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北海道 釧路市

平成24年第2回 2月定例会 02月24日−01号




平成24年第2回 2月定例会 − 02月24日−01号







平成24年第2回 2月定例会



             平成24年第2回2月定例会





        釧 路 市 議 会 会 議 録  第 1 日





             平成24年2月24日(金曜日)





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 議事日程

  午前10時開議

日程第1 会期決定の件

日程第2 市長の市政方針演説

日程第3 教育長の教育行政方針演説

日程第4 議案第2号から第37号まで及び第39号から第44号まで並びに報告第1号(提案説明)

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 会議に付した案件

1 会議録署名議員の指名

1 諸般の報告

1 日程第1

1 日程第2

1 日程第3

1 日程第4

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 出席議員(27人)

   議 長 6番  黒 木   満

   副議長 14番  月 田 光 明

       1番  山 口 光 信

       2番  三 木   均

       3番  菅 野   猛

       4番  高 橋 一 彦

       5番  続 木 敏 博

       7番  草 島 守 之

       8番  松 橋 尚 文

       9番  秋 田 慎 一

       10番  森     豊

       11番  鶴 間 秀 典

       12番  金 安 潤 子

       13番  村 上 和 繁

       15番  上 口 智 也

       16番  戸 田   悟

       17番  畑 中 優 周

       18番  松 永 征 明

       19番  土 岐 政 人

       21番  梅 津 則 行

       22番  大 島   毅

       23番  松 尾 和 仁

       24番  宮 田   団

       25番  酒 巻 勝 美

       26番  石 川 明 美

       27番  佐 藤 勝 秋

       28番  渡 辺 慶 藏

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 欠席議員(1人)

       20番  宮 下 健 吉

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 出席を求めた者

 市長        蝦 名 大 也

 教育委員会委員長  北 明 正 紘

 代表監査委員    楡 金 達 朗

 選挙管理委員会委員長岩 渕 雅 子

 農業委員会会長   野 村 照 明

 公平委員会委員長  稲 澤   優

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 本会議場に出席した者

 市長        蝦 名 大 也

 副市長       松 浦 尊 司

 副市長       小 松 正 明

 代表監査委員    楡 金 達 朗

 公営企業管理者   川 上 三 郎

 阿寒町行政センター長本 吉 俊 久

 音別町行政センター長米 谷 好 晃

 教育長       千 葉 誠 一

 総務部長      岩 隈 敏 彦

 総合政策部長    鈴 木   信

 市民環境部長    小 林   強

 福祉部長      本 山   昇

 こども保健部長   中 井 康 晴

 産業振興部長    星   光 二

 水産港湾空港部長  岸 本   勉

 都市整備部長    橋 本   稔

 市立病院事務長   青 木 利 夫

 上下水道部長    檜 森 重 樹

 消防長       海老名 正 一

 学校教育部長    林   義 則

 生涯学習部長    平 山 壽 一

 秘書課長      秋 里 喜久治

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 議会事務局職員

 議会事務局長    山 根 誠 一

 議事課長      松 田 富 雄

 議事課長補佐    長野谷 宣 之

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  午前10時01分開会



△開会宣告



○議長(黒木満) 皆さんおはようございます。

 出席議員が定足数に達しておりますので、平成24年第2回釧路市議会2月定例会は成立いたしました。

 よって、これより開会いたします。

 直ちに会議を開きます。

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△会議録署名議員の指名



○議長(黒木満) 会議録署名議員の指名を行います。

 今定例会の会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により

           12番 金 安 潤 子 議員

           13番 村 上 和 繁 議員

           27番 佐 藤 勝 秋 議員

を指名いたします。

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△諸般の報告



○議長(黒木満) 事務局長に諸般の報告をさせます。



◎議会事務局長(山根誠一) 報告をいたします。

 ただいまの出席議員は27人であります。

 今議会に市長から提出された議案は、議案第2号から第44号まで及び諮問第1号並びに報告第1号であります。

 次に、市長から、地方自治法第122条の規定に基づき、平成23年事務報告書の提出がありました。

 また、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律第35条第8項の規定に基づき、釧路市国民保護計画変更の報告がありました。

 また、負傷事故、市有車両に係る交通事故並びに市道上における物損事故に関し、損害賠償の額を定め、和解を成立させる専決処分3件の報告がありました。

 次に、監査委員から、地方自治法第199条第9項の規定に基づき、監査報告書の提出がありました。

 また、同法第235条の2第3項の規定に基づき、例月現金出納検査報告書の提出がありました。

 次に、本日の議事日程は

日程第1 会期決定の件

日程第2 市長の市政方針演説

日程第3 教育長の教育行政方針演説

日程第4 議案第2号から第37号まで及び第39号から第44号まで並びに報告第1号

であります。

 以上で報告を終わります。

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  〔朗読せざるも掲載〕

      2月定例市議会議案件名

 議案番号      件              名

議案第2号 平成24年度釧路市一般会計予算

議案第3号 平成24年度釧路市国民健康保険特別会計予算

議案第4号 平成24年度釧路市国民健康保険音別診療所事業特別会計予算

議案第5号 平成24年度釧路市後期高齢者医療特別会計予算

議案第6号 平成24年度釧路市介護保険特別会計予算

議案第7号 平成24年度釧路市農業用簡易水道事業特別会計予算

議案第8号 平成24年度釧路市駐車場事業特別会計予算

議案第9号 平成24年度釧路市動物園事業特別会計予算

議案第10号 平成24年度釧路市病院事業会計予算

議案第11号 平成24年度釧路市水道事業会計予算

議案第12号 平成24年度釧路市工業用水道事業会計予算

議案第13号 平成24年度釧路市下水道事業会計予算

議案第14号 平成24年度釧路市公設地方卸売市場事業会計予算

議案第15号 平成24年度釧路市設魚揚場事業会計予算

議案第16号 平成24年度釧路市港湾整備事業会計予算

議案第17号 釧路市附属機関に関する条例の一部を改正する条例

議案第18号 釧路市事務分掌条例の一部を改正する条例

議案第19号 釧路市職員定数条例の一部を改正する条例

議案第20号 釧路市基金条例の一部を改正する条例

議案第21号 釧路市税条例の一部を改正する条例

議案第22号 釧路市療育センター条例の一部を改正する条例

議案第23号 釧路市中高年齢労働者福祉センター条例の一部を改正する条例

議案第24号 釧路市介護保険条例の一部を改正する条例

議案第25号 釧路市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例

議案第26号 釧路市公設地方卸売市場事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例

議案第27号 釧路市フィットネスセンター条例を廃止する条例

議案第28号 釧路市米町ふるさと館条例を廃止する条例

議案第29号 釧路市設第7魚揚場施設災害復旧事業分担金条例を廃止する条例

議案第30号 釧路市営住宅条例の一部を改正する条例

議案第31号 釧路市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例

議案第32号 釧路市立高等学校の入学料等に関する条例の一部を改正する条例

議案第33号 釧路市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例

議案第34号 釧路市生涯学習センター条例等の一部を改正する条例

議案第35号 釧路市火災予防条例の一部を改正する条例

議案第36号 釧路市消防手数料条例の一部を改正する条例

議案第37号 財産処分の件

議案第38号 釧路市功労者表彰について同意を求める件

議案第39号 平成23年度釧路市一般会計補正予算

議案第40号 平成23年度釧路市国民健康保険特別会計補正予算

議案第41号 平成23年度釧路市駐車場事業特別会計補正予算

議案第42号 平成23年度釧路市動物園事業特別会計補正予算

議案第43号 平成23年度釧路市病院事業会計補正予算

議案第44号 平成23年度釧路市下水道事業会計補正予算

諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件

報告第1号 専決処分報告の件

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正副議長出張一覧

平成24年2月定例会報告


期 間出 張 先出張者出 張 用 務
1/31

2/1東京都議長全国自治体病院経営都市議会協議会正副会長・監事・相談役会議
2/9〜10東京都議長市議会議員共済会第103回代議員会 出席


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△日程第1 会期決定の件



○議長(黒木満) 日程第1、会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今会期は、本日から3月19日までの25日間といたしたいと思います。

 これにご異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木満) ご異議なしと認めます。

 よって、会期は本日から3月19日までの25日間と決しました。

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△日程第2 市長の市政方針演説



○議長(黒木満) 日程第2、市長から市政方針に関し発言を求められておりますので、これを許します。

 市長。



◎市長(蝦名大也) (登壇) 改めまして、おはようございます。

 平成24年第2回釧路市議会2月定例会の開会に当たり、市政執行方針について所信を述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 私は、市長に就任して4年目、任期の最終年を迎えます。これまで、釧路市発展のため、将来世代の輝くあしたのために、山積する課題を先送りすることなく、その解決に誠実に取り組んでまいりました。市民の負託を受け、市政運営の先頭に立ってきた責任者として、残された期間、全身全霊を傾けて邁進してまいる所存であります。

 我が国の経済は、外に、ギリシャに端を発した欧州債務危機からの世界経済不安に伴う歴史的と言われる円高の長期化と今後の行方、内に、大震災と原子力発電所事故への対応を抱え、これらが日本経済全体に大きな影響を及ぼしております。今後、復興需要や新興国を中心とする海外経済の伸びなどの要素もありますが、いまだ克服に至らないデフレ状況もあり、当面は大きな成長が見込めず、極めて低水準での推移が続くものと予想されております。

 釧路市におきましては、設備投資や個人消費、雇用などにわずかに持ち直しの動きが見られるものの、経済、雇用を取り巻く環境は依然として厳しいものと認識しているところであります。

 時代が変化し、さまざまな課題に直面している中、先人の労苦と不断の努力によって築かれたこのふるさとが今後とも成長を続けていくためには、変化していく行方を見詰めながら戦略を立てることが必要です。この地が持つすぐれた地域資源を強みとして生かすこと、産業間の連携を深めることなどにより資源の価値を高めて域内循環型の経済システムを確立すること、拠点性を高めて外から稼ぐ力を涵養し、域際収支を改善すること、こうしたことに戦略的に取り組めば、明るい未来が開けるものと確信しております。

 豊かな自然がもたらす資源、冷涼な気候や国内有数の日照時間などの気象条件、長年の取り組みを通じ地域に蓄積された技術やノウハウ、さまざまな機能が集積している中核都市としての拠点性、地域を支える優秀な人材など、すべてを釧路市の経営資源としてとらえ、都市経営の視点から成長を目指してまいります。次代を担う世代が自信や誇りを持ち、限りない可能性をはぐくむことができるよう、全力で取り組んでまいります。

 以下、平成24年度の市政執行方針についてご説明申し上げます。

 初めに、平成24年度の財政環境についてであります。

 国の地方財政対策におきましては、地方交付税が対前年度比約1,000億円増となるなど、地方一般財源が確保されております。

 釧路市における平成24年度の地方交付税につきましては、1.1%、2億9,000万円増となりましたが、市税につきましては、年少扶養控除の廃止などにより個人市民税の増収が見込まれるものの、固定資産税の評価がえの影響が大きく、市税全体では4.2%、8億7,000万円の減収を見込まざるを得ない状況になったところであります。

 釧路市は、平成22年度に釧路市土地開発公社、平成23年度には株式会社釧路振興公社を解散し、市財政を直ちに破綻に導きかねない土地問題という将来不安を解消いたしました。しかし、平成24年度からは第三セクター等改革推進債の償還が本格化するなど、極めて厳しい財政運営が続きます。

 このような中、平成24年度予算編成では、財政健全化推進プランを確実に実行しながら、将来に向けた有効な投資を行うことを基本に、都市経営戦略プランの推進、だれもが安心して暮らせる環境づくり、市民生活の安全・安心の確保、地域特性を生かした産業の振興と雇用の拡大、環境に優しいまちづくり、拠点性を高め圏域の発展に寄与する取り組みなどを重点分野としました。

 元気創造枠につきましては、域内循環と雇用・人材育成というテーマのもと、20事業の提案があり、最終的に13事業を採択することができました。いずれも将来に力強く踏み出す元気なまちづくりにつながるものであり、地域課題の解決に資する事業として期待しているところであります。

 なお、フィットネスセンターにつきましては、利用者団体のご理解を得るための努力を積み重ねてきておりますが、市民の皆様のさまざまな意見も参考としながら、行政としての総合的な判断を行った結果、廃止条例を再提案させていただくことといたしました。このため、フィットネスセンター運営費は計上せず、利用者の激変緩和等に係る経費を予算化しております。

 重点分野のうち都市経営戦略プランの推進につきましては、財政健全化推進プラン及び市役所改革プランを着実に実行するとともに、本年度におきましては、成長を目指すための政策プランを策定いたします。限られた資源を社会経済情勢の変化に即応して柔軟かつ重点的に投資する都市経営の視点を持って、厳しい財政状況を乗り越え、市民の負託にこたえるまちづくりを進めてまいります。

 だれもが安心して暮らせる環境づくりにつきましては、少子高齢化が進展する中、子どもたちが安全に健やかに育つことができる環境の整備を図ります。

 保健、医療では、肝炎ウイルスやがんなどの検診を促し、病気の早期発見に結びつけるとともに、引き続き1次、2次医療圏の医療体制の充実に努めます。また、市立釧路国民健康保険阿寒病院につきましては、阿寒地域の医療を守ることを基本に、あり方を検討してまいります。

 障がい者福祉の充実として、基幹相談支援センターの設置など、自立支援法改正に伴う各種の取り組みを実施するとともに、道立高等支援学校誘致に向けた取り組みを推進いたします。

 高齢者の支援につきましては、食の自立を支援する配食サービスの拡充、単身高齢者の実態調査の継続、地域包括支援センターの体制充実などに取り組んでまいります。

 市民生活の安全・安心の確保につきましては、東日本大震災の教訓をもとに地域防災計画を見直し、地域防災力の向上を図ります。大規模災害の際にも行政サービスの停止や停滞を回避し、適切かつ迅速に対応するため、防災まちづくり拠点施設の建設に向けた取り組みを進めます。

 大津波に際して最も有効だったのは、一人一人の備えと適切な行動でした。また、人と人とのつながりときずなが復興の原動力となっています。防災教育の充実によって、自助の力を強化するとともに、地域コミュニティーのつながりを強め、ともに助け合う体制の構築に努めてまいります。

 また、学校給食の安心を確保するため、放射能測定装置を導入いたします。

 地域特性を生かした産業の振興と雇用の拡大につきましては、中小企業基本条例の精神に基づき、すべての産業分野で域内循環の推進に努めてまいります。

 釧路には、国内でも有数のすぐれた素材があります。2つの国立公園に加えて、本年、特別天然記念物指定60周年を迎えるタンチョウと阿寒湖のマリモ、そしてアイヌ文化や世界3大夕日など、こうした素材に他の地域との連携という要素を加えることで、さらに付加価値を増すことができます。地域ブランドの強化を図りながら、観光振興に一層力を入れ、経済的により大きな効果があらわれるよう取り組んでまいります。

 TPP問題に関しましては、国民の合意がないまま、関税撤廃を原則とする交渉への参加を行わないことを主張してまいります。

 雇用対策では、独自の政策立案のため基本となる情報の収集、分析に取り組むとともに、新規常勤職員の採用に貢献している企業を顕彰することなどにより、雇用の確保に努めてまいります。

 環境に優しいまちづくりにつきましては、釧路市環境基本計画及び地球温暖化対策地域推進計画に基づき、公共施設の省エネ対策を講じるなど、二酸化炭素削減に向けた取り組みを進めます。また、ルーマニアで開催される第11回ラムサール条約締約国会議に参加し、釧路湿原や阿寒湖を初めとする道東のラムサール湿地群、タンチョウとマリモに関する情報を世界に向けて発信いたします。

 先般、我が国6番目の世界自然遺産登録に向けた学術的検討の再開が報じられました。その検討リストの中には、マリモの生息する阿寒湖も含まれております。地元の保護活動や学術研究など、長年にわたる地道な活動が評価されたものと歓迎しているところであります。

 拠点性を高め圏域の発展に寄与する取り組みにつきましては、北海道横断自動車道の整備促進、国際バルク戦略港湾の早期整備に向けた取り組みを進めるとともに、空の玄関口である釧路空港につきましては、国管理空港の経営改革の流れにしっかり対応しながら、東アジア圏の観光客誘致の推進、台湾からの国際定期便の就航支援、海外チャーター便の誘致促進や航空路線網の拡充及び就航機材の大型化に向けた取り組みを進めてまいります。また、食料供給基地としての機能を高め、大規模災害時における支援拠点の形成を目指します。

 次に、公共料金についてであります。

 国保料につきましては、医療分は前年度対比9,148円の減額となりましたが、介護分では2,999円の増額となり、合算では1世帯当たり6,149円の減額となりました。一般会計及び国民健康保険事業支払準備基金からの繰り入れにより、市民負担の軽減に努めたところであります。

 介護保険料につきましては、要介護等認定者の増や、介護サービス基盤の計画的な整備による保険給付費の増加のほか、介護報酬の改定、第1号保険料負担率の増加などにより、上昇が見込まれたところであります。このため、介護給付費準備基金から4億8,000万円を繰り入れることなどにより保険料の抑制を図り、第5期計画期間の基準額の月額を4,437円としたところであります。

 行財政改革は、スリムで効率的な組織を実現するための取り組みであります。平成24年度予算編成におきましては、事務事業や使用料、手数料等の見直し、公共施設の見直し、総人件費の抑制などの取り組みの確実な実施を図った結果、職員定数につきましては、全部局で減員55人、増員26人、差し引き29人の減となりました。行財政改革の見直し効果額は、普通会計で約6億7,000万円、全会計では約8億9,000万円となったところであります。

 今後とも、強固で安定的な財政基盤の確立を目指して、市民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、不断の取り組みを推進してまいります。

 続きまして、平成24年度の主な施策についてご説明いたします。

 初めに、「活力に満ちた産業を育て、未来を切り拓くまちづくり」についてであります。

 農業の振興につきましては、草地や排水路の整備改良を進め、家畜飼料の生産基盤の充実を図るほか、農業用水道施設の整備を実施いたします。また、地場野菜などの有効活用について引き続き検討するとともに、地産地消の推進に取り組んでまいります。さらに、農業担い手確保対策事業などにより、将来の農業経営を担う人材の確保に努めてまいります。

 家畜伝染病の防疫対策を進めるとともに、エゾシカによる農作物被害の防止対策を拡充してまいります。

 林業及び林産業の振興では、森林整備計画に基づき、適切な森林整備を進めてまいります。

 くしろ木づなプロジェクトでは、地域の森林資源の循環利用を図るため、地域材利活用の普及促進に努めてまいります。また、地域材を活用した公共施設の整備を推進するとともに、小学校の机、いすの更新について地元カラマツ間伐材を活用するモデル事業を音別小学校で実施いたします。

 水産業の振興では、雑海藻やヒトデの駆除事業、各種増養殖事業の推進などにより水産資源の増大に努めるほか、水産物の普及促進を図る施設整備への支援を行うとともに、千代ノ浦漁港の機能保全事業に取り組んでまいります。

 水産加工業の振興では、未利用、低利用魚の有効利用に引き続き取り組むほか、商品開発や需要開拓などへの支援と協力に努めてまいります。

 また、持続的な捕鯨の再開に向け、鯨類捕獲調査に協力するほか、釧路くじら協議会などと連携し、鯨食文化の一層の普及啓発と、くじらのまち釧路のPRに取り組んでまいります。

 市設魚揚場事業会計では、経営健全化計画を着実に進めるとともに、外来船誘致などによる水揚げ確保と魚揚場施設の機能保全に努めてまいります。

 鉱工業の振興では、国の新たな産炭国石炭採掘・保安技術高度化事業により、研修事業が継続されることとなったことから、坑内保安に必要な設備機器の整備を支援するとともに、平成25年度以降の採炭事業並びに研修事業の継続に向けて、北海道と緊密に連携しながら、国など関係機関へ理解と協力を求める努力を続けてまいります。

 企業誘致では、豊富な農林水産物や水などの地域特性を生かし、食関連産業や流通関連産業などの誘致を推進します。

 商業の振興では、商店街がイメージアップや競争力を図るために行う事業に対する支援や、商工会が域内循環などに取り組む地域活性化への支援として、商工会・商店街等活性化支援事業を実施いたします。

 観光、交流の振興では、夏季の冷涼な気候を地域資源として、夏仕事、夏研修の誘致を図るクールくしろを積極的に情報発信するとともに、2地域居住や定住に向けた取り組みなどを推進してまいります。

 また、台北市立動物園との学術交流の促進や、タンチョウ、阿寒湖のマリモ特別天然記念物指定60周年記念を祝うさまざまな事業展開に合わせて、誘客に向けたプロモーション活動や、海外インバウンドノベルティー事業などの実施による受け入れ態勢の強化を図るとともに、釧路湿原・阿寒・摩周観光圏の連携を深めながら、宿泊数の増加を目指してまいります。

 MICE事業につきましては、さらなる誘致促進のため、国内外から評価の高いアフターMICEの充実を図ります。

 阿寒湖アイヌシアターイコロを拠点に、アイヌ文化の保存、伝承の取り組みを進めるとともに、阿寒湖観光のブランド化を推進してまいります。

 中小企業の振興では、域内循環を促進するための企業の取り組みを認定するなど、事業者への普及啓発を図ってまいります。また、産業連携マーケティング調査事業により、地域経済の現状を分析し、今後の産業振興施策に生かしてまいります。

 次に、産業再生と新産業の創出についてであります。

 魚介類などの酸化や雑菌の増殖を抑える窒素氷の製造技術、保湿性が高く美容効果の高い化粧品や健康食品の原料となるプロテオグリカンの量産化技術など、釧路市には国内で高く評価された産業の芽や、衣料用レーヨンの原料となる溶解パルプの生産技術など、業界をリードする取り組みが進められています。こうした成長の芽や取り組みを大切にはぐくみながら、新たな萌芽のための種をまくことに力を注いでまいります。

 地域ブランド化につきましては、地域団体商標登録に向け、釧路ししゃもの本格的なブランド化を図るとともに、釧路定置トキシラズについてもシシャモ同様の取り組みを進め、品質管理を徹底しながら販売戦略を展開する取り組みを支援してまいります。

 東アジアに向けた販路拡大促進事業では、民間と協働で取り組む体制を構築し、台湾を中心に海外販路の拡大を図ります。

 地場産品の普及啓発、消費拡大、販売促進を図るため、定住自立圏協定に基づき、地場産品販売フェア、食のイベントなどを実施してまいります。

 雇用対策の推進では、緊急雇用創出推進事業により20事業を実施し、95人の雇用を予定しています。また、スキル別IT講習事業の実施などにより、職業能力の向上を支援します。さらに、不就学者支援体制構築事業を継続し、学び直す場づくりを地域で支える体制の構築を図るとともに、若年無業者の学力保障などの幅広い人材育成に取り組みます。

 次に、「共に支え合い、安心して暮らせるまちづくり」についてであります。

 保健、医療の充実では、ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの無料接種並びに小学校6年生から中学校3年生の女子を対象に子宮頸がん予防ワクチンの無料接種を継続します。

 健康増進法に基づき実施している肝炎ウイルス検診の受診促進を図るため、40歳の方を対象に検診を無料で実施し、早期発見と適切な治療に結びつけてまいります。

 がん対策につきましては、大腸がん及び乳がん、子宮頸がんのがん検診無料クーポン券の配付を継続し、受診率向上と早期発見に努めてまいります。

 10代、20代の若年層の生活習慣病の現状を把握し、より早期から生活習慣改善の意識を高めるため、運動や生活習慣の改善を図る事業を実施いたします。

 健康と性に対する正しい知識の普及啓発を図るため、家庭、学校等と連携しながら、各種保健講座、研修会などの事業を実施いたします。

 1次医療圏、2次医療圏の医療体制につきましては、釧路市夜間急病センターの運営を継続するほか、休日、夜間の入院治療を必要とする小児の重症救急患者に対する医療を実施する病院への支援を行います。

 市立釧路総合病院では、釧路根室圏域における中核病院として医療器械などの充実に努めるとともに、電子カルテなどの医療情報システムの整備に着手いたします。

 地域福祉の充実では、平成25年度を初年度とする第2期地域福祉計画を策定するとともに、要援護者に対する地域での見守り体制の強化や、支援を必要としている方の権利擁護を図るため、市民後見推進事業を実施いたします。

 高齢者福祉の充実では、本年度を初年度とする新たな高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を着実に推進し、福祉の充実に努めてまいります。また、地域包括ケアシステムの構築に向けて、地域包括支援センターの機能強化を図るとともに、医療との連携や介護予防事業の推進、認知症の方への支援及び日常生活支援の充実などの取り組みを進めてまいります。

 このほか、高齢者の自立した生活の支援と見守りを行う食の自立支援事業において、利用回数の拡充を図るとともに、高齢者実態調査事業を継続実施し、地域に潜在する支援が必要な高齢者の把握と対応に努めてまいります。

 障がい者福祉の充実では、障害者自立支援法の改正に伴い、総合的な相談支援の拠点となる基幹相談支援センターや、障がい者の権利を擁護し虐待防止を図るための障害者虐待防止センターを設置し、障がいを持つ方々が地域で安心して暮らせるよう支援してまいります。また、平成25年度からの10年間を計画期間とする釧路市障がい者福祉計画は〜とふるプランを策定するほか、障がいを持つ方々の就労機会の拡充に向けたPRと調査及び支援企業のデータベース化に取り組んでまいります。

 子育て支援の充実では、配偶者からの暴力を防止するため、DV防止講演会を開催いたします。また、児童虐待に対する相談支援体制の強化を図るため、市や関係機関の従事職員の研修を実施いたします。

 児童館、保育所、幼稚園等においては、子ども用の新刊図書の充実を図ってまいります。

 放課後の子どもの居場所づくりのため、(仮称)寿児童センターの建設に向けた調査を実施するとともに、阿寒地区においては子ども交流広場を開設します。また、法人立保育所の大規模修繕などの施設整備を支援いたします。

 社会保障の充実では、生活保護世帯の自立促進に向け、NPOなどとの協働により自立支援プログラムを推進し、居場所づくりや個々の能力を生かす多様な働き方の実現に努めるほか、新たに、福祉と雇用の両面から社会的企業の創造を視野に入れた取り組みを進めてまいります。

 消防、防災体制の充実では、東日本大震災の教訓をもとに、地域防災計画の見直しを行うとともに、地域住民の参画を得ながら、地域別の津波避難計画を策定します。さらに、津波浸水予測区域内への標高標示板の設置、主要地点の標高や避難経路などを表示した津波ハザードマップの作成及び全戸配布などを通じて、市民への防災情報の提供に努めてまいります。

 大規模な災害の発生時において、市役所本庁舎の行政機能を最低限維持するとともに、災害救助活動や復旧支援活動の体制を強化するため、防災まちづくり拠点施設の整備に着手し、災害対策本部や避難所、備蓄庫、災害対応窓口などを配置します。

 昨年初めて耐震旅客船岸壁で実施した釧路市総合防災訓練につきましては、自衛隊や海上保安部など防災関係機関との連携を強化して実施いたします。

 消防体制では、中央消防署東分署と武佐支署を統合した(仮称)中央消防署新東分署の庁舎を建設いたします。また、新橋支署と愛国支署を統合した新支署に、美原、芦野、文苑地区を管轄する新分団を併設する庁舎建設の調査、設計に着手いたします。

 音別地区では、行政機能及び津波緊急一時避難施設の機能を持った施設を新たに整備するため、音別町行政センター新庁舎の建設に向けた基本設計、実施設計に着手いたします。

 また、アスベスト対策につきましては、含有が確認された民間建築物の除去工事に対し補助する制度を創設いたします。

 次に、「自然と都市が調和した、住みよい魅力あるまちづくり」についてであります。

 人口減少などの社会経済情勢の変化に対応し、長期間未整備となっている都市計画道路の見直しを含めた都市交通網の構築に向け、引き続き検討を進めてまいります。また、コンパクトなまちづくりの基本的な考え方を示すとともに、より効果的な取り組みに向け、モデル地区を設定し、検討を進めてまいります。

 中心市街地活性化につきましては、まちづくり会社が中心となって進める北大通再開発の事業化に向けて、関係者の合意形成や事業主体の検討などの取り組みを引き続き支援するとともに、その進捗状況に合わせ、基本計画策定に向けた関係機関との協議を進めてまいります。

 広域交通ネットワークの整備は、地域の産業経済の発展や生活文化の向上、災害時における避難や速やかな災害復旧を可能とする緊急物資輸送路の整備など、安全・安心を確保する上でも重要な社会基盤です。このため、北海道横断自動車道浦幌−釧路間のうち浦幌−阿寒間の平成26年度開通を国に要望するとともに、さらに釧路−根室間の事業区間への昇格や、ネットワークを構成する釧路外環状道路、釧路新道、釧路中標津道路などの早期完成、道東縦貫道路の計画路線への昇格などとあわせ、引き続き要望活動を推進します。

 国際バルク戦略港湾である釧路港につきましては、背後圏との連携を深めるとともに、大規模災害に備え、物流の継続や早期復旧に向けた防災、減災対策として、港湾業務継続計画の策定に向けた取り組みを進めてまいります。また、西港区におきまして、泊地しゅんせつを継続するとともに、島防波堤や新西防波堤の整備を継続してまいります。

 釧路港の利活用促進につきましては、国内外の旅客船誘致や歓迎行事の実施、臨海部への企業誘致や海上輸送貨物の集荷に向けたポートセールスに取り組むとともに、外航コンテナ船の寄港頻度を高めるため、インセンティブ制度を継続いたします。

 釧路空港では、国内既存路線の維持確保や機材の大型化、休止路線の再開等、さらなる利便性の向上に取り組むとともに、釧路空港のあり方について、国、北海道、関係自治体や関係機関等と連携を図りながら、鋭意検討を進めてまいります。国際線では、台湾との国際定期便の就航を支援するとともに、チャーター便の誘致拡大や新規参入を促進するため、積極的なプロモーション活動などを幅広く展開してまいります。

 道路整備につきましては、都市内交通の円滑化を図るため、旭橋通の整備を引き続き進めてまいります。また、橋梁の長寿命化修繕計画の策定を行うとともに、生活道路においては9路線を整備し、簡易舗装については地域の要望を取り入れ、耐久性を高めた準恒久舗装による再整備などにより、生活環境の向上に努めてまいります。

 冬期路面対策では、迅速で効率的な除雪を実施するとともに、凍結防止装置の有効性を高める特殊舗装を行い、冬道の安全確保に努めてまいります。

 公園整備につきましては、緑ヶ岡公園においてパークゴルフコースの整備を進めるとともに、安心して公園を利用できるよう、公園施設長寿命化事業により、老朽化した施設の更新を進めてまいります。

 リバーサイド整備事業では、久寿里橋からJR橋間に、あさひ広場や散策路となるプロムナードの整備を継続します。

 公営住宅につきましては、白樺台団地でRC造5階建て1棟40戸を建設するとともに、川北団地建てかえの基本計画の策定に着手いたします。白樺台C団地では、2棟9戸の全面的改善工事を行うとともに、美原団地、緑ケ岡団地では長寿命化型改善工事を行い、既存ストックの有効活用を図ります。また、公営住宅の安全を確保するため、新川団地では引き続き耐震改修工事を実施いたします。

 まちなか居住の促進と、子育て世帯や障がいのある方などが安心して居住できる環境をつくるため、中心市街地への道営住宅の誘致を進めてまいります。

 環境負荷低減と居住環境の向上を促進するため、個人住宅の省エネ改修とバリアフリー改修を対象とした住宅エコリフォーム補助制度を創設いたします。

 水道事業及び下水道事業におきましては、今年度策定いたしました水道ビジョン及び下水道ビジョンに掲げた施策目標の実現を目指し、持続可能な事業運営に努めてまいります。

 水道事業では、鉄北環状幹線などの老朽管の更新を実施するほか、阿寒地区の石綿セメント管更新など、災害に強い施設づくりを進め、安定供給の確保に努めてまいります。

 浄水場の更新につきましては、愛国浄水場配水池建設及び連絡管布設に着手いたします。また、阿寒湖畔浄水場においては、浄水処理施設の建設に着手いたします。

 工業用水道事業では、配水池を耐震改修し、工業用水の安定供給に努めてまいります。

 下水道事業では、処理場設備の更新や昭和地区などの雨水管渠の整備を行うとともに、合流地区の管渠更新による水質改善事業を進め、安全で快適な水環境の保全に努めてまいります。

 大楽毛処理場における汚水処理施設共同整備事業、いわゆるMICS事業による、し尿等受け入れ施設建設は最終年度を迎え、平成25年度供用開始を予定しております。

 下水道計画区域外の地区における水洗化を促進し、生活排水処理の適正化を図るため、住宅用合併処理浄化槽の設置への補助を継続いたします。

 環境保全につきましては、循環型社会の形成に向け取り組んでまいります。今般、釧路西港地区及び音別工業団地への立地に向け基本合意に達したメガソーラー施設の整備に協力するとともに、自然エネルギーの利用に有利な気候条件などを地域の活性化につなげる取り組みを進めます。市の施策といたしましては、本年度も個人住宅の太陽光発電システム設置への補助を継続するほか、街路灯の水銀灯からナトリウム灯への変換を5年計画で進めます。

 未利用資源の活用につきましては、障がい者支援施設における木質バイオマスの活用によるペレット生産を支援いたします。

 また、タンチョウの特別天然記念物指定60周年事業として、国際シンポジウムやワークキャンプなどのイベントを開催し、タンチョウ保護と自然環境保全の意識の高揚に努めます。

 動物園では、北海道ゾーンの木道の全面整備を行うほか、老朽化が著しい動物病院の建てかえに向けた基礎調査などを行うとともに、ホッキョクグマ応援プロジェクト推進事業として、施設整備や環境保護啓発活動を推進してまいります。

 環境美化の推進では、不法投棄の実態調査と投棄物の早期回収、処理事業などの不法投棄対策を継続するとともに、ごみの排出マナーなどの意識啓発に努めてまいります。

 次に、「心豊かな人を育み、文化を創造するまちづくり」についてであります。

 生涯学習の推進は、さまざまな学びを通して、人々がこのまちを愛する心をはぐくみ、まちづくりを進める原動力となる取り組みです。本年度は、まち全体が美術館というコンセプトのもと、市立美術館の所蔵作品を阿寒や音別において公開するほか、さまざまな施設を活用した展示など、幅広い美術関連事業を実施いたします。

 学校教育では、これからの社会を担う子どもたち一人一人が夢や希望を持って着実な歩みを進められるよう、確かな学力の確立、いじめ、不登校対策、特別支援教育の充実などの教育課題の克服に向け、教育推進計画を策定いたします。特に学力の向上につきましては、学力の到達度を調査する標準学力テストの実施により、全市的な規模で的確かつ客観的に状況を把握しながら、学習指導の充実、改善に生かしてまいります。

 また、いじめ、不登校対策として、Q−Uテストを活用した教育相談の充実、情報モラルの向上を図る研修講座の開催など、いじめ防止に総合的に取り組むとともに、スクールソーシャルワーカーの配置により、複雑化している不登校児童・生徒への包括的な支援を進めてまいります。

 特別支援教育の充実のため、教育研究センターに専門委員会を設置し、実践的な調査研究を進めるほか、巡回相談の充実、特別支援学級の新設や指導員の増員など支援体制の整備を図るとともに、道立高等支援学校の設置を関係機関に働きかけてまいります。

 学校施設の整備につきましては、引き続き釧路小学校、中央小学校の校舎棟改築を実施するほか、PFI事業の導入による学校施設の早期耐震化を進めてまいります。

 2羽のタンチョウが大きく道筋を開いた台湾との持続的な交流を目指し、芸術文化の分野における交流を促進するため、事業実施に向けた調査研究を実施します。また、阿寒湖のマリモの特別天然記念物60周年事業として、台湾国立博物館との交流、国際シンポジウムや体験学習イベントなどを開催し、適切な保護と活用の推進を図ってまいります。

 スポーツの振興につきましては、本市の地域特性である夏季の冷涼な気候と、湿原の風アリーナ釧路や氷上競技施設の有効活用により地元競技者の技術力の向上を図るため、情報の収集に努めながら、関係団体と連携して、全国の実業団、大学などのスポーツ合宿の誘致活動を推進します。また、全日本スプリントスピードスケート選手権大会のほか、釧路市で開催される全国全道規模のスポーツ大会に対する開催助成など、スポーツ活動の活性化を図ってまいります。

 国内、国際交流の推進につきましては、交流推進主幹を設置し、積極的な取り組みを進めてまいります。本年度においては、平成25年度に姉妹都市提携50周年を迎える湯沢市と鳥取市との記念行事などの実施に向け検討を進めるとともに、観光交流都市である岡山市から交流訪問団を受け入れるほか、観光イベントを活用した相互の物産交流を実施いたします。加えて、昨年全道一の実績を残した移住、長期滞在の取り組みに一層力を入れてまいります。

 また、環境保全をテーマとして、JICA、国際協力機構の研修事業により、海外の研修生受け入れを継続いたします。

 平和の取り組みでは、広島市に被爆地市民訪問団を派遣し、釧路市民戦災死没者慰霊式並びに平和祈念式の開催に協力するとともに、各種平和事業に取り組んでまいります。

 お互いを尊重し支え合う社会の醸成につきましては、地域コミュニティー活動の基礎となる町内会の加入率向上に向け、連合町内会と連携して取り組みを進めてまいります。

 男女平等参画につきましては、釧路市男女平等参画推進条例の周知や、くしろ男女平等参画プランの中間見直しに向けた取り組みを行うとともに、活動拠点となるセンター設置に向けた検討を進めてまいります。

 最後に、「市民と協働で創る、自立したまちづくり」についてであります。

 市民と行政との協働につきましては、市民や行政などの役割分担、まちづくりの方向性を規定する(仮称)自治基本条例の制定に向けた取り組みを進めてまいります。また、市民協働推進指針の周知や市民意見提出手続条例に基づくパブリックコメントを実施するほか、事業仕分けなどにより、市が行っている事業について市民の皆様にお知らせし、ご意見をいただいてまいります。

 市民団体やNPOなどと市が連携して地域課題の解決や地域活性化につながる取り組みを実施するため、元気な釧路創造交付金を継続し、市民の皆様の熱意や意欲をまちづくりへつなげてまいります。

 広報活動の充実を図るため、広報くしろの全戸配布を実施いたします。

 地方分権に対応した行財政運営では、公有資産マネジメントシステムを構築するとともに、公共施設等見直し指針に基づき見直しに取り組んでまいります。

 歳入の確保につきましては、市税、国保料などのコンビニ収納により、市民サービスの利便性の向上に努めます。また、収納業務体制の一元化を図るとともに、債権管理条例制定に向けた取り組みを進めてまいります。

 平成22年度から継続事業として取り組んでおります釧路市行政情報システムの再構築につきましては、ホームページの更新に取り組むとともに、平成24年度より順次各システムを稼働させます。

 広域行政の推進につきましては、釧路地域活性化協議会による広域的な観光、物産の振興を進めるとともに、定住自立圏共生ビジョンに基づく事業を展開してまいります。

 「生き残るのは、最強の種でもなければ、最も賢い種でもなく、最も変化に適応する種なのである。」これは、進化論で有名なイギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンの言葉です。

 現在は、先の見えない厳しい時代であると同時に、震災後は漠とした不安が社会を覆い、難問が織り重なっています。今、私たちに求められているのは、成功体験やこれまでの常識にとらわれることなく、環境の変化に対応して、みずから変化を志向していくことのできる体質への転換です。

 私は、市長就任以来、課題を先送りしないという強い信念のもと、第三セクターの巨額の負債整理など、困難をきわめた課題にひるむことなく挑み、その解決を図ってまいりました。その取り組みは、市民の皆様にさまざまな影響を及ぼしたものと認識しております。

 社会環境の変化の中で、今後においても持続可能な発展を目指す、そのための改革は、時として痛みを伴うこともあるでしょう。しかし、厳しくとも、真摯に課題と向き合う姿勢が、市民の皆様のご理解やご協力、さまざまな支援につながり、必ずや課題を乗り越え、明るい未来を切り開くことができるものと確信しております。

 釧路ゆかりの洋画家増田誠は、戦後10年ほど釧路に住み、看板業を営みながら創作活動を続け、後にフランス画壇で高い評価を得ました。人柄にほれ、才能に期待した釧路市内の企業家や友人たちが作品を購入して、彼の活動を支援しました。

 昨年9月に開催された増田誠回顧展は、まち歩きを楽しみながら鑑賞できる全国的にも珍しい大がかりな展覧会で、その企画構想力もさることながら、作品展示に協力した多くの企業や市民の協力が成功の原動力となりました。先輩たちが増田画伯を支え所蔵した作品群を地域の財産として生かした、市民協働のまちづくりの成功例と言えるものです。

 このように、誇りを持って語れる事例を一つ一つ積み上げて、ふるさと釧路に愛着を抱く人を育て、次代に引き継いでいくこと、ここに私が掲げる「ロマンのまち・釧路」の一つの姿があります。

 右肩上がりの成長の時代を享受してきた私たちは、将来世代の輝くあしたのために、今なすべきことを着実に実行していかなければなりません。このまちと、ここに住む人々の持つ可能性を信じて、市民の皆様とともに紡いだ思いや願いを実現するため、たゆまぬ行動力を持って邁進してまいる所存であります。

 議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、平成24年度の市政方針といたします。

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△日程第3 教育長の教育行政方針演説



○議長(黒木満) 日程第3、教育長から教育行政方針に関し発言を求められておりますので、これを許します。

 教育長。



◎教育長(千葉誠一) (登壇) 皆さんおはようございます。

 2月定例市議会の開会に当たり、平成24年度の釧路市教育行政方針と主要な施策を申し上げます。議員の皆様、市民並びに教育関係者の皆様におかれましては、特段のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

 今日の社会においては、科学技術の進歩、高度情報化や国際化の進展などにより物質的な豊かさや便利さを実感できるようになった反面、環境問題の深刻化や社会全体の規範意識の低下を初めとするさまざまな課題が顕在化しつつあります。また、子どもたちへの教育をめぐっては、学ぶ意欲や体力の低下、いじめ、不登校問題、基本的な生活習慣の乱れなど、多くの課題が指摘されております。

 このような中、昨年3月11日に発生した東日本大震災は、人と人とのつながり、地域のつながりを大切にする社会や、どのような困難にもあきらめることなく、みずから考え行動するたくましい力、そして他人を思いやる心の大切さを改めて気づかせてくれました。

 釧路市教育委員会としましては、これらの変化や課題に的確に対応し、次代を担う子どもたちの生きる力に必要となる資質や能力を育てるため、学校教育のあり方や取り組みの方向性を明らかにし、より具体的な施策を構築してまいります。そのために、学校、家庭、地域における行動目標となる釧路市教育推進計画を策定し、これからの釧路市教育の具体的な指針として位置づけてまいります。

 確かな学力につきましては、平成19年度から始まった全国学力・学習状況調査において、子どもたちの基礎学力の定着に課題が見られたことから、釧路市学校改善プランに基づき、授業づくり、環境づくり、習慣づくりの3つの観点から、授業改善や教職員の資質向上を初め、北海道教育大学との連携強化、家庭における生活習慣の改善などに継続的に取り組み、その成果は着実に子どもたちの力となってあらわれてきております。本年度は、すべての小中学校において標準学力テストを実施し、学力の到達度を把握するとともに、そのデータをきめ細かく分析し、各学校における学習指導の充実に生かしてまいります。

 いじめ、不登校対策としては、Q−Uテストを実施し、問題行動への早期対応と日常の教育相談の充実に努めるとともに、新たにスクールソーシャルワーカーを配置し、教育分野と社会福祉分野の両面からのサポート体制を整え、学校、家庭、地域が包括的に支援していくシステムを構築してまいります。

 特別支援教育においては、教育研究センターに特別支援教育専門委員会を新たに設け、個に応じたきめ細やかな教育の充実に向けて調査研究を行うとともに、専門家チームによる巡回相談の実施や、指導員を増員した支援体制の整備を進めてまいります。さらに、特別な支援を必要とする子どもたちが、家族とともに笑顔と自信を持って、生まれ育った地域で歩み続けるために、既設の特別支援学校の環境の一層の整備充実とともに、釧路市内に高等支援学校が早期に設置されるよう関係機関に要請してまいります。

 また、安心・安全な学校施設の整備を進めるために、PFI事業の導入による学校耐震化の早期実現に努めるとともに、東日本大震災の教訓を生かした防災教育の充実を図ってまいります。

 私たちには、子どもたちの教育環境を整え、充実した学びを支える役割を担うと同時に、心身ともに健康で尊敬される大人として、その生き方が手本となり、次の世代に引き継ぐ豊かな生涯学習社会を築いていく責務があります。

 昨年、学術交流の一環として台北市立動物園へ無償貸与されたタンチョウのビッグとキカは、北海道そして釧路市にとって、観光はもちろん、文化や経済など幅広い交流に向けた新たな第一歩を踏み出させてくれました。そして、本年は、釧路が世界に誇るタンチョウ、阿寒湖のマリモが、1952年に国の特別天然記念物に指定され60周年を迎えます。恵まれた自然環境の保全と活用の推進に向け、各種の記念事業を実施してまいります。

 また、市民だれもが、それぞれの体力や年齢に応じ、生涯にわたってスポーツに親しみ、充実した生活を営むことができるよう、スポーツ施設の整備に努めてまいります。さらに、全国全道規模の大会開催や、各種スポーツ合宿の誘致活動を行うなど、施設の有効活用や競技人口の拡大、競技力の向上を図ってまいります。

 続きまして、今年度の施策の概要について、基本方針として掲げた3つの大きな柱に沿って述べてまいります。

 第1の柱は、「生きる力を育む学校教育の推進」であります。

 多様化する時代の大きな流れの中で、子どもたちがみずからの可能性を信じ、未来を切り開いていくためには、知・徳・体の調和がとれた生きる力をはぐくむことが不可欠であります。このため、以下の施策を推進してまいります。

 1点目は、確かな学力の確立であります。

 新しい知識、情報が社会のあらゆる活動の基盤として重要性を増す現代において、子どもたちが自立して生きていくためには、主体的に学ぶ意欲を高め、基礎的、基本的な知識や技能を身につけ、それらを活用できる力を確立することが必要であります。

 そのため、各校が子どもたち一人一人の学力の定着状況を的確に把握し、個に応じたきめ細やかな指導の充実を図るとともに、小学校3年から5年生、中学校1、2年生を対象に、国語、算数、数学の学習単元等に対する到達度を調査する標準学力テストを実施してまいります。また、標準学力テストにより把握した釧路市の子どもたちの学力の状況と課題について、学識経験者等による基礎学力検証改善委員会を設置し、学力向上に関する効果的な支援の方策や指導の改善策を検討し、各校へ還元してまいります。

 本年度の全国学力・学習状況調査は、新たに理科が加わり、抽出調査として実施されますが、教育委員会としましては、北海道教育委員会の全国学力・学習状況調査活用事業により、学習指導の成果と課題を検証し、各校の学力向上に資するよう努めてまいります。

 また、授業改善に向けた研修講座の開催や、すぐれた学力向上の取り組みを紹介する実践事例集の発行、北海道教育大学との連携による夏、冬休みにおける学習サポートの充実や、教育委員会嘱託職員による放課後学習サポートの支援、家庭における学習習慣づくりに向けた家庭学習の手引の活用など、釧路市学校改善プランを推進してまいります。

 さらに、学習指導要領改訂に伴う小学校外国語活動の実施等、英語教育は大きな転換期を迎えていることから、子どもたちが英語になれ親しむことができるよう、外国人英語指導助手を積極的に活用してまいります。

 2点目は、豊かな心の育成であります。

 人や自然とのかかわりの中で、子どもたちがともに支え合いながら生きていくためには、思いやりの心や感動する心、規範意識など、豊かな人間性や社会性をはぐくむことが重要であります。

 そのため、道徳教育のかなめとなる道徳の時間の授業公開を初め、家庭や地域と連携した道徳教育の充実に努め、豊かな体験を通して、子どもたちの心に根差した道徳性がはぐくまれるよう、学校の取り組みを支援してまいります。

 また、いじめ問題を喫緊の課題ととらえ、いじめは絶対に許されないとの強い認識のもと、子どもたちみずからが主体的に考え行動する取り組みを推進するとともに、学級の諸問題の早期発見、早期対応に役立つQ−Uテストを実施するほか、学校と家庭が一体となって情報モラルの向上を図る研修講座を開催するなど、いじめ問題に対する総合的な取り組みを進めてまいります。

 さらに、学校生活に適応することが困難な子どもたちに対しては、適応指導教室やファミリーサポーターなど関係機関との連携をより一層深めながら、家庭への働きかけを強めるとともに、その悩みや課題が解決できるよう、スクールカウンセラーの活用などによる相談体制や人間関係づくりを体験的に学ぶ機会の充実に努めてまいります。特に不登校の問題は、家庭や友人関係などさまざまな要因が複雑に絡み合っていることから、子どもたちを取り巻く環境の改善等を促し、コーディネーターの役割を果たすスクールソーシャルワーカーを配置し、包括的な支援を展開してまいります。

 3点目は、健やかな体の育成であります。

 健康、体力はすべての活動の源であり、子どもたちが活気にあふれ生きていくためには、健康増進のための実践力を養い、心身の健やかな成長をはぐくむことが大切であります。

 そのため、「早寝・早起き・朝ごはん」や運動遊びなど、家庭における望ましい生活習慣の重要性について、保護者の意識啓発に努めるとともに、標語コンクールや生活リズムの自己点検など、子どもたち自身が生活習慣を改善する意欲を高める取り組みを進めてまいります。

 また、食は子どもたちの健全な発育の基本であり、食に関する正しい知識や望ましい食習慣を身につけるため、栄養教諭を中心に、家庭と連携した食育を充実するとともに、食への感謝や郷土への理解を深めるため、学校給食での地場産品の活用を積極的に推進してまいります。

 さらに、季節的に道内産の食材が調達できず、国が指定する検査対象地域の食材を使用せざるを得ない場合には、食品放射性物質測定器の導入により、学校給食に対する安心感を高めるとともに、引き続き、使用食材の産地等の公表を行ってまいります。加えて、保温食缶の導入、調理施設の床をドライ運用するなど、衛生管理を強化してまいります。

 地震、津波等の自然災害を初めとする予期せぬ危機に対しては、子どもたちが的確に行動できるよう、釧路市民防災センターの活用や、初動態勢が明確にされた危機管理マニュアルによる避難訓練の実施等、体験的な防災教育を充実するとともに、薬物乱用防止教室や性に関する思春期講座の開催など、関係機関と連携を図りながら、健康教育の多角的な充実を図ってまいります。

 第2の柱は、「育ちと学びを支える教育環境の充実」であります。

 子どもたちが安全で快適に学校生活を送り、健やかに成長するためには、学校が家庭、地域と連携しながら、学びの中心となるよう、主体性を発揮していくことが不可欠であります。このため、以下の施策を推進してまいります。

 1点目は、信頼にこたえる学校づくりの推進であります。

 教育活動の成果を最大限に生かす基盤となるのは、学校に対する揺るぎない信頼と、それにこたえる質の高い教育活動の実践であります。

 そのため、すべての学校が教育活動の状況を積極的に発信するほか、保護者や地域と情報や課題を共有しながら、主体的な学校運営の改善が図られるよう支援してまいります。また、家庭、地域と協働する開かれた学校づくりを一層進めるため、保護者、地域が学校運営等に参画するコミュニティースクールの具現化に向けて、調査研究を進めてまいります。

 さらに、教育センターの各種研修において、釧路の自然、風土に学ぶ姿勢を広げ、学習素材として、ふるさと教育の新たな視点を見出すなど、講座内容を充実させてまいります。

 加えて、教科指導における言語活動の充実などの今日的な教育課題に即した校内研修の活性化や、最大の教育環境である教職員の使命感や指導の専門性など、資質能力の向上に努めてまいります。

 2点目は、健全な育ちを支える連携、協働であります。

 学校、家庭、地域がそれぞれの持つ役割を理解し、連携協力をさらに強化することは、子どもたちの健全育成を推進する上で極めて大切であります。

 そのため、校区内のコンビニエンスストア等と連携した子どもたちの安全対策の構築など、青少年育成センターの活動を充実してまいります。

 また、小1プロブレム、中1ギャップなどの進学直後の不適応を未然に防止し、発達段階の学習内容の確実な定着を図るため、保育所、幼稚園、小学校、中学校相互の情報共有と実践交流を積極的に推進してまいります。

 さらに、子どもたちが働くことの意義を学ぶ釧路市PTA連合会のこどもインターンシップ事業や、命の大切さを学ぶ健康推進課との連携による赤ちゃんふれあい体験事業など、地域の教育力を生かした多様な体験活動の拠点づくりに努めるほか、興津小学校での放課後子どもチャレンジ教室開設など、子どもたちが楽しく安全に活動できる場を確保してまいります。

 加えて、読書活動における読み聞かせや通学路の安全指導等、地域ぐるみで学校を支援していただく学校支援ボランティアの登録、活用を積極的に進め、子どもたちの健全育成にかかわる意識の醸成に努めてまいります。

 3点目は、充実した学びを支える教育環境の整備であります。

 子どもたちの学びの場である学校を初め教育環境を整えることは、子どもたちの着実な成長を促し、さまざまな教育課題に対応していくために必要であり、教育委員会の責務の一つでもあります。

 そのため、特別支援教育の充実に向けては、新たに特別支援学級を開設するほか、特別支援学級の指導員を増員し、学校生活や学習上の困難を克服するための支援体制の整備を進めてまいります。また、教育研究センターに新たに専門委員会を設置し、個別の教育支援計画の活用など、障がいのある児童・生徒の教育的ニーズを踏まえた実践的な調査研究を行うとともに、臨床心理士を初めとする専門家チームによる巡回相談を実施するなど、適切に支援してまいります。さらに、特別支援学級在籍生徒の進路選択の幅を広げるため、道立高等支援学校の設置実現を北海道並びに北海道教育委員会に働きかけてまいります。

 学校施設の整備につきましては、釧路小学校、中央小学校の校舎棟の改築を引き続き実施するほか、湖畔小学校のグラウンド整備等の外構工事を実施してまいります。

 また、学校は子どもたちが安心して学ぶ場であるとともに、災害発生時には地域住民の避難施設としての役割も果たすことから、その安全性の確保は特に重要であり、学校耐震化推進室を設置し、学校施設の早期耐震化を推進してまいります。

 学校の環境整備につきましては、学校図書館活用支援事業等により、子どもたちの豊かな感性をはぐくむ読書活動の充実と学校図書館の機能向上に努めてまいります。また、老朽化が著しい児童用机、いすの計画的な更新に向け、地元カラマツ間伐材の活用事業による調査研究を進めてまいります。

 さらに、情報教育の推進のため、小中学校、北陽高校の教育用コンピューターの計画的な更新、整備のほか、光回線の整備を進めてまいります。

 加えて、阿寒地区で使用しているスクールバスの更新を行い、通学時における安全性を確保してまいります。

 第3の柱は、「新たな学びを創る生涯学習の推進」についてであります。

 現在、地域活性化や少子高齢化など、多くの社会的課題が指摘される中で、市民一人一人が潤いに満ちた生活を送るためには、さまざまな学びを通して、人々がまちへの誇りと生きがいを感じ、さらには学びの成果が地域社会で生かされるまちづくりが求められております。このため、以下の施策を推進してまいります。

 1点目は、郷土の文化に親しみ広がり続ける学びの推進についてであります。

 長い歴史の中ではぐくまれてきた釧路の文化を知り、これを発信していくことは、人と人とがきずなを強め、活力ある社会を形成していく上で極めて重要であります。

 昨年、2羽のタンチョウ、ビッグとキカが大きく開いた台湾との友好関係をなお一層確かなものとするためにも、芸術文化事業などによる交流の可能性について幅広く調査を行ってまいります。

 また、埋蔵文化財調査センターにおいては、収蔵する文化財資料の詳細な分類や集計などを行うとともに、そのデータベース化を進めながら、有効活用を図ってまいります。

 すぐれた芸術に触れることは、人々の心にゆとりと潤いをもたらし、豊かな文化がつくられます。そのため、市立美術館では、穐葉アンティークジュエリー美術館のコレクションを中心にイギリスの伝統と文化、華やかさを伝える「愛のヴィクトリアン・ジュエリー展」を開催するほか、浜中町出身の作家モンキー・パンチ氏による代表作のアニメ化40周年を記念しました「(仮称)ルパン三世展」、そして高い人気を誇る陶芸作家北大路魯山人の「(仮称)魯山人の宇宙展」を開催してまいります。

 また、本年は、平成4年の生涯学習センターオープン、さらに市立美術館は、その前身であるアートギャラリーの開設から20周年という節目の年を迎えます。これを記念し、郷土作家にスポットを当てた「(仮称)釧路名品選展」と「(仮称)釧新郷土芸術賞受賞作家作品展」を連続開催するほか、市内のさまざまな施設をサテライト会場として活用するとともに、阿寒本町、阿寒湖畔、音別の各地区において、美術館の学芸員を各会場へ派遣し作品解説などを行う「コレクション巡回展」を開催してまいります。

 さらには、市民からの寄贈作品の額装化、所蔵作品解説文の英訳化と市ホームページでの公開など、幅広い事業の実施を通して、美術によるまちづくりを積極的に進めてまいります。

 また、これまで釧路の歴史や文化をわかりやすく紹介してまいりました釧路新書については、郷土を代表する美術家の作品や作風、美術史などをテーマとして、第32巻を発刊いたします。

 そのほか、釧路市の芸術、文化の振興と育成を図るため、小中高校生に対する全道全国大会派遣助成や、釧路市で開催される全市全道規模の発表会などへの助成を行ってまいります。

 2点目は、安心して学べる学習環境の充実についてであります。

 さまざまな学習や活動の拠点となる文化施設は、市民に親しまれ、安全で安心して利用されなければなりません。

 市立釧路図書館では、昨年度実施した耐震診断の結果、施設の使用に当たっては補強を勧めるとの報告がありました。当面は、市民の皆様の安全確保に万全を期しながら、図書館整備の方向性をできる限り早期にお示しできるよう、財源確保策を初めとする課題解決に取り組むとともに、(仮称)文学館開設につきましても図書館の整備と一体的に検討を進めてまいります。

 そのほか、市立釧路図書館における高圧コンデンサーの更新や地下タンクの改修、生涯学習センターにおける美術館消火設備の容器弁の交換、市民文化会館での外壁タイルの打診調査、こども遊学館における移動天文車やプラネタリウム設備の整備、また北斗遺跡展示館の映像機器の整備のほか、阿寒町公民館のトイレの改修工事、さらには音別町文化会館の耐震診断を実施するなど、安全で快適に利用できる施設となるよう整備を行ってまいります。

 3点目は、貴重な命をはぐくむ自然からの学びと共生についてであります。

 豊かな自然の恵みは、あらゆる生き物の命をはぐくむ源となり、人々の暮らしに大きな役割を果たしてまいりました。

 本年は、タンチョウ、そして阿寒湖のマリモが特別天然記念物の指定を受けて60周年という記念すべき年となることから、節目の年にふさわしい多くの事業を実施するほか、自然から学び、自然と共生する社会を築くためのさまざまな施策を推進してまいります。

 タンチョウにつきましては、その保護と自然環境保全の意識の高揚を図るため、国際シンポジウムや全国の若者を対象としたワークキャンプの実施、関連3施設をめぐるスタンプラリーの開催、市民参加による実物大模型の作製と展示のほか、航空機内放送用のDVD作成など、幅広い事業を展開してまいります。さらに、学術交流として本年1月に友好協定を結びました台北市立動物園とのより一層の交流を進めてまいります。

 阿寒湖のマリモにおいては、マリモの価値を問い直すをメーンテーマに、国際シンポジウムや、アイスランドのミーヴァトン湖と阿寒湖に生息するマリモのパネル展示を初めとした特別展を開催するほか、国立台湾博物館との学術交流、児童・生徒を対象とした学習イベントなど、マリモの適切な保護と活用の推進に向けた多くの記念行事を実施いたします。

 釧路市動物園では、動物園基本計画推進の一環として、新動物病院の建設に向けた調査を行うほか、北海道ゾーンにおいては、国の補助事業を活用し、全長320メートルの木道を全面整備するなど、快適で機能的な施設の充実を図ってまいります。さらに、民間企業との連携によるホッキョクグマ応援プロジェクト推進事業として、ホッキョクグマ舎観覧手すりの改修や正門のリニューアルなど、動物展示や施設の整備充実を図り、魅力ある動物園づくりに努めてまいります。

 4点目は、釧路から発信する魅力あるスポーツの推進についてであります。

 人々が明るく健康で生き生きと生活するために、スポーツが果たす役割は極めて重要であり、本年度も、スポーツが市民にとって身近で魅力あるものとなるよう、さまざまな施策を展開してまいります。

 各種体育施設の有効活用とスポーツ競技人口の拡大を図るため、新たに組織化を予定している(仮称)スポーツ合宿誘致推進委員会との連携のもと、スポーツ合宿の誘致活動を引き続き積極的に行ってまいります。

 また、各種スポーツ競技の全国全道大会等の開催促進にこれまでも努めてまいりましたが、本年度は、全国高等学校総合体育大会スピードスケート、アイスホッケー競技、第38回全日本スプリントスピードスケート選手権大会などの開催が決定しており、こうした釧路市で開催される全国全道大会への支援にも力を注いでまいります。さらに、昨年は東日本大震災の影響により中止となりました全日本少年アイスホッケー大会を開催し、氷都くしろの知名度アップと、冬季スポーツを通じた地域振興にも努めてまいります。

 加えて、幅広い年齢層の方々が個々のレベルに合ったスポーツに気軽に親しめるよう、釧路市スポーツ推進委員協議会の協力のもと、総合型地域スポーツクラブの組織化を進めてまいります。

 スポーツ施設の整備につきましては、柳町スピードスケート場の冷凍機の整備を初め、鳥取温水プールの施設改修や備品整備、阿寒町野球場外野フェンスの改修など、安全で利用しやすい施設の整備充実に努めてまいります。また、昨年度実施いたしました市民球場の劣化度調査の結果により、必要とされる施設の改修については、国の補助制度の活用を目指し、準備を進めてまいります。

 結びに当たり、改めて学校、家庭、地域への思いと決意を述べさせていただきます。

 少年の主張釧路市大会において、人としての優しさ、自分の可能性や向上心について堂々と発表していた子どもたち、くしろの子ども大集合において、東日本大震災で被災した多くの人たちに、今自分たちができることは何なのか真剣に討論していた子どもたち、そして特別支援学級学芸発表会において、ステージいっぱいに明るく元気に演技していた笑顔あふれる子どもたち、このまちには頑張っている子どもたちがたくさんおります。

 小さな成長、わずかな輝きも見逃さず、努力している子が報われる教育に力を注ぎ、釧路に生まれてよかったと思える子、このまちで育ててよかったと思える保護者、そして市民だれもがふるさと釧路に愛着と誇りを持ち、子どもたちの成長をともに喜び合えるよう、教育委員会全職員の先頭に立って全力を尽くしてまいります。

 そのために、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を認識し、確かな信頼関係を構築し連携していくことが求められます。子どもの健やかな成長に責任を持ち、最適な教育環境を提供する学校、子どもに精いっぱいの愛情を注ぐ家庭、子どもを見守り、人と人とのつながりを大切にする地域が、子どもたち一人一人のためにという共通の視点で一体化することが何よりも大切であります。

 釧路市の教育理念は、「釧路の風土で育まれ 未来を拓く 心豊かな人づくり」であります。子どもたちにとって、学ぶ力、学ぼうとする力、学んで得た力が生きて働く知恵となり、心豊かでたくましく生きる子どもたちの育成に向けて、その道しるべとなる教育推進計画を策定し、釧路市教育の歩みを力強く進めてまいります。

 議員の皆様、市民並びに教育関係者の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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△日程第4 議案第2号ほか上程



○議長(黒木満) 日程第4、議案第2号から第37号まで及び第39号から第44号まで並びに報告第1号を一括議題といたします。

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△提案説明



○議長(黒木満) 提案理由の説明を求めます。

 松浦副市長。



◎副市長(松浦尊司) (登壇) ただいま議題に供されました各案件につきまして、提案の理由をご説明申し上げます。

 まず、議案第2号から議案第16号までの平成24年度釧路市各会計予算についてでありますが、各会計の予算総額は、一般会計916億円、特別会計354億6,980万5,000円、企業会計398億361万円、合計1,668億7,341万5,000円で、前年対比0.2%の減となっております。

 なお、各会計の予算の概要につきましては、お手元の釧路市各会計予算説明のとおりでありますので、配付をもって説明にかえさせていただきます。

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  〔朗読せざるも掲載〕

   平成24年度釧路市各会計予算説明

 ただいま議題に供されました各案件につきまして、提案の理由をご説明申し上げます。

 まず、議案第2号から議案第16号までの平成24年度釧路市各会計予算の主要項目につきまして、順次ご説明申し上げます。

 各会計の予算総額は、一般会計916億円、特別会計354億6,980万5,000円、企業会計398億361万円、合計1,668億7,341万5,000円で、前年対比0.2%の減となっております。

 一般会計につきましては、38億円、4.0%の減、特別会計では、5億6,581万6,000円、1.6%の増、企業会計では、28億9,981万5,000円、7.9%の増となっております。

 まず、一般会計の歳出の主な内容についてご説明いたします。

 第1款議会費につきましては、前年対比19.0%減の3億5,369万円を計上いたしました。

 第2款総務費につきましては、前年対比42.6%減の31億7,082万2,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、総務管理費で、実施設計等を行います防災まちづくり拠点施設整備事業費6,507万2,000円、阿寒町行政センター庁舎耐震改修事業費1,107万9,000円、音別町行政センター庁舎建設費7,958万8,000円のほか、2カ年継続事業の最終年次となります行政情報システム再構築事業費1億7,258万5,000円、地域課題の解決等のため、市民と行政が連携して実施する事業への支援を行います元気な釧路創造交付金313万円などであります。

 第3款民生費につきましては、前年対比0.1%増の286億3,507万2,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、社会福祉費で、自立支援法改正に伴い、総合的な相談支援の拠点となります基幹相談支援センター事業費2,240万円、老人福祉費では、単身高齢者等の実態把握を行います高齢者実態調査事業費2,898万円、利用回数の拡充を図ります食の自立支援事業費1,564万1,000円、児童福祉費では、法人立保育所の大規模修繕等に助成を行います法人立保育所整備費補助金5,475万円、阿寒地区において、園児の居場所として遊び場を提供するために開設いたします阿寒町子ども交流広場運営事業費699万3,000円などであります。

 生活保護費では、146億1,552万8,000円、医療助成費では、北海道後期高齢者医療広域連合負担金18億2,977万8,000円などであります。

 第4款衛生費につきましては、前年対比5.4%減の33億9,094万3,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、保健衛生費で、夜間急病センター運営費1億5,362万1,000円、休日・夜間における小児重症患者への医療体制を確保するための小児救急医療支援事業費補助金816万6,000円、子宮頸がん等を予防するためのワクチン接種に対して助成を行います予防接種費3億1,778万4,000円のほか、住宅用太陽光発電システム普及促進事業費795万円、清掃費では、下水道計画区域外における適正な排水処理を促進するための助成を継続いたします合併処理浄化槽設置費補助金1,559万円、釧路広域連合負担金7億5,695万2,000円、し尿等下水道受入施設建設費1億8,506万5,000円などであります。

 第5款労働費につきましては、前年対比40.2%減の1億277万1,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、高卒未就職者を中心とした若年者を支援するための職場実習及び研修事業に取り組みます若年者就労促進事業費438万9,000円、求職者及び従業員対象のパソコン操作技能の向上講座を行いますスキル別IT講習事業費537万6,000円などであります。

 第6款農林水産業費につきましては、前年対比5.2%減の8億5,061万9,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、農業費で、防疫対策を行います家畜伝染病予防対策費730万2,000円、林業費では、森林資源の循環利用の促進を図ります地域材利活用推進事業費1,002万円、水産業費では、くじらのまちづくり推進事業費192万8,000円、水産物の販売、普及推進施設整備への助成を行います水産資源普及施設整備費補助金240万円などであります。

 第7款商工費につきましては、前年対比7.6%減の70億8,363万5,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、商業振興費で、中小企業振興資金貸付対策費62億2,627万3,000円、産業の振興に向け、地域経済の現状分析を行います産業連携マーケティング調査事業費520万8,000円などであります。

 工業振興費では、定住自立圏協定を締結した管内自治体が一体となって地場産品の普及啓発などを行います定住自立圏地場産品普及事業費180万円、坑内保安に必要な設備機器の整備に助成を行います産炭地振興費1,172万8,000円などであります。

 観光費では、台湾人観光客誘致促進に向けてインセンティブの拡充などを図ります観光誘致開発広域連携事業費9,576万2,000円、地域観光資源の旅行商品化などを行います地域旅行商品構築発信事業費500万9,000円、東アジアへ販路拡大を目指す地場企業へのサポートを行います海外販路拡大サポート事業費598万5,000円、阿寒の地域資源を生かした旅行商品のPRやプロモーションを行います域内循環・交流増大推進事業費517万7,000円などであります。

 第8款土木費につきましては、前年対比13.3%減の33億1,519万3,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、土木管理費で、省エネ改修やバリアフリー改修を行う一般住宅への助成を行います住宅エコリフォーム補助金517万3,000円、道路橋梁費では、街路灯の省エネ化を計画的に行います照明灯管理費1億3,255万3,000円、除雪体制の充実を図ります道路除雪費等冬期路面対策費4億7,845万4,000円、簡易舗装等市道整備事業費4億2,504万8,000円などであります。

 都市計画費では、リバーサイド整備推進事業費1,711万6,000円、旭橋通の整備を行います街路改良費9,545万円などであります。

 公園費では、緑ケ岡公園のパークゴルフコースの整備などを行います公園整備費4,164万3,000円などであります。

 住宅費では、新規に建設に着手いたします白樺台団地40戸、新川団地耐震改修工事のほか、美原団地、緑ケ岡団地の長寿命化型改善工事などの公営住宅建設費6億9,698万3,000円などであります。

 第9款港湾費につきましては、前年対比35.2%減の11億6,272万2,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、大規模災害に備え、港湾業務継続計画の策定に向けた取り組みを行います港湾計画推進費1,038万3,000円、国直轄事業に係る港湾工事負担金8億4,180万円及び空港工事負担金3,285万円などであります。

 第10款消防費につきましては、前年対比82.7%増の9億3,849万3,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、(仮称)中央消防署新東分署庁舎建設費5億1,496万4,000円、実施設計等を行います(仮称)新愛国支署・新設分団庁舎建設費2,884万8,000円などであります。

 第11款教育費につきましては、前年対比15.3%増の60億7,076万2,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、総務費で、教育施設管理費1億2,028万4,000円、早期耐震化に向けての学校施設耐震化PFI事業費2,491万7,000円、学力の到達度を調査する標準学力テストの実施などを行います学力向上推進事業費652万4,000円、学校給食の安心を確保するため放射能測定装置を導入いたします学校給食安心向上事業費515万3,000円のほか、幼稚園就園奨励費2億4,509万7,000円などであります。

 小学校費では、就学奨励費1億6,701万1,000円のほか、2カ年の国庫債務負担事業で校舎棟などの改築を行います釧路小学校改築事業費11億6,243万1,000円、中央小学校改築事業費8億3,783万3,000円などであり、中学校費では、就学奨励費1億4,120万3,000円などであります。

 社会教育費では、国際シンポジウムなどを開催いたします、タンチョウ特別天然記念物指定60周年記念事業費451万4,000円、阿寒湖のマリモ特別天然記念物指定60周年記念事業費846万円などであります。保健体育費では、スポーツ振興助成条例補助金2,087万5,000円、スポーツ合宿誘致推進事業費155万6,000円などであります。

 第12款災害復旧費につきましては、前年同額の600万円を計上いたしました。

 その内容は、林業施設災害復旧費200万円、道路橋梁災害復旧費400万円であります。

 第13款公債費につきましては、前年対比5.2%増の136億401万3,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、地方債償還元金114億2,550万8,000円及び地方債利子20億1,613万4,000円などであります。

 第14款諸支出金につきましては、前年対比6.7%減の95億5,240万4,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、特別会計繰出金で、国民健康保険特別会計など12会計に対し、合わせて88億3,685万4,000円などであります。

 第15款職員費につきましては、定数の削減に伴う減などを見込み、前年対比4.1%減の132億7,286万1,000円、第16款予備費につきましては9,000万円をそれぞれ計上いたしました。

 なお、債務負担行為につきましては第2表のとおり措置いたしたところであります。

 以上をもちまして歳出の説明を終わり、引き続き歳入の主なものについてご説明申し上げます。

 まず、第1款市税につきましては、前年対比4.2%減の200億1,538万6,000円を見込み計上いたしました。

 その主な内容は、市民税88億8,148万1,000円、固定資産税77億8,951万2,000円、市たばこ税16億1,367万1,000円、入湯税9,890万2,000円、都市計画税13億3,930万4,000円などであります。

 第2款地方譲与税では、前年対比3.0%増の7億5,900万円、第3款利子割交付金では、前年対比15.0%増の4,600万円、第4款配当割交付金では、前年対比271.4%増の2,600万円、第5款株式等譲渡所得割交付金では、前年対比16.7%増の700万円、第6款地方消費税交付金では、前年対比5.6%増の20億7,000万円、第7款ゴルフ場利用税交付金では、前年対比11.1%減の800万円、第8款自動車取得税交付金では、前年対比14.7%増の1億3,300万円、第9款地方特例交付金では、前年対比78.9%減の4,972万4,000円をそれぞれ計上いたしました。

 第10款地方交付税につきましては、前年対比1.1%増の256億5,000万円を計上いたしました。

 その内容は、普通交付税で237億円、特別交付税で19億5,000万円であります。

 第11款交通安全対策特別交付金につきましては、前年対比11.8%減の3,000万円を計上いたしました。

 第12款分担金及び負担金につきましては、前年対比1.8%減の10億373万8,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、分担金では、道営草地整備事業費等の農林水産業費分担金2,889万8,000円、負担金では、保育費等の民生費負担金4億4,017万2,000円、白糠町消防事務受託事業による消防費負担金3億107万4,000円などであります。

 第13款使用料及び手数料につきましては、前年対比0.5%増の30億4,812万1,000円を見込み計上いたしました。

 その主な内容は、使用料では、牧場使用料等の農林水産業使用料1億3,884万4,000円、住宅使用料等の土木使用料14億7,621万円、港湾使用料3億3,032万5,000円、教育使用料2億3,065万8,000円、手数料では、ごみ処理手数料等衛生手数料4億9,617万4,000円などであります。

 第14款国庫支出金につきましては、前年対比1.9%減の176億3,393万4,000円、第15款道支出金では前年対比13.0%減の40億5,370万6,000円をそれぞれ計上いたしました。

 この国庫支出金及び道支出金につきましては、おおむね国、道の負担事業並びに補助事業など歳出予算との見合いにより計上いたしました。

 第16款財産収入につきましては、前年対比29.5%増の4億3,047万5,000円を計上いたしました。

 その内容は、財産運用収入で1億2,372万7,000円、財産売払収入3億674万8,000円であります。

 第17款寄附金につきましては、前年対比98.8%減の100万1,000円を計上いたしました。

 第18款繰入金につきましては、前年対比188.6%増の11億8,395万3,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、減債基金4億円のほか、地域振興基金7億3,563万円などであります。

 第20款諸収入につきましては、前年対比26.5%減の70億6,803万4,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、商工業振興資金貸付金元利収入62億1,213万8,000円、医療費保険者負担金収入等の雑入6億5,613万8,000円などであります。

 第21款市債につきましては、前年対比5.6%減の83億8,292万7,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、市道整備事業費等土木債8億3,500万円、国直轄港湾工事負担金等港湾債8億7,460万円、小学校建設費等教育債11億7,820万円のほか、退職手当債11億4,620万円及び臨時財政対策債33億5,672万7,000円などであります。

 以上をもちまして、釧路市一般会計予算の説明を終わり、続きまして、特別会計につきましてご説明申し上げます。

 まず、国民健康保険特別会計につきましては、前年対比0.1%減の202億9,544万円を計上いたしました。

 その主な内容は、保険給付費で、被保険者を4万6,352人と見込み140億6,922万1,000円、後期高齢者支援金等では22億7,716万4,000円、介護給付費納付金では、第2号被保険者を1万7,824人と見込み9億9,007万4,000円のほか、共同事業拠出金25億1,047万2,000円などであります。

 これに見合う財源といたしましては、国民健康保険料37億9,612万1,000円、国庫支出金41億8,830万6,000円、前期高齢者交付金57億990万2,000円、共同事業交付金25億1,045万2,000円のほか、一般会計からの繰入金15億9,802万9,000円などであります。

 国民健康保険音別診療所事業特別会計につきましては、前年度とほぼ同規模の3億4,396万円を計上いたしました。

 その主な内容は、診療所管理運営費等総務費2億1,417万9,000円及び公債費9,962万1,000円などであり、これに見合う財源といたしましては、診療収入1億1,860万6,000円のほか、一般会計からの繰入金2億1,029万4,000円などであります。

 後期高齢者医療特別会計につきましては、前年対比5.9%増の20億4,136万8,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、後期高齢者医療広域連合納付金20億1,776万6,000円などであり、これに見合う財源といたしましては、後期高齢者医療保険料15億6,540万5,000円のほか、市費負担金として一般会計からの繰入金4億6,871万円などであります。

 介護保険特別会計につきましては、保険事業勘定において前年対比3.9%増の121億1,364万5,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、保険給付費で、介護サービス等給付費における居宅介護サービス利用者を4,396人、施設介護サービス利用者を1,021人、介護予防サービス等給付費におけるサービス利用者を1,503人と見込むなど114億2,260万2,000円のほか、地域支援事業費2億8,849万7,000円などであります。

 これに見合う財源といたしましては、第1号被保険者保険料22億1,629万円、介護給付費負担金等国庫支出金28億8,447万円、支払基金交付金33億3,693万円のほか、一般会計からの繰入金18億5,672万円などであります。

 介護サービス事業勘定につきましては、前年対比0.1%減の1億944万4,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、通所介護事業、認知症対応型共同生活介護事業等サービス事業費9,433万6,000円などであり、これに見合う財源といたしまして、通所介護サービス費収入等サービス収入8,917万円のほか、一般会計からの繰入金1,427万8,000円などであります。

 農業用簡易水道事業特別会計につきましては、前年対比0.9%増の2,056万9,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、施設管理費等の水道管理費575万円及び道営畑地帯総合整備事業費等の水道整備費1,433万3,000円であり、これに見合う財源といたしましては、使用料597万円、一般会計からの繰入金67万7,000円のほか、市債1,390万円などであります。

 駐車場事業特別会計につきましては、前年対比7.5%減の1億7,438万8,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、駐車場業務費等の管理費6,609万9,000円及び公債費1億828万9,000円であり、これに見合う財源といたしましては、使用料9,136万5,000円、一般会計からの繰入金1,028万3,000円などであります。

 動物園事業特別会計につきましては、前年対比8.3%増の3億7,099万1,000円を計上いたしました。

 その主な内容は、業務委託費等管理費3億1,212万8,000円のほか、園路改修事業費等の整備費3,780万円などであり、これに見合う財源といたしましては、使用料5,349万8,000円、一般会計からの繰入金2億7,728万7,000円などであります。

 次に、企業会計につきましてご説明申し上げます。

 まず、病院事業会計につきましては、釧路病院の資本的支出で、本年度から2カ年の継続事業として実施いたします医療情報システム整備費6億円、企業債償還元金9億6,631万9,000円など、合わせて19億5,345万5,000円を計上し、これらの事業資金といたしまして、企業債7億3,460万円などを見込んでおります。また、阿寒病院の資本的支出で企業債償還元金2,897万6,000円など、合わせて3,927万6,000円を計上し、これらの事業資金といたしまして、一般会計負担金2,279万3,000円などを見込んでおります。

 収益的支出では、釧路・阿寒病院合わせまして医業費用等で152億3,092万1,000円を計上し、これにより、この会計の支出総額は、172億2,365万2,000円となります。

 水道事業会計につきましては、資本的支出で、本年度から3カ年の継続事業として実施いたします愛国浄水場配水池建設事業及び2カ年の継続事業として実施いたします阿寒湖畔浄水場更新など、合わせて39億5,260万1,000円を計上し、これらの事業資金といたしまして、企業債16億7,440万円、国庫補助金2億2,886万8,000円などを見込んでおります。

 収益的支出では、営業費用等39億6,411万6,000円を計上し、これにより、この会計の支出総額は、79億1,671万7,000円となります。

 工業用水道事業会計につきましては、資本的支出で3号配水池整備工事など、合わせて1億4,885万1,000円を計上し、収益的支出では、営業費用等6,112万5,000円を計上し、これにより、この会計の支出総額は2億997万6,000円となります。

 下水道事業会計につきましては、資本的支出で、大楽毛終末処理場の汚泥受入施設建設のほか、浜町ポンプ場の自家発電設備更新など、合わせて49億29万6,000円を計上し、これらの事業資金といたしまして、企業債13億7,060万円、国庫補助金5億8,880万円などを見込んでおります。

 収益的支出では、営業費用等44億9,674万2,000円を計上し、これにより、この会計の支出総額は93億9,703万8,000円となります。

 公設地方卸売市場事業会計につきましては、資本的支出で、企業債償還元金995万3,000円を計上し、この事業資金として一般会計補助金を同額見込んでおります。収益的支出では、営業費用等8,020万円を計上し、これにより、この会計の支出総額は9,015万3,000円となります。

 市設魚揚場事業会計につきましては、収益的支出で営業費用等2億3,494万9,000円を計上いたしました。

 最後に、港湾整備事業会計でありますが、資本的支出で、水面貯木場埋立工事費1億1,550万円など建設改良費1億9,792万1,000円のほか、企業債償還元金36億8,765万7,000円など、合わせて39億8,557万8,000円を計上し、これらの事業資金といたしまして、企業債33億1,610万円を見込んでおります。

 収益的支出では、営業費用等7億4,554万7,000円を計上し、これにより、この会計の支出総額は、47億3,112万5,000円となります。

 以上をもちまして、平成24年度釧路市各会計予算の説明を終わります。

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 次に、議案第17号釧路市附属機関に関する条例の一部を改正する条例でありますが、北海道教育委員会が定める教科用図書の採択基準に準拠し、釧路市教科用図書選定委員会の名称及び担任事項について規定の整備をしようとするものであります。

 議案第18号釧路市事務分掌条例の一部を改正する条例でありますが、行財政改革の一環として効果的、効率的な行政運営を図るため、国民健康保険料及び後期高齢者医療保険料の収納管理に関する事務をこども保健部から総務部に移行することに伴い、所要の改正をしようとするものであります。

 議案第19号釧路市職員定数条例の一部を改正する条例でありますが、各課業務体制の見直し、委託化、業務量の増減等による減員及び増員を行おうとするものであります。

 次に、議案第20号釧路市基金条例の一部を改正する条例でありますが、森林法の一部改正に伴い、市有林基金について所要の規定の整備を行うとともに、病院特別対策基金の全部を処分することに伴い同基金を廃止し、あわせてタンチョウその他希少動物の治療施設の整備に要する資金に充てるため、タンチョウ保護基金の拡充を図ろうとするものであります。

 議案第21号釧路市税条例の一部を改正する条例でありますが、地方税法の一部改正に伴い、東日本大震災に係る個人の市民税の雑損控除額の特例について所要の改正を行うとともに、規定の整備をしようとするものであります。

 議案第22号釧路市療育センター条例の一部を改正する条例でありますが、児童福祉法の一部改正に伴い、通園施設に係る用語の整備をしようとするものであります。

 次に、議案第23号釧路市中高年齢労働者福祉センター条例の一部を改正する条例でありますが、釧路市勤労青少年ホームの機能を釧路市中高年齢労働者福祉センターに統合することに伴い、所要の改正及び規定の整備をしようとするものであります。

 議案第24号釧路市介護保険条例の一部を改正する条例でありますが、第5期釧路市介護保険事業計画の策定に伴い、平成24年度から平成26年度までの介護保険の保険料率について改定するとともに、介護保険法の一部改正に伴い、法の引用条項について規定の整備をしようとするものであります。

 議案第25号釧路市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、市立釧路総合病院における分娩及び新生児に係る療養環境の改善並びに他都市及び市内の公的病院との均衡等を勘案し、助産料及び新生児介補料を改定しようとするものであります。

 議案第26号釧路市公設地方卸売市場事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、地方公営企業法の一部改正に伴い、資本剰余金を処分することができる場合について、新たに規定しようとするものであります。

 次に、議案第27号釧路市フィットネスセンター条例を廃止する条例につきましては、さきの12月定例会におきまして否決となったところでありますが、採決の際にいただいた附帯意見を踏まえ、その後、利用者団体との協議を重ねるとともに、受け入れ施設の整備や利用者に対する激変緩和などの措置を講じた上で、再度提案するものであります。

 議案第28号釧路市米町ふるさと館条例を廃止する条例でありますが、釧路市米町ふるさと館を保存を主な目的として管理することに伴い、釧路市米町ふるさと館条例を廃止しようとするものであります。

 次に、議案第29号釧路市設第7魚揚場施設災害復旧事業分担金条例を廃止する条例でありますが、平成15年十勝沖地震により被災した市設第7魚揚場施設に係る災害復旧事業分担金の徴収の完了に伴い、釧路市設第7魚揚場施設災害復旧事業分担金条例を廃止しようとするものであります。

 議案第30号釧路市営住宅条例の一部を改正する条例でありますが、公営住宅法の一部改正に伴い、単身入居が可能な高齢者等の範囲を従来と同様のものに維持するため、所要の改正を行うとともに、入居者の収入基準について所要の規定の整備をしようとするものであります。

 議案第31号釧路市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、阿寒湖畔簡易水道事業の規模縮小に係る認可変更に伴い、所要の改正を行うとともに、地方公営企業法の一部改正に伴い、資本剰余金を処分することができる場合について新たに規定しようとするものであります。

 次に、議案第32号釧路市立高等学校の入学料等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、著しく大規模な災害により被災した者の入学料及び入学検定料を減免するため、所要の改正をしようとするものであります。

 議案第33号釧路市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例でありますが、市立幼稚園の入園料の減免について、規定の整備をしようとするものであります。

 議案第34号釧路市生涯学習センター条例等の一部を改正する条例でありますが、財団法人釧路市民文化振興財団の一般財団法人化に伴い、関係条例について所要の改正をしようとするものであります。

 次に、議案第35号釧路市火災予防条例の一部を改正する条例でありますが、危険物の規制に関する政令の一部改正により、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が危険物の品名に追加されたことに伴い、所要の改正を行うとともに、規定の整備をしようとするものであります。

 議案第36号釧路市消防手数料条例の一部を改正する条例でありますが、地方公共団体の手数料の標準に関する政令等の一部改正に伴い、浮きぶたつきの特定屋外タンク貯蔵所の設置許可の申請に係る審査手数料の金額を定めようとするものであります。

 議案第37号財産処分の件でありますが、旧六園荘・職員研修厚生会館を、太平洋建設工業株式会社に対し4,231万5,000円をもって処分することに関し、議会の議決を得ようとするものであります。

 次に、議案第39号平成23年度釧路市一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。

 第2款総務費では、指定寄附に伴う災害備蓄用資機材の購入費16万7,000円及び地域振興基金積立金191万1,000円のほか、生活交通バス路線運行維持対策補助金1億41万3,000円を追加し、特定財源として寄附金207万8,000円、市債290万円を見込み計上いたしました。

 第3款民生費では、指定寄附に伴う福祉基金積立金192万4,000円のほか、利用件数の増加に伴う障害福祉サービス費2億768万2,000円、自立支援医療費3,936万円を追加し、特定財源として国及び道負担金1億8,528万1,000円、寄附金192万4,000円を見込み計上いたしました。

 第6款農林水産業費では、新規就農認定者に対する補助を行う農業担い手確保対策事業費100万円、農業経営基盤強化資金利子補給費76万3,000円及び動力漁船を建造した漁業者に対する補助を行う漁船近代化促進費254万7,000円など、合わせて447万1,000円を追加し、特定財源として道補助金48万8,000円を見込むほか、市有林管理費において市債390万円を増額する財源補正をいたしました。

 第7款商工費では、市債60万円を増額し、第8款土木費では、寄附金50万円を増額する財源補正をいたしました。

 第10款消防費では、国の補正予算を受けて実施する消防団資機材整備費713万9,000円を追加し、特定財源として国庫補助金237万7,000円を見込み計上いたしました。

 第11款教育費では、国の補正予算を受けて、平成24年度に債務負担行為を設定していた太陽光発電整備工事の支払い年度変更に伴う釧路小学校改築事業費1,165万6,000円、中央小学校改築事業費1,123万2,000円及び外構整備等を行う湖畔小学校改築事業費1億1,339万3,000円のほか、指定寄附に伴う教育振興基金、文化振興基金、カケハシ青少年育成基金及び図書館資料整備基金への積立金1,040万円を追加し、特定財源として国庫補助金2,775万4,000円、寄附金1,040万円、市債1億830万円を見込み計上いたしました。

 第13款公債費では、今回の補正に係る一般財源相当額の減債基金繰入金5,201万8,000円を財源補正いたしました。

 第14款諸支出金では、駐車場事業会計の収支不足に対応する駐車場整備基金償還金1,114万4,000円を追加いたしました。

 第15款職員費では、不用額が見込まれます給料等職員給与費2億1,910万円を減額するほか、勧奨退職者等の増加が見込まれますことから、退職手当等諸費で5億6,812万8,000円を増額し、特定財源として市債4億7,140万円を見込み計上いたしました。

 歳入におきましては、特定財源として国及び道支出金2億1,590万円、寄附金1,490万2,000円、基金繰入金5,201万8,000円、減収補てん債を除く市債5億8,710万円、合わせて8億6,992万円を見込み計上し、一般財源につきましては、市債で減収補てん債8,480万円を増額し、市税及び利子割交付金を合わせ、同額減額いたしました。

 この補正により、一般会計の歳入歳出予算の総額は1,079億4,735万円となります。

 繰越明許費につきましては、国の繰越承認を得て実施いたします釧路小学校改築事業1,165万6,000円、中央小学校改築事業1,123万2,000円、湖畔小学校改築事業1億1,339万3,000円をそれぞれ計上いたしました。

 債務負担行為の補正では、農業経営基盤強化資金利子補給費におきまして、融資金利の改定により国の利子補給の範囲内となったことによる廃止及び元金の据置期間変更に伴い限度額を変更するほか、融資に伴う農業経営基盤強化資金利子補給費、畜産経営維持緊急支援資金利子補給費及び大家畜特別支援資金利子補給費のほか、ゼロ国債事業として実施いたします国直轄港湾工事負担金を追加いたしました。

 次に、議案第40号平成23年度釧路市国民健康保険特別会計補正予算につきましては、高額医療費の減少等による算定係数の変更に伴い、医療費拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金合わせて1億4,517万9,000円を減額するほか、平成22年度療養給付費負担金等の超過受納に伴う保険料等過誤納返還金3億2,140万円を追加し、これに見合う財源として、共同事業交付金5億3,080万2,000円を減額するほか、国及び道支出金1億8,556万4,000円、療養給付費交付金2億3,952万円、基金繰入金2億8,193万9,000円を見込み計上いたしました。この補正により、当会計の歳入歳出予算の総額は204億9,359万円となります。

 次に、議案第41号平成23年度釧路市駐車場事業特別会計補正予算につきましては、駐車場利用者の減少等に伴い、駐車場使用料及び錦町駐車場附帯施設使用料合わせて1,114万4,000円を減額し、駐車場整備基金からの繰入金を同額見込む財源補正をいたしました。

 次に、議案第42号平成23年度釧路市動物園事業特別会計補正予算につきましては、指定寄附に伴う動物園整備基金積立金262万2,000円及びホッキョクグマ応援プロジェクト推進事業費81万9,000円を追加し、これに見合う財源として、寄附金344万1,000円を見込み計上いたしました。この補正により、当会計の歳入歳出予算の総額は3億5,078万1,000円となります。

 次に、議案第43号平成23年度釧路市病院事業会計補正予算につきましては、医療施設等設備整備に伴う国庫補助金を、釧路病院事業収益で35万8,000円、釧路病院資本的収入では226万9,000円増額するほか、地域医療再生計画に伴う道補助金を事業収益で750万2,000円、資本的収入では1億6,397万9,000円増額することに伴い、医療器械等整備に係る企業債1億6,400万円を減額いたしました。

 次に、議案第44号平成23年度釧路市下水道事業会計補正予算につきましては、下水道事業費用で動力費の価格変動に伴い、下水終末処理場等維持管理業務委託料を1,079万4,000円増額するほか、企業債利息1,125万9,000円、消費税及び地方消費税を51万4,000円減額いたしました。この補正により、当会計の支出総額は99億5,967万8,000円となります。

 次に、報告第1号専決処分報告の件でありますが、降雪に伴う道路除雪費等、不足する冬期路面対策費の増額について、釧路市一般会計補正予算を成立させる専決処分をしたので、報告し、承認を求めようとするものであります。

 以上をもちまして各案件に対する説明を終わります。よろしくご審議の上、原案どおりご承認くださいますようお願い申し上げます。

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△議案調査のため休会議決



○議長(黒木満) お諮りいたします。

 議案調査のため、2月25日から2月29日までの5日間を休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木満) ご異議なしと認めます。

 よって、2月25日から2月29日までの5日間を議案調査のため休会とすることに決しました。

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△散会宣告



○議長(黒木満) 本日はこれをもって散会いたします。

            午前11時36分散会

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