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宮城県 仙台市

平成17年度 決算等審査特別委員会(第9日目) 本文




2006.09.29 : 平成17年度 決算等審査特別委員会(第9日目) 本文


                ※会議の概要
◯委員長  それでは、ただいまから決算等審査特別委員会を開会いたします。
 それでは、これより質疑を行います。
 まず、昨日に引き続き平成17年度仙台市一般会計歳入歳出決算中、歳出第7款土木費、第11款災害復旧費ほかについてであります。
 改革ネット仙台から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
            〔斎藤範夫委員、質疑席に着席〕

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◯委員長  発言を願います。


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◯斎藤範夫委員  私からは、都市改造事業特別会計中、駅北部第1南地区アエルにつきまして質疑をさせていただきます。
 アエルについては、私はことしの2月第1回定例会におきまして質問をいたしました。アエルのホームページでは、仙台市のランドマークというふうに言っておりますけれども、実態はなかなか難しい課題を抱えております。この課題について、将来に向かって解決すべきではないかという趣旨でもって質問させていただきましたが、前向きなのか後ろ向きなのかよくわからない答弁でございましたので、改めまして質問をさせていただきます。
 アエルビルですが、平成17年度の事業収支、つまりテナント収入に対してもろもろの経費、この関係はいかがであったかお答えをいただきたいと思います。


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◯都市再開発課長  ただいま平成17年度の事業収支というお尋ねでしたが、保留床の運用収入を初めまして、総事業収入が13億6900万円となってございます。それに対しまして事業の支出が2億5200万円となっておりまして、事業収支は11億1700万円となってございます。


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◯斎藤範夫委員  事業収支ということで、見かけ上は11億円以上のプラスということでございます。
 もう一方の資金収支、17年度の資金収支はいかがだったでしょうか。アエルの場合はいろいろな借り入れを行って事業を実施しておりますので、利払い等が非常に多いのではないかと。そういう意味で、資金収支はいかがだったでしょうか。


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◯都市再開発課長  資金収支についてのお尋ねでございます。利子が合計で約4億1300万円ほど、それから元金の返済が約10億5000万円ほどになってございますので、先ほどの事業収支から差し引きますと約8億4600万円ほど不足してございますので、市債管理基金の方から借り入れたところでございます。


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◯斎藤範夫委員  平成17年度の資金収支、いわゆる返済に不足を来したと。8億4600万円ほどの不足を来したということで、市債管理基金から借り入れましたということなんですけれども、実際この事業に当たって、いろいろなところから借りまくっています。アエルについてはいわゆる多重債務ですよね。多重債務の状況について説明していただけますか。いろいろな基金から借り入れしているはずですが、その内訳が平成17年度末においてどういう状況になっているのかお示しいただけますか。


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◯都市再開発課長  平成17年度末の借入状況でございますけれども、市債の借入残高が150億8400万円ほど、それから一般会計からの借り入れが58億4400万円、市債管理基金からの借り入れが、先ほど入れました額を含めまして73億7900万円、合計で283億円となってございます。


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◯斎藤範夫委員  今、答弁ありましたようにアエルの借り入れ、事業の借り入れ、平成17年度末で283億円を超えております。毎年の市債の償還ができないために不足分を本市のいろいろな基金から借り入れをしてきたと。昔は高速鉄道建設基金から借り入れておりましたけれども、平成14年度でもって返済し、その後、市債管理基金とか一般会計の方からの借り入れなどを充てて、なんとかかんとか火の車をやりくりしているということなんですが、実際、事業の収入でもって償還ができない。返済ができないということは、ある意味、はっきり言うと行き詰まっているんですね。もう事業として成り立っていないのではないかという懸念というか、そう言われていますね。そういうふうに実態があると思います。
 ところで、借り入れが283億円ですけれども、仙台市が持っている保留床の総額、つまり仙台市がこの金額で売りたいとしている額、それはどういうふうになっていますか。一応内訳があるなら内訳をお示しをいただきたいんですが。


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◯都市再開発課長  保留床が今どれだけ残っているかということの質問と解してお答え申し上げます。
 内訳でございますけれども、現在、事務所部分が約242億円、それから1階から4階までの商業施設部分が44億円余り。それから地下の駐車場部分が7億円余り。合計で294億円余りとなってございます。


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◯斎藤範夫委員  そうすると保留床の総額が294億円ということですから、約294億円で買ってくれるところがあればこの事業は清算できるということですよね。借入金も283億円ですから、294億円で買ってくれるところがあればいいわけですけれども、どこも買ってくれないということで賃貸事業をしているわけですけれども、今さら賃貸事業についてどのように考えますかということを聞いてもしようがないでしょうから、第1回定例会の私の質問に対して、アエルはその事業目的からしても売却することが基本でございますので、指摘のような民間の動向を見据えながら引き続きその手法や時期を検討してまいりたいと考えておりますという答弁がありました。これは私が、今、不動産市況ではファンドが大きな市場を形成し、日本全体として20兆円とも30兆円とも言われるような規模に不動産市場が拡大してきているという状況を踏まえて、アエルビルについてもファンドなどへの売却を考えていく必要があるのではないかということで質問した、それに対する答弁ですね。一応検討してまいりますということですから、どういう検討をしてきたんでしょうか。


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◯都市再開発課長  現在のところ、不動産市場の動向などにつきまして情報を収集しているところでございます。また、現在行っております賃貸事業の将来の見通しにつきましても、検証をあわせて進めているところでございます。


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◯斎藤範夫委員  今の答弁の情報収集、これはわかりますよ。将来の見通し云々というのは、もう少し具体的に説明していただけますか。


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◯都市再開発課長  この春に返済見通し等についてもお話しさせていただいてございますけれども、その後、ゼロ金利が解除されまして金利上昇基調にあること、それから周辺もオフィスの計画が次々に明らかになってきてございまして、今後、競争が激化するだろうという予測。さらにはアエル管理組合の方におきましても、修繕積立金の増額見直しに着手していることなども含めまして、将来賃貸事業の見通しについてはもう一度見直さなければならないだろうということで判断しているところでございます。


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◯斎藤範夫委員  何か暗い話を見通していらっしゃるようですけれども、そういうことじゃなくてというか、これは最終的には処分しなければならないんですよ。仙台市が未来永劫に保有して、そこで何かを得ようというふうに考えていらっしゃるんだったら、とんだ間違いですよ。
 ところでその売却について、最初から売却することになっているわけですから、売却の方法だと思うんですね。今実際、不動産市場でというか、仙台市の持っている分を売ったらどのぐらいになるかという試算はしたことはないんですか。


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◯都市再開発課長  先ほど話しましたように、ヒアリングする中でさまざまな条件による試算は行ってきてございます。ただ、これまで収集しています情報などから類推いたしますと、期待される利回りやそれから収益の見方によってはアエル評価額に大きな幅を生じてきてございますので、現段階でそれが幾らだということは一概に言えないと考えてございます。


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◯斎藤範夫委員  一概に言えないのかもしれませんが、それでは簡単な方法で今お示ししたいと思うんですが、不動産投資の判断基準として今重視されているのが利回りですよね、今というか、前からですけれども。この利回りという考え方はいろいろな種類があるわけですけれども、よく使われているというか簡単なものとして粗利回り、表面利回りと還元利回りというのが、ちょっと表現が違うかもしれませんが、あります。
 粗利回り、表面利回りですけれども、これは何かというと、不動産から得られる収入、いわゆるテナント料ですね、これを不動産価格で割った場合どのぐらいの割合になるかというものです。だから費用は差っ引いていないです。収入だけです。収入を不動産価格で割ってやる、これが粗利回り、表面利回りです。これは仲介業者の目安としては10%以上がいわゆるもうかる物件というか、投資の対象と言われているわけですけれども、それに対して還元利回りというものがありまして、さっきは収入を不動産価格で割りましたけれども、これは収入を純収益、いわゆる賃料などから維持管理費、修繕費、固定資産税などの経費を差し引いたもの、この純収益を不動産価格で割ったもの、いろいろあるでしょうけれども、これが不動産鑑定の世界では5%というのが一つの目安となっているようであります。
 ところが、先ほど申し上げましたファンドなどはこの目安以下のもの、表面利回り10%、あるいは還元利回り5%以下のものも物色しております。というか首都圏では物件不足ということで、地方都市の方に対象をどんどん広げてきております。そういう中で割合もどんどん下がってきていますよ。多分それは既に御存じだと思うんですね。
 アエルの場合、計算してみますとどういうふうになるか。これは課長がお示しになった数字でもってやりますと、アエルの粗利回り、表面利回りは4.65%にしかなっていないですね。だから不動産屋から見れば投資の対象にはならないと。還元利回りというのは、これが仙台市は当然固定資産税も納めていませんしというか、納める必要はないんでしょうから、納めていませんから、経費そのものが非常に還元利回りという概念に必ずしも当てはまらないということで、非常に難しいんですね。そこで経費率というものがいろいろな割合があるようですけれども、例えば収入に対して経費の割合は30%だとして計算しますと、還元利回りというのは3.26%になります。いずれもアエルビルは現状では不動産業者の投資の対象にはなり得ない物件であろうというふうに思われます。
 しかしながら、先ほど申し上げましたように、目安となる割合を下回った物件に対しても投資の手を広げてきております。そういう意味で可能性があると。それだけで話を閉じるわけではなくて、課長からいただいた資料の数字を見ますと、どうも理解に苦しむところがあるんです。これを尋ねてまいりたいと思うんです。
 1番のところ、まず賃貸条件、アエルビルについて、オフィスそれから店舗、駐車場とあるわけですが、駐車場は今回は除きますが、オフィスと店舗の賃貸条件、貸付条件、これはどのようになっていますか。


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◯都市再開発課長  賃貸条件とおっしゃいますのは、募集している賃料という解釈でよろしかったでしょうか。


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◯斎藤範夫委員  はい。そういうことですね。いわゆる公募している条件。だから、まずオフィスからお答えください。オフィスの基準階の公募条件ですね。


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◯都市再開発課長  オフィスは、公表している家賃につきましては、月坪当たり消費税込みで1万7850円になってございます。


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◯斎藤範夫委員  不動産関係の人だったら、賃貸条件はと言ったら、はい、賃料はこれこれでございます。共益費は幾らです。敷金は幾らですというふうに言うのが普通なんですが、いかがでしょうか。


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◯都市再開発課長  失礼いたしました。共益費の方が消費税込みで4,725円、それから敷金が賃料の12カ月分となってございます。


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◯斎藤範夫委員  このオフィスは、仙台市が直接テナントと契約を結ぶような形をとっているんですか。それとも何か別な契約形態をとっているんでしょうか。


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◯都市再開発課長  9階から30階までがオフィス部分になってございますが、この床につきましては、仙台市ほか3者による共有物件となってございますので、4者が共同して株式会社クロップスの方に賃貸してございます。株式会社クロップスが一般のテナントに賃貸している条件が、先ほどお示しした賃料でございます。


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◯斎藤範夫委員  そうすると、仙台市は株式会社クロップスと契約して、株式会社クロップスはテナントと契約をすると。じゃ、その賃料なり共益費なり敷金の流れはどういうふうになっていますか。


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◯都市再開発課長  テナントさんが支払いする相手は、株式会社クロップスになります。その上で、賃料につきましては、株式会社クロップスが所定の手数料を差し引いた形で床所有者の方に渡す形態になってございます。
 それから共益費につきましては、床所有者にかわりまして株式会社クロップスが、区分所有ビルですので、管理組合の方に必要な経費をお支払いするという格好になってございます。
 さらに、敷金については、これは床所有者と株式会社クロップスの間で取り決めた敷金を私どもの方で預かっているという格好になってございます。


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◯斎藤範夫委員  そうしますと、仙台市に入ってくるお金というのは、賃料とそれから敷金の一部が入ってくると。共益費はクロップスでとまってしまうということですよね。
 そうすると、クロップスというのが、管理の話もあるんでしょうけれども、これはさきにとったクロップスの商業登記簿謄本ですけれども、これを見ると役員というのがいろいろ書いてあって、佐藤正一郎さん、加藤秀兵さん、五十嵐悦朗さん、保科学さんとか守屋壽浩さんというんですか、どこかで聞いたような名前ですね。既に退任された方もいらっしゃるようですけれども、どうも仙台市の現役・OBの方々が役員を占めている中、よくわからない会社ですね。こういう会社に中に入らせているんですか。これは何か手数料稼ぎ。


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◯都市再開発課長  別に手数料稼ぎということではなく、適切な手数料をお支払いしているわけでございますけれども、最初に御説明しましたとおり、仙台市が単独で所有している物件ではございません。ほかの企業さん3社、合わせて4者で共有している物件ですので、それぞれの持ち分につきまして一たん株式会社クロップスの方に賃貸いたしまして、それを改めてテナントに賃貸しているという契約形態をとってございます。


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◯斎藤範夫委員  クロップスの話はまた別な機会にするとして、さっきのお金の流れで、共益費についてはそういう取り扱いをしていると。敷金は、敷金の一部が本市に入っているというんですけれども、特別会計とかいろいろなものを見ても、敷金というのはどこに消えているんですか。


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◯都市再開発課長  敷金は、収入役の歳計外現金口座に入ってございます。


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◯斎藤範夫委員  収入役の歳計外現金。それは現在、平成17年度末でどのぐらいの残高になっているんですか。そしてまた、どのような運用が図られているんですか。


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◯都市再開発課長  平成17年度末で預かっている敷金は約6億円程度になってございます。現在、国債の方を購入して運用しているという状況でございます。


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◯斎藤範夫委員  ところで、先ほどおっしゃった公募条件、公募がオフィスの場合、月額坪当たり1万7850円とおっしゃいましたね。だとすると若干の空室があるようですけれども、それで計算するとどうも合わないんですけれども、足りないんじゃないでしょうか。実際のところはもっと安い金額で貸していらっしゃるんでしょう。実態はどうなんですか。


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◯都市再開発課長  安いということではなくて、政策的に、例えばでございますけれども、エル・ソーラ部分に関しましては敷金を免除しているとかそういうことがございますので、額で比較しますとそういうことになりますが、大部分は床所有者の方に還元されているという状況でございます。


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◯斎藤範夫委員  いやいや、そういうことではなくて、つまりいろいろな不動産市況の中で決められるんだとは思うんですけれども、実際のところ幾らで貸しているんですかという御質問です。


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◯都市再開発課長  今のは賃料の御質問でございますか。
             〔「はい」と呼ぶ者あり〕

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◯都市再開発課長  テナントの平均賃料につきましては差し支えがございますけれども、アバウトで、税込みで約1万6000円弱になってございます。


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◯斎藤範夫委員  1万6000円弱ということは、1万5000円台ということですね。そうすると今の答弁では、エル・ソーラに安く貸しているから平均賃料が下がっているということなのかもしれませんけれども、私もちょっと調べてみたんですけれども、アエルビル周辺の平成7年以降の仙台市中心部というか、建てられました大型ビルの11物件について調べましたら、確かにアエルは一番高いクラスですね。だけれども、立地条件とかいろいろ考えると当たり前なんです。駅前の一番いい、仙台市でナンバーワンのビルです、今のところですよ。ナンバーワンのビルだったら、もっと高く貸していいんですよ。それが、ほかとの兼ね合いとかなんとか言って、実際1万5000円台で貸しているというのはおかしいです。もっと努力すべきですよ。こういう改定の努力はしてきたんですか。


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◯都市再開発課長  改定の努力と申しますが、ビルのグレードにつきましては委員御指摘のとおり立地条件、設備など、市内で最高グレードを持つビルであると認識はしてございますけれども、家賃相場は競争の世界で決まっていくという原理もございますし、ただし民間調査機関の情報をいただきましたところ、今現在の実質取れている賃料におきましても、アエルは市内で最高レベルの家賃だというふうには私どもも認識してございます。


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◯斎藤範夫委員  100億円で建てたビルであろうと50億円で建てたビルであろうと、同じような坪単価になるという市場の原理はありますけれども、それでもあそこはナンバーワンのビルですよ。これは結局、賃料を引き下げて貸しているということは本来仙台市がやるべきことではないんだから、それは民業圧迫です。そう思いませんか。思いませんという答弁かな。質問ではありません。
 ところでもう一つというか、店舗ですけれども、店舗は幾らで貸していますか。


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◯都市再開発課長  店舗につきましては、先ほど御答弁しましたのはテナントの賃料です。事務所につきましては、テナントの賃料について御説明してありますが、残念ながらアエルが実際にテナントに幾らで賃貸しているかについては、私どもは今現在は情報を把握してございません。


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◯斎藤範夫委員  アエル、アエルって、私はアエルビルについて聞いているんだから、アエルに貸しているって、みんなわからないんじゃないですか。何のことですか。


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◯都市再開発課長  失礼いたしました。もう一度はっきり商業部分の賃貸の仕組みについて御説明申し上げます。
 1階から4階の商業施設につきましても先ほどの事務所部分と同様に、仙台市を初め、もともとの再開発事業を着手した従来の地権者の方々も含めて21名が現在共有してございます。ですから同じような形で、仙台市がその全員の共有物件を株式会社クロップスに賃貸してございます。さらに株式会社クロップスが商業運営を行うために地元の商業者の方々で設立したアエル株式会社に転貸しまして、実際の商業テナントさんにはアエル株式会社の方で賃貸してございます。


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◯斎藤範夫委員  仙台市は、アエル株式会社に貸しているということですよね。じゃ仙台市はアエル株式会社に幾らで貸しているんですか。どういう条件で貸しているんですか。


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◯都市再開発課長  仙台市がアエル株式会社に賃貸している条件は、月坪当たり、これは所有している面積当たりでございますが、月坪当たり約6,500円、それから敷金は4カ月相当になってございます。


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◯斎藤範夫委員  坪6,500円で仙台市はアエル株式会社に貸していると。これは安いような気がするけれども、アエルは商業テナントに幾らで貸しているかは、どうなんですか。


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◯都市再開発課長  今現在は状況を把握してございませんけれども、平成10年、ビルがオープン当時に公表した募集賃料でお話しいたしますと、階ごとによって違っておりますけれども、1階で、物販店舗で2万7000円プラス売上歩合4%。それから2階で、同じように3万円プラス売上歩合4%というような形態で募集したと記憶してございます。


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◯斎藤範夫委員  ちょっと耳を疑ったんだけれども、アエルは1階は2万幾ら、2階は3万幾らで貸していると。さっきおっしゃった仙台市は6,500円で貸している。その差はえらく大きいですよね。
 私も6,500円と言われたので、どうも安いんじゃないかと思いまして、周辺の今公募をしている18物件について調べてみました。それで平均を出しましたところ、アエル周辺の、テナントもですよ、店舗について公募している18物件について調べてみましたけれども、1階の平均賃料が3万1821円、2階が1万9571円、3階以上が1万3025円という、これは単純平均の数字です。アエルなどと比べたらずっとずっと小さなビルですし、条件的にも厳しいものがあるんだなというふうに思います。そういう商業テナントビルであっても今申し上げたような金額で貸しているんですね。実際、アエル株式会社はテナントにする。もっともっとでしょう。3倍、4倍と貸しているんでしょう。これはやはり努力をする必要がありますよ、仙台市として。仙台市はもっと努力して賃料改定すべきじゃないですか。そうすれば仙台市の収入はふえるんじゃないですか。
 ということで私計算してみたんです。そうすると、平均で貸すと今より1億6900万円ぐらいふえるんじゃないかなと試算をしたわけですが、その試算の精度はともかくとして、かなりふえると思います。何年間もこの状態をしてきたというのは怠慢じゃないですか。仙台市の歳入が足りない、足りないと。市長は公約にも掲げて、そして市挙げて歳入確保に努めておるわけですから、こういう見えないところと言ったらあれですけれども、よくよく調べればこういう実態があるわけですから、これは賃料改定の努力を惜しまず、収入確保、歳入の増に努めるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。


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◯都市再開発課長  もちろん手をこまねいてきたわけではございませんけれども、現在アエルの商業環境も好転しているというのは決算書の表の数字からもうかがえる状況になってきてございますので、現在ほかの床所有者の方々と一緒になりまして、次の賃料の改定時期に向けて賃料改定交渉を進めている最中でございます。


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◯斎藤範夫委員  今、オフィス、それから店舗の貸し付け状況についていろいろお尋ねをしてまいりました。そうすると、先ほど私が一方的に試算した数字というのはぐんと上がるんですね。例えば収入については、本来賃料と共益費というのは一体的なものだというふうに言われていますので、本当は共益費も加算してトータルで収入を把握すべきであります。それから市場の賃料よりもかなり低いものについては賃料改定の努力をして上げると、そういうことをすることによってかなりの収入増が期待できる、数字上ですよ。実際もそうだし、指数を計算する上でも期待できます。だから、具体的に数字はなかなか面倒なので計算していませんけれども、さっき言った還元利回りというもの、これも私はそのような計算をすれば4%台に上がると思うんですよ。4%台となれば、実際ファンドを組んでいる物件、Jリートを筆頭にファンド物件は4%台もありますから、十分アエルビルも投資対象になり得ると。そうすることによって、多分仙台市が売りたいとしている294億円には達しないわけですけれども、それでも200億円を超えて、私の皮算用では260億円ぐらいになるんじゃないかなと思っているんですけれども、それはこれから優秀な皆さんが計算をされるんでしょうから、その数字を待ちたいと思うんですけれども、当然売却を進めると言っておるんですから、それについて二、三お尋ねをさせていただきたいんですが、いろいろ課題があると思うんです。課題というか、整理すべきことが。余り積極的でないようですけれども、改めて売却に向けてのスケジュールというのは持っていないんですか。持っているけれども、答えられないんですか。


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◯都市再開発課長  アエルの取り扱いにつきましては、委員御指摘のようないろいろな課題も含めまして、手法、スケジュールについて現在まさに検討しているところでございます。賃貸事業を継続するか売却するか、タイミングを逸することなく判断してまいりたいというふうに考えてございます。


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◯斎藤範夫委員  まさしくタイミングを逸しないようにしていただきたいなと思うんですけれども、課題で、今回私もいろいろ計算しようと思って何回も何回も数字をお願いしたんですけれども、なかなか理解するのが難しい。そしてまた管理形態も非常に複雑だと。仙台市の幹部の皆さん、あるいはOBの皆さんが役員になっているクロップス、あるいはそれをまたもう少しわからなくなっている、私にはよく理解できないんですが、アエル株式会社とかいろいろ出てくるんですね。そういうところに管理を委託しているということで、管理経費についてもなかなか算定するのが難しいというか、見きわめるのが難しいなと考えたわけですけれども、そういう管理の実態も含めて情報を出さないと、不動産業者というか不動産事業者に理解してもらえないと思うんですね。
 それから、先ほども申し上げました収入、仙台市としてどれだけ本当は期待できるんだと。6,500円で貸しているんだけれども、実際は3万円ぐらいで貸しているんだという、そういう貸付条件の情報とかを出さなければ、だれも計算できませんよ。そういうものを積極的に出してどうぞこの物件を見てください、それがまさしく今の時代じゃないですか。それをやってほしいんですね。いかがですか。


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◯都市再開発課長  もちろんそういう時期が来て、そういう方々にはそういう情報が必要というのは十分理解しているところでございます。


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◯斎藤範夫委員  いや、何か私も禅問答しているようで、そういう時期が来たらそうするんだと言うし、そういう時期が来なければそうしないだと言うし。
 もう一つ、今は区分所有であって、そしてかつまた共有という形態をとって、非常に複雑な所有形態になっていると思うんですね。これがある意味、売却に当たってのネックになるんじゃないかと。この辺をもう少し仙台市がイニシアチブを発揮して整理する必要というか、整理すればより有利に売却が進められるんではないかと思うんですが、いかがですか。


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◯都市再開発課長  まさに今、それも一つの課題だとは認識してございますが、それも含めて検討しているところでございます。


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◯斎藤範夫委員  どういうふうに試算しても、いずれ保留床の処分価格と言われている294億円には達しないだろうと、これはだれしもそう見ております。当然売却すれば特別会計の整理をしなければならないという事態になるわけですけれども、特別会計の整理、具体的に言うならば損失が発生すれば損失額の処理についてはどのように考えておりますでしょうか。これはまさか課長が答えるわけじゃないでしょうから、よろしくお願いします。


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◯都市整備局長  お答えする前に、先ほどのやりとりで誤解を招くことがちょっとあったかなと思って1点だけ釈明させてもらいたいんですけれども、アエルに賃貸している賃貸料について、6,500円というのは安過ぎるんではないかという話がございましたけれども、6,500円というのは事務所の方とは異なりまして、店舗のバックヤードとか通路も含めて一括してアエルの方に賃貸しているというために、逆に言いますと、事務所床につきましてはそういったものを除いた値段で、通常どこのビルでも賃料設定して貸すわけでございますけれども、そういうことで家賃を設定しているものですから、6,500円という家賃につきましてはほかのビル、また、アエルにこの値段で貸すことによって空室が出ても、共益費等が入ってこないということのない安定した収入となるものですから、我々としては適正なものと考えているということでございます。
 それから質問の件なんですございますけれども、確かにこれまで保留床譲渡を継続してまいったわけでございますが、売却できなかったということも事実でございます。収集した情報も踏まえますと、当初予定していた募集価格で処理するということも難しいのではないかということで考えているところでございます。今後、賃貸事業を継続するか、あるいは売却価格の見直しをするのか、このような視点で現在検討を進めているところでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。


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◯斎藤範夫委員  今の話で、まず最初の件、占有面積でもって計算しているから安くないんだとおっしゃいますけれども、そんなのはわかっています。共有部分を除いてということですけれども、仙台市が言っているセミグロスというやり方ね。セミグロスの6,500円というのは、よそでも皆やっていることです。これは承知の上で計算しています。承知の上で私は比較していますよ。大体安くないなんておっしゃっていますけれども、私は18物件調べたんですよ。仙台市は調べたことがあるんですか。ほかの物件を調べないで、8年前に算定したものがそのままにきていて、安くないなんて言えるんですか。どうもそれは解せません。答弁は要りません。
 それからもう1点、賃貸も含めて検討してまいりますという非常に後退した答弁でいいんですか。これは仙台市の負の遺産ですよ。これを清算しなければ未来が開けないじゃないですか。例えば梅原市長にとっては、こんなのは梅原市長の責任ではないですよ。それから梅原市長に対しては、私はもっと積極的にこの問題の解決に向けて取り組んでいただきたいと、そのように思っていますけれども、市長、いかがでしょうか。


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◯市長  アエルの賃貸事業を継続するのか、それとも売却するのか、私としてタイミングを逸することなく判断してまいりたいと考えております。


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◯委員長  次に、みらい仙台から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
        〔関根千賀子委員、郷湖健一委員、質疑席に着席〕

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◯委員長  発言を願います。


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◯関根千賀子委員  私は代表質疑で、青葉山公園、西公園に関する質問をさせていただきましたが、美しい都市、仙台づくりのために改めて質問させていただきますとともに、市内の街路樹の管理についても伺わせていただきます。
 仙台市は、杜の都と呼ばれ、住んでいる私たちもそれを誇りとしているところです。杜の都のイメージは、緑美しいきれいなまちと思います。全国的に見ても杜の都仙台というイメージはかなり浸透しております。ぜひ、外からいらした方々には、そのイメージどおりの印象を持って帰っていただきたいと願うところでございます。このようなことから、杜の都の主要な要素であります公園と街路樹という今ある緑の質をさらに高め、仙台の魅力度をさらにアップさせることを願って質問してまいります。
 初めに、街路樹管理費5億5229万3000余円に関連してお伺いしてまいります。
 街路樹は、公園とともに杜の都を形成している重要な要素と思っております。青葉通、定禅寺通のケヤキ並木が広瀬川や青葉山とともに杜の都を象徴する景観となっているのは論を待たないところです。まちにおける街路樹のあり方で、そのまちの風格などが決まってくるようにも思われるほどですが、そこで、仙台市の街路樹がどうなっているのか気になるところです。そこでお伺いしますが、市内にはどれぐらいの数の街路樹が植えられているのでしょうか。また、どんな種類の樹木が多いのでしょうか、初めに伺わせていただきます。


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◯公園課長  本市の所管の街路樹につきましては、平成18年4月1日現在で417路線に約5万4000本を植栽しております。また、街路樹の種類は88種類ございますが、そのうち本数の多いものにつきましては、ケヤキが約9,800本、トウカエデが約6,800本、イチョウが約5,800本となってございます。


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◯関根千賀子委員  大変な数字の街路樹と思います。種類も本数もすごいです。これらの街路樹を良好に維持するために大変御苦労なさっていることはわかっております。どのような作業をどれぐらいの頻度で行っているのか。また、その費用は年間どのぐらいかけていらっしゃるのかお伺いします。


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◯公園課長  街路樹管理のための主な作業といたしましては、高木の剪定を初め、病虫害の防除や植樹帯の刈り込み、除草、清掃などを行っておるところでございます。
 また、それらの作業頻度でございますけれども、樹木の種類や植栽環境により異なり一概には言えませんけれども、大体年間に一、二回程度でございます。なお、管理に要する費用は、平成17年度決算におきましては剪定業務が2億95万円ほど、病虫害防除が1076万4000円ほど、刈り込み、除草、清掃が3億2695万円などでございます。


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◯関根千賀子委員  つい先日、私も街路樹をいろいろ見させていただいてきました。大変樹形が美しく、枝葉が風に揺れてゆったりと剪定されているものや、強剪定というのでしょうか、植木間の間隔狭く枝を切り詰め過ぎたような剪定などいろいろなところが目に入りました。その区によっていろいろ剪定の仕方が違うのか、それとも業者によって違うのかちょっとわかりませんけれども、作業の時期や方法にばらつきがあるように感じられてきました。当局では剪定の仕方や剪定時期などの管理方法について統一した基準をお持ちなのでしょうか。また、実際に作業される業者の方々にはどのような指導をなされているのでしょうか。初めにお伺いさせてください。


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◯公園課長  街路樹の剪定につきましては、各区役所が公園樹・街路樹管理マニュアルに基づき行っておりますが、地元の要望などもありまして、剪定の方法がマニュアルどおりでないこともございます。
 業者への指導につきましては、年2回、宮城県造園建設業協会が主催しております公園樹・街路樹剪定技能講習会というのがございまして、ここに市の担当職員を講師として派遣し、剪定方法などについても指導してございます。
 なお、参加業者数でございますけれども、市から街路樹剪定業務を受託している業者など、毎回大体70社から100社ほど参加しております。


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◯関根千賀子委員  業者の指導はどうなっているのでしょうか。


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◯公園課長  今言いましたように、主催しております技能講習会でやっているほか、実際の話は現場の方でマニュアルに基づいて区の担当者が業者の方に指導しているところでございます。


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◯関根千賀子委員  多分緑政部で平成6年度につくっております公園樹・街路樹管理マニュアルに沿ってやっていらっしゃるとは思うのですが、素人目で見ても、この剪定では樹木がかわいそうと思うところがたくさんあるんです。樹木医会でも昔と今では大分違っているようですけれども、御苦労はよくわかるんですけれども、樹木を丸刈りにしたり枝を途中で落としたりとか、いろいろな方法で業者によって違うと思うんですけれども、その辺、できたら業者へのもっときちんとした指導が必要なのかななんて思ったりもしておりました。これはお答えは要りませんけれども、魅力ある都市づくりにおいては、市街地中心部の街路樹は欠くことのできないものと思われます。木々が風に揺れ、小鳥を呼び、人を元気にする街路樹は、まちの景観に風格を与えますし、その下を歩けば、木々も生き生き、人も生き生き、気持ちよくとてもいやされます。街路樹のない道路空間にはどことなく殺伐とした感じがあり、まちそのものも貧相に感じられてしまいます。
 ところで、本市は百年の杜づくりを初めとする緑を基軸としたまちづくりへの取り組みが評価され、本市の都市再生プロジェクト、緑美しい都市の実現が平成14年に国から選定されております。都市再生プロジェクトでは、杜の都仙台の既存の緑を利用しつつ、連続性を持った緑の創出と都市部の自動車交通の削減の二本柱の取り組みを行うこととしてあります。御努力は評価しております。
 そのモデルである青葉通について、過日、いかにもケヤキがなくなるかのようなテレビ放送がされ、驚きました。私は、地下鉄工事にあわせて青葉通のケヤキ街路樹を持続的に保存するための検討がなされていると考えておりましたが、青葉通の再生に向けて本市はどのような整備を行っていくのでしょうか、お伺いします。


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◯緑化推進課長  お尋ねの青葉通の再生に向けてどのような整備を行っていくのかということにつきましてお答えいたします。
 青葉通のケヤキ街路樹は、この緑美しい並木景観を未来にわたり継承していくために、市民の方々からの意見を募りながら保全方法について検討を重ね、平成15年8月に青葉通ケヤキ街路樹等に関する方針を定めました。この方針を受けまして、専門家や地元代表者などで構成する委員会を設置して提言をいただき、ことし3月に青葉通再生基本構想を策定したところでございます。再生に当たっては現在、庁内組織を設置し、町並み、ケヤキ並木、道路空間、市民活動の四つの視点から必要な取り組みについて検討しているところでございます。その整備に当たりましては、青葉通は杜の都仙台の緑の軸線であることから、今まで以上に都市と緑が融合する魅力的な景観が形成されますよう、地元の方々や広く市民、企業との連携を図りながら進めてまいります。


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◯関根千賀子委員  その中で、ケヤキ並木の再生に向けて、地下鉄東西線工事で影響を受けるケヤキの取り扱いについてですけれども、これまでどのような取り組みを行ってきたのか。また今後どのようなスケジュールになる御予定なのかお伺いします。


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◯緑化推進課長  青葉通ケヤキ街路樹等に関する方針において、東西線への対応といたしましては、ケヤキへの影響が最小限になるよう工夫し、できるだけケヤキを保存するものとしております。現在、影響するケヤキについて、移植に耐え得るだけの生育状況にあるのか。また、移植する上で必要な枝葉や根鉢が確保されるのかといった移植可否の検討を行っているところでございます。
 今後のスケジュールでございますが、東西線復旧工事にあわせて、ケヤキの生育環境の改善を積極的に図りながら、既存のケヤキとの調和に配慮し、可能な範囲で大きなケヤキを植栽する計画となっております。


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◯関根千賀子委員  それは、今までの予定どおりなんですか、ケヤキの本数ですけれども。


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◯緑化推進課長  当初、影響がされるというふうに考えられていたケヤキにつきましては77本でございましたが、その後の調整で50本ということで市民の方々に公表しているところでございます。


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◯関根千賀子委員  それ以上ふえたり減ったりする可能性はないでしょうか。


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◯緑化推進課長  方針の中でも、なるべく影響を受けるケヤキが少なくなるように努めることにしておりますので、この50本という本数をさらに一本でも二本でも減るように、そうした努力、検討は常に行ってまいりたいと考えております。


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◯関根千賀子委員  ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 青葉通に限らず、街路樹については、良好な維持管理とともに、新たな街路樹の整備などが不可欠であると考えます。当局では今後このような街路樹の管理や維持についてどのようにお考えでありましょうか、お伺いさせてください。


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◯庄子建設局次長  街路樹の管理や整備につきましては、都市再生プロジェクトの重点施策に位置づけておりまして、道路空間や町並みに調和した緑美しい街路樹景観を創出するために、これまで選定の仕方や樹種の更新など、管理や整備に関する方針を検討してきたところでございますが、本年度内にはこれらの取りまとめを行うことにいたしております。
 今後は都心部の自動車交通量の削減による街路樹の生育環境の改善とか、既存の高幅員道路空間の再構成による新たな街路樹を創生するなど、杜の都の象徴として緑美しい街路樹を後世に引き継いでいくための施策を、着実に展開してまいりたいと考えております。


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◯関根千賀子委員  大きな期待をしておりますので、お願いします。
 次に、公園整備費51億4018万1000余円に関連してお伺いいたします。
 現在、西公園については、再整備計画が進行中です。その進捗状況はどうなっているでしょうか、初めに伺わせてください。


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◯公園課長  西公園の再整備計画の進捗状況でございますけれども、まず、平成16年度に専門家や地元の代表等で構成する検討委員会から示された提言書に基づきまして、昨年は基本計画や基本設計を策定したところでございます。現在は、来年3月に桜の一部を移植する必要がございますことから、その移植先であります現在の少年野球場の部分を新たなお花見広場として整備するために実施設計を行っているところでございます。


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◯関根千賀子委員  大々的に前に市民からアンケートをちょうだいしていると思うんですけれども、その辺のアンケートの中身なども計画の中には入っているのでしょうか。


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◯公園課長  再整備検討委員会の中で、アンケートのことについても十分に把握しながら検討を進めたところでございますので、十分に反映されていると思っております。


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◯関根千賀子委員  基本計画、基本設計、そして一部においてはもう実施設計を行っているということで、かなり具体的な整備が見えてきているようですが、代表質疑でも言及しましたように、広瀬川を挟んで対岸の青葉山公園とともに仙台の顔として重要な地域であります。西公園の再整備に関してはこのようなことも認識して整備に取り組んでいるとは思いますけれども、西公園ではどのようなテーマで再整備をこれからしようとしているのでしょうか、お伺いします。


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◯庄子建設局次長  西公園は、市街地の緑の回廊づくりの中で、都心と街路樹の緑により結ばれ、青葉山周辺や広瀬川沿いの豊かな自然と都心をつなぐ緑の拠点に位置づけております。こうした立地性を踏まえまして、西公園は「杜と水辺と市民をつなぎ、自然と都市の環境が共生するうるおう緑の拠点づくり」を再整備のテーマといたしまして、市民だれもが安心して楽しめ、多様な交流と仙台の新たな個性を創造する空間として再整備を進めるものでございます。


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◯関根千賀子委員  八、九年前でしょうか、私が、西公園が余りにもみすぼらしい公園だったので質問させていただきまして、かなり大がかりな樹木の剪定をしていただき、仙台のすばらしい公園に生まれ変わりましたけれども、それ以来、剪定は行っていないのではないかなと思われるように。しょっちゅう歩いているんですけれども、かなり樹木がうっそうとしており、昼でも暗い場所なども見受けられるようになってきて、それは御承知とは思いますけれども、公園の安全・安心という点から、また、気持ちのよい散策空間の確保という点からも大がかりな剪定を行う時期に来ているのではないかと感じられております。見通しがきき、明るさのある公園整備は常に心がけてほしいと願っているのですけれども、整備状況と今後についてお伺いします。


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◯公園課長  御指摘のとおり現在の西公園、樹木がかなり繁茂している場所もございます。こういうことから、剪定などの日常管理を行ってまいりますとともに、再整備計画におきましては、市民の方々が安心して利用できる明るい公園空間を整備することにいたしております。


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◯関根千賀子委員  再整備までには相当の年数がかかると思いますので、危険なような、うっそうとしている場所だけでも早急に何とかしてほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、西公園の中には杜の都の名木、いわゆる保存樹木が2本あります。1本は伊達政宗公ゆかりの臥竜梅、もう1本は仙台空襲で被災し、枯れたと思われたのがその後芽吹いて、昔をしのぐほどの樹勢となり、現在の大町交番の後ろに存在しております大イチョウです。シンボルツリーでもあります。この大イチョウは、東西線工事で支障となるということで、以前にも質問させていただいておりましたが、移植される予定と聞いておりますが、現在どのような状況になっているのか改めて伺いたいと思います。
 また、弱り切っている臥竜梅ですが、どう保存されようとしているのでしょうか、お伺いいたします。


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◯公園課長  保存樹木の大イチョウにつきましては、平成20年3月ごろに移植予定しておりますので、本年3月にその準備として剪定と根切りを行い、現在は養生を行っているところでございます。
 また、臥竜梅につきましては、今回、樹木調査を行いまして、幹の腐朽とか樹勢の衰えが見られますことから、根株の養生が必要であろうと考えております。今後、樹木医の先生の指導もいただきながら適切に対応してまいりたいと存じます。


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◯関根千賀子委員  すばらしくすてきな保存樹でありますので、何とかできるだけ長い期間、後世につなげるような樹木としてぜひ再生させていただきたいと願っております。
 西公園は、御存じのように春のお花見で大変にぎわいます。ことしも多くのお花見の客でにぎわっておりましたが、現在のお花見の会場もまた東西線の工事の影響を受けることになっております。市街地中心部にお花見のできる場所があるというのは大変貴重ですし、東西線の駅ができれば、これまで以上にアクセスがよくなって、お花見のお客様もまたふえていくのではないかと思っております。当局では、今のお花見の場所を移して、これまで以上の場所を設けるとのことですけれども、桜の木の調査、樹木調査など平成17年度にやったと思われますけれども、その結果を踏まえて、現在どのような状況になっているのか伺わせてください。日曜ごとに桜の下で体を動かしている私ですけれども、すごく老齢なのか、弱っている桜が圧倒的です。桜は剪定にはとても弱い木と聞いております。てんぐ巣病なども心配です。移植は大丈夫なのでしょうか、伺わせてください。


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◯公園課長  東西線の整備で影響を受けるだろうと思われる桜の本数が50本ほどございまして、その中で調査した結果、私どもとしては8本ほどが移植可能だろうということで、本年3月に移植するように考えておりまして、その準備としまして、その8本については既に根切りを終えて、養生を行っているところでございます。
 また、先ほども申し述べましたように、現在の少年野球場を新たなお花見広場として整備するための実施設計を行っているところでございます。


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◯関根千賀子委員  8本だけが移植可能で、あとの42本は伐採ですか。


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◯公園課長  50本は、影響があるかもしれない可能性として50本調べたものですから、この後の東西線工事がどのような形態になるかによりまして、影響する本数は少ない方向で変わっていくだろうと思っております。


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◯関根千賀子委員  ぜひ新しい桜で埋め尽くしてほしいと思います。
 東西線工事も本格着工するようです。西公園の再整備も東西線の工事と調整しながら整備をしていくのだろうと思いますが、今後の整備スケジュールについて伺わせてください。あわせて市民プール、少年野球場などはどのような整理をされるのでしょうか、伺います。


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◯公園課長  西公園の再整備についてでございますけれども、東西線の工事と整合を図りながら段階的に整備することとしておりまして、西道路を境に南と北に分けます。それで東西線の新駅が設置される南側から着手いたしまして、整備が完了した時点で北側の方に取りかかることにしております。
 また、プール及び少年野球場につきましては、再整備のスケジュールに合わせまして順次解体、撤去を進め、プールは廃止になりますけれども、少年野球場につきましては評定河原野球場などがその代替機能を担うことになるかと思います。


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◯関根千賀子委員  花火、すばらしい仙台の花火なんですけれども、私なんかは1年で一番楽しみにしているところなんですけれども、花火会場は非常に困難な状態でございます。何とかあの場所に維持できるような計画を立ててもらえればと思っております。これは答弁は要りません、検討中だそうでございますので。ぜひ前向きにお考えいただければと思っております。
 西公園は、初めにお話ししましたように、青葉山公園とともに仙台の顔として重要な場所です。四季折々の楽しみ方ができるような要素が数多くあると強く感じております。仙台の最高の魅力度アップのため、緑が美しい、何度でも足を運びたくなるような公園として、また観光客の方々にも杜の都を満喫できるような公園として整備していただきたいと思っております。
 次に、青葉山公園の整備について伺ってまいります。
 青葉山公園は、西公園からの延長線上にあり、仙台城址の歴史と文化の地、青葉山と広瀬川の豊かな自然が残る地になり、杜の都仙台の代表的な公園になることを期待してお伺いしてまいります。初めに、平成17年度までの公園整備の進捗状況を経過とともにお伺いします。


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◯青葉山公園整備室長  青葉山公園は、平成9年度に事業認可を取得して以来、これまで文化財の学術調査作業と調整を図りながら、仙台城の石垣の修復工事や本丸広場にガイダンス施設「見聞館」、これを建設したほか、本年度には広場の一部でありますけれども、舗装並びに植栽の工事を行ってきたところでございます。
 また、本事業は、事業認可の変更を行う必要がありますので、現在その見直しに向けまして庁内調整を行っているところであり、年度内には認可変更を得る見込みとなっております。
 なお、追廻住宅の移転補償につきましても、あわせて行ってまいったところでございます。


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◯関根千賀子委員  そこで、公園整備事業での大きな課題であります追廻住宅の移転補償について数点伺わせていただきます。
 私は2年前の決算等審査特別委員会でも本件を取り上げて質問しておりますが、そのときには、まちづくり研究会で集団移転候補地を検討中との答弁をいただいております。その後の動きとして、ことしの7月には市が建物調査を行っている様子がテレビ報道されました。また、つい3日前、今月25日には山浦副市長が追廻会館で住民と話し合いを行ったことも報道されておりました。
 そこでまず、東北財務局との借地期限も明日に迫っているこの時期に、住民との話し合いに出席されて、副市長はどのような御所見を持たれたのか伺わせていただきたいと思います。


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◯山浦副市長  御質問ございましたように、去る9月25日に住民の皆様方との話し合いの場に出席をさせていただきました。かねて住民の皆様方より市長との話し合いの場の設定をという要請がございまして、お話にございましたように、国からの借地期間満了が今月いっぱいということになりました。去る25日に、議会中ということもございまして、市長の名代で私が出席をさせていただきました。
 大体四、五十人の方が御出席をいただけたのかなと思っておりますけれども、その中でこれまでの移転補償交渉に御協力いただきましたことに感謝申し上げたわけでございますが、御案内のように戦後、住宅営団が応急仮設の住宅として、引き揚げ者なり戦災被災者のための住宅を建設をして、そこに住民の方が入居されて、その後、住宅営団の解散に伴って払い下げが住民の方になされたと。住民の方は、追廻住宅地区を住宅としてその後の環境整備をしてほしいという思いがございました。
 また、一方で私どもとしては、戦後、戦災復興の一環として、追廻地区について公園整備をと。当初、総合運動場でございましたけれども、一貫して公園を整備していきたいというようなことがございまして、それを受けて今日に至るまでの長い交渉の歴史になったわけでございます。そういった事情、立場がございましたものですから、住民の皆様方からは、望むような生活環境の改善がなかなかなされず、自分自身でやらざるを得なかったというようなお話もお伺いしましたし、現在に至るまで下水なりガスが通っていないというような実情もお話しいただきまして、大変御苦労かけたなということは実感をいたしました。
 また、あわせて、ここに至りまして移転後の具体の生活の不安というのも数多く出されましたので、私としてもその場で、皆様方の御相談には誠心誠意臨んでいきたいという市の姿勢をお示しいたしましたけれども、そういった意味で、今後誠心誠意生活再建といいますか、移転先での生活の確立に向けて十分なフォローをしていかなければならないなということを痛感したのが実態でございます。


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◯関根千賀子委員  それでは御当局の方では、現在の住民との話し合いの状況はどのように今までなされてきて、現在に至っているのかお伺いします。


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◯青葉山公園整備室長  ことしの4月現在で、約80世帯の住民の方々につきましては建物調査の御協力をいただけない、そういう状況にございました。本年の9月末とする国との借地期限が迫っている中、早急に建物調査を実施しないと物理的に建物移転補償契約の締結は困難になります。そういったことから、6月に住民説明会を行いまして、72世帯の住民の方々に調査を受け入れていただいたところでございます。また、7月には、私どもの補償担当職員を増員いたしまして、体制を強化して御協力をお願いしているというところでございます。


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◯関根千賀子委員  多くの住民から契約に向けて合意を得ていることは大変評価するところではありますけれども、補償金を提示されてから1カ月程度での契約を求められております。国は、借地期限である明日9月30日が過ぎれば、借地権の更新はしないと言っているそうですが、協力を前提にしている住民であれば、10月以降でも借地権補償を認めるなどの特別措置は講じられるのでしょうか、お伺いします。


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◯青葉山公園整備室長  御指摘のような契約の合意はしているものの、借地権が存在する9月中には、例えば相続等の問題で契約ができない方など、やむを得ない事情がある方につきましては善処する方向で行っております。
 実際の手続等につきましては、関係します東北財務局とも協議しておるところでございます。


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◯関根千賀子委員  契約をした住民は、補償金で新たな生活を考えなければなりませんけれども、追廻住宅は借地であることや家屋も小さいために補償金も少なく、生活再建には本当に不安を抱いている住民が大勢おります。しっかりとしたアフターフォローをしていただきたいと思うのですが、市はどのような対応を考えているのでしょうか、お伺いさせてください。


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◯青葉山公園整備室長  移転補償の契約に当たりましては、御指摘の経済的な問題はもとより、生活環境が変わる、そういったことなどへの不安を抱いている方もいらっしゃいます。市としましては、先ほど副市長の答弁の中にもございましたように、個人によりそれぞれ事情は異なりますけれども、例えば現地に相談所を設けるなど、きめ細やかな対応を行ってまいりたいと、そのように考えております。


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◯関根千賀子委員  それから、お伺いするところによりますと、追廻の集団移転地は新田地区の政府倉庫用地とされておりますが、今後、だれがどのような整備を、どのような手順で進めていくのでしょうか。整備スケジュールも含めてお伺いさせてください。


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◯青葉山公園整備室長  集団移転先である新田地区の米倉庫用地は、面積約1万1000平米ほどの広い土地でございます。ただ、まだ倉庫は残っております。当該用地を国から譲与を受けるためには、年内に土地利用構想を策定しまして、国に譲与の申請を行う必要がございますので、移転を希望する住民の方々との話し合いを早急に行いまして集合住宅等の規模や配置について検討するとともに、新田地区の住民の方々ともあわせて協議を行いながら、土地利用構想を取りまとめることとしております。
 また、整備スケジュールにつきましては、来年度に必要な倉庫の解体であるとか、あるいは土地利用の基本設計及び実施設計等を行いまして、約2カ年程度の工事期間を見まして、平成21年度末の入居を一応見込んでおるところでございます。


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◯関根千賀子委員  それでも、けさの朝日新聞にも載っていましたが、障害と戦いながらもこの追廻地区に住み続けたいという、契約に応じない住民もいるようですが、私の多くの友人、知人は泣きながらも納得してこの地を去っていきました。残っている方々へは温かな心ある対応を私は望んでおりますけれども、今後、どのように説得して対応していかれるのでしょうか、お伺いいたします。


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◯青葉山公園整備室長  これまで東北財務局との借地期限満了日、あすになりますけれども、それを一つの区切りとしまして精力的な話し合いを続けてまいりましたけれども、残念ながらここに至ってもなお御協力いただけないと、そういうことが見込まれる状況にございます。そういう方がいらっしゃる状況にございます。これらの方々につきましても今後とも誠心誠意対応しながら、御理解いただけるように努めてまいりたいと思っております。


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◯関根千賀子委員  最後になりますけれども、冒頭では、副市長の所感をお伺いしましたけれども、最後に、住民は市長の出席を強く望んでいると聞いております。協力を拒んでいる方たちへの温かな説得も含め、出席するお考えはあるのでしょうか、お伺いします。
 また、杜の都仙台への市長の熱い思い入れがありましたら、あわせて伺わせていただいて、私の質問を終わらせていただきます。


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◯市長  追廻の住民の皆様方とは近々お目にかかりまして、御理解を得られるように私から直接お話をさせていただきたいと思っております。
 それから、杜の都仙台の美しさをさらに増していけるような都市行政、都市整備に全力を尽くしたいと思っております。


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◯委員長  発言を願います。


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◯郷湖健一委員  私は、土木費中、第4項道路橋りょう費350億8037万6000円の中の第3目道路新設改良費及び第5目橋りょう費並びに第7目都市計画道路事業費に関連してそれぞれ順次質問させていただきます。
 まず、道路橋りょう費中、維持管理費についてお伺いをいたしますが、本市の橋の数はどれほどあるのでしょうか。まずお伺いをいたしたいと思います。


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◯道路管理課長  本市が管理しています橋梁の総数でございますけれども、平成17年度末で1,153橋ございます。


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◯郷湖健一委員  相当、1,100余の橋が実在をいたしておると、こういう状況でございます。
 それでは、橋の維持管理費に年間どれくらいの予算を注いでおられるのかお伺いをいたします。


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◯道路管理課長  橋梁の維持管理に要した費用については、補修の内容により毎年事業費が変動しております。平成15年度が約2億2500万円、平成16年度が約1億5200万円でございます。平成17年度につきましては約6400万円でありますが、18年度に約7200万円を繰り越しておりまして、これを合わせると17年度は約1億3600万円でございます。


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◯郷湖健一委員  今、維持管理費に費やす予算をお示しいただきましたが、最近、だんだん予算が減ってまいりまして、橋を維持管理をしているという状況でございますが、この中には、最近橋を通ってみますと、さびが吹いたり、塗料が落ちておったり、そういうことを含めまして、非常に橋の維持管理が十二分に行き届いていないんじゃないかというふうに私は考えるものでございます。橋は大体鉄でできておりますから、そういう中にあって、さびると非常に耐久性が落ちてくる、こういうことも言われておりますし、また、さびた橋は都市景観上、非常に見苦しいものがございます。腐食したところは早急に補修をしまして、橋が長もちするように維持管理をすべきじゃないかというふうに私は思うんでありますが、これらについての御所見をお願いします。


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◯道路管理課長  橋梁の維持管理につきましては、日常点検などにより現状を把握いたしまして、床板や橋脚の損傷が著しい緊急性の高いものから補修しており、安全性の確保に取り組むとともに、延命化を図るよう管理を行っているところでございます。


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◯郷湖健一委員  ただいま重要箇所から補修をしながらその管理をいたしておる、こういうことでございますが、やはりさびが目立たないうちに塗装を塗り直すなり、橋を長もちさせるために維持管理を徹底的にやっていくということが大事ではないかというふうに思っております。そういう面では予算は十分だというふうに認識をされておるのか。あるいはなぜそういうふうに橋のさびたところ、塗料が落ち込んだところが散見されるのでしょうか。その辺もひとつ御所見をお願いしたいと思います。


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◯道路管理課長  確かに橋は結構古いものもございます。今までの補修のあり方、こういったものにも少し考えなければならないところがあるかとは思います。今後そういった一つ一つを親身にとらえまして、対処していきたいなと考えてございます。


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◯郷湖健一委員  そういうことで、非常に大事な維持補修の方法でございますので、これからも鋭意そういうところが見当たらないように、ひとつ最大限の努力をすべきだと私は思うのであります。
 それでは次に、確認の意味を含めまして、国道4号仙台バイパス、これは一部6車線化に今作業を行っておりますし、片側は一部できております。しかし4号バイパスに接続を計画いたしております都市計画道路東仙台泉線や県道泉塩釜線、市名坂工区などが本年度以降、次々に完了する予定に相なっております。これらの受け側である国道4号バイパスの整備が具体化しないと整備効果が十分に発揮できないという状況でございます。交通渋滞の緩和や円滑な交通を確保するには結びつかないことは明らかであります。
 このような観点から、私がことしの第1回定例会において、国道4号バイパスの山崎交差点から都市計画道路東仙台泉線との交差点までの6車線化につきまして、質問をさせていただきました。その際の回答は、引き続き山崎交差点以北の事業化を国に強く働きかけていくとのことでありました。その後、どのようになっておられるのか。国の事業の決定をしたような報道もされましたが、実際はどのようになっておられるのか、お伺いをいたします。


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◯道路計画課長  御質問の区間につきましては、平成18年度からの事業として決定されまして、ことし7月に本市に対しまして国道4号6車化に関連する市道との計画協議がなされたところでございます。また、近々土地所有者や関係者に対する事業説明会を開催する予定であると伺っております。


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◯郷湖健一委員  車社会の中で、交通渋滞を来すということは非常に時間的なロス、あるいは経済的なロス、多々ございますが、早急にその目的に従って道路整備がなされますことをお願いいたしたいと思います。
 それから次に、現在、平成19年3月31日までを期限に社会実験中であります、泉パーキングエリアスマートインターチェンジに関してお伺いをいたします。
 このインターチェンジは、高速道路を利用することによる移動時間の短縮などの利便性の向上のみならず、中長期的には地域産業振興の起爆剤となることも大いに期待をいたしておるところでございます。
 社会実験を開始して早5カ月が過ぎようとしておりますが、この間の利用状況はどのようになっているのでしょうか。できれば月ごとの1日平均の利用台数と、期間全体の利用状況をお伺いいたします。


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◯道路計画課長  社会実験は4月26日から実施いたしたところでございますが、各月の1日当たりの平均利用台数、100台単位で申し上げますと、4月が1,500台、5月が1,600台、6月が1,800台、7月が1,900台、8月と9月が2,100台となっております。これまでの全期間としましては、1日平均が1,900台、総数で29万台の利用となっております。


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◯郷湖健一委員  4月26日に開始いたしまして、月ごとに利用台数が増加をしていると、こういうことでもって大変うれしく、力強く思っております。
 少し詳細な質問になりますが、おわかりになれば、1日のうちのどの時間帯の利用が多いかということでございます。台数、割合などもあわせてお伺いいたします。


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◯道路計画課長  時間別交通量につきましては、詳細なものとしては実験開始から6月末までのデータではございますけれども、それを分析しますと、朝の利用のピークは7時から9時でございまして、372台、夕方のピークは5時から7時で334台となっておりまして、朝と夕方の通勤時間帯の利用が多くなっております。朝夕の4時間で、全体利用台数に占める割合は約40%となっております。現在もこの割合に大きな変化はないものと考えております。


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◯郷湖健一委員  ただいまの報告の中では、やはり朝夕の通勤・帰宅時間帯、大体そういう時間帯に4割の利用者があると。これは朝夕の通勤にも利用され、効果を上げているというふうに受けとめられると思います。
 それで、あわせて過日の新聞報道によりますと、泉スマートインターチェンジと同じ東北縦貫自動車道で社会実験を行っておりました、長者原スマートインターチェンジの本格的な導入が国土交通省から決定されたということをお聞きいたしました。泉の恒久化はどのようになるのか。当然、当初予定したより倍近く通過車両が多いということでありますから、恒久化のインターチェンジとして指定されることも近いんじゃないかというふうに推測するわけでございますが、いかがなものでしょうか。


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◯道路計画課長  本格導入につきましては、利用台数などから基本的な条件はクリアされておると考えております。今後、本年8月に国土交通省より示されましたスマートインターチェンジ制度実施要綱に基づきまして、東北地方整備局、東日本高速道路株式会社や、地元の関係機関で構成する地区協議会をまず設置しまして、社会の便益性、それから安全性、採算性などの整理を行いまして、実施計画書を作成いたします。それで高速自動車国道法に基づく連結許可申請書、いわゆる本格導入実施の申請書を国に提出しまして、許可を得ることになっております。


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◯郷湖健一委員  そういう形で順次事務的な手続が進められていくと、こういうことでございますので、ぜひ恒久化に向けて当局の御努力をお願いいたしたいと思います。
 それから、御答弁のように、来年4月1日からの本格導入に向けての着実な取り組みをお願いいたすわけでございますが、関連して県道泉塩釜線などの整備についてもお伺いをいたしたいと思います。
 ただいまの答弁にあったように、泉スマートインターチェンジの利用時間のピークはまさに朝夕の通勤通学時間帯のピークと重なっております。スマートインターチェンジの本格的導入を踏まえれば、今以上に周辺道路の交通渋滞に拍車がかかるのではないかと懸念をいたしております。特に県道泉塩釜線は、従来より朝夕のラッシュ時間を中心に野村小学校交差点を起点に交通渋滞を来しておる現状であります。確かにインターチェンジは乗りおりの双方があるわけでして、利用車両が即県道に流れ込むわけではございませんが、周辺地区の交通形態が大きく変化するのは明らかであります。スマートインターチェンジに接続する県道が渋滞を起こせば、インターの利便性にも関係してくることに相なります。野村小学校周辺は、泉スマートインターチェンジのほか、総合運動場のシェルコムせんだいや泉総合運動場など多くのスポーツ選手が集まる施設が集積しておると、こういう状況でございます。言いかえれば、サッカー場、野球、テニス、水泳プール、弓道場などが立地いたしております。ここには集中的に車がいろいろと集中すると。さらには、平成20年4月には、新しい学校給食センターも移設される予定であります。本来は、都市計画道路荒巻大和線の加茂から野村地区区間の整備を行えば、抜本的な渋滞解消になると私は思うんでありますが、残念ながら今回の総合道路整備計画には位置づけがされておりません。
 したがいまして、以前にも申し上げましたとおり、野村小学校北側交差点に右折・左折レーンを整備したり、現在、交互交通しかできない古屋敷橋のかけかえ、整備、あるいは市道二重袋(ふたえぶくろ)線、それらを整備することによって周辺道路の環境改善を進める、渋滞緩和を図るべきだと私は考えております。古屋敷橋は、市道でありながら交互交通でございます。こういう道路は今ちょっと見当たらないというのが現状でありまして、東の方には荒巻大和線、西の方には北四番丁大衡線、ちょうど中間に位置するのがこの市道。ですから大和荒巻線を早急に整備しないと、例えば北仙台あるいは若林の方からインターを目指して通る方も結構おるのではないかというふうに思います。そういう意味では、緊急性がある道路だというふうに思っておりますので、これらの点について、今後どのように対応を図ってまいるのか、当局のお考えをお聞きしたいというふうに思います。


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◯建設局長  委員御指摘の地区の交通環境につきましては、泉のスマートインターが全国でもベスト5に入る利用率ということで利用されておりまして、その影響も受けて、交通環境が今変わってきております。
 御指摘の中にございました野村小学校の北側交差点につきましては、県道と市道が交差する交差点でございますが、市道の方につきましては改良を行って終わりましたけれども、なお県道につきましても改良を一部加えて、交差点を現在よりもスムーズな交差点にしてまいりたいと考えております。
 それからまた、御指摘のありました古屋敷橋でございますけれども、これは御指摘の中にもありましたように、近接して都市計画道路の荒巻大和線が計画されております。この都市計画道路の整備時期とも大変密接に関連をいたすこともございまして、古屋敷橋の拡幅整備につきましては、これらの関連する事項を慎重に検討して結論を出してまいりたいというふうに考えております。そういうこともございまして、当面につきましては、都市計画道路の北四番丁大衡線の整備を促進して、地域の交通の分散を図ってまいること。それから県道仙台泉線の工事中区間の4車線化を急いでまいりたいと考えておりまして、また周辺の交差点等の改良もあわせて考えております。これらの事業を着実に進めることによって、御指摘の地域の交通環境の改善に努めてまいりたいというふうに考えております。


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◯郷湖健一委員  言うまでもなく大変重要な交通渋滞の緩和を図るべき場所でございますので、当局におかれましては今後鋭意協議をされまして、前向きに検討されることを御期待申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。


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◯委員長  この際、暫時休憩いたします。
 再開は15時20分の予定です。

              休憩 午後3時05分
              再開 午後3時21分


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◯委員長  再開いたします。
 ここで副委員長と交代いたします。
            〔委員長退席、副委員長着席〕


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◯副委員長  委員長と交代いたします。
 フォーラム仙台から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
        〔岡本あき子委員、木村勝好委員、質疑席に着席〕

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◯副委員長  発言を願います。


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◯岡本あき子委員  私からは土木費中、緑政費89億4575余万円に関連して、公園について伺います。
 仙台市グリーンプラン21では、緑の創出とあわせて公園整備に力を入れていますが、決算年度までの公園整備の目標に対しどのように取り組まれたのか伺います。


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◯公園課長  平成9年度に策定いたしました仙台グリーンプラン21では、地域のコミュニティーの場を初め、防災空間やレクリエーションの場、さらにはスポーツ・教育の場など、さまざまな機能を有する公園を計画的に配置することを方針といたしまして整備に取り組んできたところでございます。この間、約494ヘクタール、市民1人当たりでは約4.63平方メートルの公園整備を行ってまいりましたが、今後とも整備目標により近づけるために、現在整備を行っている公園や計画を進めている公園を早期に開園できるよう鋭意取り組んでまいりたいと存じております。


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◯岡本あき子委員  平成17年度末までの都市公園の整備状況を見ますと、人口1人当たりの面積では12.42平方メートルとなっていると思います。目標は20平方メートルだと思いますので、まだまだ努力が必要ではないかと思いますので、ぜひ力を入れていただきたいと思います。
 この12.42平方メートル、全国平均よりは高いんですけれども、地域間では非常にばらつきが出ています。青葉区、泉区についてはそれぞれ1人当たり15平方メートル、泉区は18平方メートルということで、比較的順調にというか、高い数値を持っていますけれども、一方で宮城野区、若林区、太白区、この3区は1人当たり7平方メートルから8平方メートルということで、青葉区、泉区に対しても半分しか整備されていません。仙台市民の身近な場所に緑がある公園があって過ごせる場所となるよう、これからも整備計画の中で地域のバランスについても配慮していくべきだと考えますが、その是正は図られてきているのか。また、今後その是正に向けてどのように取り組まれるのかお伺いします。


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◯公園課長  区域間のアンバランスの件でございますけれども、地域における市街地の形成状況とか公園用地の取得などさまざまな問題がございまして、なかなか整備のバランスをとることは難しい状況となってございます。
 今後でございますけれども、各区の公園整備におきましては、地域の特性と個性を生かしながら市民一人一人に親しまれるような魅力ある公園づくりを進めてまいりたいと存じております。


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◯岡本あき子委員  目標の数値を達成しても、市民が行けるところになければ意味がありませんので、地域の中で身近なところにということは、ぜひ今後も配慮いただきたいと思います。
 ところで、整備された公園についての利用についてなんですけれども、まず子供たちにとって利用しやすい公園づくりについて伺いますが、その前提としてなんですが、今、子供たちを外で見かけなくなったと言われています。なかなか外にいないで、うちの中でゲームばかりしてという批判も全国的にも言われています。確かに私たちが子供のころは、家の外すべてが子供にとっては遊び場でした。道路も基本的には子供が遊ぶところで、車が来るとよけて、道路にお絵かきをしたりとか、あるいは民家の塀の上を乗って歩いたりとか、いろいろな遊び場があったんですけれども、今どきそういうことをやっていると非常に危険だ、危ないということで、基本的にはそういうことは見かけなくなりました。子供たちが行かなくなったんではなくて、行けないような環境を大人がつくっているんじゃないのかと思いますが、率直に伺いますが、今仙台の子供たちは一体外のどこに行けば遊ぶことができるのかということで、ぜひ局長に率直なところをお聞かせいただきたいと思います。


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◯建設局長  委員の御指摘を受けまして、私も自分の子供のころを思い出してみました。確かに私も小さいころ、やはり自分たちの遊び場は地域の中から自分たちで発見して、その遊び場で自分たちが工夫しながら遊んだ思い出がございます。
 現在、見ていきますと、都市の中で子供たちの明るい楽しそうな声が聞こえるというところは、公園や校庭、幼稚園の園庭など限られた場所になってきているなというのが実感でございます。


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◯岡本あき子委員  ありがとうございます。そういう意味でも校庭、園庭、それから公園というのは子供たちにとって利用するためには、貴重な存在だという認識でぜひ取り組んでいただきたいと思います。
 ところが、残念ながら公園でも、今どんどん禁止事項が多くなってきています。子供たち自身が先ほど御答弁いただいたように公園や校庭などで遊ぶ、そこで唯一遊べる場所だというところでも、子供たちは自分で工夫しながら遊ぶというのがなかなか難しくなってきました。野球の話になりますけれども、公園ではバットを振ることはもちろん、キャッチボールも今禁止というあえて警告の掲示板を出しているような公園もこのごろ多くなったと思いますけれども、当局はこのような話を実態として伺っていますでしょうか。


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◯公園課長  特に街区公園などの小さな公園での場合ですけれども、利用者の安全を守るために、地域の方々と相談した上で、キャッチボールなどを禁止しているところはございます。ただ、最近そのような公園が特にふえてきたというようなことはないかと思っております。


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◯岡本あき子委員  もともと禁止だったということなのかもしれませんけれども、大河原での裁判とかが出たのもありますけれども、あえてキャッチボール禁止だということを掲示したりする動きが出てきています。そういう意味では、非常に公園も子供たちにとってはなかなか自分たちが工夫して遊ぶということができにくいのかなと思います。安全に配慮するのはもちろん大事なんですけれども、これは公園だけでなく学校の校庭も同じだと思いますが、それぞれの学校によって学校長の権限があると思いますけれども、校庭で子供たちだけで遊ぶ場合、特にバットを振ることやキャッチボールを禁止している学校があるのか伺いたいんですが、他局に伺ってよろしいでしょうか。よろしくお願いします。


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◯教育長  市内の小学校の教育計画で調べさせていただきましたけれども、遊びの際の約束事といたしまして、キャッチボールやバットを振ることを禁止している学校は43校ございました。また、場所や時間等の条件つきで許可している学校というのが9校でございました。


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◯岡本あき子委員  全部とは言いませんけれども、比較的禁止をしているところというのは多いと思います。今までの委員会の中でも、楽天野球団の経済効果や子供たちがすごく野球に期待しているという質疑もありましたけれども、せっかく楽天野球団が地元にできて、自分も野球を楽しみたいと子供たちが思っても、スポーツ少年団に入らないとキャッチボール自体が経験できないという状況も出てきています。公園もだめ、河原もだめ、校庭もだめ。では、野球に興味を持ったときは、友達同士また親子ではどこで楽しんだらいいんだろうかというのを素朴に疑問に感じます。キャッチボールでも、例えばソフトボールみたいな柔らかいボールとか、あるいはバットでもプラスチックバットという、木のバットは確かに振ったら見ている方も危険だとお思いになる方が多いのは事実だと思いますけれども、プラスチックのバットとか比較的危険度が少ない遊具であれば許可をする、あるいはその際には必ず周りを見渡して、ちゃんとスペースがあるのか、あるいは小さいお子さんがいないのか、そういう安全対策の確認をとること自体も子供たちに経験をさせる必要があるんではないかと思います。場所によってはキャッチボールなどができるように公園のスペースを確保したり、あと子供たち自身が遊びたい遊びをできるように、あわせて安全確認も自分でするという教育の機会づくりも含めて、そういう遊び場づくりを目指していただきたいと思いますが、教育局、建設局ともに御感想をお聞かせください。


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◯公園課長  こちらは公園についてお話しいたします。
 公園につきましては、だれしもが楽しめるフィールドであるということが基本でございまして、子供の成長や発達に役立つ遊びの価値を体験できる場でもございます。したがいまして、公園での野球やキャッチボールなどにつきましては、危険な遊戯ということで一律に禁止するのではなくて、公園の広さとか施設の配置などに応じまして柔軟に対応していくことが重要であろうかと考えております。国土交通省におきましても、昨年度からキャッチボールができる公園を整備するための手法につきまして検討を始めているようでございまして、私どもとしても、今後とも子供たちが無事故で、安全に公園を利用していただけるよう、遊び方のルールなどにつきましても啓発してまいりたいと考えております。


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◯教育長  ただいまのお話にもございましたとおり、子供自身が周囲の安全にも気をつけながら遊ぶというのは基本的には大変望ましいことであろうと思うところでございます。しかしながら、現実には全国でそういった遊びの中でも思いがけない不慮の事故というのが後を絶たないという状況もございまして、私どもといたしましても、小学校1年から6年までかなり発達段階に差のある児童が遊びます場合には、校庭の広さ、時間、また児童数などの状況に応じまして、それぞれの学校で独自のルールを設けるのもやむを得ない場合もあるものというふうに考えているところでございます。
 しかしながら、子供たちみずからが自分たちの工夫の中でどういうようなルールがいいのか、どういう遊び方であれば安全というものと遊びが両立するのか、教師の指導も踏まえながら考えていくというプロセスも大事であろうと思いますので、そういった安全教育の充実を図りながら、子供たち自身が興味・関心を伸ばしていけるように努めてまいりたいと思うところでございます。


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◯岡本あき子委員  一概に安全ということで大人が先走りして、配慮、配慮ということよりも、やはり子供たち自身と協議しながら、どこまでだったら安全なのかとか、あるいは子供たち自身もどういう点に気をつけたらいいのかとか、そういう自分たちで考えながら遊びを工夫できるという余地をぜひ残していただきたいと思います。
 そういう意味で、今、自分の責任で自由に遊ぶという発想を取り入れた公園が本市にも1カ所整備されました。指定管理者で運営する海岸公園の冒険広場です。私たちも会派や調査特別委員会の視察で他都市の冒険遊び場を視察いたしまして、本市でもぜひと期待していましたので、非常にうれしく思っています。たくさんの子供たちが利用している様子を見て、今後もぜひこれを充実してほしい公園の形態だと感じています。
 火遊び、川遊び、木登り、泥んこ遊び、そのほかに土を掘ったり、くぎ打ちをしたりという思いつく遊びは基本的に何でもオーケーです。もちろんけがもあります。けがをすることも経験だということで、公園の発想ができています。ただ、必ず現地にはプレーリーダーという子供を見守ってくれる大人がついていて、大きな事故とかけがにつながらないようにという配慮は見守る大人がやっています。この方たちは管理指導するのではなくて、子供たちを見守って、時には一緒に遊ぶ存在ということで、世代間交流につながるとともに、あと、ちょっとした悩みや相談事もその方に相談をしているような事例も見受けています。本市にこの冒険広場を整備してみて、反響、評価というのはどのようになっているのか伺います。


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◯公園課長  平成17年7月に開園しました海岸公園の冒険広場でございますけれども、委員の御指摘のように、自分の責任で自由に遊ぶをモットーに、プレーリーダーがいる公園ということで運営をしておりますけれども、大変好評を得ておりまして、数多くのリピーターもございます。近隣の小中学生、特に小学生ですけれども、毎日来るような子までいるようでございます。
 このように利用者としてはすごくいいものだと感じているようでございますし、また、利用者の意見なども聞きますと、実を言うと昨年アンケートをしましたけれども、そのアンケートの中で聞きますと、やはり楽しかった、また来たい、そのような意見が大半でございまして、家族連れとか子供たちにもかなりそういう利用が増加していることも明らかになってございます。


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◯岡本あき子委員  ジェットコースターとかそういうようなものがなくても、何もなくても遊びというのは発想次第でできるということをまさに体験できる公園ではないかと思います。海岸公園ということで、本市でいくと一番東側に位置されていまして、みんなが簡単に行ける場所ではないんですね。ぜひ各区に1カ所ぐらいは今後もこのような機能を持たせた公園の整備を考えてほしいと思います。既にNPOの方々が西公園で定期開催をしたり、古城小学校の校庭で適時遊び場を提供したりしていますが、ぜひこういう機会、こういう場所の整備ということを求めますが、いかがでしょうか。


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◯公園課長  自分の責任で自由に遊ぶ、こういう冒険遊び場の考えを取り入れた活動につきましては、委員御指摘のように西公園でも定期的に開催されておりますけれども、今後地域のニーズの把握に努めますとともに、周囲の環境とか公園の規模、利用形態などを勘案しまして、冒険遊び場にふさわしい公園につきまして検討してまいりたいと考えております。


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◯岡本あき子委員  次に、公園の中にゲートボール場が整備されているところがありますが、その件について伺います。
 シニアの方々は比較的早朝から午前中にかけてゲートボール場を使われていることが多いようで、午後はずっとあいているような場所も幾つかございます。このゲートボール場の広さというのは子供たちにとってはミニサッカーとかドッジボールをするのにちょうどいいスペースなんですが、残念ながら子供たちが使うと、ここはゲートボール場だから、遊んではだめという注意をゲートボールをされている方々から受けるという場面を私も実際に何回か見かけました。公園に設置されているゲートボール場というのは、果たして専用でなければならないものなのかということをまず確認させてください。


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◯公園課長  基本的に公園内のゲートボール場というのは、本来多目的に利用できる施設として整備しておりますので、別にゲートボールだけではなくて、ほかの利用も当然あるものでございます。


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◯岡本あき子委員  公園である以上そうだと思うんですが、現実的にはほかの方々があいている時間に使おうとすると注意を受けて、出ていきなさいと言われるケースが幾つか、私自身も見ています。ゲートボールのグループの方々が利用する時間帯にそれを優先させてほしいということには異論はないんですけれども、占有の場所ではないということを今確認しましたので、ぜひお互いにきちんとルールを決めて、ならしておかないと、非常に荒れているところだとゲートボールのプレーにも支障を来すのはわかりますので、マナーを守らせるということも含めて、お互いに子供たちも、それからゲートボールをされる方々も、それ以外の多目的で利用される方々も気持ちよく使えるようにということで、使用上のマナーも伝えながら効率的な活用をしてはいかがかと思いますが、どうでしょうか。


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◯公園課長  ゲートボール場や多目的広場は、利用時間の調整や利用後の整備など、利用者である子供たちや高齢者の方々がお互いの理解を深めながらルールやマナーを決めまして、それを守っていくことによりまして効率的な利用が可能になると考えておりますので、私どもとしましても公園愛護協力会などの協力を得ながら、今後とも子供と高齢者が仲よく譲り合って公園を利用していただけるように働きかけてまいりたいと考えます。


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◯岡本あき子委員  なかなか仲よく譲り合ってという風景にめぐり合うことがないので、そこの点は、公園愛護協会を通してでも結構ですので、ぜひ気持ちよく使えるように誘導をお願いしたいと思います。
 次に、安全な公園づくりについて伺います。
 今、不審者情報とか見通しの悪い公園というのが本市にもあるということで残念に思っていますが、各地区で自主防犯組織が防犯マップづくりに取り組んでいらっしゃいます。そのマップを幾つか拝見させていただいたんですが、地区にある公園が危険な場所だとマークをされているのが幾つかありまして大変残念に思っています。
 今、専門家の方々の中で、入りにくくて逃げにくい、そして見通しがよい、公園ですのでもちろん緑がありますけれども、見通しのよい植栽のデザインの工夫をするとか遊具で死角をつくらないとか、そういう設計にするべきだという御意見が出て、見直しをしているまちもありますけれども、本市ではそのような発想での公園の整備あるいは見直しをされていらっしゃるのか確認をします。


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◯公園課長  新規の公園の整備に当たりましては、周囲から公園の中が見渡せるように、施設や樹木の配置などを死角をつくらないような設計を心がけております。一方、既存の公園でございますけれども、高木が繁茂し過ぎたり、また植え込みが高くなり過ぎて死角が出てくるということもございますので、高木の下枝を上げましたり、植え込みについては低く刈り込んだりするなど見通しの確保に努めますとともに、また、暗いということで照明灯の増設とか、点灯時間の延長等、そういうことで夜間の安全確保についても改善を図っているところでございます。また、街区公園等の身近な公園を管理していただいております公園愛護協力会の皆様にも公園の巡回等をお願いしておりまして、犯罪の抑止を図ってございます。今後とも公園が安全な場所として安心して市民に利用していただけますよう取り組んでまいります。


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◯岡本あき子委員  地域にある公園というのが危険な場所ではなくて、安全な場所で、親しまれる公園になるということをぜひ期待したいと思います。
 今回、決算議会の中で、9月議会の中でも質疑がございましたけれども、公園自体は先ほど申し上げましたようにゲートボール専用の公園でもなければ、子供たちだけの公園でもないと思います。シニアの方々にとってはやはり健康づくりということで、介護予防につながるトレーニングが可能な遊具の設置を求める声というのも出てきています。いろいろな世代の方々が公園を利用されるということで、安全対策もより効果を増すと思いますので、ぜひ世代を超えて利用できる、特にシニアの方からの御要望があるような遊具や設備の整備にも心がけていただきたいと思いますが、ここでも一度確認させてください。


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◯公園課長  近年の公園づくりでございますけれども、やはり少子高齢化社会の到来など、社会状況の変化を踏まえまして整備を進めているところでございます。
 今後におきましても、子供様から高齢者の方々まで幅広く利用できるような健康遊具の設置、またはそういう世代間の交流ができるような空間の確保など、多様なニーズにも対応するような公園づくりを、地域や利用者の方々の御意見を伺いなから進めてまいりたいと存じます。


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◯岡本あき子委員  ありがとうございます。ぜひ世代を超えて利用される公園を目指していただきたいと思います。
 公園の整備なんですが、年々進めていくと維持管理費の費用もかさんでいるものと思いますが、緑の管理費は年々どのように推移しているのかお示しください。特に除草、剪定作業に係る費用についてお聞かせください。


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◯公園課長  公園管理費の推移でございますけれども、過去5年間の決算額の推移をお示しいたします。
 平成13年度の公園管理費は17億8149万9000円でございます。そのうち除草清掃費としましては3億4332万6000円でございます。次に、平成14年度の公園管理費は16億8565万円でございます。うち、除草清掃費としましては3億3786万1000円でございます。次に、平成15年度の公園管理費でございますが、16億7295万1000円でございます。うち、除草清掃費としましては3億5026万7000円でございます。平成16年度の公園管理費でございますが、16億7336万6000円でございます。うち、除草清掃費としましては3億3173万9000円でございます。平成17年度の公園管理費は17億319万1000円でございます。うち除草清掃費としましては3億3844万1000円となってございます。


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◯岡本あき子委員  年々公園を整備しているという割には非常に維持管理にかけるお金、苦しい状況なのかなと、今の答弁の中でも見受けられます。
 基本的に公園の除草については年2回が原則だと伺っています。ところが、どうも年1回しかやっていないようなところも見受けられています。年1回になりますと、ちょっとお聞きした公園ですと、夏場草が一番伸びたところで切るのが効果的なので伸ばすだけ伸ばしているんですという声を地域の方から聞いたことがあったので、それでは全然利用すること自体が不可能なんじゃないのかなと思ってびっくりしたんですけれども、公園愛護協会の方にも御協力をいただいているということですけれども、全部の公園に愛護協会があるわけではありませんし、あるいは愛護協会の中でも、体力的に限界があるよという声があるところも伺っていますので、ぜひ相談に応じていただいて、適切に機能できるように必要な支援、それから改めて年2回、3回とできるように協力依頼もするべきだと思いますが、いかがでしょうか。


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◯公園課長  公園を含めた緑環境を良好に維持していくことでございますけれども、限られた予算の中で一層効率的な管理手法の検討を行いまして、効果的な予算執行に努め、何とかそこら辺考えていきたいと思います。
 また、私どもの大切なパートナーでございます委員御指摘のような公園愛護協力会、この方たちの協力も得ながら適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。


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◯岡本あき子委員  公園愛護協力会でした。失礼しました。
 協力をいただく上で、本当に大事なパートナーですので、できるところはできる、あるいは支援できるところは助けていくということで、ぜひ利用しやすい公園を目指していただきたいと思います。
 子供から大人まで、外の居場所ということで、今後公園というのはより一層貴重な存在になるものと考えます。あらゆる世代、そしてより多くの市民に親しまれ、利用される公園を目指して、そのためには当然、今申し上げました維持管理も含めて、ぜひ今後も積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。


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◯建設局長  公園は、市民の憩いやレクリエーションなど、それ以外にも防災機能などさまざまな機能を持った空間でございます。子供から高齢者の方まで幅広い市民の方々に御利用いただいている空間でもございまして、その整備の重要性については十分認識して取り組んでいるところでございます。
 今後とも市民の方々の意見や要望を十分に反映しながら、今日的な課題等も踏まえて、魅力的で安全な公園づくりに努めてまいりたいというふうに考えております。


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◯岡本あき子委員  最後に、ぜひ梅原市長にもお聞かせください。今公園の質疑をさせていただきました。杜の都を目指すということで、市長も100万本の杜づくりとか緑には非常に力をいただいていると伺っておりますが、先ほど申し上げました公園一つをとっても20平米にはまだまだ足りない状況です。先進国の1人当たりの緑の面積を比較すると、もう比較に足らない状況になっています。杜の都という名前を世界に発信する上でも、公園を初めとして目に見えるまちの緑に対して必要な手入れがなされている、そして新たな緑が創出できる、だれにも愛される杜の都を目指して取り組んでいただきたいと思いますが、ぜひ市長のお考えを最後にお伺いします。


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◯市長  公園を初めとする緑に関連する課題について、委員からたくさんの貴重な御示唆をちょうだいしました。言うまでもなく公園を初めとする緑は、私たちの市民生活にとっても、あるいは仙台という都市の魅力を高めるためにも本当に大切な構成要素であると考えております。
 しかし現実には、残念ながら公園の面積、あるいは公の公園における維持管理について、例えば樹木の管理ですとかトイレの問題など、問題が多々あることはよく認識をしております。
 私も世界じゅうでたくさんの公園を見ましたが、全体としてみれば、経済の豊さ、経済力と公園のすばらしさとはおおむね正比例の関係にございます。樹木の管理、トイレ、その他維持管理を含めて公園がよりすばらしいものになるためにこそ、結局のところ経済の活力、経済の成長は必要であるという紛れもない事実、これをよく認識し、仙台の経済の活力、そして財政の健全化を通じて、公園あるいは緑という貴重な公共の資産のために積極的に追加的な投資をしていくこと、これが美しい都市環境を守り、つくっていく上で必要不可欠であるというふうに認識をしています。


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◯委員長  発言を願います。


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◯木村勝好委員  私からは、仙台空港線整備補助金に関連をしまして、仙台空港アクセス鉄道について何点かお伺いをしていきたいというふうに思います。
 この空港アクセス鉄道につきましては、本市としては平成11年2月に県との間で確認書を取り交わして、出資金として11億4000万円、そして整備費の補助金としてこの時点では8億4500万円、これを支出はするけれども、そして三セクにはそういう形で出資して入るけれども、それ以外の費用については負担をしないという約束でこの事業にかかわってきたわけでありますけれども、今日もこの方針、変わっておりませんよね。


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◯都市整備局長  確認書に定めました、本市からは災害時等の特別な場合を除き出資金と整備費補助金以外の費用を負担しないという方針に変わりはございません。


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◯木村勝好委員  実は私は、本市がこの事業に出資するのかどうかという是非で議論が繰り返されていた時期に、5回も6回も空港アクセス鉄道がさまざまな問題を抱えているから、これに簡単に乗るべきじゃないということを再三再四申し上げてきました。今その当時の議事録を振り返ってみると、相当しつこく食い下がったなというふうに思うんですけれども、しかしその時期、とにかく県からのプレッシャー、それから地元の経済界からのさまざまなプレッシャー、そしてまた地元のマスコミまで仙台市がなぜ加わらないんだみたいな論調を張られまして、苦渋の決断といいますか、ぎりぎりの選択として今のような判断に至ったということだったと思うんですね。それも文書でもって確認しなければだめだということも再三しつこく申し上げて、そういう形になったわけでありますけれども、しかし、それはそれとして、現実的には出資金と補助金を合わせて平成17年度、最終的には18年度まで補助金を出すんでしょうかね、20億円近くの仙台市としての支出をしているわけです。市民の税金をつぎ込んでいるわけですが、そういう二面性があるんですけれども、御当局としては、とにかくこの事業には仙台市としてはお金出したんだから、もうあとはさわりたくないということなのか、それとも、20億円が大きいか小さいかは別ですけれども、出した以上は出したものに見合うだけのものは言わしてもらうよというスタンスなのか、どっちなのでしょう。


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◯都市整備局長  本市といたしましても、相当な金額に上る出資などを行ってきておりますので、このような立場から事業の運営に対しましても適切に関与してまいりたいと考えております。


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◯木村勝好委員  それはそうですね、出している以上はね。内心余りさわりたくないのかもしれませんが。
 それで、空港アクセス鉄道の運営は第三セクター仙台空港鉄道株式会社が行うわけですけれども、資本金で言うと16%を出していることになります。本市からのこの三セクに対する役職員の派遣、これはどうなっているのでしょう。


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◯交通政策課長  本市からは、技術担当の歴代助役、副市長が会社の取締役に就任してきており、本年6月23日からは山浦副市長が取締役についております。


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◯木村勝好委員  今、社長さん以下、取締役あるいは監査委員、これらの方を合わせると、経営陣と言っていいのか、何人いらっしゃるんですか、この三セクの会社。


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◯交通政策課長  15名いらっしゃいます。


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◯木村勝好委員  比率からすると、15分の1では随分少ないような気もするんですが、それはそれでもうしようがないのかな。ちなみに職員というのはだれか行っているんですか。


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◯交通政策課長  市の職員は入ってございません。取締役に1人ついているということでございます。


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◯木村勝好委員  この会社を見ると、社長も専務もそして常勤の監査役も、すべて県庁のOBなんですね。そういう第三セクターなんですけれども、今、取締役というお話がありました。山浦副市長が取締役ということで御苦労さんでございますけれども、平成17年度、取締役会というのは何回ぐらい開かれて、どういうことが議論されたんでしょう。


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◯交通政策課長  平成17年度におきましては6回開催されまして、その内容としましては、年度ごとの事業計画や収支計画及び役員の選任などが議題となってございました。


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◯木村勝好委員  山浦副市長は毎回出席されていますか。


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◯山浦副市長  私はこの6月に就任をいたしまして、取締役会には1回出席をいたしました。


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◯木村勝好委員  その前はどなた。


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◯櫻井副市長  山浦副市長の前は、私が取締役としてほとんど毎回出席をさせていただいておりました。


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◯木村勝好委員  この事業は、今申し上げているように計画段階から今日まで、基本的には県の主導で進められてきたと。そしてこれまで仙台空港の利用者数の見込み、それから総事業費、そして1日当たりの乗降客、さらにその乗降客の内訳ですね。つまり空港を利用する人がどれだけで、それ以外の人、臨空都市とか言っていますけれども、そういうところで関係する人たち、空港利用者以外の人たちの内訳がどうなっているかというような基本的な数字、何遍も何遍も実は訂正をされているんですね。何遍も訂正しているんです、県の方の中で。聞くところによると最近また訂正したんだそうですけれども、そもそもの計画当初、そして最新時点と言ったらいいのか現時点と言ったらいいのか、それぞれの数字ですね。今申し上げましたように空港の利用者数の見込み、それから総事業費、1日当たりの乗客数、そしてその内訳、空港利用者とそれ以外の人、これは最初の計画の数字と今の数字はどういうふうになっていますか。


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◯交通政策課長  当初といいますと、平成12年の事業許可時点の数値でございます。開業時の仙台空港の利用者見込みが年間494万人、また、アクセス鉄道の総事業費が約416億円。また、鉄道の1日当たりの乗客数が9,354人、その内訳といたしましては、空港関連利用者が5,658人、それ以外が3,696人となっております。御指摘の、これに対しことしの3月に公表されました需要収支見通しでございますけれども、開業時の仙台空港の利用者見込みが年間332万人、また、アクセス鉄道の総事業費が約349億円、また、鉄道の1日当たりの乗客数、これが7,429人で、その内訳といたしまして、空港関連利用者が4,070人、それ以外が3,359人となってございます。


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◯木村勝好委員  私の記憶だと、一番最初に言っていたときは1日当たりの利用者数が1万1000幾らだったはずだ。1万1900人だったかな。とにかく余りのひどさといいますか、そういうこともあって、随分しつこくおかしな計画だと食い下がった覚えがあるんですけれども、この期に及んでもまたそういう修正をしなければいけない。特に仙台空港の利用者数なんてひどいな、1.5分の1になっているんだもの。そもそも成り立たない計画じゃないのかということを再三申し上げた記憶がございます。この計画では空港外の人も結構乗ることになっておりまして、今だと大分空港利用者と近い数字になっているわけですが、この計画では、名取駅と仙台空港駅との間に杜せきのしたという駅と美田園という二つの新駅の設置が予定をされているわけであります。そして、そのいずれも平成23年度末までの予定で土地区画整理事業が行われ、杜せきのしたで定住人口としては2,400人、美田園で4,090人、この人口が張りつくという計画になっております。その中身をざっと見ると、そのための住宅地、居住地が結構確保されているんですが、その住宅地の多くの部分が戸建ての住宅ということになっているようですけれども、戸建ての住宅の1区画当たりの平均的な面積、そしてその処分価格といいますか、売買価格といいますか、その単価はどのぐらいで見ているんでしょう。


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◯交通政策課長  土地区画整理事業を行っている土地区画整理組合に聞きましたが、大体1区画当たり平均で65から70坪ぐらいということです。また、坪単価でございますけれども、おおよそ20万円前後というふうに聞いております。


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◯木村勝好委員  田んぼのど真ん中で坪単価20万円、70坪。これに上物つけたら黙って4000万円ぐらいまでいってしまいますよね。だれが買うんでしょうね、これ。
 4000万円出すんだったら、もっと別なところで買います、普通は。それこそあすと長町地区に買った方がいいんじゃないかなと思うんだけれども、こういう恐ろしい計画、これをまだ引きずってやっているわけですよ。大まじめにこれから区画整理事業をしますとやっているわけですけれども、この人数を織り込まない限りは需要予測は成り立たないという話になるんですね。普通に考えて仙台市当局、出資されているわけですから、出資と補助を合わせて20億円近く出しているわけですから、現に。平成17年度も出して、18年度も出すんだから、この場所でこの価格で、そして平成23年というこの五、六年の間に処分、売却が進んで空港利用者数以外の乗客、今言った3,359人ですか、これは予定どおり確保できると普通に考えて思いますか。


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◯交通政策課長  これは名取市域における組合施行の土地区画整理事業で、その事業によって売却がなされるものでございますけれども、本市といたしましては、この区画整理事業の計画どおりの進捗を期待していると私どもは思ってございます。また、今後の住宅地の売却の状況や施設の立地動向など、これから注意深く見守ってまいりたいというふうに考えております。


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◯木村勝好委員  杜せきのした駅に隣接していわゆるダイヤモンドシティが進出するという予定になっています。来年の2月か3月にオープンをするということなんですけれども、ダイヤモンドシティ以外に、この二つの区画整理事業の中に見ると結構商業施設、商業スペース、それから業務系の施設も出るというようなことになっているようですけれども、ダイヤモンドシティ以外にこういうものが具体的に出てくるというような話ってお聞きになったことはありますか。


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◯交通政策課長  下増田土地区画整理組合のホームページ、これは美田園地区でございます。この駅に隣接いたしましてみやぎ生協、カインズホーム、カワチ、だてもん市場などの商業施設が出店するほか、県の教育施設なども計画されているようでございます。


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◯木村勝好委員  それにしてもなかなか埋まらないと思うんですね。私がこの区画整理事業を見ていて非常に甘いなというふうな率直な感想を持ちました。見通しが甘ければ、今申しましたように乗客が予定どおり確保できない。したがって三セクの経営は非常に苦しくなるということになるわけですが、そこで山浦取締役にお伺いしたいんですけれども、会社の中で、それこそ取締役会で、この区画整理事業じゃだめなんじゃないか、乗客確保できないんじゃないか、これは何とかした方がいいんじゃないかと、そういう議論というのはなされているんですか。


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◯山浦副市長  私はまだ1度しか取締役会に出席しておりませんけれども、開業に向けての報告事項の中で、タイムスケジュールの中で、その後の議論といたしまして料金設定と需要見通し、これについてはかなり厳しいものがあるということで、取締役の中から議論はございました。御指摘の区画整理事業につきましても、今後我々としても社内の一人としては県などに要請していかなければいけないというふうに思っております。


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◯木村勝好委員  これは仙台市当局としてはなかなか言えないと思うんですが、会社としては言って当然だろうと思うんですね。言わなければいけませんよね。仮に会社として具体的にこうした方がいい、ああした方がいいという注文をつけるという場合には、どういうルートで注文をつけていくのですか。


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◯交通政策課長  本市といたしましては、直接的にこの意見を行うというのはなかなか難しいものとは思います。しかし、これらの土地区画整理事業に対して指導権限等を持つ宮城県に対して要請を行うことになるものと考えてございます。


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◯木村勝好委員  仙台市としてもそうだし、会社としてもそうだと思うんですね。言うべきことは言わないと、後でみんなで困るわけですから、「これ以上金出さないから、どうなっても知ったこっちゃないよ」というわけにはなかなかいかないと思うんですよね。
 アクセス鉄道自体は、来年の春開業するということになっているわけですけれども、これに関連することもどうも私はよくわからない部分があるので、改めてお聞きしたいんですが、開業するときに会社の姿というのはどんなぐあいになっているんでしょう。つまり本社がどこにあって、社員数はどのぐらいになって、そして鉄道を運行するわけですから、実際に鉄道を運行する人たちというのはどこからやってくるんでしょうか。


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◯交通政策課長  鉄道会社に聞いたところ、本社の社屋は、杜せきのした駅の東側の高架下に建設するという予定を聞いてごさいます。
 また、開業時の社員数でございますが、約50名程度。そしてそのうち運転士数名を含む運輸施設関係の職員が約30名程度になるものと聞いております。そのうち、どこから来るかということにつきましてですが、特に運輸関係についてはJRから来るということを聞いてございます。


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◯木村勝好委員  先ほど、今現在は本市から職員は行っていないと。出向やなんかの方はいないという話なんですが、開業時には本市から何人かは出向していくんですか。どうなるんでしょう。


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◯交通政策課長  本市の職員が出向する予定はございません。


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◯木村勝好委員  県からは何人か来るんですか。


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◯交通政策課長  現在も県の方からは出向してございまして、まだ具体的なことは聞いていないんですけれども、このまま開業ということに向かうとすれば、出向された方がそのままいるんではないかというふうに考えております。


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◯木村勝好委員  県から何人ぐらい来ているんですか。


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◯交通政策課長  4人でございます。


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◯木村勝好委員  本市としてこの事業に20億円近い支出をして、取締役が1人行っているけれども、一人の社員も送らない。つまり出資をして、鉄道が運行されて、いろいろなことがある。さっき言った区画整理の問題やなんかいろいろなことがある。にもかかわらず取締役が1人だけ行っていて、社員も一人も送らない中で何が起きているんだかもよくわからない。取締役会をやるとき以外は公式には情報が来ないというのでいいんですか。どうですか、取締役。


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◯山浦副市長  アクセス鉄道の取り扱いにつきましては、御質疑ございましたように、設立に向けた種々議論がございまして、県・市でお互いに確認を結びまして、それぞれ県・市のポジショニングを明らかにしていく中でこの事業をスタートしております。その中で、過去の経過と申し上げますか、私どもの役員の派遣、それから職員の派遣については、現行に至るような形で推移してきているものというふうに理解しています。


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◯木村勝好委員  下手にかかわらない方がいいというのも、何となく私もわかるんですが、そういう面があることも事実だと思いますけれども、ところで、開業すると電車を走らせるわけですが、会社としては一体その電車を何両所有して、何両編成で、1日何往復することになるんでしょう。最終的にはどんな感じになりそうなんですか。


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◯交通政策課長  電車につきましてですが、14両の車両を購入するという予定になってございます。そして実際には運用としては12両で、今聞いているのは最大6両編成で、最小は2両編成。そして1日当たり上下合わせて90本の運行というふうに聞いてございます。


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◯木村勝好委員  この本数も90本と言ったり80本と言ったり、随分変わるんですけれども、特に一番乗客が空港に向かうであろう思われる午前8時台、9時台、このダイヤというのはどうなるんでしょうか。要するに1時間に何本走る感じになるんですか。そして仙台駅の始発電車、それから逆に仙台空港発の最終電車、始発と最終、これはそれぞれ何時ごろになるんですか。


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◯交通政策課長  今お答えしております資料は、平成12年の事業許可申請の資料からお答えしているものでございます。その中では、今ご質問にありました朝8時台は1時間当たり上下各2本の計4本。また、9時台につきましては、上下各3本の6本となっております。また、この資料では営業時間という記載になっていまして、5時20分から23時までということになってございます。


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◯木村勝好委員  8時台に2本、9時台に3本、つまり仙台駅から空港に向かう分ね。交通事業管理者、今のリムジンバスよりもずっと本数少ないですよね、どうですか。


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◯交通事業管理者  前の委員会でも木村委員から御指摘ございましたが、本数は私どもの方が多いんですけれども、時間が私どもバスの方はたしか40分かかりますが、こちらといいますか、アクセス鉄道の方は早いのが17分、それから普通ので……、そういう観点でバスの方よりも後から30分ごとに出る、いわゆる1時間に2本であっても、お客様にとっては仙台駅から出た場合に空港への到着時間が早くなるといいますか、そういう観点で、競争性としては撤退せざるを得ないと、そういうふうなことでございます。


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◯木村勝好委員  そこまで別に聞いたわけではないんですが、撤退するのはよくわかっていますから。
 かかる時間が短いとか長いかという問題じゃないんですね。余り待たずに乗れるかどうかということがすごく大事なんですよ。1時間に2本だったら、30分に1本ということでしょう。30分に1本って、仙山線よりもっとひどいよね。ということが実は問題なんです。
 私が聞いている話では、非常に不思議な理屈なんだけれども、1時間に2本しか出ないようなときには、なぜか6両編成にしてやると。意味がよくわからないですね。たくさん出るときは2両編成でいいんだと。すごい不思議な運行だなと思うんですけれども、いずれにしても、今るる申し上げてきたように、利用の見通しというのは非常に厳しいし、そして実際に運行された場合に、いろいろな不満が出てくる可能性が非常に高いなというふうに私は思うんです。にもかかわらず、もうバスはやらないと言っているんだから、ひょっとすると民間のバスが入ってくる可能性だって十分あるんじゃないかなというふうに思っています。
 ところで、この電車は単線なんですね。名取駅から仙台空港までは単線なんですよ。しかし普通に考えると、単線で運行しようとした場合であっても、その後いろいろなことの変化があり得ると考えて、必要となれば複線化できるようにつくるというのが一般的な常識じゃないかと私は思うんですが、名取駅から仙台空港駅までの単線の部分というのはどういう構造になっているんですか。


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◯交通政策課長  単線の高架橋形式となってございます。


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◯木村勝好委員  つまり、もう一本線路を引こうと思えばすぐ引ける構造なのか。それとも、いざというときに複線化しようと思っても、これではできない構造にしてしまっているのか、どっちですか。


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◯交通政策課長  先ほども構造の話をしましたが、行き違い施設というものを駅に設けてございます。ここはホームが島式になってございまして、車両が片方向入っても、反対方向が行けるようにということになっています。しかしながら、線路構造そのものは単線構造ですので、複線にはならないと。


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◯木村勝好委員  普通に考えれば、いざとなれば複線にできるように、それはだって幅と柱の強度だけつくれば十分できるわけですから、普通はそうするんじゃないかと思うけれども、もうそれはできないように最初からつくっているんですよね。そのときに、出資をしている、補助も出している、建設費の補助を出しているんだから、仙台市としては、それはちょっと変じゃないの、少し考えた方がいいんじゃないのという疑問は提起しなかったんですか。


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◯交通政策課長  この路線計画について、先ほど需要のことをお答え申し上げましたけれども、需要から見た場合、単線で十分対応できるということで、妥当であると考えております。


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◯木村勝好委員  その理屈そのままいくと、なくてもちっとも困らないという話になるんだね。そういうことになりかねないんだ、今の話をしていると。
 今までいろいろお聞きしてきましたけれども、最後にちょっと市長にお聞きしたいんですが、本市としてはこの事業にこれ以上支出しないということで、確認書を取り交わして、そして対応してきた。私はぎりぎりの判断、ぎりぎりの選択としてはとにかくこれしかなかったんだろうなと。あのときのあの雰囲気からすると、全くまざらないということは実際できないとすれば、これ以上出さないよということをはっきり言ったのはそれはそれでよかったと思うんです。そうでもしなければ大変なことになるところだったんです、実はね。開業したらそれがどういう意味だかはっきりわかると思いますけれども、しかし一方で20億円近いお金を出していることも事実なんですね。だとすれば、今いろいろ聞いてきましたけれども、本市としてか、あるいは取締役を通じてか、いずれにしてもそれに見合う分のことは言ってしかるべきじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょう。


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◯市長  委員御指摘のとおり、アクセス鉄道を取り巻く環境は営業開始後において非常に厳しいものが予想されると私も考えております。仙台市は、20億円近い資金を出資または補助で出捐しているわけでございますので、私ども仙台市自身が一つの経営体としてみずから出資あるいは補助を行った他の企業体に対して、山浦副市長自身が取締役会に名を連ねておりますので、取締役会の一員として同社の経営にきちんと関与し、言うべきことは言っていくという姿勢で今後対応してまいりたいというふうに考えております。


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◯副委員長  日本共産党仙台市議団から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
            〔嵯峨サダ子委員、質疑席に着席〕

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◯副委員長  発言を願います。


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◯嵯峨サダ子委員  私からは、都市計画費及び動物園費に関連して質問をさせていただきます。
 初めに都市計画費に関連し、市民の生活交通確保について伺います。
 私はこれまでにも、市民の足を確保するために行政がどのような交通政策を考えるのかという視点で議論してまいりました。中でも交通空白地域に対する施策の推進は、地域住民にとって緊急で切実な課題です。
 具体的な事例として、太白区青山地域の交通空白対策の問題を取り上げてまいりました。市長部局ではこの間、空白地区の交通施策のあり方について検討を進め、2004年度と2005年度の2カ年にわたって仙台市における生活交通のあり方と行政のかかわり合いに関する基礎調査を行いました。この調査の目的と概要、調査結果についてお伺いいたします。


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◯公共交通推進課長  仙台都市総合研究機構が実施いたしました基礎調査は、市民の日常生活における移動手段である生活交通のあり方と、公共交通空白地域の対応策及び行政の関与のあり方について調査することを目的に行われました。
 その概要でございますが、平成16年度は全国の事例を調査し、成功例に共通する要素の抽出、ノウハウの収集及び仙台市におきます生活交通のあり方について検討をいたしました。平成17年度は、それらを参考としながら、市内の典型的な公共交通空白地区である青山地区で地域のニーズを調査し、生活交通の運行形態などをシミュレーションするなど、実践的な研究を行いました。
 その結果としましては、生活交通の事業運営のポイントとして、人件費を抑え、安定的な利用に基づく採算性の確保が重要であること。利用者の確保に向けた地域の方々の主体的な取り組みが必要であること。その上で事業者、行政の協働の仕組みづくりを行っていくことが大切であることなどが示されたところでございます。


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◯嵯峨サダ子委員  ただいまの御説明の中でもありましたように、2005年度の調査は、青山地域を対象にケーススタディー調査を行いました。グループインタビューやアンケート調査からも住民の切実な要求、ニーズの高さがあらわれています。この調査結果をどのように受けとめているのか伺います。


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◯公共交通推進課長  仙台都市総合研究機構が行った調査によりますと、青山地区の一部で実施したアンケート等をもとに、利用者数、運行経路、運賃等から生活交通の運行形態等をシミュレーションしております。具体的に申し上げますと、事業の収支均衡を目指す場合においては、1時間に1本の運行、運賃300円という条件を用いましてシミュレーションいたしますと、年間38万円の黒字という見込みになってございます。一方、地域のニーズであります20分に1本の運行、運賃300円という条件で運行した場合におきましては、年間で約2000万円の赤字が見込まれる結果となっております。これらの結果から、青山地区においては、採算性が確保できる事業内容と地域のニーズの間には相当乖離があるというふうに受けとめてございます。


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◯嵯峨サダ子委員  この青山地域の住民で組織する「バスを走らせる会」は、99年6月9日に交通局に陳情、8月10日に2,295名の署名簿を市に提出しました。翌年の6月と9月には、住民アンケート調査結果をもとに太白区長と市長に陳情。2002年にも市長に陳情を繰り返してきました。このような経過があって、ただいま御説明ありました基礎調査が行われたものと認識しております。
 私は、残された課題ははっきりしていると思います。この結果からも具体化を急ぐ必要があるのじゃないかと思います。報告書が出てから半年もたつのにいまだに具体的な手だては何もとられておりません。高齢化率の高い青山地域の住民は、一刻も早い交通の確保を願っております。早急に具体化に乗り出すべきだと思いますが、いかがでしょうか、伺います。


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◯公共交通推進課長  本研究調査結果から見ますと、先ほども申し上げましたけれども、採算性が確保できる事業内容と地域のニーズに相当の乖離があるものと考えております。本市といたしましては、調査結果から直ちに具体化に向けた取り組みを行うということではなく、改めて多くの課題の整理が必要であるというふうに考えております。調査で実施していない乗り合いタクシー以外の手法による事業形態の検討や、今回アンケートを実施していない地域に対する利用意向調査等についてもさらに検討してまいりたいというふうに考えております。


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◯嵯峨サダ子委員  いろいろ交通手段の手法についても検討していらっしゃるという今お答えだったわけですけれども、少なくとも今回の市の調査で、青山地区の場合はバスでも乗り合いタクシーでもニーズが高くて、採算性も高いと評価をしております。さらに、地元のタクシー事業者にもヒアリングをしているわけでありますけれども、地元のタクシー事業者も地域のために貢献をしたいというふうに積極的な姿勢を示しているわけですから、私は事業化する上で、基本的な基盤が整っているというふうに思います。ですから、今すぐにでも着手できるのではないかというふうに思うんですが、その辺どんなふうにお考えでしょうか。


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◯公共交通推進課長  繰り返しになりますけれども、想定される採算性が確保できる事業内容と、地域のニーズにはまだ相当の乖離があるというふうに考えております。具体化に向けては多くの課題の整理が必要であるというふうに考えてございます。


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◯嵯峨サダ子委員  地域のニーズに相当の乖離があると何度もおっしゃっているんですが、具体的にどんな乖離があるんでしょうか。


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◯公共交通推進課長  青山地区の一部でグループインタビューを経てアンケート調査を行ったところでございますけれども、利用者想定の方々のニーズについては20分程度の頻度での生活交通の足を希望しているという意味でのニーズとの乖離でございます。


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◯嵯峨サダ子委員  ただそれだけでもってなかなか事業化が難しいという判断は、私はまだ早いんじゃないかなというふうに思うわけです。いつまで検討を長引かせるおつもりなのか。私は、本気でやる気があるのかどうか疑問を持たざるを得ません。今るる検討されているというお話を伺いましたけれども、それではいつまで検討を終了するのか。具体的な期日もしっかりと決めて、それで住民との話し合いを始めるべきではないかというふうに思うんですけれども、その点いかがお考えでしょうか。


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◯公共交通推進課長  生活交通の足として、持続可能な生活交通の実現に当たりましては、地域の実情に合致した運行計画の立案が必要であるというふうに考えておりますし、そのためには地域の方々の積極的かつ主体的な取り組みも不可欠であるというふうに認識をしております。改めて現在、地域の方々がどのような意向をお持ちなのか確認する作業を行いながら考えてまいりたいというふうに思っております。


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◯嵯峨サダ子委員  市の委託調査であったとはいえ、実際、市の職員もかかわって調査をされているわけですから、その辺の地元のニーズ、それから熟度というものは十分整っているというふうに私は理解をしているわけでして、今さら、さらに長引かせて、なかなか事業化に着手しないというのでは市民の皆さんの理解を得られないというふうに思います。先ほど99年からこの運動が始まったわけで、もう既に七、八年経過をしているということもありますので、早い段階でしっかりとした検討をしていただいて、まずは住民の皆さんと十分局内で、すべてまとまらないまでも、とにかく住民の皆さんと話を始めると、そういうスタンスに立つべきではないかというふうに思うんですけれども、この点、再度伺います。


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◯都市整備局長  都市総研の調査結果を見る限りでは、ある年齢階層での需要というのが確かにあるなというふうに私どもは思っております。ただ、その調査をもう一度振り返るに、まだまだ地域の方々、そしてまた交通関係の事業者の方々、そういった方の意向をもうちょっとはっきりと把握する必要があるんではないかということで、そういったことにつきまして今年度さらに取り組んでまいりたいということで考えているところでございます。


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◯嵯峨サダ子委員  それでは、今年度中に結果を出すということで理解してよろしいんでしょうか。


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◯都市整備局長  今年度中に結果が出せるかどうかについては、まだ今この場ではっきり申し上げられないわけでございますけれども、そういったことをしながら取り組んでまいりたいということでございます。


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◯嵯峨サダ子委員  市が調査しました先進事例の中でも、行政が住民・事業者・関係機関の調整役に徹して成功に導いております。このような教訓を学んで私は実践するべきだと考えます。
 次に、昨年の8月1日から路線バスの撤退によって新たに交通空白地域になった秋保町竹ノ内・石神地区の交通確保対策について伺います。
 この件については、昨年の決算特別委員会で舩山委員が取り上げまして、市に早急な対策を求めました。当該地区についてはデマンドタクシーを採用することを前提に、昨年から11回の地域説明会が開かれ、住民との協議が行われてきました。過疎地域での新しい交通システム構築するのは大変な苦労を伴うものですが、市当局も住民も粘り強く話を重ねてきたと私は理解をしております。こうした努力もありまして、住民の方々の意識も高まり、デマンドタクシーの導入に積極的にかかわる姿勢を見せて、具体化の検討に入り始めたところです。
 しかしながら、5月以降棚上げの状態になっています。理由は、料金設定がこれまでのバス料金に比べて3倍から4倍になるために、住民にとっては負担感が強く、正直言ってちゅうちょしているのが実態です。地域の住民は、これまで市の指導に従って、住民アンケートをとったり各タクシー事業者に見積もりをとるなどして事業化に向けて努力をしてきたと私は認識しています。それがここに来て、住民と事業者だけでやってくださいと言われましてもとても無理だと思います。市の支援なしには一歩も進みません。市当局はいつまで棚上げにするおつもりなのか伺います。


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◯公共交通推進課長  委員おっしゃいますとおり、石神・竹ノ内地区におきましては、今までも地域との協働の立場から、代表の方々及び地域住民の方々と意見調整を継続して地域需要の把握、事業規模の見積もりのための資料提供など人的な支援を行ってきたところでございます。しかしながら、現在における状況におきましては、事業規模から想定される利用料金や地域による需要の確保など、代替交通の導入に際して解決すべき課題も多く、実現は厳しい状況でございます。


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◯嵯峨サダ子委員  同じように路線バスが廃止されました太白区坪沼地区は、住民・事業者・仙台市が一緒に取り組んで、ことしの5月からジャンボタクシーによる乗り合いタクシー事業が実験的に始まりました。これには市から240万円の補助が出ております。竹ノ内・石神地区においても何らかの財政支援を行って事業化できるように努力すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。


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◯公共交通推進課長  坪沼地区を運行していたバス路線につきましては、1日当たり約40人の利用がありまして、複数の市町村にまたがる広域的・幹線的なバス路線としての国の補助制度の対象でもございました。坪沼地区での乗り合いタクシーの取り組みは、当該バス路線の廃止を受けまして、従前のバス利用者の移動手段をどのように確保するのかという課題につきまして、地域の方々との協働により解決を図った結果でございます。本市ではこの取り組みをバス路線廃止代替交通のモデルケースと位置づけまして、国の補助制度に準拠して積算した額を補助の限度額としております。
 しかしながら、石神・竹ノ内地区においては廃止前のバスの乗車実績が1回の運行に対して0.5名程度、平均ですので、乗車1名またはゼロであったということになりますけれども、そのことから、坪沼地区の状況とは大きく異なるものと認識しておりまして、同じ考え方で補助を行うことは難しいというふうに考えてございます。


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◯嵯峨サダ子委員  考え方は確かに違うかもしれません。しかし市の補助金240万円というのは市の単費のお金が入っているわけでありまして、市民からすれば、地区が違うから財政支援はできないんだと言われても、それはどうも納得しかねるものと私は思います。市当局は、当初住民との協議に際して、事業費の半分くらいは補助できる旨の発言をしていたと私は聞いております。であれば、今になってできないというのでは話が違うのではないでしょうか。仮に市が補助するとした場合に、年間幾らくらいの財政支援が必要か、参考までにお示しください。


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◯公共交通推進課長  お尋ねの内容につきましては、今まで地域の方々と話し合いをしながら、この地域によるアンケートを参考に運行を想定した場合の乗り合いタクシーの見積もりとの差額ということで、よろしいでしょうか。
 それによりますと、仮に1回の運行につきまして3名が乗車をした場合でございますけれども、乗り合いタクシーの運行単価については2,000円という見積もりが出てございます。これをもとに3人で割ると、1人当たりの利用料金は667円となります。従前のバス運賃は240円でございましたので、差額は427円ということになります。その差額を年間で計算いたしますと、年間の利用者想定を掛けますと、79万9344円となります。


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◯嵯峨サダ子委員  74万何がしのお金というわけでありますが、これくらいの金額をどうして出せないのかというふうに私は思います。同じ都市整備局で都市再生の名のもと、市街地再開発事業などに多額の税金を投入していることは御承知だと思います。一方でこのようなむだ遣いを行いながら、住民の切実な要求にこたえないというのでは、私は市民の理解は得られないと思います。竹ノ内・石神地区の住民は、敬老乗車証の利用機会も少ない。地下鉄の恩恵にも浴しません。住民サービスの公平性の観点から見て問題だとは思わないでしょうか、伺います。


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◯公共交通推進課長  公共交通に対する市民のニーズにこたえることは大変重要なことと考えておりますが、利用者の数や利用者と行政の負担のあり方など、総合的に勘案することが必要であり、市民のすべての要望にこたえることは困難というふうに考えてございます。


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◯嵯峨サダ子委員  市民は市内のどこにいても、市民サービスを公平に受ける権利があるんです。そのためにきちんと税金も払っているわけですから、すべての住民の要望にこたえることができないなんていう答弁はもってのほかです。
 住民にとって、バスが廃止されてから2年目の冬を迎えようとしています。子供たちの通学の足も奪われ、その分、家族に負担がかかっています。いつまでこのような状況をほうっておくのでしょうか。石巻市井内地区は、路線バスの廃止を受け、2004年12月から乗り合いタクシーを運行し、利用者が増加していると聞いています。運営は地元負担を条件として市が運営費を補助しています。行政は、運行までの各機関の調整や地元支所が運営協議会の事務局を担って支えています。竹ノ内・石神地区の場合も、例えば地元の秋保総合支所が事務局的役割を担うなど、行政が積極的にかかわって汗を流し、必要な財政支援も行って住民の要望にこたえるべきではないかと思いますが、お考えを伺います。


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◯公共交通推進課長  一部繰り返しになろうかと思いますけれども、石神・竹ノ内地区では、代替交通の導入に向けた取り組みといたしまして、他のバス路線廃止地区と同じように地域需要の把握のためのアンケート調査や事業規模の見積もりのための資料作成、事業者への情報提供など人的な支援を継続して行ってきたところでありまして、説明会の開催時におきましては総合支所の職員も必要に応じて同行し、状況の把握に努めてまいりました。
 なお、繰り返しになりますけれども、現在の当該地区の状況におきましては、事業規模から想定される利用料金や地域による需要の確保など、代替交通の導入に際して解決すべき課題も多いことから、実現はかなり厳しい状況となっております。


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◯嵯峨サダ子委員  これまで行った努力を別に私が否定しているわけではありませんで、じゃこれからどうするのかと、住民に対してどのように説明をして、市がこれからどのように取り組んでいくのかということがいまだに何も示されていない。どうするおつもりなんですか。


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◯公共交通推進課長  今までも説明の中で地域の皆様方に説明はしてきたところでありますけれども、現在の利用の状況におきましては、事業としては難しいということをはっきりきちんと伝えるべきというふうに考えております。


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◯嵯峨サダ子委員  住民の方々も一生懸命自分たちで努力して、新しい交通システムをつくろうということでこの間取り組んできました。それで、今は車を運転できても、だんだん高齢化をして車も運転できなくなる。そういうときの将来の交通システムとしても今のうちから構築をしていきたいということで、だんだん住民の皆さんもそれを支えて自分たちでつくってこうというふうに思っているのを、市の方は十分にわかっているんではないかと私は思うんですが、それともわかっていないのかですね。
 私からの提案なんですが、住民の皆さんとお話し合いをして、暫定的にでも試験運行をしてはいかがかと思うんですが、この点どうでしょうか。


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◯公共交通推進課長  廃止前の乗車実績、繰り返しになりますけれども、1回の運行に対して0.5名程度であったことから、乗り合いタクシーを安定的に運行するために必要と考えられる利用者の確保はこの地域については難しく、実験運行は困難というふうに考えております。


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◯嵯峨サダ子委員  実験運行をしようという姿勢もなくて、難しいと決めつけるのは、私はいかがなものかというふうに思います。
 市長は、昨年の決算等審査特別委員会で、生活交通確保の問題について、他都市の事例を十分に参考にしながら仙台市の状況に合った事業のあり方について研究している。その研究の作業をできるだけ急ぐように指示しておりますと述べております。その後1年が経過しているわけですが、対策が急がれる青山地区や竹ノ内・石神地区への生活交通についてどのように対処されているのか市長に伺います。


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◯都市整備局長  昨年度、御答弁した内容につきましては、昨年度末に仙台都市総合研究機構で調査研究しました、仙台市における生活交通のあり方と行政のかかわり合いに関する基礎調査におきまして、2カ年に及ぶ研究の経過がまとまったところでございます。さらに、ことし5月からは路線バス廃止代替モデルケースの位置づけのもと、坪沼地区におきまして、この成果なども参考に地域の方々、それから事業者、行政の3者が取り組んだ結果、乗り合いタクシーの実験運行を開始したところでございます。


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◯嵯峨サダ子委員  市長に御答弁を求めたわけですが、お答えになりませんでした。私は市長にお話をしたいんですが、秋保の竹ノ内・石神地区の皆さんの日々の生活を実際、御自分自身で確かめていただきたいというふうに思うんです。秋保総合支所から市長御自身が徒歩で竹ノ内・石神地区まず歩いてごらんになったらいかがでしょうか。私は、市長自身が現場主義で、市民の皆さんの声をきちんと受けとめて市政運営をするというふうに言っておられるわけですから、これをぜひ実践をしていただきたいというふうに思いますがいかがでしょうか。


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◯市長  生活交通の確保、これは重要な課題と認識しております。先ほど都市整備局長から御答弁申し上げましたように、都市総研における調査研究の結果、全国のさまざまな事例なども参考にしながら引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。


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◯嵯峨サダ子委員  検討を進めるといっても、住民の皆さんは待っていられないんだということをしっかり肝に銘じていただきたいと思います。
 最後に、生活交通確保における行政のかかわり合いについてお尋ねをしますが、生活交通の確保は、単に交通問題の解決ということではなく、まちづくりに貢献するものとしてとらえることが重要だと思います。仙台市が目指す将来の総合交通体系とあわせて仙台市基本計画、仙台21プランの実施計画に盛り込むことや、新たに交通ビジョンを策定するなどして行政施策に位置づける検討が必要ではないでしょうか、御所見を伺います。


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◯都市整備局長  生活交通の確保につきましては、現在、日本の各都市とか各地域におきましてさまざまな取り組み、トライがなされておるわけでございますけれども、それらの事例等も十分に参考にしながら、しかも仙台市の状況に適合した事業のあり方について今後検討してまいりたいというふうに考えております。


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◯嵯峨サダ子委員  次に緑政費中、動物園費に関連して種の保存事業について伺います。
 八木山動物公園は、動物の飼育展示とともに各種事業を行っています。種の保存事業は各種事業の一つですが、野生動物の種の保全に大きく寄与しています。決算年度における種の保存事業の内容について御説明ください。


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◯飼育課長  野生生物の生息環境の変化に伴い、生物種の減少が進んでいることから、動物園には希少動物の保護、繁殖に係る役割を果たしていくことが強く求められております。
 これを受けて、八木山動物公園では、希少動物の中から4種類、哺乳類のシシオザル、鳥類のシジュウカラガン、ニホンイヌワシ、フンボルトペンギンの保存事業を重点的に取り組んでおります。


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◯嵯峨サダ子委員  八木山動物公園ではその中で、日本国内で唯一、絶滅の危機に瀕しているシジュウカラガンの野生に戻す羽数回復事業を11年前から行っています。大変重要なすばらしい事業だと思いますが、シジュウカラガンの羽数回復事業の経緯をお伺いいたします。


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◯飼育課長  その発端ですが、1930年代まで仙台平野に数百羽が飛来していたシジュウカラガンが、当時、繁殖地である千島列島で行われた毛皮の収穫を目的としたキツネの放し飼いにより絶滅の危機に瀕しまして、渡りが途絶えてしまいました。羽数を回復させて、渡りを復活させてほしいという市民からの要望があり、動物園といたしましてもその役割の一つである種の保存を積極的に行う点から、ロシア科学アカデミーとの国際的な共同自然保護事業として取り組んだものであります。
 次に、経緯ですが、1980年に日本ガンを保護する会から、羽数回復を仙台市に要望されました。1982年に動物園に繁殖を目的としたガン生態園を建設いたしました。
 1983年には、アメリカから9羽のシジュウカラガンを種鳥として動物園に導入いたしております。1985年から1991年まで、伊豆沼のマガンの群れの中に放鳥する越冬地放鳥を実施いたしました。1994年に共同繁殖地放鳥事業が合意されたことを受けて、八木山動物公園からロシア科学アカデミーに62羽のシジュウカラガンを種鳥として送り、1995年から2006年まで、かつての繁殖地でありました北部千島列島のエカルマ島での放鳥を実施いたしております。


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◯嵯峨サダ子委員  1995年度から2005年度、昨年度までの11年間で放鳥した羽数と、そのうち日本に渡来した羽数は合わせて何羽なのかお示しください。


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◯飼育課長  放鳥数は、2005年までの11年間で339羽になります。日本への渡りの確認数は18羽でありました。平成17年度は11羽と特に多くなっております。なお、確認は日本ガンを保護する会などが足環を確認して行っております。


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◯嵯峨サダ子委員  11年間かけて放鳥事業を行って、日本に渡来したのが18羽。その半分の9羽が宮城県に渡来しました。放鳥事業が始まってから年によっては一羽も渡来しない年が多い中で、昨年度が11羽日本に渡来してきました。11年かけてやっと成果が出始めたのではないかと思うものですが、この点どのように御認識しているのか伺います。


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◯飼育課長  これまでの放鳥に当たりまして、年齢構成や群れの羽数を変えて実験を行ったところ、2歳未満の若い個体をより大きな群れで放鳥することにより渡来率が高くなることが判明いたしました。これを受けて、平成17年度には2歳未満の若い個体を50羽放鳥したところ11羽の渡りが確認され、繁殖地での放鳥が羽数の回復に成果を上げたものと認識しております。


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◯嵯峨サダ子委員  今お話があったように、繁殖地での放鳥が実際に日本に渡来することに効果があったというふうな御説明ですが、成果がやっと見え始めたこの時期に、市はエカルマ島への放鳥事業を今年度で終了するということですが、なぜやめるのでしょうか。続けない理由があるのか伺います。


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◯飼育課長  共同事業を行っておりましたロシア科学アカデミーにおきまして、これまでの放鳥実績によって繁殖及び放鳥に関する技術を十分に習得したことから、共同による繁殖地での放鳥に関しまして終了することとなったものであります。


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◯嵯峨サダ子委員  これはロシア側と始めるに当たって、どのような協定を結ばれていたのか伺いたいと思います。


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◯副委員長  答弁願います。


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◯飼育課長  事業の目的としまして三つほど確認しております。事業目的として、仙台平野にシジュウカラガンを回復させるために渡りを復活させるということと、その種の保存事業に当たりましてシジュウカラガンをふやして野生に戻していくという二つ目がありまして、さらにその羽数を復活させるために共同で仙台市とロシア科学アカデミーカムチャツカ生態学研究所と共同で、繁殖をしていくということで両国間の協調を図るというふうに協定を結びました。


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◯嵯峨サダ子委員  それでは日本側といいますか、動物園側が繁殖地での放鳥を契約というか協定の中で期限を決めてやめるとか、そういうふうな協定内容にもなっているのかどうか伺います。


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◯副委員長  時間を延長いたします。


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◯飼育課長  計画上は、それは特に定めておりません。


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◯嵯峨サダ子委員  繁殖地への放鳥費用は1回幾らかかるのか伺います。


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◯飼育課長  今年度、当動物公園が放鳥事業に要した費用は、種鳥としてのシジュウカラガン輸送費や職員の派遣に要した旅費など、総計約200万円近くになっております。


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◯嵯峨サダ子委員  もし、繁殖地への放鳥事業が経費の関係もあってやめるんだということであれば、こんな貴重な事業に1回200万円という費用をかけているというお話ですが、この金額は今の市の財政を揺るがすような額ではありません。回復事業を続けてきた市の努力は、私はとても貴重なものだと思います。こういう事業は息の長い仕事ですし、同時に、10年やそこらで十分な結果が出せるものではないと思います。現にアメリカでは30年続けていると聞いております。八木山動物公園が本来、国で行うようなレベルをしていることを私は誇りにさえ思います。市民の皆さんもそうだというふうに思います。八木山動物公園のホームページで、シジュウカラガンの羽数回復事業を載せていますが、もっと市民にPRしてもいいと思います。旭川の旭山動物園は有名ですが、八木山動物園もそれに負けないくらいに評価すべきです。ロシア側と再度、来年度以降も放鳥を継続すべきであるというふうに私は思うわけですが、いかがお考えでしょうか。


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◯飼育課長  先ほど御答弁申し上げましたように、これまでの共同事業で繁殖及び放鳥に関する技術が著しく向上しましたことにより、放鳥はロシア科学アカデミーが単独で行っていくことが可能となりました。本市の役割を十分果たすことができましたことから、繁殖地での共同での放鳥事業は終了することといたしました。
 今後は、宮城県に複数の群れが渡来した時点で、当園で繁殖した個体をその群れの中に放鳥する越冬地放鳥の手法について検討してまいりたいと考えております。


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◯嵯峨サダ子委員  ただいま越冬地での放鳥を検討していきたいという御答弁だったわけですが、仮に越冬地での放鳥をする場合に、私は幾つかの課題があるというふうに思っております。本来シジュウカラガンは、日本では自然には繁殖しません。だからこそ、かつての状況に戻すべく繁殖地のエカルマ島に放鳥し、野生に戻す回復事業を行っているのだと思います。越冬地に放鳥することによって、北に帰らずにそのまま日本に残るようなことになれば、もともとその地域にいなかったものがいることになるわけで、自然の生態系に少なからぬ影響を与えかねないものと思います。仮に、越冬地での放鳥に方針を転換する場合は、プランを立てるときに基本的な考え方をしっかりと持つことです。それには、どうしたらシジュウカラガンが北に帰る確率を高められるか、北に帰らないものを捕獲して動物園に戻すことなど、基本方針を明確にすることが重要だと思います。基本方針は担当者がかわっても考え方を共有できるように文書化するなどの対策が必要だと思いますが、御所見を伺います。


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◯飼育課長  動物園といたしまして、これからもシジュウカラガンの種の保存に対する基本的な姿勢は変わりはございません。今後は、繁殖地での放鳥はロシア側で進めていき、渡りの群れが確立された段階で、ロシア側の繁殖地での放鳥に加えて、本市で繁殖させました個体の越冬地での放鳥も行っていくことといたしました。


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◯嵯峨サダ子委員  仙台市で冒頭にお答えがあったように、かつて越冬地での放鳥も試みたわけですが、それが成功には導かれなかったという教訓があるわけです。昨年、宮城県にやっと5羽渡来するようになりました。せめて伊豆沼あたりに数十羽渡来するようになるまで、私は繁殖地での放鳥事業を続けるべきだと思います。多くの野生動物が絶滅の危機に瀕している状況を見るときに、仙台市が行っているこの事業は世界的にも評価されるし、自然環境保護にも大きく貢献していると思います。国際貢献しているこの事業をやめてしまっていいのでしょうか。八木山動物公園の初代園長として20年間動物公園を見守ってきた根本さんは、シジュウカラガンなど希少動物をふやすための研究を継続し、成果を残してもらいたいと述べておられます。また、日本ガンを保護する会の会長さんも、羽数の回復には数十年単位の時間がかかるだろう。だけれども、失われつつある野生の営みを復活させてほしいと、このように期待を寄せています。このような声にこたえる役割が私は動物公園にはあると思いますけれども、御見解を伺います。


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◯建設局長  このシジュウカラガンの羽数回復事業につきましては、ただいま飼育課長の方からいろいろと御答弁をさせていただきましたけれども、今回、ロシア科学アカデミーとの共同事業についての繁殖地での放鳥は終了させていただきたいと。これは今まで飼育課長がいろいろと御説明申し上げましたように、ロシア側でも放鳥に対する技術を十分習得できたという判断もございます。私どもの方としては、これはロシア側との共同事業を終了することだけでございまして、羽数回復事業そのものをここで終了するつもりはございません。継続してやっていきたいと思います。その方法としては、ロシア側と緊密な連絡をとりながら、それぞれ役割分担を果たしながら種の保存としてのこの事業を継続してまいりたいと考えております。


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◯嵯峨サダ子委員  極東地域のシジュウカラガンは絶滅の危機に瀕しております。先ほど御答弁ありましたように、ロシア側が単独で放鳥できるようになったからということで仙台市が繁殖地放鳥から手を引く理由は私はないと思います。むしろロシア側との共同事業をより発展させる方向での取り組みが求められていると思います。八木山動物公園がその社会的役割を十分に果たすことを強く求めまして、私の質問を終わります。


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◯副委員長  以上で平成17年度仙台市一般会計歳入歳出決算中、歳出第7款土木費、第11款災害復旧費ほかに対する質疑は、総括質疑を除き終了いたしました。
 お諮りいたします。本日の審査はこの程度にとどめ、残余は来る10月2日に行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯副委員長  御異議なしと認めます。
 なお、10月2日は午後1時より開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。