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岩手県 盛岡市

平成 3年  3月 定例会 03月06日−02号




平成 3年  3月 定例会 − 03月06日−02号







平成 3年  3月 定例会



平成3年3月盛岡市議会定例会会議録(第2号)

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平成3年3月6日(水曜日)

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 議事日程第2号

 平成3年3月6日(水)午前10時開議

第1 一般質問

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 本日の会議に付した事件

日程第1 一般質問

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 出席議員(43名)

 1番  渡辺勇一君

 2番  鈴木礼子君

 3番  小杉正夫君

 4番  小沢啓志君

 5番  細越太一君

 6番  佐々木吉兵衛君

 7番  山本武司君

 8番  佐々木 博君

 9番  高橋金兵衛君

10番  藤川智美君

11番  折居明広君

13番  小原栄蔵君

14番  細屋 実君

15番  鈴木俊祐君

16番  吉田久孝君

17番  谷藤正男君

18番  菊池 強君

19番  嶋貫 尚君

20番  青木道雄君

21番  及川冨久司君

22番  高橋 功君

23番  岸本敬一君

24番  天沼 久君

25番  工藤栄市君

26番  藤沢国雄君

27番  西郷賢治君

28番  下田靖司君

29番  遠藤政蔵君

30番  高橋 修君

31番  阿部静子君

32番  下上マツ子君

33番  菊池正亨君

34番  高橋雄仙君

35番  斎藤権次郎君

36番  伊藤正三君

37番  藤原仁右ェ門君

38番  斎藤昭一君

39番  浅沼信一君

40番  戸塚 孝君

41番  下川原弘志君

42番  阿部和平君

43番  斎藤文三君

44番  泉 又蔵君

 欠席議員

なし

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 説明のため出席した者

市長        太田大三君

助役        桑島 博君

収入役       古枝稔男君

水道事業管理者   井上正夫君

総務部長      松川喜一君

企画財政部長    平野 力君

市民生活部長    岸田忠清君

保健衛生部長    鈴木 基君

福祉部長      藤村政男君

産業部長      佐々木 實君

建設部長      佐々木慶夫君

都市計画部長    下田啓太郎君

開発部長      太田 昭君

下水道部長     山口貞藏君

消防防災部長    新藤 威君

アルペンスキー

世界選手権大会   西舘良政君

推進局長

水道部長      猿舘隆一君

財政課長      獅子内冨士夫君

教育委員会委員長  小林正吉君

教育長       佐々木初朗君

監査委員      太田代 實君

農業委員会会長   熊谷祐三君

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 事務局職員出席者

事務局長      斎藤祚雄君

事務局次長     阿部利男君

議事課長補佐    丸谷誠一君

調査係長      内澤栄光君

議事係長      吉田和弘君

書記        苫米地千枝子君

書記        佐々木英司君

書記        砂子田 聡君

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 午前10時05分開議



○議長(伊藤正三君) これより本日の会議を開きます。

 これより本日の議事日程に入ります。

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△日程第1 一般質問



○議長(伊藤正三君) 日程第1一般質問を行います。

 順次質問を許します。39番浅沼信一君。

〔39番 浅沼信一君 登壇〕(拍手)



◆39番(浅沼信一君) 平成3年度当初予算審議に当たり、市政クラブを代表して市長並びに教育委員長あいさつについて若干の意見を交えながら順次質問してまいりますので誠意ある答弁をお願い申し上げます。

 4年前、太田市長は市議会の大半の議員の推薦を受け「継続は力なり」エース力投のスローガンのもとに他の2人の候補者に圧倒的大差をもって当選し、第3期太田市政へと力強くその第一歩を踏み出したのであります。

 その太田市政の重要課題の一つは近隣町村との合併問題であり、とりわけ懸案事項であった都南村との合併であります。さらには盛岡市新総合発展計画後期計画の策定と実施にありました。太田市長は任期中での合併実現の方途で都南村側と協議を進めてまいりましたが、うまくかみ合わず、任期中での任意協議会設置さえ危ぶまれております。太田市長の任期は今年8月でありますが、この残された期間内に全力をもって交渉に当たることとは思いますが、どの程度の進展を考えておられるのか御所見を伺いたいと思います。

 また、北東北の拠点都市確立に不可欠な近隣町村との合併、盛南開発、駅前及び駅西口開発等大口プロジェクト、念願かなった1993年アルペンスキー世界選手権大会を成功裏におさめるためにも太田市長は4選出馬に踏み切るべきと思いますが、立候補の決意についてお伺いいたします。太田大三後援会は既に、4選体制について関係方面に協力要請しているやに聞いておりますが、今まさに市民県民の注視の的であります。特にも4月7日執行される知事選挙において、工藤知事の誕生とともに太田市長にはこれまでにない力を発揮でき得る絶好な機会と思うのでありますがいかがなものでしょうか。

 さて、新総合発展計画には幾多の大型事業が控えておりますが、平成3年度は盛岡駅西口地区開発などを初めとし昨年より3件多い64件の新規事業を策定し、盛岡市当初予算は前年対比8.3%、岩手県の骨格予算0.9%、地方財政計画目標値の5.3%を大幅に上回る積極予算編成となり、総額607億900万円と初めて600億円台に編成された予算に対し、会派を代表して敬意を表するものであります。

 一方、歳入面では市税の伸びが低下し、繰入金及び市債が増加し、他方、歳出面では公債費が増加する傾向にあります。今後、市民生活を後退させないで後期計画実施に向けた財政計画及び財源確保をどのように図っていくのか、所見を伺いたいと思います。

 次に、北東北の拠点を目指す都市基盤づくりについてでありますが、盛南開発事業のかなめの一つでもある開運橋飯岡線の玄関口である盛岡駅前南地区の沿道型区画整理事業の進展であります。この地区の唯一の難関であった国際興業との区画整理事業の了解とともに一気に事業の推進が図られるものと思った矢先、盛岡ガス移転先交渉のもつれからいまだ工事着手されていない状況にありますが、今後の対策と見通し、工事終了のめどについてお聞かせください。

 第2点は、盛南開発事業についてでありますが、市長あいさつの中で「区画整理事業の手続きを進め、事業着手の早期実現に努めます」とありますが、当初計画ではこの事業の推進は2工区に分け進める。途中から100メーター巾員道路は60メーターにする。また、工区は全区1工区にするなど一貫性のない説明をし、なぜそうなるのか、そうしなければならないのかの説明は1回もなかったのであります。しかも、予算委員会での私の質問に対し、地元説明会においても何の異論もなかったという一点張りは、議会の資料及び説明の経緯からしてまことに残念と言わざるを得ないと思います。私は、将来の北東北の拠点の核としての一番の魅力は、盛岡駅コンコースから見える100メーター巾員の道路にあると思うが市長はどのように思われているのか、あなた自身の考えをお聞かせください。

 次に、平均農地−−果樹園地を除く、の30%の先買いが、一定の条件において盛南開発を進めるとの合意のもとにスタートしたところでありますが、今現在、農家の何%が未同意となっているのか、また、面積にして何ヘクタールなのかお尋ねをしたいのであります。また、未同意者の説得はいつまで行うとしているのか、不調の場合は見切り発車をするのか伺いたいと思います。一筆測量は後の工事施工をスムーズに行う上で不可欠の要因と私は思うのでありますが、現在の市の考えをお聞かせください。

 また、盛南開発の核になる施設については、今まで議会に対しても地元に対しても一切の説明がなされないまま今日に至っておりますが、具体的に進める今の段階では当然、公団との打ち合わせがなされているものと思うが、駅西口開発並みの資料がどうして出てこないのか不思議に思うところでありますが、この開発の目玉は何なのか、何をどうしようとしているのかお尋ねします。また、仮換地指定はいつをめどとしているのかもあわせてお聞かせください。

 次に、12月定例議会で我が会派の藤沢国雄議員の一般質問で行った国土調査は、その後の話し合いから何年ごろから実施しようとしているのか、その後の経過をお聞かせください。

 次に、市長あいさつでは踏切事故防止対策として長橋踏切の拡幅及び木沢踏切の立体交差化への調査を進めるとありますが、今まで各議員が要望していた市内を貫通している東北本線、山田線、田沢湖線の立体化の調査も同時に行うべきと思うがいかがなものでしょうか、お伺いいたします。

 豊かで活力ある産業づくりについてお伺いいたします。

 市長あいさつでは、広域的な協調を図りながら産業振興を推進するとありますが、北上工業団地、花巻及び玉山の工業鉄工団地など県指導の地域はそれぞれ県の発展の一翼を担って成長を遂げております。我が盛岡市は官庁以外の大きな事業所もなく、子弟の就業の場は限られたものとなり、他県へと頭脳が流出している現状にあると言わざるを得ません。昨年の国勢調査においても人口の伸びは期待する余地もありません。そのためにも上厨川から青山町、及び滝沢村の間に一大工業団地を形成し、真に活力のある盛岡市につくりかえるべきと思うがお伺いいたします。

 生活の基盤は何と言っても収入源を確保することにあります。また、就職先にしてもそれぞれの能力に合った職場を自由に選択するだけの企業数がなくては、子弟の郷土に対する定着や愛着は生まれてきません。真の豊かさには生活基盤をしっかり支えていけるだけの行政の施策が望まれるのであります。また、近隣町村との合併にしても、これらの施策の充実こそが活力ある盛岡市形成の原動力となり得るものと思うのであります。商工業の発展、充実にさらなる決意を求めるものであります。

 快適な生活を支える環境づくりについてであります。

 北上川の清流化とともにサケの遡上数は飛躍的にふえ、下水道整備の促進とともに市民全体の自然に対する認識と相まって、常に環境が保全されていることに対し敬意を表したいと思います。市内から展望できる岩山地域においてもそのたたずまいは昔のまま保全され、常に市民に対し緑のやさしさが目に飛び込んでくる景色は盛岡ならではの財産であろうと思います。そこで、今年度からマンション規制を検討していくとのことでありますが、具体的にどのように取り組みされようとしているのかお尋ねいたします。緑の保全とともに、共有財産である眺望権の侵害にならない、いわゆる盛岡市共有の価値を失うことのないような施策が求められるところであります。

 次に、賛否両論のあった岩山動物公園も市民に親しまれる施設の一つとして定着されつつあり、今年7月には子供たちに久しく望まれていたアフリカ園が開園の運びとなったことは実に喜ばしいことであり、盛岡のインパクトを与える意味においても有意義なものであります。また、散策等、動物と触れ合いながらの一日もまた健康的ですばらしい施設であると思います。しかし、動物園以外の土地は個人所有のものであり、いつ山肌が削られるのか、樹木が伐採されるのかわかりません。樹木の保全とともに、動物園散策路の拡大とあわせて一大盛岡市民の森として買収して広く一般に開放する考えがないのかお尋ねをいたします。

 次に、盛岡市下水道も平成3年度末をもって普及率が72%と向上してまいります。市民生活にとって欠かすことのできないこの事業もあわせて上水道の普及率と一体のものであり、水に恵まれた盛岡市といえどもやがて御所ダムの水源に頼らなければならないときが早晩やってくることと思います。ダムの水質保全を急がなければならないときと思います。幸い、繋地区は下水道に組み込まれ、以前より下流部がきれいになったことは実に喜ばしいことであります。しかしながら、上流部における鶯宿温泉御所地区の下水道は御案内のとおり未整備の状況にあります。昨年も質問いたしたところでありますが、雫石町と協議の上早急に取り組むべきと考えますが改めて御所見を伺いたいと思います。

 ごみ問題について質問いたします。

 生活様式の変化とともに、各自治体とも一般廃棄物及び産業廃棄物とも年々増加の一途をたどり、その処理及び最終処分場の確保が難しくなり、さらにはごみの多様化とともに燃焼時の大気汚染の心配や廃液の処理など、一自治体では処理能力の限界の域に達している現状にあります。このときに当たり、市民レベルでの資源再利用に端を発し、分別収集やごみをなるべく出さないように、あるいはバザーのようにお互いに交換制度なり使い捨てを戒め、消費は美徳のスローガンも今では影をひそめております。盛岡市においても町内会、婦人会、子供会などが中心となりこの運動に取り組み、町内会連合会においても先進地の視察を行うなど市民レベルでの活躍が目立っております。しかし、年々ごみの排出量は増加の一途をたどっております。当市において、今年これらの運動の推進役としてごみ減量推進基金を創設し、その果実をもってこれらの団体への運動の助成を行うとしております。

 しかし、今当市のごみはすべて無料で引き取られております。粗大ごみでさえ電話一本で無料で引き取る現在、ごみ減量運動に対し私は少々矛盾を感じております。私はこの基金はごみの量に応じ多少の処理費用等を課し、その益をもって運動に積極的な団体に助成するなどもあわせ考えるべきときと思うがどうでしょうか。また、瓶類、缶類、パック類の容器についてはデボジット制度を盛岡市独自に取り入れるなど、大胆な運動を期待するところでありますがいかがなものでしょうか。

 一般的なごみ、特に紙類などはできるだけ自家焼却に心がけるように指導することによっても減量が考えられますし、生ごみは庭の片隅にコンポスト用の容器を置くことによっても減量に役立つことであります。自治体によっては必要な方にはコンポスト用の容器の助成措置を行っているところもありますが当市としてはいかがなものでしょうか、お尋ねをいたします。

 次に、庄ケ畑に建設予定の新ごみ焼却場は多方面より考えられ候補地として最終決定されたものと思います。今までのように耐用年数ごとに移転先を求めることのないように、敷地面積の確保とともに廃熱利用を考慮し、市民の憩いの場となるような施設として建設されますよう願うものであります。また、現在の焼却場の跡地利用は当該地区住民の関心事でありますが、跡地利用についてお聞かせください。

 次に、教育委員長あいさつについて若干の質問をしてまいります。

 心身ともに調和がとれ、しかも人間本来の感性のすぐれた要素を伸ばすことは教育の原点であると思います。私はさきに中国政府長治市に招待された折に中国の一人っ子政策について尋ねてみました。一人っ子政策は人口抑制のためやむを得ぬこととの答えでしたけれども、しかし、一人っ子のため、親の甘やかしや集団生活に対する適応力の欠如が憂慮されるとの意外な答えがあり、日本でも大変なことでしょうねと言われました。今、日本も学校における暴力行為や他人に対する思いやり、さては集団に溶け込むことのできない子供たちも、家庭内での遊び中心も一人っ子の影響があらわれてる一面ではなかろうかと思うのであります。

 今、40人学級に移行中であり、既に小学校においては40人学級が定着しております。幼児期及び小学校低学年において、まず集団生活のあり方について身につけていかなければならない重要なときと思うのであります。そこで、小学校低学年時だけでも40人制から30人程度とし、先生が一人一人の児童に対し真にきめ細かな指導ができるように配慮できぬものかと思うのでありますがいかがでしょうか。国の基準のこともあり、難しいことを承知の上でお伺いするものであります。

 次に、小学校におけるマンモス化は先生が困惑するだけでなく、児童自身も自分の学級だけよければよいという風潮が生ずる要因となっております。委員長は適正規模校を何学級ぐらいと考えているのか、また対応策についてお尋ねいたします。

 第2東松園小学校の用地費が計上されておりますが、給食時間も大切な教育の一線上にあり、決して食物を口に運ぶということではないはずであります。新しい試みとしてこの第2東松園小学校の建設に当たっては、せめて3学年ぐらいまで集団で給食ができるように給食室に隣り合わせに食堂の設置を試みてはいかがかと思い、御所見を伺いたいと思います。

 次に、社会教育の場はさまざまな角度から実施されており、特にも教育振興運動はその代表格と言ってもいいでしょう。また、PTAを主体とした家庭教育学級、地域に根差した公民館学級、公的機関が実施する各種講座や講演を通じあらゆる分野において教育を受けることができます。また、洋上での青少年の研修、婦人の船、シルバー洋上研修もその一つでありましょう。平和な国であればこその事業でもあります。しかしながら、研修が終わり発表会が終わりますと大方はその知識を温存させているのではないでしょうか。せっかくの時間と金をかけながら、実社会の中で実践していく努力と勇気が今一つ不足の感を抱いているのは私の偏見でしょうか。食物を摂取すれば血や肉となるように、他人より識見の広まった方々が一般社会の中でそのことが還元できるようなシステムについて考えていくときではなかろうかと思いますが、教育長はいかがお考えなのか御所見を賜りたいと存じます。

 以上、太田市長及び教育委員長に質問いたしたところでありますが、盛岡らしさの創造がなくては北東北の拠点都市としての発展も望めるものではないでしよう。また、受け皿づくりのないところには人も企業も、さては地方官庁の移転も無理と言わざるを得ません。県都である盛岡市が日々発展し、くだんの努力なくしては県政の発展も望めなかろうと思うのであります。

 21世紀に向けた都市づくりが今始まろうとしております。悔いのない事業の推進を御期待申し上げますとともに、1993年アルペンスキー世界選手権大会に盛岡の名を全世界にアピールできますように成功を願うとともに、さらに再選を期する議員諸公の各位の御検討を願い質問を終わります。(拍手)



◎市長(太田大三君) 議長。



○議長(伊藤正三君) 太田市長。

〔市長 太田大三君 登壇〕



◎市長(太田大三君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。

 まず、都南村との合併問題についてでございますが、私は三たび市長に就任以来、都南村との合併問題を市政の最重要課題の一つとして取り組んでまいったところでございます。

 平成元年2月に、都南村長と合併問題についての話し合いを行ったことを皮切りといたしまして、市村事務レベルによる検討協議と取りまとめ、さらには、昨年3月29日には都南村長に対しまして合併の申し入れを行いますとともに、市村においては、有識者の方々によります合併問題懇談会や地域懇談会を開催しまして、広く住民の方々の理解を深めてまいりましたことは、御案内のとおりでございます。

 このような市村の盛り上がる機運を逸することなく、残された期間におきましては、合併の期日など、高度な判断を必要とする事項につきましてあらかじめ話し合うため、合併特例法によらない任意の協議会を設置いたしまして、市村のいろいろな問題を大筋で煮詰めました後に都南村長とも相談いたし、また、議会の協賛も得まして、できるだけ早い時期に法定の合併協議会を設置いたしまして、合併に関する正式協議を行い、新しい中核都市づくりに向けて市村の合併が実現されますよう全力で取り組んでまいりたいと存じております。

 次に、市長選挙の立候補の決意についてでございますが、私は、昭和54年9月に市長に就任して以来、市民との対話を基本姿勢といたしまして、市勢発展のため今日までできる限りの努力をしてまいりました。この間におきまして、私は21世紀を展望したまちづくりの指針として新総合計画を策定したところでございまして、現在、全力を挙げてこれを推進しているところでございます。

 御指摘のように、今、盛岡を取り巻く情勢の変化にも対応しながら、合併問題を初め都市開発、基盤整備など、多くの課題に取り組みプロジェクトを推進する必要がありますことから、私は皆様のお力添えを得ながら残された期間、なお一層、盛岡市発展のために全力を尽くしてまいりたいと存じておりますが、なお、お尋ねの4選出馬につきましては、もう少し諸情勢というようなものを見ながら、時間を置きまして態度を表明いたしたいと存じておりますので、御了承賜りたいというふうに存じます。

 次に、今後、市民生活を後退させないで後期計画実施に向けた財政計画及び財源確保をどのように図っていくのかという御質問でございますが、財政計画につきましては、社会経済情勢の変化や税財政制度の改正など、諸情勢の変化に適切に対応してまいりますため、毎年度ローリング方式による策定を行い、その実効性を確保してまいることとしているものでございまして、事業の重要性、優先性、緊急性を総合的に検討の上、限られた財源を効率的な配分により対処してまいるものでございまして、また、財源確保といたしましては、一般財源の大宗を占める市税の適正、かつ、公正な課税客体の把握と収納率の向上に努めるとともに、特定財源におきましては、国庫支出金、県支出金などの確保、あるいは節度ある地方債の活用に努めてまいりたいと存じております。

 次に、盛岡駅前南地区区画整理事業についての御質問でございますが、御承知のとおり、盛岡駅前南地区の整備につきましては、昭和63年12月に、沿道区画整理型街路事業として事業計画の認可を得、これまで減価補償金による用地の先買いを行ってきたところでございます。

 御指摘の盛岡ガスの移転につきましては、移転先の用地について昨年12月、地元地権者の合意を得まして用地取得事務を行っておりまして、地域住民との話し合いに努め、東仙北二丁目地内への移転が進められているところでございます。

 駅前南地区区画整理事業の全体的な予定といたしましては、平成4年度を目途に盛岡ガスの移転を終え、平成7年度までに、JR等からの減価補償金による用地の先買いを予定しておるところでございます。区画整理による面的整備は平成7年から着手し、3カ年程度を見込まれているところでございます。

 次に、盛南開発における100メートル道路についての御質問でございますが、盛南開発における100メートル道路構想は、昭和48年に策定されました盛岡市市勢発展総合計画におきまして100メートル緑化道路として構想され、盛南地区のシンボル性を強調したものでございます。その後、地域公団が昭和59年に実施いたしました盛岡南地区都市開発基本計画調査におきましてもその構想が受け継がれ、計画の策定がなされたものでございます。

 この基本計画調査の中で、事業全体の計画を具体的に検討いたしますと、まず、市、地元で示した合算平均減歩率30%以内の条件が厳しく、事業の採算性から盛南開発そのものの事業化が困難視され、見直しの必要に迫られたものでございます。そのため、昭和61年度に、地域公団では100メートル道路の見直しも含む盛南開発の実現化のための補完調査を行いました。合算平均減歩率30%を超えないこと、国庫補助の対象となり得る幅員であることを前提として実現化のための検討を行った結果、いわゆる100メートル道路の構想につきましては60メートルとすること等の調整によりまして、盛南開発全体の事業化の見通しが立ったものでございます。100メートル道路は交通機能のほか、景観、シンボル性に着目した構想であるため、幅員について明確な基準がないことでもありますが、以上のような経緯を考慮すると、盛南開発事業を円滑に進めるために、これまでの構想を実現する可能な範囲で生かした60メートルとすることもまたやむを得ないものと考えられますので、御了承賜りたいと存じます。

 次に、農家の何%が未同意かとの御質問でございますが、協力書の提出されていない農家は約10%となっておりまして、所有合計面積は約17ヘクタールでございます。この方々に対しましては、事業を円滑に推進するため、換地計画作成まで今後も協力を求めていく考えでございます。

 次に、一筆測量についての市の考え方についてでございますが、土地区画整理事業を実施する上で基準面積確定のための一筆測量が有効なものと考えております。したがいまして、地元の意見として、事業実施主体である地域振興整備公団へ一筆測量の実施を要望しているところでございます。

 次に、盛南開発の核になる施設についてでございますが、盛南開発は御案内のとおり、盛岡市が将来にわたり県都として業務、情報、文化等の拠点として発展するため、都市型産業拠点機能を中心とした生活、文化、レクリエーション、コンベンション、イベント、住居機能を一体とした複合開発を行うものでございまして、市といたしましても、中心地区に行政施設用地約10ヘクタールの用地を確保する予定でございます。立地施設につきましては、市といたしまして市立病院あるいは市民会館など、今後、移転新築を要する施設がございますが、いずれも全市的な見地からこれらは整備するべきものでございまして、盛南地区も含めまして、それぞれ建設委員会におきまして検討されているところでございます。今後、盛南地区に方向づけがなされた施設につきまして地域公団とも協議し、計画に盛り込んでまいりたいと考えておりますので、御了承願いたいと存じます。

 次に、仮換地指定の時期についてでございますが、現在、公団との協議の中では、平成6年ごろが予定されているようでございます。

 次に、国土調査の実施予定と経過についてでございますが、国の第4次国土調査事業10カ年計画の策定段階におきまして、市町村の実施内容等について県と調整を進めてまいりましたが、本市の場合は新総合計画との関連もございまして、平成7年ごろの実施になる見通しでございます。

 なお、関連した事前調査や市民へのPRにつきましては、平成5年ごろから行われるものと考えております。

 次に、踏切事故防止対策として、東北本線、山田線及び田沢湖線の踏切の立体化につきましては、用地取得や多額の工事費等が必要となることから、国庫補助事業に採択される見通しを立て、順次、調査の上改良してまいりたいと存じておりますので、御了承願いたいと存じます。

 次に、当市の若年労働力の県外への流出を防止し、地元に定着させるために上厨川、青山町方面に大規模な工業団地を形成し、企業の誘致を図り、雇用の場を確保すべきではないかとの御質問でございますが、厨川方面、特に盛岡インターチェンジに近接する区域につきましては市街地にも近く、位置的には流通業務地区としての土地利用を図るべき地域として計画し、位置づけがされておるところでございます。今後は、この地域について地元関係者の方々等と十分協議を進め、企業の立地にも努め、同時に雇用の確保を図るなど、交通至便なインターチェンジ周辺地域にふさわしい土地利用を図るよう努めてまいりたいと存じます。

 また、大量の用地や用水を必要とする大規模な工業団地の形成につきましては、岩手県及び近隣町村とも連携、協調をとりながら、都市計画との整合にも配慮し、適切な地域の工業の集積が可能となるよう、今後ともその推進を図り、産業の振興発展に努めてまいりたいと存じます。

 次に、マンションの規制についての御質問でございますが、マンションは建築基準法に基づき適法に建築されているところでございまして、景観形成につきましては、都市景観形成ガイドラインに基づき十分配慮して建築しているところでございます。しかし、地域によりましては日照、電波障害、ビル風、駐車場問題などを生じておりまして、これらに対応するため地域の環境に合い、かつ、将来の良好な市街地形成を誘導できるような指導指針について検討してまいりたいと存じております。

 また、山並み眺望の確保につきましては、平成2年度の眺望に関する対策調査の結果に基づきまして、具体的景観形成基準の立案検討をしてまいりたいと存じます。

 次に、動物公園の散策路拡大と周辺の用地買収による緑の保全についてでございますが、岩山南公園の散策路につきましては、年次計画により整備を進めているところでございます。また、動物公園を囲む地区は樹木も多く、自然環境にも恵まれておりまして、その用地取得、保全等については、今後、十分検討してまいりたいと存じております。

 次に、御所ダムの水質保全についての御質問でございますが、ダム湖上流に位置しております雫石町におきましても、現在、町の中心部を北上川上流流域下水道関連公共下水道として積極的に整備を図っているところでございます。しかしながら、現時点において鶯宿温泉と周辺は地理的条件等から、下水道全体計画区域外となっている状況でございます。このため、雫石町におきましては、厚生省が所管する合併処理浄化槽方式により、排水処理の構想を持っているようでございます。また、一方では、下水道事業の上位計画でございます北上川上流流域下水道、都南処理区の時期見直しが平成4年から5年に行われることが予定されておりますので、その際全体計画に編入されるよう、関係機関に対して要望してまいりたいと存じております。

 次に、ごみ問題についてでございますが、最初に、ごみ減量推進基金の運用に当たりまして、ごみの量に応じた処理費用等を課して減量運動実践団体に助成する等もあわせて考えるべきではないかという御質問でございますが、今回御提案いたしておりますごみ減量推進基金条例は、市民のごみ減量、リサイクル運動への支援など、市民ぐるみの施策を展開しようとするものでございます。

 御提言のございましたごみ処理費用を課する問題につきましては、昨年、国の生活環境審議会の答申におきましても重要な課題と位置づけられているところでございまして、この答申を受けて、現在、国において廃棄物処理法の全面的改正案が今国会に提案されているところでございます。つきましては、今後、この法改正などの動向を見定めながら、対応を検討してまいりたいと存じます。

 次に、瓶類、缶類、パック類の容器についてのデポジット制度を市独自で導入してはどうかとの御質問でございますが、御案内のとおり、特に缶飲料の普及による空き缶類の量的増大は、生産、流通、販売ルートを通じた回収ルートが確立していない状況から生じている問題と指摘されております。また、国におきまして、今国会に再生資源利用促進法案が提案されているところでございまして、この法案は、生産から販売段階に至る再資源化を促進する内容とされておりますことから、これらの動向を見る必要があると存じております。したがいまして、これらの動向を見ながら、1市町村で実施することが難しいとされておりますデポジット制度につきまして、他都市の例など調査研究させていただきたいと存じます。

 次に、生ごみのコンポスト容器に対する助成についての御質問でございますが、ごみ減量資源化対策を展開する上での方策の一つとして、容器のあっせんや助成などについて検討してみたいと存じます。

 次に、現焼却施設の跡地利用についての御質問でございますが、御案内のとおり、現在計画中の新清掃工場は、門、三ツ割両焼却工場を統合更新することとしておるものでございます。したがいまして、現在の門、三ツ割両工場は廃止することとしておりまして、その跡地利用につきましては、門工場敷地内のし尿施設等の更新や両工場に分散している収集部門の車庫等、さらには将来検討が必要とされておりますリサイクル施設の問題と一緒に考えていくことが必要とされるところでございます。

 いずれにいたしましても、今後、これらの問題を総合的に検討する中で、跡地の有効活用に努めてまいりたいと存じております。

 以上、私に対する御質問にお答え申し上げます。



◎教育委員長(小林正吉君) 議長。



○議長(伊藤正三君) 小林教育委員長。

〔教育委員長 小林正吉君 登壇〕



◎教育委員長(小林正吉君) ただいまの御質問に対してお答え申し上げます。

 まず第1に、小学校低学年だけでも30人程度の学級としてきめ細かな指導ができるような配慮はできないのかというお尋ねでございますが、御案内のように、義務教育における40人学級は、平成3年度に小中学校とも全学年40人学級が実現する見込みでございます。40人学級が実現しますと、本市の実態を見ますと、1学級当たりの平均児童生徒数は、小学校では32名、中学校で36人という見込みになります。また、小学校の低学年だけを拾い上げてみますと、平成3年度の市内の全学級数の73%が35人以下の学級となる予定でございます。したがいまして、今後の学級編制あるいは教員定数の改善については、文部省、その他いろいろな機関で検討が続けられておるところでございますが、1学級当たり30名ないし35名という学級数の人数にした方がベターなのか、あるいは40人学級はそのままにしてその学級に対して先生の数をふやす、定数をふやすという方が一人一人に行き届いた指導ができるようになるのか、そういうことの検討がこれから十分なされるわけでございます。

 なお、専科教員の問題−−小学校における−−あるいは免許外教員の解消の問題等、いろいろ課題がございます。いずれにいたしましても、市教育委員会としましてはこのような動向を踏まえながら、国や県の指導をいただきながら、一人一人の子供に行き届いた教育ができる学級編制の実現を目指して勉強してまいりたいと、こう思っております。

 次に、適正規模校は何学級ぐらいがいいのかと、こういうお尋ねでございますが、大変難しい問題でございますけれども、文部省では小中学校とも12学級以上18学級以下を標準とすると、ただし、土地の状況その他により、特別の事情があるときはこの限りではないという指導を受けております。そこで、私たちといたしましても、以上のことを考えながら学級数の適正規模を考えているところでございます。

 なお、市教育委員会としましては、従来、文部省の考え方をもとにしながら、大規模校の最高限度枠をいろいろな関係から30学級以上にはしたくないと、こういうことで今日に至っているところでございます。いずれ、こういうことをもとにしながら今後学級編制をし、学校の新設等に対しても対策を練っていきたいと、こう考えております。

 次に、仮称第二東松園小学校に食堂を設けてはとの御質問でございますが、同校の建設計画では、1学年4学級から5学級、全校では24学級から30学級ということが予測されます。したがいまして、1学年だけの食堂を設けるとしましても、普通教室の4学級分程度の広さが必要になってまいります。しかも、食堂の国庫補助は現在のところ認められておりません。したがいまして、食堂の設置ということについては市費単独でやるということになりまして、なかなか問題があると思います。しかし、こういう大規模学校になりますと、建設に当たっては多目的ホールを設けるなどの計画もございます。そこで、工夫によっては、これらを食堂に利用するということも可能であろうかと存じます。

 次に、各種学習講座等で得た知識の社会還元システムについては、教育長からお答え申し上げます。

 以上でございます。



◎教育長(佐々木初朗君) 議長。



○議長(伊藤正三君) 佐々木教育長。



◎教育長(佐々木初朗君) 私からは、市民が各種学習講座等で得た知識の社会還元システムについてのお尋ねにお答えをいたします。

 去年12月の中央教育審議会報告の生涯学習に関する小委員会審議経過報告においても、お尋ねがありました学習成果を活用できるシステムについて述べられてございます。具体的な施策につきましては今後の推移を見る必要があると、そう述べられているところでございます。当市で開催しております学習講座の中には、自己学習を高めるもの、また、リーダー養成やボランティア活動を期待するものなどがございまして、それぞれ効果を上げております。特に、婦人ボランティア養成講座や少年指導員養成講座におきましては、修了生により既に自主的に社会還元組織をつくり活動をしておりますので、今後一層の活動を期待しますし、また、育成をしてまいりたいものと、こう考えてございます。

 なお、今後、生涯学習推進体制を検討する中でも、これらの活用方法やシステム化についてさらに研究をしていかなければならないと、こう考えているところでございます。



◆39番(浅沼信一君) 議長。



○議長(伊藤正三君) 39番浅沼信一君。



◆39番(浅沼信一君) 市長に1点だけ再質問をいたしますが、4選体制については言及を避けたわけでありますけれども、7月がもうすぐなわけでありますけれども、いずれ、前回の候補者は出る予想はないわけでありますけれども、どなたか心待ちにしている方もいらっしゃるのではないかというように考えています。前回、継続は力というキャッチフレーズでございましたけれども、まさに今回はそういう意味ではなく、太田市政の今までの積み重ね、あるいは前工藤市長からの積み重ねの最後の集大成になれる今後の4年間であろうと私は思います。それを市長自身がみずからおやりになるのかならないのか、そういう意味合いにおいてあなたはどうお考えなのか、市長としてどうお考えなのか、他人に任せようとしているのか、その辺を再質問をいたします。



◎市長(太田大三君) 議長。



○議長(伊藤正三君) 太田市長。



◎市長(太田大三君) ここまで皆様方の御指導、御協力を得ながら11年半市長を務めてまいりました。いろいろ懸案事項も解決したものもございますし、また、継続しなければならないものもたくさんあるわけでございます。いろいろな条件が整いますれば、それらを私の手でやりたいという気は十分今でも持っているわけでございますが、また、自分の体の様子やあるいは諸種の条件等を見ながら、やはりもう少し考えていきたいというふうに私は思っておるところでございます。

 いずれにいたしましても、市勢の発展を心から望んでおるものでございます。



○議長(伊藤正三君) 39番浅沼信一君の質問を終わります。

 次に、32番下上マツ子君。

〔32番 下上 マツ子君 登壇〕 (拍手)



◆32番(下上マツ子君) 質問に入ります前に、さきの浅沼議員が質問したことと重複することがあると思いますがよろしくお願いいたします。

 私は日本社会党を代表し、平成3年3月盛岡市議会定例会における市長あいさつ並びに教育委員長のあいさつについて順次質問をいたしますので、市長、教育委員長の御答弁をよろしくお願いいたします。

 市長は就任以来、市民との対話を市政の基本とし、長い歴史と伝統に築かれた当市のより発展のために生活環境の整備、市民福祉の充実、21世紀を展望した真に豊かで住みよいまちづくりに全力を傾注し、数々の事業を積極的に推進されましたことに改めて心から敬意を表するものであります。

 初めに、財政問題についてお伺いいたします。

 平成3年度の国家予算は、一般会計の規模が70兆円を越える大規模なものとなっています。前年比6.2%の増額です。この間、財政再建、行政改革が財政運営の基本とされてきました。予算規模が拡大する一方、国の政策経費である一般歳出予算は前年当初比で5.3%増の37兆円です。政府は平成3年度予算案を生活重視型と性格づけをしております。しかし、実際の事業別の配分割合を見ますとほとんど変わらず産業中心、生産者優先型となっているように思われるのです。特徴は何と言っても防衛費が依然としてふえ続けていることです。一般歳出の伸びは5.3%ですが、国債費を除きますと4.5%であるのに防衛費は5.47%増となり、軍縮という世界共通の認識に逆行している予算と言えます。しかも中東湾岸危機以降、景気は明らかに減速、不透明な傾向にある中で、過去に契約した後年度負担が7.4%もアップして約1兆9,000億円となったことは、今後の生活関連投資をそれだけ窮屈にすることは明らかです。

 平成3年度予算の大きいテーマは土地や住宅であり、将来を見通せば高齢化社会であることはだれの目にも明らかなことで、期待された公共投資430兆円の初年度として生活関連公共投資は当然土地や住宅、福祉医療対策へ向けられるものと思われていました。しかし、既存の事業に増額したにすぎず国民の期待を裏切るものとなっております。世界の経済大国日本と言われても豊かさの実感は薄く、土地の異常な高騰、所得の格差によって資産や生活での格差を広げ、大企業、中小企業の格差、過疎と過密、都市と農村、急速に進む高齢化社会、地球規模まで広がった環境破壊、行革によって福祉、教育、医療が削減されるなど豊かさの価値観が問い直されます。今、経済優先から人間的な暮らしを求めることであります。湾岸戦争も終結し、軍縮、平和を推進し国民生活を重視した国家予算とすべきと考えますが、市長の国家予算に対する御所見をお聞かせ願います。

 次に、地方財政計画についてお伺いします。

 平成3年度の地方財政計画は、歳入歳出規模は約70兆円、前年比5.6%増となっております。平成2年度7%増であったことや国が6.2%の伸びを示していることなどから考えますと、抑制された予算と言えるのではないでしようか。地方税約32兆円、前年比6.1%増、地方交付税約14兆円、前年比7.9%の増です。一般財源比率は69.5%と高い伸びとなっておりますが、これまでの経済の好況を反映したものと想定されます。しかし、地方自治体においては公債費負担に苦しんでいるところも多く、負担率が15%を超えているところが約半分の1,655団体で、うち20%を超えるところも682団体です。当市の公債費負担率についてお知らせください。

 地方債については、地方の借入残高が平成3年度末68兆円程度見込まれています。対米公約での生活関連投資430兆円にかかわる公共事業の拡大は起債を財源として行われるとすると、地方債の累積と公債費負担率を上昇させて後年度において財政負担の増加につながるのではないか、公債費負担率をどの程度までと考えておられるのかお伺いします。

 地方交付税の特例減額、国庫補助負担率の特例補助金カットの復元についてはこれまでも要望してきたところでありますが、特例延長の状況で地方財政の硬直化が依然として進んでいることが伺えます。加えて、政府のアメリカに対する財政支援が予算化される中で、地方財政に今後どのように影響を及ぼすものか見逃せないことです。今後の経済の見通し、税収の見通し等について市長の御所見を伺いたいと思います。

 盛岡市の平成3年度の予算は、厳しい財政状況にありながら北東北の中心都市としての都市基盤づくりに、生活環境整備に、そして高齢化社会の対応など福祉の充実のために8.3%増の積極的な予算を計上されたことを多とするものであります。市税収入が昨年とほぼ同額が見込まれ、約281億6,000万円と低い伸びでありますが、このような中で乳児、妊産婦医療給付事業に約2億6,500万円、重度心身障害者、障害児医療給付事業に約5億9,600万円を盛り込み、弱い人たちへの温かい配慮がなされました。また、急速に進む高齢化社会の対応に高齢者福祉基金造成事業に4億円が計上され、福祉充実の財源として期待されるところであります。

 高齢者福祉についてお伺いします。

 国の高齢者保健福祉推進10カ年戦略ゴールドプランによりますと、在宅福祉や施設の緊急整備を中心にし、在宅3本柱のホームへルパー5,000人、ショートステイ400床、デイサービス285カ所のそれぞれの増加。施設は特別養護老人ホーム1万床、老人保健施設25カ所、ケアハウス1,500人、高齢者福祉センター40カ所それぞれの増加、寝たきり老人ゼロ作戦の展開、機能訓練の場467カ所、脳卒中情報システム5カ所、生きがい対策に、明るい長寿社会に17カ所、新規事業として介護を提供するチーム方式の導入、福祉人材情報センターの設置など盛り込まれております。当市におけるゴールドプランはどのようになっているのかお伺いします。

 盛岡市の在宅介護支援センター設置について要望いたしてしておりましたが、昨年10月より山岸和敬荘内に設置されて5カ月を経過しております支援センターの運営活用状況についてお尋ねします。また、従事する職員の処遇についてお知らせ願います。

 次に、福祉都市宣言についてお伺いします。

 弱い立場にある人たちが日常暮らしやすい社会は、だれでもが暮らしやすい社会であろうと思います。弱い人の立場に立って歩きやすい道路の整備、また、建物や施設にも安全性が工夫され、精神的に支え合い、助け合って安心して暮らせるまちづくりであります。社会福祉の充実を願い、市民福祉の向上に努力されております当市が福祉都市宣言をすべきと思いますがいかがでしょうか。これまで社会党の高橋修議員が質問をし要望しておりましたが、検討した経緯があるのか、市長の御所見をお聞かせ願います。

 次に、ごみ問題の対策についてお伺いします。

 年々ふえ続けているごみ処理に対し、新清掃工場の建設事業に約4億500万円、ごみ減量推進基金積立金3,000万円を予算化したことは評価するものであります。ごみ減量資源再利用の市民運動を実践している団体の実績は評価されておりますが、ほかにも牛乳パックのリサイクル運動や包装を考える研究会、市内の業界には生鮮食料の包装に使われるトレイの回収再利用などいろいろ取り組みがなされております。このような数多い市民の方々からの英知を結集し、ごみ減量資源再利用の面、あるいは新清掃工場建設に当たっても市民参加を促進する今後の対応を考えるべきと思います。市民団体、業界、学者、学識経験者、行政でこの問題を取り組んでいく盛岡市ごみ減量廃棄物資源等審議会を検討する考えはないか、特に女性の方々の視点を生かすことはできないでしょうか。また、資源再利用の促進と処理対策を行う盛岡市廃棄物公社を設置する考えはないかお伺いいたします。

 次に、水質の保全についてお伺いします。

 平成3年度に策定されます生活排水処理基本計画について200万円の予算が計上されましたが、どのような背景と計画によって進められるのかお尋ねいたします。当市の下水道普及率が70%に加え、農業地域集落排水事業に約1億6,000万円、第2地域に拡大されますことは大変喜ばしいことであります。当市が水と緑が守られ、白鳥も飛来する自然豊かなまちとして歓迎されています。しかし、近年、合成洗剤、ゴルフ場の農薬などの汚染によって水質が悪化しているのではないかと言われます。水質検査の体制についてお伺いします。

 次に、消費者対策についてお伺いします。

 消費者問題は古くて新しい問題とも言われます。消費者の信用に関するトラブル、うまく勧誘する詐欺的商法による消費者トラブルが増加していると聞きますが、当市の消費生活相談の最近の傾向と問題点についてお聞かせ願います。また、生活安定資金貸付事業、消費者救済資金貸付事業の活用されている状況と返済状況についてお知らせください。当市の消費者行政は県内でも充実した業務を行っていると思われます。盛岡市消費者生活センターとして独立した機能を持ち、市民の生活相談に応じてもよいのではないかと考えますが市長の御所見を承りたいと思います。

 次に、消費者物価と計量についてお伺いします。

 生鮮食料品並びに日用品の物価について、中東湾岸戦争は終結いたしましたが、その影響や消費税等による便乗値上げが心配されます。そこで今後も監視体制が必要であると思います。消費者物価の動向と特定市における食料品、日用品の計量立入検査の状況をお知らせ願います。

 次に、合併問題についてお伺いします。

 当市と都南村との合併問題は現在も協議を進めているところであります。先般、都南村合併特別委員会が報告書の作成に当たって、結論を持ち越すなど慎重に対処しておられます。任意協議会及び法定協議会の設置について具体的スケジュールと合併後さらに他町村との合併についてどう考えておられるのかお伺いします。今、全国的に東京一極集中ではなく地方の拠点都市形成が高まっております。当市の経済圏、生活圏は近隣町村と大きく交差しており、今後北東北の中核としてふさわしい都市機能を持ち、政治、経済、文化の主体的役割を担うことであると思います。しかし、当市の人口減少傾向は若者の定着、出生率の低下も問題です。働く女性が子供を生み、育てやすい環境づくりをし、活力のある都市にすべきと考えます。そのためにも検討を重ねております中央卸売市場、市立病院をどう位置づけし、配置するのかお示しいただきたいと思います。

 次に、アルペンスキー世界選手権大会準備についてお伺いします。

 過般、オーストリアのザールバッハで開催されましたアルペンスキー世界選手権大会を視察されました市長の御感想と今後の当市の対応についてお聞かせ願います。

 本年は市長のあいさつにも述べられましたが、主として盛南開発、駅西口、浅岸地区等の区画整理事業、駅西口地区新都市拠点整備事業の中核となる地域交流センターの事業化を初め、懸案事項であります市立病院、中央卸売市場、市民会館、郵便局跡地など都市基盤整備に都南村との合併など大規模プロジェクトが計画されております。これらの実施に向けて財源確保が重要課題であると思いますが、今後の財政運営についてお伺いをいたします。

 また、盛南開発、駅西口地区新都市拠点整備事業が本年度、事業に着手することでありますが、それ以外の旧市街地について、まちの活性化を図る都市整備はどのように考えられるのかお伺いいたします。

 次に、教育委員長に質問をいたします。

 小中学校校舎増改築事業並びに第2東松園小学校用地取得に約12億2,000万円が計上されておりますが、教育環境の整備に御努力されておられますことを多とするものであります。

 次に、教育委員会会議の公開についてお伺いします。

 過日、岩手県において県教育委員会会議の公開が本年1月から公開されることになったと報道されておりました。県の教育委員会会議の公開について教育委員長の御所見を賜りたいと存じます。

 昭和31年に定めた県教育委員会会議規則によりますと会議は公開すると定められているものです。しかし、委員会室が狭い理由で今日まで非公開で会議が行われていたというもので、かねて民主教育をつくる県民会議が教育の民主化を願って公開することを要望したもので、このたび公開することになったのです。当市におきましても教育委員会会議の公開について下川原議員が発言し要望いたしておりました。当市の教育委員会会議の公開について教育委員長の御見解をお聞かせ願います。

 次に、学校における男女の平等についてお伺いします。

 間もなく幼稚園、保育園から小中学校の児童生徒の卒業式の日がやってきます。そして4月、子供たちの胸はずむ入学式となりますが、学校の行事には私たちも御案内をいただきます。そこでいつも感じさせられることでありますが、卒業証書授与に当たって、あるいは入学式に当たって、男、女にきれいに分けられています。生まれ順からの呼び方からすると男女の差別ではないでしょうか。これは全くささいなことではあります。しかし、毎日の出席点呼、あるいは入学式で、そして卒業証書を受け取るとき、いつでも、どこでも男が先、男子優先の思想が日々の生活の中ではぐくまれていくのではないでしょうか。男女ともに生きる立場から考えてみたいと思うのであります。

 婦人週間40周年記念作文のある一節を紹介します。「私の体験」と題して県内中学2年生女子生徒のものです。

 「おなごだもの当だりめえだべ」教室にいた一男子から発せられたこの一言は私にとって非常に腹立たしいものであった。それはある日の給食時間、当番をさぼっていた男子に注意したときのことだった。給食の準備を女子だけにやらせて男子たちは話に熱中しており、それを注意した際返ってきた言葉であった。そればかりではなく掃除のときだってそうだ。女子だけにやらせ、男子たちは適当にやったまねをしてごまかすという感じである。注意をすればまた例の「おなごだもの当だりめえだべ」という言葉が返ってくるだけである。このように毎日の生活の中に見られる男子の女子に対する差別的な考えが私たちの地域には依然として残っている。もちろん男子が皆そうであるというわけではないが、しかし、何人かは食事の準備、片づけ、掃除など家事的なものは女子がやるのは当たりまえと考えているのは確かである。歴史を振り返ってみても古来日本では男尊女卑の風潮が長期にわたり続いてきた。そして21世紀を目前に控えた今日でもそれがいまだにあちらこちらにその痕跡を拭い切れないでいる。以下略。

 また、岩手婦人少年室が高校生対象にしたアンケートですが、男女平等になるために特に必要だと考えることについての問いは、社会通念、風潮を変えるとの答えが64.4%です。子供たちが育つ過程では家庭における影響は大きいと思いますが、学校内における問題として卒業式、入学式について教育委員長の御所見をお伺いします。市内の学校の状況についてもお聞かせ願います。

 次に、ゆとりのある学校運営についてお伺いします。

 働き過ぎの日本人の労働観、欧米諸国からエコノミックアニマルと批判されます。生活にゆとりを持ち、充実した自由時間と潤いのある生活を送ることができるよう労働時間の短縮、生活環境整備と、昨年3月議会でゆとり宣言を求める意見書を国に提出したところであります。学校、教育現場に起こるいじめ、登校拒否、非行等々を考えるとき、子供たちが家庭の忙しさの中で基本的なしつけがなされていないことや、教師もまた忙しさの中で子供たちを見つめるゆとりがあるだろうかと心配になります。

 岩手県教育改革推進協議会が昨年10月、県内の教師から現場の声を取りまとめ編集したものの中から拾ってみました。まず家庭のしつけについての見解と提言です。事例1、人間として基本的生活習慣を家庭にしっかりつけてほしいと思うが学校任せの親が多い。また、親自身もしつけができていない若い人が多い。社会道徳も欠けていると思われる。親の資格を何らかの形で問う制度が必要でないか。事例2、もはや家庭はその機能を捨ててしまっている。親もみずからの責任を放棄している。

 次に、多忙化についての見解と提言です。

 事例1、とにかく放課後の時間がない。子供とゆっくり話したい。遊びたい。いつもいらいらしながら追われている。事例2、年々学校現場は忙しくなる一方で、本当に自分の勉強をしたい。本も読めない。週録の提出、会議、プール当番、かぎ当番、自宅に帰ってからの採点、ノート点検、日曜日スポーツ少年団の試合の応援など、自分の時間は学校でも家庭でもほとんどない。以上2つの項目だけの紹介をいたしました。

 これらが多くの先生たちの声でありました。教育委員長はこのような現状をどのように認識しておられるのか。また、どう対処なさるのかお伺いいたします。

 最後に質問いたします。市長の次期市長選についてお聞きいたします。

 市長は3期12年の実績を踏まえ、市政執行に鋭意努力されておられることに感謝申し上げます。議会開会に当たり市長ごあいさつがございましたが、数多くの市政課題に意欲を持って積極的に取り組む姿勢が感じられました。そこでお伺いいたします。次期市長選に臨まれる決意のほどをお聞かせ願えれば幸いと存じます。

 以上で私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)



◎市長(太田大三君) 議長。



○議長(伊藤正三君) 太田市長。

〔市長 太田大三君 登壇〕



◎市長(太田大三君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。

 まず最初に、平成3年度政府予算案に対する見解についてでございますが、政府原案を拝見いたしますと、公債依存度の引き下げと公債発行額を可能な限り縮減し、特例公債依存体質から抜け出して財政体質の改善を図るものであり、また、生活関連重点枠を新設いたしまして公共事業費に上乗せ配分するなど、生活に密着した予算であるとは受けとめておりますが、なお、今後、国会において審議するものでございますことから、その中での審議を見守ってまいりたいというふうに存じます。

 次に、当市の公債費負担率と生活関連投資に係る公共事業の拡大に伴い、後年度において財政負担の増加につながるのではないかという御質問でございますが、本市における平成元年度決算における公債費比率は13.4%となっておりまして、対前年度比で1.8%の減となっておるものでございます。また、公共事業に対する起債導入に当たりましては、後年次における負担をできる限り軽減するよう、特定資金公共事業債あるいは地域総合整備事業債など、補助金、地方交付税などの財源措置が可能な市債の選択を行うなど、努力してまいっているところでございます。

 次に、公債費負担率をどの程度までと考えているのかという御質問でございますが、健全財政運営の指標であります公債費比率15%を目途に考えているところでございます。

 次に、今後の経済見通しと税収の見通しなどについてでございますが、我が国の経済は好調を持続しておりますものの、公定歩合の引き上げによる金利の上昇あるいは銀行、証券など、企業の業績悪化、国際情勢の影響など、景気の先行きが不透明でありまして、予断が許されない情勢にございます。本市におきましてもこのような状況を反映し、今後の税収見込みにつきましては、個人市民税の減税が予定されておりますほか、好調を維持してまいりました法人市民税は、法人税率の引き下げ、企業業績の悪化など、前年度と比較し減額が避けられない状況にございます。

 一方、固定資産税は評価替えが行われますものの、5年にわたる負担調整の設定、住宅用地の特例措置などによりまして大幅な増額が期待し得ないことなど、市税を取り巻く環境は依然として厳しいものがあるというふうに認識いたしております。

 次に、当市における高齢者保健福祉推進10カ年戦略、いわゆるゴールドプランはどのようなっているのかというような御質問でございますが、21世紀の本格的な高齢化社会の到来に対応すべく、在宅福祉及び施設福祉の推進がきめ細かく一元的、かつ、計画的に提供できるように福祉関係8法が平成2年6月改正されましたことは、御案内のとおりでございます。これに合わせまして、国では、平成11年度までの10カ年の目標として、高齢者保健福祉推進10カ年戦略が策定され、既に現段階におきましても10カ年戦略による事業として、御案内のとおり、介護型ホームヘルパーの充実やデイサービスの増設、そして在宅介護支援センターの設置運営等、進めているところでございます。

 市町村につきましては、今後、平成5年4月まで具体的な計画を策定することが義務づけられ、平成2年度は同計画策定のマニュアルを国が作成し、その後県の計画策定、市町村の策定指導の段階を経ることとされておりますので、国のマニュアル並びに県の福祉計画との整合性を保ちながら、平成4年度の計画策定を今後進めてまいりたいと存じております。

 次に、在宅介護支援センターの設置に伴う運営活用状況と従事する職員の処遇についてでございますが、在宅介護支援センターにつきましては、御質問にありますように諸条件を具備する山岸和敬荘に委託し、平成2年10月1日から開設いたしているところでございます。開設から平成3年2月までの運営活用状況でございますが、延べ相談件数で193件となっておりまして、その相談内容は、介護について8件、施設入所について47件、在宅サービス事業につきまして108件、その他については30件となっておるところでございます。また、従事する職員につきましては、保健婦1名、介護福祉士1名の常勤職員が専任体制で、夜間につきましては併設する特別養護老人ホーム職員が相談業務に当たり、緊急を含めて24時間の相談体制で介護支援センターの運営に当たっております。

 なお、職員の処遇につきましては、山岸和敬荘の正規職員でございますので、一般の職員と同様の待遇であるというふうに伺っております。

 次に、福祉都市宣言についての御質問でございますが、まず福祉都市宣言を検討した経緯があるかとの御質問でございますが、このことにつきましては、他市の状況等を調査いたした経緯がございます。その際の調査では、全国29都市で福祉都市の宣言を行っており、東北の県庁所在市では、福祉都市としての宣言は行われていないのが実情でございます。もとより、市民の福祉向上につきましては、従前から当市でも施策の重要課題として位置づけて積極的にその推進を図ってまいったところでございまして、平成3年は障害者福祉計画10カ年の総括年として、また、高齢者保健福祉推進計画策定の準備年として各種情報収集等、準備を進める年としております。したがいまして、この宣言につきましては現在ある施策の検討を含め、市民福祉をより一層高めながら、今後の施策の推進の上で、よりふさわしい状況の中で考えてまいるべきものというふうに存じておりますので、御了承願いたいと存じます。

 次に、ごみ問題対策について、盛岡市ごみ減量廃棄物資源等審議会を検討する考えはないか、特に女性の方々の視点を生かすことはできないかとの御質問でございますが、ごみ減量再資源化を効果的に推進するためには、製品製造、流通などの関連の事業者及び消費者の協力と努力が必要不可欠なことであるというふうに存じております。また、ごみの資源化などの市民運動が女性を中心に展開されていることから考えましても、女性の視点を生かすことは必要かつ大切なことと存じております。このような意味から申しましても、あすを築く盛岡市民運動実践協議会を中心に、関係市民団体との接触、連携を大切にしながら、御提言の審議会の設置についても検討してまいりたいと存じております。

 また、資源再利用の促進と処理対策を行う盛岡市廃棄物公社を設置する考えはないかとの御質問でございますが、平成3年度に実施検討を進めておりますモデル地区での資源ごみ収集状況などや、市全域における資源再利用促進運動の状況を把握しながら、廃棄物行政全体の中で公社の必要性などについても検討してまいりたいと存じます。

 次に、水質保全についての御質問でございますが、まず最初に、生活排水処理基本計画策定の背景と計画の進め方についてでございますが、近年、公共用水域の汚濁の大きな原因として、家庭から出る生活雑排水が問題視されております。その対策の一つとして、処理技術向上が著しい合併処理浄化槽を公共下水道と同様にトイレの水洗化並びに生活排水の適正処理のための恒久的施設として位置づけ、早急にその整備を図るべきだとの社会的要請が高まってまいったことが背景となっておるものでございます。また、計画の進め方につきましては、当市におきましても長期的、総合的視点に立って計画的に生活排水処理対策を行うため、どの区域をどのような方法でどの程度処理していくかなど、生活排水処理に係る基本計画を定めるものとしておるものでございます。

 次に、水質検査の体制についてでございますが、公共用水域における水質汚濁監視につきましては、県知事の権限において実施しているところでございます。当市といたしましても、その補完として市内を流れる北上川ほか3河川の18地点におきまして、生活環境項目を主とした水質検査を年4回実施し、水質の保全に努めておるところでございます。

 また、国が主体となっております北上川水系水質汚濁対策連絡協議会の構成団体として、国、県等と連携をとりながら、水質汚濁の監視を行っておりますほか、小学生による水生生物調査やホタルマップの作成を行うなど、市民の水質保全意識の高揚をも図っているところでございます。

 次に、当市における消費生活相談の最近の傾向と問題点の御質問でございますが、平成2年度における相談は、件数では本年1月末現在706件となっておりまして、ここ3年間ほぼ横ばいの状況でございます。傾向といたしましては、若年層のクレジット、サラ金負債の相談、各種資格取得講座や学習教材の契約に関するトラブルの相談などが増加している状況でございます。問題点といたしましては、無計画な消費や知識の不足にあるのではないかと存じますので、消費者教育の充実を図ってまいらなければならないと考えております。

 次に、生活安定資金貸付事業、消費者救済資金貸付事業の活用状況と返済状況でございますが、生活安定資金の貸付件数は本年1月末現在356件で、貸付枠3億2,000万円に対しまして貸付額は約7,200万円となっております。また、消費者救済資金は同じく58件で、貸付枠1億3,500万円に対しまして貸付額は約9,600万円となっておるところでございます。返済状況につきましては、それぞれの貸付窓口であります岩手労働金庫、岩手県消費者信用生活協同組合からは、著しい返済の遅延はないとの報告を受けているところでございます。

 次に、消費生活センターの設置につきましては、消費者の利益の擁護と増進のため必要と存じますので、設置の方向で検討してまいりたいと存じております。

 次に、物価監視体制といたしましては、消費生活モニター30名による毎月1回の灯油、ガソリン、プロパンガス及び生鮮食料品12品目の価格調査を行い、消費生活情報紙えぷろん等で市民に情報を提供しているところでございますが、中東湾岸紛争の勃発によりその影響が予想されましたので、昨年10月よりトイレットペーパーなど、石油関連商品8品目を調査に加えまして監視体制を強化したところでございますが、幸い便乗値上げは見られなかったものと存じております。

 次に、食料品、日用品の立入検査の状況についてでございますが、計量特定市でございます本市は、毎年8種類の検査を行っておりますが、そのうち食料品の検査につきましては、全国一斉量目取り締まり、年末年始時期スーパー等商品量目立入検査、スーパー等量目立入検査、食料品配送センター立入検査、計量器使用指定事業所立入検査及び東北通商産業局と合同の正味量表記商品の試買検査を行っておるところでございます。立入検査の際、正量でない商品があった場合には直ちに該当全商品について再計量を行わせ、その原因を明らかにさせてその場で改善を指導しているところでございます。また、昭和63年度からは74の大規模量販店に計量責任者を置き、各店の計量自主管理を行っているところでございますので、その計量責任者を通じまして適正な計量の実施を確保するよう、指導しているところでございます。

 次に、都南村との合併問題に関しまして、任意協議会及び法定協議会の設置についての具体的スケジュールについてでございますが、まず、任意の協議会を設置いたしまして合併の期日など、高度な判断を必要とする事項と市村のいろいろな問題をあらかじめ話し合い、大筋で煮詰めました後に市町村の合併の特例に関する法律に基づきます合併協議会を都南村長とも相談いたし、また、議会の協賛を得まして、できるだけ早い機会に設置してまいりたいと存じております。

 次に、他市町村との合併についてどう考えているかとのことでございますが、私と都南村長は、本市と都南村さらには矢巾町及び滝沢村を含めた広域合併が必要であると共通認識しておりますほか、市村の合併懇談会におきましても、矢巾町及び滝沢村を含めました広域合併について多くの方々から要望として出されておりますので、都南村との合併を重要なステップとして位置づけ、順次これを拡大し新しい中核都市の形成に取り組んでまいりたいと存じます。

 次に、中央卸売市場、市立病院の位置づけと配置についてのお尋ねでございますが、北東北の拠点を目指す本市にとりましては、人口の定着が大きな課題となっております。そのため、都市基盤整備など各分野の施策を積極的に推進しておるところでございまして、後期実施計画では、市民の生活に直接かかわりを持ちます中央卸売市場、市立病院等の大規模施設整備を活力ある都市づくりの主要事業として位置づけ、その建設着手に向けまして配置等も含め、鋭意、検討を進めておるところでございます。

 次に、オーストリアのザールバッハで開催されましたアルペンスキー世界選手権大会を視察した感想と今後の当市の対応についての御質問でございますが、大会期間中は晴天に恵まれ、湾岸戦争と直前に行われましたワールドカップでの選手の死亡事故で、開会式やお祭り的なイベントは自粛され取りやめとなりましたが、大会そのものは観客が1日1万人から多い日で4万人と大変多く、また、地元オーストリアの選手の活躍があって大いに盛り上がりましたし、そのすばらしい大会に私たちも感動してまいったところでございます。

 この大会を視察して感じましたことは、あのような晴天続きは望むべくもないとは思いますので、気象条件による競技時間や競技日程の変更への対応を十分検討しておく必要があると痛感したところでございます。

 次に、日本選手の活躍いかんが大会を盛り上げるための大きな要素であると思いますので、2年間という限られた時間ではございますが、スキー界の選手強化に期待したいというふうに存じております。

 また、ザールバツハ渓谷の両側に開発されましたスキーリゾートで、一本道をバスによるピストン輸送を行ってまいりましたが、この観客輸送が円滑にいかないという問題が若干指摘されたところでございます。ホテル等におきましては、私たち視察団に大変親切でございました。2月3日の閉会宣言の後、佐々木岩手県副知事を先頭に、伊藤議長さんらとともに世界選手権大会の大会旗を引き継いでまいりましたが、今度はいよいよ盛岡・雫石の番だ、ぜひ成功させなければとの意を強くしてまいったところでございます。

 いずれにいたしましても、盛岡・雫石大会まであと2年に迫りました。道路、交通、輸送、通訳、宿泊、歓迎等々、準備すべき事柄がたくさんあるわけでございますが、これらにつきましては、組織委員会を中心に一丸となってこれをサポートし十分な連携のもとに、そして市民の協力を得ながら万全を期してまいりたいと存じます。

 次に、大規模プロジェクト事業の実施に向けて今後の財政運営についての御質問でございますが、私は、常に健全財政を堅持するよう意を用いているところでございますが、今後とも経常的経費の抑制に努めるとともに、市民の方々が望まれる行政需要に対応した事務事業の拡大に向けて最善の努力を傾注してまいりたいと存じます。

 次に、旧市街地の都市整備についての御質問でございますが、盛南開発、盛岡駅西口整備とともに、既存市街地の活性化を図ることは、全市的にバランスのある発展のために重要なことと考えております。このため、駅前地区においては、南地区の整備を沿道区画整理型街路事業として事業を進めているところであり、また、駅前第二地区の再開発事業につきましても、現在、地権者の合意に努めているところでございまして、本年度は大店法の調整を図りながら現況調査を進めてまいりたいと存じます。

 一方、河南地区におきましては、旧郵便局跡地を中心とした地区を対象として国の助成をいただきながら、多機能交流拠点整備事業として整備計画を策定してまいりますし、中ノ橋地区におきましても、民間主導の任意の再開発事業として優良再開発建築物促進事業が予定され、事業計画作成のために国、県とも助成を行うこととしております。また、材木町地区におきましては、コミュニティー道路の築造のほか、まちづくり事業を進めております。その他の地区におきましても、活性化のための話し合いが進められておりまして、地元関係者による勉強会を開催するなど、活性化のための指導を積極的に進めてまいりたいと存じます。

 次に、次期市長選挙に臨む決意のほどはどうかとのお尋ねでございますが、先ほどの浅沼議員の御質問にもお答えしましたが、私は昭和54年9月に市長に就任して以来、市民の皆様を初め市議会議員各位の御支援、御鞭撻を賜りながら、市勢発展、市民福祉の向上のため、積極的に市政を執行してまいったところでございます。私は、21世紀を展望して策定いたしました盛岡市新総合計画の推進にさらに努力を傾注するとともに、市政の重要課題でございます合併問題や各種プロジェクトの推進に向けて皆様のお力添えを得ながら、残された期間、全力を傾けてまいりたいというふうに存じております。

 種々、先ほどの追加の御質問にもございましたが、巷間言われますように、1人が長く同じ職についているということは、やはり権力の集中ということもございましょうし、マンネリというようなこともあると思います。一方では、また大きな力を持って継続的にこれをやる必要もあると思いますし、種々私も考えているところもございます。それらを整理しながら、今後態度を決定してまいりたいというふうに存じておりますので、その点御了承を願いたいと存じます。



◎教育委員長(小林正吉君) 議長。



○議長(伊藤正三君) 小林教育委員長。

〔教育委員長 小林正吉君 登壇〕



◎教育委員長(小林正吉君) 私に対するただいまの御質問についてお答え申し上げます。

 まず第1に、県の教育委員会議の公開についての私の所見についての御質問でございますが、県では会議規則に基づいた公開を行うものでありまして、特にこのことについては申し上げることはございません。

 次に、盛岡市の教育委員会議の公開についての御質問でございますが、盛岡市の教育委員会議につきましても、会議規則等により、会議は原則として公開し傍聴できることになっております。ここに原則と申しましたのは、例えば人事案件等については秘密会議等になるということがあるものですから原則ということを申し上げました。したがいまして、傍聴の申し出がありましたときは、規則に基づいて傍聴ができることになります。

 次に、学校における男女の平等についてのお尋ねでございますが、最初に、市内小中学校の卒業式における卒業証書授与の呼名の順序についてお答えいたします。

 小学校ではほとんどが生年月日順に並べ、男子から授与し、続いて女子に授与していますが、中には男女交互に呼名して証書が授与されているところも出てまいりました。中学校では、ほとんどが五十音順に並べられて男子から授与がなされ、終わって女子に授与するという慣例になっております。いずれにいたしましても、卒業証書授与の呼名順は長年の慣習であることに加え、利便性に基づく区別であって、差別の意図を持ってなされていないものと理解しております。しかし、もし御指摘のような考えが潜在的にあるとすれば、これは学校はもちろんのこと、社会全体が反省しなければならないものと考えております。最近は証書授与に当たっても、その代表が女子であったり、答辞、送辞等も女子であったりする場合が多く見られるようになりました。いずれにいたしましても、児童生徒、先生、保護者の方々も性別による差別意識がなくなり、人権尊重の社会と変化していくことは間違いのない方向であることを確信しておりますし、また、そう努力しなければならないと信じております。

 次に、教員の多忙化について現状をどのように認識し、どう対処するのかについてお答えいたします。

 先生方が日常の子供の指導等で忙しく精いっぱいの仕事をしていることは、今も昔も変わりがないことと存じます。しかし、昔に比べて学校生活が多様化し、時間的にもなかなかゆとりが持てなくなってきていることも事実でございます。忙しさのために極端に子供と接する時間がなくなったり、学校教育本来のゆとりと豊かさが失われることがないように、学校では常に日常の活動を反省し、改善していかなければならないと思っております。今後、生涯学習社会を迎えるに当たって、学校の勤務の実態についてこれは非常に厳しい検討を加えて、望ましい学校運営を図るようにしていかなければならないものと考えております。教育委員会としましては、校長会議等において常にこのことを指摘し、お互いが今後学校行事、その他いろいろなことについて精選をし、会議の効率化を図るなどして、ゆとりある学校運営に努めるよう指導してまいりたいと存じております。

 不十分だと思いますが、以上でお答えにかえます。



◆32番(下上マツ子君) 議長。



○議長(伊藤正三君) 32番下上マツ子君。



◆32番(下上マツ子君) 大変丁寧に御回答いただきまして本当にありがとうございます。時間でございますが、要望を申し上げたいと思います。

 教育委員長が先ほど、教育委員会議の公開についてでございますが、もう既にやっているのだというふうなお話でございましたが、傍聴ができるのだというふうなお話でございましたが、いつやるのかということを皆さんに教えていただきたいというふうに思います。

 それから、男女差別の問題については、子供たちの問題については、本当に今も私が質問中にも、男性の方々は、何だ、こんなささいなことというふうにお感じになった方も多いかと思いますし、教育委員長さんも、問題ではないのだと認識されているようですが、そこが問題だというふうに思います。そういう当たり前のことのささいなことから、既にやっているところもあるというふうなことをお聞きしまして、大変心強く思います。子供たちには、自分の意思でそれを決めるということはできないと思いますので、そういう配慮をしていくことを今後考えていただきたいと、必ずやれということではなく、そういう姿になっていくことを、特に男女ともに生きる立場から直していただくようにお願いをしたいと、こういうふうに思います。

 また、いろいろ質問したいことがございますが、後の予算委員会の方で質問させていただきますので、私の質問を終わります。



○議長(伊藤正三君) 32番下上マツ子君の質問を終わります。

 この際、暫時休憩いたします。

 午後0時休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜

 午後1時9分再開



○副議長(阿部和平君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 一般質問を行います。35番斎藤権次郎君。

〔35番 斎藤権次郎君 登檀〕(拍手)



◆35番(斎藤権次郎君) 私は市民クラブを代表いたしまして、平成3年度当初議会における市長あいさつ並びに教育委員長あいさつについて多くの市民から聞いた意見を交えつつ御質問申し上げますので、何とぞ適切なる御答弁をお願い申し上げます。

 最初に、市長あいさつの中の要点についてお伺いいたします。

 市長は過去3期12年間、常に豊かで住みよいまちづくりに全力を傾注し、市民の福祉の向上と地域社会発展のための方策を積極的に推進してまいりましたと自賛しておられます。確かにこの一年間の業績を見ても、後期5カ年計画の策定や都南村への合併申し入れ、特に私どもが年来主張してきた青山、北厨川、及び仙北児童館の福祉事業団への委託、すなわち民営化の実現、及び平成3年度一般会計予算607億900万円は前年度対比8.3%の積極的な予算で、これは評価に値するところであります。

 しかし、細部にわたって検討すれば、市民の立場から見てなお改善向上の余地があるのかと思われますので、多少試行錯誤を交えながら具体的にお伺いいたします。

 まず、平成元年度を迎えた市制100周年は歴史的に価値ある年で、私どもの愛する郷土盛岡がより一層躍進するよう決意を新たにしたと述べておられますが、100周年事業に盛られた事業の中で、今年度からの施策の上でどのように具体的に生かされておるのでしょうか、後段に具体的な例を挙げてお伺い申し上げます。

 また、100周年記念施設のうち、動物公園約40億、アイスアリーナ約60億の建設費、この両施設はレジャー施設として市民に喜ばれている点もありますけれども、年間収入を私の推定積算によれば動物公園においては約5,000万円、アイスアリーナにおきましては約1億円の赤字となる見込みのように思われます。このことが事実とすれば、これらの対策について市長はどのように運営を改善していかれる余地を持っておられるのでしょうか、まず承りたい思いとます。

 次に、都南村との合併問題についてお伺いいたします。

 この問題は20数年前、工藤市長時代に申し入れをし、都南村議会において可否同数となり、議長が否決の一票を投じたために惜しいところで否決されたというまことに残念な歴史的経緯があります。以来、20余年も放置されたということにつきましては私ども市民の側にも責任がないとは言えないと思います。しかし太田市長が敢然として合併申し入れをしたということはまことに時宜を得たもので、盛岡市民は挙げて賛成をしているように思われます。しかし一方、都南村側はよくわかりませんけれども、ちょうど本日村議会が行われて午前10時の村長の所信の中に合併推進の文言があるやに聞いております。そのようにいろんな経緯をたどりつつもこの問題は前進すると思われますが、市長は一体、いつごろまでに法定の協議会を設置したいという希望があるかどうか、相手もあることでしょうが御見解を承りたいと思います。

 町村合併の根本的な態度は、結局、小異を捨てて大道に着くということ。それから自分も他人もともに栄えるということ。むしろ大きな行財政力の盛岡市が都南村のためにできるだけの施策をするという温かい態度がまず必要であろうかと思います。

 次に、今年度区画整理事業が決定し、いわゆるインテリジェントビルの設計費が計上されておる盛岡駅西口地区新都市整備事業についてお伺いいたします。

 先般の全員協議会におきましてその概要の説明がございましたけれども、内容の細部については全く未定であるとのことであります。約200億もの巨費を投じてその約4分の1を盛岡市が分担し、計画の全体の責任は盛岡市が負っておる。そしてそのインテリジェントビルについて市としては全く準備が不足のように思われますがいかがでしょうか。

 この西口の区画整理事業の土地利用の全体面積は35.7ヘクタールのうち、工業系42.1%、住居系24.5、公共用地15.2、農業系6.8、その他11.4とされております。ところが、この利用計画をつくった時点よりもさらに現代では進歩は非常に急速に進んでおります。現に、盛岡市制100周年記念誌の都市政策・都市計画の視点からという対談の中で工学博士の片方善治氏はこういうことを言っております。「高度情報社会というのはネットワークがいろんな人たちとつながるということだ。」また、「東京分都としての経済企画庁、科学技術庁、文化庁というインテリジェントを要する情報と機能、いわば国家のシンクタンク機能を全部集める」ということで、彼はこの構想を岩洞湖付近と設定しておりますが、これは二十数年前、総理府が募集した21世紀の日本の中の北上京遷都論、これは早稲田大学グループがつくったものですが、それを引用しておるのですけれども、すべてがミニチュア化した現代の日本では西口こそこの構想を実現できる要素を持っている唯一の地区ではないかとも述べております。現在盛岡で行っているテレトピア、ニューメディア、アメニティなども集中してコンピューター化して管理すべきであるとも述べております。通信衛星とか放送衛星、あるいは北東北をカバーする高度情報化の拠点にすべきではないかとも言われております。また、21世紀に向けてもっと前衛的な新しいものをやっていくのが西口開発だとも述べております。

 かつて二十数年前、工藤市長時代に、現在の新東京都庁を設計した丹下健三博士が盛岡へ来られて工藤市長と私と3人で岩山に上って、あの国鉄用地が自由になり、北上、雫石の2つの川が南へ軸状に盛岡の都心を開ければ盛岡こそ世界的にすばらしい都市ができるとあの丹下博士が述べられたことがある。この軸状都心の移動が今日の盛南開発の基礎構想となり、そのキーポイントが西口ではないかと思いますが、市長は百載一遇の記念誌に盛られたこれらの構想、あるいは、あの丹下構想を熟読玩味して21世紀に向けての西口構想を再点検すべきではないかと思いますが、所感を承りたいと思います。

 次に、今年度から設計が行われるこの中の重要地域である地域交流センターについてお伺いいたします。

 これは高度情報センター、テクノポリスサポートコア、地域ソフトウエアセンター、情報関連民間オフィス等を含むとしていますけれども、今までの説明では全く漠然としていて頭の悪い私にはよくわかりません。十分に理解ができませんけれども、再度担当者にこれを聞いてもなかなか教えていただけない。この問題は地元経済界と深く関係があると思うので、先般、盛岡商工会議所で私が一般部会長をしているところで、NTT、東北電力、それからIBC、岩手日報等、そういう関係の首脳部を集めて企画部の次長から後期計画等と含めて概略を説明していただき、今度この問題がこの議会を通ったならばやっぱり速やかに盛岡市民に知らせた方がいいのではないかと思いますが、なかなその手だてができないので私は困っている。

 すなわち、市長はいつも市民対話の市政と言っておるのですが、この大プロジェクトが行われるというときに、しかも多くの経済人から協力を得られなければならないという時代に、まあ経済人と言っても本当はこの中に入るものはNTT、東北電力等でありますけれども、そういうものをやっぱり知らしめるのが本当ではないでしょうか。一体、このインテリジェントビルなるものが20階建てで将来盛岡のシンボルとなり得るという構想は本当に確実性があるんでしょうか。

 平成5年度には全国国民文化祭がここで行われます。この国民文化祭について教育委員会は全く消極的で何も手を挙げなかった。しかし、その中でたった一ついいことは、盛岡市の都市景観対策について全国の都市計画学者が集まってシンポジウムをやります。その都市景観対策の中にこの20階建ての中心部のビルが、我々の何百年と誇ってきた都市景観とマッチするように設計されるのでしょうか。私は、大変その点で疑問に思いますのでこの点についても承りたいと思います。

 さきに引用した市制100周年記念誌の中で設計家の久木田禎一氏は「盛岡のまちはいま」と題して長々と古い盛岡について述べた最後に、「未来都市は情報、文化を発信するまちである」とし、「文化活動が盛んであることを目指すべきである」とも述べておる。また「まちが文化をつくるのではなくて、文化まちをつくるのだ」と述べておる。この最後の一言については私は賛成であります。果たして、そういう文化があるかどうかは別問題として、新しいこの西口開発については、それだけの心構えがなければ、私は、これは景観対策あるいは新しい21世紀の盛岡、いわゆるいつも口にされておる東北の拠点都市の基点がよくいくかどうか大変難しいと思います。

 またもう一つ、この問題を難しくしている一つは多分採算性の問題であります。200億に上る民間と公共の投資のうち、それを第三セクターに任せて採算性をとらなければならないので当事者は苦慮しておるようでございますが、もし基盤の3,000平米の面積ならば約1,000席の劇場ができます。その1,000席収容可能の劇場を、現在会場難で各種の催し物は、例えば県民会館を借りるには3年先を見通さなければできない。そういう問題を介するとともに、もっとあか抜けた、その1,000名の3階は盛岡市がぽんとつくったらいいのではないか。つまりそこには国際交流のできるホールやあるいは高度に音響効果のすぐれた、世界的な音楽家が来れるホール、あるいは和風の水屋を加味した日本の伝統的文化の茶道や華道や歌舞伎なんかできるような各種のホールをつくって、それを有料で、高くてもよいから貸し出したら、私はこれは採算がとれるのでせはないか。1つの意見を申し上げて御参考にしたいと思います。

 また、全面積が36ヘクタールのうち、国鉄清算事業団用地は実に14ヘクタールもあり、約3分の1となっております。市長はどうかこの際、市だけが随契できる、この関係になっているそうでございますから、なるべく多くの面積を獲得していただきたい。それはその土地の500名に上る人々のあるいは減歩の対象ともなるし、その中には聞くところによれば県のいろんな企画部が入るとかと言っておるようですけれども、ぜひ盛岡市が主導権を握ってこれらの問題を私は解決してもらいたい。いずれにしても駅西口開発は、あらゆる意味において盛岡の21世紀に向かう未来都市となる唯一の機会であると思われますので、全体を周りと統一した文化的な配慮をすべきであると思いますが、市長さんのお考えを承りたいと思います。

 次に、後期実施計画のうち、ごみ焼却処理場の建設に着手、用地をすばやく獲得したことは、まことに時宜を得たことで大変私は御同慶にたえません。今年度、市の予算の中には市民の協力を得てごみ減量運動をやるという姿勢が示されており、これも我が町内会連合会が20年にわたり、御協力申し上げてきた問題であり、大賛成でございます。そして先ほども下上議員からも御質問がございましたが、この際、その民間と協力をした一つの第三セクターをつくって、それをごみ処理まで運用を任せる。例えば山形市では全く民営化してその選別を老人クラブがやっているというようなことまで考えれば、これは経費の節減ともなり、大躍進になると思いますがお考えはいかがでございましょうか。

 次に、本年9月、本市を中心とする第4回全国健康福祉祭いわて大会、いわゆるねんりんピックが催されるので、市長さんは市民を挙げて歓迎し、成功に導きたいというごあいさつがございます。ところが、県からは既に私どもの茶道協会にはほとんどボランティアで協力してくれと、3日間1万人にお茶を出すにはどういう苦労があるかということはおわかりではないかもしれませんけれども、ほとんどボランティア、経費を出さない。ですから市長さんがこういう所信を求められたならば多くの団体がこれに協力しなければならないと思いますので、関係部局においてはなるべく早く市民のために親切な協議をしてもらいたい。私はその点を県の方が早く県知事の判こをもらって、市長から判こをもらわないというのは、私は市会議員ですし、一生市会議員をやると思っているから、まことにその点については残念であります。

 このねんりんピックは岩手で催したから、岩手に来たからよかったという感じを与えて私も帰したいと思いますので、何とぞそういう御配慮をお願い申し上げたいと思います。

 また、2年後に行われるアルペン関連道路の整備についてはまことに結構ですが、最初の年は盛岡市から出した案は全部県にけられたんです。県が全部けっ飛ばしたのです。それで建設部長が我々のところへ来て、国から予算をとって順次つないでおりきすが、そういう出発で非常に不安定要素が多かったのですが、最近、過日行われた女子アルペンスキー大会ワールドカップ盛岡雫石大会は突風のために練習を含めて3日間中止となったというニュースがございました。私は老人でそこまで行けませんでしたので大変心配になって、盛岡測候所にこういう現象があるのかと聞いてみたらあると。盛岡測候所の調査によれば、あのコースは冬型の気象配置の場合、高い尾根の上でもあり、強風が吹くことも珍しくないと、そういう回答であります。私個人でなく、議会事務局からも通じて公的にもこの回答をいただいておりますので、つまり冬期の通常現象であるという返事がありますが、どうか2年後の世界アルペンの主催都市の責任者となるであろう市長さんは、他都市の見学も結構ですが、ここで円滑に行われるためには慎重に科学的な調査をして、その風の吹かないとき、あるいは風の吹かないような場所で世界から集まった人々に快い競技ができるようにしていただきたくお願い申し上げます。

 次に、国際交流についてお伺いいたします。

 市は国際交流基金を設け、これからも大いに国際交流を広げようとすることは大いに歓迎しております。大歓迎でございます。しかし昨年8月28日付で中国長治市長あてに姉妹都市の断り状を出されました。その中で両市の性格が違う、産業構造が違う、それから先人の交流がないというような理由を挙げて市長さんの名前でお断りをしております。私どもは長年友好をやっておるのは、過去に郷土部隊なるものが山西省の路安へ行って2万人が略奪暴行の限りを尽くしたという歴史がある。これが交流でなくて何ですか。私はこのことを踏まえた文書でなければ国際的に笑われると思う。今、そのことを責めておるのでもないし、姉妹都市をやってくれということでもございません。我々は我が盛岡市、あるいはそのトップである市長を誇りに思いたいから申し上げておるのでございますから、その点については誤解のないように。

 かつて日本山西会なるものの代表が、これは、旧陸軍のその辺に行った連中が長治市に行って、ここにも来たことのある任志常さんに慰霊祭をやりたいと言ってすっぱりと断わられたんです。中国人民は昔の日本人のやったことを忘れてはおりません。口には出せません。そういうことを言って断られたのです。しかし皆さんは、あるいは、我々行ったときは友好人種としてそういうことは一つも言わない。かくのごとき過去の恥ずべき日本軍閥の行為のせめてもの償いに私どもはささやかな日中友好運動を続けており、また、市からも大変多くの援助が与えられておることには深い感謝をささげております。

 そして最後に、断りの文書の手紙の最後に従来からの技術研修生の受け入れと両市の市民相互の交流は今後推進することに協力すると述べておられるのはまことにありがたいことでございますが、これは市自身がやるのですか、団体に頼んでやるのでしょうか。多分、この文面から言えば、市自身が交流市とを通じてやるのではないかと思うし、我々もなかなか民間では力尽きてまいりますので、その方がいいと思いますが、どうか私はこの長い関係のある、国際交流の中では最も大切な歴史的関係の深い中国、アジア諸国とのいろんな問題について、日本の中には長崎市長や出雲の市長のような卓越した人がおるのですから、我が誇るべき盛岡市の太田市長の国際感覚、特に戦争と平和、最近の湾岸問題におけるあの悲惨な戦争と平和を踏まえた、過去の日中の問題を踏まえたそういう交流あるいは、友好についての所見をお伺いしたい。ぜひお伺いしたいと思います。

 次に、教育委員長に二、三お伺い申し上げます。

 第一は国際理解問題について、米国アーラム大学などと交流を続ける他外国人英語指導講師を招き、生きた英語教育を進めてまいりたいとあります。これは多分、去年も同じことを書いた。おととしも書いている。さきおととしも書いている。アーラム大学だけやって国際交流になりますか。私は何年かの市長あいさつ、教育委員長あいさつを見たら同じことを書いている。だからこれについて本当の考えを教育委員長から聞きたい。

 それからもう1点だけ。実は市立高校のですね、あなた方の教育研究所で出した市立高校の大学入学率について調べてみたんです。最低ですよ、最低。岩手高校よりも下だ。生徒一人一人の個性を伸ばす運動をやっていると言っているけれども、盛岡市内高等学校の概要によれば、平成2年3月卒業の大学入学生はこの市立高校は、国立1、公立2年制4、私立4年制27となっておる。これを私立岩手高校に比べれば、岩手高校は国立大学に3名入っている。それから公立2年制1、私立4年制大学34となっております。その他の一高から四高、北高、南高等はずっと入学率が高い。

 私は、入学率が高いばかりが教育であるとは思っておらない。また、現代の大学教育についても多くの欠陥があると思っております。しかし、多くの金を投じて立派な校舎で、私はかねてからここの学校の入学率については疑問を持っておった。よく調べておった。ですから入学率だけがすべての基準ではないけれども、教育委員会の所管である市立高校の入学率が、まあ伝統はありますが岩手高校よりも低いということは一体どういうことでしょうか。施設としても何も完備しておりますこれは。行ってみたんです。しかし、生徒の態度は必ずしもよくない。そういう点についていかなる理由のものであるか。また、教育委員会はいかなる指導をしておるのかお聞かせ願いたいと思います。

 以上をもちまして私の質問を終わりますが、非常に試行錯誤もあり、いろんな点もあると思いますので、答弁者においてはしかるべく取捨選択をして御答弁をお願いします。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



◎市長(太田大三君) 議長。



○副議長(阿部和平君) 太田市長。

〔市長 太田大三君 登壇〕



◎市長(太田大三君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。

 初めに、平成元年度に迎えた市制100周年の関連で、今年度からの施策の上でどのように生かされているのかとのお尋ねでございますが、本市の歴史的な節目となりました市制100周年を平成元年度に迎えるに当たりましては、盛岡のまちづくりのために寄せられた多くの方々の御労苦をしのび、心から感謝申し上げますとともに、古都盛岡21世紀への躍進をテーマに、市民一丸となりまして多数の記念事業を実施し、盛岡の新しい時代に向けてさらなる躍進を誓い合ったところでございます。このような市民共通の目標を実現するために、本市の将来の発展を決定づける盛岡駅西口地区開発や盛岡南地区都市開発などの基盤整備事業を初め、活性化のための産業の振興、教育、芸術、文化の充実に向けた市民会館の建設、住みよい生活環境や社会資本の整備など、市政の各分野におきまして積極的に施策を展開し、市制100周年の意義を生かしてまいりたいと存じております。

 次に、この記念事業で実施いたしました動物公園やアイスアリーナの今後の運営に改善の余地があるのではないかとの御質問でございますが、動物公園の経営につきましては、昭和63年に財団法人盛岡市動物公園公社を設立いたしまして、その経営につきまして委託いたしておるところでございますが、平成元年4月22日開園いたしまして、初年度は26万4,000人の入園者がありましたし、収支差額で1,084万3,000円が支出増となっております。しかしまた、2年度は5月の連休の天候不順等によりまして、11月30日現在では15万7,000人、収支差額約4,600万円の支出増が見込まれておるところでございます。今後の経営に当たりましては、公社独自の収益事業の強化及び経費の節減を図るなど、公社に対して適切な指導助言を図る所存でございます。

 また、御承知のとおり、動物公園は大規模な緑地と動物が結びついた家族ぐるみのレクリエーションの場を目指しておりますので、社会教育活動にも主眼を置きまして、子供たちと動物の触れ合い、動物友の会、動物大好きクラブなど、いろいろな催し物を企画いたしまして、市民の皆様が憩いの場として楽しめる動物公園にしたいと考えておるところでございます。

 また、アイスアリーナの年間収支と今後の運営改善についてでございますが、平成2年度の決算見込みは、収入が6,642万8,000円、支出が1億3,470万4,000円でございまして、収支差し引き6,827万6,000円の支出超過の見込みでございます。アイスアリーナは、御承知のとおり、冬季はスケートリンクとして、夏季はフロアを敷き詰め、体育施設として多くの市民に利用されておるところでございます。施設の運営につきましては、これまでもスポーツ関係団体と緊密な連携をとりながら利用の拡大を図り、また、できるだけ経費の節減に努め、効率的な運営に意を用いてきたところでございます。

 これからのアイスアリーナ運営につきましては、まず管理運営の現状と施設利用の状況を分析、検討いたしまして、他市の類似施設を参考としながら、大規模イベントの誘致や日常における利用拡大に努め、より効率的な運営を図ってまいりたいと存じております。

 次に、都南村との合併問題について、いつごろまでに法定の協議会を設置したいかということでございますが、今月4日に開催されました都南村議会の都南・盛岡合併問題検討調査特別委員会におきまして、都南村長は、盛岡市との任意の合併協議会設置について、今議会終了後に村議会全員協議会を開いて議会側と協議する考えを示したという報道は御案内のとおりでございます。

 お説のように、本市と都南村との合併問題は長い歴史的な経緯もございますので、私といたしましては一日でも早い時期に合併の期日など、高度な判断を必要とする事項につきましてあらかじめ話し合うため、合併特例法によらない任意の協議会を設置いたしまして、市村のいろいろな問題を大筋で煮詰めました後に都南村長とも相談いたしまして、また、議会の協賛を得まして正式な法定の合併協議会を設置いたしますとともに、合併協議に当たりましては、両市村対等の立場、互譲の精神でもって臨みたいと考えておるところでございます。

 次に、西口地区開発事業についての御質問でございます。

 まず、21世紀に向けての西口構想を点検すべきではないかとの御質問でございますが、盛岡駅西口地区の開発計画におきましては、21世紀を展望した地域社会の発展の核を形成するため、人や情報や技術が交流する複合情報交流拠点として整備することを基本方針としているところでございます。具体的には、情報交流の中核となり、産業交流や文化交流との機能をあわせ持つインテリジェントビルの地域交流センターを整備するほか、地区管理を効率的に行うための地域冷暖房システム、地区防災、地区防犯システムなどの整備も検討し、21世紀の都市拠点にふさわしい開発となるよう構想しているところでございます。

 お話の諸構想につきましてもかなり盛り込まれているように思いますが、今後、計画の熟度を高めていく中で、具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。

 次に、地域交流センター計画についてでございますが、まず、速やかに関係市民に知らせるべきではないかとの御意見でございますが、事業の進行に合わせながら各界の方々に御説明し、御意見をお伺いする機会を設けたいと考えておるところでございます。

 次に、20階建てのインテリジェントビルでシンボルとするという構想は確実性があるのかとのことでございますが、建物の規模につきましては、第三セクターの収支計画の検討と合わせまして決定していきたいと考えておりまして、現時点では未定でございますが21世紀に向けたビルであり、ぜひとも西口あるいは盛岡のシンボルとなり得るような規模、構造、内容にしたいものであるというふうに考えているところでございます。

 建築に当たりましては、周囲の景観と調和した設計とすべきとの御指摘であり、極めて大切な御意見であるというふうに考えております。

 盛岡市の景観への取り組みは全国に誇り得るものであり、地域交流センターの設置におきましても、シンボル性の確保とともに景観面に十分配慮し、盛岡の都市景観にマッチするよう検討してまいりたいと思っております。

 次に、国際交流や日本の伝統文化の兼用ホールを考えてはどうかとの御提案でございますが、地域交流センターの構想におきましても、ホールを整備することとしているところでございまして、ホールの具体的な内容につきましては、お話の内容も含めながら、また、関係者の意見も聞きながら進めてまいりたいと存じております。

 次に、市が国鉄清算事業団用地を広く随意契約で取得すべきであるとの御意見についてでございますが、私も随意契約で取得できるものであるなら広い面積を取得したいと考えているところでございます。しかしながら、国鉄清算事業団用地の随意契約による取得のためには厳しい条件が設定されておりまして、公共的な施設の建設計画、建設時期等を具体的に示さないと協議ができないことになっております。市におきましては、昨年来、地域交流センター用地の随意契約による取得について国鉄清算事業団との協議を再三行い、ようやく見通しをつけることができたところでございますので、御了承賜りたいと存じます。

 以上、西口地区開発についての御質問にお答えいたしましたが、あらゆる意味において、盛岡の21世紀に向かう未来都市となる唯一の機会との御提言はまことに貴重なものと思われます。今後、構想から計画、設計へと具体的な検討を加え、議会の御意見もお聞きしながら実現化を図ってまいりたいと考えておりますので、御了承願いたいと存じます。

 次に、ごみ処理の第三セクター方式あるいは山形市のように委託をしてはどうかとの御質問でございますが、これからの新工場建設あるいは分別収集の検討などとあわせながら十分検討してまいりたいというふうに思っております。

 次に、第4回全国健康福祉祭について、茶道協会に対し県知事から依頼状があったが市からも依頼があるのかどうかとの御質問でございますが、まず、この第4回全国健康福祉祭につきましては、高齢者を中心とする国民の健康の保持増進、社会参加、生きがいの高揚等を図り、触れ合いと活力のある長寿社会の形成に寄与することを目的に開催されるものでございまして、その主催につきましては厚生省、岩手県、全国健康福祉祭推進協議会が当たることになっておりますし、また、各開催種目別には、それぞれの関係市町村に実行委員会が設けられているところでございます。

 お尋ねのあります盛岡市の茶道協会に対しましての協力依頼は、開会式等のイベント開催の会場となります産業文化センターを会場とする催事の一端として、県の実行委員会から直接依頼があったものと理解いたしておるところでございます。ちなみに、盛岡市の実行委員会として分担いたします種目は、卓球、剣道、弓道、触れ合いラグビーが中心でございまして、その開・閉会式並びに会場周辺の環境美化など、地元のボランティアの方々にも御協力を得る方向で、現在その内容等を検討いたしておるところでございます。

 なお、その他の団体に対しましても、県の実行委員会あるいは県、盛岡地方振興局を通じての応援依頼や参加協力等要請がありますので、これらを含めて県実行委員会等と緊密な連携を図りながら、全国からの参加者を歓迎いたしたいというふうに存じております。

 次に、今回のワールドカップ大会が悪天候のため中止されたが、気象について慎重に科学的に調査研究する必要があるのではないかとの御質問でございます。今月の3月2日、3日の両日、雫石スキー場で行われましたFISワールドカップ盛岡・雫石大会は、雨や雪、突風のため中止となり、悪天候とはいえ大変残念な結果となったところでございます。御指摘のとおり、1993年の世界選手権大会までには気象条件、特に局地的気象について十分な調査研究を行い、可能な限りの対策をとる必要があるものというふうに存じます。御承知のように、世界選手権大会の場合は大会期間が12日間でございますので、ワールドカップよりは日程変更等で対応できる余地があるわけでございますが、より確実性を確保するために予備日を設定すること、プログラム編成においてはスピード系競技を日程の前半に持ってくること、さらには気象条件によってスタート地点の変更が可能なようにコース設定をすることなどについて、大会組織委員会の場を通じまして、全日本スキー連盟や国際スキー連盟に要望してまいりたいと存じます。

 次に、国際交流についての御質問でございますが、まず、長治市との友好関係についてでございます。

 お尋ねのございました盛岡市と長治市の都市の性格についてでございますが、本市は御承知のとおり、県庁所在都市として商業、流通、通信、医療、交通等の中枢的機能を持つ都市でございます。他方、長治市は石炭、鉄鋼の生産や化学肥料の製造などの鉱工業と単作農業を営む田園工業都市でございまして、都市の性格がかなり異なっているものというふうに理解しておるところでございます。また、歴史的に見ましても、長治市とは戦争という不幸な出来事を除きますと、文化、経済等における先人交流は少なかったというふうに存じておるところでございます。

 次に、市民相互の交流についてのお尋ねでございますが、現在、岩手山西会の多大な御尽力によりまして、長治市と太原市からの技術研修生の引き受け事業が継続されておりますことに対しましては、深く敬意を表するものでございます。中国、アジア諸国との交流を初め、諸外国との国際交流は民間での交流が主役と存じておりますが、今後とも、市といたしましても物心両面から支援いたしますとともに、より一層、国際交流の推進を図ってまいりたいと存じております。

 また、日中問題についての所信でございますが、過去の不幸な出来事は出来事として厳粛に受けとめております。昨年も、太原市や長治市から盛岡を訪れておりますし、岩手からも民間の主催でありますが太原市等を訪れるなど、市民相互の友好を深めているところでございます。このように、将来に向かいまして、よき隣人として交流してまいりたいと存じておるところでございます。

 以上、私に対する御質問にお答え申し上げます。



◎教育委員長(小林正吉君) 議長。



○副議長(阿部和平君) 小林教育委員長。

〔教育委員長 小林正吉君 登壇〕



◎教育委員長(小林正吉君) 2点についてお答え申し上げます。

 まず、国際理解教育について、その実情と将来目標についてのお尋ねでございますが、市の教育委員会といたしましては、現在は米国あるいはカナダとの交流を中心にしながら進めているところでございますが、昨年はこのほかに盛岡を訪れる中国の人たちや東南アジアの人たちとの交流も図って、国際理解教育に努めているところでございます。県内では、高等学校においては既に不来方高校においては中国語、フランス語、スペイン語等を取り上げておりますし、この4月からは花巻南高校でもフランス語を導入して、語学教育の面でも幅広い角度から対応が図られてきております。

 御指摘がありましたように、多様化していく現代社会にあって、盛岡市教育委員会としましても、将来はさらに広い視野から国際理解教育を考え進めてまいらなければならないと考えておりますので、何とぞ応援、御指導をお願い申し上げます。

 次に、市立高校の学力向上と進路指導についてのお尋ねでございますが、学力向上につきましては、校長を中心として全職員が一致して対策を練って指導に当たっておりまして、着実に成果を上げつつあるところでございます。今年の例を申し上げますと、例えば国立大学に例をとってみますと、岩手大学、その他に3名の入学が決まっております。これは全県下15名のうちの3名でございます。このように、前年を上回る合格者数が予想される現在でございます。

 教育委員会としましても、平成3年度は教員定数増を図って、学校の学力向上に対する意気込みにこたえてまいる考えであります。

 なお、今、市立高校は学業の面でもスポーツや文化活動の面でも上昇機運に乗ってきており、今に見ていろ僕だってという気概で頑張っておりますので、御理解ある応援、御指導を賜りたいと存じております。

 ありがとうございました。



○副議長(阿部和平君) 35番斎藤権次郎君の質問を終わります。

 次に、11番折居明広君。

〔11番 折居明広君 登壇〕(拍手)



◆4番(折居明広君) 平成3年3月市議会定例会の冒頭に市長が述べられました市政執行についての所信と教育委員長が説明された教育委員会の主要な施策について、新風クラブを代表して質問いたします。

 前の方々と重複する点はお許しをいただき、何とぞ、適切なる御答弁をお願いいたします。

 去る2月28日夕方の号外によって、私どもはいわゆる湾岸戦争の終結を詳しく知ることができました。27日午後9時、ブッシュ米大統領は米国民へ演説を行い、クウェートが解放され、湾岸戦争の軍事目的は達成されたと勝利を宣言し、28日午前0時を期して米国と多国籍軍は一切の戦闘を停止すると表明されたのであります。43日間に及んだ湾岸戦争は終結いたしました。大規模地上攻撃から5日目のことでありました。イラク軍によるクエート進攻以来、実に7カ月ぶりに湾岸危機は解決に向かったのであります。戦後処理の課題は多く重いと言われておりますが、ようやく中東にも平和の光が差し込もうとしております。私は今改めて平和のとうとさ、平和のありがたさを実感しながら、偶然にも停戦翌日からの3月市議会定例会の開会を感慨深く迎えたものであります。

 さて、市長はあいさつの中で我が国の経済の動向に触れ、公定歩合の引き上げによる金利の上昇や国際情勢の変化など不安定要因も多く抱えている状況と述べられておりましたが、湾岸戦争の終結で国内景気の減速は停止すると思われますか、景気の先行き不透明感は消滅するとお考えになられますか、市長のお話をお願いいたします。

 さて、市長は行財政運営の中で、市税収入が極めて低い伸びにとどまると見込まれ、依然として厳しい状況の中ではあるが最大限の努力を傾注したと述べられました。そのことに対しましては敬意を表するものであります。盛岡駅西口地区新都市拠点整備事業、盛岡駅前南地区土地区画整理事業、仙北西地区土地区画整理事業、盛岡南地区都市開発整備事業、あるいはごみ焼却施設建設事業等々、大型事業に着手するために個人市民税の減税が予定され、あるいは法人税の減収が予想されるなど厳しい状況の中で、一般会計当初予算案の総額を607億900万円とし、初めて600億円を突破する積極型予算を組まれました。

 これは、前年度対比で地方財政計画の5.3%、国の6.2%を上回る8.3%の伸びであり、9.2%増であった80年度以降最高の伸びと言われております。さらには、経常経費の節減を図り、財政調整基金や公共施設等整備基金からの取り崩しを行うなどいろいろと工夫しながら市民サービスの向上に努めようとするなど、その努力を多とするものであります。しかし、限られた財源の中で施策を重点的に選択し、優先順位にも配慮しながら効率的な予算の配分に努められたということは認めますが、市立病院建設事業や中央卸売市場建設事業、市民文化会館建設事業など、市民が待望のビッグプロジェクトが積み残されてしまいました。これらの3事業はどのようなスケジュールでこれからどのように取り組まれていくのであるのか、市長にお伺いいたします。

 いずれにしましても、現状規模の財政運営の中ですべてを盛り込むとなれば、かなりの努力と時間を要するものばかりでございます。今後ますます広域的な要素を持つ事業の増加も見込まれることから、この際、市長におかれましては一日も早く近隣町村との合併を実現させて、県都としてあるいは北東北の拠点都市として、それにふさわしい人口と財政基盤を持った実力のある都市づくりのために、なお一層の御奮闘をお願いするものであります。市長の合併問題に対する心境をお聞かせ願います。

 市長は市政運営についての基本的な事項の中で、「念願の東北新幹線の東京乗り入れ、盛岡以北の本格着工など交流ネットワークの拡大等により地方を取り巻く環境が大きく変わろうとしており、私はこのような時代の変化に適切に対応しつつ21世紀社会における本市の確かな発展を願い、先導的プロジェクトはもとより、後期実施計画の諸施策を積極的に推進する必要があると存じておる」と述べておられますが、新幹線の盛岡以北についてお伺いいたします。

 東北新幹線盛岡 青森間建設に関する陳情等の記録によれば、平成2年度だけでも5月には青森市長、八戸市長、二戸市長、盛岡市長が建設促進のための合同陳情を行っておりますし、また6月、7月、11月、12月には着工実現総決起大会、整備新幹線建設促進総決起大会の終了後に国会議員、県知事を初め関係者が大蔵省、運輸省、政府自民党首脳を訪ねられ、精力的に陳情を続けられております。その結果、盛岡 青森間の建設問題は平成2年12月24日、大野運輸相、橋本蔵相と自民党四役による政治折衝で平成3年度の本格着工が決定されました。

 平成3年度予算にはそれを受けて、大蔵原案として示されていた盛岡 青森間配分額45億円が平成2年12月29日の臨時閣議において政府案として決定されたのであります。いよいよ盛岡以北が本年度から本格着工となるわけでありますが、21世紀を展望した諸施策に積極的に取り組まれようとしている市長におかれましては、盛岡 青森間の建設工事の完成時期を本心ではいつごろとにらんでおられるのかお伺いいたします。

 また、東京−青森間が全線開業し、盛岡駅が単なる通過駅となってしまった場合の本市の受ける影響あるいは本市における大きな変化としてはどのようなことが予測されるのか、ぜひお話し願います。

 東北新幹線盛岡−大宮間は昭和57年6月に開業いたしました。60年には上野駅への乗り入れも実現し、首都圏との交流が一層活発化し、北東北における拠点性を高めたと言われておりますが、果たしてどうでありましょうか。あれから間もなく10年になります。私どもは確かに新幹線の恩恵に浴してはまいりましたが、新幹線がもたらしてくれる効果を十二分に活用し、享受していると言えるのでありましょうか。北のターミナルとして脚光を浴びている盛岡の基盤整備がどんどん進み、駅前地区の都市改造が期待どおりに促進されてきたのでしょうか。現状で満足できるとは言えないのではないでしょうか。駅前広場は小さくまとまりすぎてしまいました。駐車スペースは少なく、駐車場は驚くほど狭く小さいのであります。本来ならば新幹線に接続すべき長距離バスのプラットホームも未整備のままであります。新幹線北のターミナル駅が青森へと移ってしまう前に私どもはなすべきことが意外と多いことに驚きます。本年度当初予算案で7億8,800万円が計上されております盛岡駅前南地区土地区画整理事業は本市の表玄関口南側約3.8ヘクタールを総事業費70億1,100万円で施行し、平成6年度完工の予定とのことでありますが、現在時点における事業の進捗状況をお聞かせ願います。

 また、すぐそのはす向かいには盛岡駅前第二地区市街地再開発準備組合が昭和48年度以降進めております再開発事業の計画があります。組合が設立されて既に十八、九年も経過しているわけでありますが、それが今どのようなぐあいに進んでおられるのかお知らせ願います。行政側としては、この種の事業に対してどのような指導や援助をなされておるものかもお伺いいたします。

 本市の中心部にあって、市のまさに玄関口に位置する一番の一等地をいつまでも現状のままに放置しておくことは、一市民としても忍びがたく、まことに残念でなりません。地権者の大半の方々は事業の実施に向けて会合を重ねられ、いろいろと研究もされており、市主導の懇談会なども相当数開かれているとも伺いました。既に基本計画なども作成されており、昭和63年度には当局によって事業推進計画もつくられているとのことであります。いよいよ機は熟せりの感じもあります。そろそろ市長さんの出番かなとも思いますがいかがなものでございましょうか。この際、ぜひ市長がみずから直接出向いて不同意地権者を説得していただくようなことはできないものでしょうか。そして20年に及ぶ関係者の悲願に当局としてもこたえるべきではないでしょうか。市長さんのお考えをお聞かせください。

 次に、快適な生活を支える環境づくりについてお伺いいたします。

 水道事業の第7次拡張事業、あるいは公共下水道の面整備等を初め、快適な生活を営むための諸施策を積極的に推進するとの市長の決意を高く評価するものであります。

 さて、この中から第1に除雪対策についてお伺いいたします。

 本年4月から当市でもスパイクタイヤの使用が禁止されます。スパイクタイヤによる粉じんが人体に与える悪影響を考えると、これもやむを得ない処置ではありますが、ただ当市では冬期間道路が凍結することを考えますと、ドライバーの多くがスタッドレスタイヤによる走行に不安を感じていることも事実であり、徹底した除雪をしないと交通事故の増大を招きかねない事態も予想されます。市長はこの点について、関係機関や市民の御協力を得ながら除雪対策を進めると述べられましたが、それでは、具体的にどう考えておられるのか御見解を伺います。

 次に、都市景観についてお伺いします。

 当市の都市景観行政は全国的にも高い評価を得ており、市でも都市景観賞を設けるなど積極的に景観行政を推進してまいりました。本年は、新たに都市景観総合賞を創設して表彰制度を充実すると述べられておりますが、この賞について具体的にお聞かせ願います。

 また、山並みの眺望の確保について具体的な基準の検討を進めると述べられておりますが、平成元年度に引き続き山並みの眺望に関する対策調査事業費が計上されており、そろそろ具体的基準を明示すべき時期かとも思われます。このことについて、市長の御見解をお聞かせください。

 また、基準の策定に当たっては、私どもの会派がかねてから主張しているように、建物の高さ規制により土地の所有者のみが不利益をこうむるというようなことのないように特に留意していただきたいのでありますが、この点について市長の御見解をお伺いいたします。

 次に、ごみ問題についてお伺いいたします。

 ごみ問題は、今や一自治体の枠を超えて日本全国の自治体が直面する問題であり、地球的規模で環境保全を考えていく時代となりました。また、盛岡市議会におきましても私どもの会派の藤川議員を初め、多くの議員が取り上げてきており、盛岡市の当面の最大関心事と言ってもよろしいかと思います。そうした世論の高まりを受けて市は平成3年度にごみの資源化や再生利用等のごみ減量を市民総ぐるみで推進するため、新たにごみ減量推進基金の創設を決意されております。この基金制度は久しく待たれていたものであり、その決断に賛意を表するものであります。しかしながら基金制度とその運用に当たっていまだ不明な点があり、幾つかの点でお伺いをいたします。

 まず、この基金運用の開始年度の見通しでありますが、当局では3年後を目指しているようにも伺いましたが、そのような方針でありましょうか。また、総額を幾らに見込んでおられるのか。恐らく、基金積み立ての利息から助成金を生み出そうとするものでしょうから、では毎年使用できる金額はどれぐらいなのかもお尋ねいたします。

 もし、運用開始が3年後とすれば余りにも悠長すぎはしないでしょうか。また、想定される基金総額もごみ減量によってもたらされる費用に比べたならば少額すぎはしないかと考えます。基金運用開始年度を早めることはできないものか。また、基金総額も今後の推移を見てふやすことは考えられないのかをお尋ねいたします。

 また、ことしは基金創設と同時にモデル地区を決めて、ごみ分別収集して資源再利用を行おうとしておりますが、そのモデル地区には明年度から例えば奨励金という形のものが還付されるのでしょうか、お尋ねいたします。

 また、分別収集のモデル地区でありますが、当初はどのくらいの数の地区を考えておられるのか。また、全市に分別収集方式が実施されるのは何年後と考えればよろしいのかをお尋ねいたします。

 さらに、本市は都南村とごみの収集方法において大きく違っております。恐らく、合併の検討課題にはなっていると思いますが、その違いと、合併した場合、どちらの方式に統一していくのかをお伺いいたします。

 ごみ問題については、関心の高まっているうちに一気に取り組みを進めないと多くの支障を来すことを申し上げておきたいと思います。

 最後に、教育委員長にお伺いいたします。

 教育委員会の主目標として「広い心と豊かな創造力を持ち、国際性に富み、個性的で自主自立と公共の精神に満ちた、健康でたくましく行動できる人間の育成」を掲げ、これを達成するために主要7施策を定め、その実現を図ろうとされておりますことに対して、私どもは心から賛意を表するものであります。

 一方、教育委員会の大きなテーマの1つとしては、やはりいかにして学力の向上を図るのかということではなかろうかと思います。そのことについてのお話を教育委員長には具体的にお伺いしたいと存じます。

 21世紀を目前に控え、あすの盛岡を力強くたくましく担ってもらわなければならない子供たちのさわやかな知性に期待すること多く、そのためにもお伺いするものであります。

 さらに、青少年の健全育成を考えますときに、幼児期からの早期教育が今日ほど声を大にして叫ばれているときはありません。文部省の3歳児保育制度の導入、指導も強く打ち出されておりますが、これを受けて教育委員会は新年度以降、どのような準備を進めておられるのかお伺いをいたします。特に、施設面での充実、教員の適正配置、教頭制度の導入化に向けて、どのような対応をなされるのかをお伺いいたします。

 以上で私の質問を終わりますが、市長並びに教育長の誠意ある答弁をお願いいたします。

 なお、この機会をお借りいたしまして一言御礼を申し上げます。

 私は、一身上の都合により、今月29日をもちまして市議会議員を辞職することになりました。光陰矢のごとしとは申しますが、昭和62年4月に議席をいただきましてから、はや4年になろうといたしております。この間、私は誠心誠意議員としての任務に専念してまいりました。支持してくれた方々の熱い視線を常に背中に意識しながら、市民の負託にこたえるために一生懸命頑張ってまいりました。議会では毎日毎日が勉強であり、見聞きするものすべてが新鮮で感動的な体験の毎日でもありました。

 私は今50歳でありますが、私の人生50年の中で、この4年間ほど充実したすばらしい日々はございませんでした。市長さんを初め市御当局の皆様方から、あるいはまた、議長さんを初め、議員各位の皆様方からいただきました御厚情と御指導に対しまして改めて深く感謝を申し上げ、厚く御礼を申し上げる次第でございます。

 本市のますますの御発展と議員各位のいよいよの御健勝を祈念しながらあいさつを終わらせていただきます。

 本当にありがとうございました。(拍手)



◎市長(太田大三君) 議長。



○副議長(阿部和平君) 太田市長。

〔市長 太田大三君 登壇〕



◎市長(太田大三君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。

 まず最初に、湾岸戦争の終結で国内景気の減速はとまると思うか、また、景気の先行き不透明感は消滅すると考えるかという御質問でございますが、一般的には短期終結の場合には、国内景気への影響は余りないものとの見解は示されておりますものの、既に公定歩合の連続引き上げによる金利高、不安定な石油価格の動向あるいは非製造業に見られる企業業績の悪化など、経済環境は依然として先行き不透明感を払拭できない状況が続くものというふうに考えているところでございます。

 次に、市立病院、中央卸売市場、市民文化会館建設事業のスケジュールと取り組みについてのお尋ねでございますが、大規模施設のうち、市立病院につきましては新年度におきまして基本構想を定め、建設場所を具体化してまいりたいと存じております。

 次に、中央卸売市場につきましては、平成3年度からスタートいたします国の第5次中央卸売市場整備計画に合わせまして整備することとしておりまして、現在、農林水産省と協議中でございます。また、市民文化会館につきましては、昨年11月、庁内に市民会館建設検討委員会を設置いたしまして基礎調査等を進めておりますが、今後、具体的なスケジュール等につきましても検討してまいりたいと存じております。いずれの施設も、後期実施計画の大型プロジェクトとして位置づけておりますので、限られた財源の中ではございますが、優先順位にも配慮しながら、順次具体化してまいりたいと存じております。

 次に、新幹線の盛岡−青森間の完成時期についての御質問でございますが、国におきましては、運輸省が大蔵省に対しまして、全体計画として平成3年度から10カ年の計画で予算要望をしているというふうに伺っております。いずれにいたしましても、今後の国の予算の推移を見ないと予測はつきませんが、関係都市との連携を図りながら事業の促進に努めてまいりたいと存じております。

 次に、東北新幹線の東京−青森間が開通し、盛岡駅が通過駅となった場合に当市が受ける影響や変化をどう予測しているかとのお尋ねでございますが、このことによって影響を受ける分野は多岐にわたりまして、その影響の程度もまたさまざまなものになろうというふうに思われます。ちなみに、昭和47年3月に東海道新幹線のターミナル駅となり、3年後の昭和50年3月に博多まで延長され、途中駅となりました岡山市の観光客の入り込みの状況を聞きますと、途中駅となった以後は数年にわたって減少傾向を示し、その後上向きに転じて、ターミナル駅当時の水準に回復いたしております。これらは時の経済情勢、都市施設や大規模集客施設の整備の状況、都市の立地条件などに大きく左右されるものであるというふうに推察されます。

 したがいまして、新たに青森駅がターミナル駅となった場合、北のターミナルとして北東北3県の経済、文化、観光等の拠点をねらってきました盛岡市の役割が相対的に低下する懸念はございますが、長期間にわたって蓄積、構築してきた盛岡市の地位と役割に大きな変化は生じないものというふうには予測いたしておりますが、いずれにいたしましても、青森までの開通までの期間に、盛岡といたしましては通過駅となりましても、拠点都市としての地位を確保するためにも、今後、種々の施策を講じてまいらなければならないと存じております。

 次に、盛岡駅前南地区土地区画整理事業の進捗状況についてでございますが、御承知のとおり、本事業は昭和63年12月に、沿道区画整理型街路事業として事業計画の認可を得、これまで減価補償金による用地の先買いを行ってきたところでございます。懸案でございました盛岡ガスの移転も、昨年12月、地元地権者の合意を得まして、東仙北二丁目地内への移転が進められているところでございます。盛岡ガスの移転及び減価補償金による用地買収を平成7年度までに終え、平成7年から3カ年程度で面的整備を完了したい予定でございます。

 次に、盛岡駅前第二地区市街地再開発事業についての御質問でございますが、御指摘のとおり、本再開発事業は昭和48年に準備組合が設立され、関係地権者の会合を重ね合意に努めてきたところでございます。この間、市といたしましては、開発手法等について2カ年にわたり勉強会を開催し、昭和62年度には事業推進計画の作成など、組合員の再開発への機運の醸成に努めてまいりました。現在、一部地権者の合意が得られていない状況にございますが、再三にわたり協議を行ってきた結果、合意が得られる見通しが持てる状況になってきております。したがいまして、平成3年度は早急に合意を図り、事業の実施に向けて大店法の調整を図りながら現況調査、権利調査等を行うこととしておりまして、市はこれら事業に対し、国、県とともに事業費補助事務の指導を行うとともに、必要な法決定を進める予定でございます。

 なお、市長が直接出向いて不同意者を説得してはどうかとの御質問でございますが、この方は岡山県にお住まいの方でございますので、本年2月に私から直接手紙を差し上げまして、市の取り組みについて御説明と協力要請を申し上げておりまして御理解いただいているものというふうに思いますので、御了承願いたいと存じます。

 次に、除雪対策についてでございますが、本年4月から当市もスパイクタイヤの使用が禁止されます。スパイクタイヤの使用禁止に伴う除雪対策につきましては、今後、国県道の除雪対策とも調整を図りながら、改めて調査検討を加えて対応してまいりたいと存じます。当面は、坂道の除排雪を徹底するほか、市民の協力を得まして融雪剤の散布をさらに積極的に実施することとし、中長期的には坂道の道路改良を促進してまいりたいと存じますので、御了承願いたいと存じます。

 次に、都市景観に関する御質問でございますが、都市景観建築賞につきましては昭和59年度より実施してまいりましたが、平成元年度には、その充実を図るために都市景観賞として建築賞、緑賞、創作賞を設け、さらに都市景観に関する市民の多様な意識の高揚を図るため、平成3年度から都市景観総合賞を設けることといたしたものでございます。この賞は、盛岡らしい都市景観が総合的に図られる町並み及び盛岡の都市景観を向上させる創造的な町並みや象徴的な建物などについて表彰するものでございます。

 次に、市街地を取り囲む山並みの眺望の確保についてでございますが、平成2年度においてその方策について調査を実施しており、眺望のあるべき方向性については、眺望地点や眺望確保のための建築物のあり方など、土地利用計画と整合を図りながら取りまとめを行っているところでございます。

 お話のありますような、建物の高さの規制についてはこれら検討の結果を踏まえ、盛岡らしい健全な市街地の形成を図られるよう、総合的に検討してまいりたいと存じております。

 次に、ごみ問題についてでございますが、まず最初に、ごみ減量推進基金の創設に関して基金運用の開始年度の見通しと基金の総額は幾らか、毎年運用できる金額はどれくらいかとの御質問でございますが、御案内のとおり、基金設置の目的はごみの資源化、再生利用等のごみ減量施策を全市民的に、かつ、弾力的に推進するために創設したものでございます。また、ごみ減量施策につきましては、市民の要望、社会の要請、関係法令等の大幅な改正や創設等の動向などを把握しながら、順次施策を拡大、展開していくことを考えておるものでございます。

 基金運用による果実につきましては、これらの施策が継続的に展開されるための安定した主要財源の一つとして、主に市民の減量化などへの取り組みに対する支援などを検討いたしておるものでございます。その中で、基金の積立額及び運用時期を当面3カ年で1億円積み立て、平成5年運用開始することを計画目標としているものでございます。また、基金の総額は最終的に3億円を目標としておりまして、運用できる金額につきまして、そのときの利率などにより異なることは当然といたしましても、最終的には1,500万円程度を検討しておるものでございます。

 基金運用開始年度を早めることはできないか、基金総額も今後の推移を見てふやすことは考えられないかとのことでございますが、運用開始年度積立額の計画目標につきましては、今申し上げましたところでございますが、御質問の内容につきましては、施策の緊急性から考えましても積極的に対応してまいりたいと存じております。

 次に、モデル地区には奨励金という形のものが還付されるのか、どのぐらいの数の地区を考えているのか、また、全市に分別収集方式が実施されるのは何年後と考えればよいのかというような御質問でございますが、分別収集のモデル地区事業は、将来の分別収集システムを確立するため実施するものと考えておりますので、当面のモデル地区での奨励金等の交付につきましては、今後の施策推進の中で検討させていただきたいと存じております。また、モデル地区の数につきましては、現有体制での可能な実施を考えておりますことから、おおむね2ないし4カ所の地区で実施することを検討しているものでございます。

 なお、市内全域での分別収集体制につきましては、モデル地区での実施状況の推移を見定めまして、可能な限り早い時期に全市的な取り組みに努めてまいりたいと存じます。

 次に、盛岡市と都南村のごみ収集方法の違いと合併した場合どちらの方式に統一していくかという御質問がございますが、家庭系ごみの分別収集の種類と回数につきましては、盛岡市は可燃物週2回、不燃物月2回、粗大ごみ週1回、廃乾電池月1回の4分別でございまして、都南村では2町1村による紫波郡環境施設組合が運営主体で、可燃物週2回、台所ごみ週2回、空き缶・空き瓶週1回、燃え殻月2回、廃乾電池随時の6分別となっております。合併後における収集方式につきましては、現行の分別収集方式を基本としながら、段階的に盛岡市の方式を都南村の収集方式へ指向した分別区分の細分化を基本的な方向と考えているものでございます。

 以上、私に対する御質問にお答え申し上げます。



◎教育委員長(小林正吉君) 議長。



○副議長(阿部和平君) 小林教育委員長。

〔教育委員長 小林正吉君 登壇〕



◎教育委員長(小林正吉君) ただいま教育長からという御指摘でございましたが、一体の関係でございますので、私からお答えすることをお許しいただきたいと思います。

 まず、学力向上を図るための具体的な諸施策についてのお尋ねでございますが、まず重点的には、基礎的、基本的事項の定着を図る指導の徹底を実施してまいりたいと思います。具体的には、その一つの例として申し上げますと、小学校にあっては国語、算数などの基礎的な事項について個々の児童に応じたきめ細かな指導を行うため、ことしは2年生、4年生、6年生に自分の学習がどこまで到達したかを見る到達度の調査を行い、また、中学校では国語、数学、英語を2年生に行い、基礎的学力の向上はどうなっているのか、そういうことの中から一層の学力向上はどうしたらいいかという対策を練って真剣にこの問題に取り組んでまいりたいと、こう考えております。その他、引き続きコンピューターによる学習の研究、従来行ってまいりました指導法の効果的研究実践の充実を図りながら、校内研究体制の一層の確立と効率的な学校訪問指導を実施して、学力の向上に対する学校の援助をしてまいりたいと存じております。

 次に、文部省の3歳児保育制度の導入指導に対しどのような対処をする考えなのかというお尋ねでございますが、まず、3歳児保育の現状は、市内の公私立幼稚園30園中20園で保育を実施し、3歳児全体の21%ほどの幼児が就園しているのが現状でございます。市教育委員会といたしましては、3歳児保育を実施している幼稚園での保育上の問題点を把握したり、3歳児保育についての保護者等の要望をまとめながら、市立幼稚園で3歳児を就園させることの可否を含めた研究を深めてまいりたいと考えております。また、近い将来、市立幼稚園で3歳児を募集することになりますと、どこの幼稚園でも教室はもちろんのこと、教員数についてもその絶対数が不足することになりますので、園舎の増改築や教員の定数増は避けて通れない問題となるわけでございます。

 なお、市立幼稚園教育の充実とその活性化を図る観点から、教員の異動や教頭制の導入も大切なことであるという認識から、先進幼稚園の事例等を把握しながら、その実現のために努めてまいりたいと存じております。

 以上でございます。



◆11番(折居明広君) 議長。



○副議長(阿部和平君) 11番折居明広君。



◆11番(折居明広君) 市長さんにもう少しお尋ねをいたします。

 新幹線が東京−青森間全面開業になった場合の通過駅として盛岡の受ける影響あるいは大きな変化ということで、岡山県の例を出されて、一時期観光客などは減少しておったが現在は盛り返しているというお話でございましたが、やはりそういう先例に学ぶことも必要でありますけれども、都市の規模とか地形的な面を考えますと、やっぱりもうちょっと真剣に考えておかなければならないものがあるのではないかという感じをしましたので、もう少し通過駅になるまでの10年間の取り組みというものを、真剣に内部で検討させていただければうれしいと思います。

 それからもう1点お伺いしますが、駅前の第二準備組合のお話、大変うれしく聞きました。ただ、岡山県倉敷の方だということでございますが、やはり手紙だけではなく、何かの折にはちょっと訪ねられるような配慮がこれからは行政の首長としても必要なことではないかなと。やっぱりこれからは、市長さんといえども市の経営者であらなければならないということを考えれば、やっぱり職員の先頭に立ってそういう行動をとるということも必要だと思います。でも、まず見通しがついたということで大変うれしく御答弁を聞きました。

 それから最後になりますが、盛岡駅南地区の件で、盛岡ガスの移転が進んでおるということでありますが、ガス会社の移転以前にもっと苦労しなければならない大きな建物とか大きな面積があるような感じがしますが、その辺の取り組みについても本当は御答弁を欲しかったわけでありますが、ぜひぜひこれも計画に従ってこれは実施、施行できるように頑張っていただきたい、このように思います。

 なぜか意見になってしまいましたが、答弁は要りません。



○副議長(阿部和平君) 11番折居明広君の質問を終わります。

      〜〜〜〜〜〜〜〜



○副議長(阿部和平君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

 明7日は、一般質問が行われますので、午前10時から本会議を開きます。

 本日は、これをもって散会いたします。

 午後2時40分散会