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宮城県 仙台市

平成17年度 決算等審査特別委員会(第7日目) 本文




2006.09.27 : 平成17年度 決算等審査特別委員会(第7日目) 本文


                ※会議の概要
◯委員長  ただいまから決算等審査特別委員会を開会いたします。
 それでは、これより質疑を行います。
 まず、昨日に引き続き平成17年度仙台市一般会計歳入歳出決算中、歳出第6款経済費外についてであります。
 社民党仙台市議団から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
            〔大槻正俊委員、質疑席に着席〕

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◯委員長  発言を願います。


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◯大槻正俊委員  私からは三つの事業について主に伺ってまいりますが、局がまたがることがありますので、委員長よろしくお願いいたします。
 まず、農林費に関連して伺ってまいります。
 獣害、要するにけものの被害について、きのうもありましたが、きょうは別な視点から伺っていきます。
 まず、特に被害を受けているけものの害、被害の金額の推移を具体的に示してほしいというふうに思います。どのような特徴が見られるのかもお聞かせください。


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◯農業振興課長  仙台市域の獣害につきましては、猿、クマ、イノシシによるものがほとんどでございまして、被害金額は報告のあった獣害を集計したものではございますけれども、平成15年度は約174万円、16年度は約44万円、17年度は約93万円、18年度は7月末までの集計ではございますけれども約114万円となってございます。
 これらの特徴といたしましては、被害地域が拡大しているということと、以前は猿、クマの被害が主でありましたが、新たにイノシシによる被害が目立つようになってきていることなどが挙げられます。


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◯大槻正俊委員  かなりの被害金額になっているというふうに思います。
 それで、私はとりわけ、金額のことはもちろん大事です、でも農業従事者の生産意欲が低下してしまうこと、そして被害防止対策そのものをあきらめてしまうということを、もっともっと心配していかなければいけないというふうに思っています。
 被害農家からどのような声を聞いてきたのか、お聞かせください。


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◯農業振興課長  被害によく遭う野菜などの作付ができなくなったというふうな声とか、自家用の野菜も被害に遭い困っているなどの声、また高齢者におかれましては追い払いなどの作業がままならないなどというふうな声をお伺いしているところでございます。


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◯大槻正俊委員  具体的に作並地区では嫌気が差して実際農家をやめてしまいたいという声もあります。あとこれは実際私も見てきましたけれども、新川地区でも畑の作物が実ってあしたとろうというときにその前の日に猿に食べられてしまって、もうそれを毎年繰り返しているので、もう嫌になって畑をつくるのをやめてしまったという声も聞いてきました。太白区では、もう先ほど言われましたけれども、イノシシがどんどこどんどこ突進してきているという状況があります。
 そういうふうに例は幾らでも挙げられるんですけれども、私はせっかく担い手育成というふうに農業取り組んでいるわけですから、農業離れというふうなことになったら大変だというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。


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◯農業振興課長  御指摘にございましたように、このまま被害が継続すれば、生産意欲の低下に加えまして、高齢化なども相まって、農業離れというふうな状況が起こってくることも懸念されるというふうに考えてございます。


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◯大槻正俊委員  当然のことでありますけれども、これは防いでいかなければならないわけです。それで、防除の取り組みはこの間どのように行われてきたんでしょうか。


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◯農業振興課長  野生鳥獣による農作物被害というふうな防止をするために、これまでJA、農業共済組合、県、関係機関・団体で構成されます仙台市農作物有害鳥獣対策協議会が中心となりまして、電気さくなど防除用のさくの設置支援でありますとか、猿の位置を知らせる受信機などの防除機材の貸し出し、さらには防除の仕方など具体的な方法等を書きましたチラシによる情報等によりまして、農家による自主防除を支援してまいったところでございます。
 また、必要に応じまして被害を及ぼす個体の捕獲につきまして猟友会に依頼するなど、あわせて対策を進めてきたというところでございます。


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◯大槻正俊委員  そもそもの防除の基本というのはどういうふうに考えているのか、これもお聞かせをください。


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◯農業振興課長  防除に対する基本的な考え方についてでございますけれども、農作物への獣害の防止については、農家みずからが行うことが基本であるというふうに考えております。
 しかしながら、個々の農家の対応には限界があるというふうなことなどから、先ほど申し上げましたような情報の提供、猿の接近を知らせる機材の貸し出しなどによりまして、集落を野生鳥獣のえさ場にしない、あるいはその集落全体を守るというふうな観点から、集落単位での取り組みへの支援を中心に進めてきたというふうなところでございます。


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◯大槻正俊委員  それであれば、私はもっと広い範囲で協力をしてもらう、対策をしていくということが必要ではないかというふうに考えます。
 農家みずからやれというふうに言っても、もうほとんど限界に近い状態に今の仙台市内の実態はなっているというふうに私は思います。すなわち、私が言いたいことは市民全体でえさを上げない、上げたりしないという協力体制、取り組み。あと、仙台市の西部地域全体で協力して取り組む。つまり全市挙げて取り組むという段階に今来ているというふうに思いますが、いかがですか。


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◯農業振興課長  これまで被害地域に対しまして野生鳥獣のえさとなるような農作物の取り残しやお墓のお供え物などは極力なくすことなど、集落全体での取り組みに向けたPRを行ってきたところでございます。さらに市民の皆様方に対しましても、広く被害の状況を知っていただくために、これまで各種メディアなどを活用しながらPRに努めてきたというふうなところでございます。特に、ペット感覚で野生鳥獣にえさをやるといった行為が一番被害を拡大するということにつながるということから、えさやりの防止等の広報を行ってきたというところでございます。
 今後とも被害地域の現状といった情報提供を進めながら、市民の理解・協力を求めていくということが必要であるというふうに考えております。


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◯大槻正俊委員  防除柵への取り組みがありましたけれども、それの補助があります。どのくらい前から取り組んできたんでしょうか。


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◯農業振興課長  防除柵につきましては、猿の被害を見るために平成11年度から試験的に設置をするなど検討を行ってまいりました。具体的には平成14年度から農家への補助を実施しているところでございます。


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◯大槻正俊委員  防除柵に限りませんけれども、私はこうした助成率を上げても守っていくということがもう必要な段階だというふうに思います。あと、イノシシはいろいろな方法あります、突進を防ぐためにトタン板で囲うとか、いろいろな対策もあります。とにかくあらゆる手段を考えて、本当に農業を守っていくということでの取り組みがもう必要だというふうに思うんです。であれば、必要な助成をもっともっとしっかり行って対策をしていくということが必要ではないでしょうか。


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◯農業振興課長  御指摘にもございましたように、防除柵の設置につきましては事業費の3分の1を助成しているところでございます。イノシシの防除につきまして御指摘のトタン板などの設置に対しましても、現制度による助成の対象になってございます。当面はこの助成制度とあわせまして防除技術などの情報提供などの対策を続けていくことで対応してまいりたいというふうに考えております。
 しかしながら、個々の対象とする鳥獣ごとに対策も異なっているということなどから、防除柵だけではなくてさまざまな手法をあわせて検討し、実施していくことが必要であるというふうに考えております。今後、他の自治体の取り組みあるいはその助成のあり方を検討しながら、効果的な対策を検討していきたいというふうに思っております。


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◯大槻正俊委員  残念ながら、残念ながらというのはイノシシとか猿というのはかなり学習能力も高くて、しっかりこちらが取り組んでも、さらにその上を行くような状況もあるようですから、本当にしっかり取り組んでいってほしいなというふうに思います。
 そういう意味では、私はこの間、県の鳥獣保護の対策ということがありますが、単に保護だけということじゃなくて、やはり私は禁猟区を県の方は結構早くつくりたがったりしますが、私は県の対策については少し甘いんではないかなというふうに思います。本当に猿についてもただ追うだけという、その場だけの対策ということになっているんじゃないかなというふうに思います。
 つまり言いたいことは、奥山も含めた対策を取り組まないと、こういうことは言いたくないんですけれども、本当に猿についてはその場だけの対策になっているんじゃないかなというふうに思いますから、そういったことも県についてしっかり言っていってほしいなというふうに思います。
 農業を守っていくということは本当に大事なことです。あとそれと実際に襲われるということがあるわけですから、市民の命と財産を守っていくということであれば駆除対策、個体そのものをふやさない対策をしっかりやってほしいというふうに思っています。ぜひ進めてほしいと思いますが、いかがですか。


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◯農業振興課長  駆除対策についてでございますけれども、先ほど申し上げました仙台市農作物有害鳥獣対策協議会を組織しまして、自主防除支援を初め、駆除対策といたしまして鳥獣保護法に基づく有害鳥獣捕獲を猟友会に依頼して捕獲に努めているというところでございます。
 今後、先ほど申し上げました先進事例の調査も踏まえまして、効果的な捕獲につきましても猟友会の御協力を仰ぎながら進めていきたいというふうに思っております。


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◯委員長  答弁者に申し上げますが、2点目の個体をふやさない対策について再度答弁願いたいと思います。


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◯環境局長  個体をふやさない対策ということでございますが、本格的な個体数管理を目的といたします捕獲や駆除につきましては、都道府県が策定することになっております保護管理計画の中でその個体数調整のための捕獲・駆除を行うということが明記されているというような形になることが必要でございます。
 宮城県の保護管理計画につきましては現在のところニホンザルのみについて策定されてございますけれども、その保護管理計画においてもそうした記載はないというのが実情でございますので、捕獲も前提としながら追い上げを中心とした猿対策あるいは有害鳥獣の駆除対策という形で、現実的に今後取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。


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◯大槻正俊委員  本当にしっかり対策してほしいし、県にも言ってほしいと思うんです。単に言うだけじゃなくて、本当にがんがんがんがん言ってほしいと思うんです。そうしないと、実際に猿だけでそういうふうにしっかり対策なっていないわけでしょう。イノシシもあればクマもある。私たちたまたま常任委員会で視察で札幌に行ったときに、仙台市にクマが出て襲われたという、ああ、仙台にもクマがいるんですかというふうなことを言われましたけれども、本当にどんどん出てきて、実際に市民の命と財産が奪われてからどうしますかという話にはならないので、もっともっと県の方が私は甘いというふうに思いますので、しっかりと言っていってほしいなというふうに思います。


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◯市長  私からもお答えを申し上げます。
 獣害対策につきましてはただいま委員から種々貴重な御示唆をちょうだいいたしました。これまでの対策が必ずしも十分な効果を上げていなかったという認識を私も持っております。19年度の予算においても、ただいまの委員の御指摘を踏まえ、部内で十分に検討してまいりたいと思います。
 あるいは宮城県当局に対しましては、昨日も申し上げましたように宮城県として今次産業経済部を再編いたしまして、農業振興策に相当力を入れる布陣に組織を変更するという動きになっております。これもひとえに村井知事の農業振興についての大変熱意あるお取り組み、リーダーシップであると私は大変評価をしております。こういった獣害対策を含め、きめ細かな対策を環境政策との整合も図りながら県として進めていただくように、私からも知事に進言をしてみたいというふうに思っております。


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◯大槻正俊委員  ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、これは市長も選挙の公約などでも含めてぜひ取り組みたいと言われていた農林水産物の地産地消の取り組みです。これについて、次に伺っていきたいというふうに思います。
 先日、私どもの会派で山陰方面視察に行ったんですが、萩市でタマゲナスというものがあって、それを見たいなということで行きました。普通のナスの4倍ぐらい、言葉からいって「たまげたなす」ということで、800グラムぐらいの大きさですから本当に大きなナスなんですが、そういったことを仙台でも取り入れることができないのかなというふうに萩市の方で見てきました。
 いわゆる仙台野菜の努力も始まってきています。どの地域でも特にアピールしているものがあるわけです。いわゆる仙台の特産品をつくる取り組みは決算年度に至るまでどのように取り組みがされてきたんでしょうか。


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◯農政企画課長  地産地消推進のためには、まず地域の農産物を広く市民にアピールすることが必要と考えております。これまで消費者や生産者、流通関係団体等で構成いたします地産地消推進協議会におきまして、さまざまな地産地消推進の取り組みを進めてまいりました。その中で枝豆やソバ、寒締め野菜などを新たな特産品とすべく、生産者との協議やイベント、直売での販売など、重点的な取り組みを進めてまいりました。また、仙台白菜、曲がりネギ、仙台雪菜などのいわゆる伝統野菜の生産・普及等につきましても、県と協力しながら取り組みを行ってまいったところでございます。


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◯大槻正俊委員  萩市もそうなんですけれども、私たち松江市も行ったんですが、島根県では県挙げて、たまたま人口的には小さい県だということもありまして、挙げて地産地消の取り組みを行っていました。びっくりしたのは、どの部局にも属さない特命課というものがあって、そこで熱意に満ちた人材が配置されてしっかり取り組まれていました。
 そういったことからすると、私は仙台市内の生産物の普及・浸透という点では、市民の皆さんがどのようなものが生まれているのかという認識がまだ少ないんではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。


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◯農政企画課長  仙台市内では米や野菜を中心に約100億円ほどの生産高がございます。大都市でありながら、県内でも有数の農作物の生産地となっているものでございます。
 御指摘のように、市民の皆様方には市内で多種多様な農産物が生産されているといった状況が余り知られていないという現状も見られているものと認識しております。


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◯大槻正俊委員  ではもっと頑張ったらというふうに思うんですが、その島根県では本当に並々ならぬ努力、要するに小さい自治体になっているだけに必死になって自分のところでできているものは自分のところで消費してもらうということで、本当に徹底して宣伝をしていました。
 ですから、せっかくいいものをつくれ、努力しろと呼びかけて今できつつあるわけです。ですから、やっていることは承知しているんですが、仙台生まれということの表示、アピールがやはりほかの地域に比べてもう一歩弱いのかなというふうに思うんですが、さらにどう感じているかもお聞かせください。


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◯農政企画課長  仙台産の農産物について消費者の方々に仙台産であるという御認識を持っていただくための努力が必要であると認識しておりまして、平成16年度に公募・決定いたしました仙台産農産物表示マークを、昨平成17年度から生産者・販売者双方への普及に努めてまいったところでございます。
 その結果、結果と申し上げていいと思うんですが、最近ではこのマークがJA仙台の包装資材に印刷されましたり、小売店において表示されるようになり、普及が進んできているというふうに感じております。
 さらに、後年度におきましては、この仙台産農産物表示マークの愛称を公募しまして、マークの定着と普及・浸透の一層の促進を図ってまいりたいと考えているところです。


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◯大槻正俊委員  確かに17年度から一生懸命取り組まれてきていると私も見ていますけれども、なお頑張ってほしいなというふうに思います。
 よく庁内放送でノー残業デーという言葉を聞きますけれども、全然別な観点で、萩とか松江とか行って見てきたのは、この日は地元デーですよということで地場産品の利用日を決めて、例えば水曜日はぜひ何が何でも地元のものを食べましょうという感じで、特にもう頼み込んで、生協とかスーパーとかきちんと県内産、地元産のものを使うということで、広告にも1面を使って、1面は一般的な広告で、1面はその地元デーの広告というふうに載せてもらっているということを感心して見てきました。都市規模が違うので、仙台市で一概にやり切れるかという難しさはあるかもしれませんけれども、一歩踏み込んでの取り組みも必要ではないかと思いますが、いかがですか。


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◯農政企画課長  市内産農産物表示マークを取り入れていただいている小売店においてはポスターなどの掲示等で市内産農産物をアピールしていただいておりますほか、生産者とホテルや飲食店等の需要者とをつなぐ取り組みも行なってきたこともありまして、新しいメニューの開発など、徐々にその成果があらわれているというふうに感じております。また、市内のホテルにおきましては地元食材をテーマにしたイベントや事業が盛んになってきております。今後さらに流通業や飲食業との連携を深めながら、効果を上げてまいりたいと考えております。


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◯大槻正俊委員  私はこれ口すっぱくなるくらいこの間言ってきたので簡単にこれは言いますけれども、農林水産物の地元産品を具体的にレストラン、土産店、ホテル、旅館、そういうところです、観光関連の業界の方々に使ってもらうことについて、どのように取り組んできたのかということをお聞かせをいただきたいなというふうに思うんです。
 あとさらには、単なる農産物というだけでなく、加工してということもあります。いわゆる商品開発も必要だなというふうに思っています。お酒類とかお菓子類、これらについてはどうなっているのか、具体的にお聞かせをいただきたいと思います。


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◯農政企画課長  観光関連産業業界への働きかけとしましては、平成16年度より旅館、ホテル業や飲食店の方々に対しまして地元の食材やそれを利用したメニューなどの紹介を行っております。先ほど申し上げましたように、具体的なその成果が出ていると感じておるところでございます。酒につきましては、地域の農家の方々が市内の米を使用し、酒造会社と連携して日本酒をつくっている事例もございます。また、お菓子類につきましては、宮城県内において大豆やイチゴなどを使って商品づくりを行っている事例がございます。
 今後市内においてこのような動きを活発にするため、食品加工業や流通業の方々と協働連携を行いまして、地域の食材を活用した商品開発を支援してまいりたいと考えております。


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◯大槻正俊委員  まだ飲んでいないお酒も私あるかもしれませんから早速いただいてみたいというふうに思いますが、これからディスティネーションキャンペーンもやがて行われていきます。これまで観光の取り組み、観光キャンペーンの中でどのくらい取り組むということについて意識されてこられたのかお聞かせをいただきたいんですが、要するに私が言いたいのは、地元に恩恵がある、経済効果があるということが本当に大事だというふうに思うんです。ですから、17年度までにどういうふうに取り組んできたのか。あとさらに一層私はこれから本格的な取り組みをやるわけですから取り組むべきだというふうに思うんですが、いかがですか。


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◯観光交流課長  食につきましても観光客誘客に重要であると認識いたしておりまして、これまでも仙台の物産の認知度向上、販路拡大のため観光物産展等において紹介をしてきたところでございます。また、地元産品を使った食事の提供などは地元の観光の価値を高めるものと関係業界の方々も最近では強く認識しているところでございますが、その取り組みにつきましては私どもも含めましてまだ始まったばかりだというふうに認識しているところでございます。御指摘にございました仙台・宮城ディスティネーションキャンペーンにつきましては平成20年10月からの開始ということで、正式には今後設立されます実行委員会でその取り組みについて決めてまいるところでございますが、7月に仙台商工会議所で提言をまとめてくださったものの中には既に仙台ブランドの展開ですとか、あるいは地元お菓子の限定商品を開発していこうとか、あるいは地産地消を推進するため地酒・地ビールを飲食店のメニューに掲げて積極的に紹介していこうというような提言もございますことから、関係者の方々とともに今後こういったことを実行できるように取り組んでいきたいと考えているところでございます。


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◯大槻正俊委員  学校給食への取り入れはこの間かなり進んできているように私も見てきていますけれども、具体的にどのように前進させてきたか、お聞かせください。


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◯教育長  学校給食の地産地消につきましては、日ごろより地元の農家、農協、納入業者等の皆様の御協力を得ながら推進しているところでございます。単独調理校におきましてはこれまでも地産地消に取り組んでまいりましたけれども、各校の努力の結果、平成17年度からはすべての学校で地場産品を利用するということになりました。また、すべての学校給食センターにおきましても平成14年度からは地場産品の利用を行っているという状況でございます。


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◯大槻正俊委員  他都市から視察に来られてもいいくらい仙台市の学校給食は始まっているということで、さらに進めてほしいなというふうに思います。
 それで、地場のものを消費をする、顔の見えるものを求めるという消費者の食に対する関心がかなり高まってきています。生産者はもちろんですが、加工業者とか販売者に至るまで、もっと関係者がさらに本腰を入れて取り組まれるように、私はしっかりした仙台市として推進役を果たされる、現場の方々がさらにやれるように、そのことを求めていきますがいかがですか。


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◯市長  お答えをいたします。
 委員の御指摘のとおりだと考えております。地産地消を進めていく上でたくさんの課題がございますけれども、私自身は以下の二つの点が大きなポイントになると思っております。
 一つは消費者の側の意識の問題でございます。委員御指摘のように、安全の問題を含めて消費者の食べ物に対する関心はこのところ非常に高まってはいるわけですが、まだまだともすれば親御さんが子供さんにファストフードばかり食べさせているとか、そういったケースもままあるように承知しております。そういった意味でも食育が非常に重要な役割を果たすわけでございまして、御案内のように仙台市食育推進協議会で鋭意検討を進めていただいておりますけれども、食育を含めた教育の世界において、子供たち、そして親御さんを含めて、仙台に、あるいは宮城県にこんなにおいしいものがあるんだと。私はきょうの午前中新米の試食会行ってまいりましたが、間違いなく仙台、宮城県で世界一おいしいお米がとれるわけでございます。こういった消費者の意識を変えることによって、つまり地元にすばらしい農産品があるということをもっともっと消費者の方々に御認識いただきながら需要を喚起していくことが重要だと思います。
 二つ目は、これも関係部局からお答えしましたとおり、観光業界、流通業界あるいはレストラン、外食業界を含めて、関係する業界の横の連携をもっと強めていくことだと思います。行政は単に需要家としての立場だけではなくて、全体のコーディネーターとして関係業界の横の連携をさらに進めていく大きな役割があると思っております。
 したがいまして、1番目の消費者に意識に訴えるという点、そして関係業界が連携するという点、それぞれにおいて行政の役割をもっともっと果たしていくべきであるというふうに考えている次第でございます。


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◯大槻正俊委員  しっかりした取り組みを期待しております。
 次に、商工費に関連して商店街の活性化の促進について伺っていきます。
 まず、私は今商店街の活性化をするためにということで、あとさらには商業活動が前進するようにということで、かなりの種類の事業助成があるということは承知をしております。ただ、実際は適用の事業の中で多くの事業助成があるんですが、その中で活用が1件とか、私から見れば本当に少ないというふうな状況があるんですが、これをどういうふうにとらえていますか。


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◯地域産業支援課長  助成事業等の活用件数でございますが、本市におきましては毎年予算編成に先立ちまして、私どもから商店街等に対して次年度に予定しておられます事業等について照会を行い、商店街等から出されました事業計画に基づきまして予算措置を行っておりますことから、年度によりましては助成件数が少ないなど、年度ごとの変動が生じているというところがあるものでございます。
 また、商店街によりましては実施年度になりましてから諸般の事情によりまして予定されていた事業を中止せざるを得ないという場合もございますことから、結果といたしまして活用件数が少なくなっているということもあるものでございます。


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◯大槻正俊委員  私はそれぞれの事業を使いやすくすることについてどういうふうにこの間考えてこられたのか、そして私は助成率を上げるということも必要だというふうに思いますし、あと助成の仕組みづくり、実態に合った事業にする、こういったさまざまなことが必要ではないかというふうに思いますが、いかがですか。


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◯地域産業支援課長  助成事業を使いやすくする工夫についてでございます。
 この点につきましては、アーケード改修や街路灯の修繕などの事業、あるいは商店街における空き店舗活用の事業などにおきましては、本市の助成制度にあわせまして宮城県の補助制度を活用することにより助成率を高くすることが可能でございますので、これらの方策について商店街の皆様にアドバイスするなど、制度をより御活用いただけるようにしているところでございます。
 それから、柔軟な制度の活用方針ということにつきましても、商店街の皆様の御意見をお伺いしながら、市の助成制度を見て商店街の皆様が余り想定しておられなかったような助成制度も、このようなものが使えるのじゃないかという御提案もしてきたところでございます。


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◯大槻正俊委員  中心街の商店街というのは仙台の顔ですから、これはもちろん大事なんです。でも、中心部以外の商店街の衰退が本当に心配されています。もう既になくなっているところもあります。地域から商店街がなくなってしまうというのでは、本当に仙台市全体のさまざまな地域のバランスからしてもこれは大変なことだというふうに思っています。
 特に、こうした商店街にお店を持っている方々、従事している方々というのは地域コミュニティーの中心を担っている、例えば消防団だとか、あとは交通安全協会だ何だという、本当に地域のいろいろな活動の中の先頭に立っている方々もかなり多くいるわけです。
 こういうふうな商店街の現状を、まずどういうふうにとらえてこられたのか、お聞かせください。


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◯地域産業支援課長  地域の商店街につきましては、単に物を販売するということにとどまることなく、それぞれの地域コミュニティーの形成を含めまして、そこに住んでおられる皆様の生活をさまざまな面から支えておられて、非常に大きな役割を担っていると認識しているところでございます。
 近年大型店が郊外などにおいて出店を続けていることに伴いまして、従来からの商店街は売り上げの減少など、少なからず影響を受けているところではございますけれども、商店街にはこのような厳しい環境の中におきましても引き続き地域の核として中心的な役割を果たしていくことが期待されているものと考えているところでございます。


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◯大槻正俊委員  そこまで課長、本当に私はよくとらえていると思うんですが、とらえるというんであればこの間、17年度まで含めて、どういうふうに対策されてこられたのか、これもお答えください。


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◯地域産業支援課長  中心部以外の商店街への対策についてでございます。
 商店街の活性化のためには、それぞれ商店街が工夫を凝らしながら、郊外の大型店に負けない個性的なお店づくり、魅力ある商店街づくりを行っていくことが不可欠だと思っております。そのため、商店街が社会の変化ですとか時代のニーズを的確にとらえ、地域の力や個性を存分に生かした取り組みを進めていけるよう、本市といたしましても商店街の皆様とさまざまな場で意見交換を行いながら、パイオニア助成事業によりまして商店街の先進的な取り組みに対して支援を行いますとともに、商店街への空き店舗活用事業、イベント事業助成、また各店舗への専門家等による経営診断などにより商店街の活性化を御支援申し上げてきたところでございます。


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◯大槻正俊委員  本当に商店街に入っていろいろ一緒に悩もうということで、この間取り組みをされてきていることも私も承知しています。イベント事業助成など、本当にこれがなくなったらその商店街が地域に影響力を広げる取り組みができなくなるという声も聞いています。
 特に今年度に入ってですが、イベント事業助成が30万から25万というふうに減額された。これでは来年地域向けの取り組みができないというふうにいろいろ声が言われています。この前反省会なんかも聞いていますと、本当に来年の夏祭りが、小さな商店街にとっては5万というのは決して小さい額ではないんです。その5万円というのはうんと大きい額なんです。それで来年の夏祭りができるかできないかまで議論するような額なんです。ですから、そういったことも踏まえて、やはり市民の声をしっかり把握して進めてほしいなというふうに私は思うんです。
 中心部以外の商店街については実態を見据えた、もっときめの細かい政策、制度が必要ではないかというふうに思います。それによって元気な仙台が私はつくられるんではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。


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◯産業政策部参事  お答えいたします。
 中心部以外の商店街への政策や制度についてでございますが、少子高齢化社会の中で地域の人々の生活をさまざまな面で支えている地域の商店街は、今後一層重要な役割を担っていくことが期待されております。
 厳しい経営環境の中で商店街の活性化を図っていくためには、まず各商店街が多くの皆様に支持され、買い物をしていただけるようなものになっていくということが何より必要でございます。このような認識のもとで、商店街が地域の個性を生かし、独自の魅力をさらに高めていくことができるよう、商店街の皆様の意見もお伺いしながら、より実効性の高い、さらにきめ細やかな支援策を検討してまいりたいと存じます。


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◯委員長  次に、改革ネット仙台から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
          〔岡部恒司委員、田村稔委員、質疑席に着席〕

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◯委員長  発言を願います。


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◯岡部恒司委員  経済費に関連してお伺いいたします。
 私も生き物系シリーズ第4弾と思っておりましたけれども、猿とかイノシシとか出てしまったので、きょうはやめまして、私にとっては新たなネタをお伺いします。
 プロスポーツによる経済効果、影響というものをお伺いしてまいりますが、他局にまたがると思いますので、委員長、よろしくお願いしたいと思います。
 報道等によりますと景気も大分上回ってきた。でありますが、まだまだ実感がない。地方にはまだまだ時間がかかるのかなと思いますし、よくお話を聞くとごく一部のところだけ景気がいいのかなと思いつつ、やはり身近なところを見ますと、例えば私の同年代でも給料カットに悩まされる、それからリストラにもおびえている、リストラされてまだ再就職も決まらないという同年代がたくさんおるわけでございまして、給料カットされた、住宅ローンが苦しいからそれを解約してうちを手放して安い賃貸のうちに引っ越す、また遠いけれども実家に帰るなど、大変経済的にもあまりいい話がないし、またさまざまないろいろな事件・事故もあるし、何となく明るい話が全然ないなと感じております。仙台もそのとおりだと思います。
 何か新しい話があるかなと思うと、やはりプロスポーツ系しかないと思うんです。仙台といえば牛タン、笹かま、それから萩の月、その他もろもろ。最近はプロスポーツというものも仙台イコールとなってきておるんです。我々視察に行っても、やはり仙台から来たよと言うと、サッカー、調子悪いね、プロ野球、調子悪いねという話から始まるんですけれども、それも一つのネタでございまして、仙台市民もほとんどの仙台市民がまさかJ1になかなか上がれなくて苦労しているとか、楽天がびりで6位だったねと、全部のほとんど市民がこれくらいは知っているわけで、やはりスポーツというのはいろいろな影響があるのかなとつくづく感じております。
 ところで、局長、今言ったように、まだまだ局長も仙台にいらしたばかりで新鮮な目でこの仙台を見られておると思うんです。何かお話だとどこかの場所で笹かまに対する熱い熱弁をどこかで言ったという話もちらほらあるし、いろいろ仙台を真剣に新鮮に、不純な目で見ている人はいないと思うけれども、見ていらっしゃると思うんです。何かプロスポーツ以外にいいネタ、楽しいネタ、明るいネタというのはあるだろうか。ちょっと一言、局長の御感想を伺いたい。


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◯経済局長  御答弁申し上げます。
 プロスポーツ、非常にそれぞれサッカー、野球、バスケットボール、非常に人気の高いチームがありまして、仙台市の活性化、これは経済面の活性化のみならず市の魅力、市民にとって住んでみたいまち、市外の方にとっても一度引っ越して住んでみたいまちという魅力を高めることにつながっていくのかなと思っております。委員御指摘のとおり、大変明るい話題ではないかと考えておる次第でございます。


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◯岡部恒司委員  さすが御立派な御答弁でございまして。
 ということで、スポーツ全般といってもいろいろあると思うので、きょうはプロ野球の楽天野球団効果というものに絞って伺いたいと思いますけれども、いろいろバスケットもありますけれども、何となく野球とサッカーに分かれております。職員さんの中を見てもどうしてもサッカーファンが圧倒的に多いような気がして、それではと思いまして、三役、局長さん、区長さん、委員長、事務局長、29人でどういうふうにお思いなのかなと勝手に調べさせていただきました。
 野球に興味関心があるというのは17%、サッカーに興味関心があるのは41%。やはりそうだと思うんです。それから、ちょっとこれ臭いんですけれども、野球・サッカー両方に興味関心があるというのが41%と、野球・サッカーどちらにも興味関心がないというのが0%で、この二つはちょっと臭いのでこれは無視をしますけれども、やはりサッカーの方が圧倒的に多いんです。やはり野球よりも歴史があるし、若干人気が落ちていると言われておってもなかなか定着しておる、安定したような気がしております。
 ところが野球、楽天は3年目、来年が勝負、いい話もあるようですけれども、ここら辺もやはりアピールするべきものはしなければならないかなと思いまして取り上げさせていただきますけれども、私ども議会の中にも野球人がおりまして、男性のN議員でございます。青葉区国見のF大学の野球部、百二、三十人の部員がいたキャプテンでございまして、本物の野球人。本人は現役のとき随分打っていたらしくて、プロになろうかと思って頑張っていたらしいんですけれども、なぜか今こういうお仕事をしていますけれども、それは直接お伺いしていただきたいんですけれども、そのN議員と20年以上つき合いますと、やはり何となく感化されてくるんです。それで、楽天の観戦に連れていってもらいまして、物の見事にすごい負けっぷりだなと思いながらも、全部負けるわけじゃないからたまに勝つんです。たまに勝つからこそ感動・感激というのはやはりあるのかなと、強まるのかなと思って関心を持って、ずっと興味を持って見ていますと、やはりいろいろな効果・影響というのはある意味ここら辺にも興味を持ってくるんです。
 それで、影響効果、大変気になって興味を持っておりまして、大きく分けて、教育、子供たちに対する影響、それからスポーツ文化に対する影響、そして経済に対する影響効果に分かれると思っているんです。
 そこで、まず教育長にお伺いしたいんですけれども、野球に限定して、子供たち・青少年にすごい影響効果大だと思うんですけれども、教育長の御認識を伺います。


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◯教育長  特に楽天球団が青少年に与える影響というお尋ねでございますけれども、御承知のようにフルキャストスタジアム宮城で野球が開催される日には多くの市民の方が足を運ばれますけれども、その中には子供たちもグローブを片手に目を輝かせてスタンドで座って、家族連れまたは友達と一緒に観戦しているといったような姿が目にできます。
 昨年度また球団は大変地域貢献に活動していただいておりますけれども、その中では野球塾、講演会などで延べ7,000人以上の市内の小中学生が参加してこれを聞いたというふうなことになってございます。鍛えられた体、また最高のプレーといったものを身近な球場でそういった仲間たちの中で見ることができるというのは、多くの子供たちにとってあこがれと夢の舞台となって多くの感動を呼んでいるというふうに評価をしてございます。また、親子や友達との会話、そういったことで共通の体験を持つ中でお互いのきずなが深まるということも子供たちの健全育成の面でよい効果を持っているものと考えているところでございます。


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◯岡部恒司委員  全くそのとおりだと思います。
 記事でもよく出ていました。少年野球の底辺が広がってきたと。プロ野球の試合の始球式とかに出た子供たち、それからファールボール、それからイベントで選手のサインをもらった子供たちが喜んで、多分小さい子たちもそういう機会に野球を始める人が多いと思うんです。それで、地元紙にいつか出ていました。以前まで3人だった少年野球の低学年のメンバーが13人にふえたと。野球人口は間違いなくふえたと。楽天効果に目を見張ると。少年野球の底辺を拡充拡大していると。それをその試合などに駆けつけるおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんの声援も自然と熱が入ってくるということの記事もよく出ております。
 野球といえば身近なところで高校野球甲子園大会、ことしもいい成績をおさめた。こういった子供たちがいずれ数年後に高校野球で活躍してくる。私は数年後に我々仙台市民の悲願であります優勝旗、この仙台に来る可能性だってどんどん高まっていると思うんです。局長もそう思いますでしょう。


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◯企画市民局長  まさにこのような楽天の活躍といいますか、それを含めた仙台のまちというもの自体がプロ野球を通じて非常に盛り上がっているということは、まさに子供さんから、それからお年寄りまで幅広く受け入れられているんだろうというふうに思っておりまして、やはりこのような中から新たなスポーツ文化というものが発展していくんだろうというふうに思っております。


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◯岡部恒司委員  それで、今のはスポーツ文化ということであわせて聞いた気がしたけれども、次、経済効果であります。
 さまざまな試算があるようでございますけれども、特に県で発表している数字があるようです。総額とか、それから具体に数字が出ておるようでございますけれども、そこら辺お示しをいただきます。


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◯経済企画課長  楽天球団の算入によります経済効果につきまして、宮城県の方で2005年度に1年間の実績を踏まえまして経済効果を出したものがございまして、総額にしますと236億円の効果があったと試算されております。
 一方で、このうち直接的な効果ということでは球場の改修費ですとか、あるいは入場料、そういったものがございますが、143億円というふうになっておりまして、これに伴いましていわゆる波及効果ということで、いわゆる次の産業に対しての生産が誘発されるというような金額といたしまして93億円というものが試算されておるところでございます。


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◯岡部恒司委員  もうちょっと直接効果と波及効果というものをもう少し具体にお示しいただけませんか。


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◯経済企画課長  まず、直接的な波及効果ということでございますが、球場の改修費につきましては、1期、2期というふうにありますが、総計で70億円の工費をかけまして改修をされているというところがございます。それから、あと観客の消費の関係でいいますと、入場料あるいはグッズの売り上げですとか、それから交通費といったようなもので約73億円程度の効果が出ているというようなところでございます。


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◯岡部恒司委員  もうちょっと具体にその観客消費というのは聞きたかったんですけれども、言いますよね、入場料平均で約2,600円、それから交通費1,100円、それから飲食費1,700円、それからグッズ購入費1,400円。計で6,900円だと出ていますよね。これすごい金額ですよね。私はこれはもうちょっと高いんじゃないかと思うんですけれども、平均でしょうからこの程度かなと思います。
 ちなみにこの宿泊者、3.3%の方々が宿泊をする方がいらっしゃるというとなると、これは1人頭3万3000円かかってくる。この方々がこういったお金をかけてたくさんいらっしゃってくるわけですよね。
 これ県の発表は県全体に対する影響ですよね。仙台市というのは試算できないものですか。


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◯経済企画課長  私ども仙台市としましても、基本的に投資額については同じような条件ですとか、今委員おっしゃいました入場料の平均価格ですとか、そういったものを同一に取り扱いまして試算をさせていただいております。
 その結果でございますが、私どもが試算した結果でいいますと、総額でいいますと213億円程度になるのではないかというふうに試算させていただいておりまして、その内訳といたしまして、直接効果といたしましては143億円は先ほどの県さんと同じでございます。間接効果といたしましては69億円程度が仙台市の波及効果になるのではないかというふうに試算させていただいております。


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◯岡部恒司委員  すさまじい金額が効果として上がっているということです。
 考えてみれば私自身も行くとき、車では行きませんから1回家に車を置く、鉄道で暮らす地域でございませんのでバスしかないです。バスで駅まで220円、それから仙石線140円なんだけれども、やはり交通管理者の顔を浮かべるので、北四番丁で私おりるんです。北四番丁で。それで地下鉄に乗るんです。そうすると往復で1,120円かかるんです。400円ちょっとむだに使っているかもしれないんだけれども、管理者の100万分の1ぐらいの給料、私払っているかなと。ジョイカードなんていうのはすぐなくなってしまうんです。とか、いろいろサッカーと違って直接乗り入れるあれが……シャトルバスがあるか、はっきりわからない部分があるやに伺っていますけれども、交通局さんにも何らかの影響が出ていると伺っておりましたので、そこら辺、交通管理者に伺いたいと思います。


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◯交通事業管理者  委員さんにはいつも地下鉄、市バスを御利用いただきましてありがとうございます。
 このプロ野球関連の中で地下鉄とシャトルバスの利用状況について説明をさせていただきますが、地下鉄の場合でございますが、地下鉄御利用のお客様のうちプロ野球を観戦される方のみを集計するということはちょっと困難でございますが、単純に試合開催日とそうでない日、非開催日を比較いたしますと、試合開催日には約2,000人から3,000人ほど乗客増となってございます。それからシャトルバスでございますが、平成17年度に御利用いただきましたお客様の数で申し上げますと、市バスと宮城交通、帝産富士、この3社でシャトルバスを出してございますので、このトータルで約24万人、1試合平均でおよそ3,700人の御利用をいただいてございます。


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◯岡部恒司委員  それから、今数の効果、いわゆる数値換算、数でお伺いをしたけれども、いわゆる数値換算できない効果もあるとよく伺っております。これは御当局でどういうふうにお考えでございますか。


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◯企画市民局長  数字に置きかえられないというような効果、大きくいろいろございますけれども、例えば先ほど来最初にございましたように、仙台という知名度が非常にアップするというシティーセールスでの効果というものは非常に大きかろうというふうに思ってございますし、あるいは逆にこの地域の中で連帯感が高まっていくという意味での効果というものもあるだろうというふうに思っております。また、かなりこれは直接的な部分に絡みますけれども、球場周辺でもさまざまな関連の投資もございますし、そのようなものも直接的には数字にあらわれませんけれども、やはり大きな貢献になっているんだろうというふうに考えております。


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◯岡部恒司委員  フルスタの喫煙室でたばこを吸っていますと、どう考えても仙台弁じゃない方々がやはり一服しているわけです。そうすると、横でお話聞いていると「いや、楽天野球団来たおかげで初めて仙台に来たんです」なんて、そういう話もよく聞いて、やはりこのシティセールスというか、仙台という名前を売るのはすごいこれ全国的にも役立っているというのは間違いないと思うんです。
 そこでちょっと戻しますけれども、経済局さんにお伺いしますけれども、この楽天球団が参入したことによって、今るるお話がございました経済効果、すさまじいものがあるんですけれども、これはどのように考えでございますか。


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◯経済企画課長  直接的に球団が来ることによって先ほども申し上げましたように200数十億の効果があると。これは金額そのものも大変大きいございますし、地域のいわゆる事業者の方々にもそれなりのいわゆる仕事の配分ですとか、そういったものも期待されるだろうなというふうには思います。そのほかに、先日公表されました地価におきましても仙台の商業地が下落がとまりまして上昇に転換したと。特に東口については全国からも注目を浴びるような波及効果もございまして、地域のいわゆる事業者、あるいは市民の方々も含めまして、いろいろな波及効果という点では本当にいいような効果が皆さんに発生しているのではないかなというふうには考えております。


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◯岡部恒司委員  楽天球団来たおかげですごく仙台はお世話になっている、ありがたいものです。それだけお世話になりっ放しでどうなのかなと、やはり何かお返ししなければならないんじゃないのかなと思うんです。それにはやはり観客数ふやしてあげることだと思うんです。昨年に比べてことしも大分よくいい試合をするようになった。勝ち数45勝、84かな、まだまだ6番目だけれども中身はすごくよくなってきて、新聞でも2年目で少し飽きられてきたのかなと思いつつも、見に行けばそんなことはない。平均の観客数、先ほど1万4000人と言われておりますけれども、2万2000人のときも見たことあるし、1万8000人も見たことあるし、1万人切ったときも見たことあるし、やはり平均すれば一万五、六千人は平均いつも来ているんです。2万3000人ですから満杯じゃないけれども、やはりお返しというわけじゃないけれども、観客をふやしてあげるために仙台市でどういう手助けをしているのかということも気になるところなんですが、お伺いをいたします。


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◯企画市民局長  観客をふやすというための努力でございますけれども、基本的にはやはりこれは広く市民の方々に支えていただくということがやはり大きなポイントだというふうに考えてございまして、その意味では市民参加によりますサポート団体でございます、マイチーム協議会というものを通じていろいろ事業展開しているわけでございますけれども、その中におきましても仙台市としてやはり特に障害者の方でございますとか、あるいは高齢者の方々、やはり野球を見る機会のなかなか少ない方々に対する招待の事業とか、そのような形で私どもとしては協力をしているというふうな状況でございます。


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◯岡部恒司委員  補助金を出すということはもう不可能でございましょうから、お金ないなら知恵を絞れという言葉がある。知恵がないから金出すということもあるけれども。いろいろやり方あると思うんです。
 この間、御尊敬申し上げる相沢芳則副議長の地元、中山商店街を走っていましたら、商店街だーっとあのえんじの旗、野球見に行きましょう、見事に旗を掲げている、こういったことも一つの宣伝ですよね。
 それから、お話によると局単位か部単位か課単位かわからないけれども、たまに何十シート買って行っているというお話もある。こういったところ、やはり身近なところでいろいろ支援することあると思うんです。例えば4月は経済局さん50シートとか、内野の1塁の、3塁だと込むから迷惑かかるから、1塁の内野の自由席だと2,000円くらいでしょう。何十人で行くと何割引きとかあるんでしょう。そうやって行けばいいじゃないですか。例えば次5月は、目が合ったからだけれども都市整備局とか、区役所もとか。そして、例えばこの大きな応援団旗を使って仙台市役所応援団とか有志一同とか団長山浦副市長とか書いて振れば、そういったこともやれることはやれると思う。そうしたら山浦副市長なんか涙流して喜びますよ。そういった身近なこと幾らでもあるはずなんです。そういったこともできる範囲の中で知恵を出して広報、応援する方法は幾らでもあると思うので、ぜひそこら辺も今後御検討していただきたいと思うんです。
 そして、プロ野球観戦を絡めた本市の観光客の集客についてのこれまでの取り組みと、それから今後どのように行っていくかもお伺いをいたします。


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◯観光交流課長  東北楽天ゴールデンイーグルスを活用した観光客誘致の取り組みといたしまして、昨年度は北東北3県を対象に小中学校の修学旅行やスポーツ少年団等のグループ旅行の誘致活動を行い、フルキャストスタジアムでの試合観戦を盛り込んだプランを提案いたしたところでございます。また、札幌の地下街オーロラプラザにおきまして楽天の試合がある日に合わせまして観光キャンペーンを実施しましたほか、フルキャストスタジアムにて仙台まるごとナイターを開催し、主にビジター側のお客様に観光パンフレットなどを配付し、仙台の観光と物産の紹介をいたしております。
 このような楽天を活用した、また楽天を支援できるような、そういった取り組みにつきまして今後さらに検討し、取り組んでまいりたいと考えております。


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◯岡部恒司委員  どうか頑張っていただきたいと思いますし、それからもう一つ、この野球の楽天とかサッカーベガルタを初めとしたプロスポーツ、地域の経済に大きな影響を与えていると再三申し上げてきた。
 試合が行われる際には市外、県外からたくさんの観光客がこの仙台に参りまして、その際に仙台の魅力を大きくアピールすることにより、その方々がリピーターになってまいるはずです。そのためには、観光客を受け入れるホテルなどの観光関連事業者や商店街、商店会などの取り組みも期待されているところでございまして、この民間の取り組みをうまく引き出すように本市としてはどのようにやっておられるか、その支援方法を伺いたいと思います。


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◯経済局長  楽天球団に関しましては、平成16年度以降、商店街が一体となって楽天を応援しながら商店街の活性化を図っていこうという動きが見られているところでございます。
 仙台市といたしましては、楽天イーグルスマイチーム協議会が楽天の統一フラッグを町中に掲げる、こちらは中心部の商店街でございますが、これに対して助成を行っております。また、中心部ではない商店街、具体的には原町、中山、平成でございますが、こちらで商店街固有のフラッグとともに楽天のフラッグを掲げていただける事業につきまして、こちらはリフレッシュ事業助成という制度の中で御支援をしているところでございまして、商店街等とも仙台市としましても御協力しながら楽天を盛り上げていきたいと思っております。
 また、観光の関係でございますが、先ほど観光交流課長から御答弁申し上げましたような形で、楽天を活用した集客を行っておるところでございますが、どのような有効な策があり得るか引き続き検討してまいりたいというふうに考えている次第でございます。


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◯岡部恒司委員  ぜひ局長、そこら辺もしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
 楽天球団が掲げているモットー、地域密着でありまして、その手法として選手による学校訪問、野球教室、マスコット・球団関係者が地域のお祭りなどに出演するなど、さまざまなイベントを通じて子供たちに野球やスポーツの普及を積極的に行っているようであります。特に、ことしは夏休み期間中に小学生の試合観戦感想文コンクールがありまして、県内外から5,000通を超える応募があった。およそ7割が仙台市内の小学生ということでありました。
 このような球団の努力が新たなスポーツ文化として実を結び、花を咲かせると思っております。楽天の参入により、仙台はますますプロスポーツが盛んになり、観客は市内だけではなく全国各地から集まってきております。プロ野球はフルスタ、プロサッカーはユアスタ、プロバスケットは仙台市体育館。プロスポーツにより親しむ環境が整ってきたわけでありまして、今後この三つのプロスポーツにどのように支援していくのか伺いたいと思います。


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◯企画市民局長  野球、サッカー、そしてバスケットボールと、仙台は大きな三つのプロスポーツを有してございます。これは非常にまちの宝でございまして、やはりこれは市民の方々がハイレベルなスポーツに接する環境を広げる、それからもちろん集客力あるいは情報発信力というものは仙台の市域をはるかに超えた広がりを持っておりまして、さまざまな波及効果も生み出しているというところでございまして、やはりこれらにつきましては今後さらに発展させていく必要があるというふうに考えてございまして、これまでも続けております市民の皆様と一緒になった支援というふうなことを基本としながら、さらにさまざま工夫をしながら支援をしてまいりたいというふうに考えております。


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◯岡部恒司委員  最後にお伺いをいたします。
 先ほど以来申し上げておりましたけれども、副市長、うまくサッカーと野球に分かれておりまして、となると野球のことは山浦副市長に聞かれるだろうなと思っていると思いますが、野球の山浦副市長に聞いてもまともな答えしか来ないと思うので、逆にこれはサッカーで有名なおなじみの櫻井副市長にお伺いいたしますが、今までの話を聞いて、逆にもしも楽天が仙台からいなくなったらどういう状況が起きるかということを含めて、今までお話の感想などお聞かせをいただきたいと思います。


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◯櫻井副市長  感想というお話でございますけれども、楽天を応援する多くの仙台市民の皆さんの熱意に後押しをされたような熱い御質疑であったというのが第1の感想でございます。
 言うまでもなくスポーツというのは、これはサッカー、野球、バスケットボールに限らず、やはりする人の心を養う、さらには体を鍛える、そして技術を磨くということでございまして、その頂点に立つのがプロスポーツということだろうというふうに思っております。仮になくなったなどということは考えたこともございませんけれども、市民の大切な宝であるこのプロスポーツがなくなるということは大変な損失であろうというふうに思っております。私ども、先ほど来プロスポーツの持つさまざまな多面的な機能といいますか、効果といいますか、そういったものについてるる御質疑がございましたけれども、こういったことに重く認識をいたしておりますので、そういった中で私どもといたしましても今後市民の皆様とともに応援、支援をしていかなければならないというふうに改めて強く感じたところでございます。


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◯委員長  改革ネット仙台の質疑の途中ではありますが、この際暫時休憩いたします。
 再開は15時ちょうどといたします。

              休憩 午後2時31分
              再開 午後3時00分


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◯委員長  発言を願います。
         〔鈴木繁雄委員、大内久雄委員、質疑席に着席〕

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◯田村稔委員  私は本市の産学官の連携についてお伺いをいたします。
 関連して他局にまたがる場合もあると思いますけれども、委員長におかれましてはどうぞよろしく御配慮をお願い申し上げます。
 昨日ですけれども、産学官連携組織「学都仙台コンソーシアム」が設立されまして、調印式におかれまして梅原市長も産学官が連携して付加価値を生む新産業の創出に努めたいというごあいさつをなされました。こういうことが地元経済の本当に活性化につながっていくように大いに御期待を申し上げるところでございます。
 少し前になるんですけれども、私金融関係の方々から東北の経済についてお話をお伺いする機会がございました。首都圏では景気がちょっと上向いてきているということでありますけれども、先ほども岡部委員からもちょっとお話ございましたけれども、東北地方でまだそれを実感するというのは大変難しい状況にあるのかなというふうに思っておるわけであります。
 ただ、そんな中でもこの東北地方で今日活気がある、元気がある都市はどこだというと三つあるそうでありまして、そのうちの一つが北上市、そしてもう一つが米沢市、そしてこれは多少お世辞が入っているのかなと思うんですが、もう一つは我が仙台市であるということでございました。まず、本市の場合は、これは何といっても商業での活気ということでありまして、東北の中で仙台以上の都市はないわけでありますので、この部分で元気のある三つの都市の一つに選ばれたんだというふうに思うわけであります。
 次に、北上市でございますけれども、これは御承知のとおりトヨタ系の自動車のメーカーであります関東自動車の進出によるものでありまして、自動車産業というのは大変にすそ野の広い産業でありますので、最近はその影響で花巻の方まで大分活気が出てきているということでありました。関東自動車というのは東北に進出を考えたときに仙台港からの輸出というものを視野に入れて、最初は利府町も進出の候補地の一つであったというふうなこともお聞きしましたけれども、今となっては非常に残念だなというふうに思っております。三陸道と東北道、この先に今後富谷で結節するという計画もあるわけでありますけれども、今は利府のジャンクションの先でとまっているわけです。そういうことも考えて、仙台港からの輸出物の取扱高をふやすためにも、やはりこういう意味ではインフラの整備が急がれるところだなというふうに感じておりました。
 そして、もう一つの元気・活気のある都市として米沢市でありますけれども、ここは精密通信機器、IT産業の集積地ということでありまして、産学官が連携をして、非常にその産学官連携というのが実を結んだよい例じゃないかなというふうに思います。米沢というのは古くから織物のまちでございます。それで有名でありますけれども、そういった関係で昔から織物の機械の製造、そういった機械製造に関して昔からのそういう地盤があったということもお聞きをいたしました。
 この産学官の連携というのは、調べてみますとやはり全国的に一斉に各地でスタートいたしました。そういう産学官連携によるベンチャーの育成、新規産業の創出、そういう全国的な動きの中でもこの米沢市というのは大変に秀でた成功例であるというふうに思っております。
 米沢市は現在、通信、情報、機械機具、製造に関して、通信、情報、機械、こういう部分に限って、これ今製造業では全国で第2位だそうであります。さらに、東北全体のもっと広い意味での工業出荷高でも、東北全体では第3位になっています。我が本市、仙台市は残念ながらその下の第4位というのが現状であります。
 私たち改革ネット仙台では、8月でございますけれども、この米沢市に視察に行ってまいりました。そして米沢ビジネスネットワークオフィスを訪問いたしまして、その米沢市の産業の特徴とか歴史、それから大変本当に活発に動いているので今人材を確保するのが大変だそうでありまして、人材の確保のための育成に取り組んでいる様子など、大変詳しくその様子をお伺いしてまいりました。いずれにしましても非常に活発に事業が行われているという様子を視察してまいったわけであります。
 私どもこの仙台にも東北インテリジェントコスモス構想がございました。これもほぼ時期を同じくして産学官が連携をして、創造性の高い、そしてそういう研究開発によって新しい産業分野を開拓していこうと、研究・技術・産業・文化、これらの面で有益な情報を世界に発信していこうということを目的にスタートしたものだというふうに思うわけでありますけれども、改めて東北インテリジェントコスモス構想をスタートさせるとき、大変大きな壮大な将来に向けての目標を掲げたというふうに思うわけでありますけれども、その目標、またそのときの基本的なお考えというのはどういうものであったのか、まとめてお伺いをさせていただきます。


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◯産学連携推進課長  東北インテリジェントコスモス構想のスタート時点での基本的な考え方についてでございますが、この構想は東北大学総長を委員長といたします宮城県内の産学官からなる構想推進委員会によって提唱されたものでございます。
 その考え方は、東北地域を日本の研究開発と産業開発の拠点として、もって東北地方の振興と発展に寄与することを目標とするもので、産学官が一体となって研究開発機能の整備や研究開発の推進、産業化支援などを行うというものでございました。


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◯田村稔委員  この東北インテリジェントコスモス構想は昭和62年に構想が提唱されたんでありますけれども、昭和62年から今日まで19年ですか、この歩みというものを簡潔で結構でございますから、ちょっと御説明をいただきたいと思います。


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◯産学連携推進課長  昭和62年の構想提唱以来、東北7県や本市及び東北の民間企業で構成いたします東北インテリジェントコスモス構想推進協議会を中心に、研究開発の事業化を支援いたしますICR、学術の振興を図ります学術団体、この3組織で構想の総合的な推進を図ってまいりました。その結果、この構想の考え方は東北各地域に広く浸透し、産学連携の基盤づくりや学のネットワークの形成、研究開発の推進に着実に貢献してまいりました。
 しかしながら、事業化につきましては期待される成果までには至らなかったため、本年協議会を解散いたしまして、ICRを中心に自主的な活動を展開できるよう推進体制の見直しを行っているところでございます。


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◯田村稔委員  ただいまの御説明でことしの3月に推進協議会が解散をいたしたわけでありますけれども、ただこの研究はずっと組織が続いておりまして、ちょっと具体的にお伺いをしてまいりますけれども、平成元年に株式会社インテリジェントコスモス研究機構、通称ICRというものが設立されました。これは資本金が約85億で設立されたわけでありますけれども、本市もこれに10億円を出資をいたしております。
 まず、この株式会社ICR、インテリジェントコスモス研究機構、略称ICRですけれども、何を目的に設立されて、そして今何をなさっている会社なのかお伺いをいたします。


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◯産学連携推進課長  ICRの当初の設立目的でございますが、この第三セクターはコスモス構想を具現化するために、大学の独創的な研究成果を活用いたします研究開発会社に対しまして、その設立・運営を総合的に支援するために設立されました。具体的には14の研究開発会社の設立・運営支援やICRビル内でのインキュベーション事業を展開しております。


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◯田村稔委員  ただいまの御報告で、東北インテリジェントコスモス構想のもとに14のR&D、いわゆる研究開発会社が設立をして、ICRは今日までその運営を支援してきたということであります。
 それで、この14のR&D、いわゆる研究開発会社ですけれども、このうち事業化できたのは何社あったのかお伺いをいたします。


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◯産学連携推進課長  研究成果をもとに事業を展開する事業会社が設立されましたのは2社でございます。なお、事業会社の設立には至らなかったものの研究成果の一部を活用しましたベンチャー企業が3社設立されたほか、共同研究開発企業などにより商品化された事例が4件ございます。


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◯田村稔委員  先ほど米沢市の精密通信IT産業の活発な様子、そして工業出荷高について申しましたけれども、どちらも国からの補助事業、そして同じ産学官の連携による新産業の創出を目的とした研究開発事業であるというふうに理解をいたしております。
 米沢市の事業と東北インテリジェントコスモス構想では、これは先ほど言いましたけれども米沢というのはそういう機械製造の地盤があったと、そして目的もこれどちらかというと本当に実務型の研究開発だったというふうに思うわけでありますけれども、東北インコスではスタートの時点で目指す方向が全く同じであったというふうには私も思っておりません。しかし、事業化にまでこぎつけた研究開発というものが、向こうは本当にすごいんです、何でこんなに比較にならないほど少ないのかな、どうしてこんなに差が出てしまったのかな、それにはどういう理由が考えられるのかなというふうに非常に疑問に思うわけですが、これについて御所見をお伺いしたいと思います。


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◯産学連携推進課長  米沢とコスモス構想との差についてでございますが、米沢の場合もともと電気機械系の企業の集積があったことから、企業を中心に比較的事業化に近い研究開発に取り組んでおり、その結果各種の製品化がなされてまいりました。
 一方、コスモス構想で扱った研究開発テーマは大学で生まれた非常に高度ではありますが基盤技術が中心であるということから、事業化までにはハードルの高い状況でございました。さらに、市場性を十分に意識できていなかったこと、企業とマッチングさせるコーディネーター機能の不足など、こういったものが加わりまして事業会社に至る成功例がふえなかったものと分析しているところでございます。


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◯田村稔委員  私は先日、この株式会社ICRを訪問してまいりました。非常に環境のいい立地条件にありますし、天気もよかったんですけれども、本当にすばらしい施設であるというふうに感じました。新産業の創出を目指してこういうやはり施設というのはなくてはならないなということを本当に実感をいたしました。本当にすばらしい施設、大したものだなと思いました。行ってみましたけれども、実際に空き室がないほどこの施設有効に使われている、有意義に使われているなということを拝見してまいったわけであります。連日この株式会社ICRでは活発な研究開発が行われておるんです。本当にそれを見て来たわけでありますけれども、ですからこれからそういう研究開発が実用化、あるいは事業化されるものがどんどんどんどん次々誕生してくるんだというふうに信じたいんであります。それを期待しておるんですけれども、これまでも大変にすばらしい研究開発をなさってきたと思うんですけれども、例えば実用化に至らずにとんざした研究も聞きました。例えば遺伝子の組みかえというのはやはり世の中の流れと違うということで、これらはやめられたというような話も聞いておりました。今日もいろいろな研究開発が続けられているというふうに思うわけでありますが、どういうものが、主なもので結構でございますから御紹介いただきたいと思います。


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◯産学連携推進課長  研究開発が続けられているものについてでございますが、研究成果をもとに設立されましたベンチャー企業は、先ほど申しましたように3社ございます。細胞培養液の開発製造を行います株式会社細胞化学研究所、ネットワーク関連の製品・サービスの開発提供を行います株式会社サイバーソリューションズなどがICRに入居して研究開発を継続しております。
 また、ICRビル内にはそのほかにもベンチャー企業8社が入居しております。レンズ材料となる結晶の製造販売を行います株式会社福田結晶技術研究所、原子内包フラーレンという新物質の製造開発を行います株式会社イデアルスターなどがバイオ、デバイス、ナノエレクトロニクスの分野で研究開発を行っております。
 これらに対しましては企業とのマッチング支援を初め、国からの競争的資金の導入、地域ファンドとの連携など、ICRを中心に地域を挙げて支援しているところでございます。


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◯田村稔委員  先ほどのお話で、今もこういうふうにすばらしい研究が行われていると、これは大変高く評価をいたしておるわけです。ただ、その中でもさっき14のR&Dの中でも事業化、一般的には法人化というか会社としてビジネスとしてやっているのは2社だという御報告ございました。この2社、どういう事業を展開しているのか、お伺いをいたします。


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◯産学連携推進課長  事業会社の内容でございますが、一つ目は魚の養殖技術を開発し、チョウザメの卵でありますキャビアの生産と高級魚マツカワガレイの養殖生産をしております株式会社サンロックでございます。二つ目は、家畜の卵子を成分にしました無血清培養液を開発し、高品質な牛の繁殖を促します培地の生産販売などを行っております株式会社機能性ペプチド研究所でございます。特に、この機能性ペプチド研究所につきましては、この成果を活用いたしました別会社といたしまして、先ほど御紹介いたしました細胞化学研究所がICR内に新たに設立されるなどといった波及効果も生まれております。


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◯田村稔委員  株式会社ICRは東北インテリジェントコスモス構想を進める研究開発の拠点として青葉区南吉成の地に設立されました。この地域はこの東北インテリジェントコスモス構想がスタートをした昭和62年、その翌年の昭和63年5月に、区域面積約97ヘクタールでパークシティ南吉成という地区計画が決定されております。
 この地区計画ガイドによりますと、パークシティ南吉成の地区計画の目標があるわけですが、住居、商業、産業、教育のバランスのとれた総合的なまちづくりを目指し、特にこのまちは仙台市における各種先端産業の研究開発施設、情報の集積・発信などの拠点として、新時代を切り開く産業社会の市街地環境のあり方を示すものであるとうたってあります。
 確かに現在その現地に行きますと、本当に本市の骨格とも言うべき都市計画道路八乙女折立線が南北に貫いておりまして、大規模な商業施設とか小学校、中学校という教育施設も充実しております。本当に快適で便利な生活環境にあるなというふうに認識をいたしてまいりました。
 その地区計画全体で97ヘクタールでありますけれども、そのうちの13%に当たる約12.7ヘクタールがこの研究・開発・産業施設の地区なわけです。これが拠点になっているわけです。この12.7ヘクタール。ただ、現地に行ってみたんですけれども空き地がありまして、売り地なんていう看板が出ているわけです。そのうちの一つは約6,630坪ぐらいだったのか、そういうところに看板が出ていました。これらの空き地というのは現在どういう状況にあるのか、お伺いをいたします。


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◯産業振興課長  南吉成リサーチパークの現在の状況につきましてお答えいたします。
 御指摘の地区は研究・開発・産業施設地区として位置づけられておりまして、過去に各企業が研究施設や情報関連施設などの建設のために用地を購入いたしましたが、その後の社会経済情勢や社内事情の変化によりまして施設の建設までには至らず、現在売り地となっている用地もあるというような状況にございます。


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◯田村稔委員  東北インテリジェントコスモス構想がスタートしてもう既に今19年、19年前にスタートしたわけです。産学官が連携して創造性の高い研究開発によって新しい産業分野を開拓しようじゃないかという目標を掲げて、華々しい私はスタートを切ったんだというふうに思っておるんです。幾つかの企業がその趣旨に賛同しまして、研究開発あるいは産業施設をつくる目的でこの地区計画内に土地を求めたものでありましょう。ただ、その後の例えばバブルの崩壊であるとか、長い景気の低迷であるとか、いまだに残念ながら施設の建設に至っていないという状況にあるんだというふうに思うわけでありますけれども、先ほど申しましたけれども売り地という看板が出ていたんですけれども、御当局ではこれまでこの研究開発施設を誘致するどのような誘致活動をされてこられたのか、お伺いをいたします。


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◯産業振興課長  南吉成リサーチパークへの誘致活動についてでございますけれども、この地区は東北大学と近距離にあることですとか、閑静な住宅街に近接しているということから、現時点で研究施設などを誘致するに当たっては数少ない貴重な土地であると認識してございます。そのため、企業誘致に関する展示会でございますとか「仙台の夕べ」、あるいは個別の企業訪問など、さまざまな機会をとらえまして誘致活動を行ってきたところでございまして、その結果、最近ではこの地区内に研究開発型企業でありますとかデータセンターを新たに誘致したところでございます。


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◯田村稔委員  ちょっと地区計画に関してでありますので、これ都市整備局にちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、この地区計画は先ほどちょっと御紹介しましたけれども、昭和63年に決定されたわけでありますけれども、インターチェンジに近い非常にすばらしい土地に研究開発施設を集積させようということでスタートしたものというふうに拝察をいたします。
 ただ、地区計画の決定から既に18年過ぎました。時代も環境も大きく変化したなというふうに思うわけであります。私は今日研究開発の施設は必要でありますけれども、この施設がどうしてもここ、この南吉成になくてはならないという理由を探すのは大変難しいんじゃないかなと思うわけであります。ただ、地区計画が設定されておりますので、それ以外の企業の誘致というのは難しいわけでありますけれども、もちろん住宅の開発もできないという状況なんです。
 例えば研究開発の施設であるというならば、仙台全体のことを考えれば例えば仙台港背後地のことも私は考えていかなければいけないことであろうし、経済上昇傾向にあっても、やはり景気の低迷が長かったからやはり企業も疲弊をいたしておりますよね。先ほど申し上げましたけれども、行ってみるとやはりここは本当にすばらしい良好な住居環境が形成されておるわけです。商業施設、教育施設も非常に充実していると。本当に空き地のままにしておくのは忍びないなというふうに感じたわけであります。これまで都市整備局、ここの地区計画の見直しは検討されてこなかったのかどうかお伺いをいたします。


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◯都市整備局長  パークシティ南吉成地区の地区計画における研究・開発・産業施設地区につきましては、周辺環境と調和した研究開発生産施設、それから情報関連施設の立地を図るために、先ほど委員列挙されましたけれども建築物の用途の制限などを定めております。
 本地区ではこれまでこの地区計画の目標方針に基づきまして研究所あるいは研究開発型企業の立地誘導を推進してきたところでございまして、地区計画の見直しについて検討したという経緯はございません。なお、当地区に関しましてはリサーチパークとしての位置づけが引き続きなされている状況にありますことから、現在の地区計画による誘導の継続が基本であるというふうに考えておりますけれども、土地利用の動向も踏まえながら、関係部局と連携しまして地区計画の今後のあり方について検討することも必要というふうに考えております。


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◯田村稔委員  先ほど経済局御当局からの御報告ございましたけれども、14のR&Dができて、その中で事業化、法人会社としてビジネスの方まで踏み込んだのは2社であったということでございました。私もちょっと調べてみたんです。さっき御報告ございましたけれども、株式会社サンロックという会社、これ釜石市にある法人です。事業内容はチョウザメの養殖、これキャビアをとるためです。チョウザメの養殖。ほかにも食用の魚の養殖とか、そういう販売業務が主な業務内容。もう一つ御報告ありましたけれども、株式会社機能性ペプチド研究所、これは山形市にある会社です。法人。ここでは体外受精卵の生産販売。体外受精卵といったら何かと思ったら、これ牛です。べこ用です。べこ用の受精卵。
 インテリジェントコスモス構想。私、横文字に本当に弱いんですけれども、インテリジェントとかコスモスぐらいは意味がわかるつもりなんです。インテリジェントコスモス構想、その実績というものが、事業化できたというのが、何かチョウザメの養殖とべこの体外受精なのではちょっと寂しい思いが私は正直本当にいたします。
 冒頭にも申し上げましたけれども、新しい新産業の創出のために今後も研究開発というものは続けていかなくてはならないし、本当に必要なものだというふうに思いますけれども、ただ東北インテリジェントコスモス構想がスタートして19年。やはりこういう現実も踏まえて、来年20年になるわけですけれども、一度は中間的な総括をしてみる必要があるんではないかなというふうに感じますが、いかがでしょうか。御所見をお伺いいたします。


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◯経済局長  御提言いただきました中間的な総括についてでございますが、東北インテリジェントコスモス構想は東北地方における産学官連携の基盤づくりと広域的な連携の形成につきまして先駆け的な役割を果たした、先導的な役割を果たしたというふうに考えております。また、事業化につきましても、ICRが近年ベンチャー企業等への支援という従来型の事業に加えまして、本市等の行政機関や大学等との密接な連携のもとで国や地域の産学連携プロジェクトへの参画など、新たな事業を展開し始めており、東北地域の産学官連携の中核的な機関としての役割を高めつつあるものと認識いたしております。
 本市では大学等の知的資源を活用した新産業の創出などによる、いわゆる内発的な産業振興に取り組んでおりますが、これに加えまして研究開発型企業や研究所等の誘致などにより経済効果の高い産業の集積を図っているということも片や行っておるところでございます。
 今後とも地域経済の活性化を図るとともに、産業立地のあり方につきましても社会経済情勢の変化なども的確に踏まえながら検討してまいる所存でございます。


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◯田村稔委員  先般、株式会社ICRを訪問いたしまして、事務局、会社の方からいろいろ御説明いただきました。それで、あわせてその施設内をずっと見てまいりました。御説明いただいたわけです。研究開発の作業をなさっている方からもお話をお伺いする機会がございました。たまたまそこの部屋ではシックハウス対策とか、あとアスベストの対策のため、そういうものを測定する大変大きな機械がその部屋には設置されておりまして、その測定機を使うと分解しないでそのまま入るという、大変すばらしい何か高価な測定機だそうでありますけれども、こういう機械を使って研究しているんですよという説明を受けてきました。
 本市でもこの施設はたびたび利用なさっているそうでありまして、その研究をなさっている会社では近い将来こういう研究開発の結果を踏まえて建築メーカーとしての展開を考えているんだというようなお話をお聞きをしてまいりまして、頑張ってほしいなというふうに思うわけです。やはり本市の経済の活性化、それから雇用対策、いろいろな意味を考えてもやはり結果を出していくということも非常に大事じゃないかなというふうに思っておりまして、本市は株式会社ICRの株主でもありますので、どうぞさらに御指導いただいて、すばらしい研究開発が行われて、それが本当に事業化に結びつくよう、さらなる御指導お願い申し上げまして私の質問を終わります。どうもありがとうございました。


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◯委員長  ここで、副委員長と交代いたします。


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◯副委員長  委員長と交代をいたします。
 発言を願います。


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◯鈴木繁雄委員  私から経済費の中で観光行政についてお伺いをさせていただきますが、どうも質問の進め方、また打ち合わせなどしておりましたら、どうも経済局観光交流課だけでは相済まぬところも出てきそうなので、委員長におかれましてはそのときひとつ、出発点、切り口は経済局観光行政でございますが、それを取り巻くいろいろなかかわりで他局にまたがることもございますので、その点ひとつよろしくお願いします。適でないときはどうぞ御指導いただきたいと思います。
 まず最初に瑞鳳殿の、大変仙台市の観光スポットとして瑞鳳殿が皆さん大変盛況であるように私は受けとめておりますけれども、ここ数年の瑞鳳殿の収入状況、財務状況というんですか、そんなものございましたらお願いします。


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◯観光交流課長  済みません、御質問の中では数年の収入状況という御質問でございましたが、ちょっと手元には数年さかのぼる資料がございませんので、17年度の決算の状況をお知らせしたいと思っております。
 財団法人瑞鳳殿の17年度の決算でございますが、収入につきましては、観覧料といたしまして約7000万円、雑収入約3300万円、基本財産利息収入で約66万円で、当期収入が7391万3627円となっておりまして、前期繰越金の3253万5126円を合わせまして、収入額1億644万8753円となってございます。
 支出でございますが、主な支出は、人件費で約4700万円、修繕費で約3200万円、リーフレット・広告等で約265万円、建物の附属施設の建設等で約200万円、什器備品購入支出で約390万円となっておりまして、当期支出合わせまして7885万4745円となっております。
 次期繰越金が2759万4008円となってございます。
 失礼いたしました。先ほど収入の部分で雑収入3000万円と申し上げましたが、誤りでございます。訂正させていただきます。300万円の誤りでございます。大変失礼いたしました。


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◯鈴木繁雄委員  雑収入3000万円あるから何か売り払ったのかなと思いました。
 でも、非常に黒字で健全に頑張っておられると、大変御苦労さまですと申し上げたいし、あと今感仙殿と善応殿ですか、そちらの修理というか修復といいますか、それもなさっておるようですけれども、それもいわゆる財団のお金でなさっているということで、17年度及び18年度も仙台市からの支出はないようでございますので、大変自立してなさっておられる、これは大変ありがたいし、また立派なことだと。
 ところで、あの瑞鳳殿の私地図をいただきましたけれども、この瑞鳳殿で管理しておるところは、このいただいたものの白く抜けているところが財団法人瑞鳳殿で管理しておられ、そしてこのピンクのところ全体はどこで管理をし、またどういうふうな財産になっておられるのか。


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◯観光交流課長  委員が今手元にお持ちの地図の中で、白く塗られているところが経済局で所管している部分だと思われます。また、赤く塗っておられたところは都市公園として建設局が所管している土地であるというふうに思っております。


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◯鈴木繁雄委員  この経ヶ峯の公園、都市公園として、そうすると建設局の公園課ですか、これは申しわけございませんが確認というか、いつ購入をされて、どういうふうな経過で購入されたか、さらっとでいいですけれども。どちらでも結構です。もしおわかりの場合。


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◯観光交流課長  経ヶ峯の一帯の土地でございますが、これは昭和27年になりますが、当時の伊達家から仙台市が買収した土地が主なものでございます。記録によりますと約6万平米の広さでございました。あわせまして伊達家から寄附をいただいた部分もございまして、広さは約1万1000平米でございました。当時、市の産業部で所管していたわけでございますが、その後昭和57年の3月に都市公園の整備のために一部建設局に所管がえをいたしまして、残る部分、約1,400平米近くでございますが、経済局が現在瑞鳳殿の敷地などとして所管しているところでございます。


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◯鈴木繁雄委員  実は私この瑞鳳殿に行ってまいりまして、この瑞鳳殿の……これは同じ資料お持ちかな。
 これで見ますと、ちょうどこの辺です。申しわけないな。瑞鳳殿から見ますとちょうど南側、出口のトイレの、あそこにトイレがございますけれども、公衆トイレがございます。その北側にいしぶみと申しますか記念碑と申しますか、そういうものが建っております。実は私、仙台市内のいろいろなところに記念碑と申しますか、そういうふうないしぶみであるとか、鋼鉄製でつくったものとか、いろいろそれは材質は別といたしまして、そういうものがいろいろなところにあると思います。榴ヶ岡にもございますし、また博物館のわきには魯迅のいろいろな刻んだものもございますし、そういうものはいろいろあると思うんですけれども、こういうものをだれの財産なのか、どこで管理しているのか、そしてまたそれはどういういわく因縁のものであるとか、そういうものを整理整とんされたことはあるんでしょうか。


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◯観光交流課長  所有権などの確認などを行ったかどうかちょっと確認できませんが、過去におきましては戦争史跡につきましては歴史民俗資料館、文学史跡につきましては文学館で調査した事例がございますが、観光資源として活用するという観点から委員が御指摘したような調査を行ったことはございません。


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◯鈴木繁雄委員  実は2年前なんですけれども、私みそ屋でございますので、このみそというのは、本場仙台みそというのはなぜ、有名といったらおかしいですけれども、そういう名が通ったかというと、これはいわゆる朝鮮に伊達政宗が出兵をしたとき、岩出山から行ったときです、そのときに皆兵たん部門でみそが全部くさってしまったんです。そのとき実は、これはウルサンですけれども、今ヒュンダイ造船所のあるところですけれども、このウルサンで実はみんなくさってしまって、そのときに仙台が伊達政宗公が持っていったおみそがくさらなかったんです。それで、これを皆さん方に各藩に分けてやったと。それで実は仙台みそというのが有名になったんです。ですからこれは400年前の、地域ブランド品としては一番歴史があるんですけれども、ちょっと売り上げがなかなか足らないようですけれども、いまいちですけれども、そういうものなんです。これは実は京都の方からいろいろ来たと。伊達さんの御塩蔵倉みそという、その御塩蔵倉のみそは屋敷がどこにあったかというと、どうも今の二高の近くあたりじゃないかということで、特定なかなかできないんですけれども、あそこの仲ノ瀬橋のところに建設局さんの御協力をいただきましてみそ組合の方でいしぶみにそのいわく因縁を書いたんです。そういうものを観光交流課の方ではわかっていますかどうか、ちょっと。結構な値段でかかったものですから。


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◯観光交流課長  大変申しわけありません。承知しておりませんでした。


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◯鈴木繁雄委員  いや、これは私ども業界の努力が足りないということで、私どもも反省しなくてはいけないわけですけれども、これは私の業界がどうというんじゃなくて、やはり観光というもの、観光資源というのは何であるかというものを、これをやはり考えてみると、やはりその土地にしかないものと、その土地のやはり人の生きざま、なりわい、そしてまた歴史文化というものこそが私は、産業も含めてそういうものこそがその土地にしかないものである。特段に歴史の絡むもの、そういうものは私はその土地にしか、その地域にしかないもの、これが私は観光資源として最も特級なものの一つになるんではなかろうかというふうな考えを持っているんです。
 ですから、例えばディズニーランド、これはフランスのディズニーランド、カリフォルニアのディズニーランド、あそこの千葉のディズニーランド、これもまた大変立派な観光資源です。しかし、これはつくろうと思うと今すぐつくれるんです。しかし、人のなりわい、そして生きざま、そしてそこから出てきた歴史文化、これは市長さんが歴史的町名というものを大切にしようじゃないかと、こういうところにも私は大変同調もするわけですけれども、それは何かというとやはりそこに人の息遣いがあったからなんです。これはその人、またその地域にしか出てこないものなんです。
 ところで、この瑞鳳殿のところにあります弔魂碑というものです。この弔魂碑という存在をおわかりでしたかどうか。


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◯観光交流課長  弔魂碑につきましては、その存在は承知しております。


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◯鈴木繁雄委員  結構打ち合わせやりましたから。
 この弔魂碑ですけれども、実は私瑞鳳殿に行きましたら、財団法人瑞鳳殿では、これはうちの方のものではないんですよというふうなお答えをいただいたんです。そして今度帰ってきてちょっと聞きましたらば、どうもこの存在が所属がどこになっておるか、正直言ってその存在がどうもあるようだと、しかし明確にどこに所属するものであるかということはどうも余りはっきりとしないやに受けとめたんですけれども、そこの辺はどうですか。


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◯観光交流課長  弔魂碑のあります土地は瑞鳳殿に貸しておりますが、弔魂碑自体は市及び瑞鳳殿の所有物とはなっておらず、所有者は碑を建立した伊達家であると考えております。


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◯鈴木繁雄委員  これは伊達家の物でございますという今の見解は、これはいつごろその見解に達しましたか。


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◯観光交流課長  今回文書等を調べまして、私ども判断いたしたところでございます。


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◯鈴木繁雄委員  実はこれは明治10年に建立されたものです。そして、昭和27年に仙台市がこの地域を伊達家から買い取ったわけです。そしてまた1万1000平米というものを寄附を受けた。この経ヶ峯一帯は仙台市の所有物であるということからすれば、この弔魂碑というものも私は仙台市に所有権があるものだというふうに思ってしまうんですけれども、それは私の曲解でしょうか。


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◯観光交流課長  当時の契約書等を見てみますと、土地はもちろんでございますが、構築物と思われるようなものにつきましても寄附の覚書等に明記されているところでございます。ところが、弔魂碑につきましてはその記載がございませんで、私ども自信を持って仙台市の物だとは言えるような状況ではございませんでした。


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◯鈴木繁雄委員  いわゆる登記というか、ちょっとその辺私は専門家じゃないのでよく間違った表現を使うかもしれませんが、一般的に言う要するに登記をされていなかったということですので仙台市の物ではないんじゃないかという御判断、これも私は一つの御判断だと思います。
 しかし、登記をされていないから私の物ではないということの御判断とは逆に、登記されていなくても、いわゆるこういうものは現況有姿での売買取り引きであれば、そこにあるもの、たとえ登記をしておらなくても現存するものはその買い主に所属するというのが一般的な常識ではないかというふうに私は思うんですけれども、いかがでしょうか。


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◯観光交流課長  当時の書類の話で大変恐縮でございますが、例えば伊達政宗公、あるいは2代、3代の藩主の御廟につきましては、その管理を後々仙台市が行うようにという、そういったことが明記されております。しかしながら、先ほどの弔魂碑でありますとか、その他の墓石とかにつきましてはそういったことが記されておりませんで、私どもとしてはこういった状況から仙台市の物というふうに、あるいは仙台市が管理するものというふうには判断できなかったということでございます。


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◯鈴木繁雄委員  そうしますと、ここである瑞鳳殿、また感仙殿、善応殿の墓石、墓標であるものは後々仙台市が管理をすると。ここで、お子様方のお墓であるとか墓石があります。あと何というか、仕えた人たちの子供さんの墓であるとか、いろいろな。わきの方の。これらのそういう墓石とか何かというのは、それは明記されているんですか。書いてあるんですか。それの覚書とか何か。


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◯観光交流課長  一部、例えば瑞鳳殿の近くにあります殉職者の墓石がございますが、ああいったものは仙台市の方の所有ということで明記されてございました。


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◯鈴木繁雄委員  あのお子さん方のお墓はどうなんですか。


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◯観光交流課長  お子様墓地の方は弔魂碑と同様、そういった記載はございませんでした。


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◯鈴木繁雄委員  それでは、お子様方のお墓は書いていなかったので、この所有権は仙台市にないというふうなお考えですか。


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◯観光交流課長  はい、そのとおりでございます。


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◯鈴木繁雄委員  さて、これ困りましたね。私はそういう解釈もあろうかと思いますけれども、私はそれはちょっと違うんじゃないかと思います。やはりお子様方のお墓というものも、当然これはあのお山を買ったとき、それから伊達家が土地を寄附をされたとき、これはいわゆる現況有姿で、例えば伊達政宗公のお墓、そういう何というか、シンボルというか、最もそこで大きなものであるとか、そういうものは当然ながらこれは中に細目としていろいろ書かれたりなんかしますけれども、そういういわゆる書きとどめるに足らないと言ったら失礼ですけれども、ちょっとそういうものに気がつかなかったとか、そういう部分でそのために現況有姿での引き渡しということが一般的常識ではあるはずなんです。
 例えば我々が土地を買うときに、屋敷と土地、登記をします。そのとき灯篭があったり植木があったりするとき、それを一々書かないです。ただ、そこに現況有姿という形でそのまますべては買い主に所属しますよと、所有権が移りますよというのが一般社会的な常識なんです。
 しかし、これが、いや、そうじゃないよという相手様の確認と、その取り引きに条件として、ただし、そこにおける墓石とか、そういう弔魂碑であるとかというものは、これは仙台市に所属するものではないですよというようなことの相手方の対抗手続がもしあれば、それはまたそういうような解釈であるとか、そういう法でこの権利は別物だということもあり得るかもしれません。そういう形もあると思います。しかし、それにはそれなりの対抗の要件というものを満たさなければ、そのように私はならないというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。


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◯国際経済観光部長  ただいまの所有権についての件でございますが、私どもが調査した範囲では、まず先ほど観光交流課長が申し上げましたけれども、今先生がおっしゃったのは売買契約書等に通常であれば何も書いていなくても、それが灯篭とか木とかそういったものが売買が終わった後はすべてその買った者の物ではないかというお話がございましたけれども、通常の売買契約書では大きな物をリストアップしまして、そしてこれについて明確に記すと同時に、記せないものにつきましては通常その他一切の物について、つまり地上にある、あるいは地下にある一切の物について売却をするとか、そういったことで担保をするというのが通常の契約というふうに理解しておりますので、それで私ども大変困りましたのが、今回そういう記述を売買契約書等の中で、あるいは寄附の文書の中で探したんですが、一切書いてないというまず事実がございます。
 それから、弔魂碑が非常に目立つものでございまして、あのように大きなものでございますので、それがその書類の中に書き込まれなかったということは非常に不自然だと、つまり売買あるいは寄附においてそれがリストにないということは、やはりその当時、これは推測でございますが、伊達家の方で土地は当然仙台市が購入させていただくということですので、それについては土地に置かせてくださいというふうなことがあって、ただ管理は自分たちでするというふうになったのではないかと推測をしております。
 その推測の根拠でございますが、実は3年前に、委員も御承知のとおり、藩士会の方からその辺の管理につきまして、献花とか、それから清掃とか、そういったものについてはやっていただけないだろうかというようなお話も瑞鳳殿にあったというふうに聞いておりますし、また私ども文書法制課の方にその契約書等も見ていただいた限りでは、やはり法的に私どもが土地と一緒にそれを購入したという解釈はできないだろうという判断をしております。ですから、必ずしも言い切ってはおりませんで、私どもとしては伊達家の物であるというふうに今の証拠、今ある文書等からはそういうふうに考えております。
 それからもう一つ、いろいろな公園とか、その他いろいろな道路の場所に、あるいは公共の場所に、小さなものから大きなものまで含めまして、戦没者の碑でありますとか、いろいろな碑がございますが、それにつきましては必ずしも仙台市の土地の中にあっても仙台市の物となっていないものも実は多数ございます。
 それから、先ほどの子供さんのお墓につきましては、所有権についてははっきりしておりませんが、仙台市といたしましてもそのお墓につきまして特段の管理はしていないというのが現状でございます。ただ、あの瑞鳳殿一帯として観光客も来られますので、清掃とか、見苦しくないようなそういう周りの環境整備というものをやっているという状況でございます。


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◯鈴木繁雄委員  大変私はそういう運びというのは整理整とん、後々に問題を残すような処理の仕方というふうに言わざるを得ません。今の御判断というのは、これはその文書を精査し、これはどうも仙台市の物であるというふうに言い切ることはどうもできないんじゃないだろうかというような精査作業といいますか、それはいつなさいましたか。


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◯国際経済観光部長  それにつきましては、委員の御指摘があって、それでそれまで経済局の方としてきちんと精査をしていなかったということもございまして、今回その作業をさせていただいた次第です。


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◯鈴木繁雄委員  ことしは明治134年ぐらいですか。あれは明治10年に建立ですから、120年以上たっておるわけですけれども、こういう機会にその辺のもう一度、私は皆様方の判断は急遽今回の私がこれでちょっと質問しますよということでいろいろ精査したことですので、最終判断というふうには受けとめませんし、それで今どうこうというわけでもございません。
 しかし、やはり仙台、こういう上物をどうするかということをもう少し私はきっちりやっていただきたいです。今の子供さんのお墓の問題も同じです。これ市長さんは御存じかどうかわかりませんけれども、実は4代目さん以降の藩主のお墓は土地が民間人の土地だと、そしてお墓は伊達家のお墓だということで、これはお参りができなかったんです。土地と墓石の所有権が別だったんです。これが私が大年寺山を公園化をして、そして私どもの市民の先祖である伊達家の歴代の藩主にお参りをしなくてはいけないとすべきじゃないかということで、大年寺山公園整備の出発点が実はそこにあったんです。これは民民の取り引き、また伊達家の墓地の処分、そういうような私どもにとっては大変嫌な思い出、また私ども仙台市民にとっては本当に耐えがたき行為を伊達家がなさったわけですけれども、その民民の経済取り引きの中で行われた大変嫌らしい所有権の主張の問題であります。
 我々はこの瑞鳳殿にあるこの弔魂碑、そしてまたお子様方のお墓のこういうものを次に時代に先送りすることなく、当然のごとく所有権が落ち着くところに落ち着かせるべきが当然であろうということをまず申し上げ、このことを後々きっちりと整理をしていただきたいと思います。
 さて、ところでこの弔魂碑、実はこの弔魂碑というものはどういう経緯でこの弔魂碑が建てられたかということを、ちょっと私も観光交流課の方にお尋ねをいたしました。そうしましたら、残念ながらちょっとその担当者は正直言ってそれをきっちりと拝見をしたことがなかったようでございますので、見当違いのことをおっしゃっていましたけれども、それは別に構わないことです。ただ、この弔魂碑というもののどういうふうな位置づけになっておるか、そしてまた今までこの弔魂碑というものがどういうふうに扱われてきたのか、その辺ちょっとおわかりであれば、別になければないで結構ですから。存在が所有権がよくはっきりしていなかったから、それはそれでいろいろな事情があると思います。


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◯観光交流課長  弔魂碑についてでございますが、歴史民俗資料館の調査報告書及び弔魂碑の説明文によりますと、弔魂碑は戊辰の役及び函館戦で戦死した仙台藩士らの霊を弔うため、伊達家の旧藩主、藩士らが出資し、明治10年に瑞鳳殿の鐘楼跡に建立したものとされております。


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◯鈴木繁雄委員  私がこの件で質問すると言いましたら、ちょっと打ち合わせをしましたら、局長さんが早速あの弔魂碑を見学に行ったということをお聞きしたんですけれども、本当に御苦労さまでございます。お忙しいところ申しわけなかったんですけれども、あれを拝見なされてどんなお感じというか、整備状況も含めて、どんなお感じを持たれたか。済みません、せっかく行かれたので。


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◯経済局長  私も仙台との御縁がなかったものですから、当地の歴史については勉強を深めてまいりたいと思っており、議員から御示唆と申しますか、御質問というお話がございましたので、公私両面の観点から伺いに参ったところであります。
 拝見いたしましたところ、ちょうど彼岸の時期でもあり、きれいなお花も供えられており、また特段ごみが散乱するであるとか、そういった粗雑な扱いはされていないように拝見いたしました。
 さきに御指摘がございましたように100年以上過ぎておりますので、一部古びておるようなところはございますが、安全の面でどういうふうになっているのかということはなかなか外見上からは判断できませんでしたが、いずれにしましても100何年という長い歴史のあるものだというふうなことを改めて感じましたし、また戊辰戦争と仙台藩につきましては余り従前頭に思うところはございませんでしたので、改めて思いをはせたところでございます。


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◯鈴木繁雄委員  実はこの弔魂碑というのは戊辰戦争で亡くなられた私どもの先祖、約1,200名余りの慰霊のために明治10年に建立をされたものであります。
 さて、この戊辰戦争、いわゆるその土地の歴史というもの、その土地にしか存在しないもの、これがやはり私はその土地の歴史というものが最高の文化遺産であり、私は先ほど申し上げたようにそれが特級の観光資源だというふうにも思っております。慰霊碑を観光資源にするとか何かと、そういうことではございません。それは誤解のないように。ただし、私どもの先祖が戊辰戦争という戦いをなさったということ、その戦いはどんなものであったかと。やはり戦争というものは、これは、勝てば官軍、負ければ賊軍。この言葉は非常に私は重いものがあると思うんです。戊辰戦争こそまさに勝てば官軍、負ければ賊軍。私ども幕府軍についた者はいわゆる賊軍とされた。しかし、これは歴史というもの、戦いというもの、太平洋戦争でも私は同じだと思いますけれども、やはり日本側から見た太平洋戦争と連合国側から見た太平洋戦争、この歴史認識とまた思い。大東亜戦争というんですか、済みません。第2次世界大戦です、申しわけございません。これはアメリカから見た、またドイツから見た、日本から見た、その立場によって私は思いと考えるところとやはり歴史認識とやはり状況というのはさまざまな見解が出てくるものだと思います。例えば東京裁判だって同じです。例えば東京裁判、これは私どもはあんなものは認めたくないです。国際法であんなものないんじゃないかと、冗談じゃないと。ところが、連合国側はあれを押し切ったわけです。そういういろいろなことがあるわけです。
 ただ、この戊辰戦争というのは何であるかと。これは。私はこの戊辰戦争というものは、当時王政復古をしてまさに権力闘争であったというふうに思います。これは朝敵であったと、あなた方朝敵ですよということで、実は我々先祖は賊軍とさせられたわけです。果たしてそういう認識のままでいいんであろうかと。私はこの戊辰戦争というものを我々仙台人というものはもう少し振り返ってみることが必要じゃないかというふうに私は思うんです。というのは、この戊辰戦争はいろいろな事実がありますが、これをいちいちきょう言ってもしようがないと思います。
 例えば函館では、いわゆる五稜郭の戦い、あれでこれは榎本武揚、大鳥圭介、大鳥圭介が大将だったです。敗れました。そのとき、いわゆる官軍の兵士、亡くなった方が靖国神社に葬られましたけれども、いわゆる賊軍と称された方、これは埋葬することも実は禁止をされた。会津藩においては死体にさわることすらこれは禁止をされたんです。そういう厳しい我々の先祖というものは、先輩は、当時の明治新政府からの厳しい扱いを受けたわけです。
 自来、この東北の地というものはいわれなき汚名のもとに軽視をされたと。そこで立ち上がったのが東北の振興と不羈独立の精神で明治30年に創刊をされた、白河以北一山百文、この侮蔑の言葉に奮起をして創刊されたのが河北新報であります。この河北新報、不羈独立の精神、いまだその魂は消えずと、私が言うのはおかしいですけれども、ぜひそうあってほしいということを願うわけでございますが、この函館ではこの累々とした戦死者の死体を侠客の柳川熊吉という親分がこんなことをしてはいけないと、幾ら敵の兵士であれども亡くなった以上はちゃんと葬ってやらなくてはいけないということで、明治政府官吏の追及も払いのけて、そして葬り、そしてそれを祭ったのが明治7年ですか、明治政府は葬ることを許したんです。そこで函館山に碧血碑という碑を建て、これは毎年碑前祭を行っております。
 また、私どもが朝敵でないということを、私が言っても皆さんは納得しない。しかし、これは政友会の総裁であった原敬が大正6年、盛岡の戊辰50年祭の墓前祭のときに、「戊辰の戦いは政権の移動のみ。だれが朝廷に弓引く者あらんや」と祭文を言ったわけであります。そして、その次の年に原敬は第19代内閣総理大臣に就任をしたわけです。私はその祭文の碑文を盛岡の不来方城に刻まれるその前で感慨を深くし、私どもの先祖に対し我々はもっと胸を張ってしっかりと歩まなくてはいけないということを思ったわけでございますけれども、それからしますと私ども仙台のこの奥越列藩同盟の列藩の署名をした土地である仙台、そしてまた北白河宮能久親王を擁立をいたしまして仙岳院にお泊りをいただき、そして戊辰戦争を戦い敗れたその先祖に対して、もう少し私どもが敬意を払ってもよろしいんじゃないかと。
 靖国神社に祭られた方々は官軍の兵士であります。それと同様に死してしかばねにむち打つようなことは、日本の文化としてはなじまないわけです。やはり私は亡くなられた以上、その人たちも何らかの形でお弔いをする何かの行為をしっかりとするべく責任を持っているというふうに私は思います。
 それで、このたびことし我が梅原市長は靖国神社に8月15日、終戦記念日の日にお参りをされたと、大変先人に対する敬意を表するために行かれたということは大変私もお忙しい中御苦労さまでございましたというふうに申し上げたいと思います。ただ、靖国神社は今申し上げましたが、戊辰戦争で我々の先祖であるものは賊軍という汚名で、これは祭られることはなかったわけです。私は靖国神社に、賊軍と称されて亡くなられた1万人を超える皆さん方を今さら靖国神社で葬るということは、これは靖国神社のいろいろな歴史の中からはなかなか難しいんじゃないかというふうに私は解釈をしております。
 であるならば、やはり靖国神社にお参りを、私もお参りをしておりますし、いささかのおさい銭も小泉さんに負けないようにポケットから出してお参りをしたこともございますし、子供のころはよくあそこで遊んでおりました。しかし、私どもの戊辰戦争で亡くなった先人を弔う何かの敬意を表しながら靖国神社をもうでてこそ、靖国神社に眠る国を思い亡くなった先人の弔いになるのではないかというふうに私は思うわけでございます。どうぞ、第2次世界大戦のことのみに心をとらわれることなく、国家を思い、憂い、志を持って亡くなった先人を弔うという行為は私どもは忘れてはいけないんじゃないかというふうに思いますので、市長さんにおかれましてもこの仙台にあります明治10年に建立をされました弔魂碑について、いま一度これをどのように仙台市の所有権であるとか、所有権を主張とか何かそういうことではなくて、どういうふうな位置づけでこの先人の慰霊というものをしたらいいか、皆さんでぜひお話しをいただくなり、御対応をいただけたら私は幸いなんでございます。
 しかし、これはお役所が主導でやるべきことでも何でもございません。私ども市民がその意を実行しなくてはいけないものだというふうに思っております。市長におかれましても、その辺も私の言葉足りないけれども、戊辰戦争から始まる私どもの先人に対しての御所見をお伺いをさせていただきたいと思います。


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◯市長  お答えをいたします。
 まずもって委員の歴史、とりわけ郷土史についての大変深い御見識に敬意を表する次第でございます。
 国にしろ郷土にしろ、私たち一人一人の国民あるいは市民にしましても、長い歴史の中でいわば日本人の縦の連続性の中で私たちは生を受け、やがて郷里の土と帰っていくわけであります。今から130年ほど前建立されました経ヶ峯の弔魂碑、私も少年時代に瑞鳳殿をよく訪ねましたので、そのときにお参りをしておりますが、残念ながら市長職に就任いたしてからはまだお参りには行っておりません。ぜひ近々訪れ、参拝をしたいと思っております。
 弔魂碑をめぐります所有権を含めた権利関係その他につきましては先ほど事務当局から御説明をしたわけでございますけれども、いずれにしましてもこの弔魂碑を含めて仙台市内のさまざまな貴重な歴史的な遺産を大切にし、また次の世代に継承していうことが私たちにとりまして、また行政にとりましても大変に重要な仕事であると思っております。その適切な管理運営、そして市民の皆様、あるいは時に観光客の皆様が訪れ、戊辰戦争で亡くなられた私たちの先達の慰霊をしつつ、いろいろな思いに浸るような、そういったことができるような管理につきまして、関係部局においてきちんと対応したいというふうに考えております。


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◯副委員長  発言を願います。


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◯大内久雄委員  農地費の4億700万円の決算について、第1点として伺っておきたいのは、土地改良事業補助金1000余万円でありますが、この内容と、仙台東部地区用排水路等補修工事外5件となっておりますが、その補修箇所を説明願うと同時に、国営造成施設管理体制整備促進事業補助金450万円ほどでありますけれども、あわせお聞かせをいただきたいと思います。


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◯農林土木課長  用水路等の補修箇所6件の内訳でございますけれども、まず仙台東土地改良区につきましては若林区の藤塚地内でございます。仙台市岩切土地改良区につきましては宮城野区岩切地内、仙台市大倉川土地改良区につきましては青葉区の上愛子地内、名取土地改良区につきましては名取市の熊野堂地内でございます。また、高砂水利組合につきましては多賀城市の新田地内、銅谷水利組合につきましては泉区の根白石地内でございます。
 また、国営造成施設管理体制整備促進事業補助金につきましては、名取土地改良区におきます各種施設の維持管理及び閖上排水機場の施設補修工事費の一部につきまして補助金を交付しているものでございます。


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◯大内久雄委員  用排水路等の整備についてお尋ねしたことは、今国土交通省から大変お世話になって、仙台東部地区の治水対策事業が平成16年度予算で2億2000万円ほど、そして17年度で2億8500万円ぐらいの予算で本格的に東部地区の治水対策事業を整備していただく御努力に私は感謝をしながらお尋ねをさせていただきたいと思うことであります。
 これは過去の決算等審査特別委員会でもお尋ねをしてまいったところでありますが、私自身が消防団現職の時代に8・5集中豪雨で大変大きな被害をこうむった地区はバイパス東部の地区、つまり七北田川から名取川までの9.5キロの区間の中に、3分の2は若林地区、3分の1は宮城野地区ということでありますが、この8・5集中豪雨のときに10日間以上も床上浸水、床下浸水、そして農地が冠水をして、めちゃくちゃになったと言えば言葉悪いんでありますけれども、まさにめちゃくちゃになったところであります。
 そのことによって、七郷連合町内会の会長が先頭に立って2万4000名の署名をいただいて、当時の建設省、国土交通省以前の建設省の当時の瓦建設大臣に陳情し、私も陳情したんでありますが、それから引き継いでいただいたのが北側国土交通大臣であります。中野同大臣政務官と御一緒に現地調査をしていただいて、そして今日に至ったその経過であります。
 このことを思うと、私はやはり平成24年度まで完成予定を3年でも4年でも前倒してやろうという国土交通省の御努力に感謝をしながら、当局としてこの建設整備を促進させるためにどういう県と市と三者間の協議内容についての経過と結果がありましたら、お聞かせをいただきたいと思います。


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◯建設局長  名取川の治水につきましてでございますが、地元の方々を初めとして仙台市と周辺自治体、関係団体からなります名取川河川改修促進期成同盟会などが、東北地方整備局や国に対して東部治水の特段の推進をお願いしてまいりました。その結果として、委員御指摘の事業費も確保され、事業に弾みがついたというところでございます。
 現在、この促進のために関係する機関、特に国とでございますけれども、協議の内容につきましては、この事業の進捗を図るために用地の取得や不法係留船の処理について具体的に私ども仙台市に協力の要請が参っております。私どもといたしましては、関係する機関とともにこの要請にこたえるべく今努力を進めているところでございます。
 それから、これまでの経緯等でございますけれども、この治水対策事業につきましては平成11年から国、県、市及び関係機関で構成いたします仙台東部地区治水対策検討会を設立いたしまして、国が進めている名取川左岸の堤防事業と県や市が行う内水対策事業との計画調整などを行ってまいりました。特に内水対策につきましては、平成14年度から国と市及び関係機関が仙台東部地区内水対策検討会を設けまして、効果的な内水対策についての検討を行ってまいった次第でございます。この結果、本年3月に国、県、市の間で、国は藤塚地区において貞山運河の水門設置を含めた名取川左岸の堤防事業を進めること、それから県におきましては七北田川の改修事業において貞山運河の水門工事を行うこと、また本市におきましては4カ所あるポンプ場の機能更新や低地の土地における浸水対策を行うことなど、治水対策の基本的な取り組み方針と役割分担について了承を得たところでございます。
 今後とも国、県の事業の促進を図るため、地元の方々の御協力を得ながら治水対策を進めてまいりたいと考えております。


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◯大内久雄委員  この工事を促進をしていただくために、正直言って過去、24日の日曜日に船も必要なものですから船つき3名の方の御協力をいただいて、この建設予定の図面をちょうだいして現地調査、1日がかりでやってまいりました。
 これは名取川の藤塚最終地区から、今局長さんが説明されましたように蒲生方面に向けて3,000メートル、この中に上流は井土浦川、そして井土浦川と貞山堀の接点に井土浦防潮樋門という自動の排水設備があるわけでありますけれども、この手前にヒヌマイトトンボ生息地という場所があるんです。ここを避けて約500メートルぐらい西寄りの方にカーブをしながら、その水門の北側から、そして鈴木さんという方が経営する仙台乗馬クラブの馬場訓練場があるわけです。このことを越していって、貞山堀を突き切って海岸まで堤防をつくるということになっての大がかりな大事業。国会議員のお話を聞きますと約100億円近くかかるんだろうということでありますけれども、現在の貞山堀の堤防の高さと七北田川の堤防の高さでは2.4メートルの落差があるわけです。この2.4メートルの高い部分をゼロにして、北側に3,000メートルをつくってきたとすると、問題は今の貞山堀の堤防からまるっきり西側の方に入っていかなければこの整備は不可能と私は思うんです。
 こうなってまいりますと、防潮林等々もあることだし、そして藤塚の地点近くには藤塚の機関場があるわけです。そして、そこが船だまりになって一部貞山堀に何隻かは沈んで所有者不明の船もあるようでありますけれども、ここは質問することではありませんが、問題はここら辺を含めて今お尋ねをしておるわけでありますが、この馬場の関係は仙台市の市有地を聞くところによると、間違ったらお許しをいただきたいと思うんでありますが、その鈴木さんが乗馬クラブを経営して馬場訓練の場所としてやっている部分は仙台市の市有地だということを聞いておるんでありますが、まずこのことをお聞かせをいただきたい。


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◯建設局長  大変恐縮でございますけれども、私今手元に資料はございませんので、確たる御返事はできませんが、過去に仙台市が持っていた土地でその占用を許可をしているというような状態にあるということを聞いたことがございます。申しわけございません、今手元にしっかりした資料がないのではっきりしたことは申せませんけれども、そういう状態にあるというふうなことでございます。


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◯大内久雄委員  じゃあ、それは後で教えてください。その馬場にはもう触れません。
 今、冒頭でお尋ねをした河川水路の改修工事でありますが、問題はこの整備が終わると同時に河川水路も全部整備が100%完成しなければ、何のために東部地区の治水対策整備事業をやっていただいたのかわからなくなったのでは困るんです。これは井土浦川、その上流には関連する二郷堀と大学堀、そしてその南方方面に日辺堀から種次堀、藤塚堀と下がってくるわけです。この下がってきたところに藤塚の排水機関場が設置されたと私は認識をしているんでありますけれども、これは確認するわけじゃありませんので、この上流にある用排水路関係を、もう現時点で完成しているんであればそれでいいんでありますが、農業経営者の話を聞きますと、設計の予算はとってくれたにしても全然手のついていない用排水路があるように伺っておりますけれども、いかがでしょうか。


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◯農林土木課長  日辺堀とその下流の水路の整備についてでございますけれども、藤塚堀につきましては平成4年度までに整備が済んでいるということでございます。いわゆる種次堀につきましては平成17年度より改修工事に着手しているところでございます。日辺堀につきましては平成15年度より下流側から改修工事に着手しているところでございまして、今後とも計画的に順次改修工事を実施していく予定としてございます。


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◯大内久雄委員  今私お尋ねしたのはイコール大学堀、ここら辺の整備が、終わっているんならいいんです、終わったなら終わったでいいんですが、結局日辺堀は15年前、山田幸左エ門市会議員さんが現職の時代に日辺堀の改修工事を一時期予算化したんです。そして我々経験のある立場から言えば、堤防整備のための丁張りまで打ったんです。ところが、全然それ施工されないで今日に至っておるわけでありますから、農民は仙台市当局に信頼する部分は少しもないと、やはり整備をどんどん進めてもらって、ああ、よくやってくれたなんていう感謝の意をあらわすけれども、現段階ではその気持ちにはなっていないのが現状であります。
 したがって、今下の方から、もちろん堀は下から整備しなければ使い物になりませんけれども、その種次堀から日辺堀、下からもう整備を進めているというんでありますが、この日辺堀の完全完成はいつの予定でこれから進められていくんですか。


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◯農林土木課長  日辺堀の改修工事につきましては二工区に分かれておりまして、全体計画延長が1,240メートルということでございます。
 まず、仙台東部道路の東側につきましては、下流側でございますけれども、計画延長560メートルございますけれども、工事につきましては平成15年度より着手してございまして、平成17年度末までに98メートルの整備を行っているところでございます。
 次に仙台東部道路の西側、上流側でございますけれども、計画延長は680メートルございます。平成15年度から17年度までに土地の境界確定を行っておりまして、平成18年度におきましては流域調査を行っております。平成19年度から20年度にかけまして測量及び設計を行う予定としてございまして、その後順次計画的な改修工事に着手してまいりたいというふうに考えております。


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◯大内久雄委員  冒頭でも申し上げましたように、このバイパス東部地区の総面積の7割近くは若林区、そして3割は宮城野区。8・5集中豪雨のときに、塩釜亘理線と荒浜荒町線の県道交差点は冠水1.5メートルです。そして今の馬場、年寄りのばばじじじゃなくて馬場です、この馬場のところは水深約2メートルです。そのために2週間近く農地が冠水した、この流れを考えて農民の方々あるいは住まいの方々のいろいろな話を聞きますと、一日も早く本件問題の東部受水対策の整備が終わると同時に排水はよくなるように、何とかしてけさいんやというのが田舎弁の強い要請であります。
 したがって、これ以上申し上げませんけれども、この用排水路整備事業については、真剣になってやってくれというのは失礼な言い方でありますけれども、お許しをいただいて申し上げたいのは、懸命の努力に努力を積み重ねていただきたいと思うわけでありますが、御所見ありましたらお聞かせをいただきたいと思います。


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◯農林土木課長  東部治水の関連で用水路の整備につきましては努力してやってまいりますけれども、特に各方面からいろいろな水路改修等の要望もございますので、その中で特に優先順位です、重要な路線からやっていくということで行っておりますが、特に日辺堀につきましては若林区管内でも優先順位第1位ということで、今後とも一生懸命やっていきたいと思います。よろしくお願いします。


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◯大内久雄委員  はい、それはありがとうございます。感謝を申し上げます。
 建設局長さんに最後にお尋ねをしておきたいのは、先ほどの御答弁の中で貞山堀に設置をする排水ポンプ場、これら、そしてあの馬場については後から教えてください。ここら辺の整備計画について、もう一度お聞かせをいただいて私の質問を終わりたいと思います。


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◯建設局長  藤塚川の水門に国が設置する、計画を検討しているといいますか、ポンプ場ですが、これは現在七北田川の方の水門と藤塚川の方の水門を二つつくることによって水位の調整をどれだけ有効にできるかという調査を進めておりまして、この調査は今県が主体で進めておりますが、この調査の結果が出た段階で藤塚川のポンプ施設についてはどのような方法をとるかということを明らかにされるという状況にございまして、現在まだ藤塚川の水門に付属するポンプについては検討の途上にあるという状況でございます。


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◯大内久雄委員  済みません、終わろうと思ったんですが、その水門のお話ですけれども、蒲生地区にある南閘門、あれは私が小学校時代に松島に行くために、ボートで遠足という制度、そのたびに行ったり来たりしたあの扉は全部ローラーで我々子供たちが何十人か上がっていって巻きながら行った過去を思い出して申し上げますと、平成13年だと思うんですが、当時の県会議員の土井亨さんにお世話になって、さびついて動かなかったあの閘門を直していただいて自動になってしまったんですが、一昨年の水害かな、あのときに張っているワイヤーが切れてしまって、水の流れというのは北に行けば満潮になってくるんですが、あの大雨のときに何で北に行ったのかなと思ったら、ワイヤーが切れてしまってあっちへどんどん流れ込んだという、南地区の方々が救われたんでありますが、この東部地区の治水対策事業を進める上において局長さんに御努力を願いたいのは、まずこの南閘門の新設です。あれを何回直したって私はむだだと思うんでありますが、もう50年、60年もたっている、その前につくったことでしょうから相当老朽化していると思いますので、この新設に御努力願うことをお願いをして、答弁は要りません、お願いをして私の質問を終わります。ありがとうございます。


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◯委員長  お諮りいたします。本日の審査はこの程度にとどめ、残余はあす行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯委員長  御異議なしと認めます。
 なお、あすは午後1時より開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。