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岩手県 奥州市

平成20年  3月 定例会(第1回) 02月25日−02号




平成20年  3月 定例会(第1回) − 02月25日−02号









平成20年  3月 定例会(第1回)



          平成20年第1回奥州市議会定例会会議録(第2号)

議事日程第2号

                      平成20年2月25日(月)午前10時開議

第1 市長並びに教育委員長の演述に対する質問

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本日の会議に付した事件

第1 市長並びに教育委員長の演述に対する質問

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出席議員(39名)

      議長  小沢昌記君

      1番  千葉正文君

      2番  菅原 哲君

      3番  関 笙子君

      5番  阿部加代子君

      6番  中西秀俊君

      7番  菅原 明君

      8番  石川和好君

      9番  三宅正克君

      10番  中澤俊明君

      11番  小野寺 重君

      12番  及川俊行君

      13番  佐々木國男君

      14番  千葉悟郎君

      15番  高橋勝司君

      16番  藤田慶則君

      17番  今野裕文君

      18番  渡辺明美君

      19番  佐藤邦夫君

      20番  菅原今朝男君

      22番  及川梅男君

      23番  菅野市夫君

      24番  佐藤絢哉君

      25番  内田和良君

      26番  千田美津子君

      27番  遠藤 敏君

      28番  佐藤修孝君

      29番  菊池嘉穂君

      30番  新田久治君

      31番  廣野雅昭君

      33番  安倍静夫君

      34番  小野幸宣君

      35番  安部皓三君

      36番  佐藤克夫君

      37番  数江與志元君

      38番  高橋瑞男君

      39番  佐藤建樹君

      40番  及川善男君

      41番  渡辺 忠君

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欠席議員(1名)

      21番  亀梨恒男君

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説明のための出席者

    市長         相原正明君

    副市長        岩井憲男君

    収入役        伊藤正次君

    監査委員       佐々木秀康君

    教育委員長      千葉啓一君

    農業委員会会長    千田榮悦君

    教育長        菅原義子君

    病院事業管理者    梅田邦光君

    水沢区長       原田 守君

    江刺区長       佐藤雅士君

    前沢区長       岩渕 功君

    胆沢区長       桜田昭史君

    衣川区長       千葉仁市君

    総合政策部長     千葉洋一君

    総務部長       佐藤郁夫君

    市民環境部長     菅原公男君

    産業経済部長     及川俊和君

    健康福祉部長兼福祉事務所長   小野寺孝喜君

    都市整備部長     高橋 力君

    水道部長       小原君夫君

    教育委員会教育部長  小原清子君

    参事兼企画調整課競馬対策室長  粟野金好君

    総務課長       菅原英記君

    財政課長       菊地隆一君

    税務課長       菊池 寛君

    収納課長兼滞納対策室長     小野寺三夫君

    健康福祉企画室長兼福祉課長兼少年センター所長兼子ども・家庭課長兼長寿社会課長兼健康増進課長

                    若原秀康君

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事務局職員出席者

    事務局長       千葉 章君

    事務局次長      藤原 修君

    議事調査係長     佐藤浩光君

    主任         今野美享君

    書記         及川和彦君

    書記         及川誉士夫君

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議事

               午前10時 開議



○議長(小沢昌記君) おはようございます。

 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 なお、欠席通告者は21番亀梨恒男君であります。

 本日の会議は、議事日程第2号をもって進めます。

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○議長(小沢昌記君) 日程第1、市長並びに教育委員長の演述に対する質問を行います。

 まず、市長演述に対する質問を行います。順次、質問を許します。20番菅原今朝男君。



◆20番(菅原今朝男君) おはようございます。20番菅原でございます。

 市長演述に際しまして、市長におかれましては、奥州市が誕生いたしまして折り返し2年が経過いたしました。就任以来、課題山積の中、熱い思いを市政運営に携わり大変ご苦労さまでございます。市民の市政に対する視線が高まっているこの時期、市長には健康に留意され、広域のリーダーとしてますますご奮闘を願うものであります。

 それでは、何点かについて順を追ってお伺いいたします。

 最初に、2ページの地方財政についてでございますが、平成20年度予算につきましても公債費の増加による財政硬直化への対応が懸念されるところでありますが、今後の財政運営が非常に厳しくなっていく中で、病院・競馬・土地開発公社等3連担を含め、今後とも非常に厳しい要素が余りにも多く、これらの見直しによる財政の健全化についてのお考えを改めてお伺いするものであります。

 次に、4ページでございますが、環境対策の推進についてであります。

 記述しておりますとおり、江刺区内における悪臭公害が発生しておりますが、これらについて当局として改善命令なり、改善に向けた指導を行っているようでございますが、なくてはならない施設でもありますし、長い経過の中で市長は今後どのような行政指導を行っていくか、お伺いいたします。

 次に、10ページでございます。

 農業の振興についてお伺いいたしますが、昨年は穀物飼料や食料品価格等の値上がりに加えまして、米価の大幅な下落や原油価格高騰による燃料及び農業生産資材の値上がりなど、農業を取り巻く環境はかつてないほどの厳しい状況にありました。一粒の米は市場で、店頭でその価値を価格として評価されています。しかし、一粒の米はそれが生産されるまでの過程で、価格では評価されないさまざまな価値を生み出しております。農家の営みが水や環境を守り、景観を形成し、人々に潤いと安らぎを与えていますし、米を生産する農業者の日々の努力に支えられているのであります。ところが、それらの貴重な価値はどう評価されているのか。市場原理重視の農政展開の中で、生産者は価格確保に全力を挙げなければならず、消費者はデフレ経済の中で低価志向を強め、さらに高品質、良食味、安全・安心などに食品に対する要求を高めているのが現実であります。生産の結果としての農産物の価値ばかりが優先され、生産に至る過程への想像力が希薄化しつつあると思いますが、米政策改革の本格始動により、売れる米づくりに際し生産の過程への大切さを再認識し消費者と共有することについて、どのようなご認識をお持ちかお伺いいたします。

 最後でございますが、28ページ、胆沢ダム関連についてお伺いいたします。

 胆沢ダム関連につきましては同僚議員が再三につきましてご質問いたしておりますが、記述のとおり、平成19年末で57%の進捗で最盛期を迎えて早期完成を目指しているところであり、胆沢扇状地の頂部に位置し、洪水調節や河川環境保全、かんがい、水道用水の供給、水力発電等の多目的ダム、奥州市4区を受益とする、まさに扇のかなめであります。そこで、ダム周辺整備に関しては今申し述べましたとおり、ほかに観光あるいは自然、スポーツ、休養、レジャー等、早期に胆沢ダム周辺整備にかかるあり方に関する研究会より報告された「胆沢ダム周辺整備構想」、案でございますが、これらを早期に検討し、市としての位置づけを行い、県・国等へ強力に働きかけるべきと思いますが、いかがでございましょうか。

 以上、ご質問をいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) ただいま4点のご質問があったわけでございますが、1点目の地方財政が厳しい中での当市の財政健全化についての考え方ということでございます。

 これにつきましては、新市建設計画の着実な実行につきましてはルール内、ルール外含めて財源を確保してございますので、これは確実に実行できるということで、まずはこの点合併時の約束を果たすことをしながら財政の運営を図っていくことが必要だと思っています。これは可能だということで、そのほかの部分ですね。この新しい需要にこたえるための積極的な財政投資はしなければいけませんし、ご指摘の累積債務を抱える病院、あるいは競馬には多額の貸し付けをしているわけですけれども、それから土地開発公社については100億円の借入金があるということで、このことをやっぱり、言うなればマイナス部分をできるだけ最小限に抑え、あるいはできれば解決しながら次世代後世代の、後の世代の財政運営がやりやすくなるようにしなければならない時期だと思っております。

 幸い競馬については、岩手県から57億5,000万円を借りることができたことによってほぼ財政的には、これから先競馬自体はいろいろあると思いますけれども、積極的に地元産業を支えてまいりますけれども、財政的には一定の安定感を見ることができたのかなと思いますので。病院について今回、この3月までに議会のほうとも論議をしていただきながら一定の解決をしたいなと。残る土地開発公社については、これは毎年利息が1億5,000万円ぐらいありますからこの支払いを抑止するということがありますし、それから何といいますか、公社が保有しているその買った値段に利息等管理費を上乗せして将来売らなければいけないわけで、それが1年おくれればおくれるほど苦しくなるということもありますので、この点についても改めて20年度に、現在も一応健全化計画ありますけれども立て直していきたいなと。そういうことによって、毎年の主要3基金が、財政調整基金等ですね。減債基金初め3基金の額が何とか財政計画のラインを維持できるのかなというふうに思っております。

 それから、公債費を抑える意味で、現在はピークで大変苦しいんですけれども、プライマリーバランスをもってことしもそれを達することはできましたので、将来的には次第に返すお金が少なくなっていきますので、そういう体質、体制を維持しながら健全化を図っていく必要があるというふうに思っております。

 それから、2点目の悪臭対策の関係ですけれども、これはたびたび答弁も申し上げておりますように江刺区の東北油化関係が最大のものでございますけれども、これまでと違ってこの悪臭の測定を、言うなれば抜き打ち検査方式に切りかえたことによりまして相当この住民の実感に近いような検査結果が出ております。そこで、改善命令を今出しているところでありまして、この法の措置に従って厳正にやらなければ、地域住民はとても納得できる状態でないということを認識しております。しかし一方では、お話のようにこの岩手県全体にとっても貴重な産業であり、また処理施設でございまして、そういったこととの要請の調和ができないものかという、例えて言えばそのための相当な設備投資が必要になってくると思いますけれども、それに対する国等の支援をきちっと引き出して、事業もできるし悪臭も出さないと、こういうことが一番望ましいと思います。そういった中で、先ほども申し上げましたようなきちっとした措置をとってまいりたいというふうに思っております。

 それから、3点目の農業の関係でございますけれども、これは農地の水質保全あるいは国土保全的な機能があるということで中山間地への直接支払い制度というものを、今2期目に入っていますけれども、これが非常に国の政策としては画期的なものであったと思います。これを、今度平場地域にまで広げて、農地・水・環境保全向上対策と言っておりますけれども、こういったものの国家予算を確保できるということは、とりもなおさずお話ありましたように消費者を含め国民全体がそのことについて価値を見出して、この支援をしなければいけないという共通理解に立ったものというふうに思っているわけでございまして、大変これはいいことでありますし、今後ともやっぱりそういうような国土保全あるいは災害抑止にもつながるものでありますし、安らぎ、潤いの場、あえて言えばもうふるさとそのものであると思いますので、日本人のふるさとがこの農村地域だと思います。そういったものをご支援をしていただくこと、それから安全・安心の農産物をきちっと出していただくためにも、こういったことへの消費者の理解を進めるということも大事だと思います。

 したがって、今申し上げました中山間地への直接支払い、農地・水・環境保全向上対策、これらを軸に、あとはもう少し消費者と生産地とのこの共同理解、共通理解が促進されるような取り組みを進めていかなければいけないと思います。地産地消運動等もその一環であろうと思いますし、グリーンツーリズムのようなもの、あるいは首都圏に展開する産地直送型の安全・安心野菜のそういった拠点の拡大するといったようなことも大事な取り組みであろうというふうに思います。

 それから、最後に胆沢ダムの周辺整備でございますが、これはこれまで旧胆沢町時代から国土交通省の胆沢ダム工事事務所が実質的に事務局の労をとっていただく中で、町と国とそれから地元住民と、3者で知恵を集めて一定の方向がほぼ出そろったところでございます。それを、この私ども奥州市として本格的に検討して、ある意味でチェックも必要です。話はわかったけれども財政的についていけないという話もありますので、そういったことを整理して、本年度中には固めていく必要があるなと思っております。その関係を持って、もちろん並行してでいいと思いますけれども、特に国に対しては今25年度の完成までには国とのおつき合いが非常に密接でございますので、そういう密接な関係を十分意識した形でさまざまなご支援をいただきたいものと思っておりますことから、夏の要望、冬の要望やっておりますけれども、そういった場面でこうした考え方が理解されるように努めていきたいと思っております。

 以上であります。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 33番安倍静夫君。



◆33番(安倍静夫君) 10ページの農業振興についてお伺いします。

 ただいまも市長述べられましたし10ページの中でも話されておるわけでございますけれども、国際穀物価格が急騰しておりますが、一方国内米価は大幅な下落であります。農業者にとりましては、戸惑いと先行き不安な毎日を送っておるわけでございますけれども、農業者が安心して農業を続けていくための国や県に対する働きかけ、あるいは要請を市長はどのように行動されますか、お伺いをいたします。

 それから、第2の柱としましてこれも市長がすっかり述べられておりますけれども、環境保全型農業の推進を強調されていますことはこれは大変私も感動するところでございます。農業が廃ると環境も廃るということでございまして、これは日本全国どこも同じだと思いますが、この環境保全型農業のこの文句をうたい文句としまして農業者に対する国の助成制度ですね。こういうものをどのように模索していこうとしておりますか。この点、2点についてお伺いします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 穀物の値段の上昇、酪農、畜産、大変苦しんでいるわけですが、米価下落も加わって、さらには原油価格高騰ということでもう3連発のダメージを受けているわけですけれども、その辺で年末に、市内ですけれども関係の農業団体含めて協議を行いまして、早速国・県への要望書については提出をしたところでございますが、これはそれで終わりという話では当然なくて、タイミングを見てしっかりと、さらに点検をした内容で要請行動を続けなければいけないと思っております。これは市長会でありますとか、そういう地方6団体としての取り組みもあるわけでありますけれども、奥州市は奥州市として、またあわせて必要な行動を起こしていく必要があるというふうに思っております。

 それから、2点目の環境保全型農業にかかわっての農業者への国の助成の充実ということでありますけれども、今先ほど答弁申し上げましたような中山間地域への直接支払いのこと、それから農地・水・環境保全向上対策、これは大変私は画期的なものだと1つは思っておりまして、それとあわせて、やはりこの安全・安心の野菜をつくるあるいは米をつくる上でそれだけ必要なコストもかかるわけでございますから、そういったものを栽培しやすくなるような優遇措置、支援措置ですね。これは産地づくり交付金における配分のこともかかわってくると思いますけれども、そういったようなことをやっぱり制度としてわかりやすく確立をしていく必要があると思いますので、中身的には相当多岐にわたってくると思いますからこの程度にとどめますけれども、そういう発想で力を入れて進めてまいりたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 33番安倍静夫君。



◆33番(安倍静夫君) 安倍です。

 今、市長答弁の中にあるこの市長会の中で云々というようなお話がありましたが、この農業、米なんかを販売している業者なんかに聞きますと、日本には米がかなり余っているというようなお話をときどき聞くわけでございますけれども、一体、本当にこの米が日本国内に余っているのかというのが私は疑問でなりません。というのは、米どころこの奥州市にはかつていろいろ農業倉庫とかあったわけですが、今はカントリーエレベーターというものがありますけれども、一体この奥州市内の倉庫に米がどこにあると言うんでしょうか。私は疑問でなりません。まさか大都会の貸し倉庫とか何かに入っているということではないと思いますが、これはいろいろ管理されている所管庁あると思いますけれども、その管理されているところ以外にそういうチェック機能をやってみる必要もあるんじゃないかなというふうに思うんです。これも先ほど市長言われましたとおり、市長会とか何かそういう会議の場所で話題にしてみることもいいのじゃないかというふうに思いますが、その辺の取り組みの考えについてお伺いをします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 米の、この日本人が1年間に食べる必要な量を超えて生産され確保されているというふうに私は思っておりますけれども、ただ、かつてのような政府米として全量を確保する時代ではなくて、本当に一部だけ政府が管理をして、あとは民間の中で自主的に動いているわけでありますから時代は変わってきているんでございますが、それにしても現実に流通のそれぞれの場においてどの時点でどこに米が保管され確保されているのかというのは、これは改めて調査して聞いてみる必要はあると思います。今のお話、恐らくは一応有事の際等において本当に米がすっと手元に届くのかというご心配も含めてのことであろうかと思いますが、そういった国家の危機管理を含めた対策については農林水産省を中心にきちっとしているものだとは思いますが、その辺の問い合わせと申しますか、調査、検討をしながら、必要なことは市長会等の場でも話し合ってまいりたいなというふうに思います。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。



◆17番(今野裕文君) 17番今野です。今の問題について、改めてお願いしたいことがあります。

 東北農政局は、昨今ポスターをつくりました。米余ってもったいないというポスターです。これは農協等関係機関に送付するということで何千万円とかけてつくったんですが、事実をきちんと農水省に対して明らかにしていただくように、市としても要望していただきたいと私は思います。米の年度は10月1日から9月30日までです。農水省は、10月1日時点での米の在庫については、この間一切明らかにしておりません。7月時点での在庫数量だけ明らかにしております。10月1日にはもう早場米に入りますので、統計的にはどれだけ米余っているかということを把握するのは難しいというような話もしておりますが、現実には全体の消費量と生産量でそんなに乖離はしておりません。今の問題については、今度の生産調整でのペナルティーの問題とも連動してきますので、ぜひ国に対して、この辺の事実を国の責任で明らかにしていただくことが私は必要だと思いますので、地域全体の問題にかかわりますのできちっと対応を私からもお願いしたいと思いますが、その点でのお考え方についてお尋ねいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 先ほどの質疑応答にもかかわるわけでございますけれども、こういったようなこの米の日本全体としての自給の姿、あるいは時点におけるとらえ方によってどういう違いが出てくるのかということもあろうかと思いますけれども、こうしたものについては私どもの立場からも把握をしながら、今いろいろお話ございましたけれども必要な検討、対応をしていく必要はあるのかなと思いますが、まずはそういったことをよく市としても把握をしてまいりたいなと思います。



○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。



◆17番(今野裕文君) 17番今野です。

 昨今、奥州市は農協と連名で生産調整にかかわる文書を各農家に配付をしております。これは、その文章を読みますと、非常に威圧的な文章になっています。配付すること自体私はどうなのかなという思いがいたしますが、現実には今の農政展開の中で国の恩恵を受けている方々はきちんと対応されている人たちだと私は思うんですが、そのきちんと対応されている人たちにああいう文書を送りつけるというのは私はいかがなのかなと思います。あの文書の中に書かれていることは今の問題に直接かかわる問題ですので、ああいう文書を出す以上はきちんと市として責任持った確認をしていく必要があると思うんです。非常に威圧的なものです。生産調整に協力しないものは、何て書いてありましたっけ。私は問題だと思うんです。だから、ああいう文書を出す以前にきちんとそういう確認を市として責任を持ってやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 文章表現はいかなる状況下にあっても市民向けに出しているわけですから、そういう威圧的とか感じられないように常に努力しなければいけないものだと思います。こういうことの前提で、状況はもちろんその文書を出す基礎として、判こを押した上で必要なお願い、協力要請をしているということになると思いますけれども、この生産調整問題、古くて新しい課題でございますけれども、全国的にその達成が必ずしも十分でないという大きな問題を抱えているわけでございまして、これも市町村レベル、都道府県レベル、またそれぞれの地域レベルでさまざまな差が出ていると聞いておりまして、これを何とかこういい形に持っていきたいという思いが出た文章だったと思いますけれども、今のようなお話をいろいろ今後の参考にして進めてまいりたいと思います。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。



◆14番(千葉悟郎君) 1点だけ関連してお聞きしたいと思うんですが、4ページのこの悪臭公害についてですけれども、これ私も12月議会にも質問したんですけれども、市長の答弁は測定値とかいろんなそういうことをやって抜き打ち検査をして、今後厳しく対処していきたいという話を答弁いただいたんですけれども、今も何かそういう形でお聞きしたんですけれども、私もたびたびこの地域に伺いまして周辺の方々とも聞いてまいりましたが、依然としてやっぱりこの悪臭は続いていると。行政に対してもう信頼がないと。もう裁判にかけたほうがいいかといいふうまで地域の方々は言っております。また、創業以来30数年もたってなお解決できない。なお、市長は旧市長、江刺市長でもあったわけですが、その時期でなお解決できないで今日まで持ち越していると。これが本当に今、市長が答えるだけで本当に解決できるのかどうなのか。何かこう、聞いて意気込みが感じられないんだけれども、その辺のところをもっとこうきちんとして何らかの対応できるような、住民の方々に安心できるような何かご答弁をいただきたいと思うんだけれども、その辺ちょっとお話しいただければと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) これの対策については、今年度かなりこれまでと違った形がとられているものと思っております。現在条例に基づく改善命令を出しておりますし、この後、もしさらに改善をしない場合には業務停止命令ということになって大変な事態に、会社の側からしてもなるわけでありまして、ここまでの断固たる取り組みというのはこれまで十分できていなかったということはあります。ここに至るまで、昨年夏の非常に臭気がこれまで以上に厳しかったと。気候のことも多少あったかもしれませんが、住民の方々がもうこれ以上我慢できないというお声を相当鮮明に出されたということもあります。その前からもちろんこういろいろ地域地域にあったんでございますけれども、なかなかこの、例えば操業をやめていただいてどこかに移っていただくというところまではいけない問題としてとらえておりました。

 これはこれで、肉骨粉問題を初めさまざまな協力もしてもらっているということもありまして、そう簡単に考えることは難しいのではないかなという思いもありましてここまで来たんですけれども、もう我慢の限界だということで相当強い措置に出ていることは間違いがないわけで、私も先ほど答弁しましたように、この会社は社会的に悪をなしているものだという認識ではなくて、それは産業にとってもどうしても必要な会社であり操業であると。だけれども、やり方がだめだったら悪臭を出さないように、この際厳しいけれども場合によっては操業停止していただくという決意でここまで進めているところでございますので、今冬でにおいは少しおさまっているんですけれども、これが春から夏にかけるとその深刻さが出てくる可能性がありますので、1つは野積みは絶対やらせないとか。そういう現実的でわかりやすい措置もあるわけですが、そういう部分的なことよりは、結果としてにおいがある以上はだめだということになってくると思いますので、これは野積みだけ解決すればいいという問題ではなくて、窓から漏れてきますので。したがって、そういう厳しい対応をしていくつもりでやっていますし、それが会社側にも相当、悪臭公害防止というサイドからはいい形で響いているものというふうに受けとめておりますが、くどいようですけれども結果が大事でしょうから、結果が出るようにしてまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。



◆14番(千葉悟郎君) それで、先ほども市長が国・県と対応していきたいということを言っていますから、やはりそういう動きをしていかないと。地域住民はやっぱりもう我慢の限界が来ていると。そういうことを、やっぱり市長はきちんと、さっきここできちんとやりますよと、ただただ悪臭出さないような形だけで会社にだけ改善命令を出すということだけじゃなくて、やはり今後のこの畜産業ということも含めて全体のことを考えて、そしてやっぱりもうきちんとした対応をしていかないとだめだと。特にも誘致企業であるからもう何とも行政側は甘くなっているんだろうと、こういうことまで言っていますよ。ですから、やっぱりその辺のところを、地域の方々がやはり、ああ一生懸命取り組んでいるんだなという姿勢をやっぱり示していただきたいとこう思っていますので、その辺のところ、もう少し踏み込んだ決意をここでお話しいただければと思うんですが。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 淡々と答えると、どうも熱意がないように聞こえるのかもしれませんが、これは私の答え方のスタイルでもありますのでその辺をご理解いただきながら。いずれ、これは今申し上げましたように、どう見てもこれまでとは格段に違う厳しい措置をしていることは住民の皆さんわかっていただけると思いますので、今いただきました会社としても生きていける、両方立つようなことについての積極姿勢もきちっと出して、トータルで早く片づけてほしいと、解決してほしいということは十分理解をしておりますので努力をしてまいりたいと思います。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 18番渡辺明美さん。



◆18番(渡辺明美君) 先ほどから農業の問題が出ておりますので私も関連でお伺いいたしますけれども、今まさに日本は自給率39%で、農業者人口が全体の1.8%で、ほとんどが65歳以上という中で、私は本当に農業が心配で、食が心配で、それで質問するわけですけれども、奥州市では非常にたくさんのいい資源があると思います。そして、13ページにも書いてありますように「米と牛とりんご、そして野菜と花き」と書いておりますけれども、それだけじゃなくてたくさんの資源がある中で、どうもこの市長の施政方針演述にありますように、農業のことについてはたくさん書いてあるんですけれども、書くだけじゃなくて、もっと行政は仕掛けをしていく必要があると思います。それは、例えば工業でしたらばいろんなショーを取り込んだり、農業ショーとかふるさとショーとかといって、やはり中央に向けて、奥州市がこんなに頑張っているんだなということ。そしてU・Iターンの人たちも、ふるさとに1回帰って農業やってみようかなというように、そういうふうな農業。奥州市は基幹産業は農業だと私も思います。ですから、その食の安全というかふるさと祭りとか、そういう取り組みを奥州市全体でやって、奥州市の農業がこんなにすばらしいんだということを見せる機会をつくることも大事じゃないかなと思います。

 やはり、後継者がこれからどんどんなくなって農業が忘れ去られる、そして減反の面積が埼玉県に匹敵するような、そんなどんどんやめていく方が出てしまうような農業を手をこまねいて見ているということは本当に残念でなりませんので、市長のその考え方を、ぜひお伺いいたしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 先ほど来のお話も申し上げておりますけれども、農業が基幹産業でありますし、国土保全なり環境保全、国民の最終的な健康確保である食の安全・安心に深く貢献、密接にかかわっているものでございます。その辺を、消費者初め市民、国民に理解をしてもらう会をこれまでさまざま工夫をしてきているわけでございますけれども、恐らくは定例的になってインパクトが感じられない、新しさがないということをご心配されている点もあるのかなというふうに思います。この辺については、まずこの農産物を、ちょっと質問のご趣旨と違う部分先に言ってしまうんですけれども、やっぱりこの際さらに首都圏とかそういう大都市圏のほうに出向いてPRをして、特に奥州発の安全・安心の食について改めて注目していただくという取り組みを具体的にやろうとしております。

 今JAさんの年間さまざま、米でも野菜でも肉でもそういったキャンペーンが小規模を含めていろいろあるんですけれども、そういう日程を今調査をして打ち合わせをして、東京等にしょっちゅう出張もしているわけですし、そういう場面でできるだけ目立つような形でやろうということを一つ考えておりまして、その関連でもある地元の地産地消運動的なこともありますし、一般の方々に本当にこの農業をもう一度再認識をして、職業としてもそうですし、いろいろなこう、自分たちの健康を最終的に確保してもらえるものだということも含めた企画ですね。これを工夫してやっていく必要もあると思います。今産業祭りというような格好で、それぞれ区ごとに正直なところ工夫を凝らした形でそれぞれやっているんですけれども、そういうものをもう少し再編成をして大きく、しかも新鮮な形で取り組むとかというようなことを含めて工夫をしていかなければいけない大事な分野であるというふうに思っております。



○議長(小沢昌記君) 18番渡辺明美さん。



◆18番(渡辺明美君) 今奥州市には産直が40件ほどあると聞いていますけれども、そういうところとか、農業機会というのはあれかもしれませんけれども、食会とか給食とか、皆一堂に会したそういうショーというかそういうものも考えてみたらいいんじゃないかなと思います。今女性は、奥州市ではいろんな農業を真剣に取り組んでいる人たちは本当に、お米の部分ではそれなりに一生懸命なんですけれども、でも今元気を出しているのは60歳以上、そういう人たちの女性の集まりが元気を出していると思います。そういう一堂に会した、いろんな各分野からの協力した祭りというのを企画してもいいんじゃないかと思いますので、その辺のご意見をお伺いいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) わかりました。産直については産直ラリーというような格好で、一堂に会するスタイルとは違いますけれども一定のPR行動をしていると思っておりますけれども、同じ会場に、そういった形でお祭り的に工夫を凝らしてやるということも大事な取り組みの1つであろうと思いますので、検討させていただきたいと思います。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 30番新田久治君。



◆30番(新田久治君) これまでそれぞれ皆さんからお話があって、どうしても私もここで関連としてお話ししなければならないと、お尋ねしなければならないという思いになりました。

 それは、10ページに掲げておりますが、農政の改革三対策がスタートしたということであります。私は昭和50年ごろから集落営農を目指して、集落営農をこれまでやってまいりました。今ここに至って、特に昨年こんなにひどかったことはありません。大きい組織でやればやるほど、その米価なんていうものは非常に経営に響いています。たった1年で、ちょっとした値段の下がりで400万円500万円が違うんです。だがしかし、この三対策の中で特に品目横断、これは個人はおわかりのとおり4ヘクタール、集団は20ヘクタール、こういうことであります。今国のほうでもいろいろこの制度には問題があるということで、というここに文面にもそういうことが書かれておりますが、やはり本当に心配だでなくて、先ほどは渡辺議員さんが心配だというお話で、心配ではなくて大変なんです。本当に大変なんです。その辺を、やっぱり行政も真剣になって、もちろん真剣にいただいておりますが、今こそこの実態を、本当に農家もそして行政も共有した中で、何とかこの危機を突破しなければならないと、私はこう思っております。

 何としても、今私たちも農家もあるいは農業の団体、経営団体も一生懸命頑張りますが、何とか行政もこれをご理解いただいて、国に、そしてまた行政の中でやはり農家を手助けしていただかないとだめだなというふうに思っております。したがって、ぜひそういうことの、市長からそれに対してのお考えを述べていただきたいのですが、この品目横断、これの耕種の数の少なさ、この岩手県あるいはそれぞれの地域に合わないこの形もあります。それから農地・水、これもこの中山間地から今度は平地のほうにというお話がありましたけれども、中山間地域もこの農地・水の共同活動分として半分の補助価格でありますけれども、中山間までこの仲間に入れていただいておりますが、非常にこれまた普通の農家の人間ではできないぐらいの難しい義務があるんです。したがって、それに本当に手を挙げて採択になったものは少ないです。こんな制度では何ともならない。本当に農家を思っているのかと。農村を思っているのかという思いでいたし方ありません。

 どうぞその辺をいろいろ、当然わかっていることだとは思いますが、さらに調査を吟味していただいて、ぜひ今こそ強力な形で推進していただきたいと、こんな思いで関連としてお話をいたしました。市長の所見を伺いたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 今のお話は大変よくわかるお話でありまして、今回の本当に米価下落を中心に大変農家の意欲をそぐと申しますか、将来の農業農村にとって甚大な問題であるというふうに思っております。そうした中でのこの新しい農政の改革方針のひずみも指摘をされて、今動き出しているところもあります。私のほうでも市として、今一定の融資制度に対する利子補給等のことは農協さん等と一緒になってやっているわけですけれども、もっとこう基本的、抜本的な、言うなれば国政におけるこの農業改革というものを、さらに的確に進めてもらわなければいけないなという思いがあります。そのためにも、具体的な状況把握なりこの声と申しますか、これを抽象論ではなく具体的に伝えて国の制度を動かしていく必要もあろうかなと思って今承ったところでございますので、今後さらに今のお話も踏まえて、最大限の努力をしてまいりたいと思います。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 15番高橋勝司君。



◆15番(高橋勝司君) 15番高橋でございます。

 12ページ、13ページのところの林業関係につきまして、関連でお尋ねをしたいと思います。

 12ページの第3の柱に「農畜産物の生産拡大と流通販売対策」ということがありまして、その中に全国ブランド「前沢牛」「江刺りんご」「特Aひとめぼれ」と。これにつきましては既に確立されておるところでございますが、なお継続の推進は必要であるというふうに私も思います。新たに4地区で統一してブランド化を目指しております奥州牛について、これもなお育てていかなければならないのではないかというふうに、必要があるというふうに考えますが、そのお考えをお伺いしたいというふうに思います。

 それから、13ページの林業の振興の下段のほうでございますけれども、地域木材の販売に結びつけてまいるというようなお考えを示されておるわけでございますけれども、もう一つは、やはりその活用の部分もこれは十分市として取り入れていただきたいというようなこともありまして、そういうことについてのお考えを、2点につきましてお伺いしたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 1点目は奥州牛の振興にかかわるというお話だったと思いますけれども、これは奥州牛として統一をしようということで、ふるさと農協管内で前沢区を除いて、前沢牛部分を除いて立ち上げて進めてまいったところでございます。奥州市長が奥州牛協会の会長ということで。これが食肉市場で大変な好成績を上げておりまして、いわゆる上物率が相当な高いレベルにどんどん進んでいます。これはもう前進あるのみのようなすばらしい動きになっておりまして、これが相当な市場評価を高めて、ひいてはブランド価格の安定につながっていけばいいなというふうに思っておりますので、この点については今のスタイルをさらに進めながら、あとその必要な増頭体制ですね。この増頭の計画をJAさんと一緒になって、もっともっと進めていかなければいけないなというふうに思っております。そして、奥州市としては奥州牛、前沢牛、江刺牛ということで、この成牛について一定の四、五千頭規模の産地を確立しながら、市場に対して優位な形で展開をしていかなければいけないと思っております。

 それから、林業の関係については、これはこれまでも長い間、この地元林産材の木材の活用を公共建築物に積極的に取り入れなければいけないという考え方を持ってきておりますが、それが年数がたつともう普通の状態に戻ったり、そういう流れがあるなというふうには思っております。改めて、例えば奥州市が発注する建築物の中には地元産材を用いるというようなことを一定の、簡単に言うと条件にして、そのかわり単価は多少高くしなければいけないと思いますけれども、そのような取り組みも必要なことであるというふうに思っておりますので、総合的な検討も含めながら進めてまいりたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 15番高橋勝司君。



◆15番(高橋勝司君) 15番高橋です。ありがとうございました。

 いずれ畜産につきましては、いずれ飼料の高騰中で各生産者が頑張っておって、やはりその前沢牛にしろ奥州牛にしろ江刺牛にしろ、かなり全国的には頭数は多いというようなことで、特に奥州牛につきましても4、5ランクの上位ランクの分で販売をするために技術の研さんを積まれておるということでございますが、やはりそのトップセールス、市長のトップセールスはこれはぜひ大きな力を持つということになるわけでございますので、姿勢というかこの方針の中に奥州牛も入っていただけばよかったなというふうに感じているわけですが、重ねてお伺いいたします。

 それから、2番目のその林産物の活用についてでございますけれども、やはり市長の方針でその市の事業の方向が定まっていくということで大変重要なことというふうに私は受けとめておるところでありますが、やはり農産物に限らず林業においても地産地消の、つまり公の施設への活用をやはり積極的に取り入れていただきたいものだというふうに思うわけでございますので、重ねてこれもご所見をお伺いしたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) トップセールスについては、これは特に宮崎県知事の動きをきっかけに全国的に大変負けていられないというような意味で、各知事、市町村長、いい影響を与えていると思いますけれども、そういう私も負けないように繰り出していかなければいけないということで、今農協さんと日程でいろいろ、さっき申し上げたように詰めをやっていまして、わざわざ市長まで来なくてもいいような程度ですというのも含めて、そうは言っていられないということで、できればマスコミさんも連れて行くように努力して、いろいろトップセールスについては努力をしてまいりたいと思います。

 それから、奥州市の林業、林家が養成をして生育をした木材について地元で、森林組合さんを通すことになるかとは思いますけれども、活用というのはその方向は大変大事なことだと思いますので、公共施設の建築に入るに当たりましては十分考慮してまいりたいと。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 23番菅野市夫君。



◆23番(菅野市夫君) 先ほどから、市長が農協と協調してというお話がありました。それで、市長は商工会議所の合併について支援をするというふうに書いてございますけれども、農協の合併については一言も触れていないわけでございます。先ほど話あったように、林業においてもまたそのとおりでございます。農協も県内6地区に分けての構想があるようでございますが、これはあくまでも合併については組合員の意思、決定で決まると、こういうことでございますけれども、しかしこう見ますと農林行政おいて2つの農協、そして金ケ崎町が絡んでくるわけなんですね。こういうふうにあるわけでございますが、行政としてこの煩雑な業務が、強いられてと言えば語弊がありますが、そういった形になっていると、こういうことでございます。この合併の関係はなぜ進まないのか、その課題ですね。これが、もし市長のほうでわかればお願いするとういふうに思います。

 それから、先ほどからありましたように奥州市の安心・安全の農産物ですね。これは、将来はやっぱり統一すべきではないかなと。今すぐはできないというふうに思いますけれども、先ほどありましたように牛でも3つの銘柄があると。米にも2つの銘柄があると。こういうことですね。やはり将来は、全国に発信するためにも1つの銘柄にしてやったほうがもっと効果があるというふうに感じるわけでございます。

 それから、現在テレビでも毎日放送されているわけでございますが、中国産の冷凍食品が問題になってございます。これを、今度は逆手にとって地元農産物の生産販売。生産ですね。これのいいチャンスだなというふうにとらえればいいのじゃないかなと、そんなふうに思うわけですが、これは市長の考え方をお願いしたいと思います。

 それから、先ほどから話ありましたように、やっぱり中央に行ってトップセールスをすべきだという話もありました。そういうことで盛岡市、花巻市、北上市、これは東京事務所を開設しているわけでございます。当市は副県都市を目指しておるわけでございますが、やはりこの東京事務所を設けて観光、これは平泉の関係もございますし、それから農産物。そしてまた国に対するこの要望等の活動の拠点としてやるべきではないかなというふうに思いますが、今回この演述にはありませんでしたがこの課題は何なのか、お伺いしたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 4つの点がありましたけれども、最初に農協合併につきましてでございますが、まず奥州市としては合併の協議、その直後におきまして市内の各団体についてはできるだけその統合をしていただくように、そしてその自主的な話し合いが出てきた、整ってきたときは全面的に応援しますというような形のスタンスでお知らせをしておりますし、そのように対応してきているところであります。したがって、JAさんについても、私ども基本的な立場とすればできれば農協中央会のほうでも進めている形の、この地区でいうとふるさと農協と岩手江刺農協なんですけれども、統合をしていただくことは望ましいと考える立場であると思っております。

 今私の立場上、それぞれの組合長さん、会長さんとは、もうしょっちゅういろんな場で一緒で、こういったたぐいの話も多少は感じるところがございますが、基本的に合併せずに自立をしていくということではないんではないかなというふうに受けとめておりますし、それから財務経緯についてもそれほど大きな問題ということが、合併に支障のあるようなことではないのではないかというふうに私も見ておりますので、この辺、今度盛岡以北が大同団結決まりましたので、そういったことも含めていい刺激として話し合っていただけばありがたいなという、現段階ではそのような状況であります。

 それから、2点目の牛の話がありまして、これが前沢牛と奥州牛というふるさと農協管内に2つあるものの将来における統一の話、そして江刺では、成牛の分は江刺牛と呼んでおりますけれども、この辺を、できれば農協さんの統合ともいろんな意味でかかわるとは思いますけれども、これを一本化しながら、できれば今全国市場で横綱の地位を占めている前沢牛の同レベルの統一ブランドとして入っていければ一番いいのではないかなという思いはございます。これまでさまざまな経緯があったということも承知しておりますので一概には、簡単には言えないことであろうかと思いますが、先ほど申し上げましたように、やっぱり市場から一定の評価を得ているこれらの銘柄、さらに強化するためにロットの確保と申しますかね、頭数確保をさらにして、さっき申し上げました5,000頭ぐらいのところまで持っていけると、合わせるとそれぐらいいけるのかなと気持ちもありますが、そういったところをこの1つの課題としてとらえていく必要があるなというふうに思っております。

 それから、冷凍食品問題については、確かに中国物がこうして結果的に苦戦をする中で、どうしても国内物の需要が高まってくると思いますので、そういった中でその原材料を含めたこの地元産の物を伸ばしていくということが戦略戦術として大事なことだと思いますので、関係方面との連携をとりながら進めたいなと思います。

 それから、トップセールスで東京事務所のことで、これは実は後ほど、後日一般質問もございますので、その際にまた詳しくお答えをすることになると思うんですけれども、今岩手県とそれから盛岡市、花巻市、北上市もあったと思いますけれどもそういった形で進出をしておりまして、特に市にありましては岩手県東京事務所の宿泊棟が今閉鎖をして、そのかわり貸事務所にしておりまして、非常に安い値段で貸してくれるということでそこに入ったりしているわけなんですけれども、そういう中に職員が、通常ですと市だと2人ぐらいおりまして、情報収集なりPRなり、首長が東京に行ったときはその随行しながらわずかな時間でも有効な展開ができるようにということにしていると思っております。したがって、その人件費といえば人件費ですけれども、いずれ私どもでいうと1,300人台の職員をいかに有効配置するかという問題ですから、その他の場所代とか旅費だとか諸経費の経費になると思います。

 そういったことと費用対効果の問題、それからやっぱり時代背景もありまして、何と申しますか、これからさらに積極展開すべき時期には大いにそれに即応したことが必要だと思いますし、また私どもはこうした県下第2の都市、副県都を標榜して頑張っているところですので、検討すべきではないかというお考えについては十分理解できるところでございまして、これから総合的にさまざまな点検をしながら検討していく必要があるというふうに思います。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 3番関笙子さん。



◆3番(関笙子君) 関でございます。

 財政の健全化の市長のお答えに対して、関連して質問をいたします。

 財政基準の公債費比率が非常に上がるということで、市長はプライマリーバランスを保ったというふうにお答えいただきました。確かに、今までのプライマリーバランスの考え方では保ったことにはなろうかと思いますが、今回健全化法案の中で企業会計を基準とした公会計が入ってまいります。さまざま発生主義等々を含めましてバランスシートの作成が義務づけられる中で、このバランスシートの考え方、当然公債費の中には利息部分というのが今までは入っていないわけなんです。ちょっと記憶が定かでないんですが、昨年度も100億円近い、いわゆる償還金に対してたしか30億円ぐらいの利息があったと思うんです。ことしも一般会計だけで14億円ぐらいの利息があると思うんですが、この支払い利息に対する考え方、これからはやはりこのプライマリーバランスに対してこの利息の考え方を入れるべきじゃないかという議論が今起きているわけなんです。確かに、借り入れが60億円で償還が70億円、ことしがそうですのでバランスを保ったことにはなるんですが、この辺の認識をそろそろ変えていただかないといけないんじゃないかと思いますが、この辺の考え方をちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 具体的な数字のことはまた別途となりますけれども、利息については、今この金利の高いものから安いものに借りかえるということをまずは、これまでもそうでありますけれども努力をしております。今、かつてのこのバブル時代からの高金利物がなお残っておりまして、現在の低成長化における金利水準に直してもらうようにというようなことを努力しているところでございますのでそれが1つでありますし、あとはお話ありましたように、利息は別だよという話ではなくて、全体として、いわゆる借金をしたことによって毎年返さなければいけない元利総額がこれぐらいになっていると。これはできるだけ将来負担を残さないように圧縮する方向で努力しなければいけないということで元金と利息、同じお金でありますので、同じレベルでとらえて進めていかなければいけないというふうに、考え方としては思います。

 あとは、いろんな財務指標あるいは指標となる算定率を出すときにルールがあって、利息が入ったり入らなかったりあるかもしれませんが、この辺はトータルとしてはお話のとおりを見ていかなければいけないものと思います。



○議長(小沢昌記君) 3番関笙子さん。



◆3番(関笙子君) プライマリーバランスを保ったんだという市長のやっぱりお話というのは非常に重いものだと思いますので、まず市民の皆様が、だからいいんだということに安心感も必要なんですけれども、実はその裏にはそういうことがあるんだということをきっちり私は説明すべきだと。今までと同じではいけないんだというふうに思いますので、その辺をお願いしたいと思います。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 理解したということでよろしいですか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 11時25分まで休憩いたします。

               午前11時10分 休憩

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               午前11時27分 再開



○議長(小沢昌記君) 再開いたします。

 1番千葉正文君。



◆1番(千葉正文君) 農業にも関連するわけですけれども、私の質問の権利としての質問をいたします。

 今回の機構改革の中で、本庁機能の充実と農林部の新設ということがなされます。19年度までは、本庁の産業経済部の農林分野は5人ということで、農林行政の具体的なことにつきまして、実質は旧市町村を引き継いだ各総合支所で行われてきたように認識しております。市内に2つの農協があってどうのという話は先ほどもありましたけれども、農協が2つあるということと地域の農業実態に大きな差があるということで、今まではオール奥州市としての統一した農業振興という感が何か薄れていたような気がいたします。20年度からは、農林部が本庁で11人という体制になります。それで、19年度までのその5人体制から11人体制に変わることによって、農林行政の統一性という意味からどう変わっていくのかということについてお伺いいたします。

 もう一つは、総合水沢病院の経営改善のことについてお伺いします。

 旧水沢市時代から、改革がどうも先送りされた形で現在まで過ぎて、相原市長になっても2年間はそういう状態が続いてきたのではないかと思います。今回の演述の中で、20年度は不退転の決意で取り組むと力強い言葉で宣言されております。それで、基本問題検討委員会が示す改革案につきましては今後は現場との話し合いの中でどんどん進められていくと。それが実現させるのが20年度だという話に伺いました。基本問題検討委員会から示されるその改革案の中で、推進室から出てきた収支均衡シミュレーションというやつが、専門委員会等では十分な検討がされたものではないけれどもということで示されましたけれども、その示された収支均衡シミュレーションに対して市長は現在はどのように考えているのか。改革する方向性としてはおおむねその方向が具体的には、差し当たりは必要なのだと、こんなふうに考えるのか。あるいは単なる一例示であるのか。そんなふうなことについて、考え方をお伺いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 1点目の農林行政の関係でございますけれども、今回本庁機能を大幅に強化するという中で農林部を新設したわけでございます。お話のようにこの2年間、各区におけるこの特色ある取り組みを混乱なく引き継ぎながら、統一も市として図っていかなければいけないという2年であったと思いますが、これからいろんな意味の折り返し点ということの中で、今お話のオール奥州としての農業振興方策というものを改めて構築をして歩み出す年になる、ならなければいけないなというふうに思っております。そうした中で、このブランドの統一の話も出ておりましたし、それからいろんな新農政への取り組みも正直なところばらばらまちまちで、なかなか軌道に乗れなかった部分もあります。そういったようなことを、やはりいいところに合わせながら、底上げをしながら、オール奥州農業の新しい取り組みに向かっていく年であるというふうに思っております。

 それから、水沢病院の関係でございますけれども、今度の26日でございますから、あした中間取りまとめをするということでございますが、その中で大きな柱立てとして、将来的に独立行政法人化あるいは指定管理者方式も十分検討すべきだということになると思いますし、それから、現実的にそれと並列の選択肢になると思いますけれども、現在やっている総合、いわゆる地方公営企業法の全部適用スタイルの現在の形を抜本的に改革する中で進んでいくコースと、これがあると。それから、もちろんすぐどうこうはなかなか大変でしょうが、圏域内の公立病院の統合ということがあります。この辺のことを、一応点検をした形で出る内容になると思います。今月中に市議会のほうにもご説明をして、ご意見をいただきたいと思っていますが、その際に今お話の収支均衡シミュレーションというものが出てまいります。

 これはどう見ているのかということになりますけれども、私はこれでいくことが大事だなと思っているシミュレーションでございまして、もちろんこれから足したり引いたりいろいろ出てきて構わないと思いますけれども、後ほどまたいろんな質疑を通じましてお答えする部分もあるわけですけれども、何といっても将来展望をするにはいわゆる不良債務と言われる部分ですね。今25億円前後になると思います、19年決算終わると。これを解消しなければいけないという、これが解消なければ、将来的に新しい地方債も発行して、例えば施設設備の更新とか改修だとかそういうこともできない、全くお先の見えない経営を続けていくことになりますので、これを解消しなければいけないし、また解消するための国の一定のプランが出ております。国のほうの一定の支援を受けてこれを解消していくことが1つ、あのシミュレーションでは出ているわけですね。

 それから、現在170床台の一般病床を再編成して、リハビリ病棟的なものもつけ加えながら、現在の病床数は基本的には動かないかもしれませんが、今までと違うスタイルの取り組みをし、そして課題になっている人件費の比率を下げる。そして病床利用率を上げると。これを明確に打ち出して。それから、今までの計画ですと医師の数が次第にふえていくような計画になっている。これが非常に問題があって、現実的ではなくて、市長も、今で言う管理者も本当に努力をして走り回っているけれども、現実的にそれを許すような状況でないことも一方ではあります。

 したがって、医師の数はふえると見ないで今のまま、もちろんふえるための努力はしますけれども、今のままの据え置きをしながら、これですら厳しいところありますけれども、何とか頑張ってそういう厳しめの条件設定の中で不良債務をほぼ解消して、それから通常の病院経営としては納得できる基準数値の達成をしていくと。これによって、これまでにない改革を20年度、できるだけ早い段階で実施することができると思っています。ただ、これについて市議会のいろんなご意見もあると思います。それから現場の。いろいろすり合わせをしながら来ているつもりですけれども、基本的にそういう声をすり合わせをしながらさらに進めていかなければいけないと思います。そういう意味で今が、今回がチャンスだと思いますので、そういうつもりで不退転の決意ということを話をしているつもりでございます。



○議長(小沢昌記君) 1番千葉正文君。



◆1番(千葉正文君) 1点目の農業行政についてですけれども、前のいろんな方たちの質問の中で、やはり地域によってのその農業の実態は違うということはわかりますけれども、なかなか公平感というか、そういうものがすごく足りなかったような気がしますので、うまくいっているところのノウハウを広めるとかそういう意味を含めましてその人事異動、支所間での人事異動とかそういうことも含めてぜひ統一した奥州市としての農業行政ができるように取り組んでいただきたいと思いますので、その点もう一度お願いします。

 あとは、水沢病院の改革につきましては、今回の基本問題検討委員会の報告とかそういうことが外圧といいますか、外からの大きな力だと思います。ぜひその力を活用されまして当改革が20年度からきちんと動き出せますようにと思いますので、この点についてももう一度お願いいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 1点目につきましては、そのような形で今人事異動作業も並行してやっておりますけれども、支所間異動、本庁支所間異動、両方含めて活発に行いながら職員のノウハウも活用して、先ほど来の目標が達成できるように努力をしたいと思います。

 それから、水沢病院の改革につきましても、私は現実的な着地をしながら先ほど来のことを実現したいという思いでございますけれども、そのような考え方を含めて努力をしてまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 7番菅原明君。



◆7番(菅原明君) 7番菅原です。私は2点について質問いたします。

 1点目は世界遺産登録に関しての質問でございます。

 世界遺産登録が本年の7月に本登録決定を待つところになり、登録後には白鳥舘遺跡、長者ヶ原廃寺跡遺跡の保護とその周辺の環境保全に努めるとともに、観光振興を市民との協働により関係機関、団体と連携を図りながら推進すると市長は述べられておりますが、特にも市民とのかかわりについて、その具体的な考えをお伺いしたいと思います。

 2点目につきましては、消防防災についてでございます。

 昨年の9月には、台風、秋雨前線等によりまして、その大雨で本市の農地、公共施設等に甚大なる被害が出たわけでございますけれども、その際奥州市はいち早く災害対策本部及び現地対策本部を設置しまして、被害状況の収集やその後の対応を行いましたが、現地で対応している者としましては、本庁と総合支所に設置された両対策本部の情報伝達、指示命令の連携が、何かスムーズにとれているような感じがちょっとしなかったということを感じたわけでございます。それで、いつ起きるか予測できないそういう被害に向けての対応について、改めて市長の考えをお伺いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 世界遺産登録につきましてですが、現段階で不安材料はないと承知をしていますので何とか7月にはと思っておりますが、そうした中での市民とのかかわり、観光振興を含めたかかわりということでございます。この、まずは観光客、あるいはもちろん観光だけじゃなくて文化財のためにいらっしゃる人もあるわけですけれども、この受け入れの態勢ですね。今ボランティアガイドを一定数確保して、この市民の皆様方のボランティア協力をいただきながらこの態勢を整えつつあるわけでございまして、そういったようなこと。

 それから、そこまでしなくとも、行けない方であっても、やっぱりこの今回の遺産登録の意義なり価値なり、その後のいろいろなこうした客がふえることへの対応など、相当なレベルで理解をしていただくことも必要だと思いますので、そのためのさまざまな説明会やら講演会やらそういったものも企画をして、意識を全体的に高めていく必要があると思います。あとは民間の、この際コミュニティービジネスというような表現をしておりますけれども、こうした産直であれ、グリーンツーリズム関係であれ、あるいはそのそれぞれの旅館、宿泊、私どもの衣川荘などもそうなんですけれども、そういったものが本当に有効に、サービス提供の面でプラスもそうですし、経営上もプラスになるような、そういった連携、取り組みもしていかなければいけないと思って今手がけているところであります。

 それから、2点目の消防防災の関係でございますが、去年の9月の対応の仕方についてさまざま反省点もあります。今支所との関係のお話でしたけれども、さらに進んで現場の状況を確認しながら的確な指示を出すという面において課題が多かったなと。もう少し、携帯電話ですぐ写真を撮って伝送できる時代でもありますので、これを小型のノートパソコンを活用しながら現場の状況を瞬時に映像送信して、そして合わせてこの通信をして指示をすると。これが大事だなと。なかなか話が十分見えないというところもございました。また、総合支所との関係は、これはもう少しこう通信の仕方について、できればテレビ会議システムのように、わずか、本庁があるわけですから4地区とのリアルタイムの顔を見ながらテレビ会議システム風に、瞬時にそういったことが立ち上げられれば一番いいと思っておりますけれども、その辺課題を点検しながらこういったいざというときの対応が適切機敏にできるように努めてまいりたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 7番菅原明君。



◆7番(菅原明君) 菅原です。

 今、市長はさまざま、産直、グリーンツーリズム、それから宿泊設備等との連携等をうまくして集客を迎えたいというようなお話でございますけれども、私は来訪者の万全な受け入れ態勢を整えるということもこれは大変大事なことだと思いますけれども、一番大事なのは地元の皆さんのご理解とご協力を得て進めていくべきではないのかなという部分を特に感じるわけでございます。例えば、衣川区におきましても遺跡のあります行政区等においては、世界遺産登録が本登録に決定になれば、果たして交通量はどうなるのかなというような問題とか、ごみの問題はどうなるのかなというようなこととか、あと来客が多くなることによって犯罪等のことはどういうようなことが起きる可能性もあるのではないかというような、そういう心配される声が今現在寄せられております。そういうことで、全体的な観光客を迎え入れることも大事ですけれども、まずはその周辺の市民、住民の、そういう人たちが本当に気持ちよく受け入れるような、そういう方策がまずは大事なのかなと思うんですけれども、その辺、市長にもう一度伺いたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 今の点は、当然基本的に大事な部分でございまして、白神山地とか熊野古道なんかでよくそういうことが話題になったりしたことは記憶をしているわけでございますので、そのような今ご心配の点にかかわって点検をして、先進事例も十幾つあるわけですから、そういったこともよく検討、調査をした上で、地元の皆さんに不安のないような説明をするということは心がけて努めてまいりたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 7番菅原明君。



◆7番(菅原明君) 菅原です。

 22日の初日に、総務常任委員長が世界遺産にかかわる視察報告で、観光対策も重要だが、なぜ遺産に登録されるのか、本来その意義を考えなければならないと。そのためには地元の住民が遺産をよく知り理解することが大事ではないかと話されました。これが私も非常に大事なことかなと思うわけでございますけれども、このことについて市長はどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) この点は、先ほども若干触れましたんですけれども、現在まだ登録が、フィニッシュが決まったわけではなくて、これからスムーズに登録をしていただくために大変大事な要素としての部分だと思っております。昨年の夏にスリランカの調査担当者ジャガス・ウィーラシンハという人が来たときに、この浄土思想というけれどもどの程度地域の人たちがそれをわかっているのかという質問をしたということなんですね。したがって、すごく意識している部分なんでございますけれども、そういった浄土思想を基調とした文化的景観という今回の登録の趣旨が十分理解をされていることが今後とも、登録前にあっても登録後にあってもそういう観点を大事に進めていきたいと思います。そのことが、前段お話ありましたよそから来た人に対するこの対応の気持ちの面にも大きく影響してくると思いますので、努力をしてまいりたいと思います。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 22番及川梅男君。



◆22番(及川梅男君) 22番及川です。

 今同僚議員から、平泉の世界遺産登録についての市長に対して質問があったわけでありますが、議長の指導に沿って発言をしたいと思います。

 私も大方同僚議員の質問と同じでありましたけれども1点だけ。今、本年の7月に登録になるという一つの山場になっているわけでありますけれども、きょう現在でも白鳥舘なんかは来客がどんどんふえていると。それで地元の住民が心配しております。と申しますのは、これに対応して地元の住民とのトラブルが発生しないような、そういうきちっとした対応を奥州市ではとっているか。言ってみれば職員の何といいますか、増員なり対応。それからボランティアについての十分なボランティア対応ができるのか。また指導はどうなのかというような、そういう心配の実は電話がありましたので、私は現場を見て、今現在見ておりませんけれどもそういったような心配をされているようであります。

 それから、あとそのかかわって、近くにあります牛博物館に対してのこう何といいますか、いろんな要望なり問い合わせが来ているようでありますけれども、それには今の職員体制では十分に対応できない。こういう話が私の耳に入ってまいりましたので、そこら辺は組織機構の見直しの中でいろいろと検討されていると思いますけれども、そのことについて市長は万全の準備ができるようにするのだろうと思いますけれども、そこら辺の所見をお伺いしたいと思います。

 それから、今グリーンツーリズムに関しても市長からお話ありました。これは、私も今まで再三一般質問でもやっておりましたからですけれども、ことしに入って、県でもグリーンツーリズム対応を沿岸のほうとか県北の振興局にも指示していろいろ対応しろとこういうことでありますが、実はこれは農水省が推進をしている事業なわけでありますけれども、岩手県は特におくれていると。それでも花巻市と奥州市が受け入れが進んでいるというようなことでありますけれども、今139名の会員があるわけであります。グリーンツーリズムの協議会の。この中で、新しく水沢市も何か会員が出たというようなことでありますし、江刺もそれに取り組むというようなことでありますけれども、私はこのグリーンツーリズム、実際に去年やられた……



○議長(小沢昌記君) 済みません、グリーンツーリズムのことについては関連から外れるような気がするんですが。2点ないしは、その関連ではなく自分の質問としてという形で。



◆22番(及川梅男君) グリーンツーリズムは、それでは1回言い直します。

 市長が取り上げておりましたけれども、実際予算書なんか見ますとこれでいいのかというふうに私は見ておりますので、48万円ぐらいの予算では本当にグリーンツーリズムに真剣になって取り組むという姿勢は見られないというふうに私は見る者でありますけれども、そこら辺をお聞きいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 世界遺産登録対応を万全にするための職員体制というようなことでございますけれども、これは職員については全体的に2割削減と申しますか、5年間で11%といえば10年間では2割ぐらいなりますけれども、そういう流れの中で本当に厳しいやりくりをしております。そういった全体の中で、正規の職員もそうですし、あと一定の予算をつけた形での、別の形でお手伝いの方をお願いするということを、トータル含めまして遺漏のないようにしなければいけない部分だと思っております。世界遺産の担当室が前沢総合支所の中に置かれておりまして、今後ともそうなりますが、そういう意味で前沢、衣川に近いところで機敏な対応ができるようなあるいは指示ができるような形を継続しながら、遺漏のないようにという思いでございますが、具体的な牛博の職員あるいは学芸員等の配置等については、これは教育委員会のほうでいろいろ苦労して配置を検討しているわけでございますけれども、趣旨とすればこういった時期にその辺は万全にしなければいけないという思いは同じでございます。

 それから、グリーンツーリズム関係ですね。これは今人員のことを申し上げたばかりですが、やはり予算全体が厳しい中で、それにしてもこう特別な事情のある都市にはそこには配置をしなければいけないところもあるわけですし、一概には言えないことでありますが、世界遺産関連でこういった面にもきちっと考えていくべきだということでありますので、こういった今後、当初予算はご提案したとおりでございますけれども、今後さらにいろんな角度からお話を聞き、検討してまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 22番及川梅男君。



◆22番(及川梅男君) では、最後ですけれども、石見銀山の登録になりましてから何といいますか、来客というのは道路、地元住民が横切るのに日中大変なような状況のときもあるというふうにテレビで放映されましたけれども、私は先ほども同僚議員申されましたけれども、やっぱり登録になって来ない、登録以前と同じような遺産のところもあるようでありますけれども、全く新幹線も通り高速道路も通っているこの我が地方でありますから、相当のそれこそ予想もできないくらい私は集客になるんだろうというふうに思いますので、これについては万全に対処するようにお願いしたいと思います。

 それから、グリーンツーリズムについてですけれども、やっぱり先ほども農業問題でいろいろ農家所得の問題が出ましたけれども、私は昨年19年の前沢のあるグリーンツーリズム会員は、おらえでことし1年間70万円ほどグリーンツーリズムで収入がありましたと。やっぱり私は、これからは農家といえどもそういったような事業に取り組む場合、やっぱり経営にプラスになると。こういうようなこともありますので、そういったような指導、啓蒙をやっぱり市が率先してやっていただきたいと。それが地域の活性化にもつながるし、それから限界集落の課題も出ておりますけれども、こういったようなものの解消策にもなるんだろうというふうに思っております。その2つを申し上げまして、市長からもう一度見解をいただきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) そうですね、この石見銀山のお話を踏まえて、お話がありました万全な対応というのはそのとおり努めていく必要があると思います。

 グリーンツーリズムについても、そういうふうに、なかなかこの中山間地域の農業農村の振興を図る上でも非常に重要なこう数少ないこの回復のための材料、素材でもあると思いますので、お話の趣旨はわかりますので、いろいろと努力をしてまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 1時まで休憩いたします。

               午前11時59分 休憩

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               午後1時1分 再開



○議長(小沢昌記君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、市長演述に対する質疑を続けます。次、5番阿部加代子さん。



◆5番(阿部加代子君) 5番阿部加代子です。4点、市長にお伺いをしたいと思います。

 まず、市長は副県都を標榜されておりまして、副県都をこう目指されているわけですけれども、2ページから3ページにわたりまして副県都を目指す戦略プロジェクトを、3つにわたりましてプロジェクトを立ち上げられるわけですけれども、そこでお伺いをしたいと思います。

 近隣の市との比較をされて、奥州市といたしましてどこがすぐれているのか。例えば一関市とか花巻市、それから北上市等の市と比べまして暮らしやすさ、また利便性を奥州市としてはどこがすぐれているのか。また、足りない点はどこというふうにお考えになっているのか、お伺いをしたいと思います。

 それから、先ほど菅野議員さんのほうから農業行政の立場から東京事務所の必要性をお話いただきましたけれども、やはり企業の誘致、それから情報収集という部分で、東京事務所の設置をもう少し具体的に検討されるべきではないかというふうに思いますけれども、市長のお考えをお伺いしたいと思います。

 それから、5ページにあります「豊かな自然と共生する快適で安全なまちづくり」に関しまして、ごみの減量化対策についてお伺いをしたいと思います。リサイクルに関しましては21年度に統一をされる予定になっておりますけれども、やはり一番進んでいる水沢区に統一をされるというふうに思いますけれども、このリサイクルに関しまして現状と課題をどのように市長は認識されているのか、お伺いをしたいと思います。それから、指定ごみ袋の件ですけれども、これが導入されましたけれども減量化に有効な効果があらわれているのか、市長のご見解をお伺いしたいと思います。

 それから、7ページに関しましてですけれども、「みんなで創る自立したまちづくり」についてというところですが、1月24日、県は集落の状況に関する調査を発表いたしまして、65歳以上が半数を超える限界集落が2006年度で少なくとも県内に52あることを発表いたしました。その新聞報道を見ますと、奥州市でも1カ所、現在限界集落と呼ばれるところが、地域があるようですけれども、その現状と対策についてどのようにお考えになっているのか、お伺いしたいと思います。

 それから、最後ですけれども19ページ「すこやかで心豊かにくらせるまちづくり」というところですけれども、やはり保健・医療・福祉の連携が大変重要になってまいります。そこで、保健センターの設置について市長はどのようにお考えになっているのか、お伺いをします。やはり、母子保健、高齢者保健、また発達支援など、保健師の役割が大変重要になっておりますけれども、今各区で分散をして対応されておりますが、やはり保健センターを設置しまして保健師の活動なども一括して管理をする等必要だと思いますので、その点お伺いしたいと思います。

 よろしくお願いいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 5点ありましたけれども、この限界集落の具体的なお尋ねでもありますので、こちらは担当部長のほうからお答えをさせていただきます。

 それから、1点目の副県都構想にかかわってのこのすぐれた点、足りない点ということでございますが、これはなかなか一概に言えないというか、そういうこの比較をしながら常に話をしているということでもないわけですが。大体いい点と申しますか、あえてご質問いただいて考えますと、奥州市の場合は何といってもこの合併をして第2の人口規模をつくったと。その結果、私はその関連結果だと思っていますが、県南広域振興局の本局が立地をしたという、この辺がまず大きな副県都というだけの実質的な中身だと思っています。

 それから、あとそれぞれのよさもあるわけですけれども、私どもの場合はやっぱりこの10万人以上の都市の中で保育料を軽減していると。第3子以降完全無料化をしたり、それから、最近のことでありますけれども小児夜間診療所といったような格好で、医師会との連携で独自のこの医療提供システムをつくっているということも暮らしやすい点だと思います。それから、大分前からのことではありますが、産業分野でこのトップブランドとしての前沢牛、そして江刺りんご、それから米ですね。今13回実質連続特Aランクを取っております県南ひとめぼれの、最重要と申しますか最もすぐれた地域であるということがあります。それから伝統的工芸品の、岩手県には4つしかないんですけれども、そのうちの2つ、南部鉄器と岩谷堂箪笥を持っているというような、非常に物産、産業の面で際立った特色、先進性を持っているということがあると思っています。

 それから、政策の面では北上市、花巻市もそれぞれすばらしい政策やっていますけれども、産学官連携ですね。大学との提携をしながら施策を進めていると。この辺がすぐれた点というか、今時点でいいプラスの点かなと思います。足りない点ということになりますと、これはやっぱり花巻市さんもそうなんですけれども、新幹線駅と在来線駅が離れているというこのマイナスが、非常にこれきついものがあるなと思っています。それを克服するための手だてをしなければいけないと思います。その点一関市、北上市さんは、たまたまそうなったといえばそうなったんですが、大変都市のつくり方として機能的に、優位に展開できているなというふうに思います。

 それから、いろいろありますけれども今後の産業振興の面で、やっぱりこの北上地域で今度東芝が入って、8,500億円とも言われる、岩手県の1年間の財政規模を超えるようなすごい投資になる。やっぱり北上市さんの場合の非常に工業団地の配備の仕方が、前から言われているんですけれども極めて、簡単に言えば国道沿いの一等地に広大な面積を擁しているという立地の先進性があります。やっぱりこれから奥州市も次のそういった段階に向かっての取り組みも必要であるというふうに思っているところでございます。

 あとは、最後ですけれども、医療の確保の面では、大変副県都と言いながら、残念ながら産婦人科は花北に集約をされる、一関市は一関市で確保しているということで、この辺は私の立場とすれば県南広域振興局管内の中心的な地域の利便を生かして、ぜひその辺を戻していかなければいけないというふうに、多少時間はかかるでしょうが、そのようなことを感ずる次第でございます。

 それから、2点目の東京事務所は先ほど来ご答弁申し上げておりますが、こういう問題は、これは費用対効果で考えていくということがまず最初の出だしの話になると思いますけれども、私たちの場合は、今申し上げたような大きな都市を形成することができまして財政体力もそれなりにあるわけですので、そういったことを背景にこの際具体的な検討をということですけれども、そういう時期に来ているのかなというふうには思います。ただ、まねして漫然とつくればいいというものではなくて、やっぱりそのつくり方にあると思います。岩手県の場合は東京事務所もありますが、東銀座に銀河系いわてプラザ、それからあとは福岡にも博多にもありますし、いろんなこう単純な事務所だけじゃない備え方もありますので、いろんな検討をしながらということになると思います。

 それから、3点目のごみの減量化等の関係ですが、ごみの減量、リサイクルについては、これは鋭意取り組んでいるところでございますけれども、まだまだ道のりが遠いところもあると思いますので、ことし環境基本計画を定めるということで今動いてやっているわけですけれども、20年度ということになっていますが、そうした中でこの奥州市としての新しい抜本的な、より強力な対策を打ち出していければいいなというふうに思っております。それから、指定ごみ袋が減量に有効かということですね。これは、まずこの問題を考えるときは、合併協議において全区とも指定ごみ袋を使うということを約束したと。しかし、今私の代になっても水沢区においては無理をしない状態で今日まで来ていると。それでも8割ぐらいは指定ごみの状況になっているということでございますが、この辺いろいろ全国的にも論があるようでございまして、指定ごみを使うということと減量と必ずしも一致しないのではないかという論があるということも承知はしております。

 私たちもその辺は研究、検証もしながらでございますけれども、指定ごみ袋の使用については、いろんな政策判断の中で一定の判断をした後を今走っているわけですので、そのつもりで私も進めていかなければいけないかなと。今番号とか名前を書いて責任を持って出していただくということで、その後のいろいろな分別、リサイクルについても間接的にと申しますか、底辺において非常に大事なことでもあるというふうには思っております。

 それから、5点目になりますが、保健センターについてはこれは水沢区のほうで、新市建設計画の中で最初は相当規模の大規模な健康福祉センターをつくるという計画が実はあったんでございますが、その後さまざま限られた財源の中で見直しをする中で、これはオール奥州として別途の財源で総合的に、基本的に検討すべきだということになりました。総合計画には位置づけをしておりますが、その財源捻出となるともう少し時間が必要だと申しますか、今はそれだけの体力がないというふうに思いますが、いずれその財政の問題は問題として、そういった機能が必要であることは大方理解をされていることであるとは思います。お話のように、区ごとに保健師さんたちがこう分かれて今までのやり方を踏襲しているにとどまっているということでありますので、保健師グループからも集中的なこの機能強化の話もされているというふうに承知をしておりますので、この辺これからの大きな課題として、総合計画にはあるものの具体的にいつどのようなスタイル、形でやっていくかということを、これからさらに検討して詰めていかなければいけないというふうに思っております。



○議長(小沢昌記君) 千葉総合政策部長。



◎総合政策部長(千葉洋一君) 限界集落の件でございますが、議員お話しのように県のほうで調査したのが報告、新聞報道されてございますが、ちょっとその辺の話をさせていただきますけれども、昨年の8月から11月にかけて郵送による調査を県が行ってございまして、対象が地縁組織といいまして、具体的には町内会とか自治会とかそういうところを対象に書面での調査を行ってございます。全体で3,643集落の代表者あてに調査票を送っているという内容でございます。それの調査結果の主なところちょっとお話しさせていただきますが、回答で集落で直面している課題はどうだという、これは複数回答なんですが、大きいのが住民の高齢化、それから若手後継者の不足、それから活動への参加率の低下等を挙げてございます。それから、代表の方が考えている必要な支援策として多く挙げられたのが若手後継者の育成、それから活動費用の助成、共同施設の新設・更新等々、調査票から集約しますとそういうのが挙げられている内容になってございます。

 それで、県ではこの調査に基づいて今後どうするかということで、市町村との連携で今年度から具体的な事業を始めてございます。それの1つとして、後継者育成という部分でですが集落の実地調査、それから草の根コミュニティー大学ということで、振興局単位で2カ所ずつだったと思いますが、モデル的にそういった調査、取り組みをしてございます。それで、この振興局管内では奥州市の江刺の木細工地区自治会がそのモデルの対象になってございます。これにつきましては、限界集落、奥州市1つだという部分が木細工だというわけではございません。その調査対象として木細工自治会が選ばれているということでございまして、どういうことを行っているかといいますと、全3回の会合を持っていますが既に2回終わっていまして、最初の1回目が1月12日にありまして、いろんなその地域の方々の思いを話してもらってございます。それから、課題を挙げてもらってございます。やはり、先ほど出たような課題が出たということのようでございます。

 それから、2回目が今月12日に行ってございますが、昨年木細工地区とNPOの人生いきいきクラブいわてと県立大で行った事業で、山の幸あふれる「種山郷里」建設計画というのが策定されていまして、その中のテーマとしては山村留学、食文化、名水金山発掘ということに絞ったテーマでまとめているということのようでございます。あと1回、3回目は今月の28日が予定されてございます。そういうことで、こういったモデル的なところの実地調査によりまして、今後県と市町村も連携しながら集落の維持、再生の優先的な支援を考えるためにもこれを行っている状況にございます。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 5番阿部加代子さん。



◆5番(阿部加代子君) 5番阿部加代子です。ありがとうございました。

 副県都を目指してということなんですけれども、医療につきまして不足する点があるというようなご答弁だったと思うんですけれども、確かに医療に関しましては、がんの拠点病院としましては一関市のほうを、また周産期のほうに関しましては北上市のほうを県が選ばれて、結局胆沢病院に関しましてはどこにも当てはまらないというか、がんの拠点病院でもなく周産期の拠点病院からも外されてしまっておりまして、そういう部分。

 また、企業の立地という部分に関しましても北上市さんは大変、東芝という大きな会社が入られるようですけれども、そういう部分に関しましてもやはり県南振興局、先ほど市長は合併をしていい点ということで県南振興局があるということをお話しいただきましたけれども、やはり県南振興局ともっと親密に、もっと連携をしっかりと深めていくべきではないかというふうに思いますので、もう一度その点をお伺いしたいと思います。

 それから、ごみの減量化対策につきましてですけれども、リサイクルが平成21年度統一になるわけです。そうしますと、やはり市民の皆様に対してそのリサイクルの意識をきっちり持っていただければ、例えば指定ごみ袋でなくてもいいのではないかというふうに思います。といいますのは、花巻市さんのほうでは、指定ごみ袋で出してもいいしほかの袋でもいいですよということにされているようです。先ほど市長もお話しいただきましたけれども、指定ごみ袋にしたからといってごみが減量化になるわけではありませんので、その点指定ごみ袋の必要性についてもう一度検討すべきではないかというふうに思いますので、その点をお伺いしたいと思います。

 それから、健康保健センターつきましてはやはりしっかり検討していただいて、総合計画の中にあって財政の問題だとはわかりますけれども、やはり必要な施設はしっかりと建設をして取り組んでいただきたいというふうに思います。これからますます高齢化、少子化が進んできますので、やはり市民の保健・福祉・医療ということの連携が大変重要になってまいりますので、必要な施設に関しましてはやはり早急に検討をしていただきたいというふうに思います。

 それから、限界集落についてですけれども、部長のご答弁は何だか県にお任せをしているような感じが大変いたしまして、本当にその奥州市で1カ所あるわけですし、もう少し市としての現状と対策を真剣に考えていただきたいというふうに思います。新聞報道ですけれども、そういう集落がやがて消滅するのではないか、またそういう限界集落になっていくところがだんだんふえていくのではないかというふうな心配がありますので、やはり市としてきちっと現状と対策をもう少し真剣に検討していただきまして、「みんなで創る自立したまち」というふうに掲げられておりますので、もう少しその点を真剣に検討をしていただきたいというふうに思いますが、もう一度お伺いいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 県南振興局との連携をということでございますが、これはこれで常に私どもにとってはありがたいことに幹部がおりますので、そういったことを含めて連携をとっていく必要があると思いますし、また、重要な部分は当然、県、本庁のほうで決定をしていきますので、早い段階でいろいろなこの情報交換をしながら、県は県の立場でバランスをとってやるしかないんですけれども、こちらはお願いをしていく立場で、さっき言った医療の面では特にバランスがとれているように思われないわけですので、この辺を含めて努力をしてまいりたいと思います。

 それから、ごみの減量関係はやはりこれは何と申しますか、合併協議でこういうふうに決めて、それに倣って進めてきたと。ある時点に行って急にもといということでは、これは本当に市民生活も混乱すると思います。それで私は、やっぱりそういうふうに一たん決めたことはきちっとやる方向でいくしかないと。そのときの政策判断が本当にそれでよかったのかということはそれは議論あっていいと思いますし、これから将来に向かってさらに10年先、20年先もそれでいいのかというようなことはそれは必要なことだと思いますけれども。私は、したがって今回環境計画をつくる中でこういった問題についても論議をしながらということにはなっております。しかし、行政の責任者としては右顧左べんにして市政、市民生活が混乱してはいけないと一方では思っているところであります。

 それから、保健センターについてはこれはいずれ必要な施設だという位置づけをしておりますので、この検討を進めていく必要があるというふうに思います。

 限界集落についても、こういう言葉があったからという問題ではなくて、これはこれで国の施策、県の施策をきちっと出していただく面では大変いいことだと思うんですけれども、もともと私どもの中山間地域、特に山間部に行けばまず高齢者2人になって、そのうち1人になってゼロになると。こういう集落というか家屋が次々と誕生していることは明らかな事実でありまして、それをこう幾らかでも元気づけるための、先ほどグリーンツーリズムの話もありましたし、今中山間地における空き家紹介事業、空き家バンク事業を展開して一定の実績も出ているというふうに承知をしておりますけれども、そのようなことなど、あらゆる手だてを講じながら進めていかなければいけないと。そういう中で、限界集落対策という形でもう少しきちっとわかるようにというのは、そのとおり大事なことだと思いますので、対応について努力をしてまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 26番千田美津子さん。



◆26番(千田美津子君) 何点かお伺いいたします。

 最初に2ページなんですが、真ん中あたりに「平成20年度の予算編成に当たっては、主要事業の確実な実施と、事務事業の未調整部分を調整することにより自治区間の均衡を図るなど、奥州市としてふさわしい姿の早期確立を目指す」とあります。これは、いわば予算編成に当たっての市長の決意といいますか、それが述べられているものと思います。それで、ただこれに関連してお伺いいたしますが、実はいろいろこう、ことし新年会1月にいろんなところで行われたわけですが、一定の方々が集まった公の場において、市の要職にある方がこういうお祝いのごあいさつをしたということでどうなのかという真意を問われましたので、市長の見解をお伺いするわけですが、実は合併してよかった区が江刺区と前沢区だと。その2つは万々歳だというご祝辞を述べられたんだそうです。そのように感じ取った方あるいは疑問に感じた方がおられたようでそれが伝わって来まして、そういう実態にあるのかという、議員に聞けばわかるんだろうということでこう来たわけであります。

 私はこの2ページに書いてある所信表明を見まして、本当に合併して3年目を迎えるときに、本当に均衡ある発展といいますかそれを本来やっていくときに、要職にある方がそういう公の場で、もしそういう発言といいますかされたとすれば、私は大変な問題だなというふうに感じたわけであります。市長の耳に入っているかどうかはわかりませんが、この点について市長はどのようにお考えなのか、お伺いをしたいというふうに思います。

 2点目は、5ページに「安全・安心な市民生活」という部分で、さまざまな凶悪事件や交通事故が多発して、いわば全国主要都市のワーストレベルという情勢にあって対応を強化していかなければならないという方針が述べられております。これらについては全くそのとおりだというふうに思うわけですが、私は1つ交通事故という点で、今関係者、啓蒙活動等が本当に重要だというのはそのとおりなんですが、例えば信号機とかの設置の状況なんか見ますと、県公安委員会等々の設置で、本当に広い奥州市でも年に限られた設置しかできないわけです。もし、本当に必要だとすればどこかを外して設置するという状況が今起きております。ただ、こういうワーストレベルにあるという状況を見るにつけ、そういうどこかを外さなければ設置できないということで推移するのでは、私は手だてとしては非常にまずいなというふうに思うわけであります。ですから、かつては合併前に、たしか水沢では県への統一要望とか、これに特化した要請行動等も随分行ってきたというふうに考えておりますが、私はやはりこういう緊急事態に対してはもう少し県に強力な要請をするなり具体策がなければ、交通事故に気をつけましょうという、そういう取り組みだけでは非常に足りないというふうに感じるわけですが、その点について市長のご見解をお伺いいたします。

 それから、3点目は18ページに正規雇用を拡大していくという取り組みを、職安とか県あるいは商工団体などとも連携して進めていくという決意が述べられております。これは大変、全国的にも非常に不安定雇用が多い中で、この正規雇用を拡大するということは本当に大事な点だというふうに思います。ただ、今あわせて指摘されているのは公の場といいますか、市役所とかこういう職場において実態はどうなのかという、むしろそういう指摘もなされております。というのは、指定管理者制度もあわせて本来の正規雇用とは逆の方向、いわば行革の名のもとに不安定雇用をふやしているのではないかと。市役所等々を見ればそういう状況が見受けられるということで一定の指導もこうあるというふうに私は見ているんですが、ただこの奥州市においてはどんどん市場化あるいは指定管理者等々をふやしていくという方向の中で、私はこの18ページに書いておられる指導していく立場にある行政が逆行しているのではないかというふうに感じるわけですが、それについて市長のご見解をお伺いいたします。

 最後になりますが、20ページに「親と子の健康づくりの推進」ということで、安心して子供を産み育てられる環境づくりについてご見解が述べられております。本当にこういう状況をつくっていくことは非常に大事だというふうに思います。それでこの2行目のところに「妊婦健康診査の充実を図る」という文言があるわけですが、私は12月議会でも、同僚議員も質問されたわけですが、妊婦健診の無料化という部分では、厚労省等の指摘もありまして県内でもふやす状況にある自治体がふえてきているんですが、奥州市においてはその方向性が見えないというふうに思うわけですが、これについては市長としてはどのようにお考えなのか、この点お伺いをしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 4点ありましたが、1点目のその特定の区だけがよくなったというのは、これはそんなことは全くないと私は思っておりますし、ことし合併の検証と拡大というような短い言葉でお話をしておりますが、こういった誤解を含めて、それからもちろん全体的にそもそも合併して何もいいことなかったというような声もよくあるといいますので、そういう実感としてあるかもしれないけれどもこうなんですよということをきちっと説明をする年であるなと思っております。そうした中で、区ごとの投資のバランスなり施策投入のバランスがどうなっているかというのも説明してまいりたいとな思いますので、このような発言は気をつけて言ってもらいたいなというふうに思います。

 それから、事件、交通事故のかかわりでございますけれども、残念ながら本当に申しわけないことを含めて、昨年ひととき人口10万人当たりトップに立ってしまったということがありました。その後、今のところですけれども3カ月無事故で、今度はまた県警本部長から賞賛状いただくとか、大変目まぐるしいんでございますが、お話のように何というかこう、だから信号機の設置はプラマイゼロじゃなくプラスプラスで欲しいということのお話ですけれども、それもこういう結果がある以上はどこかに問題があるというとらえ方の中で、そういう要望をきちっとやっていくことは大事なことだというふうに思いますので、努力をしてまいりたいと思います。

 それから、正規雇用の拡大の関係でございますけれども、これはワーキングプアと言われるようなこの時代の中で、何とかそういうことがより少なくなるように毎年商工会議所さんと連携をとって各企業に要請をしているところでありまして、これは考え方としてはぜひ継続してやるべきものだと思います。そういう中で、ところでその肝心のあなたのほうはどうなんですかという話がよくされるわけでございますけれども、こちらもできるだけそういう観点で努力はしなければいけないと思います。ただ、現在いる嘱託職員、臨時職員を全員本採用とか、なかなかそれはできかねる話でありますけれども、考え方としては正規雇用を、いずれみずからも含めて努力をしていく考えということについてはそのとおりだと思います。

 そういう中にあって、指定管理とか市場化テストあるいは委託ですね。私はこれはこれでまた別のステージの話なのかなと思います。私たちのその奥州市の職員、人件費が雇用主として支払っているものというのは700万円代という統計数値になってよく説明されているわけですね。だから、もちろんそれだけの仕事をしていただければいいわけだからそれはそれでいいんですけれども。それと、果たして民間側でやったときに、うちは正規雇用の基本の中でももっと違うやりかたをして、しかもサービスについての考え方なり鍛え方も違いますよというようなところがあって、そちらがいいと思われるときは、もう議会の議決が必要な部分も含めてやっぱり積極的に対応していっていいのではないかなというふうに思っているところでございます。

 それから、最後の妊婦健診の無料化拡大と申しますか、これについても再三ご指摘等いただいているところでございまして、方向としては努力をしていかなければいけないと思っております。あとは、とにかく私も農業もつけなければいけない、工業もつけなければいけない、保健福祉もそうですし、職員の待遇改善もありますし、これを全部こう536億円の中に押し込めてやっていかなければいけませんので、そういう意味で最後判断するときにいろんなバランス調整は当然出てまいりますが、個々に見たときに、方向性として大事な前進、また一歩前進しなければいけない部分であることはそのとおりだと思っております。



○議長(小沢昌記君) 26番千田美津子さん。



◆26番(千田美津子君) 最初の部分ですが、市長は発言については気をつけてほしいというお話をされましたが、私たち議会人としても、やはり合併したのですから本当に平等に感じるような行政のあり方を本当に模索していく年に入るんではないかなと思うんですが、こういうことが市民の方から言われますと、非常に私たちとしても本当に何なのか、例えばみんなで努力している部分が崩れ去ってしまう点が非常にあるわけです。ですから、市長は合併3年目はいろんな部分で説明をしていく年になるんだというお話がありましたが、これは本当に職員の皆さんも、それからまた私たち議会議員としてもそういう年。ですから本当に、いい意味で緊張感を持ちながらいいまちづくりのために頑張っていくときに、これらの発言はそれらをぶち壊すものとしか言えないと思います。それで、やはりこういう発言が現実にあったようでありますので、よりこれからは気をつけながら前に向かっていくという部分では、みんなで本当に頑張っていかなければならない部分だというふうに思いますので、それらについては今まで以上に市長のほうからも注意といいますか、それらを徹底していただきたいなと思っておりますが、ご見解があればお伺いをしたいと思います。

 それから、正規雇用の拡大の部分についてなんですが、努力をしていく部分についてはそのとおりお願いしたいわけですが、ただ、指定管理者とか今奥州市が進めようとしている部分については別のステージの問題だと市長が答弁をされました。全部が全部そういうふうな方向だというものではありません。ただ、いろいろ指定管理をする場合あるいは民間委託をした場合、労働者のそういう環境が非常に劣悪になっている部分が非常に全国的にも見受けられるということで、それらに対する導入に当たって、導入する場合はより以上のチェックが必要だということ。そして、レベルアップのもとで事業をやっていくべきだという指摘があるわけですので、別のステージだというふうな片づけ方ではなくて、そういう雇用環境、労働環境においても、指導する行政として十分な監視と努力をすべきだという観点から話をしましたので、その点でももう一度お伺いをしたいというふうに思います。

 それから、妊婦健診の無料の部分ですが、市長の言われるとおりさまざまな課題がある中で大変な、財政的にも大変だというのはわかります。市長はバランス調整が必要なんだというお話もありましたが、ただ、やはり同僚議員からも指摘があったように、本当にこの管内の公立病院で赤ちゃんが産めないと。今1人、健診部門、健診というか婦人科の部分で頑張っていらっしゃる先生も、もしかして4月からはそうでない、いなくなる可能性が大だという話もお聞きしました。となると、本当にこの地域に住んで子供を産み育てるという方を、方向を選択する若者が本当に少なくなってくるんじゃないかという心配があります。ですから、そういうぜひこの地域に住んで赤ちゃんを産んでくださいというような発信をするときだというふうに、厳しいからこそそういうときではないかなというふうに思いますので、課題もいろいろあるわけですが、そういった点でやっぱり妊婦さんを応援する施策についてはもっと私は努力をし、重視をしていただきたいなと思うわけですが、もう一度お伺いをいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 3点ありましたが、1点目のそういった発言については大変うまくないと思いますし、やっぱり市長発言は市長発言でしょうが、職員についても一般の方々から見て大変重要な、指導的な重みのある発言になってくると思いますので、その辺は今後誤解を招かないように十分注意するように指導してまいりたいと思います。

 それから、2点目の正規雇用拡大、これはちょっと私の受けとめ方が少し違ったかもしれませんが、もちろん指定管理でお願いするという場合に、指定管理を受けたその当該法人等がどのような従業員対応をするのかということの目で見ると、一貫性、関連性はあるのであろうとは思います。そういった場面においても、正規雇用をきちっと拡大、確保するようにという観点は大事だということはそのとおりだと思いますので、そういうことも含めて、なかなか個々の企業さんに強権的にやることはできませんけれども、そういう考え方をみんな共有しながら一歩ずつ改善していければいいなと思いますので、そのような観点からこの件についても努力をしていく必要があると思います。

 それから、「子育てするなら奥州市で」ということのキャッチフレーズの中で子育て環境ナンバーワン戦略を組んであるわけですが、そういう看板と中身がまだ合っていないというご指摘をいただくわけでありますが、この奥州市として産婦人科が公立病院からとりあえず消えてしまったということが大変なショックを引きずっているんですが、一方では小児夜間診療所をつくってみたりプラスのことも手がけ始めておりますので、今お話のことを含めてトータルとしてこの奥州地域に安心して住めると。そして産んで育てられるという、教育にもかかわってまいりますけれども、そういうことが実感できるような、あるいはわかりやすく説明できるような対応をしてまいりたいなというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。



◆14番(千葉悟郎君) 3点、市長にお尋ねしたいと思っております。

 1点は、副県都を目指す戦略プロジェクトの3点目のところでちょっとお聞きしたいと思っているんですが、これも市長はマニフェストできちんと、3点目のところですね、「知識集積型都市・高度教育都市構築プロジェクト」というふうに掲げておるようでございますが、そこで職員を配置して大学の誘致活動をすると。しているはずでございますが、その後のこの進捗状況というんでしょうか、その辺のところを。もう2年もなりますから。そういう点で、どの辺まで進んでいるのかお聞きしたいなと思っているところでございます。

 それから、2点目なんですが、12ページの下段になりますがグリーンツーリズムという言葉が市長からの答弁で何回も出てきておりますが、ここでちょっと市長の教育観というか、何かそういうことでちょっとお尋ねしたいと思っているんですが、都市部から小・中・高校生を中心とする農村・農業生活体験学習、年々活発になっていると。こういうような把握をしているようでございますが、何でこれがこの都市から、都市部からこういう小・中・高校生が農村やあるいは農業生活体験を学習の場に取り入れると。そういう、なぜ必要なのかということをどういうふうにとらえておられるのか。その辺の市長の教育というか、教育にかかわるかと思っておりますが、その辺のお考えをお聞きしたいなと思っております。

 それから、3点目ですが、3点目はこの14ページの商業の振興ということで下段のところにありますが、「中心市街地の活性化に関する法律」に基づきというふうになっております。水沢区の中心市街地を計画区域としてという云々とこう書いてあるわけですが、駅を中心として何か高層マンションが建っておるんですが、これもこの過程の中で計画の中に入っているのか。現在策定中であるというふうにこう書いてありますが、そういうことでこの水沢区の都市計画の中にこういうふうに入って進められてきているものなのか。それとあわせてもう1点、ジョイス跡地だとこういうふうに、今駐車場になっておりますけれどもそこのところですね、これは市長ご存じだろうと思っておりますが、水沢市議会でもいろいろと、旧水沢市時代もいろいろご議論があったところですが、またいろんな問題もあったところですが、高齢者マンションの計画がその後あるのかどうなのか。どういうふうなところなのか、どう進んでいるのか、もしあればその辺のところもお話しいただければと、こう思っております。3点、お願いいたしたい。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 1点目の大学誘致関係でございますけれども、これは現段階で具体的な展開というのは残念ながら進んでいない状況です。ただ、そのマニフェスト上のその大学誘致方針なり、そのための努力は依然として継続しているわけでございますけれども、今この間、昨年度前半にアンケートをしたところ、一大学が場合によっては奥州地域に進出してもよいという文書で解答をいただきました。ご依頼がありまして関東以西という、日本全国似たような言い方してくれということでしたけれども、そことは重ねて折衝しておりますが、その何と申しますか具体的な立地計画がない状況の中で、この奥州市側とのいろんな連携を深めながらそういったことも視野に入れた連携をしましょうという段階です。そこで、私とすれば当然そういう手がかりのあるところとの関係を大事にしなければいけないことは当然でございますが、そのほかの選択肢なり可能性についてもいろいろ詰めていかなければいけないと思います。

 それで、何らかの形で、一番いいのは4年制大学、大学院がついた状態での一大キャンパスがあって、地元の高校生が一々遠くまで行かなくともそこで入れると。それから、地元との連携も深まって就職も円滑に進むと。この辺が1つの夢だと思いますけれどもそこに向かって、例えば大学院だけということもあることもあるでしょうし、ある学部だけもありましょうし、さまざまな可能性をさらに点検をして進めたいなと思っておりまして、要するに先に発表した1校にだけこだわって結局何もなかったということにならないように、今幅広く進めております。

 それから、2点目のグリーンツーリズムでこれはなぜ必要かという大変奥深い、教育委員長さんのほうに聞いていただければいいような話ですが私にということですので。やっぱりこれですね、小中学生も現場で本物を知る必要があると思います。単なる観念抽象論じゃなくて。笑い話じゃありませんけれども、酪農家に行った首都圏から来た子供が、多分小学生だと思いますが、牛乳が出てくるのがわかって、コーヒー牛乳を出す牛はどれだと聞いたそうです。やっぱりこういうもんだと思う。だからやっぱり本当のことを知って、自分が日ごろ食べているもの、いかに生産されるか。その価値を知って食べてもらうことも必要だと思うし、教育現場からするとそういう指導をすべきものだと思いますから、そういう意味ではもっともっと来ていただくことがいいと思います。

 それから、3点目でございますけれども、これは構想の中のはっきり言って目玉の1つに高齢者マンションの誘致を入れております。その有力な話の1つとしては、お話のジョイス跡地も話として挙がっています。ただ、こういう正式な場で具体的にお話できる段階かどうかということはございますけれども、今度の活性化計画の柱が2つあって、それは活性化しないのは住む人が少なくなったためだという前提があって、住む人をふやそうと。しかも、住んでいる人は歩いて買い物できる人が一番いいと。ほどほどお金も持っているというかね。そういうことで、今盛岡の中心地ではそういうことが結構話題にされて具体化していますけれども、それが1つ。そして、あとはやっぱり若い人たちにも足を運んでもらわなければいけないなと、そちらはそちらで立てております。そのようなことでございます。



○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。



◆14番(千葉悟郎君) 都市部からそういう小・中・高校生が農村農業生活体験ということで来ているということで、実体験をすることが大事なんだということをお話しされましたんですけれども、本当に私自身もそう思っているんです。何で勉強するのか、あるいは何で我々が人づくりだとかいろんなことをやるのかと。これはやっぱり基本的には、やっぱり社会で社会生活をきちんとやれると。まずそこが基本じゃないのかとこう思っているわけです。ただただ座卓と言うんでしょうか、机で座ってだけ勉強するんじゃなくて、そういうことも大変必要なんだということがこの市長のこういうこの中にも盛られていることだろうと私は理解しておりますけれども。

 そういう点で我々も、この地域もまた農村地域でありますけれども、確かに学力向上ということも大事ながらやっぱりそういう一面も大事にしていくことは必要なんじゃないかなと。決して都市部の小・中学生、高校生だけではなく、この我々の農村からいた子供たちでさえも農業体験も知らないという本当にそういうような状況もあるということもやっぱり我々自身も考えていかなければならない問題なんじゃないかなとこういうことを思うんですが、そういう点で市長の見解を聞いて何かほっとするところがありますので。それで、ちょっとこれがどういうふうに、私も教養がないもんですから身土不二の精神というのはどういうことをこれに盛って市長の思いがあるのか、この辺のところもうちょっと解説していただければいいんじゃないかなと私は思うんですが、ちょっとお知らせいただければと思うんですが。

 以上で質問は終わります。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) これは、県内の公立高校でもこれを校是としているようなところもあったような記憶がございますけれども、ご承知ではございますが、一応この地元の旬の食品や伝統食が体によいというような意味でこれはよくわかる話だと思うんですが、昭和の前の大正時代にある会、食べると養うという食養会というところだったようですが、創作した考え方とされております。この旬の食べ物は栄養価が高いと、新鮮な食べ物はおいしいということ、言うまでもない話でございますが、それがこの地元の、地元のというところにこうあると思いますので、体とそこを、体を育てたまさに地元の土のところですね、これがもう一体であると。こういう趣旨のかなり歴史のある言葉のようでございますので、これをもう一度思い起こしながら地産地消等にも結びつけていきたいと、こういうことであります。



○議長(小沢昌記君) 2時15分まで休憩いたします。

               午後1時59分 休憩

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               午後2時15分 再開



○議長(小沢昌記君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、市長演述に対する質疑を行います。17番今野裕文君。



◆17番(今野裕文君) 2つ、手短にお尋ねをしたいと思います。

 2ページの事務事業の未調整部分云々というくだりにかかわりまして、お尋ねをいたします。

 平成21年度を目途に税の統一ということで具体的にこう動き出したようでありますけれども、1点は国保税、非常に皆さん心配して見守っているという状況にあります。どのような調整方針であるのかお尋ねをしたいと思います。

 それから、2点目ですが22ページ、地域包括支援センターのくだりがあります。私が気になっておりますのは、その体制については一定配置をいただいて充実されてきているんだろうと思いますけれども、各区によって非常にこの需要の差が大きいと。それで、とりわけその旧市段階での包括支援センターの運営が非常に厳しい状況にあるのではないのかというふうにお伺いをしております。ここには、包括支援センターを中心にこうさまざまやっていくというふうにうたわれておりますが、現状で本当にやっていけるのかどうかという点で疑問を感じておりますので、現時点での考え方なり方向性についてお尋ねをいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) では、2点目の包括支援センターの現状、今の需要との関係、これは担当の部長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。

 1点目の税の統一の関係でございますが、これは国民健康保険税、今不均一課税で3年間走るという形になっておりまして、合併後の4年目になりますが、21年度から統一をするという合併協議の基本線に乗ってこれをやっていかなければいけないなということでございますが、今時点で具体的にどのような水準に、まずどの水準にするかということがありますが、これは入るを図って出るを制するか、入るのと出るのとこのバランスをとった税率を定めるというもともとの基本がありますので、これをこれから探るということがあります。それから、その次に区ごとのバランスをどのような手法で調整を図るかということがあります。単純に一発で同じ額にするという考えが中心になろうかとは思いますが、これをさまざまなご意見をいただき調整しながら、できるだけ激変にならないようにしたいという思いが一方では強くありますけれども、これから会議、委員会等の中でできるだけこう情報を発信しながら、いきなり決まりましたということじゃなくて、そういうふうな形で進めていきたいなというふうに思っております。



○議長(小沢昌記君) 小野寺健康福祉部長。



◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小野寺孝喜君) 2点目についてお答えいたします。

 現在の地域包括支援センターにつきましては、スタートした時点では3職種すべてこう整っているという状況にはなかった区もありました。19年度にそれぞれの職種をこう張りつけし軌道に乗ってきているというふうに現在認識しております。平成20年度につきましては、現状の体制に業務量等の増加に見合うような形で補充ということは、人的な補充は考えなければならないというふうなことは考えておりますが、大きく現在の体制を変えるという考え方にはありません。行く行くは今ある各区の包括支援センターをこうまとめる形で進んでいかないと対応できない時期が来るのではないかということは予想しながらですが、20年度については現状のままという考え方で進めております。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。



◆17番(今野裕文君) 17番今野です。

 まず、国保を中心とする税の統一ですが、合併協ではどこに統一するというのは一切ないんですが、ただ国保税は皆さん従来話されてきたとおり必要なお金はそこで賄うという基本線があるのだという話を繰り返されてきていると思いますが、ただ、今ここに来て特に旧町村における滞納がふえてきております。こういう中でどこに統一するかは一切に不問にして合併協では決まっているわけですが、慎重な対応が今必要だと思います。県内でも市段階で繰り入れをしながらしのいでいるというところも多くなっていますが、先ほどの答弁は非常にこう、どのようにでも聞こえる答弁でありましたけれども、2倍になるとかそういうことがないようにしていくことも私はまた一方で必要だと思います。激変緩和も含めて検討をされるという答弁だったのかどうか、お尋ねをしたいと思います。

 それから、地域包括支援センターですが、地域のセンターのあり方がいろいろありまして、福祉部門と一緒にいるセンター、それからセンターがその事務部門と離れているそういうセンターもあります。今の答弁ですと、今後大きくなったときにという話がありましたが、現実には土日も開いていたりしてもう時間関係なく対応しなければいけない状況も見受けられます。そういう中で、正規職員が少なくて、責任をとる方が常に出ていなければならないというような状況もあるようです。今の答弁ですと人的補充はすると言っておりますけれども、きちんと対応できる体制を検討していただきたいと思うんです。特に水沢区のセンターは非常に困難をきわめているようですのでそこは十分配慮して、ここに書いてあるとおりこう事務事業が運営できるようにしていただきたいなと思いますので、その点について再度考え方をお尋ねいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 2点目は同じく担当部長からお願いします。

 1点目のことですけれども、これはまだ私たちの段階で、いわば当局側でこの案でやってほしいというものはつくっていない状況でございまして、ただし、考え方はるるお話しいただいたとおりのことを全部出しながら議論をいただきたいなというふうに思っております。一般会計からのこの応援のあり方もそうでしょうし、いわゆる激変緩和のことをどのようにとらえてやっていくかについても、これはできればオープンな議論をしていただく中で一定の線が出てきたときに、最終的には条例の形でご提案申し上げると。その間に、途中途中でこの議会にご報告という場面も出てこようかと思いますけれども、この辺は今とにかくこの1年かけて、潜水艦が急に浮上するようなやり方じゃなくて、もうこういうことで論議が動いているなということをやりながら、住民理解も深めながらというふうに思っておりますので、以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 小野寺健康福祉部長。



◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小野寺孝喜君) お答えいたします。

 水沢区の運営は他の4つの区と違いまして、土曜日、日曜日職員が出て対応しているということはご指摘のとおりですが、メイプルの活用の段階で、あそこに公的な施設といいますか、を張りつけなければならないというような中でいろいろ検討され、そこに入って、周りと同じ形で休みなしの形でということで今運営しているわけですが、効率の面からいきますと非常に悪い部分もあるということも事実あります。その辺につきましては、やはりこういう職員の体制等すべての部分ですが、いろいろ見直しをする中で効率化を図るというのも1つの行革絡みで必要な部分なわけですが、それらとあわせて検討した場合に、このことが水沢区の地域包括支援センターの土曜日の利用等が少ないということで話題になって検討はいたしました。ただし、一たんサービスを始めてそれを後退させるという部分が非常に難しいという部分がありまして、まずPRをしながら利用していただくという方向で今やっているわけですが、よその区の体制なり利用者の状況等がこう変わってくる、利用者がふえてくるという場合に、全体としてやはりまた再度検討する場面が出てくるだろうというふうに思いますが、その時点では、体制的なこともですが開設日という部分もやはりこう検討しなければならない時期が来るのではないかというふうには考えております。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。



◆17番(今野裕文君) 17番今野です。

 国保については、激変緩和も含めて検討するということのようですので期待したいと思います。

 包括支援センターですが、ほかのいわゆる業種の関係者の話をお伺いするんですが、現状で放置するのはうまくないのではないのかと。応援に行く体制も含めて水沢区の分については考えないとだめでないかという声が今関係者の中から上がっています。それでどうするのかはいろいろ考えなければならないと思いますが、現状放置しておくのはやっぱり問題があると思いますので、きちんと調査の上、可能か不可能かは別として、正規職員をもう1人配置しないと、あるいは0.5かもしれませんが、そうすると途中で行き詰まってしまうんじゃないかと思いますので、ぜひきちんと検討いただきたいと思いますが、その点いかがでしょうか。

 以上で終わります。



○議長(小沢昌記君) 小野寺健康福祉部長。



◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小野寺孝喜君) お答えいたします。

 当初から水沢区はそういう点では体制が非常に弱いという形でスタートしまして、その後保健師の廃止等が要望もありもちろん検討しました結果、3職種きちっといないとうまくないという要件等もありますので順次配置をし現在に至っていますが、今回やはり正職が少なくて臨時が多いということを解消するということも、総体の体制もそうですがその中身の体制でも正職をふやすという課題がありましたので、それに向けてふやすという方向で考えております。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 28番佐藤修孝君。



◆28番(佐藤修孝君) 1点は、世界遺産登録に関連しまして滞在型観光、それから回遊性の向上という部分がありますが具体的にはどのような考えでいるのか、その辺を伺いたいと思います。

 それから、もう1点は環境にかかわってですが、地球温暖化対策実行計画ということですが具体的にはどのように進めようとしているのか、その中身についてもお聞きをしたいと思います。

 以上、2点です。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 2点目の地球温暖化は部長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。

 世界遺産の滞在型、回遊性向上対策の関係ですけれども、これは何といいましても平泉を目指して来る観光客あるいは文化財、文化の関係の人も含めて、せっかく来た機会にこの奥州地域に滞在をし、また奥州地域を回遊していただくようにという文字通りの趣旨ではあるわけでございますけれども、この中で1つは、今晩も会議があるんですけれども、県南広域振興局と3首長、一関、平泉、奥州で統一したこのロゴマークなり観光案内板をしながら、できればこの3者が組んでこの3つの中で回遊をしてそれぞれ滞在をするという形を考えようということ1つあります。

 それから、もう一つには、そうは言ったってそういうことがすべてではなくて、それぞれが思い思い努力をしていると。例えば有名になりました仙台・宮城デスティネーションキャンペーンのほうは、これは残念ながら奥州は入っていなくて平泉と一関が入っていると。これはかつての4つの寺、4寺回廊チームというのがもともとあって、立石寺、瑞巌寺、毛越寺、中尊寺と、この関係でもともとチームがあるのだということなんですけれども、そんないろいろございます。

 それで、私たちのほうではそういうチームでやる部分もそうですし、あとは今回初めて商品開発のまだ芽だしの段階ですけれども、旅行業者と提携して、いわゆる観光商品を組んで、平泉に来た場合にはその前後でこういうふうに正法寺、黒石寺あるいは藤原の郷とか異人館めぐりコースとか、そういうふうなものを組んだ形を、まず、出だしをつくっておりますので、これを具体的に手厚くしたいと。

 その過程では、奥州市内の旅館業の方々、あるいはひめかゆを初めとするこういう温泉の方々、そういういろんな協力なり知恵を借りながら進めていかなければいけないというふうに思っているところでございます。



○議長(小沢昌記君) 菅原市民環境部長。



◎市民環境部長(菅原公男君) 地球温暖化の関係の絡みになるわけでございますけれども、平成20年度におきましては環境基本計画を平成19年度、20年度で策定するということが大きなテーマでございます。その中で、いずれ京都議定書に基づく温暖化の関係がございますけれども、二酸化炭素あるいはメタンとかそういう関係の減少を図るわけでございますが、市としましては奥州市の環境管理システムを平成20年度から実質立ち上げるということにしていました。それの指標となる比較資料になりますけれども、それを現在、各本庁あるいは総合支所、あるいは公共施設、これらについての指標を現在調査中でございます。いずれにしましても平成20年度から平成24年度までの5年間の計画で7%削減ということで現在は考えていますけれども、これは未定でございますけれども、現在は7%ぐらいの削減を目指そうということで考えているわけでございます。

 今回は、企業とかもあるわけでございますけれども、企業等につきましては何とか削減してくださいということをPRして、策定目標は特段定めてはおらないわけですけれども、具体的に市の取り組みの中になりますけれども、電気あるいはガス、水道、それからガソリンとか軽油とか灯油、これらの使用量を全市的に調べまして、それを平成20年度から5年間のうちに何%削減するという目標を立てて、そういう実行計画を策定するという内容でございます。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 28番佐藤修孝君。



◆28番(佐藤修孝君) 回遊ということで、黒石寺、正法寺、藤原の郷というお話がありましたが、加えて、例えばさっきの答弁に中で、藤原文化というのは、言ってみれば浄土思想だと、浄土国家を根差したのだという話がありましたが、言ってみればそういう精神文化といいますか、そういう色合いの濃い世界遺産かというふうに思っておりますけれども、その部分でいえば、かかわって清衡の生誕の地、豊田の舘とか、あるいはお父さんの藤原経清の墓、五位塚、あとは増沢院、これはお経を書いたところということですが、そういうのも非常につながりが大きいわけで、その辺の回遊性もいいのかというふうに思うわけですが、ぜひその辺も検討していただきたいのですが、それについてまずはお伺いします。

 それから、もう1点ですが、今、部長がおっしゃったのは、役所の公的機関だけのCO2の削減だと思っております。

 そこで、例えば役所と同じように灯油の削減とか電気の削減、電気については、例えば家庭の待機電力をこれくらい減らせば、これくらいのCO2の削減ができるのだと。あるいは白熱球を蛍光灯にかえることによってこれだけのCO2の削減ができるとか、そういう大枠で一般市民の方々はわかっていると思うのですが、具体的に、ではうちの中の何をどうすればどういう削減効果があるかというのは、なかなか見えていないと思うわけです。その辺で、これから5年間で具体的に7%削減するということですが、具体的な身近なものを拾って、こうすればこうなるというふうな方向で各家庭に徹底するということが大きな削減効果になると思うわけなのですが、その辺についての部長のお考えを聞きたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) それでは1点目の回遊のコースですが、先ほどは記憶の範囲内で大まかに大きなところだけ申し上げたわけでございますけれども、恐らく来る方々の好みがあると思いますので、その好みに合わせたメニューを組み立てをしながら進んで提供していくことがいいのかと思います。そういった中で今お話いただきましたようなものは、これはこれで一貫性のある一つのテーマに沿ったものだと思いますので、さらに今度は、温泉に行って泊まりたいというような方は、少し遠いけれども、ひめかゆまで行ってもらうというようなことも含めて考えていきたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原市民環境部長。



◎市民環境部長(菅原公男君) 先ほどの答弁の中で、そのとおり市の公共施設のことだけ申し上げましたけれども、一般市民家庭におきましては、今言われているのが環境家計簿というふうな言われ方をしております。

 この中では、例えば、電気1キロワット減らすと幾らの減ですとか、そういうことが載っているわけですので、これらについてはいずれ大してお金はかからないと思いますので、例えば広報誌の中で折り込みをするとか、そういうことでPRに努めていきたいというふうに思います。その中で、電気あるいは灯油、水道は水沢区内の小学校の中では一部学校の意向ということで取り組んでいる学区もあるわけですけれども、それを全市的に家庭にもPRするということは大変大事なことだというふうに理解しております。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 28番佐藤修孝君。



◆28番(佐藤修孝君) 1つだけ言い忘れましたが、観光には物産がつきものでございまして、その辺もあわせたパンフといいますか、そういう物も意識してつくってほしいと思うわけですが、その点だけ市長にお聞きしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) その点は全く同感でございますので、そういう食べて、飲んで、泊まって見ていただくような、物産もあわせて考えていきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 27番遠藤敏君。



◆27番(遠藤敏君) 27番。

 1点だけお伺いします。

 9ページの地区センターに関係して伺うのですけれども、平成20年度から前沢区、胆沢区、衣川区でも地区センターを導入するという方向が示されたわけであります。

 地方分権の重要性が叫ばれるこの時代の中で、これからの地域づくりの基本となる本当に大事な施策と私も理解をしておりますが、というよりもむしろそうあるべきだというふうに思っております。

 今まで市長から、なぜ必要かという話は何度も聞かされてきておりますけれども、それでは、どういう形が市長が理想と考える地区センターなのかということを確認しておきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) どういう形がという中で、かなり基本的な話ですし、イメージ的なことになるかもしれませんが、かつての、例えば、行政サイドでいう出張所的なものがあって、そこには出張所長なり職員がいて、本庁サイドから出てきた情報を伝達して、このとおりだからこうやってほしいという、それから要望があればそれはそのまま伝えますというような中での行政側の接触が古典的なものだったと思いますが、ここに、もちろん公民館活動というのは今回一緒にやるわけなのですけれども、少なくとも行政と住民組織とのかかわりという中では、やっぱり一定の単位にある程度まとまっていただきますけれども、その住民の方々の自治会、振興会が、この地域はやっぱりこういうふうに環境整備なり、あるいはもちろん基盤整備についてもそうですし、教育環境についてもそうですし、やっていきたい。また、ことしの事業、来年の事業というようなソフト事業的な面でもやっていきたいと。これをみずから考えて、計画して、それを行政だけでなく、我々ができることは我々もやると、河川清掃とかそういうようなことも含めて、ただし行政にもこれだけのことをやってもらいたいというふうな、いわば提案型と申しますか、これ、地区コミュニティー計画の中でそういうふうになると思いますけれども、そういうことを出していただきながら、行政はそれをバックアップするといいますか、もちろん協力要請するときは要請しますけれども、そういう形で行政と市民、もうちょっと言えばそういう自治会振興会グループが代表しているわけですが、そことの協働によって地域づくりを進めていくと。これが非常に現場にあった足腰の強い、継続性のあるものになっていくであろうというふうに思います。そういう中で地区振興会の、そしてその下に地区センター長になりますけれども、その方々同士の、例えば前沢区内なら前沢区内の、あるいは奥州市全体の意見交換なり情報交換の場もつくっていただいて、うちのほうはこういうところがすぐれているけれども、逆にこちらが足りないとか、そんなことをお互いに刺激、切磋琢磨しながらという部分も期待できると思いますので、そのようなイメージで地区センター事業を進めていければと思っております。



○議長(小沢昌記君) 27番遠藤敏君。



◆27番(遠藤敏君) 27番。

 今、この計画の中で、前沢区と胆沢区については公民館と地区センターを併設ということになっている。先行して水沢区が実例をつくっているわけですけれども、市長は住民自治、そして行政のバックアップという形を基本に持っていきたいということなわけでありますけれども、地区センターはまさに、市長の言うように住民自治を重視した地域づくり活動の拠点となるものなわけでありますけれども、公民館は今まで地域づくりの中で非常に、本当に大きな役目を背負ってきていたと思います。この地区センター構想の中で見れば社会教育部分を背負う一分野になると思うのですけれども、そういった両方の形が合体していくわけなのですけれども、その中で、それぞれが予算をもってくっつくというかそういう形になるのですけれども、どのような姿になるのを構想としておられるのか伺いたいと思います。

 それからもう一つは、地区センターの運営交付金の問題があります。

 実は前沢区の例で、私、聞いている範囲なのですけれども、前沢区には職員が配置されている公民館が4つあるのですけれども、その中で一番大きい公民館が8,000人を擁している6つの振興会でなっているそういう地区センターになるわけなのですけれども、それが交付金が均等に行くわけですね。大体36万円から38万円ぐらいそれぞれの地区センターに行くみたいですけれども、果たして、この予算で何ができるのかというか、交付金の金額の根拠、あるいは算定基準といいますか、その辺をどのように見ているのかお伺いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 交付金の算定基準と言った部分については、担当部長のほうから話をしてもらえればと思います。

 それで1点目の、今回の公民館と併設になるスタイルの中でどういうふうなそれぞれ姿になるかということでございますが、これは例えば先行しているところで言いますと、水沢区の場合は、公民館活動と地区センター活動がきちっと分けられているような形でなっておりますから、経費の配分の仕方もその実態に即したものになっていると思います。江刺区のほうは、これまたいろいろ議論はあるのですけれども、今の現実的な姿は、地区センターに一本化してしまってその中の生涯学習部が公民館活動を担っているという基本でまず動いています。江刺区の公民館活動は、いろいろ課題はあるのですけれども、いずれ基本スタイルはそうなのです。前沢区にあっては、私ども今回こういう提案をしたときに、地域地区の旧町からの流れに沿った無理のない姿ということを最初から標榜しておりましたので、そういう意味では今先行の2つの事例からいいますと水沢方式と申しますか、その形で行くことが前沢区、胆沢区にとっては無理のない姿であろうというふうな認識でございまして、したがって、この公民館分がこれだけ、地区センター分がこれだけというような形の抑え方をしてございます。

 今回、こういうご理解をいただいて、平成20年度から5区ともそれなりの形でスタートした場合に、やっぱり少しずつ違いますので、こういうバラバラなような状態でいいのかということは、次の課題として出てくると思います。

 だから、その辺は無理なくと言ってスタートして、あとは情報交換交流をしていただきながら、やっぱりこのほうがいいというところに落ちつけていければいいなという思いでございます。

 それから、前沢区の前沢地区のことについては、私もいろいろ聞き及んでおりますけれども、これは、江刺区の岩谷堂とほかの地区、あるいは胆沢区の小山とほかの地区とか、いろんな人口差が相当あるのですけれども、人口差分もある程度カウントしているのですが、簡単に言うと、そのウエートが大きくないということで、こんなに人口が違うのに結果が配分されるのは大して違わないという声があることは承知しておりますけれども、この奥州市内の区のバランスの関係もありまして、まずスタート時点ではこんな形でご理解いただければという説明をしております。これスタートして平成20年度になって、あるいは平成21年度まで進んで、もう少しその辺の改善改革と申しますか、話し合いをしていくことは必要なことだというふうに思っております。



○議長(小沢昌記君) 千葉総合政策部長。



◎総合政策部長(千葉洋一君) 地区センター交付金の基本的な考え方でございます。

 そもそも地区センター合併当時、水沢区と江刺区が地区センター化がありまして、その合併協議では現状で引き継ぐということになっていまして、水沢区のあり方、江刺区のある方はそのまま引き継いだ形で、ここ2年間過ごしてきたといいますか、そういう状況でやってきたということです。

 今回平成20年度から、他の3つの区も地区センター構想を進めるに当たりまして、この交付金をどうするかという部分で、先ほど来話がありますが、公民館併設になっている部分の前沢区、胆沢区については水沢区の方式をとって機能を付加するという形です。それで、では、交付金はどうなるかということなのですが、そういった意味で、当初合併時には水沢区と江刺区は統一しないまま進めてきていますので、現状でも統一されていません。それで、当面平成20年度については、水沢区と同じような形態をとる前沢区、胆沢区については、算定基礎は水沢区の算定基礎を使うということで、算定の内容は均等割も人口割りも同じでございます。それから、江刺区についてはそのとおりなのですが、衣川区はそういった公民館機能でない部分でのセンターになりますので、独立した施設ですので江刺区と同じ算定の基礎を使うということで、平成20年度は当面江刺区の方式、水沢区の方式の算定基礎をもって平成20年度は交付金の計算をするということで進んでございます。それで今、市長がお話ししたとおり、平成20年度取り進めて、統一になっていない部分もありますので、この交付金についても当然いろいろな部分での論議が出てくると思いますので、それは平成20年度検討するということになろうかと思います。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 遠藤敏君。



◆27番(遠藤敏君) いろいろ説明がありましたけれども、さっきも言いましたけれども、私はこの政策は本当に新市の土台となる非常に大きな夢を持つ事業だと思うのです。ただ、先ほど、今回の前沢区、胆沢区のパターンが水沢方式を踏襲しているということなのですけれども、先ほど、市長の話の中では、水沢区は公民館活動と地区センターがきちんと分かれているという話があったわけなのです。私は、今すすめられている形は、リーダー次第といえばそれだけの話なのですけれども、今考えている地区センターの形は公民館事業の一事業になってしまうのではないかという恐れを持っております。というのは、公民館長を地区センターにする。そして、公民館の中にいる例えば公民館主事さんとか、そういった事務局を、言ってみれば本来であれば地区センターにいる地域活動員に活動をしてもらうということなのです。だから、水沢区の形になるのであれば、実は今回お金の配分方式だけは水沢区の方法なのですが、職員体制といいますか、それは水沢方式にはなっていないのです。つまり、地区センターとしての活動ができる体制にはならないのです。38万円をもって地区センターというものが公民館にいくという形にしかならないのです。ちょっとわかるかな。だから本当の水沢区のような地区センターにはならないのです。もうちょっと予算配分も含めながら、本当の自立した、住民自治ができる地区センターに育つような形にはもうちょっと配慮が足りないのではないかと思うのですけれども。つまり、地域活動員がやっぱり地区センターにはきちんと1人確保されないとお金を30万円やったから地区センター活動をしなさいと言われてもできないのですよ。その辺をどのように考えているかお伺いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 私のレベルではかなり象徴的な言い方をしておりますので、実務的にきちっとしたここが同じでここが違うとか、それは言わないと今の質問にはお答えできないと思いますので、部長とも、必要があれば前沢区長にも話をしていただきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 千葉総合政策部長。



◎総合政策部長(千葉洋一君) それでは具体的な話で、前沢区のお話が出ましたので、ちょっとお話しさせていただきますが、今度の導入後の職員体制の話ですけれども、今のお話のとおり公民館長が地区センターの所長を兼ねるという体制です。それから、館長補佐を置いてセンターの事務員も兼務するという形です。それからスタッフとして活動推進員2名、ただ、前沢地区だけは3名という体制で見てございます。それで、先ほど議員さんが38万円とかいろいろございましたけれども、水沢区とちょっと違うのは、スタッフが水沢区は全部3人です。前沢区の場合は、前沢地区だけが3人でございますが、他の3つの地区はスタッフが2人と、その辺のところでの違いもございます。

 報酬の件でございますが、公民館長に関する報酬との兼ね合いがありますので、そちらの部分の調整については教育委員会のほうにゆだねたいと思いますが、館長報酬との兼ね合いがございますので、今、旧町村と市との差は結構離れていますので、それを調整するということで今調整中ですので、その辺はできたら教育委員会のほうにお願いできればと思います。



○議長(小沢昌記君) この件はこの程度で、もし前沢区長のほうから補足等あれば、なければあれですが。ちょっと尻切れになりましたけれども、質問3回ですが、何か言いたいことがあれば、よろしいですか。

          〔「いいです」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 関連、30番新田久治君。



◆30番(新田久治君) 地区センター構想については、この合併した市には2つの形があるというようなことで、それぞれ新たにやる3地区にあっては、現在ある中のどれかの形を選択したような形になっておりますけれども、せっかくこれからやるという中で、将来的にはこの方向にやるという方針、あるいは行政というか市のほうとしてはこういう方向を将来的に見込んでいる、こういうような形で進められてもいいのではないかというふうに思います。そしてまた、活動員、これらの人数、これもそれぞれ地域によってかなり違う、人口等によっての当たり何人という形であればこれはまた理解のつくところなのですが、いずれ将来的にはこの方向にやっていくと、こういう形を打ち出してはいかがなものでしょうか。もちろん、それぞれ今までないところの皆さんに理解をいただきながら行うということなわけで、その理解をいただくことは大事なわけですけれども、無理やりいろんな形をつくっていくと、そして年次によって調整していくというお考えのようですが、できればもう今から少なくてもこういう形に本来はもっていきたい、だけれども皆さんが理解できないというようなことであれば、というようなことになっているのかとも思いますけれども、その辺はどのようにお考えになっているかお知らせいただきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) この点については、こういうふうに将来はまとめてやりますという話は、実はしていないところでございまして、奥州市として統一した形が必要だという課題が残されていることはお話のとおりでございます。

 また、今この段階で私が将来的にこうしますということを言うとすれば、それは11月に各区に入ったときに言うべきであって、今そんなことを言うのかということになってもこれまた大変だなと思いますので、できれば私とすれば何らかの無理のないスタイルをお願いした経緯もございますので、発車したならばやっぱり5区でいろいろ情報交換なり検討すれば、もちろん市が中心になると思いますけれども、入って、やっぱりこういうスタイルでまとめて統一していこうではないかという合意形成を速やかにとりながら進めていければというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 30番新田久治君。



◆30番(新田久治君) それで結構なわけですが、合併前の江刺区にあっても、先進地を何度となく研修をして進んできたところでありまして、いずれ私らは公民館活動がそのために停滞したといったようなことは考えておりません。非常に今の時代に合った組織形態だというふうに思っているところでありまして、それぞれの人の考えによって違うところもあろうかと思いますけれども、ぜひ、この奥州市は1つという考え方に立って考えた場合には、できるだけ統一された形で進めるようにぜひ今後においてご努力をいただきたいということでございます。

 何かコメントがありましたらお願いいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 先ほど申し上げたことに重なるお話だと思いますが、努力してまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。



◆40番(及川善男君) 大きく3点についてお伺いいたします。

 まず最初は、25ページに記載されている内容についてお伺いします。

 私は、新市建設計画に盛られている事業であっても、とりわけ大型事業等については財政事情等も考慮しながら、あるいは合併後の市民のさまざまなニーズにこたえていくという点からも、これらについては見直しをしながらやっていくべきだという考えを持っているわけです。

 この中で、昨年度の施政方針演述と今年度の違いの中に、一つは小谷木橋のかけかえの問題があります。

 新橋の問題について、昨年度の施政方針の中でははっきりと小谷木橋のかけかえということを表明されているのですが、今年度はそういう表現がありません。これはどのように変わったのかお伺いしたいと思います。あわせて、これとの関係で、再三指摘しております久田前田中線、新市建設計画における水沢区の普通建設事業費の約3分の1を占めるこの事業について、市長はさきの水沢区の市政懇談会の中で、この久田前田中線についてはバイパスまでつなげるという表明をされております。これは本来、再三この場でも指摘しておりますように、新幹線の水沢江刺駅から市役所まで通じる新しい橋をかけて、その上で初めて目的が生かされる路線だというふうに私は思うのですが、そういう点からいえば、この久田前田中線のような大型事業は見直しをする、そして、優先順位をずっと下げて、そして今やらなければならない事業に財政を割いていくということが必要ではないかというふうに考えますが、この点について、まず第1点をお伺いします。

 それから、31ページに、合併後2年たって、いわゆる合併の成果を検証するというふうにあります。

 これは、言ってみれば、相原市政の2年間を検証、評価して、今後の方向性を明らかにしていくということだろうというふうに思います。

 この合併後の2年間、相原市政の評価についてどのように評価されているのか改めてお伺いいたします。

 それと、私はその後に、合併をさらに進めて行くために、庁内に組織を立ち上げて検討されているということのようであります。この合併2年間の多くの市民の声は、先ほど市長からもお話がありましたように、合併して何もいいことがなかったという方が多い中で、十分な検証もされないまま新たな合併を進めるということはどういうことなのか、その点についてお伺いいたします。

 これとの関連でマニフェストの評価の問題が記載されております。外部評価を含めてマニフェストについての評価をするという記述がありますが、言ってみれば市長が申されていますように、私的な公約であるこのマニフェストと総合計画の関係はどのように考えて施策を進めておられるのかお伺いします。

 さまざま仄聞するところによりますと、どちらかというとマニフェストが一人歩きしているという表現が正しいかどうかはわかりませんが、先行して、総合計画との関連性について疑問視する声もあるやに私は耳にしているわけですが、このマニフェストと総合計画の関係についてどのようにお考えになっているのかお伺いいたします。あわせて、マニフェストを評価されるということは市長の市政担当の評価にもつながるものだと思いますので、自己評価も含めてお伺いしたいと思います。

 3点目は、きょうの論議の中で農政に対するさまざまなご意見が出されました。私どもも全くそのとおりだというふうに思っております。

 今や米価下落等の農家の現状は、これはひとり農家のみにかかわらず、この地域全体の大きな問題だというふうに私は思います。

 この間、産業経済常任委員会等の中でもいろいろ話が出されましたが、例えば、商業関係者の中にも今回の米価下落によって、非常に地域経済の落ち込みを体感するというふうなお話もあるようであります。農協関係者のお話によりますと、岩手ふるさと農協では米価下落によって、約6億円、江刺農協さんでは約4億円の減収だというふうにも言われております。

 こうした点でいえば、これはひとり農家にかかわらず、地域経済、商業者にとっても深刻な問題だと。加えて、食の安全という点からいえば、まさしくこれは消費者にとっても大事な問題であります。そういう視点でいえば、市長と農協が話し合って国に話をするとかではなくて、私は奥州市民全体の問題として、この問題を、農家の現状、農政の現状、憂う声を大きく上げていく必要があるのではないかというふうに思います。そういった点では、市長が音頭をとって、例えば、市民大会を開いて、その声を背景に国に直接奥州市長として提言をするとか、そういう取り組みこそが今求められているのではないかというふうに考えますが、市長の見解をお伺いします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 大きく3点あったわけでございますが、1点目のうちの小谷木橋の関係が表現が変わっているのではないかということでございます。

 これについては、昨年度、いろいろ地元の盛り上がりも含めて、それをバックアップするような気持ちも込めての市政方針であったわけでございますが、国・県に対する要望は、依然として、小谷木橋といわゆるアテルイ大橋、新橋の両方の要望をしているところでございまして、その後、新橋要望側の地域の方々と協議したらいいのでしょうか、相当の要請行動もございまして、やはりこれは、本来の両方大事だという市の立場をきちっとすることも必要だということでの表現変更でございますが、国・県へ要望姿勢については同じ形であろうというふうに思います。

 それから久田前田中線のことについては、新市合併前に、旧水沢市時代にこれは何としてもやらなければいけないという、言うなれば、マスタープランに位置づけられた形の中での取り組みだと思いますので、私は合併後の最初の市長という立場で、合併前の市町村におけるそうした考え方は最大限尊重して、推進をしなければいけないというふうな思いでございますので、これを今推進しているところでございます。

 それから、大きな2点目の合併の成果、検証等のお尋ねでございますけれども、合併後の2年間の自己評価ということでございますが、これはまだ道半ばではございますので、一概には言えませんが、やっぱり最初の1年目、2年目というのは、合併協議でも本当にどうなるのかお互い心配する中でスタートした合併でございますから、まずは合併時の期待なり、約束がきちっと果たされるような仕組みをつくったのかということに1つはなると思います。これは、新市建設計画あるいは総合計画をきちっと定めて、オール奥州市の予算とのバランスもとりながら進めておりますので、一定の成果はあったものと思います。

 また、合併したわけですから、新奥州市としての一体感の醸成をどのように図ったのかということも大きなポイントとしてあると思います。これは道半ばではございますけれども、市民憲章、市民の歌といったようなこともやりながら、この団体の統合、あるいは必要な意味での、成人式もありますけれども、行事の統合等も少しずつ進んでいるのかという思いはあります。少しずつと言うからには、まだそうでないところもかなりあるということにはなります。

 そのようなことで、後ほど一般質問でも聞かれておりますのでさらに触れたいと思っております。

 それから、さらなる合併というのはいかがなものかというお尋ねでございますけれども、これは私の公約の一環として考えているものでございまして、確かに奥州市合併でまだ整ってもいないうちにどういうことなのかという、そういう反論はあろうかと思います。しかし私はこの今、合併新法があと残すところ2年の期限としてついていると。その後の合併をさらなる推進するためのいうなれば、市町村合併特例法がもっと必要だろうと思っています。しかし、それを今言うことではないでしょうから、そういったあと2年という中で、やっぱり胆江6市町村と言われて、諸事情で金ケ崎さんは入っていなわけで、今一部事務組合状態でございますけれども、これは何とかご理解を得て、できるだけ早く一緒になったほうがいいと思いますし、平泉市についても、世界遺産登録等を契機にぜひ理解をいただきたいものと、これが公約になっておりまして、この推進を今しているということであります。

 ただ、何回か申し上げておりますが、期限については必ずしも私自身は2年間でできなかったからこの話は一切終わりというには余りにも重要な問題であろうと思いますので、常に呼びかけをしていくことがいいのかと思っておりますが、いずれ議会にご説明した際にまたご意見をいただきたいと思います。

 それから、3点目のマニフェストの評価でございますけれども、総合計画との関係については、マニフェストの中でうたっておりますことを、もちろんストレートではございませんけれども、いわゆる総合計画の内容に合うような形で盛り込んでいるというふうに考えております。私的なマニフェストという表現もございましたけれども、一たん当選した以上は、やっぱり公的なものとしての位置づけは出てくると思いますので、やっぱりそれは言いっ放しで関係ありませんというわけにはいかない、そういう政治、選挙のシステムだと思いますので、そこにのった形で最大限の努力をすると。したがって、総合計画にも入り込んでいくということになると思います。

 それから、4点目の市政の評価そのものであろうということでございますけれども、これは先ほど来申し上げたような形の中で、そういったことにも触れながら評価をして公表していく必要があるというふうに思っております。

 それから、3点目の農政でございますけれども、これはお話のように大変大きな消費者問題、あるいは市民全般にかかわる大きなテーマであり、大変な事態だということを認識しております。

 年末には、緊急に農業関係者を中心に集まって、あのようなアピール行動をとりあえずしたわけでございますけれども、ただいまのお話も踏まえまして、こうした事態を国政のレベルでも打開に向かって弾みをつけていただくような視点をもって努力をしてまいりたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。



◆40番(及川善男君) では、再質問します。

 市長の答弁では、北上川架橋につきましては、両方国・県に要望するのだというお話でありました。小谷木橋が耐用年数を経て危険な状況にある。もうかけかえしなければならない状況にあるというのは、だれもが承知しているところであります。仄聞するところによりますと、やはり市が2つの橋を要望する限り、国・県ではなかなかこれの実現の方向性については明らかにできないと。いわゆる2つは無理だと。どちらかにしてくれという声があるようであります。これについてどのようにお考えになっているのかお伺いしたいと思います。

 久田前田中線については、見解の分かれるところのようですが、私はこれらについてはぜひ中途半端な対応をしないで見直してほしいというふうに思っております。

 市政の評価につきましては、後で一般質問でお答えになるそうですからそれをお聞きした上で必要があれば予算審査等でお伺いすることにいたしますが、ただ、この間合併する際に、いわゆるスケールメリットをかなり協調されまして、合併によって財政基盤が強化される。そのことによって市民サービスが向上し、市民の住民負担は軽減されるというのが合併のうたい文句でありました。しかしそれらが十分検証されないまま、次への合併を進めるというのはいかがなものかというふうに私は考えるものであります。

 自分の公約だからというだけで、いわゆる市の職員の体制も割いて、これらのことが進められてよいのかという点では、私は大いに疑問を持つものでありますが、この点について再度お伺いいたします。

 最後に、農政の問題について、前向きに検討していただけるようですのでぜひそうお願いしたいと思います。国では、非常にこの品目横断が評判が悪いので、品目横断的経営安定対策事業という名称を変えて、今度は水田畑作経営所得安定対策事業というふうに名前を変えるそうです。名前が変わっても中身は基本的には変わらないということです。

 それから、来年度予算を見ますと、水田農業等緊急活性化対策ということで、予算もつけてやっているようでありますが、これは、いわゆる減反奨励をさらに強化するということです。これは結果的には、水田農業を振興していくということにはならないと私はそう思います。こういった現状からいっても、本当に今、市長が率先して、市民と一緒になって大きく声を上げていくと、そして奥州市長として、国に直接物を言うという姿勢が、私は本当に今、緊急に求められていると思いますので、ぜひこれを実行してほしいと思いますが、再度お伺いしておきます。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) まず、1点目の北上川架橋の関係でございますけれども、これは管理をしている県のお立場からしますと、これは十分な交通ができるような形をきちっとしなければいけないという考え方、要請もあるわけでありまして、奥州市のほうで一本に絞らない限り手をつけられない問題とは違うのではないかというふうに私は思います。この間、振興局長なり、県の部長とも話をしてございますけれども、相当いろんな検討をしているようでございまして、市は市で、マスタープランがある以上は、アテルイ大橋は必ずいつか実現してもらわなければいけないというふうな立場の中で、小谷木橋ももう危険度が増していますので、これはきちっと対応していただきたい。こういうふうなことで思っております。

 これは、地元の方々も、もうそういうことは最初からそのような考え方で待望しているところでありまして、やっぱりこれをきちっと受けとめた形で、これを順次やっていただくことが私どもの立場上は大切だというふうに思っております。ただ、久田前田中線については、先ほど申し上げた考え方でございます。ご意見は伺いました。

 それから、合併の関係でございますけれども、やっぱりこれはわかりますけれども、平成の大合併のうねりで、大体、3,300もあった市町村が1,800ぐらいになったと。これはすごい大変な成果だと思います。

 私は、いろんな立場上、これまで市長の立場でない時代に合併問題もずっと見てきましたけれども、これを動かすというのは本当に至難のことです。やっぱり、独立国を一緒にさせるというのは、物すごいエネルギーが必要ですし、なかなかできることではないというのが私の実感しているところでありまして、この平成の大合併の波はまだおさまっていない、国も県もぜひこれをお願いしたいと、県内では川井村が宮古市との関係で具体的に動いておりますけれども、宮古市だって合併したばかりなのですけれども、これは受けとめるという姿勢のように聞いております。

 いろいろご意見はあろうかと思いますけれども、私はこの胆江地区の発展のためにも合併をぜひ早めにすべきだという論でございますから、その論の公約の中で当選しておりますので、これはぜひ推進をしたい。もちろん、議決のことが出てきたり、いろいろ将来的にあるわけでございますが、その間にさまざま意見交換をしながらというふうに思っております。

 それから、最後、農政の関係でございますけれども、それだけの重要な局面になっているということは私も理解いたしますので、具体的な対応をどうするかについては、もちろん総合的に検討させていただきますけれども、こうした事態の打開に向けての対応、対策、行動というものに努力をしてまいりたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 36番佐藤克夫君。



◆36番(佐藤克夫君) 36番佐藤です。

 3ページと30ページ、2点についてお伺いします。

 3ページ、子育て環境ナンバーワンの問題で、先ほど千田議員の質問に一部市長が答え始めたところをもう少し詳しくお伺いしようという質問でございます。

 子育てするなら奥州市でということにかかわって、子育て支援、子育て支援というふうな言葉がこの件でしょっちゅう出てくるわけですが、そうすると一般市民から見て、予算の中身もそうですけれども、乳幼児を対象とした、いわゆる幼児対象という印象が強くて、子育てするなら奥州市でということでは、どちらかといえば小学生、中学生、できれば高校生を含めた学校教育のより一層の充実をというふうに考え、あるいはそのように理解してよいか、それをお伺いするものです。

 奥州市に住み、奥州市内で小・中学校を学ぶことによって将来進学する場合、希望する高校あるいは自分が入りたい大学に入学できると、あるいはそれらの学校を終わって、岩手東芝でも関東自動車でも、とにかく就職を希望する就職試験にパスできるような学力をつけると。奥州市内の小・中学校なら大丈夫だよと、日本国内のほぼ希望どおりの学校に入れるし、卒業できると、こういう信頼を得ないと、定住する人口も、仮に金ケ崎町、北上市等がどんどんふえていっても、奥州市内に住む人がふえるとは限らない。やっぱり、教育に対する信頼が大きいというふうに思うのですが、子育て環境ナンバーワン、そして子育てするなら奥州市でというときに起きる、幼、小・中学校、高校を含めた子育て支援、子育て環境を目指していくというふうに、先ほど一言市長がおっしゃられたことを少し詳しくご説明いただければと。決意をお伺いしたいものだというふうに思います。

 次、30ページ、新しい奥州市を担う人づくりの中で、生涯学習、学校教育、社会教育、それは述べておられますが、一番、一番という言い方も何ですが、課題としている地域の教育力の充実についての項がないというふうに読み取れるのですが、子供たちの自然体験やら社会体験など、いろいろこれらについて計画実践をする、いわゆる直接地域の教育力の育成するのはどこが担当するかについては、必ずしも奥州市の場合は明確ではないのではないかと思っているものですからあえて質問するわけですが、実は、長年、岩手県が県を挙げて取り組んできた教育振興運動について、これが地域の教育力育成に大きくかかわっているものというふうに思うのですが、この教育振興運動という記述が市長の方針にもないし、教育委員会の方針にも何か見つけかねているのですが、奥州市だけお休みしているのではないと思うのですが、県教育委からは前にきちんとした地域教育力育成のハンドブック等が出されておりますので、やっておられるわけですけれども、これが市長の方針にもあるいはこの後の教育委員会の方針にも明快でないように思うのですが、いや、そんなことはないということだと思いますので、地域の教育力はこのように、ここの担当でもって進めていると、あるいは進めると、こういう決意をお伺いできればいいというふうに思って、再質問はいたしませんのでよろしくお願いいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 2点ありましたが、この子育て環境ナンバーワンの子育ては、お話のように私のイメージでは、学校教育も当然入ってしかるべきものだというふうに思っております。

 そういう環境の中で、全体的に生んで育てやすい魅力のある地域を形成していく必要があるというふうに思っております。

 それから、昨年度策定しました子育て環境ナンバーワン計画をつくりましたけれども、その中には学校教育分野についても触れさせていただいているという記憶でございます。

 それから、生涯学習の中で、地域の教育力の充実というのは、大変大事なことだと思います。かって、子供会とか地域で先輩、後輩もそうですし、地域の人たちが声をかけて、自分たちの地域の子供を自分たちで育てると。こういう機能が強かったのですけれども、最近、非常に薄れてしまって、大きな課題だと思います。そうは言っても、今、郷土伝承、鹿踊りであれ、剣舞であれ、そういったようなことを地域の大人が伝承するという過程を通じて、いわば人格的な教育をしていることにもなると思いますので、そういったような取り組みを、教育委員会のみならず、市長部局含めて、市を挙げてやるべきだと思います。そういった表現のこと、あるいは教育振興運動の表現のことについては、私の意識では特段大意はなくて、どちらも重要な話だと思っておりますが、力を入れて取り組むべき気持ちではございます。



○議長(小沢昌記君) 38番高橋瑞男君。



◆38番(高橋瑞男君) 38番高橋でございます。

 ダブってお話になろうかと思いますが、まずは胆沢ダムの整備関係についてでございます。

 今、整備構想については策定中だというふうにお話をいただいたわけなのですが、いずれにしろ相当の広大な面積の中で、当時胆沢ダムの地権者の皆さんと約束されてきた経過の土地が70町歩、これら等の整備にかかわる問題ではございますが、いずれにしろこの件につきまして、ダムの予算の中に環境整備というような使える国交省の予算が組み込まれているのかどうか、それら等をもとにしまして地域の皆さんといろいろ相談しながら環境整備をやるのが今までは普通であったが、今回はそういう予算的な措置も含めて、そういう予算が国では措置されているのかどうか。それから、地域の皆さんとその件についていろいろと協議をなされてきておったのか、その辺について伺います。

 次は、東北油化の悪臭問題でございます。

 いろいろと行政のほうでも心配しながら、悪臭測定をするというようなお話がございます。

 私は、その辺について、奥州市でそれを対応してはいけないとそのようには申し上げませんが、しかしながら、私はこれは企業責任だというふうにとらえております。当然ながら、労働基準監督署等が入りまして、いずれそれら等の測定などをやって、そして企業に指導するのが建前であって、そして行政のほうに報告があるというふうに私はとらえておりますし、私もそういう溶剤関係において、使った経過の中で指導いただいたことがたくさんございます。それが奥州市は、悪いとは申しませんが、予算を組んでそれをやってあげるというふうに私はとらえておりますが、今後そういう企業があったときにもそういう形で物事をとらえていいのかどうかその辺を1つお尋ねいたします。

 それから、32ページにございます伝統工芸なのですが、いずれにしろ岩谷堂箪笥、あるいは羽田の南部鉄器でございます。これら等は伝統工芸に指定されているというふうに思っておりますが、増沢塗りは伝統工芸に入っていないのかどうか。というのは、増沢塗りというと今は後継者は1人、ということではないのですが、専門にというか好きでついている方がございます。いずれにしろそういうことで今回世界遺産登録に向けての県の方針では、浄法寺漆、それから平泉市の秀衡塗り、その秀衡塗りの発祥地は増沢なのですが、増沢塗りも含めまして、いずれにしろ奥州市では伝産と認めているのかどうか、私はその方から伝産のマークを見せていただいておりますが、どのようにとらえておられるかその辺をお伺いします。

 それから、これも皆さんがしゃべった経過があるかとは思われますが、32ページの内容でございます。

 職員の意識改革というのがございます。市長の申すとおり、もちろん私個人も議員としては心の改革をやらなければならないというふうに常に思っているところではございますが、職員の意識改革をどのような形で進められようとしているのか。というのは、1つだけ、名前は申し上げませんが、奥州市の課長さんに、ある団体の臨時の職員がいろいろと相談にきた経過があるはずです。これは当然臨時の職員でございます。経過説明が悪かったかどうか私はわかりません。しかしながら、その方に申した言葉は、あなたは臨時職員だから何も権限がないべというようなことを言われて、その方は何も当然、ああ臨時職員というのはそうなのかと。そして、わざわざ電話をしたかどうかはわかりませんが、ある団体の長の先立ちの方が来てお話をしたという経過がございます。というのは、そういう中で、ここでも謳っているように、職員の意識改革とか、本当にどういう形でやれるのか。それは職員みずからが自分を戒めないと、私は改革はできないのではないかと。こういうわかりやすい文言で非常にいいのですが、自分みずからが変わろうとしないと何も変わりはしない。私はそのように受けておりますが、市長はどのように考えておられるのかお示しをいただきたい。

 あえて申し上げるならば、この間申し上げましたが、一部事務組合の事務局長さんは職員間の距離と申したが、当然、融合が大切だと、それがデメリットになるかメリットになるか、そういうことを申し上げておったわけでございます。議員の皆さんは全員知るところではございますが、そういう話が出る中で、この辺についてお尋ねをいたします。

 先ほど、前沢区と江刺区だけの話が出た。それは本当かどうか私は確認はしておりませんが、本当だとするならば、衣川区も水沢区も胆沢区もよくしてください。そのように市長にお願いしたいと思います。

 それから、小谷木橋の件がございました。私も平成19年度の市長要望を見ておりました。そんな中では小谷木橋を強調しておりますが、先ほども同僚議員さんが、それに対して市長が2本の橋と。それができるなら非常によいだろうというふうに思うわけでございます。

 議長、そして市長、私も同席させていただきましたが、冬柴国交省大臣にいろいろと話を申されました。そんな時には、大臣は何と申し上げたかというと、わかった、これはもう、後は県の動きだと。そうしたら半分は出してあげるからということは市長は耳にしたと思いますが、その件について、2つもいいのですが、まずは早く、その小谷木橋のかけかえを強くお願いしてはどうなのか、その辺についてお伺いいたします。



○議長(小沢昌記君) 相原市長。



◎市長(相原正明君) 5点ばかりありましたけれども、まずこの胆沢ダム周辺整備について、国・県・市あるいは地元の役割という格好で出てくるわけで、計画上これはここがやるという、ただそれは財源的な裏づけとか、市であれば正式な計画に位置づけているとかというのはこれからでございますので、先ほど言いましたように、要望上はできるものから並行していく必要があると思いますが、したがって、国のレベルでも、これはもうやりますと予算がついているということでは基本的にはないと思います。ただこういう事務局の経費だとか、一定のものは応援していただいていると思いますけれども、したがって、国の役割の部分はこれはこれでできるだけ早く、それをきちっと予算化をして実行していただくようにお願いしていくと。それも胆沢ダム完成前が非常に大事だというふうに思っているところでございます。

 それから、東北油化の悪臭問題でございますけれども、これは本来こちらで予算化をしてやる問題ではないのではないかというようなお尋ねだと思いますが、しかし、これ、公害防止関係の条例上、相手がこちらの指示に従わない場合は、こちらで強権発動して、測定器とか、人間の実際の臭覚とかいろいろ測定のやり方があるようですけれども、一定の予算は必要だと思います。そして、確認をした上で命令をかけると、こういうことでやむを得ない措置なのかと。以前は、会社のほうで、自分の経費で、自分の判断で、ある場所、ある時点で測定をして持ってきたということで、それではなかなか実行を期しがたいということで、こちらでも予算化して、抜き打ち検査をして、次々命令を出している状態でございます。

 それから3点目でございますが、今、岩手県初の、全国に幾つかあって、岩手県では4つだけの伝統的工芸品ということを私は記憶しておりまして、お話のございました浄法寺漆、秀衡塗り、岩谷堂箪笥、南部鉄器とこの4つでございまして、増沢塗りについてはそういう中には入っていないと思います。ただ、別の形で何か表彰といいますか、顕彰のシステムがあったかはわかりませんが、もっともハイレベルな伝統的工芸品、全国に100幾つか200ぐらいしかないはずなのですけれども、その中には入っていないと思います。

 それから、職員の意識改革でございますけれども、これはとにかく、一回言った、年度当初に言った、こういう立派なシステムをつくった、立派な上司をつけたとかそういうことで解決できる問題でないことは確かでございます。これはどこの会社でも、団体でも同じだと思いますし、最終的なトップの責任になると思いますが、これをいかに問題、課題意識をもって、私たち市の場合ですとやっぱり住民のために役に立つように意欲的にやると。そういう気持ちにどうやってならせるのかということですね。人事による昇進システムとか、私たちはやっていませんけれども、ボーナス査定をしてみたり、あるいは信賞必罰をやるとか、さまざまあると思います。本当に簡単でない、最初にして最後の重大問題だと思います。そういう中で、ご指摘のような発言等がもしあったとすれば、本当に残念なことですし、そういったことに間違ってもならないような気風というものを育てていく必要があるというふうに思います。

 それから、先ほど、前沢区、江刺区のみよいというのは、これは私は断じてそのようなことはないと思っていますので、また、そのような執行をこの2年間やった記憶は一切ない。意図もない。ただ、言葉だけでは何でしょうから、この辺は議員の皆さん方、大変お察しでわかるのですけれども、問題は一般の方々にそういう合併の成果なり、どのようにバランスをとって事業を進めてきているかということを説明する必要があるというふうに思っております。

 それから、最後の小谷木の関係でございますけれども、これは、私が得ている感触では、やっぱり県のほうは、何とかこの際、この機会に老朽化の著しい小谷木橋をかけかえるべく、かけかえるかどうかというのは実は約束できないけれども、一定の調査と申しますか、こういうふうなことを考えているようでございますので、その辺をやっぱり、私たちも大変ありがたいことと受けとめて、これを後押ししていくことが必要だというふうな思いでございます。

 冬柴大臣のほうは、確かにそのようなお話で、とにかく県知事さんがどう考えるかということでございますが、県は県で、もうお金のない中で、どういう優先順位、もちろん奥州地域だけが重要ではないわけで、ほかの花北もあれば一関方面もあり、大変悩んでいるわけでございますけれども、そういう中で、一日も早く理解をいただいて進んでいければいいなと思います。ただ、くどいようですが、ご質問があったわけではありませんが、奥州市の現在の都市マスタープランに新幹線駅からストレートにもってくる、いわゆる新橋、この構想は厳然として存在しているわけでありまして、来年度の見直しにおいてもそれは外すつもりはありませんので、その点だけは申し添えておきたいというふうに思います。



○議長(小沢昌記君) 市長演述に対する質問は終わります。

 あらかじめ会議を5時まで延長し、4時まで10分間休憩いたします。

               午後3時50分 休憩

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               午後4時 再開



○議長(小沢昌記君) 再開いたします。

 次に、教育委員長演述に対する質問を行います。19番佐藤邦夫君。



◆19番(佐藤邦夫君) 2点ほどお尋ねしたいと思います。

 まず、3ページ目の1番下なのですけれども、奥州市における学校教育の最大の課題は、学力向上と不登校対応にありますという文面がございますが、この学力向上という部分をどのようなとらえ方をしているかをお尋ねします。

 それから、7ページなのですけれども、学校図書館教育、司書補助員について来年度は増員をすると。学校に配置するということになっておりますけれども、これはすごくすばらしいことだとは思いますが、いわゆる司書補助員の配置をしたからそれでいいとは私は思いません。特にも、現場での読書のモチベーションといいますか、いわゆる大切さを持ち続ける基盤整備といいますか、そういった現場の教師のモチベーションなどは、どのように醸成していくのかお尋ねしたいと思います。

 2点、お願いします。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 学力向上のとらえ方ということで、お答え申し上げたいと思います。

 先ほども14番議員のご質問もあったわけですけれども、私どもが学力というふうにとらえるときに、こんなぐあいにとらえてございます。

 今まではややもすると学んで得た力、知識です。それのチェックのみで進んできたように思うのですけれども、その結果、どうも考える力がない、意欲がない、などなどそういうことが世の問題点になっておりますので、それはやはり学力のとらえ方に間違いがあったというふうに思ってございます。

 学力というときには、今は余り多いとなかなか難しいので、3本柱で私どもとらえております。

 一つは、今言った学んだ力ということで、知識が中心ですけれども、学んだ力。それから、学ぶ力、学ぶための力なのですけれども、これは考える力とか、いろいろと感じる力とか、思いとか、そんなふうなものが学ぶ力だと思います。もう一つは、学ぼうとする力、意欲でございます。そういうようなものについて、3点について総合的にとらえて向上させていかなければならない。例えば、グリーンツーリズムの場合には、今最後に言った学ぶための力の体験などなどは、大変それを高めるというふうにとらえておりますので、そういう経験はたくさんさせていきたいというふうに思っております。

 学力向上をするときの考え方、学力の考え方は以上でございます。

 その3つの点で高めていきたいというふうに考えております。具体的なことについては、それぞれ学校のほうに指示をしております。

 司書の補助員のことについてですが、本当にちょっと少ない人数なので、もっと人数を多くふやしていきたいわけでございますけれども、ことしはこのようなそれぞれ1校に配置をする、そのような策でとまっております。

 この図書館司書補助員につきましては、先ほどお話があったように、ただ配置ではだめなのだということはおっしゃるとおりでございます。ことしは、この補助員の方々を集めて、子供たちの読書に対する意欲を高めるにはこうあればいいのだという研修会を企画してございます。

 それから、この司書さんとそれから先生方のかかわりも深めていかなければならないということで、学校では司書さんによる、例えばブックトークというそういうふうな取り組みがあります。本を読むだけではなくて、本を語るというのを司書さんがやってくださって、それに対して学級ごとに子供たちが参加するというような、読書に対する意欲が高まるように、そして少人数ではなくて、なるべく一気にたくさんの子供たちに意欲を高められるような、そんな取り組みを司書さんが中心になってやっていただいているのですけれども、それに対して先生方も一緒になって進んでいくという、そんな取り組みを今それぞれの学校でやっております。

 それにつけましても、何とか、この配置を多くしていくように今後努力していきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 19番佐藤邦夫君。



◆19番(佐藤邦夫君) ありがとうございます。

 後先になりますけれども、まず、司書補助員なのですけれども、教育長なり、あるいは教育委員長なり、あるいは学校長なりがやっぱり読書というものが本当に楽しいし、また将来の社会人になったときに役立つというようなよさを本気になって伝えようという気持ちが私は一番大切ではないかと、そのように思います。ですから、そういった司書の補助員も含めてですけれども、学校の先生方がやっぱり本気になって、読書を子供たちがする、あるいはさせる、してもらうというようなことを本当に一生懸命取り組むことが必要ではないかと。格好よく言えば、ビジョンの共有というか目的意識を持つと。本をたくさん読む。読めば国語の力がつく。国語ができれば算数、社会ができるようになる。学力がつくというような、三段論法、四段論法で私は非常に大切なことだと思いますので、できれば小学校あるいは中学校の1年間あるいは6年間で読む目標の冊数なんかも定めるのもいいのではないかとそのように思っております。もちろん幾らそういう運動をしても、本を好きになる子供と嫌いな子供があります。私の場合も漫画しか読みませんでしたけれども、そういう教えてくれる先生がいなかったものですからなかなかだめなのですけれども、そういった中で、いわゆるさっきの学力なのですけれども、やはり教育の原点というものを、私、よく認識したり、再確認する必要があるのではないかと思います。先ほど、市長に対する答弁の中で、千葉悟郎議員が話しましたけれども、いわゆる教育というのは社会人にする。社会に出て、自分の食いぶちは自分で働くというような体力、それから知力、その他の能力をつけさせるという部分だと思います。したがって、前の一般質問で言いましたけれども、いわゆる英才教育、英才教育というのはちょっと言葉を誤解される部分があるのですけれども、できる子供だけ特定の教育をするというのではなく、子供が持っている能力を引き出す、個々違うわけですから、学力という一本のトータル的な教育ではなく、いわゆる個々の持っている力、その部分を集中的に伸ばすというような英才教育が私は必要だと思います。そういった中で、リーダー研修とかその他いろいろ提案しているわけですけれども、その部分がちょっと今回のこの教育行政方針には載っていなかったと思うのですけれども、もし、考えであればつけ加えていただきたいと思いますがいかがでしょうか。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 先ほどは、三段論法、四段論法の話をいただきまして本当にありがとうございました。

 私は、「ページを開く、未来を開く」というこの標語が好きでして、読書をすることでページを開くと未来が開けるよということを子供たちの胸の中にしっかりと入れてほしいということを司書さんたちにはお願いしているわけでございますけれども、先ほど、お話なさったような学校の読書指導計画というものが、どこの学校でもできておりまして、詳しくは今ここでは申し上げませんけれども、何年生までには何冊、例えば、年間読書目標冊数ということで、小学校1、2年生には130冊、三、四年生には80冊、五、六年生には7,000ページというふうな、冊でいきますと低学年は幾らでもこなしますから、そんなふうな目標をつくって、子供たちに対してしっかりと読書のくせをつけたいということをどこの学校も取り組んでおります。ということで、このことについてはさらに徹底するようにしていかなければならないし、私が水沢市の教育長のときには、広報に自分の読書体験を市長と教育長でかわりばんこに書きましょうというようなことを提案してちょっとやったのですが、それが途切れてしまっておりますので、何とかそういうことについてもまた取り組んでいくようにして、教育の原点にしていきたいというふうに思いますので、ただいまの意見、参考にさせていただきたいとそう思います。

 次、学力のことについては、学力というものを体力と知力と徳力でしょうか、そういうふうな3つの力を総合させたものをつけるべきということと、さらに英才教育についてお話いただきまして、これは議員からは何度もご指導いただいておりますので、ことしはスタートとして、中学生の生徒会、代表の生徒のたちの会がありますので、その会をうまく動かして、まずはさておき、12校の子供たちの中のリーダーたちを育てるということについて取り組もうと、そんなふうに考えております。これには具体策を挙げませんでしたが、そのことについては十分意識してございます。

 以上です。



○議長(小沢昌記君) 19番佐藤邦夫君。



◆19番(佐藤邦夫君) もう1点だけお尋ねします。

 やはり、各学校は学校単体ではなく、その地域に入った子供たちの教育が私はすごく必要だと思いますし、どこかの部分にも書いてありました。それこそ学校側から出ていく部分もいいのですけれども、地域の人たちが身軽に学校に入れるような環境、よく学校に来て授業参観してください、子供たちが勉強している部分を見てくださいと言葉では言うのですけれども、なかなかそういうふうなことが日常的に、特別な行事がない限りはできないような感じがしますので、この部分を少し掘り下げてやってもらうためには、そういった子供たち、いわゆる図書補助員も含めてですけれども、地域にはいろいろな才能やら経験を持った方々がおりますので、そういった人たちを登録とかもしながら活用すべきではないか。あるいは手伝ってもらうことが必要ではないかと思うのですけれども、そういったことは考えられているでしょうか。お答えをいただいて終わりにします。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) ただいまのことにつきましては、ちょっとことしはイングリッシュも使ってみようかということで、4ページに3者の役割、教育委員会、学校、家庭という子供たちを支える3者の役割を掲げる統合的プラン「奥州エデュケーションプラン」ということで、それをちょっと頭文字を取って、Eプランとしたわけなのですけれども、この中に、この3者の役割というものの家庭というところを地域を入れればよかったなとそう思いましたが、これは含んでいるつもりでございまして、地域の方々のたくさんの協力はいろんな時間にとにかく入っていただいております。一番具体的に入っていただいているのは、昔の遊びというのが一番入っていただきやすいわけですけれども、戦争があったときはこういうふうな生活だったよという、そういう話をしていただくという場面もどこの学校でも随分取り入れてございます。そういうことで、この3者の役割をしっかりと整理した形で、「奥州Eプラン」を整理してございますので、さらに市民の皆様のご協力をいただけるものと、そういうふうに思っております。

 それから、ことし、どれくらい入っていただけるかわからないのですけれども、11月11日に奥州市すべての45校一斉学校参観日を企画することといたしております。この日には、どこの学校に行って見ていただいても結構です。市民すべての方がどこに行っていただいてもいいということで、学校によっては午前中しか開けない学校もありますし、給食の時間には入っていただきたくないというような学校もあったりするので、そのときは調理場のほうで試食会をするとか、そういうことを11月11日にはして、とにかくみんなに子供たちの様子、それより何より先生方の様子なのですけれども、見ていただきたい。そんなことを考えておりますので、その折にはどうぞ議員の皆様にも11月11日にはお入りいただければありがたいなとそう思っておりますのでよろしくお願いいたします。



○議長(小沢昌記君) 3番関笙子さん。



◆3番(関笙子君) 3番関でございます。

 3ページの学力向上と不登校対応、これについて私も質問しようと思っておりまして、学力向上の点は今伺いました。

 1年間に30日以上欠席する児童が100人を超すと、まさに大きな課題ではなかろうかというふうに思っております。

 それで、不登校の対応については、プロジェクトチームあるいは教育研究所が中心となり指導員、カウンセラー、さまざまこういう専門家を入れて一生懸命対応していこうという、これには大変感動しているわけですが、このプロジェクトチームについては先生方はどのような形でかかわってくるのかお伺いいたします。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) お話のように、本当に一番感受性の豊かなその時期に学校に行けないで、うちでしか暮らせないというふうな状態の子供たちがいるということについては、私どもは本当に最大の問題だというふうにとらえておりまして、先ほどお話しいただいた教育研究所の学びと心の指導員の取り組みはかなり定着しておりますし、学校に行けないときにはフロンティアスクールに行って、そこの先生とお話をして勉強を教えてもらうというその取り組みも奥州市全体のものにようやくなりました。さらに、やはりまだ、5区それぞれの取り組みがうまくコントロールされておりませんので不登校対策プロジェクトチームを立ち上げるということになったわけですけれども、これにつきましては、主に指導体制をつくるということで、5区それぞれ担当の指導主事が中心になります。さらにこれに学校長、各区から選出されている、評議員さんも入るかもしれませんが、そういうような地域の方々の代表者、そういう方々にもお入りいただくなどなどしてのチームをつくっていきますが、ご質問の学校とのかかわりはという……、済みません、学校とのかかわりは校長だけではありません。不登校担当者というのが学校におりますのでその先生が入るというふうにしてございます。したがって、学校それから教育委員会指導主事、それから地域の方ということで進めてまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 3番関笙子さん。



◆3番(関笙子君) 今、教師の方も何人か入られるということですが、学力向上と不登校対応というのは、私は相反するものであって、先生方は学力向上に対しては教育を受けていらっしゃると思いますけれども、この任務をさらに教師の皆さんに手伝っていただくというのは、非常に任務が重いのではないかというふうに感じるわけです。先生方が、一生懸命になる先生に限って体調を崩したり、いろんなことをなさるのはこういうことも大きいのではないかと私は思うときに、ここはやはり切り離して、不登校対策は本当にカウンセラーの皆さんとかに任務を分けないと、先生もだめになってしまうというような思いが常々しているわけですが、その辺いかがなのでしょうか。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) おっしゃるとおり、不登校の子供たちの指導は本当に我慢比べと言ったらいいか、最もレベルの高い生徒指導になりますので、教職員は確かに疲れます。しかし、そこで切り離すというわけにはいかないのです。それはなぜかといいますと、学校に行ったときに最も子供たちの支えは学級担任でございます。ですので、学級担任からこの不登校の子供たちの指導を切り離して外部の者が取り組んであげるという方法は効果は余り期待できません。ですので、教職員は本当に苦労するのですけれども、どうしてその子がそういうふうになったのかということに取り組むことで、例えば、実は、いじめがあったということにもしかして気づいていない学級担任だったとすると、そういう子が出てきたときに、はっと我を振り返ったときに、ああ、そこにそういうふうな問題の渦があったのだと気づくことで学級経営がさらにいいものになっていきます。それをしないままで、その子だけを引っこ抜いて指導しても、さらにまた次のレベルの子が出てくるというふうになりますので、学級担任を不登校指導から切り離すということはできないことです。ただ、そういうわけで、では学級担任は大変だということでお任せということではございません。学校は、学級担任を支える学年の職員会議というのがありますので学年長がしっかり支えます。その学年長を支えるのが生徒指導主事でございます。生徒指導主事は何人も不登校がいるときには回りかねますので、そこでそのときに教育研究所にいる心の指導員がその会議に入ったり、学級担任に付き添って家庭訪問をしたりというふうな取り組みをしたり、または、だんだん学級担任が理解した段階では、親指導は主に研究所の心の先生がするというような、そういう仕組みはつくって、何とか流れがまとまってきているという状態になっておりますので、学級担任も励ましていきたいと考えております。



○議長(小沢昌記君) 37番数江與志元君。



◆37番(数江與志元君) 37番数江でございます。

 過般、国会で福田総理大臣閣下が施政方針演説を述べました。そのときに翌日の新聞に国のいろんなことで内容がずっと上がっていました。そのほかに国会というのは、ここは知りませんけれども、野党、与党がありまして、政府がありまして、野党の方々の重立った人たちは、与党の自民党の伊吹副幹事長が、一言で言うなら、今回の施政方針演説は総体にわたって親切に国民に申し上げていた。

 公明党の幹事長さんは、総花的に立派なできばえであったとは評価しています。

 野党というのでしょうか、民主党の鳩山幹事長は、ここの言葉で、さっぱりめり張りがなくて何が何だかわからなかったと。福島党首は、何を言わんとするのかインパクトがない。共産党の志位さんでしたか、全くなっていない。こういう風潮があるのです。

 施政方針演述なり、教育行政方針演述を先日伺いまして、私も見てきました。今申し上げたような論評はいたすつもりはありません。大変立派にできておりました。それこそ、つぶさにわたって微々とは言いませんが総体に網羅しておる。それで大変、私、先日体調を悪くしまして、時間がありました。うちで何もすることがないのです。たばこを吸ってもうまくない。テレビを見てもおもしろくない。たまたま、書棚に行ってみたときに、この施政方針演述と教育行政方針演述がありました。今回の17冊目でございます。中身を全部見ました。そのときに、大変失礼な言い方なのですが、市民の皆さんにいろんな負託を受けながら、その冊子を集めたわけでございますけれども、正直なところ、なかなか変わりばえはしていませんでした。ただ、若干、教育方針の方は、これはやっぱり教育というのはいろいろ変わってきているのだなというのが見えていました。ただ、さっき言ったように細かいことはないです。ただもう一つは、私はかって江刺区の中のちっちゃいところにいたものですから、5つになった場合とはまた比較になりませんけれども。だからそういうことで、いろんなことを申し上げるのですが、今読ませていただきました教育方針の中に、確かに教育のいろんなことが変わってきたなというのが私にも見えるのです。私は大した能力もないですからわからないのですけれども、それで、例えば、今、国でも教育についていろんな論議があります。例えば、バブルの時代までに、日本の高度経済成長がいろんなときに続いたとき、教育もばんばん右上がりだと、いろんなテストをやっても国際的に二番だ、三番だ、何々については四番だ、五番だ、とにかくトップクラスにいたのです。昨年当たりの学力のことを見ますと、つぶさに言いませんけれども、教育長さん、教育委員長さん、わかると思いますけれども、例えば、ガターンと15位になった、16位になった、まるっきり大変なことになっているよというのはこの十二、三年の間なのです。これはなぜなのだと私は思うのです。私もそこが非常に大変なことだと思う。国の経済が右肩でよかった、いろんなことがあってパーンと切れてしまった。今、次の時代を担う子供たちが、まさに19番議員さんがいろんなことをさっき質問しましたように、教育がいろんな意味でどこかが欠けていることにつながる話だと思う。奥州市もこういうことだったら大変なのです。特にも、合併して2年だと。ここの教育方針にも書かれています。いろんな調整もしなければならない。ただ、そのことによって、子供たちにいろんな弊害があってもこれも大変だ。私は今の子供たちが絶対能力がないとは思っておりません。実際、私の先ほど段階の部落もでた木細工というのは私すぐのところです。木細工の子供なんていうのはとてつもない、とてつもないというと失礼なのですが、いろいろ能力があるのが出ています。そのようにあるのに、一般的に、これは奥州市はいいかもしれませんよ、岩手県はいいかもしれないのですが、全国的にそうだと。やっぱりそのように追随しているのです。私はその中にいてどうしてなのだろう、私もいろんな意味で年だなと感じている。なんたら、今の若い者、何しているのだと、私もこう思うようになってきました。空向いてたんぺ吐くとこういう言葉がありますよね。今これから言うとまさにそのとおりになります。何、おめえ、何してきたのやと。これは私らの責任だと思います。

 大変申しわけないのですが、私の子供の年代が教壇に立つ時代になってきている。孫が学校に行って教育を受けて、テストを受けて、下がっている時代になってしまったのです、今。何とか戻さないと、戻すというのは大変なこと、これ50年、100年かかる話なのです。競馬の借金を100年たって返してもらう話と同じなのです。100年たって、元に戻す、大変な問題だと常に私は思っている。そして、なぜなのだろうとずっと考えています。マスクをかけながら、ぐあいが悪いのに。別に私の隣の子供だって、ちゃんと、おはようございます、おっちゃんどこさ行くのと、ちゃんとやっている。学校にも行っている。何でなのだろうなと思っているのです。

 ぜひ教えてほしいから、これから質問なのです。

 私らのとき、学校の先生はおっかなかったのです。ここに、克夫先生も安部先生も千葉先生も教育長さんも、教育委員の先生だった。「先生どうも」とおっかないですよ。今の若い人たちは、赤い金髪だか、茶髪にして、先生でなく、せんこう来た、これでしょう。あれが悪い。そのせんこう来たと語らせたのはだれか、私かもしれないね。だから、さっき、空向いてたんぺ吹いたという話です。そこを直さなければいけないのです。

 それで、教育行政方針をざっと見させていただきました。まさにそのとおりだと、私はこれでいいとは言いませんけれども、大変遺憾で、今聞くのに。教育とは何やということを、さっき、うちの幹事長にも、これ聞け。安部先生に教育とは何だと聞きました。私は、教えて育むものだぐらいだなとそう思って、むさいものだから思っていたのです。英語でエデゴスというのです。引き出すというのだとさ。能力を引き出すのが教育だと。押さえ込むのではないということです。私も、小さいとき学校に、今も小さいのですが、小さいときからずっと6年間、高校まで3年間行ったのです。確かに先生に教えられたような気がするんですけれども、教えられなかったです。黒板に向かって書いていて、おい、お前こうだと、たまに当てられるのです。私がよそ向いて、いたずらしていると、先生たちにもわかる。チョークを投げる先生がいたのです、小学校、中学校に。あげくの果てに、いたずらしていると黒板消しをぶん投げるのです。

 おっかないから、じっとこうやっていると、さっぱり、集中、引き込まれるのですよ。そうすると覚えなくてもいい国語だの算数がみんな頭に入るのです。先生、引き出すのうまいなと。今、何ぼ覚えろ、覚えろと言われたって覚えないのは、先生が引き出せない。それが私の娘だか息子の時代、まずここは悪いのですが。それを教育委員会さんで、何をどうするのかなと。一言でいいのですが、これを総称して、ことしはこういうことをきちっと何をしますというのをまず伺いたい。立派でございますが、特にも、この中でことしは絶対これをきっちりやりますということがあったらお伺いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) たくさんご指導ありがとうございました。

 議員のご質問に答える前に、もう十分議員さんに言っていただいたと私はそう思っております。

 おっしゃるとおりに、教え込みということは、今だめだというようなそういう風潮があります。昔は教え込みも通用していました。私もチョークまではいかなかったのですけれども、かなり厳しいことを、数学の学習用具を持ってこない者に対しては、ちょっと大変なことをしていたなと自分でも思ったりしているのですけれども、どちらかというと引き出す。先ほど議員さんがおっしゃった、その子のよさを引き出す。どの子にもよさがあるから引き出すのだということがただいま大事だと言われておりますが、これは本当に難しゅうございます。ですので、私といたしましては、きちっと教えながら、引き出せるところを何とか頑張る。これが教員に願う姿勢だろうなというふうに思っております。

 なぜ、日本国の点数が下がったのかということについては、これもその原因がわかれば何も苦労がないわけですけれども、問題の質が変わってきている。変わってきている問題の質に日本の生徒たちが対応できていない。特にも、考え方を質問されたものにはなかなか答えられない。答えではなくて解き方を質問されたものに答えられない。そして、もう一つ、解答の書き方の指導が十分でない。何かこの3つが交じり合って、日本の生徒たちが10何番になったり、6番になったりしているのではないかということは言われておりますし、私もそう思っております。したがって、やはり考え方が高まるような指導をしてもらわなければならないと思っております。そして、もう一つ、点数を取るためには、解答の書き方をきちっと指導しないと、一生懸命考え方を指導して、こうだよね、ああだよね、終わり、こうしたのでは絶対子供たちが答案用紙に書けませんので、解答の書き方まで指導するように先生方には、先日もちょうど講話をするチャンスがありましたので、そこではお願いをしました。以上、教えながら引き出すというふうに先生方には徹底してまいりたいとそういうふうに思っておりますので、頑張りたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 37番数江與志元君。



◆37番(数江與志元君) 今、教育長さんからるるお話をいただきまして、そうであろうといいますか、頑張っていただきたいとそう思うのですが。今それぞれお話がありましたが、さっきの続きになるかもしれませんが、19番議員がいろんな話をしたときに、私は漫画が好きですと、私も漫画が好きなのです。漫画だって、読まなければならないのです。漫画が悪いと言ったら、変な話ですけれども、漫画を読むなと語る人がいるのですね。二、三年前あるときあったのです。うちの母ちゃんが私のほうに来て、子供が漫画を見て、漫画を読むなと。なして漫画を読んではいけない。私は昔から本を読むというと漫画本を読んでいたのです。あれも本ですから。天下の口のひん曲がった偉い吉田茂の孫さん、麻生太郎さんは大変漫画好きで有名でしょう。本をどんどん読めばいいのです。今言うように、いろんなことが下がるというのは、話もできない、語る事もできない、読めない、いろんな練習もやっぱり必要ですね。だから、漫画だってどんどん読めばいいんです。上向いてたんぺ吐く、私は昔、子供が小学校に行ったとき、たまたま地域の地域教育振興会長にさせられたのです。そうすると、1年に2回、学校の先生とPTA会長ら、振興会長の座談会があるのです。市政懇談会を部落の中で。そのとき、何語ったか、しょっぱなから語って何ぼなったか、みんな私らと同じ、仕事をしているのです。出張というのがありますね。私らも研修だと。そのとき終始一貫して5年間かかりました。何も語ったことがない。皆さん、うちを出て、研修、出張したならば、帰りにまんじゅうを買ってくるな、お菓子買ってくるな、子供に本を買ってこいといったのです。なかなか実行されないです。私はその前からずっとやっていました。農協にいて出張に行きました。1日行ったならば1冊買ってくる。3日泊まったなら3冊買ってくる。どこにでもあります。行った先々の本屋とか、駅とかにあります。いろんな本を買ってきました。来て見ていただければ。いつの間にかうちの子供らは、ただいまと帰ってくると、何買ってきた、本、とこうなるのです。読んだか読まないか、まあ読んでいるのでしょうが。そういうのもいいのですよ。さっきのように読まりゃいいんです。ちっちゃいときというか若いときから、読解力がある、いろんなことも考えられる、いろんな発想力もつく、想像力も、いろんなことあります。奥州市でもやるかやらないかは別として、そういうのは大変効力があると私前から思っているのです。

 だから、漫画本読んでいる人、感心する。今漫画何はやっているのですかと先日息子に聞きました。コナン61番目買ってきたかと言いましたら、何でおやじわかるのかと、コナン61冊目でしょう、漫画。エヴァンゲリオンというパチンコのなど23巻が出ているのです。そういうのを全部見ている。例えばですよ。そういうことを子供たちがきっちりとやっておけば、大切なことだと思うのです。そういうことをきっちりやって、次の世代に我々は託さなければならない。私たちは、昭和30何年、私、中学校を終わりました。金の卵といって、同級生の9割が全部東京に行きました。今その人たちが一生懸命頑張って、団塊の人たちが余って帰ってくるかもしれないのですが、それが教育の格差ができたと。これからそういうのを是正するために、その教育が学校の先生たちとか教育委員会なり教育以上に、うちの教育がまだ大事だと私は思う。さっき言った、今につながることです。本を買うというのは大変なことですよ。手前みそになる。息子、娘が何の本を読みたいか知らないと買ってこられないのですから。同じのを買うわけに行かないし。日々目を配っておけば、それが家庭教育というものではないかと哲学ではないのですが、私は思う。そういうのを、やってほしいのです。そういうことを啓蒙して、うちでできる。学校教育、社会教育、それを含めた就学前、就学後も含めた生涯教育、いろいろ言葉はあるのですけれども、家庭教育というのはあるのです。家庭で教育をして、私は百姓屋です。昔、農学校に行きました。休みがあります。田植え休み、稲刈り休み、うちに帰ります。おやじ、おふくろ、じじい、ばばあに語られて、一生懸命稼ぎました。稲も刈りました。語りたくもないじんじ、ばんばと話をしながら、稲刈りもしました。これも教育の一つなのです。今ないでしょう。そういうのを含めて、それをやれというのではなくて、家庭の教育というのはこれから大事なのです。そうすると、いろんな意味で、今、58歳になりますけれども、どこにも行くところがなかったからですが、まだ、あそこにいて、江刺区の米里の山中にいて、絶対離れる気がないし、ここが一番いいのだと、こういうばか観念を持っているのです。そうすれば、いろんな地域も限界集落にもならない可能性だってつながってくる。そういうことがずっと響いていきますから、これから教育が大事だ。そういうことがあるから、ぜひそういうことも盛り込んでいただきたいと思いながら、そういう教育をぜひ考えていただける要素はないのかということを質問したいとこういうことでございます。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) さらにいいお話をありがとうございました。

 うちに帰るときにお土産に本を買って帰るという、そのことはもう黙って家庭教育をしていることになりますので、本当にいい方法だと思いますので、教育振興運動の発表会がちょっと終わってしまっているんですけれども、その会長さんたちがお集まりになる場、PTA会長が集まる場、そんなところではぜひ参考にお話ししたいと思うのですが、私が昔校長をしているときには、お年玉では必ず1冊本を親子で買うということをしたことがありました。これもなかなか効果的でした。たった1年に1回なのですが、親子で本を買うということは、今、お金をいっぱいもらえるので、いろんな本が買えるのですが、でも1人で買いに行ってはだめ、親子でだよということにしたのですけれども、そんなこんな、私も経験がありますので議員さんのお話はそのとおりだというふうに思います。さらに、地域を誇りにするということについては、議員さんに後でどこかの学校の重点目標、教育目標を見ていただきたいと思うのですけれども、地域を誇りにする生徒という項目は、実はほとんどの学校で入れているのです。しかし、それがどういうことが地域を誇りにするのかということについては、ややもすると、お世話をいただくだけを求めてしまっているという傾向はございますので、学校の重点目標にはしているのだけれども、そのことについてはやはりもっと考え合わなければならないというふうに思っております。漫画についても、これは、本当に、私は嫌いですけれども、漫画の本で歴史を学ぶとか、たくさんありますよね。そういうようなもので子供たちがいっぱいそれにたむろしているということはいいことだとそんなふうに思っておりますので、これからも見守っていただきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 5番阿部加代子さん。



◆5番(阿部加代子君) 阿部加代子です。

 お伺いいたします。

 6ページにあります学校給食の充実についてお伺いしたいと思います。

 学校給食費の統一と公会計化についてですけれども、公会計になりますけれども、未納対策について、どのようにご検討されたのかお伺いしたいと思います。また、給食費の統一ですけれども、昨今、中国の冷凍食品の残留農薬が問題になりまして、食材への安心・安全の意識がさらに高まってきておりまして、また、原油高騰の絡みもありまして、ある自治体では給食費をそのままではやっていけないということで、回数を減らしたり、価格を上げるような自治体が出てきているようですけれども、奥州市はどうなのかお伺いしたいと思います。

 それから、7ページにあります学校図書館教育の充実についてお伺いしたいと思います。

 以前、一般質問でも取り上げましたけれども、図書数の確保ということで、国が定めます標準冊数を満たしていない学校が小学校で33校中17校、中学校で12校中6校、大変悪いところでは52%しか標準冊数がないという学校もございましたので、図書数の確保についてどのようにお考えになっているのかお伺いしたいと思います。

 それから、読書計画についても子供読書活動計画をおつくりになるというご答弁をいただいておりましたので、進捗状況をお伺いしたいと思います。

 それから、同じ7ページにあります小・中学校の再編についてお伺いしたいと思います。

 この前、読売新聞のほうに全国で公立の小・中学校がおおむね5年間で1,100校減るという新聞記事が載っておりました。

 これも新聞社の調査のようですけれども、大変驚きまして衝撃を受けました。当然、当市といたしましても少子化が避けられない状況にありますので、具体的に奥州市として、この小・中学校再編をどのように検討されていくのかお伺いしたいと思います。

 それで7ページにあります奥州市学校再編基本計画検討委員会のほうから答申をいただかれたようでありますけれども、そこには具体的なところまでは踏み込んでいないようですので、この再編計画の手順を間違えますと大変なことになるというふうに思います。新聞記事でも、学校の再編にかかわりまして、市長に対するリコール運動まで起こっているということで、やはり地域の住民の皆様、またPTAのご理解を得なければならないと思いますけれども、そういう点もお伺いしたいと思います。

 それから、最後になりますけれども、市長にもお話をすればよかったのですが、今、障害者とか障害児という障害の害の標記なのですけれども、漢字の害を使用しない行政が大変ふえてきておりまして、これは害という漢字の持つイメージが大変よくないということで、また、障害者の方々の気持ちを配慮した上で、漢字の害というのを使わないところが大変多くなってきておりまして、ひらがな標記に変えるところが多いようでありますので、その点、今後ひらがな標記に変更していただけないかどうかお伺いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) お答えいたします。

 まず最初に、給食についてでございますけれども、未納者の対策、それをどのように考えているかということからお答えしたいと思います。

 これにつきましては、本当にこのごろ新聞をにぎわせておりまして、本当にこういうことが耐えられるのだろうかと思うような子供たちに対する扱いが起こってしまっているところがあります。しかし、そういうふうなことは何とか、奥州市ではそうならないようにしたいと考えてございますので、まず、1つは、どうしても経済的に大変な方々がおりますので、その方々の中で準要保護になっていない家庭に対しては、何とか準要保護の支援を受けられるように手だてをとるということから始めたいと思います。そのことで大分未納者は少なくなるだろうと思っております。

 それから、給食センターの担当者がおりますので、1カ月の段階で保護者への連絡をきちっとして請求をしていくと、時期をしっかりとらえて行う。これが3カ月などとなってしまうと、これは大変納めるのが難しくなっているのが現実ですので、そうならないようにセンターの事務の方々にきちっと本人への連絡を徹底してもらうということを行います。

 これは胆沢区が非常に未納が少のうございますが、そういうことついて、非常に徹底しているようでございます。それから3つ目は、これまた、先ほどの3番議員さんの質問に重なってしまうのですが、学級担任、大変このことは負担なのですけれども、学級担任に頑張ってもらうように学年長、管理職、その連携でしっかり請求をしていくと。ただいま他市の極端な例にならないように未納者を減らしていく方法として、私ども教育委員会、それから学校と連携をしていくという策を立ててございますので、そのように進めさせていただきたいと思います。

 それから、本当に食の安心・安全がここまで不安になるのかということで給食をやめたらいいのかなどと、それぞれ弁当にして、おうちでしっかりチェックしてもらっての昼食にしたらいいのだろうかと本当に本気で考えたくなるくらい不安でございます。何か機械で冷凍の食品をそのまま入れることで、ガーとやって、そこに何とか反応が出ればこれは農薬が残留しているというふうに今調べているんだそうですが、そういうことをしなければ食べられない状態になっているということは、これはもう子供たちの教育に対しても本当によくないです。だれのことも信じられないという状態で、信じられないのだから何をやってもいいのだということを大人が率先して教えているということに私はなっていると思っております。ですので、何とか先日来調べまして、この冷凍食品については今のところは不安がありません。ですので、費用的には今までどおりで大体同じものを食べさせることができるというふうに判断を今はしておりますが、この先の中身については、産直の物、地場産の物を使うとなると高くなりますので、そのときにはご相談申し上げたいとそう思っております。

 その次に、図書館のほうの充実につきましての数的なことについては部長のほうに答えてもらいますので、読書計画のことについて先に答えさせていただきます。

 読書計画のことにつきましては、先ほども申し上げたのですけれども、学校ではきちんとした読書指導計画をつくって、それに基づいて指導をいたしておりますが、奥州市教育委員会といたしましては、読書推進協議会を立ち上げると前回お答えしていましたが、大変申しわけないことに、まだそこまで到達しておりません。しかし、立ち上げんと今生涯学習課で頑張っています。ですので、もう少々お待ちいただきたいと思いますが、とにかく急がなければならないと思っております。

 それから、学校再編につきましては、おっしゃるとおり本当に大変なことで、ようやく先ほどお話のあったように提言がまとまって、私、いただきました。

 この奥州市学校再編基本計画検討委員会という中で考えましたことは、大変な根本的な理念から、本当であればどことどこの学校が一緒にならなければならないですというふうなことも出せばいいわけなのですけれども、それについては今回はいたしておりません。

 これからそのことについてどう進めるかといいますと、この検討委員会は各区から3人ずつ代表の方をお願いしておりますので、この3人の方プラス、さらに各区でそれぞれの立場の方々をお願いして、各区ごとの検討会をこれからしていかなければならないと思っております。そのときに、このつくり上げた提言をもとにして、どう考えていけばいいのかということについてしっかりと検討していただいて、適切な教育環境を整えていくということをしていきますが、それについては次年度からしっかりと取り組んでいこうというふうに思っておりますので、本当に慎重に進めていかなければならないとそう思ってございます。

 障害の害、昨年までは特殊教育という言い方をしておりましたが、これが今は特別支援教育というふうに変わりました。

 この特別支援教育という表現でいろんな文書をそろえていっているさなかなのですけれども、おっしゃられるように、確かに障害の害が、害を及ぼすほうの害ということではこれは配慮の足りない表現だと思いますので、これについては、たくさんこれに関する計画もろもろがあるものですから、一度に直すことはできないと思うのですが、このことについては検討してまいりたいとそう思います。

 では、残りは部長からお願いします。



○議長(小沢昌記君) 会議を6時まで延長します。

 小原教育部長。



◎教育委員会教育部長(小原清子君) 学校図書室についてお答え申し上げます。

 図書標準を達成している学校ですが、小学校33校のうち17校が標準に達しております。中学校が12校のうちの5校です。残り、小学校につきましては3校が50%から75%未満の数になっております。75%以上100%というのが13校でございます。中学校が同じく50%から75%が2校、75%から100%未満というのが5校ということでございます。

 予算額につきましては、19年度、20年度、同額で予算計上をお願いしております。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 5番阿部加代子さん。



◆5番(阿部加代子君) 阿部加代子です。

 ありがとうございました。

 まず、学校給食の公会計についてですけれども、さまざま未納対策についてはお考えのようですけれども、今までとそんなに変わらないのかというふうに思いましたけれども、私会計のときもまじめに払っていらっしゃるご家庭が最終的にはその負担がかかっていたと。払えるのに払わないご家庭に対してはどうするかということでございまして、なかなか支払いが大変なところは準要保護とかという手だてをとっていただければいいと思うのですけれども、払えるのに払わないご家庭に対してどのような対策をということで。さまざまなほかの自治体の事例もあるようですので、ぜひ、もう少し具体的に手だてを考えていただきたいというふうに思います。でありませんと、公会計になりますと、未納に対しましては税金で補てんをするような形になってまいりますので、もう少し具体的な未納対策を検討いただきたいというふうに思いますので、もう一度お伺いしたいと思います。

 それから、図書数の確保についてですけれども、予算が同じだということで今ご答弁いただいたのですけれども、国が定めています標準冊数に達していない学校があるわけでして、一度一般質問で取り上げましたけれども、そのときと変わっていないというか、中学校が1校減ったかという感じなのですが、やはり、しっかりと予算をつけていただきまして、図書数の確保に努めていただきたいというふうに思いますので、ぜひ、ご検討をもう一度お願いしたいと思います。

 それから小・中学校の再編についてですけれども、これはやらなければならないというふうに考えてはおりますが、やはり学校がなくなるということは、地域の住民の皆様にとりましては大変寂しいといいますか、マイナスイメージがあるわけです。でもしかし、その反面、子供たちにとって最適な学習環境はどうなのかということになりますと、これもまた、ある程度の人数の確保が必要だということであります。それをどうやってスムーズに進めていくかということなのですけれども、京都市東山区のほうで、小・中学校の7校を統合して小・中の一貫校の新設をということで、市の教育委員会にPTAが要望を出したというような件が載っておりました。

 自治会に関しましては、住民をまとめていただいて、PTAが学ぶ環境を考える。学校や市は教育内容を決めるということで、やはり、住民の皆様のご協力をしっかりいただいて、その上で再編をきっちり進めていただければというふうに思いますので、その辺の手順をしっかりとやっていただかないと大変なことになると思いますので、もう一度、その点、お伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、障害の害の標記につきましては、ぜひよろしくお願いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) お答えいたします。

 最初に、給食の取り組みについては変わりばえがないというご指摘でざいますが、これについてはきちんと徹底をすることで、大分効果があると思いますので、まず先ほど私が申し上げた3つのことについて徹底をしたいと思います。

 支払えるのに支払わない人に対して、何らかのもっと厳しい手だてをとるべきだというご指摘かと思いましたけれども、給食費に関しましては、確かにこちらでは食べさせておるということでありますが、子供たちにとっては自分の食事が親の無責任さで保障されないということを思わせるようなそういう方法は、私はよろしくないと思っておりますので、親に対してもっと徹底した方法で求めればいいのだというご指摘だと思うのですが、これについての策は大変難しいと私は思っております。ですので、そうなる前に何とか納めてほしいということの行動を徹底したいというふうに考えておりますので、もう少々、どういう状況になるのかということの時間をいただきたいというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。

 それから、再編のことについては、地域にとっては大変マイナスイメージだというお話ですけれども、私はそうとは限らないと思います。子供にとって、どういう勉強の場が大事なのかということをよくわかっていただくことで、大抵保護者の皆さんは理解をしてくださいますので、その保護者に対して地域の皆さんが何とか理解してくださるように進めていけるような、そういうことをしていかなければならないと私は思っておりますので、どういう規模で勉強するのがよくて、どういう方法で子供たちが交流しあうのがよくてということのよさを十分にわかってもらうまで私は粘っていきたいというふうに思っております。

 それから、図書数の確保でございますが、これについては努力をしてまいりたいと思いますので、確保のための努力をしてまいりたい、そういうふうに思いますのでよろしくお願いいたします。



○議長(小沢昌記君) 5番阿部加代子さん。



◆5番(阿部加代子君) 阿部加代子です。

 学校給食の未納対策についてですけれども、公会計になるということで、20年度入っていらっしゃる新入生のPTAのご父兄の方にこれから説明があるわけですけれども、公会計になるということは税金と同じような扱いになるということだと思いますけれども、例えば収納対策室との連携とかは考えていらっしゃるのかどうかお伺いして終わりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) そのことについてはまだ検討しておりませんでしたので、今後検討してまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 5時15分まで、10分間休憩いたします。

               午後5時5分 休憩

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               午後5時15分 再開



○議長(小沢昌記君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、教育委員長行政方針演述に対する質問を続けます。27番遠藤敏君。



◆27番(遠藤敏君) 27番。

 簡潔にまいります。

 5ページ、中学生の海外派遣事業についてお伺いいたします。

 これまで区ごとに実施しておりました中学生の海外派遣事業を、平成20年度からは、全市事業に統一して、さらなる充実を図るというふうに示されておりますが、全市事業に統一するということは、どの場面で決まったのかということ。

 それからもう1点、確認するわけでありますが、今まで中学生交流を続けてきていた胆沢区の韓国、あるいは衣川区のニュージーランド、前沢区のアメリカについて切らなければならない理由は何なのかお伺いします。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 合併協定事項で、この中学生の海外派遣事業は平成20年度から統一をするということが協定項目としてありまして、そのことについて私たちも各区で行われておりますものをよく見て、そして最終的にはこの一つのラインに整えるというふうに決めたわけですが、こういう答えでよろしいでしょうか。

 それから、切る理由は何かということですね。それぞれの区ごとに子供たちがそれなりの活動をするのは、それはまたそれで悪いことではないのですけれども、奥州市の中学生同士の一体感を醸成するということからいうと、一緒に海外に行って、ホームステイをして、そして向こうの世界をよく見てきてという、同じ体験をさせるということに私は価値があると思いますので、このようにそろえていきたいというふうに考えました。ただ、海外派遣の人数は、経済的に十分取れないだろうということで、もう一つ、体験学習としては、その先に書いてありますように中学生科学体験研修というこの方法もとろうということで、子供たちの体験研修は2本柱で奥州市の子供たち全員共通の取り組みをしていこうというふうに考えた次第です。

 以上です。



○議長(小沢昌記君) 27番遠藤敏君。



◆27番(遠藤敏君) 協定項目と言われればなかなか難しい部分がありますが、本当に切るのであれば、韓国、ニュージーランド、アメリカの学校にどのようにそういった話をしているのか。そしてまた、子供たちもいるわけですけれども、どのような説明をしていくというふうに考えておるかお伺いします。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) お答えいたします。

 切るという表現をなさるわけですけれども、そうではなくて、それぞれの区ごとの研修をまとめて奥州市としての体験研修になるのだというふうに説明はしております。ですので、韓国については今度のこの会で終わりますので本当にいろいろとお世話になりましたというようにまとめておりますし、前沢区のほうは、今度のことしの5月に来ますが、それでさよならパーティーをするというふうな、そういうそれぞれ一つ一つ、締めくくりをしながら取り組んでおります。



○議長(小沢昌記君) 27番遠藤敏君。



◆27番(遠藤敏君) この文章には、この交流を通して、生徒に文化的な素養や資質を身につけさせるとともに、国際的視野を広げ、国際社会の発展に貢献できる資質や能力を培い、本市の次代を担う青少年を育成していくのだというふうに書いてありますね。それで協定項目で決まっているから一本化してしまうのだという話で、本に書いてあるとおりみたいな話ですけれども、私は教育現場にいてそのことをどのように思っているのかということを聞いてみたいです。本当に、今までそれぞれの区がそれぞれの学校とつながりを持って、積み上げてきた実績とか信頼なんかがあるのですけれども、本当にその進め方によっては、日本に対する信頼まで関係するくらいの話だと思うのですけれども、合併協定で決まっていると言われればそれだけなのですけれども、教育長としてそういったことをそういうふうに進むということに対してどのように、あるいはまた、もしかして何らかの方法で進む道を模索する考えはないのか。新たに一本化するといっても、私が見た範囲では、オーストラリアというのは今まで中学生の交流にはなかったのではないかと思うのですけれども、今まであった中学生の交流のところを選ぶのが本来ではないかと思うのですけれども、ちょっと私の思い違いだろうか、その辺をちょっと含めて確認したいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 特に、議員さんは前沢区の実践のイメージが大変強いのだろうと思うので、今のような発言になっているのかと思いますが、学校ごとの交流ということで進められてきた区もありますし、そうではなくて子供たちにこういう体験をさせるということで、それぞれの相手がその年によって変わっていった学校もあるのです。ですので、願わくば、ことしちょうど、前沢区の交流は10年ですので、本当であればさらにまた10年というふうに続けていければいいなということは、私もそういう方法がないものかと随分探ってみました。そのことについてはなかなか難しいという判断で、それぞれの区ごとの事業はここできちんとお礼を言いながら、終わりにしようということに結論づけました。確かに、私が一番最初に合併協定項目がありましたというふうな言い方をしてしまいましたが、これにもあったのですけれども、何より最初に申し上げたように、奥州市の市内の中学生が同じオーストラリアに行って、そして同じ交流をしながら、奥州市の中学生たちの交流もしながら交流をするということについては、実は、大人になってから急に奥州市5区の大人同士の交流をするより、中学生の段階で交流をするということは、ずっと早く子供たちがお互いを認め合えると私は思っております。ですので、可能な限り、5区が一緒になるそういう交流事業をつくっていきたい、そう考えておりまして、それの一つが、来年度から行いますオーストラリアの訪問、それから先ほど言いました筑波の研修と、こういうもので進めてまいりたい。そしてさらには、先ほど19番議員さんにお答え申し上げたような各学校の生徒会の代表者たちの交流というふうなそういうものに位置づけていただければありがたいというふうに思います。

 以上です。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 41番渡辺忠君。



◆41番(渡辺忠君) 今、27番議員の質問の中で、今度の中学生の海外派遣先が、グレーター・シェパートン市に決まった経緯をお知らせいただきたい。この施政方針で姉妹都市であるオーストラリアのグレーター・シェパートン市と行き先がはっきりと方針に出ているものですから、これまでの経緯をお知らせいただきたい。

 それからもう1点は、今まで従来、各区の子供たちが、目標は同じですよね。国際的な社会発展に貢献あるいは視野を広げるという目的は恐らく各区ともこういう目標でやってこられたと。それで、韓国あるいはニュージーランド、アメリカ、それらの評価をどのようにされたのか。その辺を検討されただろうと思いますので、その辺の経過をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) まず最初に、それぞれの交流している相手の価値、どういうようにそれを評価していたかということです。これにつきましては、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア、それぞれ、そして今度のオーストラリアのような南半球の国というふうな、そういうようなそれぞれの国々には、それぞれのみんな特徴がありますので、私はどこの国との交流が大変価値があって、どこの国との交流がそうでもなかったということはないと思いますので、韓国との交流は、やはり一番身近な国ということで、こんなに身近な国なのにそれぞれ実は学校の生活の仕方などもこんなに大きく違っていたのだというふうなことがわかって、子供たちにとっては大変、貴重な体験だっただろうと思います。そして、向こうからも来ていただいて、それで胆沢区の家族みんなで迎えているというああいう雰囲気は、大変貴重なものだとそう思っております。

 それと同じように前沢区では、前沢中学校とブルジャンとが学校同士の交流をしていたということで、市長室にも来て、向こうの校長があいさつをするというふうな場面も、特に前沢区の場合はあったわけですけれども、ああいうふうなアメリカのカリフォルニア州での生徒たちの生活の仕方は、大変これもよかったわけですし、可能であれば本当に続けたらいいのかとは思っております。ただ、それを広げるという先ほど質問があったわけですけれども、それはちょっと前沢区の場合には検討してみましたが無理でした。

 それから、衣川区は今ニュージーランドに行っておりますけれども、これにつきましても、ことしは4人の生徒が行っております。本当に4人で行けるということはとってもいいことなのですけれども、もったいないです。もう少し人数を多くして、ともに行ったほうがいろんな交流もできていいだろうなとそう思うのですが、でも、今、向こうからの連絡を受けると、とても暖かくて、とてもいい体験をしているということで、地域としてもニュージーランドはいろんなかかわりがあるのでいいところだと思います。

 それから、江刺区と水沢区はなかなかそういうふうな大きな交流はしていませんでしたので、水沢区は一昨年から、もうしておりませんでしたので、これについては今私がコメントすることはできません。

 ということで、そのようなそれぞれの国等の特徴はありますので、どの国とやったらいいかということを考えたというところから経過が始まります。それは、今のそういうそれぞれの国のどれかにすることも一つの方法だったのでありますが、やはり私たちは、本市の姉妹都市になるというオーストラリアのこのグレーター・シェパートン市が交流の相手としては最適だというふうに思いました。姉妹都市という位置づけで交流できるということは、ただのホームステイをして学校で勉強をするということ以上に、それぞれの市や国の交流ができますので、そういう立場を大事にしていただけるということから、オーストラリアのグレーター・シェパートン市、姉妹都市というところで進めようというふうな考え方で決めました。

 以上です。



○議長(小沢昌記君) 41番渡辺忠君。



◆41番(渡辺忠君) わかりましたが、オーストラリアに決定した経緯を今お聞きして、最適だという判断をされたということでございます。ただ、ここで大事なことは、従来、各区の中学生がやはりずっと何年間も続けてきた海外派遣で、行き先が変更になるときは、やはり余程慎重に子供たちの思いというのをしっかりとらえないと、教育委員会あるいは大人たちがそういう行き先を決めるときは、やはり子供たちはまた来年も同じ、例えば韓国でしたら、来年韓国に行けると。行ってきた子供たちは、こういうところを見てきたほうがいいよと伝わっているのです。平成20年度からオーストラリアに変更になったと。ああ、残念だったという思いを恐らくされると思うのです。そこをしっかりと子供たちにわかるように、納得させるような説明をしないと、行き先を変更したのは大人たちだということにならないように、私はそこを大事にしていただきたいと思うのですが、その辺をどのように対処されようとしているのかお聞かせいただきたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 実は今、このように市からの派遣ということで、海外派遣をしている市は余り多くないのです。なぜなら、財政的に大変だからです。ですので、こういうように市として子供たちの体験を保障するということは、私は奥州市としては自慢していいのではないかとそういうふうに思っておりまして、ただ、12校という大変多い学校数になりましたので、どの学校にも、どの学校の生徒たちにも満足させるような内容にすることが大変だと思っているという、これが今の私の悩みでございます。

 ところで、それぞれの区で今までずっと積み重ねてきたものに対して、ここで切るということになることが、本当にそれぞれの家族関係もあるでしょうし、残念だということなどなどがあると思いますので、どうしてこういう形に決まったのかということについては、それぞれの学校にしっかりと説明し、それから学校長からは保護者の皆さんにも説明をするということは、ご指摘のようにしっかりとっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。



○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。



◆14番(千葉悟郎君) 何かもとに戻すようで大変恐縮なのですけれども、1点だけ、それにかかって、2つ質問したいと思っているのですが、学校図書館の補助員なのですけれども、ここに江刺区の小・中学校のそれぞれ1校ずつ配置するということなのですけれども、水沢区はもう全体なのですよね。ですから、お金の問題だというふうにお話しされるのだろうと思っているのですけれども、いつごろまでにこういう全体に完成すると言ったら語弊があろうかと思っていますけれども、余り長い時間をかけないで、本当は配置すべきだというふうに私は思っていますので、その辺の見通しを教育長に聞きたいと思っておりますし、それから、教育委員長に、申しわけございませんけれども、今まで議論されたというか、いろんな、読書はどうしてやるのかと、人格形成上、この読書、今学校図書館のことでお話しされておったものですから、そういう点で、難しいことは私は何も言うつもりはありません。ここにも学校教育法だとか、学校図書館法だとか、そういうのがありまして、何クラス以上には設置しなければならないと実をいうとあるのですけれども、そのことについてはお話し申し上げませんけれども、そこで読書活動活性化のためとここに書いてありますけれども、教育委員長の長い経験上、読書というのはどういうことで大変必要なものなのか、その辺のご所見を実を言うとお聞かせいただければと思っているのです。そういうことで、難しいことではないと思っていますので、その辺、端的にお話しいただければとこう思っております。

 以上です。



○議長(小沢昌記君) 千葉教育委員長。



◎教育委員長(千葉啓一君) 読書にかかる長年の体験といいますか、感想といいますか、いろいろな事例がありますが、やはり37番議員さんのお話にあったように、傾向としては、家庭でしっかり読書に取り組むような親の習慣があるところは、子供たちの読書量が多いというふうな、それで、親と子供たちの関係でそのような運動をしている学校も近くにはあります。それから学校のほうも読書をすることによって、物を深く見たり、あるいは思考が広がったり、暗記をする、追記をする、こういうすばらしい考え方をする人はいるのだなというふうなことの、要するに字を一つ一つ丁寧に読むことによっての、何と言いますか、他人を考えるとか、人間のすばらしさ、そういう物すごい裾野の広い活動でございます。そういうことで、やはりこれは学校を初め、地域、家庭、そういうところはこれから特に、ゲームの社会になったり、テレビの社会になったり、パソコンの時代になってきました。やはり教育なのですが、変えていいものと変えてはならないものがあるわけでありますから、変えてはならない習慣の中にこういうものを位置づけておくと、そういう必要があるのだろうとそのように思っております。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) そういうことで何とか、学校読書をしっかり取り組むだけではなくて、家庭でもしっかり読書させたいとそう願っているわけですが、それについても本に興味を持たせなければならないわけですから、それには司書が大変貴重です。ですから、その司書の配置を頑張っているわけですが、残念ながら、ここに名前がついているように、図書館司書補助員というそういう形でしかただいま配置ができていないということは大変残念なのですが、これからしっかりしていかなければいけないと思っております。

 ただいまのところ、水沢区、それから前沢区、胆沢区は全部に配置しておるのです。あとは江刺区になるわけですので、江刺区、これから11小学校、2中学校が残っておりますのでここにつきましては、今回配置する司書さんに、午前中、午後というふうに回ってもらうようなそういう工夫をしながら、まず、今行っていないところについては補助いたしますし、ご指摘のように何とかもう少し早く全部の学校に配置できるように努力してまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。



◆14番(千葉悟郎君) 教育委員長にご高説を賜りましたのですが、私も感ずるところがあるのですけれども、読書するということは、実をいうと、幼児のときは絵本を見たり、そしてだんだん、成長過程によって、あと本を読むようになっていくわけですけれども、それは何なのかということをやっぱり根本的に考えていかなければならないのではないかと私は思うのです。それは、私は究極的には、やっぱり、最終的にはすばらしい人間になることだと。そしてすばらしい人生を送れるように育っていくことが大事なのではないかと思っているのです。ただ、何もそれがすばらしい人生なり、すばらしい生き方になるというのが、何も市長さんになるとか、内閣総理大臣になるということではなくて、その人間として、やっぱり充実した人生であったと、そのための読書というのは、人が書いたのをなんですけれども、そこから学びとる。というのは、我々というのは自分はどういう人生がいいのかどうなのかというのはわからないのですよ。それもましてや、小学校、中学校、高校生、若い人たちにとっても、どんな人生がいいのかということは、わからないと思います。ですから、そういう、例えば、文学なら文学の中から一つの人生を、何も読書だけではないんですけれども、先ほど37番議員もお話しされましたように、家庭のお父さんやお母さん、おじいさんやおばあさん等の中から、その方々から教え学びとる。学ぶ。これもまた、どういう生き方がいいのかということで教えられていくことなのです。私はそういうふうに理解しております。

 私、実をいうと、教育長と同じで、漫画というのを余り、子供のころは見ました。段階的な成長過程で、漫画も必要です。確かにどなたかが今現在漫画も文化になっていますということを話されました。漫画はテレビと同じで、何も考える必要がないのですね。いろいろご意見等もあろうかと思っていますけれども、これだけやっていると本当に発想が違う。実をいうと、読書をするというのは行間から想像をすることができるのです、人間というのは。そういうことが大事なのです。だから読書をする習慣というものを子供たちに植えつけていく、子供たちのときにつけていく、私はそういうことだと思っています。何も偉くなるとかそういうことではない。すばらしい人生であってほしいとそう思っていますから。私の考え方が違うというのであれば、どうぞご意見等をお聞かせいただければ、ご指摘いただければと思っていますが、どうぞ教育委員長、ちょっとその辺のところお話しいただければと思いますが。



○議長(小沢昌記君) 千葉教育委員長。



◎教育委員長(千葉啓一君) 考えが違うときにはというふうな条件がありましたが、同じような考えだというふうに思っています。やはり、読み返してみたり、時間をじっくりかけてみたり、文章の表現を味わったりすると、それぞれの筆者が考えている深さがわかってまいります。ほかの分野にも波及してまいります。そういう考え方でいいのではないかと同感でございます。



○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。



◆40番(及川善男君) 2点、簡潔にお伺いいたします。

 まず、教育行政方針1ページに言ってみれば前文といいますか、この平成20年度の奥州市教育員会の教育方針の総称的な部分が記載されているのだろうと私は思います。

 これに基づいて、以下、具体的にというように展開されているのがこの教育行政方針の文脈だなというふうに理解しました。

 それで、平成18年度、平成19年度と今年度を読み比べてみました。それで、ちょっと違和感を感じたのは、今年度はいわゆる奥州市の今後の教育の基本的な計画を立てていく大事な年だという認識になりました。ただ、その後のくだりに、この計画を効率的・効果的に推進していくためにということで、歴史遺産課とスポーツ日本一支援推進室を設置するなどというふうに、特化して記載してあります。私は、本当に今、教育委員会が奥州市の教育を考えたときに、世界遺産は7月ですから、市長部局と一緒になってこれは推進していくことなのでしょうが、今こういう表現で本当にいいのだろうかというふうに、平成18年度、平成19年度を見て感じました。まず、この辺の表現が出てきた考え方についてお伺いしたい。

 それから、2つ目は、これは教育委員会の基本的な姿勢ということで、昨年6月議会に私は教育委員長の見解をお伺いしました。たしか就任したばかりで、大変失礼な聞き方をしたというふうに思っていますが、いわゆる奥州市競馬対策推進本部へ教育長と教育部長が加わっているということについて、教育委員会という性格上、果たしていいのかというふうにただしました。当時、そのときの教育委員長のご答弁は、県令第3号第3条3項を受けて、いわゆる行政組織の一員として加わっているのだというご答弁でありました。私は、その後この問題はどのように検討されたのかお伺いしたいと思います。本当に子供たちの教育に責任を持つ教育委員会が、来年度もこうした組織に籍を置いて教育を進めていくということでいいのかどうか。来年度の教育方針を検討されるに当たって、この問題はどのように検討されたのかお伺いしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) お答えいたします。

 16行目のところの、この計画を効率的・効果的に推進していくために歴史遺産課とそれからスポーツ日本一支援推進室を設置するなど、強化を進めてまいりますというこのくだりが、本当に、この「はじめに」のところにふさわしいのかというご指摘だと思いますが、基本計画を策定いたしまして、その内容についてはもちろんしっかりと進めてまいるのですけれども、その中で、効率的・効果的に今急がなければならないものについてという意味でこのように書いたものでございますので、このことについて、ほかのことについての決意が弱いのではないかというふうに、もし、とられるのであれば、この表現に少し不十分なところがあったと思いましたが、効率的・効果的というところの部分をそんなふうに受け取っていただければありがたいと思いますので、そういうふうに表現をしたつもりでございます。

 もう一つの競馬対策推進室のほうのことにつきましては、その後どういうふうに考えたかということにつきましては、あの折にお答えした、一員としてであるということについては変わっていませんので、そのようにお答え申し上げたいと思います。

 以上です。



○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。



◆40番(及川善男君) 後段のほうからお伺いをします。

 多分検討されていないのだろうというふうに思います。この問題は、教育委員会で話題にしたことがありますかどうかお伺いしたいと思います。

 教育長と教育部長がメンバーとして加わっているわけですが、今後平成20年度も引き続き、市長部局が推進する競馬振興に教育委員会が加わって進めていくことがどうだというふうにお考えなのでしょうか。その点お伺いします。私は、改めるべきだというふうに考えますので、この点お伺いします。

 それから、1ページの問題ですが、私はやはりここの部分はもっと総称的に、本来、今、2ページ以降を見てみますと、本当に今力を入れなければならないところは、もっとあるのだと思うのです。ありますよね。それらがもっと前面に出てくるような教育方針であるべきではないかと私は思います。その点についてお伺いします。



○議長(小沢昌記君) 千葉教育委員長。



◎教育委員長(千葉啓一君) 6月議会の後の教育委員会のときに、議題としてではなかったのですが、こういう質問があって、こういうふうな答弁をしておいたという報告のようなやつは、実はしてあります。そのときの考え方は、教育委員会は独立機関でありますが、奥州市行政機構の一端であると。どこの組織にもいろいろな決まりがあるように、会議招集を受けた場合には、やはり出る必要があるのではないかというふうな3条3項の適用の問題、そのことも説明をしたつもりであります。それを受けて、今後どのような身の処し方をするかということについては、結論は出しておりませんが、いずれ、あの質問を受けて、答弁をして、その後大分いろいろなところにお互いが出席をしたり、お話をしたり、参加をしたりするときには、直接ではないのですが、やはり演えき的なブレーキの役目はしておったのではないかと、そういうような思いを大切にしながら、あの場は過ごしました。よって、これからこの会に、いろいろな場面が想定されますが、参加することが妥当なのかどうか、これは逐一、やっぱり吟味をしながら参加をして、誤解のないようなやり方をしていく必要があるのだろうというふうな思いで今答弁に立っております。

 以上でございます。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 再度、お答え申し上げます。

 この16行目からのここのくだりにつきましては、ご指摘のことも納得はできるわけでございますけれども、平成20年度に特にこういうことを立ち上げて取り組みますということを、一言紹介をして、「さらに」という最後の3行から次のページまでのこの人材の育成に取り組んでまいりますというところが最も大切な結びとなってございますので、そちらをしっかりと私どもは覚悟してまいっておりますので、そんなぐあいにとらえていただければ幸いでございます。



○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。



◆40番(及川善男君) 競馬対策推進本部の件ですが、私は、これは平成20年度はぜひ市長のほうと協議をして、教育委員会はこのメンバーから外れるべきだというふうに思うのであります。競馬事業の実態からすれば、これが私は妥当だとは思いませんが、実態からすればますます行政がてこ入れをするというような方向にいくのではないかということも懸念されます。そうしたときに、果たして教育委員会として、教育委員会の教育長、教育部長という立場で、これらの組織のメンバーに加わっていること自体が、果たしていいのか、妥当なのかという点は、ぜひ教育委員会で検討してほしい。市長のほうとも協議してほしいというふうに思います。私は平成20年度は外れるべきというふうに考えますが、その点について最後にお伺いします。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 先ほど委員長が申し上げたとおり、そのことについてこれから協議をしてまいりたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 会議を6時30分まで延長いたします。

 12番及川俊行君。



◆12番(及川俊行君) 12番及川でございます。

 それではお尋ねをさせていただきます。

 2ページでございますが、生きがいある生涯学習の推進の中で、生涯学習環境の充実ということがございます。

 この中で、各施設、機関等々、全庁的な推進体制のもとに進めてまいるというふうに謳ってございますが、具体的な施策取り組みについてお考えをお尋ねさせていただきたいと思います。

 それから、4ページでございますが、3番議員が質問なされたものでございますが、不登校対応についてお尋ねいたします。

 県教委が平成18年度の部分だったと思っておりますが、岩手県の不登校児童について、小中高含めて、たしか1,200人ぐらいあるというふうに言われてあったのですが、その中で530人ほどは専門的な相談を受けていないという情勢であるということをお話しいただいたことがあるわけでございます。そういうことを考えますと、今度示されたこの内容で、奥州市として不登校の児童・生徒に対する対応が可能かどうかについてお尋ねをいたしたいと思います。

 それからもう1点、お尋ねします。

 9ページでございますが、豊かな人間性をはぐくむ社会教育の充実についてお尋ねをしたいと思います。

 社会教育委員会議の充実と社会教育施設長会議の定期的な開催による連携の強化を図るとともに、幼稚園、小・中学校、公民館における家庭教育支援の事業の展開に力を入れてまいるとうたってございます。

 どのような内容をお考えなのかについてお尋ねしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) お答え申し上げます。

 まず最初に、生涯学習環境の充実につきましてはということで、小・中学校、公民館、図書館、生涯学習センター、地区センターとの連携を強化し、全庁的な推進体制のもとに対応の生涯学習の展開と情報の提供を行ってまいりますということで、全庁的にということのそれを具体的にというご質問ととらえましたが、全庁的にということはまさにその上にありますように、学校だけではなく、公民館だけではなく、図書館だけではなくという、そういうことでこれらが横のつながりを持てるように連携を強化してまいるという意味での表現でございます。

 それから、不登校につきましては、本当に何度もご心配のご質問をいただくわけですけれども、これで本市の子供たちに対する対応は十分であるかということですが、今までも全部に対応しておりますので、今度もさらに、きちんと気持ちを引き締めて、それぞれの必要な場面に生徒・児童をしっかりと対応させるようにしてまいるつもりでおりますし、まいれるものとそんなふうに思っております。

 それから、社会教育推進体制の充実の家庭教育支援事業の展開で、どういうことかということですね。これにつきましては、実は、たくさんやっておりまして、家庭教育支援の総合推進事業の例としては、幼児期講座、それから小学校入学児講座、中学校入学児講座、父親の家庭教育参加促進事業などなど、保護者会とか参観日の機会を利用するとか、そういう講座をつくるとか、そういうことについてもろもろ実践をいたしております。成果としては、内容がとても具体的で、大変ありがたかったという回答が来ているということになってございます。

 以上です。



○議長(小沢昌記君) 12番及川俊行君。



◆12番(及川俊行君) ありがとうございました。

 それではもう一つだけお尋ねしたいわけですが、十二分に対応できるかというふうな中身の中で、それらしいお答えをいただいたわけですが、この中で4点目にございます特殊支援教育との関係も含めてでございますが、例えば、対応が不足する場合、電話とか先生方が大変苦労しているというお話もあったわけでございますが、手紙とか声がけ指導とか、そのようなこともうちにいる子供にとっては大変心の和らぐ、初めてお会いする方々とは違った心の開き方が違ってくるのだろうと思いますが、こういうことは今までなされていたのか、それから今後そういうことをやられる内容で検討されているのかについてお尋ねをしたいと思います。

 それから、もう1点でございますが、社会教育関係のことでございますが、先ほど話の中で、前沢区のお話もいろいろあったわけでございますが、地区センターには、前にもお尋ねした経緯があるわけですが、社会教育指導員のいない地域ということが実質あるわけでございます。それらのカバーの仕方をどのような対策をお考えであるかをお尋ねしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) まず最初に不登校対応についてでございますが、これにつきましては、本当に非常にデリケートでございますので、直接担任が会いに行って、すぐに子供がそれに返事をするなんていうことはなかなか難しゅうございますので、電話で声をかけるとか、手紙をあげるとか、親だけにこっそりと接してみるとか、そんなふうにいろんな工夫については今までもしておりますし、これからもそういうことについては、何度も研修会を持っておりますので、どういう方法が最もいいのかということについてを、個に応じてしていかなければならないと思っておりますので十分注意をしてまいりたいと思います。

 それから、地区センターにつきましては、次年度は公民館長と地区センター長は1人で兼務をしていただくわけでございますので、公民館活動につきましては、補佐を配置いたしますし、それからそれぞれの施設によって人数は異なりますけれども、社会教育指導員を全部の館に配置をいたすようにしております。それから地区センターのほうにつきましては、地区センター長は先ほどの兼務に、それから、スタッフといったらいいか、活動員をそれぞれ配置するという体制で取り組んでまいるようにいたしておりますので、それで大丈夫かと思っております。

 さらに、江刺区の生涯学習センターには、平成20年度には2名の社会教育指導員を増員するということになっております。

 以上です。



○議長(小沢昌記君) 12番及川俊行君。



◆12番(及川俊行君) もう一度確認をさせていただきますが、公民館長補佐が社会教育指導員的な内容で取り組むということの理解でよろしいのでしょうか。

 今、教育長からの答弁の中で、公民館の中で館長補佐がそれの任に当たるというお話をいただいたと思うのですが、そうすると江刺区の場合は特にも、公民館長補佐が地区センターの補佐も兼ねているわけです。その方が、社会教育指導員も兼ねて指導に当たるという理解でよろしいかどうか。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) その補佐の方が社会教育指導員的なそういう仕事もするのですかということですね。

 私ども教育委員会とのパイプ役は、補佐にお願いをするということになります。さらに、地区センターのほうには、先ほど申し上げたように、2名の社会教育指導員が配置されますので、この方には全館を指導していただくというふうになります。

          〔「関連」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 24番佐藤絢哉君。



◆24番(佐藤絢哉君) 1点だけ、12番議員との関連で質問をさせていただきたいと思います。

 生涯学習の推進でございます。

 生涯学習環境の充実については、小・中学校、公民館、図書館、生涯学習センター、地区センターとの連携を強化し、全庁的な推進体制のもとにやっていくのだというふうに答弁もありましたし、この教育行政方針にも書かれてあります。

 そこで、江刺区の例をとりますと、公民館費の予算が配分されていないわけです。そういう中で具体的にはどのような連携の仕方を考えておられるのでしょうか。この辺を具体的にお願いしますし、今までどういうふうにやってきたのか、そして、これからどういうふうに推進しようとしているのかお聞きしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 今までがどうで、これからがどうなるかということですね。

 江刺区の場合、それぞれの地区センターのセンター長は、先ほどもお話し申し上げましたように、公民館長も兼務しておりますので、公民館活動についても補佐とともにいたしてきたものなのですけれども、そこが十分に活動できていない、そういうところもありました。ですので、ことしは、先ほど申し上げたように生涯学習センターのほうに社会教育指導員を配置して、社会教育指導員が10館を総合的に指導できるようなそういう体制にしていくというふうに考えておりますし、補佐に対しましては、公民館活動のことにつきましての、家庭教育を中心にしますけれども、それについての務めもしていただくようなパイプ役になってもらうというふうに考えております。



○議長(小沢昌記君) 24番佐藤絢哉君。



◆24番(佐藤絢哉君) 生涯学習センターに2名の社会教育指導員を配置して、その方に全館を回ってもらうということのようですが、この2名で、果たして十分な社会教育といいますか、生涯教育が推進できるのでしょうか。今まで、そういうふうにやられてきたと。今後もそういう形でやるということのようですが、今までも2名でやってきたわけですか。いないの。では、今までよりは少しは前進するのだろうと、2名分は推進するのだろうと思いますが、2名で10館を回ると。そうした場合に、実際に公民館に予算が配分されていない状況の中で、予算的にはどういう形で公民館事業を考えておられるのかどうか。予算審査特別委員会でお聞きすればいいものかどうかわかりませんが、私はここのまず教育方針演述の中での基本的な部分についてお尋ねをしたいという考えから今立ったわけですが、内容については若干予算にもかかわってくるわけですが、いずれ2名の社会教育指導員が10館を回って何を指導するのかわかりませんですけれども、具体的にはどこからお金が出て、どういう事業をするのだという流れになるのでしょうか。その辺をお尋ねしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) お答えいたします。

 具体的なお金の流れにつきましては、部長のほうから答弁いたしますが、2名の社会教育指導員が今度新たに配置をして何をするのだという質問でございますが、各館のセンター長は、館長としての、私どもが開催します公民館長会議に出ていただいております。それから、補佐には補佐の会議に出ていただいております。ですので、生涯学習のどういうことをするのかということについては、館長と、それからセンター長ですが、補佐にはしっかりと認識していただいております。その2人の活動に対して、社会教育指導員というその2人は、それぞれ適切に回っていって、ともに活動するときもありますし、情報提供するときもありますしということでは、2人が回って10館も無理ではないかと思われるかもしれませんが、かなりの力になりますので、それを充実するようにさらにしてまいりたいと思っております。したがって、館長、補佐さんたちにしっかりと意識していただくということについては、ことしも大分取り組んでおります。来年はもっとよくなる予定でございます。



○議長(小沢昌記君) 小原教育部長。



◎教育委員会教育部長(小原清子君) 江刺区の地区センター、公民館の考え方について、お答え申し上げます。

 ご承知のとおり、江刺区は地区センターというふうなことで、そちらのほうに軸足を移した事業展開をしております。水沢区の場合は公民館に地区センターの機能を付加したというふうな形で運営しておりまして、そもそもの事業のあり方が違っております。それで、今回のほかの3地区での地区センターを立ち上げるに際しまして、今いろいろな取り組みをしているわけなのですが、従前から地区センターが存在してある江刺区と水沢区は今までどおりというふうなことで、今回は変更はございません。それで、江刺区での考え方でございますが、江刺区の公民館事業というのは、公民館事業費ということで予算措置はされておりませんけれども、地区センターのほうの活動費の中に、社会教育をする事業費というふうなことが盛り込まれて、地区センターのほうの交付金というふうにある程度の予算が交付されているというふうに理解しております。地区センター長が公民館長を兼務しておりますが、補佐は兼務発令が今のところ出ておりませんが、平成19年度から地区センター長も江刺区の地区センター長さん方も、公民館長会議に参加してもらい連携を深めております。平成20年度、さらに強化連携をしてまいる予定にしております。

 社会教育指導員に関しましては、平成20年度に新たに生涯学習センターのほうに2名配置して、全市対応して、さまざまな中心的な指導をしていただく予定でおりますが、今までも教育委員会内に2名おりまして、合計4名というふうな形で取り組んでまいります。今後、江刺区もその他も合わせまして、公民館のあり方というのをさらに協議されていろいろ進められていくものと思っております。



○議長(小沢昌記君) 24番佐藤絢哉君。



◆24番(佐藤絢哉君) 最後になりますが、いろいろご答弁をいただきましたが、今の地区センターのそれぞれの流れが違うということもあるでしょうが、いずれ私からすれば、今の生涯学習の推進に絡んでの公民館事業、これは格差があるのではないかというふうに思っております。そこで、今後これを将来このままでいいのか、あるいは奥州市としていい方向に同じ形で進めていく必要があるのかないのか、その辺だけをお聞きして終わりにしたいと思います。



○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。



◎教育長(菅原義子君) 江刺区の活動、水沢区の活動、胆沢区の活動、それぞれかなり皆さん思いがありまして、おらほうが一番よくやっているとおっしゃいます。ですので、私どもが見ている限りにおきましては、どの区もそれなりに味を出して取り組んでいただいておりますが、地区センターになって、そして動きが少し鈍くなったところがあったためか、若干、公民館活動が十分でない、社会教育活動が十分でないというふうに江刺区では言われがちでした。ですので、先ほど部長も、それから私も申し上げたように、センター長さんたちにも公民館長会議には出ていただいて、いろいろ交流をし合うという取り組みを繰り返してまいりました。まだそのことについて、十分できていないところがありますので、平成20年度は演述にも書いてございますように、その方向をさらに進めて、充実した活動になるようにしてまいりたいと思っております。

 以上です。

          〔「期待しています」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) ありませんね。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) 以上をもって、市長並びに教育委員長演述に対する質問を終結いたします。

 以上で本日の日程は全部終了しました。

 お諮りいたします。委員会開催等のため、明2月26日及び27日の2日間、休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって、2月26日及び27日の2日間、休会することに決しました。

 次の会議は2月28日、午前10時から開くことにいたします。

 本日の会議はこれをもって散会いたします。大変ご苦労さまでした。

               午後6時18分 散会