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岩手県 紫波町

平成25年  3月 定例会(3月会議) 03月06日−04号




平成25年  3月 定例会(3月会議) − 03月06日−04号







平成25年  3月 定例会(3月会議)



       平成25年紫波町議会定例会3月会議議事日程(第4号)

                 平成25年3月6日(水曜日) 午前10時開議

 日程第1 一般質問

       (1) 18番 田村勝則議員

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

出席議員(19名)

      1番  及川ひとみ君    2番  作山秀一君

      3番  藤原修一君     4番  箱崎勝之君

      6番  藤原栄孝君     7番  北條喜久男君

      8番  鷹木嘉孝君     9番  佐々木栄子君

     10番  深澤 剛君    11番  細川恵一君

     12番  中川秀男君    13番  石川喜一君

     14番  藤原惠子君    15番  岡田尚治君

     16番  横澤敏男君    17番  小田島英二君

     18番  田村勝則君    19番  佐々木雅博君

     20番  武田平八君

欠席議員(1名)

      5番  高橋 進君

地方自治法第121条の規定により出席した説明員

  町長         藤原 孝君   教育長        侘美 淳君

  生活部長       藤原博視君   産業部長       小田島栄太郎君

  建設部長       中村重雄君   経営支援部長     佐藤勇悦君

  教育部長       小田中 健君  総務課長       小田中修二君

  教育委員長      高橋榮幸君   学務課長       森川一成君

  生涯学習課長     高橋 正君   農業委員会長     浦田輝夫君

  代表監査委員     玉山哲史君

事務局職員出席者

  議会事務局長     箱崎茂己君   議会事務局次長    熊谷浩次君

  書記         八重樫 健君



△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(武田平八君) おはようございます。

 ただいまの出席議員は19名であります。

 定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。

 欠席通告は5番、高橋 進君であります。

 直ちに本日の会議を開きます。

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△議事日程の報告



○議長(武田平八君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。

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△一般質問



○議長(武田平八君) これより本日の議事日程に入ります。

 日程第1、一般質問を行います。

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△田村勝則君



○議長(武田平八君) 発言を許可いたします。

 第9陣、18番、田村勝則君、登壇願います。

 18番議員。

     〔18番 田村勝則君登壇〕



◆18番(田村勝則君) おはようございます。

 一般質問の許可をいただきました18番、田村勝則であります。

 町長が施政方針の冒頭でも触れておられますが、あの東日本大震災から間もなく2年を迎えようとしております。しかし、その復興はなかなか進まないため、沿岸自治体の被災者が入居している仮設住宅暮らしも延長されるなど、人としての当たり前の生活も取り戻せない状況が続いております。町長も、前政権の決められない政治の責任に言及されましたが、私も同じ思いを感じております。国難に遭遇したとき、政治の果たす役割は大なるものがあり、その責任は非常に重いと断じざるを得ません。改めて新政権に期待するとともに、私自身、これからもでき得る限り被災地のため、微力を尽くしてまいりたいと考えております。

 さて、当町は、これまで他自治体に先駆けて、沿岸被災地への数々の支援活動や被災者の受け入れなどを行ってまいりましたが、町長は、今後もその支援活動を進めていくと演述で述べておられます。具体的な事業等について、今年度どのような取り組みをなされるのか、改めてお伺いをいたします。



○議長(武田平八君) 町長。

     〔町長 藤原 孝君登壇〕



◎町長(藤原孝君) 18番、田村議員の一般質問の第1点目を答弁してまいります。

 被災地の問題でございますが、演述の中でも申し上げさせていただいたわけでございますけれども、町内、今71世帯、169名の皆さん方、2月末現在でまだ避難生活をいたしておるということでございます。前年に比べましても増加しておるわけでございますけれども、その原因というのは、先ほど議員ご発言のように、やはりこの国難に際しての果たす役割というのは政治の力が一番大きいわけでございまして、そういう点を鑑みまして、決められない政治が長く継続してきた、それが今現在においても、この復興できない状況に来しているということでございまして、そういうことから町といたしましては、そういうことではなくして、やはり我々同じ町村の中で努力をしてきた仲間でございますので、今後とも一緒になって、私どもが被災地の支援をしていかなければならないのではないのかなというふうに存じておるところでございます。

 今現在のところでございますけれども、職員派遣も継続してやっていくということでございますが、被災町でございますけれども、大槌町さんのほうに継続して派遣するわけでございます。今現在町の職員が初年度から3回目になるわけでございますけれども、介護保険制度を大槌町でずっと携わってきたわけでございます。その介護保険に強い職員を今年度、次年度も派遣をしていきたいなと思っておるところでございます。

 また、今、うちで進めておりますところの公民連携につきましても、今現在、釜石市、そして大槌町の2つの自治体のほうに職員が出向いて、いろいろ指導をいたしておるところでございます。やはりこの公民連携というのは、被災地の支援の一助にもなるというふうに私もずっと申し上げてきたわけでございますので、その件もいろいろご支援をしていきたいものだなというふうに思っておるところでございます。

 そういう経過をいたしながら、この職員派遣を今後とも継続して進めていきたいなと思っておるところでございますので、ひとつよろしくご指導を賜りますようにお願いを申し上げまして、第1点目の答弁にかえさせていただきます。

 ありがとうございます。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) 再質問をいたします。

 この厳しい時代、どこの自治体も非常に職員のやりくり等も大変な中、当町では、先ほど町長の答弁にもございましたように、いち早く沿岸自治体への職員の派遣に取り組んでいただいております。現在もなお、そのような経過のもとで継続されておるわけでございますけれども、そういう中で、新聞を見ても、例えばこれは25年2月25日の日報でございますが、仮設100人調査、被災者4割が健康悪化、あるいは「住居のめどがない」7割というような記事が載っております。そういう中で、今、沿岸の自治体がどのような困難に直面しているかといいますと、やはりやりたい予算は大きいけれども人材が不足していると。その専門的な技術を持った人材を確保するのが非常に大変なんだというようなことが言われております。今の町長の答弁によれば、介護保険を中心に専門的な職員を派遣していただくということは、当町にとっては大変な人事のやりくりの中で対応しておられると思いますけれども、大変沿岸にとっても、また出向いて使命感を持ってそこで業務を遂行していただく職員にとっても、非常に有益なものになるのではなかろうかというふうに思います。

 天災は忘れたころにやってくる。災難というのは、本当に、いつどの自治体に降りかかってくるかわからないというのが、大震災で得た教訓ではなかろうかというふうに思うわけですが、具体的に、例えば来年度の派遣の期間等が決まっているのであれば、そのような内容についてもう少し詳しくお聞かせをいただければというふうに思いますし、これまで実際何人派遣をしてきておられましたか、あわせてこの機会にお聞きをしておきたいと思います。

 あと、公民連携ということで、町内では赤石あるいは古館公民館、もちろん日詰公民館もそうですが、それぞれの公民館活動の中でも、沿岸との自主的な交流などを深められながら支援をしておられるということに対して、私は本当に常々敬意と感謝の気持ちで、頑張っているなという思いで拝見しているところでございますが、民間の活動も非常にこれは有益だというふうに思うわけですが、民間のほうの活動で町で把握している分、これからの分あるいは今後の分あればお聞きをしておきたいと思います。

 もう1点、やはり不自由な生活を来しておりますと、ゆっくりとくつろぐということがストレスの解消にもつながりますし、あすへの生きる意欲にもつながってまいります。当町には、ふるさと創生でつくりましたラ・フランス温泉館ゆらら、あるいはあづまね温泉という施設があるわけですが、まだまだ復興には時間がかかりますので、そのような施設も、例えばまちづくり企画等にも協力をしていただきながら、施設の利用、活用なども考えながら支援をしていくということも大切ではなかろうかというふうにも思うわけですが、その点についてもあわせてお伺いをしたいと思います。



○議長(武田平八君) 総務課長。



◎総務課長(小田中修二君) ただいまのご質問、4点をいただきました。順にご説明をさせていただきます。

 まず1点目の職員の派遣、今後どうなるのか、そしてこれまではどの程度だったのかというご質問でございました。震災があった翌年度に、早々に大槌町と田野畑村に職員をそれぞれ派遣をしたところでございます。田野畑につきましては、技術職を派遣いたしました。また大槌町におきましては、先ほど町長の答弁にもございましたが、介護保険の担当者を派遣したところでございます。その後でございますが、大槌町には今年度引き続き介護保険、そして新年度におきましても、その職員が被災に遭っている市町村においては、同じ職員が継続して支援をしていただくことを求められております。他県からのケースですと、3カ月ぐらいにかわるということとなると、その間の引き継ぎ等でまた事務に停滞が生じるということがございました。そうしたことから、町といたしましても大槌町と協議した上で、引き続きその介護保険の担当者を新年度1年間派遣するということで予定をしておるところでございます。

 また24年度の状況でございますが、健康がやはり大きな課題となっておりまして、保健師の派遣、2日間ぐらいですか、1泊2日ぐらいの派遣で、延べ4回、釜石、陸前高田、大船渡、そして大槌町を含め、その支援を行ったところでございます。こういった要請につきましては、また新年度においても、その要請があった場合には対応を考えていくという形になるかと思います。

 それから、3点目の公民館活動の中でも支援がされているのではないかというご質問でございました。震災の支援となりますと、公の支援だけではなかなか十分ではないときに、きめ細やかなところに気がついて支援をしていただいているグループがあるわけでございます。

 昨年、やはりラ・フランス温泉で11月でございましたが、温泉にゆっくり入っていただきながら皆さんが顔を合わせる機会がございました。そのときに、地元の町で支援している団体に協力いただきまして、それぞれ団体からもご紹介していただきましたが、一つには古館公民館のひまわりという団体でございます。これは、古館には多くの方が避難をして住所を構えている方がございますので、その公民館を活動拠点として、お互いが交流する取り組みをしているところでございます。その方々5名。それから紫波さぷりというところが、「てんとうむし」という名称で活動をしていただいております。さらには赤石公民館においては、たしか大船渡でございましたけれども、自分たちが物資を届けながら支援をしているという活動の紹介をいただきながら、赤石発の震災応援会という形で公民館の取り組みをご紹介いただいたところでございます。

 加えて、中央駅前でございますけれども、一時商品といいますか日用雑貨品を売っておった場所がございまして、そこ閉めておりましたけれども、その場所をキッチン停車場ということで、お母さん方が集まって、どんぶり物とかの食事を提供しております。これは、町内の産直あるいは食堂を出している方々と、それから中央駅前のお母さん方が一緒に体制を整えまして、毎週、平日ですけれども、食事を提供すると。それは目的としては、震災に遭った方がどこかに行って話をしたいという一つの場所にしていただきたいということから、その活動を町・県の補助をいただきながらスタートをしたところでございます。このように、民間の方の活動というのは広がりがありまして、今後もまたそういった活動の報告をいただきながら、支援をしていきたいというふうに考えております。

 最後に、4点目でございます。ゆっくりした生活というものはどなたも求めているものでございますが、先ほどご紹介いたしましたラ・フランスでは、11月にそういう機会を設けたところでございます。そのときに感じたことが1点でございますが、先ほど各ボランティアの団体の方々をいろいろご紹介もいたしました。一方で避難をされている方が、自己紹介という形でお話をいただきましたが、当初1分くらいの話し時間でしたけれども、お話をいただくと、やはり3分4分と時間が長くなりまして、多分住んでいてもなかなか近所の方に震災の話ばかりもするわけにいかなかったでしょうから、それぞれその大変つらい思いも含めましてお話をいただきまして、やはり集まる場所とか、それからお互いが話し合う場所というのは、非常に大切だなというふうに感じましたところでございます。

 そういったことから新年度はその回数を、1回ではございますが2回にふやしまして、夏と秋にもう1度やろうということで準備をしているところでございます。

 そういったところが新年度の取り組みにもございます。

 以上です。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) いろいろな取り組みをしていただいているということで、大変、紫波町の町民の方々も、公民連携という話がございましたが、頑張っているなということを私自身も改めて感じさせていただきました。いずれまだまだ復興は道半ばでございます。やってあげているという意識ではなくて、やらせていただくというような意識を持って、なお我々も支援をしていかなければいけないと思いますし、町当局としてもそのような思いを持って、今後とも取り組んでいただくことを切に願うものであります。

 続いて、時間もございますので、教育問題のほうに入らせていただきます。

 いろいろと質問するに当たりまして、過去の冊子等も読ませていただきました。これから教育委員長さんにお伺いをするわけでございますが、教育問題の1の体罰・いじめ問題につきましては、石川議員を初め、私の前に登壇した議員複数の方々が質問項目として上げておられ、そしてまた教育委員長さんの答弁もございました。その中で、おおむね理解ができておりますので、再質問のほうで対応させていただければというふうに思いますので、省略いたします。

 2の児童・生徒の規範意識の向上、育成についてをお伺いをいたします。

 紫波町が100年後の子どもたちに託した新世紀未来宣言、前の一般質問でも取り上げたことがございますが、この宣言から誕生した紫波みらい研究所が10周年を迎え、その記念誌の扉には次のように書かれております。少し引用が長くなりますが、読ませていただきます。

 豊かで快適な暮らしを追い求めた20世紀が終わり、私たちは得たものと引きかえに失ったもの、失いつつあるものの多さに直面しています。環境の悪化はもちろん、豊かさの陰で心の荒廃も心配されています。今こそ、自然をおそれ敬う心や足るを知ること、物を大切にすることなど、私たちの祖先が培った、文化の中に息づいていた精神や暮らし方に目を向け、今に生かす方法を見出すときではないでしょうか。まだ文言は続くわけですが、そのような文章がございます。私も同感であります。

 平成18年に新しく全面改正されました教育基本法の前文にも、「公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。」と書かれております。さらに、教育の目的として、人格の完成、心身ともに健康な国民の育成が掲げられております。本町の次世代育成支援計画も、「地域の笑顔は子どもの未来」との標語を掲げ、推進されておりますが、その基本となるべきものはやはり人としての倫理、道徳にも通じる規範意識の育成であろうと私は考えます。

 この点に関し、教育行政を担う本町教育委員会の見解を、改めてお伺いするものであります。

 また、新年度の取り組みについても、教育委員長の演述にもございましたが、改めてその内容についてお伺いをいたしたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(武田平八君) 教育委員長。

     〔教育委員長 高橋榮幸君登壇〕



◎教育委員長(高橋榮幸君) それでは18番、田村勝則議員のご質問でございます第1点目の体罰・いじめ問題については割愛させていただきまして、第2点目の児童・生徒の規範意識の向上と育成について、お答えさせていただきます。

 法律上では、教育基本法第6条において、学校教育の実施に当たっては、教育を受ける者が、学校生活を営む上で必要な規律を重んずることを重視しなければならないと明示されています。また、学校教育法第21条においても、規範意識を育み社会の発展に寄与する態度を養うことが、義務教育の目標として掲げられております。紫波町の小・中学校においては、学級担任だけでなく全教職員の共通理解、共通行動に基づく協力体制や、外部機関との連携した生徒指導体制を整え、学校の教育活動全体で規範意識の醸成に努めております。これからも児童・生徒の規範意識の醸成のため、自他に対して危害をもたらすような行為については厳しく注意し、悪いことは悪いと指導するなど、問題を未然に回避するよう促すことも必要であります。

 また、学校現場の過度の委縮を招かないよう配慮しながら、体罰禁止の趣旨の徹底を図ってまいります。

 以上をもちまして、答弁とさせていただきます。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) 答弁ありがとうございました。

 まず第1点目の体罰から入りたいと思います。

 私自身も、きのうも体育館で卓球をしてまいりましたが、相手にした子は一高に行っている紫波二中出身の1年生の子ども、子どもというか高校生でございますが、小学校のときから見ておりましたら、小学校のときはお父さんが一生懸命教えておりました。スパルタに近い教え方をしておりまして、そのころはまだその子どもも人間的に当然、まだまだ幼い面がございました。体罰も必要なのかなとも思いながら見ておりました。それでも1週間に何度も体育館に来て、泣きながら練習をしておりました。今、高校生になりまして、非常に挨拶も立派になり、そして人間的にも笑顔が絶えない、自分で自立したといいますか、努力をする、そういう子どもに育っているなと、私は実は頼もしく見ている子がおります。そうやってみますと、その親子もそうですが、学校においてもそうですけれども、やはり教育というのは、人と人との信頼関係というものが基本になければならないんだろうなということを、改めて痛感するところでございます。

 そういうことを一つのキーワードにしながら、今回の体罰をちょっと考えてみたいと思うのですが、アンケート調査を我が県では実施をしているということでございまして、24年の4月以降からいわゆる今年度の分についてのアンケート調査ということの内容ですけれども、その内容については、児童・生徒と保護者へはアンケート形式で調査が行われ、教師には校長や副校長が聞き取りをするというような内容になっているようでございます。体罰と判断される行為は、例えば「素手で殴る」、「棒などで殴る」、「蹴る」、「投げる」、「転倒させる」、「殴る及び蹴る」などの項目等になっているようでございますけれども、その調査で体罰の疑いのある事案が発覚した場合は、各校で事実関係を確認した上で県教委に報告するというような内容になっているようでございます。児童・生徒向けのアンケートでは、教師から体罰を受けた経験の有無を問うというようなことで、「体罰を受けたことがある」と答えた児童・生徒には、時期はいつか、場所はどこか、誰から体罰を受けたのかというようなこともその内容にあるようでございます。そのような中身で調査をされておられるようでございますが、その点について、教育委員会のほうでは県のほうからの指導に従ってアンケートを実施していると思いますけれども、それに何といいますか、町独自の内容も何か加えた形で実施しているのか、そのまま実施しているのかということをちょっと、最初にお伺いをしたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) もとより体罰は禁止されている事項でありますので、今回大阪に端を発したそのことから、文科省がアンケート調査を実施しているわけですが、もとよりそういう事案があれば即、学校でも問題にしますし、地域でも問題にしますし、当然教育委員会でも問題にするところでありますが、24年度は紫波町においてはそのことはないと。

 ご質問でありますが、いわゆるあわせて町独自のということではなくて、県と一緒になって、軌を一にして調査しているということであります。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) アンケートのとり方というのは、実は、及川議員の質問にもありましたが、非常に難しいデリケートなものだろうというふうに思います。ですから、それはそれとして粛々として行いながら、アンケートだけに頼るのではなくて、もう少し柔軟な、本町の教育委員会としても、しっかりと柔軟な対応をしていただくことが大切ではなかろうかというふうに思います。

 宮城県では、教員500人を対象に体罰研修会なども実施して、当然この教育基本法あるいは学校教育法にもうたわれているとおり、体罰はだめなんだよということを基本にして、研修会を実施しているようでございます。ただ、今般、政府が新たな基準をもとにガイドライン等もつくっていくということでありますから、なかなかこの体罰という、どこまでが体罰なのかと、大声を出すのが果たして−出すのはもちろんいいわけですけれども、その辺がしっかりと決まってこないと、なかなか難しい問題があるんだろうなというふうに思いますし、部活動の中での対応と学級・学校の中での対応とはまた違うんだろうなというふうな思いもいたします。非常にこれは根が深くて、一朝一夕で結論の出る問題ではないと思いますけれども、教育委員会としても、当町の子どもたちをしっかりと育てていくというようなことを見据えながら、対応していただければというふうに思います。

 いじめについても、実は小学校の対応と中学校、そしてまた部活動、学級などでは、やはり対応が違うんだろうというふうに思います。教育委員長さんも教育長さんも学校現場に長くおられた方々でございますから、これまで、例えば今年度全て解消したという、いじめ問題も21件あって解消したというようなことの答弁がございましたが、その中身については教育委員会までかかわった中で対応されたのは何件あったのか、参考までにお聞きしておきたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) プライバシーにかかわる部分もありますので、報告に関しては当然教育委員会が把握しているところであります。直接的な指導に関しては、学校にお任せしているところでありますが、ただ特に中学の場合には一緒になって連携しながらやったという事案も聞いておりますので、基本的には一緒になって、認知しながら理解しながら進めているというところであります。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) 戦後の教育、本当に先ほどの失ったもの、得たもの、いろいろあるわけですけれども、実はこれは昭和55年12月25日付の赤沢小学校の記事なんですが、「追憶の学舎・学び舎」という記事なんですけれども、この中に当然教育基本法はもうできているわけですけれども、今はなき名物用務員という、用務員さん、遠山さんという方が中心の記事なんですが、その中に、ある町内のPTAにかかわった方が、勉強より畑仕事が楽しかったが、宿題を忘れたその罰として、人ぷん肥料を畑に運ばされるのは参ったというようなことが書いてあります。それでもそういうものが例えば楽しい思い出として残るわけです。ですから、教育長さんもきのう言われておりますが、ストレスとか叱られるとかそういう罰を受ける、いわゆる懲戒というものも、もちろんこの中には教育の一環としてあるわけですが、そういうことが子どもにとっては実は発奮の材料になったり、子どもの心に火をつける、そういうことにつながったり、いい思い出にもつながったりということもあるわけです。その点のバランスというのが非常に難しいんだろうと思いますけれども、教育現場において、ですから、先ほど、教育委員会までかかわった事案がどのくらいあったのかとお聞きしたのは、できれば当事者同士で解決をしていくということが一番望ましいことでもありますし、今のような話もお互いが当たり前のこととしてこの対応をしてきた。まず宿題を忘れたというのは自分がまず悪いんだという思いの中で、罰を受けるということも甘んじて受けてきたということも、やはり大切な考え方なんだろうと思います。そういう部分で先生がいわゆるきちっと毅然として同じ目線ではなくて、生徒を、いや児童を指導するという立場で、懲戒をきちっと与えるということも大切なことであります。その点で、教育委員会として、先生方が委縮することのないような対応も当然していかなければいけないと思うわけですけれども、今新聞を見ておりましても、さまざまな記事があふれておりますが、当町教育委員会としては現場に対して、あるいは校長先生方を通じてどのような対応を、先生方が委縮しないような毅然とした対応を求めるという部分で対応なさってきたのか、お伺いをしたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 議員ご指摘のとおり、全ては信頼関係から発出します。信頼関係がなければ、同じ行為をA先生がBという子どもに対してやったことがどう受け取られるかというのは、それは自明の理でありますので。今、議員がお話しいたしました叱る指導とそれから体罰と境目というんですか、そこは用意周到に、やっていけないことは明確でありますので、そこは毅然としたコントロールはしなければならないと思っているところであります。

 後段、議員がご指摘したように、叱る、学校では指導となると思います、言葉としては。だけれども、そのことは非常に重要なことでありますが、今日パワハラという言葉もあるくらい、それでめげる、しおれてしまう生徒もいますので、まさに信頼関係ということはどういうことかというと、一人一人の生徒の個性とか心情等を把握しながら対応するということが大事であると思いますし、各校長、学校に対しても、そういうことは指導しておるところであります。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) ありがとうございます。先生方が、今、学校現場で、きのうの及川議員の質問にもありましたように、非常に多忙な中で子どもの教育、生徒・児童の教育に携わっているというのは、本当に私も、身近なところにもそういう教員がおりますのでよくわかります。そういう部分で、きのうの答弁では教育長さん、教師はプロだ、プロなんだからという、そういう誇りを持って対応しているということで、私自身も力強く受けとめたところでございます。そうであるからこそ、先生方も誇りを持って頑張っている先生方は支えていかなければいけないというふうに思うわけですが、実際の中では、例えば学校の中での連携がうまくとれているのかということになりますと、我が町の中では、その辺私自身現場の中までわかりませんので、把握してはおりませんけれども、その辺がうまくとれない、機能しないというところもあるというふうなこともお伺いするところでございます。その辺を、しっかりと機能させながら、子どもたちの体罰やいじめが我が紫波町からなくなり、笑顔が絶えない、そして社会の一員として貢献する紫波町民、子どもは町の宝ということで町長もおっしゃっておられますが、そのような子どもが成長していくように願うものであります。

 次に、まだ規範意識ということがございますので、そちらに入らせていただきます。

 規範意識の向上ということは、質問でも申し上げたとおり、非常に大切ではなかろうかというふうに思います。たまたまけさの産経新聞にこのような記事がありました。小学校の入学準備、ベネッセ次世代育成研究所の幼児期から小学校1年生の家庭教育調査によれば、小学校では、順調な学校生活を送るには、生活習慣が身についているほど、子どもたちは学習に関する力、あるいは学びに向かう力が高い傾向があったというようなことが調査として載っております。これは、調査期間は昨年の1月から2月に実施し、年少児から小学1年の子どもを持つ母親5,016人に調査を行ったということでありますが、それによると年長児の物事を諦めずに挑戦することができる割合というのは、「生活習慣がある」という子どもは83.5%、「まあまあある」69.1%、「余りない」53.3%だと。あるいは数を足したり引いたりすることができる割合も、「生活習慣がある」92%、「まあまあある」87%ということで、やはりきちっとした学校に入る前に家庭のしつけ、周りの人に挨拶やお礼を言えるという基本的な生活習慣が身についていることが大切だというような結果が出ているようでございます。

 そういう意味でも、私自身も子どもたち中学生を指導しておりますが、一中、三中、挨拶がやはりきちっとできている子どもたち、礼儀や準備等がきちっとできる子どもたちというのは、何ていいますか、技術も高めようというような思いというのが非常に強い、あるいは高いように感じるところでございます。その点で、規範意識というものの向上というのは、やはり大切ではなかろうかというふうに思います。当然学校教育の中には、その部分での教育カリキュラムがあるわけですけれども、教育委員会としては、改めてどのようなことをお考えであるかお伺いをしたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 昨日、一昨日通して就学前教育の話が話題になりました。直接学校教育ではないのですが、とても重要な視点だと思っております。しつける、しつけられる関係から申しますと、幼少のころは、どちらかというと大人から直接的に「指導される」、「叱られる」も含めてしつけられることが多いと思いますけれども、ということは、やっぱり周りの親も含め、家族、それから地域の中で若いお父さんお母さん方をどう、何ていいますか、守ったり指導していくかという関係もすごく重要なことだと思います。核家族の世代が多い中ですので、何よりそれは必要なことだと思っています。

 卑近な例でありますけれども、ある学校で命の教育をやっているんです。助産師さんだとか呼んでいるチャンスもあるんですね。その中に、いろいろ話の中で、子どもらは赤ちゃんを見れば、守ったり保護したり、かわいいということをさらに超越して次のことを想像するわけですが、その看護師さんの話の中で、若いお母さん方が授乳するときにどこを見ているかというと、普通であれば幼少のころ、子どもはお母さんの顔を真っすぐ見ているはずです。母はどうしているかというと、携帯を見ているというわけです。視線をそらしている。あるいはかつてはビデオを見ているとかテレビを見ているとか。だから先ほど言った核家族の若いお父さん、お母さん世代が何を学んでいくかというのは、これは本気で考えていかなければならない。福祉の問題でもありますし。そういうことから、幼稚園時代には、少し集団が大きくなって、人と人のかかわりの中でルールを学んでいく。学校時代になると、もっともっと組織的になって範囲も拡大しますので、とても重要なことだなと思います。

 挨拶とか基本的生活習慣というのがありますが、基本的に重要なのは、よく話すのは、自治を学ぶということでないでしょうか。自分たちの小さい大きい、いろんな社会集団があるわけですが、ここは紫波町であります。議会があります。それの勉強として、児童会とか生徒会とかあります。ということは、大人から一方的に教えられる規範の醸成とともに、そろそろ学校時代になると、みずからがその悪い点だとか改善するべき点も気づきながら、みんなで考えていく。だったならば、こういうルールで、こういうことをやっていこうじゃないかという、自分たちの問題を明らかにして、自分たちで解決していくという、まさに自治活動ですね、それが児童会なり生徒会活動の骨子であります。

 そういうことで、しつけの話でありましたが、大人からのしつけ、支援しなければならない世代もありますが、学校時代は支援とともに、みずからがやれるような子どもたちを醸成することも、規範意識の重要な高まりにつながるものと思います。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) ありがとうございます。新政権になりまして、やはり子ども教育問題というのは非常に大事だということで、今度の政府の中においては、文部科学省にも高橋議員も質問に取り上げておりましたが、土曜日の活用も含めて、道徳教育というのをやはりしっかりとしていかなければいけないというようなことがうたわれております。私自身、きちっとしたそういう教育を受けた親から育てられれば、当然子どもは親の背中を見て育つところがあるわけですので、きちっとしたものが育っていく、子どもたちが育っていくということもあるのではなかろうかというふうに思っておりましたが、たまたま私の知り合いでもありますが、ハワイで天台宗の布教をしております荒 了寛という方がおられます。この方は平泉の中尊寺の今 東光という方から進められてハワイに移住して、檀家は2軒だそうですが、布教活動をしているという方でありますが、この方の記事がある新聞に載っておりました。その中身を読みますと、今の日本で大切にしなければいけないのは、そういう家庭的なしつけではなかろうかということを非常に強く訴えておられます。例えば、ハワイにおいてアメリカ人の子どもたちを見ていると、父親がしっかりとした基本的なしつけをしているということがあるというようなことを書いておられました。翻って我が国はどうなんだろうということを考えますと、その点については、いささかおろそかになってきた部分が大きいのではなかろうかと。先ほどの携帯を見ているという部分も含めて、非常に基本的なしつけというものがなされてきていない部分があるのではなかろうかなというふうにも思います。

 たまたまこれはある雑誌に、天野さんという天皇陛下の心臓の手術をなさった方の記事を読んでおりましたならば、この方は3浪して医大に、医者の道に入っているわけですけれども、その先生に、もう既に3浪しているということは、医者の世界では後発ですよというふうに言われた方なんですね。そういう方が今、外科手術のほう、しかも心臓外科ではもう世界的な権威であり、日本では第一人者になっているという方でありますが、この方が、今、若い医者の方々にどのようなことを願いますかということを聞きましたならば、基本的なやはり挨拶ですね、そういうことのできない医者も多くなっているというようなことを実は書いておりました。ですから、知・徳・体といいますけれども、やはり知を生かしていくためには、徳の部分というものも非常に大事であろうというふうに思います。

 そういう意味で私は、具体的にどのような対応をすればいいのかということの中で、一つだけ事例を申し上げたいと思いますけれども、胡堂記念館が50周年、胡堂先生50年という話がございました。赤石小学校で数年前に野村館長さんにおいでいただいて、PTA、かなりの人数が集まりましたけれども、その中で野村胡堂先生の講演をしていただきました。非常に盛会でした。野村さんが苦労して学校を卒業したこと、そしてそのお兄さんがクワの葉を売ってその学資を援助したとか、そういうことを聞いて、親も非常に感激をしておりました。そういうすばらしい名誉町民がおりますので、この規範意識の向上という部分では、紫波町の場合の名誉町民というのは、いずれも日本の宝と言ってもいい方々ばかりだと思いますが、そういう部分を生かした学校教育というものを、藤原議員も胡堂記念館との連携という話もしておられましたが、そういうことをもっとどんどん積極的に学校現場でも取り入れて対応、活用してもいいのではなかろうかというふうに思いますが、いかがでしょうか。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 知・徳・体の話でありますが、どっちかというと勉強は勉強、徳育は徳、それから体力は体力、結構ばらばらに指導されている懸念もあります。ということで、来年度学校教育においては知・徳・体がとにかくいつも一緒になっているといいますか、強靭な体力が考える力あるいは自分を支える徳育を育てる、それがあるから学力にも向かうことができるという一体となった捉え方で、来年度はますます進めていこうと思っているところであります。

 その中でもその道徳教育、徳の部分に関しては、学校徳育、道徳は学校教育全体の中で取り進めなくてはならないという規定がありますので、行事でも運動会でも修学旅行でも教科の学習でも、至るところにそういう視点を持ちながら、子どもの規範意識の醸成に進めていければなと思います。なお、先人から学ぶということに関しましては、大切な視点でありますし、今後とも野村あらえびすだけでなくて、いろんな紫波の先人たちの話も交えながら、子どもたちの力の高まりに合わせて進めていきたいなと思います。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) ありがとうございます。政府で取り組んでいる教育の中には、道徳教育もそうですが、その中にやはり食育という部分も大切であるということが書かれております。私も同感だと思います。そういうことも含めて、教育全体で、今、教育長さんの答弁では取り組んでいくということでありますが、全体でそのばらつきがないように、やはり紫波町は、こういう道徳教育なり家庭教育も含めて取り組んでいただくようにお願いをしたいと思います。

 続いて、2点目の文化・伝統を生かしたまちづくりについてをお伺いをいたします。

 心豊かな人間は情操豊かな人でもあります。そして、そのような先人によって築き受け継がれてきたのが伝統芸能や文化財であると考えるとき、そのありがたさと継承の重要性について思わずにはいられません。本町には国・県を初め、町指定の文化財が105件と実に多くの有形無形などの文化財があります。この文化財を保存、保護していくことはもちろん大切であると思いますが、生涯学習や教育、さらにはまちづくりにも活用していくべきということも、私自身は願うところであります。

 現況調査や今後の活用策についてお伺いをするとともに、新たな文化財の指定も必要な建造物や遺跡もあると思われますが、その取り組みについてもあわせてお伺いをいたしたいと存じます。

 よろしくお願いします。



○議長(武田平八君) 教育委員長。



◎教育委員長(高橋榮幸君) それでは、3点目のご質問であります文化・伝統を生かしたまちづくりについて、お答えいたしてまいります。

 現在、紫波町には有形文化財、無形文化財、天然記念物など、国・県及び町の指定する文化財は105件を数えており、あわせて多くの埋蔵文化財、包蔵地が登録されております。これらの多種多様な文化財は、この町の歴史、文化等の正しい理解のため欠くことができないものであり、また将来の文化の向上発展の基礎をなすものであります。これらを保護し、後世へ伝えていくことは我々に課せられた責務であります。

 文化財の現況調査についてでありますが、教育委員会では平成20年度に、国・県及び町の指定する文化財の一斉調査を行ったところであり、その後については随時状況の把握に努めているところでございます。現在、今までに蓄積してきた既往の調査結果を活用するとともに、他の文化財も含め総合的に調査、保存し、その活用を図る必要があると考えております。また、文化財の研究、活用については、地域で活発な活動をしている文化関係団体、地域活動団体と連携しながら、文化財の適正な保護に取り組んでまいりたいと考えております。

 次の2点目の文化財の新たな指定に関してであります。

 ご承知のとおり、町内には町指定文化財として建造物では武田家住宅、史跡にあっては高水寺城跡などを指定しておりますが、現在指定されている文化財以外にも、文化的な価値を持つ財産が数多くあると考えております。紫波町文化財保護条例では、重要なものについて所有者の同意のもとに、町指定の文化財を指定することができるとなっております。文化財の指定に当たっては、必要に応じて専門家の意見を聞きながらこれらの調査を進め、妥当と判断されるものについては、指定に向けた必要な手続を進めてまいります。

 以上をもちまして、答弁とさせていただきます。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) 答弁ありがとうございます。

 実は、文化財の調査を常にしておかなければいけないということを申し上げたのは、産経新聞の産経抄というところにこんなような記事があったということもございました。昨秋、長崎県対馬市の古刹から、観世音菩薩座像が盗まれた。ことしになって窃盗団が韓国でつかまり、仏像も返還されるはずだった。ところが、かの地の裁判所は、朝鮮半島から略奪されたものだという韓国の寺のむちゃくちゃな主張を認め、返還を差しとめたということが書いてあります。この伏線として、当時の菅 直人首相は、正当な手続で日本に寄贈された朝鮮王室儀軌を、李大統領に懇請されて引き渡したことがきっかけだというようなことも書いております。以降、日本の文化財が韓国に次々と盗まれ、いまだに戻ってこないということが実はございます。神社仏閣でも非常にこのような被害に遭っているところが多いのも、いまだ現実でございます。ひところ御神木のことも報道されておりましたが、我が町でもこの105点、非常に先人が大切に継承してきたものでありますので、町民の宝として常に点検を怠ってはならないというふうに思いますし、管理はその所有者が当然第一義的には負うわけですけれども、教育委員会としても、常にその辺については細やかな配慮をしていただきながら、適正な管理を行っていただくようにしていかなければいけないんじゃないのかなということで、お伺いをしたところでございます。

 文化財だけではなくて、我が紫波町の場合を見ますと、第2点にもかかわるわけですが、先般、ひな祭りが平井邸を中心に日詰の町の中で行われ、盛会に終わりました。あの平井邸も見ますと、原 敬さんをお迎えするために建てられたという建物でありますが、近隣の足澤放射線科さんはこれから病院を閉じられたということで、更地になるというようなこともお聞きしております。平井邸についても先代の平井キヨシさんが亡くなられたわけですが、所有者の関係もありますけれども、もう少し町の宝としても活用策あるいは保存の仕方というものを考えていくべきではなかろうかというようなこともありまして、そのような考え方を教育委員会ではお持ちかどうか、改めてお聞きしたいと思いますし、今、町内にはさまざまな歴史を勉強する会、あるいは平泉連携樋爪舘、いろいろな会が立ち上がって、先ほどの答弁にもありましたように、その辺の連携を深め合いながら、町のいわゆる誇りとなるような史跡等もさらに点検したり、町の指定から県に上がったり、あるいは県の指定から国に上げるということも視野に入れながら対応していくべきというふうに思うわけです。私が熊谷、盛岡大学の先生のお話を聞いていて、非常に勉強不足だったなと思ったことの一つは、赤石にあります西田遺跡、非常に大きな遺跡なんだよ、すばらしいものなんだよというようなこともお伺いをする機会がございました。そういう遺跡も、もう少し町としてもしっかりと文化財としての価値を高めるということの対応をしていくべきではなかろうかというふうにも思います。その点についてお伺いをしておきたいと思います。



○議長(武田平八君) 教育長。



◎教育長(侘美淳君) 議員ご指摘のとおりであります。点検しながら既存の文化財等については、委員会でも事務局として点検しながら、盗まれるという話もありましたが、新たな視点でありますので、その辺については新たな視点としてかかわりながら点検してまいりたいと思います。

 文化財の保護、それから新たな指定につきましても、今、平井邸、それから西田遺跡の具体的な名前もありましたが、まだまだあると思います。時間もかかると思います。順番もあると思います。その辺の価値だとか何ていいますか、時間的な部分だとか、それら総合的に専門家の意見も聞きながら、ご指摘の視点はぜひ持ち合わせながら、教育員会でも進めてまいりたいと思いますので、そこはご理解ください。



○議長(武田平八君) 18番議員。



◆18番(田村勝則君) 教育長さんの答弁にあるとおり、ここでわかりましたということは当然あり得ないわけでございますので、私の提言は一つのきっかけになればということで少し突っ込んだ話もしたかもしれませんが、その点を所有者等もありますし、あるいは文化財調査委員会とのかかわり等も当然出てくるものもございます。その点はしっかりとこの連携を図りながら、今後も文化財の適正な管理、あるいは心豊かな町民を育てるための施設として有効に活用していただければというふうに思います。

 その点を心からお願いを申し上げまして、私の一般質問とさせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(武田平八君) 以上で、18番、田村勝則君の一般質問を終結いたします。

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△散会の宣告



○議長(武田平八君) 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしましたので、これにて散会いたします。



△散会 午前11時12分