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平成29年  2月 定例会(第359回) 02月17日−01号




平成29年  2月 定例会(第359回) − 02月17日−01号













平成29年  2月 定例会(第359回)



       第三百五十九回宮城県議会(定例会)会議録

                              (第一号)

平成二十九年二月十七日(金曜日)

  午後一時開会

  午後二時一分散会

      議長                     中島源陽君

      副議長                    長谷川洋一君

出席議員(五十九名)

        第一番                  大内真理君

        第二番                  角野達也君

        第三番                  内藤隆司君

        第四番                  高橋 啓君

        第五番                  鎌田さゆり君

        第六番                  遠藤伸幸君

        第七番                  庄田圭佑君

        第八番                  深谷晃祐君

        第九番                  遠藤隼人君

        第十番                  中嶋 廉君

       第十一番                  福島かずえ君

       第十二番                  天下みゆき君

       第十三番                  三浦一敏君

       第十四番                  佐々木功悦君

       第十五番                  境 恒春君

       第十六番                  太田稔郎君

       第十七番                  横山のぼる君

       第十八番                  渡辺勝幸君

       第十九番                  横山隆光君

       第二十番                  佐々木賢司君

      第二十一番                  守屋守武君

      第二十二番                  石川利一君

      第二十三番                  熊谷義彦君

      第二十四番                  渡辺忠悦君

      第二十五番                  遠藤いく子君

      第二十六番                  すどう 哲君

      第二十七番                  吉川寛康君

      第二十八番                  伊藤和博君

      第二十九番                  中島源陽君

       第三十番                  長谷川 敦君

      第三十一番                  佐々木幸士君

      第三十二番                  村上智行君

      第三十三番                  細川雄一君

      第三十四番                  高橋伸二君

      第三十五番                  菊地恵一君

      第三十六番                  只野九十九君

      第三十七番                  佐々木喜藏君

      第三十八番                  石川光次郎君

      第三十九番                  佐藤光樹君

       第四十番                  岸田清実君

      第四十一番                  菅間 進君

      第四十二番                  坂下 賢君

      第四十三番                  ゆさみゆき君

      第四十四番                  藤原のりすけ君

      第四十五番                  坂下やすこ君

      第四十六番                  庄子賢一君

      第四十七番                  本木忠一君

      第四十八番                  中山耕一君

      第四十九番                  長谷川洋一君

       第五十番                  安部 孝君

      第五十一番                  齋藤正美君

      第五十二番                  安藤俊威君

      第五十三番                  渥美 巖君

      第五十四番                  畠山和純君

      第五十五番                  仁田和廣君

      第五十六番                  藤倉知格君

      第五十七番                  相沢光哉君

      第五十八番                  中沢幸男君

      第五十九番                  渡辺和喜君

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説明のため出席した者

      知事                     村井嘉浩君

      副知事                    若生正博君

      副知事                    山田義輝君

      公営企業管理者                犬飼 章君

      総務部長                   大塚大輔君

      震災復興・企画部長              伊東昭代君

      環境生活部長                 佐野好昭君

      保健福祉部長                 渡辺達美君

      経済商工観光部長               吉田祐幸君

      農林水産部長                 後藤康宏君

      土木部長                   遠藤信哉君

      会計管理者兼出納局長             増子友一君

      総務部秘書課長                横田 豊君

      総務部参事兼財政課長             吉田 直君

    教育委員会

      教育長                    高橋 仁君

      教育次長                   西村晃一君

    選挙管理委員会

      委員長                    伊東則夫君

      事務局長                   清水裕之君

    人事委員会

      委員長                    小川竹男君

      事務局長                   谷関邦康君

    公安委員会

      委員長                    相澤博彦君

      警察本部長                  中尾克彦君

      総務部長                   岡崎 晃君

    労働委員会

      事務局長                   正木 毅君

    監査委員

      委員                     工藤鏡子君

      事務局長                   武藤伸子君

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    議会事務局

      局長                     今野 順君

      次長兼総務課長                半沢 章君

      議事課長                   三浦正博君

      参事兼政務調査課長              大浦 勝君

      総務課副参事兼課長補佐            三浦 理君

      副参事兼議事課長補佐             川村 満君

      政務調査課副参事兼課長補佐          高橋秀明君

      議事課長補佐(班長)             二上秀幸君

      議事課主任主査                齋 真左志君

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    議事日程 第一号

               平成二十九年二月十七日(金)午後一時開議

第一 会議録署名議員の指名

第二 会期の決定について

第三 請願

第四 議第一号議案 平成二十九年度宮城県一般会計予算

第五 議第二号議案 平成二十九年度宮城県公債費特別会計予算

第六 議第三号議案 平成二十九年度宮城県母子父子寡婦福祉資金特別会計予算

第七 議第四号議案 平成二十九年度宮城県中小企業高度化資金特別会計予算

第八 議第五号議案 平成二十九年度宮城県農業改良資金特別会計予算

第九 議第六号議案 平成二十九年度宮城県沿岸漁業改善資金特別会計予算

第十 議第七号議案 平成二十九年度宮城県林業・木材産業改善資金特別会計予算

第十一 議第八号議案 平成二十九年度宮城県県有林特別会計予算

第十二 議第九号議案 平成二十九年度宮城県土地取得特別会計予算

第十三 議第十号議案 平成二十九年度宮城県土地区画整理事業特別会計予算

第十四 議第十一号議案 平成二十九年度宮城県流域下水道事業特別会計予算

第十五 議第十二号議案 平成二十九年度宮城県港湾整備事業特別会計予算

第十六 議第十三号議案 平成二十九年度宮城県水道用水供給事業会計予算

第十七 議第十四号議案 平成二十九年度宮城県工業用水道事業会計予算

第十八 議第十五号議案 平成二十九年度宮城県地域整備事業会計予算

第十九 議第十六号議案 知事等の給与の特例に関する条例

第二十 議第十七号議案 国民健康保険運営協議会条例

第二十一 議第十八号議案 職員定数条例の一部を改正する条例

第二十二 議第十九号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

第二十三 議第二十号議案 職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例

第二十四 議第二十一号議案 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例

第二十五 議第二十二号議案 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

第二十六 議第二十三号議案 個人情報保護条例等の一部を改正する条例

第二十七 議第二十四号議案 各種使用料及び手数料の改定に関する条例

第二十八 議第二十五号議案 手数料条例の一部を改正する条例

第二十九 議第二十六号議案 事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例

第三十 議第二十七号議案 宮城県再生可能エネルギー等・省エネルギー促進条例の一部を改正する条例

第三十一 議第二十八号議案 食品衛生法施行条例の一部を改正する条例

第三十二 議第二十九号議案 看護学生修学資金貸付条例等の一部を改正する条例

第三十三 議第三十号議案 道路占用料等条例の一部を改正する条例

第三十四 議第三十一号議案 指定管理者の指定について(宮城県御崎野営場)

第三十五 議第三十二号議案 公平委員会の事務の受託について

第三十六 議第三十三号議案 男女共同参画の推進に関する基本的な計画の策定について

第三十七 議第三十四号議案 安全・安心まちづくりに関する基本計画の策定について

第三十八 議第三十五号議案 県行政に係る基本的な計画の策定について(第二期宮城県教育振興基本計画)

第三十九 議第三十六号議案 県行政に係る基本的な計画の廃止について(宮城県教育振興基本計画)

第四十 議第三十七号議案 県行政に係る基本的な計画の変更について(宮城の将来ビジョン)

第四十一 議第三十八号議案 包括外部監査契約の締結について

第四十二 議第三十九号議案 和解について

第四十三 議第四十号議案 地方独立行政法人宮城県立病院機構に係る出資等に係る不要財産の納付の認可について

第四十四 議第四十一号議案 地方独立行政法人宮城県立病院機構の定款変更について

第四十五 議第四十二号議案 地方独立行政法人宮城県立病院機構が作成した業務運営に関する目標を達成するための計画の変更の認可について

第四十六 議第四十三号議案 公立大学法人宮城大学が定めた業務に関して徴収する料金の上限の変更の認可について

第四十七 議第四十四号議案 工事請負契約の締結について(気仙沼漁港防潮堤新築工事(その二))

第四十八 議第四十五号議案 工事請負契約の締結について(気仙沼漁港防潮堤新築工事(その三))

第四十九 議第四十六号議案 工事請負契約の締結について(鮪立漁港防潮堤等災害復旧工事)

第五十 議第四十七号議案 工事請負契約の締結について(松岩漁港防潮堤等災害復旧工事)

第五十一 議第四十八号議案 工事請負契約の締結について(泊(歌津)漁港防潮堤災害復旧及び新築工事)

第五十二 議第四十九号議案 工事請負契約の締結について(志津川漁港防潮堤等災害復旧工事(その三))

第五十三 議第五十号議案 工事請負契約の締結について(一般国道三百九十八号相川三号橋(仮称)新設(上部工)工事)

第五十四 議第五十一号議案 工事請負契約の締結について(主要地方道女川牡鹿線小乗浜橋(仮称)新設(上部工)工事)

第五十五 議第五十二号議案 工事請負契約の締結について(一般県道高城停車場線松島橋等災害復旧工事)

第五十六 議第五十三号議案 工事請負契約の締結について(一般県道釜谷大須雄勝線尾の崎橋災害復旧工事)

第五十七 議第五十四号議案 工事請負契約の締結について(横須賀地区海岸護岸等災害復旧工事(その三))

第五十八 議第五十五号議案 工事請負契約の締結について(田代島地区海岸護岸等災害復旧工事)

第五十九 議第五十六号議案 工事請負契約の締結について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その十一))

第六十 議第五十七号議案 工事請負契約の締結について(大沢川護岸等災害復旧工事(その二))

第六十一議第五十八号議案 工事請負契約の締結について(中島川護岸等災害復旧工事)

第六十二 議第五十九号議案 工事請負契約の締結について(七北田川護岸等災害復旧工事(その七))

第六十三 議第六十号議案 工事請負契約の締結について(仙台塩釜港仙台港区防潮堤建設工事(その二))

第六十四 議第六十一号議案 工事請負契約の締結について(仙台塩釜港仙台港区防潮堤建設工事(その三))

第六十五 議第六十二号議案 工事請負契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤建設工事(その十三))

第六十六 議第六十三号議案 工事請負契約の締結について(仙台塩釜港塩釜港区桟橋等災害復旧工事(その四))

第六十七 議第六十四号議案 工事請負変更契約の締結について(寒風沢地区海岸堤防災害復旧工事(その一))

第六十八 議第六十五号議案 工事請負変更契約の締結について(寒風沢地区海岸堤防災害復旧工事(その四))

第六十九 議第六十六号議案 工事請負変更契約の締結について(大谷地工区農地災害復旧及び区画整理工事)

第七十 議第六十七号議案 工事請負変更契約の締結について(鮎川漁港護岸等災害復旧工事)

第七十一 議第六十八号議案 工事請負変更契約の締結について(渡波漁港桟橋等災害復旧工事(その二))

第七十二 議第六十九号議案 工事請負変更契約の締結について(閖上漁港防潮堤新築工事(その二))

第七十三 議第七十号議案 工事請負変更契約の締結について(一般県道大島浪板線大島架橋新設工事)

第七十四 議第七十一号議案 工事請負変更契約の締結について(横須賀地区海岸護岸等災害復旧工事)

第七十五 議第七十二号議案 工事請負変更契約の締結について(追波川護岸等災害復旧工事(その五))

第七十六 議第七十三号議案 工事請負変更契約の締結について(東名地区海岸護岸等災害復旧工事(その二))

第七十七 議第七十四号議案 工事請負変更契約の締結について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その五))

第七十八 議第七十五号議案 工事請負変更契約の締結について(砂押川等護岸等災害復旧工事)

第七十九 議第七十六号議案 工事請負変更契約の締結について(戸倉地区海岸等護岸等災害復旧工事)

第八十 議第七十七号議案 工事請負変更契約の締結について(片浜地区海岸堤防等災害復旧工事)

第八十一 議第七十八号議案 工事請負変更契約の締結について(東名運河護岸等災害復旧工事)

第八十二 議第七十九号議案 工事請負変更契約の締結について(鹿折川護岸等災害復旧工事(その二))

第八十三 議第八十号議案 工事請負変更契約の締結について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その九))

第八十四 議第八十一号議案 工事請負変更契約の締結について(中貞山運河護岸等災害復旧工事(その二))

第八十五 議第八十二号議案 工事請負変更契約の締結について(五間堀川堤防等災害復旧及び護岸等改良工事)

第八十六 議第八十三号議案 工事請負変更契約の締結について(谷川地区海岸水門災害復旧工事)

第八十七 議第八十四号議案 工事請負変更契約の締結について(川内沢川護岸等災害復旧工事)

第八十八 議第八十五号議案 工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤災害復旧工事(その二))

第八十九 議第八十六号議案 工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港塩釜港区胸壁等災害復旧工事)

第九十 議第八十七号議案 工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港塩釜港区胸壁等災害復旧工事(その二))

第九十一 議第八十八号議案 工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港塩釜港区胸壁等災害復旧工事(その四))

第九十二 議第八十九号議案 工事請負変更契約の締結について(雄勝港防潮堤災害復旧工事(その三))

第九十三 議第九十号議案 工事請負変更契約の締結について(雄勝港防潮堤災害復旧工事(その四))

第九十四 議第九十一号議案 工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤建設工事(その七))

第九十五 議第九十二号議案 工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤建設工事(その八))

第九十六 議第九十三号議案 工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港松島港区胸壁等災害復旧及び建設工事)

第九十七 議第九十四号議案 平成二十九年度市町村受益負担金について

第九十八 議第九十五号議案 平成二十九年度流域下水道事業受益負担金について

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    会議に付した事件

一 日程第一 会議録署名議員の指名

二 日程第二 会期の決定について

三 日程第三 請願

四 日程第四ないし日程第九十八 議第一号議案ないし議第九十五号議案

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△開会(午後一時)



○議長(中島源陽君) 第三百五十九回宮城県議会を開会いたします。

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△開議



○議長(中島源陽君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。

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△会議録署名議員の指名



○議長(中島源陽君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、二十二番石川利一君、二十三番熊谷義彦君を指名いたします。

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△諸報告



○議長(中島源陽君) 御報告いたします。

 お手元に配布のとおり、議員派遣の変更がありました。

 お手元に配布のとおり、平成二十八年度公共事業再評価に係る評価の結果の概要、平成二十八年度行政活動の評価の結果の反映状況説明書について、それぞれ提出がありました。

 地方自治法第百二十一条の規定により、お手元に配布のとおり、議場出席者の通知がありました。

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    議員派遣の変更について

                        平成二十九年二月十七日

一 北海道・東北六県議会議員研究交流大会

    派遣議員の取消  坂下やすこ議員、菅間進議員

    派遣議員の追加  岸田清実議員

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    議場出席者名簿

                  第359回県議会(平成29年2月定例会)

    知事                     村井嘉浩

    副知事                    若生正博

    副知事                    山田義輝

    公営企業管理者                犬飼 章

    総務部長                   大塚大輔

    震災復興・企画部長              伊東昭代

    環境生活部長                 佐野好昭

    保健福祉部長                 渡辺達美

    経済商工観光部長               吉田祐幸

    農林水産部長                 後藤康宏

    土木部長                   遠藤信哉

    会計管理者兼出納局長             増子友一

    総務部秘書課長                横田 豊

    総務部参事兼財政課長             吉田 直

  教育委員会

    教育長                    高橋 仁

    教育次長                   西村晃一

  選挙管理委員会

    委員長                    伊東則夫

    事務局長                   清水裕之

  人事委員会

    委員長                    小川竹男

    事務局長                   谷関邦康

  公安委員会

    委員長                    相澤博彦

    警察本部長                  中尾克彦

    総務部長                   岡崎 晃

  労働委員会

    事務局長                   正木 毅

  監査委員

    委員                     工藤鏡子

    事務局長                   武藤伸子

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△会期の決定



○議長(中島源陽君) 日程第二、会期の決定についてを議題といたします。

 お諮りいたします。

 今回の会期は、本日から三月十六日までの二十八日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中島源陽君) 御異議なしと認めます。

 よって、会期は二十八日間と決定いたしました。

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△請願



○議長(中島源陽君) 日程第三、請願を議題といたします。

 本件について委員長の報告を求めます。環境生活農林水産委員長、三十番長谷川敦君。

    〔三十番 長谷川敦君登壇〕



◆三十番(長谷川敦君) 環境生活農林水産委員会の審査の結果を御報告申し上げます。

 本委員会は、請願三五八の四、仙台パワーステーション建設問題に関する公聴会の開催を求めることについてを審査した結果、請願の趣旨を酌みまして採択すべきものと決しました。

 以上のとおり御報告申し上げます。



○議長(中島源陽君) 保健福祉委員長、二十二番石川利一君。

    〔二十二番 石川利一君登壇〕



◆二十二番(石川利一君) 保健福祉委員会の審査の結果を御報告申し上げます。

 本委員会は、請願三五五の六、東日本大震災被災者の医療費一部負担金免除ならびに介護保険利用者負担減免に関することについてを審査した結果、不採択とすべきものと決しました。

 以上のとおり御報告申し上げます。



○議長(中島源陽君) 以上で、委員長報告を終わります。

 これより質疑に入ります。

 委員長報告に対し、質疑はありませんか。−−質疑なしと認めます。

 討論の通告がありますので、発言を許します。十番中嶋廉君。

    〔十番 中嶋 廉君登壇〕



◆十番(中嶋廉君) 日本共産党宮城県会議員団の中嶋廉です。

 議題になっております請願三五五の六について賛成討論を行います。

 本件請願は被災者の命と健康を守り、生活再建を進める上で被災者に対する医療費の一部負担免除措置と介護保険利用者負担減免措置の継続が平成二十八年度以降も不可欠であるという認識のもと、そのための宮城県独自の財政支援措置を講ずること及び国に対し必要な財政支援を働きかけることを求めたものです。

 本件請願を採択すべきとする理由の第一は医療・介護の負担免除の継続を必要とし、強く求めている人々が被災者の中に少なからずいることにあります。「八十八歳の母には国民年金しか収入がない。大震災の後に体調を崩したが、その途端に免除が打ち切りになった。サービスが利用できなくなり、やむを得ず自分が仕事を休んで母を介護することになった。母も私も先が見えません」これは昨年十月十六日、アンケート調査のため仙台市泉中央南の災害公営住宅約二百戸を訪問した際に私に訴えた被災者のお一人の声です。友達が一人もいないという孤立感、医療と介護は支援してほしいという叫び、これは多くの被災者に共通しておりました。「薬代が高くて今後、医師に相談して薬を少なくしてもらおうと思っています。主人も薬を減らしてもらいました」こちらは復興のあり方を調査し提言している東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センターのアンケートに寄せられたたくさんの声の一つです。宮城県民主医療機関連合会の調査では回答者の七割が持病を持ち、半数が生活は苦しいと訴え、負担を免除されていない人には免除されている人の二倍の治療中断が発生しており、回答者の七割が負担免除措置の復活、継続を希望していました。何よりも被災地の九市町が平成二十八年度に負担免除措置を実施し、来年度も継続しようとしている市町があることは医療・介護の負担免除を必要としている被災者が少なくないことを雄弁に物語っています。

 第二に、被災地の市町村が国と県による財政支援を要望しており、請願を採択して市町村を支えることがどうしても必要だからです。

 本件請願は国の国保への支援充実策が一旦期限を迎えようとしていた時期に当たる昨年二月二十九日に提出され継続審議になっていました。宮城県は市町村の要望を受けて国へ被災市町村の国民健康保険制度に対する財政措置や被災市町村の介護保険財政に対する特別な財政措置の要望を行ってきました。その結果、厚生労働省は昨年十二月、被災三県の市町村に限定して、平成二十八年度も財政が困難な国保の保険者に対して特別調整交付金による十分の八以内の支援を継続することを決定しました。宮城県もまた、県の調整交付金を使った国保への支援を検討していると答弁しましたが、年末の国の対応を見て、先週、その活用策を決定したところです。以上の経過を見れば、保健福祉委員会の請願不採択は誤った判断だと言わざるを得ません。

 第三に、政府が平成二十九年度も被災者の医療費負担免除を継続する必要性を認めていることを指摘しておきたいと思います。

 二月九日の衆議院予算委員会で塩崎厚生労働大臣は日本共産党の高橋千鶴子議員の質問に答えて、「保険者の判断により減免を実施し減免に要する費用の負担が著しい場合には減免に要した費用の十分の八以内を国が財政支援する。これらの措置は来年度も引き続き実施する予定である」と約束いたしました。県内自治体も平成二十九年度について多賀城市、気仙沼市、石巻市、東松島市、名取市などが引き続き低所得者の被災者に対し医療・介護の負担免除措置を継続することを決めています。本件請願は平成二十八年度以降の措置について請願しているものですから、受理から一年を経たとはいえ、採択することこそ今後の対応にかかわる政府の考え方と合致し被災者の願いと市町村の対応に寄り添う道であることは明らかです。

 最後に、これだけ切実な声があるのに、一月二十日の保健福祉委員会で自民党と公明党の議員が本件請願を不採択にしたことは私は大変残念でなりません。約一年間の委員会審議でも本日の本会議でも反対理由が述べられないままであることは被災者、県民に対して余りにも不誠実ではないでしょうか。本件請願を採択することこそ、当議会の責任を果たす道であることを訴えて討論を終わります。

 御清聴いただきありがとうございました。



○議長(中島源陽君) 四十三番ゆさみゆき君。

    〔四十三番 ゆさみゆき君登壇〕



◆四十三番(ゆさみゆき君) みやぎ県民の声を代表して、請願番号三五五の六、東日本大震災被災者の医療費一部負担金免除ならびに介護保険利用者負担減免に関する請願に対し賛成の立場から討論を行います。

 この請願は被災者に対する医療費一部負担免除措置と介護保険利用者負担減免措置が継続されるよう宮城県独自の財政支援措置を継続すること、国に対し必要な財政支援を働きかけることについて平成二十八年二月二十九日に仙台市荒井東公営住宅自治会、七郷中央公園仮設住宅自治会、東通仮設住宅町内会を初め各団体、多くの被災者の皆さんが免除継続再開を求めているものです。東日本大震災から間もなく六年になる被災地では被災した高齢者は年金で生活を立てている方が多く、仮設住宅から災害復興住宅での家賃に加え医療費負担が重くのしかかり、医療機関に通う交通費支出もかさみ、受診をいや応なく抑制せざるを得ない状況になっています。東日本大震災に伴い財政状況が悪化した市町村への国の追加支援が平成二十八年三月に終了し、国保医療費の一部負担免除を実施するかどうか市町村の対応が分かれていることについて、知事は、「地域の復興状況が異なっている中で住民に最も身近である、それぞれの市町村が財政状況のみならず被災された方の生活再建状況や免除措置がなされていない、ほかの医療保険制度のバランス等も踏まえて総合的に判断したものと考えております。医療費免除に対する支援は行わないが、国保財政が厳しい市町村には県の調整交付金を活用して支援を行う」と判断し、国保医療費の一部負担免除に対する財政支援を打ち切りました。

 一方、岩手県では被災者医療費免除について多くの被災者が仮設住宅で不自由な生活を行っており、医療やサービスを受ける機会を確保する必要があると判断し、独自の財源で免除措置への支援を継続しました。岩手県は新年度にも継続を予定しています。

 一方、宮城県は免除実施の有無にかかわらず国保財政が厳しい市町村に対し、県の二十八年度国保に係る調整交付金の活用を手厚くする支援を打ち出しています。この東日本大震災に伴い財政支援が悪化した市町村への国の追加支援が平成二十八年三月に終了し、その後、国保一部負担免除を実施した市町は石巻、塩竈、気仙沼、名取、多賀城、松島、七ヶ浜、女川、東松島の九市町、介護保険の一部負担免除は国保の一部を免除した女川を除き蔵王町で九市町となっています。市町村が医療費免除を継続するか否かの判断は財政状況に左右されており、被災自治体によって被災者の負担の差が生じ、被災者に不満や不安、不公平感が増大し復興の妨げとなっているのが現状です。宮城県保険医協会の理事の北村龍男さんは医療費一部負担の免除は必要な医療の受診を可能とし、被災者の健康の維持に寄与する。

 一方、生活再建ができていない中での一部負担は必要な受診の妨げになる。一部負担の免除、非免除などの格差をつけると市町の間に分断をもたらすと指摘しています。平成二十九年、免除の継続については石巻、気仙沼、名取、多賀城、東松島の五市、介護保険の一部免除は気仙沼市、名取市、多賀城市、東松島の四市が表明しています。被災者に対する医療費一部免除措置と介護保険利用者免除減免措置を継続するために宮城県の独自の財政支援措置を講じ、今被災者の生活再建を進めるために必要とするきめ細かい支援をすることが急務です。また、請願の二つ目の国に対し必要な財政支援を働きかけることは、これまで私たち宮城県議会が国に要請している内容と一致しており、これを不採択とすることは整合性がとれないこと。また、二十九年一月二十日の保健福祉委員会の請願審査の採決に当たり、不採択とした理由が不透明であり、県民の皆さんへの説明責任を果たしていないこと。何よりも被災者に寄り添う県政を目指すことと逆行しており、県民の信頼を失墜してしまうのではないでしょうか。今議会、きょう始まりましたが、新年度当初予算を審議する大切な議会です。今私たち議員一人一人がやらなければならないのは被災者の皆さんの命と暮らしを守り、生活再建を進めることではないでしょうか。皆さん、この請願に賛成の御賛同をいただき、一人一人の個別支援、そしてこの請願を採択することに御賛同いただくよう心からお願い申し上げまして私の討論といたします。

 ありがとうございました。



○議長(中島源陽君) 以上で、討論を終結いたします。

 これより採決いたします。

 初めに、請願三五五の六、東日本大震災被災者の医療費一部負担金免除ならびに介護保険利用者負担減免に関することについてを採決いたします。

 委員長報告は、不採択であります。

 本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕



○議長(中島源陽君) 起立少数であります。

 よって、請願三五五の六は、不採択と決定いたしました。

 次に、請願三五八の四、仙台パワーステーション建設問題に関する公聴会の開催を求めることについてを採決いたします。

 委員長報告は、採択であります。

 委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中島源陽君) 御異議なしと認めます。

 よって、請願三五八の四は、委員長報告のとおり決定いたしました。

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△議第一号議案ないし議第九十五号議案



○議長(中島源陽君) 日程第四ないし日程第九十八、議第一号議案ないし議第九十五号議案を一括して議題といたします。

 知事から提案理由の説明を求めます。知事村井嘉浩君。

    〔知事 村井嘉浩君登壇〕



◎知事(村井嘉浩君) 本日、ここに第三百五十九回宮城県議会が開会され、平成二十九年度一般会計当初予算案を初めとする提出議案を御審議いただくに当たり、平成二十九年度の県政運営の考え方と議案の概要を御説明申しあげます。

 東日本大震災から六年が経過しようとしております。復興はいまだ途上にあり、仮設住宅には今も二万二千人余りの方々が入居しておられますが、前年の半数程度にまで減少しております。被災地の復興まちづくりは次々に完成の声が聞かれ、災害公営住宅の整備も来年度中には計画戸数の九八%が完成する見通しとなるなど、各種インフラの整備は一歩ずつ着実に進んでおります。

 平成二十九年度は宮城県震災復興計画において、四年間と定めた再生期の最終年度であり、復興の一層の加速化とともに県民の皆様と推進してきた創造的な復興を確固たるものとするため、これまでまいた種の萌芽を大切に育て上げることで、次の発展期につなげていく正念場の年となります。各地で復旧・復興の姿が具現化しておりますが、私はふるさと宮城が将来にわたって持続的発展を遂げるためには震災復興を最優先課題としつつ、直面する高齢化や人口減少の課題解決に向けた地方創生の取り組みと自立的な地域経済の構築に向けた富県宮城の諸施策を一体として推進し、従来にも増して相乗効果を高めていかなければならないものと改めて強く感じております。このことを踏まえ、今年度が終期である宮城の将来ビジョンに関しましては計画期間を震災復興計画の終期である平成三十二年度まで延長し、あわせて必要な見直しを行うことといたしました。現行ビジョンに掲げる県政運営の理念や目指す将来像など、基本的な枠組みは維持しながら、復興の進展に伴って生じた新たな課題、地方創生や現下の社会情勢を反映したニーズに対応する取り組みを追加するなど見直しを図り、今議会に改定案を提案しているところであります。今後も私が先頭に立ち、職員とともに一意専心、早期復興を目指すとともに、生まれてよかった、育ってよかった、住んでよかったと思える宮城の創造へとひた走ってまいる所存でありますので、議員各位の御理解とお力添えをお願い申し上げる次第であります。

 震災復興の状況でありますが、平成二十九年度においても、防災集団移転促進事業や土地区画整理事業は確実に進む見込みであり、年度末には九割強の地区で住宅等の建築が可能となる予定であります。三陸縦貫自動車道は南三陸町の歌津インターチェンジまで延伸されるほか、気仙沼市大谷から松岩までの本吉気仙沼道路も来年度中に開通する見通しであり、沿岸部のアクセス向上によって、水産業や観光業の振興が図られ、地域活性化に弾みがつくものと期待しております。また、十一月には移転新築中の気仙沼市立病院が開院する予定となっており、地域医療連携の強化や災害対応機能の充実により、気仙沼圏域の皆様の暮らしの安心が一段と高まるものと考えております。創造的な復興の関連では東北初の商用水素ステーションがこの三月に業務開始となるなど、水素社会の構築に向けた取り組みは着実に進展しております。来年度は新たに民間企業との協力のもと、燃料電池自動車の有料貸し出しの導入実証事業や燃料電池バスの試験運行などの普及啓発事業に着手し、東北における水素社会先駆けの地として、水素エネルギーが県民の皆様になお一層身近なものとなるよう、積極的に施策を推進してまいります。また、広域防災拠点については平成三十二年度の一部供用開始を目標に、土地取得特別会計からの用地の買い戻しのほか、JR貨物に対する公共補償も進めてまいります。更に、県内の各圏域防災拠点に配備する資機材の保管庫の整備を進めるほか、自主防災組織や防災指導員の体制強化も図るなど、大規模災害に迅速かつ的確に対応できるよう、市町村とともに地域防災力の向上に取り組んでまいります。

 なお、放射性物質による汚染廃棄物につきましては昨年十二月の時点で焼却処理の方針に対して、一部の市町村長に意見の相違が見られたことから、当面はすき込みや堆肥化等での処理を検討することといたしました。この状況を踏まえながら、改めて焼却について議論することとしておりますが、汚染稲わら等を保管する農家の負担をしんしゃくしますと解決は急務であり、各市町村の考え方も伺いながら、粘り強く問題の解決に当たってまいりたいと考えております。

 来年度は県内で十万人規模の大きなイベントが相次いで開催され、全国から訪れる方々に我が県の復興状況と元気な姿をごらんいただくとともに、支援への感謝をお伝えする絶好の機会と捉えております。まず七月から八月にかけては全国高等学校総合文化祭及び全国高等学校総合体育大会が開催されます。全国の高校生が宮城に集い、文化芸術の祭典において日ごろの成果を披露し、また、サッカー、水泳、女子バレーボールなど十一の競技で熱戦が繰り広げられます。また、九月には全国和牛能力共進会宮城大会が開催されます。良質な肉用牛の生産に日々しのぎを削る全国の和牛産地が最も注目する大会であり、万全の大会運営はもちろんのこと、我が県の出品牛が日本一の称号に輝けるよう鋭意努力してまいります。更に七月下旬から九月上旬にかけて「リボーンアート・フェスティバル二〇一七」が石巻市を中心に開催される予定であります。アートや音楽の力で地域も一体となって取り組む先進的な文化芸術プロジェクトは県内に新たな交流と活力をもたらし、必ずや復興の大きな力になるものと私も期待を寄せており、積極的に支援してまいります。また、震災復興計画の最終年に当たる平成三十二年には「全国豊かな海づくり大会」を開催することが決定いたしました。水産県宮城の魅力、そして復興を果たした我が県の元気な姿を全国に発信できるよう、しっかりと準備を進めてまいりたいと考えております。

 さて、昨今の経済情勢についてでありますが、為替相場や株式市場はアメリカの経済、外交政策に対する期待と不透明感が交錯して敏感な反応を示しているほか、加盟国離脱の影響が憂慮される欧州連合の行方やアジアにおける地政学的な緊張の高まりなど、さまざまな懸念があります。国は来年度の経済見通しについて、今年度に講じた経済対策など各種政策の推進によって雇用、所得環境が改善し経済の好循環が進展する中で、民需を中心とした景気回復が見込まれるとし、実質GDPの成長率を一・五%程度と予想しております。しかし、企業業績の回復が個人消費の増加に十分結びつかず、内需拡大に不安を残しているほか、国税収入の伸びも鈍化しており、我が国の経済は楽観できない状況にあると認識しております。本県の経済情勢につきましては住宅投資や個人消費などに弱い動きが見られるものの、生産は持ち直しており、有効求人倍率は十カ月連続で一・四倍を上回る水準を維持し、基調としては緩やかに回復しております。しかし国の経済政策の恩恵は県内の中小企業や農林水産業などにあまねく波及しているとは言いがたく、少子高齢化、後継者難や人手不足の課題は地域に影を落としている上、復興に伴う各種需要が今後収束に向かうことから、先行きには厳しさがあるものと考えております。このようなときこそ未来への希望の灯を輝かせることが重要であり、企業立地も含めた雇用機会の創出とともに、食材、観光資源や都市機能の集積といった本県の優位性を十分に活用した産業振興など、地域経済の活性化を一段と加速させながら、将来を担う子供たちの健全育成と産み育てやすい環境整備を初め、医療、介護などの面で暮らしやすい社会づくりに向けた施策の充実が必要不可欠と考えております。このため来年度は乳幼児医療費助成制度の拡充や第三子以降の小学校入学経費に対する助成制度の創設のほか、子育て支援施設の加速的整備や新たな手法を用いた医療や介護の施策にも踏み込むなど、従来にも増して積極的な施策展開を図ることとしたところであり、これら事業の実施に全力を注いでまいります。

 次に、当初予算の編成に当たっての基本的な考え方を御説明申し上げます。

 国の平成二十九年度予算案は前年度同様、経済再生と財政健全化の両立を実現する予算として編成され、一般会計の総額は九十七兆円を超え過去最大規模となりました。東日本大震災復興特別会計は二兆六千九百億円が計上されており、施設復旧や高台移転等がピークを過ぎたことなどによって前年度を五千六百億円下回っておりますが、被災者支援総合交付金が引き続き確保され、復興道路等の整備には今年度を上回る額が措置されるなど、本県が必要とする事業に係る財源はおおむね計上されていることから、来年度も復興事業を着実に進めることができるものと考えております。地方財政対策は地方自治体が一億総活躍社会の実現や地方創生の推進、防災、減災対策等を取り組みながら、安定的に財政運営を行うことができるよう、今年度を上回る地方一般財源が確保されており、一定の評価をしております。しかし、近年抑制基調にあった臨時財政対策債が増加している点は看過できず、法定率の引き上げなど、特例措置に依存しない地方交付税制度本来の対応によって、持続可能な制度の確立が図られるよう、引き続き訴えてまいりたいと考えております。

 平成二十九年度当初予算案は昨年十月に策定した平成二十九年度政策財政運営の基本方針に基づき、最重要課題である復旧・復興施策を強力に推進するとともに、地方創生の取り組みや先ほど申し上げた新たに踏み込むべき暮らしの充実施策などの行政課題にも重点的に予算を配分することとして編成したものであります。このうち、震災対応分については震災復興計画に掲げる施策を着実に推進するため、国の復興予算を最大限活用するとともに、復興基金や地域整備推進基金など独自の財源も活用し、被災者、被災企業への支援策や被災地の活性化に資する施策を積極的に予算化しておりますが、災害復旧の進展などにより今年度を一千億円下回っております。また、通常分については税収の伸びが鈍化し今年度を上回る額を期待できない一方で、社会保障関係費や公債費は依然、高水準にとどまることなどから、徹底した既存事業の見直しや重点化を行い、新規事業は効果が高いものを厳選するなど、一層のめり張りをきかせております。

 なお、現在、県が担っている政令指定都市分の義務教育諸学校の教職員給与費四百七十億円が仙台市へ移管されることも予算規模減少の一因となっております。

 この結果、平成二十九年度当初予算案は一般会計の総額で本年度当初予算を一割程度下回ったものの、震災前の一・五倍と依然大きな規模が続いており、引き続き全庁挙げて着実な執行に努めてまいりたいと考えております。

 平成二十九年度当初予算案における主な施策について、政策財政運営の基本方針に掲げた四つの政策推進の基本方向に従って御説明申し上げます。

 初めに、再生期における迅速な震災復興について、震災復興計画で重点的に取り組むこととした七つの主要政策に沿って順次御説明申し上げます。

 第一に、被災された方々の生活再建と生活環境の確保についてでありますが、仮設住宅からの転居を支援するため、コールセンターによる物件情報の提供に加え、新たに東部被災者転居支援センターを設置いたします。また、今後の生活が潤いと希望に満ちたものとなるよう、コミュニティーの再生活動をハードとソフトの両面から支援するとともに、復興支援事業を行うNPO等に対する助成のほか、文化芸術の力による多様な活動を充実させるなど、民と官の力を結集して多角的かつ強力に地域づくりを支援いたします。

 なお、帰郷に関する意向が明らかでない県外避難者の方々について、調査員による戸別訪問等も実施してまいります。

 第二に、地域における保健、医療、福祉提供体制の回復、充実についてでありますが、まず、地域医療では気仙沼市立病院の移転新築のほか、基幹災害拠点病院である仙台医療センターの機能強化などを図ってまいります。復興が進むにつれ個々の状況に差が生じたり、新たな問題が顕在化したりすることから、むしろ今になって焦燥感や孤立感にさいなまれている方もおられるのではと心配されます。このため、県内三カ所に設置されている心のケアセンターの運営支援を行うほか、新たに親子滞在型施設を設置し、里親委託の円滑化や家族のきずなの回復に向けた支援に着手いたします。人材確保の面では東北医科薬科大学の医学部入学者を対象とした修学資金の貸付原資を出資するほか、沿岸部の看護師確保策として、新たにICTを活用した地域の基幹病院との連携による研修体制の整備を支援いたします。また、介護関係では被災市町の介護事業所の職員確保を財政支援するほか、気仙沼圏域において離職防止セミナーや専門家による訪問調査と業務改善のモデル事業を実施してまいります。

 第三に、富県宮城の実現に向けた経済基盤の再構築についてでありますが、グループ補助金や県単独補助金、専門家による相談支援事業等により、被災企業の復興をしっかりとサポートするとともに、販路開拓の取引拡大について、きめ細やかな支援を行います。また、沿岸地域での就職サポートセンター運営などを通じ、被災者の再就職を支援するとともに、事業を創業する方に対し、商品開発や営業など広汎な用途の資金助成とあわせ、専門家による指導も含めた伴走型の支援を行います。観光振興については平成三十二年に県内の外国人宿泊者を五十万人とする目標のもと、インバウンドの促進策を更に強化いたします。台湾をターゲットとした誘客促進策に引き続き重点を置くほか、新たに首都圏や北海道など国内他地域からの外国人観光客の本県への回遊に力を入れるとともに、多言語の看板や公衆無線LANなど受け入れ環境の整備を支援してまいります。また民営化した仙台空港から大都市仙台、そして日本三景松島が連担する本県の強みを存分に活用して復興観光拠点都市圏のモデル事業に取り組み、市町村や東北各県とも連携しながら積極的に誘客促進を図ってまいります。

 なお、松島水族館の跡地については現在、利活用を行う事業者の公募に向けた調整を進めており、来年度に事業者を選定してまいりますが、松島湾エリアのみならず、県内全域の観光交流の重要な拠点であることから、事業の初期投資に対して助成を行ってまいります。仙台空港については運用時間延長に係る調査検討を行うほか、空港運営会社や格安航空会社等と連携した航空需要の拡大や二次交通の充実強化を図ってまいります。また、仙台港エリアにおいては更なるにぎわいを創出するため、企業立地などと一体となった官民連携組織を設立して各種イベントに取り組むほか、インバウンドの促進に向けた受け入れ体制の調査検討や案内板の整備を行ってまいります。

 第四に、農林水産業の早期復興についてであります。

 引き続き、被災した農地や漁港施設の復旧整備を急ぐとともに、農地の大区画化や漁港の機能強化を推進し、生産性の向上を図ります。風評の払拭に向けて、各種広報媒体を通じて県産品の魅力を全国へ発信するほか、首都圏や関西圏における体感型のイベント開催や米、牛肉、水産物など輸出基幹品目の東南アジア等での販促活動など粘り強く実施してまいります。更に、商品開発等に係る技術と資金の両面で支援を行うことで、被災企業の販路の開拓を後押しいたします。また特に売り上げの回復が伸び悩んでいる水産加工業者に対して、新たに海外販路の拡大に向けたHACCPの認証取得を支援するとともに、商品を集約し共同で販売しようとする中小の加工業者への補助制度により、我が県の強みである水産加工業の底上げを図ってまいります。全国和牛能力共進会の開催は本県の畜産業の振興にとって千載一遇の機会であり、品質向上の取り組みはもとより、風評払拭、消費拡大やブランド力強化を積極的に推進するとともに、優良雌子牛の導入等に対する補助を拡充し、生産基盤の強化を図ります。

 第五に、公共土木施設の早期復旧等についてでありますが、災害復旧については今年度に予算のピークを迎えた河川、海岸、港湾などで復旧工事が本格化していることから、来年度も他自治体からの応援や任期付職員の確保などによって可能な限りの人員を配し、事業の早期かつ円滑な進捗に全力を挙げてまいりたいと考えております。道路については三陸縦貫自動車道の整備を促進するほか、来月、橋梁本体が架設され、その全容がいよいよ姿をあらわします大島架橋について地域の悲願達成に向け、平成三十年度の事業完了を目途に進捗を図ってまいります。また、みやぎ県北高速幹線道路のほか、国道三百九十八号石巻バイパス、県道岩沼蔵王線、石巻女川線や女川牡鹿線などにつきましても、更に建設改良を進めてまいります。国際コンテナ貨物取扱量が二年連続で過去最多を更新した仙台塩釜港につきましては一層の利活用の促進を図るため、新たに高砂コンテナターミナルの拡張に着手いたします。公園関係では東松島市の矢本海浜緑地について、平成三十一年度の開園を目指し、津波対策を兼ねた築山や管理棟などの整備を進めてまいります。また、石巻南浜津波復興祈念公園は用地の取得を進めるとともに、造成工事にも着手する予定であり、国及び石巻市と緊密に連携しながら整備を推進してまいります。

 第六に、安心して学べる教育環境の確保についてでありますが、気仙沼向洋高等学校と農業高等学校の復旧については校舎のほか実習棟など実業高校として必要な施設設備の整備も含め、平成三十年度から新校舎において授業が開始できるよう、鋭意、準備を進めてまいります。震災が子供たちの心に大きな影響を及ぼし、不登校やいじめにつながることが今なお懸念されるほか、復興の進展とともに取り巻く環境も多様化、複雑化しております。このため、スクールカウンセラーの配置や登校支援ネットワークによる訪問指導などのほか、スクールソーシャルワーカーによる学校や家庭への支援を拡充するとともに、子供の心のケアハウスについて新たに五つの市町を対象に加え、設置運営の取り組みを支援してまいります。

 第七に、防災機能と治安体制の回復についてであります。

 六年前の震災直後、多くの方々が自発的に助け合い困難な状況を耐えしのいだ避難所の光景を目の当たりにし、私は日ごろから地域の結びつきを強め、災害に備えることの必要性を胸に深く刻みました。これを踏まえ、地域防災力の総合的な強化に着手することとし、来年度は市町村と連携し、自主防災組織の立ち上げや活性化を図るモデル事業を進展するほか、防災資機材の購入経費を助成いたします。また、防災教育の面では多賀城高等学校を中心とした防災ジュニアリーダー養成研修を行うとともに、児童向けの防災啓発書籍を作成し、県内のほか全国の小学校や公立図書館に配布する予定としております。更に震災の教訓を生かしながら、創造的な復興と持続的な発展を担っていくための人材の育成と定着が極めて重要であることから、宮城大学が新たに取り組む地域復興に貢献する人材教育を積極的に支援してまいります。あわせて、県内全ての大学等が加盟する学都仙台コンソーシアムによる復興大学の活動が一段と充実するよう支援してまいります。震災の風化が憂慮され、記憶や教訓の対外的発信や伝承の重要性がますます高まる中、今後の防災、減災を進めるためにも、行政、教育研究機関、企業やNPO等の多様な主体が、これまで以上に連携と協力を図っていくことが求められております。このため、有識者からの意見聴取などを通じ、伝承のあり方に関する検討に着手いたします。復旧を進めております気仙沼合同庁舎についてはことしの夏、また、石巻合同庁舎は来春の建設工事完了を目指し、着実に整備を進めます。被災した警察施設では南三陸警察署について、平成三十三年度の供用開始を目標に設計に着手いたします。また、野蒜や牡鹿など、十一カ所の交番、駐在所について設計や工事を進めるとともに、復興まちづくり等の進展にあわせ、信号機や交通標識の整備を行ってまいります。

 次に、産業経済の安定的な成長についてであります。

 先ごろ、ウレタン発砲製品等製造の大手企業が栗原市へ工場進出を決定いたしましたが、雇用を創出し産業の高度化や地域経済の活性化につながる企業立地について経済の立て直しが急務である被災沿岸部はもとより、集積が進んでいる内陸部でも更なる進展が図られるよう引き続き積極的に推進してまいります。また来年度は県内企業の技術力や競争力の向上施策も意欲的に推進することとしております。まず、多様な活用可能性を秘める次世代素材として脚光を浴びるセルロースナノファイバーについて、産学官の連携により用途開発を目指した研究会の開催や認知度向上に向けたセミナーなどを実施し、県内企業のレベルアップを図ってまいります。更に、産業用として急速に活用領域が拡大している三次元プリンターに関し、試作や製品開発に向けた県内企業の活動を支援するとともに、エンジニアの育成や技術の普及促進にも取り組んでまいります。県内中小企業の収益力の強化については技術力の向上や国内外の市場動向を的確に捉えた経営戦略の構築のほか、研究開発や生産性の向上を支援してまいります。更に理工系学生の県内定着に向けた新規施策や首都圏の学生を対象としたインターンシップ、小学校から大学までの段階に応じたキャリア教育の推進など、人材育成も充実してまいります。販路の拡大の面では海外展開にも注力することとし、近年、経済成長が著しいベトナムを初めとする東南アジアを対象に県産食品の売り込みを行うほか、巨大市場である中国への足がかりとして、上海や大連で商談会を開催いたします。加えて、産業振興や技術開発、地域経済の活性化等に大きな波及効果が見込まれる放射光施設等の誘致についても、地元経済界や各大学等と連携しつつ、腰を据えて取り組んでまいります。

 また、ことしは我が県の礎を築いた伊達政宗公の生誕四百五十年に当たりますことから、郷土の輝かしい歴史の再発見や観光振興につなげるためロゴマークを定めてさまざまな形でプロモーション活動を推進してまいります。

 待望の米の新品種「だて正夢」は政宗公のように国内外にその名がとどろき米どころ宮城の再興が成就する願いを込めて名づけられたものであり、玄米食向け品種である「金のいぶき」ともども、生産から流通販売までを網羅した戦略の推進により、「ひとめぼれ」「ササニシキ」と並び立つブランドの確立に全力を注ぐとともに、これら県産米の一層の消費拡大を図ります。また、全国でも産出額が上位のイチゴやキュウリなどを重点振興品目と位置づけ、生産から販売までの一貫した支援により、トップブランドへと育成してまいります。六次産業化の取り組みでは加工機械等の整備と事業計画の策定等を合わせた伴走型支援を新たに行うほか、販路拡大を念頭に専門家による開発商品の磨き上げや販売戦略の立案などを支援いたします。林業分野では公共建築物への木材の利用拡大に向けた事業者講習会の開催や技術開発を支援するとともに、近年、関心が高まっているCLT工法による建築物に対する助成制度を創設し、県産材の需要拡大を図ります。更に、老朽化している大衡村の林業技術総合センターの本館棟について、CLT工法による建てかえに着手いたします。水産業では漁業の担い手確保に引き続き力を入れるほか、新たな特産品として期待される「伊達いわな」の供給体制の確立と販売促進を図ってまいります。

 次に、安心して暮らせる宮城についてであります。

 子ども子育て分野では乳幼児医療費助成制度の拡充や小学校入学準備支援制度の創設のほか、新たに金融機関と連携した子育て世帯への低利融資制度を創設するとともに、民間企業による事業所内保育施設の整備支援など、待機児童解消の取り組みを加速いたします。更に、さまざまな事由により課題を抱える子供や家庭に対し学習支援事業に加え、子ども食堂、フードバンクの活動を推進するなど子育て家庭への支援策を一段と充実いたします。介護分野では高齢者が住みなれた地域で安心して暮らすことができるよう、災害公営住宅やマンションなど既存の集合住宅に見守りや介護、多世代交流等の機能を付加するための調査検討に着手し、中長期的視点からサポート体制の構築を探ってまいります。また、人材確保の面では外国人介護人材について介護福祉士資格の取得支援や事業者向けの意識啓発を行うほか、就労環境の改善のため、見守りなどの支援機器や人口知能を組み込んだコミュニケーションロボットなど、介護機器の導入に対する助成を新たに実施いたします。あわせて現在実施している小児救急電話相談に加え、仙台市と連携して大人を対象とした夜間休日の救急電話相談事業を新たに開始し、救急医療の適正利用の推進に努めていくほか、県立障害者支援施設船形コロニーについて老朽化等による建てかえのための設計を行います。

 なお、循環器・呼吸器病センターにつきましては県北地域の医療体制を将来にわたって維持していくため、平成三十一年度から栗原中央病院を中心とした地域の基幹病院に医療機能を移管することといたしました。来年度は栗原中央病院敷地内に整備する結核病棟の設計を行うほか、今議会には県立病院機構の関連議案も提案しているところであり、地域医療体制の向上に向け手続を着実に推進してまいりたいと考えております。警察関係では依然として大きな社会問題である特殊詐欺についてCMやダイレクトメールによる注意喚起を行い、被害の防止に努めるほか、平成三十一年度の供用開始を目指し(仮称)若林警察署庁舎の建設に着手いたします。教育分野では震災以降の人口動態や地域のあり方が大きく変化していることを踏まえ、生徒数の将来推計なども勘案しつつ、平成三十一年度を始期とする次期の県立高校将来構想の策定に着手いたします。狭隘化の解消が急務である特別支援学校に関しては名取支援学校の分校を名取市立不二が丘小学校に設置するための設計を行うほか、現在、病弱者教育を行う西多賀支援学校について知的障害者の受け入れにも対応できるよう、改修工事を行ってまいります。また、英語力向上とグローバル人材の育成を目指し、新たに仙台市を除く公立の全ての中学二年生を対象に英語能力測定テストを実施いたします。更に、私立学校に対しては運営費の補助単価を引き上げ、授業料軽減補助なども継続するほか、特別支援教育活動に係る助成を新設し多様な教育ニーズへの対応を支援してまいります。史実に忠実に復元され、文化的価値の高いサン・ファン・バウティスタにつきましては先人の偉業を末永く継承できるよう、デジタルアーカイブによる記録の整備を行ってまいります。開館から三十五年が経過し老朽化が進む宮城県美術館については国内有数との評価にふさわしい施設設備を維持していくためのリニューアルの準備を入念に進めており、来年度は基本方針の策定を行います。また、多賀城創建千三百年に当たる平成三十六年に向け、多賀城市と連携しながら古代の政庁南大路などの復元整備に係る設計に着手いたします。東京オリンピック・パラリンピックについては我が県で開催される喜びを県民の皆様と分かち合い、復興を世界にアピールできるよう、最大限協力してまいりたいと考えており、気運醸成を図るとともに宿泊施設や交通などの民間事業者を交えた組織づくりに加え、会場周辺や観光スポット等で案内を行うボランティアに係る基本計画の策定に向けた調査に着手するなど、着実に準備を進めてまいります。更にホームページやパンフレットの作成により事前キャンプを誘致する市町村を支援してまいります。

 次に、美しく安全な県土の形成についてであります。

 平成二十七年の豪雨被害を受けて重点的に進めている災害に強い川づくりについては計画を一部前倒しするなど、早期の整備を図るとともに県内各市町村の土砂災害警戒区域の指定に向けた基礎調査を加速いたします。更に蔵王山及び栗駒山の火山防災を強化し住民や観光客の皆様の、なお一層の安全性向上に努めてまいります。また県有施設の計画的な維持管理については今年度に策定した公共施設等総合管理方針に沿って、より的確な更新や補修に努め、施設の維持に必要なトータルコストの低減や長寿命化を図ってまいります。環境分野では小規模火力発電所の設置計画が具体化している状況を踏まえ、大気汚染測定器の増設経費を計上し、県民の皆様に安心していただけるよう、監視体制を充実いたします。また、エネルギー源の多様化を図るため、未利用で大規模な再生可能エネルギー源として期待される洋上風力発電等に係る導入可能性調査を進めるほか、農作物被害が顕著となっている野生鳥獣の対策について、新たに地方振興事務所に指導員を配置し適正管理を推進してまいります。

 以上、施策の主な内容について御説明申し上げましたが、平成二十九年度の当初予算規模は一般会計で一兆二千二百四十九億六千二百余万円、総計で一兆五千七十七億六千五百余万円となります。財源の主なものとしては県税三千五十四億円、地方交付税二千三百四十九億円、国庫支出金二千四百三十億二千八百余万円、繰入金二千四百六十二億四千三百余万円を計上し、また、臨時財政対策債及び借換債を含め県債一千九百四十六億四百余万円を発行することにしております。

 次に、予算外議案については条例議案十五件、条例外議案六十五件を提案しておりますが、そのうち主なものについて概要を御説明申し上げます。

 まず、条例議案でありますが、議第十六号議案は今後二年間にわたり知事等の給料を削減しようとするもの、議第十七号議案は国民健康保険の都道府県単位化に向け、運営に係る重要事項を審議するため、協議会を設置しようとするものであります。また議第十八号議案は警察職員及び学校教職員の定数を改定しようとするもの、議第二十四号議案、議第二十五号議案、議第二十八号議案及び議第三十号議案は各種使用料及び手数料を新設及び改定等しようとするもの、議第二十六号議案は知事の権限に属する事務の一部を新たに市町村が処理できるようにするものであります。

 次に、条例外議案でありますが、議第三十一号議案は公の施設の指定管理者を指定することについて、議第三十三号議案ないし議第三十七号議案は宮城の将来ビジョンなど四つの基本的な計画の策定等について、議第三十八号議案は包括外部監査契約の締結について、議第三十九号議案は東京電力福島第一原子力発電所事故に係る和解について、議第四十号議案ないし議第四十二号議案は先ほど述べましたように、循環器・呼吸器病センターの医療機能の移管等に係る地方独立行政法人宮城県立病院機構の定款及び中期計画の変更などについて、議第四十四号議案ないし議第六十三号議案は工事請負契約の締結について、議第六十四号議案ないし議第九十三号議案は工事請負変更契約の締結について、議第九十四号議案及び議第九十五号議案は市町村受益負担金について、それぞれ議会の議決を受けようとするものであります。

 以上をもちまして、提出議案に係る概要の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議を賜りまして可決されますようお願い申し上げます。



○議長(中島源陽君) 当初予算案に係る各部局長説明要旨は、お手元に配布のとおりであります。

 ただいま議題となっております各号議案中、議第四十四号議案ないし議第九十三号議案についての質疑に入ります。

 質疑はありませんか。−−質疑なしと認めます。

 議第四十四号議案ないし議第九十三号議案については、お手元に配布の議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。

……………………………………………………………………………………………

    議案付託表

     第三百五十九回宮城県議会(二月定例会)平成二十九年二月十七日



議案番号
件名
提出年月日
委員会


議第四十四号議案
工事請負契約の締結について(気仙沼漁港防潮堤新築工事(その二))
二九・二・一七
環境生活農林水産


議第四十五号議案
工事請負契約の締結について(気仙沼漁港防潮堤新築工事(その三))

環境生活農林水産


議第四十六号議案
工事請負契約の締結について(鮪立漁港防潮堤等災害復旧工事)

環境生活農林水産


議第四十七号議案
工事請負契約の締結について(松岩漁港防潮堤等災害復旧工事)

環境生活農林水産


議第四十八号議案
工事請負契約の締結について(泊(歌津)漁港防潮堤災害復旧及び新築工事)

環境生活農林水産


議第四十九号議案
工事請負契約の締結について(志津川漁港防潮堤等災害復旧工事(その三))

環境生活農林水産


議第五十号議案
工事請負契約の締結について(一般国道三百九十八号相川三号橋(仮称)新設(上部工)工事)

建設企業


議第五十一号議案
工事請負契約の締結について(主要地方道女川牡鹿線小乗浜橋(仮称)新設(上部工)工事)

建設企業


議第五十二号議案
工事請負契約の締結について(一般県道高城停車場線松島橋等災害復旧工事)

建設企業


議第五十三号議案
工事請負契約の締結について(一般県道釜谷大須雄勝線尾の崎橋災害復旧工事)

建設企業


議第五十四号議案
工事請負契約の締結について(横須賀地区海岸護岸等災害復旧工事(その三))

建設企業


議第五十五号議案
工事請負契約の締結について(田代島地区海岸護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第五十六号議案
工事請負契約の締結について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その十一))

建設企業


議第五十七号議案
工事請負契約の締結について(大沢川護岸等災害復旧工事(その二))

建設企業


議第五十八号議案
工事請負契約の締結について(中島川護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第五十九号議案
工事請負契約の締結について(七北田川護岸等災害復旧工事(その七))

建設企業


議第六十号議案
工事請負契約の締結について(仙台塩釜港仙台港区防潮堤建設工事(その二))
二九・二・一七
建設企業


議第六十一号議案
工事請負契約の締結について(仙台塩釜港仙台港区防潮堤建設工事(その三))

建設企業


議第六十二号議案
工事請負契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤建設工事(その十三))

建設企業


議第六十三号議案
工事請負契約の締結について(仙台塩釜港塩釜港区桟橋等災害復旧工事(その四))

建設企業


議第六十四号議案
工事請負変更契約の締結について(寒風沢地区海岸堤防災害復旧工事(その一))

環境生活農林水産


議第六十五号議案
工事請負変更契約の締結について(寒風沢地区海岸堤防災害復旧工事(その四))

環境生活農林水産


議第六十六号議案
工事請負変更契約の締結について(大谷地工区農地災害復旧及び区画整理工事)

環境生活農林水産


議第六十七号議案
工事請負変更契約の締結について(鮎川漁港護岸等災害復旧工事)

環境生活農林水産


議第六十八号議案
工事請負変更契約の締結について(渡波漁港桟橋等災害復旧工事(その二))

環境生活農林水産


議第六十九号議案
工事請負変更契約の締結について(閖上漁港防潮堤新築工事(その二))

環境生活農林水産


議第七十号議案
工事請負変更契約の締結について(一般県道大島浪板線大島架橋新設工事)

建設企業


議第七十一号議案
工事請負変更契約の締結について(横須賀地区海岸護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第七十二号議案
工事請負変更契約の締結について(追波川護岸等災害復旧工事(その五))

建設企業


議第七十三号議案
工事請負変更契約の締結について(東名地区海岸護岸等災害復旧工事(その二))

建設企業


議第七十四号議案
工事請負変更契約の締結について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その五))

建設企業


議第七十五号議案
工事請負変更契約の締結について(砂押川等護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第七十六号議案
工事請負変更契約の締結について(戸倉地区海岸等護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第七十七号議案
工事請負変更契約の締結について(片浜地区海岸堤防等災害復旧工事)

建設企業


議第七十八号議案
工事請負変更契約の締結について(東名運河護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第七十九号議案
工事請負変更契約の締結について(鹿折川護岸等災害復旧工事(その二))
二九・二・一七
建設企業


議第八十号議案
工事請負変更契約の締結について(五間堀川護岸等災害復旧工事(その九))

建設企業


議第八十一号議案
工事請負変更契約の締結について(中貞山運河護岸等災害復旧工事(その二))

建設企業


議第八十二号議案
工事請負変更契約の締結について(五間堀川堤防等災害復旧及び護岸等改良工事)

建設企業


議第八十三号議案
工事請負変更契約の締結について(谷川地区海岸水門災害復旧工事)

建設企業


議第八十四号議案
工事請負変更契約の締結について(川内沢川護岸等災害復旧工事)

建設企業


議第八十五号議案
工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤災害復旧工事(その二))

建設企業


議第八十六号議案
工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港塩釜港区胸壁等災害復旧工事)

建設企業


議第八十七号議案
工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港塩釜港区胸壁等災害復旧工事(その二))

建設企業


議第八十八号議案
工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港塩釜港区胸壁等災害復旧工事(その四))

建設企業


議第八十九号議案
工事請負変更契約の締結について(雄勝港防潮堤災害復旧工事(その三))

建設企業


議第九十号議案
工事請負変更契約の締結について(雄勝港防潮堤災害復旧工事(その四))

建設企業


議第九十一号議案
工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤建設工事(その七))

建設企業


議第九十二号議案
工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港石巻港区防潮堤建設工事(その八))

建設企業


議第九十三号議案
工事請負変更契約の締結について(仙台塩釜港松島港区胸壁等災害復旧及び建設工事)

建設企業



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△散会



○議長(中島源陽君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

 二月二十日の議事日程は、追って配布いたします。

 本日は、これをもって散会いたします。

    午後二時一分散会