議事ロックス -地方議会議事録検索-


北海道 室蘭市

平成15年 第3回定例会予算審査特別委員会 09月19日−02号




平成15年 第3回定例会予算審査特別委員会 − 09月19日−02号







平成15年 第3回定例会予算審査特別委員会



            予算審査特別委員会記録(第2号)

            平成15年9月19日(金曜日)



●出席委員(14名)

 委 員 長 花 釜 康 之

 副委員長 青 山   剛

 委  員 田 村 農夫成  嶋 田 サツキ  鈴 木 克 巳  我 妻 静 夫

      大 場 博 海  早 坂   博  細 川 昭 広  古 沢 孝 市

      山 川   明  大 友   勇  阿 部 勝 好  立 野 了 子



●欠席委員(0名)



              午前10時00分 開議



○花釜委員長 ただいまから予算審査特別委員会を開会いたします。

 本委員会に付託されました案件は、議案2件でございます。

 議案の内容については、本会議で詳細に説明がなされておりますので、これを省略し、直ちに議案の審査を行います。

 なお、この場合お諮りいたしますが、審査の方法についてはお手元に配付の審査事項の日程のとおりといたしたいと存じますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○花釜委員長 では、そのようにさせていただきます。

 ここで委員長より一言申し上げます。本日の審査は補正予算のみであり、補正予算に関係のある理事者の出席しか求めておりませんので、委員各位の御協力をお願いいたします。

 なお、質問の際は、議案番号及び会計名または科目名を明示の上、発言願います。また、理事者の答弁は、簡潔明瞭にお願いいたします。

 それでは、日程1、議案第1号平成15年度室蘭市一般会計補正予算(第2号)外1件を一括議題といたします。

 質疑を行います。質疑はありませんか。



◆青山副委員長 副委員長ですが、職務に専念できるよう、最初に手短に質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 まず、議案第1号の室蘭市一般会計補正予算の緊急雇用対策に関する御質問をさせていただきたいと思います。室蘭市は、楢崎製作所、また東日本フェリーと非常に大きな会社により、室蘭市の経済、雇用環境が非常に逼迫している中で、このほど緊急雇用対策として補助事業を1、2、3と、再就職援助奨励金事業、技能取得支援緊急対策事業、就業機会創出事業と三つものプログラムを設けられていることは、他市に見ない施策をされているということで非常に評価したいと思うところでございます。そこで、まず3番目の就業機会創出事業という点について御質問したいと思います。1番、2番の事業に関しては、ある程度対象や間口が限定されている部分もあると思いまして、広範な意味で御質問したいと思いまして、3番の就業機会創出事業についてのみ質問させていただきたいと思います。離職者に対して、1次産業も対象に加えた就業機会の拡大を図るため、講習会等を実施していきたいということでございますけれども、この事業の具体的な目的や内容について、お示ししていただきたいなと思います。



◎諸治農水産課長 事業の目的としましては、離職者や転職者、希望者に対しまして、1次産業も含む2次、3次産業も対象としました就業や創業の機会を目的とするものでございます。また、1次産業なり2次産業などの産業への理解と就業意欲の促進を図ろうとするものでございます。

 事業内容としましては、情報提供や情報交換の場を提供するための次の事業を行うこととなってございます。一つには、情報提供。二つには、情報交換。三つ目には、現地研修となってございます。情報提供としましては、北海道農業担い手育成センター、北海道漁業就業者確保育成センター、創業支援につきましては、胆振地域中小企業センターなどの講師をお招きしまして、情報を提供していただくということになってございます。なお、この情報を受けまして、参加されました皆さんがお互いの情報交換を行う。引き続きまして、情報交換終わった後、それぞれ漁港だとか石川町農業地帯を視察する現地研修となってございます。

 以上でございます。



◆青山副委員長 今のお話をざっと聞くところによると、この補正予算の内容のところにも1次産業もと。特に今のお話も含めまして、1次産業に固執した事業展開がなされるのかなというような印象を受けました。ただ、室蘭市もものづくりのマチということで、1次産業のみならず、2次産業、また離職者等の要望が多い3次産業についてもあわせてその事業の中に含めていくべきではないのかなと思いまして、その点について御質問いたします。



◎諸治農水産課長 事業目的といたしましては、1次産業、2次産業、3次産業も含む企業を対象としてございまして、これらの方々が就業と創業の機会、皆さんに情報の場を提供するという目的でございまして、その中に意に沿った形でもって対応していきたいというふうに考えてございます。



◆青山副委員長 よくわかりました。若干観点を変えて、引き続き今の関連した質問をしていきたいと思います。室蘭市は、先般行財政改革プログラムの中期の発表がなされましたけれども、それのメーンの一つの市民協働のまちづくりといったようなことがうたわれていたわけですけれども、これからまちづくりの観点と雇用というところをちょっと踏まえまして、要望といいますか、御質問をさせていただきたいと思います。特にこれから市民と協働してまちづくりをしていかなくてはならないといったことで、もっと市民の皆様にも室蘭の町ということ、産業ということを幅広く知っていただくということは、これからのまちづくりを進める上において非常に大切であるのかなというふうに感じます。会派で7月に新潟の方に視察に行ってきた際に、これは雇用の話ではなくて、まちづくりの観点で伺ってきた話ではあるのですけれども、実際に海に出て魚をとったりだとか、そういう漁を体験するだとか、農業を体験するだとか、そういうふうにして体験することで自分たちの町のすばらしさ、誇らしさを再認識するということでまちづくりを実現されているという事例を見てまいりました。そこで、離職者に対する講習会等を実施するといったようなお話ですけれども、実際に現場見学をしたり体験農業とか体験漁業をするようなメニューを幅広くつくることで、就業機会のきっかけというのとあわせて、まちづくり、室蘭を愛する心も養っていけるのではないかなと思うのですが、そういうメニューについて何かお考えがありましたら、お示しください。



◎諸治農水産課長 メニューについての御質問でございます。事業の中でもって情報交換という場を設けてございまして、出席された方の御要望だとか意見を十分に聞く中でもって、漁業協同組合あるいは農業担い手育成センターなどど連携しながら体験学習ができる形で取り組んでまいりたいというふうに考えております。



◆青山副委員長 今後も雇用対策ということと、あとまちづくりというのをうまく結びつけていろんな事業展開をしていかれることを願いまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



◆田村委員 第5款労働費の中の技能取得支援緊急対策につきまして質問します。おとといでしたか、新聞によりますと、市長が楢崎の離職者の地元雇用を促進するために、市内の大手企業二つ、日鋼と新日鐵を訪れて、求人を要請したと。市長みずから乗り出して再就職を依頼するというのは、大変機敏でいいことだなと思って、その感触はどのようなものだったのかということをまず1点伺いたい。

 それから、今までも技能取得支援などの事業を市としてもやってきたと思うのですけれども、今回も180万予算組んでおりますけれども、今まで市が行ってきた対策事業の再就職の実態はどのようになっているか。

 それからまた、今回も情報処理技術3級程度の取得を目的としているということなのですけれども、これが果たして再就職にとって、そのニーズと実態に合っているのかどうかというところも伺いたいと思います。



◎小澤産業振興課主幹 それでは、技能取得支援緊急対策事業につきまして、3点の御質問に順次お答え申し上げます。

 まず、1点目の一昨日市長が楢崎に対しまして、胆振支庁長並びに職安所長と求人要請活動に参りまして、そのときの感触ということでございますが、非常に協力的であったというふうに聞いてございます。今回は2社、新日鐵さん、それからまた日鋼さんにお邪魔いたしましたが、例えば離転職者のあきがあった場合については、今回の楢崎さんの離職者をぜひということでお願いしてまいりました。

 それから、2点目の技能取得支援事業の予算180万でございますが、市が現在まで行ってきました再就職支援事業の成果と申しますか、再就職の実績ということでございますが、本年度若年者、35歳以下の人たちを対象にいたしまして、20名は先日8月末に終わりました。約3カ月、130時間の訓練でございまして、それで本年度の訓練につきましては、まだ8月末で終わったばかりでございまして、その成果につきましてはまだこれから徐々に変わってくると存じます。ただ、終わった段階では、既に7名ほどがアルバイトなりパートなり、また正社員として、それぞれ地元企業に再就職を果たしてございます。

 次に、3番目の情報処理につきまして、今回の3級程度を目指すということにつきまして、3級程度ということで一応目標設定をしてございます。3級程度というふうに目標設定いたしましたのは、ハローワーク等に出されております求人票を見ますと、事務職に限らず、販売職であろうと営業職であろうと、パソコンを使える人という求人要件が絶対要件でございまして、まずそのスタート段階に上げようという、そういった目的で、市といたしましてはこういった初心者向けの訓練に取り組んでいるところでございまして、今回の35歳以上60歳未満の初心者コースの訓練につきましては、はっきり申し上げますと若年者と比べまして、非常に個人差はございますけれども、3級取得となりますとなかなか難しいかなという気はいたしますけれども、とりあえず目標値をそこに置きまして、一応100時間でございますけれども、個人差がございまして、80時間で3級取得される方もいますし、130時間使われても3級まで達しない方もいらっしゃると思いますけれども、一生懸命頑張っていただきたいと、パソコンになれていただきたいという目的で今回組ませていただきました。

 以上でございます。



◆田村委員 既に就職されている方もいるということで、ニーズはあるし、役にも立っているということで、いいことかなと思うのですけれども、今回の技能取得に応募してきた人たちというのはどのくらいいて、そして何名採用したのでしょうか。



◎小澤産業振興課主幹 今回の技能取得と申しますと、終わってしまった若年者の技能取得事業ということでよろしゅうございましょうか。一応18名の募集に対しまして28名応募してまいりまして、枠を2人ふやしまして20名訓練させていただきました。



◆田村委員 18名に対して28名ということで、やっぱり求めている方たちも大変多いのかなと。それで、今回のこの予算でもこの枠以上に応募してくることも予想されるかと思うのですけれども、この予算につきましてもまだまだ私は不十分だと思いますので、今後ぜひ皆さんの期待にこたえられるような方向で考えていただきたいと思います。

 それから、中高年のみではないのかもしれないのですけれども、就職難という中で、今国の方でサービス残業の根絶ということで、来年度から電話相談なんかも受け付けると。これが連合の2002年の調査によりますと、半分近くがサービス残業していると言われていると。このサービス残業をもしやめたら、全国で160万人の雇用が新たにできると言われているのですけれども、こういったことも室蘭市あたりでも、働く人たちの町ですから、会社が大変多いですので、室蘭市としても実態をつかんでいるのかどうかということも気がかりなのですけれども、その辺はどのようになっているでしょうか。



◎小澤産業振興課主幹 サービス残業につきましては、日ごろから連合さんの方の相談窓口と、それからまた労働基準監督署等の苦情処理との関係につきましていろいろと連携をとりまして、一応チェックしてまいりたいと存じます。



◆田村委員 それでは、実態はそれほどつぶさにつかんでいるということではないということですね。



◎小澤産業振興課主幹 毎年度でございますが、例えば連合の労働相談等につきまして、サービス残業が何件あった、それからまた賃金の不払いが何件あったと、そういったようなデータはいただいておりまして、ただ内容につきましてつぶさにということまではまだ至っておりません。



◆田村委員 つぶさにつかむということもなかなか大変なことかもしれないのですけれども、先ほど私が申しましたように、市長さんみずからが各企業を回って雇用を訴えるとか、それからまた、こういったサービス残業についても市としても各企業にきちっとお願いしてサービス残業をなくさせて、そして雇用の機会をふやしていって、室蘭の雇用に役立てていただきたいということを最後に申し上げて、質問を終わります。



◆我妻委員 おはようございます。それでは、私の方から、日程第1、議案第1号平成15年度室蘭市一般会計補正予算における寄附の図書館図書購入費と、議案第2号室蘭市介護保険特別会計補正予算に関連いたしまして、それぞれ質問いたしたいと思います。

 まず、最初は、寄附によります図書購入費についてでありますが、ちょっと長くなりますけれども、私はことしの第1回定例会におきまして、室蘭と伊達市の市立図書館で運営をされます広域図書館システムの稼働に関連して、本市の図書館と輪西、本輪西、白鳥台の各分室及び自動車文庫ひまわり号の利用実態について質問してきたところであります。それから、この半年間に図書館を取り巻きますさまざまな動きがあり、それとの関連について触れながら質問したいというふうに考えてございます。一つには、室蘭の文化人、文学界の代表格として、人材の材の材産でありますけれども、山下敏明氏が図書館の副館長から館長に就任したということであり、民間人からの登用として画期的な人事でありましたが、いずれはの待望論はありましたので、館長になられて一層の御活躍を期待している一人であるということをあえて申し上げたいと思います。

 2点目は、その館長が早速ヒットを飛ばしたのは御承知のとおりと思いますが、輪西分室の開館延長に向けた市民ボランティアわにの会を発足させ、閉館時間の2時間ないし3時間の延長による夜間開館を実現させたアイデアであります。

 3点目には、16年2月から稼働予定の伊達市の図書も利用できるようになるインターネットを活用した蔵書管理システムの共通利用者カードの愛称が先ごろ発表されまして、よむ・よむカードに決定したことです。小学4年生のネーミングですが、文字どおりシンプルで、本を読むのだという強い意志が伝わり、選考を評価したいなというふうに思っています。ちなみに、私もインターネットの頭文字Iをもじって、Iどくしょカードで応募しましたが、選外でした。このように図書館にかかわる話題がメジロ押しでありますが、このどれもが少ない負担で大きな関心、話題を集めているところが特色と言えます。すなわち、アイデア、企画次第だと言えます。本市の財政難克服のためには、市民も含め、これまで私が言っておりますけれども、ない物ねだりからある物探しの観点でまちづくりの論議を展開したいと思いますし、参考になる事例だと思います。

 そこで、前段が長くなりましたが、質問させていただきます。本市の図書館の利用実績については、第1回定例会での答弁では14年度見込みを13年度実績に比べ6,000人伸び、6万6,000人の10%増としておりまして、その要因が14年度からの分室の開館時間を早めたこと、日曜日を開館したこと、新市民会館完成に伴います輪西分室のリニューアル効果など、各分室のサービス向上となっておりますが、14年度の実績と15年度の見通しについて、お聞かせ願いたいと思います。



◎久保生涯学習課主幹 まず、14年度の利用実績でございますけれども、14年度につきましては本館は1.8%増でほぼ横ばいでございましたけれども、輪西分室が前年比80.9%増、本輪西分室が22%増、白鳥台分室が13%増と、このくらい効果が、今委員おっしゃったような理由の中で利用が伸びまして、総数では6万6,323人ということで、前年比10%増という結果になりました。今年度の見通しなのですが、現在のところは前年度と同じような経過で推移しておりますけれども、今お話ございましたように、16年2月に図書館システムが稼働いたします。そのために、その前に1カ月程度休む必要ございますので、それをとらえますと利用実績は一時的に若干減るかもしれませんけれども、インターネットでの蔵書公開とか、システムが稼働いたしますれば、利用者増が16年度にかけては見込めるのかなというふうに期待しているところでございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 14年度利用実績は、見込みどおりほぼ10%増ということで、リニューアルした輪西分室の伸びが極めて突出しているという感じを受けました。それから、15年度の見通しについて、ただいま答弁の中でシステムの稼働に伴いまして1カ月程度休むというのは初めて聞きましたけれども、それについてこれまで利用されている方々が不便にならないように周知徹底等、よろしくお願いしておきたいなと思います。

 そこで今回の補正で図書寄附として150万円となっておりますが、この内訳と過去10年間におきます寄附総額と購入蔵書冊数、ジャンル別、本館、分室、移動文庫への配分などについてお聞かせ願いたい思います。



◎久保生涯学習課主幹 まず、補正でお願いしております150万の内訳ですけれども、これは企業からいただいたのが100万円、これはふくろう文庫にというご指定でございます。それから、個人の方から50万円ちょうだいいたしまして、これは30万円をふくろう文庫に、残り20万円を共同図書の購入にという御指定でございましたので、そのように活用させていただきたいと思います。

 それから、寄附金の過去の実績でございますけれども、平成6年から今年度の9月までの実績で申し上げますと、これはふくろう文庫の分を除きますけれども、件数で40件、金額は総計で541万円でございます。これで購入いたしました図書につきましては1,566冊、これは全部本館で所蔵してございます。この内訳でございますけれども、一般図書が485冊、児童図書が1,081冊で、児童書が多くなっておりますのは寄附者の御意向によるものでございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 ふくろう文庫は基金という取り扱いもございますので、除くということで、541万ということでございますけれども、1冊当たり単価に直しますと3,500円程度と。それなりの図書が購入できていると受けとめますが、この種のものについては他都市との比較というのはなじまないと思いますので、その点の論議は避けたいと思います。本市におきまして、寄附をベースとした齋藤文庫、先ほどの基金の部分でございますけれども、ふくろう文庫があり、齋藤文庫につきましては児童生徒及び教員の充実を目的に寄附されている基金を取り崩してやるというようなものでございますけれども、その総額と蔵書購入実績についてお聞かせ願います。また、ふくろう文庫の趣旨と寄附総額、蔵書購入実績についてもお聞かせ願います。



◎土倉[教育]総務課長 齋藤文庫基金につきましてお答えいたします。

 基金の総額でございますが、平成14年度末現在で申し上げますと、内訳といたしまして、寄附としていただいた総額が1億2,996万9,181円、また基金のうち基金に積み立てた総額が3,165万9,309円でございまして、合計で1億6,162万8,490円となってございます。次に、蔵書の購入実績でございますが、同じく平成14年度末までの累計で申し上げますと、児童生徒用として2万8,574冊、教職員用として6,506冊、文学資料館用として762冊、合計で3万5,842冊となってございます。

 以上でございます。



◎久保生涯学習課主幹 ふくろう文庫につきましてお答え申し上げます。

 ふくろう文庫につきましては、市民組織であります図書館サービスに期待する会という図書館の応援団体がございまして、そこの方々が図書館によい本を贈ろうということで平成11年から始めた運動でスタートいたしました。これは、個人や企業とか団体から、人生の節目とか各種の記念日等にちなんで一口1,000円以上で寄附をしていただき、そのお金で図書館向けの新刊特価本というのがあるのですが、その中から山下館長が選書いたしまして、豪華な本を買って、それを図書館に寄贈していただくというシステムでございます。これは、図書館では、寄附いただいた本につきましてはふくろう文庫の蔵書票を張って、寄附者のお名前とか寄附金の目的とか1冊ずつ張って、長く保存するということで、寄附された方も自分の名前が本に残るということもあって、そこが好評な理由かと思います。これの実績ですけれども、平成11年から本年9月までの実績では、寄附された金額の総額では888万7,405円でございまして、これに基づき寄附された本が1,168冊でございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 齋藤文庫基金の関係につきましては、約1億6,200万円あるということでございまして、ふくろう文庫につきましては4年ぐらいで888万7,405円ということで、大変なものがあるなというふうに感じました。ふくろう文庫の1冊当たりの購入単価につきましては、一般の図書寄附と比べて倍ぐらいの7,600円ぐらいになると思いますけれども、その代表的な蔵書をお聞かせ願いますとともに、ふくろう文庫の貸し出し実績についてもお聞かせ願いたいと思います。



◎久保生涯学習課主幹 ふくろう文庫の選書でございますけれども、美術書とか、1冊数万円、セットで何十万円という豪華な本を新刊特価といいましてて3分の1から半額で買えるシステムがございます。それを活用して収集しているわけでございますけれども、1,000冊を超えておりまして、どれもこれもすばらしいコレクションなのですけれども、例えば高野山の障子とかふすまの絵の美術書とか、中国の石窟のシリーズとか、それから教科書なんかでおなじみの蒙古襲来絵詞という国宝の巻物がございます。これの復刻版を、3万円だったと思うのですが、買ったり、文化勲章をいただいたような有名な日本画家の画集とか、あらゆるジャンルにわたって集めておりまして、どれもすばらしいものでございます。



◆我妻委員 山下館長が一生懸命特価で買える、新刊が半額で買えるような、割引で買えるようなことで財源も工夫しながらやられていると。新聞、マスコミ等でも報道されて、紹介されていますけれども、児童生徒なりにこれらの蔵書を読まれる機会を広くアピールしていただきたいのです。宝の持ちぐされにはなっていないと思いますけれども、もっとそれを生かせるように努力していただきたいなというふうに思っています。

 本市の図書館、分室の図書につきましては、こういった寄附なり市の予算も充実していると受けとめていますけれども、今ほどふくろう文庫の個人、企業の4年足らずの寄附で、今回の補正予算130万が入りますと1,000万を超えるという節目になるというふうに思います。そういった意味では、入館者何十万人達成だとか百万人達成だとかというのと同じで、寄附がこれだけ室蘭の図書に来ているのですと、ふくろう文庫に来ているのですということで、もっと寄附くださいというようなことも含めて、1,000万到達したということでPRするような方法を考えていられないのか、お伺いしたいと思います。



◎久保生涯学習課主幹 これは、ふだんは図書館サービスに期待する会の方々がつくったチラシを図書館とか分館に置いてPRしておりますほか、山下館長が室蘭民報の「本の話」という中に、寄附をいただいたふくろう文庫を中心にして、全部詳しく解説したものがございまして、これが意外と読まれておりまして、これを読んだということで新たな寄附の申し込みも非常に多うございます。それから、ふくろう文庫で集まった本は全部貴重な美術書等ということで、基本図書の扱いしておりますので、基本的には館外貸し出ししておりませんけれども、展示会を年四、五回やっています。これは、3日間程度やるのですが、次回は11月の読書週間に合わせて、また展示会やろうということで考えておりまして、こういう展示会等、それから新聞の報道等を通じてPRしてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 次に、図書費についてでありますけれども、本年度予算では1,350万円計上されているところでありますが、本館、図書分室への蔵書振り分けの考え方についてお聞かせ願いたいと思います。



◎久保生涯学習課主幹 図書購入費1,350万円の予算の配分でございますけれども、これは私ども職員とか司書が集まって、どうしようかということで毎年度協議しながら、一応の配分は目安としてやっておりまして、今年度の予算につきましては本館に70%、分室に22%、自動車文庫に8%の割合で一応の割り振りはしているところでございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 配分につきましては、本館が7割ということでわかりましたけれども、先ほどのやりとりの中で、分室のリニューアルで伸びているとか、サービスの向上で伸びていると。白鳥台は横ばいということでございましたけれども、本館より利用のウエートが高まっていると。本館は横ばい、2分室が高まって、もう一つが横ばいというような状況でありますから、現状の蔵書は本館と比べると、分室へ行って見ると、極端に少ないというのは言い過ぎかもしれませんけれども、何となく寂しい気がします。そういった意味では、そのあたりの考え方について今後どういうふうに考えられているのかをお聞かせ願いたいなと思います。



◎久保生涯学習課主幹 私ども図書館の蔵書の総数でございますが、14年度末、15年3月の時点では15万3,000冊ございます。このうち、本館に10万9,000冊、それから分室に3万7,000冊、自動車文庫に7,000冊ということで今配分しておりますけれども、分室と自動車文庫で29%置いております。現時点ですが、全蔵書配置割合として考えた場合には、特に分室が少ないというふうには考えてはおりませんけれども、今委員からお話ございましたように、分室が非常に利用者数が高まっているということから、来年度以降の予算の配分につきまして、その点考えながら分室の蔵書の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆我妻委員 よろしくお願いしたいと思います。たまたま私は輪西分室に行く機会が最近多くなりまして、そこに配備しております市民要望ノートを見ますと、私個人は気づきませんけれども、市民の多くの方は本館へ行ったり各分室を利用しているという方だと思うのですけれども、月刊誌などは本館にあるのだけれども、分室にないという指摘がそのノートに書かれてございました。図書ボランティアの動きを契機として、市民ニーズを反映した図書館のあり方なり蔵書購入のあり方について、今も検討されるということで申されていますけれども、こういったことの考え方についてもあわせてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。



◎久保生涯学習課主幹 雑誌につきましては、現在本館で38タイトル、分室は各分室2タイトルずつ、計6タイトルということで購入しております。確かに数は少ないのですけれども、これは本館、分室ともに、予算もさることながら、配置スペースの関係もございまして、タイトル数、雑誌の数をふやしていくことは今後の検討課題というふうに考えてございます。

 それから、本を買うに当たって市民ニーズをいかに反映していくかという大変難しい問題なのですけれども、例えば利用者からは小説とか実用書をもっとふやしてほしいとか、一方では、図書館でないとないような貴重な基本図書を充実してほしいという意見もございまして、どのような蔵書構成していくかということは、限られた予算を有効に使うということも含めまして、今後検討していきたいと。難しい問題なのですけれども、市民ニーズを考えながら、もちろん私ども小説なんかを軽視するわけではございませんけれども、図書館の使命としても基本図書の充実というのがありますので、その辺を十分考えながら、今後蔵書の購入に当たってまいりたいというふうに思っております。それから、市民の利用者の方から、本がないというおしかりをよく受けるのですけれども、実はリクエストが年間7,000件はございます。これは、新刊の場合、図書館に照会していただければ、新刊であれば原則ほとんど買っておりますし、それから既刊書で当館にない場合は道立図書館とか他都市の図書館、今は苫小牧さんとか札幌、旭川さんからも私ども借りているのですけれども、他館から借り受けるなどしておりまして、リクエストの約95%程度は提供できております。ですから、提供できないのは、版元絶版とか他館にない場合なのですけれども、そういうものを除けばリクエストには十分こたえておりますので、こういうリクエスト制度なんかを利用していただいて、有効な図書館利用をぜひお願いしたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆我妻委員 最後、要望になりますけれども、今までの答弁のやりとりではいろいろ御苦労、検討されたことが十分わかりました。今回触れませんでしたけれども、国の動きによりますと学校図書を充実させるというような動きもあります。それから、わにの会のボランティアの動きなども図書館をめぐる新たな動きとして出てきておりますし、本市の財政事情もあります。ただいまの答弁にありました7,000件あるリクエストで95%ぐらいこたえているということで、これが果たしてベストなのかという疑問もわきました。伊達市との広域ネットのメリットを生かす対応課題等もあると思います。それから、今回の補正予算に組まれています寄附の齋藤文庫基金の1億6,000万強の基金のあり方、それから寄附の活用含めて、もう一度改善、工夫をしていかなければならないのでないかなということを要望しておきたいと思います。

 次に、議案第2号室蘭市介護保険特別会計についてでありますが、このたびの補正における実態調査の実施についてであります。介護保険は、御承知のとおり、本年度で導入4年目を迎えたわけでありますが、今回の調査の目的についてお聞かせ願います。



◎船橋介護福祉課主幹 調査の目的についてでございますが、提供される介護サービスが真に利用者の自立支援に資するものとなっているかどうかについて検証をいたしまして、今後の事業運営に向けて適切なサービス利用と質の向上を図る、こういったことを目的としてございます。



◆我妻委員 自立支援なり適切な対応になっているかという問題、課題の検証ということでありますけれども、この調査の調査方法についてお聞かせ願います。



◎船橋介護福祉課主幹 調査方法についてでございますけれども、在宅サービスの利用者の中から介護度、また身体の状況などから見て、サービスの過少あるいは過剰など疑義のあると思われるものにつきまして、認定審査会資料などの中から抽出をいたしまして、この上で該当利用者からのサービス内容の確認等を行いまして、心身の状況に合った自立支援に向けたケアプランであるかどうかなどについて検証を行うものでございます。



◆我妻委員 介護サービスなりの過少、過剰の疑義を調べるということで、調査の概要についてはわかりましたけれども、具体的に調査の対象となります利用者の規模はどのくらいなのかお聞かせ願います。



◎石橋介護福祉課主幹 調査の対象となる利用者の規模についてお答えいたします。

 調査の対象としますのは、今年度7月末現在の要介護認定者3,496人のうち、在宅でケアプランを作成し、サービスを利用している人が1,876人ございます。このうち7月1日から16年3月末までの9カ月間に更新となる方、約1,400人程度予定しておりますが、さらに実態調査の対象はこの中の3割程度を見込んでおりまして、約400人程度が実態調査の対象になると想定してございます。



◆我妻委員 規模と実態調査につきましては、わかりました。この調査結果をどのように活用するのか、お聞かせ願いたいと思います。



◎石橋介護福祉課主幹 調査結果の活用についてでございますが、来年の3月に報告書を取りまとめいたします。その報告書を各居宅支援事業所へ配布し、ケアマネジャーなどに周知徹底を図りたいと思っております。2点目には、介護認定審査会へ情報提供を行いたいと思っております。3点目には、ケアマネジャーなどの研修会あるいは会議などでの活用。4番目におきましては、日常業務の中で結果を生かして、その結果を活用していきたいと考えております。

 以上です。



◆我妻委員 調査結果が十分反映されるように頑張っていただきたいと思います。

 介護保険導入時には、新たな企業の参入や雇用の創出が大きく期待されましたが、ケアマネジャーやホームヘルパーの動向についてお聞かせ願います。あわせて、ケアマネジャーの1人当たりのケアプラン作成数についてもお聞かせ願います。



◎石橋介護福祉課主幹 ただいまの御質問にお答えいたします。

 最初に、ケアマネジャーでございますが、介護保険のスタート時の平成12年4月には有資格者が107人でございました。平成15年4月1日現在、161人となっておりまして、54人の増となってございます。また、市内の居宅介護支援事業所に在籍している方は71人でございます。ホームヘルパーは、市内の訪問介護事業所に在籍しているヘルパー有資格者は、平成12年4月に80人で、15年8月現在では322人となり、242人の増加となっております。

 次に、ケアマネジャー1人当たりのケアプラン作成数ですが、国の基準では50件程度となっておりますが、本市の状況は平均で41件となっております。

 以上です。



◆我妻委員 雇用の動向がかなり上がってきていると思いますけれども、質、量ともにまだまだ課題もホームヘルパー等にはあるようでございますので、これからも注視していきたいというふうに思ってございますし、議会での論議をさせていただきたい思ってございます。

 今の答弁にありましたように、民間産業で活発化しているようでございますけれども、在宅サービスの利用実態につきましては、最近の主な状況をお聞かせ願います。あわせて、通院等のための乗車降車介助サービスの利用実績についてもお聞かせ願います。



◎船橋介護福祉課主幹 最近の主な状況についてでございますけれども、今年度に入りまして、通所介護とグループホームが開設または開設予定となってございます。まず、通所介護についてでございますけれども、今年度に入りまして3事業所が開設をしてございまして、現在市内施設としては8施設となってございます。また、今後の見通しでございますけれども、今年度中の開設を予定されている事業者が1件、それから来年度の初めに予定しているという事業者が1件ございます。

 次に、グループホームについてでございますけれども、現在1施設ございますが、今年度中に2施設が開設の予定となってございます。こういった参入もございまして、在宅サービスにつきましてはより安定的な供給が確保されていくものと考えてございます。

 また、通院等のための乗車降車介助の実態でございますけれども、6月の状況でございますけれども、利用人員は224件、それから延べ利用回数としては1,975回となってございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 グループホームの1施設から、あと2施設ができるということでございますけれども、母恋に1軒つくっているのは認識してございますけれども、もしおわかりになれば、グループホームのこの2施設、具体的に教えていただきたいと思います。

 それから、乗車降車のサービスの実績については、延べで1,975回ありますから、この辺のいろんな取り組みがあろうかと思います。視察等行きますと、介護タクシーということでいろいろ動いているところもございますが、これは民間のタクシー会社が自助努力でホームヘルパーを養成しながらやっているということでございますけれども、室蘭のタクシー業界、過剰配車ということもございまして、この辺の参入というのも雇用創出のかぎを握っているのかなというふうに思いますので、この辺は要望として、そういった視点も入れていただきたいということでしておきたいと思います。グループホームの件だけ質問。



◎船橋介護福祉課主幹 グループホームの2施設についてでございますけれども、一つは、医療法人の方で日の出町の方に建設を予定してございます。それから、もう一つは、柏木町の方に1施設、これは社会福祉法人になろうかと思いますけれども、建設を予定してございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 わかりました。私の思っていたところは、まだこれからということでございますので、理解したいと思います。

 室蘭に福祉専門学校がございます。介護士なりヘルパーさんを養成しているところでございますけれども、それとの連携はどのようにされているか、お聞かせ願いたいと思います。



◎船橋介護福祉課主幹 御質問の専門学校では、介護福祉士を養成されているかと存じますけれども、市といたしましては施設実習の協力、また講師の派遣、こういったことで実施をいたしているところでございます。



◆我妻委員 最後になりますけれども、これは要望になります。二つを紹介させていただきたいと思います。私のところに、今回ウイルスがありましたのでメールが届きませんでしたので、ファクスをいただきました。今回のファクスでございますけれども、見ていただきたいのですけれども、室蘭市いきいき明るい都市宣言というのがファクスの表紙の部分に書いてございます。私たちこのいきいき明るい都市宣言を目にするのは、室蘭市の社会福祉大会、ことしの8月27日に開催したのですけれども、全員でこれを朗読するということで、意識を新たにしているところでございますけれども、こういった形でファクスのたびにこういうふうに福祉関係のことを意識させるということでは、室蘭市のいろんなやりとりの中で職員の意識改革が根づいてきているのではないかなと非常にうれしく思いましたので、紹介をさせていただきたいなというふうに思います。

 それから、9月14日の第2日曜日は、室蘭市障害者デーでございまして、第15回になりますふれあい大会が開催されました。そこで、ある青年が今ほど言った福祉専門学校生になって、ボランティアとしてそこに参加していました。会ったときは瞬間、ガソリンスタンドで働いていた青年でしたから、どうしたのかなと思ったら、ガソリンスタンドに3年勤めていたのですけれども、そこをやめて、自分は福祉の仕事をしたいということで一念発起して、介護専門学校の方にことし入学をしたそうでございます。頑張っていただきたいということで思ってございますけれども、今までの議論の中で、介護保険の在宅サービスも順調に伸びておりますし、またいろんな施設のサービスも充実してくると。平成17年度には124床の特別養護老人ホームの建設予定もあり、ますますすぐれた人材が必要となると思います。このような中で、介護に意欲のある若者を多く輩出する教育機関も立地しておりますことから、市としても地元の若者雇用の確保に努力されますことを強く要望し、質問を終わらせていただきたいと思います。



◆細川委員 私は、今同僚委員からあった関連もございますが、議案第2号平成15年度室蘭市介護保険特別会計補正予算についてお伺いをしたいと思います。

 まず、介護給付適正化特別対策事業につきましては、事業内容、また事業の目的なども今お話を伺いました。それで、この事業は、諸課題、さまざまな介護保険制度の課題を一つでも克服するための一つの事業だというふうに受けとめております。特に私は、介護保険の中で諸課題についてお聞きしたいと思うのですけれども、この事業の内容の中で1点だけまずお聞きしたいのですが、道内さまざまなこの事業をしていると思うのですけれども、他都市の状況についてまずお伺いをしておきます。



◎船橋介護福祉課主幹 道内の状況についてでございますけれども、今回の適正化事業の関係で実施を予定している保険者の状況についてでございますが、私どもの方で調査しているところでは、市としては8市ございまして、あと20町、それから村が一つございます。それから、広域連合が二つといったことで、道内では31保険者が今回実施を予定しているといったことになってございます。

 以上です。



◆細川委員 ありがとうございます。全道で8市20町1村に広域連合ということで、31の保険者が実施をするということで、全道の全市ではないのですけれども、やっているということですね。先ほど言った、4年目を迎えて諸課題があるわけですけれども、介護保険の中で今後在宅介護にしっかり取り組んでいくわけですけれども、高齢者介護の諸課題の中で痴呆の高齢者というのが課題になってくるのでないかなと、特に問題になっていると思うのですけれども、そこで痴呆性の高齢者、痴呆といってもさまざまな難しい基準があると思うのですけれども、特に徘回をされる高齢者が多く出ているというふうに伺っております。そこで、現状として室蘭市の近隣も含めて、わかれば徘回高齢者の実態についてまずお伺いをしたいと思います。



◎岡島介護福祉課長 ただいま御質問にございました痴呆性の高齢者の徘回の数でございますけれども、実態としてはなかなかつかみにくい数字でございまして、実際には市としてどのくらいあるかというのは把握してございませんけれども、警察署管内におきます補導件数、これでいきますと、この二、三年におきます年平均でございますけれども、管内では二十四、五件、室蘭市内の人数だけでいいますと20件程度と聞いてございます。

 以上でございます。



◆細川委員 ありがとうございます。今ここ何年間では、近隣を含めて24件、それから市内では20件程度ではないかということでございますが、過去にも私も同じような質問をさせていただいて、この実態を調べたのですけれども、減少しているみたいですけれども、依然として徘回の高齢者の方がいらっしゃる。特に施設入所の方も含めて、また在宅介護の方も含めて、急にいなくなるとか、そういった事情で精神的にも大変御苦労されたり、また最近では、施設入所されていた方がいまだに不明であるということが言われております。その意味で、私は徘回の高齢者の方々の一つのサービスとして、探索システムが必要ではないかと、このように思っているわけですけれども、まず他都市の状況、高齢者支援サービスがもしわかれば、お聞かせください。



◎岡島介護福祉課長 ただいま御質問ございました探索システムですけれども、これはPHSを使ったり、あとは発信機を使ったりという、こういう実態がございます。現在34市中6市で実施してございます。また、町村も全部含めますと、18市町村が実施しているものでございます。

 以上でございます。



◆細川委員 ありがとうございます。18市町村の高齢者支援のサービスがあるというふうに今お話がございましたので、私は先ほど申し上げましたとおり、諸課題について、今事業として500万円計上していろいろやっていくわけですけれども、高齢者が徘回をして、さらには事件や事故、そういったものに結びついていっているということがございます。その意味で、本市に徘回高齢者の保護と家族の介護負担を軽減するために探索システムを導入する必要があると考えますが、御見解を伺いたいと思います。



◎西田保健福祉部長 道内18自治体で現在実施しております。ほかの都市でもいろいろ検討はしているが、踏み切れないというところも数多くあるようでございます。利用しても、痴呆症状が悪化して施設に入ってしまって短期間で終わってしまった。あるいは、本人に抵抗なく携帯させるにはどうしたらいいかというような点で、道内の例を見ますと若干課題はあるようでございます。しかしながら、この探索システム導入によりまして、探す時間の短縮ができた。あるいは、そういうものを持っているということで同居家族の方々が安心感を持つというような効果もあると聞いております。市としては、現在この関係につきましては、警察あるいは保健所を中心といたします痴呆性老人と家族を支えるネットワークという中でいろいろ対応しているわけですけれども、これをさらに連携を強化していくということと、民間で既にこのような高齢者の徘回の探索システムというのがございまして、市内でもかなり使われているというふうに聞いております。このことについて周知をしていく、そしてシステム導入効果がどうであるのか、先ほどの課題も含めましていろいろ把握してまいりたいと、このように考えております。

 以上でございます。



◆嶋田委員 私も関連しまして、介護保険特別会計補正予算について伺います。先ほど同僚委員から何点か御質問されていますので、重複しないようにお伺いしますけれども、今回の500万円の補正ですけれども、国が70億円を使って、適正化特別対策として室蘭市も全額国庫補助ということの事業です。どういう基準で室蘭市に500万円が補助されたのか、まず1点お伺いしたいと思います。

 それと、国が70億円も使って、適正化特別対策ということでお金を使ってきているのですけれども、適正でない、不正として今まで上がっていたところがもしありましたら、事業所が何カ所とか、お聞きしたいと思うのですけれども、そして中身として特徴的にどういうことがあって適正でなかった、不正だったのかということをお聞きしたいと思います。全体でなくていいです、特徴的でよろしいです。



◎船橋介護福祉課主幹 まず、1点目の補助の基準でございますけれども、国の方で申しているのは、介護保険の適正といったことに積極的に取り組む保険者といったところに補助をしていこうということで、私ども補助申請をいたしまして、補助をいただいたところでございます。

 それから、適正化で不適正云々というお話ございまして、今回実は私どもケアプランの適正化ということで、介護保険3年、4年たってきて、一つの節目でございます。こういった中で、初期の介護保険スタート時の目的といいますか、そういったことは介護サービスを利用されている方がケアプランに従って本当に自立支援に結びついているかといったこと、こういったことでやってきたわけでございます。それで、一つの節目の時期にもなりまして、ここで改めて、不正があるとかないとかでなくて、疑わしきもの、こういうものをまずはピックアップしまして、それをお一人ずつ実態調査をいたしまして、それで本当に真の介護保険のサービス利用として適正かどうかといった観点、またそれによってはいろいろと指導なりしていくといったことで進めさせていただきたいなということで考えてございます。

 それから、もう一点、500万円の事業費の関係でございますけれども、これについては国の方の補助基準は1,000万円となってございまして、500万円につきましては今回事業に必要な経費、人件費等、これを積み上げまして500万円ということになってございまして、これにつきましては事業期間が半年ということ、10月から実施といったことも考えてございますし、また調査の中では資料もできるだけ既存の資料を利用しようということで、認定審査会資料、こういったデータを活用するといったことも考えてございまして、こういう関係で事業費が圧縮したのかなというふうにも考えてございます。

 以上でございます。



◆嶋田委員 今回の事業でいろいろと調査されて、また出てくるのだと思うのですけれども、全国的には事業所の取り消しとか、グループホームなども不正に受給していたということで何件か出ているのです。3年間の間に本当に何件もいろんな不正だとかというのが出て、取り消しになっているのですけれども、室蘭市の高齢者の方でケアプランを受けながら介護を利用している方、介護保険に対して苦情とか、今問題になっていることとか出されている実情がもしありましたら、お聞きしたいと思うのです。



◎石橋介護福祉課主幹 ただいまの御質問にお答えいたします。

 私どもも直接利用者のところへ行って調査をさせていただいております。その中でも、やはりケアプランに対しては、ある意味では利用者の希望が中心で、なかなか自立支援にまでつながっていないケースも多少見られたこともございますし、そのために14年度からは20例ほど実際にケアプランを提出していただいて、私どもの方でも保健所の保健師の協力を得ながら分析させていただいておりました。それで、15年度につきましては、やはり自立支援に向かってはケアプランの質が問われるということで、私どもも一緒に居宅支援事業所、特に1人配置のケアマネジャーのところ、あるいは新規に開設したところに入っていきまして、一緒にケアプランを立てる中で支援をしていきたいということで、質の向上を目指して頑張っておりますけれども、ただ市民からの最近の苦情としましては、4月から審査判定の基準が変わって、今まで要支援だった方が介護度1になったり、あるいは1から支援になったりということで、状態が変わっていないのになぜなのかという問い合わせが結構あります。そういうことで、そういう場合は私たちももう一度一緒に調査訪問して、本当にどうなのかという確認をしておりますし、いろいろ苦情がないわけではないのですけれども、今は主に大きな苦情としては、やはり介護度の変化という苦情が一番多いかと思います。

 以上でございます。



◆嶋田委員 そうなのです。介護度の苦情は私もたくさん聞くのですけれども、デイサービスを受けていて、週1回しか受けられない。それで、おふろに入るのですけれども、週1回のおふろで、ことしは寒かったから夏、まだよかったのですけれども、週1回ならとても足りない、かゆくて困るという声とか。また反面、買い物にも病院にも結構通っているのに、ヘルパーさんが来て掃除もしている、洗濯もしてもらっている、お金かからないからではないかとか、そういう不満の声も。やっぱりいろんな矛盾があると思うのです。受けたくても受けられない人と、必要ないのに受けているのでないかという、そういう声もあるのですけれども、本当にこれは大変だと思うのです。でも、お年寄りが自立して、家庭で在宅で生活していくためには、やっぱり御苦労があるかと思うのですけれども、その辺の見解をお聞きして、質問を終わりたいと思います。



◎石橋介護福祉課主幹 このたびの適正化事業は、その辺で本当にこの介護度でこれだけのサービスが必要かどうか。それが家族の希望だけではなくて、ケアマネジャーから見て本当に必要なサービスかどうかというところを検証していくということで、この検証を参考にしながら、これからの介護保険制度の活用を十分していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○花釜委員長 ほかに質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)



○花釜委員長 なければ、これをもちまして質疑を終了いたします。

 それでは、お諮りいたします。

 ただいま議題となっております各案件は、原案のとおり可決すべきものと決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○花釜委員長 異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。

 以上で本委員会に付託を受けました議案の審査は全部終了いたしました。

 なお、この場合、委員長報告の文案につきましては、正副委員長に一任願いたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○花釜委員長 では、そのようにさせていただきます。

 一言ごあいさつ申し上げます。本予算案の審議に当たりましては、終始御熱心に討議を尽くしていただき、無事終了することができました。これもひとえに青山副委員長を初め、皆様の御協力のたまものと厚くお礼申し上げます。

 これをもちまして予算審査特別委員会を閉会いたします。



              午前11時12分 閉会