそういった議論を行って、さらに進めば政策提言を委員会としても行っていくこともできるだろうということでございます。

 それから、ここの討議については、委員会での議論については自由討議で実施するというふうなことにしたらどうかなと。第3条と第13条で自由討議という規定が実はあるのですけれども、議会の中でどこまで自由討議、どの場面で自由討議するのかというのはなかなか難しいということもございましたので、こういった部分での議論は自由討議でやっていきましょうということの考え方も1つあるのかなと。

 それから、当然に重要性の高い課題を分析する中では、議会と当局のやりとりだけではわからないので、市民との意見交換も当然実施していかなければならない場面も出てくるだろうということで、この部分の規定は第6条の第5項に規定がされているということで、そういった条文を使いながらこういった活動もしていくことができるだろうと。

 それから、当然にできてすぐではなかなか難しいですけれども、例えば政策研究会からその年度に振られた課題については、翌年度も継続して研究しなければならないような状況になった場合等々も含めまして、当然そうすると委員会としての活動というのは、年度初めにきちんとこの問題については今年度研究していきましょうと、所管事務調査の中でやっていきましょうということが、当然、行政視察等についてもその課題についての視察を行っていきましょうということで、よりわかりやすい、市民にとってわかりやすい委員会活動等々も組むことができるので、そういったことも含めて、実はたたき台の第14条第2項に規定した内容も生かすことができるだろうと考えるところです。

 それから、その下の政策立案の部分での政策討議については、これはすみません、「地検」を直してください。知る、見ると書いて「知見」です。地方検察庁の地検になっていますけれども、知る、見るです。知見の活用等ということで、いろいろ当然具体の例えば条例ということで、条例をつくるということであれば、条例をつくるためにはそれなりの専門的知識等も必要ですので、当然に、矢印に来ていただくと、議会事務局もある程度、体制強化を図っていかなければならないと。調査・情報収集能力の強化もしなければならないでしょうし、法制事務担当職員の配置等々も検討していかなければならないということで、この辺はたたき台の第23条に規定している項目でございます。

 最終的には、条例であれば委員会から出すと、あるいは議員から出すということになるかと思いますけれども、パブリックコメント等も実施するということで書いておりまして、最後に政策評価ということで、実際、提言した内容が執行機関で行ったと、それがどのような形で成果を上げたかというのは、議員の活動による一般質問であったりとか、あるいは決算議会における審査である程度掌握することができます。その中で、当然にまだ足りないなと思う部分があれば、議会の中でもさらに上に戻っていただいて、再度、検討なり改革のための検討を行うことも可能ですし、当然、議会報告会、例えば翌年度の議会報告会等を実施して、議会が提言した政策等についてのその検証結果を当然市民にも報告していただくと。当然、それに対して市民からさらなる意見が寄せられるということもありますので、場合によっては、市民の寄せられた意見に基づいてさらにその政策の見直しを図っていくと、新たな見直し作業に入ると。いわゆる、議会報告会等を基点にしながら、いろいろサイクルが回っていくということも考えられるのかなということでございます。

 今、足早に説明をしたのですけれども、いわゆる議会で政策提言を進めていきましょうとなれば、個人の議員の活動等々は別にしておいて、議会という代表機関として、当局に対して政策を提言する以上は、こういったサイクルを議会の中ある程度確立するような形の、あるいは確立できるような下地をつくっておく必要があるのではないのかなと。その下地は何かなというと、今皆さんで検討いただいている議会基本条例になるのかなと考えるところでございますので、今後、条文の細かい検討を行っていくに当たりましては、まず基本理念の中に政策提言を進める議会ということが出たわけでございますので、その政策提言のためにはこういったことも念頭にしなければいけないということも含めて、今後、個別の条文の検討も当然していただく必要があるのかなと考えますので、今回こういった資料を用意させていただいたということでございます。



○後藤兼位委員長 今、書記のほうから説明を受けました。その資料の中で、ちょっと訂正でございますが、「政策形成のマネジメントサイクル」でございますので、「ネ」が抜けておりますので訂正をお願いします。

 ただいま事務局から政策形成サイクルについての説明と、各条文検討資料について説明をいただきました。初めに、ただいまの説明に対する質疑でございますが、質疑ございませんか。



◆今村正誼委員 こっちのほうですか。



○後藤兼位委員長 どちらでも結構です。



◆今村正誼委員 どっちでもいいのですね。

 いわゆる、会派で検討するための資料をいただいたというふうな認識でよろしいかと思うのですけれども、それでよろしいのですね。(「はい」と呼ぶ者あり)そうですか。それで、これから日程的な部分ではどのようにこう。



○後藤兼位委員長 これからちょっと決めていく。この2つの部分での説明に対しての質疑でございますが。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○後藤兼位委員長 よろしいですか。

 それでは、質疑を終結いたします。

 続きましては、今、今村委員からもちょっと質疑がありましたけれども、この個別条文の検討作業に入るわけでございますが、事務局からの説明がありましたとおり、前文に規定した基本理念の1つである積極的な政策提言を実効性のあるものとしていくためには、この政策形成サイクルの構築が必要であるとのことでございます。当然に、この議会基本条例の個別の条文を検討していくに当たっても、政策提言に向けた政策形成のマネジメントサイクルを議会として共通認識する必要があると考えているところでございます。

 しかしながら、本日示されました内容でもあり、委員各位がその内容をきちんと理解しなければ先の議論も進まないのではないかと判断するところでございますので、また各条文検討資料に記載しております各会派の意見については、参考人からの意見を聞く前の段階でまとめていただいたものでもあり、その後の前文の検討作業を進めていく中で、それぞれの会派でも考え方の変化もあるのではないかと考えるところでございます。

 本日の委員会につきましては、個別の条文検討作業は行わず、事務局から本日示されました資料を各会派に持ち帰っていただきまして、改めて個別の条文の検討作業を行っていただいた上で、この次回の議会運営委員会で具体の検討作業を行いたいと考えておりますが、皆様、いかがでございましょうか。よろしいですか。もし、ここで条文も少し入れというのであれば入りますが。



◆今村正誼委員 今、委員長が言ったように、我々、前文を検討していく中で、やっぱりあの先生が来てからと後と先では変化があると。それで、やっぱり前向きにいろいろと取り組んでいこうという、何となくいい格好に出てきましたので、私としては会派できちっとまた一つ一つ吟味して、それでやっぱり修正するところがあれば我々の考えとして修正もしたいなということで、時間をちょっといただきたいと思います。



○後藤兼位委員長 ほかに御意見、よろしいですか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕



○後藤兼位委員長 それでは、そのようにさせていただきます。

 続いて、この次回の議会運営委員会でございますが、年度末も迫っており、余り時間的余裕もございませんので、2月3日水曜日午後2時から開催したいと思いますが。



◆今村正誼委員 私、実は東京県人会に出席しまして、できれば……。



○後藤兼位委員長 暫時休憩いたします。



          午前11時45分休憩

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          午前11時49分再開





○後藤兼位委員長 再開いたします。

 次回の議会運営委員会でございますが、年度末も迫っておりまして、余り時間的余裕もございませんので、2月8日月曜日午前10時から開催したいと思います。

 ただいまお話ししたとおり、会派で再度、個別条文の内容につきまして協議をいただいた上で、条例の内容について集約作業を行っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、その他に入ります。

 委員の皆さんから何かございませんか。



◎千田直人議員 大変重要な基本条例でございますので、その資料を議会運営委員会の委員の皆さんは配られてあるようですが、できたらこれ全議員分準備していただければ大変助かるのでないかなと思うのですよ。微に入り細に入りという細かい部分は必要ないと思うのですが、どうしてもやっぱりこれらぐらいはせめて皆さんに渡るようにしてもらえれば、議会運営委員さんがコピーを使ってその資料を渡しているのです。できたら、それ全部、全議員分渡してもらえればありがたいなというふうに思います。



○後藤兼位委員長 はい、わかりました。

 次に、ございませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○後藤兼位委員長 よろしいですか。

 事務局ございませんか。



◎吉本貴徳議会事務局主幹 次回の議会運営委員会まで2週間あくことになりましたので、条例のたたき台の中で、実はきょう資料のほうには、すみません、資料の16ページになります。政治倫理のところで、政治倫理条例をつくるかどうかというところが実はございまして、事前に皆様には政治倫理条例の案は出していたのですけれども、別紙、条例案についても検討と資料のほうなっておりますけれども、実はきょうまで用意できませんでした。皆さんのほうに、前にお渡しした政治倫理条例は、市長、副市長、教育長の特別職も含めた政治倫理条例の案でございましたので、一応それとは別に、議員だけを対象にした政治倫理条例案を事務局で今たたき台をつくっておりましたので、それについては早目に、8日の前には、来週中には皆様のほうにお渡しできるように事務局で用意したいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆今村正誼委員 会議の都合がありますので、何日ごろにはでき上がるというふうに。すみません。



◎吉本貴徳議会事務局主幹 来週木曜日には。何とか水曜日か木曜日にはお渡しできるように準備したいと思います。(「27日か28日」と呼ぶ者あり)はい。



○後藤兼位委員長 よろしいですか。

 では、そのように善処します。

 それでは、以上をもちまして議会運営委員会を閉会したいと思います。

 石森副委員長、閉会のあいさつをお願いします。



○石森市雄副委員長 委員の皆様には長時間にわたって、この議会基本条例の協議をいただきまして、おかげさまで前文がなったようでございます。次回の委員会からは、個別条例の協議をいただきますので、2月8日10時から、委員長の話ですと1日がかりでということでございますので、よろしくお願いして閉会とさせていただきます。

 きょうは本当に御苦労さまでございました。





△午前11時52分閉会