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北海道 北見市

平成23年 10月 臨時会(第5回) 10月31日−02号




平成23年 10月 臨時会(第5回) − 10月31日−02号







平成23年 10月 臨時会(第5回)





            平成23年 第5回臨時

              北見市議会会議録

            10月31日(月曜日)〔第2号〕     午前10時00分 開議
                                 午前11時42分 閉会
                                              

1.議事日程
 第1.会議録署名議員の指名         
 第2.議案第 1号             
 第3.意見書案第10号・意見書案第11号  
                      
1.本日の会議に付した事件
 第1.会議録署名議員の指名         
 第2.議案第 1号             
 第3.意見書案第10号 漁船用軽油に係る軽油
             引取税の免税等に関す
             る意見書      
    意見書案第11号 TPP交渉への参加を
             行わないよう求める意
             見書        
                      
1.出席議員(29名)           
        1番  水 上 美 華 君
        2番  轡 田 恵 美 君
        3番  浦 西 孝 浩 君
        4番  鈴 木 建 夫 君
        5番  斎 藤 昭 利 君
        6番  合 田 悦 子 君
        7番  亀 田   博 君
        8番  伊 藤 徳三郎 君
        9番  桜 田 真 人 君
       10番  中 崎 孝 俊 君
       11番  隅 田 一 男 君
       12番  小 川 清 人 君
       13番  表   宏 樹 君
       14番  松 谷 隆 一 君
       15番  熊 谷   裕 君
       16番  菊 池 豪 一 君
       17番  鈴 木 史 郎 君
       18番  堀 川 繼 雄 君
       19番  真 柳 正 裕 君
       20番  高 橋 克 博 君
       22番  飯 田 修 司 君
    議 長23番  仁 部 敏 雄 君
       24番  槇 森 正 敏 君
    副議長25番  森 部 浩 司 君
       26番  河 野 敏 博 君
       27番  鑓 水 欽 三 君
       28番  金 田 正 信 君
       29番  沢 合 正 行 君
       30番  宮 沢 祐一郎 君
                      
1.欠席議員(1名)            
       21番  菅 野 勝 美 君
                      
1.事務局出席職員
  事 務 局 長  辻   直 孝 君
  事 務 局 次 長  井 上 孝 義 君
  議 事 課 長  似 内 雅 紀 君
  議事調査担当係長 黒 岡 正 博 君
  書     記  小 熊 英 徳 君
  書     記  齋 藤 や こ 君
                      
1.説明のための出席者
  市     長  小 谷 毎 彦 君
  副  市  長  塚 本 敏 一 君
                       
  公営企業管理者  熊 谷 寿 一 君
  理     事  梅 原 真 士 君
  総 務 部 長  小 林 龍 彦 君
  企 画 財政部長  渡 部 眞 一 君
  市 民 環境部長  皆 川 和 雄 君
  保 健 福祉部長  藤 澤 和 弘 君
  農 林 水産部長  竹 内 博 己 君
  商工観光部次長  横 山 典 巳 君
  都 市 建設部長  井 南 芳 男 君
  端野総合支所長  藤 田 正 輝 君
  常呂総合支所長  田 上 公 一 君
  留辺蘂総合支所長 三 田 悌 一 君
  地域医療対策室長 五十嵐 俊 啓 君
  都市再生推進室長 大 澤 裕 行 君
  企 業 局 長  守 谷 英 和 君
  総 務 部 参 与  大矢根 洋 哉 君
  保健福祉部参与  本 間 和 彦 君
 都市再生推進室参与 阿 部 正 孝 君
  総 務 部 次 長  川 名 淳 文 君
                       
  教育委員会教育長 佐 藤 宣 秀 君
  学 校 教育部長  小 原 光 一 君
  社 会 教育部長  伊 藤 孝 雄 君

  第一農業委員会  岡 田   貢 君
  事 務 局 長

  監 査 委 員  高 橋 憲 彦 君
  監 査 事務局長  吉 田   聰 君

  選挙管理委員会  浅 野 幹 夫 君
  事 務 局 長
                      


     午前10時00分 開 議



○議長(仁部敏雄君) 休会前に引き続き本日の会議を開きます。

 この際、諸般の報告をいたさせます。



◎事務局長(辻直孝君) ご報告を申し上げます。

 ただいまの出席議員数は29名であります。菅野議員は、病気のため欠席される旨届け出がありました。

 次に、本日の議事日程表のほか、意見書案第10号漁船用軽油に係る軽油引取税の免税等に関する意見書及び意見書案第11号TPP交渉への参加を行わないよう求める意見書をお手元に配付いたしてございます。

 以上であります。

                      



○議長(仁部敏雄君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました日程表のとおりであります。

 それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員には

 10番 中 崎 孝 俊 議員

 11番 隅 田 一 男 議員

の両名を指名いたします。

                      



○議長(仁部敏雄君) 次に、日程第2、議案第1号北見市庁舎敷地の北見赤十字病院への無償貸与の賛否を問うための住民投票条例の制定についてを議題といたします。

 まず、地方自治法第74条第4項の規定に基づき、本案に係る条例制定請求代表者の意見陳述を行います。

 この場合、条例制定請求代表者は入場願います。

    〔鹿野澪子氏 入場・着席〕



○議長(仁部敏雄君) 意見を述べる条例制定請求代表者は鹿野澪子さんです。なお、意見陳述の時間は30分以内となっております。

 それでは、鹿野澪子さん、意見陳述をお願いいたします。



◎鹿野澪子氏 〔登壇・拍手〕 市庁舎・都市再生を市民参加で進める会の代表、鹿野澪子でございます。本日、北見市議会におきまして議員の皆様方に私たちの意見を言わせていただくことに感謝申し上げます。これは、多くの受任者の方々が署名を集めてくださり、また多くの方々が住民投票条例案に賛成して署名をくださったことと思っており、感謝申し上げます。

 市庁舎・都市再生を進める会は、昨年11月の都市再生基本計画の市民説明会をきかっけに活動を開始いたしました。市庁舎を公約どおり現在地に建設していただきたいとの思いからです。しかし、都市再生基本計画の市民説明会が開かれたときには、既に市庁舎は大通西3丁目に移転することが決まっていました。予算の編成、執行権のある市長や議決権のある市議会議員とは違い、強い権限を持たない市民にとって市庁舎現在地建設はあきらめざるを得ない状態ではありましたが、私たちはあえて声を上げることにいたしました。

 振り返りますと、神田孝次前市長は平成20年11月、市庁舎の大通西2丁目移転に向けて市庁舎位置の条例改正案を市議会に提案しました。当時住民投票条例は制定されておらず、住民投票で移転問題の民意を推しはかることはできませんでした。市議会は、移転の条例改正案の採決を行いましたが、賛成の議員は特別多数議決に必要な3分の2に1人届かず、改正案は否決されました。この結果に神田前市長は、民意と異なると議会の結論を受け入れず、選挙で民意を確認しようとしました。選挙は、だれが市長になってほしいかという民意をはかるものですから、市庁舎移転という個別の問題の民意をはかることはできません。にもかかわらず、神田前市長はなぜこのような行動をとったのでしょうか。なぜ市庁舎問題に市庁舎移転に関する個別型の住民投票条例をつくらなかったのでしょうか。

 選挙の結果は、市庁舎現在地建設を公約に掲げた小谷毎彦氏が当選しました。小谷市長は、市庁舎以外に断水問題の再検討、副市長2人制、保育料の第2子目以降無料化、小学校給食費の3分の1の市費負担など大切で魅力的な公約をたくさん掲げました。ですから、この選挙は市庁舎問題が正面から争点になったものではありません。小谷市長の獲得票数も3分の2を超えていませんから、市庁舎移転に関する民意がどこにあったのか推しはかることはできません。そもそも市庁舎問題の民意を住民投票でなく選挙ではかることに間違いがあったと思います。

 一方、小谷市長は公約どおりの計画案を提出することなく、現在地に期待を寄せた市民の思いを無視するかのように大通西3丁目を市庁舎とする都市再生整備基本計画をつくり、昨年11月に市民説明会を開きました。私は、北見市民会館で行われた市民説明会の会場に行きました。公約を守ってほしいと望む私たちにとって理解できる説明はありませんでした。市庁舎が現在地に建つことを期待してあなたを応援した人には、小谷市長の説明は言いわけにしか聞こえませんでした。当選してから2年、チェンジ北見と言って当選した小谷市長は一体どこへ行ってしまったのでしょう。あなたは、北見市を変えずに自分を変えてしまったのではありませんか。

 市民説明会の後、ことし7月まで市庁舎は大通西3丁目を譲らなかった小谷市長は8月になって突如態度を変え、大通西2丁目への移転案を議会に出しました。今市庁舎の位置は、神田前市長の提案した大通西2丁目です。移転案否決からもうすぐ3年になりますが、あの市長選挙、そして市庁舎の位置をめぐる政治家の皆さんの論議と皆さんが導いた結論とは一体何だったのでしょうか。私たちには理解できません。市政の混迷にしか見えません。市長選挙でなく住民投票をしていれば、こんな無駄な時間を費やすことはなかったと思います。

 2度の請願で私たちが主張していたのは、市庁舎の移転について十分な論議の時間をつくり、住民投票をすべきということでした。今回の直接請求で制定を求めている住民投票条例案は、北見赤十字病院に対する市庁舎敷地の30年間無償貸与の賛否を住民投票で確認すべきというものです。市庁舎の移転と市庁舎敷地の貸与は違う問題のように理解されがちですが、どちらも市庁舎の敷地に市庁舎を建てるべきという考え方に立っていますから、本質的には同じものと理解してください。

 特別多数議決を要する市庁舎の位置の変更と同様、市庁舎敷地という最も重要な市民の財産を運用するに当たって、それを民間の施設の建設用地として利用する場合、住民の意思を確認するのは当然のことと考えております。私には余り難しいことはわかりませんが、議会制民主主義というのは民意という土台の上に選挙で選ばれた議員の皆さんがその知識と見識を発揮しながら住みよい家を建てる、そのようなイメージを持っております。

 社会は多様化を続けています。市民の意見や考えも多種多様になり、議員の皆さんが市民の声を掌握しにくい現状があります。これは、市民の声が政治に届きづらいことをも意味しています。私たちもそれを理解しています。だからといって、それを仕方のないことだと片づけるべきではないと思います。民意の受け方が異なる議員が同じ問題を議論すると意見は対立するばかりです。私たちをサポートしてくれた議員は、市庁舎移転に反対する市民は多いと認識しているでしょう。一方、移転に賛成の議員は民意のとらえ方は逆で、移転に賛成している市民が多いと認識しているはずです。そのようなことでは、民意という土台を見きわめることはできず、その上に建つ家の形も大きさも判断できないのは当然のことではないでしょうか。重要な問題は住民投票によって民意をはかり、共通した認識を持った上で市議会議員の皆さんにその見識を発揮していただく、市議会に対する私たちの期待とはそういうことなのです。

 請願を提出する際に行った署名活動を通じて、私たちのところにはさまざまな思いが届きました。その思いは大きく3つに分かれていました。1つ目は、市庁舎は大通西2丁目に移転すべき、2つ目は市庁舎は現在地に建ててほしいが、実現する望みはない、3つ目は署名に賛同してくださった方々のあきらめることなく市庁舎現在地を求めるでした。この中で圧倒的に多かったのは、市庁舎現在地が実現する望みはない、署名活動などやっても無駄だという声でした。市政と議会が導いてきた結論に対し、あきらめという気持ちで極めて消極的に賛成しています。このあきらめは、同時に署名活動に対する極めて消極的な反対でもありました。市政、議会への信頼と期待が薄れてしまい、市民は行動しようとしない、そんな現状を見た思いです。私たちにとって大切な議会制民主主義の土台そのものが崩れていくのではないか、そう強く感じております。

 このまま住民投票をすることなく市庁舎問題が進んでいくということは、今申し上げたあきらめの思い、極めて消極的な賛成に頼った市政、議会になり、異なる認識の上に立った判断ということになりかねません。市民の本当の願いと違った結論が出たり、公約とは逆のことが実行されてもおかしいとは思わず、おかしいと思っても仕方がないと認めてしまうまちになってしまいます。これでは、議会制民主主義を空洞化させ、選挙そのものを形骸化させてしまうのではないでしょうか。

 合併から5年、早期に制定されるべき住民投票条例は、検討を重ねるばかりで制定される様子はありません。この間に市庁舎移転という最も重要な問題は、住民投票で民意をはかることなく議会制民主主義のもとで決着しました。今回の条例案の提案説明で小谷市長は、市庁舎敷地の無償貸与という問題について住民投票は必要ないと述べております。しかし、この問題は過去の経緯から見ても市民にとっては重要であり、30年後にどのように返還されるか、具体的な道筋も見えていないだけに住民投票で民意を確認しておく必要があると考えます。

 先日、報道を拝見させていただきました。小谷市長は記者会見で、住民投票条例には賛成の立場という一方で、この問題では住民投票の必要はないとも言っています。住民投票条例には、個別の問題に対応する個別型とさまざまな状況を想定して制度として整えておく常設型があり、その違いは小谷市長ご自身もよくご存じのはずです。常設型の住民投票条例は、神田前市長の時代から検討されています。さまざまな状況を想定しなければならない常設型の検討に時間がかかるのは理解できます。しかし、個別型の条例はつくろうと思えばすぐできるではありませんか。現に政治に疎い私たちも条例案をつくることができました。

 合併前の旧町は、合併に関する個別型の住民投票条例を制定し、住民投票をしましたね。諮るべき問題があるときには、常設型の条例案を検討するのではなく個別型の条例を速やかに制定し、民意をはかるというのが本来の姿だと思います。常設型と個別型の違いを知りながら2つを住民投票条例という一つの言葉でくくり、私とあなたたちの考えは根っこでは同じという行為は、個別型住民投票条例の制定を避けながら保身に走る姿にしか見えません。住民投票で明らかになる民意に正面から向き合おうとしない姿であり、大変見苦しいものがあります。

 小谷市長でなく北見市政は、神田前市長のときから市庁舎に関して民意をはかることを避けてきたのではないでしょうか。個別型の住民投票条例を制定せず、議会制民主主義の名のもとに議員の数で勝負するほうが市政の運営には都合がいいかもしれませんが、それが議会制民主主義を荒廃させる原因になると思います。

 小谷市長、市職員を係長職まで務め、市議会議員、道議会議員という40年もの行政経験はあなた自身をそのような後ろ向きの人間に育てたのでしょうか。あなたの能力、見識はすばらしいはずです。しかし、いかに能力があってもその人が約束を守らず、言っていることとすることが違っていたら、人としては欠けています。まして市長がそういう生き方をすると、私たち市民は何を信じて生きていいかわからなくなります。私がこの間、人間失格、市長失格と申し上げたのはそのことを意味しております。

 今個別型の住民投票条例を制定せずして、何を住民投票にかけようというのでしょうか。市庁舎移転、市庁舎敷地の貸与に匹敵する大きな問題を近い将来想定できるでしょうか。諮る問題がなくなった後に制定される住民投票条例は、それこそが中身のない空洞化した条例であり、北見の市政、議会を映し出す鏡になると思います。議員の皆様、本当にこれでよいのでしょうか。

 住民投票条例制定の請求に当たり、署名してくださった方々の中には市庁舎移転、市庁舎敷地30年間無償貸与に賛成している方もいらっしゃいました。その方たちは、住民投票で民意をはかり、それを参考に市庁舎問題、都市再生を進めてほしいとの考えから署名に賛同してくださいました。私たちの望みは、あくまでも市庁舎現在地建設であることに変わりはありませんが、住民投票を経て出された結論がたとえ私たちの望みと違うものであっても異論を挟むことはありません。このことは、ことし1月にこの活動を開始したときから言い続けてまいりました。そして、この場でもはっきり申し上げておきます。私たちがこの1カ月間、そんなことをやっても無駄だと言われ続けながら4,995人もの署名を集めたのは、私たちの子や孫が育ち暮らしていくここ北見市がそのような空虚なまちになってはいけないという一心からです。

 かつて近郊の人たちがあこがれていた美しいまち北見市、その美しい北見市を築いた私たちの祖先にこの運動の間中わびてきました。住民投票には費用や手間がかかるかもしれません。少し時間をとめることになるかもしれません。しかし、これからの市民参加のまちづくりには、この問題での住民投票は欠くベからざるものです。議員の皆様方の賢明で正々堂々としたご判断をお願い申し上げます。

 ご清聴ありがとうございました。署名をしてくださいました皆様に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。ことし1月、私たちが立ち上がったときから見守ってくださった報道機関の方々、励みにさせていただきました。感謝申し上げます。

 平成23年10月31日、市庁舎・都市再生を市民参加で進める会代表、鹿野澪子。〔拍手〕



○議長(仁部敏雄君) 傍聴されている方に申し上げます。議場内での私語、拍手等は禁止されておりますので、ご静粛にお願いいたします。

 以上で本案に係る条例制定請求代表者の意見陳述は終了いたしました。

 ここで条例制定請求代表者は退場していただきます。鹿野澪子さん、本日は大変ご苦労さまでございました。

    〔鹿野澪子氏 退場〕



○議長(仁部敏雄君) これよりただいま上程されております議案に対する質疑に入ります。

 質疑のある方は自席より発言を願います。ご質疑ございませんか。 14番、松谷隆一議員。



◆14番(松谷隆一君) 本日は、大変多くの傍聴者が見えられていますが、この傍聴者の方々は3年前、市長選挙で小谷さんに市長になってほしい、そして北見市を変えてほしい、チェンジ北見、これを期待した方が大勢きょうは見えられていると思います。きょうは、直接市長の考えを聞きに来たと思いますので、明快なる答弁をよろしくお願い申し上げたいと思います。

 それでは、私から3点ほど質問をさせていただきます。まず、1点目ですけれども、北見市政始まって以来の直接請求、この市民運動が巻き起こりましたけれども、まずこの運動に対する市長の見識をお聞かせ願いたいと思います。

 2点目ですが、4,995人もの人が自筆で、なおかつ捺印までしてこのような数を集めてきたと。このことに対してもどういうお考えをお持ちなのかお答えください。

 3つ目に、今回の法定署名により北見市庁舎敷地の北見赤十字病院への無償貸与の賛否を問うための住民投票条例案が提案されましたが、市長の意見書では今回の北見市庁舎敷地の北見赤十字病院への無償貸与にかかわる住民投票については必要のないものと考えているとの見解を述べられていますが、市長としてのこの住民投票制度に対する考え方をお聞きして、まず1回目を終わりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。



○議長(仁部敏雄君) ご静粛にお願いいたします。

 理事者の答弁を求めます。 市長。



◎市長(小谷毎彦君) 松谷議員の質疑にお答えをしたいと存じます。

 まず初めに、今回の住民投票条例の請求にかかわっての私の考え方でございますけれども、この住民投票条例にかかわる直接請求制度というのは、議会と首長の二元代表による間接民主制を基本とする地方自治におきまして、住民が直接意思表示を行うことでこれを補完するものでございます。その意味でも大変重要な制度であるということについて、私も認識をしているところでございます。

 次に、4,995名の署名の数についてでございますけれども、今回の直接請求にかかわります法定署名数につきましては2,078名とされているところでありましたことから、それを超える4,995名の署名をいただいたということは、私といたしましてもそのことについて真摯に受けとめていかなければならないと感じているところであります。

 次に、住民投票条例制度の必要性と今回の無償貸与にかかわる部分でありますけれども、私は市民が市政に参加するまちづくりは大変重要なものと考えており、その施策の一環としてこの住民投票制度の整備を今検討しているところでございます。しかしながら、このたびの市庁舎敷地の北見赤十字病院への無償貸与につきましては、これまでの経過や法令の規定、議会議論などを踏まえまして住民投票を実施する必要はないものと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(仁部敏雄君) 松谷議員、再質疑ございますか。 14番、松谷隆一議員。



◆14番(松谷隆一君) ただいま答弁いただきましたけれども、北見市でなぜこのような初めての直接請求が行われたかという経過について市長はもう少し詳しく認識を示す、これが市長の説明責任だと思うのです。それから逃げていて何を言っているのかわからない答弁です。私は制度を聞いているわけではないです。その辺をもう一度お聞きします。

 それから、4,995人という署名数について、大変真摯に重く受けとめているという答弁をいただきました。市長、本当に重く受けとめていらっしゃるのであれば、10月12日、条例制定の請求を受理したときに市長はどこにいたのですか。だれが受け取ったのですか。市長はその当日どこにいて、だれが受け取ったのかお示ししてください。

 次に、市長は意見書の中で、市庁舎の位置については、私は当時の市庁舎敷地にコンパクトに建てられないかと検討したが、地域医療を守る立場から北見赤十字病院の建てかえを最優先とすると述べております。私は、ここに3年前市長が立起表明をしたときの文書を持っていますので、少しお読みします。市庁舎の位置は市民の総意で決めるべき、市庁舎の位置については12年も前に市と市議会は現在地で建設することで合意し、基本設計まで終わっています。それを変更するのであれば、だれもが納得できる説明がなければなりません。しかし、前市長は建設費や維持管理費の比較資料すら出さず、建設位置も駅周辺や東1丁目案など二転三転、今度は唐突に東急百貨店跡への移転をごり押ししようとしているのです。さらに最近では、市庁舎移転を北見赤十字病院の改築のためとすりかえた主張をしており、その卑劣なやり方にも非難が集まっていますと。本当に私はこの意見書を読んで、この意見書は前の市長の意見書かと勘違いするほどでした。どうしてこのように変わったのでしょうか、明快にお答えいただきたいと思います。

 また、3年前市長選挙に出たときに号外のチラシを配っております。これは、市民に行き渡っていますので、皆さん見ているのです。そこの一番上に何と書いてあるかというと、今こそ市民主体のまちづくりを、市民に開かれた市政の実現、住民投票制度を導入し、市民の意見が市政に反映できるシステムを整備しますと、これは3年前市長が立候補するときに出した公約です。ところが、いまだに何も見えてこないのです。市長、これは市民をだますことになると思いませんか。市長がなぜこのように豹変してしまったのか、市民は本当に不信感を持っております。

      〔何事か呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) ご静粛にお願いします。



◆14番(松谷隆一君) 市長、もう一度市長の考え方を改めてお聞きします。答弁をどうぞよろしくお願い申し上げます。



○議長(仁部敏雄君) 傍聴されている方に申し上げます。傍聴者は騒ぎ立てることを禁止されておりますので、ご静粛にお願いいたします。なお、議長の命令に従わないときは地方自治法第130条第1項の規定により退場を命じますから、念のため申し上げておきます。

      〔何事か呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) ご静粛に願います。

 理事者の答弁を求めます。 市長。



◎市長(小谷毎彦君) 松谷議員の再質疑にお答えしたいと思います。

 まず最初に、住民投票制度の考え方でございますけれども、地方公共団体の運営は住民多数の意思を反映して選任された首長と議会議員による間接民主主義を原則としておりますが、住民投票制度は間接民主主義を補完する制度として住民自治の徹底を図るために必要に応じ、広く市民の意見を反映させようとするものでございます。

 また、昨年12月に議決をいただきましたまちづくり基本条例の第28条におきまして、市政に関する重要な事項について住民の意思を直接確認するための住民投票制度を整備するものとされているところでございます。国におきましても大規模な公の施設の設置に係ります住民投票制度の法定化を盛り込んだ地方自治法の改正が検討されており、こうした国の動向も注視しながら検討課題や作業工程を整備いたしまして、ただいま住民投票制度の整備に向けて内部検討をしているところでございます。

 次に、直接請求に係る対応についてでありますが、地方自治法第74条にかかわります直接請求につきましては請求内容を確認の上、改めて受理、不受理の決定をするとされてございます。なお、当日私はほかの公務にかかわりましたことから、総務部長にその受理について命じたものでございます。

 次に、まちきた大通ビルに本庁舎を移転することについての私の公約にかかわる今回の意見でありますが、私も当初はこの現在地に市庁舎を建てられないかということについて検討してきたことは間違いない事実でございます。私は、自分の公約を守るためにも頑張っていきたい、このことを今までも議会とご相談させていただく時間をつくってきたつもりでございます。しかし、昨年3月の時点で大通西3丁目への議決をいただいたこの議会での特別議決の重み、こういうものも含めまして私の今回の考え方を整理するに当たって、いろいろな事情を含めて考えてきたところでございます。しかし、このままこの事業を進めずにいることについて、例えば北見市の中心市街地の活性化でありますとか経済の活性化などを見きわめたときに、いつまでもこの議論をしていることにならないという思いから、この8月に大通西2丁目についての提案をさせていただいたところであります。私はもう一方ではこの市庁舎跡の敷地につきまして北見赤十字病院に提供することが地域医療を守り、またこの北見市にこれからも住み続けてもらうためにも医療の確保を図ることが最重要の課題と考えているところでありますので、そういう意味で今回の用地を無償貸与するということについて北見赤十字病院と覚書を交わしたところでございます。

 以上でございます。



○議長(仁部敏雄君) 松谷議員、再質疑ございますか。 14番、松谷隆一議員。



◆14番(松谷隆一君) 市長の答弁は、今まで聞いた答弁と何ら変わりはありません。市長、市民はどのように市長を判断するかというと、やはり公約をいかに実現してくれるか、この期待感なのです。ところが、今までのこの3年間の経緯を見ますと、本当に市民が期待された市政になっているのか、やはりそういうところからこのような運動が沸き起こってきたのだと私は思うのです。

 それで、この住民投票制度ですが、日本世論調査協会というところが調査しているのですけれども、住民投票の活用に賛成する方がすごく多いのです。賛成する方が86%にも達していると。これは、北見市もそうなのですけれども、各自治体の政策決定のプロセスがやはりどうしてもトップダウンで、上からただおりてきて議会はそれを承認するだけという状況がすごく長く続いているのです。ですから、私たちは議会なんて必要ないだろうと言われるのです。議員なんて必要ないだろうと。ただ上からトップダウンでという本当に厳しい声、私も聞いております。そのたびに私もおしかりを受けて謝っておりますけれども、これから開かれた市政をつくるにはもっと市民が参加することが一番重要になってくると私は考えております。ですから、この住民投票制度については本当にやるという決意で、良識ある議員の皆さんもぜひとも今回は賛成していただいていい結果をお願いしたいと思います。

 以上で終わります。



○議長(仁部敏雄君) 以上で松谷隆一議員の質疑が了しました。

 ほかに質疑ございませんか。 15番、熊谷裕議員。



◆15番(熊谷裕君) それでは、私からも何点か質問をさせていただきます。

 このたび市庁舎・都市再生を市民参加で進める会が市民4,995人の連署をもって直接請求を行い、それに基づく住民投票条例案が10月29日に市長から提案があったところであります。しかし、非常に残念なことに市長は経過をるる述べた上で、既に北見赤十字病院院長と覚書を取り交わしているから住民投票は必要ないという意見をつけました。市長は、今まで時間がないことを最大の理由にしながら、地域医療を守ることを最優先するとして市役所の土地を北見赤十字病院へ30年間無償貸与することを表明し、それをベースに、合併特例債を使える平成26年度末を期限として市民を置き去りにしたまま市庁舎、都市再生の計画を推し進めてきました。しかし、今合併特例債の期間の延長の措置が大震災被災地だけではなくて全国的に適用される可能性が強まってきております。このことで新たな時間が生まれました。市民にとって、この計画をこのまま進めるのか進めないのか、このことを引き続き検討する時間ができたということであります。まず、このことを申し上げておいて何点かお尋ねをいたします。

 市長は、現在地及び現在地周辺に市庁舎を建設するという選挙公約をほごにし、公約とは正反対に市役所用地を全面的に北見赤十字病院に無償貸与し、市役所はまちきた大通ビルへということを決め、多くの市民を失望させました。この間、市民はみずからの意思を表明し、市政に反映させるという機会を全く与えられてきませんでした。こうしたことで市庁舎、都市再生という北見市の将来を大きく左右する問題に市民も参加させてほしい、市長及び議会に市民の声、民意がどこにあるかを正確につかんでほしいと市庁舎・都市再生を市民参加で進める会は2回にわたり、市民の請願署名約1万8,000筆を集めて住民投票の実施を議会へ請願してきました。しかし、残念ながら2回ともその声は議会や市長には届かず、請願は門前払いのような形で否決をされました。それでもやはり市民の声を聞かずに計画が進められることは将来に禍根を残すことになる、自分たちにも意思表示の場を与えてほしいという市民の意思はかたく、今回地方自治法にのっとった手続の上に集められた市民の意思は、住民投票を行って民意を確認してほしいということだと思います。市長自身も市民説明、市民の意思の確認という点では、まだまだ不十分だと思っているのではないかと私は推察をいたしますが、その不十分な点をしっかり確認する、市民説明をきちんと行うということでは今回の直接請求に基づく住民投票の実施は絶好の機会ではないかと思います。市長としても賛同すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 次に、住民投票についての市長の考え方について伺います。市民が市政に参画するまちづくりを進めます。このため、行政のあらゆる分野の情報を公開し、市民と情報の共有を図るとともに、行政の説明責任を果たし、透明性のある市政運営を進めます。あわせて、住民投票制度の導入など広く市民の意見が市政に反映できるシステムを整備します。これは、小谷市長が3年前の市長選挙のときに発表した私の政策に掲げていた公約であります。市長は、就任後も住民投票の必要性について何度か強調をしてきました。そして、昨年12月、まちづくり基本条例が議会で市長の提案どおり全会一致で議決をされました。まちづくり基本条例では、第28条で市長は、市政に関する重要な事項について、住民の意思を直接確認するための住民投票制度を整備するものとすると規定し、これに市が付した解説では住民の意思を直接確認する仕組みとなる住民投票について定めたものです。住民投票は、市の将来を左右するような重大な問題や市政に大きな影響を及ぼす事案について、直接市民の意思を確認するための制度ですと述べられています。市長は、一貫して住民投票の必要性を述べ、そしてまちづくり基本条例を提案し、議会の議決を経て現在それに基づいて住民投票条例のための作業を進めています。改めて住民投票の意義、必要性についての市長のとらえ方について伺いたいと思います。

 それで、住民投票条例に積極的な立場を表明してきたにもかかわらず、市長は今回の直接請求に対しては住民投票を否定しています。必要ないという判断がどこから生まれてくるのでしょうか。市長の今までの住民投票に対する姿勢からいって、整合性がとれないのではないかと思いますが、どう説明されるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。

 今回の直接請求は、約5,000人の市民の連署をもって行われています。ここに示された市民の意思をどう受けとめておられるのでしょうか。これについてもお答えください。先ほど前者の質問で、これを重く受けとめると言いましたけれども、その中身をもう少し詳しくきちんとお答えください。

 また、今回このように多くの市民が求めているものを拒否するというのであれば、一体どういう事項なら、またどういう状況になったら住民投票というのは行えるのか、このことについてお示しいただきたいと思います。

 そして意見の最後で市長は、条例案にある施行の日から1カ月以内に住民投票を実施する規定に対して、通常の選挙準備期間を考えますと、住民投票の実施についての周知、投票会場の確保、投票用紙及び投票所入場整理券の印刷などに要する日程を考慮いたしますと、1カ月以内に住民投票を行うことは著しく困難であると考えておりますと述べています。市民の声を市政にどう反映させるかという大きな問題を論議しようというときに、このような重箱の隅をつつくような意見を表明すること自体、市民の住民投票を求める熱い思いに水を差す極めて度量の狭い立場しかとれないということをみずから白状しているようなものでありますけれども、では伺いますが、準備ができない場合に住民投票を回避することになるのか、それから何日あれば住民投票ができるのでしょうか。何日だったらできて、1カ月ではできないという根拠を示してください。なぜ条例に不備があるかのような見せ方をするのでしょうか、その点についてまずお答えをいただきたいと思います。

 以上で1回目の質問を終わります。〔拍手〕



○議長(仁部敏雄君) ご静粛にお願いいたします。

 理事者の答弁を求めます。 市長。



◎市長(小谷毎彦君) 熊谷議員の質疑にお答えをいたします。

 まず、住民投票条例にかかわります私の考え方でございますけれども、先ほど松谷議員にもお答えをさせていただきましたけれども、今二元代表制によります間接民主主義を基本とする地方自治体におきまして住民が直接意思表示を行うことで、これを補完するものとして重要な制度であるということについては先ほども述べたとおりでございます。しかしながら、これまで市庁舎と地域医療の確保につきまして市議会を初め、説明会など機会あるごとに申し上げてきたところであります。私といたしましては、地域医療の確保が最重要課題であると認識しており、先ほど申し上げたとおり北5条東2丁目の市庁舎敷地に北見赤十字病院の改築を早期に進めることが必要と考えていたからでございます。

 次に、住民投票制度にかかわります住民投票の実施に当たってでありますが、私は市民が市政に参加をするということは大変重要なことと考えており、この施策の一環として住民投票制度の整備を今検討しているところでございます。しかしながら、このたびの市庁舎敷地の北見赤十字病院への無償貸与につきましては、これまでの経過や法令の規定、議会議論などを踏まえまして、住民投票の実施は今は必要がないものと考えているところであります。

 次に、直接請求にかかわります連署につきましては、先ほども申し上げたとおり、この問題については真摯に受けとめていかなければならない数字であると私も考えております。一方、先ほども申し上げておりますとおり高齢社会を迎えまして、通院や入院患者の利便性、医師や看護師の招集体制などを考慮いたしますと、北見赤十字病院の改築場所につきましては同病院の所有地と一体的に活用できる市庁舎敷地が最も適しているとの考えに至ったところでございます。

 次に、住民投票の実施可能な準備期間についてでございますけれども、投票所の確保、投票立会人の選任、有資格者名簿の調製、入場券の送達や期日前投票など住民投票を実施するとなれば、おおむね3カ月程度を要すると考えております。

 次に、住民投票が1カ月では実施困難とする根拠でありますけれども、条例案では住民投票の投票及び開票につきまして公職選挙法等の関連規定に準じて実施するものとありますが、公職選挙法に基づく選挙ではありませんので、投票用紙、投票所入場券などの様式や電算機を用いて作成する書類のフォーマットなど通常の選挙と同じにならない部分を住民投票用につくり直す必要等が出てまいりますので、これらの通常の選挙事務にはない事務処理のため、かなりの準備期間が必要となるところであります。

 以上でございます。



○議長(仁部敏雄君) 熊谷議員、再質疑ございますか。 15番、熊谷裕議員。



◆15番(熊谷裕君) では、まず投票準備期間が1カ月というのは非常に困難だということについていろいろ言っていますけれども、確かに通常のいろいろな選挙とは少し違う様式もあるでしょうけれども、大体でも1カ月という期間がどういう期間かということです。国政選挙なんかは、選挙日程が決まれば、どんな事態であっても間違いなく対応しているわけです。

 私少し調べてきましたが、例えば衆議院選挙は参議院の通常選挙と違って解散がありますので、いつ選挙になるかわからないという選挙でありますけれども、これが過去どのようにして行われてきたかというのを少し調べてみました。平成8年9月27日に解散して10月20日投票です。この期間は23日間です。平成12年6月2日に解散して6月25日投票、この間も23日間です。平成15年10月16日解散、11月9日投票、23日間です。平成17年8月8日解散、9月11日投票、この間は33日。それから、平成21年7月21日解散、8月30日投票だから、これは長い期間ありましたけれども、40日間と。要するに解散から投票まで最長で40日、最短では23日、今申し上げました5回のうち3回は23日という期間で選挙が行われているわけです。1カ月の準備期間で著しく困難とおっしゃいますがやはり選挙は行われてきたわけでありますから、そういう意味では、先ほど指摘したとおりこれは根拠のない理由であって、あたかも住民投票条例に不備があるかのような意見表明がなされたということで、本当に市長の見識を疑いたいと思います。1カ月という期間がとにかく著しく困難であるということは言えるような状態ではないと私は思いますので、意見表明のこの部分についてはぜひ撤回していただくように求めておきたいと思います。

 次に、市民への説明の問題、それから市民の意思表示の機会についての問題であります。市長は、住民説明会だとかいろいろ努力をしてきたと言っておられましたけれども、それはやはり市長の一方的な思いであって、市民には全く伝わっていないというのが実態ではないでしょうか。今回の直接請求も決して北見赤十字病院への30年間無償貸与を見直すことの決断を求めているわけではないのです。少なくても市民の財産である市役所用地を無償貸与するからには、そのことを市民がどう思っているのか、このことを確認してほしいと、そのための住民投票という場を設けてほしいということを求めているわけであります。

 市庁舎・都市再生を市民参加で進める会の方のお話だと、北見赤十字病院への無償貸与に大いに疑問、批判の意見を持っている方はもちろん署名に賛同していただいたようですけれども、今回の署名については先ほど鹿野さんの意見陳述にもありましたけれども、北見赤十字病院への貸与に賛成の人も、賛成なのだけれども、市民の意思を確認することが必要だということで署名に協力をしていただいていると聞いています。

 それから、署名の数は4,995筆が有効署名だということですけれども、法定署名で印鑑をつくなど厳しい条件での署名であることから、趣旨には賛同だが、もろもろの事情で署名できないという方も相当いらっしゃったようであります。こうした市民の声にこたえるという意思は本当にないのでしょうか。先ほど市民の意思を重要なこととして受けとめるということがありましたけれども、受けとめるその中身、受けとめてどうするのだということについて、ぜひ改めてお答えいただきたいと思います。

 それから、住民投票が必要でないという根拠の一つに、既に北見赤十字病院との間で覚書を交わして計画が進行しているということも挙げられていると思います。しかし、この覚書について少しお聞きしたいのですけれども、ご承知のように北見赤十字病院の改築工事は、病院でなくて日本赤十字社本社が発注権を持っているのではないでしょうか。現に地元企業への発注についての要請を盛んに北見市から日本赤十字社本社に対して行っていますね。一方、この覚書の中身を見れば、当事者を甲、乙としています。乙は北見赤十字病院となっていますけれども、そして乙は甲、甲というのは北見市ですけれども、乙は甲所有の北見市庁舎敷地に病院を建設するものとするとしています。あたかも乙、北見赤十字病院が建設の主体であるかのような記述があります。果たして発注権もない、契約当事者としての権限があるのかどうかもわからないという北見赤十字病院をこのように扱って、そして北見赤十字病院の院長名で交わされた覚書というのが果たしてどれだけの効力があるのだろうかと思います。もしこの覚書が正当、有効というのであれば、その具体的な根拠について明確に示していただきたいと思います。

 以上で再質問を終わります。

    〔何事か呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) ご静粛にお願いいたします。

 理事者の答弁を求めます。 市長。



◎市長(小谷毎彦君) 熊谷議員の再質疑にお答えをいたしたいと思います。

 先ほども述べたように、今回の住民投票が1カ月では困難ということにつきましては、通常の選挙とは違うということですから、先ほど申し上げたとおりに1カ月以上を要するということでありまして、おおむね3カ月程度かかるのではないかということでございます。しかし、今回の条例案につきましては、地方自治法で市長の意見書には立法論的な見解も示すこととされていることから、本条例についての意見を私として述べたものでありまして、そのことにつきましてはこの議会でお決めいただければ済むものと思いますので、私は意見書を撤回するということにはならないものと考えております。

 次に、住民投票制度の関係につきましては、先ほど申し上げたとおりに市庁舎敷地の北見赤十字病院への無償貸与は、これまでの経過、法令、規定、議会議論などを踏まえまして、また議会での決議を踏まえまして住民投票を実施する必要がないものと考えているところであります。しかし、4,995名に上ります本署名については真摯に受けとめなければならない数字であるということを私自身は感じておりまして、一日も早く住民投票条例をつくることも私の責務かと思っているところでございます。

 以上でございます。



○議長(仁部敏雄君) 熊谷議員、再質疑ございますか。

    〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) 15番、熊谷裕議員。



◆15番(熊谷裕君) 答弁がない部分があります。精査をお願いします。



○議長(仁部敏雄君) 暫時休憩いたします。

     午前11時05分 休 憩

                      

     午前11時09分 再 開



○議長(仁部敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 先ほどの熊谷議員の議事進行発言にかかわり、理事者より補足答弁の申し出がありますので、発言を許します。 市長。



◎市長(小谷毎彦君) 補足答弁をさせていただきたいと思います。

 これは、私が今回の臨時会に対する意見書で述べたものでございますけれども、昨年1月28日開催の臨時市議会におきまして、私に対しまして新北見赤十字病院建設にかかわる決議がなされました。このことから、私としては2月1日に病院長と土地の貸与及び支援についての覚書を交わしたところでありまして、先ほども申し上げましたとおりに公有財産の無償貸与につきましては地方自治法または市条例に基づきまして行ったことでございますので、そういうことからも住民投票につきましては必要ないと考えているものでございます。

 以上でございます。



○議長(仁部敏雄君) 熊谷議員、再質疑ございますか。 15番、熊谷裕議員。



◆15番(熊谷裕君) 先ほどから私も申し上げているとおり、今回の請求につきましては北見赤十字病院に貸与する問題についてやめろという決断を別に求めているわけではないのです。市民の声を聞いてほしいと、その場を設けてほしいということなのです。先ほど約5,000人の市民の意思というのは重要なこととして受けとめると言うのですけれども、そうだとすれば市長、今まで例えば市民が十分にそういう意思表示をする機会が本当にあったのかどうか、そう市長は受けとめているのかどうか。もしなかったとすれば、そのことを確認するということもどうしても必要だろうと私は思うのですけれども、そういう点で計画としてずっといろいろな部分で進行している、それはそれでわかるし、それから議会での議論経過はそのとおりですけれども、しかしそこにやはり市民の意思を聞く機会というのがあったのかなかったのか。なかったとすれば、それはなぜできないのか、その辺についてぜひもう一度お答えいただきたいと思います。



○議長(仁部敏雄君) 理事者の答弁を求めます。 市長。



◎市長(小谷毎彦君) 熊谷議員の再々質問にお答えをしたいと存じますが、市民に対して理解を求めたのかということだと思いますけれども、私は当初から医療については最重要課題であるということを申し上げてきたところでもあります。また、この市庁舎の場所において市庁舎と北見赤十字病院が両立できないかということも考えたところでもあります。しかし、北見赤十字病院の建てかえについて、この土地だけでは十分なものが建設できないということもその後私としてもわかったところでありまして、そのことにつきましては今までも議会の中でも議論をされてきているものと考えてございます。そういう意味でも私は今回のものにつきましては、議会の決議も踏まえて今回の行動を起こしたということでありますので、そこについては十分な理解が得られていないということに今回の条例案が出された要因があるかもしれませんけれども、最大限私としてもこれからも市民にご理解をいただくように努力してまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。



○議長(仁部敏雄君) 以上で熊谷裕議員の質疑が了しました。

 ほかにご質疑ございませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) なければ、これにて質疑を終結いたします。

 次に、討論の通告がありますので、発言を許します。

 まず、賛成者、槇森正敏議員。 24番、槇森正敏議員。



◆24番(槇森正敏君) 市民クラブを代表して、議案第1号北見市庁舎敷地の北見赤十字病院への無償貸与の賛否を問うための住民投票条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。

 ご承知のとおり、市庁舎・都市再生を市民参加で進める会は、先ほどの鹿野代表の意見陳述のとおり、市庁舎の位置については市長の最大の公約を守っていただきたい、そして市民との約束を実行するようにとの強い思いの市民が集い、結成に至ったものと思います。このような市民運動のうねりは、当市における歴史上初めてのことであり、かつ結成されてからわずかな期間で市議会に対する請願署名が1万7,362筆寄せられたのは、議会に対する市民の思いを通してほしいとの願いであったと考えます。残念ながら、市議会への請願は2度不採択となりました。私は、本年第1回定例会の代表質問で、これら多くの署名の重みを市長はどのように受けとめられたのか率直にお伺いいたしましたが、市民の思いを踏みにじる答弁ばかりで真摯な姿勢は見えませんでした。

 加えて、このたびの地方自治法第74条第1項に基づく条例制定の直接署名は4,995筆の連署を得られました。この直接請求は、直接民主主義の一つの方法とかんがみ、住民の基本的権利としてその意義はすこぶる重要であると同時に、直接請求権の行使は間接民主主義の欠陥を是正するために認められ、住民の相当数の意思の合致による権利実現の手段ということができると解釈されております。これらを踏まえ、次の5つの観点により賛成するものでございます。

 1点目は、市長は選挙公約で市庁舎を現在地に建設と掲げ当選されましたが、ほごにされたことに対する有権者の怒りは今なお蔓延しております。本議案の意見書の中で市長は、地域医療を守る立場から北見赤十字病院の建てかえを最優先にし、当時の市庁舎敷地全体を使っていただくことと判断したと述べられておりますが、平成20年12月の市長選挙を思い起こすとき、それは詭弁にすぎず、有権者は市庁舎問題が選挙戦の最大の争点で、かつ選択肢であるとの判断に至り投票されたことと思います。

 2点目は、まちづくり基本条例の第28条に住民投票制度を整備することが規定されておりますが、制定に向け積極的に取り組む姿勢が見受けられず、それなら市民側からとの観点で市庁舎・都市再生を市民参加で進める会が市民合意を求めるべく条例案を提示、請求されたものであり、またこのたびの直接請求は合併後の北見市と旧北見市を通じ初めてであり、直接民主制の基本となるものとかんがみ、重く受けとめるとともに、市庁舎・都市再生を市民参加で進める会の行為は後世北見市に残るものと敬意を表する次第でございます。

 3点目は、平成21年第2回定例会で市長は、市庁舎の全敷地を北見赤十字病院に提供する旨答弁、事実上現在地建設を断念されました。なぜ公約を破ってまで市民の財産を北見赤十字病院に全面提供するのか、このことには今でも市民から市長に裏切られた悔しさと憤りの声が寄せられております。市庁舎敷地は、歴代市長が守り続けてきた聖地であり、多くの市民が悠久の地と親しみ、利用してきた貴重な財産であるとの思いは市民各位共有しているものと確信するものであります。しかるに、市長の専権事項であれ、事前に市民に対して説明の機会を持たず、説明責任を果たさず、市民の理解や合意を得ないまま強行的に進めたことがこのたびの直接請求に至った最大の要因であると認識いたします。

 4点目は、市長は平成22年2月1日に北見赤十字病院の吉田院長と北見市庁舎敷地を北見赤十字病院に30年間貸与する覚書を締結されました。市庁舎敷地は行政財産で、地方自治法第238条の4では行政財産の管理及び処分が規定されており、その中の第1項及び第2項では、行政財産に対しては政令の定めにより貸し付けの限度を示されております。これによりますと、北見赤十字病院は民間のため用途または目的に逸脱し、しかるに覚書の締結は法に抵触しないのか今でも大変危惧いたしております。また、法の運用では行政財産を普通財産に分類がえをし、普通財産の貸し付けとして行うのが適当であるとうたっております。

 5点目は、本議案の意見書で市長は、1カ月以内に住民投票を行うことは著しく困難であると表明されましたが、これは市民無視、不在の姿勢がありありと見受けられます。私は、実施について多少なりとも努力されるような姿勢を期待しておりました。しかし、市長はそれを実行されませんでした。私は、市長公約の具現化を図るためには、やる気になればできると思います。私はできると思います。ちなみに、神田前市長の辞職に伴う平成20年12月の出直し市長選挙は、おおむね1カ月で実施されたのではないでしょうか。それを考えるとまことに残念です。

 以上5点述べましたが、いずれにしても市庁舎用地を北見赤十字病院に30年間無償貸与することについては住民投票で賛否を決めるのが市政の常道と考え、賛成の討論といたしますが、このたびの条例制定の直接請求は市並びに議会にかわり市民がおぜん立てをされたものであり、そのことを十分留意の上、議員各位の良識ある判断をお願いするものであります。

 以上です。



○議長(仁部敏雄君) 次に、同じく賛成者、菊池豪一議員。 16番、菊池豪一議員。



◆16番(菊池豪一君) 討論に入ります前に、けさ開催されました議会運営委員会での報告では、討論は今の槇森議員に続いて私の2人だけだと報告されました。市民から重大な問題として議会に預けられたこの議案を、もし討論も行わないまま態度表明されるとしたら、このことこそ議会の形骸化だと私は思っております。そういう意味で、私はこの議会をとめてでも各会派からの討論を求めたいと思いますが、これまでの規程ではなかなかならないかと思いますが、そういう気持ちを持っていることをまずお伝えしたいと思います。

 私は、日本共産党を代表して、議案第1号北見市庁舎敷地の北見赤十字病院への無償貸与の賛否を問うための住民投票条例の制定について、条例を制定し、住民投票を実施すべきとの立場から討論いたします。

 このたび市庁舎・都市再生を市民参加で進める会より市長に直接請求された住民投票は、先ほど代表者である鹿野澪子さんの発言にあるように、北見市においては市民がやむにやまれぬ思いで市民に呼びかけて、初めて地方自治法の要件を満たして行われた直接請求であり、その内容も北見市ではこの20年間において市長選挙のたびに最重要争点となってきた市庁舎問題であり、都市再生問題であります。その各市長選挙で選出された歴代市長は、当然のようにみずから主張した政策、そして示した方向を実現しようと努力、邁進されてきたと思いますが、その継続を目指す選挙ではその方向を市民の多数が認めず、新たな方向を示すことを求めてきたというのが北見市民の直接民主主義であったと思います。

 しかし、今回の課題で住民投票により市民の賛否を求められている背景には、市庁舎、都市再生の課題において市長みずから認めているように市長公約実現の内容、方向ともに市民に示さず、市長選挙において敢然と否定した中身を市民の判断を仰ぐこともせず、あろうことか推進の立場に立つという節操のなさに市民はあきれているのであります。つまり市民が示した意思と思いは、事実上踏みにじられているのであります。この事態に市長は理解をいただくよう市民に説明をしていくとされておりますが、それは市長の一方的な思いであり、実際に市民には全く伝わっておりません。さらに、市民は市長だけでなく議会に対しても同様の思いを抱いていると考えます。

 日本の地方自治の仕組みの二元代表制の一方である北見市議会において、昨年3月の市議会議員選挙での各議員の態度表明と実際の行動に大きな違いが見られ、9名の大会派の態度豹変は市民の選択を脅かすものになっているのであります。北見市民、市政が民意を代表せず、長年終始してきた市庁舎、都市再生の事業がこのような経過をたどっている現在、多くの市民が関心を持つ中で提起された住民投票は、これまでの経過に対する市民の意思表示と市民のシンボルが存在していた市庁舎用地の今後30年にはとどまらないと今から予想される無償貸与について市民がどう考えるのか、この意思集約にまたとない機会ではありませんか。まず、この点から議会は住民投票に賛同すべきと私は考えます。

 次に、私たちは昨年3月、当時の北見市議会において市民の意思とは無関係に、またどんな市庁舎になるのかも示さないまま市庁舎の位置を大通西3丁目とする特別議決が行われて以来、市議会議員選挙においても市民の意思を示す住民投票の必要性を提起してまいりました。市議会議員選挙後の市議会の構成からして、本来ならば市長が公約に沿ったみずからの提案を掲げて住民投票を実施すべきでありました。しかし、あろうことか市長の公約に基づく提案そのものがなく、その後は本当にこれが市民の求める理解が進んでいる市庁舎、都市再生の姿だとは市長や議会さえも確信を持てないまま、現在とにかく進めているというのが現状と私は感じております。そういう意味では、市民はなおさらではないでしょうか。こうした状況の中で、今回市民から直接請求で住民投票を求められているのです。市長が選挙政策で住民投票の制定を公約し、これまでの市長にはなかった住民の声を市政に生かす姿勢を鮮明にしてきたと私は思っております。

 さらに、市長は昨年9月の第3回定例市議会に北見市まちづくり基本条例案を提案し、議会は昨年12月、これを原案どおり全会一致で可決、住民投票も活用した市政の推進を市民に大きくアピールしたではありませんか。ここまで住民投票に対して前向きの姿勢を示してきた市長として、これまで進めてきた経過があるとした反対の意見表明は必要なかったと私は思いますし、不十分な市民説明の結果が今回の市民の行動の原点と考えれば、住民投票の機会を使って十分に説明すればよいのであります。

 また、議員各位においても住民投票条例の制定に満場一致での賛同の意思表明をしたのですから、今回の課題の賛否を問う住民投票を否定する理由はないのではないでしょうか。このたびの住民投票条例制定を求める直接請求は、立派に地方自治法第74条の規定を十分に満足させるものであり、当市において初めての住民投票を実施し、我々議会としてもこの段階における市民の意思をしっかりと受けとめようではありませんか。

 以上、住民投票条例の制定の議決に議員各位が賛同されることを心から呼びかけ、討論といたします。



○議長(仁部敏雄君) 以上で討論を終結いたします。

 それでは、本案を採決いたします。

    〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) 27番、鑓水欽三議員。

      〔何事か呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) ご静粛に願います。



◆27番(鑓水欽三君) 議案書3ページ、条例の第10条、各号の精査、確認をお願いしたい。議案書に1、2、4、5とあるので、ここを確認してくださいということです。



○議長(仁部敏雄君) 暫時休憩いたします。

     午前11時31分 休 憩

                      

     午前11時40分 再 開



○議長(仁部敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 先ほどの鑓水議員の議事進行発言にかかわり、直接請求にかかわる条例案につきましては、提出された案をそのまま提案することとされておりますので、ご理解を願います。

 それでは、本案を採決いたします。

 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

     〔起立者少数〕



○議長(仁部敏雄君) 起立少数であります。

 よって、本案は否決されました。

                      



○議長(仁部敏雄君) 次に、日程第3、意見書案第10号漁船用軽油に係る軽油引取税の免税等に関する意見書及び意見書案第11号TPP交渉への参加を行わないよう求める意見書の都合2件を一括議題といたします。

 お諮りいたします。本案については、会議規則第38条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案については提案理由の説明を省略することに決しました。

 次に、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。

 お諮りいたします。本案はいずれも原案のとおり決することにご異議ございませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(仁部敏雄君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。

 本案は、それぞれ関係機関に送付いたします。

                      



○議長(仁部敏雄君) 以上で本会に付議された案件は全部議了いたしました。

 これにて平成23年第5回臨時北見市議会を閉会いたします。

     午前11時42分 閉 会