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北海道 石狩市

平成18年  9月 定例会 09月26日−開会〜知事説明−01号




平成18年  9月 定例会 − 09月26日−開会〜知事説明−01号







平成18年  9月 定例会





平成18年9月26日(火曜日)

 午後4時32分開会
 午後5時4分散会
議 事 日 程
  午後1時開会
 1、開  会
 2、日程第1 会議録署名議員の指名
 3、日程第2 会期の決定
 4、諸般の報告 
  1 地方自治法第121条の規定による委任または嘱託を受けた者の職氏名について
  2 議長提出報告第1号から第5号まで
 5、日程第3 知事提出議案第1号から第41号まで
        付議議案に対する知事説明
 6、日程第4 休会の件

本日の会議に付した事件
 1、開  会
 2、会議録署名議員の指名
 3、会期の決定
 4、地方自治法第121条の規定による委任または嘱託を受けた者の職氏名について
 5、議長提出報告第1号から第5号まで
 6、知事提出議案第1号から第41号まで
  1 知事説明
 7、休会の件
出 席 議 員
      1番 坂 本   登 君   2番 長 尾 トモ子 君
      3番 渡 辺 義 信 君   4番 渡 辺 敬 夫 君
      5番 小 熊 慎 司 君   6番 西 山 尚 利 君
      7番 桜 田 葉 子 君   8番 杉 山 純 一 君
      9番 本 田   朋 君  10番 佐 藤 健 一 君
     11番 吉 田 公 男 君  12番 高 橋 秀 樹 君
     13番 長谷部   淳 君  14番 佐 藤 金 正 君
     15番 馬 場   有 君  16番 柳 沼 純 子 君
     17番 大和田 光 流 君  18番 太 田 光 秋 君
     19番 斎 藤 健 治 君  21番 清 水 敏 男 君
     22番 満 山 喜 一 君  23番 亀 岡 義 尚 君
     24番 中 村 秀 樹 君  25番 三 村 博 昭 君
     26番 神 山 悦 子 君  27番 飛 田 新 一 君
     28番 平 出 孝 朗 君  29番 高 橋 信 一 君
     30番 遠 藤 保 二 君  31番 斎 藤 勝 利 君
     32番 白 石 卓 三 君  33番 塩 田 金次郎 君
     34番 小 澤   隆 君  35番 箭 内 喜 訓 君
     36番 安 瀬 全 孝 君  37番 有 馬   博 君
     38番 渡 部 勝 博 君  39番 加 藤 雅 美 君
     40番 鴫 原 吉之助 君  41番 渡 辺 廣 迪 君
     42番 小桧山 善 継 君  43番 橋 本 克 也 君
     44番 遠 藤 忠 一 君  45番 渡 辺 重 夫 君
     46番 甚 野 源次郎 君  47番 中 島 千 光 君
     48番 西 丸 武 進 君  49番 渡 部   譲 君
     50番 古 川 正 浩 君  51番 吉 田   弘 君
     52番 青 木   稔 君  54番 加 藤 貞 夫 君
     55番 斎 藤 卓 夫 君  56番 山 口   勇 君
     57番 望 木 昌 彦 君  58番 瓜 生 信一郎 君

説明のため出席した者
 県
       知     事     佐 藤 栄佐久  君
       副  知  事     川 手   晃  君
       出  納  長     室 井   勝  君
       直 轄 理 事     穴 沢 正 行  君
       総 務 部 長     野 地 陽 一  君
       企 画 調整部長     内 堀 雅 雄  君
       (総合的水管理
       担当理事、過疎
       ・ 中 山間地域
       振興担当理事)
       生 活 環境部長     根 本 佳 夫  君
       保 健 福祉部長     村 瀬 久 子  君
       ( 子 ども施策
       担 当 理 事 )
       商 工 労働部長     鈴 木 雄 次  君
       ( ま ちづくり
       担 当 理 事 )
       農 林 水産部長     松 本 友 作  君
       土 木 部 長     蛭 田 公 雄  君
       出 納 局 長     瀬 戸 明 人  君
       総 合 安 全     伊 東 幸 雄  君
       管 理 担当理事
       空 港 担当理事     佐々木 宗 人  君

 知 事 直 轄
       知事公室長(兼)    穴 沢 正 行  君
       総 務 部政策監     佐 藤 節 夫  君

 知 事 直 轄
       知 事 公 室     今 泉 秀 記  君
       秘 書 グループ
       参     事

 総  務  部
       財 務 領 域     河 野 武 行  君
       総 務 予 算
       グ ル ープ参事
       総 務 部 主 幹     徳 永 勝 男  君

 企  業  局
       企 業 局 長     滝 田 久 満  君

 病  院  局
       病院事業管理者     茂 田 士 郎  君
       病 院 局 長     秋 山 時 夫  君

 教 育 委 員 会
       委  員  長     鈴 木 芳 喜  君
       教  育  長     富 田 孝 志  君

 選挙管理委員会
       委  員  長     新 妻 威 男  君
       事 務 局 長     斎 藤   隆  君

 人 事 委 員 会
       委     員     星   光 政  君
       事 務 局 長     上遠野 和 村  君

 公 安 委 員 会
       委  員  長     粟 野   章  君
       警 察 本 部 長     綿 貫   茂  君
 労 働 委 員 会
       事 務 局 長     岩 下 哲 雄  君

 監 査 委 員
       監 査 委 員     音 高 純 夫  君
       事 務 局 長     吉 川 三枝子  君

 議会事務局職員
       事 務 局 長     友 部 俊 一  君
       事 務 局 次 長     吉 田 豊 吉  君
       総 務 課 長     内 田 信 寿  君
       議 事 課 長     中 村   勉  君
       政 務 調査課長     真 壁 洋 一  君
       議 事 課主幹兼     戸 田 郁 雄  君
       課 長 補 佐
       議事課主任主査     野 木 範 子  君
       議事課主任主査     坂 上 宏 満  君
       兼 委 員会係長
       議 事 課 主 査     富 塚   誠  君







             

   午後4時32分開議



○議長(渡辺敬夫君) ただいま出席議員が定足数に達しております。

 これより平成18年9月福島県議会定例会を開会いたします。





△開会あいさつ





○議長(渡辺敬夫君) 開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げますが、それに先立ちまして、謹んで悠仁親王殿下の御誕生をお祝い申し上げますとともに、健やかなる御成長を心からお祈り申し上げます。

 県発注工事に関連した不祥事件につきましては、県民の皆様に御迷惑をおかけいたしておりまして、議会としても大変遺憾であり、二度とかかる不祥事が発生しないよう監視機能を発揮していきたいと考えております。

 さて、本日9月定例会が招集されましたところ、議員を初め関係者の皆様には御壮健にて御出席をいただき、ここに開会できますことは、まことに御同慶にたえないところであります。

 今期定例会は、災害復旧事業など、総額18億8,600万円に上る平成18年度一般会計補正予算を初め福島県立会津学鳳中学校条例の制定や企業会計決算の認定など、県政当面の重要な案件を審議する議会であります。

 したがいまして、議員の皆様方には、会期中格別の御精励をいただき、慎重審議を尽くされ、もって県政進展のために寄与されますとともに、議事運営につきましても特段の御協力を賜りますようお願い申し上げまして、開会のあいさつといたします。





△新任者あいさつ





○議長(渡辺敬夫君) 次に、新任者より、あいさつのため発言を求められておりますから、これを許します。人事委員会委員星光政君。

    (人事委員会委員星 光政君登壇)



◎人事委員会委員(星光政君) 去る7月23日付けで人事委員会委員に選任されました星光政でございます。微力ではございますが、公正な人事行政の推進のために誠心誠意努力してまいりたいと考えております。皆様方の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。



○議長(渡辺敬夫君) 公安委員会委員粟野章君。

    (公安委員会委員粟野 章君登壇)



◎公安委員会委員(粟野章君) 去る7月17日付けをもちまして、公安委員会委員に再選されました粟野章でございます。引き続き、微力ではありますが、職務遂行のため誠心誠意努力いたすつもりでおります。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(渡辺敬夫君) これより本日の会議を開きます。





△会議録署名議員の指名





○議長(渡辺敬夫君) 直ちに日程に入ります。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長より

                 3番  渡 辺 義 信 君

                 5番  小 熊 慎 司 君

                46番  甚 野 源次郎 君

 以上のとおり指名いたします。





△会期決定の件





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第2、会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から10月12日まで、17日間とすることに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、会期は本日から17日間と決定いたしました。





△地方自治法第121条の規定による委任または嘱託を受けた者の職氏名について





○議長(渡辺敬夫君) 次に、本定例会に当たり、知事、病院事業管理者及び教育委員会、選挙管理委員会、人事委員会、公安委員会の各委員長並びに労働委員会の委員及び監査委員に対し、説明のため、あらかじめ出席を求めてありますから、御了承願います。

 次に、地方自治法第121条の規定による委任または嘱託を受けた者の職氏名について、それぞれ別紙配付のとおり通知になっておりますから、御報告いたします。

    (参  照)



○議長(渡辺敬夫君) お諮りいたします。ただいま御報告いたしました委任または嘱託を受けた者に対し、説明のため、本議場に出席を求めることに御異議ございませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、議長より、それぞれ出席を求めることにいたします。





△議長提出報告第1号から第5号まで





○議長(渡辺敬夫君) 次に、議長より報告第1号から第5号まで、以上5件を提出いたします。

    (参  照)





○議長(渡辺敬夫君) この際、時間を延長いたします。





△知事提出議案第1号から第41号まで(知事説明)





○議長(渡辺敬夫君) 次に、知事より別紙配付のとおり議案提出の通知がありますから、御報告いたします。

    (議案別冊参照)

    (参  照)



○議長(渡辺敬夫君) 日程第3、知事提出議案第1号から第41号まで、以上の各案を一括議題といたします。

 付議議案に対する知事の説明を求めます。

    (知事佐藤栄佐久君登壇)



◎知事(佐藤栄佐久君) 9月県議会定例会が開催されるに当たりまして、当面する重要な議案を提出いたしました。

 以下、そのあらましについて御説明いたしますが、それに先立ち、謹んで悠仁親王殿下の御誕生をお祝いを申し上げます。私は、御誕生日の日に賀詞をしたため、奉呈したところですが、改めてお健やかなる御成長を心からお祈りを申し上げます。

 さて、この際県発注工事について申し上げます。

 私は、知事就任以来今日まで、公明で公正な県政運営を常に心がけてまいったところであり、職員に対しては、外部から県政がゆがめられることがないよう、その都度考えを浸透させてまいりました。また、身近な者や支援者等に対しても、県政には関与させないという考えを徹底してまいりました。

 しかしながら、今回、県発注公共工事をめぐり談合疑惑が生じたことは極めて遺憾であり、昨日私の弟や元県職員が競売入札妨害の容疑で逮捕されましたことは断腸の思いであり、県民の皆様に対して大変心苦しく、心から申しわけなく思っております。また、世間をお騒がせいたしておりますことに対しましても、本当に申しわけなく思っております。

 兄弟というと一緒に行動しているように見られがちですが、私は知事に就任してから特に県政には関与させないとの姿勢を貫いてまいりました。それから、私の立場を利用することについても、1つの例を申せば、例えばスーツの販売を始めるという、今から10年以上前ですが、そのときも弟に言ったのは、知事の弟であることを利用して販売をすることはまかりならぬということを言い渡しております。

 そういうことで、ずっと私は知事としての使命感、自覚、責任感を持ってやってきたつもりであります。知事就任以来、周りに選挙で応援してくれた方もいますし、参議院時代から選挙の地盤も何もありませんでしたから、実際同志の皆さんがそれぞれ地区を担当したり、いろいろ頑張っていただきました。ただし、支援者等については、参議院時代は別にして、特に知事になってからは県政には一切口を出させないということを徹底してやってまいりました。

 私自身も県政を恣意的にではなく、県民の立場で公正に進めなければならないとの強い思いでやってまいりました。だから、御承知のように、いかなる大きな力が、あるいは権力者からのいろいろな圧力があろうとも、県民の立場でずっと考えてまいりました。

 また、国に対しても、原発、医師確保、まちづくり、教育、道州制等、県議会の皆様にも御支援をいただきながら真正面から取り組みましたので、なおのこと身ぎれいにしてまいったところであります。

 私といたしましては、今後の捜査の推移を見守ってまいりたいと考えておりますが、談合は決して許されるものではありません。県といたしましては、断固たる対応をとるとともに、建設技術センターを初め現在の入札・契約制度の問題点や課題等を洗い出し、建設業の地域における役割をも踏まえ、これまで以上に透明性、競争性にすぐれた制度となるよう改革を進め、事件の再発防止と信頼回復に徹底して取り組んでまいる考えであります。

 続きまして、県政当面の諸課題について所信の一端を申し上げます。

 初めに、地方分権について申し上げます。

 本日開会の臨時国会において安倍新総理が誕生いたしましたが、新内閣においては、国際協調はもとより、格差の是正を含め、国民だれもが真の豊かさと幸せを享受できる社会の実現に向け、総理のリーダーシップのもと全力で取り組むことを期待しております。とりわけ地方分権につきましては、地方がみずからの総意と責任で地域づくりを進めることができるよう、内閣が一枚岩で取り組まれ、その動きを加速させるとともに、地方の姿がどうあるべきかについて、国民的議論を尽くして対応されることを強く希望するものであります。

 さて、去る7月7日に閣議決定されたいわゆる「骨太の方針2006」においては、地方交付税の現行法定率を堅持すること、地方が安心感を持って財政運営が行えるよう適切に対処することなどが明示され、また地方分権改革についても、新たな一括法制定の方向が明確になるなど、一定程度地方の意見が反映されたものと考えております。しかしながら、地方交付税に関して、地方みずからの財源であることを明確にしようとする地方共有税の考え方が盛り込まれなかったことなどについては不満の残るところであります。

 その後、7月12、13の両日、島根県において開催された全国知事会議におきましては、道州制への考え方として、欧州評議会の実例も交えながら、なぜ今我が国において人口が1,000万人にも上る道州制にする必要があるのか、住民1人1人を大切にする真の地方自治を実現する観点から、一律的な枠組みを前提にした拙速な導入の議論は問題であると指摘し、結果的に当初私1人でございましたが、御承知のように、知事会としての意見集約は十数人の知事が同意してくれて、見送られたところであります。

 また、地方分権改革に関しては、地方分権推進一括法の制定をもとに進めるという基本戦略が確認されましたが、地方6団体の結束により、改革をさらに強力に推進していくべきであることを改めて主張してまいりました。

 このような中、地方6団体が6月に申し出た地方分権の推進に関する意見に対する内閣の回答内容は「骨太の方針2006」の範囲にとどまっており、地方6団体としては、「地方行財政会議の設置や地方共有税等については何ら触れられていないことは遺憾であり、内閣が一丸となって取り組む体制整備や国と地方の協議の場の開催等を強く求める」との共同声明を発表したところであります。

 さらに、この臨時国会において新たな地方分権推進法の提出が期待される中で、今月15日、全国知事会においては、国と地方の役割分担の見直し、地方税財源の充実強化、政策立案に関する地方の参画などを基本方針とし、推進体制の整備を求める骨子案を取りまとめて、国に対し提案をしたところであります。

 県といたしましては、未完の地方分権改革を着実に前進させるとともに、平成6年に策定しました「地方分権・うつくしま、ふくしま。宣言」進化プログラムの実践、さらに第3セクターの見直しや県立病院改革などの行財政改革に取り組み、住民本位、市町村重視の県政運営に引き続き邁進する考えであります。すなわち、国から都道府県、市町村、住民というこのベクトルを住民から市町村、都道府県、そして国というベクトルに変えていくのが私の使命だとも思っております。

 次に、次世代育成支援対策につきましては、欧州調査や有識者懇談会での提言をもとに、男女共同参画を基本的な視点として、仕事と生活の調和の推進、就学前後の子供たちに対する保育環境の整備や地域での子育て支援の充実、若者に対する支援、さらに安心して子供を産むことができる健康の支援等を特に重要な柱として掲げ、現在部局横断的な組織である「子育て支援プロジェクトチーム」を中心に新たな支援策の構築に努めているところであります。

 支援策の構築に当たり、私は、まず子育て期における仕事と生活の調和を図るため、企業の理解の促進に努めるとともに、女性のみならず男性も子育てしやすい環境整備に積極的に取り組む企業に対する支援を行い、あわせて県みずからも男性職員の子育て参加を積極的に推進していく必要があるものと考えております。

 また、核家族化の進行や共働き家庭の増加等により、保育を必要とする子供の数がふえていることを踏まえ、就学後も視野に入れた保育環境の整備や地域における子育て支援のさらなる充実を図るとともに、市町村のさまざまな取り組みに対しましても、県として支援していくことが重要であると考えております。

 さらには、フリーター等の不安定な就労状態にある若者に対して就労支援を行うことや、親となる男女が望ましい健康状態で子供を産み育てることができるような知識の普及に努めることなども重要であると考えているところであります。

 以上の考え方のもと、県民の子育てにおける心理的負担や保育、教育面での経済的負担の軽減を図りながら、安心して子供を産み育てることができる社会の実現を目指して積極的に取り組んでまいる考えであります。

 こうした中、泉崎村において児童虐待事件が発生し、幼い命が失われる事態となったことは痛恨のきわみであり、心から御冥福をお祈り申し上げます。今回の事件を厳粛に受けとめると同時に、二度とこのようなことが繰り返されることのないよう、関係機関の連携強化に努めるとともに、児童相談所の相談体制のさらなる充実に取り組んでまいる考えであります。

 次に、県民医療の充実について申し上げます。

 私は、平成15年の只見町朝日診療所の医師不在問題を契機として、再三にわたり小泉総理などに、過疎地に象徴される地方における医療の確保について、国としての責任ある対応を求めてきたところでありますが、厚生労働省や文部科学省に対しても、今や地方の都市部にまで医師不足が深刻化しているこの2、3年の間の状況でございますが、その窮状と医師確保の必要性を強く訴えてまいりました。

 中でも、県立医科大学医学部の入学定員増については最重要課題と位置づけ、県みずからの判断で医学部の定員を決めることができるよう粘り強く提案してきた結果、先月末に公表された「新医師確保総合対策」におきまして、本県を含む医師不足が深刻な10県に対し、暫定的な調整ながら、医学部入学定員増員の道が開かれたことは、ようやく国としての動きが具体化したものと受けとめております。私としましては、地方のこういう問題について、もっと早く取り組んでいただきたかったと思うわけでございますが、今後は国の関与が色濃く出た附帯条件の見直しを求めながら、増員の実現に取り組んでまいる考えであります。

 それとともに、現在特に医師不足が顕著な地域や診療科目に対して緊急的かつ重点的に措置するため、県立医科大学から公的病院に対する医師の派遣枠については、当初の20人からさらに拡大する考えであります。

 また、県立会津統合病院(仮称)につきましては、その整備に向け先月7日に基本構想を決定したところでありまして、「医療・健康ネットワーク基地の実現」を基本理念とし、僻地医療支援やがん、心疾患に対する高度専門医療、さらには地域医療の確保・充実に向けた家庭医等の育成などの機能を持つ病院として、平成23年度中の開院を目指して整備することとしており、今後、開院に向けた取り組みを着実に進めてまいる考えであります。

 次に、尾瀬の単独国立公園化について申し上げます。

 先月25日、檜枝岐村で尾瀬サミットが開催され、貴重な尾瀬の自然を将来に引き継ぐために関係機関が協力して取り組んでいくことを改めて確認をいたしました。

 この中で、日光国立公園の一部となっている尾瀬地域の単独公園化が来年度中に実現する見通しであることが明らかとなりました。県といたしましては、21世紀にふさわしい新しい国立公園のあり方について部局横断的に検討を進めてまいる考えであります。

 次に、福島空港につきましては、航空業界における規制緩和や国際関係の変化に伴い、厳しい状況が続いております。私も国内の各航空会社を訪問し利便性の向上を要望してまいりましたが、さらに先月31日から今月2日にかけて韓国を訪問し、アシアナ航空本社に対して便数の復活など一層の協力を要請したほか、韓国の旅行代理店等、関係者に対し本県の魅力を大いにPRしてまいりました。その結果、より利用しやすい運航曜日への変更や機材の大型化について前向きの発言を得たところであります。

 今後とも、運行地域が拡大した乗り合いタクシー等の周知を含め、県内及び北関東における積極的な利用の呼びかけや就航先における広報活動を展開し、空港は重要なインフラであるということを認識し、交流の重要なインフラである福島空港のさらなる利用促進に努めてまいる考えであります。

 次に、商工業の振興について申し上げます。

 県内の工場立地等の届け出件数は、ことし1月から8月までで新設、増設を合わせて昨年同期比で26件増の84件となるなど、本県においても企業の設備投資は徐々に回復しつつあります。研究開発型企業や市場拡大が見込まれる半導体関連産業、輸送用機械関連産業など、誘致対象業種を重点化し、引き続き戦略的な企業誘致活動に取り組んでまいる考えであります。

 一方、国際競争の激化など、企業の置かれた経営環境は一段と厳しさを増しており、産業を支える人材の育成や中小企業を中心とした地場産業に対するさらなる支援が求められております。

 こうした中、物づくりの現場においては、新技術への対応能力、問題解決能力等を有した技術・技能者の確保が課題となっていることから、県立高等技術専門校の短期大学校化と学科の再編を進めてまいる考えであります。

 また、地場産業の振興については、首都圏における県産品の消費・流通を拡大し、販売を通して消費者のニーズに即応した新商品等の開発に生かすため、先月10日に東京都内に新たなアンテナショップ「ふくしま市場」を開設し、桃に引き続き、ナシ等の農産物や地酒などの特産品の紹介、販売を行っているところであります。

 また、来月30日には、県産品の中国向け輸出に挑戦しやすい環境を整備するため、自治体としては全国で初めてでございますが、上海市にチャレンジショップ「福島GALLERY」を開設することとしており、現在その準備を進めております。

 さらに、本県独自の新たなブランド認証制度や県内中小企業者のすぐれた新商品の認定制度を立ち上げたところであり、これらの取り組みを通して県内産業の活性化、県産品の販売促進・ブランド化等を支援し、創造的で活力ある産業の展開につなげてまいる考えであります。

 次に、主な農作物の生育状況について申し上げます。

 まず、水稲につきましては、7月の長雨と日照不足により生育のおくれが懸念されましたが、梅雨明け以降は好天に恵まれ、登熟はおおむね順調で、作柄は平年並みの水準に近くなるものと予想されます。

 果樹につきましては、長雨等により生育に影響が見られ、出荷量は平年より少なくなっているものの、桃、ナシともに品質は良好で、収穫は順調に進んできたところであり、またリンゴの果実肥大も順調であります。

 キュウリ、トマト、インゲン等の夏秋野菜につきましては、長雨と日照不足のほか、梅雨明け以降の高温、乾燥や病害虫発生の影響も見られたことから、出荷量は平年よりも少なくなっております。

 市町村及び関係団体等との連携のもと、引き続き生育状況の的確な把握に努め、適切に対処してまいる考えであります。

 次に、提出議案について申し上げます。

 初めに、平成18年度一般会計補正予算案につきましては、本県財政が極めて厳しい状況の中にあって、災害関連事業や安全・安心な県民生活の確保の観点から、緊急に措置すべきものなどについて計上することといたしました。

 以下、その主な内容について申し上げます。

 まず、ことしの冬の異常低温による道路舗装のひび割れの被害の復旧等、緊急に対応が必要な事業について所要の経費を計上いたしました。

 次に、医師不足への対応につきましては、さらに13名の医師を県立医科大学から公的病院に派遣するために必要な経費を計上いたしました。

 また、県立会津統合病院(仮称)につきましては、基本構想を決定したことから、今回新たに用地の造成設計や地質調査、新病院の基本設計を行う経費を計上いたしております。

 その他の経費としては、双葉地区教育構想を推進するため、富岡町による寄宿舎整備を支援する経費、郡山市における市街地再開発事業を支援する経費等を計上したところであります。

 なお、障がい者小規模作業所への支援につきましては、今回の補正を待たずに緊急的な措置として、既存の予算の中でできる限りの対応をしたところであります。

 以上により、一般会計の補正予算の総額は18億8,600万円となり、本年度予算額の累計額は8,728億1,500万円となりました。また、その財源といたしましては、県債などを充当することといたしております。

 特別会計補正予算案及び企業会計補正予算案につきましては、病院事業会計など9会計につきまして、それぞれ目的に沿った事業を実施するための経費を計上いたしました。

 その他の議案といたしましては、条例が福島県議会議員の選挙における選挙公報の発行に関する条例など17件、条例以外の議案といたしましては、市町村の廃置分合についてなど14件で、いずれも県政執行上重要な案件であります。

 慎重に御審議の上、速やかな御議決をお願いいたします。



◆26番(神山悦子君) 議長、26番。



○議長(渡辺敬夫君) 26番。



◆26番(神山悦子君) ただいまの知事の説明の中で、県発注工事についての速記録を求めたいと思います。できるだけ早く、遅くともあすの正午までに求めたいと思います。



○議長(渡辺敬夫君) ただいまの速記録の要求につきましては、了承いたしました。

 次に、ただいま議題となりました知事提出議案第21号は、人事委員会の意見を聞くこととなっておりますので、議長より同委員会に対し、手続をいたしておりますから、御了承願います。





△休会の件





○議長(渡辺敬夫君) 次に、日程第4、休会の件を議題といたします。

 お諮りいたします。明9月27日は、議案調査のため休会とすることに御異議ありませんか。

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(渡辺敬夫君) 御異議ないと認めます。よって、明9月27日は議案調査のため休会とすることに決しました。

 本日は、以上をもって議事を終わります。

 明9月27日は議案調査のため休会、28日は定刻より会議を開きます。

 議事日程は、県の一般事務に関する質問及び知事提出議案第1号から第41号までに対する質疑であります。

 これをもって散会いたします。

    午後5時4分散会