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岩手県 二戸市

平成18年  3月 定例会(第1回) 03月07日−一般質問−03号




平成18年  3月 定例会(第1回) − 03月07日−一般質問−03号







平成18年  3月 定例会(第1回)





1 議事日程(第6日目)
  (平成18年第1回二戸市議会定例会)
                           平成18年 3月 7日
                           午前  10時  開議

  日程第1 一般質問

2 出席議員は次のとおりである。(29名)
   1番     ―         2番  田 村 隆 博
   3番  田 代 博 之      5番  小笠原 清 晃
   6番  滝 沢 正 一      7番  三 角 日出夫
   8番  菅 原 恒 雄      9番  高 橋   昭
  10番  畠 中 泰 子     11番  鷹 場 美千雄
  12番  三 浦 利 章     13番  泉 山 節 夫
  14番  佐 藤 利 男     15番  菊 地 敏 彦
  16番  姉 帯 邦 臣     17番  新 畑 鉄 男
  18番  田 中 勝 二     19番  堀 口 勝 男
  21番  大 沢 孫 吉     22番  上 野   司
  23番  佐 藤 文 勇     24番  安ケ平 孝 悦
  25番  佐 藤 正 倫     26番  田 口   一
  27番  山 本 敏 男     28番  佐 藤 勝 三
  29番  佐 藤   純     30番  及 川 正 信
  31番  西 野 省 史     32番  鈴 木 忠 幸

3 欠席議員は次のとおりである。(2名)
   4番  樋 口 孝太郎     20番  米 田   誠

4 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名
  市    長   小 原 豊 明   助    役   清 川 明 彬
  企画政策室長   出 堀 満 則   総 務 部 長   長谷川 清 美
  市民生活部長   小保内 敏 幸   健康福祉部長   角 田 良 一
  産業振興部長   堀 口 貢 佑   建設整備部長   漆 原 憲 夫
  上下水道部長   尻 口 孝 雄   浄法寺総合支所長 樋 口 敬 造
  総務部総務課長  澤   典 雄   総務部財政課長  下斗米 隆 司
  教 育 委員長   柴 田 孝 夫   教  育  長   阿 部   實
  教 育 次 長   小 川 利 幸 選挙管理委員会書記長 澤   典 雄
  代表監査委員   梅 原 龍 雄   監査委員事務局長 千 葉 文 齋
 農業委員会事務局長 小野寺 孝 介   水道事業所長   尻 口 孝 雄

5 職務のため議場に出席した者の職氏名
  議会事務局長   松 谷 武 志   議 会 係 長   高 瀬 政 広
  主    事   藤 原 悠 治



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開議 午前10時03分

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○議長(佐藤正倫)

 おはようございます。ただいまの出席議員は26人であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。

 欠席届は、米田 誠議員、樋口孝太郎議員から提出されております。

 直ちに本日の会議を開きます。

 日程第1、一般質問を行います。

 通告順に従い、順次質問を許します。

 29番、佐藤 純議員。

〔29番 佐藤 純君登壇〕



◆29番(佐藤純)

 おはようございます。事前に通告をしてあります大きく2点について質問をいたします。

 まず、第1点の雇用の確保と産業振興についてでありますが、昨日同僚議員も質問をいたしておりますので、答弁は簡潔に願いたいと思います。本年1月1日、元日とともに新二戸市が誕生いたしました。早くも2カ月過ぎ去りました。その間、大雪と寒さの中の選挙戦でありました。そして、2月に入り、また県議の補欠選挙と選挙に暮れた2カ月間であったと思っております。新しい二戸市長が誕生し、活力と安心、歴史文化の薫る拠点都市の実現を目指して、スタートをしました。行政も議会も市民も合併してよかったと言われるように、前向きの建設的な意見、思想を持ってまちづくりを進めていかなければならないと思います。

 質問に入ります。県内の昨年12月の有効求人倍率は0.7倍にまで回復し、雇用情勢に明るさが見えてきた。問題は、正社員の求人倍率が0.34倍と相変わらず低いことだ。全国的には、正社員雇用が順調にふえている。トヨタ自動車は、2005年度は前年度を300人上回る約3,000人を採用し、期間従業員も900人を正社員雇用とした。また、有効求人倍率の地域格差も見過ごしにできないと思います。公共職業安定所ごとでは、北上の1.55倍、水沢の1.01倍に対して、久慈は0.35倍、二戸は0.43倍と、余りにも大きな開きがある。地元就職を希望しても求人がなければ、自宅を離れなければならない。過疎化に拍車をかける。若い高卒者の流出は、地域づくりに痛手となる。産業を活性化し、雇用の機会をふやすのは行政の責任であると思います。県は、新年度当初予算案に県北、沿岸地域の産業振興策を盛り込んだと思いますので、県と市はこれまで以上に連携を強め、企業の誘致、地場産業の育成に努めていく必要があります。また、企業誘致では、本県出身者と連絡網をつくることも大切であります。市内に高校が3校あります。若者の雇用の場を早く見出していくことが定住人口の増加にもつながります。誘致企業、地場産業、商工会、県と合体となり、早急に雇用問題に取り組んでいただきたいと思います。

 次に、産業振興について質問いたします。新二戸市の基幹産業は、農林業であります。特に、葉たばこ、漆、雑穀は日本一を期待しております。また、地場産業を生かした地域の食材、食糧等の食糧産業の形成と体験交流や滞在型観光など、新たな産業に取り組むべきだと思います。

 そこで、(1)の葉たばこ、漆、雑穀の生産体制なり、その産地形成をどのようにして進めていくのか。

 (2)、天台寺や九戸城等の観光資源と都市農村交流の促進、交流人口の増加など図っていかなければならないと思いますが、どのように進めていくのかお伺いをいたします。

 大きい2点目の安全安心な快適生活都市づくりについて質問をいたします。昨年の12月6日ごろからの雪降りとなり、日本全国で記録的な豪雪に見舞われ、死亡事故も多く発生し、大変な冬でありました。雪害対策本部等設置した市町村も多く見受けられました。我が二戸市でも農業施設パイプハウス9棟、公共施設2件などあり、幸いにも大きな災害に至らなかった。大雪も解け始め、道路わきのごみ、空き缶、枝折れ等、また側溝の破損、泥詰まり、ふたの欠損などなど、春解けと同時に市道、集落道が非常に道路環境が悪くなっております。早急に道路整備が必要となってきておりますので、昔ながらの道普請といいますが、トラクターやチェーンソー、トラック等、地域で持ち寄って道普請を行ってはどうか。行政区ごと、また集落ごと行った地区に燃料代や借上料など、一部助成をして、地域の安全、安心対策として取り組んではどうか。また、市道、地域集落道の穴埋めのパッチング、アスカーブの破損、ガードレールの曲がりや破損、カーブミラーの破損などなど、多く見受けられます。早急に対応し、整備や補修をしていただきたい。

 新二戸市誕生とともに、消防団も一つになります。1月3日、恒例の勇壮な出初め式が挙行されました。千余名の団員、65台の自動車ポンプ、小型積載ポンプ、浄法寺地区団の三十数名のまとい隊など、勇壮、責任感と心意気を天下に示すとともに、地域の皆様のさらなる防火意識の高揚に努め、安心、安全な社会づくりのために組織を挙げ、懸命に邁進している分列行進だったと思っております。今後2年かけて連合方式をとり、その間、検討委員会を設立し、検討課題に取り組んで進める方向でありますが、2点について質問をいたします。

 一つ目に、大世帯であります1,000名の団員の服装点検であります。はんてん、前かけ、ズボン、訓練服、安全靴等の統一すべき新調をしなければならないと思います。

 2点目に、団旗、屯所、ポンプ等名称の書きかえ更新、防火無線等、サイクルの変更など、大きく財政が必要となると思います。災害のないまちづくり、安全、安心を守る消防団であります。できる限りのご配慮賜りますように対応されたい。

 以上、大きく2点についての答弁をお願いいたしまして、質問を終わります。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 大きく2点についてご質問でございます。

 まず、雇用の確保と産業振興についてでありますが、ご指摘のように、県北地域の求人倍率は非常に低く、当地域における最も緊急な要請は雇用の確保だと思っておりますが、なかなか難しくて、これにどう取り組むか、産業全体の底上げを図り、また企業誘致に努めながら何とか雇用の確保に努めていきたいと、そのように思っております。ご質問の中にありましたように、岩手県では、県北・沿岸振興本部を県庁内に設置をいたしまして、これからの振興対策の推進を目指すということになっておりますし、また県議会で増田知事も所信表明の中で県北のこの地域、県北、沿岸地域の産業振興を取り上げまして、造船業や殖産業などの育成強化を図り、県央、県南や八戸経済圏とともに成長を目指すとしたほか、今後の取り組みについて、この地域の中小企業向けに特別融資制度を新設するなど、本庁と地方振興局が連携し、強力に支援する旨、述べておられます。今回の県の支援につきましては、長年の課題となっております県北沿岸と県南地方との経済的な格差是正が一つの目的になっているわけでありますが、私どもとしまして、みずからの努力によって地域の活性化を図り、格差是正に取り組んでいかなければいけない、こう思っております。県の施策の具体化については、これからいろいろとやりとりがあると思いますが、私どもはできるだけの可能性を探りながら具体化に努めていきたいと、そのように考えているところでございます。きのうもいろいろと質問ありましたように、産業振興を図る、農林業の振興と商工業、これら一連の1次から3次にわたる産業の連携を深めながらその新しい仕事をつくることと企業誘致という2本立てで進んでいかなければいけないと思いますが、これから県とのやりとりを非常に重く大事にしていきたい、そのように思っているところでございます。

 具体的な質問がございますが、その前に本県出身者と連絡網をつくることも大切だというふうにおっしゃっております。市の関係でいきますと、在京二戸人会、会員約600名、東京でございますが、それからふるさと浄法寺会、会員約740名という組織がありまして、これらには当局の方からも出席をして、年1遍でありますが、情報交換をして、二戸のことを理解いただき、また向こうの動きを教えてもらっていると、そういう機会も今後とも大事にしたいと思いますし、岩手産業人会という県の組織もあるわけでございまして、これにも出席をできるだけして、いろいろ情報のやりとりをし、その中に一つでも二つでも誘致企業、企業誘致の糸口を探したいと、そのように考えているところでございます。

 具体的な質問でございますが、葉たばこ、漆、雑穀の生産体制なり、その産地形成をどのようにして進めていくのかということであります。まず、葉たばこでございますが、ご案内のように、当地域は葉たばこの面積、販売、全国屈指の生産地になっているわけでございます。新二戸市で見ますと、17年産の葉たばこ販売の面積は全国ランキング1位610.4ヘクタール、販売額は残念ながら宮崎市にトップを譲った形になりますが、25億9,210万円と第2位になっております。何とか1位を取り戻さなければいけないと、そのように考えるところでございます。17年産におきましては、6月の天候不順、霜の被害などもありまして、16年産に比べて5億3,400万の減収になった。このことがかなり大きな痛手であったというふうに思います。しかし、1キロ当たりの販売代金1,800円前後と、県内でもちろんトップクラスの品質を確保したということは農家の皆さんの大いなる努力の成果であったというふうに思います。

 また、近年増加傾向にあります立ち枯れ病は、7月の日照不足などもあって、発生は余り多く見られなかったということでありますが、まさに今後の課題だと思っております。今後日本一の葉たばこ生産地として、二戸市の基幹産物である葉たばこ生産振興を図るために、浄法寺地区の葉たばこ振興協議会では2月に9カ所で座談会を開催して、18年産に向けた栽培技術の徹底指導や生産者の意見集約を行うなど、さまざまな取り組みが既に始まっております。関係機関団体である日本たばこ産業あるいは岩手県たばこ耕作組合、浄法寺地区あるいは旧二戸市の葉たばこ振興協議会と連携をしながら技術、経営面での支援体制を強化し、担い手農家の育成を図っていく必要があります。そのために、生産性向上を目指した省力化、機械施設の導入を推進し、労働力不足や労働時間を短縮し、作業の効率化を図るため、あるいは立ち枯れ病などの土壌病害の発生への対策、土壌消毒や残幹処理を徹底し、またソバなどとの輪作体系を図るとともに、良質な有機物の投入により土づくりも重要な施策となってこなければいけないと思っております。

 また、良質葉、たばこの葉っぱでありますが、を生産するための作業技術の改善も不可欠だと思っております。二戸市といたしましては、旧二戸あるいは浄法寺地区の葉たばこ振興協議会の早期統合を望みながら引き続き運営費の、まず助成を行っていきたいと思っております。

 また、岩手農業担い手総合支援対策事業におきまして、省力化機械の導入を進めておりまして、18年度におきましては二戸地区で畦間作業車5台、プラソイラー1台、クランプローラー1台、自走式防除機1台、高架型作業車3台、マニアスプレッター3台の導入を予定をしているところでありますし、また浄法寺地区におきましてはマルチ巻き取り機5台、あぜ立て同時マルチ被覆機6台の導入を予定しております。

 また、農業用廃プラスチック適正処理事業でたばこ関係のポリエチレン、塩化ビニール資材の廃棄についての支援を引き続き行っていきたい、そのように考えているところでございました。機械等、設備などの支援、それから協議会の運営に対する支援などを行ってまいりたいと、そのように考えているところでございます。

 それから、漆についてでございますが、ご案内のように、浄法寺漆は漆の生産で日本一、また品質についても日本一と言っても過言ではないと、そのように思っております。新市建設計画におきましても漆を活用した観光によるまちづくり、漆を地域に根差した伝統文化としてとらえて、保存、伝承、さらには漆を重要な地域産業としてとらえた創造産業によるまちづくり、これら随所に出てくるわけでありますが、漆の振興について取り組んでいかなければいけないと、そのように考えております。これまで旧浄法寺町の総合発展計画に基づきまして保護を図ってまいりまして、100ヘクタール、20万本の漆の木の植栽、育林、それから浄法寺漆芸の殿堂と言われる滴生舎の建設、それから漆かきと浄法寺塗りの用具及び製品3,832点の国の重要有形民俗文化財の指定、日本漆かき技術保存会の国の選定保存技術、日本産漆生産精製技術の保存団体認定など、さまざまな施策が行われてまいりました。浄法寺で研修を積み、全国に生きる16名の漆かきの後継者、それから宮城、仙台の国宝大崎八幡宮の大修理に際しての浄法寺漆に対する高い評価、こういったものは全国的にも知られて、大きな成果を上げてきていると、そのように思っておりますし、旧浄法寺町において漆関係の専任職員を採用するなどして、まちとしての力も強化をするなどの取り組みをしてまいりました。

 しかし、一方では、非常に厳しい経済状況の中で全国の漆器産地において見られるように、製造業者の規模の縮小、廃業が進んでおりますし、こうした全国的な漆器業界の状況を反映して、日本の漆業界全体の傾向として、コスト削減という名のもとに安い輸入漆や合成塗料への依存度がますます高まってきております。日本漆に対する需要の低迷と価格の下落、これらは生産者の減少と高齢化あるいは意欲を失いかねないということで、そういう面でも危機的な状況にもあると言えると思います。このように、浄法寺漆を活用した地域活性化について、さまざまな課題があるわけでございますが、日本一のプライドにかけてもこれからも漆の生産並びに後継者の育成、そして加工等を含めて需要の確保に多面的な取り組みをしていかなければいけないと思っております。今考えられることとして、浄法寺漆及び浄法寺漆器生産に携わる後継者の育成、2番目に国内外に対する情報発信の強化、3番目に浄法寺漆及び浄法寺漆器の販路拡大ということなどが挙げられると思います。これらを踏まえて、二戸市といたしましては生産者によって構成される岩手県浄法寺漆生産組合あるいは浄法寺生漆生産部分林組合、日本うるし掻き技術保存会といった各種の団体、県、その他関係諸団体と連携して、これらに取り組んでいきたい、そのように思っております。

 さらに、具体的に申し上げますと、生産者団体である岩手県浄法寺漆生産組合、それから日本うるし掻き技術保存会の活動の支援を引き続き行う、それから岩手県工業技術センターと連携した浄法寺漆、浄法寺塗りの一層の品質向上を図る、関係団体への継続加入やジャパンサミットに参加をする、これは参加しているわけでありますが、引き続き参加をして、いろいろ連携を強めていくと、それから先進地視察を通した情報収集、意見交換、販路拡大に努める、浄法寺漆芸の殿堂であります滴生舎を核とした浄法寺漆、漆器の普及、販路拡大、漆の造林に係る苗木購入補助、これらもずっと続けてきているわけでありますが、今後ともこういった点に力を入れながら浄法寺の漆の振興を図っていきたいと、そのように考えているところでございます。

 また、地場産業を生かした体験交流、滞在型観光の一環の中に浄法寺漆を活用できないかということでありまして、県北の産業振興の基本方向として農山村文化や地場産業など、県北地域の素材を生かした体験型観光の展開、こういった中にも浄法寺漆が挙げられているわけでございまして、何とか体験型の交流の中で漆の活用を図っていけないか。今後の大きな課題として、取り組んでいきたいと思っているところでございます。

 次に、雑穀でございます。ご案内のように、最近の健康志向、それから安全な食品を求める大きなニーズが発生してきているわけでありまして、雑穀はその栄養面から見ても機能性食材として見直され、全国的にも注目を集め始めています。しかし、市場に出回っているものの多くは輸入作物でありまして、消費者の多くはこれらについては不安を感じながら本物の雑穀というものに対する要求といいますか、それが出てきているのではないかと、そのように思います。こういう状況を踏まえて、二戸だけではなくて、県内では花巻とか、あるいは長野とか、全国的にも雑穀の生産について、北海道もそうですが、取り組み始めておりまして、競争が激化することが予想されています。現在岩手県は、全国トップの雑穀の生産地であり、特に花巻と二戸地方が主な産地として競っているわけでありますが、転作田を利用した大面積で作付を行う花巻地方に比べまして、二戸地方は面積では及ばないものの畑作を中心とした食味のよい高品質な雑穀を生産する地区として評価されております。最近盛岡で行われました品質の差というものを紹介する場に私も出席させていただきましたが、同じ雑穀といってもいろんな種類があり、それぞれ味が違うと。また、分析する中で滋養分の多い、少ないなどもあって、同じ雑穀でもいろいろ違いがある。これからは、そういった品質の差というものもこちらとしては売りの一つとして強調していかなければいけないのではないかと思います。それが一つのブランド化にもつながりまして、値段においてもそれなりの上乗せが可能になるのではないかと、そのように思っております。

 これら雑穀の振興について、市としての取り組みでありますが、一つは大規模処理用の機械化体系整備を行う。これは、農協、JAを中心とした広域化の施設でありまして、カシオペア連邦の市町村と県とで整備を進めるものであります。二戸市でも1ヘクタールを超える規模の圃場が見られるようになり、大規模処理施設が必要というふうになってまいりました。内容的には、荷受け設備、選別設備、計量、包装設備で、二戸管内50ヘクタールに対応しようということでありまして、事業費としては4,400万、国庫補助事業をやるというものであります。二戸市の持ち分は、140万2,000円の負担を考えているところでございます。

 また、これとは別に、小規模処理用の機械化体系整備ということで、農家個々の選別調製用の機器整備を行おうと考えております。生産農家が独自の商品展開を進めるためには、市内において少量からの雑穀の調製ができる施設が必要だということでありまして、これまでも選別調製の労働力の軽減というようなことなどで施設整備も行ってまいりましたが、小規模農家が独自の販売ルートを確立する際に必要となる一連の機械の整備をすることといたしました。17年度から小規模用の調製機械の整備を進めておりまして、18年度においても農家の省力化を図るため機械の導入を行うということであります。これまで精白機、それから雑穀用バインダー、雑穀用唐箕というのですか、その機械、それから色彩選別機など、これまで平成10年から17年にかけて整備をしてまいりましたが、18年度におきましては風力選別期、精白機、石抜き機、揺動選別機、研磨機、粗選別機、金属探知機などなど、さまざまな機械が必要となるようでございまして、これら合計500万弱の費用が必要になりますが、整備を進めていきたいと考えているものでございます。

 さらに、生産者の協議会を中心として農家相互の技術情報交換の場をつくるというふうなことでありまして、雑穀は生産のノウハウがまだまだ少ないということで、農家の情報交換の場が必要になりまして、昨年12月に二戸市雑穀生産者協議会の立ち上げを行ったところでございました。生産者が足並みをそろえて、研修会等々をして技術の研さんを進めることとしております。現在の参加者は、38名ということになっておりますが、こういった組織を通じながらいろいろ技術、情報の交換を行い、ハード面、ソフト面からの支援を行うことによって、一層の雑穀の振興を図ってまいりたいと、そのように考えているものでございます。

 次に、天台寺、九戸城などの観光資源と都市農村交流の促進、交流人口の増加等を図っていかなければならないということでございます。まさにそのとおりでございまして、交流人口の拡大、定住が望ましいわけでありますが、なかなかそうはいかない状況にあって、交通の利便性が向上したこの地域においては、交流人口の拡大が、まず大事ではないかと、そのように思っております。新しい市の観光資源として、稲庭岳とか、折爪があるわけでございますが、全国的に知られている天台寺、あるいは九戸城跡、金田一温泉、天台の湯、こういった各地の施設、あるいはどぶろくや雑穀、郷土料理などの食材、こういったものを生かして交流人口の拡大を図りたいと思っております。特に天台寺につきましては、昭和62年以来、瀬戸内寂聴先生が青空法話を始めて、その都度大勢の人が来られて、にぎわいをつくっております。九戸城につきましても高橋克彦さんの「天を衝く」という小説によって、全国にも知られるようになりました。当然新幹線の開業を迎えた後、北東北、合併して20市町村になるのですが、トリコロールエリアということで、青森、秋田も含めた広域的なエリアをくくりまして、新幹線の駅を活用していただくという基本的な考えのもとに、お互いの観光や物産の交流を図って、三陸から十和田湖、八幡平、これらも含めまして、交流ができるように進めてきているものであります。そのベースとして、観光マガジンの発行をいたしまして、広域的な情報発信を進めながら地域のネットワークを活用してアピールを進めてきております。これらの資源は、新幹線二戸駅や浄法寺インターチェンジの高速交通を活用して、時間的ゆとりの効率的な観光も可能になることから、JR東日本の瀬戸内寂聴法話の旅、あるいは駅からハイキング、びゅうバスや仙台、青森市からの穀彩王国バスツアー、トリコロール域内交流を図るふるさとめぐりバスツアー、トリコロールフェスタなど、交流人口の拡大に一定の成果を上げてきているのではないかと考えているところでございます。

 また、例えば茨城県の取手市と交流を進めてまいりまして、昨年11月には取手から三十数名のお客さんを金田一に迎えて、いろいろ交流を図り、またいろんな体験もしていただきました。これからも引き続き、こういう交流を拡大、継続していきたいと、こう思っております。

 それから、穀彩王国ミレットフェア、オーナー制の酒や酒米づくり、それから足沢のお正月行事の体験、浄法寺岩誦坊クラブの稲庭岳周辺の活動などなども進められているわけでありまして、こういったものをこれからもつくり、掘り起こしも行って、グリーンツーリズムの拡大につなげていきたいと、そのように考えております。

 さらに、新しい観光資源をつくろうということで、ボランティアの手をかりまして、紙人形で九戸城の歴史や情景を再現する組織もつくりまして、18年度の完成に向けて、今支援をして、ボランティアの活動が行われているところでございます。こういったことなどを通じて、何とか当地域に全国から、あるいは東北各地域からの交流を進めて、その中でいろんな産業につなげていくと。1次産業から加工、お土産等もあるわけでございますし、その場で買っていただいたり、食べていただいたり、あとは泊まっていただくというようなことなどを繰り広げて、それらも総じて産業の振興の一翼を担っていただきたいと思っているところでございます。

 次に、安全、安心な快適生活都市づくりについてでございます。まず、ことしは、昨年来大雪が降りまして、これは全国的でもあったわけでありますが、非常に難渋をした寒い冬であったわけであります。ご指摘のように、毎年雪解け時には、いろいろ道路周辺の環境が汚されたり、壊れたりするわけであります。こういったことについて、適切に対応しなさいというお話であったと思います。日ごろの指導などの道路環境の維持に関しましては、これまでも道普請として町内会による側溝の清掃、あるいは生活道路、路側の草刈りなど、自主的に取り組んでいただいている地域もたくさんございます。これらの地域や町内会の共同作業に対して、市からはダンプトラックやショベルドーザーを出動させたり、あるいは地元の機械器具にかかる燃料代や借上料の一部を負担、あるいは若干の謝礼などの措置を講じてきております。雪解けとともに、低温による舗装の傷みが発生してきておりまして、これは運転手2人、臨時職員1人、直営で2月中旬から道路パトロールの回数をふやしまして、倒木の処理や穴埋め、それから障害物の除去など、支障がある場所の対策を講じております。

 また、パッチング、アスカーブの破損、ガードレールの曲がり、破損、カーブミラーの破損などについては、引き続きパトロールを続けながら緊急性の高いものから順次対応していこうと考えております。

 それから、浄法寺の総合支所の管内につきましては、1月から3月まで除雪業務として6人体制で取り組んできましたし、4月から12月までは4人体制で草刈りや路面整地、それから側溝、土砂排除などの道路維持管理に当たっているところでございます。パトロールをしながら市道の状況についての把握を行うとともに、苦情、要望などに対応してきておりますし、パッチングについては雪解け後にその箇所の把握をし、修理を行ってきております。こういうことは、今後も続けていかなければいけないと思っておりますし、特にことしはできれば凍上災を活用した路面の整備が図られないかということで、今県などとも相談しているところでございますが、これらについてはまだどういう方向になるかわかりませんけれども、十分に対応できるように県とも相談していきたいと思っているところでございます。

 それから次に、消防でございます。消防につきましては、合併以来2年以内に完全な統合を図ろうということで、二戸市連合消防団というものがつくられました。統合についての議論が行われているところでございます。お話にありましたように、これまで別々の被服等を使っていました。団旗や屯所あるいはポンプ車、これらの名前の書きかえとか、無線の統合など、統合するに際してもいろんな課題が残されているわけでございます。私どもは、今両者で協議が進められている中で、いろんな提案もなされつつあるわけでございますが、何分1,000人に及ぶ団員の数があるものですから、どれをとりましてもかなりお金がかかってまいります。そういうことから、緊急を要するものから順次これに取りかかっていかなかればと思っております。1月1日現在で、消防団員の数は、旧二戸地区で690名、浄法寺地区で315名で1,005名となっております。

 被服については、乙種正装ではんてん、腹がけ、ズボン、帯、略帽があります。それから、訓練服として上着、ズボン、安全靴、アポロキャップ、帽子です。これは、主に訓練時に着用しております。これらは、例えばはんてんで言えば、背文字が二戸と浄法寺になって違う。あるいは腹がけのマークが違う。それから、色が違う。靴も編み上げ型と半長靴で違う。帽子もデザインが違うというふうな違いがありますし、こういったことをいろいろ考えますとはんてん等々の正装については1人当たり3万6,000円ぐらいと見積もられておりますし、また訓練服では1万円弱というふうなことなども考えられておりまして、これらを考えますといろいろ入れて2,000万円を超えると。

 さらに、団旗、屯所、ポンプの名称書きかえ、一番難しいのは防災無線の変更であります。今は、お互い情報をファクスでやりとりしながら同時に放送をするということで市民に伝達をしているわけでありますが、この統一を図るとすると、今の見積もりで6,500万ぐらいかかるというふうな見積もりもございまして、これらを入れると9,000万近いお金がかかるものですから、これらについてはさらなる吟味と何が緊急を要するか、この辺を議論しながら対応していかなければいけないと思っております。消防につきましては、市民の生命や財産を守る、そして一たん事があったときには、その他のさまざまな災害なり、地域での取り組みには欠かせない存在であります。そういうことから、消防団につきましては、今後ともその機能を十分発揮できる体制を維持しなければいけないわけでございまして、そのために必要な措置というものを段階的ながら講じていかなければいけないと思いますが、この点については消防団とも十分相談し、また財政の状況もにらみながら対応していきたいと思っております。

 とりあえず、以上でございます。



○議長(佐藤正倫)

 佐藤 純議員。



◆29番(佐藤純)

 詳しく答弁をしていただきまして、本当にありがとうございました。再質問をしたいと思います。

 産業振興のことですが、とにかく合併しました。何事もスタートが大事ではないかというふうに思います。今、きのう久慈も合併をしました。洋野町や県南、花巻、奥州市、いろいろみんな合併をして、それぞれ取り組む姿勢になっております。それぞれの市町村、または合併した市がみんな生存競争、とにかく頑張るというふうに意気込みがあると思いますので、我が二戸市でも前進あるのみというふうに言われておりますが、何事も机の上だけではだめだと思います。とにかく表に出て、さっき言った東京人会、またはいろんな交流をして、とにかく合併効果を最大にやりながら取り組んでいただきたい。やっぱり私は例えば葉たばこの、それこそ浄法寺の何百町歩だか、花見を見せる。たばこの花が咲いた花見を見せるとか、漆をかいて、またはそれを塗って、何かわんをつくったり、何かはしに塗るとか、そういうふうな体験交流、合併のイベントが何かことし夏休みにあります。その夏休みだけでなく、今からでもそういう交流人口をふやす。そして、新幹線を使う。いろんなことで、とにかく前に出て進まなければ、合併効果ができないと思います。ということで、再度そういうことについても誠意を見せていただきたいと思います。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 もうおっしゃるとおりだと思っております。まず、ことし18年度で大事なことは、きのうもお話し申し上げているわけでありますが、やはり新しい市がどういうまちになるかということを大勢の皆さんの意見をいただきながら、まずしっかりした計画をつくることだと思っております。計画をつくりながら同時に実行できるものは、もう行動に移していくということが必要だと思っております。今お話しのように、内向きだけではなくて、外部にしっかり発信しろと。そして、外に発信する中で、いろいろ交流人口を図る。その際に、今葉たばことか、漆の例も出されたわけでありますが、持っている素材をできるだけ生かしていけというふうなお話だと思います。そのとおりでございまして、葉たばこもたばこの製品となるだけではなくて、特に稲庭山ろくの広々と広がる沃野に一斉に葉たばこが植えられ、また花が咲いているというのは、本当に一見に値する風景だと思っています。そういうことで、一つのものとしてだけではなくて、それを見せるといいますか、そういうこともあると思いますし、たばこを生産するところまで参加していただけるのかどうかわかりませんが、いろんな角度から人の関心を呼んで、情報発信だけではなくて、実際にここを多くの人が尋ねて、そしていろいろ交流を図って産物を買うなり、利用するなり、泊まるなり、そういうことをしていただけるように努力をしていきたいと思っております。



◆29番(佐藤純)

 では、頑張っていただきたいと思います。

 時間でございますので、終わります。



○議長(佐藤正倫)

 ここで暫時休憩いたします。

休憩 午前10時50分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜

再開 午前11時08分



○議長(佐藤正倫)

 再開いたします。

 7番、三角日出夫議員。

〔7番 三角日出夫君登壇〕



◆7番(三角日出夫)

 それでは、私から次の3点について質問させていただきます。

 1点目は、カメムシ被害の対策についてでございますが、カメムシの被害が年々ふえてきております。カメムシに農薬を散布するとミツバチに害があると新聞、テレビ等で報道されているのを、これは昨年ですが、見ました。私の地域にも毎年養蜂家が来ております。カメムシに農薬散布をして、直接ハチにかかれば、その場でハチが死ぬそうですが、それならば朝早く、夕方遅くに農薬を散布すればいいのですが、ミツバチは日中に田んぼの水を飲んで巣箱に戻るそうです。そのために、巣箱に戻ってから死ぬのが多いということです。農薬散布をして、ミツバチに被害が出たとしたら、農家としてはどのように対処したらよいのか、市の考えをお伺いいたします。

 次に、患者輸送バスについてでございますが、浄法寺地域には路線バスの通っていない部落が多くあります。そこで、1週間に1回ぐらいは、二戸病院までの患者輸送バスをお願いしたいという声があります。患者バスで病院に行くと、バスが帰る時間までに診てもらえるから、特に検査予約をする場合には、バスの行く日に合わせてもらえるから、高齢者や障害のある方が特にお願いしたいという声がありますので、市の考えをお伺いいたします。

 次は、道路改良についてですが、これは大平川又区間のことですが、このことにつきましては市長が所信表明の中で述べられておりましたので、完成予定はいつごろなのか、簡潔に市の考えをお伺いいたします。

 以上、3点をお願いいたします。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 3点ご質問をいただきました。

 まず、カメムシ被害の対策についてでございます。これは、もう記憶に新しいところでございますが、昨年の8月中旬、県南地方でカメムシ防除の農薬が散布された直後にミツバチの大量死が認められました。この被害は、6市3町、約700群、1群は、群れですが、3万から5万匹ということですので、2,100万匹から3,500万匹になるということだと思いますが、養蜂組合加入組合員、10業者にわたって被害が及んだということであります。9月の末に、岩手県養蜂組合理事会におきまして、県と全国農協、農業組合連合会の岩手県本部あるいは岩手県農薬卸商業共同組合に対しまして、ネオニコチノイド系農薬の使用中止と3,000万円の損害賠償を求めるというふうな決定をいたしまして、いろいろやりとりがあったわけでありますが、11月の末に県養蜂組合は農業協同組合連合会の岩手県本部と岩手県農薬卸商業協同組合と合意書を締結するに至りました。その内容は、ミツバチの死亡は、農薬に起因する可能性がある。見舞金500万円の支払い。再発防止に向けた協議の場の設定ということでございました。養蜂家、岩手県養蜂組合の主張は、県の調査で原因は不明とされているけれども、有機リン系の農薬からネオニコチノイド系の農薬に変えたことが原因だと、そのように主張していたわけであります。カメムシ対策の農薬につきましては、従来有機リン系の殺虫剤、スミチオンなどがこれに当たるわけでありますが、こういうことを使っていたようであります。しかし、近年カメムシに対する効果が低下していると言われておりまして、新しい農薬としてネオニコチノイド系の殺虫剤としてダントツ、スタークル、これは商品名だと思いますが、ダントツ、スタークルなどが使われてきた。有機リン系殺虫剤の効果が低下した害虫にも高い効果がある。長期間効き目が持続するという特徴、強い毒性を持っているということだと思いますが、この農薬が最近使われ始めてきているということのようでございます。このネオニコチノイド系の殺虫剤は、魚毒性、魚の毒性でございますが、も比較的低く、アユなどへの影響も少ないというふうに考えられて、環境への影響は少ないと見たのだろうと思いますが、一方で有機リン系の殺虫剤は残留農薬の懸念から、米の販売業者あるいは消費者団体等にかなり要注意というふうに見られているというものであります。県は、これらの動きに対して、危害防止対策の案を示しております。

 5項目ありますが、まず2月に県の畜産課が開催するミツバチの転飼調整会議、転は転戦といいますか、変わる転で、飼は飼うというものでございますが、転飼調整会議において全国農業協同組合連合会岩手県本部から岩手県養蜂組合に対して次年度の、次の年の防除方針を説明すると。次年度の防除方針を説明する。

 2番目、5月に市町村は水稲病害虫防除計画を作成し、県の病害虫防除所から岩手県養蜂組合へ周知する。情報を提供するということだと思います。

 3番目、岩手県無人ヘリコプター推進協議会が開催する無人ヘリコプター防除に係る事前連絡会議に岩手県養蜂組合も招いて、防除計画と危被害防止対策を説明する。

 4番目、6月から8月にかけて、病害虫発生予察情報のうちカメムシに関する情報は岩手県養蜂組合にも通知する。

 5番、6月に各地方振興局では、農業協同組合ごとのカメムシ類防除計画を管内の養蜂組合支部長に周知するということになっております。この五つの提案がありまして、今後これに沿ってミツバチ対策といいますか、カメムシ対策が進められるということになります。

 ちなみに、二戸市の米について申し上げますと、二戸市の1等米比率はJA北いわて本所分で73.3%、JA北いわて舌崎支分所で94.3%、JAいわて奥中山、旧浄法寺町分で37.9%となっておりまして、二戸市全体では78.5%というふうになっている、1等米比率が。1等米にならなかった米の落等、等級が落ちたという、その原因の7割以上がカメムシによる着色粒となっているということでありまして、カメムシの被害というものは相当大きなものだというふうに認識されるものでございます。検査をしまして、1,000粒に3粒着色粒というか、粒が入っておりますと2等米、1,000粒に8粒で3等米となるということであります。1等米に比べ、2等米は30キロ当たりの単価が約500円、3等米であれば約1,000円低くなるのだそうであります。平成17年産の1等米がすべて3等米になったと仮定すると、1,000万以上の減収となるということで、カメムシ対策は二戸地域にとっても大切なことのようでございます。カメムシの被害は、平成13年ごろから拡大しており、平成17年は警報が出されるほどの大発生となり、各地域で被害が多発しました。カメムシの薬剤防除実施面積率は、岩手県内で二戸地域が最も低く、30%にとどまっていますが、今後カメムシ発生地域の拡大、それから斑点米被害の多発が予測されることから、雑草管理などを含めた防除対策の周知啓蒙を図っていかなければならないという状態であります。

 市の対策でございますが、被害の発生を未然に防ぐためには水稲栽培農業者と養蜂家がお互いに薬剤散布の時期、ミツバチ使用場所等の情報を共有し合うことが必要でありますが、平成18年5月29日から食品衛生法に基づく残留基準値が設定されていない農薬等が一定量以上含まれる食品の販売等を原則禁止する制度、ポジティブリスト制度が施行されることから、周辺への農薬の飛散、ドリフトを防止するための対策の徹底を水稲栽培農業者へ周知していこうということになっております。具体的に、風向き、風力によっては農薬散布を中止する、適正な農薬散布圧力を守るなどの対策が考えられます。

 また、これは、先ほども出ておりましたが、水稲病害虫防除計画を作成し、病害虫防除所を通じて農薬散布時期や場所などを岩手県養蜂組合にお知らせをするということであります。

 また、養蜂家に対しましては、水田にはカメムシ防除対策として薬剤が散布されることがあることから、ミツバチを水田に近づけない対策を講じる必要があるということを申し伝えるということであります。こういうことができるのかどうかわかりませんが、具体的にはハチの水飲み場、その確保、それから飼育場所の移動、できるだけ田んぼから離れるということなのでございましょうか、などの対策を考えていただくというふうになると思います。そういうことで、養蜂家とのいろんな連絡調整を図りながらこの被害をできるだけ出さないように双方で協力して努力するということになっているところでございます。

 次に、患者輸送バスについてであります。患者輸送バスにつきましては、公共交通機関の走っていない遠隔地の住民の健康の保持増進を図るために、医療機関に輸送することを目的として、昭和43年から旧浄法寺町において実施している事業でございます。平成10年度までは、まちが直営で運行を行ってまいりましたが、11年度から車両、バスをまちで提供をして、運行業務を民間に委託して行っているところでございます。委託先は、浄法寺タクシーの有限会社になっております。現在使用しているバスは、中型バス、49人乗り1台でございます。利用者は、まちが定めた所定の時刻及び停留所から乗降し、乗車する際には診察券、被保険者証を運転者に提示するという形で利用が行われているものであります。運行日は、月曜日から金曜日、ただし国民の祝日に関する法律に規定する休日、それから12月29日から翌年1月3日までは除くと。この間、年末年始と祝日は運行を休止ということになっております。運行経路につきましては、7コース設定されております。手倉森開拓コース、下沢コース、梅ノ木コース、山内コース、それから長流部、長渡路コース、田子内コース、駒ケ嶺、山内、谷地屋敷コース、この7コースを設定されて、町内の内科医、歯科医、歯医者さんです、内科医、歯科医、そして終点の診療所まで運行するということになっております。これまでの輸送人員は、少しずつ減っているのですが、平成10年度で8,445人ありましたが、16年度は6,596人、6,600人に減少しているところでございます。二戸病院までの輸送については、私も地域の何人かからお話をいただいたことがございます。ぜひ二戸病院まで患者輸送を出してほしいというお話を伺ったところでございます。現在JRバスが浄法寺から駅あるいは病院まで運行されておりますが、まずその状況を申し上げますと、JRバス東北二戸営業所は浄法寺駅から二戸駅の間、平日10便、土日祝祭日は5便、それから二戸駅から逆の運行です。これは、平日10便、それから土日祭日6便と。料金は630円であります。10往復されているということでございます。それから、二戸駅から二戸病院の運行回数は、平日で34往復、それから土日祝祭日が18便となっております。運賃は280円。浄法寺駅から二戸病院までの運賃は、片道が910円で往復は倍の1,820円、相当な額になるわけでございます。このように運行されております。患者輸送バスの運行経路については、できるだけ既存のバスと競合が出ないようにというふうな配慮がこれまでもなされてまいりましたが、これから今お話がありますように、患者輸送バスを出すとすると、一つはJRバスとの競合が出てくるということが一つ問題として出てくるというものであります。

 それから、今は、旧町内の病院とか、歯医者さんとか、診療所に運んでいるわけでありますが、実はご案内のように、浄法寺の診療所もかなり赤字に苦しんでいるところでございまして、こういったところへの影響などもある程度は考えなければいけないのではないかというような問題もあろうかと思います。また、経費の問題もありますが、地域の強い要望もあるようでございまして、これからことしは新しい計画をつくる年になっているわけでありますが、足の確保、これも極めて大きなテーマだと思っております。浄法寺の中心部と駅との関係、あるいは病院との関係、あるいは浄法寺の地域から病院までどのようにして輸送するかということについて、これからいろんな地域のお話なども承る中で検討を進めていきたいというふうに思っております。いろいろ強い要望もあることは承知しておりますが、これらについては幾つかの課題もあるものですから、地域の皆さん、あるいは財政、あるいは競合するJRバス等々とあるものですから、それらも踏まえて、今後十分検討を進めていきたいと考えているところでございます。

 次に、道路改良についてであります。川又地域と大平地域の間の道路でございますが、浄法寺側は既に改良舗装等も済んで、早く二戸側の整備を進めろということは、もう合併前から言われていたことでございます。二戸側の道路は、大平と足沢線の間、約2.5キロあるわけでございますが、これまでいろいろ整備を進めてきておりまして、改良済みが2,000余り、舗装延長は1,800ということになって、残っているのは改良していない部分が480メートル、それを含めて舗装ができていないところが700メートルあります。今回の予算にものせているのでありますが、私どもは2カ年で完成したいと今思っております。18年度は480メートルの改良を行い、そして19年度に残った全線700メートルの舗装をしたいということで、19年度末までには完成させたいと、そのように考えているところでございます。用地問題等は、もう既にありませんで、工事するのみでございますが、何とかしっかり予算を工面して19年度内に完成をさせたいと、そのように考えているところでございます。よろしくお願いします。



○議長(佐藤正倫)

 三角日出夫議員。



◆7番(三角日出夫)

 カメムシの被害ですが、さっき市長が言われました1皿に3粒が2等米とか、これは1粒に、黒い皿に1,000粒入るそうですが、それに20粒以上あれば、もう規格外で30キロで4,000円以下だそうですので、そうすれば農家も大変困ると思いますので、これを何とか農民のためによろしく頑張っていただき、お願いします。

 では、以上で私の質問、終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(佐藤正倫)

 昼食のため暫時休憩いたします。

休憩 午前11時31分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜

再開 午後 1時03分



○議長(佐藤正倫)

 再開いたします。

 引き続き、一般質問を行います。

 5番、小笠原清晃議員。

〔5番 小笠原清晃君登壇〕



◆5番(小笠原清晃)

 それでは、一般質問をさせていただきます。

 まず、一番質問を始める前に、新市の初代市長として当選されました小原市長にお祝いを申し上げます。質問の中で、いろいろ同僚議員が質問している部分、重複している部分がありますので、その点については簡潔にご答弁をお願いしたいと思います。

 それでは、質問を始めます。まず、合併協議会等で活力と安心、歴史文化の薫る拠点都市として新市がスタートして3カ月目に入りました。夢と希望、勇気と決断を持って合併に尽力された関係者の皆々様、理解を持って支援、協力された旧市民、旧町民の皆様に感謝申し上げるものであります。私は、これまで合併協議会で協議されてきたこと、確認された事柄を踏まえ、平成17年度を初年度として26年度までの10年間の新市建設計画、基本構想、基本計画の策定方針について質問をさせていただきます。合併協議会で示した新市まちづくり構想では、三つの基本方向と八つの分野別施策の方向が出されております。この構想の中には、旧市町の総合計画を踏まえ、少子高齢化や人口減少、地方分権、行革などに十分配慮し、将来に希望が持てるような内容で今後10年間のまちづくりの目標とし、新市の速やかな一体化を促進するとともに、住民福祉の向上と地域発展を図るため、それらの基本的な指針とします。そして、この構想は、新市建設計画及び新市発足後に策定する基本構想、基本計画、これらの基礎としますとあります。

 そこで、お伺いを申し上げます。一つは、新市の基本構想、基本計画及び新市建設計画の具体的な実施計画の策定時期はいつになるのか。それに市民の声をどのように吸い上げ、反映させるか。あわせて、これらの計画を補完する財政の見通しについては、どのように考えているかであります。

 次に、具体的な対策について質問をさせていただきます。まず、3障害の方々の対策であります。一つは、新市における内訳、3障害の方々の内訳でありますが、それから人数、そして教育施設や授産施設及び入所施設利用の状況はどのようになっているか。また、新市においては、今後市内で生きがいを持って安心して暮らしていける対策が必要と思うがどうか。

 続いて、高齢者の健康管理についてであります。先ほども同僚議員の方からも質問がありましたが、患者輸送車、コミュニティーバスの現状と利用者に合った路線、時間を柔軟に変更し、現実に合わせる必要があると思うがどうかであります。

 続いて、農業についてでありますが、その部分の一部でございますが、新市になりまして二戸市でも広大な農地があります。今までの歴史の中でも農業が活発であれば、市内の商業も活発化するというこれまでの歴史があります。農業の生産加工については、3障害の方々、あるいは高齢者の方々と、これらの方々とも連携し、農業を商業としてとらえていく。また、市内においては、給食センター、あるいは各種の入所施設、市民の食生活において地産地消による循環型社会が構築できると思うがどうかということであります。

 最後になりますが、新幹線の問題でございます。その中で、新幹線の停車駅についてであります。これまでもいろいろ市長を初め、議会も一緒になり、ビジネス社会等を中心とした利用について八戸の始発列車、それから最終の二戸駅に停車する要望をしてきたわけでございますが、これらの状況についてはどのようになっているか、以上のことについてお伺いを申し上げます。多項目にわたりましたが、よろしくお願いを申し上げます。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 大きく五つについてのご質問をいただきました。順次お答えを申し上げます。

 まず、新市の総合計画のことについてであります。これまで合併を実現させるまでの間に、旧二戸市と旧浄法寺町で新市の合併のためのでございますが、新市建設計画をつくってまいりました。その概要については、市民の各お宅にお配りしたところでございますが、今度それを踏まえまして新しい二戸市としての総合計画をつくりたいということを考えております。新市建設計画の方は、ご案内のように、17年度から26年までの間でございましたが、新しい市になってもうすぐ18年度に入ります。そういうことから、今度の新市の総合計画は新市建設計画と1年ずれることになりますが、平成18年度から27年度までの10年間を視野に入れた計画にしようというふうに考えているところでございます。時期につきましては、基本構想と基本計画があるわけですが、基本構想については18年度以内、基本計画も18年度内に策定をしたいというふうに考えております。しかし、もう少しブレークダウンした個別具体的な計画、例えば産業においてもいろいろ出てくると思います。農業の振興、あるいはもうちょっと小さくなれば、畜産振興だとか、畑作云々だとか、個別の計画がいろいろ出てくると思っております。それらにつきましては、必ずしも18年度でつくれるかといえば、難しい面もある。事業も具体的に絡んでくるとすれば、もう少し時間がかかるかもしれませんが、少なくとも総合計画の基本構想と基本計画については平成18年度中に策定をしたいと、そのように考えておりまして、19年第1回目の議会での議決をいただくことになるでしょうか、年度内に計画をつくりたいと、そのように考えているところでございます。

 それから、いかにして市民の声を反映させるかということでございますが、これは昨日もお話がありましたように、各地域を回りまして、それぞれの地域の抱える問題なども含めて、市民の皆さんからいろいろご意見をちょうだいいたしたいと思っておりますし、またいろんな団体がございます。産業関係の団体、あるいはお年寄りの団体とか、婦人の団体とか、さまざまあるわけでございますが、こういう団体からもお話をちょうだいいたしたいと。それらを突き合わせた上で、事務局体制としては部長クラスの会、あるいはそれ以下の会と、産業部会等々をつくる中で、構想案をつくり、またある段階に至って、案ができました段階で、また住民の方々にも説明できるようにしたいと、そのように考えているところでございます。当然合併協議会の中でも決められました浄法寺地区の地域審議会もあるわけでございまして、その審議会にも意見をいろいろ出していただくことになる、あるいは審議会の出された意見を反映させた計画にしなければいけない、そのように思っております。ただ、希望としては、もう本当に盛りだくさん出てくると思いますが、当然この後も出てまいりますが、いろんな財政を考えますとあれもこれもというわけにはなかなかいかない。そこの調整が非常に難しくなると思いますが、私どもといたしましてはお互いの意見交換の中でお互いの役割といいますか、ただただ市があれもやる、これもやるということではなくて、いろんな団体だとか、地域とか、双方それぞれ役割分担を確認し合う。お互いに協力してのまちづくり、地域づくりができればすばらしいのではないかと、そのように思っております。いずれにいたしましても、ただ役所が文章を書いて承認していただくということだけではなくて、双方向で意見を出しましたと。つまり計画も地域の皆さん、あるいは団体の方々も一緒になってつくった計画というふうに位置づけできるような計画にしたい、そのように考えているところでございます。

 なお、財政についてでございます。ご案内のように、地方財政を取り巻く状況は、なかなか大変厳しいものがございます。平成16年度から18年度までの3年間、三位一体の改革ということで方針が決められているわけでありますが、地方財政制度の改革に一応区切りがつくといいますか、私どもにとっては大変不満な内容ではありますが、これからは今までの三位一体から次の平成19年度以降の地方財政対策がどうなるかということが、実は大変心配し、関心を持って見ているところでございます。小泉内閣は9月で終わって、新しい体制の中で、どのような日本の経済対策、あるいは地財対策がなされるか。これによって、今後の各全国の市町村の財政なり、地域づくりも大きな影響を受けてくるのではないかと、そのように思っております。現時点では、平成19年度以降の状況について予測することは困難でありますが、国においては小さくて効率的な政府の実現へ向けて、歳出改革路線を堅持、強化する方針と今なっておりまして、地方においても国と地方合わせて人件費の抑制など歳出削減により地方財政計画を見直すことで地方交付税総額を削減することなどが予測されているところでございます。

 市の財政の現状及び見通しと財政計画の見直しの考え方でございますが、普通会計ベースで見ますと昨年作成いたしました新市建設計画の財政計画と17年度決算見込み及び18年度当初予算額を比較してみますと17年度決算見込みを160から165億円程度と予想しておりまして、計画額よりも10億円前後上回る見込みになりそうであります。18年度、新しい当初予算でございますが、142億余り、これは一般会計でなくて、普通会計でございますが、余りとなり、計画額より約7億円上回っております。このような状況から、現時点での見込みでは新しい市の総合計画に合わせて策定する財政計画の規模は新市建設計画での財政計画より若干上回る規模になるのではないかと見込んでいます。また、今後数年間は、歳入においては市の税収収入が伸び悩み、歳出においては扶助費や公債費など、義務的経費が大きく占める状況が続くものと予想されます。もちろん今後新しい政府において、消費税の議論ですとか、新しい税制体系が変われば、それに伴って、また地方財政計画も変えられると思いますが、今の段階においてはこのように考えているところでございます。

 なお、財政計画の見直しに当たりましては、健全財政の維持を基本とし、新たな国の動きや地方財政制度の見直し状況も見きわめながら中長期的な展望に立って、策定作業に取り組みたいと思っております。これからのそういう作業に当たるについて、ポイントとなるものは税源移譲の影響を含めた市税の推移がどうなっていくのかと。

 それから、合併に伴う国、県の財政支援措置の効率的な活用、これは国の合併市町村補助金あるいは県合併市町村自立支援交付金、合併特例債、普通交付税、特別交付税、これらをいかに効率的に活用していくかということが一つのポイントになろうかと思います。

 それから、地方交付税、臨時財政対策債の推移、これが極めて大きなウエートを占めるわけでございますが、これらがどのようになっていくかということであります。

 それから、もう一つ、起債発行におけるプライマリーバランス、私どもは借りるより返す方を多くして、少しでも起債残高を減らしていくという方針を立てております。このプライマリーバランスをどの程度に持っていくかということが一つのポイントになろうかと思っております。

 次に、3障害の方々への対策でございます。まず、現状ということでございます。まず、人数でございますが、実は障害者の方々の数は正確には把握されておりません。それは、手帳を交付しているわけで、そういった点についてはわかっているのでありますが、潜在的な方々もまだおられるというふうに思っております。この手帳所持の方、あるいは入院の患者、通院等から見てでございますが、まず身体障害者、18歳未満21人、18歳以上1,207人、計1,228人、これは17年3月末現在でございます。それから、動いているのですが、毎年年度末の数字を比較等に使っているようでございますので、17年3月末現在の数字を使わせていただきますと身体障害者については18歳未満21人、18歳以上が1,207人、合計1,228人、これは身障手帳を交付した数、所持している方の数でございます。

 それから、知的障害者、18歳未満26人、18歳以上143人、計169人、これも療育手帳を持っておられる方、所持者の数でございます。

 それから、精神障害につきましては、18歳未満、18歳以上分けられておりませんで、精神保険手帳所持の方が58人でありますけれども、それ以外に精神障害で入院されたり、通院しておられる数を見ますと、この手帳を持っておられる58人を含めて493人と私どもは見ております。合計しますと、18歳未満で47人、18歳以上で1,350人、計1,890人、相当な数になりますが、1,890人を一応私どもは今障害を持っておられる方としての把握をしているところでございます。

 それから、サービスを受けておられる状況でございます。まず、居宅サービスでございますが、身体障害者の方、ホームヘルプサービスが6人、デイサービス5人の計11人、それから知的障害者の方、ホームヘルプ9人、デイサービス13人、グループホーム25人、計47人でございます。

 それから、精神障害については、ホームヘルプ6人、グループホーム1人の計7人、それから障害児、これは身体、知的を含む障害児、児童の児でございますが、デイサービス30人、それからショートステイ3人の33人、ショートステイの3人のうち2人は二戸圏外、盛岡、八戸に行っておられます。合計でホームヘ