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北海道 札幌市

平成17年(常任)総務委員会−05月18日-記録




平成17年(常任)総務委員会
 札幌市議会総務委員会記録
           平成17年5月18日(水曜日)
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      開 会 午後1時
○近藤和雄 委員長  ただいまから、総務委員会を開会いたします。
 報告事項はございません。
 議事に入ります。
 緑を感じる都心の街並み形成計画(案)についてを議題といたします。
 理事者より、説明を受けます。
◎下村 市民まちづくり局長  本日は、先般4月11日、緑を感じる都心の街並み形成計画策定委員会より市長に手交されました同計画の内容についてご説明申し上げます。
 札幌の都心部は、札幌市民の生活の場であるとともに、北海道経済の中心、観光の拠点としての位置づけ、役割を持っており、その重要性から、近年、都心の再生に取り組んでいるところでございます。
 本計画は、新しい時代の都市文化の創造や、潤いと安らぎのある都市空間の創造などを目指し、都心の魅力を感じながら気持ちよく過ごせる環境を整えるための取り組みをまとめるとともに、その推進に大きな効果が期待できる札幌駅前通及び創成川通の再整備の基本的な計画の策定を目的としてございます。策定に当たりましては、市民意見把握のため、まちづくり広場などさまざまな機会を設けまして、そこでの意見等を計画に反映しながら、平成15、16年度の2カ年にわたる検討を続けてきたところでございます。今後は、これをもとに行政計画としてまとめ、その内容を詳細設計に継承しつつ、具体の事業につなげていきたいと考えてございます。
 それでは、内容につきまして、都心まちづくり推進室長の方からご説明申し上げたいと思います。よろしくお願いします。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  まず、本日お配りしております資料についてでございますけれども、緑を感じる都心の街並み形成計画の本編を、きょう、改めてカラー版ということでA4判をご用意させていただきました。これと、簡潔に要約しております概要版、A3判になっているかと思いますが、この2種類でございます。本編につきましては、必要に応じてご確認をいただくことといたしまして、概要版に沿ってご説明を申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず、計画の位置づけ及び目的についてでございます。
 概要版の1ページ目をお開き願います。
 1ページ目の左上でございます。
 計画の位置づけについてでございますが、平成12年度第4次札幌市長期総合計画において、都心の整備を重点施策として位置づけたことを受けまして、平成14年度には、魅力的で活力ある都心の整備を重点施策として位置づけ、その目指すべき方向性を示しました都心まちづくり計画を策定し、平成16年度には、この街づくりを交通面から支えるための施策を体系化した都心交通計画を策定したところでございます。本計画は、これら上位計画の具体化を図るため、平成15年度、16年度の2カ年で検討を行ってきたところでございます。
 次に、目的についてでございます。
 新しい時代の都市文化、この策定の中ではストリート文化と呼んでございますが、これの創造などを目指し、都心のオープンスペースネットワークの考え方、それらの活用、管理のあり方、周辺の建築物の機能、形態のあり方などを総合的にとらえ、都心の魅力を受けとめながら気持ちよく過ごせる環境を整えるための重点的な取り組みをまとめたところでございます。とりわけ、都心の魅力向上に大きく寄与することが期待されております札幌駅前通及び創成川通の再整備に関します基本的計画の策定を主要な成果としたところでございます。
 次に、対象範囲についてでございます。
 右上にありますように、都心まちづくり計画で示されている四つの骨格軸をおおむね包含する形で、この図では網かけがなされているかと思いますが、この部分としてございます。
 次に、計画の目標についてでございますが、本編の4ページ目をお開き願います。
 2として、計画の基本目標というのがございます。
 (1)都心の魅力づくりのうち、アでございますけれども、魅力づくりに向けた基本姿勢ということが書かれてございます。かいつまんでご説明いたしますと、札幌は人口や産業の集積による発展を続けた時代を終え、より豊かな生活を営む場となることが求められていること、また、これまで蓄積された特質を際立たせ、より鮮明な都市イメージ、都市魅力を構築することが必要である。このような中で、芸術・文化のみならず、身近な生活文化、コミュニティビジネス、サブカルチャーなど、いわゆる人々が学び伝え織りなす生活のありさま、さらには、それを展開する都市空間のありさまを広く都市の文化ととらえ、魅力的な文化をはぐくむ場となるような都心の街づくりを進めることが重要であるという旨、記載されてございます。
 次に、イとして、その魅力づくりの方向性が書かれてございます。この第2パラグラフからですけれども、本計画は、都心の魅力づくり、文化づくりに対する取り組みの必要性、都心の構造、空間特性上の問題への対応を踏まえ、都心まちづくり計画に示された四つの骨格軸を初めとするさまざまな通り、ストリートでございますが、これに着目し、それぞれの特性に応じた文化の創造の展開を表現した景観を生み出していく、いわゆるストリート文化の創造を目指すということでございます。ストリート文化創造の意義は、美しく魅力的なストリートを創出し、そこで多様な文化が展開され、それによって札幌の本質的な強さ、魅力を高め、発信していくことにあります。
 ここで言うストリートとは、いわゆる公共施設と民間施設の区分をしないで、だれでもが利用する施設、空間全体で構成される公共空間ととらえることが重要であり、道路、公園、河川などの公共施設、建築敷地内オープンスペースに加え、周辺の街並みや人々の活動を誘発する魅力的な沿道施設を含むものとされております。
 概要版に戻っていただきます。
 1ページ目でございますが、ただいまご説明いたしましたストリート文化の創造による都心の魅力づくりを具体化するため、左側上から2段目に記載しておりますように、以下の5項目を基本的な目標として、取り組みを進めることとしてございます。
 一つ目は、アクティビティとオープンスペースによる個性的なストリート文化づくりでございます。これは、さまざまな思いで展開される人々の活動、あるいは、これによって醸し出される活気などさまざまな雰囲気と、この場の空間となりますいわゆるオープンスペース、この二つの面をとらえまして、個性的なストリート文化づくりを進めるということが重要と考えてございます。
 二つ目は、各ストリートの個性の創出による新しい名所の創造でございます。アクティビティーの誘発、オープンスペースの創造などの取り組みによりまして、個々のストリートが持つ個性を際立たせ、それぞれが札幌の誇る新たな名所となり、全体で札幌の鮮明な都市イメージを表現するということでございます。
 三つ目には、各ストリートにおけるガイドラインの策定と継続的な進行管理、四つ目は、市民による活用を通したストリート文化の育成、五つ目は、北海道・札幌の風土に立脚した都市デザインの実現ということになってございます。
 次に、ストリート文化創造の基本的な考え方についてでございますが、左側の3段目をごらんください。
 (1)として、ストリート文化づくりの要素ということで、公共空間の整備ほか3点、(2)といたしまして、都心において誘導すべきアクティビティ、街歩き自体を楽しむほか3点、(3)は、アクティビティ誘導のための多様な空間づくりということで、個性がある空間ほか3点、(4)は、緑豊かなオープンスペースづくり、鮮明な都市イメージを印象づける環境づくりほか2点を基本としているところでございます。
 次に、ストリート文化を展開するネットワークの考え方についてでございますが、下段をごらんください。
 四つの骨格軸におけるストリート文化の誘導方向について、簡潔にご説明させていただきます。
 札幌駅前通でございますが、地上と地下それぞれの魅力があいまって賑わいを創出するメインストリートというイメージでございます。地下歩行空間の整備、地上部の再整備により、地上と地下の歩行空間それぞれに機能的、空間的な特徴を与え、季節、時間、目的により歩く場所を選択できる重層的な歩行空間を構成します。
 創成川通につきましては、新しい活動、文化、交流、緑を育む川辺ストリートということで、水辺を最大限に生かすとともに、これと調和する多様な緑の姿を創出し、都心に少ない自然を生かした空間とすることにより、今までの都心にはない新しいアクティビティーを生む個性的な空間とします。
 大通については、魅力的な緑環境を持ち、市民が憩い、活動するストリートということで、駅前通と並ぶ景観軸として、豊富で連続的な緑を確保するとともに、沿道との関係に着目しながら誘導するアクティビティーに対応したランドスケープを形成します。
 北3条通は、札幌の歴史と文化を感じながら新たな活動を育むストリートということで、通りとしてのイメージを高めるため、道庁前のイチョウ並木や点在する歴史的な資源を生かしながら、景観的な連続性を表現しますということになってございます。
 これらの骨格軸の取り組みを、さらにほかの道路や中通りに面的、波及的に展開し、都心全体のストリート文化の創造へと展開させていくということで、そのイメージ図を右側でお示ししているところでございます。
 次に、2ページ目をお開き願います。
 札幌駅前通の再整備の基本計画についてご説明いたしたいと思います。
 ここでは、札幌地下鉄南北線さっぽろ駅と大通駅間の約460メートルに建設を予定しております札幌駅前通地下歩行空間整備事業に当たっての基本方針、整備イメージなどについて計画したところでございます。
 左上には、整備の基本方針が記載されてございます。
 (1)空間整備の方針ということで、3列並木の維持、再生による緑の中心軸の強化ほか3点、(2)空間活用の方針として、道路空間も活用した多様なアクティビティー展開の仕掛けづくりほか1点、(3)沿道まちづくりの誘導方向として、高質なストリート商業の展開ほか3点を挙げているところでございます。
 具体的な内容につきまして、以下、ご説明申し上げたいと思います。
 施設の基本構成でございますけれども、右上の図をごらんください。
 本計画は、昨年策定いたしました都心交通計画など既往の計画や空間整備の検討方向を見据えて、以下を基本構成としてございます。
 現在の6車線を4車線、片側2車線とし、歩行者のための空間を広げます。この際、交通渋滞を招くことのないよう、タクシー待ちや荷さばきのための停車スペースを設けることとしてございます。中央分離帯及びその並木につきましては、これまでどおり復元し、現在の緑豊かな駅前通のイメージを今後も維持します。また、地上と地下の空間的連続性を確保するため、交差点付近に出入り口を設けるとともに、バリアフリーの観点から1丁間に東側と西側に各1カ所のエレベーターを設けることとしてございます。現在、混在している歩行者と自転車のスペースを分離し、歩行者の安全を確保するため、自転車通行可能スペースを設けることとしてございます。歩道の車道寄りには、冬期間の堆雪や植樹、配電盤など、さらには多様な活用を可能とするユーティリティー空間を設けることとしてございます。
 次に、左側にあります空間デザインの考え方についてご説明させていただきます。
 デザインのねらいといたしましては、空間デザインは地上と地下をさまざまな要素で連続化することとしております。機能面では、経路の回遊性、選択性、地下のにぎわいを地上から眺める、沿道とのスムーズな接続、これらを目指すこととしてございます。また、環境面では、空と緑を見上げる、光が差し込む、四季や天候の変化などを感ずる地下空間を目指します。スルーホールによる駅前通のシンボルづくりということで、地上と地下のさまざまな要素をスルーホールとして位置づけ、地上と地下の空間的なつながりを生むとともに、このスルーホールについては、地上と地下で共通したデザインとすることにより、空間の連続性をより一層高めることとしてございます。これらのことから、地上部のデザインはシンボリックな空間を演出する緑の創出、多様なアクティビティーを受けとめる空間づくりにより、にぎわいある空間としていくことを目指していくところでございます。
 左下には、その整備イメージ図を掲載しているところでございます。
 また、地下空間のデザインにつきましては、さまざまな人々のアクティビティーによって彩られる地下空間のにぎわいを高めることを促す空間としていくことを目指しております。
 こちらにつきましては、右下の整備イメージ図をごらんください。
 地下であることを感じさせない、明るく広々とした空間とすること、地上出入り口、スルーホールについては、そこが地上に対する開口となり、光や人、情報やにぎわいなどがあふれ出るような効果を持つデザインとすること、憩いの空間や立ちどまって休息できるベンチなどを準備し、歩行空間としての快適性を高めること、交差点の地下部は、その広がりをうまく利用するとともに、出入り口とスルーホールの効果により、空間を穏やかに区切り、にぎわいを生む広場とすること。沿道建物との接続空間についても一体的なデザインとするよう誘導すること、沿道建物と接続しない壁面につきましては、アートや広告、環境映像、公共情報などの日々更新される情報の提供によりまして、動的な歩行空間を演出することという内容になってございます。
 ただいま、スルーホールという言葉が幾度か出てきたわけでございますけれども、これにつきまして、本編の34ページ目をお開き願いたいと思います。
 34ページに、スルーホールのイメージということで、上の図は、歩行空間の中間部、地上部では中央分離帯のところになりますが、こういったイメージでスルーホールを構成するということを考えてございます。下の図は階段部分でございまして、このようなイメージを具体的な設計に反映していこうというのがスルーホールでございます。
 それでは、概要版に戻っていただきます。
 3ページ目をお開きください。
 次に、創成川通の再整備の基本計画についてご説明させていただきます。
 ここでは、現在あります北と南の二つのアンダーパスを、南5条線から北3条線まで連続化することによりまして、現在の地上部の片側4車線のうち、都心に用事のない通過交通に対応する車線となります片側2車線を地下化し、これにより地上に確保できる空間を、河川と、それに面した親水空間として整備しようというものでございます。
 左上には、整備の基本方針が記載されてございます。
 (1)空間整備の方針として、創成川の特徴を活かした空間づくりほか3点、(2)空間活用の方針として、多様なアクティビティの展開が可能となる柔軟な管理ほか1点、(3)沿道街づくりの誘導方向ということで、創成川沿いの環境と調和した空間の創出ほか2点とされてございます。
 具体的な内容につきまして、以下、ご説明申し上げたいと思います。
 施設の基本構成ですが、右上の図をごらんください。
 本計画は、先ほども札幌駅前通についてご説明申し上げましたように、都心交通計画など既往の計画や空間整備の検討方向を見据えて、以下を基本としてございます。現在の片側4車線のうち、2車線を地下化し、地上は片側2車線といたします。このことにより、地上で確保できるアンダーパス構造物の上部空間は、歩行者のための空間として整備、活用いたします。河道の横断施設、トイレなどの利便施設のほか、より多くの人が活用できる空間としていくため、また、にぎわい創出を促すために必要な施設、休憩施設ですとか広場などを設けます。道路の地下化事業に伴いまして、緊急避難施設の設置が必要となることから、親水空間の一部にこれらの施設を整備いたします。地下化事業に伴って実施する河川改修では、平常時、災害時に必要となる条件で河道などを整備する必要があることから、その条件を満たしながら親水空間を整備することとしてございます。
 次に、左側の中ほどからになりますが、空間デザインの考え方についてご説明申し上げたいと思います。
 デザインを検討するに当たりましてのコンセプトでございますが、三つのつなぐというキーワードを考えてございます。
 一つ目は、札幌の歴史をつなぐということでございます。
 これにつきましては、若干詳しくご説明申し上げますが、本編の42ページをお開き願います。
 代表的な写真を掲載しておりますが、創成川は、かんがい用水、物資輸送のために整備された後、明治以降は生活用水、イベント空間などとして利用され続けてきたところでございます。産業を支える役割からスタートいたしまして、その後は市民の生活の場として利用されてきましたが、現在はなかなか近づきづらい状況となっているところでございます。札幌都心部では、札幌の都市としての歴史を残す数少ない空間、要素であり、これからの創成川通を考えていく場合、市民生活の場としての歴史的な姿を後世に残していくことが大変重要であると考えているところでございます。
 それでは、概要版に戻っていただきます。
 三つのつなぐというキーワードのうちの二つ目でございますが、二つ目は、市街地をつなぐということでございます。創成川を挟んだ東西の市街地を結びつける場としての役割を持たせるということでございます。
 三つ目は、軸としてつなぐということでございます。直線河川の空間的特徴と水と緑の要素を生かし、緑の軸、歩行者の軸をつくるということでございます。
 これらの基本的な考え方を具体化するためのデザインの基本方針につきましては、右下の基本デザインの図を見ながら、簡単にご説明申し上げたいと思います。
 まず、緑についてでございますが、河道沿いには大木となる樹木を植栽しますが、緑の連続性を確保しながらも、河川に対する視界を遮らないよう、各ブロック3本から5本程度とします。この図では、3本となっているところでございます。このほか、豊かな緑、四季の移り変わりを効果的に演出するため、高・中・低木を織りまぜた豊かな緑を創出します。
 河川につきましては、直線的な形状を基本とし、河道沿いには人々が憩い、河川と向き合うことができるようなだらかな勾配とするほか、人々がより近くに水を感じ取れるような工夫を施すこととしてございます。
 南北方向の歩行者動線としては、車道側に散策路を設けるとともに、アンダーパス構造物の制約が小さい箇所については、河道沿いにも歩行者動線を設けることとしてございます。また、東西市街地のつながりを強めるという観点から、空間的な連続性を重視すべきブロック及び人々が集まりやすいブロックといたしまして、大通との交差点あるいは狸小路、二条市場との交差点につきましては、当該左のページに示してございますような観点から、その特性に合わせたデザインとすることとしておりまして、整備、活用等に関する具体的なあり方につきましては、沿道権利者や市民を交えた検討を今後行うこととしてございます。
 次に、4ページ目をお開き願います。
 札幌駅前通及び創成川通に関します樹木についてでございますが、この計画は両通りの整備において非常に重要な要素と考え、主要な樹種の選定を行ったところでございます。
 まず、駅前通に関してでございますが、左側をごらんください。
 中央分離帯における樹種は、これまでハルニレが植栽されておりましたが、ハルニレは本来、適潤性というのですか、湿ったところでよく育つという木でございます。地下に構造物ができるというような特殊な環境におきましては十分な生育状態が望めないということから、よりこの環境に適応しやすい、ハルニレと同様な樹形が期待できるオオバボダイジュに変更することとしてございます。一方、ハルニレにつきましては、北海道を代表する樹木でありながら、都市化が進むにつれ減少傾向にあることを踏まえ、本来、適潤性であることから、水の豊富な創成川通に植栽することとしてございます。
 歩道部につきましては、歌にも歌われ、札幌のイメージを醸し出す素材として、これまでどおりのニセアカシアを植樹することとしてございます。
 次に、創成川通でございますが、右側をごらんください。
 先ほどご説明いたしましたハルニレですが、駅前通の代替として、河川のすぐ脇に植栽することで、数十年、あるいは100年をかけて大きな緑の固まりをつくり出すことが可能であると考えてございます。また、車道際にはライラックなどを中心といたしました高・中・低木を植樹することとしてございます。ライラックなどの多彩な品種郡を植栽することによりまして、大通とあわせた、いわゆる見どころ空間をつくることにより、回遊性の向上が期待できるとともに、連続性のある低木植栽は親水空間利用者に対する車からの負荷軽減が期待できるところでございます。また、歩道部につきましては、北1条以北の国道部と統一を図るという観点から、カツラを植栽することとしてございます。
 以上、簡単ではございますが、緑を感じる都心の街並み形成計画の概要につきまして、説明をさせていただきました。
○近藤和雄 委員長  質疑を行います。
◆細川正人 委員  それでは、私の方から、数点、お伺いをさせていただきたいと思います。
 今、ご説明がありましたように、駅前通の再整備というか、地下歩行空間整備に当たっては、これまで1000人ワークショップとか、いろいろな市民意見を聞いてきているという状況であって、そのことは私も十分に承知をしております。一方で、駅前通には、振興会という会があって、また地元の町内会もあるわけですけれども、その方々から、私どもの意見を聞いていただける場がなかったような気がするというようなことをちらっと聞いてまいりました。いろいろお話を聞くと、実は、この緑の計画が出たときに、こんなふうになるのかということで、初めて知ったというようなことから、いろいろな面で不安ですとか、あるいは懸念ですとか、そういったものを持っておられるというやにも聞いてまいりました。
 そこで、地元の方々、振興会の方々がどういった考え方や声をお持ちになっているのか把握をされておられるのか、まず1点、お伺いをいたします。
 それから、先ほども言っておりましたように、すばらしい魅力のある街をつくっていかなければならない、そのためには、当然、駅前通振興会の商業者の方々が、この計画に乗って、私たちも次の展開をしていかなければいけない、そういう気持ちを起こしていかなければいけないという気がするのです。そういった面で、意見を取り入れていく取り組みのようなものはどうお考えになっておられるのか、お伺いをいたしたいと思います。
 それから、もう1点、創成川通の方でございますけれども、つなぐというキーワードで、市街地をつなぐと。特に、あそこは狸小路商店街と二条市場という商店がありまして、かつては、いろいろな面でつながっていましたが、先ほど説明がありましたように、分断をしてしまうような形になりました。私は、古い話は知りませんけれども、札幌祭りのときに、創成川に板を敷いて、サーカス小屋が建ったりだとか、そんなことをしながらにぎわいを持たせていたところだったというふうにも聞いています。
 そんなことで、つなぐということの説明を今いただいたのですが、もう少し具体的に、どんなイメージを抱いておられるのか。
 それから、それに当たって、地元の商店街の狸小路商店街あるいは二条市場の方々とも協議をされていくお考えがあるのかどうかということも、あわせてお伺いをさせていただきたいと思います。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  大きくは3点ほどのご質問だったと思います。
 前段で、市民意見の反映というのですか、どういうところでいろいろやってきたのか、私どもの方で経過等についてご説明した後、3点についてご答弁させていただきたいと思います。
 駅前通地下歩行空間の整備内容及び地上部の再整備の内容につきましては、今、委員からもありましたとおり、一昨年、15年11月に行った市民1000人ワークショップを初めといたしまして、都心交通計画や本計画策定委員会の公開及びホームページへの内容の掲載、まちづくり広場やパネル展、さらには最終段階での市民意見募集などを通しまして、計画内容の周知に努め、それぞれの段階で多くの市民の皆様からご意見をいただいてきたところでございます。地元への説明ということでは、札幌駅前振興会役員会へのご説明、あるいは、地下歩行空間から地上へ上がる階段部の都市計画決定に際しての説明会、市民意見募集に合わせての説明会などを通しまして情報提供を行ってきたという経緯がございます。
 そこで、質問の1点目になろうかと思いますが、この計画検討の初期の段階から、いわば皆様とのひざ詰めというのでしょうか、細部にわたっての説明や意見交換という意味では必ずしも十分ではなかったのかなと考えております。そのため、契約内容についての不安や懸念が払拭されない状況になっているのではなかろうかと考えてございます。
 具体的な地元の意見といたしましては、車線数の減少ですとか、自転車走行可能スペースの設置、あるいは、中央分離帯とスルーホールの設置、地下歩行空間の防犯性確保などのより詳細な説明が必要である、また、今後の具体的な設計に際して、細部のデザイン等について地元の声を十分に聞いてほしい旨の要望等が上がっているところでございます。
 次に、2点目の地元の皆様の十分な理解を得るためにどのような取り組みを行ってきたかというご質問でございます。
 今回の再整備につきましては、整備後の空間の活用、管理や沿道の街並み形成を考えた場合、地元の皆様の深いご理解を得て、ご協力をいただくことが不可欠であると考えてございます。このため、札幌駅前通振興会及び町内会連合会の役員の皆様にご案内をし、駅前通の再整備計画についての話し合いを4月から行ってきているところでございます。この中で、整備計画の個々の事項について、その必要性や所期の目的が確実に達成されるための今後の取り組みにつきまして、詳細にご説明し、意見交換を行っており、このことを通しまして、十分な理解を得られるよう今後とも努力してまいりたいと考えてございます。
 次に、3点目の創成川通の再整備に当たり、東西市街地の一体化についてどのような展開を考えているのかというご質問でございます。
 冒頭のご説明でも若干触れさせていただきましたが、創成川通の地上部につきましては、つなぐというキーワードを設定して整備計画を立案しており、東西の街をつなぐものとして再生することを重視してございます。
 具体的には、見えないところというのですか、死角をなくしまして、周辺からも水の流れが感じられ、さらに、水辺に近づける空間とすることによりまして、多くの人がこの場所に立ち寄りたいと思えるような場づくりを目指すとともに、東西の見通しを妨げない植栽などを施すこととしてございます。このことによりまして、今まで東西を隔てる創成川と、何となく疎外感があるという感じだったわけですが、東西の街並みが融合あるいは一体化する創成川通への転換を図ってまいりたいと考えてございます。
◆細川正人 委員  わかりました。
 駅前通の関係でございますけれども、札幌市がこういう駅前通の整備をするに当たっては、民間のいろいろな方々がそこに協力していって、協力というのでしょうか、お互いに手を取り合って新しい街ができ上がってくるのだろうというふうに私は思っているのです。まさに、今、聞いたときにわくわくするような計画ができ上がってきているわけです。そういったものを実現していくために、地元の方々との協力関係を構築していくことが大変重要なことだと思います。そのことについて、どう取り組んでいこうとされておられるのか、再度、お聞かせいただきたいと思います。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  ただいま、委員がご指摘のとおり、駅前通の再整備を進めるに当たりましては、工事期間中はもとより、整備後の維持管理あるいは活用する段階におきましても、地元の皆様と行政との積極的な協力関係が確立できなければ、駅前通を真に魅力的なメーンストリートとすることは難しいと考えてございます。駅前通の再整備に伴って整理、解決が必要な課題は、美しいデザインとすること、防犯性や魅力の向上、交通混乱の回避、沿道街づくりのあり方など多岐にわたっており、これらについて常に地元の皆様とひざ詰めで協議しながら検討を進めることが大変重要であると考えております。このため、これらの課題を総合的に扱う協議体制を地元の皆様との合意のもとで構築すべく、早急に具体化を図ってまいりたいと考えてございます。
◆細川正人 委員  最後になりますけれども、創成川通の方も、古くから、狸小路商店街の組合の方々、二条市場の方々、地元で両者がいろいろと話し合いをしてきて、創成川はどうあるべきなのかということも協議をしていたというふうに聞いております。それから、駅前通の方も、やはり、そういった商業者の方々がいて、初めて街が成るわけです。いろいろな市民の意見を聞くというのも確かに重要なんですけれども、実は、そこで商業を展開している方々が、これはこうやっていきたいんだという思いを持てるような、そういう信頼関係をつくっていくことが大変重要だと思いますので、そのことを、再度、再度で大変恐縮ですが、本当にご努力いただきますようにお願い申し上げて、私の質問を終わります。
◆峯廻紀昌 委員  私からも、数点、お伺いをしたいと思います。
 まず、この計画を進めていくに当たっての2点と、札幌駅前通地下歩行通路の関係で1点、お伺いいたします。
 この計画を策定していく中で、今も細川委員からありましたけれども、さまざまな会を開く、市民意見あるいはパブリックコメント等をおやりになった中で策定されたことは十分評価するところでございます。
 しかしながら、市民意見を聞き、さまざまな意見をまとめる難しさは十分わかっておりますが、まとめた中で、もう一回、その計画を市民にフィードバックする機会があってもいいのかなと思います。皆さんの意見を聞く中で、当然、100%クリアはできませんけれども、総体的なまとめとしてこういう計画ができましたという部分での市民周知、フィードバックということも一つは考えるべきではないかと思うのです。
 まず、このことについてどうお考えになっているのか、1点です。
 それからまた、この計画を進めるに当たっては、今やられているいろいろな施策分野にまたがることが多いのですが、今よく言われているのは、横断的な取り組みをしていかなければいけないということです。
 そこで、この計画を進めるに当たっての推進管理をどのように考えられているのか、お聞きをしたいと思います。
 次に、駅前通の関係について、今言った各分野にまたがるということと共通するのですが、先般、市長は市電の存続を決められました。今、ワークショップを含め、いろいろな場面でその論議をされておりまして、延伸だとかループ化という話も出てきていますが、まだ具体的にはなっておりません。ただ、この先、市電の関係で、もしループ化や延伸という話になったときには、これは私の今の考えですが、駅前のポイントを通過させる可能性もなきにしもあらずだと思うのです。駅前通を通すか通さないかはこれからの論議になるのでしょうけれども、そういったことを考えた場合に、この計画をコンクリートした中でつくり上げていくということにはならないと思うのです。
 そこで、市電の関係と今回の計画の中で、そういったことも想定してこの計画がこれから進められていくのかどうか、まず3点についてお伺いしたいと思います。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  第1点目の計画を周知し、フィードバックしていくことについてでございます。
 今後、正式に決定した後の計画書なり概要版につきましては、本庁はもとより、各区、まちづくりセンターなどで広く市民への配布を行うとともに、広報やホームページへの掲載を基本としながら、今まで行ってきた市民ワークショップへの参加者や地元の皆様など、策定過程において積極的にご意見をお寄せいただいた方々への報告、さらには、毎年実施しておりますが、都心まちづくりフォーラムで取り上げるなど、さまざまな機会をとらえまして周知を図ってまいりたいと考えてございます。
 2点目の計画の推進管理についてでございます。
 委員からもお話がありましたように、本計画は、公共施設のデザイン、活用、管理、そして周辺の街づくりのあり方などを総合的にとらえて、魅力ある公共空間づくりについて検討したものであり、内容が大変多岐にわたるということから、いわゆる計画策定段階から関係部局と一体となって進めてきたところでございます。今後、本計画の考え方を具体化するに当たりましても、引き続き、当室がコーディネート役を務めながら、個別施策の展開が全体との整合性の中で進められるよう調整してまいりたいと考えてございます。
 3点目の駅前通の地上部における路面電車存続との整合性についてでございます。
 路面電車につきましては、これまでの検討の結果といたしまして、多くの市民に親しまれていること、人や環境に優しいという特性、さらには都心の街づくりへの寄与などの面から、その必要性は高く、存続するとの結論に至ったところでございます。
 しかしながら、経営形態や路線のあり方などの具体的な方針につきましては、今後、多角的に検討した上で整理していくこととなりますので、現段階におきましては、駅前通に路面電車の導入を見込んだ計画とはなってございません。
 なお、本当に仮にということでご答弁させていただきますが、将来、路面電車を導入することになった場合におきましては、今回の地下歩行空間整備により構築する構造物自体を大きく改造する必要はないものと考えているところでございます。
◆峯廻紀昌 委員  計画の進め方を含め、駅前通の考え方はわかりました。
 最近、市長の方で、市民自治が息づくまちづくりのパンフレットを配布するということで新聞にも出ておりましたが、いずれにしても、計画を進めていくには、市民の話を聞き、そして市民と一体となってつくったと。先ほど細川委員が言ったこととダブるのですが、そういったものは、その都度、きちんと市民に知らしめる中で、みんなでつくり上げたと。これから、もっともっとそういったことをして札幌の街をつくっていこうと、そういう体制をきっちりやっていただきたいというふうに思います。
 駅前通の関係では、あくまでも仮の話にしかなりませんが、当然、延伸にしても、必ずしも路面電車でなければだめだとか、そうとは限らなくて、いろいろな手法があるわけです。仮の話でありますが、そういうことも出てくる可能性がありますから、そっちは全くなしという中で進めるのではなくて、そういったものを含めて、関係部局との連携をきちんととる中でこの計画を進めていただきたいというふうに思います。
 次に、創成川通の関係で、3点、お伺いをいたします。
 まず、今ご説明いただいた中で、緑の多いスペース空間という形での話は理解できますけれども、水辺を生かしたということを考えると、緑の関係もありますが、当然、そのほかにもさまざまな生態系が、今、存在していると思うのです。そういった中で、整備以降、緑を回復していく部分は理解をしますけれども、今ある生態系の部分について何らかの配慮を考えているのか、そういった観点から、まず1点、お伺いをいたします。
 それから、今、説明を受けた中では、ストリートからストリートへ回遊だとか、いろいろな形で大通あるいは二条市場をつなぐというコンセプトがあります。ただ、これは雪のない時期はいいですけれども、北海道、札幌は、当然冬期間が長いわけです。しかし、冬で雪があるから、冬の間はそこで終わりだよ、創成川は雪山ですということには当然ならないというふうに思うのです。
 そこで、今、考えられている構想の中で、冬場は創成川通をどのように活用をしていこうとお考えになっているのか、2点目としてお伺いをいたします。
 3点目ですが、創成川通は、河川部を除くと1.7ヘクタールぐらいで、ある意味で広域的なエリアになるわけです。ましてや、都心の貴重な空間を利用するということも考えて、今、地球規模で災害が多発をしている中、危機管理の部分からちょっとお聞きをしたいのです。
 創成川通ができて以降、今言ったように1.7ヘクタールという広大な敷地になり、そういったことを考えた場合に、避難場所としての位置づけをどう考えているのか、これを3点目としてお伺いしたいと思います。
◎筑田 都心街づくり推進室長  第1点目は、生態系の回復についてでございます。
 本計画における創成川通の空間デザインの基本方針の中では、緑の多様性や動物の生息にも十分配慮するとしてございます。今後、高・中・低木を織りまぜた豊かな緑を創出するとともに、街区の特徴づけの中で河道における水の流れに変化を与えるなどの工夫を施し、動植物の生息が可能となる多様な空間の創出に向けた検討を進めてまいりたいと考えてございます。
 次に、創成川通の冬期間の活用ということでございます。
 都心のオープンスペースにつきましては、四季が織りなす環境を背景に、その季節に適合したさまざまな形態で有効に活用されることが魅力向上の一つとして重要であると考えてございます。とりわけ、創成川通の再整備におきましては、広場的な空間形成を計画しております大通との交差部、あるいは、狸小路、二条市場との交差部におけるイベントなどの開催、あるいは日常的な散策など、冬期間の活用も想定しているところでございます。今後、親水、緑地空間のより具体的な活用、管理のあり方につきましては、地元商店街の方々のほか、市民の皆様ともどもと検討していくこととしてございますので、その中で冬期間の活用につきましても掘り下げた検討を行ってまいりたいと考えてございます。
 三つ目の避難場所の関係でございます。
 創成川通の再整備に伴いまして、委員もお話しされてございますが、整備区間全体で約1.7ヘクタールのオープンスペースが確保されることとなります。これは、河川部分を除いて1.7ヘクタール程度ということでございます。このことは、災害時におきます一時避難場所として機能し得るものと考えられますことから、今後、防災上の位置づけにつきましては関係部局と連携を図りながら検討してまいりたいと考えてございます。
◆峯廻紀昌 委員  生態系の回復は、当然、考え方の中には入っているということですので、ぜひ、緑とあわせて、生態系の回復の部分についても重点的にやっていただきたいというふうに思います。
 また、冬期間につきましても、今お話ししたように、かかわる方々とのお話も当然あるでしょう。雪というものは、当然、札幌からしてみると財産でもあり、資源でもあり、いろいろな部分で活用されていくことを考えれば、また夏場と違うものができ上がる可能性もあるわけですから、そういう可能性を突き詰めていく中で、冬場も有効に活用できる場所として考えていただきたいということをお願いしまして、私の質問を終わります。
◆谷沢俊一 委員  2〜3、お伺いをしたいと思います。
 まず、今回の計画の対象範囲が楕円形で出ております。第4次長期総合計画で位置づけられている都心の区域、あるいは、中心市街地活性化基本計画で定められている区域と比較しますと、対象範囲として地域がかなり狭まっているという図になっているわけであります。例えば、札幌駅で言いますと、北側は対象外になる。あるいは、大通なり北3条通の延長線上で区域外になるというような感じを受けるわけであります。この区域は、対象範囲の狭まりというか、長期総合計画から相当小さくなっているイメージがあるのですが、その辺に何か理由があるのか、お聞きをしたいと思います。
 それから、2点目に、この計画を具体化するに当たっては、当然、相当の事業費が必要になってくると思われます。札幌駅前通あるいは創成川通については、既に一部が予算化されてスタートしているわけでありますが、区域内全体の事業については事業費としてどの程度かかるのか、そういう見積もりをされていらっしゃるのかどうか、もしも見積もっているとすれば、総額はどの程度と想定されているのか。そういう見積もりがないとすれば、この計画を具体的にどのように進めていくのか、今の駅前通と創成川通以外のところの推進をどういう形で具体化していくのか、その方法についてお伺いをしたいと思います。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  2点ほどご質問があったところでございます。
 1点目は、計画した対象範囲についてでございます。
 まず、長期総合計画などと比較して計画の対象範囲を狭く限定しているのはなぜかということでございます。
 長期総合計画や都心まちづくり計画におきましては、将来の都心居住の受け皿という観点も含めて、都心の範囲をやや広くとらえてございます。今回の計画につきましては、人々が都心の魅力を感ずることのできる公共空間のあり方などを検討するという趣旨から、都心の中でも、とりわけ多くの人が集まり、活動する区域について集中的に検討することとし、対象区域を設定したところでございます。
 なお、本計画の考え方につきましては、この対象範囲に限定するものではございませんので、公共空間を魅力的にするという取り組みを周辺部にも展開していく際には、この考え方を踏襲して進めていくことを想定してございます。
 次に、本計画に伴う資金計画等はどのようになっているのかというご質問でございます。
 まず、駅前通と創成川通の再整備につきましては、委員からもお話がありましたとおり、従来から予定されている事業費の範囲を想定してございます。また、そのほかの部分につきましては、公共空間を魅力的なものとするための基本的な考え方の設定にとどめておりまして、事業費に関する検討は加えていないところでございます。
 したがいまして、今後、街づくりとの整合ですとか開発との整合、これらを見きわめながら、北3条通や大通の再整備などが俎上に乗った段階で、本計画の理念に即して具体的な事業執行計画について検討すべきものと考えてございます。
◆谷沢俊一 委員  具体的な計画があるところ以外については、計画が俎上に上がった段階で、さらに体制をつくり、具体化していくということであります。
 この計画そのものが、ある一定のスパンを持ってやろうとしている計画なのか。期間が決められているとすれば、第4次長期総合計画の範囲の中のある一定の期間を設定して、いつまでにこの計画を遂行するというめどを持っていらっしゃるのか、そこをまず聞きたいと思います。
 もう1点、ちょっと別な質問なんですが、先ほどストリート文化づくりの要素ということで、この計画の中では、公共空間を多面的に活用することを可能とするための規制緩和に取り組んでいきたい、こういうふうに出ております。特に、ストリート文化の中で、サブカルチャーという言葉が出てきておりました。特に大通公園なんかでは、ストリートミュージシャン、あるいは大道芸能等の自由な活用がかなり規制されております。例えば、今、道庁赤れんがの広場なんかでは、かなり若者に開放しています。これは道の措置もありますが、やはり、こういった規制を緩和しつつ、趣旨でありますサブカルチャーを育てていくという点から、これまでどういうことがなされてきているのか。札幌市として、もしも例があれば挙げていただきたいと思います。また、今後、そうした公園の規制等も含めて、やはり市民が活用しやすいように規制緩和に取り組んでいくおつもりなのか、この辺をちょっとお伺いしたいと思います。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  まず、1点目は、この計画自体に期間を設けているかどうかというご質問でございます。
 今回のこの委員会での策定の段階では、いつまでにどれだけという期間は設けてございません。ただ、全体的には、第4次長期総合計画を受けて、都心まちづくり計画、あるいは都心交通を今までつくってきまして、それを具体化して策定することでございますので、そういった意味では長総の域を超えることはないものと考えてございます。
 それから、ストリートカルチャー、サブカルチャーの関係でございます。
 これは、全国的に、道路ですとか公園の公共空間を活用して魅力づくりをしていきましょうという動きが展開されてございます。札幌市で言えば、昨年度には、例えば、道庁前の広場で、半丁間ですが、交通どめをしましてオープンカフェを開いたり、あるいは、南1条商店街の方でプロムナード的なことをやってみたり、あるいは、期間が長くなるものとしては、ずっと続けておりますが、プロムナード期間中にさまざまなパフォーマンスをしてきたりという展開が行われてきて、それが地元商業者、事業者の方々にも根づいていけばということで我々も一生懸命に支援しているところでございます。
 一方、規制緩和についてはどうかというお話でございます。
 公共空間を活用いたしまして、さまざまな人の活動が展開される、ここではストリート文化と定義づけましたけれども、これをはぐくむということは本計画のテーマの一つでもありました。ご指摘のように、ストリートミュージシャンやストリートパフォーマーが一定のルールのもとで公共空間を表現の舞台として活動するということは、極めて重要かつ有意義なことであると認識しております。
 そこで、本計画では、そのような認識を明確にした上で、駅前通地下歩行空間における憩いの空間や、再整備後の地上部、さらには、創成川通の親水緑地空間などにおける活用のあり方について検討を行ったところでございます。今後、これらの活用が可能となる新しい仕組みづくりにつきましては、関係機関あるいは関係部局との協議、調整を図ってまいりたいと考えてございます。
◆谷沢俊一 委員  ちょっと細かい話で申しわけないんですが、既に創成川通の工事が着手されております。その近辺に勤務をされている2人ぐらいの市民の方から、実は、柳の木が伐採されていくと。毎日のように通って見ているが、ああいう形で切られていいのだろうかという苦言というか、苦情みたいなものを受けたのです。この形成計画をよく読むと、確かに、移植に耐えられない木であるというようなことも書いてあるのです。ただ、木を伐採するということについて市民の感覚というのはかなりデリケートなものがございます。
 そこで、こういうことについて、広報さっぽろ5月号に大枠の駅前通整備計画が掲載されていましたが、この計画の移植に関しても掲載しておりました。広報さっぽろを使わなくても、例えばホームページ等による周知という配慮は非常に大事だと思います。市民の方に誤解のないような形での周知が必要なのかなという考えを持ったのですが、この点はいかがでしょうか。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  木を伐採するに当たりまして、これは市長の方からもご指示がありましたが、市長は、緑を30%ふやしていくぞという中で、今ある木を切るというのは、仕方ないとは言え、極めて心が痛むと。そういうことで、昨年の暮れに、木を切るに当たりまして、木に感謝する会ということで、切る前に関係者あるいは市民の方々に広報させていただき、感謝して、これから木を切りますということでやった経緯がございます。
 なお、そのときに、将来へ柳の枝を残しましょうということで、挿し木というのですか、カミネッコンと言っているみたいなのですが、そういったものを数百つくりまして、若木が育つように、今、確保しているところでございます。
 そういうことで、今回の再整備につきましても、どういった活用があるのかというのはこれからになりますけれども、この若木の活用についても考えてまいりたいと思ってございます。
◆飯坂宗子 委員  私からも、数点、お尋ねしたいと思います。
 前段で形成計画の説明を受けたわけですが、まず、基本的な考え方として、緑を感じる都心というのは何を指して言っているのかということをお聞きしたいのです。要するに、感じるのですから、非常に感覚的なのですね。漠としているのです。
 この計画の中で、都心の街並みの重要なポイントとなる駅前通とか創成川通については段々の質疑もいろいろあったのですが、ここの再整備によって、今もありましたように、樹木が伐採されたり、あるいは移植されたりというふうに変化します。そうしますと、実際の樹木の本数としてはふえるのか、減るのか。これが一番わかりやすいかなというふうに思うのです。見た目というのは非常にわかりにくいので、本数等でふえるとか減るとかがもしわかれば明らかにしていただきたいというのが一つです。
 それから、二つ目は、ただいまも室長からお話がありましたが、上田市長は緑30%増という公約をしております。市街地の緑を4年間で30%ふやすというのが公約です。それの関連事業の中に、きょう説明を受けた緑を感じる都心の街並み形成計画を策定するということがあるわけです。
 そこで、ここだけでふやすとは言っていないのですが、その一つですから、4年間で30%ふやすこととの整合性はどうなるのかということをお聞きしておきたいと思います。
 それから、もう一つは、いわゆる地下通路についてなんですが、地上との一体感を持たせるためにスルーホールを設ける、そして、地上の光を取り入れ、緑あるいは空を見えるようにするという計画になっているんです。
 そこで、総事業費200億円とも言われておりますが、駅前地下通路の事業費はスルーホールを設けても変わらないのかどうなのか、この点についても確認をさせていただきたいと思います。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  緑を感じるということは非常に感覚的なことだということで、ご質問には入っていなかったかと思いますが、冒頭に、私どもの緑を感じる都心という考え方をちょっとご説明させていただきたいと思います。
 駅前通、創成川通の再整備によりまして、さまざまな変化ができてくるところでございます。この計画は、公共施設のデザインや活用、管理、周辺の街づくりを総合的にとらえまして、都心の通りのそれぞれの魅力を高めることによって、人々の多様な活動、ここではストリート文化と言っておりますが、これを高めていくことを目的としたところでございます。緑を感ずるということは、このようなストリート文化づくりに当たって、札幌の大きな特性である、大都市ながら近傍に豊かな自然があることや、変化に富む季節感があることなどをそれぞれのストリートの特徴に生かしていく、その結果、都心のさまざまな場所で緑を含む多様な空間が創出されていく、こういった目標を象徴的に表現したところでございます。
 次に、質問に対するご答弁をさせていただきますが、樹木の本数はどれぐらいふえるのか、減るのかというようなことでございます。
 駅前通につきましては、3列の並木の再生を図ることとしておりますが、地下から地上への階段やエレベーターなどの設置に伴いまして、高木の本数自体は減少することになると考えてございます。そこで、低木やプランターの配置、沿道建物の更新時などにおける緑化の誘導などにより、歩いている人の目に見える緑の量をふやしていく施策を展開する考えでおります。また、創成川通につきましては、明るく開放的な空間とすることとしておりますので、樹木の本数の増減につきましては、現時点で確定しているものではございませんが、緑地自体の面積は大幅に増加することとなりますので、都心部において緑をふやすことにつきましては大きく貢献するものと考えております。
 次に、緑を30%増加させるという目標との整合性につきましては、本計画は緑の絶対量を増加させるための具体的な施策を定めているものではありませんが、計画の中で、公共施設整備や民間建築の更新に伴って、緑をきめ細かくふやしていくという方向づけを行っており、その意味では整合性が図られているものと考えてございます。
 次に、スルーホールの関係でございますが、この設置により総事業費の影響はないのかとのご質問でございます。
 スルーホール自体につきましては、今回の地下歩行空間計画の当初より、その導入を盛り込んだものとしておりますことから、現時点では総事業費への影響はないものと考えているところでございます。
◆飯坂宗子 委員  駅前通については、出入り口等もつくるので高木の本数は減るということで、創成川通は緑地がふえるということなんですが、いずれにしましても、先ほど来お話がありましたように、シダレヤナギももう伐採されているということで、再整備に当たっては、駅前通は本数も減る、それから、植えかえによって見た目のボリュームも当然減少するということになりますよね。ですから、原状を回復するのに何年ぐらいかかるのかなというふうに思います。
 それから、一たん減少するというのは事実だと思います。そうすると、4年間で30%ふやすという市長の公約から見ると、短期的にはやっぱり逆行することになると私は思うのですけれども、いかがか。整合性は図られているというお話だったのですが、私は、短期的にはやっぱり減少するのだろうと思うのですけれどもいかがか、伺います。
 それから、二つ目は、地下通路のスルーホールは事業費の中に入っているということだったのですが、本編の27ページに、地下であることを感じさせない明るく広々とした空間にするというふうに地下空間について述べております。光とか緑とか空、地上の自然を少しでも取り入れようという工夫だというふうには思うのですが、やはり、地上にまさる快適さというのは、そういう点から言うと私は地下にはないというふうに思うのですけれども、その点、どうお考えなのかお聞きしたい。
 それから、もう一つ、同様に、憩いの空間と沿道ビルとの接続によって多面的な活用をするのだというふうに述べているところがあります。これについては、私は委員会等で何回も質疑させてもらっているのですが、駅前通沿道には28棟のビルがございまして、昨年10月の段階では、そのうちの3棟のビルだけが面として接続するというところまでは伺っているのです。
 そこで、その後、進展しているのかどうなのか。だから、ここで言っているような憩いの空間と沿道ビルとの接続空間で多面的というのは、私の認識ではまだ3棟のビルしかないというふうに考えているのです。あとは、通路としてだけ2〜3メートル接続するというのは幾つかあるというふうに聞いているのですが、その辺の接続の状況について、現段階で進展があるのかどうなのか、それも含めてわかっていればお示しいただきたいと思います。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  まず、1点目は、原状回復にどれぐらいの年数がかかるのかというお話だったのですが、本編の54ページ目に、イメージとしてつくっているのが載っております。完成当初では、高木はなかなか植えられないということで、若干ボリューム感はないのですが、おおむね10年後のイメージということで、右下の方でオオバボダイジュであらわしてございます。ですから、10年ぐらいたてば、かなりのボリューム感が出てくるのかなと考えております。
 それから、1ページめくっていただきまして、57ページ目ですが、こちらが創成川通のイメージでございます。完成当初のイメージと、10年後のイメージということで、ここにはハルニレを1丁間に3本から5本植えることにしてございます。ハルニレというのは結構生育が早いこともあって、10年後にはかなりのボリュームが醸し出されるのではないかと考えてございます。
 それから、市長がおっしゃっている4年間で30%増加に対して、今回の工事はどうかということです。
 今回の工事では、樹木を移植あるいは切らずに工事ができないために、短期的にその部分だけを考えたらどうかということであれば、それは多くなるとは決して言えないと思います。ただ、先ほどもご説明いたしましたように、いろいろな手法をもって、歩く目線で緑感が感じられるように復元をしてまいりたい。その結果、10年後ぐらいではこういったようなボリュームが醸し出されるのではなかろうかと考えてございます。
 駅前地上部と地下部の快適性の違いということでございますが、光や風、あるいは空の広がり、さらには季節感など、自然を感じながら過ごすという意味での快適性につきましては、屋外空間である地上と屋内空間である地下とを比較するまでもないところでございます。
 しかしながら、スルーホールを設置する大きな意義の一つは、屋外空間の快適性を地下にも導入するということではなく、昼と夜のそれぞれの光が相互に透過することや、地上と地下の視認性を確保することにより、空間的な連続性を持たせ、地上と地下のそれぞれが魅力的な場となることを期待しているところでございます。
 次に、沿道ビルの地下歩行空間との接続についてでございますが、現時点での意向といたしましては、地下歩行空間の整備に合わせて建てかえを行い、広幅員の接続を検討しているものが3棟でございます。これは、委員からお話があったとおりでございます。既存建物の改修によって接続を検討しているものが7棟ございます。さらに、現在、調整中のものが3棟という状況となっています。
◆飯坂宗子 委員  都心に緑をふやすというのは、一般的な方針としては賛同できるのですけれども、この計画は、今のところ地下通路200億円、連続アンダーパス化に120億円ですね。これはふえるかもしれないのですが。そういう事業費で進めるということが前提で、それも含めた地上部の再整備ということで出てきている計画だというふうに思います。
 私どもは、財政難の中で急ぐ必要はないのではないかということで、議会で何度も主張してまいりました。今、緑ということに限ってお聞きしましても、10年後には今くらいのボリュームになるのかなというお話で、緑がこの場にふえるという実感は余りわかないのです。そういう点で、これは意見として申し上げておきたいと思うのですが、緑には賛成なんですけれども、大変な巨費を投ずる事業とセットになった計画であるという点では、私どもは、これからも機会があるたびにいろいろ議論を深めさせていただきたいということで、きょうの質問はこれで終わっておきます。
◆笹出昭夫 委員  私から、直接、計画と関係ないのかもしれませんが、質問します。
 ここに表題がありますように、緑を感じる都心の街並み形成計画ということですが、どうしてもストリートがメーンになっていて、従来からあります駅前地下歩行空間、それから創成川通がメーンになって組まれた計画なのかとも思います。
 先ほど、谷沢委員からも説明がありましたように、第4次長期総合計画の街づくりという中ではもっとエリアが広かった。そして、ここで言われている創成川を中心とした大きな計画のキーワードとして、つなぐということをうたって計画をつくりましたということであるわけですが、第4次長期総合計画には、かつては国際ゾーンと言われた創世1.1.1区(さんく)計画もその中に入っていたと思うのです。恐らくは、このエリアの中にも創世1.1.1区(さんく)が入っておりまして、私どもが街づくりを全体としてとらえたときには、いわば創成川を挟んで東地区とつなぐという意味でも、この創世1.1.1区(さんく)計画がどういう形で進められていくかということが非常に大きなファクターとしてあると思うのです。
 これには、当然、行政が策定委員会を設置されまして、その策定委員会にいろいろな資料を提供してまとめられてきた。もちろん、パブリックコメントもあったでしょう。しかし、そういった意味で、創世1.1.1区(さんく)計画といった部分の発想は、恐らく平成10年ごろだったと思うのですけれども、シミュレーションもつくられて相当なボリュームの計画を我々に見せたこともあるわけです。
 これらの部分は、今回の計画の中でどういう形で話し合われてきたのか。当然、創世1.1.1区(さんく)計画の中にも、当時は、やはり魅力あるストリートがうたわれていたし、空間もうたわれていたということがあるわけです。この辺は、どういうふうな整合性の中で話し合われてきたのか、お聞かせいただければと思います。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  先ほど、この計画策定の目標というか、目的もご説明させていただきましたけれども、今回の象徴となるストリート文化の創造という中では、各個別、具体の開発については議論されてございません。そういうストリート文化を際立たせるもの、牽引できるものとして、もう既に事業化になっております二つの通りにつきましては、早急に整備基本方針を立てなければならないということで、今回、ここに大きな成果としてあらわしたところでございます。
 なお、こういった全体的なとらえ方の中で、個々、具体の面開発も含めまして、検討していく必要があるということで、今、笹出委員がおっしゃいました創世1.1.1区(さんく)計画でございますが、これにつきましても、都心まちづくり計画の中では4軸、そして、三つの交流拠点のうちの一つの交流拠点ということで大変重要な位置づけがございますので、この計画と整合を図りながら検討を進めてまいりたいと考えてございます。
◆柴田薫心 委員  最後になりましたので、思い当たることをちょっと質問したいと思っています。
 下村局長は、前は交通、その前は情報推進という道を歩んできていると思うので、過去のこともすべて知っていると思うのです。僕も、27年もいまして、年をとると、今のことはすぐ忘れるのですが、過去のことは割としつこく覚えているものなのですね。そんなことから質問したいと思います。
 まず、街づくり計画というものは、いつの世界でも市長がかわるたびにぽんぽんと出てくるのです。ところが、実行されたものは数少ないです。例えば、今、笹出委員が言いました国際ゾーンの問題、それから大通の東西線の延伸と。上意下達と言って、上から言われてぽんと出てきた札幌テルメ。テルメは自殺者まで出ています。あなたが知っているとおりです。それから、白石区の川下か、川北か、地名はよくわからないけれども、コンベンション施設をつくった。そう思ったら、ぽんと出てきたのが東札幌のあの国際コンベンションセンターです。大きいのをつくると言ったら、ホテルから何席にしてくれと言われて、変更してつくっていきました。
 机の上で考えることは、何でもできるのです。そして、膨大な調査資金をかけて資料を集め、そして、一つの計画を立てるには物すごく膨大な作成費もかかるのです。今は、議会でも再生紙だとか裏紙を使ったりしてやっていますよ。それだけ財政難だ、財政難だと言いながらも、こういう計画はどんどんと立てていく。
 しかし、実際にこの計画ができるのは、今度は計画内です。確かに地下歩行空間と創成川については明示されています。地下歩行空間は、財務省ではっきりいいと言ったのですか、いいと言わないでしょう。12メートル、8メートルといろいろな経緯があったでしょう。あったから、国道交通省は仕方なく何とか帳じりを合わせるように努力をしている。まだ決定はしていませんよ。そういうような計画で、我々に何年から何年の間に何をやりますと明示しても、こんなものはまた机の上で消えてしまうかもわかりません。
 だから、言うと、地下歩行空間、創成川はできるでしょう。それに付加価値をつけるために、大通と北3条をつくったのですよ、これは。それから、自民党が出したポイ捨て条例も絡めながらと。年寄りのひがみかもわからないけれども、僕はこういうことなのだと思うわけです。
 そういうことで、総体的に言うと、街づくりという計画を立てることに対しては、僕としてはおもしろくないことが一ぱいあります。つくったら、やればいいのです。やるのなら、これを悪いとは言いません。僕は、この計画を了としているのです。非常にいいことだと思っているのです。ただし、やればですよ、やれば。これができ上がるのは、僕の目が白くなってからです。そんなようなことですから、ちょっと気に食わないけれども、大通と北3条は付加価値をつけるためにやったのではないのかと。まず、この1点。
 それから、補助金というものは、はっきりしためどがついたのか。
 そういうようなことで、この計画は長期総合計画を超えないという答弁を市長はしているのです。先ほど、谷沢委員かだれかの質問に対して、長総を超えないと答弁しているのです。長総を超えないと言うのであれば、あと何年後か。
 以上、3点で結構です。過去のことはいいです。
◎下村 市民まちづくり局長  北3条通、それから大通は、付加価値をつけるために後で考えたことなのかということでございます。
 これからの都心のあり方、魅力づくりということを考えていった場合に、回遊性ということ、それから地域をつないでいくといったことがさまざまな面で感じられる街づくりがなされていかなければならないということから、北3条通の往事としての重要性、それから大通の歴史的な重要性、こういったことも都心のさまざまな回遊を生み出す魅力づくりの中で考えていかなければならないという議論の中で生まれてきたものと私どもは理解しております。
 それから、補助金についてははっきりしためどがついたのかということでございますけれども、この辺については、なお、北海道開発局を中心にしながら、そのめどについて、今、鋭意努力を行っているところでございます。
◎筑田 都心まちづくり推進室長  3番目でございますけれども、長期総合計画をブレークダウンしたのが都心まちづくり計画と都心交通計画、さらに具体化したのが今回の計画というご説明をさせていただきました。長期総合計画というのは、年次で言えば2020年でございますから、今後15年が長期総合計画の期間になっているところでございます。
◆柴田薫心 委員  最後のことから言うと、あと15年でしょう。この計画を立てるのに3年かかっているのですよ。そして、あと15年、20年かかるのですね。札幌市は、何年計画と言っても必ず延びます。早くやったことはないのです。長期総合計画の中では、ちょっと前倒しで来ているものもあります。けれども、実際には、いろいろな関係があって、時代も変わってくるし、時間がかかればかかるほど難しくなるものなのです。だから、僕は、きちんとした計画を立てて、ステップを踏んでいってほしいと、これは要望です。
 それから、局長、あなたの言っていることはよくわかっているのです。わかっていて言っているのです。けれども、それだけのステップをきちんと踏んでください。やっぱり、我々は市会議員クラスですけれども、握っているのは財務省で、そこでバックアップしているのは国土交通省です。その辺のきちんとした根回しというものは大事だと思っていますので、そのことを含めてその辺の話をしてください。答えは要りません。
◆横山光之 委員  ついでに、私もちょっと聞かせてもらいます。
 私は、原局の皆さんから最初にこの計画のご説明を伺ったときに、すぐ感じたのは、計画の中身がどうもネーミングとマッチしないのではないかということであります。緑を感じる都心の街並み形成計画とは何かということでは、最初に飯坂委員からも質問がありましたけれども、やはり、私も同じような疑問を感じたところであります。私は、最初、緑を感じると言うから所管は緑化推進部かと思ったのです。そうしたら、そうではないのだ、市民まちづくり局なのだということであります。
 るる理由づけはあるけれども、お話を伺っていると、駅前通地下歩行空間にしても、創成川通にしても、どんどん木を切るわけであります。短期的に言えば木は減っていくわけでありまして、そこで緑を感じると言っても、さっきのご説明のとおり、やがて10年後にはこんなふうに戻りますというだけの話のようにも聞こえるのです。
 創成川の話にしても、駅前通地下歩行空間の話にしても、上田市長が誕生する前から既に計画はあって、駅前通地下歩行空間等については市民アンケートも行われていて計画が確定をしていたということであります。したがって、上田政権が誕生して、何か、さらにもう一度、市民の声を聞いて計画を見直すとか、創成川についても地上部等に関していろいろ市民の声を聞くような形でやり直したいというようなことを言って、計画をどんどん進める形にできていたのが、むしろ停滞をしたということで、我々自民党は、これはおかしいのではないかと思ったのです。例えば、予備設計費なども最初の予算で計上すべきだったのを控えたりということで、我々は修正案等を出したりしたわけであります。
 今日、この計画を見ると、上田市長が最初に箱物行政みたいなことを言って、批判してストップをかけた二つの計画について、結局は、必要性もあるし、計画の妥当性もある、市民の支持もあるということでやらざるを得ない、本人はむしろ不本意だったかもしれないけれども、結局、前の桂市長の計画のとおりやるということになったわけであります。そのときに、緑30%をふやすと言っておりますから、言いわけに出てきたような計画のような感じがするのです。それが、結局、みんなが違和感を感じる、緑を感じる都心の街並み形成計画という変なネーミングになった理由ではないかな、こう思うのです。
 ですから、先ほど峯廻委員が、計画ができ上がってもフィードバックして、もう一回、市民によく周知した方がいいのではないかというのは、私は本当に賛成です。地下歩行空間の話はみんなわかっています。創成川アンダーパス化の話もよくわかっている。けれども、この話はなかなか理解されないのではないか、非常にわかりづらい話だというふうに私は感じております。
 局長から、ひとつ、総括を伺っておきたいということであります。
◎下村 市民まちづくり局長  これまで非常に長い間をかけて議論をされてきたことで、その中で一時停滞があったのではないかというようなお話もありましたけれども、今後、この計画をより市民に十分理解してもらえるように努力してまいりたいというふうに考えております。
◆横山光之 委員  ネーミングを変える気はありませんか。
◎下村 市民まちづくり局長  ありません。
○近藤和雄 委員長  ほかにありませんか。
 (「なし」と呼ぶ者あり)
○近藤和雄 委員長  なければ、質疑を終了いたします。
 以上で、本日の委員会を閉会いたします。
    ──────────────
      閉 会 午後2時35分