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岩手県 花巻市

平成22年 12月 定例会(第4回) P.22312月17日−06号




平成22年 12月 定例会(第4回) − 12月17日−06号









平成22年 12月 定例会(第4回)



平成22年12月17日(金)

議事日程第6号

平成22年12月17日(金)午前10時開議

 第1 委員長報告

 第2 議案第125号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて

 第3 意見書案第10号 私学助成の充実を求める意見書の提出について

 第4 意見書案第11号 新保育制度案「子ども・子育て新システム」に関する意見書の提出について

 第5 意見書案第12号 国民が納得する「食と農林漁業の再生」を実現する農業政策を打ち出すまでTPP交渉の参加には断固反対する意見書の提出について

 第6 継続審査の申出について

 第7 派遣第4号 議員の派遣について

本日の会議に付した事件

 日程第1 委員長報告

 日程第2 議案第125号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて

 日程第3 意見書案第10号 私学助成の充実を求める意見書の提出について

 日程第4 意見書案第11号 新保育制度案「子ども・子育て新システム」に関する意見書の提出について

 日程第5 意見書案第12号 国民が納得する「食と農林漁業の再生」を実現する農業政策を打ち出すまでTPP交渉の参加には断固反対する意見書の提出について

 日程第6 継続審査の申出について

 日程第7 派遣第4号 議員の派遣について

出席議員(34名)

   1番  増子義久君      2番  鎌田芳雄君

   3番  細川宏幸君      4番  照井雄一君

   5番  高橋 勤君      6番  伊藤源康君

   7番  若柳良明君      8番  小原雅道君

   9番  鎌田幸也君     10番  松田 昇君

  11番  本舘憲一君     12番  小原茂明君

  13番  照井明子君     14番  藤井幸介君

  15番  板垣武美君     16番  平賀 守君

  17番  藤原晶幸君     18番  藤原米光君

  19番  藤井英子君     20番  高橋久順君

  21番  小田島邦弘君    22番  近村晴男君

  23番  名須川 晋君    24番  中村勝吉君

  25番  櫻井 肇君     26番  大原 健君

  27番  川村伸浩君     28番  佐藤忠男君

  29番  中村初彦君     30番  阿部一男君

  31番  齋藤政人君     32番  高橋 浩君

  33番  新田盛夫君     34番  高橋淑郎君

欠席議員

  なし

説明のため出席した者

 市長        大石満雄君   副市長       佐々木 稔君

 副市長       高橋公男君   教育委員会委員長  高橋 豊君

 教育長       及川宣夫君   選挙管理委員会委員長

                             奥山 隆君

 農業委員会会長   高橋善悦君   監査委員      高橋 勲君

 総務部長      伊藤隆規君   政策推進部長    亀澤 健君

 まちづくり部長   大山拡詞君   生活福祉部長    菊池保守君

 健康こども部長   出茂 寛君   商工観光部長    高橋穣児君

 農林水産部長    佐藤 格君   建設部長      高橋通義君

 大迫総合支所長   熊谷仁見君   石鳥谷総合支所長  菊池康博君

 東和総合支所長   赤坂 謙君   教育委員会教育部長 藤井廣志君

 水道事業所長(上下水道部長併任)  消防本部消防長   菊池定雄君

           神山芳武君

 参事兼総務課長   役重眞喜子君  参事兼財政課長   高橋和夫君

職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長      佐藤祥二    参事兼事務局次長  平賀政勝

 総務係長      阿部 靖    議事調査係長    佐藤多恵子

     午前10時00分 開議



○議長(川村伸浩君) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は、議事日程第6号をもって進めます。



○議長(川村伸浩君) 日程第1、委員長報告を行います。

 最初に、文教常任委員会に付託中の第14号「請願私学教育の充実・発展を求めることについて」を議題とし、同委員長の報告を求めます。

 文教常任委員会委員長、高橋浩君。

    (文教常任委員会委員長 高橋 浩君登壇)



◆文教常任委員会委員長(高橋浩君) 本委員会に付託されておりました請願の審査が終了いたしましたので、審査の経過と結果について御報告申し上げます。

 本委員会では、12月10日に参考人を招請し、御意見をお伺いするとともに、教育部長及び関係課長の出席を求め、慎重に審査を行ったところであります。

 趣旨につきましては、既に配付されております文書表のとおりでありますので、省略させていただきます。

 第14号請願私学教育の充実・発展を求めることについて。提出者は、盛岡市本町通3丁目18の32、私学助成をすすめる岩手の会、会長、新妻二男さんであります。紹介議員は、照井明子さんであります。

 参考人からは、「4月から公立高校無償化、私立高校に就学支援金が実施されている。また、国の関係予算の増加や県の私学助成金、運営補助費は増額されたが、依然として、私立高校を取り巻く環境は厳しく、公私間格差は大きい。ついては、市における私立学校に対する運営費補助を増額するとともに、私立高校に在籍する生徒の保護者に対する就学援助金を出していただきたい。また、私学助成の充実を求める意見書を国及び県に提出していただきたい」とのことでありました。

 教育委員会からは、「市としては、年額324万円の運営費補助をしている。直接の私学助成ではないが、奨学金の貸与を行っている。また、花巻東高校に対しては、新校舎建設の際の施設整備助成を行ったり、旧校舎を買い取って公園として整備を行ってきた」との説明がありました。

 委員からは、「国及び県における私学助成の充実は必要であると考えるが、市独自の補助は他市の状況に比較して決して少なくない」、「就学援助については、市の奨学金制度や技能習得費の支給もあり、さらに、県の補助金制度の活用をいただくことで、対応できるのではないか」などの意見が出されたところであります。

 以上のことを踏まえ審査を進め、採決の結果、請願事項中、第1項「貴市内に設置されている私立高校に対して運営費補助を増額してください」及び第2項「貴市の住民で岩手県内の私立高校に在籍する子弟・子女を持つ世帯に対して、就学援助金を出してください」については不採択とし、第3項の「過疎地域の私立高校に対する特別助成の増額を含め、私学助成金をさらに充実することを求める意見書を国及び県に対して提出してください」の項目については採択することに決しました。

 よって、本請願については一部採択すべきものと決しました。

 以上で報告を終わります。



○議長(川村伸浩君) これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対し、質疑の方ありませんか。

 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) 何点かお聞きいたしますが、まず、この請願陳情を委員会で処理する場合、原則的な処理は、一部採択というのは私、あり得ないと思っておりますが、それはともかくといたしまして、一部採択ということですが、この不採択となりましたこの点について、県内で既に私立高校への保護者に対する援助金が自治体から支給されているということもあるわけなんですが、それは委員会の中で調査、研究なされましたでしょうか。この点お聞きいたします。



○議長(川村伸浩君) 文教常任委員会委員長、高橋浩君。



◆文教常任委員会委員長(高橋浩君) ただいまのお尋ねでございますが、他市の状況ということでお話を聞かせていただき、また、皆さんがそれぞれお話をさせていただいたところでございます。たしか、出たのが一関市あるいは北上市、盛岡市、奥州市等々との比較であったと思います。そうした中で、花巻市の324万円は少なくない補助をしているという考え方、あるいは評価が皆さんから出たところでありました。



○議長(川村伸浩君) 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) この私学に対する補助の額は、これは花巻市がぬきんでて多いという点で教育委員会及び当局の御配慮は、これは大変評価されてしかるべきだと私も思います。しかし、そのことと、この保護者に対する直接の補助とは、全く次元を異にするのではないかと思うんですが、その点についての話というのはなかったのでしょうか。



○議長(川村伸浩君) 文教常任委員会委員長、高橋浩君。



◆文教常任委員会委員長(高橋浩君) 特に運営費補助ということで、皆さんが気にしておられましたのは、例えば増額した場合に、いわゆる生徒さんへのはね返りと申しますか、いわゆる授業料等の負担軽減があるだろうかということで、いろいろ指摘もあったところでございましたが、参考人からは、事務方でないので、はっきりしたことは言えないけれども、必ずしも授業料が安くなることにはつながらないと申しますか、ならないのではないかということだったと思います。これはつまり、人件費あるいは施設整備の維持と申しますか、あるいはもろもろの経費を考えるという話がございました。いわゆる、授業料等の増額した場合にも、生徒の授業料への負担軽減にはすぐにはなり得ない、なっていないという状況が話されたと思いました。



○議長(川村伸浩君) ほかに質疑の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。

 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) 請願第14号私学教育の充実・発展を求めることについて、ただいま委員長から一部採択という報告がありましたが、私はすべてこの3件、項目の3項は採択すべきと考えます。例えば、一関の場合でありますが、これは私立高校に対する援助金は数年前から始まっております。

 それから、一般質問でも同僚議員から出されましたが、これは決して無理な施策ではないと考えます。ですから、この花巻市においても私立高校に在籍する生徒の保護者に対する就学援助金の支給は必要だと思います。願意妥当であり、私はすべて採択すべきであると考えるものであります。

 終わります。



○議長(川村伸浩君) ほかに討論の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、討論を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより採決いたします。

 議案第14号請願私学教育の充実・発展を求めることについてに対する委員長報告は一部採択すべきであるとするものであり、項目別に採決いたします。

 請願事項の第3項、「国及び県に対し、過疎地域の私立高校に対する特別助成の増額を含め、私学助成金をさらに充実することを求める意見書を提出してください」に対する委員長報告は、採択すべきであるとするものであります。

 委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、請願項目の第3項は委員長報告のとおり採択することに決しました。



○議長(川村伸浩君) 次に、請願事項の第1項、「貴市内に設置されている私立高校に対して運営費補助を増額してください」に対する委員長報告は、不採択とすべきであるとするものであります。よって、原案について起立により採決いたします。

 請願事項の第1項を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

    (賛成者起立)



○議長(川村伸浩君) 起立少数であります。よって、請願事項の第1項は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。



○議長(川村伸浩君) 次に、請願事項の第2項「貴市の住民で岩手県内の私立高校に在籍する生徒の保護者に対する就学援助金の支給枠を拡大してください」に対する委員長報告は、不採択とすべきであるとするものであります。よって、原案について起立により採決いたします。

 請願事項の第2項を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

    (賛成者起立)



○議長(川村伸浩君) 起立少数であります。よって、請願事項の第2項は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。



○議長(川村伸浩君) 次に、福祉常任委員会に付託中の第16号請願新保育制度案「子ども・子育て新システム」に関する意見書の提出を求めることについてを議題とし、同委員長の報告を求めます。

 福祉常任委員会委員長、中村勝吉君。

    (福祉常任委員会委員長 中村勝吉君登壇)



◆福祉常任委員会委員長(中村勝吉君) 本委員会に付託されておりました次の請願の審査が終了しましたので、審査の経過と結果について御報告申し上げます。

 第16号請願新保育制度案「子ども・子育て新システム」に関する意見書の提出を求めることについて。提出者は、花巻市中根子字明堂26、花巻市法人立保育所協議会、会長の瀬川とも子さんであります。紹介議員は鎌田幸也君、照井明子さん、平賀守君、大原健君であります。

 趣旨につきましては、既に配付されております文書表のとおりでありますので、省略させていただきます。

 本委員会では、12月13日、参考人を招請し、請願趣旨の説明をいただくとともに、健康こども部長及びこども課長の出席を求め、慎重に審査を行ったところであります。

 参考人からは、「ことし6月に閣議決定された新保育制度案、子ども・子育て新システムについて大方の骨子が発表された。法人立保育所協議会では、それぞれ検討してきたところ、その中のシステムとしては幼保一体化、多様な事業主体の参入を可能とする指定制度の導入、保育所の最低基準を定めている権限を地方に移譲する等の骨子であり、その制度の一つ一つを精査したところ、子供の健全発達保障の視点からも、保護者の就労支援の立場からも、保育所の安定経営という視点からも大きくこの制度は意を異にしている。戦後64年の間に積み重ねてきたこの保育制度は今、子供たちの貧困が問題になり、保護者の就労関係が非常に厳しい中で子供たちの安全な生活を守り、親御さんたちの安心して子供を預けて働くという、そういうことが最も保障されなければならない時代に福祉を後退させる制度案である。ぜひ、市議会から政府に対してこの制度案を見直していただくように意見書を提出していただきたい」とのことでありました。

 当局からは、6月に示された子ども・子育て新システム基本制度案要綱の説明をいただきました。また現在、基本制度案要綱に基づいて各関係団体から構成されている委員会、そしてワーキングチームを設置して各検討がなされていること。また、現在検討されているこども園、そして現行の幼稚園、保育園とおのおの異なる制度等からもさまざまな運用等が検討されている状況などについて説明がありました。

 委員からは、「本請願の理由には願意妥当であると思う。特にも一括交付金は問題である。保育所の職員の半数が臨時であり、これは保育に係る費用を国が一般財源化したことによる。現行サービス内容で新システムに移行すれば、子育ての行政をやろうと思えば市が持ち出しすることになりかねない」、また、「1カ月ちょっとで3,600の署名運動に取り組んだ。そして、全会派から紹介者が募られている。この3点から、採択すべきである」、また、「これからの少子化の時代の中で就学前教育、保育の重要性などを考えたとき、保育所の皆さんからの現場からの声ということで最も大切だと思うので、採択すべきと考える」、また、「現場の規制緩和をして、株式会社の産業を認めると、行き着くところは保育の産業化、安上がりの保育となる。一番大事な子供の教育にとって、かなり問題が多い。ぜひ、採択したいと思う」、また、「いろいろ聞いて本当にこの国のシステムは問題があると感じている。ぜひ、採択すべきと考える」などなど、意見が出されたところであります。

 以上のことを踏まえて、審査を進めた結果、本請願提出者の願意は十分に理解できるものであるということで意見の一致を見、採決の結果、全会一致をもって採択すべきものと決しました。

 以上で報告を終わります。



○議長(川村伸浩君) これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対し、質疑の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、討論を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより採決いたします。

 第16号請願新保育制度案「子ども・子育て新システム」に関する意見書の提出を求めることについてに対する委員長の報告は採択すべきであるとするものであります。

 委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、第16号請願は委員長報告のとおり採択することに決しました。



○議長(川村伸浩君) 次に、産業建設常任委員会に付託中の第10号請願過剰米対策を求めることについて、第11号陳情花巻市指定記念物・花巻城本丸跡鳥谷崎公園の呼称の変更を求めることについて、第13号請願TPPへの参加に反対することについて及び第15号請願TPP交渉参加に反対することについての4件を一括議題とし、同委員長の報告を求めます。

 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。

    (産業建設常任委員会委員長 近村晴男君登壇)



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) 本委員会に付託されておりました陳情及び請願の審査が終了いたしましたので、審査の経過と結果について御報告申し上げます。

 本委員会では、12月13日に参考人を招請し、御意見をお伺いするとともに、農林水産部長、商工観光部長及び関係課長の出席を求め、慎重に審査を行ったところであります。

 趣旨につきましては、既に配付されております文書表のとおりでありますので、省略させていただきます。

 第10号請願過剰米対策を求めることについて。提出者は、花巻市野田316の1、花巻農業協同組合代表理事組合長、高橋専太郎さんであります。紹介議員は、鎌田幸也、照井明子、板垣武美、平賀守、阿部一男、以上の5氏であります。

 参考人からは、「請願提出当初は、平成23年度末の米の在庫を70万トンと見越していたが、本年の最終の作況が98であることから、予測よりも2ポイント、20万トン減とはなったものの、なお50万トンの需給過剰が生ずることから市場に米の過剰感が生まれ、米価が下落している。このことから、政府買い入れによる棚上げ備蓄の実施を強く要請していただきたい。50万トンの需給ギャップを改善するためには10アール当たり500キロとして10万ヘクタールの転作拡大が必要となり、政府による棚上げ備蓄等を実施しなければ根本的な改善とはならず、平成22年産米以降の過剰米について国が責任を持って市場隔離する需給調整対策を恒久的な制度として確立、実施することを国に要請してほしい」とのことでありました。

 当局からは、「米の豊作過剰について、これまでは米価水準の維持のため、緊急対策として政府買い入れや主食用以外への処理も行ってきたものであり、生産調整への非参加者の米価も維持されることから、制度参加者からの不公平感が増大していたわけだが、戸別所得補償モデル対策は米の恒常的なコスト割れに対して制度的に手当てするというものであり、戸別所得補償の交付対象者は需給調整達成者であること、作況が著しく豊作になった場合、これまでは豊作過剰分を市場から隔離するため、農業者も拠出する集荷円滑化対策によって米価下落を阻止し、農家の経営安定を図るという形がとられてきたが、これについても生産調整に参加しない方々の米価も維持されてきたことから、制度参加者からの不公平感が増大してきたことも事実であった」とのこと。

 「戸別所得補償モデル対策では、豊作過剰による米価下落があった場合、定額部分に加えて変動部分も措置される米モデル事業により、農家の所得を直接的に補償し、農家の経営安定を図るものであるが、対象はあくまでも需給調整をやってきた方々への交付であり、非参加者については補償しないことから過剰米対策についての成果も期待されるものである」との説明がありました。

 委員からは、「米の戸別所得補償モデル対策が始まり、次年度からは本格的な実施ということで、まだまだ先はわからない部分もあるが、今後、生産調整においても徐々に成果が期待されるものであり、今は戸別所得補償モデル対策の取り組みと成果を見守るべきではないか。今、新たな制度が動き出し、その成果もこれからというときに、制度そのもののあり方にかかわってくる過剰米を市場隔離する恒久的な需給調整対策についての要望は現状の過剰米の実態から見て、その願いは十分理解できるものではあるが、もう少し新制度の推移を見守るべきではないのか」との意見が出されたところであります。

 以上のことを踏まえて審査を進め、採決の結果、請願事項中、第1項の「緊急政府買い入れの実施について、米戸別補償所得制度の安定運営のため、緊急の対策として政府買い入れによる相当量の棚上げ備蓄を実施し、市場の過剰感を一掃すること」については採択とし、第2項の「平成22年産米以降の過剰米対策の実施について、需給と価格の安定を図るという食糧法の規定に基づき、過剰米を国が責任を持って市場隔離する需給調整対策を恒久的な制度として確立、実施すること」については不採択とすることに決しました。

 よって、本請願については一部採択すべきものと決しました。なお、今回採択した事項につきましては、前定例会において本件と同趣旨の意見書を委員会発議し、議会で可決いただき、関係機関へ送付しておりますので意見書の発議は行わないことに決しました。

 次に、第11号陳情花巻市指定記念物・花巻城本丸跡鳥谷崎公園の呼称変更を求めることについて。提出者は、花巻市下幅8番11号、菅原新平さんであります。

 委員からは、「陳情内容は前回と同じであり、また、鳥谷崎公園についても前回同様に変わりなく、花巻城址あるいは鳥谷崎城址との名にふさわしい環境整備が整っていない」との意見が複数出されたところであります。

 以上のことを踏まえて審査を進めた結果、「鳥谷崎公園の呼称の変更について、城址あるいは城跡となると対象区域が広範となることや、公共施設や民地が入り組んでいる現状からして名称とはそぐわない状況にあることと、現状の範囲をもって城址や城跡の名をつけるには無理があるのではないのか」との意見の一致を見、採決の結果、全会一致をもって不採択すべきものと決しました。

 次に、第13号請願TPPへの参加に反対することについて。提出者は、花巻市太田67の41、花北農民組合組合長、小原昭栄さんであります。紹介議員は、増子義久、鎌田幸也、板垣武美、藤原晶幸、櫻井肇、以上の5氏であります。

 次に、第15号請願TPP交渉参加に反対することについて。提出者は花巻市野田316の1、花巻農業協同組合代表理事組合長、高橋専太郎さんであります。紹介議員は、細川宏幸、若柳良明、平賀守、新田盛夫、以上の4氏であります。

 第13号請願及び第15号請願につきましては、それぞれ参考人を招請し、御意見を伺うとともに、請願内容が同趣旨でありましたことから、当局からは一括して説明をいただいたところであります。

 第13号請願の参考人からは、「TPPは関税を原則撤廃し、農産物の輸入完全自由化を進めるものであり、日本農業と地域経済への深刻な打撃となることから、協議開始の撤回を強く求めるものである」との請願の趣旨が述べられ、具体には、「農産物の輸出国であっても、関税率を高くしている国がある中で、我が国は既に平均11.7%も関税を下げている開かれた国の一つである。

 地球的規模での食糧不足が訪れると警告されているときに、食料自給率を高めるどころか、輸入依存をさらに高めることは日本農業をつぶすことになる。1.5%の農業のために98.5%の産業が被害をこうむると話す大臣もいるが、これは農業の持つ多面的機能に関する認識不足であり、これを機に第一次産業の国土保全に果たしている役割を国民が再確認し合う必要がある。TPPに参加した場合の被害は農業と食料にとどまらず、関連産業分野の影響も甚大で340万人が雇用の場を失うとの試算もあり、日本の農業を破壊し、国民生活に多大な犠牲を負わせることになる」とのことでありました。

 第15号請願の参考人からは、「TPPへの性急な加入表明や交渉に対して、断固反対するものである」との請願の趣旨が述べられ、具体には、「国はこれまでWTOなり、EPA、FTAの交渉を行ってきている。これはWTOを基本にEPA、FTAというように2国間あるいは多国間での経済の相互的自由化について交渉してきているもので、どちらも重要品目として例外措置が数%あるものである。しかし、突然、国はTPPに参加するという方向を示したわけだが、TPPは基本的に100%関税の撤廃が原則であり、このまま締結したならば、さまざまなものが例外なく自由化されることになり、現状の政策、体制の中で実施されるとしたならば、特に第一次産業と言われる農業部門は大打撃を受けることになる。

 EUなり、韓国でも国内での保護政策をもってETA、いわゆる自由貿易協定を結んでいるものであり、我が国においてもそのような部分の政策なり、体制づくりについての議論を重ね、国民的コンセンサスを得る必要があることから、TPP交渉への参加を再考していただきたい」とのことでありました。

 当局からは、「仮に、何らの対策も講じないまま関税撤廃した場合の農業及び関連産業への影響や日本がEPAやTPPなど、いずれの協定も結ばなかった場合の自動車、電気電子、機械産業の3業種への影響などについての試算が示され、特に国においてはTPPが農業分野に与える影響が甚大なことから、11月30日に持続可能な農林水産業を育てるための対策として、各国務大臣を構成員とし、本部長を内閣総理大臣が務める農林漁業再生推進本部を設置、あわせて本部会議の諮問機関として内閣総理大臣を議長とし、関係の大臣、農業団体や経済団体の代表者も入る民間の有識者で構成する食と農林業の再生実現会議を立ち上げ、農業改革のあり方、戸別所得補償のあり方、農林水産業の成長産業化のあり方、消費者ニーズに対応した食品供給のあり方、この4項目を大事な検討事項として挙げ、来年6月をめどに基本方針が策定され、4カ月後の10月には行動計画が策定されるということであり、この流れを注視しながら今後の対応を考えていかなければならない」との説明がありました。

 第13号請願について委員からは、「このままの状態でTPPに参加すると、地方経済は疲弊するのは間違いない。国民総生産における第一次産業の割合が低いのに、その農業を守るためにほかの部分が犠牲になっているとの某国務大臣の認識には不安を感じるし、理屈抜きに農、いわゆる農業のない国は成り立つわけはなく、環境もテーマに検討すべきである。TPP参加と米戸別所得補償制度とは表裏の関係にあると言われるが、米戸別所得補償制度で農業を守っていけるのか不安であり、財源確保も大丈夫なのかとの心配もある。外国から安心・安全な食料が入ってくるのか不安。また、食料自給率50%を目標としているのに、試算では13%と大幅に下落するとされ、国民への食料安全保障の面でも両立できないのではないのか。田畑など農地や国土が荒れる心配もあるなど現状のままTPPに参加した場合の危惧」など請願の趣旨に理解を示す意見が出されました。

 さらに、請願項目である環太平洋戦略的経済連携協定に参加しないこと、いわゆるTPPについての議論を深めたところ、「TPPには参加しないこと」との意味には、現状のままの状態での参加は農業ばかりではなく、関連産業も雇用も環境も大打撃を受けることがわかっていることから、参加への反対であって、第15号請願とも関連するが夢と希望と生産意欲のわく農業、食の安全、安定供給、里山保全など国民が納得する食と農林業の再生を実現するしっかりとした農業政策が打ち出され、国民的なコンセンサスを得るまではTPP交渉への参加は断固反対であるとの意味合いが込められているものと判断すべきではなかろうかとの意見が出されました。

 以上のことを踏まえて、審査を進めた結果、請願者の趣旨は十分理解できるということで、意見の一致を見、採決の結果、全会一致をもって採択すべきものと決しました。なお、第15号請願については、第13号請願と同趣旨でありますので、採択されたものとみなしたところであります。

 以上で報告を終わります。



○議長(川村伸浩君) これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対し、質疑の方ありませんか。

 鎌田幸也君。



◆9番(鎌田幸也君) 第10号請願について、一部採択ということでの委員長報告がございましたけれども、この2番目の「恒久的な制度としての需給対策をとってほしいということに対しては不採択」という報告でしたけれども、米の戸別所得補償が始まったわけですけれども、それが始まったのでというお話がありましたけれども、それと、需給と価格の安定を図るために恒久的な制度を確立してほしいということとはちょっと違うような気がしますし、また、価格の面から言いますと、消費者のためにもなるという観点があると思いますけれども、その点についての議論はなされたのでしょうか。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) ただいまの質疑に対しましてお答えいたします。

 実は、いわゆる米の過剰米対策ということで、確かにこれは非常に大きな問題になっております。特にことしは、当初、大豊作という見込みもありまして、このままでいきますと70万トンの過剰米が生じるということで、請願の1では、政府といたしましては、ただいまの質問とも関連しますけれども、今年度から始まりました米の戸別所得補償モデル対策の制度の中で、これまでの制度ですと、豊作によりまして米がたくさんとれたと、そうなりますと市場に対しまして、いわゆる米が余るという心理が働きまして米価が下落するということで、これまでも確かに市場隔離をしてきたわけでございます。2つの方法がありまして、市場隔離したわけです。

 今回、政府が考えていたのは、それをやっていきますと、その陰に隠れている部分、これは決して大きくはないのですけれども、全体の生産調整に参加している農家の方々の心情から見ていきまして、実は参加していない方々がそのまま米をつくってきているということが、一つ米の生産過剰にかかわっている部分もあるわけでございます。これは皆さん御承知のことだと思います。ですから、政府が今回、当初は農林水産大臣は市場隔離する部分のいわゆる米価調整はしないような、決まった分以外はということもあったのですが、しかし、ことしの米の政策状況はそれ以上に大きなものがあったわけでございます。

 ですから、政府としましても、今回は余りにも大変な米の定価が下がってきていると、いわゆる値崩れしていると。それは結果的に、農業者に対して不安を増大させたということになりまして、今回、国はこれまでとってきた分の政策も打ち出したわけでございます、結果的には。ただ、今回そのように確かに米が豊作になることによって、米が余るということもありますけれども、今回100とした場合、98ということになりました。当初はもっと上だろうと、100を越すだろうということでしたが、結果的には98ということで、1ポイント下がるだけで相当大きな米の生産があるわけでございます。

 今回2ポイント下がりまして、結果的に70万トンが50万トンになったということです。ですから、今回新しく始まった制度は、いわゆる生産調整という場合ですけれども、米の調整面積がありまして、それに参加して実施して、それをなし遂げた方に対しての所得補償モデルでございます。ですから、このように米が下落してきますと当然、所得を補償されない方々は、これは厳しいということで参加もしてくるだろうということも一部裏にはあるわけです。ですから、それが実施されなければ、いつまでたってもそういうことに問題が起きてくると。

 もう一つは、これまで例えば、政府がかわるたびに、特に農業政策は猫の目政策と言われたこともありましたけれども、新しい制度が入ってきたときに、またその制度が解決する前にまた前の制度のような形で恒久的なものを入れるというのは、ちょっとまた農家をする者がまたかわるのかということになるということで、今回はこの制度の行く末をまず見守るべきではないではないかと。恒久的というよりも、それを見守っていって判断していくべきではないかということが私たちの委員会の中での話でございました。

 以上でございます。



○議長(川村伸浩君) 鎌田幸也君。



◆9番(鎌田幸也君) もう一つ、制度を見守るというのはわかりますけれども、やはり恒久的な対策をとっていただきたいという、その請願の願意といいますか、その点について価格の面からとか、それから、いわゆる先ほど委員長報告にもありましたけれども、食料の安全保障の問題という面からも備蓄米は必ず必要だと思うんです。それについての議論はなかったのでしょうか。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) 備蓄米について、国が示している備蓄米の量があるんですけれども、それ以上に備蓄米をふやすべきだということについての議論はありませんでした。



○議長(川村伸浩君) ほかに質疑の方ありませんか。

 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) 私もこの第10号請願について1点お聞きいたしますが、その請願事項の2項目めについて、私もお聞きしたいのです。

 まず、国においては棚上げ備蓄制度を来年度から始めるという点について、委員会の中で話し合い、あるいは認識というものは共有したのかどうかということをお聞きします。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) お答えいたします。

 今、来年度の棚上げ備蓄につきまして、政府が実施するということについての議論をしたかと、認識があったかということでしたけれども、その点につきましては、大変申しわけありませんが、そこまでの情報は収集しておりませんでした。

 JAの担当者からは、平成23年産米の調整につきましてお話がありまして、平成23年、全国で全体の調整額といいますか、生産調整の最後の目標額になりますけれども、面積の換算なんですけれども、来年は4万ヘクタールが生産調整の面積になるわけですけれども、実はこれは現在その生産調整に参加していないといえば、おかしな表現ですけれども、その部分に当たる面積に当たると。それが結局、平成23年産米の生産する目標に割り当てられると。その中で、特にその制度に協力してしっかりとその目標を達成しているにもかかわらず、平成23年産米について岩手県なり、あるいは宮城県なりといういわゆる米どころ、そしてしっかりと守ってきているところが大きくその生産調整の額が示されてきたということに対しまして、非常に正直者がばかを見ると言ったら表現は悪いんですけれども、そういうこともあるということがありまして、また、地元紙にもそれが載っておりました。

 きょうの新聞ですけれども、岩手県知事と宮城県知事が農林水産省にお伺いして、その配分についてのそれぞれの生産調整に協力しているところに対して、なぜこんなに多く配分がくるかということで、それを見直ししてほしいということを、きょう言ってきたということが新聞に出ておりました。全くそのとおりだと思っております。しっかりと目標を守っていくことによって、米の安定的な価格の補償も出てくるわけですけれども、一部そういうところがないために結果的には目標値を達成していかないと。またさらに、天候によって豊作であるとこのような多大な過剰米が出てしまうという大変難しい、買い取れといいますけれども、いずれ今回のこの制度はそういう参加しなければその補償が出ないという分はじわじわとではありますけれども、効果はあらわれてくるのではないかということもあって、先ほどもお話ししましたけれども、また、委員長報告でもお話ししましたけれども、私たちの委員会では制度を見守るべきだという結論に達したわけでございます。

 以上です。



○議長(川村伸浩君) 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) この転作、減反に関しては農家の心情を考えると確かに、その点、今、委員長が言われた点は私もわからないつもりはありません。ただ現在、減反する人、しない人、こうやって対立するみたいな形になるのが一番いけないと思っております。最も大事なことはやはり、減反する人もしない人もみんな担い手という農業本来の位置づけが国にないために、こういう農家同士の行き違いをもたらしていると思います。

 それでは、最後にお聞きしますが、この需給調整対策を恒久的な制度として確立、実施することはこれは新制度の推移を見るということでございました。それも理解できないわけではないのですが、しかし、この新しい米戸別所得補償制度が出てきて、それでは今年度についてはこの前、当議会としての意見は一応見たわけなのでありますが、来年以降、それではこの新制度によって恒久的なこの需給安定対策を必要としないような状況が出てくるというふうに、これは委員長の意見を聞く場ではありませんから、そのような話が委員会の中であったかどうかと言葉を変えてお聞きします。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) お答えいたします。

 実は、これもJAからの、参考人からの説明でありましたけれども、政府が今度は、日本の米を中国に輸出するという方針が出されたということについては、これは過剰米について少しでも、いわゆる備蓄米以上の過剰米ということですので、それをしていくということについては一定評価するという話がありました。

 あと、もう一つ不安な点だと思いますけれども、私が言うのはおかしいのですけれども、農家に対する米の戸別所得補償モデル対策の中での制度の部分の国のいわゆる手当てといいますか、しっかりした財源が確保できるかということが多分、今、大きな不安になっていると思いますけれども、これも本日の新聞でございますけれども、来年度の予算がある程度閣議決定された形になっておりますけれども、その中で米の戸別所得補償制度の中で転作されているもの、あるいは、畑に対する部分についての農業政策に対する予算が大幅に増加するとありました。これについて、今後始まるであろう大変厳しい農業環境のために国が掲げた制度といいますけれども、これについては私はいい方向にやっと動いてくれたと思っております。

 以上です。



○議長(川村伸浩君) ほかに質疑の方ありませんか。

 佐藤忠男君。



◆28番(佐藤忠男君) 前の議員からも質問がありましたけれども、同様の内容で質問をしたいと思います。この第10号請願の請願事項の2番目の後段の部分が一番、議論の対象になったかと思っております。いわゆる「需給調整対策を恒久的な制度として確立、実施すること」という部分がどうもひっかかるといいますか、そういう議論がなされたと伺ったわけでございますけれども、これをもし、「恒久的な」という部分を削除した場合にどうなるのかと。

 例えば、「緊急的な」と置きかえるとか、そういうことの請願者からの意見を確認したのかどうか、その分と、それからもう1点は、先ほど委員長報告の中でありましたが、この内容をもう少し情勢を見きわめる必要があるという報告があったわけですが、この請願は、受理した日にちは9月3日です。もう3カ月以上たっているわけでございます。その時点から依然としてというよりも、もっと米価は状況が悪くなってきておると。この先、いつごろまでこういう情勢を見きわめる必要があるのかという議論はあったのかどうか、お伺いします。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) 例えばということに対してのお答えは大変難しいことですけれども、ですから、今、佐藤議員がおっしゃったように「恒久的な」という部分が「緊急的な」、あるいは今まさに緊急に対応しなければならないというものについての請願事項であれば、もしかするとということはお答えできるかもしれませんが、それ以外は発言するわけにはいかないと思いますけれども、恐らくそうなったかもしれません。これはそのとおりだと思います。といいますのは、2つありました請願の中の1つは当然同じ意味だと思うんです。

 これだけの米が豊作ということが最初に新聞報道で出まして、相当米は余るだろうということが出ますと、当然米がたたかれると、米価が、値段がということで、今回大変な問題になったのは御承知のとおりであります。これに対しては、今、思い出してほしいのですけれども、このたびのこの請願といいますのは、9月定例会での審査には間に合わなかったということもありました。その中で請願事項の中の1につきましては、まさに緊急的な内容でしたので、当委員会から意見書の案を示させていただきまして、皆様方の賛同を得まして、関係機関に意見書を送付しているところでございますけれども、それにつきましてはそのとおり、皆さん方御承知のこととでございます。

 そのあとにつきましても、もしこれが恒久的なということになりますと、もっと時間を置けるという部分があったと思うんです。今、おっしゃられたように3カ月間たったではないかということでありますけれども、これはJAさんもお話しされましたけれども、当初は70万トンのいわゆる過剰米になるだろうと。しかし、結果的には、米が豊作だといわれた割には、これは農家の皆さんが一番わかっているのですが、「そんなに米はとれていないよ」と、「そんなに量は多くないのだ」という話もありまして、結果的には全国で98ということで2ポイント下がったと。その2ポイント下がったということが大変大きな数量になるのですけれども。

 ですから、私どもにつきましても、いつまでの部分を見て、その状況というときに、やはり今、制度が始まってやっとこれが動き出したときに、「いや、それもだけれども、これも緊急的に」ということであって、いわゆる請願事項1は農林水産省も結局、国民の皆さんの声で、動き出したということだと思うのです。やはりそれは、想定外だっただろうと私も思うのですけれども、ただ、制度そのものがしっかりと根づかないと、これは農家そのものがまた不安になるということもあると、私ども委員会では考えたところでございます。ですから、そこまで深く議論したかといわれますと、そこまでの議論は深められなかったかもしれませんが、考え方はそのとおりでございます。

 以上でございます。



○議長(川村伸浩君) 佐藤忠男君。



◆28番(佐藤忠男君) 議論があったかどうかということだけをお答えいただければいいわけでございます。その見きわめる時期というものの議論があったかどうかということ。

 それから、もう一つは、先ほど言ったように、請願者からこの「恒久的な」という部分を取り下げることについての確認をしたかどうかということをもう一度お聞かせいただきたいと思います。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) お答えします。

 いわゆる「恒久的な」という部分につきまして、見定める期間につきましての議論はありませんでした。

 もう一つ、今言われました、いわゆる請願者からその部分につきましての取り下げる考えはないかという御質問でしたけれども、それについての、これは私どもからそれを言うというものではなくて、請願者がそのような形で出してきているものに対して、「これはこのように変えれば私たちは通せる」というわけにはいかないという判断が多分、私たち委員会の中にも働いたと思います。ですから、その点についてはありませんでした。

 以上です。



○議長(川村伸浩君) ほかに質疑の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。

 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) この請願事項1を採択し、2は不採択ということでございました。今、委員長からいろいろお話がございましたが、私はやはりこの2項目めも恐らく議員の皆さんは「恒久的な制度」というところでひっかかるのではないかと。多分そう思いますけれども、私はこの際、この願意は妥当であり、いろいろ不備な点はあったとしても、すべて、1項目、2項目とも採択すべきだと考えます。

 終わります。



○議長(川村伸浩君) ほかに討論の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、討論を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより採決いたします。

 第10号請願過剰米対策を求めることについてに対する委員長報告は一部採択すべきであるとするものであり、項目別に採決いたします。

 請願事項の第1項緊急政府買い入れの実施についてに対する委員長報告は採択すべきであるとするものであります。委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、請願事項の第1項は委員長報告のとおり採択することに決しました。



○議長(川村伸浩君) 次に、請願事項の第2項平成22年度産米以降の過剰米対策の実施についてに対する委員長報告は不採択とすべきであるとするものであります。よって、原案について起立により採決いたします。

 請願事項の第2項を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

    (賛成者起立)



○議長(川村伸浩君) 起立少数であります。よって、請願事項の第2項は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。



○議長(川村伸浩君) 次に、第11号陳情花巻市指定記念物・花巻城本丸跡鳥谷崎公園の呼称の変更を求めることについてに対する委員長報告は不採択とすべきであるとするものであります。よって、原案について起立により採決いたします。

 第11号陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

    (賛成者起立)



○議長(川村伸浩君) 起立なしであります。よって、第11号陳情は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。



○議長(川村伸浩君) 第13号請願TPPへの参加に反対することについて及び第15号請願TPP交渉参加に反対することについてに対する委員長の報告は、いずれも採択すべきであるとするものであります。委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、第13号請願及び第15号請願は委員長報告のとおり、いずれも採択することに決しました。



○議長(川村伸浩君) お諮りいたします。本日、審議予定となっております日程第2、議案第125号人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてから日程第7、派遣第4号議員の派遣についてまでの6件については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略し、直ちに審議したいと思います。これに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、議案第125号人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてから日程第7、派遣第4号議員の派遣についてまでの6件については、委員会付託を省略し、直ちに審議することに決しました。



○議長(川村伸浩君) 日程第2、議案第125号人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてを議題といたします。

 提出者から説明を求めます。

 佐々木副市長。

    (副市長登壇)



◎副市長(佐々木稔君) 議案第125号人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてを御説明申し上げます。

 本議案は、人権擁護委員の佐藤芳彰さんが平成23年3月31日をもって任期満了となりますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、後任の人権擁護委員の推薦に関し、議会の意見を求めるものであります。

 今回、引き続き推薦をしようとする佐藤芳彰さんは、人格・識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について深い理解をお持ちでありますので、適任と認め、推薦をしようとするものであります。

 以上で説明を終わりますが、よろしくお願いを申し上げます。



○議長(川村伸浩君) お諮りいたします。本案は人事案件でありますので、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、質疑、討論を省略し、直ちに採決することに決しました。



○議長(川村伸浩君) これより採決いたします。

 議案第125号人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについては、原案による者を適任と認めることに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、議案第125号は原案による者を適任と認めることに決しました。



○議長(川村伸浩君) 日程第3、意見書案第10号私学助成の充実を求める意見書の提出についてを議題といたします。

 提出者から提案理由の説明を求めます。

 文教常任委員会委員長、高橋浩君。

    (文教常任委員会委員長 高橋 浩君登壇)



◆文教常任委員会委員長(高橋浩君) 意見書案の提案理由について御説明いたします。

 意見書案第10号につきましては、先ほど一部採択の御決定をいただきました第14号請願私学教育の充実・発展を求めることについてに伴う意見書案でございます。

 過疎地域の私立高校に対する特別助成の増額を含め、私学助成金のさらなる充実を求めるため、国の関係機関及び県へ意見書を提出しようとするものでありますので、原案のとおり御決定賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(川村伸浩君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、討論を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより採決いたします。

 意見書案第10号私学助成の充実を求める意見書の提出についてを、原案のとおり決することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、意見書案第10号は原案のとおり可決されました。



○議長(川村伸浩君) 日程第4、意見書案第11号新保育制度案「子ども・子育て新システム」に関する意見書の提出についてを議題といたします。

 提出者から説明を求めます。

 福祉常任委員会委員長、中村勝吉君。

    (福祉常任委員会委員長 中村勝吉君登壇)



◆福祉常任委員会委員長(中村勝吉君) 意見書案第11号につきまして、御説明申し上げます。

 本案は、先ほど採択いただきました第16号請願新保育制度案「子ども・子育て新システム」に関する意見書を提出しようとするものであり、会議規則第13条第2項の規定により提案するものでございます。

 内容につきましては、これまで児童福祉法に基づき、国と自治体の保育実施責任、国による最低基準の確保、保育費用の公費負担を原則として、保育を必要とする子供に平等に保育が保障されてきたところでありますが、国は平成23年に関連法律を改正し、平成25年に施行に向けて検討が進められています。

 新制度案につきましては、国民の生活と子育てが困難に直面しているときだけに、経済の成長戦略だけでなく、今の保育制度を後退させないよう子供の成長、発達を保障し、保護者の就労を支援する視点からの十分なる論議と改革をお願いしたいということであります。

 以上で説明を終わりますが、原案のとおり御決定賜りますようよろしくお願いをいたします。



○議長(川村伸浩君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、討論を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより採決いたします。

 意見書案第11号新保育制度案「子ども・子育て新システム」に関する意見書の提出についてを、原案のとおり決することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、意見書案第11号は原案のとおり可決されました。



○議長(川村伸浩君) 日程第5、意見書案第12号国民が納得する「食と農林漁業の再生」を実現する農業政策を打ち出すまでTPP交渉の参加には断固反対する意見書の提出についてを議題といたします。

 提出者から提案理由の説明を求めます。

 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。

    (産業建設常任委員会委員長 近村晴男君登壇)



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) 国民が納得する「食と農林漁業の再生」を実現する農業政策を打ち出すまでTPP交渉の参加には断固反対する意見書案の提出について、説明を申し上げます。

 意見書案第12号につきましては、先ほど採択の御決定をいただきました第13号請願TPPへの参加に反対することについて、第15号請願TPP交渉参加に反対することについてに伴う意見書案でございます。

 意見書案の提出に当たって、当委員会では、TPPへの参加反対とすべてを入り口で閉ざしてしまうのではなく、農家が夢と希望と生きがいを持てて、後継者が育つ農業政策、食の安全と安定供給、食料自給率の向上、里山保全など自然豊かで安全な国土のあり方も含めた国民が納得し、合意を得た確かな農業政策ビジョンが打ち出されるまでTPP交渉に参加することは断固反対するべきであると、市民を代表する花巻市議会としての主張をしっかりと打ち出した内容とするべきではないのかとのことで、意見の一致を見たところであります。

 以上で説明を終わりますが、原案のとおり御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(川村伸浩君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。

 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) TPP参加反対の請願書に基づいてということでありますが、私、若干違和感を感じた部分がありますので、お聞きしたいわけでありますが、どっちともとれるのですが、これは最終的にTPPに参加してもいいともとれるのですけれども、この辺のところをちょっと説明していただきたいわけです。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) 参加してもいいとは、今の時点ではとれる内容のものではありません。



○議長(川村伸浩君) 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) ただ、まずこの「一方我が国は」というころですが、この関税の問題、これはTPPがなぜ問題かというと全部なんです、これ農業に限らず労働者から何から全部がらがらぽんでいってしまうわけなんですが、特に農業の場合、米だけがわずかに自給できているわけで、それすらも自給できなくなるのかという問題であります。

 それで、関税の問題でありますけれども、これは私は貿易という問題で言えば、既に進んでいるという言い方もおかしいのですが、「開国」という言葉を国では使っていますけれども、私は既に開国していると思うんです。関税は、インドはもう日本の3倍です、平均関税率は。それに比べればもう最低水準で開国しているわけなんですが、この点について委員会でどのように話し合われたのかをお聞きしたいと存じます。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) 今回の請願の中で、2つの団体から請願がありました。一方の団体の方は、もしかすると今、櫻井議員がおっしゃっているような感じの意味合いがあって、参加するべきではないというものでありました。もう一方の団体の方につきましては、現状のままで参加したら大変なことになると、そうではなくてしっかりしたものを出さなければ、参加するものではないというものでありました。

 その辺につきましての確認をしましたけれども、そのとおりのことでありまして。ですから、今のままの状態でいわゆる自由貿易といいますか、100%関税が全くなくなっていくことについては、今、櫻井議員がおっしゃったように甚大な影響が出るというのはもう各種試算でわかっておりますけれども、ですから、それがわかっていながら国が開国するようなことはしてはいけないと、しっかりと国民の理解が得られて、理解というのは農業を中心とした理解ですけれども、それが国民の方々にしっかりと理解されて、そして国が裏づけまでしっかりとなされてからでなければ参加はだめだと、そういう意味のものでございます。



○議長(川村伸浩君) 櫻井肇君。



◆25番(櫻井肇君) ちょっとこの意見書を見たときに、複雑な思いになったのですが、ちょっと率直に言って余計な部分がついたと思って、請願書から見れば。でも、請願陳情と意見書は別次元の問題でありますから、いいんですが。ただ、これはTPPに参加には現在のところ断固反対するということでありますから、これを否定したり、反対したりということになりますと、これは請願者の意思をすべてなくしてしまうということになりますから、反対まではするということではありませんけれども、もう一つお伺いしたいのは、今お話にありました、このTPPとそれから農業の発展は両立するということが委員会の中で話し合われたのかどうか、これ最後にお聞きします。



○議長(川村伸浩君) 産業建設常任委員会委員長、近村晴男君。



◆産業建設常任委員会委員長(近村晴男君) お答えいたします。

 今、案として提案しております意見書の中身につきましては、今、櫻井議員がおっしゃったように、それを十分に含めての私は話し合いだったと理解しております。



○議長(川村伸浩君) ほかに質疑の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。

    (「なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) なしと認め、討論を終結いたします。



○議長(川村伸浩君) これより採決いたします。

 意見書案第12号国民が納得する「食と農林漁業の再生」を実現する農業政策を打ち出すまでTPP交渉の参加には断固反対する意見書の提出についてを、原案のとおり決することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、意見書案第12号は原案のとおり可決されました。



○議長(川村伸浩君) 日程第6、継続審査の申出についてを議題といたします。

 総務常任委員会委員長から、現在委員会において審査中の事件について、会議規則第102条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。その件名は、お手元に配付しているとおりであります。



○議長(川村伸浩君) お諮りいたします。総務常任委員会委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、総務常任委員会委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。



○議長(川村伸浩君) 日程第7、派遣第4号議員の派遣についてを議題といたします。

 議員の派遣については、会議規則第151条の規定により、お手元に配付しておりますとおり議員を派遣することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、派遣第4号については原案のとおり派遣することに決しました。



○議長(川村伸浩君) お諮りいたします。ただいま議決されました議員の派遣について、日程等に変更がありましたなら、その取り扱いを議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 異議なしと認めます。よって、議員の派遣に変更が生じた場合の取り扱いについては、議長に一任と決しました。



○議長(川村伸浩君) 以上で、本定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしました。

 これをもちまして、平成22年第4回花巻市議会定例会を閉会いたします。

 御苦労さまでした。

     午前11時25分 閉会

地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 花巻市議会議長   川村伸浩

 花巻市議会副議長  小田島邦弘

 花巻市議会議員   照井明子

 花巻市議会議員   藤井幸介

 花巻市議会議員   板垣武美