議事ロックス -地方議会議事録検索-


岩手県 盛岡市

平成 9年  6月 定例会 06月17日−04号




平成 9年  6月 定例会 − 06月17日−04号







平成 9年  6月 定例会



        平成9年6月盛岡市議会定例会会議録(第4号)

       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

平成9年6月17日(火曜日)

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   議事日程第4号

 平成9年6月17日(火)午前10時開議

第1 一般質問

   (浦川陽子議員、工藤由春議員、佐藤妙子議員)

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   本日の会議に付した事件

1 日程第1 一般質問

           −−−〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜−−−

   出席議員(43名)

    1番  藤川智美君

    2番  細川光正君

    3番  佐藤妙子君

    4番  浦川陽子君

    5番  鈴木礼子君

    6番  小杉正夫君

    7番  村田芳三君

    8番  及川 敦君

    9番  高橋比奈子君

    10番  菅野 正君

    11番  堀合正民君

    12番  下川原弘志君

    13番  刈屋秀俊君

    14番  本宮秀孝君

    15番  細越太一君

    16番  佐々木吉兵衛君

    17番  小平芳孝君

    18番  工藤由春君

    19番  吉田栄佐己君

    20番  北田正夫君

    21番  大志田 正君

    22番  山本武司君

    23番  嶋貫 尚君

    24番  阿部静子君

    26番  鈴木俊祐君

    27番  遠藤政蔵君

    28番  伊藤俊光君

    29番  小枝指 博君

    30番  熊谷喜美男君

    31番  吉田久孝君

    32番  谷藤正男君

    33番  西郷賢治君

    34番  青木道雄君

    35番  阿部和平君

    36番  菊池正亨君

    37番  藤沢国雄君

    38番  浅沼信一君

    39番  藤村直次郎君

    40番  高橋金兵衛君

    41番  佐々木弥一君

    42番  天沼 久君

    43番  岸本敬一君

    44番  千葉 正君

   欠席議員

    なし

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   説明のため出席した者

市長       桑島 博君

助役       佐々木隆夫君

収入役古     枝 稔男君

水道事業管理者  山口貞藏君

総務部長     高橋良三君

企画部長     佐藤晴久君

財政部長     千田宣正君

市民部長     石杜 尚君

環境部長     高木智徳君

保健福祉部長   太田祐三君

産業部長     太田信雄君

建設部長     高橋 徹君

都市計画部長   斎藤 勲君

開発部長     藤代英彦君

下水道部長    種市文雄君

水道部長     菅原 勇君

消防防災監    東  晃君

財政課長     晴山 宏君

教育委員会委員長 國井達夫君

教育長      佐々木初朗君

代表監査委員   太田代 實君

農業委員会会長  吉田一夫君

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   事務局職員出席者

事務局長     藤井禧勝君

事務局次長    丸谷誠一君

議事課長     立花勇司君

議事課副主幹   坂ノ上壽夫君

主査       吉田耕栄君

主査       苫米地千枝子君

           −−−〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜−−−



○議長(藤川智美君) これより本日の会議を開きます。

 これより本日の議事日程に入ります。

           −−−〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜−−−



△日程第1 一般質問



○議長(藤川智美君) 日程第1一般質問を行います。

 順次質問を許します。4番浦川陽子さん。

〔4番 浦川陽子君 登壇〕(拍手)



◆4番(浦川陽子君) 日本共産党の浦川陽子でございます。歴史的環境を生かしたまちづくりの教育長に対する質問は省略をさせていただき、順次質問をいたしますので、誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。

 最初に、国保税についてお伺いします。

 先般の国保運営協議会で国保税平準化をめざす国保税改正案試算が示され、平準化については今後さらに論議を重ねることで結論が出されたとお伺いしました。

 厚生省が、給付と負担の公平化を理由に、中間所得者層の保険料軽減、市町村間の保険料の均衡化を図るとして、数年来保険料の応益割と応能割の負担割合を50対50にするという平準化を強調してきました。一昨年の改悪で保険料軽減制度の拡充というお題目で、応益割法定減額を応益割合が45%〜55%の場合は現行の6、4割減額を7、5割とし新たに2割減額を加えるなどを条件に応益割合を45%以上に促進する措置をとりました。ところが、応益割合が35%未満の市町村は6、4割の法定減額を5、3割へと引き下げるという制裁的措置です。当時国民の改悪反対運動が盛り上がる中で、市町村からも応益割合を50%へと「なぜ今の時期に強力に誘導するのかはっきりした理由がつけにくい」など国に対する批判が集中しました。こうした状況のもとで35%未満のところの6、4割減額は「当分の間5、3割に引き下げなくてもよい」となり、平準化の法制化は延期され、さらに今年度抜本改悪は介護保険の導入時の12年度へ延期となっています。今回の当市の動きもこの改悪の流れを受けてのことです。応益割を引き上げる平準化は低所得者層の保険料をふやすものであり、保険税の大幅値上げにつながることは既に実施に踏み切っている市町村の例でも明らかです。

 3月にテレビで放映されましたが、汚職で逮捕された岡光前厚生事務次官が保険局長時代に全国担当者会議で先進地と褒めたという東大阪市の場合、2年前に応益割を50%にしました。均等割が3万2,700円、平等割が3万120円となり、年間所得280万円、家族4人で年35万6,000円の国保税です。大きな負担に耐え切れず滞納すれば保険証を取り上げ、短期保険証を発行。93年度3,000所帯だった短期保険証の発行は95年度は5,000所帯にふえています。市民は高い負担と保険証取り上げに泣いている姿が放映されました。これが平準化の実態です。

 当市の場合も、応益割を50%に引き上げた場合、均等割が3万1,500円、平等割は3万2,500円となることを12月議会で答弁しておられますが、東大阪と同様に大幅な負担増となることは明らかです。また、国保の性格上被保険者は低所得者が多いのが実態です。当市の場合でも所得ゼロの世帯が32.14%、所得200万円未満の世帯が73%となり、所得300万円未満の世帯でみると85%を超えています。しかも、毎年値上げされる最高限度額を超える世帯は8.12%ですから、国保加入者のほとんどが負担増になるというのが平準化です。中間所得者層の負担軽減を図ることを口実に国民負担をふやすことがねらいだということが当市の実態を見ても明らかです。

 以上のように、平準化はいくら法定減額が引き上げられようが低所得者の負担がふえることは明らかです。当市の場合、どのように試算しておられるのかお知らせください。

 国保の性格上、国と地方自治体が役割を担ってきました。低所得者が医療を受ける権利を奪いかねない平準化は国保法の趣旨に反するものであり、やめるべきと考えますが市長の見解をお聞かせください。政府に対しても平準化をやめるよう申し入れるべきと考えますがいかがでしょうか。全県一高い国保税に加えて消費税5%、水道料など公共料金の値上げで市民生活や営業に大きな打撃を与えています。この時期に、市民要望にこたえて繰越金や財政調整基金を財源に国保税の引き下げを行い、最高限度額の引き上げをやめ、市民生活を守ることが求められています。市長の見解をお聞かせください。

 次に、畑地帯総合土地改良事業についてお伺いします。

 この事業は盛岡市西部地区、矢巾町あわせて362ヘクタールのうち、水田55ヘクタール、畑307ヘクタールの受益面積に鹿妻穴堰幹線用水路からポンプアップした水をパイプラインで畑30アールに1カ所の蛇口をつけて給水するというもので、農道と排水整備もあわせ16億3,800万円の総事業費で、6年度に地区調査、7年度に受益者代表が県に申請し認可を受けたものです。10年度完了予定の国営かんがい排水事業南部地区事業の効果を上げるために早期着工が迫られ、7年度に着工し、8年度までに19.8%の進捗率となっています。事業の目的は、この地域の有利な条件を生かし、農業所得向上、農業経営の安定向上等に資するものとしています。しかし、この事業が地元に示されるや強い反対の声があったことは合併前の都南村議会でも論議されているところです。地元の声は、「農家のことを考えてやられた事業ではない、田畑がつぶれて水需要が減ってきている穴埋めではないか」「鹿妻穴堰の賦課金を払うくらい農業収入はふえない、農家の負担をふやすだけだ」「湿地帯で水は必要ない」「りんご畑に水は必要ない」「ゼネコンのための公共事業だ」などなどもっともな声です。

 そもそもこの事業の経過をたどってみますと、盛岡市長、都南村長、矢巾町長、紫波町長の4市町村長が集まってこの事業導入を決め、4市町村長と4つの農協、鹿妻穴堰土地改良区、盛岡南部土地改良事業所で昭和57年5月28日促進協議会を発足。翌々日の30日には4市町村名で国営事業調査申請を提出。翌58年4月国の直轄地区に決定。61年4月に4市町村と担当課長が協議し畑地帯総合土地改良事業を国営に組み入れることが協議され、その後、同年9月に地元各地区から代表者102人で西部地区土地改良事業推進協議会がつくられています。その後、各農家の同意取りが行われているわけですから、最初に計画ありきで地権者の意向が計画時には反映されず、上からおろされた計画ですから不満が出るのも当然です。

 畑地帯総合土地改良事業については地元からの要請によるものとなっていますが、実情は地元の推進協議会委員から何回も足を運ばれ、しぶしぶ判こをついたという声も聞かれました。地元受益者代表の21人の連名でこの事業申請が県に提出されたのが7年4月3日、そしてその日に採択され、12月3日に事業認可され、7年度から事業が始まっています。今年度 B 地区の事業実施のため2月に説明会が行われたことによって、くすぶっていた声として「判こはついたもののなぜ今やらなければならないのか」という疑問が出されているのです。

 しかも計画が決められ申請が出された時期に比べれば農業情勢はさらに悪化、米の輸入自由化を前提にしたミニマムアクセス米の輸入、減反の強化、米価は引き下げられる、輸入野菜の増大、消費税の引き上げも含め農家経営は悪化の一途です。いくら水が供給されても収益を上げる見通しが全くないのに、幾ら地元負担が低い事業と強調されても、今後、鹿妻穴堰土地改良区に賦課金と組合費を考えればこれ以上の負担は無理というぎりぎりの状況に立たされている方もおられると思います。地権者653人中、同意者は624人とまだ未同意者がおられることがこのことを証明しています。

 これらの状況を勘案して事業実施に当たって再度地権者の意向調査をすべきと考えますが、県に対して要請するお考えはないのかお伺いします。

 受益者の不満、不安の一つが賦課金の問題です。鹿妻穴堰土地改良区でお伺いしたところ、田が10アール当たり3,853円、今回整備する畑が3,500円と言います。これは土地改良区の問題ではありますが、何らかの方法で引き下げることはできないのかお伺いします。今後の盛岡地区の事業の見通しについてお知らせください。

 次に、都市計画道路についてお伺いします。

 都市計画道路6放射2環状についてですが、この道路網については、昭和47年に県が策定した盛岡広域都市計画で位置づけられ、56年三全総と県総合発展計画見直しを受けて、昭和70年を目標にし見直しが行われ、整備の方向が出されています。これを受けて62年に策定された都市交通計画で基本計画に位置づけられています。ここで問題にしたいのは、都市計画の場合上位計画が優先され、関係住民の意見は反映されず、住民不在の制度になっていることです。それだけに計画が示されたときの住民の反発が強いものは理解できるものです。計画の段階から住民参加を貫くべきと考えるものです。

 今、全国で住民参加のまちづくりが広がっています。先日会派で鎌倉市のまちづくり条例を視察してきました。計画の段階から市民参画、土地は公共の福祉を優先、歴史的風土の保全、人と自然の共生を基本理念とし、具体的には整備が必要な地域を指定し、地区住民と協議しまちづくりの基本方針をつくる。民間が行う大規模開発にも住民説明会を位置づける。町並み、公共施設、土地利用など自主的なまちづくりに専門家派遣などの援助をするなどの取り組みが行われています。

 住民参加のまちづくりと、まちづくり条例の制定について市長の見解をお聞かせください。

 56年の広域都市計画策定時に、昭和70年の人口推計を盛岡市と都南をあわせて34万7,000人とし、過大な人口推計し計画が立てられ、見込み違いが生じており、計画そのものの見直しが図られてしかるべきと考えます。

 特に強調したいのは、市街地環状線について、12月議会で藤村議員が見直しすべきとの質問に、市長は「予定地域は商業地域だから地区の特性を生かした整備を図る」と答弁されています。これらの商店街は長い歴史を積み重ね地域と結びついて発展してきています。そこに高規格道路がつくられたら地域が分断され商店を維持できなくなってしまいます。盛岡都市問題研究会の盛岡都市ビジョン21を見せていただきました。再開発による街路整備事業の提案がされています。手法については異論を持つものですが、分析については共感できるものです。「盛岡における交通課題として、特に現都心地区における幹線道路の計画と整備の促進が必要とされるものであるが、現都心地区は城下町として歴史と文化を持ち、最近人口の減少が見られるものの盛岡における人口密集地域であることには変わりなく、幹線道路すなわち街路整備に関しては数多くの地域住民の移転を伴うこととなり、地域に与える影響は大きいものがある。街路整備事業に伴い、ただ単に地域住民の移転を行うのでは都心地区の人口減少を助長するだけであり、都市の活性化にはならない。街路の整備と地域住民の生活機能の確保が伴ってこそ都市の活性化が行われるものである」としています。

 これらの地域は市内でも高齢化率の高い地域、歩いて、自転車を利用しての行動範囲となっていることからみても、計画道路だからと押し通すことについては疑問を感じます。住民組織からの反対とともに、議会を初め市民論議にもなっているところですから、見直しの検討をすべきと考えますがいかがでしょうか。

 同時に、都市交通計画の基本計画には、公共交通網計画としてデュアルバスシステムで結び、バス専用・優先レーン設置区間の増大、青山、盛岡南地区、土渕地区、巣子地区に鉄道新駅を設置し、都市内鉄道化を図るとあります。また、個別計画には二輪車、歩行者が多く、安全性、最短性、快適性、連続性等に配慮した歩行者、自転車道網の整備を促進することがうたわれています。むしろこの計画を優先すべきと考えますが、どのように検討されておられるのかお伺いします。

 次に、歴史的環境を生かしたまちづくりについてお伺いします。

 第三次盛岡市自然環境及び歴史的環境保全基本計画の基本方針の5の3に、歴史を生かしたまちづくりの推進として、歴史的環境の面的・連続的保全、歴史的建造物周辺の修景、歴史的環境に配慮した基盤の整備の3項目が定められています。

 歴史的環境の面的・連続的保全については、3月議会の総括質疑に、市民部長の答弁は「歴史的環境の保全とまちづくり、地域おこしに活用し、保存建造物と名所をめぐるコースを設定する」というものでした。既に観光パンフレットの中で、中の橋から上の橋までとか、惣門から鉈屋町かいわいなど掲載されているわけですから、消極的な施策でがっかりしています。

 今、全国各地で、歴史的環境を生かしたまちづくりがそれぞれ創意を生かして取り組まれています。金沢市では、全国どこへ行っても同じ町にしてはならないと武家屋敷の土塀や茶屋町の格子戸の修復に補助し、景観形成に努める条例をつくって対応し、さらに、小さなと古いをかけてこまちなみ条例をつくって地区を指定し、壁や軒、外観への補助を行い、古い町並みを保全しています。松本市では2つの中心商店街に蔵のあるまちづくり事業、お城下まちづくり事業を住民参加で行い、蔵の会館、下町会館の建設や公園、便所、歩道などの整備や用地買収を、街なみ環境整備事業制度という建設省の補助事業で行っていました。

 2つの先進市に学ぶところ大でしたが、松本市の街なみ環境整備事業を当市でも採用できないものかお尋ねいたします。

 盛岡城跡地から歩けるコースとして観光パンフにも掲載されている紺屋町かいわい、鉈屋町かいわいなど地域の方々の協力がなければできない事業とは思いますが、この2つの地域への事業投入ができないものかあわせてお伺いいたします。

 この2つの市でびっくりしたのは担当部門はどちらも都市計画、都市政策部門なのです。歴史的環境をまちづくりに位置づけていることが伺われるものでした。ところが当市では、都市計画の方が上位計画になるということで道路優先です。広域都市計画にも盛岡の都市計画にも自然や緑、景観については取り上げられていますが、歴史的環境保全については全くなしです。盛岡を訪れてよかったと言われる方々は、自然とともに城下町のよさを感じ取っておられます。都市計画部門でも歴史的環境をきちんと位置づけてまちづくりをすべきと考えますが、市長の見解をお聞かせください。

 市町村マスタープランについてお伺いします。

 都市計画法の改正によって、これまで都市計画法で定められていた都市計画のマスタープランは、都道府県知事が定める整開保だけだったものが、市町村にもマスタープランを定めることとなりました。基本的には市町村の基本構想と整開保が上位計画ですから、上からおろされてくる計画には変わりありませんが、住民参加の規定が設けられました。住民参加の方法については市町村の自主的判断で的確に行われるようにしていくことになっています。今まで、市民は行政の計画を受けて立つのが都市計画だったものが、住民も計画に参加できるという点で期待できるものがあると感じています。

 これまでの答弁では、昨年度用途地域の見直しを行い、今年度は土地利用の計画策定、10年度は市街化区域の線引きの見直しと計画がそれぞれあり、その後に着手するというものでした。しかし、法律ではその順序を踏まなければつくれないとはなっておりません。がんじがらめにしておいてマスタープランを住民参加でつくるということになっては市民参加の意味がなくなってしまいます。早急に着手すべきと考えますがいかがでしょうか。

 次に、土地区画整理事業についてお伺いします。

 当市における市施行の事業は、現在8年度で面整備が終了した仙北西地区などを除き、浅岸、都南中央第一、太田、下永林第三、盛岡駅南、盛岡駅西口、盛南地区合計583.52ヘクタールの事業が行われ、毎年60億円を超える事業費が投入されています。国の補助金の確保が難しく、当初計画を見直しながら事業推進しているのが現状です。さらに、5地区231.8ヘクタールが計画されており、盛南開発の市施行分の下太田、道明、下飯岡3地区で291億9,700万円の事業費、都南中央第二の事業費は未定ですが、都南中央第三の場合は概算で63億4,000万円の事業計画となっており、今後も開発優先のレールが敷かれているのが当市の現状です。

 しかし今、全国的には保留地が売れず破綻している状況が見られ、結局自治体が買い求めたり、組合施行の場合は地権者から新たに付加金を求めたり苦慮する事態が生まれており、開発すれば土地がどんどん売れる時代ではなくなっているのです。

 しかも、政府は財界と一緒に仕組みまでつくって地方自治体にゼネコン型公共事業の動員を図っています。その結果、地方単独事業費が異常に伸び、公共事業の負担割合が逆転し、自治体の負担が国の負担を大幅に上回り、それが地方債をふやし地方財政の危機をもたらしています。当市の場合も同様で、3月議会で指摘したように普通建設事業の単独事業が補助事業の2.8倍にもなっており、9年度末の地方債残高見込みは1,223億円と、当市の年間の一般会計予算を大幅に上回る膨大なものとなっています。

 このような財政危機は、臨海副都心のツケを福祉に大なたを振るい、都民犠牲の財政再建計画が立てられている東京都を初め、各地でも見られるように、公共事業が膨らみ、財政危機に立たされた自治体は結局市民負担に転嫁し、市民犠牲にさらされるものになっていることは明らかです。

 さらに、事業費の確保とあわせて不安材料は保留地の処分です。これから処分する浅岸、太田は保留地除きで、駅西口、盛南の30万2,105平米を、それぞれ地区平均の予定価格で計算すれば、合計382億7,827万円と膨大なものです。計画ではこれを10年足らずで処分する計画ですから、今の経済状況から見て本当に売れるのかと疑問を持つものです。これが売れなければ事業が成り立たないだけでなく、市財政にも影響します。盛南開発の場合は公団施行ですから、直接市が処分するものではありませんが、最初から市が保留地を購入する仕組みとなっています。主要行政施設、市民プール、学校2校用地を合計11万1,000平米と保留地の約半分を市が買うことになっています。平均単価で計算すると121億5,450万円となります。

 さらに、盛南開発の公共施行分について見ますと、財源確保のため保留地減歩が非常に高いのが特徴です。資金計画は3地区とも収入の50%前後を保留地処分金に求めています。しかも、この保留地の75%に当たる9万1,323平米を学校2カ所、福祉施設2カ所の用地として市が購入する計画です。平均単価で計算すると103億8,600万円になります。あわせて225億4,050万円となります。事業費のほかにこれだけの市費を投じるわけですから、市財政にとっても大変な負担になります。

 これらの開発の根拠の一つが、過大な人口予測でしたが、人口は横ばいでふえる要素は見当たりません。盛南の場合は、用地の単価は高くなることが予想されているだけに、普通住宅の張りつきは望みが薄く、特に若い世代は安い土地を求めて近隣町村に移転しているのが実情です。さらに、保留地処分が行き詰まっているということは、地権者の換地の運用にも困難をもたらします。活用が図られないまま生活設計を狂わせ、高い固定資産税と相続税で悩まされることになりかねないのです。なのに盛南開発の動向も見ないまま、需要の裏づけのない開発の推進は市財政の破綻をもたらし、地元地権者にも犠牲を強いることになりかねません。今、全国の流れを見ると、無駄な公共事業の見直しと住民参加のまちづくりです。上下水道を優先し、道路は地区計画などいろんな手法の導入で対応する、市民の知恵を寄せ合い新しいまちづくりをする時代になってきています。

 以上、全国的な状況と開発の問題点について述べましたが、これらの問題についてどのように認識しておられるのかお伺いします。

 当市の場合、開発に加えて現在インターハイ関連施設、市立病院、市場など依然として大型プロジェクトが続きますから、その財政負担は大変なものとなります。このような時期に、このまま開発優先の市政を貫くことは、近い将来財政破綻をもたらすことになりかねないと不安を覚えるものですが、現在進行中の区画整理事業の今後の事業費の見込み、市の持ち出しは幾らになるのか、保留地の市購入分も含めてお知らせください。さらに新たな事業が本当に可能なのか、財源確保の裏づけはあるのか、その見通しと市財政、そして市民生活にどのような影響を及ぼすのかお示しください。

 以上で、質問を終わります。(拍手)



◎市長(桑島博君) 議長。



○議長(藤川智美君) 桑島市長。

〔市長 桑島博君 登壇〕



◎市長(桑島博君) ただいまの御質問にお答えを申し上げます。

 最初に、国保税の平準化に伴う試算につきましてお答えをいたします。

 国保税の平準化につきましては、保険税の課税の対象となる所得の低い世帯が増加し、中間所得者層への負担が過重になっており、一方で、50%が原則とされている応益割合を低く設定している保険者が多く、被保険者間で負担の不均衡が生じております。このため、平成7年度に地方税法施行令の改正が行われまして、応益と応能の割合による保険税の新しい軽減割合が定められたところでございます。改正の内容につきましては御質問のとおりでございますが、同法施行令附則により、当分の間は改正前の軽減割合を適用できることとされております。当市におきましても、被保険者間の負担の公平を図らなければならないこと、地方税法施行令の附則の取り扱いによっては、賦課割合の見直しを図らなければ逆に所得の低い方の負担が増加することなどから、先般開催した国保運営協議会に平準化に伴う試算をお示しいたしたところでございます。この試算は、賦課割合を改正前の軽減割合が適用になる応益割合を35%以上にした場合に、現在の税率をどのように改定すればよいのかを試算いたしたものでございます。

 平成9年度の当初予算では、応能割合が70.61%、応益割合が29.39%でありましたが、応益割合を35%以上にした場合には、応能割合である所得割9.5%を0.3%引き下げ9.2%に、資産割47%を11%引き下げまして36%に、また、応益割合である均等割1万5,600円を6,100円引き上げまして2万1,700円に、平等割2万2,200円を600円引き上げまして2万2,800円にすることによって、応能割合が64.1%、応益割合が35.9%となるものでございます。また、所得の低い方には均等割と平等割を6割や4割を軽減する制度がございます。この試算では、軽減額は2億3,033万6,000円から4,857万円増加いたしまして、2億7,890万6,000円となりますが、この軽減額はすべて国、県、市が負担することになるものでございます。

 次に、平準化に対する見解と政府に対し平準化をやめるよう申し入れるべきとの御質問でございますが、国保税の平準化につきましては、被保険者間の負担の公平を図るために実施しなければならないものと考えておりますことから御理解をいただきたいと存じます。

 次に、繰越金と財政調整基金を財源として国保税の引き下げを行い、最高限度額の引き上げをやめるべきとの御質問でございますが、財政調整基金の目的は、保険給付費や老人保健医療費拠出金の支払いに要する経費に不足を生じた場合の財源に充てるためのものであり、税率引き下げのために基金の取り崩しはできないものとされております。

 また、最高限度額の引き上げにつきましては、高額所得者の負担が据え置かれることによりまして中間所得者層の負担が大きくなることから、負担の公平を図るためにも限度額の引き上げはやむを得ないものと考えておりますので御理解をいただきます。

 次に、畑地帯総合土地改良事業についての御質問でございますが、初めに、事業実施に当たって再度地権者の意向調査を行うよう県に対して要請する考えはないかとのことでございますが、この事業の着手に当たりましては農家の要望を受け、事業推進委員への説明や地元説明会を行い、95.5%の同意を得て事業を申請いたしたものでございます。また、具体的な施工計画等につきましては、ブロックごとの地元説明会を開催し、かつ受益者の代表で組織されております事業運営委員が個別に説明を行うなど、県、市町村、土地改良区、受益者団体が一体となって進めているものでありますので、現段階では再度の意向調査を県に要請する考えは持っておりませんので御了承をいただきたいと存じます。

 次に、賦課金を下げられないかとのことでございますが、鹿妻穴堰土地改良区が定めた一般会計賦課金は、平場水田で10アール当たり3,853円となっておりまして、昭和59年度以降、据え置いているということでございます。また、今回整備する畑の賦課金10アール当たり3,500円は事業完了時の予想額でございまして、内容といたしましては一般会計賦課金と特別会計賦課金を含むものと伺っております。この事業に係る受益地は盛岡市と矢巾町にまたがっておりますので、矢巾町や土地改良区との協議の結果、農道と排水路整備に係る受益者負担金の全額と、畑地かんがい整備に係る受益者負担の10%のうち、7.5%を市と町が補助して受益者の負担軽減を図ることといたしておるものでございます。したがいまして、これ以上、市町村の補助のかさ上げによる賦課金の引き下げは考えておりませんので御理解をいただきたいと存じます。

 次に、今後の盛岡地区の見通しについてでございますが、本年度は羽場地区の63.9ヘクタールの畑地にかんがいするための給水管及び給水栓の設置工事に着手し、順次各ブロックごとに畑地かんがい工事と農道、排水路等の整備を行い、平成14年度に完了を目指しているものでございます。

 次に、2環状6放射の都市計画道路網と住民参加のまちづくりについての御質問でございますが、盛岡都市圏における将来道路網計画につきましては、都市形成の方向性や土地利用計画を踏まえ、これを支える骨格となるものとして、盛岡市総合計画におきましても都心環状道路及び市街地環状道路並びに6方向の放射道路を基本とする2環状6放射の都市計画道路網の計画をいたしておるものでございます。そしてこの計画に基づき、既存市街地や盛岡駅西口地区、盛南地区などにおいて地元の方々との話し合いを行いながら、都市計画道路の計画及び整備を取り進めているところでございます。また、今後の都市計画道路の計画及び整備につきましても、将来道路網計画を基本としながら地元の方々との話し合いを重ねていくことにより、地区の特性を生かしたまちづくりを図ってまいりたいと考えておりますので御理解をいただきたいと存じます。

 次に、鎌倉市のようなまちづくり条例を制定してはとの御質問でございますが、当市におきましては21世紀を展望したまちづくりの指針となります第三次総合計画の中で、市民共通の目標といたしまして3つの都市像を掲げ、その実現に向けて各般にわたる施策を展開、推進することとしております。逐次、地域づくり懇談会など開催しながら住民の方々の御意見を伺うとともに、都市景観形成ガイドラインや開発指導要綱、自然環境及び歴史的環境保全条例などによりまして、住みよいまちづくりに取り組んでいるところでございます。したがいまして、今後なお一層、住民参加のまちづくりに努めてまいりたいと存じておりまして、現在のところ、条例の制定は考えておりませんので御了承いただきたいと存じます。

 次に、都心環状道路を見直すべきであるとの御質問でございますが、都心環状道路は都心地区における交通の円滑化を図り、都市機能を確保し、現都心地区から盛岡駅周辺地区、盛南地区に至る軸状都心形成のための骨格となる道路であり、将来道路網計画における主要な幹線道路として位置づけられ、整備も進められてきているものでありますことから、今後とも現計画に基づいて取り進めてまいりたいと考えておりますので御了承いただきたいと存じます。

 なお、都心環状道路の整備に際しましては、地元の方々との話し合いを重ねながら、商業、業務機能の集積や歴史性、文化性などの地区の特性を生かしたまちづくりを行うことによりまして、地域の活性化に向けて努力をしてまいりたいと考えておりますので御理解をいただきたいと存じます。

 次に、都市交通計画の基本計画をどのように検討しているのかという御質問でございますが、まずデュアルバスシステムにつきましては、渋滞解消に極めて有用性は高いと認識をいたしておりますが、導入するためには採算性や都市の骨格づくりなど、いろいろな面で検討が必要と存じます。国内では名古屋市が導入を予定していると伺っておりますので、今後、名古屋市の経過などを見きわめてまいりたいと、このように存じております。

 次に、バス専用・優先レーンにつきましては、4車線道路を中心にリバーシブルレーンの設置やバス優先レーンの設置など、市内一部路線で実施してまいってきたところでございますが、今後も関係機関と連携して計画的な延長、新設につきまして検討してまいりたいと存じます。

 次に、青山地区、盛岡南地区等への鉄道新駅の設置についてでございますが、今日までも地域づくり懇談会などでもいろいろ要望されているものでもございまして、機会あるごとに JR に対して要請をいたしてまいったところでございます。新駅設置のための駅舎建設費などの費用は地元負担となることが条件になっているなど、いろいろ根本的な問題もございますので、これらを検討しながら今後も引き続き JR に要望してまいりたいと、このように考えておるところでございます。

 また、歩行者・自転車道網の整備につきましては、都市計画道路整備事業や交通安全施設整備事業などにより、順次整備を図ってきているところでありますので御理解をいただきたいと存じます。

 次に、歴史的環境を生かしたまちづくりのための街なみ環境整備事業の採用についての御質問でございますが、この事業は住環境の整備改善を必要とする地区において、ゆとりと潤いのある住宅地区の形成のため、地区施設、住宅及び生活環境施設の整備等、住環境の整備改善を行うことを目的としているものでございます。

 紺屋町かいわいのまちづくりにつきましては、地区の持っている特性を生かし、活力と魅力のあふれる町を実現するための指針となります中ノ橋地区市街地総合再生計画及び街並み・まちづくり総合計画の計画区域内でありますことから、これらの計画に基づき建設省道路局所管のコミュニティー・ゾーン形成事業は、平成9年度に国庫補助事業として事業採択を受けて実施しておりますし、また、住宅局所管の街並み・まちづくり総合支援事業の導入も検討いたしておるところでございます。

 また、鉈屋町かいわいにおける歴史的環境を生かしたまちづくりにつきましては、将来道路網計画に基づく幹線道路の整備とともに、地元の方々との話し合いを重ねながら地区の特性を生かしたまちづくりが図られるよう、整備手法につきましても検討をしてまいりたいと存じております。

 次に、都市計画部門でも歴史的環境を位置づけてまちづくりをすべきとの御質問でございますが、都市計画を進めるに当たりましては、これまでも盛岡市自然環境及び歴史的環境保全基本計画や都市景観形成ガイドラインなどの計画を踏まえ、寺町通りなど歴史的環境に配慮した整備を進めてきたところでございます。このように歴史的環境などを有している地区のまちづくりにつきましては、地区の特性を生かし、個性と魅力のある町を創出するための整備を図っていく必要があると考えております。したがいまして、都市計画といたしましても、今後策定を予定いたしております市町村マスタープランの地域別構想の中で地区の特性を位置づけ、これを踏まえた計画を立案し、具体化を図ってまいりたいと存じております。

 次に、市町村マスタープランに早急に着手すべきとの御質問でございますが、市町村の都市計画に関する基本的な方針、いわゆる市町村マスタープランにつきましては、御案内のとおり、議会の議決を経て定められた市町村の基本構想並びに知事が定める市街化区域及び市街化調整区域の整備、開発、または保全の方針に即して定めることになっております。市町村マスタープランでは、本市を初めとする盛岡広域都市圏全体の健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保するため、主として地域ごとの将来のあるべき姿や道路、公園等の公共施設の計画、地域における都市づくりの課題及びそれに対応した整備方針を定めようとしているものでございます。したがいまして、都市全体の見地から定める整備、開発、または保全の方針と地域ごとのまちづくり構想を主体として定める市町村マスタープランが連携して、役割分担をしながら有機的関係を保ち、一体として都市計画を進めることになったものでございます。

 市町村マスタープランの策定に当たりましては、住民の意見を反映させながら、地区のまちづくり構想についてより具体的に、かつきめ細かく定める必要がありますことから、短期間で計画を策定することは難しいため、都市計画決定の期限が定められた用途地域の変更や、当面の緊急課題である市街化区域及び市街化調整区域の見直しを行った後、着手することとしておりますので御理解を賜りたいと存じます。

 なお、現在取り組んでおります市街化区域及び市街化調整区域の見直しにおきましても、新市街地として市街化区域に編入が可能と考えられる地区のうち、まちづくり計画が定まっていない地区につきましては、まちづくり構想案を作成し、住民との合意形成を図りながら、市町村マスタープランの中に反映させていきたいと考えております。

 次に、土地区画整理事業費についての御質問でございますが、まず、土地区画整理事業をめぐる全国的な状況と開発の問題点についてどのように認識をしているかとのお尋ねでございますが、土地区画整理事業を取り巻く財政状況等は御指摘の面もあろうかと承知いたしておりますが、御案内のとおり、土地区画整理事業は、居住環境の整備あるいは公益施設等を設置するためのすぐれた整備手法でありますことから、全国的にも取り組まれておるものでございますし、市としてもそのように位置づけておるところでございます。特にも、御指摘の上下水道のみを優先的に整備いたしますと、道路、公園等の公共施設の整備が難しくなることが明らかで、総合的に判断して土地区画整理の手法によって整備することが望ましい地区にあっては、土地区画整理事業を進めていく必要があるものと認識をいたしておるところでございます。

 なお、保留地につきましては、土地区画整理事業の財源は御承知のとおり、国庫補助金と交付金からなります基本事業費と保留地処分金や公共施設管理者負担金等で構成されておりまして、総事業費から基本事業費と負担金を除く差額が基本的に保留地処分金となるものでございます。保留地の設定に当たりましては、通常は一般宅地として譲渡されるものでありますが、地区の特性や地区住民の意向を踏まえた教育施設や福祉施設などの用地として処分される例も多々ございます。

 次に、現在進行中の区画整理事業の今後の事業費の見込み及び保留地を含む市の持ち出しについてでございますが、まず、事業費につきましては浅岸、太田、都南中央第一、下永林第三、盛岡駅西口地区の市施行5地区の残事業費は526億円であり、また、盛岡南地区の公団施行の残事業費は743億円となっております。また、現在市で引き取る予定の保留地は、公共施行2地区で約0.8ヘクタールで9億円、公団施行地区で11.1ヘクタールで121億円となっておるものでございます。

 次に、新たな地区の事業化と財源確保についてでございますが、新規の土地区画整理事業の実施に際しましては、市の財政の見通しを十分に勘案しながら事業計画を決定することとなっておりますので御理解をいただきたいと存じます。

 以上、御質問にお答えを申し上げました。



◆4番(浦川陽子君) 議長。



○議長(藤川智美君) 4番浦川陽子さん。



◆4番(浦川陽子君) 幾つか再質問させていただきます。

 まず最初に、国保の問題についてなんですが、8年度決算の見込みで剰余金は幾らになるのか、それから財政調整基金は現在高幾らなのか。それと、他の市町村に比べて非常に資産割が高いわけですけど、その資産割を引き下げるおつもりはないかということをお伺いします。

 それから、畑地帯総合土地改良事業についてですが、これは総括でも質問を続けたいと思いますが、いずれ鹿妻穴堰土地改良区が建設省から「水が余っているから1トン返せ」と言われたことがこの事業の始まりだと、その対応だということが旧都南村議会の中でも明らかになっておりまして、地元のため、農業振興のためという理由は後からついてきたというふうにお伺いをしています。そのことに地元の不審が根強く残っているということが挙げられると思います。全国的にもウルグアイ・ラウンド対策の6兆円もそのほとんどがその農業土木対策費としてゼネコンのために使われているという批判が大きいわけですから、こういう地元の声ですね、どういうふうに受けとめられているのかお伺いします。



◎市民部長(石杜尚君) 議長。



○議長(藤川智美君) 石杜市民部長。



◎市民部長(石杜尚君) 国保に関する御質問にお答えいたします。

 まず最初に、8年度決算の繰越額幾らぐらいになるかという御質問でございますが、現在のところ諸数値が固まりつつございまして、鋭意、決算数値を確定させるために今作業中でございますけれども、現在の見込みといたしましては繰越金が約1億400万程度になるのではないかと見ております。ただし、これも財政調整基金を1億5,000万繰り入れての話でございますから、実質的には赤字というようなものでございます。

 それで、財政調整基金が現在幾らあるかということでございますけれども、これは9年の3月末現在ですと6億1,537万4,000円となるものでございますけれども、先ほど申し上げましたとおり8年度決算するに当たりまして、財政調整基金1億5,000万ほどを繰り入れなければならない状況にございますので、それを差し引きますと4億6,500万ほどということになります。

 それから、資産割を引き下げるつもりはないかという御質問でございますけれども、税の一定額はやはり確保していかなければならないわけでございますが、平準化を図ってまいりますと、いわゆる応能割合である所得割、資産割を−−先ほど市長御答弁申し上げましたように−−引き下げまして、そして、応益割に幾らかシフトさせまして一定の税額は確保してまいりたい、そのように考えておりまして、確かに資産割、所得割の、いわゆる応能割ですか、それは原則に立ち返りますと、現在の状況からいたしますと引き下げまして、それを応益割の方にシフトしていきたい、その中で資産割も引き下げてまいりたい、そのように考えております。

 以上でございます。



◎産業部長(太田信雄君) 議長。



○議長(藤川智美君) 太田産業部長。



◎産業部長(太田信雄君) 私の方からは第2点目の畑地帯総合土地改良事業に関連する御質問にお答えいたします。

 今、お話にございました旧村時代のやりとりにつきましては承知しておりません。そういうことがあったのかなかったのか少し調べてみたいとは思いますが、現時点では承知しておりません。市長の方から御答弁申し上げましたように、95.5%の方々の同意をいただいているということでございますので、一部に賛成いただけなかった方がおいでになるというふうなこともまた事実ではございますが、大方の御賛同をいただきまして取り進めている事業でございますので、当面のとおり進めてまいりたいと思っております。

 なお、地元の声をもう少し聞く必要があるのではないかというふうなことにつきましては、隣の矢巾町あるいは事業主体の土地改良区等とも少し話を聞いてみて、その上でのことということにしてまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(藤川智美君) 4番浦川陽子さんの質問を終わります。

 次に、18番工藤由春君。

〔18番 工藤由春君 登壇〕(拍手)



◆18番(工藤由春君) 明政会の工藤由春でございます。通告順に従いまして順次質問いたしますので、市長並びに関係部長の誠意ある御答弁をよろしくお願い申し上げます。

 まず初めに、新市場周辺を早期市街化区域編入にすべき点についてお伺いをいたすものであります。このことは、3月の総括質疑でもお伺いいたしましたが、改めて質問をするものであります。

 市中央卸売市場は43年10月に青果部、45年7月に水産部が開設して以来29年が経過し、今後21世紀に向け、新市場としての役割が県全域にも大きく期待されるものであります。市場整備計画書の中に打ち出されております「消費者の生活様式の変化に伴い、新商品の研究、開発が重要となり、それに対する対応も求められる」と述べられておりますが、どのような研究をし、開発機関を設けていくのか、また、高度な市場機能、北東北における拠点市場とはどのような市場を目指しているのか、まずもってお伺いをいたします。

 新市場は21世紀を展望し、県内外市町村のリーダーシップを全面的に発揮、付加価値を高めることが新市場使命ではないでしょうか。経済地理学的機能を最大限に生かすためにも、市場付近の用途変更が急務と思われるのであります。環境的事業の張りつけ、いわゆる一次・二次問屋、メーカー、関連企業などを積極的に市場周辺に誘致することによって、盛岡市中央卸売市場整備計画書なるものが移転新設として位置づけられるのであります。行政が業者の立場になり、その感覚を持ち、指導していく姿勢こそ市場流通業務がスムーズに発揮され、市場間競争に打ち勝つことになるのではないでしょうか。お考えをお聞かせください。

 市街化区域、市街化調整区域の見直しは、平成10年度を目標に進めているわけであります。青果部、水産部、関連商品売場は平成12年開場、花卉部門は平成13年度開場であり、今回の平成10年度を目標にした見直しは、時間的にも十分間に合うのではないでしょうか、お伺いをいたします。

 また、3月の総括質疑の中で、斎藤都市計画部長は、「南運動公園周辺に民間による大規模開発計画があり、その付近まで今回の見直しとして、できれば編入をしたいと考えておりますが」というお答えでしたが、具体的にどこの会社がどこの地域に何ヘクタール、いつごろから開発するのか、お伺いをいたします。

 すべての計画は、道路、橋が命であります。新市場周辺の道路整備計画についてもお伺いをいたします。永井赤林線、西見前赤林線、西仙北北川線の各都市計画道路と町道赤林横道線、他路線も含め、平成12年度までの完成路線、全路線最終完成年度、また矢巾町との協議内容もお知らせください。

 次に、盛岡インター周辺の今後の開発とまちづくりについてお伺いをいたします。

 上厨川地区、前潟の両地区とも組合施行土地区画整理事業の準備を進めており、土地利用計画の中で農業振興地域の見直し、開発推進を前提に協議いたしておる地域であります。

 上厨川地区については、位置に関する事前指導の同意を得、組合設立認可に向け、当局の技術援助を受け、事業が行われるよう指導を受けており、前潟地区については、農業振興地域へ指定がなされており、解除の調整について平成10年度の市街化区域見直し協議の中で手続を進め、農業関係の調整が図られるよう指導を受けている地域であります。このことについて、まずお伺いをいたします。

 上厨川地区の技術援助指導とは、下水道、道路網の整備、コミュニティー施設づくり、防災関係、減歩率等、あらゆる分野において指導として理解してよろしいのでしょうか。

 また、この地域は公共施設は活動センターしかなく、土渕小中学校学区内のまちづくりに向け、行政指導が急務と思われる地域であります。農業従事者の45%以上が高齢者で占められており、後継者が育っておらず、公共施設を含めたまちづくりを望んでいるのであります。デイケアサービスを含めた複合的公共施設建設はお考えでしょうか、お聞かせください。

 また、谷地上地区は両側が滝沢村にはさまれた公共的恩恵は全くなく、エアーポケット的地域であります。この地域も含め、今後道路網の整備、下水道の完備はいつごろの予定でしょうか、お伺いいたします。ちなみに、大釜駅周辺地区は完備されているのであります。

 次に、前潟地区農業関係の調整が図られるよう指導していくとありますが、農業を振興していく地域なのか、まちづくりという地域開発を推し進めていく地域なのか、どのように行政指導していくつもりかお伺いをいたします。この地域は、23ヘクタールのうち10ヘクタール前後を商業地域として開発予定と伺っております。前にも述べましたように、この前潟地域は、平成10年度をめどに農協を主体とし区画整理事業が進められている地域であります。という観点から、前潟地域には大型ショッピングセンターの進出はあり得ないように思うのであります。盛岡インターは、市内に最も近い車の玄関口であり、宮古、秋田を結ぶ横軸連携の重要中間地点に位置している地域でもあります。下厨川地域は昭和15年盛岡市と合併以来、大きな変化、流れは感じられず、農住混在型として今日に至っております。土渕小中学校の児童生徒の数は、年々減少傾向にあることは承知のとおりであります。農業後継者不足からも、早期開発が急務と思われるのであります。これらのことからも、横軸連携を生かし道の駅構想をいち早く打ち出し、行政指導してはいかがでしょうか、お伺いをいたします。地元商店主との話し合いを持ち、中核店舗を含め、ホームセンター、地場産品の提供、朝市、各種イベント広場、岩手の名産品、市内にアクセスする駐車場誘導システム等の設置など、他市町村に見られない21世紀に向けた道の駅づくりであります。行政は業者の感覚を持ち、いち早く提案申し上げ、指導すべきと思われますが、いかがでしょうか。また、この地域の商業開発に対し、提案があればお示しください。

 次に、当地区に県の行政施設建設の計画がなされているとお伺いいたしましたが、今現在、どのような話し合いをなされているのか、わかればお知らせください。

 次に、南インター付近大型ショッピングセンター出店計画についてお伺いをいたします。この問題につきまして、5人の先輩議員が取り上げ、私が最後の質問とさせていただきますが、重複する点も多々あるかも知れません。以下、同文とならないようお願い申し上げる次第でございます。

 毎日のようにマスコミ、新聞紙上で取り上げられ、市民、各関係団体の関心は増幅し、盛岡市商店街連合会では5月28日満場一致で出店阻止決議を採択、都南商工会では今月6日反対決議を採択するなど、相次いで反対運動が展開されております。私は賛成、反対という立場からではなく、21世紀に向け、盛岡は古きよき建築物、伝統文化を残し、新しいまちづくりに着手し、市民一体となって進めていかなければならない問題だと思うのであります。

 私は各層の方々から取材をし、生の声を聞いてみました。大通商店街を通行中の二十前後の女性に尋ねてみました。「盛岡市郊外に大型ショッピングセンター進出を知っていますか」との問いに、「知らないけど本当に来るの、いいね、絶対来るべき賛成だよ。だってさおじちゃん、大通には何も魅力ないんだよ。私たちが欲しいもの、専門店はね裏に一軒ぐらいだよ。みんな仙台で買い物してるの知ってるの、おじちゃん」私は愕然としました。また、盛岡在住20年という中年の御夫婦は「商店街の持っている魅力を引き出していないような気がする。情報はあるが物がない。年間を通して買う楽しみがない。お客の心をつかんでいないような気がする。コミュニケーションがないから情報に合った商品構成がなされていない気がする。他店との労働力の問題もあると思うが閉店時間が早すぎる。時間延長し他店とのバランスを考えてみては。周辺に駐車場はあると思うけど、どこに駐車していいのかわからない。イベントに乏しく県の物産店、お土産店が見当たらないし、観光客に対するインフォメーションがないように思う。今まで黙っても人が集まり商売できたから、親方日の丸で殿様商売してるっていう気もする。お城があるが生かされてはいない」。また、タクシードライバーは「観光客にどこか案内してくれと頼まれても魅力のある場所がない。大通商店街通りの駐車場はない方がよい。また、金曜、土曜日の夜はどことなく若者が集まり、けんか、集団でおやじ狩りと称して暴力、引ったくり、逆走、とても恐くて走っていられない。このまま放置しておくと町がゴーストタウン化しないでもない」。そして、商店主は「ダイエーが組合員である以上、率先して反対はできない。ほとんどが仮店舗で借金を抱えて営業している。移店してテナントで入る店は10店舗ぐらいは出てくると思われる。どこの商店街も最後は足並みが乱れると思う。できるなら市行政が仲立ちをし、市商連の理事でも呼んでダイエー側の説明を聞きたい」。

 最後に、肴町商店街振興組合では月1回情報誌「ザ・ホットライン」を7万部発行し、読者の意見を聞くなどさまざまな企画立案をし、商店街の生き残りをかけ、高齢者にも優しいまちづくり、時代のニーズに合ったまちづくりを目指しております。今後の事業として、事務局長は、共同配送システムの導入事業、ファクスネットを利用した情報事業、盛岡 FM 放送局を利用した情報発信、大型マルチスクリーンを利用しての情報発信、ジョイカード事業の検討研究、朝市の開設等など、これから迎える少子高齢化社会なども考え、21世紀に向け、反対を唱えながらも独自のまちづくりをしていこうとする商店街もあるのであります。

 また、滝沢村に出店計画がありますジャスコでありますが、計画地は大館町の私の事務所から車で5分程度の場所に決定ではないかとうわさされております。この場所は田園地帯であり、青山町との隣接点でもあります。まさに対岸の火事どころではないのであります。もし、ジャスコが地権者、村当局、村議会、商工会議所、商店連合組合、各関係団体等に順序立てて説明をし、遂行していくのであれば、平成13年開業は間違いないのではと思うのであります。事実、滝沢村からは何ら反対運動や阻止活動といった話は出ていないのであります。ダイエーとの相違点はここにあるようにも思われるのであります。盛岡市の場合は、出店阻止しても町村活性化のため誘致しようとしている町村もあるということを忘れてはならないのではないでしょうか。

 滝沢村商店街、商業集積活性化基本構想検討委員会の資料にもありますように、盛岡への流出を防ぐ、地元購買率を高めるためにも、商業核の形成が必要であるとうたっているのであります。資料によれば、あらゆる分野での調査研究が進められており、前向きに検討していることが伺われるのであります。

 さて、市長はさきの定例記者会見で「市民の代表である市議会との意見交換も必要だ」と話しておられましたが、まず、市長は各商店街の抱える問題に対し十分な具体論を提起すべきではないでしょうか。いかがでしょうか、お伺いをいたします。

 ダイエー側からは、位置指定申請は提出されましたでしょうか。また、今後提出される場合、そして、これから提出されるでありましょう大店法第3条申請、第5条申請、また行政協議、議会側との協議について、21世紀を展望した盛岡のまちづくりなど、これらのことに対し詳細にお聞きしたいと思うのであります。正確性はなくても真剣に前向きに答えることこそ、市民のニーズに合った答弁になるのではないでしょうか。また、滝沢村との情報交換をしていると思いますが、お聞かせください。協議をしていないとすれば、今後の協議内容、予定などもお聞かせください。このたびの取材の中で特にびっくりしたことがありました。それは、大通に若者が集まり、集団暴行、ひったくりなど犯罪が多発していることであります。このことに対し、助役を委員長に、当局、警察、商店街組合各関係団体等で構成し、防犯犯罪対策委員会を設置し、観光客や市民が安心して買い物をして歩ける町にするためにも急務かと思われますが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。

 最後に、初夏の風物詩チャグチャグ馬コ行事が15日行われ、装束馬94頭、梅雨の晴れ間をぬって市内を練り歩き、沿道を埋めた85万人の見物客を魅了したのでありました。年々、馬コを飼育する農家も少なくなり、馬コの飼育保存が急務となってきております。

 さて、城下もりおか400年秋祭りについてお伺いをいたします。毎年、秋の盛岡八幡宮例大祭で、盛岡山車が初めて奉納されたのは今から288年前、宝永6年、1709年、氏子の城下23カ町より奉納されたのが始まりとされております。以来、連綿としてこの伝統が今日まで受け継がれてきておりますことは、県民はもとより、市民全体の共有財産ではないでしょうか。

 今年の参加山車は11台とお聞きいたしております。9月15日、城下もりおか400年記念山車大絵巻パレードが盛大に行われるとのことであります。そこで今年は、記念すべきパレードを大通ではなく、中央通で大パレードしてはいかがでしょうか。盛岡山車推進会の総裁は盛岡市長であります。総裁を先頭に各行政機関、山車推進会、関係機関と協議し、プロジェクトチームを編成し、警察を粘り強く説得し、理解を得、大成功裏にパレードを遂行すべきと思われますが、決意のほどをお伺いいたします。

 次に、山車製作費の補助金でございますが、山車1台当たりの製作費が300万前後と言われております。今年も1台製作費の補助金が30万と10分の1程度であります。これでは各分団、有志同好会が率先して参加ということにはならないのであります。製作費半額予算をつけるべきではないかと思いますがいかがでしょうか、お伺いをいたします。ちなみに、製作費並びに3日間の運行経費合計は800万前後であり、このことからも、前向きの御答弁を期待するものであります。

 以上をもちまして、私の一般質問をすべて終わらせていただきます。御清聴まことにありがとうございました。(拍手)



◎市長(桑島博君) 議長。



○議長(藤川智美君) 桑島市長。

〔市長 桑島博君 登壇〕



◎市長(桑島博君) ただいまの質問にお答えを申し上げます。

 初めに、新市場に関する質問についてでございますが、市場整備計画書の中で消費者の生活様式の変化に伴い、新商品の研究、開発への対応が重要となり、それへの対応が求められていると述べているけれども、どのような研究をし開発機関を設けるのかと、このような御質問でございます。御案内のとおり、日本人の食生活の構造は生活様式の変化に伴い多様化する反面、簡素化、外食化、調理済み食品の家庭化などと変化してきており、これらに対応するため小売業界においても加工食品や輸入食品を増加させるなど、構造的な変化があらわれてきているところでございます。

 また、市場におきましても、小売業界への対応等は従来の素材流通型から加工流通型への変化を図る必要がございまして、それにより現状を打破し、取り扱い高、収益性を高めることができると考えるものでございます。そのためには、小売店の需要に応じて加工品を扱うにいたしましても、従来型の単にお客に売るということでなく、供給先の需要に応じた品ぞろえを行い、さらには積極的な商品開発のため、業者みずから国内を回り、新時代にふさわしい品物を引き寄せ、販売網に乗せていく必要があると存じておるものでございます。また、業務筋、料理屋向きを初め、各業者の需要にあった商品を開発し、それらをみずからつくるというようなことが必要と考えているところでございます。この事業の効果を上げるためには、業者が個別に事業を行うのではなく、市場全体の事業として業者が一体となって組織をつくり取り組む必要がございまして、新市場において新たに推進することといたしております付加価値機能の一つとして、これから具体的な検討に入る段階となっております。

 次に、高度な市場機能、北東北における拠点市場とはどのような市場を目指しているのかとの御質問でございますが、まず高度な市場機能につきましては、生鮮食料品の鮮度保持を効果的に行う温度帯別商品管理施設や安全のための施設、ますます重要度を増してきている情報処理のためのコンピューターによる情報化対応施設等の整備を行うほか、市場で働く従業員等への福利厚生施設の整備、住民への施設の開放、緑地の造成や水辺環境の整備を行う地域アメニティー機能を備えた施設の整備等による機能の充実を考えているところでございます。

 また、北東北における拠点市場につきましては、第三次盛岡市総合計画の都市像として掲げておりますことと同じ考え方に立ち、また、特に当市場から青森県や秋田県の一部地域への青果等の供給も視野に入れながら、新盛岡中央卸売市場がこれから目指す市場像として掲げたものでございます。

 次に、経済地理学的機能を生かすためにも市場付近の用途変更が急務であり、関連企業を市場周辺に誘致することによって、市場流通業務がスムーズに発揮される市場間競争に打ちかつことになるのではないかという御質問でございますが、盛岡南インターチェンジという交通結節点の優位性を生かし、さらには盛岡南工業団地や流通センターと一体的な流通ゾーンとして開発整備をすることが市場の活性化につながると考えているところでございまして、今後、新市場が開業して発展していく過程において、市場取引の推移を見きわめながら御提案の趣旨を踏まえ、広域的な見地から検討、調査を行っていく必要があろうと存じております。

 次に、新市場周辺を平成10年度を目標として市街化区域に編入すべきとの御質問でございますが、新市場周辺につきましては第三次総合計画におきまして、新市街地開発区域として盛岡南インターチェンジの近接性を生かした流通・業務系への土地利用を図っていくことといたしております。しかし、市街化区域に編入するためには、周辺の道路等整備となる都市施設の整備の見通しや新市場周辺の具体的な開発計画などを勘案するとともに、農業振興地域にも指定されておりますことから農業とも調整をする必要がございます。したがいまして、現在取り組んでおります平成10年度を目標とした市街化区域及び市街化調整区域の見直しの中で、市街化区域に編入する時期には至っていないと考えておりますので御理解を賜りたいと存じます。

 なお、市街化区域の編入の時期につきましては、先ほどお答え申し上げましたように、周辺の都市施設の整備の見通しや開発の熟度などの状況を見きわめながら検討をしてまいりたいと考えております。

 次に、盛岡南公園周辺の民間による大規模開発計画についてでございますが、その位置は岩手飯岡駅西側の市街化区域南西部と南公園に隣接し、都市計画道路西見前赤林線より北側の地区となっております。本地区につきましては旧都南村の時代から相談のあった場所でございまして、岩手飯岡駅西側地区の整備とこの開発が一体となったまちづくりを図っていきたいと考えているところでございます。開発者につきましては協同組合と民間会社の共同開発でございまして、その面積は約19.3ヘクタールでございます。

 また、開発の時期につきましては、本地区は農業振興地域に指定されておりますことから、現在取り組んでおります市街化区域及び市街化調整区域の見直しの中で、農業と調整を図った後、開発に着手したいと、このように伺っておるところでございます。

 次に、新市場周辺の道路整備計画についての御質問でございますが、平成12年度までの完成路線につきましては市道大島線、鹿妻本堰西側の都市計画道路永井赤林線、県道不動盛岡線西側の西見前赤林線、及び関連する取りつけ道路の整備を予定しているところでございます。また、矢巾町におきましても町道赤林横道線について、市場開場時までに整備を図る予定と伺っております。それ以外の路線の完成年度につきましては多額の事業費を要しますことから、現段階におきましては、明確な完成年度は申し上げることができませんので御理解を願いたいと存じます。

 なお、矢巾町との協議の内容につきましては、計画の段階から協議を進めており、市と町が市場周辺の道路の整備について共通の認識のもとに国庫補助採択を得て早期整備を図るため、平成10年度に向けた国、県に対する統一要望を先般県当局に対しまして行ったところであり、今後、国に対しましても同一の要望を行ってまいりたいと存じております。

 次に、盛岡インター周辺の今後の開発とまちづくりについての御質問でございますが、まず、上厨川地区の技術援助申請でございますが、土地区画整理事業は権利者の土地の交換分合を行う換地処分を初め、高度で専門的な知識や技術を要する業務が多く、事業遂行上、種々の困難さを伴うものでございます。このため土地区画整理法では、個人施行者や土地区画整理組合を設立しようとする者、または土地区画整理組合は県知事及び市町村に対し技術援助を求めることができるとされております。

 お尋ねのあります上厨川地区につきましては、平成8年5月に土地区画整理準備組合からの技術援助申請を受けまして、道路、公園、上下水道等の公共公益施設の設計の概要、関係する施設の管理者との事前調整並びに資金計画など、事業が順調に推移するよう指導、助言を行っておるところでございます。

 次に、デイケアサービスを含めた複合的公共施設の建設を考えているのかというお尋ねでございますが、御質問のありました区域に住んでおられる高齢者等に対するホームヘルパー派遣やデイサービス、ショートステイ等の在宅福祉サービスにつきましては、ことしの10月に事業開始予定の南青山町の在宅福祉施設が受け持つことになっております。老人福祉センターはおおむね地区福祉推進会ごとに、児童センターはおおむね小学校区単位に建設を進めてまいったところでございますが、老人福祉センターについては福祉推進会が平成8年に西厨川と分離した関係で、また児童センターについては土渕小学校の児童数の関係から、現時点では建設の計画はいたしておりません。今後、人口の集積の状況等を見ながら検討することになろうかと存じます。

 次に、谷地上地区の道路の整備についての御質問でございますが、道路の整備につきましては市内全域から多くの要望があるため、現在の自動車交通量や歩行者の通行量等を調査し、優先順位を定めて整備を進めているところでございます。御質問の谷地上地区につきましては、市道土渕39号線及び土渕35号線ほか1路線を昭和63年度から平成2年度にかけて、水路等の用地を利用して整備をいたしたところでございます。

 なお、狭隘な市道につきましては、道路用地の提供をいただきながら、4メートル道路として整備する制度もございますので、今後、地区の皆様と御相談をしながら整備を進めてまいりたいと考えております。

 次に、谷地上地区の下水道の完備予定はいつかとの御質問でございますが、当地区は下水道全体計画区域となっておりますが、事業実施につきましては、今後の土地利用等諸条件の推移を見ながら必要な法手続を進めていくこととなりますので、現段階で明示できない状況にございますので御理解をいただきたいと存じます。

 次に、前潟地区は農業を振興していく地域か、地域開発を進めていく地域なのか、また、その行政指導についての御質問でございますが、本地区につきましては現在、農業振興地域に指定されておりますが、第三次総合計画におきましては新市街地開発区域として盛岡インターチェンジなどを生かした土地利用を図っていく地区と位置づけているところでございます。また、地元におきましても組合施行の土地区画整理事業によるまちづくりを進めるため、準備組合を設立して鋭意取り組んでいるところでございます。したがいまして、本地区につきましては市街地としての整備を図っていく地区としており、市といたしましても農業との調整を図りながら、土地区画整理事業のための技術援助などの指導を行い、地区のまちづくりの推進をしてまいりたいと考えております。

 次に、市は前潟地域の地域振興について、横軸連携を生かし道の駅構想を提案し、行政指導をしたらどうかとの御質問でございますが、御案内のとおり、秋田、盛岡、宮古地域を結ぶ国道46号、同106号の沿線や周辺地域の市町村が地域間競争の時代にあって、地域づくりの取り組みをしていこうとする動きが出てきているところでございます。このような状況の中で、道の駅につきましては市町村と道路管理者が協力し、地域の振興施設と休憩施設などを一体的に地域振興の核として整備をしようとするものでございますが、補助事業の採択に当たりましては、国道46号の現況において関連する商業施設などの立地が顕著となっておりますことから、非常に難しい状況にあるものと考えます。

 次に、この地域の商業開発に対し提案があれば示してほしいとのことでございますが、現在、組合施行の土地区画整理事業によるまちづくりを進めようとしているところでありまして、特に市として具体的な腹案を持っているものではございません。

 次に、インター周辺における県の行政施設の計画についての御質問でございますが、御指摘のように、県関連施設について当該地区への打診がなされておりますが、現在のところ具体化するに至っていない状況にございますので御了承いただきたいと存じます。

 次に、大型店関係についてでございますが、まず、各商店街の抱える問題に対し十分な具体論を提起すべきではないかとの御質問でございますが、商店街活性化につきましては、平成7年度に実施いたしました盛岡市広域商業診断において、市内の各商店街の課題やその対応の方向をまとめておりますので、これらを参考にいたしまして商店街からの要望等を踏まえながら、今後とも積極的に指導してまいりたいと考えております。

 次に、ダイエーの大型店出店に伴う各種申請や協議についてのお尋ねでございますが、先般ダイエーから開発面積32ヘクタールの店舗、娯楽施設を内容とするショッピングモールの事前の開発相談を受け、出店構想の概要の説明を伺ったところでございます。現在、御案内の位置等に関する事前指導の申し出は提出されておりませんが、一般論といたしましては市街化調整区域内での20ヘクタール以上の開発となりますことから、今後、都市計画法の開発行為の手続の中で必要となってくるものでございます。また、店舗面積が3,000平米以上の場合は、通産大臣に届け出る大規模小売店舗法の手続が、さらには出店予定地域は農業振興地域の整備に関する法律の地域指定を受けておりますので、解除の手続などが必要になってくるものと存じます。

 いずれにいたしましても、出店構想の説明を受けたばかりでございますので、今後、議会の皆様方の意見や21世紀を展望いたしました盛岡市第三次総合計画の事業推進との整合性なども検討しなければならないものと存じておりますし、滝沢村との情報交換はできるだけ緊密に行いますとともに、今後の推移を見ながら必要に応じては近隣町村との意見交換を行うことも考えてまいらなければならないと存じております。

 次に、大通に集まる若者の集団暴行等犯罪防止のため、防犯犯罪対策委員会を設置すべきとの御質問でございますが、昨今の、深夜繁華街にどこからともなく集まり、明け方までたむろし、時には通行者を襲うなどの若者たちが増加しておりますことはまことに憂慮すべき状況にあります。昨年、盛岡東・西両警察署が警察庁から地域安全活動パイロット地区として指定を受け、盛岡市を初め、両警察署管内町村や関係機関、団体で構成をいたします「盛岡広域地域安全活動パイロット地区推進協議会」を設置し、活動の一環として大通近辺に深夜たむろする若者の犯罪防止活動を進めてきたところでございます。

 さらに、本年4月、盛岡東警察署が警察庁から「少年を非行から守る環境浄化重点地区」の指定を受けたことに伴いまして、地域安全パイロット推進協議会や商店街組合などが中心となりまして、大通・菜園地区が重点地区として新たな環境浄化対策が講じられることになっておりますので御了承賜りたいと存じます。

 次に、城下もりおか400年記念事業として計画されております山車大絵巻パレードを中央通で実施できないものかという御質問でございますが、このパレードは御案内のとおり、これまで大通を会場に行われていたものでございますが、中央通での実施は交通処理の問題等もあり、難しい点もあろうかと存じます。なお、ことしは城下もりおか400年の記念すべき年でございますので、コースの変更も含め、岩手公園等を利用して、山車の出発式の実施や観光客への放送案内、さらにはパレード沿道の照明設備の増設などについて、盛岡山車推進会の皆さんに十分御検討をいただきながら、関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。

 次に、山車製作費の補助金の増額をという御意見についてでございますが、山車の運行費用は製作費を含めてかなりの額になるということや、そのほとんどが盛岡の歴史と文化を愛する市民の皆様の貴重な善意によって支えられておりますことは、十分に承知をいたしておるところでございます。歴史に培われたこの盛岡山車を、今後とも市民の御支援をいただきながら継承してまいりたいと存じており、補助金の増額につきましても引き続き検討してまいりたいと存じます。

 なお、今年度は城下もりおか400年を記念しての山車大絵巻パレードにつきまして、新たに予算化して対応いたしておるところでございますので御理解をいただきたいと存じます。

 以上、質問にお答えを申し上げます。



◆18番(工藤由春君) 議長。



○議長(藤川智美君) 18番工藤由春君。



◆18番(工藤由春君) どうもありがとうございました。1点だけお伺いします。

 いわゆる盛岡市郊外に大型ショッピングセンターということで、一応ダイエー、ジャスコ、2つの店舗ということが考えられるわけでありますが、いわゆるそういった企画される方々は2つはあっても相乗効果が大変よくて、進出は可能だというふうにおっしゃっているわけですね。いわゆる盛岡市がダイエーを商店街の皆さんと一緒になって断固反対したにしても、隣の滝沢村には13年度のジャスコが開業予定ということで見つめているやにお伺いをいたしておりますが、この中で行政側のビジョンというものが全然なされてないような−−市長も大変苦しいとは思うんでありますが−−でないような気もするわけであります。

 また、肴町の商店街振興組合の事務局長さんにもお会いしてお話を伺ったんですが、いわゆるいろんなイベントを組んでやりたいんだと、少子・高齢化に向かってもいろんな商店街のビジョンを組んでやりたいと。ただ、さっきも言いましたが、朝市なんかも今度人の流れを変えるためには必要なんじゃないかということで、警察の方が非常に規制が厳しく、山車の方なんかも−−さんさもそうだと思うんですが、すべてが観光客が来ていても早く終わっちゃうと、盛岡に来てもつまんないという声が多いんですね。ですから、やはりそういった観光元年なもんですから、そういったことで、例えばさんさが9時で終わるなんていうのはお祭りなんですから、やっぱり観光客にもそういった形で警察当局の方ともいろんな考え方、そして市の方のビジョンを出していくのも必要ではないかと思いますが、その点に関して市長のお考え……。



◎市長(桑島博君) 議長。



○議長(藤川智美君) 桑島市長。



◎市長(桑島博君) お答えを申し上げます。

 まず、大型店の関係でございますが、南と北にダイエー、ジャスコということになれば相乗効果があるというような御指摘でございますが、私のところに現在まいっておりますのは商工会議所の地域まちづくり商業特別委員会、こちらの方でいろいろ交換、ささやかれております3つの、あるいは4つになるかもわかりませんが、そういった大型店が来た場合の盛岡の商店街に及ぼす影響、これらについていろいろ御意見を述べておられるところでございます。その他の団体からは意思表示はまだございませんが、意見広告なりあるいはマスコミ等の報道で、いろいろな商店街の動きなどを察知しておるそういう段階でございまして、さらに専門的には近々商工会議所の方でも今回のこういった大型店出店に関しての影響を専門的に調査をするというようなこともございますので、そういった内容を十分吟味してみなければ私は相乗効果があるとかなんとか、そういうところは今のところ申し上げられません。

 それから、滝沢のお話でございますが、滝沢の出店につきましては私は全く承知いたしておりませんので、できるだけ情報をいただくようにお願いはいたしておりますが、そういった考え方がないやのお話もあるものでございますから、今のところは一切伺ってはおらないというように御答弁申し上げたいと思います。

 そして、今度はこれからのいろんな秋祭りあるいは夏祭り、これらに対してのまちづくりへの取り組みでございますけれども、確かに今回は400年記念事業ということでございますからいろんな面でグレードアップはいたしますけれども、やはりこれを継続してやっていくということになればどうしても期間が4日間になるもの、あるいは場所を変更するということで、これは警察の管轄になるのも非常に多うございます。これは折衝申し上げてお願いはしているんですが、なかなか面倒でございます。今日までも警察を初め、交通指導隊あるいは防犯隊いろんな方々の御協力を得ながら、今日までこの祭りを盛り上げてまいったわけでございますが、今後こういった面でできるだけ400年記念を今後とも継続していけれるように、盛り上がるようにいろいろな面で努力をしてまいりたいと、このように考えております。それから、このせっかくのお祭りのときに、時間的な問題あるいは商店街の取り組み、もっと観光客が来ても全然どこで、市あるいは県の観光名産品を売っているかもわからないような状況ではというような御心配もあるようでございますが、確かに先日のチャグチャグ馬コのときも私も馬に乗って見て歩きましたが、ここをあけていてくださればいいなという店は確かにございます。そのように閉まっておるというようなこと、きのうはもうチャグチャグ馬コ始まって以来の観光客が来ておりますので、そういった方々が買い物するためには、やはり商店街も一考してほしいという点もあるやに感じたところでございます。いずれいろんな面を反省しながら、商店街の方々とも活性化を図るように行政からことしのビジョンというよりも、まず商店街の方々がこれからどうしていくかということをいろいろ考えていただいて、そして私ども行政としてもいろいろアドバイスしながら支援をしていく、こういう形を考えてまいりたいと、このように思います。



○議長(藤川智美君) 18番工藤由春君の質問を終わります。

 この際、暫時休憩します。

   午前11時51分休憩

           −−−〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜−−−

   午後1時再開



○議長(藤川智美君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。

 一般質問を行います。3番佐藤妙子さん。

〔3番 佐藤妙子君 登壇〕(拍手)



◆3番(佐藤妙子君) 社会・市民連合の佐藤妙子でございます。質問の前に、今月14日夜岩手公園で開催された城下もりおか400年記念の姫神コンサートは、約1万人の市民を幻想の世界に引き込み、盛会であったことに対し、職員初め、他方面の御協力と御労苦に対し敬意を表します。

 それでは、通告に従いまして順次質問いたしますので、誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。

 さて、盛岡市とカナダのビクトリア市は姉妹都市になってから今年で12年目になりますが、今まで女性だけで企画立案し、訪問したことがないという阿部静子議員の声かけと市の広報や新聞報道により、全額自己負担にもかかわらず、参加者が集まりました。国際交流室やボランティアの方の御協力で、阿部団長を中心に36名がもりおか・ビクトリア姉妹都市女性交流団を結成しました。

 私も参加者の一人として、去る5月20日から25日までビクトリア市の女性との交流を深めてまいりました。ビクトリア市役所を公式訪問し、阿部団長が桑島市長の親書を直接ロバート・クロス市長に手渡し、姉妹都市として固い握手を交わしました。場所を移動し、盛岡が寄贈したあずまやの隣にコブシの木を2本記念植樹をし、また、夜の交流会にはビクトリア市から40名の出席をいただき、本式の日本舞踊や、参加者全員が揃いのはんてんを着て盛岡音頭を披露してまいりました。現地の日本人女性8名の通訳を引っ張りだこに、女性のパワーをフルに生かし、思い思いの交流を図ることができました。

 短期間でしたが、環境もよく安全で、道路、建物も、人に優しいまちづくりが肌で感じられる姉妹都市、緑や花のすばらしさは世界一です。参加者一人一人がそれぞれに感じ、視野を広げ、多くのことを学び、親善と相互理解に大きな貢献をしたのではないかとお互いに自負しております。まさしく新渡戸稲造博士が望んだ友好の輪を一般市民が広げてまいりました。参加した団員の方が、県内のある業界で、海外研修の機会があるが観光だけで物足りなく思う。また一方、ビクトリア市としてもぜひ民間の方々と直接交流を持ちたいと言っておりましたので、これを機会に国際交流室が窓口になり、幅広い交流ができれば大変意義あることではないかと思います。市長は、この流れについてどのように思っておられるか、御感想をお聞かせください。

 それでは、平和事業についてお伺いいたします。

 私は、昨年9月議会一般質問の中で、少年少女を中心とした広島・長崎訪問団の派遣について質問しました。難しい面があるとの回答でしたが、外国では、日本人はもっと青少年に正しい歴史教育をしてほしいと言います。くどいようですが、既に実施している宮古市の研修内容についてお話しいたします。

 長崎市が企画する青少年ピースフォーラムへ参加、原爆資料館の見学や平和祈念式典への参列、平和の集いでの意見交換などを行うことにより、長崎市の平和の願いを実際に体験し、それを伝えていくことが目的です。予算額は140万円。対象者は市内中学校本校、分校で11、中学生11人と引率者2人、計13人。派遣期間は8月7日から10日、参加者負担金は1万円です。戦争の悲惨さを認識するとともに、平和のとうとさについて理解を深めるものです。他市でやっているからとか、やっていないからではなく、盛岡市でも率先して派遣に取り組むべきと考えますが、このことについてお伺いします。

 2つ目は、市発行のもりおか暮らしの便利帳はすばらしく、特にも日本国憲法や都市宣言を掲載してありますが、それは外部からの高い評価を受けているやに聞いております。しかし、この中で市庁舎本館裏に設置されている非核平和都市宣言碑については、以前に目立たない場所なので移動の要望をしたと聞いております。記念碑についてある会合で10人に聞いたが、知っている人は一人もいなかったと嘆いておられました。移動が無理であれば、盛岡駅前に設置し、なお一層盛岡の評価を高めていただきたいと思いますが、このことについて取り組み姿勢をお聞かせください。

 次に、環境問題についてお伺いいたします。

 容器包装リサイクル法が本年4月1日に施行されましたが、盛岡市は、まずもって10月からペットボトルを回収することを決定されましたことに敬意を表します。消費者、市町村、事業所の役割分担を明確にし、リサイクルシステムの強化やごみ減量化を進めようという法律ですが、今後のペットボトル回収にあっての市の負担はどのようになっているのかお示し願います。

 2つ目に、プラスチック類を焼却するとダイオキシンが多発すると言われています。ダイオキシンの毒性は、ベトナム戦争で使用された枯葉剤の影響を見ても大変なものがあります。その状況は深刻になっていることが判明してきました。厚生省や環境庁は、昨年6月以降それぞれに検討機関を設置して、ごみ焼却施設の実態調査や削減対策等を進めているようで、国が本年4月に全国市町村のごみ焼却炉1,845施設中、62%に当たる1,150施設のダイオキシン類の測定結果を公表し、県内5カ所で指導基準を超える数値がありました。市における調査状況と、今後つくる施設の状況はどうなのかお伺いします。

 3つ目に、水環境についてお伺いいたします。以前、ヨーロッパに出かけたときは、盛岡の水はおいしいと改めて感じたものでした。安全できれいな水を守ることは命につながることであり、自然環境全般を守っていくことが重要な時代だと考えます。水道部では、水道水源水質保全促進事業の一つとして、昨年度から水源涵養林取得に向けた調査を開始し、今年度は具体的に取得していく予定となっており、6月6日にはその記念としてブナを植樹しました。できるだけ多くの方々にきれいな水の大切さを訴え、認識していただくことは大変よいことであり、水道部の御努力に敬意を表します。

 さて、岩手県生活問題研究会の方々が調査した学校給食施設の排水調査結果を見て、2点についてお伺いします。学校給食から吐き出される大量の排水は、グリース阻集器が十分に働きができず、不完全な設備が見られ、臭気を発しているとあります。排水がそのまま流れることは水質汚濁の原因となります。また、下水道整備のないところもありますし、各学校の処理対策が適切であるのかお伺いします。

 また、合成洗剤のかかわりについては、合成洗剤が人体の皮膚や内蔵への影響、また、自然の生態系を破壊するなど、環境への影響も言われ続けています。学校給食現場では、合成洗剤が使用されており、子供たちにも影響が及ぶことを危惧するものです。第三次盛岡市総合計画の三大都市像にもうたわれている、恵まれた自然とともに生き、互いに支えあう健康福祉都市のために、また、安全できれいな水を守るという観点からも、盛岡市行政として人体と環境への影響について啓蒙活動し、公共施設から率先して石けん使用を推進していくべきと考えます。この点についてお伺いします。

 次に、高齢者問題についてお伺いします。

 心豊かで活力ある長寿社会づくりに日夜努力されていることに対して敬意を表します。

 高齢化率も年々上昇し、ある地域の現状は、ひとり暮らし老人が39名15%増で、夫婦世帯は48世帯で45%増となりました。デイサービスの利用率も高くなってきており、利用者の方から、滝沢村の送迎バスは玄関先まで来るのに、盛岡市はうちから離れた場所に集めて、冬は寒くて大変だと言います。事情があるとは思いますが改善できないものでしょうか。

 ふれあい給食サービスも、ひとり暮らしを対象に年1回だけでは形式的だとか、食事には困っていないからなどと言われ、参加呼びかけに苦慮し、事業推進にかかわりの多い民生委員さんも大変であると聞いております。これらのサービスについては、多様化してきて個々の対処は困難と思いますが、地域の関心が高くなっており、行政任せではなく地域一体となって協力することを認識してまいりました。しかし、地域としては歩いていっていつでも利用できるデイサービスセンターの早期建設も要望しております。

 市として、社会福祉協議会、町内会連合会、地域福祉推進会等の協力が必要なのは承知しておりますが、もっと地域の声を聞き、そろそろあらゆるサービス、補助事業の見直しをして、行政サイドからのしっかりした指針を示し、リードしていただきたいと存じます。このことについてお伺いいたします。

 また、厚生省が見直しすることになっている、特に、高齢者の方々にはわかりにくいと不評である横文字の見直しについてもお伺いします。市主催の各会合の中でも要望として出ているはずですが、今後の方向についてお伺いします。

 次に、先月も新聞報道されました盛岡大学の融資訴訟問題についてお伺いします。

 盛岡市の金融会社アプト社が、滝沢村の学校法人盛岡大学に対し、是村恵三前理事長を通じて貸しつけた1億5,000万円の返済を求め、訴訟が起こされ、大学側も是村氏への訴訟や刑事告訴に踏み切り、さらに、新学部増設にかかわり、日本体育協会への資金提供も表面化し、文部省が調査に乗り出すなど問題の背景がより深まる中で、盛岡大学の教育現場や学生の就職活動、将来の進路、さらには、同大学の社会的イメージの著しい低下など、盛岡市の教育行政へも少なからずの影響が危惧されるものです。

 訴訟問題の要旨として、盛岡大学側は融資は是村氏の個人的な借用であり、返済の義務はなく、逆に、大学側が2億6,000万円の返還を求める訴訟を起こしていること。一方是村氏は、1億5,000万円の融資は大学理事長として借り、大学のために運用したので大学に返済の義務があると、真っ向から対立していることです。さらに、大学側が昨年10月、是村氏を相手取って2億5,800万円の損害賠償を求める民事訴訟を盛岡地裁に起こしている内容は、是村氏が昨年4月、正規の手続を踏まずに学校法人の銀行口座から2億6,000万円を引き出し、学校経営以外に流用したとするものです。

 裁判の中で、学校経営上の提携関係にあり、みずから理事長を兼任していた静岡県の学校法人沼津学園への資金支援であることや、盛岡大学の新学部設置の調査活動費として、日本体育協会の戸村前常務理事に対し、平成2年から6年間にわたって約6,300万円を提供し、振り込み事務では、盛岡大学の杉山事務局長が行ったと証言し、さらに、別の理事にも1,800万円を顧問料として提供していたことを明らかにしています。同時に、盛岡市の金融会社からの1億5,000万円融資問題では、昨年の2月に融資あっせん業者と返済方法などを記載した覚書を交わし、その中では、学部増設の決定後に発注する工事の仲介手数料を返済に当てることや、業者が推薦した者を理事にすることなどが記され、是村氏とその保証人、あっせん業者のほか、杉山事務局長も立会人として署名、押印したとしています。この事実が発覚した後、文部省では日本体育協会常務理事資金提供問題について、先月20日、背任行為に当たるとして盛岡大学側から事情を調査するなど、波紋も拡大しております。盛岡大学では、一連の疑惑問題に関して、新学部増設をめぐる不祥事の解明と正常化を求める真相究明の調査委員会を設置し、内部責任の調査に乗り出すとしていますが、正常化には時間も要すると感じられます。最近の報道では、盛岡大学との理事長を兼任していた静岡県の学校法人沼津学園が、是村氏に沼津学園が融資した6億円の返済を求める訴訟を起こすほか、学園名義で融資を受けた資金を個人的に流用したとして、沼津警察署に告訴状を提出したと報じており、盛岡大学同様、是村氏に対する融資資金の不正流用や使途に疑惑が高まっております。

 県及び市当局としては、大学運営に関しては文部省が所管であり、意見などを述べる立場にはないことは十分理解しておりますが、私学助成の点から伺わせていただきます。

 冒頭にも述べましたとおり、今回の問題は大学の名誉と同時に、大学設立まで尽力してきた先人の方々に背信するものであり、大学教育機関の充実や、市議会として毎年私学助成充実の請願採択を踏まえて、私学教育の振興を取り進めてきた盛岡市にとっても、見過ごしできない問題です。過去、大学の新設にかかわり、いくばくかの補助金を交付してきた経緯もあり、さらに、盛岡大学附属高校や幼稚園なども含めた私学教育に対して、市全体の総額として約2,070万円の助成を行っている立場からも、学校法人の運営正常化に向けた対応を行い、現場や学生への影響、父母や同窓生の不安を最小限に食いとめることが求められていると思われます。

 そこでお伺いいたしますが、一つには教育的観点から、市民や子供たちへの影響についてどう考えておられるのかお聞かせ願います。2つ目には、今回の問題で、学生への就職や進路活動等への影響をどのように考えているのかお伺いします。3つ目には、これらの点を踏まえて、学校法人盛岡大学に対し、市としてどのような対処をする考えなのかお伺いいたします。

 最後になりますが、東北新幹線盛岡以北の厨川駅周辺において工事着工がなされることに伴い、元滝沢踏切や厨川西口地下自由通路が同時に着工されるものと地域住民が期待しているところですが、近年交通量が増し、どこの道路へ行っても渋滞となるようになりました。みたけはもとより、滝沢方面からも多くなり、交通事故も多くなってまいりました。そのため、地域からは市道厨川一丁目谷地線の県営運動公園から国道4号までの道路の線路高架橋の拡幅工事の要望が出ておりますが、いかがでしょうか。

 また、あわせて市道上堂一丁目青山二丁目線、通称桜並木の早期県道昇格のお願いと、立体交差により、交通緩和に努力していただきたく、現在の進捗状況をお伺いいたします。

 以上、申し上げたすべてに御理解のある回答を御期待申し上げ、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)



◎市長(桑島博君) 議長。



○議長(藤川智美君) 桑島市長。

〔市長 桑島博君 登壇〕



◎市長(桑島博君) ただいまの御質問にお答えを申し上げます。

 初めに、国際交流の御質問でございますが、先般、阿部静子団長を初め、盛岡市の女性交流団の皆様が姉妹都市ビクトリアを訪問されまして、多くの市民の方々と交流を深められたことに対しまして心から感謝を申し上げたいと思います。

 さて、ビクトリア市との姉妹都市交流12年間を顧みますと、各界、各層の市民の方々によりまして、教育、文化、スポーツ、経済交流など、幅広い分野にわたっての交流が行われてまいりました。国際交流であれ、国内交流であれ、本来こうした交流の基本となりますのは、市民一人一人あるいは民間団体の自由で創造的な交流であると存じておりまして、その意味からもこのたびのもりおか・ビクトリア姉妹都市女性交流団の成果は極めて意義深いものと存じます。今後におきましても、こうした自主的、自立的な交流はまことに望ましいことと存じますので、可能な限り、助言や情報提供等のお手伝いをして交流を促進してまいりたいと存じております。

 次に、平和事業についての御質問でございますが、まず、少年少女を中心とした広島・長崎訪問団の派遣につきましては、昨年の9月議会でも御答弁申し上げましたが、派遣事業には多くの子供たちの中から限られた人数の対象者をどのように選ぶのかとか、あるいは派遣によって学びとってきた広島、長崎の平和への願いを他の子供たちにどのように伝えていくのかといった実際面での難しさがあろうと存じております。市といたしましては御案内のとおり、今日まで行ってまいりました原爆写真ポスター展や平和を考える親子アニメ映画会などの非核平和都市宣言事業の内容を一層充実させることによりまして、より多くの市民、より多くの子供たちに戦争の悲惨さと平和のとうとさを訴えてまいりたいと考えておりますので御理解を賜りたいと思います。

 次に、本庁舎裏の非核平和都市宣言碑の移設についての御質問にお答え申し上げます。

 御承知のとおり、この碑は中津川に面した散策路沿いの環境のよい場所に設置いたしたものでございますし、非核平和都市宣言につきましては広く市民への周知、浸透を図るために、多数の市民が利用する主要な市の施設に宣言文を刻んだプレートを設置しているところでありまして、設置数は平成8年度までに17施設となっております。しかしながら、長期的展望といたしましては、非核平和都市・盛岡のシンボルとなるモニュメント的なものを市の中心的な公園などに設置することも考えていくべき課題であると認識しておりまして、これらにつきましては平和意識の高まりを背景とした市民運動的な盛り上がりを、市が積極的に支援するという形が最も望ましいのではないかと存じております。そのためにも現時点におきましては、種々の啓発活動に力を入れてまいりたいと考えております。

 次に、生活環境問題についてお答えいたします。

 まず、ペットボトル回収に当たっての市の負担はどのようになっているのかとのお尋ねでございますが、ペットボトルの分別収集に係る費用といたしましては、収集運搬経費と施設整備経費とがございます。収集運搬につきましては現体制で行いますことから、新たな費用負担といたしましては、施設整備費としてペットボトル減容機の購入費及びストックヤード建設工事費等に今年度は2,430万を見込んでおるところでございます。

 次に、ダイオキシン対策についてお答えいたします。

 初めに、既設のごみ焼却施設から発生するダイオキシン類の調査状況についての御質問でございますが、現在、当市が管理している焼却施設は三ツ割清掃工場と門清掃工場の2カ所の焼却施設がありますが、平成8年度に両工場で行った排ガスに含まれるダイオキシン類の測定調査では、三ツ割清掃工場が1立方メートル当たり65ナノグラムでございます。門清掃工場が3.2ナノグラムとなっております。現状では国が平成9年の1月に新ガイドラインとして示しました「ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドライン」によりますと、緊急対策の必要な判断基準である80ナノグラムを下回っている状況でございます。しかし、三ツ割、門の両工場の老朽化が進んでいることと、また、ダイオキシン類の恒久対策の必要性からも、更新施設を平成10年4月の使用開始を目指して現在建設を進めているところでございます。

 次に、新しい施設の状況はどうなのかという御質問でございますが、当該施設につきましては、周辺環境に影響を与えないよう十分に配慮した施設としております。具体的には、ろ過式集じん装置、いわゆるバグフィルターなどの高性能な排ガス処理施設を設置して、二次公害の防止に配慮しており、特にダイオキシン対策等に万全を期しているところでございます。排ガス中のダイオキシン類の基準につきましては、新ガイドラインに基づき0.5ナノグラムとしておりますが、さらには今後、新たに着工する施設に適用される0.1ナノグラムを目指してまいりますし、排ガス処理施設のバグフィルターから発生する集じん灰の処理につきましては、セメントと溶出防止剤を混合し固化することにより、埋め立て処分における飛散や溶出防止に努めてまいることといたしております。いずれにいたしましても、現在建設中の施設につきましては、ダイオキシン対策のみならず、公害対策全般に配慮した施設としておりますので御理解をいただきたいと存じます。

 次に、水環境についての御質問にお答え申し上げますが、まず、洗剤について公共施設から率先して石けんの使用を推進していくべきとの御提言でありますが、人体への影響につきましては、厚生省等の研究によりますと通常の使用方法であれば安全性に問題はないと伺っておりますし、環境への影響、特に水質への影響については、石けんは有機物は多いが分解性が早く、合成洗剤は有機物は少ないが分解性がやや悪いなどの一長一短があると言われております。いずれにいたしましても、石けん、合成洗剤ともに1回当たりに使用する量の多いことが水の汚染を助長するとのことでありますことから、今後とも国等の研究成果を見きわめながら対応してまいりたいと存じております。

 なお、学校給食施設の排水の処理対策についての御質問につきましては、教育長の方からお答えを申し上げます。

 次に、高齢者問題についての御質問についてお答えを申し上げますが、まず、デイサービスの送迎についてでございます。市内にはデイサービス事業を実施している施設が7カ所ございまして、担当する区域を決めて送迎バスの運行を行い、事業の効率的な運用を図っております。各施設ではデイサービスを利用している方のために、それぞれの家庭からデイサービスセンターまでの送迎を行うよう努めているところでございますが、道路が狭くて車が進入できない場合や担当する区域が広い場合につきましては、家から離れた場所に来ていただくこともございますので御了承いただきたいと存じます。なお、今後とも用地の確保に努力をしながらデイサービスセンターの整備充実を図り、担当する区域の見直しをして利用者の意向に沿った事業を展開してまいりたいと考えております。

 次に、ふれあい給食サービス等各地区で実施している事業についてでございます。

 各地区福祉推進会がこの事業を実施する場合には、盛岡市社会福祉協議会が1年について2回まで助成を行っており、地区によりましてはボランティアの協力を得たり、会費制にするなどして年に4回ほど実施しているところもございます。これらの事業を実施することがなかなか困難な地区もあろうとは存じますが、地域に即した創意と工夫による地域福祉の推進を図るために、地域福祉推進会や町内会、民生委員、老人クラブ等の団体と盛岡市社会福祉協議会との連携のもとに、積極的な事業の展開が図られるようにしていきたいと考えておるところでございます。

 次に、高齢者に不評である横文字の見直しについてでございますが、厚生省では難解でわかりづらいと不評である片仮名語をできる限り少なくして、高齢者にわかりやすいものとするため日本語に切りかえる方針を打ち出し、厚生省に用語適正化委員会を設置して、ことしから切りかえに着手し、平成12年度までに介護に関する用語を片仮名から日本語に定着させると報じられております。

 当市では市民にとって読みやすく、わかりやすい文書をつくるときの手助けになるようにするため、平成8年3月に職員のための文書作成の手引をつくっております。この中で、片仮名語はできるだけ日本語に書きかえるようにすること、また適切な表現がない場合や言いかえることが難しい場合には、説明や注釈をつけてわかりやすくすることとしておりますが、市民に対する文書につきましては、なお一層わかりやすい用語の使用に努めてまいりたいと考えておりますので御理解をいただきたいと存じます。

 次に、盛岡大学問題についての御質問でございますが、私学助成につきましては、盛岡市といたしましても御承知のように、市内私立幼稚園、小学校、中学校、高等学校に対しまして学校運営費の補助をいたし、教育条件の維持向上等に努めてまいったところでございます。このたびの盛岡大学問題につきましては、新聞などの報道の範囲でしか承知いたしておりませんが、まことに憂慮されるところでございます。

 一つに、教育的観点から市民や子供たちへの影響についてどのように考えているかとのお尋ねでございますが、この問題は大学全体の教育水準にかかわる問題ではなく、個人的な問題としてとらえますと、市民や子供たちへの影響は少ないものと考えられます。

 2つに、学生への就職や進路活動等への影響をどのように考えているかとのお尋ねでありますが、今回の問題は大学側の財政上にかかわる問題であり、教育内容については問題はないと考えられ、学生の就職や進路活動への影響はないと思われますし、またそう願うものであります。

 3つに、学校法人盛岡大学に対し、市としてどのような対処をする考えなのかとの御質問につきましては、私立大学を所管しております文部省並びに関係機関の動向を見ながら適切に対処してまいりたいと考えております。

 次に、市道厨川一丁目谷地線の県営運動公園から国道4号までの道路の線路高架橋部分の拡幅についての御質問でございますが、この道路は都市計画道路茨島土沢線として整備を完了した路線となっております。なお、当該部分につきましては JR 東北本線の橋脚など、道路拡幅にあわせた大型構造物が既に築造されておりますことから、道路拡幅は困難と考えております。

 しかし、みたけ・厨川地区の現状を見ますと、交通量がふえてきておりますことも認識いたしておりますことから、渋滞の緩和を図るため、現在、計画調査等を進めております元滝沢踏切の立体交差や厨川駅自由通路の整備について、 JR 東日本盛岡支社並びに日本鉄道建設公団盛岡支社など、関係機関との協議や地元の皆様に御相談を申し上げながら、できるだけ早期に着工できるよう努力をしてまいりたいと考えておりますので御理解をいただきたいと存じます。

 次に、市道上堂一丁目青山二丁目線の県道昇格と立体交差の進捗状況の御質問でございますが、当該路線につきましては、県道昇格を前提に県事業による立体交差化の要望をいたしておるところでございます。市におきましても県、市一体での調査をいたしながら、 JR 東日本と協議をいたしておるところでございますので御了承いただきたいと存じます。

 以上、私に対する質問にお答えを申し上げます。



◎教育長(佐々木初朗君) 議長。



○議長(藤川智美君) 佐々木教育長。



◎教育長(佐々木初朗君) 学校給食施設の排水の処理対策についての御質問にお答えいたします。

 グリース阻集器の設備及び排水についてでございますが、このグリース阻集器は学校給食施設からの排水に溶けている油分をこの中に滞留させ、固めて取り除くための設備でございます。この設備の構造は3槽になっており、野菜くずやごみなどをかごで受けたり、沈殿させたりする仕組みになっているものでございますので、仕切り板の設置が不適切な場合や内部の清掃が行き届かない場合などは、水質が汚れる恐れがあるわけでございます。このことから、昨年実施いたしました学校給食施設の点検及び改善の際には、グリース阻集器の機能や取り扱い方法の確認及び改善を実施したところでございます。

 さらに、本年4月には学校栄養士及び調理員全員を対象とする平成9年度の学校給食業務従事職員の研修会を開催しまして、グリース阻集器の取り扱い方法や清掃、管理方法について具体的に指導をするとともに、学校長に対しましても給食室の衛生管理の一つとして万全を期すよう指導を行うなど、適切な使用や管理についての徹底を図ったところでございます。今後とも、御指摘の状況が生じないよう随時点検を行うとともに、排水処理を適切に実施するよう学校に対して指導してまいりたいと存じます。

 以上です。



◆3番(佐藤妙子君) 議長。



○議長(藤川智美君) 3番佐藤妙子さん。



◆3番(佐藤妙子君) 大変ありがとうございました。それでは何点かについてお伺いします。

 きのうも各学校のごみ焼却についての質問がありましたが、私たちが買い物をする場合に一応の表示を目安としていますが、塩化ビニール類の表示がはっきりしてないものがありますので、特に事務用のものは表示のないものが多くて、消しゴムなど全く表示されておりません。それで公的施設、または家庭や事業所などでの大量のごみ焼却については住宅密集地ほど苦情が多く、また汚染の心配もありますので、そのことについて市の方ではどのような−−きのうの回答では規制をしていないという回答ですが、やはりある程度規制をするべきじゃないかと思います。

 それから2つ目には水環境について、昨年全国的に猛威を奮った O−157は原因があれこれ取りざたされておりますけれども、食中毒の原因は水の場合がほとんど多いということが報道されております。手を洗う場合には合成洗剤を多量に使ってはますます汚染されるばかりと考えますので、石けんの手洗いということも一番大事ではないかと思いますけれども、学校ではこの指導をどのようにしているのかということです。

 それから、学校の下水道整備のないところもあるとお話ししましたけれども、城北小学校もまだ公共下水道につながっていないと調べの方ではありましたけれども、この辺のところがいかがになっているのかお聞きしたいと思います。

 それから、盛岡大学問題については、市の方に調査報告がくるのかどうかということをお聞きしたいと思います。

 それから最後に、地域課題の方ですが、できれば県営運動公園の4号線に入るところに右折レーンをつけていただければ幾らか渋滞緩和になるのじゃないかと思いますけど、この辺についてお伺いしたいと思います。



◎市長(桑島博君) 議長。



○議長(藤川智美君) 桑島市長。



◎市長(桑島博君) 私からは大学の問題だけに限って御答弁申し上げ、後は関係部長より御答弁を申し上げます。

 大学問題につきましては、ただいま佐藤議員からの質問で大分詳しく私も内容を知ったという状況でございまして、これからどういったことが市の、行政側にあるのかということ、今の段階では明快にお答えはできませんが、いずれ調査とかそういったものは市の方には来ないというふうに考えて、この関係ではないんじゃないかというふうに私は判断をいたしております。何かありました場合は、御報告は申し上げたいと思います。



◎環境部長(高木智徳君) 議長。



○議長(藤川智美君) 高木環境部長。



◎環境部長(高木智徳君) 私の方からは公共施設等で、ある程度ごみ焼却の規制をすべきというふうな御提言でございますが、このダイオキシンの発生原因でございます塩素等が入ったごみについては、まず規制すべきと私も考えてございます。したがいまして、そういうものは燃やさないということから、順次入って指導してまいりたいというふうに考えております。すべてのごみを燃やすなというふうなことには、なかなか一気にはいかないんではないかというふうに考えてございますので、原因のはっきりしているものからまず指導していきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。



◎建設部長(高橋徹君) 議長。



○議長(藤川智美君) 高橋建設部長。



◎建設部長(高橋徹君) 私の方からは、運動公園から4号線に抜けるあの道路に−−4号線のところだと思いますけれども−−右折レーンを設置してはどうかというふうな御質問でございますけれども、あそこの現地はちょうど国道に出るところですけれども、中央線が引かれております。それで右折レーンという話ですけれども、あそこは丁字路でございますので専門的な右折レーンというふうなことにはならない、十字路の場合は右折レーンでございますけれども。ただ、あそこの現地を調査いたしまして幅員等をきっちりはかりまして、現在の2車線を3車線と申しますか、もう1車線ふやすというふうなことが可能かどうかまず現地を調査しまして、可能な見込みがついた場合は公安委員会とも協議いたしまして、それが可能であれば3車線になるというふうな措置を講じてまいりたいというように思います。

 以上でございます。



◎教育長(佐々木初朗君) 議長。



○議長(藤川智美君) 佐々木教育長。



◎教育長(佐々木初朗君) お答えいたします。

 一つは、手洗いがどうなっているか、石けんを使っているかということのお尋ねでありますが、これは特に去年の O−157があって以来、それぞれの学校では普通の石けんによる手洗い、これを励行するようにという指導しておりますので、そういった形の手洗いになっていると思います。

 それから、城北小学校の下水道でありますが、排水処理になっているところでございます。

 以上でございます。



◆3番(佐藤妙子君) 議長。



○議長(藤川智美君) 3番佐藤妙子さん。



◆3番(佐藤妙子君) 最後でございます。

 市長さんから御答弁いただきました盛岡大学についてですが、私学助成をしている立場から教育委員長さんはどのようにお考えなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。



◎教育委員長(國井達夫君) 議長。



○議長(藤川智美君) 國井教育委員長。



◎教育委員長(國井達夫君) 盛岡大学のこのたびの不祥事の問題でありますが、私学助成をしていることについては事実でございますけれども、私立の大学についての責任はこれは文部省でございますので、先ほども市長から答弁ありましたとおり、国の動向やあるいは県の私学助成がどのような方法で進められるか、これをよく見きわめて考えたいと、そう思っております。



○議長(藤川智美君) 以上で3番佐藤妙子さんの質問を終わります。

           −−−〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜−−−



○議長(藤川智美君) 以上をもって、本日の日程は全部終了しました。

 明18日は総括質疑を行いますので、午前10時から本会議を開きます。

 本日は、これをもって散会します。

   午後1時49分散会