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北海道 根室市

平成18年 10月定例会(第3回) 10月13日−01号




平成18年 10月定例会(第3回) − 10月13日−01号







平成18年 10月定例会(第3回)



     平成18年第3回根室市議会定例会会議録



           第  1  号

     平成18年10月13日(金曜日)午前10時0分開会



〇議事日程

 日程第1 会期の決定

 日程第2 議案第63号

 日程第3 議案第64号

 日程第4 議案第65号

 日程第5 議案第66号

〇出席議員(19名)

  13番   議   長   嶋 津 隆 之 君

  6番   副 議 長   熊 谷 雅 史 君

  1番   議   員   鈴 木 一 彦 君

  2番     〃     高 本 みさ子 君

  3番     〃     神   忠 志 君

  4番     〃     小 沼 ゆ み 君

  5番     〃     千 葉 智 人 君

  8番     〃     田 塚 不二男 君

  9番     〃     竹 内 正 利 君

  10番     〃     永 洞   均 君

  11番     〃     遠 藤 輝 宣 君

  12番     〃     滑 川 義 幸 君

  14番     〃     五十嵐   寛 君

  15番     〃     久保田   陽 君

  16番     〃     中 林   直 君

  17番     〃     佐 藤 敏 三 君

  18番     〃     澤 崎 文 剛 君

  19番     〃     藤 根 元 吉 君

  20番     〃     壷 田 重 夫 君

〇欠席議員(1名)

  7番   議   員   波 多 雄 志 君

〇出席を求めた者

  市        長   長谷川 俊 輔 君

  教 育 委 員 会委員長   前 田   康 君

  代 表 監 査 委 員   宮 野 洋 志 君

  農 業 委 員 会 会 長   中 川   勉 君

  選挙管理委員会委員長   高 村 靖 徳 君

〇委任を受けた説明員

  総  務  部  長   石 垣 雅 敏 君

  企 画 振 興 部 長   庭 崎   誠 君

  保 健 福 祉 部 長   島 谷   満 君

  水 産 経 済 部 長   新 濱   悟 君

  建 設 水 道 部 長   小田嶋 英 男 君

  病 院  事  務 長   嶋 倉 博 義 君

  消    防    長   武 田 静 夫 君

  総  務  課  長   今 井 泰 和 君

  情 報 管 理 課 長   高 橋   稔 君

  市 民 環 境 課 長   西 村   快 君

  北 方 領 土 対策室長   丸 山 一 之 君

  北方四島交流センター館長 泉   博 文 君

  病 院 建 設 準備室長   中 川   悟 君

  企 画 政 策 室 長   高 島 成 司 君

  財  政  課  長   堀 合 康 文 君

  税  務  課  長   島 野 治 人 君

  社 会 保 育 課 長   岩 山 幸 三 君

  介護福祉課長(兼)児童デイサービスセンター館長

               吉 本 恭 郎 君

  保  健  課  長   竹 脇 秀 斗 君

  水 産 港 湾 課 長   佐 田 正 蔵 君

  水 産 研 究 所 次 長   博 田   功 君

  水産加工振興センター所長 鈴 木 義 克 君

  農林課長(兼)春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター館長

               二 瓶 哲 雄 君

  商 工 観 光 課 長   野 田   敏 君

  都 市 整 備 課 長   鎌 重 清 二 君

  用  地  主  幹   笹 谷 廣 明 君

  建 築 住 宅 課 長   谷地中 義 幸 君

  建築住宅課主幹(兼)病院建設準備室主幹

               田 沢 修 三 君

  上 下 水 道 課 長   鵜ノ澤   馨 君

  施  設  課  長   初 井 一 彦 君

  浄  水  場  長   畠 山 義 治 君

  会  計  課  長   細 井 芳 夫 君

  病 院 事務局総務課長   長谷川 時 寛 君

  病院事務局医事課長(兼)病院事務局医療情報室長

               本 田 俊 治 君

  消防本部次長(兼)消防署長 加 藤 義 則 君

  消 防 本 部 総務課長   織 田 勝 洋 君

  消 防 本 部 警防課長   宗 像   淳 君

  消 防 署 副 署 長   佐 野 一 雄 君

  消 防 署 副 署 長   野 口 英 明 君

  消 防 署 救 急 主 幹   長 尾 勝 則 君

  総  務  係  長   谷 口 博 之 君

  教    育    長   渡 辺 好 之 君

  教  育  部  長   平 松 利 英 君

  教 育 総 務 課 長   成 田 勝 典 君

  施 設 担 当 主 幹   鎌 田   治 君

  社 会 教 育 課 長   佐 藤 達 雄 君

  社 会 体 育 課 長   重 永   猛 君

  総 合 文 化 会 館 長   菊 地 幹 夫 君

  図  書  館  長   村 田 裕 治 君

  勤労青少年ホーム館長   石 塚 秀 雄 君

  監 査 委 員 事務局長   北 谷 英 俊 君

  農 業 委員会事務局長   二 瓶 哲 雄 君

  選挙管理委員会事務局長  高 橋   稔 君

〇出席事務局職員

  議 会 事 務 局 長   奥 田 誠 二 君

  議 会 事 務 局 次 長   垣 通 鎮 夫 君

  議会事務局議会総務係長  後 藤 幸 雄 君

  事 務 局  書  記   佐々木 有希乃 君

  事 務 局  書  記   愛 澤 英 王 君

────────────────────────



○議長(嶋津隆之君)

 おはようございます。

 ただいまから平成18年第3回根室市議会定例会を開会いたします。

 本日の会議を開きます。

 初めに、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、1番鈴木一彦君、12番滑川義幸君、19番藤根元吉君を指名いたします。

 ここで事務局長より諸般の報告をさせます。



◎議会事務局長(奥田誠二君)

 おはようございます。

 御報告申し上げます。

 初めに、会議の出席状況でありますが、ただいまの出席は19名、欠席は1名であります。欠席のうちで、欠席する旨届け出のありました議員は、公務出張のため欠席いたしました波多議員です。

 本日の議事日程及び諸般の報告は、お手元に御配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。

 以上で報告を終わります。



○議長(嶋津隆之君)

 議事に入る前に、議会運営委員長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。

 遠藤輝宣君。

 遠藤君。



◆(遠藤輝宣君)

 おはようございます。

 議長のお許しをいただきましたので、私から本定例会の議会運営にかかわる申し合わせ事項について簡潔に御報告申し上げます。

 初めに、本定例会は市長改選後、初の定例会でありますので、先例に従い代表質問と一般質問を行います。

 なお、代表質問と一般質問の通告締め切り期限は、10月16日午後3時までであります。

 次に、本定例会に付議されました議件は12件であり、議件を審議する日程については、お手元に御配付の会議日程に従って取り進めるものとし、会期は本日10月13日から10月27日までの15日間とすべきことに意見の一致を見たところであります。

 なお、明日10月14日から10月23日までの10日間は、議案調査などのため休会とすることにしたところであります。

 次に、議案の審議方法について申し上げます。

 まず、人事案件4件については、諸般の事情を考慮し、本日の会議で先議することにしたところであります。

 次に、補正予算については、先例に従い、10名の委員で構成する予算審査特別委員会を設置の上、審査を付託するものとし、また条例については、所管する常任委員会に審査を付託することに決定したところであります。

 更に、意見書案については、先例に従い、最終日の本会議での審議とすることで意見の一致を見たところであります。

 また、平成17年度にかかわる事業の決算認定4件については、10名の委員で構成する各事業決算審査特別委員会を設置し、審査付託の上、閉会中の継続審査に付することで意見の一致を見たところであります。

 なお、最終日の本会議は特別委員会の審議などのため、午後5時に繰り下げて開会することを申し合わせしたところであります。

 以上をもちまして私の報告といたします。



○議長(嶋津隆之君)

 次に、長谷川市長から所信表明について発言の申し出がありますので、これを許可いたします。

 長谷川市長。



◎市長(長谷川俊輔君)

 おはようございます。

 本日ここに平成18年第3回市議会定例会が開催されるに当たり、就任のごあいさつを申し上げますとともに、今後における私の市政執行に当たっての所信を申し上げ、市議会議員並びに市民皆様の御理解と御支援を心からお願いを申し上げます。

 私は、このたび実施されました市長選挙におきまして、多くの市民の皆様をはじめ、産業経済界などから温かい御支援を賜り、9月29日、市長に就任いたしました。大変光栄に存じますとともに、その責務の重大さに改めて身の引き締まる思いであります。

 このたびの市長選挙は、根室市政史上初めての無投票でありましたが、このことは当市の山積しております難題、課題を市民、産業経済界等の皆様と心を一つにして、この難局に当たるべきとの強い思いと受けとめ、市政執行に全力で取り組んでまいる決意であります。

 さて、我が国の経済は、政府における基調判断によりますと、景気は穏やかに回復しているとのことでありますが、当市における財政状況は、長引く景気の低迷をはじめ、財源の約7割を国等に依存しており、平成16年度から進められました国の三位一体改革等の影響は極めて大きく、加えて新医師臨床研修制度の実施による医師不足などから市立根室病院の経営は悪化しているなど、今後更に厳しい財政運営を余儀なくされるものと考えております。

 また、戦後60年以上にわたり北方領土問題が未解決のため、自由な社会経済活動を阻害され、北特法に基づく北方領土隣接地域安定振興対策などでは、地域の機能、活力は回復に至らず、もはや地域の疲弊は限界にきているところであります。

 私は、このたびの市長選挙の立候補に当たり、藤原市政の継承とあわせ、「ふるさと再興の実現」、「メリ・ハリのある行政の推進」、「持続可能な行財政基盤の確立」を理念とし、市民が主役であります「市民との協働のまちづくり」を進めるほか、根室市経済を牽引する産業経済界との連携を深め、新しい協働の形を築いていくことを訴えてまいりました。

 また、喫緊の課題として、さらなる行財政改革の推進による「持続可能な行財政基盤の確立」と「北方領土再構築提言書」の具現化を図り、産業振興をはじめとする重点施策の推進に努めるとともに、医療の確保については自らが先頭に立ち、「医師確保を目的としたプロジェクト」を設置するなど、診療体制の充実と市立根室病院の早期改築に向け、市民一丸となり取り組んでいくことを約束してまいりました。

 今後の市政運営については、厳しい財政状況を踏まえ、「選択と決断」を軸に第8期根室市総合計画を着実に前進させたいと考えております。

 将来の根室市を担う子供たちが大人になったとき、また今働き盛りの人たちが高齢者になったとき、「根室に住んでいて本当によかった」と実感できるまちづくりを進めるためにも、私は根室の持つ潜在した力を信じ、根室の多様な個性、特色ある文化、豊かな自然を生かした活力あるまちづくりを、また仕事がわかりにくい、難しくしていると思われがちな行政スタイルから脱却し、政策決定に当たっては、「透明性の高い行政」を目指し、全力で尽くしてまいる決意であります。

 次に、私の市政執行の基本姿勢について、6点にわたり申し上げます。

 初めに、「確かな行政力での市政推進」であります。

 現在、国が進めております「経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」、いわゆる骨太方針は、政府の支出で景気浮揚策を講ずる財政出動の考え方から転換し、「成長力、競争力の強化」、「財政の健全化」、「安全・安心で柔軟かつ多様な社会の実現」などの構造改革に着手するとともに、「官から民へ」、「国から地方へ」といった地方分権を進めてまいりました。しかし、「地方財政改革」の面においては、3兆円の税源移譲は実現したものの、補助負担金の引き下げや地方交付税の本質を無視した理念なき削減の方向で進んでいると思われます。

 このような状況の中、当市では、いち早く簡素で効率的な行政システムの構築を図る観点から、組織、機構の見直し、職員定数の適正化、人事管理及び給与費の独自削減などをはじめ、税収確保の向上や補助金の見直しなど不断の行財政改革を進めてまいりました。厳しさを増す現状においては、更に第4次行政改革を職員の協力のもと、「持続可能な行財政基盤の確立」と効率化の推進に向け、強い決意をもって取り組んでまいります。

 また、市の歳入歳出の全体像における経営状況を市民にわかりやすくするため、連結決算の導入に向けた取り組みを早期に行ってまいります。

 今後の市政執行に当たっては、国の制度改革や道州制、支庁制度改革など地域を取り巻く諸情勢に対し、地域の利益を損なわないよう適切な判断を行い、国や道に対し明確に主張してまいります。

 また、市民が主役であります「市民との協働のまちづくり」を進めるとともに、産業経済界の役割や機能を充分活したまちづくりの観点から、産業経済界などの構成メンバーから成る懇話会を設置し、地域の総合力を結集して、「ふるさと再興」の実現に向け、力強いリーダーシップを発揮してまいります。

 2点目は、「産業振興による経済の活性化」であります。

 産業振興は、まちの活力の原動力であります。基幹産業であります漁業、水産加工業をはじめ、農業、商業などの振興はもとより、豊かな自然など地域の素材を活かした産業の結びつきが重要と考えております。このため関係機関や関係団体と充分連携を図り、地域ブランドの創出や地域資源活用型産業の振興を視野に入れた総合的な地域産業の活性化に全力で取り組んでまいります。中でも、漁業は対ロ漁業に大きく依存しており、ロシアとの漁業関係の長期かつ安定的な構築と維持発展が重要であることから、国や道などに対し、引き続き強力な漁業外交の展開を働きかけてまいります。

 また、北方四島周辺海域における安全操業についてでありますが、去る8月16日、「第31吉進丸」が銃撃、拿捕されるという事件が発生しました。非武装の民間漁船に銃撃する行為は、いかなる理由があろうとも決して許されないものであり、不幸にして亡くなられました乗組員の方の御冥福を心からお祈りをいたします。

 改めて、北方四島周辺海域における安全操業の重要性を痛感したところであり、この海域が漁民にとって安全に操業できるよう再発防止策を強く国に要請するとともに、関係団体と連携を図り、対象魚種及び海域の拡大などを求めてまいります。

 更に、ポスト四島交流事業として、カレイやカニなどの有用水産資源の適正管理、資源増大に関する共同調査、研究、開発の実現についても、国及び道に対し要望してまいります。

 沿岸漁業の振興については、今後とも栽培漁業や資源管理型漁業をはじめ、特に資源増大対策事業として根付資源の増大などを積極的に推進してまいります。

 一方、消費者に対する食の安全・安心に応えるため、当市独自の指針であります「水産物品質及び衛生管理マニュアル」の着実な実践、検証を進め、更に「地域HACCP化」や「根室水産物のブランド化」に積極的に取り組むなど、根室水産物の普及促進に努めてまいります。

 港湾整備につきましては、花咲港区の南埠頭化の整備を引き続き進めるとともに、花咲港臨港道路の整備、清浄海水供給施設などの衛生管理について、国に対し要望してまいりたいと考えております。

 また、漁港整備につきましては、北海道開発局が進める「北海道マリンビジョン21構想」に基づき、昨年「モデル指定」を受けました落石地区に続き、歯舞地区の指定について支援してまいりますとともに、地域の環境整備などについても努めてまいります。

 次に、農業の振興については、近年輸入農産物の急増、後継者・労働力不足などによる農家戸数の減少や農業従事者の高齢化の進行に加え、新たな生乳減産対策など農業を取り巻く環境は複雑化しており、今後環境と共生する酪農業のあり方や生産性の向上を見据えた積極的な対策が不可欠と考えております。

 このため、より先進的な農業経営者や担い手の育成、農業労働支援体制の確立と外部雇用確保対策、土地基盤整備など酪農業の安定的な発展と豊かな自然環境の保全を両立するため、「環境保全型農業の確立」に取り組んでまいります。

 市中経済の動向と直接的に関係する商業は、長引く景気低迷と商業流通形態の大きな変化などの影響により、商店街店舗数の減少や売り上げ不振による経営悪化の傾向が続いております。このため、商工会議所をはじめとする関係機関と連携し、引き続き中心市街地における空き店舗対策やコミュニティー機能とビジネスを一体化した魅力ある個店づくりを進めるほか、起業や創業、更には規模拡大や新分野への進出などを目指す意欲ある経営者の活動に対し、融資、相談など幅広く支援してまいります。

 観光は、地域産業の活性化や経済への波及効果、雇用創出などに直接的なかかわりが強いことから、当市の地域資源である「食と自然」を積極的に観光資源として取り入れ、誘致宣伝活動に力を注ぐほか、世界自然遺産である知床や近隣のラムサール条約湿地と連携した広域観光ルートづくりを進めてまいります。

 また、雇用環境については、依然厳しい状況にありますことから、地域資源を活かした雇用創造を目的とした「地域提案型雇用創造事業」を活用し、新たな雇用の場の確保と産業連携により、安定した産業基盤の構築を図ってまいります。

 3点目は、「健康で助け合い、いたわり合う保健、医療、福祉の増進」であります。

 すべての市民が安心して暮らし、住みなれた地域で必要な保健・医療・福祉サービスを受けることができる地域社会の実現を目指し、市民がともに助け合い、支え合う環境の中で生き生きと暮らせる取り組みが必要と考えております。このようなことから、「市民自らの健康は自らが守る」という健康管理意識の普及啓発活動を推進するとともに、地域や職場をはじめ、各関係機関や関係団体と連携を図り、検診の向上や保健指導など健康づくりのための環境整備を進めてまいります。

 また、地域医療の確保については、市内の医療機関との連携と第3次医療圏を含む広域的なネットワークの強化を図り、プライマリ・ケアから高度・救急医療に至るまで、市民が安心して暮らせる地域医療の確保、向上に全力で取り組んでまいります。

 特に、病院の改築については、将来を見据えた市立根室病院建設を多面的角度から再検証を行い、早期着手に向けてのあらゆる手法の検討を進めてまいります。

 また、現在産婦人科、消化器系内科など診療体制に不安を抱いておりますことから、専任職員の配置も含めた医師確保を目的としたプロジェクトを設置し、診療体制の整備に向けた取り組みを早急に行ってまいります。

 障がい者福祉については、障害の程度に応じたサービスが受けられるよう障害程度区分認定の適正化を図るとともに、障害者の自立支援のため、地域生活支援事業の実施体制の整備を進めてまいります。

 近年、出生率の低下が続き、少子化、核家族化が進み、子供同士のふれあいの機会が少なくなり、家庭や地域での子育てサポートの必要性が叫ばれております。このことから、乳幼児を持つ親の育児不安などの解消のため、気軽に集い相談などができる「つどいの広場」を開設し、子育て支援に取り組むとともに、老朽化が進む保育所の整備と保育動向の変化と少子化に適合した保育所の適正配置を進める中で、施設の統廃合や民営化も含めた運営方法について検討してまいります。

 また、児童の権利を守り、児童虐待の未然防止や早期発見・早期解決のため、児童相談所、人権擁護委員や警察などと連携し、「(仮称)根室市要保護児童対策地域協議会」を設置し、児童虐待防止対策の推進を図ってまいります。

 高齢者福祉につきましては、高齢者や介護を要する人が安心して暮らせるよう、「第3期高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画」を着実に推進するとともに、高齢者の生きがい対策として、高齢者バス等無料乗車券交付事業を継続し、高齢者の社会活動への参加を促し、住みなれた地域で自立した生活を営むことのできる「明るく活力ある高齢社会」の実現を目指してまいります。

 4点目は、「快適で安全・安心して暮らせる生活環境づくりの推進」であります。

 これからの都市機能は、まち全体の魅力と活力の向上や少子・高齢化に対応した生活の利便性などを考え、市民が利用しやすいように、道路、公園、住宅、上下水道などの身近な生活基盤の整備を進めていく必要があると考えております。

 公共施設の整備については、施設の集約化、複合化など効率的、効果的な配置に努めるとともに、バリアフリー化の推進やユニバーサルデザインの追求など高齢者や障がいのある人が快適に暮らせるよう、人にやさしい都市づくりに努めてまいります。

 また、都市間・地域間交流の基盤となる高速交通ネットワークの整備促進に努め、豊かな自然と共生した環境づくり、地域特性を活かした景観づくりや環境保全対策にも配慮してまいります。

 衛生的な生活環境の確保と河川、湖沼などの公共用水域保全のため、地域住民のニーズを的確に把握しながら、計画的な下水道の整備や合併処理浄化槽の普及促進を図るなど地域に合った整備手法を総合的に検討し、進めてまいります。

 市民が、より安心・安全で暮らせる防災に強いまちづくりを目指し、市民一人ひとりの防災意識の高揚と防災知識や防災行動の普及、啓発に努めるとともに、各種災害情報システムの充実、地震、津波などの災害情報の伝達、収集の迅速化を図ってまいります。

 5点目は、「北方領土返還要求運動の戦略的推進」についてであります。

 当市は、これまで「北方領土返還要求運動の原点の地」として、戦後から一貫して国民世論の形成や返還に向けた環境づくりを進めてまいりました。特に、昨年11月に開催されました日ロ首脳会談には大きな期待をしておりましたが、その結果は落胆を通り越し、怒りすら覚えるものでありました。領土問題未解決による当地域への影響は、地域経済の極度の疲弊をもたらし、人口減少などさまざまな形で地域に影を落としております。

 私は、領土問題の進展、あるいは再構築提言書の具現化が推進されますと、今市中で蔓延しております停滞感、疲労感が払拭され、必ずや現状打開の方向に向かっていけるものと確信をいたしているところであります。このためにも、本年2月に取りまとめました「北方領土再構築提言書」の具現化に向け、管内4町や経済界、返還運動団体などと密接な連携を取り、一丸となって国、道並びに関係機関へ要請活動を進めるものであります。

 また、この具現化にあたっては、国土交通省により設置された関係省庁や北海道、管内1市4町を構成員とする「北方領土隣接地域振興協議会」において検討しており、新年度に反映できる事業についても予算化できるよう努力をしてまいりたいと考えております。

 更に、これまで政府において進めてきた外交交渉にあたっては、このたび外務省ロシア課に新たに設置された「北海道連携推進室」を通じ、さまざまな地元の声が反映されるよう要望してまいりますとともに、数々の困難を乗り越えてこられた先人の思いを強く受けとめ、返還運動に全力で取り組んでまいります。

 最後に、「教育、文化、スポーツの振興」であります。

 21世紀を迎え、社会の大きな変化とともに、教育環境においても大きな変革の時代を迎えております。特に、少子化や核家族化、人間関係の希薄化などが進み、いじめや不登校、虐待、青少年による凶悪な犯罪など、子供たちにかかわる憂慮すべき課題への対応が求められております。このことから、学校、家庭、地域が教育に関わる役割をしっかりと認識し、社会全体で「子供たちの豊かな人間性や生きる力」を育てていくことが重要であると思います。

 また、市民すべてが生きがいを持ち、生涯にわたって自らが学び続けることができる生涯学習の環境づくり、更には文化、スポーツの振興、発展は、まちづくりの観点からも必要と考えております。

 私は、こうした観点から、幼児期から就学以降の教育連携を図るため、幼稚園と保育所、小学校、家庭、地域の連携を強化し、一貫性のある幼児教育や小・中一貫教育などを踏まえた学校教育の充実に努めてまいります。

 また、適正規模での教育活動を進めるため、通学区域の見直しや学校統合など学校の適正配置基本方針に基づき、地域と充分協議しながら計画的に対応してまいります。

 学校給食センターにつきましては、学校給食を通じ、地産地消の推進や食育への取り組みなど、食に関する指導の充実とあわせ、給食センター新築までの過渡的措置について、現在老朽化している学校給食共同調理場については、当面市内4調理場による運営を基本としながら、今後も安全な学校給食を進めてまいります。

 社会教育の推進につきましては、女性の社会参加と自立を促進するため、「男女共同参画基本計画」に基づく事業を推進するなど、活力ある社会の実現に努めてまいります。

 また、芸術・文化の振興といたしましては、活動の拠点であります総合文化会館をはじめとする既存施設の利用促進に努めるとともに、市民が心のうるおいを得られるようなすぐれた芸術鑑賞機会の拡大を図ってまいります。

 スポーツの振興につきましては、すべての市民が楽しく参加できるスポーツの機会の提供、スポーツ指導者の育成、スポーツ団体の活動支援に努めるとともに、自主的、主体的に各世代が一体となって行う「総合型地域スポーツクラブ」の創設に向けた取り組みを支援してまいります。

 私は、こうした観点に立ち、教育施策の一層の充実、発展に向け、教育委員会と充分に連携を図り、効率性や効果性にも意を配しながら取り組んでまいります。

 以上、今後における市政執行の基本姿勢と所信を申し上げてまいりましたが、このたびの選挙を通じ、多くの市民の皆様と懇談の機会を得ました。その中で、行政に対する厳しい注文と不満の思い、そして夢ある提言や応援のお言葉もいただきました。改めて、この職責の重さとともに、いただいた御意見の源は、このまちを良くし、将来につなげていきたいとの思いが心に根ざしているものと深く感じられたところであります。

 明年は、当市にとって市制施行50年を迎える節目の年であります。先人が幾多の困難に立ち向かいながら、しっかりと築き上げてきた郷土「ねむろ」、このかけがえのない郷土をしっかりと守り、いつまでも根室に住みたいと思えるまち、住んでいることを誇りに思えるまちづくりに汗を流すことは、今を生きる私たちの責務であります。人は、困難であればこそ集い、知恵と力を発揮するものであります。この根室には、その力が充分備わっていると私は信じております。

 私は、根室に生まれ、根室に育ち、それぞれに大切な出会いと経験の中ではぐくまれてまいりました。ふるさと根室から受けた恩恵に報いるためにも、全力で郷土発展に尽くしてまいります。

 重ねて議員各位並びに市民皆様の御支援と御協力を心からお願いを申し上げ、私の所信表明といたします。ありがとうございました。(拍手)



○議長(嶋津隆之君)

 次に、市長から行政報告について発言の申し出がありますので、これを許可いたします。

 長谷川市長。



◎市長(長谷川俊輔君)

 議長のお許しをいただきましたので、行政報告を1件いたしたいと思います。

 低気圧通過に伴う被害状況等について御報告をいたしますが、初めにこのたびの暴風雨及び高潮などにより被災された多くの市民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 去る10月6日から9日にかけまして、低気圧通過に伴い根室地方に暴風波浪大雨洪水高潮警報が発令され、直ちに根室市災害対策本部を設置し、対応したところであります。このたびの低気圧は、台風並みの勢力を持ち、8日昼前には根室半島に接近し、根室で観測史上最も強い最大瞬間風速42.2メートルを記録するなど、高潮による浸水被害とあわせて大きな被害をもたらしたところであります。

 10月12日現在で取りまとめました当市の被害の状況について現在調査中でございますが、途中経過を報告させていただきます。

 人的被害につきましては、転倒やトタンの飛散、ガラス片による重軽傷、合わせて7件の被害報告があり、いずれも市立根室病院で治療を受けたものであります。

 ライフラインの被害状況につきましては、強風の影響により7日から10日にかけて市内の42%に当たる5,470世帯で停電となりましたが、10日の午前6時5分までにすべて復旧したところであります。

 また、槍昔地区におきましては、高潮により井戸が冠水したことから、地域の5世帯に対し、応急給水を行ったところであります。

 物的被害の状況についてでありますが、住宅施設等につきましては、暴風による被害で住宅、倉庫、畜舎などのトタンの剥離、飛散を含む屋根損壊、シャッター破損、街路樹の倒木など被害件数は440件、被害総額は1,696万4,000円となっております。

 また、高潮による浸水被害につきましては、緑町、弥生町、梅ケ枝町、温根沼などにおいて住宅、倉庫に床下・床上浸水が発生いたしまして、被害件数は57件となっております。

 なお、雨が上がりました9日には、床上浸水家屋などへの消毒作業を行ったところであります。

 水産関係の被害につきましては、強風や高潮により落石港をはじめとする6つの港で係留中の9隻の船舶が沈没したほか、92隻の船舶が破損したものであり、また秋サケ定置網漁の定置網についても、全壊、破損を含め43件の被害が報告されており、被害額については現在調査中でありますが、甚大な被害となることが予測されております。

 公共施設の被害につきましては、暴風による屋根剥離や壁の倒壊などの被害が市内小・中学校におきまして9件、春国岱ネイチャーセンター遊歩道や社会教育施設及び市立根室病院などで19件発生しており、現時点で判明した被害額は1,646万7,000円となっておりますが、春国岱の遊歩道の被害額は相当な額になるものと思われます。

 なお、被災した公共施設につきましては、現在応急措置を施しておりますが、早急に復旧措置を講じてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(嶋津隆之君)

 今回の台風の被害につきましても、ただいま行政報告があったとおりでございますけれども、議会といたしましても心からお見舞いを申し上げる次第でございます。

 ただいまから議事に入ります。

 それでは、日程第1、会期の決定について議題といたします。

 お諮りいたします。

 この定例会の会期を本日10月13日から10月27日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 御異議なしと認めます。

 したがって、会期は本日10月13日から10月27日までの15日間と決定をいたしました。

 次に、日程第2、議案第63号を議題といたします。

 本案について提出者の説明を求めます。

 長谷川市長。



◎市長(長谷川俊輔君)

 議案第63号固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明をいたします。

 固定資産評価審査委員会委員のうち、高橋洋一委員が平成18年10月16日をもって任期満了となるものでありまして、その後任委員の選任について議会の同意を求めるものであります。

 同意を求める方でありますが、住所、根室市西浜町3丁目205番地、氏名、高橋洋一、生年月日、昭和25年4月25日生まれ。

 なお、高橋洋一さんについては再任を求めるものでありますので、経歴等の説明は省略をさせていただきます。

 御同意のほどよろしくお願いいたします。



○議長(嶋津隆之君)

 本案について質疑を行います。

 御発言ありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 別に御発言なければ、本案については原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 御異議なしと認めます。

 したがって、本案については原案のとおり同意することに決定をいたしました。

 次に、日程第3、議案第64号を議題といたします。

 本案について提出者の説明を求めます。

 長谷川市長。



◎市長(長谷川俊輔君)

 議案第64号教育委員会委員の任命について御説明をいたします。

 教育委員会委員のうち、渡辺好之委員が平成18年10月31日をもって任期満了となりますので、その後任委員の任命について議会の同意を求めるものであります。

 同意を求める方でありますが、住所、石狩市花川北2条4丁目45番地、氏名、鈴木健二、生年月日、昭和22年10月28日生まれ。

 なお、鈴木健二さんは、資料にありますとおり、昭和41年3月、道立根室高等学校卒業後、道の教育庁根室地方教育局に奉職し、以来、道の教育庁において長年勤務されまして、根室教育局長をはじめ数々の要職を歴任されておりまして、現在は石狩教育局長をされている方であります。

 これらの経験からいたしまして、教育行政に精通し、人格、識見ともに後任の教育委員にふさわしい方であると判断をいたしましたので、御提案を申し上げます。

 よろしく御同意のほどお願いいたします。



○議長(嶋津隆之君)

 本案について質疑を行います。

 御発言ありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 別に御発言もなければ、本案については、起立により採決を行います。

 本案について原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○議長(嶋津隆之君)

 起立多数であります。

 したがって、本案については原案のとおり同意することに決定いたしました。

 次に、日程第4、議案第65号を議題といたします。

 本案について提出者の説明を求めます。

 長谷川市長。



◎市長(長谷川俊輔君)

 議案第65号監査委員の選任について御説明をいたします。

 現在選任をいたしております監査委員のうち、宮野洋志委員が平成18年10月20日をもって任期満了となりますので、その後任の委員の選任について議会の同意を求めるものであります。

 同意を求める方でありますが、住所、根室市明治町2丁目22番地、氏名、宮野洋志、生年月日、昭和19年6月10日生まれであります。

 なお、宮野洋志さんについては、再任を求めるものでありますので、経歴等の説明は省略させていただきます。

 御同意のほどよろしくお願いいたします。



○議長(嶋津隆之君)

 本案について質疑を行います。

 御発言ありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 別に御発言もなければ、本案については原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 御異議なしと認めます。

 したがって、本案については原案のとおり同意することに決定をいたしました。

 次に、日程第5、議案第66号を議題といたします。

 本案について提出者の説明を求めます。

 長谷川市長。



◎市長(長谷川俊輔君)

 ただいま上程になりました議案第66号助役の選任について説明をいたします。

 現在欠員となっております助役の選任につきまして、議会の同意を求めるため本案を提出するものであります。

 同意を求める方でありますが、住所、根室市光和町1丁目2番地、氏名、石垣雅敏、生年月日、昭和26年1月19日生まれであります。

 なお、石垣雅敏さんは、昭和49年3月、工学院大学専修学校を卒業され、昭和51年8月、根室市に奉職以来、経歴に記載のとおりの職歴でありまして、現在は総務部長でありますが、人格、識見ともに助役として適任であると判断し、御提案を申し上げますので、御同意のほどよろしくお願いいたします。



○議長(嶋津隆之君)

 本案について質疑を行います。

 御発言ありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 別に御発言もなければ、本案については原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 御異議なしと認めます。

 したがって、本案については原案のとおり同意することに決定をいたしました。

 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。

 明日10月14日から10月23日までの10日間は、議案調査などのため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(嶋津隆之君)

 御異議なしと認めます。

 したがって、明日10月14日から10月23日までの10日間は休会することに決定いたしました。

 来る10月24日は午前10時から本会議を開き、代表質問を行いますので、定刻まで御参集をお願いいたします。

 本日はこれをもちまして散会いたします。

 御苦労さまでした。

         午前10時44分 散会







    上記会議の記録に相違ないことを証し、ここに署名する。







       平成18年10月13日







           議  長 嶋 津 隆 之





           署名議員 鈴 木 一 彦





             〃   滑 川 義 幸





             〃   藤 根 元 吉