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北海道 函館市

平成13年第4回定例会 議案(意見書案) 意見書案第1号




平成13年第4回定例会 議案(意見書案) − 意見書案第1号









意見書案第1号                 (平成13年9月27日可決)



         小泉首相の靖国神社参拝に抗議する意見書



 小泉首相は、かねてより8月15日に靖国神社を公式参拝することを表明しておりましたが、内外からの反響の大きさを考慮し、熟慮を重ねた結果として8月13日「内閣総理大臣 小泉 純一郎」と記名し、参拝を行いました。

 小泉首相の靖国神社参拝は、扶桑社の歴史教科書検定問題ともあわせ、アジア近隣諸国、とりわけ侵略戦争の被害を受けた中国、韓国等の国民感情を逆なでし、関係各政府からも強く非難をされただけではなく、今後の対日外交に大きな影響を来す結果を招きました。

 また、国内においても、同神社は戦没者すべてを「神」として祭り、合わせてA級戦犯をも合祀していることから、遺族の中からも見直しの声が上がり、与党内においても「国立墓苑」等の設置が検討されようとしています。

 戦没者の慰霊は、戦前の国家体制であった「国家一神道」ではなく、憲法で保障された信教の自由、そして政・教分離を基本とした考え方で、個々人の判断のもとに行われるのが当然のことであります。

 今、日本に求められているのは、侵略戦争を真摯に反省し、アジア諸国からの信頼を回復させ、北東アジア地域の平和実現に向けたイニシアチブをとることであって、戦前復古を思い起こさせるような首相の靖国神社の参拝は、平和憲法の理念を否定し、侵略戦争を美化するものであって、断じて認めることはできません。

 よって、小泉首相の靖国神社参拝に強く抗議するとともに、二度とこうした過ちを犯さないよう強く要請いたします。



 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。





  平成13年9月27日

                   函館市議会議長  岩 谷 正 信