議事ロックス -地方議会議事録検索-


宮城県 宮城県

平成25年  2月 定例会(第340回) 03月12日−09号




平成25年  2月 定例会(第340回) − 03月12日−09号













平成25年  2月 定例会(第340回)



        第三百四十回宮城県議会(定例会)会議録

                              (第九号)

平成二十五年三月十二日(火曜日)

  午前十時開議

  午前十時二十七分散会

      議長                     中村 功君

      副議長                    佐々木征治君

出席議員(五十九名)

        第一番                  太田稔郎君

        第二番                  天下みゆき君

        第三番                  三浦一敏君

        第四番                  境 恒春君

        第五番                  堀内周光君

        第六番                  石川利一君

        第七番                  長谷川 敦君

        第八番                  佐々木幸士君

        第九番                  村上智行君

        第十番                  すどう 哲君

       第十一番                  遠藤いく子君

       第十二番                  吉川寛康君

       第十三番                  伊藤和博君

       第十四番                  渡辺忠悦君

       第十五番                  細川雄一君

       第十六番                  高橋伸二君

       第十七番                  菊地恵一君

       第十八番                  寺澤正志君

       第十九番                  只野九十九君

       第二十番                  石川光次郎君

      第二十一番                  外崎浩子君

      第二十二番                  岸田清実君

      第二十三番                  佐藤詔雄君

      第二十四番                  菅原 実君

      第二十五番                  坂下 賢君

      第二十六番                  菅間 進君

      第二十七番                  庄子賢一君

      第二十八番                  川嶋保美君

      第二十九番                  佐藤光樹君

       第三十番                  中島源陽君

      第三十一番                  本木忠一君

      第三十二番                  中山耕一君

      第三十三番                  長谷川洋一君

      第三十四番                  池田憲彦君

      第三十五番                  佐々木征治君

      第三十六番                  安部 孝君

      第三十七番                  皆川章太郎君

      第三十八番                  小野 隆君

      第三十九番                  岩渕義教君

       第四十番                  本多祐一朗君

      第四十一番                  ゆさみゆき君

      第四十二番                  藤原のりすけ君

      第四十三番                  内海 太君

      第四十四番                  坂下やすこ君

      第四十五番                  横田有史君

      第四十六番                  小野寺初正君

      第四十七番                  石橋信勝君

      第四十八番                  齋藤正美君

      第四十九番                  安藤俊威君

       第五十番                  中村 功君

      第五十一番                  渥美 巖君

      第五十二番                  畠山和純君

      第五十三番                  千葉 達君

      第五十四番                  仁田和廣君

      第五十五番                  藤倉知格君

      第五十六番                  相沢光哉君

      第五十七番                  中沢幸男君

      第五十八番                  渡辺和喜君

      第五十九番                  今野隆吉君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

説明のため出席した者

      知事                     村井嘉浩君

      副知事                    三浦秀一君

      副知事                    若生正博君

      公営企業管理者                伊藤直司君

      総務部長                   上仮屋 尚君

      震災復興・企画部長              伊藤和彦君

      環境生活部長                 本木 隆君

      保健福祉部長                 岡部 敦君

      経済商工観光部長               河端章好君

      農林水産部長                 山田義輝君

      土木部長                   橋本 潔君

      会計管理者兼出納局長             小野寺好男君

      総務部秘書課長                西條 力君

      総務部財政課長                池田敬之君

    教育委員会

      教育長                    高橋 仁君

      教育次長                   伊東昭代君

    選挙管理委員会

      委員長                    菊地光輝君

      事務局長                   伊藤哲也君

    人事委員会

      委員長                    高橋俊一君

      事務局長                   宮原賢一君

    公安委員会

      総務部長                   山村英次君

    労働委員会

      事務局長                   保理昭泰君

    監査委員

      委員                     遊佐勘左衛門君

      事務局長                   千葉裕一君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    議会事務局

      局長                     佐々木昭男君

      次長兼総務課長                秋山政己君

      議事課長                   菅原幹寛君

      政務調査課長                 濱田 毅君

      総務課副参事兼課長補佐            三浦正博君

      議事課副参事兼課長補佐            片倉邦夫君

      政務調査課長補佐               大泉美津子君

      議事課長補佐(班長)             渋谷敏彦君

      議事課主幹                  布田惠子君

      議事課主幹                  高橋 仁君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    議事日程 第九号

               平成二十五年三月十二日(火)午前十時開議

第一 会議録署名議員の指名

第二 意見書第一号議案 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について拙速に判断することに反対し国益を踏まえた慎重な対応を求める意見書

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    会議に付した事件

一 日程第一 会議録署名議員の指名

二 日程第二 意見書第一号議案

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△開議(午前十時)



○議長(中村功君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△会議録署名議員の指名



○議長(中村功君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、五十七番中沢幸男君、五十八番渡辺和喜君を指名いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△諸報告



○議長(中村功君) 御報告いたします。

 警察本部長森田幸典君が本日から三月十四日まで欠席する旨の届け出がありました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△意見書第一号議案



○議長(中村功君) 日程第二、意見書第一号議案、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について拙速に判断することに反対し国益を踏まえた慎重な対応を求める意見書を議題といたします。

……………………………………………………………………………………………

意見書第一号議案

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について拙速に判断することに反対し国益を踏まえた慎重な対応を求める意見書

 右事件について宮城県議会会議規則第十五条第一項の規定により別紙意見書案を提出します。

  平成二十五年三月十一日

    提出者 議員  安部 孝

    賛成者 議員  藤原のりすけ 佐藤詔雄 小野寺初正

            横田有史

 宮城県議会議長 中村 功殿

……………………………………………………………………………………………

   意見書

 国は、「聖域なき関税撤廃ではない」と解釈する二月二十二日の日米首脳会談の共同声明を基に、我が国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加の時期・判断を急ぐ動きを強めているが、共同声明では、政権公約である「守るべき六項目」の判断基準が満たされているとは言い難い。

 東日本大震災から二年を経過したものの、本県においては、大津波による甚大な被害、さらには、原発事故による放射能汚染と風評被害の深刻化により、農業者及び地元行政関係者等の懸命な努力にもかかわらず、農業の復旧・復興はいまだ道半ばにある。TPP交渉参加は、こうした努力や期待を損なうおそれがあり、米や畜産を主とする本県農業に甚大な影響が及ぶことが懸念される。

 今、国が最優先に行うべきことは、震災復興であり、TPP交渉に参加した場合の国の統一試算も示さず、事前協議に係る情報開示や国民的議論もないままに、国が拙速に交渉参加を判断することは、農業をはじめとした様々な国益の毀損を招くことが憂慮される。

 国が、TPP交渉参加の是非の判断を下す場合は、米などの農業分野の重要品目を柱に、「守り抜く国益」の観点から、国を挙げて慎重に精査・検討し、国民的議論のもとに判断すべきものと考える。

 よって、国においては、国益を踏まえ、TPP交渉参加について拙速に判断をしないよう強く求める。

 右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

  平成  年  月  日

                       宮城県議会議長 中村 功

 衆議院議長 +

 参議院議長 |

 内閣総理大臣|あて

 外務大臣  |

 農林水産大臣|

 経済産業大臣+

……………………………………………………………………………………………



○議長(中村功君) お諮りいたします。

 本意見書案については、提出者の説明を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中村功君) 御異議なしと認めます。

 よって、提出者の説明を省略することに決定いたします。

 これより質疑に入ります。

 本意見書案に対し質疑はありませんか。−−質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 本意見書案については、委員会の審査を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中村功君) 御異議なしと認めます。

 よって、委員会の審査を省略することに決定いたしました。

 討論の通告がありますので、発言を許します。五番堀内周光君。

    〔五番 堀内周光君登壇〕



◆五番(堀内周光君) おはようございます。みんなの党の堀内周光です。

 私は、みんなの党を代表し、TPP交渉にできるだけ速やかに参加すべきであるという立場に基づき、本意見書に対する反対の立場から討論を行います。

 二月二十二日の日米首脳会談において、TPP交渉参加に対する地ならしができたことは、遅きに失した感はあるものの、党としては、これを高く評価し、可能な限り早い段階での交渉参加を実現できるよう協力を惜しまない考えです。

 以下、反対する主な三つの理由を申し述べます。

 第一の理由は、農業施策に対する考え方の根本的な相違です。

 意見書では、現段階での交渉参加に反対する主な理由として、農業の復旧・復興を挙げていますが、そもそも農業は、TPPへの参加、不参加にかかわらず、大改革をなし遂げなければ、衰退の一途をたどるのみです。例えば、米の七七八%とも言われる関税に代表されるように、これまで日本の農産物は高い関税により保護するとしてきましたが、果たして、その間に日本の農業は成長することができたのでしょうか。基幹的農業従事者の平均年齢はおよそ六十六歳。後継者不足の問題も解決の見通しが立たず、何より、この二十年間で農業所得は約六兆円から三兆円と半減するなど、これまでの施策を継続することが今後の日本の農業に明るい展望をもたらすものではないことは、火を見るよりも明らかです。農業の保護は関税ではなく、農家への直接支払いによって達成するのが、世界標準の施策です。関税によって価格を維持する施策は、国内価格を一定水準に押し上げ、消費者に負担を強いるものである一方、農家への直接支払いを通じた所得補償の施策は、農家所得を一定水準に押し上げ、納税者がその負担をするものとなります。現在は、関税と直接支払いの両建ての施策を行っており、関税によって維持された高い農産物を買わされる消費者の負担だけでなく、税金により直接支払いを行うことによる納税者の負担も加わっています。国民に著しく負担を強いている現状を打破するため、関税の引き下げ若しくは撤廃が必須なのは言うまでもありません。農業改革を断行し、強い国際競争力を持つ農業を実現することができれば、農業分野の関税を引き下げるあるいは撤廃することにより、日本は国際交渉において他の分野でも優位に交渉を進めることができるようになります。これこそまさに国益を踏まえた対応ではないでしょうか。

 また、農業の国際競争力を増すことは、品質にすぐれた日本の農産物を世界に広げる動きを加速することが見込まれます。米の全国生産量のうち三割弱を生産するなど、農業において既に国内で優位に立つ東北から世界に打って出る農業を進めることは、震災復興の大きな一助にもなるでしょう。

 第二の理由としては、国際交渉における実態について大きな誤解が存在していることが挙げられます。

 政権が公約に掲げた守るべき六項目を守り抜くという立場に立って考えれば、日米首脳会談の結果を待つまでもなく、例外品目をつくる余地があることは、わかっていたことです。例えば、アメリカもオーストラリアに対し、砂糖の関税は維持したいとの立場をとっています。また、関税を撤廃するにしても、段階的撤廃が可能で、チリの乳製品などは、既に十年を超える長期的自由化も認められています。段階的に関税を引き下げる間に対策を講じることは、十分に可能です。TPPに関する情報が足りないがゆえに、拙速に判断すべきではないという意見も多々聞かれますが、交渉参加国以外には十分な情報が提供されない以上、情報を集め終わったときは既に手おくれであるということになります。これまで、日本がさまざまな国際ルールづくりで出おくれ、不利益を被ったのは、そうした対応を続けてきたからでもあります。一たん交渉に入れば抜けられなくなるという指摘もありますが、国際交渉では、最終的に協定に署名するのか、政府が署名した協定を議会が批准するのか、一たん協定参加した後に、修正交渉を要求するのかなど、各段階で判断の余地は当然認められます。

 第三の理由は、TPPが将来の包括的経済連携の構築に非常に重要な位置づけであることが十分に考慮されているか、疑問を持たざるを得ない点です。

 TPPは、今後のアジア・太平洋における包括的な経済連携を見据えた一里塚と位置づけられています。将来、より大きな連携の枠組みをつくる際、TPPを基礎として、その内容のほとんどが踏襲される可能性は極めて高いと考えられます。仮に、日本がTPPに参加しなかったとしても、将来つくられる大きな経済連携の枠組みに参加する必要性に迫られるのは明らかでしょう。そうだとすれば、まず、TPP交渉に可能な限り早く参加し、日本にとって有利な条件を今の段階から整えておくことが、長期的視点に立って考えても、日本の国益を増す戦略として大きな意味を持ちます。この点をTPP交渉参加に反対される皆様はどのようにお考えなのでしょうか。

 今、判断を迫られているのは、あくまでもルールを決める交渉への参加であって、その中で得る情報や順次整っていくルールの内容を踏まえて、国民的議論を行うべきです。現政権も、その点は十分に理解されていることと思われます。交渉への参加という段階において、政権・与党内部で綱引きが起こっている状況は、それこそ政治の停滞を再び招き、最優先で取り組むべき震災復興のおくれにもつながると懸念します。

 私たちは、不確実な情報や憶測の中で国益に直結する事項を判断するのではなく、正確な情報を得、また、できる限り自国に有利な条件を引き出すために最大の力を尽くした上で、国民、県民とともに判断するべきだと考えます。

 私たちの考えに対し、この議会において一人でも多くの皆様に御理解いただき、御賛同いただけることを期待して、私の反対討論を終わります。

 御清聴ありがとうございました。



○議長(中村功君) 四十五番横田有史君。

    〔四十五番 横田有史君登壇〕



◆四十五番(横田有史君) ただいま提案されました意見書第一号議案、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について拙速に判断することに反対し国益を踏まえた慎重な対応を求める意見書を、本日緊急に臨時本会議を開催し、採択することになりました。昨日の佐賀県議会が全会一致と報じられている中で、全会一致とならなかったことは極めて残念ではありますが、今週中にも安倍総理がTPP交渉参加を表明などと一斉に報じられており、しかも新たな事態が急展開している中で、極めて重要なタイミングでの宮城県議会の対応と言っても過言ではありません。

 それは、第一に、三日前の三月九日に、仙台市の電力ホールで、TPPから食とくらし・いのちを守るネットワーク宮城とJAグループ宮城の共催で、TPP交渉参加断固阻止宮城県民緊急集会並びに街頭行進が約一千名の参加で行われたことです。農業関係、医療関係、保健関係、食の安全安心関係、法曹関係の各代表の決意表明が行われ、TPPとは、第一に、太平洋を囲む十一カ国が関税ゼロなどの貿易の自由化だけではなく、医療や金融の自由化、投資家保護、公営企業の民営化など、あらゆる分野の規制緩和を目指す協定であること。第二に、米国が自分たちの国の企業の利益のために提唱し、参加国の制度を変えて草刈り場とする手段となっていること。第三に、TPP参加十一カ国には、日本を加えたGDPのシェアは日米で八割となり、中国や韓国も参加してない中で、日米間の力関係を見れば、輸入が急増し、日本には全くメリットがないこと等をしっかりと確認し合い、県民総ぐるみの運動を展開する決意を固め合った直後であるという点です。

 第二に、先週の国会論戦の中で、新聞各紙も報じているように、昨年六月にメキシコとカナダが交渉参加を認められた際に、既に数年間先行して交渉してきた米国、オーストラリア、そしてシンガポールなどの九カ国が三つの条件をつけていたという重大な事態が判明したということです。すなわち、第一に、包括的で高いレベルの貿易自由化を約束すること。第二に、九カ国の合意済みの事項はそのまま受け入れ、議論を蒸し返さないこと。三、交渉の進展をおくらせないことという三条件が交渉参加の前提であったこと。しかも、昨年三月には日本政府、そのことを把握していたという新たな事実を、日本共産党の笠井衆議院議員が先週八日の予算委員会で追及、そうした新たに明らかにされた事実を総理や外務大臣も事実上認めたというもので、安倍総理が今週中にも交渉参加を表明するという環境は完全に喪失したと断言せざるを得ないということです。

 第三に、したがって、二月二十二日の日米共同声明では、TPP交渉に参加する場合には、すべての物品が交渉の対象とされること、包括的で高い水準の協定を達成していくことになること、一方的にすべての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求めるものではないことの三点について確認すると述べていますが、メキシコ、カナダの交渉参加における前提三条件を見れば、全く虚構の共同声明と言うべきです。TPPに関して守り抜く国益として、政権公約に記された六項目、すなわち、第一に、農林水産品における関税、米、麦、牛肉、乳製品、砂糖などの農林水産物の重要品目が引き続き再生産が可能となるよう、除外又は再協議の対象となること。第二に、自動車等の安全基準、環境基準、数値基準、数値目的等、自動車における排ガス規制、安全基準認証、税制、軽自動車優遇等の我が国固有の安全基準、環境基準等を損なわないこと及び自由貿易の理念に反する工業製品の数値目標は受け入れないこと。第三に、国民皆保険、公的薬価制度について、公的な医療給付範囲を維持すること。医療機関経営の営利企業参入、混合診療の全面解禁を許さないこと。公的薬価算定の仕組みを改悪しないこと。第四に、食の安全安心の基準、すなわち、残留農薬、食品添加物の基準、遺伝子組み換えの食品の表示義務、輸入原材料の原産地表示、BSE基準等において、食の安全安心が損なわれないこと。第五に、ISD条項、国の主権を損なうようなISD条項は合意しないこと。第六に、政府調達・金融サービス業について、政府調達及びかんぽ、ゆうちょ、共済等の金融サービス等のあり方については、我が国の特性を踏まえることの六項目が堅持できる保証は完全に消滅したと言えます。

 したがって、TPP交渉参加の表明は決して行わせてはいけない政治的行為であり、本日の意見書採択に心からの賛意を表明し、私の討論といたします。

 御清聴まことにありがとうございました。



○議長(中村功君) 三十三番長谷川洋一君。

    〔三十三番 長谷川洋一君登壇〕



◆三十三番(長谷川洋一君) ただいま議題となっております意見書第一号議案、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について拙速に判断することに反対し国益を踏まえた慎重な対応を求める意見書について、自由民主党・県民会議を代表し、賛成の立場から討論いたします。

 我が国は、聖域なき関税撤廃ではないと解釈する二月二十二日の日米首脳会談の共同声明をもとに、我が国の環太平洋戦略的経済連携協定交渉参加の時期判断をめぐる動きを強めているが、共同声明では、政権公約である守るべき六項目の判断基準が示されているとは言いがたい状況にあります。

 東日本大震災から、昨日で満二年、各沿岸市町村において慰霊祭などが開催をされたところであります。本県におきましても、大津波による甚大な被害、更には、原発事故による放射能問題、風評問題は、想像を超えて極めて深刻な問題であり、農業者及び地元行政関係者等の懸命な努力にもかかわらず、農業の復旧・復興は、いまだ道半ばの状況であります。そうした中、農業農村の復興は、いまだ道半ばでありますし、本県は、全国の中でも農業でも有名なしっかりと頑張っている地域であります。そうした中、こうした努力、期待を損なうおそれがあるこのTPPに、米、畜産を主とする本県に甚大な影響を及ぼすことが懸念をされているものであります。今、国が最優先に行うべきことは震災復興であり、TPP交渉に参加した場合の国の統一試算も示されておりません。事前協議に係る情報開示や国民的議論もないままに国が拙速に交渉参加を判断することは、農業を初め、それぞれのいろんな分野での国益の毀損を招くことが憂慮されるところであります。国がTPP交渉参加の是非の判断を下す場合、米などの農業分野の重要な品目を柱に、守り抜く国益の観点から、国を挙げて慎重に精査、検討し、国民的議論のもとに判断すべきものと考えるものであります。

 さきの私の一般質問におきましても、村井知事は、今後の第一次産業に与える影響は大だということからして、近いうちに、政府に、本県農業のためにも、ぜひともしっかりと要望していくということの答弁をいただきました。よって、本県において国益を踏まえ、TPP交渉参加について拙速に判断をしないよう強く求めるものであります。

 これまで、本議会は、この案件のみ本会議となりました。この案件につきましては、自由民主党・県民会議が意見書案を提出いたしまして、政調会長会議におきまして数回に及ぶ意見交換が行われたことの労を深謝しつつも、一部の反対があり、まとまることができませんでした。しかしながら、これまでの説明のとおり、満場の議員の皆様のお力添えをいただいて、本意見書案に対し御賛同賜りますようお願いを申し上げ、賛成討論といたします。

 御清聴ありがとうございました。



○議長(中村功君) 以上で、討論を終結いたします。

 これより採決いたします。

 意見書第一号議案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕



○議長(中村功君) 起立多数であります。

 よって、意見書第一号議案は、原案のとおり可決されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△休会の決定



○議長(中村功君) お諮りいたします。

 委員会審査のため明日本会議を休会とし、三月十四日再開いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中村功君) 御異議なしと認めます。

 よって、明日本会議を休会とし、三月十四日再開することに決定いたしました。

 なお、ただいま御出席の諸君には改めて通知いたしませんので、御了承願います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△散会



○議長(中村功君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

 三月十四日の議事日程は、追って配布いたします。

 本日は、これをもって散会いたします。

    午前十時二十七分散会