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北海道 旭川市

平成21年 第3回定例会 09月18日−02号




平成21年 第3回定例会 − 09月18日−02号







平成21年 第3回定例会



               平成21年 第3回定例



               旭川市議会会議録 第2号





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●平成21年9月18日(金曜日)

         開議 午前10時02分

         散会 午前10時37分

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●出席議員(35名)

       1番  久  保  あ つ こ

       2番  門  間  節  子

       3番  金  谷  美 奈 子

       4番  安  住  太  伸

       5番  上  村  ゆ う じ

       6番  高  見  一  典

       7番  山  城  え り 子

       8番  村  岡  あ つ 子

       9番  中  村  徳  幸

      10番  室  井  安  雄

      11番  安  田  佳  正

      12番  福  居  秀  雄

      13番  白  鳥  秀  樹

      14番  中  川  明  雄

      15番  笠  木  か お る

      16番  藤  沢  弘  光

      17番  小  松     晃

      18番  の と や     繁

      19番  鷲  塚  紀  子

      20番  須  藤  洋  史

      21番  塩  尻  伸  司

      22番  佐 々 木  邦  男

      23番  武  田  勇  美

      24番  宮  本  ひ と し

      25番  谷  口  大  朗

      26番  蝦  名  信  幸

      27番  太  田  元  美

      28番  佐 々 木  卓  也

      29番  安  口     了

      30番  杉  山  允  孝

      31番  鎌  田     勲

      32番  三  井  幸  雄

      33番  岩  崎  正  則

      35番  中  島  哲  夫

      36番  三  上     章

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●欠席議員(1名)

      34番  園  田  洋  司

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●説 明 員

  市長              西 川 将 人

  副市長             ? 瀬 善 朗

  副市長             表   憲 章

  行政改革部長          片 岡 保 彦

  総合政策部長          岡 田 政 勝

  総務部長            武 田   滋

  総務部総務監          岡 本 幸 男

  税務部長            野 村   斉

  市民生活部長          吉 田 伸 彰

  福祉保険部長          宮 森 雅 司

  福祉保険部保険制度担当部長   岸     等

  子育て支援部長         北 本 貴 教

  保健所長            荒 田 吉 彦

  環境部長            今 野 浩 明

  経済観光部長          立 花 謙 二

  農政部長            藤 田 敏 男

  都市建築部長          後 藤 純 児

  都市建築部駅周辺開発担当部長  宮 原   進

  土木部長            小 寺 利 治

  消防長             太 田 義 正

  消防本部防災監         岡 本 芳 明

  教育長             鳥 本 弘 昭

  学校教育部長          小 池 語 朗

  社会教育部長          長谷川 明 彦

  水道事業管理者         三 島   保

  上下水道部長          青 山 道 宣

  市立旭川病院事務局長      問 谷 雅 博

  監査委員            三 浦 賢 一



●事務局出席職員

  局長              森 下   元

  議事課長            前 田   聡

  議事課主幹           津 村 利 幸

  議事課主査           鈴 木 裕 幸

  書記              森 田 康 裕

  書記              清 水 高 志

  書記              坂 上 大 介

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●会議録署名議員

      17番  小  松     晃

      30番  杉  山  允  孝

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●議事日程

日程第2 認定第1号ないし認定第15号

日程第3 議案第1号ないし議案第17号

日程第4 報告第1号

日程第5 報告第2号

日程第6 報告第3号

日程第7 報告第4号

日程第8 報告第5号

日程第9 報告第6号

日程第10 報告第7号

日程第11 報告第8号

日程第12 報告第9号

日程第13 一般質問について

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●本日の会議に付した事件

1.議案第1号平成21年度旭川市一般会計補正予算についての組替え動議(否決)

1.議案第1号 平成21年度旭川市一般会計補正予算について(原案可決)

1.議案第10号 旭川市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について(否決)

1.議案第2号 平成21年度旭川市動物園事業特別会計補正予算について(原案可決)

1.議案第3号 平成21年度旭川市育英事業特別会計補正予算について(原案可決)

1.議案第4号 平成21年度旭川市老人保健事業特別会計補正予算について(原案可決)

1.議案第5号 平成21年度旭川市介護保険事業特別会計補正予算について(原案可決)

1.議案第6号 平成21年度旭川市下水道事業会計補正予算について(原案可決)

1.議案第7号 旭川市税条例及び旭川市農業農村振興条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)

1.議案第8号 旭川市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)

1.議案第9号 旭川市市民活動交流センター条例の制定について(原案可決)

1.議案第11号 旭川市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)

1.議案第12号 旭川市助産施設条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)

1.議案第13号 旭川市営牧場条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)

1.議案第14号 土地の取得について(原案可決)

1.議案第15号 財産の取得について(原案可決)

1.議案第16号 財産の取得について(原案可決)

1.議案第17号 財産の取得について(原案可決)

1.休会について(決定)

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           開議 午前10時02分



○議長(鎌田勲) おはようございます。

 ただいまから開会いたします。

 本日の出席議員は、ただいまのところ35名であります。

 よって、開議の定足数に達しましたので、これより休会前に引き続き会議を開きます。

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○議長(鎌田勲) 本日の会議録署名議員には、17番小松議員、30番杉山議員の両議員を指名いたします。

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○議長(鎌田勲) ここで、事務局長に報告をさせます。



◎議会事務局長(森下元) 御報告申し上げます。

 まず、欠席議員について、本日の会議に34番園田議員から欠席する旨の届け出があります。

 次に、議事日程について、本日の議事日程は休会前の続行でありますので、その朗読は省略いたします。

 以上。

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○議長(鎌田勲) それでは、これより本日の議事に入ります。

 ここで、お諮りいたします。

 この際、日程の順序を変更し、日程第3、議案第1号ないし議案第17号の「平成21年度旭川市各会計補正予算」及び単独議案の以上17件を一括して議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

             (「異議なし」の声あり)



○議長(鎌田勲) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決定し、日程第3、議案第1号ないし議案第17号の「平成21年度旭川市各会計補正予算」及び単独議案の以上17件を一括して議題といたします。

 本案につきましては、いずれも補正予算等審査特別委員会にその審査を付託した案件でありますが、本特別委員会委員長から審査結果の報告書が議長あて提出されておりますので、これより本特別委員会委員長の口頭報告を求めることにいたします。

 補正予算等審査特別委員会

 委員長 23番 武田議員。



◆武田勇美議員 (登壇) 本特別委員会に付託を受けておりました議案第1号ないし議案第17号の平成21年度旭川市各会計補正予算及び単独議案の以上17件につきまして、その審査経過並びに結果を御報告申し上げます。

 まず、審査経過でありますが、本特別委員会は9月15日から17日まで、都合3回にわたり委員会を開催し、この間、理事者に対し、審査に必要な資料の提出を求めながら、付託議案に対する質疑のみをまず先に行い、さらに、一切の質疑が終了した後、各会派1名による代表者会議において、結論の取りまとめに当たるなど、その運営に努めてまいった次第であります。

 審査過程における主な質疑項目につきましては、後日、印刷物として御配付させていただき、直ちに付託議案に対する本特別委員会としての結論を申し上げたいと思います。

 すなわち、議案第1号の平成21年度旭川市一般会計補正予算につきましては、無党派ネットワークの上村委員から、議案第10号の旭川市火葬場条例の一部を改正する条例の制定につきましては、公正クラブの谷口委員及び日本共産党の小松委員からそれぞれ反対である旨の意見があり、起立採決の結果、議案第10号につきましては、起立少数をもって否決すべきものと決定し、議案第1号につきましては、起立多数をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第2号ないし議案第9号及び議案第11号ないし議案第17号の平成21年度旭川市動物園事業特別会計補正予算、育英事業特別会計補正予算、老人保健事業特別会計補正予算、介護保険事業特別会計補正予算、下水道事業会計補正予算、市税条例及び農業農村振興条例の一部を改正する条例の制定、消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定、市民活動交流センター条例の制定、国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定、助産施設条例の一部を改正する条例の制定、市営牧場条例の一部を改正する条例の制定、土地の取得、財産の取得の以上15件につきましては、いずれも全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定した次第であります。

 以上、極めて概括ではありますが、本特別委員会の審査経過と結果の報告を終わらせていただきます。

 何とぞ、本特別委員会の決定どおり、議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(降壇)



○議長(鎌田勲) ここで、4番安住議員外2名から「議案第1号平成21年度旭川市一般会計補正予算についての組替え動議」が提出されておりますので、ただいま議題となっております議案17件にあわせて議題といたします。

 本動議について、提出者の説明を求めます。

 安住議員。



◆安住太伸議員 (登壇) 議案第1号平成21年度旭川市一般会計補正予算についての組替え動議につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

          提出者は、旭川市議会議員

               安 住 太 伸

          賛成者は、旭川市議会議員

               金 谷 美奈子

               上 村 ゆうじ

 以上、3名であります。

 議案第1号平成21年度旭川市一般会計補正

 予算についての組替え動議

 平成21年度旭川市一般会計補正予算については、次のとおり市長において組替えの上、再提出すべきである。

1 一般会計補正予算歳出に計上されている10款教育費2項小学校費4目学校建設費のうち、太陽光発電設備整備費に係る分29,490千円を減額する。

2 一般会計補正予算歳出に計上されている10款教育費3項中学校費4目学校建設費のうち、太陽光発電設備整備費に係る分44,220千円を減額する。

 実は、正直に申し上げて、この太陽光発電の設備整備のための予算を、その全体の一部とはいえ、今回、見直すことを求める提案をしなければいけないことは、本当に残念でなりません。というのは、地球温暖化については、まさに全人類的な課題として、我々一人一人が今すぐにでもできることに取り組まなければならない、そのような思いで、我々無党派ネットワーク、個々の議員としてもそれぞれに取り組み、推進をしてきた経過もあるからであります。

 詳しい理由は、この後、会派としての意見開陳の中で上村議員から申し上げますが、その意味で、国の責務において取り組むべきことと、一方で、自治体の責務において今直ちに取り組むべきことと、その判断について、自治体トップとしての政策判断につき問題提起をさせていただく、そのような趣旨で提案をさせていただくということでございますので、議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。

 以上であります。(降壇)



○議長(鎌田勲) これより質疑に入ります。御発言の通告がありません。御質疑ありませんか。

              (「なし」の声あり)



○議長(鎌田勲) 特に御発言はありませんか。



◆上村ゆうじ議員 議長。



○議長(鎌田勲) 上村議員。



◆上村ゆうじ議員 無党派ネットワークを代表しまして、先ほど提案をさせていただきました組替え動議に賛成の立場、そして、議案第1号に反対の立場で意見を申し上げます。

 まず、議案第1号、平成21年度旭川市一般会計補正予算の中で提案をされております太陽光発電設備整備費にかかわる小学校、中学校分合わせて7千371万円分については賛成できません。

 以下、その理由を大きく3点にわたり申し上げたいと思います。

 まず、この事業につきましては、補正予算等審査特別委員会の中でも明らかになっていたとおり、まずは、スクールニューディール構想による大型補正予算というものを契機とした導入でありました。また、それを受けて、環境教育という現代的な観点でその意義を見出し、進めていきたいという背景を目的とした事業でありました。

 まず、この2点についてということでありますけれども、このスクールニューディール構想ということで大型補正予算ということなのですが、当初、国のほうで示していた補正予算の内容、補助制度の大きな変遷ということが現実に起こっておりました。当初、国は、この補正予算、各自治体は平均して約2.5%程度の負担によってこの太陽光発電の整備を進めていけるのだというそうした設計のもと、各自治体に推進を呼びかけたものでございました。しかし、多数の自治体がそれを希望するということを主な理由として財源の問題が発生し、実際、現実にこの段になって進めるに当たって示された補正予算の内容というのは当初案と大きく異なるものであります。

 参考までに、旭川市が今回積算をしてきた経過、その対比ということでいきますと、当初は事業費の約83%を国費で賄えるという計画であったわけです。しかし、今回の提案の国費の割合というのは39%という内容になっております。具体的に、今回の1校当たりの整備費というものを御紹介させていただきますが、1校当たり1千470万円の事業費を用いる事業であります。このうち、自治体負担としては一般財源940万円を充てなければならないという内容となっております。

 今回、5校分の提案がなされておりますので、合わせると4千500万円強に上るということも想定される一般財源であり、こうした補正予算の変遷によって、現実的に旭川市は今回の提案に際して約2千300万円の市債の活用を見込まざるを得ないという中での提案でありました。

 この補正予算の補助制度の変遷ということを受けて、当初と大きく変わってきたというこの事実を受けとめたときに、一度それを再検討する機会があったというところで、私は、もう一度検討する必要があったのではないかということが1つ目の問題意識です。

 それから、2つ目、じゃ、それでもなお環境教育という意義を重要視し、進めていきたい、そういう思いもさきの補正委員会のほうで担当部局より示されておりました。じゃ、その環境教育をどういう視点でどのように実効的に進めていけるのか。その観点で幾つか質問をさせていただきましたが、具体的にそれを納得させるだけの回答を得ることができませんでした。

 今回、5校に配置するという予定でありますけれども、まずは、現実にさきの予算の問題も含めて、これ以上、5校以上進められるという見込みを、現在、行政として立てられておりません。また、小中校合わせて全84校あるうちの5校に設置をするということで、じゃ、この84校でどのように活用していくのかということについても、具体的な計画なり、その見通しというものは説明を受けることができませんでした。

 この事実を見たときに、じゃ、この5校に設置するということがどれだけの意義を、旭川市全体としてその意義を認めることができるのかということで問題意識を感じた部分ということになるのですが、一つ、これはまた学校間格差という問題にも発展する問題ではないかと個人的にも認識をしております。これが2つ目の問題であります。

 今、学校間格差ということでお話をさせていただきました。特に学校教育にかかわりましては、さきに述べたような全84校という大きな対象児童がいるということもありまして、これまでもいろいろ先進的な取り組みを進めながらも、全校にその推進を広げていくということが、当然、予算の関係もあり、難しい現状がなお続いております。それでも徐々に徐々に予算を配分しながら進めてきた経過もあるわけですが、そうした学校間格差というものが、現状、発生している問題ということをよくよく考えたときに、さきの逆の意味での学校間格差というものを発生しかねない今回の提案というものがどうだったかということを考えていただきたいという思いに至りました。

 実際に、今回の提案、太陽光発電というまさに時代の流れとも言える中での提案であったというふうに思います。また、我々議員、同僚議員の皆さん方からも、これまでずっとそうした観点での事業の推進ということが議論としてありました。私自身も、この事業の意義というものを否定するものではないものですから、非常に残念な思いをしながら、なおかつ、今回は天につばを吐くような心境の中でこの問題意識について調査をさせていただいておりましたが、さきに引用させていただいた件、大きく3点にわたる内容を考えたときに、非常に残念ではありますけれども、今回、これだけの財源を使いながら、なおかつ、今後、環境教育という展望をなかなか描けていないという事実を見たときに、その判断については疑問を持たざるを得ません。今の段階では、非常に残念ではありますが、断念すべきではなかったかという結論に至ります。

 先ほど学校間格差という問題を紹介させていただきましたが、これまでも、徐々に徐々に推進はしていきたいというお話、市政方針や教育長の教育行政方針、あるいは、皆さん方から、都度お示しをいただく事業の説明ということでお話を受けているものではありますが、実際に皆様方は全児童を対象にしてお考えになっているということがゆえに、何%推進してきたとか、今回こういうものを一部導入したということでお話をされるわけではありますが、各児童一人一人、その学校にいる一人一人の児童にとってみれば、これはまさにゼロか100かの問題であります。そうしたこと、足元の状況というものをしっかりと見詰め直したときに、やはり、今回の財源、この財源につきましては他の優先課題に充当すべきではなかったかという判断を期待するものであり、そうした財源配分をしていただきたいということを切に願います。

 以上申し上げまして、本案に関して組替え動議に賛成、そして、議案第1号に対して反対の立場からということで意見を申し上げさせていただきました。ありがとうございます。



○議長(鎌田勲) 他に御発言はありませんか。



◆小松晃議員 議長。



○議長(鎌田勲) 小松議員。



◆小松晃議員 議案第10号、旭川市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で意見を述べます。

 この条例改正案は、火葬場聖苑を、現在の直営管理方式を改めて、来年4月から、指定管理者による管理へ移行するためのものです。その根拠となっているのが、地方自治法の改正により2003年9月に施行された指定管理者制度であります。言うまでもありませんが、指定管理者制度は、公的施設の管理を民間事業者・団体などに行わせるという制度であります。

 この制度のメリットとして一般的に言われていることは、第1に、民間事業者のノウハウを活用することでサービスの向上を図るということであり、2点目として、効率的運営で経費を節減できるということです。

 市長は、今回の、聖苑の管理を直営から指定管理者に移行することを契機として、現在、火葬場を休業している友引においても事業を行ったり、あるいは、事前受け付けなどで火葬場での待ち時間を調整することなど、サービスの向上につなげたいとしています。しかし、これらのサービスの向上は、直営方式でも十分に実施できるものであり、指定管理者制度を導入しなければならないという根拠とはなり得ません。

 次に、2点目のメリットとして挙げられている経費の節減についてです。

 市長は、指定管理者へ移行することで、約600万円の経費節減を図ることができるとしています。その節減の根拠は、現在25の業種に分けて委託している事業と直営の管理部門、合わせて26の部門を一括して管理させることで節減が図れるという試算であります。これらの事業費は、合計すると1億円を超しており、節減割合はわずか6%であります。総額1億円の事業費から600万円程度経費を節減することは、事業費の削減にたけている理事者の皆さん方が本気で取り組めば、直営方式のもとでも十分可能な額と思われます。このように、指定管理者制度導入によるメリット面の理由は説得力あるものとは思われません。

 一方、指定管理者制度導入によるデメリットは、はるかに重大なものと言わざるを得ません。

 まず、指摘しなければならないことは、現在、異なる事業を25に分類してそれぞれの業者に委託しているものすべてを一本化し、これに直営の管理部門を加えた26の部門を一業者にゆだねるという点です。一括して管理させようとする合計26の事業は、火葬炉の管理から庭園の管理に至るまで多種多様であります。現行の直営方式では、市としてそれぞれの事業内容に適した業者に競争入札や随意契約などの方法のもとで発注しています。

 これが指定管理者に移行すれば、指定管理者に選定された業者の裁量で、26部門を幾つに区切るかについては自由となります。また、委託料についても、基本的には選定された業者の自由裁量となってしまいます。この結果、地元業者が今までのように受注することができなくなったり、あるいは、受注できたとしても単価が著しく安くなったりするという可能性があります。地域経済にとっても、現在雇用されている人にとっても、重大な影響を及ぼす事態を招きかねません。

 これらについて質疑を行いましたが、想定されるデメリットの面について、市長が十分に検討した上で提案しているとは思えません。また、平成20年度において委託した25事業のうち、7事業、約6千300万円については、競争入札もできない、見積もり合わせもできない状況の中で1者を特定した随意契約となっております。受注している業者のほかに適当な業者が見当たらないという旭川市としての判断からこうした事態を招いています。

 今後は、これにさらに18の異なる事業を加えますから、ますますハードルが高くなり、複数からの応募は難しいものとなるのではありませんか。結果として、特定の業者に1億円もの事業を管理させるというところに行政が誘導してしまうことにもなりかねません。さらに、これまで指摘した内容を抱えながら、直営方式の1年契約から、指定管理者制度導入で5年間もの長期契約となることも重大です。こうしたことを考えると、全く未成熟な提案と言わざるを得ません。

 以上述べたように、提案されている聖苑の指定管理者制度導入には、メリットの点では説得力を持ち合わせず、デメリットの面では看過できないほどの重大性があります。

 よって、日本共産党としては、こうした状況のもとでの指定管理者制度の導入には反対せざるを得ないということを述べて、反対意見といたします。



○議長(鎌田勲) 他に御発言はありませんか。



◆久保あつこ議員 議長。



○議長(鎌田勲) 久保議員。



◆久保あつこ議員 それでは、議案第10号、旭川市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から意見を述べさせていただきます。

 まず初めに、私は、旭川市の火葬場である聖苑に指定管理者制度を導入することを頭から否定するものではないことを述べておきます。聖苑への指定管理者制度導入によって、より一層の市民サービスの向上や行政コストの縮減も期待したいところです。コスト縮減の前提の一つは競争性の確保です。しかしながら、今回の場合は競争性を十分に確保できるのかどうか、大変疑問と言えます。

 平成18年度の外部監査報告の中では、市は、火葬業務を開苑以来、1者随意契約し続けていることについて、炉裏の業務の特殊性と炉前の業務のノウハウを現委託業者が保有していることを理由に挙げ、一般競争入札に適さないと述べています。それに対して、監査人は、そもそも火葬業務という公的業務のノウハウが1民間事業者にのみ蓄積されて、その事業者に全面的に業務を依存しなければならないとすれば、そのこと自体が問題である、市が業務内容を十分に把握した上でこのノウハウを標準化すべきである、その上で、広く入札者を募るか、指定管理者制度に移行すべきであろうと指摘し、改善を求めていますが、市は今に至っても改善していないことが委員会質疑で明らかになりました。

 このたびの指定管理者制度導入においては、管理者を広く公募するとのことですが、現時点においては、それらの業務のノウハウを現受託業者以外の事業者が熟知し、体制を整えて公募に参入できるだけの十分な時間がなく、環境も整っているとは言えません。よって、コスト縮減の前提である競争性を十分に確保することができず、結果、現受託業者の1者独占の可能性も否定できません。加えて、1事業者に指定管理させることで、現行の多くの委託業務がこの指定管理者となった業者によって再委託されることになり、これまでの競争性や地元企業への発注の機会を損なう可能性も懸念されます。

 よって、もう少し時間をかけ、指定管理者制度を導入することを広くアナウンスし、業務の内容を他の業者にも十分開かれるようにするなどして競争性が確保されてから導入すべきと考えます。

 さて、今回の指定管理者制度導入に当たって、改善を目指した友引日の営業、事前の受け付け、葬儀事業者等との定期的意見交換と意見の尊重などの市民サービスの向上は、委員会質疑の答弁にもあったように、指定管理者制度を導入しなくても実施できることばかりです。委員会では、副市長より、次年度からこれらのサービス実施に向けて鋭意努力したいとの答弁がありました。理事者におかれましては、指定管理者制度を導入できなかったからなどと言いわけせずに、これらの市民サービスを次年度から必ず実施すべきであり、そのために鋭意努力すべきであるということを強く指摘させていただいて、議案第10号には反対させていただきます。



○議長(鎌田勲) 他に御発言はありませんか。

              (「なし」の声あり)



○議長(鎌田勲) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。

 採決は、分割により行います。

 まず、4番安住議員外2名から提出されております「議案第1号平成21年度旭川市一般会計補正予算についての組替え動議」について、起立により採決いたします。

 お諮りいたします。本議案に賛成の諸君の起立を求めます。

              (起立する者あり)



○議長(鎌田勲) 起立少数であります。

 よって、本動議は否決されました。



○議長(鎌田勲) 次に、組替え動議の原案であります議案第1号「平成21年度旭川市一般会計補正予算」について、起立により採決いたします。

 本案に対する委員長報告は、原案どおり可決であります。

 お諮りいたします。本案については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

              (起立する者あり)



○議長(鎌田勲) 起立多数であります。

 よって、本案は、委員長報告のとおり決定いたしました。



○議長(鎌田勲) 次に、議案第10号「旭川市火葬場条例の一部を改正する条例の制定」について、起立により採決いたします。

 本案に対する委員長報告は、否決であります。

 お諮りいたします。本案については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

              (起立する者あり)



○議長(鎌田勲) 起立多数であります。

 よって、本案は、委員長報告のとおり決定いたしました。



○議長(鎌田勲) 次に、議案第2号ないし議案第9号及び議案第11号ないし議案第17号の「平成21年度旭川市動物園事業特別会計補正予算」「育英事業特別会計補正予算」「老人保健事業特別会計補正予算」「介護保険事業特別会計補正予算」「下水道事業会計補正予算」「市税条例及び農業農村振興条例の一部を改正する条例の制定」「消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定」「市民活動交流センター条例の制定」「国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定」「助産施設条例の一部を改正する条例の設定」「市営牧場条例の一部を改正する条例の制定」「土地の取得」「財産の取得」の以上15件について採決いたします。

 本案に対する委員長報告は、いずれも原案どおり可決であります。

 お諮りいたします。本案については、いずれも委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

             (「異議なし」の声あり)



○議長(鎌田勲) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。

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○議長(鎌田勲) ここで、お諮りいたします。

 本定例会は、議案調査等のため、明9月19日から9月24日までの6日間、休会することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

             (「異議なし」の声あり)



○議長(鎌田勲) 御異議なしと認めます。

 よって、明9月19日から9月24日までの6日間、休会することに決定いたしました。

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○議長(鎌田勲) 本日の会議は、以上で終わりたいと思います。

 なお、9月25日、本日に引き続き午前10時から会議を開きますので、定刻までに御参集願います。

 9月25日の議事日程は、本日の続行であります。

 それでは、本日の会議はこれをもって散会いたします。

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           散会 午前10時37分