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青森県 六ヶ所村

平成21年 第1回定例会(第1号) 本文




2009年03月03日:平成21年 第1回定例会(第1号) 本文

議長(三角武男君) おはようございます。
 これより平成21年第1回六ヶ所村議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、議長において6番岡山勝廣議員、17番相内宏一議員を指名いたします。
 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、本日から3月13日までの11日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
               (異議なしの声)


議長(三角武男君) ご異議なしと認めます。よって、会期は11日間と決定いたしました。
 この際、私から報告をいたします。
 監査委員から例月出納検査の報告がありました。報告書は事務局に備えつけてありますので、閲覧してください。
 議長の出席行事一覧は、お手元に配付のとおりですので、ご了承を願います。
 日程第3、今期定例会の提出案件、報告1件、議案35件を一括上程いたします。
 村長より提案理由の説明を求めます。村長。


村長(古川健治君) おはようございます。
 それでは、提案理由のご説明を申し上げます。
 本日ここに、平成21年第1回六ヶ所村議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとご多用中にもかかわらずご出席を賜り、心から感謝を申し上げます。
 平成21年度当初予算をはじめとする諸議案を提出にあたり、その概要をご説明申し上げますとともに、主要な施策について所信の一端を申し述べ、議員各位並びに村民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 本村は、明治22年4月1日の町村制施行によって六ヶ所村となってから、村を愛する多くの人々の英知に支えられ、幾多の歴史を刻み、本年120周年という意義深い節目を迎えます。その歴史は村民憲章に示すように、恵まれた自然とたゆみない努力を続けてまいりました祖先の心を受け継ぎ、郷土がますます発展することを願い、多くの先人が「豊かなで潤いのある住みよい六ヶ所村構築」のために汗した千辛万苦の歴史でもありました。
 村章の「躍進・発展・調和」に思いをいたすとき「明日は今日の先に、明日の先には未来があり、足元の道は未来に開かれている。」という確信の下、私は、豊かな未来を拓くために、より一層充実した住民自治の確立を目指し、村民の幸福と村の発展のため、村民の参加と協力を得ながら先頭に立って全力を傾注してまいる決意であります。
 今日、百年に一度とも言われる金融危機に端を発した市場の混乱は、信用収縮を通じて実態経済に悪影響を及ぼし、世界的な景気後退により、我が国でも輸出や生産が減少、消費も落ち込み、雇用情勢が厳しさを増すなど景気の急速な悪化が続いております。
 さらには、地域経済にも影響が及び、本村の基幹産業である第一次産業をはじめ、他の産業も厳しい状況となってきており、業績の悪化や雇用不安など村民生活に暗い影を落としています。
 こうした情勢から昨年9月発足した麻生内閣において、厳しい財政状況のもと、「当面は景気対策、中期的に財政再建、中長期的には、改革による経済成長」の3段階で、「生活者」「中小企業」「地方」の三つに重点を置き、「生活防衛のための大胆な実行予算」と呼んだ平成21年度予算の早期成立を図り、速やかな実施を望むところであります。
 初めに、村政運営の基本的な考え方について申し上げます。
 私の使命は、山積している村政の重要課題解決について、それぞれの目的に沿って、一定の方向づけと基盤整備に努め、村民の幸福と村の発展につなげていく仕事を不退転の決意をもって計画的に進めていくことであり、その推進のために、第一に「安全・安心なくして村の発展なし」、第2に「教育と福祉の充実なくして村の発展なし」、第3に「協和の精神なくして村の発展なし」を基本理念として、豊かな郷土を次世代へ引き継ぐため、未来を拓く教育・福祉と科学のまちの実現に向けて、公正・公平かつ誠実に村政の執行に努めてまいります。
 次に、主要施策について順次ご説明申し上げます。
 はじめに、原子燃料サイクル事業の概要について申し上げます。
 日本原燃株式会社再処理施設において実施されているアクティブ試験は、平成18年3月に開始されてから約3年が経過しました。同施設においては、現在ガラス溶融炉内天井レンガの一部が損傷、ガラス流下性の低下及び高レベル廃液の漏洩等の事象が発生し、その原因究明と再発防止策に取組んでいることから、去る1月30日に、本年2月の竣工予定を本年8月に変更した旨の報告がありました。
 村といたしましては、一連の事象は施設の安全性に影響を及ぼすものではないものの、それに伴う竣工予定の変更は、極めて遺憾なことであり、残念なことではありますが、この際、安全で安定した操業に繋げるべく、徹底した原因究明と再発防止にしっかりと対応していただくよう強く要請したところであります。
 いずれにいたしましても原子燃料サイクル事業についてはこれまで同様、村民の安全確保を第一義に慎重に対処してまいる所存であり、議員各位のご理解、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
 次に、国際核融合エネルギー研究センターにつきましては、建設工事が順調に進んでおり、今月末には管理研究棟が完成すると伺っております。
 国際研究開発の拠点づくりを進める本村にとりまして、第3次六ヶ所村総合振興計画に掲げる「世界に夢を与える新たな研究機関の立地促進」を目指し、研究開発機能の集積のためには、海外から優秀な人材の招聘・定着の基盤整備が重要であるとの認識のもと、住環境の整備、研究者子弟への教育環境の整備に取組んでいるところであります。
 世界標準のカリキュラムに基づいた教育を行う専用校舎とともに、国際学校との交流・連携を通して本村の国際化に向けた人材育成、地域の活性化に資するため、本村のみならず青森県の国際教育の拠点として、外国語教育研修機能を備えた(仮称)国際教育研修センターを建設するものであります。
 それでは提出議案について、その概要をご説明申し上げ、ご審議の参考に供したいと存じます。
 まず、平成21年度当初予算案に係る議案第11号平成21年度六ヶ所村一般会計予算から議案第22号平成21年度六ヶ所村下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。
 本村の平成20年度末の財政状況は、財政調整基金や減債基金等の積立金が約87億円、一般会計地方債残高約43億円、財政力指数は1.77となっております。
 しかし、上下水道等の公営企業会計を加えた地方債残高は約115億円余り、平成21年度からの償還が始まる公共施設が多くなること、さらに借入額が大幅に増えたことにより、将来の公債費負担増を見据えて安定した財政基盤を構築してまいりたいと考えております。
 歳入の根幹となる村税は、率では49%の約62億5,000万円となり、その主なものは固定資産税の約53億5,000万円であり、平成20年度に比べ約6,000万円、率にして1%の減となっております。
 なお、本村は普通交付税不交付団体でありますが、限られた財源を最大限に生かすため、引き続き歳出全般にわたる徹底した見直しを行い、予算配分の重点化・効率化を図らなければならないことを踏まえ、平成21年度の予算編成に当たっては、財政基盤の確立と公正で透明性の高い行政運営を基本として、行財政改革をより一層推進しつつ、重要課題の早期解決に配慮した「自然が彩る豊かな未来を拓く躍進・発展のまち」を将来像とする第3次六ヶ所村総合振興計画を予算編成の核に据え、7項目の重点施策を掲げ、その具体的な推進に向けて予算を計上し、「未来大開に向けた新たな出発実行予算」としたところであります。
 その結果、一般会計予算の規模は、歳入歳出それぞれ127億5,000万円となりました。これを平成20年度と比較いたしますと、23億6,000万円、22.7%の増となります。
 歳入に占める自主財源は、約81億8,000万円、割合にいたしますと64.2%、依存財源は約45億7,000万円で35.8%であります。
 歳入の主なものとして、自主財源の中で最も大きな割合を占める村税が約62億5,000万円であり、そのうち固定資産税が約53億5,000万円であります。
 依存財源の中で、最も大きな割合を占める国庫支出金については、電源立地地域対策交付金等の増額により、平成20年度と比較いたしますと約10億円、63.7%の増、県支出金は2億8,000万円、40.3%の増を見込んでおります。
 この一般会計に8特別会計約37億7,000万円、水道事業会計他2会計約18億1,000万円を加えますと、総額は183億3,000万円となりました。これは平成20年度対比で約20億7,000万円、12.8%の増となるものであります。
 次に、平成21年度予算編成方針で掲げた7項目の重点施策に基づき、その概要をご説明申し上げます。
 1点目は、「夢と活力のある産業づくり」についてであります。
 本村の基幹産業であります農林水産業を取り巻く情勢は、輸入自由化の流れや産地間競争の激化等による価格低迷並びに景気の急速な悪化等に伴う消費の落ち込みに加え、肥料、飼料、燃油等生産資材の急激な高騰により、さらに厳しさを増している状況となっております。
 農業においては、安定した農業経営に資するための「千樽地区用排水路整備事業」等を実施し、生産基盤の強化に努めてまいります。さらには、野菜の安定生産と高品質化を確保するため、「ナガイモ搬送用コンテナ購入事業」や引き続き「ナガイモ用地暫定利用促進整備事業」等を実施してまいります。
 また、平沼地区に給水施設を設置するなど、農家経営の安定対策を講じてまいります。
 畜産においては、広大な土地や冷涼な気候を生かして、県内有数の酪農地帯を形成しておりますが、家畜排せつ物の適正管理と資源管理型農業推進のため、「家畜排せつ物利活用施設整備事業」に係る施設建設等を引き続き実施するとともに、高騰している家畜飼料の自給率向上対策として「畜産担い手育成総合整備事業」を引き続き実施してまいります。
 漁業においては、主力魚種であるイカやサケの漁獲数量の減少傾向が続いている中で、漁船燃油高騰等により漁業経営はますます厳しさを増していることから、引き続き漁業振興対策助成事業やアワビ、ウニの種苗放流事業などを実施し、つくり育てる漁業や資源管理型漁業の振興を図ってまいります。
 次に、商工業の振興につきましては、景気の急速な悪化により、厳しい状況下にある商業経営者の活性化を図るため、「消費拡大助成補助事業」を実施するとともに、産業協議会などの活動に引き続き支援してまいります。また、「クリスタルバレイ構想」の実現に向けた、誘致企業に対する補助金制度や貸付金制度、税制上の優遇措置を一体的に活用するなど、国、県及び関係機関との連携を密にし、積極的な企業誘致に取組んでまいります。
 観光振興では、各種観光宣伝及び情報収集に係る諸事業を実施するとともに、地域のエネルギー関連施設を活用したエネルギーパーク整備計画の実現を目指し、集客力の向上を図ってまいりたいと考えております。
 また、関係団体と協力してイベント等を開催し、観光客の誘致に努めてまいります。
 2点目は、「個性あふれる人・文化づくり」についてであります。
 本村の輝く未来に欠くことのできないものは、人材育成であります。村民一人一人の個性が尊重され、豊かな心と創造力に加えて広い国際感覚を備えた魅力ある人間性を培い、明日の地域社会を担う人材の育成に努めてまいります。
 学校教育の充実では、子供一人一人の確かな学力の定着や個性に応じた教育を推進し、生きる力と思いやりを育む教育の充実に努めるため、学校臨時助手配置事業、夢をはぐくむ教育推進事業、環境・エネルギー教育推進事業及び小・中学生海外体験学習事業を引き続き実施するほか、新年度から県費負担教員と同様の指導ができる村費負担教員の配置。また学校支援員配置事業により、児童生徒に対するきめ細やかな学習、生活支援を行ってまいります。
 学習指導要領の改訂に伴い、新年度から一部前倒し実施される理数教育等に対応するとともに、京都インターナショナルスクール青森キャンパスとの一層の交流連携を進め、村の置かれた国際的な状況を踏まえた英語教育の充実を図りたいと考えております。
 とりわけ低迷する児童生徒の学力については、現状を踏まえ、学力向上を最重要課題と位置づけ、教育委員会に教育政策室を設置、指導主事を配置し、学力向上施策の推進並びに教職員へ指導、助言等を実施しておりますが、新年度は新たに教育委員会が2月に策定した「六ヶ所村学力向上アクションプラン2009」に基づいた施策を実施いたします。具体的には学力向上モデル校の指定によって、電子黒板などのICT教育機材を導入し、児童生徒の授業環境や指導方法の充実を図り、学力向上に努めてまいります。
 また、小学生を対象にした漢字検定や中学生を対象とした英語検定など各種検定への助成を充実させ、学習意欲の向上や確かな知識の習得などを図ってまいりたいと考えております。
 児童生徒の自学習慣の確立のためには、学校のみならず家庭等での学習時間の確保、学習意欲、競争心等が必要ですが、このため、昨年6月末に開講した村営学習塾の一層の授業内容の向上や教室等の環境改善を図り、児童生徒の学力向上に繋げたいと考えているところであります。
 教育環境を整備し、充実した教育に資するため、尾駮小学校の新築工事に着手し、平成23年度開校を目指します。また、「泊中学校の耐震補強工事」に着手するとともに、情報教育を推進するため、児童・生徒及び教職員のパソコンの更新、配置を引き続き実施してまいります。
 さらに適正規模の学校整備、多様な教育活動の推進の観点から、倉内小学校と平沼小学校の統廃合について地域住民の理解を得ながら用地選定、関係機関との所要の準備作業に取組みたいと考えているところであります。
 高校教育の充実については、六ヶ所高校でここ数年入学者が増化傾向になることから、維持・存続を図るため、授業料及び交通費の助成、進学率向上のため通信教育放送受信事業の実施などを引き続き支援してまいります。
 生涯学習の充実では、村民が生涯を通じてそれぞれの年代、ライフスタイルに応じ、いつでもどこでも自由に学習機会に接することができる生涯学習社会を実現する取組みとして、郷土大学講座、ことぶき教室及び家庭教育学級等を開催し、子供から高齢者までさまざまな分野における学習機会を提供してまいります。
 また泊地区の公民館が老朽化していることから、地区住民のふれあい、交流の拠点施設となる温浴施設を併設した(仮称)六ヶ所村ふれあいセンターの新築工事に着手し、平成22年度開館を目指すとともに、千歳地区学習等供用センターの増改修整備事業に着手することといたしております。
 本村は、平成4年に「スポーツの村」を宣言しております。生涯にわたってスポーツに親しむ環境を整備するとともに、スポーツの振興を図るためには指導者の発掘や体育関係団体の強化は必要不可欠であることから、関係者の理解を得ながら体育関係団体の法人化等組織の強化に取組んでまいります。
 なお、昨年に引き続き本年6月に上北郡総合体育大会が本村を主会場として開催される予定であり、スポーツ関係者等の協力を得て大会を成功に導きたいと考えております。
 施設面の整備については、老朽化の著しい大石総合運動公園の木製遊具等を撤去し、多くの来園者に安全に楽しんでもらえるような大型遊具を設置します。また、競技者の安全性を確保するためサッカー競技等で利用頻度が増している陸上競技場フィールド内の芝張りかえ工事を実施することとしております。
 地域文化と交流の推進では、郷土の歴史や文化など貴重な資源の保存を継続するため、老人クラブと子ども会の世代間交流による竹スキー、凧づくりなどの昔遊び体験事業等を引き続き実施いたします。また、郷土の文化、民族等の拠点である郷土館の企画展や展示がえなど、積極的な運用に努め、指導者の発掘や支援体制の充実に努めてまいります。
 3点目は、「誰もが豊かに暮らせる健康づくり」を目指した「福祉」「保健」「医療」についてであります。
 高齢者や障害者に対する支援、生活困窮者及び子育て支援や健康づくり対策、さらに医師確保を含めた医療体制の構築に努めるとともに、制度的な事業に加え、村単独事業を継続し展開してまいります。
 福祉関係については、これまでの事業を継続的に実施します。また、ハード面では、老人福祉センター管理棟本体の改修工事の実施設計に着手します。
 子育て支援策として、村単独事業の保育料軽減事業や新生児家庭支援事業、子宝祝い金支給事業を継続し、乳幼児等医療費給付事業は中学生までの入院費に係る費用を村が全額負担し、子育て世代の負担の軽減を図ります。また、ハード面では、尾駮保育所・千歳平保育所の改築整備計画を策定し、順次整備を図ってまいります。
 障害者については、制度的な事業に加え、相談支援事業・地域生活支援事業の提供体制を整備します。また、障害者の自立につながるようプラスチックごみの選別作業を委託し、就労支援を実施してまいります。
 介護保険事業については、第4期介護保険事業計画を策定し、その計画に基づき介護予防事業並びに生きがい活動支援事業の充実に努めてまいります。
 次に、保健事業についてであります。
 すべての村民が健康で明るく生活できるよう、総合的な健康増進対策に取組んでまいります。
 健康づくりとして、各種健診の無料化を継続するとともに、腹部エコー検査及び歯周疾患検診に取組んでまいります。また、健康づくりやメタボリックシンドローム予防などの健康学習会や心の健康づくり事業などの充実を図りながら、村民の健康意識の高揚に努め、健康寿命の延伸を図ります。
 母子保健については、小児の任意インフルエンザ予防接種や不妊治療の治療費の一部助成を実施し、経済的負担の軽減を図ります。また、3歳児健診と就学前健診の間に、村独自の5歳児健診を実施し、幼児の健診の充実を図ってまいります。
 次に、医療についてであります。
 医療体制の充実は、安定的な医師確保が重要であり、深刻な医師不足は県内のみならず全国的な傾向となっております。
 こうした現状を踏まえ、村としても施設整備や医師の労働環境改善など将来展望に立った対策を早急に講ずる必要があります。
 これまで、医師確保につきましては、県をはじめ関係機関等に要望しておりますが、今後も継続してまいります。
 なお、千歳平診療所については、移転新築工事を実施してまいります。
 また、尾駮診療所につきましても、老朽化しており運営等を含めた移転新築基本計画を策定いたします。いずれにいたしましても村民が住みなれた地域や家庭で、いつまでも健康で安心して暮らせるような医療体制の充実に努めてまいります。
 4点目は、「災害の憂いをなくす安全づくり」についてであります。
 村においては、自然災害のみならず、原子燃料サイクル施設など、本村の特殊性に応じた総合的な防災体制と広域的な応援体制の充実を図るとともに、「地域防災計画」に基づき災害発生時に迅速に対応できるよう、計画的に村民参加型の防災訓練を実施するほか、自主防災組織の結成及び活動支援に努め、地域を自ら守るという防災意識の醸成を図るとともに、防災システムの拡充や消防団の組織体制の充実並びに資機材の整備に努めてまいります。
 防犯及び交通安全対策について、関係機関はもとより、両協会や支会・分会との連携を密にし、地域ぐるみで防犯、交通安全運動を積極的に展開してきたところであり、特に平成12年11月以来、村民が一丸となった交通安全運動の成果として、去る2月2日に交通死亡事故ゼロ3,000日を達成、継続しているところであります。今後とも、村はもとより、交通安全協会や交通安全母の会などの関係団体と連携し、村民一体となり、悲惨な交通死亡事故の抑止に努めてまいります。
 さらに、交通弱者である子供や高齢者を重点とした交通事故防止対策のため、通学路などの整備を初め、子供たちや満65歳以上の方々の交通災害共済掛金を引き続き、全額村負担することとしております。
 5点目は、「大切な自然を守る環境づく」についてであります。
 緑と湖沼に恵まれた自然環境を生かしながら、潤いのある豊かな環境づくりの推進に取組んでまいります。
 自然環境の保全では、地球環境の変化に伴う大規模災害が顕著になっていることから、海岸、河川、森林等の保全対策について、関係機関との連携はもちろんのこと、住民の協力をいただきながら、積極的に取組んでまいります。
 環境衛生については、適正なごみの分別と運搬を行い、減量化・不法投棄の防止に努め、一般廃棄物最終処分場及びごみステーションの計画的な整備を図ってまいります。特に、廃棄物不法投棄対策では、不法投棄監視員や関係機関との連携による監視体制を強化するほか「村民一人一人の不法投棄をしない、させない、許さない」という不法投棄防止の機運を盛り上げる啓発活動を引き続き実施してまいります。
 環境美化活動の推進では、引き続き各自治会、団体の協力を得ながら春・秋のごみ一掃運動及び太平洋沿岸クリーンアップ作戦を展開してまいります。また、各種団体・ボランティアが行う美化活動を積極的に支援してまいります。
 6点目は、「快適な暮らしを創る都市づくり」についてであります。
 居住環境の整備につきましては、平成16年度から尾駮レイクタウン北側市街地整備事業に取り組んできたところであり、教育施設予定地周辺の宅地分譲が順次行われております。本村における中心的市街地の形成並びに定住の促進を図るため、引き続き購入者への土地及び住宅建築費用の助成金交付事業を実施するとともに、区画道路や公園、上下水道管布設などの整備を進めてまいります。
 また、村営住宅の効率的な供給を推進するため、引き続き猿子沢団地の整備や老朽化した住宅の建て替え等の整備を進めてまいります。
 生活環境の整備については、快適な生活環境を創出する観点から、道路網の果たす役割は極めて大きく、このため引き続き村道の整備に努めてまいります。
 高度情報基盤の充実では、現在の地上波アナログテレビ放送が平成23年7月から地上波放送のデジタル化に移行することから、高度情報化に対応した光ファイバーによるテレビ共同受信設備の更改や、新たな防災システムの構築及びブロードバンド環境を泊地区から順次整えてきたところであり、来年度は千歳地区の工事と尾駮地区の実施設計に着手し、住民サービスの向上に努めてまいります。
 下水道事業については、南部処理区のうち平沼地区が一部供用開始となり、地域の生活環境・水環境の保全を担うこととなります。また、下水道事業等の企業会計方式の導入につきましては、12月議会で関係条例等の改正についてご議決いただきましたので、導入に向け手順を踏みスタートすることといたします。
 水道事業につきましては、低廉で安全かつ良質な水の供給を目指し、中志地区の老朽管更新の調査設計及び尾駮地区の減圧弁交換などを実施し、末端の水質管理の強化を図ってまいります。
 7点目は、「時代に対応した行政組織づくり」についてであります。
 「最少の経費で最大の効果」を上げることを目途とし、第3次六ヶ所村行政改革大綱に基づき行財政改革に取組んでいるところであります。
 平成21年度の主な取り組みとしては、自主財源の安定確保を図る観点から、定員管理の適正化や外郭団体の補助金の見直し等、経費節減に努めてまいります。
 また、平成21年度から指定管理者制度による2期目の管理がスタートすることとなりますが、施設の設置目的に則した適切な管理が行われるよう努めてまいります。
 人材育成の推進では、職員一人一人の意識改革を一層推進する必要があることから、職員の自発的な大学等における就学を可能とする休業制度の活用や研修の充実を引き続き図ってまいります。
 以上が平成21年度の重点施策であります。
 次に、報告第1号平成20年度六ヶ所村一般会計補正予算(第5号)の専決については、家畜排せつ物利活用施設整備事業に伴う交付決定による県支出金の減額を財政調整基金取り崩しによる繰入金での調整と、同事業のうち、平成20年度に実施を予定しておりました(仮称)六ヶ所村堆肥センターの建屋基礎工事及び付替え道路工事は、当初予見し得なかった新たな農家戸数の減少や家畜ふん尿処理量の減少などによる計画変更に伴い、その計画変更の諸手続等により年度内での完成が困難になったため、国や県との繰越し承認手続を進め、平成20年12月議会定例会で繰越明許費を設定する必要が生じましたが、事務の手違いによりやむなく平成21年2月2日に専決処分をいたしました。何とぞご理解の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げるものであります。
 次に、議案第1号平成20年度六ヶ所村一般会計補正予算(第6号)についてご説明いたします。
 今回の補正予算案は、最近の景気の悪化に対応した国の補正予算に伴う生活対策費に要する経費を計上する一方、年度末における事業費等の精査による補正など、必要な予算措置を講じたものであります。
 まず、歳出の主なものは、総務費に職員の健康診断委託料や原子燃料サイクル施設広報・安全対策事業の旅費、地域情報基盤整備事業の工事請負費など精査による減額計上であります。
 民生費では、国の補正予算で措置された生活者の暮らしの安心を確保する生活対策に伴う定額給付金事業による家計への緊急支援や子育て応援特別手当事業による出産・子育て支援の拡充に要する経費を計上するものであります。
 衛生費には、ごみ収集委託料など精査による減額を、農林水産業費では、原油等価格の急激な高騰に伴う農業や畜産業、水産業に対する緊急対策事業の実績による助成金の減額のほか、畜産担い手育成総合整備事業に伴う受益者負担の軽減を図るため、受益者負担分のうち5%を村が負担する財源を措置するものであります。
 土木費には、公営住宅等の改修工事請負費や建設工事請負費など精査による減額と、消防費には、六ヶ所村消防署の人件費の精査による負担金の減額であります。
 教育費では、学校臨時助手の追加報酬やスクールバス購入費、第二中学校グラウンド整備事業の工事請負費など、精査による減額であります。
 諸支出金には、事業精査等に伴う各特別会計への繰出金の減額など、所要の予算措置を講ずるものであります。
 以上、歳出予算の主なものにつきましてその概要を申し上げましたが、これに見合う主たる財源といたしましては、歳出との関連において畜産担い手育成総合整備事業受益者負担金や電源立地地域対策交付金等県補助金、定住促進特別会計繰入金、村債などを減額し、定額給付金事業等国庫補助金を計上したほか、村税については、滞納繰越分や現年課税分の追加を計上するとともに、諸事業などの精査による剰余金を財政調整基金や施設維持補修基金へ繰り戻し調整を行うものであります。
 その結果、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3億1,185万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を106億6,487万3,000円とするものであります。
 このほか、今回補正する千樽地区用排水路整備事業は、年度内の完了が困難なため、あらかじめ繰越明許費を設定するとともに、債務負担行為及び地方債について所要の補正を行うものであります。
 次に、議案第2号平成20年度六ヶ所村国民健康保険特別会計補正予算(事業勘定第4号)から議案第9号平成20年度六ヶ所村土地区画整理特別会計補正予算(第4号)までの特別会計補正予算及び議案第10号平成20年度六ヶ所村水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、年度末による事業費等の精査に伴う所要の予算措置を講ずるものであります。
 次に、議案第23号から議案第31号までについては、条例の制定及び一部改正についてであります。
 議案第23号六ヶ所村多目的広場条例の制定については、村民の憩いの場として多目的な行事等に利用できる平沼地区多目的広場の供用開始に伴い、その設置及び管理について定めるものであります。
 議案第24号六ヶ所村介護従事者処遇改善臨時特例基金条例及び議案第25号六ヶ所村石油貯蔵施設立地対策等交付金事業基金条例の制定については、国から交付される介護従事者処遇改善臨時特例交付金及び石油貯蔵施設立地対策等交付金を原資とし、それぞれ介護保険料の軽減また公共用施設の整備に要する費用に充てる基金を造成するため、その設置及び管理を定めるものであります。
 議案第26号六ヶ所村地域情報基盤施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、光ファイバー網の整備による平沼地区のテレビ共同受信設備の更改など、地域情報基盤施設の供用区域の拡大に伴い、本条例及び関係条例の所要の改正を行うものであります。
 議案第27号六ヶ所村職員の給与に関する条例の一部を改正する条例及び議案第28号六ヶ所村職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例については、村費負担教員の採用に伴い、県費負担教員との給与の均衡を図るため、所要の改正を行うものであります。
 議案第29号六ヶ所村ひとり親家庭等医療費給付条例の一部を改正する条例については、青森県ひとり親家庭等医療費助成事業実施要領の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第30号六ヶ所村国民健康保険条例の一部を改正する条例については、健康保険法施行令の改正に伴い、出産育児一時金に加算する額を定めるため、所要の改正を行うものであります。
 議案第31号六ヶ所村介護保険条例の一部を改正する条例については、平成21年度から平成23年度までの介護サービス量の伸びや、新たなサービス基盤を整備した場合などを推計した介護保険事業計画の策定に伴い、介護保険料率設定期間及び介護保険料率を改めるため、所要の改正を行うものであります。
 次に、議案第32号不動産の取得については、千歳平診療所の改築に伴う事業用地を取得するものであります。
 次に、議案第33号村道路線の認定については、泊地区ふれあいセンターの進入路として認定するものであります。
 次に、議案第34号及び議案第35号は公の施設の指定管理者の指定についてであります。
 これは六ヶ所村農山村広場や平沼地区多目的広場の指定管理者を指定するものであります。
 以上、村政の運営に関する所信を申し述べるとともに、提出議案の概要についてご説明申し上げましたが、議事の進行に伴い、ご質問に応じ、本職はじめ関係者から詳細にご説明申し上げますので、何とぞ慎重にご審議の上、原案どおりご承認及びご議決を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、本議会定例会会期中に請負契約に関する議案を追加提案いたしたく存じますのでお取り計らい方について、特段のご高配を賜りますようあわせてお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。


議長(三角武男君) 日程第4、陳情については、お手元の請願・陳情等文書表のとおり議員配付といたしました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 次回会議は3月11日、午前10時、一般質問を行います。
 本日はこれにて散会いたします。
 どうもご苦労さまでした。

議事録の顛末を証するためここに署名する。

平成21年 6月12日

    六ヶ所村議会議長  三 角 武 男

    議事録署名者    岡 山 勝 廣

    議事録署名者    相 内 宏 一