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岩手県 紫波町

平成25年 12月 定例会(12月会議) 12月06日−03号




平成25年 12月 定例会(12月会議) − 12月06日−03号







平成25年 12月 定例会(12月会議)



     平成25年紫波町議会定例会12月会議議事日程(第3号)

                平成25年12月6日(金曜日) 午前10時開議

 日程第1 一般質問

       (1) 1番 及川ひとみ議員

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

出席議員(19名)

      1番  及川ひとみ君    2番  作山秀一君

      3番  藤原修一君     4番  箱崎勝之君

      5番  高橋 進君     6番  藤原栄孝君

      7番  北條喜久男君    8番  鷹木嘉孝君

      9番  佐々木栄子君   10番  深澤 剛君

     11番  細川恵一君    12番  中川秀男君

     13番  石川喜一君    14番  藤原惠子君

     15番  岡田尚治君    16番  横澤敏男君

     18番  田村勝則君    19番  小田島英二君

     20番  武田平八君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条第1項の規定により出席した説明員

  町長         藤原 孝君   教育長        侘美 淳君

  生活部長       佐藤美津彦君  産業部長       小田島栄太郎君

  建設部長       佐藤勇悦君   経営支援部長     藤原博視君

  教育部長       小田中 健君  町民課長       藤尾智子君

  福祉課長       鱒沢久年君   農林課長       中田久敏君

  総務課長       小田中修二君  税務課長       鷹觜千春君

  教育委員長      高橋榮幸君   農業委員会長     浦田輝夫君

  代表監査委員     玉山哲史君

事務局職員出席者

  議会事務局長     箱崎茂己君   議会事務局次長    熊谷欣弥君

  書記         八重樫 健君



△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(武田平八君) おはようございます。

 ただいまの出席議員は19名であります。

 定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。

 直ちに本日の会議を開きます。

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△議事日程の報告



○議長(武田平八君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。

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△一般質問



○議長(武田平八君) これより、本日の議事日程に入ります。

 日程第1、一般質問を行います。

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△及川ひとみ君



○議長(武田平八君) 発言を許可いたします。

 第5陣、1番議員、及川ひとみさん、登壇願います。

 1番議員。

     〔1番 及川ひとみ君登壇〕



◆1番(及川ひとみ君) ただいま一般質問の許可をいただきました1番、及川ひとみです。

 質問に先立ちまして、4期16年、環境と福祉のまちづくりを進めてきた藤原町長に対しまして、心から敬意を表したいと思います。任期中の一般質問の答弁は最後となりますので、この時間は貴重なものと感じております。心残りのないように答弁のほど、よろしくお願いいたします。

 12月となり、振り返りますと、あまちゃんブームの明るさはあったものの、紫波町では8.9の大雨災害、10月の台風26号の被害がありました。日本各地で大雨や竜巻による被害、先月はフィリピンと、2013年は災害の印象が強い年となりました。

 町内の災害復旧工事が見受けられますが、各課の職員の方々の日々の奮闘に労をねぎらいたい思いです。

 自然災害は、雨や風、雪など、どのような形で起きるのか想像しにくいものですので、災害に強いまちづくり、災害時の対応、被害が発生したときの復旧の取り組みが必要ということは、多くの人が感じていると思います。過去の災害から教訓を生かし、災害対策を望みます。8月9日の大雨で被害があり、復旧のための農地・農業用施設の災害復旧補助事業の受け付けは11月25日となっていましたが、その申請状況と復旧工事の状況を伺います。

 また、税金や保険料の一部負担金の減免などについては、紫波ネットに掲載されていましたが、申請状況や相談の実態を伺いたいと思います。



○議長(武田平八君) 町長。

     〔町長 藤原 孝君登壇〕



◎町長(藤原孝君) 冒頭に当たりまして、身に余る光栄でございます。ありがとうございました。心残りのないように答弁をしてまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。

 まず最初に、災害対策についてでございますが、ご案内のように、今回の8月9日の大災害につきましては、本当に町にとりましては未曽有の大被害でございまして、大変多くの町民の皆さん方にいろいろご心配をかけさせましたことに対しまして、本当に心から皆様方に御礼を申し上げる次第でございます。

 また、それとともに、早期にこの災害の復旧を進めていかなければならないという信念のもとに、今回の大災害に対応する多くの職員の皆さん方も、昼夜を分かたず活躍をしていただきました。そういう中で、我が町の災害につきましては、政府関係からも非常にご心配をいただきまして、激甚災害の指定を受けることができたということにつきましても、本当に多くの町民の皆さん方のご協力の成果であるというふうに思っておるところでございます。

 そういう中で、今回の大雨・洪水につきましては、町内の農地・農業用施設においても甚大な被害を受けておるところでございまして、農地の災害報告件数につきましては2,000件を超えておるところでございまして、その復旧手続を行っておるところでございます。復旧に際しましては、国・町の補助事業がございまして、その申請期間を11月25日と定めたために、受け付け件数につきましては現在197件、最終的には400件前後を見込んでおるところでございまして、手続済みのものは、順次復旧工事に取りかかっておるところでございます。

 また、被災規模の大きい箇所につきましては、国の災害査定を現在受けておるところでございまして、復旧手続を今現在、進めているところでございます。

 災害復旧につきましては、迅速に取り組み、農業者の経営基盤の復旧を図ってまいる所存でございます。

 次に、税や保険料の減免についてでございますけれども、減免に関する問い合わせ・相談件数につきましては十数件ございましたが、いずれも被害状況を十分認識、確認の上で、説明・対応をいたしたところでございまして、また、減免申請につきましては、保険料に関するものはございませんでしたが、町税に関する申請が3件ございまして、いずれも承認を得ておるところでございます。

 以上申し上げまして、第1点目の答弁にかえさせていただきます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 今、答弁いただきましたけれども、9月号の紫波ネットのほうに、罹災証明の発行などについて詳しく載っていましたが、罹災証明の発行数は幾らになりますか。お聞きしたいと思います。



○議長(武田平八君) 税務課長。



◎税務課長(鷹觜千春君) お答えをいたします。

 罹災証明の発行件数でございますが、きのう時点で54件というふうになっております。

 以上でございます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 床上浸水の件数の割には若干低いような気がいたしますが、この辺のところ、何か確認とかはおとりでしょうか。



○議長(武田平八君) 税務課長。



◎税務課長(鷹觜千春君) お答えをいたします。

 罹災証明を申請してこられる方々は、その用途について、私ども窓口のほうで尋ねられるケースもございますが、おおむね被害に遭った建物の保険の申請、損害保険の手続に使用される方がほとんどでございまして、あとは勤務先のほうから言われて来たという方も若干名おりましたけれども、そういった関係で、この数字になっておるのかなというふうに思われます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 年が明ければ税金の申告が始まるわけですけれども、もしかしたら紫波ネットに書いていることも読み解けないとか、問い合わせをしていない方がいるかもしれないのではないかなというふうに感じます。もし減免を受けられる人が申告の際にでも確認できればいいのかなというふうに思いますが、申告のときにでも、そういう罹災証明の発行、それに伴う減免などについては可能でしょうか。



○議長(武田平八君) 税務課長。



◎税務課長(鷹觜千春君) 税の減免につきましては、ご承知のとおり、これから納期限が到来するということが対象になっておりますけれども、今、議員ご発言のとおり、そういった制度を知らなかったというような場合は、それまで納期限を戻って、減免の申請をすることは可能でございます。ですので、おっしゃったとおり、申告の機会にそういったような相談なりがございましたらば、説明をして対応してまいりたいというふうに思います。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) できればそのときに、震災による何か被害がありませんでしたかという問いをとってもらいたいなというふうに思います。なかなか本人から出てこないことがあるかもしれないので、そこのところは確認のほうをよろしくお願いしたいと思います。

 それから、災害が発生したときのことに関してなんですが、区長さんとかに話を聞いたときに、大雨がやんだ次の日、結構被害に遭ったところがあると。そうしたときに、どこにどういう報告をしていいのかわからなかったけれども、対策本部が立ち上がっていたので電話連絡をしたということでした。そして、大体どのような報告をしたのですかと聞くと、誰の何という人のどの場所、地番を言ったところもあるということと、それからたまたま通った土木のダンプの方に報告して、ここを直してもらえないだろうかというようなこともあったそうです。そこで、その土木のダンプの方が連絡をしてくれたということもありまして、早目にそこの修復ができたということを区長さんが言っていました。あとは、業者に直接言って直してもらったので、自分の区のところは早く復旧できたということを言われていました。

 やはり、この災害の後、職員の方たちが非常に電話対応やら追われているのを見ていましたので、どうやったら、どういう報告の仕方が、受けたら事務的にスピードが増すとか、うまくいくのかということを考えたほうがいいと私は思ったんですが、どういう報告の仕方がいいのか、報告するほうと受け取るほうで、何かこうスムーズにいくような方法を、今回の災害を教訓に考えたほうがいいのではないかなというふうに思いますが、何かそのような教訓になるようなことを考えていらっしゃいますでしょうか。それは、農林関係のほうですけれども。



○議長(武田平八君) 農林課長。



◎農林課長(中田久敏君) 農地、それから農業施設、非常に多くの被害をこうむったということで、その間、農業者の皆様からいろいろご報告をいただいているところでございます。その中で、やはり今回教訓としたものは、各関係機関と連携して、そしてそういった情報を1カ所であれば一番いいわけですけれども、農協に連絡する方、土木農林あるいは総務課ということで、農家によってはまちまち報告していると。それを最終的に集約するという方法が今回必要であったなということで、その間我々のほうでは、農協あるいは土木のほうと、来た内容を精査いたしまして、農林災害、あるいは土木災害というふうな振り分けをしたわけですが、若干その部分、時間的なロスもあります。それから、連絡いただいた方も地域のリーダーの方がある程度取りまとめてご報告した方、あるいは一人一人報告した方、さまざまな連絡方法があったということで、どれが一番いいのかというと、これが一番いいというのがなかなか、地域の中の取り組み、あるいは集落の中の取り組みもあると思いますので、そういった部分、検討を重ねながら、ある程度、今後災害があったときにはこういう方法でとうお示しはしていく必要があると。ただ、こういう方法でというのはなかなかない、やはり、今まで地域でやっている方法、そういったいい取り組みがあればそれでいきますし、なかなかそういったところがないところについては、そういう方法をお知らせしていきたいというふうに考えております。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 区長さんからどういう報告の仕方がいいのかというのを聞かれたときに、区長が地番を調べて報告したほうがいいのか、それとも、本人がしたほうがいいのかというようなことを聞かれましたので、その辺のところはやはり地区によって状況がまとまりやすいとかいろいろあると思いますので、自主防災などのほうでも取り組めばいいのかなというふうに思いますが、農林課のほうでは、名前、地番、電話番号というようなもので受けても大丈夫だというのであれば、そういうふうにお示ししてほしいというふうに思います。

 9月会議のときにも災害のことについて取り上げたんですが、実はその災害時の情報についてということで関連でお話ししたいと思いますけれども、この災害時の情報というものがどの避難場所に行っても被災した方々、避難した方々に聞いても、一番大事だったのかなというふうに思いましたが、これについてですけれども、有線放送を防災に関する情報を得るものとして使えないだろうかというふうに考えます。スピーカーだけでも音でお知らせするということはできるんですが、3.11のときに停電でも有線だけは使えました。携帯ももうストップした状態だったんですが、機種によっても違うと思いますけれども、台風や大雨では避難勧告や土砂崩れの警戒区域でなければ、むしろ家の中にいたほうが安全ということも考えられます。それから、介護施設、デイサービスなど送迎のある施設に関しても、やはり道路状況がどうなっているのか、水がどこまでどう来ているのかという情報というのはなかなか得がたいということがありましたので、この有線放送を各戸にスピーカーをつければ、防災の役割を果たせるのではないかというふうに感じておりますが、そういうところに関しては検討いただけるものでしょうか。



○議長(武田平八君) 総務課長。



◎総務課長(小田中修二君) ただいまのご質問にお答えをいたします。

 その避難情報等、有線放送に有効活用したらどうかということでございました。今現在、有線放送も都市部においては加入率が半分を下回っているという状況でもございます。そういったことから、すぐそのままというふうな形にはならない部分がございます。今回、災害においては、エリアメールという形で多くの方が携帯をお持ちでございます。そのエリアメールにつきましては、避難所を開設する、人命にかかわるものという条件はございますけれども、しかしこのような地域によっての災害においては有効な手段だと考えておりますので、その部分をさらにまた活用できるように考えて進めてまいりたいと思います。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) やはり災害のときに考えるのは、要援護者ということになると思いますけれども、高齢者の方がみんな携帯を持っているわけではないということが考えられます。

 今、有線放送のほうでは、もう本当に機器が、機材も進化していて、音声がデータとして電話機のところに残るとか、さまざまなものがあります。それを今、試算や検討をしているところなんですが、これは防災だけにかかわらないと思うんですけれども、ちょっと話は広がるかもしれませんが、例えば紫波ネットも、私は大変情報が詰まったものだなというふうに感じていますが、高齢者になってくると、紫波ネットを読めない、お知らせを受け取ることができないということが出てくると思います。役場から出された通知、例えば医療費の減免の申請の書類にしても、高齢者の人がこれは何のことだろうかというふうに、読めないことがあります。その人も、これは何だろうと、例えば近所の人に聞いて教えてもらえれば、じゃ、役場に行ってみようかなということもあるのですが、そういうこともなければ、申請さえもできないということが考えられます。これからの高齢化社会と防災は別物ではなくてつながっているのではないかなというふうに思います。通知が来ても読み解けない、役場に来られない人がふえる、だから声のお知らせ紫波ネットが有線になるのではないかなというふうに感じますので、そしてなお、この有線放送が、今建てられようとしている新庁舎の一室に入ることになれば、防災と、それから紫波ネット声のお知らせということで、一挙両得というか、そういうことが考えられないかなというふうに感じますので、ここでまず否定しないで、有線放送の方と一度お話をして、可能性を探ってみるということができないでしょうか。来年度、その有線のシンポジウムの全国大会があるということで、今、有線放送のほうでも一生懸命いろんな取り組みを模索しているところですので、ぜひ協議をしてみてはいかがでしょうか。



○議長(武田平八君) 総務課長。



◎総務課長(小田中修二君) 地域の情報源として有線放送は大変貴重なものであると思います。今回、このようなご質問、ご提案をいただいておりますが、有線放送とは事業のあり方についても、今年度ですけれども、一度協議をした経過がございます。また、新庁舎におきましても、有線放送の必要性がございますので、独自のケーブルを有線放送の事務所から引くことも含め、今対応しておるところでございます。そういったところを含め、また、そこのところは検討するような形で進めてまいりたいと思います。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) ぜひそれを早急にしていただくようお願いしたいと思います。

 では、次の質問に移ります。

 保育問題と子育て支援についてお伺いします。

 子ども・子育て支援新制度、以下新システムと言いますけれども、消費税増税を前提とする社会保障・税の一体改革の一環として子ども・子育て関連3法案が提出され、2012年8月に民主・自民・公明の3党合意で強行成立されたものです。新システムは、2015年4月からの実施を目指して準備が進められているようですが、新しい制度が子どもたちにとって今以上のいいものとなるのか、どのような見解を持っているかを伺います。

 地方版子ども・子育て会議設置については、どのような方針を持っているのかも伺います。

 また、子育て支援の一つとして、県内では、乳幼児医療費助成の対象を義務教育期間まで引き上げている自治体もあります。町でも、当面、小学校卒業まで実施するべきと考えますが、町長の見解を伺います。



○議長(武田平八君) 町長。

     〔町長 藤原 孝君登壇〕



◎町長(藤原孝君) 及川議員の2点目の答弁をしてまいります。

 保育・子育て支援についてでございますが、この制度は1人の子どもが健やかに成長できる社会の実現を目指しまして、質の高い幼児期の学校教育・保育、総合的な提供を願うものでありまして、保育の量的拡大と確保、教育、そして保育の質の改善、地域子ども・子育て支援の充実という3つの目標を掲げておるところでございまして、町村が実施主体となっておるところでございます。

 現在、国では、内閣府に子ども・子育て会議を設置いたしまして細かな部分を審議しているために、まだその全容が表示されていないところでございますが、その動向については、常に重視をいたしながら、今後進めてまいらなければならないというふうに思っておるところでございます。

 当町では、これまでさまざまな事業を展開してまいりましたが、新制度の実施に当たりましては、これまでの施策を再構築いたしながら、関係各位のご理解とご協力をいただきながら、よりよい子育て環境整備をするとともに、子どもの健全な成長にも配慮していくものというふうに進めてまいりたいと思っておるところでございます。

 次に、2点目の地方版子ども・子育て会議について答弁をさせていただきます。

 当町におきましては、3月までに設置したいと考えておるところでございますが、子ども・子育て会議においては、現在進めております保育ニーズに関するアンケート調査の結果に対しまして意見をいただくほかに、来年度において策定されます新制度に基づく子ども・子育て支援事業計画にかかわっていただくなどの子ども・子育て支援策を総合的かつ計画的な見地から審議をしていただく予定となっておるところでございます。

 次に、3点目でございますが、幼児期医療費の助成対象の拡大についてでございますが、この制度は、全国一高いと言われました県の乳幼児死亡率を低下させるために、この対策の一環といたしまして創設されまして、県の医療費補助事業を初めといたしまして現在も事業継承をいたしておるところでございます。当町の幼児死亡率については、現在はゼロに近い状況を維持いたしておりまして、健全な状態となっておるところでございます。平成16年度に他の自治体に先んじまして、対象年齢を小学校1年生まで引き上げさせていただいたところでございます。医療と健康は幅広い年代にかかわる課題でありまして、予防接種事業の充実、あるいは財政状況等の情勢を踏まえまして、総合的な観点から対応を検討してまいる所存でございます。

 以上申し上げまして、2点目の答弁にかえさせていただきます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 今、答弁いただきましたけれども、この保育を必要とする子どもに格差のない保育の提供が大事だなというふうに感じています。

 今回のこの新システムの中で、親の就労時間によって短時間・長時間の保育時間を設定する案が出されています。子どもの生活・発達保障という視点から見れば、集団保育が成立する最低8時間の保育が必要だと専門家の方は言っています。この分けるということで、お昼寝の最中、もしくは起きてすぐ、短時間の方のお母さんは連れていかなければないとか、さまざまな問題が出てきて、そして子供たちも集団で何か取り組むというときの支障を来すということになっているようです。このことについては、どのようにお考えになりますか、お聞きしたいと思います。



○議長(武田平八君) 福祉課長。



◎福祉課長(鱒沢久年君) 現在審議されております情報をお聞きしますと、議員おっしゃられたようなことが話し合われているというふうに聞いております。ただ、その中に地方自治体独自のサービス、延長を加えられないか、そういったところも模索しながら、まだ本当に明確になっていない部分が多いところでございますので、それを子ども・子育て会議の中でもんでいきたいというふうに考えております。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 子ども・子育て会議の重要性が今見えたような気がしますけれども、小規模保育事業というものが待機児童の受け皿として安倍首相が押し出したものなんですけれども、定員6人から19人ということで、この認可基準が緩和されました。国家資格を持つ保育士が半数でいいというふうにされています。待機児の8割を占めるゼロから2歳児の受け皿として位置づけられる小規模保育ですけれども、多様な主体が多様なスペースを活用するというふうに言っています。これは、ビルの一室でも開業できるイメージではないかということで、ゼロから2歳児というのは、紫波町ではありませんけれど、保育施設での死亡事故が多い年齢というふうに全国的には言われています。この乳児保育の規制を緩めるということは危険じゃないかなというふうに感じますが、その点はどのように受けとめていますでしょうか。



○議長(武田平八君) 福祉課長。



◎福祉課長(鱒沢久年君) 今回、子ども・子育て支援法、頭のほうに子どもという言葉がついております。これまで子育てサービスの充実を図ってきたわけでございますが、若干、子どもに対する配慮といいますか、そういったものが欠けていたのかなというふうに思っていまして、その「子ども」という言葉がついたことで、子どもに対する配慮が何ぼか組み込まれるのかなと思っておりましたけれども、実際は、例えば、子どもの成長に大事な乳児期をお母さんと過ごせるためには、やっぱりこういった法律ばかりじゃなく、その関連法律、労働関係の法律なんですが、その中で、1年間の育児休業を完全取得できるような、こっちのほうももうちょっと充実していただきたかったなというふうな考えでおります。

 そうとはいえ、実際にはゼロ歳児から受け入れなければならないということで、そういった事故がないように今後検討していきたいというふうに考えておるところでございます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 国家資格を持つ保育士が半分でいいということは、その時点で保育の質というか危険度が増すのではないかなというふうに感じますけれども、このシステムの中で本当にさまざまな問題があると思いますけれども、ただ一つ、まだ望みがあるとすれば、国基準以上の基準を設定することは禁止されていないということなので、この限られた枠の中でも、最善の道を町としては考えることができるということに、私は望みをかけたいなというふうに感じています。ですから、先ほどの小規模保育、国家資格を持つ保育士が半数でいいとされているけれども、半数でなくていいということですよね。町としては、全員が国家資格を持つ保育士でもいい、そのように決まればそれでいいということだと思いますので、まだ具体的なことが国からなかなか示されないということですけれども、それが示されなくても、やはり最善の道を考えていくことが大事ではないかなというふうに思います。

 答弁の中に、アンケートをとっているということなんですけれども、この保育ニーズに関するアンケートというのは、対象はどのような方をとったんでしょうか。



○議長(武田平八君) 福祉課長。



◎福祉課長(鱒沢久年君) 対象は、1,700世帯に対しまして、回収率も考えまして、全部が全部答えてくれるわけじゃないんで、ちょっと多目にとったんですけれども、現在、就学前のお子さんをお持ちの方の世帯、それから放課後児童育成の関係で、小学校低学年のお子さんをお持ちの世帯というふうに分けまして、合わせまして1,700世帯にアンケート調査を実施しておるところでございます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) このアンケート結果は、締め切りはいつになってますでしょうか。もう取りまとまったんでしょうか。



○議長(武田平八君) 福祉課長。



◎福祉課長(鱒沢久年君) 取りまとめのほうは何とかことしじゅうにやりまして、専門業者のほうにその分析等をお願いする予定となっております。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 就学前と放課後、小学校低学年の世帯ということで、できればお勤めの妊婦さんになっている方たちにも聞いてもらいたいなというふうに思います。その人たちは、産後働こうと思っているのか、保育所に預けたいのか、そういうところまでもやはり聞いてほしいなというふうには思いましたけれども、この子ども・子育て会議は、計画を策定してということで、変更する際は、この会議の意見を聞かなければならないというふうになっていますけれども、その計画をつくった後も子育て支援の施策の実施状況について調査・審議するための附属機関になるということが国のほうで出されていますけれども、このメンバーはどのような方を入れるかもうお決まりでしょうか。



○議長(武田平八君) 福祉課長。



◎福祉課長(鱒沢久年君) メンバーにつきましては、実際に子育てを行っている方にも入っていただきますし、それから、学識経験者とか、そういった方面の方々にお願いする予定でございますけれども、具体的にはまだ決まっていないところでございます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 3月末までに設置したいと考えているということで、本当にどういうメンバーを入れるかによって、かなり計画が変わってこないかなというふうに思われるんですが、この子育て会議の意見を聞きながら計画を策定するということで、本当に大事な会議のメンバーになるんではないかと思いますけれども、そのメンバーをどういうところから選ぶかというところが今からということですので、当事者グループというか、やっぱり障害児を抱えているお母さんとか、けやき学園、それからさくら製作所など、本当にそういう当事者グループの方をぜひ入れてもらいたいなというふうに思います。

 それから、子育て中、子育てになる前の方、そういう方たちも、これからどういうふうに子育てをしていきたいかと思う方、そういうふうな本当に現場の声、当事者の声が入るような会議のあり方にしてもらいたいなというふうに思います。そして、この調査・審議するということも盛り込まれている機関なので、このメンバーの重要性を感じていただきたいなというふうに思いますが、3月末までに設置ということですけれども、間に合うのでしょうか。



○議長(武田平八君) 福祉課長。



◎福祉課長(鱒沢久年君) 子ども・子育て計画は、事業計画ということですので、サービス料をどのくらい確保したらいいかと、そういったところがメーンになるわけでございますけれども、そういったところで、まだそれこそ国のほうから詳細部分が示されておりませんので、それを説明していかないと、何を審議したらいいのかというのがぼやけてくるということで、3月ぎりぎりになると思いますけれども、今年度中には会議のほうを設置したいというふうに考えておるところでございます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 紫波町の子どもたちの保育を決める大事な機関となりますので、ぜひとも当事者グループということを頭に入れてつくっていただきたいなというふうに思います。

 それから、この地域子ども・子育て支援事業というものがありますが、関連で放課後児童の健全育成事業ということで学童保育のことも出されておりますけれども、紫波町で赤石こどもの家が人数が多くなったということで2カ所になるような話が出ています。今回の予算にも盛り込まれていると思ったんですが、そもそも学童保育の場所なんですけれども、本来は学校のそばがいいんではないかなというふうに感じています。遊び場が遠かったりすると、指導員さんの人数が少ないと、一緒についていって見守ることができないということで、部屋の中だけに置かれている、かごの中の鳥のような状態で、帰りの時間まで施設の中にじっとしていなければならないというのは、子どもの体の発達にとってもよくないのではないかなというふうに感じます。ですから、学童保育に聞くと、やはり遊び場、学校のそばがいいということで、柵のある公園でないと連れ出せないという話も聞いていましたけれども、柵のある公園でも離れていれば、そこについていく指導員がいなければ出せないということです。指導員さんたちは、本当にその建物の中でもコンクリの壁だったりしますので、けがをさせないように気を使っているということを、とにかくけがをさせないようにということは、どこの学童保育のこどもの家の指導員の方々も気をつけているところです。けんかしたりとか、走って壁にぶつかるとか、そういうことに気を配っているなというのを会話の中で感じたんですけれども、そして、こどもの家を2カ所に分けても、所長の兼務ということで、今もそういうふうに兼務になっているのですが、日詰こどもの家は兼務になっていますけれども、そうすると、やはり2カ所目が行き届くのか、そういう子どものことを考えると、やはり手薄にならないかなというふうに感じますけれども、そういう部分ではいかがお考えでしょうか。



○議長(武田平八君) 福祉課長。



◎福祉課長(鱒沢久年君) この後の補正予算のほうで質問はあるかなと思っていましたけれども、現在、赤石第2こどもの家について、来年の4月開所を目指して小学校前の建物をお借りして、そこを改築しながら開所したいというふうに考えております。

 それから、所長、指導員の関係でございますけれども、日詰、それから古舘、所長は1人しかおりませんけれども、副所長的な役目を果たす方も設置しておりますので、そういった中で所長と連絡をとりながら、放課後安全に子どもたちを過ごさせるというのが目的でございますので、そこを最重要点に置きまして、その中でできる範囲で、子どもたちにも閉じ込めておくだけじゃなくて、ある程度は運動的なものもというふうに考えております。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) その第2となる小学校の近くのところでは、そこの小学校の校庭で遊ぶことができるかもしれませんけれども、離れている場所では遊ぶことができないということになりますし、2カ所でどういう分け方をするのか、友達と別れたくないとか、子どもの視点に立てば、やはりうまくないこともあるのではないかなと。本来は、本当は小学校の近くに1カ所でやれるほうが子どもにとってはいいのではないかなというふうに考えますけれども、そこのところは検討できますでしょうか。



○議長(武田平八君) 福祉課長。



◎福祉課長(鱒沢久年君) 理想形は確かにそのとおりでございますけれども、やはり現実的に用地とか、それから建設費の関係もありますし、そういった面で現在苦慮しながら設置しているところでございます。今後そういった改善の余地があれば、そういったところを検討していきたいというふうに考えております。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 子どもにとってという子どもの考え方から、施設とかその設置場所、いろんなことを考えていただきたいというふうに思います。

 3点目の質問に入りますけれども、乳幼児医療費助成対象について答弁いただきましたが、きのうの細川恵一議員の質問の中で生活保護の部分での答弁がありましたが、就学援助に関しては生活保護費の新基準で算定しても外れないという、きのう答弁がありました。それは、裏を返すと、そのくらい所得が低いということではないかなというふうに感じました。この乳幼児医療費助成については、一度議会でも取り上げていますし、以前から取り上げられていたことなんですけれども、それから、今、子どもたちの状況からいくと、アレルギーの子どももふえている、その中で子どもの健康を守ることが大事ではないかなというふうに思います。今、非正規雇用の世帯もふえていて、そして、その収入、所得によって病院にかかれる、かかれないという子どもの格差ができないように、私はお願いしたいなというふうに思います。

 この医療費助成ということなんですが、だから、お金の心配をしないで子どもを病院に連れていける、そういう親にとっての安心と子どもの健康を守ることで大事ではないかと思いますが、もう一度、せめて小学校卒業まで医療費助成を考えることはできないでしょうか。



○議長(武田平八君) 町民課長。



◎町民課長(藤尾智子君) ただいま乳幼児の医療費助成ということでご質問をいただきました。

 乳幼児の小学校入るまで、小学校1年生までは、確かにいろいろな病気にかかる確率というのは大変高うございますし、お子さんをお持ちのお母さんの心情については、大変ご苦労されているということは十分に理解させていただいております。

 ただ、先ほどの子育て・子ども会議ではございませんが、子育て全般の支援の中で今までも医療費助成について検討を続けて、さまざまな医療費の予防のほうとか、それから、保育の環境を整えるというようなことを総合的に考えながら検討してまいりましたし、今後もそのように総合的に子育ての年代の皆さんにとってどのような方法が一番よいのかを考えながら検討してまいりたいと思います。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) いつも総合的にということで、予防接種事業やさまざまな保育から、それを総合的に捉えて対応を検討するということを、何か以前も回答いただいたような気がしますけれども、いずれ、お金がないために子どもを病院に連れていくのを我慢しなければならないという状況がないようにお願いしたいというふうに思っておりますので、もう一度検討のほうをよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、最後の質問に入ります。

 特定秘密保護法案について伺います。

 11月7日に審議が始まりました特定秘密保護法案(以下秘密保護法)は、福島での地方公聴会で公述人7人が法案への反対・慎重を表明し、国民や各団体、弁護士、放送、メディア、演劇、出版など各界から反対の声が上がる中、11月26日に自民・公明・みんなの党の賛成多数で強行採決されました。きのうの5日にも参議院の特別委員会で強行採決となり、アンケートでも国民の半数が反対報道でありました。連日反対の声が上がっているのに、なぜ国会に聞こえないのか、国会会期末の本日、良識の府である参議院で否決になることを願うばかりです。

 秘密保護法は、政府が秘密を指定し、国民には何が秘密かも明らかにされず、国民を監視し取り締まる目的のものであり、基本的人権、国民主権、平和主義という日本国憲法の基本原理を根底から覆す悪法と思います。

 秘密保護法では、国の決めた秘密に近づくことが罰となります。特定秘密を持つ人に情報を求めることは、特定秘密を保有する者の管理に害を及ぼす行為として処罰の対象となります。情報を得なくても、共謀、教唆、扇動として罰に問われるので、集会での一言が犯罪にされかねない、また、秘密として指定された情報を取り扱う公務員や民間企業社員が情報漏えいをするおそれがないか、「適性評価」という名目で徹底的に調査をされます。

 秘密保護法が成立すれば、一般市民の住民運動などを監視する自衛隊情報保全隊や公安警察のような国民監視組織が活動を強めることになるなど、こういう問題点から町の自治体職員、町民が日常生活を監視されることにつながりますが、これに対しての町長の見解を伺います。



○議長(武田平八君) 町長。

     〔町長 藤原 孝君登壇〕



◎町長(藤原孝君) 及川議員の3点目の答弁をしてまいります。

 特定秘密保護法に関する法律案についての質問でございますが、この法律案は、政府が保有する重要な情報の一部を保護し、国と国民の安全を確保することを目的に定めようとするものでございます。法案内容につきましては、国の安全保障に関する一定の事項のうち、特に秘匿を要するものを特定秘密として保護するために、行政機関における特定秘密の指定、特定秘密の取り扱いの業務を行う者に対する適性評価の実施等の特定秘密の管理に関する措置、特定秘密の漏えい等に対する罰則等について盛り込んだものとなっておるところでございます。

 特定秘密の対象は、防衛、外交、特定有害活動防止、テロリズム防止の4分野に関する情報と言われておるところでございまして、特定の秘密の指定は、その情報を管理している国の行政機関の長となっているものでございます。

 また、当法案につきましては、特定秘密を取り扱う人のプライバシーを調査し管理する適性評価制度が規定されておるところでございまして、国家公務員だけでなくして、一部の地方公務員、政府と契約関係にある民間関係者、大学等で働く人も含まれ、本人の家族や同居人にこの調査が及ぶことが予想されるところでございまして、広い範囲の人の個人情報が収集・管理されることによりまして、国民生活に大きくかかわってくるものというふうに思っておるところでございます。

 国は、国益を守ると同時に、国民の知る権利と基本的人権擁護を堅持する責務がございまして、町といたしましては、町民の福祉と町民生活のプライバシーが守られるように重視をしていかなければならないと思っておるところでございます。こういう点を町民の目線で、今後この関係を重視していかなければならないというふうに思っておるところでございますので、特にこの関係につきましては、今、国会で議論をされておるところでございます。

 今後につきましても、こういう点を重視しながら、町民の安全と安心を守ってまいりたいというふうに思っておるところでございます。

 以上申し上げまして、3点目の答弁にかえさせていただきます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 答弁いただきましたけれども、この特定秘密の対象は、防衛、外交、特定有害活動防止、テロリズム防止ということで、特定有害活動というのは、スパイ活動のことを上げておりますけれども、この国会の国家安保特別委員会の中で質問のやりとりをされるようになって、それがテレビで出るようになってから、本当にこういう法律、大丈夫なのかという不安の声がどんどん上がってきているということです。

 もう本当に今、もしか、いつ、きょう強行採決をされるのではないかという、ここにいながらも緊張している状態です。私は、岩手県から選出された与党の国会議員の方々にもファクスで廃案にしてほしいという願いを込めてメッセージを送っておりますけれども、この特定秘密ですが、石破 茂さんのブログの中、そして訂正はされましたけれども、民主主義のデモ等、デモや集会がテロと共通しているということをブログで出ておりました。その後撤回はしましたけれども、後援会の中でもそのことを言っているということは、やはり認識としては、この原発やTPP反対、消費税増税反対などのデモなど集会をテロと同等に見ているということがこれで感じられました。

 結局、この特定秘密は、国民監視、国の都合の悪い部分を隠して国民を監視し、物を言わせない、一般国民に向けられたものではないかなというふうに感じています。

 これは今国で論議されているものですが、紫波町にとっても大きくかかわる問題であるというふうに私は感じています。この法案のテロリズムの定義、政治上などの主義・主張による強要・殺傷・破壊を上げていますけれども、石破幹事長がデモがテロと共通と発言したことは、やはりデモが、この部分の強要に当たる可能性があるということです。私は、弁護士さんの話を聞きましたけれども、この共謀は、やる直前、怪しいだけで捕まる、まず一旦捕まえるということが起きてくるだろう、何の罪かは秘密である、私は何で捕まったんですか、そのことすら秘密になってしまう、秘密のままの刑事裁判が行われるということです。何で捕まったかわからないものをどうやって正当を立証できるのか、本当にこれは恐ろしいことだなというふうに感じています。

 国家安保特別委員会の質問の中で、内閣審議官の答弁によりますと、この公務員に関する秘密を扱う公務員の適性評価は、飲酒の節度、信用状態、経済的な状況、精神疾患、犯罪歴、家族や同居人などが調査項目に上がっています。これは、ちゃんと答弁になっているものですが、ほかに公務所、公私の団体に必要な事項の報告を求めることができるとなっています。公務所、公私の団体というのは、おおよそ全ての団体が対象になるということです。民間の病院、クリニック、金融機関、信用情報機関など、広く調査が及ぶということです。回答を求められれば拒むことができないというふうに答えていますので、どれだけ私たちのことが調査されて、適性評価の中に、友人関係やら何やら、そこに集められるかという本当に個人情報が集められるんだなというふうに感じています。それに、この町職の方も自衛隊の事務をとる方とかが当てはまるのではないか、そのように感じています。

 この紫波町では、TPPと食料・農林水産業・地域経済を考える紫波町民会議ができていますけれども、去年このTPPに反対する集会を開いてデモ行進も行いました。国に言わせれば、これもテロ活動の一つというふうに見られかねないということです。そうなってくれば、私たちの普通の願いや主張はどこでどうやって出せばいいんでしょうか。これが本当にこの紫波町にとっても、いい法案になるのでしょうか。誰のための法案であるのかということが本当に心配になりますが、この点についてはどのようにお考えであるかお聞きしたいと思います。



○議長(武田平八君) 経営支援部長。



◎経営支援部長(藤原博視君) お答えいたします。

 心配の向き、そのとおりだと思います。最初にお話しいただいたデモとテロというお話ありましたが、全くの間違いだとは思います。否定なさったようですから。

 テロの行為については、例えばということで、与党側のほうで挙げた事例ですと、国際テロ組織の関係者の動向とか、あるいは情報収集活動の情報とか、そういったような情報がそれに該当するというようなことでございまして、いわゆる一般的な、今も、本日もなさっているかもしれませんが、そういったデモとは全くジャンルの違うものというふうに認識しております。

 それから、これもQ&Aにあったんですが、TPPとか原発事故は対象の外だというようなQ&Aがございました。ただし、いわゆる法解釈の中でそれがどのように運用されるかということについては、心配のスタンスをとっていかなければならないのかなと。さまざまな報道、新聞とかテレビとかでも報道されていますし、あるいは特集を組んでいるテレビ番組もあります。そういった情報の中ですと、決して心配が払拭されている状態ではないなという認識がございます。

 それから、調査対象について、例えば、紫波町民の方々がどのように調査されるかということですが、これもそのQ&Aの中にございます中身ですと、対象の方のご家族について、あるいは同居人についても、氏名とか生年月日とか住所、国籍、そういったものが調査されるやの具体的なQ&Aもあります。それが実際に運用された場合、その範疇なのか、あるいはそれよりも狭まるのか、その辺もまだ不透明感がございます。

 それから、調査内容について、例えば政治活動とか個人の思想信条、そういった部分までもどうかという部分については、調査の対象ではないという原則論にはなっておりますが、これについても、こちらとしても、デリケートにその運用についての部分は、注視していかなければならないだろうなということで、総じて新聞その他メディアで報道されていますような心配があることだけは確かかなというような状態でございます。

 以上です。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 日々、委員会の中での質疑で明らかになっていることがあるんですけれども、最初は一般市民は巻き込まれることはないと言っていましたが、12月5日の質問の中で、違法な目的がなくても、情報取得をしたということ、違法な目的がなくても、処罰の対象となるのかという質問に対して、森 雅子担当相は、「はい、そうです」と認めました。そういうふうに答弁しておりますので、本人にそんな悪意がなくても、ちょっと聞きたかったとか、ちょっと調べてみたかったというだけでも処罰の対象となるということが明らかになっています。これで、一般市民が巻き込まれないわけがないなというふうに感じています。これが、今国会で成立したときに、本当にいろんなことが想定されるかなというふうに思うんですが、教育関係でいえば、子どもたちに、この国には秘密保護法というものがあって、秘密に触れると罰せられるから、それに触れてはいけませんよということを子どもたちに教えなければならなくなるんではないでしょうか。子どもたちに誰がこの秘密のことを教えるのかというと教師になりますでしょうか。これは、想像だと言われればそうかもしれませんが、子どもたちを犯罪者にしないようにと思えば、教えなければなくなるということですと私は考えますが、いかが考えますでしょうか。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 国会の審議、継続しているわけですので、今、ご指摘の視点は当然かかわってくると思いますので、もっと内外の情報、今、答えるすべといいますか、情報を持ち合わせていませんので、そういう視点があるということだけは心にとめておきたいと思います。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) 今、審議されて、もし強行に採決されたとなったときに、やはりこういう問題は起きてくるのではないかなと思います。

 そして、この特定秘密は、これ、報道によりますと、40万件あるというふうになっています。どのことが40万件なのか、それさえも明らかにされないままで、誰がいつ秘密に触れるかわからない状況ではないかなというふうに思いますけれども、そういった危険の中で私たちは暮らしていかなければならないということになります。そうすると、この防衛外交スパイ活動防止等テロ活動の停止にかかわらないふだんの国から来る指令や何やらに対しても、何となく町職の中でも教えにくくなるような雰囲気が立ち込めないかなというふうに思います。こちらも聞くときに、ちょっと心配になります。聞いていいのかどうか、これが触れないだろうかというようなことも、自分たちの中でも縮小した雰囲気になっていくのではないのかなというふうに感じます。国会議員でさえも処罰の対象となりますので、提案されなければ何もわかりませんが、その秘密会議の中で出されたものを党内に持ち帰って論議することも情報漏えいというふうに扱われるということになっておりますので、本当にこれは、どうやって国会で質問や調査をできるものになるのかなというふうに思います。

 そういうびくびくした紫波町になっていくのかと思うと、本当に恐ろしくてたまりませんが、この新世紀未来宣言という、私もこれは非常に大事にしたいなというふうに思いますけれども、100年後の子どもたちによりよい姿で残し伝えていくというこの新世紀未来宣言ですが、これは、やはり景観だけではないなというふうに私は思っています。この緑豊かな紫波町とか、それから伝わってきている伝統芸能とか歴史、そういうものを100年後の子どもたちにも伝えていくということは、景観だけではなくて、こういった法律でびくびくとした紫波町を伝えていくのではないなというふうに思いますけれども、町長から答弁をこのことについていただきたいと思います。



○議長(武田平八君) 町長。



◎町長(藤原孝君) 特定秘密保護法でございますが、名前のとおり、特定のものに対して秘密保護法を制定しているということでございまして、特に外交、それから軍事関係については、やはりこれは秘密保護法の中でやっていかなければ、日本にスパイが堂々と出入りしているという現在でございますので、ある程度はそういう点についてはやっていかなければならないと思います。しかし、やはり一般市民生活の中で、ただいま未来宣言のお話をいただいたわけでございますけれども、そういう一般市民の生活にかかわることについては、例えばデモがテロに相当するということはもってのほかでございまして、市民生活の中で訴えていくというのは非常に大事でございますので、これについては恐らく取り払われるものというふうに思っておるところでございますし、そうあらなければならないと思います。

 そういう中で、我々町民がどのような枠組みの中で監視されるかということでございますけれども、恐らく今現在の生活から突出した保護ということをやっては困ることでございまして、市民が安心して暮らせる地域づくりということが一番大事でございますので、私ども地方自治体を預かる者といたしましては、常に私もお話申し上げておりますけれども、安全と安心を担えるまちづくりということが非常に大事でございますので、そういう点を大事にしながら進めていかなければならないと思っておるところでございます。

 これは、今、国で一生懸命審議されておるところでございますけれども、それに向かって我々も行動していかなければならないと思っておるところでございます。安心・安全を担うまちづくりをより進めていかなければならないと思っておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(武田平八君) 1番議員。



◆1番(及川ひとみ君) きのうの新聞で、岩手県議会の本会議で達増知事もこの秘密保護法案について、国民の知る権利が損なわれるおそれがある、そのようなけげんが残る中でこの法案が成立することは好ましくないものと考えると明言しております。やはりこの紫波町の安心・安全、そして100年後の子どもたちによりよい姿で残し伝えていくためには、全く要らない法案だなというふうに私は感じています。

 これからも、この視点を大事に活動していきたいと思っております。

 これをもちまして、私の一般質問を終わります。

 ありがとうございました。



○議長(武田平八君) 以上で、1番議員、及川ひとみさんの一般質問を終結いたします。

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△散会の宣告



○議長(武田平八君) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしましたので、これにて散会いたします。



△散会 午前11時12分