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青森県 青森市

平成29年第1回臨時会(第1号) 本文




2017.07.10 : 平成29年第1回臨時会(第1号) 本文


  午前10時開会
◯議長(大矢保君) これより平成29年第1回青森市議会臨時会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
 本日の会議は「議事日程第1号」により会議を進めます。
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日程第1 会議録署名議員の指名

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◯議長(大矢保君) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、16番里村誠悦議員及び20番斎藤憲雄議員を指名いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時1分休憩
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  午後1時40分開議

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◯議長(大矢保君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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日程第2 会期の決定

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◯議長(大矢保君) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。

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◯議長(大矢保君) お諮りいたします。
 今期臨時会の会期は、会期予定表のとおり、本日1日としたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。
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日程第3 「議員提出議案第21号 アウガ問題の調査に関する決議」の再議の件

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◯議長(大矢保君) 日程第3「『議員提出議案第21号 アウガ問題の調査に関する決議』の再議の件」を議題といたします。
 本件は、市長から6月30日の会議において議決いたしました議員提出議案第21号「アウガ問題の調査に関する決議」について、地方自治法第176条第1項及び第3項の規定により、再議に付する旨の文書が7月3日に提出されたものであります。
 この際、市長から再議に付する理由の説明を求めます。小野寺市長。
  〔市長小野寺晃彦君登壇〕

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◯市長(小野寺晃彦君) 平成29年第1回臨時会の開会に当たり、議員提出議案第21号「アウガ問題の調査に関する決議」に係る議決について、地方自治法第176条第1項及び第3項の規定による予算に関する議決として再議に付する理由を説明申し上げ、審議の参考に供したいと存じます。
 平成29年第2回定例会において、去る6月30日に議決された議員提出議案第21号「アウガ問題の調査に関する決議」は、その審議過程において、市民クラブ秋村光男議員の質疑に対し、当該議案の提出者である日本共産党山脇智議員から、アウガ問題調査特別委員会の調査経費について、予算編成で措置する必要があるとの答弁があり、その上で当該議案は議決されました。
 したがいまして、当該議決は、市長がアウガ問題調査特別委員会の調査経費に充てるための予算案を編成し、市議会に提出することを前提としており、地方自治法第112条第1項ただし書きの規定による市長に専属する予算の調製権及び提案権を脅かすものであるので、同法第176条第1項及び第3項の規定による予算に関する議決として再議に付するものであります。
 よろしく御審議くださいますようお願い申し上げ、再議に付する理由の説明といたします。

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◯議長(大矢保君) これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
 1番山脇智議員。

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◯1番(山脇智君) それでは、質疑を行いたいと思います。
 まず1点目なんですけれども、再議の案件が出されたさきの議会運営委員会において、丸野議員が行政実例を例に挙げて、あくまでも決議文に基づいて議決するというふうに行政実例では紹介されており、質疑への答弁は再議の理由とはならないので違法ではないかと総務部に質問しました。その際に、総務部では、違法でも再議できるという趣旨の答弁をしていたんですが、今回の再議について、市は違法性があるという認識を持っているのかどうか、お答えください。

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◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。小野寺市長。

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◯市長(小野寺晃彦君) ただいま議会運営委員会において御質問のあった、行政実例についての御質問がございました。
 まず、行政実例とおっしゃったものについては、私どもも、昭和34年6月23日の行政実例、いわゆる法令等の解釈による先例のことと認識してございます。この行政実例では、地方自治法第100条第11項に規定する調査のために要する経費の額は、予算の定額の範囲内で定めるものであって、予算を超えて定めることはできないというふうに述べられております。決議提出者であります山脇議員の予算編成で措置する必要があるという答弁は、この当該行政実例にも合致しないものと私どもとしては認識してございます。

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◯議長(大矢保君) 1番山脇智議員。

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◯1番(山脇智君) それでは、私の発言が今回の再議の一番の理由になっているので、少しお話ししたいと思うんですけれども、予算部分の市とのやりとりについて、今回の再議では、私の予算編成で措置する必要があるとの答弁で市長の予算調製権などを脅かしたということなんですが、私の秋村議員への答弁を少し正確に紹介させていただきたいんですけれども、具体的にどう捻出しろと言われるとなかなか困る部分もあるんですけれども、やはり予算編成で措置する必要があるものだと思いますという答えです。また、その後のやりとりでは、その費用を捻出することで、どこをどう削るのかが必要だと聞かれたんですが、私が今この場で、何を削って100万円を捻出するということを答える必要性はないと思いますと答えています。この前後の文章などから考えれば、私は、市長が予算編成で措置する必要があるという部分だけを抜き出して、予算調整権を脅かしたと言うのは、ちょっと……前後の文脈から考えると、予算の調製権及び提案権を脅かしてはいないと思うんですが、市長の見解を求めます。

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◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。小野寺市長。

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◯市長(小野寺晃彦君) 今の御質問については、山脇議員の提案者としての自覚を促すべきものかと存じます。山脇議員は、議員提出議案第21号「アウガ問題の調査に関する決議」の提出者であり、質疑に対する答弁に当たっては、その提出した議案の内容について説明責任を負っている者であります。また、その発言は単なる思いではなくて、議員が提出した議案に対し、その立証責任を負い、有権解釈権を持つ唯一の者であるとも認識します。このたび、今御紹介いただいた議員提出議案第21号「アウガ問題の調査に関する決議」の審議の過程においてのやりとりは私どもも十分承知しておりますが、秋村議員の、この100万円の捻出はあくまで議会費からと思うが、その捻出のためには何をどうするのかという御質疑があったのに対し、山脇議員は、提出者として、具体的にどう捻出しろと言われるとなかなか困る部分もあるが、やはり予算編成で措置する必要があるものだと思うと、今御引用のとおり御答弁をされたところであり、その上で当該議案が議決されたと私どもとしては認識してございます。
 市側といたしましては、この発言を言葉どおりに素直に受けとめ、市長に専属する予算の調製権及び提案権を脅かすものであると理解し、この発言を前提とした議決に異議があることから、再議に付しております。

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◯議長(大矢保君) 1番山脇智議員。

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◯1番(山脇智君) 最後に2点質問したいと思うんですけれども、まず1点目、私は、今回の予算の部分においては100条委員会設置のための請求権があって、あくまでも予算をつけるかどうかは市長が決めることというのは、私は、自分のやりとりの中では、ある意味請求権の範囲内におさまるものだと思っているんですが、市長の見解を求めます。
 あともう1点、今回の再議の理由について、予算編成で措置する必要があるという私の発言以外の理由が全く付されていないんですけれども、私の秋村議員の質疑への答弁がなければ、再議されることはなかったという認識でよいのかどうか、お答えください。

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◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。小野寺市長。

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◯市長(小野寺晃彦君) 今、御質問がございました2点でありますが、議員提出議案第21号「アウガ問題の調査に関する決議」の調査経費について、本調査に要する経費は本年度において100万円以内とすると定められていることは承知しておりますが、この定めについて異議があるとして審議に付しているわけではございません。私どもとしては、この議案の審議過程において、先ほどもお答えしましたが、秋村議員からの、100万円の捻出はあくまで議会費と思うが、その捻出のために何をどうするのかという質疑に対して、山脇議員御本人が、やはり予算編成で措置する必要があるものだと思うという答弁をされたことを素直に受けとめて、市長に専属する予算の調製権及び提案権を脅かすものであるので、この発言を前提とした議決に異議があるということから、私どもとしては再議に付したというふうに理解してございます。
 また、2つ目の御質問でございますが、山脇議員がこの決議の提出者でございますので、その質疑応答、答弁に当たっては、その説明責任を一身に負い、かつその有権解釈権を持つ唯一の者と理解いたします。この答弁があったことを前提に決議がなされたということでございますので、私どもとしては、その議決に対して再議、再考を求むという提案を付しているというふうに御理解いただきたいと思います。

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◯議長(大矢保君) 次に、20番斎藤憲雄議員。

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◯20番(斎藤憲雄君) 私からも質問させていただきます。
 今、山脇議員に対して答弁がるるございました。基本的には、100条委員会の経費等については、議会費の調査費から捻出するというふうに私としても思います。そしてまた、再議に付すにしても、やはり市長が疑義があった場合、議会に付すことができるということについても、その部分についても理解はいたします。
 もう1点、予算編成する際には、重要な案件や事業等を含めて予算を盛っていくわけでありますけれども、その基本原則の部分で1点だけ質問をさせていただきます。まず市は、このアウガの問題について重要な案件として見ているのかどうか、その見解をお聞きしたいと思います。

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◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。小野寺市長。

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◯市長(小野寺晃彦君) 御質問にお答え申し上げます。
 当市といたしましては、多額の財政負担を要する課題が山積している本市の状況を踏まえますと、市の緊急課題でありますアウガ、新市庁舎、そして青森駅周辺整備など、市民の利便性を高めるとともに、市の財政負担を極力軽減し、迅速に取り組みを進める必要があると認識して、市長就任翌日の平成28年11月29日より、これらの課題を所管する課室を連携させ、一丸となって取り組む緊急課題プロジェクトチームを立ち上げるなど、そしてまた、早急にアウガ・新市庁舎に係る新たな対応方針をまとめるなど、そして平成29年度当初予算にも関連予算を盛り込むといった取り組みを進めてきたところであります。
 このように、当市といたしましては、斎藤議員御質問のとおり、アウガの問題は市政の重要課題と認識してございます。

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◯議長(大矢保君) 20番斎藤憲雄議員。

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◯20番(斎藤憲雄君) どうもありがとうございます。
 それでは次に、2点ほど質問させていただきます。山脇議員の質問、あるいは先日の答弁の中でも経費の捻出方法について具体的に言えなかったという点については、100条委員会の中で協議し、そしてその上で行政側との協議検討をしていきたいという考え方もあったとは思います。ただ、問題は、ちょっと気になるのは、先日の新聞報道で、市長が再議の件について、100条委員会の経費については、議員報酬の削減も含めて提案するのが基本中の基本というふうなニュアンスのことを言っておりました。そういったことであれば、議会側に全て丸投げという感じで、その重要な案件という部分についての調査究明といったものがおろそかになってくるのではないかとも感じるところであります。
 そういったことから、経費というものをどのように考えるのか、お示しいただきたいと思います。

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◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。小野寺市長。

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◯市長(小野寺晃彦君) 先ほど山脇議員の御質問にもございました行政実例、いわゆる先例の中でも、地方自治法第100条に規定する調査のために要する経費の額は、予算の定額の範囲内で定めるものであって、予算を超えて定めることはできないとそもそもされているとおり、また、秋村議員が、この議場でも御質問にありましたとおり、本来、この第100条の調査のために要する経費の額については、その予算の定額の範囲内で定めるという慣例がございます。ただ、これに沿わず、予算要求をするという前提で御議決いただいたということから、私どもとしては、基本的な地方自治法のルールにのっとって御審議いただくことについて再考を願うということを申し述べたところであります。
 議員報酬についてのお話がございましたけれども、これは、記者会見中のやりとりにおいて、その予算措置についてお伺いがあったため、私どもとしても、今の地方自治法の基本にのっとった調査をお願いしたいということとあわせて、ごくごく一般論として、調査をする側がみずから調査するために必要な経費を、調査される側に対して予算をいわば無心するというような形は、一般的な常識からすればいかがなものかということを申し上げた中で、どういった経費がということであれば、議員報酬について触れたところでございますが、そこについては、地方自治法あるいは行政実例の先例にのっとって、私どもとしても、きちんとルールに沿った調査をお願いしたいということで、今回再考をお願いしている次第であります。

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◯議長(大矢保君) 20番斎藤憲雄議員。

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◯20番(斎藤憲雄君) 最後の質問になりますけれども、2点ほどお伺いいたします。
 地方自治法第115条の2で見ますと、公聴会で証人あるいは意見陳述といいますか、公聴会等においてその証人等を呼ぶことができるとなっています。これについては、前段のほうで重要な議案というか、案件についてが前提になってまいります。そういった場合については、経費は当然にしてそこに盛り込まなければならないというのが前提になってまいりますけれども、先ほど申し上げましたとおり、アウガの問題が重要な案件であるとするならば、もし不正が疑われた場合について、透明性を保つためにも、行政側としてその原因等について究明することもまた1つの役割だと思いますし、チェック機能を果たすべき議会の役割でもあるとも思っているわけです。そういった場合、先ほど申し上げとおり、議会と行政がやはり協議検討しながら、これらの経費についても考えるべきだと私は思っているわけです。まずはその点、どのようにお考えをしているのか。
 そして、もう1点については、このアウガの問題については、17億5000万円という債権放棄があって、やはり市民の皆さんの関心も高いということも踏まえるならば、やはり行政として100条委員会──否定はしていないんですけれども、100条委員会を運営する、あるいは運営するための基盤となる経費の部分も含めて、100条委員会をどのように認識しているのかお聞きしたいと思います。

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◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。小野寺市長。

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◯市長(小野寺晃彦君) 御質問を2問頂戴いたしましたが、前段の地方自治法第115条の2に基づく調査、あるいは第100条の調査権、いずれの部分につきましても、私どもとしてもアウガに関する事象については重要な問題という認識は1問目で御答弁をしたとおりでございますので、それを議会の皆様方がどのような形態で、どういう法上に基づいて調査をするかというのは議会の御判断でございますし、それをしっかりと尊重してまいりたいと思います。また、その調査について議会の御要請があれば、市としても適切にそれに対応していくというのは私どもの務めと認識してございます。ただし、今回のように、地方自治法で定められたルールにのっとって提案者からの御説明が認められない場合につきましては、今後も適切に指摘させていただきたいと考えております。
  〔斎藤憲雄議員「100条委員会に対してどのように考えているのか」と呼ぶ〕

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◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。小野寺市長。

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◯市長(小野寺晃彦君) 冒頭に、第115条の調査においても第100条における調査においても同様、私どもとしては、どのような調査の形態をとるかは議会の御判断に委ねるところでございますので、それに対応していくということで、ともにどちらの御質問についても真摯に対応してまいりたいと思いますし、その部分について私どもが適切に対応していくのはのりだと思ってございます。

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◯議長(大矢保君) これにて質疑を終結いたします。
 ただいま議題となっております「『議員提出議案第21号 アウガ問題の調査に関する決議』の再議の件」については、配付いたしております「議案等付託表」のとおり、議会運営委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後2時休憩
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  午後4時45分開議

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◯議長(大矢保君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 あらかじめ会議時間を延長いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後4時45分休憩
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  午後6時30開議

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◯議長(大矢保君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ただいま議題となっております「『議員提出議案第21号 アウガ問題の調査に関する決議』の再議の件」について、議会運営委員長の報告を求めます。2番奈良祥孝議員。
  〔議員奈良祥孝君登壇〕

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◯2番(奈良祥孝君) ただいまから議会運営委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
 本委員会は、本日、7月10日に開催し、今期臨時会において付託されました「『議員提出議案第21号
 アウガ問題の調査に関する決議』の再議の件」について審査いたしました。
 「『議員提出議案第21号 アウガ問題の調査に関する決議』の再議の件」についてでありますが、本件については、起立採決の結果、賛成多数をもってさきの議決のとおり可決すべきものと決しました。
 以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答等は、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。
 以上をもって本委員会の報告を終わります。

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◯議長(大矢保君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 御質疑ありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 27番藤原浩平議員。
  〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手)

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◯27番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。
 議員提出議案第21号「アウガ問題の調査に関する決議」に賛成の立場で討論を行います。
 6月議会最終日、私ども日本共産党が提案した地方自治法第100条に基づいたアウガ問題の調査に関する決議が、賛成18、反対16で可決され、調査特別委員会が設置されることになりました。小野寺市長は閉会後の取材に、特別清算の事務を進めながら議会の調査に対応していく、事務的スケジュールに影響がないようにしたいと述べたと報道されました。
 しかし、市長は7月3日、地方自治法第176条第1項及び第3項の規定を持ち出して、臨時議会での再議決を要求しました。なぜ態度を変えたのでしょうか。理解に苦しむところであります。その理由として挙げたのは、アウガ問題の調査に関する決議に係る秋村光男議員の質疑に対し、我が党の山脇智議員が、アウガ問題調査特別委員会の調査経費について、予算編成で措置する必要があると答弁し、議案が議決されたとして、これは、市長が調査経費に充てるための予算案を編成し、市議会に提出することを前提にしており、地方自治法第112条第1項ただし書きによる市長の予算の調製権、提案権を脅かすものだとしています。
 しかし、これは理由にはなりません。地方自治法第100条第11項は、第100条第1項による調査経費について、次のように定めています。「議会は、第1項の規定による調査を行う場合においては、予め、予算の定額の範囲内において、当該調査のため要する経費の額を定めて置かなければならない。その額を超えて経費の支出を必要とするときは、更に議決を経なければならない。」。決議にある調査費用は地方自治法の規定にのっとったものであり、同じ地方自治法の第112条ただし書きと矛盾するものではありません。
 市長の予算調製権、提案権を脅かすと言いますが、調製権、提案権を奪うものではありませんし、市長の手を縛るものでもありません。調査経費に充てるための予算案を編成し、提出することを前提にしていると言いますが、予算を提案するか否かは市長の権限ですから、提案しないこともあると考えます。議決は議会全体の意思を示すもので、市長が予算案を提出する根拠となるものです。議会の意思を尊重するのが筋ではないでしょうか。それなのに予算編成という言葉を使ったからとして、これは市長の権利を脅かすと異議を唱え、再議に付すというのは、議会の意思を余りにも軽く扱うものではないでしょうか。
 今回の市長の対応は、大きな問題を含んでいます。議決直後は議会の調査に対応していくとしながら、その態度を突然変えて、予算調製権、提案権を持ち出して再議し、3分の2以上の同意で議決を求めてきたことは、第100条の調査特別委員会を設置させたくないという思いからのものとしか考えられません。そこまでして隠したい何かがあるのでしょうか。これは疑惑解明にふたをしようとするものです。
 今年度早々のアウガ問題に関する調査特別委員会で市は、捜査機関ではないので調査権限が及ばないなどとして幾つもの疑問点が残されました。それらも含めて議会が100条調査権を使って解明しようとしているのに、これを妨害することに等しいものです。また、予算提案権を脅かすという論理で異議ありと拒否権を行使することになれば、予算を伴う議会の議決は全て異議ありの拒否権行使の対象とされてしまいます。よく市の執行機関と議会は車の両輪だと言いますが、車の両輪どころか、エンジンもハンドルも市長の思いのまま、議会は補助輪ということになります。今回のやり方を認めてしまえば、議会はみずからの議決と誇りを奪われることになってしまいます。議会の自殺行為でもあります。この議案の採択のために、立場の違いを超えて力を合わせようではありませんか。
 最後に一言言っておきたいと思います。7月4日付東奥日報は、市長の臨時記者会見について次のように報じました。「市長は会見で『(百条委の設置は)市長が調査経費に充てる予算案を編成し、市議会に提出することを前提にしている。調査される側(市)に予算を要求する発言。看過できない。例えば、議員報酬削減などとセットで提案するのが基礎中の基礎』と述べた。」この発言も許せませんが、これに関連して、きょうの質疑に対する答弁で、市長は、無心するという言葉を使いました。議員と議会を侮辱するもので強く抗議し、発言の撤回を求めるものであります。
 この再議を付託された議会運営委員会のただいまの委員長報告は、次のように結論づけています。さきに議決した議員提出議案第21号の審議において、当該議案の提案者の説明にやや至らない点があったとしても、それをもって議会の議決に瑕疵があるかといえば、それは当たらないと思う。議会の議決は重いものであり、それはやはり尊重されるべきである。その意味で、今回の再議は適当ではないと思うとの意見が出されたとあります。そして、起立採決の結果、可決となったのであります。議員提出議案第21号「アウガ問題の調査に関する決議」に議員各位の御賛同をお願いして、賛成討論といたします。お聞きくださいまして、ありがとうございました。(拍手)

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◯議長(大矢保君) これにて討論を終結いたします。
 これより「『議員提出議案第21号 アウガ問題の調査に関する決議』の再議の件」を採決いたします。
 この採決は起立により行います。この場合、さきの議決のとおり決することについては、地方自治法第176条第3項の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要とします。
 ただいまの出席議員は33人であり、その3分の2は22人であります。
 それでは、本件については、さきの議決のとおり、可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

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◯議長(大矢保君) ただいまの起立者数は17人であり、所定数以上には達しておりません。よって、「『議員提出議案第21号 アウガ問題の調査に関する決議』の再議の件」は、さきの議決のとおり可決と決定することは否決されました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後6時41分休憩
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  午後10時34分開議

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◯議長(大矢保君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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◯議長(大矢保君) お諮りいたします。
 この際、「会期の延長」を日程に追加し、議題としたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、会期の延長を日程に追加し、議題とすることに決しました。
日程追加 会期の延長

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◯議長(大矢保君) 「会期の延長」を議題といたします。
 今期臨時会の会期は、本日1日と議決されておりましたが、議事の都合により、会期を7月11日まで1日間延長したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、会期は7月11日まで1日間延長することに決しました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後10時35分休憩
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  午後11時57分開議

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◯議長(大矢保君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 配付しております「請願文書表」のとおり、先ほど請願第6号「アウガ問題のさらなる調査のための100条調査権を付与した特別委員会を早急に設置することを求める請願」が提出されました。

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◯議長(大矢保君) お諮りいたします。
 この際、請願第6号については、緊急を要する事件と認め、日程に追加し、議題としたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(大矢保君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
 請願第6号については、緊急を要する事件と認め、日程に追加し、議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

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◯議長(大矢保君) 起立多数であります。この際、請願第6号については、緊急を要する事件と認め、日程に追加し、議題とすることに決しました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後11時59分休憩
  〔休憩後再開するに至らなかった〕