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岩手県 花巻市

平成22年  9月 定例会(第3回) P.5909月07日−03号




平成22年  9月 定例会(第3回) − 09月07日−03号









平成22年  9月 定例会(第3回)



平成22年9月7日(火)

議事日程第3号

平成22年9月7日(火)午前10時開議

 第1 一般質問

  (1) 名須川 晋君

  (2) 伊藤源康君

  (3) 高橋久順君

  (4) 増子義久君

本日の会議に付した事件

 日程第1 一般質問

  (1) 名須川 晋君

  (2) 伊藤源康君

  (3) 高橋久順君

  (4) 増子義久君

出席議員(34名)

   1番  増子義久君      2番  鎌田芳雄君

   3番  細川宏幸君      4番  照井雄一君

   5番  高橋 勤君      6番  伊藤源康君

   7番  若柳良明君      8番  小原雅道君

   9番  鎌田幸也君     10番  松田 昇君

  11番  本舘憲一君     12番  小原茂明君

  13番  照井明子君     14番  藤井幸介君

  15番  板垣武美君     16番  平賀 守君

  17番  藤原晶幸君     18番  藤原米光君

  19番  藤井英子君     20番  高橋久順君

  21番  小田島邦弘君    22番  近村晴男君

  23番  名須川 晋君    24番  中村勝吉君

  25番  櫻井 肇君     26番  大原 健君

  27番  川村伸浩君     28番  佐藤忠男君

  29番  中村初彦君     30番  阿部一男君

  31番  齋藤政人君     32番  高橋 浩君

  33番  新田盛夫君     34番  高橋淑郎君

欠席議員

  なし

説明のため出席した者

 市長        大石満雄君   副市長       佐々木 稔君

 副市長       高橋公男君   教育委員会委員長  高橋 豊君

 教育長       及川宣夫君   選挙監理委員会委員長職務代理者

                             菅 忠孝君

 農業委員会会長   高橋善悦君   監査委員      高橋 勲君

 総務部長      伊藤隆規君   政策推進部長    亀澤 健君

 まちづくり部長   大山拡詞君   生活福祉部長    菊池保守君

 健康こども部長   出茂 寛君   商工観光部長    高橋穣児君

 農林水産部長    佐藤 格君   建設部長      高橋通義君

 大迫総合支所長   熊谷仁見君   石鳥谷総合支所長  菊池康博君

 東和総合支所長   赤坂 謙君   教育委員会教育部長 藤井廣志君

 水道事業所長(上下水道部長併任)  消防本部消防長   菊池定雄君

           神山芳武君

 参事兼総務課長   役重眞喜子君  参事兼財政課長   高橋和夫君

職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長      佐藤祥二    参事兼事務局次長  平賀政勝

 総務係長      阿部 靖    議事調査係長    佐藤多恵子

     午前10時00分 開議



○議長(川村伸浩君) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は議事日程第3号をもって進めます。



○議長(川村伸浩君) 日程第1、一般質問を行います。

 本日最初の質問者、名須川晋君。(拍手)

    (名須川 晋君登壇)



◆23番(名須川晋君) 花巻クラブの名須川晋でございます。

 通告に従いまして順次質問をさせていただきますので、簡潔な御答弁をよろしくお願いをいたします。

 まず、教育環境の整備についてでございます。

 前田小学校と湯口小学校の統合問題について、地元住民は平成24年度統合を望んでいるが、どう対応するかという通告をしておりました。

 ちょうどこの通告をした当日でございますが、これは先月の26日でございますが、地元の皆様と市長との懇談会におきまして、市長は地元の要望を受け入れまして、当初めどとした来年度統合の方針を改め、平成24年度統合の方針を示されました。地域にさまざまな議論を巻き起こし、PTAを二分をもした平成19年から3カ年にわたる統合問題に、地元の苦渋の決断によりまして、やっと終止符を打った格好でございますが、今後、どのように統合に向けた作業を進めていくのかお知らせください。

 2番目、モデル校を選定し、校庭の芝生を導入してはどうかでございます。

 一例を申し上げますと、東京都は「緑の東京10年プロジェクト」の基本方針として、公立小・中学校はもとより、幼稚園、保育園、私立学校等の園庭につきまして、10年間で合計300ヘクタールの目標を設定し、芝生化を進めております。東京都の場合、都市の緑化に重きを置いているととらえられなくもありませんが、芝生化のメリットとして、砂の飛散や土砂の流出を防ぐ、ヒートアイランドの軽減、温暖化の抑制、けがの軽減など、今さら言うまでもなく、実に魅力的でございます。また一方で、デメリットとしては、管理が大変である、あるいはラインが書けないという点が挙げられましょう。

 市長は、スポーツによるまちづくりを推進されておりますが、芝生化も一つの手段であると考えられます。市内一斉ではなくて、まずはその効果につきまして検証するためにも、小学校、保育園等でモデル校を選定し、校庭、園庭の一部からでもいいので導入につきまして御検討されたいと思いますが、いかがでございましょうか。

 総合型地域スポーツクラブの設立についてでございます。

 文部科学省は、2010年度までに各自治体1つ以上の総合型地域スポーツクラブの設立を目標としておりました。今般、花巻市体育協会の指導によりまして、まずは陸上競技、ハンドボールによる総合型地域スポーツクラブが本市でも生まれました。1つの花巻型スタイルというふうに言えるかもしれませんが、これにつきまして、その現状をお知らせください。

 観光と地域経済活性化についてでございます。

 1点目、外客誘致対策について。

 この7月の中国人の個人観光ビザの発給要件の大幅緩和を絶好の機会といたしまして、ことしの中国からの訪日観光客数は最大で180万人程度、前年比で1.8倍と予想をされております。もはや本市の観光産業も日本国内からの観光客に頼るだけでなく、台湾や中国からのお客様を誘致する必要性は言うまでもございません。

 県におきましては、中国戦略プロジェクトチームを設置し、観光客誘致、県産品の販路拡大、県内企業のビジネス展開、中国企業の誘致に力を入れるため、中国戦略を強化しております。

 本市は、大連市西崗区と友好都市を結んでおりますが、ここを起点としまして、どのようにお客様の誘致をしていくのか、その戦略がございましたならお知らせください。

 また、新興国に本市特産物を輸出する見通しについてでございます。

 既に御案内のように、奥州市の南部鉄器の製造業者が中国上海万博で南部鉄瓶を出品、実にこれまで約7,000万円を超える販売成約があったといいます。日本の伝統工芸品が認められることに意外な感もございますが、新しい可能性が開けましたことは興味深く、また心強いものでございます。ハードルが高いのは十分に承知をしておりますが、農産物を含めました本市特産物を輸出する可能性が開けないものかにつきましてお知らせをいただきたいと存じます。

 また、大学の部活動、サークル等の合宿誘致を積極的に行うべきではないかということでございます。以前、5年とか10年ほど前には、大学の部活動誘致に非常に力を入れていた時代がございますが、どうも最近は、本市を訪れるそういう合宿数、大学または社会人でございますが、そういう数が少なくなっていると感じます。こうした合宿数の受け入れ数の推移につきましてはどうなっておりますでしょうか。また、大学のサークルについても大きな市場がありますが、そちらには全く目が向いていない状況にあると私はとらえております。こうしたところでの現在の誘致体制、受け入れの窓口についてお知らせをいただきたいと思います。

 社会的状況による高速交通網体系の変化についてでございます。

 本市は、全国有数の県内屈指の高速交通網に恵まれた地でありますが、東北新幹線新青森延伸、花巻空港定期便小型化、チャーター便の減少等の影響といった諸情勢によりまして、その優位性が低くなりつつあるように思います。これにつきまして、現在の状況をどのように把握、分析をされておりますでしょうか。

 5点目、公共施設のトイレ整備、特にもバリアフリー、シャワーつきトイレをどう進めていくかでございます。

 公衆トイレは、その整備状況や使われ方から都市の文化、レベルを映す鏡と言ってもよいものと思います。観光都市をうたう本市の一面の顔でもあり、きれいで使いよいトイレの整備についてだれも異論はないものと思います。現状で、観光客や市民が快適に利用できるトイレ整備がなされておりますでしょうか。改善すべき箇所を明らかにし、個別ではなく整備計画をもって進めていくべきではないかと思いますが、いかがでございましょうか。

 最後になります。地デジ対策についてございます。

 総務省が、この3月に実施をいたしました地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査の結果によりますと、テレビなど地デジ受信機の世帯普及率は、本県は66.7%と、全国ワースト2位であることが明らかになりました。本市の普及率や電波障害の有無等、現状につきましてお知らせください。高齢者や低所得者への周知と補助につきまして、本市の対策もあわせてお知らせを願います。

 以上で登壇しての質問を終わります。簡潔な御答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)



○議長(川村伸浩君) 大石市長。

    (市長登壇)



◎市長(大石満雄君) 名須川晋議員の御質問にお答えいたします。

 2件目の観光と地域経済活性化についての1点目、外客誘致対策の件でございます。

 外客誘致対策については、昨年度、岩手県が実施いたしました、いわて花巻空港新ターミナルオープン記念チャーター便台湾ミッション団や香港国際旅遊展と香港・広州エージェント訪問へ観光協会を通じ、市内温泉宿泊業者とともに参加し、より具体的な商談を実現しておりますので、今後も引き続き参加をしてまいりたいと、まずは考えております。

 特にも中国や台湾からは航空会社、旅行代理店によるチャーター便の手配が実現していますことから、外国人観光客のニーズを的確に把握し、これまでは食と温泉がメーンでありましたけれども、さらにショッピングを組み合わせた特色ある旅行商品の造成への働きかけや、四季折々の魅力を旅行エージェントへ情報提供しながら引き続き誘客に努めてまいりたいと考えております。

 また、県などが主催する台湾観光セミナーや、訪日外国人誘客受け入れ研修会へは引き続き参加してまいります。これらによって、国や県との連携は今後も図ってまいりたいと考えておりますけれども、さらに、花巻市は空港所在都市でもありますので、率先して相手先の政府関係機関や、エージェントへのトップセールスを引き続き行ってまいりたいとまずは考えております。

 それと、受け入れ態勢の整備関係につきましては、先ほど議員御指摘のように、中国からの観光客の受け入れが拡大の傾向にありますので、特にも中国のクレジットカード、銀聯カードもまだまだ国内、東北、岩手県では使えないところがありまして、こういうものもしっかりと使えるような態勢にもっていくことも必要だろうと考えております。

 さらには、いわて花巻空港を利用する際に課題となっております、国際チャーター便の受け入れにおけるハンドリング業務の見直しも、今、関係機関に働きかけておりまして、これらの受け入れ態勢の充実を図りながら外国人観光客の誘客に努めてまいりたいと考えております。

 次に、2点目の新興国に本市特産物を輸出する見通しについてでありますけれども、中国、台湾など東アジア諸国においては、近年著しい経済成長に伴い高所得層が増加しておりまして、高品質な日本製品に対する需要が高まっている、これは議員も御案内のことだと思いますけれども、したがいまして、当市産品の輸出の可能性というものは間違いなくあると私は見込んでおります。

 例えば、これまでも花巻市においては、機械製造会社が日本貿易振興機構、ジェトロの事業を活用し、県内の金融機関、運送業者の協力を得て、大船渡港から韓国へ草刈り機を輸出するという全国的にも注目されるオール岩手の先進的な輸出事例もあります。

 今後、海外市場においては、食の安全・安心、健康などの面から食品分野が著しく伸びるものと思っておりまして、検疫規制や、関税、さらには商習慣の違いなどクリアすべき課題はありますけれども、中国大連事務所も活用しながら輸出の可能性のある食品をまずは選定するとともに、輸出に意欲を示す生産者の発掘を行い、輸出の可能性をしっかりと探っていきたいと思っております。

 そのほかにつきましては、関係部長並びに教育委員会から答弁いたさせます。



○議長(川村伸浩君) 伊藤総務部長。



◎総務部長(伊藤隆規君) 私から、大きな2番、観光と地域経済活性化についての5点目になります。公共施設のトイレ整備についての御質問にお答え申し上げます。

 現在の公共施設整備に際しましての設計方針は、水洗トイレを基本としておりまして、高齢者や車いす利用者の方にも安心して御利用いただける洋式トイレの設置や、施設によりましてはスペースの広い障害者用トイレの整備に努めているところであります。

 また、既存施設のトイレ整備につきましては、改修工事に際し、水洗化に努めておりますほか、シャワーつき洋式トイレ設置あるいは段差解消のバリアフリー化にも配慮いたしておりますが、全体の施設数の数が多いこともありまして、整備には時間を要しているという状況にございます。

 今後におきましても、設計段階からシャワーつき洋式トイレの配置に努めますとともに、既存施設につきましても利用者数の多い施設や、観光関連施設等を優先させながら計画的な整備に努めてまいりたいと存じます。よろしくお願いします。



○議長(川村伸浩君) 亀澤政策推進部長。



◎政策推進部長(亀澤健君) 私からは、観光と地域経済活性化についての4点目、社会的状況による高速交通網体系の変化についての御質問にお答えいたします。

 まず、東北新幹線新青森延伸についてでありますが、本年12月4日に開業し、当初は現行の「はやて」をそのまま新青森まで延伸し、東京、新青森間を15往復、最速達列車で3時間20分程度を予定していると伺っておりますが、具体的なダイヤの発表についてはまだなされておりません。

 東北新幹線が、新青森まで乗り入れますと、青森との連絡が格段に向上するのみならず、函館方面との交流も増すことも期待されますことから、新花巻駅に停車する現行の「はやて」の本数や停車時間の改善について、引き続き関係機関に要望してまいりたいと考えております。

 次に、花巻空港の発着便についてであります。

 国内定期便は、現在、札幌と大阪それぞれ3便が運行されているものの、10月31日からは、札幌便は3便から2便に減便、大阪便は機材が小型化されますことから、座席数が約4割減少いたしますので、修学旅行などの団体旅行や帰省時などの利用に影響があるものと推測しております。つきましては、団体旅行の申し出があったときや帰省時などの需要が多い時期には、座席が十分確保できる機材に変更するなどの対応を行っていただくよう県とともに要望してまいりたいと考えております。

 また、チャーター便の減少につきましては、これまで最も多い台湾の航空会社が中国への新規就航を進めていることが要因の一つと伺っており、また、グランドハンドリング体制が十分整っていないことも要因であると存じております。チャーター便の減少により、観光事業者などへの影響が危惧されますことから、グランドハンドリング体制の充実はもとより、新規の国際チャーター便の誘致に向け、県や岩手県空港利用促進協議会、花巻空港整備利用促進協議会など関係機関と連携し、積極的な誘致活動を行ってまいりたいと存じております。

 次に、3件目の地上デジタルテレビ放送対策についての御質問にお答えします。

 まず、普及率や電波障害の有無及び本市の現状につきましては、議員御指摘がありましたとおり、本年5月に総務省が発表いたしました地上デジタル放送に関連する浸透度調査によりますと、岩手県の地上デジタルテレビ放送対応受信機の世帯普及率が66.7%となっているところであります。本市におきましての具体的な調査結果はございませんが、市においても、普及率は同様だろうと考えているところであります。

 また、地上デジタル放送に切りかわることにより、テレビ放送が受信できなくなる、いわゆる新たな難視聴地域は現在市内に3地区あり、そのうち2地区につきましては、新たに設置するテレビ共同受信組合に対し補助することとしております。残る1地区につきましては、世帯数が少ないことから、高性能アンテナを設置し、個別受信することで現在協議しているところであります。

 次に、高齢者や低所得者への周知及び補助についてのお尋ねでありますが、国や放送事業者においては、テレビ、新聞等のマスメディアを活用した周知活動を行うとともに、総務省が相談窓口として地デジコールセンターや岩手県テレビ受信者支援センター、通称デジサポ岩手を設置しております。

 市では、これまで「広報はなまき」への掲載や総務省東北総合通信局や岩手県、デジサポ岩手と連携しながら、市内全域を対象に各地域振興センター単位の住民説明会を実施するとともに、本庁1階市民コーナーにおいて、デジサポ岩手による相談会の開催など周知を図っているところであります。

 今後におきましても、高齢者や低所得者に限らず、引き続き制度の周知に取り組んでまいりたいと考えております。

 また、補助につきましては、総務省におきましては、経済的な理由で地上デジタル放送が受信できない方に対し、地上デジタル放送を視聴するために必要な最低限度の簡易的なチューナー等につきまして無償により給付を行っているところでありますので、これにつきましてもあわせて周知してまいりたいと考えているところであります。



○議長(川村伸浩君) 大山まちづくり部長。



◎まちづくり部長(大山拡詞君) 私からは、1件目の教育環境の整備の3点目、総合型地域スポーツクラブの設立に関しての御質問にお答えいたします。

 議員御案内のように、本年3月に総合型スポーツクラブを立ち上げたところでございます。

 この運営内容につきましては、年間を通じて活動できる陸上競技、ウォーキング教室、あるいは健康体操教室など17種類のスポーツ教室の組み合わせで構成しており、現在、小学生60人の登録会員のもとに運営いたしております。

 議員の御提言の花巻型としてのこれからの展開になりますけれども、現在策定中のスポーツでまちづくり構想においては、アスリートや指導者の育成などとあわせ、その推進について盛り込むとともに、富士大学との連携も視野に入れながら、いわゆるインストラクターの活用などを視野に入れながら、当市のスポーツ振興につながるように努めてまいりたいと存じております。

 それから、2件目の観光と地域経済活性化についての3点目の大学の部活動、サークル活動の合宿誘致を積極的に行うべきではないかというお尋ねでございますけれども、先ほど議員御指摘のように、まず、大学あるいは高校の利用状況でございますけれども、スポーツキャンプむらでは、平成20年度の合宿状況、延べ人数で1,179名、それから平成21年度は新型インフルエンザの影響もあったと思いますが、240名と急激に落ち込んでおります。ただ、ことしの8月現在では420名ほどの利用をいただいています。ボート、いわゆる田瀬湖のボートでございますけれども、同じく平成20年度で1,432名、平成21年度で1,065名、平成22年度、現在までは1,091名ということで、いろいろインフルエンザの影響等ありますけれども、低迷しているということではなくて、いろいろな要素があって状況が変化していると存じております。

 受け入れの窓口についてでございますけれども、それぞれの会場で受け入れの窓口になっていますとともに、さらには市や体育協会、あるいは観光協会等で組織しております花巻市スポーツ施設利用促進協議会についてもその推進方策として合宿にかかる食材の一部を提供するというような支援も行っております。

 ただ、合宿に当たっては、進めるに当たっての課題もございます。スポーツキャンプむらでの合宿では、合宿希望期間が重なるという状況、それから天然芝のグラウンドによる養生に時間がかかるというようなことで希望に沿えないという状況も確かにございます。

 さらには、田瀬湖のボート場は近くに宿泊施設がないという受け入れ態勢での課題も抱えておりますから、万全な体制での受け入れ態勢にはなっていないという状況でございます。このため、いわゆる合宿招致あるいは誘致にかかる交流人口の取り組みという中で、今回提案するスポーツでまちづくり構想において、こういった課題も解消しながら積極的な誘致活動あるいは招致活動に努めてまいりたいと考えております。



○議長(川村伸浩君) 及川教育長。

    (教育長登壇)



◎教育長(及川宣夫君) 教育環境の整備についての御質問のうち、私からは前田小学校、湯口小学校の統合についてお答えいたします。

 前田小学校と湯口小学校を平成24年度統合するに当たり、今後どのように作業を進めていくのかというお尋ねでございますけれども、これからは前田小学校、湯口小学校両校の教職員、PTA代表を初め地域の関係者などから構成する統合準備委員会を立ち上げまして、その中で教育委員会も一緒に入って、PTA運営あるいは通学等について十分検討、調整いただくとともに、前田小学校区の固有の課題等につきましても、教育委員会として積極的に対応して、児童、保護者が安心して統合を迎えられるよう誠意を持って取り組んでまいりたいと考えているところでございます。



○議長(川村伸浩君) 藤井教育部長。



◎教育委員会教育部長(藤井廣志君) 教育環境の整備についてのうち、モデル校を選定し、校庭の芝生化を導入してはどうかとの御質問にお答えします。

 校庭の芝生化につきましては、昨年小・中学校に意向を確認したところ、希望する学校はなかったところであり、その後も希望する声は上がっていないところであります。

 ちなみに、県内における校庭の芝生化を確認したところ、実施している学校は小学校3校、中学校1校の4校であり、当該校から芝生化に当たっての現状についてお話を伺ったところ、芝生の維持には学校側や保護者の労力、さらには地域の協力が不可欠であり、維持管理に要する労力及び経費は並々ならぬものがあるといった学校や、児童・生徒への安全面の配慮から除草剤の散布を控えるため、雑草の種の飛散等により雑草化の著しい学校があるとのことであります。このような課題もありますことから、御提言のモデル校を選定しての校庭の芝生化につきましては、今後も実際に使用し、維持管理する学校側の意向を把握しながら対応してまいりたいと考えております。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) それでは、再質問させていただきます。

 校庭の芝生化についてでございますが、希望する学校はなかったというのは、小学校、中学校に対してのアンケート、質問だったのでしょうか。その対象校についてお知らせください。



○議長(川村伸浩君) 藤井教育部長。



◎教育委員会教育部長(藤井廣志君) 市内の小・中学校の中で校庭の芝生化をしてほしいという声は、私どもには届いていないところでございます。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) 非常に人手も経費もかかるということもわかっております。全国的には進んではいるんですが、まだ4%、5%ぐらいでしょうか、徐々には進んでいるんですけれども、さまざまな課題があるということです。私、幼稚園とか保育園とか、そういう園庭の小さなところでもいいと思うんですけれども、全部でなくても一部でも構わないと思うんです。そういうことについて検討をされたことがあるのかどうか、何となく、聞いていればないように思われますが、ありましたならお知らせください。



○議長(川村伸浩君) 藤井教育部長。



◎教育委員会教育部長(藤井廣志君) 幼稚園、保育園の園庭の一部の芝生化という御提言でございますけれども、幼稚園、保育園側からは芝生化をしてほしいという声は、今までのところ聞いていないところでございますけれども、再度そのような意向があるか確認をしながら、どういったことが望ましいのか協議をしてまいりたいと考えております。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) 県内でも数カ所しかないということでございますし、なかなか見たことがなければわからないと、またその効果についても、実際にそこに通学している子供たちやその親御さん、そして教師からの声は、聞いてみなければわからない、行ってみなければわからないということでございます。私はあくまでモデル校ということで言っております。希望があるのが一番いいんでございましょうが、これについて検証できるような、そういう保育園とか幼稚園、小学校、中学校でも、そういうところをモデル校としてあげて、まず1校でもいいから取り組んでみてはどうかという意味でございますので、ぜひとも御検討をいただければということで、希望があるからやるというのが、それは一番いいことなんですが、いかがですかと、こういう効能があるのでぜひとも取り組んでみてはいかがですかという提案をしてはどうかという意図でのモデル校選定でございますが、いかがでございましょうか。



○議長(川村伸浩君) 藤井教育部長。



◎教育委員会教育部長(藤井廣志君) ただいま御提言がありました件につきましては、保育園あるいは幼稚園側ともどうかということで御相談をしながら、また芝生化にする場合のさまざまなメリットやデメリットもございますので、その辺の状況も御説明をしながら、どのようにしていったらいいかを検討してまいりたいと考えております。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) ちょっと若干方向性が違うまた芝生化の質問になりますが、教育環境ということでお許しをいただきまして、陸上競技場の改修が計画をされております、間もなくです。これについてのフィールド部分についてはどのように対応されますでしょうか。



○議長(川村伸浩君) 高橋建設部長。



◎建設部長(高橋通義君) 現在のところ6レーンを8レーンにしながら、フィールド部分ついては天然芝を予定しております。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) そうするとそのままということでしょうか。今のまま、かなりでこぼこがあったりしておりますけれども、芝生を張りかえとまではいかないかもしれませんが、芝生がとれているところがありますので、またそこに芝生を植えるとか、もうちょっときれいな芝生の形にして、教育環境の整備に資するというお考えはないかという意図でございます。



○議長(川村伸浩君) 高橋建設部長。



◎建設部長(高橋通義君) 陸上競技場につきましては、来年度は中学校陸上競技大会、小体連も全面的に使えなくなります。そのためには相当芝の整備、グラウンドの整備に時間がかかりますので、今のまま直すのではなくて全面的に直してまいりたいと考えております。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) 次に、総合型地域スポーツクラブの設立についてでございます。

 花巻市でも特色あるスポーツクラブが設立されたといいますか、新たに設立されたというよりは、体育協会の皆さんの指導によるものでございますけれども、花巻型スタイルでございますが、どうも予算を見ますと非常にやりくりをしているということで、これはいいことだと思いますが、前年度とほぼ同額の形で事業が行われているんですが、新規の事業ですからこれで足りるのか、あるいはもっとふやしていく中でもう少し予算の増額も、考えていかなければいけないと私は思っているんですが、いかがでございましょうか。



○議長(川村伸浩君) 大山まちづくり部長。



◎まちづくり部長(大山拡詞君) この総合型スポーツクラブの立ち上げについては、3月という時期がございました。ということで、その計画書の策定を、あるいはこれからの進め方についてを優先させていただきました。ですから、今回、その立ち上げについてを優先させたという中で、これから、先ほど申し上げましたように、会員60名と少ないという状況があります。これからすそ野を広げる、子供たちから親に、親からいろいろ種目も拡大しながら、そういった進め方をしていきたいと考えております。

 さらには、先ほど御答弁しましたように、花巻市と富士大学との連携がございます。富士大学の学生のインストラクターも活用しながら、いわゆる花巻らしいというんですか、そういった活用も視野に入れながら進めるということですから、予算等についても今後調整しながら、あるいは進め方について、構想を進める中で協議しながら進めたいと考えてございます。いずれ、すそ野の広がるような形での、さらには大きく言うならば、大きな大会でも活躍できるような子供たちを育てるという視点も含めて、いろいろな観点からそういう進め方を考えていきたいと考えてございます。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) このスポーツクラブに限らず、何の競技、種目でもそうだと思いますが、私、指導者が非常に重要な責務を負っていると思います。私も野球の審判をしておりますけれども、なかなかスタッフ不足ということで、野球の経験がない親御さんが子供たちを教えている状況がよく見受けられます。したがいまして、なかなかこういう基礎もなっていない。自分が野球をしてきたからといっても、教えられるような基礎も、理論とか、なかなかそれは特別に勉強しなければ体得できないものと思うんですけれども、非常に基礎を教えられていない子供たちを多く見かけます。足し算、引き算を覚えないままに掛け算、割り算をやらされるような状況と私は思っているんですが、子供の将来の可能性を摘み取っていると思われます。まず指導されるべきは指導者であると思っております。

 そうした中で、このスポーツクラブの指導者は陸上競技とかハンドボールは体制が整っているからこそ、まず初めにスポーツクラブとして立ち上がって組織化されたものだと思いますけれども、もう少しほかの種目に広げていく場合には、まずきちっと、子供たちあるいは青年、これからその種目に取り組まれる方に理論から教えられるような方を見つけて、育成をしていかなければいけないと思われますが、これについては何か対策をとるべきだと思いますが、現状では何かあるのでしょうか。年に1回こっきり講習会を開かれただけでは、それは大人であれだれであれ、なかなかわからない。ですから、シリーズ化して年に10回とか20回とか、指導者を育成する講習会を継続して開催することが、まずスポーツクラブの継続や花巻市のスポーツ振興につながるものと思いますが、いかがでございましょうか。



○議長(川村伸浩君) 大山まちづくり部長。



◎まちづくり部長(大山拡詞君) スポーツ推進に当たってはすそ野を広げる、それからスポーツの向上という視点の中では、やはり担い手の育成は重要な課題でございます。ですから、今回、スポーツでまちづくり構想の中でもいわゆるスポーツ振興の担い手の育成として大きな柱として組みたいと考えてございます。ですから、現時点での現状に甘えることなく、そういった視点での担い手育成にも力を入れるという方向で進めさせていただきたいと思います。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) それでは、スポーツのつながりということで、大学の部活動、サークル等の合宿誘致を積極的に行うべきではないかということでの再質問でございます。

 ただいま、御答弁の中では、スポーツキャンプむらと田瀬湖でのボートの利用状況についてお知らせをいただきました。そのほかの合宿誘致状況についてどの程度把握されておりますでしょうか。大学でなくても構いません。野球とかテニスとか部活動、あるいはサークル、そして大学のゼミについて把握をされているのかお知らせください。



○議長(川村伸浩君) 大山まちづくり部長。



◎まちづくり部長(大山拡詞君) 花巻市では、先ほど申し上げましたように、合宿誘致、あるいは招致に当たって支援するということで利用会議を開催して、その支援に当たっているわけですけれども、その中での私たちが知り得るべき範囲ではスポーツキャンプむら、それからボートの関係での合宿誘致に特化しているというのは変ですけれども、その内容での招致をした上での支援をしておりますので、それ以外での活動、あるいは御提言のゼミなどの活動まで含めてはちょっと承知はしてございません。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) そこが私は課題だと思っておりまして、スポーツキャンプむらがあるからサッカーとかラグビーとか、田瀬湖にボート場があるからボート、それだけではないんです、種目は。首都圏ですと、大学生は1校で何万人というマンモス校ですから、例えば野球のサークルでも30、40あるんです、1つの町ですから。そうしたところが毎年夏に遊び、避暑も兼ねながら合宿を行うということで、実は私も浜名湖に行ったような記憶がありますけれども、やはり毎年そういうことでやっているわけです。ほかにも、野球、テニスもあるでしょう、さまざまあるでしょう。花巻市内にもテニスコートも野球場も幾らでもあるんです。そういう活用方法をもっと広い視野に立って、さまざまな競技、部活動だけでなくて遊びのサークルもぜひとも来ていただけるような、そういう考え方をとってもらわないと、すそ野が広がっていかないと思われますが、いかがでございましょうか。



○議長(川村伸浩君) 大山まちづくり部長。



◎まちづくり部長(大山拡詞君) まさに、このスポーツでまちづくり構想は、いわゆる大規模な大会招致、あるいは今言ったような合宿などの誘致活動を積極的に行うという観点で、ある程度今構想を練り上げる中で、全国的にはないようですけれども、花巻型のコンベンション、スポーツに特化するようなコンベンション機能を持った役割を担うことを想定しながら、そういう情報収集しながら、今、議員御提言のような、いろいろな種目にも対応できるような機能を今想定して立ち上げようという構想でありまして、まだ構想段階ですけれども、そういったことも視野に入れながら今のスポーツでまちづくり構想の中での検討はさせていただいております。

 やはり花巻市は、スポーツキャンプむらであったり、田瀬湖のボートであったり、あるいはいろいろな財産がございます。クレー射撃場もあります。それから、今回、国体招致に当たっては7種目を花巻市でやることになってございますから、それだけ多くの施設も抱えております。ただ、その施設でもいろいろ課題があります。先ほどお話ししたように、スポーツキャンプむらでは人工芝でないというか天然芝ということもありますけれども、その養生に当たって時間を要するから、十分受け入れ態勢ができない、あるいは、田瀬湖ですと宿泊施設がないということもあります。そういったことをトータルで受け入れ態勢を考える中で交流人口の取り組みというようなこともある程度視野に入れながら、こういう時代ですから、交流人口によって花巻市の経済の活性化にもつながります。いろいろな視点でいきますと、体育館を建てると何十億の経済効果もあるというようなことの試算もさせていただきました。そういったことも含めて、交流人口の取り組み、あるいはそういう大会招致に当たっては経済効果があるという観点の中でそういう進め方も視野に入れながら検討したいと考えてございます。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) もうちょっとだけ質問させていただきたいと思います。

 新しい総合体育館の、新体育館の増設がある一方で、また既存の施設をもっと活用したらいいのではないかという声がまたあるんです、それは御承知だと思いますけれども。そういうところは、ぜひとも大学のサークルとか部活動とかで活用してもらうことで活性化、利用率の向上を図るという観点をぜひとも持っていただきたいと思っております。

 先ほど平成20年から22年までのここ3カ年のデータを示されておりましたが、恐らくその前はもっと多かったときもあったと思うんです。ですから、最近はその辺でちょっと力の入れ方が弱まっていると感じておりますので、ぜひとも連れてきたいと思います。

 私が何でこういうことを感じたかといいますと、大迫野球場で野球なり審判をしているときに、非常にすばらしい環境の中で野球ができることに幸せを感じたわけでございます。その上にはテニスコートもあります。ああいうところをもっと首都圏の若い人たちにもっと来て、知ってもらえれば、後々また自分が観光客として訪れることになると思います。近くの体育館もバレーとか何とかさまざまなサークルの人たちが、半分遊びで来るんですけれども、1週間も泊まってくれればありがたいわけです。そういう人たちを呼び込むような観点を持っていただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。



○議長(川村伸浩君) 大石市長。



◎市長(大石満雄君) ただいま議員からいろいろな御指摘をいただきました。非常にヒントになるもの、また、すぐでも取り組めるもの、いろいろな示唆を与えていただいたものと思います。それらは、何回も言っていますけれども、今現在スポーツでまちづくり構想を固めておりますから、それにまず盛り込んでいきたいと考えております。

 その中で、まちづくり部長からも答弁しておりますけれども、このスポーツによるまちづくりの考え方が再三議員から指摘されております首都圏の大学等々、いろいろな種類があって、地方に来る可能性があるものをとにかく有効に引っ張ってくるということ、そのために、まず、このスポーツでまちづくりの考え方の一つに、今ある施設がそれに耐え得るかどうか、または、不足であれば新たにもつくらなければならないですし、または、今ある施設の充実を図らなければならない。いわゆるハード面でしっかり対応できるかどうかを洗いざらい総点検するというのがまず一つ大きな柱であります。ですから、それを今進めております。

 もう一つ、先ほど部長も答弁いたしましたが、いわゆるコンベンション、誘致するためのいわゆるソフト、受け入れの窓口も含めまして、また情報発信も含めまして、専門部署をしっかり明らかにしていこうという考え方であります。ですから、改めて宿泊施設、スポーツ施設を含め、そういう関係の機関、団体で協議会を立ち上げて、これが名実ともに花巻市としての情報発信受け入れの窓口ですということをPRして、そこで全部その中をとっていくという形をとっていきたいという考え方です。

 最終的には、あとはもう一つの視点から言えば、花巻市の各地域にそれぞれ特色のある、今御指摘のようなそういうようなスポーツ施設もあります。ですから、それを今度は地域の活性化と結びつけて活用していくような、この大きな考え方で今、かなり内容整理しているところでありますから、いろいろな意味の御示唆をいただきましたので、これをしっかり盛り込みながら、これからの実際に動き出せる計画としてこれから展開をしてまいりたいと思います。本当に御指摘ありがとうございました。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) それでは、高速交通網体系の変化についてというところで、釜石自動車道花巻ジャンクションから東和インターチェンジまでの無料化社会化実験が行われておりますが、これにつきまして、どのような効果がありましたでしょうか、それについてお知らせください。



○議長(川村伸浩君) 亀澤政策推進部長。



◎政策推進部長(亀澤健君) ただいま御質問がありました高速道路無料化社会実験についてでありますけれども、花巻ジャンクションから東和インターチェンジまでの実験開始から1カ月の概要を見ますと、実験開始前と実験開始後の1日当たりの交通量は全体として167%でありまして、平日は155%、台数で600台の増、休日では186%、台数にして1,200台の増という状況でございました。

 一方、平行しております国道283号の交通量につきましては、平日は94%、台数で300台程度の減、それから休日では113%、台数にして500台の増という状況になってございます。

 この結果から見ますと、社会実験区間の交通量の増加が図られている状況がありますが、観光や経済、そのほか交通機関への影響などは詳細な情報がございませんので、本市の景況をはかることは難しい状況にはありますが、今後の推移は見守っていきたいと考えてございます。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) 公共施設のトイレ整備でございます。特にもバリアフリーシャワーつきトイレをどう進めていくかということでございますが、正直なところ、私も最近はシャワーつきトイレがないとなかなか用を足さないという状況になっておりますが、観光客の方もやはりそういう方々が多いと思うんです。例えば、宮沢賢治記念館とか博物館とか童話村、この辺のまさに花巻市の玄関口と言える観光施設においては、今どのようになっておりますでしょうか。



○議長(川村伸浩君) 伊藤総務部長。



◎総務部長(伊藤隆規君) 公共施設のトイレの整備状況につきましては、192カ所調査をいたしてございますが、そのうちシャワートイレつきとなりますと、全体の12.5%にとどまっております。そういう意味ではふやしていく必要がありましょうし、例えば、具体には博物館はどうかとか、そういう観光施設面での導入は優先して取り組んでいく必要があろうかと思いますが、それは施設の管理者とも十分協議しながら、そういう部分ではできるだけ沿うような形で進めていきたいと思ってございます。



○議長(川村伸浩君) 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) そうしますと、まだ整備されていないということでとらえていいのでしょうか。また、同じように観光客の皆様のみならず、文化会館、図書館、なはんプラザとかについても、すみませんが個別でお知らせをお願いします。

    (発言する者あり)



○議長(川村伸浩君) 後でいいですか。

 それでは、今の質問に対しては、後で資料を名須川議員に提出をお願いします。

 名須川晋君。



◆23番(名須川晋君) いずれ12.5%ということでありますし、そういう観光の玄関口もどうやらなされてないということですと、非常に遠くから来るお客様もまだこの程度かと思われることも実感されると思うんです。これはもう早急の対策だと思われますので、ぜひとも早目に整備をされますことを要望をいたします。何かこれにつきましてコメントがございましたら、改めましていただきたいと思います。

 また、前田小学校と湯口小学校の統合問題についてでございます。

 3年という長きにわたりまして、非常に地元の方々も頭を悩ませた問題でございます。やっと1つの結論に達したということで、この間の地元、そして市、教育委員会の皆様の御努力に対しましては敬意を表するわけでございますが、この1年半ほどの検討がやはり大事になってくると思います。ぜひとも地元の皆様の御意見、お考えを十分にしんしゃくしながら臨んでいただきたいと思います。まだ地元では、これからどのように動いていくかはまだ検討段階に入りつつあるところのようでございますので、これから十分に地元の皆さんの御意見を聞いて取り組んでいただきたいと思います。

 あとは、地上デジタルテレビにつきまして、普及率が66.7%ということで、花巻市も同じような状況ではないかと見られているということでございます。

 また、無償給付のチューナーもあるということですが、実はこれも2010年度は申し込みが伸び悩んでいる状況にございます。いま一度、もう少し、特に高齢者世帯へのお知らせを周知徹底していかなければいけない状況にあると思います。来年の7月24日がその移行日でございますので、もう11カ月を切ったわけでございますが、いま一度、今の現状を一戸一戸把握する必要があるのではないかと思います。特に高齢者世帯を中心にそうした徹底を図るべきと思いますが、いかがでございましょうか。



○議長(川村伸浩君) 伊藤総務部長。



◎総務部長(伊藤隆規君) 公共施設のトイレ整備の関係ですが、御指摘の点、全く同感です。したがいまして、現場との調整がかぎを握ることになろうと思いますので、その点は私どもも動いて、どういった形で進めるのかは十分に努力させていただきたいと思ってございます。



○議長(川村伸浩君) 亀澤政策推進部長。



◎政策推進部長(亀澤健君) 地デジ関係の広報といいますか、周知を図るという視点での改めての御質問にお答えしたいと思います。

 やはり最終的にはテレビが映らないという状態になりますので、それは好ましいことではないと存じておりますので、より一層説明会等の開催、あるいは広報での呼びかけもしていきたいと思いますが、加えまして、高齢者世帯等には福祉関係の方々が訪問してございますので、それらも活用させていただきまして周知を図っていきたいと考えてございます。



○議長(川村伸浩君) 以上で名須川晋君の質問を終わります。

 ここで、11時15分まで休憩いたします。

     午前11時3分 休憩

     午前11時15分 開議



○議長(川村伸浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 次の質問者、伊藤源康君。(拍手)

    (伊藤源康君登壇)



◆6番(伊藤源康君) 6番、明和会の伊藤源康でございます。新人でございます。大変緊張しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。

 私の質問は、大きく分けまして4つの項目になります。

 最初の質問は、農業の振興についてであります。

 ことしは、記録的な猛暑の年であり、気象庁の発表によれば、6月から8月の気温は、全国の観測所のうち、3分の1で史上最高を記録、データを取り始めた1946年以降最高となる見通しを発表いたしました。30年に一度の異常気象と言われ、スーパー猛暑と呼ぶ方もおります。偏西風の偏りや高気圧の張り出しといった原因のほかに、地球の温暖化に伴う長期的な気温上昇が背景にあるとも言われております。これからの農業は、北日本といえども夏の暑さ対策が重要な課題になってきたのではないかと思います。

 夏の暑さは、本来米が豊作になるなど喜ぶべきことでありましたけれども、最近は豊作を素直に喜べない現状が続いております。

 農林水産省が、8月15日現在の米の作柄を発表しましたが、それによりますと、全体として平年並みで、やや良は岩手県を含め4県と発表されてございます。逆に、ある民間会社は米の作況指数を102と発表するなど、国と民間の違いはありますが、いずれにしても、昨年と本年を合わせて60万トンから80万トン近い過剰が生じると言われております。

 昨日の農林水産部長からも答弁がありましたが、6月末の全体的な在庫は316万トンで、今後1年間の消費量は805万トンと言われておりますから、このままでいくと大変な米余りとなることが予想されております。

 こうした背景から、国が米の過剰対策をとらない限り、米の価格下落に歯どめがかからないのが現状であります。全農岩手県本部では、今月13日、米の概算金額を発表するそうですが、未確認ではありますが、前年を大幅に下回る提示をするのではないかといった予想もされるなど厳しい状況にあります。今から20年前の農業所得は6.1兆円であったものが、2006年には3.2兆円と15年間で半減しております。とりもなおさず米価の下落が大きな原因であります。

 さらに、ことしの暑さは米以外にも大きな影響を与えております。これから本格的な収穫を迎えるリンゴにおいては、暑過ぎて色がつかず、出荷がおくれているほか、日焼けや果肉穿孔といった品質の大幅な低下が懸念されています。

 また、畜産においても、7月の生乳生産量、いわば牛乳の生産量が北海道を除いて前年同月比3%も減少し、南日本では夏休み明けの学校給食に出す飲用乳が不足するのではないかと心配もされております。

 県内でも、ブロイラーや豚の熱死、野菜の出荷減などが報告されていますが、花巻市においても、この猛暑の影響について随時調査、報告はなされているものと思いますが、今後も十分な注意をお願いするものであります。

 また、暑さとは直接関係ないものの、宮崎県の口蹄疫の影響から和牛子牛の価格が高値となり、肥育農家の経営を直撃しております。最近は価格もやや落ち着きを取り戻しているようですが、口蹄疫の影響は余りにも大きいものがあります。花巻市にもおいても、口蹄疫の発生を想定した対策、例えば家畜の埋設場所の事前確認など、関係団体と一体となった万全な対策を期待するものであります。

 このような農業情勢の中、昨年11月に花巻市長は、新日本農業政策構築に向けて、国に農業政策の提言をしておられます。その内容を見ますと、花巻市も含め、農業が基幹産業である自治体ほど現状は厳しく、自治体で打てる対策には限界があるとの基本認識から、国と地方の役割分担を明確にし、持続可能な日本農業を再生すべきと訴えておられます。この基本認識については私もそのとおりだと思います。

 さらに、提言では主要農産物の自給率向上を前提にしながら、農産物の販売価格から諸経費を差し引いて、赤字の場合は所得補償すべきとの提案もなされております。また、それにかかわる予算については、主食用米、麦、大豆に限定すれば8,000億円程度と試算しておられます。現在の国の農政の方向とかなり近いように思いますが、そこで市長へお尋ねでありますが、国への提言も踏まえ、今後の花巻市の農業振興について基本的にどのようにお考えなのでしょうか、お伺いをいたします。

 次に、具体的な農業振興策について幾つか質問をしたいと思います。項目がかなり重複しておりますので、答弁は集約していただいて構いません。

 まず最初に、今実施をしています花巻市と農協のワンフロアであります。

 市と農協のワンフロアについては、市長の働きかけもあり、平成19年度から実現をしておりますが、当時私も農協に在籍しておりましたが、農協としても長年の懸案事項でありましたから、タイムリーな提案でもありました。最初は農政課だけでありましたけれども、その後農地林務、農業委員会などもワンフロアになり、このような完全なワンフロア化は全国でも余り例がないのではないかと思われます。このワンフロアでありますが、実際仕事をさせてもらった者として、事務的な連絡やふだんからの職員の互いの意思疎通が従来よりも円滑になるなどの成果を上げていると私は思っております。

 もちろん花巻市と花巻農協だけが市の農業振興を担うものではありません。民間の会社や個人で独立されて農業をされている方々も市の農業振興の一翼を担っているわけですが、ワンフロアの中で進めています花巻地方水田農業推進協議会、いわば水田協という組織がありますけれども、この中に全体が網羅され、この中で国の農政などに対応した協議が行われております。これもワンフロアの大きな成果だと私は思っております。

 そういう意味で、農政のワンフロア化が花巻市の農業振興に果たしてきた役割は大きいものがありますが、農業情勢が大きく変化する中、4年目を迎えたワンフロアをこれからどう発展させていくのか。例えば、花巻市と農協がそれぞれに立案する農業振興計画などについて、立場の違いはあれ、基本的な部分を少しでも一元的に組み立てていくなど、これからは計画策定などでも一定のすり合わせが必要になってくると思いますが、いかがでしょうか。お尋ねをいたします。

 次に、農業振興を進める上での具体的な将来像とそれを進める予算的な配分のあり方についてお伺いをいたします。

 現在の花巻市における農業振興は、水田協や花巻市農業振興対策本部が実施する事業と国や県に連動した各種の事業の普及やその支援といったものが主であり、市が策定しています農業振興地域整備計画や農業基盤整備強化の促進に関する基本構想などが柱になっていると思われますが、いずれの農業振興計画書を見ましても、そこに描かれている共通の項目は、担い手の育成と特徴のある産地づくりが大きな目標として掲げられています。この目標それ自体はそのとおりだと思いますが、その達成に向けて具体的に進めていく場合について、今までの事業の大きな見直しや予算の組み替えなどが必要になってくると思いますが、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。

 次に、今年度から始まった米の戸別所得補償制度への加入状況と、この制度への今後の対応について、また、関連しますので集落営農組織と個人の担い手の現状と今後の課題についてお尋ねをいたします。

 1年前に政権が交代して農政のあり方も大きく変わりました。戸別所得補償と水田利活用という二本立ての新しい制度であります。個人的な見解になりますが、農家への直接支払いの道を開いたという点では大きな評価をしています。しかし、全農家が対象であるというこの制度は、担い手育成や農地制度改革を通して、農業構造改革を進めた前の農政と比較して、改革の視点が少し低いように感じられます。私は、今の農村を維持、守るためには、集落営農のような組織や、規模拡大を目指す担い手農家、そして規模は小さくても自分の意思で農業を継続していくいわゆる兼業農家、こういったこの3つの形で農村が維持されていくものと考えています。少なくとも当面はそうであります。

 しかし、我々農業者は消費者に対し、できるだけ安全で安心できる農産物の提供と、少しでも安い価格で消費者に提供する責任があると私は思います。ですから、今の農政がすべての農家を救うという大儀はあっても、農地の集約も含めた低コストの追求は今後も求められていくものと考えております。

 今の農政は、自給率向上を掲げている割には、農村の高齢化などの現状認識は低いのではないでしょうか。しかし、この制度の不備や今後の課題としても、この制度を活用しての振興策も大切になってまいります。農林水産省の8月末の速報値を見ますと、この制度への加入申請は、宮崎県を初めとする南九州4県を除いて約108万ヘクタールで、最終的には、政府が目標にしている120万ヘクタールに届くだろうとの見方をしているようですが、花巻市の加入状況はどうなっているのか、またこの制度は来年から本格的に実施されるわけですが、地域の特色ある農業振興の観点からも、この制度に向けて、今後の花巻市の対応や集落営農も含めた担い手育成の現状と今後の課題についてもお尋ねいたします。この質問については、昨日も若柳議員がいたしましたので簡単な御答弁で構いません。よろしくお願いいたします。

 次に、生産調整に関する行政のかかわりについてお尋ねをいたします。

 これも農林水産省の速報値によれば、ことしの水田の過剰作付は3.8万ヘクタールであり、昨年より1.1万ヘクタール減少したとのことであります。これは、戸別所得補償導入の成果だと言っておりますけれども、この数字をどう見るかであります。私は、大きな失望感と怒りを感じるものであります。なぜなら、この制度をもってしても、過剰作付が改善されなかったという失望感と、生産調整が手上げ方式に変更になったことで、全国的に自治体や農協の生産調整への取り組みが後退したのではないかと思うからであります。

 私は、生産調整の手上げ方式への変更については、一定の評価をしているものであります。手上げ方式によって生産調整の幾つかの矛盾点が解消されたからであります。かつて、旧東和町から自主減反という提案が出され、全国的に大きな議論を呼んだことがありました。私は、当時この考え方に一部共感をいたしたものであります。それは、余りにも当時の生産調整には矛盾点が多かったからであります。しかし、だからといって、生産調整の重要性を軽視するものではありません。なぜなら、生産調整未達による生産過剰と米に対する所得補償が逆の効果となって、市場からの値下げ圧力がおさまる気配を見せていないからであります。

 国策として米の価格は一定のレベルで安定させる努力をしないと、米の価格保証の財源問題も含め、今後生産者が大きな混乱に陥ることは明白であります。直接支払いの考え方で米の需給バランスをとろうとするのであれば、生産調整実施者に対する優遇措置をもっと拡大すべきであります。今後も生産調整が重要であるとの前提に立つならば、地方の自治体、関係団体が一体となった取り組みが今後も不可欠と考えますが、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。

 次に、農業の6次産業化の現状と今後の対応についてであります。

 現在、全国的に農業の6次産業化の推進が大きな流れになっております。農林水産省も来年度から省内に農林業の6次産業化を担当する産業局を内部の再編の中で新設するとの考え方を示しております。また、岩手県においては、チャレンジ支援事業として6次産業化を支援する事業を立ち上げておりますが、市もそれを受けた形で事業を現在推進しているところだと聞いております。

 こうした事業の中身を見ますと、基本的には経済的不況から来る雇用の創設という側面が強く、それはそれでよいこととしても、私が思う6次産業化というのは、農業活性化のための6次産業化であり、農家または営農組織みずからが生産や加工販売ができるような環境づくりを支援するための対策が必要だと考えているものであります。

 今、集落営農を運営している組織の大きな悩みの一つに、農産物からの直接の収入が減っていることがあります。国の制度による交付金などの補償制度も大きな支えになっているのは事実ですが、やはり基本は農産物の販売収入、いわば手取りの増加が経営の柱にならなければなりません。冬場の雇用対策といった課題も含め、農業の6次産業化の支援は大切だと考えますが、その点について現状の取り組みと今後の対応についてお尋ねをいたします。

 次に、低利用水田の復活に対する支援策と、耕作放棄も含めた遊休農地の現状とその解消策についてお尋ねをいたします。

 農作物を栽培することが可能な環境にありながら、事情があって何も作付がされていない水田、いわゆる管理水田や調整水田などの低利用の水田が市内には数多くあります。この低利用水田は、工夫さえすれば農地としてすぐ活用できる水田がほとんどであり、いわばもったないない水田であります。自然であるとか労働力がないなど原因は幾つかあろうと思いますが、こうした低利用水田の復活は花巻市の農業振興の大きな柱になると思います。低利用水田の実態はどうなっているのか、またその水田が再利用されるためにはどのような誘導策が必要であるのかお尋ねをいたします。

 また、耕作放棄地についても同様であります。農業者が高齢化している中、今、農業の担い手は60代であります。遊休農地と言われる耕作放棄地は増加の一途であろうと思いますが、この解消策は容易ではありません。個々の力ではどうすることもできないからです。その地域の力で解消するのも一つの方法ではありますが、その先進事例も地元にあると聞いておりますが、その先進事例の中でも多くの課題を抱えていると聞いております。地元の要望に沿った支援策を提案し、その地域に合ったやり方で解消していく以外に方法がないと思われますが、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。

 次に、グリーンツーリズムの現状と今後の進め方についてお尋ねをいたします。

 花巻市におけるグリーンツーリズムへの取り組みは、岩手県の中では先進事例であり、花巻市を初めとする関係団体、関係者の熱心な取り組みが大きな成果を上げております。

 この事業は、消費者と農家との交流や、農作業体験を通して農業への理解を深めるだけではなく、将来の花巻市のリピーターを育てる意味でもとても大切な事業であります。花巻経済復興にも大きく貢献するものであります。

 しかし、受け入れ農家の不足や取り組み地域の増加による誘致競争の激化など、受け入れの実績は伸び悩みと聞いております。受け入れ拡大に向けての態勢の整備を図るなど、今後の進め方についてお尋ねをいたします。

 以上、農業振興関連の質問でありますが、農業を通して花巻市が生き生き元気になり、元気な農業は花巻市のまちづくりに貢献できればと願うものであり、将来、農業基本条例のようなものが制定されればと期待するものでもあります。

 次に、2つほど地域の課題についてお尋ねをいたします。

 最初は、西南地域における活性化拠点施設の設置の支援についてであります。この件につきましては、さきの定例会で地元議員から笹間バイパス沿線への道の駅設置の支援要請をした経過がありますが、その後の動きを報告しながら、再度花巻市としての考え方をお尋ねするものであります。

 笹間バイパスは、太田地区までの暫定開通がことしの10月、湯口までの全線開通が平成26年度と聞いておりますが、地元としても悲願の道路であることから、早期の全線開通を期待しているところであります。

 さて、この活性化施設の設置は、笹間バイパスの工事が始まった当初、沿線沿いに、西南地域の活性化のため道の駅設置を要望したことから始まっております。今回、私は「道の駅」という表現ではなく、「農業の活性化拠点施設」という表現にかえて質問させていただきます。

 この活性化施設の設置に向けては、地元では西南地域振興協議会という組織の中に、西南バイパス沿線活性化委員会を立ち上げ、さらには、委員会の中に作業部会を設置し、具体的な検討作業をしているところであります。

 昨年の7月から8月にかけまして、協議会がこの施設設置に関するアンケートを地元の方々に実施いたしました。その結果、農産物の直売所は加工施設を中心とした地域活性化の拠点となる施設の設置を望む声が多数寄せられております。そこで、活性化委員会では、昨年の9月に全農の子会社であるAコープ北東北に要請いたしました。直売所や農産物の加工施設を併設した西南地域の新型店舗設置の可能性について調査検討するよう要請活動をいたしました。

 その結果、ことしの1月に西南地域への直売所と、加工施設を併設した農村型の新型店舗設置は有望であるとの回答が寄せられております。当然このことが、Aコープ側からの正式な回答とはまだとらえておりませんが、委員会としてはこの案をベースに花巻農協の御理解もいただきながら、現在の園芸センター内にある農協の直売施設すぎの樹の移転も視野に入れていただきながら、加工施設も含めた活性化拠点施設の設置に向けて進めてまいりたいと考えております。

 運営につきましては、農協地元生産者、Aコープが主体となって運用する考えでありますが、この活性化施設の設置に当たり、用地の取得や造成、舗装などの支援をする考えがないかお尋ねをいたします。

 西南地域にとって、笹間バイパスの開通とそれに合わせた活性化施設の開設は悲願であり、農業を基本とした西南地域の活性化に大いに貢献するものと確信をしております。

 次に、西南中学校周辺の道路整備についてお尋ねします。

 まず最初に、西南中学校の校舎並びに体育館の新築を初めとする一連の学校整備に関しまして、花巻市長初め市当局の努力により、県内にも誇れる立派な校舎、体育館が整備されました。特に体育館は、バスケットボールのコートが3面とれる大きさを持ち、この規模の中学校としては全国に誇れる体育館が整備されました。

 この間は、新築された同体育館で、バスケットボールでは全国トップであります能代工業と宮城の明成高校との練習試合が地元父母会の主催で開催されるなど、新しく整備された施設を生かした地元の取り組みが既に行われております。この立派な施設を生かし、西南地域の子供たちの健全な育成に今後も努めてまいりたいと思います。

 さて、質問でありますが、中学校東側から南側を通ります県道花巻和賀線は、今回の一連の整備によって中学校東側にできましたバイパスの信号のある交差点近くに交差することとなりました。中学校東側を走るバイパスがまだ未開通であることから、一般車両の一部が校舎内にある道路へ進入するケースも見られます。このままでは、舘周辺を初めとするこの県道の利用者の不便が今後も続くことが予想されます。

 そこで、その改善策として、中学校南側にある轟木の消防屯所から東側へ伸びる中学校東3号線を拡幅改良し、笹間バイパスへ真っすぐつなぐことを提案したいと思いますが、いかがでしょうか。このことで県道利用者の車の流れがスムーズになるものと考えます。当然のことながら、バイパスが太田地区まで暫定開通した後、車の流れが変わる可能性もありますから、それらを確認した後、県との協議の場を持っていただきたいと思います。

 この件は、過去に検討した経過があり、努力したものの諸般の事情で断念したと聞いておりますが、再度御検討していただきたくお尋ねするものであります。

 最後の質問になりますが、商店街の空き店舗の現状と対策についてお尋ねをいたします。

 花巻の商店街も含め旧3町の商店街に空き店舗が目立つようになってきました。地元では、活性化に向けていろいろな対策を実施しているようですが、中心商店街は花巻市の顔であり、対外的なイメージダウンにもなります。空き店舗の現状とその解消に向けての対策についてお尋ねをいたします。

 以上で私の質問を終わります。当局の御答弁をよろしくお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(川村伸浩君) 大石市長。

    (市長登壇)



◎市長(大石満雄君) 伊藤源康議員の御質問にお答えいたします。

 1件目の農業の振興策について、1点目の市の農業の将来像の件でございますけれども、私は、昨年農業における地方自治体として打てる対策の限界を痛感し、まずは国策として確たる農業政策を打ち出すことが必要と考え、国は主要穀物の再生産可能な農業制度を構築し、その上で、地方は農家所得の向上を目指し、地域振興作物の振興を図ることによって持続可能な日本農業の再生を図るべきであるとの提言を行いました。

 国におきましても、これまでの農業政策の見直しを行い、平成22年度から戸別所得補償モデル対策を実施し、所得補償、自給率の向上等を図る政策に転換をしておりますことから、まずは、私の目指す方向性に近づいてきているものと認識をしております。

 したがいまして、市の農業の将来像は農業が基幹産業であるとの認識のもと、戸別所得補償制度により主要穀物の再生産をベースとしながら、地域振興作物につきましては、花巻市の適地適作としてのすぐれた作目のブランド化や6次産業化が進み、経営体につきましては、意欲ある農業者や集落営農組織、企業などの多様な担い手が確保され、自立した産業としての農業が確立されていることが望ましい姿と考えております。

 2点目の市と農協が進めてきたワンフロア化の総括と今後の進め方の件でございます。

 議員も御指摘のように、平成19年4月から農協と農政課がワンストップサービスの先駆けとして農業者にかかわる業務を1カ所で行うことを始めたわけでありますが、その結果、農業政策の情報共有や利便性が格段に向上したものと考えております。その後、市の農林水産部と農業委員会事務局も農協とのワンフロア化を行い、さらに体制を充実させたところであります。特にも、平成10年度から始まった品目横断的経営安定対策や農地・水環境保全向上対策、花巻地方水田農業推進協議会、花巻地方担い手育成支援協議会などの事業を円滑に推進することができたものと考えております。

 今後におきましても、戸別所得補償制度などの新しい施策の情報の共有ですとか、迅速な対応を行ってまいりますとともに、議員御指摘のとおり、花巻市独自の農業政策を農協と共同で構築をしていくことも、これから進めていきたいという考え方がありますので、まずは現体制を維持していくという考えには変わりございません。

 次に、3点目の農業振興の具体策と重点的な予算配分についての件でございますけれども、これにつきましては、先ほど議員御指摘のように、私もそれぞれの協議会等々の計画があります。その中で、特にもやはり担い手育成というのがこれからの農業を大きく左右するキーポイントになることは全く同感でございます。したがいまして、基本的にはこれらの計画を考えながら、予算の配分の見直しを行う必要があること、これは同感をいたすものであります。

 しかし、現在、国の農業政策が転換期にあることも現実でありますので、まずは平成23年度、来年度へ向けて戸別所得補償制度に的確に対応していくことが基本になりますけれども、それにあわせまして、今後の農業政策の推移を見きわめた上で、市としての農業施策への予算配分を検討していきながら対応したいと考えております。

 そのほかにつきましては、関係部長から答弁いたさせます。



○議長(川村伸浩君) 高橋商工観光部長。



◎商工観光部長(高橋穣児君) 私からは、4件目の中心商店街の空洞化の現状と空き店舗対策についての御質問にお答えを申し上げます。

 花巻商工会議所が所有者の了解を得て、ホームページ上に公開している賃貸可能な中心市街地の未利用店舗は、現在43店舗となっておりますが、これ以外にも多数の空き店舗があるのも事実でありまして、当市においても、全国的な傾向と同様に中心商店街の空洞化が著しい状況にあるものと認識してございます。

 そのような状況を受けまして、花巻市といたしましては、平成10年度以来中心市街地の未利用店舗の活用によるにぎわいづくりを目指しまして、新規出店者に対して、家賃や改装費に助成を行っており、本年3月までの累計補助金額が1億2,700万円、100件を超える件数を数えております。

 なお、新規出店者の定着をより一層図るために、平成19年度からは専門家による経営指導も義務づけておりまして、今年度におきましても、既に4店舗が新規出店していただいているところでございます。さらに、商店街がみずから行うイベントやアーケードなどの商店街共同施設の補修等にも助成をしております。中心商店街のにぎわいづくりや環境整備に商店街の皆様とともに取り組んでおります。

 また、昨年度から中心商店街顔づくり事業にも取り組んでおりまして、商店街の皆様の主体的な取り組みによりまして、特徴を持った商店街づくりが進められているところでございます。



○議長(川村伸浩君) 佐藤農林水産部長。



◎農林水産部長(佐藤格君) 私からは、1件目の農業の振興策についての中で、米の戸別所得補償制度への加入状況と制度への今後の対応につきましてから、お答えいたします。

 岩手農政事務所が取りまとめました米戸別所得補償モデル事業の加入申請件数は6,013件と伺っているところでございます。作付計画につきましては7,604ヘクタールとなっておりまして、主食用水稲を生産している農業者等の約98%、作付計画の約97%が加入申請しております。

 今後の対応につきましては、平成23年度からの本格実施に向け、主食用水稲の生産を行う農業者等に制度を周知してまいりまして、より多くの農業者等に加入していただけるよう花巻農業協同組合など、関係機関、団体と連携しながら推進してまいりたいと考えております。

 次に、集落営農組織と個人担い手の現状と今後の育成についてお答えいたします。

 平成22年度水田農業ビジョンの担い手は、個別担い手が928経営体、組織担い手が79の経営体となっております。

 今後の育成対策でございますが、市、JAなど関係機関で構成します花巻地方担い手育成支援協議会で、戸別所得補償制度の仕組みや経理、税務、機械導入等に係る補助事業に関する研修会を開催するほか、トータルアドバイザーと農業経営指導マネージャーによる経営改善指導などを行い、効率的で安定的な経営体の育成に努めてまいります。

 次に、生産調整への行政のかかわりにつきましてお答えいたします。

 今年度から実施された戸別所得補償モデル対策におきましては、意欲のある農業者が農業を継続できる環境を整え、食料自給率の向上を図るために米の自給調整を効果的に進めるとともに、水田の有効活用を促進しようとするものであり、従来のように、参加者にペナルティーを課して参加を強制するものではなく、経営判断によって自由に参加できる制度とされております。

 議員御指摘のとおり、米の需給調整の重要性は当然でございますので、市や花巻農業協同組合などで構成しております花巻地方水田農業推進協議会でも、今後もすべての農業者がこの制度に参加していただくよう、制度のメリットを広く周知するとともに、加入申請支援をしてまいりたいと考えております。

 なお、本年度の加入申請に当たりましても、花巻地方水田農業推進協議会から花巻農業協同組合等の認定方針作成者を通じまして、事務手続の支援を行ってまいりました。また、認定方針作成者に参加していない農業者に対しましても、申請書類を郵送するなどして加入を促進する取り組みを行ってきたところでございます。

 次に、農業の6次産業化の現状と今後の対応についてお答えいたします。

 農業の6次産業化の目的は、農家が農産物の生産ばかりではなく、加工、販売まで行い、農家所得の向上を図ろうというものでございます。

 現在、花巻市内において、農家が中心となり農産加工に取り組んでいるグループや個人は44ございます。その加工品は市内の産地直売所やイベント、注文に応じた販売を行っております。市といたしましては、このような取り組みの拡大を図るため、今年度創設いたしましたアグリビジネス応援事業により、農産物の加工施設、設備の整備に対し3件と、それから、加工施設兼産地直売施設の整備1件に対し支援を行い、6次産業化を推進しております。

 また、地域で栽培されている農産物を調査の上、加工品を試作し、販売方法も検討する6次産業化推進モデル構築事業を市内の2つの地域組織に委託し、実施するなど、6次産業化のモデルとなる農業構築に取り組んでおります。農業生産をもとにした6次産業化は、農業振興上、非常に重要でありますので、今後とも関係機関と連携しながら推進してまいりたいと考えております。

 次に、低利用水田の復活に対する支援策と、遊休農地の現状と解決策についてお答えいたします。

 低利用水田、いわゆる調整水田、管理水田などの活用は、食料自給率や農家所得の向上、農地の保全、有効活用を推進することからも必要なことであると考えております。

 平成21年度には、市内に約1,029ヘクタールありましたが、平成22年度は水田利活用自給力向上事業での対応もあり、約965ヘクタールに減少してきております。

 市といたしましては、適地適作を基本といたしまして、調整水田等から加工用米、麦、大豆、野菜等への作付への転換を目指し、花巻農業協同組合を中心に農業改良普及センターと連携して、農家との話し合いに参加し、それら農地の集落営農組織への利用集積も含め、計画的な転換を支援しております。

 遊休農地、いわゆる耕作放棄地でありますが、昨年度の耕作放棄地全体調査によりますと、農業振興地域内の農用地で約7.9ヘクタールとなっているところでございます。

 耕作放棄地の解消に向けましては、土地所有者に対し意向調査を行い、売買や貸借を希望する場合は、農業委員会と社団法人花巻農業振興公社が連携し、地域の担い手農業者や集落営農組織とのマッチングを図るなど取り組みを進めております。今後も解消及び発生防止に努めてまいります。

 次に、グリーンツーリズムの現状と今後の進め方についてお答えいたします。

 本年4月から8月までの受け入れ農業農村体験を行う修学旅行等の教育旅行は、小学校が4校で330人、中学校が8校で764人となっております。

 グリーンツーリズムは、農村地域において都市住民等へ自然、文化、食等を提供し、相互理解や意思疎通、交流を深めながら農家所得の向上や観光振興につなげるものでありますが、グリーンツーリズムの主体となる受け入れ農家の現状を見ますと、高齢化や家族構成の変化、営農形態の変更等により受け入れることが難しい農家も出てきております。

 グリーンツーリズムによる交流を維持していくためには、新たな受け入れ農家の開拓が重要であることから、市、JA、県、花巻観光協会及び受け入れ農家の会で構成する花巻グリーンツーリズム推進協議会において、グリーンツーリズムに関心を寄せている農家を対象とした研修会を開催しているところでございます。

 また、体験メニューについても、受け入れ農家に大きな負担が生じないメニューの開発のほか、神楽等の花巻市ならではの伝統文化や郷土食を組み入れたメニューの開発を行うなど、現状維持を基本に進めてまいりたいと考えております。

 次に、西南地域への農業活性化拠点施設の設置支援についてお答えいたします。

 これまで、西南バイパス沿線活性化委員会において、産直関連販売施設の新設について検討していると伺っているところでございます。この施設の導入につきましては、運営主体や運営方法の検討が十分に行われることが大切だと考えているところでございます。その推移を見守りながら今後も対応してまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(川村伸浩君) 高橋建設部長。



◎建設部長(高橋通義君) 西南中学校周辺の道路整備に関し、県道花巻和賀線、轟木、舘地区から東へ伸ばし、笹間バイパスと結ぶことについての御質問にお答えいたします。

 主要地方道盛岡和賀線笹間バイパス整備計画では、当初、市道西南中学校東3号線を県道花巻和賀線として拡幅し、笹間バイパスへ接続する計画でありましたが、一部地権者の反対があり整備できなかったものであります。

 このことから、県道花巻和賀線の切りかえにつきましては、整備中の笹間バイパスが本年10月下旬、間もなく暫定供用となることから、その後の西南中学校周辺道路の交通状況を見ながら岩手県と協議してまいります。



○議長(川村伸浩君) 伊藤源康君。



◆6番(伊藤源康君) 再質問に入る前に、グリーンツーリズムのことがありましたので、お願いでございますけれども、先ほど市長はスポーツによるまちづくりということですが、私はグリーンツーリズムによる村づくりと、同じような基本認識に立って普及拡大をすべきものだと思っておりますので、今後とも受け入れ農家の意向調査、何がだめで受け入れ農家がふえないのかを調査しながら、あるいは希望農家も調査してみるなど、拡大に向けてやはりチームをつくるなりして、村づくりの大きな柱にしていただきたいと思います。他地区では、専任のスタッフを抱えて誘致をしている地域もございます。どんどん毎年競争が激しくなっておりますので、その辺負けずに頑張っていただきたいと思います。

 再質問でございますけれども、戸別所得補償あるいは新しい制度への対応の中で、細かい話になりますけれども、きのうも質問に出たかと思いますが、例えば、雑穀のような交付金が下がるようなものについては市の努力によりまして何とか最低限の収入減で済むということに今年度はなったわけですけれども、ことしの新しい仕組みは、先ほど答弁がありましたとおり、基金という形で国は考えているようですが、その詳細についてはまだわかっておりませんが、わかった段階では冬になります。それで、何とか市長には昨年同様の支援を間違いなく考えているということで、あるいは支援を落とさない、あるいは交付金のレベルが下がらない形で、今年同様に頑張るというようなお考えをお尋ねをしたいと思います。



○議長(川村伸浩君) 佐藤農林水産部長。



◎農林水産部長(佐藤格君) 国の今の概算要求の内容で判断いたしますと、産地づくり化というような形で制度を構築しようと思っておるのが確認できるところでございますが、まずは、先ほどの御答弁で申し上げたところではございますが、地域としてのこれからの農業としての産地特産品という部分につきましては、花巻市ならではというような部分も確認しながら、そして、この制度の内容がより具体的になってきた時点でまたその判断が必要になってくると思っているところでございます。



○議長(川村伸浩君) 伊藤源康君。



◆6番(伊藤源康君) ひとつよろしくお願いを申し上げます。

 もう一つ、集落営農組織または担い手農家の育成についてでございますが、今現在、トータルアドバイザー制度があり、それぞれの担い手に対するアプローチをしている、指導をしているわけでございますけれども、なかなか今後の見通しについては難しいところがあるようでございますけれども、市としても財源問題はあろうかと思いますが、協議会の中で協議をしながら、新しい体制づくりであれば新しい体制づくりで構わないと思いますけれども、こういったトータルアドバイザー制度を継続することが私は大切なのではないかと思っておりますけれども、そういうお考えがあるのかないのか、お尋ねをいたします。



○議長(川村伸浩君) 佐藤農林水産部長。



◎農林水産部長(佐藤格君) 農業の担い手という部分につきましては、個人、集落問わず高齢化というような部分もあります。そして、いろいろな制度が今回も変ろうしている状況でございます。そうしますと、農家もしくは経営体個人で判断するという部分が非常に困難な状況は現在も続いているところでございます。そういう場面に必要なアドバイスを行政の一環としておつなぎするという部分は大切なものだと思っております。この政策の状況がどのように変更していくかということもありますけれども、アドバイザーという名前という部分よりも、これからも行政として農業を担う方々の支援は継続していく必要があると考えているところでございます。



○議長(川村伸浩君) 伊藤源康君。



◆6番(伊藤源康君) アドバイザーに限らない、名前はどうであれという農林水産部長のお話でございましたけれども、確かにそのとおりでございます。名前はどうであれ、いずれ農家への支援、集落営農組織あるいは担い手農家への支援は今後も大事になるわけでございますので、その仕組みづくりについては、もう一度、今まで同様御尽力下さるようお願いをいたします。

 最後になりますけれども、西南地域の活性化拠点施設の設置についてでございますが、なかなか厳しいといいますか、うれしいといいますか、御答弁だったように思いますけれども、私が先ほど質問をいたしましたとおり、内部的には協議会の中で大分詰めてございます。運営の主体についても、まだ私がなりたてでございましたので、協議会の中でも、あるいは農協、あるいはAコープとの具体的な話をまだ詰める段階には至っておりませんけれども、運営の主体は地元という考え方でございますから、何とか今後、私ども西南地域の地元の意向もきちっと固めながら、農協、Aコープの思いも固めながら、具体案を示しながら市当局への支援を具体的にお願いすることになりますので、それに対応していただけるかどうかだけをお尋ねをいたします。最後の質問といたします。



○議長(川村伸浩君) 大石市長。



◎市長(大石満雄君) 花巻市の産業振興施策というのはいろいろな考えが多分あるだろうと思います。そのうちの一つになると思います。

 それで、よく今各地域からお願いされている要望の中の多いものの部類の一つでもこれはあります。昨日の御質問のときにもお答えいたしましたけれども、いずれ市内の中でも相当程度の産直施設があったり、または名前を変えれば農業の振興施設にもなるのでしょうけれども、そういうものがあって、市内においてどういう位置にどういう形のもの、内容のものがあるのが望ましいかというところは、これはしっかりやはり検討していかなければならないだろうと思うのですが、その考え方と市の産業振興施策と、そして、なおかつ地元のそのいろいろな計画、要望と考え方が合致すれば、それは施策として推進をしていくということには非常に取り組みやすい状況になるんだろうと思うんです。ですから、市ではそこのところが大事なんだろうという考え方を持っているんですよ。ですから、決して難しい、できないという話ではありません。どんな形で、この花巻市の、いわゆる道路に関連した、または農業に関連した、産直に関連したそういうような施策を振興していけばいいかというところ、その一点かという気が私はしております。

 ですから、それぞれ単独単独で土地を買って何とかしてくれだとか、施設を建ててくれだとかということを個別にやってしまいますと、これはいろいろなものへの産業施策として今度は関連してまいりますので、収集がつかなくなるというおそれもある。そこのところの見きわめです。それだけです。

 ですから、地元の人たちの意向、熱意も十二分に感じ取っておりますし、ですから、その辺のところはしっかりと、これからも地元の方々とお話し合いをして、可能なものという視点で御支援はしていかなければならないと思っております。



○議長(川村伸浩君) 以上で伊藤源康君の質問を終わります。

 ここで、昼食のため午後1時15分まで休憩いたします。

     午後0時11分 休憩

     午後1時15分 開議



○副議長(小田島邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 次の質問者、高橋久順君。(拍手)

    (高橋久順君登壇)



◆20番(高橋久順君) 20番、平和環境社民クラブの高橋久順でございます。

 通告に従い順次質問をいたしますので、御答弁をよろしくお願いいたします。

 初めに、市政課題の1点目の岩手県に提出した要望内容についてですが、市は、去る7月30日に新規項目5項目と継続項目10項目の要望内容で要望書を提出しております。これらの要望内容は、住民の利便さや地域を活性化させるためにも、当市にとってどれも重要な内容であり、早期に実現させることが必要であります。

 そこで、要望内容に対して県の回答内容はどのようになっているのか、そして、回答内容に対する評価についてお尋ねします。

 また、要望内容を実現させていくために、県の関係する部署との具体的な調整を図っていくことやトップレベルでの交渉などの政策協議する中で具体的に進めていく必要があると考えますが、実現に向けてどのような道筋をつけていくのかお尋ねいたします。

 2点目は、合衆市構想に向けた条例策定についてですが、昨日の質問者と重複する部分がありますが御答弁をお願いします。

 市長は、小さな市役所構想に基づく現在のコミュニティ会議と振興センターの内容や位置づけを再整理して明確にするため、条例を策定し、平成23年度から実施するとしております。また、コミュニティ会議の会長の身分を保障して、コミュニティ運営を財政的に整え、安定した地域づくりを進めるため、コミュニティ会議の会長を特別職にすることとしております。

 そこで、条例を策定するに当たって27カ所のコミュニティ会議の意見を取り入れることはもちろんでありますが、パブコメを含め市民の意見の収集と周知徹底を図るなどの手だてが必要と考えますが、条例策定に当たっての経過と進捗状況はどうなっているのか、今後どのような工程で進めていくのかお尋ねいたします。

 また、コミュニティ運営は、独自性を持たせ、行政の下請機関であってはならないと考えますが、コミュニティ会議の会長を特別職とすることへの意義と役割についてお尋ねいたします。

 次に、教育行政課題についてお尋ねいたします。

 まず1点目は、特別支援教育の拡充についてですが、文部科学省の調査によると、全国の特別支援学級では、児童・生徒が急激に増加し、現在、特別支援学級で学ぶ児童・生徒はおよそ13万5,000人、特別支援学級数がおよそ4万2,000学級に上り、ここ12年間で約2倍となっております。これは、特別支援教育がスタートして、特別支援学級への期待が高まったことや、障害が社会の中で理解されたことなどが考えられますが、児童・生徒の増加はここしばらく続くものと思われます。当市においても、児童・生徒のニーズに応じて支援が受けられるようにふれ合い教育授業などを展開し、支援体制の強化を図っておりますが、就学相談、就学決定のあり方や障害児の特性に応じた教育の実施のための教職員の確保と専門性の向上、インクルーシブ教育システムの構築を踏まえた体制づくりなど、さらなる充実が必要と考えられます。

 そこで、当市における特別支援教育の現状はどうなっているのか、そしてどのような課題があるのかお尋ねいたします。

 また、個々の教育的ニーズに合わせた教育の実施や、本人、保護者から望まれる学校づくりをさせていくために、現状を踏まえた特別支援教育をさらに拡充させる方策をどのように考えているかお尋ねいたします。

 2点目に、教職員の健康管理についてお尋ねいたします。

 子供の教育的向上は、教職員の資質向上はもとより、教職員がゆとりを持って子供と向き合い、毎日明るく元気で働くことができればこそ、子供たちの学力保障と人間形成の育成につながっていくものと考えます。しかし、現実は教職員の多忙化は解消されず、超過勤務を強いられ、みずからの健康管理さえできないなどの状況に置かれております。このことから、一日も早く教職員の多忙化の解消と健康管理の体制を確立させ、よりよい教育環境づくりをさせていくことが必要であり、文部科学省の労働安全衛生管理体制確立の促進を図る通達文書や県教職員の多忙解消、ワーキンググループの提言に基づき健康管理システムづくりに着手しなければならないと考えます。

 そこで、長時間勤務が過重労働となり、健康障害につながることから、教職員の時間外勤務を含めた勤務実態はどのようになっているのか、長時間勤務の実態を解消させていくためにどのような対処策が必要なのかお尋ねいたします。

 また、平成18年1月1日付で、教育委員会安全衛生管理規程が策定されておりますが、教職員の健康確保に向けて実質的に機能しておらず、規程に応じた施策が講じられていない現状があります。そこで、この規程に基づいて、より効果的に進めるために、これまで規程に沿った教職員の健康管理についてどのように指導し、運営してきたのか、そして、今後どのように規程に応じた健康管理体制を整えていくのかお尋ねいたします。

 最後に、悪臭問題についてお尋ねいたします。

 悪臭発生状況は、悪臭防止条例に基づく改善勧告によって、施設改善が進み年々減少傾向にありますが、いまだに気温が上昇するにつれて悪臭が散発的に発生している状況にあります。特に、今年度は連日の猛暑に見舞われたこともあって、原料の腐敗による悪臭発生や施設の部分的ふぐあいが原因となって発生していることから、企業に対してより一層の改善策を求めながら、監視、指導体制を強めていく必要があると考えます。

 そこで、これまでの悪臭発生状況はどのような状況になっているのか。特に、夏場での発生状況は前年度同時期の対比でどのようになっているのか、そして悪臭発生に対してどのような対応策と講じてきたのかお尋ねいたします。

 また、悪臭問題は当市を訪れる方々に不快感を与え、花巻市のイメージを損ねる大きな問題であり、住民の生活環境や子供たちの学校生活にも悪影響を与えてしまう問題でもあります。このことから、自然環境と調和がとれたまちづくりを進めていく上で、今後とも行政の対応と役割が重要であると考えます。

 そこで、この問題を抜本的に解決させていくために、いわゆる悪臭発生ゼロに向けて、具体的にどのような対策を考えているのかお尋ねいたします。

 以上、登壇しての質問といたします。明快な御答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)



○副議長(小田島邦弘君) 大石市長。

    (市長登壇)



◎市長(大石満雄君) 高橋久順議員の御質問にお答えいたします。

 1件目の市政課題についての2点目、合衆市イーハトーブ花巻構想に向けた条例制定についてであります。

 まず、今回の条例制定に当たりましては、これまでの取り組みにおける成果や課題を検証した上で、現に、運営に携わっていただいているコミュニティ会議の代表者や役員の皆様の御意見をちょうだいすることが一番必要であると考えまして、まず代表者への説明会を7月16日に行い、その後8月にかけて、すべてのコミュニティ会議の役員の皆様との意見交換会を行ってまいりました。意見交換会では、約380人の方々の参加を賜り、400件ほどの意見をちょうだいいたしました。

 今後でありますけれども、意見交換会でいただいた御意見を参考にしながら、まずは素案を作成し、議員の皆様方を初め、コミュニティ会議の代表者、さらにはこの制度がより多くの市民の皆様に御理解いただけるよう、27の地域で住民説明会を10月に開催する予定としております。また、あわせてパブリックコメントなどの実施を踏まえて、条例の目的とする地域の自立と協働の推進が図られるよう、制度の構築を進めてまいろうと考えております。

 なお、この条例制定等につきましては、本年の12月定例会に提案をする方向で、今進めているところであります。

 次に、2つ目のコミュニティ会議の会長を特別職とすることの意義と役割についてでありますけれども、まず意義についてでありますが、これはコミュニティ会議の会長の皆さんには、これまで地域の住民による主体的なまちづくりに多大な御尽力をいただいているところでありますけれども、一方で、地域におけるコミュニティ会議の周知度不足といいますか、地域の方々のコミュニティ会議の認識とこれらがまだまだ足りないという現実があること。そしてまた、そこの代表者であります会長の役割が見えないということ、あるいは対外的にコミュニティ会議の会長の地位、位置づけが不安定な状況にあるというようないろいろな意見をこれまでお聞きをしてまいりました。これらは、主に共通した御意見ということにもなります。

 このために、これらの解消を図って、より安定した形で地域のまちづくりに取り組んでいただけるよう、地域住民から選ばれたコミュニティ会議の代表者を条例で位置づけることで、地域の代表者としての身分を確立させ、地域での活動がしやすい環境を整えるとの観点から、今回の非常勤特別職という形を提案させていただいたものであります。

 また、その役割についてでありますけれども、これまでと同様に、まずは地域内の課題解決に向けた取り組みなど、地域住民の参画、協働によるまちづくりの実践でありますコミュニティ会議事業を推進していただくとともに、名実ともに地域の代表者たる地区長として、市行政と対等なパートナーとして、行政との連携と協働によるまちづくりの推進役を担っていただきたいと考えております。

 そのほかにつきましては、関係部長並びに教育委員会から答弁いたさせます。



○副議長(小田島邦弘君) 亀澤政策推進部長。



◎政策推進部長(亀澤健君) 市政課題につきましての岩手県へ提出した要望についての御質問にお答えいたします。

 まず、岩手県の回答内容はどのようになっているのかとのお尋ねでありますが、従来、市町村要望につきましては、花巻管内の事業や案件について、事業の整備促進を図ること、制度の改善や拡充、創設を図ること、翌年度の国・県予算に反映させることや市政にかかわる重要な課題の解決を図ることを目的に、岩手県知事に対して直接、要望活動を行ってきたところであります。

 今年度は、去る7月30日に市町との政策協議として、昨年度から継続して要望していた事項は10項目と新たに追加した5項目、合わせて15項目について県南広域振興局長に対して要望を行い、回答をいただいたところであります。

 回答の内容は、要望に対する反映区分と県の取り組み状況の2項目となっており、反映区分につきましては、その状況により4段階に区分されております。その内訳は反映状況が最も高い、提言の趣旨に沿って措置しているものにつきましてはございませんでしたが、その次の段階の実現に向けて努力しているものが7件、当面は実現できないものが7件、実現が極めて困難なものが1件という結果になっております。

 回答に対する評価につきましてのお尋ねでありますが、要望している項目はいずれも簡単に解決できる課題ではなく、継続して要望してきた10項目につきましては、回答の反映区分のほとんどが昨年度と同じ状況になっております。この結果は、非常に残念なものではありますが、特にも道路整備といったハード事業に関する要望につきましては、公共事業費削減という流れに加え、県の財政事情が厳しいといった問題が背景にあるものと認識しているところであります。

 次に、要望内容の実現に向けた取り組みについてのお尋ねでありますが、これまでもそれぞれの要望事項につきましては、複数の事項をまとめて、市町村要望として要望する一方で、関係部署からもさまざまな機会をとらえて要望を行ってきた経緯があります。

 市といたしましては、市単独では実施が困難なもの、事業主体が県や国であるものに対しては、引き続きこのような場を通じて、岩手県や岩手県から国に働きかけていただくものと考えておりますが、要望の早期解決のためには、住民から要望があったときには、すぐに岩手県へ相談する体制を築くことなど、連携の強化を提言してきているところでもあります。

 また、当面は実現できなかったものとして回答があった要望事項につきましては、解決に向けたより具体的な提案をしていくことや、場合によっては暫定的な対応も求めていくような方向で、引き続き協議してまいりたいと考えております。



○副議長(小田島邦弘君) 菊池生活福祉部長。



◎生活福祉部長(菊池保守君) 悪臭問題につきましての御質問にお答えいたします。

 これまでの悪臭発生状況、特に、夏場での発生状況は前年度同時期に対比してどのようになっているのか、そしてどのような対応策を講じてきたのかとのお尋ねでありますが、太田油脂産業株式会社東北工場の今年4月から8月末までの悪臭感知件数につきましては、悪臭モニターの感知件数が291件、一般苦情が28件、合計319件となっておりまして、昨年同時期460件と比較いたしますと141件減少いたしております。特に、7月、8月の夏場での発生状況につきましては、今年が271件、昨年が340件でございますので、比較いたしますと、69件の減少となっております。

 これらに係る対応策といたしましては、特にも7月後半から苦情件数が増加いたしておりましたことから8月11日に会社との対策会議を開催いたしまして、原因の究明と対応策について協議をいたしたところであります。発生原因といたしましては、真夏日が続いているにもかかわらず、原料を翌日処理に回したことや廃油利用燃料による脱臭炉の噴霧ノズルの詰まりによる脱臭効率の低下によるものと判断いたしましたことから、当日の原料処理とノズルの早期交換、定期点検を指導いたしまして、8月16日にノズルの交換を行ったところであります。

 次に、悪臭発生ゼロに向けて、具体的にどのような対策を考えているのかとのお尋ねでありますが、発生ゼロにすることは非常に難しい面があるものの、可能な限り臭気濃度を薄くするための対策につきまして、昨日から花巻市悪臭公害対策技術参与の小松先生をお招きして、御指導をいただいているところであります。この指導に基づいて有効な対策を講じてまいりたいと存じております。



○副議長(小田島邦弘君) 及川教育長。

    (教育長登壇)



◎教育長(及川宣夫君) 教育行政課題についての御質問にお答えします。

 初めに、特別支援教育の拡充についてでございますけれども、まず当市における特別支援教育の現状と課題についてでありますけれども、今年度、特別支援学級に在籍する児童・生徒数は146人でございます。特別支援学級数では54学級となっております。これは、3年前と比較いたしまして、在籍数にして34人の増加、学級数にして14学級の増加となっておりますので、対象児童・生徒数は全国と同様に増加する傾向にございます。

 また、就学にかかわる相談件数及び巡回教育相談件数は延べ932件で、前年比240件の増となっております。

 したがいまして、当市においても、特別支援教育における総合的な支援体制のさらなる整備を課題ととらえ、対応の充実に努めてきたところでございます。

 具体的に申し上げますと、1点目はふれあい共育推進事業の推進でございます。

 教育委員会といたしましては、これまで発達障害を含む障害のある児童・生徒の状況に応じまして、学校における生活上の介助や学習支援を行うふれあい共育推進員を配置してまいりました。平成21年度は20名の配置でございましたけれども、支援の必要性が高い学校が多いことから、平成22年度は30名に増員して配置したところでございます。このことによりまして、配置校では、これまで以上に、個に応じたきめ細かな対応がなされているという状況になっております。

 2点目は、特別支援教育推進体制の充実でございますけれども、学校では、教員の中から特別支援教育コーディネーターを選任いたしまして、校内の課題についてのとりまとめを行うとともに関係機関や保護者との連携や連絡調整に当たっているところでございます。

 教育委員会といたしましても、専門家チーム及び巡回相談員チームを設置し、各学校からの相談に対応するとともに、望ましい教育的支援や対応のあり方について指導、助言を行っているところでございます。

 3点目は教職員の専門性の向上についてでございます。

 県教委と連携を図りながら特別支援教育担当者の研修会、特別支援教育コーディネーター研修会、あるいはふれあい共育推進員会議等を行い、特別支援教育についての理解を深め、教職員の資質向上を図ってきているところでございます。

 特別支援教育の今後の拡充の方策につきましては、これまでも学校、あるいは保護者の意見や願いを十分に聞きながら取り組んでまいりましたけれども、これからも状況の変化を見きわめつつ、総合的に検証しながら、さらに適正な体制整備を図ってまいりたいと考えているところでございます。

 次に、教職員の健康管理についてお答えいたします。

 初めに、時間外勤務を含めた勤務実態とその対処策についてでありますけれども、児童・生徒数の多い学校を中心に平日の時間外勤務の平均を徴したところ、小学校では約1時間から1時間30分程度、中学校では約2時間程度となっております。ただし、中学校では土曜日、日曜日に20から30時間ほどの部活指導を行っている部もございますし、そのために家に持ち帰って仕事をしている教員も多いというのが実態でございます。内容は、主に教材研究、部活動指導、学級事務処理となっております。時間外勤務の量については、学校行事や体育大会、授業研究会等の前には時間外勤務もふえる傾向にありますけれども、一方で時間外勤務と多忙感は直接的には結びつかない、あるいは多忙ではあるが、子供たちのために苦にならないといった教員としてのやりがいと受けとめ、頑張っておられる状況もございます。

 教育委員会といたしましては、会議や研修会の見直しを図っておりまして、内容を精選するとともに、報告等の事務の簡素化にも努めてきたところであります。

 学校におきましても、管理職が職員一人一人との面談を通して勤務状況を把握するとともに、職員会議や校内研究会の効率化を図ったり、早目の退庁を呼びかけるなど、働きやすい職場環境づくりに努めてきたところでございます。

 次に、これまで教育委員会安全衛生管理規程に沿った教職員の健康管理について、どのように指導し、運営してきたのか。そして、今後どのように規程に応じた衛生管理体制を整えていくのかとのお尋ねについてでございますけれども、教職員の衛生管理についての指導、運営につきましては、市教育委員会の安全衛生管理規程に基づき、各学校の副校長、または養護教諭を衛生推進者に任命して、毎年衛生推進者会議を開催するなどして労働安全衛生の向上に努めてきたところでございます。

 会議においては、衛生推進者の責務や健康診断の受診状況、公務災害の発生状況、あるいは長期病気休暇の状況などを議題として、情報提供と意見交換を行うなど、十分に機能していると受けとめているところでございます。

 今後は、勤務実態をより的確に把握いたしまして、課題を明確にした上で対応してまいりたいと存じます。

 また、学校長、衛生推進者が中心となって、日ごろの服務管理や指導の中で職場の安全衛生を推進し、教職員が心身ともに充実して仕事に取り組めるよう、安全の確保及び健康の保持増進に努めまして、快適な職場環境の実現に取り組んでまいりたいと存じます。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) それでは、再質問させていただきます。

 まず、最初に、県に要望した内容、それぞれ議員各位にも行っていると思いますが、この回答内容について拝見したところ、確かに今答弁がありましたように、事業についてはなかなか財政面も含めて難しいという部分もこの継続項目を含めてあろうかと思います。だけれども、中には、例えば路線の変更などは県の回答などによりますと、地方分権改革推進委員会の勧告に、結論に至っていないという回答が示されて、まだ路線変更になっていないという回答の中身もあるんですが、これなどは、いわば、今後具体的に県との調整を図ることによって実現していくものではないのかと考えたんです。ですから、今言ったように、ハード部分についてはなかなか進まないにしても、こういった項目別に、より具体的にその実現に向けて進めていく必要があると思いますけれども、そこの部分はどうでしょうか、お聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋建設部長。



◎建設部長(高橋通義君) お答えいたします。

 県要望の取り組み状況については、ただいま議員御指摘のとおりでありまして、路線変更につきまして、取り組み状況の方針として、書き物としてはこのようになってきておりました。

 私ども、さきにも御答弁しておりますけれども、ここの場所については、上町に15台の中央パーキングをつくる、あるいは路線ということで、花巻市の路線を持っております。したがって、この路線についてはこういう御回答ですけれども、再度県南広域振興局花巻土木センターに申し入れをいたしました。そうしましたら、取り組み方針はこのようでありますけれども、路線の変更について、今の状態としてはCというようなものでありますけれども、12月までに、実現に向けて、国のほうにも働きかけながら調整したいという御回答をいただいております。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) それから、もう一点、県立厚生病院の跡地利用についても要望しているわけですが、反映部分についてはCなんです。これも継続項目としてそれぞれ要望しているわけですが、なかなかこれについても県では難しいという回答で、この回答の中身を見ますと、過去において、有効的な活用策の検討をお願いしているという回答内容になっているんです。その詳細な方法なども協議をお願いするという内容にはなっているんですが、過去において、確かにこの跡地利用について、市としても、さまざま協議してきたところであろうかとは思いますけれども、現在のところ、この跡地利用について、市として具体的にどのような活用策があるのか、お考えがあればお聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 亀澤政策推進部長。



◎政策推進部長(亀澤健君) 厚生病院跡地の利活用についての御質問にお答えいたします。

 これまでも、県側からは市町村での活用を前提と考えたいということで、土地活用についての照会はございました。ただ、当市といたしましては、「活用はできかねる」との回答を既にしてございます。

 現在、この病院につきましては、回答にもありますとおり、建物自体の残存価格が7億円ある。それから、この建物を建設するに当たっての地方債の残高が2億円あるということで、トータルで7億円という部分が、企業会計側での対応がなかなか難しいということで、当市でお願いしております、このままでありますと、やはり美観上、あるいは防犯上もよくないということで、早期の取り壊しということについての要望についてはなかなか難しい回答になっているというのが現状でございます。

 したがいまして、そういったものが解決しない段階での利活用は、なかなか難しいのではないかと考えてございます。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) 逆に考えればいいんじゃないでしょうか。例えばこの跡地利用を、いわゆる市として具体的にこのように使いたいと。ですから確かに金のかかる話なんです。県に対してこのように使いたいという提言があれば、県もやはり、それではそれに向けてやりましょうということになろうかと思うんですが、そこのところまで考えられないかどうか、ちょっともう一度お聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 亀澤政策推進部長。



◎政策推進部長(亀澤健君) お答えいたします。

 例えば、今お話がありましたような形での、取得を前提に例えば考えた場合に、ちょっと過去の例で恐縮なんですが、不動産鑑定評価では、平成17年度状況で2億8,000万円ぐらいの用地費でありました。これは時点修正も必要だと思いますので、仮に時点修正しますと、1億7,000万円程度という金額になりますので、先ほど申しました7億円に2億円プラスして9億円の持ち出しの部分と相殺してもかなりの額になりますので、かなり難しい状況にはあるかと存じています。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) かなり難しいという答弁ですが、いつまでも並行線でありまして県では難しい、市でもなかなかできにくいということで、推移しますとあの建物は、あのままの状況で残ると思いますので、そこの県との協議の中で何とか見出せる部分があれば、今後とも、その県との協議を深めていただきたいと思います。

 それでは、次に移ります。

 条例策定の件なんですが、先ほど市長からるる御答弁をいただいたわけですけれども、各コミュニティーの代表者を集めていろいろな意見をお聞きしましたということなんですが、その意見は、おおむねどのような意見が多かったのか、わかる範囲でお聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 大山まちづくり部長。



◎まちづくり部長(大山拡詞君) コミュニティ会議との意見交換会での、大体どういう意見が多かったのかという内容でございますけれども、まずこの小さな市役所構想が担保されるのか、いわゆる継続性の不安がありました。それが、まず解消されるような、大きな成果がありますと。それから、条例制定に当たって、構想の位置づけが明確になるというようないい意見としてはありました。

 一方、やはり周知度が足りないと。周知度が足りないということについては、その意識をどう高めていったらいいのかという御意見もいただきました。さらには、地区長を最初に説明しましたし、それから役員の方々を説明しましたけれども、やはり地区長の役割をもっと明確にしてほしいということがありました。

 それらを踏まえて今回の素案作成を今取り組んでいるわけですけれども、とりわけ地区長の役割は、行政区長とはまた違うという観点の中で、大局的なまちづくりをお願いするわけですけれども、その辺に意識をしながら今回の条例を策定して、さらには説明会での御説明を申し上げて、こういう形が望ましいということをつくり上げる条例案にしたいと考えてございます。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) 7月26日から8月5日までの意見をまとめたものがあるようですが、いろいろ意見があったろうと思います。これを反映しながら、これからの素案づくりに向けて今進められているものと思いますけれども、この条例は、この地域づくりの最終的段階として策定するものなのか、あるいはこの地域づくりというのはきのうの答弁にもありましたように、今正直言ってその地域の住民の方々は、まだ、いわゆる地域づくりに対して周知されていないという現状があるわけです。どうしても、それぞれの27カ所のコミュニティ会議の中で、それぞれその地域の特性に合わせた地域づくりを住民が一体となってさせるためには、やはり時間がかかると思うんです。

 したがって、この地域づくりを進める上での過程の中で、今後ともこの条例の中身、今つくろうとしている位置づけとかいろいろなこの中身について、見直しを含めた策定なのかどうなのか、そこのところをどちらなのかお聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 大山まちづくり部長。



◎まちづくり部長(大山拡詞君) そもそもこの構想に当たっては、やはり新しい取り組みという中で、地域の課題については、住民の、地域のことを一番知っている地域の方々に取り組もうという中で進めてきたわけです。その中でやはり、今まで長年課題となっていたものの解決につながったり、あるいは郷土芸能の発掘だったり、あるいはボランティアを通じて互助の精神がある程度醸成されたり、そういった成果は出てきました。

 ただ、一方では、先ほど議員も御指摘のように、どうしても周知度の問題があります。さらには、代表者の役割がございました。そうすると、これを進めるに当たって、やはり課題を整理する必要があるという中での、今回の必要性に応じた条例の制定であるという認識で今進めてございます。

 ですから、まずとりわけ課題を解決することによって、さらには地域づくりが進むような仕組みをつくってあげましょうと、それでさらには、やはり安定的な地域づくりというような中では、やはり待ったなしだと思うんです。ですから、そういったことを進めながら、まずとりわけ進めたいと。

 ですから、条例制定もその一つの過程と。今回は課題を整理した条例の制定です。ですから、これは取り組みを進める中で、また課題も出てくるだろうと思います。やはり、いつでもこの検証という視点だけはとらえながら、今後ともよりよい制度構築のためには、やはり時間はかかると市長も御答弁申し上げました。

 ですから、地域づくりを進めるに当たっては課題もあるし、そういうものを整理する中でよりよい制度というのができてくるだろうと思いますので、当然見直しの視点も加えながら、今後とも進めていきたいと考えてございます。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) それでは、現在のコミュニティの会長を、行政区長と兼ねているところが結構多いんですが、この特別職になった場合の区長との区分がどうなるのか、あるいは条例の中に兼ねた場合どのような位置づけになるのか。別ならばいいでしょうが、地区によっては、いや特別職にやってもらうのは、身分の上でその条例の中にきちっと定められるからいいんだけれども、何だか負担が大きくなるんではないかという心配している方も中にはいるんです。そういったところをちょっとどうなのか、ちょっとお聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 大山まちづくり部長。



◎まちづくり部長(大山拡詞君) 現在のコミュニティ会議の代表者と行政区長を兼ねている状況を申し上げますと、8名ほどいらっしゃいます。ただ、今負担にならないのかとか、あるいは役割についてのお尋ねでございますけれども、あくまでも行政区長は、今まで行政区制度にのっとって、今までは、いわゆる区長のあり方が、例えば市の各種の調査の協力であったり、あるいは市民の要望を市へ伝達したり、さらには広報等の伝達ということが大きな役割としてとらえてございました。

 ただ、今回の地区長には、市長が御答弁申し上げましたように、その中での、そのコミュニティ地区での、行政と地域との協働なパートナーということで、大局的なまちづくりを担っていただきましょうということで、今までの行政区長との役割とは異なると考えてございますし、どうしても地域の代表者ということの中でいいますと、それだけの人望もある、人望のある方が選ばれているということで、地域づくりをお願いするのにはこの人だという観点もあろうかと思います。そうしたことも含めて、できるだけ御負担にならないような形での、大局的なまちづくりを推進する、いわゆる参画と協働の、大局的なまちづくり推進を担っていただくという観点での役割をお願いしたいということで、今回の条例の制定についても、事細かな役割ということではなくて、やはり大局的な観点でのまちづくりをお願いしたいということでは考えてございます。

 ただ、個別の意見交換会の中でも、生涯学習、今までの公民館長との役割とか、そういったかかわりでの御質問がございました。そういったものについても整理をさせながら、今回の条例の策定に努めているという状況でございます。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) それでは、時間がありませんので、次に移ります。

 教職員の健康管理について質問させていただきますが、先ほどの小学校では平均1時間から1時間半、中学校では2時間程度という超過勤務がなされている実態があると答弁はありましたけれども、この調査はいつからいつまで実施したのか、あるいは実施時期と期間、それから回数、調査方法についてお尋ねいたします。



○副議長(小田島邦弘君) 及川教育長。



◎教育長(及川宣夫君) 調査につきましては、個々に調査したものではなくて、多忙化が懸念される主要な学校について、概括的に聞き取り調査をやったもので、8月に実施したところでございます。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) ではその中で、超過勤務の最長は何時間ぐらいだったでしょうか。



○副議長(小田島邦弘君) 及川教育長。



◎教育長(及川宣夫君) 個別の調査はしておりませんけれども、やはり中学校のクラブ活動における土日の30時間というのが、やはり際立った数値と受けとめております。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) 実は盛岡市教育委員会で、超過勤務の実態調査をやっています。その例をちょっと紹介いたしますが、7月、9月、12月と年に3回やっています。しかも、これは全校対象にやっております。その中で、中には月100時間を超えるものもあったという調査結果が出ているんです。そうすると、今のこの平均の何時間というのは、全学校を対象にしているわけではありませんから、具体的な数字としてはちょっと疑問があるわけです。したがって、今後どのような形でこの実態調査を行うのかお聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 及川教育長。



◎教育長(及川宣夫君) 先ほど申しましたとおり、時間外勤務が懸念させる学校を中心に、児童・生徒数が多い学校を中心にやったものでございますので、その点においては、多分そのほかの課題を抱える学校を除いたということはないと思っております。

 それから、今後につきましては、数年前に文部科学省がやった調査の対応等を改めて検討しまして、さらに教員の勤務対応はやはり特殊性がございます。一般行政職と同じような勤務時間管理はなじまないということで制度も運用されておりますし、例えば勤務時間の対応の特殊性といいますと、教員の場合は修学旅行や遠足などの校外行事、学校外での教育活動、あるいは家庭訪問、それから学校外の自己研さんなどの個人活動、それから夏休み等の長期の学校休業期間というような特殊な課題もございます。これらを踏まえて、調査項目、調査のあり方、対応について検討して実施してまいりたいと考えています。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) やはり適正な勤務時間を把握していかなければならないと思うんです。これは一つの提案といいますか、各学校にタイムカードを設置するというようなことを考えていませんか。



○副議長(小田島邦弘君) 及川教育長。



◎教育長(及川宣夫君) 現在のところは考えておりません。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) 現在のところは考えていないということですから、今後考えて適正な勤務管理をやっていただきたいと思いますが、どうですか。



○副議長(小田島邦弘君) 及川教育長。



◎教育長(及川宣夫君) 先ほども答弁申し上げましたとおり、教員の勤務の特殊性ということで、やはり学校内における勤務のほかに自宅への持ち帰り等の実態も考えれば、タイムカードのみで管理できるものではないだろうと認識しているところでございます。

 また、学校におきましては、例えば学校全体が時間外できゅうきゅうしているという実態はございませんし、また一部の教員がいっとき業務が集中するという場合は、学校長、あるいは副校長等が自分のクラスの業務、あるいは自分の教科以外の学校校務については再配分する等の手だても講じておりますので、また教務主任や学年長というところでも支援者がおりますので、職場全体での信頼関係の中で多忙化要因が解消されていけばいいのではないかと認識しているところでもございます。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) 文部科学省の通達にもありますように、今後このタイムカードの設置について検討をお願いしたいと思います。

 この管理規程に沿って適正に健康管理をやってきていると先ほどの答弁がありましたけれども、やはり今後とも各学校が主体的に、学校長が中心となって勤務体制、あるいは健康管理をさせていくためには、各学校ごとに、その推進委員会に準じた会議、職員会議でもいいと思います。その場で、やはり具体的に、その職場内でやらせることが、個々の教職員の意識にもつながっていくものと考えますけれども、そこのところ教育委員会として各学校にどのような指導をしていけばいいかお聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 及川教育長。



◎教育長(及川宣夫君) 個々に安全衛生委員会等を類似するものを設けるという考えは持っておりませんけれども、学校独自に、職場における信頼関係の中で話し合える場ができればいいと考えているところでございます。

 また、3年前から各教育委員が学校の一般教員と話をしたいということで、年間計画を立てて教育委員、あるいは事務局の職員と学校現場の教職員が話し合う場、かつ自由に話し合える場を設定しておりまして、その中でこちらから多忙化の状況等を話題に供しましたが、今までのところ、一度も多忙で困っているというお話はございませんでした。ただ、多く出た言葉は、ならせば努力が報われたときは多忙化、あるいは忙しさを忘れて喜びを覚えるという声だけは多く聞いてきたところでございます。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) それぞれの学校で、それぞれやっている内容だと思いますけれども、規程の中で衛生推進会議を年に1回程度やっているということでしょうが、より具体的に学校現場の状況を把握しながら適切な健康を確保するための対策を講じていくために、たしか5名だと思いますが、その会議の中に教職員の代表を入れて、より具体的に進めるというような考えはございませんか。



○副議長(小田島邦弘君) 及川教育長。



◎教育長(及川宣夫君) 安全衛生委員会はあくまでも基本的、共通的事項を扱う場であると認識しております。したがいまして、現在の副校長、あるいは養護教諭等の構成でもって十分であると認識しておりますので、個別の教員を入れるという考え方は持っておりません。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) 時間がありませんから、またこれについては次の機会で質問させていただきたいと思います。

 それでは、最後、悪臭問題についてですが、先ほどの件数をお聞きしました。この中でモニターからの報告は、定期的な報告でしょうが、一般からの報告、とりわけことしの7月、8月の一般からの苦情といいますか、件数についてはどうなっているでしょうか。



○副議長(小田島邦弘君) 菊池生活福祉部長。



◎生活福祉部長(菊池保守君) お答えいたします。

 7月の一般からの苦情は、12件であります。8月は同じく12件という状況であります。



○副議長(小田島邦弘君) 高橋久順君。



◆20番(高橋久順君) 昨年の同じ7月、8月と比較するとふえているんです。モニターからの報告は、定期的な報告ですから臭気を感じたときには報告があるわけでしょう。一般からの報告は、いわゆる苦情は件数として12件という件数でしょうが、隠れた部分が多々あると思うんです。いわば臭気を感じても市に連絡しなかったという、かなりの数としてはあると思います。

 そういった意味から、これまでは、いわゆる苦情がきてからその原因を調べて、そしてその改善策を行うという方法をとっているんです。ところが、フェザー工場は改修となっていますからいいんですが、問題はミート工場の部分の中で、やはりその耐用年数が進んでいる部分も見受けられます。したがって、発生してからその原因を調べ直させるのではなく、前もって計画的にその部分的な施設を改善させるという方法をとらなければ、この悪臭というのは、年々減少はしているとしてもなくならないと考えているんですが、今後どのような指導をやっていくのかお聞かせください。



○副議長(小田島邦弘君) 菊池生活福祉部長。



◎生活福祉部長(菊池保守君) お答えいたします。

 高橋議員御承知のとおり、会社としても設備の改修あるいは悪臭設備の新設など努力はしておりまして、苦情件数も減少傾向にあります。しかしながら、依然として発生している状況でございますので、ただいま御指摘をいただきましたことも踏まえまして、定期的に会社側との打ち合わせ、あるいは定期的な点検なども含めて、特に夏場は重要視しながら対策を講じてまいりたいと思っておりますし、また花巻市が委嘱している小松悪臭防止技術参与の御指導もいただきながら、より効率度のある指導をしてまいりたいと考えております。



○副議長(小田島邦弘君) 以上で高橋久順君の質問を終わります。

 2時30分まで休憩いたします。

     午後2時18分 休憩

     午後2時30分 開議



○議長(川村伸浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 次の質問者、増子義久君。(拍手)

    (増子義久君登壇)



◆1番(増子義久君) 議席番号1番の増子でございます。無会派でございます。

 70歳の新人ということで、いわば絶滅危惧種みたいな存在ですけれども、せめて絶滅する前に市政発展に少しでも貢献できればいいかと思って、きょうは質問をさせていただきます。

 新人ということで、具体的な政策の細部については今後の質疑にゆだねますけれども、今回は大石市長の政治理念、あるいは政治哲学に絞って忌憚のない質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。市長におかれても、胸襟を開いた御答弁をお願いをいたしたいと思います。

 さて、花巻のまちづくりの基本理念について、まず市ではこのように高らかな宣言をいたしておるわけでございます。1つには、花巻市の総合計画の扉に、花巻の将来都市像として「早池峰の風薫る安らぎと活力にみちたイーハトーブはなまき」とうたってあります。さらに、花巻市民憲章の中にはこう書いてあります。「私たちは花巻市民としての誇りを持ち、早池峰の風薫る豊かな自然と文化を大切にし、力を合わせてイーハトーブの実現を目指します」と。つまりはイーハトーブの実現こそがまちづくりの究極の目標であるという宣言だと思うんです。さて、イーハトーブというのは、言うまでもなく宮沢賢治の言葉でありまして、賢治の理想郷を指しています。

 ところで市長はこの言葉に具体的にはどんなイメージをお持ちなのか。また、賢治の精神をまちづくりの中に、今後どのように生かしていこうとされているのか、まずその点をお伺いします。

 あとは自席において関連質問、再質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(川村伸浩君) 自席では再質問ですので、ですから再質問であればしていただきたい。

    (「質問通告には、市長の公用車の問題も通告してありますので、その辺については関連質問じゃだめなんですか」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 通告したものについて行ってください。

 増子義久君。



◆1番(増子義久君) それでは、1つ言いますけれども、市長の公用車の問題は通告してありますので、質問の中身について若干触れさせていただきます。

 市長の公用車は、今、トヨタセンチュリーということで、月額のリース料が22万8,480円だそうですけれども、最近5月6日から名古屋の河村市長がダイハツの軽自動車を公用車にしています。そのリース料が月額1万4,292円と。15分の1ぐらいです。市長は将来、このように燃費とか値段の安い公用車に変えるようなお気持ちはあるのかどうか、その辺をお尋ねしておきます。

 以上です。(拍手)



○議長(川村伸浩君) 大石市長。

    (市長登壇)



◎市長(大石満雄君) 増子義久議員の御質問にお答えいたします。

 1件目の市長の政治理念ないし政治哲学についての1点目と、宮沢賢治の精神をどのように花巻市政に位置づけているのかに関する質問であります。

 まず、私は、私の政治理念といたしまして、一口で言いますと、政治とは地方の市長の立場から、政治とは市民の暮らしを守ることであると私は思っております。そして、市民の暮らしを守るためには、そのまちづくり、暮らしを守るためのまちづくりをとにかく進めていくことだろうとまず思っております。

 これをもとに、花巻市の総合計画の中に、まちづくりの基本理念として、2つの大きな柱を位置づけさせていただいて、そして今まちづくりを進めております。御案内のように、「強くて優しいまちづくり」と、そして「市民参画、協働のまちづくり」であります。

 この「強くて優しいまちづくり」は、実は全く至極当たり前の考え方であります。いわゆる我々が生活していくためには、生活することができるためのその糧、いわゆる所得が必要である。ですから、まず大切なのは、市の産業振興、そして経済がしっかり成り立っていくことであります。結果として、花巻市の、いわゆる住民サービスのための財源、財政が確立されることになります。ですから、しっかりとした経営基盤があって初めて本当の意味の住民に優しい行政サービス、福祉の向上ができ上がっていくという考え方であります。

 そして、2つ目、「市民参画、協働のまちづくり」。これはもう我が国至るところで進められているという考え方であります。しかし、前提といたしましては、それぞれの市民が、やはり自立していくと。依存、行政に頼るだけではもうやっていけないと、これをしっかりまず認識をしていただいて、そして市民個人個人が自立するということは、いわゆるその地域が自立していくという考え方があります。

 そして、行政もまた自立していかなければならない。自立した市民、地域と自立した行政との協働でこのまちづくりを進めていく。そしてこれはあくまでも単にその行政が行っていることに対する批判ではなくて、しっかりと当然その批判も加えながらも、そこに加わって実行していく、そういう役割も市民も一緒に担っていただきたい、そういう思いがあります。これが、花巻市の大きな基本理念、2つの柱ということになります。

 それで、私はこのたびの市長選挙においてもお話ししてまいりましたけれども、目指す花巻の将来像については、先ほど、議員が御指摘をされたように、早池峰の風薫るというものがあるわけなんですけれども、それを私なりに考えて表現をすれば、安心して暮らせる自立した強いまち、そして自分の住んでいるところを誇りに思えるまちを私はつくり上げたい、そういう思いで市政をつかさどっているところであります。

 この考え方の理念を基本といたしまして、先ほどの御質問にお答えしていきたいと思いますけれども、その中で、私は今我々が取り組まなければならない最も大切なことというものは、今の課題課題だけに対応するのではなくて、今の子供たちが大人になって、まちづくりの第一線になって活躍する20年後、もしくは30年後、この時代にも花巻市がしっかりと発展し続けることができる確かな自立した自治体の形を、今我々が築いていかなければならない。それが我々の責任であると私は思っております。

 今日の私たちの社会は、確かに経済的に発展し、物的には豊かになったと私は思います。しかし、行き過ぎた個性の尊重ですとか、個人主義によって人と人とのつながりが希薄化する状態も出てきております。そしてまた、暮らしの安全が脅かされている、そういう感覚も広がっております。何かが足りない、また不安感がこの社会全体に漂っていると私はとらえております。

 したがって、本当の意味での豊かな社会が今あるのかというと、恐らくそういう状態ではないだろうととらえております。本当に豊かな社会とは、ものの豊かさ、これはそのとおりでありますが、心の豊かさが調和した社会だと思います。今、まさに真の豊かな社会をつくり上げる時代に入ったという認識でまちづくりを進めております。

 一方で、我が国は既に人口減少社会に入っております。今後においては、人口がふえ、経済も成長し、歳入が膨らむ、そういう時代とは全く違うまちづくりを構築していかなければならないと考えております。

 人口減少というのは、先ほどもお話ししましたが、経済の縮小をもたらし、自治体財政の縮小につながり、このことはすなわち行政サービスの縮小、限界が来るということを意味しております。したがって、これからは行政に対する要望市政から自立への市民意識の改革と、行政主導によるこれまでのサービス提供からコーディネーターへの職員の意識改革を図っていかなければなりません。人と人とのつながりの……

    (発言する者あり)



○議長(川村伸浩君) 答弁中ですので、もうちょっとお待ちください。

    (「答弁を簡略していただけませんか。私の質問に答えていないんですけれども」の声あり)



◎市長(大石満雄君) 人と人とのつながりの強い互助社会を再生することによって、自立した市民と自立した行政との協働社会を構築していく必要があると考えております。そのためには、市民一人一人の力を結集することが大切であり、さらには市民の力を効率的に結集し、より効果を発揮する範囲として人的交流が厚く、歴史的地縁の強い地域というものをまちづくりの基本に据えて、それぞれの地域が主体的に個性を発揮できる都市内分権制度を整備するとこにより、市民の力、地域の力と市行政との協働による安心して暮らせる自立した強いまち、自分の住んでいるところを誇りに思えるまちが私の目指すところです。この実現に取り組んでまいりたいと思います。そして、市民が結いの心を持って互いに助け合い、特色ある力強い地域をはぐくむとともに、これらの個性あふれる地域が集まり、花巻市全体として光り輝いていくことが、市民が真に豊かさを実感できる理想郷としてのイーハトーブ花巻の実現につながるものと私は考えております。

 そのほかにつきましては、関係部長から答弁いたさせます。



○議長(川村伸浩君) 亀澤政策推進部長。



◎政策推進部長(亀澤健君) 私からは、現在の公用車の是非をめぐる考え方についての御質問についてお答えいたします。

 市長が使用する公用車につきましては、多忙な日程をこなす上で車での移動時間も執務を行うことも多く、そのスペース確保と安全性が十分確保されることを基本に考えまして、現在の車両を導入したところであります。市といたしましては、車両更新時におきましては、社会情勢などを見きわめた上で、車両の選定を行ってまいりたいと存じております。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) どうも先ほどの市長の答弁は、私の質問に直接に答えていないので不満なんですけれども、先に進みます。

 私の手元に、2008年3月1日付の市長にかかわる2つの文書がございます。1つは、私もそうですけれども、市長の出身高等学校である花巻北高校の同窓会報でございます。発行は2008年の3月1日でございます。その中で、市長は巻頭言にこういうことを書かれています。見出しは、「目指せ、桜咲く桜雲台」。ざっと読み上げますと、「今から30年余り前、人家もまばらな松園町を通り、星が丘の広陵とした原野を眺めながら、一日市から愛宕町を通って、桜咲く桜雲台への急な坂道を、時計を気にしながら登校したころが懐かしく思い出されます。合併から2年、これらの新しい動きをこれからも想像しながら確かな動きをつなげていきたいと考えています。坂道も一歩一歩確実に登っていけば、いつか桜咲く桜雲台にたどり着く」と。つまりは、市長は、桜雲台というものを自分の政治の理想に見立ててこういう文章を書かれたと思うんですけれども、ところが、もう一つ、同じ日付の朝日新聞の県内版のトップに、その桜雲台の桜並木が市道の拡幅による伐採によって半減したとあります。そういうことが同じ日付の新聞に載っているわけです。つまりは一方で、市長の政治の理想は桜雲台にありと。しかし、一方で市道の拡幅ということで、その理想の桜雲台の桜並木を伐採したと。これは、僕はどうも理解ができない。

 そこで、その前に、市長にお尋ねしたいんですけれども、桜雲台について、これは由来は御存じでしょうか。どうぞ御存じならば答えていただきたいと思います。



○議長(川村伸浩君) 増子義久議員にお伺いしますが、そのテーマは、いわゆる市政のこの今回の通告の内容に通じる質問でしょうか。

 増子義久君。



◆1番(増子義久君) 市長の政治理念に直結する話でございます。

 お答えがないようなので、私から御説明しますけれども、これは岩手県出身の元総理大臣米内光政が命名しているわけです。太平洋戦争が始まる半年前に当時の花巻中学校に米内光政が訪れて、そのときこの辺のことについて名前をつけてくれという校長先生の要望にこたえて「桜雲台」と名づけたということですけれども、つまりは、桜は、花巻の桜であると、雲は高い理想を指し示しているということで、桜雲台という揮毫した画仙紙を送ってくれたということです。北高の校歌にも「建てよ 理想の殿堂を 桜雲台上花匂う」と歌われているのは市長も御存じだと思いますけれども、それで私が聞きたいのは、つまり一方の政治の理想を桜雲台に求めておきながら、一方でその桜雲台の桜並木の伐採に許可を与えるということについて、つまりは2つの相反する事柄について、市長は自分自身の中でどういう折り合いをつけたのか、その辺が僕には理解できないのでお尋ねをしたい。よろしくお願いします。



○議長(川村伸浩君) 大石市長。



◎市長(大石満雄君) 増子議員には、増子議員の政治哲学がありまして、そしてその哲学にのっとって私の政治理念を桜雲台と結びつけておりますけれども、私は一切そういうことはお話ししておりませんし、そういう考え方ということも、これまでもお話もしたことがございませんので、まずこれはお断りをしておきたいと思います。

 今回のその桜台小学校の桜並木の件でございますが、これは長年の地域からの広い範囲といったほうが正しいと思います。花巻市民からのその要望、道路拡幅整備の要望があって、そして財源等々もかみ合わせながら計画を立てて、そして結果として、いわゆる道路図面等を見合わせながら、地域の方々に説明して、学校にも説明してと、それらの了解を得て進んできたということはこれは事実であります。

 ですから、政治というのは、その理想の理念の部分だけではなくて、やはり現実の、その花巻市のまちづくりの課題も同時に解決していかなければならない。そのときに、いわゆる市民の関係する方々の御理解を得ないで進めるのであれば、それは大きな問題が出てくるだろうと思いますが、しかしこの道路に関しては、そういう経緯があって、そしてまたやむを得ずこの部分は伐採すると、そういうことも話し合った上で決まっていたものと私は報告を受けたものでありました。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) 市長の立場として、そういう政治決断をされたということだと思いますけれども、では進めますけれども、ところでその桜雲台には、今桜台小学校が建っているわけですけれども、その正面玄関に1基の石碑が立っております。それはどういう石碑なのか、市長は、御存じですね。どういう文字が刻まれた石碑なのか、ちょっとお尋ねします。



○議長(川村伸浩君) 大石市長。



◎市長(大石満雄君) 先ほどもお話ししましたように、どうしても桜雲台を私の政治理念に結びつけたいという運び方でございまして、それには私はやはり答える考え方は持っておりません。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) 全然、結びつけているということではなくて、それは理解が及ばないということで、つまりは僕が質問したのは、その石碑が立っていることについては御存じないということで理解します。したらば、私からお教えしますけれども、これは宮沢賢治の有名な童話「虔十公園林」の1節の文章がそこに刻まれているわけですけれども、ここにこういう文章があります、有名なんですけれども「ああ 全くだれが賢く だれが賢くないかは わかりません。ただ どこまでも 十力の作用は 不思議です」という文字が刻まれた石碑が立っているということでございます。この前後をちょっと読みますけれども、これはとても奥の深い物語なのですが、その虔十という人は知的障害者なんです。「その虔十という人は少し足りないと私らは思っていたのです。いつでもはあはあ笑っている人でした。毎日丁度この辺に立って私らの遊ぶのを見ていたのです。この杉もみんなその人が植えたのだそうです。ここはもういつまでも子供たちの美しい公園地です。どうでしょう。ここに虔十公園林と名をつけていつまでもこの通り保存するようにしては。」と。これは、もう有名な物語ですから、ほとんどの人は御存じだと思いますけれども。それで、桜台小学校には大畠先生という校長先生が二、三年前にいたそうですけれども、この大畠先生は、この虔十公園林を脚色してオペレッタ(音楽劇)をつくって子供たちに演じさせたと。つまりは賢治の精神とは非常に大事なんだということを桜台小学校の生徒たちに教えているわけです。

 つまりは、この桜雲台のところに虔十公園林の石碑を立てて、それを子供たちに教えるというその精神が非常に大事なことなんだと。それで、桜並木の伐採は、当時、日中、桜並木16本をチェーンソーで切り倒したということですけれども、私も聞いたら、授業中の子供たちがすすり泣いたというんです、その桜並木の伐採の光景、あるいはチェーンソーの音を聞いて。つまりは、その障害者の虔十がみんなにばかにされながらも杉の木を一本一本植えて、それで、つまり木を植えることの大切さ、命の大切さをみんなに教えて、それでそれを後世に伝えたという物語ですけれども、その目の前でチェーンソーで桜を伐採してしまうという、私はこの話を聞いたときにとてもショックだったんですけれども、何でもかんでも桜雲台にかこつけるわけではないですけれども、例えば桜の伐採が子供の心を傷つけないだろうかと、市長はそういう想像力は働きませんでしたでしょうか。その辺の市長の心持ちというか、その辺をお尋ねしたいと思います。



○議長(川村伸浩君) 佐々木副市長。



◎副市長(佐々木稔君) あそこの桜雲台のところの道路の整備、そのプロセスについては先ほど市長からも御答弁したとおりでございます。

 ただ、今議員御指摘の、その日中に、子供たちがいる時間にチェーンソーで切ったという部分については、大変申しわけございませんが、工事の一つ一つのプロセスまで市長が全部知っているという形にはなってございません。ですから、その部分についてどうかということになれば、確かに子供たちがいる時間に切ったことについては大変これは申しわけないことになろうかとは思います。夜にでも切ればよかったのではないかと私も感じますが、その部分まで市長の政治哲学とか何かには結びつかないものと御理解いただきたいと思います。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) いや、副市長にお尋ねしたわけではないので、あなたの答弁は必要ないんですけれども。つまり、私が聞きたいのは、政治家というものは、絶えずそういうふうに、心を、例えばそういう子供たちの心にとか、そういうものを寄せて政治を執行するというのが大切だということで、これを今言っているわけです。そういうことで、その辺は当然なことだと思うんですけれども、それで、もう一つ、この桜に関連して、これは実は後日談があるんですが、どういう話か市長聞いていますか。いや、いいです、続けます。つまりは、御存じないようですけれども、ここに桜台小学校のPTA会報があるんです。これは7月1日に出たんですけれども、「桜雲台再生、桜物語」という特集をしているんです。つまりどういうことかというと、その伐採した桜から1年後に新芽が出たんです。それで、それをここの通学路のパトロール隊員の人とか、子供たちとかそういうものがそれを育てて、その命の再生を、授業をやったというものが特集なんです。市長は、この話について全然御存じないですか。

    (「答弁、答弁」の声あり)



◆1番(増子義久君) 御存じないようですけれども、これは実は、学童パトロール隊の梅木実さんという方が中心になって、その桜の移植とかをやったんです。議長、これをちょっと市長に見ていただきたいんですけれども、いいですか。



○議長(川村伸浩君) まず、どうぞ、自席に。

    (発言する者あり)

    (「議長は今許可していないんですか」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 増子義久君は、まず、質問を続けてください。



◆1番(増子義久君) はい。

 今、市長に見てもらっているんですけれども、つまり伐採した桜が再生したんです、とてもいい話だと思います。それを地区の子供たちとか、地区民だとか、子供たちが移植した、それが今お見せしているのが写真集なんですけれども、そのときに梅木実さんという方は俳句をつくっているんです、こういうふうに。「命継ぎ 努力で開花 勇気出し 地域の思い 後に伝える」と。あるいは「逆境に 耐えて伸びゆく 花咲かせ 童見守る 笑顔絶やさず」と。つまりは、延々と何を言いたいかというと、本当にその弱者とか、子供たちとか、被差別少数者に対する思いが政治の原点になければだめなんだと。それを市長に僕はねちねちと聞いているわけです。何か市長、御意見はございますか。



○議長(川村伸浩君) 大石市長。



◎市長(大石満雄君) 貴重な資料を御提言ありがとうございます。

 桜台のこの桜並木、古木、歴史のある木の伐採の後、またさらに植えかえができるものは植えかえたりとか、また新たな桜並木の桜雲台をつくろうとかというそういう流れ、活動があるということは、私も伺っておりました。

 それで、いわゆる政治をする場合、政治をつかさどる場合は、全体のトータルとしてのその民意を把握していくと、これは民主主義の社会でございますから、これが原点になるわけなんですけれども、しかしながら、そこの民主主義のその多数のところだけで政治を行うと、間違いなくそれはまたどうしてもそこには救われない部門というのが出てまいります。それはまたその同じような制度の中ではなくて、今度は少数として、それをどのように対応していくかということを常に民主主義の場合では考えていって、考えながらやるべきだろうというのが私の政治理念であります。

 ですから、決して議員がお話しになりました、いわゆる一口で言う弱者ですとか、子供ですとかとそういうものだけに視点を当てながら政治を行うというものではありません。全体を眺めながら常に動いていかなければならないと思っています。

 そういう意味で、議員が御指摘したように、そこのことに関しては視点にないという考え方は、決して私は持ってございません。それもよく考えながら進めております。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) 冒頭に言ったように、花巻のまちづくりの原点は、イーハトーブ花巻にあるんだと。それで、さっきの虔十公園林という物語を例に出したのも、つまり宮沢賢治の精神というのは、やはりそういう弱者に対する思いやりだとか、共感であるとか、そういうものがベースになっているので、花巻市がそういうイーハトーブの実現をまちづくりの基本に置いている以上、やはりそこの根底に流れるものはそういう精神だろうと。そういう精神だからイーハトーブ花巻の実現を基本計画の冒頭に持ってきているんだろうと、そういうことで聞いたわけでございます。

 時間がだんだんなくなって、物すごくちょっと視点を変えて、別の問題を1つお尋ねしますけれども、沖縄の普天間基地の問題について若干お尋ねしたいんですけれども。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君、通告した質問について、再質問をお願いいたします。

 増子義久君。



◆1番(増子義久君) 通告書には出していませんけれども、空港問題で質問をしたいということは事務局に伝えてあります。それで、関連質問ということでやってよろしいと事務局から指導を受けています。



○議長(川村伸浩君) 暫時休憩いたします。

     午後3時5分 休憩

     午後3時6分 開議



○議長(川村伸浩君) 再開いたします。

 増子義久議員に申し上げますが、先ほど申し上げましたとおり、通告したものについての再質問で質問をお願いいたします。

 増子義久君。



◆1番(増子義久君) いや、僕は事務局に行きまして、いわて花巻空港の問題について、通告にはなかったけれども、それを僕は字にして出しますかと言ったらば、関連質問でよろしいということで、通告書の追加はしていないんです。事務局には伝えてあるんです。いきなり普天間に入ったんですけれども、つまりはいわて花巻空港の問題です。それに関連した質問です。



○議長(川村伸浩君) いわて花巻空港につきましても、通告はいただいておりませんので、今回の一般質問で取り上げることはできませんので、よろしくお願いいたします。



◆1番(増子義久君) ちょっと、事務局の判断はどうだったんですか。僕は事務局の判断に従ったんですけれども。

 僕は、一応、こういう文言で空港問題を質問したいと、事務局には表現まで提示したんですけれども。



○議長(川村伸浩君) 増子義久議員、再質問を、通告による再質問をお願いいたします。

 増子義久君。



◆1番(増子義久君) いや、僕は、それは通告済みだと理解したんですけれども、事務局の判断を聞かせてください。議長に伝えたんでしょうか。僕は議長に伝えていただきたいとお願いしているんですけれども。



○議長(川村伸浩君) 暫時休憩いたします。

     午後3時8分 休憩

     午後3時53分 開議



○議長(川村伸浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 増子義久議員の一般質問を続行いたします。

 増子義久君。



◆1番(増子義久君) 先ほどの質問について、議会運営委員会で、通告内容としてきちっと手続を踏んで通告されていないということで許されないと。関連質問、再質問は許されないという決定が出たようです。これは、別途質問をしたいと思います。

 それで、時間がまだありますから、それでは通告しておいた市長の公用車問題について再質問をさせていただきます。

 先ほども言いましたけれども、市長が使っている公用車はトヨタセンチュリーということで、月額のリース料金は先ほども言いましたけれども、22万8,480円ということです。それと、今あちこちの自治体の長が環境負荷を考えたり、低燃費というようなことで、公用車問題をいろいろ議論されておりますけれども、先ほども言いましたけれども、名古屋の河村市長は、タントエグゼ、ダイハツの軽乗用車に5月6日から乗りかえたということで、月額のリース料が1万4,292円ということでございます。

 それで、これは平成19年の3月定例会で同じような公用車問題を取り上げた同僚議員に対する市長の答弁が会議録に載っておりますけれども、こう書いています。これは、市長ですけれども、「私自身がある意味では自転車で来るとか、バイクで来るとか、そういうような形で公務にあちこちに飛んで歩いたらどうなるでしょうか。花巻市の代表として市民はその形を見てどう思うのでしょうか。やっぱり代表たる者は胸を張って、うちの市長が行っているよ、うちの市長が来たよと胸を張って言えるようなそういう状況を、私はしっかりと、私自身が示していくことが大切だと思っております。これこそが民間の会社の経営者の考え方なんです。経営者たるもの、そこには経営の責任と同時に、代表するというそういう対外的な信用というものがそこにはあるんです。そのために私は胸を張ってこの公用車を、いろんなところ、あらゆる公務に使わせていただきたいというふうに思っております。」と、このように市長は答弁をしておりますけれども、何回読んでも僕はこの市長のトヨタセンチュリーに乗る理由の説明としては納得ができないわけです。自転車で来るとか、バイクで来るなんていうことを要望している市民はいないと思うんですけれども、何かこの考えには、市長はその後もお変わりございませんか。



○議長(川村伸浩君) 大石市長。



◎市長(大石満雄君) この考え方には変わりございません。と申しますのは、私は与えられた公用車ということで、これをお使いくださいと、使ってくださいと、与えられたものを、それをとにかくフルに使って仕事をするべきだろうという考え方で、当時申し上げました。そしてまた、いわゆる今世間でいろいろな考え方で、いろいろな取り組みをなさっている市長もいらっしゃいますけれども、私はやはりある意味では、私自身のその車の利用量の問題もありますし、また用務先までの距離の問題もありますし、そしてまた先ほど議員が御指摘をいたしましたまず市民の代表ということで、その代表としてふさわしい場所にはふさわしい形でということがあるだろうと思います。ですから、その車種とかどうのこうのではなくて、これまでの花巻市、行政の歴史といたしまして、こういうこの車をお使いくださいと、使ってくださいと言われたものを、それをそのまま受け入れて使わせてきていただいているという考え方で述べた内容であります。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) それで、翌年の平成20年6月の定例会では、また同僚議員の同様な質問について、当時の亀澤財務部長がこう答えています。「市長車については、導入してまだ間がございませんので、今後いろいろな形での低公害車なり、低燃費車が出てくると思いますので、それらの状況を踏まえて今後検討していきたいと思います。」と。その後低燃費車とか、低公害車もいろいろ出ていますけれども、それに対応するような動きは市では今までなかったんでしょうか。

 以上、お尋ねします。



○議長(川村伸浩君) 佐々木副市長。



◎副市長(佐々木稔君) 現在市長車として使っている車につきましては、先ほど市長が御答弁したとおり、この車種の選定には市長自身はかかわってございませんで、私以下、職員で、一つの考え方として、やはり市長は公人でございますので、安全性にひとつ配慮をしなければならないだろう。それから、車内で執務することが結構多いものですから、その環境にひとつ配慮をすると。それから、他市の首長の車両を参考にさせていただいてということで、今のトヨタセンチュリーを選定してございます。

 それで、今御質問のありました件について、私どもも環境に配慮した車という形で、いろいろ検討した時期もございましたけれども、現段階でもリースを解約いたしますと、解約金がこれから支払うリース料より多く払わなければならないという事情等もございまして、これは来年の9月が5年のリース期間ですので、それまでは市長、何とか今の車でお願いをしたいという形です。

 今定例会での増子議員の御質問を受けて、ざっくばらんに市長どうですかとお考えをお聞きしたところ、全然車種にはこだわりは私は持ちませんよと。ただし、長距離移動、それから車内でパソコンで執務をすることが多いので、その部分だけに配慮してもらえれば、あとは何も、車種にはこだわりませんということですから、できればワンボックスカーのような形での検討になろうかと思ってございますが、その辺はこれから来年の9月までは現車両を使っていただいて、その後の車両の検討のときにその辺を配慮しながら検討してまいりたいと思ってございます。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) いずれにせよ、今こういう経済状態も低迷していまして、市民の方も日々の生活に非常に御苦労なさっているわけですから、例えばリース料金も名古屋の河村市長が乗っている車に比べて16倍も高いと。価格は、名古屋の市長が乗っている車は価格は7分の1、燃費は3分の1、排気量は8分の1ということなんで、来年9月を期して、その辺も勘案して、市民が納得できるような、あるいはそしてまた市長の公務にも支障がないような形で、車種の選定をさらに検討していただきたいと思います。



○議長(川村伸浩君) 佐々木副市長。



◎副市長(佐々木稔君) 大変申しわけございません。私、先ほど答弁いたしました部分で、年数の間違いがございましたので、申しわけございませんが訂正をさせていただきます。

 市長の車のリース期間でございますが、平成23年の11月となってございますので、大変申しわけございません、訂正をさせていただきます。



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) これも、さっき議会運営委員会でいろいろ議論があったんですけれども、私は初めてなんで、再質問、関連質問の取り扱いについて、まだふなれなところがありますんで、一つ市に対する要望という形で、一つ最後にお願いをいたしたいと思います。

 本日は、傍聴席に車いすの方がお二人見えられております。僕もきのう、車いすの人が傍聴に来たいという連絡を友人から受けまして、傍聴席の階段を調べてみました。そうすすると、普通の健常な老人でも非常に息が切れるような、非常に急峻な勾配、それから階段も狭いということで、これは事実上、車いすの人は傍聴する権利さえも奪われているような傍聴席の構造であると感じたわけですけれども、きょうは大人の人3人がかりで障害のある方を背負ってあそこまで到達したと。しかも、それで車いすはまた別の人が抱えてようやく到達したんですけれども、宮古市議会では既にバリアフリーを傍聴席にも導入しているわけですけれども、将来的にはぜひとも障害者の人たちの傍聴の権利を奪うような仕組みを改めて、バリアフリーを検討していただきたい。これは1日も早く検討していただきたいと思います。

 ただ、構造上はなかなかすぐできるような話ではないと思いますので、これは議長の裁量になるかと思いますけれども、それまでの間に、例えば議場の一部を開放する、議場に車いすの人がすっと入ってきて、ドアの近くで傍聴するとか、それはいろいろ決まりがあって、いろいろ難しい問題もあるとは思いますけれども、いずれ、この空間に車いすの人たちを誘い入れて、実際にこのやりとりを聞いていただくと、傍聴の機会を与えるということもぜひ考えていただきたいと思います。これも議長の部分ですけれども、私は、きょう車いすの人たちが苦労して傍聴席に上っていったわけですけれども、一方で、ここの議場の出入り口の開閉を議会事務局員がやっていると。つまり五体満足な人間にはドアマンを配置し、車いすの人たちには不自由を強いていると。これはどうも、この倒錯した光景に僕はびっくりしたわけですけれども、いずれにせよ、障害のある方々も自由に傍聴できるような手だてをぜひとも考えていただきたいと思います。バリアフリー化については、市では何か計画あるんでしょうか、お尋ねします。

    (発言する者あり)



○議長(川村伸浩君) 増子義久君。



◆1番(増子義久君) 質問はできないそうですから、要望ということで要望しておきます。



○議長(川村伸浩君) よろしいですか。

    (「はい」の声あり)



○議長(川村伸浩君) 以上で増子義久君の質問を終わります。

 これで、本日の日程は全部終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

 御苦労さまでした。

     午後4時8分 散会