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青森県 八戸市

平成18年 3月 予算特別委員会−03月17日-05号




平成18年 3月 予算特別委員会

予算特別委員会記録(第5日目)
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       平成18年3月17日(金)
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出席委員(47名)
             石 橋 充 志 君
             三 浦 隆 宏 君
             西 村 吉 晴 君
             下 田 保 夫 君
             森   光 男 君
             畠 山 敬 一 君
             松 田   勝 君
             畑 中 哲 雄 君
             壬 生 八十博 君
             石 屋 俊 夫 君
             門 前 廣 美 君
             ? 舘 博 史 君
             古 舘 傳之助 君
             五 戸 定 博 君
             八 嶋   隆 君
             畑 中   薫 君
             冷 水   保 君
             山 名 文 世 君
             大 島 一 男 君
             村 上   仁 君
             森   和 芳 君
             豊 田 美 好 君
             坂 本 眞 将 君
             上 条 幸 哉 君
             菊 地 敏 明 君
             金 谷 榮 男 君
             藤 井 専一郎 君
             元 沢 正 治 君
             松 橋   知 君
             伊 藤 圓 子 君
             越 後 賢 司 君
             工 藤 雄 剛 君
             角 金 洋 一 君
             吉 田 淳 一 君
             秋 山 恭 寛 君
             田名部 和 義 君
             吉 田 博 司 君
             東 野 礼 二 君
             谷 地 先次郎 君
             佐々木 秀 男 君
             山 口 広 道 君
             大 館 恒 夫 君
             壬 生 金 平 君
             坂 本 美 洋 君
             上 田 善四郎 君
             小笠原 要 七 君
             西 野 陽 一 君

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欠席委員(3名)
             ? 守 弥千代 君
             寺 地 則 行 君
             苅 田 重一郎 君

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説明のため出席した理事者
  市  長       小 林   眞 君
  助  役       菅 原 壽 郎 君
  収入役        西   幹 雄 君
  南郷区長       古 舘 剛 浩 君
  企画部長       川 井 一 輝 君
  総務部長       望 月 滿 晴 君
  財政部長       大 野 善 弘 君
  経済部長       石 橋 元 生 君
  健康福祉部長     尾 崎 義 明 君
  市民生活部長     三 浦 輝 也 君
  環境部長       椛 本 隆 司 君
  建設部長       石 岡 省 藏 君
  教育長        菊 池   武 君
  教育部長       石 橋   雄 君
  交通部長       柳 町 信 廣 君
  市民病院事務局長   高 島   司 君
  総務部理事      榊 田 輝 美 君
  都市開発部次長    妻 神 敬 悦 君
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職務のため出席した職員
  事務局長       久 保   正
  次  長       山 内   隆
  議事課長       工 藤   哲
  議事班長       中 村 行 宏
  主任主査       北 村 政 則
  主  事       山 本 芳 弘
  〃          石 塚 俊 哉

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        午後1時00分 開議
○吉田〔淳〕 委員長 これより昨日に引き続き予算特別委員会を開きます。
 議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算から議案第20号平成18年度八戸市住宅用地造成事業特別会計予算まで、並びに議案第45号八戸市行政手続条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第73号八戸市立市民病院条例の一部を改正する条例の制定についてまでを一括議題といたします。
 これより総括意見を徴します。
 市民政友会代表の総括意見を徴します。角金洋一委員
◆角金 委員 市民政友会を代表して総括意見を申し上げます。
 議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算及び各特別会計予算、議案第5号平成18年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第6号平成18年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連する各議案に対し賛成いたします。
 我が国の経済は着実に回復しつつあり、ようやく明るい兆しが見えてまいりました。しかし、一方では地域間の格差がますます広がってきていることは否めず、地方経済への波及はいまだに乏しく、景気回復が実感できるまでには至っていないのが現状であります。
 国県においても、ともに厳しい財政状況の中、さらなる財政構造改革と財政全般の見直しを余儀なくされております。
 当市においても、国内景気の拡大基調から、大手素材産業やIT、精密機械など、大手企業からの受注により鉄鋼業界では順調な操業を続ける一方で、卸小売業や建設業界などは受注の落ち込みにより厳しい経営状況が続いているなど、企業間での温度差があらわれています。
 そのような中にあって示された平成18年度予算は、一般会計で1.4%増の780億円、特別会計で2.2%増の706億7336万9000円、合わせて1486億7336万9000円となり、前年度と比較すると1.7%増として計上されました。
 まさに小林市長が八戸前進プランに掲げられる活力の創出、安心の確立、行革と参画の3本柱に沿って、市民に光明が見出せるような前進元年予算案の編成をなされました理事者、職員の方々に敬意と感謝を表するものであります。
 まずは議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算についてであります。
 ここに質疑を振り返りながら、意見と要望を述べさせていただきます。
 初めに、各種福祉施設のサービスの向上と入所者の権利擁護のために、施設の設置者、あるいは利用者に対しても一定の発言力を持つ、市独自の福祉オンブズマンの設置について、その検討を要望いたします。
 次に、自動体外式除細動器、略称AEDを市内全域への設置の必要性から、学校などへの設置を要望いたします。
 次に、八戸海の駅観光案内所は全国有数の朝市の場所に隣接しており、この有効活用を求めるものであります。
 次に、県新産都市建設事業団の事業内容を精査し、特に桔梗野工業団地については、売却に適さない用地の販売中止や、38億円にも上る債務対策について県と連携した適切な対応を求めるものであります。
 次に、こどもの国の事業内容について、市民サービスの低下がないように要望いたします。
 次に、貿易センターについては、事業内容の見直しを行い、FAZ法が期限切れとなった後の貿易振興へのさらなる効果的な取り組みを要望します。
 次に、学校敷地内全面禁煙については、敷地外で教職員がたばこを吸う現状を考慮し、その解決の検討を求めるものであります。
 限られた予算、多様化する社会構造の中、市民の要望にこたえられるよう一層の取り組みを要望いたします。
 次に、平成18年度八戸市自動車運送事業会計予算についてであります。
 市自動車運送は、公共の交通手段として、学生や高齢者にとってその重要性は不変であろうと思います。説明いただいた予算は努力の取り組みが顕著であり敬意を表します。公営の交通事業を取り巻く環境は大変厳しいと思われますが、使命感を持って市民のためにさらなる取り組みを要望いたします。
 次に、平成18年度八戸市立市民病院事業会計予算についてであります。
 その必要性にはだれ一人論を挟まないものではありますが、本予算において医師手当の改定が示されました。医師を初めそこに従事する関係者を見るとき、遅きに失した感が否めませんが、医師確保のためにはさらなる検討の余地があるのではないのか、市長、理事者に要望いたします。
 結びに、当市にあっては財政を初め子どもの安全、全国平均の半分にも満たない八戸市民の平均所得等、課題が山積しております。市長におかれましては大変激務とは思いますが、掲げられる活力の創出、安心の確立、行革と参画の3本柱のもと、市民の幸せのために御活躍されますよう御期待するものであります。
 以上、要望を申し上げまして総括意見といたします。
○吉田〔淳〕 委員長 政風クラブ代表の総括意見を徴します。古舘傳之助委員
◆古舘 委員 政風クラブを代表して、総括意見を申し上げます。
 議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算及び各特別会計予算、議案第5号平成18年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第6号平成18年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連する全議案に、一部に要望を付して賛成いたします。
 今月発表された内閣府月例報告の基調判断では、景気は回復しているととらえ、企業収益は改善し、設備投資は増加し、それに伴い個人消費も緩やかに増加しているとしております。
 雇用情勢は厳しさが残るものの、改善に広がりが見られ、また今後の先行きについては企業部門の好調さが家計部門へ波及しており、国内民間需要に支えられた景気回復が続くとの見通しが示されております。
 しかし、私たちが暮らす地方経済への波及にはほど遠いものがあり、地域間格差の広がりを実感せざるを得ないのが現状であります。
 このような中にあって、本市の新年度予算において当初予算780億円を計上し、前年度比1.4%の増としております。
 編成方針としては、第4次八戸市行財政改革大綱の財政推計で見込まれた今後の厳しい財政状況を踏まえ、一般会計歳出予算と財政調整基金等からの繰入額を極力抑えることとし、各種施策の着実な実施を図るため、事務事業について厳しい選択を行い、財政健全性確保と行財政改革の推進に配慮したとされております。
 歳入の柱である市税の伸びに大きな期待を抱けないことに加え、もう1つの柱である地方交付税は、国の三位一体改革により減少し続けております。
 一方、歳出においては扶助費などの義務的経費の増嵩により、財政の硬直化を招くことが懸念されることから、当市においては依然として非常に厳しい財政状況に置かれていることも事実であります。
 このような状況下、小林市長就任後の初めての予算編成であり、機構改革を含め行財政改革を推し進め、財政の健全性、効率性を確保し、歳出の削減に努めることを目標に、新たなまちづくりを目指した小林色を各種施策に見てとれます。
 加えて、市民生活の向上と福祉の充実を図るという基本的方向については、総体的に前市政からの継続事業の推進に重きを置いた内容となっており、行政の継続性として評価するところであります。
 旧八戸市と旧南郷村との合併から丸1年が経過いたします。南郷区については継続事業である西母袋子線、新規に頃巻沢島守線、相畑古里線などの測量等の経費が計上されたのを初め、今後5カ年にわたり市民の森不習岳施設改修の経費が予算として盛り込まれるなど、南郷区への配慮に敬意をあらわすものであります。
 特に小林市長には、八戸を元気にする、八戸に安心を確立するを目標にされております。しかし、御父兄から行政サイドに対し、学校施設の安全対策に向けた強い要望が寄せられ、施設整備におけるモニターつきインターホン及びオートロックについて、市教委も防犯対策上整備が必要と進められてきたのですが、市長も理解された上で予算化はされなかったのであります。
 財政部からは厳しい財政面を背景としていること、また新規事業の査定をする際に行政経営室の判断で、30点中15点という点数では今後とも事業化はできないといった答弁があったのであります。
 各地区では昨今の学校に関係する事件、事故からも、保護者、地域、学校が一体となって防犯ボランティア活動が活発化されているときに、こうした判断では、学校における安全管理体制の充実と危機管理システムの確立の観点で、どのように考えていけばよいのか、だれに頼ればよいのか理解できないものであります。
 事件、事故が学校現場等において起こらないようにするために、児童生徒、教師などを守るセキュリティーシステムとして有効なモニターつきインターホン及びオートロックを早急に整備されることを要望いたします。
 また、小林市長には防犯、防災対策の推進には重きを置き、新年度には防災安全推進室を設置される予定であります。そのときに、今後とも協働による安全、安心なまちづくりへの取り組みの必要性、また各種市民参画の必要性が高まっているときに、市民は努力しても行政は何もしないでは、マニフェスト八戸前進プランに掲げた活力の創出、安心の確立、行革と参画も言葉だけ、実効性が乏しいと思われてなりません。
 市民はいまだにマニフェストを理解されておらず、停滞感を強く意識づけられたままであります。議会とより議論を深められ、市民の声、要望を真摯に聞き入れ、行政に反映されることを強く要望いたします。
 次に、自動車運送事業会計についてであります。
 公営交通を取り巻く経営環境は、バス利用者の減少により極めて厳しい状況下の中にあって、経営改善に取り組み、業務の効率化、経費削減など経営努力を行っている姿勢に敬意をあらわします。
 御案内のとおり、交通部では経営改革に向けて、人員の配置転換と一般会計からの補助金の削減を5カ年計画で進めつつ、3カ年にわたり営業路線の規模縮小を打ち出しました。
 現在まで5つの路線を民間に移管し、さらに新年度の来月より、一部区間が重複する市街地北部の3路線を2路線に再編・統合し、残り2路線を民間に移管する第2弾の規模縮小計画を明らかにするなど、鋭意改革努力を続けられていることに対し、高く評価するものであります。
 今後とも公営バスの使命を再確認し、さらなる前進をされることを切望いたします。
 次に、市民病院事業会計についてであります。
 県南地域の中核的基幹病院として、地域内の医療機関との協調、連携のもと、一般医療はもとより高度特殊医療、救命救急センター、周産期センターなどにおいて地域医療の確保と医療水準の向上に努められていることに対し敬意をあらわすものであります。
 新年度には、救命救急センターに脳機能障害などの治療に対応するための新たな医療機器が整備されることから、より質の高い医療の提供が期待されます。
 今後も病院職員の努力により、患者の皆様への心配りとサービスの徹底を図りながら相互信頼を高め、中核病院としての機能を十分発揮されることを望み、総括意見とします。
○吉田〔淳〕 委員長 社民党・市民連合代表の総括意見を徴します。大島一男委員
◆大島 委員 社民党・市民連合を代表して、総括意見を申し上げます。
 予算特別委員会に付託された各種議案のうち、議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算に反対し、その他の予算並びに各関連議案に賛成いたします。
 踊り場から脱却し、回復していると上方修正された我が国の経済報告の基調判断、果たしてそうでしょうか。借金は膨大、米国を除けば諸外国ともぎくしゃくし、特に近隣アジアとは極めて異常な状態にあります。また、地方の景気は低迷し、財政も最悪、それに追い打ちをかける三位一体改革の中で、勝ち負けが強調され、あちこちで格差が広がっています。
 そして、それが子どもの教育現場にまで、さらに預金金利は低水準、年金もピンチ、加えて医療、福祉の負担は上がる一方、まさに内憂外患の状態にある日本丸を、ある識者は、あの不沈豪華客船タイタニック号の氷山との衝突時の様子にダブらせていました。
 そのことは、国と地方の借金がGDPの2倍となる1000兆円を超えた現実からして、想定外として見るのではなく、むしろ想定内としてとらえるべきかもしれません。
 また、当市も例外ではなく、そんな厳しい状況の中、小林丸は前進の旗を市民全体で支えるのだとの目標に向かって元気にスタートいたしました。この間のすばらしいフットワークには心から拍手を送り、敬意を表したいと思います。
 さて、平成18年度の八戸市の一般会計予算は、合併等の特殊要因を別とすると、前年比1.4%増の780億円となり、4年ぶりにプラスに転じました。歳入では基金からの繰り入れを13.2%減に抑えつつも、工夫をされ、一方、歳出においては、扶助費の大幅増が要因となり、義務的経費が51%の過半を占め、投資的経費は4%減となり、公共事業費の圧迫傾向に歯どめをかけることはできませんでしたが、いち早く第4次八戸市行政改革大綱をまとめ、集中改革プランを策定し、予算編成に反映させた市長の鮮やかなスタートダッシュと、おくれまいと追走されました職員並びに関係各位に重ねて大きな拍手を送りたいと思います。
 しかし、3本の柱に小林カラーの36本の新規事業を立ち上げましたが、財政厳しき折、ほとんどが小粒となってしまい、大きな目標値である市民所得5%増、有効求人倍率0.5倍までの道のりはまだまだ先が長いと思いますが、掲げた項目には八戸らしさを追い求める力強い足音を感じることができます。
 一方、特別会計予算は、前年比2.2%増の706億7336万9000円となります。
 さて、以上の予算に対する会派の意見と要望を要約いたしますと、市立保育所の全面民営化には、少子化の進む中、民間の保育所の施設更新や経営状況をしっかりと把握し、子育てに行政がどのようにかかわっていくべきかを検証するまでは、市立保育所の果たす役割、まだまだ大きいとの考え方から、反対いたします。
 そのほかは市政運営の基本方針に沿い、若干の意見要望を、以下、付して賛成いたします。
 まず防災安全推進室の果たす役割への強い期待、住民の自治への参画は形式的ではなく本音の場に、男女共同参画社会推進事業の強化、職員の減による健康への配慮、災害時要援護者等の名簿の管理体制の確立、県境産廃撤去への監視の強化、清掃業務労働者への配慮、中心市街地活性化には強い指導力を、八戸港への機能集約を、学力調査、習熟度別学習は子どもに配慮を、グループホームなどの安全の確立を、きめ細やかな介護事業の推進を、などなどを考慮されまして、中心市街地の活性化、八戸ブランドの育成、企業誘致、中小企業の安定化、雇用の創出、攻めの農林水産業、多文化都市の推進とスポーツの振興をメーンとした活力の創出への取り組み、また人にやさしい福祉のまちづくり、子育て支援の拡充、循環型都市・都市緑化の推進、地域コミュニティの再生、防災・防犯対策の強化、市政モニタリングの調査をメーンとした安心の確立への取り組み、さらに行革大綱の策定と民間委託の推進、電子自治体の推進、行政評価委員会の設置と地元大学などとの連携強化をメーンとした行革と参画の3本の施策へ自信を持って取り組んでいただけるものと強く期待いたします。
 次に、自動車運送事業会計についてであります。
 市民の足を守るという自治体行政の任務が、運輸行政の規制緩和によって脚光を浴びてはいるが、現実は新規事業者が争って事業参入するほど活気のあるものではなく、公共交通はマイカーとの競争の中で劣勢にあることは衆目の一致するところであります。そこで、どのような形態で市民の足を守るかが今問われており、加えてノーマライゼーションの思想が根底になくてはならないとあります。
 よって、自治体行政主導による公共交通計画を推進するということは、一定限公共財産を投入することですべての市民の足を公平に、効率よく守ることにあると言われております。
 そうした中、八戸市は公共の計画に基づき一定の公的資金を支出しつつ、民間事業者への運行委託を25%を目途に行っておりますが、赤字ではいけないということではなくして、一定の結論を得る時期に来ていることは確かだと思いますので、趣旨に沿った議論の展開を望みます。
 次に、市民病院事業会計についてであります。
 市民病院は当地域の医療支援病院の指定施設として、地域医療機関との機能分担による地域完結型の医療体制づくりに努めながら、一般医療から高度特殊医療、救命救急医療、周産期医療など多岐にわたって地域医療の充実確保に日夜努力されていることに敬意を表します。
 しかしながら、医師確保が大変難しい昨今、その対策も急務となっていることも事実であり、待遇改善はその一助となってほしいと願うものであります。技術力の高い医師を初めとする病院全体の心地よいサービスで評価を高められ、市民ニーズにしっかりとこたえることで経営改善が進むものと強く期待しております。
 終わりに、ともに歩む職員と確かな会話をし、参画を求める市民の声をしっかりと受けとめ、マニフェスト漬けの市政運営から、時にはエスケープしてみては。
 以上申し上げ、総括意見といたします。
○吉田〔淳〕 委員長 公明党代表の総括意見を徴します。畠山敬一委員
◆畠山 委員 公明党を代表して総括意見を申し上げます。
 議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算及び各特別会計予算、議案第5号八戸市自動車運送事業会計予算、議案第6号八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連する各議案に対し賛成いたします。
 内閣府は3月の月例経済報告で、個人消費の増加基調に変化がないことや、内外需が引き続きバランスよく成長しているとして、景気は回復しているとの基調判断を2月に続き維持しました。市内においては高操業や安定稼働の業種がある一方、厳しい状況が続く業種もあり、業種間、企業間での格差があらわれています。
 平成18年度予算は、新八戸市のまちづくりを着実に実行するために、第4次八戸市行財政改革大綱に即して、改革の3本柱を基本に、すべての事務事業を見直して、重要な施策を重点的に取り上げられました。さらに、施策の推進に当たっては八戸市集中改革プランを反映させて編成されており、財政の健全性確保と行財政改革に意を配られました。その徹した取り組みを評価し、敬意を表します。
 以下、若干の意見、要望を申し上げます。
 児童手当については我が党の看板政策であり、昭和47年に東京都に続く形で国の制度となりました。以後一貫して制度の拡充に取り組んでまいりましたが、連立政権の中、特に少子化対策の大きな柱でもあり、平成12年以後だけでも4回の大きな拡充を行っております。今回は小学6年生までの対象年齢の拡大と、所得制限が緩和をされます。
 これにより、当市においては対象世帯に対する支給率は90%を超えることになりました。また、対象児童数もこれまでより5600人、24%増の2万3600人となる予定です。八戸の未来を担う子どもたちを地域や社会でも守り育てていくまちでありたいものです。
 障害者自立支援法についてですが、制度が大幅に変わるために、障害者の方には多くの不安があります。施行までの期間が短く、また複雑で、準備作業に追われている行政の現場も御苦労されていると思いますが、当事者の誤解、理解不足によって不利益になることがないように、万全の対応をお願いいたします。
 がん検診の受診率は、当市も全国平均並みの10%台から20%台ということでした。しかし、その中でも現場のアイデアを生かして、今年度は乳がん、子宮がんの受診者を1600人以上増加させることができたという事例が報告されました。その積極的な取り組む姿勢に敬意を表します。
 災害時要援護者支援事業、災害弱者への対応については、かねてより注目してまいりましたが、新年度より取り組むということで、期待をしています。政府の避難支援ガイドラインの改正もタイミングよく発表されて、名簿登録の手続も円滑に進むものと思います。要援護者に関する情報の一元管理、共有化については、健康福祉部、消防本部及び防災安全推進室との連携、協議を要望しておきます。
 学校は子どもたちが利用する教育現場であるとともに、災害時には大切な避難場所でもあります。学校の耐震診断について、最近、小坂文部科学大臣、北側国土交通大臣がともに大変積極的な、力強い、理解しやすい発言をされているので、対応をよろしくお願いしたいと思います。
 八戸ブランド商標登録取得支援事業は、全国に対して八戸の認知度を上げる特急券を手にすることにもなります。B−1グランプリなどで着実に知名度を上げている八戸せんべい汁を初め、磨けば光る玉が身近にあるはずです。
 また、八戸産でありながら、その価値に地元が気づかず、中央で認知され輝いている玉もあります。この際、改めてそれらの価値を再発見、再評価する機会としてはと思います。
 さて、平成18年度は、新たな改革の実質的なスタートの年であり、第5次総合計画始動の準備の年でもあります。厳しい財政環境の中ですが、この18年度を大きな転換点とするべく取り組んでほしいと思います。
 次に、自動車運送事業会計についてです。
 利用者の減少が続く中、業務の効率化、合理化、経費削減など、日々経営の改善に取り組まれていること、あり方の方針に従って厳しい経営改革を担われていることに深く敬意を表します。
 交通弱者と言われる高齢者や児童生徒、学生の日常の交流、通学の手段としての役割は変わらずに重要です。市民に親しまれる、喜ばれる、優しいバス、利用したいと思われるバスを目指しての御努力をお願いいたします。
 市民病院事業会計についてです。
 医療資源は有限です。地域の各医療機関や福祉、保健の施設、機能と役割を分担し、連携をする、この医療連携を真ん中で担っているのが市民病院です。
 また、市民病院はがん医療への積極的な取り組みや診療実績等を評価されて、県内では2病院だけの地域がん診療拠点病院に厚生労働省から指定を受けています。今後も質の高いがん医療を提供することはもとより、地域全体のがん医療水準の向上への貢献が期待をされています。
 そして市民のニーズ、病んでいる人のニーズに積極的にこたえる市民病院に期待をしています。
 最後に、小林市長初め職員の皆様には、知恵と知識とスピード感を持って市民のためのサービス拠点、新八戸市役所を構築されることを期待して、総括意見といたします。
○吉田〔淳〕 委員長 日本共産党議員団代表の総括意見を徴します。畑中哲雄委員
◆畑中〔哲〕 委員 私は、日本共産党議員団を代表して総括意見を述べます。
 予算特別委員会に付託されました議案のうち、議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算、議案第7号平成18年度八戸市国民健康保険特別会計予算、議案第18号平成18年度八戸市介護保険特別会計予算、議案第58号八戸市知的障害児施設条例の一部を改正する条例の制定についてと、議案第59号八戸市知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第61号八戸市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について並びに議案第69号八戸市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてに反対、他の議案に賛成であります。
 2004年度から本格的に始まった地方財政の三位一体改革が2006年度で一区切りとなりましたが、この間、国庫補助金の削減は4兆7000億円、地方交付税は5兆1000億円、合わせて9兆8000億円が地方財政から削減されたことになります。
 一方で3兆円の税源移譲はされましたが、移譲の方法として所得税から3兆円を住民税に移すため、所得税として入った税収の32%は地方交付税として地方に配分されることになっておりますので、その分、約1兆円の地方交付税が減ることになります。つまり3兆円の税源移譲は実施されましたが、実質は2兆円だけで、その減額については補てんの約束はいまだになされておりません。
 3兆円の税源移譲で地方の自由度を増すという目的でありましたが、対象となった補助負担金は目数では93でしたが、補助負担金が全額移譲されて一般財源化されたものは35だけであります。
 つまり税源移譲の目標額はクリアしましたが、額の大きな補助負担金にねらいを定めて、その補助率を引き下げることで目標を達成する手法を取り入れたのであります。そのために国のひもつき補助対象は3分の2も残され、地方の自由度が増す結果になったとは到底言い切れない状況であります。
 こうした中で、青森県は5年連続で当初予算規模が前年度を下回り、市町村への影響も大きく、当市でも負担が大幅にふやされることになりました。
 こうした国の一方的な三位一体改革により、予算が組めないという地方自治体もふえてきました。総務省はこのような地方財政を押しつけながら、集中改革プランの策定を地方に義務づけし、職員の削減や業務の民間委託と民営化など、福祉と暮らしのための施策を一層切り捨てる政策を押し進めようとしているのであります。
 平成18年度八戸市の一般会計予算は、こうした厳しい地方財政の中で編成されました。元気な八戸、安心の八戸の確立を目指す小林市長のもとでの初の予算でありますが、企業誘致や雇用創出などで積極的な施策もありますが、全体としては、むしろ市民生活に深刻な影響を与える施策も見受けられるのであります。
 例えば国民健康保険税や介護保険料の大幅引き上げであります。また、これまで続いてきました交通整理員制度の廃止、ごみ減量推進員の謝礼廃止、小中学校の専任当直員の廃止等々、さらには保育所の民営化、第3子保育料の父母負担の増、そして障害者に重い負担をかぶせ、自立の障害となる条例の改正等々であります。
 新規では、平和憲法に反するやり方で、世界じゅうでアメリカの引き起こす戦争に国民、市民を強制動員する条例制定なども盛り込まれております。
 子どもの安全を守るための予算や生活道路の補修や整備、そして多くの小中学校から出されている学校施設の修繕等も急を要するものであります。
 前進元年と位置づける平成18年度予算であれば、これまでの施策でも優先度調査も行い、思い切った見直しが必要となるのではないでしょうか。
 国の施策がこれほど大きく影響する予算となりましたが、今後は地方や市民生活に役立たない国の施策にはきっぱりと反対を貫き、市内の事業所を1000社ふやす、市民所得を5%ふやすという市民の期待する公約実現のために前進することを要望するものであります。
 介護保険や国民健康保険制度は、本来国が負担していた率に計画的に戻す必要があります。また、国保は高過ぎる薬価や医療機器を引き下げることも重要となりますし、八戸市の半数が加入する国保には、一般会計からの繰り入れで引き上げを抑えることも考えるべきであります。
 市民病院の企業会計では、ここでも診療報酬の改定、自己負担の増となる医療改悪等の影響が出ております。こうした国の施策に意見を上げ、改悪を中止させる市民の声を反映させることが非常に大事となってきています。
 30数年ぶりに医師の待遇改善を図り、医師の定着を図っていますが、こうした改定とともに、患者に24時間かかわる看護師等職員の配置にも留意し、市民の期待にこたえられる地域の中核病院としての役割を果たしていただきますよう要望するものであります。
 自動車運送事業は、全国的にも経営困難が続いております。モータリゼーション、そして経済の反映としての少子化、週休2日制も影響しております。
 しかし、子どもや高齢者等交通弱者の足を守ることは公営交通の責務でもあります。不採算路線が次々と民営化されてきていますが、市民の足を守るため最良の対策を検討していただくよう要望して、総括意見といたします。
○吉田〔淳〕 委員長 次に、伊藤圓子委員から発言の申し出があります。伊藤圓子委員
◆伊藤 委員 総括意見を申し上げます。
 議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算及び各特別会計予算、議案第5号八戸市自動車運送事業会計予算、議案第6号平成18年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連する各議案について、一部要望を付して賛成いたします。
 議案第4号平成18年度八戸市一般会計予算について申し述べます。
 小泉首相の、地方にできることは地方に、に始まった三位一体改革。しかし、国の歳出削減が地方に押しつけられた形で、かつ国の関与は温存され、真の分権改革の道はなお遠しの感は否めません。第2期改革に少々の期待をしつつも、結局は地方が分権社会の土台を、住民自治による我がまちづくりで築くことから始めなければ分権社会の道は開けないでしょう。
 市長就任以来、マニフェスト実現に向けて第5次八戸市総合計画を、予定を半年前倒しで策定することとし、市政に対する意欲が伝わってまいります。
 その基本構想案には明確に住民自治の推進がうたわれております。かつ日常生活圏域ごとのまちづくりという分権社会の土台とも言える方向が示されており、高く評価いたしております。
 また、第4次八戸市行財政大綱に基づいた集中改革プランにより財政健全化を断行するとの強い決意が示され、市長みずから報酬1割削減等を課しました。そして、かねてより提案申し上げておりました負担金も廃止、統合等、大なたが振られました。よって、行財政基盤の確立のもと、持続的発展を可能にする自立した八戸市を目指す第1歩としての本予算との印象を持ちました。
 定率減税廃止による増収、財政調整基金、市債管理基金の繰り入れで前年度比1.4%の微増となった厳しい歳入となりました。しかし、新年度を前進元年と位置づけ、活力の創出として、中小企業新分野進出支援融資制度、八戸市商業アドバイザリー会議関連経費、八戸ブランド商標登録補助金など、また、安心の確立として、次世代育成事業の一環としてファミリーサポートセンターの設置、資源循環型社会構築につながる、その他紙製容器包装収集モデル事業、不燃残渣資源化事業、災害時要援護者支援事業と大型地震対策の津波等防災マップ制作等々、新規事業として意欲的に盛り込まれました。
 一方、新年度は市民への負担が一度にのしかかってきております。定率減税廃止による個人市民税、国民健康保険税、介護保険料の増額、そして高齢者の医療費負担増、第3子保育料軽減事業の廃止に向けての保護者の負担増等々、雇用の不安定、所得減等格差社会の進行を実感する当市にあっては、悲鳴が聞こえてきそうな痛みがあります。
 したがって、協働のまちづくりの一層の推進をする一方、効率性でははかれないたぐいの事業については、公の使命に重きを置く判断も必要であります。特に福祉と教育の分野では、このことを踏まえた行政経営を強く望みます。
 中でも教育費については未来への投資です。わかる授業で習熟度を高め、学ぶことの楽しさを知らせることが学校の大切な役割と考えます。現行法でも可能な最大限の努力をしていらっしゃることに評価をしつつ、30人程度学級の実現を改めて要望いたします。
 次に、議案第5号平成18年度八戸市自動車運送事業会計予算について申し述べます。
 全国的に公営バス事業を有する地方自治体も、経営困難、財政圧迫等から撤退を余儀なくされております。そして実際に撤退をしている自治体が多くなっております。その状況にあって、本市のバス事業はたゆまざる経営改革により改善を図ってこられましたことは自他ともに認めるところであります。
 近年は民間との競合路線を中心に移管し、営業路線の規模を縮小する、職員の配置転換など、市の方針に沿った経営改革を進めております。また、今般の集中改革プランにより具体的改革に取り組む計画が示されました。さらに不採算路線について企画部において公共交通再生プランを策定し検討することとなり、この新たな取り組みにも傾注し、期待しております。
 観光課とのタイアップでワンコインバスの運行など、今後もさまざまなところとタイアップしたり、またBDFで走行する環境に優しいバスとして付加価値をつけてお客様を誘引する、また職員教育を充実させる等々工夫と実行で市民に愛される市営バスを目指すことを切に要望いたします。
 最後に、議案第6号平成18年度八戸市立市民病院事業会計予算について申し述べます。
 八戸圏域におけるAクラスの救急救命センターを有する中核的基幹病院として高度医療の提供、また地域医療支援病院として地域完結型医療の核となり、市民が安心できる医療環境づくりに大きく寄与しておられることを高く評価し、敬意を表します。
 これまでの経営改善策に加え、今般の集中改革プランに即し、命題である医師の確保には特に御努力され、経営の一層の健全化を図られるよう要望いたします。かつ、全職員が一丸となって一層高い信頼を得られる市民病院となるよう期待申し上げます。
 新年度から機構改革により新たな体制でスタートいたします。名は体をなすよう、各部室が働き、かつ各部室間が有機的連携でセクショナリズムを排除し、市長を先頭に市民のために働くことを期待申し上げ、総括意見といたします。
○吉田〔淳〕 委員長 以上で総括意見を終わります。
 これより順次採決いたします。
 まず議題のうち、議案第4号を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○吉田〔淳〕 委員長 御着席願います。
 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議題のうち、議案第7号、議案第18号、議案第58号、議案第59号及び議案第61号並びに議案第69号を採決いたします。
 以上の議案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○吉田〔淳〕 委員長 御着席願います。
 起立多数であります。
 よって、以上の議案は原案のとおり可決されました。
 次に、ただいま議決されました議案を除く議案第5号、議案第6号、議案第8号から議案第17号まで、議案第19号、議案第20号、議案第45号から議案第57号まで、議案第60号及び議案第62号から議案第68号まで並びに議案第70号から議案第73号までの議案39件を一括して採決いたします。
 以上の議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉田〔淳〕 委員長 御異議なしと認めます。
 よって、以上の議案は原案のとおり可決されました。
 これをもって予算特別委員会に付託になりました議案の審査は全部終了いたしました。
 なお、委員長報告内容については一任願います。
 この際、予算特別委員会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 去る13日から本日までの5日間にわたり、平成18年度の各会計予算を初め多くの議案につきまして慎重なる御審議を賜り、本日ここに付託されました全議案を議了されましたことは、委員各位とともに御同慶にたえないところでございます。
 また、理事者におかれましては、審査の円滑な運営に御協力をいただきましたことに対しまして、八嶋副委員長ともども心から御礼を申し上げ、ごあいさつといたします。ありがとうございました。
 以上をもちまして、予算特別委員会を閉じます。御苦労さまでございました。
        午後1時58分 閉会