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北海道 函館市

平成13年第5回定例会 議案(意見書案) 意見書案第1号




平成13年第5回定例会 議案(意見書案) − 意見書案第1号









意見書案第1号                 (平成13年12月5日可決)



        北海道大学水産学部の維持存続を求める意見書



 北海道大学水産学部は、明治40年に札幌農学校水産学科として創設され、昭和10年には函館高等水産学校設立と同時に函館に移転し、その後、昭和24年には現在の校名に改称されるなど、幾多の変遷を経ながら、90有余年にわたり、南北海道の振興発展に多大な貢献をしてきたところであります。

 また、水産学部は、当地域に数多く立地している水産関連企業との共同研究や委託研究などで際立った成果をあげるとともに、漁業や水産・海洋に係る教育・研究の分野において世界水準の実績を残し、日本における水産・海洋学をリードする高等教育機関として、重要な役割を担ってきました。

 この間、水産学部が輩出した幾多の人材は、産業はもとより、行政や教育など、地域社会全般においても中心的な役割を果たし、南北海道の振興発展にはかり知れない貢献をしてきております。

 このような中、平成13年6月、文部科学省から「国立大学の構造改革の方針」が提示され、各大学や分野毎の状況を踏まえた再編・統合や国立大学法人化などの方針が示され、北海道大学においても学部再編等の検討が進められております。

 しかしながら、仮に、水産学部が移転することとなった場合、南北海道においては、高等教育機能の低下はもとより、知的人材の流出に伴う地域の基幹産業である水産業や水産関連産業の衰退など、地域社会に重大な影響を及ぼすことは必至であり、大きな危惧を抱かざるを得ません。

 さらに、当地域は太平洋と日本海を結ぶ海の要衝に位置しており、21世紀における我が国の水産・海洋学の発展と人材育成のためには、この優れた立地条件を生かしていくことが強く望まれております。

 よって、政府および国会ならびに北海道は、北海道大学水産学部が南北海道の振興発展に多大な貢献をすることはもとより、当地域から我が国の水産・海洋学の発展に寄与する重要な役割を担う高等教育機関として、地域が極めて大きな期待を寄せていることを理解され、同学部の維持存続に努めるよう強く要請いたします。



 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。





  平成13年12月5日

                   函館市議会議長  岩 谷 正 信