議事ロックス -地方議会議事録検索-


北海道 厚真町

平成22年 12月 定例会 12月16日−01号




平成22年 12月 定例会 − 12月16日−01号









平成22年 12月 定例会



          平成22年第4回厚真町議会定例会

●議事日程(第1号)

                平成22年12月16日(木)午前9時30分開会

   開会

   開議宣告

   議事日程の報告

第1 会議録署名議員の指名

第2 会期の決定

   諸般の報告

第3 報告第3号 委員会調査報告(議会改革調査特別委員会)

第4 報告第4号 所管事務調査報告(各常任委員会)

第5 報告第5号 現金出納例月検査の結果報告

第6 行政報告

第7 一般質問

第8 議案第3号 厚真町議会の議員の定数を定める条例の一部改正

第9 議案第4号 厚真町議会委員会条例の一部改正

第10 提案理由の説明

第11 同意第1号 厚真町固定資産評価審査委員会委員の選任

第12 議案第1号 厚真町選挙公報の発行に関する条例の制定

第13 議案第2号 厚真町犯罪被害者等の支援に関する条例の制定

第14 議案第5号 厚真町税条例の一部改正

第15 議案第6号 町有財産の譲与

第16 議案第7号 厚真町テレビ共聴施設整備工事請負契約の締結

第17 議案第8号 平成22年度厚真町一般会計補正予算(第7号)

第18 議案第9号 平成22年度厚真町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)

第19 議案第10号 平成22年度厚真町介護保険事業特別会計補正予算(介護サービス事業勘定補正予算(第2号))

第20 議案第11号 平成22年度厚真町簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)

第21 議案第12号 平成22年度厚真町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)

第22 認定第1号 平成21年度厚真町一般会計歳入歳出決算の認定

    認定第2号 平成21年度厚真町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定

    認定第3号 平成21年度厚真町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定

    認定第4号 平成21年度厚真町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定

    認定第5号 平成21年度厚真町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定

    認定第6号 平成21年度厚真町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定

    認定第7号 平成21年度厚真町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定

第23 報告第1号 厚真町国民保護計画の変更

第24 報告第2号 専決処分の報告(契約議決の変更)

第25 意見書案第1号 厚真川河川改修事業促進に関する意見書

第26 意見書案第2号 政府によるTPP交渉への意見書

第27 意見書案第3号 北海道開発の枠組みの堅持と北海道局の存続に関する意見書

第28 意見書案第4号 政府のEPA基本方針に関する意見書

第29 意見書案第5号 農業農村整備事業の促進に関する意見書

第30 議員の派遣(胆振東部市町議会懇談会)

第31 所管事務調査の申出

    閉議宣告

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●出席議員(10名)

    議長  河村忠治君    副議長 井上次男君

    議員  下司義之君    議員  木本清登君

    議員  三國和江君    議員  渡部孝樹君

    議員  今村昭一君    議員  海沼裕作君

    議員  米田俊之君    議員  木村幸一君

●欠席議員(1名)

    議員  木戸嘉則君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●地方自治法第121条の規定による説明のための出席者

 町長          宮坂尚市朗君  副町長         古川元三君

 教育長         兵頭利彦君   総務課長        兵藤泰行君

 総務課参事       橋本欣哉君   町民福祉課長      加藤恒光君

 町民福祉課参事     長谷川栄治君  まちづくり推進課長   小松豊直君

 まちづくり推進課参事  岩田善行君   産業経済課長      中川信行君

 建設課長        堀 武志君   上厚真支所長      高田芳和君

 会計管理者       中田 匡君   農業委員会事務局長   岡部 公君

 生涯学習課長      佐藤好正君   生涯学習課参事     佐藤照美君

 代表監査委員      石橋俊樹君   農業委員会会長     小納谷 守君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●職務のため議場に出席した者の職氏名

 議会事務局長      佐藤忠美    議会事務局主査     蛇池克広

 議会事務局主任     田中咲詠子

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△開会の宣告



○議長(河村忠治君) ただいまから平成22年第4回厚真町議会定例会を開会いたします。

                              (午前9時30分)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△開議の宣告



○議長(河村忠治君) 直ちに本日の会議を開きます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△議事日程の報告



○議長(河村忠治君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△会議録署名議員の指名



○議長(河村忠治君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に木本議員、三國議員を指名いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△会期の決定



○議長(河村忠治君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

 本定例会の会期については、さきの議会運営委員会で本議会の運営等について協議がされておりますので、その結果について報告を求めます。

 議会運営委員長。



◆議会運営委員長(海沼裕作君) 本定例会の会期等の議会運営について、去る12月10日に議会運営委員会を開催しましたので、その結果を報告いたします。

 本定例会に提案されている案件は、町長提出議案として、同意1件、議案10件、報告2件であります。また、議会提出議案は、議案2件、認定7件、報告3件、意見書案5件であります。

 一般質問については、7人の議員から通告があり、質問項目は16件であります。

 請願、陳情、要望等の受理及び取り扱いについてでありますが、昨日までに受理したものは14件であり、その内容につきましては、議員配付のとおりでありまして、協議の結果、5件については議員提出の意見書案として取り扱うことにいたしました。

 議員の派遣についてでありますが、胆振東部市町議会懇談会について、閉会中に正副議長をそれぞれ派遣することにいたしました。

 各常任委員会からの閉会中の所管事務調査の申し出については、本日の午後1時までといたします。

 また、会期中に議員協議会も予定しております。したがいまして、本定例会の会期は、議案の件数等を勘案しまして本日とあすの2日間とすることに決定いたしました。

 なお、現在試行中であります本会議場の会期以外に伴う一般質問については、従前同様一般質問席を設け行うことにいたしましたので、一緒にご報告いたします。

 以上、本定例会の会期等の決定についての報告といたします。

 終わります。



○議長(河村忠治君) お諮りいたします。

 本定例会の会期については、ただいまの委員長報告のとおり、本日と明日の2日間といたしたいと思います。これについてご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(河村忠治君) 異議なしと認めます。

 したがって、そのように決定いたしました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△諸般の報告



○議長(河村忠治君) 諸般の報告を行います。

 議会閉会中における動向については、お手元に配付のとおりであります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△報告第3号の報告



○議長(河村忠治君) 日程第3、報告第3号 委員会調査報告を議題といたします。

 内容等について説明を求めます。

 議会改革調査特別委員長。



◆議会改革調査特別委員長(井上次男君) 議会改革調査特別委員会の報告を行います。

 議案書別冊2の12ページをお開きください。

 議会改革調査特別委員会における経過と結果をご報告申し上げます。

 まず、本特別委員会につきましては、今後の議会のあり方など、議会改革について調査・検討を目的として、平成22年第1回定例会において議員全員による議会改革調査特別委員会が設置され、第1回の委員会では正副委員長の互選を行ったところであります。

 その後、本委員会において、議員定数及び各委員会の定数並びに議員報酬を主なテーマとし、それ以外に選挙時期、通年議会や議会改革などについて議論を行ったところであります。

 まず、議員定数についてでありますが、現状定数の12名でいくべきとする意見と、今期途中からの議員1名減による現状議員数の11名とする意見、さらに議会改革という内容から9名が妥当であるとの3つの意見が出され、議論されましたが、それぞれの主義主張もあり、最終的には決選投票において現行定数1名減の11名と決定されました。

 次に、常任委員会並びに議会運営委員会についてでありますが、常任委員会につきましては現状の委員会を維持することといたしましたが、先ほど申し上げました議員定数の削減もあり、総務文教常任委員会は6名、産業建設常任委員会は5名とすることとし、議会運営委員会におきましても、現行定数の6名を5名とすることで決定を見たところであります。

 次に、議員報酬についてでありますが、議員定数の削減もあり、特別委員会意見として、現状維持との結論が出されております。

 また、選挙時期の見直しや議会改革などにつきましては、次年度以降の課題としてゆだねることといたしました。

 これ以外に、会議録自動音声解読システムの導入や本会議場の議員席の配置がえについて議論なされ、会議録システムは時期尚早と結論づけされ、議会本会議場の議員席の配置がえについては、現状のように11月からの試行により、本格導入は予算の関係から次年度からの実施としたところであります。

 以上、今回の議会改革調査特別委員会における委員長報告とさせていただきます。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 報告第3号は、以上をもって報告済みといたします。

 ここで、ちょっと暫時休憩いたします。



△休憩 午前9時37分



△再開 午前9時38分



○議長(河村忠治君) それでは、再開いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△報告第4号の報告



○議長(河村忠治君) 日程第4、報告第4号 所管事務調査報告を議題といたします。

 内容等について説明を求めます。

 最初に、総務文教常任委員長。



◆総務文教常任委員長(渡部孝樹君) 議案書別冊3の2ページをお開きください。

 総務文教常任委員会は、去る10月26日に調査を終了いたしましたので、厚真町議会会議規則第77条の規定により報告をいたします。

 調査事件としまして、事務調査、?犯罪被害者支援条例について、?厚真町の選挙公報について、?町有地の自治会への貸付管理の状況について、?上厚真市街地整備について、?臨海施設ゾーンの整備について、?北海道からの権限移譲内容についてであります。

 主な説明内容については、3ページから72ページに記載をしておりますので、後ほどご一読のほどよろしくお願いいたします。

 以上であります。



○議長(河村忠治君) 報告が終わりましたので、質疑を許します。

 質疑ありませんか。

 海沼議員。



◆(海沼裕作君) 事務調査の中に、久しぶりに厚南地域の2つの事業が入っておりました。

 それで目を通していきますと、別冊3の53ページ、なかなか見にくいものでありましたので、印刷上の技術かどうかわかりませんが、一読というよりは、もう少しわかりやすいような説明資料をつけていただきたかったのと、この2つの事業は上厚真の市街地と臨海施設ということで、交流人口と定住人口の2つの事業をなすわけなんです。その交流人口は、もともとそこに住んでいる人たちの気持ちを大きく揺すぶってその地域を開発していく、そういうことだと思うんですが、この2つが相反するように私は思うんです。

 それで、事業をどのように進めていくのか、説明資料だけではよくわからなかったんですが、いちいちこの事務調査の結果ではなく、委員長がこの違うような、内容がちょっと異とするものについて並行して進めることは、なかなか非常に難しいものがあろうかと思います。計画を見ていますと、10年ぐらいかかってするような事業もありますので、その辺並行してできるかどうか、これはどちらかを先にして優先すべきかどうか、そういうことについて考えていたかどうか、それについてお伺いしたいと思います。



○議長(河村忠治君) 総務文教常任委員長。



◆総務文教常任委員長(渡部孝樹君) その上厚真市街地の整備と、また臨海施設ゾーンの整備についてでありますけれども、これはやはり上厚真市街地については、移住、定住も含めた中で、そういった整備を進めていくということでありますし、また臨海施設については、これはやはり今までの中で、まだまだ整備しなければならないというところが結構あろうかと思いますけれども、その中において、財源的にはかなり説明の中ではかかる内容等になってきますし、また限られた場所でありますから、一応制約もかなり、二重買収地とかも中にありまして、制約も設けられております。

 その中で、港管理組合とのやりとりをしながら進めていかなれけばならないのかなと思っておりますから、かなりの期間もかかるというのは議員の言うとおりだと思いますし、また財源的にもかなりの額が今、一応予算の中では提示されている面もありますけれども、今後、まだまだ煮詰めていかなければならない面、かなりあろうかと思いますので、そういう面ではやはり事務調査としましても、今後、まだまだやはり町サイドから意見を聞きながら煮詰めていかなければならないのかなと思っています。



○議長(河村忠治君) 海沼議員。



◆(海沼裕作君) 質問の仕方が悪かったのか……

          〔「1回です」と呼ぶ者あり〕



◆(海沼裕作君) 1回でしたか。申しわけなかったです。



○議長(河村忠治君) 失礼しました。ほかに。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(河村忠治君) 以上で質疑を終わります。

 次に、産業建設常任委員長。



◆産業建設常任委員長(今村昭一君) 別冊3の73ページであります。

 第3回定例会において議決を得た所管事務につきまして、10月27日に調査を終了いたしましたので、規則第77条の規定により報告いたします。

 事務調査5件でありますけれども、厚真地区統合簡易水道事業計画について、2つ目は公園等管理事業に伴う草刈等臨時職員の作業内容について、3点は町道の構造設計について、4点は新規振興作物導入試験事業について、5点目は農業者戸別所得補償制度についてということで、所管のほうとの質疑をしております。

 内容につきましては、以下添付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。



○議長(河村忠治君) 報告が終わりましたので、質疑を許します。

 質疑ありませんか。

 木本議員。



◆(木本清登君) 74ページなんですけれども、これでいきますと厚幌ダムに頼る分の水道水の水源計画ですか、かなりの率になっていると思われるんですが、厚幌ダムの建設がおくれている今、厚幌ダム推進に対しても、この水源が足りないというために早く建設を実行してくれというような意見はなかったのか。



○議長(河村忠治君) 産業建設常任委員長。



◆産業建設常任委員長(今村昭一君) ちょっと質問の内容がいまいち定かでないんですが、厚幌ダムは当然に1年でも早く完成しなければならないという、いわゆる給水区域を拡大という意味からいきますとこれは当然のことでありまして、拡大してくれという−−委員のほうから、そういう意見はあえて出ておりませんけれども、これは全町的な給水区域を拡大するという意味からは、言わずもがなのことであろうかと考えております。



○議長(河村忠治君) ほかに。

 下司議員。



◆(下司義之君) 88ページの質問内容の中で、?の農業者戸別所得補償制度についての一番上の行なんですが、ことしと来年でどのぐらい農家所得が変わるかという質問があるんですが、これに対する回答がどのようなものであったかお伺いしたいんです。



○議長(河村忠治君) 産業建設常任委員長。



◆産業建設常任委員長(今村昭一君) 余り定かな記憶はちょっと薄れておりまして、いわゆる端的に言いますと、余り差はないというようなことになろうかと思います。



○議長(河村忠治君) ほかに。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(河村忠治君) 以上で質疑を終わります。

 報告第4号は、以上をもって報告済みといたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△報告第5号の報告



○議長(河村忠治君) 日程第5、報告第5号 現金出納例月検査の結果報告を議題といたします。

 本件は、議案書別冊2に記載の報告書をもって報告済みといたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△行政報告



○議長(河村忠治君) 日程第6、行政報告を求めます。

 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 平成22年第4回定例会に当たり、2点についてご報告申し上げます。

 まず最初に、農作物の作柄についてご報告いたします。

 ことしは、春先の低温から一転して記録的な猛暑となりましたが、多くの農作物が高温、多雨の影響を受け、減収や品質低下を招く結果となり、全体的には作柄のすぐれない出来秋となりました。

 水稲では、12月8日に北海道農政事務所が公表した平成22年産の作況指数が、全国、北海道ともに98と「やや不良」でありましたが、胆振は102の「やや良」の作柄になりました。しかし、本町では苗の植え傷みや猛暑による分けつの減少、イモチ病の多発や倒伏による収穫ロス等で、圃場ごとの格差が大きく、全体的には作況指数を実感できる状況にはなっておりません。米の出荷量は、加工用米、新規需要米等を含め製品換算重量で約6,800トン、俵数にすると11万3,000俵余り、規格外米を合わせると約7,800トン、約13万俵の出荷で、現在のところ取り扱い数量は計画対比97%、取り扱い金額は過年度分の精算額を含め、計画対比85%となっております。

 低たんぱく米の基準値である6.8以下の出荷比率は、猛暑の影響により全体の約1%、極めて少ない状況でしたが、主食用米は全量1等となり、また登熟期間が高温で推移したことによりアミロース値が低く、粘りのある食味のよい米に仕上がっています。

 全道的にも低たんぱく米比率が低い中、「ゆめぴりか」は本年度の単品販売のたんぱく基準値7.9%以下の製品が約96%と健闘し、来年産の作付増加を期待しているところであります。

 大豆の出荷量は、乾燥推定重量が約910トンで、小粒種で約650トン、大粒種で約260トンという内訳であり、ほぼ平年並みの作柄となっております。

 現在、順次等級検査が行われていますが、猛暑の影響で品質低下した大粒種の一部を除き、全体の90%以上が等級品となる見込みです。

 小豆は猛暑の影響を受け、急激な仕上がりにより小粒となり、収量は平年を大きく下回りました。

 てん菜は春先の低温とその後の猛暑により、生育が著しく劣り、収量、糖分比率ともに平年を大きく下回る見込みです。

 以上のとおり、主要作物は春先の低温とその後の猛暑の影響を受け、多くの作物が平年を下回る作柄となりました。

 農産物価格について、特に米価は最近になって下げどまり感があるようですが、昨年に比べ大幅に下落する事態となっており、米戸別所得補償モデル事業で一部補償されることにはなっているものの、歴史的に転換した国の米需給調整機能が十分に発揮されなかったと言わざるを得ません。さらに、来年産米の都道府県配分においては、北海道の生産数量目標が大きく削減され、不公平感を否めないものとなっております。

 来年度からは農業者戸別所得補償制度が本格実施される見込みになっておりますが、政府は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について、「関係国との協議を開始する」と明記した「包括的経済連携に関する基本方針」を閣議決定し、来年度、農業構造改革推進本部により農業対策を取りまとめることとしており、今後の日本農業の行方が混迷化を深めております。

 町といたしましても対応に苦慮いたしておりますが、まずは来年度の営農に支障を来すことがないよう関係機関と連携を密にし、今後とも迅速な情報収集と制度周知等に努めてまいります。

 次に、建設工事の進捗状況についてご報告いたします。

 胆振総合振興局室蘭建設管理部が進めております開発道路北進平取線は、トンネルの入り口ののり面工及び出口の横断函渠工を施工しており、3月下旬の完成予定となっており、進捗率は27%であります。

 また、厚真川水系河川改修工事につきましては、厚真川は富里地区の585メートルの区間で河道掘削、築堤盛り土、護岸工事等を3月下旬の完成予定で、進捗率は60%です。

 ウクル川は本年で植生工を終了し、すべて完成であります。

 入鹿別川は、河口付近の河道掘削、築堤盛り土等を3月下旬の完成予定で、進捗率は50%です。

 他の道道事業では、上幌内早来線の吉野地区の用地補償及び実施設計、また厚真浜厚真線の上厚真地区からインターまでも同様、実施設計をいたしております。

 町の道路事業につきましては、繰越事業及びフォーラムビレッジ内町道整備も含めて、新町美里線など11路線の改良工事を進めており、完成は12月下旬の予定で、全体の進捗率は95%であります。また、児童会館通り線など、舗装工事の9路線につきましても、97%の進捗率であります。

 本年8月の大雨による平成22年災害復旧事業につきましては、単独災害復旧工事については既に完了いたしておりますし、公共災害復旧工事につきましても来年3月下旬の予定で、単年度で災害復旧工事がすべて終了いたします。

 公園の整備事業については、新町町民広場のトイレ改築工事等を進めており、完成は12月下旬の予定で、進捗率は96%であります。

 次に、住宅事業についてでありますが、上厚真かえで団地6号棟及び駐車場整備工事は、完成が2月下旬で、進捗率は58%であります。

 簡易水道事業については、豊沢地区配水管布設工事及び厚和地区配水管布設工事等は既に完了し、公共工事等に伴った本管の布設がえ工事につきましても、既に工事が完了しております。

 公共下水道事業については、浄化槽市町村整備工事のうち、浄化槽設置予定の30基のうち21基が既に完成しております。

 以上であります。



○議長(河村忠治君) 行政報告が終わりましたので、これより質疑を許します。

 質疑ありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(河村忠治君) 質疑なしと認めます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△一般質問



○議長(河村忠治君) 日程第7、一般質問に入ります。

 質問、答弁ともに簡潔かつ明瞭にお願いいたします。

 なお、通告書には一部類似した質問事項がありますので、後から質問される方は重複しないよう配慮をお願いします。

 それでは、順次質問を許します。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△渡部孝樹君



○議長(河村忠治君) 最初に、渡部議員。



◆(渡部孝樹君) トップバッターということで、通告どおり3項目にわたって質問をさせていただきたいと思います。

 まず初めに、エゾシカの金網フェンス対策の進捗状況でありますけれども、これについてお伺いをしたいと思いますけれども、この事業は、さかのぼってみれば平成13年からでしたか、事業が実施され、また平成16年にエゾシカ被害防止対策事業実施要綱ということで改正をして、電牧の柵から金網フェンスへと移行をしたというふうに伺っております。また、その平成16年度には北海道の単独事業でありましたけれども、地域政策総合補助金の活用を得て、また国における鳥獣被害防止総合対策事業によってこのフェンス事業が行われてきたというふうに伺っております。

 その中で、厚真町の第3次計画にもありますけれども、期間は平成18年度から平成27年度というふうになっていると思いますけれども、その中で計画ではありますけれども、255キロを全町くまなく包囲網をするというふうな計画に至っておりますけれども、現段階ではまだ200キロまでいかないぐらいかなというふうに思っておりますけれども、その中において、今までの進捗状況を詳しく教えていただければなと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) これまでの経過は、渡部議員のご質問の内容のとおりでございます。今現在、対計画比で進捗状況としては約75.3%になります。255キロの総計画に対しまして、今現在、延長が192.09キロということでございます。

 これから先につきましても、残った地域との話し合いを今、進めているところでございます。特に今年度は大幅な事業展開させていただいておりまして、その中で今年度の設置延長が66.3キロ、総事業費にして8,520万円となってございます。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 今、町長も話されましたとおり、本年度は特に国とまた町も力を入れて、かなり事務方の力もあって、集落または自治会等にも呼びかけがあって、かなりの皆さんのご賛同をいただいて、好意的な取り組みがなされたと思いますけれども、今後この金網フェンスというのは、やはり全町をくまなく包囲網しないことには、この効果というのは最大限生かされないと思っておりますから、そういう意味におかれては、平成23年度に向かってある程度の補助金を活用しながら、また町独自の考えを取り入れながら、それと集落で参加されない集落もあろうかと思いますけれども、その方々をいかに行政が中心となって、指導のもと体制に入っていただくという取り組みをしていただきたいと思いますけれども、そのことに関してお願いいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) エゾシカの被害は北海道中に聞こえてまいりますし、北海道でも東部地区、西部地区と大きく分けますと、以前は東部地区が非常にエゾシカの問題が取りざたされていたと。それがだんだん西部のほうにも移ってきている。厚真町も非常に被害状況が年々ふえているという状況を考えますと、本来であれば個体調整をするということが一番効果があるのかもしれませんが、非常にシューティング技術も難しい中において、やはり金網フェンスでひとまず全部を囲うのが、緊急的には一番効果のあるものなのかなと思っておりまして、できる限り全町を金網でつなぎたいと、そのように考えておりますが、まだ先ほど申しましたように、若干の地区に金網フェンスが張りめぐらされていないという状況でございます。

 国の予算も事業仕分け等で、この鳥獣被害の防止については市町村に任せたらいいんじゃないかということもありまして、農水省予算、非常に平成22年度も厳しかったわけでございます。ただ、平成23年度に限って、農水省としては大幅な事業を組んでということでございます。そういう意味で、厚真町としても最後のチャンスなのかなと、そういう思いで残された地区と今、話し合いをしているところでございます。

 現在は、希望調査したところ7地区、朝日、本郷、厚和、鯉沼、軽舞、上鹿沼、下鹿沼、この地区で来年度実施したいという希望がございます。これをぜひ国に採択していただくよう鋭意努力をしてまいりたいと、そのように思います。

 この状況にしても、なお桜丘、幌里方面が未設置ということになります。どうしても当事者の労力奉仕、それから自分たちの自己負担もつきまといます。また、あとその地区の営農状況にもよるかと思います。若干の温度差はございますが、これからもさらに地元と協議を進めてまいりたいと、そのように思います。

 以上です。

          〔「議長、質問時間」と呼ぶ者あり〕



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 今、町長から答弁ありましたけれども、やはりフェンスで包囲網するということを今後、最大としてやっていくということでありましたけれども、やはりシカは北海道では64万頭とも言われていますし、またこれがふえ続けているんです。そして天敵がいないということでありまして、雌を年間8万頭ぐらい捕獲しなければ増加の一途をたどっていくということでありまして、今、フェンス網をしてもやはり必ずどこかから侵入はしてきます。侵入してきた中で、今度もとに戻れないんです、入ってくると。

 そういった農作物の被害もそうでありますし、また今、農地だけでなくて、市街地にも場所を関係なくしてシカの被害というのは進んでおりますから、やはりある程度両方の考え方で進んでいかないと、対策というのは最大の効果を得ないと思うんです。それで、近隣の町とのつながりといいますか、そういったところを今後どういうふうに考えていくのか。

 それとまた苫東の地区、一部ありますよね。苫東の地区は、ここは狩猟ができないということでありまして、かなりのシカがいるという話ですけれども、ああいうところ、やはり行政間の中というか、または民間ですかあれですけれども、そういうところを少し考えていかないことには、やはり抑制にはつながっていかないと思うんですけれども、町長、そこのところどう考えて……。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 今の質問の趣旨は、個体調整の話が主かなと思ってございます。

 個体調整については、先ほど言いましたように、非常にシカがふえる割合より殺処分するほうが少なくて、追いつかないという状況でございます。そういう意味では、北海道全体として毎年毎年実数がふえる状況にある。そういった状況を、北海道としても非常に危機的な状況だなというふうに認識しているようでございまして、平成23年度には捕獲の方法とか、それから殺処分する方法を、これまでとは違った方法で取り組んでまいりたいという話でございます。アメリカだとかヨーロッパの捕獲方法とか、それから殺処分の方法、射殺の技術等もいろいろと実証してまいりたいということでもありますし、それから冬場のハーレムがどの辺で形成されているのかも本格的に調査したいということのようでございます。

 その調査結果に基づいて全道的な取り組み方法が決まれば、大分エゾシカの増加の傾向も改善されるのではないかな、そういうふうに期待しているところでございます。もうちょっと北海道の取り組み状況を注視してまいりたいなと、そのように思っております。

 また、行政界について、それぞれの町でどう対応したらいいのかというご質問もございました。これについては、私たちも苫東と境界を接しておりますので、こちらについての対応は非常に苦慮していたところございますが、平成22年度にひとまず共和地区から本郷に向けて、地元の方々でこの金網フェンスを設置していただきましたので、苫東から侵入してくるシカの被害は大分軽減されるのではないかなと、そのように思います。

 また、むかわとの境界、こちらについては今、鹿沼の方と協議してございまして、そちらの対応の仕方によっては、今後また必要なものについて協議を進めるところも出てくるかもしれません。こちらについても、地元との協議をまず優先していきたいなと、そのように思ってございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 行政間の中で、広域連携ということについては考えておられないんですか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 今、それぞれの町として、行政界というのは厚真町の場合は、ほとんどが山を隔てているということになります。ですから、現実的な話ではないのかなと思います。どうしても広域連携しても、やはりそれぞれ圃場の近くに金網フェンスを設置するのが一番いいということになりますので、厚真町の場合のこの進捗状況を見まして、今すぐ、例えば安平町、苫小牧市、むかわ町と再調整をしなければならないという状況ではないんではないかなと、そのように思っております。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) では、苫東との関係はもう一度お願いいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 苫東との関係はこれまで話したように、なかなか苫東区域内に金網フェンスを入れられなかったというところでございましたが、平成22年度に、先ほど言いましたように、地元の方々で共和地区から本郷地区に向かって今、フェンスを張っていただいておりますので、あえて苫東との話し合いは必要ないのかなと思います。

 ただ、苫東地区内に金網フェンスを設置したがために、北海道と許可だとか、北海道に対して使用料を払うというような必要が今、生じております。これについては、協議会のほうで一応北海道と話を進めて、なかなか北海道としては協議会と契約をするわけにいかないということで、今現在は厚真町が北海道に対して設置許可を求めている、そんな状況になってございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) その苫東の中のやはり個体調整も進めてやっていただかないことには、ふえていく一方だと思うんです。あそこ、1万700ヘクタールぐらいあるんですか、1万1,000ヘクタールまでないぐらいの、そのうち半分ぐらいはまだそのままの状況下ですから、そこにやはり侵入はしないけれども、等々しないことにはふえていく一方ですから、その調整というのも、やはり行政がしっかりとした指導のもとで調整していただくというのは大事かなと思うんですけれども、町長、どうぞ。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 苫東内で個体調整するのは、例えば銃を使った個体調整、非常に難しいんではないかなと、私なりにそういうふうに思ってございます。

 先ほど言いましたように、北海道として新たな捕獲の方法を調査、研究、実は平成23年度からするということでございますので、その調査結果を見て、有効なものであれば苫東地域内でも実施してもらえるよう、例えば安平町、厚真町と共同して要望するということは可能かと思います。そういったことでご容赦いただきたいと思います。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) ぜひともそういう連携をとりながら、要請していくところは要請していただきたいなと思いますけれども。

 それと、厚真町にも猟友会のメンバーの方、ハンターの方々、二十数名いらっしゃると思いますけれども、年々減ってきているように伺っておりますけれども、今、その金網フェンスを張ることによってシカの被害は軽減されますけれども、シカは全く入ってこないということではないんですよね。入ってきた場合の、今度は処理方法がなかなか難しいという話もされております。今まではやはりある程度の警戒というか、山側で処理をできたということでありましたけれども、今度、そのまま作物を生育しているところにおいて、そういう処理ができないということでありますから、今後、そういう意味ではやはりハンターといいますか、猟友会の皆さんにご足労かけるかなというふうには思うんですけれども、町長、その体制づくりというのは、今後どういうふうに考えている……。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 確かに議員のおっしゃるように、これまでは山際で山を背にして銃で撃つという状況が、金網フェンスがありますと山際に追い込むことは難しくて、大変苦労されるかなと、そのように思っております。新しい問題だなと、そのように感じておりまして、これは実際に猟友会の皆さんと細かく話し合ってみなければ、課題とそれから対処方針というのはなかなか決まらないと思いますので、これは今後の課題とさせていただいております。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) それと、せっかくそういった集落単位とか自治会単位で、こういった体制づくりをしていただいたということでありますから、厚真町でもやはり組織といいますか、そういう縦横の流れを強化する意味で、組織という母体は今後考えていく考えがあるのか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 今現在も、一応全町を網羅した協議会という組織がございます。ただ、これからはどちらかというと、設置ではなくて維持をするというところに移るわけですから、維持をしていくためにも、もちろん協議会で方策を練るということも必要なんでしょうが、これからどちらかというと、それぞれの地区で今、農地・水・環境保全向上対策事業だとか、中山間地域の直接支払い等の事業を有効活用していくというところに多分移行すると思います。全町的な協議会と別組織でありますその農地・水等の協議会と、今後のエゾシカの金網フェンスの位置についての取り扱いについては協議をしてまいりたいなと、そのように思ってございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) せっかくこのような、やはりかなり予算を投入した事業でありますから、効率よい事業であってほしいなと思いますけれども。それなりの、やはり行政からも今後の支援もそうでありますけれども、指導というものも強化していくべきだなと思っております。よろしくお願いいたします。

 次に移ります。

 厚真川の河川改修状況についてでありますけれども、厚真川の河川であります。資料でありますけれども昭和45年5月に、全町的な豪雨被害、浸水被害が発生したというふうに聞いておりますけれども、その中で、農地が466ヘクタールの被害があったということであります。

 それから、厚真町の河川改修の新規事業着手に向けた要望を北海道のほうに出されたというふうに聞いております。昭和48年に採択がされ、その翌年、昭和49年4月に厚真川改修工事が着手されたというふうに伺っております。その後、昭和50年8月の浸水被害、これは農地も1,793ヘクタール、また昭和56年にも2,290ヘクタールとか、平成4年にも1,500ヘクタールと、かなり甚大な被害が出てまいりました。計画時には事業期間を完了まで一応平成24年としていたわけでありますけれども、平成14年に計画変更がされたということで、完了が一応平成36年ということになっているみたいであります。現在の経過年数も、その昭和49年から追っていくと大体37年ぐらいになるんですかね−−だったように伺っております。

 それで、河口より着手された断面は6割で、今、富里地区ぐらいまで進んでいるんですかね。事業ベースで約六、七十%ぐらいになるんですかね、聞いておりますけれども、具体的な現段階での改修状況をお伺いをいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) これまで、着手からここに至るまでの経過は、議員のご質問の内容のとおりでございます。その計画延長が30.1キロに対して、今現在は暫定断面、6割断面で事業進行しておりますが、河口から9区の頭首工のところまでは完成断面、それから厚真大橋と厚真新橋の間は一部を除いて完成断面に近い状況です。それ以外は暫定断面ということでございます。

 厚真川の河川改修とは、これはまた密接に連携しておりまして、一応完成断面のまま厚幌ダムに通じてという計画でございます。そうなりますと、これから先、厚幌ダムの完成に合わせて暫定断面の改修事業が進んでいく。そこが終わりましたら、折り返し完成断面の改修が始まるということになります。

 トータルで36年を北海道としては目標にしているということですが、暫定断面がひとまず厚幌ダムまで工事が終わりますと、かなりの治水効果があるのではないかなと、そのように期待しておりますし、もちろんそれに合わせて北部のほうで築堤もしてございます。そういう意味では、随分洪水被害が軽減されるのではないかなと、そういうふうに考えております。

 進捗状況は事業ベースで約70%ということになっておりまして、残るところ約7キロということでございます。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 平成20年度にですか、その事業に対する再評価というのが出されたと思うんですけれども、そのときの再評価の中で、この河川改修の流れというのは現状どおり進めていくということで間違いないんですか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 再評価委員会の中ではその効果等について検討されて、このまま継続すべき事業だと、そういうふうに評価されて、変更については特に及んでいないということでございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 完成予定までの年数でいきますと、まだまだ期間があるわけですよね。それで、北部地区の方もかなり河川改修の要請、要望というのも出されているというふうに伺っておりますけれども、やはり、もう少しスピード感を持った河川改修というものを進めていただきたいなというふうに思っています。やはり、特に昨年からことしにかけてでありますけれども、政権交代をした中で予算の配分というか割り振りといいますか、また考え方というものも若干変わってきているということでありますから、率先して町長みずからもう少し、今入れていないんじゃなくて、今まで以上に力を入れていただいて、一日でも早くこの河川改修が進むような段階をとっていただきたいと思います。

 それで、次にいきます。

 その改修敷地、断面でありますけれども、暫定でできている改修敷地があると思いますけれども、その環境対策ということでお伺いをしたいと思います。

 やはりかなり年数がたっていますから、暫定掘削ということで、改修敷地の何割かは改修されてもそのままとして、残地として残っているわけであります。それが治水上の安全性を確保しつつ、また河川の環境を考えていかなければならないと思っておりますけれども、その中において柳が生え、雑草が生い茂る状況下でもあります。また、害虫が大量発生し、農作物や人体に与える影響もかなりあるのかなという気がいたします。

 地球環境時代を迎える中で、自然と共生する持続的な地域を形成する、また農業地域を形成する場においてでも、良好な河川環境とは今の状況では言えないと思いますけれども、そのことに対して、今後の対策はどのように考えているのかお伺いいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 河川も基本的には自然物でございまして、なるべく人工物を加えないということが今の流れのようでございます。河川敷地に、例えば柳等の木が生えていても水の流れには基本的には影響はないという、そういうふうに随分技術的な解釈も変わってきているようでございまして、逆に柳等とか木だとか草が生えているほうが自然で、そして川の水の汚れを取るというんでしょうか、透明度を増すというような、そういったものにもそれぞれが貢献するんだと、自然形態がそのままのほうが基本的にはいいというような、河川改修の技術的な流れなのかなとそのように解釈しておりまして、今の状況が決して環境的には問題があるなという議員の評価とはちょっと違うんではないかなと、そのように思います。

 確かに景観という意味で見ますと、それはきちっと洪水敷地というんでしょうか、そこがきれいに整備されて、そして花が植えられていたり、アスファルトで舗装されて遊歩道があったりするほうが確かに景観的には非常にいいんですが、そういった部分は市街地だとか、それから人々が利用しやすい場所についてはそういう配慮が必要かと思います。それ以外の部分については、なるべく逆に言えば自然のままのほうがいいのかなと、そのように思っております。

 また、今の暫定断面の工事期間中に、逆に言えば洪水敷をいろいろなもので手を加えて整備しても、これは基本的に河川管理者としては許可できる範疇ではないんではないかな、そういう意味では利用できるものも非常に制限があるということになります。

 そういう意味では、例えば厚真大橋と新橋の間だとか、上厚真の9区の頭首工の付近、ああいった人がよく見て、人が集まれる、集えるような場所との取り扱いは、やはり分けて考えるべきではないかなと、そのように思っております。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) その景観の話にもなろうかと思うんですけれども、町長、ああいう柳とか雑草が生えている厚真川の敷地を見て、それが本当に当たり前だと思いますか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 当然、自然のところですから、木も生え草も生えるというのは自然のことだと思います。ただ、先ほど言いましたように、市街地の周辺等について、やはり景観的に配慮するほうがいいところは、そういう意味で私たちも景観配慮のために柳を切ったり、それから住民の皆さんにお手伝いいただいて、花を植えたりさせていただいているところでございますし、9区の頭首工の付近にありますように、水辺の楽校というような考え方で、子供たちに川と親しんでもらおうという趣旨の施設を整備したりすることはしてございます。

 そういった橋の上下流ですか、ある程度のところについては景観的な配慮も必要だと思いまして、今の緊急雇用対策の中でも柳等を切らせていただいたりと、それは厚真川の30キロの延長すべての敷地をそのような工夫をするのはやはり難しいのかなと、そのように思ってございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 今、水辺の楽校の話が出ましたけれども、水辺の楽校、ある程度何カ所かあろうかと思うんですけれども、その整備体制というのはどういうふうになっているのかお伺いいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 管理としては、北海道がしていると思ってございます。ただ、ここの親水公園については、町のほうが北海道から委託を受けて、管理をさせていただいているということになってございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) その水辺の楽校の取り組みのときの姿勢というのは、やはり北海道だけでなくして行政、また民間ボランティアとか、地域住民が一丸となってそういう協力をしながら景観づくり、またそういう場を設けていくというふうな考えだったと思うんですけれども、そうでないですか、町長。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 水辺の楽校の取り組みの最初、地域の方々と話し合いをして、どのような形にするのがいいのか、例えば学校のPTAだとか地域の方々の代表者といろいろ協議をしたという経過は承知してございます。それ以降の管理については、ちょっと私、情報を持ち得ておりませんので、担当課のほうでちょっとお答えさせていただきます。



○議長(河村忠治君) 建設課長。



◎建設課長(堀武志君) 今、議員が言われたように、そういう水辺の楽校とか市街の正規な断面でできているところについては、河川管理者である道と町並びに町民の有志の方とか、そういう関係でいろいろ管理協定、そういう関係の場を設けて、それぞれ話し合い等協議で、ここは町が管理していきますよという形で協議会は設置しております。

 だから今後ともそういうもので、例えば当然経年変化で傷み等が出てきますので、そういうものに対しては、管理者と町とあとそういうボランティア団体とかの意見を参考にしながら協議をして、管理していくということになってございます。

 主体的に、例えば構造物が破損するとか、水害によってその水辺の楽校とかそういうものについては、大きなものについて直すのは管理者である道が主体となります。ただ、それに関して美化とかそういう景観で、町が例えば草を刈るとか、そういう軽微な作業とかそういうものについては、町が協力するというような進め方でやってございます。

 以上でございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) ちょっとさっきに戻るんですけれども、水辺の楽校の空間というのは、厚真川流域でどのぐらいあるんですか。場所的に。

          〔「何カ所ある」と呼ぶ者あり〕



○議長(河村忠治君) 建設課長。



◎建設課長(堀武志君) 今のところ2カ所でございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) どこですか。



○議長(河村忠治君) 建設課長。



◎建設課長(堀武志君) 富野地区と上厚真地区の2カ所でございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 私の認識したのと同じなんですけれども、上厚真の周辺は、ある程度整備もされているところもあろうかと思うんですけれども、富野の周辺、余り手を加えられていないような感じもするんですけれども、その協議というのはどういうふうになっているのか。町長、わかりますか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) いろいろな話ししておりますが、水辺の楽校の管理そのものは北海道が管理してございます。上厚真地区についての草刈りも、北海道から委託された町内の業者がやっているということでございまして、それと比較すると、確かに富野の小学校の共栄橋の上流、下流にあるんです、そちらのところの草刈り等については、きれいにしていないなというのは私も実感してございます。それがどうしてそういう状況なのかを、これから機会がありますので、管理主体の北海道について事情を説明してもらうようにさせていただきます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 堤外にある程度探索路みたいのもつくって、そこも今、柳がいっぱい生えていますから、探索路もどこかわからなくなっているぐらいですし、また野鳥観察するところも、もうちょっと行ったら上の側には昔はあったんですけれども、今は余りもう整備されていないですからわからなくなっていますけれども、そういうものを含めて今後、やはり道のほうにでもお願いできるところはお願いして、また地域でできる、また行政でできる面は、そういうところはやっていただきたいなと思いますけれども。

 それと、今のことに関連するんでありますけれども、その暫定改修地の有効活用できないかということでありますけれども。ある程度改修していっていますから、はんらんもしなくなっておりますから、そういった雑草の生い茂った柳のあるところとかを、ある程度占用できるような形の中、開放できないかということでありますけれども、暫定でいっているからだめだということになろうかと思いますけれども、そこはやはりある程度弾力性を持ちながら、何かいい考えがないかなと思いますけれども、町長。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 通り一遍の話しして申しわけございませんが、非常に河川管理者の許可は難しい。ただ、例えば地域の方々が環境美化という観点で協力させていただきたいということで花壇をつくるとか、そういった永久的な施設をそこにつけないという条件、そういう範疇であれば、北海道と話し合う余地はあるんではないかな、そういうふうに思います。

 北海道も非常に財政状況が厳しい中、北海道がやれというのはこれは基本的には無理だと思いますし、厚真町としても今言ったように、必要なところについては環境美観を確保するということも必要ですが、それ以外の地域については、それぞれの地域としてぜひやりたいということであれば、私たちも間に入って、北海道から一時借用みたいな形の了解はとれるんではないかなと、そのように思ってございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 昔、占用許可をいただいて、かなりの皆さんが堤外地は利用されたというふうに聞いておりますけれども、買収されたところもありますし、またあの当時は建設省の土地で占用が出されたということでありますけれども、できればそういった働きかけをしていただいて、有効利用、活用できればというふうに思っておりますけれども。それも町長、どうか頑張ってやっていただきたいなと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 議員の質問の求めるレベルがちょっとよくわからないんですが、以前、厚真町民も洪水敷、経済活動の場として占用許可を得ていたという時代もございますが、これから先、河川の今の改修状況を見て、洪水敷の面積も非常に小さくなっている中で、そういうレベルの占用許可というのは非常に難しいんではないかなと、そのように思います。

 ただ、公益的な立場で環境美化だとか、皆さんが集うような場所として活用したいということであれば、北海道としても、占用について許可を最終的にはしてもらえる可能性もございます。今現在はあくまでも暫定断面の状況でございますので、許可というふうに至らなくても、そういう延長で使うことは可能かと思いますので、いろいろと占用の内容もケース・バイ・ケースなのかなと、そのように思ってございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) その公益的な活動も含めてでありますけれども、一部経済活動もしたいという方もいらっしゃるんでありますから、築堤から築堤、やはり200メーターとっているところもありますから、暫定断面でいくとかなりの土地がまだそれなりに利用されていないところがありますから、そういうところもうまく活用した中で有効利用をさせてあげてもいいのかなというふうに思っていますから。大体、下から上に行くに従ってだんだん小さくなっていくんです。下のほうはかなりの幅がありますから、そういう部分も少し考えていただければと思いますので。これは以上にします。

 続いて、在宅介護の町内の現状はということでありますけれども。

 厚真町の人口4,900人、65歳以上の高齢者、65歳が本当に高齢者と言っていいのかという思いもしますけれども、先般敬老会に出させていただくようになって、本当にあのぐらいの年齢の方々が敬老会に出席なのかなという気がしたんですけれども、町長も出られてよくわかっていると思いますけれども、やはり皆さんすごい元気よかったんです。位置づけとしては65歳が1つの位置づけということでありまして、厚真町も25%と言っていたときありましたけれども、今は30%を超えて、約3分の1が高齢者の割合になろうかなと思います。

 その中で在宅介護の内容についてお伺いをしたいところでありますけれども、まず現状をお聞かせ願えますか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 在宅介護の町内の現状はという問いかけでございますので、説明させていただきます。

 本町の人口4,900人に対して、65歳以上の高齢者数が1,583人、これは10月末現在でございます。高齢化率としては32.3%となります。この高齢者のうち、介護認定を受けている方々が241人、高齢化人口に占める要介護認定者の割合が15.2%となっています。この割合は、全国平均の16%を若干ですが下回っている状況でございます。

 この241人の介護認定されている方々のうち、いわゆる施設に入られている方々が68名、これは介護老人福祉施設、それからグループホーム、本来はグループホームも施設とは言わないんでありますが、わかりやすくこういったグループホームを含めて、いわゆる一般的な施設に入所されている方が68人でございます。したがいまして、241人からこの68名を引きますと、173名が在宅で介護を受けているという現状でございます。また、この173名のうち介護サービス、これを利用されている方が134名、したがいましてその差、39名の方は介護認定を受けていますが、介護サービスを利用していないということになります。ただ、この39名のうち約6割は入院等をされている方ということになります。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 町長、在宅介護のメリットというのはどこにあるかわかりますか。どう思いますか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 在宅介護のメリットと言いますと、やはり老いた方々も住みなれたところで暮らしていけるというところが最大のメリットではないかなと、そのように思っております。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 要介護者が施設等に縛られない、リラックスした環境の中でということでありますし、また言われたとおり、住みなれた環境の中で安心できるということもありますし、また施設に入るよりも何よりも介護費用がかからないということもあろうかと思いますけれども。

 そしてデメリットはどう思いますか、町長。在宅介護。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) デメリットという質問にはなかなか難しいかなと思うんですが、私の感覚ですと、デメリットというよりは、在宅介護ということになりますと、その家族の方々の負担が重くなるんではないかという、私はそういう認識をしております。それはデメリットというのかどうかは、ちょっとお答えに窮するところでございますが、感覚としてはそういったところにしわ寄せが来るのかなと思ってございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 言われるとおり、その家族の負担がやはり大きいというのは最大だと思いますけれども、その中でやはり緊急時には家族で対応できないとか、また住宅に引きこもることにより他人との接点がだんだんなくなる、孤独になっていくという話もありますし、寝たきりになる確率は在宅介護のほうが高いんです。そういった今までの条件が重なることだと思います。

 その中で、今後の支援体制の拡充についてお伺いをしたいんでありますけれども、今、厚真町では在宅介護、給与手当とか支給されていますし、またその中に対して、その事業の中で慰労金として要介護者一人につき月額1万円ですか、を払っております。また家族介護者との交流事業も積極的に行っていると伺っておりますけれども、その事業のほかに、今後支援体制を拡充していく考えはあるのかないのかをお伺いいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 今のその現状を見ますと、基本的に在宅で介護を受けられている方々が、介護サービスをまず十分に使えているかどうかという視点、それから十分に使っていれば、家族の方々がどれほど制約されたり、どれほど自分の自由な時間を確保できるか、それから逆に自分が縛られることによって、例えば本来であれば所得が得られる方が所得を得られない、要するに生活に対して、非常に収入が得られないことによって厳しさを増すというところがあるかどうか、そういった視点で見なければならないと思います。

 現状としては、在宅で介護をして、家族の方が非常に自分たちの労力の負担があって、また収入を得られないために、非常に生活に困窮しているという状況ではないんではないかなと。介護サービスも十分に利用されて、例えばデイサービスを十分に使われていることによって、家族の方々の時間もある程度自由が確保されているというふうに、今現在は認識してございます。これが介護度がどんどん進んで、そして家族の方が本当に24時間つきっきりの状況にならざるを得ないという事例は、厚真町の場合は余り−−余りというか聞こえてこないものですから、今の段階の在宅介護給与手当の支給、それから家族介護の介護者の皆さんのリフレッシュのための交流事業、この2つの事業展開で今の段階では間に合っているのかなと、そのように感じてございます。



○議長(河村忠治君) 渡部議員。



◆(渡部孝樹君) 厚真町の場合は、特に福祉、地域福祉も含めてでありますけれども、盤石な体制と言ってもいいぐらいの支援があろうかと思います。今、来年からは新たに民意の力を最大限生かしたグループホームも完成をするみたいでありますから、そういう意味においては、一部の面ではやはり盤石なところもあろうかと思いますけれども、やはり在宅になりますと、今、核家族化が進んでおりますから、高齢者が高齢者を見るような形にもなり得る可能性もあると思いますので、そういうのも今後やはり問題視されていくのかなというふうに思いますから、ぜひとも今の条件といいますか、施策に含めて、今後もさらなる中身の拡充をしていただけるような考えを、少しずつ考えていっていただければなと思います。

 ここで云々ということは要りませんけれども、いずれにしても福祉というのはきょうやって明日評価が出るものでありませんから、それぞれやはり、これだけの財力があるからできるのか、それともそういう姿勢を持っているからできるのかは別としてでありますけれども、1つ1つ福祉というものをどの場面から見てもできるような、そういう体制づくりをしてあげてほしいなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 私の質問を終わります。



○議長(河村忠治君) 以上で渡部議員の質問は終了いたします。

 ここで休憩いたします。

 再開、11時5分。



△休憩 午前10時51分



△再開 午前11時05分



○議長(河村忠治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 引き続き一般質問を許します。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△井上次男君



○議長(河村忠治君) 井上議員。



◆(井上次男君) 私は、今回の第4回定例議会に当たりまして、3件の質問を通告しております。

 1件目は役場庁舎の改築について、2件目は財政計画における指定管理者制度導入による職員縮減達成の考えについて、3件目は上厚真浄水場周辺を自然保安、保全林としての水源涵養を確保するための町有林への移行などについて質問してまいります。

 まず、1件目について伺ってまいります。

 役場庁舎の改築についてでありますが、今の役場庁舎は明治30年6月、北海道の指定者であります初代所長として北海道から村上氏が派遣されて、今の桜丘に役場のようなものができたと聞いております。

 それから戸長総合役場から始まり、二級町村制、一級町村制施行の変遷を得て、大正4年に現在の地に昔で言う振老、そしてこの現在の地に役場庁舎を移転し、12月に木造、まさぶき屋根の新しい庁舎が新築されました。その10年後の大正14年には、開村30周年の記念事業として、傷んだ庁舎を9月に改築し落成しております。その後、昭和27年3月4日の十勝沖地震発生による甚大な被害を受けた庁舎は、当時の井上村政のもと、昭和28年3月に当時として近代的な恒久的な建築として、道内唯一の役場に生まれ変わって現在に至っております。

 ざっと役場庁舎の変遷について申し上げてまいりましたが、間もなく庁舎が改築されてから半世紀も過ぎて、60年になろうとしております。以前から庁舎を改築するための基金を積み立てておりますが、到底基金だけでは改築費は出ませんが、数カ所の役場庁舎の改築について調べましたところ、平均30年から50年のサイクルをめどとして改築されておるのが現実であります。

 そこで、まず1件目について質問してまいります。

 検討委員会を設けて、総改築に向けた行動を起こしてもよい時期ではないかと考えております。今まで我慢して、庁舎を大切に維持されてきたことに、町民の皆様が十分に理解されているのではないかと思っております。

 厚真町の公共施設は、他町村から見ると十分に整っておりますが、残っている施設として、役場の総改築だけではないかと思っております。検討委員会を立ち上げる考えをお持ちか伺ってまいります。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 庁舎の建てかえの時期に来ているんではないかと、簡単に言えばそういう質問だと思います。そういう機運が盛り上がって実際に庁舎を建てかえる場合は、今、議員がおっしゃったように住民の皆さん、関係者の皆さんに集まっていただいて、いろいろなご意見を伺うという場として、庁舎の建設検討委員会みたいなのを立てるべきなのだろうなと、私もそのように思っておりますが、その前段の庁舎を今、建てかえるべきかどうかという議論のところです。

 申し上げれば、まだすぐに取りかかるというような、私はそういう気持ちではございません。財政的な状況もありますが、今、日本が非常に経済的に厳しい状況、それから農業が先行きが非常に不透明な状況にあって、まだまだ優先順位としては後ろのほうにあるんではないかなと、そのように考えてございます。

 以前、渡部議員の質問にもお答えいたしました。現実的に庁舎を全く建てかえるという方法と、既にある公共施設と合築していろいろ併用して使うというような、いろいろな案もございます。実はことしに入ってから、福祉センターの耐震改修が目前に迫っておりまして、その際には私も十分考えさせていただきました。耐震改修にも相当のお金もかかるわけですから、この際、ほかの施設と合築させて庁舎を安上がりにして、そして庁舎機能を集約できないかなという、そういう視点でいろいろと内部機関も立ち上げて議論してまいりました。その結果、やはり福祉センターみたいなほかの施設に庁舎機能を持たすのは、非常に逆に言えば不便ですし、それぞれが不自由な状況になるという結論を得ましたので、先般の定例会で福祉センターの耐震改修に踏み切ったということでございまして、その先にあるのは、当然庁舎は庁舎として建てかえたほうが、これはやはりベストではないかという結論に至ったということでございます。

 また、それぞれの庁舎、それ以外の施設も含めて、どういうように配置して相互利用するのがベストなのか、それは今年度中に大体の概略計画をつくって、皆さん方にお示ししたいという話は以前させていただきました。そういう検討の流れの中で、庁舎についてはもう少し後になるなと、そういうふうに考えております。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 井上議員。



◆(井上次男君) 町長のお答えがもう次の2つ、3つの答えまで出ていたような気がしますが、私はもちろんすぐにとは申していません。これから計画を立てなくちゃいけないことはもちろん必然的でありますし、大改築に向けてやられるというお考えももちろん聞きました。その方法については金のかかることばかり、厚真町の問題として厚幌ダムもいろいろありますけれども、やはり庁舎も考える時期でありますので、将来に向けて早々とまで言いません。検討時期、町長の頭の中にとどめていただきたいと思っております。

 2つ目の質問でありますが、先ほど町長、ある程度お考え申してお聞きしましたが、一応質問でありますので、お聞きしてまいります。

 2つ目の項目でありますが、改築に対しての考えについてでありますが、1つの対案になるかどうかわかりませんが、既に建築関係の職員も含めてご存じかもしれませんが、老朽化した建物を生き返らせる建築手法がありまして、いろいろ調べておりましたが、その中にリファイン工法の建築法があると聞いております。

 財政がやはり厳しい、この庁舎をもちろん何十年も持たせながらいかに安くできるかというのが、やはり一番のポイントだと私も考えております。このリファイン建築手法を研究していただく方法もあると。町長も見られたと思いますが、壮瞥町の役場も鉄骨工法だったと思いますが、大分やはり鉄筋と違いまして安く上がっていると聞いておりますが、その方法も考えながら将来の頭の中に入れるべきだと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 議員の質問のリファイン建築という質問の中身を、私たちリフォームと同じ経過かとそう思っていました。それから最後、壮瞥町の例を聞かれましたが、鉄骨という話もされています。それは構造上の話だと思います。トータルして考えますと、安く済ませる方法があるんではないかという趣旨の質問だと思います。それについてお答えさせていただきたいと思います。

 まず現庁舎、リフォームということになると、当然現庁舎がメーンになると思います。現庁舎は耐力診断の結果、0.67という厳しい数値でございます。この耐震耐力診断も、例えば防災施設としての観点で見るか、それから一般的な建物として見るかで随分違うようでございますが、総じて言えば耐力的には非常に厳しい状況なので、早々に建てかえるべきではないかという数値でございます。

 ただ、先ほど言ったように、建てかえについてはもうちょっとお時間いただきたいという答えをさせていただきました。また、建てかえるときに当たっては、いろいろな安くする方法として、リフォームということも1つの対案として考えるべきかと思います。ただ、この施設をリフォームするには余りにも耐力的に問題があるということで、もちろん基礎の構造も非常に脆弱だということもありますし、実際に柱そのものが利用できるかどうかということもございまして、基本的にリフォームはこの建物としては無理があるんではないかなと、そのように考えております。

 また、別なところに建てかえた場合は、平屋ではなくて2階、3階建てということも考えられると思います。その際にはRC構造がいいのか、別な方法がいいのかを十分に検討させていただきます。費用対効果を考えて、それから利用される町民の皆さんの利便性も考えて、その辺は一番合理的な建築手法をとらせていただきたいと、そのように思います。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 井上議員。



◆(井上次男君) リフォームの形は全く不可能だと。それは総改築で基本解決すると思いますが、町長も強調しておりましたが、安く安くと言っているわけではないです。問題は強度ですから。それと同時に、30年から50年耐えられるような構造でなくちゃいけないと思います。それを総改築に向けて考えていただきたいなと思います。

 3つ目の項目でありますが、今は最もよい方法、厚真町の役場のグループ制によるサービスを続けておりますが、確かに数年前より利便性がよくなってきておりますが、町民側から見れば、必ずしも100%が町民サービスになっていないのではないかと。

 なぜなれば、やはりゆくりにある町民福祉課、あそこに町民の声から聞くと、こっちの本庁から行ったり来たりすると不便だという声がもちろん聞かれて−−町長も聞かれていると思いますが、それがやはりサービスがいいとも考えられないし、ますます私たちも含め高齢化社会になってまいります。役場に来て、諸手続が最も簡素化でなければならない。そして動線がやはり一本でつながって、1カ所の場所で諸手続ができなければ、やはりサービスにつながらないんじゃないかと考えます。それがやはり最終的なサービスかなと考えております。

 町民の生活に開かれた役場として、または役場が町民に頼られる役場として存在するためには、やはり役場庁舎の改築に合わせて、将来的にその構造も含めた考えのもとに進めていかなければならないと考えますが、町長の考えはどのように考えておられますか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 役場庁舎も、そんなに遠くない時期には改築ということになるだろうというふうにお話しさせていただいておりますが、その際には、当然なるべく町民の皆さんに使い勝手のいいものにしたいと、そういう思いでございます。

 今現在は、この狭隘化されている庁舎、そういった状況からやむを得ずそれぞれの課が分散して、住民サービスもそういう意味では分散した窓口とならざるを得ない状況になってございます。これは本当に町民の皆さんにご不便かけているなと、そういう思いでございます。ただ、いかんせんこういう狭い、それから古い建物でございますので、この辺はもうしばらく我慢をしていただければなと、そのように思ってございます。

 これから先、改築するときは、先ほど言いましたように、今散らばっている窓口をなるべく統合する、それから高度情報化の時代でございますので、そういったものを最大限利用して、なるべく皆さん方に使い勝手のいい、それからサービスそのものがすべてを集約すべきなのか、逆に窓口を分散すべきなのか、ITを利用した自宅で対応するものをふやすべきなのか、そういったものを広く検討して、視点としては、住民の皆さんに使い勝手のいい役場庁舎にしてまいりたいと、そのように思っておりますし、それ以外にも皆さんが集えるような、そういう視点でも、やはり庁舎を検討していくべきじゃないかなと、そのように考えてございます。



○議長(河村忠治君) 井上議員。



◆(井上次男君) 今、役場の改築について質問してまいりましたが、やはり耐震度の0.67ですか、これが一番問題になるから、いつ地震になって、やはり自然ですから我々も想定できません。いつ起きるかわかりません。早急にともちろん申しませんが、やはり早々に考えながら進めていかないと、大地震が来た場合そういう結果を招く、財政が許せばやはり考えていくべきだと私は考えておりますので、その点を十分考えて進めていただければと思います。

 次は、2件目の質問をしてまいりたいと思います。

 2件目は、先日臨時議会でしたか、財政計画の説明がありました。前にやっておりますが。職員数の削減案として、平成27年には83名まで減ずるという計画でありますが、今のままの町民サービスが減じてやはり本当にサービスがなし得るのかという、その心配も持っております。

 しかし計画から見ますと、当初平成18年度の規模から10カ年計画、平成27年までの中間であります今年度は、人口においてマイナス7%、一般財源でマイナス17%、財政力指数においてはマイナス0.24%と、必ずしも財政計画に沿っているとは断言できないものではないかと私は思います。

 これらの財政計画を遂行するためにも、町内の業者などに引き受けていただけるかどうかわかりませんが、こういうような場も含め広がってくると思いますので、指定管理者制度を強く推し進めて、財源を確保するために公共施設、例えばスポーツセンター、総合福祉センター、上厚真の厚南会館も含めて考えてもよいのではないかと私は考えます。このような公共施設を、指定管理者制度を導入している他の地域も全国的にあります。

 指定管理者制度の早期導入をここで町長に提案したいと思いますが、町長は今後の指定管理者制度の有効的な導入に向けての考え方は、どのように考えておられるか伺いたいと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 財政状況等々かんがみると、もうちょっと公共施設の指定管理者をふやすべきではないかというご質問だと思います。

 ご存じだと思いますが、今現在、厚真町では各種の農業施設、それからこぶしの湯、それから各種福祉施設も含めて、かなりの施設を指定管理者として指定して、管理をお願いしているというところでございます。残るところはスポーツ施設、それから住民が直接管理されているような地域の施設が残されているのかなと、そのように思っております。

 この中で特に経費のかさむ施設、そういう意味ではスポーツ施設が中心になろうかと思います。これからの指定管理者の拡充という意味では、スポーツ施設等について今、検討を進めてまいりたいと、そのように考えてございます。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 井上議員。



◆(井上次男君) 町長の考え、スポーツ施設も含めて、できるところから指定管理者を導入していくという考えをいただきましたので、やはり将来的に財政計画も厳しい中、計画を進めていく上でいかに職員を減らす、バランスよく財政を確保するか、厳しい部分もあると思いますが、その点を考えながら、指定管理者に移行するための考えを推し進めていただきたいと思います。町長の考えをいただきましたので、それでいいんじゃないかという考えも私は思っています。

 それでお返事はいいとして、次に3件目の質問にまいりたいと思います。

 3件目の質問は、上厚真浄水場の水を将来的にも確保するため、水源涵養を維持しなければならないと私は考えております。自然環境保全、保安林として残していくべきではないかと常に考えておりますところでありますが、町長も脳裏にはあると思いますが、その水源涵養林が35ヘクタールあるばかりの幹打ちがあるとも聞いております。町有林として確保しておくべきでないかと私は考えますが、町の森林は木材資源としてだけではなく、水源涵養や土砂防備など、公益的な機能を果たす大切な社会基盤であります。

 森林が涵養する水資源は、私たちの町には重要な資源ではないでしょうか。私有林であっても、厚真町の資源保全の観点から、適時の町公有林として保有が必要ではないかと私は考えます。

 厚真町ではあり得ないと思いますが、昨今新聞紙上でいろいろ騒がれておりますが、日本の安い山林に外国資本が投入されておる。ますます進んでおることを聞いております。今後もこの厚真町には、そういう資本が入ってくるかどうかももちろん予想できません。町の私有地が町有地とすることで売買取引がなった場合、厚真町がいつ町有林にするかわかりませんが、幾らで買うとかという場合になった場合、外国資本が例えば現在の10倍あたりの値段で取引をしようと持ち込んだ場合、やはり私有地の保有者がそっちのほうにいくとも限りません。相手に落札してしまうことは必然であると私は考えます。今の全私有地を町が買い求めるとして、どのような考えがあれば相手が−−私有地の保有者がいると思いますが、どういう話になっているのかもお聞きしたいと思います。

 いつの時代も、将来的においても、水は生きていく上で究極の生命線であります。厚真町の財産として町長に伺いますが、やはりすべて先、先のことを考えて町政を進めていく上で、水資源の確保は必要欠くべからずと考えますが、将来を展望し東港、我が町に係る苫東地域の発展を期するためにも、さらに厚真町の夢を次の時代へ引き継いで行くことが今の私たちの務めではないかと日ごろより考えておりますが、町長の考えは、この点についてどのようなお考えをお持ちか伺います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) お尋ねの上厚真浄水場周辺の水源涵養林の確保というご質問だと思います。

 上厚真浄水場は軽舞川の表流水、それから浄水場近くの湧水という形を、それに水源を求めているということでございます。上厚真浄水場の湧水については、あの周辺の山がどの程度湧水に寄与しているのか、私たち素人目には、学校周辺の山林が非常に有効に機能しているんだろうなとそのように思ってございますが、現実にどの程度の山林を確保することが、将来にわたってその湧水を安定的に確保することになるのか、現実的には私たちもはっきり物申せる状況ではありません。もうちょっと実際には専門的な調査が必要なのかなと、そのように思ってございます。

 ただ、一般論として、湧水の近くの山が乱開発されると、当然枯れる可能性が非常に高いという心配は、ご指摘はごもっともだと思います。ただ、先ほど言いましたように、どの程度の面積を例えば水源涵養保安林に指定する、もしくは町有林として確保することがいいのか、なかなか答えが見つからない状況でこの話を議論していくのは、基本的には無理があるのかなと、そのように思っております。

 今現在は、その周辺の山林をお持ちの所有者の方々に町の思いを伝えておりまして、所有者の皆さんも山としての経済活動はしていきますが、その後の例えば大きな開発をするようなお考えはないようでございます。ただ、他の方々から山林を求められた場合には、事前に町のほうに話をして、相談をしてから結論を出したいという、そういうあくまでも口頭でございますが、そういう約束をしていただいているという状況でございます。

 この先、安定的な水を確保するためには、そこに莫大な資金をすぐつぎ込むというよりは、先ほどから話題になっております厚幌ダムの完成と、それからそこに水道水を求めるということを優先させていただきたいなと思います。そちらのほうに水道水源を求めて統合化が進めば、将来的には安定した水道を皆さんのところに届けることができるんではないかなと、そのように思っております。

 また、どの程度の調査が可能なのかは、並行して内部で検討してみたいとは、それはそのように思ってございます。その答えいかんによっては、非常に安上がりな水道水源の確保につながらないとも限りません。これは全面否定するわけでございませんので、できる限りの検討は進めてまいりたいと、そのように考えてございます。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 井上議員。



◆(井上次男君) 厚真町はもう恵まれております。厚真川という1本の川で、他町村に対しても水の競争がないという形でうまく進んでおりますが、やはり総合的に今考えるというお答えの中で、今、厚幌ダムの関連も欠かせない言葉だと思いますが、将来厚幌ダムが完成すると同時に、計画があります楢山方面浄水場の新築も含めて考えていく考えだと思いますが、やはり調査しなければ答えが出ない、もちろんそうだと思いますが、楢山の浄水場が完成されれば、例えばその山林を確保しなくとも今の状況のまま水を確保できるのか、その辺は全く考えておられないでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 統合水道の考え方でございますが、大ざっぱに言いますと、ダムに日量1,500トン、それから厚真川の表流水に1,000トン、そして上厚真の湧水に約500トン、合わせて日量3,000トンの給水計画になってございます。そういう意味で、厚幌ダムができても、当分の間はその湧水を活用していくという計画でございます。

 ただ、その日量500トンを供給するための水源涵養を、どの程度していかなければならないかは、もう少し調査してみたり、それからいろいろな専門家に聞いて議論していかなければならないんではないかなと、そのように思ってございます。

 ただ、幸いにその山林を持っている所有者の方々には、水道水源を守る意識というんですか、水道水源を供給している山林を持っているという、そういう意識は持っていていただいておりますので、差し迫った緊急性はないんではないかなと、そのように考えておりまして、財政的に優先順位としては、まず統合水道をつくる、その後、その湧水をどの程度確保するために、水源の涵養をどの程度していかなければならないのかも時間をかけて研究してまいりたいと、そのように考えております。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 井上議員。



◆(井上次男君) 町長のお答えいただきました。

 やはり水の確保は大事であります。先ほども申しましたが、所有者との話は大体ついているようでありますが、やはりその時期というのを誤ると、もちろん財政に響いてくると思います。買う値段によって、それこそ検討しながら、その時期を見失わないように進めていくべきかと私は考えております。そこも考えて進めていただければと思います。

 以上で質問を終わります。



○議長(河村忠治君) 以上で井上議員の質問を終わります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△木本清登君



○議長(河村忠治君) 続いて、木本議員。



◆(木本清登君) 第4回定例会に当たり、本年度の一番関心事になった中国について町長の認識をお聞きいたします。

 今、日本全国では大量の中国人観光客及び買い物客の受け入れをどのように呼び込もうか、自治体、町ぐるみ、商店街などの活用を図るため、いろいろな企画を試みています。また、国内ではまだ認識が浅い排出権取引、特に吸収源活動などの活用、また水資源の確保などを見越した森林、山林、また別荘地など自然不動産の買い付けが行われるなど、メリット、デメリットを含めいろいろな面が報道されているのは周知のことと思われます。

 自然、そして農産物が豊かで、また、今後フォーラムビレッジなどの別荘地として最適な不動産販売も始まる、将来の厚真町にとっての中国に対する町長の認識をお聞きいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 非常に大きなご質問でございます。

 厚真町と中国の関係という視点でとらえればいいのかと思います。議員のご質問にありましたように、中国は非常に経済成長が著しいと、人口も一説によると13億人を超えているという話もございまして、世界各国、大きな市場として中国に熱い視線を向けているということは、私も承知してございます。

 北海道といたしましても、北海道に中国の観光客を呼び込みたいということで、わざわざ北海道の中にそういった組織を置いて、一生懸命活動しているようでございます。

 残念ながら、それとは別に国境紛争までいきませんが、そういった問題も起きて、日本国民が中国とのおつき合いの仕方を改めて考えさせる、そんな状況になっているのかなと思います。

 ただ、もうちょっと長い目で見ますと、やはり中国は日本にとっては文明大国でございましたし、そういう意味では日本の文化の先生と言われていた時代もありました。そういう意味で、経済大国になった中国、それからもともと先生であった中国、そういったことも考えますと、日本も中国とは、これからもよき隣人としておつき合いをしていくべきだなと、そのように考えてございます。北海道としても、非常に経済交流が今後強くなっていく国だと、そのように考えてございます。



○議長(河村忠治君) 木本議員。



◆(木本清登君) 今の町長の個人的認識は大体わかりましたが、私が言いたいのは、不動産取引にある程度の条件とか規制をかけながらも、この厚真町で特産品の開発だとか、中国人サーファーの発掘など、その他いろいろの方向性を見出して、将来の厚真町にとって、中国人観光客の購買力をどうにかして厚真町の経済の活性化へ結びつくことができないかなどの認識があるかどうか、もう一度考えをお聞きいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 厚真町も農業が基幹産業でございます。自然も豊かだという売りでございますし、先ほど言いましたように、中国の観光客を呼び込みたいという北海道の姿勢もございます。こういう流れに乗って、厚真町にも中国人観光客が訪れる日が来ることを願っているというところでございます。



○議長(河村忠治君) 木本議員。



◆(木本清登君) 話を変えます。

 今後の子供たち、これから特に厚真町の子供たちもそうなんですけれども、就職活動の中でも、従来の英語と同様以上に中国語の必要性が出てくるのではないかと思われますが、その辺、町長どう思いますか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 中国語を子供たちに習わせてはどうかというご質問でしょうか。

 今、日本語を一生懸命学んでいる子供たち、そしてそれに英語を第一外国語として学ばせているという日本と、それから厚真町も、さらにその中では英語教育に力を入れていきたいという状況になってございます。

 そんな中で、また第二外国語として別な言葉を学校現場で教えていくという、そんな時期にはまだ来ていないんではないかなと私は思ってございます。ひとまず、中国語についてはもうちょっと市民レベルで楽しむというようなレベルで、そういった講座はあってもいいかと思いますが、私たちが教育として子供たちに中国語を学ばせるというのは、基本的にはまだ時期尚早ではないかなと、そのように思ってございます。



○議長(河村忠治君) 木本議員。



◆(木本清登君) 中国語というのは英語と違って、今後の就職活動においても、日本の例えばお土産物屋さんに勤めたとしても、ホテルに勤めたとしても、ひょっとするとこれからは英語以上に必要になるのではないかと思います。

 それで、先日苫小牧市では、中国語圏観光客のもてなしを学ぶ講習会が開かれたり、釧路管内白糠町では、道内で初めて中国語の指導助手を採用するなど、中国語に対する関心がだんだんふえてきているんです。

 それで、厚真町の子供たちが今、どれだけ中国または中国語について興味があるかなど、試験的な意味合いを含めて、町民の中国語の堪能な方の協力を得て、学童保育の中で中国語講座を開いてみてはどうかと思うのですが、町長の考えはどうでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 子供たちというよりは、今、ご質問の話であれば、先ほど言いましたように、例えば生涯学習の社会教育の分野で1講座を町民向けに設定をして、まず大人の方々がどんな反応をするか、それを探るのが先ではないかなと。大人の方がどう思っているかは別に抜きに、すぐ真っ先にまず子供たちの教育現場に、もしくは学童保育も同じですが、子供たちを教育しようというのは、ちょっと大人の身勝手なのかなと、そのように思います。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 木本議員。



◆(木本清登君) 大体、言うことはわかりました。

 それで今後、私は子供を対象に考えたんですけれども、確かにそうですね。町民にとっても、どのような可能性にも挑戦できる環境であるまちづくりを目指すことを期待して、私の質問を終わります。



○議長(河村忠治君) 以上で木本議員の質問を終了いたします。

 ここで休憩いたします。

 再開、午後1時。



△休憩 午前11時46分



△再開 午後1時00分



○議長(河村忠治君) 休憩前に引き続き議会を再開いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程変更の報告



○議長(河村忠治君) ここで一般質問に入る前に、議会運営委員長より発言を求められておりますので、これを許します。

 議会運営委員長。



◆議会運営委員長(海沼裕作君) 先ほど議会運営委員会を開催し、議事日程の変更について協議をした結果の報告をいたします。

 本日、日程中の一般質問について、4番、木戸議員の都合により、一般質問の取り下げの申し出がありました。このことに関し協議した結果、これを認め、一般質問の日程を繰り上げ、5番、米田議員の一般質問を午前に続けて行うことにいたしました。

 以上、日程変更の報告をいたします。



○議長(河村忠治君) ただいまの議会運営委員長からの報告のとおり、議会会議規則第61条第4項により、木戸議員の一般質問についてはこれを取り下げといたします。

 それでは、引き続き一般質問を許します。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△米田俊之君



○議長(河村忠治君) 米田議員。



◆(米田俊之君) それでは、農業政策について質問いたします。

 環太平洋戦略的経済連携協定加盟に伴う町の認識と対応についてお伺いいたします。

 厚真町の農畜産物、先祖代々から米、大豆、小麦と様々な農産物を作付、生産しております。古くはさくら米、そしておふくろ味噌と大変名の知れた農産物が生産、そして商品化されております。このことは当然、地域の苫小牧市を含めての産業の連携をしながら開発されてきたものもあります。

 そこで、この政府が11月にAPEC首脳会議までにEPA基本方針を策定しました。そして、外務省や関係閣僚の「第一次産業を犠牲にしてもTPPに参加すべき」との発言が相次いでおります。TPPは関税を100%撤廃するものであり、食料自給率は14%までに落ち込むと、第一次産業に対して大変大きな影響があると思います。

 そこで、関税について私の認識は、関税は財源的な意味と、それから国内産業の保護という役割があります。日本の関税は高過ぎるという議論もあります。しかし、この財務省のいろいろな資料を見ますと、関税無税と関税という部分があります。その中で無税という部分で日本は41%、他国から比べるとオーストラリアで47%、それからアメリカでも37%、EUで27%、韓国は13%と、決して関税は高く掛け過ぎているというようなものではございません。

 そこで、町に対する農業、地域経済にどのように影響を及ぼすか、それとこのTPPに対する町の考えと認識をお聞きいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 菅内閣で突然、唐突にTPP参加方針を示されたということは、非常に私たちも戸惑いを覚えておりますし、農業者の皆さんにとっても困惑のきわみだと、そのように認識してございます。当町を含むとまこまい広域農協においても、さきの11月2日にTPPの反対表明ということで決起集会をしたのも、皆様方もご承知だと思います。

 その際に、政府の試算とは別に、とまこまい広域独自の影響額を試算して発表してございます。それをこの際でございますので、もう一度皆様方にご確認していただきたいと思います。

 JAとまこまい広域では、国と北海道の試算を基礎といたしまして、農業産出額では58億円が減少、その影響率を51.8%と予測いたしました。これを受けて、とまこまい広域管内にある当町の影響額を試算させていただきますと、JAとまこまい広域の取扱額そのものが、本町のシェアが約4割ということになりますので、逆算いたしますと、影響額は20億円を下回らないんではないかと、そのように推定されるものでございます。

 TPPそのものも、現内閣が申し上げていますように、国を開く第3の開国だという話もございます。経済の進展のためには、TPPによる開国もある程度はやむを得ないのかもしれませんが、それにしても、それを進めるためには、その大前提として国民の食料、安全保障という観点からもしっかりと確保していく、そのためにも日本の国内の農業をきちっと保護をしていく、そういう大前提があっての開国ではないかなと、私はそういうふうに認識してございます。

 そういう意味では、皆さんが思っているように唐突感があるというのは、そういう農業を守るという姿勢、そしてその総合政策の道筋がきちっと見えていないという、こういった段階で国の首相が国民に向かって発表するのは、私としてはやはり時期尚早だったんではないかなと、そのように感じております。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 米田議員。



◆(米田俊之君) 厚真町の今、広域農協の部分で発表されましたが、厚真町としての農業の部分、それから地域経済とする予想という部分では、大体どうとらえているのか。

 それから、確かにこの関税の役割の部分では、国内産業保護の役割があるとうたっています。当然これ、食料という部分については、非常に世界的において緊迫しています。将来的にも絶対的に世界的に不足すると。それから現在でも、世界的に10億人が食料不足の状況にあるというような状況です。この食料を確保するのに、特にヨーロッパなんかは、戦後食料が軸並みに下がったときに、絶対的にこれは食料自給率を上げなければならないというような形で、国を挙げてそういう政策をとってきたわけです。

 ですから、当然本町としても胆振の中でも屈指の農業生産町村です。当然消費者の部分についても、アピールとかそういう部分で発信しなければならないと思います。いま一度町長のお考えを。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 先ほど、20億円を下回らないだろうという推定を申し上げました。より具体的に申し上げれば、国とそれから北海道、またその引用したとまこまい広域の試算の仕方、これをそっくり厚真町に当てはめますと、農業分野では24億円ぐらいになるのかなということでございます。

 ただ、この農業の産出額の影響だけではなくて、本町の経済構造を見ますと、基幹産業である農業、そして農業にかかわるサービス業、そして消費者の皆さんも厚真町にいて生活、経済活動しているという以上、この農業が例えば壊滅的な打撃を受ければ、それに関連する方々の仕事、そういった経済活動も含めてすべて、やはり壊滅的な打撃を受けるんではないかなと、そのような認識をしてございます。

 商業統計、工業統計を見ますと、厚真町の産出額が約60億円台ということでございます。そういう意味では、農業の影響額が5割を超えれば、そういった他の産業にも著しい影響が受けると、厚真町としても壊滅的な打撃を受けるという、そういう認識でございます。

 それから、私たちのとるべき行動といたしましては、本議会でもこの後TPP交渉への意見書が提出されているようでございますし、行政としてもきちっと断固反対の意思表示をしてまいりたいと、そのように思います。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 米田議員。



◆(米田俊之君) 断固反対ということが、この議会で町長は表明されたわけです。このことは非常に今、農家の人なんかがこのTPPに向けて闘う意味でも、非常に大きな意味があります。隣、苫小牧市の市長さんも反対であるというふうに表明されております。当然これ、やはり買っていただいている消費者の皆さん、厚真町の農畜産物は非常に最近味がいい、それから安心・安全であるという評価が年々高まっております。そういう意味でも、やはり厚真町の農産物は、消費者の皆さんにどんな外国製品が入ってきてもきちっと届けるんだというようなことが、そしておいしく食べていただきたいという思いで私はいます。

 次に移ります。

 幌里の町営牧場がありますが、コガネムシが発生しております。このコガネムシを放置しておくと、牧草が枯れてだんだん拡大していくと。周りにはゴルフ場、それから牧草販売者、そして牧場の会社というようなことで、牧草、コガネムシが喜ぶようなものが周りの状況にあります。当然、これに対する影響は甚大なものが出てくるのではないかというふうに予想されますが、この対策についてお伺いしたいと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 幌里の町営牧場についてのお尋ねでございます。

 確かにことしの夏に、幌里の町営牧場で草が枯れてきていると、枯れ込みが散見されるようになったことから、その土壌のコガネムシの幼虫を北海道立の総合研究機構の農業研究本部で鑑定をしていただきました。

 その結果を見ますと、再来年成虫になるコガネムシの幼虫が大半だったということでございます。来年1年間さらにこのまま放置しておけば、土壌中でその牧草の根を食べて、さらに被害が拡大するおそれがあるという鑑定結果をいただいてございます。

 そういう意味で、幸いに町有牧場の隣接の草地には、まだ被害が及んでいないようでございますので、早急にこの町有牧場については何とか対応していかなければならないと、そのように考えております。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 米田議員。



◆(米田俊之君) たしか宇隆の町営牧場で何かをしたときには、公社の道か何かの補助事業があると思うんです。たしかその補助事業なんかも、一応期限も迫っているのではないかと思うんですけれども、そういうやはり補助事業に乗っていくというのが、一番町として経費が安く上がるのではないかと。

 それから、農薬をまくとかいろいろな形の部分については、土壌の中の虫ですから、効果もやはり薄れるのではないかと思いますが、その辺の具体的な対策については、どうなんでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 今、議員がおっしゃったように、先ほど申し上げました農業研究本部の鑑定のところに、今後の対応策というアドバイスもございました。農薬等で土壌にいるこの幼虫を死滅させることはできないということでございます。今とれる手段としては、採土をするということが一番よろしいんではないかと、そういう指導もございましたので、本町としては平成23年度に畜産担い手育成総合整備事業を活用して、この草地改良を行いたいと。その際には、この幼虫がいるということを前提に、パワーハローによる攪拌を重点的に行うという、そういう計画でございます。平成23年度予算にぜひ計上させていただきたいと、そのように思ってございます。

 以上です。



◆(米田俊之君) 以上で終わります。



○議長(河村忠治君) 以上で米田議員の質問を終了いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△木村幸一君



○議長(河村忠治君) 次に、木村議員。



◆(木村幸一君) 私は、2点について質問させていただきます。

 最初に、学校教育について質問いたします。

 学校教育についてお聞きします。

 今、子供の学力向上が大きな話題となっております。厚真町内の学校は、学校環境としては少人数学級の目安とする30人よりも少なく、先生の目も行き届き、学習環境としては理想的な恵まれた環境にあると思いますが、文部科学省が公表した全国学力テストの結果、道内公立校の平均正答率は小学校6年、中学校3年のいずれも全国平均を下回り、3年連続して下位にとどまっています。

 テストは4科目で、基礎的知識を問う国語、算数−−中学は数学であります、のAと、応用力を見る国語、算数、数学のBということに分けられ、道内の小学校6年生の4科目の各正答率は、47都道府県の中で45位から47位と最下位レベルということです。基礎力、応用力がともにしっかりと身についていない実態が明らかになりました。

 中学3年生は前回調査より上向いたが、それでも各科目で39位から43位と低迷した。学力テストが始まった2007度以降、連続の全国下位であります。中学校は全国平均に近づきつつありますが、学校の学力対策の成果があらわれつつあっています。ただ、小学校は依然課題を残していると道教委の話といいますか、発表ではそのようになっております。

 それで、ことしの学力テストは抽出ではありますけれども、各地で希望によって行われております。市町村の結果は市町村では発表されておりません。厚真町の状況はどのようになっているか、その点についてちょっとお伺いしたいと思います。



○議長(河村忠治君) 教育長。



◎教育長(兵頭利彦君) 本年度実施しました学力テストの結果、それと今まで平成19年から4年間取り組んできているんですけれども、その経過からも一向に改善が進んでいない部分があるのではないかというご質問でございます。

 本町のことしの実施結果、今、校長、教頭でつくる検討委員会で検討を始めております。それで、ことしの状況については、まだ具体的には申し上げられませんけれども、基本的には、北海道が発表した状況とやや類似するところがあるのかなと思ってございます。

 特に、今、言われたように小学校の部分が、非常にそういう状態の改善というのが一向に進んでいないという状況もございます。中学校は、幸いにしても全国レベルに近いところには来ておりますけれども、小学校の部分を今後どうするかということが今、一番大きな課題となっております。

 学校では、個の状況に応じた指導ということも、以前から徹底しております。それは校長だとか教頭だとか、そういう先生方も一部では授業に入って、補助学習の環境もつくっているという状況でございますけれども、これについてはいろいろな学校の改善プラン、一人一人の状況を見た学級の改善プラン等も進めながら、具体化を図っているところでございます。また、今、教育委員会でも、ことしから学習サポーターも入れて、それぞれの状況に応じた指導の徹底も図っておりますので、近い将来は、そういう効果が少しずつあらわれてくるということを確信しておりますけれども、現時点の状況というのは、そういう状況にあるということでございます。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) それで、今後の問題として、教育委員会で本年新たに児童個々に応じたきめ細やかな教育を推進するため、教育サポートとか学習アドバイザーを取り入れていろいろとやろうとしておりますけれども、その結果、まだ半年ぐらいなんですけれども、そういった結果において、どのような状況に変化していっているかは、大体幾らかはあらわれてきているんではなかろうかと思うんですが、その辺の状況はいかがですか。



○議長(河村忠治君) 教育長。



◎教育長(兵頭利彦君) サポーターの各教室の補助指導、それとアドバイザーが今、7月の夏休み前から学童保育での宿題学習に取り組んでおります。

 各教室のサポートについては、一応中央小学校はことしから加配教員を北海道から1名受けて、小学校は1名専属の教員が張りついています。あと3校については、うちのサポーターが1週間または2週間の順送りで、学校を回っているというのが状況でございます。

 それで学校活動の中については、やはり学力テストだとか、学校も標準学力検査ということも、民間の学力テストもしながら、学力の状況というのは、それは2年生以上の子供すべてについて図っております。

 それでどこに問題があるかということについても、もう既に分析して、それにどういうぐあいな指導で対応していくのが一番いいのかというところに今、力を入れているところです。

 それで学童の面だけでいくと、やはり宿題をするという習慣が非常に身についてきている。特にそれは低学年のほうに、非常に大きな効果があらわれてきているということは、アドバイザーのほうから報告を受けております。

 しかしながら、今やっているのは学校は学校、私たち、地域というか行政は行政としてそういうところ、今の取り組みというのは、基本的には点にしかなっていないのかなという気がしています。やはり学校があり、地域があり、家庭がありという、そういう3つのトライアングルをしっかり線で結んで、初めて効果が生まれるのかなと思っています。それで私たちも家庭教育の充実、これは学校もやっておりますけれども、そういう三者が一体的に取り組むことによって効果が上がっていくのかなと思っていますので、これからはそういうところにもう少し力を入れていきたいなと思っています。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) 今、教育長が言っていましたけれども、そのとおりなんですよね。

 要するに、学校の先生としても余りにも研究会だとかそういう仕事が多過ぎて、子供と向き合う時間が少ないのかなと。親にしても、今いろいろと家庭環境が違いますから、経済的にも大変な時期でもあり、共働きの人もいて、子供との接する時間が非常に短くなっている。

 そういった点を考えますと、もう少しやはり学校の先生は、本来の仕事である子供たちと向き合う時間を大切にするように長い間子供と接する。ふだんの姿をまともに見られるような、親とともに協働しながら、子供たちの生活態度から能力、理解力だとか、そういったことを十分に見られるような時間をつくってやるというか、そういったことがこれから教育委員会の仕事でなかろうかと思う。幾ら先生方が能力上げるために研究会、研究会と、研究会ばかりやっていたんじゃ、子供のほうの教育がおろそかになるし。

 だからその点に対しては、今までとは違った教育委員会の姿勢というか対応も十分必要になってくるのかなと、私はそんな考えを持っているんですよ。今の学校の先生は昔と違ってテストも自分でつくらない、みんな購入してやる、そういったことで本当は時間が余ってもいいはずなんだけれども、大変忙しくて忙しくてと、子供と向き合う時間がほとんどないような話ばかりするんですよね。そういったことが家庭との連絡とか何かもおろそかになっているから、現在いじめがもしあった場合でも「把握してしませんでした」、ふだんが見えていないんですよ、要するにね。

 だからこれからの教育委員会の仕事というのは、やはり学校の中に入って、もう少し学校、家庭、教育委員会が線でつながって、十分把握できるような状態に持っていくという仕事がこれからの教育委員会の仕事でないかと私は思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(河村忠治君) 教育長。



◎教育長(兵頭利彦君) 教育委員会の役割、これからは大切だという、非常にそれは感じております。やはり過去4回学力テストでもやってきまして、児童質問調査で子供たちの生活の実態も明らかになってきておりますし、また平成19年度に学力テストを受けた小学校6年生が今、中学校3年で受けていますので、そういった状況も、どういうぐあいに改善してきたということも、これからその因果関係ももう少し調べていかないと明確にはなっていきませんけれども、やはり子供たちは人の中で育つということが一番大きいんではないかと思っています。

 ですから、私たちもこれからは地域、行政として、そういう分を学校活動を支えるという意味での教育委員会活動をもう少し充実する必要がある。それに伴って、当然家庭のほうの役割も、基本的な生活習慣については学校に依存することなく、家庭のほうでしっかりやっていただくと。また、あと家庭と学校の間をつなぐものが、我々教育委員会がどういうぐあいにして子供たちの成長を支える活動ができるのかということは、今、関心を持って、教育委員会の内部でも検討させていただいているところでございますので、またそういうことが少しずつ明らかになれば、教育委員会という姿勢の中で、それをどういうぐあいに取り組むかを、また保護者とも向き合っていきたいなとも考えております。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) そうなんですよね。

 環境はいろいろと変わりつつもありますし、先生の能力にもいろいろと問題があろうかと思うけれども、やはり教育委員会も仕組まれたというか、授業参観日だとか、そういうときの学校参観ではなく、ふだんの学習態度の参観をたまたましながら、学校環境の中をやはりつぶさに把握して歩く必要は、これからは大切でなかろうかと私は思っております。

 というのは、やはり参観日だとか何か先生方が緊張してやるときというのは、つくられた授業なんですよね。本当のふだんの姿というのは、やはり見えてこないと思うんですよ。だから、いかにふだん学校で子供たちと先生とどういうような生活をしているか、授業などもどのようにしてやっているかという、これから教育長が施政方針の中で言った学校、先生方の評価なども絡んでくると思うし、また学校環境の評価もあろうかと思いますけれども、そういった中でも、やはりふだん仕組まれない、参観日だとか公開の日にちだとかという、仕組まれない日にちのふだんの学習とか生徒の態度、そういったときの学校を見て回るというのは、これからは一番大切な仕事が教育委員会のその仕事でなかろうかと思うんですが、いかがですか。



○議長(河村忠治君) 教育長。



◎教育長(兵頭利彦君) おっしゃるとおりだと思っております。

 それでは教育委員会として、どういうところにかかわるべきなのかなということで、9月に小学校の全児童の保護者を対象にして、放課後の過ごし方のアンケート調査をさせていただきました。8割ぐらいの回答をいただいております。

 やはり、その保護者の皆さんは放課後の過ごし方の充実を求めておりますので、私たちはその点について、もう少し具体化を図るような検討をさせていただきたいなと。そうすることによって、子供たちが子供の中でお互いが切磋琢磨したり、また一緒に遊んだりとか、いろいろな団体生活することによって、いろいろな体験的な学び等もありますので、そういったことの充実だとか、また、こちらも社会教育活動として子供たちにいろいろな体験活動を提供しておりますけれども、主に土曜日とか日曜日のどうしても限られた回数で、それも20人とか、ある程度限定的な参加人数にしかなりませんので、全体から見るとなかなか効果というのは見えませんので、放課後をうまく利用すれば、そこに集う子供たちを対象にしていくとなると相当数の子供を対象にできるのかなと。それと、子供自体が選択できる機会もふえてくるのかなと思っていますので、そういったところの放課後の充実を、これからもっと積極的に進めていきたいなと思っています。

 それと、今、学童保育なんかに行っていても6時過ぎに家に帰っていきますので、それから食事したり、お風呂したり、明日の学習の準備をするとなると、生活の中での時間というのは余りないですよね。ですから、やはり学校が終わっての放課後の時間をどう使うかが、一番子供の成長の活動する時間帯に合った事業となっていくのかなということは今、考えています。いろいろな面の制約もあって、なかなか保護者の皆さんのニーズとマッチするかどうかわかりませんけれども、私たちとしては、これから子供がという思いで、保護者よりも子供たちに視点を置いた活動を、保護者の皆さんとどうつくれるかということを考えていきたいなと思っています。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) そうなんですよね。

 やはり、今のお母さん方も結局今の子供たちみたくわがままと言ったら怒られますけれども、恵まれた環境で生活してきたから苦労が余りにもないというか、そういったことで、一時は子供たちも運動会でもみな最後は仲よくゴールしましょうなんていうこともありましたけれども、そういうことでは困るんですよね、問題は。

 やはり今、義務教育が終わったら、どうしても競争の中に子供たちは行かなくちゃいけない。だから、義務教育からある程度の競争力というのを養っていくことは、大切な勉強の1つだと思うんです。

 そういったことを考えたときに、もう少しゆとりで土曜も休みになったのはいいんですけれども、町の状況を聞いてみますと、ゆとりと休みになった分はみんな塾へ通っていますよ。結局田舎では割とそういう塾という恵まれた環境にないもんですから、遊びだとかゲームだとかに暮らす人も多々あろうかと思う。そのために、やはり授業におくれてもついていけない人も出てくるのかなと。

 そういったところのカバーが、これからやはり学校の先生、教育委員会、家庭、三者が十分協力しながらしていかなければならない環境下にあるのかなと。そのことが、やはり北海道で下位にある学校の学力を少しでも上位に持っていけるのかな、そんなことを考えたときに、やはり先ほども言いましたけれども、学校の先生の能力も大切になってきますし、世間でやはり見ている目の中でいろいろなこともあろうかと思いますけれども、昔と違って、今の先生方は皆サラリーマンみたく都会から田舎へ通ってきております。そういったことで、学校以外での子供の生活というのには、余り目が届かないというのが現状であって、学校の中だけの短い時間で接していても、なかなか子供の性格全体を見抜くということは大変なことなのかなとも考えておりますし、そういったことを考えたら、やはり父兄ばかりでもだめ、学校の先生ばかりでもだめだから、やはりいきなり教育委員会に文句を言うという父兄もいるような話もしますけれども、やはりそのような状況下でも説明できるように、しっかりやはり教育委員会がサポートしながら、教育現場をこれから見ていくということが今後の課題かなと思うんで、そのためにも教育委員会の今後とるべき道といいますか、仕事というのは大変になるかと思いますけれども、学校教育については大いに干渉しながら、邪魔をしないように、学力の向上を図っていただきたい、そのように思っております。



○議長(河村忠治君) 教育長。



◎教育長(兵頭利彦君) いただいた意見を尊重しながら、教育委員会でまた内部で検討させていただいて、少しでもそういう状況がつくれるように努力をしていきたいと思います。また、そのためには、やはり保護者の理解とやはり財政的なものも伴うこともあると思いますので、そういったことを調整を図りながら、ぜひ子供の放課後だとか学びが今後とも充実して、結果としてもそれが評価される時期が来るように、今後とも頑張ってまいりたいと思います。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) 次に移らせていただきます。

 町の公共料金といいますか、税から始まり、使用料も始まりまして、近年滞納額が累積いたしているというか、累増しているのが現実であります。

 平成21年度の決算に基づく滞納状況を見ますと、町税、公営住宅使用料、上下水道使用料などの公共料金を含め、滞納は累増の一途をたどっております。決算審査でも警告はされていることではありますが、有効打がないままに推移しているように見受けられますが、しかし、これをこのまま放置したんでは今後の町財政にも響いてきますし、何らかの処置をしていかなければなりませんが、その対策ということでしょうか。最初に税のほうの対策についてお聞きしたいと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) まず町税についてご質問でございますので、状況から、それから現事務処理の方法、そして、これからの対応策という形で説明させていただきたいと思います。

 平成21年度決算に基づく町税の滞納状況、これは町民税で704万1,105円、固定資産税で2,519万2,600円、軽自動車税で10万2,600円、特別土地保有税で795万6,200円が滞納繰越額となってございます。町税合計では、4,029万2,505円とかなりの金額に上ってございます。このうち平成22年度に入りまして、11月末までに、この金額のうち93万8,428円は徴収済みとなってございます。

 滞納対策としては、広報紙や防災無線による納付PR、督促状、催告書、差し押さえ予告書の順に文書の送付を実施してございます。さらに電話や夜間訪問等により、納付特例や訪問徴収を行っており、特に12月を滞納整理強化月間として夜間納税相談を実施しております。納税者の現状をより詳細に把握することにより、滞納の防止に努めているところでございます。

 また、納税相談にも来ない方や生活困窮などの特別な事情も認められない、いわゆる納税意識が低いと判断される滞納者に対しては、法に基づく滞納処分を実施いたしております。今年度の滞納処分の実績でございますが、預貯金の差し押さえ、これが12件で約23万円に上っておりますし、不動産の差し押さえ2件となっております。基本的になるべく早いうちに、兆候が出た段階で納税相談に応ずること、それから先ほど言いましたように、納税意識が低い方については一定の強制的な処分も必要なのかなと、そのように思ってございます。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) なかなか滞納になると、集めるということは大変な労力とエネルギーが必要だと思うんです。それで、やはり税にしても今、たしか固定資産税でも4回ですか、そういった回数で集めておられますけれども、これを納付のしやすい回数にするとか、時期をもう少し考えるとか、いろいろと研究されて滞納が発生しないような状況づくりをもう少しする必要があるのかなと。手間はかかるようになるかもしれませんけれども、そういう考えはないんでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) いわゆる納期を細かくということだと思います。こちらについては自主納付の部分だけが問題になります。できる限り納付しやすいように、細かい設定ができればよろしいんでございますが、すればするほど、また経費も伴ってまいりますので、その辺のバランスを見ながらこれからも研究を重ねてまいりたいと、そのように思ってございます。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) それでは、次に公営住宅の使用料についてお尋ねいたします。

 今、良好な環境のもとに住まわせるということで、毎年公営住宅が新しく建てられております。それによって快適な生活は得られておりますが、公営住宅が新しくなったからかどうなのかはちょっとわかりませんけれども、最近の決算期の状況を見ますと、たしか平成19年か平成20年からか、ちょっと滞納が急激にふえてきたという現状が見られるわけです。

 こういった最近の経済状態から見ますと、大変厳しいから、町民の苦しいことが、事情も理解ができないわけではないんですけれども、このまま放置しますと、先ほども言いましたけれども、町の財政に大きな影響が及ぼされるようになります。また、まじめに納めている町民との間にも均衡がとれなくなりますし、町としてはどのような対策を立てて、この滞納が起きないような状況をつくっているのか、その点についてまず対策をお聞きしたいと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 公営住宅の使用料についてのご質問でございます。

 まず、状況を説明させていただきたいと思います。

 公営住宅の使用料、これを平成21年度の決算に基づく滞納繰越額、こちらが620万1,679円となっておりまして、このうち、平成22年度になって108万4,830円が徴収済みとなっている状況でございます。

 滞納対策としては、文書による督促、電話による納入勧奨、訪問徴収を行っておりますが、初動態勢がやはり大切だと思ってございます。滞納の兆候が出始めた段階で納入者との接触を図って、滞納の理由や状況等を十分聞き取って、分割納入等の相談に応じたり、失業されている場合については収入の再計算を速やかにして、住宅使用料の低減など、効果的な対応を早期に実施するよう努めております。また、滞納繰越分についても分納計画書を提出してもらって、滞納者への納入の便宜をできる限り図っているつもりでございます。

 滞納者の方々、非常に経済情勢も厳しいという状況でございまして、そういう意味で、このごろ滞納の繰越額が多くなっているのかなと、そのように思っております。

 滞納される方の中にも生活に困窮されている方、それとは別に、収入がありながら公の使用料についての納入意識のやはり低い方もいらっしゃるのかもしれません。そういった状況を細かく分析して、それぞれの事情、理由に応じた対策が必要なのかなと、そう思ってございます。

 ご存じのように、公営住宅に関しては、滞納が続きますと退去をお願いするという手続も本来は条例に定められております。ただ、なかなかこういう厚真町のような住宅事情をかんがみますと、なかなか心情的にも、すぐこういう強制手段を使うのは非常に忍びないというところもございますので、まだここまで至ったケースはございません。ただ、引き続き皆さんの事情に応じた納入特例、納入相談をこれからも細やかにしていきたいと、そのように思っております。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) これ、本当に早期対策が一番大切なんですよね。それで、昨年度あたり早期対策をとってきた中で、一番原因だったのは何だったか、ちょっとわかりますか。結局、早期対策に行って接触したと今、町長が言いましたから、接触しに行ったならば、なぜ払えなかったかという原因については、一応相手側と、接触した人の間では話し合われたと思うんですよね。だから、そういった状況の中で何が一番大きな原因だったか、ちょっとお聞かせいただければ幸いなんですけれども。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 先ほど言いましたように、原因を分類して、そして状況をきちっと分析するという、そういった点を実は指示したばかりでございまして、ことしまでの間に、個々のケースについてどのような感触だったかというところまで、分析状況を取りまとめておりません。ですから、今の質問には細かくお答えできませんので、もう少し分析の作業の進捗状況を見ていただければなと、少し猶予をいただければなと、そのように思います。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) 今の町長の話で、本当は今、取り組んだばかりでまだ接触が進んでいないというような状況の答えだと私は理解するんですけれども、皆さんが聞いていてどのような判断をしたかどうかはわかりませんけれども、要するに、そういう取り組みをするけれども、まだその接触が足りない、そういったことなんですよ。本当に接触するこの家賃というのは、税と違うんですよ。結局、なくならないんです。税は、もし所得がなければなくなるんですよ、次の年とか。だから分割とか分納とかいっても、まだ取り組みやすい。しかし家賃というのは、2万円納めていた人が滞納して何カ月かためて、次に払うといったら2万5,000円が2万7,000円も払わなければならないという状況下に置かれるんですよね。

 そういったことを考えたときに、職員の人にすまないけれども、もう少し考え方を改めてもらわなければならないのは、家賃というのは、滞納が発生したら取るのがものすごく大変なんだということを、まず最初頭に置いてほしいんですよ。そうしないと、簡単に分納とか分割とかいうけれども、今度払うときは今まで払っていた家賃以上に払わなければいけない。それができるぐらいなら滞納が起きていないと私は理解しているんですけれども、いかがですか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 今のご質問にお答えする前に、先ほどの件、ちょっと舌足らずでございました。

 徴収担当者は接触をして、それを私たちが、どういう状況かきちっと分析した報告書という形ではまだ手元にないということで、即答しかねるという意味で話しさせていただいたわけでございます。

 また、実際に公営住宅の滞納が発生した場合に、翌月できれいに清算できるのかどうかというご質問でございますが、確かに金額が安くありません。毎月例えば2万幾らかの家賃が発生しますので、翌月には単純に倍支払わなければならない。非常に重いものだとは思いますが、生活していく上で、家に係る経費というのは最低限確保しなければならない。まるっきり収入がない方ですと別な相談の仕方がございますが、ある程度収入がある場合は、本来であれば優先順位として決して後列にならないものだなと、私はそう思っておりますが、なかなかここまで滞納状況が累増してきますと、それぞれの皆さんの見解以上に払わない方々の、払えない方々の状況というのが、なかなか行政で対応しづらいところもあるのかもしれない。そういったものも、もうちょっと分析を進めて、そしてその状況によっては、まるっきりその対応の仕方が方向が違うのかもしれませんので、そういったことで、もうちょっと分析を進めて、そしてしかるべき対応策を練ってまいりたいと、そういうふうに考えている次第でございます。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) ちょっと町長、気が長いですよね。今、公営住宅の滞納というのは倍増しているんですよ。毎年倍、倍というのは、これ、今もう600万円ぐらいになっていますけれども、これが来年になったら1,000万円になるかもしれない。こんな状況下にあるんですから、もう少しやはり早い対応をしていかないと。

 家賃というのは本当に町長の言うように、先に払うべきなんですよね、本当は生活の家庭を築く場所であるから。ところが、やはり払わないということで折衝に行って、分納してくださいとか分割で納めてくださいと言っても、一月の家賃を払わなかった人が、次にその家賃より高い金額を払えるようになるということは、そう数あるものではないというふうに考えなければ、やはり最小限の家賃のうちにいただくというふうな対応をしていかないと、たまってしまったらこれ、20万円もたまってしまったのを分割して、もし5,000円ずつにしたって何年もかかりますよね。

 そういったことを考えていかなければ、これから担当される職員は大変かとは思いますけれども、そういったことを頭に置いてやはりかからなければ、この滞納を少なくする、少なくても現状維持から少なく抑えていこうということにはならないと思うんです。

 これ、公営住宅ばかりでないんですよね。これ、公営住宅に始まるとそれに付随して水道料、下水道という、これから後から出てきますけれども、そういったものも全部絡んでくる。そういったことがこれからの町の財政を圧迫することは、ほかの市町村、厚真町ばかりでなく、大きな都市でもそのようになって、今、本腰で対策を立てているというのは現状のようですけれども、厚真町も総体で1億円超えました、いろいろなあれの滞納が。そういったことを考えると、やはり早急に対策を立てていく必要があろうかと思いますが、いかがですか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 私も、この滞納状況は看過できないなと、そのように思っておりまして、当然早急に対応を考えるつもりでございます。

 ただ、これまでのように、初動態勢でなるべく大量にたまらないうちにという態勢は、当然担当としてはまずもってとるべき方法だと思いますが、ここまで滞納額が多くなったものが、一遍に解決するというふうには思えません。これまでのやってきたことと全く方向転換して、新たな対応の仕方が必要になっている部分があるのではないかなと、そういった思いで、そのためにも今、滞納されている状況をもうちょっと多角的に分析する必要があるな、分析した結果によっては、先ほど申し上げましたように、繰り返しになりますが、これまでと全く違ったアプローチが必要でないかなと、そのように今、思っているところでございまして、そういう意味で、担当のほうに多角的な分析をするように指示をしたところでございます。

 究極は、未然に防ぐ方法だとか、それから速やかな対応以外に、先ほど言いましたように、ある程度の強制力を持った処理、手続も必要になるのかなと、そのように思っております。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) 住宅については、本当に難しいですよね。生活のまず第一条件、基盤ですから。それでも考えていかなければならないのは、行政の仕事かなと思うんですけれども。

 今現在、この公営住宅でもこうやって滞納がふえてきた。生活というか所得が低い人、そういった人がもう少し安い家賃、そういったこともこれから行政の中で考えていく必要があるんではなかろうかと思うんですがね。やはり、幾ら生活の基盤であろうと言えども、所得がなければ払えないのが現状でありますけれども、それかといって生活保護が受けられればその辺は解消されるのかもしれないけれども、それまでにいけない人もたくさんいると思うんですよね。

 まして年金生活者の中には、今まで二人であれば、同じ場所で住む限りは共用部分がかなりありますから払える、だけど一人になると払うのは大変な金額になる、そういったことを考えると、やはり広くなくてもいい、一人で暮らせるんであれば安いところでもいいんだよというような希望も出てくるかと思う。そういったことも、これからの行政の中で考えていかなれければならない仕事なのかと思うんですが、町長、どう考えていますか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 滞納に対するアプローチとしては、今言ったような別建てのサービス提供ということも考えなければならない状況なのかもしれないという、そういう感覚は、以前から木村議員とのやりとりの中で、そう感じておりました。

 ただ、全く新しいものを建てた場合、またそこそこ使用料についてもレベルが高くなります。これがどう緩和できるのか、そういった福祉的な視点での住宅提供というところも、どこまで私たちが税を投入してできるのか、その辺も実は検討しているところでございます。

 先ほど言いましたように、滞納されたものを回収する方法と、今後滞納をさらに発生させない方法、そういったものを両面で検討しているところでございますので、住宅政策として総合的に今、考えているところでございます。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) 次に、水道と下水のほうに移らせていただきますけれども、これも公営住宅と同じで、やはりダブルでこういうふえていくということは事実であります。

 厚真町も文化的な生活になりまして、今まで上水道だけだったけれども、だんだん下水道が普及しまして、ともに経費がかかるようになりますと、上水道プラス下水道でございますか、それも年々累増していっているというのが現状であります。

 これの滞納についても、今言われたようなことしかできないのかなと思いますけれども、これも本当に余り小さいとは言えないんですよね、年々ふえていきまして。これがいろいろなこれからの工事にも絡んだり、給水していく上にも足かせにならないように、範囲が広がれば広がるほどやはりそういう懸念も出てくるわけですよね。そういったことをどのように考えているか、まずその点についてお伺いしたいと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 水道使用料、下水道使用料等を含んだ特別会計の使用料ということでございますが、まず現状でございますが、平成21年度決算での水道料、下水道の滞納状況でございます。水道使用料が356万3,195円、下水道使用料が100万9,660円となっておりまして、そのうち11月末までに徴収された金額は、水道使用料で90万9,770円、下水道使用料が27万4,110円となっております。

 先ほどまで説明したように、この水道、下水道使用料についても、滞納対策としては督促状だとか催告状を発送して、訪問徴収に至っているというところでございますが、このように厳しい状況でございます。なかなかこちらも善を持って対応しているつもりでございますが、生活困窮以外の事情による方もいるんではないかなと、そのような話もございます。

 そういう意味で、これから一応給水停止等の対応をするための手続要領も準備をすることにしてございます。ただ、この給水停止等という厳しい対応をするためには、さまざまな前提がきちっと整理されていなければならない、より慎重な取り扱いが当然必要でございますので、こういった手続を定めるためには、関係機関と十分に協議をした上での手続ということになりますし、実行に当たっては、当然十分な配慮をした上での実行ということになるかと思います。

 ただ、それにしても生活困窮者の滞納は、これでは解決しないということになります。やはり、多角的に状況分析して、そういう強制手段で滞納回収するという方向以外のアプローチもやはり必要ではないかなと、そのように思います。生活困窮者に対する水道使用料がどうあるべきかということも含めて検討してまいりたいなと、そのように思っております。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) そうですね、今までお尋ねしてもなかなかいい回答は得られていないわけですけれども、税のほうは、それでもおかげで広域的にいろいろと取り立てしながらやっていて、余りふえていかない現状維持みたいな状況下にあるということだけは、大変喜ばしいことなのかと思いますけれども。

 税みたいな方法はなかなかとれないというのが、住宅使用料と町の公共料金としての使用料の収納なわけですけれども、やはり滞納をつくらないのが一番簡単でいい方法なんですけれども、今の状況で毎年何百万円、何百万円とふえていくと、やはり町の財政的にも大変ですし、それを解消するエネルギーということになれば、その何倍ものエネルギーが必要、また、いなくなったり何だりすると不納欠損ということにもなり得るし。

 それで、今後この滞納を発生させないためには、何をすればいいのかという新しい方法も、町長に聞いても恐らくないのかもしれないけれども、町長を初めとして職員の皆様は今までと違った方法、先ほど言っていましたから、違った方法が検討されていることはされていることだと思うんですけれども、検討していかなければ、絶対にと言ったら怒られますけれども、減ることはないわけですよね、現状のあれでいきますと。それをいかにふやさないかと、そういった方法を今後とっていかなければならない、発生を抑えていかなければならないというのが課せられた使命なのかなという考えにもなっておりますが、今後の考え方の中で、協働しながらこういう住宅の使用料、上下水道の使用料を、いかにやはり滞納を発生させないかを今後どのように考えているか、もう一度お聞きして終わりたいと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 今のご質問に出ました税の東胆振地方税徴収対策本部、これは要するに広域的に徴収をしていこうという、滞納処理をしていこうという趣旨の本部でございます。これは滞納事案の検討だとか、差し押さえの現地立ち会いもしたり、財産、現金の捜索も実際に広域的で行うということでございます。

 こういったことによって、かなり成果は出てくるのではないかと思います。こういったものが成果を出すというのは、考え方なんですが、基本的に担税力とか納入能力がありながら、要するに税を支払う納税思想が非常に低い方々がいて、財産もある方、そういったものは社会的に公平性を欠きますので、きちっとした対応をとって、そしていただくものはいただくということは、行政といってもやはり今後はきちっと取り組んでいく必要があるんではないかなと。

 これは税に限らず、公営住宅もそれから水道、下水道使用料についても、本来そういった力がある方々が、何らかの事情でこういうサービスに対する対価を支払わないということは、やはり見過ごしていいことではありませんので、こういった者については、先ほど言いましたように今後きちっとした対応をしていくために、今、いろいろと研究をさせていただいているところでございますし、なるべく早いうちに、それぞれの分野でそういった手続をできるような体制にしてまいりたいなと思っております。

 ただ、そういった者以外の方々、実際に担税力がない、納入能力がない、いわゆる生活の困窮者に対しては、これはもっと抜本的な対応の仕方があるのかな、お金をいただくことができないという以上は、それを例えば軽減する方法だとか、あらゆる別なアプローチもやはり必要になってくるんではないかと、そういったものも検討するためには、現実のもうちょっと正確な分析が必要なのかなと、そういう思いでございます。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 木村議員。



◆(木村幸一君) そのとおりなんですね。

 結局、公営住宅に入った人だって、ある程度の所得があったから入ったんであって、本当に困っているのなら、また家賃の見直しだとか、そういういろいろな方法もあるんですから、やはりその見きわめをする職員が早く対応して、本当に困って払えない、所得が減って払えないのであれば、家賃の値下げもあり得るし、そういった対応をやはりいかに早く見きわめるかという、これからの仕事はそこに尽きるのかなと、まず第一段階としては。その後でいろいろな方法を考えていかなければいけないと思うんですけれども。そういったことで努力していただきたいと思います。

 終わります。



○議長(河村忠治君) 以上で木村議員の質問を終了いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△下司義之君



○議長(河村忠治君) 次に、下司議員。



◆(下司義之君) 平成22年の最後の定例会で、最後の一般質問ということで、今回は私は5項目について質問させていただきます。

 項目数は多いんですが、きっと早く終わると思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず1つ目ですが、通告内容は、議員からの口利きへの対応、議員からの要望、提言、働きかけに対する行政内部の処理方法についてお伺いするということでございます。

 議員力検定というのが実はありまして、これの一般の3級の練習問題にこういうものがあります。議員活動として適切でないものを1つ選びなさい。1番が調査活動、2、本会議、委員会への出席、3、口利き、4、視察。この答えは3の口利きなんです。特別な取り扱いを求める口利き行為は不適切な議員活動の典型と言えますという解説になっているんですが、ただ、そういっても、口利きがどういうことで口利きという判断になるかというのがあるんですけれども、議員活動の中で、議会での発言とか委員会での発言という1つの車輪と、その片側にもう一つ、議会以外での議員の活動というのがあると思うんです。

 その議員活動の1つに、住民からの要望などを受けて、行政に対し要望、提言、働きを行うということで、直接その担当のところに行ったりするというようなことも、議員活動の一面としてはあるのではないかと思うんです。ただ、ちょっと行き過ぎるとこの口利きという、下手をすると不正とか違法の問題になるということであります。現在、厚真町でこういった議員からの働きかけに対して、役場庁舎内でどのような処理がされているかということをお伺いいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 役場の仕事に住民の福祉の増進という大義がございまして、職員としてあらゆるアンテナを張りめぐらせて、現状、町民の方々がどういう不便を感じているか、どういう課題を持っているか、そういったものを情報収集して、そして順序立てて優先順位を決めて行政サービスをするという流れの中に、町民からの要望、それから自治会を含めた各団体からの要望、提言というのもありまして、もう一つ言えば先ほど言いましたように、議員の皆さんからの情報、それから提言、こういったものも含まれてございます。

 ただ、すべてを厚真町役場の場合は公平というか同じに扱っておりまして、議員の要請、要望だから特別記録に残して、そして例えば公開するというような、そういった団体もあるようでございますが、厚真町の場合はいずれの方からの提言、要請であっても同じに扱っておりまして、特に抜き出した記録だとか、特別な処理をしているわけではございません。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) 今、大きな流れの中で、そういった働きかけを記録して、整理をしていこうということがあるようです。それは逆に言いますと、行政側の職員の身分を守るというようなこともありますし、議員側から言いますと議員活動の1つとして記録を残してよというような希望もあると思うんです。今後、こういったことが全国的にまだまだ恐らく活発にというか議論されてくると思うんですが、積極的な取り組みをするというお考えはありませんか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 積極的な意味というのはちょっとよくわからないんですが、私が今、考えているのは、いずれにしても電話なり、実際に役所に来て担当に提言をする、情報を寄せるという、この行為自体が善悪ということではなくて、すべての情報なり要請活動があった場合に、きちっとした記録によって、要するに文書によって処理の過程を残していくというのは、これは考えてみれば役所として当たり前の事務処理の方法なのかなと思ってございます。

 先ほど話しましたように、ある団体、きちっとした団体からの文書による提言に関しては、その後の起承てんまつがきちっとなされている割には、それ以外の口頭による要請活動については意外と記録に残さないまま処理をされている実態もあるのかもしれませんので、原理原則に返れば、すべてのそういった要請活動の起承てんまつはすべて記録をして、処理が後でもきちっとわかるようにしていくのが、これ、逆に言えば当たり前なのかなと思っておりまして、そういう視点から、なるべく記録に残して処理のてんまつを明らかにしていくということは、厚真町役場としても取り組むべきことなのかなと、そういうふうに思ってございます。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) これはぜひ、住民の役場に対する批判のほとんどというのは、「言ったのに」という言葉が必ずついてくるんです。ぜひそういう整理をしていったほうがいいと思います。

 次に移ります。

 2番目は、農業に対する基本方針ということで通告をしてあります。20年後を見据えた農業政策について、農地活用を中心にお伺いするという内容でございます。

 なぜ、これを20年後としたかと言うと、実は10年後を見据えたという農業政策というのは、結構あちらこちらに書かれたものがあるんです。ただ、現役の農業をやられている方で、まだ10年は頑張れるんだけれどもなという方が結構いらっしゃるんです。そういった方々の一番の不安は、20年後なんです。20年後は自分はもう農業はできないんだと。けれども、そのときに自分が今使っている農地がどうなるんだろうということに、非常に不安を持っているということがあります。

 厚真町も現在農地の活用状況については、未利用地はデータ上はないということにはなっているんですけれども、実態はどうもそうではないらしいということがあります。それと、先般経営計画というんですか、農業所得の計画で、400万円台が夫婦で農業所得の目標なんだというような話がありまして、こういった計画に基づいていっても、現状から判断しても、どうも先行き農家コストの減少というのは避けられないものだろうと思うんです。

 そのときに、今現役で頑張っている50代、60代の方々の農地をどのように活用していったらいいのか、町長の基本的な方針の中で、前回の定例会かな、厚真町の50年後だったかな、そのときは、という質問で、やはり農業が中心だという回答があったと思うんですが、とすれば、そういった土地はやはり転用して宅地とか工業用地にするんではなくて、あくまで農業用地での活用ということになっていくと思うんですが、その農業用地として維持していく方法についてなんです。

 一遍に言ってしまいますが、売却をするという希望がある方に関しては、さほど問題ないと思うんですが、賃貸をしたいという方がいらっしゃった場合、そういったことに対して行政として今から何か方策が打てないかと、もしくは方針が出せないかということなんです。というのは、20年後といっても今、そういっためどが立つと今取り組んでいる農業に対する姿勢も変わるし、それから将来に対する不安もなくなるということがあると思うんです。このことについて答弁をお願いいたします。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 農業に対する基本方針という中に、将来の遊休農地を生じさせないために今、打てる方法だとか、方針、手段はないのかというご質問だと思いますが、その前にちょっと、若干の情報を共有させていただきたいと、そのように思います。

 実は、本町で農業振興計画をずっと作成して改定してきてございます。今現在は第6次の農業振興計画ということでございますが、この振興計画をつくる際に、農業者の皆さんに意向調査をしているというところでございます。

 その中に興味を持っていかなければならない数値が1つございます。これは60歳以上で後継者のいない農家の方々、実は約100戸ほどございます。これは当町の販売農家全体の約4分1に当たりまして、面積ではその100戸で650ヘクタール経営をされています、今現在。60歳以上で後継者のいない農家の方々が100戸いて、面積で650ヘクタールを経営されているということでございまして、これが下司議員のおっしゃるようにこのまま20年たちますと、一番若い60歳の方でも80歳になるということになります。

 当然、ここの区分に該当する方々は、農業の将来について心配をされていると、そのように思います。これまで何代にもわたり、先輩たちも含めて営々と農地を耕してきてここまで仕上げた農地を、資産として今後有効に活用されていくかどうかというのは、一番心配の種だと思います。

 単純に後継者なり、新規就農者なり、法人なり、この受け手が目の前にたくさんいれば、その100戸の方々も確かに心配されないんだと思いますが、若い方々が町内に実際に少なくなってきている中で、若い方々が大規模な経営をされている状況を見ると、この先自分たちのこれまで育ててきた、手塩にかけてきた農地はちゃんと有効に使ってもらえるのかなという、こういう心配はやはり現実的にあるんだと思います。ですから、そういう意味では受け皿をきちっとつくっていくということが大切でありまして、その受け皿の中に手段として農地の流動化、それから流動化のための調整機関をきちっと整理をするということが何より大切なんだと思います。

 それからもう一つ、先ほど言いましたように、受け皿として新しい新規就農者も含めたり、新しい後継者づくりに行政だとかJA組織が一体となって、そういう新しいシステムづくりに乗り出す時期に来ているんではないかということで、平成22年度も実際にその先進地調査をして、新しい厚真町にふさわしいシステムをつくり上げていきたいなという思いで予算も計上し、実際に調査、研究も進めているところでございます。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) ぜひ、もっと具体的なものにしていただいて、将来に対する不安がなくなれば、60歳を過ぎてからでも設備投資の意欲というのは持てると思いますので、そういうものを目に見える形にしていただくということが、これからの厚真町のためにも非常に重要なことだと思います。

 次に移りたいと思います。

 3番目はエゾシカ対策の状況と今後の対応ということで、これは内容が本年度行われているエゾシカ対策事業の進捗状況と実態、今後の方針、家庭菜園など非農地や交通事故などへの対策についてお伺いするということなんですけれども、一番最初に一般質問された渡部議員とかなり重複しているところがありますので、農地のことについては飛ばしてお伺いしたいと思います。

 今回のエゾシカ対策事業というのは、基本的に農事組合が中心になって事業組合を立ち上げて、事業を行われているようなんですけれども、そのときに問題になるのがつなぎの部分、組合ごとのつなぎのところに間があいてしまうこととか、それから市街地周辺などの家庭菜園について、農地を囲ったことによって、逆に追い出されたシカがそこに集中してしまうというような被害が今後予想されるということがあります。そのことについて、今後どういう対策が必要なのかということについてお伺いしたいと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 厚真町全域をぐるっと金網フェンスで囲うとしても、やはり道路網だとか河川だとか、やむを得ず連続させられないところも確かにございます。そういったところから、シカが例えば集中して出てこないかというご心配だと思いますが、シカもどの程度学習能力があるのかわかりませんし、ネットのすき間が自分たちで理解できるのかどうか、ちょっと私もわかりません。

 今現在、対応しているところと対応していない地域があった場合、どうしても対応していない地域にどっとシカが集中して出てきて、被害が大きくなったという話は聞きます。ただ、それとは別に、囲われている中で切れている部分からシカが大量に出てきて、その周辺の農地を荒らすという話までは、私たちもそういった情報をまだ知り得ていませんし、まだ問題になっているとは、ちょっと私のほうでは思っておりません。

 これから先、平成23年度に希望どおり施工されれば、さらに70キロぐらい延長がされて、おおよそ厚真町ぐるっと囲われますので、そうなりますと細かなところの話は別にしても、かなりシカの被害は減るんではないかなと、そのように思ってございます。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) 今回分譲するフォーラムビレッジがあります。ここは家庭菜園なんかも売り物にしているわけですが、フォーラムビレッジに関してはシカ対策というのは全く無法状態だと思うんですが、そういったところへのシカ侵入防止さくの設置とかというのは、構想にはないんでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 家庭菜園にまで、金網フェンスを町のほうで支援をするという計画はございません。農業者の方々、経済活動として耕作をされているわけですし、そこで被害があると本当にダメージが大きいと。家庭菜園の場合は、それで生計を立てているということでもございませんし、趣向的なところもございます。できれば家庭菜園については、自助努力で防衛策を講じていただければなと、そのように思っております。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) これ、町の事業によって追い出されたシカによって家庭菜園が被害を受けるということになれば、話はちょっと違ってくるんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) それは、やはり見方なのかもしれませんが、決してシカを追い出しているわけではなくて、シカは山に自然に存在していると。ただ、個体数が多くなり過ぎているのと、シカが個体数が多くなった関係で人里におりてくる、これは山に食べ物が、今の64万頭に上るシカに十分に食べさせるだけのえさがないせいなんだと思います。決して私たち厚真町が金網フェンスで農地を守っているせいで、家庭菜園が被害をこうむるという、そういうことにはならないんだと思います。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) ここで町長の考え方を変えるわけにはいかないんですけれども、ただ、上地区に先にシカさくをやりましたよね。そのときに、あそこの地区にシカさくができたおかげでうちのほうが多くなったという話はあるんですよ。だから、ということは、きっとあるということです。ことし設置して、これからも事業が進んで、その結果としていろいろなことが起きてきたときに、また見直していただければと思います。

 もう一つは交通安全、町長も先ほどちょっと交通安全のことをおっしゃいましたが、エゾシカさくの張れない部分というのは、道道の部分というのはどうしてもゲートをつけるわけにもいかなくて、ある程度並行してシカさくを立ててはいるんですけれども、やはりその近辺、シカが渡ることは結構あるかなということと、シカ道がやはり変わっているんですよね。今まで出会ったところで出会わないということは、皆さん経験していると思うんですが、これは提案なんですけれども、エゾシカ対策のさくがどこに設置されたかというのは、一般町民というのはわからないんですよ。一般町民じゃなくても、私たちも余りわからないんですけれども。こういったものをマップにして、こういうふうにさくが張られていますよというものをつくって配れないかなと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 当然、例えば道路でのけもの道というんでしょうか、そういったことをその地域の方々にお知らせするという視点ではなくて、当然通過される、北海道じゅうというわけにはいきません、簡単に言うと例えば幌内の人にも、厚南方面のシカさくと、それからシカさくが切れているところをお知らせしてはという話だと思います。

 これは大きな図面に本当に細かく表示しなければならないと思いますので、なかなか簡単な作業ではないんではないかなとは思います。それよりは、確実にけもの道になっているところ、要するに道路を集中的に横断するところは、その前後で「シカ横断注意」みたいなそういう啓発看板というんでしょうか、そういうものを立てるほうが現実的なのかなと、そのように思います。

 これは交通事故が頻発してくると、当然道路管理者という立場、それから交通安全管理者という立場で、そういったものに対応する必要が当然出てくると思いますので、そういったところがある、気になるなということがあれば、ぜひ情報として教えていただければと思います。また、地域の方々にもそういう情報提供について呼びかけてまいりたいなと、そのように思います。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) シカさく、そのマップをつくるのが大変だということなんですけれども、町のほうでは全体のシカさくマップみたいなものというのは、つくっていないんでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) シカさくマップは当然つくってございますが、切れている場所、細かくたくさんあると思うんです。そういう意味で、それをわかりやすくするためには、相当大きな図面に落とさないとわかりづらいんではないかなと、そういう意味でございます。小さなところに線を引いていっても、どこで切れているのか、実際にはわかりづらいんではないかなと。わかりやすくするためには大きな図面が必要だなと、そのように考えた次第でございます。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) かなりつなげていますよ、苦労して。こんなところ、つなげられるかなというところもつなげているんで、そんなに切れてはいないです。ゲートをつけているところはありますけれども。

 という意味では、町で押さえているものでも情報として出していただければ、いろいろな意味で活用できるのかなというふうに思ったんです。

 それと、やはり交通事故に関して、年齢とともに一番弱ってくるのが視力も弱ってきまして、やはり夜も運転したくないという方、結構いらっしゃるんですよ。そのためにも、町長が先ほど言いました「シカ出没注意」みたいな看板というのは、ぜひ設置していただきたいと思います。

 ぜひエゾシカ対策さくマップについては検討していただきたいと思います。

 4番に移りたいと思うんですけれども、4番は姉妹都市交流事業についてです。

 姉妹都市交流事業の現状と今後の方針についてお伺いするということが、通告の内容でございます。

 姉妹都市交流事業につきましては、基本的にスポーツ少年団などが行ったり来たりするということが多いんですけれども、最近やはり経済的なこともあるんでしょうか、なかなか前沢区のほうに出かけていけるところが減ってきているということがありまして、内容をちょっと確認しますといろいろなことが見えてきたんですけれども、町長のこの姉妹都市交流事業に対する基本的な考え方をまずお伺いしたいと思います。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 姉妹都市交流でございますが、ご承知のように岩手県の現奥州市の前沢区、旧前沢町でございますが、そこと昭和58年に姉妹都市を締結して以来、人的交流をしてきているということでございます。その中でスポーツ少年団の交流が一番盛んなのかなと、そのように思います。

 姉妹都市については、厚真町に限らず、他の自治体でもたくさんのところと姉妹都市の交流をしております。これは、自分たちの町の中だけで井の中のカワズになりがちなところを、他の町、他の団体と交流することによって、やはりいろいろな経済効果だけではなくて、文化的な活動、そういったものも向上できるんではないかなというところで、姉妹都市交流が行われているんだと思います。厚真町は、残念ながらなかなか経済交流までは至っておりませんが、この人的交流を通じて、お互いに文化的な発展はしてきているんではないかなと、そのように思っております。

 これからも、厚真町にとってはたった1つの姉妹都市でございますので、できる限りこの奥州市の前沢区と姉妹都市交流を続けてまいりたいと、そのように考えております。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) この姉妹都市交流事業の補助要綱の中に、自主的交流と親睦を図るという文言があるんですけれども、これはそのままとらえますとそのままなんですけれども、これは町長の今の考え方からいっても、やはり厚真町として積極的にこういう交流事業をするんだということでよろしいですよね。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) そのように考えていただいて結構でございます。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) それではその前提に立ちまして、派遣事業について今、補助金の限度額が20万円というふうになっているんです。ただし書きがあって、町長が特に認めた場合以外というふうになっているんですけれども、基本的に20万円というふうに考えていいと思います。

 ただ、どうも少年野球とかそういう人数の大きな組織が行くと、全体事業費が90万円とかというふうになっていくんです。それと対象経費を細かく見ていくと、これは補助金交付基準の中にあるんですけれども、対象外になっている部分で、運賃の厚真町から苫小牧市、それから八戸市とか仙台市とか秋田市とかフェリーで行ったときに、フェリーから前沢区まで、これは補助対象外なんですよ。代替の例えば厚真町から苫小牧市に行くときに、町のバスとか、それからスクールバスなどを活用させていただければ、これはかからないからということがあるのかもしれませんけれども、対象外にしておくことではなくて、対象にしておいて、そういったものを使ったときにはその分を対象から外すというような表現にできないかということです。

 それから、食事については前沢区に宿泊する1泊2食分というふうに限定しているんですけれども、前沢区まで行って帰ってくるわけですから、1泊2日ではちょっと無理なんで、必ず手出しが発生するということです。

 それから、対象者については家族、応援団は対象外ということになっているんですけれども、果たして小学生の団体が行ったときに、その指導者3人だけで全部面倒見られるかということになると、現実的にはこれはあり得ないことだろうということで、この辺の見直しも必要かというふうに思ったのと、これはちょっとおまけなんですけれども、お土産代について、受け入れにあっては2万円対象になるんですけれども、派遣の場合はお土産代は対象になっていないということです。

 こういったことで、積極的に交流をしていくということであれば、こういった見直しも必要かなと思うんですけれども、いかがでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) これまでは、当然派遣される、それから受け入れする団体の必要最少限の経費について補助をするというスタンスだと思います。それ以外に、当然いろいろな経費がかかるわけでございますが、補助をするという趣旨から考えると、それ以外の観光的な経費まですべて対象経費にして、税でそれを支援するというのは、これだけ財政状況が厳しい中にあっては難しいのかなと思います。

 基本的には税で支援するところ、それから自助努力で負担をしていただくところ、そういったものがバランスよく組み合わされて、初めてこういった事業が長続きするのかなと思いますし、また、例えば派遣で行かれるところも、余り補助事業で目的をしっかりと固められる以外のところに、当然自由な発想で行きたいところもあるかと思います。それは、逆に余りこちらのほうで縛ってしまうのも、せっかく遠く出かけるチャンスでありながら十分に有効な視察旅行にならないとも、そういう心配もございますので、ある程度自由なところは任せて、そのかわり、それは補助の対象にしていかないというのが適切ではないかなと、そのように思います。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) もう一度、普通に前沢区に行って帰ってくるということに関して、必要になる部分に関しては補助対象としてもいいと思うんです。それから上限の20万円についても、基本的に20万円という数字が出ていると、それ以内に抑え込まなければという意識が働きますので、こういったことに関しても見直してはどうかと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) これまでの派遣団体の事業費全部を見ているわけでございませんが、構成員、それから補助の対象になっています引率者、こういった方々だけの経費を見ると、かなりの部分をカバーしているんではないかなと、そのように思います。

 当然、要綱を見ますと、実費額を補助するということになっております。それ以外のものというのは、これは当然大人でございますので、そこそこ収入のある方々は2分の1の補助だということでございます。逆に20万円ということになれば、大人の場合は40万円の事業費ということになります。

 さらに言えば、その前後の送迎については、それぞれの団体で経費が出ないように、お互いに別だての支援をするわけですね。例えばバスを利用してもらう。町で持っているバスを提供するわけですから、なるべくそういったところで節約もすると。その節約ができるものまで自分たちが自由にお金を払って、例えば仮にバスを借りてまで、それを補助するというところまで補助事業を拡大しなくても、それは節約する工夫はできるんではないかなと、そう思ってございます。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) いろいろ出ていますけれども、バスの話なんですけれども、バスの話に関しては、要綱の中では補助対象外となっているんですよ。ではなくて、基本的に補助対象とするんだけれども、どうしてもそういった無料のバスとかが手配できない場合、補助対象にしましょうとか、そういう見直しができないかということなんです。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 現実的にそういったケースがあったのかどうか、ちょっとわからないんですが、厚真町のバスの保有状況だとか、前沢区のバスの保有状況を考えますと、実際に借り上げバスを借りたケースというのはいろいろな団体が重なったときで、しかも団体が町の補助ではなくて、自分たちの自主的な活動として行かれたケースがあったのかもしれませんが、一般的に厚真町として派遣団体は、例えば少年団の場合は1年に1団体だったと思いますので、バスが使えなくなるということは考えられないんではないかなと、そのように思います。ただ、100%とも言い切れませんので、そういったケースに関しては、当然その都度必要なものについては相談に乗るという姿勢で対応させていただきたいと思います。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) あと、大人の派遣についてなんですけれども、先ほど言いました大人同士の交流に対しては補助が出るんですけれども、同行する家族については−−応援団はいいと思うんですけれども、家族についてはその補助対象としないということになっていますけれども、やはりいろいろな事故とかそういったことを考えると、小学生の場合は、家族も必ずやはり随行しないといけないものだという前提に立てば、大人の交流と同じような補助を家族に対してもしてもいいのかなと思うんですが、その辺はどうでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) その辺につきましては、もうちょっと事務局と協議をしてまいりたいと、そのように思います。

 確かに実際に子供たち、例えば小学校3年生から6年生というふうに考えますと、すべてこの引率者3名で、スポーツ少年団20名もなる大団体を事故なく連れていくというのは、非常に難しいかなと思います。やはり家族の支援がなければならないと思いますので、大人の団体とのバランスを考えますと、もうちょっと考える余地はあるのかもしれません。これについては、これまで引率に当たった者、それからこの事業に携わった者ともいろいろと話を詰めて、今後の対応の仕方について考えてみたいと思います。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) これは、ぜひ見直しをしていただきたいと思います。やはり、なかなか皆さん今、厳しいんです。経済が持ち直してくればまた変わるのかもしれませんけれども。その交流事業を継続していくためには若干の支援が必要かと思いますし、必要なものはやはり支援してということだと思います。

 最後に5番目ですけれども、これが最後になります。

 町並み景観に対する考え方ということで、町並みや景観に対する考え方や管理、監視についてお伺いするという通告内容です。

 これは何かと言いますと、市街地の景観についてなんですけれども、平成12年3月に、これは商工会がつくった商店街活性化基本計画というのがあって、この中にまちづくり協定に関する覚書というのが提案されているんです。実際、その中には色の指定とか、そういった細かいところまで検討されているんですけれども。

 では、その決まり事が本当に協定としてしっかり結ばれて、がんじがらめのコンクリートの約束事になったかというと、必ずしもそうではないんですよ。ある程度弾力的に運用しましょうというぐらいのレベルの協定ではあるんです。

 ただ、この計画をつくるにはかなりの時間をかけていて、いろいろな人の意見を聞きながらこういった計画をつくっています。商店街というか、既存の市街地の建物を建てるときに、皆さんが悩んだときというか、どういう色合いにしようかというようなことを考えるときに、これをもとにして町並みをつくってきたということがあるんです。

 そういう視点から町並みをちょっと見ていただけると、何となく統一されたような色を使っているなとか、軒先が意識あるところは3メーターになっているなとか、軒を出入りをなるべくしないようにしているところもあるなとか、そういう意識を持って見ると、そういうふうになっているんです。

 ただ、これはある意味紳士協定なわけです。ですから、私はそういうことに関しては協力できないよとなれば破ることは勝手にできますし、この中には、商工会の中に監視委員会をつくって、そこで監視するんだなんていうことを言っていますけれども、実際に監視できるかと言ったら、そんなことはできないですよね。

 それと、あくまで商店街、市街地のことを考えてはいますけれども、商業施設を中心に考えているということがあって、一般住宅とかそういったところまでは及んではいない。けれども、精神というか基本的な方針は受け継がれているんです。

 ただ、平成12年につくったもので、もう10年経過していますよね。そうすると、やはりこのことを覚えている人が減ってきているんです。こうなったときに、だれがこの精神を、例えば何かを建てたいと言った人に伝えられるかということを考えたときに、役場しかないかなと思ったんです。

 それで、1つお伺いしたいのは、町長が市街地の統一景観とか、そういったことに関してどのように考えられているかということをお伺いしたいんです。

 ということは、考え方としては、統一したイメージのまちづくりがいいなというのは1つあります。でも、別な考え方としては、これはルーラルビレッジの分譲のときに、実は当時の担当だった方に話を聞いたことがあるんですが、それぞれいろいろな建て方でいいんじゃないかと。バラエティーに富んでいる建物があっていいんじゃないかという考え方をされていて、今のルーラルビレッジというのはいろいろな建物があるんですよね。ですから、そういう意味では考え方だけなんですよ。商店街だって商業施設の集まりなんだから、いろいろな色合いのものがあって活気があったほうがいいんじゃないかと。イルミネーションなんか、いろいろな色合いですしね。

 という考え方もあるんですけれども、この辺について町長はどのようにお考えかということを。商工会でつくった計画というのは、いろいろな意見を集約した中で当時の流れもあったんですけれども、統一したイメージにしようという結論に達したということなんです。いかがでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 町並みの景観という観点から考えますと、私も以前から、大きな事業で町並みを大きく変えるときに、当然話題になるものだと思っておりまして、ここの中央土地区画整理事業が行われた際も、きっとその景観に関しては、皆さん足並みをそろえた取り組みをされるんだろうなと、当時そう思っておりました。

 ただ、景観をそろえるのは、簡単なようで非常に難しいということも実際でございます。ヨーロッパみたく個人と公という立場が、非常に外壁1枚隔てるだけでパブリックだという、そういう認識を持たれている風土と、日本みたく自分の敷地までは全部個人のものだと、パブリックはあくまでも公共施設がある、例えば道路だとかそういった空間が公共なんであって、自分たちの個人的な資産まで、なかなか規制をしたりするのは非常に難しいというのが日本の独特の文化であって、こういったことも勉強させていただきました。

 言うのは簡単ですが、そろえてそれを長く続けるのは非常に難しいんだろうなと、そう思ってございます。ただ、ここの中央市街地の商業ゾーンについては、過去そのようなご努力をされて、そして一応皆さん方が1つの土俵について、なるべく協定の精神は大切にしていこうという思いで事を進められたというのは、改めて本当にすごいことだなと、そういうふうに評価をしております。

 ただ、残念ながらそれに対して行政がそれを例えば飛躍させてさらに進めて地区計画みたいな形まで踏み込んで、景観を統一していこうということに至らなかったというのは、当然これまで皆さんの事情があったんだと思いますし、できなかったものは事実でございますので、私の思いとは別に、これからも例えば今の市街地をまた景観を統一化させるために、ある程度の規制手段を講ずるのはなかなか厳しいのかなと、そのような思いでございます。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) 第三者的にぱっと見ていただけると、市街地というのは落ちついた色で統一されているんですよ。それから、もうちょっとイメージアップしようということで、商工会の女性部が街頭にペナントをかけて統一感を出すとか、そういった取り組みはされてはいるんですよね。イルミネーションもその一環だとは思いますけれども、そういった意味では、そういう建築の申請が出たときに、担当課が実はここはこういうような話し合いが過去にされていましたよというようなことを意識していて、情報提供できるかどうかということは、非常に重要だと思うんですよ。規制は、強制的なものはないけれども、でもそういう意識で皆さんやっていますよというような情報提供、これは役場の窓口しかできないと思っているんですよ。このことに関してはどうですか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) 商業地帯においても、すべてが商工会のメンバーとは限りませんので、確かに商工会で協定されたことを商工会の皆さんにぜひ語っていただきたいというのは、これは限度があろうかと思います。

 先ほど言ったように、規制ができないまでも、せっかくある協定を行政として再認識して、そして、これから事あるごとにこういう協定が実はあったんだぞと、こういった景観が今維持されているんだという認識を深めて、いろいろな機会でこの市街地に、例えば建物を新たに建てる方々に対して話題提供という形はできるんではないかなと、そのように思っています。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) これに関しては、商店街の裏の……

          〔「ハートフル」と呼ぶ者あり〕



◆(下司義之君) ハートフルタウンに関しても、同じようなことが言えると思うんです。今、何となくハートフルタウンというのは同じようなデザインの家が多くて、色遣いも落ち着いた家が多いですよね。そこにとんでもない色合いの家が建つような可能性というか、ことがあったときに、何らかのアドバイスができる。それを地域住民に任せるということには、きっとならないんだと思うんです。

 というのは、一般住民というのは建ち始めてからじゃないと情報つかめないですよね。だから、その事前段階でどうですかと、周りの方たちこういうふうにやっていますけれども、同じような意識でやりませんかみたいなことを言っていただくというのは、非常に重要かと思います。

 今後建つフォーラムビレッジに関しては強力な規制がかかりますけれども、それも、やはり温度が高いうちというのは皆さんそういう意識でやるんでしょうけれども、継続してそれを守っていくというのは非常にエネルギーの要ることだと思いますし、そういった仕組みづくりをぜひしていただきたいと思うんですけれども。

 これは分譲に関しては、相談をいろいろ受けているのはまちづくり推進課で、建築に関する届け出というのは建設課のほうですよね。こういった横の連携というのは、今後とっていくということになるんでしょうか。どうなんでしょうか。



○議長(河村忠治君) 町長。



◎町長(宮坂尚市朗君) まちづくりに関しては、基本的にはすべての課が連携をしていると考えていただいて結構だと思います。

 ただ、先ほども申し上げましたように、景観に関して特に限って話を申し上げれば、ちょっともとに戻るようでございますが、今回商店街を形成するに当たって、会員の皆さんが協定書を議論された。ただ、そのときのエリアを見させていただきましたが、もうちょっと範囲が広いんです。商店街に限らず、今で言う区画整理のハートフルタウンのところまで、それから北町まで全部含めたエリアを一応協定の範囲にしたいという、そういう希望だったようでございますが、私が考えているのは、俗に言う商店街の部分については、皆さん方そうやってこれまでも話し合いされて、そこそこ同じ方向のもとに気を配われてきたということもございますので、この商店街に新たな建物を建てる場合には、皆さん方の思いを、建てる事業主に対して役場として情報を提供することは、これはやぶさかでないと思います。

 ただ、ハートフルタウンについては全く個人の住宅でございますので、こちらについて、先ほど言いましたように地域全体で統一感を持って景観を守っていこうという話し合いを、これまでもしてきた経過、1回もございませんので、そこに適用するのはこれはやはり無理な話だと思います。

 ですから、フォーラムビレッジみたく初めから地区計画を立てて推進していくのと違って、私が先ほども申し上げましたように、情報提供させていただけるのはあくまでも商店街のメーンストリート、こちらに新たな物を建てる場合に、先ほど言いました皆さんの精神を、あらかじめ情報として提供させていただくということにとどめさせていただきたいと思います。



○議長(河村忠治君) 下司議員。



◆(下司義之君) 厚真町の景勝地といいますか、新しい名勝が最近できたんですけれども、ご存じですか。豊沢から来ると、今までは見えなかったんですけれども、中央墓地のところを過ぎて、カーブにあった木がなくなって、非常に夜景がきれいになったんですよ。厚真町の市街地を上から見られる場所というのは、今まで水道の上だけだったんですけれども、実はそちらからも見えるようになったと。

 今、厚真町の景観整備の意識を高くして取り組んでいくと、すごく魅力的な町になってくると思うんです。特に今、夜はそちらのほうから走ってくると、結構町に入るのがわくわくするような景観になっています。ぜひ、景観とか町並みに対する意識を強く持って、やはり魅力的な町をつくっていくべきだというふうに私は主張して、質問を終わりたいと思います。

 以上です。



○議長(河村忠治君) 以上で下司議員の質問を終了いたします。

 ここで休憩いたします。

 再開、3時20分。



△休憩 午後3時07分



△再開 午後3時20分



○議長(河村忠治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△議案第3号の上程、説明、質疑、討論、採決



○議長(河村忠治君) 日程第8、議案第3号 厚真町議会の議員の定数を定める条例の一部改正を議題といたします。

 本案について説明を求めます。

 井上議員。



◆(井上次男君) (議案書により説明)



○議長(河村忠治君) 説明が終わりましたが、本案については全議員より調査した事件でありますので、質疑並びに討論を省略します。

 それでは、議案第3号について起立により採決いたします。

 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

          〔起立全員〕



○議長(河村忠治君) 起立全員であります。

 したがって、議案第3号は原案のとおり可決されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△議案第4号の上程、説明、質疑、討論、採決



○議長(河村忠治君) 日程第9、議案第4号 厚真町議会委員会条例の一部改正を議題といたします。

 本案について説明を求めます。

 井上議員。



◆(井上次男君) (議案書及び資料により説明)



○議長(河村忠治君) 説明が終わりましたが、本案についても全議員により調査した事件でありますので、質疑並びに討論を省略します。

 それでは、議案第4号について起立により採決いたします。

 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

          〔起立全員〕



○議長(河村忠治君) 起立全員であります。

 したがって、議案第4号は原案のとおり可決されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△延会の宣告



○議長(河村忠治君) ここでお諮りいたします。

 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これについてご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(河村忠治君) 異議なしと認めます。

 したがって、そのように決定いたしました。

 本日は以上をもって延会いたします。

                              (午後3時30分)

地方自治法第123条第2項の規定により署名する。

        議長

        署名議員

        署名議員