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青森県 八戸市

平成17年 6月 定例会−06月15日-04号




平成17年 6月 定例会

        平成17年6月八戸市議会定例会会議録(第4号)
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議事日程第4号
 平成17年6月15日(水曜日)午前10時開議
第1 一般質問(継続)
第2 議案第171号 平成17年度八戸市一般会計補正予算
   議案第172号 平成17年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計補正予算
   議案第174号 八戸市総合計画審議会条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第175号 八戸市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定について
   議案第176号 八戸市学習等供用施設条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第177号 八戸市職員の退職年金等条例等の一部を改正する条例の制定について
   議案第178号 南郷村の編入に伴う八戸市市税条例の適用の経過措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第179号 八戸市公会堂条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第180号 八戸市文化教養センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第181号 八戸市弓道場条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第182号 八戸市武道館条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第183号 八戸市屋内スケートリンク条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第184号 八戸市屋内トレーニングセンター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第185号 八戸市スポーツ研修センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第186号 八戸市体育館条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第187号 八戸市博物館条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第188号 八戸市南郷そば振興センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第189号 八戸市南郷総合交流ターミナル施設条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第190号 八戸市職業訓練施設条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第191号 八戸市水産科学館条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第192号 八戸市市民の森条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第193号 八戸市南郷農産物直売施設条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第194号 八戸市南郷朝もやの館総合情報館条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第195号 八戸市農村地域生活センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第196号 八戸市南郷農村婦人の家条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第197号 八戸市鳩田農業研修センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第198号 八戸市南郷第八区研修センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第199号 八戸市水産総合管理センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第200号 八戸市総合福祉会館条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第201号 八戸市立集会場条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第202号 八戸市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第203号 八戸市なんごうグリーンタウン集会施設条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第204号 八戸市市民保養所条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第205号 八戸市休日夜間急病診療所条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第206号 八戸市立児童養護施設設置条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第207号 八戸市母子生活支援施設条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第208号 八戸市児童館条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第209号 八戸市養護老人ホーム条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第210号 八戸市老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第211号 八戸市老人いこいの家条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第212号 八戸市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第213号 八戸市身体障害者福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第214号 八戸市心身障害者医療費支給条例等の一部を改正する条例の制定について
   議案第215号 八戸市市民活動サポートセンター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第216号 八戸市立市民病院事業の設置及び経営の基本に関する条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第217号 八戸市防災コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第218号 八戸市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第219号 八戸市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第220号 八戸市健康運動センター条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第221号 八戸市非常勤消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第222号 八戸市非常勤消防団員の退職報償金支給条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第223号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市一般会計補正予算の処分)
   議案第224号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算の処分)
   議案第225号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市学校給食特別会計補正予算の処分)
   議案第226号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市老人保健特別会計補正予算の処分)
   議案第227号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市農業集落排水事業特別会計補正予算の処分)
   議案第228号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市介護保険特別会計補正予算の処分)
   議案第229号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計予算の処分)
   議案第230号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市一般会計補正予算の処分)
   議案第231号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算の処分)
   議案第232号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(平成16年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算の処分)
   議案第233号 青森県交通災害共済組合規約の変更について
   議案第234号 市道路線の廃止について
第3 陳情について

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 本日の会議に付した事件
議事日程に同じ

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出席議員(50名)
       1番     石橋充志 君
       2番     三浦隆宏 君
       3番     西村吉晴 君
       4番     下田保夫 君
       5番     森 光男 君
       6番     荒川重雄 君
       7番     畠山敬一 君
       8番     松田 勝 君
       9番     畑中哲雄 君
       10番     ?守弥千代君
       11番     壬生八十博君
       12番     石屋俊夫 君
       13番     門前廣美 君
       14番     ?舘博史 君
       15番     古舘傳之助君
       16番     五戸定博 君
       17番     八嶋 隆 君
       18番     畑中 薫 君
       19番     冷水 保 君
       20番     山名文世 君
       21番     大島一男 君
       22番     村上 仁 君
       23番     森 和芳 君
       24番     豊田美好 君
       25番     坂本眞将 君
       26番     上条幸哉 君
       27番     寺地則行 君
       28番     菊地敏明 君
       29番     金谷榮男 君
       31番     元沢正治 君
       32番     前澤時廣 君
       33番     松橋 知 君
       34番     伊藤圓子 君
       35番     越後賢司 君
       36番     工藤雄剛 君
       37番     角金洋一 君
       38番     吉田淳一 君
       39番     秋山恭寛 君
       40番     田名部和義君
       41番     吉田博司 君
       42番     東野礼二 君
       43番     谷地先次郎君
       44番     佐々木秀男君
       45番     山口広道 君
       46番     大館恒夫 君
       47番     壬生金平 君
       48番     坂本美洋 君
       49番     上田善四郎君
       50番     小笠原要七君
       51番     西野陽一 君

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欠席議員(2名)
       30番     藤井専一郎君
       52番     苅田重一郎君

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地方自治法第121条による出席者
   市長         中村寿文 君
   助役         大河原 隆君
   収入役        菅原壽郎 君
   南郷区長       古舘剛浩 君
   企画部長       川井一輝 君
   総務部長       望月滿晴 君
   財政部長       大野善弘 君
   経済部長       石橋元生 君
   市民生活部長     三浦輝也 君
   環境部長       椛本隆司 君
   建設部長       石岡省藏 君
   都市開発部長     池田八郎 君
   教育長        菊池 武 君
   教育部長       石橋 雄 君
   交通部長       柳町信廣 君
   市民病院事務局長   高島 司 君
   監査委員       田中秀雄 君
   健康福祉部次長兼健康福祉政策室長
              山田 実 君

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出席事務局職員
   事務局長       久保 正
   次長         山内 隆
   議事課長       工藤 哲
   議事班長       中村行宏
   主任主査       北村政則
   主事         山本芳弘
   主事         石塚俊哉

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  午前10時00分 開議
○議長(荒川重雄 君)これより本日の会議を開きます。

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○議長(荒川重雄 君)この際、市長より発言の申し出がありますので、これを許します。
 市長
◎市長(中村寿文 君)おはようございます。一昨日の畑中哲雄議員の新郷村、誠朋の再質問、再々質問に関する答弁の一部を訂正させていただきます。
 誠朋について登記をし、税金を払っていると聞いておりましたので、登記をしております、間違いありませんとお答えいたしました。しかし、その後確認をさせましたところ、課税されていたことから登記していると勘違いをしていました、登記は行っておりませんとの報告を受けました。誠朋は登記をしておりませんので、御了解願います。

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△日程第1 一般質問
○議長(荒川重雄 君)日程第1一般質問を行います。
 順次質問を許します。

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  27番 寺地則行君質問
○議長(荒川重雄 君)27番寺地則行議員の質問を許します。寺地議員
 〔27番寺地則行君登壇〕(拍手)
◆27番(寺地則行 君)平成17年6月定例会に当たり、政風クラブの一員として質問をしてまいります。
 中村市長におかれましては、任期満了まで残すところあと数カ月となりました。新たなる決意もされ、心境著しいものがあろうと察しております。この在任期間中に東北新幹線八戸開業や市町村合併による新八戸市の誕生などの大きな節目も経験され、多くの施策はこれからという段階ではありますが、一応のめどが立っているものと評価をするものであります。
 市長が掲げる3つの立市や10のプロジェクト等があり、まさにこれからが正念場であろうと思われます。八戸市が持つ可能性は大きく、限りなく広がりますが、それをつくり上げること、確固たるものにするためにはまだまだ努力が必要であり、英知が必要であろうと思われます。中村市長におかれましては、この厳しい財政事情や社会情勢に憶することなく、25万市民の負託にこたえていただきたい。冬の雪山をひたすら歩む男の姿をぜひ八戸市民に見せていただきたいものと心から念願をしつつ、質問に入らせていただきます。
 まず初めは、財政についてであります。
 平成16年12月に八戸市のバランスシート、行政コスト計算書――普通会計分――及び八戸市全体のバランスシートが発表されました。その財務分析の中で、有形固定資産約2021億円、負債合計が約1010億円で、資産が負債を大きく上回っているものの、資産の内訳は、道路、住宅、公園等の土木費が52.1%、小中学校等の教育費が33.3%、漁港等の農林水産業費5.2%であり、市の社会資本である有形固定資産は基本的には民間の資産のように売却できるものではないというふうに言われております。
 一方、負債は、固定負債の市債と流動負債の翌年度償還予定額を合わせた市債残高が約873億円、退職給与引当金が約137億円であります。平成15年度末の市債残高が合わせて約873億円であるのに対し、市の金融資産は、流動資産に計上している現金預金約50億円と投資等に計上している基金約11億円を合わせて約61億円であり、市債残高との差額約812億円については将来の市税、地方交付税等の収入を充てて償還していくこととされております。
 八戸市において経済情勢が依然低迷をしている中にあって、市債の適切な活用を図りながら、市政の重要課題である生活基盤の整備拡充に努めておられることは評価をしております。負債に見合う社会資本が着実に形成されてきており、後世に過大な負債のみを引き継ぐことはないと、その結果が発表されております。
 しかしながら、昨今の情勢をかんがみた場合、地方交付税の減額や市税の減収は大きなものがあります。市債償還に支障がないものかどうかをお伺いしたいと思います。
 次に、法定外普通税についてであります。
 地方税法で定められている住民税や固定資産税といった普通税のほかに、新たに税収が必要になったとき、都道府県や市町村が独自の判断で設けられる税であります。あらかじめ総務大臣の同意が必要とされておりますが、総務大臣は市町村法定外普通税の協議の申し出を受けた場合には、国税または他の地方税と課税標準が同じでなく、住民の負担が著しく過重とならない場合、地方団体間における物の流通に重大な障害を与えないこと、また、国の経済施策に照らして適当である場合は同意するとされております。
 県がかけているこの種の税金で有名なものは核燃料税があり、原子力発電所のある県ではすべてこれを採用しております。その他、全国7市町村でそれぞれに違った形での実績があると伺っております。八戸市での法定外普通税の導入についての御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、都市計画行政等についてであります。
 1点目は、市街化調整区域の見直しについてであります。
 八戸市は都市計画を決定し、それに基づき、均衡あるまちづくりや効率性のある発展を進めている状況にあります。市街化区域におきましてはその効果もあり、宅地化も進んでいる現状にあります。しかしながら、その反面、市街化調整区域との地価の格差や利便性においての格差が広がっていることも事実であります。
 また一方、安い宅地を求めて八戸市の人口が近隣町村に流出している事実も見受けられます。近年の少子化、高齢化社会を考えるとき、定住者が減るということは看過できるものではなく、逆に言えば市民のニーズに合わない都市政策ではなかっただろうかと言えるのではないかというものであります。
 市街化調整区域のうち、集落性があったり小中学校等のある地域、また市街化区域の隣接区域などを中心に、この見直しを積極的に進めることにより生まれてくる効果は、人口の定住や土地利用の向上につながり、八戸市の税収もふえるものと考えますが、この見直しについての御所見をお伺いいたします。
 2点目は、都市計画の用途地域の変更についてであります。
 都市計画の中の用途地域にはそれぞれの役割があろうと思われます。そのことにより都市の均衡性や総合的整備を目指しているものと考えられます。前もってこのようなまちづくりでありたい、このようにつくりたいということの計画性もわかりますが、その一方では、もっと柔軟な対応を求める声も上がっております。
 今、八戸市では協働のまちづくりを進めており、中村市政が市民の評価を受けているわけでありますが、その中にありましても、市民の多くはこの用途地域の変更や、先ほどの線引きの問題に大変苦慮しているのが現状であろうと思います。建築基準法や都市計画決定等の規制もあり、なかなか思うようにいかないとは思いますが、この用途地域の変更についての御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、土地区画整理事業についてであります。
 この事業は、まちづくり、地域づくり、土地有効利用にとって欠かせない事業であり、八戸市におきましても公団、市、組合等の施行で現在も実施をされております。施行されました区域は、まちの形成や景観、利便性においても高い評価ができるものであります。
 過去において行われましたこの種の事業は、人口の増加や経済の発展、需要の増加、地価の上昇等によりほぼ成功であったろうと思います。現在、八戸市では八戸ニュータウンに見る公団施行、田向地区に見る組合施行、売市、八戸駅西に見る八戸市施行のものなどがあります。
 その中にあって、ニュータウン、田向、駅西は都市計画道路3・3・8号――外環状線と申しますが、これで結ばれている重要な地区であります。この3地区は都市機構、民間である組合、そして八戸市ということになるのであり、このことは非常に興味深く、注意を持って見ているところでもあります。
 一方、売市地区の区画整理は何年かかってやっているのでしょうか。一番重要であろうと思われる売市第三地区はまだ着手がなされない状況にあり、八戸市民、地権者等にはさまざまの規制が加わり、大変難儀をしている状況であることは全く信じがたいことでもあります。八戸市が施行する区画整理事業には八戸市民等の多くの税金が使われます。そのことがむだにならないように、時間的なものを経費に換算すれば、その受ける損害ははかり知れないものがあろうとも思うのであります。
 八戸市が施行する土地区画整理事業には、八戸市がまちづくりを進める観点から、特に責任があろうと思われます。組合施行にしても、八戸市が関与しながら計画を立て、都市計画決定をし、事業が行われることでは、市の責任もあろうと思われますが、この組合施行と市施行の土地区画整理事業についてどのような整合性を持って進められているのか、その所見をお伺いいたします。
 4点目は、今後の都市計画についてであります。
 八戸市の都市計画も、基本構想以来何度となく手が加えられ、現在に至っていると思われます。今年3月31日に南郷村との合併により新八戸市が誕生いたしました。このことは旧八戸市の都市計画から新八戸市の都市計画への変更の必要性が生まれてきたものと考えられるものであります。新八戸市の新たなる市民の要望、意見、さまざまな需要等が生まれてくるものと思われます。これを契機に斬新かつ創意のある計画をつくり上げるべきと思いますが、今後の都市計画の進め方についてお伺いいたします。
 5点目として、工業専用地域と隣接する商業施設の環境問題についてお伺いをいたします。
 沼館地区の商業施設に時々出かけるのでありますが、隣接する工場の方から頭がくらくらするようなにおいを感じたことがあります。この地区はもともと工業専用地域として整備された場所であり、工場側には余り問題がないと思いますし、商業施設の方が後でありますので、そのことについての問題はさておき、都市計画を変更して決定しての隣接でありますから、そのことの事情も考慮はいたします。このにおいに感じられるような環境問題の心配があろうと思いますが、担当部局の御意見をお伺いしたいと思います。
 次に、経済行政についてのうち地域の活性化についてお伺いをしたいと思います。
 全国の都道府県、市町村が今大きな課題として取り組んでいるものが地域の活性化、地域経済の振興であります。その1つの方向は、先端技術産業の誘致やその地域内にある地場産業や技術の高度化を図っていくことであろうと思います。もう一方の方向は、それぞれの地域がみずからの知恵と力で自分なりの産業を持ったり、地域の魅力づくりをして、地域の中から新しいものを創造しようとする方向であろうと思います。
 地域の活性化とか地域経済の振興というものは、単に産業の振興だけでは達成されるものではないと思われます。その地域の文化、教育、福祉、都市整備、環境などの地域づくりのあり方と密接に関連しているものと思われます。観光を考えてみた場合でも、農林水産業と組み合わせた総合プロジェクトや、伝統文化や芸能、またそれらの保護育成事業との組み合わせ、新たなる商品の開発等の工夫がよく見受けられております。
 地域の活性化のためには、魅力あるまちづくりを行い、若者の定住促進を図るとともに、地域住民が主役となり、豊かな自然と素朴な人情を生かして、みずからが誇りに思う郷土をつくり上げていく必要があろうと思われます。八戸市としての経済活性化対策についてお伺いをしたいと思います。
 次に、水産行政についてであります。
 その昔、八戸港は扇ヶ浦とも呼ばれ、扇を広げたような地形に三陸リアス式海岸から連なる岩場、そして新井田川、馬淵川がつくった扇状地、そして長い砂浜がありました。八戸市の海は比較的に遠浅であり、暖流、寒流のぶつかり合う天然の漁場でありました。
 私たちが子どものころ、その砂浜でホッキ貝をとり、小さなエビをとり、岩場でエラコをとっては魚釣りをしたものでありました。新井田川では水泳大会が行われ、ウナギも豊富にとれたものでした。今は埋め立てられて岸壁となり、新井田川のウナギもいなくなってしまいました。
 その当時、自然を犠牲にし、環境を無視して産業や経済を優先した事実はやむを得ない事由があったと思われますが、大変残念なところもあろうと思います。今私たちはこれらの反省に立ち、後世の子どもたちや郷土のために自然環境の保全と水産資源の保護について真剣に取り組まなければならないときであろうと強く感じております。
 特に水産資源につきましては、つくり育て、保護をしながら、ともにその恩恵を生かすような共存共栄の道が望ましいものと考えます。自然環境を守り、漁礁の設営や漁場の開拓、種苗の放流や管理型漁業の確立など、やるべきことは数多くあると思われます。この環境の保全と水産資源の保護についての御所見をお伺いいたします。
 2点目として、活魚を生かす市場機能についてお伺いをいたします。
 八戸港は、かつては水揚げ高や数量でも全国でトップクラスにあったのでありますが、今では減少の一途をたどっております。それに八戸はイカのまちと言われておりますが、イカが泳いでいる姿を見たことがない人がたくさんおられると伺っております。そのほかの活魚もほとんど見る機会がありません。水産都市と言われ、水産業が盛んなのにと不思議さを感じるのであります。
 活魚は通常の3倍から5倍ぐらいの値がつくそうでありますが、その活魚を生かす機能がないのが現実であります。水産業と環境を結びつけることを考えても、生きた魚は魅力的であろうと思われますが、この活魚を生かす市場機能についての御所見をお伺いいたします。
 以上で壇上からの質問を終わらせていただきます。
 〔27番寺地則行君降壇〕(拍手)
○議長(荒川重雄 君)市長
 〔市長中村寿文君登壇〕
◎市長(中村寿文 君)寺地議員にお答え申し上げます。
 まず、市債の償還計画についての御質問であります。
 平成16年度の減税補てん債借換債を除いた一般会計の市債の評価額は約103億円であり、平成17年3月末の市債残高は約970億円であります。市の財政状況は、長引く不況に伴い、市の歳入の大宗をなす市税の伸びは期待できない状況であります。また、国の三位一体の改革により、平成17、18年度は地方交付税等の一般財源の総額を確保するとされたものの、今後の抑制基調を踏まえると、大変厳しい状況であります。
 そういう中にあって、当市における市債の償還額は、平成14年度をピークとして減少傾向にあることから、財政運営上、市債の償還に支障を生じるとは考えておりません。これまでも市民に身近な社会資本の整備に当たっては、交付税措置のある起債の活用に努めてきたところであり、今後とも合併特例債等の有利な条件の起債を活用してまいりたいと考えております。
 しかしながら、市債はあくまで借金であり、償還には一般財源を要することから、市債の活用に当たっては公債費の後年度負担や起債制限比率等の財政指標に留意しながら、健全な財政運営に努めてまいります。
 次の法定外普通税については、後ほど部長からお答え申し上げます。
 次に、市街化調整区域の見直しについてお答えを申し上げます。
 都市計画区域における市街化区域の設定に当たっては、人口を重要な算定根拠としております。当市においても、今後人口の増加が見込めないことから、都市基盤や都市サービスの充実を効率的に図るため、市街化区域の拡大を抑制し、コンパクトな市街地形成を目指しております。
 また、市街化調整区域においては、緑豊かな潤いと安らぎを生み出す自然環境の維持、保全を図るため、無秩序な開発を抑制しております。なお、市街化調整区域における住宅建築等の開発については、市街化区域周辺や小中学校周辺などにおいて市独自の基準を設け許可しております。また、農家や指定既存集落内の分家住宅などについても、市条例により許可しております。
 このように、市街化調整区域の開発については柔軟に対応しており、市街化区域については当面、現状を維持していく考えであります。
 次の都市計画の用途地域の変更、土地区画整理事業における組合施行と市施行の整合性、今後の都市計画及び工業専用地域と隣接する商業施設の環境問題については、後ほど部長からお答え申し上げます。
 次に、地域活性化についてお答えを申し上げます。
 最近の景気動向を見ると、全国的には大企業の製造業を中心に回復基調にあると言われておりますが、当市においては依然として厳しい経済雇用情勢が続いております。
 このような中、市では地域の活性化に向けて、各分野において経済活性化対策を実施しております。主な施策といたしましては、観光振興策として水産業や資源循環型産業などの分野が新たな観光資源として期待できることから、八戸商工会議所と連携して産業観光の振興に取り組んでおります。
 その一環として、産業観光に対する地域の機運醸成と、全国に向けて八戸地域の取り組みを発信するため、ことし10月に全国産業観光フォーラムを当市で開催する予定になっております。
 次に、商業振興策として、商店街の課題抽出のための調査研究事業を初め、歩行者天国などのイベント事業や空き店舗対策事業等、商店街活性化事業を実施しております。また、中心市街地の空洞化や商業機能の低下が著しいことから、今後とも地元商業者や商工会議所と一体となって中心商店街の再生に取り組んでまいります。
 また、工業振興策として企業誘致に努めており、当市の工業団地や産業施策を紹介するセミナーの開催等を行っているほか、新たに自動車関連産業等の誘致にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。
 また、近年、地球規模の問題となっている環境、エネルギー、リサイクルをキーワードにさまざまな取り組みを行っております。あおもりエコタウンプランの承認やリサイクルポートの指定、さらには環境・エネルギー産業創造特区を活用した世界初のマイクログリッド実証研究事業の推進など、全国に先駆けた先進的事業を展開しております。
 今後、環境と経済が両立した持続可能な循環型都市を構築するため、当市の既存産業の技術を生かした資源循環型産業の振興と、それに伴う地域雇用の拡大に取り組んでまいります。
 さらに、当市全体の経済を活性化するため、現在、新八戸市経済雇用対策会議を設置し、有識者の方々から御助言や御提案を伺いながら、当市の経済雇用対策の充実、発展を検討しております。
 今後も、これまで築き上げてきた地域の能力と新たな発展のポテンシャルを最大限に生かしながら、地域の経済活性化のために、農林水産業を含めた産業振興に全力で取り組み、八戸市全体が元気になるような諸施策を積極的に展開してまいります。
 次に、環境の保全と水産資源の保護についてお答えを申し上げます。
 沿岸漁場の維持・保全及び持続的な漁業生産を図るためには、山、川、海を一体のものとして豊かな水資源や健全な水循環を保全することが重要であります。県においては昨年度、山、川、海をつなぐ水循環システムの再生、保全による農林水産業の振興を図るため、水資源の再生・保全のための総合的な取り組み方針を策定いたしました。今後はこの取り組み方針を基本として、県関係団体と連携を強化し、農林水産業振興のための環境保全に取り組んでいきたいと考えております。
 一方、漁業関係団体においては、水産資源の保護を図るため、資源管理型漁業を推進し、ヒラメの漁獲サイズやホッキ貝等の漁獲数量の規制を行っております。また、水産資源の増大を図るため、ウニ、アワビの種苗放流やヒラメの稚魚の放流、サケの増殖等の栽培漁業にも取り組んでおります。
 さらに、当市においては今年度、ウニ、アワビの生息域の拡大を図るため、沿岸漁業構造改善事業により藻場の造成を実施する予定であります。
 今後とも漁業関係団体及び関係機関と連携し、環境保全に配慮した水産資源保護のための事業推進に努めてまいります。
 次に、活魚を生かす市場機能についてお答え申し上げます。
 現在、活魚を扱う施設といたしましては、八戸市第二魚市場に2つの卸売業者が用意している活魚タンクが22個あります。しかしながら、これらのタンクはカレイやヒラメ等を販売するまでの間、一時的に使用する簡易な設備であり、活魚として流通させるための設備やシステムはいまだ整備されておりません。
 活魚の流通につきましては、八戸みなと漁業協同組合が平成14年度から平成16年度までの3年間において試験的にイカ、ヒラメ等の活魚販売に取り組んでまいりました。
 また、同組合ではこれと並行して、平成15年度において国の多元的資源管理実践事業補助金を活用し、料理店や消費者へのヒラメの活魚販売について調査、研究をしたところであります。その結果、1つ、活魚施設の整備に多額の費用が必要であること、1つ、河川水の影響等水質の問題で漁業者が活魚のままで市場に出荷することが困難であることなどの課題が明らかになっております。
 このように課題はありますが、水産資源の減少していく中で、より付加価値の高い活魚流通を確立することは、沿岸漁業の活性化や新たな観光資源につながることから、関係機関と連携をとりながら活魚を生かす市場機能のあり方についてさらに調査、研究したいと考えております。
 以上でございます。
 〔市長中村寿文君降壇〕
○議長(荒川重雄 君)財政部長
◎財政部長(大野善弘 君)法定外普通税についてお答え申し上げます。
 法定外税は、地方税法で定められている税とは別に地方公共団体が独自に定める税で、法定外普通税は使途に限定がない一般財源であります。法定外税につきましては、平成12年4月1日に施行された地方分権一括法により地方税法の一部が改正され、法定外普通税の許可制から協議制への移行、法定外目的税の制度創設など、課税自主権を活用しやすい環境が整備されました。
 当市でも環境保全を目的とした税、娯楽施設の利用に対する税などを検討いたしましたが、重税感などの問題があり、納税者の理解が得にくく、その実現は困難であるという結論でありました。他市の状況を見ましても、納税者の理解を得るのに時間がかかり、安定した税収を確保している例は非常に少ないものと見ております。
 市の税収が減少している状況でありますが、当市の経済状況を考えますと、法定外普通税を新設することは当面困難であると考えております。
 以上であります。
○議長(荒川重雄 君)都市開発部長
◎都市開発部長(池田八郎 君)都市計画の用途地域の変更についてお答え申し上げます。
 用途地域は、良好な都市環境の形成を目的として、住居系、商業系、工業系など建築物の規制、誘導を行い、良好な居住環境の保全や商工業等の生産環境の増進を図る制度であります。用途地域の決定、変更に当たっては、住民説明会や縦覧を行い、市民の意見を反映させながら手続を進めております。
 なお、市民の皆さんから提案があった場合は、都市計画マスタープランに示された地域の将来像を見据えて、ワークショップなどの意見交換の場を設け、住民と協働で検討してまいります。
 また、用途地域の変更に当たっては、基盤整備の状況や周辺環境との調和に配慮しつつ、地区計画制度も活用し、良好な都市環境の形成に努めてまいります。
 次に、土地区画整理事業における組合施行と市施行の整合性についてお答え申し上げます。
 当市においては昭和10年から区画整理事業が実施されており、組合施行で10地区487ヘクタール、市施行を含む公共団体などの施行で10地区1227ヘクタールが施行済みであります。現在事業中の田向地区は組合施行、八戸駅西地区は市施行で行われております。
 組合施行は、一般的に農地などが多く建物が少ない地区を、新たに優良な住宅地として整備することにより、土地の利用価値が著しく向上する地区で行われております。そのため、組合施行においては国庫補助金と県、市の負担金も投入されますが、保留地処分金が主な財源となります。
 一方、市施行は、既に宅地化の進んでいる地区において、都市計画道路や公園など新たな都市基盤施設の整備を主な目的として行われております。そのため、市施行においては組合施行と比較して市費の割合が高くなるのが一般的であります。
 しかし、組合事業は保留地処分金を主な財源としていることから、昨今の社会経済情勢の中、全国的にその運営が厳しい状況に置かれております。このようなことから、先般、田向地区保健・医療・福祉拠点整備促進協議会を立ち上げ、関連施設誘致の支援態勢を整えたところであります。
 今後、この協議会を通じて関係団体に御協力をお願いするとともに、組合と連携して事業の推進を図ってまいります。
 次に、今後の都市計画についてお答え申し上げます。
 当市は、都市の拡大を目指し新しいものをつくり出す成長段階から、これまでの集積を生かし再生を図る成熟段階へと移ってきたと考えております。その現状を十分に踏まえた上で、コンパクトでネットワークの充実した都市構造を将来目標とした都市計画マスタープランを策定いたしました。
 これは20年後の当市を見据えたまちづくりの基本方針であり、当面はこのマスタープランに沿って都市計画を進めてまいります。なお、都市計画区域の現状と動向を正確に把握するため、おおむね5年ごとに都市計画基礎調査が行われており、その結果に基づき、必要に応じて都市計画の変更をしてまいりました。次回の都市計画基礎調査の際には南郷区も含めて調査を行い、地域の実情を勘案しながら、都市計画の変更の必要性について検討してまいります。
 以上でございます。
○議長(荒川重雄 君)環境部長
◎環境部長(椛本隆司 君)工業専用地域と隣接する商業施設の環境問題についてお答えを申し上げます。
 議員御指摘の沼館地区は、沼館地区再開発等促進区を定める地区計画に基づき、工業専用地域の中に商業、文化、観光等の臨海型の都市空間を形成しつつある地区であります。
 この地区周辺には、臨海部に非鉄金属、鉄鋼、化学肥料製造等の事業場が立地しており、やませが吹いたときに臭気の漂うことがあります。当該地区においては、現在までのところ悪臭苦情は寄せられておりませんが、もし苦情が寄せられた場合、市では関係事業場から操業等の聞き取りを行い、状況把握に努めてまいります。さらに、八戸市悪臭発生防止指導要綱に基づき、必要な場合は臭気を測定するなど、今後とも良好な環境を維持していくため、事業場に対して継続的に監視、指導を行ってまいります。
 以上でございます。
○議長(荒川重雄 君)寺地議員
◆27番(寺地則行 君)詳細にわたりまして御答弁を賜りまして、ありがとうございました。財政の方につきましては、財政部の方では大変努力されているというふうに私は高く評価をしているんです。
 ただ、行政コストといいますか行政全体のサービスが、将来にわたってその年度の収入で賄い切れないで、過去に蓄えたものとか、そういうふうな資産を充当しながら運営していくというふうなことになれば、やはり将来の世代にその負担を残すのではないかというふうな危惧があるということを申し上げたかったのでありまして、その辺も、やはり行政コストがなるべくかからないようにといいますか、軽減を図りながら、財政について全体に当たっていかなければならないだろうということを御指摘申し上げたかったのであります。今後ともぜひ健全な財政のために御努力をいただきたいということを御要望申し上げておきたいと思います。
 それから、地域の活性化につきましては、先ほど市長から大変力強い答弁をいただきましたし、さまざまな方策に適宜に対応されているなというふうな感想を率直に持っております。
 最後にまた、八戸市全体が元気になるようにというふうなお言葉もありましたので、やはり市民万般、自分たちの経済的な発展や将来のことに希望を持てるような施策をどんどん取り上げていただいて、頑張っていただきたいというふうに思うわけでありまして、やはりその陣頭指揮をとられる中村市長が頑張っていただかないことには、なかなか元気が出てこないというふうに思っているわけであります。
 また、先ほどの答弁の中に、新たに自動車関連産業等の誘致に取り組んでいる姿、そしてまたこれからも取り組んでいくのだというふうなお話がありました。そこで、この件はちょっと再質問になりますが、八戸市では、その自動車関連産業の誘致にどのように取り組まれようとしているのか、再質問で恐縮ではございますが、その辺につきまして助役の方から御答弁を願いたいと思います。最初にそのことをお願いしたいと思います。
○議長(荒川重雄 君)助役
◎助役(大河原隆 君)3月定例会で三浦議員からも、自動車産業の誘致ということについてどう取り組んでいくのだと、こういう質問がございました。その際も、自動車産業というものは大変すそ野の広い産業である、日本の製造業の中でも家電に次いで第2位ということで、43兆円余の生産高がある、また500万人以上の就業者もいるというふうなことでございますけれども、残念ながら青森県には自動車に関連する産業が進出していないということで、東北の中では空白地帯であるというような答弁を申し上げました。
 私どもはこの4月以降、いろいろ勉強をいたしまして、シンクタンクから自動車産業の状況ということについても勉強いたしました。そのほか、市内の関連企業、こういうところも訪問いたしました。
 私どもの方には高周波鋳造、あるいは燃料電池、リチウムイオン電池の製造会社であるエナックス、あるいは極東開発工業、多摩川精機、アルバックマテリアル、またエプソンアトミックス、これはアモルファス合金ということで、電源を非常に小さくする特性のある金属を製造しているということで、大変関連のある事業所もあるということがわかってまいりました。
 さらには、全国的にも成績の大変優秀なディーラーもありまして、こちらの方からこのメーカーのいろいろな事情を聞いたりしております。そして、一歩一歩八戸市のポテンシャルというものの高さということを確認しつつ、いろいろ進めているというふうな状況でございます。
 もちろん市長にも、トップセールスということで、いろいろお出ましといいますか、出ていただいている場面もございますけれども、その中で、やはり八戸市に立地をしなければならない理由というものが何であるか、こういうものを訴えていかなければ、関連産業というものは立地をしないと。これは当然のことでございますけれども、そういうことが明らかになっておりまして、そういう中で、先ほど答弁もいたしましたけれども、私どもとしては、リサイクルに関して言えば、今、自動車産業の大変な拠点になり得るというふうな確信を得ております。それから、先ほど申し上げました部品メーカーというものについても立地が大分進んでいるというふうなことがございます。
 さらに交通インフラでございますけれども、八戸港、これはリサイクルポートということで大変特徴のある港であるということが位置づけられておりますけれども、近年の地球温暖化対策ということで、企業は今、排気ガスを出す自動車輸送から海運に――これをモーダルシフトと言うのだそうでございますけれども、できるだけそういう環境に優しい輸送方法へということを真剣に検討しなければならないと、そういう状況になっているようでございまして、いわゆる国際物流拠点港八戸の力と申しますか、ポテンシャルというものが高く評価されつつあるのではないかと思っておりますので、そういうことも加えまして八戸のよさというものを訴えていくことによって、この誘致が進められていくのではないだろうかと思っております。
 最近、海外に工場立地というものが大変進んでおりますので、これは容易には進むことではないと思っておりますけれども、一歩一歩進めることによって、何かまた新しい展開があるのではないだろうかということで、始まったばかりでございますけれども、頑張っていきたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(荒川重雄 君)寺地議員
◆27番(寺地則行 君)詳細な御答弁をありがとうございました。やはり今おっしゃられたように、自動車産業とか、さまざまな関連するものについては影響力が大きいと思いますし、また、今、八戸市が取り組んでおられますエネルギーの関連や、エコタウン的な要素のものとか、またさまざまな関連が生まれてくるものと信じておりますので、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。
 あと、都市計画の方と水産行政については、余り時間がありませんので、少し要望と意見を申し上げたいというふうに思います。
 先ほど壇上でも申し上げたように、近隣町村に比べますと、八戸市の地価がまだ高いというふうなこともあって、ある町村には大変流れていっている。また、逆に町村では住宅団地をつくって、あえて八戸市からそういうふうな定住者を引き込もうとしているところがあるわけです。これは先ほど申し上げたように、将来的には、生活圏が一緒ですし、大して困る問題ではないと言いながらも、やはり八戸市の税収や八戸市の将来、さまざまな意味合いを含めれば、余り手放しにしておいてはいけないというふうな状況もあろうと思います。
 確かに先ほどの答弁にあったように、市街化調整区域にあっても集落性があったり農業者であったり、ある程度の方々は建設もできたり、またはそこに家を建てられるというふうな状況もあるわけですけれども、やはり先ほど申し上げたように、できればその建てられるような環境を整備してさしあげる。促進とまではいかなくても、できればやはりそういうふうな配慮があってもしかるべきでないかと。人口がふえないから、その線引きについては厳しいというふうなお話ですが、そのことによってまた人口がなお減っていくのだというような話になれば、これもまた困ったことでありますので、ぜひそういうふうなある程度の規制を緩和できるところ、またはそういうふうな学校周辺並びに集落性があるところについては、今後ともぜひその規制を緩めていただきながら、柔軟に対応していただきたいというふうに思っております。
 また、部長の方から田向土地区画整理事業についての御答弁もありまして、その辺は私は余り期待していなかったのでありますが、あえて御答弁していただいたと思って感謝もしております。医療拠点というふうなことで、今協議会を進めておられて、さまざまな施策や方策が検討されているということですので、これは後でまたゆっくりそのことについての質問をしたいと思いますが、市が行う区画整理も組合が行う区画整理も、同じ八戸市をよくするための大変な事業でありますので、その辺の整合性を図りながら、やはりともによい結果が出るようにぜひ御努力をしてもらいたい、そのことは御要望申し上げておきたいと思います。
 また、今後の都市計画については、5年ごとに見直しというようなこともあって、すぐにはいかないかもしれませんが、今後、旧南郷村、南郷区の方との道路の問題や、さまざまな活性化の方策を探った場合に、やはり都市計画道路の延伸やさまざまなことも必要になってくるのではないかというふうなことも踏まえて、あえて聞かせていただきましたが、そういうふうな見直しの時期には、幅広く多くの方々の御意見を聞きながら、新たな考え方や思いもぜひ都市計画のマスタープランの方に入れていただきながら、計画を進めていただきたいというふうに思っております。
 また、商業施設と工業施設との環境問題ですけれども、御答弁いただいてありがとうございました。まだ苦情がないということで、幸いなのかどうなのか、その辺は少し複雑ですが、そういうような問題が起こる前に施策を何か考える、またはそういうふうな多くの苦情が出ないうちに、やはりある程度行動を起こすということも大事かもしれませんので、その辺はぜひ内部の方で御検討をしていただきたいというふうに思います。
 また、水産行政につきましては、市長の方からも環境の保全、そしてまた水産資源の保護、活用について適切な御答弁があったので、少しは安心をしておりますが、先ほど申し上げたように、我々が子どものときには自然が大変豊かで、川や海に親しめた時期もあり、その環境が豊かであった。それが年々減少し、再生されないということであれば、やはりこれも問題だろうというふうに思うんです。
 過去においても、大分前ですが、私は一般質問の中で、我々は新井田川でウナギをとって食べていた、このウナギがいなくなったのは行政の責任ではないのかというお話をして、湊や小中野の方々にうなどんの1杯でもごちそうしたらどうだというお話をして、皆さんの失笑を買ったことがあります。自然をもとに戻すことはできないでしょうが、やはりよい環境で、よい形で後世に引き継ぐということは、50年、100年かけても、これはぜひ必要なことだろうと思いますので、その努力は怠らないでいただきたい、そのことは強く要望したいと思います。
 また、活魚について、いろいろ検討したり、いろいろ施策をめぐらしたが、なかなかできないというようなことでありますが、ただ、三沢や下北の漁港などでは一部やっているところもあるんです。それから全国的にも、やはり活魚を専門に取り扱うというふうな考え方もありまして、私は、八戸港内がちょっと汚れている関係もあって大変難しいということであれば、南浜地区の港の方にそういうふうな活魚専用の市場を設けてもよいのではないかというふうに思うぐらいでありますので、これをまたぜひ検討していただいて、努力することを強く要望して、私の質問を終わりたいと思います。
 ありがとうございました。
○議長(荒川重雄 君)以上で27番寺地則行議員の質問を終わります。

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  12番 石屋俊夫君質問
○議長(荒川重雄 君)12番石屋俊夫議員の質問を許します。石屋議員
 〔12番石屋俊夫君登壇〕(拍手)
◆12番(石屋俊夫 君)八戸市へ旧南郷村が編入合併し、2カ月半ば経過しました。十分な合併協議がなされないままに合併した結果、ここに来てさまざまな混乱が出ているように思います。1対1の合併に変わったわけですから、協議内容を白紙に戻して考え直すぐらい、もっとしっかりと合併前に真剣に議論すべきだと主張してきた私にとっては、大変残念な気持ちでいっぱいです。
 議員の身分については、私たち在任特例で残った者が議員報酬に執着しているというものではなく、協議の過程を重要視しているということと、他については、南郷区住民の思いを代弁し、市民政友会の一員として質問させていただきます。
 まず第1項目め、旧南郷村議員の身分についてお伺いします。
 旧南郷村議会では、合併について八戸市長からの提案を受け、多方面からの議論を重ねていました。初めにその経緯を説明してから、一市二制度についての市長の考え方をお伺いします。
 最初に提案を受けたのは中里前市長の時代でした。新設合併で、合併と同時に首長は全員失職し、新たに市長を選挙するというものでした。中村市長の時代になり、11市町村枠で八戸市へ対等な編入合併という提案がありました。
 当時、南郷村議会では、議員の身分については対等な立場であるという観点で、一市一制度を主張していました。経費削減という意味では、議員に在任特例を適用しないで、新たに選挙し直したらとか、各市町村全員の報酬額を人数で割って同じ額にしたらとかという少数意見もありました。
 階上町の合併協議会離脱に伴い、5市町村枠で議員は在任特例を適用し、報酬は一市二制度でどうかという提案が八戸市長からありました。対等な立場での一市二制度ということは矛盾がある話ですので、八戸市に対し一市二制度の意義と考え方について文書回答を求めましたが、文書では示せないとのことです。ここで再度、八戸市の考える一市二制度の意義についてお伺いします。
 その後、考え方は文書で示せないが、合併後の議員活動の資料は示せるとの話がありました。その資料は、両市町村議員の活動日数が示され、活動日数がふえることから、合併後の議員報酬の額について考慮する必要があるとの説明が南郷村議会議員全員協議会であり、同日、同じ資料が八戸市の市町村合併検討特別委員会の協議会で示され、説明されております。市長はこのときも、旧南郷村議員の報酬額は据え置きでよいと思っていたのでしょうか、お伺いします。
 合併後の特別職報酬等審議会の答申を否定するものではありませんが、諮問するに当たり、通常の審議会と違い、合併に伴う審議会という特殊事情を考慮し、審議の前提条件に、これまでの一市二制度にかかわる経緯を付議すべきであったと思いますが、この点についても市長の考えをお聞かせください。
 6月1日、報酬額について再考を求めるため市長に面会した折、南郷村議会に対してさまざまなお話があり、議会としても要望してきたと代表から説明したら、そういう話はきょう初めて聞いたとの発言がありました。前南郷村議長は、以前に面会して議員報酬の経緯を説明し、要望したと言っております。市長は本当に6月1日にこの経緯について初めて聞いたのでしょうか。お伺いします。
 第2点目の質問をいたします。特別職報酬等審議会における在任特例、議員活動の範囲及び政務調査費等の審議内容を全面的に受け入れると市長は議員全員協議会の席上で発言いたしました。私どもは、この発言は、市長自身が審議会の内容で――答申ではなくて、その審議会の内容の中で話されたこと自体をそのまま受けとめると、その当時は理解しました。そのように受けとめると言った、その理由についてもお伺いいたします。
 次に、南郷区の地域活性化についてお伺いします。
 市長は、八戸市・南郷村合併協議会で南郷村の農業振興を重点施策として掲げ実行すると表明しました。新市建設計画に具体的な農業施策が少ないのではと質問したところ、南郷プロジェクトチームを組織し、南郷地域の活性化を図ると言いました。もうあれから半年以上経過いたしました。南郷プロジェクトの進捗状況をお伺いします。
 私もこの南郷プロジェクトに対しては期待しております。南郷地域は農業の主力である葉たばこ生産も、生産調整で作付面積が減少しており、それから老齢化が進み、八戸市全体の経済不況で就労の場もなく、危機的状態にあります。そこで、南郷プロジェクトの今後の方向は農業振興が主になるのか、または農業以外の分野についても取り組んでいくのか、お聞きいたします。
 次に、合併以前から過疎地域に指定されている南郷村は、合併後においてもそのまま過疎地域に指定されており、南郷区の地域に限定した過疎地域自立促進計画を新八戸市において策定しなければならないことになっています。過疎計画に登載される事業の中で、適債事業――過疎債を充当することが適当と認められる事業については過疎債が充当されるので、大変重要な計画だと思っています。過疎計画と新市建設計画及びこれから策定される総合計画との間の位置づけはどうなっているのか、お伺いいたします。
 過疎地域に指定されると、製造業やソフトウエア産業等が新たに立地すれば、固定資産税が免除されるなどの優遇策があります。また、建物建設等ハード事業のみならず、ソフト事業も交えて地域活性化を図らなければなりません。過疎地域活性化について過疎計画はどのような方針で取り組むのか、お伺いします。
 旧南郷村では、過疎対策事業債と地域総合整備事業債が特別配分枠で充当できる若者定住等緊急プロジェクト事業の採択を受け、大きな事業を実施してきました。しかし、現在は地域総合整備事業債、いわゆる地総債が廃止されました。今後ともこのような特別配分枠事業があるのか、お聞きいたします。
 また、南郷文化ホール事業が計画されており、ホール建設のような大きな事業に、過疎債の一般配分枠だけで資金が間に合うのかについてもお伺いいたします。
 第3項目めの広域観光について質問いたします。
 八戸市には多様な食文化を初めとする地域資源があります。さらに、南郷村と合併したことによって農村文化やそば、ブルーベリー・サクランボ観光農園など農業に係る新たな観光に利用できる地域資源が加わりました。
 南郷区では縄文文化、農村の暮らし、手打ちそばを初めとする食文化、旧島守水力発電所の産業遺産、世増ダム、蛍の飛び交う豊かな自然を見学、体験できる屋根のない博物館、田園空間博物館を整備しております。田園空間博物館はエコ・ミュージアムとも言われ、フランスから始まった運動で、都市住民が田舎を訪れるフランス版の過疎対策事業だとも言われております。
 田園空間整備事業では、これらの情報を発信する情報館、南郷朝もやの館も整備しております。また、道の駅なんごうも情報を発信する基地であります。これらの地域資源を生かし観光客誘致を図れないか、お伺いいたします。
 田園空間整備事業は県事業で、今年度終了しますが、階上町、旧南郷村、名川町にまたがる南部地域の山里文化を主要コンセプトとしており、地域連携が求められております。
 青森県で全国的に知られている観光地は十和田湖であります。十和田湖をシンボルとし、首都圏と結ぶ東北新幹線、秋田、岩手、青森の北東北3県に整備される環状高速道路網で結ばれる地域を一体的にとらえ、新しい交流圏を形成する環十和田プラネット構想が提唱されたことがあります。
 八戸市周辺と、著名な観光地である十和田湖、男鹿半島、田沢湖との地域連携ができ、広域観光ルートが構築できないかと考えていましたが、そのヒントが正部家種康さんの書いた十和田湖伝説、八の太郎と南祖の坊という本の中にありました。
 正部家さんの本によると、八の太郎は階上岳に住み、階上岳そのものである鳥屋兵衛と八甲田連峰西岳の十和子の間に生まれた子どもで、大蛇の化身となった八の太郎は、島守盆地を湖にして住みかにしようとたくらみました。そうしたら島守四十八社の神々に追われ、十和田湖に移り住みました。十和田湖では南祖の坊に追われ、最後には八郎潟に住んでいるということになっております。八郎潟は冬に凍るので、冬期間は田沢湖の辰子姫のところに行くというお話になっております。その中で、正部家さんの説によりますと、南祖の坊は名川町の出身ということになっております。
 そこで、男鹿半島にはなまはげ伝説があり、八郎潟周辺では八の太郎をモチーフにした竜神祭りを行っております。田沢湖周辺では角館の桜、田沢湖町のミズバショウ、西木村の日本一のカタクリの花を鑑賞する秋田花紀行を実施しております。
 八戸市にも祭りはたくさんありますし、おいしい食べ物もあります。田園空間整備事業で整備した施設で田舎体験もできます。新たにできた青葉湖に夏の期間だけでも八の太郎を里帰りさせるというイベントもおもしろい話だと思います。八の太郎伝説を機軸とした南郷区周辺地域、十和田湖、八郎潟、田沢湖周辺の広域観光ルートが構築できないものか、お伺いします。
 これで私の壇上での質問を終わります。
 〔12番石屋俊夫君降壇〕(拍手)
○議長(荒川重雄 君)市長
 〔市長中村寿文君登壇〕
◎市長(中村寿文 君)石屋議員にお答え申し上げます。
 まず、一市二制度についての第1点目の御質問であります。一市二制度につきましては、同じ議員でありながら2通りの報酬があるということであります。なぜこのような制度がとられるかについては、市町村合併の目的である行財政基盤の強化と厳しい財政状況を背景として、できるだけ経費の節減に努め、この経費を住民のサービス向上に向けていくべきとの考え方からであります。
 次に、第2点目の御質問であります。私自身は先ほども申し上げたとおり、市町村合併の目的である行財政基盤の強化と厳しい財政状況を背景として、報酬額は据え置きということでやむを得ないものであろうと考えておりました。しかしながら、報酬額につきましてはさまざまな議論があることから、最終的には第三者機関であります特別職報酬等審議会において公正に審議していただき、その答申を尊重したいと考えていたものであります。
 次に、第3点目の御質問であります。旧南郷村議会議員の報酬については、八戸市・南郷村合併協議会において一市二制度とし、新市における特別職報酬等審議会において決定すると承認されておりました。このようなことから、特別職報酬等審議会への諮問に当たっては、特に条件をつけず、公正に判断してもらうという考えのもと、白紙諮問としたものであります。
 次に、4点目の御質問ですが、旧南郷村議会議員の報酬額に関する経緯については、そのとき初めて聞いたものであります。
 次に、八戸市特別職報酬等審議会における在任特例、議員の活動範囲及び政務調査費等の審議内容を全面的に受け入れるとした理由についてお答え申し上げます。
 八戸市特別職報酬等審議会においては、旧南郷村議会議員の報酬額を審議するに当たり、議員の議会活動状況、議員報酬の改定状況、県内及び県外の市町村合併に伴う議員報酬の状況等を参考に、さまざまな観点から活発かつ慎重な論議がなされたと聞いております。
 その審議の結果、市町村合併の目的である行財政基盤の強化と厳しい財政状況を背景とした市民感情を考慮し、報酬額の引き上げによる経費の増加は避けるべきであるとの理由から、全員一致で報酬額を現行のとおりとすることに決定されました。そして5月26日に私に対し、報酬等審議会会長から答申をいただきました。
 そのようなことから、私はその答申内容を市民各界各層の方々の意見として重く受けとめ、旧南郷村議会議員の報酬額を現行のとおりといたしました。議員御指摘の在任特例等の審議内容につきましては、あくまでも報酬等審議会においてさまざまな観点から審議された意見であると認識しております。
 次の南郷プロジェクトの進捗状況と今後の方向性については助役から、策定中の過疎計画の位置づけと地域活性化については南郷区長から、後ほどお答え申し上げます。
 次に、地域資源を生かした観光客誘致についてお答えを申し上げます。
 南郷区は、四季折々の豊かな自然に恵まれ、また多種多様な農産物を生産する農業を基幹産業とする地域であります。現在、これらの地域資源を生かし、そば打ちやサクランボ、ブルーベリー、リンゴ狩りなどの体験型メニューや、隣接する名川町と連携し、農家民宿での修学旅行の受け入れが行われております。
 今後さらなる観光客誘致を図るためには、効果的な情報発信と南郷らしさを前面に出したグリーンツーリズムの構築など、南郷地域でしか味わうことのできない魅力づくりが必要であると考えております。
 このため、情報発信については八戸と南郷の魅力を紹介する新市の観光パンフレット制作に取り組むほか、見る側にとってわかりやすいホームページの制作を検討してまいります。
 また、南郷区の3つの拠点であるカッコーの森エコーランド、田園空間博物館、青葉湖展望交流施設を情報発信基地として連携させ、ストーリー性を持たせる必要もあると考えております。
 さらに、グリーンツーリズムの構築については、観光客を地元でとれたものでもてなしたり、飾ることのないふだんの生活を体験してもらうなど、地域ぐるみで南郷らしさを伝えることが大事であると考えます。そのためには、地域の方々が自分たちの地域のすばらしさを知り、それを伝え育てる地域のリーダーや担い手の育成が必要なため、今後、国の人材育成の支援制度を活用したいと考えております。
 次の八の太郎伝説を機軸とした広域観光ルートの構築については、後ほど部長からお答え申し上げます。
 以上でございます。
 〔市長中村寿文君降壇〕
○議長(荒川重雄 君)助役
◎助役(大河原隆 君)私の方からは、南郷プロジェクトの進捗状況と方向性についてお答えを申し上げたいと思います。昨日、畑中哲雄議員の質問に対する市長答弁もございましたので、一部重複する箇所があることをお許しいただきたいと思います。
 南郷プロジェクト会議は、合併後の南郷地域の振興策を検討するために、昨年12月に、私を座長として関係部長で構成する連絡会議として立ち上げました。この会議では、合併後の南郷地域の農林業振興施策や交通基盤の整備などについて、それぞれの担当部局において検討した施策を審議し、反映させていくというものでございました。
 昨年度はその一環として、農業及び観光振興のための新たな方向性を検討するため、南郷村の経営者と県及び市・村の行政担当者で構成する南郷地区産業プロジェクト戦略会議を設置いたしました。この会議では、南郷村の将来に向けた攻めの農業、そして観光ツーリズムの2つのテーマを掲げ、当該分野の専門家を招聘しながら3回の会議を開催して、今後取り組むべきプロジェクトの方向性を検討したわけでございます。
 具体的には、攻めの農業では、間伐材や鶏ふんなどのバイオマス資源を電力や熱エネルギーに変換して、ハウスなどの施設栽培の冬の農業への活用について検討を行いました。また、観光ツーリズムでは、農業体験、観光農業等を中心としたグリーンツーリズムや、南郷地域にある3拠点エリア間の連携を図った観光回廊ルートの構築について検討を進めました。
 なお、この観光ツーリズム関連プロジェクトにつきましては、国土交通省の新規事業である地域再生等担い手育成支援事業に申請をいたしまして、去る4月下旬には採択の通知を受けております。
 一方、担当部局におきましても――南郷区の方には農林課が引き続き存続しておりますけれども、農林業振興施策及び交通基盤の整備について引き続き検討を進めており、今年度策定を予定している第9次農業基本計画で南郷地域の農林業振興策の検討を行うほか、西母袋子線の調査、設計の今年度実施を予定しているわけでございます。
 今後、引き続き南郷地区からの要望項目を踏まえて、地域特性を生かした振興策について検討を深めて、この地域の振興を図ってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、合併における都市部と農村部との互いの長所を生かした、双方のメリットを生かせるような取り組みが必要であろうと思っております。
 都市部の持ちます購買力、企画力、あるいは情報発信力や流通力、そういうものなどを生かして、差別化された高付加価値化農業など、地産地消も含めて、新たな展開ということに向けて重点的に積極的に取り組んでいきたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(荒川重雄 君)南郷区長
◎南郷区長(古舘剛浩 君)策定中の過疎計画の位置づけと地域活性化についてお答え申し上げます。
 まず第1点目の御質問ですが、新市建設計画は新市を建設していくための基本方針、主要事業、公共施設の適正配置と整備及び財政計画などを合併後10年間について定めたものであります。また、新しい総合計画は、市民並びに議員の皆様初め各界から幅広く御意見を伺いながら、市民と職員の協働のもと、平成18年度中の策定を目指しております。
 過疎計画は、南郷地域の今後5年間の地域計画であり、現在策定作業を進めておりまして、9月定例議会にお諮りする予定でおります。過疎計画の策定に当たりましては、新市建設計画との整合性を図るとともに、今後策定される総合計画にも十分留意しながら進めてまいりたいと考えております。
 次に2点目の御質問ですが、過疎地域自立促進特別措置法では、それぞれの過疎地域が自主的、主体的努力によって地域の活性化を推進することが求められております。また、過疎地域における計画的な対策を実施するため、対象事業への充当率が100%で、元利償還金の70%が交付税に算入される過疎対策事業債などの支援措置を規定しております。
 過疎計画策定に当たっては、このような支援措置などを十分に活用して、南郷地域の個性や特性を生かした特色のある計画にしたいと考えております。
 次に3点目の御質問ですが、過疎対策事業債には、過疎地域からの脱却のため、真に自立促進に資する事業に取り組んでいる市町村の支援のための特別枠の配分がございます。
 旧南郷村でも、緑と文化の交流館整備事業として定住促進団地の整備、旧島守発電所保存公園の整備などにこの特別枠を活用してまいりました。この特別枠は、後期過疎地域自立促進計画においても措置され、平成21年度までの期間となっております。
 この特別枠を含めた主要施設への過疎対策事業債などの資金充当につきましては、今後、財政状況等を勘案しながら過疎計画策定の中で検討してまいりたいと考えております。
 南郷文化ホールの財源につきましては、過疎債を含め、あらゆる有利な財源確保に努めなければならないと考えております。
 以上で終わります。
○議長(荒川重雄 君)経済部長
◎経済部長(石橋元生 君)それでは、八の太郎伝説についてお答えを申し上げます。南郷区やその周辺地域、十和田湖、八郎潟、田沢湖周辺の広域観光ルートの構築という御質問でございました。
 広域観光につきましては、当市ではこれまで八戸圏域新幹線対策協議会、あるいはナニャドヤラ廻道シャトルバス運営協議会を通じて八戸広域圏の観光宣伝等に努めてきております。また、北東北3県にまたがる36の市町村で構成する十和田北三陸下北観光開発連絡協議会を通じて、この地域への誘客等に努めているところでございます。
 観光におきましては地域間競争が激化している中でございますが、地域が連携して観光ルートを構築していくということは非常に重要であると考えてございます。
 議員御提言の八の太郎伝説は、南郷区を初め階上町、名川町、十和田湖、八郎潟、田沢湖等の各地に伝説として語り継がれておりますが、これを活用しまして新たな観光ルートとして誘客を図ることも1つの方策であるというふうに考えてございます。また一方で、八の太郎伝説を素材とした観光ルートを構築していくためには、伝説そのものの知名度アップも必要であるというふうに考えてございます。
 このようなことから、新たな観光ルートとして構築していくには時間を要するものと思っておりますが、この伝説が十和田湖、田沢湖といった東北を代表する観光地にまつわることから、この伝説を1つのキーワードとした観光ルートが構築できるのか、今後検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(荒川重雄 君)石屋議員
◆12番(石屋俊夫 君)まず南郷プロジェクトの進捗状況なんですけれども、市長は5市町村枠での合併を提案したときに、農業は重要視しないのではという周辺住民の不安を払拭するため、各町村を回り、農業振興は重点的に取り組むと表明しました。他の町村はこれが信用できなかったのか、八戸市との合併を拒否しました。南郷区民の中にも、この表明を合併のためのリップサービスではないのかと言う人もおりました。幾ら協定書に記載されても、そのとおり実施されることは難しいのではないのかというようなことを言う人もおります。
 先ほどの助役の答弁を聞きますと、ほとんど検討しているという答弁でございました。私どもは新市建設計画の中にもっと具体的施策が欲しいということで要望してまいりました。その具体的施策を出すために、この南郷プロジェクトを組織するということが合併協議のときのお話だったと私は記憶しております。
 でも、やはりまた検討している、半年たっても検討していると。あげくの果ては、農業振興に関することは、今度は農業基本計画の中で検討すると言っております。というのは、これはもう市長お得意の具体的施策の先送り戦略ではないのかと疑わざるを得ません。合併後のこのような一連の動きについては、南郷区民は不信感でいっぱいで怒っております。これらについての具体的施策がまだ出てきていないということについての市長の所見をお伺いいたします。
 あと、過疎計画についてでありますけれども、今までは若者定住等緊急プロジェクト事業みたいな大きな事業は、過疎債とか地総債、そういう制度を利用してまいりましたけれども、この制度は現在残っているのですか、残っていないのですか。小さな住宅団地とか、そういうものの特別配分枠については知っておりますけれども、今回問題にしているものは、今まで旧南郷村が行ってきたような大きな事業を今後もこの過疎計画の中でできるのか、できないのかということが今回の一番の問題だと思いますので、これについての所見もお伺いします。
 あとは、議員の身分についてであります。まず一市二制度の説明をもらいましたけれども、単なる報酬の額が2つあると、これだけの説明でございます。私たちは、当時から求めておりましたのは、市長の言うところの対等な合併ということであり、それを重く受けとめていました。対等な合併の中で差をつけるということはどういうことなのか、やはり対等ではないのではないか、対等という言葉がない方がもっとわかりやすかったのではないのか、そういうような議論も出ておりました。これだとまるっきり、対等な立場での一市二制度ということについての説明になっていないと思います。まるっきり説明になっておりません。これについての考えをもう一度お願いいたします。
 こうなってくると、対等な立場での合併ということは、新設合併から編入合併へ方向転換したときの単なる言いわけにすぎないのではないかと思われるわけです。この点についての所見をお伺いいたします。
 それから、議員報酬の件なんですけれども、一市二制度についての文書回答ができないという話があった後で、旧南郷村議会議員全員協議会において、議員活動日数がふえるので、ある程度議員報酬を引き上げてもらえるのではないかという説明が当時の南郷村の理事者側からありました。その後の一連の動きの中で、当時の南郷村長は、合併後の議員報酬問題について八戸市に申し入れると言明しました。その結果として、旧南郷村議員報酬は合併後の報酬等審議会の答申を受け入れるということを決定する案に同意したわけです。その後は、合併協議会の場での議論も断念したといういきさつがあります。
 このようなことは密室政治だと批判されても仕方のないようなことだと私は思っております。しかし、これは八戸市を信頼してきたからこういう結論に至ったわけです。このようなことに八戸市が理解を示さないと、これからは公の場で一々確認しなければ物事が進まないことになります。市長に議員報酬の問題の経過が伝わっていたかということと、それから信頼回復についての市長の考え方をお聞きします。
 それから、旧八戸市議会議員の報酬については、編入合併の審議の中では審議の対象外だとしております。このことから、旧八戸市議会議員の報酬を引き下げて調整するという案は附帯意見にとどまっております。報酬等審議会の担当部長は、審議会に諮問する時点では、一市二制度についてのやりとりがあったことを知らなかったと言っております。このようなことが対等な立場での合併における審議会の諮問の答申条件の判断を過らせたのではないかと思います。こういう一連の動きについての市長の所見もお伺いいたします。
○議長(荒川重雄 君)市長
◎市長(中村寿文 君)石屋議員、いっぱい質問がありました。ちょっとメモしたのですけれども、間に合いませんでしたので勘弁してください。
 まず、対等とか差があるということの表現がありましたけれども、これまで合併協議会で、皆さんも参加して、さまざまな角度から検討しました。そして、一部に合併反対があったものの、大勢は合併しようと、こういうふうにしてきました。ですから、十分ではありません。しかし、こうなった以上は、お互いの長所を生かして、これからよいまちをつくっていきたいと、この一心であります。物事に完全はありません、不備があります。そこを踏まえて、これからともに合併に向かって頑張っていきたいと、こう思っています。
 それから、農業の問題でありますけれども、私は今までも農業は大事だと思っています。早速プロジェクトをつくりましたけれども、現在やっているもの、それからこれからやるものを区別して、これからの農業については十分に配慮していきたいと、こう思っています。
 特に合併協議会の中で議員の報酬について審議しました。合併協議会では一市二制度としようと、そして新市の特別職報酬等審議会で審議してもらうと、これが決まったものですから、私はこれに従いまして白紙で臨んだと、公正かつ適正な判断をしてほしいということからお願いしましたので、御理解いただきたいと思います。
 あとは担当部長からお答えします。
○議長(荒川重雄 君)助役
◎助役(大河原隆 君)南郷プロジェクトの件についてお答えいたします。検討という言葉だけで何もやっていないのではないかというお話でございますけれども、明日、協議会もございます。これまで旧南郷村でやってまいりました事業を新市の中でどのように反映をさせているか、こういうことについてもひとつ御検証をいただきたいと思っております。
 また、新たに取り組むことにつきましても、まだこれは3カ月ほどでございますので、慎重にしっかりしたものをやっていきたいという気持ちで検討しているということをお話し申し上げたわけでございます。
 以上でございます。
○議長(荒川重雄 君)南郷区長
◎南郷区長(古舘剛浩 君)過疎債の特別枠についてでございますけれども、これは前期にありました。後期5年間も特別枠はあるそうでございます。ただ、これが南郷区に配分になるかどうかは、これから県との交渉ということになりますので、御理解をお願いします。
○議長(荒川重雄 君)石屋議員
◆12番(石屋俊夫 君)今の説明も、まだ対等な合併での一市二制度の考え方は示されませんでした。それから、あともう1つが若者定住等緊急プロジェクト事業がまだあるのかないのかということについても答えが出ませんでした。2回目の再質問ですので、もうちょっと述べさせてもらいます。
 正部家さんの本をヒントに広域連携ができないのかという質問をいたしました。正部家さんは著書の八の太郎と南祖の坊の中で、現代の夢と称して次のように述べておられます。八の太郎が住みか探しのために各地に残した足跡についてということです。八の太郎が湖にしようとした島守盆地は戦時中の昭和10年代、軍の水上飛行基地にしようとしたという話があります。しかし、現在は上流に農業用水、生活用水供給のため、世増ダムを建設しようとしている。八の太郎が階上岳を移し、波の静かな場所をつくろうとして失敗した八戸の八太郎海岸は、近代土木技術による人間の手で新しい港となった。伝説の八の太郎が描いた新しい住みかづくりの夢は、その土地の人々の望んだ暮らしの夢だったかもしれない。また、八の太郎は夢が育てた超能力を持った巨人であり、南祖の坊は古い勢力を追い払おうとする新しい教えの伝道者だったかもしれない。
 私たちもこの八戸市でよい暮らしがしたいということで議論をしています。正部家さんの想像する南祖の坊がこの現代の八戸市にもあらわれて、不信感漂うこのもやもやを一掃してくれないかと思うのはこの私だけではないのではないかと思います。これは正部家さんの書いた伝説の話ですので、これについての御答弁は要りません。
 先ほどの一市二制度の中でのさまざまな答弁で、経費の節減が大きな問題だと先ほど市長が答弁されました。10年間の合併効果については新市建設計画の中に載っております。南郷村と一緒になったための合併効果が10年間で158億円あると記載されております。これは議員報酬等、その他必要経費を差し引いた残りでもこの部分はあるという試算であります。
 議員報酬についても、これを据え置くことで、もう4億円余りの合併効果があるとも記載されております。議員報酬についてもこれだけの効果が出ているわけですから、あと少しというのは変なお話ですけれども、少々考慮しても大きな問題にはならなかったのかなと思います。
 ここで重要なのは――経費削減も大切なお話です。でも、そういうことだけで合併するのでしょうか。やはり私たちは合併した後、市長がよく言うように、合併してよかったという気持ちを持ちたいと思います。ですから、お金の問題だけではなくて、やはり今一番重要なのは心の問題だと思います。
 信頼関係がなくては、この心の問題が充足されません。この後、また周辺町村との大きな合併が控えております。このような考えだと、多分周辺町村は八戸市と合併したいという気持ちにはならないと思います。これが一番大切です。将来の八戸市をどうするのかということになってきた場合に、今までのような答弁だと、当然どこの町村も合併したいとは思いません。そこら辺についての市長の所見をお伺いします。
○議長(荒川重雄 君)市長
◎市長(中村寿文 君)合併につきましては、先ほど申しました。対等、公平にいこうと、これを基本の線に、合併協議会でさまざまな角度から検討しました。そして合意を得て合併しました。額については、石屋議員はもっと上げろという趣旨ですけれども、これは現行どおりとなったのですけれども、これは、1つは財政の問題があります。そして、合併してまた経費をふやさないと。審議会では市民感情、このことも考慮したと言っています。さまざまな角度から検討して現行どおりとなったと聞いております。私はこのことを尊重していきたいと。
 繰り返しますけれども、合併協議会でさまざまな角度から検討して今日に来たと、このことをぜひ御理解いただきたいと思います。また、当然、十分かと言われますと、それはちょっとまたあれですけれども、審議を尽くしてきたということは御理解いただきたいと思います。
○議長(荒川重雄 君)南郷区長
◎南郷区長(古舘剛浩 君)過疎地域自立促進特別措置法における前期計画の中で確保した特別枠は、平成16年度で終了しております。
 以上です。
○議長(荒川重雄 君)以上で12番石屋俊夫議員の質問を終わります。
 これにて一般質問を終わります。

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△日程第2 議案63件
○議長(荒川重雄 君)日程第2議案第171号平成17年度八戸市一般会計補正予算及び議案第172号平成17年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計補正予算並びに議案第174号八戸市総合計画審議会条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第234号市道路線の廃止についてまでを一括議題といたします。
 これより上程議案に対する質疑を行います。
 御質疑ありませんか。
 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒川重雄 君)御質疑なしと認めます。
 ただいま議題となっております議案第171号及び議案第172号並びに議案第174号から議案第234号までを、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

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△日程第3 陳情について
○議長(荒川重雄 君)日程第3陳情については、お手元に配付してあります陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

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  休会の件
○議長(荒川重雄 君)以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 この際、お諮りいたします。
 委員会開催等のため、16日、17日及び20日の3日間は休会いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒川重雄 君)御異議なしと認めます。
 よって、3日間は休会することに決しました。
 次回本会議は、6月21日午前10時に開きます。

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  散 会
○議長(荒川重雄 君)本日はこれにて散会いたします。
  正午 散会