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北海道 石狩市

平成17年 12月定例会 意見書・決議 公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を求める意見




平成17年 12月定例会 意見書・決議 − 公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を求める意見










議 案 提 出 書


平成17年12月19日
 福島県議会議長 渡 辺 敬 夫 様




         提出者 福島県議会議員 渡 辺 敬 夫
                  ほか 全     員


  次の議案を別紙のとおり提出します。

    公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を求める意見書

 理 由

  公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を要望するため


議案第4号


    公益的機能を有する森林整備に向けた具体的施策の実施を求める意見書

  我が国は、地形が急峻で降水量の多い自然条件にあることに加え、国土に高度な土地利用が集中していることから自然災害に見舞われやすく、国土の7割を占め、国土の保全や水源のかん養等の公益的機能を有している森林は、国民の「いのちとくらし」を守る重要な役割を果たしている。

  しかし森林は、自然災害等により荒廃した場合、その復旧には長期間と多大な労力を要する。そして、我が国の森林は、人々の手により育成されてきた人工林が全森林面積の約4割を占めるに至っているが、こうした人工林はいまだ生育途上にあり、人工林の約8割が保育、間伐等の整備を必要とする森林である。我が国の貴重な社会資本というべき森林を、豊かな国民生活の実現に資する公共の財産として今後とも永続的に活かしていくためには、生育途上の森林の整備を進めることが不可欠となっている。

  また、森林に対しては、国土の保全、水源のかん養といった役割に加え、近年は地球温暖化防止等の役割に対する国民の期待も高まっている。

  地球温暖化対策については、京都議定書における温室効果ガスの削減目標のうち森林経営による二酸化炭素吸収量として3.9%を確保することが重要であり、このためには、育成林の適切な整備・保全、天然生林の保全・管理を進めることが必要である。

  しかし、森林を守り育ててきた山村については、過疎化、高齢化がますます顕著に進んでいる。過疎地域の人口は、昭和35年の約1,300万人から平成12年には約710万人に大きく減少し、これに伴い、森林の適切な管理が困難な状況となっている。

  自然災害に見舞われやすい我が国においては、森林の状態は国土の保全等に大きな影響を与え森林が荒廃した場合、自然の推移に委ねれば、機能の回復までに極めて長期間を要し、場合によっては荒廃が拡大するおそれもある。

  現在、国土保全、水源かん養、保健休養といった森林の有する様々な公益的機能への国民の期待は一層高まり、今後の災害の発生傾向や森林・山村を取り巻く現状等を踏まえれば、災害の防止や水資源の確保等を目的に、森林の維持・造成に必要な予算の確保、担い手の育成を行うことが、今後、国民が安全で安心できる社会を構築するうえでますます重要となっている。

  よって、政府においては、森林・林業基本計画及び連動する地球温暖化防止森林吸収源10カ年対策に基づく森林整備、「緑の雇用対策」を通じた恒常的な林業労働力確保などの具体的施策の着実な実施、治山・治水対策及びその裏付けとなる「特別重点枠」による公共予算の確保を強く要望する。

  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成17年12月  日

 内閣総理大臣

 財 務 大 臣 あて

 農林水産大臣

                 福島県議会議長  渡 辺 敬 夫