議事ロックス -地方議会議事録検索-


岩手県 紫波町

平成25年  9月 定例会(9月会議) 09月10日−03号




平成25年  9月 定例会(9月会議) − 09月10日−03号







平成25年  9月 定例会(9月会議)



      平成25年紫波町議会定例会9月会議議事日程(第3号)

     平成25年9月10日(火曜日) 午前10時開議

 日程第1 一般質問

      (1)  5番 高橋 進議員

      (2) 15番 岡田尚治議員

      (3)  1番 及川ひとみ議員

      (4)  8番 鷹木嘉孝議員

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

出席議員(20名)

      1番  及川ひとみ君    2番  作山秀一君

      3番  藤原修一君     4番  箱崎勝之君

      5番  高橋 進君     6番  藤原栄孝君

      7番  北條喜久男君    8番  鷹木嘉孝君

      9番  佐々木栄子君   10番  深澤 剛君

     11番  細川恵一君    12番  中川秀男君

     13番  石川喜一君    14番  藤原惠子君

     15番  岡田尚治君    16番  横澤敏男君

     17番  小田島英二君   18番  田村勝則君

     19番  佐々木雅博君   20番  武田平八君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条第1項の規定により出席した説明員

  町長         藤原 孝君   教育長        侘美 淳君

  生活部長       佐藤美津彦君  産業部長       小田島栄太郎君

  建設部長       佐藤勇悦君   経営支援部長     藤原博視君

  教育部長       小田中 健君  福祉課長       鱒沢久年君

  長寿健康課長     高野 修君   農林課長       中田久敏君

  環境課長       作山孝洋君   土木課長       柳澤 徹君

  都市計画課長     藤滝 学君   下水道課長      石川和広君

  総務課長       小田中修二君  教育委員長      高橋榮幸君

  学務課長       森川一成君   農業委員会長     浦田輝夫君

  農業委員会事務局長  羽生広則君   代表監査委員     玉山哲史君

事務局職員出席者

  議会事務局長     箱崎茂己君   議会事務局次長    熊谷欣弥君

  書記         八重樫 健君



△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(武田平八君) おはようございます。

 ただいまの出席議員は20名であります。

 定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。

 直ちに本日の会議を開きます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△議事日程の報告



○議長(武田平八君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△一般質問



○議長(武田平八君) これより、本日の議事日程に入ります。

 日程第1、一般質問を行います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△高橋進君



○議長(武田平八君) 順次、発言を許可いたします。

 第5陣、5番議員、高橋 進君、登壇願います。

 5番議員。

     〔5番 高橋 進君登壇〕



◆5番(高橋進君) おはようございます。

 ただいま一般質問の許可をいただきました5番、木鶏会の高橋 進でございます。

 今般、2点通告をさせていただいておりますが、質問に先立ちまして、先般8月9日に発生いたしました大雨被害によりまして、被害に遭われました方々に対しまして心からお見舞いを申し上げます。また、あわせまして災害発生時からいち早く災害本部を立ち上げて、復旧支援に当たられた町長以下職員の皆様方のご奮闘に、中心から敬意を表する次第でございます。

 さて、1つ目のテーマでございますが、学校教育の基本施策の実践と課題というテーマを掲げさせていただいております。

 本年度25年度も、早や半年近く経過をいたしております。町の教育委員会のホームページに載せていらっしゃいます平成25年度の紫波町学校教育計画策定の基本にのっとって各現場で取り組みが展開されているというふうに思いますが、その内容と進捗状況についてお伺いをしてまいります。

 学校教育指導の重点と基本施策について、幾つかお尋ねをいたします。

 その1つといたしまして、いわて型コミュニティ・スクール構想に基づきます目標達成型学校経営の充実の中で、各学校の課題の明確化と目標の具体設定を行うというふうに記載がございます。これは、既にできておりますのでしょうか。また、「学校経営計画」、「まなびフェスト」等をいま一度見直すというふうに記載がございますけれども、この見直しはなされたのでありましょうか。

 2つ目でありますが、道徳教育の充実についての記載がございます。具体的にどのような取り組みをしていらっしゃるのか。また、いじめの抑止の意味から、道徳教育の中で人権に関する教育活動が織り込まれるべきではないかと常々感じているところでございますけれども、人権教育に関しまして取り組んでいらっしゃる内容がありますればお示しをいただきたいということです。

 3つ目といたしまして、いわての復興教育プログラムに基づく教育活動の推進の中で、赤石小学校と紫波第二中学校をモデル推進校にすると記載をしていらっしゃいます。そして、特色ある教育活動の実践事例等について、各校に情報提供するという記載になっております。4月以降の実践におきまして、どういった事例がございますのかこの点お示しをいただきたいというふうに思います。

 4つ目でありますが、キャリア教育の充実を図る学校づくりについて、このキャリア教育についての取り組みが始まったころ、つまり導入時点で想定しておられた教育効果はどんなものであったのでありましょうか。そしてそれは、現在も変っていないのでありましょうか。狙いとした教育効果は得られているのでありましょうか。

 以上の4つになります。

 それから、平成25年度紫波町教育委員会主催関係事業について、次の点をお伺いいたします。

 1つ目といたしまして、東日本大震災被災地支援活動が挙げられておりますけれども、どのような内容をどの学校が行ったのか、または行うのでありましょうか。この点をお示しをいただきたい。

 2つ目といたしまして、防災教育の推進が挙げられておりますけれども、どのような内容で取り組もうとなされているのか。この点をお示しいただきたいというふうに思います。

 以上が1点目のテーマでございますので、よろしくお願いします。



○議長(武田平八君) 教育委員長。

     〔教育委員長 高橋榮幸君登壇〕



◎教育委員長(高橋榮幸君) それでは、5番、高橋 進議員の1つ目の学校教育の重点と基本施策に関するご質問にお答えいたします。

 県内の小中学校では県教育委員会と連携し、平成20年ごろからいわて型コミュニティ・スクール構想と銘打ち、明確な達成目標を掲げ家庭、地域と協働する開放的で個性的な学校づくりを標榜し、鋭意取り組んでおります。

 具体的には、1つ目として、検証可能な目標達成型の学校経営の転換。2つ目として、学校、家庭、地域との連携協働による教育の推進に取り組んでいるところでございます。現在、町内の各学校でも昨年度までの学校課題を明確に捉え、そのことを改善するための今年度の目標を具体的に定め、学校運営を進めております。その際、各学校においては、他業種の事業推進と同じようにPDCAサイクルを重視し、当該年度の目標達成に努めているところでございます。

 なお、まなびフェストとは、当該校にかかわる子ども、親、地域、教職員が共通して取り組むべきことを端的にあらわしたもので、毎年更新されており、協働の観点から保護者や地域にもその情報が発信されているところでございます。

 次に、2点目の道徳教育、人権教育についてであります。

 道徳教育は人間尊重の精神と生命に関する畏敬の念を家庭や学校、その他社会における具体的な生活の中に生かしつつ、豊かな心、伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する心、公共の精神、環境保全等の資質を高めることを狙いとし、その基盤である道徳性を養うことを目標としております。

 学校における道徳教育は週1時間の道徳の時間をかなめとし、各教科、外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動のそれぞれの特質に応じて、教育活動全体で適時指導されております。

 道徳の学習では、「主として他の人とのかかわりに関すること」、「主として集団や社会とのかかわりに関すること」等の学習や体験を通し、思いやり、相手の立場、信頼、友情、支え合い、助け合い等を発達段階に応じて学んでいます。これらの概念は人権教育の内容でもあり、道徳教育の中で人権について適時指導されております。

 次に、第3点目の復興教育についてであります。

 東日本大震災津波を乗り越え未来を創造していくために、10年後、20年後の岩手の復興、発展を担える子どもたちの育成がこれからの岩手の教育に課せられた使命であることから、いわての復興教育を県下全体で取り組んでおります。

 赤石小学校及び紫波第二中学校は、今年度の紫波町における拠点校として鋭意取り組んでいるところでございます。

 赤石小学校では、日常的な活動に加え被災地支援のための資源回収、募金活動により、義援金を送るとともに、タグラグビーを通し釜石市内の小学校とのスポーツ交流を実施しております。

 紫波第二中学校では、被災者による講演会、大槌町での現地学習、ボランティア活動を予定しております。また、地域防災の観点から、防災マップを作成し、文化祭で発表する予定でございます。

 次に、第4点目のキャリア教育についてであります。学校教育におけるキャリア教育は従前に指導されてきた進路指導と同義と捉えますが、キャリア教育が公文書等で使用されたのが1999年の中央教育審議会答申と言われています。当初のキャリア教育は、望ましい職業観、勤労観及び職業に関する知識や技能を身につけさせるとともに、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力や態度を育てる教育とされています。翻って、現在県及び本町のキャリア教育の狙いは、児童生徒の自己のあり方、生き方を考え、主体的に進路を選択し、社会人、職業人として自立するための能力を育むことでありますことから、基本的に導入時点と現在の目標は同じであると考えております。

 高等学校全入時代を迎え、将来の職業を意識した高校選択と一定の指導効果は認められているところです。しかしながら、今の世の中の勤労観や雇用形態、スマートフォンやコンピューター等のIT化の進展等とも相まって、新たな職業世界への対応も課題の一つであることから、キャリア教育について基本的学習の狙いを確認しつつ児童生徒の夢の実現に向け、各学校において創意あるキャリア教育がなされるよう指導してまいります。

 次に、2つ目の町教育委員会主催関係行事の第1点目の東日本大震災被災地支援活動についてお答えいたします。

 震災後の平成23年度におきましては、町内小中学校が役割分担を決め、被災した大槌町の小中学校に対し、雑巾、生活用品及び千羽鶴等を送る活動を行っております。また、児童生徒の代表が大槌町に赴き物資、義援金及び応援メッセージを贈呈いたしました。さらに、昨年度は復興教育推進校である紫波第一中学校が被災地の現状を学ぶとともに、大槌中学校との交流を通して写真パネル展示会を紫波町情報交流館で開催いたしました。紫波第三中学校におきましては直接被災地に赴き、清掃ボランティアなど地域貢献活動を実施しております。

 また、オーストラリア海外派遣団においては、姉妹都市サザンダウンズの訪問校で大槌町の被災状況を報告する活動を行っております。

 今後も震災を乗り越え10年後、20年後の岩手の復興、発展を担う児童生徒を育成するために学校や地域の実情に合わせた教育活動を推進してまいります。

 第2点目の防災教育の推進についてお答えいたします。

 復興教育では郷土を愛し、その復興、発展を支える人材を育成するために、各学校の教育活動を通して3つの教育的価値、「生きる」、「かかわる」、「備える」を育てております。防災教育にかかわっては「備える」の視点から災害時における学校、家庭、地域での日ごろの備えや身を守り、生き抜くための技能について学ぶ教育活動を展開しております。

 また、東日本大震災の教訓を踏まえ児童生徒がみずからの命を守り抜き、主体的に行動する態度を育成するとともに、教職員も防災教育研修会に参加するなど、地域の防災力の向上に努めております。

 今後とも学校、家庭、地域、関係機関等々の連携を図りながら、児童生徒一人一人が地域の活動に参画、貢献することによって、家庭や地域とのつながりを深めることができるよう、より一層防災教育の推進に取り組んでまいりたいと存じております。

 以上をもちまして、1つ目のご質問に対する答弁とさせていただきます。



○議長(武田平八君) 5番議員。



◆5番(高橋進君) ご答弁いただきました。幾つか重ねて伺いながら、ちょっと掘り下げてまいりたいと思いますけれども、ホームページが大分以前より充実した掲載内容になっているなということに感心いたしました。教育委員会議の会議録も載せるようになっていらっしゃるようですし。

 そういう中であえてお尋ねをするわけですけれども、紫波町学校教育計画策定の基本というものが、24年度の同趣旨の内容に対して、それを24年度教育委員会の事務の管理及び執行状況に係る点検評価報告書での評価の基本施策と、ほぼ合致しているというふうに捉えて拝見をいたしましたけれども、一部全く100%対比されていないように見えるといいますか、そういう内容なんですけれども、この部分についてちょっとご説明をいただけませんでしょうか。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) いわゆる今ご指摘の評価報告書との整合ということでありますが、基本的には合わせておりますが、その時々で新たな課題とも顕在化しますので、そういう部分をちょっと浮き彫りにしたということで捉えていただければと思います。



○議長(武田平八君) 5番議員。



◆5番(高橋進君) 単年度進捗させていく中で、確かに課題も改めて出てくるんだろうと思いますが、24年度の場合でいいますと1から7まで課題を掲げていらっしゃって、この点検評価報告書も評価対象としては1から7なんですが、基本施策の中の4番目に出てくる社会人、職業人としての資質や能力を育むキャリア教育の充実というのものが、評価対象から形として削除されていると。かわりに1つふえているんですね。そういうことに、今教育長がおっしゃる年度内での課題の状況に応じた変遷ということかもしれませんけれども、むしろ評価項目がふえることはあっても、減るということに対する、私どもサイドからすれば、少しその部分が気になるんですけれども、削除したことについて何かしら意味といいますか、理由があったのであればちょっとコメントをいただきたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 評価点検項目に関しては24年度の表でありますので、項目でありますので、またことしの点検項目とはちょっと見直しした部分もありますので、その点はご配慮をいただければなと思っております。

 キャリア教育に対しましては、例えば施策3の(1)の体験活動を通したというところに包含させることもできるのでないかなという部分でありますので、ご了解いただければなと思います。



○議長(武田平八君) 5番議員。



◆5番(高橋進君) この部分で深くやりとりをする意図はなかったんですけれども、つまり24年度に掲げた1から7の基本課題に対して評価、自己点検したものがこの評価報告書であるというという確認ができればいいわけですけれども、そういう意味で25年度は24年度と結構章立てといいますか、組み立て方、記載内容がそれほど違っているというふうには思っていませんけれども、組み立て方が24年度と比べると結構変わっているなというふうに思うわけで、そういう意味でこの25年度の基本計画の基本施策が、来年度発行されるであろう25年度の点検評価報告書の評価対象項目とほぼ一致するというふうに捉えていいかどうかの確認をさせてください。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) ご指摘のとおりであります。



○議長(武田平八君) 5番議員。



◆5番(高橋進君) という前提のもとに、来年度もまた見させていただきたいというふうに思います。

 さて、ご答弁いただいた中に、町内の各学校で昨年度までの学校課題を明確に捉えて改善するための目標を定めるんだというふうなご答弁でありましたが、いわゆる学校課題は具体的にどういった項目といいますか、具体的な内容をご披瀝いただければと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 前に話したと思いますが、学校教育の中身はナショナルスタンダードの、いわゆる指導要領によっておおむね目標値が定められております。それが地域とか各学校によってどう自分たちの子どもを育てていくかという若干のニュアンスの違いがありますが、目標値は同じであります。

 学校教育、現在、知、徳、体、知的ないわゆる国語、算数のような教科の部分、それから後段出てまいります人権とか思いやりといういわゆる徳の部分、それから体力の部分があります。おおむねその3つの領域において、各学校で精査しながらいい部分は残す。それから若干、例えば県の平均値だとか学力的な町の様子だとかから比べて、比較しながら自分たちの学校はここがちょっと落ちているな、もっと育てなくちゃならないなという部分を中心に次の年の学校課題、いわゆる目標達成型の学校型に資するように定めておるところです。

 後段出てまいります、実はまなびフェストというものにおいて、それが具現化されております。例えば、ある学校では3年生、3桁の足し算、引き算の筆算が80%くらいはわかるようにしましょうねというような学力的な課題、それから授業等で呼名されたとき、元気よくはいと返事ができる、いわゆる人間的なおつき合い、つき合いの勉強でありますが、そういう部分、それから100メートル、あるいは50メートル、何秒で走れた、自分が前の年よりもどのくらい体力的に育ったか、そういう点を明らかにしながら、もっともっと項目は多いわけですけれども、まなびフェストということで、子ども、学校、親、地域が共通理解してその課題を浮き彫りにして、統一的に、全体的に子どもらを育てるような取り組みをしておるところであります。



○議長(武田平八君) 5番議員。



◆5番(高橋進君) 了解をいたしました。

 それで、今お話に出てまいりましたまなびフェストの部分でありますけれども、ご答弁で毎年更新されているんだというふうなことでありましたが、基本施策の部分でまなびフェスト等をいま一度見直すというふうにあえて書いていらっしゃったので、このいま一度見直すということの意図といいますか、意味といいますか、この部分をちょっと確認をさせていただきたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 目標値を定めておりましたので、それを達成できた場合には持続させるよう、それから、まだ未達成な部分あるいは主観的にまだだなと思う部分に関しましては、そのことを言葉を標榜しながら統一的に全体で取り組んでおるところであります。確認ということで、そういう範疇にも当てはまるかなと思います。



○議長(武田平八君) 5番議員。



◆5番(高橋進君) 今の部分は了解をいたしました。

 それで、道徳教育の部分でありますけれども、インターネットで道徳教育のことに当たると必ず佐藤幸司さんという方の著書といいますか、ホームページなんかにも行き当たるんです。この方は山形で小学校の教員をなさっている方のようでありますけれども、ちょっとご本人のところになかなかたどり着かないので、幾つか関連サイトを見て、そういうお立場の方なんだろうということがぼやっとわかった程度でありますけれども、この方が「道徳のチカラ」というホームページも主宰なさっていまして、ご自身がお書きになった著書で「とっておきの道徳授業&道徳のチカラ」というタイトルの著書は通算11冊出ているんですね。この方のホームページのご本人のメッセージの中に、「いじめというのは相手の人権を踏みにじるひきょうな行為であることを知り、正々堂々と生きようとする思いを持つということを指導目標にしています」というふうにお書きになっています。本当に私が意図した人権教育の大切さを図らずもこの方も指摘なさっているなというふうに思ったところでありますけれども、教育現場ではこういった佐藤幸司さんのような著書なり図書なり、あるいは何らかの講演等を意図的に受けたり読んだり、そういったことはなさっていることはあるのかどうか。単純にその点をまずお尋ねをいたします。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 個人的な学者とか実践家に関しては、多分個人レベルでは自己研さんしていると思います。

 また、学校等で統一的にある学者の論を中心に思いを発展させたいときには、研究主任及び校長等で相談しながら、この人の言っている理論とか実践を普及、発展させるような営みは学校でないわけではありません。

 一般論とすれば、自己研さんに任せられているというふうに言っていいと思います。



○議長(武田平八君) 5番議員。



◆5番(高橋進君) 基本、そういうことでいいんだろうと思うんですが、やはりこの佐藤さんがおっしゃっている教え方とかご自身の体験、非常にこれ参考になるんだろうなと思うんです。

 例えば、学年道徳として実施した授業です。

 「これから皆さんに幾つかの質問をします。でも、声に出して答えないでください。手も挙げなくていいです。自分の心の中で答えてください。幾つかの問いに対して自問させた後に、ひきょうの反対が正々堂々であるということを伝えます。教師の発問に対して発言を禁じた授業です。授業中の笑い声や笑顔が一切ない授業です。やる必要が本当はない授業でありますけれども、いじめ問題が起きてしまったとき、またはその兆候があるとき、実施すべき授業です」。

 こういうことも書いていらっしゃるので、個人レベルで十分だと、そういうことでもいいんだろうと思いますが、やはりこういう実践をなさっている方の事例をある程度共有することも大事ではなかろうかと。現場の道徳教育を実践していく上では。そういうことを申し上げたいなというふうに思ったところでありました。

 それから読書の励行、ほとんどの学校でやっていらっしゃると思うんですが、自分の子どもを見ておりましてもゲームには大変熱を入れてやるわけですけれども、読書しなさいと言っても、具体的にどういったものを読んでいいのかわからんというふうになるのが子どもたちの感覚かなというふうに思って日々見ておりますが、そういう意味で具体的に人権の大切さでありますとかとうとさでありますとか、こういったものを感じられる図書を指定して児童生徒になるべく読んでもらうというふうなことも必要ではなかろうかと思うんですが、その部分でご見解がありましたら承りたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 本自体が著者なりの、いわゆる生きていく上での人間関係だとか思いだとか、かかわりの中の存在でありますので、どんな本をとってもその人なりの主張なりかかわりが入ってくるなと思っています。

 学校では、読書週間及び読書感想文コンクール等、それはきっかけであります、を中心にとにかくいろいろな本にかかわってほしいという趣旨で学校図書の充実を図っておるところです。

 特定の、この本がいわゆる人権だとか道徳的力を高めるためにいいよという意図的な部分もあると思います。ゼロではありません。同じ資料を、同じ本を40冊整えている学校もありますので、皆でそれを読んでそれをもとにしながら学習が、あるいは自分の心が鍛えられる授業をすることもありますのでないわけではありませんが、一般論とすれば一人一人が図書館に行っていろいろな出会いをしてほしいなという、どちらかというとフリーといいますか、その子に任せられているところです。ただ、任せられていると読まない子もいますので、あくまでも読書教育でありますから、嫌いな子あるいはなかなか本と向き合っていない子に対していろいろな働きかけをするのが教育でありますので、それはますます進めていきたいと思っております。



○議長(武田平八君) 5番議員。



◆5番(高橋進君) こういったゲームが、子どもたちの中で過ごす時間の中でのかなりなウエートを占めるに至っている背景を考えますと、小説の類いあるいはフィクションの類いといったものには比較的なじみやすいのかもしれませんけれども、実体験を伴ったリアリティーなり体験なり、そういったものに基づいた文献に接するモチベーションというのが非常に湧いてこない時代ではないかなということを個人的には懸念しているところでありますので、人権に限らなくてもいいんですけれども、読んだ子どもたちがリアルに何らかを感じ取れる、そういったものをやはり現場で推奨することもあるいは大事ではなかろうかなということを思っておりますので、これはこれで関係者でご検討いただければなというふうに思います。

 さて、復興教育の部分でありますけれども、赤石小学校の取り組みをご紹介いただきました。大変いいことだろうと思います。そこで、紫波二中の取り組みもそうなんですが、ご披瀝いただいたような中身をほかの学校にも水平展開するということはお考えになっているのかどうか、これをお聞きをしたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 震災直後、平成23年度でありました。まさに議員ご指摘の水平的といいますか、全町、小中学校挙げて取り組んだところであります。きっかけづくりはとっていると思います。中学、小学校とも横軸連携という言葉が教育界の中でありますけれども、つまり内陸からちょうど東側の自分たちと、まさに横軸ですね、真っすぐ行ったあたりを中心に、盛岡であれば宮古中心、たまたま紫波町は片寄、上平沢のいわゆる交流していた、キリキリとの交流もありましたので、即大槌ということ、まさに横軸連携で当初から取り組んでおるところであります。

 そういう意味で、各学校はそういう意識とか活動については、まさに一緒になって活動しています。たまたま2年目、3年目を迎えまして拠点校と