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宮城県 宮城県

平成29年  6月 定例会(第360回) 06月16日−01号




平成29年  6月 定例会(第360回) − 06月16日−01号













平成29年  6月 定例会(第360回)



       第三百六十回宮城県議会(定例会)会議録

                              (第一号)

平成二十九年六月十六日(金曜日)

  午後一時開会

  午後一時四十四分散会

      議長                     中島源陽君

      副議長                    長谷川洋一君

出席議員(五十七名)

        第一番                  大内真理君

        第二番                  角野達也君

        第三番                  内藤隆司君

        第四番                  高橋 啓君

        第五番                  鎌田さゆり君

        第六番                  遠藤伸幸君

        第七番                  高橋宗也君

        第八番                  庄田圭佑君

        第九番                  深谷晃祐君

        第十番                  中嶋 廉君

       第十一番                  福島かずえ君

       第十二番                  天下みゆき君

       第十三番                  三浦一敏君

       第十四番                  佐々木功悦君

       第十五番                  境 恒春君

       第十六番                  太田稔郎君

       第十七番                  横山のぼる君

       第十八番                  遠藤隼人君

       第十九番                  渡辺勝幸君

       第二十番                  横山隆光君

      第二十一番                  佐々木賢司君

      第二十三番                  熊谷義彦君

      第二十四番                  渡辺忠悦君

      第二十五番                  遠藤いく子君

      第二十六番                  すどう 哲君

      第二十七番                  吉川寛康君

      第二十八番                  伊藤和博君

      第二十九番                  守屋守武君

       第三十番                  長谷川 敦君

      第三十一番                  佐々木幸士君

      第三十二番                  村上智行君

      第三十三番                  細川雄一君

      第三十四番                  高橋伸二君

      第三十五番                  菊地恵一君

      第三十六番                  只野九十九君

      第三十七番                  佐々木喜藏君

      第三十八番                  石川光次郎君

      第三十九番                  佐藤光樹君

       第四十番                  岸田清実君

      第四十一番                  菅間 進君

      第四十三番                  ゆさみゆき君

      第四十四番                  藤原のりすけ君

      第四十五番                  坂下やすこ君

      第四十六番                  庄子賢一君

      第四十七番                  中島源陽君

      第四十八番                  本木忠一君

      第四十九番                  中山耕一君

       第五十番                  長谷川洋一君

      第五十一番                  安部 孝君

      第五十二番                  齋藤正美君

      第五十三番                  安藤俊威君

      第五十四番                  畠山和純君

      第五十五番                  仁田和廣君

      第五十六番                  藤倉知格君

      第五十七番                  相沢光哉君

      第五十八番                  中沢幸男君

      第五十九番                  渡辺和喜君

欠席議員(一名)

      第四十二番                  坂下 賢君

欠員(一名)

      第二十二番

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説明のため出席した者

      知事                     村井嘉浩君

      副知事                    山田義輝君

      副知事                    河端章好君

      公営企業管理者                遠藤信哉君

      総務部長                   佐野好昭君

      震災復興・企画部長              伊東昭代君

      環境生活部長                 後藤康宏君

      保健福祉部長                 渡辺達美君

      経済商工観光部長               吉田祐幸君

      農林水産部長                 武藤伸子君

      土木部長                   櫻井雅之君

      会計管理者兼出納局長             増子友一君

      総務部参事兼秘書課長             武内浩行君

      総務部財政課長                清水裕之君

    教育委員会

      教育長                    高橋 仁君

      理事兼教育次長                西村晃一君

    選挙管理委員会

      委員長                    伊東則夫君

      事務局長                   伊藤正弘君

    人事委員会

      委員長                    小川竹男君

      事務局長                   青木直之君

    公安委員会

      委員長                    森山 博君

      警察本部長                  高須一弘君

      総務部長                   倉島英明君

    労働委員会

      事務局長                   正木 毅君

    監査委員

      委員                     石森建二君

      事務局長                   吉田 計君

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    議会事務局

      局長                     今野 順君

      次長兼総務課長                伊藤吉隆君

      議事課長                   三浦正博君

      参事兼政務調査課長              大浦 勝君

      副参事兼総務課長補佐             三浦 理君

      議事課副参事兼課長補佐            千葉良信君

      政務調査課副参事兼課長補佐          千葉俊彦君

      議事課主幹                  齋 真左志君

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    議事日程 第一号

               平成二十九年六月十六日(金)午後一時開議

第一 議席の指定及び変更

第二 会議録署名議員の指名

第三 会期の決定について

第四 議第百三十九号議案 平成二十九年度宮城県一般会計補正予算

第五 議第百四十号議案 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例

第六 議第百四十一号議案 宮城県県税条例及び県税減免条例の一部を改正する条例

第七 議第百四十二号議案 過疎地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例

第八 議第百四十三号議案 離島振興対策実施地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例

第九 議第百四十四号議案 原子力発電施設等立地地域における県税の特例に関する条例の一部を改正する条例

第十 議第百四十五号議案 復興産業集積区域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例

第十一 議第百四十六号議案 事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例

第十二 議第百四十七号議案 申請等の受理の特例に関する条例の一部を改正する条例

第十三 議第百四十八号議案 職業能力開発校条例の一部を改正する条例

第十四 議第百四十九号議案 農業大学校条例の一部を改正する条例

第十五 議第百五十号議案 国営土地改良事業負担金等徴収条例の一部を改正する条例

第十六 議第百五十一号議案 宅地建物取引業法施行条例の一部を改正する条例

第十七 議第百五十二号議案 県立学校条例の一部を改正する条例

第十八 議第百五十三号議案 宮城県及び岩手県の境界にわたる市の境界変更について(宮城県栗原市と岩手県一関市)

第十九 議第百五十四号議案 市町の境界変更について(大崎市と加美町)

第二十 議第百五十五号議案 和解について

第二十一 議第百五十六号議案 和解及び損害賠償の額の決定について

第二十二 議第百五十七号議案 あっせんの申立てについて

第二十三 議第百五十八号議案 財産の取得について(抗インフルエンザウイルス薬(タミフルドライシロップ三パーセント三十グラム(瓶)備蓄用)一万九千八百箱)

第二十四 議第百五十九号議案 工事請負契約の締結について(塩釜漁港桟橋等災害復旧及び防潮堤新築工事)

第二十五 議第百六十号議案 工事請負契約の締結について(大沢川護岸等災害復旧工事(その三))

第二十六 議第百六十一号議案 工事請負契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区海岸離岸堤災害復旧工事(その一))

第二十七 議第百六十二号議案 工事請負契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区海岸離岸堤災害復旧工事(その二))

第二十八 議第百六十三号議案 工事請負変更契約の締結について(磯浜工区農地災害復旧及び区画整理工事)

第二十九 議第百六十四号議案 工事請負変更契約の締結について(大谷地工区農業用施設災害復旧及び区画整理工事)

第三十 議第百六十五号議案 工事請負変更契約の締結について(鮎川漁港護岸等災害復旧工事)

第三十一 議第百六十六号議案 工事請負変更契約の締結について(東名運河護岸等災害復旧工事)

第三十二 議第百六十七号議案 工事請負変更契約の締結について(八幡川等護岸等災害復旧工事)

第三十三 議第百六十八号議案 工事請負変更契約の締結について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その九))

第三十四 議第百六十九号議案 工事請負変更契約の締結について(中島川等護岸等災害復旧工事)

第三十五 議第百七十号議案 専決処分の承認を求めることについて(宮城県県税条例の一部を改正する条例)

第三十六 議第百七十一号議案 専決処分の承認を求めることについて(平成二十八年度宮城県一般会計補正予算)

第三十七 議第百七十二号議案 専決処分の承認を求めることについて(平成二十九年度宮城県一般会計補正予算)

第三十八 報告第百十四号 平成二十八年度宮城県歳出予算の繰越使用について

第三十九 報告第百十五号 専決処分の報告について(宮城県防災ヘリコプター管理事務所災害復旧工事の請負契約の変更)

第四十 報告第百十六号 専決処分の報告について(塩釜漁港桟橋等災害復旧及び改築工事の請負契約の変更)

第四十一 報告第百十七号 専決処分の報告について(塩釜漁港桟橋等災害復旧及び改築工事(その二)の請負契約の変更)

第四十二 報告第百十八号 専決処分の報告について(渡波漁港物揚場等災害復旧及び胸壁等新築工事の請負契約の変更)

第四十三 報告第百十九号 専決処分の報告について(石巻漁港防潮堤新築工事の請負契約の変更)

第四十四 報告第百二十号 専決処分の報告について(松島湾沿岸漁場整備工事の請負契約の変更)

第四十五 報告第百二十一号 専決処分の報告について(小鯖漁港防潮堤新築工事の請負契約の変更)

第四十六 報告第百二十二号 専決処分の報告について(気仙沼漁港防潮堤新築工事(その二)の請負契約の変更)

第四十七 報告第百二十三号 専決処分の報告について(気仙沼漁港防潮堤新築工事(その三)の請負契約の変更)

第四十八 報告第百二十四号 専決処分の報告について(鮪立漁港防潮堤等災害復旧工事の請負契約の変更)

第四十九 報告第百二十五号 専決処分の報告について(松岩漁港防潮堤等災害復旧工事の請負契約の変更)

第五十 報告第百二十六号 専決処分の報告について(泊(歌津)漁港防潮堤災害復旧及び新築工事の請負契約の変更)

第五十一 報告第百二十七号 専決処分の報告について(志津川漁港防潮堤等災害復旧工事(その三)の請負契約の変更)

第五十二 報告第百二十八号 専決処分の報告について(気仙沼漁港防潮堤新築工事(その四)の請負契約の変更)

第五十三 報告第百二十九号 専決処分の報告について(雄勝漁港防潮堤等災害復旧及び野積場補修工事の請負契約の変更)

第五十四 報告第百三十号 専決処分の報告について(雄勝漁港防潮堤等災害復旧及び新築工事(その一)の請負契約の変更)

第五十五 報告第百三十一号 専決処分の報告について(雄勝漁港防潮堤等災害復旧及び新築工事(その二)の請負契約の変更)

第五十六 報告第百三十二号 専決処分の報告について(一般県道大島浪板線小々汐道路改良工事の請負契約の変更)

第五十七 報告第百三十三号 専決処分の報告について(主要地方道女川牡鹿線高白トンネル(仮称)工事の請負契約の変更)

第五十八 報告第百三十四号 専決処分の報告について(一般国道三百九十八号内海橋(仮称)災害復旧工事(その二)の請負契約の変更)

第五十九 報告第百三十五号 専決処分の報告について(一般国道三百九十八号長清水道路等災害復旧工事の請負契約の変更)

第六十 報告第百三十六号 専決処分の報告について(一般国道三百九十八号相川三号橋(仮称)新設(上部工)工事の請負契約の変更)

第六十一 報告第百三十七号 専決処分の報告について(主要地方道女川牡鹿線小乗浜橋(仮称)新設(上部工)工事の請負契約の変更)

第六十二 報告第百三十八号 専決処分の報告について(一般県道高城停車場線松島橋等災害復旧工事の請負契約の変更)

第六十三 報告第百三十九号 専決処分の報告について(一般県道釜谷大須雄勝線尾の崎橋災害復旧工事の請負契約の変更)

第六十四 報告第百四十号 専決処分の報告について(西舞根地区海岸等護岸等災害復旧工事の請負契約の変更)

第六十五 報告第百四十一号 専決処分の報告について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その六)の請負契約の変更)

第六十六 報告第百四十二号 専決処分の報告について(皿貝川護岸等災害復旧工事の請負契約の変更)

第六十七 報告第百四十三号 専決処分の報告について(荒砥地区海岸護岸等災害復旧工事の請負契約の変更)

第六十八 報告第百四十四号 専決処分の報告について(南貞山運河護岸等災害復旧工事(その四)の請負契約の変更)

第六十九 報告第百四十五号 専決処分の報告について(松ヶ浜地区海岸等護岸等災害復旧工事の請負契約の変更)

第七十 報告第百四十六号 専決処分の報告について(南貞山運河護岸等災害復旧工事(その五)の請負契約の変更)

第七十一 報告第百四十七号 専決処分の報告について(皿貝川護岸等災害復旧工事(その二)の請負契約の変更)

第七十二 報告第百四十八号 専決処分の報告について(田代島地区海岸護岸等災害復旧工事の請負契約の変更)

第七十三 報告第百四十九号 専決処分の報告について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その十一)の請負契約の変更)

第七十四 報告第百五十号 専決処分の報告について(大沢川護岸等災害復旧工事(その二)の請負契約の変更)

第七十五 報告第百五十一号 専決処分の報告について(中島川護岸等災害復旧工事の請負契約の変更)

第七十六 報告第百五十二号 専決処分の報告について(七北田川護岸等災害復旧工事(その七)の請負契約の変更)

第七十七 報告第百五十三号 専決処分の報告について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤建設工事(その九)の請負契約の変更)

第七十八 報告第百五十四号 専決処分の報告について(雄勝港防潮堤災害復旧工事(その五)の請負契約の変更)

第七十九 報告第百五十五号 専決処分の報告について(仙台塩釜港仙台港区防潮堤建設工事(その二)の請負契約の変更)

第八十 報告第百五十六号 専決処分の報告について(仙台塩釜港仙台港区防潮堤建設工事(その三)の請負契約の変更)

第八十一 報告第百五十七号 専決処分の報告について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤建設工事(その十三)の請負契約の変更)

第八十二 報告第百五十八号 専決処分の報告について(仙台塩釜港塩釜港区桟橋等災害復旧工事(その四)の請負契約の変更)

第八十三 報告第百五十九号 専決処分の報告について(宮城県名取高等学校校舎改築工事(その一)の請負契約の変更)

第八十四 報告第百六十号 専決処分の報告について(宮城県名取高等学校校舎改築工事(その二)の請負契約の変更)

第八十五 報告第百六十一号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定)

第八十六 報告第百六十二号 専決処分の報告について(県営住宅等の明渡請求等に係る訴えの提起)

第八十七 報告第百六十三号 専決処分の報告について(交通事故に係る和解及び損害賠償の額の決定)

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    会議に付した事件

一 日程第一 議席の指定及び変更

二 日程第二 会議録署名議員の指名

三 日程第三 会期の決定について

四 日程第四ないし日程第八十七 議第百三十九号議案ないし議第百七十二号議案及び報告第百十四号ないし報告第百六十三号

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△開会(午後一時)



○議長(中島源陽君) 第三百六十回宮城県議会を開会いたします。

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△開議



○議長(中島源陽君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。

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△追悼演説



○議長(中島源陽君) 御報告いたします。

 御承知のとおり、石川利一君は、去る六月七日逝去されました。

 まことに哀悼の念を禁じ得ません。

 ここに、議席をともにした皆様とともに、同君の生前の御功績をたたえつつ、心から御冥福をお祈り申し上げます。

 故石川利一君に対する弔意をあらわすため、黙祷をささげたいと思います。



◎議会事務局議事課長(三浦正博君) それでは、御起立願います。

 黙祷。

    〔起立・黙祷〕



◎議会事務局議事課長(三浦正博君) 黙祷を終わります。

 御着席願います。



○議長(中島源陽君) この際、弔意を表するために、太田稔郎君から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。十六番太田稔郎君。

    〔十六番 太田稔郎君登壇〕



◆十六番(太田稔郎君) 追悼の言葉。

 ただいま議長から御報告がありましたとおり、宮城県議会議員石川利一先生は去る六月七日御逝去されました。

 産業振興対策調査特別委員会委員長を歴任し、そして保健福祉常任委員会委員長の重責を担っておられた中での余りにも突然の訃報に、私は言い尽くせぬ驚きで言葉もなく、いまだこの現実を受け入れることができずにおります。まして奥様の敏子夫人を初め御家族の悲しみを思うとき、万感胸に迫りお慰めの言葉も見つかりません。

 私はここに皆様の御同意を得て議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申し述べさせていただきます。

 六月十二日は先生の通夜、十三日は葬儀。多くの皆さんが会場からあふれ、多くの皆さんがお別れを惜しんでおりました。

 石川利一先生は昭和二十三年四月三日、名取市閖上、二人兄弟の長男としてお生まれになりました。名取市閖上は名取平野のもと増田川が太平洋に流れる海辺の町で幼少期を送られた折、幾度となく台風や水害、災害に見舞われた地域でもありました。豊かな自然の恵みと相反する自然の脅威の中で多感な少年期を育んでくれたのは、そこに暮らす人々の人情味あふれる閖上の深い郷土愛であったと思われます。先生は子供ながらに地域の無残な光景を目の当たりにし、嘆くことなく安全な国土をつくることが自分の一生の仕事だと心に深く刻んでおられました。先生は仙台一高を経て東京教育大教育学部に進学されました。大学ではラガーマンとして心身を鍛え、幼き日に夢見た所信を貫徹すべく専門知識を熱心に勉強されました。昭和四十八年、大学を卒業後、仙台市役所に入庁され、その才能を遺憾なく発揮されました。そんな石川先生にとって大きな転機となったのが平成二十三年三月十一日に起こった東日本大震災です。先生はすぐに現場に足を運び不眠、不休で各種調整に奔走し、指導力と決断力を発揮されました。しかし法的制約により十分な対策を講じることができない現状に直面し、災害のない安全な国をつくるためには県政の場で働かなければならないということを痛感し、それが県議会進出の契機となりました。平成二十三年、先生は宮城県議会選挙に立候補、見事トップで初当選の栄冠を獲得されたのであります。石川先生はこのときも現場第一主義を貫かれ、誠心誠意全力で対応に当たられました。また未曽有の災害にともするとくじけそうになる職員を叱咤激励し、ともに泣き、ともに笑おうとチーム一人一人への声かけや気遣いを忘れませんでした。困難な状況の中、県と地元の連携を何とか保つことができたのはひとえに石川先生個人に対する各方面からの揺るぎない信頼があったからこそであります。これをなし得たのは先生の熱意、識見はもちろんですが、先生御自身が純粋な情熱と大いなる優しさを内に秘め、閖上の気質を備えたまさに閖上ファーストであったからと私は思うのであります。

 先生は昨年十一月に保健福祉委員会委員長になられました。まさに政治生命をかけた課題、保健福祉を担当する委員長としてその手腕を期待されたそのやさき、先生は忽然と亡くなってしまわれたのです。病にむしばまれながらも被災者支援に奔走してこられたのでしょう。先生の座右の銘に「震災復興や被災者支援に全力を尽くす」という言葉があります。これは県議会に当選した直後の新聞社のインタビューに答えた言葉です。私は同じ名取選挙区で石川先生と御一緒に県議会に出る幸運をいただきました。先生は決して派手ではない朴訥とした風貌の中に、控えめな語りの中に、人の芯を伝えておられました。信頼が、人と人とがつながり合う、それこそが石川流の真骨頂でありました。そのような先生の傍らにはいつも優しくほほ笑む奥様、敏子夫人の姿がありました。二人でいつも二人三脚、どんな困難も乗り越えてきたお二人は特別な信頼で結ばれていました。家族のすばらしさ、大切さを教えてくださったのも石川利一先生でありました。温容で愛情深く、誰に対しても優しかった石川先生のそのお姿を、もはやこの議場で目にすることはできません。石川先生、願わくば、あなたがこよなく愛した奥様敏子様、そして三人のお子様、六人のお孫様の御家族をどうぞ温かく励まし、天国からお見守りください。そして、いつも宮城の輝かしい未来を信じて突き進んだあなたのその不屈の精神が、いつまでも私たちの心に残りますように我々議員一同は石川先生の御意志を継ぎ、震災からの復興、地域経済の安定と発展、そしてこの国の未来を担う子供たちのために全力を尽くしてまいりますことをお誓い申し上げます。

 ここに在りし日の石川先生の面影を偲ぶとともに、その御功績をたたえ、心からの御冥福をお祈りし、石川利一先生を愛し、支えてくださった多くの皆様に心からの感謝を申し上げ、知事を初め議場の同僚議員、執行部職員の皆さんとともに心から御冥福を祈り、追悼の言葉といたします。

 平成二十九年六月十六日、太田稔郎。石川利一先生、さよなら。



○議長(中島源陽君) 故石川利一君の御遺族から御挨拶がございます。



◆番外(石川潤君) 石川利一の長男石川潤でございます。

 本日は本会議開催前の貴重なお時間にもかかわらず、このような席を設けていただきまして心より感謝申し上げます。また先日行われました葬儀には村井知事、中島議長に弔辞をいただきまして本当にありがとうございました。また県議会の皆様、宮城県関係の皆様に葬儀のほうにも御参列いただきましたことを心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 父石川利一は五月十五日に、すい臓がんが見つかり、肝臓など複数の転移も見つかりました。既に.末期だったため、手術や抗がん剤治療ができず、余命は早ければ一カ月と告げられました。しかし父はできる限りのことをやりたいと早期の退院を希望し、在宅での緩和ケアに切りかえました。それからは苦痛との闘いの中で、お世話になりました会派への御報告、後援会への御報告などを行っておりましたが、退院から一週間で容態が急変し、六月七日、永眠いたしました。

 私たち遺族は自分の余命を知りながら、自暴自棄になってもおかしくない状況で最後まで県議会議員としての務めを優先した父を誇りに思っております。

 県議会の皆様、宮城県関係の皆様、父はお別れの言葉や感謝の言葉を申し上げないままに旅立ってしまいましたが、生前、石川利一が大変お世話になりました。父にかわりまして心より御礼申し上げます。

 最後になりますが、宮城県のますますの御発展と皆様方のますますの御隆盛をお祈り申し上げ、簡単ではございますが遺族としての挨拶とさせていただきます。

 本日はまことにありがとうございました。



○議長(中島源陽君) 御遺族に御遺影をお渡しいたします。

 御遺族が御退場されます。

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△新議員紹介



○議長(中島源陽君) 先般の県議会議員補欠選挙において当選されました新議員を御紹介いたします。

 高橋宗也君。(拍手)

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△議席の指定及び変更



○議長(中島源陽君) 日程第一、議席の指定及び変更を行います。

 宮城県議会会議規則第五条第二項及び第三項の規定により、お手元に配布のとおり議席の指定及び変更をいたします。

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    議席の指定及び変更

                      平成二十九年六月十六日(金)

 高橋宗也君を七番に、庄田圭佑君を八番に、深谷晃祐君を九番に、遠藤隼人君を十八番に、渡辺勝幸君を十九番に、横山隆光君を二十番に、佐々木賢司君を二十一番に、守屋守武君を二十九番に、中島源陽君を四十七番に、本木忠一君を四十八番に、中山耕一君を四十九番に、長谷川洋一君を五十番に、安部孝君を五十一番に、齋藤正美君を五十二番に、安藤俊威君を五十三番にそれぞれ指定及び変更する。

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△会議録署名議員の指名



○議長(中島源陽君) 日程第二、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、三十九番佐藤光樹君、四十番岸田清実君を指名いたします。

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△諸報告



○議長(中島源陽君) 御報告いたします。

 渥美巖君は公職選挙法第九十条の規定により、四月十六日付で議員を辞職いたしました。

 お手元に配布のとおり、宮城県議会委員会条例第七条第一項ただし書きの規定により、六月二日付で常任委員を選任いたしました。

 お手元に配布のとおり、宮城県議会委員会条例第七条第一項ただし書きの規定により、六月二日付で特別委員を選任いたしました。

 お手元に配布の文書表のとおり、請願一カ件の撤回がありました。

 先般の人事異動により新たに任命いたしました議会事務局職員を紹介いたします。

    次長兼総務課長            伊藤吉隆君

    議会事務局副参事兼総務課長補佐    三浦 理君

    議事課副参事兼課長補佐        千葉良信君

    政務調査課副参事兼課長補佐      千葉俊彦君

 以上で、紹介を終わります。

 地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定により、お手元に配布のとおり、宮城県土地開発公社等の平成二十八年度事業報告書及び決算書並びに平成二十九年度事業計画書及び予算書の提出がありました。

 附属機関の設置及び構成員の選任等の状況、平成二十七年度流域水循環計画に基づく施策の実施状況、ものづくり産業の振興施策に関する平成二十八年度事業の実施状況及び平成二十九年度の主な取組、第三期みやぎ観光戦略プランの平成二十八年度の実施状況について、平成二十八年度多文化共生社会の形成の推進に関して講じた施策についてそれぞれ提出がありました。

 地方自治法第百二十一条の規定により、お手元に配布のとおり、議場出席者の通知がありました。

 ここで、議場出席者中の新任者を御紹介いたします。

    副知事                河端章好君

    公営企業管理者            遠藤信哉君

    総務部長               佐野好昭君

    環境生活部長             後藤康宏君

    農林水産部長             武藤伸子君

    土木部長               櫻井雅之君

    総務部参事兼秘書課長         武内浩行君

    総務部財政課長            清水裕之君

    教育庁理事兼教育次長         西村晃一君

    選挙管理委員会事務局長        伊藤正弘君

    人事委員会事務局長          青木直之君

    公安委員会委員長           森山 博君

    警察本部長              高須一弘君

    警察本部総務部長           倉島英明君

    監査委員               石森建二君

    監査委員事務局長           吉田 計君

 以上で、紹介を終わります。

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    議場出席者名簿

               第360回県議会(平成29年6月定例会)

    知事                     村井嘉浩

    副知事                    山田義輝

    副知事                    河端章好

    公営企業管理者                遠藤信哉

    総務部長                   佐野好昭

    震災復興・企画部長              伊東昭代

    環境生活部長                 後藤康宏

    保健福祉部長                 渡辺達美

    経済商工観光部長               吉田祐幸

    農林水産部長                 武藤伸子

    土木部長                   櫻井雅之

    会計管理者兼出納局長             増子友一

    総務部参事兼秘書課長             武内浩行

    総務部財政課長                清水裕之

  教育委員会

    教育長                    高橋 仁

    理事兼教育次長                西村晃一

  選挙管理委員会

    委員長                    伊東則夫

    事務局長                   伊藤正弘

  人事委員会

    委員長                    小川竹男

    事務局長                   青木直之

  公安委員会

    委員長                    森山 博

    警察本部長                  高須一弘

    総務部長                   倉島英明

  労働委員会

    事務局長                   正木 毅

  監査委員

    委員                     石森建二

    事務局長                   吉田 計

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△会期の決定



○議長(中島源陽君) 日程第三、会期の決定についてを議題といたします。

 お諮りいたします。

 今回の会期は、本日から七月六日までの二十一日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中島源陽君) 御異議なしと認めます。

 よって、会期は二十一日間と決定いたしました。

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△議第百三十九号議案ないし議第百七十二号議案



△報告第百十四号ないし報告第百六十三号



○議長(中島源陽君) 日程第四ないし日程第八十七、議第百三十九号議案ないし議第百七十二号議案及び報告第百十四号ないし報告第百六十三号を一括して議題といたします。

 知事から提案理由の説明を求めます。知事村井嘉浩君。

    〔知事 村井嘉浩君登壇〕



◎知事(村井嘉浩君) 本日、ここに第三百六十回宮城県議会が開会され、平成二十九年度一般会計補正予算案を初めとする提出議案を御審議いただくに当たり、最近の県政の動きと議案の概要を御説明申し上げます。

 その前に、去る六月七日に急逝されました故石川利一議員の御霊に対しまして、謹んで哀悼の意を表し、生前の御功績をたたえますとともに、御遺族の皆様方に衷心よりお悔やみを申し上げます。

 それでは御説明いたします。

 初めに、高病原性鳥インフルエンザへの対応についてであります。

 栗原市内の養鶏場において三月二十三日に異状を示す鶏が確認され、遺伝子検査により翌日の未明に疑似患畜と判定されました。即刻、私を本部長とする対策本部会議を招集し、特定家畜伝染病防疫指針に基づく制限区域の設置や当該農場の鶏の殺処分等の防疫措置に着手するとともに自衛隊に対して災害派遣要請をいたしました。本県での防疫措置の実施は初めてである上、処分数が二十二万羽もの大規模に及び難航が想定されたことから、職員延べ千八百人を投入したほか、自衛隊からも同規模の人員派遣をいただき作業に当たりました。加えて国や栗原市、更には建設業協会や高圧ガス保安協会など協定を締結していた事業者にも多大なる尽力をいただき、総力を挙げて対処した結果、国の殺処分の目安である七十二時間以内に全ての処理を終えることができました。その後の経過観察で異状は見受けられず、四月半ばには制限区域による規制の解除に至っております。今後、県内の養鶏場に対し、管理体制等の確認調査や立入指導を行うとともに、今回の対応で明らかとなった課題などを整理し改善に生かしてまいりたいと考えております。

 岩手・宮城内陸地震の発生から九年の歳月が流れ、この間、東日本大震災の未曽有の被害を初めとして、本県は大小さまざまな災害に見舞われております。今回の鳥インフルエンザの発生事案も含め、非常事態は時と場所を選ばず突如襲ってくることから、私以下職員一丸となって、あらゆる災害や有事への意識を高め、危機管理の対応に常日ごろから万全を期してまいる所存であります。

 次に、震災復興計画の推進と宮城の将来ビジョンの実現に向けた取り組み状況についてであります。

 被災地では各地でまちびらきや本設商店街のオープンが進んでおり、道路や鉄道といったインフラの復旧、三陸縦貫自動車道の延伸や気仙沼大島大橋の架設、災害公営住宅の整備の進展など、ハード面の復興は着実に進んでおります。また東北初の商用水素ステーションが仙台市宮城野区に開所したほか、燃料電池自動車の一般向けレンタル事業がスタートするなど、これまで創造的な復興を目指して取り組んできた新たな挑戦が実を結び、目に見える形となってまいりました。しかし、いまだ一万五千人の方々が仮設住宅に暮らしており、なりわいや雇用の面で困難に直面している方も多いのが実情であります。更に被災地で復興の進捗状況に差が生じている状況を見聞きするにつけ、私はみずからに課せられた使命と責任の重さを改めて実感し、さまざまな課題に立ち向かって復興を早期になし遂げるのみならず、我が県の将来を見据えた創造的な復興を是が非でも実現しなければならないとの熱い思いが心にみなぎっております。震災復興計画の再生期の総仕上げに向け、被災地を元気にする取り組みに力を尽くしながら、市町村や国と十分に連携し、着実に復興を推し進めてまいりたいと考えておりますので、議員各位の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 なお、放射性物質による汚染廃棄物につきましては明後日に開催する市町村長会議において、地域の状況を踏まえた提案を行い、各市町村において処理が進められるよう取り組んでまいります。

 震災復興新ステージ予算と銘打ち、ソフト面の施策を重視した今年度の当初予算につきましては特に意を用いた子育てや高齢者介護の新規事業、更には被災者の心の復興など震災対応の施策を初め、さきの定例会で改定を認めていただいた宮城の将来ビジョンや地方創生総合戦略に基づく各種事業の円滑な執行を図り、所期の効果を得られるよう力を注いでまいります。

 昨今の景気動向につきましては政府の月例経済報告によれば、一部に改善のおくれも見られるものの、緩やかな回復基調にあります。また国内総生産の四半期速報値は五期連続のプラス成長を示し、個人消費にも持ち直しの兆しも見受けられており、為替動向や不安定さを増す国際情勢には留意が必要ですが、全体的には堅調に推移しているものと認識しております。本県におきましても復興需要は落ちつきを見せているものの、緩やかな回復基調となっており、産業の再生や伸長も総じて着実な進展が見られます。

 東日本大震災による被害を受けて七ヶ浜町に移転再建した水産技術総合センターの種苗生産施設では、施設稼働後初めて生産されたアワビの稚貝の配布が始まり、水産資源の回復に一段と弾みがつく見通しであります。米の新品種「だて正夢」はことし秋の試験販売に向けて県内各地で作付が行われました。来年の本格デビューに向け、生産拡大のための栽培技術研修会の開催や販売力強化に向けたブランドロゴの作成などに取り組んでまいります。全国和牛能力共進会の開催を九月に控え、既に県内では日本一を目指し手塩にかけて育てた和牛の地区選抜会が終了し、最終選考会が目前に迫るなど、いよいよ機運が高まってまいりました。更に昨年の製造業等の工場立地面積は全国四位となるなど、産業構造の変革も確かな足取りで進んでおります。また平成二十七年度の実質県内総生産は速報値で九兆五千億円余り、県民所得は六兆六千億円余りとなり、いずれも四年連続の増加となりました。しかし、雇用情勢が改善する一方で人手不足が拡大の様相を見せ、沿岸部を中心に依然として雇用のミスマッチが生じているなど、課題は山積している状況にあります。加えて、復興需要が落ちついた後の景気動向が大いに懸念されますことから、農林水産業の体質強化や県内企業の競争力の底上げ、更なる企業誘致による産業集積の促進などに引き続き注力し、また中小企業、小規模事業者の経営支援や人材の確保、育成に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 なお、こうした状況も踏まえ、現行の課税期間が来年二月までとなっておりますみやぎ発展税について、課税期間を五年間延長し、各種取り組みに活用する財源を確保することが必要と判断いたしました。現在、関係各方面への説明など手続を進めており、次期定例会に条例改正案を提案する予定であります。

 観光面では来月から九月まで開催する仙台・宮城伊達な旅夏キャンペーンに加え、新たに冬のキャンペーンを展開し、通年での誘客促進を図るほか、クルーズ船の誘致を進めるなど更なる交流人口の拡大に取り組んでまいります。また民営化から一年が経過する仙台空港につきましては国際線の利用者数が大きく伸びるなど順調に推移している上、九月には格安航空会社のピーチ・アビエーションが仙台空港を拠点として台北線と札幌線を新設する予定であり、空港利用者の一層の増加が期待されております。先月には私も韓国を訪れ、航空路線の安定的な運航や本県への誘客促進に係る連携強化について現地関係者と会談し、確かな手応えを得てまいりました。また来月には香港で東北六県合同の観光プロモーションを実施することとしており、地方創生にも資する観光産業の振興につきまして取り組みを更に推進してまいりたいと考えております。

 開会が来月に迫った全国高等学校総合体育大会と全国高等学校総合文化祭は全国から関係者の皆様をお迎えする準備が万端整いつつあります。また石巻市の市街地や牡鹿半島を中心に、芸術、音楽、食の総合祭リボーンアート・フェスティバルも来月から五十一日間にわたって開催されます。宮城の地がスポーツや文化の祭典で彩られ全国から訪れる方々で大いににぎわうものと期待は膨らむ一方であります。自然や食材など本県の魅力を堪能いただくとともに復興へと努力する元気な姿をごらんいただき、支援への感謝を伝える好機であることから、万全の体制を整え、また最大限の支援を行ってまいります。

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催はあらゆる世代がスポーツに親しむ契機となり、スポーツ振興に大きく寄与することが期待されるほか、国際交流や観光推進にまたとない機会であります。先月には運営に係る役割分担と費用負担に関し、国、東京都、大会組織委員会及び関係自治体の四者で基本的な方向を確認し合意いたしました。本県が担うべき業務等の詳細については今後、その内容を更に精査していく必要がありますが、復興五輪であるこの大会の成功に向けて競技開催自治体としての役割をしっかりと果たしてまいりたいと考えております。今年度は官民が一体となった推進会議を設置し、本県のすぐれた地域資源や復興状況を強力に発信していく体制を整備するとともに事前合宿の誘致支援や各種イベントなどにおける機運の盛り上げを図ってまいります。

 次に、今回の補正予算案の考え方についてであります。

 今回御審議をお願いいたします補正予算案は東日本大震災復興交付金の基金造成費を追加するとともに、地方創生やオリンピックに向けた施設改修など、早急に対応すべき施策について編成したものであります。

 主な内容ですが、復興交付金につきましては先月国に提出した十八回目となる申請の全額を基金に積み立てる費用を追加しております。また太陽光発電による電気と水で水素を製造し、貯蔵した上、発電を行う自立型の水素エネルギー供給システムの導入に係る経費を予算化しております。更に宮城スタジアムの芝生の張りかえ工事費用を計上したほか、地方創生拠点整備交付金を活用し、総合運動公園のテニスコート、矢本海浜緑地のパークゴルフ場や東北歴史博物館の来館者用施設の整備に係る経費を追加しております。

 以上、補正予算案の主な内容について御説明申し上げましたが、今回の補正規模は一般会計、総会計ともに二十六億一千九百余万円となります。財源としては国庫支出金二十四億五百余万円、県債一億六千三百万円などを追加しております。この結果、今年度の予算規模は一般会計で一兆二千二百七十六億二千六百余万円、総計で一兆五千百四億二千九百余万円となります。

 次に、予算外議案については条例議案十三件、条例外議案二十件を提案しておりますが、そのうち主なものについて概要を御説明申し上げます。

 まず、条例議案でありますが、議第百四十一号議案は地方税法の改正に伴い仙台市における個人県民税の税率を改定するなど県税条例等の一部を改正しようとするもの、議第百四十二号議案ないし議第百四十五号議案は過疎地域、離島振興対策実施地域、原子力発電施設等立地地域及び復興産業集積区域における県税の課税免除等の適用期間を延長しようとするもの、議第百四十八号議案、議第百四十九号議案及び議第百五十二号議案は東日本大震災により被害を受けた者が職業能力開発校、農業大学校及び県立学校に入学する際の入学金等の免除の期間を延長しようとするものであります。

 次に、条例外議案でありますが、議第百五十三号議案は宮城県と岩手県の県境にわたる市の境界変更に係る総務大臣への申請について、議第百五十五号議案は県営住宅の排水設備の毀損に係る和解について、議第百五十六号議案は行政指導上の瑕疵により生じた損害に関する和解及び損害賠償の額の決定について、議第百五十七号議案は東北電力ホールディングス株式会社への損害賠償請求に係る原子力損害賠償紛争解決センターへのあっせんの申し立てについて、議第百五十九号議案ないし議第百六十二号議案は工事請負契約の締結について、議第百六十三号議案ないし議第百六十九号議案は工事請負変更契約の締結について、それぞれ議会の議決を受けようとするものであります。また議第百七十号議案は地方税法の改正に伴う県税条例の一部改正について、議第百七十一号議案は平成二十八年度宮城県一般会計予算の補正について、議第百七十二号議案は県議会議員補欠選挙の執行に係る平成二十九年度宮城県一般会計予算の補正について、それぞれ専決処分を行いましたので、その承認をお願いしようとするものであります。

 以上をもちまして、提出議案に係る概要の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議を賜りまして可決されますようお願い申し上げます。



○議長(中島源陽君) 補正予算案に係る各部局長説明要旨は、お手元に配布のとおりであります。

 ただいま議題となっております各号議案中、議第百五十九号議案、議第百六十号議案及び議第百六十三号議案ないし議第百六十九号議案についての質疑に入ります。

 質疑はありませんか。−−質疑なしと認めます。

 議第百五十九号議案、議第百六十号議案及び議第百六十三号議案ないし議第百六十九号議案については、お手元に配布の議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。

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    議案付託表

      第三百六十回宮城県議会(六月定例会)平成二十九年六月十六日



議案番号
件名
提出年月日
委員会


議第百五十九号議案
工事請負契約の締結について(塩釜漁港桟橋等災害復旧及び防潮堤新築工事)
二九・六・一六
環境生活農林水産


議第百六十号議案
工事請負契約の締結について(大沢川護岸等災害復旧工事(その三))

建設企業


議第百六十三号議案
工事請負変更契約の締結について(磯浜工区農地災害復旧及び区画整理工事)

環境生活農林水産


議第百六十四号議案
工事請負変更契約の締結について(大谷地工区農業用施設災害復旧及び区画整理工事)

環境生活農林水産


議第百六十五号議案
工事請負変更契約の締結について(鮎川漁港護岸等災害復旧工事)

環境生活農林水産


議第百六十六号議案
工事請負変更契約の締結について(東名運河護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第百六十七号議案
工事請負変更契約の締結について(八幡川等護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第百六十八号議案
工事請負変更契約の締結について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その九))

建設企業


議第百六十九号議案
工事請負変更契約の締結について(中島川等護岸等災害復旧工事)

建設企業



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△散会



○議長(中島源陽君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

 六月十九日の議事日程は、追って配布いたします。

 本日は、これをもって散会いたします。

    午後一時四十四分散会