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北海道 石狩市

平成18年 11月 定例会 11月29日−開会〜知事説明−01号




平成18年 11月 定例会 − 11月29日−開会〜知事説明−01号







平成18年 11月 定例会






平成18年11月29日(水曜日)

 午後1時3分開会
 午後4時7分散会
議 事 日 程
  午後1時開会
 1、開  会
 2、日程第1 議席の指定
 3、日程第2 議席の一部変更 
 4、日程第3 会議録署名議員の指名
 5、日程第4 会期の決定
 6、諸般の報告
  1 地方自治法第121条の規定による委任または嘱託を受けた者の職氏名について
  2 議長提出報告第1号から第6号まで
 7、日程第5 常任委員の選任
 8、日程第6 特別委員の選任
 9、日程第7 常任委員の所属変更
10、日程第8 福祉公安委員長の選任
11、日程第9 議会運営委員の選任
12、日程第10 次世代育成支援対策特別委員の辞任許可
13、日程第11 知事提出議案第1号から第23号まで
  1 付議議案に対する知事説明
  2 議案第9号から第11号までに対する質疑
  3 議案第9号から第11号まで総務委員会付託
14、議長提出報告第7号
15、日程第12 知事提出議案第9号から第11号まで
  1 委員長報告
  2 討   論
  3 採   決
16、日程第13 休会の件
本日の会議に付した事件
 1、開  会
 2、議席の指定
 3、議席の一部変更
 4、会議録署名議員の指名
 5、会期の決定
 6、地方自治法第121条の規定による委任または嘱託を受けた者の職氏名について
 7、議長提出報告第1号から第6号まで
 8、常任委員の選任
 9、特別委員の選任
10、常任委員の所属変更
11、福祉公安委員長の選任
12、議会運営委員の選任
13、次世代育成支援対策特別委員の辞任許可
14、知事提出議案第1号から第23号まで
  1 知事説明
  2 議案第9号から第11号までに対する質疑
  3 議案第9号から第11号まで総務委員会付託
15、議長提出報告第7号
16、知事提出議案第9号から第11号まで
  1 委員長報告
  2 討   論
  3 採   決
17、休会の件

出 席 議 員
      1番 坂 本   登 君   2番 長 尾 トモ子 君
      3番 渡 辺 義 信 君   4番 渡 辺 敬 夫 君
      5番 小 熊 慎 司 君   6番 西 山 尚 利 君
      7番 桜 田 葉 子 君   8番 杉 山 純 一 君
      9番 本 田   朋 君  10番 佐 藤 健 一 君
     11番 吉 田 公 男 君  12番 高 橋 秀 樹 君
     13番 長谷部   淳 君  14番 佐 藤 金 正 君
     15番 馬 場   有 君  16番 柳 沼 純 子 君
     17番 大和田 光 流 君  18番 太 田 光 秋 君
     19番 斎 藤 健 治 君  20番 室 井 照 平 君
     21番 清 水 敏 男 君  22番 満 山 喜 一 君
     23番 亀 岡 義 尚 君  24番 中 村 秀 樹 君
     25番 三 村 博 昭 君  26番 神 山 悦 子 君
     28番 平 出 孝 朗 君  29番 高 橋 信 一 君
     30番 遠 藤 保 二 君  31番 斎 藤 勝 利 君
     32番 白 石 卓 三 君  33番 塩 田 金次郎 君
     34番 小 澤   隆 君  35番 箭 内 喜 訓 君
     36番 安 瀬 全 孝 君  37番 有 馬   博 君
     38番 渡 部 勝 博 君  39番 加 藤 雅 美 君
     40番 鴫 原 吉之助 君  41番 渡 辺 廣 迪 君
     42番 小桧山 善 継 君  43番 橋 本 克 也 君
     44番 遠 藤 忠 一 君  46番 甚 野 源次郎 君
     47番 中 島 千 光 君  48番 西 丸 武 進 君
     49番 渡 部   譲 君  50番 古 川 正 浩 君
     51番 吉 田   弘 君  52番 青 木   稔 君
     53番 吉 田 栄 光 君  54番 加 藤 貞 夫 君
     55番 斎 藤 卓 夫 君  56番 山 口   勇 君
     57番 望 木 昌 彦 君  58番 瓜 生 信一郎 君


説明のため出席した者
 県
       知     事     佐 藤 栄佐久  君
       出  納  長     室 井   勝  君
       直 轄 理 事     穴 沢 正 行  君
       総 務 部 長     野 地 陽 一  君

       企 画 調整部長     内 堀 雅 雄  君
       (総合的水管理
       担当理事、過疎
       ・中山間地域振
       興 担 当理事)

       生 活 環境部長     根 本 佳 夫  君

       保 健 福祉部長     村 瀬 久 子  君
       (子 ど も施策
       担 当 理 事 )

       商 工 労働部長     鈴 木 雄 次  君
       (ま ち づくり
       担 当 理 事)

       農 林 水産部長     松 本 友 作  君
       土 木 部 長     蛭 田 公 雄  君
       出 納 局 長     瀬 戸 明 人  君

       総 合 安全管理     伊 東 幸 雄  君
       担 当 理 事

       空 港 担当理事     佐々木 宗 人  君

       知 事 直 轄     穴 沢 正 行  君
       知事公室長(兼)

       総 務 部政策監     佐 藤 節 夫  君

 知 事 直 轄
       知 事 公 室     今 泉 秀 記  君
       秘書グループ参事

 総  務  部
       財 務 領 域     河 野 武 行  君
       総 務 予 算
       グ ル ープ参事

       総 務 部 主 幹     徳 永 勝 男  君

 企  業  局
       企 業 局 長     滝 田 久 満  君

 病  院  局
       病院事業管理者     茂 田 士 郎  君
       病 院 局 長     秋 山 時 夫  君

 教 育 委 員 会
       委  員  長     里 見 庫 男  君
       教  育  長     富 田 孝 志  君

 選挙管理委員会
       委  員  長     新 妻 威 男  君
       事 務 局 長     斎 藤   隆  君

 人 事 委 員 会
       委  員  長     新 城 希 子  君
       事 務 局 長     上遠野 和 村  君

 公 安 委 員 会
       委  員  長     粟 野   章  君
       警 察 本 部 長     綿 貫   茂  君

 労 働 委 員 会
       事 務 局 長     岩 下 哲 雄  君

 監 査 委 員
       監 査 委 員     音 高 純 夫  君
       事 務 局 長     吉 川 三枝子  君

 議会事務局職員
       事 務 局 長     友 部 俊 一  君
       事 務 局 次 長     吉 田 豊 吉  君
       総 務 課 長     内 田 信 寿  君
       議 事 課 長     中 村   勉  君
       政 務 調査課長     真 壁 洋 一  君

       議 事 課主幹兼     戸 田 郁 雄  君
       課 長 補 佐

       議事課主任主査     野 木 範 子  君

       議事課主任主査兼    坂 上 宏 満  君
       委 員 会 係 長

       議 事 課 主 査     富 塚   誠  君





    午後1時3分開会



○議長(渡辺敬夫君) ただいま出席議員が定足数に達しております。

 これより平成18年11月福島県議会定例会を開会いたします。





△開会あいさつ





○議長(渡辺敬夫君) 開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 昨日、県議会議員が公職選挙法違反の罪で在宅起訴されました。県民の信頼を裏切る行為であり、県議会を代表いたしまして、県民の皆様に心よりおわびを申し上げます。今後、議員1人1人の遵法意識、倫理観を高めるよう喚起してまいる所存であります。

 今期定例会は、過般行われました知事選挙において当選されました佐藤雄平知事により招集された初めての議会であり、福島県一般会計補正予算を初め職員の給与に関する条例の一部を改正する条例や普通会計決算の認定など、県政当面の重要な案件を審議する議会であります。

 議員の皆様方には、会期中格別の御精励をいただき、慎重審議を尽くされ、もって県政進展のために寄与されますとともに、議事運営につきましても特段の御協力を賜りますようお願い申し上げまして、開会のあいさつといたします。





△永年勤続議員に対する全国都道府県議会議長会よりの表彰状の伝達





○議長(渡辺敬夫君) 次に、去る10月24日、山口県で開催されました全国都道府県議会議長会総会において、永年県議会議員の要職にあり、その功績顕著なるものとして表彰されました議員に対し表彰状を伝達いたします。



◎議会事務局次長(吉田豊吉君) 永年勤続功労者、在職20年以上、斎藤卓夫殿。(拍手)



○議長(渡辺敬夫君) 

        表  彰  状

                        斎 藤 卓 夫 殿  

 あなたは福島県議会議員として在職20年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります

 ここに記念品を贈りその功労を表彰します

   平成18年10月24日

                      全国都道府県議会議長会  

    (議員斎藤卓夫君、議長より表彰状並びに記念品を受ける)(拍手)



◎議会事務局次長(吉田豊吉君) 在職15年以上、小桧山善継殿。(拍手)



○議長(渡辺敬夫君) 

        表  彰  状

                        小桧山 善 継 殿  

 あなたは福島県議会議員として在職15年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります

 ここに記念品を贈りその功労を表彰します

   平成18年10月24日

                      全国都道府県議会議長会  

    (議員小桧山善継君、議長より表彰状並びに記念品を受ける)(拍手)



◎議会事務局次長(吉田豊吉君) 同じく渡部譲殿。(拍手)



○議長(渡辺敬夫君) 

        表  彰  状

                        渡 部   譲 殿  

 以下同文

    (議員渡部譲君、議長より表彰状並びに記念品を受ける)(拍手)



◎議会事務局次長(吉田豊吉君) 同じく古川正浩殿。(拍手)



○議長(渡辺敬夫君) 

        表  彰  状

                        古 川 正 浩 殿  

 以下同文

    (議員古川正浩君、議長より表彰状並びに記念品を受ける)(拍手)



○議長(渡辺敬夫君) これをもって、表彰状の伝達を終わります。

 なお、私は在職15年以上として、全国都道府県議会議長会総会の席上において受章しておりますので、御報告いたします。(拍手)

 これより本日の会議を開きます。





△議員の辞職(報告)





○議長(渡辺敬夫君) この際、御報告いたします。

 去る11月27日に渡辺重夫君、11月28日に飛田新一君の辞職をそれぞれ許可いたしましたので、御報告いたします。





△議席の指定





○議長(渡辺敬夫君) これより日程に入ります。

 日程第1、議席の指定を行います。

 去る11月12日執行の県議会議員補欠選挙におきまして当選されました各位の議席は、議長より

              20番    室 井 照 平 君

              53番    吉 田 栄 光 君

  以上のとおり指定いたします。

    (新議席に着席)





△議席の一部変更





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第2、議席の一部変更を議題といたします。

 本件は、お手元に配付いたしました議席変更書により行います。



    (参  照)





○議長(渡辺敬夫君) お諮りいたします。議員の議席の一部を別紙議席変更書記載のとおり変更することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、本件は議席変更書記載のとおり変更することに決しました。

 議席の変更になった方は、新しい議席にお着き願います。

    (議席変更書のとおり着席)





△新議員あいさつ





○議長(渡辺敬夫君) この際、補欠選挙により当選されました各位より、あいさつのため発言を求められておりますから、これを許します。1番室井照平君。

    (1番室井照平君登壇)



◆1番(室井照平君) 去る11月12日の会津若松市選挙区補欠選挙において当選をさせていただきました室井照平でございます。

 どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)



○議長(渡辺敬夫君) 8番吉田栄光君。

    (8番吉田栄光君登壇)



◆8番(吉田栄光君) 去る11月12日、福島県議会議員双葉郡選挙区におきまして当選させていただきました吉田栄光であります。

 私こと、初心、そしてこの新鮮な気持ちを忘れず、県政発展のために精進してまいりたいと思います。議員先輩方の各位には、御指導、御高配を賜りますようよろしくお願いをしまして、新任のあいさつとさせていただきます。(拍手)





△会議録署名議員の指名





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第3、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長より

                  7番  西 山 尚 利 君

                  14番  桜 田 葉 子 君

                  47番  中 島 千 光 君

 以上のとおり指名いたします。





△会期決定の件





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第4、会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月14日まで、16日間とすることに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、会期は本日から16日間と決定いたしました。





△地方自治法第121条の規定による委任または嘱託を受けた者の職氏名について





○議長(渡辺敬夫君) 次に、本定例会に当たり、知事、病院事業管理者及び教育委員会、選挙管理委員会、人事委員会、公安委員会の各委員長並びに労働委員会の委員及び監査委員に対し、説明のためあらかじめ出席を求めてありますから、御了承願います。

 次に、地方自治法第121条の規定による委任または嘱託を受けた者の職氏名について、それぞれ別紙配付のとおり通知になっておりますから、御報告いたします。



    (参  照)





○議長(渡辺敬夫君) お諮りいたします。ただいま御報告いたしました委任または嘱託を受けた者に対し、説明のため、本議場に出席を求めることに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、議長より、それぞれ出席を求めることにいたします。





△議長提出報告第1号から第6号まで





○議長(渡辺敬夫君) 次に、議長より報告第1号から第6号まで、以上6件を提出いたします。



    (参  照)







△常任委員の選任





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第5、常任委員の選任を行います。

 本件は、議長指名をもって行います。

    総務委員  8番  吉 田 栄 光 君

    土木委員  1番  室 井 照 平 君

 以上、議長指名のとおり選任することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、本件は議長指名のとおり選任されました。





△特別委員の選任





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第6、特別委員の選任を行います。

 本件は、議長指名をもって行います。

   くらしの安全・安心対策特別委員  8番  吉 田 栄 光 君

   地域活性化対策特別委員      1番  室 井 照 平 君

 以上、議長指名のとおり選任することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、本件は議長指名のとおり選任されました。





△常任委員の所属変更





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第7、常任委員の所属変更の件を議題といたします。

 本件は、お手元に配付しました所属変更書により行います。



    (参  照)





○議長(渡辺敬夫君) お諮りいたします。本件は、お手元に配付の所属変更書記載のとおり変更することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、本件は所属変更書記載のとおり変更することに決しました。





△福祉公安委員長の選任





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第8、福祉公安委員長の選任を行います。

 本件は、お手元に配付いたしました選任書により行います。



    (参  照)





○議長(渡辺敬夫君) この際、44番議員は暫時退席を願います。

    (44番議員退席)



○議長(渡辺敬夫君) お諮りいたします。福祉公安委員長に44番橋本克也君を選任することに御賛成の各位の御起立を願います。

    (賛成者起立)



○議長(渡辺敬夫君) 起立総員。よって、44番橋本克也君は福祉公安委員長に選任されました。

  44番議員の出席を求めます。

    (44番議員出席)





△議会運営委員の選任





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第9、議会運営委員の選任を行います。

 本件は、議長指名をもって行います。

   議会運営委員  40番  塩 田 金次郎 君

 以上、議長指名のとおり選任することに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、本件は議長指名のとおり選任されました。





△次世代育成支援対策特別委員の辞任許可



○議長(渡辺敬夫君) この際、40番塩田金次郎君から次世代育成支援対策特別委員辞任の願い出が提出されておりますから、御報告いたします。

 日程第10、次世代育成支援対策特別委員の辞任許可の件を議題といたします。

 この際、40番議員は暫時退席を願います。

    (40番議員退席)



○議長(渡辺敬夫君) 辞任願を朗読させます。

                             

    (書記朗読)

         辞  任  願

  平成18年11月28日

  福島県議会議長  渡 辺 敬 夫 様

           次世代育成支援対策特別委員  塩 田 金次郎

  今般、一身上の都合により次世代育成支援対策特別委員を辞任したいから、許可されるよう願い出ます。

                             



○議長(渡辺敬夫君) お諮りいたします。本件を採決いたして御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認め、採決いたします。

 40番塩田金次郎君の次世代育成支援対策特別委員辞任を許可することに御賛成の各位の御起立を求めます。

    (賛成者起立)



○議長(渡辺敬夫君) 起立総員。よって、本件は許可することに決しました。

  40番議員の出席を求めます。

    (40番議員出席)





△知事提出議案第1号から第23号まで(知事説明)





○議長(渡辺敬夫君) この際、知事より別紙配付のとおり議案提出の通知がありますから、御報告いたします。

    (議案別冊参照)



    (参  照)





○議長(渡辺敬夫君) 日程第11、知事提出議案第1号から第23号まで、以上の各案を一括議題といたします。

 付議議案に対する知事の説明を求めます。

    (知事佐藤雄平君登壇)



◎知事(佐藤雄平君) 11月県議会定例会が開催されるに当たり、当面する重要な議案を提出いたしました。

 以下、そのあらましについて御説明申し上げますが、それに先立ちまして、この際、知事就任のごあいさつと県政に臨む所信の一端を申し上げ、県議会及び県民の皆さんの御理解と御協力をお願いいたしたいと存じます。

 このたびの知事選挙におきましては、県民の皆さんから大変重みのある御支持をいただき、当選することができました。今、県民の皆さんから負託されました職責の重さに身の引き締まる思いでございます。

 私は、我がふるさと福島県が、県発注公共工事に絡む一連の不祥事により、県の名誉と県政への信頼を大きく損ない、重大な危機に直面している姿を目の当たりにし、国政の場で活動を続けることとの苦渋の選択に迫られたわけでございますが、私の政治の原点は福島県であり、福島の美しい自然や温かい県民性に調和する「さわやかで明るい県政」を1日も早く取り戻すことが私に課せられた使命であるとの思いを強くし、参議院議員を辞し、知事選に立候補したわけでございます。

 昨日、今回の一連の不祥事が公職選挙法違反による関係者の在宅起訴へと及んだことはまことに残念であり、改めて県政刷新への責任の重さを深く認識したところであります。

 「政治は最高の道徳である」との言葉がありますが、政治・行政に携わる者は、みずからを厳しく律し、高い倫理を希求するものでなければなりません。極めて大きな権限と責任を持つ知事には、清新さ、社会正義が強く求められているものであり、私は、権力の座には久しくとどまるべきではないという意味の「権不10年」という言葉を肝に銘じ、取り組んでまいります。

 失われた県政への信頼を回復することは、容易な道のりではないことは十分承知をいたしております。私を含め職員が一丸となって、県民の立場に立った温かいきめ細かな施策を1つ1つ積み上げていくことが信頼回復につながる唯一の道であると信じ、常に目線を県民、市町村に向けた県政運営に努め、福島県の発展のために全身全霊をささげてまいる覚悟でございます。

 我が国は今、「いざなぎ超え」と言われる戦後最長の景気回復期にありますが、私たちはその豊かさを実感することができず、むしろ所得の格差、中央と地方の格差の広がりを感じ、閉塞感が漂っていることはまことに憂慮すべき事態であります。私は、そうした格差拡大を是正し、我が国の繁栄の礎となっている地方にも光を当てるのが政治・行政の役割であると考えております。

 だれもが安心して暮らせる豊かな福島県を築きたいという思いは、主義主張を超え、郷土を愛する人たちに共通するものであります。私は、そうした考えのもと、公正・公平を旨として、一党一派に偏ることなく、「ふくしま県民党」の立場で、誠心誠意、全力で、「賑わいとやすらぎのある豊かな福島県」の実現を目指してまいる所存であります。どうか、県議会の皆さんを初め県民の皆さんの特段の御理解と御支援をお願い申し上げます。

 次に、私が今後県政運営を進めていく上で基本とする姿勢・方針について申し上げます。

 まず、公正でクリーンな、開かれた県政、わかりやすい県政の実現に取り組んでまいります。

 冒頭でも申し上げましたように、県発注の公共工事に絡む不祥事は、県政に対する県民の皆さんの大きな不信を招くこととなり、より透明性、競争性、公正性を高めるためにどのような入札方法とすべきか、公共工事における地産地消はどうあるべきかなど入札制度のあり方が厳しく問われております。

 このため、行財政改革推進本部に入札等制度改革部会を立ち上げるとともに、学識経験者により構成される入札等制度検証委員会を設置し、聖域を設けることなく議論がなされているところであります。談合は決して許されるものではなく、検証委員会の提言や県議会の皆さんの御議論を踏まえ、公正で透明性の高い入札制度となるよう抜本的な改革を速やかに進め、県民の信頼回復に努めてまいります。

 また、開かれた県政運営を目指し、県民にとって訪れやすく、親しみやすい県庁にするとともに、各地方振興局の地域連携室における市町村への相談・支援機能の充実や、私自身が積極的に現場に出向き、直接県民の皆さんの御意見を伺うなどして、県民の生の声が十分に反映される県政運営に努めてまいります。さらに、記者会見や広報媒体による県政情報提供の拡充に努めるなど、わかりやすい県政を進めてまいります。

 次に、県政の基本方針として、「地域の特色を生かした活力ある県づくり」、「安全・安心が支える住み心地の良い県づくり」、「人にも自然にも心暖かな、思いやりが息づく県づくり」の3つの柱を掲げ、具体的施策を展開してまいります。

 初めに、「地域の特色を生かした活力ある県づくり」についてであります。

 私は、議員秘書、そして参議院議員として36年間にわたり政治にかかわる中で、県内市町村をくまなく歩いて現場を見、県民の皆さんの生の声を聞き、それぞれの地域の実情を熟知しているつもりでありますが、このたびの選挙戦を通して、浜通り地方、中通り地方、会津地方がそれぞれ課題を抱えながらも高い潜在能力を有していることを改めて実感し、意を強くしたところであります。

 それぞれの地域が元気で明るく、活力を保持していくためには、産業の振興と雇用の確保が欠かせません。そのため、産学官連携による中小企業の技術力の強化や地場産業の育成に努めることはもちろん、本県の高度なものづくり産業を支える人材の育成に取り組むとともに、私みずからが先頭に立って優良企業の誘致や県産品の販路拡大に取り組み、県内経済の活性化を図ってまいる考えであります。

 また、先日も安倍総理に考え方を申し上げてまいりましたが、今日のアンバランスな人口一極集中の是正は地方発展のための大きな課題であります。団塊の世代の大量退職時代をとらえ、定住・2地域居住を促進し、交流人口等の拡大を図ることなどにより、過疎・中山間地域を初め各地域が夢と希望を持って自立できるよう取り組んでまいります。さらに、県内それぞれの地域の豊かな自然と、そこではぐくまれた伝統や特色ある文化を広く国内外に発信し、観光の振興にも努めてまいります。

 生命の源である食料を生産し、国土の保全や地球温暖化防止にも大きく貢献している農林水産業は本県の基幹的産業であります。喜びとやりがいを持って仕事に励めるよう、大規模経営者のみならず生産意欲のある多様な担い手の支援に取り組んでまいります。また、県内農林水産物の地産地消を一層推進し、農林水産業に対する県民の理解促進に努めるとともに、特産品の育成などにも力を入れ、活性化に取り組んでまいります。

 次に、「安全・安心が支える住み心地の良い県づくり」についてであります。

 科学技術の進歩に伴う予期せぬ事故や大規模な自然災害が各地で発生し、また市場経済優先の社会が地域間の格差を広げる中、安全が確保され、安心が実感できる社会システムの構築は、県民が明るい暮らしを送る上での基盤となるものであります。地方の深刻な医師不足が今日の大きな社会問題となっておりますが、とりわけ広大な県土を有し、過疎・中山間地域が多い本県にとって、医療過疎の解消は喫緊の課題であります。

 こうした中、国が医師不足地域の医学部入学定員について増員の道を開き、本県がその対象とされたことは大きな前進でありますが、私はさらに、先日の政府主催知事会議においても、国から示された増員に伴う奨学金枠の拡大等の条件について、その緩和を求め、検討を強く促してまいったところであります。今後は、県立医科大学卒業生の県内定着率をさらに高める取り組みを進めるとともに、女性医師が子育てと診療を両立できる環境の改善に努めるなどして医師の確保を図り、県民が安心して医療を受けることのできる環境を整備してまいります。

 原子力発電所につきましては、全国有数の原発立地県である本県においては、安全・安心の確保が何よりも重要であり、そのためにも、安全規制を行う立場にある原子力安全・保安院を原子力発電を推進する経済産業省から分離するなど、客観性と信頼性を高めた安全規制体制の確立と充実強化が図られるよう、国に対して強く求めてまいります。プルサーマル計画など原子力政策につきましては、これまでの経緯を踏まえ、県議会の皆さん、そして関係自治体を初め広く県民の皆さんの御意見をお聞きしながら慎重に対処してまいる考えであります。

 また、首都圏の皆さんに対しても、首都圏の消費電力の約4分の1が本県から供給されているという実情を理解していただけるよう、電源立地県の立場で情報を発信してまいりたいと考えております。

 次に、「人にも自然にも心暖かな、思いやりが息づく県づくり」についてであります。

 我が国が戦後目覚ましい発展を遂げる過程で、環境汚染が進み、人や社会とのかかわりが希薄化するなど、私たち日本人は多くの大切なものを失ってまいりました。幸い本県は、県民の熱意と努力により、美しい自然、文化、伝統、地域コミュニティーなど日本の日本たるすばらしい財産が受け継がれております。

 これらの誇るべき財産を未来に継承し、持続的に発展していくためには、環境との調和を図ることはもとより、1人1人の生き方や人権、人格を尊重するとともに、人間性豊かな子供たちを育てていくことが大切であり、福祉や教育の充実を図り、温かな心で暮らせる思いやりに満ちた県土を築き上げていかなければなりません。

 次世代を担う子供たちの育成につきましては、合計特殊出生率が全国第3位にあるものの、低下傾向には歯どめがかからないことから、本県における子育てを支援するため、子育て世帯の保育、教育面での経済的負担の軽減を図ってまいります。また、幼稚園、保育所、そして両者の機能をあわせ持つ認定こども園の活用や放課後の子供対策などの充実、さらにはNPOやボランティアなど地域による子育て力も生かして、県民ニーズに即した多様な子育て支援サービスの充実を図ってまいります。また、子育てしやすい環境の整備に積極的に取り組む企業を支援するなど、仕事と育児が両立でき、安心して子供を産み育てられる環境づくりに努めてまいります。現在策定作業を進めております新たな次世代育成支援策につきましては、そのような考え方のもと、何が本県において効果のある施策であるかを見きわめ、来年度の当初予算に反映させてまいりたいと考えております。

 また、県や市町村を初めとする関係機関の連携により、痛ましい児童虐待が起こらない地域社会づくりと児童相談体制の充実に努めるとともに、青少年の健全育成にも力を注いでまいります。

 さらに、本格的な高齢社会にあって、1人1人の高齢者が生き生きと健康で暮らせるよう、NPOやボランティア等の活動基盤の整備を図るなどにより、地域社会への積極的な参加を促進するとともに、介護サービス基盤の整備充実を図ってまいります。また、障がい者が地域で自立した生活を営むことができるよう、支援体制の充実に努めてまいります。

 いじめや非行が全国で後を絶たず、我が国の教育は危機的な状況であり、まさに戦後教育の大きな転換期にあります。

 会津には「ならぬものはならぬ」という精神文化が教え継がれておりますし、都会では今や失われつつある温かい地域社会が県内至るところで息づいているなど、本県は子供をしっかりと育てていく環境が保たれております。

 「県づくり」は「人づくり」であります。私は、本県のこのすぐれた特性を生かして、学校教育とともに家庭教育、社会教育が一体となった地域ぐるみの総合的な教育を推進し、現在全小中学校で実施している30人程度学級など少人数教育の充実を図り、知育、徳育、体育のバランスのとれた児童生徒の育成に努めてまいる覚悟でございます。

 環境との調和に関しましては、福島の緑豊かで美しい自然は、県民共有の財産であり、この貴重な財産をこれからも享受し、質の高い生活環境を持続していくとともに、すばらしさを保ったまま将来に引き継いでいくため、廃棄物の排出抑制、リサイクルの推進やバイオマスの有効活用等、本県の地域特性を生かした多様な新エネルギーの導入を積極的に進め、環境への負荷の少ない循環型社会の形成に努めてまいります。また、本年4月に導入した森林環境税を活用し、公益的機能を有する森林の保全にも積極的に取り組んでまいります。

 以上、県政運営に当たっての基本的な考え方を申し上げました。

 現在開会中の臨時国会において新たな地方分権推進法案が審議されておりますが、本県を初めとする自治体の相次ぐ不祥事により、地方分権の推進は重大な危機に瀕しております。

 しかし、ただいま申し上げましたような地域の実情を踏まえた独自の県づくりを推し進めるためには、何より真の地方分権社会の確立が不可欠であり、国から地方への権限と税財源のさらなる移譲を進め、これまで進めてきた地方分権の流れを確かなものとしていかなければなりません。

 このため、国に対して分権の推進を強く求めてまいるとともに、県みずからの行財政改革も積極的に推進し、常に県民、市町村に目を向けながら、住民が主役となる、本来の地方自治のモデルとなり得る福島県の実現に取り組んでまいる考えであります。

 道州制につきましては、新たに地方一極集中が生ずる懸念もあることから、地域の均衡ある発展という視点での検討も不可欠であり、地方分権の推進という大きな考えのもとでさまざまな角度から国民的な議論をする必要があるものと考えております。

 知事に就任するに際して所信の一端を申し述べましたが、県政の1つ1つの課題に正面から取り組み、県民みんなが「生まれてよかった」、「育ってよかった」、「住んでよかった」と思える日本一の福島県を築いてまいりたいと考えております。皆さんの特段の御理解、御協力、そして御鞭撻を重ねてお願い申し上げる次第でございます。

 続きまして、平成17年度の決算について申し上げます。

 平成17年度の当初予算は、地方財政を取り巻く環境が大きく変容する中、財政構造改革プログラムの趣旨を踏まえ、徹底した行財政改革やさらなる歳出の圧縮に努める一方で、直面する県政課題に適切に対応することはもとより、地方分権の進展を見据えた本県独自の施策を展開するなど、大きな時代の変化に的確に対応することを基本として編成いたしました。その後、雪崩、豪雨、地震等による災害への対応やアスベスト対策など緊急に措置すべき課題にも的確に対処してまいりました。

 一方、歳入面では、景気が持ち直しの動きに転じたことにより、県税収入は当初予算を上回る額が確保され、またその他の財源確保や経費の節減合理化にも努めた結果、年度間を通して適切な執行を図ることができました。

 これにより、一般会計の実質収支は35億2,600万円の黒字となったところであります。詳細は、決算書及び附属資料をごらんいただきたいと存じます。

 次に、提出議案について申し上げます。

 平成18年度一般会計補正予算案につきましては、台風12号や発達した低気圧等により被災した公共施設の早期復旧を図るための災害復旧事業費など緊急に措置すべきものを計上することとしたほか、職員給与の改定等所要見込みによる減額を行うことといたしました。

 以上により、一般会計の補正予算の総額は54億6,200万円となり、本年度予算額の累計額は8,794億9,500万円となりました。また、その財源といたしましては県債などを充当することといたしております。

 特別会計補正予算案及び企業会計補正予算案につきましては、県立病院事業会計など7会計について、それぞれ目的に沿った事業を実施するための経費を計上いたしました。

 その他の議案といたしましては、条例が職員の給与に関する条例の一部を改正する条例など7件、条例以外の議案といたしましては公の施設の指定管理者の指定についてなど8件で、いずれも県政執行上重要な案件であります。

 慎重に御審議の上、速やかに御議決くださいますようお願い申し上げます。



○議長(渡辺敬夫君) 次に、ただいま議題となりました知事提出議案第9号から第13号まで、以上の各案は人事委員会の意見を聞くことになっておりますから、御了承願います。





△知事提出議案第9号から第11号まで(質疑、総務委員会付託)





○議長(渡辺敬夫君) これより、知事提出議案第9号から第11号までに対する質疑に入ります。

 御質疑はありませんか。

    (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御質疑ないと認め、質疑を終結いたします。

 この際、知事提出議案第9号から第11号まで、以上の各案は総務委員会の審査に付することにいたします。

 暫時休憩いたします。

    午後1時51分休憩

                             

    午後3時54分開議



○議長(渡辺敬夫君) 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。





△議長提出報告第7号





○議長(渡辺敬夫君) この際、議長より報告第7号を提出いたします。



    (参  照)







△知事提出議案第9号から第11号まで(委員長報告、討論、採決)





○議長(渡辺敬夫君) 次に、知事提出議案第9号から第11号までに対する審査報告書が、総務委員長より別紙配付のとおり提出になっておりますから、御報告いたします。

    (報告書別冊参照)



○議長(渡辺敬夫君) 日程第12、知事提出議案第9号から第11号まで、以上の各案を一括議題といたします。

 付議議案に対する総務委員会の審査経過及び結果について、委員長の報告を求めます。

 総務委員長40番塩田金次郎君。

    (40番塩田金次郎君登壇)



◆40番(塩田金次郎君) 総務委員長報告。

 本委員会に付託されました知事提出議案に対する委員会の審査経過及び結果について御報告を申し上げます。

 委員会は、本日開会、慎重に審査をいたしました。

 今回審査いたしました議案は、知事提出議案第9号職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、同第10号一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部を改正する条例、同第11号一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例、以上3件であります。

 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、慎重な審査の後、採決をいたしました結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。

 以上、御報告を申し上げます。



○議長(渡辺敬夫君) 以上をもって、総務委員長の報告は終わりました。

 ただいまの委員長報告に対し、御質疑はありませんか。

    (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御質疑ないと認め、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 通告により発言を許します。26番神山悦子君。(拍手)

    (26番神山悦子君登壇)



◆26番(神山悦子君) 日本共産党の神山悦子です。日本共産党を代表し、議案第9号職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外関係議案に反対の立場から意見を述べさせていただきます。

 去る10月5日、県人事委員会からの職員の給与等に関する勧告は、職員組合から長年課題とされてきた出張の際の同乗者への超過勤務手当や単身赴任手当などに一定の前進が図られたものもありますが、月例給の改定見送り、期末手当の支給割合を改定し、0.05月分引き下げるというマイナス勧告でした。県は、人事委員会の勧告を受け、12月の期末手当を1.6月から1.55月に引き下げ、12月の1時金から削減するとしています。

 今回の改定の大きな特徴は、何といっても民間の比較対象企業規模を100人以上から50人以上に変更したことです。これは、国の人事院が官民給与の比較方法の在り方に関する研究会のもとで、公務にふさわしい給与のあり方や人材確保などの視点というよりも、まさに賃下げという結論を導き出すために意図的につくられたものでした。人事院が従来どおり100人以上の企業で比較したとすれば、月例給で1.12%、4,252円、特別給で0.05月分のプラスとなるはずでした。

 実は、現行の企業規模100人以上の比較方法としたのは、1964年の池田首相と太田総評議長によるトップ会談を通して改善が図られたものでした。この経緯からすれば、不利益変更は政府と労働組合の交渉によって決着されるべきものであり、今回、労働組合との十分な話し合いもないまま強行したことは将来にわたる重大な問題を残したと言えます。

 国の人事院は、小さな政府を目指す構造改革路線に沿った政府方針に迎合し、ことし7月の骨太方針2006の閣議決定に従い、官民比較方法の見直しによる総人件費抑制の方向へと踏み出しました。既に県職員は、給与月額については昨年給与構造改革に沿って賃下げが行われています。過去10年間で見ても、97年度は3,577円、0.96%の増額改定から毎年下がり続け、2002年度にはマイナス7,816円、1.96%の減額改定でした。ことしはゼロ勧告です。

 これに加え、従来の民間企業との比較ではプラス改定となるはずでしたが、期末手当の対象規模を50人以上にまで下げてマイナス勧告が出されました。県人事委員会も国の人事院と同様、労働基本権制約の代償機関としての役割と責任を果たそうとする姿勢が全く見当たらなかったことは大変遺憾なことです。県当局もまた、労働組合と合意のないまま強行するのであればとんでもないことです。

 今、県民の暮らしは、定率減税の縮小、廃止や社会保障制度の連続改悪によって格差が広がるばかりです。国も県も公務労働者と民間労働者を意図的に対立させようとしていますが、公務労働者の生活もその例外ではありません。今後、この勧告が実施されれば、市町村職員まで含めた地方公務員や教員の給与引き下げの動きを加速させるばかりか、さらには民間賃金に悪影響を及ぼし、労働者全体の生活を悪化させることになり、それが地域経済を一層冷え込ませるという悪循環を招くことになるのは今さら繰り返すまでもありません。

 県は、今回の職員の期末手当削減で6億8,000万円を見込んでいるようですが、こうして職員にしわ寄せをする背景には、今度の県政汚職事件で明らかになったように、大型開発事業優先の県政運営が官製談合をもたらす温床となって、県民の税金がむだに使われ、しかも借金までふやしてしまったからです。

 県の県債残高は、ことしの当初予算より4,000億円も多い1兆2,000億円まで膨れ上がっています。県は、2002年度以降、一転して緊縮財政政策をとり、そのツケは県職員や県民に回されてきましたが、県民の厳しい生活実態を直視し、おくれている医療、福祉、教育の分野にこそもっと予算を確保し、そこに従事する職員をふやしたり、待遇改善を図るなどして県民の暮らしと市町村を応援すべきです。

 昨日、今度の県政汚職事件に絡んで、前県議を含む8人が公職選挙法違反で在宅起訴される事態となりましたが、これにとどまらず、県職員やOBまで含めた官製談合疑惑についての解明も必要です。県民の血税が不当に使われたのですから、さらなる徹底解明が求められていることも強調しておきます。

 いずれにしても、県職員を全体の奉仕者として十分役割を発揮できるようにするのが県の役割です。それがひいては、県民や市町村を支援する広域自治体としての役割を発揮することにつながるものと思います。

 以上の観点から、議案第9号及び第10号、第11号に反対を表明し、討論を終わります。(拍手)



○議長(渡辺敬夫君) 以上をもって、討論を終結いたします。



○議長(渡辺敬夫君) お諮りいたします。知事提出議案第9号から第11号まで、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。



    (参  照)





○議長(渡辺敬夫君) 議案第9号「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」外2件を、一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。

    (賛成者起立)



○議長(渡辺敬夫君) 起立多数。よって、各案は、一括原案のとおり可決されました。



△休会の件





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第13、休会の件を議題といたします。

 お諮りいたします。明11月30日は、議案調査のため休会とすることに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、明11月30日は議案調査のため休会とすることに決しました。

 本日は、以上をもって議事を終わります。

 明11月30日は議案調査のため休会、12月1日は定刻より会議を開きます。

 議事日程は、県の一般事務に関する質問及び知事提出議案第1号から第8号まで及び第12号から第23号までに対する質疑であります。

 これをもって、散会いたします。

   午後4時7分散会