議事ロックス -地方議会議事録検索-


岩手県 二戸市

平成21年 12月 定例会(第4回) 12月07日−一般質問−02号




平成21年 12月 定例会(第4回) − 12月07日−一般質問−02号







平成21年 12月 定例会(第4回)





1 議事日程(第5日目)
  (平成21年第4回二戸市議会定例会)
                           平成21年12月 7日
                           午前  10時  開議

  日程第 1 一般質問

2 出席議員は次のとおりである。(23名)
   1番  田 村 隆 博      2番  小野寺 仁 美
   3番  小笠原 清 晃      4番  滝 沢 正 一
   5番  新 畑 鉄 男      6番  鷹 場 美千雄
   7番  田 口 一 男      8番  米 田   誠
   9番  田 代 博 之     10番  菅 原 恒 雄
  11番  國 分 敏 彦     12番  岩 崎 敬 郎
  13番  佐 藤 利 男     14番  大 沢 孫 吉
  15番  畠 中 泰 子     16番  西 野 省 史
  17番  佐 藤   純     18番  田 中 勝 二
  19番  佐 藤 正 倫     20番  田 口   一
  21番  佐 藤 文 勇     23番  及 川 正 信
  24番  鈴 木 忠 幸

3 欠席議員は次のとおりである。(1名)
  22番  山 本 敏 男

4 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名
  市    長   小 原 豊 明   副  市  長   清 川 明 彬
  総 務 部 長   小野寺 悦 夫   健康福祉部長   角 田 良太郎
  建設整備部長   平 賀   剛   市民協働部長   嶋 野 賢 一
  産業振興部長   藤 原   淳   産業振興部副部長 佐 藤 善 昭
  総務部副部長   阿 部 満 男   健康福祉部副部長 菅 原 多喜枝
  建設整備部副部長 下斗米 隆 司   財 政 課 長   佐 藤 節 夫
  総 務 課 長   山 二 利 和   教 育 委員長   柴 田 孝 夫
  教  育  長   阿 部   實   教 育 次 長   澤   典 雄
  浄法寺総合支所長 樋 口 敬 造  浄法寺総合支所次長 松 森 幸 市
  会 計 管理者   木 村 行 孝   代表監査委員   梅 原 龍 雄
  監査委員事務局長 昆   廣 志   水道事業所長   小野寺 常 人
 農業委員会事務局長 安ケ平 義 光

5 職務のため議場に出席した者の職氏名
  議会事務局長   泉 山 光 生   主    任   玉 川 眞 也



〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜

開議 午前10時00分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○議長(佐藤正倫)

 おはようございます。ただいまの出席議員は21人であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。欠席届は、山本敏男議員から提出されております。おくれるという連絡は、及川正信議員から入っております。

 直ちに本日の会議を開きます。

 お諮りいたします。教育長から発言の申し出がありますので、この際暫時休憩をし、これを求めたいと思います。これにご異議ありませんか。

〔「異議なし」の声あり〕



○議長(佐藤正倫)

 ご異議なしと認めます。

 よって、暫時休憩いたします。

休憩 午前10時01分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜

再開 午前10時05分



○議長(佐藤正倫)

 再開いたします。

 日程第1、一般質問を行います。

 通告順に従い、順次質問を許します。

 3番、小笠原清晃議員。

〔3番 小笠原清晃君登壇〕



◆3番(小笠原清晃)

 おはようございます。一般質問をさせていただきます。ことしももう12月となりました。振り返れば8月には自民党から民主党への政権交代という歴史に残る大変革の年でありました。今政府民主党は、これまでの政治の見直しや整理に入っておりますが、各自治体、各市町村それぞれこれまでの流れや予算執行がどうなるだろう、交付金や補助事業など予算化しているのがどのようになっていくのだろうと心配が絶えない日々であります。一日でも早く国政、市政が安定した状態になるよう、私どもも政治家の一人として日々努力していかなければならないと誓うものであります。このような変革のときに、しかも多忙なとき、市長に質問することをご容赦願います。

 さて、質問でございますが、第1点目は小原市長の17年余りの市政担当の感想についてお伺いをいたします。今回の議会を最後に市長の職を退くことになりますが、これまで楽しく美しいまちづくり事業、二戸市の宝探し事業、宝を生かしたまちづくり事業、新幹線開通関連、シビックセンター建設、あるいは福岡小学校の新築、行政のスリム化等の実施による各施設の委託や指定管理者制度の導入の実施等、市の幾多の事業や旧二戸市、旧浄法寺町との合併実現等、多くの施策を実施、実現をされました。本当にご苦労さまでございました。ここにこれまでのご労苦に敬意と感謝を申し上げる次第でございます。

 そこで、これまでのご労苦や17年余りの思い出や、あるいは思い描いたこと、やり遂げたこと、やり残したことなどの感想について、今後の市政運営のためにも後輩や市民のために遠慮のないお話を賜ればと思い、お伺いをいたします。

 第2点目でございますが、政権交代による感想についてお伺いをいたします。通算60年余りの自民党政権から民主党政権に変わり、どのような感想をお持ちでしょうかお伺いをいたします。そして、最後に二戸市長として新政権に望むことがあればお聞かせいただきたいと思います。

 第3点目は、上斗米中学校統合整理についてであります。地域においては、学校統合やむなしの決定をされたところでありますが、通学の問題や今後の課題が残されたままであります。学校側の事務関係の手当や、あるいは今後の日程などをどのように考えているかお伺いするものであります。

 以上、3点でございます。よろしくお願いを申し上げます。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 おはようございます。3問のお尋ねでございますが、前2問について私のほうからお答え申し上げたいと思います。

 まずは、冒頭ねぎらいの温かいお言葉をいただきましてありがとうございました。私が市長に就任しましたのは、平成4年の4月でございます。以来17年と7カ月ほどになります。ちょうど真ん中に2000年があるのです。平成4年というと1992年でございまして、それから今21年なのですけれども、その真ん中に2000年がありまして、ちょうど世紀の変わり目の前後、時代が大きく動く中でこのような仕事をさせていただいたというのは本当に幸せであったと思っております。この間市民の皆様、そして議会の皆様方にいろいろとご指導、ご協力、そして励ましをいただきまして職員の皆さんと一緒に仕事ができた、本当に充実した日々でありまして、心から感謝を申し上げたいと思います。私にとりまして、この17年余り、生涯の誇りとするものでございます。本当にありがとうございました。

 感想でございますが、この17年余りをどう総括するかというのはなかなか難しゅうございますが、当時私は市長に手を挙げたときに何を考えたかということでございますけれども、平成3年というのは市になって20年だったのです。でも、私はしばらく外回りをしていたわけでありますが、たまに帰る際に思うのは、市としての体裁といいますか、形といいますか、それが本当にこれは市なのだろうかというふうに思った、失礼な点もあろうかと思いますけれども。何をやりたいかというと、形として、また機能として市でありたい、市になりたいと、そういうことが一番大きかったように思います。端的に言えばお客さん連れてきたらどこに連れていったらいいのだろうか、市の中心と言われたらどこですか、それを言えるだろうか。それから、市になって20年になって下水ってまだないのと、そういう素朴な問いにやはり答えられるまちでなければならないのではないか、そのように思いました。当然市に、市というか、もう以前に、いずれ新幹線が来ることもはっきりしていましたし、二戸に駅ができることももう決まっておりました。それを将来に見据えながら、やっぱり生活の、あるいは産業の基盤を整える、そのことが私の仕事の一つの使命であると、そのように実感をいたしました。そういうわけで、ハードばかりやると言われてきましたのですけれども、それなりの機能、生活上の機能ですとか、あるいは顔としての中心地、それは荷渡につながっていくわけでありますが、それからいろいろ分散していた役所を一つに集めるとか、要するにまちとして中心をつくり、にぎわいの場をつくっていく、そういうことが大事だと、そのように思ってきましたし、多くの施設が、学校も含めてなのですが、非常に老朽化していた。火葬場もそうですし、そういう古めかしい施設はやはり課題として挙げられていたわけですし、金田一との合併の残った仕事もたくさんあったわけでありますが、そういうものを解決しなければいけない、そういう思いも強くあったと思っております。

 もう一つなのですが、私たちがずっと育てられてきたこの二戸市というまちは一体どういうまちであるのか、そのことを市民の皆さん方もどう考えているのかということに対する疑念というものでありました。やはり市になって20年になりますが、本当に失礼なのかもしれませんけれども、やっぱり魅力のあるまち、若い人たちが本当に来たい、あるいはここに住みたいと思うまちであるのかどうかということであると同時に、私たちのアイデンティティーといいますか、このよって立つ二戸ってどういうところなのかということがいま一つわからない。私は高校までおりまして、田中舘博士とか九戸政実とか相馬大作とか偉い人が出ているまちだと、あるいは高校野球が強い、その程度の認識はありましたのですが、やっぱり外に出たかった一人なものですから、ふるさとに対して余りそのことを考えたことはなかったわけでありますけれども、そういう思いがありました。そして、縄文以来営々と住んできたわけですから、それなりの魅力というか、よさといいますか、そういうものは必ずあるはずだというふうなこともありました。それらがもう一回二戸を総ざらいして調べてみる必要がある。それは、単に役所なりプロを連れてきて、コンサルを連れてきて調べればいいのではなくて、市民全員に参加していただいて私たちのまち、これからもずっと住み続ける、私たちの後輩もここで住んでいくまちはどんなまちであって、どういう流れの中でつくられてきたのか、それがあってこれからの将来の二戸というのは考えられるのではないか、そのように思ったわけでございます。それが具体的な形としては宝探しということで、私たちが守っていきたいものとか誇りにしたいもの、あるいは人に見せたい、紹介したいもの、何でもいいから洗いざらい出してみませんか、そういうことで宝探しを始めてきたというふうに思います。

 市史も、浄法寺にはもう町史が立派にあったわけですが、市史もありませんでした。したがって、二戸を知るすべが余り用意されていない。すぐれた方々がいて、二戸に詳しい人もたくさんいるのですけれども、一般の人が二戸ということを実は余りよくわかっていない。そして、わかろうとするときのデータ、資料、それもない。やっぱりそれはもう一つの私の使命だと思いました。今では市史もできましたし、その市史よりももっとその後に史料叢書ということで、立派な過去の実績といいますか、経過がたくさん書物にされて非常によかったと思っておりますが、そういう2つの軸を中心に仕事をしてきたように思います。後半になって何とか合併をしたい。この合併の話も実は昔からあったわけでありますが、機運が盛り上がってこなかった。これは、国が合併を推進しようという動きを示して法律までつくって推進してきた、それに乗っかって合併しようということで、後半は合併一色になったような気がいたします。そういうことで進めてまいりまして、ある程度は形が少しずつは整ってきたかなというふうな気がいたしております。先ほどお話ありましたように政権交代があって、もう一つの大きな時代の変わり目、このときに私は次の方にバトンタッチをするわけでありますが、また新しい時代に対して新しい体制で頑張っていただきたいと、そのように考えているものでございます。

 なお、残念だったことを幾つか挙げますと、1つは人口の減少であります。何とかこれを食いとめたいとか、時には5万の市を目指すとかといろいろ言ってきたわけでありますが、全く果たせなかったわけであります。国調、平成2年の国土調査、それによりますと旧二戸、旧浄法寺足しても大体3万5,000人、今3万1,000人、ちょうど1割減ってしまったことになります。大変残念でありますし、これからもこの動きは歯どめがかかりにくい、これをどうするかが大きな課題でもあろうと思います。

 それから、合併ですが、2つだけでしか終われなかった、5市町村の合併ができなかった、これも一つ大きな残念な現実でありました。

 あとは、もう少し小さい話になりますが、金田一温泉の復興も、復興といいますか、復興と言うと怒られるのかな、活性化もある程度は取り組んだつもりでありましたが、現状は何とも惨たんたるとまで言うのは失礼かもしれませんが、情けない現状にあります。緑風荘が火事になって、なおさらその感を深めているのでありますが、緑風荘の再建とあわせて金田一温泉の再興をぜひともなし遂げていただきたい、そのように思います。

 それから、宝系といいますか、二戸の実態をあらわすものとして残念なのは、二戸の自然という本がないのです。本来自然を一時期仕事にしてきた私にとっては極めて残念でありまして、今ふるさと雇用で手伝っていただいて今その素材を集めておりまして、ぜひ何年かのうちに二戸の自然をあらわしていただきたいなと、そのように考えているものでございます。

 次に、2点目、政権交代による感想でございます。政権交代は、なるべくしてなったというふうな思いが強いのですが、民主党がいいというよりも、このままのやり方で、前の政権ですが、進めていけばこの国は成り立っていかないのではないか、そういう不安が全国を覆ったと、そのように思います。私自身もそう思いました。それで、私も積極的に政権交代には賛同をいたしましたし、若干の動きもしたわけでありまして、それが実現したのは大変よかったと思っております。長年の政権が変わりましたから、新しいスタートに当たっては混乱もある程度やむを得ないと思います。事業仕分けなど華々しくテレビでも映っておりますが、いずれにしろ長い間つくられてきたしがらみを一たん解く、そしてもっとシンプルにわかりやすい政治なり行政を進めていくと、そのためにこの政権交代はなくてはならなかったものだと私は思っております。そういうことで、まだまだ見えない点がたくさんあります。スタートして思うようにいかないものもたくさんあるわけですが、それは順次直っていくと思いますし、それが直せなければ、またもう一つの政権交代になるわけでございますので、ぜひとも頑張っていただきたい、そのように思っております。

 市として何を望むかといえば、まずは経済的な安定を早く取り組んでいただきたいということと、地方の自治体として地方分権を、マニフェストでも言っているわけですが、きっちりとつくっていただきたい。そのときは、当然財源を伴っての話でありますが、それを速やかに実行に移していただきたいと思います。既にいろいろ勧告もなされているわけでありますが、義務づけ、枠づけ、これについては早急に取り払っていただきたい。最近子供に対する支援、2万6,000円ですか、あれに対してマニフェストですと国がやるように感じられるわけですけれども、財源の観点から地方にも負担してもらおうという声もあります。大阪の府知事も言っているわけでありますが、地方を縛ることはやめて国ができることを国がやって、あとは地方の自治体がプラスするならば地方自治体の判断によってそれをやればいいのだというふうにおっしゃっていますが、私もそのとおりだと思っております。国ができることは国がやって、あとは地方がそれをどうプラスにしたり、あるいは別な観点から支援するかは、それはその自治体の判断にゆだねるべきである、そのように思っております。いずれ来年度の予算もどうなるのかわかりませんけれども、この新しい体制に対して、市としても間もなく選挙があるわけでございますが、新しい体制でそれに取り組んでいただきたい。そして、長く続いてきた二戸市が少しでも発展しますように、市民の暮らしが少しでもよくなりますように切に願うものでございます。

 私からは、とりあえず以上でございます。



○議長(佐藤正倫)

 阿部教育長。

〔教育長 阿部 實君登壇〕



◎教育長(阿部實) それでは、私のほうから上斗米中学校の統合問題についてお答え申し上げたいと思います。

 これまでの上斗米中学校の統合問題につきましては、これまでいろいろな問題について、課題についてと申し上げたほうがいいと思いますが、保護者の皆さん、あるいは地域住民の方々と延べ十数回にわたって熱心に話し合いを行ってきたところであります。その結果、私どもの教育委員会へのこれまでの対応について疑問なり、あるいはまた不満を持ちながらも子供たちの将来を考えての選択として統合に合意するという苦渋の決断をしていただいたところであります。本当に保護者の皆さん、あるいは地域の方々に対して心から敬意を表し、感謝申し上げたいと思っております。また、これまでいろいろとご尽力賜りました小笠原議員さん、あるいは大沢議員さんに対して、この場をおかりして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 さて、お尋ねの御返地中への通学の問題について、まずお答え申し上げたいと思います。統合先につきましては、PTA、地域の方々から福岡中学校と統合することについては合意は得たわけでありますが、ただ現在の2年生については、いわゆる小規模校から大規模校へのという、福岡中学校へ行くことについては急激な環境の変化に伴って、来年受験期を迎えるわけでありますが、その受験に影響が出ることが考えられるということで、福岡中学校ではなく御返地中学校への就学を認めてほしいという要望がPTAの方々から出されたわけであります。私どもも十分理解できるわけですが、精神的なそういう生徒の心の負担というのは、例えば1学級に複数の生徒ずつに入っていただくというふうな、例えばの話ですが、そういうふうにしてできるだけ心の負担を軽くする方法というのは、これからも学校と協議しながら幾らでもできますというようなことでいろいろ話し合ったわけでありますが、なかなか最終的には保護者の意思が非常に固いものですから、私どもも希望者に対しては御返地中学校への就学を認めるということにしたものであります。その場合の送迎についても車両による送迎で対応するということで回答したところであります。それを受けて、11月25日付で地区に新しく設置されました二戸市立上斗米中学校閉校記念事業実行委員会というところから、私ども教育委員会から出された回答内容を了とし、平成22年4月1日をもって福岡中学校に統合することに同意するとの回答をいただいたところであります。今後は、具体的送迎方法等について実行委員会と協議していくこととなると思います。

 それから、2つ目の今後の進め方の中での学校側の事務関係の手当て等についてのご質問でございますが、まず日程につきましては、実行委員会のほうでは今後いろいろ細かく相談させていただくわけでありますが、現在のところ漏れ伺っておるところによりますと閉校記念事業、例えば思い出を語る会みたいなのですけれども、そういう閉校記念事業を平成22年3月21日に開催をしたいという、何かそういうあれを持っているのではないかと伺っておりますので、私どもの行う閉校式もその日に行ったらいいのではないかと考えてございます。また、学校側の事務関係につきましても閉校に向けたさまざまな準備が円滑に進むように事務補助員を配置するなど対応してまいりたいと考えております。

 以上であります。



○議長(佐藤正倫)

 小笠原議員。



◆3番(小笠原清晃)

 ありがとうございました。順不同になりますが、まず先に教育長さんのほうからちょっと。今私が11月の18日時点でこの質問を出させていただきまして、その後も細かいいろんな協議をされてここまで来たというのを伺っております。実行委員会のほうからも伺っておりまして、ただ時間的に間に合うように、とにかく精神的にも皆さん少しでも動揺しないように閉校式を迎えるというふうなところに心を注いでいかなければならないということでこの質問をしております。それで、学校のほうではどうしてもやっぱり教育委員会さんとか、そういう関係についてはいろいろ、私の推測の域でございますが、教育長さんとか教育次長さんには、まずばんばん言えない部分もあるのだろうと思いまして、私のほうから質問をさせていただいております。具体的には、臨時職員等を配置して事務の円滑化を図る、準備を図るというご認識でよろしいでしょうか。その時期はいつからというふうになっているでしょうかというところをお伺いいたします。



○議長(佐藤正倫)

 阿部教育長。

〔教育長 阿部 實君登壇〕



◎教育長(阿部實) 

 今実行委員会並びに学校側とも協議中でありますが、できるだけ今月中の早い段階でこの臨時職員の配置は考えたいということで進めております。



○議長(佐藤正倫)

 小笠原議員。



◆3番(小笠原清晃)

 それでは、今度市長さんのほうにちょっとお伺いやらお話をさせていただきたいと思います。

 まず、先ほど市長は、冒頭でちょっといろんなこれまでの17年7カ月の思い出を多分感極まって、すごい心に込み上げるものがあったのだろうというふうに先ほど推測いたしました。ちょっと声のトーンも若干変わりましたものですから、相当いろんなことがよみがえってきたのだろうなというふうな感想を持ちました。といいますのは、17年は私も市長に仕えておりまして、宝探しを始めた一人でございました。そのときに市長そのものは、ちょっと今までにない行政に対する発想があるなという私も思い出がございます。このときは、市民の方々も総動員いたしまして、昼夜を問わずいろんな会合やら、いろんな場面に出かけたと。特に私の思い出の中には、市長そのものは朝は弱いけれども、非常に夜は強いと。朝の4時までもいろんな話し合いをしたり、そして次の日の議会に臨んだと。私たちは、ちょっと次の日は大変だったのですけれども、そういう市長でずっと来られたと。徹底して夜も昼も頑張られたなというふうなことがありました。

 それで、まず順不同になりますが、合併にこぎつけるときに、これもひとつ感謝を申し上げたいのですが、浄法寺町、旧浄法寺町の皆様方、あるいは議会の皆様、そして現在おります清川副市長さん、この英断がやっぱりすごいものがあったなと、このことも私は感謝を申し上げたい。そして、そのことがこれからも、いや、合併してよかったなというふうな方向に持っていかなければならない私たちも使命がありますし、次の市長もそれを継いでいかなければならない使命があると思います。それで、本当は副市長さんからも答弁をいただきたいところでございますが、一般質問でございまして、それはかないませんので、敬意を表してこの辺にしたいと思います。市長は、まちづくりの中で、まだ若干宝探ししたりなんかして、いや、これもこうしたいなというのもあるのではないかなというふうなこと、それから先ほど金田一温泉にも触れましたが、それらのことについて細かいことでも心に残っているのがあればひとつお知らせをいただきたいと思います。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 まちづくりに関しましては、この後もまた別な方からご質問をいただいているわけでありますが、時を経るに従って主だったものは出尽くしたといいますか、出てきて、それをどう活用するかという段になってやはり戸惑いがあったと。何かやろうとするとお金も必要になってきますし、とりあえず冊子にしたものなどは結構ありますし、案内板だとか情報の提供はかなりできるようになってきた。また、シビックセンターの1階の情報センターでもある程度二戸のまちというもの、ビデオだとか展示によってある程度は紹介できるようになったことはよかったわけでありますが、そのさまざまな宝をどう生かすのかというときに、やはりまだいろんなことが足りなかった、予算もそうですし、情熱もやや、調べているときは何か発見するものですから、子供が何か宝を見つけたときみたいに発見がおもしろかったわけです。例えばヒメホタルなんかもずっと前からいたわけですが、私も初めて見たときは本当に驚いたというか、感激したわけでありますが、そういう発見の喜びというものからそれをどう産業なり、レクリエーションだとか、あるいは観光だとか、そういうものにどう生かしていこうかというふうになったときに、やはりなかなかその難しさが伴ってくるものでございまして、せっかく自分の近くに大きな木があって一時騒いだけれども、もうこれで終わりかというふうな、若干一生懸命やった方々ほど失望感を少し持つようになってしまったのかなというふうな気がいたしております。また、そういう意味ではこれから新しい目でこのまちをどういうふうにしていくかということを考える時期に来ているのかもしれません。そういう意味で、この考え方というのは全国的にも地元学だとか、そういう動きで、連綿とどこの自治体でも続けているように思うのですが、二戸市としても最初の取り組みはかなり大がかり、まちぐるみでやったというふうなつもりでいるのですけれども、これをどのように将来につないでいくかということについては、やはり市民の方々とのお話し合いも必要でしょうし、どうしていきたいのかというところをもう一つ踏み込まないと次のステップアップにつながらないのかなと思っております。これは、自分自身もそれどころではなくなってきて、暮らしがどうだとか産業がどうだと、そっちのほうにどんどん傾斜していきまして、そっちのほうが少しずつおろそかになってきたような気もします。しかし、ある程度の情報提供とか保存とか、あるいは継承とか、そういうものはできてきているのではないかと、そのように思っているところでございます。

 金田一温泉については、ご案内のように天井が落ちてきたというふうな事故があって、なおさらあそこを難しくしてしまったことがありまして、本当に悔しい思いであります、残念でありますが、これから、宝には違いないわけでございまして、その温泉をどうしていくかと、これは市としても大きなテーマになると思います。その際に、私はその泉源、ボーリングしたときに事業協同組合に補助金を出して、そこでボーリングをしたわけでありますが、今の状態を見ると泉源はやっぱり市が直接持つべきではないかと私は思っております。その上で温泉のあり方をいろいろ展開して、そのためには泉源は、やっぱりその権利は市が持って、市のいろんな施策に有効に使えるようにすることが大事ではないかと思います。一時事業組合も赤字で大変だったのですが、温泉センターがお湯を買ってその借金もなくなりましたし、この時点で市がそれを保有して、こちら側と議会の皆さんのご意見もあろうかと思いますが、いろいろ相談した上でどうその泉源を有効に使っていくか、そのことを改めて考えて金田一温泉の新たな発展を考えるべきではないか、そのように考えております。

 あとは、宝の案内板とか、地図からいえば石切所はできていないわけでして、そこをどうするかとか、まだ、それから浄法寺全体、少しずついろんな宝の発掘はやっているのですが、大嶺の中学校といいますか、小中学校、あそこである程度の展示プランもあるわけですけれども、もう一つ浄法寺の宝をどうするかについてははっきり見えてこないし、方針を出していない、そのことがこれからの課題の一つでもあるのではないか、そのように考えているところでございます。



○議長(佐藤正倫)

 小笠原議員。



◆3番(小笠原清晃)

 もう一つだけ、市長さんにお伺いしたいのですが、今だからこそ私は思い切って言えるのではないかなと思いますが、駅周の問題やら区画整理について再三再四議会のほうからもがんがん言われてきたわけでございます。それについて、私たちは続けるべきのほうで来ているわけですが、いろんなことで賛成してみたり反対してみたり、いろんな議会のほうでもがんがんあったわけですので、そのことについても今回が、多分答弁としてはもうなくなると思いますので、そのことの思いをぶつけていただければ幸いでございます。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 駅周の区画整理の事業は、本当に二戸市にとっては巨大な事業でありまして、事業半ばで去るのは申しわけないと思っておりますけれども、議会でご指摘されるたびに自分自身としてはあれでよかったのかという反すうを常にしているつもりでございます。他の選択肢に何があったのかということを考えるときに、うまい回答が出てこないのです。あしたもまた一般質問で区画整理の話も出てくるわけでありますが、私は計画どおり何たかんた通さなければいけないとだけ思っているわけではありませんで、別な形で落ちつく、そういうやり方があるのであれば、それは真剣に考えていいと思っております。これまでも幾つかの指摘をいただいて縮小しろとかやめろとかと、こうあるのですが、私たちはそのときに単に決断をすればいいのではなくて、ではその後どうなりますかということを考えなければなりません。一時的に休んでずっと残せといえば、それでは土地が、本当は整理された土地が与えられるべき方々にそれまで待てということになりますし、農地であれば農地の仕事をとめていただく間、補償を今も払っているわけですが、それを延々と払い続けるのかとかさまざまな問題がありまして、それを解決する道があれば、それは大きな見直しというか、それはでき得なくはないと思っています。しかし、それにかわる方法が国だとか県だとか、あるいは他の自治体、1つ、この間飯能市の話が出ておりましたが、それらも私どもはいろいろと見てみますと二戸になかなか当てはまらないのです。そういうことで、これについては議会の皆さんもいろいろ勉強されていると思いますけれども、変えるとすればどう変えて、それがどう落ちつくのかというところまでいかないと、そのときの勢いでやめてしまうと。やめてしまってどうなるか。1つは、訴訟にでもなったら私は絶対負けると思っているわけですが、そういう手当てをきちんとした上で方向転換をしないと、それは将来別なもう一つの大きな課題を抱えることにつながってしまうと私は思っております。今のところ予算がどのぐらいつけられるかというのは厳しくなってくると思いますけれども、やはり現場を歩きますと毎年少しずつではありますが、改善されてきております。そして、例えば学校、小学校の道路なんかはあれだけ取り出してやればいいではないかという考えもあるのですが、本当にそれができるのかと。それは、区画整理を解除して全く新しい方法をつくり上げるまでに物すごい用意なり準備なり、あるいは合意が必要なわけですから、それを見越してそうおっしゃっているのかどうかというようなことなども検証しないと、ただ単にやめて道路をあそこだけよくすればいいとかというふうには全然ならないのです。そういうことをもう少し緻密に考えて、見直すのであれば見直す提案をしなければいけない。私たちは、都市計画課を中心にして今までもいろいろとやってきまして、やっぱりたどり着くのはあれだけの状況で、半分ほど、4割ぐらいかな、進んできた中をやめたり休んだりなんかするというのはどうしてもさらなる負のほうが大きくなると。そして、将来にとってよくはならないというふうな判断に私も行き着きまして、何とか続けなければならないのではないかというふうに思っております。お金はかかりますが、まちづくりは、実はヨーロッパなんかは当然なのですけれども、100年、200年、長い時間をかけてつくり上げていくものだと思っています。まちづくりも見てきて、縄文以来人が住んでまちをつくってきた、そういう流れから見れば、5年、10年、あるいは20年、それがどういう時間かといえば、それほど深刻な時間ではないと思っています。実は、川又の道路もあれも結構時間かかっているのです。あれ20年近くかかっているのではなかったですか、最後できるまでには。やっぱりまちを変え、しかもそこに住んでおられて、あるいはそこで農業なり商売をやっておられる方々、そして個人の財産がいっぱいある中で何かをやっていこうとすれば、それなりの時間と手間暇がかかるということでありまして、私は新しい体制がどう考えるかというのはわかりませんけれども、やっぱり今が大変だからやめてしまうということだけではなくて、それではやめたときに後がどうなるか、それは直接市民の暮らしや財政、いろんなことにかかわってくるわけですから、その答えをある程度用意して初めて転換をしなければならないのではないか、そのように考えているものでございます。



○議長(佐藤正倫)

 小笠原議員。



◆3番(小笠原清晃)

 ありがとうございました。今の区画整理あるいは駅周問題については、前回の選挙で石切所地区の皆さんが相当雰囲気が変わったと。その前は、市長が行っても罵声を浴びせられて非常に私たちも聞いていられないような状況でございましたが、前回の選挙のときに大村の集会所に300人ぐらい集まったときですが、私もそこにおりましたのですが、じゅうたんを敷いて市長ご夫妻を迎えて、拍手で迎えた。そのときみんなが涙して、これはやっぱりここの区画整理はちゃんとしていかなければならないなと私もそのとき決断しましたし、皆さんもそういう気持ち、あるいは市長もあそこで涙を流したということが目の当たりに今も浮かんでまいります。そういう本当の住民の気持ちを私たちも真剣にとらえながら、これからも議会としてやっていかなければならないということの決意を新たにしたものであります。

 それで、17年余りの市長職は、単なる頭がよければいいとか能力がよければいいとかではなく、行動力も必要でありますし、あるいは体力が最も必要だと、そのことが、今まで市長には物すごい重圧やら心労があったと思います。もし市長職を解かれて時間がありましたら、今までのところを振り返りながらゆっくり体も休めていただきたい。そして、また違う分野から市政を見ていただきたいなというふうに思います。本当に17年余りありがとうございました。ご苦労さまでございました。

 終わります。



○議長(佐藤正倫)

 ここで暫時休憩いたします。

休憩 午前10時48分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜

再開 午前11時00分



○議長(佐藤正倫)

 再開いたします。

 引き続き一般質問を行います。

 5番、新畑鉄男議員。

〔5番 新畑鉄男君登壇〕



◆5番(新畑鉄男)

 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。

 小原市政の総括と後期計画の展望についてでございます。ことしも残すところ20日余りになりました。インフルエンザ、風邪など健康に十分気をつけ、来年度の予算編成などに頑張っていただきたいと思います。

 それでは、市長は6月議会で勇退を表明して、早いもので半年たちました。任期も残すところあと2カ月足らずになりました。18年間、大変ご苦労さまでございました。振り返ってみればいろんなことが思い出されると思います。私から見れば、どちらかといえば苦労が多かった18年間ではなかったかなと思います。また、それなりにやりがいもあったとも思う次第でございます。18年間の中でも新幹線事業は県北の拠点地区として一大事業であったと思います。現に今日までも事業が継続し、続いているのが現状でございます。早期完成を待っております。そのほか農林、建設、福祉、またまちづくり、下水道工事など一身を捧げてきたことは言うまでもありません。市民にかわり感謝を申し上げる次第でございます。

 国の財政難に始まり、市町村合併が進められ、平成18年に旧二戸市と旧浄法寺町の合併が決まり、新二戸市が誕生しました。初代市長として今日まで頑張っていただいていることは申し上げるまでもありません。私もかじ取りをお願い申し上げた一人でもあります。そのことを踏まえ、市長には最後の質問になると思いますが、よろしくお願い申し上げます。

 1つ目として、18年間を振り返ってみて今の心境を聞けたらと思っております。18年間の間にこれだけはやっておきたかったなと思うことや、これはもう一つだったかなと思うことなどいろいろあると思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

 2つ目として、市長は9月議会でこれからの市政について、新しい市長のもとで進めていくべきだと言っていました。新市総合計画も10カ年の、ここちょっと違っておりましたけれども、10カ年の半ば、3分の1が過ぎようとしております。いまだ効果が見えてこないのが現実であります。また、駅周辺の整備などなど、これだけは引き継いで進めてほしいという事業もたくさんあると思いますが、その考えをお伺いいたします。

 以上2点、よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 いろいろとありがとうございます。お二つほど質問をいただきました。18年を振り返って今の心境と言いますが、先ほど小笠原議員さんからのお話にもありまして述べたつもりでございますが、初めのほうで言っておられますように、この17年余りの間の大きな事件としては、やはり新幹線の開業と、そして私は合併だと思っております。新幹線の開業は、これは市というよりも国策とあわせての整備だったわけでありますが、ただ単に国が鉄道を敷いて新幹線の駅をつくったということではありませんで、特に今回の新幹線については県が3分の1の事業費を負担せざるを得ないと、さらにその10分の1が地元負担と、端的に言えばそうなのですが、それにあわせてさまざまな整備をある意味では強いられたといいますか、あるいはこれに便乗していろんな整備をしようとしたというふうなことでありまして、区画整理はその代表的なものでありますけれども、県自体としても、私たちもいろいろお願いもしたわけでありますが、新幹線の駅ができたときに、駅の周りもそうですけれども、県北としてどうしなければならないのかと。私どもは、沿岸から秋田、青森まで出かけていって、どうしたら二戸の駅を利用していただけるかというふうな問いを発して、そのためにはやっぱりアクセスの道路が必要だと。3万の市だけの駅ではなくて、県北の駅たるその存在感、あるいは利用によってその地域の発展を期すならば、やはり大勢の方々に利用していただかなければならない。現実にそのような利用がなされて、1日の乗降客も当初900人の想定から今1,300人ぐらいですか、徐々にふえて、去年あたりから少し横ばい、そして高速道路が安くなって少し減ったのですけれども、そういうふうに伸びてきたのも、それとあわせた新幹線関連道路といいますか、県北横断道路といいますか、ああいう道路整備、そして駐車場とか国道からのアクセス、あるいはなにゃーとという施設、ああいうものが相まってそうなってきたのではないかと思っております。それにはご案内のように多額の費用を使いまして、これはずっとこれからも借金を返していかざるを得ない状況になったというのは一つの重荷を背負っているわけでありますが、私といたしましては、単にそれでは新幹線が通ればそれでよかったかというと決してそうではないのではないかというふうに思います。今なにゃーとのあの施設がかなり利用されておりますし、物産センターもおかげさまで黒字であります。そして、沿岸から秋田、青森にかけて19市町村の交流がこの県北といいますか、この地域にとって私はかなりプラスに働いていると、そのように思っているところでございまして、この後それではどうするかというのが次の課題になってくると思います。私どもは、新幹線開業の後、期待いたしましたのは、特に西側に少なくとも事業所の幾つかが建ったり、ホテルが、あわよくばホテルでもできないか、そう思ったわけでありますが、ご案内のとおりでございまして、レンタカーだとかコンビニができたぐらいで新たな事業展開がなされていないと。福祉の施設が最近できたりもしました。あとはアパートができている状態で、本来であれば、立地を考えれば、もっと事業系の施設があそこに張りつくはずであったといいますか、張りついてほしかったという思いは強くありますが、残念ながら現状のとおりでございます。しかし、よそを見ましても八戸なら八戸、あるいは花巻だとかいろんな駅を見ましても、盛岡もそうなのですが、実は片側は結構できてきているのですけれども、後ろ側といいますか、それはやはりある程度の時間の経過を待って施設展開がなされていくというふうなことなどを考えれば、新幹線が開業して7年になりますけれども、もう少し時間をかけながら見ていく必要があると思っております。特に私たち総合計画つくるときには、このような世界的な不況が覆うとは想像もしていなかったのです。そういう状況の中で次に進んでいかなければならないというのは大変なことではありますが、駅周辺についてはそういうことで、先ほどもご質問がありましたけれども、やはり一定程度の整備はそれなりに続けていかなければならないのではないか。代替案の検討について、もちろん否定するものではありませんで、いい案があればそれは真剣に考えてみたい、そのように思っております。

 それから、合併でございますが、これも小笠原さんからのお話もございましたけれども、私18年、17年何カ月、3つに分けて言いますと前半、中間、そして後半と、こうなるのですが、後半はまさに合併一色だったと思います。私といたしましては、何とかカシオペア連邦が一つになれないかということでそれなりに、議会の皆さんも大変ご苦労をなさったわけでありますが、かなりしんどかったわけですけれども、何とか一つにならないかということでいろいろお願いなど働きかけもしてまいりましたが、結局は2つが1つになるということで終わりました。しかし、小さな合併ではありましたが、この合併がなければ、まさに県北における、あるいは岩手県における二戸市の存在というのは本当にかすんでしまったのではないかと私は思っております。そういう意味において、浄法寺の議会の皆さん、そして当時の町長でありました清川さんのご勇断、ご決断といいますか、これが本当に今の新しい二戸市にとってありがたいことであったと思っております。それだけに前期計画の中でどれだけいろんな仕事ができたかと言われると、見えないと言われて、見えないと言われるのはちょっとショックなのですが、十分でないことは確かでございまして、これは今後の大きな課題だと、そのように思っております。合併後総合計画が、実際4年なのですけれども、平成18年は計画つくりながらの事業ですので、言ってみれば3.5年というか、3分の1といみじくもおっしゃいましたが、そういう中でどれだけ進んだかということになるわけでございます。これにつきましては、前期計画に関していえば、21年度当初予算段階で進捗率は件数で107件、全体の事業107件のうち99件、これは完成したわけでありません、着手したということでございまして、99件で92.5%になります。また、事業費ベースでいいますと311億円のうち225億円で72.5%となっております。これは、21年度の補正額、それから22年度事業費を仮に同じように60億と仮定しますと、5年たってどうなるかといいますと事業費ベースでは93%の達成率となるということであります。しかし、来年度予算どれだけ期待できるかは大変難しいところでございますが、21年度末が件数で92.5、それから事業費ベースで72.5%になるということでございます。確かに当初の勢いから見れば達成率は、達成率、これ着手ですから達成したことを想定したりするとまだまだの感がありますが、言いわけではありませんけれども、これだけ不況が覆って別な仕事に重点化しなければならなかったことなども一つはあると思いますが、慢性的に財政に悩む二戸市としてやはり総合計画を完遂するのはなかなか容易なことではないと改めて思い知らされたところでございます。

 それから、これだけは引き継ぐといいますか、できなかったことなどについてのお話でございますが、浄法寺と合併して合併協定、その他総合計画での事業といたしまして、小学校は何とか今建築中でございますし、下水道も4月から一部供用が開始できるようになりましたが、一番大きなのはやっぱり道の駅なのだろうなと、そのように思います。この議会でもご指摘をいただいておりますし、浄法寺の地域審議会でも毎回あれはどうなったというふうなご指摘をいただいております。ただ、道の駅につきましては、何度も申し上げておりますけれども、言葉としては当時から道の駅をつくるというふうなことでありましたが、その中身についての議論というのが実は余りなされていなかった、それで合併で引き継いで目玉の一つになってきたわけでありますが、やはりその中身を検討してまいりますと、いわゆる一般的な道の駅が本当にあそこに必要なのか、あるいはつくったとしてどれだけ利用されるのだろうかというふうなことを考えますと非常に慎重にならざるを得ないというふうに考えてまいりました。と申しますのは、道の駅のかなりのところが、例えば産直、産直なんかが非常に喜ばれているわけでありますが、既に浄法寺には既存の産直が2つないし3つありまして、それらをさらに増進するのであればいいのですけれども、お互いに足を引っ張り合う関係になってしまうのではないか、そういう心配などもあります。また、天台寺の入り口としていろんな整備の仕方があるのではないかということについては、既に滴生舎等々整備されているのです。あそこにも多額の費用が投じられてかなりの整備がなされております。民俗資料館もありますし。そういうことで、改めてあそこにつくらなければならない必然性というのはやっぱり少ないのではないかと。もう一つ、漆、今売り出し中の漆についてあそこでつくろうというふうなことになったときに、漆の何をあそこでやるのかということであります。展示販売については、既に滴生舎もそうですし、民間のお店も新しいのも入れて2軒なりあります。かなりきれいなお店があるわけでして、似たようなことをそこでやるというのはお互いが足の引っ張り合いにならないとも限らない。そういうふうなことなどを考えますと、通常の道の駅としてはふさわしくないのではないか、あるいは経済的な投資に見合う利益といいますか、そういうものが見つけられないのではないかと思います。漆振興室でさまざまなプランも書いてみたりしたのですが、いま一つ踏み込める状況にないのが現実でございます。私は、これはまことに個人的な話でありますが、浄法寺の町を見るにつけ、あそこは町の駅で役所の周りをそういう場所にしたいという構想が一方ではあるのですけれども、やっぱり人が集うといいますか、にぎわいをつくる、あるいは都市公園的に、市民が日常的にそこを使ってキャッチボールでもサッカーでもいいのです。また、イベントがあればそこに屋台を出して、あるいは盆踊りを踊るとか、そういう場所が、役場の前の駐車場も一つそうなのですが、それがないのではないか。私は、馬淵川公園ではありませんけれども、浄法寺町としてひとつ新しい近隣公園的な場所が必要なのではないか。御山橋を渡って滴生舎も含めて、あの一帯を1つは都市公園風に見ていってはいかがかというふうに今思っております。したがって、そうなりますと岡本小学校は、これも撤去しろ、撤去しろと盛んに言われているのですが、撤去をしてあそこに小規模な施設、それは1つはトイレ、それからやっぱり浄法寺町というのはどういう町かというのを多少は紹介できるスペース、そして何かあればイベントをするためにいろんな器具の収納施設をそこに置けばいいのではないかと。それは、例えば屋台みたいなものでもいいですし、あるいは長屋風な屋根だけの施設をつけて、何かあるときにはそこでいろんな催し、物を売ってもいいですし、遊んでもいいし、スポーツをしてもいい、いろんなことができるような場所にしたほうがいいのではないかというふうな、これはあくまでも個人的な見解でありまして、職員の方々にも多少そういう話をしているのでありますが、まさにこれは後期計画の中でしっかりとご議論をいただきたいと思います。

 道の駅にいま一つ踏み込めないのは、ほかの場所のときにはある程度地元に熱気というものがありました。こういうものをやろうという熱気があったのです。それがどうもこの道の駅については感じられないのです。やらないからそれはよくないというふうな意見はあるのですが、こういったものをぜひやろうよという声が上がってこない、地元からも。したがって、やっぱりこれは二の足を踏む、そう言うと怒られるかもしれませんけれども、いや、私自身はそう考えているのです。したがって、慎重にならざるを得ない。そうでなければ、声を大にしてかくあるべし、浄法寺の道の駅はこのようなものをつくるべきだという発言がもっとあってもいい。あそこでも地域で話を聞けとかということで聞いているのですが、やっぱりいま一つ逡巡しているのではないか、そんな気がしておりまして、これを当初予定どおり道の駅にするか、あるいは一つの案としては都市公園風に、多様な広場にしておいていろんなことに使えるようにしていく、そして本当に固まった時点で何かをつくるというのも一つの方法ではないかと私は思っているのでありますが、そのように考えているところでございます。

 また、浄法寺について大変残念であり、かつ申しわけないのは、やっぱり1つはバイパスです、浄法寺バイパス。これは、県の事業でありますが、用地の確保ができなかった、それは本当に残念であり、かつ申しわけないと思っております。これは、事務的に進めて、制度を活用しながら何とか実現、少しでも進めていかなければならないと思いますし、バイパスは何とかなりそうかなというふうな気もしてきましたのですが、もう一つは役場線です。せっかく学校に着手していながら、本来であればきれいな歩道のある道路を渡って子供たちが元気に学校に通うべき構想にもかかわらず、役場線が一向に進捗してこない。それについてもほとほと参りましたのですが、財産権というのはかくも強いものかというのをまざまざと思っているのでありますが、なかなか土地収用法だとか、それも簡単にはいかないのです。しかし、そういった手段でやらざるを得なくなってきているように思いますが、これは何としても実現しなければいけないのではないかと、そのように考えているところでございます。

 また、安比川流域については見えないと言われますが、多少なりとも給食センターができたり、小学校、今工事が始まったりしているのですけれども、一方山のほう、川又のほうで圃場整備についての計画づくりが始まっているわけでありますが、いま一つ、緑資源のいろんな事件があって組織そのものはなくなったわけで、県がそれにかわっていろんな事業の支援をするわけでありますが、いま一つ山手のほうが見えてこないということで、これからまさに畜産、あるいは農林、林の部分もこれから大変大事になってくると思うのですが、そういった視点で強いメッセージを発しつつ取り組んでいかなければいけないのではないかなどなど思っております。ただ、今後のことは責任のない者があれこれ言うのも失礼な話かもしれませんが、しかしそれらはいずれにしても避けて通れない課題ではないかと思っております。願わくば浄法寺のまちについては、浄法寺の皆さんが、第三者的見方も大事なのですけれども、自分たちのまちをどうしていくのだというエネルギーがやっぱりもうちょっとあればいいのではないかというふうに私としては思っています。失礼の段があればお許しをいただきたいと思いますが、私は合併についていろいろ評価がありますが、貧しい者同士がくっついてどうなるのかというふうな見方もありましょうけれども、私は前向きにとらえたい。持っているものそれぞれ、新幹線の駅であれ高速のインターであれ、あるいは稲庭であれ折爪であれ、あるいは天台寺であれ九戸城であれ、それぞれの持っているところが2つになって大きな宝を持つといいますか、資源を持ったわけでございますので、それはマイナス的な視点から見るのも時には必要なのですけれども、もっと前向き思考で、これだけ財産、資産があるのであれば、それを有効に使ってもっと元気のあるまち、楽しいまちにしようではないか、そういうふうに意識を持つべきではないかと思っています。そのためには、まだまだやるべきことはたくさんあるのだろうと思いますが、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。

 それから、気になるのはもう一つ、たばこでございます。3年連続日本一になって今度どうなるか、ちょっとまだわからないのでありますが、今非常に日本じゅうからといいますか、いろんな分野から攻撃されております。1つは、健康の面から、1つは税収のターゲットとしてたばこが翻弄されつつある。このことは、大変大きなゆゆしき問題だと思います。先日議長さんとの連名で国の各機関に対して、単に大幅な増税することについては考え直してほしいというふうな要望書を提出いたしました。いずれ健康のことを考えれば、これまでどおりたばこが栽培を持続していくことが可能かどうか、それについては不安がないわけではありません。ただ、もし縮小するとしても中心地は最後まできちんと持続するのが一般的でありますし、もし国がたばこ政策としていろいろ考えるのであれば、これまでたばこ農家はさまざまな、JTとも協力関係を結びながらいろんな工夫を凝らし、また資本も投じ、人材も育成してここまで持ってきた、その経過をちゃんと踏まえてくれと、それも要望書に書いたわけでありますが、したがってポスト葉たばこということになれば、そういった延長線上において農家の方々が安心して事業、この品目を転換できるように、そういう道筋をきちっと立てる必要があるのではないかと、そのように考えております。これは、ただ国に言えばいいということではありませんが、実は地元としても葉たばこを守るということを言いつつも、いずれ転換ということも視野に入れておかなければならないのではないかというふうに思います。立ち枯れ病が非常に蔓延してきております。これは、輪作の被害もあろうかと思いますから、その転作が一つは解決策として言われているわけでありますが、それにどのような品目を入れていくか、そして徐々に代がわりしていく方法だってあると思いますが、たばこについては、これは一つのチームをつくるなりして、それは組合の方々、あるいは議会の方々、大勢の方々に賛同していただいて、このたばこについてどう取り組むかということを考えるべきだと思っております。たばこについては、議会に愛煙会がありまして、いろいろご活躍なさって、この間新聞でちくられましたけれども、確かに嗜好品でありまして、ただただ目のかたきにすべきでないと上坂冬子さんも言っておりました。私も、老いの一喝で言っておられたのですが、お酒にしろたばこにしろ嗜好品になるものは本人の責任で処理するものであると、私もそのとおりだと思います。でなければ、お酒だって過ぎたら病気になってしまうわけですし、ほかの食べ物だってそうです。今子供たちは、チップだとかのああいうものばかりいっぱい食べて体を何となく弱くしているせいもあるのではないかと思います。ですから、そこははっきりと一線を引く必要があると思いますけれども、しかしどうもお医者さんに言われると余り反論できなくて、やっぱりいずれ葉たばこについては転換期が来るかもしれない。それに対応して、それへの準備といいますか、それを始めなければいけないのではないかと、そのように考えているところでございます。

 やや焦点がぶれたかもしれませんが、とりあえず以上でございます。



○議長(佐藤正倫)

 新畑議員。



◆5番(新畑鉄男)

 それでは、少し再質問させていただきます。

 私たち浄法寺出身の議員の人たちは、市長とおつき合いするようになってからまだ浅く1期ぐらい、3年から4年ぐらいたつのですけれども、私から考えると合併した時点でもう少し方向性が出るまでやってほしかったなと私なりにそう思っております。市長の答弁によりますと何か充実した18年だったというように聞こえますけれども、中にはもっと協力があれば、もう少しこの辺もできたかなとか、今の、よそにもよく研修などに行ってみるのですけれども、二戸市内の旧道のまちづくり、町並みというか、やっぱり市としてちょっとよその市に劣るところがあるものなのかなと感じております。堀野地区のほうに行けば何とか、何か市なのかなという感じに見えるのですけれども、私たち隣町から来た者にしてみれば、やっぱりその辺をもう少し開発してもらえればよかったかなと考えております。

 そういう中で、合併して二戸市の新幹線なのですけれども、やっぱり新幹線のであそこを見ると西側はある程度整備されたような感じには見えるのですけれども、それから今は南側ですか、そこはみんなして待っているのですけれども、浄法寺、我々向こうのほうから来ると、やっぱり一番先に感じることが新幹線の駅周辺のもう少し発展が、もっと人が集まるような何かがあればいいなと、いつもそう考えているのですけれども、昔だと遊び場、パチンコ屋とか飲み屋とか結構ありまして、そこにいてちょっと遊んでいくこともありましたが、今になるとそういうのが全く見えなくなってきているようであります。なにゃーとでいろいろなイベントをやるとき以外は余り人も集まらないのが現実ではないかと思いますけれども、今後そこの駅周辺の開発を踏まえていきながら、やっぱり人集めをするにはあの辺に何か持ってこなければまずいのではないかなと私なりに考えております。次の市長にかわっても、こういうことはやっぱり申し送りというわけではないのだけれども、そういうのがやっぱりあってもいいのではないかなと、そう思っております。予算面でもその辺を考慮しながら今後進めてもらいたいと思いますが、どう思っておりますかお聞きしたいと思います。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 いろいろとご指摘をいただきました。もう少しやってもよかったのではないかというふうな、お世辞としてもありがたいお話でございました。議会の皆さんと今の市の職員がその気になれば、いいまちづくりは必ずできると、そう信じております。旧道、町並みについてなのですが、確かに220メートルだけは比較的早い段階で電柱も取り除いていい空間にできたのですが、その続きがなかなかできなかったのです。それは、1つは220メートルを整備するのに非常に困難がありました。これも地権者との関係なのですけれども。それで、県も結構嫌気が差したところがあるのです、それは露骨には言いませんけれども。それと同時に、駅周辺のほうとかほかの街路なり、新幹線に関連する道路だとか、ほかのほうに予算を入れざるを得なくなってきた。そして、橋として岩谷橋をつけかえるというのはずっと構想にあって、ただ順番からすると川原橋のほうが先だというので、それが延々とずれてきました。私どもは何回もお願いをしてきたのですけれども。1つは、特に岩谷橋についてはご案内の地形、橋の下にうちもあったりして、その前後を改修するのに物すごく事業が大変です。私どもは、仮設の橋を現場につくるのではなくて、白鳥川のもう少し上流か、あるいは荷渡から橋をかけて駅行き用にして残してほしいとかいろいろ言ったりもしてきているわけでありますが、その工事を考えると予算的にも、それから現場的にも非常に困難を極める。そこがどうしても県がいま一歩、もう少し簡単なほうをやってしまうのです、小鳥谷バイパス何とかと、バイパスはちょっと違いますか、予算が違うのですが、なかなかその予算が回ってこない。県自身も、国の制度もありますが、予算規模が非常に少なくなってきて進んでいかなかったというのが本当に残念であります。ただ、ご案内のようにおくればせながら川原橋が今つけかえ工事やっているのですが、それから警察に向けてある程度きれいになっていきます。今でも前に比べればきれいになりましたし。前は、本当にあそこを通るの嫌でした、お客さん連れてあそこを通るの本当に嫌だったのですけれども、少しきれいになってきたのです。これから八幡下については、並木敷きというものを使って、これも何回も県にお願いしているのですけれども、やっとでつけられそうであります。そうなりますと川原橋からこちらに向けてパークホテルあたりですか、何とかきれいになってくるのではないかと。それから、岩谷橋が川原橋の後つけかえ工事が始まって、それでこっちから五日町、こう上っていって、それがうまくドッキングできるように、それは県に対してやはり相当程度お願いをするというか、圧力をかけるというか、それがないとできてこないのだと思いますが、いずれやらなければならないのではないかと思っています。

 それから、北のほう、田町、長嶺の方向にも行くかといいますと、それはかなり難しいです。といいますのは、地形的に田町、長嶺を見ると片方はもうがけなのです。建物が建っているとそうも見えないのですが、1戸、2戸建ったところを見ると本当にもう道路際ががけになっていますから、まちとしての道路を広げて片側にも何かやっていく展開というのは見込めないのではないか、そのように思っています。ただ、せっかく長い間中心地として、中心市街として頑張ってきたまちですから、何とか歩道部分を確保するなり、あるいは町並みとしての美しさ、それを持つようにするとか、伝統的な建物としてカネシメさんのところが指定されたわけですけれども、ああいう歴史的な形のあるものは残しつつ、もう少し町並みをきれいにすると。それは、本当はまちの人たちなのです。きれいにしようという動きが出てくることが大事なのだろうと思いますが、何とか頑張っていただきたいと思います。

 それから、区画整理なのですが、おっしゃるとおりでして、先ほど申し上げましたように西側、あれだけつくったのならもっといろんなものが建っていいのではないか。いや、本当そうです、私たちも、それで地権者にもいろいろお願いして、お金のある方々なのですけれども、やっぱりホテルだとか事業所だとかリスクが大きい、もし失敗したらどうしようと思うのは普通なのだと思いますが、なかなか一歩踏み出せない。そういう中に、だんだん経済が悪くなってきてますますしりすぼみになってきたというふうに思います。ただ、私どもはやはり地の利を考えますと、あそこに企業が来てもおかしくないと思うのです。そういうことで、地権者との相談もありますが、何とか企業に、地場の企業でもいいですし、外部の企業でもいいですから来ていただきたいと、そのように考えておりますし、そういう働きかけはこれからも続けていくべきだと、そのように考えております。

 それから、人集めに関してなのですが、実は東側、今までは東側で電車に乗る前に何か一杯やるとか、ちょっと食べるとか、そういうお客さんもいたのですが、今はそういうお客さんもいなくなりました。私は、区画整理の話がたびたびなされるわけですが、東側のあの中心部、それは密集地域としてもう一つやり方はあるわけですが、あそこができない限り、やっぱり容易に撤退できるあれではないのではないか。あそこをやって初めて駅の周りがある程度整備できたというふうに言われるのではないか、そのように思いますし、地元の方々もしびれを切らして嫌になってしまっておりますが、それでもかすかにやっぱり何とかしなければならないという思いが強く残っているように思います。したがいまして、これから経済的にどうなるのかわかりませんが、やはりそこはぜひやっていただきたい。今川原橋のほうからやっと下水もつないで、下水の整備、区画整理と一体でないとなかなかできないわけですが、それも上ってきます。そういうことで、タイミングが整ってくれば、一つのプロジェクトとしてあそこの東側の駅前を何とか整備していただけないものかと思っております。

 それから、人集めでございますが、あの建物、もう少しガラス張りにして中を見えるようにすれば一つはよかったのかもしれません。しかし、ガラス張りにすると光が入って今度は暑くなったり大変なのです。したがって、中で何が行われているとかというのはよく見えないです。それが時々指摘されるのですが、国道を通っていても建物は見える、でもあれは何だかよくわからない。しかも、あそこで何が行われているか見えないというふうに言われます。大きなイベントのときは旗立てたり、国道沿いにやったりして案内をしているのですが、その国道からの誘導、道の駅的機能まで兼ねるとすればなおさらでございますが、もう少し誘導の仕方を工夫すべきではないか、そのように考えます。また、イベントについても年に1遍はあそこでフェスティバルをやっていて、それにはかなり集まっているのです。二戸市で最大の、私は、お客からすれば集まるフェスティバルなのですが、あそこまでいかなくても夜市であれ何であれ、もう少し継続的に人が集まれるようになればいいな。それは、これからのソフト事業、ここは知恵を絞る必要があると思いますが、大切な大事な視点だと思っております。商工観光課も頭を悩ませて何とかならないか、特に東側でもう少し人を集められないのかというのは苦慮しているのでありますが、これからもいろんな今セミナーを開くとか、プロが入ってきてまちづくりについてご意見を聞いたりしておりますので、その中で可能性があるものについてぜひ取り組んでいただきたい、そのように考えているところでございます。



○議長(佐藤正倫)

 新畑議員。



◆5番(新畑鉄男)

 最後にもう一つ、ちょっとお伺いしたいのですけれども、ちょっとうわさというか、ちょっと聞いたことなのですけれども、今東光さんですか、今東光さんの遺品というものを何か調達したような話をお聞きしておりましたが、今後道の駅とか、今の寂聴記念館とかいろいろその辺のと競合するところがあると思いますけれども、今後その遺品などを調達してもらってきたときはどのような方向におさめるつもりでいるのかお伺いしたいと思います。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 今東光さんの遺品については、清川副市長を中心に総合支所でいろいろとやりとりを遺族の方とか仲立ちする方々と折衝をしておりまして、何とかかなりなものをいただけるというふうな方向になってまいりました。今月の下旬、私も直接お会いをしていろいろお願いをしたいと、そのように思っております。万一、万一といいますか、幸いにしてそれをいただけるようになれば、当然今の寂聴記念館を拡大するといいますか、あるいは3階部分を、今森林組合が入っているわけですけれども、あそこの建物を今東光あるいは寂聴記念館というふうにして、もっともっと人が呼べるような施設にできないかというふうなことを今考えているところでございます。まずは、どういったものをどれだけいただけるかということがまずはっきりしませんと次に動いていけないわけでありますが、いろんな評価もしていただきながら何とかいいものをたくさんいただければと思っております。運んだりするのにはある程度お金がかかるかもしれませんが、基本的には、福田先生のときもそうなのですが、ただでいただくというのを原則にしまして、そのかわりあとはもらったからにはきちんと管理をしなければいけませんし、世間に対してもきちんとした形で展示紹介をしなければいけないというふうになりますので、その点は十分考慮しなければいけませんし、後期計画の中でもまた位置づけられてくるのではないかと、そのように考えております。



○議長(佐藤正倫)

 新畑議員。



◆5番(新畑鉄男)

 いろいろありがとうございました。また、退任に当たってからも、また陰になりながら二戸市の力になっていただきたいとよろしくお願いを申し上げまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(佐藤正倫)

 ここで昼食のために休憩いたします。

休憩 午前11時46分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜

再開 午後 1時01分



○議長(佐藤正倫)

 再開いたします。

 9番、田代博之議員。

〔9番 田代博之君登壇〕



◆9番(田代博之)

 それでは、市政同志会を代表して質問をさせていただきます。

 1番目に、楽しく美しいまちづくり事業についてであります。この事業は、小原市長が就任して間もなくの平成4年7月から始まっております。二戸市民が喜びや生きがいを感じながら誇りを持って暮らせるまちを目指して、二戸市の持つ豊かな自然、歴史、文化、先人の知恵などを市民総参加で探し出し、これを生かして特色あるまちづくりをしようという計画でスタートした市長の思い入れの強い事業だと認識をしております。私も最初の1期から2期まで3年8カ月ですか、委員としてお世話になっております。当初市民30名、市職員29名で構成する楽しく美しいまちづくり推進委員会を立ち上げ、全世帯へのアンケート調査、個別ヒアリング、地区懇談会などを経て巨木、化石、生物、歴史などの調査で市内各所を回らせていただきました。シビックセンター1階の地域情報センターや各ゾーンのモニュメントなどでこの事業の一部は見ることができますが、現在までの17年余りの長い間活動してきた内容について質問をいたします。

 1番目に、宝探しツアーや巨木サミットなど、これまでにこの事業がかかわったイベントのほか、主宰ではなくとも考え方を取り入れて行われた事業など数多くあるものと思います。地域情報センターや案内板などの施設や整備したものなどにどのようなものがあるか、ハード部分も加えてお伺いをいたします。

 2番目に、平成18年に二戸市宝を生かしたまちづくり条例及びまちづくり推進委員会規則が施行されております。そこでは、委員は20名以内、任期2年としていますが、委員数を減らした理由、市職員は入っておらないのか、委員の費用弁償、報酬などはどのようになっているのか、委員のスタート時点からこれまでの延べ人数は何名ぐらいになるのか。また、事業の性格上、有志によるOB会のようなものがあれば効果が広がったと思えるのですが、その考えはなかったのかお伺いをいたします。

 3番目に、シビックの地域情報センター、折爪のもりの学び舎など宝を生かした施設ができています。平成14年に新幹線二戸駅に二戸広域センターもできて予想を上回る物産品販売になっております。これには、メッセ「なにゃーと」を併設した設計変更がトリコロール広域物販と駐車場料金システムとともに大きな要因になっていると受けとめています。ただ、設計変更により宝の案内スペースが手狭になったような気がいたします。JRさんの協力とレイアウトの工夫でもっと二戸駅で二戸の宝を紹介できれば、シビックセンターなどへの流れや駅からハイキングのような観光や対外交流に生かせると思うのですが、そのような考えはありませんでしょうか。また、計画にあってまだできていない施設については今後どのようにするのかお伺いをいたします。

 4番目に、合併して新二戸市になってから旧浄法寺エリアについて、この事業はどのようになっているのかをお聞きいたします。

 次に、大きな2番目でございます。地域の道路環境整備についてであります。小原市長におかれましては、初当選の平成4年から17年余りの長きにわたって市政のかじ取りをされてきました。今回が最後の定例議会となることになります。これまでに宝を生かしたまちづくり事業、新幹線関連事業、教育施設事業、各施設の民間委託や指定管理制度導入など行政のスリム化、また旧二戸市と旧浄法寺町が合併をして新二戸市の誕生を実現するなど多くの難題、難事業に取り組んでこられました。本当にご苦労さまでございます。まだ数多くの継続事業や残事業がありますが、特に道路環境整備について次期市長、市職員に継承していただきたいと思っております。デイサービスのバス、救急車、消防車などの緊急車両が入っていけない箇所、狭い足元道路などがまだたくさんあります。また、雨水の流入で困っているところ、合併浄化槽をつくっても水を流せないなど下水道の入っていない地区、地域の側溝の老朽化の改善であります。これらのことを地域の協力を得ながら早急に整備して安心、安全な生活を目指すべきだと思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、大きな3番目でございます。難視聴地域解消対策についてお尋ねをいたします。政府の行政刷新会議が行っている事業仕分けにより、本県に大きな影響が出るとする19の事業が新聞報道されました。仕分けどおりに予算の廃止、縮減がされた場合、2011年度の地上デジタル完全移行が難しくなる可能性が高いというものがその中にあります。旧二戸市においては、地上デジタル電波の受信状況を把握してから対応するという方向性のもと、平成20年度に調査を実施し、改めて難視聴地域を洗い直しました。アナログ電波では視聴できなかったところでもデジタル化により難視聴が解消された地域も発生し、財政面での負担が軽減したことは事実だろうと考えます。しかし、ここに来て新政府の方針が事業仕分けのとおり進むならば、二戸市においても地デジ完全移行は難しくなると思われます。新規の受信施設設置事業には、事業費の3分の2を国が補助することになっておりますから、事は深刻であります。そこで、何点かお伺いをいたします。

 1点目、平成22年度以降、難視聴地域とその世帯数はどの程度なのか、また組合化されているのはどれくらいか。

 2点目、平成22年度、23年度の難視聴地域解消の具体策。

 3点目、事業仕分けどおりに進んだ場合、二戸市が受ける影響とその対策はどうなるのか。

 以上、お伺いをいたします。よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 3点についてのお尋ねでございます。

 まず、楽しく美しいまちづくり事業についてでございます。当初田代さんにも活躍をしていただきまして大変ありがとうございました。まちづくりにつきましては、ご案内のとおりでありますが、当初市民の方々にもご参加いただき、委員会をつくって自然班とか生活環境班、歴史文化班、産業班とか名人班とかいろいろ班をつくって、いろいろ調査で市内を走り回ってたくさんの情報を集めていただきましたし、またお年寄りの方々、あるいは現場を訪問するなどしてその事実を確かめたり、いろんな資料なども集めていただきまして本当にご苦労をおかけしたと思っております。

 ご質問でございますが、いろんな事業をやってきた中身についてのご質問でございます。まず、イベントということでございますが、さまざまありまして、例示的にしかお話しできませんけれども、宝めぐりツアーをこれは今もやっております。それから、斗米の牧場、市営牧場で草原の風・星まつりなどもやってみました。また、折爪ではヒメホタル鑑賞会、これは今も続いているところでございますし、また全国的なものとしてはこども巨木サミット、これは平成12年でした。翌年は、全国の巨木サミットも開催しました。また、福田塾、福田先生を囲んで直接指導していただけるような機会もつくったりしました。また、ゆのはな塾とかほたる灯りとか三浦哲郎文学散歩、あるいは九戸城のコンサートなど多々ございます。もちろんこれらの事業は、必ずしも宝絡みだけではなくて、それぞれの例えば教育委員会なら教育委員会としての事業でもあったわけでございますけれども、まちづくりの観点からの色彩が色濃く出ていたのではないかと、そのように思っております。いずれこれらの事業は、それ相当のお金とエネルギーを要しました。地元の方々には大変ご苦労をいただいたわけでありますが、それなりに新鮮でおもしろくもあったわけですけれども、やはり今ある程度時間が経過しますとマンネリになってまいります。そういうことで、手をかえ品をかえというのでしょうか、場所を変えたりしながら続けてきているところでございます。最近は、こういったことについても宝めぐりツアーなどは続いているわけでありますし、エコツーリズムにのっとってコースを歩いたりもしているわけでありますが、こういったこともこれからどうしていくべきか、さらに新たな視点と検討が必要ではないかと思っております。

 それから、施設の整備でございます。これもまちづくりそのものだけではなくて、他の目的も入っているわけでありますが、大きなものとしてはシビックセンターがあります。その中で、1階部分は特に地域情報センターということで、二戸のまちを地区ごとに分けてどういったまちなのか、多少わかっていただくような情報提供も、これは今もしているところでございます。それから、福田繁雄デザイン館、田中舘愛橘記念館も人のところで深くかかわってきているものでございます。それから、折爪岳の整備でもりの学び舎とか自然公園センター、あるいは物産絡みでいくとなにゃーとの物産センターなどいろいろ言えると思っております。それから、施設、建物ではありませんが、宝を紹介するものとして宝の案内板8カ所、それから説明板が166カ所、誘導板97カ所、見ごろ板というのがありまして、これは3カ所です。あとはサイン計画に基づく案内板がこのほかにも若干整備されていると思っております。

 それから、冊子、書物にまとめたものとしては、楽しく美しいまちづくり計画書が平成7年と11年に概要版を作成しております。それから、宝のマップ、これは8地区です。あとは、二戸味好み、二戸の巨木1巻、2巻、それから機関紙「宝っこ」、二戸市物語、二戸見て歩き、それから折爪岳トレッキングマップとか日本一のめおと岩トレッキングマップ、足沢の案内とか金田一温泉ゆったりお散歩マップなどなど情報として提供できるようなものは印刷をしてお配りもしましたし、観光客などにも配布をしてきたところでございます。

 それから、団体とのかかわりでございますが、坂本地区のえのみの会、それからよりゃんせ金田一、これ金田一温泉です。それから、三浦哲郎文学を読む会、きばって足沢70の会、玉木雑穀組、岩誦坊クラブ、縄文の里づくり協議会、九戸城ボランティアガイドの会、天台寺ボランティアガイドの会、これら必ずしも宝絡みとは限りませんが、似たような趣旨、あるいは地域を紹介したり、お客様に来ていただきたいというような意味合いがかなり含まれていると思っておりまして、こういうご紹介をいたしました。そのほか宝を生かしたまちづくり条例を制定したり、エコツーリズム大賞特別賞を受賞したり、エコウォーク百選に2コース認定されたりしました。

 また、対外的に、内部的には文化会館などで宝を紹介したり、説明会なども行われましたし、いろんなところから声がかかってきまして、二戸の手法についていろんな場で紹介する機会がありました。東北市長会などもそうですし、経団連にも行ってちょっとお話ししたこともありましたし、いろんなところから声がかかって、私だけではありませんで、職員の人も何人かあちこちで呼ばれてお話をしましたし、会長をされた先生にもあちこちでお話をされたりしたというふうなことで、内部的にもそうですし、外向けにも一定の二戸というものを印象づける一つのきっかけになったのではないか、そのように考えているところでございます。

 次に、委員についてお尋ねでございます。二戸市宝を生かしたまちづくり条例は、平成12年11月1日から施行されておりまして、合併後もそのまま引き継がれています。この委員の数は、当初より20名となっております。報酬は、委員会の開催日に出席した場合5,000円を支給し、旅費は市の旅費規程により費用弁償されています。21年度の予算は、報酬20万、これ5,000円掛ける20人掛ける2回、費用弁償は3万6,000円となっております。それから、楽しく美しいまちづくり推進委員会でございますが、これは委員会設置要綱に基づきまして、委員は30人以内の市民の方々に委嘱して活動を行ってまいりました。プラス職員ということになりますが、これらは年々委員の数が少なくなってきております。まちづくり委員のOBとしてどうかということでございますが、聞いたことあるかもしれませんが、Waの会という会が活動をしております。これは、平成12、13年に委員をした市民と職員で、10名前後の方々ではありますが、活動をしておりまして、今年度は大平球場のシュトルム神父が植えました木の刈り払い、あるいは樹名板の設置などを行っております。資金は、会費とカシオペアサポーターズの助成金を得て活動をしておりまして、今後は二戸駅を整備した功績のある小野三十郎さんの功績を伝える活動などを行いたいと言っているようでございます。委員の延べ人数は、楽しく美しいまちづくり推進委員会、これは市民委員が139人、職員が199人、これ延べ数ですが、でありました。また、宝を生かしたまちづくり推進委員は78人ということでございます。

 まず、市民の委員なのですが、始まったときは30人でありましたのですが、徐々に減ってまいりまして、平成16、17年は14人になりました。合併になりましてからは募集をしておりません。希望が少なくなってマンネリ化してきたこともあると思いますが、参加数が徐々に減ってきたということでございます。それから、職員のほうはその時々によって、多いときは37人、一番少ないときは10人なのですが、でこぼこがありまして、その年々で参加をしていただいておりまして、20、21年は職員も入ってはおりません。ただ、ここはふるさと雇用を活用しまして、3人の方々が委員とは別に宝の発掘等々の仕事をしてもらっております。それから、条例に基づく委員でございますが、平成14年、15年は18人、以来20人ずつ現在まで続いているところでございます。なぜ減ったかというふうなことになりますと、やはり魅力が薄れてきたのだろうと思いますし、ほかに忙しいこともたくさん出てきたということだろうと思います。これは、午前中もお話し申し上げましたが、新しいものを発見するときの喜びというのは結構強いものがありますが、いずれ目ぼしいものができた後、根を詰めて探すというのはなかなかやっぱり容易なことではありませんで、そういったことで関心、世間の関心もやや薄れてきてこのような結果になってきたのではないかと思っております。

 次に、駅のレイアウトの工夫でもっと紹介できれば、観光とかいろんな情報提供に生かせるのではないかというようなお話でございます。新幹線二戸駅は、本年度におきましては高速料金等の値下げなどの影響を受けてはいるものの、これまでの利用客はほぼ順調に増加並びに横ばいということで推移してきたところでございます。このことは、北東北19市町村で構成する東北新幹線二戸駅利用促進協議会が県境を越えた大きな枠組みの中で各種イベントの開催、あるいは観光情報誌トリコロールマガジンの発行などを通して観光、物産両面にわたる取り組みから利用促進に努めてきた結果ではないかと、そのように思っておりまして、一定の評価をしていいのではないかと思っております。二戸駅構内の利用状況につきましても、JR二戸駅で設置しました男神岩、女神岩の大型パネルの展示、これは大きな展示をしていただいておりますが、あるいは瀬戸内寂聴記念館PRパネル展、それから市ではトリコロール写真展示、福田繁雄作品の展示など、時に漆関係、あるいは雑穀関係などの展示もありますが、JR二戸駅と協力しながら市の観光PRに努めているところでございます。また、自由通路部分の活用につきましては、二戸地区広域商工観光推進協議会が策定いたしましたカシオペア連邦の四季をPRするパネル展示も行ってきているところでございます。シビックセンターや町なかへ誘導する案内板につきましては、現在設置しております開設口正面の二戸駅周辺観光案内板や駅からハイキングマップのほか、東口正面の二戸市観光ガイドマップ、西口展望台わきの二戸市観光ガイドマップ、岩手県北エリア周辺マップなどを活用しながら観光客への情報提供を行ってきているところでございます。駅のコンコース、改札を入ってからのやや広い空間がありますが、あそこはかなり使える場になっておりまして、お祭りの山車があったり、いろいろあそこに展示されたりもしているわけでありますが、あそこの場所をもっと積極的に活用するということはあり得ることだと思っております。この点につきましては、JRさんとよく相談をした上で二戸に来られる方々に新鮮な刺激といいますか、あるいは関心を引くような展示や紹介ができれば、もっと観光についてもそうですが、有効な結果が導き出せるのではないかと思っております。

 それから、まだできていない施設について今後どうするのかということでございました。目ぼしい施設としては、昆虫館、化石館というものが提案されたことがございます。昆虫館につきましては、前に二戸に来られていた岡野先生という大学の先生なのですが、その方がチョウチョウの収集を行っておられました。海外の昆虫もたくさん、チョウチョウもたくさん集めておられて、その方が二戸にそういう施設をつくってもいいような動きがありましたし、また二戸市の当時の教え子の方々が何とかつくろうということで基金を集めたりした経緯もございまして、この中に含めたわけでありましたが、結局実現しませんで、復興の何とかの未来への何かに別に変わってしまっておりまして、これは果たせないで終わってしまいました。化石館も、これはあわせてつくったらどうかというふうなことでございました。ご案内のように市内は化石の産地としてもかなり知られておりまして、化石の図鑑などにも二戸市ということで出てまいります。大崩崖の下あたり、今もそれなりに化石があるわけでありますが、そういうことでやる時期もあったのですが、結局果たせないまま今日に至っている。それと、シビックセンターの情報センターの一角に若干ではありますが、化石の展示なり開設もしているところがございます。あれでごまかしたというわけではございませんが、新たな施設をつくるまでには至らなかったということでございます。

 それから、宝のマップ、宝の案内板については、石切所地区は整備しておりません。それは、1つは区画整理を進めるということで、そうするとまちの状況が変わってしまいます。そういうことから、ある程度落ちついた時点でつくったほうがいいのではないかということで延び延びになってきているものでございます。それから、浄法寺地区は、当初二戸でなかったものですから当初は考えておりませんでしたが、合併してからは当然浄法寺地域もたくさんの宝が眠っている、そういう地域だと思いますので、掘り起こしをしていくべきではないかと、そのように思っております。特に浄法寺については、平成18年に市職員9名による宝探しJ隊、浄法寺のJ隊を組織してアンケートを行ったところでございます。アンケートは、一応全世帯、1,475世帯に行いましたが、回収は175通、11.8%でございまして、寄せられた宝の数としての情報は185件ございました。これをもとに聞き取り調査なども行ったところでございます。大嶺地区から始まって漆沢、宮沢、川又、馬洗場、梅ノ木地区などを行っております。21年度は、ふるさと雇用創出事業により雇用いたしました3人の方がこの調査を行っているところでございます。浄法寺地区の民俗関係を中心とした宝のヒアリング、稲庭岳、安比川の動植物の調査、市日を中心とした町なかの調査を現在行っております。

 それから、12月23日からなにゃーとで写真展を開く予定となっております。天台寺と漆を中心として、それに付随するいろいろな宝が見つかっております。天台寺への街道、あるいは漆かき、漆塗り道具や室、そして漆染、民間信仰などなどの情報が寄せられているところでございまして、今後も調査を続けながら浄法寺地区の宝のマップの作成を行い、広く紹介し、交流人口の拡大につなげていきたいと考えているところでございます。

 次に、道路についてでございます。道路については、長い市道延長がございまして、なかなか思うに任せないところでございますが、これからもその整備については大きな課題だと認識しております。道路整備については、二戸市総合計画をもとに幹線道路の改良舗装や生活道路の整備に取り組んでまいりました。合併後の主な道路としましては、平成18年度には足沢大平線の改良、山内線凍雪害対策など12路線、19年度には槇木米内線の改良、山屋線の改良、春日杉沢線融雪システムなど17路線、20年度は槇木米内線の改良舗装、山屋線の改良舗装、小池線改良など10路線、21年度、まだ年度途中でございますが、村松線の拡幅、山屋新田線の舗装、春日杉沢線改良など16路線に着手をしているところでございます。22年3月末、21年度末の見込みでは、合併時に比べ市道延長が776.7キロから9.1キロ延びて785.8キロになっております。これは、米内の道路を一時農道に外していた時期があったりして、また市道に含んだ経緯から延長が変わってきているのでありますが、舗装延長が6.7キロメートル延びまして舗装率で47%から47.9%になっております。また、改良については改良延長が3.1キロ延びて改良率が37.4%から37.8%となっており、平成27年度舗装率50%、改良率40.5%、これが目標だったのですけれども、これにはとても及びそうにないと、そのように考えております。まだ計画時期があるわけでございますが、何せ七百八十数キロ、これは新幹線の長さよりもはるかに長い道路でございまして、それを維持管理、あるいは改良していくのは並大抵のことではありません。しかしながら、日々の暮らしを支える最も大事なインフラでございますので、今後ともできるだけの整備を進めていきたいと思っております。

 ご質問の道路環境整備についてでございますが、幹線道路について優先しなければならない路線から順次今後取り組んでまいります。また、生活道路では寺ノ下糠塚線の部分改良、在府小路城ノ内線待避所の設置などポイント的な改良に努めておりますが、ご指摘されましたとおりまだまだデイサービスのバス、緊急車両などが入っていけない、そういったところも残されておりますので、これらに向けて鋭意努力を重ねなければと思っております。こういったことに対して、足元道路なわけですが、取り出してみますと平成18年度権現線、東側小四郎舘線の2路線、19年度は権現線、これ引き続きなのですけれども、折爪線、穴切八幡平線、立当長久保線の4路線、それから20年度は穴切八幡平線、21年度は八幡平線、西ノ沢線などなど若干なりとも手をかけて、少しでも安全の確保に努めているところでございますが、先ほど来申し上げておりますようになかなか予算の制約があって思うように延びないというのが現状でございます。各地域からの簡易舗装など要望につきましては、市民との協働により国、県道の維持工事から発生する切削材などを活用いたしまして、できるだけ対応することとしております。側溝についてでありますが、今年度は中村杉中線、福岡高校線、枋ノ木田尻平線など既存の横断暗渠の断面不足の解消、ふせかえなど維持修繕整備に努めているところでございます。これらの道路環境整備は、多くの時間と経費が必要となりますことから、国、県の動向を見きわめ、地域の協力をお願いしながら事業推進、あるいは適切な維持管理補修に努めていきたいと思っております。

 次に、難視聴対策についてでございます。ご案内のとおり2011年の7月24日、来年、再来年になるわけでございますが、アナログ放送が終了いたします。このことから、順次難視聴地区の解消を図ってきたところでございます。平成20年度に実施いたしました地上デジタル電波の受信状況調査では、市内調査の結果35地区、二戸18、旧二戸です、浄法寺17地区が受信不良地域でありまして、この35地区、819世帯において共聴組合の設置等の対策が必要となってきているところでございます。平成21年度までに共聴施設の整備により難視聴が解消される予定の地域は13地域で、平成22年度以降の残された地域は22地域、世帯数として512世帯が残ることになります。そのうち組合化されているのは14地域、296世帯、組合化されていない地域は8地域、216世帯でございます。組合化がおくれている理由といたしましては、高齢者の多い地域や同じ行政区の中でも視聴できる世帯と視聴できない世帯が混在している、そういうところで組合化に向けた機運がなかなか盛り上がってこないというようなことが指摘されると思います。今後は、地区の代表者の方々等々と組合設立について働きかけ、そして組織化を図っていきたいと考えております。

 2点目でございますが、共同受信組合の組合化を推進し、国の補助事業を導入して財源を確保した上でアナログ放送終了前に22地域の共同受信施設設備を図りたいと考えております。また、高齢者のみの世帯や受信状況がわからない世帯については、岩手県テレビ受信支援者センター、愛称でデジサポ岩手と言うのだそうでございます。それから、デジタル110番に登録している電気店が地デジサポーターとして無料で相談に応じることとなっておりますので、支援を要請しながら進めたいと考えております。

 なお、11月1日から27日まで市内19カ所においてデジサポ岩手主催の地デジ説明会を開催いたしまして、延べ253人の参加を得たところでございます。

 次に、3点目、事業仕分け絡みでございますが、国の行政刷新会議で行われる事業仕分けに難視聴地域解消に関連のある事業が項目として挙がっておりますが、結果は予算要求の縮減、これ2分の1となっておりましたが、示されまして、実際どの事業がどの程度減額されるのかはわかりませんが、今後国の動向を見ながら進めていかなければならないと、そのように思っております。事業がどんどん進んで予算を半分にしてもやっていけると読んだのか、予算確保が難しいのでその枠が小さくなったのか、あるいは場合によっては地方の負担をふやしてやろうとしているのか、そのあたりについては今後の動向をよく見ておかなければならないと、そのように思いますし、私どもとすればきちんと予算を確保して、地デジ化の動きは国の責任において対処すべきという考え方からも国のほうにも要望していかなければならないと、そのように考えているところでございます。そういうことで、この事業仕分けがどの程度二戸市に直接具体的に影響が出るかということについては、もう少し時間を待たないとわかりません。情報を聞いても、最近国は、役所に聞いても役所はなかなか答えなくなりました。県も同じでありまして、政治家でなければ余り気軽に口を割ってはいけないということなのかもしれませんが、なかなか情報が入りません。これは、地デジだけではなくて、ほかの財政絡みで問い合わせをしてもなかなかわからなくて、新聞とかテレビとかそういうもので知るしかなくなっております。これもいっときだと思います。いずれ政府として当然のことながら補正予算、あるいは新年度予算の内容については当然明らかにする時期が近々あるはずでございまして、そういった中である程度見通しが立ってくるのではないかと、そのように考えております。



○議長(佐藤正倫)

 田代議員。



◆9番(田代博之)

 それでは、何点か再質問をさせていただきます。

 楽しく美しいまちづくり事業に関してでございますけれども、今の市長の答弁の中に、ちょっと残念なのですけれども、マンネリ化とか意欲が薄れた、それから市民の関心も薄れていると。ちょっと残念な、委員を私したときに議会に出ようと思った一つの理由にもなったものですから、ちょっと頑張っていただきたいなと。

 ただ、原因の一つにマンネリの、当初7,000余りのアンケート調査の件、上がってきたのだと記憶しています。その後も集めた資料、情報は大変膨大な量に上っているのではないかなと。余りに宝が多過ぎて、冊子を見てそこに行ったら何もなかったとか、地元の人に聞いてもだれもわからなかったという苦情も私いただいたときあります。目立たないもの、小さいものを切り捨てろというのではありませんが、折爪の蛍だとかデスモスチルス、ノジュール等の化石、あとお城、それからカワシンジュガイだったでしょうか、それから巨木、サミットなんかもやって市民の関心もありますので、日の目を見たというか、イベントなどでスポットが当てられたものなど、ある程度活用できそうなものを絞り込んで事業活動を進めたほうが効果的だと思うのですが、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 おっしゃるとおりだと思います。改めてせっかくいろんな成果が出てきまして、たしか段ボールでたくさん情報が集まったはずでございますが、それらをどう生かすかというのはこれからの残された課題だと思っております。ただ、余りにも多くの情報ですと、それを処理するのも大変でございまして、今宝の案内板があります。8カ所ですか。それが確かに機能しているかどうか。今ご指摘ありましたように白鳥、坂本のほうの案内板が最初にできたと思っておるのですが、あのときも形も凝った案内板だったのですが、それがパンフレットと同時に持って歩いて、その場所がしっかりと保全されているか、行きやすい形になっているのかどうか、それらについてはいま一度確認する必要もあろうかと思っております。たしか霧ケ窪のウツクシマツだとか、その下に大きな桂の木がありまして、そこに行ったときには本当に感激したことを覚えておりますが、最近行っていないものですから現状どうなっているかはわかりません。せっかく地図や案内板にかいたところが訪ねてみたら草で行けなくなっていたというようなことなどがないようにしないと、遠くから来られた方々には大変失礼に当たりますので、今案内板、古くなったのは、それだけは緊急雇用だとか、ああいうので修理、保全しているのですけれども、現場の環境、現場に行くところ、これも実は緊急雇用でも少し手当しているのですけれども、人件費が主でございまして、新たに何かをつくり直すとなれば、またそれなりの費用が必要となってきます。今の緊急雇用なりふるさと雇用でどこまで汚くなっているものをきれいにできるか、それは結果を待たないといけないと思いますけれども、それを今後どのようにしてさらに生かしていくかということについては、また大勢の皆さんとも相談する必要があると思っております。せっかく探し当てた宝ですので、地元にとってはそれが一つの、私たちの地域にもこんなものがあるよという一つの誇りと言えば大げさなのですが、そういうことにもつながっていくと思いますので、地域の皆さんのご協力もいただきながら、その地域の暮らしの中での位置づけ、あるいはよそから人が見えたときにそこにご案内する、あるいは紹介する手だてというものをもう少し工夫して用意すべきではないかと個人的にはそう思っておりますが、これらについてもできれば後期の5カ年計画の中でこれまでの反省を踏まえて新たな取り組みができれば、それはこれまでかかわってきた私としては大変ありがたいと思っております。



○議長(佐藤正倫)

 田代議員。



◆9番(田代博之)

 後期計画の話が今ちょっと出たものですから。私もこの事業を産業に生かせないかなと思っております。20年ぐらい前から観光の中身が変わりつつあります。マスツーリズムというのかな、行き詰まってきて、団体旅行です、行き詰まってきてエコツーリズム、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズム、俗に言うニューリズムと言われるらしいのですけれども、これの期待が高まって、今かなりの場所で進めている。県内では、遠野市とか葛巻町、産業観光、文化観光という単元的な展開を広げています。二戸も化石がいっぱい出るのですけれども、化石のとれるあるまちなんかでは、学校の地学部ですか、この地学部というのは高校のクラブなんかでは下手なマイナーなスポーツクラブよりは多いのだそうです。こういう方たちを合宿させて化石の発掘、旅館でクリーニング、ただの部屋を提供すればいいのだそうですけれども、こういうふうなのをとって収入に充てているというところもございます。あと修学旅行だとか林間学校の1日を農家のほうに泊めて体験学習なんかいろいろ取り組みをされている場所があるのですけれども、こういった形でこの事業で得たものを生かして、二戸市に合った観光、食産業などの事業展開を図っていくべきではないのかなと思うのですけれども、市長のお考えをお伺いいたします。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 宝を生かして、それを産業、あるいは文化、あるいは観光に生かしていくべきではないかというのはおっしゃるとおりでございまして、ある程度はそういう方向にも動いてきていると思います。雑穀なんかもその一つだと思います。かつて私たちも雑穀で育ったものでございますが、お米が豊富になってきて雑穀もだんだんその存在感が薄れてきて、また改めて健康食品として新たな光を浴びてきておりました。宝探しの中でも産業の分野でいろいろ出て、雑穀もその一つだったと思いますが、いろんな取り組みが、自分たちの食文化を改めて見る、その調理方法などもそうでして、それが二戸の味好みなどの冊子になって出た一つの背景にもなったと思っております。雑穀については、既に他言を要しませんで、いろんなお菓子からめん類からさまざまな、もちろん御飯の中にも入れて食べるとか、いろんな広範な利用がなされてきております。さらに、それを進めるべきだと思いますし、また畜産の分野でも独特の短角であれ豚であれ、鳥も普通のブロイラーだけではなくて、地鶏を何とかまた復活させたいと、そういう動きも今あるわけでございまして、そういったところでそれが産業につながり、食文化そのものが今は観光対象にもなるわけでして、それが広く観光につながればいいなというふうな気がいたします。また、いろんな見るもの、巨木とか神社とか、あるいは碑だとか、たくさん歴史的なものがあるわけでして、そういうものは今も生かされていると思います。例えばきばって足沢70の会は、人が集まりますと必ず巨木めぐりだとか、あるいはトレッキング風な催しをして、体験を必ず踏まえて、その後食事をしたり、おみやげを買っていったりするようなことをやっております。こういったことは、玉木でも若干そういうにおいが感じられますし、縄文の里においてもそういった食べるものについては地元のものをたくさん出して、盛岡の方々からも大変喜ばれている実績などもあります。そういうことで、この宝を何とか観光あるいは産業に結びつけていく。それは、直接的だけではなくて間接的にもできることだと思っております。ほかに言えば遮光器土偶のお菓子をつくってみたり、形とかイメージとか、あるいは包装に生かしていく。それらは今でもやっておられると思いますが、いろんなやり方があると思いますし、まちのなかでもそういったものを展示したりして人を喜ばせる方法もあろうかと思います。多様な取り組み方があると思っています。これからは探すというよりも、いろいろ出されたものをいかに、必ずしも暮らしの糧になるという観点だけではなくて、楽しみでもいいと思いますが、その使い方、活用の仕方をもっともっと掘り下げる必要があるのではないかというふうに思います。そういう意味では、田代さんはいろんなほかの情報も多々おありだろうと思いますので、ぜひご提言をいただいて検討して、役所もそういった方向で市民協働でいくのか、商工観光でいくのかわかりませんが、何かきっかけを見つけては形になるように育てていければなと、そのように考えているところでございます。



○議長(佐藤正倫)

 田代議員。



◆9番(田代博之)

 時間の関係で最後になると思いますけれども、この事業は小原市長さんが考えている二戸市のあり方とかまちづくりの方針がよく出ているように思います。市民が二戸市のことをよく知り、豊かな自然や歴史、先人に誇りを持って暮らしていく、そしてここで育つ子供や訪れた方に市民がまちのことを伝えられるということは住民の郷土愛といいますか、まちを思う気持ちがはぐくまれます。訪れた方に好感を与えます。私も大変共感を持っております。それで、市長のこの事業のここまでの評価をお伺いしたいと思います。点数でも結構でございます。また、継続するのであれば、小原市長のこれからどのように進めてほしいのか、お考えがあればお伺いをしたいと思います。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 どう評価すればいいのか、そこは難しいところでございますが、私自身はこの仕事を通じて役所だけではなくて、いろんな方々がその先を進めていただいたと思っております。特に人、人は名人ということで何百人かリストアップをしたりしたのですが、二戸の先人とかいろんな先生方が本を書かれています。本当にありがたいことだと思っておりますが、そのような取り組みが役所で進めている事業とは別の次元でいろいろ動いてきて、これは本当にありがたいことでございまして、例えば方言なんかもそうです。ほごずの会、先生方の集まりなのですが、丹念に方言を集めておりまして、動物の名前、植物の名前から日常の道具、あるいは行動についても丁寧に集めているのです。私あるときに言われて、そんなのは二戸でちゃんともうやっていますよと大変驚かれたことがあって、買って本を送ったのですけれども、そういうように一つのきっかけになったかどうかわかりませんが、二戸の長い間の歴史についていろんな方がいろんな目を向けて、みずからの仕事、あるいは趣味としてさまざまなテーマをつくって、それを一つの書物にしたり、あるいは情報提供したりしてくださっていると、これは本当にありがたいことだと思っています。民俗資料館の館長さんもいろんな昔の絵はがきを集めるとかそうですし、あるいはシュトルムさんの本を、国香先生ですが、書いて出すとか、いろんな形で情報発信をされている。これは、本当にすばらしいことだと思っておりますし、動機は何でもいいのですが、こういうことで、私たちのまちがどのようにしてできて、どういう人たちがかつて頑張ってきたのだというようなことをいろんな場で紹介したり、それが私たちの血にもどこかでつながっているのではないか、それが一つの誇りなり自信なりにつながっていくことになると思っています。そういうことで、時に盛り上がったり停滞したりすることはあるかもしれませんが、視点としては私たちのまちはどういうまちであるのかということを常に見続けて、その光の当て方によってまた別な側面が浮かび上がってくる可能性というのはたくさん持っているように思います。そういう意味で、二戸というまちは3万そこそこのまちではありますが、私はまだまだおもしろいまちであり、すぐれた人もたくさん出ておりますので、もう一度そういうところを見直す中で元気を取り戻すといいますか、外に向かってもう少し胸を張っていけるまちになることが望ましいというか、私も少しそういうことでお手伝いが将来できれば、それはそれで頑張っていければと思っているところでございます。評価はとても私自身はできませんで、市民の皆さんがどう思うか、あるいはそういった宝なり書物なり、ああいうものに触れることによって他の人たちがどうこのまちを見てくれるか、それは点数つけるのはそういう方々だと思っております。今後ともこういう視点でまちを見ていく限り、このまちはやっぱり光を失わないのではないか、そのように考えております。



○議長(佐藤正倫)

 田代議員。



◆9番(田代博之)

 ありがとうございます。終わります。



○議長(佐藤正倫)

 ここで暫時休憩いたします。

休憩 午後 1時56分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜

再開 午後 2時10分



○議長(佐藤正倫)

 再開いたします。

 7番、田口一男議員。

〔7番 田口一男君登壇〕



◆7番(田口一男)

 では、ただいまより質問をいたします。

 二戸市長選挙の立候補予定者がいまだに1人しかない状況でありますが、来年早々の選挙に向け、これからの市政を託す市長を選ぶために、市民の関心が今高まりつつあります。同時に、小原市政の新たなる施策が滞り、次への市政へとの風向きが変わりつつある中の1カ月余りの在任期間市政と一部に言われたりもしております。しかし、約18年間の小原市政を検証する最後の定例議会でもあり、1月の任期最後まで職責を全うしていただきたいと思い質問いたします。

 また、今年度半ば途中の任期満了を機会に引退ないしは勇退することになりますが、平成21年度の市長演述で示した最優先課題の「産業の振興と雇用の確保」、また「安全・安心のための支援」はどのように予算に反映され評価することができたのか、年度途中の9カ月間での中でお示しいただきたいと思います。

 ことしは、不況の悪化が増加した昨年の年越し派遣村が出現したときよりも失業者が90万人以上も増加し、総務省による完全失業者は363万人ともなっております。特に全国の高校生の就職内定率は、昨年より大幅に悪化しております。岩手県は内定率約4割と、東北6県の中で最も多いと言われておりますが、いまだに6割の就職内定が決まっていない状況であります。義務教育課程後、さらに専門性を高める進学校を卒業し、これからというときに職につく環境が保障されないということは社会の裏切りにつながる行為でもございます。

 新卒者の就職難は、人生設計の方向に不安と失望を与え出足をくじくことになります。このような状況に、市は不況のせいと静観や見守る態度に終始することなく、雇用対策に責任を負う立場で市民の暮らしの下支えになるよう対応していただきたいと思います。また、残り少なくなっている市長の在任期間中でも、年末に年を越せるかという商工業者を初め、市民の悲鳴に近い生活難の声にこたえるため、正月、祝日の返上や正月早々、出足早くの対応で、任期満了まで一日一日の職務にいささかも気を抜かず対策を講じるべきと思いますが、市長の任期満了までの取り組みの決意を伺い、次の点を質問いたします。

 市民の暮らしを支える市独自の取り組みについてでございます。政権交代から4カ月を迎えようとしております。この間も失業率悪化がとどまることなく増加し、ことしも年末を前に都市部を中心に年越し派遣村が増設されるなど、昨年にも増して厳しい雇用の悪化が報道されております。国民の強い要望は、景気対策と連動する一日も早い雇用対策と社会保障ですが、いまだに雇用対策とは名ばかりで、先行きが不透明で根本的対策のないままに今日に至っております。二戸市の雇用情勢は、焼き鳥業界の日本一の100名規模の雇用や国の経済対策による緊急雇用創出事業などですが、その後の雇用対策の継続が見受けられない状況であります。二戸市の雇用状況とこれまでの雇用経過をお伺いいたします。

 さらに、これまで首切りに遭い失業の給付金が切れる人が全国で毎月15万人、年末までに100万人とも言われている中で生活保護世帯も増加の一途をたどっております。二戸市も同様と思いますが、生活保護申請とか受理件数等を伺います。

 このような状況下に新卒者の全国の就職内定率は、大学では62.5%、北海道や東北では60.6%ですが、高校ではさらに厳しく、岩手県は39.6%と最悪な状況に見舞われております。二戸市の新卒予定者の就業内定の動向の把握と具体的な雇用支援をお伺いいたします。

 就職困難となりますと生活費を初め、年金の掛け金や国保税など一切を親もとの世話にならざるを得なく、家計もますます苦しい状況に置かれることになります。ただでさえ厳しい生活環境の時代に市民の税負担も増加しております。地方税の移管に伴い市民税の引き上げ、固定資産税や国保税、また後期高齢者医療保険などの負担が家計を直撃しております。市独自の軽減措置など対応を図るべきでありますが、考えをお伺いいたします。

 また、完全失業者の増加の中、再就職も定まらないままに各種の税の納付が迫られている滞納者の対策として市民税の申請減免の対応措置なども図られているのか、実情をお伺いしたいと思います。

 全国的にも生活苦からの国民健康保険税を中心に税金の滞納が増加しております。その中でも所得に応じて課税する税を初め、住民税や国民健康保険税、後期高齢者医療などがある一方、所得に関係なく課税される固定資産税があります。100年に1度と言われる不況のもと、生活費さえままならない業種によって、課税されても支払う能力のないのに滞納リストに記載、督促の日々に悩まされて過ごされている方々もあると聞いております。固定資産税の評価額引き上げや休耕地と見られる耕作放棄地の拡大の現状から、固定資産税の滞納回収を図っても滞納の解決にはほど遠いものではないでしょうか。固定資産税の減免の考えも検討されているのか、お伺いしたいと思います。

 二戸管内も調べてみますと、一戸町は国民健康保険税を引き下げの方向で住民の負担の軽減を図るよう今努めております。九戸村、軽米町では中学校までの医療費は無料、さらに一戸町は中学校の医療費に続き高校まで無料の方向に今取り組もうとしております。また、保育料の無料化を公約するなど住民の身近な対策を積極的に取り組もうとしております。県北の中核都市を標榜している二戸市は、この点で大きなおくれをとっておりますが、国では「コンクリートから人へ」、「生活第一」と大きなスローガンを掲げているときに、二戸市も大きく進路を変える礎を示されるべきと思いますが、いかがでしょうか。

 後期高齢者医療制度は、早期に廃止すべき制度にあったにもかかわらず、新しい制度が整っていないことを理由に廃止を先送りするなど後退しております。そのような中、後期高齢者医療は4月に引き上げが厚生労働省より示されました。少ない年金からの天引き、さらに直接納付の滞納者からの短期被保険者証を廃止するように働きかけるなど市独自の考えがあるのか、お伺いしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 たくさんのご質問をいただきました。順次お答えいたします。漏れないようにするつもりでございますが、その点あれば後からまたご指摘をいただきたいと思っております。

 まずは、市民の暮らしを支える施策ということで、たしか市長演述で最優先課題として「産業の振興と雇用の確保」、「安全・安心のための支援」というようなことを申し上げた経緯がございます。それでは、どのように実行してきたかということでございます。平成21年度当初予算を編成するに当たりまして、100年に1度とも言われた米国発の金融危機に端を発した世界同時不況が我が国経済をも直撃したその流れを食いとめ、やわらげることを念頭に、主要事業の選択とそれらを着実に推進することを基本といたしたものでございました。その中でも、当市のさらなる飛躍と安定、市民生活の一層の向上を目指すために産業の振興と雇用の確保、それから安全・安心のための支援の最優先課題として位置づけたものでございました。

 産業の振興と雇用の確保の主な事業としては、農畜産業と商工業の連携を着実に進めるための二戸市商工業連携戦略会議の設置、あるいは既存企業のコスト削減に寄与する二戸市食産業活性化支援事業補助金の設置、国の雇用対策事業である地域雇用創造推進事業新パッケージ事業による人材育成、ふるさと雇用再生特別基金事業及び緊急雇用創出事業の活用による雇用の確保、創出拡大などなどに取り組みました。また、安全・安心のための支援では、これまでの医療費助成のみであった父子家庭に対する父子手当の支給事業、それから安心して子供を産み育てる環境づくりのための妊婦健康診査の公費負担14回への拡充、それから疾病等の発生そのものを予防する健康相談や転倒予防事業の実施などなどに取り組んだところでございます。

 具体的に20年から21年度でどのようなことをやってきたかということを、ざっとおさらいしてみたいと思っております。まず、21年の1月の臨時議会からたびたび予算補正を組みましていろんな事業、総じて20億8,000万の事業に取り組んできたところでございます。若干言ってみますと、離職者等の緊急雇用対策事業、これは20年度の補正1次で、1,078万8,000円で年の初めに19人を採用いたしました。それから、地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金事業、これは1億1,580万余りでございますが、あったか助成事業、これは福祉灯油でございます。それから、あったか教育、これは子供たちに図書券を配ったものがございました。そのほか浄法寺の体育館の修繕に3,800万、AED8台をそろえたり消防車を買ったりした事業がございました。次に、学校耐震化、安全・安心な学校づくり交付金、これ約1億9,000万でございますが、御返地小学校の耐震の強化、大規模改造を行ったところでございます。それから、21年の3月の追加補正ですが、地域活性化・生活対策臨時交付金事業でございまして、これは3億8,258万円余りでございます。これは、難視聴地域5地域、それから文化会館の3,500万、大平球場6,200万、道路に1億8,000万等々を行ったものでございます。それから、同時に定額給付金5億1,000万余り、これはもうご案内のとおり全世帯に対しての給付金をお配りしたという事業でございました。それから、子育て応援特別交付金、これは就学前の3年間の第2子、わかりにくかったのですが、3万6,000円を支給するものでございまして1,660万余りでございました。

 それから、21年度の補正でございますが、緊急雇用創出事業補助金第1次、これは3,845万余りで54人の雇用、それからふるさと雇用再生特別基金事業補助金、これは3カ年に及ぶのですが、本年度は4,378万で16人の雇用が一応できたところでございます。次に、地域活性化・経済危機対策臨時交付金がありまして、これは39事業、5億9,860万余りで、これは事業がたくさんありますのであれでございますが、後でまた詳しくは言えると思いますけれども、例えば低公害車1,500万弱、それからテレビ難視聴で4,300万余り、ずっと来まして葉たばこの立ち枯れ病対策に1,000万余り、それから農地有効利用支援事業で4,937万円、これは水路とか道路等の改修、土地改良への事業補助等々でございました。それから、今これ第2次のビッグチャンス、500万やっております。それから、浄法寺地区のサインで1,500万、企業立地促進事業で6,330万、これは日本一フードへの補助金です。それから、公園整備でこれは馬淵川のトイレ、それから堀野近隣公園で5,180万、それから小学校内のLANの整備、ICT環境で1億600万余り、それから中学校のLAN等で約5,000万などなどで5億9,800万余りの事業を行ったところでございます。それから、緊急雇用創出事業補助の第2次ですが3,000万、これは44人の雇用に結びつきました。さらに、子育て応援特別手当交付金事業が示されて、2,900万だったのですが、結局最終的に執行停止で繰り上げられまして、これはパアになってしまいました。それから、緊急雇用創出事業の第3次というのがありまして、これが2,000万ですね。これは26人の雇用に結びつきました。また、地域活性化・公共投資臨時交付金1億2,762万、これは下水道2億8,000万、区画整理に4,500万、これも前の臨時議会で承認をいただいたところでございます。これら締めて20億8,500万余り、これら緊急経済対策あるいは雇用対策等々で予算化をし、実施に至っているところでございます。もちろんまだ契約をして事業が完成していないものも多々あるわけでございますが、現実にこれだけの対策がなされているというものでございます。

 それから、安全・安心のための支援の予算のほうでございますが、これは額的には余り多くありません。地域福祉計画の推進、これは3万8,000円でございますが、これは推進懇談会を15回241人参加で開きまして、地域福祉コミュニティーを形成しようとするものでございます。この結果、石切所、白鳥、堀野、米沢及び十文字では既にこういうコミュニティーが誕生いたしました。浄法寺は推進体制が整備されております。それから、福岡、斗米、仁左平、坂本、これについてはまだ同意された段階でございます。金田一、御返地は一部未組織の行政区に対して見守り体制を整備し、形成をこれから進めていこうということであります。それから、健康相談、これも21年度は124万と小さな予算でありますが、健康相談や健康教育等を進めておりまして、11月末現在で健康教育130回1,348人、健康相談を118回1,047人が実施済みでございます。事業継続中でございますので、今後またその数はふえてくると思います。また、転倒予防ですが、これは新しいと思いますけれども、62万円、これは65歳以上の体力測定、握力とか開眼片足、片足で立ってふらつかないかどうか見るのだと思いましたが、これを特設健診会場において11日間実施しまして1,069人の参加を得たところでございます。また、中学生子育て講座開催が25万円、これは緊急と常駐で3年生を対象に2回ずつ行ったところでございます。それから、妊産婦乳幼児家庭訪問事業を充実させて、きめ細かな支援に努めるということで218万8,000円、21年度予算でございます。これは、母子手帳交付時に見守りが必要と思われる妊婦さんについて、電話による状況確認と訪問による支援を行っています。また、乳幼児については新生児、4カ月、1歳になるまでの3回訪問を行い、育児等の相談支援を行っているところでございます。また、心理発達相談等を担当する専門職員を配置した子供の発達支援センターを設置し、乳幼児期からの相談支援体制の整備と充実、これに90万5,000円、現に233人の健診を実施ということでございます。また、父子手当、これも予算少ないのですが、ことしから始めまして91万1,000円、現在までは4世帯だけでございますが、支援を進めております。それから、妊婦健診公費負担14回、これは1,806万7,000円で進めておりまして、受診券の交付者は233人、受診延べ人数が1,265人に至っております。そのほか金田一診療所のトイレの水洗化、障害者用トイレを設置などの工事を進めております。1,670万余りの予算でございます。

 こういうことで予算化をしてまいりまして、それなりの事業展開を図ってきたところでございます。もちろん産業でいけば、さらに通常の農政分野ですとか、いろいろあるわけでありますが、これは例えばかん排だとか畑総ですとか、これまでもやってきたものの延長線上に位置づけられるものでございます。地産地消の推進あるいは生産工程管理者組織運営補助金など、これは100万とか40万とか額は小さいのですが、少しずつ予算を組んでいるものでございます。ブルーベリーの栽培研究会補助金、これは15万でございますが、ことしから生産が始まりますカシオペアブルーの商品登録などについて支援をいたしました。また、地産地消推進事業では事務費の6万円、それから賄い材料200万、これは給食と連動してのものでありますが、こういうことも行ったところでございます。あと、農業については細かい予算がいろいろあるわけでありますが、そういうことで市としてもそれなりに対応を進めてきたつもりでございます。

 次に、市民の暮らしを支える市独自の取り組みについてでございます。何をやったかということで、産業の振興と雇用の確保に係る主な21年度予算、別な視点から見ますと産業振興関連では、二戸市中小企業金融資金貸付金1億、それから中小企業資金等利子補給が2,622万、商工会補助が1,200万、企業立地補助金1億3,850万、食産業活性化支援事業費補助金350万、農商工連携戦略会議96万5,000円、特産品開発支援費で70万、締めて2億8,188万5,000円を予算化したところでございます。また、雇用に限って言いますと新パッケージ事業2,603万4,000円、地域雇用創造実現事業、これは先ほど申し上げましたこととダブるのですが2,573万5,000円、緊急雇用創出事業8,692万2,000円、ふるさと雇用特別事業が4,378万、あとはジョブカフェいわての運営費で250万、職業訓練協会補助金161万1,000円、職業訓練センター補助金81万、高齢者就業機会確保事業、これはシルバー人材センターですが1,250万、それから雇用創造促進協議会の補助金が30万。こちらも2億19万7,000円の雇用対策の予算を計上しているところでございます。

 雇用状況とこれまでの経緯でございますが、景気は全体的には持ち直しに転じているものの、設備投資や個人消費の回復力はなお弱い状況が続いており、さらに円高や11月20日、政府発表の月例経済報告では、物価下落で企業収益の悪化する、いわゆるデフレ状況にあると3年5カ月ぶりに認定され、失業増大のリスクが増しているところでございます。このような状況の中、二戸市においても製造業での派遣社員を中心とした解雇や建設関連での事業縮小による離職などにより厳しい雇用情勢が続き、一時期よりは回復傾向にあるものの一進一退で、依然として低迷した状況が続いております。10月の二戸管内の有効求人倍率は0.35でございました。前年同月と同じでございまして、有効求人数が523人に対して有効求職者が1,477人、3倍でございました。全国平均は0.44倍、県平均、東北平均は二戸と同じで0.35でございました。このような厳しい雇用状況の中で雇用の創出に結びつけるための商工業の振興に取り組んでおります。というのは、先ほど来申し上げた予算のことでございまして、特に商業関係では制度融資及び利子補給、経営支援相談窓口の開設や金融機関への支援要請、現在第二弾として取り組んでいるビッグチャンスキャンペーンなど、経営安定のための資金の円滑化や市内での消費拡大に取り組んでいるところでございます。このたび政府においても、金融機関に対してモラトリアムといいますか、猶予制度をつくったところでありますし、先般金融団とのお話し合いの場でも、私どものほうからもその市内の中小企業に対して心温かい対応をぜひしていただくように、商工会ともども強くお願いをしたところでございます。企業誘致企業支援では、既存企業のフォローアップや本年10月に操業を開始した日本一フードの立ち上げに向けた支援を初め、農商工連携や特産品開発の支援に取り組んできたところでございます。雇用対策では、2年目になる新パッケージ事業による雇用拡大、人材育成のための各種セミナーや就職面談会の開催、地域雇用創造実現事業による直接雇用、新規雇用は5人、や事業を通じた波及効果による新たな雇用の創出、ふるさと雇用再生特別基金事業による新規雇用15人、緊急雇用創出事業による新規雇用115人などなどが進められているところでございます。このほかジョブカフェによる高等学校などと連携した若年者などの就職活動や職場定着への支援、二戸職業訓練協会との連携による中小企業者や一般市民を対象とした職業訓練やシルバー人材センターを通じた高齢者就労への支援も行ってきているところでございます。

 このような中で、ご質問の中でもありましたが、大きな動きとしては、再々出てまいりますが、10月から操業を開始した日本一フードが当初の計画を上回る155人採用でスタートをいたしました。さらに、工場の清掃、送迎バスの運転、ネギのカットなど受け皿を持つ関連会社、FULLMARK二戸営業所ですか、20名の新規採用を行いました。さらに、業務拡大のため現在15名の募集をしているところでございます。締めて190人の雇用ができているということであります。このように明るい動きもあるものの、市内の雇用情勢は依然として厳しいものがあり、市としても関係機関と連携しながら求職者の支援に取り組んでいきたいと思っております。

 さらに、年末を控えていることもありまして、不安を解消できるように一つの窓口で必要な支援にたどりつけるワンストップ相談、今月の下旬、一応24日でございますが、開催することとしているところでございます。田口さんには、市長は正月、祝日も返上して働けというふうなお話でございますし、決意を言えということでございますが、私も年でございまして暮れ、正月は何とか休ませていただきたいと思っております。なお、その24日やるだけでなくて、日ごろから例えば民生児童委員さんもいろいろその地域で目配りをしていただいております。それで、本当に大変だという、個別具体的に上がってきたようなものに対しては、それなりに手を尽くしているつもりでございます。この間も火災がありまして、住むところがないと言えば何とかあいている宿を探すとか、それから、いよいよになれば生保、生活保護になると思いますが、そういうことでやっているつもりでございますので、その点は何とかご理解を賜りたいと思います。

 それから、生活保護なのでございますが、現状でございます。21年4月、ことしの4月は204世帯284人でございます。これが9月になりまして、211世帯288人でございます。7世帯ふえているということでございますが、これには出入りがありまして、亡くなられた方とか自立、自立は少ないと思いますが、そういった方々も差し引き7世帯でございます。それで、ことしの4月から10月までに何世帯何人がその新規の申請があったかということでございますが、24世帯33人でございます。内訳もいろいろありますが、時間もございます。60代の8人が一番多くて、40代、80代、50代、30代、70代、延べで24世帯になるものでございます。

 それから、新卒でございますね。新卒予定者の内定状況、来年3月の二戸管内の新規卒業予定者は605人、10月末現在の就職希望者は204名であり、そのうち二戸管内希望者は47人、岩手県内は27人、県外が130人となっております。一方求人のほうでございますが、二戸管内が63人、岩手県内は4人、県外は225人、求人倍率は全体で1.43倍であります。二戸管内が1.34倍、県内が0.15倍、県外は1.73倍となっており、岩手県内を除いては、数字上は選ばなければ仕事につける状況にあるということであります。しかしながら、10月末現在の内定者は全体で126人、二戸管内が29人、岩手県内は12人、これ4人の求職なのに12人っておかしいのではないかと思いますが、これはハローワークを通じての採用といいますか、ではない形での内定が行われているということでございまして、岩手県内は12人、県外が85人となっておりまして、内定率は全体で61.8%でございます。二戸管内が61.7、岩手県内は44.4、県外は65.4となっており、昨年度と比較して二戸管内は9.7ポイント上回っている。去年がもっとひどかったということでございますが、全体では5.7ポイント、岩手県内は13.6ポイント、県外は10.4ポイント下回っておりまして、全体として厳しい状況にあるということでございます。それで、新卒予定者への雇用支援でありますが、これは早期に確実に就職に結びつくよう、高校を初め関係機関と連携し次の取り組みを行っています。振興局及びジョブカフェと共同での学校訪問による状況把握、市、振興局、公共職業安定所と連名で企業等に対する採用要請、高校生を対象とした合同会社説明会の開催、企業訪問を通じた採用要請、事業所見学会の実施、ジョブカフェによる高校等への就職支援。以上のほか、採用数をふやすためには、企業の業績の向上が不可欠であることから、企業への受発注を含めた支援とあわせて雇用の創出に取り組んでいきたいと思っております。

 一方で、内定状況で説明しましたとおり、岩手県内を除いては、数字上は選ばなければ仕事につける状況にあります。二戸管内も同様で、新卒就職希望者と企業側の業種などのミスマッチ等発生しており、この問題を解決する取り組みが今後の大きな課題であると認識しております。もちろん職業選択の自由があるわけでして、あるからといってどこでも行けばいいというものではもちろんありませんが、若干我慢することも必要ではないかと思っております。ちなみに、二戸管内求人63人の業種別内訳は、建設業8人、食料品製造業11人、繊維製品製造業8人、機械機具製造業9人、その他製造業2人、小売業1人、理容美容業4人、医療福祉系20人となっております。

 次に、市民税の申請減免の対応措置の実情はどうかということでございます。生活困窮による減免の相談をされた場合に、事前に聞き取りを行い減免の対象になるかどうかを判断いたします。なお、減免の対象とならない人は納税相談等を行い、生活実態を確認の上、担税力を調査し、分納や執行停止などの個々の事例に応じ対応しているところでございます。減免については、市税条例の47条及び市民税の減免に関する規則に定められております。国民健康保険税の減免については、これも市税条例の152条に定められておりまして、いずれも減免を受けようとする方はそれぞれ税の納期限の7日前までに申請することになっております。生活困窮による市民税の減免実績は、本年度11月末現在2件、20年度1件、平成19年度2件でいずれも生活保護を受けている方でございました。それから、生活困窮による国民健康保険税の減免実績は、本年度11月末現在はゼロ件、平成20年度もなし、19年度2件となっております。固定資産税の減免の考えも検討されているのかということでございますが、固定資産税は土地、家屋、償却資産の所有者に対してその資産価値に課されている税金であることから、減免については一時的な対応とならないよう市税条例77条、それから固定資産税の減免に関する規則で定めているところでございまして、相談に来られた方々からは事前に聞き取りを行い、減免の対象になるかどうかを判断することとなります。これまで生活保護の決定を受けた方のうち、減免の対象となる方については減免申請を提出するように促してきたところでございます。生活保護以外の生活困窮者から減免申請が提出された場合、生活状況等の事実関係を調査の上、減免の対象となるかを個々の状況により個別に判断をいたします。対象とならない方は、前にも申しましたように納税相談等を行い、生活実態を確認の上、担税力を調査し、分納や執行停止など個々の事例に応じて対応しております。生活困窮による固定資産税の減免は、平成21年度が、まだ途中ですが51件、20年度が45件、19年度40件、いずれも生活保護を受けている方々でございました。独自の軽減措置などの対応を図るべきではないかということでございますが、きめ細かい個々の事情に対応した租税相談や休日窓口、口座振替の促進など納税環境を整備し滞納者を減らす取り組みを行っているところでございますが、減免についてはなかなか難しいものがある、そのように考えております。そして、所得について、当然所得がなくなった状況は厳しいものがありますが、租税の基本的な考え方としては、担税力があるのかどうか、そのことが大きなポイントになる、そのように考えているものでございます。

 次に、一戸町さんを初め、引き下げをしているのに二戸はどうかということでございます。一戸さんも下げるというふうなことでございました。ただ、こう見てみますと、一戸さんとたまたま比較してみると、所得割については二戸が8.6%、一戸が9.1%ですね。それから、資産割は二戸が30.6、一戸が30、それから均等割は二戸が2万6,000円、一戸が2万9,500円、つまり3,500円高い。それから、平等割、二戸が3万8,000円、一戸さんが3万9,000円、1,000円高いですね。したがって、下げるのもあるだろうなと思っています。ただ、ご指摘にありました、その後の医療費の助成については、二戸は就学前についてやっておりますけれども、ほかのまちでは小中学生、さらに高校までかというお話を聞きますと、私どもは何とも手が出ない。皆様方からすれば二戸もやれということでございますが、これを中学生まで何とか無料にしようとすると少なくとも総事業で6,600万余り、既存の助成1,900万余りを引いても4,700万ぐらいの新たな財源を確保しなければいけないのではないかというようなことで、これは気持ちとしてはやまやまでございますが、なかなかできないというのが実態でございます。

 次に、もう一つ後期高齢者、これは新しい政権が見直すということを言っておりますので、それは待たなければいけませんが、今のところ平成25年4月施行を目指すという工程表が示されまして、まだ数年間待たないと新たな制度には移らないということになります。保険料については2年ごとに見直しすることとされており、広域連合において見直し作業中であるわけですが、具体的な金額提示はまだ示されていないと思っております。保険料については各種の軽減策が実施されておりまして、22年度以降においても継続されるのではないかと思われますが、財源等詳細については未確定でございます。それから、資格証の交付については、これは原則として交付しないことになっております。短期証もやめるべきだというお話でございますが、10月31日現在短期証の交付は9人でございます。これは、期限を切ることになりますが、未納者との交渉の場を設けて納付相談を促す意味もありまして、受診制限されるわけでもございませんから、このままで切りかえをしていただくことで対応したいと思っております。

 とりあえず駆け足でございましたが、以上でございます。



○議長(佐藤正倫)

 田口議員。



◆7番(田口一男)

 多岐にわたってのお答えありがとうございます。市長さんが今度の21年度の決算のときには、恐らくもちろんもういないわけですから、そうすれば、ただ決算報告みたいな感じで経過報告かなという感じにちょっと受け取りました。いずれ市長さんが9カ月ですか、21年度やってきてその在任期間はまだあるわけですけれども、その中で満了までは1カ月ぐらいしかないということですね。ただ、年度とすればかなり、2人にわたっての市長さんが引き継いでやるという形で、当初の所信表明ですか、3月に伝えてきたことが途中半ばでやめざるを得ないわけですね。私思うのは、先ほどもありましたように、今、任期までにやることですね、1つは、今から。もちろん気を抜かないで市長は考えると思うけれども、任期中までは、1月24ですか、8ですか、までにはこれだけをやりますと、あとについては次期市長にはこれだけは引き継いでいきたいと、これだけはやっていただきたいということでの引き継ぎ、この間もありましたけれども、それを改めて伺いたいと思います。細いことではなくて大まかな点で結構ですので。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 ご質問の趣旨がいま一つわかりかねるところがあるのですが、当然予算を、もちろん議会にご提案をして決めていただいて、それを粛々と執行するということが私たちの務めでございますが、今回もまた新たな補正もあるわけでございますけれども、そういった仕事を進めていく、そして引き継ぐことになろうかと思っております。この後、任期の後の予算化についてどうするかといえば、私としては余り次の方々を縛るようなことはできないわけでありまして、年度当初あるいは補正を組む中で、新しい人にご迷惑をかけない中でできるものを選んでご提案をさせていただいているつもりでございます。あとは、また新しい体制でいろいろその置かれた状況、もちろんその財政状況をにらみながら新たな提案をされるのではないかと思っております。



○議長(佐藤正倫)

 田口議員。



◆7番(田口一男)

 今度立候補される方は、これまでやってきたことを継承しながらやっていくという方向ではしゃべったのですよね。皆さんが発表いたしました。そういう点では、市長のやっぱり現在の動向が相当大きいものかなと、私はそう思います。そうやるか別ですが、そういう方で、これまでやってきたことを継承しながら、中央のパイプを太いパイプを、県等を含めてこれからやっていきたいということを新聞紙上で述べていますので、また市長のこの今の発言がかなり影響するのではないかと思いますけれども、そういう点では、私はもうこれで、任期満了でこれで終わりですということあったとしても、少なくともこれまで継続事業でやってきたものはこうなのかということについては、先ほど他の議員の方にも申し上げたとおりで理解してよろしいですか。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 私ども進めてきた事業が新しい方がそのまま引き継がれるのか、あるいは完全に見直しされるのか、中止されるのか、それは新しい人の考え方だと思っております。ただ、私としましては願わくばやってきた事業については、当然見直しはあるとは思いますけれども、やっていただければ幸せだというふうには思っております。ただ、こういうのというのはどなたがなっても、やはり過去の経緯をただただ白紙に戻してという場合は非常に少ないと思います。今の政権交代は長い間の蓄積がありまして、それを新たな視点で見直すということなのでしょうけれども、普通やってきた事業はその特別の理由がなければある程度、特に年度内が1月とか2月とかしかない場合の年度内については、普通はそのまま執行するのが普通ではないかと思っております。もちろんその状況によって一切ストップということだってあり得るわけで、それはもう私どもがどうこう言う話ではないと思っております。



○議長(佐藤正倫)

 田口議員。



◆7番(田口一男)

 質問を変えますが、雇用についてお伺いしますけれども、今市独自の雇用対策ということでは、私はいずれ国の第1次、第2次、第3次、その他雇用緊急対策でやってきたものばかりだと私は思っているのです。もちろん市独自に企業誘致するための努力もされたと思うのですが、それでも雇用状況がかなり緊迫していると。年度、年末にかけてまた失業がふえるのではないかということもありますので、特に高校生、これから先ほど申し上げましたように新たな社会に出るわけですが、出るとき出鼻をくじかないようにですね。いろんな方策が市独自でもやられているのですよ。1つは、奥州市でも12月2日ですか、新聞紙上に載りましたけれども、正規職員2名を募集すると、確かに数は少ないです。宮城県では登米市ですか、地元企業に奨励金を出して約50人分の予算計上して、採用1人につき30万と、確かにこれで解決できると思いませんけれども、市独自でこの対策等については考えておられるのかどうか。これからかたずをのんで市の動向を皆さん注目していると思うのです。やっぱりそういう影響というのは相当大きいので、市のやっぱり入れるちから、格好がこういうものだということを示していただければ、いろんな形で波及効果が出てくるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 ことしの高校の新卒者について、今の段階で別枠での雇用のための採用ということは考えておりません。もう既に正式な職員の採用試験等も終わり、内定も出したところでございまして、受かっている人はいいのですが、受かっていない人はそれを採用するつもりはありません。そして、先ほど申しました61.何%なのですが、まだ時間があるのですね。もっと必死にならないとだめだと思っているのです。まだ時間があります。最終的に、もう私のあれを超えてしまうわけですが、結果として何人か就職できなくなったという事態もあるかと思います。過去にそういう方々を臨時で1年間、臨時職員として採用した例がありますけれども、まずはまだ何カ月かあるわけですから、就職の努力を本人もすべきだと思っています。先ほど申し上げましたように、数だけを見れば必ずしも足りなくないですね。ただ、行きたいところに行けないということでございますので、それが嫌々行く必要はないにしても、自分の希望をもう少し枠を広げるかどうか、その辺はもう少し考えてみる必要がある。もちろん私は個々の、どういう仕事でどういう人なのかというのは、個人個人はわかりませんけれども、そういう努力をまだ進めることのほうが大事ではないかと思っております。



○議長(佐藤正倫)

 田口議員。



◆7番(田口一男)

 次に、質問いたしますが、二戸管内で、先ほども申し上げましたように医療費、今県でも就学前の医療費は無料にしております。一戸町、それから九戸村、軽米町とも先ほど中学校までということで無料にしております。これはやっぱり市としてできること、全員医療費使うわけではありませんし、なった場合に下支えをするということでやっていると思います。ところが、二戸市では就学前なのです。先ほど来市長は、中学校までやると2,000万ということを言いましたけれども、とりあえず小学校までできるということはできないのかどうか、そういうことを考えたことあるのか。少しでも一歩進めようとする、また小学校6年までできなかったらば4年生までとか、3年生までとかということは、段階に引き上げていくことも考えているのかどうか、お伺いします。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 実は考えた時期もあることはあったのですが、最終的に踏み切れないで来てしまいました。今これからどうするかということについては、また新しい方にお話をしていただきたいと思います。



○議長(佐藤正倫)

 田口議員。



◆7番(田口一男)

 私は、市長の姿勢だと思うのですよね。これからどうするかとかもはっきりして、任期はもう1カ月ですか、ちょっとしかないから、そういう気持ちが根底にあれば、今さらという気持ちがあるのではないかなという気持ちになるのですよ。できるだけ私は次の新しい新市長に引き継ぐ、いいことであれば努力してここだけは救済するように努力したという、あかしの足跡を残していくということができないものかということで質問しているのですが、現実問題としては大変厳しいものがあると思いますが、予算等もう一回見直していただいて、やっぱり先ほど言ったような礎は出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 これは、一時金ではありません。したがって、出し始めたらかなり長期にわたって継続しなければいけなくなると思います。一方ご案内のように政権交代がなされて、交付税がどうなるか、それから各種の補助金が一括交付金になるという話もあるわけですが、どうも政府の中でもいろんな議論がありまして、どうなるか見えてこない。したがって、新年度どう予算を組むか、今財政当局も一番頭を悩ましているのはそこでございまして、その中に新たな負担を強いるといいますか、もう道筋をつけてしまうというのは、それはやっぱりやめる者がすべきことではないと思っています。一時金であればまだいいのですね、今回で終わりということであればあれなのですが、今始めるというのはこれからずっと続くということですから、それは軽々に私が判断すべきことではないと思っています。



○議長(佐藤正倫)

 田口議員。



◆7番(田口一男)

 今残った1カ月、そこを何回も言うようですが、これに向けて今やれることは、年末年始に向けた取り組みとしては先ほど市長さんは、私だって正月休みたいよということを申し上げましたけれども、今の市民の方々は休める人もあるかもしれません。しかし、休めなくて仕事を探さなければならない、生活をどうしようかということもあるのですね。少なくても市の窓口は対応できるような形で正月とか年末年始、早い時期に進めるとかということは、市の姿勢としては考えていないのかどうか、お伺いします。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 現在でもなにゃーとでは、そういう就職相談みたいなことは一義的に受けているのです。そこで受けてジョブカフェだとか、ハローワークに案内するとか、いろいろやっているのです。現実に暮れ、正月本当に私が市役所に例えばいたとして来ると思いますか、来ないですよ。それは、もう既にそういう方々はわかっているわけですから、できるだけ事前に何とか対応しなければならない。それと、事件は別ですよね。消防でもご案内のとおりであります。火事が起きたら行かなければならない。何か事件が起きたらそれは暮れ、正月であろうが何であろうが対応しなければならないのは当然のことでありまして、ただはなからここにいて待っていろよというのは、現実ではない。東京あたりだとまた違うと思いますよ、それは。ただ、二戸の場合に、なにゃーとでずっとやっているわけですが、今市役所であれがあそこに行って看板上げて待っていて来ると、来ないですよ。それでも可能性としてはあるのだからおまえいろという意見もあるかもしれませんが、そこは常識的なご判断をいただきたいと思います。そういうところも結構、シビックなんかもわずかしか休まずにあけておいたり、なにゃーともそうですが、商売やっているところとか、そういう関係のあるところはだれかがいたりします。何か緊急なことがあればそれは私も連絡をいただいて、何か早急に手を打たなければならないものについてはきちんと対応したいと思っております。



○議長(佐藤正倫)

 田口議員。



◆7番(田口一男)

 今考えるには、生活保護のこともありました。実際生活保護の世帯ふえていますね。もう岩手県でも1万1,000と言っていましたか、そういう方々、当然二戸市でも同じことだと思うのですね。それで、生活保護者に対して当然申請すれば、申請したことで受けなければならない、これは拒否はできないのです。審査して、なればいいですが、なれない方については戻すことになる。できませんよということになるのですよね。そこまではいいです、まず。その内容についていろいろあるでしょうから。ただ、戻された方が、では次どこを頼りにするかということもあると思うのですね。戻されたからという問題は解決するわけではない。となれば、前も視察に行ったとき子ども課というのがあったのです。子供に対して医療とか、母親が育児するためにどうのとか、たまたまフォローする課がつくったところがあるのです。それと似たようなものを今ハローワークでワンストップサービスですか、あれ今度今試行的にやるのですけれども、これはやっぱり二戸でもそういう他の課との連携、やっているのかちょっとわかりませんけれども、かなり1人の人が相談に来たならばそれを常に後を追って、その人が解決できるまで面倒見ていくようなという、サービスするということは考えられないのかどうか、市長の考えを伺いたいと思います。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 先ほど申しましたが、24日にやろうとしているのもそれですよね。これまでも、どこまでメンバーそろえるかというのありますね。福祉系とか金融、銀行関係、融資制度だとか、あるいは雇用、ハローワークだとか、そういういろんな方々が集まって1つの場所である程度の対応はできるようにするというものであります。したがって、1つのお話を聞いて、あとはどこへ行ってくださいとかということがしないでいいように、24日にやろうとしているのは、1つはそれなのですが、それも1日だけでなくて必要があればまた開催しなければならないと思いますけれども、そうでなくても実はあれなのです。さっき言いました、生活保護に採用されればいいけれども、外れたらどうするのかというのありまして、さっき言いましたように納税相談があるよとか、例えばその中でもいろいろ事情があって、多重債務に悩んでいるとかいろいろあるわけです。中に入って聞かなければいけないのもあるし、あるいは資産持っていても売るといったって売れないとか、さまざまな話がある。それは相談していただければそれなりの手は、何でもできるわけではありませんけれども、ではそれを競売に付すときはどうするだとか、ああするだとか、それなりの相談というのはあるわけですよ。したがって、いろんな相談する中で分割納付、とりあえずはわずかでもいいからやってくださいとかって言いながら、何とか継続して、暮らしも何とかできるように考えていかなければならないと思います。概して、聞きますと携帯もやっている、車も持っている、いろいろあって、収入が減っても暮らしはそのままで維持していきたいと、願いとしてはわかりますよね。足りないから払えないというのは、ちょっと待ってくださいとなってしまうわけです。そこはどこまで、やっぱり所得が減れば、所得が減った、切り詰めた暮らしというのも一方ではあるわけですから、それがどこまで、社会通念上の常識というのはあると思いますが、そこに耐えられる状態なのかどうかということを考えなければなりませんですね。そういうことでいろいろ相談いただいて、担当者にすれば断るというのはつらいですよね。みんなはい、はいと採用したほうがいいに決まっているわけですけれども、そこはそうはいかない、そこのつらさはある程度、ある意味では非常に冷酷に映るかもしれませんが、そこは一線を引かないとずるずると後退してしまう。そこのところが、その歯どめがどこかということについてはいろいろご議論があるところで、もう少し緩くてもいいという話もあれば、それを一たんやるとどっと来ますよと、それでもいいのかとか、その判断は非常に難しさがありますけれども、今こういう状況ではありますが、それをどっと緩めるということについては、やはり問題が多かろうと思っております。



◆7番(田口一男)

 終わります。



○議長(佐藤正倫)

 ここで暫時休憩いたします。

休憩 午後 3時11分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜〜

再開 午後 3時21分



○議長(佐藤正倫)

 再開いたします。

 10番、菅原恒雄議員。

〔10番 菅原恒雄君登壇〕



◆10番(菅原恒雄)

 通告に従い一般質問を行います。

 5期18年間の二戸市のまちづくりについて高く評価するとともに、敬意を表するものであります。私は、今回で退任される小原二戸市長の合併後の1期4年間を振り返って質問いたします。これまでも幾度か質問しておりますが、再度お伺いいたします。

 質問の1点目でございます。市民協働によるまちづくりの成果について。小原市長は、最重要施策として市民協働によるまちづくりを掲げ、新市初代市長として初当選し今日に至っております。新しいまちづくりを推進するために、市民協働部を新設し、市民との協働によるまちづくりに取り組んでまいりました。そこで、お伺いいたしますが、市民協働によるまちづくりの成果について、具体的にお聞かせください。

 質問の2点目でございます。行財政改革の実施状況と成果について。二戸市の行財政改革推進の基本方針は、1つとして、自己決定、自己責任の体制づくり、柔軟で迅速な体制づくり、公平で公正な体制づくり、情報公開、市民参加の推進、簡素で効率的な行政運営の推進、改革の風土づくりの6つを掲げておりますが、項目ごとの実施状況と成果について、具体的にお聞かせください。

 これまでと質問が重複する部分が多くありますので、その他の部分はよろしいですので、答弁をお願いいたします。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 大きくは2点でございました。

 まずは、市民協働によるまちづくりの具体的な成果についてでございます。市民協働によるまちづくりを進めるためには、まずその仕組みが大事でありまして、19年度に地域づくり推進課をつくって、きちんとした窓口にしたところでございます。順次ご説明を申し上げますが、仕組みづくりは担当の部、課を明確にしたことと、そのほかに市民協働推進委員会というものを設けました。これは、市民協働推進計画を策定、また検証するための委員会でございまして、去年、ことしとで、ことし年度内に計画ができ上がるはずでございます。公共的団体の関係者、学識経験者、市民公募者で組織しております。作業部会と庁内検討委員会も組織しておりますが、そのような計画づくりを1つは進めております。それから、地域づくり推進本部でございますが、地域担当職員制度を推進するための庁内内部の本部でございます。それから、コミュニティーセンターの活用でございますが、住民や自治組織による地域づくりを活性化し、持続的に活動を展開するため、また行政との協働による地域づくり推進のため既存の市の公民館、中央公民館、金田一コミュニティーセンター、石切所公民館、浄法寺カシオペアセンターの4カ所を地域自治活動の拠点と位置づけたものでございます。それから、地縁団体の認可でございます。これまで自治会などは法人格を持たないために、集会所、土地などの登記は代表者個人名義や共有名義だったりいたしました。そのため、相続問題や不動産差し押さえなどの問題が起こることが考えられました。地方自治法260条の2の規定に基づき、自治会などの地縁による団体のうち一定の要件に該当するものについては、市長の認可を受けて法人格を取得し、自治会名義で不動産登記などを行うことができるよう制度を整備しました。希望自治会には、適切な指導をして認可事務を進めたいと思っております。実績ですが、19年度は1団体、浄門の里づくり協議会、それから20年度は矢沢・大子自治会、それから21年度は、まだ年度途中でございますが、川又11区町内会がこの地縁団体の認可を受けているところでございます。仕組みづくりとしては、以上のようなことを進めております。

 次に、人的な支援でございます。その1つが、地域担当職員制度でございます。19年度から行っております。市内を51班に分けて、市のほぼ全職員、19年当時は403人、20年度が385人、ことしになって、人がだんだん減っているものですから、現在は369人、51班に分けて市のほぼ全職員369人を担当職員として配置し、地域と行政とのパイプ役として行政情報の周知、地域からの要望等の連絡や地域の課題及び問題点の解決、地域づくりのお手伝いもします。敬老会のお手伝いなどもしております。それで、案件伝達の件数ですが、できた年、19年度は81件、20年度27件、21年度になって11件、だんだん減ってきましたが、これは問題が少なくなったのか、話ししても余り実現しないからなのか、そこのところは問題があるのですが、いずれにしましてもこういう制度をつくって、市民の方々と市役所ができるだけそのいろんなこと等について共有化しつつ事業を進めていく、そういう意味では効果が出てきているのではないか、そのように考えております。

 次に、人的支援の2でございますが、リーダー養成研修、これも19年度から行っております。地域づくりや市民協働についての講演会や他団体の地域づくり活動についての発表会などを年2回実施して、町内会、常会、自治会などのリーダーの勉強の機会をつくり、また新たなリーダーを養成します。19年度は、研修会を2回やっておりまして、文化会館中ホール、それからもう一回はシビックセンターホールでやりました。講演として、「みんなでつくろう私たちのまち」というのから、「市民の手でつくるまちづくり」などについてやりました。20年度は、これも2回やりまして、基調講演は「地震に備えて地域防災の勧め」というものであります。もう一つは、基調講演は「目からうろこのまちづくり」ということで、いろんな体験談などを話していただいたものでございます。21年は、まだ1回でございまして、11月の27日、やったばかりでございますが、これは九戸村の例で「戸田かぼちゃ祭りの里のまちづくり」というもので、いろいろと情報を紹介していただいたものでございます。

 人的支援の3つ目でございますが、職員出前講座、これも19年度からやっております。5人以上の市民の団体が57ある講座メニュー、57のメニューを用意しているのですが、の中から知りたい、聞きたいことを選択し直接業務を担当している市の職員などが講師として無料で、当たり前ですけれども、出向いてお話をしますということであります。19年度、32講座を実施しまして、延べ819人が受講されました。20年度は、57講座を実施しまして、1,407人受講されました。21年、今現在、11月現在ですが、15講座実施しまして、延べ397人の受講があったところでございます。これらは、日ごろ市で何をやっているのかよくわからないという市役所の行政について、面と顔を合わせていろいろ質問もできるということで、いろいろとご理解を得る機会になったのではないかと思っておりまして、これら人的支援については今後も続けていくべきものだと考えております。

 次に、財政的支援でございます。1つは、町内会等活動支援交付金でございます。これには、幾つかに分かれるのですが、環境整備等交付金、これは20年度からやっています。道路の草刈り、道路側溝の清掃、除排雪の作業を行った町内会、常会、自治会等の住民組織に対してそれぞれ5,000円交付金を出します。20年度は、交付団体が166団体中121団体、262項目に対して交付をいたしました。今年度、21年11月現在、交付対象団体171団体中104団体、255項目について、これはまだ支払いしていないものですから、申請ということになっております。2つ目、町内会等設立交付金、これも20年度からです。町内会などのない地域に町内会等を設立する組織に事務費2万円を交付します。平成20年度、3組織に対して交付しました。安比自治会、釜沢自治会、下海上自治会が発足をしたというところであります。ことしについては、まだ申請がありません。それから、3つ目ですが、コミュニティー活動交付金、これは21年度新規であります。コミュニティー活動を3回以上行った場合1万円を交付します。交付団体171団体中63団体から申請が出されております。4つ目、コミュニティー施設運営交付金、これも21年度新規でございまして、コミュニティー施設の運営中にかかる経費が1万円以上を要した場合1万円交付します。これは60団体からの申請が上がっております。

 財政的支援2つ目でございます。まちづくり事業補助金、これも20年度からでございますが、町内会、常会、自治会等の住民組織が行う福祉、芸術、まちづくりなどの目的に該当する事業に対し補助を行います。補助率は、対象となる総事業費の5分の4以内、上限を20万円とします。事業の採択や金額は市の予算の範囲内で、公開審査での審査結果によります。20年度は、7団体が事業を実施いたしました。向田常会のちょうちん更新事業、それから下米沢の市道家ノ上線整備、それから矢沢・大子自治会の矢沢・大子地区環境整備事業、それから十文字町内会の公民館取りつけ道路整備事業、晴山町内会の晴山町内会活性化事業、村松町内会活性化事業、堀野町内会堀野祭り前夜祭というものでございました。21年度は、5団体でありまして、長嶺9区町内会のちょうちん更新事業、上米沢天満宮山車小屋の改修、小祝地区道路拡幅工事、浄門の里づくり協議会は浄門の里交流施設整備事業、堀野の馬場地区町内会が堀野祭り前夜祭ということで補助金をもらっております。

 それから、財政的支援3つ目、コミュニティー事業助成事業、これは宝くじ関連でございまして、費用は直接市は負担しておりませんが、あっせんをしたというか、取り次いでいるものでございます。宝くじ普及広報事業費として受け入れる事業受託収入を財源として、地域のコミュニティー活動に助成金を交付し、健全なコミュニティー活動の推進を図るものです。5つの事業があり、地域の施設や設備の整備に助成金が役立てられています。19年度、一般コミュニティー助成事業100万から250万の間でございますが、堀野町内会がパソコンや複合機等250万、上斗米部落会が除雪機と視聴覚機器等をそろえました。250万。晴山町内会、除雪機110万、上米沢町内会、除雪機110万、下山井町内会、除雪機110万、奥山町内会、これも除雪機で110万でございます。それから、コミュニティーセンター助成事業、これは助成費が事業費の5分の3以内で最大1,500万、浄門の里づくり協議会がコミュニティーセンターを設置して1,500万円を活用しております。それから、20年の実績でございますが、一般コミュニティー助成事業、山田振興会が除雪機100万、大段公民館が除雪機とテント、太鼓等170万、それから穴牛町内会、机、いす、エアコン、テレビ等250万でございます。21年度、一般コミュニティー助成事業助成額100万から250万で、5件980万、場所はちょっと省略させていただきます。それから、コミュニティーセンター助成事業、これは馬洗場ですね、1,480万、コミュニティーセンターですね。それから、自主防災組織、これは舟沢地区の自主防災なのですが、80万などが交付されているところでございます。

 それから、財政的支援4つ目ですが、地域コミュニティーセンター整備事業費補助金、これは市の単独でございます。地域が設置する地域公民館の新築、増改築、修繕を要する経費に対して補助金を交付します。補助率は経費の3分の1以内、上限を300万としますということで、19年度は3団体、門崎、穴牛、八幡下に720万、20年度が11団体に116万8,000円、21年度6団体に、馬洗場300万ほか5団体なのですが、401万2,000円ということで助成をいたしました。

 これらについて、この評価はどうかというものであります。今ご紹介しましたように、それなりの利活用がございまして、それは地域にとってそれなりの効果、必要性があって要望されたわけでありますが、その結果整備等が進みまして、地域にとってはいい仕組みではないかと思っております。この上限額について、このままでいいかどうかについては議論があるかと思いますが、余り多額にしますと今度は箇所を絞るとか、財政負担上問題が出てきますので、しばらくはこういったことでやってみていいのではないかと思っております。

 次に、行財政改革の実施状況と成果についてでございます。行財政改革につきましては、平成18年に策定した大綱において6つの基本方針、これはご質問でも指摘されましたように自己決定、自己責任の体制づくりから改革の風土づくりまで6項目の基本方針がございました。それにあわせて行財政改革の視点と重点項目としまして3点を掲げております。その1つは、スリムな市役所を目指した経営体制の確立というものでございまして、中身的には定員管理の適正化、給与等の適正化、機能的で柔軟な組織体制への移行、民間委託等の推進、公共施設管理運営の合理化でございます。2つ目が、持続可能な行財政運営の確立ということで、事務事業の再編整理、廃止統合、財政の健全化を挙げております。3つ目が、市民の視点に立った行政サービスの推進ということで、市民ニーズに対応した行政サービスの推進、市民参加による市政の推進、市民活動支援の推進、電子自治体の推進を項目として挙げております。

 それでは、ご質問にありますようにこの6つの項目ごとの実施状況と成果でございますが、ただこれらの項目は必ずしも一つ一つの事業に合うようなものではなくて、特に例えば公平で公正な体制づくりというのは、これは行政としての基本的な姿勢でありまして、どんな事業をやるにしても公平で公正というのは、当然のことながらその下地になければいけないと思っております。ただ、あえてその項目ごとにということですので、多少ずれる点があるかもしれませんが、一通りご説明をさせていただきたいと思います。

〔菅原恒雄議員「主なものでいいです」と呼ぶ〕



◎市長(小原豊明)

 はい。まず、自己決定、自己責任の体制づくりです。組織機構はすべての項目にかかわるものですが、合併当初は企画政策室を初めとする1室6部制でございましたが、新市の総合計画を着実に推進するため5部制といたしました。特にも、市民協働部を設置し、前段の質問にもお答えしましたとおり、市民協働に取り組んでおります。また、部制が着実に機能し始め部内の課題等をきちんと部の中で取り組み、解決を図る。自己決定、自己責任の体制が少しでも進んだと考えております。これらの状況から、職務権限をそれぞれの職責に持たせ、行政執行のスピード化、効率化を図ってきているところでございます。また、人材育成、自己決定、自己責任の体制づくりの中での人材育成ですが、自己決定、自己責任には職員の資質の向上が必要でありまして、人材育成に取り組んでいます。従前から実施しております各職階層研修、管理職研修や市町村アカデミー派遣はもとより、自己啓発の環境を整えることにも取り組んでいます。具体的には、みずから資格取得に挑戦するような場合に職務を免除するなど便宜を図り、資格取得の機会をふやしています。これにより職員の中に難関であります国家資格、社会福祉士の資格を取得した職員も出てまいりました。また、専門的知識習得等のために滞納整理機構あるいは産業振興センターに長期派遣、1年ですね、派遣し、その結果職員のスキルの向上や人脈の拡大につながり、市に戻ってからも業務に生かされていると考えております。また、国税のOBの方を採用いたしたわけでありますが、税務調査員なのですけれども、従前であれば外部の税務署等に相談をしながらいろいろ事を進めてきたわけでありますが、採用することによって直接市がノウハウを学び、あわせて一緒に行動をとることによっていろんな事業をしやすくなってきたと思っております。それから、今年度から再任用制度がスタートして1名採用しております。営繕の業務を直営で行うことで迅速な修繕等が行われています。これは財産管理室なのですが、資材を購入しながら、どこかに穴があいたとか、雨が漏るとかいうと、すっ飛んでいって直すというようなことで、非常にスピード感がある仕事ができていると思っております。

 それから次に、これ2つ目です。柔軟で迅速な体制づくり。これは組織機構の見直しで、柔軟で迅速な体制づくりのもととしたと思っております。具体的な事例では、木漆生産日本一、これをさらに発展させるために漆振興室を副市長直属の組織として設置いたしました。だからというわけではありませんが、日光2社1寺の修復に6年間で4トンの注文をいただいたり、元気再生事業に取り組んだりということ、さらにはそれらを通じて漆の分布あるいはブランド認証、展覧会の開催、浄法寺漆のいろんな発表の機会を得たりして、これも一つ効果があったのではないかと思っております。

 それから、経済状況、雇用環境の厳しい中、喫緊の課題で取り組むべく企業雇用推進室を19年度に設置いたしました。3年間頑張ってもらいまして、4社誘致に至ったということでございます。特にもITの事業系の企業の誘致は、数は少のうございますが、新しいタイプの企業に来ていただいたと思っておりますし、日本一さんについてはご案内のとおりでございます。

 また、地域担当制、先ほどご説明いたしました、職員が地域活動に参加して市民と接する機会を得ることで、いろんなその地元の方々との協力関係をより強固なものにできたし、また意思の疎通が図られたものと思っております。

 3つ目、公平で公正な体制づくりでございます。これは先ほど申し上げましたように、公平で公正な体制づくりということで何かを新たにつくったかと言われれば答えに窮するのでございますが、何かにつけて公平で公正な仕事をしなければならないということを確認しつつ、いろんな事業を進めてきているつもりでございます。直接的ではありませんが、接遇研修あえて入れたのですが、市役所の対応が悪いということをしばしば言われておりまして、2年継続して接遇研修、私も受けたのですが、電話なりおじぎの仕方だとか、いろいろありますが、その成果については、いまいちの面もあるかと思いますけれども、こういうことで少しでも市民の方々に失礼のないように公平、公正に対応できるように努力をしているところでございます。また、公平、公正のためには市民の声を聞くことが大事でありまして、各種計画等の策定の際に民間の方々の参画委員の公募を実施しています。総合計画、公募1人、環境基本計画、公募2名、福祉計画は1人、市民憲章、花鳥木の制定に公募1人というように、わずかではありますが、市民の方々が参加し、意見を述べることができるような場も用意をしてきたところでございます。

 それから、ご負担をいただくことについて、保育料、水道料金などについて、これはもう合併ですから当然のことなのですが、少し時間をかけましたが統一をすることにしました。その差がないようにしました。今年度からは母子と同様父子手当を給付している。これも一つの公平、公正だと思っております。母子家庭よりも額は少ないのですけれども、父子手当もやはり男女の平等からいえば当然あってしかるべきだと思いますが、経済力の違いがありますので、父子は母子よりもやや安いのはやむを得ないと思いますけれども、こういうことも始めたところでございます。また、大きな問題としては、山間地域でひとしく情報が受けられるように光通信などのブロードバンドあるいは地上デジタル化に伴う難視聴対策、これはいろんな情報格差ができるだけ生じないように、これにも努めているところでございます。また、足の確保、バス交通につきましても浄法寺地区にコミュニティーバスを運行し始めました。患者輸送バスからコミュニティーに転換したところでありますが、これについても患者ではない方々のサービス向上につながっていると思っております。

 4番、情報公開、市民参加の推進でございます。ホームページや広報などで情報を発信、公開しながら市民参加の行政を進めておりますが、情報公開条例に基づく公開については、請求が平成18年度20件、19年度28件、20年度22件となっております。また、行政情報の周知では、例えば県境産廃問題などについては小中学校、婦人会等の現地見学、21年2月には環境シンポジウムを開催して、住民と一体となった取り組みを少しでも進めてきております。それから、「広報にのへ」は1日号、15日号の2回発行といたしました。できるだけ情報伝達の実を高めたいと思ってきているところでございます。地域の課題等を特集で取り上げるなど、読まれる広報として市民に親しまれながら情報提供の一翼となっていると考えております。カシオペアFMは、土日を除き1日3回行政情報を放送するとともに、議会中継を放送しており市民の関心をいただいているところでございます。また、先ほど申し上げましたように、いろんな民間の方々に各種計画策定などのときには公募という形で参加をいただいております。

 それから、5番、簡素で効率的な行政運営の推進でございます。民間委託や再任用、準職員の採用により職員の削減イコール経常経費の削減となり、その分が市民サービスの経費に充てられサービスの維持向上につながっています。これは給料分そのまま減るわけでは決してなくて、別な仕事を委託すればそちらのほうでお金がかかるわけですが、経費の節減には確実につながっていると思っております。営繕の再任用職員や保育士、運転手等を準職員として採用し職員採用の抑制はもとより、保育士では期限で切れるのではなく通年雇用となる雇用の面から、また子供たちにとって長く保育士を接することができるというようなメリットも生じています。これまでは短期で切れていましたのが、年間通じて同じ先生に学ぶことができるということで、これもよかったと思っております。職員数の適正化の取り組みは、平成18年4月1日、424人でございましたが、21年12月1日、今月1日でございますが、377人でございますので、大分減ってきております。それから、手当についてでございますが、これは期末・勤勉手当を人事院勧告に沿って削減をいたしました。20年度に新築購入の住宅手当を廃止、それから同じく20年度に特殊勤務手当の見直しを行いまして、保育業務、上水道業務、薬剤師手当、放射線業務等で7つを廃止し、税務手当は縮小、名称を徴税手当とし、対象を徴税を主たる業務とする職員に限ったものでございます。それから、指定管理者制度の推進では市民文化会館等43施設が指定管理を行っています。文化会館は、ご案内のとおりでございます。民間企業が指定管理者となったことで、市民の目線の細やかなサービスにつながっているのではないかと思っています。クリスマスツリーとかイルミネーションなど、新たにやって市民の関心を呼んでいます。また、直接的効果ではありませんが、やったり休んだりする食堂のほうも再開をして続いております。それから、民間への委託としましては、特別養護老人ホーム白梅荘を民間に移しました。市所有のバスについては、運転手の雇用やバスの直接所有、維持をやめ、委託をすることで従前のサービスは維持されるとともに、民間の活性化につながって経費的にも安くなっているものと思っております。施設の廃止は、御返地診療所、19年度、それから福岡保育所、20年度末に廃止を行いました。これらも経費節減や人的配置の効率化につながっていると思っております。公共施設の効率化は、19年度、旧大嶺保育所の福祉施設への転用、これは社協さんにお願いしております。それから、同じくたばこ会館を障害者団体に貸与いたしまして、障害者団体が一つの拠点を共有しながら、お互いに連携をとって仕事を進めていると思っております。それから、20年度、総合支所3階に森林組合、土地改良区に貸与いたしております。こういうことで施設の有効活用、民間活力につながっていると思っております。それから、権限移譲、これは県からの権限移譲でございますが、平成12年度から325事務の移譲がありました。ことし特に10月からはパスポート、旅券発行事務を受けておりまして、今までは市役所と振興局2カ所に行かなければならなかったのですが、1カ所で申請できることになりました。

 6つ目、改革の風土づくりでございます。風土づくりでございますので、直接の事業に結びつくものではありませんが、時代の変化とともに住民ニーズ等が変化していることから、行財政改革は新たな課題を加えながら継続していくことが重要と考えております。それで、内部的には地域づくり推進課の強化や地域担当職員の配置などによる体制づくりや、まちづくりのための補助制度の充実を行っているところでございますし、外部的には包括支援業務では、一たん社会福祉協議会職員を受け入れて委託を実施したところでございました。旧たばこ会館を障害者団体に貸与したり各種団体の育成、その活用にも努めてきました。これは、先ほど申しましたのを別な見方で分けたところでございますが、これらの結果、職員数の削減、指定管理の導入、民間委託、施設の廃止等々、ある場面ではサービスの強化、ある場面では効率的な行政、ある場面では経費の節減等々、それなりの成果は上げているものと私どもでは考えております。これらは始まって間もないものですから、これからもう少し状況を見ながら、さらに改善を重ねて効率的な行政サービスを行ってまいりたいと思っております。



○議長(佐藤正倫)

 菅原議員。



◆10番(菅原恒雄)

 ありがとうございました。市長におかれましては、18年間本当にご苦労さまでございました。18年という厳しい時代を乗り越えたのも、小原市長だからこそ乗り越えられ、よいまちづくりができたのではないかと思っている次第でございます。

 最後に、私1つだけお聞きしたいのですけれども、通告もしていませんし、お答えできなかったらちょっといいですけれども、ここに24名の議員がいますけれども、5期18年と言いますといろんな議員と触れ合いがあったと思います。議員に対する要望といいますか、苦しいこともあったでしょうし、いろんなことがあったと思います。残しておいてもらえれば、こう議員はあってほしいとかいろいろあるのであれば、今の機会でなければ聞くことがないと思いますので、ひとつこの場でいいのであればお聞かせ願いたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(佐藤正倫)

 小原市長。

〔市長 小原豊明君登壇〕



◎市長(小原豊明)

 大変お世話になりまして、ありがとうございました。あえてということでお話をさせていただければ、私どもはできれば行政と議会は車の両輪で同じ方向に向かって進んでいければと思っております。もちろんチェック機能というのは大変大事な議会の役目でございますから、それぞれ指摘をされ、また改善する場面がたくさんあると思います。しかし、前に進んでいく推進力、時には頑張れというふうなことで職員を励まして、おだてて仕事をさせるというのも一つの手ではないかと思っていますので、その辺は上げたり下げたり、時には厳しくというふうなことが織り交ぜてやっていただければと思います。余り厳しいと、やっぱりどうしても萎縮しかねないところがあるのですね。私は、議会終わるといつも言っているのは、とにかく負けるなとかと、こう言っているのですが、空元気を出して奮い立って仕事をしないと、何かミスることを余り怖がると新たなものに挑戦できなくなってしまう。もちろんミスっていいというわけではありませんが、新しいことに取り組むときにはそれなりのリスクというのはあるのですね。そのリスクの中身にもよります。変なこんなことでもやればそれは絶対許されるわけではありませんし、ずるをすることは当然許されるわけではありません。また、気の緩みでいろんな事件を起こしてもいけない。そういうところはそのとおりでございますが、もう一つは、いかに職員にやる気を起こさせるか、それもまた議会の大事な機能ではないかというふうに考えておりまして、私はもう大変お世話になりましたが、これからまた新しい体制で進む際には、そういった点もぜひご支援していただければ職員は一生懸命もっと働くと思っております。よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正倫)

 菅原議員。



◆10番(菅原恒雄)

 職員にやる気を起こさせる議員であってほしいというようなことなのでしょうか。答えていただきましたので、欲を出しまして、定数を今いろいろ議論しているわけですけれども、実行するか、削減するかわからないのですけれども、市長としてはいかがでしょうか。来年市長選なのですけれども、その1年後には我々市議会の選挙でございます。よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正倫)

 菅原議員、これはもう今特別委員会つくるかつくらないかでありますので、これはもうだめ。



◆10番(菅原恒雄)

 ああ、そうですか。済みません。ありがとうございました。



○議長(佐藤正倫)

 本日はこれにて散会いたします。

散会 午後 3時59分