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北海道 室蘭市

平成15年 第2回定例会特別会計予算審査特別委員会 06月23日−02号




平成15年 第2回定例会特別会計予算審査特別委員会 − 06月23日−02号







平成15年 第2回定例会特別会計予算審査特別委員会



            特別会計予算審査特別委員会記録(第2号)

              平成15年6月23日(月曜日)



●出席委員(13名)

 委 員 長 桜 場 政 美

 副委員長 沼 田 俊 治

 委  員 青 山   剛  徳 中 嗣 史  常磐井 茂 樹  我 妻 静 夫

      早 坂   博  細 川 昭 広  古 沢 孝 市  花 釜 康 之

      山 川   明  成 田 通 秋  阿 部 勝 好



●欠席委員(0名)

  ──────────────────────────────────────

              午前10時00分 開議



○桜場委員長 ただいまから特別会計予算審査特別委員会を開会いたします。

 本委員会に付託されました案件は、議案3件でございます。議案の内容については、本会議で詳細に説明がなされておりますので、これを省略し、直ちに議案の審査を行います。

 なお、この場合、お諮りをいたしますけれども、審査の方法についてはお手元に配付の審査事項の日程のとおりとすることに異議ありませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○桜場委員長 では、そのようにさせていただきます。

 ここで委員長より一言申し上げますが、本日の審査は補正予算のみでありますので、補正予算に関係のある理事者の出席しか求めておりませんので、委員各位の特段の御協力をお願い申し上げたいと思います。

 なお、委員の質問の際には、質問席にお移りいただきまして、予算科目名を明示の上、発言をお願いいたします。また、質問につきましては一括方式と一問一答方式の併用といたしますけれども、一問一答方式の場合でも冒頭に質問項目を一括提示した上で順次質問をお願いいたします。

 なお、質問時間については、質疑、答弁合わせておおむね1時間を目安といたしておりますので、よろしく御協力をお願い申し上げたいと思います。

 また、理事者答弁はマイクを使用の上お願いをいたしたいと存じます。

 それでは、日程1、議案第2号平成15年度室蘭市土地区画整理特別会計補正予算(第2号)外2件を一括議題といたします。

 質疑を行いますが、質疑はありませんか。



◆我妻委員 おはようございます。さわやかな天候のもとでトップバッターで質問させていただきたいと思います。議案第2号平成15年度室蘭市土地区画整理特別会計補正予算並びに議案第3号平成15年度室蘭市水道事業会計補正予算と、第4号下水道事業会計補正予算に関連して、一問一答方式でそれぞれ質問させていただきたいと思います。

 まず最初に、土地区画整理事業についてでありますが、本補正は八丁平地区での換地精算交付金措置でありますが、この措置に当たりましては、5月27日の臨時会におきまして保留地処分が進まないために2億4,700万の繰上充用金の補正を行っているところであります。この繰上充用は、歳入不足の措置であり、普通地方公共団体のみ認められた非常手段と認識しております。それだけに区画整理事業の推進におきましては、保留地売却が大変重要になると考えております。そこで、質問いたしますが、八丁平地区での保留地はどのくらいあるのかお聞かせ願います。



◎高薄街路区画整理課長 八丁平地区の保留地につきましては、全体面積で13万平方メートルを計画しておりまして、平成14年度末現在で残地は約1万6,400平方メートルとなっております。



◆我妻委員 ただいまの答弁で保留地の残地は、平成14年度末で約1万6,400平米とのことでありますが、3.3の坪数で換算いたしますと約5,000坪となるわけですが、土地区画整理事業は文字どおり土地の売却によって事業が成り立つわけでございますので、今後の保留地処分に向けてどのような対策を考えておられるのかお聞かせ願います。



◎高薄街路区画整理課長 保留地処分に向けた取り組みでございますが、最近の経済環境の厳しい中では、なかなか保留地を処分することは難しいものと思ってございます。しかし、区画整理事業を進める上でやはり保留地の処分は非常に重要なことと考えてございますので、室蘭市や財団法人区画整理促進機構のホームページへの掲載など、また昨年度は他部局との連携による新聞折り込み広告でのPR実施など売却促進に向けて努めているところでございます。今後とも地先保留地につきましては、直接地権者の方を訪問して購入のお願いをするなど、一層の創意工夫に努め、売却促進に向けてまいりたいと考えております。



◆我妻委員 保留地売却促進につきましては、ただいまの答弁で他部局との協力やPRの促進等に努め、創意工夫をされていくということでございますが、私は今日の厳しい経済・雇用環境や年金、医療、介護などの社会保障制度の先行き不安に伴います消費低迷の中で、定住人口対策としても市民が八丁平地区に持ち家意欲を高め、商売を始めたくなる魅力ある地域にするために、より一層の環境整備をすることが肝心と考えております。

 八丁平地区は、御承知のとおり、コープクレアの破綻に伴いましてスーパーや金融機関のCD機がないなど不便な実態にあり、その利便性向上に向けてもこれまで地区センター用地に市民要望が強い郵便局や交番の設置など、公共性の施設誘致に保留地の売却を充てる取り組みについてお聞かせ願いたいと思います。



◎下澤都市建設部長 公共性の施設の誘致に保留地の売却を充てる取り組みについてでありますが、公益施設や利便施設のために地区センター用地として1万8,000平米を確保しております。これまで老人保健施設や歯科医院などが立地しております。

 また、八丁平地区の郵便局や交番の開設についてでございますが、郵便局につきましてはこれまで東室蘭郵便局や北海道郵政局に対して開設の要望を行ってきたところではございますが、全市的な配置や人口の推移などから現時点での開設は難しいと伺っております。また、交番につきましてもパトロールカーの巡回、緊急時の110番通報への対応など、機動性を高める中で対処したいとの意向でありまして、現状での交番の新設は難しいことと伺っております。

 いずれにしましても、地域住民の利便性や安全性の確保などの観点から今後とも関係機関などへ要請してまいりたいと考えております。



◆我妻委員 人口定住対策としても八丁平の魅力を高めるというのは極めて重要だと思いますので、ただいまの郵便局とか交番等についてはいろいろ事情もございましょうけれども、従来の発想にとらわれない誘致の仕方ということで取り組みを強化していただきたいということを強く要望しておきたいと思います。

 次に、関連してでありますが、中央土地区画整理事業、いわゆるレインボー計画について質問させていただきたいと思います。レインボー計画につきましては、平成20年の換地処分を目標に整備を進めているところでございますが、さきの一般質問の同僚議員への答弁で進捗率につきましては平成14年度末で63%となっていることは理解いたしました。この地区を見ますと、胆振支庁舎の予定地を初め鉄建公団用地、さらには保留地などまだまだ多くの未利用地が残っており、今般の一般質問において同じく同僚議員が一定期間での土地の活用についても提言したところであり、私も賛意を示すものであります。胆振支庁の移転新築の実現までには、道の財政情勢を含め、まだ時間を要すると受けとめておるところでございますが、その時間を逆手にしたレインボー計画の一層の推進が戦略的にも必要ではないかと考えます。すなわち、胆振支庁舎の建設予定地以外の用地は、おおむね開発されており、事業の達成は中核施設としての胆振支庁の移転のみとすることであります。それは、戦国時代の関ケ原の戦いの後の徳川家康が豊臣家を滅亡に導いた大阪城の外堀と内堀を埋めた大坂冬の陣、夏の陣の作戦の考え方であります。これまでレインボー計画で予定していたショッピングセンターを中心としていた商業施設計画がさまざまな理由で遅々としたため、これを支援するための保留地も塩漬け状態になっておりましたが、予定地を所有の鉄建公団は諸般の事情から売却に踏み切り、幸い太陽グループが取得され、このグループの事業展開につきましてはさまざまな魅力ある構想を持っておられるようでございます。それだけにこのグループの進出によって商業関係者が触発されて、飲食関係の進出を計画される事業者も出てくるのではと考えられるだけに、中央地区の保留地の売却について早期に進めることが必要と考えますが、本市の考えと今後の予定についてお聞かせ願います。



◎越智まちづくり主幹 中央地区の保留地についてでございますけれども、室蘭市としましてもできるだけ早く活用されることが中央地区の活性化に重要であるというふうに考えておりますし、事業の推進におきましても早期の公売が必要と考えております。お話にありましたとおり、これまで中央地区には地元商業者によります鉄建公団用地を活用したショッピングセンターの構想がありまして、室蘭市としましてはその構想を支援するというためにJR室蘭駅に隣接する保留地につきましては公売を見合わせていたという経緯がございます。その鉄建公団用地につきましては、昨年12月に札幌市に本社を置く太陽グループが取得をしまして、複合施設建設の計画をしているというふうに聞いております。そんなことで、ショッピングセンター構想に関する情勢が変化をしておりますので、本年7月に、約5,500平方メートルになりますが、保留地を公開抽せんで公売をする予定で準備をしているところでございます。



◆我妻委員 いろいろ努力されていることはわかりました。公開抽せんで5,500平米をやられるということでございますけれども、この保留地の公開抽せん公売に当たって何か条件を付す考えがあるのか聞いておきたいと思います。

 それから、先般港湾整備事業会計と白鳥台開発事業会計で所有地の価格を引き下げておりますが、地価公示の推移を見ますと下落傾向にあると思いますが、単価を見直して販売促進を図る考えはないかお聞かせ願います。



◎越智まちづくり主幹 この保留地につきましては、JR室蘭駅に隣接しておりまして、中央地区の中心というふうにも考えております。室蘭市としましては、商業業務施設用地として有効に利用していただくということが必要だと思いますが、そのためには区割りするのではなくて、1筆として利用してもらうのがよいというふうに考えておりますので、条件を付さないで公売をするようにしたいというふうに考えております。

 それから、お話の単価でございますけれども、蘭西地区の商業地が特に室蘭市はここ5年間下落傾向にあるという状況にあります。そういったこともありまして、不動産鑑定を実施して、公売単価を決定するようにしたいというふうに考えております。



◆我妻委員 公売単価の関係につきましては、今後検討するということでございますけれども、区画整理事業は売れて何ぼ、それで高く売れて、事業がもっとよくなるという考え方をすると、痛しかゆしの部分はあると思うのですけれども、それでも塩漬けになっているという状態よりは売れた方がいいと思いますので、不動産鑑定の中で引き下げをして、土地が売れるように努力していただきたいということで要望しておきたいと思います。

 次に、議案第3号、水道事業会計について質問をいたします。今回の補正額3億1,500万円は、かねてから問題化しておりました水道の銅管が腐食して、穴があくピンホール防止対策として千歳浄水場消石灰・炭酸ガス併用注入設備を新設するための予算措置であることについては理解するところでありますし、より安全な水、水道管にも優しい水、そして安定給水することがこの事業の基本ではありますが、今回事業の目的、効果並びに消石灰や炭酸ガスを使用することでのランニングコストについて改めてお聞かせ願いたいと思います。



◎五十嵐水道施設課長 今回の消石灰・炭酸ガスの併用注入設備の設置の目的でございますが、配水管などの腐食性を少なくすることや管の内部に皮膜を形成しますので、全体的に管の保護、延命と赤水対策に効果があります。また、管の孔食防止にも有効でございます。なお、このことによりまして配水管などの改良費や漏水修理費の軽減につながっていくところでございます。

 次に、ランニングコストでございますが、まず消石灰で年間400万円、炭酸ガスで年間700万円、次に電気代で年間500万円、各種施設定期点検や炭酸ガス貯蔵保安検査費のメンテナンス年間200万円、合計約1,800万円と見積もってございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 今回の消石灰・炭酸ガス併用注入設備は、将来的には配水管の老朽化とか傷みを軽減するということで、今回の設備投資が将来に生きてくるということでございます。ランニングコストにつきましては、新たに1,800万円かかるということでございますが、このランニングコストの絡みも含めまして進めさせていただきますけれども、本市の財政状況が厳しい中にあって、ピンホールの防止と管の寿命延命が目的というのは重要であるにしても、ピンホール原因がこれまでも議会でいろいろ論議されてございますように、温泉水との関係もありますから、登別市に分水しているということもあります。受益者負担の原則で、使用料の見直しはないのかお聞かせ願いたいと思います。



◎岡島[水道]総務課長 ただいまの御質問の分水料金の見直しの考え方でございますけれども、今回の補正に伴います消石灰・炭酸ガス注入設備の投資効果と申しますか、これは室蘭市内にかかわらず分水しております登別市におきましても有効でございますけれども、現在千歳浄水場の浄水量といいますか、これの約3割ちょっと切るくらいが分水量でございます。少なくともこの投資、あるいは起債の償還、こういったものを考えますと、直接分水料金の値上げに至るものではございませんけれども、しかしながら平成8年に4カ年の分水料金の契約をいたしまして、これが12年度末でございました。その後、13、14、15と毎年試算をいたしまして契約を更改しているところでございます。こういった中で、また16年度の分水料金の更改に当たりましては、これら減価償却なども検討いたしまして、次回の契約時期には総合的に検討いたしまして判断をいたしたいと、このように考えてございます。



◆我妻委員 登別市への分水については、思ったより多くはない、3割程度ということでございますので、理解したいと思いますが、分水の契約更改それぞれやられていまして、16年度に分水の更改があると。そのときに今回のこういった設備投資を含めて総合的な判断されるということでございますので、本市も以前はこういうときにはお互いさまということで対応していたものもあると思いますけれども、厳しい財政の中でもう少し厳しく更改に臨んでいただきたいなというふうに思っています。

 関連して、経営の健全化の観点から質問させていただきますけれども、今日の経済環境の低迷に伴い、市民の雇用問題や企業の廃業、倒産等が相次ぎ発生しております。これらによりまして未収金の発生が近年多くなっているのではないかと推察されますが、ここ数年の回収実態についてお聞かせ願います。あわせて回収不能、いわゆる不良債権化した使用料金の措置方法と今後の対策についてもお聞かせ願います。



◎工藤営業課長 平成14年度4月以降現在まで企業の破産などによります水道料金、下水道使用料の債権の額は10件で407万1,000円、このうち水道料金が149万5,000円になってございます。これらの破産によります債権のうち、この期間に清算を受けました債権額は8万3,000円ほどでございまして、このうち1万1,176円を清算の配当としてちょうだいいたしておりまして、残った7万2,494円につきましては回収不能ということでございます。先ほどの金額の残398万7,000円ほどは、今現在今後の清算配当を待っているということでございますが、会社の資産状況、残額等を考えますとかなり厳しいものというふうに考えてございます。

 それから、破産によりまして未収金が発生した場合の今後の対処方法でございますけれども、破産をした場合には清算が行われ、残債については不納欠損処分を行う以外に方法はないわけでございまして、私どもとしてはできるだけ早期にその収納を確保するというようなことをしながら、回収に努めてまいりたいというふうに思っておりますが、制度上はそういった破産整理が行われた残債については、不能欠損する以外実質道がないということでございます。

 以上です。



◆我妻委員 ただいまの答弁では、14年度の倒産関係でございますので、直近の関係については余り含まれてございませんで、思ったより金額が少ないということで受けとめますけれども、私もこれまでの経験の中で水道料金なり、電気料金の未収の取り扱いで企業を生かすために、これをとめると企業がもう倒産してしまうということで、いろいろ配慮されている中での取り扱いだというふうに理解しますので、その辺のところも含めて今後対応をお願いしたいなというふうに思ってございます、非常に矛盾する形になりますけれども。

 それから、それに関連しまして今日的な行政改革の課題としまして、平成14年に外部委託しやすくする改正水道法が施行されたことで、全国の自治体におきまして水道事業の民間委託の動きが活発化しておりますが、まずは本市の水道事業展開として市民サービスの維持、向上に伴います受益者負担のあり方、経営合理化の内部改革、収益向上策の3点について基本的な考えをお聞かせ願います。また、あわせて民間委託への基本的な考え方についてもお聞かせ願います。



◎岡島[水道]総務課長 市民サービスを向上することによりまして必要な費用という御質問でございます。こういう受益者負担のあり方ということでございますけれども、お答えいたします。

 私どもの地方公営企業法の17条でございますけれども、その経費は結局当該地方公営企業の経営に伴う収入をもって充てなければならないと、その費用を最終的に企業に負担させる、いわゆる独立採算制の原理が適用されてございます。したがいまして、私どもの水道事業は公営企業として常に効率的な企業経営を求められておりますので、経営努力の結果どうしても必要な、あるいは足りないような財源につきましては、市民の方々あるいは企業、いわゆるお客様ですけれども、料金改定などを行う中でお願いすると、こういうことになると思います。以上でございます。

 また、経営合理化の内部改革の関係でございますけれども、最近の例で申し上げますと委託集金人の廃止を13年度から行いました。これで3,700万ほどの節減をいたしました。また、知利別浄水場の夜間運転を停止いたしまして、これも3,000万ほどの経費の節減を図ってございます。大きな項目といたしましてはこのようなものでございますけれども、また水道料金の増収でございますとか、あるいは節減等の事務事業の改善、あるいはお客様のサービス向上の観点、こういった観点から何点か申し上げたいと思います。

 まず、部内の独自研修の実施ということでございますけれども、これは水道の技術者といいますか、だんだん退職されまして、熟練した技術職員が減ってきているということで、14年度では10回ほど職員を集めまして、技術的あるいは事務的、すべて職員が集まりまして技術研修会を行っております。この中には凍結の溶解の作業のやり方とか、こういったものを含めてやってございます。それから、検針地域の変更ということで、今東と西で検針をしておりますけれども、日の出町と寿町を蘭西の方の検針地区に分けたと。JRの線路を左右に分断して、奇数月と偶数月の検針にはっきり分けて、それぞれの毎月の調定額を平均化したと、こういったこともしております。

 それから、平成14年の10月から水道料金、下水道も含めましてコンビニエンスストアでの収納を導入して、お客様の利便性を図ってもございます。

 また、組織の見直しといたしまして、13年から契約担当係と総務係を統合いたしまして、これを一つの係にしたと。あるいは、給水管路関係では、管路図係と給水操作係を統合して、これは14年からですけれども、統合して、人工を減らしながら、職員数も減ってきたと、こういったこともやってございます。

 また、工事の関係ですけれども、配水管工事と給水管の工事、こういった合併の施工の関係でございますけれども、これを一緒にいたしまして工事契約件数の削減を図るとか、あるいは設計審査、それから監督管理、こういったものの一元化を図ったと、こういう事務的な内部努力もしてございます。

 それから、水道会計は今黒字でずっときておりまして、この水道会計の余剰資金といいますか、これは例えば下水道事業会計に貸し付けしているとか、こういった部内での運用も図ってございます。また、職員数の削減で申し上げますと、プログラム2000が始まりました平成12年の4月1日からこの15年4月1日で比較いたしますと、この3年間で15名の職員が減員したと、こういった合理化といいますか、事務事業の内部努力を行ってございます。

 それから、三つ目の収益向上策はあるのかという、こういう御質問でございますけれども、私ども水道事業をやっておりまして収益向上策は現実には非常に難しい問題で、ないに等しいというふうなお答えにしかならないと思うのですけれども、ただ昨今水道部といたしまして実施しております下水道の建設普及、これが水洗化の関係で使用水量も上向きになるのかなと、こういうような期待もしておりましたけれども、既に整備が終わった地区で人口減少、あるいは景気低迷の関係もありまして、思うように下水道の有収水量さえ伸びていないと、これが水道の有収水量にも響いてきていると、こういったことでございます。いずれにしましても、こういう景気低迷の関係でお客様が節水をしておりまして、これが有収水量の減少につながっていると、こういうふうに私どもも一つには判断しておりますので、今後は下水道の普及がわずかにこれらの減少幅を小さくしていくのを期待するのみと、こういったことでございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 1点、知利別浄水場の夜間運転停止の金額を再度教えてください。



◎岡島[水道]総務課長 3,000万でございます。



◆我妻委員 水道会計が黒字だということでございますけれども、そして下水の方にもお貸ししているというような形で言われてございました。その内訳について教えていただきたいと思います。



◎坂本[水道]総務課主幹 水道会計では、15年3月末でよしと考えられる広義の現金というのは9億4,000万と少しございました。それで、ただいまの時点で申しますと、下水道会計に6億円、さらに先週の金曜日から1億3,000万ほどふやして7億3,000万ほど貸しております。7月の初めぐらいに、これはいずれも今お貸ししているのは、下水道に貸し付けているのは9月中ほどまでなのですけれども、同じような期限で下水道以外の他の会計にも5,000万ぐらい運用をふやしていこうと思っております。このようにやっておりますのは、内部努力という関係もあるのですけれども、一方ではペイオフ対策の予行演習と申しますか、余りたくさん普通預金を銀行の方に置かないで、安全性を図るというような側面もございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 聞き漏らしたかもしれないのですけれども、総額何ぼだかがちょっとわからないので。



◎坂本[水道]総務課主幹 現在の貸付額は、きょう時点では7億3,000万となっております。



◆我妻委員 全体の黒字額は。



◎坂本[水道]総務課主幹 全体の額といたしましては、これは通常不良債務と呼んでおります流動資産と流動負債の差でございますけれども、これは決算見込みでは、現在の段階では見込みと申し上げさせていただきますけれども、9億4,000万と少しでございます。



◆我妻委員 わかりました。いろいろ内部努力をされていまして、議会でも論議した結果として委託集金人の廃止で約3,700万、知利別浄水場夜間運転停止ということで、業務の見直しコスト削減という観点から3,000万円という金額で驚いてございます。合わせて6,700万が全体的に改善をされたということで評価したいと思ってございます。

 委託集金人の廃止に伴いまして、水道料金を払っていただくということで、コンビニエンスストアを活用した収納対策を導入されました。その利用実態と効果、銀行口座の引き落としの割合についてお聞かせ願いたいと思います。



◎工藤営業課長 コンビニエンスストアの収納の割合でございますけれども、14年度収納全体件数が25万7,874件ございまして、このうち口座振替が83.3%、これは毎月の積み上げた数字でございますので、若干違うのですが、83.3%。それから、納付書で納めていただいたのが4万3,020件、このうちコンビニエンスストアで納めていただきましたのが9,585件でございまして、全体のうちの3.7%でございます。金額で申しますと、水道料金と下水道料金全体での金額が7,400万ほどございますが、コンビニで収納していただいた分については3,081万8,000円でございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 銀行口座が圧倒的に83%ということで多いということは理解できますし、納付書の取り扱いでコンビニが3.7%ということで、思ったほど多くはないけれども、ただ数を聞けばかなりの人が便利に利用しているなというのを受けとめます。このコンビニ収納方式は、これまでの議会でいろいろ論議、知恵が出されていますが、新たな市民サービスとしてやはり必要ではないかと、活用するのが大事なのでないかということで言われてございます。その一形態として水道事業が最初に取り組んだというふうに思ってございますけれども、今後も行政の市民サービスの媒体として行財政改革の代替機能の補完としても有効に活用できるシステム開発をコンビニの活用ということで知恵発揮できるというふうに私も思ってございますし、これからも私も調査研究しながら、議会の中で今後アイデアを提言していきたいと思いますので、その決意を述べさせていただきたいと思います。

 さて、水道料金の見直しルールについてでございますけれども、今ほど水道料金関係では9億4,000万という黒字と、それからペイオフ対策も含めていろいろと、借りる方も低利ということになろうかと思いますけれども、融通して、うまく行財政対策を講じているということは動きとしてはわかりました。料金の見直しが4年に1度ということで、平成12年は市民負担軽減を勘案して据え置いたところでございますけれども、来年が4年1度の見直し時期に当たります。これまでも議会の中でこの見直しに当たって論議をしてきたところでございますが、水道料金は市町村一律の料金体系ではなくて独立採算であるために、定住人口対策としても近隣市との価格差での優位性も無視できない政策判断も加味されるわけですが、最も肝心なことは企業会計の健全経営化だというふうに思っています。その点では、水道会計につきましては内部努力等の効果もありまして、今述べられましたように、余剰現金が9億4,000万円以上あるとのことで、それなりに大丈夫かなという判断はしているところでございます。

 一方、本市の財政構造改革の抜本的な見直しという観点から申しますと、いわゆる一般財源からの繰入金の縮減の観点からしますと、市販されているビールやジュースなど飲料水は、原材料の仕入れから労力、出荷を経て、生産、販売されるということでございますが、同様に天然水などのミネラルウオーターなどのペットボトルがこれらの飲料水よりも高く売れている時代を踏まえることも肝心と考えております。水道料金のあり方についてどのような方向で検討されているかお聞かせ願いたいと思います。



◎岡島[水道]総務課長 本市の水道料金を値上げしなければならない、そういうふうにいたしましたら、恐らく一番大きな要素といいますのは、維持管理費よりも資本費、つまり企業債の利息と減価償却というように思われます。有収水量が激減した場合には相当将来重荷になると、このように判断される場合でありまして、さらに単年度の現金収支がマイナスになった場合と、このように考えてございます。14年度末の累積留保資金でございますけれども、ただいまお答えいたしましたように、約9億4,000万円と見込まれます。今後単年度収支が赤字になりましても、これらの留保資金の関係で数年間はつなげることができると、このように考えてもございます。

 また一方、16年度以降の考え方ですけれども、今回の補正に限ったことではございませんけれども、水道事業というのは企業債償還がずっと増加傾向にございます。それと、有収水量の落ち込みなどを考慮いたしまして、14年度あるいは15年度当初予算に比較しましても14%程度16年度以降は事業費を削減するという計画を立ててございます。そういった方向で考えてございます。一方、このように長引く景気低迷の影響もございまして、先ほどお話ししましたように、市民の皆様は経費の節減に努力している、こういう結果水道の使用が減っているというふうに考えてございますので、これらも私ども水道事業としましてもそれ相応の内部努力をしなければならないと、このように判断してございます。したがいまして、総合的に判断しまして、この料金については考えることとなると思います。

 以上でございます。



◆我妻委員 ただいまの答弁で水道料金の関係については、これまでもやってきたけれども、これからも内部努力に努めるということで、市民も景気低迷の中で節減をしていると、それに拍車をかけて値上げするようなことをしたら大変なことだということの答弁だというふうに受けとめてございますので、市民負担となる値上げについては内部努力に努めるということで、抑えるということで理解をしておきたいと思います。

 次に、議案第4号、下水道事業会計について質問をさせていただきます。このたびの日の出地区管渠雨水整備の理由とメリットについてお聞かせ願いたいと思います。



◎岩内下水道建設課長 これまで本市の有収率を高めるために、この大きな要因となります不明水の解明に日常的なパトロールにより努力してまいったところでございますが、一昨年日の出町3丁目の国道36号より海側の高台におきまして地区一帯の雨水が汚水管渠へ浸入していることが確認されて以来、分流化への方向で整備主体、整備方法につきまして検討してまいりました。これらの見通しが立ち、さらに問題の性質上早期の解決が重要であり、蘭東下水処理場の最終的な運転規模にも影響いたしますことから、本工事を年内に実施すべきものと判断した次第でございます。

 次に、管渠整備のメリットといたしましては、雨水浸入時に流入する土砂等の量の減少によります管渠の維持管理経費の軽減、流入水量や汚濁負荷の変動幅を小さくすることによる処理設備運転操作の安定性の確保及び安定的な運転性能の維持、それから処理場、ポンプ場運転経費の軽減などが考えられます。

 以上です。



◆我妻委員 ポンプ場の維持管理なり、処理の安定だとか、変動幅を確認できるとかなりのメリットがあると思いますけれども、今回の整備が雨水が汚水管渠へ浸入したことによる整備であるということはわかりましたが、ほかの地区にこのような状態のところがないのかお聞かせ願いたいと思います。



◎岩内下水道建設課長 現在までの調査では、市内にこのような規模のものがあるとは考えておりませんが、今後規模の大小を問わず、不明水の解明に努力してまいりたいと考えております。



◆我妻委員 次に、平成11年度から蘭東、蘭北地区の下水道工事を展開させておりますが、進捗状況と水洗化率及び貸付状況についてお聞かせ願います。



◎岩内下水道建設課長 蘭東地区の整備状況でございますが、これまで平成9年度末に本輪西、八丁平地区の一部を供用開始して以来鋭意整備してございまして、平成14年度末におきます工事の進捗状況といたしましては、本輪西、八丁平地区は完了でございます。陣屋地区は、平成14年度着手いたしまして35.7%、幌萌地区につきましては平成15年度に着手いたしますことから0%となってございますが、現在のところ目標といたします平成18年度の市街化区域内の完了に向けては順調に推移しているところでございます。また、同じく水洗化率につきまして申し上げますと、本輪西地区が52.5%、八丁平地区が45.6%、幌萌地区、陣屋地区につきましては供用を開始しておりませんので、0%というぐあいになってございます。

 以上でございます。



◎工藤営業課長 水洗便所改造資金の貸付金の状況でございますが、14年度に関して申しますと、14年度中に水洗化をした戸数が1,327戸でございまして、そのうち貸付金を御利用いただいた軒数が237軒、御質問にありました蘭北地区についてはこのうち215軒で、貸付額が1億82万2,000円となってございます。1軒当たり平均値は56万9,000円でございます。

 以上です。



◆我妻委員 下水道工事の進捗状況については順調にいっているということでございますので、これまでも下水道のあれでは市民からいろんなトラブル、苦情等寄せられて、その都度対処してきた経緯もございますことから、これからする部分につきましても住民との関係を大切にして対応していただきたいということを要望しておきたいと思います。

 水洗化率につきましても順調ということでございます。水洗化の手続に当たって、私は2回目の議会で水洗便所の改造資金貸し付けの申請手続が煩雑化していると、もっと簡素化して、利便を図るべきだという提言をさせていただきました。おかげさまで簡素化を実施していただいていることを把握してございますし、評価をもって受けとめておりますので、この機会にその関係について申し上げておきたいというふうに思います。

 次に、事業会計の決算見通しについてでございますが、今般の総務常任委員会で14年度の本会計の決算見込みの概要が明らかになりまして、歳入歳出の差し引きで2億9,800万円の黒字が出ることで累積赤字額は63億1,400万円となるようですが、黒字決算の要因と行革プログラム2000での計画目標との進捗状況についてお聞かせ願います。



◎坂本[水道]総務課主幹 下水道事業におきます黒字決算の要因と行政改革プログラム2000での計画目標との関連での進捗状況についてお答えを申し上げます。

 平成14年度決算は、収益的収支、本業の方におきまして約2億3,500万円の純利益を生じる見込みでございます。この要因といたしましては、収入では下水道使用料改定によります効果といたしまして約2億6,000万円、支出の方では何と申しましても低金利を反映いたしまして、一時借入金の利息が約2,500万円と史上最低の水準だったことなどが挙げられると存じております。もちろん一般会計からの繰入金が13億円と計画どおり確保されたのも大きな要素でございます。

 それと、行政改革プログラムにおきます不良債務解消額との決算の対比でございますけれども、11年から14年までの4カ年度、行政改革プログラムでは11年から各年7,400万、7,100万、6,600万、6,300万と14年度までの解消額を計画をしておりました。これに対しまして決算は、11年度から2億3,900万、4億2,200万、13年が4億1,400万、14年度が2億9,700万、これ4カ年度を足しますと、プログラム側では解消目標が2億7,400万に対しまして実際に決算で解消した額は13億7,200万、進捗率としては501%という形になってございます。

 以上でございます。



◆我妻委員 企業債残高をちょっと教えてください。



◎坂本[水道]総務課主幹 企業債残高は、14年度の末で176億円を少し超えることとなります。ただしこの額は史上最高、最大の額となりますが、平成15年度以降はこれからは下がっていくと。つまり空前にして絶後の額であるというふうになります。

 以上でございます。



◆我妻委員 プログラム2000での関係でいくと、恐るべき水準で、501%の達成率ということで、その効果としては下水道料金の値上げもきいていると。それから、いろいろと内部改革で成果を上げたというふうに思っています。

 本市は、待ったなしで財政の立て直しを迫られている今年度からの状況でございますけれども、ただいま企業債の残高が176億円を超えたと。超えたけれども、これは史上最大で最高、空前絶後で、これ以上はもう企業債残高は減っていくのだということで、14年度がピークで、今後は減少傾向になっていくのだという理解をしたところでございますけれども、不良債務が63億円も、今の決算報告でいきますとスローペースだけれども、プログラム2000の進捗状況から見ればかなりハイペースで返済をしていっているということで理解をしたいと思います。このような状況は、内部努力もさることながら、先ほども言いましたけれども、下水道料金約20%引き上げ効果が大だということでございます。先ほど水道の考え方でも示されていますように、やはり足りなくなればいろんな方に利用料金として協力していただかなければならないという考え方からすれば、今の話を聞くと黒字決算なので、できれば市民負担も少なくしたいという考え方になると思うのです。そうすると、市民負担増のおかげで3年ないし4年は黒字決算で推移できるということを勘案すれば、先ほどの水道料金同様の考え方をもってすると、次の改定は据え置きが妥当と考えられますが、その辺のところの基本的な考え方についてお聞かせ願いたいと思います。



◎坂本[水道]総務課主幹 改定に関する基本的な、結論というわけではないですけれども、基本的な考え方を下水道使用料のことについてお答えをいたします。

 まず、下水道使用料を改定するとした場合に企業の姿勢として、先ほど総務課長からお話をいたしましたように、受益の程度に応じて御負担をいただくというのが基本の考え方でございます。その際に独立採算としての企業の姿勢で、独立採算の採算を破らないということが前提でございます。したがいまして、対価性という観点を重視いたしますときに、現行は現金収支の赤字がございますから、こういう痛みを分かち合うというような意味での近年お聞きするようないわゆる制度的なニュアンスの議論と、もう一つは受益という物理的なものに対する対価というようなものを対比して考える必要が一つはあるかと思います。それから、ある時間の尺度を置きますので、世代間の公平というようなことにも配慮が必要かなというふうに存じております。

 それから、受益のことに関連するわけなのですけれども、法律ではどうかと申しますと、地方公営企業法第21条で料金ということを定めているわけなのですけれども、この公営企業法の施行に関する命令の実施についての依命通達、いわゆる基本通達というのが28年の公営企業法の施行時に出ておりまして、この場合の原価は営業費支払利息等経営に要する費用であって、いわゆる資金収支上の不足額をそのまま現金収支に含めることは適当ではないことというふうに規定があるところでございます。そのまま現金収支に含めるというようなことは、多少私どもが現行とっている原価計算の方法にも含めて考えるニュアンスがある規定というふうに存じております。

 それから、もう一つは、原価計算の体系そのものをどう考えるかと。現行までは、下水道料金、それから水道料金ともトン当たりでは総括原価という形のはじき方をしておりまして、トン当たりに含めるのはこれこれということで、すべての経費を維持管理費も収益も含めるというやり方をしておりましたけれども、基本的な原則はそうなのですけれども、日本水道協会、あるいは周辺の団体から聞こえてきております基本的な原則というのはそうではないのだと。もう一つ含めることがあって、適正な事業報酬を含めるということが適当ではないかと。自己資本利益というのを含めることが適当ではないかという見解もございます。これについては、いつか景気がよくなったら、そういうことも可能なのかなというふうに感じております。お話ししました基本的な原則を踏まえまして、さらに具体的に一番気にしているのは現在の市内の景況とか、単価の高い、低いに関係なくお金を支払っていただきづらくなっているという情勢をどう考えるかというようなことだと思います。以上のようなことを基本的な考え方として料金改定、使用料の改定というものを考えてまいるというようなことを考えております。

 以上でございます。



◎沢谷水道部長 今担当課長から水道、下水道事業について話をいたしましたが、今景気低迷が続き、デフレの中で、現状維持しても実質的に水道料金、下水道使用料が値上げになっているに値するのでないかという御意見もございますし、基本的にはさきに答弁したとおりでございますが、年内の推移を見て、水道、下水道両方の値上げに関しては判断を最終的にさせていただきたいというふうに思います。

 以上です。



◆我妻委員 坂本主幹の方からの説明は少し難しかったのですけれども、要は今まで昭和28年の条例の中で総括原価で考えていきますよということで、ただし総括原価の中でも受益者の部分も加味しますと。だけれども、もう一つは、基本原則は適正な報酬だと、企業報酬だという部分もあるから、一概に今の黒字だけで値上げとか値下げとか現状維持とかということの判断はまだできないということの理解でよろしいですか。

 それで、部長の方の答弁では、年内の推移を見て、上下水道を検討したいということでございますけれども、下水道に関しては4年前に値上げしたときに議会で私も議論をさせていただきました。浴場組合がこれだけ人が減っている中で、水道料金を上げることで死活問題だとかということも言わせていただいたのですけれども、12年度の20%の上げというのは、どんな他都市と比較してもかなりの上げ幅だったというふうに認識してございます。そういう点からいって、今回の黒字決算とか見た場合に、やはりこれが大きく寄与しているわけです。ですから、寄与している中で今市民は、今水道で下水道料金が支払われる、そして水道料金よりも下水道料金の方が倍までいきませんけれども、かなり割高になって取られると。高いところから20%の値上げをしたということを考えれば今回の値上げは、先ほどの水道料金は据え置くのであれば、下水道料金はやっぱり据え置きというのが基本だと思うのです。それは、後で年内に判断するということで、よっぽどの経済状況が変化しない限りは、市民にも、それから企業の方々が通年度の予算を組むときに上下水道の値上げというのを計算するわけですよね。先行き不安の中で、それが据え置かれるということが現時点で明らかになる方が企業経営にとってもありがたいのではないかと思うのですけれども、その辺の考え方はどうかということをお聞かせ願いたいと思います。



◎濱口公営企業管理者 利用者の方々のそういう経営計画、あるいは生活設計等を考えると、できるだけ早くそういう問題について方向づけをすべきだろうというふうには考えております。私どもとしては、最近の人口低迷、あるいは有収水量の落ち込み等を勘案しますと、この先かなり厳しい事業経営が強いられるのかなというふうに考えております。現在14年度の決算見通しいろいろ数字出してございますが、それらと上半期程度の経済動向、あるいは人口動向を見ながら、できるだけ早い時期に一定の判断をしなければならないだろうというふうに考えております。仮に料金改定するとなると、市民や企業への事前のPR等、そういうことも考え合わせますと、やはりできるだけ早く一定の判断をすべきだろうというふうに考えております。



◆我妻委員 時間も来ましたので、最後になりますけれども、さきの代表質問で会派の同僚議員の質問で、祝津地区の温泉開発が明らかにされましたが、それを踏まえ、先ごろ報道されました室蘭市白鳥台の国道37号線沿いで温泉開発計画が進められていることが明らかにされておりますが、この地区は市街化調整区域内にあって、下水道管が布設されていないというようなことでございますが、温泉開発施設建設にはクリアすべき課題があるかと思いますが、最後にお聞かせ願いたいと思います。



◎岩内下水道建設課長 崎守町の温泉開発の予定地とされております区域は、下水道処理区域外となっておりますことから、お話のとおり、現在下水道管渠は布設されておりません。温泉開発に向けては、クリアすべきさまざまな課題があるものと伺っておりますが、事下水道に限って申し上げれば、処理区域外であることから、下水管渠布設の事業主体、さらには汚水の受け入れ等が考えられます。このことにつきましては、これまで開発予定事業者からコンサルタントを通じまして、下水道管渠の布設についての事前の打診がございましたが、市といたしましては下水道管渠の布設は開発事業者の負担で行い、当該区域が処理区域外でございますことから、過去の事例から区域外流入として汚水を受け入れる旨を伝えてございます。

 以上でございます。



◆成田委員 それでは、私の方から議案第2号と第3号につきまして一問一答形式で質問させていただきます。

 土地区画整理事業の関係でありますけれども、八丁平地区におきましてはこれまで土地区画整理を進めてまいりましたが、資料によりますと施行期間が昭和51年から平成14年ということで、極めて長い期間にわたって区画事業をやってきた経緯がございます。14年度が最終ということで今日まで来たわけでありますけれども、おおよそ27年間この間期間として費やしてきたわけでありますけれども、当初この区画整理の計画をされた時点、例えば都市計画人口であるとか当初掲げたさまざまな計画がどういうふうな形で今日まで進捗をしたのか、総括的にこの八丁平区画整理に当たっての課題等とも含めてこの機会にお聞かせいただきたいと思います。



◎高薄街路区画整理課長 八丁平の区画整理事業についてお答えいたします。

 区画整理事業は、道路、公園等の公共施設を整備しまして、宅地の利用の増進を図ることが目的ということでございまして、都市計画決定を八丁平につきましては昭和42年に行いまして、その後お話にございましたように昭和51年から事業を始めて、今日に至っているわけでございます。施行期間につきましては、昭和51年度から精算事務を含めますと平成18年度までということになってございます。また、計画人口、戸数につきましては、人口は1万6,000人を想定してございまして、資料的には一昨年になるのですが、現在の人口張りつけ状況は約6,000人ということで、計画の割合でいくと37%と。戸数につきましては、計画が4,850戸で張りつけ状況が約1,900戸、率的には40%ぐらいの状況になってございます。

 以上でございます。



◆成田委員 途中社会経済の環境の変化、情勢の変化も含めてありまして、なかなか計画どおりにいかなかったということが一つ言えるのではないかと思います。

 先ほど同僚の委員からも保留地の処分のあり方、考え方、また取り組みについてるるお話をされておりましたけれども、実はこの地域の中で、都市計画道路という、いわゆる幹線道路というのですか、それから幹線道路を除く区画道路というのが当然あるわけでありますけれども、この中で遊歩道、歩行者、それから自転車専用道路というのが区画の中に用意されているかと思うのですが、この八丁平地区における遊歩道の路線延長というのですか、これがどの程度になっているのか明らかにしていただきたいと思います。



◎高薄街路区画整理課長 特殊道路として歩行者、自転車専用道路ということになりますが、都市計画決定をしている3路線のほか、学校ですとか公園、住宅地を結ぶように配置整備しておりまして、総延長は全体で約6,900メートルございます。



◆成田委員 全体のこの地域における道路の中の何%ぐらいがこの遊歩道、特殊道路になっているかわかりますか。



◎高薄街路区画整理課長 区域内の全体の道路延長が48.6キロございます。率でいきますと、15%前後になりますか。14%ぐらいになります。



◆成田委員 このいわゆる特殊道路の関係でちょっと質問させていただきたいのでありますけれども、確かにこういう景気ですから、なかなか保留地が処分できない、できないから結局建物が建たないというようなことがあるかと思うのですが、ことし4月地方統一選挙があって、きょう委員会に出られている委員の皆さんも当時は候補として全市回ったと思うのですが、八丁平地区に限りますと遊歩道が迷路になっていまして、中へ入っていって初めてそこから通行どめだと。結局街宣車といいますか、そのままバックしてこなくてはならないというようなことで、他の地域から来ると入ってみないとわからないみたいな、非常に迷惑なといいますか、理解ができない計画になっているのです。こういったことが先ほどから論議されているように保留地がなかなか処分できないと、要するに使いづらいと。八丁平で土地を求めて家を建てたいのだけれども、あんな状態では自分の車も通すことができない。実際にこの計画では、歩行者だとか自転車だとか、そういう方々を守る、使っていただく専用道路として計画の中では用意されていたと思うのですが、ほとんど通っていませんよね、何人か犬の散歩か何かでは使っていると思いますけれども。ここのところをもう少し規制緩和というか、変更なりしていかないと、なかなか思うように計画が進んでいかないのではないかなということを実感しているのです。ですから、ここのところをもう一回見直しをして、それは遊歩道は必要なのです。だけれども、かなり早い時期に当然たくさんの、さっき言いました計画人口で1万6,000人の方々がここに住んでいただける。ところが、実際には6,000人しか入っていない、これ世帯数もしかりです。であれば、やっぱりどこかそこに住めない、住みづらい、せっかく造成をして、区画整理をして、皆様に移り住んでもらおうというようなことで計画をこれまで長きにわたって進めてきたのでしょうけれども、なかなかそういうものになっていないという事実があるものですから、ちょっとそこのところの考えお聞かせいただきたいと思います。



◎下澤都市建設部長 歩行者、自転車専用道路につきましては、良好な住宅地として潤いのある歩行者空間とかレクリエーションの場を提供するために整備したわけですけれども、こうした中で民間等の分譲によって歩行者専用道だけに接する宅地というものもあらわれてきております。それらの宅地につきましては、車両が乗り入れないという利用上の制限はございますけれども、建築基準法上の道路の取り扱いになっておりますので、建築することは可能という状態ではあります。

 あと、見直しについてでございますけれども、歩行者専用道路として都市計画決定がされておりますので、その計画の変更ですとか、また歩道と車道の道路構造、路盤の厚さですとかそういうものが基本的に違いますので、基本的にはちょっと難しいのかなというふうに考えております。

 なお、遊歩道がわかりにくいということに関しては、現在はそこまで行ったところでバリケードで制限しているわけですけれども、今後進入前にわかるようにするための標識などの整備を地域の方々と話し合いながら、計画的に設置してまいりたいと考えております。



◆成田委員 都市計画上なかなかそれを解除するというか、変更するのは難しいというお話でしたけれども、これ実際に八丁平に住んでいる方の地図なのですけれども、これが市道なのですが、角に家がありまして、その隣にあるところ、ピンクの色なのですが、そば包丁というのですか、要するに自分の家まで車を乗り入れするために、この市道につながるように土地を買わないと人様の土地を通るという形になりますから、こういうふぐあいなことを、この隣に遊歩道あるのです。ここにこういう立派なパイプの車どめというのが入り口とそっちの反対側の方にあって、これは遊歩道ですよという形で、要するに車を入れさせない、通させないものになっていますから、結局裏に住んでいる方々はこういう土地の買い方をしなくてはならない。これが何で、短い遊歩道なのですけれども、解除できないのかというようなことがこれはもう住民の皆さんからそういう話として出てくるわけです、現実に。だから、そういうのをやっぱりよく聞いてあげて、こういう不便をしている方、別にお金をかけなくてはならない状況を招いているということと、それから八丁平地区についても極めて公共施設というのがないわけでありますけれども、ないから来ないというのもあるし、住民が張りつかないからいろんな施設が、郵便局であるとか、ストアにしてもそうですけれども、そういうようなことが出てくるわけでありますから、まず大事なのは住民の皆さんにあそこに移り住んでいただくような、促進できるようなまちづくり、行政のあり方が大事になってくるのではないかと思いますけれども、今一つの事例を通してお話しさせていただきましたけれども、もう少し柔軟にこのことについての取り組みを考えるべきだと思いますけれども。



◎下澤都市建設部長 そういう実態等は何件か把握はしているわけですけれども、先ほど言った基本的に都市計画上の計画制限というのがございまして、市道に接しているところはまだいいのですけれども、民間等では完全に分譲したところで遊歩道にしか接していないような状態で売買されている事例もございます。そういう中で、今後もう少し利用実態等を調査して、検討してみたいと思っています。



◆成田委員 いろいろ都市計画に乗っかってやっている整備ですから、そう簡単に見直しということにならないと思います。現実にそういうことで悩んでいらっしゃる方もいるし、またそのことでなかなか土地も求められないとか、家を建てることに対してちゅうちょしているとかありますので、今部長からお話あったように、ぜひ実態を調査されて、今後対応をお願いしておきたいと思います。

 次に、議案第3号の水道施設整備事業ということで、このことについても設備を新設するということで3億1,500万の予算が計上されておりますけれども、この費用が今後の水道料金に大きく影響するものではないというお話でありますけれども、この景気、いろいろ行財政改革を考えたときに、私は大きい金額だなというふうに思っております。それで、今回この設備を新設するに至ったこれまでの経緯を最初にお聞きしたいと思います。



◎五十嵐水道施設課長 今回の施設の経緯でございますが、平成4年ころに民間業者から本市におきまして登別地区の千歳系の単独配水している箇所で給湯器の銅管に穴があくような現象があるといったことから銅管のピンホール問題が出てきまして、その間平成7年度には市としましてはすずメッキの管を使うようにして、新たにピンホールができないような対応をするなど、それからまたいろんな調査研究をしまして、平成8年度ぐらいにはうちの水質試験場でも事例発表しまして、いろんな注意を呼びかけてきたところでございます。そして、13年1月から1年間に限りまして、この浄水場の水質に対する試験をやりまして、その水質の把握、そしてまたピンホールにも有効である対応を研究してきたところでございます。そういった中、研究の成果が出まして、その研究の成果に基づきまして先進都市でそういう事例がございますので、実際大きな方にそういう注入器をつけた場合の効果はどうかということで、部長を初め現地に、和歌山県和歌山市でございますが、行って、実地見学をしたところ非常に効果があるといったことから、将来的にこの必要性を水道部としては立てたところでございますが、ちょうど13年4月1日から知利別浄水場の夜間運転停止しましたことから、千歳系の水がたくさん入ってきまして、千歳系の水に硫酸イオンがございまして、それが何らかの大きな原因ということがありまして、それでピンホールが13、14年で168件でございましたか、そのくらい急に起きてきたところでございます。そういうことから、15年の予算はもう過ぎていたのですけれども、今回早急にそういう水質改善をするということが非常に有効とわかってございますし、またピンホールに対しても一つの有効性があるという結論でございますので、早期にやるということが水道を利用している方に対応すべき責務ということで、今回このように補正をお願いしたところでございます。

 以上でございます。



◆成田委員 それで、今課長のお話では、平成4年ごろからピンホールの事故といいますか、これ新聞報道などでは、室蘭の場合は混合しているということで、登別市よりも発生件数が少ないというふうなことで聞いているのですが、実態としては登別の関係と当市の関係はどういうようなことで件数を押さえていますか。



◎岩沢給水課長 室蘭市と登別市のピンホールの実態ですけれども、室蘭市におきましては平成8年ころから銅管孔食が発生しておりまして、平成15年2月までの集計で235件発生しております。そのうち蘭東地区で多く発生しておりまして173件、約74%ほどを占めております。八丁平から白鳥台側の蘭北地区では発生してございません。また、登別市におきましては、平成4年ころから発生しておりまして、平成8年に行われた指定給水装置工事事業者の聞き取り調査では132件発生しておりますが、その後につきましては銅管孔食の民間研究機関の調査資料によりますと、平成13年まででございますが、161件、合わせて293件ほど発生していると聞いてございます。



◆成田委員 それで、それぞれ登別、本市においてもそういったピンホールの事故発生ということで、平成13年の1月からこのことの対策ということで腐食の試験、テストを実施したということになっておりますが、ここのテスト結果なのでありますけれども、さっきもちょっと出ておりましたけれども、例えば赤水対策、それから腐食の防止、それから水質改善、これは高度浄水処理の採用なんていうのもあるのですけれども、水質の改善。それから、味とか安全性についてはこのテストの段階でどのような結果が出たのかお聞かせいただきたいと思います。



◎五十嵐水道施設課長 試験の内容でございますが、四つほど大きな試験をしてございます。それで、試験結果それぞれあるのですが、ちょっと略して言わせていただきます。

 まず、定水位試験、これは鉄管に連続通水しまして、そして3カ月、6カ月、9カ月、12カ月と1年間の中で4回検査したわけでございますが、一たん3カ月たちますととめまして、24時間また水を流して、その赤水出るのを目視しております。ペットボトルに入れますと、それぞれ今までのそのものの浄水、それから調整水ということで水質を調整したのと2種類つくってございますが、それ見ますと3カ月、6カ月は大体同じなのですけれども、12カ月後を見たときには調整していない水には赤水が目視できるということで、さびはそのまま浄水は続いていると。ところが、調整したのは、3カ月、6カ月では赤水がすぐ目視できるのですけれども、12カ月になりましたら、ペットボトルの水は赤水があるというような状態でなく、赤水が少なくなって、ほとんどなくなっているというような結果を得てございます。

 それとあと、ピンホールに限りまして、一般家庭を想定しまして、給湯の銅管にピンホールということで、断続通水試験ということで、ボイラーでお湯を沸かしまして、温水を50度、それを1日4回、1回に20分、そして流す量は1分間に3リットルをやって、ずっと観測しました。それで、調整水で12カ月でもってその管をあけてみますと、その管の表面は目視できるのですが、一つ孔食の兆しがあるような状態でございました。それで、調整しました2種類を見ましたところ、ほとんど変化がなく、その調整水が効果があるということがわかってございます。それを今度電子顕微鏡で見てみましたら、普通の浄水であればその表面が凹凸があって、でこぼこが非常に激しいのでございますが、調整水の銅管でございますとほとんど電子顕微鏡でもつるつるしていると。極端につるつるではございませんが、全然変化なく、調整水がピンホールに対しても有効であるというようなことがわかってございます。

 それとまた、鉄管、銅管を利用して、連続通水試験で冷水、約10度なのですけれども、5リットル1分間ずっとやりまして、3カ月、6カ月、9カ月、12カ月と全部調べてございまして、最終的結果になりますけれども、鉄であれば浄水であればどのくらい腐食するかと調べまして、この腐食は試験前の重量と試験後の重量を調べて、その重量の差を約10平方センチでどのくらいが減ったかということでやってございますが、普通の浄水であれば12カ月後では22ミリグラム減っています。調整水であれば11.2ということで、半分になっています。さらに、調整水、これ炭酸ガスと消石灰の率を多くしてございますが、それが8.9ということで、調整水が効果があるということが出てございます。

 それとまた、同じような方法をモルタルでやっています。このモルタルは、今鋳鉄管にモルタルライニングとしてモルタルが多いものでございますが、このモルタルを調べてございます。それによりますと、浄水では12カ月では10平米当たり2.6ミリグラム減ってございます、毎日です。それで、調整水の1番目では0.4ということで、非常に小さくなっています。それとまた、調整水2では逆に0.3ミリグラムふえてございます。ということで、この開設の試験の結果でございますが、消石灰・炭酸ガスを入れることによって、炭酸カルシウムの皮膜ができたことによって逆に重量がふえてきているというようなことで、皮膜ができる改良がなされてきたところでございます。それで、同じく銅で見てみますと、浄水、調整水、その二つにつきましては腐食度は大体同じぐらいですという結果が出ているところでございます。これまでが試験の結果でございます。

 それで次に、味でございますが、味についてはただ炭酸ガスと消石灰・水酸化カルシウムのカルシウムをちょっと多く入れるだけで、それはふだんから入っている成分をちょっと高めるというだけでございまして、味については何らそういう試験はございませんし、またたとえ入れても味に関しては問題はございません。

(何事か言う者あり)

 あと、ピンホールにおける水質でございますけれども、硫酸イオンが多くかかわっているということで、これは硫酸イオンに対して炭酸水素イオンというのがございまして、この硫酸イオン対炭酸水素イオンの比率、これは千歳浄水場で今3.3あります。これを1以下にして、さらにpH値、酸性、アルカリ性のpH値なのですけれども、pH値を7.4以上にすると孔食によくなるということです。マットソン指数ということでございますが、それが世界的に確立されたことでございまして、本市の今回の水質に関してもマットソン指数、調整水は1になるように、もう一つの調整水はマットソン指数0.7になるように試験をしてやっています。それが先ほど言った温水をやってみた結果がそのように効果があらわれているということで、今回のこの調整した水を今後千歳浄水場からずっと送っていけば、ピンホール問題については有効に働くという考えでございます。

 以上でございます。



◆成田委員 今回の一連のテストの経過については今詳しくお話を承りました。それで、こういったピンホールの事故、それから管の腐食等々の発生があったわけでありますけれども、そこで有収率なのですが、ちょっとこの機会にこの事故が発生し出してから有収率がどうであったか、いわゆる年間総配水量に対する年間有収水量の割合を示すそれを有収率というふうに言っているわけでありますけれども、大体全国で平均で約90%というふうに言われているわけでありますけれども、1割近い水が漏水などで収入に結びつかない現状があるというふうに言われております。ですから、有収率を高めることによって原価を低減する上では非常に大事だということになるわけでありますけれども、今回のこのピンホールにかかわる事故が発生してから本市の有収率というのはどういうふうに変わっているのか、数字がわかりましたら教えていただきたいと思います。



◎五十嵐水道施設課長 有収率の御質問でございますが、13年度の有収率で室蘭市は87.6%、14年度では86.1%でございます。先ほどの90%というお話でございますが、道内で一番よいところということで、江別市で有収率95%、岩見沢市で88.5%でございます。その他都市としましては、室蘭市より若干悪いような結果でございます。参考に言いますと、小樽で73.1%、帯広で87.1%、北見市で83.5、苫小牧84.4%、登別84.7、伊達市85.2%となってございます。

 それで、今回こういう腐食性を低くするということは、管の腐食も当然少なくなりまして、御指摘のとおり、漏水も少なくなってくることを大いに期待しております。それで、本当にお金にもならない、水道管理上なるのですけれども、大体漏水で今市がわかってやっているところでは、管理状態で例えば赤水が発生しますと。赤水で利用者に不快感を与えるということで、それぞれ水を投げているのが市全体で、これ知利別系に限らず、全体で30万トンの水を投げております。30万トンといったら相当な額で、原価150円ぐらいかかっていますから、そういうことから計算すると非常に毎年むだに投げていると。それだけのむだなものを投げないで済めば、当然給水が少なくて済みますから、有収率も上がってきます。それで、どのくらい今後なるかというのは、浄水場が三つございまして、ちょっと計算が難しいところで、でもこれはかなりきくだろうと。きくためにやるのですが、そういうことで期待しております。

 それとあと、全然わからない漏水、これの事故も防いでいきますから、その30万トン以上効果が出てくるものと期待しているところでございます。

 以上です。



◆成田委員 有収率について聞いたのは、今北海道のレベルでは87%、86%と。ただ、私が集めた資料では、全国では約9割ということで、北海道は有収率低いのです。ですから、まだまだ低いところありますよと言っていましたけれども、やっぱりしっかりこのことについては、さっきも言ったように原価に影響するわけでありますから、むだな水が地下に漏水していくということになってしまいますので、取り組みを今後お願いしたいと思います。今回の設備がきちっとできると、その辺も改善がされるのかなと思っておりますけれども。

 それで、今回の具体的な予算の中に入っていきたいと思いますけれども、今回の設備新設の3億1,500万のこの中身、どういうような工事費の内訳になっているのか。維持管理費、ランニングコストはさっき年間1,800万と言いましたか。それは、毎年今度は運転するときに管理費としてかかっていくのだと思うのですが、この3億1,500万がどんなものか私たち図面もいただいていないし、どんな設備になっているのか全然わからないので、ちょっとそこのところを見積もりもあわせて聞かせていただけますか。



◎五十嵐水道施設課長 本体工事としまして、まず消石灰の関連でございますが、消石灰の貯蔵槽、これ24立米のつくります。それから、溶解槽これを26立米、未溶解槽14立米、中間槽70立米をつくります。消石灰は粉ですので、液体でもって入れるような装置になります。次、炭酸ガス関係でございまして、炭酸ガス貯蔵、これ10立米、それと炭酸ガスを気化しますので、気化器、あと炭酸ガスの流量調整器がございます。その他消石灰、炭酸ガスをそれぞれ送るための各種ポンプがございます。そのポンプを設置して、その合計で本体工事しまして2億7,100万円でございます。その他それに関連しまして、今の千歳浄水施設に未溶解槽をつくったので、ちょっと建築費などもかかってきまして、電気工事、機械設備、建築工事の附帯工事で4,400万、合計3億1,500万となってございます。



◆成田委員 図面がないので、言葉で言われてもどんな大きさで、どんな機械が入って、どのぐらいの容量というか、処理能力というのなかなかわからないのですけれども、事前にいただいておく、私の方が不手際だったのかなと思っておりますけれども、それで施設の方はそういうことで今お話ありましたけれども、今回の設備の新設とこの千歳浄水場は原水として登別側から取水をして、そこで浄水をして、その7割を室蘭市と。3割が登別市の皆さんに供給、いわゆる送水をしていると、こういうことで理解しているのですが、今回の設備をする3億1,500万の中で、どういう送水系統になっているのかわからないのですけれども、登別市さんの負担というのはこの7対3で送水している関係等含めてなぜ負担が生じないのか、ここのところをちょっと聞かせていただけますか。



◎五十嵐水道施設課長 まず、この3億1,500万でつくるわけでございますが、この注入装置の耐用年数約20年として考えております。そうすると、1割は残存価格となりますが、あと9割は20年で償却すると考えましたら、1年間に1,400万ぐらいでございます。そしてあと、ランニングコスト、先ほど言いました1,800万でございます。それで、約三千何百万か4,000万近くまでございますが、実際この炭酸ガスと消石灰の注入でこの管の延命、赤水対策等ができますと、それ以上の効果があるという基本的な考えを持ってございます。といいますのは、15年度予算で千歳系の改良工事、私もまた調べまして、約8本の工事がございます。その合計額が当初予算で9,800万ございました。一応簡単にしますと、1億の工事費が結局管の改良に、毎年毎年千歳系の水に対しての管の補修をしているということで、逆に言えば損失額が1億円だということになります。それで、その1億円が少なくなればいいわけでございますが、確かに管の耐用年数は40年として定めてございます。今回やったからって、40年が80年に延びるというわけではございませんが、40年は多少延びてきます。ただ、管の更新をする時期、大正時代の管も生きておりまして、使われてございまして、そういうことを考えますとできるだけ管を延命して使うことが利用者にとってもいいし、また企業の体制としてもいいわけでございます。

 ところが、ある程度40年で必ず改良しなければならない、つまり1億円をかけなければならない問題としましては、やはり赤水がどうしてもあるわけです。このさびとの戦いというのは水道では宿命の戦いでございまして、これはないというわけにはいきません。それが少しはとまるということになれば、何も40年でやらなくてもいいし、50年でも、例えば60年でもいいというようなことから、今15年で予算しています約1億を半分くらいにできる、5,000万の工事費でいいのでないかという予想を立てております。これは他都市でもそのような例もございまして、具体的には教えていただけませんけれども、そういうこともありますから、ランニングコスト、建設費、耐用年数20年を掛けていくとそれほど負担にならぬというところに立ってございます。そういうことでございますが、実際やってみて、いろんな効果ということございますが、値上げについては総合的にまた判断をされるところでありますけれども、今建設当初に当たっての考え方としては、そういう考えでいるところでございます。



◎坂本[水道]総務課主幹 水道施設課長から後年度の負担割合についてのお話がありましたけれども、私も15年度の設備負担につきましてお話をさせていただきますと、この設備だけでなくて、千歳浄水場は古くから取水や浄水の費用といいますか、資本投下につきましてはすべて室蘭市で賄ってございます。これは、全部室蘭市水道の財産でございますので、登別市に一部でも負担していただいたことは過去もございません。しかしながら、後年度その費用をもし適正に登別市に御負担いただくものがあるとすれば、それを分水料金としてはね返すことは費用の原価計算が正しければ当然のことと存じております。



◆成田委員 わかりました。その辺の仕組みはわかりました。

 それでは、今回の議会は本会議等々で行財政改革ということでいろいろ論議があったところでありますけれども、あわせて今回の議案に上がっている中についての論議はいろいろさせていただきました。関連しまして、こういった水道、この後に下水道事業というのもありますけれども、事業の広域化ということでこの機会にちょっとお時間いただきたいと思っておりますけれども、内外価格差を解消するとか、それから行政区内の枠を超えた広域的な経営が非常に効果的であると、こういうようなことが公営企業の場合言われているわけでありますけれども、そういった中で市町村営という水道経営の原則そのものをこの機会に見直す必要があると、こういう声があります。広域化によって料金格差を縮小し、広域的に受益の均衡を図ることができるということもありますし、それに加えて水道施設の集中管理ができるため、規模の利を生かせ、経営の合理化にも寄与するということがあるわけでありますけれども、そういったこと先ほどからいろいろお話あったように、本市の場合お隣の登別さんとそういうことで同じ原水をそこで浄化をして、供用しているというようなことが現実に行われているわけでありますけれども、こういったことも含めて事業の広域化ということについて、これまでもしも検討されている部分があればお聞かせをいただきたいと思います。



◎沢谷水道部長 今お話ございましたように、水道の広域化というのは全国的には簡易水道という計画給水人口が5,000人以下の施設がかなり多く、大半を占めておりまして、そういう観点から広域化というのが具体的には出てまいりました。それで、今御質問のありました例えば登別市と、仮定の話でございますが、水道だけ、両市の合併とは別に、両方一緒になるということは法律上は可能でございますが、全体の意見といいますか、ずっと両市を取り巻いていた環境とかいろいろありますので、水道だけなかなか先には行えないのでないかというふうに現時点では考えてございます。



◆成田委員 広域化ですから、ごみ処理施設を7市町村で石川町に建てたというようなことで、その事業、事業によってはこれからの取り組み方、合意ができれば、私はある意味広域化というのはできないということではないのではないのかなと。合併とは別ですが、広域化ですから、いうふうな気がしておりますので、今後このことについての論議はまた別の機会にさせていただきたいと思っています。

 それから、最後になりますけれども、これからの水道事業経営ということで、いろいろとこれまでも合理化、効率化というようなことで、コンビニで支払いができるとか、それから口座振替ですか、いろんなことを人件費の削減も含めてこれまで取り組みをしてきたところでありますけれども、法の制約もあって、日本の水道事業のほとんどは公営であるわけでして、水道事業の業務の重点が維持管理に移っているというようなことも一つ言えるのではないのかなと。設備についてはほとんどどこも完成している、整っていると。そういったことを考えますと、市場原理を優先させる方向で経営主体そのものを見直す必要があるというふうに思っているわけでありますけれども、水道事業に民間活力を導入する方法としては、一つには外部委託をする、それから二つには公設民営方式とか、さらに民営化などが考えられているわけでありますけれども、まだまだ日本の場合は民間の水道会社というのは極めて少ないのではないかなというふうに認識しております。しかしながら、2002年に改正水道法の施行を受けて外部委託がふえてきていることは事実なのです。例えば群馬県の太田市だとか、それから広島の芸北町などでは浄水場のみ管理を民間企業に委託をしているというような例があるのですけれども、この辺本市の経営主体の見直しという中で、今お話ししたように、民間にある部分を、この場合は浄水場ですけれども、委託をすると、こういうような考え方、検討なんかをなされているのかお聞かせいただきたいと思います。



◎沢谷水道部長 今言われましたように、民間委託が何件か日本じゅうで起きているということは業界誌等で理解をしておりますが、民間委託といいますか、PFIとかいろいろございますけれども、そういうの含めまして、現時点でも会社名申し上げて申しわけございませんが、新日鐵と共同で勉強会とかやってございますし、PFIを含めまして民間委託を否定するものではございませんし、ただいまいろいろ情報を集めたり、勉強会等をして勉強をしてございまして、直ちに民営化するというようなことではございませんが、時代に合わせて勉強して、調査して、市民の利益になる方向にやっていきたいというふうに思っております。

 以上です。



◆成田委員 最後にまとめたいと思いますけれども、ボトル入りの飲料水を手にまちを闊歩する若者、それから中年の方も最近は目立つようになりました。ボトル入りの飲料水の値段は、大体ガソリン並みの値段だと。何でここまで高いお金を払ってそういったものを入手するのかと、この調査しましたら、多少料金が上がっても高度処理したおいしい水を飲みたいのだと、こういう方々がどんどんふえているということになっているようであります。いろいろ今論議させていただきましたけれども、水道は地域ごとに配管をして、供給しているわけでありますけれども、私たち市民、住民はその水を選ぶことはできないのです。皆さん方に誠心誠意つくっていただいたおいしい味で安全なものということで供給いただいているわけでありますけれども、私たちはそれをいただくしかない、口にするしかないということが現実にあるわけであります。どうか安全でおいしい水の供給に関係者は一段の協力をお願いしたいということを申し添えて終わりたいと思います。どうもありがとうございました。



○桜場委員長 それでは、ここでちょっとお伺いいたしますけれども、この後質問予定されている方ちょっと挙手をお願いしたいのですが。



◆常磐井委員 どうも私が最後になるみたいなのですけれども、水道会計についてのみお尋ねしたいと思うのですけれども、先ほど来同僚委員から今回の補正の3億1,500万の中身については話されました。私は、重複も避けながら、質問していきたいと思うのですけれども、今回3億1,500万という多大な資本を投下するわけです。その資本を投下するに当たって、さまざまな原因の特定が急がれて、1年間の試験結果を経て、今回消石灰と炭酸ガスの注入設備をつけるのだと、こういうことであります。

 それで、先ほど同僚委員の答弁の中でも千歳浄水場の原水が供給されている登別、あるいは室蘭市内でブレンドされて使用されておるのですけれども、それらのピンホールの状況を含めて被害の状況が話されました。それで、今回の中で当然求められるのは3億1,500万を投入して、そしてそれに見合うものが出てこなければこれは意味ないわけですけれども、そういった中で室蘭市でいわゆるピンホール含めて孔食の被害が増加した最大の要因をどういうふうにとらえておるのか。先ほどの話の中では、千歳浄水場の水が市内に出ていると。そのことによって室蘭市内でもこの被害が出ているというふうに言われているのですけれども、本当にそれがこの原因として見ているのかどうか、この点についてまず1点お尋ねしたいと思います。



◎五十嵐水道施設課長 今回のピンホールは、硫酸イオンが大きな要因の一つとされてございます。それで、ちょっと長くなるかもしれませんけれども、銅管の性質ということでちょっと話しておくとわかりやすいと思いますが、銅に水を流しますと、それぞれ水はものを溶かすということで、銅も溶かします。銅が溶けると、それぞれ銅は自分自身で皮膜ができるわけですが、それが何らかの理由、特に施工条件とか給湯器の使い方、そういういろんな要因が重なりまして、皮膜ができなくて起きるのだろうというふうにしてございます。それで、皮膜のメカニズム、管の中を調べて、それを文献で見ますと、まず溶けた銅イオンが塩素イオンと結合しまして、塩化第一銅となります。その塩化第一銅がまたさらに水に溶けて、今度亜酸化銅ということになりまして、その亜酸化銅のところに塩化第一銅の塩素と水素がくっついて塩酸ができまして、それが溶かすのですけれども、そのときに硫酸イオンがたくさんありますと、硫酸イオンを持った塩基性硫酸銅というのが皮膜みたくしてかさぶたができるということなのです。そのかさぶたのおかげでピンホールができてくるというようなことが言われております。それが硫酸イオンが原因ということで、硫酸イオンがあるものとされて、そのために市としますと硫酸イオンを、取り除きませんけれども、硫酸イオンの活発化をなくするということで、先ほど言った炭酸水素の、重炭酸イオンというのですけれども、それを入れて活動をなくすると。そういうことで、今回効果があるものとしてきているところでございます。



◆常磐井委員 私化学が余り得意でないので、硫酸イオンがどうの、塩素イオンがどうの、どれとどれがくっついてより腐食を進めるだとか、そういう専門的なことはよくわからないのですけれども、私が聞いているのは要はこの知利別浄水場で千歳浄水場から来た水がブレンドされて、今までは市内に給水していたと。それが平成8年から室蘭市で急激にこの件数がふえてきたと。その原因は何なのかということを一つ聞いている。それは、先ほど千歳浄水場、いわゆる登別からの原水に問題があるというのはお話聞いていてわかるのですけれども、室蘭市でそれがふえてきた原因の特定はどこにあるのだということを聞いているのです。そのことをまず。



◎五十嵐水道施設課長 それは、平成13年4月1日から知利別浄水場の夜間運転停止をしたので、知利別浄水場の水が少なく、夜間にすべて千歳系の水が入ってきました。そういうことから、知利別浄水場から配られる水の割合が千歳系に頼ることになってございます。それで、夜間運転停止しなかった場合、千歳系の水は約17%で、知利別ですけれども、17%でよかったのですけれども、今現在夜間運転停止していますから、約7割が千歳系の水になってございます。



◆常磐井委員 それで、問題の一つは、今答弁の中にありました知利別浄水場の夜間運転停止することによって千歳浄水場の水が70%になると。そのことと室蘭市内で発生している因果関係はそこにあるというふうに思うのですけれども、先ほど平成13年4月1日から知利別浄水場の夜間運転停止をすることによって3,000万の費用が浮いたと。逆に言えば、今回のピンホール対策としてその10倍の費用をかけるわけですよね。言っていることわかると思うのですけれども、それが本当に資本投下して、その原価に資するという目的に見合うのかどうか、その辺のところの基本的な見解をひとつ伺っておきたいと思います。



◎五十嵐水道施設課長 今回3億1,500万かけます。そのことによってピンホールに対しても有効であるということでございまして、根本的な今回の炭酸ガス・消石灰の注入は、管の腐食を少なくし、管の延命を図ると。それと、先ほど言った赤水対策が中心でございます。そのことによってもちろん銅に穴をあくのもそれぞれメカニズムは管の腐食でございます。それにもききますということです。今回消石灰入れることによりまして、その水が普通の水に変わるということは結局硫酸イオンと炭酸イオンの比率も改善されますことからききますよということで、あくまでもピンホールのためだけの施設ではございません。そういうことでございます。

 以上です。



◆常磐井委員 今ピンホールだけの対策ではないのだと、管の延命を図るということなのですけれども、水道水が有すべき性状に関連する項目の中に濁り度というのが当然出てくるというふうに思うのですけれども、やはりこの水の濁りの程度を示すものの基準の範囲内であれば濁りのない、透明な水と言えるというふうに言われているのですけれども、市内で発生している赤水のその濁り度がどの辺の程度にあるのかというのをひとつお聞きしておきたいというふうに思うのです。先ほど3億1,500万の概略、概要を含めて話されたのですけれども、ランニングコストが1,800万これからかかると。そして、なおかつ千歳浄水場の水が7対3の比率でもってそれぞれ室蘭市内と登別市内に分水されているというふうに言われていたのですけれども、問題の本質は今回のこの3億1,500万を投下することによって、市内で発生している大きな赤水含めてなくなるということなのですけれども、本当にさっき言った知利別浄水場の夜間運転停止によって今まで浮いてきたこの3,000万の費用と、これから3億1,500万円、先ほど質問の中では20年間の耐用年数があるというふうに言われているのですけれども、それが本当に原価に資するのかなというふうな感じを持って、逆に言えば知利別の浄水場を運転することによって千歳から来る水の17%を確保できれば、そういった被害も少なくなるのではないかというふうな考え方も成り立つわけです。その辺の観点はどういった精査をして、今回この3億1,500万の施設の整備を決めたのか、その辺のところをもう一回お聞きします。



◎五十嵐水道施設課長 1番目の濁りでございますが、濁りは水質基準で1リットル当たり2ミリグラムということで基準が定まってはございます。それが基準でございまして、それは浄水をつくるための基準でございまして、この配水池から皆さんの給水栓まで来るところはその濁度には関係してございません。あるとすると、残留塩素が0.1ミリグラムパーリッターというだけでございます。あくまでも浄水場の基準となってございます。もちろん赤水ということはございません。入ってございません。それで、赤水対策にしましては、昭和45年から当時の厚生省からはそういう対策をつくり、多いところは取るように、そのかわり費用はかかりますけれども、将来的にはいいですよという奨励もされてもございます。また、平成4年度におきましても鉛の基準が変わりましたから、鉛の多いところはそういう調整してというようなことで、消石灰を入れなさいというような基準をされてございます。そういうことで、この装置は決して突発的にやるというようなことでなく、いろんなことが確立された中で今回室蘭市で対応したものでございます。

 それとあと、千歳から水が来て、今は約2万2,800トン1日でつくってございます。それをなるべく来ないようにして、知利別浄水場で浄水をつくれば、それなりに市内はできるわけでございますが、室蘭市の全体の給水人口、その他いろんな勘案しますと、どうしても知利別浄水場で全部賄うということは非常に困難でございます。結局不足分ができます。そういうことから、どうしても水の豊富な、水利権たくさん持っている千歳浄水場に頼った浄水をつくらなければならないと。また、もちろん分水を全部クリアしてこなければならぬということで、どうしても千歳浄水場が本市の浄水場としての一番の主役にならざるを得ないところでございます。



◆常磐井委員 今の話の中で、私言ったのは夜間運転することによってブレンドされて17%ということだと思うのです。それが夜間運転停止することに70%に千歳浄水場から来る水の比率がふえて、それが一つは室蘭市内の被害の拡大につながっているのではないかということだったのです。ですから、それを夜間運転することによって、一つは市内の被害を防ぐ結果につながるのではないかと、そのことをどう考えてやってきたのかということの質問だったのですけれども、先ほどのランニングコストの話で1,800万のお金がかかると。20年間の耐用年数ということで言いましたけれども、当然この20年間で計算したら、3億6,000万くらいかかるわけです。そしたら、今回投入する3億1,500万を上回るお金がメンテナンスの関係でかかっていくというふうに思うのですけれども、それらも勘案しながら、当然積算含めてやられたと思うのですけれども、どうもその辺のところがさっき言った知利別浄水場の夜間運転停止がいわゆる腐食、ピンホール、赤水を含めて、それが被害を拡大させているのではないかというふうな私は懸念を持つものですから、そういった意味では確かにこの3億1,500万を投入して、対策をとるというのは必要だというふうに思うのですけれども、それと夜間運転をすることの本当に整合性がとれているのかなというふうな感じがしたものですから、この点についてお聞きしたのですけれども、最後に当然安全な水を供給するというのは水道に課せられた仕事だというふうに思うのですけれども、これからの千歳浄水場の水の比率というのは、先ほどのお話の中では2万2,800トン来ているというふうに言われているのですけれども、これからも千歳浄水場の水が市内に入ってくる比率というのは高まっていくのかどうか、その辺のところだけお聞きして、最後に。当然それが高まってくれば、そういった被害もふえてくることになりますので、その辺についてだけ伺って終わりにしたいと思います。



◎濱口公営企業管理者 今回3億1,500万の補正についていろいろ御論議いただいているわけですが、今水源5カ所、三つの浄水場で室蘭市に、さらに登別市の一部に水を供給しているわけですが、最近人口10万人台まで落ち込んできて、全体の施設というか、浄水場の施設能力からいたしますと、稼働率というか、利用率は50%を切ったような状態になっています。私どもとしては、そういう人口の減少等を、あるいは施設の効率的な稼働というようなことも考え、知利別を夜間運転停止することによってできるだけコストを削減していこうということで踏み切ったわけですが、特にピンホールの問題は夜間運転停止以降、それまでも室蘭市内の一部では問題出ていましたが、その地域が拡大してきたということが一つございます。

 それで、施設能力あるいは浄水場の関係でいろいろ検討しているわけですが、どうしても今の人口状況ですと千歳をやめるわけにはいきません。仮に知利別をフルに稼働させたとしても、細かい数字はさておき千歳からは最低でも今の半分ぐらい、登別の分水もありますので、持ってこなければならないということで、この量、今比率のお話もされましたが、人口が今後どうなるかによって千歳の比率も若干変わってくるだろうと思いますが、当分今程度ということになるとそう千歳の比率は落ちてこないと。私どもとしては、千歳は水源からポンプ圧して浄水場まで持ってきて、動力費とか薬品費、一番金のかかる浄水場でございます。できればやめてしまいたいくらいなのですが、水量からいってそうもいかないと、そういう一つの事情もございまして、当面は現在の3浄水場体制で経営していかなければならないと。そういう中で、お客様に安全な水を安定的に供給するという水道事業体としての責務を考えますと、お客さんに安心して水を飲んでいただくという水道事業の基本的な理念というようなものを考えますと、やはり今回の投資に関しては市民負担にすべきではないというようなことで私どもの内部努力、あるいは管の延命を図ることによる今後の改修改良費の圧縮等によって、後年度に負担を余りかけないような形で全体の事業計画をやっていきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。



◆常磐井委員 今公営企業管理者の方からお話しされました。私がなぜそういったことを言ったかといいますと、実はプログラム2000に知利別の夜間運転の問題が出ていて、そしてその効果も先ほど3,000万と言われたのですけれども、事この水道、下水道、当然市民生活にかかわる行政改革の中身というのはもちろん不透明な問題もありますし、夜間運転停止したことによって被害額が拡大したということも当然予測され得なかったというふうに私は善意に判断しているのですけれども、そういった観点から特に市民生活、水道水の関係については、行政改革を進めるのは当然ではありますけれども、その後における影響を含めて慎重に検討して、判断していただきたいなということが今回の質問の眼目だったので、その辺についてはぜひとも賢明な判断の中で進めていっていただきたいなというふうに思います。

 以上です。



○桜場委員長 それでは、これをもちまして質疑を終了いたします。

 それでは、お諮りをいたしますが、ただいま議題となっております案件は、原案のとおり可決すべきものと決定することに異議ありませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○桜場委員長 異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。

 以上で本委員会に付託を受けました議案の審査は全部終了いたしました。

 なお、この場合、委員長報告の文案につきましては、正副委員長に一任願いたいと思いますが、異議ありませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○桜場委員長 では、そのようにさせていただきます。

 一言ごあいさつを申し上げます。本予算の審査に当たりましては、終始御熱心に討議を尽くしていただき、無事終了することができました。これもひとえに沼田副委員長を初め皆様の御協力のたまものと厚くお礼を申し上げます。

 これをもちまして特別会計予算審査特別委員会を閉会いたします。



              午後 0時12分 閉会